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特表2023-529715カーグリル用の装着及び安定化ブラケット
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  • 特表-カーグリル用の装着及び安定化ブラケット 図1
  • 特表-カーグリル用の装着及び安定化ブラケット 図2
  • 特表-カーグリル用の装着及び安定化ブラケット 図3
  • 特表-カーグリル用の装着及び安定化ブラケット 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-07-11
(54)【発明の名称】カーグリル用の装着及び安定化ブラケット
(51)【国際特許分類】
   B60N 3/00 20060101AFI20230704BHJP
   A61L 9/12 20060101ALI20230704BHJP
【FI】
B60N3/00 Z
A61L9/12
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022576210
(86)(22)【出願日】2021-06-07
(85)【翻訳文提出日】2023-02-08
(86)【国際出願番号】 PL2021050039
(87)【国際公開番号】W WO2021251841
(87)【国際公開日】2021-12-16
(31)【優先権主張番号】P.434246
(32)【優先日】2020-06-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】PL
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522479418
【氏名又は名称】チャプスキ,クシシュトフ
(74)【代理人】
【識別番号】100188411
【弁理士】
【氏名又は名称】阪下 典子
(72)【発明者】
【氏名】チャプスキ,クシシュトフ
【テーマコード(参考)】
3B088
4C180
【Fターム(参考)】
3B088CA06
3B088CA10
4C180AA02
4C180AA03
4C180CA08
4C180MM07
(57)【要約】
本発明の主題は、自動車のベンチレーショングリルに取り付けられるブラケットであり、特に、芳香剤ホルダー用のブラケットであり、フレームと、装着及び安定化要素とを備え、フレームは、2本のアームを備えたU字型の半閉鎖構造であり、装着及び安定化要素は、フレームアーム間の距離以下の厚さを有する少なくとも2つのスライド式フレキシブル装着パッドであり、この少なくとも2つのスライド式フレキシブル装着パッドのうち、少なくとも1つは、第1のフレームアームに取り付けられ、少なくとも1つは、第2のフレームアームに取り付けられている。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車のベンチレーショングリルに装着される、特に、芳香剤ホルダー用のブラケットであって、フレームと、装着及び安定化要素とを備え、フレーム(1)が2本のフレームアームを備えたU字型の半閉鎖構造であり、前記装着及び安定化要素は、前記フレームアーム(1)間の距離(A)以下の厚さを有する少なくとも2つのスライド式フレキシブル装着パッド(2、3)であり、前記スライド式フレキシブル装着パッド(2、3)のうち、少なくとも1つが第1のフレームアーム(1)に取り付けられ、少なくとも1つが第2のフレームアーム(1)に取り付けられているブラケット。
【請求項2】
請求項1に記載のブラケットにおいて、前記装着パッド(2、3)の厚さは、前記フレーム(1)のアーム間の距離(A)の半分以下であるブラケット。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のブラケットにおいて、前記装着及び安定化要素は、前記フレームアーム(1)上に対になって配置された4つのスライド式フレキシブル装着パッド(2、3、4、5)であるブラケット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の主題は、カーグリル用ブラケットである。
【背景技術】
【0002】
自動車のエアコン吹き出し口(car vents)は、運転者との位置関係から、装飾品、電話ホルダー、芳香剤ホルダー等の様々な付属品を取り付けるための魅力的な場所である。この魅力的な場所を利用する上で障害となるのは、車種によってグリル(ルーバー)のデザインが異なることである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、普遍的に使用できる、新規な設計のカーグリルマウントを提供することである。
本発明の本質は、自動車のベンチレーショングリルに装着されるブラケットであり、特に、芳香剤ホルダー用のブラケットであり、フレームと、装着及び安定化要素とを備え、フレームは、2本のアームを備えたU字型の半閉鎖構造であり、装着及び安定化要素は、フレームアーム間の距離以下の厚さを有する少なくとも2つのスライド式フレキシブル装着パッドであり、この少なくとも2つのスライド式フレキシブル装着パッドのうち、少なくとも1つは、第1のフレームアームに取り付けられ、少なくとも1つは、第2のフレームアームに取り付けられている。
装着パッドの厚さは、フレームのアーム間の距離の半分以下であることが望ましい。
ブラケットの装着及び安定化要素は、フレームアーム上に対になって配置された4つのスライド式フレキシブル装着パッドであることが望ましい。
【発明の効果】
【0004】
本発明は、以下の利点を提供する。
・ソリューションの汎用性により、あらゆる車種のあらゆるグリルに装着可能である。
・生産コストが安い。
・取付が容易である。
・動作の信頼性が高い。
・グリルから芳香剤ホルダーに伝わる振動を減衰/低減できる。
本発明の主題は、以下の図面に例示されている。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図1】本発明に基づくブラケットを模式的に示す図である。
図2】本発明に基づく単一のブラケットフレームアームを示す図である。
図3】本発明に基づくブラケットの断面図であって、基本パッドの厚さを詳しく説明する図である。
図4】本発明に基づくブラケットの断面図であって、補助パッドの厚さを詳しく説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
例1
図1図4に示す本発明に基づくカーグリルブラケットは、消臭剤又は芳香剤のホルダーを装着するために特別に設計されている。
図1に示すように、本発明に基づくブラケットは、装着及び安定化要素(fastening and stabilizing elements)を備えるフレーム1からなり、フレーム1は、2本のアームを備えたU字型の半閉鎖構造を有している。この実施形態では、フレームは、木製であるが、他の材料、例えば、プラスチック、金属、鉱物、ガラス、その他の天然由来の材料を使用して作成してもよい。
上記の装着及び安定化要素は、フレームアーム1に取り付けられるスライド式フレキシブル装着パッド2、3、4、5であり、パッド2、5は、第1のフレームアーム1に取り付けられ、パッド3、4は、第2のフレームアーム1に取り付けられている(図2)。
この非限定的な実施形態では、パッド2、3、4、5は、ゴムリングとして形成されているが、他の材料(例えば、シリコン又はプラスチック)を使用して作成してもよい。パッド2、3の柔軟性により、ブラケットのフレーム1は、ブラケットが固定されているグリルのエッジへの振動の伝達を最小限に抑制できる。
パッド4、5を追加することによって、ブラケットの安定化効果が高まり、一枚の紙の上であっても、ブラケットのフレーム1を固定して安定させることができる。フレームの取付及び安定化の効果は、個々の装着パッドを最適な位置に移動して配置することによって実現される。
この非限定的な実施形態では、ブラケットのフレーム1のアームに取り付けられる装着パッド2、3、4、5の厚さは、1/2A、すなわちフレーム1のアーム間の距離の半分である。一方、ブラケットのフレーム1のアームに配置された装着パッド2、3、4、5の最大厚さは、Aの値、すなわち、フレーム1のアーム間の距離を超えることはできない(図3及び図4参照)。
【0007】
例2
ブラケットのフレームアーム1に取り付けられる装着パッド2、3、4、5の厚さがAに等しい点を除き、実施例1と同様のブラケット。
【0008】
例3
ブラケットのフレームアーム1に取り付けられる装着パッド2、3、4、5の厚さが1/4Aである点を除き、実施例1と同様のブラケット。
【0009】
例4
パッド2、3、4、5がシリコンリングとして形成され、その厚さが3/4Aである点を除き、実施例1と同様のブラケット。
図1
図2
図3
図4
【国際調査報告】