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特表2023-527043心臓弁を修復するための装置およびアセンブリ
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-26
(54)【発明の名称】心臓弁を修復するための装置およびアセンブリ
(51)【国際特許分類】
   A61F 2/24 20060101AFI20230619BHJP
【FI】
A61F2/24
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022572691
(86)(22)【出願日】2021-05-14
(85)【翻訳文提出日】2023-01-23
(86)【国際出願番号】 IB2021054150
(87)【国際公開番号】W WO2021240289
(87)【国際公開日】2021-12-02
(31)【優先権主張番号】102020000012562
(32)【優先日】2020-05-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IT
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】501193001
【氏名又は名称】ポリテクニコ ディ ミラノ
【氏名又は名称原語表記】POLITECNICO DI MILANO
【住所又は居所原語表記】Piazza Leonardo da Vinci,3220133 MILANO-Italy
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【弁理士】
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100132241
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 博史
(74)【代理人】
【識別番号】100113170
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 和久
(72)【発明者】
【氏名】ヴィスマラ,リッカルド
(72)【発明者】
【氏名】フィオーレ,ジャンフランコ ベニアミーノ
(72)【発明者】
【氏名】ヤヴォレク,ミチャル
(72)【発明者】
【氏名】マロンチェッリ,エドアルド
(72)【発明者】
【氏名】ルケリーニ,フェデリコ
(72)【発明者】
【氏名】サルーソ,エレオノーラ
(72)【発明者】
【氏名】プロヴァローニ,ジャンマルコ
(72)【発明者】
【氏名】ジェルピ,グイド
(72)【発明者】
【氏名】ロマニョーニ,クラウディア
(72)【発明者】
【氏名】コンティーノ,モニカ
【テーマコード(参考)】
4C097
【Fターム(参考)】
4C097AA27
4C097BB01
4C097BB09
4C097CC01
4C097CC05
4C097CC18
4C097SB10
(57)【要約】
テザー(16)を備える心室を再形成するための埋め込み型装置(10)と、埋め込み型装置(10)に取り外し可能に接続可能であり、近位部分(2)と、近位部分(2)の反対側の遠位部分(3)とを有する非埋め込み型ツール(18、18’)と、を備え、埋め込み型装置(10)は、前記ツール(18、18’)の前記遠位部分(3)に取り外し可能に接続されるように適合されたアクティブアンカー(12)をさらに備え、アクティブアンカー(12)は、心室の構造に当接するように適合された当接部分(13)を備え、埋め込み型装置(10)のアクティブアンカー(12)は、テザー(16)の張力状態を調整するように適合された調整装置を備え、ツール(18、18’)の遠位部分(3)は、アクティブアンカー(12)の調整装置と協働するように適合された調整キー(48、48’)を備え、ツール(18、18’)の近位部分(2)は、操作インタフェース(42、42’)であって、ツール(18、18’)の近位部分(2)の操作インターフェースに作用することによってテザーの緊張状態を調整するために調整キー(48、48’)に動作可能に接続可能な操作インターフェース(42、42’)を備える、患者の心室を再形成するためのアセンブリ(1)。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
患者の心室を再形成するためのアセンブリ(1)であって、
テザー(16)を備える心室を再形成するための埋め込み型装置(10)と、
前記埋め込み型装置(10)に取り外し可能に接続可能であり、近位部分(2)と、前記近位部分(2)の反対側の遠位部分(3)とを有する非埋め込み型ツール(18、18’)と、
を備え、
前記埋め込み型装置(10)は、前記ツール(18、18’)の前記遠位部分(3)に取り外し可能に接続されるように適合されたアクティブアンカー(12)と、前記テザー(16)に対して前記アクティブアンカー(12)の反対側の第2のアンカー(22)とをさらに備え、
前記アクティブアンカー(12)は、前記心室の構造に当接するように適合された当接部分(13)を備え、
前記埋め込み型装置(10)の前記アクティブアンカー(12)は、前記テザー(16)の張力状態を調整するように適合された調整装置を備え、前記テザー(16)の前記張力状態の調整は、好ましくは、前記テザー(16)の有効長さ、すなわち、前記2つのアンカー(12、22)間の前記テザー(16)の作用長さを変更することによって得られ、
前記ツール(18、18’)の前記遠位部分(3)は、前記アクティブアンカー(12)の前記調整装置と協働するように適合された調整キー(48、48’)を備え、
前記ツール(18、18’)の前記近位部分(2)は、操作インタフェース(42、42’)であって、前記ツール(18、18’)の前記近位部分(2)の前記操作インターフェースに作用することによって前記テザーの前記緊張状態を調整するために前記調整キー(48、48’)に動作可能に接続可能な操作インターフェース(42、42’)を備える、
アセンブリ(1)。
【請求項2】
前記ツール(18、18’)は、前記埋め込み型装置(10)の前記アクティブアンカー(12)の送達ツールとしても機能する、
請求項1に記載のアセンブリ(1)。
【請求項3】
前記ツール(18、18’)は経胸壁ツールである、
請求項1または2に記載のアセンブリ(1)。
【請求項4】
前記テザー(16)の近位部分(31)は、前記テザー(16)の前記緊張状態の調整を停止するために、拡大部分、例えば結び目(41)を備える、
請求項1から3のいずれか一項に記載のアセンブリ(1)。
【請求項5】
前記埋め込み型装置(10)の前記アクティブアンカー(12)の前記調整装置は、互いに回転可能に関連付けられた2つの部分(28、29)を備える、
請求項1から4のいずれか一項に記載のアセンブリ(1)。
【請求項6】
前記ツール(18、18’)は、前記調整キー(48、48’)に取り付けられたシャフト(49)をさらに備え、それにより、前記調整キー(48、48’)と前記シャフト(49)とが互いに回転可能に関連付けられ、
前記調整キー(48、48’)は、前記アクティブアンカー(12)の前記調整装置の第1の部分(28)に一体的に接続可能であり、
前記シャフト(49)は、前記アクティブアンカー(12)の前記調整装置の第2の部分(29)に一体的に接続可能である、
請求項5に記載のアセンブリ(1)。
【請求項7】
前記調整装置の前記2つの部分(28、29)の一方の部分(28または29)は、前記テザー(16)に一体的に接続可能である、
請求項5または6に記載のアセンブリ(1)。
【請求項8】
前記2つの部分(28、29)の一方の部分(28または29)は、前記テザー(16)を巻き付けるための巻回シャフトを備える、
請求項5、6または7に記載のアセンブリ(1)。
【請求項9】
前記2つの部分(28、29)は、ねじ結合によって互いに回転可能に関連付けられている、
請求項5から8のいずれか一項に記載のアセンブリ(1)。
【請求項10】
前記埋め込み型装置(10)の前記アクティブアンカー(12)の前記調整装置は、拡張可能要素(38)、例えば膨張可能バルーンを備える、
請求項1から4のいずれか一項に記載のアセンブリ(1)。
【請求項11】
前記埋め込み型装置(10)の前記アクティブアンカー(12)は、前記当接部分(13)の反対側にアンカーバック(19)を備え、前記ツール(18、18’)の前記遠位部分(3)は、前記アンカーバック(19)に取り外し可能に接続可能である、および/または、前記アンカーバック(19)は前記心室の外側に留まるように適合されている、
請求項1から10のいずれか一項に記載のアセンブリ(1)。
【請求項12】
前記ツール(18、18’)は、外側ケース(51)であって、前記ツール(18、18’)の前記遠位部分(3)が前記外側ケース(51)から遠位に様々な距離で突出することができるように、前記シャフト(49)に摺動可能に関連付けられた外側ケース(51)を備える、
請求項1から11のいずれか一項に記載のアセンブリ(1)。
【請求項13】
前記ツール(18、18’)は、前記ツール(18、18’)上での前記埋め込み型装置(10)の前記アクティブアンカー(12)の事前組み立てを可能にするために、前記テザー(16)の近位部分(31)を案内するように適合されたテザー案内装置(57)を備える、
請求項1から12のいずれか一項に記載のアセンブリ(1)。
【請求項14】
前記テザー(16)の調整のための心臓カテーテル(45、45’)をさらに備え、前記心臓カテーテル(45、45’)は、好ましくは、その遠位端に弾性クリップ(60)を備えて、前記テザー(16)の張力状態を調整するために、それを前記心室内に送達する、
請求項1から13のいずれか一項に記載のアセンブリ(1)。
【請求項15】
前記埋め込み型装置(10)の少なくとも一部分を送達するための血管カテーテルを備える、
請求項1から14のいずれか一項に記載のアセンブリ(1)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、心臓弁修復システムの技術分野に関する。
【0002】
特に、本発明は、生来の心室構造を相対的に一緒にすることを含むアプローチによる弁修復に関する。
【0003】
本発明は、心臓弁を修復するためのアセンブリに関する。
【背景技術】
【0004】
生来の房室心臓弁が損傷し、効果的に閉じることができなくなる可能性がある。典型的なタイプの損傷は、拡張された心室の構造変化に関連し、通路開口部を形成する筋線維質環(muscular-fibrous ring)も拡張され得る。これらの変化は、弁膜(valve leaflets)がそれら自体を接合位置に配置することができないことを引き起こし、必然的に心室から心房に向かう非常に望ましくない逆流を引き起こし、心臓ポンプの有効性を著しく制限する。
【0005】
典型的には、房室弁、例えば僧帽弁の修復のために、輪(annulus)を元の形状に戻すように輪を補強するためにフープリング(hoop ring)が植え込まれ、それにより弁膜の自由縁を閉鎖された弁に近づけることができる。
【0006】
経カテーテルを介して埋め込み可能な装置もまた、弁膜の自由縁を捕捉して互いに近づけるためのクリップの形態で提案されており、その結果、Alfieri縫合糸の例に従って二重オリフィス弁が形成される。
【0007】
さらなる既知のアプローチは、心腔(心房および心室)の壁を互いに近づけるため、または腱の固定構造を形成する乳頭筋を心室の内側に互いに近づけるための装置の埋め込みを含む。
【0008】
例えば、米国特許出願公開第2017-0086975号明細書は、修復される弁の近くの2つの心房壁の間にテザー(tether)を固定することを含む解決策を示す。同様の解決策は、米国特許出願公開第2005-222488号明細書にも示されている。米国特許出願公開第2007-203391号明細書は、心室壁を互いに近づけるためのテザーを示している。例えば、米国特許出願公開第2019-380699号明細書は、乳頭筋の外側、すなわち心室壁に面する側に固定された一対の剛性プレートと、それらの間に延びる縫合糸フィラメントなどの糸状構造とを有する経カテーテルを介して左心室に埋め込み可能な装置を示している。
【0009】
上述のタイプのすべての解決策は、特に移植後に心室壁を一緒にする程度の正確な調整を可能にするのに本質的に適しておらず、埋め込み可能な装置の交換を伴う可能性がある。
【0010】
米国特許出願公開第2019-0365539号明細書は、2つの対向する心室内壁に結合されたアコーディオン要素の右心室内への埋め込みを含み、装置は、結合された壁に影響を及ぼし、それらを一緒にするようにばねで予圧されている。いくつかの観点から有利であるが、この解決策は、ばねによって及ぼされる弾性作用に起因して移植後の最初の瞬間に心室壁に過度にストレスを与え、心室腔を効果的に圧迫する危険性がある。さらに、心臓の内壁への装置の結合は、ばねの弾性作用下で非常に早期に失敗する可能性がある。
【0011】
したがって、短期および長期の両方で改善された有効性を有する房室弁を修復するための解決策を提供する必要性が感じられる。
【発明の概要】
【0012】
本発明の目的は、既知の技術の前述の欠点を取り除くことである。
【0013】
これらおよび他の目的は、請求項1に記載のアセンブリによって達成される。
【0014】
いくつかの有利な実施形態は、従属請求項の主題である。
【0015】
本発明のさらなる特徴および利点は、添付の図面を参照して、非限定的な例として与えられる、その好ましい例示的な実施形態の以下に提供される説明から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】一実施形態による、患者に埋め込まれたときの埋め込み型装置を図式的に示す。
図2】一実施形態による、患者に埋め込まれたときのツールおよび埋め込み型装置を含むアセンブリを図式的に示す。
図3】一実施形態による、埋め込み型装置の不等角投影図を示す。
図4】一実施形態による、ツールおよび埋め込み型装置を含むアセンブリの不等角投影図を示す。
図5A】可能な操作方法による、埋め込み型装置の埋め込みのいくつかのステップを図式的に示す。
図5B】可能な操作方法による、埋め込み型装置の埋め込みのいくつかのステップを図式的に示す。
図6】可能な操作方法による、埋め込み型装置の埋め込みの可能なステップを図式的に示す。
図7A】可能な操作方法による、図5Aおよび図5Bまたは図6に示すステップに続く埋め込み型装置の埋め込みのいくつかのステップを図式的に示す。
図7B】可能な操作方法による、図5Aおよび図5Bまたは図6に示すステップに続く埋め込み型装置の埋め込みのいくつかのステップを図式的に示す。
図7C】可能な操作方法による、図5Aおよび図5Bまたは図6に示すステップに続く埋め込み型装置の埋め込みのいくつかのステップを図式的に示す。
図8】一実施形態による、埋め込み型装置の固定要素の分離された部分を有する等角図である。
図9A図8の固定要素によって達成可能な調整シーケンスを図式的かつ部分的に示す。
図9B図8の固定要素によって達成可能な調整シーケンスを図式的かつ部分的に示す。
図9C図8の固定要素によって達成可能な調整シーケンスを図式的かつ部分的に示す。
図9D図8の固定要素によって達成可能な調整シーケンスを図式的かつ部分的に示す。
図9E図8の固定要素によって達成可能な調整シーケンスを図式的かつ部分的に示す。
図9F図8の固定要素によって達成可能な調整シーケンスを図式的かつ部分的に示す。
図10A】一実施形態による、固定要素の分離された部分を有する不等角投影図を示す。
図10B】可能な調整シーケンス中の図10Aの固定要素の不等角投影図を示す。
図11】テザーに係止された図10Aの固定要素の組み立てられた部分を有する不等角投影図を示す。
図12A】一実施形態による調整シーケンスを図式的に示す。
図12B】一実施形態による調整シーケンスを図式的に示す。
図13A】一実施形態による調整シーケンスを図式的に示す。
図13B】一実施形態による調整シーケンスを図式的に示す。
図13C】一実施形態による調整シーケンスを図式的に示す。
図13D】一実施形態による調整シーケンスを図式的に示す。
図14】一実施形態によるアセンブリの不等角投影図を示す。
図15】一実施形態によるアセンブリの一部分の分離された部分を有する不等角投影図を示す。
図16】一実施形態によるアセンブリの一部分の不等角投影図および断面図を示す。
図17】一実施形態によるアセンブリの一部分の不等角投影図および断面図を示す。
図18】一実施形態によるアセンブリの一部分の不等角投影図を示す。
図19】一実施形態によるアセンブリの一部分の不等角投影図および断面図を示す。
図20A】垂直高さにおける調整装置のいくつかの構成を示す。
図20B】垂直高さにおける調整装置のいくつかの構成を示す。
図20C】垂直高さにおける調整装置のいくつかの構成を示す。
図21A】調整シーケンスのいくつかのステップを示す。
図21B】調整シーケンスのいくつかのステップを示す。
図21C】調整シーケンスのいくつかのステップを示す。
図21D】調整シーケンスのいくつかのステップを示す。
図21E】調整シーケンスのいくつかのステップを示す。
【発明を実施するための形態】
【0017】
一般的な実施形態によれば、患者の心室11、21を再形成するための埋め込み型装置10が含まれる。埋め込み型装置10は、少なくとも1つのテザー16と、アクティブアンカー12または第1のアンカー12とを備える。好ましくは、埋め込み型装置10は、三尖弁15の治療のために患者の心臓5の右心室11を再形成するように設計される。
【0018】
アクティブアンカー12は、心室11、21の構造に当接するように適合された当接部分13を備える。好ましくは、「心室構造」という用語は、心室腔を画定する患者の心臓5の外壁4または心臓5の乳頭筋6または心室中隔7など、心室を画定するまたは心室の内側に位置する心臓の壁を意味する。例えば、心室11の構造は、埋め込み型装置10のアクティブアンカー12の当接部分13が心臓5の外壁4に当接するように適合されるように、心室腔11を画定する患者の心臓5の外壁4である。
【0019】
一実施形態によれば、患者の心臓5に埋め込まれた埋め込み型装置10の状態で、アクティブアンカー12が心臓5の外壁4の交差ゲート(crossing gate)を形成し、アクティブアンカー12の当接部分13が右心室11の外側にあり、心臓5の外壁4に当接する場合、テザー16は右心室11を横切って右心室11の第2の構造、例えば心室中隔7の壁または右心室11の乳頭筋6の壁に接続する。
【0020】
当業者は、僧帽弁の治療のために左心室21を再形成するために、埋め込み型装置10を左心室21に埋め込むこともできることを理解するであろう。
【0021】
好ましい実施形態によれば、埋め込み型装置10は、テザー16の本体に対してアクティブアンカー12の反対側に第2のさらなるアンカー22を備える。好ましくは、テザー16は、前記第2のさらなるアンカー22に固定される。一実施形態によれば、第2のアンカー22はまた、アクティブアンカー12が当接する心室11の第1の構造とは反対側の心室11の第2の構造に当接するように適合された第2の当接部分23を備え、それにより、アクティブアンカー12および第2のアンカー22は、互いに反対側のそれぞれの当接部分13、23を有し、それにより、テザー16は2つのアンカー12、22の間に牽引作用を及ぼし、結果として心室11、21の再成形を引き起こすことができる。一実施形態によれば、第2のアンカー22は、第2の心室構造に連結するための部分、例えばフックを備える。例えば、第2のアンカー22の当接部分23は、第2のアンカー22が左心室21内にあり、第1のアンカー12が心臓5の壁4上にあり、テザー16が前記第1のアンカー12から前記第2のアンカー22まで延在するように、心室中隔7の左心室21に面する壁に当接するように意図されている。一実施形態によれば、第2のアンカー22は第1のアンカー12とは異なる。第2のさらなるアンカー22は、好ましくはパッシブアンカー(passive anchor)であり、好ましくはテザー16の張力状態を調整するための装置を含まない。
【0022】
有利には、埋め込み型装置10のアクティブアンカー12は、テザー16の張力状態を調整するように適合された調整装置を備える。テザー16の張力状態の調整は、好ましくは、テザー16の有効長さ、すなわち、2つのアンカー12、22間のテザー16の作用長さを変えることによって得られる。テザー16の張力状態を調整することは、テザーの有効長さの変化をもたらすことができる。テザー16の張力状態を調整することにより、2つのアンカー12、22間の牽引力を調整することが可能になる。テザー16の張力状態を調整することにより、2つのアンカー12、22の相対位置を調整することが可能になる。
【0023】
テザー16は、弾性要素を備えて、2つのアンカー12、22を互いに近づけることを目的とした、または2つのアンカー12、22を互いに遠ざけることを目的とした弾性影響作用を提供することができる。
【0024】
テザー16は、形状記憶材料で作られた少なくとも一部分を含むことができる。
【0025】
前記2つのアンカー12、22の少なくとも一方のアンカー12または22は、形状記憶材料で作られた少なくとも一部分を含むことができる。
【0026】
一般的な実施形態によれば、前述の実施形態のいずれかによる少なくとも1つの埋め込み型装置10を備える患者の心室を再形成するためのアセンブリ1が含まれる。
【0027】
アセンブリ1は、埋め込み型ではなく、前記埋め込み型装置10に取り外し可能に接続可能なツール18をさらに備える。ツール18は、近位部分2と、前記近位部分2の反対側の遠位部分3とを備える。長手方向軸は、ツール18の前記近位部分2と前記遠位部分3との間に画定される。
【0028】
埋め込み型装置10のアクティブアンカー12は、ツール18の遠位部分3に取り外し可能に接続するように適合される。
【0029】
有利には、ツール18の遠位部分3は、アクティブアンカー12の調整装置と協働するように適合された調整キー48を備える。調整キー48を操作することにより、調整装置の操作によってテザー16の張力状態を調整することができる。調整キー48は、テザー16の張力状態の調整を実行するために、アクティブアンカー12の近位部分と係合するように適合された多角形形状を有する遠位ヘッド35を有することができる。
【0030】
さらに有利には、ツール18の近位部分2は、ツール18の近位部分2の操作インターフェースに作用することによってテザーの張力状態を調整するために、前記調整キー48に動作可能に接続可能な操作インターフェース42を備える。好ましくは、操作インターフェース42は、ツール18の遠位部分3が患者の体内でアクティブアンカー12に接続されている間、テザー16の張力状態の調整中に患者の体外に留まるように意図されている。アクティブアンカー12は、心臓5の外壁4上に配置することができ、テザー16の張力状態を調整するために、ツール18が患者の心臓5の内部を貫通する必要がないようにする。
【0031】
好ましい実施形態によれば、ツール18は、少なくとも埋め込み型装置10のアクティブアンカー12のための送達ツールとしても機能する。言い換えると、同ツール18は、アクティブアンカー12を移植部位に送達し、アクティブアンカー12の調整装置を心臓5の外側から作動させることによって、埋め込み型装置10のテザー16の張力状態の調整を可能にするという2つの機能を有する。例えば図7-Bに示すように、アクティブアンカー12は、例えばツール18の遠位端3に取り付けられたツール18によって心臓5の外壁4上に送達することができる。
【0032】
一実施形態によれば、ツール18はまた、テザー16のための送達ツールとしても機能する。
【0033】
そのようなツール18を含むことにより、患者の心臓5の内部にアクセスする必要性を回避しながら、埋め込み型装置10の植込み中および必要に応じて埋め込み後のステップの両方で、テザー16の張力状態を調整することが可能になる。
【0034】
一実施形態によれば、アセンブリ1は、埋め込み型装置10の少なくとも一部分を送達するための送達カテーテル46をさらに備える。例えば図5Aおよび図5Bに示すように、送達カテーテル46は、第2のさらなるアンカー22をそれぞれの埋め込み部位、例えば心房中隔7の右心室21に面し、心室中隔7を横切る壁に送達することが意図されている。
【0035】
一実施形態によれば、アセンブリ1は、埋め込み型装置10の少なくとも一部分を送達するための血管カテーテル45をさらに備える。例えば図6に示すように、血管カテーテル45は、第2のさらなるアンカー22をそれぞれの埋め込み部位、例えば患者の血管系を横切る心房中隔7の右心室21に面する壁に送達することを意図している。
【0036】
例えば図7Aに示すように、第2のアンカー22がそれぞれの埋め込み部位に送達された後、テザー16は心室11を通って延びることができる。
【0037】
例えば、図7Bおよび図7Cに示すように、次いで、アクティブアンカー12は、ツール18によって送達され、テザー16の張力状態は、ツール18からアクティブアンカー12を取り外す前に調整することができる。
【0038】
テザー16の張力状態は、様々な方法で調整することができる。
【0039】
好ましい実施形態によれば、埋め込み型装置10のアクティブアンカー12の調整装置は、互いに回転可能に関連付けられた2つの部分28、29を備える。これにより、アクティブアンカー12の前記2つの部分28、29を互いに相対的に回転させることによって、テザー16の張力状態を調整することが可能である。
【0040】
好ましい実施形態によれば、ツール18は、調整キー48とシャフト49とが互いに回転可能に関連付けられるように、前記調整キー48に取り付けられたシャフト49をさらに備える。好ましくは、ツール18の調整キー48は、アクティブアンカー12の調整装置の第1の部分28に一体的に接続可能であり、ツール18のシャフト49は、アクティブアンカー12の調整装置の第2の部分29に一体的に接続可能である。これにより、調整キー48、好ましくは操作インターフェース42に加えられる回転によってテザーの張力を調整することが可能である。
【0041】
そのようなツール18を含むことにより、患者の心臓5の内部にアクセスする必要性を回避しながら、埋め込み型装置10の埋め込み中および必要に応じて埋め込み後のステップの両方で、操作インターフェース42を回転させることによってテザー16の張力状態を調整することが可能になる。
【0042】
一実施形態によれば、アクティブアンカー12の調整装置の前記2つの部分28、29の一方の部分28または29は、テザー16に一体的に接続可能である。これにより、例えば、アクティブアンカー12の内部に含まれ得る巻回シャフト27にテザー16を巻き付けることが可能である。例えば図9A図9Fに示す実施形態によれば、テザー16の近位部分31は、テザー16をアクティブアンカー12の調整装置の第1の部分28に一体的に接続するためのストロークの終点として作用する拡大部分、例えば結び目41を有し、それにより、調整装置の2つの部分28、29の相対回転は、テザー16の近位部分を巻回シャフト27の周りに巻き付ける。このような巻回シャフト27を含むことにより、テザーの張力状態を調整するためのウインチシステムを得ることができる。巻回シャフト27は、単一部品で提供されてもよく、または第1の部分28と一体であってもよい。第1の部分28は、好ましくは、テザー16の一部分に一体的に接続可能な終端部位17、例えばテザー16のゲージと同等のゲージの貫通孔を備える。第2の部分29は、テザー16を受容する中央チャネル26を備えることができる。好ましくは、第2の部分29の中央チャネル26および第1の部分28の終端部位17は、巻回シャフト27の周りにテザー16を巻き付けるために、互いにオフセットされている、すなわち、それらは軸線上にない。
【0043】
例えば図9Aおよび図9Bに示すように、テザー16は、テザー16の近位部分31に結び目41を形成することによって、アンカー要素12の終端部分17に固定される。例えば、図9Cおよび図9Dに示すように、ばね30の作用に対抗することによって、アンカー要素12の2つの部分28、29は、それらが互いに対して回転することができるように解放され、テザー16の近位部分31を巻き付け、その結果、テザー16を引っ張る。例えば図9Eおよび図9Fに示すように、ばね30の作用は、アンカー要素12の2つの部分28、29を所定の相互構成で互いに連結する。好ましくは、ウインチ調整システムは、ばね30の作用が反対であるときに、アンカー要素12の第2の部分29の環状溝33に受容されるように第1の部分28から延びる1つまたは複数の径方向歯32を備える。ばね30の作用が反対でないとき、前記1つ以上の径方向歯32は、部分28、29が互いに対して回転するのを防止する周方向当接部分34に当接する。
【0044】
例えば図8に示すように、予圧ばね30をアンカー要素12の2つの部分28、29の間に含めることができる。好ましくは、ばね30は、アンカー要素12の2つの部分28、29を相互に離間させ、それらを相互構成で連結する。ばね30の作用に対抗することによって、構成をロック解除し、2つの部分28、29の一方の部分28または29を他方の部分29または28に対して回転させて、テザー16を巻回シャフト27に巻き付けることができる。アンカー要素12の前記2つの部分28、29によって形成されたウインチ調整システムは、単一の回転方向における2つの部分28、29の相対回転を可能にするように適合されたラチェット機構を備えることができる。
【0045】
操作インターフェース42は、シャフト49に対する操作キー48の単一の回転方向の回転を可能にするように適合されたラチェット機構を備えることができる。
【0046】
一実施形態によれば、前記2つの部分28、29は、ねじ結合によって互いに回転可能に関連付けられる。例えば、図10A図10B、および図11に示すように、部分29は、隙間を介して雄ねじ要素37に配置されたテザー16を受容するように適合された通路チャネル26を備え、それによりテザーは部分29に対して摺動することができ、他の部分28は、雄ねじ要素37にねじ込まれると、通路チャネル26のゲージを狭くし、部分29の雄ねじ要素37に対するテザー16の摺動を摩擦によって停止させる締め付けナット36を備える。
【0047】
好ましい実施形態によれば、埋め込み型装置10のアクティブアンカー12は、前記当接部分13の反対側にアンカーバック19を備え、ツール18の遠位部分3は、前記アンカーバック19に取り外し可能に接続可能である。動作状態にあるとき、アンカーバック19は心室11の外側に留まるように適合される。これにより、アクティブアンカー12は、心臓5の外壁4上に配置されたアンカーバック19を有するテザー16の張力状態のための一種の調整ゲートを形成し、それにより、埋め込み型装置10の埋め込み後であってもアクセス装置18が到達することができ、心臓5内へのアクセスを必要とせずに、埋め込み後のテザー16の張力状態を調整することができる。
【0048】
好ましい実施形態によれば、ツール18は、ツール18の遠位部分3が外側ケース51から遠位に様々な距離で突出することができるように、前記シャフト49に摺動可能に関連付けられた外側ケース51をさらに備える。動作状態にあるとき、その遠位端が心臓5の外壁4の近くにあるようにアクセス装置18の外側ケース51が位置決めされると、シャフト49および調整キー48を遠位方向に前進させて、それらがアクティブアンカー12と係合し、テザー16の張力状態を調整できるようにすることができる。
【0049】
好ましい実施形態によれば、ツール18は、前記長手方向に中空のシャフト49の内側で回転可能であり、アクティブアンカーの第1の部分28と係合するように適合された前記操作キー48を備え、ツール18は、前記シャフト49の遠位端に、例えばスナップ嵌合方式でアクティブアンカー12の第2の部分29と係合するために、胸壁(crenellation)のように遠位に延びる1つまたは複数のフィンガ52を備える。好ましくは、操作キー48およびシャフト49のセットは、ケース51に対して前後に移動可能である。操作キー48およびシャフト49のセットをアクセス装置18のケースに対して相互の位置にロックするようにシャフト51を延ばすラジアルピン55を受容するように適合された複数の座部54-a、54-b、54-cを画定するケース51上に配置された、例えば長手方向スロット54によって形成された操作キー48およびシャフト49のセットに対して、ケース51を前方および/または後方に相対移動させるために、前進制御部53を含むことができる。前記座部54-a、54-b、54-cは、好ましくはツール18の長手方向に整列される。シャフト49と一体であり、ケース51のための近位当接部分を形成するストローク終点ピン56を含むことができる。
【0050】
そのようなピン55およびそのようなスロット54を含むことにより、ケース51に対する操作キー48およびシャフト49のセットが位置する相対位置を機械的に視覚化することが可能になる。
【0051】
例えば、図20Bおよび図20Cに示すように、操作キー48およびシャフト49をケース51に対して遠位方向に前進させることによって、ピン55は座部54-bから座部54-cに移動する。
【0052】
一実施形態によれば、ツール18は、テザー16の近位部分31を案内するように適合されたテザー案内装置57を備える。例えば、テザー案内装置57は、ケース51上に配置された多孔板58を備え、テザー案内装置57の多孔板58の孔59は、テザー16の近位部分を受容する。前記テザー案内装置57を含むことにより、前記結び目41または前記拡大部分41をテザー16の近位部分31上に得るために、所定の長さを有するテザー16の近位部分31を一時的にロックすることが可能である。さらに、前記テザー案内装置57を含むことにより、アクティブアンカー12をツール18の遠位端3に予め組み立てることが可能であり、言い換えると、前記テザー案内装置57を含むことにより、動作中にツール18上にアクティブアンカー12を組み立てることを回避して、ツール18上に予め組み立てられた埋め込み型装置10のアクティブアンカー12を有するアセンブリ1を提供することが可能である。例えば、図21-Aに示すように、テザー16の近位部分31は、アクティブアンカー12、ツール18を近位方向に通過し、孔59から出る。図21-Bに示すように、コマンド47を作動させることにより、孔59の直径が減少し、テザー16の近位部分31を孔59に摩擦によってロックする。図21-Cおよび図21-Dに示すように、結び目41または拡大部分はテザー16の近位部分31に作られ、結び目41に近位のテザー16の部分は切断される。図21-Eに示すように、コマンド47は停止され、孔59の断面はテザー16および結び目41を通過させ、それにより、結び目41を遠位方向に前進させることによって、それはアクティブアンカー12の終端部分17に当接する。このようなテザー案内装置57を含むことにより、テザー16をケース51の近くに保つことも可能になる。
【0053】
一実施形態によれば、埋め込み型装置10のアクティブアンカー12の調整装置は、拡張可能要素38、例えば膨張可能バルーンを備える。拡張可能バルーン38を拡張させることにより、テザー16が固定された終端部分17は、アクティブアンカー12の当接部分13から離れている。アクティブアンカー12の当接部分13は、拡張可能要素38に含めることができる。拡張可能要素38は、その一部分において終端部分17に一体的に接続可能である。この場合、テザー16の張力状態を調整するために、拡張可能要素38を膨張させる必要があり、拡張可能要素38の膨張は、拡張可能要素38との流体連通ダクトを有する経皮ポート18’を使用して拡張することによって達成することができ、したがって、流体連通ダクト48’は調整キー48’として機能し、経皮ポート18’には、操作インターフェース42’を有する膨張タンク39、例えば押圧されたときに変形可能なパウチが設けられている。操作インターフェース42’として作用する変形可能なパウチに圧力を加えることによって、膨張流体は膨張タンク39から拡張可能要素38に移動し、それによって、アクティブアンカー12の当接部分13からテザー終端部分17を離すことにより、テザー16を引っ張ることができる。
【0054】
好ましい実施形態によれば、アクティブアンカー12は、調整装置として機能するテザー16の張力状態を2つの部分の相対的な距離により調整することを可能にするように、摺動可能に結合された2つの部分28、29を備える。好ましい実施形態によれば、アンカー要素12の互いに摺動可能に結合された2つの部分は、ロック装置として作用して互いに連動することができる。2つの部分28、29間の摺動結合は、2つの部分28、29間の回転可能な結合に加えて、またはその代わりに含まれ得る。
【0055】
一実施形態によれば、例えば図13A図13Dに示すように、テザー16の張力状態を調整するために、例えば弾性クリップ60などの鉗子60を心室11内に送達する血管アクセスを有する心臓カテーテル45’によって、テザー16の張力状態の調整を行うことができる。これにより、テザー16の張力状態の調整は、ツール18によってアクティブアンカー12に作用することによって、または心臓カテーテル45’を用いて行われる経カテーテル動作によって行うことができる。好ましくは、心臓カテーテル45’は、その遠位端に、好ましくは心臓カテーテル45に取り外し可能に接続された弾性クリップ60を備え、テザー16の張力状態を調整するために、それを心室11内に送達する。
【0056】
アクティブアンカー12によって得られるテザー16の張力状態の調整の代わりに、経カテーテルアプローチによって行われるテザー16の張力状態の調整を含むことができる。
【0057】
一般的な実施形態によれば、患者の心室を再形成するためのアセンブリ1は、テザー16を備える心室を再形成するための埋め込み型装置10と、テザー16の張力状態を調整するための心臓カテーテル45’とを備える。心臓カテーテル45’は、好ましくは、その遠位部分で患者の心臓5の心室11、21、例えば右心室11に到達するように適合された血管アクセスカテーテルである。心臓カテーテル45’は、好ましくは、例えば図13A図13Dに示すように、その遠位端に、埋め込み型装置10のテザー16の張力状態を調整するための鉗子60またはクリップ60を備える。埋め込み型装置10は、好ましくは、テザー16の両端に2つの対向するアンカーを備える。例えば、埋め込み型装置10は、心室を再形成して心臓弁を修復する、例えば三尖弁15を修復するように適合される。
【0058】
特定の実施形態において別々にまたは互いに一緒に提供される上記の特徴により、互いに対照的である上記の要件と、上記の所望の利点を同時に満たす装置およびアセンブリを得ることが可能であり、特に、
-心臓弁を修復するために、心室を再形成するための埋め込み型装置のテザーの張力状態を調整することを可能にし、
-調整は経胸壁ツールを用いて行うことができ、
-経胸壁ツールの近位端で、患者の体外に配置された操作インターフェースを操作することによってテザーの張力を調整することを可能にし、
-経胸壁ツールは、埋め込み型装置のアクティブアンカーを送達するための装置としても機能することができ、
-心室への直接アクセスを必要とせずに、埋め込み後にテザーの張力状態を調整することを可能にし、
-アクティブアンカーは、心臓の外壁に配置されたテザーのための調整ゲートを形成し、
-アクティブアンカーは、テザーの張力状態を調整するための装置として作用し、
-心室壁、心室中隔、乳頭筋、上記の組み合わせなどの心室の構造を接近させることによって、すなわち互いに近づけることによって心臓弁を修復することを可能にする。
【0059】
当業者は、添付の特許請求の範囲から逸脱することなく、偶発的な必要性を満たすために、上述の実施形態に対して多くの変更および適合を行うことができ、または機能的に同等である要素を他の要素に置き換えることができる。
【符号の説明】
【0060】
1 アセンブリ
2 ツールの近位部分
3 ツールの遠位部分
4 心臓の外壁
5 心臓
6 乳頭筋
7 心室中隔
10 埋め込み型装置
11 右心室
12 アクティブアンカーまたは第1のアンカー
13 当接部分
15 三尖弁
16 テザー
17 終端部分
18、18’ ツール
19 アンカーバック
21 左心室
22 第2のアンカー
23 第2の当接部分
26 チャネル
27 巻回シャフト
28 アクティブアンカーの第1の部分
29 アクティブアンカーの第2の部分
30 ばね
31 テザーの近位部分
32 径方向歯
33 環状溝
34 周方向当接部分
35 調整キーの遠位ヘッド
36 ナット
37 雄ねじ要素
38 拡張可能要素
39 膨張タンク
41 テザーの結び目または拡大部分
42、42’ 調整キー操作インターフェース
45、45’ 血管カテーテル
46 送達カテーテル
48、48’ 調整キー
49 ツールシャフト
51 ツールケース
52 シャフトの遠位フィンガ
53 前進コマンド
54 スロット
54a~c 座部
55 ラジアルピン
56 ストローク終点
57 テザー案内装置
58 多孔板
59 孔
60 鉗子またはクリップ
図1
図2
図3
図4
図5A
図5B
図6
図7A
図7B
図7C
図8
図9A
図9B
図9C
図9D
図9E
図9F
図10A
図10B
図11
図12A
図12B
図13A
図13B
図13C
図13D
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20A
図20B
図20C
図21A
図21B
図21C
図21D
図21E
【国際調査報告】