(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-26
(54)【発明の名称】パターの打撃速度及びテンポを評価するパッティング練習器
(51)【国際特許分類】
A63B 69/36 20060101AFI20230619BHJP
【FI】
A63B69/36 541V
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022568577
(86)(22)【出願日】2021-02-23
(85)【翻訳文提出日】2022-11-10
(86)【国際出願番号】 KR2021002225
(87)【国際公開番号】W WO2021235655
(87)【国際公開日】2021-11-25
(31)【優先権主張番号】10-2020-0059978
(32)【優先日】2020-05-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521284613
【氏名又は名称】ディーエムビーエイチ カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】パク,ヨン ギル
(57)【要約】
本発明は、パッティング練習器において、ゴルフボール(1)が進行する方向に対して、前記ゴルフボール(1)が進行する方向と平行に互いに離隔して設置されたセンサ設置部が互いに向かい合って配備され、前記センサ設置部の一つである第1センサ設置部には、光を照射する照射部(100)が配備され、残りの一つの第2センサ設置部には、前記照射部(100)から照射された光を受光する受光部(200)が配備され、前記照射部(100)から照射された光を前記受光部(200)で受光して、ゴルフボール(1)をパッティングしたとき、ゴルフボール(1)の速度を検出する速度検出部(300)及びゴルフボール(1)の位置を測定する位置測定部(400)を含み、前記位置測定部(400)で測定された最初のゴルフボール(1)の位置値と、前記速度検出部(300)で測定されたゴルフボール(1)の移動速度(Vb)及び移動距離(Hb)とを検出するために演算する演算制御部(500)、及び前記測定されたゴルフボール(1)の速度(Vb)及び距離(Hb)を保存する保存部(600)を含んでなることを特徴とするパターの打撃速度及びテンポを評価するパッティング練習器が提供される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
パッティング練習器であって、
ゴルフボール(1)が進行する方向に対して、前記ゴルフボール(1)が進行する方向と平行に互いに離隔して設置されたセンサ設置部が互いに向かい合って配備され、
前記センサ設置部の一つである第1センサ設置部には、光を照射する照射部(100)または受光部(200)が配備され、
残りの一つの第2センサ設置部には、受光部(200)または照射部(100)が配備され、前記照射部(100)から照射された光を前記受光部(200)で受光して、ゴルフボール(1)をパッティングしたとき、ゴルフボールが通り過ぎる瞬間を確認することにより、ゴルフボール(1)の速度を検出する速度検出部(300)及びゴルフボール(1)の位置を測定する位置測定部(400)を含み、
前記位置測定部(400)で測定された最初のゴルフボール(1)の位置値と、前記速度検出部(300)で測定されたゴルフボール(1)の移動速度(Vb)及び移動距離(Hb)を検出するために演算する演算制御部(500)、及び、前記測定されたゴルフボール(1)の速度(Vb)及び距離(Hb)を保存する保存部(600)を含んでなることを特徴とするパターの打撃速度及びテンポを評価するパッティング練習器。
【請求項2】
前記照射部(100)は、
ゴルフボール(1)の最初位置を検出するために光を照射する第1照射部(110)と、前記ゴルフボール(1)の速度を検出するために光を照射する第2照射部(120)と、前記ゴルフボール(1)を打撃するためにゴルフボール(1)の後ろで動くパター(2)の打撃速度及びテンポを検出するために光を照射する第3照射部(130)と、を含んでなり、
前記受光部(200)は、
前記第1照射部(110)から照射される光を受光するために前記第1照射部(110)と向かい合って設置される第1受光部(210)と、
前記第2照射部(120)から照射される光を受光するために前記第2照射部(120)と向かい合って設置される第2受光部(220)と、
前記第3照射部(130)から照射される光を受光するために前記第3照射部(130)と向かい合って設置される第3受光部(230)と、を含んでなることを特徴とする請求項1に記載のパターの打撃速度及びテンポを評価するパッティング練習器。
【請求項3】
前記第3照射部(130)は、
前記第1照射部(110)と近接して設置された第31照射部(131)と、前記第31照射部(131)から一定の距離であるDcだけ離れた位置に設置された第32照射部(132)と、が配置され、
前記第3受光部(230)は、
前記第31照射部(131)に対応して設置される第31受光部231と、
前記第32照射部(132)に対応して設置される第32受光部(232)と、を含んでなることを特徴とする請求項2に記載のパターの打撃速度及びテンポを評価するパッティング練習器。
【請求項4】
前記パター(2)がバックスイングを始めた後、前記第31照射部(131)及び前記第31受光部231を介して検出された時刻をt0とし、
前記パター(2)がバックスイングからダウンスイングに切り替えられて前進した後、さらに前記第31照射部(131)及び前記第31受光部(231)を介して検出された時刻をt1とすると、
前記テンポ(T)は、T=t1-t0と定義することを特徴とする請求項3に記載のパターの打撃速度及びテンポを評価するパッティング練習器。
【請求項5】
前記パター(2)がダウンスイングに切り替えられて前進した後、前記第32照射部(132)及び前記第32受光部(232)を介して検出された時刻をt2とし、前記第31照射部(131)と第32照射部(132)との間の距離は、Dcであるとき、
前記パター(2)の速度(Vp)は、Vp=Dc/(t1-t2)であることを特徴とする請求項4に記載のパターの打撃速度及びテンポを評価するパッティング練習器。
【請求項6】
前記パター(2)のバックスイング及びダウンスイングによって測定されたテンポT及びパターの速度Vpを前記保存部(600)に保存し、
前記パター(2)によってゴルフボール(1)を打撃した後、前記演算制御部(500)を介してゴルフボール(1)の移動速度(Vb)及び移動距離(Hb)を演算してから、それを保存部(600)に保存することを特徴とする請求項5に記載のパターの打撃速度及びテンポを評価するパッティング練習器。
【請求項7】
前記パター(2)をi回(i=1、2、3、…、n-1、n)パッティングしてから、各回数別に測定されたテンポTi値を前記保存部(600)に保存した後、
前記演算制御部(500)において、前記各回数別に測定されたテンポTiに対する標準偏差(Tsd)及び平均(Tav)を演算し、
前記演算された標準偏差(Tsd)及び平均(Tav)を前記保存部(600)に保存することを特徴とする請求項6に記載のパターの打撃速度及びテンポを評価するパッティング練習器。
【請求項8】
前記標準偏差(Tsd)及び平均(Tav)をj回(j=1、2、3、…、m-1、m)測定し、
前記j回測定された標準偏差(Tsd)の平均値を標準偏差基準値(Tsd_b)とし、前記j回測定された平均(Tav)の平均値を平均基準値(Tav_b)とするとき、
前記標準偏差基準値(Tsd_b)は、
Tsd_b=[(Tsd_1+Tsd_2+Tsd_3+…+Tsd_m-1+Tsd_m)/m]であり、
前記平均基準値(Tav_b)は、
Tav_b=[(Tav_1+Tav_2+Tav_3+…+Tav_m-1+Tav_m)/m]であることを特徴とする請求項7に記載のパターの打撃速度及びテンポを評価するパッティング練習器。
【請求項9】
現在、多数のパッティング練習によって測定されたテンポ(Ti_now)に対する標準偏差値をTsd_0とし、平均値をTav_0とするとき、
前記現在測定したテンポ(Ti_now)の標準偏差値Tsd_0が前記標準偏差基準値Tsd_bよりも小さければ(Tsd_0<Tsd_b)、「テンポ向上」と判断し、
前記標準偏差値Tsd_0が前記標準偏差基準値Tsd_bと同じであれば(Tsd_0=Tsd_b)、「テンポ普通」と判断し、
前記標準偏差値Tsd_0が前記標準偏差基準値Tsd_bよりも大きければ(Tsd_0>Tsd_b)、「テンポ悪い」と判断することを特徴とする請求項8に記載のパターの打撃速度及びテンポを評価するパッティング練習器。
【請求項10】
前記「テンポ向上」(Tsd_0<Tsd_b)と判断された状態で、
前記現在測定したテンポ(Ti_now)の平均値Tav_0と前記平均基準値(Tav_b)との差値の絶対値を前記平均基準値(Tav_b)で除算した値が0.1以下である場合(|Tav_0-Tav_b|/Tav_b≦0.1)は、「テンポ極めて向上」と判断することを特徴とする請求項9に記載のパターの打撃速度及びテンポを評価するパッティング練習器。
【請求項11】
前記パター(2)をi回(i=1、2、3、…、n-1、n)パッティングした後、各回数で測定したパター(2)の速度値をVpiとし、このとき、パター(2)で打撃されて移動するゴルフボール(1)の速度をVbiとするとき、
前記Vpi(ここで、i=1、2、3、…、n-1、n)に対して同じ速度を有するVpiを組み分けして速度別に分けると、
それぞれの速度は、Vp_q(ここで、q=1、2、3、…、k-1、k、k+1、…、u-1、u)であり、
前記パター(2)の速度がVp_kであるとき、ゴルフボール(1)の速度のうち最も速い速度をVb_k_maxとし、
前記パター(2)の速度がVp_qであるとき、パター(2)の打撃によって移動されるゴルフボール(1)の速度のうち最も速い速度をVb_q_maxと定義し、
前記Vp_q及びVb_q_max(ここで、q=1、2、3、…、k-1、k、k+1、…、u-1、u)は、前記保存部(600)に保存されることを特徴とする請求項6に記載のパターの打撃速度及びテンポを評価するパッティング練習器。
【請求項12】
現在のパター練習によって測定された現在パター(2)の速度をVpcとし、打撃を受けたゴルフボール(1)が前進する速度をVbcとするとき、
前記Vpcと同じ速度を前記Vp_q(ここで、q=1、2、3、…、k-1、k、k+1、…、u-1、u)から見付け、
このとき、前記Vpc=Vp_kである場合、速度定数Vconst=(Vbc)/(Vb_k_max)であり、
前記速度定数Vconst≧1である場合、「打撃位置極めて正確」と判断し、
前記速度定数が0.95<Vconst≦1である場合、「打撃位置向上」と判断し、
前記速度定数が0.9<Vconst≦0.95である場合、「打撃位置普通」と判断し、
前記速度定数が0.85<Vconst≦0.9である場合、「打撃位置努力」と判断し、
前記速度定数が0.8<Vconst≦0.85である場合、「打撃位置悪い」と判断し、
前記速度定数がVconst≦0.8である場合、「打撃位置矯正」と判断することを特徴とする請求項11に記載のパターの打撃速度及びテンポを評価するパッティング練習器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パターの打撃速度及びテンポを評価するパッティング練習器に係り、さらに詳しくは、パッティング時、ゴルフボールの速度、方向、移動距離、及びパターの速度とテンポを測定して、使用者に提供することができるパッティング練習器に関する。
【背景技術】
【0002】
ゴルフは、ゴルフボールをクラブで打撃して、指定された距離にあるホールコップに最も少ない打数で入れ、勝負を争う競技であって、ゴルフの打撃技術は、グリーン外で行われるドライバー及びアイアンショットと、グリーン上で行われるパッティングとに分けられる。
【0003】
特に、パッティングは、ゴルフにおいて低いスコアを維持することができる最も重要な役割をする技術であるので、ゴルフでパッティングが占める比重は、極めて重要であり、パッティングの実力を向上させるための多様な練習器具が研究開発されている。
【0004】
韓国登録特許第10-1282048号公報には、「パッティング練習器及びそのための方法」という発明の名称であって、光センサを用いて、ゴルフボールの速度及び方向角によってパッティング距離を算出する方法について開示されている。
【0005】
また、韓国登録特許第10-1388400号公報には、「原点補償機能を有するパッティング器」という発明の名称であって、ゴルフボールの初期位置を感知し、パッティング時、ゴルフボールの出発速度及び方向角を測定し、測定された値を用いてパッティング距離を算出する方法及び装置について開示されている。
【0006】
すなわち、上記のような従来のパッティング練習器は、センサを用いて、パッティング時、ゴルフボールの速度及び方向を測定し、ゴルフボールの移動距離及び方向のみを使用者に提供するシステムからなる。
【0007】
しかしながら、パッティング時、ゴルフボールの移動距離及び方向を決める要素は、パターヘッドの速度、フェイス角、パターの長さ、移動経路、テンポなどの極めて多くの要素が適用される。
【0008】
したがって、ゴルフボールの速度及び方向のみを測定する従来のパッティング練習器は、使用者が自分のパッティングに関する客観的な情報を得ることが難しく、パッティングを成功的に行うための力の調節は、繰り返しの訓練によって感覚を覚えるしかない状況であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】韓国登録特許第10-1282048号公報
【特許文献2】韓国登録特許第10-1388400号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、上述した問題点を解決するためのものであって、パターのバックスイングの初期開始点からダウンスイング後のインパクトまでの時間であるテンポを測定し、測定されたデータを使用者に提供する、パターの打撃速度及びテンポを評価するパッティング練習器を提供することをその目的とする。
【0011】
また、パターの速度、及び、パッティング時、ゴルフボールの速度及び方向を測定し、測定された測定値の関係によって、使用者のパッティングに関する情報(テンポ、正打か否かなど)を提供することにより、パッティング練習の助けになるパターの打撃速度及びテンポを評価するパッティング練習器を提供することをその目的とする。
【0012】
しかしながら、本発明の目的は、上述した目的に制限されず、言及されていないまた他の目的は、下記の記載から、当業者に明確に理解されるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記した目的を達成するために、本発明は、パッティング練習器において、ゴルフボール1が進行する方向に対して、前記ゴルフボール1が進行する方向と平行に互いに離隔して設置されたセンサ設置部が互いに向かい合って配備され、前記センサ設置部の一つである第1センサ設置部には、光を照射する照射部100または受光部200が配備され、残りの一つの第2センサ設置部には、受光部200または照射部100が配備され、前記照射部100から照射された光を前記受光部200で受光して、ゴルフボール1をパッティングしたとき、ゴルフボールが通り過ぎる瞬間を確認することにより、ゴルフボール1の速度を検出する速度検出部300及びゴルフボール1の位置を測定する位置測定部400を含み、前記位置測定部400で測定された最初のゴルフボール1の位置値と、前記速度検出部300で測定されたゴルフボール1の移動速度(Vb)及び移動距離(Hb)とを検出するために演算する演算制御部500、及び前記測定されたゴルフボール1の速度(Vb)及び距離(Hb)を保存する保存部600を含んでなることを特徴とするパターの打撃速度及びテンポを評価するパッティング練習器が提供される。
【0014】
また、前記照射部100は、ゴルフボール1の最初位置を検出するために光を照射する第1照射部110と、前記ゴルフボール1の速度を検出するために光を照射する第2照射部120と、前記ゴルフボール1を打撃するためにゴルフボール1の後ろで動くパター2の打撃速度及びテンポを検出するために光を照射する第3照射部130と、を含んでなる。
【0015】
また、前記受光部200は、前記第1照射部110から照射される光を受光するために前記第1照射部110と向かい合って設置される第1受光部210と、前記第2照射部120から照射される光を受光するために前記第2照射部120と向かい合って設置される第2受光部220と、前記第3照射部130から照射される光を受光するために前記第3照射部130と向かい合って設置される第3受光部230と、を含んでなる。
【0016】
また、前記第3照射部130は、前記第1照射部110と近接して設置された第31照射部131と、前記第31照射部131から一定の距離であるDcだけ離れた位置に設置された第32照射部132と、が配置される。
【0017】
また、前記第3受光部230は、前記第31照射部131に対応して設置される第31受光部231と、前記第32照射部132に対応して設置される第32受光部232と、を含んでなる。
【0018】
また、前記パター2がバックスイングを始めた後、前記第31照射部131及び前記第31受光部231を介して検出された時刻をt0とし、前記パター2がバックスイングからダウンスイングに切り替えられて前進した後、さらに前記第31照射部131及び前記第31受光部231を介して検出された時刻をt1とすると、前記テンポ(T)は、T=t1-t0と定義することを特徴とするパターの打撃速度及びテンポを評価するパッティング練習器が提供される。
【0019】
また、前記パター2がダウンスイングに切り替えられて前進した後、前記第32照射部132及び前記第32受光部232を介して検出された時刻をt2とし、前記第31照射部131と第32照射部132との間の距離は、Dcであるとき、前記パター2の速度(Vp)は、Vp=Dc/(t1-t2)であることを特徴とするパターの打撃速度及びテンポを評価するパッティング練習器が提供される。
【0020】
また、前記パター2のバックスイング及びダウンスイングによって測定されたテンポT及びパターの速度Vpを前記保存部600に保存し、前記パター2によってゴルフボール1を打撃した後、前記演算制御部500を介してゴルフボール1の移動速度(Vb)及び移動距離(Hb)を演算してから、それを保存部600に保存するように備えられる。
【0021】
また、前記パター2をi回(i=1、2、3、…、n-1、n)パッティングしてから、各回数別に測定されたテンポTi値を前記保存部600に保存した後、前記演算制御部500において、前記各回数別に測定されたテンポTiに対する標準偏差(Tsd)及び平均(Tav)を演算し、前記演算された標準偏差(Tsd)及び平均(Tav)を前記保存部600に保存するように備えられる。
【0022】
また、前記標準偏差(Tsd)及び平均(Tav)をj回(j=1、2、3、…、m-1、m)測定し、前記j回測定された標準偏差(Tsd)の平均値を標準偏差基準値(Tsd_b)とし、前記j回測定された平均(Tav)の平均値を平均基準値(Tav_b)とするとき、前記標準偏差基準値(Tsd_b)は、Tsd_b=[(Tsd_1+Tsd_2+Tsd_3+…+Tsd_m-1+Tsd_m)/m]であり、前記平均基準値(Tav_b)は、Tav_b=[(Tav_1+Tav_2+Tav_3+…+Tav_m-1+Tav_m)/m]であることを特徴とするパターの打撃速度及びテンポを評価するパッティング練習器が提供される。
【0023】
また、現在、多数のパッティング練習によって測定されたテンポ(Ti_now)に対する標準偏差値をTsd_0とし、平均値をTav_0とするとき、前記現在測定したテンポ(Ti_now)の標準偏差値Tsd_0が前記標準偏差基準値Tsd_bよりも小さければ(Tsd_0<Tsd_b)、「テンポ向上」と判断し、前記標準偏差値Tsd_0が前記標準偏差基準値Tsd_bと同じであれば(Tsd_0=Tsd_b)、「テンポ普通」と判断し、前記標準偏差値Tsd_0が前記標準偏差基準値Tsd_bよりも大きければ(Tsd_0>Tsd_b)、「テンポ悪い」と判断するように備えられる。
【0024】
また、前記「テンポ向上」(Tsd_0<Tsd_b)と判断された状態で、前記現在測定したテンポ(Ti_now)の平均値Tav_0と前記平均基準値(Tav_b)との差値の絶対値を前記平均基準値(Tav_b)で除算した値が0.1以下である場合[((|Tav_0-Tav_b|)/Tav_b)≦0.1]は、「テンポ極めて向上」と判断するように備えられる。
【0025】
一方、前記パター2をi回(i=1、2、3、…、n-1、n)パッティングした後、各回数で測定したパター2の速度値をVpiとし、このとき、パター2で打撃されて移動するゴルフボール1の速度をVbiとするとき、前記Vpi(ここで、i=1、2、3、…、n-1、n)に対して同じ速度を有するVpiを組み分けして速度別に分けると、それぞれの速度は、Vp_q(ここで、q=1、2、3、…、k-1、k、k+1、…、u-1、u)であり、前記パター2の速度がVp_kであるとき、ゴルフボール1の速度のうち最も速い速度をVb_k_maxとし、前記パター2の速度がVp_qであるとき、パター2の打撃によって移動されるゴルフボール1の速度のうち最も速い速度をVb_q_maxと定義し、前記Vp_q及びVb_q_maxは、前記保存部600に保存されるように備えられる。
【0026】
このとき、下添え字p(例:Vp)は、パター(putter)を意味し、下添え字b(例:Vb)は、ゴルフボール(ball)を意味する。
【0027】
また、現在のパター練習によって測定された現在パター2の速度をVpcとし、打撃を受けたゴルフボール1が前進する速度をVbcとするとき、前記Vpcと同じ速度を前記Vp_qから見付け、このとき、前記Vpc=Vp_kである場合、速度定数Vconst=(Vbc)/(Vb_k_max)であり、前記速度定数Vconst≧1である場合、「打撃位置極めて正確」と判断する。
【0028】
また前記速度定数が0.95<Vconst≦1である場合、「打撃位置向上」と判断し、前記速度定数が0.9<Vconst≦0.95である場合、「打撃位置普通」と判断し、前記速度定数が0.85<Vconst≦0.9である場合、「打撃位置努力」と判断し、前記速度定数が0.8<Vconst≦0.85である場合、「打撃位置悪い」と判断し、前記速度定数がVconst≦0.8である場合、「打撃位置矯正」と判断し、このとき、前記Vconstの区間及び判断表現の用語は、適宜変形して表示されてもよいことは言うまでもない。
【0029】
また、必要に応じて使用するパターが変わる場合、パターの重さや形が異なって、パターの速度及びテンポが異なり、ゴルフボールの速度も異なってくることは当然である。
【0030】
このときは、初期ボタンを押し、最初開始モードとしてさらにデータが収集されるように処理するか、パターの種類によってデータを別個で保存し、それぞれのパターによってそのテンポと速度定数などの結果値とを比較することにより、自分の体形に合うパターを選択してもよいであろう。
【0031】
本発明の特徴及び利点は、添付図面に基づいた下記の詳細な説明によってさらに明らかになるであろう。
【0032】
それに先立って、本明細書及び請求の範囲において用いられる用語や単語は、通常的や辞書的な意味で解釈されてはならず、発明者は、その自身の発明を最善の方法で説明するために、用語の概念を適宜定義することができるという原則に即して、本発明の技術的思想に符合する意味と概念で解釈されなければならない。
【発明の効果】
【0033】
上述した本発明によれば、パッティング距離を決める核心要素であるパターの打撃速度及びテンポを測定し、それを使用者に提供することができる効果がある。
【0034】
また、ゴルフボールの速度及びパターの速度を測定して、ゴルフボールの打撃位置を予測し、それを使用者に提供することができる効果がある。
【0035】
また、使用者は、パッティングに関して提供された情報に基づいて練習を行うことにより、適切な力の調節及び正確な打点を形成することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【
図1】パッティングの過程を概略的に示す図である。
【
図2】本発明の好適な実施形態によるパッティング練習器の概略的な平面図である。
【
図3】本発明の好適な実施形態によるパッティング練習器の構成を概略的に示すブロック図である。
【
図4】本発明の好適な実施形態によるテンポ測定方法の原理を概略的に示す図である。
【
図5】本発明の好適な実施形態によるクラブ速度の測定方法の原理を概略的に示す図である。
【
図6】一般的なパターヘッドを概略的に示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0037】
以下、添付された図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。この過程で、図示された線の厚さや構成要素の大きさなどは、説明の明瞭性と便宜上、誇張して示されてもよい。
【0038】
また、後述される用語は、本発明における機能を考慮して定義された用語であって、これは、使用者、運用者の意図または慣例によって変わり得る。そのため、このような用語についての定義は、本明細書の全般にわたった内容に基づいて定められなければならないであろう。
【0039】
併せて、下記の実施形態は、本発明の権利範囲を限定しようとするものではなく、本発明の請求の範囲に提示された構成要素の例示的な事項に過ぎず、本発明の明細書の全般にわたった技術思想に含まれ、請求の範囲の構成要素における均等物として置き換え可能な構成要素を含む実施形態は、本発明の権利範囲に含まれてもよい。
【0040】
添付された
図1は、パッティングの過程を概略的に示す図であり、
図2は、本発明の好適な実施形態によるパッティング練習器の概略的な平面図であり、
図3は、本発明の好適な実施形態によるパッティング練習器の構成を概略的に示すブロック図であり、
図4は、本発明の好適な実施形態によるテンポ測定方法の原理を概略的に示す図であり、
図5は、本発明の好適な実施形態によるクラブ速度の測定方法の原理を概略的に示す図であり、
図6は、一般的なパターヘッドを概略的に示す正面図である。
【0041】
添付された
図1の以下に示されるように、本発明によるパッティング練習器10は、ゴルフボール1が進行する方向に対して、前記ゴルフボール1が進行する方向と平行に互いに離隔して設置されたセンサ設置部が互いに向かい合って配備される。
【0042】
また、前記センサ設置部の一つである第1センサ設置部には、光を照射する照射部100が配備され、残りの一つの第2センサ設置部には、前記照射部100から照射される光を受光する受光部200が配備され、前記照射部100から照射された光を前記受光部200で受光して、ゴルフボール1をパッティングしたとき、ゴルフボール1の速度を検出する速度検出部300及びゴルフボール1の位置を測定する位置測定部400を含んでなる。
【0043】
また、前記位置測定部400で測定された最初のゴルフボール1の位置値と、前記速度検出部300で測定されたゴルフボール1の移動速度(Vb)及び移動距離(Hb)とを検出するために演算する演算制御部500、及び前記測定されたゴルフボール1の速度(Vb)と距離(Hb)を保存する保存部600を含んでなる。
【0044】
また、前記照射部100は、ゴルフボール1の最初の位置を検出するために光を照射する第1照射部110と、前記ゴルフボール1の速度を検出するために光を照射する第2照射部120と、前記ゴルフボール1を打撃するためにゴルフボール1の後ろで動くパター2の打撃速度及びテンポを検出するために光を照射する第3照射部130と、を含んでなる。
【0045】
また、前記受光部200は、前記第1照射部110から照射される光を受光するために前記第1照射部110と向かい合って設置される第1受光部210と、前記第2照射部120から照射される光を受光するために前記第2照射部120と向かい合って設置される第2受光部220と、前記第3照射部130から照射される光を受光するために前記第3照射部130と向かい合って設置される第3受光部230と、を含んでなる。
【0046】
また、前記第2照射部120及び第2受光部220は、パッティング直後のゴルフボールの速度及び方向を測定するのに用いられ、このような技術的思想は、従来技術において既に記載しているので、詳細な説明を省略する。
【0047】
また、前記第3照射部130は、前記第1照射部110と近接して設置された第31照射部131と、前記第31照射部131から一定の距離であるDcだけ離れた位置に設置された第32照射部132と、を含んでなる。
【0048】
また、前記第3受光部230は、前記第31照射部131に対応して設置される第31受光部231と、前記第32照射部132に対応して設置される第32受光部232と、を含んでなる。
【0049】
また、前記パター2がバックスイングを始めた後、前記第31照射部131及び前記第31受光部231を介して検出された時刻をt0とし、前記パター2がバックスイングからダウンスイングに切り替えられて前進した後、さらに前記第31照射部131及び前記第31受光部231を介して検出された時刻をt1とすると、前記テンポ(T)は、T=t1-t0と定義する。
【0050】
また、前記パター2がダウンスイングに切り替えられて前進した後、前記第32照射部132及び前記第32受光部232を介して検出された時刻をt2とし、前記第31照射部131と第32照射部132との間の距離は、Dcであるとき、前記パター2の速度(Vp)は、Vp=Dc/(t1-t2)と定義される。
【0051】
前記テンポ(T)及び速度(Vp)は、パッティング距離(ゴルフボールの移動距離)に影響を及ぼす密接な要素であり、テンポは、一貫性(consistency)を持って維持されるが、速度(Vp)は、パッティング距離によって変わる。
【0052】
すなわち、パッティング距離によって、テンポは、一定に維持するとともに、バックスイングの距離を伸ばすか減らしながら、パターの回転速度を調節しなければ、正確な力の調節が不可能であり、所望の距離だけ正確にゴルフボールを送ることができない。
【0053】
したがって、一貫性のあるパッティングテンポ及びパッティング距離によるパターの速度(Vp)を身につける練習が極めて重要であり、パッティングテクニックの向上のための必須な事項である。
【0054】
以下、使用者のテンポに関する情報を提供する方法について詳細に説明する。
【0055】
前記パター2のバックスイング及びダウンスイングによって測定されたテンポT及びパターの速度Vpを前記保存部600に保存し、前記パター2によってゴルフボール1を打撃した後、前記演算制御部500を介してゴルフボール1の移動速度(Vb)及び移動距離(Hb)を演算してから、それを保存部600に保存するように備えられる。
【0056】
また、前記パター2をi回(i=1、2、3、…、n-1、n)パッティングしてから、各回数別に測定されたテンポTi値を前記保存部600に保存した後、前記演算制御部500において、前記各回数別に測定されたテンポTiに対する標準偏差(Tsd)及び平均(Tav)を演算し、前記演算された標準偏差(Tsd)及び平均(Tav)を前記保存部600に保存するように備えられる。
【0057】
前記テンポTiに対する平均(Tav)は、(T1+T2+…+Tn)/nと定義され、前記テンポTiに対する標準偏差(Tsd)は、数1の式で定義される。
【0058】
【0059】
また、前記標準偏差(Tsd)及び平均(Tav)をj回(j=1、2、3、…、m-1、m)測定し、前記j回測定された標準偏差(Tsd)の平均値を標準偏差基準値(Tsd_b)とし、前記j回測定された平均(Tav)の平均値を平均基準値(Tav_b)とするとき、前記標準偏差基準値(Tsd_b)は、Tsd_b=[(Tsd_1+Tsd_2+Tsd_3+…+Tsd_m-1+Tsd_m)/m]であり、前記平均基準値(Tav_b)は、Tav_b=[(Tav_1+Tav_2+Tav_3+…+Tav_m-1+Tav_m)/m]と正義されて算出されてもよい。
【0060】
また、前記標準偏差基準値(Tsd_b)及び前記平均基準値(Tav_b)は、前記保存部600に保存される。
【0061】
また、現在、多数のパッティング練習によって測定されたテンポ(Ti_now)に対する標準偏差値をTsd_0とし、平均値をTav_0とするとき、前記現在測定したテンポ(Ti_now)の標準偏差値Tsd_0が前記標準偏差基準値Tsd_bよりも小さければ(Tsd_0<Tsd_b)、「テンポ向上」と判断する。
【0062】
また、前記標準偏差値Tsd_0が前記標準偏差基準値Tsd_bと同じであれば(Tsd_0=Tsd_b)、「テンポ普通」と判断する。
【0063】
また、前記標準偏差値Tsd_0が前記標準偏差基準値Tsd_bよりも大きければ(Tsd_0>Tsd_b)、「テンポ悪い」と判断する。
【0064】
また、前記「テンポ向上」(Tsd_0<Tsd_b)と判断された状態で、前記現在測定したテンポ(Ti_now)の平均値Tav_0と前記平均基準値(Tav_b)との差値の絶対値を前記平均基準値(Tav_b)で除算した値が0.1以下である場合(|Tav_0-Tav_b|/Tav_b≦0.1)は、「テンポ極めて向上」と判断する。
【0065】
言い換えて、前記パター2をi回(i=1、2、3、…、n-1、n)パッティングした後、各回数別に測定されたテンポTi値に対する標準偏差(Tsd)及び平均(Tav)を演算する。
【0066】
また、前記標準偏差(Tsd)及び平均(Tav)をj回(j=1、2、3、…、m-1、m)測定し、前記j回測定された標準偏差基準値(Tsd_b)及び平均基準値(Tav_b)を演算する。
【0067】
また、現在、多数のパッティング練習によって測定されたテンポ(Ti_now)に対する標準偏差値Tsd_0及び平均値Tav_0を演算し、前記標準偏差値Tsd_0と前記標準偏差基準値Tsd_bとを比較する。
【0068】
すなわち、現在、パッティング練習によって測定されたデータと既保存されているデータとを比較することにより、現在パッティングテンポの一貫性を測定し、判断して使用者に提供する。
【0069】
一方、以下、使用者にパターの打撃位置に関する情報を提供する方法について詳細に説明する。
【0070】
前記パター2をi回(i=1、2、3、…、n-1、n)パッティングした後、各回数で測定したパター2の速度値をVpiとし、このとき、パター2で打撃されて移動するゴルフボール1の速度をVbiとするとき、前記Vpi(ここで、i=1、2、3、…、n-1、n)に対して同じ速度を有するVpiを組み分けして速度別に分けると、それぞれの速度は、Vp_q(ここで、q=1、2、3、…、k-1、k、k+1、…、u-1、u)であり、前記パター2の速度がVp_kであるとき、ゴルフボール1の速度のうち最も速い速度をVb_k_maxとする。
【0071】
言い換えて、前記パター2をi回(i=1、2、3、…、n-1、n)パッティングした後、各回数で測定したパター2の速度値は、Vpiであり、ゴルフボール1の速度は、Vbiである。
【0072】
また、前記Vpi(ここで、i=1、2、3、…、n-1、n)に対して同じ速度を有するVpiを組み分けして前記ゴルフボールの速度Vbi別に分ける。
【0073】
すなわち、前記パター2を100回パッティングし、100回のそれぞれに相当するパター2の速度値及びゴルフボール1の速度値が測定され、このとき、前記パター2の速度値のうち同じ速度値同士でグループをなしてから、さらにそのグループ内においてゴルフボールの速度値別に分けてもよい。
【0074】
すなわち、パター2の速度値が同じであるが、それに対応するゴルフボール1の速度値が異なってもよい。これは、パターヘッドの中心部(A5)がスポットポイントであり、パターの中心部(A5)にゴルフボールが打撃される場合、ゴルフボールの速度が最も速く、中心部から遠ざかるほど、ゴルフボールの速度は減少し、ゴルフボールの移動距離も減少するようになる。
【0075】
また、前記パター2の速度がVp_qであるとき、パター2の打撃によって移動されるゴルフボール1の速度のうち最も速い速度をVb_q_maxと定義し、前記Vp_q及びVb_q_max(ここで、q=1、2、3、…、k-1、k、k+1、…、u-1、u)は、前記保存部600に保存される。
【0076】
また、現在のパター練習によって測定された現在パター2の速度をVpcとし、打撃を受けたゴルフボール1が前進する速度をVbcとするとき、前記Vpcと同じ速度を前記Vp_q(ここで、q=1、2、3、…、k-1、k、k+1、…、u-1、u)から見付け、このとき、前記Vpc=Vp_kである場合、速度定数Vconst=(Vbc)/(Vb_k_max)であり、前記速度定数Vconst≧1である場合、「打撃位置極めて正確」と判断する。
【0077】
また、前記速度定数が0.95<Vconst≦1である場合、「打撃位置向上」と判断し、前記速度定数が0.9<Vconst≦0.95である場合、「打撃位置普通」と判断し、前記速度定数が0.85<Vconst≦0.9である場合、「打撃位置努力」と判断し、前記速度定数が0.8<Vconst≦0.85である場合、「打撃位置悪い」と判断し、前記速度定数がVconst≦0.8である場合、「打撃位置矯正」と判断する。
【0078】
前記Vconstの区間及び判断表現の用語は、適宜変形して表示されてもよいことは言うまでもない。
【0079】
すなわち、本発明によるパッティング練習器10は、光センサを活用して、パター2のバックスイングの初期開始点から、ダウンスイング後、さらに初期開始点を通過するまでの時間であるテンポを測定して、パッティング時、テンポの一貫性(consistency)についてのデータの提供によって、使用者の練習効果を向上させることができる。
【0080】
また、光センサを活用して、前記パター2の速度及びボールの速度を測定し、測定されたパター2の速度とゴルフボールの速度との関係から、パター2の特性や中心点(A5)に打撃されたか否かのような追加的な情報の提供を受け、パッティング練習を助けることができる。
【0081】
したがって、パッティング距離及びパッティング方向のみを提供する従来の装置に、前記第3照射部130及び第3受光部230を加えることにより、パッティング距離を決める核心要素であるテンポを測定して、使用者にフィードバックすることにより、使用者が一貫したテンポを達成するのに効果的な練習方法を提供して、パッティング実力を向上させることができる。
【0082】
また、ゴルフボール1とパター2の速度関係を用いて、使用するパターの特性を理解し、ゴルフボール1の打撃位置を予測することにより、正確な打点[パターの中心点(A5)]に打撃できるように助けることができる。
【0083】
以上、具体的な実施形態を用いて、本発明について詳細に説明したが、これは、本発明を具体的に説明するためのものであり、本発明は、これに限定されず、本発明の技術的思想の範囲内で、当分野における通常の知識を有する者による変形や改良が可能であることが明らかである。
【0084】
本発明による単純な変形乃至変更は共に、本発明の範疇に属するものであり、本発明の具体的な保護範囲は、添付された特許請求の範囲によって明確になるであろう。
【符号の説明】
【0085】
1 ゴルフボール
2 パター
10 パッティング練習器
100 照射部
110 第1照射部
120 第2照射部
130 第3照射部
131 第31照射部
132 第32照射部
200 受光部
210 第1受光部
220 第2受光部
230 第3受光部
231 第31受光部
232 第32受光部
300 速度検出部
400 位置測定部
500 演算制御部
600 保存部
【国際調査報告】