IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ワンダーランド スイツァーランド アーゲーの特許一覧 ▶ アンドリュー・ジェイ・ホーストの特許一覧 ▶ ダニエル・エー・サックの特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-07-04
(54)【発明の名称】コンパクトな折畳式ベビーカー
(51)【国際特許分類】
   B62B 7/06 20060101AFI20230627BHJP
【FI】
B62B7/06
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022574226
(86)(22)【出願日】2021-06-01
(85)【翻訳文提出日】2023-01-30
(86)【国際出願番号】 US2021035106
(87)【国際公開番号】W WO2021247472
(87)【国際公開日】2021-12-09
(31)【優先権主張番号】63/032,826
(32)【優先日】2020-06-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517042092
【氏名又は名称】ワンダーランド スイツァーランド アーゲー
(71)【出願人】
【識別番号】522467367
【氏名又は名称】アンドリュー・ジェイ・ホースト
(71)【出願人】
【識別番号】522467389
【氏名又は名称】ダニエル・エー・サック
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】アンドリュー・ジェイ・ホースト
(72)【発明者】
【氏名】ダニエル・エー・サック
【テーマコード(参考)】
3D051
【Fターム(参考)】
3D051AA02
3D051AA11
3D051AA22
3D051BA03
3D051BB06
3D051DD12
(57)【要約】
畳むことが可能なまたは折り畳むことが可能なベビーカーフレームが本明細書に開示されている。ベビーカーフレームは、ハンドル部分、前脚部分、および後脚部分の一連の接続部により、コンパクトなサイズに折り畳めるように構成されている。一態様では、ベビーカーフレームに取り付けられ、折り畳まれたベビーカーフレームによって画定される周囲内に折り畳まれるように構成されたバスケット組立体も提供される。別の態様では、キャリアとベビーカーフレームとの間の接続またはサポートインターフェースを可能にするアダプタ組立体が提供される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
中央フレームハブによってそれぞれ互いに枢動可能に接続されたハンドル部分、前脚部分、および後脚部分と、
座席マウントであって、前記座席マウントの第1の部分において前記中央フレームハブに接続され、前記座席マウントの第2の部分において連結コネクタに接続された、座席マウントと、
前記前脚部分に接続された第1の端部と前記連結コネクタに接続された第2の端部とを有する座席マウントガイド連結部と、
を備える、折畳式ベビーカーフレーム組立体。
【請求項2】
前記連結コネクタに接続された第1の端部を有するバスケットガイド連結部と、前記後脚部分に接続された第1の端部とバスケットフレームに接続された第2の端部とを含むバスケットフレーム連結部と、をさらに備え、前記バスケットガイド連結部は、ガイドスロットと、前記バスケットフレームに接続されたガイドと、を含む、請求項1に記載の折畳式ベビーカーフレーム組立体。
【請求項3】
前記ガイドは、前記折畳式ベビーカーフレーム組立体が折り畳まれると、前記ガイドスロットの第1の端部から前記ガイドスロットの反対側の第2の端部まで移動する、請求項2に記載の折畳式ベビーカーフレーム組立体。
【請求項4】
前記折畳式ベビーカーフレーム組立体が折り畳まれたとき、前記バスケットフレームと前記バスケットガイド連結部とが互いに交差する、請求項2に記載の折畳式ベビーカーフレーム組立体。
【請求項5】
前記バスケットガイド連結部、前記バスケットフレーム、および前記バスケットフレーム連結部は、前記折畳式ベビーカーフレーム組立体が折り畳まれたとき、互いに対してそれぞれ角度を付けられる、請求項2に記載の折畳式ベビーカーフレーム組立体。
【請求項6】
前記座席マウントの上部は、前記折畳式ベビーカーフレーム組立体が展開されたときに拡張位置にあり、前記折畳式ベビーカーフレーム組立体が折り畳まれたときに格納位置にあるように構成されたバヨネットを含み、
前記バヨネットは、前記拡張位置において前記中央フレームハブより上にある第1の高さまで延在し、前記バヨネットは、前記格納位置において前記第1の高さよりも低い第2の高さまで延在する、請求項1に記載の折畳式ベビーカーフレーム組立体。
【請求項7】
前記バヨネットは、前記格納位置にあるとき、前記中央フレームハブの上面の下に垂直に配置される、請求項6に記載の折畳式ベビーカーフレーム組立体。
【請求項8】
前記バヨネットが、前記座席マウントの前記第1の部分および前記第2の部分からずれている、請求項6に記載の折畳式ベビーカーフレーム組立体。
【請求項9】
前記バヨネットによって支持されるように構成された折畳式子供用座席フレームをさらに備え、前記折畳式子供用座席フレームは、前記折畳式子供用座席フレームおよび前記折畳式ベビーカーフレーム組立体の両方が折り畳まれたときに、前記折畳式ベビーカーフレーム組立体によって画定される外周内に配置される、請求項6に記載の折畳式ベビーカーフレーム組立体。
【請求項10】
前記座席マウントの前記第1の部分は、前記中央フレームハブ上に画定された上部軌道を介して前記中央フレームハブに接続される、請求項1に記載の折畳式ベビーカーフレーム組立体。
【請求項11】
前記後脚部分に下部軌道が画定され、前記下部軌道は前記連結コネクタの一部を受け入れるように構成されている、請求項1に記載の折畳式ベビーカーフレーム組立体。
【請求項12】
前記下部軌道は、第1の直線軌道部分と、前記第1の直線軌道部分の端部に形成された第2の湾曲軌道部分と、で形成される、請求項11に記載の折畳式ベビーカーフレーム組立体。
【請求項13】
前記第2の湾曲軌道部分は、前記第1の直線軌道部分に対して少なくとも45度~85度だけ角度を付けられている、請求項12に記載の折畳式ベビーカーフレーム組立体。
【請求項14】
前記座席マウントの前記第1の部分は、前記中央フレームハブ上に画定された上部軌道を介して前記中央フレームハブに接続されており、
前記後脚部分に下部軌道が画定され、前記下部軌道は前記連結コネクタの一部を受け入れるように構成されており、
前記下部軌道の長手方向軸(A1)は、前記上部軌道の長手方向軸(A2)に対して角度を付けられている、請求項1に記載の折畳式ベビーカーフレーム組立体。
【請求項15】
子供または乳幼児用のキャリアをベビーカーフレームに取り付けることができるように構成されたアダプタ組立体であって、前記アダプタ組立体は、
ベビーカーの一部を受け入れるように構成されたベビーカー受入部と、キャリアプランジャを受け入れるように構成されたラッチ領域と、を含む、少なくとも1つの垂直支持体と、
少なくとも1つの前記垂直支持体に取り付けられた少なくとも1つの制御部材であって、少なくとも1つの前記制御部材は、前記ラッチ領域をキャリアプランジャと整列状態に維持し、前記キャリアを支持している間、少なくとも1つの前記垂直支持体の広がりを防止するように構成されている、制御部材と、
を備える、アダプタ組立体。
【請求項16】
少なくとも1つの前記垂直支持体は、前記キャリアの一部を垂直方向に支持するように構成されたキャリア受入部をさらに含む、請求項15に記載のアダプタ組立体。
【請求項17】
少なくとも1つの前記制御部材が、前記キャリアの面と係合するように構成された支承面を画定する、請求項15に記載のアダプタ組立体。
【請求項18】
少なくとも1つの前記制御部材がC字形の外形を有し、少なくとも1つの前記垂直支持体との枢動接続部を有する、請求項15に記載のアダプタ組立体。
【請求項19】
少なくとも1つの前記垂直支持体は、折畳状態で少なくとも1つの前記枢動部材の前記支承面を受け入れるように寸法決めされた受入部を画定する、請求項17に記載のアダプタ組立体。
【請求項20】
少なくとも1つの前記制御部材は、第1の制御部材および第2の制御部材を含み、前記アダプタ組立体は、前記第1の制御部材および前記第2の制御部材の両方に枢動可能に接続される中央コネクタ連結部をさらに含む、請求項15に記載のアダプタ組立体。
【請求項21】
前記中央コネクタ連結部の端部が角度の付いた外形を有し、前記中央コネクタ連結部の前記端部に枢動可能に接続された前記第1の制御部材および前記第2の制御部材のそれぞれの端部もまた角度の付いた外形を有する、請求項20に記載のアダプタ組立体。
【請求項22】
少なくとも1つの前記垂直支持体は、第1の垂直支持体および第2の垂直支持体を含み、少なくとも1つの前記制御部材は、前記第1の垂直支持体と第2の垂直支持体との間の距離を制限するように構成されている、請求項15に記載のアダプタ組立体。
【請求項23】
ベビーカーフレームを直立位置から折畳位置に折り畳む方法であって、
ハンドル部分が前脚部分を後脚部分に向かって駆動するように、前記ハンドル部分を下方に折り畳むステップと、
湾曲軌道部分から直線軌道部分まで軌道に沿って連結コネクタを駆動するステップであって、前記軌道は前記後脚部分に画定されており、前記連結コネクタは、バヨネットを画定する座席マウント、前記前脚部分に接続された座席マウントガイド連結部、およびバスケットガイド連結部に接続されている、ステップと、
を含む、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2020年6月1日に出願された米国仮特許出願第63/032,826号に対する優先権を主張し、その開示は、その全体が本明細書に記載されているかのように参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明は、概して、乳児、幼児、または子供を運ぶために使用されるベビーカーに関する。より詳細には、本発明は、複数の着座モードを可能にしながら、コンパクトなサイズに折り畳むことができるベビーカーに関する。
【背景技術】
【0003】
既存のベビーカーは一般に、子供用座席またはキャリアを複数の構成でベビーカーフレームに取り付けることができ、および/または折畳可能である、すなわちより小さなサイズに折り畳むことができる。ベビーカーの最初の梱包、および介護者によるベビーカーの輸送のために、ベビーカーに折畳機能を提供することが望ましい。ベビーカーを梱包して保管するのに必要なスペースを最小限に抑えるために、折り畳まれたまたは畳まれたベビーカーの全体のサイズを小さくすることが非常に望ましい。通常、折畳可能なベビーカーには、子供用座席やベビーカーフレームに関連するすべての機能が含まれていないか、起伏のある地形に適していない小さなホイール組立体が含まれている場合がある。ベビーカーに複数の構成を提供することも望ましい。なぜなら、これにより、介護者は、子供の特定の年齢またはニーズに応じて、単一のベビーカーフレームを様々な構成に適合させることができるからである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】国際公開第2021/105286号
【特許文献2】国際公開第2021/105945号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
子供に複数の構成または座席モードを提供し、折畳可能でコンパクトなベビーカーが必要である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、一態様において、畳むことが可能なまたは折り畳むことが可能なベビーカーフレームを対象とする。ベビーカーフレームには、ベビーカーフレームが折り畳まれたときにコンパクトなパッケージを提供する一連の接続部、連結部、組立体、およびフレーム部材が含まれる。直立位置にあるとき、全体的にベビーカーフレームから後方に片持ち梁状に延在するバスケット組立体も提供される。バスケット組立体を含むベビーカーフレーム組立体全体は、コンパクトなサイズに折り畳むことができる。
【0007】
一態様では、折畳式ベビーカーフレーム組立体が提供される。折畳式ベビーカーフレーム組立体は、ハンドル部分、前脚部分、および後脚部分を含み、それぞれが中央フレームハブによって互いに枢動可能に接続されている。座席マウントは、座席マウントの第1の部分において中央フレームハブに接続され、座席マウントの第2の部分において連結コネクタに接続されている。座席マウントガイド連結部は、前脚部分に接続された第1の端部と、連結コネクタに接続された第2の端部と、を有する。バスケットガイド連結部は、連結コネクタに接続された第1の端部を有する。
【0008】
子供用キャリアまたは乳幼児用キャリアをベビーカーに取り付けることができるように構成されたアダプタ組立体も本明細書に開示される。アダプタ組立体は、ベビーカーの一部を受け入れるように構成された受入部を含む垂直支持体を含む。垂直支持体は、キャリアプランジャを受け入れるように構成されたラッチ領域をさらに含む。垂直支持体に制御部材が取り付けられ、キャリアに対してアダプタ組立体を支持する。制御部材は、垂直支持体の外側への広がりを防止し、ラッチ領域がキャリアプランジャと確実に係合したままであることを保証する。
【0009】
以下および特許請求の範囲に追加の実施形態が記載されている。
【0010】
前述の概要および以下の詳細な説明は、本開示の好ましい実施形態を示す添付の図面と併せて読むと、よりよく理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】一態様によるベビーカーの斜視図である。
図2図1のベビーカーで使用するように構成された座席フレーム組立体の斜視図である。
図3A】座席フレーム組立体の上部フレームの斜視図である。
図3B】座席フレーム組立体の下部フレームの斜視図である。
図3C】座席フレーム組立体のトレイハブの斜視図である。
図3D】ベビーカーの中央ハブ組立体の分解図である。
図4A】座席フレーム組立体が座席モードにあるベビーカー組立体の側面図である。
図4B】座席フレーム組立体が揺りかごモードにあるベビーカー組立体の側面図である。
図5A】様々な位置にある座席マウントハブを示す側面断面図である。
図5B】様々な位置にある座席マウントハブを示す側面断面図である。
図5C】様々な位置にある座席マウントハブを示す側面断面図である。
図6】上部フレームプランジャが格納された状態の座席マウントハブの側面断面図である。
図7A】座席マウントハブのラッチピン組立体の傾斜面の斜視図である。
図7B】上部座席フレームハブの傾斜面の斜視図である。
図8A】第1の位置にある下部フレームプランジャガイドポストと上部座席フレームハブとの間のインターフェースの斜視図である。
図8B】第2の位置にある下部フレームプランジャガイドポストと上部座席フレームハブとの間のインターフェースの斜視図である。
図9A】座席モードの座席フレーム組立体の側面図である。
図9B】折畳モードの座席フレーム組立体の側面図である。
図10】一態様によるベビーカーフレームの側面図である。
図11A】一態様によるベビーカーの中央フレームハブの側面図である。
図11B図11Aのベビーカーの中央フレームハブの斜視図である。
図12】折畳状態のベビーカーの側面図である。
図13A】中央フレームハブの一態様の斜視図である。
図13B】座席マウントとバスケットガイド連結部との間のインターフェースの斜視図である。
図14A】中央フレームハブおよび座席マウントの追加の態様の斜視図である。
図14B】中央フレームハブおよび座席マウントの追加の態様の斜視図である。
図15A】座席マウント、中央フレームハブ、およびバスケット組立体の側面図である。
図15B】座席マウント、中央フレームハブ、およびバスケット組立体の追加の斜視図である。
図15C】座席マウント、中央フレームハブ、およびバスケット組立体の追加の斜視図である。
図16A】直立状態のベビーカーの中央フレームハブの側面図である。
図16B】半折畳状態のベビーカーの中央フレームハブの側面図である。
図16C】完全折畳状態のベビーカーの中央フレームハブの側面図である。
図17A】直立状態から折畳状態までの一連の状態にあるベビーカーの中央フレームハブの斜視図である。
図17B】直立状態から折畳状態までの一連の状態にあるベビーカーの中央フレームハブの斜視図である。
図17C】直立状態から折畳状態までの一連の状態にあるベビーカーの中央フレームハブの斜視図である。
図17D】直立状態から折畳状態までの一連の状態にあるベビーカーの中央フレームハブの斜視図である。
図17E】直立状態から折畳状態までの一連の状態にあるベビーカーの中央フレームハブの斜視図である。
図18A】完全折畳状態のベビーカー組立体の側面図である。
図18B】完全折畳状態のベビーカー組立体の斜視図である。
図18C】完全折畳状態のベビーカー組立体の別の斜視図である。
図19A】折畳状態から直立状態までのベビーカー組立体の斜視図である。
図19B】折畳状態から直立状態までのベビーカー組立体の斜視図である。
図19C】折畳状態から直立状態までのベビーカー組立体の斜視図である。
図19D】折畳状態から直立状態までのベビーカー組立体の斜視図である。
図20】キャリア用のアダプタ組立体を含むベビーカー組立体の斜視図である。
図21A図20のアダプタ組立体の斜視図である。
図21B】キャリアと係合しているアダプタ組立体の背面図である。
図22A】開状態のアダプタ組立体の斜視図である。
図22B】保管状態のアダプタ組立体の斜視図である。
図23A】別のアダプタ組立体の斜視図である。
図23B図23Aのアダプタ組立体の分解図である。
図23C図23Aおよび図23Bのアダプタ組立体の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下の説明では、特定の用語が便宜上のみ使用されており、限定的なものではない。「前」、「後」、「上」および「下」という言葉は、参照される図面における方向を示す。「内向き」および「外向き」という言葉は、図面で参照される部品に向かう方向および部品から離れる方向を指す。「軸方向」とは、シャフトの軸に沿った方向を指す。「a、b、およびcのうちの少なくとも1つ」として引用されている項目のリストへの参照(a、b、およびcは、リストされている項目を表す)は、項目a、b、もしくはc、のいずれか1つ、またはそれらの組み合わせを意味する。この用語には、上記で具体的に言及された単語、その派生語、および同様の重要な単語が含まれる。
【0013】
図1に示すように、様々な構成の子供用座席フレーム20を収容するように構成されたベビーカーフレーム10を含む折畳式ベビーカー組立体1(以下、「ベビーカー」と呼ぶ)が開示される。本明細書でより詳細に説明するように、ベビーカーフレーム10および子供用座席フレーム20は両方とも折畳可能である。ベビーカー組立体の特定の側面に関する詳細は、特許文献1および特許文献2にも開示されており、これらは両方とも参照により全体が本明細書に完全に記載されているかのように組み込まれる。
【0014】
図2および図3A図3Dに示すように、子供用座席フレーム20の1つの構成は、上部フレーム210、下部フレーム220、チャイルドトレイ230、および本明細書では座席ハブとも呼ばれる座席マウント240を含み得る。上部フレーム210および下部フレーム220は、それぞれ上部座席フレームハブ211および下部座席フレームハブ221を介して座席マウント240に枢動可能に接続される。また、チャイルドトレイ230は、チャイルドトレイハブ231を介して座席マウント240に枢動可能に接続される。下部フレーム220は、第2のラッチ部分224および下部フレームプランジャ222を含んでいてもよい。一態様では、第2のラッチ部分224は、下部フレーム220と、下部座席フレームハブ221および下部フレームプランジャ222などの他の構成要素と、の間のインターフェースを提供する。
【0015】
図4Aおよび図4Bを参照すると、子供用座席フレーム20は、座席モードおよび揺りかごモードを有していてもよい。子供用座席フレーム20をメインベビーカーフレーム10に取り付けるための1つの構成は、前向き座席位置にある。別の態様では、子供用座席フレーム20は、後ろ向きの座席位置でベビーカーフレーム10に支持され得る。当業者は、ベビーカーフレーム10に対する子供用座席フレーム20の追加の構成が可能であることを理解するであろう。
【0016】
メインベビーカーフレーム10への取り付け前の図2および図4Aに示される座席モードでは、上部フレーム210は、座席マウント240から上方に延在し、具体的には後方斜め上方に延在してもよく、下部フレーム220は、座席マウント240から下方に延在し、具体的には前方斜め下方に延在してもよい。直立状態では、上部フレーム210および下部フレーム220は、座席マウント240を通過する直線上に延在する。図4Bに示す揺りかごモードでは、上部フレーム210および下部フレーム220は、座席マウント240の両側から水平に延在する。子供用座席フレーム20は、図4Aおよび図4Bに示されるように、座席モード位置から揺りかごモード位置に変換され得る。
【0017】
図5A図5Cを参照すると、子供用座席フレーム20を座席モードから揺りかごモードに変換するために、ユーザは、ケーブルを使用して、ばね式の下部フレームプランジャ222を座席マウント240との係合から外すことができる図2に示されているリクライニングハンドル223を係合することができる。これにより、子供用座席フレーム20全体が座席マウント240に対して水平位置に回転することが可能になり、ばね式の下部フレームプランジャ222が座席マウント240と再係合して、子供用座席フレーム20をこの位置にロックする。当業者は、子供用座席フレーム20に他のタイプのリクライニングハンドルまたはアクチュエータを実装できることを理解するであろう。
【0018】
リクライニングハンドル223に加えて、子供用座席フレーム20は、ベビーカーの折り畳みの一部として子供用座席フレーム20を折り畳むための、図2に示される折畳ハンドル213も含む。折畳ハンドル213が係合されると、図6に示されるように、ばね付勢された上部フレームプランジャ212を下部座席フレームハブ221との係合位置から後退させる。次いで、上部フレーム210(すなわち、上部座席フレーム)は、下部フレーム220(すなわち、下部座席フレーム)に対して座席マウント240の周りを回転することができる。折畳ハンドル213は、ばね付勢された上部フレームプランジャ212を引っ込めるためにケーブルを使用することができる。当業者は、子供用座席フレーム20に他のタイプの折畳ハンドルまたはアクチュエータを実装できることを理解するであろう。
【0019】
図7Aは、ラッチピン組立体250の傾斜面251を示し、図7Bは、上部座席フレームハブ211の対応する傾斜面2111を示す。上部フレーム210が回転すると、上部座席フレームハブ211の傾斜面2111は、ラッチピン組立体250の傾斜面251に作用して、ラッチピン組立体250を座席マウント240に押し込み、ラッチピン組立体250をチャイルドトレイハブ231から分離し、これにより、チャイルドトレイ230が座席マウント240の周りを自由に枢動できるようにチャイルドトレイ230を解放する。当業者は、本開示に基づいて、ラッチピン組立体250をチャイルドトレイハブ231から外すために他の構成または配置を提供できることを認識するであろう。
【0020】
図8Aおよび図8Bを参照すると、螺旋状制御面2112は、上部座席フレームハブ211上に設けられ、下部フレームプランジャガイドポスト2221に作用することによって、図3Dに示される座席マウント240から下部座席フレームハブ221のロックを解除するように構成される。これにより、下部フレーム220は、座席マウント240に対して相対的に垂直(すなわち、下向き)位置まで座席マウント240の周りを回転することができる。一態様では、下部座席フレームハブ221が座席マウント240に対して回転可能に固定されるように、座席マウント240と下部座席フレームハブ221との間にロック状態が提供される。一態様では、座席マウント240と下部座席フレームハブ221との間には、下部座席フレームハブ221が座席マウント240に対して回転可能であるように、螺旋状制御面2112が下部フレームプランジャガイドポスト2221に作用して下部座席フレームハブ221を座席マウント240に対してロック解除するロック解除状態が提供される。この構成のロック状態とロック解除状態とに関するさらなる詳細は、本明細書に記載されている。
【0021】
螺旋状制御面2112は、螺旋状制御面2112の円周末端間で上部座席フレームハブ211の中心から半径方向外向きに先細りまたは傾斜する先細りまたは傾斜した外形で形成され、その結果、上部座席フレームハブ211が座席マウント240に対して回転すると、螺旋状制御面2112が下部フレームプランジャガイドポスト2221に当接し、それを駆動する。
【0022】
座席マウント240は、座席マウント240を下部座席フレームハブ221に回転可能に固定するために下部フレームプランジャガイドポスト2221を受け入れるように構成された第1のラッチ部分241によって形成され得る凹部を含む。第1のラッチ部分241という用語は、座席マウント240上の凹部を画定するために使用されるが、下部フレームプランジャガイドポスト2221の少なくとも一部を受け入れるように寸法決めされている他のタイプのスロット、ポケット、受入部などを座席マウント240上に形成することができる。
【0023】
下部フレームプランジャガイドポスト2221は、一例では、ばねを介して座席マウント240の凹部内のロック位置に向かって付勢される。一態様では、ばねは下部フレームプランジャ222に対して係合し得る。下部フレームプランジャガイドポスト2221を座席マウント240の凹部に付勢するために、他の構成を使用してもよい。下部フレームプランジャガイドポスト2221は、下部座席フレームハブ221が座席マウント240に対して回転できるように、座席マウント240の凹部から選択的に離れるように駆動されるように構成されている。一態様では、下部フレームプランジャガイドポスト2221と共に形成された下部フレームプランジャ222は、下部フレームプランジャガイドポスト2221を下部フレーム220の軸に沿って座席マウント240の凹部に向かって、または座席マウント240の凹部から離して駆動する。下部フレームプランジャ222は下部フレーム220に回転可能に固定されており、下部フレーム220が回転すると下部フレームプランジャ222も回転する。
【0024】
上部座席フレームハブ211は、駆動スロット(すなわち、図8Aおよび図8Bに示されるような螺旋状制御面2112を形成するスロット)を備えて形成されていてもよく、下部フレームプランジャ222には、駆動スロット内に移動可能に配置できる下部フレームプランジャガイドポスト2221が形成されている。駆動スロットは、一般に弧状であり、特定の角度範囲、例えば、180°未満を有し得る。一態様では、駆動スロットの角度範囲は少なくとも120°である。
【0025】
下部フレームプランジャガイドポスト2221は、螺旋状制御面2112に当接し、上部座席フレームハブ211が回転すると、螺旋状制御面2112は、下部フレーム220が座席マウント240に対して回転可能に固定されているロック状態と、下部フレーム220が座席マウント240に対して回転可能であるロック解除状態と、の間で下部フレーム220を選択的に移動させるために、下部フレームプランジャ222を作動させることができる。この構成に基づいて、上部座席フレームハブ211の回転により、下部フレーム220がロック状態とロック解除状態との間で遷移する。一態様では、上部座席フレームハブ211の前方回転(すなわち、図8Aおよび図8Bに示すように時計回りの回転)により、下部フレーム220と座席マウント240との間のロックが解除された状態になる。さらに、下部フレームプランジャガイドポスト2221と係合するばねは、上部座席フレームハブ211が反対方向に回転(つまり、図8Aおよび図8Bで見て反時計回りに回転)すると、ばねが下部フレームプランジャガイドポスト2221をロック状態に駆動するように、下部フレームプランジャガイドポスト2221をロック状態に向けて付勢することができる。
【0026】
螺旋状制御面2112は、上部座席フレームハブ211が所定の角度だけ回転された後、下部フレーム220を座席マウント240からロック解除するように構成されてもよい。当業者は、螺旋状制御面2112を形成するスロットの幅が均一であり得ることを認識するであろう。代替的に、螺旋状制御面2112を形成するスロットの幅は不均一であってもよい。当業者は、螺旋状制御面2112を形成するスロットの外形が変化し得ることを認識するであろう。
【0027】
上部フレーム210が下部フレーム220から離れる方向に伸びると、下部フレームプランジャガイドポスト2221は、図8Aに示すように、駆動スロットの広い部分に配置される。上部フレーム210が下部フレーム220に向かって徐々に回転すると、螺旋状制御面2112の形状により、駆動スロットのスロット幅が徐々に減少または狭くなる。上部フレーム210が下部フレーム220に近づくと、螺旋状制御面2112の回転により下部フレームプランジャガイドポスト2221が上部座席フレームハブ211の中心から徐々に離れていく。上部フレーム210と下部フレーム220とが互いに近づくと、下部フレームプランジャガイドポスト2221はスロット幅が狭い駆動スロットの位置に位置する。この段階では、下部フレームプランジャガイドポスト2221が座席マウント240の第1のラッチ部分241から外れ、下部座席フレーム220と上部フレーム210とが座席マウント240に対して枢動し、互いに向かって折り畳まれるようになる。この構成に基づいて、下部フレームプランジャ222の下部フレームプランジャガイドポスト2221は、第1のラッチ部分241に対して係合または係合解除されるように、選択的に変位または移動される。
【0028】
当業者は、本開示に基づいて、子供用座席フレーム20の1つまたは複数の部分が座席マウント240に対してロックまたはロック解除されるように、1つの構成要素(つまり、上部フレーム210)に与えられた回転運動を別の構成要素(すなわち、下部フレームプランジャ222の下部フレームプランジャガイドポスト2221)の横方向の変位に変換することができる下部フレームプランジャガイドポスト2221および螺旋状制御面2112に加えて、子供用座席フレーム20に他の構成を使用または実装することができるということを理解するであろう。
【0029】
図9Aおよび図9Bは、上部フレーム210、下部フレーム220およびチャイルドトレイ230が折り畳まれた状態で互いにほぼ平行に配置されるように、上部フレーム210、下部フレーム220、およびチャイルドトレイ230を座席マウント240から下方に枢動させることによって、上部フレーム210、下部フレーム220、およびチャイルドトレイ230がそれぞれ、伸ばされた状態(すなわち、図9Aの座席モード)から折り畳まれた状態(図9Bに示される)に駆動されるように構成される方法を示す。
【0030】
図10に示すように、一態様では、ハンドル部分110、後脚部分120、および前脚部分130を一般に備えるベビーカーフレーム10が開示される。ベビーカーフレーム10は、図10に使用状態(つまり、直立状態)で示され、ハンドル部分110がほぼ上向きで、後脚部分120と前脚部分130とが完全に伸びている。
【0031】
ハンドル部分110と前脚部分130とは、使用状態において一直線状の構成に維持され得る。他の構成では、ハンドル部分110と前脚部分130とを互いにずらすことができる。ハンドル部分110、後脚部分120、および前脚部分130のそれぞれは、中央フレームハブ140で互いに枢動可能に接続される。座席マウント135が中央フレームハブ140に取り付けられ、中央フレームハブ140からほぼ垂直に延在し、片持ち梁になっている。座席マウント135の上部はバヨネット135cを含み、バヨネット135cは、乳幼児用キャリアもしくは子供用キャリアまたは車の座席などの別の要素と係合するように構成されている。一態様では、図15Aに示すように、バヨネット135cは座席マウント135の残りの部分と直接垂直方向に整列しておらず、代わりに、バヨネット135cは座席マウント135の残りの部分から角度を付けられるかずらせされる。一態様では、バヨネット135cは、座席フレーム20をベビーカーフレーム10に取り付けるために、座席マウント240の受入部内に係合するように構成される。
【0032】
図11Aおよび図11Bは、中央フレームハブ140の詳細を示す。一般に、ハンドル部分110、後脚部分120、および前脚部分130のうちの少なくとも1つに取り付けられる一連のプレートが提供される。具体的には、ハンドル部分110にはハンドルプレート112が取り付けられ、後脚部分120には後脚プレート122が取り付けられ、前脚部分130には前脚プレート132が取り付けられる。図11Aに示すように、ハンドルプレート112をハンドル部分110に固定するためにピン112aを設けることができ、後脚プレート122を後脚部分120に固定するためにピン122aを設けることができ、前脚プレート132を前脚部分130に固定するために、ピン132aを設けることができる。プレートをそれぞれの部分に固定するために、他のタイプの締結手段を使用することができる。
【0033】
後脚プレート122にフレームラッチ142が接続されている。一態様では、フレームラッチ142は、ピン124を介して後脚プレート122に枢動可能に取り付けられる。フレームラッチ142のラッチ面142aは、前脚プレート132のピン134と係合して、ベビーカーフレーム10を開位置にロックする。一実施例では、ピン134は前脚プレート132と一体的に形成されるが、他の方法で前脚プレート132に取り付けることもできる。
【0034】
ラッチ面142aが通過してピン134から外れるようにフレームラッチ142が回転されると、ハンドルプレート112は回転するように構成され、連結部125を使用して前脚プレート132を折畳位置に引っ張る。連結部125は、接続部125aを介して第1の端部で前脚プレート132に固定され、第2の端部で接続部125bを介してハンドルプレート112に固定され得る。
【0035】
付勢要素145がピン124の周りに配置され、後脚プレート122とフレームラッチ142との間に延在する。付勢要素145の端部146は、中央フレームハブ140の開口部144および後脚プレート122の開口部内に係合するように構成されたフックを含み得る。一態様では、ばねを含み得る付勢要素145は、フレームラッチ142をロック位置に向かって(すなわち、図11Bの時計回り方向に)付勢するように構成される。
【0036】
図12に示すように、ハンドル部分110、後脚部分120、および前脚部分130は、互いに対してほぼ平行な構成で折り畳まれるように構成される。図12に示されるように、折り畳まれたベビーカーフレーム10の全幅(W)は、9.0インチ~12.0インチである。一態様では、全幅(W)は10.0インチ~11.5インチである。好ましい態様では、全幅(W)は10.75インチである。一態様では、折り畳まれたベビーカーフレーム10の全体の高さ(H)は、25.0インチ~30.0インチである。別の態様では、折り畳まれたベビーカーフレームの全体の高さ(H)は27.0インチ~28.5インチである。好ましい態様では、全高(H)は27.5インチである。
【0037】
図13Aに、中央フレームハブ140に関する追加の詳細が示されている。一態様では、中央フレームハブ140は、上部軌道136を画定する中央部分を含んでいてもよい。図13Aにも示されているように、後脚部分120上に画定された下部軌道127が設けられている。当業者は、別の態様において、下部軌道127が中央フレームハブ140の下部に形成され得ることを理解するであろう。下部軌道127は、好ましくは、真っ直ぐな細長い部分として形成された第1の直線軌道部分127aと、第2の湾曲軌道部分127bと、を含む。一態様では、下部軌道127は、ほぼ「J」字形の外形を有する。図13Aに示すように、下部軌道127の細長い部分127aは長手方向軸(A1)を有し、上部軌道136は長手方向軸(A2)を有する。一態様では、下部軌道127の細長い部分127aの長手方向軸(A1)は、上部軌道136の長手方向軸(A2)と平行ではない。一態様では、上部軌道136の長手方向軸(A2)は、下部軌道127の細長い部分127aの長手方向軸(A1)に対して少なくとも5度から40度ずらされる。別の態様では、上部軌道136の長手方向軸(A2)は、下部軌道127の細長い部分127aの長手方向軸(A1)に対して15度~25度だけずれている。一態様では、湾曲軌道部分127bは、下部軌道127の細長い部分127aの長手方向軸(A1)に対して角度を成す長手方向軸(A3)を有する。長手方向軸(A3)は、長手方向軸(A1)に対して45度~85度の角度を付けることができる。一態様では、長手方向軸(A3)は、長手方向軸(A1)に対して55度~75度の角度を付けられる。
【0038】
図13Bは、下部軌道127によって提供されるインターフェースまたは接続に関する追加の詳細を示す。座席マウント135の下部135bを座席マウントガイド連結部148および任意選択でバスケットガイド連結部165に接続または連結する連結コネクタ150が設けられており、これについては本明細書でより詳細に説明する。連結コネクタ150は、座席マウント135の下部135b、座席マウントガイド連結部148の第2の端部148b、およびバスケットガイド連結部165の第1の端部165aを通って延在するピン151を含み得る。
【0039】
ベビーカーフレーム10の折り畳み中、前脚部分130の回転は、第1の端部148aで前脚部分130に枢動可能に取り付けられ、第2の端部148bで座席マウント135の下部135bに接続される座席マウントガイド連結部148を介して後脚部分120に対してガイドされる。一態様では、座席マウントガイド連結部148は、前脚部分130から後脚部分120まで延在する単一の剛性連結部から構成される。座席マウントガイド連結部148の第2の端部148bは、下部軌道127によって後脚部分120に接続される。
【0040】
使用状態では、座席マウント135の下部135b、座席マウントガイド連結部148の第2の端部148b、およびバスケットガイド連結部165の第1の端部165aに接続される連結コネクタ150の少なくとも一部が、湾曲軌道部分127bの終端にあるか、またはそれと係合する。一態様では、連結コネクタ150は、下部軌道127に沿ってガイドされるか、またはそれに追従する軌道追従構成要素を含む。下部軌道127は、連結コネクタ150の一部を受け入れるように寸法決めされた凹部が内部に画定された内部軌道として構成され得る。例えば、連結コネクタ150は、下部軌道127の凹部内に受け入れられるように構成された突起を含んでいてもよい。当業者は、連結コネクタ150が下部軌道127によって形成された突起を受け入れるように構成された凹部を画定する別の構成を使用できることを認識するであろう。この構成では、下部軌道127は外部軌道、すなわちT軌道であってもよく、連結コネクタ150によって画定される凹部は、下部軌道127によって画定される外部軌道に沿って進む。当業者が本開示に基づいて認識するように、連結コネクタ150と下部軌道127との間の接続を提供するための様々な代替構成を使用することができる。一実施形態では、連結コネクタ150は、座席マウントガイド連結部148、座席マウント135、およびバスケットガイド連結部165を互いに結合するピンまたは他の接続要素とは別個に形成される。
【0041】
ベビーカーフレームが展開されている間、連結コネクタ150は、最初に上向きに、湾曲軌道部分127bの終端から離れるように駆動され、次に下部軌道127の細長い部分127aに沿って直線的に下向きに駆動される。湾曲部分127bの下方向(すなわち、地面または支持面に向かう方向)の曲率により、ベビーカーが展開され、使用状態に移動した際に座席マウントガイド連結部148の第2の端部148bが静止位置にあることが保証され、これにより、前脚部分130と後脚部分120とが互いに対して適切な向きに維持される。折り畳みおよび展開中に座席マウント135の回転および移動を制御することに加えて、下部軌道127はまた、湾曲部分127bの下向きの湾曲により、使用状態にあるときに座席マウント135を垂直方向に支持する。
【0042】
図14Bおよび図15Bに示されるように、座席マウント135の第1の部分または中間部分135aは、枢動ガイド163によって上部軌道136に接続される。一実施例では、枢動ガイド163は、上部軌道136内に係合するように構成された突起を含む。上部軌道136は、スロット付き外形で形成されてもよく、枢動ガイド163上の突起は、上部軌道136内で摺動する拡大ヘッドを含んでもよい。これにより、枢動ガイド163は、座席マウント135の回転支持と上部軌道136に沿った直線ガイド支持との両方を提供する。当業者は、上部軌道136が外部軌道であり、突起を画定し、枢動ガイド163が上部軌道136の外部軌道を受け入れる寸法の凹部を画定する代替構成を提供できることを理解するであろう。上部軌道136に対して枢動ガイド163を結合または他の方法で接続するために、様々な構成および係合外形を使用することができる。
【0043】
図16A図16Cおよび図17A図17Eに示すように、ベビーカーフレーム10の折り畳み中、ベビーカーフレーム10が直立位置から折り畳まれる場合、バヨネット135cの長手方向軸が折り畳み操作中にほぼ直立または垂直のままであるように、上部軌道136および下部軌道127は一体となって機能する。当業者は、折り畳み中にベビーカーフレーム10全体が傾いているか、さもなければ直立していない場合、バヨネット135cが折り畳み中に直立位置にない場合があることを理解するであろう。一態様では、バヨネット135cの長手方向軸は、折り畳み操作全体を通して、ハンドル部分110と前脚部分130との間に画定されたギャップまたは空間内に延在する。一態様では、バヨネット135cの長手方向軸は、ベビーカーフレーム10の折り畳み中に45度を超えて枢動または回転しない。バヨネット135cの長手方向軸は、ベビーカーフレーム10の折り畳み中に25度を超えて枢動または回転しないように構成することができる。一態様では、ベビーカーフレーム10の折り畳み中、バヨネット135cは主に単一の方向に(つまり、拡張状態から格納状態に)駆動されるが、わずかなまたは偶発的な傾斜または枢動が発生し得る。
【0044】
折畳構成に基づいて、折り畳まれた子供用座席フレーム20は、ベビーカーフレーム組立体の折畳サイズを最小限に抑えるために、ベビーカーフレーム10の折畳境界内にとどまる。これは、図18Aおよび図18Bにも示されている。子供用座席フレーム20は、図18Aおよび図18Bに示されるように、ベビーカーフレーム10内(すなわち、ハンドル部分110と前脚部分130との間)で折り畳まれるように構成される。この構成は、子供用座席フレームがベビーカーフレーム10の外側に配置される他のベビーカー組立体と比較して、よりコンパクトな形状をもたらす。格納可能なバヨネット135cはまた、子供用座席フレーム20が、ベビーカーフレーム10の折り畳まれた周囲、輪郭、またはエンベロープ内で引っ張られる能力を支援する。
【0045】
座席マウント135の下部135bは、バスケットガイド連結部165の第1の端部165aに枢動可能に接続されている。バスケットガイド連結部165の反対側の第2の端部165bは、バスケットフレーム166に接続されている。一態様では、バスケット組立体は、バスケットガイド連結部165、バスケットフレーム166、およびバスケットフレーム連結部164から構成され得る。
【0046】
一態様では、バスケットガイド連結部165の第2の端部165bのバスケットフレーム166への接続は、摺動接続を含む。摺動接続は、バスケットガイド連結部165に形成されたガイドスロット167と、バスケットフレーム166に取り付けられたガイド169と、を含み得る。バスケットフレーム連結部164は、図14A図16B、および図16Cに示されるように、後脚部分120から前脚部分130に向かって延在する。バスケットフレーム連結部164は、第1の端部164aで後脚部分120に取り付けられ、下部軌道127に隣接して配置される。バスケットフレーム連結部164は、下部軌道127の一部に固定することができる。一態様では、バスケットフレーム連結部164は、下部軌道127に対して鋭角で所定の位置に固定される。バスケットフレーム連結部164の第2の端部164bは、バスケットフレーム166の第1の端部166aに取り付けられている。一態様では、バスケットフレーム連結部164により、後脚部分120とバスケットフレーム166との間の枢動接続部がもたらされる。
【0047】
図16A図16Cは、ベビーカーフレームの折り畳みの一態様を示し、図17A図17Eは、ベビーカーフレームの折り畳みの追加の態様を示す。ベビーカー組立体の折り畳みは、一般に、図11Aおよび図11Bに開示された構成などの解放機構または折畳機構によって開始することができる。ラッチまたは他の機構が解除されると、ハンドル部分110は下方に折り畳み始めることができ、前脚部分130は後脚部分120に向かって回転することができる。
【0048】
フレームの折り畳み中、バスケットガイド連結部165のガイドスロット167により、バスケットフレーム166が下向きに回転して、前脚部分130とハンドル部分110との間の折り畳まれたフレーム境界内でバスケットフレーム166を折り畳むことができる。図16A図16Cおよび図17A図17Eに示すように、バスケットフレーム連結部164、バスケットガイド連結部165、バスケットフレーム166は、互いに協働してバスケット組立体の折り畳みおよび展開を制御する。図17Aに示されるように、展開状態において、バスケットフレーム連結部164は、バスケットフレーム166と平行であってもよい。折畳状態では、図17Eおよび図18Cに示されるように、バスケットガイド連結部165、バスケットフレーム166、およびバスケットフレーム連結部164は、それぞれ互いに対して角度を成している。一態様では、バスケットガイド連結部165、バスケットフレーム166、およびバスケットフレーム連結部164は、折畳状態で三角形を形成する。
【0049】
図17Aおよび図17Bに示されるように、フレームが折り畳まれ始めると(すなわち、ハンドル部分110が後脚部分120に向かって下方に折り畳まれる)、連結コネクタ150は、最初に下部軌道127に沿って上向きに動かされ、湾曲軌道部分127bの終端から離れ、湾曲軌道部分127bから出る。次に、連結コネクタ150は、細長い部分127aに沿って下方に移動し始める。
【0050】
前脚部分130および後脚部分120が折り畳み中に互いに向かって駆動されると、前脚部分130は、座席マウントガイド連結部148を上方に駆動し、下部軌道127の湾曲軌道部分127bから外す。一態様では、中央フレームハブ140の内側の連結部125(図11Aに示すように)は、折り畳み中に前脚部分130を後脚部分120に向かってガイドする。図11Aに示す接続の他の態様も、折り畳み操作を制御するために使用され得る。図17Cに示すように、連結コネクタ150が下部軌道127を下方に駆動され続け、ハンドル部分110が下向きに折り畳み続けると、バスケットフレーム166が下向きに折り畳まれる。図17Dに示すように折り畳み動作が続くと、ガイド169は、バスケットフレーム166がさらに下方に駆動されるにつれてガイドスロット167内を移動し、後脚部分120と共に前脚部分130に向かって折り畳まれる。最後に、図17Eに示されるようにベビーカーが折り畳まれる。図17Eは、バスケットガイド連結部165とバスケットフレーム166とが本質的に交差または「X」配置で互いに交差することを示している。図17Eに示すように、ガイド169は、ベビーカーが直立位置または展開位置にあるときと比較して、ガイドスロット167の反対側の端まで移動している。
【0051】
ベビーカーフレーム10を折畳位置から展開位置に開くとき、後脚部分120と前脚部分130とは、バスケットフレーム166がその直立位置に駆動される前に、所定の距離だけ互いに離れるように駆動される。ベビーカーフレーム10の展開中にバスケットフレーム166が上方に駆動される際の遅延は、バスケットフレーム連結部164、ガイドスロット167、およびガイド169によって提供される向きおよび接続によるものである。図19A図19Dに示されるように、フレームを展開すると、バスケットガイド連結部165は、バスケットフレーム166を比較的水平な上昇位置に枢動させ、バスケットの貯蔵容量を最大にする。
【0052】
図17Eに示すように、座席マウント135は、一態様では、折畳状態で中央フレームハブ140の外形またはエンベロープの内側に配置される。連結コネクタ150は、バヨネット135cを、ベビーカーフレーム10の展開状態または直立位置に対応する拡張位置と、ベビーカーフレーム10の折畳状態に対応する格納位置と、の間で移動させる。一例では、バヨネット135cは、格納位置と比較して、拡張位置では中央フレームハブ140からさらに外側に延在するように構成される。バヨネット135cは、ベビーカーフレーム組立体10が展開されたときに、中央フレームハブ140の上に規定される第1の高さ(つまり、拡張高さ)に拡張できる。バヨネット135cは、ベビーカーフレーム組立体10が折り畳まれたとき、第1の高さよりも低い第2の高さ(すなわち、格納高さ)まで延在することができる。一態様では、第2の高さは、バヨネット135cの少なくとも一部が中央フレームハブ140の上にある位置に対応することができる。別の態様では、バヨネット135cの全体が、格納位置にある中央フレームハブ140の上面または頂面140aの下に垂直に配置される。当業者は、バヨネット135cの他の構成を提供でき、バヨネット135cは、中央フレームハブ140、またはフレーム10の任意の他の構成要素に対して、拡張位置および格納位置で様々な位置になるように構成することができることを理解するであろう。
【0053】
一態様では、ベビーカーフレーム10を直立位置から折畳位置に折り畳む方法も提供される。この方法は、ハンドル部分110が前脚部分130を後脚部分120に向かって駆動するように、ハンドル部分110を下方に折り畳むことを含む。この方法はまた、湾曲軌道部分127bから直線軌道部分127aまで後脚部分120上に画定された軌道127に沿って連結コネクタ150を駆動することを含む。連結コネクタ150は、バヨネット135cを画定する座席マウント135、前脚部分130に接続された座席マウントガイド連結部148、およびバスケットガイド連結部165に共通して取り付けまたは接続される。この方法は、ベビーカーフレーム10に関して説明したように、本明細書に開示した任意の1つまたは複数の他の特徴を含むことができる。本明細書に記載された構成要素の任意の1つまたは複数の機能は、ベビーカーフレーム10を折り畳む方法と併せて使用することができる。
【0054】
別の態様では、図20図21A図21B図22A図22Bに示すように、子供用キャリアまたは乳幼児用キャリア180と係合するように構成され、座席マウント135に取り付けることができるアダプタ組立体170が提供される。
【0055】
一態様では、アダプタ組立体170は、図21Aおよび図21Bに示されるように、垂直支持体172、支承面174を含む制御部材173、および少なくとも1つのラッチ領域176を含む。一態様では、制御部材173は、垂直支持体172と制御部材173との間の枢動接続部175を介して提供される垂直支持体172との接続により、枢動制御部材である。図21Bに示すように、枢動接続部175はピンを含んでいてもよい。一態様では、制御部材173はC字形の外形を有する。
【0056】
垂直支持体172は、キャリア180を垂直および横方向の一方または両方に支持するように構成される。垂直支持体172は、上側に第1の受入部177aを有し、下側に第2の受入部177bを有する基部177を含む。本明細書ではキャリア受入部とも呼ばれる第1の受入部177aは、キャリア180のキャリーハンドルのハブなど、キャリア180の部分184を支持するまたは受け入れるように構成される。一態様では、第1の受入部177aは曲面またはポケットとして形成されてもよい。
【0057】
本明細書ではベビーカー受入部とも呼ばれる第2の受入部177bは、座席マウント135のバヨネット135cなど、ベビーカーフレームの一部を受け入れるように構成される。一態様では、第2の受入部177bは、囲まれた横方向周囲を有する細長いスロットとして形成することができる。キャリア180の下側を垂直方向に支持するために、アダプタ組立体170は、(i)第1の受入部177a、および(ii)制御部材173上に画定された支持面173aのうちの少なくとも1つを含むことができる。
【0058】
アダプタ組立体170には解放ボタン181が設けられており、ベビーカーフレーム10からアダプタ組立体170を解放するように構成されている。一態様では、解放ボタン181は、アダプタ組立体170をベビーカーフレーム10のバヨネット135cから外すように構成される。
【0059】
ラッチ領域176は、キャリア180の少なくとも1つのプランジャを受け入れて、キャリア180を垂直支持体172に固定し、アダプタ組立体170からのキャリア180の意図しない取り外しを防止するように構成される。一態様では、ラッチ領域176は受入部またはポケットとして形成される。当業者は、ラッチ領域176に他の構成を使用できることを理解するであろう。
【0060】
支承面174は、キャリア180の対応する面182と相互作用して、キャリア180がベビーカーフレーム10上に支持されている間、ラッチ領域176とキャリアプランジャとが適切に係合したままであることを保証するように構成される。したがって、制御部材173および支承面174は、一態様では、ロック組立体として機能する。支承面174はまた、アダプタ組立体170が特に横方向(すなわち、図21Bの左から右)に確実に固定されるようにする。制御部材173が下降または展開された後、キャリア180のロッカーレールは、支承面174と垂直支持体172との間に画定されたポケットまたは空間内へと配置される。
【0061】
アダプタ組立体170がベビーカーフレーム10から取り外されると、制御部材173は内側に回転し、垂直支持体172の受入部179に係合するように構成される。制御部材173’のこの折畳構成は、図22Bに示され、ベビーカーでの保管を容易にするためにアダプタ組立体170のサイズを縮小する。一態様では、制御部材173は、枢動接続部175を受け入れるように構成された細長いスロット178を含み、枢動接続部175は、制御部材173が使用状態(すなわち図22A)から折畳状態(すなわち図22B)に回転すると、細長いスロット178に沿って摺動する。
【0062】
図23A図23Cは、アダプタ組立体270の別の実施形態を示す。図23A図23Cに示すように、アダプタ組立体270は、少なくとも1つの垂直支持体272a、272bを含む。垂直支持体272a、272bの特徴は、本明細書で特に明記しない限り、それ以外は垂直支持体172と同一である。アダプタ組立体270はまた、制御部材273a、273bを含み、これらは、垂直支持体272a、272bのそれぞれ1つの底部に枢動可能に取り付けられる。制御部材273a、273bは、隣接する構成要素または要素への枢動接続部に基づいて、枢動制御部材と考えることができる。一態様では、制御部材273a、273bはそれぞれ、中央コネクタ連結部275に接続される。制御部材273a、273bは、支承面283a、283bを含んでいてもよく、支承面283a、283bは、キャリア180のロッカーレールの底面に係合または支承するように構成されている。中央コネクタ連結部275は、制御部材のうちの第1の制御部材273aに枢動可能に接続された第1の端部275aと、制御部材のうちの第2の制御部材273bに枢動可能に接続された第2の端部と、を有する。第1の制御部材273aは、中央コネクタ連結部275の第1の端部275aに枢動可能に取り付けられるように構成された第1の端部274aを含む。第2の制御部材273bは、中央コネクタ連結部275の第2の端部275bに枢動可能に取り付けられるように構成された第1の端部274bを含む。一態様では、制御部材273a、273bの第1の端部274a、274bは角度を付けられている。同様に、中央コネクタ連結部275の第1および第2の端部275a、275bも角度を付けることができる。
【0063】
第1の制御部材273aの第2の端部276aは、垂直支持体272aに枢動可能に取り付けられる。第2の制御部材273bの第2の端部276bは、垂直支持体272bに枢動可能に取り付けられる。一態様では、制御部材273a、273bの第2の端部276a、276bは真っ直ぐまたは平坦である。
【0064】
制御部材273a、273bおよび中央コネクタ連結部275の形状および相互作用に基づいて、制御部材273a、273bは、垂直支持体272a、272bに対して下方に折り畳むことができ、その後、制御部材273a、273bは、中央コネクタ連結部275に対してヒンジ結合または折り畳むことができる。展開した向きでは、垂直支持体272a、272bは、それぞれのラッチ領域がキャリア上のプランジャと整列するように、互いに対して所定の距離で配置される。所定の距離は、制御部材273a、273bおよび中央コネクタ連結部275の長さまたは形状に基づいて制限される。制御部材273a、273bと垂直支持体272a、272bとの間の接続、および制御部材273a、273bと中央コネクタ連結部275との間の接続は、多軸折畳運動を提供する。この構成に基づいて、制御部材273a、273bおよび中央コネクタ連結部275は、キャリアに対して垂直支持体272a、272bをしっかりと取り付ける。
【0065】
両方のアダプタ組立体170、270は、垂直支持体172、272a、272bが外側に広がるのを防止する機能または構成要素を含む。これらの特徴は、キャリア180のプランジャが垂直支持体172、272a、272bから不注意に外れるのを防止するのに役立つ。図21Aおよび図21Bでは、支承面174は、キャリアロッカーレールの1つの内側と係合することによってこの機能を果たす。図23A図23Cでは、垂直支持体272a、272b、制御部材273a、273b、および中央コネクタ連結部275の間の接続またはインターフェースは、2つの垂直支持体272a、272bの間の距離または幅を制限することによってこの機能を実行する。一般に、制御部材は、ラッチ領域をキャリアプランジャと整列状態に維持し、垂直支持体の広がりを防止するように構成されている。
【0066】
別の実施形態では、制御部材273a、273bは、垂直支持体272a、272bが互いに離間できる距離を制限するように、垂直支持体272a、272bに取り付けられたストラップ、バンド、またはテザーなどの可撓性コネクタと交換することができる。一態様では、可撓性コネクタは非弾性である。別の実施形態では、制御部材273a、273b、および中央コネクタ連結部275は、単一の一体型剛性構造に置き換えることができる。垂直支持体間の距離を制限することで、垂直支持体が他の方法でキャリアプランジャから外れる原因となる垂直支持体の不注意による外側への広がりを防ぐ。
【0067】
別の態様では、アダプタ組立体170、270を使用する方法も本明細書に開示される。この方法は、ベビーカーフレームとのインターフェースを提供するために、アダプタ組立体170、270を車の座席またはキャリアと係合させることを含み得る。この方法はまた、アダプタ組立体170、270を、使用状態よりコンパクトな格納または折畳状態に折り畳むことを含み得る。この方法はまた、アダプタ組立体170、270の構成要素のうちの任意の1つまたは複数の機能を実装する追加のステップを含み得る。
【0068】
以上、本実施形態について詳細に説明したが、そのうちのいくつかを本開示の詳細な説明で例示されている多くの物理的変更は、本明細書で具現化された発明の概念および原理を変更することなく行うことができることを理解されたいし、当業者には明らかであろう。
【0069】
また、好ましい実施形態の一部のみを組み込んだ多数の実施形態が可能であり、それらの部分に関しては、本明細書で具現化された発明の概念および原理を変更しないことも理解されたい。
【0070】
したがって、本実施形態および任意の構成は、すべての点で、例示的および/または説明的であり、限定的ではないと見なされるべきであり、本開示の範囲は、前述の説明ではなく添付の特許請求の範囲によって示され、したがって、前記特許請求の範囲の均等物の意味および範囲内に入るすべての代替実施形態およびこの実施形態への変更は、そこに包含される。
【符号の説明】
【0071】
1 折畳式ベビーカー組立体
10 ベビーカーフレーム
20 子供用座席フレーム
110 ハンドル部分
112 ハンドルプレート
112a ピン
120 後脚部分
122 後脚プレート
122a ピン
125 連結部
125a、125b 接続部
127 下部軌道
127a 第1の直線軌道部分、細長い部分
127b 第2の湾曲軌道部分
130 前脚部分
132 前脚プレート
132a ピン
134 ピン
135 座席マウント
135a 中間部分
135b 下部
135c バヨネット
136 上部軌道
140 中央フレームハブ
142 フレームラッチ
142a ラッチ面
144 開口部
145 付勢要素
146 端部
148 座席マウントガイド連結部
148a 第1の端部
148b 第2の端部
150 連結コネクタ
151 ピン
163 枢動ガイド
164 バスケットフレーム連結部
164a、165a、166a、274a、274b、275a 第1の端部
164b、165b、275b 第2の端部
165 バスケットガイド連結部
166 バスケットフレーム
167 ガイドスロット
169 ガイド
170、270 アダプタ組立体
172、272a、272b 垂直支持体
173、173’、273a、273b 制御部材
173a 支持面
174 支承面
175 枢動接続部
176 ラッチ領域
177 基部
177a 第1の受入部
177b 第2の受入部
178 スロット
179 受入部
180 キャリア
181 解放ボタン
182 面
184 部分
210 上部フレーム
211 上部座席フレームハブ
212 上部フレームプランジャ
213 折畳ハンドル
220 下部フレーム
221 下部座席フレームハブ
222 下部フレームプランジャ
223 リクライニングハンドル
224 第2のラッチ部分
230 チャイルドトレイ
231 チャイルドトレイハブ
240 座席マウント
241 第1のラッチ部分
250 ラッチピン組立体
251 傾斜面
275 中央コネクタ連結部
276a 第2の端部
283a、283b 支承面
2111 傾斜面
2112 螺旋状制御面
2221 下部フレームプランジャガイドポスト
A1、A2、A3 長手方向軸
図1
図2
図3A
図3B
図3C
図3D
図4A
図4B
図5A
図5B
図5C
図6
図7A
図7B
図8A
図8B
図9A
図9B
図10
図11A
図11B
図12
図13A
図13B
図14A
図14B
図15A
図15B
図15C
図16A
図16B
図16C
図17A
図17B
図17C
図17D
図17E
図18A
図18B
図18C
図19A
図19B
図19C
図19D
図20
図21A
図21B
図22A
図22B
図23A
図23B
図23C
【国際調査報告】