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特表2023-526795容器キャップ及びそれが結合された容器
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-23
(54)【発明の名称】容器キャップ及びそれが結合された容器
(51)【国際特許分類】
   B65D 51/28 20060101AFI20230616BHJP
   B65D 47/08 20060101ALN20230616BHJP
【FI】
B65D51/28
B65D47/08 100
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022569595
(86)(22)【出願日】2021-05-17
(85)【翻訳文提出日】2022-11-15
(86)【国際出願番号】 KR2021006161
(87)【国際公開番号】W WO2021230732
(87)【国際公開日】2021-11-18
(31)【優先権主張番号】10-2020-0059244
(32)【優先日】2020-05-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2020-0097962
(32)【優先日】2020-08-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510116635
【氏名又は名称】アーン・ジンヘ
【氏名又は名称原語表記】AHN, Jin Hee
【住所又は居所原語表記】(Solhyanggi Town) 2-402,25-5, Munhyeon-ro 189beon-gil, Mohyeon-eup, Cheoin-gu, Yongin-si Gyeonggi-do, 17032, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】アーン・ジンヘ
【テーマコード(参考)】
3E084
【Fターム(参考)】
3E084AA04
3E084AA12
3E084AA24
3E084AA32
3E084AB01
3E084BA03
3E084CA01
3E084CB02
3E084CC03
3E084DA01
3E084DB12
3E084DC03
3E084FB01
3E084GA04
3E084GA06
3E084GB04
3E084GB06
3E084JA01
3E084KB01
3E084LB02
3E084LB07
3E084LC01
3E084LD01
(57)【要約】
本発明は、内容物が収容される容器10の容器入口12に結合される容器キャップ100であって、前記容器入口12に結合され、上側に粒状の補助内容物42が収容される補助空間S1が形成されるキャップ本体110と、前記キャップ本体110と結合され、前記キャップ本体110と共に前記補助空間S1を形成するとともに、前記補助空間S1を覆う上蓋120を含むことを特徴とする容器キャップを開示する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内容物が収容される容器の容器入口に結合される容器キャップであって、
前記容器入口に結合され、上側に粒状の補助内容物が収容される補助空間が形成されるキャップ本体と、
前記キャップ本体と結合され、前記キャップ本体と共に前記補助空間を形成するとともに、前記補助空間を覆う上蓋と、を含むことを特徴とする容器キャップ。
【請求項2】
前記キャップ本体は、前記容器入口とネジ結合又はスナップ結合によって結合されることを特徴とする請求項1に記載の容器キャップ。
【請求項3】
前記キャップ本体は、
前記容器入口と結合される容器結合部と、
前記容器結合部から上側に延び、前記上蓋と結合される蓋結合部と、
を含み、
前記容器結合部及び前記蓋結合部は、内周面に結合された隔壁部によって上下に区切られることを特徴とする請求項1に記載の容器キャップ。
【請求項4】
前記隔壁部は、前記キャップ本体と一体的に形成されることを特徴とする請求項3に記載の容器キャップ。
【請求項5】
前記隔壁部は、前記キャップ本体の内周面に形成された凹溝又は突起に嵌合されることを特徴とする請求項3に記載の容器キャップ。
【請求項6】
前記上蓋及び前記蓋結合部は、互いに結合されるとき、前記補助空間を密閉するための密閉手段が備えられたことを特徴とする請求項3~5のいずれか1項に記載の容器キャップ。
【請求項7】
前記密閉手段は、前記上蓋が前記蓋結合部と結合された状態で、前記蓋結合部の内周面と密着する蓋インナリングを含むことを特徴とする請求項6に記載の容器キャップ。
【請求項8】
前記密閉手段は、前記蓋インナリングの外周面に密着できるように、前記蓋結合部の内周面から突出した一つ以上の環状の突出部を含むことを特徴とする請求項7に記載の容器キャップ。
【請求項9】
前記密閉手段は、
前記蓋結合部の上端に形成された一つ以上の第1凹凸部と、
前記上蓋が前記蓋結合部と結合された状態で、前記第1凹凸部と型合わせされて密着するように、前記上蓋の下端に形成された第2凹凸部と、
を含むことを特徴とする請求項6に記載の容器キャップ。
【請求項10】
前記上蓋は、前記蓋結合部とネジ結合又はスナップ結合によって結合されることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の容器キャップ。
【請求項11】
前記上蓋は、前記上蓋の中心を通る基準線の一端に、ヒンジ部によって前記蓋結合部と結合され、
前記蓋結合部に対して、前記ヒンジ部を基準に回転して脱着されることを特徴とする請求項10に記載の容器キャップ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器キャップに関し、より詳細には、容器入口に結合される容器キャップ及びそれが結合された容器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
液状、粉末などの内容物が収容される容器入口に容器キャップが結合して容器が密閉され、容器に収容される内容物の種類、排出、開封などの方式によって様々な種類の容器キャップが結合される。
【0003】
容器に結合される容器キャップは、結合方式、機能に応じて様々な構造を有する。
【0004】
一方、従来の容器キャップのうち、飲用時に一緒に飲用できるように粒状の補助内容物を容器キャップに貯蔵する構造の容器キャップが、特許文献1、2、3などがある。
【0005】
しかし、特許文献1~3は、粒状の補助内容物を保管するための容器キャップは、複数の部材が結合された構造を有し、製造が複雑であり、内部汚染によりリサイクルが不便又は不可能な問題を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】韓国 公開特許公報10-2017-0126366A0
【特許文献2】韓国 公開特許公報10-2016-0024539A
【特許文献3】日本 特開2013-133123A
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、前記のような問題点を解決するために、全体構造を簡略化して製造が容易であり、内部汚染を最小限に抑え、リサイクルが便利な容器キャップ及びそれが結合された容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、前記のような本発明の目的を達成するために創出されたものであり、本発明は、内容物が収容される容器の容器入口に結合される容器キャップであって、前記容器入口に結合され、上側に粒状の補助内容物が収容される補助空間が形成されるキャップ本体と、前記キャップ本体と結合され、前記キャップ本体と共に前記補助空間を形成するとともに、前記補助空間を覆う上蓋と、を含むことを特徴とする容器キャップを開示する。
【0009】
前記キャップ本体は、前記容器入口とネジ結合又はスナップ結合によって結合されてもよい。
【0010】
前記キャップ本体は、前記容器入口と結合される容器結合部と、前記容器結合部から上側に延び、前記上蓋と結合される蓋結合部と、を含み、前記容器結合部及び前記蓋結合部は、内周面に結合された隔壁部によって上下に区切られてもよい。
【0011】
前記隔壁部は、前記キャップ本体と一体的に形成されてもよい。
【0012】
前記隔壁部は、前記キャップ本体の内周面に形成された凹溝又は突起に嵌合されてもよい。
【0013】
前記上蓋及び前記蓋結合部は、互いに結合されるとき、前記補助空間を密閉するための密閉手段が備えられてもよい。
【0014】
前記密閉手段は、前記上蓋が前記蓋結合部と結合された状態で、前記蓋結合部の内周面と密着する蓋インナリングを含んでいてもよい。
【0015】
前記密閉手段は、前記蓋インナリングの外周面に密着できるように、前記蓋結合部の内周面から突出した一つ以上の環状の突出部を含でいてもよい。
【0016】
前記密閉手段は、前記蓋結合部の上端に形成された一つ以上の第1凹凸部と、 前記上蓋が前記蓋結合部と結合された状態で、前記第1凹凸部と型合わせされて密着するように、前記上蓋の下端に形成された第2凹凸部と、を含んでいてもよい。
【0017】
前記上蓋は、前記蓋結合部とネジ結合又はスナップ結合によって結合されてもよい。
【0018】
前記上蓋は、前記上蓋の中心を通る基準線の一端に、ヒンジ部によって前記蓋結合部と結合され、前記蓋結合部に対して、前記ヒンジ部を基準に回転して脱着することができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明による容器キャップ及びそれが結合された容器は、補助内容物の貯蔵のための補助空間を備えることにより、容器キャップに様々な機能を付与することができる利点がある。
【0020】
また、本発明による容器キャップ及びそれが結合された容器は、補助空間の形成において上下に区切る隔壁部により補助空間を形成することによって、構造が簡単で製造が便利で製造コストを著しく節減できる利点がある。
【0021】
また、本発明による容器キャップ及びそれが結合された容器は、補助空間を形成する隔壁部に容器に収容された内容物の排出のための排出口をさらに備えることにより、補助内容物の保管機能及び容器排出機能が便利な利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本発明の第1実施例による容器キャップ及びそれが結合された容器を示す一部断面図である。
図2図1の容器キャップの上蓋がキャップ本体から分離された状態を示す一部断面図である。
図3】本発明の第2実施例による容器キャップ及びそれが結合された容器を示す一部断面図である。
図4図3の容器キャップの上蓋がキャップ本体から分離された状態を示す一部断面図である。
図5】本発明の第3実施例による容器キャップを示す一部断面図である。
図6図5において、A部分を拡大して示す一部断面図である。
図7図5の容器キャップの上蓋がキャップ本体から分離された状態を示す一部断面図である。
図8】本発明の第4実施例による容器キャップを示す一部断面図である。
図9図8において、B部分を拡大した拡大断面図である。
図10図8において、C部分を拡大した拡大断面図である。
図11】本発明の第5実施例による容器キャップを示す一部断面図である。
図12】本発明による第6実施例による容器キャップを示す一部断面図である。
図13図12の容器キャップの上蓋がキャップ本体から分離された状態を示す一部断面図である。
図14図12の容器キャップのうちキャップ本体を示す平面図である。
図15図14の変形例を示す平面図である。
図16図14の変形例を示す平面図である。
図17図14において、D部分を拡大した拡大断面図である。
図18図14において、E部分を拡大した拡大断面図である。
図19図14において、E部分を拡大した部分の変形された構造を示す拡大断面図である。
図20図14において、E部分を拡大した部分の変形された構造を示す拡大断面図である。
図21A図14の容器キャップの変形例であり、上蓋がキャップ本体から任意に分離されることを防止するための構造を示す側面図である。
図21B図14の容器キャップの変形例であり、上蓋がキャップ本体から任意に分離されることを防止するための構造を示す側面図である。
図22A図14の変形例を示す平面図である。
図22B図22Aにおいて、II-II方向の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明による容器キャップ及びそれが結合された容器について添付図面を参照して説明する。
【0024】
本発明の第1実施例による容器キャップは、図1図2に示されるように、内容物が収容される容器10の容器入口12に結合される容器キャップ100であって、容器入口12に結合され、上側に粒状の補助内容物42が収容される補助空間S1が形成されるキャップ本体110と、キャップ本体110と結合され、キャップ本体110と共に補助空間S1を形成するとともに、補助空間S1を覆う上蓋120と、を含む。
【0025】
前記容器10は、飲料などが液状の物質、粉末状の物質などが収容される構成であり、容器排出のための容器入口12が形成された構成であればどのような構成も可能である。
【0026】
前記容器10に収容される内容物は、後記する補助内容物42が固形丸薬などと一緒に飲用される液状の物質など、補助内容物との組み合わせによって様々な物質を使用させることができ、通常液状の物質からなる。
【0027】
また、前記容器10は、容器入口12を除いた部分は、円筒状、四角柱状など様々な形状を有してもよい。
【0028】
そして、前記容器10は、プラスチック材質又はガラスなどの材質からなっていてもよい。
【0029】
一方、前記容器入口12は、内容物が外部に排出される排出口であり、容器キャップ100の開閉によって開閉される部分であり、容器入口12の結合構造に応じて様々な構造を有することができる。
【0030】
前記キャップ本体110は、容器入口12に結合され、上側に粒状の補助内容物42が収容される補助空間S1が形成される構成であり、容器入口12との結合構造、上蓋120との結合構造に応じて様々な構成が可能である。
【0031】
前記キャップ本体110は、容器入口12とネジ結合又はスナップ結合など様々な結合構造により結合することができる。
【0032】
特に、前記キャップ本体110は、容器入口12に結合されるとき、容器10内部を密閉させることができるところ、シール部材(未図示)が介在されて設けられるのが好ましいが、シール部材を設けることなく国際公開WO2021/017348号に開示された結合構造を有することができる。
【0033】
そして、前記キャップ本体110は、容器入口12と結合される容器結合部111と、容器結合部111から上側に延び、上蓋120と結合される蓋結合部112を含むことができる。
【0034】
前記容器結合部111は、容器入口12と結合される部分であり、容器入口12との結合構造に応じて様々な構成が可能である。
【0035】
すなわち、前記容器結合部111は、容器入口12とネジ結合又はスナップ結合など様々な結合構造により結合することができる。
【0036】
特に、前記容器結合部111は、容器入口12に結合されるとき、容器10内部を密閉させることができるところ、シール部材(未図示)が介在されて設けられるのが好ましいが、シール部材を設けることなく国際公開WO2021/017348号に開示された結合構造を有していてもよい。
【0037】
また、前記容器結合部111は、図1及び図2に示されるように、容器入口12に結合された状態で最初の開封の有無の確認のために、容器入口12の外周面に形成された係止突起15に係止されるスカート部130を多数のブリッジ131によって連結することができる。
【0038】
また、前記容器結合部111は、容器入口12とネジ結合されるとき、容器入口12に形成された雄ネジ部12aにネジ結合される雌ネジ部111aを形成することができる。
【0039】
前記蓋結合部112は、容器結合部111から上側に延び、上蓋120と結合される部分であり、上蓋120との結合構造に応じて様々な構成が可能であるところ、上蓋120と一緒に説明する。
【0040】
一方、前記容器結合部111及び蓋結合部112は、補助空間S1の形成のために内周面に結合された隔壁部140によって上下に区切られるのが好ましい。
【0041】
前記隔壁部140は、補助空間S1の形成のためにキャップ本体110の内周面に結合され、容器結合部111及び蓋結合部112を上下に区切る構成であり、上下区画構造に応じて様々な構成が可能である。
【0042】
例えば、前記隔壁部140は、図1及び図2に示されるように、円板状を有し、キャップ本体110と一体的に形成されるか、キャップ本体110の内周面に形成された凹溝又は突起117に嵌合することができる。
【0043】
一方、前記隔壁部140は、円板状以外に容器入口12との結合構造、機能性補強のために、後記する実施例によって様々な形状及び構造を有してもよいことはいうまでもない。
【0044】
前記上蓋120は、キャップ本体110と結合され、キャップ本体110と共に補助空間S1を形成するとともに、補助空間S1を覆う構成であり、蓋結合部112との結合構造に応じて様々な構成が可能である。
【0045】
ここで、前記上蓋120は、図1図8に示されるように、上蓋120の中心を通る基準線の一端に、ヒンジ部150により蓋結合部112と結合され、蓋結合部112に対して、ヒンジ部150を基準に回転して脱着することができる。
【0046】
そして、前記上蓋120は、後記する隔壁部140と平行であり、容器キャップの上面をなす上面部121と、上面部121の縁から下側に延びる側壁部122と、を含むことができる。
【0047】
前記上面部121は、隔壁部140と平行であり、容器キャップの上面をなす部分であり、円板状であってもよい。
【0048】
また、前記上面部121は、デザイン、積載条件などに応じて中央部が若干凹条に形成されるなど機能性付与のために全体形状の変更があってもよい。
【0049】
前記側壁部122は、上面部121から延び、後記するキャップ本体110の外周面の延長の部分であり、デザイン、積載条件などに応じて様々な変形が可能である。
【0050】
前記ヒンジ部150は、上蓋120の中心を通る基準線の一端で蓋結合部112及び上蓋120を連結する構成であり、蓋結合部112に対する上蓋120のヒンジ回転を可能にするように連結する構成であれば、様々な方法によって連結することができる。
【0051】
特に、前記ヒンジ部150は、蓋結合部112に対する上蓋120のヒンジ回転が可能であり、ある程度開封された状態を保持するように厚さ及び幅が決定される。
【0052】
また、前記上蓋120がヒンジ部150に結合された状態で、上蓋120と結合されるとき、図1図4に示されるように、別途の密閉手段を備え、ヒンジ回転が円滑になるように上蓋120の下端及び蓋結合部112の上端を、間隔を置いて結合することができる。
【0053】
一方、前記上蓋120がヒンジ部150に結合された状態で、上蓋120と結合されるとき、使用者が上蓋120を蓋結合部112からの分離を容易にするためにヒンジ部150に対向する部分につまみ部160が形成されることが好ましい。
【0054】
前記つまみ部160は、使用者が上蓋120を蓋結合部112から分離することを容易にするために、ヒンジ部150に対向する部分に形成される構成であり、様々な構造を有することができる。
【0055】
例えば、前記つまみ部160は、国際公開WO2021/017348号に開示された分離部と同様の構造を有することができる。
【0056】
また、前記つまみ部160は、ヒンジ部150に対向する部分で上蓋120と一体的に蓋結合部112の外側に延び形成されてもよい。
【0057】
また、前記つまみ部160は、図2に示されるように、使用者によって上蓋120を蓋結合部112から分離する際に、上側に反らし、上蓋120の外周面に固定された状態で保持することができる。
【0058】
ここで、前記上蓋120の外周面には、つまみ部160と結合するための結合部161が形成される。
【0059】
前記結合部161は、つまみ部160との結合のために、上蓋120の外周面に形成される部分であり、嵌合など結合構造に応じて様々な構造が可能である。
【0060】
一方、前記つまみ部160は、開封の有無の確認のために蓋結合部112との結合後、接着剤などにより蓋結合部112に結合された状態に保持することができる。
【0061】
射出の可能性を考慮して、製造時、前記つまみ部160は、蓋結合部112とブリッジなどによって開封有無の確認のために連結された状態で製造することができる。
【0062】
また、前記つまみ部160は、上蓋120がキャップ本体110に結合された状態で、蓋結合部112の外周面に形成された別途の結合部(未図示)に結合された状態を保持することができる。
【0063】
前記つまみ部160及び結合部の間の結合は、嵌合など様々な結合構造を有することができる。
【0064】
前記上蓋120が蓋結合部112とヒンジ部150によって結合された構造を有する場合、上蓋120及びキャップ本体110がプラスチック射出により一体に形成が可能となり、製造が便利な利点がある。
【0065】
さらに、使用過程においても上蓋120及びキャップ本体110が一体的になっていることで、使用が便利であり、さらにリサイクル時にも便利な利点があり、産業上大きな利点がある。
【0066】
前記上蓋120は、図8に示されるように、スナップ結合により蓋結合部112と結合されるか、ネジ結合により蓋結合部112と結合されてもよい。
【0067】
一方、本発明は、前記上蓋120及び蓋結合部112の結合、隔壁部によって前述した補助空間S1が形成されることに特徴がある。
【0068】
ここで、前記補助空間S1は、容器10内部に収容される内容物と別途の補助内容物が収容される空間であり、内容物との組み合わせによる補助内容物を収容することができる。
【0069】
特に、前記補助空間S1に収容される補助内容物は、飲用前は、容器10の内部に収容された液状の内容物と分離された状態にあるが、飲用時、内容物と一緒に飲用される補助物質として、液状物質よりは粉末、粒状の補助内容物(タブレット薬剤など)であってもよい。
【0070】
一方、前記補助空間S1は、別途の補助内容物41が収容されることを考慮して、外気と遮断されることが好ましい。
【0071】
したがって、前記上蓋120及び蓋結合部112は、互いに結合されるときに補助空間S1を密閉するための密閉手段を備えることが好ましい。
【0072】
前記密閉手段は、互いに結合される際に、補助空間S1を密閉するための構成であり、上蓋120及び蓋結合部112の結合構造-特に前記結合構造に応じて多数の実施例(実施例1~施例6)によって様々な構成が可能である。
【0073】
一例として、前記密閉手段は、図1及び図2に示されるように、上蓋120が蓋結合部112と結合された状態で、蓋結合部112の内周面と密着する蓋インナリング123を含むことができる。
【0074】
前記蓋インナリング123は、前述した上蓋120の側壁部122の内側に形成され、上蓋120が蓋結合部112と結合された状態で、蓋結合部112の内周面と密着する構成であり、様々な構成が可能である。
【0075】
一例として、前記蓋インナリング123は、上蓋120の底面から下側に突出して形成されてもよい。
【0076】
また、前記蓋インナリング123は、蓋結合部112の内周面と密着することを考慮して弾性変形が可能な厚さを有し、下側に向かって厚さが薄く形成されることが好ましい。
【0077】
また、前記蓋インナリング123は、蓋結合部112の内周面に挿入されることを考慮して、外周面が下端側に向かいながら中心側に傾斜123aをなすことが好ましい。
【0078】
また、前記蓋インナリング123が蓋結合部112の内周面に密着したときに密閉状態を補強するために、密閉手段は、図1及び図2に示されるように、蓋インナリング123の外周面に密着できるように、蓋結合部112の内周面から突出した一つ以上の環状の突出部118をさらに含むことができる。
【0079】
前記環状の突出部118は、蓋インナリング123の外周面に密着できるように、蓋結合部112の内周面から突出した一つ以上のリング構造であり、蓋結合部112の内周面から凸状に突出した構造で形成することができる。
【0080】
前記のような構造を有する本発明による容器キャップは、液状の内容物が収容される容器10の容器入口12に結合され、補助空間S1に液状の内容物の飲用時に一緒に飲用することができる補助内容物41を貯蔵して、容器の機能性を最大化できるという利点がある。
【0081】
特に、従来の容器キャップは、補助内容物の保管のための構造を形成するにあたって複数の部材を設けるか、容器入口12を変形しなければならなく、その構造が複雑で製造コストが高いが、本発明は、一体構造乃至簡単な構造によって形成されるので、製造が簡単であり、特にリサイクルのための回収時の単一構造によると、便利な利点がある。
【0082】
一方、本発明の基本要旨は、補助内容物の保管のための補助空間を有する容器キャップの簡単な構造を提示することにあり、キャップ本体110及び上蓋120との結合構造に応じて様々な実施例が可能である。
【0083】
以下、本発明の第1実施例の変形例を第1実施例と異なる部分を中心に説明する。ここで、本発明の第1実施例と同一又は類似の部分は便宜上省略する。
【0084】
本発明の第2実施例による容器キャップは、本発明の第1実施例の構成に加えて、第2の補助内容物が収容される補助容器30をさらに備える実施例である。
【0085】
以下、本発明の第2実施例による容器キャップについて、第1実施例と異なる部分を中心に説明する。
【0086】
前記補助容器30は、キャップ本体110に結合され、補助空間S1に設けられた補助内容物と同一であるか、別途の第2の補助内容物が収容される容器であり、キャップ本体110の結合構造に応じて様々な構成である。
【0087】
一例として、前記補助容器30は、容器結合部111の内周面との嵌合によって容器結合部111と結合される上側部31と、上側部31の下側に延び、第2補助空間S2を形成する側壁部32と、側壁部32の下端で脱着可能に結合され、第2補助空間S2を覆う覆い蓋部33を含むことができる。
【0088】
前記上側部31は、容器結合部111の内周面との嵌合によって容器結合部111と結合される構成であり、様々な構成が可能である。
【0089】
一例として、前記上側部31は、前述した隔壁部140の底面と密着する円板構造を有することができる。
【0090】
そして、前記上側部31の縁を隔壁部140の底面と容器入口12の上端との間に介在して容器10の内部空間S3を密閉するシール部材として機能することができる。
【0091】
前記側壁部32は、上側部31の下側に延び、第2補助空間S2を形成する構成であり、様々な構成が可能である。
【0092】
一例として、前記側壁部32は、上側部31の下側に延び、第2補助空間S2を円筒状の空間として形成することができる。
【0093】
前記覆い蓋部33は、側壁部32の下端で脱着可能に結合され、第2補助空間S2を覆う構成であり、前述した容器10内部の内容物との混合を防止するために密閉結合することが好ましい。
【0094】
前記覆い蓋部33は、図3及び図4に示されるように、一端に側壁部32とヒンジ結合され、他端が突起33a及び凹部32aによって嵌合することができる。
【0095】
また、前記覆い蓋部33は、上側部31及び側壁部32と一体的にプラスチック射出されて形成されるか、インダクション、コンダクションなどにより側壁部32の下端を密閉するシール部材で構成することができる。
【0096】
一方、前記補助容器30の上側部31は、隔壁部140と別に形成された例を説明したが、キャップ本体110を上下に貫通するように形成し、補助容器30の上側部31をキャップ本体110の内周面に脱着可能に設けることで、隔壁部140としても構成できることは勿論である。
【0097】
具体的には、図3の実施例において、補助容器30の上側部31及び隔壁部140を一体に形成し、補助容器30の上側部31をキャップ本体110の内周面に脱着可能に設けることで実現することができる。
【0098】
すなわち、図3において、隔壁部140で補助容器30の上側部31の縁を除いた部分が除去された例として実現することができる。
【0099】
前記構成を有する第2実施例による容器キャップは、隔壁部140の上側に形成される補助空間S1に加えて、第2補助空間S2を形成する補助容器30をさらに設けることにより、容器10に貯蔵された内容物の飲用の時補助内容物に加えて、第2の補助内容物をさらに設けることで様々な機能性を付与することができる。
【0100】
一方、前述したように、補助空間S1に補助内容物が貯蔵されることを考慮して、外気が流入しないように補助空間S1を密閉する必要がある。
【0101】
以下、本発明の第1実施例に開示された密閉手段とは別又は共に補助空間S1を密閉する密閉手段を備える第3実施例について説明する。
【0102】
本発明の第3実施例による容器キャップは、図5図7に示されるように、本発明の第1実施例に開示された密閉手段とは別に又は共に補助空間S1を密閉する密閉手段を備えることを特徴とする。
【0103】
前記密閉手段は、蓋結合部112の上端に形成された一つ以上の第1凹凸部811と、上蓋120が蓋結合部112と結合された状態で、第1凹凸部811と型合わせされて密着するように、上蓋120の下端に形成された第2凹凸部821とを含むことができる。
【0104】
本発明の第2実施例に開示された密閉手段は、上蓋120の下端及び蓋結合部112の上端に設けられ補助空間S1を密閉する構成であり、凹凸構造を有することに特徴がある。
【0105】
前記第1凹凸部811は、蓋結合部112の上端に形成される一つ以上の凹凸であり、後記する第2凹凸部821の形状に応じて様々な構成が可能である。
【0106】
一例として、前記第1凹凸部811は、後記する第2凹凸部821の突起が挿入されるように溝を形成する一対の突起で構成されてもよい。
【0107】
ここで、前記第1凹凸部811は、断面構造において、突起に見えるだけで、上側から見るとリング状に形成されることは勿論である。
【0108】
前記第2凹凸部821は、上蓋120が蓋結合部112と結合された状態で、第1凹凸部811と型合わせされて密着するように、上蓋120の下端に形成される構成であり、様々な構成が可能である。
【0109】
一例として、前記第2凹凸部821は、前述した第1凹凸部811の一対の突起により形成された溝に挿入される突起であってもよい。
【0110】
一方、前述したように、補助空間S1に補助内容物が貯蔵されることを考慮して、外気が流入しないように補助空間S1を密閉する必要がある。
【0111】
以下、本発明の第1実施例に開示された密閉手段とは別に又は共に補助空間S1を密閉する密閉手段を備える第4実施例について説明する。
【0112】
第4実施例による容器キャップは、第1実施例と対比して、上蓋及び蓋結合部のスナップ結合構造、容器結合部及び容器入口の結合構造に変形がある。
【0113】
まず、前記上蓋120は、図8に示されるように、蓋結合部112と一体に形成される代わりに、別途部材としてスナップ式結合により蓋結合部112と結合することができる。
【0114】
そのために、前記上蓋120及び蓋結合部112のいずれか一つは、環状の突起831が形成され、他方は環状の凹溝841が形成される。
【0115】
そして、前記上蓋120は、図9及び図10に示されるように、蓋結合部112からの最初の分離可否を確認するために、複数の補助ブリッジ862により連結される補助スカート部851を形成することができる。
【0116】
前記補助スカート部851は、図9に示されるように、蓋結合部112の外周面に形成された環状の突起部861に係止され、上蓋120が蓋結合部112から分離されるとき、補助ブリッジ862を切断することによって上蓋120から分離することができる。
【0117】
次に、前述した補助空間S1の密閉のための密閉手段として、上蓋120の下端及び蓋結合部112の上端に密閉手段が設けられてもよく、第3実施例と構成が類似するので詳細説明は省略する。
【0118】
次に、前記容器結合部111及び容器入口12の結合時に、容器10内部の密閉のための容器密閉手段をさらに備えることができる。
【0119】
前記容器密閉手段は、容器密閉構造に応じて多様な構成が可能である。
【0120】
一例として、前記容器密閉手段は、図10に示されるように、キャップ本体110が容器入口12と結合された状態で、容器入口12の内周面と密着するキャップインナリング142を含むことができる。
【0121】
前記キャップインナリング142は、容器結合部111が容器入口12と結合された状態で、容器入口12の内周面と密着する構成であり、様々な構成が可能である。
【0122】
一例として、前記キャップインナリング142は、隔壁部140の底面から下側に突出して形成されてもよい。
【0123】
また、前記キャップインナリング123は、容器入口12の内周面と密着することを考慮して、弾性変形が可能な厚さを有し、下側に向かって厚さが薄く形成されるのが好ましい。
【0124】
また、前記キャップインナリング142は、容器入口12の内周面に挿入されることを考慮して、外周面が下端側に向かいながら中心側に傾斜143をなすのが好ましい。
【0125】
また、前記キャップインナリング142が容器入口12の内周面に密着する時に密閉状態を補強するために、キャップインナリング142の外周面に密着できるように容器入口12の内周面から突出した一つ以上の環状の突出部12bをさらに含むことができる。
【0126】
前記環状の突出部12bは、キャップインナリング142の外周面に密着できるように容器入口12の内周面から突出された一つ以上のリング構造であり、容器入口12の内周面から凸状に突出した構造に形成することができる。
【0127】
一方、前記容器入口12の上端と隔壁部140の底面との間には、前述したように、国際公開WO2021/017348号に開示された構造など容器10の密閉のための構造をさらに備えることができる。
【0128】
一例として、前記容器入口12の上端には、一つ以上の第1凹凸部871が形成され、隔壁部140の底面には、容器入口12に容器結合部111が結合された状態で、第1凹凸部871と型合わせされて密着するように第2凹凸部872を形成することができる。
【0129】
前記第1凹凸部871は、容器入口12の上端に形成される一つ以上の凹凸であり、後記する第2凹凸部872の形状に応じて様々な構成が可能である。
【0130】
一例として、前記第1凹凸部871は、後記する第2凹凸部872の突起が挿入されるように溝を形成する一対の突起であってもよい。
【0131】
ここで、前記第1凹凸部871は、断面構造において、突起に見えるだけで、上側からみると、リング状に形成されることは勿論である。
【0132】
前記第2凹凸部872は、容器結合部111が容器入口12と結合された状態で、第1凹凸部871と型合わせされて密着するように、隔壁部140の下端に形成される構成であり、様々な構成が可能である。
【0133】
一例として、前記第2凹凸部872は、前述した第1凹凸部871の一対の突起によって形成された溝に挿入される突起であってもよい。
【0134】
一方、本発明の第2実施例及び第3実施例と同様に、補助容器30を備える場合、第5実施例として、図11に示されるように、壁部140の代わりに第2凹凸部872が補助容器30の上側部31の底面に形成されてもよいことは勿論である。
【0135】
一方、図1図11に示される実施例1及び実施例4の変形例として、隔壁部140は、容器10に収容された内容物の排出のための一つ以上の排出口148を形成することができる。
【0136】
以下、本発明の第5実施例による容器キャップについて添付図面を参照して説明する。
【0137】
本発明の第5実施例による容器キャップは、実施例1及び実施例4の変形例であり、隔壁部140に一つ以上の排出口148が形成されることを特徴とし、排出口148の形成構造及びその密閉構造に応じて様々な構成が可能である。
【0138】
本発明の第5実施例による容器キャップは、第1例として、図12図14に示されるように、隔壁部140に形成され、容器10に収容された内容物の排出される一つ以上の排出口148を形成することができる。
【0139】
前記排出口148は、隔壁部140に一つ以上形成され、容器10に収容された内容物の排出される構成であり、様々な構成を有することができる。
【0140】
前記排出口148の形成例として、図12図14に示されるように、隔壁部140の中央の部分に形成されるか、図15に形成したように、補助空間S1を中央に位置させ、排出口148は、補助空間S1の外周の一部又は全部に形成されてもよい。
【0141】
前記補助空間S1を中央に位置させ、排出口148が補助空間S1の外周の全体に形成されるとき、隔壁部140は、複数のブリッジ146によりキャップ本体140の内周面に結合することができる。
【0142】
一方、前記排出口148は、上下に貫通形成された排出口148の縁で隔壁部140の上側に延びた上側突出部149によって形成することができる。
【0143】
また、前記排出口148の形成例として、図16に示されるように、排出口148を複数形成することができる。
【0144】
また、前記排出口148の形成例として、図22A及び図22Bに示されるように、キャップ本体110を上側から見たとき、排出口148が一側、特につまみ部160が位置された部分に偏り、残りの部分に隔壁部140を形成することができる。
【0145】
一方、前記排出口148は、上蓋120に設けられた遮断部128によって補助空間S1と容器10の内部空間S3とを隔離することができる。
【0146】
前記遮断部128は、上蓋120に設けられ、上蓋120がキャップ本体110に結合されるとき、補助空間S1と容器10の内部空間S3とを隔離する構成であり、遮断方法に応じて様々な構成が可能である。
【0147】
一例として、前記遮断部128は、前述した蓋インナリング123と同様の構成を有することができる。
【0148】
具体的には、前記遮断部128は、上蓋120が蓋結合部112と結合された状態で、上側突出部149の内周面と密着する構成であり、様々な構成が可能である。
【0149】
一例として、前記遮断部128は、上蓋120の底面から下側に突出して形成されてもよい。
【0150】
また、前記遮断部128は、上側突出部149の内周面と密着することを考慮して、弾性変形が可能な厚さを有し、下側に向かって厚さが薄く形成されるのが好ましい。
【0151】
また、前記遮断部128は、上側突出部149の内周面に挿入されることを考慮して、外周面が下端側に向かいながら中心側に傾斜していることが好ましい。
【0152】
また、前記遮断部128が上側突出部149の内周面に密着するときに、密閉状態を補強するために、遮断部128の外周面に密着できるように、上側突出部149の内周面から突出した一つ以上の環状の突出部147をさらに含むことができる。
【0153】
前記環状の突出部147は、遮断部128の外周面に密着できるように、上側突出部149の内周面から一つ以上に突出したリング構造であり、上側突出部149の内周面から凸状に突出した構造に形成することができる。
【0154】
一方、前記遮断部128による排出口148の遮断構造は、図19及び図20に示されるように、様々な実施例が可能である。
【0155】
一例として、前記遮断部128の下端と上側突出部149の上端との間に内容物の流入を遮断するための構造として、環状の突起部891及び環状の突起部891が挿入される環状の凹溝部892が遮断部128の下端及び上側突出部149の上端に形成することができる。
【0156】
このとき、前記環状の突起部891は、図20に示されるように、一つ形成されてもよく、図19に示されるように、2個以上形成されてもよい。
【0157】
そして、前記環状の凹溝部892は、環状の突起部891が挿入されるときに、密着状態を高めるために、内側に向かって幅が狭くなるテーパー状であってもよい。
【0158】
一方、前記容器入口12の上端と隔壁部140の底面との間には、前述したように、国際公開WO2021/017348号に開示された構造など容器10の密閉のための構造をさらに備えることができる。
【0159】
前記容器入口12の上端及び隔壁部140の底面には、図17に示されるように、第4実施例(図10参照)と同様の第1凹凸部871及び第2凹凸部872と同様の構造を有することができる。
【0160】
また、前記上蓋120と蓋結合部112との間の密閉結合は、第1実施例~第5実施例などで説明した密閉手段(図9参照)によって実現することができ、一例として、第3実施例の図9に示された例と同様の構造を有してもよい。
【0161】
一方、本発明による容器キャップは、上蓋120が、キャップ本体110が任意に分離されることを防止するために、分離防止手段をさらに備えることができる。
【0162】
前記分離防止手段は、上蓋120が、キャップ本体110が任意に分離されることを防止するための構成であり、様々な構成が可能である。
【0163】
一例として、前記分離防止手段は、図21A及び図21Bに示されるように、蓋結合部112の外周面に形成された第1凹溝483に挿入される移動部材480と、移動部材480が第1凹溝483で使用者により、上蓋120の外周面に形成された第2凹溝124への移動を案内する案内部482を含むことができる。
【0164】
前記移動部材480は、上蓋120が、キャップ本体110が任意に分離されることを防止するために、蓋結合部112の外周面に形成された第1凹溝483に挿入されているが、上蓋120をキャップ本体110から分離するために、使用者が第2凹溝124に移動する部材であり、様々な構成が可能である。
【0165】
このとき、前記移動部材480は、突起構造の案内部482が挿入されると共に案内部482に対して上下移動が可能なように、上下に形成されたスロット481が形成される。
【0166】
前記スロット481は、突起構造の案内部482が挿入されると共に、案内部482に対して上下移動が可能なように移動部材480に形成された貫通孔であり、上端及び下端が案内部482の外径と実質的に同じ大きさを有し、中間部分は案内部482の外径よりわずかに小さく形成することができる。
【0167】
一方、前記案内部482は、移動部材480が第1凹溝483で使用者によって上蓋120の外周面に形成された第2凹溝124への移動を案内する構成であり、移動部材480に形成されたスロット481に挿入できるように外側に突出した一つ以上の突起、好ましくは一対の突起で構成することができる。
【0168】
一方、前記のような構成を有する本発明による容器キャップが結合された容器は、様々な形態で飲用することができる。
【0169】
例えば、利用者は、上蓋120をキャップ本体110、すなわち、蓋結合部111から分離した後、補助空間S1に収容された補助内容物42をまず食べた後、キャップ本体110を容器10から分離して、容器10に収容された内容物を飲用することができる。
【0170】
また、使用者は、キャップ本体110を容器10から分離して容器10に収容された内容物を飲用した後、キャップ本体110を容器10に結合させた後、上蓋120をキャップ本体110、すなわち、蓋結合部111から分離した後、補助空間S1に収容された補助内容物42を食べるなど、様々な方式によって内容物及び補助内容物を摂取することができる。
【0171】
以上は、本発明によって実現することができる好ましい実施例の一部について説明したものに過ぎず、周知のように本発明の範囲は、前記の実施例に限定されて解釈されるべきではなく、前述した本発明の技術的思想とその根本を合わせた技術的思想は、すべて本発明の範囲に含まれるというべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21A
図21B
図22A
図22B
【国際調査報告】