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特表2023-526509無線通信システムにおいてサービス品質処理のための方法及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-21
(54)【発明の名称】無線通信システムにおいてサービス品質処理のための方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/24 20090101AFI20230614BHJP
   H04W 28/02 20090101ALI20230614BHJP
   H04W 72/40 20230101ALI20230614BHJP
   H04W 76/20 20180101ALI20230614BHJP
   H04W 88/04 20090101ALI20230614BHJP
【FI】
H04W28/24
H04W28/02
H04W72/40
H04W76/20
H04W88/04
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022571199
(86)(22)【出願日】2021-05-17
(85)【翻訳文提出日】2022-11-21
(86)【国際出願番号】 KR2021006136
(87)【国際公開番号】W WO2021235793
(87)【国際公開日】2021-11-25
(31)【優先権主張番号】2007435.7
(32)【優先日】2020-05-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(31)【優先権主張番号】2106639.4
(32)【優先日】2021-05-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】503447036
【氏名又は名称】サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】シャリアット,メルダッド
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA23
5K067DD11
5K067DD43
5K067EE02
5K067EE06
5K067EE10
5K067EE16
5K067HH21
(57)【要約】
【課題】無線通信システムにおいてユーザ装備(UE)-ネットワークリレーによって遂行される方法が提供される。
【解決手段】本発明による方法は、PC5サービス品質(QoS)フローセットアップが遠隔UEによって開始される場合、遠隔UE及びUE-ネットワークリレーに係わるQoS要件が支援されるか否かを識別する段階、QoS要件が支援されない場合、QoS要件を満たす1つ以上のQoSパラメータを識別する段階、及び1つ以上のQoSパラメータに基づいて、PC5 QoSフローをアップデートする段階を含む。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信システムにおいてユーザ装備(user equipment:UE)-ネットワークリレー(UE-ネットワークリレー)によって遂行される方法であって、
PC5サービス品質(QoS)フローセットアップが遠隔UEによって開始される場合、前記遠隔UE及び前記UE-ネットワークリレーに係わるQoS要件が支援されるか否かを識別する段階と、
前記QoS要件が支援されない場合、前記QoS要件を満たす1つ以上のQoSパラメータを識別する段階と、
前記1つ以上のQoSパラメータに基づいて、PC5 QoSフローをアップデートする段階と、を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
政策制御機能部(PCF)に、前記1つ以上のQoSパラメータに係わる情報を送信する段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記PC5 QoSフローをアップデートする段階は、
前記1つ以上のQoSパラメータの認証に基づいて前記PC5 QoSフローをアップデートする段階を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
政策制御機能部(PCF)から、QoSマッピング規則に係わる情報を受信する段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記UE-ネットワークリレーに対するQoSマッピング規則に係わる情報は、予め設定されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記PC5 QoSフローは、階層-2リンク修正手続き(layer-2 link modification procedure)を通じてアップデートされることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
無線通信システムにおいてユーザ装備(UE)-ネットワークリレーによって遂行される方法であって、
セッション管理機能部(SMF)を通じて政策制御機能部(PCF)に、少なくとも1つのサービス品質(QoS)要件に係わる情報を送信する段階と、
前記PCFから前記SMFを介して1つ以上のPC5 QoSパラメータを受信する段階と、
前記1つ以上のPC5 QoSパラメータに基づいて階層-2リンク修正手続き(layer-2 link modification procedure)を開始する段階と、を含むことを特徴とする方法。
【請求項8】
前記少なくとも1つのサービス品質(QoS)要件に係わる前記情報は、遠隔UEから受信されることを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記少なくとも1つのサービス品質(QoS)要件に係わる前記情報は、遠隔UE報告を通じて前記SMFに送信されることを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記階層-2リンク修正は、PC5 QoSフローをアップデートするのに使用されることを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項11】
QoSフローセットアップが前記SMFによって開始されることを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項12】
無線通信システムでのユーザ装備(user equipment:UE)-ネットワークリレー(UE-ネットワークリレー)において、
送受信部と、
PC5サービス品質(QoS)フローセットアップが遠隔UEによって開始される場合、前記遠隔UE及び前記UE-ネットワークリレーに係わるQoS要件が支援されるか否かを識別し、
前記QoS要件が支援されない場合、前記QoS要件を満たす1つ以上のQoSパラメータを識別し、
前記1つ以上のQoSパラメータに基づいて、PC5 QoSフローをアップデートする少なくとも1つのプロセッサと、を含むことを特徴とするUE-ネットワークリレー。
【請求項13】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記送受信部を介して政策制御機能部(PCF)に、前記1つ以上のQoSパラメータに係わる情報を送信することを特徴とする請求項12に記載のUE-ネットワークリレー。
【請求項14】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記1つ以上のQoSパラメータの認証に基づいて前記PC5 QoSフローをアップデートすることを特徴とする請求項12に記載のUE-ネットワークリレー。
【請求項15】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
PCFから前記送受信部を介してQoSマッピング規則に係わる情報を受信することを特徴とする請求項12に記載のUE-ネットワークリレー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザ装備(user equipment:UE)-ネットワークリレーエンティティーが遠隔UEに対するネットワークへの連結を支援する機能を提供する近接サービス(proximity service:ProSe)に対するサービス品質(quality of service:QoS)処理に関する。
【背景技術】
【0002】
第4世代(4G)通信システムの展開後に増加した無線データトラフィックに対する要求を満たすために、改善された第5世代(5G)またはPre-5G通信システムを開発するための努力がなされた。5GまたはPre-5G通信システムは「4G以後(beyond 4G)ネットワーク」または「ポストLTE(post long term evolution)システム」とも称される。5G通信システムは、さらに高いデータ速度を達成するために、さらに高い周波数(mmWave)帯域、例えば、60GHz帯域で具現されるものと思われる。電波の伝搬損失を減らし、送信距離を延長させるために、ビームフォーミング、大規模MIMO(multiple-input multiple-output)、FD-MIMO(full dimensional MIMO)、アレイアンテナ、アナログビームフォーミング、及び大規模アンテナ技法が5G通信システムについて論議されている。また、5G通信システムにおいて、次世代小型セル、クラウドRAN(radio access networks)、超高密度(ultra-dense)ネットワーク、D2D(device-to-device)通信、無線バックホール(backhaul)、ムービングネットワーク、協力通信、CoMP(coordinated multi-points)、受信端干渉除去などに基づいてシステムネットワーク改善のための開発が進められている。5Gシステムにおいて、ハイブリッドFSK(frequency shift keying)とFQAM(Feher’s quadrature amplitude modulation)及びSWSC(sliding window superposition coding)がACM(advanced coding modulation)として、そして、FBMC(filter bank multi carrier)、NOMA(non-orthogonal multiple access)、及びSCMA(sparse code multiple access)が高級アクセス技術として開発された。
【0003】
人間が情報を生成し、消費する人間中心連結性ネットワークであるインターネットは、事物のような分散されたエンティティーが人間の介入なしに情報を交換し、プロセッシングする物のインターネット(Internet of things:IoT)に進化している。クラウドサーバとの連結を介したIoT技術とビックデータプロセッシング技術の組合わせである全てのインターネット(Internet of everything:IoE)が出現した。「感知技術」、「有線/無線通信及びネットワークインフラストラクチャー」、「サービスインターフェース技術」、及び「保安技術(security technology)」のような技術要素がIoT具現のために要求されることにより、センサネットワーク、M2M(machine-to-machine)通信、MTC(machine type communication)などが最近研究されている。このようなIoT環境は、連結された事物間に生成されるデータを収集し、分析することで、人間の生活に新たな価値を創出する知能型インターネット技術サービスを提供する。IoTは、現存の情報技術(information technology:IT)と多様な産業的応用との収斂及び組合わせを通じてスマートホーム、スマートビルディング、スマートシティ、スマート自動車または連結型自動車(connected car)、スマートグリッド、ヘルスケア、スマート家電機器、及び次世代医療サービスを含む多様な分野に適用されうる。
【0004】
これに伴い、5G通信システムをIoTネットワークに適用しようとする多様な試みがなされた。例えば、センサネットワーク、MTC、及びM2M通信のような技術がビームフォーミング、MIMO、及びアレイアンテナによって具現される。クラウドRANの上述したビックデータプロセッシング技術としての応用は、5G技術とIoT技術との収斂の一例と見なされる。
【0005】
上述したように、多様なサービスは、無線通信システムの発展によって提供され、よって、そのようなサービスを簡単に提供する方法が要求される。
【0006】
上記情報は、本発明の理解の一助とするための背景情報としてのみ提示されるものである。上記のいずれかが、本発明に対して従来技術として適用されるか否かについては、決定されておらず、主張もされていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、無線通信システムでQoS処理のための方法及び装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の態様は、少なくとも上述した問題及び/または短所を解決し、少なくとも後述する長所を提供するものである。したがって、本発明の一態様は無線通信システムの発展につれて多様なサービスを容易に提供する方法を提供しようとする。
【0009】
追加的な態様は、後述する説明で部分的に言及され、部分的には、詳細な説明から明確になるか、あるいは提示された実施形態の実施によって学習されうる。
【0010】
本発明の一態様によって、無線通信システムにおいてユーザ装備(UE)-ネットワークリレーによって遂行される方法が提供される。その方法は、PC5サービス品質(QoS)フローセットアップが遠隔UEによって開始される場合、遠隔UE及びUE-ネットワークリレーに係わるQoS要件が支援されるか否かを識別する段階、QoS要件が支援されない場合、QoS要件を満たす1つ以上のQoSパラメータを識別する段階、及び1つ以上のQoSパラメータに基づいて、PC5 QoSフローをアップデートする段階を含む。
【0011】
本発明の他の態様によって、無線通信システムにおいてユーザ装備(UE)-ネットワークリレーによって遂行される方法が提供される。その方法は、セッション管理機能部(SMF)を通じて政策制御機能部(PCF)に、少なくとも1つのサービス品質(QoS)要件に係わる情報を送信する段階、PCFからSMFを介して1つ以上のPC5 QoSパラメータを受信する段階、及び1つ以上のPC5 QoSパラメータに基づいて階層-2リンク修正手続きを開始する段階を含む。
【0012】
本発明の他の態様によって、無線通信システムでのユーザ装備(UE)-ネットワークリレーが提供される。UE-ネットワークリレーは、送受信部と、少なくとも1つのプロセッサを含み、少なくとも1つのプロセッサは、PC5サービス品質(QoS)フローセットアップが遠隔UEによって開始される場合、遠隔UE及びUE-ネットワークリレーに係わるQoS要件が支援されるか否かを識別し、QoS要件が支援されない場合、QoS要件を満たす1つ以上のQoSパラメータを識別し、1つ以上のQoSパラメータに基づいて、PC5 QoSフローをアップデートするように構成される。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、無線通信システムによる多様なサービスを容易に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の一実施形態によるトラフィック中継システムを例示する図である。
図2】本発明の一実施形態による通話フローの表現を例示する図である。
図3】本発明の一実施形態による通話フローの表現を例示する図である。
図4】本発明の一実施形態による通話フローの表現を例示する図である。
図5】本発明の一実施形態によるUE-ネットワークリレー(UE-to network relay)を例示する図である。
図6】本発明の一実施形態によるユーザ装備を例示する図である。
図7】本発明の一実施形態によるコアネットワークエンティティーを例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の他の態様、長所、及び顕著な特徴は、図面と併せて、本発明の多様な実施形態を開示する下記説明から当該技術分野の通常の技術者に明確になるであろう。
【0016】
図面に基づいた下記説明は、本発明の多様な実施形態の包括的な理解を助けるために提供される。当該理解を助けるための多様な特定の細部事項が含まれるが、これらの細部事項は、単に例示的なものと見なさねばならない。したがって、当該技術分野の通常の技術者であれば、本明細書で説明される多様な実施形態の多様な変更及び修正が、本発明の技術範囲及び精神から外れることなく、なされうるということを認識するであろう。さらに、広く公知された機能及び構成の説明は、明瞭さ及び簡潔さのために省略されうる。
【0017】
下記の説明で使用される用語及び単語は、書誌的意味に限定されず、本発明の明確で一貫した理解を可能ならしめるためにのみ、発明者によって使用される。したがって、本発明の多様な実施形態の下記説明は、単に例示のために提供され、本発明を限定する目的ではないということは、当該技術分野の通常の技術者に明白であろう。
【0018】
「a」、「an」、及び「the」の使用に該当する単数形は、取り立てて言及しない限り、複数形を含む。したがって、例えば、「コンポーネント表面」に係わる言及は、1つまたはそれ以上の表面の言及を含む。
【0019】
本明細書の全体にわたって、「a、b、またはCのうち、少なくとも1つ」という表現は、aのみ、bのみ、cのみ、a及びbの両方、a及びcの両方、b及びcの両方、a、b、及びcいずれも、またはそれらの変形を示す。本明細書の全体にわたって、階層(または、階層装置)はエンティティーと称される。次いで、本発明の動作原理は、図面を参照して説明される。下記の説明において、広く公知された機能または構成は、説明しないが、それは、過度に詳細な説明によって本発明を曖昧にする恐れがあるからである。本明細書で使用される用語は、本発明で使用される機能に基づいて定義され、ユーザまたは運営者の意図的であるか、あるいはよく使用される方法によって変更されうる。したがって、その用語の定義は、本明細書の全体説明に基づいて理解される。
【0020】
同じ理由によって、図面において、一部エレメントは、誇張されるか、省略されるか、あるいは概略的に例示される。さらに、それぞれのエレメントのサイズがそれぞれのエレメントの実際サイズに正確に対応しない。それぞれの図面において、同一であるか、または対応するエレメントは、同じ参照番号で表現される。
【0021】
本発明の長所及び特徴と、それらを達成するための方法は、本発明の実施形態及び図面の下記説明に基づいて、さらに容易に理解されうる。しかし、本発明は、様々な互いに異なる形態に実施され、本明細書で言及された実施形態に限定されると解釈されてはならず、むしろ、本発明のこれらの実施形態は、本発明が徹底的かつ完全なものになるように提供され、当該技術分野の通常の技術者に本発明の概念を完全に伝達するであろう。本明細書の全体にわたって、類似した参照番号は、類似したエレメントを指す。フローチャートまたはフローチャートの組合わせでのブロックは、コンピュータプログラム命令語によって遂行されうるということが理解されるであろう。これらのコンピュータプログラム命令語が汎用コンピュータのプロセッサ、専用コンピュータ、または他のプログラマブルデータプロセッシング装置にローディングされうるので、コンピュータのプロセッサまたは他のプログラマブルデータプロセッシング装置によって遂行される命令語は、フローチャートブロックで説明される機能を遂行するユニットを生成する。
【0022】
コンピュータプログラム命令語は、コンピュータまたは他のプログラマブルデータプロセッシング装置に特定方式で機能を具現するように指示することができるコンピュータ使用可能またはコンピュータ可読メモリに保存され、よって、コンピュータ使用可能またはコンピュータ可読メモリに保存された命令語は、フローチャートブロックで説明された機能を遂行するための命令語ユニットを含む製造されたアイテムをさらに生成することができる。コンピュータプログラム命令語は、コンピュータまたは他のプログラマブルデータプロセッシング装置にさらにローディングされ、よって、一連の動作がコンピュータまたは他のプログラマブルデータプロセッシング装置で遂行されるとき、コンピュータ実行プロセスを生成することで、コンピュータまたは他のプログラマブルデータプロセッシング装置を動作させるための命令語は、フローチャートブロックで説明される機能を遂行するための動作を提供することができる。
【0023】
また、それぞれのブロックは、特定の論理的機能を行うための1つ以上の実行可能命令語を含むモジュールの部分、セグメント、またはコードを示す。一部の代案的実施形態において、ブロックで言及された機能は、非順次に起こるという点にも注意する。例えば、連続した2つのブロックは、それらに対応する機能に依存して同時にまたは逆順に実行されうる。
【0024】
本明細書で使用されるように、「ユニット」という用語は、ソフトウェアエレメントまたはハードウェアエレメント、すなわち、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field-programmable gate array:FPGA)または特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit:ASIC)を示し、特定の機能を遂行する。しかし、「ユニット」という用語は、ソフトウェアまたはハードウェアに限定されない。「ユニット」は、アドレス可能記録媒体内にあるように形成されるか、または1つ以上のプロセッサを動作させるように形成されうる。したがって、例えば、「ユニット」という用語は、エレメント(例えば、ソフトウェアエレメント、客体指向ソフトウェアエレメント、クラスエレメント、及びタスクエレメント)、プロセス、関数、属性、手続き、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバ、ファームウエア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ、または変数を含む。
【0025】
エレメント及び「ユニット」によって提供される機能は、より少数のエレメント及び「ユニット」に結合され、または追加的なエレメント及び「ユニット」に分けられる。さらに、エレメント及び「ユニット」は、デバイスまたは保安マルチメディアカードでの1つ以上の中央プロセッシングユニット(central processing units:CPU)を再現するように実施されうる。追加的に、本発明の一実施形態において、「ユニット」は、少なくとも1つのプロセッサを含む。本発明の下記説明において、広く公知された機能または構成は、説明しないが、それは、過度に詳細な説明によって本発明を曖昧にする恐れがあるからである。
【0026】
以降、説明の便宜上、本発明は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd generation partnership project)LTE(3GPP(登録商標) LTE)標準で定義された用語及び名称を使用する。しかし、本発明は、その用語及び名称に限定されず、他の標準によるシステムにも適用されうる。
【0027】
本発明において、進化型ノードB(eNB)が、説明の便宜上、次世代ノードB(gNB)と互換的に使用されうる。すなわち、eNBによって説明される基地局(base station)(BS)がgNBを示す。下記説明において、「基地局」という用語は、リソースをユーザ装備(UE)に割当てるためのエンティティーを指し、gNode B、eNode B、ノードB、基地局(BS)、無線アクセスユニット、基地局制御部(base station controller)(BSC)、または、ネットワーク上のノードのうちの少なくとも1つと互換的に使用されうる。「端末」という用語は、通信機能を遂行することができるユーザ装備(UE)、移動局(mobile station)(MS)、セルラーフォン、スマートフォン、コンピュータ、またはマルチメディアシステムと互換的に使用されうる。しかし、本発明は、上述した例に限定されない。特に、本発明は、3GPP新無線(new radio)(NR)(または、第5世代(5G))モバイル通信標準に適用可能である。下記説明において、eNBという用語は、説明の便宜上、gNBと互換的に使用されうる。例えば、eNBとして説明される基地局がgNBをさらに示しうる。UEという用語は、モバイルフォン、NB-IoTデバイス、センサ、及び他の無線通信デバイスをさらに示しうる。
【0028】
近接サービス(ProSe)(具体的には、直接通信)は、LTE(登録商標)を通じてV2X(vehicle to everything)サービスを支援するように向上した。第5世代システム(5GS)の場合、近接サービスは、多様なアプリケーション及びサービスを支援するための重要なシステム全体イネーブラ(system-wide enabler)になると予想される。
【0029】
公共安全サービス及びアプリケーションと要件の一部共通性を共有するネットワーク制御式相互作用サービス(Network-controlled Interactive services)(NCIS)として知られた商業的サービスの他のクラスが最近出現した。NCISは、対話形ゲーミングまたはデータ共有と共に加入し、データを共有する少なくとも2つのユーザ装備(UE)が必要な一種のサービスを言う。同じNCISセッションでのそのようなUEは、1つのNCISグループとして共にグループ化され、そのグループは、アプリケーション階層(すなわち、NCISアプリケーションサーバ)によって決定される。
【0030】
サービス要件を保証するために、QoSパラメータは、近接アプリケーション要件に基づいて導出され、QoSフロー及び当該QoS規則がそれによって生成される。しかし、リレーが存在する場合、これは、簡単なものではなく、遠隔UEとUE-ネットワークリレーとの間のPC5インターフェースに対するQoS制御だけではなく、UE-ネットワークリレーとネットワークとの間にUuインターフェースを介して確立されるプロトコルデータユニット(protocol data unit)(PDU)セッションを通じてQoS制御を遂行することを伴う。
【0031】
図1は、ProSe UE-ネットワークリレー20が、遠隔UE10とネットワーク(NG-Radioアクセスネットワーク(RAN)30、5Gコア(5GC)40、及びアプリケーションサーバ(AS)50を含む)との間にトラフィック(アップリンク(UL)及びダウンリンク(DL))を中継する方法の一例を示す。
【0032】
ProSe UE-ネットワークリレー及びUE-ネットワークリレーという用語、または簡単に、リレーは、通常の技術者によって理解されるように、本発明の全体にわたって互換的(interchangeably)に使用される。
【0033】
本発明の実施形態は、本明細書で言及されたか否かにかかわらず、従来技術での短所を解決することを目標とする。
【0034】
本発明の第1態様によれば、UE-ネットワークリレーを介してネットワークと通信するように動作可能なユーザ装備(UE)を含む長距離通信システムでのサービス品質(QoS)を管理する方法が提供され、ここで、QoSは、遠隔UE、ProSe UE-ネットワークリレー、ラジオアクセスネットワーク(radio access network)(RAN)、及びアプリケーションサーバのうちの1つ以上から導出される少なくとも1つのトリガーに応答して保持される。
【0035】
本発明の一実施形態において、少なくとも1つのトリガーは、遠隔UEとProSe UE-ネットワークリレーとの間の1つ以上のリンクステータス、RANからのQoS実現に係わるUu混雑ステータスまたは他の指示、及び公共安全アプリケーションまたは、ネットワーク制御式相互作用サービス(NCIS)のうちのいずれか1つのためにアプリケーションサーバから導出される政策制御に基づいて、またはそれらから導出される。
【0036】
本発明の一実施形態において、QoS管理は、PC5インターフェースを介した遠隔UEまたはProSe UE-ネットワークリレーのうちのいずれか1つからのトリガーに応答する。
【0037】
本発明の一実施形態において、QoSマッピング設定がUE及びProSe UE-ネットワークリレーのうちの1つ以上で予め設定されるか、あるいはPCFを介したユーザ設定アップデートによって準備される。
【0038】
本発明の一実施形態において、QoSマッピング設定は、UuレベルQoSフローがPC5 QoSフローに、及び/またはその逆にマッピングされる方法を示す。
【0039】
本発明の一実施形態において、QoSマッピング設定でのエントリーはマッピングが遂行されるとき、個別QoS特性別に適用される調整係数を含む。
【0040】
本発明の一実施形態において、チャネル状態に低下(degradation)があれば、UEまたはProSe UE-ネットワークリレーのうちのいずれか1つは、エンドツーエンドQoS要件が充足され得ないということを反映し、UEとProSe UE-ネットワークリレーの間のリンクにわたったQoS要件が充足され得ないことを識別する。
【0041】
本発明の一実施形態において、ProSe UE-ネットワークリレーは、エンドツーエンドQoS要件を満たすSMFに係わる遠隔UE報告を開始するが、遠隔UE報告は、遠隔ユーザID、IP情報または任意の他の関連アドレス情報を含み、満足しうる最高優先順位代替QoSプロファイルを示す。
【0042】
本発明の一実施形態において、UEまたはProSe UE-ネットワークリレーは、採択された代替QoSプロファイルによってPC5 QoSフローを修正するために階層-2リンク修正手続き(Layer-2 link modification procedure)を使用する。
【0043】
本発明の一実施形態において、階層-2リンク修正手続きの一部として、PC5 QoS規則は、エンドツーエンドQoS要件での変更を反映し、暗示的または明示的にさらなる情報エレメントでアップデートされる。
【0044】
本発明の一実施形態において、SMFは、遠隔UE報告をPCFに伝送する。
【0045】
本発明の一実施形態において、SMFは、RANに向かう透明なネットワークアクセス階層群(transparent network access stratum)(NAS)アップデートを開始し、RANとProSe UE-ネットワークリレーとの間のUuレベルQoSフロー取り扱いを補正するか、または新たなProSe設定及び政策パラメータまたはPC5を介した代替QoSプロファイルに基づいてリンク送信に対するPC5レベルキャップを変更する。
【0046】
本発明の一実施形態において、ProSe AF要請時、UEまたはProSe UE-ネットワークリレーは、新たなProSe設定及び政策パラメータを通知するために、PCF80からユーザ設定アップデートを受信する。
【0047】
本発明の一実施形態において、いずれか1つのProSe UE-ネットワークリレーが中継するために新たなPDUセッションを確立するか、または現存PDUセッションを修正するか、またはPCFは、PDUセッション修正を開始する。
【0048】
本発明の第2態様によれば、第1態様の方法を遂行するように配列された装置が提供される。
【0049】
本発明のいくつかの望ましい実施形態が図示されて説明されたが、多様な変更及び修正が本発明の技術範囲から逸脱することなく、なされうるということが当該技術分野の通常の技術者によって理解される。
【0050】
本発明の理解の一助とするために、そして、本発明の実施形態がどのように実施されるかを示すために、その例として、図面が参照され、図面において、
図1は、本発明の一実施形態によるトラフィック中継システムを例示し、
図2は、本発明の一実施形態による通話フローの表現を例示し、
図3は、本発明の一実施形態による通話フローの表現を例示し、
図4は、本発明の一実施形態による通話フローの表現を例示し、
図2と、以下の図面は、機能及び定義が少なくとも3GPP TS 23.501、3GPP TS 23.502、及び3GPP TS 23.503で、当該技術分野で公知される多様なネットワーク機能部及び/またはエンティティーを図示する。これらのネットワーク機能部/エンティティーの多様な公知された機能部は、下記に説明するように変更及び/または向上する。
【0051】
完全を期するために、多様な機能/エンティティー、すなわち、ユーザ装備(UE)10、次世代ラジオアクセスネットワーク(next generation radio access network)(NG-RAN)30、セッション管理機能部(session management function)(SMF)60、ユーザ政策機能部(user policy function)(UPF)70、政策制御機能部(PCF)80、及びアプリケーション機能部(application function)(AF)90が図示される。
【0052】
図2を参照すれば、SMF60、UPF70、PCF80は、5GC40の構成部分である。AF90は、AS50と同等である。
【0053】
明示的に示されない限り、PCF80は、UE政策とアクセス及び移動性(AM)政策関連のために用いられる政策制御機能部を言う。そうではなく、(セッション管理(SM)政策)と言及されるとき、PCF80は、SM政策関連のために用いられる政策制御機能部を言う。両政策機能部は、展開及び選択基準に依存して併置されうる。
【0054】
図2は、本発明の一実施形態による第1シナリオを例示する。この実施形態は、遠隔UE/ProSe UE-ネットワークリレーからPC5インターフェースを介したトリガーに基づいたQoS制御に関するものである。このシナリオにおいて、QoSマッピング設定を含むProSe設定及び政策パラメータは、遠隔UE10(及びUE-ネットワークリレー20)上で予め設定されているか、または、例えば、ProSe AF要請に基づいて、PCF80を介してユーザ設定アップデートによって準備されたと仮定される。QoSマッピングテーブルは、UuレベルQoSフロー(すなわち、5GQoS識別子-5QI)がPC5 QoSフロー(すなわち、PC5 QoS識別子-PQI)にマッピングされるか、あるいはその逆の場合の方法を示す。そのテーブルでのそれぞれのエントリーは、5QIをPQIに、またはその逆順にマッピングするとき、5QI及び/またはPQI内で個別QoS特性(例えば、パケット遅延予算)別に印加される調整係数をさらに含みうる。
【0055】
図2に図示されたそれぞれの動作の細部事項は次の通りである。
【0056】
S21.チャネル状態の低下により、L1/L2測定結果またはPC5-U/PC5-Sに対する他の指示に基づいて(例えば、新たなエンドツーエンドQoS要件をもたらすサービスの変更により)、遠隔UE10またはUE-ネットワークリレー20のうちのいずれか1つが、PC5に対するQoS要件がそれ以上満足し得ないということを識別する。
【0057】
例えば、動作S21において、UE10またはUE-ネットワークリレー20は、PC5に対するQoS要件が支援されないということを識別する。本発明の一実施形態において、UE10は、PC5に対するQoS要件が支援されないことを識別し、UE-ネットワークリレーに、少なくとも1つのQoS要件に係わる情報を送信しうる。少なくとも1つのQoS要件に係わる情報は、PC5に対するQoS要件が支援されないことを指示する。
【0058】
S22.UE-ネットワークリレー20は、遠隔ユーザID、IP情報または任意の他の関連情報を含むSMF60に対するQoSプロファイルが充足されないことを示す遠隔UE報告を(例えば、NG-RAN30を介して)開始する。SMF60への追加の遠隔UE報告はQoSプロファイルが将来にまた充足される場合に開始されうる。
【0059】
例えば、動作S22において、UE-ネットワークリレー20は、SMFに、PC5に対するQoS要件が支援されないことを示す少なくとも1つのQoS要件に係わる情報を送信する。本発明の一実施形態において、少なくとも1つのQoS要件に係わる情報は、UE-ネットワークリレー20からSMF60に遠隔UE報告を介して送信される。
【0060】
S23.[PC5を介した代替QoSの、または具現による条件付き支援]UE-ネットワークリレー20は、SMF60に(例えば、NG-RAN30を介して)遠隔ユーザID、IP情報または任意の他の関連アドレス情報を含み、充足されうる最高優先順位代替QoSプロファイルを示す遠隔UE報告を開始し、エンドツーエンドQoS要件を満たす。遠隔UE10(及び/またはUE-ネットワークリレー20)は、階層-2リンク修正手続きを使用して採択される代替QoSプロファイルによってPC5 QoSフローを修正する。代替QoSプロファイルが現在チャネル状態と一致しなければ、手続きは、上述した動作S22と類似している。
【0061】
本発明の一実施形態において、UE-ネットワークリレー20は、QoS要件を満たす1つ以上のQoSパラメータを識別し、PCF80にSMF60を介して1つ以上のQoSパラメータに係わる情報を送信する。PCF80によって遂行される1つ以上のQoSパラメータの印加に基づいて、UE-ネットワークリレー20は、階層-2リンク修正手続きを通じてPC5 QoSフローをアップデートする。
【0062】
PC5 QoSフローに対する階層-2リンク修正の一部として、PC5 QoS規則は、(UE PC5 QoSコンテクストの一部として保存される)追加的な情報エレメントで暗示的または明示的にアップデートされ、エンドツーエンドQoS要件での変更、例えば、アップデートされたPQI/5QI、PQI/5QI内のQoS特性別へのアップデートされた調整係数、アップデートされたエンドツーエンドパケット遅延予算、アップデートされた優先順位レベル、アップデートされたパケットエラー率、アップデートされた平均ウィンドウ、アップデートされた最大データバーストボリュームまたは任意の他のPC5 QoS特性を反映する。このような追加的な情報は、デフォルトQoS特性を無視する。
【0063】
S24.SMF60は、(SM政策)PCF80に通知を伝送する。ProSe AF90は、さらに(SM政策)PCF80に対する以前加入に基づいて通知されうる。ProSe AF90は、関連ProSe設定及び政策パラメータをアップデートする。
【0064】
本発明の一実施形態において、PCF80は、1つ以上のPC5 QoSパラメータを識別し、SMF60を通じてUE-ネットワークリレー20に、1つ以上のPC5 QoSパラメータに係わる情報を送信する。
【0065】
S25.(SM政策)PCF80によって異なって通知されない限り、SMF60は、(支援される場合、または具現例に依存して)、例えば、NG-RAN30とUE-ネットワークリレー20との間のUuレベルQoSフロー取り扱いを補正するために(例えば、パケット遅延予算をアップデートするために)、または新たなProSe設定及び政策パラメータまたはPC5を介した代替QoSプロファイルに基づいてリンク送信に対するPC5レベルキャップを変更するために、NG-RAN30に向かって透明なネットワークアクセス階層群(NAS)アップデートを開始する。
【0066】
S26.ProSe AF要請時、遠隔UE10(及び/またはUE-ネットワークリレー20)は、新たなProSe設定及び政策パラメータに対して通知するために(PCF80を介して)ユーザ設定アップデートを受信する。遠隔UE10(及び/またはUE-ネットワークリレー20)は、階層-2リンク修正手続きを使用して設定アップデートによってPC5 QoSフローを通知する。
【0067】
本発明の一実施形態において、動作S26において、UE-ネットワークリレー20は、1つ以上のPC5 QoSパラメータに基づいて階層-2リンク修正手続きを開始する。例えば、UE-ネットワークリレー20は、階層-2リンク修正手続きを通じてPC5 QoSフローをアップデートする。
【0068】
S27.(a)UE-ネットワークリレー20は、中継するために新たなPDUセッションを確立するか、または、現存PDUセッションを修正する。(b)代案として、PCF80は、PDUセッション修正を開始する。
【0069】
図3は、本発明の一実施形態による第2シナリオを例示する。この実施形態は、Uuインターフェースを介したネットワーク支援QoS制御に関するものである。このシナリオにおいて、QoSマッピング設定を含むProSe設定及び政策パラメータは、遠隔UE10(及びUE-ネットワークリレー20)上で予め設定されているか、または、例えばProSe AF要請に基づいて、PCF80を介してユーザ設定アップデートによって準備されたと仮定される。また、遠隔ユーザIDは、遠隔UE報告を通じてSMF60に予め登録されたと仮定される。
【0070】
図3におけるそれぞれの動作の細部事項は、次の通りである。
【0071】
S31.NG-RAN30は、QoS要件が(Uuインターフェースを介してUE-ネットワークリレー20に向けて)1つ以上のQoSフローに対して充足され得ないということを検出する。
【0072】
S32.NG-RAN30は、SMF60に対するQoS通知(QNC)を開始する。(代替QoSがUuを介して支援される場合)、最高優先順位代替QoSプロファイルが指示される。
【0073】
S33.このQNCによって示唆される遠隔ユーザIDに基づいて、SMF60は、ProSe設定パラメータまたはQoSプロファイル(例えば、PC5経由)が変更されねばならないということを識別する。
【0074】
S34.SMF60は、QoS通知を(SM政策)PCF80に伝送する。ProSe AF90は、関連ProSe設定及び政策パラメータをアップデートするために(SM政策)PCF80に対する以前加入に基づいてさらに通知される。
【0075】
S35.(SM政策)PCF80によって異なって通知されない限り、SMF60は、透明なNASアップデートをNG-RAN30に向かって開始し、例えば、NG-RAN30とUE-ネットワークリレー20との間のUuレベルQoSフロー取り扱いを補正するか(例えば、パケット遅延予算をアップデートするか)、あるいは新たなProSe設定及び政策パラメータまたは(支援されるならば)Uuを介して採択される代替QoSプロファイルに基づいてリンク送信に対するPC5レベルキャップを変更する。
【0076】
S36.ProSe AF90要請時、遠隔UE10(及び/またはUE-ネットワークリレー20)は、ユーザ設定アップデートを(PCF80を介して)受信して新たなProSe設定及び政策パラメータに対して通知する。遠隔UE10(及び/またはUE-ネットワークリレー20)は、階層-2リンク修正手続きを使用してPC5 QoSフローを通知する。
【0077】
S37.(a)UE-ネットワークリレー20は、中継するために新たなPDUセッションを確立するか、または現存PDUセッションを修正する。(b)代案として、PCF80は、PDUセッション修正を開始する。
【0078】
図4は、本発明の一実施形態による第3シナリオを例示する。この実施形態は、AFサポートQoS制御に関するものである。QoSマッピング設定を含むProSe設定及び政策パラメータは、遠隔UE10(及びUE-ネットワークリレー20)上で予め設定されているか、または、例えば、ProSe AF要請に基づいて、PCF80を介してユーザ設定アップデートによって準備されたと仮定される。さらに、ProSe AF90は、NWDAF100(図示せず)から分析データにアクセスしうる。
【0079】
図4におけるそれぞれの動作の細部事項は、次の通りである。
【0080】
S41.ProSe AF90は、例えば、(a)遠隔UE移動性、(b)トポロジーまたは要件変更、または(c)NWDAF100からの(統計または予測のうち、いずれか1つとしての)任意の分析通知(例えば、QoS持続可能性またはサービス経験)に基づいて、全てのQoS要件が1つ以上のQoSフローに対して充足され得ないということを識別する。
【0081】
S42.ProSe AF90要請時、遠隔UE10(及び/またはUE-ネットワークリレー20)は、ユーザ設定アップデートを(PCF80を介して)受信し、(支援される場合、または具現例に依存して)PC5を通じて使用する新たなProSe設定及び政策パラメータまたは代替QoSプロファイルについて通知する。遠隔UE10(及び/またはUE-ネットワークリレー20)は、階層-2リンク修正手続きを使用してPC5 QoSフローを通知する。
【0082】
S43.(a)UE-ネットワークリレー20は、中継するために新たなPDUセッションを確立するか、または、現存PDUセッションを修正する。(b)代案として、PCF80は、PDUセッション修正を開始する。
【0083】
図5は、本発明の一実施形態によるUE-ネットワークリレーを例示する図である。
【0084】
図5を参照すれば、UE-ネットワークリレー500は、プロセッサ510、送受信部520、及びメモリ530を含む。しかし、例示された全ての構成要素が必須ではない。UE-ネットワークリレー500は、図5で例示された構成要素よりもさらに多いか、またはさらに少ない構成要素によって具現されうる。追加的に、プロセッサ510と送受信部520及びメモリ530は、他の実施形態によって単一チップとして具現されうる。
【0085】
以下、上述した構成要素について説明する。
【0086】
プロセッサ510は、提案された機能、プロセス、及び/または方法を制御する1つ以上のプロセッサまたは他のプロセッシングデバイスを含む。UE-ネットワークリレー500の動作は、プロセッサ610によって具現されうる。
【0087】
送受信部520は、プロセッサ510に連結され、信号を送信及び/または受信する。また、送受信部520は、信号を無線チャネルを介して受信し、その信号をプロセッサ510に出力する。送受信部520は、プロセッサ510から出力された信号を無線チャネルを介して送信する。
【0088】
メモリ530は、UE-ネットワークリレー500によって獲得された信号に含まれた制御情報またはデータを保存する。メモリ530は、プロセッサ510に連結されて提案された機能、プロセス、及び/または方法のための少なくとも1つの命令語またはプロトコルまたはパラメータを保存する。メモリ530は、ROM(read-only memory)及び/またはRAM(random access memory)及び/またはハードディスク及び/またはCD-ROM(compact disc read only memory)及び/またはDVD(digital versatile disc)及び/または他の保存デバイスを含む。
【0089】
図6は、本発明の一実施形態によるユーザ装備を例示する図である。
【0090】
図6を参照すれば、UE600は、プロセッサ610、送受信部620、及びメモリ630を含む。しかし、例示された全ての構成要素は、必須ではない。UE600は、図6で例示された構成要素よりもさらに多いか、またはさらに少ない構成要素によって具現されうる。追加的に、プロセッサ610と送受信部620及びメモリ630は、他の実施形態によって単一チップとして具現されうる。
【0091】
以下、上述した構成要素について説明する。
【0092】
プロセッサ610は、提案された機能、プロセス、及び/または方法を制御する1つ以上のプロセッサまたは他のプロセッシングデバイスを含む。UE600の動作は、プロセッサ610によって具現されうる。
【0093】
送受信部620は、プロセッサ610に連結され、信号を送信及び/または受信する。また、送受信部620は、信号を、無線チャネルを介して受信し、その信号をプロセッサ610に出力する。送受信部620は、プロセッサ610から出力された信号を無線チャネルを介して送信する。
【0094】
メモリ630は、UE600によって獲得された信号に含まれた制御情報またはデータを保存する。メモリ630は、プロセッサ610に連結され、提案された機能、プロセス、及び/または方法のための少なくとも1つの命令語またはプロトコルまたはパラメータを保存しうる。メモリ630は、ROM(read-only memory)及び/またはRAM(random access memory)及び/またはハードディスク及び/またはCD-ROM及び/またはDVD及び/または他の保存デバイスを含む。
【0095】
図7は、本発明の一実施形態によるコアネットワークエンティティーを例示する図面である。
【0096】
上述したNG-RAN30、5GC40、及びアプリケーションサーバ50は、コアネットワークエンティティー700に対応しうる。
【0097】
図7を参照すれば、コアネットワークエンティティー700は、プロセッサ710、送受信部720、及びメモリ730を含む。しかし、例示された全ての構成要素は、必須ではない。コアネットワークエンティティー700は、図7で例示された構成要素よりもさらに多いか、またはさらに少ない構成要素によって具現されうる。追加的に、プロセッサ710と送受信部720及びメモリ730は、他の実施形態によって単一チップとして具現されうる。
【0098】
以下、上述した構成要素について説明する。
【0099】
送受信部720は、ネットワークで他のデバイスとの通信を遂行するためのインターフェースを提供する。例えば、送受信部720は、コアネットワークエンティティー700から他のデバイスに送信されるビットストリームを物理的信号に変換し、他のデバイスから受信される物理的信号をビットストリームに変換する。例えば、送受信部720は、信号を送信し、受信する。送受信部720は、モデム、送信機、受信機、通信ユニット、及び通信モジュールを指す。送受信部720は、コアネットワークエンティティー700が他のデバイスまたはシステムとバックホール連結または他の連結方法を介して通信可能にする。
【0100】
メモリ730は、基本プログラム、アプリケーション・プログラム、コアネットワークエンティティー700の動作に係わる設定情報を保存しうる。メモリ730は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、そして揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組合わせを含む。メモリ730は、プロセッサ710からの要請によってデータを提供する。
【0101】
プロセッサ710は、コアネットワークエンティティー400の全動作を制御する。例えば、プロセッサ710は、送受信部720を介して信号を送信し、受信する。プロセッサ710は、少なくとも1つのプロセッサを含む。プロセッサ710は、本発明の実施形態によって動作を遂行するように、コアネットワークエンティティー700を制御する。
【0102】
本発明の一実施形態によって、長距離通信システムにおいて、サービス品質(QoS)を管理する方法が提供される。方法は、UE-ネットワークリレー20を介してネットワークと通信することができるユーザ装備(UE)10を含み、ここで、QoSは、a)遠隔UE10、b)ProSe UE-ネットワークリレー20、c)ラジオアクセスネットワーク(RAN)30、及びd)アプリケーションサーバ50のうちの1つ以上から導出される少なくとも1つのトリガーに応答して管理される。
【0103】
本発明の一実施形態において、少なくとも1つのトリガーは、a)遠隔UE10とProSe UE-ネットワークリレー20との間の1つ以上のリンクステータス、b)RAN30からのQoS実現に対するUu混雑ステータスまたは他の指示、及びc)公共安全アプリケーションまたはネットワーク制御式相互作用サービス(NCIS)のうちのいずれか1つのために、アプリケーションサーバ50から導出される政策制御に基づいて、またはそれらから導出される。
【0104】
本発明の一実施形態において、QoS管理は、PC5インターフェースを介して遠隔UE10またはProSe UE-ネットワークリレー20のうちのいずれか1つからのトリガーに応答する。
【0105】
本発明の一実施形態において、QoSマッピング設定は、UE10及びProSe UE-ネットワークリレー20のうちの1つ以上に対して予め設定されるか、または、PCF80を介してユーザ設定アップデートによって準備される。
【0106】
本発明の一実施形態において、QoSマッピング設定は、UuレベルQoSフローがPC5 QoSフローに、及び/または逆にマッピングされる方法を示す。
【0107】
本発明の一実施形態において、QoSマッピング設定でのエントリーは、マッピングが遂行されるときに、個別QoS特性別に適用される調整係数を含む。
【0108】
本発明の一実施形態において、チャネル状態に低下があれば、UE10またはProSe UE-ネットワークリレー20のうちのいずれか1つは、UE10とProSe UE-ネットワークリレー20との間のリンクにわたるQoS要件が充足され得ないことを識別し、エンドツーエンドQoS要件が充足され得ないことを反映する。
【0109】
本発明の一実施形態において、ProSe UE-ネットワークリレー20は、エンドツーエンドQoS要件を満たすSMF60に対する遠隔UE報告を開始するが、遠隔UE報告は、遠隔ユーザID、IP情報または任意の他の関連アドレス情報を含み、充足される最高優先順位代替QoSプロファイルを示す。
【0110】
本発明の一実施形態において、UE10またはProSe UE-ネットワークリレー20は、採択された代替QoSプロファイルによってPC5 QoSフローを修正するために階層-2リンク修正手続きを使用する。
【0111】
本発明の一実施形態において、階層-2リンク修正手続きの一部として、PC5 QoS規則は、暗示的または明示的に追加の情報エレメントでアップデートされ、エンドツーエンドQoS要件での変更を反映する。
【0112】
本発明の一実施形態において、SMF60は、遠隔UE報告をPCF80に伝送する。
【0113】
本発明の一実施形態において、SMF60は、RAN30に向かって透明ネットワークアクセス階層群(NAS)アップデートを開始し、RAN30とProSe UE-ネットワークリレー20との間のUuレベルQoSフロー取り扱いを補正するか、または新たなProSe設定及び政策パラメータまたはPC5を介した代替QoSプロファイルに基づいてリンク送信に対するPC5レベルキャップを変更する。
【0114】
本発明の一実施形態において、ProSe AF90要請時、UE10またはProSe UE-ネットワークリレー20は、新たなProSe設定及び政策パラメータを通知するためにPCF80からユーザ設定アップデートを受信する。
【0115】
本発明の一実施形態において、ProSe UE-ネットワークリレー20は、中継するために新たなPDUセッションを確立するか、または現存PDUセッションを修正するか、またはPCF80は、PDUセッション修正を開始する。
【0116】
本発明の一実施形態において、装置は、その方法を遂行するように配列される。
【0117】
本発明の一実施形態によって、無線通信システムにおいてユーザ装備(UE)-ネットワークリレーによって遂行される方法が提供される。その方法は、PC5サービス品質(QoS)フローセットアップが遠隔UEによって開始される場合、遠隔UE及びUE-ネットワークリレーに係わるQoS要件が支援されるか否かを識別する段階、QoS要件が支援されない場合、QoS要件を満たす1つ以上のQoSパラメータを識別する段階、及び1つ以上のQoSパラメータに基づいて、PC5 QoSフローをアップデートする段階を含む。
【0118】
本発明の一実施形態において、その方法は、政策制御機能部(PCF)に、1つ以上のQoSパラメータに係わる情報を送信する段階をさらに含む。
【0119】
本発明の一実施形態において、PC5 QoSフローのアップデートする段階は、1つ以上のQoSパラメータの認証に基づいてPC5 QoSフローをアップデートする段階を含む。
【0120】
本発明の一実施形態において、その方法は、PCFから、QoSマッピング規則に係わる情報を受信する段階をさらに含む。
【0121】
本発明の一実施形態において、UE-ネットワークリレーに対するQoSマッピング規則に係わる情報は、予め設定される。
【0122】
本発明の一実施形態において、PC5 QoSフローは、階層-2リンク修正手続きを通じてアップデートされる。
【0123】
本発明の一実施形態によって、無線通信システムにおいてユーザ装備(UE)-ネットワークリレーによって遂行される方法が提供される。その方法は、セッション管理機能部(SMF)を通じて政策制御機能部(PCF)に、少なくとも1つのサービス品質(QoS)要件に係わる情報を送信する段階、PCFからSMFを介して1つ以上のPC5 QoSパラメータを受信する段階、及び1つ以上のPC5 QoSパラメータに基づいて階層-2リンク修正手続きを開始する段階を含む。
【0124】
本発明の一実施形態において、少なくとも1つのサービス品質(QoS)要件に係わる情報は、遠隔UEから受信される。
【0125】
本発明の一実施形態において、少なくとも1つのサービス品質(QoS)要件に係わる情報は、遠隔UE報告を通じて前記SMFに送信される。
【0126】
本発明の一実施形態において、階層-2リンク修正は、PC5 QoSフローをアップデートするのに使用される。
【0127】
本発明の一実施形態において、QoSフローセットアップがSMFによって開始される。
【0128】
本発明の一実施形態によって、無線通信システムでのユーザ装備(UE)-ネットワークリレーが提供される。UE-ネットワークリレーは、送受信部と、少なくとも1つのプロセッサを含み、少なくとも1つのプロセッサは、PC5サービス品質(QoS)フローセットアップが遠隔UEによって開始される場合、遠隔UE及びUE-ネットワークリレーに係わるQoS要件が支援されるか否かを識別し、QoS要件が支援されない場合、QoS要件を満たす1つ以上のQoSパラメータを識別し、1つ以上のQoSパラメータに基づいて、PC5 QoSフローをアップデートするように構成される。
【0129】
本発明の一実施形態において、少なくとも1つのプロセッサは、さらに政策制御機能部(PCF)に送受信部を介して1つ以上のQoSパラメータに係わる情報を送信するように構成される。
【0130】
本発明の一実施形態において、少なくとも1つのプロセッサは、さらに1つ以上のQoSパラメータの認証に基づいてPC5 QoSフローをアップデートするように構成される。
【0131】
本発明の一実施形態において、少なくとも1つのプロセッサは、さらにPCFから送受信部を介してQoSマッピング規則に係わる情報を受信するように構成される。
【0132】
上述した全ての実施形態において、新たなProSe設定及び政策パラメータに基づいて、遠隔UE10は、他のUE-ネットワークリレー20’を見つけるために、新たなディスカバリー手続きの実行を代案として決定可能であるということに注意する。遠隔UE10は、階層-2リンク修正手続きを使用してPC5 QoSフローを除去しうる。そうであれば、遠隔UE報告は、遠隔UE10が離れようとすることを、SMF60に知らせるために、(例えば、現存UE-ネットワークリレー20を介して)伝送されうる。当該(現存UE-ネットワークリレー20の)PDUセッションは、具現基準(implementation criteria)に依存して修正または解除されうる。
【0133】
ProSe及び5GCの側面で提示されたが、通常の技術者は、UE間の直接通信、及び同じデバイス間のネットワーク支援通信に依存する他のネットワークトポロジー及び/またはプロトコルは、本発明の実施形態から有益を得るということが容易に理解されうる。
【0134】
本明細書で説明される例示的実施形態のうち、少なくとも一部の例示的実施形態は、部分的にまたは全体的に、専用特殊目的ハードウェアを使用して構成されうる。本明細書で使用される「コンポーネント」、「モジュール」、または「ユニット」のような用語は、特定のタスクを形成するか、または関連した機能を提供する個別または統合コンポーネント、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または特定用途向け集積回路(ASIC)形態の回路のようなハードウェアデバイスを含んでもよいが、それに限定されない。本発明の一部実施形態において、説明されたエレメントは、類型の、持続的な、アドレス可能記録媒体上に存在するように構成され、1つ以上のプロセッサ上で実行するように構成されうる。これらの機能的エレメントは、一部実施形態において、一例として、ソフトウェアコンポーネント、客体指向ソフトウェアコンポーネント、クラスコンポーネント及びタスクコンポーネント、プロセス、関数、属性、プロシージャ、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバ、ファームウエア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ、そして変数のようなコンポーネントを含む。たとえ例示的な実施形態が本明細書で論議されるコンポーネント、モジュール、及びユニットを参照して説明されたが、このような機能的エレメントは、さらに少ないエレメントに結合されるか、または追加的なエレメントに分離されうる。オプション的特徴の多様な組合わせが本明細書で説明され、説明された特徴は、任意の適した組合わせによって組合わせられるということが理解されるであろう。特に、本発明の任意の1つの例示的な実施形態の特徴は、任意の他の実施形態の特徴と、そのような組合わせが互いに排他的な場合を排除すれば、適切に組合わせられる。本明細書全体にわたって、「含む」または「含む。」という用語は、明示されたコンポーネントを含むが、他のコンポーネントの存在を排除しない。
【0135】
本発明に係わって本明細書と同時に、またはその前に提出された、そして、本明細書と共に、公開的閲覧について開示されている全ての論文及び文書に注意し、そのような全ての論文及び文書の内容は、参照によって本明細書に含まれる。
【0136】
本明細書において開示された全ての特徴及び/またはそのように開示された全ての任意の方法またはプロセスの動作は、このような特徴及び/または動作の少なくとも一部が互いに排他的な組合わせを除いた任意の組合わせによって組合わせられうる。
【0137】
本明細書において開示されるそれぞれの特徴は、取り立てて明示的な記載がない限り、同一、同等、または類似した目的に供する代案的特徴によって代替されうる。したがって、取り立てて明示的な記載がない限り、開示されたそれぞれの特徴は、一連の同等または類似した一般的な特徴の一例に過ぎない。
【0138】
本発明がその多様な実施形態を参照して図示され、説明されたが、その形態及び細部事項における多様な変更が本発明の精神及び技術範囲から逸脱することなく、本発明内でなされうることが、当該技術分野の通常の技術者によって理解されるであろう。
【符号の説明】
【0139】
10 遠隔UE(ユーザ装備)
20 (ProSe)UE-ネットワークリレー
30 NG-RAN(次世代ラジオアクセスネットワーク)
40 5GC(5Gコア)
50 AS(アプリケーションサーバ)
60 SMF(セッション管理機能部)
70 UPF(ユーザ政策機能部)
80 PCF(政策制御機能部)
90 AF(アプリケーション機能部)
500 UE-ネットワークリレー
510、610、710 プロセッサ
520、620、720 送受信部
530、630、730 メモリ
600 UE
700 コアネットワークエンティティー
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2022-11-21
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信システムにおいてユーザ装備(user equipment:UE)-ネットワークリレー(UE-ネットワークリレー)によって遂行される方法であって、
PC5サービス品質(quality of service:QoS)フロー(PC5 QoSフロー)に係わるQoS情報に基づいて、前記PC5 QoSフローに係わるQoS要件が支援されないことを識別する段階と、
前記識別に基づいて、QoS制御に対する1つ以上のQoSパラメータを決定する段階と、
前記決定された1つ以上のQoSパラメータに係わる情報を遠隔UEに伝送する段階と、を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
コアネットワークエンティティーに、前記1つ以上のQoSパラメータに係わる前記情報を送信する段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
PCF(policy control function)エンティティーによる前記1つ以上のQoSパラメータに対する認証に基づいて前記PC5 QoSフローをアップデートする段階をさらに含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項4】
コアネットワークエンティティーから、QoSマッピング規則に係わる情報を受信する段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記UE-ネットワークリレーは、QoSマッピング規則に係わる情報予め設定されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記1つ以上のQoSパラメータに係わる前記情報は、前記PC5 QoSフローを変更するために、階層-2リンク修正手続き(layer-2 link modification procedure)を通じて伝送されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
無線通信システムにおけるユーザ装備(user equipment:UE)-ネットワークリレー(UE-ネットワークリレー)において、
送受信部と、
PC5サービス品質(quality of service:QoS)フロー(PC5 QoSフロー)に係わるQoS情報に基づいて、前記PC5 QoSフローに係わるQoS要件が支援されないことを識別し、
前記識別に基づいて、QoS制御に対する1つ以上のQoSパラメータを決定し、
前記決定された1つ以上のQoSパラメータに係わる情報を前記送受信部を介して遠隔UEに伝送する少なくとも1つのプロセッサと、を含むことを特徴とするUE-ネットワークリレー。
【請求項8】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記送受信部を介してコアネットワークエンティティーに、前記1つ以上のQoSパラメータに係わる前記情報を送信することを特徴とする請求項に記載のユーザ装備-ネットワークリレー。
【請求項9】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
PCF(policy control function)エンティティーによる前記1つ以上のQoSパラメータに対する認証に基づいて前記PC5 QoSフローをアップデートすることを特徴とする請求項に記載のUE-ネットワークリレー。
【請求項10】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
コアネットワークエンティティーから前記送受信部を介してQoSマッピング規則に係わる情報を受信することを特徴とする請求項に記載のUE-ネットワークリレー。
【請求項11】
前記UE-ネットワークリレーは、QoSマッピング規則に係わる情報に予め設定されることを特徴とする請求項7に記載のUE-ネットワークリレー。
【請求項12】
前記1つ以上のQoSパラメータに係わる前記情報は、前記PC5 QoSフローを変更するために、階層-2リンク修正手続き(layer-2 link modification procedure)を通じて伝送されることを特徴とする請求項7に記載のUE-ネットワークリレー。
【国際調査報告】