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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-07-05
(54)【発明の名称】物品ソーティングデバイス
(51)【国際特許分類】
   B65G 17/10 20060101AFI20230628BHJP
   B65G 21/18 20060101ALI20230628BHJP
   B65G 47/46 20060101ALI20230628BHJP
【FI】
B65G17/10 A
B65G21/18
B65G47/46 H
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022566425
(86)(22)【出願日】2021-03-22
(85)【翻訳文提出日】2023-01-04
(86)【国際出願番号】 CN2021082087
(87)【国際公開番号】W WO2021238363
(87)【国際公開日】2021-12-02
(31)【優先権主張番号】202010469552.2
(32)【優先日】2020-05-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】520208203
【氏名又は名称】ベイジン・ジンドン・チアンシ・テクノロジー・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】王 佳
【テーマコード(参考)】
3F015
【Fターム(参考)】
3F015AA06
3F015FA02
3F015GA01
(57)【要約】
本開示は、ロジスティクスソーティングの技術分野に関し、とりわけ、物品ソーティングデバイスに関する。本開示による物品ソーティングデバイスは、ソーティングトラックを含み、ソーティングトラックであって、ソーティングトラックは、移行トラックおよび複数の層のメイントラックを含み、移行トラックは、第1の方向においてメイントラックの2つの隣接層の同じ端部に接続されており、高さ方向における2つの隣接する移行トラックは、第1の方向においてメイントラックの2つの端部に位置付けされている、ソーティングトラックと、物品を積むためにソーティングトラックの上に移動可能に配置されているソーティングメカニズムであって、ソーティングメカニズムは、ソーティングトラックに沿って設定されたソーティング位置へ移動するときに、第2の方向に物品を降ろすように構成されており、第2の方向は、高さ方向および第1の方向に交差する、ソーティングメカニズムとを含む。これに基づいて、物品ソーティングデバイスの占有されるエリアが、効果的に低減される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
物品ソーティングデバイス(100)であって、前記物品ソーティングデバイス(100)は、
移行トラック(12)および複数層のメイントラック(11)を含むソーティングトラック(1)であって、前記移行トラック(12)は、前記メイントラック(11)の2つの隣接するメイントラック(11)の層の同じ端部に第1の方向(Y)において接続されており、高さ方向(Z)における2つの隣接する前記移行トラック(12)は、前記第1の方向(Y)において前記メイントラック(11)の2つの端部に位置付けされている、ソーティングトラック(1)と、
物品(A)を積むために前記ソーティングトラック(1)の上に移動可能に配置されているソーティングメカニズム(2)であって、前記ソーティングメカニズム(2)は、前記ソーティングトラック(1)に沿って設定されたソーティング位置(B)へ移動するときに、第2の方向(X)に前記物品(A)を降ろすように構成されており、前記第2の方向(X)は、前記高さ方向(Z)および前記第1の方向(Y)に交差する、ソーティングメカニズム(2)と
を含む、物品ソーティングデバイス(100)。
【請求項2】
前記ソーティングメカニズム(2)は、前記物品(A)を設置するためのローディング表面(S)を有しており、前記ローディング表面(S)は、前記ソーティングトラック(1)に沿った前記ソーティングメカニズム(2)の移動の間に、常に上向きになっている、請求項1に記載の物品ソーティングデバイス(100)。
【請求項3】
前記移行トラック(12)は、第1の移行パーツ(121)および第2の移行パーツ(122)を含み、前記第1の移行パーツ(121)および前記第2の移行パーツ(122)は、前記第2の方向(X)に並んで配置されており、互いに間隔を置いて配置されており、前記ソーティングメカニズム(2)は、第1の接続パーツ(22)および第2の接続パーツ(23)を含み、前記ソーティングメカニズム(2)は、前記第1の接続パーツ(22)および前記第2の接続パーツ(23)を通して、前記第1の移行パーツ(121)および前記第2の移行パーツ(122)とそれぞれ連結されており、前記第1の移行パーツ(121)は、前記第1の方向(Y)の側に向けて距離Lだけ、前記第2の移行パーツ(122)に対して互い違いになっており、前記第1の接続パーツ(22)は、前記第1の方向(Y)の同じ側に向けて同じ距離だけ、前記第2の接続パーツ(23)に対して互い違いになっている、請求項2に記載の物品ソーティングデバイス(100)。
【請求項4】
磁極プレート(26)が、前記ソーティングメカニズム(2)の底部に配置されており、前記物品ソーティングデバイス(100)は、モーター(4)を含み、前記モーター(4)は、前記磁極プレート(26)と協働し、前記ソーティングトラック(1)に沿って歩行するように前記ソーティングメカニズム(2)を駆動する、請求項1に記載の物品ソーティングデバイス(100)。
【請求項5】
前記モーター(4)は、前記第1の方向(Y)に延在する溝部(41)を提供されており、前記磁極プレート(26)は、前記ソーティングトラック(1)に沿った前記ソーティングメカニズム(2)の移動の間に、前記溝部(41)を通過する、請求項4に記載の物品ソーティングデバイス(100)。
【請求項6】
ガイドパーツ(42)が、前記溝部(41)の入口部に配置されており、前記ガイドパーツ(42)は、前記磁極プレート(26)が前記溝部(41)に進入することをガイドするように構成されている、請求項5に記載の物品ソーティングデバイス(100)。
【請求項7】
前記物品ソーティングデバイス(100)は、複数のソーティングメカニズム(2)および装着バー(3)を含み、前記装着バー(3)の延在方向は、前記ソーティングトラック(1)の延在方向と一貫しており、前記装着バー(3)は、前記ソーティングトラック(1)に対して移動するように構成されており、前記複数のソーティングメカニズム(2)は、前記装着バー(3)の上に並んで配置されている、請求項1に記載の物品ソーティングデバイス(100)。
【請求項8】
キャビティー(141)が、前記ソーティングトラック(1)の中に形成されており、前記キャビティー(141)の側壁部(144)は、開口部(145)を提供されており、前記装着バー(3)は、前記キャビティー(141)の中に配置されており、前記ソーティングメカニズム(2)は、前記開口部(145)から前記キャビティー(141)の中へ延在しており、前記装着バー(3)に接続されている、請求項7に記載の物品ソーティングデバイス(100)。
【請求項9】
前記物品ソーティングデバイス(100)は、制限ピース(3a)を含み、前記制限ピース(3a)は、前記第2の方向(X)への前記ソーティングメカニズム(2)の変位を制限するために、前記装着バー(3)の上に配置されている、請求項7に記載の物品ソーティングデバイス(100)。
【請求項10】
前記ソーティングメカニズム(2)に接続されている第1の制限ホイール(31)は、前記装着バー(3)の上に配置されており、前記制限ピース(3a)は、第2の制限ホイール(32)を含み、前記第1の制限ホイール(31)および前記第2の制限ホイール(32)は、前記装着バー(3)の延在方向に所定の間隔で配置されており、前記第1の制限ホイール(31)の軸線は、前記第2の制限ホイール(32)の軸線に対して垂直になっている、請求項9に記載の物品ソーティングデバイス(100)。
【請求項11】
複数の第1の制限ホイール(31)および複数の第2の制限ホイール(32)は、前記装着バー(3)の上に配置されており、前記複数の第1の制限ホイール(31)および前記複数の第2の制限ホイール(32)は、前記装着バー(3)の前記延在方向において順番にシーケンシャルに配置されている、請求項10に記載の物品ソーティングデバイス(100)。
【請求項12】
前記移行トラック(12)は、円弧形状のトラックである、請求項1に記載の物品ソーティングデバイス(100)。
【請求項13】
前記複数層のメイントラック(11)において、底部層に位置付けされている前記メイントラック(11)は、前記移行トラック(12)なしに、リターントラック(13)を通して、上部層の前記メイントラック(11)の一方の端部に接続されている、請求項1から12のいずれか一項に記載の物品ソーティングデバイス(100)。
【請求項14】
前記リターントラック(13)は、線形のトラックである、請求項13に記載の物品ソーティングデバイス(100)。
【請求項15】
前記物品ソーティングデバイス(100)は、トローリーワイヤー(5)を含み、前記トローリーワイヤー(5)は、前記ソーティングトラック(1)の上に配置されており、前記ソーティングメカニズム(2)は、電気スリップリング(25)を含み、前記電気スリップリング(25)は、前記トローリーワイヤー(5)に電気的に接続されている、請求項1から12のいずれか一項に記載の物品ソーティングデバイス(100)。
【請求項16】
前記物品ソーティングデバイス(100)は、シュート(6)を含み、前記シュート(6)は、前記ソーティングトラック(1)の上に配置されており、前記ソーティング位置(B)に位置付けされており、前記ソーティングメカニズム(2)によって降ろされた前記物品(A)を受け入れ、前記物品(A)を落下するようにガイドする、請求項1から12のいずれか一項に記載の物品ソーティングデバイス(100)。
【請求項17】
前記シュート(6)は、前記第2の方向(X)において前記ソーティングトラック(1)の2つの側部に配置されている、請求項16に記載の物品ソーティングデバイス(100)。
【請求項18】
前記物品ソーティングデバイス(100)は、コンテナ(7)を含み、前記コンテナ(7)は、前記シュート(6)から落下する前記物品(A)を受け入れるように構成されている、請求項16に記載の物品ソーティングデバイス(100)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本開示は、2020年5月28日に出願された中国特許出願第202010469552.2号に基づいており、その出願の優先権を主張し、その出願のすべての内容全体は、参照により本明細書に組み込まれている。
【0002】
本開示は、ロジスティクスソーティングの技術分野に関し、とりわけ、物品ソーティングデバイスに関する。
【背景技術】
【0003】
近年、ロジスティクスオートメーション産業が急速に発展しており、さまざまな種類のソーティングおよびトランスミッション機器が出現している。現在、2つの主なタイプのソーティングマシンが存在しており、一方は、ループソーティングマシンであり、他方は、リニアソーティングマシンである。
【0004】
ループソーティングマシンは、水平方向の横長のループトラックを通して物品をソートする。ループソーティングマシンに関して、多数のベルトカートが同時に走行することが可能であるが、占有されるエリアが大きい。リニアソーティングマシンは、長手方向のループトラックを採用する。リニアソーティングマシンに関して、占有されるエリアはループソーティングマシンのものよりも小さいが、占有されるエリアは依然として大きく、ベルトカートの利用率は低い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示によって解決されることとなる1つの技術的な課題は、物品ソーティングデバイスの占有されるエリアを低減させることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の技術的課題を解決するために、本開示は、物品ソーティングデバイスであって、物品ソーティングデバイスは、
ソーティングトラックであって、ソーティングトラックは、移行トラックおよび複数の層のメイントラックを含み、移行トラックは、第1の方向においてメイントラックの2つの隣接層の同じ端部に接続されており、高さ方向における2つの隣接する移行トラックは、第1の方向においてメイントラックの2つの端部に位置付けされている、ソーティングトラックと、
物品を積むためにソーティングトラックの上に移動可能に配置されているソーティングメカニズムであって、ソーティングメカニズムは、ソーティングトラックに沿って設定されたソーティング位置へ移動するときに、第2の方向に物品を降ろすように構成されており、第2の方向は、高さ方向および第1の方向に交差する、ソーティングメカニズムと
を含む、物品ソーティングデバイスを提供する。
【0007】
いくつかの実施形態において、ソーティングメカニズムは、物品を設置するためのローディング表面を有しており、ローディング表面は、ソーティングトラックに沿ったソーティングメカニズムの移動の間に、常に上向きになっている。
【0008】
いくつかの実施形態において、移行トラックは、第1の移行パーツおよび第2の移行パーツを含み、第1の移行パーツおよび第2の移行パーツは、第2の方向に並んで配置されており、互いに間隔を置いて配置されており、ソーティングメカニズムは、第1の接続パーツおよび第2の接続パーツを含み、ソーティングメカニズムは、第1の接続パーツおよび第2の接続パーツを通して、第1の移行パーツおよび第2の移行パーツとそれぞれ連結されており、第1の移行パーツは、第1の方向の側に向けて距離Lだけ、第2の移行パーツに対して互い違いになっており、第1の接続パーツは、第1の方向の同じ側に向けて同じ距離だけ、第2の接続パーツに対して互い違いになっている。
【0009】
いくつかの実施形態において、磁極プレートが、ソーティングメカニズムの底部に配置されており、物品ソーティングデバイスは、モーターを含み、モーターは、磁極プレートと協働し、ソーティングトラックに沿って歩行するようにソーティングメカニズムを駆動する。
【0010】
いくつかの実施形態において、モーターは、第1の方向に延在する溝部を提供されており、磁極プレートは、ソーティングトラックに沿ったソーティングメカニズムの移動の間に、溝部を通過する。
【0011】
いくつかの実施形態において、ガイドパーツが、溝部の入口部に配置されており、ガイドパーツは、磁極プレートが溝部に進入することをガイドするように構成されている。
【0012】
いくつかの実施形態において、物品ソーティングデバイスは、複数のソーティングメカニズムおよび装着バーを含み、装着バーの延在方向は、ソーティングトラックの延在方向と一貫しており、装着バーは、ソーティングトラックに対して移動するように構成されており、複数のソーティングメカニズムは、装着バーの上に並んで配置されている。
【0013】
いくつかの実施形態において、キャビティーが、ソーティングトラックの中に形成されており、キャビティーの側壁部は、開口部を提供されており、装着バーは、キャビティーの中に配置されており、ソーティングメカニズムは、開口部からキャビティーの中へ延在しており、装着バーに接続されている。
【0014】
いくつかの実施形態において、物品ソーティングデバイスは、制限ピースを含み、制限ピースは、第2の方向へのソーティングメカニズムの変位を制限するために、装着バーの上に配置されている。
【0015】
いくつかの実施形態において、ソーティングメカニズムに接続されている第1の制限ホイールは、装着バーの上に配置されており、制限ピースは、第2の制限ホイールを含み、第1の制限ホイールおよび第2の制限ホイールは、装着バーの延在方向に所定の間隔で配置されており、第1の制限ホイールの軸線は、第2の制限ホイールの軸線に対して垂直になっている。
【0016】
いくつかの実施形態において、複数の第1の制限ホイールおよび複数の第2の制限ホイールは、装着バーの上に配置されており、複数の第1の制限ホイールおよび複数の第2の制限ホイールは、装着バーの延在方向において順番にシーケンシャルに配置されている。
【0017】
いくつかの実施形態において、移行トラックは、円弧形状のトラックである。
【0018】
いくつかの実施形態において、メイントラックの複数の層において、底部層に位置付けされているメイントラックは、移行トラックなしに、リターントラックを通して、上部層のメイントラックの一方の端部に接続されている。
【0019】
いくつかの実施形態において、リターントラックは、線形のトラックである。
【0020】
いくつかの実施形態において、物品ソーティングデバイスは、トローリーワイヤーを含み、トローリーワイヤーは、ソーティングトラックの上に配置されており、ソーティングメカニズムは、電気スリップリングを含み、電気スリップリングは、トローリーワイヤーに電気的に接続されている。
【0021】
いくつかの実施形態において、物品ソーティングデバイスは、シュートを含み、シュートは、ソーティングトラックの上に配置されており、ソーティング位置に位置付けされており、ソーティングメカニズムによって降ろされた物品を受け入れ、物品を落下するようにガイドする。
【0022】
いくつかの実施形態において、シュートは、第2の方向においてソーティングトラックの2つの側部に配置されている。
【0023】
いくつかの実施形態において、物品ソーティングデバイスは、コンテナを含み、コンテナは、シュートから落下する物品を受け入れるように構成されている。
【0024】
ソーティングトラックは、移行トラックおよび複数の層のメイントラックを含むように構成されており、移行トラックは、メイントラックの2つの隣接層の第1の方向における同じ端部に接続されており、高さ方向における2つの隣接する移行トラックは、第1の方向においてメイントラックの2つの端部に位置付けされており、ソーティングメカニズムは、ソーティングトラックに沿って設定されたソーティング位置へ移動するときに、高さ方向および第1の方向に交差する第2の方向に物品を降ろすように構成されており、本開示による物品ソーティングデバイスが、3次元の倉庫型物品ソーティングデバイスになるようになっており、それによって、占有されるエリアを効果的に低減させる。
【0025】
本明細書で説明されている添付の図面は、本開示のさらなる理解を提供するために使用されており、本開示の一部を構成している。本開示の概略的な実施形態およびその説明は、本開示を説明するために使用されており、本開示に対する不適正な限定を構成するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】本開示のいくつかの実施形態による物品ソーティングデバイスの3次元図である。
図2図1に示されている物品ソーティングデバイスの正面図である。
図3】本開示のいくつかの実施形態によるソーティングメカニズムの第1の3次元図である。
図4図3に示されているソーティングメカニズムの第2の3次元図である。
図5】本開示のいくつかの実施形態による物品ソーティングデバイスの部分的な3次元図である。
図6】本開示のいくつかの実施形態による物品ソーティングデバイスの部分的な上面図である。
図7】本開示のいくつかの実施形態による物品ソーティングデバイスが第2の方向に対して垂直の表面に沿って断面をとられたときの部分的な構造の概略図である。
図8】本開示のいくつかの実施形態によるソーティングトラックの断面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
本開示は、以降で詳細に説明される。以下の段落において、実施形態の異なる態様が、詳細に定義されている。定義されている態様は、それらが組み合わせることができないと明示的に指摘されていない限り、任意の他の態様のうちの1つまたは複数と組み合わされ得る。とりわけ、好適であるまたは好ましいと考えられる任意の特徴は、好適なまたは好ましい組み合わせであると考えられる他の特徴のうちの1つまたは複数と組み合わせられ得る。
【0028】
本開示に出現する「第1の」および「第2の」などの用語は、単に、同じ名称を有する異なるコンポーネントを区別するために、説明を促進させるように構成されており、シーケンスまたは1次的なおよび2次的な関係を表すために構成されてはいない。
【0029】
本開示の説明において、「上側」、「下側」、「上部」、「底部」、「前方」、「後方」、「内側」、および「外側」などの用語によって示される方位または位置関係は、添付の図面に基づく方位または位置関係であり、それは、単に、本開示の好都合な説明のためのものであり、参照されるデバイスが特定の方位を有していなければならないということ、ならびに、特定の方位において構築および動作を実施しなければならないということを示しておらずまたは暗示していない。したがって、それは、本開示の保護範囲に対する限定として解釈されることはできない。
【0030】
図1から図8は、本開示による物品ソーティングデバイス100を例示的に示している。
【0031】
図1から図8を参照すると、本開示による物品ソーティングデバイス100は、ソーティングトラック1およびソーティングメカニズム2を含む。
【0032】
ソーティングトラック1は、ソーティングメカニズム2を支えるように、および、ソーティングメカニズム2の移動経路を限定するように構成されている。図1図2、および図5を参照すると、いくつかの実施形態において、ソーティングトラック1は、移行トラック12および複数の層のメイントラック11を含む。複数の層のメイントラック11は、高さ方向Zにおいて所定の間隔で配置されている。従来のトラック12のそれぞれは、第1の方向Yにおいてメイントラック11の2つの隣接層の同じ端部に接続されており、高さ方向Zにおける2つの隣接する移行トラック12は、第1の方向Yにおいてメイントラック11の2つの端部に位置付けされている。第1の方向Yは、メイントラック11の延在方向に沿っている。そのようなものに基づいて、ソーティングトラック1は、多層トラックとして構成されており、多層トラックは、おおよそS字形状で上向きに回転し、ソーティングメカニズム2と協働し、ソーティング動作を実現し、それによって、占有されるエリアを実現し、スペース利用率を改善する。そのうえ、おおよそS字形状で上向きに回転する構造形態は、物品ソーティングデバイス100全体の運動慣性をよりバランスの良いものにするのに有益であり、応力を改善し、振動を低減させる。
【0033】
メイントラック11および移行トラック12の両方は、線形のトラックまたは湾曲したトラックのいずれか1つであることが可能である。加えて、メイントラック11は、水平方向に配置され得、または、垂直方向の平面の中で傾斜されて配置され得る。たとえば、図1から図2を参照すると、いくつかの実施形態において、メイントラック11は、水平方向に配置された線形のトラックであり、移行トラック12は、円弧形状のトラックである。このケースでは、ソーティングトラック1は、より簡単な構造を有しており、効率的におよび安定的に移動するようにソーティングメカニズム2をガイドするのにより好都合である。
【0034】
具体的には、図1図2、および図5を参照すると、いくつかの実施形態において、メイントラック11のそれぞれは、第1のメイン本体パーツ111および第2のメイン本体パーツ112を含み、第1のメイン本体パーツ111および第2のメイン本体パーツ112は、第2の方向Xに所定の間隔で配置されている。第2の方向Xは、高さ方向Zおよび第1の方向Yと交差する。メイントラック11の複数の層の第1のメイン本体パーツ111は、上下に互いに向き合うように構成されており、メイントラック11の複数の層の第2のメイン本体パーツ112は、上下に互いに向き合うように構成されている。異なる第1のメイン本体パーツ111、異なる第2のメイン本体パーツ112、ならびに、第1のメイン本体パーツ111および第2のメイン本体パーツ112は、構造を簡単化するために、同じ構造を有するように構成され得る。たとえば、図1を参照すると、いくつかの実施形態において、第1のメイン本体パーツ111および第2のメイン本体パーツ112は、すべて、水平方向に延在する線形のトラックであり、第1のメイン本体パーツ111および第2のメイン本体パーツ112は、同じサイズを有している。このケースでは、すべてのメイントラック11は、同じサイズを有して水平方向に延在する線形のトラックである。
【0035】
引き続き図1図2、および図5を参照すると、いくつかの実施形態において、移行トラック12のそれぞれは、第1の移行パーツ121および第2の移行パーツ122を含み、第1の移行パーツ121および第2の移行パーツ122は、第2の方向Xに所定の間隔で配置されている。第1の移行パーツ121は、隣接層の第1のメイン本体パーツ111に接続されている。第2の移行パーツ122は、隣接層の第2のメイン本体パーツ112に接続されている。異なる層の上の移行トラック12の第1の移行パーツ121は、上下に互いに向き合うように構成されており、異なる層の上の移行トラック12の第2の移行パーツ122は、上下に互いに向き合うように構成されている。異なる第1の移行パーツ121、異なる第2の移行パーツ122、ならびに、第1の移行パーツ121および移行パーツ122は、同一の構造を採用しており、それによって、構造を簡単化することが可能である。たとえば、図1を参照すると、いくつかの実施形態において、第1の移行パーツ121および第2の移行パーツ122は、すべて円弧形状のトラックであり、第1の移行パーツ121および第2の移行パーツ122は、同じサイズを有している。このケースでは、すべての移行トラック12は、同じサイズを有する円弧形状のトラックである。
【0036】
すべての第1のメイン本体パーツ111およびすべての第1の移行パーツ121は、第1のトラック部材と集合的に称されており、すべての第2のメイン本体パーツ112およびすべての第2の移行パーツ122は、第2のトラック部材と集合的に称されており、それによって、区別およびその後の説明を促進させる。第1のトラック部材および第2のトラック部材が、第2の方向Xに所定の間隔で配置されており、第1のトラック部材が、第1のメイン本体パーツ111の複数の層を含み、第1の移行パーツ121が、第1のメイン本体パーツ111の隣接層の間に接続されており、第2のトラック部材が、第2のメイン本体パーツ112の複数の層を含み、第2の移行パーツ122が、第2のメイン本体パーツ112の隣接層の間に接続されているということを理解することは困難ではない。
【0037】
ソーティングトラック1の構造的な安定性を強化するために、図5を参照すると、いくつかの実施形態において、支持ブラケット8が、同じ層の上の第1のメイン本体パーツ111および第2のメイン本体パーツ112の上に配置されており、支持ブラケット8が、同じ層の上の第1のメイン本体パーツ111および第2のメイン本体パーツ112に接続されている。支持ブラケット8は、同じ層の上の第1のメイン本体パーツ111と第2のメイン本体パーツ112との間に支持されており、同じ層の上の第1のメイン本体パーツ111と第2のメイン本体パーツ112との間の距離が維持されるようになっており、ソーティングトラック1の構造が、より堅固でより安定したものとなるようになっている。当然のことながら、修正例として、支持ブラケット8は、同じ層の上の第1の移行パーツ121と第2の移行パーツ122との間に(すなわち、同じ移行トラック12の第1の移行パーツ121と第2の移行パーツ122との間に)配置され得、または、支持ブラケット8は、同じ層の上の第1のメイン本体パーツ111と第2のメイン本体パーツ112との間に、および、同じ層の上の第1の移行パーツ121と第2の移行パーツ122との間に配置され得、ソーティングトラック1の構造的な安定性を強化するようになっている。
【0038】
ソーティングメカニズム2は、物品Aを積むように、および、物品Aをソートするように構成されている。図1から図7を参照すると、いくつかの実施形態において、ソーティングメカニズム2は、ソーティングトラック1の上に移動可能に配置されており、物品Aを積み、ソーティングトラック1に沿って設定されたソーティング位置Bへ移動するときに、積まれた物品Aを降ろすように構成されている。ソーティングトラック1に沿って移動するときに、メイントラック11の2つの隣接層の上でのソーティングメカニズム2の移動方向は、反対になっている。そのようなものに基づいて、物品ソーティングデバイス100は、ソーティングメカニズム2およびソーティングトラック1の協働の下で、多層3次元倉庫型リニアソーティングマシンになり、ソーティングメカニズム2およびソーティングトラック1は、おおよそS字形状に上向きに回転し、スペース利用率が効果的に向上されるようになっており、占有されるエリアが何倍も節約され、それは、同じスペースの中により多くの物品ソーティングデバイス100を配置することを促進させ、それによって、物品ソーティングデバイスのソーティング効率を改善し、または、同じスペースの中に他のデバイスを追加し、それによって、同じスペースの中のデバイスのタイプを豊富にする。一方では、多層物品ソーティングデバイス100は、同時に多層ソーティング動作を実施することが可能であり、より重いソーティングタスクまたはより多くのソーティングタイプの要件をより良好に満たすことが可能である。
【0039】
ソーティングメカニズム2が物品Aを降ろすことを可能にするために、図3から図6を参照すると、ソーティングメカニズム2は、メカニズム本体部21およびアンローディングメカニズム24を含み、アンローディングメカニズム24は、メカニズム本体部21の上に配置されており、メカニズム本体部21に対して第2の方向Xに移動するように物品Aを駆動し、物品Aがソーティングメカニズム2から分離されるようになっており、移送機能が達成されるようになっている。いくつかの実施形態において、アンローディングメカニズム24は、ベルト241および電気ローラー(図に示されていない)を含む、ベルト搬送メカニズム(たとえば、電気ローラーベルトメカニズム)として構成されており、ベルト241は、電気ローラーによって駆動され、物品Aを降ろすために回転する。
【0040】
ソーティングトラック1の上のソーティングメカニズム2の配置を実現するために、図3から図6を参照すると、ソーティングメカニズム2は、第1の接続パーツ22および第2の接続パーツ23を含む。第1の接続パーツ22および第2の接続パーツ23は、第2の方向Xにおいてソーティングメカニズム2(具体的には、メカニズム本体部21)の2つの反対の側部に位置付けされている。ソーティングメカニズム2は、第1の接続パーツ22および第2の接続パーツ23をそれぞれ通して、第2の方向Xに沿ってソーティングトラック1の2つの側部に連結されている。ソーティングトラック1が第1のトラック部材および第2のトラック部材を含むときに、第2の方向Xに沿ったソーティングトラック1の2つの側部は、第1のトラック部材および第2のトラック部材である。このケースでは、ソーティングメカニズム2は、第1の接続パーツ22を通して第1のトラック部材と連結されており、第2の接続パーツ23を通して第2のトラック部材と連結されている。移行トラック12を通過するときに、ソーティングメカニズム2は、第1の接続パーツ22を通して第1の移行パーツ121と連結されており、第2の接続パーツ23を通して第2の移行パーツ122と連結されている。
【0041】
いくつかの実施形態において、同じ層の上に位置付けされている第1のメイン本体パーツ111および第2のメイン本体パーツ112は、同じ高さを有しており、互いに平行になっている。この構造は、ソーティングメカニズム2の移動を実現するのに好都合であり、ソーティングメカニズム2が、移動プロセスにおいてより安定的で信頼性が高くなるようになっている。このケースでは、第1の接続パーツ22および第2の接続パーツ23も、同じ高さを有している。
【0042】
いくつかの他の実施形態において、同じ層の上に位置付けされている第1のメイン本体パーツ111および第2のメイン本体パーツ112は、高さの差を有している。このケースでは、第1の接続パーツ22および第2の接続パーツ23も、高さの差を有している。
【0043】
物品Aを設置するためのソーティングメカニズム2の表面は、ローディング表面Sと称される。ローディング表面Sは、アンローディングメカニズム24の上側表面であることが可能である。図1および図2を参照すると、いくつかの実施形態において、ローディング表面Sは、ソーティングトラック1に沿ったソーティングメカニズム2の移動プロセスにおいて、常に上向きになっている。このケースでは、ローディング表面Sは、ソーティングメカニズム2がメイントラック11を通過するときだけでなく、ソーティングメカニズム2が移行トラック12を通過するときにも、上向きに維持され得、したがって、物品Aは、ソーティングメカニズム2から落下することを防止され得、特別に物品Aを固定するための部材がソーティングメカニズム2と物品Aとの間に配置されていない場合にも、または、追加的に固定される代わりに、物品Aがローディング表面の上に直接的に設置されている場合にも、物品Aは、ソーティングメカニズム2がソーティングトラック1に沿って移動する全プロセスにおいて(特に、ソーティングメカニズム2が移行トラック12を通過するときに)ソーティングメカニズム2から落下し難くなるようになっており、それによって、ソーティングメカニズム2が物品Aをより安定的に搬送することを促進させ、ソーティング効率を効果的に改善する。
【0044】
ソーティングトラック1に沿ったソーティングメカニズム2の移動プロセスにおいて、ローディング表面Sが常に上向きになることを可能にするために、図1から図2および図5から図6を参照すると、いくつかの実施形態において、第1の移行パーツ121および第2の移行パーツ122、ならびに、第1の移行パーツ121は、第1の方向Yの側に向けて距離Lだけ、第2の移行パーツ122に対して互い違いになっており、第1の接続パーツ22は、第1の方向Yの同じ側に向けて同じ距離だけ、第2の接続パーツ23に対して互い違いになっている。換言すれば、第1の方向Yへの第1の移行パーツ121と第2の移行パーツ122との間の互い違いの距離は、第1の方向Yへの第1の接続パーツ22と第2の接続パーツ23との間の互い違いの距離に等しく、第2の移行パーツ122に対する第1の移行パーツ121の互い違いの方向は、第2の接続パーツ23に対する第1の接続パーツ22の互い違いの方向と同じである。
【0045】
第1の移行パーツ121および第2の移行パーツ122は、第1の方向Yに互い違いになっており、ソーティングトラック1の2つの側部に接続されているソーティングメカニズム2の第1の接続パーツ22および第2の接続パーツ23は、互い違いになっており、互い違いの距離および互い違いの方向は、同じであり、したがって、ソーティングメカニズム2は、移行トラック12を通過するときに横転することを防止され得、ソーティングメカニズム2のローディング表面Sの配向が変化すること防止され、ローディング表面Sが常に上向きに維持され得るようになっており、物品Aが安定的に搬送され得るようになっている。
【0046】
そのうえ、ローディング表面Sは、常に上向きになっており、ソーティングメカニズム2が、ソーティングトラック1のそれぞれの層の上でソーティングタスクを実施することができるようになっており、すなわち、ソーティングメカニズム2が、移動プロセス全体において物品をソートすることができるようになっている。したがって、ソーティングメカニズム2の利用率を増加させ、それによって、物品ソーティングデバイス100のソーティング効率を改善することが有益である。
【0047】
上述のように、いくつかの実施形態において、第1の本体部部分111および第2の本体部部分112の寸法、ならびに、第1の移行部分121および第2の移行部分122の寸法は、それぞれ同じであり、すなわち、第1のメイン本体パーツ111および第2のメイン本体パーツ112は、同じ長さを有しており、第1の移行パーツ121および第2の移行パーツ122は、同じ長さを有している。このケースでは、第1の方向Yにおいてメイントラック11の第1の端部に接続されている移行トラック12の第1の移行パーツ121が、第1の方向Yに沿ってメイン本体部レール11の第2の端部から離れる方向に向けて第2の移行部分122から距離Lだけ延在する場合には、第1の方向Yにおいてメイントラック11の第2の端部に接続されている移行トラック12の第1の移行パーツ121が、第1の方向Yに沿ってメイン本体部レール11の第2の端部から離れる方向に向けて第2の移行部分122から距離Lだけ後退する。たとえば、図2において、左側に位置付けされている移行トラック12の第1の移行パーツ121は、第2の移行パーツ122に対して距離Lだけ左向きに延在しており、右側に位置付けされている移行トラック12の第1の移行パーツ121は、第2の移行パーツ122に対して距離Lだけ左向きに後退している。
【0048】
ソーティング効率を改善するために、図1から図2を参照すると、いくつかの実施形態において、物品ソーティングデバイス100は、複数のソーティングメカニズム2を含み、複数のソーティングメカニズム2は、並んで配置されている。図2は、ソーティングメカニズム2のうちの1つが物品Aを提供されているということのみを示しているに過ぎず、これは単に簡単化された描画方法に過ぎないということが理解され得る。実際の作業の間に、それぞれのソーティングメカニズム2は、物品Aを提供され得、これらのソーティングメカニズム2が、同時にソーティングタスクを実施することができるようになっており、それによって、ソーティング効率を改善する。
【0049】
異なるソーティングメカニズム2が、同じまたは異なるソーティングカテゴリーを伴う物品Aを支えている可能性がある。たとえば、異なる行き先に送達される必要のある物品Aが、異なるソーティングメカニズム2によって積まれている可能性があり、異なるソーティング位置Bが、これらの異なるソーティングメカニズム2に関して設定されている。それぞれのソーティングメカニズム2は、積まれた物品Aに対応するソーティング位置Bへソーティングトラック1に沿って走行するように制御され、物品Aが降ろされ、それによって、物品Aのソーティングを実現する。
【0050】
複数のソーティングメカニズム2が提供されるときに、図5から図7を参照すると、いくつかの実施形態において、物品ソーティングデバイス100は、装着バー3を含み、装着バー3の延在方向は、ソーティングトラック1の延在方向と一貫しており、装着バー3は、ソーティングトラック1に対して移動可能となるように構成されており、すべてのソーティングメカニズム2は、装着バー3の上に並んで配置されている。このケースでは、装着バー3は、ソーティングトラック1に対して移動され、次いで、すべてのソーティングメカニズム2が一緒に駆動され、ソーティングトラック1に対して移動し、それは、簡単で好都合である。
【0051】
図3から図7を参照すると、いくつかの実施形態において、磁極プレート26が、ソーティングメカニズム2の底部に配置されており、物品ソーティングデバイス100は、モーター4を含み、モーター4は、磁極プレート26と協働し、ソーティングトラック1に沿って歩行するようにソーティングメカニズム2を駆動する。
【0052】
具体的には、いくつかの実施形態において、磁極プレート26は、メカニズム本体部21の底部に配置されている。モーター4は、リニアモーターであり、ソーティングトラック1に対して固定的に配置されている。たとえば、モーター4は、第1のメイン本体パーツ111と第2のメイン本体パーツ112との間に配置されており、装着ブラケット9に接続されており、装着ブラケット9は、接続フレーム43を通して支持ブラケット8の上に固定されている。そのうえ、モーター4は、第1の方向Yに沿って延在する溝部41を提供されており、磁極プレート26が、ソーティングトラック1に沿ったソーティングメカニズム2の移動プロセスにおいて、溝部41を通過する。
【0053】
磁極プレート26およびモーター4に基づいて、ソーティングメカニズム2がモーター4を通過するときに、磁極プレート26は、溝部41の中へ挿入され、磁気誘導線をカットし、電気エネルギーを発生させることが可能であり、モーター4を通過するソーティングメカニズム2が、電気エネルギーを取得し、ソーティングトラック1の上を移動するようにソーティングメカニズム2を駆動することができるようになっている。そのうえ、複数のソーティングメカニズム2が装着バー3の上に並んで配置されているケースでは、移動方向に前方に位置付けされているソーティングメカニズム2がモーター4によって駆動されて移動するときに、装着バー3が駆動されて移動することが可能であり、装着バー3が後方のソーティングメカニズム2を駆動し、連続的に前方に移動させ、モーター4を通過させ、モーター4によって再び駆動されるようにすることができるようになっている。このように、すべてのソーティングメカニズム2は、直列に接続されており、それぞれのソーティングメカニズム2は、モーター4を通過することが可能であり、モーター4によって動力を与えられ得、すべてのソーティングメカニズム2がソーティングトラック1に沿って移動することができるようになっている。この駆動モードでは、他のトランスミッションメカニズム(たとえば、スプロケットなど)を配置させることが不必要であり、したがって、構造が簡単であり、それは、物品ソーティングデバイス100の軽量化を実現するのに好都合である。
【0054】
モーター4の数は、必要とされる駆動力に応じて設定され得、たとえば、それぞれの層は、1つ、2つ、またはそれ以上のモーター4を提供され得る。
【0055】
磁極プレート26が溝部41に進入することを促進させるために、図5を参照すると、いくつかの実施形態において、ガイドパーツ42が、溝部41の入口部に配置されており、ガイドパーツ42は、磁極プレート26が溝部41に進入することをガイドするように構成されている。具体的には、ガイドパーツ42は、幅が進入方向に徐々に低減された状態のV字形状のチャネルを形成するように、溝部41の入口部を作製する。このように、磁極プレート26は、より滑らかに溝部41に進入し、動力を取得することが可能であり、それぞれのソーティングメカニズム2が、より滑らかに走行することが可能であり、走行停滞が回避され、物品ソーティングデバイス100の作業信頼性およびソーティング効率が改善されるようになっている。
【0056】
構造全体をよりコンパクトにするために、図5から図8を参照すると、いくつかの実施形態において、キャビティー141が、ソーティングトラック1の中に形成されており、キャビティー141の側壁部144は、開口部145を提供されており、装着バー3が、キャビティー141の中に配置されており、ソーティングメカニズム2が、開口部145からキャビティー141の中へ延在しており、装着バー3に接続されている。このケースでは、装着バー3は、ソーティングトラック1の中に配置されており、したがって、装着バー3がソーティングトラック1の外側に配置されている他のケースに関して、構造は、よりコンパクトになり、外観がより平坦になり、さらには、キャビティー141のキャビティー壁部が、装着バー3を制限する際に特定の役割を果たすことが可能であり、ソーティングトラック1に対する装着バー3の移動可能な配置が、好都合に実現され得る。たとえば、装着バー3は、キャビティー141の中に直接的に設置され、次いで、ソーティングトラック1に対して移動可能な配置が実現される。
【0057】
ソーティングトラック1の断面(すなわち、第1のメイン本体パーツ111、第2のメイン本体パーツ112、第1の移行パーツ121、および、第2の移行パーツ122の断面)は、開口部145を備えた円形であることが可能である。このケースでは、ソーティングトラック1の断面は、C字形状になっている。または、図8を参照すると、ソーティングトラック1の断面は、開口部145を備えた正方形などのような、他の形状のものであることが可能である。開口部145は、具体的には、第1のメイン本体パーツ111と第2のメイン本体パーツ112との間のスペース(すなわち、第1の移行パーツ121と第2の移行パーツ122との間のスペース)に面しており、それによって、ソーティングメカニズム2の挿入を促進させる。
【0058】
キャビティー141の中へ挿入されるソーティングメカニズム2のパーツは、具体的には、第1の接続パーツ22および第2の接続パーツ23である。図3から図8を参照すると、いくつかの実施形態において、第1の制限ホイール31が、装着バー3の上に配置されており、第1の制限ホイール31は、ソーティングメカニズム2に接続されている。具体的には、第1の制限ホイール31は、第1の接続パーツ22または第2の接続パーツ23と接続されており、ソーティングメカニズム2との接続を実現する。第1の接続パーツ22および第2の接続パーツ23は、開口部145からキャビティー141の中へ挿入され、第1の制限ホイール31に接続されており、第1の制限ホイール31は、キャビティー141の中に位置付けされており、装着バー3の上に配置されている。このケースでは、第1の接続パーツ22は、第1の接続シャフト22aを含み、第2の接続パーツ23は、第2の接続シャフト23aを含む。第1の接続シャフト22aおよび第2の接続シャフト23aは、メカニズム本体部21の下側パーツの上に配置され得、開口部145からキャビティー141の中へ挿入され、第1の制限ホイール31に同軸に接続され得る。
【0059】
図7を参照すると、第1の制限ホイール31の周辺表面は、少なくともキャビティー141の底部壁部142の内側表面と接触している。高い協働精度の条件の下で、第1の制限ホイール31の周辺表面は、ソーティングトラック1の上部壁部143の内側表面とも接触しており、第1の制限ホイール31に安定的な支持力を提供することが可能であり、ソーティングメカニズム2がより安定的で滑らかに移動するようになっている。
【0060】
第1の制限ホイール31が移動の間に傾斜することを防止するために、図5を参照すると、いくつかの実施形態において、第1の制限ホイール31は、所定の間隔で同軸に配置されている2つの第1のホイール本体部311を含む。2つの第1のホイール本体部311は、装着バー3の幅方向に所定の間隔で配置されており、幅方向において装着バー3の2つの反対の側部においてそれぞれクランプされている。
【0061】
第1の制限ホイール31は、ソーティングメカニズム2が高さ方向Zに飛び出すことを防止することが可能であり、隣接するソーティングメカニズム2同士の間の距離を維持するように、ソーティングメカニズム2を位置決めすることが可能である。
【0062】
加えて、図5および図6を参照すると、いくつかの実施形態において、物品ソーティングデバイス100は、制限ピース3aを含み、制限ピース3aは、第2の方向Xへのソーティングメカニズム2の変位を制限するために、装着バー3の上に配置されている。そのようなものに基づいて、制限ピース3aは、第2の方向Xへのソーティングメカニズム2の偏差を制限することが可能であり、隣接するソーティングメカニズム2同士の間の距離を維持するように、ソーティングメカニズム2を位置決めすることが可能である。
【0063】
連続的に図5および図6を参照すると、いくつかの実施形態において、制限ピース3aは、第2の制限ホイール32を含み、第2の制限ホイール32は、装着バー3の延在方向に第1の制限ホイール31から間隔を置いて配置されており、第2の制限ホイール32の軸線は、第1の制限ホイール31の軸線に対して垂直になっている。たとえば、第1の制限ホイール31の軸線が、装着バー3の幅方向に沿っているときには、第2の制限ホイール32の軸線は、装着バー3の厚さ方向に沿っている。第2の制限ホイール32の周辺表面は、ソーティングトラック1の側壁部144と接触している。
【0064】
第2の制限ホイール32は、ソーティングメカニズム2が移動プロセスにおいて第2の方向Xに偏向することを防止し、ソーティングメカニズム2の移動安定性を改善する。
【0065】
第2の制限ホイール32が移動プロセスにおいて傾斜することを防止するために、第2の制限ホイール32は、所定の間隔で同軸に配置されている2つの第2のホイール本体部321を含み、2つの第2のホイール本体部321は、装着バー3の厚さ方向に所定の間隔で配置されており、厚さ方向において装着バー3の2つの反対の側部においてそれぞれクランプされている。
【0066】
図5および図6を依然として参照すると、いくつかの実施形態において、複数の第1の制限ホイール31および複数の第2の制限ホイール32は、装着バー3の上に配置されており、複数の第1の制限ホイール31および複数の第2の制限ホイール32は、装着バー3の延在方向において順番にシーケンシャルに配置されている。隣接する第1の制限ホイール31と第2の制限ホイール32との間の距離は、等しくなっている。このように、隣接するソーティングメカニズム2は、より信頼性高く予め設定された距離に維持され、すべてのソーティングメカニズム2が、より安定的に移動する。
【0067】
図1および図2を参照すると、いくつかの実施形態において、物品ソーティングデバイス100は、シュート6を含む。シュート6は、ソーティングトラック1の上に配置されており、ソーティング位置Bに位置付けされおり、ソーティングメカニズム2によって降ろされた物品Aを受け入れ、物品Aを落下するようにガイドする。シュート6は、格子を形成しており、ソーティングメカニズム2によってソートされた物品Aを落下するようにガイドし、物品Aがより正確に所定の位置に落下することができるようになっている。シュート6は、具体的には、下向きに傾斜するように構成され得る。
【0068】
連続的に図1および図2を参照すると、いくつかの実施形態において、ソーティング位置Bは、ソーティングトラック1の異なる層の上に予め設定されており、たとえば、複数のソーティング位置Bが、メイントラック11のそれぞれの層の上に配置されている。このケースでは、物品ソーティングデバイス100は、複数の層のシュート6を含むことが可能であり、高さ方向へのスペースを完全に利用するようになっており、同じ占有されるエリアの条件の下で、高さ方向への格子の数を増加させ、ソーティング効率が改善されるようになっており、または、より多くのソーティングタイプが提供され、それによって、ソーティングプロセスをよりフレキシブルにする。
【0069】
ソーティングメカニズム2は、メイントラック11のそれぞれの層の上でソーティングタスクを実施することが可能であり、したがって、メイントラック11のそれぞれの層は、シュート6を提供されており、物品ソーティングデバイス100が複数の層のシュート6を有するようになっており、それは、すべてのソーティングメカニズム2をより完全に利用し、ソーティング効率をより効果的に改善することが可能である。
【0070】
バッフルが、第1の方向Yにおいてシュート6の2つの側部に配置されており、物品Aが隣接するシュート6に進入することまたはシュート6から落下することを防止し、物品Aがより正確に所定のエリアにソートされ得るようになっている。隣接するシュート6は、バッフルを共有することが可能である。
【0071】
シュート6の幅(第1の方向Yへのサイズ)は、ソーティングメカニズム2の幅よりも大きくなっていることが可能であり、ソーティングメカニズム2から落下する物品が滑らかにシュート6に進入するようになっている。
【0072】
シュート6は、第2の方向Xにおいてソーティングトラック1の片側にのみ配置され得、または、第2の方向Xにおいてソーティングトラック1の2つの側部に配置され得る。たとえば、いくつかの実施形態において、シュート6は、第1のメイン本体パーツ111および第2のメイン本体パーツ112のうちの一方のみの外側に配置されており、このケースでは、シュート6のそれぞれの層は、1列のみのシュート6を含む。図1を参照すると、いくつかの他の実施形態において、シュート6は、第1のメイン本体パーツ111および第2のメイン本体パーツ112の外側に配置されており、このケースでは、シュート6のそれぞれの層は、2列のシュート6を含み、スライドウェイ6の数はより多くなっており、第2の方向Xへの物品ソーティングデバイス100のスペースが完全に利用されるようになっており、それによって、ソーティング効率をさらに改善し、または、より多くのソーティングタイプを提供する。
【0073】
そのうえ、図1および図2を参照すると、いくつかの実施形態において、物品ソーティングデバイス100は、コンテナ7を含み、コンテナ7は、シュート6から落下する物品Aを受け入れるように構成されている。
【0074】
ソーティングメカニズム2の表示を促進させるために、コンテナ7のうちのいくつかのみが、図1および図2に示されているが、コンテナ7およびシュート6は、1対1の対応様式で配置され得るということが理解されるべきである。複数の層のシュート6が存在しているときに、複数の層のコンテナ7が存在することが可能である。図1を参照すると、コンテナ7の底部層は、地面の上に直接的に設置され得る。コンテナ7の他の層は、支持フレーム(図に示されていない)の上に設置され得る。
【0075】
ソーティングトラック1は、多層トラックであり、コンテナ7は、より高い位置に位置付けされており、したがって、コンテナ7の交換を促進させるために、以下の対策がとられ得る:(1)物品ソーティングデバイス100と同じ高さおよび層を有するスチールプラットフォームが構築され、手動の交換が採用される、(2)コンテナ7が、複数の高次のフォークリフトトラック(それは、無人のフォークリフトトラックであることが可能である)によって交換される、(3)第2の方向Xにおけるソーティングトラック1の2つの側部が、コンテナ7を自動的に交換するためのスタッキングマシンのグループをそれぞれ提供される、または、(4)ローラーライン移送マシンおよび連続的なリフティングマシンが、それぞれのシュート6に配置され、コンテナ7の自動的な出入り交換(automatic in and out replacement)を実現する。
【0076】
加えて、図5および図7を参照すると、いくつかの実施形態において、物品ソーティングデバイス100は、ソーティングトラック1の上に配置されているトローリーワイヤー5を含み、ソーティングメカニズム2は、電気スリップリング25を含み、電気スリップリング25は、トローリーワイヤー5に電気的に接続されている。
【0077】
ソーティングメカニズム2は、ソーティングトラック1に対して移動可能であり、したがって、移動しているソーティングメカニズム2への電力供給および通信は、電気スリップリング25およびトローリーワイヤー5の協働を通して電力を供給することによって、より信頼性高く実現される。トローリーワイヤー5によって提供される電気エネルギーは、アンローディングメカニズム24を駆動するために使用され得、または、ソーティングメカニズム2がスケジューリングシステムと通信するために使用され得る。
【0078】
トローリーワイヤー5を装着するために、支持ピース51が、ソーティングトラック1の(開口部145を有する)側壁部144の上に配置され得る。支持ピース51は、プレート形状の構造またはロッド形状の構造のものであることが可能であり、ソーティングトラック1の(開口部145を有する)側壁部144の上に固定されている。トローリーワイヤー5は、支持ピース51の上に固定されている。これに基づいて、トローリーワイヤー5は、ソーティングメカニズム2のより近くにあり、それによって、トローリーワイヤー5と電気スリップリング25との間の接触を促進させる。
【0079】
いくつかの実施形態において、2つのトローリーワイヤー5は、第1のトラック部材および第2のトラック部材の上にそれぞれ配置されており、電気スリップリング25は、第2の方向Xにおけるソーティングメカニズム2の2つの側部のそれぞれの上に配置されており、2つの側部にある電気スリップリング25は、2つの側部においてトローリーワイヤー5とそれぞれ接触しており、それによって、電力供給および通信をソーティングメカニズム2に信頼性高く提供し、ソーティングプロセスをより滑らかに実現する。
【0080】
本開示によって提供される物品ソーティングデバイス100は、倉庫に進入するときおよび倉庫を離れるときに、商品をソートするために使用され得、または、小包をソートするために使用され得る。作業プロセスは、以下の通りであることが可能である。
【0081】
図1に示されているように、複数のソーティングメカニズム2が、ソーティングトラック1の延在方向に、予め設定された距離だけ間隔を離して配置され、物品Aが、それぞれのソーティングメカニズム2の上に配置される。包装された小包のソーティングを例としてとると、スケジューリングシステムは、小包の送達領域に従ってソーティングタイプを決定する。たとえば、コンテナ7のうちのいくつかが、領域R1に送達されることとなる小包を受け入れるために使用され、いくつかのコンテナ7は、領域R2に送達されることとなる小包を受け入れるために使用され、以下同様である。小包を支えている対応するコンテナ7にソーティングメカニズム2が移動するときに、ソーティングメカニズム2の上のアンローディングメカニズム24が起動され、小包が一方の側においてシュート6から対応するコンテナ7の中へ落下するようになっている。代替的に、転倒バケットが採用されてもよく、物品は、転倒バケットの一方の端部を持ち上げることによって降ろされる。アイドル状態のソーティングメカニズム2が現れるときには、物品Aが再び積まれ得、連続的にソートされ得る。
【0082】
加えて、図1および図2を参照すると、いくつかの実施形態において、ソーティングトラック1は、リターントラック13を含む。メイントラック11の複数の層において、最底部の層に位置付けされているメイントラック11の一方の端部(移行トラック12を提供されていない)は、リターントラック13を通して、最上部の層に位置付けされているメイントラック11の一方の端部(移行トラック12を提供されていない)に接続されている。
【0083】
リターントラック13を通して、ソーティングトラック1全体は、閉じたリングを形成しており、ソーティングメカニズム2は、メイントラック11の最底部の層からメイントラック11の最上部の層へ走行した後に、リターントラック13を通ってメイントラック11の最底部の層に戻ることが可能であり、循環移動全体が実現され得るようになっており、それぞれのソーティングメカニズム2がリサイクルされ得るようになっている。
【0084】
リターントラック13は、線形のトラックまたは湾曲したトラックであることが可能である。たとえば、図1および図2を参照すると、いくつかの実施形態において、リターントラック13は、線形のトラックであり、このケースでは、構造が、より簡単で、より安定的である。
【0085】
加えて、図1に示されている物品ソーティングデバイス100の改善として、図5および図6を参照すると、いくつかの実施形態において、物品ソーティングデバイス100は、保護カバー15を含み、保護カバー15は、第1の方向Yにおいてソーティングトラック1の少なくとも1つの側に配置されており、物品ソーティングデバイス100の走行安全が改善されるようになっている。
【0086】
図6を参照すると、いくつかの実施形態において、保護カバー15は、第1のプレート151、第2のプレート152、および、第3のプレート(図に示されていない)を含み、第1のプレート151および第2のプレート152は、第3のプレートの2つの反対の側部に接続されており、保護カバー15の断面がおおよそU字形状になるようになっている。装着の間に、第1のプレート151および第2のプレート152は、第2の方向Xにおいてソーティングトラック1の2つの側部に位置付けされており、第3のプレートは、第1の方向Yにおいてソーティングトラック1の1つの側部に位置付けされている。
【0087】
連続的に図6を参照すると、いくつかの実施形態において、保護カバー15は、直立したカラム16の上に装着されている。たとえば、2つの直立したカラム16は、第2の方向Xにおいてソーティングトラック1の2つの側部に配置されており、第1のプレート151および第2のプレート152は、2つの直立したカラム16にそれぞれ固定的に接続されており、直立したカラム16が、保護カバー15を支持して固定するために使用されるようになっている。
【0088】
図5は、保護カバー15を省略しており、図6は、保護カバー15の一部のみを示しているということが留意されるべきである。
【0089】
本開示によって提供される物品ソーティングデバイスが、詳細に説明されている。本開示の原理および実施形態が、特定の実施形態によって詳しく説明されており、上記実施形態の説明は、本開示の方法およびその中核概念を理解することを助けることのみを意図している。当業者にとって、本開示の原理から逸脱することなく、本開示に対していくつかの改善および修正が行われ得、それも本開示の特許請求の範囲の保護範囲に入るということが指摘されるべきである。
【符号の説明】
【0090】
100 物品ソーティングデバイス
1 ソーティングトラック
11 メイントラック
111 第1のメイン本体パーツ
112 第2のメイン本体パーツ
12 移行トラック
121 第1の移行パーツ
122 第2の移行パーツ
13 リターントラック
141 キャビティー
142 底部壁部
143 上部壁部
144 側壁部
145 開口部
15 保護カバー
151 第1のプレート
152 第2のプレート
16 直立したカラム
2 ソーティングメカニズム
21 メカニズム本体部
22 第1の接続パーツ
22a 第1の接続シャフト
23 第2の接続パーツ
23a 第2の接続シャフト
24 アンローディング
241 メカニズムベルト
25 電気スリップリング
26 磁極プレート
3 装着バー
3a 制限ピース
31 第1の制限ホイール
311 第1のホイール本体部
32 第2の制限ホイール
321 第2のホイール本体部
4 モーター
41 溝部
42 ガイドパーツ
43 接続フレーム
5 トローリーワイヤー
51 支持ピース
6 シュート
7 コンテナ
8 支持ブラケット
9 装着ブラケット
A 物品
B ソーティング位置
S ローディング表面
X 第2の方向
Y 第1の方向
Z 高さ方向
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【国際調査報告】