(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-28
(54)【発明の名称】光相互接続を保護するための封止ブーツおよび関連アセンブリ
(51)【国際特許分類】
G02B 6/42 20060101AFI20230621BHJP
G02B 6/36 20060101ALI20230621BHJP
【FI】
G02B6/42
G02B6/36
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022572615
(86)(22)【出願日】2021-05-17
(85)【翻訳文提出日】2022-11-25
(86)【国際出願番号】 US2021032690
(87)【国際公開番号】W WO2021242550
(87)【国際公開日】2021-12-02
(32)【優先日】2020-05-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519407091
【氏名又は名称】コムスコープ テクノロジーズ リミティド ライアビリティ カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100153729
【氏名又は名称】森本 有一
(72)【発明者】
【氏名】ナヒド イスラム
(72)【発明者】
【氏名】デイビッド スメンテック
(72)【発明者】
【氏名】アンソニー レナード レフェブブレ
【テーマコード(参考)】
2H036
2H137
【Fターム(参考)】
2H036QA01
2H036QA33
2H137AA01
2H137AB05
2H137AB06
2H137BA01
2H137BA15
2H137BB02
2H137BB12
2H137CC11
2H137DA07
2H137DB02
2H137DB05
2H137HA07
(57)【要約】
本開示は、光相互接続を保護するための封止ブーツを記述する。封止ブーツは、内部空洞を有する本体であって、内部空洞は、本体の一方の端部に隣接する環状凹部を有し、環状凹部は、リモート無線ユニットの特徴を受けるように構成される、本体と、本体の対向する端部と合流し、本体の空洞と連続的な穴を画定する円筒形内面を有し、内面は本体の内部空洞の内径よりも小さい内径を有する、ネックとを含む。封止ブーツは、固定アクティブ光コネクタがリモート無線ユニットに差し込まれている時に、固定アクティブ光コネクタの少なくとも一部分を囲むように構成される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
光相互接続を保護するための封止ブーツであって、
内部空洞を有する本体であって、前記内部空洞が前記本体の一方の端部に隣接する環状凹部を有し、前記環状凹部がリモート無線ユニットの特徴を受けるように構成される、本体と、
前記本体の対向する端部と合流し、前記本体の前記内部空洞と連続的な穴を画定する円筒形内面を有するネックであって、前記円筒形内面が前記本体の前記内部空洞の内径よりも小さい内径を有する、ネックと、を備え、
前記封止ブーツが、固定アクティブ光コネクタが前記リモート無線ユニットに差し込まれている時に、前記固定アクティブ光コネクタの少なくとも一部分を囲むように構成される、封止ブーツ。
【請求項2】
前記本体の前記内部空洞が、前記ネックと合流する端部で先細である、請求項1に記載の封止ブーツ。
【請求項3】
前記内部空洞の少なくとも一部分が、前記固定アクティブ光コネクタとの締り嵌めを形成するように構成される、請求項1または2のいずれか一項に記載の封止ブーツ。
【請求項4】
前記本体の外面上に形成される環状リブをさらに備える、請求項1~3のいずれか一項に記載の封止ブーツ。
【請求項5】
前記封止ブーツの前記ネックが高耐久化ケーブルを掴む、前記内部空洞の少なくとも一部分に存在する固定アクティブ光コネクタで終端された前記高耐久化ケーブルを備えるアクティブ光ケーブルアセンブリと組み合わせた、請求項1~4のいずれか一項に記載の封止ブーツ。
【請求項6】
前記固定アクティブ光コネクタが前記リモート無線ユニットに差し込まれ、前記リモート無線ユニットの前記特徴が、前記封止ブーツが前記固定アクティブ光コネクタと前記リモート無線ユニットとの間の前記光相互接続を保護するように、前記本体の前記環状凹部によって受けられる、前記リモート無線ユニットとさらに組み合わせた、請求項5に記載の封止ブーツ。
【請求項7】
前記封止ブーツが、高分子または弾性材料から形成される、請求項1~6のいずれかに記載の封止ブーツ。
【請求項8】
光相互接続を保護するための封止ブーツであって、
内部空洞を有する概して円筒形の本体と、
前記本体の前記内部空洞と連続的な内部空洞を有する、前記本体の一方の端部から延在する波形ケーブルセクションと、
前記波形ケーブルセクションの対向する端部と合流し、前記波形ケーブルセクションの前記内部空洞と連続的な穴を画定する円筒形内面を有するネックであって、前記円筒形内面が、前記本体の前記内部空洞の内径よりも小さい内径を有する、ネックと、
前記封止ブーツをリモート無線ユニットに固定するように構成された一つ以上の固定機構と、を備え、
固定アクティブ光コネクタが前記リモート無線ユニットに差し込まれている時に、前記本体が、前記固定アクティブ光コネクタの少なくとも一部分を囲むように構成される、封止ブーツ。
【請求項9】
前記本体の一方の端部が、前記リモート無線ユニットの特徴と係合するように構成されたねじ込みセクションを備える、請求項8に記載の封止ブーツ。
【請求項10】
前記本体の前記内部空洞の少なくとも一部分が、前記固定アクティブ光コネクタとの締り嵌めを形成するように構成される、請求項8及び9のいずれか一項に記載の封止ブーツ。
【請求項11】
前記封止ブーツの前記ネックが高耐久化ケーブルを掴む、前記本体の前記内部空洞の少なくとも一部分内に存在する固定アクティブ光コネクタで終端された前記高耐久化ケーブルを備えるアクティブ光ケーブルアセンブリと組み合わせた、請求項8~10のいずれか一項に記載の封止ブーツ。
【請求項12】
前記固定アクティブ光コネクタが前記リモート無線ユニットに差し込まれ、前記封止ブーツが前記固定アクティブ光コネクタと前記リモート無線ユニットとの間の前記光相互接続を保護するように、前記リモート無線ユニットによって一つ以上の固定機構が受けられる、前記リモート無線ユニットとさらに組み合わせた、請求項11に記載の封止ブーツ。
【請求項13】
前記固定アクティブ光コネクタと前記リモート無線ユニットとの間の前記光相互接続を前記封止ブーツが保護するように、前記ねじ込みセクションが前記リモート無線ユニットの前記特徴と係合する、請求項9~12のいずれか一項に記載の封止ブーツ。
【請求項14】
前記封止ブーツが高分子または弾性材料から形成される、請求項8~13のいずれかに記載の封止ブーツ。
【請求項15】
トランシーバを有する固定アクティブ光コネクタであって、前記固定アクティブ光コネクタがリモート無線ユニットに差し込まれるように構成される、固定アクティブ光コネクタと、
前記固定アクティブ光コネクタと統合された高耐久化ケーブルと、
前記高耐久化ケーブルと統合されたメインケーブルアセンブリと、
前記固定アクティブ光コネクタの少なくとも一部分を囲み、前記固定アクティブ光コネクタの少なくとも一部分と締り嵌めし、前記リモート無線ユニットに固定され、それによって前記固定アクティブ光コネクタと前記リモート無線ユニットとの間の光相互接続を保護するように構成される、取り外し可能な封止ブーツと、を備える、アクティブ光ケーブルアセンブリ。
【請求項16】
前記封止ブーツが、
内部空洞を有する本体であって、前記内部空洞が前記本体の一方の端部に隣接する環状凹部を有し、前記環状凹部がリモート無線ユニットの特徴を受けるように構成される、本体と、
前記本体の対向する端部と合流し、前記本体の前記内部空洞と連続的な穴を画定する円筒形内面を有するネックであって、前記円筒形内面が前記本体の前記内部空洞の内径よりも小さい内径を有する、ネックと、を備え、
前記封止ブーツが、固定アクティブ光コネクタが前記リモート無線ユニットに差し込まれている時に、前記固定アクティブ光コネクタの少なくとも一部分を囲むように構成される、請求項15に記載のアクティブ光ケーブルアセンブリ。
【請求項17】
前記封止ブーツが、前記本体の外面上に形成された環状リブをさらに備える、請求項16に記載のアクティブ光ケーブルアセンブリ。
【請求項18】
前記封止ブーツが、
内部空洞を有する概して円筒形の本体と、
前記本体の前記内部空洞と連続的な内部空洞を有する、前記本体の一方の端部から延在する波形ケーブルセクションと、
前記波形ケーブルセクションの対向する端部と合流し、前記波形ケーブルセクションの前記内部空洞と連続的な穴を画定する円筒形内面を有するネックであって、前記円筒形内面が、前記本体の前記内部空洞の内径よりも小さい内径を有する、ネックと、
前記封止ブーツをリモート無線ユニットに固定するように構成された一つ以上の固定機構と、を備え、
固定アクティブ光コネクタが前記リモート無線ユニットに差し込まれている時に、前記本体が、前記固定アクティブ光コネクタの少なくとも一部分を囲むように構成される、請求項15に記載のアクティブ光ケーブルアセンブリ。
【請求項19】
前記封止ブーツの前記本体の一方の端部が、前記リモート無線ユニットの特徴と係合するように構成されたねじ込みセクションを備える、請求項18に記載のアクティブ光ケーブルアセンブリ。
【請求項20】
アクティブ光配線システムであって、
少なくとも一つの入力ポートを有するリモート無線ユニットと、
アクティブ光ケーブルアセンブリであって、
トランシーバを有する固定アクティブ光コネクタであって、前記固定アクティブ光コネクタが、前記リモート無線ユニットの前記少なくとも一つの入力ポートに差し込まれるように構成されたスモールフォームファクタプラガブル(SFP)アクティブ光コネクタである、固定アクティブ光コネクタと、
前記固定アクティブ光コネクタと統合された高耐久化ケーブルと、
前記高耐久化ケーブルと統合されたメインケーブルアセンブリと、
前記リモート無線ユニットに固定されるように構成された取り外し可能な封止ブーツと、を備えるアクティブ光ケーブルアセンブリと、を備え、
前記固定アクティブ光コネクタが、前記リモート無線ユニットの前記少なくとも一つの入力ポートに差し込まれ、
前記封止ブーツが、前記リモート無線ユニットに固定され、前記リモート無線ユニットから外向きに延在する前記固定アクティブ光コネクタの一部分にて囲み、それによって、前記固定アクティブ光コネクタと前記リモート無線ユニットとの間の光相互接続を保護する、アクティブ光配線システム。
【請求項21】
前記封止ブーツが、
内部空洞を有する本体であって、前記内部空洞が前記本体の一方の端部に隣接する環状凹部を有する、本体と、
前記本体の対向する端部と合流し、前記本体の前記内部空洞と連続的な穴を画定する円筒形内面を有するネックであって、前記円筒形内面が前記本体の前記内部空洞の内径よりも小さい内径を有する、ネックと、を備え、
前記環状凹部が、前記リモート無線ユニットの特徴を受けて、前記封止ブーツを前記リモート無線ユニットに固定する、請求項20に記載のアクティブ光配線システム。
【請求項22】
前記封止ブーツが、前記本体の外面上に形成された環状リブをさらに備える、請求項21に記載のアクティブ光配線システム。
【請求項23】
前記封止ブーツが、
内部空洞を有する概して円筒形の本体と、
前記本体の前記内部空洞と連続的な内部空洞を有する、前記本体の一方の端部から延在する波形ケーブルセクションと、
前記波形ケーブルセクションの対向する端部と合流し、前記波形ケーブルセクションの前記内部空洞と連続的な穴を画定する円筒形内面を有するネックであって、前記円筒形内面が、前記本体の前記内部空洞の内径よりも小さい内径を有する、ネックと、
前記封止ブーツをリモート無線ユニットに固定するように構成された一つ以上の固定機構と、を備え、
前記一つ以上の固定機構が、前記リモート無線ユニットによって受けられて、前記封止ブーツを前記リモート無線ユニットに固定する、請求項20に記載のアクティブ光配線システム。
【請求項24】
前記封止ブーツの前記本体の一方の端部が、前記リモート無線ユニットの特徴と係合するように構成されたねじ込みセクションを備える、請求項23に記載のアクティブ光ケーブルアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願
本出願は、2020年5月27日に出願された米国仮特許出願第63/030,693号の優先権および利益を主張し、その開示はその全体が本明細書に組み込まれる。
【0002】
本出願は、概して、通信機器、より詳細には、アクティブ光ケーブルアセンブリ用の封止ブーツを対象とする。
【背景技術】
【0003】
従来の光アセンブリは、アセンブリの両端に光コネクタを有する。これらのアセンブリは、リモート無線ユニット(RRU)、リモート無線ヘッド(RRH)、またはアクティブアンテナの一方の端部、およびベースバンドユニット(BBU)、別のRRU、あるいは、スモールフォームファクタプラガブル(SFP)光コネクタを介して他の通信機器に接続されて(すなわち、光アセンブリは、光コネクタ/アダプタを介してSFPの一方の端部に接続され、SFPの他端(すなわち、銅接続端)は、RRU、RRHなどに挿入され得る)、アクティブ光ケーブルアセンブリを作成し得る。アクティブ光ケーブル(AOC)は、従来の銅ケーブルと同じ電気入力を受け入れるが、コネクタ間で光ファイバーを使用するケーブル技術を表す。したがって、SFPは光信号を電気信号に変換する。アクティブ光ケーブルは、ケーブル端部の光・電気変換を使用して、標準的な電気インターフェースとの互換性を犠牲にすることなく、ケーブルの速度と距離の性能を改善する。
【0004】
一般的に言えば、光コネクタの嵌合は、光が通過できるように、光ファイバーのコアを機械的に結合し、整列させる。コネクタが良いほど、接続の光学的清浄度は良好である(すなわち、光ファイバーの反射または不整列により光が失われにくい)。光コネクタインターフェース(例えば、光アセンブリの光コネクタ上および/またはSFPの光コネクタ/アダプタ上)は、非常に小さくて壊れやすく(例えば、ガラス)、接続の光学的清浄度に影響を与える恐れがある埃、傷などの影響を受けやすい。そのため、設置中、技術者は、クリーンで傷のない光インターフェースのため端部を検査する適切なツールを有する必要がある。端部が汚れている場合、技術者はクリーニングツールを持つことも必要とされるが、技術者にはこれらの作業を実施する特別なスキルを有することが必要とされる。さらに、技術者は光学アセンブリに損傷がないかテストする必要もある。光インターフェースの検査とクリーニングを行った後でさえ、多くの場合、RRUの起動中にSFPに欠陥があることが発見される。現在のところ、技術者がRRUにSFPを設置せずに現場でSFPをテストする方法はない。したがって、例えば、リモート無線ユニット(RRU)と併用された場合、より良好な光学的清浄度を可能にする光学ケーブルアセンブリの必要性があり得る。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第一の態様は、光相互接続を保護するための封止ブーツを対象とする。封止ブーツは、内部空洞を有し、内部空洞は、本体の一方の端部に隣接する環状凹部を有し、環状凹部はリモート無線ユニットの特徴を受けるよう構成される、本体と、本体の対向する端部と合流し、本体の空洞と連続的な穴を画定する円筒形内面を有し、内面が本体の内部空洞の内径よりも小さい内径を有する、ネックとを含む。封止ブーツは、固定アクティブ光コネクタがリモート無線ユニットに差し込まれている時に、固定アクティブ光コネクタの少なくとも一部分を囲むように構成される。
【0006】
本発明の別の態様は、光相互接続を保護するための封止ブーツを対象とする。封止ブーツは概して、内部空洞を有する円筒形の本体と、本体の内部空洞と連続的な内部空洞を有する、本体の一方の端部から延在する波形ケーブルセクションと、波形ケーブルセクションの対向する端部と合流し、波形ケーブルセクションの内部空洞と連続的な穴を画定する円筒形内面を有するネックであって、内面が、本体の内部空洞の内径よりも小さい内径を有する、ネックと、封止ブーツをリモート無線ユニットに固定するように構成された一つ以上の固定機構と、を含む。本体は、固定アクティブ光コネクタがリモート無線ユニットに差し込まれている時に、固定アクティブ光コネクタの少なくとも一部分を囲むように構成される。
【0007】
本発明の別の態様は、アクティブ光ケーブルアセンブリを対象とする。アセンブリは、トランシーバを有し、リモート無線ユニットに差し込まれるように構成されている固定アクティブ光コネクタと、固定アクティブ光コネクタと統合された高耐久化ケーブルと、高耐久化ケーブルと統合されたメインケーブルアセンブリと、固定光コネクタの少なくとも一部分を囲み、一部分と締り嵌めを形成し、リモート無線ユニットに固定され、それによって固定アクティブ光コネクタとリモート無線ユニットとの間の光相互接続を保護するように構成された取り外し可能な封止ブーツと、を含む。
【0008】
本発明の別の態様は、アクティブ光配線システムを対象とする。システムは、少なくとも一つの入力ポートおよびアクティブ光ケーブルアセンブリを有するリモート無線ユニットを含む。アセンブリは、トランシーバを有し、リモート無線ユニットの少なくとも一つの入力ポートに差し込まれるように構成されたスモールフォームファクタプラガブル(SFP)アクティブ光コネクタである固定アクティブ光コネクタと、固定アクティブ光コネクタと統合された高耐久化ケーブルと、高耐久化ケーブルと統合されたメインケーブルアセンブリと、リモート無線ユニットに固定されるように構成された取り外し可能な封止ブーツと、を含む。固定アクティブ光コネクタは、リモート無線ユニットの少なくとも一つの入力ポートに差し込まれ、封止ブーツは、リモート無線ユニットに固定され、リモート無線ユニットから外側に延在する固定アクティブ光コネクタの一部分で囲み、それによって、固定アクティブ光コネクタとリモート無線ユニットとの間の光相互接続を保護する。
【0009】
一つの実施形態に関して記載される本発明の態様は、異なる実施形態に組み込まれてもよいが、それに関連して具体的に記載されないことに留意されたい。すなわち、すべての実施形態および/または任意の実施形態の特徴は、任意の方法および/または組み合わせで組み合わされ得る。出願人は、任意の当初出願された請求を変更する権利および/またはそれに応じて任意の新たな請求を提起する権利を留保する。これには、任意の当初出願された請求を、その方法では当初請求されていないが、任意の他の請求(複数可)の任意の特徴に従属し、および/または組み入れるために修正することができる権利が含まれる。本発明のこれらおよび他の目的ならびに/または態様は、以下に記載される明細書で詳細に説明される。本発明のさらなる特徴、利点および詳細は、図面の読取りおよび後続する好ましい実施形態の詳細な説明から当該技術分野の当業者によって理解されるであろうが、このような説明は本発明の例証に過ぎない。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】
図1は、本発明の実施形態による、アクティブ光ケーブルアセンブリの斜視図である。
【
図2A】
図2Aは、本発明のある実施形態による封止ブーツの斜視図である。
【
図3】
図3は、
図1のアクティブ光ケーブルアセンブリ上の
図2A~2Bの封止ブーツの斜視図である。
【
図4A】
図4Aは、リモート無線ユニットに固定され、固定光コネクタとリモート無線ユニットとの間の接続を保護する、
図2A~2Bの封止ブーツの断面側面図である。
【
図4B】
図4Bは、リモート無線ユニットと封止ブーツの外部固定機構の係合を示す
図4Aのアクティブ光コネクタとリモート無線ユニットとの間の接続の拡大図である。
【
図5A】
図5Aは、本発明の実施形態による代替の封止ブーツの側面図である。
【
図6】
図6は、本発明の実施形態による封止ブーツの斜視図である。
【
図7B】
図7Bは、固定光コネクタの一部分を覆う封止ブーツを有する
図7Aのアクティブ光ケーブルアセンブリの斜視図である。
【
図7C】
図7Cは、固定光コネクタの一部分を囲む封止ブーツの拡大側面図である。
【
図8】
図8は、封止ブーツの内部固定機構とリモート無線ユニットとの係合を示す
図7Cのアクティブ光コネクタとリモート無線ユニットとの間の接続の拡大側面図である。
【
図9】
図9は、本発明の封止ブーツが固定されるように構成され得る、リモート無線ユニットの例示的な嵌合インターフェースである。
【
図10A-10B】
図10A-10Bは、
図9の嵌合インターフェースに本発明の封止ブーツを固定する例示的な方法を示す。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明は、ここで、本発明の実施形態が図示されている添付図面を参照してより完全に以下に説明する。しかしながら、本発明は、多くの異なる形態で具現化されてもよく、本明細書に記載される実施形態に限定されるものとして解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、本開示が徹底的かつ完全なものとなるように、および本発明の範囲を当業者に十分に伝えるように提供される。
【0012】
本発明は、ここで、本発明の例示の実施形態が図示されている添付図面を参照してより完全に以下に説明することになる。同様の数字は、全体にわたり同様の要素を指し、同様の要素の異なる実施形態は、異なる数の上付き文字指標アポストロフィ(例えば、10’、10’’、10’’’)を使用して示すことができる。
【0013】
図では、特定の層、構成要素、または特徴は、明確にするために誇張されている場合があり、破線は、別段の指定がない限り、任意の特徴または操作を説明する。しかしながら、本発明は、多くの異なる形態で具現化されてもよく、本明細書に記載される実施形態に限定されるものとして解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、本開示が徹底的かつ完全なものとなるように、および本発明の範囲を当業者に十分に伝えるように提供される。
【0014】
第一、第二などの用語は、本明細書において、様々な要素、構成要素、境域、層、および/またはセクションを説明するために使用され得るが、これらの要素、構成要素、境域、層、および/またはセクションは、これらの用語によって限定されるべきではないことが理解されよう。これらの用語は、一つの要素、構成要素、境域、層、またはセクションを別の境域、層、またはセクションと区別するためにのみ使用される。したがって、以下で考察される第一の要素、構成要素、境域、層、またはセクションは、本発明の教示から逸脱することなく、第二の要素、構成要素、境域、層、またはセクションと称され得る。操作(またはステップ)の順序は、特に別段の指示がない限り、特許請求の範囲または図に提示される順番に限定されない。
【0015】
別段に定義しない限り、本明細書で使用されるすべての用語(技術的用語および科学的用語を含む)は、本発明が属する当該技術分野の当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有している。さらに、一般的に使用される辞書に定義される用語などの用語は、本明細書および関連技術分野の文脈においてその意味と一致する意味を有するものとして解釈されるべきであり、本明細書に明示的に定義されない限り、理想化または過度に形式的な意味で解釈されるべきではないことが理解されよう。周知の機能または構造は、簡潔さおよび/または明確さのために詳細に記載されない場合がある。
【0016】
本明細書で使用される用語は、特定の実施形態のみを説明する目的のためのものに過ぎず、本発明を限定することを意図するものではない。本明細書で使用される場合、単数形の「a」、「an」、および「the」は、文脈が明確に他のことを指示していない限りにおいて、複数形も含むことが意図されている。本明細書で使用される場合、用語「含む、備える(comprises)」および/または「含む、備える(comprising)」は、記載された特徴、整数、ステップ、操作、要素、および/または構成要素の存在を特定するが、一つ以上の他の特徴、整数、ステップ、操作、要素、構成要素、および/またはこれらの群の存在もしくは追加を妨げないことがさらに理解されよう。本明細書で使用される場合、用語「および/または」は、関連する列挙された項目のうちの一つ以上のいずれかおよびすべての組み合わせを含む。
【0017】
本明細書で使用される場合、「XとYとの間」および「約XとYとの間」などの語句は、XおよびYを含むように解釈されるべきである。本明細書で使用される場合、「約XとYとの間」などの語句は、「約Xと約Yとの間」を意味する。本明細書で使用される場合、「約X~Y」などの語句は、「約X~約Y」を意味する。
【0018】
本発明の実施形態に従い、アクティブ光コネクタとリモート無線ユニットとの間の光接続の光学的清浄度を強化し得る光相互接続を保護するための封止ブーツが提供される。ここで、本発明の実施形態について、
図1~10Bを参照してより詳細に論じる。
【0019】
ここで図面を参照すると、本の実施形態によるアクティブ光ケーブルアセンブリ10が
図1に示される。
図1に見られるように、ケーブルアセンブリ10は、光ファイバーケーブル14を含み得る。いくつかの実施形態では、光ファイバーケーブル14は、高耐久化光ファイバーケーブルであってもよい。高耐久化光ファイバーケーブル14の一方の端部で、固定アクティブ光コネクタ(トランシーバ付き)12(例えば、アクティブ光コネクタ)がケーブル14と統合されてもよい。固定光コネクタ12は、リモート無線ユニット30の入力ポート32に挿入され(すなわち、差し込まれ)、入力ポート32によって受け入れられるように構成される(例えば、
図4Aを参照されたい)。例えば、いくつかの実施形態では、固定アクティブ光コネクタ12は、スモールフォームファクタプラガブル(SFP)光コネクタであってもよい。上述のように、SFPは光信号を電気信号に変換する。本発明の光アセンブリ10にSFP光コネクタ12を統合することで、上述の光コネクタインターフェースの問題が排除される。したがって、光コネクタを試験またはクリーニングするために特別なツールを必要とせず、それによって、それに関連する設置時間とコストを削減するのに役立つ。さらに、SFP光学コネクタ12の非統合端部は電気接点であるため、光アセンブリ10は、技術者による取り扱いがより容易である(すなわち、光コネクタインターフェースほど壊れやすくはない)。さらに、コネクタ(SFP)光接続へのコネクタ(光アセンブリ)を除去することによって、挿入損失(IL)および反射損失(RL)を改善し、それによって光学的清浄度を増大させることができる。さらに、本発明のアクティブ光ケーブルアセンブリ10(すなわち、統合SFP光コネクタ12を有する)は、設置前に試験することができ、それによって、技術者が、RRU起動中にSFPに欠陥があるという技術的発見を排除することができる。
【0020】
いくつかの実施形態では、固定アクティブ光コネクタ12は、それに取り付けられたプルタブ17を有してもよい。プルタブ17は、リモート無線ユニット30の入力ポート32から固定光コネクタ12を取り外す(すなわち、引き抜く)際に、技術者が掴むために使用され得る。いくつかの実施形態では、プルタブ17は、固定コネクタ12をリモート無線ユニット30内で定位置に固定またはロックするのを助けるために使用され得る。
【0021】
本発明のアクティブ光ケーブルアセンブリ10は、メインケーブルアセンブリ11をさらに含み得る。いくつかの実施形態では、メインケーブルアセンブリ11は、アクティブ光コネクタ18を有する一つ以上の光ファイバーケーブル16を備えてもよい(すなわち、光ケーブルアセンブリ)。いくつかの実施形態では、メインケーブルアセンブリ11は、ハイブリッドケーブルアセンブリであってもよい。例えば、ハイブリッドケーブルアセンブリは、光ファイバー、銅コンダクタ、AISGケーブルなどのハイブリッドケーブルを備えてもよい。いくつかの実施形態では、各光ファイバーケーブル14、16(すなわち、高耐久化光ファイバーケーブル14およびケーブルアセンブリ11の一つ以上の光ファイバーケーブル16)は、スプライス移行領域(すなわち、保護エンクロージャ15内)で一緒に継ぎ合わされ得る少なくとも一つの光ファイバー(図示せず)を含む。いくつかの実施形態では、光ファイバーは、融着接続されてもよい。いくつかの実施形態では、光ファイバーは、リボン状の光ファイバーを含み得る。
【0022】
ここで
図2A~2Bを参照すると、本発明の実施形態による光相互接続を保護するための封止ブーツ20を示す。
図2A~2Bに示すように、封止ブーツ20は、内部空洞24を有する本体22を含む。内部空洞24は、本体22のコネクタ端部20aに隣接した環状凹部28を有する。以下でさらに詳細に説明するように、環状凹部28は、例えば、固定フランジ34または嵌合インターフェース30aのその他の特徴などのリモート無線ユニット30の特徴34を受け入れるように構成され得る(例えば、
図4A~4Bおよび
図9を参照されたい)。いくつかの実施形態では、封止ブーツ20の本体22は、概して円筒形であってもよく、コネクタ端部20aからケーブル端部20bまで先細であってもよい。
【0023】
当業者であれば、ケーブル端部20bおよびコネクタ端部20aは、コネクタおよび封止ブーツ20の長手方向軸に沿ったシール部分の相互接続および個々の要素の両方に対する位置参照として提供されることを理解するであろう。したがって、識別される各要素は、ケーブル端部20bおよびコネクタ端部20aの両方を有し、これらは、ブーツ20の長手方向軸に沿って、ブーツ20のケーブル端部20bおよびコネクタ端部20aに最も近い各要素の側面である。
【0024】
ケーブル端部20bで、封止ブーツ20は、本体22の対向する端部と合流し、本体22の内部空洞24と連続的な穴26を画定する円筒形内面を有するネック23をさらに含む。
図2Bに示すように、ネック23の内面は、本体22の内部空洞24の内径(D1)よりも小さい内径(D2)を有する。内部空洞24のより大きな内径(D1)は、例えば、固定アクティブ光コネクタ12がリモート無線ユニット30に差し込まれる時、固定アクティブ光コネクタ12(およびプルタブ17)の少なくとも一部分を囲む様に構成される(例えば、
図4Aを参照されたい)。ネック23の内面のより小さな内径(D2)は、ネック23が、アクティブ光ケーブルアセンブリ10の高耐久化ケーブル14を掴むことを可能にし、それによって、封止ブーツ20とケーブル14との間に耐候性シールを提供するのを助ける(例えば、
図4Aを参照されたい)。
【0025】
いくつかの実施形態では、封止ブーツ20の内部空洞24の少なくとも一部分は、固定アクティブ光コネクタ12との締り嵌めを形成するように構成され得る。例えば、封止ブーツ20の内部空洞24は、固定アクティブ光コネクタ12の形状に対応するように成形されてもよく、封止ブーツ20が固定アクティブ光コネクタ12上に摺動されるとき、封止ブーツ20が光コネクタ12と締り嵌めを形成することを可能にする。封止ブーツ20と光コネクタ12との間の締り嵌めを形成することは、光コネクタ12上の振動および/または機械的衝撃を低減するのを助けることができ、それによって、例えば、固定アクティブ光コネクタ12とリモート無線ユニット30との間の光学的清浄度を増加させるのに役立つ。
【0026】
いくつかの実施形態では、封止ブーツ20は、本体22の外面上に形成された環状リブ25をさらに含んで、ブーツ20上の設置者の把持を強化し得る。
【0027】
封止ブーツ20は、任意の数の材料で形成され得るが、典型的には、著しい変形後に元の形状に回復し得る、ポリウレタン、ゴム、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)などの高分子または弾性材料で形成される。封止ブーツ20は、典型的には、単一部材として形成され、具体的には、射出成形を介して形成されてもよい。例えば、その開示が参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、Vaccaroの米国特許第10,090,661号も参照されたい。
【0028】
図3および
図4A~4Bを参照すると、封止ブーツ20は、アクティブ光ケーブルアセンブリ10と組み合わせて使用して、リモート無線ユニット30との光接続を保護してもよい。
図3に示すように、封止ブーツ20は、コネクタ端部20aが固定アクティブ光コネクタ12に面し、ケーブル端部20bがメインケーブルアセンブリ11に面して、アクティブ光ケーブルアセンブリ10上に配置されてもよい。
【0029】
図4Aは、固定アクティブ光コネクタ12とリモート無線ユニット30との間の光相互接続を保護する、本発明の封止ブーツ20を示す。固定アクティブ光コネクタ12は、リモート無線ユニット30の入力ポート32に差し込まれる。
図4Aに示すように、封止ブーツ20は、封止ブーツ20のコネクタ端部20a(すなわち、環状凹部28)が、リモート無線ユニット30の入力ポート32に隣接する嵌合インターフェース30aの固定フランジ34と係合するまで、アクティブ光ケーブルアセンブリ10の高耐久化ケーブル14に沿って摺動され得る(例えば、
図9を参照されたい)。封止ブーツ20を形成する高分子または弾性材料は、封止ブーツ20にある程度の柔軟性および弾性を付与し、その結果、封止ブーツ20のコネクタ端部20aの縁部21が伸張されて、環状凹部28がリモート無線ユニット30から延在する固定フランジ34と係合することを可能にする。環状凹部28が固定フランジ34と係合された後、高分子または弾性材料の弾性特性により、封止ブーツ20のコネクタ端部20aの縁部21がその元の直径に回復し、それによって封止ブーツ20をリモート無線ユニット30に固定することができる(例えば、
図4Bを参照されたい)。いくつかの実施形態では、コネクタ端部20aの縁部21は、リップ21aを備える。リップ21aは、封止ブーツ20の縁部21よりも小さな内径を有してもよく、それによって、リモート無線ユニット30との追加のシールを提供する。
【0030】
図4A~4Bに示すように、封止ブーツ20のコネクタ端部20aは、嵌合インターフェース30aを掴んで、リモート無線ユニット30との「外面」耐候性シールを形成し、また、封止ブーツ20をリモート無線ユニット30に固定する。封止ブーツ20のケーブル端部20bで、ネック23は、高耐久化ケーブル14を掴んで、ケーブル14と耐候性シールを形成し、それによって、固定アクティブ光コネクタ12とリモート無線ユニット30との間の光相互接続を保護する。
【0031】
他の既知の封止ブーツは、封止ブーツが本明細書に記載のアクティブ光ケーブルアセンブリ10と共に使用され得るように、本明細書に記載の封止ブーツ20と類似の内部空洞を有するように変更されてもよく、すなわち、封止ブーツは、固定アクティブ光コネクタ12の周りに嵌合し、リモート無線ユニット30の嵌合インターフェース30aに固定されるように構成された内部空洞24を有するように変更されてもよい。本発明の実施形態に従って変更され得る例示的な封止ブーツは、Vaccaroの米国特許第9,616,602号および第9,653,895号に記載される封止ブーツを含み、その開示は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0032】
図5A~5Cを参照すると、本発明の実施形態に従って変更され得る例示的な封止ブーツ40が図示される。封止ブーツ40は、貫通する穴(または内部空洞)49を有する単一弾性体41を有する。ケーブル端部40bからコネクタ(またはリモート無線ユニット)端部40aまで順に、穴49は、ケーブル端部40bにケーブル外径シール部分45と、コネクタ空洞部分42、43に隣接するケーブル外径シール部分45と、入力レセプタクル空洞部分44に隣接するコネクタ空洞部分42、43と、コネクタネックシール部分46に隣接するリモート無線ユニット空洞部分44と、コネクタ端部40aに、コネクタネックシール部分46に隣接するバルクヘッドシール47と、を有する。把持を容易にするために、バルクヘッドシール47は、例えば、リモート無線ユニット空洞部分44の外径以上など、封止ブーツ40の外径よりも大きな外径を備えてもよい。
【0033】
シールを強化するために、および/またはシールを封止ブーツ40の上に引き寄せ、固定アクティブ光コネクタ12および/またはリモート無線ユニット30と長手方向に整列した封止位置に引き込むためのグリップ面を提供するために、追加の外面機構を適用してもよい。例えば、
図5A~5Cに示すように、複数のグリップフィン48は、封止ブーツ40の外径から放射状に突出して設けられ得る。グリップフィン48は、例えば、封止ブーツ40のケーブル端部40bとリモート無線ユニット空洞部分44のコネクタ端部40bとの間に延在する、封止ブーツ40の長手方向軸に平行に整列されてもよい。二つのグリップフィン48が適用される場合、グリップフィン48は、封止ブーツ40の長手方向断面に沿って両側に整列され得る。
【0034】
本明細書に記載される封止ブーツ20と同様に、封止ブーツ40は、任意の数の材料で形成されてもよいが、著しい変形後に元の形状に回復し得るポリウレタン、ゴム、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)等の高分子または弾性材料で形成されるのが一般的であり、それによって、封止ブーツ40のコネクタ端部40bが伸張されて、リモート無線ユニット空洞部分44を、リモート無線ユニット30の入力ポート32の特徴34と係合することを可能にする。封止ブーツ40は、典型的には、単一部材として形成され、具体的には、射出成形を介して形成されてもよい。
【0035】
グリップフィン48の存在は、封止ブーツ40の各部分がアクティブ光ケーブルアセンブリ10の上に前進し、リモート無線ユニット30上に固定される際に、既製のグリップ面を提供することによって、取り付けおよび/または取り外しのための封止ブーツ40の延伸を支援し得る。グリップフィン48は、限定された周方向範囲を有するため、アクティブ光ケーブルアセンブリ10上の瞬間的な伸張/前進のための封止ブーツ40の様々な部分の変形を阻害しない。
【0036】
ここで
図6を参照すると、本発明の実施形態による光相互接続を保護するための代替的な封止ブーツ50が図示される。
図6に示すように、封止ブーツ50は、内部空洞59を有する概して円筒形の本体53を含み得る。いくつかの実施形態では、本体53は、異なる形状、例えば、長方形を有してもよい。いくつかの実施形態では、本体53は、ねじ込みまたはリブ付きセクション58を含み得る。例えば、いくつかの実施形態では、ねじ込みセクション58は、オーバーモールドシールリブであってもよい。他の実施形態では、ねじ込みセクション58は、一連の溝およびOリングを備え得る。以下でさらに詳細に説明するように、一部の実施形態では、ねじ込みセクション58は、リモート無線ユニット30の嵌合インターフェース30aと係合するように構成され得る(例えば、
図9)。いくつかの実施形態では、シールブーツ50は、本体53の一方の端部から延在する波形ケーブルセクション52をさらに含み得る。波形ケーブルセクション52は、本体53の内部空洞59と連続的な内部空洞59aを有する。ケーブルセクション52の外面上に形成された波形51は、ブーツ50上の設置者のグリップを強化するのに役立ち得る。波形51は、様々な形状で形成されてもよく、例えば、波形51は、長方形または円筒形であってもよい。
【0037】
ケーブル端部50bで、封止ブーツ50は、波形ケーブルセクション52と合流し、波形ケーブルセクション52の内部空洞59および本体53の内部空洞59aと連続的な穴56aを画定する円筒形内面を有するネック56をさらに含む。封止ブーツ20と同様に、ネック56の内面は、本体53の内部空洞59の内径よりも小さい内径を有する。内部空洞59のより大きな内径は、例えば、固定アクティブ光コネクタ12がリモート無線ユニット30に差し込まれる時、固定アクティブ光コネクタ12(およびプルタブ17)の少なくとも一部分を囲むように構成される(例えば、
図7Bおよび7Cを参照されたい)。ネック56の内面のより小さな内径は、ネック56が、アクティブ光ケーブルアセンブリ10の高耐久化ケーブル14を掴むことを可能にし、それによって、封止ブーツ50とケーブル14との間に耐候性シールを提供するのを助ける(例えば、
図7Cを参照されたい)。
【0038】
いくつかの実施形態では、封止ブーツ50は、本体53のコネクタ端部50aに隣接する一つ以上の固定機構55、57を備えてもよい(例えば、
図7Dおよび
図8を参照されたい)。以下でさらに詳細に説明するように、固定機構55、57(ねじ込みセクション58に加えて)は、リモート無線ユニット30の嵌合インターフェース30aと係合し(例えば、
図9および
図10A~10Bを参照されたい)、リモート無線ユニット30に封止ブーツ50を固定するように構成されてもよい(例えば、
図7Cおよび
図8を参照されたい)。
【0039】
いくつかの実施形態では、封止ブーツ50の内部空洞59の少なくとも一部分は、固定アクティブ光コネクタ12との締り嵌めを形成するように構成され得る。例えば、
図6に示すように、封止ブーツ50の内部空洞59は、固定アクティブ光コネクタ12の形状に対応するように成形されてもよく、封止ブーツ50が固定アクティブ光コネクタ12上に摺動されるとき、封止ブーツ50が光コネクタ12と締り嵌めを形成することを可能にする。封止ブーツ50と光コネクタ12との間の締り嵌めを形成することは、光コネクタ12上の振動および/または機械的衝撃を低減するのを助けることができ、それによって、例えば、固定アクティブ光コネクタ12とリモート無線ユニット30との間の光学的清浄度を増加させるのを助ける。
【0040】
本明細書に記載される封止ブーツ20、40と同様に、封止ブーツ50は、任意の数の材料で形成され得るが、典型的には、著しい変形後に元の形状に回復し得る、ポリウレタン、ゴム、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)などの高分子または弾性材料で形成される。封止ブーツ50は、典型的には、単一部材として形成され、具体的には、射出成形を介して形成されてもよい。
【0041】
図7A~7Dおよび
図8を参照すると、封止ブーツ50は、アクティブ光ケーブルアセンブリ10と組み合わせて使用されて、リモート無線ユニット30との光接続を保護することができる。
図7A~7Bに示すように、封止ブーツ50は、コネクタ端部50aが固定アクティブ光コネクタ12に面し、ケーブル端部50bがメインケーブルアセンブリ11に面してアクティブ光ケーブルアセンブリ10上に配置され、高耐久化ケーブル14に沿って摺動されて、固定アクティブ光コネクタ12の少なくとも一部分を囲むことができる。
【0042】
図7Cは、固定アクティブ光コネクタ12とリモート無線ユニット30との間の光相互接続を保護する、本発明の封止ブーツ50を示す。固定アクティブ光コネクタ12は、リモート無線ユニット30の入力ポート32に差し込まれる。
図7Bに示すように、封止ブーツ50は、封止ブーツ50のコネクタ端部50a(すなわち、ねじ込みセクション58)が、リモート無線ユニット30の嵌合インターフェース30aと係合するまで、アクティブ光ケーブルアセンブリ10の高耐久化ケーブル14に沿って摺動されてもよい。いくつかの実施形態では、
図7Cに示すように、嵌合インターフェース30aは、封止ブーツ50のねじ込みセクション58を受けるように構成された対応するねじ山を有する(すなわち、封止ブーツ50は、ねじ込みセクション58を嵌合インターフェース30a内にねじ込みすることによって、リモート無線ユニット30に固定されてもよい)。いくつかの実施形態では、
図8に示すように、封止ブーツ50は、固定機構57が嵌合インターフェース30aの縁部と係合するまで、嵌合インターフェース30a内に摺動されてもよい。例えば、固定機構57は、嵌合インターフェース30aの縁部が固定機構57の弾性特性が嵌合インターフェース30aの縁部と係合することを可能にし、それによって、封止ブーツ50をリモート無線ユニット30に固定するまで、封止ブーツ50が嵌合インターフェース30aに摺動されるときに半径方向内側に偏向する、スナップフィット機構であってもよい。いくつかの実施形態では、固定機構57は、嵌合インターフェース30aの縁部が、封止ブーツ50の弾性特性が嵌合インターフェース30aの縁部と係合することを可能にするまで、封止ブーツ50が嵌合インターフェース30a上に摺動されるとき、半径方向外側に偏向し得る。
図10A~10Bは、本発明の実施形態による、固定機構57が嵌合インターフェース30aの突起部35と係合(例えば、スナップフィット)し得る、代替的な例示的な方法を示す。
【0043】
図7C~7Dに示すように、いくつかの実施形態では、封止ブーツ50の本体53は、追加の固定機構55をさらに備えてもよい。いくつかの実施形態では、固定機構55は、封止ブーツ50がリモート無線ユニット30に固定される時に、封止ブーツ50の回転を防止するのを助けるように、リモート無線ユニット30と係合するように構成され得る。例えば、いくつかの実施形態では、固定機構55は、嵌合インターフェース30aの突起部35を受けるように構成された凹部または他の保持機構であってもよい(例えば、
図9も参照されたい)。
【0044】
図7Cおよび
図8に示すように、封止ブーツ50のコネクタ端部50aは、嵌合インターフェース30aの内面に固定され、嵌合インターフェース30a(およびリモート無線ユニット30)との“内部”耐候性シールを形成し、また、封止ブーツ50をリモート無線ユニット30に固定する。封止ブーツ50のケーブル端部50bで、ネック56は、高耐久化ケーブル14を掴んで、ケーブル14と耐候性シールを形成し、それによって固定アクティブ光コネクタ12とリモート無線ユニット30との間の光相互接続を保護する。
【0045】
上記は、本発明の例示であり、本発明を限定するものと解釈されるべきではない。本発明の例示的な実施形態を説明しているが、当業者であれば、本発明の新規な教示および利点から実質的に逸脱することなく、例示的な実施形態において多くの修正が可能であることを容易に理解するであろう。したがって、そのようなすべての修正は、特許請求の範囲において規定された本発明の範囲内に含まれることが意図されている。本発明は、特許請求の範囲の均等物を内部に包含しつつ、以下の特許請求の範囲によって規定される。
【国際調査報告】