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特表2023-529595省電力モードのための電力供給源のグループ化
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-07-11
(54)【発明の名称】省電力モードのための電力供給源のグループ化
(51)【国際特許分類】
   G11C 11/22 20060101AFI20230704BHJP
   G11C 5/14 20060101ALI20230704BHJP
【FI】
G11C11/22 290
G11C5/14 370
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022574093
(86)(22)【出願日】2021-05-26
(85)【翻訳文提出日】2023-01-25
(86)【国際出願番号】 US2021034360
(87)【国際公開番号】W WO2021247333
(87)【国際公開日】2021-12-09
(31)【優先権主張番号】16/890,819
(32)【優先日】2020-06-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】595168543
【氏名又は名称】マイクロン テクノロジー,インク.
(74)【代理人】
【識別番号】100121083
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 宏義
(74)【代理人】
【識別番号】100138391
【弁理士】
【氏名又は名称】天田 昌行
(74)【代理人】
【識別番号】100074099
【弁理士】
【氏名又は名称】大菅 義之
(72)【発明者】
【氏名】ナム ギジュン
(72)【発明者】
【氏名】マー ヤンタオ
(72)【発明者】
【氏名】松原 靖
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 尊雅
(57)【要約】
省電力モードのための電力供給源のグループ化のための方法、システム、及びデバイスは、オンダイタイマーによって通知されたグループ順序に従って電圧レベルが連続的に変更され得る内部電力供給源のグループでメモリデバイスを構成することが説明される。例えば、メモリデバイスがディープスリープモードにエントリする場合、内部電力供給源の第1のグループの個別の電圧レベルは、第1の時点で個別の外部電力供給源電圧レベルに変更され得、内部電力供給源の第2のグループの個別の電圧レベルは、第2の時点で個別の外部電力供給源電圧レベルに変更され得る等である。メモリデバイスがディープスリープモードをイクジットする場合、内部電圧供給のグループは、エントリのグループ順序とは反対のグループ順序で、個別の外部電力供給源電圧レベルから個別の動作電圧レベルに変更され得る。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
メモリデバイスがスリープモードにエントリすることを指し示すコマンドを前記メモリデバイスにおいて第1の時点で受信することであって、前記メモリデバイスは、複数の個別の電圧レベルと関連付けられた内部電力供給源のセットを含むことと、
前記コマンドを受信することに少なくとも部分的に基づいて、内部電力供給源の前記セットの第1のサブセットに対する個別の電圧レベルを第2の時点で変更することであって、内部電力供給源の前記セットの前記第1のサブセットの少なくとも1つの内部電力供給源は、外部電力供給源電圧レベルとは異なる第1の電圧レベルと関連付けられることと、
前記コマンドを受信することに少なくとも部分的に基づいて、内部電力供給源の前記セットの第2のサブセットに対する個別の電圧レベルを前記第2の時点で維持することであって、内部電力供給源の前記セットの前記第2のサブセットの少なくとも1つの内部電力供給源は、前記外部電力供給源電圧レベルとは異なる第2の電圧レベルと関連付けられること
を含む方法。
【請求項2】
前記メモリデバイスが前記スリープモードをイクジットすることを指し示す第2のコマンドを前記メモリデバイスにおいて第3の時点で受信することと、
前記第2のコマンドを受信することに少なくとも部分的に基づいて、内部電力供給源の前記セットの前記第1のサブセットに対する前記個別の電圧レベルを第4の時点で変更することであって、前記変更することは、内部電力供給源の前記セットの前記第1のサブセットの少なくとも1つの内部電力供給源を前記第1の電圧レベルに復元することを含むこと
を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記コマンドを受信することに少なくとも部分的に基づいて、内部電力供給源の前記セットの前記第2のサブセットに対する前記個別の電圧レベルを第3の時点で変更すること
を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記メモリデバイスが前記スリープモードをイクジットすることを指し示す第2のコマンドを前記メモリデバイスにおいて第4の時点で受信することと、
前記第2のコマンドを受信することに少なくとも部分的に基づいて、内部電力供給源の前記セットの前記第2のサブセットに対する前記個別の電圧レベルを第5の時点で変更することであって、前記変更することは、内部電力供給源の前記セットの前記第2のサブセットの前記少なくとも1つの内部電力供給源を前記第2の電圧レベルに復元することを含むことと、
前記第2のコマンドを受信することに少なくとも部分的に基づいて、内部電力供給源の前記セットの前記第1のサブセットに対する前記個別の電圧レベルを第5の時点で維持することと、
前記第2のコマンドを受信することに少なくとも部分的に基づいて、内部電力供給源の前記セットの前記第1のサブセットに対する前記個別の電圧レベルを第6の時点で変更することであって、前記変更することは、内部電力供給源の前記セットの前記第1のサブセットの前記少なくとも1つの内部電力供給源を前記第1のレベルに復元することを含むこと
を更に含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記コマンドを受信することに少なくとも部分的に基づいて、内部電力供給源の前記セットの第3のサブセットに対する個別の電圧レベルを前記第2の時点及び前記第3の時点で維持することであって、内部電力供給源の前記セットの前記第3のサブセットの少なくとも1つの内部電力供給源は、前記外部電力供給源電圧レベルとは異なる第3の電圧レベルと関連付けられること
を更に含む、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記コマンドを受信することに少なくとも部分的に基づいて、内部電力供給源の前記セットの前記第3のサブセットに対する前記個別の電圧レベルを第4の時点で変更すること
を更に含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記メモリデバイスが前記スリープモードをイクジットすることを指し示す第2のコマンドを前記メモリデバイスにおいて第5の時点で受信することと、
前記第2のコマンドを受信することに少なくとも部分的に基づいて、内部電力供給源の前記セットの前記第3のサブセットに対する前記個別の電圧レベルを第6の時点で変更することであって、前記変更することは、内部電力供給源の前記セットの前記第3のサブセットの前記少なくとも1つの内部電力供給源を前記第3の電圧レベルに復元することを含むことと、
前記第2のコマンドを受信することに少なくとも部分的に基づいて、内部電力供給源の前記セットの前記第2のサブセット及び前記第1のサブセットに対する前記個別の電圧レベルを前記第6の時点で維持することと、
前記第2のコマンドを受信することに少なくとも部分的に基づいて、内部電力供給源の前記セットの前記第2のサブセットに対する前記個別の電圧レベルを第7の時点で変更することであって、前記変更することは、内部電力供給源の前記セットの前記第2のサブセットの前記少なくとも1つの内部電力供給源を前記第2の電圧レベルに復元することを含むことと、
前記第2のコマンドを受信することに少なくとも部分的に基づいて、内部電力供給源の前記セットの前記第1のサブセットに対する前記個別の電圧レベルを前記第7の時点で維持することと、
前記第2のコマンドを受信することに少なくとも部分的に基づいて、内部電力供給源の前記セットの前記第1のサブセットに対する前記個別の電圧レベルを第8の時点で変更することであって、前記変更することは、内部電力供給源の前記セットの前記第1のサブセットの前記少なくとも1つの内部電力供給源を前記第1の電圧レベルに復元することを含むこと
を更に含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
内部電力供給源の前記セットの前記第1のサブセットは、順方向電圧バイアスに対する第1の閾値、電力供給動作に対する第1の電圧レベル閾値、又はそれらの組み合わせにと関連付けられ、
内部電力供給源の前記セットの前記第2のサブセットは、順方向電圧バイアスに対する第2の閾値、電力供給動作に対する第2の電圧レベル閾値、又はそれらの組み合わせと関連付けられる、
請求項1に記載の方法。
【請求項9】
内部電力供給源の前記セットの前記第1のサブセットに対する前記個別の電圧レベルを変更することは、
内部電力供給源の前記セットの前記第1のサブセットの前記個別の電圧レベルを、個別の第1の動作電圧レベルから、個別の第1の外部電力供給源電圧レベルからの個別の閾値電圧レベルに変更するために、個別のブリーダー回路を活性化すること
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
内部電力供給源の前記セットの前記第1のサブセットに対する前記個別の電圧レベルを変更することは、
前記個別のブリーダー回路と結合された個別のコンパレータを介して、内部電力供給源の前記セットの前記第1のサブセットの前記個別の電圧レベルを前記個別の第1の外部電力供給源電圧レベルと比較することと、
内部電力供給源の前記セットの前記第1のサブセットの前記個別の電圧レベルを前記個別の第1の外部電力供給源電圧レベルと比較することに少なくとも部分的に基づいて、前記個別のブリーダー回路を非活性化することと、
内部電力供給源の前記セットの前記第1のサブセットの前記個別の電圧レベルを前記個別の第1の外部電力供給源電圧レベルと比較することに少なくとも部分的に基づいて、内部電力供給源の前記セットの前記第1のサブセットの前記個別の電圧レベルを前記個別の第1の外部電力供給源電圧レベルからの前記個別の閾値電圧レベルに維持するために前記個別のコンパレータと結合された個別のクランパー回路を活性化すること
を更に含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
個別のクランパー回路を活性化することは、内部電力供給源の前記セットの前記第1のサブセットの個別の内部電力供給源の前記個別の電圧レベルが個別の第1の外部電力供給源電圧レベルからの個別の閾値電圧レベルに到達することに少なくとも部分的に基づく、
請求項10に記載の方法。
【請求項12】
内部電力供給源の前記セットの前記第1のサブセットの各個別の第1の電圧レベルは、各個別の第1の外部電力供給源電圧レベルよりも高い、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
複数の個別の電圧レベルと関連付けられた内部電力供給源のセットであって、
外部電力供給源電圧レベルとは異なる第1の電圧レベルと関連付けられた第1の内部電力供給源を含む内部電力供給源の第1のサブセットと、
前記外部電力供給源電圧レベルとは異なる第2の電圧レベルと関連付けられた第2の内部電力供給源を含む内部電力供給源の第2のサブセットと
を含む、内部電力供給源の前記セットと、
装置がスリープモードにエントリすることを指し示すコマンドを第1の時点で受信することと、
前記コマンドを受信することに少なくとも部分的に基づいて、内部電力供給源の前記セットの前記第1のサブセットに対する個別の電圧レベルを第2の時点で変更することと、
前記コマンドを受信することに少なくとも部分的に基づいて、内部電力供給源の前記セットの前記第2のサブセットに対する個別の電圧レベルを前記第2の時点で維持すること
をするように構成されたコントローラと
を含む、装置。
【請求項14】
前記コントローラは、
前記装置が前記スリープモードをイクジットすることを指し示す第2のコマンドを前記装置において第3の時点で受信することと、
前記第2のコマンドを受信することに少なくとも部分的に基づいて、内部電力供給源の前記セットの前記第1のサブセットに対する前記個別の電圧レベルを第4の時点で変更することであって、前記変更することは、前記第1の内部電力供給源を前記第1の電圧レベルに復元することを含むこと
をするように更に構成される、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記コントローラは、
前記コマンドを受信することに少なくとも部分的に基づいて、内部電力供給源の前記セットの前記第2のサブセットに対する前記個別の電圧レベルを第3の時点で変更すること
をするように更に構成される、請求項13に記載の装置。
【請求項16】
前記コントローラは、
前記装置が前記スリープモードをイクジットすることを指し示す第2のコマンドを前記装置において第4の時点で受信することと、
前記第2のコマンドを受信することに少なくとも部分的に基づいて、内部電力供給源の前記セットの前記第2のサブセットに対する前記個別の電圧レベルを第5の時点で変更することであって、前記変更することは、前記第2の内部電力供給源を前記第2の電圧レベルに復元することを含むことと、
前記第2のコマンドを受信することに少なくとも部分的に基づいて、内部電力供給源の前記セットの前記第1のサブセットに対する前記個別の電圧レベルを前記第5の時点で維持することと、
前記第2のコマンドを受信することに少なくとも部分的に基づいて、内部電力供給源の前記セットの前記第1のサブセットに対する前記個別の電圧レベルを第6の時点で変更することであって、前記変更することは、前記第1の内部電力供給源を前記第1の電圧レベルに復元することを含むこと
をするように更に構成される、請求項15に記載の装置。
【請求項17】
内部電力供給源の前記セットの前記第1のサブセットは、順方向電圧バイアスに対する第1の閾値、電力供給動作に対する第1の電圧レベル閾値、又はそれらの組み合わせと関連付けられ、
内部電力供給源の前記セットの前記第2のサブセットは、順方向電圧バイアスに対する第2の閾値、電力供給動作に対する第2の電圧レベル閾値、又はそれらの組み合わせと関連付けられる、
請求項13に記載の装置。
【請求項18】
前記装置は、
内部電力供給源の前記セットの前記第1のサブセットの前記個別の電圧レベルを、個別の第1の動作電圧レベルから、個別の第1の外部電力供給源電圧レベルからの個別の第1の閾値電圧レベルに変更するように構成されたブリーダー回路の第1のサブセットと、
内部電力供給源の前記セットの前記第2のサブセットの前記個別の電圧レベルを、個別の第2の動作電圧レベルから、個別の第2の外部電力供給源電圧レベルからの個別の第2の閾値電圧レベルに変更するように構成されたブリーダー回路の第2のサブセットと
を含む、ブリーダー回路のセットと、
ブリーダー回路の前記第1のサブセットの個別のブリーダー回路と結合され、内部電力供給源の前記セットの前記第1のサブセットの前記個別の電圧レベルを前記個別の第1の外部電力供給源電圧レベルと比較するように構成されたコンパレータ回路の第1のサブセットと、
ブリーダー回路の前記第2のサブセットの個別のブリーダー回路と結合され、内部電力供給源の前記セットの前記第2のサブセットの前記個別の電圧レベルを前記個別の第2の外部電力供給源電圧レベルと比較するように構成されたコンパレータ回路の第2のサブセットと
を含む、コンパレータ回路のセットと
を更に含む、請求項13に記載の装置。
【請求項19】
内部電力供給源の前記セットの前記第1のサブセットの各個別の第1の動作電圧レベルは、各個別の第1の外部電力供給源電圧レベルよりも高く、
内部電力供給源の前記セットの前記第2のサブセットの各個別の第2の動作電圧レベルは、各個別の第2の外部電力供給源電圧レベルよりも高い、
請求項18に記載の装置。
【請求項20】
前記装置は、
コンパレータ回路の前記第1のサブセットの個別のコンパレータ回路と結合され、前記第1のサブセットの前記個別のコンパレータ回路に少なくとも部分的に基づいて、内部電力供給源の前記セットの前記第1のサブセットの前記個別の電圧レベルを、前記個別の第1の外部電力供給源電圧レベルからの前記個別の第1の閾値電圧レベルに維持するように構成されたクランパー回路の第1のサブセットと、
コンパレータ回路の前記第2のサブセットの個別のコンパレータ回路と結合され、前記第2のサブセットの前記個別のコンパレータ回路に少なくとも部分的に基づいて、内部電力供給源の前記セットの前記第2のサブセットの前記個別の電圧レベルを、前記個別の第2の外部電力供給源電圧レベルからの前記個別の第2の閾値電圧レベルに維持するように構成されたクランパー回路の第2のサブセットと
を含むクランパー回路のセットを更に含む、請求項18に記載の装置。
【請求項21】
前記コントローラは、
内部電力供給源の前記セットの前記第1のサブセットの個別の内部電力供給源の前記個別の電圧レベルが個別の電圧レベル閾値に到達することに少なくとも部分的に基づいて、クランパー回路の前記第1のサブセットの個別のクランパー回路を活性化すること
をするように更に構成される、請求項20に記載の装置。
【請求項22】
外部電力供給源電圧レベルとは異なる第1の電圧レベルと関連付けられた第1の内部電力供給源と、
前記第1の電圧レベルとは異なり、前記外部電力供給源電圧レベルとは異なる第2の電圧レベルと関連付けられた第2の内部電力供給源と、
前記第1の内部電力供給源の前記第1の電圧レベルを第1の外部電力供給源電圧レベルに変更するように構成された第1のブリーダー回路と、
前記第2の内部電力供給源の前記第2の電圧レベルを第2の外部電力供給源電圧レベルに変更するように構成された第2のブリーダー回路と
を含む、ブリーダー回路のセットと、
前記第1の内部電力供給源を前記第1の外部電力供給源電圧レベルに維持するように構成された第1のクランパー回路と、
前記第2の内部電力供給源を前記第2の外部電力供給源電圧レベルに維持するように構成された第2のクランパー回路と
を含むクランパー回路のセットと
を含む装置。
【請求項23】
前記第1の電圧レベル、前記第2の電圧レベル、及び前記外部電力供給源電圧レベルとは異なる第3の電圧レベルと関連付けられた第3の内部電力供給源と、
ブリーダー回路の前記セットの第3のブリーダー回路であって、前記第3の内部電力供給源の前記第3の電圧レベルを第3の外部電力供給源電圧レベルに変更するように構成された前記第3のブリーダー回路と、
クランパー回路の前記セットの第3のクランパー回路であって、前記第3の内部電力供給源を前記第3の外部電力供給源電圧レベルに維持するように構成された前記第3のクランパー回路と
を更に含む、請求項22に記載の装置。
【請求項24】
前記第1のブリーダー回路は、
前記第1の外部電力供給源電圧レベルを有する第1の外部電力供給源と前記第1の内部電力供給源を選択的に結合するように構成された1つ以上のスイッチングコンポーネントと、
前記1つ以上のスイッチングコンポーネントを介して、前記第1の内部電力供給源又は前記第1の外部電力供給源と選択的に結合可能な1つ以上の抵抗器と
を含む、請求項22に記載の装置。
【請求項25】
クランパー回路の前記セットの各クランパー回路は、個別の内部電力供給源の個別の電圧レベルを個別の外部電力供給源電圧レベルと比較するように構成された個別のコンパレータ回路と結合される、請求項22に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[クロスリファレンス]
本特許出願は、2020年6月20日に出願された、Nam等による“GROUPING POWER SUPPLIES FOR A SLEEP MODE”と題した米国特許出願第16/890,819号に対する優先権を主張し、該出願は、本願の譲受人に譲渡され、参照により本明細書に明白に組み込まれる。
【0002】
[技術分野]
以下は、一般的に、1つ以上のメモリシステムに関し、より具体的には、省電力モードのための電力供給源のグループ化に関する。
【背景技術】
【0003】
メモリデバイスは、コンピュータ、無線通信デバイス、カメラ、及びデジタルディスプレイ等の様々な電子デバイス内に情報を蓄積するために広く使用されている。情報は、メモリデバイス内のメモリセルを様々な状態にプログラミングすることによって蓄積される。例えば、バイナリメモリセルは、論理1又は論理0によりしばしば示される2つのサポートされた状態の内の1つにプログラミングされ得る。幾つかの例では、単一のメモリセルは、2つよりも多い状態をサポートし得、それらの内の何れか1つが蓄積され得る。蓄積された情報にアクセスするために、デバイスのコンポーネントは、メモリデバイス内の少なくとも1つの蓄積された状態を読み出し得、又はセンシングし得る。情報を蓄積するために、デバイスのコンポーネントは、メモリデバイス内に状態を書き込み得、又はプログラミングし得る。
【0004】
磁気ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、ダイナミックRAM(DRAM)、同期型ダイナミックRAM(SDRAM)、強誘電体RAM(FeRAM)、磁気RAM(MRAM)、抵抗変化型RAM(RRAM)、フラッシュメモリ、及び相変化メモリ(PCM)等を含む様々なタイプのメモリデバイスが存在する。メモリデバイスは、揮発性又は不揮発性であり得る。不揮発性メモリ、例えば、FeRAMは、外部電源がない場合でも、それらの蓄積された論理状態を長時間維持し得る。揮発性メモリデバイス、例えば、DRAMは、外部電源から切断された場合、それらの蓄積された状態を喪失し得る。FeRAMは、揮発性メモリと同様の密度を達成可能であり得るが、強誘電体コンデンサをストレージデバイスとして使用することに起因して不揮発性の特性を有し得る。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図1】本明細書に開示するような例に従った省電力モードのための電力供給源のグループ化をサポートするシステムの一例を説明する。
図2】本明細書に開示するような例に従った省電力モードのための電力供給源のグループ化をサポートするメモリダイの一例を説明する。
図3A】本明細書に開示するような例に従った省電力モードのための電力供給源のグループ化をサポートする強誘電体メモリセルの非線形電気特性の例を説明する。
図3B】本明細書に開示するような例に従った省電力モードのための電力供給源のグループ化をサポートする強誘電体メモリセルの非線形電気特性の例を説明する。
図4】本明細書に開示するような例に従った省電力モードのための電力供給源のグループ化をサポートするタイミング図の一例を説明する。
図5】本明細書に開示するような例に従った省電力モードのための電力供給源のグループ化をサポートするタイミング図の一例を説明する。
図6】本明細書に開示するような例に従った省電力モードのための電力供給源のグループ化をサポートする電圧変更構成の一例を説明する。
図7】本明細書に開示するような例に従った省電力モードのための電力供給源のグループ化をサポートする回路図の一例を説明する。
図8】本開示の態様に従った省電力モードのための電力供給源のグループ化をサポートするメモリデバイスのブロック図を示す。
図9】本明細書に開示するような例に従った省電力モードのための電力供給源のグループ化をサポートする1つ以上の方法を説明するフローチャートを示す。
図10】本明細書に開示するような例に従った省電力モードのための電力供給源のグループ化をサポートする1つ以上の方法を説明するフローチャートを示す。
【発明を実施するための形態】
【0006】
幾つかのメモリデバイス(例えば、強誘電体メモリデバイス)は、メモリセルの書き込み及び/又は読み出しプロシージャでの使用のためのより高い電圧を生成するために複数の内部電力供給源を使用する。幾つかの場合、メモリデバイスは、例えば、電力を節約するため、又は使用しすぎを防止するために、スタンバイモード又はスリープモード(例えば、ディープスリープモード)にエントリし得る。ディープスリープモードにエントリする場合、メモリデバイス(例えば、メモリデバイスのコントローラ)は、内部電力供給源の個別の電圧レベルを個別のより低電圧レベルに変更し得、ディープスリープモード中に内部電力供給源を個別の異なる電圧レベル(例えば、より低い電圧レベル)に維持し得る。幾つかの場合、内部電力供給源の個別の電圧レベルが変更のシーケンス又は順序に関係なく変更された場合、電圧の変更は、幾つかの強誘電体メモリセルでデータ損失を発生させ得、(例えば、正の供給電圧とより低い供給電圧又はグランドとの間に低インピーダンス経路を創出する1つ以上のコンポーネントにおける接合部の順方向バイアスに起因して)メモリデバイスの1つ以上のコンポーネントでラッチアップを発生させ得る。
【0007】
ディープスリープのエントリ又はイクジット中にメモリデバイスのコンポーネント内のラッチアップ又は順方向バイアスと関連付けられる起こり得る影響を軽減するために、メモリデバイスは、オンダイタイマーによって通知されたグループ順序に従って電圧レベルが連続的に変更され得る内部電力供給源のグループで構成され得る。例えば、メモリデバイスがディープスリープモードにエントリする場合、内部電力供給源の第1のグループの個別の電圧レベルは、第1の時点で個別の外部電力供給源電圧レベルに変更され得、内部電力供給源の第2のグループの個別の電圧レベルは、第2の時点で個別の外部電力供給源電圧レベルに変更され得る等である。メモリデバイスがディープスリープモードをイクジットする場合、内部電圧供給源のグループは、ディープスリープエントリグループ順序とは反対のグループ順序で、個別の外部電力供給源電圧レベルから個別の動作電圧レベルに変更され得る。
【0008】
電圧変更メカニズムは、1つ以上のブリーダー回路及び1つ以上のクランプ回路を含み得、クランプ回路は、(例えば、内部電力供給源電圧が外部電力供給源電圧の閾値内に一旦なると、クランプ回路が有効になるように)個別の内部電力供給源電圧レベルを個別の外部電力供給源電圧に関連する閾値と比較することによって有効にされ得る。このようにグループに従って内部電圧供給源を順序付けて変更することは、省電力をサポートし得、順方向バイアス又はラッチアップによる損傷効果を低減又は防止し得、メモリセルのデータ損失を低減し(例えば、セルの安全性及び信頼性を向上させ)得、ディープスリープモードをイクジットする場合のピーク電流を低減し得る。
【0009】
開示の機構は、図1図2を参照して説明するように、メモリシステム及びダイの文脈でまず説明される。開示の機構は、図3図7を参照して説明するように、強誘電体メモリセルの非線形電気特性、タイミング図、電圧変更構成、及び回路図の文脈で説明される。開示のこれらの及びその他の機構は、図8図10を参照して説明するように、省電力モードのための電力供給源のグループ化に関連する装置図及びフローチャートによって更に説明され、それらを参照して更に説明される。
【0010】
図1は、本明細書に開示するような例に従った省電力モードのための電力供給源のグループ化をサポートするシステム100の一例を説明する。システム100は、ホストデバイス105、メモリデバイス110、及びホストデバイス105をメモリデバイス110と結合する複数のチャネル115を含み得る。システム100は、1つ以上のメモリデバイスを含み得るが、1つ以上のメモリデバイス110の態様は、単一のメモリデバイス(例えば、メモリデバイス110)の文脈で説明され得る。
【0011】
システム100は、コンピューティングデバイス、モバイルコンピューティングデバイス、ワイヤレスデバイス、グラフィックス処理デバイス、車両、又はその他のシステム等の電子デバイスの一部分を含み得る。例えば、システム100は、コンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、スマートフォン、携帯電話、ウェアラブルデバイス、インターネット接続デバイス、又は車両コントローラ等の態様を説明し得る。メモリデバイス110は、システム100の1つ以上のその他のコンポーネントに対するデータを蓄積するように動作可能なシステムのコンポーネントであり得る。
【0012】
システム100の少なくとも一部分は、ホストデバイス105の例であり得る。ホストデバイス105は、例の中でもとりわけ、コンピューティングデバイス、モバイルコンピューティングデバイス、ワイヤレスデバイス、グラフィックス処理デバイス、コンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、スマートフォン、携帯電話、ウェアラブルデバイス、インターネット接続デバイス、車両コントローラ、又は何らかのその他の固定若しくは携帯型電子デバイス内等、プロセスを実行するためにメモリを使用するデバイス内のプロセッサ又はその他の回路の一例であり得る。幾つかの例では、ホストデバイス105は、外部メモリコントローラ120の機能を実装するハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又はそれらの組み合わせを指し得る。幾つかの例では、外部メモリコントローラ120は、ホスト又はホストデバイス105と称され得る。
【0013】
メモリデバイス110は、システム100により使用又は参照され得る物理メモリアドレス/空間を提供するように動作可能な独立したデバイス又はコンポーネントであり得る。幾つかの例では、メモリデバイス110は、1つ以上の異なるタイプのホストデバイス105と共に作動するように構成可能であり得る。ホストデバイス105とメモリデバイス110との間のシグナリングは、信号を変調するための変調方式、信号を通信するための様々なピン構成、ホストデバイス105及びメモリデバイス110の物理的パッケージングのための様々な形式の要因、ホストデバイス105とメモリデバイス110との間のクロックシグナリング及び同期、タイミング規則、又はその他の要因の内の1つ以上をサポートするように動作可能であり得る。
【0014】
メモリデバイス110は、ホストデバイス105のコンポーネントに対するデータを蓄積するように動作可能であり得る。幾つかの例では、メモリデバイス110は、(例えば、外部メモリコントローラ120を通じてホストデバイス105によって提供されたコマンドに応答して実行する)ホストデバイス105に対するスレーブタイプのデバイスとして機能し得る。そうしたコマンドは、書き込み動作のための書き込みコマンド、読み出し動作のための読み出しコマンド、リフレッシュ動作のためのリフレッシュコマンド、又はその他のコマンドの内の1つ以上を含み得る。幾つかの場合、ホストデバイス105からのコマンドは、メモリデバイス110がスリープモードにエントリすることを指し示し得る。例えば、ホストデバイス105は、幾つかのメモリデバイス機能がシャットダウンされ、幾つかのその他のメモリデバイス機能が依然として動作可能なスリープモードにメモリデバイス110がエントリすることを指し示し得る。追加的又は代替的に、ホストデバイス105は、最も重要なメモリデバイス機能、電力供給源、及び電圧以外の全てがシャットダウンされるディープスリープモードにメモリデバイス110がエントリすることを指し示し得る。
【0015】
ホストデバイス105は、外部メモリコントローラ120、プロセッサ125、ベーシック入力/出力システム(BIOS)コンポーネント130、又は1つ以上の周辺コンポーネント若しくは1つ以上の入力/出力コントローラ等のその他のコンポーネントの内の1つ以上を含み得る。ホストデバイスのコンポーネントは、バス135を使用して相互に結合され得る。
【0016】
プロセッサ125は、システム100の少なくとも一部分又はホストデバイス105の少なくとも一部分に制御又はその他の機能を提供するように動作可能であり得る。プロセッサ125は、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)若しくはその他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、又はこれらのコンポーネントの組み合わせであり得る。そうした例では、プロセッサ125は、例の中でもとりわけ、中央処理装置(CPU)、グラフィックス処理装置(GPU)、汎用GPU(GPGPU)、又はシステムオンチップ(SoC)の一例であり得る。幾つかの例では、外部メモリコントローラ120は、プロセッサ125によって実装され得、又はプロセッサ125の一部であり得る。
【0017】
BIOSコンポーネント130は、ファームウェアとして動作するBIOSを含むソフトウェアコンポーネントであり得、これは、システム100又はホストデバイス105の様々なハードウェアコンポーネントを初期化及び実行し得る。BIOSコンポーネント130はまた、プロセッサ125とシステム100又はホストデバイス105の様々なコンポーネントとの間のデータの流れを管理し得る。BIOSコンポーネント130は、リードオンリーメモリ(ROM)、フラッシュメモリ、又はその他の不揮発性メモリの内の1つ以上内に蓄積されたプログラム又はソフトウェアを含み得る。
【0018】
メモリデバイス110は、デバイスメモリコントローラ155と、データストレージのための所望の容量又は指定された容量をサポートするための1つ以上のメモリダイ160(例えば、メモリチップ)とを含み得る。各メモリダイ160は、ローカルメモリコントローラ165(例えば、ローカルメモリコントローラ165-a、ローカルメモリコントローラ165-b、ローカルメモリコントローラ165-N)及びメモリアレイ170(例えば、メモリアレイ170-a、メモリアレイ170-b、メモリアレイ170-N)を含み得る。メモリアレイ170は、メモリセルの集合(例えば、1つ以上のグリッド、1つ以上のバンク、1つ以上のタイル、1つ以上のセクション)であり得、各メモリセルは、少なくとも1ビットのデータを蓄積するように動作可能である。2つ以上のメモリダイを含むメモリデバイス110は、マルチダイメモリ若しくはマルチダイパッケージ、又はマルチチップメモリ若しくはマルチチップパッケージと称され得る。メモリダイは、幾つかの場合、(例えば、1つ以上のプロシージャを実行する場合に)メモリダイのコンポーネントによって使用され得るタイミングパルス又はクロックパルスを生成し得るオンダイタイマーを含み得る。
【0019】
デバイスメモリコントローラ155は、メモリデバイス110の動作を制御するように動作可能な回路、ロジック、又はコンポーネントを含み得る。デバイスメモリコントローラ155は、メモリデバイス110が様々な動作を実施することに可能にするハードウェア、ファームウェア、又は命令を含み得、メモリデバイス110のコンポーネントに関連するコマンド、データ、又は制御情報を受信、送信、又は実行するように動作可能であり得る。デバイスメモリコントローラ155は、外部メモリコントローラ120、1つ以上のメモリダイ160、又はプロセッサ125の内の1つ以上と通信するように動作可能であり得る。幾つかの例では、デバイスメモリコントローラ155は、メモリダイ160のローカルメモリコントローラ165と併せて、本明細書に説明するメモリデバイス110の動作を制御し得る。デバイスメモリコントローラ155(例えば、又はその他のメモリコントローラ)は、(例えば、ホストデバイス105から受信したコマンドに基づいて)ディープスリープモード等のスリープモードにエントリする場合に、メモリデバイス110の1つ以上のコンポーネントの動作を制御し得る。
【0020】
幾つかの例では、メモリデバイス110は、ホストデバイス105からデータ若しくはコマンド又はそれらの両方を受信し得る。例えば、メモリデバイス110は、メモリデバイス110がホストデバイス105に対するデータを蓄積することを指し示す書き込みコマンド、又はメモリデバイス110がメモリダイ160内に蓄積されたデータをホストデバイスに提供することを指し示す読み出しコマンドを受信し得る。
【0021】
(例えば、メモリダイ160に対してローカルな)ローカルメモリコントローラ165は、メモリダイ160の動作を制御するように動作可能であり得る。幾つかの例では、ローカルメモリコントローラ165は、デバイスメモリコントローラ155と通信する(例えば、データ若しくはコマンド又はそれらの両方を受信する又は送信する)ように動作可能であり得る。幾つかの例では、メモリデバイス110は、デバイスメモリコントローラ155及びローカルメモリコントローラ165を含まなくてもよく、又は外部メモリコントローラ120は、本明細書に説明する様々な機能を実施し得る。したがって、ローカルメモリコントローラ165は、デバイスメモリコントローラ155と、他のローカルメモリコントローラ165と、又は直接、外部メモリコントローラ120、若しくはプロセッサ125、又はそれらの組み合わせと通信するように動作可能であり得る。デバイスメモリコントローラ155若しくはローカルメモリコントローラ165又はそれらの両方内に含まれ得るコンポーネントの例は、(例えば、外部メモリコントローラ120から)信号を受信するための受信機、(例えば、外部メモリコントローラ120へ)信号を送信するための送信機、受信した信号を復号又は復調するためのデコーダ、送信される信号を符号化又は変調するためのエンコーダ、又はデバイスメモリコントローラ155若しくはローカルメモリコントローラ165又はそれらの両方の説明する動作をサポートするように動作可能な様々なその他の回路若しくはコントローラを含み得る。
【0022】
外部メモリコントローラ120は、システム100又はホストデバイス105のコンポーネント(例えば、プロセッサ125)とメモリデバイス110との間の情報、データ、又はコマンドの内の1つ以上の通信を可能にするように動作可能であり得る。外部メモリコントローラ120は、ホストデバイス105及びメモリデバイス110のコンポーネント間で交換される通信を置換又は変換し得る。幾つかの例では、外部メモリコントローラ120又はシステム100若しくはホストデバイス105のその他のコンポーネント、又は本明細書に説明するその機能は、プロセッサ125によって実装され得る。例えば、外部メモリコントローラ120は、プロセッサ125又はシステム100若しくはホストデバイス105のその他のコンポーネントにより実装されるハードウェア、ファームウェア、若しくはソフトウェア、又はそれらの何らかの組み合わせであり得る。外部メモリコントローラ120は、メモリデバイス110の外部にあるものとして描写されているが、幾つかの例では、外部メモリコントローラ120、又は本明細書に説明するその機能は、メモリデバイス110の1つ以上のコンポーネント(例えば、デバイスメモリコントローラ155、ローカルメモリコントローラ165)によって実装され得、又はその逆も然りである。
【0023】
ホストデバイス105のコンポーネントは、1つ以上のチャネル115を使用してメモリデバイス110と情報を交換し得る。チャネル115は、外部メモリコントローラ120とメモリデバイス110との間の通信をサポートするように動作可能であり得る。各チャネル115は、ホストデバイス105とメモリデバイスとの間で情報を搬送する伝送媒体の例であり得る。各チャネル115は、システム100のコンポーネントと関連付けられた端子間に1つ以上の信号経路又は伝送媒体(例えば、導体)を含み得る。信号経路は、信号を搬送するように動作可能な導電経路の一例であり得る。例えば、チャネル115は、ホストデバイス105における1つ以上のピン又はパッドと、メモリデバイス110における1つ以上のピン又はパッドとを含む第1の端子を含み得る。ピンは、システム100のデバイスの導電性入力又は出力ポイントの一例であり得、ピンは、チャネルの一部として機能するように動作可能であり得る。
【0024】
チャネル115(並びに関連する信号経路及び端子)は、1つ以上のタイプの情報を通信するのに専用であり得る。例えば、チャネル115は、1つ以上のコマンド及びアドレス(CA)チャネル186、1つ以上のクロック信号(CK)チャネル188、1つ以上のデータ(DQ)チャネル190、1つ以上のその他のチャネル192、又はそれらの組み合わせを含み得る。幾つかの例では、シグナリングは、シングルデータレート(SDR)シグナリング又はダブルデータレート(DDR)シグナリングを使用して、チャネル115を介して通信され得る。SDRシグナリングでは、信号の1つの変調シンボル(例えば、信号レベル)がクロックサイクル毎に(例えば、クロック信号の立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジ上に)記録され得る。DDRシグナリングでは、信号の2つの変調シンボル(例えば、信号レベル)がクロックサイクル毎に(例えば、クロック信号の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジの両方に)記録され得る。
【0025】
幾つかの例では、CAチャネル186は、ホストデバイス105とメモリデバイス110との間で、コマンドと関連付けられた制御情報(例えば、アドレス情報)を含むコマンドを通信するように動作可能であり得る。例えば、CAチャネル186は、所望のデータのアドレスを有する読み出しコマンドを含み得る。幾つかの例では、CAチャネル186は、アドレス又はコマンドデータの内の1つ以上をデコードするために、任意の数の信号経路(例えば、8つ又は9つの信号経路)を含み得る。
【0026】
幾つかの例では、クロック信号チャネル188は、ホストデバイス105とメモリデバイス110との間で1つ以上のクロック信号を通信するように動作可能であり得る。各クロック信号は、ハイ状態とロー状態との間で振動するように動作可能であり得、ホストデバイス105の動作とメモリデバイス110の動作の間の(例えば、時間的な)調整をサポートし得る。幾つかの例では、クロック信号はシングルエンドであり得る。幾つかの例では、クロック信号は、メモリデバイス110に対するコマンド及びアドレッシング動作、又はメモリデバイス110に対するその他のシステム全体の動作のタイミング基準を提供し得る。クロック信号は、それ故、制御クロック信号、コマンドクロック信号、又はシステムクロック信号と称され得る。システムクロック信号は、1つ以上のハードウェアコンポーネント(例えば、オシレータ、水晶、論理ゲート、トランジスタ)を含み得るシステムクロックによって生成され得る。
【0027】
ディープスリープのエントリ又はイクジット中のメモリデバイス110のコンポーネント内のラッチアップ又は順方向バイアスと関連付けられる起こり得る影響を軽減するために、メモリデバイス110は、オンダイタイマーによって通知されたグループ順序に従って電圧レベルが連続的に変更され得る内部電力供給源のグループで構成され得る。例えば、メモリデバイス110がディープスリープモードにエントリする場合、内部電力供給源の第1のグループの個別の電圧レベルは、第1の時点で個別の外部電力供給源電圧レベルに変更され得、内部電力供給源の第2のグループの個別の電圧レベルは、第2の時点で個別の外部電力供給源電圧レベルに変更され得る等である。メモリデバイス110がディープスリープモードをイクジットする場合、内部電圧供給源のグループは、ディープスリープエントリグループ順序とは反対のグループ順序で、個別の外部電力供給源電圧レベルから個別の動作電圧レベルに変更され得る。
【0028】
電圧変更メカニズムは、1つ以上のブリーダー回路及び1つ以上のクランプ回路を含み得、クランプ回路は、(例えば、内部電力供給源電圧が外部電力供給源電圧の閾値内に一旦なると、クランプ回路が有効になるように)個別の内部電力供給源電圧レベルを個別の外部電力供給源電圧に関連する閾値と比較することによって有効にされ得る。このようにグループに従って内部電圧供給源を順序付けて変更することは、省電力をサポートし得、順方向バイアス又はラッチアップによる損傷効果を低減又は防止し得、メモリセルのデータ損失を低減し(例えば、セルの安全性及び信頼性を向上させ)得、ディープスリープモードをイクジットする場合のピーク電流を低減し得る。
【0029】
図2は、本明細書に開示するような例に従った省電力モードのための電力供給源のグループ化をサポートするメモリダイ200の一例を説明する。メモリダイ200は、図1を参照して説明したメモリダイ160の一例であり得る。幾つかの例では、メモリダイ200は、メモリチップ、メモリデバイス、又は電子メモリ装置と称され得る。メモリダイ200は、異なる論理状態を蓄積するように各々プログラミング可能であり得る(例えば、2つ以上の可能な状態のセットの1つの状態にプログラミングされ得る)1つ以上のメモリセル205を含み得る。例えば、メモリセル205は、一度に1ビットの情報(例えば、論理0又は論理1)を蓄積するように動作可能であり得る。幾つかの例では、メモリセル205(例えば、マルチレベルメモリセル)は、一度に複数ビットの情報(例えば、論理00、論理01、論理10、論理11)を蓄積するように動作可能であり得る。幾つかの例では、メモリセル205は、図1を参照して説明したメモリアレイ170等のアレイ内に配列され得る。
【0030】
メモリセル205は、コンデンサ内のプログラミング可能な状態を表す状態(例えば、分極状態又は誘電体電荷)を蓄積し得る。FeRAMアーキテクチャでは、メモリセル205は、プログラミング可能な状態を表す電荷及び/又は分極を蓄積するための強誘電体材料を含むコンデンサ240を含み得る。メモリセル205は、コンデンサ240等の論理ストレージコンポーネントと、スイッチングコンポーネント245とを含み得る。コンデンサ240は、強誘電体コンデンサの一例であり得る。コンデンサ240の第1のノードは、スイッチングコンポーネント245と結合され得、コンデンサ240の第2のノードは、プレート線220と結合され得る。スイッチングコンポーネント245は、2つのコンポーネント間の電子通信を選択的に確立又は確立解除するトランジスタ又は任意のその他のタイプのスイッチデバイスの一例であり得る。
【0031】
メモリダイ200は、グリッド状のパターン等のパターンで配列されたアクセス線(例えば、ワード線210、デジット線215、及びプレート線220)を含み得る。アクセス線は、メモリセル205と結合された導電線であり得、メモリセル205に対してアクセス動作を実施するために使用され得る。幾つかの例では、ワード線210は行線と称され得る。幾つかの例では、デジット線215は、列線又はビット線と称され得る。アクセス線、行線、列線、ワード線、デジット線、ビット線、若しくはプレート線、又はそれらの類似物への言及は、理解又は動作を失うことなく相互に交換可能である。メモリセル205は、ワード線210、デジット線215、及び/又はプレート線220の交点に位置付けられ得る。
【0032】
ワード線210、デジット線215、及び/又はプレート線220等のアクセス線を活性化又は選択することによって、メモリセル205に対して読み出し及び書き込み等の動作が実施され得る。ワード線210、デジット線215、及びプレート線220をバイアスする(例えば、ワード線210、デジット線215、又はプレート線220に電圧を印加する)ことによって、それらの交点で単一のメモリセル205がアクセスされ得る。ワード線210、デジット線215、又はプレート線220を活性化又は選択することは、個別の線に電圧を印加することを含み得る。
【0033】
メモリセル205にアクセスすることは、行デコーダ225、列デコーダ230、及びプレートドライバ235を通じて制御され得る。例えば、行デコーダ225は、ローカルメモリコントローラ265から行アドレスを受信し得、受信した行アドレスに基づいてワード線210を活性化し得る。列デコーダ230は、ローカルメモリコントローラ265から列アドレスを受信し、受信した列アドレスに基づいてデジット線215を活性化する。プレートドライバ235は、ローカルメモリコントローラ265からプレートアドレスを受信し得、受信したプレートアドレスに基づいてプレート線220を活性化する。
【0034】
メモリセル205を選択又は選択解除することは、スイッチングコンポーネント245を活性化又は非活性化することによって達成され得る。コンデンサ240は、スイッチングコンポーネント245を使用してデジット線215と電子通信し得る。例えば、スイッチングコンポーネント245が非活性化された場合にコンデンサ240はデジット線215から絶縁され得、スイッチングコンポーネント245が活性化された場合にコンデンサ240はデジット線215と結合され得る。
【0035】
センスコンポーネント250は、メモリセル205のコンデンサ240上に蓄積された状態(例えば、分極状態又は電荷)を判定し得、検出された状態に基づいてメモリセル205の論理状態を判定し得る。センスコンポーネント250は、メモリセル205の信号出力を増幅するための1つ以上のセンスアンプを含み得る。センスコンポーネント250は、デジット線215を介してメモリセル205から受信した信号をリファレンス255(例えば、リファレンス電圧)と比較し得る。メモリセル205の検出された論理状態は、センスコンポーネント250の出力として(例えば、入力/出力260に)提供され得、メモリダイ200を含むメモリデバイス110の別のコンポーネントに、検出された論理状態を指し示し得る。
【0036】
ローカルメモリコントローラ265は、様々なコンポーネント(例えば、行デコーダ225、列デコーダ230、プレートドライバ235、及びセンスコンポーネント250)を通じたメモリセル205の動作を制御し得る。ローカルメモリコントローラ265は、図1を参照して説明したローカルメモリコントローラ165の一例であり得る。幾つかの例では、行デコーダ225、列デコーダ230、プレートドライバ235、及びセンスコンポーネント250の内の1つ以上は、ローカルメモリコントローラ265と共同設置され得る。ローカルメモリコントローラ265は、1つ以上の異なるメモリコントローラ(例えば、ホストデバイス105と関連付けられた外部メモリコントローラ120、メモリダイ200と関連付けられた別のコントローラ)からコマンド又はデータの内の1つ以上を受信し、コマンド若しくはデータ(又はそれらの両方)をメモリダイ200により使用され得る情報に変換し、メモリダイ200に対して1つ以上の動作を実施し、1つ以上の動作を実施することに基づいてメモリダイ200からホストデバイス105にデータを通信するように動作可能であり得る。ローカルメモリコントローラ265は、対象のワード線210、対象のデジット線215、及び対象のプレート線220を活性化するための行信号及び列アドレス信号を生成し得る。ローカルメモリコントローラ265はまた、メモリダイ200の動作中に使用される様々な電圧又は電流を生成及び制御し得る。一般的に、本明細書で論じる印加電圧又は電流の振幅、形状、又は継続時間は変更され得、メモリダイ200の動作で論じる様々な動作に対して異なり得る。
【0037】
ローカルメモリコントローラ265は、メモリダイ200の1つ以上のメモリセル205に対して1つ以上のアクセス動作を実施するように動作可能であり得る。アクセス動作の例は、とりわけ、書き込み動作、読み出し動作、リフレッシュ動作、プリチャージ動作、又は活性化動作を含み得る。幾つかの例では、アクセス動作は、(例えば、ホストデバイス105からの)様々なアクセスコマンドに応答して、ローカルメモリコントローラ265によって実施され得、さもなければ調整され得る。ローカルメモリコントローラ265は、ここに列挙されていないその他のアクセス動作、又はメモリセル205にアクセスすることに直接関係しないメモリダイ200の動作に関連するその他の動作を実施するように動作可能であり得る。
【0038】
例えば、コントローラ(例えば、ローカルメモリコントローラ265)は、オンダイタイマーによって通知されたグループ順序に従って、内部電力供給源の異なるグループの電圧レベルを連続的に変更するように構成され得る。例えば、メモリデバイスがディープスリープモードにエントリする場合、コントローラは、内部電力供給源の第1のグループの個別の電圧レベルの個別の外部電力供給源電圧レベルへの変更を第1の時点で開始し得、内部電力供給源の第2のグループの個別の電圧レベルの個別の外部電力供給源電圧レベルへの変更を第2の時点で開始し得る等である。同様に、メモリデバイスがディープスリープモードをイクジットする場合、コントローラは、ディープスリープエントリグループ順序とは反対のグループ順序で、内部電圧供給源のグループを個別の外部電力供給源電圧レベルから個別の動作電圧レベルに変更し得る。
【0039】
図3A及び図3Bは、本明細書に開示するような様々な例に従ったヒステリシス曲線300-a及び300-bを有する強誘電体メモリセルの非線形電気特性の例を説明する。ヒステリシス曲線300-a及び300-bは、例示的な強誘電体メモリセルの書き込み及び読み出しプロセスを夫々説明する。ヒステリシス曲線300-a及び300-bは、電圧差Vの関数として、強誘電体コンデンサ(例えば、図2を参照して説明したコンデンサ240)に蓄積された電荷Qを描写する。
【0040】
強誘電体材料は、自発的電気分極により特徴付けられ、すなわち、それは、電界がない場合に非ゼロの電気分極を維持する。例示的な強誘電体材料は、チタン酸バリウム(BaTiO3)、チタン酸鉛(PbTiO3)、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、及びタンタル酸ストロンチウムビスマス(SBT)を含む。本明細書に説明する強誘電体コンデンサは、これらの又はその他の強誘電体材料を含み得る。強誘電体コンデンサ内の電気分極は、強誘電体材料の表面に正味電荷をもたらし、コンデンサ端子を通じて反対の電荷を引き付ける。したがって、強誘電体材料とコンデンサ端子との境界に電荷が蓄積される。比較的長時間、無期限にさえ、外部に印加された電界がない場合にも、電気分極は維持され得るので、電荷リークは、例えば、DRAMアレイに用いられるコンデンサと比較して顕著に減少し得る。このことは、リフレッシュ動作を実施する必要性を削減し得る。
【0041】
ヒステリシス曲線300-a及び300-bは、コンデンサの単一の端子の観点から理解され得る。例として、強誘電体材料が負の分極を有する場合、正の電荷が端子に蓄積される。同様に、強誘電体材料が正の分極を有する場合、負の電荷が端子に蓄積される。また、ヒステリシス曲線300-a及び300-b中の電圧は、コンデンサに渡る電圧差を表し、方向性がある。例えば、正の電圧は、当該端子(例えば、セルプレート)に正の電圧を印加し、第2の端子(例えば、セル底部)をグランド(又は約ゼロボルト(0V))に維持することによって実現され得る。負の電圧は、当該端子をグランドに維持し、第2の端子に正の電圧を印加することによって印加され得、すなわち、正の電圧は、当該端子を消極的に分極するように印加され得る。同様に、ヒステリシス曲線300-a及び300-bに示される電圧差を生成するために、2つの正の電圧、2つの負の電圧、又は正及び負の電圧の任意の組み合わせが適切なコンデンサ端子に印加され得る。
【0042】
ヒステリシス曲線300-aに描写するように、強誘電体材料は、ゼロの電圧差で正又は負の分極を維持し得、2つの可能な充電状態:電荷状態305及び電荷状態310をもたらす。図3A及び図3Bの例に従うと、電荷状態305は論理0を表し、電荷状態310は論理1を表す。幾つかの例では、メモリセルを動作させるための他のスキームに適応するために、個別の電荷状態の論理値は逆にされてもよい。
【0043】
論理0又は1は、強誘電体材料の電気分極、したがって、コンデンサ端子上の電荷を電圧の印加により制御することによって、メモリセルに書き込まれ得る。例えば、正味正の電圧315をコンデンサに渡って印加することは、電荷状態305-aに到達するまで電荷の蓄積をもたらす。電圧315を除去すると、電荷状態305-aは、ゼロ電圧にある電荷状態305に到達するまで経路320を辿る。同様に、電荷状態310は、正味負の電圧325を印加することによって書き込まれ、それは電荷状態310-aをもたらす。負の電圧325を除去した後、電荷状態310-aは、ゼロ電圧にある電荷状態310に到達するまで経路330を辿る。電荷状態305-a及び310-aは、残留分極(Pr)値、すなわち、外部のバイアス(例えば、電圧)を除去すると残留する分極(又は電荷)とも称され得る。抗電圧は、電荷(又は分極)がゼロである電圧である。
【0044】
強誘電体コンデンサの蓄積された状態を読み出す又はセンシングするために、コンデンサに渡って電圧が印加され得る。これに応じて、蓄積された電荷Qは変化し、該変化の程度は初期の電荷状態に依存し、すなわち、最終的な蓄積された電荷(Q)は、電荷状態305-b又は310-bの何れが初期に蓄積されたかに依存する。例えば、ヒステリシス曲線300-bは、2つの可能な蓄積された電荷状態305-b及び310-bを説明する。図2を参照して論じたようなコンデンサ240に渡って電圧335が印加され得る。他の場合、セルプレートに固定の電圧が印加され得、正の電圧として描写されているが、電圧335は負であってもよい。電圧335に応答して、電荷状態305-bは経路340を辿り得る。同様に、電荷状態310-bが初期に蓄積された場合、それは経路345を辿る。電荷状態305-c及び電荷状態310-cの最終位置は、具体的なセンシングスキーム及び回路を含む1つ以上の要因に依存する。
【0045】
幾つかの例では、最終的な電荷は、メモリセルに接続されたデジット線の固有の静電容量に依存し得る。例えば、コンデンサがデジット線に電気的に接続され、電圧335が印加された場合、デジット線の電圧は、その固有の静電容量に起因して上昇し得る。センスコンポーネントにおいて測定される電圧は、電圧335に等しくないことがあり、代わりに、デジット線の電圧に依存し得る。ヒステリシス曲線300-b上の最終的な電荷状態305-c及び310-cの位置は、したがって、デジット線の静電容量に依存し得、負荷線分析を通じて判定され得、すなわち、電荷状態305-c及び310-cは、デジット線の静電容量に関して定義され得る。結果として、コンデンサの電圧、電圧350又は電圧355は、異なり得、コンデンサの初期状態に依存し得る。
【0046】
デジット線電圧をリファレンス電圧と比較することによって、コンデンサの初期状態が判定され得る。デジット線電圧は、電圧335と、コンデンサに渡る最終電圧、電圧350又は電圧355との差、すなわち、電圧335と電圧350との差、又は電圧335と電圧355との差であり得る。蓄積された論理状態を判定するために、すなわち、デジット線電圧がリファレンス電圧よりも高いか、それとも低いかを判定するために、リファレンス電圧は、その大きさが2つの可能なデジット線電圧の2つの可能な電圧の間にあるように生成され得る。センスコンポーネントにより比較されると、センシングされたデジット線電圧は、リファレンス電圧よりも高い又は低いと判定され得、強誘電体メモリセルの蓄積された論理値(すなわち、論理0又は1)が判定され得る。幾つかの場合、センスコンポーネントは、コンデンサから読み出された電荷を統合し得、強誘電体メモリセルの蓄積された論理値を判定するために、統合した電荷レベルを出力し得る。
【0047】
幾つかの場合、強誘電体メモリセルは、読み出し動作後に初期の論理状態を維持し得る。例えば、電荷状態305-bが蓄積された場合、電荷状態は、読み出し動作中に電荷状態305-cまで経路340を辿り得、電圧335を除去した後、電荷状態は、反対方向に経路340を辿ることによって初期の電荷状態305-bに戻り得る。幾つかの例では、強誘電体メモリセルは、読み出し動作後にその初期の論理状態を喪失し得る。例えば、電荷状態310-bが蓄積された場合、電荷状態は、読み出し動作中に電荷状態305-cまで経路345を辿り得、電圧335を除去した後、電荷状態は、経路340を辿ることによって電荷状態305-bに緩和し得る。
【0048】
幾つかの例では、メモリセル(例えば、強誘電体コンデンサ)と関連付けられた論理状態を読み出す又は書き込むために使用される電圧は、メモリデバイス(例えば、メモリアレイ)と結合された1つ以上の外部電力供給源によって供給される1つ以上の電圧よりも高いことがある。例えば、電圧315、325、又は335等の内の1つ以上は、メモリデバイスと関連付けられた任意の外部電力供給源によって供給されるのに利用可能な何れの電圧よりも高いことがある。したがって、メモリデバイスは、強誘電体メモリデバイスで使用されるより高い電圧を提供するように構成され得る内部電力供給源(例えば、アナログ電力供給源)と関連付けられ得、又はそれを含み得る。
【0049】
内部電力供給源は、チャージポンピング又は(例えば、レギュレータを介した)電圧調整等によって、電圧、電流、又はそれらの組み合わせを提供し得る。幾つかの場合、内部電力供給源は、個別の電圧を生成するように構成され得、個別の電圧は、メモリデバイスの1つ以上のコンポーネントで一定量の電流(例えば、制御された電流)を生成し得る。例えば、1つ以上の電力供給源は、1つ以上のメモリセル(例えば、強誘電体コンデンサに対する読み出し又は書き込み動作)、1つ以上のセンスアンプ、センスアンプ制御論理回路、電圧レベルコンバータ、その他の周辺回路、又はそれらの任意の組み合わせのための個別の電圧を供給又は生成し得る。
【0050】
メモリデバイスは、メモリデバイスの動作のための電圧を供給するために1つ以上の内部電圧供給源が利用可能である動作モード又はアクティブモードで、メモリセルに対して論理状態を読み出し得、又は書き込み得る。例えば、読み出し機能、書き込み機能、又はその他のメモリデバイス機能を実施する以前に1つ以上の内部電圧供給源をパワーアップするための時間を短縮するために、1つ以上の内部電圧供給源は、動作モード中にパワーアップされ(例えば、動作電圧に保持され)得る。幾つかの場合、メモリデバイスは、例えば、電力を節約するため、又はデータ損失を防止するために、スタンバイモード又はスリープモード(例えば、ディープスリープモード)にエントリし得る。ディープスリープモードにエントリする場合、メモリデバイス(例えば、又はその1つ以上のコントローラ)は、内部電力供給源の個別の電圧レベルを個別のより低い電圧レベルに変更し得、ディープスリープモード中に内部電力供給源を個別のより低い電圧レベルに維持し得る。
【0051】
幾つかの場合、内部電力供給源の個別の電圧レベルが同時に又は幾つかの順序で変更された場合、電圧の変化は、幾つかの強誘電体メモリセルにおいてデータ損失を発生させ得、又はメモリデバイスの1つ以上のコンポーネントにおいてラッチアップを発生させ得る。ラッチアップは、ウェル構造体(例えば、P型ウェル及びN型ウェル)の組み合わせと基板との間等、回路の部分間に低インピーダンス経路が創出された場合に発生し得る。メモリデバイスの1つ以上のコンポーネントにおいてラッチアップが発生した場合、1つ以上のコンポーネントは、(例えば、一時的に)1つ以上のコンポーネントの機能を喪失させ得る寄生電流又は寄生電圧を経験し得、又は1つ以上のコンポーネントにおける機能の恒久的な喪失を発生させ得る。幾つかの場合、ラッチアップは順方向バイアスと関連付けられ得、この場合、コンポーネントは、コンポーネントの機能を途絶又は破壊し得る連続的な電流の流れを可能にし得る。幾つかの場合、メモリデバイス内の高電圧トランジスタ(例えば、P型金属酸化膜半導体(PMOS)トランジスタ)は、接合部を順方向バイアスする順序で個別のより低い電圧レベルに内部電圧供給源が変更された場合にラッチアップと関連付けられ得る。
【0052】
ディープスリープのエントリ又はイクジット中のメモリデバイスのコンポーネント内のラッチアップ又は順方向バイアスと関連付けられる起こり得る影響を軽減するために、メモリデバイスは、オンダイタイマーによって制御されたグループ順序に従って電圧レベルが連続的に変更され得る内部電力供給源のグループで構成され得る。例えば、メモリデバイスがディープスリープモードにエントリする場合、内部電力供給源の第1のグループの個別の電圧レベルは、第1の時点で個別のより低い電圧レベルに変更され得、内部電力供給源の第2のグループの個別の電圧レベルは、第2の時点で個別のより低い電圧レベルに変更され得る等である。メモリデバイスがディープスリープモードをイクジットする場合、内部電圧供給源のグループは、ディープスリープエントリグループ順序とは反対のグループ順序で、個別のより低い電圧レベルから個別の動作電圧レベルに変更され得る。
【0053】
グループに従って内部電力供給源を順序付けて変更することは、省電力をサポートし得、順方向バイアス又はラッチアップによる損傷の影響を低減又は防止し得、強誘電体セルのデータ損失を低減し(例えば、セルの安全性及び信頼性を向上させ)得、ディープスリープモードをイクジットする場合のピーク電流を低減し得る。
【0054】
図4は、本明細書に開示するような例に従った省電力モードのための電力供給源のグループ化をサポートするタイミング図400の一例を説明する。図3A及び図3Bを参照して説明したように、メモリデバイスの内部電力供給源は、ディープスリープモードにエントリする又はディープスリープモードをイクジットする場合の電圧変更動作(例えば、内部電力供給源のパワーダウン及びパワーアップ)のためにグループ化され得る。タイミング図400は、内部電力供給源の様々なグループに対してディープスリープモードにエントリする又はディープスリープモードをイクジットする場合の電圧変更動作の異なるタイミングの例を説明し得る。
【0055】
様々な態様に従えば、メモリデバイスの内部電力供給源は、メモリデバイスの回路内の電力供給源の関係性に従ってグループに分割され得る。回路の関係性に基づいて様々な電力供給源に対して制約が定義され得、電力供給源は、制約に従ってグループに割り当てられ得る。例えば、メモリデバイスは、電力供給源A、B、C、D、及びEを含み得、制約は、回路素子からB>A、C>B、D>A、及びE>Bとして決定され得る。したがって、電力供給源Aは第1のグループに割り当てられ得、電力供給源B及びDは第2のグループに割り当てられ得、電力供給源C及びEは第3のグループに割り当てられ得る。一般的に、電力供給源のグループは、同様の電圧範囲の供給源を含み得るが、幾つかの内部電力供給源は、異なる電圧範囲の他の電力供給源を有するグループに(例えば、制約に従って)割り当てられ得る。追加的又は代替的に、ラッチアップのリスクも評価され得、ラッチアップのリスクに従って電力供給源は同じ又は異なるグループに割り当てられ得る。例えば、電力供給源A及びBがB>Aの制約を有する場合、A及びBによって供給される回路素子に基づくラッチアップのリスクが低い場合には、それらは同じグループに割り当てられ得る一方、A又はBによって供給されるよりリスクの高い回路は、異なるグループ内に電力供給源A及びBを有するとの決定につながり得る。
【0056】
一例では、内部電力供給源の第1のグループの内部電力供給源は、内部電力供給源電圧405-a、405-b、405-c、405-d、及び405-eに夫々対応し得る。同様に、一例では、内部電力供給源の第2のグループの内部電力供給源は、内部電力供給源電圧410-a、410-b、410-c、410-d、410-e、及び410-fに夫々対応し得、内部電力供給源の第3のグループの内部電力供給源の内の1つ以上は、内部電力供給源電圧415-aに対応し得る。(例えば、内部電力供給源のグループ化に関係なく)内部電力供給源は、例えば、450により表されるようなデバイスの起動以降に、パワーアップシーケンスに従ってパワーアップされ得る。450において(例えば、デバイス起動時において)、外部電力供給源電圧420及び425によって夫々表される外部電力供給源等の1つ以上の外部電力供給源は、外部電力供給動作電圧レベルに到達し得る。その後、又は同時に、内部電力供給源は、(例えば、外部電力供給源電圧420又は425等の外部電力供給源の電圧レベルを上回る)それらの個別の電圧レベルを(例えば、チャージポンプ回路等を使用して)個別の動作電圧レベルまで増加させ始め得る。
【0057】
図4を参照して本明細書に説明する例は内部電力供給源の3つのグループを含むが、例は、内部電力供給源の任意の数のグループに適用し得る。内部電力供給源のグループの数は、調整又は構成可能であり得、動作条件又は電力要件等に基づき得る。
【0058】
メモリデバイスと関連付けられたホストデバイスは、メモリデバイスに1つ以上の外部電力供給源を提供又は結合し得る。ホストデバイスは、幾つかの場合、メモリデバイスがディープスリープモードにエントリする又はディープスリープモードをイクジットすることを指し示すコマンドをメモリデバイスへ送信し得る。例えば、455において、ホストデバイスは、メモリデバイスがディープスリープモードにエントリすることを指し示す第1のコマンドを送信し得る。第1のコマンドは、メモリデバイスがディープスリープモードにエントリしていることを内部電力供給源に指し示すラッチ信号430を(例えば、メモリデバイスにおいて)生成し得る。ラッチ信号430は、例えば、メモリデバイスのオンダイタイマーによって受信され得、オンダイタイマーは、内部電力供給源の個別のグループがディープスリープモードのためにパワーダウンすることを指し示すための1つ以上の信号をその後生成し得る。オンダイタイマーは、内部電力供給源の個別のグループに対するディープスリープモードのエントリ及び/又はイクジットの順序をプログラミングし得る。オンダイタイマーは、メモリデバイスの内部クロックに基づいて生成され得、例えば、ディープスリープモード中に動作を維持するために安定した電圧又は電力供給源と結合され得る。
【0059】
例えば、455以降、オンダイタイマーは、内部電力供給源の第1のグループがディープスリープモードのためにパワーダウンすることを指し示すフラグを表すように第1の信号435の状態を変更し得る。内部電力供給源の第1のグループの内部電力供給源は、それらの個別の電圧を個別の外部供給源電圧に変更することによってパワーダウンされ得る。例えば、内部電力供給源電圧405-a、405-b、及び405-cは、外部電力供給源電圧425に変更され得、内部電力供給源電圧405-eは、ゼロ電圧又は定常状態電圧に変更され得、それらは455以降に開始する。幾つかの場合、内部電力供給源電圧405は、1つ以上のブリーダー回路を介して変更され得、これについては、図6及び図7を参照して本明細書に更に説明される。幾つかの場合、電力供給源のグループの1つ以上の電圧(例えば、内部電力供給源電圧405-d)は変更されないことがあり、例えば、1つ以上のディープスリープモードの設定に基づいて安定した電圧に保持され得る。変更された内部電力供給源電圧405が個別の外部電力供給源電圧に一旦到達すると、内部電力供給源電圧405は外部電力供給源電圧にクランプされ(例えば、外部電力供給源電圧に維持され)得る。クランピング動作及び回路は、図6及び図7を参照して本明細書に更に説明される。
【0060】
460において、オンダイタイマーは、それらの個別の電圧を個別の外部供給源電圧に変更することによって内部電力供給源の第2のグループがディープスリープモードのためにパワーダウンされることを指し示すフラグを表すように第2の信号440の状態を変更し得る。例えば、内部電力供給源電圧410-a~410-eは外部電力供給源電圧420に変更され得、内部電力供給源電圧410-fは外部電力供給源電圧425に変更され得、それらは460以降に開始する。内部電力供給源の第1のグループと同様に、内部電力供給源電圧410は、1つ以上のブリーダー回路を介して変更され得、1つ以上のクランパー回路を介して個別の外部電力供給源電圧に維持され得る。
【0061】
465において、オンダイタイマーは、それらの個別の電圧を個別の外部供給源電圧に変更することによって内部電力供給源の第3のグループがディープスリープモードのためにパワーダウンされることを指し示すフラグを表すように第3の信号445の状態を変更し得る。例えば、内部電力供給源電圧415-aは、465以降に開始する外部電力供給源電圧420に変更され得る。パワーダウンプロシージャが470以前に完了し得、ディープスリープモードのためのエントリ時間が455と470との間の時間によって表され得るように、内部電力供給源電圧の各々は、470以前に個別の外部電力供給源電圧に到達し得る。内部電力供給源の第1及び第2のグループと同様に、内部電力供給源電圧415は、1つ以上のブリーダー回路を介して変更され得、1つ以上のクランパー回路を介して個別の外部電力供給源電圧に維持され得る。
【0062】
475において、ホストデバイスは、メモリデバイスがディープスリープモードをイクジットすることを指し示す第2のコマンドを送信し得る。第2のコマンドは、メモリデバイスがディープスリープモードをイクジットしていることをラッチ信号430が内部電力供給源に指し示し得るように、ラッチ信号430を(例えば、メモリデバイスにおいて)変化させ得る。ラッチ信号430は、例えば、メモリデバイスのオンダイタイマーによって受信され得、オンダイタイマーは、内部電力供給源の個別のグループがディープスリープモードのためにパワーアップすることを指し示すように1つ以上の信号をその後生成又は変更し得る。例えば、475以降、オンダイタイマーは、内部電力供給源の第3のグループがディープスリープモードをイクジットするためにパワーアップすることを指し示すフラグを表すように第3の信号445を変化させ得る。内部電力供給源の第3のグループの内部電力供給源は、それらの個別の電圧を個別の外部供給源電圧から内部電力供給源の個別の動作電圧に変更することによってパワーダウンされ得る。例えば、内部電力供給源電圧415-aは、475以降に開始する外部電力供給源電圧420から変更(例えば、上昇)され得る。
【0063】
480において、オンダイタイマーは、内部電力供給源の第2のグループがディープスリープモードをイクジットするためにパワーアップすることを指し示すフラグを表すように第2の信号440を変化させ得る。内部電力供給源の第2のグループの内部電力供給源は、それらの個別の電圧を個別の外部供給源電圧から内部電力供給源の個別の動作電圧に変更することによってパワーダウンされ得る。例えば、内部電力供給源電圧410-a~410-dは、外部電力供給源電圧420から変更(例えば、上昇)され得、内部電力供給源電圧410-fは、外部電力供給源電圧425から変更(例えば、上昇)され得、それらは480以降に開始する。
【0064】
485において、オンダイタイマーは、内部電力供給源の第1のグループがディープスリープモードをイクジットするためにパワーアップすることを指し示すフラグを表すように第1の信号435を変化させ得る。例えば、内部電力供給源電圧405-a、405-b、及び405-cは、外部電力供給源電圧425から変更(例えば、上昇)され得、内部電力供給源電圧405-eは、ゼロ電圧又は定常状態電圧から変更(例えば、低下)され得、それらは485以降に開始する。内部電力供給源電圧の各々は、490以前にパワーアッププロシージャが完了され得、ディープスリープモードのためのイクジット時間が475と490との間の時間によって表されるように、490以前に個別の動作電圧に到達し得る。幾つかの場合、(例えば、各内部電力供給源が動作電圧レベルに到達した後)490に開始して、メモリデバイスは、(例えば、ディープスリープモードから)アウェイクモードにおいて動作を再開し得る。
【0065】
幾つかの場合、内部電力供給源のグループがディープスリープモードをイクジットするためのシーケンスは、内部電力供給源のグループがディープスリープモードにエントリするためのシーケンスの反対であり得る。幾つかの場合、(例えば、ディープスリープのエントリ又はイクジットのために)内部電力供給源の連続するグループに対する電圧を変更する間隔は、内部電力供給源の別のグループの個別の電圧の変更を開始する前に、内部電力供給源の1つのグループの個別の電圧の変更をサポートし得る。
【0066】
図4に説明し、本明細書に説明するように、同じグループ内の幾つかの内部電力供給源は、異なる外部電圧レベル(例えば、異なる外部電力供給源)に変更及びクランプされ得る。内部電力供給源がクランプされる外部電圧レベルは、要因の中でもとりわけ、内部電力供給源の動作電圧レベル、内部電力供給源電圧レベルが個別の外部電力供給源電圧レベルにどれだけ近いか、個別の外部電力供給源電圧レベルに内部電力供給源をクランプするための安全係数、又はそれらの組み合わせに基づき得る。
【0067】
図5は、本明細書に開示するような例に従った省電力モードのための電力供給源のグループ化をサポートするタイミング図500の一例を説明する。図3及び図4を参照して説明したように、メモリデバイスの内部電力供給源は、ディープスリープモードにエントリする又はディープスリープモードをイクジットする場合の電圧変更動作(例えば、内部電力供給源のパワーダウン及びパワーアップ)のためにグループ化され得る。タイミング図500は、内部電力供給源の様々なグループに対してディープスリープモードにエントリする又はディープスリープモードをイクジットする場合の電圧変更動作の異なるタイミングの例を説明し得る。幾つかの場合、内部電力供給源の異なるグループは、例えば、ディープスリープモードの継続時間に基づいてディープスリープモードにエントリしてもしなくてもよい(例えば、外部電力供給源電圧レベルに変更されてもされなくてもよい)。
【0068】
一例では、メモリデバイスの内部電力供給源は、例えば、図4を参照して説明したように、3つのグループに分割され得る。図5を参照して本明細書に説明した例は、内部電力供給源の3つのグループを説明しているが、例は、内部電力供給源の任意の数のグループに等しく適用し得る。内部電力供給源のグループの数は、調整又は構成可能であり得、動作条件又は電力要件等に基づき得る。
【0069】
図4を参照して説明したように、ホストデバイスは、幾つかの場合、メモリデバイスがディープスリープモードにエントリする又はディープスリープモードをイクジットすることを指し示すコマンドをメモリデバイスへ送信し得る。例えば、525以前に、ホストデバイスは、メモリデバイスがディープスリープモードにエントリすることを指し示す第1のコマンドを送信し得る。第1のコマンドは、内部電力供給源がディープスリープモードにエントリすることを指し示し得るラッチ信号505を(例えば、メモリデバイスにおいて)生成し得る。ラッチ信号505は、例えば、メモリデバイスのオンダイタイマーによって受信され得、オンダイタイマーは、内部電力供給源の個別のグループがディープスリープモードのためにパワーダウンすることを指し示すための1つ以上の信号をその後生成し得る。ホストデバイスはまた、メモリデバイスがディープスリープモードをイクジットすることを指し示す第2のコマンドを送信し得、幾つかの場合、ラッチ信号は、(例えば、オンダイタイマーがディープスリープモードをイクジットすることを指し示すために)第2のコマンドに基づいて終了し得、又は変化し得る。オンダイタイマーは、内部電力供給源の個別のグループに対するディープスリープモードのエントリ及び/又はイクジットのための順序をプログラミングし得る。
【0070】
例えば、オンダイタイマーは、内部電力供給源の第1のグループがディープスリープモードのためにパワーダウンすることを(例えば、第1の状態から第2の状態への変化において)指し示すフラグを表し得る第1の信号510、内部電力供給源の第2のグループがディープスリープモードのためにパワーダウンすることを(例えば、第1の状態から第2の状態への変化において)指し示すフラグを表し得る第2の信号515、内部電力供給源の第3のグループがディープスリープモードのためにパワーダウンすることを(例えば、第1の状態から第2の状態への変化において)指し示すフラグを表し得る第3の信号520を生成し得る。幾つかの場合、オンダイタイマーによって生成される1つ以上の信号は、ディープスリープモードと関連付けられたラッチ信号505の継続時間に基づき得る。例えば、オンダイタイマーが第2の信号515及び/又は第3の信号520を生成する前に、(例えば、ディープスリープモードからのイクジットを指し示すために)ラッチ信号505が変化又は終了する場合、ディープスリープモードは、内部電力供給源の第2及び/又は第3のグループをパワーダウンせずに終了し得る。このようにして、(例えば、第2及び/又は第3のグループと関連付けられた)より高い電圧の電力供給源は、より短いディープスリープモード中にパワーダウンされないことがあり、それは、電力を節約し得、電圧障害を低減し得る。
【0071】
第1の例では、525において、オンダイタイマーは、ラッチ信号505-aを受信し得、525以降、ラッチ信号505-aに基づいて内部電力供給源の第1のグループがディープスリープモードにエントリすることを指し示す状態に第1の信号510-aを変更し得る。第1の信号510-aに応答して、内部電力供給源の第1のグループの個別の電圧レベルは、個別の外部電力供給源電圧レベルに変更され得る。530において、ラッチ信号505-aに基づいて、オンダイタイマーは、内部電力供給源の第2のグループがディープスリープモードにエントリすることを指し示す状態に第2の信号515-aを変更し得る。第2の信号515-aに応答して、内部電力供給源の第2のグループの個別の電圧レベルは、個別の外部電力供給源電圧レベルに変更され得る。535において、ラッチ信号505-aに基づいて、オンダイタイマーは、内部電力供給源の第3のグループがディープスリープモードにエントリすることを指し示す状態に第3の信号520-aを変更し得る。第3の信号520-aに応答して、内部電力供給源の第3のグループの個別の電圧レベルは、個別の外部電力供給源電圧レベルに変更され得る。
【0072】
540以前に、ホストデバイスは、メモリデバイスがディープスリープモードをイクジットすることを指し示す第2のコマンドをメモリデバイスへ送信し得る。540において、ラッチ信号505-aは、状態を変化させ得、メモリデバイスがディープスリープモードをイクジットすることを指し示す。540以降に、ラッチ信号505-aに基づいて、オンダイタイマーは、内部電力供給源の第3のグループがディープスリープモードをイクジットすることを指し示す状態に第3の信号520-aを変更し得る。第3の信号520-aの変化に応答して、内部電力供給源の第3のグループの個別の電圧レベルは、個別の外部電力供給源電圧レベルから個別の動作電圧レベルに変更され得る。
【0073】
545において、ラッチ信号505-aに基づいて、オンダイタイマーは、内部電力供給源の第2のグループがディープスリープモードをイクジットすることを指し示す状態に第2の信号515-aを変更し得る。第2の信号515-aの変化に応答して、内部電力供給源の第2のグループの個別の電圧レベルは、個別の外部電力供給源電圧レベルから個別の動作電圧レベルに変更され得る。550において、ラッチ信号505-aに基づいて、オンダイタイマーは、内部電力供給源の第1のグループがディープスリープモードをイクジットすることを指し示す状態に第1の信号510-aを変更し得る。第1の信号510-aの変化に応答して、内部電力供給源の第2のグループの個別の電圧レベルは、個別の外部電力供給源電圧レベルから個別の動作電圧レベルに変更され得る。
【0074】
第2の例では、525において、オンダイタイマーは、ラッチ信号505-bを受信し得、525以降に、ラッチ信号505-bに基づいて内部電力供給源の第1のグループがディープスリープモードにエントリすることを指し示す状態に第1の信号510-bを変更し得る。第1の信号510-bに応答して、内部電力供給源の第1のグループの個別の電圧レベルは、個別の外部電力供給源電圧レベルに変更され得る。530において、ラッチ信号505-bに基づいて、オンダイタイマーは、内部電力供給源の第2のグループがディープスリープモードにエントリすることを指し示す状態に第2の信号515-bを変更し得る。第2の信号515-bに応答して、内部電力供給源の第2のグループの個別の電圧レベルは、個別の外部電力供給源電圧レベルに変更され得る。555以前に、ホストデバイスは、メモリデバイスがディープスリープモードをイクジットすることを指し示す第2のコマンドをメモリデバイスへ送信し得る。例えば、ホストデバイスは、オンダイタイマーが第3の信号520-bを変更することを控え得るように、内部電力供給源の第3のグループがディープスリープモードにエントリする前に第2のコマンドを送信し得る。
【0075】
555において、ラッチ信号505-bは状態を変化させ得、メモリデバイスがディープスリープモードをイクジットすることを指し示す。555以降、ラッチ信号505-bに基づいて、オンダイタイマーは、内部電力供給源の第2のグループがディープスリープモードをイクジットすることを指し示す状態に第2の信号515-bを変更し得る。第2の信号515-bの変化に応答して、内部電力供給源の第2のグループの個別の電圧レベルは、個別の外部電力供給源電圧レベルから個別の動作電圧レベルに変更され得る。560において、ラッチ信号505-bに基づいて、オンダイタイマーは、内部電力供給源の第1のグループがディープスリープモードをイクジットすることを指し示す状態に第1の信号510-bを変更し得る。第1の信号510-bの変化に応答して、内部電力供給源の第2のグループの個別の電圧レベルは、個別の外部電力供給源電圧レベルから個別の動作電圧レベルに変更され得る。
【0076】
第3の例では、525において、オンダイタイマーは、ラッチ信号505-cを受信し得、525以降に、ラッチ信号505-cに基づいて内部電力供給源の第1のグループがディープスリープモードにエントリすることを指し示す状態に第1の信号510-cを変更し得る。第1の信号510-cに応答して、内部電力供給源の第1のグループの個別の電圧レベルは、個別の外部電力供給源電圧レベルに変更され得る。565以前に、ホストデバイスは、メモリデバイスがディープスリープモードをイクジットすることを指し示す第2のコマンドをメモリデバイスへ送信し得る。例えば、ホストデバイスは、オンダイタイマーが第2の信号515-c及び第3信号520-cを変更することを控え得るように、内部電力供給源の第2のグループ又は第3のグループの何れかがディープスリープモードにエントリする前に第2のコマンドを送信し得る。
【0077】
565において、ラッチ信号505-cは状態を変化させ得、メモリデバイスがディープスリープモードをイクジットすることを指し示す。565以降に、ラッチ信号505-cに基づいて、オンダイタイマーは、内部電力供給源の第1のグループがディープスリープモードをイクジットすることを指し示す状態に第1の信号510-cを変更し得る。第1の信号510-cの変化に応答して、内部電力供給源の第2のグループの個別の電圧レベルは、個別の外部電力供給源電圧レベルから個別の動作電圧レベルに変更され得る。
【0078】
図6は、本明細書に開示するような例に従った省電力モードのための電力供給源のグループ化をサポートする電圧変更構成600の一例を説明する。図3図5を参照して説明したように、メモリデバイスの内部電力供給源は、ディープスリープモードにエントリする又はディープスリープモードをイクジットする場合の電圧変更動作(例えば、内部電力供給源のパワーダウン及びパワーアップ)のためにグループ化され得る。電圧変更構成600は、内部電力供給源電圧645を個別の外部電力供給源電圧650に変更(例えば、ブリーディング)及び維持(例えば、クランプ)するための回路及び関連する動作タイミングを説明し得る。内部電力供給源電圧645及び外部電力供給源電圧650は、メモリデバイスの内部電力供給源615(例えば、電圧ポンプ及び/又はオシレータ)並びにメモリデバイスの外部電力供給源に夫々対応し得る。
【0079】
電圧変更構成600は、内部電力供給源電圧645を動作電圧655から外部電力供給源電圧650に変更するためのブリーダー回路605と、内部電力供給源電圧645を外部電力供給源電圧に維持するためのクランパー回路610とを含み得る。本明細書に説明するように、685において、メモリデバイスのオンダイタイマーは、内部電力供給源がディープスリープモードにエントリすることを指し示す状態に信号660を変更し得る。信号660は、内部電力供給源電圧645を変更するための回路と関連付けられたラッチ630をリセットし得る。信号660に応答して、内部電力供給源信号665は、例えば、内部電力供給源615のポンプがオフになることを指し示す“オフ”状態に切り替わり得る。同様に、信号660に応答して、ブリーダー信号670は変更され得、リーク電流及びブリーダー回路605の電流を介して内部電源電圧645を外部電源電圧650に変更するために、ブリーダー回路605を活性化し得る。例えば、ブリーダー回路の1つ以上のスイッチングコンポーネント640は、ブリーダー信号670に応答して係合され得る。
【0080】
幾つかの場合、ブリーダー回路605は、内部電力供給源615及びに内部電力供給源電圧645に接続されたその他の信号トレース又はコンポーネントからの電力をブリードすることによって内部電力供給源電圧645の変更をサポートし得る1つ以上の抵抗器635又は1つ以上の電流源を含み得る。幾つかの場合、ブリーダー回路605の電流及び関連する電力消費は、ブリーダー回路605が外部電力供給源電圧650に影響を及ぼさなくてもよいように、外部電力供給源電圧650の電流及び関連する電力消費よりも少なくてもよい。例えば、ブリーダー回路605の電流は、外部電力供給源電圧650に接続された他のコンポーネントによって消費されるよりも実質的に少ない電荷を注入し得る。
【0081】
信号660に応答して、コンパレータ信号680は、内部電力供給源電圧645と外部電力供給源電圧650と(例えば、又は外部電力供給源電圧650からの閾値と)を比較するために、内部電力供給源615と関連付けられたコンパレータ625が活性化されることを指し示す状態に変更され得る。内部電力供給源電圧645が例えば、690において、外部電力供給源電圧650からの閾値(例えば、ディープスリープモード電圧に対する定義された閾値)内の電圧に到達した場合、コンパレータ625は、ブリーダー回路605を非活性化し得(例えば、1つ以上のスイッチングコンポーネント640を非活性化し得るブリーダー信号670を非活性化し得)、クランパー回路610を活性化し得る(例えば、クランパー信号675を活性化又は生成し得る)。ブリーダー回路605を非活性化し、クランパー回路610を活性化した後、コンパレータ625は、(例えば、コンパレータ信号680が非活性化されることに基づいて)非活性化し得る。
【0082】
クランパー回路610は、内部電力供給源電圧645を外部電力供給源電圧650にクランプ又は維持するするために、内部電力供給源電圧645の1つ以上のインスタンスを外部電力供給源電圧650でクランプするように構成され得る。例えば、クランパー回路610は、内部電力供給源電圧645を外部電力供給源電圧650と結合するためにクランプ信号675の状態を変化させることによって有効にされ得る1つ以上のトランジスタ(例えば、PMOS又はN型金属酸化膜半導体(NMOS)トランジスタ)を含み得る。
【0083】
695以前に、オンダイタイマーは、内部電力供給源615がディープスリープモードをイクジットすることを指し示す状態に信号660を変更し得る。信号660に応答して、内部電力供給源信号665は、例えば、内部電力供給源615のポンプがオンに戻ることを指し示す“オン”信号に切り替わり得る。同様に、信号660に応答して、クランプ信号675はオフに切り替わり得、それは、内部電力供給源電圧645が動作電圧655に戻り得、内部電力供給源615がディープスリープモードをイクジットし得るようにクランパー回路610をパワーダウンし得る。
【0084】
図7は、本明細書に開示するような例に従った省電力モードのための電力供給源のグループ化をサポートする回路図700の一例を説明する。図3図6を参照して説明したように、メモリデバイスの内部電力供給源は、ディープスリープモードにエントリする又はディープスリープモードをイクジットする場合の電圧変更動作(例えば、内部電力供給源のパワーダウン及びパワーアップ)のためにグループ化され得る。回路図700は、例えば、図6を参照して説明したように、電圧変更(例えば、ブリーディング)及び維持(例えば、クランプ)動作の一例を説明し得る。
【0085】
一例では、内部電力供給源の第1のグループ702-aの内部電力供給源は、内部電力供給源ノード705-a、705-b、及び705-cに夫々対応し得る。同様に、一例では、内部電力供給源の第2のグループ702-bの内部電力供給源は、内部電力供給源ノード710-a、710-b、及び710-cに夫々対応し得、内部電力供給源の第3のグループ702-cの内部電力供給源の内の1つ以上は、内部電力供給源ノード715-a及び715-bに対応し得る。幾つかの場合、本明細書に説明する電圧の内の1つ以上(例えば、ノードにおける電圧)は、説明のために、回路図700内の同じノードを共有する内部電力供給源の同じグループの複数の電圧を表し得る。図7を参照して本明細書に説明する例は、内部電力供給源の3つのグループを含むが、例は、内部電力供給源の任意の数のグループに適用し得る。
【0086】
本明細書に説明する電圧は、個別のブリーダー回路740、クランピング回路745、又はそれらの組み合わせと結合され得る。幾つかの場合、個別のブリーダー回路740及び/又はクランピング回路745は、例えば、内部電力供給源の電圧を外部電力供給源の電圧(例えば、外部電力供給源電圧725、730、及び/又は735)と比較するために、個別のコンパレータ750と結合され得る。ブリーダー回路740及びコンパレータ750は、例えば、図6を参照して説明したように機能し得る。
【0087】
内部電力供給源の第1のグループ702-a(例えば、及び対応する内部電力供給源ノード705)は、第1の信号755に基づいて個別の外部電圧に変更され得、これは、例えば、1つ以上のトランジスタ及び対応するブリーダー回路740を活性化し得る。例えば、内部電力供給源ノード705-a上の電圧は、外部電力供給源電圧725に変更され得、内部電力供給源ノード705-b上の電圧は、外部電力供給源電圧730に変更され(例えば、ブリーダー回路740を介して結合され)得、内部電力供給源ノード705-c上の電圧は、外部電力供給源電圧735に変更され得る。同様に、内部電力供給源の第2のグループ702-b(例えば、及び対応する内部電力供給源ノード710における電圧)は、(例えば、オンダイタイマーによって生成され得る)第2の信号760に基づいて個別の外部電圧に変更され得、それは、例えば、対応するブリーダー回路740及びコンパレータ750を活性化し得る。内部電力供給源ノード710-a、710-b、及び710-cにおける個別の電圧は、例えば、個別のブリーダー回路740及びクランパー回路745を使用して、外部電力供給源電圧725に変更され得る。(例えば、内部供給電力源の第2のグループ702-bの変更に対応する論理状態に遷移する)信号760の活性化は、例えば、ブリーダー回路740-d、740-e、及び740-fを有効にし得、コンパレータ750-a、750-b、及び750-cを有効にし得る。ブリーダー回路740-d、740-e、及び740-fは、個別の内部電力供給源ノード710における電圧が外部電力供給源ノード710の閾値内にあると個別のコンパレータ750-a、750-b、又は750-cが判定するまで有効にされ得る。個別の内部電力供給源ノード710における電圧が外部電力供給源電圧725(例えば、又は幾つかの場合、異なる外部電力供給源電圧)の閾値内にある場合、個別の内部電力供給源ノード710は、クランプ745-a、745-b、及び745-cを夫々使用してクランプされ(例えば、維持され)得る(例えば、及びブリーダー回路740は無効にされ得る)。
【0088】
幾つかの例では、グループの内部電力供給源の内の少なくとも1つが個別の外部電力供給源電圧にクランプされた場合、内部電力供給源のグループ702によって完了信号770が生成され得る。例えば、完了信号770は、内部電力供給源の第2グループ702-cの内部電力供給源の内の少なくとも1つが変更され、クランプされた場合に生成され得る。或いは、完了信号770は、内部電力供給源の第2のグループ702-cの内部電力供給源の内の少なくとも1つが(例えば、ANDゲートを使用して)変更され、クランプされた場合に生成され得る。そうした場合、内部電力供給源の第3のグループ702-c(例えば、及び対応する内部電力供給源電圧715)は、(例えば、オンダイタイマーによって生成され得る)第3の信号765及び完了信号770(例えば、第3の信号及び完了信号770のAND演算)から生成された第4の信号775に基づいて個別の外部電圧に変更され得る。(例えば、内部電力供給源の第3のグループ702-cの変更に対応する論理状態に遷移する)信号775の活性化は、例えば、ブリーダー回路740-g及び740-hを有効にし得、コンパレータ750-d及び750-eを有効にし得る。
【0089】
ブリーダー回路740-g及び740-hは、個別の内部電力供給源ノード715における電圧が外部電力供給源電圧725の閾値内にあると個別のコンパレータ750-d又は750-eが判定するまで有効にされ得る。個別の内部電力供給源ノード715における電圧が外部電力供給源電圧725の(例えば、又は幾つかの場合、異なる外部電力供給源電圧の)閾値内にある場合、個別の内部電力供給源ノード715は、クランプ745-d及び745-eを使用してクランプされ(例えば、維持され)得る(例えば、及びブリーダー回路740は無効にされ得る)。図7は、クランピング回路745を有効にするために使用されるものと同じコンパレータ750を使用して生成される完了信号770を説明するが、幾つかの場合、別個の閾値を有する別個のコンパレータが使用され得る。例えば、幾つかの場合、次のグループ(例えば、第3のグループ)に対するブリーダー回路が、内部電力供給源の第2のグループ702-bの内部電力供給源の内の1つ以上のクランプの以前に有効にされることを可能にし得るように、完了信号770は、クランピング回路745よりも高い閾値を使用し得る。
【0090】
内部電力供給源の第1のグループ702-aは、ブリーダー回路740を使用し、(例えば、より明確なブリーディング時間をもたらすより低い電圧に起因して)クランピング回路745又はコンパレータ750なしに説明されているが、内部電力供給源の第1のグループ702-aの1つ以上の内部電力供給源は、クランピング回路745又はコンパレータ750を含み得る。また、(例えば、コンパレータ750を使用して)内部電力供給源の第1のグループ702-a及び内部電力供給源の第2のグループ702-bから完了信号が生成され得る。
【0091】
図8は、本明細書に開示するような例に従った省電力モードのための電力供給源のグループ化をサポートするメモリデバイス805のブロック図800を示す。メモリデバイス805は、図1図7を参照して説明したようなメモリデバイスの態様の一例であり得る。メモリデバイス805は、スリープコマンドコンポーネント810、電圧変更コンポーネント815、内部電圧維持コンポーネント820、電圧復元コンポーネント825、及び外部電圧維持コンポーネント830を含み得る。これらのモジュールの各々は、(例えば、1つ以上のバスを介して)相互に直接的又は間接的に通信し得る。
【0092】
スリープコマンドコンポーネント810は、メモリデバイスがスリープモードにエントリすることを指し示すコマンドをメモリデバイスにおいて第1の時点で受信し得、メモリデバイスは、個別の電圧レベルのセットと関連付けられた内部電力供給源のセットを含む。幾つかの例では、スリープコマンドコンポーネント810は、メモリデバイスがスリープモードをイクジットすることを指し示す第2のコマンドをメモリデバイスにおいて第3の時点、第4の時点、又は第5の時点で受信し得る。
【0093】
電圧変更コンポーネント815は、コマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第1のサブセットに対する個別の電圧レベルを第2の時点で変更し得、内部電力供給源のセットの第1のサブセットの少なくとも1つの内部電力供給源は、外部電力供給源電圧レベルとは異なる第1の電圧レベルと関連付けられる。幾つかの例では、電圧変更コンポーネント815は、コマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第2のサブセットに対する個別の電圧レベルを第3の時点で変更し得る。幾つかの例では、電圧変更コンポーネント815は、コマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第3のサブセットに対する個別の電圧レベルを第4の時点で変更し得る。
【0094】
幾つかの場合、内部電力供給源のセットの第1のサブセットは、順方向電圧バイアスに対する第1の閾値、電力供給動作に対する第1の電圧レベル閾値、又はそれらの組み合わせと関連付けられる。幾つかの場合、内部電力供給源のセットの第2のサブセットは、順方向電圧バイアスに対する第2の閾値、電力供給動作に対する第2の電圧レベル閾値、又はそれらの組み合わせと関連付けられる。
【0095】
幾つかの例では、電圧変更コンポーネント815は、内部電力供給源のセットの第1のサブセットの個別の電圧レベルを個別の第1の動作電圧レベルから、個別の第1の外部電力供給源電圧レベルからの個別の閾値電圧レベルに変更するために、個別のブリーダー回路を活性化し得る。幾つかの例では、電圧変更コンポーネント815は、個別のブリーダー回路と結合された個別のコンパレータを介して、内部電力供給源のセットの第1のサブセットの個別の電圧レベルを個別の第1の外部電力供給源電圧レベルと比較し得る。幾つかの例では、電圧変更コンポーネント815は、内部電力供給源のセットの第1のサブセットの個別の電圧レベルを個別の第1の外部電力供給源電圧レベルと比較することに基づいて、個別のブリーダー回路を非活性化し得る。幾つかの場合、内部電力供給源のセットの第1のサブセットの各個別の第1の電圧レベルは、各個別の第1の外部電力供給源電圧レベルよりも高い。
【0096】
内部電圧維持コンポーネント820は、コマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第2のサブセットに対する個別の電圧レベルを第2の時点で維持し得、内部電力供給源のセットの第2のサブセットの少なくとも1つの内部電力供給源は、外部電力供給源電圧レベルとは異なる第2の電圧レベルと関連付けられる。幾つかの例では、内部電圧維持コンポーネント820は、コマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第3のサブセットに対する個別の電圧レベルを第2の時点及び第3の時点で維持し得、内部電力供給源のセットの第3のサブセットの少なくとも1つの内部電力供給源は、外部電力供給源電圧レベルとは異なる第3の電圧レベルと関連付けられる。
【0097】
幾つかの例では、内部電圧維持コンポーネント820は、内部電力供給源のセットの第1のサブセットの個別の内部電力供給源の個別の電圧レベルが個別の第1の外部電力供給源電圧レベルからの個別の閾値電圧レベルに到達するに少なくとも部分的に基づいて、個別のクランパー回路を活性化し得る。
【0098】
電圧復元コンポーネント825は、第2のコマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第1のサブセットに対する個別の電圧レベルを第4の時点で変更し得、該変更することは、内部電力供給源のセットの第1のサブセットの少なくとも1つの内部電力供給源を第1の電圧レベルに復元することを含む。幾つかの例では、電圧復元コンポーネント825は、第2のコマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第2のサブセットに対する個別の電圧レベルを第5の時点で変更し得、該変更することは、内部電力供給源のセットの第2のサブセットの少なくとも1つの内部電力供給源を第2の電圧レベルに復元することを含む。
【0099】
幾つかの例では、電圧復元コンポーネント825は、第2のコマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第1のサブセットに対する個別の電圧レベルを第6の時点で変更し得、該変更することは、内部電力供給源のセットの第1のサブセットの少なくとも1つの内部電力供給源を第1の電圧レベルに復元することを含む。幾つかの例では、電圧復元コンポーネント825は、第2のコマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第3のサブセットに対する個別の電圧レベルを第6の時点で変更し得、該変更することは、内部電力供給源のセットの第3のサブセットの少なくとも1つの内部電力供給源を第3の電圧レベルに復元することを含む。
【0100】
幾つかの例では、電圧復元コンポーネント825は、第2のコマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第2のサブセットに対する個別の電圧レベルを第7の時点で変更し得、該変更することは、内部電力供給源のセットの第2のサブセットの少なくとも1つの内部電力供給源を第2の電圧レベルに復元することを含む。幾つかの例では、電圧復元コンポーネント825は、第2のコマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第1のサブセットに対する個別の電圧レベルを第8の時点で変更し得、該変更することは、内部電力供給源のセットの第1のサブセットの少なくとも1つの内部電力供給源を第1の電圧レベルに復元することを含む。
【0101】
外部電圧維持コンポーネント830は、第2のコマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第1のサブセットに対する個別の電圧レベルを第5の時点で維持し得る。幾つかの例では、外部電圧維持コンポーネント830は、第2のコマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第2のサブセット及び第1のサブセットに対する個別の電圧レベルを第6の時点で維持し得る。幾つかの例では、外部電圧維持コンポーネント830は、第2のコマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第1のサブセットに対する個別の電圧レベルを第7の時点で維持し得る。
【0102】
幾つかの例では、外部電圧維持コンポーネント830は、内部電力供給源のセットの第1のサブセットの個別の電圧レベルを個別の第1の外部電力供給源電圧レベルと比較することに基づいて、内部電力供給源のセットの第1のサブセットの個別の電圧レベルを個別の第1の外部電力供給源電圧レベルからの個別の閾値電圧レベルに維持するために個別のコンパレータと結合された個別のクランパー回路を活性化し得る。
【0103】
図9は、本開示の態様に従った省電力モードのための電力供給源のグループ化をサポートする1つ以上の方法900を説明するフローチャートを示す。方法900の動作は、本明細書に説明するようなメモリデバイス又はそのコンポーネントによって実装され得る。例えば、方法900の動作は、図8を参照して説明したようなメモリデバイスによって実施され得る。幾つかの例では、メモリデバイスは、説明する機能を実施するためにメモリデバイスの機能的要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加的又は代替的に、メモリデバイスは、専用ハードウェアを使用して、説明する機能の態様を実施し得る。
【0104】
905において、メモリデバイスは、メモリデバイスがスリープモードにエントリすることを指し示すコマンドをメモリデバイスにおいて第1の時点で受信し得、メモリデバイスは、個別の電圧レベルのセットと関連付けられた内部電力供給源のセットを含む。905の動作は、本明細書に説明する方法に従って実施され得る。幾つかの例では、905の動作の態様は、図8を参照して説明したようなスリープコマンドコンポーネントによって実施され得る。
【0105】
910において、メモリデバイスは、コマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第1のサブセットに対する個別の電圧レベルを第2の時点で変更し得、内部電力供給源のセットの第1のサブセットの少なくとも1つの内部電力供給源は、外部電力供給源電圧レベルとは異なる第1の電圧レベルと関連付けられる。910の動作は、本明細書に説明する方法に従って実施され得る。幾つかの例では、910の動作の態様は、図8を参照して説明したような電圧変更コンポーネントによって実施され得る。
【0106】
915において、メモリデバイスは、コマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第2のサブセットに対する個別の電圧レベルを第2の時点で維持し得、内部電力供給源のセットの第2のサブセットの少なくとも1つの内部電力供給源は、外部電力供給源電圧レベルとは異なる第2の電圧レベルと関連付けられる。915の動作は、本明細書に説明する方法に従って実施され得る。幾つかの例では、915の動作の態様は、図8を参照して説明したような内部電圧維持コンポーネントによって実施され得る。
【0107】
幾つかの例では、本明細書に説明するような装置は、方法900等の1つ以上の方法を実施し得る。装置は、メモリデバイスがスリープモードにエントリすることを指し示すコマンドをメモリデバイスにおいて第1の時点で受信することであって、メモリデバイスは、個別の電圧レベルのセットと関連付けられた内部電力供給源のセットを含むことと、コマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第1のサブセットに対する個別の電圧レベルを第2の時点で変更することであって、内部電力供給源のセットの第1のサブセットの少なくとも1つの内部電力供給源は、外部電力供給源電圧レベルとは異なる第1の電圧レベルと関連付けられることと、コマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第2のサブセットに対する個別の電圧レベルを第2の時点で維持することであって、内部電力供給源のセットの第2のサブセットの少なくとも1つの内部電力供給源は、外部電力供給源電圧レベルとは異なる第2の電圧レベルと関連付けられることのための機構、手段、又は命令(例えば、プロセッサによって実行可能な命令を蓄積する非一時的コンピュータ可読媒体)を含み得る。
【0108】
本明細書に説明する方法900及び装置の幾つかの例は、メモリデバイスがスリープモードをイクジットすることを指し示す第2のコマンドをメモリデバイスにおいて第3の時点で受信することと、第2のコマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第1のサブセットに対する個別の電圧レベルを第4の時点で変更することであって、該変更することは、内部電力供給源のセットの第1のサブセットの少なくとも1つの内部電力供給源を第1の電圧に復元することを含むことのための動作、機構、手段、又は命令を更に含み得る。
【0109】
本明細書に説明する方法900及び装置の幾つかの例は、コマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第2のサブセットに対する個別の電圧レベルを第3の時点で変更することのための動作、機構、手段、又は命令を更に含み得る。
【0110】
本明細書で説明する方法900及び装置の幾つかの例は、メモリデバイスがスリープモードをイクジットすることを指し示す第2のコマンドをメモリデバイスにおいて第4の時点で受信することと、第2のコマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第2のサブセットに対する個別の電圧レベルを第5の時点で変更することであって、該変更することは、内部供給電力源のセットの第2のサブセットの少なくとも1つの内部電力供給源を第2の電圧レベルに復元することを含むことと、第2のコマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第1のサブセットに対する個別の電圧レベルを第5の時点で維持することと、第2のコマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第1のサブセットに対する個別の電圧レベルを第6の時点で変更することであって、該変更することは、内部電力供給源のセットの第1のサブセットの少なくとも1つの内部電力供給源を第1の電圧レベルに復元することを含むことのための動作、機構、手段、又は命令を更に含み得る。
【0111】
本明細書に説明する方法900及び装置の幾つかの例は、コマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第3のサブセットに対する個別の電圧レベルを第2の時点及び第3の時点で維持することであって、内部電力供給源のセットの第3のサブセットの少なくとも1つの内部電力供給源は、外部電力供給源電圧レベルとは異なる第3の電圧レベルと関連付けられ得ることための動作、機構、手段、又は命令を更に含み得る。
【0112】
本明細書に説明する方法900及び装置の幾つかの例は、コマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第3のサブセットに対する個別の電圧レベルを第4の時点で変更することのための動作、機構、手段、又は命令を更に含み得る。
【0113】
本明細書に説明する方法900及び装置の幾つかの例は、メモリデバイスがスリープモードをイクジットすることを指し示す第2のコマンドをメモリデバイスにおいて第5の時点で受信することと、第2のコマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第3のサブセットに対する個別の電圧レベルを第6の時点で変更することであって、該変更することは、内部電力供給源のセットの第3のサブセットの少なくとも1つの内部電力供給源を第3の電圧レベルに復元することを含むことと、第2のコマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第2のサブセット及び第1のサブセットに対する個別の電圧レベルを第6の時点で維持することと、第2のコマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第2のサブセットに対する個別の電圧レベルを第7の時点でおいて変更することであって、該変更することは、内部電力供給源のセットの第2のサブセットの少なくとも1つの内部電力供給源を第2の電圧レベルに復元することを含むことと、第2のコマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第1のサブセットに対する個別の電圧レベルを第7の時点でおいて維持することと、第2のコマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第1のサブセットに対する個別の電圧レベルを第8の時点で変更することであって、該変更することは、内部電力供給源のセットの第1のサブセットの少なくとも1つの内部電力供給源を第1の電圧レベルに復元することを含むことのための動作、機構、手段、又は命令を更に含み得る。
【0114】
本明細書に説明する方法900及び装置の幾つかの例では、内部電力供給源のセットの第1のサブセットは、順方向電圧バイアスに対する第1の閾値、電力供給動作に対する第1の電圧レベル閾値、又はそれらの組み合わせと関連付けられ得、内部電力供給源のセットの第2のサブセットは、順方向電圧バイアスに対する第2の閾値、電力供給動作に対する第2の電圧レベル閾値、又はそれらの組み合わせと関連付けられ得る。
【0115】
本明細書に説明する方法900及び装置の幾つかの例では、内部電力供給源のセットの第1のサブセットに対する個別の電圧レベルを変更することは、内部電力供給源のセットの第1のサブセットの個別の電圧レベルを個別の第1の動作電圧レベルから個別の第1の外部電力供給源電圧レベルからの個別の閾値電圧レベルに変更するために個別のブリーダー回路を活性化することのための動作、機構、手段、又は命令を含み得る。
【0116】
本明細書に説明する方法900及び装置の幾つかの例では、内部電力供給源のセットの第1のサブセットに対する個別の電圧レベルを変更することは、個別のブリーダー回路と結合された個別のコンパレータを介して、内部電力供給源のセットの第1のサブセットの個別の電圧レベルを個別の第1の外部電力供給源電圧レベルと比較することと、内部電力供給源のセットの第1のサブセットの個別の電圧レベルを個別の第1の外部電力供給源電圧レベルと比較することに基づいて個別のブリーダー回路を非活動化することと、内部電力供給源のセットの第1のサブセットの個別の電圧レベルを個別の第1の外部電力供給源電圧レベルと比較することに基づいて、内部電力供給源のセットの第1のサブセットの個別の電圧レベルを個別の第1の外部電力供給源電圧レベルからの個別の閾値電圧レベルに維持するために個別のコンパレータと結合された個別のクランパー回路を活性化することのための動作、機構、手段、又は命令を含み得る。
【0117】
本明細書に説明する方法900及び装置の幾つかの例は、個別のクランパー回路を活性化することは、内部電力供給源のセットの第1のサブセットの個別の内部電力供給源の個別の電圧レベルが個別の第1の外部電力供給源電圧レベルからの個別の閾値電圧レベルに到達することに少なくとも部分的に基づき得ることのための動作、機構、手段、又は命令を更に含み得る。
【0118】
本明細書に説明する方法900及び装置の幾つかの例では、内部電力供給源のセットの第1のサブセットの各個別の第1の電圧レベルは、各個別の第1の外部電力供給源電圧レベルより高くてもよい。
【0119】
図10は、本開示の態様に従った省電力モードのための電力供給源のグループ化をサポートする1つ以上の方法1000を説明するフローチャートを示す。方法1000の動作は、本明細書に説明するようなメモリデバイス又はそのコンポーネントによって実装され得る。例えば、方法1000の動作は、図8を参照して説明したようなメモリデバイスによって実施され得る。幾つかの例では、メモリデバイスは、説明する機能を実施するためにメモリデバイスの機能的要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加的又は代替的に、メモリデバイスは、専用ハードウェアを使用して、説明する機能の態様を実施し得る。
【0120】
1005において、メモリデバイスは、メモリデバイスがスリープモードにエントリすることを指し示すコマンドをメモリデバイスにおいて第1の時点で受信し得、メモリデバイスは、個別の電圧レベルのセットと関連付けられた内部電力供給源のセットを含む。1005の動作は、本明細書に説明する方法に従って実施され得る。幾つかの例では、1005の動作の態様は、図8を参照して説明したようなスリープコマンドコンポーネントによって実施され得る。
【0121】
1010において、メモリデバイスは、コマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第1のサブセットに対する個別の電圧レベルを第2の時点で変更し得、内部電力供給源のセットの第1のサブセットの少なくとも1つの内部電力供給源は、外部電力供給源電圧レベルとは異なる第1の電圧レベルと関連付けられる。1010の動作は、本明細書に説明する方法に従って実施され得る。幾つかの例では、1010の動作の態様は、図8を参照して説明したような電圧変更コンポーネントによって実施され得る。
【0122】
1015において、メモリデバイスは、コマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第2のサブセットに対する個別の電圧レベルを第2の時点で維持し得、内部電力供給源のセットの第2のサブセットの少なくとも1つの内部電力供給源は、外部電力供給源電圧レベルとは異なる第2の電圧レベルと関連付けられる。1015の動作は、本明細書に説明する方法に従って実施され得る。幾つかの例では、1015の動作の態様は、図8を参照して説明したような内部電圧維持コンポーネントによって実施され得る。
【0123】
1020において、メモリデバイスは、メモリデバイスがスリープモードをイクジットすることを指し示す第2のコマンドをメモリデバイスにおいて第3の時点で受信し得る。1020の動作は、本明細書に説明する方法に従って実施され得る。幾つかの例では、1020の動作の態様は、図8を参照して説明したようなスリープコマンドコンポーネントによって実施され得る。
【0124】
1025において、メモリデバイスは、第2のコマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第1のサブセットに対する個別の電圧レベルを第4の時点で変更し得、該変更することは、内部電力供給源のセットの第1のサブセットの少なくとも1つの内部電力供給源を第1の電圧レベルに復元することを含む。1025の動作は、本明細書に説明する方法に従って実施され得る。幾つかの例では、1025の動作の態様は、図8を参照して説明したような電圧復元コンポーネントによって実施され得る。
【0125】
本明細書に説明する方法は可能な実装であること、動作及びステップは再配置され得、さもなければ変更され得ること、並びに他の実装が可能であることに留意すべきである。更に、方法の内の2つ以上からの部分は組み合わされ得る。
【0126】
装置が説明される。装置は、個別の電圧レベルのセットと関連付けられた内部電力供給源のセットと、外部電力供給源電圧レベルとは異なる第1の電圧レベルと関連付けられた第1の内部電力供給源を含む内部電力供給源の第1のサブセットと、外部電力供給源電圧レベルとは異なる第2の電圧レベルと関連付けられた第2の内部電力供給源を含む内部電力供給源の第2のサブセットとを含む内部電力供給源のセットとを含み得る。装置はまた、装置がスリープモードにエントリすることを指し示すコマンドを第1の時点で受信することと、コマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第1のサブセットに対する個別の電圧レベルを第2の時点で変更することと、コマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第2のサブセットに対する個別の電圧レベルを第2の時点で維持することをするように構成されたコントローラを含み得る。
【0127】
コントローラの幾つかの例は、装置がスリープモードをイクジットすることを指し示す第2のコマンドを装置において第3の時点で受信することと、第2のコマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第1のサブセットに対する個別の電圧レベルを第4の時点で変更することであって、該変更することは、第1の内部電力供給源を第1の電圧レベルに復元することを含むことをするように更に構成され得る。
【0128】
コントローラの幾つかの例は、コマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第2のサブセットに対する個別の電圧レベルを第3の時点で変更することをするように更に構成され得る。
【0129】
コントローラの幾つかの例は、装置がスリープモードをイクジットすることを指し示す第2のコマンドを装置において第4の時点で受信することと、第2のコマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第2のサブセットに対する個別の電圧レベルを第5の時点で変更することであって、該変更することは、第2の内部電力供給源を第2の電圧レベルに復元することを含むことをするように更に構成され得る。コントローラは、第2のコマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第1のサブセットに対する個別の電圧レベルを第5の時点で維持することと、第2のコマンドを受信することに基づいて、内部電力供給源のセットの第1のサブセットに対する個別の電圧レベルを第6の時点で変更することであって、該変更することは、第1の内部電力供給源を第1の電圧レベルに復元することを含むことをするように更に構成され得る。
【0130】
幾つかの例では、内部電力供給源のセットの第1のサブセットは、順方向電圧バイアスに対する第1の閾値、電力供給動作に対する第1の電圧レベル閾値、又はそれらの組み合わせと関連付けられ得、内部電力供給源のセットの第2のサブセットは、順方向電圧バイアスに対する第2の閾値、電力供給動作に対する第2の電圧レベル閾値、又はそれらの組み合わせと関連付けられ得る。
【0131】
幾つかの例では、装置は、内部電力供給源のセットの第1のサブセットの個別の電圧レベルを個別の第1の動作電圧レベルから個別の第1の外部電力供給源電圧レベルからの個別の第1の閾値に変更するように構成されたブリーダー回路の第1のサブセットと、内部電力供給源のセットの第2のサブセットの個別の電圧レベルを個別の第2の動作電圧レベルから個別の第2の外部電力供給源電圧レベルからの個別の第2の閾値に変更するように構成されたブリーダー回路の第2のサブセットとを含むブリーダー回路のセットを更に含み得る。装置は、ブリーダー回路の第1のサブセットの個別のブリーダー回路と結合され、内部電力供給源のセットの第1のサブセットの個別の電圧レベルを個別の第1の外部電力供給源電圧レベルと比較するように構成されたコンパレータ回路の第1のサブセットと、ブリーダー回路の第2のサブセットの個別のブリーダー回路と結合され、内部電力供給源のセットの第2のサブセットの個別の電圧レベルを個別の第2の外部電力供給源電圧レベルと比較するように構成されたコンパレータ回路の第2のサブセットとを含むコンパレータ回路のセットを更に含み得る。
【0132】
幾つかの例では、内部電力供給源のセットの第1のサブセットの各個別の第1の動作電圧レベルは、各個別の第1の外部電力供給源電圧レベルよりも高くてもよく、内部電力供給源のセットの第2のサブセットの各個別の第2の動作電圧レベルは、各個別の第2の外部電力供給源電圧レベルよりも高くてもよい。
【0133】
幾つかの例では、装置は、コンパレータ回路の第1のサブセットの個別のコンパレータ回路と結合され、第1のサブセットの個別のコンパレータ回路に基づいて、内部電力供給源のセットの第1のサブセットの個別の電圧レベルを個別の第1の外部電力供給源電圧レベルからの個別の第1の閾値レベルに維持するように構成されたクランパー回路の第1のサブセットと、コンパレータ回路の第2のサブセットの個別のコンパレータ回路と結合され、第2のサブセットの個別のコンパレータ回路に基づいて、内部電力供給源のセットの第2のサブセットの個別の電圧レベルを個別の第2の外部電力供給源電圧レベルからの個別の第2の閾値レベルに維持するように構成されたクランパー回路の第2のサブセットとを含むクランパー回路のセットを更に含み得る。
【0134】
コントローラの幾つかの例は、内部電力供給源のセットの第1のサブセットの個別の内部電力供給源の個別の電圧レベルが個別の電圧レベル閾値に到達することに少なくとも部分的に基づいて、クランパー回路の第1のサブセットの個別のクランパー回路を活性化することをするように更に構成され得る。
【0135】
装置が説明される。装置は、外部電力供給源電圧レベルとは異なる第1の電圧レベルと関連付けられた第1の内部電力供給源と、第1の電圧レベルとは異なり、外部電力供給源の電圧レベルとは異なる第2の電圧レベルとに関連付けられた第2の内部電力供給源と、第1の内部電力供給源の第1の電圧レベルを第1の外部電力供給源電圧レベルに変更するように構成された第1のブリーダー回路と、第2の内部電力供給源の第2の電圧レベルを第2の外部電力供給源電圧レベルに変更するように構成された第2のブリーダー回路とを含むブリーダー回路のセットと、第1の内部電力供給源を第1の外部電力供給源電圧レベルに維持するように構成された第1のクランパー回路と、第2の内部電力供給源を第2の外部電力供給源電圧レベルに維持するように構成された第2のクランパー回路とを含むクランパー回路のセットとを含み得る。
【0136】
装置の幾つかの例は、第1の電圧レベル、第2の電圧レベル、及び外部電力供給源電圧レベルとは異なる第3の電圧レベルと関連付けられた第3の内部電力供給源と、ブリーダー回路のセットの第3のブリーダー回路であって、第3の内部電力供給源の第3の電圧レベルを第3の外部電力供給源の電圧レベルに変更するように構成された第3のブリーダー回路と、クランパー回路のセットの第3のクランパー回路であって、第3の内部電力供給源を第3の外部電力供給源電圧レベルに維持するように構成された第3のクランパー回路とを含み得る。
【0137】
幾つかの例では、第1のブリーダー回路は、第1の内部電力供給源を、第1の外部電力供給源電圧レベルを有する第1の外部電力供給源と選択的に結合するように構成された1つ以上のスイッチングコンポーネントと、1つ以上のスイッチングコンポーネントを介して第1の内部電力供給源又は第1の外部電力供給源と選択的に結合可能な1つ以上の抵抗器とを含み得る。
【0138】
幾つかの例では、クランパー回路のセットの各クランパー回路は、個別の内部電力供給源の個別の電圧レベルを個別の外部電力供給源電圧レベルと比較するように構成された個別のコンパレータ回路と結合され得る。
【0139】
本明細書に説明する情報及び信号は、様々な異なる技術及び技法の内の何れかを使用して表され得る。例えば、上の説明全体通じて言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、及びチップは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光粒子、又はそれらの任意の組み合わせにより表され得る。幾つかの図面は、(複数の)信号を単一の信号として説明し得るが、バスが様々なビット幅を有し得る場合に、信号が信号のバスを表し得ることは、当業者により理解されるであろう。
【0140】
用語“電子通信する”、“導電的に接触する”、“接続される”、及び“結合される”は、コンポーネント間の信号の流れをサポートするコンポーネント間の関係を指し得る。コンポーネント間の信号の流れを何時でもサポートし得る何らかの導電経路がコンポーネント間にある場合、コンポーネントは、相互に電子通信する(又は導電的に接触する、又は接続される、又は結合される)とみなされる。任意の所与の時間において、相互に電子通信する(又は導電的に接触する、又は接続される、又は結合される)コンポーネント間の導電経路は、接続されるコンポーネントを含むデバイスの動作に基づいて開回路又は閉回路であり得る。接続されるコンポーネント間の導電経路は、コンポーネント間の直接の導電経路であり得、又は接続されるコンポーネント間の導電経路は、スイッチ、トランジスタ、若しくはその他のコンポーネント等の介在コンポーネントを含み得る間接的な導電経路であり得る。幾つかの例では、接続されるコンポーネント間の信号の流れは、例えば、スイッチ又はトランジスタ等の1つ以上の介在コンポーネントを使用して一時的に中断され得る。
【0141】
用語“結合する”は、信号が導電経路を越えてコンポーネント間で通信することが現在可能ではないコンポーネント間の開回路の関係から、信号が導電経路を越えてコンポーネント間で通信することができるコンポーネント間の閉回路の関係へ移行する状態を指す。コントローラ等のコンポーネントが他のコンポーネントを相互に結合する場合、該コンポーネントは、信号の流れを以前は許さなかった導電経路を越えて、他のコンポーネント間を信号が流れること可能にする変化を開始する。
【0142】
用語“絶縁される”は、信号がコンポーネント間を現在流れることが可能ではないコンポーネント間の関係を指す。コンポーネント間に開回路がある場合、コンポーネントは相互に絶縁される。例えば、コンポーネント間に位置付けられたスイッチによって分離された2つのコンポーネントは、スイッチが開放された場合に相互に絶縁される。コントローラが2つのコンポーネントを相互に絶縁する場合、コントローラは、信号の流れを以前は許していた導電経路を使用して信号がコンポーネント間を流れることを防止する変更に影響を与える。
【0143】
メモリアレイを含む本明細書で論じるデバイスは、シリコン、ゲルマニウム、シリコン-ゲルマニウム合金、ヒ化ガリウム、窒化ガリウム等の半導体基板上に形成され得る。幾つかの場合、該基板は半導体ウエハである。他の場合、該基板は、シリコンオンガラス(SOG)若しくはシリコンオンサファイア(SOS)等のシリコンオンインシュレータ(SOI)基板、又は別の基板上の半導体材料のエピタキシャル層であり得る。基板又は基板のサブ領域の導電性は、リン、ホウ素、又はヒ素を含むがそれらに限定されない様々な化学種を使用したドーピングを通じて制御され得る。ドーピングは、イオン注入により、又は任意のその他のドーピング手段により、基板の初期の形成又は成長の間に実施され得る。
【0144】
本明細書で論じるスイッチングコンポーネント又はトランジスタは、電界効果トランジスタ(FET)を表し得、ソース、ドレイン、及びゲートを含む3端子デバイスを含み得る。端子は、導電性材料、例えば、金属を通じて他の電子素子に接続され得る。ソース及びドレインは、導電性であり得、高濃度にドープされた、例えば、縮退した、半導体領域を含み得る。ソース及びドレインは、低濃度にドープされた半導体領域又はチャネルによって分離され得る。チャネルがn型(すなわち、主たるキャリアが電子)である場合、該FETはn型FETと称され得る。チャネルがp型(すなわち、主たるキャリアがホール)である場合、該FETはp型FETと称され得る。チャネルは、絶縁ゲート酸化物によって覆われ得る。チャネルの導電性は、ゲートに電圧を印加することによって制御され得る。例えば、正の電圧又は負の電圧をn型FET又はp型FETに夫々印加することは、チャネルが導電性になることをもたらし得る。トランジスタの閾値電圧以上の電圧がトランジスタのゲートに印加された場合、トランジスタは“オン”に又は“活性化”され得る。トランジスタの閾値電圧未満の電圧がトランジスタのゲートに印加された場合、トランジスタは“オフ”に又は“不活性化”され得る。
【0145】
添付の図面に関連して本明細書に記載される説明は、例示的構成を説明し、実装され得る又は請求項の範囲内にある全ての例を表さない。本明細書で使用する用語“例示的”は、“好適”又は“その他の例よりも有利”ではなく“一例、実例、又は説明として役立つこと”を意味する。詳細な説明は、説明する技法の理解を提供するための具体的詳細を含む。これらの技術は、しかしながら、これらの具体的詳細なしに実践され得る。幾つかの実例では、説明する例の内容を不明確にすることを避けるために、周知の構造体及びデバイスはブロック図の形式で示される。
【0146】
添付の図では、同様のコンポーネント又は機構は、同じ参照ラベルを有し得る。更に、同じタイプの様々なコンポーネントは、参照ラベルに続いてダッシュと、同様のコンポーネントの間で区別する第2のラベルを付すことにより区別され得る。明細書において第1の参照ラベルのみが使用される場合、説明は、第2の参照ラベルに関係なく、同じ第1の参照ラベルを有する同様のコンポーネントの内の何れか1つに適用可能である。
【0147】
本明細書に説明する情報及び信号は、様々な異なる技術及び技法の内の何れかを使用して表され得る。例えば、上述の説明全体通じて言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、及びチップは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光粒子、又はそれらの任意の組み合わせにより表され得る。
【0148】
本明細書の開示と関連して説明する様々な説明ブロック及びモジュールは、本明細書に説明する機能を実施するように設計された汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGA若しくはその他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、又はそれらの任意の組み合わせを用いて実装又は実施され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代わりに、プロセッサは、任意のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又はステートマシーンであり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ(例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つ以上のマイクロプロセッサ、又は任意のその他のこうした構成)として実装され得る。
【0149】
本明細書に説明する機能は、ハードウェア、プロセッサにより実行されるソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせで実装され得る。プロセッサにより実行されるソフトウェアで実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上の1つ以上の命令又はコードとして蓄積され得、又は送信され得る。その他の例及び実装は、開示及び添付の請求項の範囲内にある。例えば、ソフトウェアの性質に起因して、上に説明した機能は、プロセッサにより実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、配線、又はこれらの任意の組み合わせを使用して実装され得る。機能を実装する機構はまた、機能の(複数の)部分が異なる物理的場所において実装されるように分散されることを含む、様々な位置に物理的に設置され得る。また、請求項を含む本明細書で使用するとき、項目のリスト(例えば、“少なくとも1つの”又は“の内の1つ以上”等の句により前置きされる項目のリスト)に使用されるような“又は”は、例えば、A、B、又はCの内の少なくとも1つのリストがA又はB又はC又はAB又はAC又はBC又はABC(すなわち、A及びB及びC)を意味するように包含的リストを指し示す。また、本明細書で使用するとき、句“基づいて”は、条件の閉集合への言及として解釈されないであろう。例えば、“条件Aに基づいて”として説明される例示的ステップは、本開示の範囲から逸脱することなく、条件A及び条件Bの両方に基づき得る。言い換えれば、本明細書で使用するとき、句“基づいて”は、句“少なくとも部分的に基づいて“と同じ方法で解釈されるであろう。
【0150】
コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含むコンピュータストレージ媒体及び通信媒体の両方を含む。非一時的ストレージ媒体は、汎用又は専用のコンピュータによりアクセスできる任意の利用可能な媒体であり得る。例として、非限定的に、コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EEPROM)、コンパクトディスク(CD)ROM若しくはその他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ若しくはその他の磁気ストレージデバイス、又は所望のプログラムコード手段を命令若しくはデータ構造の形式で搬送若しくは蓄積するのに使用し得、且つ汎用若しくは専用コンピュータ又は汎用若しくは専用プロセッサによりアクセスし得る任意のその他の非一時的媒体を含み得る。また、任意の接続は、コンピュータ可読媒体として適切に称される。例えば、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、又は赤外線、無線、及びマイクロ波等の無線技術を使用してウェブサイト、サーバ、又はその他の遠隔ソースからソフトウェアが送られる場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、又は赤外線、無線、及びマイクロ波等の無線技術は媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるとき、ディスク(disk)及びディスク(disc)は、CD、レーザディスク、光ディスク、デジタル多目的ディスク(DVD)、フロッピーディスク、及びブルーレイディスクを含み、ディスク(disc)がレーザでデータを光学的に再生する一方で、ディスク(disk)はデータを磁気的に通常再生する。上の組み合わせもコンピュータ可読媒体の範囲に含まれる。
【0151】
本明細書の説明は、当業者が開示を製作又は使用可能なように提供される。開示への様々な修正は当業者に分かるであろうし、本明細書で定義される包括的な原理は開示の範囲を逸脱することなくその他の変形に適用され得る。したがって、開示は、本明細書で説明された例及び設計に限定されず、本明細書に開示された原理及び新規の機構と一致する最も広い範囲に一致する。
図1
図2
図3A
図3B
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【国際調査報告】