(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-07-06
(54)【発明の名称】座席推薦方法及び装置
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/30 20120101AFI20230629BHJP
G06Q 50/14 20120101ALI20230629BHJP
【FI】
G06Q50/30
G06Q50/14
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022573308
(86)(22)【出願日】2021-12-09
(85)【翻訳文提出日】2022-11-25
(86)【国際出願番号】 KR2021018523
(87)【国際公開番号】W WO2022196893
(87)【国際公開日】2022-09-22
(31)【優先権主張番号】10-2021-0035677
(32)【優先日】2021-03-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522462373
【氏名又は名称】オルウィンエア カンパニ- リミテッド
(71)【出願人】
【識別番号】522462384
【氏名又は名称】イ, ジョン-ガプ
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】イ, ジョン-ガプ
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC26
5L049CC41
(57)【要約】
【課題】代表NR情報に基づいて複数人数のグループ座席を推薦する座席推薦方法及び装置を提供し、また、グループ類型を決定し、グループ類型に適したグループシートを推薦できる座席推薦方法及び装置を提供する。
【解決手段】コンピュータネットワークと連結された座席推薦装置の座席推薦方法において、代表者のNR(Name record)情報に基づいてグループ類型を決定するステップ-前記NR情報は、該当代表者及び同伴者情報を含む-と、
グループシートパターン情報及びシート情報を用いて現在推薦可能な全てのグループシートを導出するステップと、前記導出された全てのグループシートそれぞれに対して、前記グループ類型に対応する推薦バリューを計算するステップと、前記計算された結果値に基づいて所定数のグループシートを代表者に推薦するステップとを含み、前記グループシートパターン情報は、グループ座席の形状情報を含み、前記シート情報は、全体座席のシートマップ情報及び現在占有された座席情報を含むことを特徴とする。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータネットワークと連結された座席推薦装置の座席推薦方法において、
代表者のNR(Name record)情報に基づいてグループ類型を決定するステップ-前記NR情報は、該当代表者及び同伴者情報を含む-と、
グループシートパターン情報及びシート情報を用いて現在推薦可能な全てのグループシートを導出するステップと、
前記導出された全てのグループシートそれぞれに対して、前記グループ類型に対応する推薦バリューを計算するステップと、
前記計算された結果値に基づいて所定数のグループシートを代表者に推薦するステップとを含むことを特徴とする座席推薦方法。
【請求項2】
前記グループシートパターン情報は、グループ座席の形状情報を含み、
前記シート情報は、全体座席のシートマップ情報及び現在占有された座席情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の座席推薦方法。
【請求項3】
前記推薦バリューを計算するステップは、
前記導出されたグループシートに対する位置バリュー及びパターンバリューを用いて算出されることを特徴とする請求項2に記載の座席推薦方法。
【請求項4】
前記位置バリューは、座席の縦方向に出口までの距離による価値、座席の横位置が窓側であるか、通路側であるか、間の座席であるかによる価値及び座席当たりの面積による価値を用いて算出され、
前記パターンバリューは、同伴者との隣接する程度による価値及び他人との座席分離程度による価値を用いて算出されることを特徴とする請求項3に記載の座席推薦方法。
【請求項5】
前記推薦バリューを計算するステップは、
下記数式1によって前記推薦バリューが計算されることを特徴とする請求項3に記載の座席推薦方法。
[数式1]
(ここで、Vは推薦バリューであり、Dは座席の縦方向に出口までの距離による価値を表す変数であり、WMAは座席の横位置が窓側であるか、通路側であるか、間の座席であるかによる価値を表す変数であり、LMRは座席の横位置が右ブロックに属するか、中央ブロックに属するか、左ブロックに属するかによる価値を表す変数であり、Sは座席当たりの面積による価値を表す変数であり、Bは同伴者との隣接する程度による価値を表す変数であり、USは他人との座席分離程度による価値を表す変数であり、Pは座席当たりの価格による価値を表す変数である。)
【請求項6】
前記D、WMA、LMR、S及びB、USの値は、グループ類型によって異なるように適用されることを特徴とする請求項5に記載の座席推薦方法。
【請求項7】
コンピュータネットワークと連結された座席推薦装置において、
代表者のNR(Name record)情報に基づいてグループ類型を決定するグループ類型決定部-前記NR情報は、該当代表者及び同伴者情報を含む-と、
グループシートパターン情報が格納されるグループパターンデータベースと、
前記グループシートパターン情報及びシート情報を用いて現在推薦可能な全てのグループシートを導出する推薦可能シート導出部と、
前記導出された全てのグループシートそれぞれに対する推薦バリューを計算する推薦バリュー計算部と、
前記計算された結果値に基づいて所定数のグループシートを推薦するグループシート推薦部と、
前記受信部、前記グループ類型決定部、前記グループパターンデータベース、前記エアシートデータベース、前記推薦可能シート導出部、前記推薦バリュー計算部、前記グループシート推薦部を制御する制御部とを含むことを特徴とする座席推薦装置。
【請求項8】
前記グループシートパターン情報は、グループ座席の形状情報を含み、
前記シート情報は、全体座席のシートマップ情報及び現在占有された座席情報を含むことを特徴とする請求項7に記載の座席推薦装置。
【請求項9】
前記推薦バリュー計算部は、
前記導出されたグループシートに対する位置バリュー及びパターンバリューを用いて前記推薦バリューを算出することを特徴とする請求項8に記載の座席推薦装置。
【請求項10】
前記位置バリューは、座席の縦方向に出口までの距離による価値、座席の横位置が窓側であるか、通路側であるか、間の座席であるかによる価値及び座席当たりの面積による価値を用いて算出され、
前記パターンバリューは、同伴者との隣接する程度による価値及び他人との座席分離程度による価値を用いて算出されることを特徴とする請求項9に記載の座席推薦装置。
【請求項11】
前記推薦バリュー計算部は、
下記数式1によって前記推薦バリューを計算することを特徴とする請求項9に記載の座席推薦装置。
[数式1]
(ここで、Vは推薦バリューであり、Dは座席の縦方向に出口までの距離による価値を表す変数であり、WMAは座席の横位置が窓側であるか、通路側であるか、間の座席であるかによる価値を表す変数であり、LMRは座席の横位置が右ブロックに属するか、中央ブロックに属するか、左ブロックに属するかによる価値を表す変数であり、Sは座席当たりの面積による価値を表す変数であり、Bは同伴者との隣接する程度による価値を表す変数であり、USは他人との座席分離程度による価値を表す変数であり、Pは座席当たりの価格による価値を表す変数である。)
【請求項12】
前記推薦バリュー計算部は、
前記D、WMA、LMR、S及びB、USの値をグループ搭乗客類型によって異なるように適用して前記推薦バリューを計算することを特徴とする請求項11に記載の座席推薦装置。
【請求項13】
コンピュータネットワークと連結された座席推薦装置の座席推薦方法において、
代表者のNR情報に基づいたグループ類型に対応するように現在推薦可能な全てのグループシートを導出するステップ-前記NR情報は、該当代表者及び同伴者情報を含む-と、
前記導出されたグループシートに対する位置バリュー及びパターンバリューを用いて前記導出された全てのグループシートそれぞれに対する推薦バリューを計算するステップと、
前記計算された結果値に基づいて所定数のグループシートを推薦するステップと、
代表者が選択したグループシート情報を受信するステップと、
前記代表者が選択したグループシート情報と前記推薦されたグループシート情報を比較するステップと、
前記比較結果に基づいて前記位置バリュー及び前記パターンバリューのうち少なくとも1つの値を調整するステップとを含むことを特徴とする座席推薦方法。
【請求項14】
前記位置バリュー及び前記パターンバリューのうち少なくとも1つの値を調整するステップは、
前記計算された推薦バリューと実際の代表者がグループ座席を選択して購入した購入確率との差が縮まるように遂行されることを特徴とする請求項13に記載の座席推薦方法。
【請求項15】
前記位置バリューは、座席の縦方向に出口までの距離による価値、座席の横位置が窓側であるか、通路側であるか、間の座席であるかによる価値、座席当たりの面積による価値を用いて算出され、
前記パターンバリューは、同伴者との隣接する程度による価値及び他人との座席分離程度による価値を用いて算出されることを特徴とする請求項14に記載の座席推薦方法。
【請求項16】
前記推薦バリューを計算するステップは、下記数式1によって前記推薦バリューが計算され、
前記位置バリュー及び前記パターンバリューのうち少なくとも1つの値を調整するステップは、下記数式1において推薦バリュー算出に用いられる変数値のうち少なくとも1つが調整されることを特徴とする請求項15に記載の座席推薦方法。
[数式1]
(ここで、Vは推薦バリューであり、Dは座席の縦方向に出口までの距離による価値を表す変数であり、WMAは座席の横位置が窓側であるか、通路側であるか、間の座席であるかによる価値を表す変数であり、LMRは座席の横位置が右ブロックに属するか、中央ブロックに属するか、左ブロックに属するかによる価値を表す変数であり、Sは座席当たりの面積による価値を表す変数であり、Bは同伴者との隣接する程度による価値を表す変数であり、USは他人との座席分離程度による価値を表す変数であり、Pは座席当たりの価格による価値を表す変数である。)
【請求項17】
前記計算された推薦バリュー及び実際の代表者がグループ座席を選択して購入した購入確率は、グループ類型によって異なるように適用されることを特徴とする請求項14に記載の座席推薦方法。
【請求項18】
コンピュータネットワークと連結された座席推薦装置において、
代表者のNR情報に基づいたグループ類型に対応するように現在推薦可能な全てのグループシートを導出する推薦可能シート導出部-前記NR情報は、該当代表者及び同伴者情報を含む-と、
前記導出されたグループシートに対する位置バリュー及びパターンバリューを用いて前記導出された全てのグループシートそれぞれに対する推薦バリューを計算する推薦バリュー計算部と、
前記計算された結果値に基づいて所定数のグループシートを推薦するグループシート推薦部と、
前記代表者が選択したグループシート情報を受信する受信部と、
前記代表者が選択したグループシート情報と前記推薦されたグループシート情報を比較し、前記比較結果に基づいて前記位置バリュー及び前記パターンバリューのうち少なくとも1つの値を調整するギャップ分析部と、
前記推薦可能シート導出部、前記推薦バリュー計算部、前記受信部、前記ギャップ分析部を制御する制御部とを含むことを特徴とする座席推薦装置。
【請求項19】
前記ギャップ分析部は、
前記計算された推薦バリューと実際の代表者がグループ座席を選択して購入した購入確率との差が縮まるように前記位置バリュー及び前記パターンバリューのうち少なくとも1つの値を調整することを特徴とする請求項18に記載の座席推薦装置。
【請求項20】
前記位置バリューは、座席の縦方向に出口までの距離による価値、座席の横位置が窓側であるか、通路側であるか、間の座席であるかによる価値及び座席当たりの面積による価値を用いて算出され、
前記パターンバリューは、同伴者との隣接する程度による価値及び他人との座席分離程度による価値を用いて算出されることを特徴とする請求項19に記載の座席推薦装置。
【請求項21】
前記推薦バリュー計算部は、下記数式1によって前記推薦バリューを計算し、
前記ギャップ分析部は、下記数式1において推薦バリュー算出に用いられる変数値のうち少なくとも1つを調整することを特徴とする請求項20に記載の座席推薦装置。
[数式1]
(ここで、Vは推薦バリューであり、Dは座席の縦方向に出口までの距離による価値を表す変数であり、WMAは座席の横位置が窓側であるか、通路側であるか、間の座席であるかによる価値を表す変数であり、LMRは座席の横位置が右ブロックに属するか、中央ブロックに属するか、左ブロックに属するかによる価値を表す変数であり、Sは座席当たりの面積による価値を表す変数であり、Bは同伴者との隣接する程度による価値を表す変数であり、USは他人との座席分離程度による価値を表す変数であり、Pは座席当たりの価格による価値を表す変数である。)
【請求項22】
前記計算された推薦バリュー及び実際の代表者がグループ座席を選択して購入した購入確率は、グループ類型によって異なるように適用されることを特徴とする請求項19に記載の座席推薦装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、座席推薦方法及び装置に係り、より詳しくは、代表者のNR(name record)情報に基づいて複数人数のグループ座席を推薦する座席推薦方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在多くの人々が指定座席のある飛行機、劇場、公演場、スポーツ競技場、列車などの現実世界及びメタバースなど仮想世界のチケットをインターネットを介して購入することができる。この場合、チケットの購入と同時または購入後に座席指定が行われなければならない。そして座席指定はその位置によって価格が異なることができる。
例えば、現行の航空会社の座席クラスは、ファースト(First)、ビジネスまたはプレステージ(Business/Prestige)、プレミアムエコノミー(Premium economy)及びエコノミー(Economy)に分けて大きくは4つのクラス(Class)となっており、航空会社は路線と運用航空機の事情に合わせて2つまたは3つのクラスで混合、またはエコノミー単一クラス(特に、低コスト航空会社の場合)で航空機座席配置システムを運営している。
【0003】
最近、市場に低コスト航空会社ビジネスモデルが登場することで、利用者は低コストで航空旅行ができるようになったが、数時間の飛行をするには不便さが多いということも認識するようになり、現在は事前座席指定の時に費用を支払ってもより快適な座席を要求する需要が発生している。
ユーザーは航空券が発券された後にインターネットを介して希望する飛行機の座席を購入または指定することができる。現在の座席予約システムは、単に選択されていない座席及び選択された座席を区別してユーザーに表示し、ユーザーは現在選択されていない座席を購入または指定することができる。前記のような座席予約システムにおいて同乗者がいる場合、ユーザーは同乗者の座席まで考慮して座席を購入または指定しなければならにという不便さがある。特に、座席指定の状況によって、同乗者同士に並んで座ることができず、離れて座る可能性があるため、不便さを我慢しなければならない場合が多い。
従って、ユーザーの性別、年齢、搭乗人数などを考慮して自動的に好みの座席を推薦する技術に関する研究が必要となっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、代表NR情報に基づいて複数人数のグループ座席を推薦する座席推薦方法及び装置を提供することにある。
また、NR情報に基づいてグループ類型を決定し、グループ類型に適したグループシートを推薦できる座席推薦方法及び装置を提供することにある。
また、グループ類型に応じて現在推薦可能な全てのグループシートを導出し、導出されたグループシートに対する推薦バリューを計算してグループシートを推薦する座席推薦方法及び装置を提供することにある。
さらに、推薦バリューに基づいて推薦されたグループシート情報と代表者によって選択された(または選択されていない)グループシート情報の分析を通じて推薦バリュー算出に用いられる変数値を調整する座席推薦方法及び装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記の目的を達成するために、本発明によれば、コンピュータネットワークと連結された座席推薦装置の座席推薦方法において、代表者のNR(Name record)情報に基づいてグループ類型を決定するステップ-前記NR情報は、該当代表者及び同伴者情報を含む-と、グループシートパターン情報及びシート情報を用いて現在推薦可能な全てのグループシートを導出するステップと、前記導出された全てのグループシートそれぞれに対して、前記グループ類型に対応する推薦バリューを計算するステップと、前記計算された結果値に基づいて所定数のグループシートを代表者に推薦するステップとを含む座席推薦方法が開示される。
【0006】
また、コンピュータネットワークと連結された座席推薦装置において、代表者のNR(Name record)情報に基づいてグループ類型を決定するグループ類型決定部-前記NR情報は、該当代表者及び同伴者情報を含む-と、グループシートパターン情報が格納されるグループパターンデータベースと、前記グループシートパターン情報及びシート情報を用いて現在推薦可能な全てのグループシートを導出する推薦可能シート導出部と、前記導出された全てのグループシートそれぞれに対する推薦バリューを計算する推薦バリュー計算部と、前記計算された結果値に基づいて所定数のグループシートを推薦するグループシート推薦部と、前記受信部、前記グループ類型決定部、前記グループパターンデータベース、前記エアシートデータベース、前記推薦可能シート導出部、前記推薦バリュー計算部、前記グループシート推薦部を制御する制御部とを含む座席推薦装置が開示される。
【0007】
また、コンピュータネットワークと連結された座席推薦装置の座席推薦方法において、代表者のNR情報に基づいたグループ類型に対応するように現在推薦可能な全てのグループシートを導出するステップ-前記NR情報は、該当代表者及び同伴者情報を含む-と、前記導出されたグループシートに対する位置バリュー及びパターンバリューを用いて前記導出された全てのグループシートそれぞれに対する推薦バリューを計算するステップと、前記計算された結果値に基づいて所定数のグループシートを推薦するステップと、代表者が選択したグループシート情報を受信するステップと、前記代表者が選択したグループシート情報と前記推薦されたグループシート情報を比較するステップと、前記比較結果に基づいて前記位置バリュー及び前記パターンバリューのうち少なくとも1つの値を調整するステップとを含む座席推薦方法が開示される。
【0008】
また、コンピュータネットワークと連結された座席推薦装置において、代表者のNR情報に基づいたグループ類型に対応するように現在推薦可能な全てのグループシートを導出する推薦可能シート導出部-前記NR情報は、該当代表者及び同伴者情報を含む-と、前記導出されたグループシートに対する位置バリュー及びパターンバリューを用いて前記導出された全てのグループシートそれぞれに対する推薦バリューを計算する推薦バリュー計算部と、前記計算された結果値に基づいて所定数のグループシートを推薦するグループシート推薦部と、前記代表者が選択したグループシート情報を受信する受信部と、前記代表者が選択したグループシート情報と前記推薦されたグループシート情報を比較し、前記比較結果に基づいて前記位置バリュー及び前記パターンバリューのうち少なくとも1つの値を調整するギャップ分析部と、前記推薦可能シート導出部、前記推薦バリュー計算部、前記受信部、前記ギャップ分析部を制御する制御部とを含む座席推薦装置が開示される。
【発明の効果】
【0009】
本発明の座席推薦方法及び装置によれば、代表者のNR情報に基づいてグループ搭乗客類型を決定し、搭乗客類型に適したグループシートを推薦することができる。
また、グループ類型に応じて現在推薦可能な全てのグループシートを導出し、導出されたグループシートに対する推薦バリューを計算してグループシートを推薦することにより、顧客の座席選択の利便性を図ることができる。
さらに、推薦バリューに基づいて推薦されたグループシート情報と代表者によって選択されたグループシート情報の分析を通じて推薦バリュー算出に用いられる変数値を調整することにより、顧客のニーズが反映されたグループシートを推薦することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の一実施形態に係る座席推薦システムを示すブロック図である。
【
図2】
図1に図示した座席推薦装置のブロック図である。
【
図3】本発明の一実施形態に係る座席推薦方法を示すフローチャートである。
【
図4】本発明の一実施形態に係るグループ搭乗客類型を説明するための図である。
【
図5】本発明の一実施形態に係るPNR情報に基づいて搭乗客類型を決定する例を説明するための図である。
【
図6】本発明の一実施形態に係る推薦バリューを計算して推薦順位を決定する方法を説明するための図である。
【
図7】本発明の一実施形態に係るグループシートに対する推薦バリュー計算において代表予約者のグループシート選択過程を説明するための図である。
【
図8】本発明の一実施形態に係るグループ座席推薦モデルによる推薦バリューと実際の座席指定購入データを比較した図である。
【
図9】本発明の一実施形態に係るグループ座席推薦モデルによる推薦バリューと実際の座席指定購入データを比較した図である。
【
図10】本発明の一実施形態に係る演劇などの公演場座席において推薦バリューを計算して推薦順位を決定する方法を説明するための図である。
【
図11】本発明の一実施形態に係るグループシートパターンを示す図である。
【
図12】本発明の一実施形態に係る演劇などの公演場座席において代表予約者のグループシート選択過程を説明するための図である。
【
図13】本発明の一実施形態に係るスポーツ競技場座席において代表予約者のグループシート選択過程を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に、本発明の座席推薦方法及び装置について図面を参照して説明する。
本明細書において使用される単数の表現は、文脈上明らかに異なるように意味しない限り、複数の表現を含む。本明細書において、「構成される」または「含む」などの用語は、明細書上に記載された複数の構成要素、または複数のステップを必ずしもすべて含むものと解釈されてはならず、その中の一部構成要素または一部ステップは含まれないこともでき、または追加的な構成要素またはステップをさらに含むことができるものと解釈されるべきである。
本発明の座席推薦方法及び装置は、座席指定を必要とする劇場などの公演場、飛行機、スポーツ観覧場、列車などの座席推薦に適用されることができる。
また、本発明の座席推薦方法及び装置は、現実世界の座席推薦だけでなく、座席ごとに位置が異なって座席指定を必要とするメタバースなど仮想世界の座席推薦にも適用されることができる。
【0012】
本明細書において代表者とは、グループの代表者であって、劇場などの公演場、飛行機、スポーツ競技場、列車などのチケットの代表予約者、仮想世界での代表参加者などを含むことができる。
本明細書において代表者のNR(Name record)情報は、チケット予約または特定のゲーム参加の場合、該当代表者及び同伴者情報などを含むことができる。例えば、NR(Name record)情報は、航空券PNR(Passenger name record)を含むことができる。
本明細書において同伴者とは、グループ座席推薦時に代表者と一緒にグループを構成する構成員であって、同乗客、同伴観覧客、同伴参加者などを含むことができる。
本明細書においてグループ類型は、NR(Name record)情報に基づいて決定されるグループ類型を意味することができる。前記グループ類型には、グループ搭乗客類型、グループ参加者類型、グループ観覧客類型などがあり得る。
以下の実施形態においては、飛行機座席推薦を本発明の座席推薦の例として説明するが、本発明がこれに限定されるものではない。
【0013】
図1は、本発明の飛行機座席推薦システムを示すブロック図である。
図示したように、飛行機座席推薦システムは、ユーザー端末100、座席推薦装置200、旅行会社サーバー300及び航空会社サーバー350を含むことができる。ここで、ユーザーは、PNR(Passenger name record)において代表予約者を含むことができる。
以下、座席推薦装置200が旅行会社サーバー300または航空会社サーバー350に連結されて座席を推薦する例について説明するが、座席推薦装置200が座席を供給する主体であれば、旅行会社サーバー300または航空会社サーバー350に連結されない場合でも座席を推薦することができる。
ユーザー端末100、座席推薦装置200、旅行会社サーバー300及び航空会社サーバー350は、互いにコンピュータネットワークと連結されることができる。
【0014】
前記ユーザーは、ユーザー端末100を介して直接飛行機座席の事前購入または指定ページに接続することもでき、旅行会社サーバー300または航空会社サーバー350を介して飛行機座席の購入または指定ページに接続することもできる。
また、旅行会社または航空会社を介して航空券チケットを購入した場合、座席推薦装置200は、旅行会社サーバー300または航空会社サーバー350から航空券予約情報を受信することができる。航空券予約情報の一例として、PNR(Passenger name record)がある。PNR(Passenger name record)情報は、航空券予約に関する情報であって、搭乗客名前、同乗者名前、搭乗客パスポート情報、出国情報、帰国情報などを含むことができる。
【0015】
以下、PNR(Passenger name record)を航空券予約情報の一例として説明する。
座席推薦装置200は、PNR情報に基づいてグループ搭乗客類型を決定し、決定された搭乗客類型に対応する現在利用可能な全てのグループシート(Group Seat)を導出することができる。そして、座席推薦装置200は、導出可能なグループシートそれぞれに対する推薦バリュー(value)を計算してランキングを決定することができる。そして、ランキング結果に基づいて所定数のグループシートを代表予約者に推薦することができる。
図2は、
図1に図示した座席推薦装置のブロック図である。
図示したように、座席推薦装置200は、受信部210、乗客類型決定部215、グループパターンデータベース(DB)220、推薦可能シート導出部225、エアシートデータベース(DB)230、推薦バリュー計算部235、グループシート推薦部240、座席指定部245、ギャップ分析部250及び制御部260を含むことができる。
【0016】
前記座席推薦装置200は、マイクロプロセッサ(microprocessor)のようなハードウェア、電子回路(electronic circuit)、プログラムのようなソフトウェア(software)、ハードウェアによって遂行されるファームウェアであることができる。前記座席推薦装置200は、ハードウェアとソフトウェアの結合によって実行されることができる。
受信部210は、旅行会社サーバー300または航空会社サーバー350からユーザー(例えば、代表予約者)のPNRを受信することができる。PNRを通じて搭乗客名前、同乗者名前、搭乗客パスポート情報、出国情報、帰国情報などが確認されることができる。また、受信部210は、座席別購入統計データを受信することができる。
一方、前記PNR情報は、受信することもできるが、座席推薦装置200が自ら生成することもできる。
【0017】
受信部210は、代表予約者が選択したグループシート情報を受信することができる。
乗客類型決定部215は、前記PNR情報に基づいてグループ搭乗客類型を決定することができる。乗客類型決定部215は、グループ類型を決定するグループ類型決定部の一例である。
グループパターンデータベース(DB)220には、グループシートパターン情報が格納される。前記グループシートパターン情報は、グループ座席の形状情報を含むことができる。前記グループ座席の形状は、スクエア型、L字型、I型などがあり得る。
そしてエアシートデータベース(DB)230には、シート(Seat)情報が格納されることができる。前記シート情報は、飛行機全体座席のシートマップ情報及び現在占有された座席情報を含むことができる。
推薦可能シート導出部225は、前記グループシートパターン情報及び前記シート情報を用いて現在推薦可能な全てのグループシートを導出することができる。
推薦バリュー計算部235は、前記導出された全てのグループシートそれぞれに対する推薦バリューを計算することができる。前記推薦バリューは、グループシートに含まれた各座席の位置バリュー及びパターンバリューを用いて計算されることができる。推薦バリューを計算する方法については後述する。
【0018】
グループシート推薦部240は、計算された推薦バリューに基づいて所定数のグループシートを代表予約者に推薦することができる。
座席指定部245は、前記代表予約者が選択したグループシート情報に基づいて該当PNRに対するグループ座席を指定することができる。
ギャップ分析部250は、前記代表予約者が選択したグループシート情報と前記推薦されたグループシート情報を比較し、前記比較結果に基づいて前記位置バリュー及び前記パターンバリューのうち少なくとも1つの値を調整することができる。
制御部260は、受信部210、乗客類型決定部215、グループパターンデータベース(DB)220、推薦可能シート導出部225、エアシートデータベース(DB)230、推薦バリュー計算部235、グループシート推薦部240、座席指定部245及びギャップ分析部250を全般的に制御することができる。
【0019】
図3は、本発明の一実施形態に係る飛行機座席推薦方法を示すフローチャートである。
受信部210は、旅行会社サーバー300または航空会社サーバー350から代表予約者のPNR情報を受信することができる(S310)。
乗客類型決定部215は、前記PNR情報に基づいてグループ搭乗客類型を決定することができる(S320)。
図4は、本発明の搭乗客類型を説明するための図である。
図示したように、乗客類型は、ケアタイプ(Care Type)、カップルタイプ(Couple Type)、コミュニティタイプ(Community Type)などに区分されることができる。図示した例では、乗客類型が3つに区分されているが、それより多くの乗客類型に区分されることもでき、より少ない乗客類型に区分されることもできる。
搭乗客類型は、予め定義された条件を満たす場合、複数の搭乗客類型のうちの1つに該当することができる。例えば、代表予約者(Carer)のPNRに身体的弱者がいる場合は、ケアタイプ(Care Type)として区分されることができる。例えば、幼児(2歳以下)、児童(5歳以下)、敬老(65歳以上)などの乗客は身体的弱者として区分されることができる。
【0020】
例えば、前記PNRにおいて成人偶数(2人、4人、6人、8人)で、男/女同数で、男/女の年齢差が10歳以下の場合には、カップルタイプ(Couple Type)として区分されることができる。
すなわち、グループ搭乗客類型は、人数(搭乗客数)、性別、年齢、構成人数などの基準によって、1つ以上のグループ搭乗客類型に区分されることができる。例えば、グループ搭乗客類型は、人数を基準にして1人タイプから9人タイプまで区分されることができる。また、性別、年齢、構成人数などを基準にして複数のグループ乗客タイプに区分されることもできる。
図5は、本発明の一実施形態に係るPNR情報に基づいて搭乗客類型を決定する例を説明するための図である。
グループ搭乗客類型は、人数(搭乗客数)、性別、年齢、構成人数などの基準によって、1つ以上のグループ搭乗客類型に区分されることができる。
例えば、年齢に基づいてケアタイプであるか否かが決定され、数字/性別に基づいてカップルであるか否かが決定されることができる。
図示したように、代表予約者は同乗者を含む航空券を予約することができる。航空券予約が完了すると、前記代表予約者のPNR410が生成されることができる。そして、乗客類型決定部215は、該当PNRに子供がいるので搭乗客類型をケアタイプ(Care Type)420として決定することができる。
【0021】
また、1つのPNRは、複数のグループ搭乗客類型にマッピングされることができる。例えば、
図5に図示したPNRは、ケアタイプでありながらファミリータイプとマッピングされることができる。
推薦可能シート導出部225は、グループシートパターン情報及びシート情報を用いて現在推薦可能な全てのグループシートを導出することができる(S330)。前記グループシートパターン情報は、グループ座席の形状情報を含むことができる。前記グループ座席の形状は、スクエア型、L字型、I型などがあり得る。そして、シート情報は、飛行機全体座席のシートマップ情報及び現在占有された座席情報を含むことができる。
推薦バリュー計算部235は、前記導出された全てのグループシートそれぞれに対する推薦バリューを計算することができる(S340)。前記推薦バリュー計算部235は、導出された各グループシートに含まれた各座席の位置バリュー及びパターンバリューを用いて推薦バリューを計算することができる。
【0022】
前記位置バリューを決定する変数には、座席の縦方向に出口までの距離による価値を表す変数D、座席の横位置が窓側であるか、通路側であるか、間の座席であるかによる価値を表す変数WMA、座席の横位置が右ブロックに属するか、中央ブロックに属するか、左ブロックに属するかによる価値を表す変数LMRなどがある。 前記パターンバリューを決定する変数には、座席当たりの面積による価値を表す変数S、他の乗客との座席分離程度による価値を表す変数USなどがある。
また、推薦バリューの計算時に、座席当たりの価格による価値を表す変数Pが用いられることができる。
【0023】
前記推薦バリューは、下記数式1によって計算されることができる。下記数式1は、推薦バリューを計算する時に変数を用いる1つの例であって、本発明がこれに限定されるものではない。
[数式1]
ここで、Vは推薦バリューであり、Dは座席の縦方向に出口までの距離による価値を表す変数であり、WMAは座席の横位置が窓側であるか、通路側であるか、間の座席であるかによる価値を表す変数であり、LMRは座席の横位置が右ブロックに属するか、中央ブロックに属するか、左ブロックに属するかによる価値を表す変数であり、Sは座席当たりの面積による価値を表す変数であり、Bは同乗客との隣接する程度による価値を表す変数であり、USは他の乗客との座席分離程度による価値を表す変数であり、Pは座席当たりの価格による価値を表す変数である。
前記数式1は、推薦バリューVを計算する1つの例示である。したがって、前記推薦バリューVは、前記数式1に表示した全ての変数を全部使用せず、一部のみを使用または変形して計算されることもできる。例えば、推薦バリューVは、D、WMA、LMR、S、B、USのうち少なくとも1つに比例し、Pとは反比例するという数式を用いて前記推薦バリューVが計算されることもできる。
前記変数は、実際の座席指定購入データに基づいて初期値が決定されることができる。
【0024】
図6は、本発明の一実施形態に係る推薦バリューを計算して推薦順位を決定する方法を説明するための図である。
パターンバリューは、BとUSの積から算出されることができる。この場合、横方向に同じ列の隣席=1、同じ列の通路を挟む席=0.5、前列と後列の対角線の席=0.1、前と後ろの席=0として初期B値を割り当てられることができる。
また、USは下記数式2によって計算されることができる。
[数式2]
ここで、ブロックは、互いに隣接して連続的に構成された座席グループを意味する。例えば、2A、2B、2Cは1つのブロックで構成され、2D、2E、2Fは他の1つのブロックで構成されることができる。
【0025】
そして、位置バリューは、D、WMA、LMR、Sの積から算出されることができる。出口までの距離が最も近い1番目の列=1、その次に2番目の列=0.75、..などで初期D値が割り当てられることができる。
一般的な座席の場合には1で、2D席のように座席が広い場合には2.32で初期S値が割り当てられることができる。
窓側席であるか、間の席であるか、通路側席であるかによって、WMAの初期値が異なるように設定されることができる。
また、座席の横位置が右ブロックに属するか、中央ブロックに属するか、左ブロックに属するかによって、LMRの初期値が異なるように割り当てられることができる。
そして、座席あたりの価格によってP値が異なるように割り当てられることができる。
割り当てられた変数値を前記数式1に代入すると、トータル推薦バリュー(Total Value)が計算されることができる。そして、計算された推薦バリューによってグループシートの推薦順位が決定されることができる。
【0026】
前記グループシート推薦部240は、前記計算された推薦バリューに基づいて所定数のグループシートを代表予約者に推薦することができる(S350)。
前記代表予約者は、推薦されたグループシートが好ましい場合には、推薦されたグループシートを選択することができる。また、推薦されたグループシートが好ましくない場合には、推薦されたグループシートを選択せずに他のグループシートを選択することができる。
前記受信部210は、代表予約者が選択したグループシート情報を受信することができる(S360)。
前記ギャップ分析部250は、前記代表予約者が選択したグループシート情報と前記推薦されたグループシート情報を比較し(S370)、前記比較結果に基づいて前記位置バリュー及び前記パターンバリューのうち少なくとも1つの値を調整することができる(S380)。
【0027】
図7は、本発明のグループシートに対する推薦バリュー計算において代表予約者のグループシート選択過程を説明するための図である。
推薦バリュー計算部235は、導出された現在の全ての推薦可能グループシートそれぞれに対して、参照符号710のように推薦バリューを計算することができる。
そして、グループシート推薦部240は、参照符号720のように推薦ランキングに基づいて所定数のグループシートを代表予約者に推薦することができる。すなわち、グループシート推薦部240は、前記所定数のグループシートが表示された画面720を表示することができる。この場合、推薦された前記所定数のグループシートには、推薦バリュー、推薦順位などが一緒に表示されることができる。また、所定数のグループシートが表示された画面720に前記推薦されたグループシートの価格情報が追加でさらに表示することもできる。
【0028】
この場合、前記代表予約者は、参照番号730のように推薦されたグループシートが好ましい場合には、推薦されたグループシートのうちいずれかを選択することができる。
ギャップ分析部250は、参照符号740のように推薦された所定数のグループシートが、代表予約者が選択したものと一致するか否かを比較分析することができる。
前記分析結果に基づいてギャップ分析部250は、前記数式1を更新することができる。より具体的にギャップ分析部250は、前記数式1に適用される変数のうち少なくとも1つを更新することができる。
【0029】
図8~
図9は、本発明のグループ座席推薦モデルによる推薦バリューと実際の座席指定購入データを比較した図である。
Alpha Air Seat初期モデルデータは、数式1の変数が初期値の割り当てられた状態において前記数式1によって計算された推薦バリューを正規化した値であり、実際のデータは、実際の座席指定購入データから算出された座席別購入確率を正規化した値である。
図9を通じて確認できるように、Alpha Air Seat初期モデルデータと実際のデータはかなり類似している。しかし、一部の座席においては若干の差(Gap)が発生する。
ギャップ分析部250は、前記計算された推薦バリューと実際の代表予約者がグループ座席を選択して購入した購入確率との差がD、WMA、LMR、S、B、USのうち少なくとも1つに対して割り当てられた値を調整することができる。
また、前記数式1で使用される変数であるD、WMA、LMR、S、B、US、Pに割り当てられる初期値は、乗客類型別に異なるように適用されることができる。
【0030】
図10は、本発明の演劇などの公演場座席において推薦バリューを計算して推薦順位を決定する方法を説明するための図である。
図10は、
図6のような推薦バリュー算出式が類似に適用されることができる。ただし、ここでの距離Dは、舞台までの距離を意味することができる。
図11は、本発明のグループシートパターンを示す。
図示したように、全体グループ人員に応じてグループシートパターンが多様に存在することができる。グループパターンは、I字型、L字型、Square型に区分されることができる。
図12は、本発明の演劇などの公演場座席において代表予約者のグループシート選択過程を説明するための図であり、
図13は、本発明のスポーツ競技場座席において代表予約者のグループシート選択過程を説明するための図である。
図12~
図13は、
図7でのような説明が同一に適用されることができる。
【0031】
したがって、推薦バリュー計算部235は、導出された現在の全ての推薦可能グループシートそれぞれに対して推薦バリューを計算し、グループシート推薦部240は、推薦ランキングに基づいて所定数のグループシートを代表予約者に推薦することができる。
この場合、前記代表予約者は、推薦されたグループシートが好ましい場合には、推薦されたグループシートのうちいずれかを選択することができる。
ギャップ分析部250は、推薦された所定数のグループシートが、代表予約者が選択したものであるか否かに関する結果を分析することができる。
前述したように、本発明の一実施形態による飛行機座席推薦方法及び装置は、PNR情報に基づいてグループ搭乗客類型を決定し、搭乗客類型に適したグループシートを推薦することができる。
【0032】
本発明によれば、グループ搭乗客類型に応じて現在推薦可能な全てのグループシートを導出し、導出されたグループシートに対する推薦バリューを計算してグループシートを推薦することにより、顧客の座席選択の利便性を図ることができる。
また、推薦バリューに基づいて推薦されたグループシート情報と代表予約者によって選択されたグループシート情報の分析を通じて推薦バリュー算出に用いられる変数値を調整することにより、顧客のニーズが反映されたグループシートを推薦することができる。
前述した座席推薦方法及び装置は、前記の実施形態の構成及び方法が限定的に適用され得るものではなく、前記実施形態は多様な変形がなされることができるように各実施形態の全部または一部が選択的に組み合わされて構成されることもできる。
【国際調査報告】