特表 2023-526974 容器用カートン

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】公表特許公報(A)

(11)【公表番号】

(43)【公表日】2023-06-26

(54)【発明の名称】容器用カートン

(51)【国際特許分類】

   B65D 71/34 20060101AFI20230619BHJP

   B65D 5/02 20060101ALI20230619BHJP

【ＦＩ】

B65D71/34

B65D5/02 H

【審査請求】未請求

【予備審査請求】未請求

(21)【出願番号】P 2022571309

(86)(22)【出願日】2021-05-17

(85)【翻訳文提出日】2023-01-16

(86)【国際出願番号】 US2021032717

(87)【国際公開番号】W WO2021236499

(87)【国際公開日】2021-11-25

(31)【優先権主張番号】63/028,628

(32)【優先日】2020-05-22

(33)【優先権主張国・地域又は機関】US

(81)【指定国・地域】

(71)【出願人】

【識別番号】504075588

【氏名又は名称】グラフィック パッケージング インターナショナル エルエルシー

(74)【代理人】

【識別番号】100094112

【弁理士】

【氏名又は名称】岡部 讓

(74)【代理人】

【識別番号】100101498

【弁理士】

【氏名又は名称】越智 隆夫

(74)【代理人】

【識別番号】100107401

【弁理士】

【氏名又は名称】高橋 誠一郎

(74)【代理人】

【識別番号】100120064

【弁理士】

【氏名又は名称】松井 孝夫

(74)【代理人】

【識別番号】100182257

【弁理士】

【氏名又は名称】川内 英主

(74)【代理人】

【識別番号】100202119

【弁理士】

【氏名又は名称】岩附 秀幸

(72)【発明者】

【氏名】マンザノ，アナ マリア ゴンザレス

【テーマコード（参考）】

3E060

3E067

【Ｆターム（参考）】

3E060AA03

3E060AB05

3E060BA03

3E060CA01

3E060CA20

3E060CA24

3E060CA42

3E060CD10

3E060CD13

3E060CE04

3E060CE07

3E060CE14

3E060CE18

3E060CE22

3E060CF05

3E060EA06

3E060EA13

3E060EA20

3E067AA22

3E067AA23

3E067AB01

3E067AB26

3E067AC03

3E067BA06A

3E067BA09A

3E067BB01A

3E067BB02A

3E067BB25A

3E067BB26A

3E067EA04

3E067EE02

3E067EE11

3E067EE15

3E067FA01

3E067FC01

(57)【要約】

複数の容器を収容するためのカートンは、底部パネルと、少なくとも１つの頂部パネルと、少なくとも１つの側部パネルと、少なくとも１つの頂部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも１つの頂部端部フラップと、底部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも１つの底部端部フラップと、少なくとも１つの側部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも１つの側部端部フラップとを含む。カートンは、少なくとも１つの頂部パネルから分離可能であり、かつレリーフ部分に折り曲げ可能に接続されたハンドルストラップを含むハンドルをさらに含み、レリーフ部分は、少なくとも１つの頂部端部フラップにおける間隔を空けたカットによって画定され、レリーフ部分は、ハンドルが作動された際に複数の容器の入れ子状配置によって画定される容器隙間に位置決めされる。
【選択図】 図５

【特許請求の範囲】

【請求項1】

入れ子状に配置された複数の容器を収容するためのカートンであって、前記カートンは、
前記カートンの内部の周囲に少なくとも部分的に延在する複数のパネルであって、底部パネル、少なくとも１つの頂部パネル、及び少なくとも１つの側部パネルを備える、複数のパネルと、
前記複数のパネルのそれぞれのパネルに折り曲げ可能に接続され、かつ前記カートンの少なくとも一端を少なくとも部分的に閉じる複数の端部フラップであって、前記少なくとも１つの頂部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも１つの頂部端部フラップ、前記底部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも１つの底部端部フラップ、及び前記少なくとも１つの側部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも１つの側部端部フラップを備える、複数の端部フラップと、
前記少なくとも１つの頂部パネルから分離可能であり、かつレリーフ部分に折り曲げ可能に接続されたハンドルストラップを含むハンドルと、を備え、前記レリーフ部分は、前記少なくとも１つの頂部端部フラップにおいて間隔を空けたカットによって画定され、前記レリーフ部分は、前記ハンドルが作動した際に前記複数の容器の前記入れ子状の配置によって画定される容器隙間に位置決めされる、カートン。

【請求項2】

前記レリーフ部分は、前記間隔を空けたカットにおいて前記少なくとも１つの頂部端部フラップの残部から分離可能である、請求項１に記載のカートン。

【請求項3】

前記ハンドルストラップは折り線で前記レリーフ部分に折り曲げ可能に接続され、前記間隔を空けたカットは前記折り線と交差する、請求項２に記載のカートン。

【請求項4】

前記レリーフ部分は第一のレリーフ部分であり、前記少なくとも１つの側部端部フラップは前記少なくとも１つの側部端部フラップにおける少なくとも１つのカットによって画定される第二のレリーフ部分を含む、請求項２に記載のカートン。

【請求項5】

前記第一のレリーフ部分及び前記第二のレリーフ部分の各々が前記ハンドルが作動した際に前記容器隙間に位置決めされるように、前記第一のレリーフ部分が前記第二のレリーフ部分と整列される、請求項４に記載のカートン。

【請求項6】

前記少なくとも１つの頂部パネルは第一の頂部パネルであり、前記複数のパネルは第二の頂部パネルをさらに含み、前記第一の頂部パネルは前記第二の頂部パネルと重なり、前記少なくとも１つの頂部端部フラップは前記第一の頂部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも１つの頂部端部フラップであり、前記複数の端部フラップは前記第二の頂部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも１つの第二の頂部端部フラップをさらに含む、請求項４に記載のカートン。

【請求項7】

前記少なくとも１つの第二の頂部端部フラップは第三のレリーフ部分を含み、前記第一のレリーフ部分、前記第二のレリーフ部分、及び前記第三のレリーフ部分の各々が、前記ハンドルが作動された際に前記容器隙間に位置決めされるように、前記第三のレリーフ部分は、前記第一のレリーフ部分及び前記第二のレリーフ部分の間に位置決めされ、かつ前記第一のレリーフ部分及び前記第二のレリーフ部分と整列される、請求項６に記載のカートン。

【請求項8】

前記ハンドルは、前記第二の頂部パネルから分離可能であり、かつ前記ハンドルストラップの一部と整列された少なくとも１つのレリーフストリップをさらに含む、請求項７に記載のカートン。

【請求項9】

前記ハンドルストラップに折り曲げ可能に接続された少なくとも１つのハンドル補強フラップをさらに備える、請求項８に記載のカートン。

【請求項10】

入れ子状に配置された複数の容器を収容するためのカートンを形成するためのブランクであって、前記ブランクは、
前記ブランクから形成された前記カートンの内部の周囲に少なくとも部分的に延在する複数のパネルであって、底部パネル、少なくとも１つの頂部パネル、及び少なくとも１つの側部パネルを備える、複数のパネルと、
前記ブランクから形成された前記カートンの少なくとも一端を少なくとも部分的に閉じる前記複数のパネルのそれぞれのパネルに折り曲げ可能に接続された複数の端部フラップであって、前記少なくとも１つの頂部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも１つの頂部端部フラップ、前記底部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも１つの底部端部フラップ、及び前記少なくとも１つの側部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも１つの側部端部フラップを備える、複数の端部フラップと、
前記少なくとも１つの頂部パネルから分離可能であり、レリーフ部分に折り曲げ可能に接続されたハンドルストラップを含むハンドルと、を備え、前記レリーフ部分は、前記少なくとも１つの頂部端部フラップにおいて間隔を空けたカットによって画定され、前記レリーフ部分は、前記カートンが前記ブランクから形成され、かつ、前記ハンドルが作動する際に、前記複数の容器の前記入れ子状配置によって画定される容器隙間に位置決めされる、ブランク。

【請求項11】

前記レリーフ部分は、前記間隔を空けたカットにおいて前記少なくとも１つの頂部端部フラップの残部から分離可能である、請求項１０に記載のブランク。

【請求項12】

前記ハンドルストラップは折り線で前記レリーフ部分に折り曲げ可能に接続され、前記間隔を空けたカットは前記折り線と交差する、請求項１１に記載のブランク。

【請求項13】

前記レリーフ部分は第一のレリーフ部分であり、前記少なくとも１つの側部端部フラップは前記少なくとも１つの側部端部フラップにおける少なくとも１つのカットによって画定される第二のレリーフ部分を含む、請求項１１に記載のブランク。

【請求項14】

前記ブランクから形成された前記カートンにおいて前記ハンドルが作動される際に、前記第一のレリーフ部分及び前記第二のレリーフ部分の各々が前記容器隙間に位置決めされるように、前記第一のレリーフ部分は、前記第二のレリーフ部分と整列される、請求項１３に記載のブランク。

【請求項15】

前記少なくとも１つの頂部パネルは第一の頂部パネルであり、前記複数のパネルは第二の頂部パネルをさらに含み、前記第一の頂部パネルは前記カートンが前記ブランクから形成される際に前記第二の頂部パネルに重なり、前記少なくとも１つの頂部端部フラップは前記第一の頂部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも１つの頂部端部フラップであり、前記複数の端部フラップは前記第二の頂部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも１つの第二の頂部端部フラップをさらに含む、請求項１３に記載のブランク。

【請求項16】

前記少なくとも１つの第二の頂部端部フラップは第三のレリーフ部分を含み、前記第一のレリーフ部分、前記第二のレリーフ部分、及び前記第三のレリーフ部分の各々が、前記ブランクから形成された前記カートンにおいて前記ハンドルが作動される際に前記容器隙間に位置決めされるように、前記第三のレリーフ部分は、前記第一のレリーフ部分と前記第二のレリーフ部分との間に位置決めされ、かつ、前記第一のレリーフ部分と前記第二のレリーフ部分に整列される、請求項１５に記載のブランク。

【請求項17】

前記ハンドルは、前記第二の頂部パネルから分離可能であり、かつ、前記ハンドルストラップの一部と整列された少なくとも１つのレリーフストリップをさらに含む、請求項１６に記載のブランク。

【請求項18】

前記ハンドルストラップに折り曲げ可能に接続された少なくとも１つのハンドル補強フラップをさらに備える、請求項１７に記載のブランク。

【請求項19】

入れ子状に配置された複数の容器を収容するためのカートンを形成する方法であって、前記方法は、
底部パネル、少なくとも１つの頂部パネル、及び少なくとも１つの側部パネルを備える複数のパネルと、前記複数のパネルのそれぞれのパネルに折り曲げ可能に接続され、かつ、前記少なくとも１つの頂部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも１つの頂部端部フラップ、前記底部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも１つの底部端部フラップ、及び前記少なくとも１つの側部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも１つの側部端部フラップを備える複数の端部フラップと、及び、前記少なくとも１つの頂部パネルから分離可能であり、かつ、レリーフ部分に折り曲げ可能に接続されたハンドルストラップを備えるハンドルとを備えるブランクを得ることであって、前記レリーフ部分は、前記少なくとも１つの頂部端部フラップにおける間隔を空けたカットによって画定される、ブランクを得ることと、
前記カートンの内部の周囲に少なくとも部分的に前記複数のパネルを折り曲げることと、
前記複数の端部フラップを折り曲げて前記カートンの少なくとも一端を少なくとも部分的に閉じることと、
前記レリーフ部分が前記複数の容器の前記入れ子状配置によって画定される容器隙間に位置決めされるように前記ハンドルストラップを持ち上げることを含む前記ハンドルを作動させることと、を備える方法。

【請求項20】

前記複数の容器を前記カートンの前記内部に入れ子状配置に位置決めすることをさらに含む、請求項１９に記載の方法。

【請求項21】

前記レリーフ部分は、前記間隔を空けたカットにおいて前記少なくとも１つの頂部端部フラップの残部から分離可能である、請求項１９に記載の方法。

【請求項22】

前記ハンドルストラップは折り線で前記レリーフ部分に折り曲げ可能に接続され、前記間隔を空けたカットは前記折り線と交差する、請求項２１に記載の方法。

【請求項23】

前記レリーフ部分は第一のレリーフ部分であり、前記少なくとも１つの側部端部フラップは前記少なくとも１つの側部端部フラップにおける少なくとも１つのカットによって画定される第二のレリーフ部分を含む、請求項２１に記載の方法。

【請求項24】

前記第一のレリーフ部分が前記第二のレリーフ部分と整列するように前記複数の端部フラップは折り曲げられ、前記第一のレリーフ部分及び前記第二のレリーフ部分の各々が前記容器隙間に位置するように前記ハンドルは作動される、請求項２３に記載の方法。

【請求項25】

前記少なくとも１つの頂部パネルは第一の頂部パネルであり、前記複数のパネルは第二の頂部パネルをさらに含み、前記第一の頂部パネルは前記第二の頂部パネルと重なり、前記少なくとも１つの頂部端部フラップは前記第一の頂部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも１つの頂部端部フラップであり、及び、前記複数の端部フラップは前記第二の頂部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも１つの第二の頂部端部フラップをさらに含む、請求項２３に記載の方法。

【請求項26】

前記少なくとも１つの第二の頂部端部フラップは第三のレリーフ部分を含み、前記第三のレリーフ部分が、前記第一のレリーフ部分と前記第二のレリーフ部分との間に位置し、かつ、前記第一のレリーフ部分と前記第二のレリーフ部分と整列され、前記第一のレリーフ部分、前記第二のレリーフ部分、及び前記第三のレリーフ部分の各々が前記容器隙間に位置するように前記ハンドルは作動される、請求項２５に記載の方法。

【請求項27】

前記ハンドルが、前記第二の頂部パネルから分離可能であり、かつ、前記ハンドルストラップの一部と整列された少なくとも１つのレリーフストリップをさらに含む、請求項２６に記載の方法。

【請求項28】

前記ハンドルストラップに折り曲げ可能に接続された少なくとも１つのハンドル補強フラップをさらに備える、請求項２７に記載の方法。

【請求項29】

パッケージであって、
前記カートンの内部の周囲に少なくとも部分的に延在する複数のパネルであって、底部パネル、少なくとも１つの頂部パネル、及び少なくとも１つの側部パネルを含む複数のパネルと、
前記複数のパネルのそれぞれのパネルに折り曲げ可能に接続され、かつ前記カートンの少なくとも一端を少なくとも部分的に閉じる複数の端部フラップであって、前記少なくとも１つの頂部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも１つの頂部端部フラップ、前記底部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも１つの底部端部フラップ、及び少なくとも１つの側部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも１つの側部端部フラップを備える、複数の端部フラップと、
前記少なくとも１つの頂部パネルから分離可能であり、かつレリーフ部分に折り曲げ可能に接続されたハンドルストラップを含むハンドルであって、前記レリーフ部分は前記少なくとも１つの頂部端部フラップにおける間隔を空けたカットによって画定される、ハンドルと、を備えるカートンと、
前記カートンの前記内部に入れ子状に配置され、かつ容器隙間を画定する複数の容器とを備え、前記ハンドルが作動する際に前記レリーフ部分は前記容器の隙間に配置される、パッケージ。

【請求項30】

前記レリーフ部分は、前記間隔を空けたカットにおいて前記少なくとも１つの頂部端部フラップの残部から分離可能である、請求項２９に記載のパッケージ。

【請求項31】

前記ハンドルストラップは、折り線で前記レリーフ部分に折り曲げ可能に接続され、前記間隔を空けたカットは前記折り線と交差する、請求項３０に記載のパッケージ。

【請求項32】

前記レリーフ部分は第一のレリーフ部分であり、前記少なくとも１つの側部端部フラップは、前記少なくとも１つの側部端部フラップにおける少なくとも１つのカットによって画定される第二のレリーフ部分を含む、請求項３０に記載のパッケージ。

【請求項33】

前記ハンドルが作動する際に、前記第一のレリーフ部分及び前記第二のレリーフ部分の各々が前記容器隙間に位置するように、前記第一のレリーフ部分が前記第二のレリーフ部分と整列される、請求項３２に記載のパッケージ。

【請求項34】

前記少なくとも１つの頂部パネルは第一の頂部パネルであり、前記複数のパネルは第二の頂部パネルをさらに含み、前記第一の頂部パネルは前記第二の頂部パネルと重なり、前記少なくとも１つの頂部端部フラップは前記第一の頂部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも１つの頂部端部フラップであり、前記複数の端部フラップは前記第二の頂部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも１つの第二の頂部端部フラップをさらに含む、請求項３２に記載のパッケージ。

【請求項35】

前記少なくとも１つの第二の頂部端部フラップは第三のレリーフ部分を含み、前記ハンドルが作動された際に、前記第一のレリーフ部分、前記第二のレリーフ部分、及び前記第三のレリーフ部分の各々が前記容器隙間に位置するように、前記第三のレリーフ部分は、前記第一のレリーフ部分と前記第二のレリーフ部分との間に位置決めされ、かつ前記第一のレリーフ部分と前記第二のレリーフ部分に整列される、請求項３４に記載のパッケージ。

【請求項36】

前記ハンドルは、前記第二の頂部パネルから分離可能であり、かつ前記ハンドルストラップの一部と整列された少なくとも１つのレリーフストリップをさらに含む、請求項３５に記載のパッケージ。

【請求項37】

前記ハンドルストラップに折り曲げ可能に接続された少なくとも１つのハンドル補強フラップをさらに備える、請求項３６に記載のパッケージ。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

［関連する出願に対する相互参照］
本出願は、２０２０年５月２２日に出願された米国仮特許出願第６３／０２８，６２８号の利益を主張する。

【0002】

［引用による補充］
２０２０年５月２２日に出願された米国仮特許出願第６３／０２８，６２８号の開示は、その全体が本明細書に示されているかのように、全ての目的のために、引用により本明細書に補充される。

【0003】

本開示は、概して、飲料容器又は他のタイプの物品を保持するためのカートンに関する。より具体的には、本開示は、入れ子状に配置された容器を収容するように構成されたカートンに関する。

【発明の概要】

【0004】

一態様によれば、本開示は、概して、入れ子状に配置された複数の容器を収容するためのカートンに向けられ、カートンは、カートンの内部の周りに少なくとも部分的に延在し、底部パネル、少なくとも１つの頂部パネル及び少なくとも１つの側部パネルを含む複数のパネルと、複数のパネルのそれぞれのパネルに折り曲げ可能に接続され、カートンの少なくとも一端を少なくとも部分的に閉じ、少なくとも１つの頂部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも１つの頂部端部フラップ、底部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも１つの底部端部フラップ及び少なくとも１つの側部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも１つの側部端部フラップを含む複数のパネルとを含む。カートンは、少なくとも１つの頂部パネルから分離可能で、レリーフ部分に折り曲げ可能に接続されたハンドルストラップを含むハンドルをさらに含み、レリーフ部分は、少なくとも１つの頂部端部フラップにおいて間隔を空けたカットによって画定され、レリーフ部分は、ハンドルが作動する際に複数の容器の入れ子状配置によって画定される容器隙間に位置決めされる。

【0005】

別の態様によれば、本開示は、概して、入れ子状に配置された複数の容器を収容するためのカートンを形成するためのブランクに向けられ、ブランクは、ブランクから形成されたカートンの内部の周りに少なくとも部分的に延在し、底部パネル、少なくとも１つの頂部パネル及び少なくとも１つの側部パネルを含む複数のパネルと、ブランクから形成されたカートンの少なくとも一端を少なくとも部分的に閉じるために複数のパネルのそれぞれのパネルに折り曲げ可能に接続され、少なくとも１つの頂部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも１つの頂部端部フラップ、底部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも１つの底部端部フラップ及び少なくとも１つの側部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも１つの側部端部フラップを含む複数の端部フラップとを含む。ブランクは、少なくとも１つの頂部パネルから分離可能であり、レリーフ部分に折り曲げ可能に接続されたハンドルストラップを含むハンドルをさらに含み、レリーフ部分は、少なくとも１つの頂部端部フラップにおいて間隔を空けたカットによって画定され、レリーフ部分は、カートンがブランクから形成され、ハンドルが作動する際に、複数の容器の入れ子状配置によって画定される容器隙間に位置決めされる。

【0006】

別の態様によれば、本開示は、概して、入れ子状に配置された複数の容器を収容するためのカートンを形成する方法に向けられ、本方法は、底部パネル、少なくとも１つの頂部パネル及び少なくとも１つの側部パネルを含む複数のパネルと、複数のパネルのそれぞれのパネルに折り曲げ可能に接続され、少なくとも１つの頂部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも１つの頂部端部フラップ、底部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも１つの底部端部フラップ及び少なくとも一つの側部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも一つの側部端部フラップを含む複数の端部フラップと、少なくとも１つの頂部パネルから分離可能でかつレリーフ部分に折り曲げ可能に接続されたハンドルストラップを含むハンドルを含むブランクを得ることを含み、レリーフ部分は少なくとも１つの頂部端部フラップにおいて間隔を空けたカットにより確定されている。本方法はさらに、複数のパネルをカートンの内部の周りに少なくとも部分的に折り曲げることと、複数の端部フラップを折り曲げてカートンの少なくとも一端を少なくとも部分的に閉じることと、レリーフ部分が複数の容器の入れ子状配置によって画定される容器隙間に位置決めされるようにハンドルストラップを持ち上げることを含む、ハンドルを作動させることとを含む。

【0007】

別の態様によれば、本開示は、概して、パッケージに向けられ、パッケージは、カートンを含み、カートンは、底部パネル、少なくとも１つの頂部パネル及び少なくとも１つの側部パネルを含み、かつ、カートンの内部の周りに少なくとも部分的に延在する複数のパネルと、少なくとも１つの頂部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも１つの頂部端部フラップ、底部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも１つの底部端部フラップ及び少なくとも１つの側部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも１つの側部端部フラップを含み、かつ複数のパネルのそれぞれのパネルに折り曲げ可能に接続され、カートンの少なくとも一端を少なくとも部分的に閉じる複数の端部フラップとを含む。カートンは、少なくとも１つの頂部パネルから分離可能であり、レリーフ部分に折り曲げ可能に接続されたハンドルストラップを含むハンドルをさらに含み、レリーフ部分は、少なくとも１つの頂部端部フラップにおいて間隔を空けたカットによって画定される。パッケージは、カートンの内部に入れ子状に配置され、容器隙間を画定する複数の容器をさらに含み、レリーフ部分は、ハンドルが作動した際に容器隙間に位置決めされる。

【0008】

当業者は、以下の図面を参照して実施形態の以下の詳細な説明を読むことにより、上述の利点及び種々の追加の実施形態の他の利点及び利益を理解するであろう。

【0009】

一般的な慣習によると、以下に説明する図面の様々な機構は、必ずしも縮尺通りに描かれているとは限らない。図面中の様々な機構及び要素の寸法は、本開示の実施形態をより明確に示すために拡大又は縮小することができる。

【0010】

対応する部分は、図面全体を通して対応する参照番号によって指定される。

【図面の簡単な説明】

【0011】

【図1】本開示の例示的な実施形態によるカートンを形成するためのブランクの外面の概略平面図である。

【図2】図１のブランクの内面の平面図である。

【図3】本開示の例示的実施形態による、図１のブランクから形成された開口端部を有するカートンの平面図である。

【図4】閉じた端部を有する図３のカートンの斜視図である。

【図5】ハンドルが作動している図４のカートンの斜視図である。

【図6】図５に示すカートンの上面概略図であり、明確化のためにその上部が取り除かれている。

【図7】本開示の例示的実施形態による、カートンに配置するための容器の様々な構成の概略図である。

【発明を実施するための形態】

【0012】

本開示は、概して、物品、例えば、ボトル、缶などの容器を収容するカートンに関する。物品は、例えば、食品及び飲料製品を包装するために使用することができる。物品は、特定の食品又は飲料品を包装するための組成に適した材料から作ることができ、その材料は、アルミニウム及び／又は他の金属、ガラス、ＰＥＴ、ＬＤＰＥ、ＬＬＤＰＥ、ＨＤＰＥ、ＰＰ、ＰＳ、ＰＶＣ、ＥＶＯＨ及びナイロン等のプラスチック、それらに類似するもの、又はそれらの任意の組合せを含むが、これらに限定されない。

【0013】

本開示によるカートンは、任意の形状の物品を収容することができる。本開示の範囲を限定する目的ではなく例示する目的で、以下の詳細な説明は、カートンの実施形態内に配置されるような飲料容器（例えば、アルミ缶またはガラス飲料ボトル）を説明する。本明細書において、「内側」、「外側」、「下方」、「底部」、「上方」及び「頂部」という用語は、完全に組み立てられ、直立したカートンに関して決定される方向を示す。

【0014】

本明細書に記載されるように、カートンは、複数の重なり合うパネル及び／又は端部フラップによって形成することができる。そのようなパネル及び／又は端部フラップは、本開示から逸脱することなく、順次的又は非順次的な参照で、例えば「第一」、「第二」、「第三」等、互いに関連する用語で指定することができる。

【0015】

図１は、本開示の一例示的な実施形態によるカートン１０５（図４）を形成するために得ることができる、概して１０３で示されるブランクの外面１０１の平面図である。図２は、ブランク１０３の内面１０２の平面図である。カートン１０５は、飲料ボトルＢ（図３）の形態の容器のような複数の物品を収容するために使用することができる。本明細書で説明するように、カートン１０５は、カートン１０５の持ち上げ及び／又は搬送に関連する力を分散させるためのレリーフ機構を有するハンドル１０６を備えている。

【0016】

容器の様々な入れ子状のパック配置は、ボトルＢのような缶又は他の容器のための様々な配置を含む、本開示のカートン１０５又は他のカートンと共に使用され得ることが理解されるであろう。一実施形態では、容器の完全な入れ子状の配置とは、少なくとも１つの外側の列及び少なくとも１つの内側の列を有し、内側の列の各々は、外側の列より少なくとも１つ多い容器を有することができるというものである。例えば、入れ子状の配置は、２つの外側の列の各々に６本のボトルＢを有し、２つの内側の列の各々に７本のボトルＢを有することができ、外側の列の各々は、それぞれ隣接する内側の列に対して入れ子状にされる。一実施形態では、「逆の」又は「内部の」入れ子状配置は、ボトルＢ又は缶の外側の列よりも概して短いボトルＢ又は缶の１つ以上の内側の列を含むことができる。ボトルＢ、缶、又は他の容器を含む容器の他の入れ子状の又は入れ子状でない配置は、本開示から逸脱することなく提供され得る。本明細書で説明するように、カートン１０５は、７本のボトルＢの２つの外側の列及び５本のボトルＢの２つの内側の列を有するボトルＢの逆の又は内部の入れ子状配置を保持するように構成されるが、カートン１０５は、本開示から逸脱することなく、異なる容器の配置を保持することができる。

【0017】

ここで、図７を参照すると、本開示のカートン１０５又は他のカートンと共に使用するための容器の様々な入れ子状のパック配置であって、ボトルＢ又は缶Ｃなどの他の容器のための様々な配置を含むものである。配置Ｎ１～Ｎ５及びＮ１３、及び／又は図示された実施形態に示され又は示されていない他の配置は、「完全に入れ子状の」配置とみなすことができる。一実施形態では、容器の完全に入れ子状の配置とは、少なくとも１つの外側の列及び少なくとも１つの内側の列を有し、内側の列の各々は、外側の列よりも少なくとも１つ多い容器を有することができるというものである。例えば、入れ子状配置Ｎ１は、２つの外側の列の各々に６本のボトルＢを有し、２つの内側の列の各々に７本のボトルＢを有することができ、外側の列の各々は、それぞれ隣接する内側の列に対して入れ子状になっている。一実施形態では、ボトルＢ又は缶Ｃの内側の列の１つ以上が容器Ｂ又はＣの外側の列よりも概して短いので、少なくとも入れ子状の配置Ｎ６～Ｎ１２は、「逆の」又は「内部の」入れ子状配置と考えることができる。ボトルＢ又は缶Ｃを含む容器の他の入れ子状の又は入れ子状でない配置は、本開示から逸脱することなく提供することができる。本明細書に記載されるように、カートン１０５は、ボトルＢの逆の又は内部の入れ子状配置を保持するように構成されるが、カートン１０５は、本開示から逸脱することなく、異なる容器の配置を保持することができる。

【0018】

さらに図１を参照すると、ブランク１０３は、長手方向軸Ｌ１及び横方向軸Ｌ２を有する。ブランク１０３は、ボトルＢ又は他の容器又は物品をその内部に配置することができるカートン１０５の内部１１１の周りに少なくとも部分的に延在するための複数のパネルを含むことができる。

【0019】

図示のように、パネルは、横方向折り線１２５において第一の側部パネル１２３に折り曲げ可能に接続された底部パネル１２１を含むことができ、底部パネル１２１は、横方向折り線１２９において第二の側部パネル１２７に折り曲げ可能に接続される。第一の側部パネル１２３は、第一の側部パネル１２３を二等分する横方向折り線１３５において上方部分１３３に折り曲げ可能に接続された下方部分１３１を含むことができる。同様に、第二の側部パネル１２７は、第二の側部パネル１２７を二等分する横方向折り線１４１において上方部分１３９に折り曲げ可能に接続された下方部分１３７を含むことができる。

【0020】

また図示のように、第一の頂部パネル１４３は、横方向折り線１４５において第一の側部パネル１２３に折り曲げ可能に接続することができ、第二の頂部パネル１４７は、横方向折り線１４９において第二の側部パネル１２７に折り曲げ可能に接続することができる。

【0021】

ブランク１０３／カートン１０５は、また、湾曲した折り線１５３で第一の側部パネル１２３に折り曲げ可能に接続されたコーナーパネル１５１（広義には、「第一のコーナーパネル」又は「第一の端部の第一のコーナーパネル」）を含むことができ、これは湾曲した折り線１５３と湾曲した折り線１５３のそれぞれの端点と交差する端点を有する別の湾曲した折り線１５５との間に画定される。また、コーナーパネル１５７（広義には、「第一のコーナーパネル」又は「第二の端部の第一のコーナーパネル」）は、第一の側部パネル１２３の反対側の端部に湾曲した折り線１５９で折り曲げ可能に接続されることができ、湾曲した折り線１５９と湾曲した折り線１５９のそれぞれの端点と交差する端点を有する別の湾曲した折り線１６１との間に画定される。図示のように、コーナーパネル１５１、１５７は、折り線１３５によって少なくとも部分的に二等分され得る。

【0022】

同様に、コーナーパネル１６１（広義には、「第二のコーナーパネル」又は「第一の端部の第二のコーナーパネル」）は、湾曲した折り線１６３で第二の側部パネル１２７に折り曲げ可能に接続されることができ、湾曲した折り線１６３と湾曲した折り線１６３のそれぞれの端点と交差する端点を有する湾曲した折り線１６５との間で画定される。また、コーナーパネル１６７（広義には、「第二のコーナーパネル」又は「第二の端部の第二のコーナーパネル」）は、第二の側部パネル１２７の反対側の端部に、湾曲した折り線１６９で折り曲げ可能に接続されることができ、湾曲した折り線１６９と、湾曲した折り線１６９のそれぞれの端点と交差する端点を有する湾曲した折り線１７１との間に画定される。

【0023】

この点に関して、コーナーパネル１５１、１５７、１６１、１６７は、例えば、楕円形、長円形、披針形、卵形などのように、概して湾曲した側面を有する細長い形状として構成することができる。１つ以上のコーナーパネル１５１、１５７、１６１、１６７は、本開示から逸脱することなく、異なる形状を有することができることが理解されよう。例えば、１つ以上のコーナーパネルは、本開示から逸脱することなく、菱形形状、ベベル形状、正方形／長方形形状、円形／湾曲形状、又はそれらの組み合わせであり得る。

【0024】

さらに図１を参照すると、複数の端部フラップは、ブランク１０３から形成されたカートン１０５の閉じた端部を形成するために、複数のパネルのそれぞれのパネルに折り曲げ可能に接続することができる。

【0025】

図示のように、底部端部フラップ１７３（広義には、「第一の端部の底部端部フラップ」）は、長手方向折り線１７５で底部パネル１２１に折り曲げ可能に接続することができ、底部端部フラップ１７７（広義には、「第二の端部の底部端部フラップ」）は、長手方向折り線１７９で底部パネル１２１の反対側に折り曲げ可能に接続することができる。

【0026】

側部端部フラップ１８１（広義には、「第一の側部端部フラップ」又は「第一の端部の第一の側部フラップ」）は、コーナーパネル１５１に隣接する湾曲した折り線１５５に折り曲げ可能に接続することができ、側部端部フラップ１８３（広義には、「第一の側部端部フラップ」又は「第二の端部の第一の側部フラップ」）は、コーナーパネル１５７に隣接する湾曲した折り線１６１に折り曲げ可能に接続することができる。図示のように、側部端部フラップ１８１、１８３の各々は、折り線１３５によって二等分され、それぞれの容器保持部分１８５及びそれぞれのレリーフ部分１８７を含む。

【0027】

それぞれのレリーフ部分１８７は、それぞれの折り線１５５、１６１と交差するそれぞれの折り線１８９と、それぞれの折り線１８９の端点からそれぞれの端部フラップ１８１、１８３の自由縁まで延在するそれぞれのカット１９１とによって画定される。この点に関して、それぞれのレリーフ部分１８７は、それぞれの折り線１８９においてそれぞれの容器保持部分１８５に折り曲げ可能に接続され、それぞれのカット１９１においてそこから分離可能である。

【0028】

同様に、側部端部フラップ１９３（広義には、「第二の側部端部フラップ」又は「第一の端部の第二の側部端部フラップ」）は、コーナーパネル１６１に隣接する湾曲した折り線１６５に折り曲げ可能に接続することができ、側部端部フラップ１９５（広義には、「第二の側部端部フラップ」又は「第二の端部の第二の側部端部フラップ」）は、コーナーパネル１６７に隣接する湾曲した折り線１７１に折り曲げ可能に接続することができる。図示のように、側部端部フラップ１９３、１９５のそれぞれは、折り線１４１によって二等分され、それぞれの容器保持部分１９７及びそれぞれのレリーフ部分１９９（広義の「第二のレリーフ部分」）を含む。

【0029】

それぞれのレリーフ部分１９９は、それぞれの折り線１６５、１７１と交差するそれぞれの折り線２０１と、それぞれの折り線２０１の端点からそれぞれの端部フラップ１９３、１９５の自由縁まで延在するそれぞれのカット２０３とによって画定される。この点で、それぞれのレリーフ部分１９９は、それぞれの折り線２０１において各容器保持部分１９７に折り曲げ可能に接続され、それぞれのカット２０３においてそこから分離可能である。

【0030】

頂部端部フラップ２０５（広義には、「第一の端部の第一の頂部端部フラップ」又は「第一の頂部端部フラップ」）は、長手方向折り線２０７で第一の頂部パネル１４３に折り曲げ可能に接続することができ、頂部端部フラップ２０９（広義には、「第一の頂部端部フラップ」又は「第二の端部の第一の頂部端部フラップ」）は、長手方向折り線２１１で第一の頂部パネル１４３に折り曲げ可能に接続することができる。図示のように、それぞれの頂部端部フラップ２０５、２０９は、間隔を空けて配置され、それぞれの折り線２０７、２１１と交差するそれぞれの概して斜めに延在するカット２１７と、それぞれの頂部端部フラップ２０５、２０９の自由縁まで延在するそれぞれの斜め折り線２１９の端点とによって画定される一対の容器保持部分２１３の間に、レリーフ部分２１５（広義には、「第一のレリーフ部分」）を含む。この点で、それぞれのレリーフ部分２１３は、それぞれの間隔を空けて配置されたカット２１７及び折り線２１９によって画定され、それぞれの折り線２１９においてそれぞれの容器保持部分２１５に折り曲げ可能に接続され、それぞれのカット２１７においてそれぞれの頂部端部フラップ２０５、２０９の残部から分離可能である。

【0031】

頂部端部フラップ２２１（広義には、「第二の頂部端部フラップ」又は「第一の端部の第二の頂部端部フラップ」）は、長手方向折り線２２３で第二の頂部パネル１４７に折り曲げ可能に接続することができ、頂部端部フラップ２２５（広義には、「第二の頂部端部フラップ」又は「第二の端部の第二の頂部端部フラップ」）は、長手方向折り線２２６で第二の頂部パネル１４７に折り曲げ可能に接続することができる。折り線２２３、２２６は、長手方向に間隔を空けて配置された開口部２２７のそれぞれの対によって中断することができる。ブランク１０３／カートン１０５は、本開示から逸脱することなく、１つ以上の開口部２２７を欠くことができることが理解されよう。

【0032】

図示のように、それぞれの頂部端部フラップ２２１、２２５は、間隔を空けて配置され、それぞれの折り線２２３、２２６と交差するそれぞれの概して斜めに延在するカット２３１と、それぞれの頂部端部フラップ２２１、２２５の自由縁まで延在するそれぞれの斜め折り線２３３の端点によって画定されるそれぞれの対の容器保持部分２２９の間に配置されたレリーフ部分２２８を含むことができる。この点に関し、レリーフ部分２２８は、それぞれの折り線２３３においてそれぞれの容器保持部分２２９に折り曲げ可能に接続され、それぞれのカット２３１においてそれらから分離可能である。

【0033】

一実施形態では、頂部端部フラップ２２１、２２５のレリーフ部分２２８は、間隔を空けて配置されたカット２３１及び折り線２３３によって画定され、それぞれの長手方向折り線２３７においてそれぞれのレリーフストリップ２４１に折り曲げ可能に接続される。レリーフストリップ２４１は、頂部パネル１４７から分離可能になるように、折り線２３７から延在する一対のカット２４３の間に画定され得る。各レリーフストリップ２４１は、それぞれのカット２４３と交差するように配置された間隔を空けた複数の長手方向折り線２４５を含むことができる。レリーフストリップ２４１は、本開示から逸脱することなく、異なる構成、例えば、折り線の異なる構成を有することができることが理解されよう。一実施形態では、ブランク１０３及びそれから形成されるカートン１０５は、レリーフストリップ２４１を欠くことができ、一例では、同様のサイズ／寸法の開口部と置き換えることができる。

【0034】

ブランク１０３は、カートン１０５のハンドル１０６を形成するためのハンドル機構を含むことができる。図示の実施形態では、ハンドル機構は、第一の頂部パネル１４３において折り線２０７から折り線２１１までに延在する一対の間隔を空けた横方向カット２４９の間に画定されたハンドルストラップ２４７を含むことができる。一対の細長い湾曲したカット２５１は、それぞれのカット２４９と交差して、それぞれのカット２４９を中断するそれぞれの横方向折り線２５５においてハンドルストラップ２４７に折り曲げ可能に接続された一対のハンドル補強フラップ２５３を画定することができる。さらに、一対のアクセス開口部２５７は、それぞれのカット２５１を中断する湾曲したカット２５９によって画定することができる。ブランク１０３及びそれから形成されるカートン１０５は、本開示から逸脱することなく、前述のハンドル機構の１つ以上を欠いていてもよい。

【0035】

また図示のように、取り外し可能なストリップ２６１は、カット２４９のうちの１つから頂部パネル１４３に画定されたそれぞれの開口部２６５まで延在する一対の間隔を空けた長手方向カット２６３の間に画定することができる。一実施形態では、取り外し可能なストリップ２６１は、ギフトトークン、クーポン、リベート、符号化データペイロード（例えば、二次元バーコード又はマトリクスバーコード）、他の償還可能な情報、又は他の広告若しくは販促情報などの印刷された証印を含むことができる。ブランク１０３及びそれから形成されるカートン１０５は、本開示から逸脱することなく、取り外し可能なストリップ２６１及び関連する機構を欠いていてもよい。取り外し可能なストリップ２６１は、ハンドルストラップ２４７と交差／隣接して示されているが、取り外し可能なストリップ２６１は、本開示から逸脱することなく、ハンドルストラップ２４７から間隔を空け得ることが理解されよう。

【0036】

図２に示すように、ハンドル補強ストリップ２６７は、ブランク１０３の内面１０２に配置することができる。ハンドル補強ストリップ２６７は、材料の長さ、例えばテープの長さとすることができ、カートン１０５及びボトルＢ又は他の物品又は容器の持ち上げ及び／又は運搬に関連する応力の下での引き裂きに抵抗するのに十分な引張強度を有する繊維状又は他の材料で構成することができる。この点に関して、ハンドル補強ストリップ２６７は、ブランク１０３の内面１０２のハンドルストラップ２４７と概して整列することができ、ブランク１０３の内面１０２のそれぞれの頂部端部フラップ２０５、２０９のそれぞれのレリーフ部分２１５の一部の上に延在することができる。

【0037】

本明細書にさらに記載されるように、ブランク１０３／カートン１０５のハンドル機構は、１つ以上の、ハンドルストラップ２４７、端部フラップ２０５、２０９のレリーフ部分２１５、端部フラップ２２１、２２５のレリーフ部分２２８、ハンドル補強フラップ２５３、アクセス開口部２５７、開口部２６５、ハンドル補強ストリップ２６７、及び関連する弱化線を含むことができる。

【0038】

さらに図１を参照すると、ブランク１０３は、ブランク１０３から形成されたカートン１０５のディスペンサ１１３を形成するためのディスペンサ機構を含むことができる。

【0039】

図示のように、ディスペンサパネル２６９は、折り線１２５から第一の側部パネル１２３における転換点２７５まで延在する第一のセクション２７３と、転換点２７５から第一の頂部パネル１４３における転換点２７９まで延在する第二のセクション２７７と、第一の頂部パネル１４３における転換点２７５から第一の頂部パネル１４３における転換点２８３まで延在する第三のセクション２８１と、第一の頂部パネル１４３における転換点２８３から第一の側部パネル１２３における転換点２８７まで延在する第四のセクション２８５と、第一の側部パネル１２３における転換点２８７から折り線１２５まで延在する第五のセクション２８９とを有する、折り線１２５と引き裂き線２７１との間に画定され得る。１つ以上の引き裂き線セクションは、斜めの、傾斜した、及び／又は湾曲した部分を含むことができる。

【0040】

この点に関して、ディスペンサパネル２６９は、第一の側部パネル１２３及び第一の頂部パネル１４３の両方の部分にわたって形成される。また、示されるように、一対のディスペンサタブ２７１は、引き裂き線２７１の第三のセクション２８１と交差し、部分的に遮断するカット２７３によって画定される。ブランク１０３及びそれから形成されるカートン１０５は、本開示から逸脱することなく、上述のディスペンサ機構を欠くことができる。

【0041】

さらに図１を参照すると、一対のタブ開口部２９１が第二の頂部パネル１４７に形成され、及び、横方向カット２９３によって結合され、斜め引き裂き線セクション２９５、２９７がそれぞれのタブ開口部２９１から第二の頂部パネル１４７の自由縁まで延在している。本明細書でさらに説明するように、引き裂き線セクション２９５、２９７は、カートン１０５がブランク１０３から形成される際に、ディスペンサパネル２６９の一部と位置合わせされるためのディスペンサパネルセクション２９９を画定する。

【0042】

さらに図３を参照すると、本開示の例示的実施形態によるブランク１０３からのカートン１０５の形成が図示され、説明される。ブランク１０３は、例えば、ブランク１０３の外面１０１が支持面に向き、ブランク１０３の内面１０２が上方を向くように、反転することができる。

【0043】

第二の側部パネル１２７の上方部分１３９は、矢印Ａ２の方向に折り線１３５で折り曲げられて、第二の側部パネル１２７の下方部分１３７と少なくとも部分的に面対面接触し、第二の頂部パネル１４７が底部パネル１２１のそれぞれの部分と少なくとも部分的に面対面接触するようにし得る。

【0044】

同時に又はその後、第一の側部パネル１２３の上方部分１３３は、矢印Ａ１の方向に折り線１４１で折り曲げられて、第一の側部パネル１２３の下方部分１３１と少なくとも部分的に面対面接触し、第一の頂部パネル１４３が第二の頂部パネル１４７と少なくとも部分的に面対面接触するようにし得る。このようなカートン１０５の折り曲げ配置は、糊Ｇ等の接着剤で維持することができる。

【0045】

その後、カートン１０５は、重なり合う第一の頂部パネル１４３及び第二の頂部パネル１４７が底部パネル１２１と概して平行に間隔を空けて配置され、第一の側部パネル１２３及び第二の側部パネル１２７のそれぞれが底部パネル１２１からそれぞれの第一の頂部パネル１４３及び第二の頂部パネル１４７まで上方に延在するように起立され得る。このようなカートン１０５の形成は、第一の側部パネル１２３及び第二の側部パネル１２７のそれぞれの下方部分１３１、１３７を、それぞれの折り線１２５、１２９において底部パネル１２１に対して上方に折り曲げることと、第一の側部パネル１２３及び第二の側部パネル１２７のそれぞれの上方部分１３３、１３９を、それぞれの折り線１３５、１４１においてそれぞれの下方部分１３１、１３７に対して折り曲げることとを含むことができる。

【0046】

前述の折り曲げシーケンスは、図３に示されているように、カートン１０５の開放スリーブ構成をもたらすことができ、この場合、カートン１０５の内部空間１１１は、例えば、複数の容器を受容するためにアクセス可能である。図示の実施形態では、複数のボトルＢは、ボトルＢの内部列、ボトルＢの外部列、及びカートン１０５の端部１０７、１０９（広義には、それぞれ「第一の端部」及び「第二の端部」）の間に容器隙間１１０を画定するように、１つ以上のボトルＢの内部の列がボトルＢの外部列よりも概して短い逆の又は内部の入れ子状配置で提供／積載／挿入／位置決めすることができる。一実施形態では、容器隙間１１０は、ボトルＢが配置されていないカートン１０５の内部空間１１１の一部分である。図示の実施形態では、容器隙間１１０は、それぞれの端部１０７、１０９に隣接し、重なった頂部パネル１４３、１４７から底部パネル１２１まで垂直に延在し、ボトルＢのそれぞれの列のそれぞれの端部ボトルＢと、カートン１０５のそれぞれの閉じた端部１０７、１０９を形成するそれぞれの端部フラップとの間の間隔によって画定される。本明細書に記載されるように、カートン１０５は、ボトルＢの逆の又は内部の入れ子状配置を保持するように構成されるが、カートン１０５は、本開示から逸脱することなく、異なる配置及び／又はタイプの容器を保持することができる。カートン１０５は、ボトルＢ又は他の容器／物品と共にパッケージ２００として提供することができる。

【0047】

引き続き図３を参照すると、カートン１０５の端部１０９は、コーナーパネル１５７、１６７を矢印Ａ３、Ａ４の方向にそれぞれの湾曲した折り線１５９、１６９で斜め内側に折り曲げることによって閉じることができる。また、側部端部フラップ１８３、１９５を、それぞれの折り線１６１、１７１で、それぞれの矢印Ａ３、Ａ４方向に折り曲げることもできる。

【0048】

同時に又はその後、底部端部フラップ１７７は、折り線１７９において矢印Ａ５方向に上方に向かい、側部端部フラップ１８３、１９５のそれぞれの部分と少なくとも部分的に面対面接触する。

【0049】

次に、重なった頂部端部フラップ２０９、２２５は、頂部端部フラップ２２５が、側部端部フラップ１８３、１９５及び底部端部フラップ１７７のそれぞれの部分と少なくとも部分的に面対面接触して配置され、その上に頂部端部フラップ２０９が重ねられるように、それぞれの重なった折り線２１１、２２６において矢印Ａ６の方向に下方に折り曲げることができる。これに関して、頂部端部フラップ２０９のレリーフ部分２１５は、頂部端部フラップ２２５のレリーフ部分２２８と整列することができ、頂部端部フラップ２２５は、それぞれの側部端部フラップ１８３、１９５のレリーフ部分１９９と整列することができる。

【0050】

カートン１０５の反対側の端部１０７は、端部フラップ１８３、１９５、１７７、２２５、２０９に関して上述したのと同様の方法で、端部フラップ１８１、１９３、１７３、２２１、２０５を重ねることによって閉じることができる。

【0051】

図５及び６を参照して、本開示の一例示的実施形態によるハンドル１０６の作動を含むカートン１０５の動作を説明する。

【0052】

操作者は、ハンドルアクセス開口部２５７に指を挿入して、ハンドル補強フラップ２５３及びハンドルストラップ２４７の下側を把持することができる。一実施形態では、操作者は、ハンドル補強フラップ２５３の一方又は両方をそれぞれの折り線２５５で折り曲げて、ハンドルストラップ２４７と少なくとも部分的に面対面接触させ、緩衝及び補強を提供することができる。

【0053】

ハンドルストラップ２４７及びフラップ２５３を持ち上げると、カット２５１において頂部パネル１４３からハンドル補強フラップ２５３を分離させることができ、及び、それぞれのカット２４９においてハンドルストラップ２４７を頂部パネル１４３から分離させることができる。

【0054】

ハンドル１０６をさらに持ち上げると、ハンドルストラップ２４７は、ハンドルストラップ２４７／ハンドル補強ストリップ２６７の下側に取り付けられている、例えば接着されているレリーフストリップ２４１を、それぞれのカット２４３で頂部パネル１４７から分離させ、又は、１つ以上の折り線２４５において少なくとも部分的に折り曲げ／屈曲／再構成することができる。ハンドル補強ストリップ２６７は、ハンドルストラップ２４７に加えられる持上げ／運搬力を受け、それを引き裂くことに対して引張り補強／抵抗を与えることが理解されよう。一実施形態では、ブランク１０３及びそれから形成されるカートン１０５は、ハンドル補強ストリップ２６７を欠くことができる。

【0055】

ハンドル１０６をさらに持ち上げると、それぞれの頂部端部フラップ２０５、２０９のそれぞれのレリーフ部分２１５は、それぞれのカットライン２１７において少なくとも部分的にそこから分離させることができ、また、それぞれのレリーフ部分２２８がカートン１０５のそれぞれの端部１０７、１０９に隣接する容器隙間１１０に位置付けられるようにカートン１０５の内部１１１に向かって内側に移動できるように、それぞれの下にある頂部端部フラップ２２１、２２５のそれぞれのレリーフ部分２２８は、それぞれのカット２３１で少なくとも部分的にそこから分離させることができる。

【0056】

それぞれの端部フラップ２０５、２０９、２２１、２２５のレリーフ部分２１５、２２８のこのような動きは、カートン１０５のボトルＢと係合するようにレリーフ部分を位置決めすることができる。例えば、端部フラップ２２１、２２５のレリーフ部分２２８（及びそれに重なる端部フラップ２０５、２０９のレリーフ部分２１５）は、それぞれのボトルＢの肩部分に係合するように、及び、それぞれの肩部分から上方に延在するそれぞれのボトルＢのそれぞれのネック間に延在するように付勢され得る。

【0057】

さらに、それぞれの端部フラップ１８１、１８３、１９３、１９５のそれぞれのレリーフ部分１８７、１９９は、それぞれのカット１９１、２０３においてそれぞれの容器保持部分１８５、１９７から少なくとも部分的に分離して、それぞれの端部フラップ２０５、２０９、２２１、２２５の重なり合う／整合されたレリーフ部分２１５、２２８と共にそこに配置されるように容器隙間１１０に向かって内側に付勢され得る。１つ以上のカット１９１、２０３は、例えば、それぞれの１８７、１９９が、本開示から逸脱することなく、そのような線において容器隙間１１０に向かって内側に折り曲げられるような、折り線又は他の引き裂き線とすることができることが理解されよう。

【0058】

この点に関して、カートン１０５を持ち上げる／運搬する過程でハンドル１０６に加えられる力は、ハンドルストラップ２４７からそれぞれの端部フラップ２２１、２２５、２０５、２０９におけるそれぞれのレリーフ部分２２８、２１５に分配されて、それに沿ってかかる力を分配し、これによりハンドル１０６の望ましくない応力及び剪断を最小限に抑えることができる。

【0059】

さらに、それぞれの端部フラップ２２１、２２５、２０５、２０９のそれぞれのレリーフ部分２２８、２１５のそこからの分離は、それぞれのレリーフ部分２２８、２１５をボトルＢの部分と係合するように位置決めして、カートン１０５の内部１１１において容器を、ハンドル１０６に加えられた応力をさらに吸収して分散することができる応力分布点として利用することができる。さらに、それぞれの折り線２１９、２３３におけるそれぞれの頂部端部フラップ２０５、２０９、２２１、２２５のそれぞれのレリーフ部分２２８へのそれぞれの容器保持部分２１３、２２９の折り曲げ可能な接続はまた、カートン１０５の運搬及び／又は持ち上げに関連する応力の分散を生じさせることができる。

【0060】

例えば、図示するように、カートン１０５の閉じた端部１０９において容器隙間１１０に隣接するボトルＢは、容器保持部分２１３、２２９がボトルＢに係合してカートン１０５の運搬／持ち上げに関連する応力を分散する点Ｐ１、Ｐ２と、レリーフ部分２１５、２２８がボトルＢに係合してカートン１０５の運搬／持ち上げに関連する応力を分散させる点Ｐ３、Ｐ４とを示すことができる。例えば、このような点は、ボトルＢのネック又は傾斜した上方部分に接していることができる。

【0061】

カートン１０５のディスペンサ１１３は、例えば、操作者によるディスペンサタブ２７１の一方又は両方の係合によって起動することができ、タブ２７１と位置合わせされている第二の頂部パネル１４７の開口部２９１に移動してディスペンサパネル２６９の上方縁部にアクセスできるように、カット２７１のそれぞれの部分に沿って分離されうる。その後、操作者は、カートン１０５の内部１１１及びボトルＢ又はその中に配置された他の物品／容器にアクセスするために、引き裂き線２７１のそれぞれの部分に沿ってディスペンサパネル２６９を少なくとも部分的に分離することができる。

【0062】

本開示の様々な実施形態の任意の機構は、本開示の範囲から逸脱することなく、本開示の他の実施形態の他の機構と組み合わせる、置き換える、又は他の方法で構成することができる。さらに、種々の実施形態のブランク及びカートンの入れ子状配置及び／又は機構は、任意のカートンスタイル又はパネル構成を有するカートン又はブランクに組み込むことができることに留意されたい。上述のカートンスタイル及びパネル構成は、一例として含まれる。

【0063】

本開示の実施形態のいずれかによるブランクは、例えば、コーティングされた板紙及び類似の材料から形成することができる。例えば、ブランクの内部及び／又は外部側面は、粘土コーティングで被覆することができる。次いで、粘土コーティングは、製品、広告、価格コード、及び他の情報又は画像を上に印刷されてもよい。次に、ブランクに印刷された情報を保護するために、ブランクをワニスでコーティングしてもよい。ブランクは、ブランクの片面又は両面を、例えば、防湿層で被覆されてもよい。上述した実施形態によれば、ブランクは、通常の紙よりも重く、剛性が高いような口径の板紙から構成されてもよい。ブランクはまた、段ボール、硬質紙、又はカートンが少なくとも本明細書に記載されるよう概して機能することを可能にするのに適した特性を有する任意の他の材料などの他の材料で構成することができる。ブランクは、選択されたパネル又はパネルセクションにおいて、１つ以上のシート状材料で積層又は被覆することもできる。

【0064】

本開示の上述した実施形態によれば、折り線は、必ずしも直線である必要はないが、そこに沿って折り曲げることを容易にする、任意の実質的に直線状の弱化形態であり得る。より具体的には、しかし本開示の範囲を狭める目的ではなく、折り線には、所望の弱化線に沿って材料に潰れた部分を生成する切れ味の悪いスコアナイフ等で形成された線などのスコア線、所望の弱化線に沿って材料に部分的に延在するカット、及び／又は所望の弱化線に沿って材料に部分的に延在し又は完全に貫通する一連のカット、並びにこれらの機構の種々の組み合わせが含まれる。

【0065】

一例として、引き裂き線は、所望の弱化線に沿って材料内に部分的に延在するスリット、及び／又は所望の弱化線に沿って材料内に部分的に延在する及び／又は材料を完全に貫通する一連の間隔を空けたスリット、又はこれらの特徴の様々な組み合わせを含むことができる。より具体的な例として、１つのタイプの引裂き線は、材料を完全に貫通して延在する一連の間隔を空けたスリットの形態であり、隣接するスリットはわずかに間隔が空けられており、その結果、典型的には一時的に引き裂き線を横切って材料を接続するためにニック（例えば、材料の小さないくぶん橋のような部分）が隣接するスリット間に画定される。ニックは、引き裂き線に沿って引き裂く際に破損する。ニックは、典型的には、引き裂き線の比較的小さな割合であり、代替的に、ニックは、引き裂き線が連続的なカット線であるように引き裂き線から省略され得るか、又は引き裂き線において引き裂かれ得る。すなわち、引き裂き線の各々が連続的なスリットで置き換えられることなどは、本開示の範囲内である。例えば、カット線は、本開示から逸脱することなく、連続したスリットであってもよく、又はスリットよりも広い幅であってもよい。

【0066】

上記の実施形態は、カートンの実施形態の組立中に接着剤によって互いに接着された１つ以上のパネルを有するものとして説明することができる。「接着剤」という用語は、カートンパネルを所定の位置に固定するために一般的に使用されるあらゆる種類の接着剤を包含することを意図している。

【0067】

本開示の前述の説明は、様々な例示的な実施形態を図示し、説明する。本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、例示的な実施形態に対して様々な追加、修正、変更などを行うことができる。上記の説明に含まれる、又は添付の図面に示されるすべての事項は、限定的な意味ではなく、例示として解釈されることが意図される。加えて、本開示は、本開示の選択された実施形態のみを示し、説明するが、本開示は、上記に相応して、様々な他の組み合わせ、修正、及び環境において使用することができ、本明細書に表現される本発明の概念の範囲内で変更又は修正することができる。さらに、それぞれの実施形態の特定の機構及び特性を選択的に交換し、本開示の他の図示及び非図示実施形態に適用することができる。

【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】

【図6】

【図7】

【国際調査報告】