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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-07-06
(54)【発明の名称】エアロゾル供給デバイス
(51)【国際特許分類】
   A24F 40/90 20200101AFI20230629BHJP
   A24F 40/60 20200101ALI20230629BHJP
   A24F 40/40 20200101ALI20230629BHJP
【FI】
A24F40/90
A24F40/60
A24F40/40
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022571105
(86)(22)【出願日】2021-06-09
(85)【翻訳文提出日】2023-01-13
(86)【国際出願番号】 EP2021065441
(87)【国際公開番号】W WO2021250086
(87)【国際公開日】2021-12-16
(31)【優先権主張番号】P.434276
(32)【優先日】2020-06-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】PL
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
2.ブルートゥース
(71)【出願人】
【識別番号】517274648
【氏名又は名称】イースモーキング インスティテュート エスピー ゾオ
(74)【代理人】
【識別番号】100107456
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 成人
(74)【代理人】
【識別番号】100162352
【弁理士】
【氏名又は名称】酒巻 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100123995
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 雅一
(72)【発明者】
【氏名】ヤコブチク, エイドリアン
(72)【発明者】
【氏名】ミレフスキ, ルカシュ
(72)【発明者】
【氏名】コズロウスキー, マルシン
(72)【発明者】
【氏名】コス, マルシン
(72)【発明者】
【氏名】シコウニ, アンドジェイ
(72)【発明者】
【氏名】シェイニッヒ, クシシュトフ
(72)【発明者】
【氏名】マチャゴフスキ, マチェイ
(72)【発明者】
【氏名】ジエラゼク, パヴェル
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA03
4B162AA05
4B162AA06
4B162AA22
4B162AB01
4B162AB12
4B162AB14
4B162AC02
4B162AC12
4B162AC16
4B162AC32
4B162AC34
4B162AD08
4B162AD12
4B162AD22
4B162AD32
4B162AD41
(57)【要約】
エアロゾル生成デバイス用の装置及び方法について説明し、この装置は制御モジュール及び充電コントローラを備える。充電コントローラは、第1の充電モードでは第1の充電速度でバッテリーの充電を制御し、第2の充電モードでは第1の充電速度よりも低い第2の充電速度でバッテリーの充電を制御するように構成される。制御モジュールは、エアロゾル生成デバイスの使用に関連する情報を決定するように構成される。充電コントローラは、エアロゾル生成デバイスの使用に関連する情報に少なくとも部分的に応じて第1の充電モード又は第2の充電モードで動作するように構成される。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾル生成デバイス用の装置であって、前記装置は制御モジュール及び充電コントローラを備え、
前記充電コントローラは、第1の充電モードでは第1の充電速度でバッテリーの充電を制御し、第2の充電モードでは前記第1の充電速度よりも低い第2の充電速度で前記バッテリーの充電を制御するように構成され、
前記制御モジュールが、前記エアロゾル生成デバイスの使用に関連する情報を決定するように構成され、
前記充電コントローラが、前記エアロゾル生成デバイスの使用に関連する前記情報に少なくとも部分的に応じて前記第1の充電モード又は前記第2の充電モードで動作するように構成される、
装置。
【請求項2】
前記決定された情報が、前の期間における前記エアロゾル生成デバイスの使用量に関連する、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記前の期間が過去24時間である、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
ユーザインターフェースをさらに備え、前記ユーザインターフェースは、ユーザが前記エアロゾル生成デバイスの前記使用に関連する情報を提供することを可能にする、請求項1~3のいずれか一項に記載の装置。
【請求項5】
前記装置がバッテリーをさらに備える、請求項1~4のいずれか一項に記載の装置。
【請求項6】
エアロゾル生成器をさらに備える、請求項1~5のいずれか一項に記載の装置。
【請求項7】
エアロゾル生成デバイスの使用に関連する情報を取得又は決定するステップと、
前記エアロゾル生成デバイスの使用に関連する前記取得又は決定された情報に少なくとも部分的に応じて、充電コントローラの充電電流を第1の充電モード又は第2の充電モードに設定するステップであって、前記エアロゾル生成デバイスのバッテリーの充電速度が、前記第1の充電モードでは第1の充電速度に設定され、前記第2の充電モードでは前記第1の充電速度よりも低い第2の充電速度に設定される、設定するステップと、
を含む、方法。
【請求項8】
前記取得又は決定された情報が、前の期間における前記エアロゾル生成デバイスの使用量に関連する、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
ユーザインターフェースから前記エアロゾル生成デバイスの前記使用に関連する情報を取得するステップをさらに含む、請求項7又は8に記載の方法。
【請求項10】
前記バッテリーを充電するステップをさらに含む、請求項7~9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
請求項1~6のいずれか一項に記載の装置を備える、不燃性エアロゾル生成デバイス。
【請求項12】
前記エアロゾル生成デバイスが、エアロゾル生成材料を含む取り外し可能な物品を受けるように構成される、請求項11に記載の不燃性エアロゾル生成デバイス。
【請求項13】
前記エアロゾル生成材料が、エアロゾル生成基材及びエアロゾル形成材料を含む、請求項12に記載の不燃性エアロゾル生成デバイス。
【請求項14】
前記装置はタバコ加熱システムを備える、請求項11~13のいずれか一項に記載の不燃性エアロゾル生成デバイス。
【請求項15】
不燃性エアロゾル生成システムで使用するための物品を含む部品のキットであって、前記不燃性エアロゾル生成システムが、請求項1~6のいずれか一項に記載の装置又は請求項11~14のいずれか一項に記載のエアロゾル生成デバイスを含む、部品のキット。
【請求項16】
前記物品が、エアロゾル生成材料を含む取り外し可能な物品である、請求項15に記載の部品のキット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書は、エアロゾル供給デバイス及びそのようなデバイスを使用する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
(背景)
シガレット、シガーなどの喫煙品は、使用中にタバコを燃やしてタバコの煙を発生させる。燃焼させずに化合物を放出する製品を作成することにより、これらの物品(article)の代用品を提供する試みがなされてきた。たとえば、タバコ加熱デバイスは、タバコなどのエアロゾル生成基材(substrate)を加熱し、基材を加熱するが燃やさないことによって、エアロゾルを形成する。
【発明の概要】
【0003】
(概要)
第1の態様において、本明細書では、エアロゾル生成デバイス用の装置であって、装置は制御モジュール及び充電コントローラを備え、充電コントローラは、第1の充電モードでは第1の充電速度でバッテリーの充電を制御し、第2の充電モードでは第1の充電速度よりも低い第2の充電速度でバッテリーの充電を制御するように構成され、制御モジュールが、エアロゾル生成デバイスの使用に関連する情報を決定(又は取得)するように構成され、充電コントローラが、エアロゾル生成デバイスの使用に関連する情報に少なくとも部分的に応じて第1の充電モード又は第2の充電モードで動作するように構成される、装置について説明する。制御モジュールは、充電コントローラの一部を形成してもよい。
【0004】
決定された情報は、前の期間におけるエアロゾル生成デバイスの使用量に関連してもよい。或いは又はさらに、決定された情報は、装置の使用頻度、1日あたりの電力消費量、装置が最も頻繁に使用される時間帯などのうちの1つ又は複数に関連してもよい。前の期間は過去24時間であってもよいが、いくつかの例示的な実施形態では、他の期間(たとえば、1時間、2時間、4時間、8時間、12時間、又は48時間など、24時間よりも短い又は長い期間)も可能である。
【0005】
いくつかの実施形態はユーザインターフェースをさらに備え、ユーザインターフェースは、ユーザがエアロゾル生成デバイスの使用に関連する情報を提供することを可能にする。
【0006】
この装置はバッテリーをさらに備えてもよい。或いは又はさらに、この装置はエアロゾル生成器をさらに備えてもよい。
【0007】
第2の態様において、本明細書では、エアロゾル生成デバイスの使用に関連する情報を取得又は決定するステップと、エアロゾル生成デバイスの使用に関連する取得又は決定された情報に少なくとも部分的に応じて、充電コントローラの充電電流を第1の充電モード又は第2の充電モードに設定するステップであって、エアロゾル生成デバイスのバッテリーの充電速度が、第1の充電モードでは第1の充電速度に設定され、第2の充電モードでは第1の充電速度よりも低い第2の充電速度に設定される、設定するステップと、を含む、方法について説明する。取得又は決定された情報は、前の期間(たとえば、過去24時間、又は1時間、2時間、4時間、8時間、12時間、若しくは48時間などの他の期間)におけるエアロゾル生成デバイスの使用量に関連してもよい。
【0008】
この方法は、ユーザインターフェースからエアロゾル生成デバイスの使用に関連する情報を取得するステップをさらに含んでもよい。
【0009】
この方法は、前記バッテリーを充電するステップをさらに含んでもよい。
【0010】
第3の態様において、本明細書では、第1の態様の特徴のいずれかを含む装置(たとえば、タバコ加熱システム)を備える不燃性エアロゾル生成デバイスについて説明する。エアロゾル生成デバイスは、エアロゾル生成材料を含む取り外し可能な物品を受けるように構成されてもよい。エアロゾル生成材料は、エアロゾル生成基材及びエアロゾル形成材料を含んでもよい。
【0011】
第4の態様において、本明細書では、エアロゾル化可能材料からエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムであって、上述の第1の態様の特徴のいずれかを含む装置、又は上述の第3の態様の特徴のいずれかを含むデバイスを備える、エアロゾル供給システムについて説明する。
【0012】
第5の態様において、本明細書では、コンピューティング装置によって実行された場合に、コンピューティング装置に第2の態様を参照して説明した任意の方法を実行させるコンピュータ可読命令について説明する。
【0013】
第6の態様において、本明細書では、不燃性エアロゾル生成システムで使用するための物品(たとえば、エアロゾル生成材料を含む取り外し可能な物品)を含む部品のキットであって、不燃性エアロゾル生成システムが、上述の第1の態様の特徴のいずれかを含む装置、又は上述の第3又は第4の態様の特徴のいずれかを含むデバイス若しくはシステムを備える、部品のキットについて説明する。
【0014】
ここで、以下の概略図を参照して、例示的な実施形態を単なる例として説明する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】例示的な実施形態によるシステムのブロック図である。
図2】例示的な実施形態によるアルゴリズムを示すフローチャートである。
図3】例示的な実施形態によるアルゴリズムを示すフローチャートである。
図4】例示的な実施形態の使用を示すプロットである。
図5】例示的な実施形態によるシステムのブロック図である。
図6】例示的な実施形態によるシステムのブロック図である。
図7】例示的な実施形態によるユーザインターフェースを示す図である。
図8】例示的な実施形態によるユーザインターフェースを示す図である。
図9】例示的な実施形態によるアルゴリズムを示すフローチャートである。
図10】例示的な実施形態の使用を示すプロットである。
図11】例示的な実施形態によるエアロゾル供給デバイスのブロック図である。
図12】例示的な実施形態によるエアロゾル供給デバイスのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
[詳細な説明]
本明細書で使用する場合、「送達システム」という用語は、物質をユーザに送達するシステムを包含することを意図しており、以下を含む:
可燃性エアロゾル供給システム、たとえば、シガレット、シガリロ、シガー、及びパイプ用又は手巻き若しくは手作りシガレット用のタバコなど(タバコ、タバコ派生品、膨張タバコ、再生タバコ、タバコ代替品又は他の喫煙材のいずれに基づくかを問わない)、
エアロゾル化可能材料を燃焼させることなくエアロゾル化可能材料から化合物を放出する不燃性エアロゾル供給システム、たとえば、電子タバコ(electronic cigarette)、タバコ加熱製品、及びエアロゾル化可能材料の組合せを使用してエアロゾルを生成するハイブリッドシステムなど、
エアロゾル化可能材料を含み、これらの不燃性エアロゾル供給システムのうちの1つで使用されるように構成される物品、並びに
エアロゾル不使用の送達システム、たとえば、ロゼンジ、ガム、パッチ、吸入可能な粉末を含む物品、及び無煙タバコ製品、たとえば、スヌース及びスナッフなどであり、これらはエアロゾルを形成せずに材料をユーザに送達し、材料はニコチンを含む場合と含まない場合とがある。
【0017】
本開示によれば、「可燃性」エアロゾル供給システムは、エアロゾル供給システム(又はその構成要素)を構成するエアロゾル化可能材料が、ユーザへの送達を容易にするために燃焼される又は燃やされるものである。
【0018】
本開示によれば、「不燃性」エアロゾル供給システムは、エアロゾル供給システム(又はその構成要素)を構成するエアロゾル化可能材料が、ユーザへの送達を容易にするために燃焼されない又は燃やされないものである。本明細書に記載の実施形態では、送達システムは不燃性エアロゾル供給システム、たとえば、動力付き不燃性エアロゾル供給システムである。
【0019】
一実施形態では、不燃性エアロゾル供給システムは電子タバコであり、これはベイピング(vaping)デバイス又は電子ニコチン送達システム(END:electronic nicotine delivery system)としても知られているが、エアロゾル化可能材料内のニコチンの存在は要件ではないことに留意されたい。
【0020】
一実施形態では、不燃性エアロゾル供給システムは、非燃焼加熱式システムとしても知られているタバコ加熱システムである。
【0021】
一実施形態では、不燃性エアロゾル供給システムは、エアロゾル化可能材料の組合せを使用してエアロゾルを生成するハイブリッドシステムであり、エアロゾル化可能材料のうちの1つ又は複数は加熱されてもよい。エアロゾル化可能材料のそれぞれは、たとえば、固体、液体、又はゲルの形態であってもよく、ニコチンを含有してもしなくてもよい。一実施形態では、ハイブリッドシステムは、液体又はゲルのエアロゾル化可能材料及び固体のエアロゾル化可能材料を含む。固体のエアロゾル化可能材料は、たとえば、タバコ又は非タバコ製品を含んでもよい。
【0022】
典型的には、不燃性エアロゾル供給システムは、不燃性エアロゾル供給デバイス及び不燃性エアロゾル供給システムと共に使用するための物品を含んでもよい。しかしながら、エアロゾル生成構成要素に動力を供給するための手段をそれ自体が含む物品自体が、不燃性エアロゾル供給システムを形成してもよいということも想定される。
【0023】
一実施形態では、不燃性エアロゾル供給デバイスは、電源及びコントローラを含んでもよい。電源は、電力源であっても発熱源であってもよい。一実施形態では、発熱源は、発熱源に近接するエアロゾル化可能材料又は熱伝達材料に熱の形態で動力を供給するようにエネルギーを与えることができる炭素基材を含む。一実施形態では、発熱源などの電源は、不燃性エアロゾル供給を形成するように物品内に提供される。
【0024】
一実施形態では、不燃性エアロゾル供給デバイスと共に使用するための物品は、エアロゾル化可能材料、エアロゾル生成構成要素、エアロゾル生成領域、マウスピース、及び/又はエアロゾル化可能材料を受けるための領域を含んでもよい。
【0025】
一実施形態では、エアロゾル生成構成要素は、エアロゾル化可能材料から1つ又は複数の揮発性物質を放出してエアロゾルを形成するように、エアロゾル化可能材料と相互作用することが可能なヒーターである。一実施形態では、エアロゾル生成構成要素は、加熱せずにエアロゾル化可能材料からエアロゾルを生成することが可能である。たとえば、エアロゾル生成構成要素は、振動、機械、加圧又は静電手段のうちの1つ又は複数などによって、熱を加えることなく、エアロゾル化可能材料からエアロゾルを生成可能であってもよい。
【0026】
一実施形態では、エアロゾル化可能材料は、活性材料、エアロゾル形成材料、及び任意選択で1つ又は複数の機能材料を含んでもよい。活性材料は、ニコチン(任意選択でタバコ又はタバコ派生品に含有される)或いは1つ又は複数の他の非嗅覚の生理活性材料を含んでもよい。非嗅覚の生理活性材料は、嗅覚以外の生理反応を実現するためにエアロゾル化可能材料に含まれる材料である。本明細書で使用する活性物質は、生理反応を実現又は増強することを目的とする材料である生理活性材料であってもよい。活性物質は、たとえば、栄養補助食品、向知性薬、向精神薬から選択されてもよい。活性物質は、天然のもの又は合成的に得られるものであってもよい。活性物質は、たとえば、ニコチン、カフェイン、タウリン、テイン、B6若しくはB12又はCなどのビタミン、メラトニン、カンナビノイド、或いはそれらの成分、派生物、又は組合せを含んでもよい。活性物質は、タバコ、大麻又は他の植物の1つ又は複数の成分、派生物又は抽出物を含んでもよい。いくつかの実施形態では、活性物質はニコチンを含む。いくつかの実施形態では、活性物質は、カフェイン、メラトニン、又はビタミンB12を含む。
【0027】
エアロゾル形成材料は、グリセリン、グリセロール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、エリスリトール、メソエリスリトール、バニリン酸エチル、ラウリン酸エチル、スベリン酸ジエチル、クエン酸トリエチル、トリアセチン、ジアセチン混合物、安息香酸ベンジル、フェニル酢酸ベンジル、トリブチリン、酢酸ラウリル、ラウリン酸、ミリスチン酸、及び炭酸プロピレンのうちの1つ又は複数を含んでもよい。
【0028】
1つ又は複数の機能材料は、香料、担体、pH調整剤、安定剤、及び/又は抗酸化剤のうちの1つ又は複数を含んでもよい。
【0029】
一実施形態では、不燃性エアロゾル供給デバイスと共に使用するための物品は、エアロゾル化可能材料又はエアロゾル化可能材料を受けるための領域を含んでもよい。一実施形態では、不燃性エアロゾル供給デバイスと共に使用するための物品は、マウスピースを含んでもよい。エアロゾル化可能材料を受けるための領域は、エアロゾル化可能材料を貯蔵するための貯蔵領域であってもよい。たとえば、貯蔵領域はリザーバであってもよい。一実施形態では、エアロゾル化可能材料を受けるための領域は、エアロゾル生成領域とは別個であってもよいし、又はエアロゾル生成領域と結合されてもよい。
【0030】
本明細書ではエアロゾル生成材料と呼ぶ場合もあるエアロゾル化可能材料は、たとえば、加熱されたとき、照射されたとき、又は他の任意の方法でエネルギーが与えられたときに、エアロゾルを生成することが可能な材料である。エアロゾル化可能材料は、たとえば、ニコチン及び/又は香味料を含有してもしなくてもよい固体、液体、又はゲルの形態であってもよい。いくつかの実施形態では、エアロゾル化可能材料は、代替的に「モノリシック固体」(すなわち、非繊維性)と呼ばれる場合もある「非晶質固体」を含んでもよい。いくつかの実施形態では、非晶質固体は乾燥ゲルであってもよい。非晶質固体は、液体などの何らかの流体を内部に保持することができる固体材料である。
【0031】
エアロゾル化可能材料は、基材上に存在してもよい。基材は、たとえば、紙、カード、板紙、厚紙、再生されたエアロゾル化可能材料、プラスチック材料、セラミック材料、複合材料、ガラス、金属、又は金属合金であってもよいし、又はそれらを含んでもよい。
【0032】
消耗品とは、エアロゾル生成材料を含むか、又はエアロゾル生成材料からなる物品であり、その一部又は全部がユーザにより使用中に消費されることが意図されている。消耗品は1つ又は複数の他の構成要素、たとえば、エアロゾル生成材料貯蔵領域、エアロゾル生成材料移送構成要素、エアロゾル生成領域、ハウジング、ラッパー、マウスピース、フィルター、及び/又はエアロゾル変性剤を含んでもよい。消耗品はまた、使用時にエアロゾル生成材料にエアロゾルを生成させるために熱を放出するヒーターなどのエアロゾル生成器を含んでもよい。ヒーターは、たとえば、可燃性材料、電気伝導によって加熱可能な材料、又はサセプタを含んでもよい。
【0033】
サセプタは、交番磁場などの変動磁場による侵入によって加熱可能な材料である。サセプタは導電性材料であってもよく、これにより、変動磁場が侵入すると、加熱材料の誘導加熱が引き起こされる。加熱材料は磁性材料であってもよく、これにより、変動磁場が侵入すると、加熱材料の磁気ヒステリシス加熱が引き起こされる。サセプタは導電性及び磁性の両方を有してもよく、これにより、両方の加熱メカニズムでサセプタが加熱可能になる。変動磁場を生成するように構成されるデバイスを、本明細書では磁場生成器と呼ぶ。
【0034】
図1は、参照番号10によって全体を示す、例示的な実施形態によるシステムのブロック図である。
【0035】
システム10は、充電コントローラ14、エアロゾル生成器15、バッテリー16、制御モジュール17、及び電源18を含む。充電コントローラ14、エアロゾル生成器15、バッテリー16、及び制御モジュール17は、エアロゾル生成デバイス12を形成してもよい。或いは、充電コントローラ14、エアロゾル生成器15、及び制御モジュール17は、外部バッテリー16を有するエアロゾル生成デバイス12’を形成してもよい。
【0036】
以下で詳細に論じるように、充電コントローラ14は、(たとえば、制御モジュール17の制御下で)バッテリー16を充電するように構成される。たとえば、充電コントローラ14は、電源18を使用して、エアロゾル生成デバイスの使用に関連する情報に応じた充電電流でバッテリーを充電してもよい。
【0037】
いくつかの実施形態では、制御モジュール17の機能は充電コントローラ14によって実装されることに留意されたい。実際、制御モジュール17はいくつかの例示的な実施形態から省略されてもよい。
【0038】
図2は、参照番号20によって全体を示す、例示的な実施形態によるアルゴリズムを示すフローチャートである。アルゴリズム20は、上述のシステム10によって実装されてもよい。
【0039】
アルゴリズム20は動作22から開始し、ここで、たとえば制御モジュール17又は充電コントローラ14によって、場合によっては制御モジュールからの入力に応答して充電モードが設定される。
【0040】
動作22は、充電モードを第1の充電モード(たとえば、高電力充電モード)又は第2の充電モード(たとえば、低電力充電モード)に設定することによって実装されてもよい。したがって、バッテリー16を充電する充電速度は、第2の充電モードよりも第1の充電モードの方が高くてもよい。いくつかの例示的な実施形態では、3つ以上の充電レベル(ひいては2つ以上の閾値)が存在してもよい。
【0041】
動作24において、バッテリー16は動作22で設定された充電モードに基づいて充電される。
【0042】
上述の動作22で充電モードを設定するためのいくつかの選択肢が可能である。例として、図3は、参照番号30によって全体を示す、例示的な実施形態によるアルゴリズムを示すフローチャートである。アルゴリズム30は、上述のシステム10によって実装されてもよい。
【0043】
アルゴリズム30は動作32から開始し、ここで、充電コントローラ14(又は制御モジュール17)は、デバイス12又は12’の使用情報を決定又は取得する。使用情報は、以下でさらに論じるように、エアロゾル生成器の使用及び/又はバッテリー16の充電に関連してもよい。
【0044】
動作34において、動作32で決定又は取得された使用情報に少なくとも部分的に基づいて充電モードが設定される。
【0045】
図4は、参照番号40によって全体を示す、例示的な実施形態の使用を示すプロットである。
【0046】
プロット40は、異なる充電モードにおける充電速度を示す。参照番号42によって大まかに示す第1の充電モードでは、充電速度は比較的高い(その結果、第1の充電モードでは第1の比較的高い充電速度でバッテリー16が充電される)。参照番号44によって大まかに示す第2の充電モードでは、充電速度は第1の充電モードの充電速度よりも低い。最後に、参照番号46によって大まかに示す第3の充電モードでは、充電速度は第1又は第2の充電モードのどちらの充電速度よりも低い。
【0047】
したがって、プロット40は、動作22又は34で設定することができる3つの可能な充電モードの充電速度を示す。当然ながら、3つの充電速度は例としてのみ提供しており、例示的な実施形態では、より多くの又はより少ない充電速度を提供することができる(実際、多くの例示的な実施形態では、2つの充電モードが使用される)。さらに、プロット40は、異なる充電モードにおける不連続な充電速度の変化を示しているが、これは全ての例示的な実施形態にとって必須ではなく、以下でさらに論じるように、より緩やかな変化が実装されてもよい。
【0048】
図5は、参照番号50によって全体を示す、例示的な実施形態によるシステムのブロック図である。システム50は、充電コントローラ14、エアロゾル生成器15、制御モジュール17、外部入力52、及びデータストレージ54を示す。
【0049】
制御モジュール17は、以下でさらに論じるように、システム50に示す入力の一部又は全部などの様々な入力に基づいて充電モードを設定してもよい。いくつかの実施形態では、制御モジュール17の機能は、充電コントローラ14がシステム50の中心になるように、充電コントローラ14によって実装されることに留意されたい。
【0050】
外部入力52は、充電モードを設定するために制御モジュール17(又は充電コントローラ14)によって使用されるアルゴリズムに入力を提供するために使用されてもよい。たとえば、外部入力52は、エアロゾル生成デバイス12若しくは12’の使用又はエアロゾル生成器15の使用に関連する情報を提供してもよい。以下で論じるように、外部入力52は、エアロゾル生成デバイスのユーザがデバイスの使用に関連する情報を提供することを可能にするユーザインターフェースの形態をとってもよい。
【0051】
同様に、充電コントローラ14は、充電モードを設定するために制御モジュール17によって使用されるアルゴリズムに入力を提供するために使用されてもよい。たとえば、充電コントローラは、エアロゾル生成デバイス12若しくは12’の使用又はエアロゾル生成器15の使用に関連する情報を提供してもよい。
【0052】
データストレージ54は、アルゴリズム20及び30の実装において制御モジュール17によって使用されてもよい。たとえば、充電速度設定がデータストレージ54に記憶されてもよい。また、使用情報を充電モードに変換するための情報が記憶されてもよい。
【0053】
エアロゾル生成器15は、充電モードを設定する際に使用されてもよい情報を制御モジュール17に提供してもよい。たとえば、エアロゾル生成器(たとえば、バッテリー16)の現在の充電レベルが、エアロゾル生成器の使用情報に加えて又はその代わりに、エアロゾル生成器15によって制御モジュール17に提供されてもよい。
【0054】
システム50の全ての要素が提供されることは、全ての例示的な実施形態にとって必須ではない。上記で論じたように、制御モジュール17の機能は、実際には、充電コントローラ14によって提供されてもよい。さらに、エアロゾル生成器15と制御モジュール17との間に通信が存在しなくてもよい。同様に、外部入力52及びデータストレージ54のうちの1つ又は複数は、必要でない場合、省略されてもよい。
【0055】
図6は、参照番号60によって全体を示す、例示的な実施形態によるシステムを示している。システム60は、上述のエアロゾル生成デバイス12(又はデバイス12’)と、たとえば、モバイル通信デバイス、携帯電話、ラップトップ、又は他の何らかのモバイルデバイスなどのリモートデバイス62とを含む。
【0056】
以下でさらに論じるように、エアロゾル生成デバイスは、信号(ブルートゥース(Bluetooth)信号など)を送信する出力を有する。その信号は、エアロゾル生成デバイスがリモートデバイスと通信できるように、リモートデバイス62によって検出されてもよい。同様に、リモートデバイス62は、エアロゾル生成デバイス12に送信することができる。図6に示す構成は、エアロゾル生成デバイス12とリモートデバイス62との間の双方向通信を提供するが、通信は一方向(たとえば、エアロゾル生成デバイスからリモートデバイスへ、又はその逆)であってもよいことに留意されたい。
【0057】
システム60は、リモートデバイス62と制御モジュール17及び/又は充電コントローラ14との間の通信を可能にしてもよい。たとえば、システム60は、エアロゾル生成デバイス12に関するデータをリモートデバイス62(これはエアロゾル生成デバイス自体よりも優れた及び/又はより対話的なディスプレイを有する場合がある)を使用しているユーザに表示することを可能にしてもよい。同様に、システム60は、ユーザがエアロゾル生成デバイスに入力を提供することを可能にしてもよい。
【0058】
図7は、参照番号70によって全体を示す、例示的な実施形態によるユーザインターフェースを示している。ユーザインターフェース70は、(たとえば、パーセンテージ及び残り時間の観点でのバッテリー充電レベルとしての)エアロゾル生成デバイスに関連するデータ及びデバイスの使用データを示す非常に概略的な形態の表示例を示す。したがって、ユーザインターフェースは、たとえば、充電コントローラ14又は制御モジュール17がエアロゾル生成デバイスのユーザに情報を提供することを可能にする。
【0059】
図8は、参照番号70’によって全体を示す、例示的な実施形態によるユーザインターフェースを示している。ユーザインターフェース70’は、ユーザが情報(たとえば、エアロゾル生成デバイスの使用に関連する情報)を充電コントローラ14又は制御モジュール17に提供することを可能にするデータ入力フォームを示す非常に概略的な形態の表示例を示す。したがって、ユーザインターフェース70’は、ユーザが、上述のアルゴリズム30又は後述のアルゴリズム80で使用されてもよい使用情報を入力することを可能にする。
【0060】
例示的なユーザインターフェース70’において、ユーザは自身がエアロゾル生成デバイスの「使用頻度の高いユーザ」、「中程度のユーザ」、又は「使用頻度の低いユーザ」のいずれであるかを示すことができる。(図8は「中程度のユーザ」の入力が選択されていることを示している。)ユーザ定義の使用レベルは、充電モードを設定する際に少なくとも部分的に使用されてもよい。
【0061】
当然ながら、ユーザインターフェース70及び70’は、例としてのみ提供しており、非常に概略的なものである。他の形態のデータを表示することを含めて、多くの代替的な表示構成を提供することができる。たとえば、バッテリー(たとえば、上述のバッテリー16)のバッテリー容量、最大充電電流、又は最大充電電圧のうちの1つ又は複数などの情報がユーザインターフェースを介して入力されてもよく、これはたとえばバッテリーが交換可能なバッテリーである場合に特に役立ち得る(したがって、それらの詳細が変化してもよい)。
【0062】
図9は、参照番号80によって全体を示す、例示的な実施形態によるアルゴリズムのフローチャートである。アルゴリズム80は、上述のアルゴリズム30の動作32の実装例である。
【0063】
アルゴリズム80は動作82から開始し、ここで、たとえば上述のユーザインターフェース70’などのユーザインターフェースから、ユーザ設定が取得される。ユーザ設定は、ユーザが使用頻度の高いユーザ、中程度のユーザ、又は使用頻度の低いユーザのいずれであるかの表示を含んでもよい。当然ながら、代替の実施形態では、エアロゾル生成デバイスの使用に関連する他の多くのユーザ設定を提供することができる。
【0064】
動作84において、たとえば、エアロゾル生成デバイス12若しくは12’の使用に関連する、又はエアロゾル生成器15の使用に関連する使用データが取得される。使用データは、前の期間の使用量など、多くの形態を取ってもよい(たとえば、過去24時間などであるが、24時間よりも長い又は短い他の期間も考えられる)。モニタリングされ得る使用の他の例には、使用頻度、1日あたりの電力消費量、デバイスが最も頻繁に使用される時間帯などがある。他の可能性は当業者には明らかであろう。
【0065】
動作86において、たとえばユーザ設定及び/又は使用データに基づいて、使用レベルが決定される。使用レベルは、上述の動作32で決定される使用情報の少なくとも一部を形成してもよい。
【0066】
アルゴリズム80は例としてのみ提供しており、多くの修正及び代替例が当業者には明らかであろう。たとえば、動作82及び84は異なる順序で実行されてもよく、1つ又は複数の追加の動作が提供されてもよく、動作82及び84のうちの1つ又は複数が省略されてもよい。
【0067】
図10は、参照番号87によって全体を示す、例示的な実施形態の使用を示すプロットである。
【0068】
プロット87は、充電モードが変化するにつれて変化する充電速度を示す。参照番号88によって大まかに示す第1の充電モードでは、充電速度は比較的高い(その結果、第1の充電モードでは第1の比較的高い充電速度でバッテリー16が充電される)。参照番号89によって大まかに示す他の充電モードでは、充電速度は第1の充電モードの充電速度よりも低い。しかしながら、他の充電モード89では、充電速度は、プロット40を参照して上記で論じたように段階的に変化するのではなく、滑らかに変化する。
【0069】
したがって、プロット87は、動作22又は34で設定することができる2つの可能な充電モードの充電速度を示しており、ここで、充電速度は第2の充電モードでは可変である。
【0070】
図11は、参照番号90によって全体を示す、例示的な実施形態によるエアロゾル供給デバイスのブロック図である。
【0071】
エアロゾル供給デバイス90は、上述のエアロゾル生成デバイス12又は12’の実装例である。デバイス90は、第1の部分91a及び第2の部分91bを含むモジュール式のデバイスである。
【0072】
デバイス90の第1の部分91aは、制御回路92(これはデバイス12の充電コントローラ14及び制御モジュール17を含んでもよい)と、バッテリー93(たとえば、上述のバッテリー16)とを含む。デバイス90の第2の部分91bは、ヒーター94及び液体リザーバ95(これらは上述のシステム10のエアロゾル生成器15を集合的に形成してもよい)を含む。
【0073】
第1の部分91aは、第1のコネクタ96a(たとえば、USBコネクタ)を含む。第1のコネクタ96aは、たとえば制御回路92の制御下で(たとえば、充電コントローラ14の制御下で)バッテリー93を充電するための電源(たとえば、上述の電源18)への接続を実現してもよい。
【0074】
第1の部分91aは、第2の部分91bの第1のコネクタ97に取り外し可能に接続することができる第2のコネクタ96bも含む。
【0075】
デバイス90の使用時に、矢印98によって示すように、ヒーター94の空気入口に空気が引き込まれる。(たとえば、回路93の制御下で)ヒーターを使用して空気が加熱される。加熱された空気は液体リザーバ95に導かれ、ここでエアロゾルが生成される。エアロゾルは、矢印99で示すように、空気出口からデバイスを出る(たとえば、デバイス90のユーザの口内へ入る)。
【0076】
図12は、参照番号100によって全体を示す、例示的な実施形態によるエアロゾル供給デバイスのブロック図である。エアロゾル供給デバイス100は、上述のエアロゾル生成デバイス12又は12’の代替の実装例であり、システム10の他の要素も含んでもよい。
【0077】
図12は、外側カバーなしのエアロゾル供給デバイス100の透視図である。エアロゾル供給デバイス100は交換可能な物品101を含んでもよく、これは物品101の加熱を可能にするためにエアロゾル供給デバイス100に挿入されてもよい。エアロゾル供給デバイス100は、1つ又は複数の加熱要素103と、1つ又は複数のエアチューブエクステンダ104と、をさらに含む。
【0078】
加熱要素103は、物品101を直接加熱するヒーターであってもよい。或いは、加熱要素103は、物品101内に含まれる(又は他の場所に提供される)サセプタと相互作用するように構成される誘導加熱要素であってもよい。
【0079】
2つの代替的なエアロゾル供給デバイス90及び100は例としてのみ提供しており、さらに多くの変形及び代替例が可能である。
【0080】
上述の実施形態に対する多くの変形が可能である。
【0081】
本明細書に記載の様々な実施形態は、特許請求する特徴の理解及び教示を支援するためにのみ提示している。これらの実施形態は、実施形態の代表的なサンプルとしてのみ提供しており、網羅的及び/又は排他的なものではない。本明細書に記載の利点、実施形態、例、機能、特徴、構造、及び/又は他の態様は、特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲に対する限定とも、特許請求の範囲の均等物に対する限定とも考えられるべきではなく、特許請求する発明の範囲から逸脱することなく、他の実施形態が利用されてもよく、修正が行われてもよいということを理解されたい。本発明の様々な実施形態は、本明細書に具体的に記載したもの以外の、開示した要素、構成要素、特徴、部分、ステップ、手段などの適切な組合せを好適に含んでもよく、それらからなってもよく、又は本質的にそれらからなってもよい。さらに、本開示は、現在特許請求していないが、将来請求する可能性のある他の発明も含むことができる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【国際調査報告】