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特表2023-528936非可聴信号を用いたオンライン購買方法、装置、システム及びコンピュータプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-07-06
(54)【発明の名称】非可聴信号を用いたオンライン購買方法、装置、システム及びコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0601 20230101AFI20230629BHJP
【FI】
G06Q30/0601
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022575322
(86)(22)【出願日】2021-05-14
(85)【翻訳文提出日】2022-12-07
(86)【国際出願番号】 KR2021006061
(87)【国際公開番号】W WO2021251634
(87)【国際公開日】2021-12-16
(31)【優先権主張番号】10-2020-0070415
(32)【優先日】2020-06-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
(71)【出願人】
【識別番号】320000964
【氏名又は名称】ネイバー ファイナンシャル コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ユ キョンス
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB47
(57)【要約】
本発明は、オンライン購買方法、装置、システム及びコンピュータプログラムに関し、より具体的には、端末が、映像コンテンツ提供装置から第1映像コンテンツ提供中に発信される第1商品に関する情報を含む非可聴信号を受信する非可聴信号受信段階、前記端末がユーザのあらかじめ定められた第1動作実行を認識する動作実行認識段階、前記端末が前記非可聴信号を用いて前記第1商品に関する情報を算出する第1商品情報算出段階、及び、前記端末が前記第1商品に対する購買手続を提供する購買手続提供段階、を含むことを特徴とするオンライン購買方法を開示する。
【選択図】 図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末が、映像コンテンツ提供装置から第1映像コンテンツの提供中に発信される第1商品に関する情報を含む非可聴信号を受信する非可聴信号受信段階、
前記端末がユーザのあらかじめ定められた第1動作実行を認識する動作実行認識段階、
前記端末が前記非可聴信号を用いて前記第1商品に関する情報を算出する第1商品情報算出段階、及び
前記端末が前記第1商品に対する購買手続を提供する購買手続提供段階、
を含むことを特徴とするオンライン購買方法。
【請求項2】
前記動作実行認識段階は、前記端末に備えられるセンサーを用いてユーザの動きを感知する段階、及び
前記ユーザの動きが前記あらかじめ定められた第1動作に対応するか否かを判断する段階、
を含むことを特徴とする、請求項1に記載のオンライン購買方法。
【請求項3】
前記第1映像コンテンツは、放送信号に載せられて前記映像コンテンツ提供装置に送信され、
前記放送信号の映像信号には、前記第1商品に対する映像が含まれ、
前記放送信号の音声信号には、前記第1商品に関する情報を含む非可聴信号が含まれることを特徴とする、請求項1に記載のオンライン購買方法。
【請求項4】
前記映像コンテンツ提供装置は、前記非可聴信号に関する情報を、前記第1映像コンテンツと別個に第1サーバーから受信し、
前記第1映像コンテンツの音声信号に前記非可聴信号を追加して提供することを特徴とする、請求項1に記載のオンライン購買方法。
【請求項5】
前記映像コンテンツ提供装置は、前記第1サーバーから、前記非可聴信号を前記第1映像コンテンツと同期化するための情報を受信することを特徴とする、請求項4に記載のオンライン購買方法。
【請求項6】
前記第1映像コンテンツのうち、第1商品が提供される第1区間では、前記非可聴信号に前記第1商品に関する情報が含まれ、
前記第1映像コンテンツのうち、第2商品が提供される第2区間では、前記非可聴信号に前記第2商品に関する情報が含まれることを特徴とする、請求項1に記載のオンライン購買方法。
【請求項7】
前記第1映像コンテンツに含まれる複数の商品に対応して前記非可聴信号には前記複数の商品に関する情報が含まれ、
前記端末では前記複数の商品から一つ以上を選択して購買可能であることを特徴とする、請求項1に記載のオンライン購買方法。
【請求項8】
前記非可聴信号には前記映像コンテンツ提供装置の識別が可能な識別情報が共に含まれ、
前記端末では、前記識別情報を考慮して前記第1商品に対する購買手続を行うことを特徴とする、請求項1に記載のオンライン購買方法。
【請求項9】
前記端末で前記非可聴信号の受信が不可能な場合に、前記端末では前記第1映像コンテンツのあらかじめ定められた音声信号を認識して前記第1商品を算出し、
前記第1商品に対する購買手続を提供することを特徴とする、請求項1に記載のオンライン購買方法。
【請求項10】
第2サーバーが前記端末に現在放送中の第2映像コンテンツに含まれる商品に関する情報を提供し、ユーザが前記端末から前記提供された情報を選択すれば、
前記端末は、前記第2映像コンテンツに関する情報を含む非可聴信号を前記映像コンテンツ提供装置に送信し、
前記映像コンテンツ提供装置で前記第2映像コンテンツを提供するようにすることを特徴とする、請求項1に記載のオンライン購買方法。
【請求項11】
第2サーバーが前記端末に現在放送中の第2映像コンテンツに含まれる商品に関する情報を提供し、ユーザが前記端末から前記提供された情報を選択すれば、
前記端末は、自分と同じアクセスポイント(AP)を用いる映像コンテンツ提供装置を検索して前記第2映像コンテンツに関する情報を送信し、
前記映像コンテンツ提供装置で前記第2映像コンテンツを提供するようにすることを特徴とする、請求項1に記載のオンライン購買方法。
【請求項12】
前記第2サーバーは、前記ユーザの過去購買履歴と現在放送されている一つ以上のチャネルの映像コンテンツに含まれる商品を対比して連関性のある商品がある場合に、
前記端末に、前記連関性のある商品が放送される第2映像コンテンツに含まれる商品に関する情報を提供することを特徴とする、請求項10又は11に記載のオンライン購買方法。
【請求項13】
前記端末では、複数の映像コンテンツ提供装置から発信される複数の非可聴信号のうち一つ以上に含まれる識別情報を考慮して、前記複数の非可聴信号のうち、前記端末に対応する第1非可聴信号を算出し、
前記第1非可聴信号を用いて前記第1商品に対する購買手続を行うことを特徴とする、請求項1に記載のオンライン購買方法。
【請求項14】
サーバーが端末にアプリを送信するアプリ送信段階、
前記アプリによって前記端末で映像コンテンツ提供装置の第1映像コンテンツ提供中に発信される第1商品に関する情報を含む非可聴信号を受信するようにする非可聴信号受信段階、
前記アプリによって前記端末でユーザのあらかじめ定められた第1動作実行を認識するようにする動作実行認識段階、
前記アプリによって前記端末で前記非可聴信号を用いて前記第1商品に関する情報を算出するようにする第1商品情報算出段階、及び
前記アプリによって前記端末で前記第1商品に対する購買手続を提供するようにする購買手続提供段階、
を含むことを特徴とするオンライン購買方法。
【請求項15】
コンピュータに請求項1~14のいずれか一項に記載の方法を実行させるためのコンピュータプログラム。
【請求項16】
映像コンテンツ提供装置から第1映像コンテンツ提供中に発信される第1商品に関する情報を含む非可聴信号を受信する非可聴信号受信部、
ユーザのあらかじめ定められた第1動作実行を認識する動作実行認識部、
前記非可聴信号を用いて前記第1商品に関する情報を算出する第1商品情報算出部、及び
前記第1商品に対する購買手続を提供する購買手続提供部、
を含むことを特徴とする端末。
【請求項17】
第1映像コンテンツ提供中に、第1商品に関する情報を含む非可聴信号を発信する映像コンテンツ提供装置、及び
前記映像コンテンツ提供装置から発信される前記非可聴信号を受信し、ユーザのあらかじめ定められた第1動作実行を認識して、前記非可聴信号を用いて前記第1商品に関する情報を算出した後、前記第1商品に対する購買手続を提供する端末、
を含むことを特徴とするオンライン購買システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、オンライン購買方法、装置、システム及びコンピュータプログラムに関し、より具体的には、ユーザが視聴している映像コンテンツに含まれた商品などを特定できる情報を、非可聴信号を用いて発信し、前記ユーザの端末で前記非可聴信号を受信して前記商品などを便利に購買できるようにする、映像コンテンツ提供中に非可聴信号を用いたオンライン購買方法、装置、システム及びコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、テレビショッピングやオンラインショッピングなどを用いて商品やサービスを購買するユーザが増加し続けている。
【0003】
しかしながら、従来、テレビショッピングなどを用いてユーザが商品などを購買する場合に、ユーザは、販売会社に電話をかけて、注文しようとする物品を指定し、信用カード番号などの決済情報をいちいち伝達しなければならず、非常に不便であった。
【0004】
また、最近では、IPTV(Internet Protocol Tele-Vision)などで映画などの映像コンテンツの提供中に当該映像コンテンツに登場する商品などを購買可能にするサービスも試みられているが、この場合にも、ユーザには、操作が不便なリモコンなどで商品選択及び決済手続を行わなければならないという困難があった。
【0005】
しかも、上記のような購買手続における不便のため、ユーザのUX(User eXperience,ユーザ経験)が悪化するだけでなく、サービスプロバイダーにとっては収益性が低下する問題もあった。
【0006】
そこで、ユーザがテレビショッピングなどの映像コンテンツを視聴しながらより便利に購買手続を行うことができるようにユーザのUX(ユーザ経験)を改善し、またサービスプロバイダーにとっても便利な購買環境によって収益性を改善可能にする方案が要求されているが、まだ、これに対する適切な解決法は提示されずにいる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するために創案されたものであり、ユーザがテレビショッピングなどの映像コンテンツ視聴中に商品などをより便利に購買できるようにすることを目的とする。
【0008】
また、本発明は、ユーザのオンライン購買手続においてユーザとの相互作用などのUX(ユーザ経験)を改善し、ユーザが簡便に購買手続を進行できるようにすることを目的とする。
【0009】
なお、本発明は、より便利な購買環境によってサービスプロバイダーの収益性も改善できるようにすることを目的とする。
【0010】
その他本発明の細部的な目的は、下記する具体的な内容から、この技術分野における専門家や研究者に明らかに把握され、理解されるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記の課題を解決するための本発明の一側面に係るオンライン購買方法は、端末が、映像コンテンツ提供装置から第1映像コンテンツ提供中に発信される第1商品に関する情報を含む非可聴信号を受信する非可聴信号受信段階;前記端末が、ユーザのあらかじめ定められた第1動作実行を認識する動作実行認識段階;前記端末が、前記非可聴信号を用いて前記第1商品に関する情報を算出する第1商品情報算出段階;及び、前記端末が、前記第1商品に対する購買手続を提供する購買手続提供段階;を含むことを特徴とする。
【0012】
また、本発明の他の側面に係るオンライン購買方法は、サーバーが端末にアプリ(app)を送信するアプリ送信段階;前記アプリ(app)によって前記端末で映像コンテンツ提供装置の第1映像コンテンツ提供中に発信される第1商品に関する情報を含む非可聴信号を受信するようにする非可聴信号受信段階;前記アプリ(app)によって前記端末でユーザのあらかじめ定められた第1動作実行を認識するようにする動作実行認識段階;前記アプリ(app)によって前記端末で前記非可聴信号を用いて前記第1商品に関する情報を算出するようにする第1商品情報算出段階;及び、前記アプリ(app)によって前記端末で前記第1商品に対する購買手続を提供するようにする購買手続提供段階;を含むことを特徴とする。
【0013】
また、本発明のさらに他の側面に係るコンピュータプログラムは、コンピュータで前記オンライン購買方法の各段階を実行させるためのコンピュータ可読記録媒体に記憶されたコンピュータプログラムであることを特徴とする。
【0014】
また、本発明のさらに他の側面に係る端末は、映像コンテンツ提供装置から第1映像コンテンツ提供中に発信される第1商品に関する情報を含む非可聴信号を受信する非可聴信号受信部;ユーザのあらかじめ定められた第1動作実行を認識する動作実行認識部;前記非可聴信号を用いて前記第1商品に関する情報を算出する第1商品情報算出部;及び、前記第1商品に対する購買手続を提供する購買手続提供部;を含むことを特徴とする。
【0015】
また、本発明のさらに他の側面に係るオンライン購買システムは、第1映像コンテンツ提供中に、第1商品に関する情報を含む非可聴信号を発信する映像コンテンツ提供装置;及び、前記映像コンテンツ提供装置から発信される前記非可聴信号を受信し、ユーザのあらかじめ定められた第1動作実行を認識して、前記非可聴信号を用いて前記第1商品に関する情報を算出した後、前記第1商品に対する購買手続を提供する端末;を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
これにより、本発明の一実施例に係る非可聴信号を用いたオンライン購買方法、装置、システム及びコンピュータプログラムでは、ユーザがテレビショッピングなどの映像コンテンツ視聴中に商品などをより便利に購買することが可能になる。
【0017】
また、本発明の一実施例に係る非可聴信号を用いたオンライン購買方法、装置、システム及びコンピュータプログラムでは、ユーザのオンライン購買手続においてユーザとの相互作用などのUX(ユーザ経験)を改善し、ユーザが簡便に購買手続を行うことが可能になる。
【0018】
さらに、本発明の一実施例に係る非可聴信号を用いたオンライン購買方法、装置、システム及びコンピュータプログラムでは、より便利な購買環境によってサービスプロバイダーの収益性も改善することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
本発明に関する理解を助けるために詳細な説明の一部として含まれる添付の図面は、本発明に対する実施例を提供し、詳細な説明と一緒に本発明の技術的思想を説明する。
図1】本発明の一実施例に係るオンライン購買システムの構成図である。
図2】本発明の一実施例に係るオンライン購買方法のフローチャートである。
図3】本発明の一実施例に係る非可聴信号の周波数帯域を例示する図である。
図4】本発明の一実施例に係るサーバーを用いたオンライン購買システムの構成図である。
図5】本発明の一実施例に係るオンライン購買方法において映像コンテンツの区間別非可聴信号割り当てを例示する図である。
図6】本発明の一実施例に係るオンライン購買方法において動作認識段階の具体的な構成を例示するフローチャートである。
図7】本発明の一実施例に係るオンライン購買システムの具体的な動作を説明する図である。
図8】本発明の一実施例に係るオンライン購買システムの具体的な動作を説明する図である。
図9】本発明の一実施例に係るオンライン購買システムの具体的な動作を例示するフローチャートである。
図10】本発明の一実施例に係るオンライン購買システムの具体的な動作を例示するフローチャートである。
図11】本発明の一実施例に係るオンライン購買システムにおける端末を用いた商品購買を例示する図である。
図12】本発明の一実施例に係る端末装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明は、様々な変換を加えることができ、様々な実施例を有し得るところ、以下では特定実施例を添付の図面に基づいて詳細に説明する。
【0021】
以下の実施例は、本明細書で記述された方法、装置及び/又はシステムに関する包括的な理解を助けるために提供される。ただし、これらの実施例は、例示に過ぎないもので、本発明を制限するものではない。
【0022】
本発明の実施例を説明するとき、本発明と関連した公知技術に関する具体的な説明が本発明の要旨を却って曇らせると判断される場合にはその詳細な説明を省略する。そして、後述される用語は、本発明における機能を考慮して定義されたものであり、これらの用語はユーザ、運用者の意図又は慣例などによって変わってよい。したがって、その定義は、本明細書全般にわたる内容に基づいて下されるべきである。詳細な説明で使われる用語は、単に本発明の実施例を記述するためのものであり、決して制限的ではいけない。特に断らない限り、単数形態の表現は複数形態の意味を含む。本説明において、「含む」又は「備える」のような表現は、ある特性、数字、段階、動作、要素、これらの一部又は組合せを示すためのものであり、記述されている以外に一つ又はそれ以上の他の特性、数字、段階、動作、要素、これらの一部又は組合せの存在又は可能性を排除するように解釈されてはならない。
【0023】
また、第1、第2などの用語は、様々な構成要素を説明するために使われてよいが、これらの構成要素は前記用語によって限定されるものではなく、前記用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的にのみ使われる。
【0024】
以下、本発明の一実施例に係る非可聴信号を用いたオンライン購買方法、装置、システム及びコンピュータプログラムに対する例示的な実施形態を、添付の図面を参照して順次に説明する。
【0025】
まず、図1では、本発明の一実施例に係るオンライン購買システム10の構成を示している。
【0026】
図1に見られるように、本発明の一実施例に係るオンライン購買システム10は、映像コンテンツ提供装置200と端末100を含んで構成されてよい。
【0027】
このとき、前記映像コンテンツ提供装置200は、第1映像コンテンツ提供中に、第1商品に関する情報を含む非可聴信号を発信し、これにより、前記端末100では、前記映像コンテンツ提供装置200から発信される前記非可聴信号を受信し、ユーザのあらかじめ定められた第1動作実行を認識して、前記端末が前記非可聴信号を用いて前記第1商品に関する情報を算出した後、前記第1商品に対する購買手続を提供する。
【0028】
ここで、映像コンテンツ提供装置200は、テレビショッピング映像、映画又はドラマなどの映像コンテンツをユーザに提供できるテレビ又はモニタなどであってよいが、本発明は必ずしもこれに限定されない。
【0029】
より具体的には、前記映像コンテンツ提供装置200は、有線又は無線放送(broadcasting)信号を受信して映像コンテンツを提供したり、有線又は無線通信網を通じて映像コンテンツを受信して提供できるテレビなどを含むことができ、さらに、前記映像コンテンツ提供装置200は、前記有線又は無線放送信号を受信したり前記有線又は無線通信網を通じて映像コンテンツを受信しりしてモニタなどのディスプレイ装置に提供できるセットトップボックス210などの付加装置を含むこともできる。
【0030】
また、図1に見られるように、前記端末100としては、スマートホン、タブレットPC、PDA、携帯電話などの携帯端末機が用いられてよいが、本発明は必ずしもこれに限定されず、その他にも、適用されるアプリケーションによってはパーソナルコンピューター(PC)、ノートパソコンなどの種々の端末機が用いられてもよい。
【0031】
これにより、本発明の一実施例に係るオンライン購買システム10では、ユーザがテレビショッピングなどの映像コンテンツを視聴しながらより便利に購買手続を行うことができるようにユーザのUX(ユーザ経験)を改善し、また、サービスプロバイダーにも便利な購買環境によって収益性を改善することが可能になる。
【0032】
また、図2では、本発明の一実施例に係るオンライン購買方法のフローチャートを例示している。
【0033】
図2に見られるように、本発明の一実施例に係るオンライン購買方法は、端末100が、映像コンテンツ提供装置200から第1映像コンテンツ提供中に発信される第1商品に関する情報を含む非可聴信号を受信する非可聴信号受信段階(S110)、前記端末100がユーザのあらかじめ定められた第1動作実行を認識する動作実行認識段階(S120)、前記端末100が前記非可聴信号を用いて前記第1商品に関する情報を算出する第1商品情報算出段階(S130)、及び前記端末100が前記第1商品に対する購買手続を提供する購買手続提供段階(S140)を含むことを特徴とする。
【0034】
以下、図1及び図2を参照して、本発明の一実施例に係るオンライン購買方法を各段階別に分けてより詳細に説明する。
【0035】
まず、前記非可聴信号受信段階(S110)では、前記端末100が映像コンテンツ提供装置200から第1映像コンテンツ提供中に発信される第1商品に関する情報を含む非可聴信号を受信する。
【0036】
より具体的には、前記非可聴信号受信段階(S110)において、前記映像コンテンツ提供装置200は、テレビショッピングチャネル、映画、又はドラマなどの第1映像コンテンツをユーザに提供する。
【0037】
この時、前記映像コンテンツ提供装置200は、前記第1映像コンテンツ提供中に、音声信号に加えて、テレビショッピング商品や、前記映画、ドラマなどに映る商品など、第1商品に関する情報を含む非可聴音波を送信する。
【0038】
また、本発明においてユーザの購買する商品は、物理的形体を有する物だけでなく、コンテンツなどを提供するサービスなどの様々な財貨及び用役を含む包括的な意味で使われる。
【0039】
また、前記非可聴信号は、図3に見られるように、通常のユーザが聴けない周波数帯域である18,500Hz~24,000Hzの非可聴音波であってよいが、本発明は必ずしもこれに限定されず、その他にも、動作環境及びアプリケーションによって前記非可聴信号の周波数帯域は調整されてよい。
【0040】
また、本発明において、前記非可聴信号としてBLE(Bluetooth Low Energy)などの無線信号が用いられることも可能である。
【0041】
以下では、前記非可聴信号として18,500Hz~24,000Hzの非可聴音波を基準に説明するが、これはBLEなどの無線信号に変更して適用されてもよい。
【0042】
さらに、前記第1商品に関する情報には、前記第1商品を識別するための識別情報又は前記第1商品に対する購買手続を提供するためのURL(Uniform Resource Locator)などが含まれてよいが、本発明は必ずしもこれに限定されない。
【0043】
これにより、前記映像コンテンツ提供装置200から送信される非可聴信号には、前記第1商品に対する映像と共に、前記第1商品を識別できる情報などが含まれてよく、したがって、前記端末100では前記非可聴信号を受信し、前記第1商品を識別できる情報などを算出することが可能になる。
【0044】
より具体的には、本発明の一実施例に係るオンライン購買方法において、前記第1映像コンテンツは、有線又は無線の放送信号に載せられて前記映像コンテンツ提供装置200に送信されてよい。この時、前記放送信号の映像信号には、前記第1商品に対する映像が含まれ、前記放送信号の音声信号には、前記第1商品に関する情報を含む非可聴音波が含まれてよいが、本発明は必ずしもこれに限定されない。
【0045】
また、本発明の一実施例に係るオンライン購買方法において、図4に見られるように、第1サーバー300は、非可聴信号に関する情報を、前記第1映像コンテンツと別個に外部サーバー(例えば、テレビショッピング社)から受信し、前記第1映像コンテンツの音声信号に前記非可聴音波を追加して提供したり、前記音声信号と別個の信号として発信したりできる。
【0046】
この時、図4に見られるように、前記映像コンテンツ装置200は、通信ネットワーク50を通じて前記第1サーバー300から前記第1映像コンテンツに対する非可聴信号情報を受信することができる。
【0047】
ここで、前記通信ネットワーク50は、有線ネットワーク又は無線ネットワークを含むことができ、より具体的には、近距離通信網(LAN:Local Area Network)、都市圏通信網(MAN:Metropolitan Area Network)、広域通信網(WAN:Wide Area Network)などの様々な通信網を含むことができる。また、前記通信ネットワーク50は、公知のワールドワイドウェブ(WWW:World Wide Web)を含むことができる。しかし、本発明に係る通信ネットワーク50は、前記列挙されたネットワークに限定されず、公知の無線データネットワーク、公知の電話ネットワーク又は公知の有無線テレビネットワークを少なくとも一部として含むことができる。
【0048】
また、前記映像コンテンツ提供装置200は、前記第1サーバー300から、前記非可聴信号を前記第1映像コンテンツと同期化するための同期化情報も受信することができる。
【0049】
より具体的な例を挙げると、図5に見られるように、テレビショッピングチャネルでt0~t1の第1区間(P1)に第1商品に対するテレビショッピング放送を送出する場合に、前記第1サーバー300は、前記第1商品に関する情報と共に前記非可聴信号が発信される前記第1区間(P1)に対する同期化情報(t0,t1)も前記映像コンテンツ提供装置200に送信し、前記第1商品に対するテレビショッピング放送中に前記第1商品に関する情報を含む非可聴信号も発信されるようにすることができる。
【0050】
さらに、本発明の一実施例に係るオンライン購買方法において、前記第1映像コンテンツのうち、第1商品が提供される第1区間では、前記非可聴信号に前記第1商品に関する情報が含まれ、前記第1映像コンテンツのうち、第2商品が提供される第2区間では、前記非可聴信号に前記第2商品に関する情報が含まれてよい。
【0051】
より具体的な例を挙げると、図5に見られるように、前記映像コンテンツ提供装置200から提供するドラマなどの映像コンテンツにおいて、t0~t1の第1区間(P1)では第1商品が含まれ、t2~t3の第2区間(P2)では第2商品が含まれる場合に、前記第1サーバー300は、前記第1商品に関する情報と共に前記第1区間(P1)に対する同期化情報を送信するに加え、前記第2商品に関する情報と共に前記第2区間(P2)に対する同期化情報を送信することができる。
【0052】
これにより、前記映像コンテンツ提供装置200では、前記第1映像コンテンツのうち、第1商品が提供される第1区間では、前記第1商品に関する情報が含まれた非可聴信号を発信し、前記第1映像コンテンツのうち、第2商品が提供される第2区間では、前記第2商品に関する情報が含まれた非可聴信号を発信する。
【0053】
なお、本発明の一実施例に係るオンライン購買方法では、前記第1映像コンテンツに含まれる複数の商品に対応して前記非可聴信号には前記複数の商品に関する情報が含まれてよく、これにより、前記端末100では前記複数の商品から一つ以上を選択して購買手続を行うことができる。
【0054】
より具体的には、図5を参照すると、前記第1映像コンテンツの第1区間(P1)に第1商品と共に第2商品が含まれる場合に、前記第1サーバー300は、前記第1商品に関する情報と共に前記第2商品に関する情報を前記第1映像コンテンツ提供装置200に送信でき、これにより、前記第1映像コンテンツ提供装置200では、前記第1商品に関する情報と前記第2商品に関する情報を共に非可聴信号に載せて送信する。
【0055】
したがって、前記端末100は、前記非可聴信号を受信して前記第1商品及び第2商品に関する情報を算出してユーザに提供し、ユーザの選択する商品に対する購買手続を行うことができる。
【0056】
次に、前記動作実行認識段階(S120)では、前記端末100が、ユーザのあらかじめ定められた第1動作実行を認識する。
【0057】
この時、前記動作実行認識段階(S120)は、図6に見られるように、前記端末100に備えられているセンサーを用いてユーザの動きを感知する段階(S121)、及び前記ユーザの動きが前記あらかじめ定められた第1動作に対応するか否かを判断する段階(S122)を含むことができる。
【0058】
より具体的には、前記端末100としてスマートホンなどを用いる場合に、前記端末100には、前記ユーザの動きを感知できるジャイロセンサーなどの様々なセンサーを備えることができ、これにより、前記端末100では前記センサーを用いてユーザの動きを感知し、前記ユーザの動きが、あらかじめ定められた第1動作に対応するか否かを判断できる。
【0059】
すなわち、本発明の一実施例として、ユーザがテレビショッピングチャネルを視聴する途中に商品を購買しようとする場合に、ユーザは、自分のスマートホンなどの端末100を振るなど、あらかじめ定められた第1動作を行うだけでも、前記テレビショッピングチャネルの商品に対する製品情報提供及び購買ページへの直接連結がなされ、より便利に商品に対する購買手続を行うことが可能になる。ただし、本発明は必ずしもこれに限定されず、前記第1動作は、適用されるアプリケーションによって様々な動きと定義されてよい。
【0060】
より具体的な例を挙げると、前記第1動作が、前記端末100を上下又は左右に振る動作と定義される場合に、前記端末100では、ジャイロセンサーなどを用いて、ユーザの動きによるセンサーデータを収集し、収集されたデータが、あらかじめ定義された比較データと一致するか或いは一定レベル以上類似であれば、前記ユーザの動きがあらかじめ定められた第1動作に対応すると判断できる。
【0061】
次に、前記第1商品情報算出段階(S130)では、前記端末100が前記非可聴信号を用いて前記第1商品に関する情報を算出する。
【0062】
より具体的には、本発明の一実施例として、前記端末100に備えられるマイクなどから受信される信号のうち、可聴周波数領域に該当する信号は、前記第1映像コンテンツに対する音声信号として用いられ、非可聴領域に該当する信号は、あらかじめ定められた規格にしたがって復調(demodulation)などを経て前記第1商品に関する情報を算出できる。
【0063】
これにより、前記端末100では、前記非可聴信号を用いて前記第1商品に関する情報を算出し、前記第1商品に対する製品情報提供及び購買手続をより便利に行うことが可能になる。
【0064】
次に、前記購買手続提供段階(S140)では、前記端末100が前記第1商品に対する購買手続を提供する。
【0065】
より具体的な例を挙げると、前記端末100では、第1映像コンテンツ提供装置200から提供されるテレビショッピングチャネルなどの第1映像コンテンツに含まれるテレビショッピング商品などの第1商品に対して、前記第1映像コンテンツ提供装置200から発信される非可聴信号を用いて、前記第1商品に対する製品情報提供及び購買が可能なURLアドレスを算出した後、前記URLアドレスに該当するウェブページを自動で連結し、ユーザに前記第1商品に対する製品情報提供及び購買手続を提供する。
【0066】
なお、前記端末100では、複数の映像コンテンツ提供装置200から発信される複数の非可聴信号のうち一つ以上に含まれる識別情報を考慮して、前記複数の非可聴信号のうち、前記端末100に対応する第1非可聴信号を算出し、前記第1非可聴信号を用いて前記第1商品に対する購買手続を行うことができる。
【0067】
より具体的には、前記非可聴信号には、前記映像コンテンツ提供装置を識別できる識別情報が共に含まれ、前記端末100では前記識別情報を考慮して前記第1商品に対する購買手続を行うことができる。
【0068】
又は、前記非可聴信号には、前記端末100で駆動されるアプリ(app)で用いられる情報であることを識別し得る識別情報が含まれ、前記端末100で前記識別情報を考慮して前記第1商品に対する購買手続を行うことができる。
【0069】
より具体的には、図7に見られるように、前記端末100が第1映像コンテンツ提供装置200から発信される第1非可聴信号の他、第2映像コンテンツ提供装置200bから発信される第2非可聴信号も受信する場合に、前記端末100では、前記第1非可聴信号に含まれる前記第1映像コンテンツ提供装置200の識別情報及び前記第2非可聴信号に含まれる前記第2映像コンテンツ提供装置200bの識別情報を考慮して、前記端末100に対応する前記第1映像コンテンツ提供装置200の前記第1非可聴信号を用いて前記第1商品に対する購買手続を行うことにより、前記第2映像コンテンツ提供装置200bの第2非可聴信号による誤り発生を防止することができる。
【0070】
また、前記非可聴信号には、前記端末100で駆動される特定のアプリ(app)で用いられる情報であることを識別できる識別情報が含まれ、前記アプリ(app)で前記複数の非可聴信号のうち、前記識別情報を含む第1非可聴音波を用いて前記第1商品に対する購買手続を行うようにしてもよい。
【0071】
なお、前記端末100では、前記複数の非可聴信号を受信する場合に、前記複数の非可聴信号に対応する複数の商品の目録を提供するか或いは複数の商品に対するメッセージを順次提供し、前記複数の商品から一つ以上を選択して購買手続を行うようにしてもよい。
【0072】
また、本発明の一実施例に係るオンライン購買方法では、前記端末100で前記非可聴信号を受信できない場合に、前記第1映像コンテンツのあらかじめ定められた音声信号などを認識して前記第1商品を算出し、前記第1商品に対する購買手続を提供することができる。
【0073】
より具体的な例を挙げると、前記第1映像コンテンツ提供装置200で前記非可聴信号の送出が不可な場合に又は前記端末100で一時的に前記非可聴信号の認識が困難な場合に、前記端末100では前記第1映像コンテンツのあらかじめ定められた音声信号などを認識して前記第1映像コンテンツ及び前記第1商品を識別し、前記第1商品に対する購買手続を提供するようにしてよい。
【0074】
この時、再放送又は事前に放送が約束された商品であれば、第1映像コンテンツの音源をあらかじめ記憶させておくことが可能であり、このようなサービスのために別個のサーバーを構築することもできる。これにより、前記端末100で専用アプリなどを用いて第1映像コンテンツの一部の音声信号を受けて前記サーバーに送信し、サーバーは、受信した音声信号を音源と比較することによって第1商品を識別することが可能になる。
【0075】
また、本発明の一実施例に係るオンライン購買方法では、第2サーバー(図示せず)が前記端末100に、現在放送中である第2映像コンテンツに含まれる商品に関する情報を提供し、ユーザが前記端末100で前記提供された情報を選択すれば、前記端末100は、前記第2映像コンテンツに関する情報を含む非可聴信号を前記映像コンテンツ提供装置200に送信し、前記映像コンテンツ提供装置200から前記第2映像コンテンツを提供するようにしてよい。
【0076】
又は、本発明の一実施例に係るオンライン購買方法では、第2サーバー(図示せず)が、現在放送中の第2映像コンテンツに含まれる商品に関する情報を前記端末100に提供し、ユーザが前記端末100で前記提供された情報を選択すれば、前記端末100は、自分と同じアクセスポイント(AP)を用いる映像コンテンツ提供装置200を検索して前記第2映像コンテンツに関する情報を送信し、前記映像コンテンツ提供装置200から前記第2映像コンテンツを提供するようにしてよい。
【0077】
この時、本発明の一実施例として、前記第2サーバー(図示せず)は、前記ユーザの過去購買履歴と現在放送中の一つ以上のチャネルの映像コンテンツに含まれる商品を対比して連関性のある商品がある場合に、前記端末100に、前記連関性のある商品が放送される第2映像コンテンツに含まれる商品に関する情報を提供することができる。
【0078】
より具体的な例を挙げると、第2サーバー(図示せず)は、ユーザの過去商品購買情報又は検索履歴などを用いて、現在放送されているテレビショッピングチャネルなどの第2映像コンテンツの商品との類似度が基準値以上である商品がある場合に、又は特定時間帯のテレビショッピングチャネルで購買履歴がある場合などに、前記端末100にプッシュアラームなどを用いて広告メッセージなどを提供することができる。
【0079】
これにより、図8に見られるように、ユーザが前記端末100にプッシュされた広告メッセージをタッチするなどして選択すれば、前記端末100は、前記第2映像コンテンツに対する識別情報などを含む非可聴信号を、内蔵スピーカー(図示せず)などから前記TV/セットトップボックスのマイク又はリモコンの内蔵マイクに発信し、前記セットトップボックス210で当該チャネルに変更して前記第2映像コンテンツを提供するようにしてよい。
【0080】
又は、ユーザが前記端末100にプッシュされた広告メッセージをタッチするなどして選択すれば、前記端末100は、自分と同じアクセスポイント(AP)を使用する映像コンテンツ提供装置200を検索して前記第2映像コンテンツに関する情報を送信することにより、前記映像コンテンツ提供装置200では前記テレビショッピングチャネルに変更して前記第2映像コンテンツを提供するようにしてもよい。この場合には、ユーザが自宅などのあらかじめ定められた場所にいるか否かまで判断可能であり、テレビショッピングチャネル変更、モバイル詳細製品情報ページや購買ホームページへの連結がなされ、より繊細なキュレーションも可能である。
【0081】
なお、本発明の一実施例に係るオンライン購買方法では、前記購買手続において前記ユーザが「プレゼントする」機能を選択する場合に、プレゼントしようとする対象者の購買履歴があると、自動で前記対象者の購買履歴を用いてプレゼント宛先の住所などを自動で入力することによって、ユーザが別個のアドレス入力手続無しでより簡便に当該商品を購買してプレゼントできるようにする。
【0082】
また、第2サーバーは、ユーザの友達目録を保有していてよく、友達が取り置き又は気に入りにしておいたり特定の商品をユーザが視聴したりしている場合に、当該商品が友達の気に入りの商品であることを知らせ、プレゼントするように誘導することもできる。
【0083】
また、図9及び図10は、本発明の一実施例に係るオンライン購買システム10の具体的な動作を例示するフローチャートである。
【0084】
まず、図9で、サーバー300は映像コンテンツ提供装置200に、商品を販売する加盟店名、商品の詳細な製品情報などを含むURL(トラッキングコードを含む。)及び前記商品に対応する第1映像コンテンツの放送時間情報などを伝達する(S210)。
【0085】
これにより、前記映像コンテンツ提供装置200では、前記サーバーから送信された情報を非可聴帯域の非可聴信号に変換し、前記第1映像コンテンツ視聴時に前記端末100に送信する(S220)。
【0086】
次に、前記端末100のユーザがスマートホンなどの端末100で本発明に係るオンライン購買のためのアプリなどを実行した状態であらかじめ定められた第1動作(例えば、上下に振るなど)を行うと(S230)、前記端末100では、前記非可聴信号に含まれた前記商品に関する情報を算出し、前記商品に対するURLに対応するホームページなどをオープンする(S240)。
【0087】
これにより、前記サーバー300は、前記商品に対する決済手続を進行し(S250)、前記トラッキングコードを確認して(S260)、前記商品に対する購買成否などに対する結果データを前記端末100に伝達する(S270)。
【0088】
又は、図10に見られるように、前記端末100では、現在放送中の商品に関する情報などをプッシュメッセージで受信してユーザに提示する(S310)。
【0089】
これに関して、ユーザが前記プッシュメッセージをクリックするなどして選択すると(S320)、前記端末100は、前記放送中の商品の映像コンテンツに対する識別情報などを非可聴信号として発信するか、自分と同じアクセスポイント(AP)を用いる映像コンテンツ提供装置200を検索して前記映像コンテンツに対する識別情報などを送信し(S330)、前記映像コンテンツ提供装置200で前記映像コンテンツチャネルに変更するようにする(S360)。
【0090】
この時、前記端末100では前記商品に対する詳細な製品情報を提供し(S340)、ユーザが自分の端末100で見ている商品に対応する映像コンテンツをTVなどの映像コンテンツ提供装置200からも同時に提供してもらうことができ、ユーザは、上のような相互作用によって新しくて便利なUX(ユーザ経験)を経験する(S350)。
【0091】
次に、ユーザは、前記端末100を用いて前記商品に対する決済手続を行うことができ(S370)、これにより、前記端末100では前記トラッキングコードを確認し(S380)、前記商品に対する購買成否などに対する結果データを前記サーバー300に伝達する(S390)。
【0092】
より具体的な例を挙げると、図11に見られるように、前記端末100では、あらかじめ設置されたアプリ(app)などを駆動し(図11の(a)の1000)、ユーザがあらかじめ定められた第1動作を行うと、現在放送中の商品の映像コンテンツに対する識別情報などを非可聴信号として受信し、前記商品に対する詳細な製品情報を含むURL情報を算出して、前記URLの製品情報サイトに移動するかどうかを確認するプッシュメッセージをユーザに提供することができる(図11の(a)の1010)。
【0093】
これにより、ユーザが前記プッシュメッセージをクリックするなどして選択すれば、前記端末100は、前記URL情報を用いて前記商品に対する製品情報を提供し、購買可能なサイトに接続して(図11の(b)の1020)、ユーザがより容易に現在放送中の商品に対する購買を行うようにし得る。
【0094】
また、本発明に係るオンライン購買方法は、下記のようにサーバー観点で記述することも可能である。
【0095】
より具体的には、本発明の他の側面に係るサーバー観点でのオンライン購買方法は、サーバーが端末100にアプリ(app)を送信するアプリ送信段階;前記アプリ(app)によって前記端末100で映像コンテンツ提供装置200の第1映像コンテンツ提供中に発信される第1商品に関する情報を含む非可聴信号を受信するようにする非可聴信号受信段階;前記アプリ(app)によって前記端末100でユーザのあらかじめ定められた第1動作実行を認識するようにする動作実行認識段階;前記アプリ(app)によって前記端末100で前記非可聴信号を用いて前記第1商品に関する情報を算出するようにする第1商品情報算出段階;及び、前記アプリ(app)によって前記端末100で前記第1商品に対する購買手続を提供するようにする購買手続提供段階;を含むことができる。このとき、前記サーバー観点でのオンライン購買方法は、前述した端末観点でのオンライン購買方法によって容易に具現可能であり、ここでは詳細な説明は省略する。
【0096】
また、本発明のさらに他の側面に係るコンピュータプログラムは、先に述べたオンライン購買方法の各段階をコンピュータで実行させるためにコンピュータ可読媒体に継続して記憶されり実行又はダウンロードのために臨時に記憶されたコンピュータプログラムであることを特徴とする。前記コンピュータプログラムは、コンパイラによって作られる機械語コードを含むコンピュータプログラムだけでなく、インタープリターなどを用いてコンピュータで実行され得る高級言語コードを含むコンピュータプログラムであってもよい。このとき、前記コンピュータとしてはパーソナルコンピューター(PC)やノートパソコンなどに限定されず、サーバー、スマートホン、タブレットPC、PDA、携帯電話など、中央処理装置(CPU)を備えてコンピュータプログラムを実行できる一切の情報処理装置を含む。また、前記コンピュータ可読媒体は、単一又は数個のハードウェアが結合した形態の様々な記録手段又は記憶手段であってよいが、あるコンピュータシステムに直接接続される媒体に限定されず、ネットワーク上に分散存在するものであってもよい。媒体の例示には、電子的記録媒体(例えば、ROM、フラッシュメモリなど)、マグネチック記憶媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスクなど)、光学的読取り媒体(例えば、CD-ROM、DVDなど)のようにコンピュータで読取り可能な一切の記憶媒体を含む。また、他の媒体の例示として、アプリケーションを流通するアプリケーションストアやその他様々なソフトウェアを供給又は流通するサイト、サーバーなどで管理する記録媒体又は記憶媒体も挙げることができる。
【0097】
また、図12は、本発明の一実施例に係るオンライン購買用端末装置100を示すブロック図である。
【0098】
図12に見られるように、本発明の一実施例に係るオンライン購買用端末装置100は、非可聴信号受信部110、動作実行認識部120、第1商品情報算出部130及び購買手続提供部140を含んで構成されてよい。
【0099】
以下では、本発明の一実施例に係るオンライン購買用端末装置100を各構成要素別に分けて説明する。また、本発明の一実施例に係るオンライン購買用端末装置100に関するより詳細な内容は、前述した図1図11の本発明の一実施例に係るオンライン購買システム10及び方法などと類似に様々な実施例として具現することができ、詳細な説明の反復は省略する。
【0100】
まず、前記オンライン購買用端末装置100において、前記非可聴信号受信部110は、映像コンテンツ提供装置200から第1映像コンテンツ提供中に発信される第1商品に関する情報を含む非可聴信号を受信する。
【0101】
より具体的には、前記非可聴信号受信部110は、前記端末100に備えられるマイクなどによって構成されてよいが、本発明は必ずしもこれに限定されない。
【0102】
また、前記動作実行認識部120は、ユーザのあらかじめ定められた第1動作実行を認識する。
【0103】
より具体的には、前記動作実行認識部120は、前記端末100に備えられるジャイロセンサーなどを用いて構成されてよいが、本発明は必ずしもこれに限定されない。
【0104】
また、前記第1商品情報算出部130は、前記非可聴信号を用いて前記第1商品に関する情報を算出する。
【0105】
また、前記購買手続提供部140は、前記第1商品に対する購買手続を提供する。
【0106】
より具体的には、本発明の一実施例として、前記端末100に備えられるアプリケーションプロセッサでは、前記マイクなどから入力される信号を用いて、前記第1商品に対する詳細な製品情報などが含まれるURLを算出し、前記URLのホームページを連結して前記端末100に備えられるディスプレイを通じて提供し、前記ユーザが前記第1商品に対する購買手続を行うようにしてよい。
【0107】
これにより、本発明の一実施例に係る非可聴信号を用いたオンライン購買方法、装置、システム及びコンピュータプログラムでは、ユーザがテレビショッピングなどの映像コンテンツを視聴しながらより便利に購買手続を行うことができるようにユーザのUX(ユーザ経験)を改善し、また、サービスプロバイダーにも便利な購買環境によって収益性を改善可能にする。
【0108】
以上の説明は、本発明の技術思想を例示的に説明したものに過ぎず、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で様々な修正及び変形が可能であろう。したがって、本発明に記載された実施例は、本発明の技術思想を限定するためのものではなく説明するためのものであり、それらの実施例に限定されない。本発明の保護範囲は、添付する特許請求の範囲によって解釈されなければならず、それと同等な範囲内にある全ての技術思想は本発明の権利範囲に含まれるものと解釈されるべきであろう。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【国際調査報告】