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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-29
(54)【発明の名称】LEDコンビネーションランプ
(51)【国際特許分類】
   B60Q 1/26 20060101AFI20230622BHJP
   F21S 43/15 20180101ALI20230622BHJP
   F21S 43/14 20180101ALI20230622BHJP
   F21S 43/19 20180101ALI20230622BHJP
   F21V 19/00 20060101ALI20230622BHJP
   F21V 23/00 20150101ALI20230622BHJP
   F21V 23/06 20060101ALI20230622BHJP
   B60Q 1/00 20060101ALI20230622BHJP
   H05B 47/105 20200101ALI20230622BHJP
   H05B 47/155 20200101ALI20230622BHJP
   H05B 45/00 20220101ALI20230622BHJP
   F21W 103/20 20180101ALN20230622BHJP
   F21W 103/35 20180101ALN20230622BHJP
   F21W 103/00 20180101ALN20230622BHJP
   F21W 105/00 20180101ALN20230622BHJP
   F21Y 113/13 20160101ALN20230622BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20230622BHJP
   F21Y 105/12 20160101ALN20230622BHJP
【FI】
B60Q1/26 A
F21S43/15
F21S43/14
F21S43/19
F21V19/00 150
F21V19/00 170
F21V23/00 140
F21V23/00 160
F21V23/06
B60Q1/00 C
H05B47/105
H05B47/155
H05B45/00
F21W103:20
F21W103:35
F21W103:00
F21W105:00
F21Y113:13
F21Y115:10
F21Y105:12
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022573274
(86)(22)【出願日】2021-05-28
(85)【翻訳文提出日】2023-01-20
(86)【国際出願番号】 US2021034927
(87)【国際公開番号】W WO2021243253
(87)【国際公開日】2021-12-02
(31)【優先権主張番号】63/031,421
(32)【優先日】2020-05-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522461653
【氏名又は名称】サスーン チャールズ アイ
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100086771
【弁理士】
【氏名又は名称】西島 孝喜
(74)【代理人】
【識別番号】100109335
【弁理士】
【氏名又は名称】上杉 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【弁理士】
【氏名又は名称】近藤 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100139712
【弁理士】
【氏名又は名称】那須 威夫
(72)【発明者】
【氏名】サスーン チャールズ アイ
【テーマコード(参考)】
3K013
3K014
3K273
3K339
【Fターム(参考)】
3K013AA03
3K013BA01
3K013CA05
3K013CA16
3K014AA01
3K014HA03
3K273PA07
3K273QA07
3K273QA37
3K273TA05
3K273TA15
3K273TA32
3K273TA40
3K273UA22
3K273UA29
3K339AA17
3K339AA25
3K339AA28
3K339AA29
3K339AA34
3K339BA02
3K339BA03
3K339BA04
3K339BA05
3K339BA08
3K339BA12
3K339BA22
3K339CA12
3K339CA13
3K339CA14
3K339CA25
3K339DA01
3K339EA05
3K339EA06
3K339EA09
3K339FA05
3K339GA01
3K339GB21
3K339GC01
3K339GC02
3K339JA02
3K339JA04
3K339JA10
3K339JA21
3K339JA22
3K339JA26
3K339KA01
3K339KA06
3K339KA11
3K339MC58
3K339MC71
3K339MC77
(57)【要約】
コンビネーションランプの様々な実施形態が提供され、これは複数の異なるランプ機能を一体構成で組み合わせ、取り付けを簡素化し、少なくとも実質的に同じ量の照明を発生するために占有される空間の総量を低減することができる、コンビネーションランプは、車両、照明器具、自立式ランプ、装飾用品などで使用するように構成することができる。いくつかの実施形態において、各ランプ構成要素は、他のランプ構成要素から独立した電源接続要素を有することができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
LEDコンビネーションランプの組立体であって、
前記組立体の内側部分にあり、1又は2以上の第1のLED及び第1の電源インタフェースを有する、第1のランプと、
前記第1のランプを少なくとも部分的に取り囲み、1又は2以上の第2のLED及び第2の電源インタフェースを有する第2のランプと、1又は2以上の第3のLED及びスイッチに接続された第3の電源インタフェースを有する第3のランプとを含むフランジと、
を備え、
前記1又は2以上の第3のLEDは、前記第3の電源インタフェースに接続された前記スイッチがオンになったときに琥珀色警告ランプ機能を提供するように構成された琥珀色LEDである、組立体。
【請求項2】
前記第1のランプは、ストップ/ターン/テールランプであり、前記第2のランプは、バックランプである、請求項1に記載の組立体。
【請求項3】
前記第2のランプは、前記第3の電源インタフェースに接続された前記スイッチがオンになったとき白色警告ランプ機能を提供するようにさらに構成されている、請求項2に記載の組立体。
【請求項4】
前記第3のランプは、琥珀色ターンライトを提供するようにさらに構成されている、請求項2に記載の組立体。
【請求項5】
前記組立体は、車両に取り付けられるように構成されている、請求項1に記載の組立体。
【請求項6】
前記フランジは、複数の穴を含み、前記組立体は、前記穴を介して前記車両に取り付けられるように構成されている、請求項5に記載の組立体。
【請求項7】
前記第1、第2、及び第3のランプは、共通の電源に接続されている、請求項1に記載の組立体。
【請求項8】
LEDコンビネーションランプの組立体であって、
前記組立体の内側部分にあり、1又は2以上の第1のLED及び第1の電源インタフェースを有する第1のランプと、
前記第1のランプを少なくとも部分的に取り囲み、1又は2以上の第2のLED及びスイッチに接続された第2の電源インタフェースを有する第2のランプを含む、フランジと、
を備え、
前記第1のランプは、ストップ/ターン/テールランプであり、前記第2のランプは、バックランプ及び作業ランプであり、
前記1又は2以上の第2のLEDは、前記第2の電源インタフェースに接続された前記スイッチがオンになったときに、前記作業ランプの機能を提供するように構成された高出力LEDである、組立体。
【請求項9】
前記第2のランプは、バックランプとして動作するときに約310lm、作業ランプとして動作するときに約1000lmの光出力を提供するように構成されている、請求項8に記載の組立体。
【請求項10】
前記組立体は、車両に取り付けられるように構成されている、請求項8に記載の組立体。
【請求項11】
前記フランジは、複数の穴を含み、前記組立体は、前記穴を介して前記車両に取り付けられるように構成されている、請求項10に記載の組立体。
【請求項12】
前記第1及び第2のランプは、共通の電源に接続されている、請求項8に記載の組立体。
【請求項13】
前記スイッチに接続されたコネクタワイヤをさらに備え、前記コネクタワイヤは、前記スイッチがオンになったときに、複数の点滅パターンから特定の点滅パターンを選択するように構成されている、請求項3に記載の組立体。
【請求項14】
前記複数の点滅パターンは、二色点滅パターン及び単色点滅パターンからなる、請求項13に記載の組立体。
【請求項15】
前記単色点滅パターンが選択されたときに、前記コネクタワイヤは、別の色に切り替えるようにさらに構成されている、請求項14記載の組立体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願)
本出願は、2020年5月28日出願の米国仮出願第63/031,421号の利益を主張し、その開示全体は参照により本明細書に組み込まれる。
(技術分野)
本出願は、LEDコンビネーションランプに関する。
【背景技術】
【0002】
複数のランプは、組み合わせて又は交互様式で共通の領域を照らすために使用される場合が多い。例えば、室内には、点灯時に部屋全体を照らし、消灯時には光を発しない蛍光灯のような照明器具を設けることができる。また、室内には、薄暗い照明をもたらす雰囲気照明を設けることができる。同様に、車両の後部には、車両を後退させる(バックさせる)ときに点灯するバックランプ、並びに運転者の制動、方向指示、ヘッドライト点灯時に点灯するストップ/テール/ターンランプを設けることができる。通常、これらのランプは互いに隣接しており、ほとんどの車両では、車両後部のリアバンパの上に左右1つずつ、各ランプが2つ設けられている。トラックなどの特定の車両では、より明るい照明を提供するために、バックランプ及び/又はストップ/テール/ターンランプを3つ以上有することが一般的である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
コンビネーションランプの様々な実施形態が提供され、これは複数の異なるランプ機能を一体構成で組み合わせ、取り付けを簡素化し、少なくとも実質的に同じ量の照明を発生するために占有される空間の総量を低減することができる。コンビネーションランプは、車両、照明器具、自立式ランプ、装飾用品などで使用するように構成することができる。いくつかの実施形態において、各ランプ構成要素は、他のランプ構成要素から独立した電源接続要素を有することができる。
【0004】
いくつかの実施形態において、車両に取り付けるためのフランジによって取り囲まれたストップ/ターン/テールランプを含むコンビネーションランプが提供され、ストップ/ターン/テールランプ及びフランジはそれぞれ、好ましくは1又は2以上の発光ダイオード(LED)からなる別個の光源のセットを有する。フランジのLEDの少なくとも第1の部分は、車両がバックするときに作動し、従って、バックランプとして機能する。いくつかの実施形態では、ストップ/テール/ターンランプ及びバックランプは、車両に接続された別個の電源プラグを有し、ストップ/テール/ターンランプは、運転者が合図するとき、ブレーキをかけるとき、又はヘッドライトがオンになっているときに点灯し、バックランプは、車両がバックするときに点灯するが、逆はないようになっている。
【0005】
いくつかの実施形態において、フランジのLEDの少なくとも第2の部分は、専用の警告ランプ機能を有することができる。警告ランプは、専用のスイッチ(オン/オフ)に接続された別個のワイヤのセットによって起動及び作動させることができる。警告ランプが使用中であり、ユーザが車両をバック、ブレーキ(ストップ)、又はターンモードにすることを決定すると、内蔵回路は、警告ランプの強烈な照明が、バック、ストップ、及びターン機能に用いられるランプの視認性を妨げないように、警告機能を自動的に中断することができる。
【0006】
いくつかの実施形態において、警告ランプに加えて又はその代わりに、作業ランプ機能を組み込むことができる。例えば、バック機能に用いられるフランジのLEDは高出力LEDとすることができ、作業ランプ機能に用いられる高出力は、専用のスイッチ(オン/オフ)に接続されたワイヤのセットによって起動及び作動させることができる。
【0007】
いくつかの実施形態において、本発明はLEDコンビネーションランプ組立体を提供し、組立体は、組立体の内側部分にあり、1又は2以上の第1のLED及び第1の電源インタフェースを有する第1のランプと、第1のランプを少なくとも部分的に取り囲み、1又は2以上の第2のLED及び第2の電源インタフェースを有する第2のランプと、1又は2以上の第3のLED及びスイッチに接続された第3の電源インタフェースを有する第3のランプとを含むフランジと、を備え、1又は2以上の第3のLEDは、第3の電源インタフェースに接続されたスイッチがオンになったときに琥珀色警告ランプ機能を提供するように構成された琥珀色LEDである。
【0008】
いくつかの実施形態において、第1のランプは、ストップ/ターン/テールランプであり、第2のランプは、バックランプである。
【0009】
いくつかの実施形態において、第2のランプは、第3の電源インタフェースに接続されたスイッチがオンになったときに白色警告ランプ機能を提供するようにさらに構成されている。
【0010】
いくつかの実施形態において、第3のランプは、琥珀色ターンライトを提供するようにさらに構成されている。
【0011】
いくつかの実施形態において、組立体は、車両に取り付けられるように構成されている。
【0012】
いくつかの実施形態において、フランジは、複数の穴を含み、組立体は、穴を介して車両に取り付けられるように構成されている。
【0013】
いくつかの実施形態において、第1、第2、及び第3のランプは、共通の電源に接続されている。
【0014】
いくつかの実施形態において、組立体は、スイッチに接続されたコネクタワイヤをさらに備え、コネクタワイヤは、スイッチがオンになったときに、複数の点滅パターンから特定の点滅パターンを選択するように構成されている。
【0015】
いくつかの実施形態において、複数の点滅パターンは、二色点滅パターン及び単色点滅パターンからなる。
【0016】
いくつかの実施形態において、単色点滅パターンが選択されたときに、コネクタワイヤは、別の色に切り替えるようにさらに構成されている、
【0017】
いくつかの実施形態において、本発明は、LEDコンビネーションランプの組立体を提供し、組立体は、組立体の内側部分にあり、1又は2以上の第1のLED及び第1の電源インタフェースを有する第1のランプと、第1のランプを少なくとも部分的に取り囲み、1又は2以上の第2のLED及びスイッチに接続された第2の電源インタフェースを有する第2のランプを含む、フランジと、を備え、第1のランプは、ストップ/ターン/テールランプであり、第2のランプは、バックランプ及び作業ランプであり、1又は2以上の第2のLEDは、第2の電源インタフェースに接続されたスイッチがオンになったときに、作業ランプの機能を提供するように構成された高出力LEDである。
【0018】
いくつかの実施形態において、第2のランプは、バックランプとして動作するときに約310lm、作業ランプとして動作するときに約1000lmの光出力を提供するように構成されている。
【0019】
いくつかの実施形態において、組立体は、車両に取り付けられるように構成されている。
【0020】
いくつかの実施形態において、フランジは、複数の穴を含み、組立体は、穴を介して車両に取り付けられるように構成されている。
【0021】
いくつかの実施形態において、第1及び第2のランプは、共通の電源に接続されている。
【0022】
本発明の実施形態の追加の特徴及び利点は、以下でさらに説明される。この要約部は、単に本発明の実施形態の特定の特徴を説明することを意図しており、発明の範囲を限定することを意図していない。本発明の特定の特徴又は実施形態を説明しないこと又はこの要約部に1又は2以上の特徴を含めることは、請求項に記載されるような本発明を制限すると解釈すべきではない。
【0023】
上述の要約及び本出願の特定の実施形態の以下の詳細な説明は、添付の図面と併せて読むと、よりよく理解されるであろう。本出願のシステム及び方法を説明する目的で、図面には好ましい実施形態が示されている。しかしながら、本出願は、示された正確な構成及び手段に限定されるものではないことを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】本発明の様々な実施形態による、例示的な円形コンビネーションランプの正面斜視図である。
図2図1のコンビネーションランプの上面図である。
図3図1のコンビネーションランプの側面図である。
図4図1のコンビネーションランプの側面図である。
図5】本発明の様々な実施形態による例示的な楕円形コンビネーションランプの前面斜視図である。
図6図5のコンビネーションランプの上面図である。
図7図5のコンビネーションランプの側面図である。
図8図5のコンビネーションランプの側面図である。
図9】車両の後部に設置された本発明の様々な実施形態による4つの例示的な円形コンビネーションランプの正面図である。
図10図9の左側にある2つのコンビネーションランプのクローズアップ図である。
図11】本発明の様々な実施形態による、フランジに警告ランプを組み込んだ例示的な円形コンビネーションランプの組立分解図である。
図12】本発明の様々な実施形態による、フランジに警告ランプを組み込んだ例示的な楕円形コンビネーションランプの上面図である。
図13】本発明の様々な実施形態による、例示的な円形コンビネーションランプの上面図である。
図14図13のコンビネーションランプの側面図である。
図15図13のコンビネーションランプの組立分解図である。
図16図13のコンビネーションランプの電気回路図である。
図17】本発明の様々な実施形態による、フランジに作業ランプを組み込んだ例示的な円形コンビネーションランプの上面図である。
図18図17のコンビネーションランプの側面図である。
図19図17のコンビネーションランプの組立分解図である。
図20図17のコンビネーションランプの電気回路図である。
図21】本発明の様々な実施形態による、フランジに警告ランプを組み込んだ例示的な円形コンビネーションランプの正面斜視図である。
図22図21のコンビネーションランプの上面図である。
図23図21のコンビネーションランプの底面図である。
図24図21のコンビネーションランプの側面図である。
図25図21のコンビネーションランプの組立分解図である。
図26図21のコンビネーションランプの電気回路図である。
図27】様々な動作モードにおける図21のコンビネーションランプを示す。
図28】様々な動作モードにおける図21のコンビネーションランプを示す。
図29】様々な動作モードにおける図21のコンビネーションランプを示す。
図30】様々な動作モードにおける図21のコンビネーションランプを示す。
図31】車両の後部に設置された図17のコンビネーションランプの概略図である。
図32】車両の後部に設置された図21のコンビネーションランプの概略図である。
図33図26の電気回路図の概略図であり、機能セクションがラベル付けされている。
図34】3線式ストップ/ターン/テール配線を有する図24の図である。
図35】4線式ストップ/ターン/テール配線を有する図24の図である。
図36図21のコンビネーションランプの警告ランプ構成要素のための様々な点滅パターンの例を示す。
図37】同時点滅のための例示的な警告配線指示を示す。
図38】交互点滅のための例示的な警告配線指示を示す。
図39】随意的な警告モード2のための例示的な警告配線指示を示す。
【発明を実施するための形態】
【0025】
本発明の特定の例示的な実施形態は、図面を参照して以下に説明される。一般に、このような実施形態は、少なくとも2つの異なる光源セットを含むコンビネーションランプに関し、光源の各セットは、光源の他のセットから独立して作動させることができる。
【0026】
図1から8を参照すると、コンビネーションランプ10、30の特定の実施形態は、互いに固定された関係にある第1のランプ100、300及び第2のランプ200、400を備えることができる。例えば、参照にその開示内容が本明細書に組み込まれる米国特許第8,052,313号を参照されたい。図1から4に示すコンビネーションランプ10は略円形であり、図5から8に示すコンビネーションランプ30は略楕円形であるが、本発明に従って構成されたコンビネーションランプは、用途に特有の事項又は設計上の選択事項として任意の形状を取り得ることを理解されたい。
【0027】
図示のように、第1のランプ100、300は、好ましくは第1のレンズ103、303によって覆われた、第1の支持体102、302に取り付けられた複数のLED101、301を有することができる。第2のランプ200、400は、好ましくは第2のレンズ203、403によって覆われた、第2の支持体202、402に取り付けられた複数のLED201、401を有することができる。第1のランプ100、300及び第2のランプ200、400は、用途に特有の事項又は設計上の選択事項として、互いに選択的に取り外し可能に又は恒久的に固定されるように構築及び配置することができる。好ましくは、第1の支持体102、302は、第2の支持体202、402に結合し、第1のランプ100、300及び第2のランプ200、400を一緒に固定するようになっている。加えて、第2の支持体202、402は、好ましくは、第2のランプ200、400及び好ましくはコンビネーションランプ10、30を車両上などの表面に取り付けるための取り付け要素210、410を含む。
【0028】
図1から4を参照すると、屋外での使用、特に車両上での使用など、本発明の実施形態の特定の用途に従って、安全性をもたらすために、第1の支持体102は第2の支持体202に恒久的に固定されることが好ましい場合がある。本発明の様々な実施形態によれば、第2のランプ200は、車体などの表面に直接取り付けることができ、第1のランプ100は、第2のランプ200に結合することができ、これにより、第1のランプ100を所定の位置に維持することができる。特定の例示的な実施形態は、車両の後部に取り付けるためのフランジを備える第2のランプ200を含む。従って、第2のランプ200は、車両に固定することができ、第1のランプ100は、非限定的な例として、第2のランプ200の受け入れ開口に挿入されることによって、第2のランプ200に結合することができる。本発明の特定の例示的な実施形態によれば、第1のランプ100は、第2のランプ200の受け入れ開口に、所定の位置に嵌まり込むまで挿入することができ、その後、第1のランプ100は取り外すことができない。
【0029】
あるいは、非限定的な例として図2を参照すると、第1のランプ100が第2のランプ200から分離可能であることが望ましい場合がある。このような取り外し可能性は、ランプ100又はその部品の迅速かつ容易な交換を助長することができる。例えば、第1のランプ100を第2のランプ200から取り外し、必要なLEDを交換し、電気回路を固定し、レンズを交換する等、所望のサービスを行い、その後、第1のランプ100を所定の位置に戻すことができる。あるいは、第1のランプ100を修理する間に、代わりのランプを設置することも可能である。第1のランプ100は、第2のランプ200に挿入され、第2のランプ200から取り外されるものとして説明したが、本発明の範囲から逸脱することなく、第2のランプ200を第1のランプ100に挿入すること又はそこから取り外すことができることを理解されたい。
【0030】
LEDの使用は最近増加しており、これは、LEDが劣化開始前に最大100,000時間の動作寿命を有することが理由である。従って、LEDは、比較的短い寿命を有しかつ損傷を受けやすい標準的な高輝度白熱電球よりも一般に長い動作寿命を有する。さらに、LEDは一般的に電球よりもサイズが小さく、配置の自由度が高い。従って、コンビネーションランプ10は、両方のランプ100、200においてLEDで構成されることが好ましい場合がある。車両に使用される場合、LEDによってもたらされる照明は、好ましくは、適切なDOT(運輸省)規格を満たす。例えば、コンビネーションランプ10が第1のランプ100として琥珀色LEDランプを含み、車両の前部に使用される場合、琥珀色LEDランプは、好ましくはフルターン準拠規格を満たす。好ましくは、第2のランプ200は、DRL(デイタイムランニングライト)規格を満たし、DRLランプとして使用することが可能となり、DOTは、走行車両の視認性及び顕著性を高めることにより安全性を高めるとして推奨している。しかしながら、第2のランプ200は、装飾用など他の用途に使用される場合は、DRL規格を満たす必要はない。
【0031】
コンビネーションランプ10の所望の用途に応じて、ランプ100、200ごとのLEDの数及び配置を変えることができる。例えば、図2及び6は、第1のランプ100、300が9個のLEDを有し、第2のランプ200、400が18個のLEDを有するコンビネーションランプ10、30の特定の実施形態を示すが、各ランプのLEDの数は、用途に特有の事項又は設計上の選択事項として変わり得ることを理解されたい。
【0032】
図3及び7に示す実施形態によれば、第1のランプ100、300は、LED101、301の上に位置する第1のレンズ103、303上に複数の突起104、304を備える。これらの突起104、304は、例えば、その下のLEDから放出された光を、その放出された光の方向を変えることで分散させるように構成及び配置されることが好ましい。例えば、参照によりその開示内容全体が本明細書に組み込まれる米国特許第8,009,364号及び米国特許第8,717,679号を参照されたい。図3及び7は、突起のない第2のランプ200、400を示すが、第2のランプ200、400は、第1のランプ100、300の突起104、304と類似する又は異なることができる突起を含むこともできることを理解されたい。コンビネーションランプ10、30は、突起を有するランプの何らかの組み合わせを有することができ、第1のランプ100、300及び第2のランプ200、400は、本発明の範囲から逸脱することなく任意数の突起を有することができる。
【0033】
本発明の様々な実施形態によれば、図8に示されるように、各ランプ300、400は、プラグ、差し込み口、又は電源に接続するための何らかの機構などの特有の電源接続部31、32を有することができる。電源接続部31、32は、同じ又は別個の電源に接続することができる。従って、各ランプ300、400は、オン又はオフとすること、又は別の方法で独立して制御することができる。例えば、図5から8に示すようなコンビネーションランプ30が車両に使用され、第1のランプ300がストップ/テール/ターンランプ、第2のランプ400がバックランプである場合、車両の運転者が合図を出すか又は停車させる場合に第1のランプ300が点灯し、第2のランプ400はオフのままとすることができる。一方、運転者がバックする場合、第1のランプ300はオフのままで、第2のランプ400を点灯させることができる。あるいは、本発明の範囲から逸脱することなく、第1のランプ300をバックランプとし、第2のランプ400をストップ/テール/ターンランプとすることも可能である。
【0034】
車両で使用される場合、第1のランプ300及び第2のランプ400の各々は、別個のケーブルを介して電源に接続されることが好ましい場合がある。例えば、車両は、コンビネーションランプが取り付けられるランプ開口部又は取り付け部ごとに2本のコードを有することができる。しかしながら、開口部/取り付け部の各々に対して1本のコードが設けられ、各コードからの電力が分配器又は同様の部品で分岐され、分配器の端部が第1のランプ300の第1の接続部又は第2のランプ400の第2の接続部のいずれかに接続されることも可能である。これは、開口部/取り付け部の各々に1つのランプのみを収容するように作られる車両に特に適している。
【0035】
本発明の実施形態によるコンビネーションランプを車両(限定されるものではないが、例えば、配線、配管、電気事業などで使用するために生産された作業トラック)で使用する際の1つの潜在的な利点は、より多くの光を提供することができることである。例えば、コンビネーションランプ10、30は、1つの開口部/取り付け部のみを占有するため、1つの従来のストップ/テール/ターン又はバックランプが車両の後部上を占有することになり、1つの開口部/取り付け部が自由になる。自由になった開口部/取り付け部の1つの可能性のある使用方法は、追加のコンビネーションランプを取り付けることであり、結果として、従来のランプの各々の2つと同じ空間を占有しながら、合計4つのストップ/テール/ターンランプ及び4つのバックランプ(例えば、図9及び10を参照)を提供することである。従って、制動、旋回合図、後退等の各動作に対して提供される照度を2倍にすることができる。あるいは、従来のストップ/テール/ターンランプ又はバックランプ(あるいは、警告ランプや作業ランプなどの他の種類のランプ)は、コンビネーションランプ10、30と組み合わせて取り付けることができ、結果的に特定の動作のための追加の照明を提供することができる。
【0036】
さらに、コンビネーションランプ10、30は、従来のストップ/テール/ターンランプ又はバックランプよりも著しく大きくないことが好ましい。例えば、車両、特にトラック用の従来のランプは、一般に、別個の専用の取り付けフランジに取り付けられ、この取り付けフランジは、その後、車両に取り付けられる。あるいは、別個の専用の取り付けフランジを車両に最初に取り付け、その後にランプをその上に取り付けることができる。別の実施形態は、車両に取り付けられる専用の取り付けフランジと一体的に形成されるランプを提供する。従って、従来のランプでは、ランプ及び専用の取り付けフランジ構造の両方が必要である。本発明の様々な実施形態によれば、取り付けに使用されるフランジは、コンビネーションランプのランプ構成要素の1つを構成することができる。例えば、図2を参照すると、第2のランプ200は、車両に取り付けられるフランジを構成することができる。従って、このような実施形態では、実質的な構造が追加されておらず(第2のランプ200は、従来のランプで使用される専用の取り付けフランジとほぼ同じ空間を占める)、空間を最大化することができる。
【0037】
図1から8に示すような本発明の実施形態によれば、コンビネーションランプ10、30は、好ましくは、少なくとも2セットの光源を含み、一方が他方を取り囲んでいる。図示されるように、第2のランプ200、400は、第1のランプ100、300の外周を取り囲む。このような構成は、車両のストップ/テール/ターンのコンビネーションランプ(以下でさらに説明する図13から16も参照)又はDRL-琥珀色コンビネーションランプとして使用するのに特に有用であり、結果として、照明の形状を標準のストップ/テール/ターン、バック又は琥珀色ランプと一致したままにすること、より詳細には、適用できる場合、フランジ-ランプ構成を従来のフランジ及びランプと一致したままとすることができる。
【0038】
車両に取り付けされていない本発明の実施形態によるコンビネーションランプ10、30の第1のランプ100、300及び第2のランプ200、400は、分配器又は別個のコードを介して共通の電源に接続することもできる。あるいは、第1のランプ100、300及び第2のランプ200、400は、全く異なる電源に接続することができる。さらに、第2のランプ200、400は、第1のランプ100、300を取り囲む必要はなく、本発明の範囲から逸脱することなく、用途に特有の事項又は設計上の選択事項として、横並びに配置する、交錯する、意匠化する(create a design with)などとすることができる。
【0039】
本発明の実施形態の別の潜在的な用途としては、1又は2以上の種類の照明を設けることが好ましい場合がある廊下、階段などを挙げることができる。例えば、薄暗い照明(dim light)は常に点灯したままにすることができ、明るい照明(bright light)はオン/オフすることができる。特定の例示的な実施形態によれば、第2のランプ200、400は、夜間照明のような低く薄暗い照明を提供することができ、光センサを有し、その領域に存在する光が不十分である場合にのみオンになる。対照的に、第1のランプ100、300は、より明るい照明を提供することができるが、ユーザによってオン/オフされるように構成されている。コンビネーションランプを設けることにより、同じ領域を2つの異なる光の種類及び供給源に使用することができる。
【0040】
本発明の実施形態によるLEDコンビネーションランプは、様々な形状及びサイズを有することができ、さらに、用途に特有の事項又は設計上の選択事項として、本発明の範囲から逸脱することなく、様々な機能のために様々な場所で利用することができる。加えて、本発明の範囲から逸脱することなく、用途に特有の事項又は設計上の選択事項として、限定されるものではないが、LEDの数を変える、レンズの透明度、支持体の形状及びサイズ、突起の数、形状及び/又はサイズを変えるなど、他の変更を行うことができる。
【0041】
本発明の様々な実施形態において、実質的に図1から8に示すような外観を有するが、フランジ内のLED201、401が高出力LED(例えば、標準LEDと比較して高出力、高輝度)であり、そのより強い照明により、別個の第3のランプ機能を提供できるコンビネーションランプ10、30を提供することができる。例えば、LED201、401が高出力LEDとして具現化される場合、それらは、バックランプ機能だけでなく、作業ランプ機能を提供することができる。高出力LEDは、専用のスイッチ(オン/オフ)に接続された配線のセットによって起動及び作動させることができる。スイッチが「オフ」位置にある場合、LED201、401は、上述のように典型的なバック照明を提供するバックランプとして機能することができる。スイッチが「オン」位置にある場合、高出力になり、LED201、401は、車両の後方でより明るい照明を提供する作業ランプとして機能することができる。いくつかの実施形態では、高出力LED201、401は、例えば、発熱量の増加に対応するために、アルミニウムPCBに実装することができる。
【0042】
本発明の他の様々な実施形態において、フランジ内の異なる機能に対して異なる色を利用するコンビネーションランプ10、30を提供することができる。図11及び12を参照すると、例えば、様々な実施形態において、フランジに緊急警告ランプ800、900を組み込んだコンビネーションランプ10、30を提供することができる。図11は、複数の機能を有する例示的な円形コンビネーションランプ10の組立分解図を示し、図12は、複数の機能を有する例示的な楕円形コンビネーションランプ30の上面図を示す。図11のコンビネーションランプは、図1から4に示されたコンビネーションランプと類似し、図12のコンビネーションランプは、図5から8に示されたコンビネーションランプと類似するが、図11、12に示されたコンビネーションランプ10、30は、少なくとも3種類のランプ構成要素を一体構成に結合し、フランジのLEDの第1の部分が1つの機能(例えば、バックライト)を有するLED201、401を備え、フランジのLEDの第2の部分が別の機能(及び/又は色)(例えば、専用の警告ランプ機能)を有するLED801、901を備えるように構成される。LED801、901は、透明レンズ203、403を通して区別可能な、LED201、401(例えば、白色)とは異なる色(例えば、琥珀色)とすることができる。中央領域のLED101、301は、第3の機能(例えば、ストップ/テール/ターン)を提供する。LED101、301は、着色された(例えば、赤色)レンズによって覆われた白色とすること、又は、透明な又は着色された(例えば、赤色)レンズのいずれかによって覆われた着色された(例えば、赤色)LEDとすることができる。図11及び12に示されるコンビネーションランプ10、30の実施形態は、それぞれ8個のLED801及び6個のLED901で示されているが、用途に特有の事項又は設計上の選択事項として、フランジ上のLED801、901の異なる数及び/又は位置は、フランジの第2の機能のために使用することができる。さらに後述する図21から30も参照されたい。
【0043】
警告ランプ800、900は、専用のスイッチ(オン/オフ)に接続された別の(専用の)配線のセットによって起動及び作動させることができる。警告ランプ800、900が使用中であり、ユーザが車両をバック、ブレーキ(ストップ)、又はターンモードにすることを決定すると、内蔵回路が、警告点滅の非常に強い照明がバック機能に用いられるランプ200、400、及び/又はストップ/テール/ターン機能に用いられるランプ100、300の可視性を妨げないように、警告機能を自動的に中断させる。いくつかの実施形態では、琥珀色(又は他の色)の警告ライトは、ユーザが固定照明を使用するためのスイッチを導入することを選択しない限り、点滅するように構成されている。様々な実施形態において、別個の配線のセットが警告機能を起動することができる。いくつかの実施形態では、警告ランプを組み込んだ2又は3以上のコンビネーションランプが提供される場合、補助配線は、異なる警告ランプの間を繰り返すことができる。例えば、補助配線が接続されると、ユーザは、同時に点滅する、交互に点滅する、異なる点滅パターンを有するなどのように、2又は3以上の警告ランプの点滅を同期させることができる。
【0044】
様々な実施形態において、実質的に図11、12のような外観を有するが、フランジに作業ランプを組み込むことにより、4つの機能(例えば、ストップ/ターン/テール、バックランプ、警告ランプ、及び作業ランプ)を提供するコンビネーションランプ10、30を提供することができる。例えば、バック機能に使用されるフランジのLED201,401は、高出力LEDとすることができ、専用のスイッチ(オン/オフ)に接続された配線のセットによって起動及び作動させることができる。これらの実施形態では、スイッチがオフの場合、LED201、401は、上述のような標準的なバック機能を提供し、スイッチがオンの場合、LED201、401は、より強い照明(例えば、道路脇での作業用)を提供することができる。警告LED801、901は、上述したように、専用のスイッチに接続された別個の専用の配線を有する。
【0045】
図13から16は、本発明の様々な実施形態による例示的なコンビネーションランプの上面図、側面図、組立分解図、及び電気回路図を示す。付記された寸法はmm単位である。このコンビネーションランプ10の実施形態(Maxxima M85417R)は、5.5インチの丸型ハイブリッド式ストップ/ターン/テール及びバックライトであり、これは、12個の赤色LED101を有する4インチの丸型ストップ/ターン/テール(S/T/T)ランプ100及び9個の白色LED201を有する5.5インチのバック(BU)フランジ200で構成され、これらのLEDは支持体502(PCB)上に取り付けられ、支持体502は、裏面カバー/ハウジング505と、これに取り付けられた穴511を有するネオプレンガスケット506を備えている。LED101を覆うレンズ103は、着色すること(例えば、赤色)及び上述した突起104を含むことができる。LED201を覆うレンズ203は、透明とすること、及び上述した突起204及び取り付け穴205を含むことができる。レンズ103及びレンズ203は、互いに固定すること又は一体的に形成することができる。図13から16のコンビネーションランプは、取り付けネジ507(図21参照)及びネジキャップ(取り付けネジカバー)508を含むことができ、低背型で、密閉型防湿電子機器、ポリカーボネートレンズ、及びハウジング構成要素を有する。プラスチック製のネジキャップ/カバー/挿入体508は、コンビネーションランプ10を車両に組み込んだ後に、ネジ穴511に押し込むことができ、コンビネーションランプ10のいたずら防止を行うことができる。いくつかの実施形態において、ネジキャップ508は、一度組み込まれると取り外せないように構成される。いくつかの実施形態では、図13から16のコンビネーションランプは、2つのメスPL3コネクタ509を含むキットとして提供することができる。例示的な実施形態において、図13から16のコンビネーションランプの仕様は次の通りである。すなわち、LED-21個(赤12個、白9個);電圧-12.8VDC;電流-BU 0.2A、テール20mA、ストップ0.2A;寸法-5.5インチ径×0.5インチ深さ;取り付け-3ホールフランジマウント(3)3/16インチ穴、ケーブル出口用の穴の切り欠き1-3/16インチ;コネクタ-(2)PL3メス、10インチワイヤ;DOT/SAE-J593、J2040、J2261である。
【0046】
図17から20は、本発明の様々な実施形態による別の例示的なコンビネーションランプの上面図、側面図、組立分解図、及び電気回路図である。付記された寸法はmm単位である。このコンビネーションランプ10の実施形態(Maxxima M85437R-WL)は、5.5インチの丸型ハイブリッド式ストップ/ターン/テール、バック及び作業ライトであり、これは、12個の赤色を有するLED1014インチ丸型ストップ/ターン/テール(S/T/T)ランプ100及び9個の白色LED201を有する5インチ丸型バック(BU)フランジ200で構成され、これらのLEDは、支持体502(PCB)上に取り付けられ、支持体502は、裏面カバー/ハウジング505と、これに取り付けられた穴511を有するネオプレンガスケット506を備え、LED201は上述のように高出力LEDとして具体化される。LED101を覆うレンズ103は、着色すること(例えば、赤色)及び上述した突起104を含むことができる。高出力LED201を覆うレンズ203は、透明とすること及び上述した突起204及び取り付け穴205を含むことができる。レンズ103及びレンズ203は、互いに固定すること又は一体的に形成することができる。図17から20のコンビネーションランプは、取り付けネジ507(図21参照)及びネジキャップ(取り付けネジカバー)508を含むことができ、低背型で、密閉型防湿電子機器、ポリカーボネートレンズ及びハウジング構成要素を有する。プラスチック製のネジキャップ/カバー/挿入体508は、コンビネーションランプ10を車両に組み込んだ後に、ネジ穴511に押し込むことができ、コンビネーションランプ10のいたずら防止を行うことができる。いくつかの実施形態では、ネジキャップ508は、一度組み込まれると取り外せないように構成される。コネクタのリード線510(例えば、5本のブラントカットワイヤ)は、例えば、赤色(ストップ/ターン)、茶色(テール)、青色(バック)、黒色(グランド)、白色(作業ライト)のように色分けすることができる。例示的な実施形態において、図17から20のコンビネーションランプの仕様は次の通りである。すなわち、LED-21個(赤12個、白9個);電圧-12.8VDC;電流-BU 0.2A、テール20mA、ストップ0.2A、WL 1.0A;寸法-直径5.5インチ×深さ0.5インチ;取り付け-3ホールフランジマウント(3)3/16インチ穴、ケーブル出口用の穴の切り欠き1-3/16インチ;コネクタ-5リード線ブラントカット10インチ;DOT/SAE-J593、J2040、J2261である。図17から20のコンビネーションランプは、例えば、310ルーメンのバックライト/1000ルーメンの作業ライト(WL)を提供するように構成されたデュアル機能のフランジバックライト及び作業ライトを組み込む。
【0047】
図21から26は、本発明の様々な実施形態による別の例示的なコンビネーションランプの正面斜視図、上面図、底面図、側面図、組立分解図、及び電気回路図である。付記された寸法はmm単位である。このコンビネーションランプ10の実施形態(Maxxima M85427R-YCL)は、5.5インチ丸型ハイブリッドコンビネーション式ストップ/ターン/テール、バック及び点滅警告ランプ(単色9LED又は2色18LED)であり、12個の赤色LED101を有する4インチ丸型ストップ/ターン/テール(S/T/T)ランプ100、及び、9個の白色LED201(バック及び警告)及び9個の琥珀色LED801(警告及びターン)を有する5.5インチのバック(BU)フランジ200/800で構成され、これらのLEDは、支持体502(PCB)上に取り付けられ、支持体502は、裏面カバー/ハウジング505と、これに取り付けられた穴511を有するネオプレンガスケット506を有する。図示のように、9個の白色LED201及び9個の琥珀色LED801は、フランジの周りで1つずつ交互になっているが、他の実施形態では、LED201、801は、フランジの周りで異なる数及び/又は配置/グループで提供することができ(例えば、図11、12を参照)。LED101を覆うレンズ103は、着色すること(例えば、赤色)及び上述した突起104を含むことができる。LED201、801を覆うレンズ203は、透明とすること、図示のように実質的に滑らかな外側を有すること(しかし、代替実施形態では上述のように突起204を含むことができる)、取り付け穴205を有することができる。レンズ103及びレンズ203は、互いに固定すること又は一体的に形成することができる。図21から26のコンビネーションランプは、取り付けネジ507及びネジキャップ(取り付けネジカバー)508を含むことができ、低背型で、密閉型防湿電子機器、ポリカーボネートレンズ及びハウジング構成要素を有することができ、DOT FMVSS108/CMVSS1088に準拠する。プラスチック製のネジキャップ/カバー/挿入体508は、コンビネーションランプ10を車両に組み込んだ後に、ネジ穴511に押し込むことができ、コンビネーションランプ10のいたずら防止を行うことができる。いくつかの実施形態では、ネジキャップ508は、一度組み込まれると取り外せないように構成される。コネクタのリード線510(例えば、7本のブラントカットワイヤ)は、例えば、赤色(ストップ/ターン)、茶色(テール)、緑色(警告電源)、青色(バック)、黒色(グランド)、白色(ALT/MODE2/ターン)、黄色(パターン変更/SYNC)のように色分けすることができる。例示的な実施形態において、図21から26のコンビネーションランプの仕様は次の通りである。すなわち、LED-30個(赤色12個、白色9個、琥珀色9個);電圧-12.8VDC;電流-0.6A最大電流(ストップ+警告)、BU 0.2A、テール20mA、ストップ0.2A、琥珀色ターン100mA、警告0.4A;寸法-5.5インチ径×0.5インチ深さ;取り付け-3ホールフランジマウント(3)3/16インチ穴、ケーブル出口用穴切り欠き1-3/16インチ;コネクタ-7リード線ブラントカット10インチ;DOT/SAE-J593、J2040、J2261、J595である。図21から26のコンビネーションランプは、一体型S/T/T及びバック及び二色琥珀色白色点滅警告(SAE J595クラス1警告デバイス)を提供し、琥珀色のみ、白色のみ、又は琥珀色/白色の二色の点滅が可能である。琥珀色ターンは、専用のターンワイヤ(4線式S/T/T回路;図35を参照)を備えたトラックに提供することができる。図27及び28は、それぞれテールライト及びストップライトを提供する12個の赤色LED101を有する図21から26のコンビネーションランプを示す。図29は、バックライトを提供する9個の白色LED201を有する図21から26のコンビネーションランプを示す。図30は、点滅する琥珀色警告ライトを提供する9個の琥珀色LED801を有する図21から26のコンビネーションランプを示す。様々な実施形態において、LED101はまた、任意の赤色ターンを提供することができ、LED201はまた、任意の点滅白色警告を提供することができ、LED801はまた、任意の琥珀色ターンを提供することができる。図33は、図26の電気回路図の概略を示し、入力/出力電力管理のためのセクション、マイクロコントローラ、赤色ストップ/テール/ターンのための赤色レンズセクション、バック及び警告に用いられる外円セクションの白色LED、及び警告及び琥珀色ターンに用いられる外円セクションの琥珀色LEDを示す。
【0048】
様々な実施形態において、図21から16の例示的な丸型ハイブリッドコンビネーションS/T/T-BU-警告ランプ10の配線指定は、例えば、以下の通りとすることができる。すなわち黒色-グランド(-);茶色-テール(+VDC);青色-バック(+VDC);赤色-ストップ及びターン(+VDC);白色-任意の琥珀色ターン(+VDC)、任意の警告「モード2」(-GND);緑色-点滅警告(+VDC);黄色-プログラミング(+VDC)(以下で詳細に説明する)である。様々な実施形態において、配線指示は以下の通りとすることができる。最初に、車両が専用のターンシグナルワイヤを有するか、又はストップライトとターンシグナルの両方に共通ワイヤを使用するかを判定する。図34は、3線式ストップ/ターン/テール配線(赤色ターンシグナル)を示す。車両がストップランプとターンシグナルの両方に共通ワイヤを使用する場合、赤色ワイヤを接続することで赤色ターンシグナルを使用する。図35は、4線式ストップ/ターン/テール配線(琥珀色ターンシグナル)を示す。車両がストップランプとは別に専用の左右ターンシグナルワイヤを有する場合、白色ワイヤを接続することで琥珀色ターンシグナルを使用する。次に以下のステップが続く。ステップ1:黒色ワイヤを車両のグランド(-マイナス)に接続する。ステップ2:茶色ワイヤを車両のテールライトに接続する(+12V)。ステップ3:赤色ワイヤを車両のストップライト(+12V)に接続する。ステップ4(任意):白色ワイヤを車両の左又は右のターンシグナルに接続する(+12V)。ステップ5:青色ワイヤを車両のバックライトに接続する(+12V)。ステップ6:緑色ワイヤを、ユーザ指定スイッチで「点滅警告回路」に接続する(+12V)。ステップ7:黄色ワイヤで警告を希望するパターンにプログラムする。緑色ワイヤを+12Vに接続している間に黄色ワイヤを1から2秒間だけ+12Vに保持すると、次の点滅パターンにスクロールする(表1を参照)。単色パターンの場合、黄色ワイヤを3から5秒間保持すると、別の色に切り替わる(例:琥珀色から白色)。パターン#1にリセットするには、黄色ワイヤを+12Vに7秒以上保持する。図36は、28の例示的な点滅パターンを示すが、他の実施形態では、異なる数及び/又はタイプの点滅パターンを提供することができる。図36において、アスタリスクは利用可能な代替機能がないことを示し、上付き文字「1」は色間の繰り返しを示す。ステップ8:「同時点滅」又は「交互点滅」を選択することができる。図37は、同時点滅の警告配線指図を示す。図38は、交互点滅の警告配線指図を示す(グループ1は、グループ2と交互に設定されたパターンで点滅する)。全てのランプを同期して点滅させるには、全ての黄色ワイヤを一緒に接続する。これにより、ランプが互いに通信することができる。交互点滅又は「左右に揺れる(wig-wag)」点滅を使用するには、「グループ1」と「グループ2」のランプを識別し、「グループ1」の白色ワイヤを+12Vに接続する。(一部の実施形態では、任意の琥珀色ターンシグナルは、点滅警告ライトがオンの場合に無効にすること及び/又はバックが作動すると警告ライトを無効にすることができる。他の実施形態では、コンビネーションランプは、異なるバック/警告モードに入るように構成することができる)。ステップ9(任意)-任意の「モード2」点滅警告パターンを使用するには、DPDT(双極双投)スイッチが必要である。図39を参照されたい。二次モード又は第2の点滅パターンにアクセスするには、緑色を+12Vに、白色を(-)グランドに接続する。モード2の間に、黄色ワイヤ(+12V)を使用して、希望の点滅パターンをプログラムする(ステップ7)。モード1:スイッチを開いた状態で最初のパターンを選択する。モード2:スイッチを閉じて第2の点滅パターンを選択する。ユーザは、スイッチの位置を変えることで、2つの選択された点滅パターンを切り替えることができる。一次モード(モード1)で別の動作モードを使用するには、DPDTスイッチが必要である。グループ2を他方のポールスイッチ(コモン側)に個別に接続する。スイッチの他方の2つの側は、+12V(alt)及びグランド(Mode2)とする必要がある。単色パターンの場合は、黄色ワイヤと+12VDC(緑色ワイヤ)を3から5秒接続すると色が変わる。
【0049】
上記では、好ましい例示的な実施形態に適用される本発明の基本的な新規な特徴を示し、説明したが、当業者であれば、開示された発明の形態及び詳細内容における省略及び置換ならびに変更を本発明の精神から逸脱することなく行うことができることを理解できる。さらに、容易に理解できるように、当業者であれば、多数の修正及び変更を容易に行うことができる。例えば、本明細書に記載した異なる実施形態の様々な特徴及び構造は、組み合わせること及び置き換えることができる。従って、本発明は、図示し説明した正確な構造及び動作に限定することは望まれず、従って、請求項に記載の本発明の範囲内に入る全ての適切な変更等価物を利用することができる。従って、請求項の範囲によって示されるようにのみ限定されることが意図される。
図1
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【図
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【国際調査報告】