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特表2023-526750拡張床/アコーディオン構造を備えるドローン・ドッキング・ステーション
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-23
(54)【発明の名称】拡張床/アコーディオン構造を備えるドローン・ドッキング・ステーション
(51)【国際特許分類】
   A47G 29/30 20060101AFI20230616BHJP
   A47G 29/122 20060101ALI20230616BHJP
   B65G 61/00 20060101ALI20230616BHJP
   B65G 69/22 20060101ALI20230616BHJP
   B64U 10/13 20230101ALI20230616BHJP
   B64U 70/97 20230101ALI20230616BHJP
   B64U 70/99 20230101ALI20230616BHJP
   B64U 101/64 20230101ALN20230616BHJP
【FI】
A47G29/30
A47G29/122 A
B65G61/00 550
B65G69/22
B64U10/13
B64U70/97
B64U70/99
B64U101:64
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022563158
(86)(22)【出願日】2021-04-19
(85)【翻訳文提出日】2022-11-24
(86)【国際出願番号】 US2021027879
(87)【国際公開番号】W WO2021216397
(87)【国際公開日】2021-10-28
(31)【優先権主張番号】63/012,662
(32)【優先日】2020-04-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
(71)【出願人】
【識別番号】522405381
【氏名又は名称】ダニエル・エス・オウトゥール
(74)【代理人】
【識別番号】100139778
【弁理士】
【氏名又は名称】栗原 潔
(72)【発明者】
【氏名】ダニエル・エス・オウトゥール
【テーマコード(参考)】
3F078
3K100
【Fターム(参考)】
3F078AA01
3F078DB01
3F078DB02
3K100CA15
3K100CA47
3K100CA60
3K100CD03
(57)【要約】
本明細書で開示されるのは、ドローンによって配送されたアイテム/物品を、安全性を確保されたレセプタクルに預けるためのドローンドッキングステーションである。縁石、郵便受け、ポスト、ポーチ、地下金庫、窓際のレセプタクルから、特定の住宅/商業用住所を持ち、拡張フロア/アコーディオンステーションを備え、さまざまなオプション機能を含む複数区画のレセプタクルに、荷物を配送できる。オプション機能には以下のものが含まれる。納品前・納品後の温冷管理・保存、バッテリー充電・交換ステーション 、爆発物や炭疽菌などを識別するコレクター、病原菌・ウイルス・有害物質を除去する紫外線システム、病原菌・ウイルス・有害物質を除去するオゾン・アプリケータ、気象監視、車両・荷物のタグ付けと追跡、ペットと人間のための顔認識カメラとソフトウェア、フラッドライト。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a) 昇降可能な床と電動スライドドアを備えた構造を備えた、複数の小包を収容するための受入部拡張構造と、
(b) GPSによりドローン・ドックの位置を特定し、ドローンがステーションに正確に接近してドッキングすることを許可する手段と、
(c) 前記ドローン・ドックを安定的に接続・装着するための係合手段と、
(d) 前記複数の小包のそれぞれを前記ドローンから前記ドローン・ドックの構造体の内部に移し替える移送手段と、
(e) 電源付き保温・保冷プレートと温度アシスト・制御ユニット(160)を備えた所定温度保持手段と、
(f) 前記ドローン・ドックの構造体の内部に前記荷物を一旦確実に収納する物品収納手段と、
(g) 前記ドローン・ドックから前記ドローンの係合を解除または解放する係合解除手段と、
(h) 特定のGPSアドレスを有するドローン・ドックと前記ドローンとの間で暗号化通信を行い、前記小包の配送を依頼する依頼者との通信を行う手段と、
(i) 転送時やその後の保管時の破損や劣化を防ぐために、宅配ボックスの中に組み込まれた複数の機能部品と、
(j) 一連のオプション機能と、
(k) 一連の識別機能等と、
(l) 前記ドローン・ドック上の一連の追加機能と、
(m) 一連のローカル機能とを含み、
前記依頼者に届けられる前記小包が追跡され、配送され、追跡と配送に関する一連の統計データがマーケティング調査のためのデータとして提供されることを特徴とする、
依頼者への小包の複数のドローン配送を一括して受け付けるための、
拡張床またはアコーディオン構造を備えたドローン・ドックおよび宅配ボックス。
【請求項2】
前記物品収納手段は、前記ドローン・ドックへのオンサイトアクセスのためのキーパッド、顔認証カメラ、指紋認証システムの少なくとも1つを含む、
請求項1に記載の拡張床またはアコーディオン構造を備えたドローン・ドックおよび宅配ボックス。
【請求項3】
特定のGPSアドレスを有するドローン・ドックと前記ドローンとの間で暗号化通信を行い、前記小包の配送を依頼する依頼者との通信を行う前記手段は、コールド・ビーム技術、レーザー・ビーム、レーダー、ライダー、QR(Quick Response)コードタグ、RFIDの少なくとも1つである、
請求項1に記載の拡張床またはアコーディオン構造を備えたドローン・ドックおよび宅配ボックス。
【請求項4】
前記ドローンと前記ドローン・ドックの間の暗号化通信手段が、Wi-Fi、Bluetooth、ホットスポット、および衛星システムからなる群から選択され、前記ドローン・ドックが、前記ドローン・ドックと対話する無人搬送機、ロボット、および、業者の暗号通信と追跡を行い、前記ドローン・ドックが空中ドローン、商用キャリア、無人運転車(UAV)およびロボットを追跡およびインターフェースできる、
請求項1に記載の拡張床またはアコーディオン構造を備えたドローン・ドックおよび宅配ボックス。
【請求項5】
前記移送中及びその後の保管中の損傷及び劣化を防止する機能部品が、軟質受けパッド、湾曲面、密閉ドア、温度制御された内部、及び加熱スライドドアからなる群から選択されることを特徴とする、
請求項1に記載の拡張床またはアコーディオン構造を備えたドローン・ドックおよび宅配ボックス。
【請求項6】
前記オプション機能は、ドローン用バッテリーの充電ステーション、ドローン用バッテリーの交換機構、携帯電話用充電ステーション、電動スクーター用充電ステーション、電動自転車用充電ステーション、および、電気自動車用充電ステーションから成る群から選択される、
請求項1に記載の拡張床またはアコーディオン構造を備えたドローン・ドックおよび宅配ボックス。
【請求項7】
前記オプション機能は、爆発物、バイオハザード、違法薬物、炭疽菌を識別するコレクターである、
請求項1に記載の拡張床またはアコーディオン構造を備えたドローン・ドックおよび宅配ボックス。
【請求項8】
前記オプション機能は、病気、ウイルス、有害物質を除去する紫外線スキャンシステムである、
請求項1に記載の拡張床またはアコーディオン構造を備えたドローン・ドックおよび宅配ボックス。
【請求項9】
前記オプション機能は、病気やウイルス、有害物質を除去するためのオゾン・アプリケーターである、
請求項1に記載の拡張床またはアコーディオン構造を備えたドローン・ドックおよび宅配ボックス。
【請求項10】
前記一連の識別機能は、バーコード・リーダーである、
請求項1に記載の拡張床またはアコーディオン構造を備えたドローン・ドックおよび宅配ボックス。
【請求項11】
前記一連の識別機能は、重量と寸法センサー、バーコード・リーダー、QRリーダーを含む、
請求項1に記載の拡張床またはアコーディオン構造を備えたドローン・ドックおよび宅配ボックス。
【請求項12】
前記一連の識別機能は、リバースロジスティクスおよび小包の返却のためのタトゥープリンタである、
請求項1に記載の拡張床またはアコーディオン構造を備えたドローン・ドックおよび宅配ボックス。
【請求項13】
前記ドローン・ドック上の前記追加機能は、気象監視システムである、
請求項1に記載の拡張床またはアコーディオン構造を備えたドローン・ドックおよび宅配ボックス。
【請求項14】
前記ドローン・ドック上の前記追加機能は、車両と小包を追跡するためのペイントまたはタグ追跡機能である、
請求項1に記載の拡張床またはアコーディオン構造を備えたドローン・ドックおよび宅配ボックス。
【請求項15】
前記ドローン・ドック上の前記追加機能は、人間とペットの顔認識ソフトウェアを備えたカメラである、
請求項1に記載の拡張床またはアコーディオン構造を備えたドローン・ドックおよび宅配ボックス。
【請求項16】
前記ドローン・ドック上の前記追加機能は、ドローンドック・レセプタクルの紛失を追跡するための暗号化されたチップ・トラックである、
請求項1に記載の拡張床またはアコーディオン構造を備えたドローン・ドックおよび宅配ボックス。
【請求項17】
前記ローカル機能は、犬笛を備えた双方向スピーカーであり、
前記スピーカーは緊急車両と最初の応答者に警告するためのサイレンを鳴らす機能を有する、
請求項1に記載の拡張床またはアコーディオン構造を備えたドローン・ドックおよび宅配ボックス。
【請求項18】
前記ローカル機能は、緊急車両や最初のレスポンダーに警告するための、着色され、ストロボフラッシュが可能なLEDライトのセットである、
請求項1に記載の拡張床またはアコーディオン構造を備えたドローン・ドックおよび宅配ボックス。
【請求項19】
前記ローカル機能は、フラッドライトである、
請求項1に記載の拡張床またはアコーディオン構造を備えたドローン・ドックおよび宅配ボックス。
【請求項20】
(a) 温蔵部と冷蔵部の構造であって、前記温蔵部または冷蔵部の各々が側方に移動または回転可能であり、ドローン・ドック(131)が複数の小包のそれぞれを昇降可能な床によって分離し、前記複数の小包のそれぞれを所定の温度で保存可能とする内部構造を有し、電動式スライドドアを有すること温蔵部と冷蔵部の構造と、
(b) GPSによりドローン・ドックの位置を特定し、ドローンがステーションに正確に接近してドッキングすることを許可する手段と、
(c) 前記ドローン・ドックを安定的に接続・装着するための係合手段と、
(d) 前記複数の小包のそれぞれを前記ドローンから前記ドローン・ドックの構造体の内部に移し替える移送手段と、
(e) 電源付き保温・保冷プレートと温度アシスト・制御ユニット(160)を備えた所定温度保持手段と、
(f) 前記ドローン・ドックの構造体の内部に前記荷物を一旦確実に収納する物品収納手段と、
(g) 前記ドローン・ドックから前記ドローンの係合を解除または解放する係合解除手段と、
(h) 特定のGPSアドレスを有するドローン・ドックと前記ドローンとの間で暗号化通信を行い、前記小包の配送を依頼する依頼者との通信を行う手段と、
(i) 転送時やその後の保管時の破損や劣化を防ぐために、宅配ボックスの中に組み込まれた複数の機能部品と、
(j) 前記ドローン用ドックを持ち運ぶための搬送ユニットと、
(j) 一連のオプション機能と、
(k) 一連の識別機能等と、
(l) 前記ドローン・ドック上の一連の追加機能と、
(m) 一連のローカル機能とを含み、
前記依頼者に届けられる前記小包が追跡され、配送され、追跡と配送に関する一連の統計データがマーケティング調査のためのデータとして提供されることを特徴とする、
依頼者への、小包の複数のドローン配送を一括して受け付けるための、
ドローン・ドックと宅配ボックス向け地中保管庫(150)。
【請求項21】
前記物品収納手段は、前記ドローン・ドックへのオンサイトアクセスのためのキーパッド、顔認証カメラ、指紋認証システムの少なくとも1つを含む、
請求項20に記載のドローン・ドックと宅配ボックス向け地中保管庫。
【請求項22】
前記物品収納手段は、前記ドローン・ドックへのオンサイトアクセスのためのキーパッド、顔認証カメラ、指紋認証システムの少なくとも1つを含む、
請求項20に記載のドローン・ドックと宅配ボックス向け地中保管庫。
【請求項23】
特定のGPSアドレスを有するドローン・ドックと前記ドローンとの間で暗号化通信を行い、前記小包の配送を依頼する依頼者との通信を行う前記手段は、コールド・ビーム技術、レーザー・ビーム、レーダー、ライダー、QR(Quick Response)コードタグ、RFIDの少なくとも1つである、
請求項20に記載のドローン・ドックと宅配ボックス向け地中保管庫。
【請求項24】
前記ドローンと前記ドローン・ドックの間の暗号化通信手段が、Wi-Fi、Bluetooth、ホットスポット、および衛星システムからなる群から選択され、前記ドローン・ドックが、前記ドローン・ドックと対話する無人搬送機、ロボット、および、業者の暗号通信と追跡を行い、前記ドローン・ドックが空中ドローン、商用キャリア、無人運転車(UAV)およびロボットを追跡およびインターフェースできる、
請求項20に記載のドローン・ドックと宅配ボックス向け地中保管庫。
【請求項25】
前記移送中及びその後の保管中の損傷及び劣化を防止する機能部品が、軟質受けパッド、湾曲面、密閉ドア、温度制御された内部、及び加熱スライドドアからなる群から選択されることを特徴とする、
請求項20に記載のドローン・ドックと宅配ボックス向け地中保管庫。
【請求項26】
前記オプション機能は、ドローン用バッテリーの充電ステーション、ドローン用バッテリーの交換機構、携帯電話用充電ステーション、電動スクーター用充電ステーション、電動自転車用充電ステーション、および、電気自動車用充電ステーションから成る群から選択される、
請求項20に記載のドローン・ドックと宅配ボックス向け地中保管庫。
【請求項27】
前記オプション機能は、爆発物、バイオハザード、違法薬物、炭疽菌を識別するコレクターである、
請求項20に記載のドローン・ドックと宅配ボックス向け地中保管庫。
【請求項28】
前記オプション機能は、病気、ウイルス、有害物質を除去する紫外線スキャンシステムである、
請求項20に記載のドローン・ドックと宅配ボックス向け地中保管庫。
【請求項29】
前記オプション機能は、病気やウイルス、有害物質を除去するためのオゾン・アプリケーターである、
請求項20に記載のドローン・ドックと宅配ボックス向け地中保管庫。
【請求項30】
前記一連の識別機能は、バーコード・リーダーである、
請求項1に記載の拡張床またはアコーディオン構造を備えたドローン・ドックおよび宅配ボックス。
請求項20に記載のドローン・ドックと宅配ボックス向け地中保管庫。
【請求項31】
前記一連の識別機能は、重量と寸法センサー、バーコード・リーダー、QRリーダーを含む、
請求項20に記載のドローン・ドックと宅配ボックス向け地中保管庫。
【請求項32】
前記一連の識別機能は、リバースロジスティクスおよび小包の返却のためのタトゥープリンタである、
請求項20に記載のドローン・ドックと宅配ボックス向け地中保管庫。
【請求項33】
前記ドローン・ドック上の前記追加機能は、気象監視システムである、
請求項1に記載の拡張床またはアコーディオン構造を備えたドローン・ドックおよび宅配ボックス。
請求項20に記載のドローン・ドックと宅配ボックス向け地中保管庫。
【請求項34】
前記ドローン・ドック上の前記追加機能は、車両と小包を追跡するためのペイントまたはタグ追跡機能である、
請求項20に記載のドローン・ドックと宅配ボックス向け地中保管庫。
【請求項35】
前記ドローン・ドック上の前記追加機能は、人間とペットの顔認識ソフトウェアを備えたカメラである、
請求項20に記載のドローン・ドックと宅配ボックス向け地中保管庫。
【請求項36】
前記ドローン・ドック上の前記追加機能は、ドローンドック・レセプタクルの紛失を追跡するための暗号化されたチップ・トラックである、
請求項20に記載のドローン・ドックと宅配ボックス向け地中保管庫。
【請求項37】
前記ローカル機能は、犬笛を備えた双方向スピーカーであり、
前記スピーカーは緊急車両と最初の応答者に警告するためのサイレンを鳴らす機能を有する、
請求項20に記載のドローン・ドックと宅配ボックス向け地中保管庫。
【請求項38】
前記ローカル機能は、緊急車両や最初のレスポンダーに警告するための、着色され、ストロボフラッシュが可能なLEDライトのセットである、
請求項20に記載のドローン・ドックと宅配ボックス向け地中保管庫。
【請求項39】
前記ローカル機能は、フラッドライトである、
請求項20に記載のドローン・ドックと宅配ボックス向け地中保管庫。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、DRONEDEKと呼ばれる特殊拡張床/アコーディオン構造を備えるドローン・ドッキング・ステーションに関する。本発明は、ドローンおよび小包や物品の配送に関する。本願発明は、ドローン(無人航空機、UAV)、ロボットキャリア、または自動無人搬送機システム(AUVS:automated unmanned vehicle systems)などの運送手段から荷物を受け取るための配送場所に関するものである。本開示は、無人航空機およびドローン航空機に関し、より具体的には、物品を配達または受領するための無人航空機の着陸およびドッキングシステムに関する。本開示の実施形態は、航空機や無人飛行体の分野に関し、特に、物品をやり取りするための装置に関する。ドローン、ロボット、AUVSで配送される物品を預けるためのドローン・ドッキング・ステーション用装置。物品は、食料品、雑貨、小包などを含むが、これらに限定されない。安全なポーチ、屋根、窓、またはその他の建物に取り付けられたボックスは、既存の建物に通して固定されてもよいし、既存の郵便ポストに取り付けられて、または、郵便受けの代わりとして使用されるように構成されてもよい。本発明は、ドローンおよび小包や物品の配送に関するものである。
【0002】
(関連する出願への参照)
本出願は、2020年4月20日にDaniel S. O'Tooleによって出願されたシリアル番号63012662の米国仮特許出願の利益を主張するものである。この出願は、"Special Expanding Floor/ Accordion drone docking station called a DRONEDEK "と題されたものである。
【0003】
(連邦政府支援の研究に関する記載)
なし。
【0004】
(シーケンス・リスティング、または、プログラム)
なし。
【背景技術】
【0005】
知る限り、DRONEDEKと呼ばれる特殊拡張床/アコーディオン構造を備えるドローン・ドッキング・ステーションに類似する技術は存在しない。デザインや技術においてユニークな存在である。以下のドローン配送や現在の業界・市場に関する背景情報が参考になると思われる。無人航空機(UAV)には、従来の固定翼機からヘリコプター、オーニソプター(鳥のように空を飛ぶ機械)まで、様々な乗り物があり、様々な役割で利用されている。地上にいるパイロットによって遠隔操縦されるもの、あるいは、あらかじめプログラムされた座標やGPSナビゲーションなどを使ってミッションを飛行する自律型・半自律型のものがある。UAVには、例えば、ホビー向けのリモコンヘリコプターや飛行機も含まれる。UAVは、飛行中に画像を提供するためにカメラを備えてもよく、これは、航空制御や、例えば、家の住所を特定するなど他の目的に使用することができる。また、UAVには現地の天気や大気の状態、放射線量などを知るためのセンサーを搭載できる。また、UAVは、荷台、フックなど、荷物を搭載するための手段を備えている場合もある。その結果、UAVは小包や食料品、郵便物などの配達にも利用できるようになった。配送にUAVを使用することで、コストを削減し、スピードと精度を向上させることができる。しかし、現在のUAV技術では航続距離が長いため、都市全体や都市の一部など広範囲に届けることは困難である。
【0006】
発着地間の小荷物輸送は、従来、労働集約的なプロセスであった。短距離のローカル配送の場合、物品(例えば、小包)が、配送員によって出発地と目的地の間で輸送されることがある。例えば、配達員は、出発地と目的地の間で物品を輸送するための車両を運転してもよく、物品が配達指示に従って適切に引き取られ、及び/又は、配達されることを保証してもよい。より長距離の配送の場合、物品の輸送は、物品をピックアップするための1つ以上のステップ、物品を1回以上仕分けるステップ、物品を最終仕分け場所から最終配送先まで輸送するステップ、及び/又は、物品を配送車両から配送先住所(例えば、サービス拠点)まで配送するステップを個別に行う複数の配送員を関与する場合がある。そのため、輸送・配送の過程で必要とされる身体的負担を軽減することで、輸送担当者を支援する様々な試みがなされてきた。しかし、これまでの試みでは、輸送・配送の各プロセスを適切に行うことが非常に困難であった。例えば、最終的な仕分け場所から配送先まで、無人航空機(UAV)などの無人運搬手段を活用する試みがなされている。しかし、このようなコンセプトは、一般に、UAVの有効範囲と、最終的な分類場所からかなり離れた場所に物品を配送するために利用できるUAVの数によって制限される。そのため、輸送担当者を支援し、それによって輸送・配送プロセスの物理的な要求を軽減するための追加のシステムおよび方法に対するニーズが存在する。
【0007】
通常、注文された商品は配送用小包(段ボール箱など)に梱包され、ユーザーの自宅や勤務先に配送される。ユーザーが指定した場所への物品の物理的な配送は、ここ数年で劇的に改善され、一部の小売業者は注文した物品の翌日配送を提供している。ユーザーが指定した場所への物理的な物品の最終的な(ラストマイルの)配送は、従来、人間が制御するトラック、自転車、カートなどを使用して達成されていた。例えば、ユーザーは、自宅への配送のために商品を注文することができる。その品物は、地上の物流施設からピックアップされ、梱包され、配送業者によって最終配送のためにユーザーへ配送されることがある。配送業者は、人間が運転するトラックに商品を積み込んで最終配送場所に向かい、人間の運転手、または運転手と一緒にいる別の人間がトラックから商品を取り出して、目的地への配送を完了させる。例えば、受取人に商品を手渡す、ユーザーのポーチに商品を置く、郵便受けに商品を保管する等である。世界が激しく変化する新しい時代に、テクノロジは消費者の習慣に追いつかなければならない。効率、コスト削減、技術、利便性、容易性、安全性などの、米国と世界の市場経済の行く末に影響を及ぼす。
【0008】
経済の新興分野のひとつに、ラストワンマイル物流がある。この輸送経済の分野では、ドローン配送として知られる分野が急速に発展している。世界のエコシステムにおける指標の変化は、これまで以上に、自律的な配送の必要性を示している。DRONEDEKが必要とされている。DRONEDEKは現在、2つの特許権を保有しており、常にその技術を発展させている。米国では毎日170万個の荷物が盗まれており、その損失は数十億円にのぼる。DRONEDEKは、暗号化・認証された配送によってこの問題を解決する。米国では毎日、何千個もの荷物が誤配されている。DRONEDEKは、暗号化された、認証された配送によって、この問題を解決する。この新しい世界では、社会的距離を置くことが「ニューノーマル」(新しい生活習慣)になる。DRONEDEKを使えば、荷主、配達人、受取人のすべてが、ユーザー体験を向上させながら、ソーシャル・ディスタンスを実践することができる。
【0009】
米国および世界経済で発言力を強めているミレニアル世代は、彼らなりのやり方を持っている。自宅で仕事をし、外出を控え、自宅での「解放感」を期待する人が増えている。そこで登場したのが、DRONEDEKであり、DRONEDEKは、ユーザー体験に多くの機能と利点をもたらし、さらに多くのことを提供する。上記のようなニーズに加え、消費者は今すぐ買い物をしたいのである。DRONEDEKは、新興のドローン配送経済における重要な要素である。ドローン、自律走行式無人車、ロボットによって、より早く、より安く商品を届けることは、問題の一部を解決するだけであり、それらのアイテムが安全で、スマートで、セキュアな受け皿に届けられなければ、そのプロセスで得られたものはすべて玄関先で失われてしまうのである。宅配便は、運送業で最も急速に成長している分野である。DRONEDEKは、それが実現するタイミングを加速する。さらに、DRONEDEKは自律運搬手段による配達の他の局面も開拓する。食品、飲料、医薬品の配送は、すべて、DRONEDEKのプラットフォームを通じて恩恵を受けることになるであろう。
【0010】
市場には、米国内のすべての住宅地と商業地の住所が含まれる。毎日1億個の商品がインターネットで購入されているが、そのうち91%の配送が、一般的なドローンの重量と同じ5ポンド以下で、直径24×24インチのDRONEDEKの荷台に収まるようになっている。安全なドローン用コンテナの市場は、オンラインコマースの加速的なトレンドと、安全でない従来型配送の盗難やポーチの海賊版のさらなる増加を示す小売統計が示すように、飛躍的に成長すると思われる。USPSは、毎日170万個の小包が盗まれていると報告しており、DRONDEKの市場関連性とスマートなセキュリティ付きドローン配送ソリューションの需要を高めている。現在、荷主は1回の配送につき2ドルのコストを負担しているが、ドローン配送は物流業界にとって1回の配送につき1ドルのコスト削減につながると推定されている。その結果、DRONEDEKのビジネスモデルとスマートメールボックスは、物流業界に11日あたり10億ドルの破壊的な節約をもたらす。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
ドローンのドッキング・ステーションを拡張するための装置として、いくつかの改良と問題解決がなされている。DRONEDEKと呼ばれる特殊な拡張床/アコーディオン構造を備えたドローン・ドッキング・ステーションは、ドッキング・ステーションへの複数の荷物や配達物のための追加の容量を提供し、感染症、ウイルスや細菌を除去するための紫外線やオゾン消毒/無毒化を管理し、エリア内で配達する他のドローン、無人機、AUVS、ロボットとの相互通信を提供する。気象観測所、交通、顔認識カメラによる人間やペットの動き、当局のためのタグ付けや追跡、プロバイダーとの情報交換、マーケティング情報やデータのためのビッグデータ収集やネットワーキングのための情報収集などである。DRONEDEKドッキング・ステーションは、セキュリティとコミュニケーションのために、投光照明、双方向スピーカー、アラーム、点滅照明、カラー照明を提供し、住宅管理組合の規則と制限を満たすための地上保管庫を収容し、小包の重量とサイズを監視し、返品用のブランド小包を入れられる。ロボット/AUVS(自動無人搬送機)がDRONEDEKへの荷物の荷降ろしを支援する機構を備え、ドローンや無人機に充電ステーションやバッテリー交換を支援できる機構を備える。
新規性検索の結果、このDRONEDEKと呼ばれる特殊伸縮床/アコーディオン・ドローン・ドッキング・ステーションと抵触する先行技術は見つからなかった。関連する先行技術は以下のとおりである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】米国特許公報 9211025 (Postal cube):小包を安全かつ自動的に受け取るように構成された装置について説明している。
【特許文献2】米国特許公報 9244147 (Automated package delivery to a delivery receptacle)
【特許文献3】米国特許公報 984034 (Drone docking station and delivery system):本願出願人による発明であり、ドローンで配達された物品を預けるためのドローン・ドッキング・ステーションを開示している。
【特許文献4】米国特許公報 9387928 (Multi-use UAV docking station systems and methods):一連の多目的UAVドッキング・ステーションを提供するためのシステムおよび方法を開示している。
【特許文献5】米国特許公報 9527605 (Multi-use, unmanned aerial vehicle docking station)
【特許文献6】米国特許公報 9536216 (Delivery of packages by unmanned aerial vehicles)
【特許文献7】米国特許公報 10124912 (Landing Pad for Unmanned Aerial Vehicle Delivery)
【特許文献8】米国特許公報 9650136 (an Unmanned aerial vehicle payload delivery )
【特許文献9】米国特許公報 10163177 (System and method for controlling drone delivery or pick up during a delivery or pick-up phase of drone Operation)
【特許文献10】米国特許公報 9928749 (Methods for delivering a parcel to a restricted access area)
【特許文献11】米国特許公報 10457421 (Drone docking station and delivery system)
【特許文献12】米国特許公報10210475 (Systems, Devices, and/or Methods for Managing Drone Deliveries)
【特許文献13】米国特許公報 10373507 (Multi- functional motorized box and landing pad for automatic drone package delivery)
【特許文献14】米国特許公報10287034 (Drone aircraft landing and docking systems)
【特許文献15】米国特許公報10112712 (Multi-use UAV Docking Station Systems and Methods)
【特許文献16】米国特許公報 10147067 (Drone Operated Delivery Receptacle)
【特許文献17】米国特許公報 10592843 (Unmanned aerial delivery to secure location)
【特許文献18】米国特許公報9928749 (Methods for delivering a parcel to a restricted access area)
【特許文献19】米国特許公報 9969495 (Unmanned aerial vehicle pickup and delivery systems)
【特許文献20】米国特許公報 10874240 (Landing pad receptacle for package delivery and receipt)
【特許文献21】韓国特許公報 KR10196425
【特許文献22】カナダ特許公報 CA2898304C :本発明は、無人飛行体(UAV)またはドローンによる自動配送のための作動式ボックスとナビゲーションエイドから成る。
【0013】
(意図的空白)
【0014】
ドローンまたは無人航空機(UAV)、ロボット・キャリア、または自動無人搬送機システム(AUVS)用のドッキング・ステーションまたは配達用レセプタクルの通常技術の当業者にとって明白であるように、上記より、いずれの先行技術も、本願発明者による本発明を示唆または動機付けすることはない。本発明は、荷物を扱い、効果的、効率的、かつ安全な方法で住宅地や商業地に配達するための優れたシステムを提供するものである。
【0015】
この発明は、DRONEDEKと呼ばれる特殊拡張床/アコーディオン機構を備えたドローン・ドッキング・ステーションである。特殊拡張床/アコーディオン機構を備えたドローン・ドッキング・ステーションの好ましい実施形態は、以下の要素を備える、ドローン配送を受け付けるためのドローン・ドックおよび宅配ボックス。(a)複数の荷物を収容するための受取部を昇降可能な床で拡張する手段及び構造、(b)ドローンがドローン・ドックに正確に接近してドッキングできるようにドローン・ドックを配置する手段、(c)安定した接続又は装着が可能なようにドローン・ドックを係止する手段、(d)ドローンの内容物をドローン・ドックの内部に移送する手段、(e)温度制御などの保存手段及び配達された物品をドローン・ドック内に一旦安全に保管する手段、(f)ドローン・ドックから離脱(リリース)する手段、(g)直接に又は遠隔サーバーを介して、ドローンとドローン・ドックの間で通信する手段、(h)保管品の保存及びセキュリティを可能にし、移送中及び又はその後の保管(ソフト)中の損傷を防止するためにボックス内に組み込まれた一連の機能部品、(i)住宅又は商業用住所の構造物にボックスを固定する手段、(j)充電ステーション及び交換機構を含む一連のオプション機能(爆発物、炭疽菌等を識別するコレクター、病気、ウイルス及び有害物質を根絶するための紫外線スキャンシステム、病気、ウイルス及び有害物質を根絶するためのオゾン・アプリケーター)、(k)バーコード・リーダー、重量及び寸法センサー、返送小包用のタトゥープリンターなどの識別機能一式、(l)天候監視、車両及び荷物などのタグ付け及び追跡用のドローン・ドック上の機能一式、(m)双方向スピーカー、カラーでストロボ発光が可能なLEDライト、フラッドライトなどのローカル機能一式。
【0016】
DRONEDEKと呼ばれる特殊拡張床/アコーディオン機構を備えたドローン・ドッキング・ステーションには、いくつかの目的と利点がある。本発明の目的を提供するのに有効な、ドローンまたは無人航空機(UAV)、ロボットキャリア、または自動搬送機システム(AUVS)用のドローン・ドッキング・ステーションまたはレシーバーは、現在知られていない。様々な利点と効果は以下のとおりである:
項目1:ドローンがステーションと通信し、内容物を受け取って出荷するために貨物ドアを開閉できる安全な開閉ドア機能を有する(DRONEDEKにオンサイトでアクセスするためのロック手段とキーパッドを有する)。
項目2:バーコード・リーダー、荷物の返送用タトゥー・プリンター、手動介入と配送のためのゲートコードを配置する機能を備えた、受信または出荷待ちの小包を保持するために設計された安全な容器であるドッキング・ステーションにいくつかの小包や配送のための容量の拡大を提供する。
項目3: 紫外線やオゾンによる殺菌・消毒を行い、感染症やウイルス、細菌を除去する。
項目4: 爆発物や炭疽菌などの検知を行う。
項目5: エリア内で配信する他のドローン、UAV、AUVS、ロボットとの相互通信を提供する。
項目6: 気象観測所、交通量や顔認識カメラによる人間やペットの移動の監視、当局のためのタグ付けや追跡を提供する。
項目7:プロバイダーとの情報交換、マーケティング情報・データのためのビッグデータ収集・ネットワーク化のための情報収集。
項目8: DRONEDEKのドッキング・ステーションがある場所では、投光照明、双方向スピーカー、アラーム、点滅照明、カラー照明を提供し、セキュリティとコミュニケーションのために使用できる。
項目9: 住宅管理組合の規則や制限を満たす地下保管庫を収容することができる。
項目10: 小包の重量とサイズを監視し、返品のためのタトゥーブランドの小包を作ることができる。
項目11: ドローンやUAVに充電ステーションやバッテリー交換を提供する。
項目12: DRONEDEKへの荷物の積み下ろしをロボット/AUVS(自動無人搬送機)がアシストする機構を搭載する。
項目13: スマートフォンのアプリケーションを経由して、コンテンツ・センシング・スイッチにリモートアクセスし、接続することができる。
項目14: 荷物や宅配便の保存・温度管理手段を備える。
項目15: ドローン・ドックのコンパートメントの内部/外部にカメラシステムを備え、人間やペットの顔認識、ペイント/タグ、追跡監視通信などのアプリケーションに相互接続するテクノロジと認識精度を提供する。
項目16: ソーラーパネルや110V電源で動作するため、高機能を搭載しながらソーラーパネルを電源として使用することが可能。
項目17: 雨、風、みぞれ、あられ、雪、そして厳しい気温から荷物を守り、ヒーテッド・カーゴ・ドア・オプションは、最も厳しい天候の中でのアクセスを可能にする。
項目18: GPSビーコンを通じて、輸送用ドローンがDRONEDEKの正確な位置を把握できるようにする。
【0017】
最後に、DRONEDEK装置と呼ばれる本特殊拡張床/アコーディオン機構を備えたドローン・ドッキング・ステーションの他の利点及び追加の特徴は、添付図面及び本装置の全説明からより明確になるであろう。ドローン・ドッキング・ステーション及び配達用レセプタクルの技術に精通した者にとって、本製品を用いた実施例に示された特徴は、他のタイプのドローン・ドッキング・ステーション及びドローン又は無人航空機(UAV)、ロボットキャリア、又は自動無人搬送機システム(AUVS)とやり取りするシステム及び装置に容易に適応することを理解されたい。
【0018】
本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成する添付図面は、好ましい様々な用途の装置のためのDRONEDEKと呼ばれる特殊拡張床/アコーディオン機構を備えたドローン・ドッキング・ステーションの一実施形態を示すものである。図面は、上に与えられた概要説明及び下に与えられた詳細説明と共に、DRONEDEKデバイスの原理を説明する。しかしながら、DRONEDEKと呼ばれる特殊拡張床/アコーディオン機構を備えたドローン・ドッキング・ステーションは、示された正確な配置および器具のみに限定されないことを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1図1Aから図1Dは、それぞれ、一般的なドローン用ドッキング・ステーション、ドローンで配送された物品を預けるためのDRONEDEK(以下「拡張床と受取部を備えたドローン・ドッキング・ステーション」と呼ぶ)のスケッチ図である。
図2図2は,製品(小包)の注文からドッキング・ステーション(DRONEDEK)への配送までの通信・配送システムを示した全体図である。
図3図3Aから図3Cは、側面図または端面図から示される構成要素および特徴の概要を拡大表示したドッキング・ステーション(DRONEDEK)のスケッチ図である。
図4図4Aから図4Dは、いくつかの図から示された構成要素および特徴を有する拡張部を有するドッキング・ステーション(DRONEDEK)の別のスケッチ図である。
図5図5は、拡張部を有するドッキング・ステーション(DRONEDEK)のスケッチ群および試作品である。
図6図6Aから図6Hは、DRONEDEKの特徴の一部を示す一般的な実施形態のスケッチ図である。
図7図7Aから図7Eは、管理組合向け地上保管庫システムおよびロボット、AUVS(自動無人搬送機システム)の荷揚げ支援機構のスケッチ図である。
図8図8から図8Hは、住宅や商業施設の受取場所でのドローンによる配達の動作と、拡張するDRONEDEKの状態を示すスケッチ図である。
図9図9から図9Fは、現在までのドローン配信システムにおける先行技術のスケッチ図である。
【0020】
(意図的空白)
【0021】
(意図的空白)
【0022】
(意図的空白)
【0023】
(意図的空白)
【0024】
(意図的空白)
【0025】
(意図的空白)
【0026】
(意図的空白)
【0027】
(意図的空白)
【0028】
以下のリスト(表B)に図面の符号を説明する。
30:ドローンによって配送された品物を預けるためのドローン・ドッキング・システム(DRONEDEK)
31:ドローンで配送された品物を預けるためのドローン・ドッキング・ステーション(DRONEDEK)31(拡張床/および受取部ドローン・ドック、ドッキング・ステーション、ボックス、ドローン・ボックスmドッキング・ボックスとも呼ぶ)
31P:床を拡張したDRONEDEKの試作品31P
31DS:床を拡張したDRONEDEKの設計スケッチ
32:昇降可能な床32Fを有する拡張部/アコーディオンを備えるドローンドッキング・ステーション構造。
32A:構造体32の側部及び側面
32B:構造体32の端部及び端面
32C:構造体32の底部及び底面
32D:制御コンソール
32E:スライド式ドア34のためのクリアランス
32F:密閉構造32の昇降可能な床
32FM:床32Fを下降するためのモーター
32DD:床32Fを駆動する手段32DD(チェーン、ケーブル、ベルト等)
32P:手段32DDのプーリー/スプロケット
32DM:駆動手段32DDの端部で駆動床32Fを支持する手段32DM(密閉されたチャンネル、キャスター付きアングルなど)
32EM:駆動部の反対側の端で駆動床32Fを支持する手段32EM (密閉されたチャンネル、キャスター付きアングルなど)。
33:ドローン構造体/容器開口部
34:ドック構造体32に設けられた加熱手段を有する開閉可能な可動/電動式のスライドドア。
34A:ドアモーター
36:発泡スチロールやソフトパッド、曲面、密閉ドア、温度調節機能付きインテリア、ヒーター付きスライドドアなどの損傷や劣化を防ぐ手段
38:開口部34の周囲を囲むドッキング構造32の上面38であって、該表面38に加熱手段を設けたもの
39A:構造体32のための取付パッド/基礎プレート
40:食品、食料品、工具、電子機器、書類などの小包
50: ドローン
50A:小包を積んだドローン
50B:小包を積んでいないドローン
51:ドローンパッド
61:人間やペットの顔認識アプリケーションに相互接続するためのテクノロジと認識精度を有する、ドローン50のコンパートメントの内部/外部のカメラシステム61
62:ドローンパッド51のためのオプションの受けディンプル
63:ドローン50の内容物/小包40を開口部34を通して箱の内部に移送する手段63と、制御可能なアーム64などの小包40との係合を解除する手段(小包からリリース可能/ロック可能なボールとソケット65、磁気的または電子的保持構造66)
64:制御可能なアーム64
65:小包などからリリース可能/ロック可能なボールとソケット65
66:モーター34A、32FM、132FM、232FM、332FMの制御システム66と、キーボード116へのインターフェース
67:電源
68:電源としての太陽電池パネル
69:容器32の内部の1つまたは複数の照明機構
70:配達された荷物を箱に入れた後、保存し、安全に保管する手段70(自宅やオフィスへのドローンによる小包配達のための完全なセキュリティ・ソリューション 40)
71:DRONEDEKへのオンサイト・アクセスのためのロック71とキーパッド71A
71A:DRONEDEKオンサイトアクセスのためのキーパッド71A
72:温度調節機能72付き冷暖房システム
73:バーコード・リーダー73(赤外線など)
73A:バーコード・リーダーの波動と信号73A
73B:小包40のバーコードリーダーラベル73B
74:風よけ74
76:充電ステーション76
77:ヒートトップ 77
78:DRONEDEK31,131に近い空き地の特定の視線範囲にエリアを照射したり、スポットライトの照射を行うフォーカス技術を有するモーション・フラッドライト78
79:通常郵便用郵便受け79
80:爆発物や炭疽菌などの脅威を検知するコレクターパネル80
81:ドローン用バッテリーをDRONEDEKで交換するためのバッテリー交換機構81
82:ドローンバッテリー83を取り外し、交換機構81に移動させ、充電されたバッテリー84をドローン50に戻し、ドローン電源接続を再係合するための伸縮可能なアームおよび固定ラッチなどのバッテリーを交換するための伸縮可能な手段82。
83:ドローン用バッテリー83
84:充電されたバッテリー84
85:放電されたバッテリー85
90:小包注文メカニズム90(ネットワーク103に接続された個人用通信機器106)
91:提供システム91(品物の出荷元)(受注・仕入・販売会社 - “GOOD STUFF COMPANY”)
92:ストロボ、フラッシュカラー、当局への連絡、非常通報などのための外部照明92(LEDタイプのシステムを使用できる)
93: 重量・寸法センサー 93
94:DRONEDEK31,131にいる人に通信したり、大音量の警報、サイレンなどを提供するための双方向スピーカーと大音量警報システム94
100:近くにあるすべてのドローンの位置を追跡し、ドッキング・ステーション31、131との通信を行う手段100
102:ドローンが接近してドッキングできるようにドッキング・ステーション31の位置を特定する手段102(GPSシステムなど)
103:クラウド/ネットワーク103
104:衛星通信104
105:信号とセルタワー105
106:個人通信機器106(スマートフォン、タブレット、ラップトップ、PCなど)
107:ドッキング・ステーション31の特定のGPSアドレス107
108:ドローン50をドッキング・ステーション31上の正確な位置にナビゲートするためのドローン認証および着陸のための、コールドビーム技術、レーザービーム、レーダー、ライダー、クイックレスポンス(QR)コードタグ、無線周波数RFID、リモート識別トラッキングおよびセンシングなどの最終位置確認および移動を容易にするローカル信号/または機械的手段108
109:ドッキング・ステーション31からの暗号化信号109
110:ドローン50とドローン・ドック31との間で、直接またはリモートサーバー(Wi-Fi、Bluetooth、ホットスポット、衛星など)を介して暗号化通信する手段110
111:個人用通信機器106のユーザーにドッキング・イベントの状況を伝えるスマートフォン・アプリなど
112:物品供給源91からドッキング・ステーション31への飛行112
113:ドッキング・ステーション31から物品供給源または他のユーザーの目的地に戻る飛行113
114:元のドッキング・ステーションから二次ドッキング・ステーションへの小包ピックアップの代替飛行114、
115:小包の返却とゲートコード115Aをコーデックスに配置する機能、または手動介入と配送のためのブランディングを行うリターンタトゥープリンター115
116:コンソール・コントロール・キーボード116
117:フレームに取り付けられた盗難防止チップ117
120:マイクロ気象台 120 メカニズム(センサーなど)
122:モニタリング通信と塗装後のGPSによる追跡塗装・タグ付け・追跡 122
125:紫外線デトックス・除菌125
130:オゾンデトックス/ディスインフェクト130
150:住居管理組合向け地中保管個システム150
151:プラットフォーム155を上昇させるための構造部材151
152:ローリングシールトップドア152
155:可動台155
156:保管庫150の開口部156
157:モーター158に接続されたチェーン、ケーブル、ロープ、ベルト、プーリー/スプロケット/シーブ等の昇降手段157
158:電気モーターなど、電気を回転運動に変換する手段
159:電源 159
160:電動ホット/コールド・プレート・アシスト160
170:アシストプラットフォーム172のための一組の動力式ローラー170
172:アシストプラットフォーム172
175:伸長する支持アーム175
177:ロボット/AVSIアシストユニット180用の延長シリンダ177
178:コンソールコントロールキーボード116、110V電源用、携帯電話充電用、テスラ、電動スクーターなど用の充電用レセプタクル178
179:パワード・ローラー用、テスラ、スクーター充電用電源179。
180:DRONEDEK31,131への荷物40の荷降ろしを支援するロボット/AUVS(Automated Unmanned Vehicle Systems)支援ユニット180
400:2017年のO'Tooleによる先行技術400(米国特許9,840,340)
401:2019年のO'Tooleによる先行技術401(米国特許10457421)
402:2018年のKalyanによる先行技術402(米国特許10,093,454)
403:2016年のGentry らによる先行技術(米国特許9,387,928)
404: 2018年のWalshによる先行技術404(米国特許10,124,912)
405:2018年のGilらによる先行技術405(米国特許9,928,749)
【発明を実施するための形態】
【0029】
本明細書は、DRONEDEKと呼ばれる特殊拡張床/アコーディオン構造を備えるドローン・ドッキング・ステーションを開示する。本発明は、ドローン、および、小包や物品の配送に関する。本願発明は、ドローン(無人航空機、UAV)、ロボットキャリア、または自動無人搬送機システム(AUVS)などの運送手段から荷物を受け取るための配送場所に関するものである。本開示は、無人航空機およびドローン航空機に関し、より具体的には、物品を配達または受領するための無人航空機の着陸およびドッキング・システムに関する。本開示の実施形態は、航空機や無人飛行体の分野に関し、特に、物品をやり取りするための装置に関する。ドローン、ロボット、AUVSで配送される物品を預けるためのドローン・ドッキング・ステーション用装置。品目は、食料品、雑貨、小包などを含むが、これらに限定されない。安全なポーチ、屋根、窓、またはその他の建物に取り付けられたボックスは、既存の建物に通して固定されてもよいし、既存の郵便ポストに取り付けられて、または、郵便受けの代わりとして使用されるように構成されてもよい。本発明は、ドローンおよび小包や物品の配送に関するものである。
【0030】
DRONEDEK装置(30)と呼ばれる特殊拡張床/アコーディオン構造を備えたドローン・ドッキング・ステーションの利点は、冒頭で述べたとおりである。簡潔に言えば、そのメリットは、本装置が以下を達成することにより生じる:
1. ドローンがステーションと通信し、内容物を受け取って出荷するために貨物ドアを開閉できる安全な開閉ドア機能を有する(DRONEDEKにオンサイトでアクセスするためのロック手段とキーパッドを有する)。
2. バーコード・リーダー、荷物の返送用タトゥー・プリンター、手動介入と配送のためのゲートコードを配置する機能を備えた、受信または出荷待ちの小包を保持するために設計された安全な容器であるドッキング・ステーションにいくつかの小包や配送のための容量の拡大を提供する。
3. 紫外線やオゾンによる殺菌・消毒を行い、感染症やウイルス、細菌を除去する。
4. 爆発物や炭疽菌などの検知を行う。
5. エリア内で配信する他のドローン、UAV、AUVS、ロボットとの相互通信を提供する。
6. 気象観測所、交通量や顔認識カメラによる人間やペットの移動の監視、当局のためのタグ付けや追跡を提供する。
7. プロバイダーとの情報交換、マーケティング情報・データのためのビッグデータ収集・ネットワーク化のための情報収集。
8. DRONEDEKのドッキング・ステーションがある場所では、投光照明、双方向スピーカー、アラーム、点滅照明、カラー照明を提供し、セキュリティとコミュニケーションのために使用できる。
9. 住宅管理組合の規則や制限を満たす地下保管庫を収容することができる。
10. 小包の重量とサイズを監視し、返品のためのタトゥーブランドの小包を作ることができる。
11. ドローンやUAVに充電ステーションやバッテリー交換を提供する。
12. DRONEDEKへの荷物の積み下ろしをロボット/AUVS(自動無人搬送機)がアシストする機構を搭載する。
13. スマートフォンのアプリケーションを経由して、コンテンツ・センシング・スイッチにリモートアクセスし、接続することができる。
14. 荷物や宅配便の保存・温度管理手段を備える。
15. ドローン・ドックのコンパートメントの内部/外部にカメラシステムを備え、人間やペットの顔認識、ペイント/タグ、追跡監視通信などのアプリケーションに相互接続するテクノロジと認識精度を提供する。
16. ソーラーパネルや110V電源で動作するため、高機能を搭載しながらソーラーパネルを電源として使用することが可能。
17. 雨、風、みぞれ、あられ、雪、そして厳しい気温から荷物を守り、ヒーテッド・カーゴ・ドア・オプションは、最も厳しい天候の中でのアクセスを可能にする。
18. GPSビーコンを通じて、輸送用ドローンがDRONEDEKの正確な位置を把握できるようにする。
【0031】
DRONDEKと呼ばれる特殊拡張床/アコーディオン搭載ドローン・ドッキング・ステーション31の好ましい実施形態は以下のとおりである。ドローン配送を受け入れるためのドローン・ドックと宅配ボックス31(以下の構成要素を含む)。(a) 複数の小包を収容するための受取部を昇降可能な床32Fで拡張するための手段及び構造32。(b) ドローンがドローン・ドックに正確に接近してドッキングできるように、ドローン・ドック100、102を位置決めする手段。(c)安定した接続または取り付けのための、ドローン・ドック31への係合手段51,62。(d) ドローンの内容物40をドローン・ドック31の内部33に移送する移送手段63、64、65。 (e) 温度管理などの保存手段70,72と、ドローン・ドックに一旦納品された商品を安全に保管するための手段。 (f) ドローン・ドック31から離脱(リリース)させる離脱手段51,62。(g) ドローン50とドローン・ドック31との間で、直接またはリモートサーバー(Wi-Fi、Bluetooth、ホットスポット、衛星など)を介して暗号化通信する手段108,110。(h) 収納物の保存と保護(ソフト)を可能にし、移送中およびまたはその後の保管中の損傷を防止するために、箱内に組み込まれた機能部品のセット71、71A。 (i) 住宅や商業施設の住所107にある構造物にボックスを固定する手段39A。 (j) 充電ステーション76と交換機構81からなるオプション機能セット。爆発物や炭疽菌などを識別するためのコレクター-80。病気やウイルス、有害物質を除去する紫外線スキャンシステム125。病気やウイルス、有害物質を除去するためのオゾンアプリケーター130。 (k) バーコードリーダー73、重量・寸法センサー93、返送小包用タトゥープリンター115などの識別機能群。(l) 気象観測120、車両や荷物などにタグ・塗装を付けて追跡するGPS 122、人間やペットを追跡する顔認識ソフト付きカメラ61のためのドローン・ドックの機能群。 (m) は、双方向スピーカーと大音量オーディオアラーム94、色付きでストロボフラッシュが可能なLEDライト92、およびフラッドライト78などのローカル機能群。
【0032】
図1から図9に、DRONEDEK装置と呼ばれる特殊拡張床/アコーディオン構造を備えたドローン・ドッキング・ステーションの完全な説明と操作上の実施形態が示されている。図面およびイラストにおいて、図1から図9は、この製品の一般的な構成と使用方法を示していることによく留意されたい。様々な使用例は、以下で説明する。
【0033】
本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成する添付図面は、DRONEDEK装置(30)と呼ばれる特殊拡張床/アコーディオン構造を備えたドローン・ドッキング・ステーションの好ましい一実施形態を示している。図面は、上に与えられた概要説明及び下に与えられた詳細な説明と共に、DRONEDEK装置(30)の原理を説明する。しかしながら、DRONEDEK装置(30)と呼ばれる特殊拡張床/アコーディオン構造を備えたドローン・ドッキング・ステーションは、示された正確な配置と構造だけに限定されないことが理解される。ドローンまたは無人航空機(UAV)、ロボットキャリア、または自動無人搬送機システム(AUVS)用のドローン・ドッキング・ステーションおよび小包受取り装置の他の例も、ここに開示した範囲および精神の内に含まれる。
【0034】
図1Aから図1Dは、以下、拡張床と受取り部を備えた受取ドローン・ドック31(ドッキング・ステーション)と称するドローン50によって配送される物品40を預けるための一般的なドローン用ドッキング・ステーション(DRONEDEK)31のスケッチである。これらのスケッチは以下の構成要素を示す。 ドローン50で配達された物品を預けるためのドローン・ドッキング・システム(DRONEDEK)30。、ドローンで配送された品物を預けるためのドローン・ドッキング・ステーション(DRONEDEK)31(以下、拡張床/および受取部ドローン・ドック、ドッキング・ステーション、ボックス、またはドローンボックスまたはドッキングボックス)。床を拡張したDRONEDEKの試作品31P。床を拡張したDRONEDEKの設計スケッチ31DS。住居管理組合用地下保存庫150。
【0035】
図2は,製品/小包の注文からドッキング・ステーション/DRONEDEKへの配送までの通信・配送システムを,拡大した部分で示したものである。この図では以下の構成要素を示す。ドローン50で配送された物品を預けるためのドローン用ドッキング・システム/DRONEDEK 30。ドローンで配送された物品を預けるためのドローン用ドッキング・ステーション DRONEDEK31(以下、拡張床/及び受取部ドローン・ドック、ドッキング・ステーション、ボックス、又はドローンボックス又はドッキングボックス)。食品、雑貨、工具、電子機器、書類等の小包40。ドローン50。小包を積んだドローン50A。小包を積んでいないドローン50B。小包注文メカニズム90(ネットワーク103に接続された個人用通信機器106)。供給源システム91(品物の出荷元)(受注・仕入・販売会社 - “GOOD STUFF COMPANY”)。近くにあるすべてのドローンの位置を追跡し、ドッキング・ステーション31、131との通信を行う手段100。ドローンが接近してドッキングできるようにドッキング・ステーション31の位置を特定する手段102(GPSシステムなど)。クラウド/ネットワーク103。衛星通信104。信号とセルタワー105。個人通信機器106(スマートフォン、タブレット、ラップトップ、PCなど)。ドッキング・ステーション31の特定のGPSアドレス107。ローン50をドッキング・ステーション31上の正確な位置にナビゲートするためのドローン認証および着陸のための、コールド・ビーム技術、レーザー・ビーム、レーダー、ライダー、QR(Quick Response)コードタグ、RFID(無線周波数識別)、リモート識別トラッキングおよびセンシングなどの最終位置確認および移動を容易にするローカル信号/または機械的手段108。ドッキング・ステーション31からの暗号化信号109。ドローン50とドローン・ドック31との間で、直接またはリモートサーバー(Wi-Fi、Bluetooth、ホットスポット、衛星など)を介して暗号化通信する手段110。個人用通信機器106のユーザーにドッキング・イベントの状況を伝えるスマートフォン・アプリなど。物品供給源91からドッキング・ステーション31への飛行112。ドッキング・ステーション31から物品供給源または他のユーザーの目的地に戻る飛行113。元のドッキング・ステーションから二次ドッキング・ステーションへの小包ピックアップの代替飛行114、塗装/タグと追跡122の監視通信と塗装後のGPSによる追跡。DRONEDEK受取り部30、31と全体の制御システム(ドローン用航空管制データ "FAA")では、DRONEDEKは、ドローンの追跡機能と機能を利用する。各DRONDEDEKの地理的なエリアとその周辺におけるドローンの位置のマッピングを提供するためのドローン追跡・監視機能。フライトウェアと同様に、ドローンウェアは、空撮を含む市場で動作しているドローンの可視性を提供する機能。 ドローンデックは、入出荷のスケジュールを立て、ユーザーによって優先順位をつけることができる航空管制。Marketplace Conduit。ビッグデータ・メトリクスの取得。
【0036】
図3Aから図3Cは、一般に側面図または端面図から示される構成要素および特徴を有する拡大部32を備えたドッキング・ステーション(DRONEDEK)31、30のスケッチ図である。これらの図は以下の構成要素を示す。ドローンで配送された物品を預けるためのドローン用ドッキング・ステーション(DRONEDEK) 31(以下、拡張床/受取部ドローン・ドック、ドッキング・ステーション、ボックス、ドローンボックス、または、ドッキングボックスと称する)。昇降可能な床32Fを有する拡張部/アコーディオンを備えるドローンドッキング・ステーション構造32。構造体32の側部及び側面32A。構造体32の端部及び端面32B。構造体32の底部及び底面32C。制御コンソール32D。スライド式ドア34のためのクリアランス32E。密閉構造32の昇降可能な床32F。床32Fを下降するためのモーター32FM。床32Fを駆動する手段32DD(チェーン、ケーブル、ベルト等)。手段32DDのプーリー/スプロケット32P。駆動手段32DDの端部で駆動床32Fを支持する手段32DM(密閉されたチャンネル、キャスター付きアングルなど)。駆動部の反対側の端で駆動床32Fを支持する手段32EM (密閉されたチャンネル、キャスター付きアングルなど)。ドック構造体32に設けられた加熱手段を有する開閉可能な可動/電動式のスライドドア34。ドアモーター34A。発泡スチロールやソフトパッド、曲面、密閉ドア、温度調節機能付きインテリア、ヒーター付きスライドドアなどの損傷や劣化を防ぐ手段36。開口部34の周囲を囲むドッキング構造32の上面38であって、該表面38に加熱手段を設けたもの。構造体32のための取付パッド/基礎プレート39A。食品、食料品、工具、電子機器、書類などの小包40。ドローン50。小包を積んだドローン50A。人間やペットの顔認識アプリケーションに相互接続するためのテクノロジと認識精度を有する、ドローン50のコンパートメントの内部/外部のカメラシステム61。ドローンパッド51のためのオプションの受けディンプル62。モーター34A、32FM、132FM、232FM、332FMの制御システム66と、キーボード116へのインターフェース。フレームに取り付けられた、暗号化された盗難防止用チップ117。電源67。電源としての太陽電池パネル68。配達された荷物を箱に入れた後、保存し、安全に保管する手段70(自宅やオフィスへのドローンによる小包配達のための完全なセキュリティ・ソリューション 40)。温度調節機能72付き冷暖房システム。バーコード・リーダー73(赤外線など)。DRONEDEK31,131の人に通信したり、大音量警報、サイレン等を提供する双方向スピーカーと大音量警報装置94。コンソールコントロールキーボード116、110V電源用、携帯電話充電用、テスラ、電動スクーターなど用の充電用レセプタクル178。パワードローラー用、テスラやスクーター充電用電源179。
【0037】
図4Aから図4Dは、いくつかの図から示された構成要素および特徴を有する拡張部32を有するドッキング・ステーション(DRONEDEK)31のさらなるスケッチである。図に示されている構成要素は以下のとおりである。ドローンで配送された物品を預けるためのドローン用ドッキング・ステーション(DRONEDEK) 31(以下、拡張床/受取部ドローン・ドック、ドッキング・ステーション、ボックス、またはドローンボックス、ドッキングボックスと称する)。 昇降可能な床32Fを有する拡張部/アコーディオンを備えるドローンドッキング・ステーション構造32。構造体32の側部及び側面32A。構造体32の端部及び端面32B。構造体32の底部及び底面32C。制御コンソール32D。加熱手段を備えるスライド式ドア34のためのクリアランス32E。密閉構造32の昇降可能な床32F。床32Fを下降するためのモーター32FM。 床32Fを駆動する手段32DD(チェーン、ケーブル、ベルト等)。手段32DDのプーリー/スプロケット32P。駆動手段32DDの端部で駆動床32Fを支持する手段32DM(密閉されたチャンネル、キャスター付きアングルなど)。駆動部の反対側の端で駆動床32Fを支持する手段32EM (密閉されたチャンネル、キャスター付きアングルなど)。ドローン構造体/容器開口部33。ドック構造体32に設けられた開閉可能な可動/電動式のスライドドア34。ドアモーター34A 。発泡スチロールやソフトパッド、曲面、密閉ドア、温度調節機能付きインテリア、ヒーター付きスライドドアなどの損傷や劣化を防ぐ手段36。開口部34の周囲を囲むドッキング構造32の上面38であって、該表面38に加熱手段を設けたもの。構造体32のための取付パッド/基礎プレート39A。食品、食料品、工具、電子機器、書類などの小包40。ドローン50。小包付を積んだドローン50A。人間やペットの顔認識アプリケーションに相互接続するためのテクノロジと認識精度を有する、ドローン50のコンパートメントの内部/外部のカメラシステム61。ドローンパッド51のためのオプションの受けディンプル62。モーター34A、32FM、132FM、232FM、332FMの制御システム66と、キーボード116へのインターフェース。電源67。電源としての太陽電池パネル68。配達された荷物を箱に入れた後、保存し、安全に保管する手段70(自宅やオフィスへのドローンによる小包配達のための完全なセキュリティ・ソリューション 40)。温度調節機能72付き冷暖房システム。バーコード・リーダー73(赤外線など)。DRONEDEK31,131の人に通信したり、大音量警報、サイレン等を提供する双方向スピーカーと大音量警報装置94。返却のための小包のブランディングとコーデックスへのゲートコード115Aの配置または手動介入と配達のリターンタトゥープリンター115。コンソールコントロールキーボード116、110V電源用、携帯電話充電用、テスラ、電動スクーターなどの充電用レセプタクル178、パワードローラー用、テスラ、スクーター充電用電源179。
【0038】
図5は、拡張部32を有するドッキング・ステーション(DRONEDEK)31のスケッチ群31DS及び試作品31Pである。ここに示されているのは、拡張床を有するDRONEDEKのプロトタイプ31Pと、拡張床を有するDRONEDEKの設計スケッチ31DSである。本明細書の他の図面に基づいて、これらは自明である。
【0039】
図6Aから図6Hは、拡大するDRONEDEK31の一般的な実施形態のスケッチであり、DRONEDEKの特徴のいくつかを示し、以下の要素を含む。ドローンで配送された物品を預けるためのドローン用ドッキング・ステーション(DRONEDEK)31)以下、拡張床及び受取部ドローン・ドック、ドッキング・ステーション、ボックス、又はドローンボックス又はドッキングボックス)と、床32Fが上昇可能な拡張部/アコーディオンを有するドローン用ドッキング・ステーション構造32。床32Fが上昇可能な拡張部/アコーディオンを備えているドローンドッキング・ステーション構造32。ドック構造体32に設けられた開閉可能な可動式/電動式のスライドドア34。ドアモーター34A。発泡スチロールやソフトパッド、曲面、密閉ドア、温度調節機能付きインテリア、ヒーター付きスライドドアなどの、損傷や劣化を防ぐ手段36。開口部34の周囲を囲むドッキング構造32の上面38。食品、食料品、工具、電子機器、書類などの小包40。ドローン50。人間やペットの顔認識アプリケーションに相互接続するためのテクノロジと認識精度を有する、ドローン50のコンパートメントの内部/外部のカメラシステム61。ドローンパッド51のためのオプションの受けディンプル62。小包40等との間で解除可能/ロック可能なボール&ソケット65。容器32の内部の1つまたは複数の照明機構69。配達された商品70を箱の中で保存し、安全に保管する手段(すなわち、宅配便やオフィス向けのドローン配達のための完全に安全なソリューション)。温度調節機能72付き型冷暖房システム。バーコード・リーダー 73(赤外線式など)。バーコード・リーダーの波動と信号73A。小包40のバーコードリーダーラベル73B。充電ステーション76。ヒートトップ 77。DRONEDEK31,131に近い空き地の特定の視線範囲にエリアを照射したり、スポットライトの照射を行うフォーカス技術を有するモーションフラッドライト78。通常郵便用郵便受け79。爆発物や炭疽菌などの脅威を検知するコレクターパネル80。ドローン用バッテリーをDRONEDEKで交換するためのバッテリー交換機構81。ドローンバッテリー83を取り外し、交換機構81に移動させ、充電されたバッテリー84をドローン50に戻し、ドローン電源接続を再係合するための伸縮可能なアームおよび固定ラッチなどのバッテリー82を交換するための伸縮可能な手段。ドローンバッテリー83。充電されたバッテリー84。放電されたバッテリー85。重量・寸法センサー 93。DRONEDEK31,131にいる人に通信したり、大音量の警報、サイレンなどを提供するための双方向スピーカーと大音量警報システム94。近くにあるすべてのドローンの位置を追跡し、ドッキング・ステーション31、131との通信を行う手段100。ドッキング・ステーション31の特定のGPSアドレス107。小包の返却とゲートコード115Aをコーデックスに配置する機能、または手動介入と配送のためのブランディングを行うリターンタトゥープリンター115。マイクロ気象台 120 メカニズム(センサーなど)。モニタリング通信と塗装後のGPSによる追跡塗装・タグ付け・追跡 122。紫外線デトックス・除菌125。殺菌・デトックス素材としてO3を使用したオゾンデトックス/ディスインフェクト130。
【0040】
これらの機能のいくつかについてさらに説明することが適切であろう。顔認識システムとは、デジタル画像や映像ソースからのビデオフレームから人物を識別・確認する技術である。顔認識システムには複数の方式があるが、一般的には、与えられた画像から選択された顔の特徴をデータベース内の顔と比較することによって動作する。生体認証AI(iometric Artificial Intelligence)とも呼ばれ、顔の形状や質感からパターンを分析し、個人を特定することができる。当初はコンピューター・アプリケーションの一形態であったが、近年ではモバイルプラットフォームやロボット工学など、他の技術分野でも広く利用されている。顔認証は、一般的にセキュリティシステムのアクセスコントロールに使用され、指紋や目の虹彩認識システムなど、他の生体認証と比較されることがある。生体認証技術としての顔認証システムの精度は、虹彩認証や指紋認証に比べて低いものの、非接触・非侵襲的なプロセスであることから、広く採用されている。また、最近では、商業的な本人確認やマーケティングツールとしても普及している。その他の用途としては、高度なヒューマンコンピューターインタラクション、ビデオ監視、画像の自動インデックス作成、ビデオデータベースなどがある。
【0041】
バーコードリーダー(73)について:バーコードリーダー(バーコードスキャナー)は、印刷されたバーコードを読み取り、バーコードに含まれるデータをデコードしてコンピューターにデータを送信することができる光学スキャナーである。フラットベッドスキャナーと同様に、光源、レンズ、および光インパルスを電気信号に変換する光センサーで構成されている。さらに、ほぼすべてのバーコード・リーダーには、センサーから提供されたバーコードの画像データを分析し、バーコードの内容をスキャナーの出力ポートに送信するためのデコーダ回路が含まれている。バーコードリーダーは技術的に以下のように区別される。ペン型は、ペンの先端に光源とフォトダイオードを配置したものである。バーコードを読み取るには、ペンの先端を比較的一定の速度でバー上に移動させる必要がある。フォトダイオードは、ペン先がバーコードの各バーとスペースを横切るときに、光源から反射される光の強さを測定する。フォトダイオードは、バーコードのバーやスペースの幅を測定するために使用される波形を生成する。バーコードの暗いバーは光を吸収し、白いスペースは光を反射するため、フォトダイオードが生成する電圧波形は、バーコードのバーとスペースのパターンを表現している。この波形は、モールス信号のドットやダッシュと同じようにスキャナーでデコードされる。レーザースキャナーは、光源にレーザービームを使用し、レーザービームをバーコード上を前後に走査するために往復ミラーまたは回転プリズムを使用する以外は、ペン型リーダーと同じように動作する。ペン型と同様、バーコードからの反射光の強度をフォトダイオードで測定する。ペン型リーダーもレーザースキャナーも、リーダーから発せられる光はデータパターンに合わせて明るさが急激に変化し、フォトダイオードの受信回路は同じ変調パターンの信号のみを検出するように設計されている。CCDリーダーは、数百個の小さな光センサーをリーダーのヘッド部に一列に並べたアレイを使用する。各センサーは、そのすぐ前にある光の強度を測定する。CCDリーダーの個々の光センサーは非常に小さく、数百個のセンサーが一列に並んでいるため、一列の各センサーにかかる電圧を順次測定することにより、バーコードのパターンと同じ電圧パターンがリーダー内で生成されるのである。CCDスキャナーとペン型・レーザー型スキャナーの違いは、CCDスキャナーがバーコードから発せられる環境光を測定するのに対し、ペン型・レーザー型スキャナーはスキャナーから発せられる特定の周波数の反射光を測定する点である。また、CMOSセンサーを使用したLEDスキャナーもあり、レーザースキャナーに取って代わりつつある。
【0042】
コレクター・パネル(80)について:爆発物痕跡検知ポータル機は、トレースポータル機とも呼ばれ、一般的にはパファー機と呼ばれ、空港やその他の機密施設において、空港セキュリティスクリーニングの一環として爆発物や違法薬物を検知しようとするセキュリティ装置である。この機械は、従来のX線検査装置の代替ではなく、それを補完するものとして使用される二次検査装置であることを意図している。”微量検出"という言葉は、この機械が極めて小さな"痕跡"を検出する能力を意味している。これらの機械の正確な感度は入手可能な情報ではないが、質量分析計は分子レベルで化合物を検出するため、分析用のサンプルを得るためにふくらませた空気からの収集効率によってのみ制限されることになる。イオン・モビリティ・スペクトロメトリー(IMS)技術を使用している会社もあり、RDX、PETN、TNT、ニトログリセリンなどの爆発物を検出できる。また、マリファナ、コカイン、ヘロイン、PCP、メタンフェタミン、MDMAなどの規制薬物を検出することもできる。開発されたあるシステムは、物理的には似ているが、内部的には異なっている。これは質量分析(MS)技術を用いたもので、16種類の爆発性化合物をIMSの10から100倍の感度で検出でき、複数の化合物を同時に分解し、靴を脱がずに靴爆弾検出を行うことが可能である。この採取技術も大きく異なり、別製品として麻薬スクリーニングのポータルを提供している。この機械は、機械内で直立している乗客に向けて複数の空気を放出することで動作する。これにより、機械内の人物に付着したあらゆる粒子が洗い流され、数秒で分析・識別される。1時間に最大180人の乗客のスクリーニングが可能である。このサンプルをIMSやMSで分析し、特定の爆発物や麻薬の化合物を探すことができる。もし、懸念される物質が検出された場合、セキュリティ担当者は、可視および/または可聴アラームによって通知される。この機械は、バイオハザードや細菌戦用の化学物質、生物学的ハザードに限らず、他のバイオハザード物質にも使用することができる。
【0043】
マイクロ気象台(120)のメカニズムやセンサーについては、以下の背景情報を考慮されやい。温度、相対湿度、気圧、風速計を感知し、小型で持ち運びができ、高い精度を有する新規かつ実用的なマイクロ気象台を使用する。マイクロ気象台は、マルチセンサー・チップ、風速計、測定システム、表示システム、電源管理システムを含む。MEMS技術に基づき、温度、相対湿度、気圧を統合したマルチ・センサー・チップが開発・製造されている。カンチレバーのトルクを利用して風速を測定する抗力風力センサーを開発した。この風力センサーを垂直に封入することで、風向きを測定することができる。他のマイクロ気象台と比較して、非常にシンプルで互換性のあるプロセスを使用している。これらの結果は、マイクロ気象台が優れた性能を持つことを示している。MEMS(マイクロ・エレクトロメカニカル・システム)は、機械部品と電気部品を組み合わせた小型の集積デバイスやシステムを作るためのプロセス技術である。MEMSは、集積回路(IC)のバッチ処理技術を用いて製造され、その大きさは数マイクロメートルから数ミリメートルに及ぶ。気象観測は、農業、軍事、娯楽など、多くの分野で非常に重要な役割を担っている。天候を監視するためのソリューションはいくつかある。古典的ソリューションは、静的な気象観測所で構成されている。もう1つは、無線センサーネットワーク(WSN)を利用したものである。3つ目のソリューションは、小サイズの気象台を使用するものである。ここでは、マイクロコントローラベースのボードに組み込まれた温度、湿度、圧力、光度センサーで構成されるウェザーステーション(気象台)を紹介する。このステーションは携帯電話のSMSサービスを通じて制御される。マイクロシステム企業のウェザーセンサーは、オールインワンのディープLセンサーのあるべき姿を再定義している。気象センシングに必要なすべてが1つのユニットに組み込まれている。それは、27の環境パラメータ、プロセッサー、通信ユニット、太陽光発電システムなどである。小型・軽量で持ち運び可能なディープLセンサーは、これまで大型で複雑なシステムが担ってきた仕事を一手に引き受ける。電源を入れてから60秒以内に、携帯電話やイリジウム衛星とのリンクを使って現地の状況を送信することができる。サイズ、重量、耐久性において、Deep Lセンサーは、自律型気象センサーの新しい市場と場所を開拓している。気象観測所に対する典型的な要望は以下のとおりである(これは例であり、限定するものではない)。クラウドベースのデータロギング、太陽光発電、プロセッサー、携帯電話またはイリジウム衛星との双方向接続、統合パノラマ画像、拡張ポート、頑丈で携帯可能、簡単な設置、および自律的な操作。収集される気象データには、次のようなものがある。温度、気圧、湿度、風速、風向、コンパスの読み、角度の傾き、視界、積塵、雷の距離、視覚イメージ、降水量、現在の天気、GPS位置。
【0044】
Aペイント/タグとトラック(122)の監視通信については、以下を考慮されたい。ドローン(50)とこれらのドッキング・ステーション(31)は、ナノ粒子のスプレーを使用して、対象物にタグを付け、追跡することができる。米国空軍は、ドローンに容疑者や車にタグを付けさせるための研究に資金を提供している。パキスタン北部の埃っぽい道路で、何の変哲もない車両が角を曲がっている。50メートル上空では、小さなドローンが人知れずブザーを鳴らし、車の屋根に細かい霧を吹き付けて通過している。この車両にはタグが付けられ、大型のドローンに搭載された赤外線スキャナーによって、何キロも離れた場所から追跡することができる。米国空軍がドローンを使ったタグ付けシステムの開発を請け負ったことで、このシナリオが実現する日も近いかもしれない。タギング材料(taggant)は、密輸品を積んだ車両や、市民的反抗行為に関与した人、国境を不法に越えようとした人などに、目立たないようにラベルを貼るために使われる。タグ付け技術への関心は、米国の無人機攻撃による民間人の死亡をめぐるホワイトハウスへの圧力の高まりも一因となっている。ドローンによるタグ付けは、その後の逮捕のために人々を追跡することを可能にする。タグの中には、量子ドット(原子50個分以下の半導体ナノ結晶)をベースにしたものもある。量子効果により、量子ドットは特定の波長の光を吸収し、放出する。同社は、目に見えない紫外線レーザーを照射すると、2キロメートル離れた赤外線カメラで検出できるタガント・パウダーを実証実験している。この粉末は、金属、ガラス、布に付着するエアロゾルとして供給され、バッチは明確なスペクトルの特徴を持つように設計することが可能である。ナノクリスタルは、翼幅1.5メートル未満の手打ち式ドローンで噴霧され、静かで数キロメートルの射程を持つ。その後、より大きなプレデター機が紫外線レーザーをターゲットに照射し、その経過を追跡することができる。「手で発射するドローンでナノクリスタルを散布し、レーザーで照射することができる」。しかし、タガントを正確に噴霧するのは難しい。そこで、ケーキのデコレーションに使われる色つきのシュガービーズでつくったタガントを、小型のドローンで飛ばす実験を行った。このビーズで道路をコーティングし、そこをとおりる車の車輪に付着させようと考えたのだ。しかし、ビーズを散布するとすぐに風で飛ばされてしまう。そこで研究チームは、風の影響をモデル化するソフトウェアを開発し、散布の際に風を考慮できるようにした。ドローンのセンサーから読み取った風速と風向きを推定して入力すると、ドローンは高度45メートルからターゲットに衝突することができた。小型のドローンでは60m以上離れると音が聞こえなくなるため、より高度なシステムであれば、より遠くから正確にタグ付けができるようになる。米国国土安全保障省は、税関・国境警備局で使用するドローンに非殺傷攻撃能力を付与することに関心を示している。しかし、このような取り組みには賛否両論があり、タグ付けの方が米国の世論に受け入れられやすいかもしれない。また、暴動の際にドローンがスマートタグを使用し、関係者を特定し、後で逮捕できるようにすることも可能である。印をつける方法は数多くある。タギング技術は、水鉄砲に消えない染料を付けて暴徒に印をつけた時代から進歩している。ある企業は、ユニークな合成DNA配列を含む様々な製品を製造している。侵入者をマークするための自動スプレー、個人防衛スプレー、30メートル離れたところから個人をマークできるペイントボールピストルのような装置などである。一度ペイントすれば、GPSでアイテムを追跡することができる。
【0045】
紫外線デトックス・殺菌125システムについては以下のとおりである。紫外線殺菌照射(UVGI)とは、短波長の紫外線(UV CまたはUVC)を用いて、微生物の核酸を破壊してDNAを破壊し、細胞機能を停止させることで微生物を死滅させる殺菌方法である。UVGIは、食品、空気、水の浄化など、様々な用途で使用されている。UVC光は、大気のオゾン層が遮断するため、地表では弱い。UVGIは、空気や水の循環系に十分な強度のUVC光を発生させ、バクテリア、ウイルス、カビ、その他の病原体などの微生物が生息しにくい環境にすることができる。UVGIは、空気や水を消毒するためのろ過システムと組み合わせることができる。UVGIの殺菌への応用は、20世紀半ばから受け入れられてきた。主に医療衛生や無菌作業施設で使用されてきた。UVGIは医療衛生や無菌作業施設での利用が中心でしたが、近年は飲料水や排水の殺菌にも利用されるようになっている。近年では、空気清浄機にもUVGIが再採用されている。紫外線は、可視光線より波長が短く、X線より波長が長い電磁波である。紫外線はいくつかの波長域に分類され、短波長の紫外線(UVC)は「殺菌用紫外線」とされている。約200nmから300nmの波長は、核酸に強く吸収される。吸収されたエネルギーは、ピリミジン二量体を含む欠陥となる。この二量体は、複製を阻害したり、必要なタンパク質の発現を妨げたりして、生物を死滅させたり不活性化させる。
- 水銀灯は低蒸気圧で253.7nmの紫外線を発生させる。
- 紫外線発光ダイオード(UVC LED)ランプは、255~280 nmの波長の紫外線を選択的に照射する。
- パルスキセノンランプは、230nm付近に発光のピークを持ち、紫外線全域を放射する。
微生物は紫外線に対する防御力が弱く、長時間紫外線にさらされることに耐えられない。UVGIシステムは、水槽、密閉された部屋、強制換気システムなどの環境に殺菌性のある紫外線を照射するように設計されている。殺菌ランプから適切な波長の殺菌紫外線を照射することで、環境に照射する。この環境を空気や水が強制的に流れることで、確実に照射される。紫外線による不活性化の程度は、水中に照射される紫外線量に直接関係する。紫外線の強さと照射時間の積である照射量は、通常、1平方センチメートルあたりのマイクロジュール、または1平方センチメートルあたりのマイクロワット秒(was/cm2)で測定される。ほとんどの細菌やウイルスを90%以上殺すための量は、2,000~8,000was/cm2である。クリプトスポリジウムのような大型の寄生虫は、より低い線量で不活性化する必要がある。その結果、米国環境保護庁は、クリプトスポリジウム、ジアルジア、またはウイルスの不活性化クレジットを取得するための飲料水プラントの方法として、紫外線消毒を受け入れている。例えば、クリプトスポリジウムを90%減少させるためには、2006年に発行された米国EPA UV Guidance Manualに基づき、最低2,500μW-s/cm2の線量が必要とされている。殺菌用紫外線の効果は、微生物が紫外線にさらされる時間、紫外線の強度と波長、紫外線から微生物を保護できる粒子の存在、および微生物が紫外線にさらされる間耐えられるかどうかに依存する。多くのシステムでは、空気や水を繰り返し循環させることで、微生物に紫外線を照射する際の冗長性を実現している。これにより、紫外線が最も多くの微生物に有効で、耐性のある微生物に2回以上照射して分解するよう、複数回の照射を保証している。"殺菌"(sterilization)は実現可能であると誤解されがちである。管理された環境では理論的には可能だが、それを証明するのは非常に困難であり、このサービスを提供する会社は法的な非難を避けるために”消毒”(disinfection)という言葉を使うのが一般的である。専門業者は、殺菌ではなく、例えば6log reductionや99.9999%の効果など、一定のlog reductionを宣伝することが多い。これは、紫外線で傷ついたDNAを細胞が修復する光復古(photoreactivation)、暗復古(base excision repair)と呼ばれる現象を考慮したものである。この殺菌効果は、紫外線が微生物に当たるかどうかで決まる。デザインによって紫外線が遮られるような環境では、あまり効果が期待できない。そのような環境では、殺菌に最適な視線となるようにUVGIシステムを配置することが効果的である。バルブに付着したほこりや膜は、紫外線の出力を低下させる。そのため、電球は定期的な清掃と交換が必要である。殺菌用UVバルブの寿命は、デザインによって異なる。また、電球の素材が殺菌光線を吸収することもある。
【0046】
オゾンデトックス/ディスインフェクションユニット130は、殺菌のためにO3を利用する。微生物は様々な場所で問題を起こし、臨床の場では細菌が危険なアウトブレイクを引き起こすことがある。オゾンは化学的消毒剤として、低濃度のオゾンで細菌やウイルスを殺すことができる。接触時間は、希望する不活性化グレードによって変更される。多くの用途では、細菌の減少率は99.99%(4ログ減少に相当)で十分だが、より高い不活性化度を得るためには、溶液を高濃度化し、接触時間を長くすることで容易に対応できす。上記の数値は、食品産業や食品貯蔵において、空気中の微生物の拡散を抑えるためにオゾンを使用した部屋や換気ダクトの処理に適用される。ノンタッチ技術には、紫外線ランプの使用や、微生物を不活性化するエアロゾルまたはガスとして分散される化学物質が含まれる。オゾンは他の空気殺菌処理方法と比較して、大量の空気を効率的に殺菌し、ウイルスを含む微生物を中和することができるため、病院や医師の待合室など、医療分野での使用に適している。オゾンは、洗浄剤で細菌を不活性化できる時間が長いことが、コスト削減の重要なポイントになる。オゾンは処理後、数時間かけて自然に酸素に分解されるか、オゾン破壊装置を用いて分解を大幅に促進させることができる。
【0047】
図7Aから図7Eは、住居管理組合向け地中保管個システム150と、ロボット・AUVS(自動無人飛行体システム)の荷降ろし用アシスト機構180のスケッチ図である。図では以下の構成要素が示されている。ドローンで配送された物品を預けるためのドローン用ドッキング・ステーション(DRONEDEK) 31(以下、拡張床/受取部ドローン・ドック、ドッキング・ステーション、ボックス、またはドローンボックス、ドッキングボックスと称する)。モーター34A、32FM、132FM、232FM、332FMの制御システム66と、キーボード116へのインターフェース。地下の住居管理組合向け地中保管個150。プラットフォーム155を上昇させるための構造部材151。ローリングシールトップドア152。可動台155。保管庫150の開口部156。モーター158に接続されたチェーン、ケーブル、ロープ、ベルト、プーリー/スプロケット/シーブ等の昇降手段157。電気モーターなど、電気を回転運動に変換する手段158。電源 159。アシストプラットフォーム172のための一組の動力式ローラー170。アシストプラットフォーム172。伸長する支持アーム175。ロボット/AVSIアシストユニット180用の延長シリンダ177。コンソールコントロールキーボード116、110V電源用、携帯電話充電用、テスラ、電動スクーターなど用の充電用レセプタクル178。DRONEDEK31,131への荷物40の荷降ろしを支援するロボット/AUVS(Automated Unmanned Vehicle Systems)支援ユニット180。ロボット・AUVSIアシストユニット180の、モーター・油圧ユニット332FM。
【0048】
図8Aから図8Hは、住宅地又は商業地の受取場所107におけるドローン50による配達と、拡大するDRONEDEK31の動作のスケッチである。これについては、以降の(好ましい実施形態の動作)の節で説明する。
【0049】
図9Aから図9Fは、これまでのドローン配信システムにおける先行技術のスケッチである。ここでは、様々なドッキング・ステーションやシステムに関する旧特許や出願を紹介する。これらには、以下のものが含まれる。"Drone docking station and delivery system”という名称の2017年のO'Tooleによる先行技術400(米国特許9,840,340)、"Drone docking station and delivery system"という名称の2019年のO'Tooleによる先行技術401(米国特許10457421)。"Unmanned aerial vehicle payload receiving apparatus"という名称の2018年のKalyanによる先行技術402(米国特許10,093,454)。" Multi-use UAV docking station systems and methods "という名称の2016年のGentry らによる先行技術(米国特許9,387,928)。"Landing pad for unmanned aerial vehicle delivery"という名称の2018年のWalshによる先行技術404(米国特許10,124,912)。"Methods for delivering a parcel to a restricted access area"という名称の2018年のGilらによる先行技術405(米国特許9,928,749)。図を見て分かるように、DRONEDEK装置と呼ばれる特殊拡張床/アコーディオンを備えたドローン・ドッキング・ステーション31には、本明細書に記載されているように、独自の組み合わせおよび用途がある。
【0050】
目的には、以下のものが含まれるが、これらに限定されない。
目的:1.ドローン・ドックとドローンとの間の通信を提供すること、2. 配達前、配達中、配達後の配達物のセキュリティ、および保管機能を提供すること、3.複数の配送を受け入れるための安全な保持領域の拡張を提供すること。
【0051】
機能は以下を含む。
セキュリティ:ドローンがステーションと通信し、荷物の出荷・入荷のために開閉することができる安全な開閉ドア機能(ロック71の手段とDRONEDEKオンサイトアクセスのためのキーパッド71A)。
拡張する受取り部:複数の荷物や配達物のための容積を拡大し、オンドッキング・ステーションを提供する。
爆発物や病原菌等からの保護:爆発物または炭疽菌またはその他の脅威を検知するためのコレクターパネル80。
気象データ・ステーション:マイクロ気象台 120 メカニズム(センサーなど)
ドローンとUAVとの相互通信:ドローンの位置追跡手段108, 100, 110とドッキング・ステーション31との通信。ドローンと相互作用するドライバーレス車両、ロボット、ベンダーの暗号化通信と追跡を可能にする。DRONEDEKは、車両と商業キャリアとモバイルDRONEDEKアプリケーションを含むノンステーション・ドローン配信機能を利用するために、空中自動車またはまたはロボット(すなわち、完全なUAV、ドローンおよびロボットインターフェース)を追跡し、インターフェースする能力を提供する。
データ取得:プロバイダーとの情報交換、マーケティング情報・データのビッグデータ収集・ネットワーク化のための情報収集。
トラッキング・アシスト:ドローン50の内部/外部のカメラシステム61が、人間やペットの顔認識アプリケーションと相互接続するための技術と認識精度を持ち、塗装/タグとラック122の通信を監視し、塗装後はGPSで追跡。
地下保管庫:住宅管理組合向けの地下保管庫150
荷下ろし支援:DRONEDEK31への小包40の荷下ろしを支援するロボット/AUVS(自動無人搬送機システム)
保存:納品された商品を箱に入れた後、保存し、安全に保管するための手段。(ドローン宅配便のための完全なセキュアソリューション40と温度制御72ホット/コールドシステム)。
ローカルセキュリティ機能:DRONEDEKドッキング・ステーション31の設置場所で、セキュリティと通信、緊急車両と最初の応答者に警告するために、投光照明、双方向スピーカー、犬笛、大きな音声アラーム94と点滅と色のLED照明92を提供。
耐候性:雨、風、みぞれ、あられ、雪、過酷な温度から荷物を守る。ヒート・カーゴ・ドア・オプションは、最も厳しい天候でのアクセスを可能にする。
GPS 機能: GPSビーコンを通じて、輸送用ドローンがDRONEDEKの正確な位置を把握。
充電ステーション:ドローンに再電源を供給できる充電ステーションを内蔵し、ドローンの航続距離を実質2倍にすることが可能(充電ステーション76とバッテリー機構81により、ドローンデックとバッテリーの交換が可能)
太陽光発電:ソーラーパネルおよび/または110ボルトの電力供給により駆動され、その高水準の機能を有するソーラーパネル68を電源として動作させることが可能である。
ドロップオフ/ピック:受信または出荷を待っている荷物の安全な保管場所であり、重量と寸法センサー93、バーコード・リーダー73(赤外線等)、および、リターンタトゥープリンター115(パッケージのリターンとコーデックスまたは手動介入と配信にゲートコード115Aを配置するために、手動配信用のカートン40にゲートコード115Aをマークすることができる)、を備える。
柔軟な設置:構造物やコンクリート平面に鉄壁に設置するための堅牢なマウント39Aインフラを備える。
接続性:ユーザーと荷物の関係を簡単に維持することができる。DRONEDEKは、内容物を感知するスイッチを搭載しており、アプリを通じて、荷物の受け取りや発送を、荷主や受取人、運送会社などに伝えることができる。また、DRONEDEKに搭載されたカメラで荷物の様子を確認することも可能である。
リモート・アクセス:携帯電話やタブレットから、カメラへのリモートアクセスやロック・アンロックが可能なセキュアモバイルアプリケーションを提供している。DRONEDEKの所有者は、鍵や携帯電話のアプリケーション111に入力された簡単なコードによって、簡単に中身を取り出すことができる。

ビッグデータ収集機能は、ブロックチェーン技術の利用を想定している。簡単に説明すると、ブロックチェーンのブロックはデータの集合体である。ブロックチェーンのブロックにデータを追加し、他のブロックと時系列に連結することでブロックの連鎖を作り出すことができる。ブロックチェーンの最初のブロックは、Genesis Blockと呼ばれる。ブロックチェーンとは、分散型公開デジタル台帳のことで、多数のコンピューターにまたがる取引を記録するために使用され、関係する記録は、それ以降のすべてのブロックが変更されることなく、遡及して変更することができない。ブロックチェーンは、価値交換のためのプロトコルであると言われてきた(参照: https://coingeek.com/ibm-patent-takes- on-package-drone-theft-with-blockcha)ペイント・タグ・トラック122、カメラシステム61、コレクターパネル80、GPSロケーション107、データトラック108の機能および結果データを用いて、Dronedekのレセプタクルからデータを提供し、レセプタクルのデータリザーバーを各種緊急システムおよびアプリケーションに接続することで、緊急イベントの報告を当局に警告・支援でき、建物の位置や車両・人の位置まで当局を誘導・案内することができるようになる。
【0052】
ここで言及された詳細は例示的なものであり、限定的なものではない。DRONEDEK装置31,30と呼ばれる特殊拡張床/アコーディオンのドローンドッキング・ステーションを説明するために特有の他の特定の構成要素及び作法は、ドローン又は無人航空機(UAV)、ロボットキャリア、又は自動無人搬送機システム(AUVS)装置及びそれらの用途のためのドローンドッキング・ステーション及び荷物受けの技術分野において通常の技術を有する者によく理解されるように追加されてもよい。
【0053】
(好ましい実施形態の動作)
DRONEDEK 31,30と呼ばれる特殊拡張床/アコーディオン機構を備えたドローン・ドッキング・ステーションを、上記の実施形態により説明した。以下では本装置の動作を説明する。DRONEDEK 31,30と呼ばれる特殊拡張床/アコーディオン機構を備えたドローン・ドッキング・ステーションのコンセプトを完全に説明するには、上記の説明とここで説明する操作を共に考慮する必要があることを理解されたい。DRONDEKと呼ばれる特殊拡張床/アコーディオン機構を備えたドローン・ドッキング・ステーション31の好ましい実施形態は以下のとおりである。ドローン配送を受け入れるためのドローン・ドックと宅配ボックス31(以下の構成要素を含む)。(a) 複数の小包を収容するための受取部を昇降可能な床32Fで拡張するための手段及び構造32。(b) ドローンがドローン・ドックに正確に接近してドッキングできるように、ドローン・ドック100、102を位置決めする手段。(c)安定した接続または取り付けのための、ドローン・ドック31への係合手段51,62。(d) ドローンの内容物40をドローン・ドック31の内部33に移送する移送手段63、64、65。 (e) 温度管理などの保存手段70,72と、ドローン・ドックに一旦納品された商品を安全に保管するための手段。 (f) ドローン・ドック31から離脱(リリース)させる離脱手段51,62。(g) ドローン50とドローン・ドック31との間で、直接またはリモートサーバー(Wi-Fi、Bluetooth、ホットスポット、衛星など)を介して暗号化通信する手段108,110。(h) 収納物の保存と保護(ソフト)を可能にし、移送中およびまたはその後の保管中の損傷を防止するために、箱内に組み込まれた機能部品のセット71、71A。 (i) 住宅や商業施設の住所107にある構造物にボックスを固定する手段39A。 (j) 充電ステーション76と交換機構81からなるオプション機能セット。爆発物や炭疽菌などを識別するためのコレクター-80。病気やウイルス、有害物質を除去する紫外線スキャンシステム125。病気やウイルス、有害物質を除去するためのオゾン・アプリケーター130。 (k) バーコードリーダー73、重量・寸法センサー93、返送小包用タトゥープリンター115などの識別機能群。(l) 気象観測120、車両や荷物などにタグ・塗装を付けて追跡するGPS 122、人間やペットを追跡する顔認識ソフト付きカメラ61のためのドローン・ドックの機能群。 (m) は、双方向スピーカーと大音量オーディオアラーム94、色付きでストロボフラッシュが可能なLEDライト92、およびフラッドライト78などのローカル機能群。
【0054】
DRONEDEK 31,30と呼ばれる特殊拡張床/アコーディオン機構を備えたドローン・ドッキング・ステーションは以下のように動作する。ドローン50がアクセスして、箱31の中に安全に配達できるようにドックの上部34を開けるように指示する安全な暗号化コード110が採用されてもよい。コードの代わりに、ドローンが着陸基地にアクセスするだけでドローン・ドックを開くようにしてもよい。ドローンとドローン・ドック31との最終的な通信は、ドローンが着陸してボックスと接続する際に行われる電子的な接続または磁気的な接続であってよい。ロックボックス内のコードの送信を容易にするために、ドッキング時にドッキング・ボックスまたはデリバリー・ボックスとドローン本体との間で直接通信するようにしてもよい。代替の実施形態では、リモート・サーバーが採用され、ドローンはその位置とドッキングの詳細をリモート・サーバーに通信し、リモート・サーバーはPingまたはその他の方法で信号をボックスまたは関連するIPアドレスに直接配信し、ボックスのロックを解除して開くようにトリガーするようにしてもよい。また、ボックスは、ドローンに対して自身を識別し(またはその逆)、ドッキングとロック解除に必要なバーコードまたはIDシーケンスを通信するために、RFIDを介して通信してもよい。同様に、ドローンがボックスとそのBluetooth信号の範囲内にある場合、ドローンにコードを伝達するためにBluetooth信号を採用してもよい。特定の実施形態では、ボックスは、適切なドッキングとボックスへの配送のために、ドローンにGPSガイダンスを提供する。ドックへの預け入れに成功すると、上部がしっかりと閉まり、破壊者、泥棒、動物によるドックへの侵入が禁止される。閉じるための再トリガーは、開くための信号と同様の方法で、描画とボックスの間の直接通信またはリモートサーバーを介して達成されてよい。また、ドローンがボックスからドッキングを解除すると、ボックスは自動的に閉じられ、ロックされるように設計されてもよい。そして、通信は、Wi-Fi、Bluetooth、衛星などの無線ネットワークや、当業者に認識されるような他のものを介して行ってもよい。ロック・ボックス内のコードの送信を容易にするために、ドッキング時にドッキング・ボックスまたはデリバリーボックスとドローン本体との間で直接通信することもできる。代替の実施形態では、リモートサーバーが採用され、ドローンはその位置とドッキングの詳細をリモートサーバーに通信し、リモートサーバーはPingまたはその他の方法で信号をボックスまたは関連するIPアドレスに直接配信し、ボックスのロックを解除して開くようにトリガーするようにしてもよい。また、ボックスはRFIDを介して通信し、ドローンに対して自身を識別し(またはその逆)、ドッキングおよびロック解除に必要なバーコード73またはI.D.シーケンスを通信してもよい。同様に、ドローンがボックスとそのBluetooth信号の範囲内にある場合、ドローンにコードを伝達するためにBluetooth信号を採用してもよい。特定の実施形態では、ボックスは、適切なドッキングとボックスへの配信のために、ドローンにGPSガイダンスを配信する。ドックへの預け入れに成功すると、上部がしっかりと閉まり、破壊者や泥棒、動物によるドックへの侵入が禁止される。閉じるための再トリガーは、開くための信号と同様の方法で、描画とボックスの間の直接通信またはリモートサーバーを介して達成されるてよい。また、ドローンがボックスからドッキングを解除すると、ボックスは自動的に閉じられ、ロックされるように設計されていてよい。
【0055】
ボックスのデザインにより、アイテム40をその空洞33に落とし、蓋34を一旦床32Fまたはパッド36に落とすことができる。物品40は落下し、蓋34はそのホームポジションに戻り、意図された受取人以外、挿入された物品にアクセスできないようにする。そして、ドローン・ドック31,30は、その所有者や荷主、運送会社に対して、物品がドックに確実に収まっていることを報告し、回収に来る。また、ドローン・ドック31は、離陸状況だけでなく、充電状況も荷主に報告してもよい。
【0056】
図8Aから図8Hは、住宅地または商業地の受取場所107におけるドローン50による配送と、拡大するDRONEDEK31の動作を示すスケッチ図である。ここで示すのは以下の構成要素である。ドローンで配送された品物を預けるためのドローン・ドッキング・ステーション(DRONEDEK)31(以下、拡張床/および受取部ドローン・ドック、ドッキング・ステーション、ボックス、またはドローンボックスまたはドッキングボックス)。床を拡張したDRONEDEKの設計スケッチ31DS。ドローン構造体/容器開口部33。ドック構造体32に設けられた加熱手段を有する開閉可能な可動/電動式のスライドドア34。発泡スチロールやソフトパッド36。食品、食料品、工具、電子機器、書類などの小包。ドローン 50。人間やペットの顔認識アプリケーションに相互接続するためのテクノロジと認識精度を有する、ドローン50のコンパートメントの内部/外部のカメラシステム61。ドローンパッド51のためのオプションの受けディンプル。電源としての太陽電池パネルバーコード・リーダー73(赤外線など)。バーコード・リーダーの波動と信号73A。小包40のバーコード・リーダーラベル73B。風よけ74。ストロボ、フラッシュカラー、当局への連絡、非常通報などのための外部照明92(LEDタイプのシステムを使用できる)。個人通信機器106(スマートフォン、タブレット、ラップトップ、PCなど)。ドッキング・ステーション31の特定のGPSアドレス107。ドローン50をドッキング・ステーション31上の正確な位置にナビゲートするためのドローン認証および着陸のための、コールドビーム技術、レーザービーム、レーダー、ライダー、クイックレスポンス(QR)コードタグ、無線周波数RFID、リモート識別トラッキングおよびセンシングなどの最終位置確認および移動を容易にするローカル信号/または機械的手段108。個人用通信機器106のユーザーにドッキング・イベントの状況を伝えるスマートフォン・アプリなど。
ドローンによる発送・受取は、荷物91の発送・受取時にFAA、荷主、荷受人で調整する。衝突が発生すると、スマートフォンに表示・警告信号が送信され(図8H)、商品の入荷・出荷の際にも表示される。荷物のサイズオーバーや受け部30,31の満杯など、受け取りに問題が発生した場合、メッセージを送信し、あらかじめ設定されたオーバーフローゾーンに荷物が送られる。
すべてのDRONEDEKレセプタクル30,31には、ドローン・ゾーンと呼ばれる機能がある。本機能は、大きすぎる荷物、DRONEDEKが機能しないもの、受け部が満杯のもののためのオーバーフローエリアで、ゾーンには電子監視装置があり、それらのエリアにドロップされた荷物を監視する。クライアントには荷物がそこにあることが通知され、もし誰かがそのフィールドを破ってそのアイテムを取った場合、その人物の写真やビデオ、電子ビジュアル文書が残されの。このゾーンでは、自動車用盗難防止システム「バイパー」のように、「荷物に近づきすぎたので下がってください、さもないとアラームが鳴ります」という音声アラームが流れる。
【0057】
この説明により、DRONEDEK (31, 30)と呼ばれる特殊拡張床/アコーディオン搭載ドローン・ドッキング・ステーションは、開示された実施形態の製品のみに限定されるものではないことが理解されよう。DRONEDEK (31, 30)と呼ばれる特殊拡張床/アコーディオン搭載ドローン・ドッキング・ステーションの特徴は、本説明の精神と範囲内に含まれる様々な変更と均等物の構成をカバーすることが意図されている。
【0058】
本発明の特定の新規な特徴を示し、説明し、添付の請求項において指摘したが、本発明の精神から何ら逸脱することなく、図示した装置の形態および詳細、ならびにその動作における種々の省略、修正、置換および変更を当業者が行うことができることが理解されるので、上記の詳細に限定することを意図するものではない。これ以上の分析なしに、前述は、他の人が、現在の知識を適用することによって、先行技術の立場から、本発明の一般的または特定の側面の本質的な特徴を公正に構成する特徴を省略することなく、様々な用途に容易に適応できるように、本発明の要点を十分に明らかにするものである。
【0059】
他に定義されない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語および科学用語は、これらの発明が属する技術分野における通常の当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。本明細書に記載されたものと類似または同等の任意の方法および材料も、本発明の実施または試験に使用することができるが、好ましい方法および材料は、現在、前述の段落で説明したとおりである。
【0060】
この発明の他の実施形態も可能である。上記の説明には多くの具体性が含まれているが、これらは本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではなく、単にこの発明の現在好ましい実施形態のいくつかの例示を提供するものとして解釈されるべきである。また、実施形態の特定の特徴及び側面の様々な組み合わせ又は下位の組み合わせがなされても、本発明の範囲内に入ることが企図される。開示された実施形態の様々な特徴及び態様は、開示された発明の様々な態様を形成するために、互いに組み合わせられ、又は置換され得る。したがって、ここに開示された本発明の少なくとも一部の範囲は、上述した特に開示された実施形態によって限定されるべきではないことが意図される。
【0061】
特許請求の範囲に記載された用語は、辞書(例えば、広く使用されている一般的な参考辞書及び/又は関連する技術辞書)の関連項目(例えば、大工道具としての「plane」の定義は、飛行機を指すために使用される場合の「plane」の用語の使用に関連していないであろう)を参照して決定した通常及び慣用の意味を付与されるべきである。ただし、これらの出典のいずれか1つまたは組み合わせによって付与される最も広い意味が請求項の用語に与えられるべきであることを理解した上で(例えば、広く使用されている一般参考辞書および/または関連する技術辞書)、当業者によって一般的に理解されている意味、などである。(a) 用語がその通常かつ慣用的な意味よりも拡大解釈されて本明細書で使用されている場合、その用語はその通常かつ慣用的な意味に拡大解釈された意味を追加して与えられるべきである、または(b) 用語の後に「本明細書で使用する場合」という文言または同様の文言を付すことによって、用語が異なる意味を有するように明示的に定義されている場合(例えば、"As herein used shall mean "という文言を付したもの)。"herein this term means", "as defined herein", "for the purposes of this disclosure [the term] shall mean," etc.). 具体例への言及、「すなわち」の使用、「発明」という語の使用などは、例外(b)を呼び起こすこと、またはその他の方法で引用された請求項の用語の範囲を制限することを意図していない。例外(b)が適用される状況以外では、本明細書に含まれるいかなるものも、請求項の範囲の放棄または否認とみなされるべきではない。したがって、特許請求の範囲に記載された主題は、本明細書に示された任意の実施形態、特徴、または特徴の組み合わせと共存するものではなく、共存するものと解釈されるべきではない。これは、特徴または特徴の組み合わせの単一の実施形態のみが本明細書に図示され、説明されている場合であっても同様である。したがって、添付の請求項は、従来技術および請求項の用語の通常の意味に鑑みて、最も広い解釈を与えられるように読まれるべきである。
【0062】
特に断らない限り、本明細書(特許請求の範囲を除く)で使用される寸法、物理的特性などを表す数値または表現は、すべての場合において、「約」("approximately.")という用語で修飾されていると理解されたい。少なくとも、特許請求の範囲への均等論の適用を制限する試みではないが、「約」という用語で修飾されている明細書または特許請求の範囲に記載された各数値パラメータは、少なくとも記載された有効桁数を考慮して、通常の丸め手法を適用して解釈されるべきである。
【0063】
本発明には、当業者が想到する変更が可能であることを理解されたい。本開示は、図および前述の説明において詳細に説明されているが、これらは例示であって、制限的な性格のものではないとみなすべきである。選択された実施形態のみが示され、説明されており、これまでに説明された開示の精神および/または以下の請求項によって定義される範囲内に入るすべての変更、修正および同等物が保護されることが望まれることを理解されたい。
図1A
図1B
図1C
図1D
図2
図3A
図3B-3C】
図4A
図4B
図4C
図4D
図5
図6-1】
図6-2】
図7A-7E】
図8-1】
図8-2】
図9
【国際調査報告】