(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-07-04
(54)【発明の名称】極端紫外リソグラフィのための液体タンピングターゲット
(51)【国際特許分類】
G03F 7/20 20060101AFI20230627BHJP
H05G 2/00 20060101ALI20230627BHJP
【FI】
G03F7/20 503
H05G2/00 K
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022574211
(86)(22)【出願日】2021-05-12
(85)【翻訳文提出日】2023-01-12
(86)【国際出願番号】 US2021031982
(87)【国際公開番号】W WO2021247212
(87)【国際公開日】2021-12-09
(32)【優先日】2020-06-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】508318650
【氏名又は名称】ローレンス・リバモア・ナショナル・セキュリティ・エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】Lawrence Livermore National Security, LLC
【住所又は居所原語表記】Lawrence Livermore National Laboratory, 7000 East Avenue, L-703, Livermore, CA 94551-9234, United States of America
(74)【代理人】
【識別番号】230104019
【氏名又は名称】大野 聖二
(74)【代理人】
【識別番号】230117802
【氏名又は名称】大野 浩之
(74)【代理人】
【識別番号】100167933
【氏名又は名称】松野 知紘
(72)【発明者】
【氏名】フランク,イェチル アール.
【テーマコード(参考)】
2H197
4C092
【Fターム(参考)】
2H197CA10
2H197DB05
2H197GA01
2H197GA04
2H197GA05
2H197GA12
2H197GA23
2H197GA24
2H197HA03
4C092AA06
4C092AB19
4C092AC09
4C092BD18
(57)【要約】
真空チャンバと、ドロップレットインジェクタであって、前記真空チャンバ内に前記ドロップレットを誘導するために前記真空チャンバに動作可能に接続された、ドロップレットインジェクタと、前記ドロップレットインジェクタによって生成されたドロップレットであって、前記ドロップレットは、一方の側および前記一方の側とは反対の他方の側を有し、前記ドロップレットは、低Z液体中の固体高Zビーズを含む、ドロップレットと、前記ドロップレットの前記一方の側に向けられた少なくとも1つのレーザビームとを含む、EUV光源。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
真空チャンバと、
ドロップレットを前記真空チャンバ内に誘導するために前記真空チャンバに動作可能に接続されたドロップレットインジェクタであって、ドロップレットは前記ドロップレットインジェクタによって生成され、前記ドロップレットは、一方の側と、前記一方の側の反対の他方の側とを有し、前記ドロップレットは、低Z液体中に固体高Zビーズを含む、ドロップレットインジェクタと、
前記ドロップレットの前記一方の側に向けられたレーザビームと、
前記ドロップレットの前記他方の側に向けられた別のレーザビームと、
前記ドロップレットの前記一方の側に向けられた前記レーザビームおよび前記ドロップレットの前記他方の側に向けられた前記別のレーザビームを生成するレーザ、または前記ドロップレットの前記一方の側に向けられた前記レーザビームおよび前記ドロップレットの前記他方の側に向けられた前記別のレーザビームを生成する複数のレーザと
を備える、EUV光源。
【請求項2】
前記ドロップレット噴出方向に垂直な平面から角度を付けてドロップレットに当たる、請求項1に記載の前記ドロップレットの前記一方の側の上のレーザビームおよび前記ドロップレットの前記他方の側に向けられた前記別のレーザビーム。
【請求項3】
前記ドロップレットの前記一方の側に向けられた前記レーザビームおよび前記ドロップレットの前記他方の側に向けられた前記別のレーザビームは、単一のレーザによって生成される、請求項1に記載のEUV光源。
【請求項4】
前記ドロップレットの前記一方の側に向けられた前記レーザビームおよび前記ドロップレットの前記他方の側に向けられた前記別のレーザビームは、複数のレーザによって生成される、請求項1に記載のEUV光源。
【請求項5】
前記ドロップレットの前記一方の側に向けられた前記レーザビームおよび前記ドロップレットの前記他方の側に向けられた前記別のレーザビームは、前記ドロップレットを、低材料が高Z材料を包み込む共中心ディスク状形状に変形させる、請求項1に記載のEUV光源。
【請求項6】
前記ドロップレットインジェクタによって生成された前記ドロップレットは、マイクロ錫ビーズを含有する、請求項1に記載のEUV光源。
【請求項7】
前記ドロップレットインジェクタによって生成された前記ドロップレットは、マイクロ錫ビーズよりも小さいビーズを含有する、請求項1に記載のEUV光源。
【請求項8】
前記低Z液体は水である、請求項1に記載のEUV光源。
【請求項9】
前記低Z液体は液体メタンである、請求項1に記載のEUV光源。
【請求項10】
真空チャンバと、
ドロップレットを前記真空チャンバ内に誘導するために前記真空チャンバに動作可能に接続されたドロップレットインジェクタであって、ドロップレットは前記ドロップレットインジェクタによって生成され、前記ドロップレットは、一方の側と、前記一方の側の反対の他方の側とを有し、前記ドロップレットは、低Z液体中に高Zビーズを含む、ドロップレットインジェクタと、
前記ドロップレットの前記一方の側に向けられた第1の複数のレーザビームと、
前記ドロップレットの前記他方の側に向けられた第2の複数レーザビームと、
前記ドロップレットの前記一方の側に向けられた前記第1の複数のレーザビームおよび前記ドロップレットの前記他方の側に向けられた前記第2の複数のレーザビームを生成するレーザ、または前記ドロップレットの前記一方の側に向けられた前記第1の複数のレーザビームおよび前記ドロップレットの前記他方の側に向けられた前記第2の複数のレーザビームを生成する複数のレーザと
を備える、EUV光源。
【請求項11】
前記ドロップレットインジェクタによって生成された前記ドロップレットは、マイクロ高Zビーズを含有する、請求項10に記載のEUV光源。
【請求項12】
前記ドロップレットインジェクタによって生成された前記ドロップレットは、マイクロ高Zビーズよりも小さいビーズを含有する、請求項10に記載のEUV光源。
【請求項13】
前記低Z液体は水である、請求項10に記載のEUV光源。
【請求項14】
前記低Z液体は液体メタンである、請求項10に記載のEUV光源。
【請求項15】
ドロップレットを真空チャンバ内に誘導するためのドロップレットインジェクタを使用するステップであって、
前記ドロップレットは、一方の側と、前記一方の側の反対の他方の側とを有し、
前記ドロップレットは、低Z液体中の高Zビーズを含む、
ステップと、
前記ドロップレットの前記一方の側にレーザビームを向け、前記ドロップレットの前記他方の側に別のレーザビームを向けるステップと
を含む、EUV光源を生成および動作させる方法。
【請求項16】
レーザビームを前記ドロップレットの前記一方の側に向け、別のレーザビームを前記ドロップレットの前記他方の側に向ける前記ステップは、前記ドロップレットの前記一方の側に向けられた前記レーザビームおよび前記ドロップレットの前記他方の側に向けられた前記別のレーザビームを生成するレーザを使用すること、または前記ドロップレットの前記一方の側に向けられた前記レーザビームおよび前記ドロップレットの前記他方の側に向けられた前記別のレーザビームを生成する複数のレーザを使用することを含む、請求項15に記載のEUV光源を生成および動作させる方法。
【請求項17】
前記ドロップレットの前記一方の側にレーザビームを向け、前記ドロップレットの前記他方の側に別のレーザビームを向ける前記ステップは、前記ドロップレットをディスク形状に変形させる、請求項15に記載のEUV光源を生成および動作させる方法。
【請求項18】
前記ドロップレットの前記一方の側にレーザビームを向け、前記ドロップレットの前記他方の側に別のレーザビームを向ける前記ステップは、前記ドロップレットを共中心ディスク状形状に変形させる、請求項15に記載のEUV光源を生成および動作させる方法。
【請求項19】
前記ドロップレットインジェクタによって生成された前記ドロップレットは、マイクロ高Zビーズを含む、請求項15に記載のEUV光源を生成および動作させる方法。
【請求項20】
前記ドロップレットインジェクタによって生成された前記ドロップレットは、マイクロ高Zビーズよりも小さいビーズを含む、請求項15に記載のEUV光源を生成および動作させる方法。
【請求項21】
前記低Z液体は水である、請求項15に記載のEUV光源を生成および動作させる方法。
【請求項22】
前記低Z液体は液体メタンである、請求項15に記載のEUV光源を生成および動作させる方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、参照により本明細書に組み込まれる、「Liquid Tamped Targets For Extreme Ultraviolet Lithography」と題する、2020年6月3日に出願された米国特許出願第16/891,422号の優先権を主張する。
【0002】
連邦政府による資金提供を受けた研究開発の下でなされた出願に対する権利に関する陳述
米国政府は、ローレンスリバモア国立研究所の運営に関する、米国エネルギー省とローレンス・リバモア・ナショナル・セキュリティ(Lawrence Livermore National Security,LLC)との間の契約番号DE-AC52-07NA27344に従って、本出願における権利を有する。
【0003】
本出願は、露光機器用の極端紫外(EUV)光源に関する。
【背景技術】
【0004】
本セクションは、必ずしも従来技術ではない本開示に関連する背景情報を提供する。
【0005】
13.5nmの波長のEUV光は、現在、半導体製造業界の最先端技術である。これらの光源は、錫のマイクロドロップレットに高強度レーザを当てることによって作成される。
【0006】
極端紫外光源装置に関する米国特許第9,332,625号明細書は、以下に再現される最新の技術情報を提供する。
【0007】
「近年、半導体プロセスの微細化に伴い、フォトリソグラフィの微細化が急速に進んでいる。次世代では、70nm~45nmの微細加工、さらには32nm以降の微細加工が必要となるであろう。したがって、例えば32nm以降の微細化の要求を満たすために、波長約13nmのEUV光を発生させるEUV光源と縮小投影反射光学系(reduced projection reflective optics)とを組み合わせた露光機器の開発が期待されている。」と記載されている。
【0008】
「上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る極端紫外光源装置は、ターゲット材料にレーザ光を照射し、プラズマから放射された極端紫外光を露光機器の投影光学系に入射させることによってプラズマを発生させる装置であり、装置は、極端紫外光を発生させるチャンバと、チャンバ内にターゲット材料を供給するターゲット供給ユニットと、ターゲット供給ユニットにより供給されたターゲット材料にレーザ光を照射してプラズマを発生させるドライバレーザと、プラズマから放射された極端紫外光を集光するための集光ミラーと、チャンバの少なくとも一部を、集光された極端紫外光の光軸と露光機器の投影光学系の光軸とが一致する所定の位置に位置決めするための位置決め機構と、所定位置に位置決めされたチャンバの少なくとも一部を、所定位置とメンテナンス領域との間で移動させる移動機構とを備える。」
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0009】
開示された装置、システム、および方法の特徴および利点は、以下の説明から明らかになるであろう。本発明者は、装置、システム、および方法の広範な表現を与えるために、特定の実施形態の図面および例を含むこの説明を提供している。本出願の範囲内の様々な変更および修正は、この説明から、ならびに装置、システム、および方法の実施によって当業者には明らかになるであろう。装置、システム、および方法の範囲は、開示された特定の形態に限定されることを意図するものではなく、本出願は、特許請求の範囲によって定義される装置、システム、および方法の範囲内に含まれるすべての修正、等価物、および代替物を包含する。
【0010】
開示された装置、システム、および方法は、液体錫ドロップレットを、低Z液体中で混合されたマイクロまたはより小さい錫ビーズで置き換えることを含む。低Z液体に埋め込まれた、質量が制限されたターゲットの使用により、業界が現在直面しているいくつかの問題を解決することができる。これにより、総動作時間を大幅に増加させることができる。従来技術で使用され、頻繁に交換する必要がある主要な高価な構成要素の必要性を排除することができる。新しいタイプの光源を使用することにより、さらに短い波長の光源を露光機器に使用する設計が可能になる。
【0011】
これらの光源は、半導体産業においてシリコンウェハ上にチップ設計をインプリントするために使用することができる。
【0012】
装置、システム、および方法には、修正および代替形態が可能である。具体的な実施形態を例として示す。装置、システム、および方法は、開示された特定の形態に限定されないことを理解されたい。装置、システム、および方法は、特許請求の範囲によって定義される本出願の範囲内に含まれるすべての修正形態、均等物、および代替形態を包含する。
【0013】
本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成する添付の図面は、装置、システム、および方法の特定の実施形態を示し、上記の一般的な説明および特定の実施形態の詳細な説明と共に、装置、システム、および方法の原理を説明するのに役立つ。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】従来技術によるレーザ生成プラズマEUV光源の全体的な概略図を示す図である。
【
図2】光源ターゲットのための本発明者の装置の一実施形態を示す図である。
【
図3】レーザ構成、ターゲットおよびターゲット送達システムを含む、本発明者の装置、システムの一実施形態を示す図である。
【
図4】プラズマ形成およびターゲット閉じ込め方式の概略図を提供する図である。
【
図5】ターゲット膨張のための初期条件として使用される初期ターゲット変形スキームの一実施形態を提供する図である。
【
図6】本発明者の装置、システム、および方法のさらなる詳細を提供する図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図面、以下の詳細な説明、および組み込まれた材料を参照すると、特定の実施形態の説明を含む装置、システム、および方法に関する詳細な情報が提供される。詳細な説明は、装置、システム、および方法の原理を説明するのに役立つ。装置、システム、および方法には、修正および代替形態が可能である。本出願は、開示された特定の形態に限定されない。本出願は、特許請求の範囲によって定義される装置、システム、および方法の範囲内に含まれるすべての修正、等価物、および代替物を包含する。
【0016】
図面、特に
図1を参照すると、従来技術のシステムが示されている。従来技術のシステムは、この参照により本明細書に組み込まれる、EUV光源および露光装置に関する米国特許第9,332,626号に図示および記載されている。従来技術のシステムは、全体として参照番号100で指定される。従来技術のシステム100は、以下に特定および説明される構造要素を含む。
参照番号101-錫(Sn)噴霧ノズル、
参照番号102-錫(Sn)ドロップレット、
参照番号103-レーザ、
参照番号104-レーザビーム、
参照番号107-一体型集束ミラー、
参照番号108-放射されたEUV光、および
参照番号109-中心集束点。
【0017】
従来技術のシステム100の構造要素を特定および説明したので、ここで、従来のシステムの動作を検討する。
図1に示すように、EUV光源は、錫(Sn)噴霧ノズル101を備える。錫(Sn)噴霧ノズル101は、錫(Sn)のドロップレット102を下方に噴霧する。EUV光源はまた、レーザ源103を含む。レーザ源103は、レーザビーム104を発生させる。レーザビーム104は、レンズユニット105によって集束され、Snドロップレット102に衝突する。衝突した錫(Sn)ドロップレット102は、プラズマを発生させ、プラズマはEUV108を放射する。さらに、EUV光源はまた、一体型集束ミラー107も含む。集束ミラー101は、放射されたEUV光108を集光し、集光されたEUV光108を中心集束点109にさらに集束させる。
【0018】
高エネルギーレーザ103は、溶融錫102の微小ドロップレット上で発光し、それをプラズマに変えてEUV光を放出させ、次いでEUV光はビーム108に集束する。プラズマから出たEUVビームは、コンデンシングミラーによって集光され、中間焦点(IF)と呼ばれる点を通過し、照明光学系によって再成形された後に反射型マスクを照明する。マスクによって反射されたEUVビームは、投影光学系によって露光され、ウェハ表面上でコーティングされたフォトレジスト上にパターンを形成する。
【0019】
最も高温のプラズマは、ドロップレットのレーザに面する側で作成されるが、ドロップレットの残りの部分は比較的低温のままであり、したがってその方向の放射の大部分を遮断する。加えて、レーザ材料粒子が当たると、ドロップレットからも粒子が放出される。材料粒子は、イオンおよび中性エジェクタの2つの形態で放出される。この材料は、ウェハ作成システムおよび多層集光ミラーの両方を汚染する可能性があるため、大きな問題を引き起こす。最終的に、ターゲット材料がミラー上に蓄積され、ミラーの交換/洗浄を強制する。このプロセスは非常に高価であり、機械の長いメンテナンス停止時間を強いる。
【0020】
図2を参照すると、本発明者のターゲット装置の一実施形態が示されている。この実施形態は、全体として参照番号200で指定される。実施形態200は、
図1に示す従来技術の液体錫ドロップレット102をマイクロソリッドビーズに置き換えることによって作成される。別の実施形態は、
図1に示す従来技術の液体錫ドロップレット102を、マイクロメートルスケールのビーズよりもさらに小さいビーズに置き換えることによって作成される。
図1は、以下に特定され説明される構造要素を含む本発明者の装置200を示す概略図である。
参照番号204-ソリッドビーズ、
参照番号206-低Z液体。
【0021】
本発明者のターゲット装置200の構造要素を特定および説明したので、ここで、本発明者のターゲット装置、システム、および方法200の動作を検討する。
図1に示す従来技術の液体錫ドロップレット102は、マイクロソリッドビーズ204に置き換えられる。ビーズ204は、周知のプロセスを使用して作成することができる。例えば、これは、先行技術の錫ドロップレット発生器を使用して別個の設定で行うことができ、その後、凍結されてビーズ204になる。ビーズ204は、低Z液体206に含有される。一実施形態では、低Z液体206は水である。別の実施形態では、低Z液体206は液体メタンである。
【0022】
図3を参照すると、本発明者の装置、システム、および方法の一実施形態が示されている。この実施形態は、全体として参照番号300で指定される。
図3は、以下に特定され説明される構造要素を含む本発明者の装置、システム、および方法300を示す概略図である。
参照番号302-真空チャンバ、
参照番号304-ドロップレットインジェクタ、
参照番号306-ドロップレット、
参照番号308-金属/錫ビーズ、
参照番号310-低Z液体、
参照番号312-レーザ、
参照番号314-レーザビーム1、
参照番号316-レーザビーム2、
参照番号318-レーザビーム3、および
参照番号314-レーザビーム4。
【0023】
本発明者の装置、およびシステム300の構造要素を特定および説明したので、ここで、本発明者の装置、システム、および方法300の動作を検討する。
図3は、真空チャンバ302に挿入されるときの本発明者のターゲット構成の一実施形態を示す。
【0024】
ドロップレットインジェクタ304は、真空チャンバ302内にドロップレット306を噴出する。ドロップレット306の各々は、前述のように低Z液体310中の金属/錫ビーズ308から作られる。レーザ312は、レーザビーム1、レーザビーム2、レーザビーム3、レーザビーム3、およびレーザビーム4に分割されるレーザビームを生成する。レーザビーム1およびレーザビーム2は、ドロップレットの一方の側からドロップレット306に当たるように向けられる。レーザビーム3およびレーザビーム4は、ドロップレットの他方の側からドロップレット306に当たるように向けられる。代替的に、4つの分離されたレーザビームを使用してもよい。例えば、より良好な対称性を維持するためにレーザをより多くのビームに分割するなど、レーザ照射のための様々な構成も検討することができる。
【0025】
一実施形態では、レーザパルスの時間的形状は、2つの段階で構成することができる。同様の空間構造を有する異なるレーザシステムによって発生する可能性がある、総エネルギーがより低い短いパルスを送達するプレパルスと、主プラズマ源を作成する、より長い主パルスである。プレパルスは、後述するように、主パルスとターゲットとのより良好な結合のために所定の方法でターゲットを変形させるために使用される。ターゲット材料を両側から、垂直ではなく角度を付けて当てることにより、従来技術のように片側ではなく両側から放出される放射を利用することが可能になる。
【0026】
図4を参照すると、レーザ照射の初期段階によって変形された後の、本発明者のターゲット装置、システム、および方法が示されている。この実施形態は、全体として参照番号400で指定される。
図4は、以下に特定され説明される構造要素を含む本発明者のターゲット装置、システム、および方法400を示す概略図である。
参照番号402-高温金属/錫ビーズ、および
参照番号404-高温低密度低Zプラズマ。
【0027】
本発明者の装置、およびシステム400の構造要素を特定および説明したので、ここで、本発明者の装置、システム、および方法400の動作を検討する。プレパルス、または異なる実施形態では主パルスの第1の段階では、レーザビームは両側から金属/錫ビーズ402を含有するドロップレットに当たる。これにより、ドロップレットは、
図4に示すパンケーキ/ディスク形状に変形する。この変形は、低Z液体によって内部ビーズターゲットの半径方向「ケーシング」を維持しながら、レーザターゲット相互作用領域を増加させるのに役立つことができる。また、ターゲットの軸方向寸法から低Z材料の一部/すべてを除去するのにも役立つ。
【0028】
図5を参照すると、本発明者が期待する主レーザパルスの照射時のターゲット形状および膨張が示されている。この実施形態は、全体として参照番号500で指定される。
図5は、以下に特定され説明される構造要素を含む本発明者の装置、システム、および方法400を示す概略図である。
参照番号502-真空チャンバ、
参照番号504-ターゲットの一方の側に向けられたレーザ、
参照番号506-ターゲットの他の側に向けられたレーザ、
参照番号508-高温金属/錫ターゲット、および
参照番号510-高温低密度低Zプラズマ。
【0029】
本発明者の装置、およびシステム500の構造要素を特定および説明したので、ここで、本発明者の装置、システム、および方法500の動作を検討する。
図5は、主レーザパルスによる照射中に変化する、真空チャンバ502内の本発明者のターゲット構成を示す。レーザ504は、ドロップレットの一方の側からドロップレット512に当たるように向けられる。レーザ506は、ドロップレットの他方の側からドロップレット512に当たるように向けられる。ドロップレット512は、内側の高Z(一実施形態では、錫)ビーズ材料508と、外側半径内の低Z材料510とからなる。両方の材料は、レーザによって加熱され、高温プラズマを生成する。高温低密度低Zプラズマ510がドロップレットの外周に生成される。高温低密度低Zプラズマ510は、内部金属プラズマが半径方向に自由に膨張するのを防ぐ半径方向の閉じ込め「ケーシング」として機能する。さらに、低Z高温プラズマはまた、高Z材料によって放出された放射線を捕捉し、それが半径方向に放出されるのを防止する。これらのプロセスについては、以下でより詳細に説明する。
【0030】
図6を参照すると、全体的に参照符号600で指定される、本発明者の放射線放出および集光装置、システム、および方法がさらに示されている。
図6は、以下に特定および説明される構造要素を含む概略図である。
参照番号602-高温金属/錫プラズマ、
参照番号604-高温低密度低Zプラズマ、
参照番号606-EUV放射線、および
参照番号608-任意選択の放射線集光装置。
【0031】
本発明者の装置およびシステム600の構造要素を特定および説明したので、ここで、動作を検討する。前述のように、レーザは、両側から角度を付けてドロップレットに当たるように向けられる。高温金属/錫プラズマ602および高温低密度低Zプラズマ604は、前述のように生成される。低Z液体および高Zビーズの両方のプラズマ形成は、軸方向の寸法においてほぼ1次元であると予想される。低Zプラズマ604は外側半径内にあり、高Z材料602は内側半径内にある。このような構成では、低Zプラズマ604は、内側のより高いZ材料のためのケーシングとして機能し、ランバート放射源を作成する。そのような場合、より多くの放射線がターゲットに垂直な方向に放出され、2Π立体角全体から集光する必要なく、任意選択の放射線集光装置608によって集光することができる。
【0032】
本発明者の装置およびシステム600は、多くの利点を有し、そのいくつかを以下に列挙および説明する。
【0033】
ターゲットの両側から放出される放射線を利用することができる。これにより、出力が即座に2倍に増加する。しかしながら、本発明者の装置およびシステムの他の利点は、片面照射で使用することを選択した場合に利用することができる。
【0034】
この構成の別の利点は、錫/金属材料の使用をより少量にできるという事実である。一実施形態では、レーザパルスの両方向からターゲットに当たっており、レーザが金属を完全に燃焼するようにターゲットを設計することができる。このような場合、中性金属は排出されない。質量全体がイオン化されるため、他の公知の方法を使用してはるかに容易に方向転換することができる。これは、残りのプロセスをデブリから遮蔽するのに役立つ。
【0035】
従来技術では、プラズマから出たビームは、コンデンシング多層ミラーによって集光され、中間焦点(IF)と呼ばれる点を通過し、照明光学系によって再成形された後に反射型マスクを照明する。マスクによって反射されたビームは、投影光学系によって露光され、ウェハ表面上でコーティングされたフォトレジスト上にパターンを形成する。
【0036】
本発明者の設計では、高Zプラズマ602から半径方向に放出されたEUV放射線は、大部分が低Zプラズマによって吸収され、低Zプラズマによって再放出され、したがってエネルギーを高Z材料に戻す。
【0037】
この設計では、ターゲットの前面から放出される放射線はランバートであり、大きな損失なしに、ほとんど軸方向の放出の使用を可能にする。角度付きレーザの使用により、レーザがこの照準線を遮ることを防止する。その結果、高価であり、頻繁に交換する必要がある大型の多層ミラーを使用する必要がなくなる。
【0038】
新規設計は多層ミラーを使用しないため、他のターゲット材料の使用がはるかに簡易になり、将来のより短い波長放射源を可能にする。
【0039】
上記の説明は多くの詳細および具体例を含有するが、これらは、本出願の範囲を限定するものとして解釈されるべきではなく、単に装置、システム、および方法の現在好ましい実施形態のいくつかの例示を提供するものとして解釈されるべきである。本特許文書に記載および例示されているものに基づいて、他の実装、改良および変形を行うことができる。本明細書に記載の実施形態の特徴は、方法、装置、モジュール、システム、およびコンピュータプログラム製品のすべての可能な組み合わせで組み合わせることができる。別個の実施形態の文脈で本特許文献に記載されている特定の特徴は、組み合わせて、単一の実施形態で実装することもできる。逆に、単一の実施形態の文脈で説明される様々な特徴は、複数の実施形態において別々に、または任意の適切な部分組み合わせで実装することもできる。さらに、特徴は、特定の組み合わせで作用するものとして上述され、最初にそのように特許請求されてもよいが、特許請求された組み合わせからの1つまたは複数の特徴は、場合によっては、組み合わせから削除することができ、特許請求される組み合わせは、部分組み合わせまたは部分組み合わせの変形を対象とすることができる。同様に、動作は特定の順序で図面に示されているが、これは、望ましい結果を達成するために、そのような動作が示された特定の順序で、または連続した順序で実行されること、または示されたすべての動作が実行されることを必要とすると理解されるべきではない。さらに、上述の実施形態における様々なシステム構成要素の分離は、すべての実施形態においてそのような分離を必要とすると理解されるべきではない。
【0040】
したがって、本出願の範囲は、当業者に明らかになり得る他の実施形態を完全に包含することが理解されよう。特許請求の範囲において、単数形の要素への言及は、明示的に述べられていない限り、「1つかつ唯一」を意味することを意図せず、むしろ「1つまたは複数」を意味することを意図する。当業者に知られている上記の好ましい実施形態の要素に対するすべての構造的および機能的等価物は、参照により本明細書に明示的に組み込まれ、本特許請求の範囲に包含されることが意図される。さらに、本装置、システム、および方法によって解決しようとするあらゆる問題にデバイスが対処する必要はなく、デバイスは、本請求項に包含される。さらに、本開示における要素または構成要素は、要素または構成要素が特許請求の範囲に明示的に記載されているかどうかにかかわらず、公衆に専用であることを意図していない。本明細書の請求項の要素は、その要素が「手段」という語句を使用して明示的に列挙されていない限り、米国特許法第112条第6項の規定の下で解釈されるべきではない。
【0041】
装置、システム、および方法は、様々な修正および代替形態が可能であり得るが、特定の実施形態は、例として図面に示されており、本明細書で詳細に説明されている。しかしながら、本出願は、開示された特定の形態に限定されることを意図するものではないことを理解されたい。むしろ、本出願は、以下の添付の特許請求の範囲によって定義される本出願の範囲内に含まれるすべての修正、等価物、および代替物を包含するものである。
【0042】
概して、本文書は、少なくとも以下を開示している。
真空チャンバと、ドロップレットインジェクタであって、前記真空チャンバ内に前記ドロップレットを誘導するために前記真空チャンバに動作可能に接続された、ドロップレットインジェクタと、前記ドロップレットインジェクタによって生成されたドロップレットであって、前記ドロップレットは、一方の側および前記一方の側とは反対の他方の側を有し、前記ドロップレットは、低Z液体中の固体高Zビーズを含む、ドロップレットと、前記ドロップレットの前記一方の側に向けられた少なくとも1つのレーザビームとを含む、EUV光源。
【0043】
さらに、少なくとも以下の実装形態が提示される。
【0044】
第1の実装形態として、本明細書では、真空チャンバと、ドロップレットを前記真空チャンバ内に誘導するために前記真空チャンバに動作可能に接続されたドロップレットインジェクタであって、ドロップレットは前記ドロップレットインジェクタによって生成され、前記ドロップレットは、一方の側と、前記一方の側の反対の他方の側とを有し、前記ドロップレットは、低Z液体中に固体高Zビーズを含む、ドロップレットインジェクタと、前記ドロップレットの前記一方の側に向けられたレーザビームと、前記ドロップレットの前記他方の側に向けられた別のレーザビームと、前記ドロップレットの前記一方の側に向けられた前記レーザビームおよび前記ドロップレットの前記他方の側に向けられた前記別のレーザビームを生成するレーザ、または前記ドロップレットの前記一方の側に向けられた前記レーザビームおよび前記ドロップレットの前記他方の側に向けられた前記別のレーザビームを生成する複数のレーザとを備える、EUV光源が示される。
【0045】
前述または以下の実装形態のいずれかのさらなる実装形態には、互換性がない範囲で、前記ドロップレット噴出方向に垂直な平面から角度を付けてドロップレットに当たる、前記ドロップレットの前記一方の側の上のレーザビームおよび前記ドロップレットの前記他方の側に向けられた前記別のレーザビームが含まれる。
【0046】
前述または以下の実装形態のいずれかのさらなる実装形態には、互換性がない範囲で、前記ドロップレットの前記一方の側に向けられた前記レーザビームおよび前記ドロップレットの前記他方の側に向けられた前記別のレーザビームが、単一のレーザによって生成されることが含まれる。
【0047】
前述または以下の実装形態のいずれかのさらなる実装形態には、互換性がない範囲で、前記ドロップレットの前記一方の側に向けられた前記レーザビームおよび前記ドロップレットの前記他方の側に向けられた前記別のレーザビームが、複数のレーザによって生成されることが含まれる。
【0048】
前述または以下の実装形態のいずれかのさらなる実装形態には、互換性がない範囲で、前記ドロップレットの前記一方の側に向けられた前記レーザビームおよび前記ドロップレットの前記他方の側に向けられた前記別のレーザビームが、前記ドロップレットを、低材料が高Z材料を包み込む共中心ディスク状形状に変形させることが含まれる。
【0049】
前述または以下の実装形態のいずれかのさらなる実装形態には、互換性がない範囲で、前記ドロップレットインジェクタによって生成された前記ドロップレットが、マイクロ錫ビーズを含有することが含まれる。
【0050】
前述または以下の実装形態のいずれかのさらなる実装形態には、互換性がない範囲で、前記ドロップレットインジェクタによって生成された前記ドロップレットが、マイクロ錫ビーズよりも小さいビーズを含有することが含まれる。
【0051】
前述または以下の実装形態のいずれかのさらなる実装形態には、互換性がない範囲で、前記低Z液体が水であることが含まれる。
【0052】
前述または以下の実装形態のいずれかのさらなる実装形態には、互換性がない範囲で、前記低Z液体が液体メタンであることが含まれる。
【0053】
本明細書で示されるさらなる実装形態は、真空チャンバと、ドロップレットを前記真空チャンバ内に誘導するために前記真空チャンバに動作可能に接続されたドロップレットインジェクタであって、ドロップレットは前記ドロップレットインジェクタによって生成され、前記ドロップレットは、一方の側と、前記一方の側の反対の他方の側とを有し、前記ドロップレットは、低Z液体中に高Zビーズを含む、ドロップレットインジェクタと、前記ドロップレットの前記一方の側に向けられた第1の複数のレーザビームと、前記ドロップレットの前記他方の側に向けられた第2の複数レーザビームと、前記ドロップレットの前記一方の側に向けられた前記第1の複数のレーザビームおよび前記ドロップレットの前記他方の側に向けられた前記第2の複数のレーザビームを生成するレーザ、または前記ドロップレットの前記一方の側に向けられた前記第1の複数のレーザビームおよび前記ドロップレットの前記他方の側に向けられた前記第2の複数のレーザビームを生成する複数のレーザとを備える、EUV光源である。
【0054】
前述または以下の実装形態のいずれかのさらなる実装形態には、互換性がない範囲で、前記ドロップレットインジェクタによって生成された前記ドロップレットが、マイクロ高Zビーズを含有することが含まれる。
【0055】
前述または以下の実装形態のいずれかのさらなる実装形態には、互換性がない範囲で、前記ドロップレットインジェクタによって生成された前記ドロップレットが、マイクロ高Zビーズよりも小さいビーズを含有することが含まれる。
【0056】
前述または以下の実装形態のいずれかのさらなる実装形態には、互換性がない範囲で、前記低Z液体は水であることが含まれる。
【0057】
前述または以下の実装形態のいずれかのさらなる実装形態には、互換性がない範囲で、前記低Z液体が液体メタンであることが含まれる。
【0058】
本明細書で示されるさらなる実装形態は、ドロップレットを真空チャンバ内に誘導するためのドロップレットインジェクタを使用するステップであって、前記ドロップレットは、一方の側と、前記一方の側の反対の他方の側とを有し、前記ドロップレットは、低Z液体中の高Zビーズを含む、ステップと、前記ドロップレットの前記一方の側にレーザビームを向け、前記ドロップレットの前記他方の側に別のレーザビームを向けるステップとを含む、EUV光源を生成および動作させる方法である。
【0059】
前述または以下の実装形態のいずれかのさらなる実装形態には、互換性がない範囲で、レーザビームを前記ドロップレットの前記一方の側に向け、別のレーザビームを前記ドロップレットの前記他方の側に向ける前記ステップが、前記ドロップレットの前記一方の側に向けられた前記レーザビームおよび前記ドロップレットの前記他方の側に向けられた前記別のレーザビームを生成するレーザを使用すること、または前記ドロップレットの前記一方の側に向けられた前記レーザビームおよび前記ドロップレットの前記他方の側に向けられた前記別のレーザビームを生成する複数のレーザを使用することを含む。
【0060】
前述または以下の実装形態のいずれかのさらなる実装形態には、互換性がない範囲で、前記ドロップレットの前記一方の側にレーザビームを向け、前記ドロップレットの前記他方の側に別のレーザビームを向ける前記ステップが、前記ドロップレットをディスク形状に変形させることを含む。
【0061】
前述または以下の実装形態のいずれかのさらなる実装形態には、互換性がない範囲で、前記ドロップレットの前記一方の側にレーザビームを向け、前記ドロップレットの前記他方の側に別のレーザビームを向ける前記ステップが、前記ドロップレットを共中心ディスク状形状に変形させることを含む。
【0062】
前述または以下の実装形態のいずれかのさらなる実装形態には、互換性がない範囲で、前記ドロップレットインジェクタによって生成された前記ドロップレットが、マイクロ高Zビーズを含むことを含む。
【0063】
前述または以下の実装形態のいずれかのさらなる実装形態には、互換性がない範囲で、前記ドロップレットインジェクタによって生成された前記ドロップレットが、マイクロ高Zビーズよりも小さいビーズを含むことを含む。
【0064】
前述または以下の実装形態のいずれかのさらなる実装形態には、互換性がない範囲で、前記低Z液体が水であることを含む。
【0065】
前述または以下の実装形態のいずれかのさらなる実装形態には、互換性がない範囲で、前記低Z液体が液体メタンであることを含む。
【0066】
本明細書で示される技術の前述の説明は、例示および説明の目的で提示されたものであり、網羅的であること、または開示された正確な形態に本技術を限定することを意図したものではない。上記の教示に照らして、多くの修正および変形が可能である。開示された実施形態は、本技術の原理およびその実際の応用を説明することのみを意図しており、それにより、当業者は、考えられる特定の用途に適した様々な修正を加えて、様々な実施形態で本技術を最良に使用することができる。本技術の範囲は、添付の特許請求の範囲によって定義されるものとする。
【0067】
本明細書で説明されるすべての要素、部品、およびステップが含まれることが好ましい。当業者には明らかであるように、これらの要素、部品、およびステップのいずれかは、他の要素、部品、およびステップで置き換えるか、または完全に削除できることを理解されたい。
【0068】
本文書の特許としての審査および最終的な許可において、本文書を審査する管轄の要件によって一部の本文が省略され得ることが可能である。本文書を解釈する際には、削除されていない原文を用いるものとする。
【0069】
許可を迅速化するために行われた補正、変更、または特徴付けは、いかなる先入観、棄権、放棄、またはエストッペルもなく、かつ当初提示された主題の喪失または公衆への貢献もなく行われたとみなされるべきである。
【0070】
本文書または関連する文書のレビュー者は、本明細書に元来含有される主題の放棄または否認を合理的に推論しないものとする。任意の先行技術または任意のその他の技術に関して本文書または任意の関連する文書で以前になされた任意の修正、変更、特徴付け、または他の主張が、本明細書の元の文書によってサポートされる任意の主題の放棄として解釈され得る限り、そのような放棄は、本明細書によって無効にされ、取り消される。
【国際調査報告】