(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-30
(54)【発明の名称】マットレス自動殺菌装置
(51)【国際特許分類】
D06F 58/00 20200101AFI20230623BHJP
【FI】
D06F58/00 Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022570224
(86)(22)【出願日】2021-05-26
(85)【翻訳文提出日】2022-12-16
(86)【国際出願番号】 KR2021006547
(87)【国際公開番号】W WO2021242009
(87)【国際公開日】2021-12-02
(31)【優先権主張番号】10-2020-0063938
(32)【優先日】2020-05-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2020-0063939
(32)【優先日】2020-05-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2020-0063940
(32)【優先日】2020-05-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2020-0063941
(32)【優先日】2020-05-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522447222
【氏名又は名称】ソ、ジンウォン
【氏名又は名称原語表記】SUH, Jin Won
【住所又は居所原語表記】402-dong, 7th Floor, 704-ho, 50, Yeosuul-ro, Jungwon-gu Seongnam-si Gyeonggi-do 13433 (KR)
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】ソ、ジンウォン
【テーマコード(参考)】
3B168
【Fターム(参考)】
3B168AB43
3B168AC22
3B168AD02
3B168AE01
3B168AE02
3B168AE05
3B168BA78
3B168JM02
3B168JM03
(57)【要約】
【要約】
本発明は、マットレス自動殺菌装置に関し、一方向に延長され、前記マットレスが配置されるフレームと、前記フレームの上部に結合され、前記マットレスが通過することができる内部空間を有する殺菌部と、前記フレームに設けられ、前記フレームに配置される前記マットレスを移動させることができる走行部と、前記マットレスは、前記走行部を介して前記殺菌部の一方側から前記殺菌部の内部空間を通過して前記殺菌部の他方側に移動されることを特徴とするものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
マットレスを殺菌する殺菌装置であり、
一方向に延長され、前記マットレスが配置されるフレームと、
前記フレームの上部に結合され、前記マットレスが通過することができる内部空間を有する殺菌部と、
前記フレームに設けられ、前記フレームに配置される前記マットレスを移動させることができる走行部と、
前記マットレスは、前記走行部を介して前記殺菌部の一方側から前記殺菌部の内部空間を通過して前記殺菌部の他方側に移動されることを特徴とするマットレス自動殺菌装置。
【請求項2】
前記殺菌部の内部には、前記マットレスを殺菌することができる紫外線ランプが設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のマットレス自動殺菌装置。
【請求項3】
前記走行部は、前記フレームに結合される複数の走行ローラーであることを特徴とする、請求項1に記載のマットレス自動殺菌装置。
【請求項4】
前記走行ローラーの回転を制御する制御部をさらに備え、
前記制御部は、
前記マットレスが前記滅菌部の内部に配置されるとき、前記走行ローラーを正方向と逆方向に繰り返し回転させながら前記マットレスに振動を加えることを特徴とする、請求項3に記載のマットレス自動殺菌装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記走行ローラーを繰り返し正方向と逆方向に回転させるが、前記走行ローラーの正方向の回転数を前記走行ローラーの逆方向の回転数よりも大きくすることを特徴とする、請求項4に記載のマットレス自動殺菌装置。
【請求項6】
前記殺菌部には、前記マットレスに高圧の気体を噴射する気体噴射部が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のマットレス自動殺菌装置。
【請求項7】
前記内部空間の一方側と他方側は、前記マットレスが移動できるように外部と連通しており、
前記内部空間の一方側には、前記内部空間の一方側を開閉する入口部が設けられ、前記内部空間の他方側には、前記内部空間の他方側を開閉する出口部が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のマットレス自動殺菌装置。
【請求項8】
前記殺菌部の一方側には、前記殺菌部の入口部で前記マットレスの一端の間の距離を検知する第1センサ部が設けられ、
前記殺菌部の内部には、前記内部空間を移動する前記マットレスの一端と前記殺菌部の出口部との距離を検知する第2センサ部が設けられていることを特徴とする、請求項7に記載のマットレス自動殺菌装置。
【請求項9】
前記入口部および前記出口部の開閉を制御する制御部をさらに含み、
前記制御部は、前記第1センサ部と前記第2センサ部で検知された距離が指定された値以下であるとき、前記入口部と前記出口部を開くようにすることを特徴とする、請求項8に記載のマットレス自動殺菌装置。
【請求項10】
前記殺菌部には、前記マットレスに振動を加えることができる振動加圧部が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のマットレス自動殺菌装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マットレス自動殺菌装置に関し、より詳細には、走行ローラーを備えたフレームを介してマットレスを紫外線ランプが備えられた殺菌部の一方側から他方側に移動させながら、マットレスを殺菌することができるマットレス自動殺菌装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ベッドのマットレスは内部にスプリング構造物が取り付けられており、マットレスが製造された後にユーザーの家に設置され使用される。マットレスを製造する過程を見ると、シートを縫製する作業、マットレスを縫合する作業など多様な工程で行われる。
【0003】
このように様々な作業でマットレスを製造する場合、製造過程において、様々な要因によりマットレスが汚染するという問題が生じる。ユーザーにマットレスを提供するためには、様々な要因によって汚染したマットレスを滅菌した後にユーザーにマットレスを提供しなければならない。
【0004】
しかし、マットレスの場合、体積が大きく、かなりの重量を持っているため、マットレスがユーザーの家に設置されてからは、マットレスの汚染源を除去するための殺菌作業が難しく、そこでマットレスをユーザーに供給する前に最終的にマットレスを殺菌しなければならない。
【0005】
しかしながら、従来のマットレス製造装置には、マットレスを殺菌するための別途の装置が設けられておらず、そこでマットレスが適切に殺菌されずにユーザーに供給されているのが実情である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上述した問題点を解決するためのものであり、より詳細には走行ローラーを備えたフレームを介してマットレスを紫外線ランプが備えられた殺菌部の一方側から他方側に移動させながらマットレスを殺菌することができるマットレス自動殺菌装置に関する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した問題点を解決するための本発明のマットレス自動殺菌装置は、一方向に延長され、マットレスが配置されるフレームと、フレームの上部に結合され、前記マットレスが通過できる内部空間を有する滅菌部と、前記フレームに設けられ、前記フレームに配置された前記マットレスを移動させることができる走行部と、前記マットレスは、前記走行部を介して前記殺菌部の一方側から前記殺菌部の内部空間を通過して前記殺菌部の他方側に移動することができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、マットレス自動殺菌装置に関し、走行ローラーを備えたフレームを介してマットレスを紫外線ランプが備えられた殺菌部の一方側から他方側に移動させることにより、マットレスを殺菌することができる利点がある。
【0009】
また、本発明は、フレームに設けられた走行部の動作を制御したり、振動押圧部を介してマットレスに振動を加えたりしながらマットレスの汚染源を除去することができ、マットレス上部に設けられた気体噴射部を介してマットレスに付着した汚染源を除去することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の実施形態に係るマットレス自動殺菌装置の全体的な様子を示す図である。
【
図2】本発明の実施形態に従って紫外線ランプを備えた殺菌部を示す図である。
【
図3】本発明の実施形態に係る制御部を介してフレームに設けられた走行ローラーの回転を制御して、マットレスに振動を加える様子を示す図である。
【
図4】本発明の実施形態に係る殺菌部に第1センサ部と第2センサ部が設けられたことを示す図である。
【
図5】本発明の実施形態に係る制御部、第1センサ部、第2センサ部を介して入口部と出口部の開閉を制御することを示す動作の関連図である。
【
図6】本発明の実施形態に係る回転駆動部を備えたマットレス角部の縫製装置のフレームを示す図である。
【
図7】本発明の実施形態に係る回転駆動部を備えたマットレス角部の縫製装置の斜視図である。
【
図8】本発明の実施形態に係る回転駆動部の回転を示す図である。
【
図9】本発明の実施形態に係る回転駆動部に対して上昇又は下降動作することができる固定バーを示す図である。
【
図10】本発明の実施形態に係る第2コンベヤベルトと第3コンベヤベルトが反対方向に移動することを示す図である。
【
図11】本発明の実施形態に係る回転駆動部を備えたマットレス角部の縫製装置の切替部を示す図である。
【
図12】本発明の実施形態に係る回転ボールを用いたシート支持台を備えたミシン装置にシートが配置されたことを示す図である。
【
図13】本発明の実施形態に係る回転ボールを用いたシート支持台を備えたミシン装置を示す図である。
【
図14】本発明の実施形態に係る回転ボールとフレームの挿入溝を示す図である。
【
図15】
図15aは、本発明の実施形態に従って回転ボールと挿入溝の内周面との間にローラーが設けられていることを示す図である。
図15bは、本発明の実施形態に従って回転ボールと挿入溝の内周面の間にスプリングが設けられていることを示す図である。
【
図16】
図16aおよび
図16bは、本発明の実施形態に従って上昇又は下降動作することができるように設けられる回転ボールを示す図である。
【
図17】本発明の実施形態に係る回転ボールを用いたシート支持台を備えたミシン装置の動作の関連図を示す図である。
【
図18】本発明の実施形態に係る回転ボールを用いたシート支持台を備えたミシン装置にセンサ部が設けられたことを示す図である。
【
図19】本発明の実施形態に係る回転ボールを用いたシート支持台を備えたミシン装置に整列バーが設けられたことを示す図である。
【
図20】
図20aおよび
図20bは、本発明の実施形態に従って上昇又は下降動作することができる整列バーを示す図である。
【
図21】本発明の実施形態に係る空気圧縮機を用いたシート支持台を備えたミシン装置にシートが配置されたことを示す図である。
【
図22】本発明の実施形態に係る空気圧縮機を用いたシート支持台を備えたミシン装置を示す図である。
【
図23】本発明の実施形態に係る空気圧縮機を用いたシート支持台を備えたミシン装置の動作の関連図を示す図である。
【
図24】本発明の一実施形態に係る空気圧縮機を用いたシート支持台を備えたミシン装置にセンサ部が設けられたことを示す図である。
【
図25】本発明の実施形態に係る空気圧縮機を用いたシート支持台を備えたミシン装置に整列バーが設けられたことを示す図である。
【
図26】
図26aおよび
図26bは、本発明の実施形態に従って上昇又は下降動作することができる整列バーを示す図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
上述の問題を解決するための本発明のマットレス自動殺菌装置は、一方向に延長され、前記マットレスが配置されるフレームと、前記フレームの上部に結合され、前記マットレスが通過することができる内部空間を有する滅菌部と、前記フレームに設けられ、前記フレームに配置される前記マットレスを移動させることができる走行部と、前記マットレスは、前記走行部を介して前記殺菌部の一方側から前記殺菌部の内部空間を通過して前記殺菌部の他方側に移動することができる。
【0012】
上述した問題点を解決するための本発明のマットレス自動殺菌装置の前記殺菌部の内部には、前記マットレスを殺菌することができる紫外線ランプを備えてもよい。
【0013】
上述した問題点を解決するための本発明のマットレス自動殺菌装置の前記走行部は、前記フレームに結合される複数の走行ローラーであってもよい。
【0014】
上述した問題点を解決するための本発明のマットレス自動殺菌装置は、前記走行ローラーの回転を制御する制御部をさらに含み、前記制御部は、前記殺菌部の内部に前記マットレスが配置されるとき、前記走行ローラーを繰り返し正方向と逆方向に回転させながら前記マットレスに振動を加えることができる。
【0015】
上述した問題点を解決するための本発明のマットレス自動殺菌装置の前記制御部は、前記走行ローラーを繰り返し正方向と逆方向に回転させるが、前記走行ローラーの正方向回転数を前記走行ローラーの逆方向回転数よりも大きくすることができる。
【0016】
上述した問題点を解決するための本発明のマットレス自動殺菌装置の前記殺菌部には、前記マットレスに高圧の気体を噴射する気体噴射部が設けられてもよい。
【0017】
上述した問題点を解決するための本発明のマットレス自動殺菌装置の前記内部空間の一方側と他方側は、前記マットレスが移動できるように外部と連通しており、前記内部空間の一方側には前記内部空間の一方側を開閉する入口部が設けられ、前記内部空間の他方側には、前記内部空間の他方側を開閉する出口部が設けられてもよい。
【0018】
上述した問題点を解決するための本発明のマットレス自動殺菌装置の前記殺菌部の一方側には、前記殺菌部の入口部から前記マットレスの一端の間の距離を検知する第1センサ部が設けられ、前記殺菌部の内部には、前記内部空間を移動する前記マットレスの一端と前記殺菌部の出口部との間の距離を検知する第2センサ部を備えることができる。
【0019】
上述した問題点を解決するための本発明のマットレス自動殺菌装置の前記入口部と前記出口部の開閉を制御する制御部をさらに含み、前記制御部は、前記第1センサ部と前記第2センサ部で検知された距離が指定された値以下である場合、前記入口部と前記出口部を開くことができる。
【0020】
上述した問題点を解決するための本発明のマットレス自動殺菌装置の前記殺菌部には、前記マットレスに振動を加えることができる振動押圧部が設けられてもよい。
【0021】
上述した問題点を解決するための本発明の回転駆動部を備えたマットレス角部の縫製装置は、四角板状に形成され、マットレスが配置されるフレームと、前記フレームの側面に配置されながら前記マットレスの角を加工することができる加工部と、縦方向に延長されて前記フレームを分割する第1の軸と、横方向に延長されて前記第1軸に分割された前記フレームの一方側を分割する第2軸と、横方向に延長されて前記第1軸に分割された前記フレームの他方側を分割する第3軸と、分割された前記フレームの各々に設けられながら横方向と並んだ方向に移動するコンベヤベルトとを含むことを特徴とするものである。
【0022】
上述の問題点を解決するための本発明の回転駆動部を備えたマットレス角部の縫製装置の前記第2軸と前記第3軸は、同じ線上に配置されなくてもよい。
【0023】
上述の問題点を解決するための本発明の回転駆動部を備えたマットレス角部の縫製装置の前記第2軸は、前記第1軸に分割された前記フレームの一方側を均等に水平に分割し、前記第3軸は前記第1軸に分割された前記フレームの他方側を不均等に水平に分割することができる。
【0024】
上述の問題点を解決するための本発明の回転駆動部を備えたマットレス角部の縫製装置の前記フレームは、前記第1軸の一方側に配置されながら前記第2軸の上部に配置される第1フレームと、前記第1軸の他方側に配置されながら前記第3軸の上部に配置される第2フレームと、前記第1軸の他方側に配置されながら前記第3軸の下部に配置される第3フレームと、前記第1軸の一方側に配置されながら前記第2軸の下部に配置される第4フレームとを含み、前記コンベヤベルトは、前記第1フレームに設けられる第1コンベヤベルトと、前記第2フレームに設けられる第2コンベヤベルトと、前記第3フレームに設けられる第3コンベヤベルトと、前記第4フレームに設けられる第4コンベヤベルトを含み、前記第1コンベヤベルト、前記第2コンベヤベルト、前記第3コンベヤベルト、前記第4コンベヤベルトの移動を制御する制御部をさらに含むことができる。
【0025】
上記の問題点を解決するための本発明の回転駆動部を備えたマットレス角部の縫製装置の前記フレームの側部には、バー状からなる回転駆動部が設けられ、前記回転駆動部は、一方側が前記フレームの側部に結合されて結合された片側を中心に他方側を前記フレームの側部から内側に向かう方向に回転することができる。
【0026】
上述の問題点を解決するための本発明の回転駆動部を備えたマットレス角部の縫製装置の前記回転駆動部の上部には、前記回転駆動部に対して上昇又は下降動作することができ、前記回転駆動部と共に回転する固定部が設けられてもよい。
【0027】
上述した問題点を解決するための本発明の回転駆動部を備えたマットレス角部の縫製装置の前記制御部は、前記回転駆動部が回転する際に、前記第2コンベヤベルトと前記第3コンベヤベルトを反対方向に移動するように、前記第2コンベヤベルトと第3コンベヤベルトを制御できる。
【0028】
上述した問題点を解決するための本発明の回転駆動部を備えたマットレス角部の縫製装置の前記制御部は、第2コンベヤベルトと第3コンベヤベルトを同じ速度で移動させるように前記第2コンベヤベルトと前記第3コンベヤベルトを制御できる。
【0029】
上述した問題点を解決するための本発明の回転駆動部を備えたマットレス角部の縫製装置の前記第3フレームの面積は、前記第2フレームの面積より大きくなるように前記第3軸によって前記フレームの他方側を分割することができる。
【0030】
上述した問題点を解決するための本発明の回転駆動部を備えたマットレス角部の縫製装置の前記第2軸には、バー状からなる切替部が設けられ、前記切替部は、一方側が前記第2軸に結合されて、結合された他方側を中心に他方側が前記フレームの上部に向かう方向に回転することができる。
【0031】
上述した問題点を解決するために本発明の回転ボールを用いたシート支持台を備えたミシン装置は、上部にシートが配置されるフレームと、前記フレームの一方側に配置されて前記シートの角を加工することができる加工部と、前記フレームには、前記フレームの内側方向に掘られた挿入溝が形成され、前記挿入溝に挿入されるが、前記フレームの上部に一部が突出して回動可能な回転ボールとを含み、前記フレームには、複数の前記ボールが互いに離間して形成されることを特徴とするものである。
【0032】
上述した問題点を解決するために、本発明の回転ボールを用いたシート支持台を備えたミシン装置の前記回転ボールは球状に形成され、前記挿入溝は球状からなるが、球状の内、上部の一部が切断された形状で形成されてもよい。
【0033】
上述した問題点を解決するために、本発明の回転ボールを用いたシート支持台を備えたミシン装置の前記挿入溝の内周面には、前記回転ボールと接触するローラーが設けられてもよい。
【0034】
上述した問題点を解決するために、本発明の回転ボールを用いたシート支持台を備えたミシン装置の前記挿入溝と前記回転ボールとの間にスプリングを設けることができる。
【0035】
上述した問題点を解決するために、本発明の回転ボールを用いたシート支持台を備えたミシン装置の前記回転ボールは、前記挿入溝の内部が上昇又は下降動作することができるように設けられ、前記回転ボールが下降すると、前記回転ボールの一部は前記フレームの上部に突出せず、前記回転ボールが上昇すると、前記回転ボールの一部は前記フレームの上部に突出することができる。
【0036】
上述した問題点を解決するために本発明の回転ボールを使用するシート支持体を備えたミシン装置は、前記回転ボールの上昇または下降を調整することができるスイッチをさらに含むことができる。
【0037】
上述した問題点を解決するために、本発明の回転ボールを用いたシート支持台を備えたミシン装置は、前記回転ボールの上昇または下降を調整する制御部をさらに含み、前記制御部は、前記加工部の動作が中断され、シートが回転するとき、前記回転ボールを上昇させることができる。
【0038】
上述した問題点を解決するために、本発明の回転ボールを用いたシート支持台を備えたミシン装置の前記フレームには、前記フレームの上部に突出して前記シートの一方側と接触する整列バーを備えてもよい。
【0039】
上述した問題点を解決するために、本発明の回転ボールを用いたシート支持台を備えたミシン装置の前記整列バーは、前記フレームの上部に突出したり、前記フレームの上部に突出しないように、前記フレームの内側方向に上昇又は下降したりすることができてもよい。
【0040】
上述した問題点を解決するために、本発明の回転ボールを用いたシート支持台を備えたミシン装置の前記制御部は、前記回転ボールが上昇するときに整列バーを前記フレームの内側方向に下降させることができる。
【0041】
上述した問題点を解決するために、本発明の回転ボールを用いたシート支持台を備えたミシン装置の前記フレームに形成される複数の回転ボールは、30~40cmの間隔をおいて互いに離間することができる。
【0042】
上述した問題点を解決するための本発明の空気圧縮機を用いたシート支持体を備えたミシン装置は、上部にシートが配置されるフレームと、前記フレームの一方側に配置されて、前記シートの角を加工することができる加工部とを含み、前記フレームの下部に前記フレームに空気を噴射する空気圧縮機が設けられ、前記フレームには、空気圧縮機から噴射される空気を外部に排出できる複数の空気噴射孔が互いに離隔して形成されることを特徴とするものである。
【0043】
上述した問題点を解決するために本発明の空気圧縮機を使用するシート支持体を備えたミシン装置の前記空気圧縮機の動作を調整することができるスイッチをさらに含むことができる。
【0044】
上述した問題点を解決するための本発明の空気圧縮機を用いたシート支持台を備えたミシン装置は、前記空気圧縮機の空気噴射を調整する制御部をさらに含み、前記制御部は、前記加工部の動作が中断され、前記シートが回転するとき、前記空気圧縮機から前記フレームに空気を噴射することができる。
【0045】
上述した問題点を解決するための本発明の空気圧縮機を用いたシート支持台を備えたミシン装置の前記フレーム上部には、前記フレームに前記シートが配置されているか否かを検知できるセンサ部が設けられ、前記制御部は、センサ部が前記フレームに前記シートが配置されていることを検知した場合にのみ、前記空気圧縮機から空気を噴射するように制御することができる。
【0046】
上述した問題点を解決するための本発明の空気圧縮機を用いたシート支持台を備えたミシン装置の前記制御部は、複数の前記空気噴射孔から噴射される空気の圧力が互いに異なるように前記空気圧縮機を制御することができる。
【0047】
上述した問題点を解決するための本発明の空気圧縮機を用いたシート支持台を備えたミシン装置の前記センサ部は、前記シートの形状を通じて前記シートの中心部を検知し、前記制御部は、前記シートの中央部に配置される空気噴射孔の空気噴射圧力が、前記シートの周囲に配置される空気噴射孔の空気噴射圧力よりも大きく噴射されるように、前記空気圧縮機を制御することができる。
【0048】
上述した問題点を解決するための本発明の空気圧縮機を用いたシート支持台を備えたミシン装置の前記フレームに設けられた複数の空気噴射孔は、40~50cmの間隔をおいて互いに離間することができる。
【0049】
上述した問題点を解決するための本発明の空気圧縮機を用いたシート支持台を備えたミシン装置の前記フレームには、前記フレームの上部に突出しながら前記シートの一方側と接触する整列バーを備えてもよい。
【0050】
上述した問題点を解決するための本発明の空気圧縮機を用いたシート支持台を備えたミシン装置の前記整列バーは、前記フレームの上部に突出したり、フレームの上部に突出しないように、フレームの 内側方向に上昇又は下降したりすることができる。
【0051】
上述した問題点を解決するための本発明の空気圧縮機を用いたシート支持台を備えたミシン装置の前記制御部は、前記空気圧縮機から前記フレームに空気を噴射する際に、前記整列バーを前記フレームの内側方向に下降させることができる。
【発明を実施するための形態】
【0052】
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。本発明の実施形態は、当業界において平均的な知識を有する者に本発明をより完全に説明するために提供されるものである。本発明は、様々な変更を加えることができ、様々な形態を有することができるので、特定の実施形態を図面に示し詳細に説明する。
【0053】
しかし、これは本発明を特定の実施形態に限定することを意図するものではなく、本発明の精神および技術の範囲に含まれるすべての変更、均等物、または代替物を包含するものと理解されるべきだ。各図を説明しながら、同様の参照符号を類似の構成要素に使用する。添付の図面において、構造物の寸法は、本発明の明確性のために実際よりも拡大または縮小して示している。
【0054】
本出願で使用される用語は、単に特定の実施形態を説明するために使用されたものであり、本発明を限定することを意図していない。単数の表現は、文脈上、別異の意味が明らかでない限り、複数の表現を含む。本出願において、「含む」または「有する」などの用語は、本明細書記載の特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品、またはそれらを組み合わせたものが存在することを指定するものであり、1つまたは複数の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品、またはそれらを組み合わせたものの存在、又は追加の可能性を予め排除しないものと理解されるべきだ。
【0055】
さらに、第1、第2などの用語は様々な構成要素を説明するために使用することができるが、前記構成要素は前記用語によって限定されるべきではない。前記用語は、ある構成要素を他の構成要素から区別する目的で使用することができる。例えば、本発明の権利範囲から逸脱することなく、第1構成要素を第2構成要素と命名することができ、同様に第2構成要素も第1構成要素と命名することができる。
【0056】
ある構成要素が他の構成要素に「連結され、結合されている」と言われる場合、前記ある構成要素が前記他の構成要素に直接接続または結合されてもよいが、前記ある構成要素と前記他の構成要素との間に、他の新しい構成要素が存在する可能性もあることを理解する必要があるだろう。他方、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結されている」または「直接連結されている」と言われる場合、前記ある構成要素と前記他の構成要素との間に新しい他の構成要素が存在しないことと理解できる必要があるだろう。
【0057】
他に定義されない限り、技術的または科学的用語を含み、本明細書で使用されるすべての用語は、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。一般的に使用される辞書で定義されているような用語は、関連技術の文脈上の意味と一致する意味を有すると解釈されるべきであり、本出願で明確に定義されていない限り、理想的または過度に形式的な意味として解釈されない。
【0058】
本発明は、マットレス自動殺菌装置に関し、走行ローラーを備えたフレームを介してマットレスを紫外線ランプが備えられた殺菌部の一方側から他方に移動させながら、マットレスを殺菌することができるマットレス自動殺菌装置に関する。以下、添付した図面を参照して本発明の望ましい実施形態を詳細に説明する。
【0059】
図1を参照すると、本発明の実施形態に係るマットレス自動殺菌装置は、フレーム110、殺菌部120、走行部130を含む。
【0060】
前記フレーム110は、一方向に延長されてマットレス10が配置される。前記フレーム110は、マットレス10を前記フレーム110に沿って移動させることができるように一方向に十分に延長され、前記マットレス10は前記フレーム110の上部に配置されながら移動される。
【0061】
図1および
図2を参照すると、殺菌部120は前記フレーム110の上部に結合され、前記マットレス10が通過することができる内部空間を備えている。前記殺菌部120は、前記マットレス10が通過できる内部空間を備えており、内部空間の一方側と他方側とが外部と連通している。
【0062】
前記マットレス10は、外部と連通している内部空間の一方側を介して前記殺菌部120の内部空間に進入することができ、前記マットレス10は外部と連通している内部空間の他方側を介して前記殺菌部120の内部空間から外部に排出することができる。
【0063】
より具体的に、前記殺菌部120の内部空間の一方側には、前記内部空間の一方側を開閉することができる入口部121が設けられており、前記殺菌部120の内部空間の他方側には、前記内部空間の他方側を開閉する出口部122が設けられてもよい。
【0064】
後述するが、前記マットレス10が前記殺菌部120を通過しながら前記マットレス10を殺菌することができる。前記殺菌部120を介して前記マットレス10を殺菌するため、前記殺菌部120の内部が他の汚染源によって汚染することを防止してこそ、前記殺菌部120を介して前記マットレス10をきれいに殺菌できる。
【0065】
前記入口部121と前記出口部122は、前記殺菌部120内部の汚染を防止するためのものであり、前記入口部121と前記出口部122は外部と連通している前記内部空間の一方側と他方側を開閉できる。
【0066】
具体的に、前記マットレス10が前記殺菌部120に進入するときにのみ、前記入口部121を開くようにして、前記殺菌部120の汚染を防止することができ、前記殺菌部120で前記マットレス10が排出されるときにのみ、前記出口部122を開くようにして、前記殺菌部120の汚染を防止することができる。
【0067】
図2を参照すると、前記殺菌部120の内部には紫外線ランプ140を設けることができる。前記紫外線ランプ140は、前記殺菌部120の内部に複数が設けられるものであり、前記紫外線ランプ140を介して前記殺菌部120を通過する前記マットレス10を殺菌することができるようになる。
【0068】
前記紫外線ランプ140は、前記殺菌部120を通過する前記マットレス10を殺菌することができれば、前記殺菌部120の内部の様々な点に配置することができる。
【0069】
前記殺菌部120は、前記紫外線ランプ140によって前記マットレス10を殺菌することができるが、これに限定されるものではない。前記マットレス10が通過する前記殺菌部120には、前記マットレス10の汚染源を除去するための様々な装置が設けられてもよい。
【0070】
一実施形態によれば、前記殺菌部120には、前記マットレス10に振動を加えることができる振動押圧部(図示せず)が設けられてもよい。前記振動押圧部は、前記マットレス10に振動を加えることができれば様々な構成を用いることができるものであり、前記振動加圧部を介して前記マットレス10に付着されたほこりなどの汚染源を除去することができる。
【0071】
前記振動押圧部は、前記マットレス10を打撃する装置であってもよく、前記マットレス10と連結しながら前記マットレス10を揺動させる装置であってもよい。前記振動押圧部は、前記マットレス10に振動を加えて前記マットレス10の汚染源を除去することができれば、様々な構成を用いることができる。
【0072】
上述した説明では、前記殺菌部120に前記紫外線ランプ140と前記振動加圧部が設けられているものとして説明したが、これに限定されるものではない。前記殺菌部120には、前記マットレス10の殺菌または前記マットレス10の洗浄のための装置を設けることができ、前記マットレス10の汚染源を除去できれば様々な装置を備えることができるのはもちろんである。
【0073】
図3を参照すると、前記走行部130は前記フレーム110に設けられ、前記フレーム110に配置される前記マットレス10を移動させることができる。前記マットレス10は、前記殺菌部120の一方側から前記殺菌部120の内部空間に移動された後、前記殺菌部120の内部空間から前記殺菌部120の他方側に移動され得る。
【0074】
前記走行部130は前記マットレス10を移動させることができるものであり、前記走行部130は前記マットレス10を移動させることができれば様々な構成を用いることができる。
【0075】
図3を参照すると、一実施形態による前記走行部130は走行ローラー131であり得る。前記フレーム110には複数の走行ローラー131が結合されてもよく、複数の前記走行ローラー131に前記マットレス10の下面が接触する。
【0076】
前記マットレス10の下面が前記走行ローラー131に接触した後、前記走行ローラー131を回転させると、前記走行ローラー131の回転によって前記マットレス10が移動することができるようになる。
【0077】
ただし、前記走行部130は、前記走行ローラー131に限定されるものではなく、前記マットレス10を移動させることができるものであれば、様々な装置で構成することができる。
【0078】
本発明の実施形態によるマットレス自動殺菌装置は、前記走行部130の動きを制御する制御部150をさらに含むことができる。
【0079】
前記制御部150は、前記殺菌部120の内部に前記マットレス10が配置されるとき、前記走行部130の動きを制御して前記マットレス10に振動を加えることができるものである。
【0080】
図3を参照すると、本発明の一実施形態による前記制御部150は、前記走行ローラー131の回転を制御することができる。前記制御部150は、前記殺菌部120の内部に前記マットレス10が配置されるとき、前記走行ローラー131を繰り返し正方向と逆方向に回転させながら前記マットレス10に振動を加えることができる。
【0081】
前記走行ローラー131の正方向回転は、マットレス10を前記殺菌部120の一方側から前期殺菌部120の他方側に移動させるための回転であり、前記走行ローラー131の逆方向回転は、前記殺菌部120の他方側から前記殺菌部120の一方側に前記マットレス10を移動させるための回転である。
【0082】
前記制御部150を介して前記走行ローラー131の回転を制御して前記走行ローラー131を繰り返し正方向と逆方向に回転させると、前記マットレス10は前記殺菌部120内を前進と後進を繰り返しながら振動することになる。
【0083】
前記マットレス10が前記走行ローラー131によって振動されると、ほこりなど前記マットレス10に付着された汚染源を除去することができる。ここで、前記制御部150は、前記走行ローラー131を繰り返し正方向と逆方向に回転させるが、前記走行ローラー131の正方向回転数を前記走行ローラー131の逆方向回転数よりも大きくすることが好ましい。
【0084】
上述したように、前記マットレス10は、前記殺菌部120の一方側から他方側に移動しながら殺菌されるものである。したがって、前記マットレス10を前記殺菌部120の一方側から他方側に移動させるために、前記走行ローラー131の正方向回転数を前記走行ローラー131の逆方向回転数よりも大きくしなければならない。
【0085】
このように前記制御部150を介して前記走行ローラー131を繰り返し正方向と逆方向に回転させるが、前記走行ローラー131の正方向回転数を前記走行ローラー131の逆方向回転数より大きくすると、前記マットレス10に振動を加えながら、前記殺菌部120の一方側から他方側に前記マットレス10を移動させることができるようになる。
【0086】
本発明の実施形態に係るマットレス自動殺菌装置は、前記殺菌部120の一方側に設けられる第1センサ部161と、前記殺菌部120の内部に設けられる第2センサ部162とをさらに含むことができる。
【0087】
図4を参照すると、前記第1センサ部161は前記殺菌部120の一方側に設けられるものであり、前記殺菌部120の入口部121において前記マットレス10の一端の間の距離を検知できるものである。
【0088】
前記第2センサ部162は、前記殺菌部120の内部に設けられてるものであり、前記殺菌部120の出口部122において前記マットレス10の一端の間の距離を検知できるものである。
【0089】
上述したように、前記殺菌部120には、前記内部空間の汚染を防止するための前記入口部121と前記出口部122が設けられている。前記入口部121と前記出口部122は、前記マットレス10が接近したときに開かれてこそ、前記マットレス10が前記入口部121と前記出口部122にかからず前記殺菌部120を通過できるようになる。
【0090】
前記第1センサ部161と前記第2センサ部162は、そのために設けられており、前記第1センサ部161は前記殺菌部120の入口部121に前記マットレス10が近づく距離を認識できるものであり、前記第2センサ部162は、前記殺菌部120の出口部に122でマットレス10が近づく距離を認識できるものである。
【0091】
図5を参照すると、前記入口部121と前記出口部122の開閉は、前記第1センサ部161と前記第2センサ部162の信号を受信することができる制御部150を介して制御することができる。
【0092】
前記制御部150は、前記第1センサ部161で検知された距離によって前記入口部121を開閉するもので、前記制御部150は、前記第1センサ部161で検知された距離が指定された値以下である場合、前記入口部121を開くようにして、前記マットレス10が前記殺菌部120の内部に移動させることができるようにする。
【0093】
制御部150は、第2センサ部162で検出された距離を介して出口部122を開閉する。制御部150は、第2センサ部162で検出された距離指定値以下の場合、出口部122を開くことにより、マットレス10を殺菌部120の内部から外部に移動させることができる。
【0094】
前記第1センサ部161は、前記殺菌部120に向かって前記マットレス10が近づくことを検知しなければならないので、前記殺菌部120の一方側の外部に設けられることが好ましく、前記第2センサ部162は、前記殺菌部120の内部から外部に向かって前記マットレス10が移動することを検知しなければならないので、前記殺菌部120の内部に設けられることが好ましい。
【0095】
ここで、前記制御部150は、前記走行部130または前記走行ローラー131の動きを制御するのと同じ装置であってもよいが、これに限定されるものではない。前記制御部150は、前記走行部130または前記走行ローラー131の動きを制御するための第1制御部と、前記入口部121および前記出口部122を制御するための第2制御部を含むものである。前記第1制御部と前記第2制御部は一体的に形成されてもよく、分離して形成されてもよい。
【0096】
図4を参照すると、本発明の実施形態によるマットレス自動殺菌装置の前記殺菌部120には、前記マットレス10に高圧の気体を噴射する気体噴射部170が設けられてもよい。
【0097】
前記気体噴射部170は、前記マットレス10に高圧の気体を噴射して、前記マットレス10に付着されたほこりなどの汚染源を除去することができるものである。一実施形態によれば、前記気体噴射部170は、前記殺菌部120の前記入口部121に設けられてもよい。
【0098】
前記入口部121に設けられた前記気体噴射部170を介して前記マットレス10に付着されたほこりなどの汚染源が除去された後、前記マットレス10が前記殺菌部120の内部に進入することができるようになる。
【0099】
ただし、前記気体噴射部170の位置はこれに限定されるものではなく、前記マットレス10に付着されたほこり等の汚染源が除去できる場合、前記気体噴射部170は前記殺菌部120の様々な点に設けることができる。例えば、前記気体噴射部170は、前記殺菌部120の内部に設けられてもよい。
【0100】
前記気体噴射部170は、前記マットレス10に高圧の気体を噴射することができれば、様々な装置を用いることができる。一実施形態によれば、前記気体噴射部170は、高圧の気体を供給する気体供給部171、高圧の気体が移動する気体移動管172、高圧の気体が噴射される気体噴射バー173を含むことができる。
【0101】
前記気体供給部171は高圧の気体を生成する場所であり、前記気体供給部171で生成された気体は前記気体移動管172を介して気体噴射バー173に移動することができる。
【0102】
前記気体移動管172は、前記気体供給部171に連結される1つの管が2つに分岐した形状からなるものであり得、2つに分岐した管が前記気体噴射バー173に連結され得る。
【0103】
前記気体噴射バー173は幅方向に延長されて、バー状に形成されており、前記気体噴射バー173は幅方向に沿って高圧の気体を噴射できるものである。ここで、幅方向とは、前記マットレス10が移動または進入する方向の垂直方向であってもよい。
【0104】
前記気体噴射バー173を介して幅方向に沿って前記マットレス10に高圧の気体を噴射すると、前記マットレス10の全面積に均等に高圧の気体を噴射できるという利点がある。(前記マットレス10が前記気体噴射部170の下部を通過しながら、前記マットレス10の全面積に高圧の気体を噴射することができる。)
【0105】
図4を参照すると、本発明の実施形態に係るマットレス自動殺菌装置の前記殺菌部120には、前記殺菌部120の内部の気体を排出できる気体排出部180が設けられてもよい。
【0106】
前記気体排出部180は、前記殺菌部120の内部から前記殺菌部120の外部に延長される管であり、前記気体排出部180を介して前記殺菌部120の内部の空気を循環させることができるようになる。
【0107】
上述したように、前記殺菌部120の内部で前記マットレス10を殺菌したり振動を加えたりすると、前記殺菌部120の内部が汚染することもあり得る。前記気体排出部180は、これを防止するために設けられるものである。
【0108】
前記気体排出部180を介して前記殺菌部120の内部の気体を外部に排出することにより、前記殺菌部120の内部の空気を浄化することができ、これにより前記殺菌部120の内部が汚染することを防ぐことができる。
【0109】
前記気体排出部180は、前三殺菌部120の内部と外部とを連通させながら、前記殺菌部120の内部の空気を外部に排出することができれば様々な装置を用いることができる。
【0110】
上述した本発明の実施形態に係る マットレス自動殺菌装置は、次のような効果がある。
【0111】
本発明の実施形態に係る本発明の実施形態に係るマットレス自動殺菌装置は、走行ローラー131を備えたフレーム110を介してマットレス10を紫外線ランプ140が備えられた殺菌部120の一方側から他方側に移動することによってマットレス10を殺菌することができる利点がある。
【0112】
また、本発明の実施形態に係るマットレス自動殺菌装置は、フレーム110に設けられた走行部130又は走行ローラー131の動作を制御したり、振動押圧部を介してマットレスに振動を加えながらマットレス10の汚染源を除去したりできる利点があり、マットレス10の上部に設けられた気体噴射部170を介してマットレス10に付着されたほこり等の汚染源を除去できる利点がある。
【0113】
以下では、添付の図面を参照して、本発明の実施形態に係る回転駆動部を備えたマットレス角部の縫製装置を詳細に説明する。
【0114】
本発明は、回転駆動部を備えたマットレス角部の縫製装置に関し、フレームに設けられたコンベヤベルトの向きを調整しながら、回転駆動部を介してマットレスを押して回転させることにより、マットレスを容易に回転させてマットレスの角部を加工することができる回転駆動部を備えたマットレス角部の縫製装置に関する。
【0115】
本発明の実施形態に係る回転駆動部を備えたマットレス角部の縫製装置を介して加工されるマットレスは、ベッドのマットレスであってもよいが、これに限定されるものではなく、角部が加工できるものであれば、マットレスは様々な形態で作ることができる。
【0116】
なお、本発明の実施形態に係る回転駆動部を備えたマットレス角部の縫製装置で行われる加工作業は、縫製装置を介したマットレス縫製作業であってもよいが、これに限定されるものではなく、マットレスの角部を加工する作業であれば様々な作業であり得る。
【0117】
図6及び
図7を参照すると、本発明の実施形態に係る回転駆動部を備えたマットレス角部の縫製装置は、フレーム1110、加工部1120、第1軸1131、第2軸1132、第3軸1133、コンベヤベルト1140を含む。
【0118】
前記フレーム1110は、マットレス10が配置された作業台で四角板状に形成され、前記マットレス10の角部を加工することができるように上部にプレートが設けられたフレームからなることができる。
【0119】
前記加工部1120は、前記フレーム1110の側面に配置されながら前記マットレス10の角部を加工することができるものである。前記加工部1120は、前記マットレス10の角部を縫製することができる装置であってもよい。ただし、前記加工部1120はこれに限定されず、前記マットレス10の角部を加工することができる装置であれば、様々な装置で構成することができる。
【0120】
前記マットレス10の角部は、前記加工部1120を通過しながら加工することができる。前記マットレス10は四角形の形状であり、前記加工部1120に1つの前記マットレス10の角部を通過させた後、前記マットレス10を回転させて他方の前記マットレス10の角部を加工することになる。
【0121】
従来のマットレス加工装置は、マットレスを回転させることができる構成を備えていない。マットレスは体積が大きく、かなりの重量を持っているため、従来のマットレス加工装置を通じてはマットレスを回転しながら加工しにくい問題点がある。
【0122】
本発明の実施形態に係る回転駆動部を備えたマットレス角部の縫製装置は、このような問題点を解決するために、前記第1軸1131、前記第2軸1132、前記第3軸1133を介して前記フレーム1110を分割し、前記フレーム1110に設けられたコンベヤベルト1140の移動方向を調整しながら回転駆動部1150を介してマットレスを回転させることができる。
【0123】
図6を参照すると、前記第1軸1131は縦方向に延長されて前記フレーム1110を分割する。前記第1軸1131は前記フレーム1110を垂直に分割するものであり、前記第1軸1131を介して前記フレーム1110の一方側と他方側とが分割される。
【0124】
ここで、縦方向とは、
図6を基準に縦方向(
図6において前記フレーム1110の短く延びる幅方向)とすることができ、横方向とは、
図6を基準に横方向(
図6において前記フレーム1110が長く延びる長さ方向)であってもよい。また、前記フレーム1110の一方側は
図6を基準に前記第1軸1131の右方向であってもよく、前記フレーム1110の他方側は前記第1軸1131の左方向であってもよい。
【0125】
前記第2軸1132は、横方向に延長されながら前記第1軸1131に分割された前記フレーム1110の一方側を分割するものである。前記第3軸1133は、横方向に延長されながら前記第1軸1131に分割された前記フレーム1110の他方側を分割するものである。
【0126】
すなわち、前記第2軸1132は、前記第1軸1131を介して分割された前記フレーム1110の一方側を水平に分割するものであり、前記第3軸1133は前記第1軸1131を介して分割された前記フレーム1110の他方側を水平に分割する。
【0127】
ここで、前記第2軸1132と前記第3軸1133とは同一線上に配置されないことが好ましい。
図6を参照すると、前記第2軸1132と前記第3軸1133とは、1つの水平線上に配置されないように、前記フレーム1110の一方側と他方側とを分割することが好ましい。
【0128】
具体的に、前記第2軸1132は、前記第1軸1131に分割された前記フレーム1110の一方側を均等に水平に分割することがよく、前記第3軸1133は、前記第1軸1131に分割された前記フレーム1110の他方側を不均等に水平に分割するのがよい。
【0129】
前記フレーム1110には、前記マットレス10を配置しながら、前記マットレス10を移動させることができるが、前記フレーム1110の一方側は前記マットレスを横方向に移動させる点として使用され得るので、前記第2軸1132は、前記フレーム1110の一方側を均等な面積で水平に分割するのがよい。
【0130】
なお、後述するが、前記フレーム1110の他方側は前記マットレス10を回転させる点として用いることができるため、前記第3軸1133は前記フレーム1110の他方側を不均等な面積で水平に分割するのが良い。
【0131】
前記コンベヤベルト1140は、分割された前記フレーム1110のそれぞれに設けられて横方向と並んだ方向に移動が可能である。前記マットレス10は、前記フレーム1110に設けられた前記コンベヤベルト1140の移動によって移動または回転できるものであり、分割された前記フレームに設けられたコンベヤベルト1140はそれぞれ独立して動くことができる。
【0132】
具体的に、前記フレーム1110は、第1フレーム1111、第2フレーム1112、第3フレーム1113、第4フレーム1114を含みながら分割することができ、前記コンベヤベルト1140は、第1コンベヤベルト1141、第2コンベヤベルト1142、第3コンベヤベルト1143、第4コンベヤベルト1144を含むことができる。
【0133】
図6及び
図7を参照すると、前記第1フレーム1111は、前記第1軸1131の一方側に配置されながら前記第2軸1132の上部に配置されるものであり、前記第2フレーム1112は、前記第1軸1131の他方側に配置されながらzrン期第3軸1133の上部に配置される。
【0134】
前記第3フレーム1113は、前記第1軸1131の他方側に配置されながら前記第3軸1133の下部に配置されるものであり、前記第4フレーム1114は前記第1軸1131の一方側に配置されながら、前記第2軸1132の下部に配置される。
【0135】
前記第1コンベヤベルト1141は、前記第1フレーム1111に設けられて横方向と並んだ方向に前進または後進しながら移動可能であり、前記第2コンベヤベルト1142は前記第2フレーム1112に備えられて横方向と並んだ方向に前進または後進しながら移動できる。
【0136】
前記第3コンベヤベルト1143は、前記第3フレーム1113に設けられて横方向と並んだ方向に前進または後進しながら移動可能であり、前記第4コンベヤベルト1144は前記第4フレーム1114に備えられて横方向と並んだ方向に前進または後進しながら移動できる。
【0137】
本発明の実施形態に係る回転駆動部を備えたマットレス角部の縫製装置は、バー状に形成された場合に、前記マットレス10を回転させることができる回転駆動部1150をさらに含むことができる。
【0138】
前記回転駆動部1150は、バー状に形成されながら回転可能であり、前記フレーム1110の側面に設けられて前記フレーム1110の内部に向かって回転可能である。
【0139】
図8を参照すると、前記回転駆動部1150は、一方側が前記フレーム1110の側部に結合され、結合された一方側を中心に前記回転駆動部1150の他方側が前記フレーム1110の側部で内側に向かう方向に回転できるのである。
【0140】
具体的に、前記回転駆動部1150は、前記第2フレーム1112の側面に設けられてもよい。前記回転駆動部1150の一方側は、前記第2フレーム1112で前記第1軸1131に近い点に設けられ、前記第2フレーム1112の側面に沿って延長される。
【0141】
前記回転駆動部1150は、一方側を中心に回転可能であり、前記回転駆動部1150が回転しながら前記第2フレーム1112の上部を引きずって通過することができる。
【0142】
前記回転駆動部1150の動作により前記第2フレーム1112に移動したマットレス10は回転可能となる。具体的に、前記加工部1120を介して加工された前記マットレス10の角部は、前記第2フレーム1112に移動しながら前記回転駆動部1150と接触する。前記回転駆動部1150が回転すると、前記回転駆動部1150と接触した前記マットレス10が押されながら回転する。
【0143】
図9を参照すると、本発明の一実施形態に係る回転駆動部を備えたマットレス角部の縫製装置は、駆動部1160をさらに含むことができる。
【0144】
前記駆動部1160は、前記回転駆動部1150の上部に設けられており、前記回転駆動部1150に対して上昇又は下降動作することができると同時に、前記回転駆動部1150と共に回転可能である。
【0145】
前記駆動部1160は、前記回転駆動部1150を介して前記マットレス10を回転させるとき、前記マットレス10を固定する。前記回転駆動部1150を介して前記マットレス10を回転させる際に、前記マットレス10が固定されていないと、前記マットレス10が前記回転駆動部1150から離脱して目標とする方向に回転しない恐れがある。
【0146】
前記駆動部1160はこれを防止するためのものであり、前記駆動部1160はバー状または棒状で形成されてもよい。前記駆動部1160は、前記回転駆動部1150が回転する前に下降しながら前記マットレス10の上面を固定する。
【0147】
前記駆動部1160は前記回転駆動部1150と共に回転可能であり、前記駆動部1160を介して前記マットレス10を固定すると、前記回転駆動部1150から前記マットレス10が離脱することを防止しながら前記マットレス10を回転させることができる。
【0148】
本発明の実施形態に係る回転駆動部を備えたマットレス角部の縫製装置は、前記コンベヤベルト1140の動きを制御することができる制御部をさらに含むことができる。前記制御部は、前記第1コンベヤベルト1141、前記第2コンベヤベルト1142、前記第3コンベヤベルト1143、前記第4コンベヤベルト1144の動きをそれぞれ制御できるものである。
【0149】
図10を参照すると、前記回転駆動部1150を介して前記第2フレーム1112に配置された前記マットレス10を回転させるとき、前記制御部は前記第2コンベヤベルト1142と前記第3コンベヤベルト1143が互いに反対方向に移動するように、前記第2コンベヤベルト1142と前記第3コンベヤベルト1143を制御することが好ましい。
【0150】
前記回転駆動部1150を介して前記第2フレーム1112に配置された前記マットレス10を回転させるとき、前記マットレス10と前ン期コンベヤベルト1140との間の摩擦力によって前記マットレス10の回転がスムーズに行われない恐れがある。
【0151】
これを防止するために、前記制御部は、前記第2コンベヤベルト1142と前記第3コンベヤベルト1143とが互いに反対方向に移動するように、前記第2コンベヤベルト1142と前記第3コンベヤベルト1143を制御することができる。
【0152】
具体的には、
図10を参照すると、前記回転駆動部1150を介して前記マットレス10が回転するとき、前記マットレス10の上部(前記回転駆動部1150と接触する部分)が
図10を基準にして左側に回転し、前記マットレス10の下部(前記回転駆動部1150と接触する部分の反対部分)は、
図10を基準にして右側に回転する。
【0153】
したがって、前記制御部は、前記第2コンベヤベルト1142を
図10を基準に左側に移動させ、前記第3コンベヤベルト1143を
図10を基準に右側に移動させることができる。このような前記制御部と前記回転駆動部1150との動作により、前記マットレス10を容易に回転させることができるようになる。
【0154】
ここで、前記第3フレーム1113の面積は、前記第2フレーム1112の面積よりも大きくなるように、前記第3軸1133によって前記フレーム1110の他方側が分割されることが好ましい。
【0155】
上述したように、前記第3軸1133は、前記フレーム1110の他方側を不均等に水平に分割可能であるが、前記第3軸1133を介して前記フレーム1110の他方側を分割するとき、前記第3フレーム1113の面積は、前記第2フレーム1112の面積よりも大きいことが好ましい。
【0156】
前記回転駆動部1150は、前記第2フレーム1112の側面に設けられながら回転するので、前記第2フレーム1112部分における前記マットレス10の回転半径よりも、前記第3フレーム1113部分における前記マットレス10の回転半径が大きくなる。
【0157】
すなわち、前記回転駆動部1150によって前記マットレス10を回転させるとき、前記第3フレーム1113部分の前記マットレス10がより大きな半径で回転しなければならない。したがって、前記第3フレーム1113部分に配置される前記マットレス10の下部(前記回転駆動部1150と接触する部分とは反対の部分)でより大きな力を受けなければ回転を容易に進めることができない。
【0158】
このためには、前記第3フレーム1113の面積は前記第2フレーム1112の面積よりも大きいことが好ましく、前記第3フレーム1113の面積を大きくするにつれて前記マットレス10の下部でより大きい力を提供できるようになる。
【0159】
また、前記前記制御部は、前記マットレス10を目標とする方向に回転させるために、前記第2コンベヤベルト1142と前記第3コンベヤベルト1143とを同じ速度で移動させるように前記第2コンベヤベルト1142と前記第3コンベヤベルト1143を制御することが好ましい。
【0160】
前記第2コンベヤベルト1142と前記第3コンベヤベルト1143を同じ速度で動かさないと、目標とする方向とは異なる方向に前記マットレス10が回転する恐れがあるため、前記制御部は、前記第2コンベヤベルト1142と前記第3コンベヤベルト1143とを同じ速度で移動するように、前記第2コンベヤベルト1142と前記第3コンベヤベルト1143を制御することが好ましい。
【0161】
ただし、これに限定されるものではなく、前記制御部は、前記マットレス10の大きさや前記マットレス10が回転する方向に応じて、前記第2コンベヤベルト1142と前記第3コンベヤベルト1143とを異なる速度で動くように制御することもできる。
【0162】
図11を参照すると、本発明の実施形態に係る回転駆動部を備えたマットレス角部の縫製装置は、バー状からなる切替部1170をさらに含むことができる。前記切替部1170は、前記第2軸1132に設けることができ、前記切替部1170は、一方側が前記第2軸1132に連結され、連結された一方側を中心に他方側が前記フレーム1110の上部に向かって回転できるものである。
【0163】
前記切替部1170は、前記マットレス10を裏返すために使用できるものである。前記切替部1170は、前記フレーム1110の上面が見える上方向に回転しながら持ち上げられることができ、前記切替部1170の一方側は、前記第2軸1132に結合されるが、前記第1軸1131に近い方向で前記第2軸1132に結合することができる。
【0164】
前記第1フレーム1111と前記第4フレーム1114に前記マットレス10が配置されている場合、前記切替部1170が前記第2軸1132に結合されている一方側を中心に回転しながら前記マットレス10を裏返すことになる。裏返された前記マットレス10は、前記第2フレーム1112と前記第3フレーム1113に移動される。
【0165】
上述した本発明の実施形態に係る回転駆動部を備えたマットレス角部の縫製装置は、以下のように動作することができる。
【0166】
前記マットレス10は四角形の形状であり、一定の厚さを有しており、前記マットレス10の上面と下面で前記マットレス10の4隅を縫製しなければならない。
【0167】
前記マットレス10は、前記第1フレーム1111と前記第4フレーム1114に先に配置され、前記加工部1120を通過し、これにより前記マットレス10の一角が縫製される。
【0168】
前記加工部1120を通過した前記マットレス10は、前記第2フレーム1112と前記第3フレーム1113に移動され、前記第2フレーム1112と前記第3フレーム1113に移動した前記マットレス10は、前記回転駆動部1150と前記駆動部1160とを介して回転することができる。
【0169】
このとき、前記制御部は、前記第2フレーム1112に設けられた前記第2コンベヤベルト1142と前記第3フレーム1113に設けられた前記第3コンベヤベルト1143とを互いに反対方向に移動させて前記マットレス10の回転を容易にする。
【0170】
前記マットレス10が前記回転駆動部1150によって回転されると、前記コンベヤベルト1140を動作させて前記第1フレーム1111と前記第4フレーム1114に前記マットレス10を再配置させる。その後、前記マットレス10の他の角部を縫製する。以上の手順を繰り返しながら、前記マットレス10の4隅を全て縫製することができるようになる。
【0171】
前記マットレス10は一定の厚さを有するので、前記マットレス10を製造するためには前記マットレス10の上面と下面の両方を縫製しなければならない。前記マットレス10の上面の4隅を全て縫製した後は、前記切替部1170を介して前記マットレス10を裏返して前記マットレス10の下面の4隅を縫製することができる。
【0172】
具体的に、前記マットレス10が前記第1フレーム1111と前記第4フレーム1114に配置されると、前記切替部1170を回転させながら前記マットレス10を裏返す。裏返された前記マットレス10は、前記第2フレーム1112と前記第3フレーム1113に移動され、前記第2フレーム1112と前記第3フレーム1113に移動された前記マットレス10は、 前記コンベヤベルト1140の動作によって前記第1フレーム1111と前記第4フレーム1114に戻される。
【0173】
前記切替部1170によって前記マットレス10の上面と下面が反転した後、前記マットレス10が前記第1フレーム1111と前記第4フレーム1114に配置されて上述した過程が繰り返されると、前記マットレス10の下面の4隅を縫製することができるようになる。
【0174】
上述した本発明の実施形態に係る回転駆動部を備えたマットレス角部の縫製装置は、次のような効果がある。
【0175】
本発明の一実施形態に係る回転駆動部を備えたマットレス角部の縫製装置は、フレーム1110に設けられたコンベヤベルト1140の向きを調整しながら、回転駆動部1150を介してマットレス10を押して回転させることにより、マットレス10を容易に回転させてマットレス10の4隅を加工できるという利点がある。
【0176】
本発明の実施形態に係るマットレス10は、四角形の形状からなり一定の厚さを有しており、マットレス10の上面と下面でマットレス10の4隅のそれぞれを縫製しなければならない。
【0177】
本発明の実施形態に係る回転駆動部を備えたマットレス角部の縫製装置は、回転駆動部1150とコンベヤベルト1140の動作によりマットレス10を回転させながらマットレス10上面の4隅を加工することができる。その後、切替部1170を介してマットレス10を裏返すことにより、マットレス10の下面の4隅も加工できるという利点がある。
【0178】
以下では、添付の図面を参照して、本発明の実施形態に係る回転ボールを用いたシート支持台を備えたミシン装置を詳細に説明する。
【0179】
本発明は、回転ボールを用いたシート支持台を備えたミシン装置に関し、シートの角部を加工する加工装置のフレームに回転ボールを備えることでシートを容易に回転させてシートの角部を加工することができる回転ボールを用いる、シート支持台を備えたミシン装置に関する。
【0180】
本発明の実施形態に係る回転ボールを用いるシート支持台を備えたミシン装置を介して加工されるシートは、マットレスの内部に配置されるシートであってもよいが、これに限定されず、前記シートはマットレスであってもよい。
【0181】
なお、本発明の実施形態に係る回転ボールを用いるシート支持台を備えたミシン装置で行われる加工作業は、ミシン等のミシン装置を介したミシン作業であってもよいが、これに限定されず、シート又はマットレスの角部を加工する作業であれば多様な作業であり得る。
【0182】
図12を参照すると、本発明の一実施形態に係る回転ボールを用いるシート支持台を備えたミシン装置は、フレーム2110、加工部2120、回転ボール2130を含む。
【0183】
前記フレーム2110は、マットレス10が配置される作業台であり、マットレス10の角部を作業することができるように上部にプレートが設けられたフレームからなることができる。前記フレーム2110は、前記マットレス10が配置されて前記マットレス10を作業することができれば様々な形状にすることができる。
【0184】
前記加工部2120は、前記フレーム2110の一方側に配置されて前記マットレス10の角部を加工することができるものである。前記加工部2120は、前記マットレス10の角部をミシンできる装置であり、ミシンなどの装置であってもよい。
【0185】
ただし、前記加工部2120はこれに限定されず、前記マットレス10の角部を加工することができる装置であれば様々な装置で構成することができる。例えば、前記加工部2120は、前記マットレス10の角を縫合、縫製する装置であってもよい。
【0186】
前記マットレス10の角部は、前記加工部2120を通過しながら加工することができる。前記マットレス10は四角形の形状であり、前記加工部2120に1つの前記マットレス10の角部を通過させた後、前記マットレス10を回転させて他方の前記マットレス10の角部を加工することになる。
【0187】
従来のシート加工装置は、シートを回転させることができる構成を備えていない。シートは体積が大きく、かなりの重量を持っているため、従来のシート加工装置を通じてはシートを回転しながら加工しにくい問題点がある。
【0188】
本発明の一実施形態に係る回転ボールを用いるシート支持台を備えたミシン装置は、このような問題点を解決するために前記回転ボール2130を使用することができる。
【0189】
前記回転ボール2130は前記フレーム2110に設けられており、前記フレーム2110には前記回転ボール2130を挿入するための挿入溝2111が形成されている。前記回転ボール2130は前記挿入溝2111に挿入されるが、前記フレーム2110の上部に一部が突出して回動可能である。
【0190】
前記フレーム2110には複数の回転ボール2130が設けられ、複数の前記回転ボール2130は互いに間隔を空けて離隔して形成され得る。
図12及び
図13を参照すると、前記マットレス10は、前記フレーム2110に配置されながら前記回転ボール2130に接触され、前記回転ボール2130が回動可能になることによって前記フレーム2110に配置された前記マットレス10を容易に回転させることができるようになる。
【0191】
一般に、前記マットレス10は、前記マットレス10と前記フレーム2110との間に発生する摩擦力によって回転が困難になる。しかしながら、回転可能な前記回転ボール2130を使用すると、前記マットレス10と前記フレーム2110との間に生じる摩擦力を抑えることができ、前記回転ボール2130の回動によって前記マットレス10を簡単に回転できるようになる。
【0192】
図14を参照すると、前記回転ボール2130は球状に形成されてもよく、前記挿入溝2111は球状で構成されるが、 球状の内、上部の一部が切断された形状で形成されてもよい。
【0193】
前記回転ボール2130の一部が前記フレーム2110から突出してこそ前記回転ボール2130の上端と前記マットレス10とが接触することができ、前記挿入溝2111が上部の一部が切断された球状からなることによって、球状に形成された前記回転ボール2130の上部の一部が前記フレーム2110から突出し得る。
【0194】
前記回転ボール2130は、前記挿入溝2111に挿入されて360度回転可能であり、360度回転可能な前記回転ボール2130を介して前記マットレス10を様々な方向に回転または移動させることができるようになる。
【0195】
本発明の実施形態によれば、前記回転ボール2130は球状に形成され、前記挿入溝2111は上部の一部が切断された球状に形成されることが好ましいが、これに限定されない。前記回転ボール2130が前記フレーム2110の上部に一部突出して回動可能であれば、前記回転ボール2130と前記挿入溝2111とは様々な形状に形成され得る。
【0196】
図15aを参照すると、前記挿入溝2111の内周面には前記回転ボール2130と接触するローラー2131が設けられてもよい。前記ローラー2131は、前記回転ボール2130と前記挿入溝2111との間の摩擦力を抑えるためのものであり、前記回転ボール2130と前記挿入溝2111との間に設けられてもよい。
【0197】
前記回転ボール2130に前記マットレス10が当接すると、前記マットレス10の重量によって前記回転ボール2130が押され、前記挿入溝2111の内周面と前記回転ボール2130とが接触することができる。
【0198】
前記回転ボール2130が前記挿入溝2111の内周面に接触すると、前記回転ボール2130と前記挿入溝2111の内周面との間に発生する摩擦力によって前記回転ボール2130の回動が制限される恐れがある。
【0199】
前記ローラー2131はこれを防止するためのものであり、前記回転ボール2130と前記挿入溝2111の内周面との間に一軸を中心に回転可能な前記ローラー2131を備えることにより、前記回転ボール2130と前記挿入溝2111の内周面との間に生じる摩擦力を抑えることができる。
【0200】
図15bを参照すると、前記挿入溝2111と前記回転ボール2130との間にはスプリング2132が設けられてもよい。前記スプリング2132は、前記回転ボール2130が前記マットレス10によって押されたとき、前記回転ボール2130を外部に押し出すことができるものである。
【0201】
上述したように、前記回転ボール2130と前記挿入溝2111の内周面との間に発生する摩擦力によって前記回転ボール2130の回動が制限される恐れがある。しかし、前記回転ボール2130と前記挿入溝2111の内周面との間に前記スプリング2132を設けると、前記スプリング2132の弾性復元力によって前記回転ボール2130と前記挿入溝2111の接触面積を減らすことができるようになる。
【0202】
具体的には、前記スプリング2132が前記回転ボール2130を外方向(前記フレーム2110の上部の突出方向)に押し上げることにより、前記回転ボール2130と前記挿入溝2111との接触面積が減り、これによって前記回転ボール2130と前記挿入溝2111の内周面との間に生じる摩擦力を抑えることができる。
【0203】
図13を参照すると、前記フレーム2110に設けられた複数の前記回転ボール2130は、30~40cmの間隔を空けて互いに離間していることが好ましい。複数の前記回転ボール2130の間隔が大きすぎると(40cmより大きい場合)、前記マットレス10の重さによって前記マットレス10と前記フレーム2110との接触面積が増える恐れがある。
【0204】
前記マットレス10と前記フレーム2110との接触面積が増えると、前記マットレス10と前記フレーム2110の摩擦力が増加するにつれて前記マットレス10を回転させることが困難になる可能性がある。したがって、前記フレーム2110に設けられる複数の前記回転ボール2130の間隔は、40cm未満であることが好ましい。
【0205】
逆に、複数の前記回転ボール2130の間隔が小さすぎると(30cm未満)、前記フレーム2110に過度に多くの前記回転ボール2130が形成されて、前記マットレス10の回転方向を調整しにくくなる問題点がある。したがって、前記フレーム2110に設けられる複数の前記回転ボール2130の間隔は、30cmより大きいことが好ましい。
【0206】
図16aおよび
図16bを参照すると、前記回転ボール2130は、前記挿入溝2111の内部で上昇または下降可能に設けられてもよい。前記加工部2120を動作して前記マットレス10の角部を加工する場合には、前記回転ボール2130と前記マットレス10とは接触しないことが好ましい。
【0207】
前記加工部2120を介して前記マットレス10の角部を加工する際に、前記回転ボール2130と前記マットレス10とが接触している場合、前記回転ボール2130の回動よって前記加工部2120の作業が影響を受ける恐れがある。
【0208】
したがって、前記加工部2120を介して前記マットレス10の角部を加工する際には、前記回転ボール2130が前記マットレス10と接触しないことが好ましい。このために、前記回転ボール2130は、前記挿入溝2111の内部で上昇または下降可能に設けられてもよい。
【0209】
具体的に、前記回転ボール2130が下降すると、前記回転ボール2130の一部は前記フレーム2110の上部に突出せず、前記回転ボール2130が上昇すると前記回転ボール2130の一部は、前記フレーム2110の上部に突出するように前記回転ボール2130を設けることが好ましい。
【0210】
前記回転ボール2130を上昇または下降させるために、前記回転ボール2130と前記挿入溝2111の内周面との間に移動部2112を設けることができる。前記移動部2112は、前記回転ボール2130の一方側と接触しながら前記回転ボール2130を上昇または下降させることができ、前記挿入溝2111の内部に向かってスライド移動することができる。
【0211】
本発明の一実施形態に係る回転ボールを使用するシート支持台を備えたミシン装置は、前記移動部2112の動作を調整することができるスイッチ2140をさらに含むことができる。前記スイッチ2140は、前記移動部2112をスライド移動させることができる装置であり、前記スイッチ2140を介して前記回転ボール2130の上昇または下降を調整することができる。
【0212】
ユーザーは、前記マットレス10を回転させる場合にのみ、前記スイッチ2140を介して前記回転ボール2130を上昇させることができ、前記加工部2120を介して前記マットレス10の角部の作業を進める場合には、前記スイッチ2140を介して前記回転ボール2130を下降させることができる。
【0213】
図17を参照すると、本発明の一実施形態に係る回転ボールを用いるシート支持台を備えたミシン装置は、前記スイッチ2140を介して前記移動部2112を動作させることができ、前記制御部2150と前記センサ部2160を介して前記移動部2112を動作させることができる。
【0214】
前記制御部2150は、前記移動部2112の動作を調整することができ、前記制御部2150は、前記加工部2120の動作が中断されて前記マットレス10が回転するとき、前記移動部2112を動作させて前記回転ボール2130を上昇させることができる。
【0215】
前記加工部2120を動作して前記マットレス10の角部を加工する場合には、前記回転ボール2130が下降していることが好ましい。前記加工部2120を介して前記マットレス10の角部を加工する際に、前記回転ボール2130が上昇していると、前記回転ボール2130の回動により前記加工部2120の作業が影響を受ける恐れがある。
【0216】
したがって、前記制御部2150は、前記加工部2120が動作したときに前記回転ボール2130が下降するように前記移動部2112を制御することが好ましく、前記加工部2120が動作しない場合にのみ、前記回転ボール2130が上昇するように前記移動部2112を制御することが好ましい。
【0217】
前記制御部2150は、前記センサ部2160を介して前記フレーム2110の上部に前記マットレス10が配置されていることを検知することができ、前記センサ部2160を介して前記マットレス10が回転しているかどうかを検知できる。
【0218】
図18を参照すると、前記センサ部2160は前記フレーム2110の上部に設けることができ、前記センサ部2160を介して前記マットレス10が配置されているかと回転しているかを検知することができるようになる。前記センサ部2160は、前記マットレス10が配置されているかと回転しているかを検知することができれば、様々なセンサを使用することができる。
【0219】
前記制御部2150は、前記センサ部2160を介して前記マットレス10が回転しているか否かを検知し、前記加工部2120の動作が中断されて前記マットレス10が回転した場合にのみ、自動的に前記回転ボール2130を上昇させることもできる。
【0220】
ここで、前記制御部2150は前記加工部2120と連結されており、前記制御部2150は前記加工部2120が動作しているか否かを認識することができるものである。また、前記制御部2150は、前記センサ部2160の信号を受けながら前記移動部2112の動作を制御することができれば、様々な点に配置することができる。
【0221】
本発明の実施形態に係る回転ボールを用いるシート支持台を備えたミシン装置の前記フレーム2110には、前記フレーム2110の上部に突出しながら前記マットレス10の一方側と接触する整列バー2170を備えてもよい。
【0222】
図19を参照すると、整列バー2170は、前記加工部2120の延長線上に配置されて前記フレーム2110の上部に突出しており、前記マットレス10の一方側と接触しながら前記マットレス10を支持できるのだ。
【0223】
前記整列バー2170は、前記マットレス10が前記加工部2120を通過する際に揺れることなく、一直線に通過するように前記マットレス10の一方側を整列させることができるものであり、前記整列バー2170を介して目標とする前記マットレス10の角部の点が揺れることなく前記加工部2120を通過することができるようになる。
【0224】
前記整列バー2170は、前記加工部2120の延長線上に配置されるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、前記マットレス10の一方側と接触しながら前記マットレス10を整列させることができるならば、様々な点に配置することができます。
【0225】
前記整列バー2170は、前記フレーム2110に上昇または下降可能に設けられてもよい。上述したように、前記マットレス10は、一方側の角部が加工された後に回転しなければならない。
【0226】
しかし、前記フレーム2110の上部に前記整列バー2170が突出していると、前記整列バー2170によって回転が妨げられる恐れがある。したがって、前記マットレス10が回転するときには、前記整列バー2170が前記フレーム2110の上部に突出しないことが好ましい。
【0227】
図20aおよび
図20bを参照すると、このために前記整列バー2170は前記フレーム2110の上部に突出したり、前記フレーム2110の上部に突出しなかったりするように前記フレーム2110の内側方向に上昇または下降可能であり得る。
【0228】
ここで、前記整列バー2170は、前記制御部2150を介して動作が制御されることができる。前記制御部2150は、善意移動部2112を介して前記回転ボール2130を上昇させるとき、前記整列バー2170を前記フレーム2110の内側方向に下降させる。
【0229】
前記回転ボール2130が上昇することは、前記マットレス10の回転が行われることを示すため、前記制御部2150は、前記回転ボール2130が上昇するとき、前記整列バー2170を前記フレーム2110の内側方向に下降させる。
【0230】
その後、前記回転ボール2130が下降するとき、前記制御部2150は、前記フレーム2110の上部に突出するように前記整列バー2170を上昇させながら前記マットレス10を整列することができるようになる。
【0231】
上述した本発明の実施形態に係る回転ボールを用いるシート支持台を備えたミシン装置は、次のような効果がある。
【0232】
本発明の一実施形態に係る回転ボールを用いるシート支持台を備えたミシン装置は、マットレス10の角部を加工する加工装置のフレーム2110に回転ボール2130を備えることで、マットレス10を容易に回転および移動させながらシートの角部を加工できる利点がある。
【0233】
特に、本発明の実施形態に係る回転ボールを用いるシート支持台を備えたミシン装置は、制御部2150を介して回転ボール2130の上昇又は下降を調節することによりマットレス10の回転時にのみ、回転ボール2130が上昇するように調整できるという利点がある。
【0234】
これに伴い、本発明の一実施形態に係る回転ボールを用いるシート支持台を備えたミシン装置は、整列バー2170を介して加工されるべきマットレス10の角部の点が加工部2120を正確に通過することができる利点があり、制御部2150を介して整列バー2170を制御することにより、マットレス10の回転時に整列バー2170の妨げを受けることなく回転できるという利点がある。
【0235】
以下では、添付の図面を参照して、本発明の実施形態に係る空気圧縮機を用いるシート支持台を備えたミシン装置を詳細に説明する。
【0236】
本発明は、空気圧縮機を用いるシート支持台を備えたミシン装置に関し、シートの角部を加工する加工装置のフレームに空気圧縮機を備えることで、シートを容易に回転させてシートの角部を加工することができる空気圧縮機を用いるシート支持台を備えたミシン装置に関する。
【0237】
本発明の実施形態に係る空気圧縮機を用いるシート支持台を備えたミシン装置を介して加工されるシートは、マットレスの内部に配置されるシートであってもよいが、これに限定されず、前記シートはマットレスであってもよい。
【0238】
また、本発明の実施形態に係る空気圧縮機を用いるシート支持台を備えたミシン装置で行われる加工作業は、ミシンなどのミシン装置を介したミシン作業であってもよいが、これに限定されず、シートまたはマットレスの角部を加工する作業であれば多様な作業であり得る。
【0239】
図21を参照すると、本発明の一実施形態に係る空気圧縮機を使用するシート支持台を備えたミシン装置は、フレーム3110、加工部3120、空気圧縮機3130を含む。
【0240】
前記フレーム3110は、マットレス10が配置される作業に応じて、前記マットレス10の角部を作業することができるように上部にプレートが設けられたフレームからなることができる。前記フレーム3110は、前記マットレス10が配置されて前記マットレス10を加工することができれば、様々な形状からなることができる。
【0241】
前記加工部3120は、前記フレーム3110の一方側に配置されて前記マットレス10の角部を加工することができるものである。前記加工部3120は、前記マットレス10の角をミシンできる装置であり、ミシンなどの装置であってもよい。
【0242】
ただし、前記加工部3120はこれに限定されず、前記マットレス10の角部を加工することができる装置であれば、様々な装置で構成することができる。例えば、前記加工部3120は、前記マットレス10の角部を縫合、縫製する装置であってもよい。
【0243】
前記マットレス10の角部は、前記加工部3120を通過しながら加工されることができる。前記マットレス10は四角形で形成され、前記加工部3120に1つの前記マットレス10の角部を通過させた後、前記マットレス10を回転させて他方側の前記マットレス10の角部を加工することになる。
【0244】
従来のシート加工装置は、シートを回転させることができる構成を備えていない。シートは体積が大きく、かなりの重量を持っているため、従来のシート加工装置を通じてはシートを回転しながら加工しにくい問題点がある。
【0245】
本発明の実施形態に係る空気圧縮機を用いるシート支持台を備えたミシン装置は、このような問題点を解決するために前記空気圧縮機3130を使用することができる。
【0246】
前記空気圧縮機3130は、前記フレーム3110の下部に設けられており、前記フレーム3110に空気を噴射できるものである。前記空気圧縮機3130は、前記フレーム3110に空気を噴射できるものであれば、様々な装置で構成することができる。
【0247】
図22を参照すると、前記フレーム3110には、前記空気圧縮機3130から噴射される空気を外部に排出することができる複数の空気噴射孔3111が設けられてもよい。前記空気噴射孔3111は、複数が設けられながら互いに離間するものであり、複数の前記空気噴射孔3111のそれぞれから空気が噴射される。
【0248】
前記マットレス10は、前記空気噴射孔3111の上部に配置されてもよく、前記空気噴射孔3111から噴射される空気の圧力を受けることができるものである。前記マットレス10は、前記空気噴射孔3111から噴射される空気の圧力によって上方に持ち上げられることができるようになる。
【0249】
前記マットレス10は、前記マットレス10と前記フレーム3110との間に発生する摩擦力によって回転が困難になる。しかしながら、空気圧縮機3130から噴射される空気を介して前記マットレス10を持ち上げると、前記マットレス10と前記フレーム3110との間に生じる摩擦力を抑えることによって前記マットレス10を容易に回転できるようになる。
【0250】
ここで、前記マットレス10は、前記空気圧縮機3130から噴射される空気によって軽く持ち上げられ、前記マットレス10と前記フレーム3110とが接触しない程度に持ち上げることができる。
【0251】
図22を参照すると、前記フレーム3110に設けられる複数の前記空気噴射孔3111は、40~50cmの間隔を空けて互いに離間することが好ましい。複数の前記空気噴射孔3111の間隔が大きすぎると(50cmより大きい場合)、前記マットレス10に十分な力を供給できなくなる恐れがある。
【0252】
また、複数の前記空気噴射孔3111の間隔が大きすぎると(50cmより大きい場合)、前記マットレス10が空気によって力を受ける点間の間隔が広くなることにより、マットレス10のバランスが崩れる恐れがある。したがって、前記空気噴射孔3111の離隔間隔は50cm未満であることが好ましい。
【0253】
逆に、複数の前記空気噴射孔3111の間隔が小さすぎると(40cm未満)、前記マットレス10に過度に多くの力が加わる恐れがある。前記マットレス10は、前記マットレス10と前記フレーム3110との間に摩擦力が発生しない程度にだけ持ち上げられると回転が容易になる。
【0254】
したがって、前記マットレス10に過度の力を加える必要はなく、前記マットレス10と前記フレーム3110との間に摩擦力が発生しない程度にだけ持ち上げられるように空気が噴射されることが好ましい。そこで、複数の前記空気噴射孔3111の間隔は40cmより大きいことが好ましい。
【0255】
本発明の実施形態に係る空気圧縮機を使用するシート支持台を備えたミシン装置は、前記空気圧縮機3130の動作を調整することができるスイッチ3140をさらに含むことができる。前記スイッチ3140は空気圧縮機3130をオン/オフすることができる装置であり、ユーザーは前記マットレス10を回転させたときにのみ、前記空気圧縮機3130を動作させることができる。
【0256】
図23及び
図24を参照すると、本発明の実施形態に係る空気圧縮機を用いるシート支持台を備えたミシン装置は、前記空気圧縮機3130の空気噴射を調整する制御部3150と、前記フレーム(3110に前記マットレス10が配置されているかどうかを検知することができるセンサ部3160をさらに含むことができる。
【0257】
図23を参照すると、本発明の実施形態に係る空気圧縮機を用いるシート支持台を備えたミシン装置は、前記スイッチ3140を介して動作することができ、前記制御部3150と前記センサ部3160を介して動作することができるのだ。
【0258】
前記制御部3150は、前記空気圧縮機3130の空気噴射を調整することができ、前記制御部3150は前記加工部3120の動作が中断されて前記マットレス10が回転するとき、前記空気圧縮機3130から前記フレーム3110に空気を噴射することができる。
【0259】
前記加工部3120を動作して前記マットレス10の角部を加工する場合には、前記空気圧縮機3130の動作を中断することが好ましい。前記加工部3120を介して前記マットレス10の角部を加工する際に前記空気圧縮機3130から空気が噴射されると、前記加工部3120の作業に影響を及ぼす恐れがある。
【0260】
したがって、前記制御部3150は、前記加工部3120が動作する際に前記空気圧縮機3130の空気が噴射されないように前記空気圧縮機3130を制御することが好ましく、前記加工部3120が動作しない場合にのみ、前記空気圧縮機3130から空気が噴射されるようにすることが好ましい。
【0261】
前記制御部3150は、前記センサ部3160を介して前記フレーム3110の上部に前記マットレス10が配置されていることを検知することができる。前記センサ部3160は、前記フレーム3110に前記マットレス10が配置されているか否かを検知することができれば、様々なセンサを用いることができる。
【0262】
前記制御部3150は、前記センサ部3160において前記フレーム3110に前記マットレス10が配置されたことを検知するときのみ、前記空気圧縮機3130から空気を噴射することが好ましい。
【0263】
前記センサ部3160は、前記マットレス10が回転しているか否かを検知してもよい。
図24を参照すると、前記センサ部3160は前記フレーム3110の上部に設けることができ、前記センサ部3160を介して前記マットレス10が回転しているか否かを検知することができる。前記センサ部3160は、前記マットレス10が回転しているか否かを検知することができれば、様々なセンサを使用することができる。
【0264】
前記制御部3150は、前記センサ部3160を介して前記マットレス10が回転しているか否かを検知し、前記加工部3120の動作が中断されて前記マットレス10が回転すると、自動的に前記空気圧縮機3130から空気を噴射させることができる。
【0265】
ここで、前記制御部3150は前記加工部3120と連結されており、前記制御部3150は前記加工部3120の動作可否も認識できるものである。また、前記制御部3150は、前記センサ部3160の信号を受けながら、前記空気圧縮機3130の動作を制御できれば様々な点に配置することができる。
【0266】
前記制御部3150は、複数の前記空気噴射孔3111から噴射される空気の圧力が互いに異なるように前記空気圧縮機3130を制御してもよい。上述したように、前記フレーム3110には複数の前記空気噴射孔3111が設けられているが、複数の前記空気噴射孔3111から噴射される空気の圧力を互いに異なるようにすることによって、前記マットレス10の回転を容易にすることができる。
【0267】
一実施形態によれば、前記制御部3150は、前記マットレス10の中央部に配置される空気噴射孔の空気噴射圧力を、前記マットレス10の周辺部に配置される空気噴射孔の空気噴射圧力よりも大きく形成することができる。
【0268】
前期マットレス10の中心部に配置される空気噴射孔の空気噴射圧力を大きく形成すると、前記マットレス10の中心に大きな力が加わり、前記マットレス10が回転する中心軸を形成することができる。これにより、前記マットレス10を容易に回転させることができる。
【0269】
前記制御部3150は、前記センサ部3160を介して前記マットレス10の中心部を検知することができる。前記センサ部3160は、前記マットレス10の形状を検知することができ、前記センサ部3160が前記マットレス10の形状を検知することによって、前記制御部3150は前記マットレス10の中心点を認識できるようになる。
【0270】
ここで、前記マットレス10の中心部とは、前記マットレス10の中心点を基準にして直径50~200cmの円の内部とすることができ、前記マットレス10の周辺部とは、前記マットレス10の中心部以外の部分とすることができる。
【0271】
前記制御部3150は、複数の前記空気噴射孔3111の一部のみから空気が噴射されるように前記空気圧縮機3130を制御してもよい。前記制御部3150は、前記マットレス10が回転する方向に応じて複数の前記空気噴射孔3111の一部のみから空気を噴射することができ、これを通じて前記マットレス10を容易に回転させることができる。
【0272】
本発明の一実施形態に係る空気圧縮機を使用するシート支持台を備えたミシン装置の前記フレーム3110には、前記フレーム3110の上部に突出して前記マットレス10の一方側に接触する整列バー3170を備えてもよい。
【0273】
図25を参照すると、前記整列バー3170は、前記加工部3120の延長線上に配置されて前記フレーム3110の上部に突出しており、前記マットレス10の一方側と接触しながら前記マットレス10を支持できるのだ。
【0274】
前記整列バー3170は、前記マットレス10が前記加工部3120を通過する際に揺れることなく、一直線に通過するように前記マットレス10の一方側を整列させることができ、前期整列バー3170を介して目標とする前記マットレス10の角部の点が揺れることなく前記加工部3120を通過することができるようになる。
【0275】
前記整列バー3170は、前記加工部3120の延長線上に配置されるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、前記マットレス10の一方側と接触しながら前記マットレス10を整列させることができるならば、様々な点に配置することができます。
【0276】
前記整列バー3170は、前記フレーム3110に上昇または下降可能に設置されてもよい。上述したように、前記マットレス10は、一方側の角部が加工された後に回転しなければならない。
【0277】
しかしながら、前記フレーム3110の上部に前記整列バー3170が突出していると、前記整列バー3170によって回転が妨げられる恐れがある。したがって、前記マットレス10が回転するときには、前記整列バー3170が前記フレーム3110の上部に突出していないことが好ましい。
【0278】
図26aおよび
図26bを参照すると、このために前記整列バー3170は前記フレーム3110の上部に突出したり、前記フレーム3110の上部に突出しなかったりするように前記フレーム3110の内側方向に上昇または下降可能であり得る。
【0279】
ここで、前記整列バー3170は、前記制御部3150を介して動作を制御することができる。前記制御部3150は、前記空気圧縮機3130から前記フレーム3110に空気を噴射するとき、前記整列バー3170を前記フレーム3110の内側方向に下降させる。
【0280】
前記空気圧縮機3130から空気が噴射されるということは、前記マットレス10の回転が行われることを示すため、前記制御部3150は、前記空気圧縮機3130から前記フレーム3110に空気を噴射するとき、前記整列バー3170を前記フレーム3110の内側方向に下降させる。
【0281】
その後、前記空気圧縮機3130から空気が噴射されないとき、前記制御部3150は、前記整列バー3170を前記フレーム3110の上部に突出するように上昇させながら前記マットレス10を整列することができるようになる。
【0282】
上述した本発明の実施形態に係る空気圧縮機を用いるシート支持台を備えたミシン装置は、次のような効果がある。
【0283】
本発明の一実施形態に係る空気圧縮機を用いるシート支持台を備えたミシン装置は、マットレス10の角部を加工する加工装置のフレーム3110に空気を噴射する空気圧縮機3130を備えることにより、マットレス10を容易に回転および移動させながらシートの角部を加工できるという利点がある。
【0284】
特に、本発明の実施形態に係る空気圧縮機を用いるシート支持台を備えたミシン装置は、制御部3150を介して空気圧縮機3130を制御できるものであり、複数の空気噴射孔3111の噴射圧力または噴射点を制御することによってマットレス10を容易に回転させることができるという利点がある。
【0285】
これに伴い、本発明の一実施形態に係る空気圧縮機を用いるシート支持台を備えたミシン装置は、整列バー3170を介して加工されるべきマットレス10の角部の点が加工部3120を正確に通過することができる利点があり、制御部3150を介して整列バー3170を制御することによって、マットレス10を回転する際に整列バー3170の妨げを受けずに回転できる利点がある。
【0286】
以上のように、図面および明細書に例示的な実施形態が開示されている。本明細書では特定の用語を使用して実施形態を説明したが、これは本開示の技術的思想を説明する目的で使用されたものであり、意味の限定または特許請求の範囲に記載された本開示の範囲を限定するために使用されたものではない。したがって、本技術分野の通常の知識を有する者であれば、これから様々な変形及び均等な他の実施形態が可能であることが理解されるであろう。
【産業上利用可能性】
【0287】
本発明の一実施形態によれば、マットレス自動殺菌装置が提供される。また、マットレス角部の加工などのマットレス加工装置に本発明の実施形態を適用することができる。
【国際調査報告】