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特表2023-527478製品用包装及びそのような包装を製造する機械
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-28
(54)【発明の名称】製品用包装及びそのような包装を製造する機械
(51)【国際特許分類】
   B65B 9/093 20120101AFI20230621BHJP
   B65B 61/12 20060101ALI20230621BHJP
   B65D 30/10 20060101ALI20230621BHJP
【FI】
B65B9/093
B65B61/12
B65D30/10 M
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022573654
(86)(22)【出願日】2020-05-27
(85)【翻訳文提出日】2022-12-20
(86)【国際出願番号】 ES2020070350
(87)【国際公開番号】W WO2021240027
(87)【国際公開日】2021-12-02
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522464333
【氏名又は名称】モントパート サンチェス, ホセ, ルイス
【氏名又は名称原語表記】MONTPART SANCHEZ, Jose Luis
【住所又は居所原語表記】Cami del Cementiri, s/n, nave 19, Pol. Ind. Can Ribot, 08319 DOSRIUS (Barcelona), Espana
(74)【代理人】
【識別番号】100137095
【弁理士】
【氏名又は名称】江部 武史
(74)【代理人】
【識別番号】100091627
【弁理士】
【氏名又は名称】朝比 一夫
(72)【発明者】
【氏名】モントパート サンチェス, ホセ, ルイス
【テーマコード(参考)】
3E050
3E056
3E064
【Fターム(参考)】
3E050AA02
3E050AB02
3E050CB03
3E050CC09
3E050DD03
3E050DF01
3E050DG10
3E050FA01
3E050FB01
3E050FB08
3E050FC02
3E050GA06
3E050GA07
3E050GB02
3E050GB09
3E056AA05
3E056BA01
3E056CA02
3E056DA05
3E056EA02
3E056FB03
3E056FD02
3E064AA01
3E064AE04
3E064FA03
3E064GA06
3E064HM01
3E064HN65
3E064HR01
3E064HS04
(57)【要約】
製品用包装は、容器(1)の連続体を備え、各容器(1)は、クロージャ要素(3)を備える。前記包装を製造する機械は、製品で充填されるべき空間を形成するオープナ(6)と、前記空間内に製品を投入する投入ノズル(8)と、クロージャ要素(3)のフィーダ(5)と、クロージャ要素(3)を溶着する溶着ジョー(9)と、包装上に容器(1)を規定するエッジと、容器(1)の連続体を形成し、容器(1)を包装から分離する切断ユニット(11)とを備える。封筒型の包装の利点と、クロージャ要素を有する包装とを組み合わせ、さらに、連続体の形態で販売することを許容する、新しいタイプの包装が達成される。
【選択図】図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器(1)の各々がクロージャ要素(3)を含むことを特徴とする、容器(1)の連続体を含む、製品用包装。
【請求項2】
前記クロージャ要素(3)は、キャップである、請求項1に記載の製品用包装。
【請求項3】
前記容器(1)は、ダイカット線(2)によって互いに分離される、請求項1に記載の製品用包装。
【請求項4】
各容器(1)は、封筒を規定するフィルム(4)から形成される、請求項1または3に記載の製品用包装。
【請求項5】
前記クロージャ要素(3)は、前記フィルム(4)に溶着される、請求項4に記載の製品用包装。
【請求項6】
製品で満たされるべき空間を形成するオープナ(6)と、
前記空間に製品を投入する投入ノズル(8)と、
クロージャ要素(3)のフィーダ(5)と、
クロージャ要素(3)を溶着する溶着ジョー(9)および包装上に容器(1)を規定するエッジと、
容器(1)の連続体を形成する包装から前記容器(1)を分離する切断ユニット(11)とを備える、前記請求項のいずれか1項に記載の製品用包装を製造する装置。
【請求項7】
前記包装は、前記複数の容器(1)を規定定するフィルム(4)から形成され、前記オーブナ(6)は、前記フィルム(4)に沿って長手方向に移動可能である、請求項6に記載の包装を製造する装置。
【請求項8】
前記投与ノズル(8)は、初期位置と投与位置との間で移動可能である請求項6に記載の包装を製造する装置。
【請求項9】
クロージャ要素(3)のフィーダ(5)は、初期位置と供給位置との間で移動可能である請求項6に記載の包装を製造する装置。
【請求項10】
クロージャ要素(3)のフィーダ(5)は、クロージャ要素(3)を保持する保持位置、またはクロージャ要素(3)の1つの解除を許容する解除位置に配置し得るクランプ(10)を備える、請求項6または9に記載の包装を製造する機械。
【請求項11】
前記溶着ジョー(9)は、開位置と閉位置との間で移動可能であり、前記溶着は、前記閉位置において実行される、請求項6に記載の包装を製造する機械。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、製品用包装およびそのような包装を製造する機械に関する。
【背景技術】
【0002】
様々なタイプの包装が市販されており、それぞれ特定および決定された用途に適合されている。
【0003】
例えば、いかなるタイプのクロージャも含まず、封筒の脆弱な領域から開く、公知の封筒タイプのパックがある。このような封筒型パックは、個別に、または数個のパックの連続体として製造および販売することができる。
【0004】
一般に「Doypack(登録商標)」と呼ばれる包装も市販されており、これは、通常、粒状または液体製品の使い捨て包装として使用され、クロージャ要素を含むという特性を有する。
【0005】
このクロージャ要素は、通常、「Zipper(登録商標)」として知られるタイプのものであり、これは、粉末、顆粒、衛生、洗浄、または食品に一般的に使用される。このタイプのクロージャは、線に沿ったスナップクロージャである。
【0006】
さらに、このタイプの包装は、必要に応じて、包装自体に形成され、キャップによって閉じられるノズルを備えてもよい。
【0007】
最大の包装生産性を達成するために、包装に製品を投入する投入ステーションと、充填された容器が密封される密封ステーションとを備える自動包装機が使用される。
【0008】
「Doypack(登録商標)」容器を使用する場合、クロージャ要素の存在は、包装作業をより困難にし、クロージャ要素を開いた状態で容器を機械に搬送することが常に必要であり、その結果、製造中にクロージャ要素を閉じたままにすることができるので、これが伴う問題が生じる。
【0009】
しかしながら、クロージャ要素を有し、連続体でユーザに提供される、公知の封筒型包装は、市場には存在しない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
したがって、本発明の目的は、容器の連続体を形成して製造することができ、容器ごとにクロージャ要素を有する新しい包装を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の包装及び機械では、上述の欠点が解決され、以下に説明する他の利点がある。
【0012】
第1の態様によれば、本発明は、容器の連続体を含む製品の包装に関し、各容器は、クロージャ要素を含む。
【0013】
好ましい実施形態によれば、クロージャ要素は、キャップ、例えば、ねじキャップである。
【0014】
有利には、これらの容器は、ダイカット線によって互いに分離される。
【0015】
さらに、各容器は、好ましくは封筒を規定するフィルムから形成され、クロージャ要素は、フィルムに溶着される。
【0016】
第2の態様によれば、本発明は、上述の製品の包装を製造する機械であって、
製品で満たされるべき空間を形成するオープナと、
空間に製品を投入する投入ノズルと、
シール要素フィーダと、
クロージャ要素と包装内の容器を規定するエッジとを溶着する溶着ジョーと、
容器を包装から分離し、容器の連続体を形成する切断ユニットと、を備える。
【0017】
好ましい実施形態によれば、包装は、複数の容器を規定するフィルムから形成され、オープナは、フィルムに沿って長手方向に移動可能である。
【0018】
さらに、投与ノズルは、有利には初期位置と投与位置との間で移動可能であり、クロージャ要素フィーダは、初期位置と供給位置との間で移動可能である。
【0019】
好ましい実施形態によれば、クロージャ要素フィーダは、クロージャ要素を保持する保持位置、またはクロージャ要素のうちの1つの解除を許容する解除位置に配置され得るクランプを備える。
【0020】
さらに、溶着ジョーは、有利には開位置と閉位置との間で移動可能であり、溶着は、閉位置で実行される。
【0021】
本発明は、封筒型包装の利点を、クロージャ要素を備えた包装と組み合わせ、さらに、それを連続体の形態で販売することを許容する、新しいタイプの包装を提供する。
【0022】
加えて、本発明に係る機械は、包装を高い生産性で単一の機械で製造することを許容する。
【図面の簡単な説明】
【0023】
上記で説明したことをより良く理解するために、図面には、概略的に、非限定的な例としてのみ、実施形態の実用的なケースが示される。
【0024】
図1図1は、本発明に係る包装の正面図であり、ダイカット線によって一緒に接合された製品用容器の連続体を形成する。
図2図2は、本発明に係る包装の製造工程の斜視図である。
図3図3は、本発明に係る包装の製造工程の斜視図である。
図4図4は、本発明に係る包装の製造工程の斜視図である。
図5図5は、本発明に係る包装の製造工程の斜視図である。
図6図6は、本発明に係る包装の製造工程の斜視図である。
図7図7は、本発明に係る包装の製造工程の斜視図である。
図8図8は、本発明に係る包装の製造工程の斜視図である。
図9図9は、本発明に係る包装の製造工程の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
図1に示すように、本発明に係る包装は、連続体を形成する封筒の形態の複数の容器1を備え、各容器1は、使用前に容器1を互いに分離することを許容するダイカットライン2によって分離される。
【0026】
各容器1は、容器1を複数回開閉することを許容するキャップのようなクロージャ要素3を備える。
【0027】
各容器1は、長手方向に折り畳まれたフィルム4から形成され、その側縁及び頂部は以下に説明するように、容器1を形成するためにクロージャ要素3に溶着される。
【0028】
以下、本発明に係る機械によるこの包装の製造方法について説明する。
【0029】
まず、図1に示すように、フィルム4を長手方向に2つの部分に折り曲げて配置する。
【0030】
この位置において、フィルム4同士の間には、フィルム4の2つの部分を互いに分離するオープナ6およびバー7が存在する。
【0031】
この機械は、続いて包装の容器1内に製品を供給するノズル8と、フィルム4を溶着して容器1を形成する溶着ジョー9とを備える。
【0032】
図2に示す位置では、ノズル8は、待機位置すなわち上昇位置にあり、溶着ジョー9は、開いている。
【0033】
この機械は、クランプ10を備えたフィーダ5をさらに備え、これは、キャップをその配置のために供給し、図2において、その上昇した待機位置にある。
【0034】
図3では、オープナ6が前進し、溶着ジョー9が閉じ始め、ノズル8が下降し始め、クランプ10がキャップ3を保持する。
【0035】
そして、図4に示すように、開口部6同士の間に、ノズル8を挿入して製品の投入を開始し、供給フラップ5を下降させ、クランプ10がキャップ3を保持する。
【0036】
図5に示す位置では、ノズル8が製品を投入し、クランプ10がキャップ3を下降させる。同時に、フィーダフラップ5が閉じて、次のキャップ3が落下するのを防止する。
【0037】
図6に示すように、次の段階では、クランプ10がキャップ3をフィルム4の直上の最終位置に配置する。さらに、溶着ジョー9は、この領域で互いに近づき、ノズル8は、投与後に上昇し、オープナ6は、その開始位置に戻る。
【0038】
次に、図7に示すように、溶着ジョー9を閉じ、キャップ3をフィルム4に溶着し、封筒形状の容器1を形成する溶着部を形成する。溶着が完了すると、所定の位置に保持されるキャップ3を解放することによってクランプ10が開かれ、溶着ジョー9が開き始める。
【0039】
図8に示すように、次いで、クランプ10は、別のキャップ3を把持するために、その初期位置に達し、溶着ジョー9は、その初期位置に開き、サイクルを終了する。
【0040】
この位置で、機械は1、ステップ前進して、次のサイクルを開始し、上記と同様に実行される。
【0041】
さらに、図9に示すように、本発明に係る機械は、連続体の容器1を互いに分離するダイカットライン2を作製する機能を有する切断ユニット11を備え、適切な数の容器1、例えば、8、10または12個の容器の連続包装を製造するとき、フィルムを切断して、2つの隣接する連続体を互いに分離する。
【0042】
本発明の特定の実施形態を参照したが、当業者には記載された包装および機械が数多くの変形および修正が可能であり、記載されたすべての詳細は、添付の特許請求の範囲によって規定される保護の範囲から逸脱することなく、技術的に同等のものによって置き換え得ることが明らかである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【国際調査報告】