(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-07-12
(54)【発明の名称】ハンドオーバ方法、処理方法、装置、ネットワーク機器及びコアネットワーク機器
(51)【国際特許分類】
H04W 36/00 20090101AFI20230705BHJP
H04W 76/22 20180101ALI20230705BHJP
H04W 4/06 20090101ALI20230705BHJP
【FI】
H04W36/00
H04W76/22
H04W4/06
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022576524
(86)(22)【出願日】2021-06-10
(85)【翻訳文提出日】2022-12-28
(86)【国際出願番号】 CN2021099320
(87)【国際公開番号】W WO2021249464
(87)【国際公開日】2021-12-16
(31)【優先権主張番号】202010523600.1
(32)【優先日】2020-06-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518389015
【氏名又は名称】中国移動通信有限公司研究院
【氏名又は名称原語表記】China Mobile Communication Co., Ltd Research Institute
【住所又は居所原語表記】32 Xuanwumen West Street, Xicheng District, Beijing 100053, China
(71)【出願人】
【識別番号】518301095
【氏名又は名称】中国移動通信集団有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110001416
【氏名又は名称】弁理士法人信栄事務所
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ 亮
(72)【発明者】
【氏名】李 男
(72)【発明者】
【氏名】徐 ▲曉▼▲東▼
(72)【発明者】
【氏名】胡 南
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ ▲瀟▼蔓
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE24
5K067HH21
(57)【要約】
本開示は、ハンドオーバ方法、処理方法、装置、ネットワーク機器及びコアネットワーク機器を提供し、当該ハンドオーバ方法は、第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報が携帯されているハンドオーバ要求メッセージを第二ネットワーク機器に送信することと、前記第二ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求確認メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの受入関連情報が携帯されているハンドオーバ要求確認メッセージを受信することとを含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一ネットワーク機器に適用されるハンドオーバ方法であって、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報が携帯されているハンドオーバ要求メッセージを第二ネットワーク機器に送信することと、
前記第二ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求確認メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの受入関連情報が携帯されているハンドオーバ要求確認メッセージを受信することとを含む、ハンドオーバ方法。
【請求項2】
前記第一マルチキャストブロードキャストサービスは、第一ネットワーク機器から確立を要求されるマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が現在伝送又は加入しているマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスとのうち、少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記方法は、
前記第二ネットワーク機器へのハンドオーバを端末に指示するハンドオーバ命令を端末に送信するとともに、前記端末への前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータの送信を停止することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報には、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスグループの識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスによって第一ネットワーク機器で採用される伝送方式と、
端末が希望又は選択した伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの受入関連情報には、
受け入れられた第一マルチキャストブロードキャストサービスのQoSフローと、
受け入れられた第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
受け入れられなかった第一マルチキャストブロードキャストサービスのQoSフローと、
受け入れられなかった第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスセッションが確立済み又は確立予定であることと、
データ転送トランスポートネットワーク層アドレス情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記伝送方式は、
ユニキャスト伝送方式と、
マルチキャスト伝送方式と、
ポイントツーポイント伝送方式と、
ポイントツーマルチポイント伝送方式とのうち、少なくとも1つを含む、請求項4又は5に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は、
コアネットワーク機器から送信された前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを受信することと、
コアネットワーク機器から送信された伝送終了識別子であって、第一ネットワーク機器の第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送の終了を指し示すための伝送終了識別子を受信することとを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
上述のコアネットワーク機器から送信された伝送終了識別子を受信することは、
コアネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストセッションのトンネルヘッダに携帯されている前記伝送終了識別子を受信すること、
及び/又は、コアネットワーク機器から送信されたユニキャストセッションのトンネルヘッダに携帯されている前記伝送終了識別子を受信することを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記マルチキャストブロードキャストセッションのトンネルヘッダには、ユーザ識別情報が更に携帯されている、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記方法は、
前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの確立情報に含まれるデータ転送トランスポートネットワーク層アドレス情報に従って、前記コアネットワーク機器から受信された前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを前記第二ネットワーク機器に転送することを更に含む、請求項7に記載の方法。
【請求項11】
前記方法は、
コアネットワーク機器から受信された伝送終了識別子を前記第二ネットワーク機器に送信することを更に含む、請求項7又は10に記載の方法。
【請求項12】
第一ネットワーク機器に適用される情報インタラクション方法であって、
第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を取得することを含み、
前記サポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報には、
確立されるマルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
確立されるマルチキャストブロードキャストセッション情報と、
サポートしている伝送方式と、
サポートしているマルチキャストブロードキャストサービスの識別情報と、
マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしているかどうかの情報とのうち、少なくとも1つが含まれる、情報インタラクション方法。
【請求項13】
前記方法は、
前記第二ネットワーク機器が第一マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしているかどうかを確定することと、
前記第一ネットワーク機器によって選択された第二ネットワーク機器が前記第一マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしていない場合、マルチキャストからユニキャストへの切り替えをコアネットワーク機器へトリガすることとを更に含み、
前記第一マルチキャストブロードキャストサービスは、第一ネットワーク機器から確立を要求されるマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が現在伝送又は加入しているマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスとのうち、少なくとも1つを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
上述の第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を取得することは、
第一ネットワーク機器と第二ネットワーク機器との間のインターフェースインタラクションを介して、第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を得ること、
又は、
第三ネットワーク機器の転送を介して、第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を得ること、
又は、
ネットワーク管理機器によって構成された前記第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を受信すること、
又は、
端末から報告された第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報であって、前記端末によって第二ネットワーク機器のシステムメッセージ又はマルチキャストブロードキャストサービス制御情報に基づいて確定されたMBMS情報を受信することを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
第二ネットワーク機器に適用されるハンドオーバ方法であって、
第一ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報が携帯されているハンドオーバ要求メッセージを受信することと、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの受入関連情報が携帯されているハンドオーバ要求確認メッセージを前記第一ネットワーク機器に送信することとを含む、ハンドオーバ方法。
【請求項16】
前記第二ネットワーク機器には、アクティブな第一マルチキャストブロードキャストサービスセッション又はユーザプレーントンネルが現在確立されていないか、又は存在していないと確定されれば、前記方法は、
第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のマルチキャストブロードキャストサービスセッション又はユーザプレーントンネルの確立をコアネットワーク機器へトリガすることを更に含む、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
上述の第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のマルチキャストブロードキャストサービスセッション又はユーザプレーントンネルの確立をコアネットワーク機器へトリガすることは、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報と、ハンドオーバ指示と、前記第二ネットワーク機器のトランスポートネットワーク層アドレスとのうち、少なくとも1つが携帯されているマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求メッセージ、又は、ユーザプレーントンネル要求メッセージを送信することと、
前記コアネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求又はユーザプレーントンネル要求の返答メッセージを受信することとを含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記コアネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求又はユーザプレーントンネル要求の返答メッセージには、IPマルチキャストアドレス情報が含まれる、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
上述の第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のマルチキャストブロードキャストサービスセッションの確立をコアネットワーク機器へトリガすることは、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報と、ハンドオーバ指示と、前記第二ネットワーク機器のトランスポートネットワーク層アドレスのうち、少なくとも1つが携帯されているマルチキャストブロードキャストサービスセッション要請又は指示メッセージを送信することと、
前記コアネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッションリソース確立要求メッセージを受信することと、
マルチキャストブロードキャストサービスセッションリソース確立返答メッセージをコアネットワーク機器に送信することとを含む、請求項16に記載の方法。
【請求項20】
前記第一マルチキャストブロードキャストサービスは、確立を要求されるマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が現在伝送又は加入しているマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスとのうち、少なくとも1つを含む、請求項15に記載の方法。
【請求項21】
前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報には、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスグループの識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスによって第一ネットワーク機器で採用される伝送方式と、
端末が希望又は選択した伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる、請求項15に記載の方法。
【請求項22】
前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの受入関連情報には、
受け入れられた第一マルチキャストブロードキャストサービスのQoSフローと、
受け入れられた第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
受け入れられなかった第一マルチキャストブロードキャストサービスのQoSフローと、
受け入れられなかった第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスセッションが確立済み又は確立予定であることと、
データ転送トランスポートネットワーク層アドレス情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる、請求項15に記載の方法。
【請求項23】
前記伝送方式は、
ユニキャスト伝送方式と、
マルチキャスト伝送方式と、
ポイントツーポイント伝送方式と、
ポイントツーマルチポイント伝送方式とのうち、少なくとも1つを含む、請求項21又は22に記載の方法。
【請求項24】
前記方法は、
第一ネットワーク機器から転送された、前記第一ネットワーク機器がコアネットワーク機器から受信した第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを受信することを更に含む、請求項15に記載の方法。
【請求項25】
前記方法は、
第一ネットワーク機器から送信された、前記第一ネットワーク機器がコアネットワーク機器から受信した伝送終了識別子であって、第一ネットワーク機器の第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送の終了を指し示すための伝送終了識別子を受信することを更に含む、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記方法は、
端末から送信されたランダムアクセス要求を受信して、前記第二ネットワーク機器への前記端末のアクセスを確定することと、
第二ネットワーク機器への端末のアクセスが成功したことを指し示すためのもの、又は、第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータの送信をコアネットワーク機器に要求するためのもの、又は、経路切替要求のためのものである第一指示情報をコアネットワーク機器に送信することとを更に含む、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記方法は、
前記第一ネットワーク機器から転送された第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを前記第二ネットワーク機器へのアクセスの成功した端末に送信することと、
前記コアネットワーク機器から送信された前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを前記端末に送信することとを更に含む、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
コアネットワーク機器に適用されるマルチキャストブロードキャストサービスの処理方法であって、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送が終了した後、第一ネットワーク機器の第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送の終了を指し示すための伝送終了識別子を第一ネットワーク機器に送信することを含む、マルチキャストブロードキャストサービスの処理方法。
【請求項29】
前記第一マルチキャストブロードキャストサービスは、第一ネットワーク機器から確立を要求されるマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が現在伝送又は加入しているマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスとのうち、少なくとも1つを含む、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記の伝送終了識別子を第一ネットワーク機器に送信することの前に、前記方法は、
第二ネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求メッセージ又はユーザプレーントンネル要求メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報と、ハンドオーバ指示と、前記第二ネットワーク機器のトランスポートネットワーク層アドレスとのうち、少なくとも1つが携帯されているマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求メッセージ、又はユーザプレーントンネル要求メッセージを受信することと、
前記マルチキャストブロードキャストサービスセッション要求メッセージ又はユーザプレーントンネル要求メッセージに従って、前記第二ネットワーク機器から要求される第一マルチキャストブロードキャストサービスセッション又はユーザプレーントンネルを確立することと、
マルチキャストブロードキャストサービスセッション要求又はユーザプレーントンネル要求の返答メッセージを前記第二ネットワーク機器に送信することとを更に含む、請求項28に記載の方法。
【請求項31】
前記の伝送終了識別子を第一ネットワーク機器に送信することの前に、前記方法は、
第二ネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービス要請又は指示メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報と、ハンドオーバ指示と、前記第二ネットワーク機器のトランスポートネットワーク層アドレスのうち、少なくとも1つが携帯されているマルチキャストブロードキャストサービス要請又は指示メッセージを受信することと、
マルチキャストブロードキャストサービスセッションリソース確立要求メッセージを第二ネットワーク機器に送信することと、
第二ネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッションリソース確立返答メッセージを受信することとを更に含む、請求項28に記載の方法。
【請求項32】
前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報には、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスグループの識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスによって第一ネットワーク機器で採用される伝送方式と、
端末が希望又は選択した伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる、請求項30又は31に記載の方法。
【請求項33】
前記方法は、
第二ネットワーク機器から送信された第一指示情報であって、第二ネットワーク機器への端末のアクセスが成功したことを指し示すためのもの、又は、第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータの送信をコアネットワーク機器に要求するためのもの、又は、経路切替要求のためのものである第一指示情報を受信することと、
前記第一指示情報に従って、第一ネットワーク機器へ送信される最後のデータパケットを確定して伝送終了識別子を第一ネットワーク機器に送信することとを更に含む、請求項28に記載の方法。
【請求項34】
第一ネットワーク機器に適用されるハンドオーバ装置であって、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報が携帯されているハンドオーバ要求メッセージを第二ネットワーク機器に送信するための第一送信モジュールと、
前記第二ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求確認メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの受入関連情報が携帯されているハンドオーバ要求確認メッセージを受信するための第一受信モジュールとを含む、ハンドオーバ装置。
【請求項35】
第一ネットワーク機器とされ、プロセッサ及び送受信機を含むネットワーク機器であって、
前記送受信機は、プロセッサの制御の下で、データを送受信するためのものであり、前記プロセッサは、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報が携帯されているハンドオーバ要求メッセージを第二ネットワーク機器に送信する操作と、
前記第二ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求確認メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの受入関連情報が携帯されているハンドオーバ要求確認メッセージを受信する操作とを実行するためのものである、ネットワーク機器。
【請求項36】
第一ネットワーク機器に適用される情報インタラクション装置であって、
第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を取得するための取得モジュールを含み、
前記サポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報には、
確立されるマルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
確立されるマルチキャストブロードキャストセッション情報と、
サポートしている伝送方式と、
サポートしているマルチキャストブロードキャストサービスの識別情報と、
マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしているかどうかの情報とのうち、少なくとも1つが含まれる、情報インタラクション装置。
【請求項37】
第一ネットワーク機器とされ、プロセッサ及び送受信機を含むネットワーク機器であって、
前記送受信機は、プロセッサの制御の下で、データを送受信するためのものであり、
前記プロセッサは、
第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を取得する操作を実行するためのものであり、
前記サポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報には、
確立されるマルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
確立されるマルチキャストブロードキャストセッション情報と、
サポートしている伝送方式と、
サポートしているマルチキャストブロードキャストサービスの識別情報と、
マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしているかどうかの情報とのうち、少なくとも1つが含まれる、ネットワーク機器。
【請求項38】
第二ネットワーク機器に適用されるハンドオーバ装置であって、
第一ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報が携帯されているハンドオーバ要求メッセージを受信するための第二受信モジュールと、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの受入関連情報が携帯されているハンドオーバ要求確認メッセージを前記第一ネットワーク機器に送信するための第二送信モジュールとを含む、ハンドオーバ装置。
【請求項39】
第二ネットワーク機器とされ、プロセッサ及び送受信機を含むネットワーク機器であって、
前記送受信機は、プロセッサの制御の下で、データを送受信するためのものであり、
前記プロセッサは、
第一ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報が携帯されているハンドオーバ要求メッセージを受信する操作と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの受入関連情報が携帯されているハンドオーバ要求確認メッセージを前記第一ネットワーク機器に送信する操作とを実行するためのものである、ネットワーク機器。
【請求項40】
コアネットワーク機器に適用されるマルチキャストブロードキャストサービスの処理装置であって、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送が終了した後、第一ネットワーク機器の第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送の終了を指し示すための伝送終了識別子を第一ネットワーク機器に送信するための第三送信モジュールを含む、マルチキャストブロードキャストサービスの処理装置。
【請求項41】
プロセッサ及び送受信機を含むコアネットワーク機器であって、
前記送受信機は、プロセッサの制御の下で、データを送受信するためのものであり、
前記プロセッサは、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送が終了した後、第一ネットワーク機器の第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送の終了を指し示すための伝送終了識別子を第一ネットワーク機器に送信する操作を実行するためのものである、コアネットワーク機器。
【請求項42】
メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で動作可能なプログラムとを含む通信機器であって、前記プロセッサによって前記プログラムが実行されると、請求項1~11の何れか一項に記載のハンドオーバ方法が実現されるか、又は、前記プロセッサによって前記プログラムが実行されると、請求項12~14の何れか一項に記載の情報インタラクション方法が実現されるか、又は、前記プロセッサによって前記プログラムが実行されると、請求項15~27の何れか一項に記載のハンドオーバ方法が実現されるか、又は、前記プロセッサによって前記プログラムが実行されると、請求項28~33の何れか一項に記載のマルチキャストブロードキャストサービスの処理方法が実現される、通信機器。
【請求項43】
コンピュータプログラムを記憶した読取可能な記憶媒体であって、当該プログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1~11の何れか一項に記載のハンドオーバ方法におけるステップが実現されるか、又は、当該プログラムがプロセッサによって実行されると、請求項12~14の何れか一項に記載の情報インタラクション方法におけるステップが実現されるか、又は、当該プログラムがプロセッサによって実行されると、請求項15~27の何れか一項に記載のハンドオーバ方法におけるステップが実現されるか、又は、当該プログラムがプロセッサによって実行されると、請求項28~33の何れか一項に記載のマルチキャストブロードキャストサービスの処理方法におけるステップが実現される、読取可能な記憶媒体。
【請求項44】
コンピュータプログラム製品であって、前記プログラム製品は、請求項1~11の何れか一項に記載のハンドオーバ方法におけるステップが実現されるように、少なくとも1つのプロセッサによって実行されるか、又は、当該プログラムがプロセッサによって実行されると、請求項12~14の何れか一項に記載の情報インタラクション方法におけるステップが実現されるか、又は、当該プログラムがプロセッサによって実行されると、請求項15~27の何れか一項に記載のハンドオーバ方法におけるステップが実現されるか、又は、当該プログラムがプロセッサによって実行されると、請求項28~33の何れか一項に記載のマルチキャストブロードキャストサービスの処理方法におけるステップが実現される、コンピュータプログラム製品。
【請求項45】
第一ネットワーク機器とされるネットワーク機器であって、
前記第一ネットワーク機器は、請求項1~11の何れか一項に記載のハンドオーバ方法の実行用に構成されているか、又は、前記第一ネットワーク機器は、請求項12~14の何れか一項に記載の情報インタラクション方法の実行用に構成されている、ネットワーク機器。
【請求項46】
第二ネットワーク機器とされるネットワーク機器であって、
前記第二ネットワーク機器は、請求項15~27の何れか一項に記載のハンドオーバ方法の実行用に構成されている、ネットワーク機器。
【請求項47】
請求項28~33の何れか一項に記載のハンドオーバ方法の実行用に構成されている、コアネットワーク機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、2020年6月10日に中国で出願された中国特許出願第202010523600.1号の優先権を主張し、その内容の全ては、参照により本願に組み込まれる。
(技術分野)
本開示は、無線通信の技術分野に関し、具体的に、ハンドオーバ方法、処理方法、装置、ネットワーク機器及びコアネットワーク機器に関する。
【背景技術】
【0002】
モバイルネットワークリソースを有効に利用するために、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(Multimedia Broadcast Multicast Service、MBMS)が提案されており、当該サービスは、1つのデータソースから複数のターゲットモバイル端末にデータを伝送する技術であり、ネットワーク(コアネットワーク、伝送ネットワーク及びアクセスネットワークを含む)リソースの共有を実現し、ネットワークリソース、特にエアインターフェースリソースの利用率を向上させている。
【0003】
4Gでは、MBMSは、主にブロードキャストテレビ、公共安全等のサービスシーンを対象としているため、サービス自体がマルチキャストサービスとして予め定義される。ネットワーク内で分割された複数のマルチキャストブロードキャスト領域がカバーされ、これらの領域でブロードキャストが行われ、これらのブロードキャストサービスの具体的な送信位置及び一時的モバイルグループ識別子(Temporary Mobile Group Identity、TMGI)が端末に知らせられることを保証するために、端末は、自分の購読状況に応じて、対応する位置へ応答のブロードキャストコンテンツを取得しに行く。具体的に、エアインターフェースでは、マルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(Multicast Broadcast Single Frequency Network、MBSFN)と、シングルセルポイントツーマルチポイント(Single Cell Point-To Multipoint、SC-PTM)との2種類の伝送方式がサポートされている。
【0004】
MBSFNの主な原理は、以下の通りである。予め定義されたマルチキャストコンテンツをMBSFN領域内の複数の基地局にて同時に伝送し、且つMBSFNサブフレームにて伝送し、システム情報ブロックSIB2を介してMBSFNサブフレームの状況を端末に知らせ、SIB13を介してMBSFN領域、マルチキャスト制御チャネルMCCH構成及びMBMS通知メッセージの構成情報を端末に知らせ、端末は、MCCHに携帯されているMBSFN領域の構成メッセージを受信することで、マルチキャストサービスチャネルMTCHに携帯されているMBMSサービス情報、及びMTCHに対応する物理ブロードキャストチャネルPBCHによって送信された具体的な位置を取得し、端末は、上記のこれらの情報のブロードキャストを通じて、自分の関心を持つコンテンツに合わせて能動的に聴取する。
【0005】
SC-PTMの主な原理は、以下の通りである。予め定義されたマルチキャストコンテンツをあるセル内でブロードキャスト又はマルチキャストし、SC-MCCH物理下りリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、PDCCH)の時間領域構成情報をSIB20にてブロードキャストし、端末は、SC-MCCH PDCCHを復調することで、MCCHに携帯されているSC-PTM構成メッセージを得て、SC-MTCHに携帯されているMBMSサービス情報及びSC-MTCH PDCCHスケジューリング情報等を取得し、端末は、上記のこれらの情報のブロードキャストを通じて、自分の関心を持つコンテンツに合わせて能動的に聴取する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示の目的は、端末がマルチキャストブロードキャストセッションをサポートしているセルからマルチキャストブロードキャストセッションをサポートする又はサポートしないセルにハンドオーバすると、サービス継続性を保証できないという関連技術における問題を解決するためのハンドオーバ方法、処理方法、装置、ネットワーク機器及びコアネットワーク機器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一局面によれば、少なくとも1つの実施例は、第一ネットワーク機器に適用されるハンドオーバ方法であって、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報が携帯されているハンドオーバ要求メッセージを第二ネットワーク機器に送信することと、
前記第二ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求確認メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの受入関連情報が携帯されているハンドオーバ要求確認メッセージを受信することとを含む、ハンドオーバ方法を提供している。
【0008】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスは、第一ネットワーク機器から確立を要求されるマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が現在伝送又は加入しているマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスとのうち、少なくとも1つを含む。
【0009】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、
前記第二ネットワーク機器へのハンドオーバを端末に指示するハンドオーバ命令を前記端末に送信するとともに、前記端末への前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータの送信を停止することを更に含む。
【0010】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報には、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスグループの識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスによって第一ネットワーク機器で採用される伝送方式と、
端末が希望又は選択した伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0011】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの受入関連情報には、
受け入れられた第一マルチキャストブロードキャストサービスのQoSフローと、
受け入れられた第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
受け入れられなかった第一マルチキャストブロードキャストサービスのQoSフローと、
受け入れられなかった第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスセッションが確立済み又は確立予定であることと、
データ転送トランスポートネットワーク層アドレス情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0012】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記伝送方式は、
ユニキャスト伝送方式と、
マルチキャスト伝送方式と、
ポイントツーポイント伝送方式と、
ポイントツーマルチポイント伝送方式とのうち、少なくとも1つを含む。
【0013】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、
コアネットワーク機器から送信された前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを受信することと、
コアネットワーク機器から送信された伝送終了識別子であって、第一ネットワーク機器の第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送の終了を指し示すための伝送終了識別子を受信することとを更に含む。
【0014】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、上述のコアネットワーク機器から送信された伝送終了識別子を受信することは、
コアネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストセッションのトンネルヘッダに携帯されている前記伝送終了識別子を受信すること、
及び/又は、コアネットワーク機器から送信されたユニキャストセッションのトンネルヘッダに携帯されている前記伝送終了識別子を受信することを含む。
【0015】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記マルチキャストブロードキャストセッションのトンネルヘッダには、ユーザ識別情報が更に携帯されている。
【0016】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、
前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの確立情報に含まれるデータ転送トランスポートネットワーク層アドレス情報に従って、前記コアネットワーク機器から受信された前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを前記第二ネットワーク機器に転送することを更に含む。
【0017】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、
コアネットワーク機器から受信された伝送終了識別子を前記第二ネットワーク機器に送信することを更に含む。
【0018】
本開示の別の局面によれば、少なくとも1つの実施例は、第一ネットワーク機器に適用される情報インタラクション方法であって、
第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を取得することを含み、
前記サポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報には、
確立されるマルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
確立されるマルチキャストブロードキャストセッション情報と、
サポートしている伝送方式と、
サポートしているマルチキャストブロードキャストサービスの識別情報と、
マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしているかどうかの情報とのうち、少なくとも1つが含まれる、情報インタラクション方法を提供している。
【0019】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、
前記第二ネットワーク機器が第一マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしているかどうかを確定することと、
前記第一ネットワーク機器によって選択された第二ネットワーク機器が前記第一マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしていない場合、マルチキャストからユニキャストへの切り替えをコアネットワーク機器へトリガすることとを更に含み、
前記第一マルチキャストブロードキャストサービスは、第一ネットワーク機器から確立を要求されるマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が現在伝送又は加入しているマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスとのうち、少なくとも1つを含む。
【0020】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、上述の第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を取得することは、
第一ネットワーク機器と第二ネットワーク機器との間のインターフェースインタラクションを介して、第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を得ること、
又は、
第三ネットワーク機器の転送を介して、第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を得ること、
又は、
ネットワーク管理機器によって構成された前記第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を受信すること、
又は、
端末から報告された第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報であって、前記端末によって第二ネットワーク機器のシステムメッセージ又はマルチキャストブロードキャストサービス制御情報に基づいて確定されたMBMS情報を受信することを含む。
【0021】
本開示の別の局面によれば、少なくとも1つの実施例は、第二ネットワーク機器に適用されるハンドオーバ方法であって、
第一ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報が携帯されているハンドオーバ要求メッセージを受信することと、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの受入関連情報が携帯されているハンドオーバ要求確認メッセージを前記第一ネットワーク機器に送信することとを含む、ハンドオーバ方法を提供している。
【0022】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第二ネットワーク機器には、アクティブな第一マルチキャストブロードキャストサービスセッション又はユーザプレーントンネルが現在確立されていないか、又は存在していないと確定されれば、
第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のマルチキャストブロードキャストサービスセッション又はユーザプレーントンネルの確立をコアネットワーク機器へトリガする。
【0023】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、上述の第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のマルチキャストブロードキャストサービスセッション又はユーザプレーントンネルの確立をコアネットワーク機器へトリガすることは、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報と、ハンドオーバ指示と、前記第二ネットワーク機器のトランスポートネットワーク層アドレスとのうち、少なくとも1つが携帯されているマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求メッセージ、又は、ユーザプレーントンネル要求メッセージを送信することと、
前記コアネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求又はユーザプレーントンネル要求の返答メッセージを受信することとを含む。
【0024】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記コアネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求又はユーザプレーントンネル要求の返答メッセージには、IPマルチキャストアドレス情報が含まれる。
【0025】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、上述の第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のマルチキャストブロードキャストサービスセッションの確立をコアネットワーク機器へトリガすることは、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報と、ハンドオーバ指示と、前記第二ネットワーク機器のトランスポートネットワーク層アドレスのうち、少なくとも1つが携帯されているマルチキャストブロードキャストサービスセッション要請又は指示メッセージを送信することと、
前記コアネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッションリソース確立要求メッセージを受信することと、
前記マルチキャストブロードキャストサービスセッションリソース確立要求メッセージに基づいて第一マルチキャストブロードキャストサービスセッションを確立した後、マルチキャストブロードキャストサービスセッションリソース確立返答メッセージをコアネットワーク機器に送信することとを含む。
【0026】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスは、確立を要求されるマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が現在伝送又は加入しているマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスとのうち、少なくとも1つを含む。
【0027】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報には、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスグループの識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスによって第一ネットワーク機器で採用される伝送方式と、
端末が希望又は選択した伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0028】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの受入関連情報には、
受け入れられた第一マルチキャストブロードキャストサービスのQoSフローと、
受け入れられた第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
受け入れられなかった第一マルチキャストブロードキャストサービスのQoSフローと、
受け入れられなかった第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスセッションが確立済み又は確立予定であることと、
データ転送トランスポートネットワーク層アドレス情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0029】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記伝送方式は、
ユニキャスト伝送方式と、
マルチキャスト伝送方式と、
ポイントツーポイント伝送方式と、
ポイントツーマルチポイント伝送方式とのうち、少なくとも1つを含む。
【0030】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、
第一ネットワーク機器から転送された、前記第一ネットワーク機器がコアネットワーク機器から受信した第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを受信することを更に含む。
【0031】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、
第一ネットワーク機器から送信された、前記第一ネットワーク機器がコアネットワーク機器から受信した伝送終了識別子であって、第一ネットワーク機器の第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送の終了を指し示すための伝送終了識別子を受信することを更に含む。
【0032】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、
端末から送信されたランダムアクセス要求を受信して、前記第二ネットワーク機器への前記端末のアクセスを確定することと、
第二ネットワーク機器への端末のアクセスが成功したことを指し示すためのもの、又は、第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータの送信をコアネットワーク機器に要求するためのもの、又は、経路切替要求のためのものである第一指示情報をコアネットワーク機器に送信することとを更に含む。
【0033】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、
前記第一ネットワーク機器から転送された第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを前記第二ネットワーク機器へのアクセスの成功した端末に送信することと、
前記コアネットワーク機器から送信された前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを前記端末に送信することとを更に含む。
【0034】
本開示の別の局面によれば、少なくとも1つの実施例は、コアネットワーク機器に適用されるマルチキャストブロードキャストサービスの処理方法であって、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送が終了した後、第一ネットワーク機器の第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送の終了を指し示すための伝送終了識別子を第一ネットワーク機器に送信することを含む、マルチキャストブロードキャストサービスの処理方法を提供している。
【0035】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスは、第一ネットワーク機器から確立を要求されるマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が現在伝送又は加入しているマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスとのうち、少なくとも1つを含む。
【0036】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、上述の伝送終了識別子を第一ネットワーク機器に送信することの前に、前記方法は、
第二ネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求メッセージ又はユーザプレーントンネル要求メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報と、ハンドオーバ指示と、前記第二ネットワーク機器のトランスポートネットワーク層アドレスとのうち、少なくとも1つが携帯されているマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求メッセージ、又はユーザプレーントンネル要求メッセージを受信することと、
前記マルチキャストブロードキャストサービスセッション要求メッセージ又はユーザプレーントンネル要求メッセージに従って、前記第二ネットワーク機器から要求される第一マルチキャストブロードキャストサービスセッション又はユーザプレーントンネルを確立することと、
マルチキャストブロードキャストサービスセッション要求又はユーザプレーントンネル要求の返答メッセージを前記第二ネットワーク機器に送信することとを更に含む。
【0037】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、上述の伝送終了識別子を第一ネットワーク機器に送信することの前に、前記方法は、
第二ネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービス要請又は指示メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報と、ハンドオーバ指示と、前記第二ネットワーク機器のトランスポートネットワーク層アドレスのうち、少なくとも1つが携帯されているマルチキャストブロードキャストサービス要請又は指示メッセージを受信することと、
マルチキャストブロードキャストサービスセッションリソース確立要求メッセージを第二ネットワーク機器に送信することと、
第二ネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッションリソース確立返答メッセージを受信することとを更に含む。
【0038】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報には、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスグループの識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスによって第一ネットワーク機器で採用される伝送方式と、
端末が希望又は選択した伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0039】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、
第二ネットワーク機器から送信された第一指示情報であって、第二ネットワーク機器への端末のアクセスが成功したことを指し示すためのもの、又は、第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータの送信をコアネットワーク機器に要求するためのもの、又は、経路切替要求のためのものである第一指示情報を受信することと、
前記第一指示情報に従って、第一ネットワーク機器へ送信される最後のデータパケットを確定して伝送終了識別子を第一ネットワーク機器に送信することとを更に含む。
【0040】
本開示の別の局面によれば、少なくとも1つの実施例は、第一ネットワーク機器に適用されるハンドオーバ装置であって、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報が携帯されているハンドオーバ要求メッセージを第二ネットワーク機器に送信するための第一送信モジュールと、
前記第二ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求確認メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの受入関連情報が携帯されているハンドオーバ要求確認メッセージを受信するための第一受信モジュールとを含む、ハンドオーバ装置を提供している。
【0041】
本開示の別の局面によれば、少なくとも1つの実施例は、第一ネットワーク機器とされ、プロセッサ及び送受信機を含むネットワーク機器であって、前記送受信機は、プロセッサの制御の下で、データを送受信するためのものであり、前記プロセッサは、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報が携帯されているハンドオーバ要求メッセージを第二ネットワーク機器に送信する操作と、
前記第二ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求確認メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの受入関連情報が携帯されているハンドオーバ要求確認メッセージを受信する操作とを実行するためのものである、ネットワーク機器を提供している。
【0042】
本開示の別の局面によれば、少なくとも1つの実施例は、第一ネットワーク機器に適用される情報インタラクション装置であって、
第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を取得するための取得モジュールを含み、
前記サポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報には、
確立されるマルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
確立されるマルチキャストブロードキャストセッション情報と、
サポートしている伝送方式と、
サポートしているマルチキャストブロードキャストサービスの識別情報と、
マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしているかどうかの情報とのうち、少なくとも1つが含まれる、情報インタラクション装置を提供している。
【0043】
本開示の別の局面によれば、少なくとも1つの実施例は、第一ネットワーク機器とされ、プロセッサ及び送受信機を含むネットワーク機器であって、前記送受信機は、プロセッサの制御の下で、データを送受信するためのものであり、前記プロセッサは、
第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を取得する操作を実行するためのものであり、
前記サポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報には、
確立されるマルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
確立されるマルチキャストブロードキャストセッション情報と、
サポートしている伝送方式と、
サポートしているマルチキャストブロードキャストサービスの識別情報と、
マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしているかどうかの情報とのうち、少なくとも1つが含まれる、ネットワーク機器を提供している。
【0044】
本開示の別の局面によれば、少なくとも1つの実施例は、第二ネットワーク機器に適用されるハンドオーバ装置であって、
第一ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報が携帯されているハンドオーバ要求メッセージを受信するための第二受信モジュールと、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの受入関連情報が携帯されているハンドオーバ要求確認メッセージを前記第一ネットワーク機器に送信するための第二送信モジュールとを含む、ハンドオーバ装置を提供している。
【0045】
本開示の別の局面によれば、少なくとも1つの実施例は、第二ネットワーク機器とされ、プロセッサ及び送受信機を含むネットワーク機器であって、前記送受信機は、プロセッサの制御の下で、データを送受信するためのものであり、前記プロセッサは、
第一ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報が携帯されているハンドオーバ要求メッセージを受信する操作と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの受入関連情報が携帯されているハンドオーバ要求確認メッセージを前記第一ネットワーク機器に送信する操作とを実行するためのものである、ネットワーク機器を提供している。
【0046】
本開示の別の局面によれば、少なくとも1つの実施例は、コアネットワーク機器に適用されるマルチキャストブロードキャストサービスの処理装置であって、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送が終了した後、第一ネットワーク機器の第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送の終了を指し示すための伝送終了識別子を第一ネットワーク機器に送信するための第三送信モジュールを含む、マルチキャストブロードキャストサービスの処理装置を提供している。
【0047】
本開示の別の局面によれば、少なくとも1つの実施例は、プロセッサ及び送受信機を含むコアネットワーク機器であって、前記送受信機は、プロセッサの制御の下で、データを送受信するためのものであり、前記プロセッサは、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送が終了した後、第一ネットワーク機器の第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送の終了を指し示すための伝送終了識別子を第一ネットワーク機器に送信する操作を実行するためのものである、コアネットワーク機器を提供している。
【0048】
本開示の別の局面によれば、少なくとも1つの実施例は、メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で動作可能なプログラムとを含む通信機器であって、前記プロセッサによって前記プログラムが実行されると、上記に記載のハンドオーバ方法が実現されるか、又は、前記プロセッサによって前記プログラムが実行されると、上記に記載のマルチキャストブロードキャストサービスの処理方法が実現される、通信機器を提供している。
【0049】
本開示の別の局面によれば、少なくとも1つの実施例は、コンピュータプログラムを記憶した読取可能な記憶媒体であって、当該プログラムがプロセッサによって実行されると、上記に記載のハンドオーバ方法におけるステップが実現されるか、又は、当該プログラムがプロセッサによって実行されると、上記に記載のマルチキャストブロードキャストサービスの処理方法におけるステップが実現される、読取可能な記憶媒体を提供している。
【発明の効果】
【0050】
本開示の上記技術案は、少なくとも以下の有益な効果を有する。
本開示の実施例に係るハンドオーバ方法、処理方法、装置、ネットワーク機器及びコアネットワーク機器では、第一ネットワーク機器と第二ネットワーク機器との間のハンドオーバ手順における情報インタラクション、及び第一ネットワーク機器と、第二ネットワーク機器と、コアネットワーク機器との間のシグナリングインタラクションを通じて、マルチキャストブロードキャストセッションをサポートしているセルからマルチキャストブロードキャストセッションをサポートする又はサポートしないセルへの端末のハンドオーバ時のサービス継続性を保証しているため、マルチキャストブロードキャストサービス体験が向上される。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【
図1】
図1は、本開示の少なくとも1つの実施例によるハンドオーバ方法のフローチャートを示すものである。
【
図2】
図2は、本開示の少なくとも1つの実施例によるハンドオーバ方法の別のフローチャートを示すものである。
【
図3】
図3は、本開示の少なくとも1つの実施例による情報インタラクション方法のフローチャートを示すものである。
【
図4】
図4は、本開示の少なくとも1つの実施例によるマルチキャストブロードキャストサービスの処理方法のフローチャートを示すものである。
【
図5】
図5は、本開示の少なくとも1つの実施例による例1のインタラクション模式図を示すものである。
【
図6】
図6は、本開示の少なくとも1つの実施例によるハンドオーバ装置の構造模式図を示すものである。
【
図7】
図7は、本開示の少なくとも1つの実施例によるネットワーク機器の構造模式図を示すものである。
【
図8】
図8は、本開示の少なくとも1つの実施例による情報インタラクション装置の構造模式図を示すものである。
【
図9】
図9は、本開示の少なくとも1つの実施例によるネットワーク機器の別の構造模式図を示すものである。
【
図10】
図10は、本開示の少なくとも1つの実施例によるハンドオーバ装置の別の構造模式図を示すものである。
【
図11】
図11は、本開示の少なくとも1つの実施例によるネットワーク機器のさらなる別の構造模式図を示すものである。
【
図12】
図12は、本開示の少なくとも1つの実施例によるマルチキャストブロードキャストサービスの処理装置の構造模式図である。
【
図13】
図13は、本開示の少なくとも1つの実施例によるコアネットワーク機器の構造模式図を示すものである。
【発明を実施するための形態】
【0052】
あるマルチキャストブロードキャストセッションがネットワークによって確立されるかどうかは、当該基地局の配下に当該マルチキャストブロードキャストサービスを購読しているユーザがいるかどうかに依存するため、実際の展開では、隣の基地局又はセルには、あるサービスのマルチキャストブロードキャストサービスのセッションが既に確立されているが、一部の基地局には、このサービスのマルチキャストブロードキャストセッションがまだ確立されていない場合があるため、端末が1つのセルから、マルチキャストブロードキャストサービスをサポートできない別のセルにハンドオーバすることがあり得る。ターゲット基地局が現在のマルチキャストブロードキャストサービスをサポートしている場合であっても、シーンの切替時のサービス継続性を如何に保証するかという問題がある。
【0053】
関連技術案では、MBMSは、主にブロードキャスト等の予め定義されたサービス及び領域を対象としており、以下の問題がある。
1)マルチキャストブロードキャスト領域は、事前に計画されたものであり、且つ周波数との間に、通常、一定のバインディング関係を持っているため、関連技術案におけるサービス継続性については、マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしているセルができるだけ端末によって選択されることを如何に保証するかを考慮しており、例えば、アイドル状態の端末であれば、マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしている周波数ポイントが優先的に選択され、接続状態の端末であれば、ユニキャストサービスの切替時に、マルチキャストブロードキャストサービスへの端末の関心が優先的に考慮されて、当該マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしているセルができるだけ選択されるようにしている。
2)従来のマルチキャストブロードキャストサービスは、接続状態及びアイドル状態の何れについても、固定の物理チャネルにて送信するようになっており、マルチキャストサービス切替手順もサポートしていない。
3)端末は、マルチキャストブロードキャストセッションが確立されていないセルに移動して、必要なマルチキャストブロードキャストサービスがないことを判明した場合、当該マルチキャストブロードキャストサービスの加入/購読の機能をトリガしてもよく、こうすれば、コアネットワークから基地局へのマルチキャストブロードキャストセッションの確立がトリガされる。しかし、サービスサーバから生じるデータストリームは、連続的なものであり、マルチキャストブロードキャストセッションの確立をトリガするには、一定の時間が必要となり、その間、端末は、当該ターゲットセルからマルチキャストブロードキャストサービスを受信できず、サービス継続性が保証できなくなり、端末は、一部のマルチキャストブロードキャストサービスデータを失ってしまい、映像のフリーズに繋がり、ひいては、車両ネットワーキング(vehicle to everything、V2X)の場合、マルチキャストブロードキャストサービスの重要な安全情報の紛失に繋がる。
【0054】
本開示の解決しようとする課題、技術案及び利点をより明確にするために、以下、図面及び具体的な実施例を通じて詳細に述べる。
【0055】
図1に示すように、本開示の少なくとも1つの実施例は、第一ネットワーク機器に適用されるハンドオーバ方法であって、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報が携帯されているハンドオーバ要求メッセージを第二ネットワーク機器に送信するステップ11と、
前記第二ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求確認メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの受入関連情報が携帯されているハンドオーバ要求確認メッセージを受信するステップ12とを含む、ハンドオーバ方法を提供している。
【0056】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、第一ネットワーク機器は、測定及び報告を行わせるように端末を構成し、端末から報告された測定レポートに従って端末のハンドオーバを決定し、選択された第二ネットワーク機器にハンドオーバ要求メッセージを送信し、ここで、ハンドオーバ要求メッセージに携帯されている第一マルチキャストブロードキャストサービスは、第一ネットワーク機器から確立を要求されるマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が現在伝送又は加入しているマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスとのうち、少なくとも1つを含む。
【0057】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、第二ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求確認メッセージを受信した後に、前記方法は、
前記第二ネットワーク機器へのハンドオーバを端末に指示するハンドオーバ命令を前記端末に送信するとともに、前記端末への前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータの送信を停止することを更に含む。
【0058】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報には、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
例えば一時的モバイルグループ識別子(Temporary Mobile Group Identity、TMGI)やセッションID等の第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスグループの識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスによって第一ネットワーク機器で採用される伝送方式と、
端末が希望又は選択した伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0059】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの受入関連情報には、
受け入れられた第一マルチキャストブロードキャストサービスのQoSフローと、
受け入れられた第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
受け入れられなかった第一マルチキャストブロードキャストサービスのQoSフローと、
受け入れられなかった第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスセッションが確立済み又は確立予定であることと、
例えばネットワーク機器のTNL(トランスポートネットワーク層)アドレスのようなデータ転送トランスポートネットワーク層アドレス情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0060】
ここで、前記伝送方式は、
ユニキャスト伝送方式と、
マルチキャスト伝送方式と、
ポイントツーポイント伝送方式と、
ポイントツーマルチポイント伝送方式とのうち、少なくとも1つを含む。
【0061】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、第二ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求確認メッセージを受信した後に、前記方法は、
コアネットワーク機器から送信された前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを受信することと、
コアネットワーク機器から送信された伝送終了識別子であって、第一ネットワーク機器の第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送の終了を指し示すための伝送終了識別子を受信することとを更に含む。
【0062】
本開示の1つの選択的な実施例として、上述のコアネットワーク機器から送信された伝送終了識別子を受信することは、
コアネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストセッションのトンネルヘッダに携帯されている前記伝送終了識別子を受信すること、
及び/又は、コアネットワーク機器から送信されたユニキャストセッションのトンネルヘッダに携帯されている前記伝送終了識別子を受信することを含む。
【0063】
ここで、前記マルチキャストブロードキャストセッションのトンネルヘッダには、例えばネットワーク機器及びコアネットワークの制御プレーン端末アプリケーションプロトコル識別子(Application protocol ID、AP ID)等の識別子のようなユーザ識別情報が更に携帯されている。
【0064】
本開示の1つの選択的な実施例として、前記方法は、
前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの確立情報に含まれるデータ転送トランスポートネットワーク層アドレス情報に従って、前記コアネットワーク機器から受信された前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを前記第二ネットワーク機器に転送することを更に含む。
【0065】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、
コアネットワーク機器から受信された伝送終了識別子を前記第二ネットワーク機器に送信することを更に含む。これにより、第二ネットワーク機器は、まず、第一ネットワーク機器から転送された第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを端末に送信し、そして、伝送受信識別子に従って、第一ネットワーク機器の転送データの送信が全部完了した後、コアネットワーク機器から受信された第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを端末に送信し始めるため、データ伝送の継続性が保証される。
【0066】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、第二ネットワーク機器が前記第一マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしているかどうかに関わらず、第一ネットワーク機器は、ハンドオーバ要求メッセージ及びハンドオーバ要求確認メッセージによってマルチキャストサービスの切り替えを実現できる。
【0067】
以上より、本開示の少なくとも1つの実施例は、第一ネットワーク機器と第二ネットワーク機器との間のハンドオーバ手順における情報インタラクション、及び第一ネットワーク機器によるコアネットワークから送信されたマルチキャストブロードキャストサービスのデータの転送を介して、マルチキャストブロードキャストセッションをサポートしているセルからマルチキャストブロードキャストセッションをサポートする又はサポートしないセルへの端末のハンドオーバ時のサービス継続性を保証しているため、マルチキャストブロードキャストサービス体験が向上される。
【0068】
図2に示すように、本開示の別の局面によれば、少なくとも1つの実施例は、第一ネットワーク機器に適用されるハンドオーバ方法であって、
第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を取得するステップ20を含み、前記サポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報には、
確立されるマルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
確立されるマルチキャストブロードキャストセッション情報と、
サポートしている伝送方式と、
サポートしているマルチキャストブロードキャストサービスの識別情報と、
マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしているかどうかの情報とのうち、少なくとも1つが含まれる、ことを特徴とするハンドオーバ方法を提供している。
【0069】
1つの選択的な実施例として、前記方法は、
前記第二ネットワーク機器が第一マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしているかどうかを確定することと、
前記第一ネットワーク機器によって選択された第二ネットワーク機器が前記第一マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしていない場合、マルチキャストからユニキャストへの切り替えをコアネットワーク機器へトリガすることとを更に含み、
前記第一マルチキャストブロードキャストサービスは、第一ネットワーク機器から確立を要求されるマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が現在伝送又は加入しているマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスとのうち、少なくとも1つを含む。
【0070】
換言すれば、本開示の少なくとも1つの実施例において、第一ネットワーク機器は、第二ネットワーク機器がサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を先に入手し、第一ネットワーク機器が測定レポートに従って端末のハンドオーバ先のネットワーク機器(基地局又はセル)を選択する際、もし選択された第二ネットワーク機器が第一マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしていないと判明したら、マルチキャストからユニキャストサービスへの切替手順をコアネットワーク機器へトリガし、マルチキャストからユニキャストへの切替手順が完了した後、ユニキャストの切替手順を開始させ、ユニキャストの切替手順については、ここで詳しく述べない。
【0071】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、ステップ20は、
第一ネットワーク機器と第二ネットワーク機器との間のインターフェースインタラクションを介して、第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を得ること、
又は、
第三ネットワーク機器の転送を介して、第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を得ること、
又は、
ネットワーク管理機器によって構成された前記第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を受信すること、
又は、
端末から報告された第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報であって、前記端末によって第二ネットワーク機器のシステムメッセージ又はマルチキャストブロードキャストサービス制御情報に基づいて確定されたMBMS情報を受信することを含む。
【0072】
以上より、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、第一ネットワーク機器と、第二ネットワーク機器及びコアネットワーク機器との間のハンドオーバ手順における情報インタラクションを通じて、マルチキャストブロードキャストセッションをサポートしているセルからマルチキャストブロードキャストセッションをサポートする又はサポートしないセルへの端末のハンドオーバ時にユニキャストに切り替えて伝送できることを保証しているため、サービス継続性が保証され、その結果、サービス体験が向上される。
【0073】
図3に示すように、本開示の少なくとも1つの実施例は、第二ネットワーク機器に適用される情報インタラクション方法であって、
第一ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報が携帯されているハンドオーバ要求メッセージを受信するステップ21と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの受入関連情報が携帯されているハンドオーバ要求確認メッセージを前記第一ネットワーク機器に送信するステップ22とを含む、情報インタラクション方法を更に提供している。
【0074】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、第一ネットワーク機器は、測定及び報告を行わせるように端末を構成し、端末から報告された測定レポートに従って端末のハンドオーバを決定し、選択された第二ネットワーク機器にハンドオーバ要求メッセージを送信し、ここで、ハンドオーバ要求メッセージに携帯されている第一マルチキャストブロードキャストサービスは、第一ネットワーク機器から確立を要求されるマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が現在伝送又は加入しているマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスとのうち、少なくとも1つを含む。
【0075】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第二ネットワーク機器には、アクティブな第一マルチキャストブロードキャストサービスセッション又はユーザプレーントンネルが既に確立されているか、又は存在していると確定されれば、ハンドオーバ要求確認メッセージを第一ネットワーク機器に直接送信する。
【0076】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第二ネットワーク機器には、アクティブな第一マルチキャストブロードキャストサービスセッション又はユーザプレーントンネルが現在確立されていないか、又は存在していないと確定されれば、前記方法は、
第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のマルチキャストブロードキャストサービスセッション又はユーザプレーントンネルの確立をコアネットワーク機器へトリガすることを更に含む。
【0077】
1つの選択的な実施例として、上述の第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のマルチキャストブロードキャストサービスセッション又はユーザプレーントンネルの確立をコアネットワーク機器へトリガすることは、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報と、ハンドオーバ指示と、前記第二ネットワーク機器のトランスポートネットワーク層アドレスとのうち、少なくとも1つが携帯されているマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求メッセージ、又は、ユーザプレーントンネル要求メッセージを送信することと、
前記コアネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求又はユーザプレーントンネル要求の返答メッセージを受信することとを含む。
【0078】
別の選択的な実施例として、前記コアネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求又はユーザプレーントンネル要求の返答メッセージには、IPマルチキャストアドレス情報が含まれる。
【0079】
別の選択的な実施例として、上述の第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のマルチキャストブロードキャストサービスセッションの確立をコアネットワーク機器へトリガすることは、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報と、ハンドオーバ指示と、前記第二ネットワーク機器のトランスポートネットワーク層アドレスのうち、少なくとも1つが携帯されているマルチキャストブロードキャストサービスセッション要請又は指示メッセージを送信することと、
前記コアネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッションリソース確立要求メッセージを受信することと、
マルチキャストブロードキャストサービスセッションリソース確立返答メッセージをコアネットワーク機器に送信することとを含む。
【0080】
前記第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のマルチキャストブロードキャストサービスセッションは、マルチキャストブロードキャストサービスのコンテキストと、制御プレーンリソースと、ユーザプレーンリソースと、ユーザプレーントンネルとのうち、1つ又は複数を含むが、これらに限定されない。
【0081】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報には、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
例えば一時的モバイルグループ識別子(Temporary Mobile Group Identity、TMGI)やセッションID等の第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスグループの識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスによって第一ネットワーク機器で採用される伝送方式と、
端末が希望又は選択した伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0082】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの受入関連情報には、
受け入れられた第一マルチキャストブロードキャストサービスのQoSフローと、
受け入れられた第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
受け入れられなかった第一マルチキャストブロードキャストサービスのQoSフローと、
受け入れられなかった第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスセッションが確立済み又は確立予定であることと、
データ転送トランスポートネットワーク層アドレス情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0083】
ここで、前記伝送方式は、
ユニキャスト伝送方式と、
マルチキャスト伝送方式と、
ポイントツーポイント伝送方式と、
ポイントツーマルチポイント伝送方式とのうち、少なくとも1つを含む。
【0084】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、
第一ネットワーク機器から転送された、前記第一ネットワーク機器がコアネットワーク機器から受信した第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを受信することを更に含む。
【0085】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、
第一ネットワーク機器から送信された、前記第一ネットワーク機器がコアネットワーク機器から受信した伝送終了識別子であって、第一ネットワーク機器の第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送の終了を指し示すための伝送終了識別子を受信することを更に含む。
【0086】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、
端末から送信されたランダムアクセス要求を受信して、前記第二ネットワーク機器への前記端末のアクセスを確定することと、
第二ネットワーク機器への端末のアクセスが成功したことを指し示すためのもの、又は、第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータの送信をコアネットワーク機器に要求するためのもの、又は、経路切替要求のためのものである第一指示情報をコアネットワーク機器に送信することとを更に含む。
【0087】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、
前記第一ネットワーク機器から転送された第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを前記第二ネットワーク機器へのアクセスの成功した端末に送信することと、
前記コアネットワーク機器から送信された前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを前記端末に送信することとを更に含む。
【0088】
本開示の少なくとも1つの実施例において、第二ネットワーク機器は、まず、第一ネットワーク機器から転送された第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを端末に送信し、そして、伝送受信識別子に従って、第一ネットワーク機器の転送データの送信が全部完了した後、コアネットワーク機器から受信された第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを端末に送信し始めるため、データ伝送の継続性が保証される。
【0089】
以上より、本開示の少なくとも1つの実施例は、第一ネットワーク機器と第二ネットワーク機器との間のハンドオーバ手順における情報インタラクション、及び第一ネットワーク機器によるコアネットワークから送信されたマルチキャストブロードキャストサービスのデータの転送を介して、マルチキャストブロードキャストセッションをサポートしているセルからマルチキャストブロードキャストセッションをサポートする又はサポートしないセルへの端末のハンドオーバ時のサービス継続性を保証しているため、マルチキャストブロードキャストサービス体験が向上される。
【0090】
図4に示すように、本開示の少なくとも1つの実施例は、コアネットワーク機器に適用されるマルチキャストブロードキャストサービスの処理方法であって、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送が終了した後、第一ネットワーク機器の第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送の終了を指し示すための伝送終了識別子を第一ネットワーク機器に送信するステップ31を含む、マルチキャストブロードキャストサービスの処理方法を更に提供している。
【0091】
本開示の1つの選択的な実施例として、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスは、第一ネットワーク機器から確立を要求されるマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が現在伝送又は加入しているマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスとのうち、少なくとも1つを含む。
【0092】
また、本開示の一局面によれば、少なくとも1つの実施例において、伝送終了識別子を第一ネットワーク機器に送信する前に、前記方法は、
第二ネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求メッセージ又はユーザプレーントンネル要求メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報と、ハンドオーバ指示と、前記第二ネットワーク機器のトランスポートネットワーク層アドレスとのうち、少なくとも1つが携帯されているマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求メッセージ、又はユーザプレーントンネル要求メッセージを受信することと、
前記マルチキャストブロードキャストサービスセッション要求メッセージ又はユーザプレーントンネル要求メッセージに従って、前記第二ネットワーク機器から要求される第一マルチキャストブロードキャストサービスセッション又はユーザプレーントンネルを確立することと、
マルチキャストブロードキャストサービスセッション要求又はユーザプレーントンネル要求の返答メッセージを前記第二ネットワーク機器に送信することとを更に含む。
【0093】
また、本開示の別の局面によれば、少なくとも1つの実施例において、伝送終了識別子を第一ネットワーク機器に送信する前に、前記方法は、
第二ネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービス要請又は指示メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報と、ハンドオーバ指示と、前記第二ネットワーク機器のトランスポートネットワーク層アドレスのうち、少なくとも1つが携帯されているマルチキャストブロードキャストサービス要請又は指示メッセージを受信することと、
マルチキャストブロードキャストサービスセッションリソース確立要求メッセージを第二ネットワーク機器に送信することと、
第二ネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッションリソース確立返答メッセージを受信することとを更に含む。
【0094】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報には、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
例えば一時的モバイルグループ識別子(Temporary Mobile Group Identity、TMGI)やセッションID等の第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスグループの識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスによって第一ネットワーク機器で採用される伝送方式と、
端末が希望又は選択した伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0095】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、
第二ネットワーク機器から送信された第一指示情報であって、第二ネットワーク機器への端末のアクセスが成功したことを指し示すためのもの、又は、第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータの送信をコアネットワーク機器に要求するためのもの、又は、経路切替要求のためのものである第一指示情報を受信することと、
前記第一指示情報に従って、第一ネットワーク機器へ送信される最後のデータパケットを確定して伝送終了識別子を第一ネットワーク機器に送信することとを更に含む。
【0096】
ここで、端末がランダムアクセス手順を介して第二ネットワーク機器にアクセスした後、第二ネットワーク機器は、第一指示情報をコアネットワーク機器に送信し、当該第一指示情報を通じて、第二ネットワーク機器への端末のアクセスが成功したことをコアネットワーク機器に知らせるか、又はコアネットワーク機器に第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータの送信を要求するか、又は経路の切替を要求し、コアネットワーク機器は、当該第一指示情報に基づいて伝送終了識別子を第一ネットワーク機器に送信し、更に第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを第二ネットワーク機器に送信する。
【0097】
本開示の少なくとも1つの実施例では、第一ネットワーク機器と第二ネットワーク機器との間のハンドオーバ手順における情報インタラクション、及び第一ネットワーク機器と、第二ネットワーク機器と、コアネットワーク機器との間のシグナリングインタラクションを通じて、マルチキャストブロードキャストセッションをサポートしているセルからマルチキャストブロードキャストセッションをサポートする又はサポートしないセルへの端末のハンドオーバ時のサービス継続性を保証しているため、マルチキャストブロードキャストサービス体験が向上される。
【0098】
本開示の少なくとも1つの実施例によるハンドオーバ方法及びマルチキャストブロードキャストサービスの処理方法をより明確に述べるために、以下、
図5を参照して一例を説明する。
【0099】
例1、第二ネットワーク機器は、
図5に示すように、マルチキャストセッションの確立及びマルチキャストデータの転送をトリガする。
ステップ0、第一ネットワーク機器は、測定及び報告を行わせるように端末を構成する。
ステップ1、第一ネットワーク機器は、測定レポートに従って、端末のハンドオーバを決定し、ハンドオーバ要求を第二ネットワーク機器に送信し、当該ハンドオーバ要求には、
QoSフロー(Flow)情報と
例えばTMGIやセッションID等のサービス識別情報と、
MBSグループの識別情報と、
マルチキャストセッションIDとのうち、少なくとも1つの情報が携帯されている(現在行われているか又は関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスMBSの関連情報、即ち第一MBSの関連情報であってもよい)。
ステップ2、第二ネットワーク機器は、第一MBMSサービスのセッションが現在確立されていないと判明して、MBMSセッション要求をコアネットワークの制御ネットワークエレメントに送信し、第二ネットワーク機器には、第一MBMSサービスのセッションが現在確立されていれば、ステップ5に進む。ここで、MBSセッション要求には、
QoSフロー情報(MBS)と
例えばTMGIやセッションID等のサービス識別情報と、
MBSグループの識別情報と、
ハンドオーバ指示と、
ハンドオーバ理由と、
第二ネットワーク機器のTNLアドレスとのうち、少なくとも1つの情報が携帯されている。
ステップ3、コアネットワークの制御ネットワークエレメントは、ゲートウェイとインタラクションしてMBMSセッションを確立するか又は情報を修正し、当該MBMSセッションが既に存在していれば、修正メッセージを介して、新しいネットワーク機器の受信アドレス及びトンネルエンドポイント識別子(TEID)情報をゲートウェイに送信し、セッションがまだ存在していなければ、セッション確立メッセージを介して、セッションを確立して基地局の受信アドレス及びTEID情報を送信する。
ステップ4、コアネットワークの制御プレーンネットワークエレメントは、セッション要求の返答を第二ネットワーク機器に送信し、このとき、第二ネットワーク機器とコアネットワークのネットワークエレメントとの間のセッションが確立されているが、この時点で、コアネットワークのネットワークエレメントは、直ちにマルチキャストブロードキャストデータを第二ネットワーク機器に送信せず、引き続きマルチキャストブロードキャストデータをソース基地局に送信する。
ステップ5、第二ネットワーク機器は、マルチキャストブロードキャストセッションの確立状況に応じて、ユーザを受け入れれば、ハンドオーバ要求確定メッセージをソース基地局に送信し、当該ハンドオーバ要求確定メッセージには、マルチキャストブロードキャストセッションを確立するかどうかの情報、データ転送アドレス等の情報が含まれ、端末のマルチキャストブロードキャストセッションをサポートしていなければ、ハンドオーバ要求拒否メッセージを送信して、例えばユーザのマルチキャストブロードキャストサービスをサポートしていないような拒否理由を指示してもよい。
ステップ6、第一ネットワーク機器は、ハンドオーバ命令を端末に送信するとともに、端末へのデータの送信を停止する。
ステップ7、端末は、第二ネットワーク機器へのランダムアクセス手順をスタートさせ、アクセスが成功した後、第二ネットワーク機器は、第一指示情報をコアネットワークの制御ネットワークエレメントに送信し、コアネットワークの制御ネットワークエレメントは、第一指示情報をコアネットワークのゲートウェイに送信する。
ステップ8、コアネットワークのゲートウェイは、この時点から、マルチキャストブロードキャストデータを第二ネットワーク機器に送信し始め、第一ネットワーク機器へ送信される最後のパケットにデータの伝送終了識別子をキャリーさせ、当該識別子は、端末毎のものであり、最後のデータパケットが送信されると同時に、ユーザ識別子、例えば基地局及びコアネットワークの制御プレーン端末AP ID等の識別子をキャリーさせてもよい。
ステップ9、第一ネットワーク機器は、コアネットワークのゲートウェイから受信された第一MBSのデータを第二ネットワーク機器に転送し、
ステップ9は、ステップ6の直後で実行可能とされ、受信されたデータの伝送終了識別子を第二ネットワーク機器に送信してもよい。
ステップ10、第二ネットワーク機器は、まず、第一ネットワーク機器から転送されたMBSデータを送信し、そして、伝送終了識別子に従って、転送されたデータパケットの送信が全部完了した後、コアネットワークのゲートウェイから受信された新しいMBSデータパケットを送信し始める。こうして、データ伝送の継続性が保証される。
【0100】
図6に示すように、本開示の少なくとも1つの実施例は、第一ネットワーク機器に適用されるハンドオーバ装置であって、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報が携帯されているハンドオーバ要求メッセージを第二ネットワーク機器に送信するための第一送信モジュール51と、
前記第二ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求確認メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの受入関連情報が携帯されているハンドオーバ要求確認メッセージを受信するための第一受信モジュール52とを含む、ハンドオーバ装置を更に提供している。
【0101】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスは、第一ネットワーク機器から確立を要求されるマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が現在伝送又は加入しているマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスとのうち、少なくとも1つを含む。
【0102】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記装置は、
前記第二ネットワーク機器へのハンドオーバを端末に指示するハンドオーバ命令を前記端末に送信するとともに、前記端末への前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータの送信を停止するための第四送信モジュールを更に含む。
【0103】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報には、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスグループの識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスによって第一ネットワーク機器で採用される伝送方式と、
端末が希望又は選択した伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0104】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの受入関連情報には、
受け入れられた第一マルチキャストブロードキャストサービスのQoSフローと、
受け入れられた第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
受け入れられなかった第一マルチキャストブロードキャストサービスのQoSフローと、
受け入れられなかった第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスセッションが確立済み又は確立予定であることと、
データ転送トランスポートネットワーク層アドレス情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0105】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記伝送方式は、
ユニキャスト伝送方式と、
マルチキャスト伝送方式と、
ポイントツーポイント伝送方式と、
ポイントツーマルチポイント伝送方式とのうち、少なくとも1つを含む。
【0106】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記装置は、
コアネットワーク機器から送信された前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを受信するための第三受信モジュールと、
コアネットワーク機器から送信された伝送終了識別子であって、第一ネットワーク機器の第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送の終了を指し示すための伝送終了識別子を受信するための第四受信モジュールとを更に含む。
【0107】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第四受信モジュールは、
コアネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストセッションのトンネルヘッダに携帯されている前記伝送終了識別子の受信用、
及び/又は、コアネットワーク機器から送信されたユニキャストセッションのトンネルヘッダに携帯されている前記伝送終了識別子の受信用の受信サブモジュールを含む。
【0108】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記マルチキャストブロードキャストセッションのトンネルヘッダには、ユーザ識別情報が更に携帯されている。
【0109】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記装置は、
前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの確立情報に含まれるデータ転送トランスポートネットワーク層アドレス情報に従って、前記コアネットワーク機器から受信された前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを前記第二ネットワーク機器に転送するための第五送信モジュールを更に含む。
【0110】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記装置は、
コアネットワーク機器から受信された伝送終了識別子を前記第二ネットワーク機器に送信するための第六送信モジュールを更に含む。
【0111】
本開示の少なくとも1つの実施例は、第一ネットワーク機器と第二ネットワーク機器との間のハンドオーバ手順における情報インタラクション、及び第一ネットワーク機器によるコアネットワークから送信されたマルチキャストブロードキャストサービスのデータの転送を介して、マルチキャストブロードキャストセッションをサポートしているセルからマルチキャストブロードキャストセッションをサポートする又はサポートしないセルへの端末のハンドオーバ時のサービス継続性を保証しているため、マルチキャストブロードキャストサービス体験が向上される。
【0112】
説明すべきなのは、本開示の少なくとも1つの実施例によるハンドオーバ装置は、上記ハンドオーバ方法を実行可能な装置であれば、上記ハンドオーバ方法の全実施例は、何れも当該装置に適用可能で、且つ同一又は類似の有益な効果を奏することができる。
【0113】
図7に示すように、本開示の少なくとも1つの実施例は、第一ネットワーク機器とされ、プロセッサ600及び送受信機610を含むネットワーク機器であって、前記送受信機610は、プロセッサ600の制御の下で、データを送受信するためのものであり、前記プロセッサ600は、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報が携帯されているハンドオーバ要求メッセージを第二ネットワーク機器に送信する操作と、
前記第二ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求確認メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの受入関連情報が携帯されているハンドオーバ要求確認メッセージを受信する操作とを実行するためのものである、ネットワーク機器を更に提供している。
【0114】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスは、第一ネットワーク機器から確立を要求されるマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が現在伝送又は加入しているマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスとのうち、少なくとも1つを含む。
【0115】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記プロセッサは、
前記第二ネットワーク機器へのハンドオーバを端末に指示するハンドオーバ命令を前記端末に送信するとともに、前記端末への前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータの送信を停止する操作を実行するために更に使用される。
【0116】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報には、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスグループの識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスによって第一ネットワーク機器で採用される伝送方式と、
端末が希望又は選択した伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0117】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの受入関連情報には、
受け入れられた第一マルチキャストブロードキャストサービスのQoSフローと、
受け入れられた第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
受け入れられなかった第一マルチキャストブロードキャストサービスのQoSフローと、
受け入れられなかった第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスセッションが確立済み又は確立予定であることと、
データ転送トランスポートネットワーク層アドレス情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0118】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記伝送方式は、
ユニキャスト伝送方式と、
マルチキャスト伝送方式と、
ポイントツーポイント伝送方式と、
ポイントツーマルチポイント伝送方式とのうち、少なくとも1つを含む。
【0119】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記プロセッサは、
コアネットワーク機器から送信された前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを受信する操作と、
コアネットワーク機器から送信された伝送終了識別子であって、第一ネットワーク機器の第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送の終了を指し示すための伝送終了識別子を受信する操作とを実行するために更に使用される。
【0120】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記プロセッサは、
コアネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストセッションのトンネルヘッダに携帯されている前記伝送終了識別子を受信し、
及び/又は、コアネットワーク機器から送信されたユニキャストセッションのトンネルヘッダに携帯されている前記伝送終了識別子を受信するために更に使用される。
【0121】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記マルチキャストブロードキャストセッションのトンネルヘッダには、ユーザ識別情報が更に携帯されている。
【0122】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記プロセッサは、
前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの確立情報に含まれるデータ転送トランスポートネットワーク層アドレス情報に従って、前記コアネットワーク機器から受信された前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを前記第二ネットワーク機器に転送するために更に使用される。
【0123】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記プロセッサは、
コアネットワーク機器から受信された伝送終了識別子を前記第二ネットワーク機器に送信するために更に使用される。
【0124】
本開示の少なくとも1つの実施例は、第一ネットワーク機器と第二ネットワーク機器との間のハンドオーバ手順における情報インタラクション、及び第一ネットワーク機器によるコアネットワークから送信されたマルチキャストブロードキャストサービスのデータの転送を介して、マルチキャストブロードキャストセッションをサポートしているセルからマルチキャストブロードキャストセッションをサポートする又はサポートしないセルへの端末のハンドオーバ時のサービス継続性を保証しているため、マルチキャストブロードキャストサービス体験が向上される。
【0125】
説明すべきなのは、本開示の少なくとも1つの実施例による第一ネットワーク機器は、上記ハンドオーバ方法を実行可能な第一ネットワーク機器であれば、上記ハンドオーバ方法の全実施例は、何れも当該第一ネットワーク機器に適用可能で、且つ同一又は類似の有益な効果を奏することができる。
【0126】
図8に示すように、本開示の少なくとも1つの実施例は、第一ネットワーク機器に適用される情報インタラクション装置であって、
第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を取得するための取得モジュール81を含み、前記サポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報には、
確立されるマルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
確立されるマルチキャストブロードキャストセッション情報と、
サポートしている伝送方式と、
サポートしているマルチキャストブロードキャストサービスの識別情報と、
マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしているかどうかの情報とのうち、少なくとも1つが含まれる、情報インタラクション装置を更に提供している。
【0127】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記装置は、
前記第二ネットワーク機器が第一マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしているかどうかを確定するための確定モジュールと、
前記第一ネットワーク機器によって選択された第二ネットワーク機器が前記第一マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしていない場合、マルチキャストからユニキャストへの切り替えをコアネットワーク機器へトリガするための処理モジュールとを更に含み、
前記第一マルチキャストブロードキャストサービスは、第一ネットワーク機器から確立を要求されるマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が現在伝送又は加入しているマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスとのうち、少なくとも1つを含む。
【0128】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記取得モジュールは、
第一ネットワーク機器と第二ネットワーク機器との間のインターフェースインタラクションを介して、第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を得るか、
又は、第三ネットワーク機器の転送を介して、第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を得るか、
又は、ネットワーク管理機器によって構成された前記第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を受信するか、
又は、端末から報告された第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報であって、前記端末によって第二ネットワーク機器のシステムメッセージ又はマルチキャストブロードキャストサービス制御情報に基づいて確定されたMBMS情報を受信するための取得サブモジュールを含む。
【0129】
以上より、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、第一ネットワーク機器と、第二ネットワーク機器及びコアネットワーク機器との間のハンドオーバ手順における情報インタラクションを通じて、マルチキャストブロードキャストセッションをサポートしているセルからマルチキャストブロードキャストセッションをサポートする又はサポートしないセルへの端末のハンドオーバ時にユニキャストに切り替えて伝送できることを保証しているため、サービス継続性が保証され、その結果、サービス体験が向上される
【0130】
説明すべきなのは、本開示の少なくとも1つの実施例によるハンドオーバ装置は、上記ハンドオーバ方法を実行可能な装置であれば、上記ハンドオーバ方法の全実施例は、何れも当該装置に適用可能で、且つ同一又は類似の有益な効果を奏することができる。
【0131】
図9に示すように、本開示の少なくとも1つの実施例は、第一ネットワーク機器とされ、プロセッサ900及び送受信機910を含むネットワーク機器であって、前記送受信機910は、プロセッサ900の制御の下で、データを送受信するためのものであり、前記プロセッサ900は、
第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を取得する操作を実行するためのものであり、前記サポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報には、
確立されるマルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
確立されるマルチキャストブロードキャストセッション情報と、
サポートしている伝送方式と、
サポートしているマルチキャストブロードキャストサービスの識別情報と、
マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしているかどうかの情報とのうち、少なくとも1つが含まれる、ネットワーク機器を更に提供している。
【0132】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記プロセッサは、
前記第二ネットワーク機器が第一マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしているかどうかを確定し、
前記第一ネットワーク機器によって選択された第二ネットワーク機器が前記第一マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしていない場合、マルチキャストからユニキャストへの切り替えをコアネットワーク機器へトリガするために更に使用され、
前記第一マルチキャストブロードキャストサービスは、第一ネットワーク機器から確立を要求されるマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が現在伝送又は加入しているマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスとのうち、少なくとも1つを含む。
【0133】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記プロセッサは、
第一ネットワーク機器と第二ネットワーク機器との間のインターフェースインタラクションを介して、第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を得るか、
又は、
第三ネットワーク機器の転送を介して、第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を得るか、
又は、
ネットワーク管理機器によって構成された前記第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を受信するか、
又は、
端末から報告された第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報であって、前記端末によって第二ネットワーク機器のシステムメッセージ又はマルチキャストブロードキャストサービス制御情報に基づいて確定されたMBMS情報を受信するために更に使用される。
【0134】
以上より、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、第一ネットワーク機器と、第二ネットワーク機器及びコアネットワーク機器との間のハンドオーバ手順における情報インタラクションを通じて、マルチキャストブロードキャストセッションをサポートしているセルからマルチキャストブロードキャストセッションをサポートする又はサポートしないセルへの端末のハンドオーバ時にユニキャストに切り替えて伝送できることを保証しているため、サービス継続性が保証され、その結果、サービス体験が向上される。
【0135】
説明すべきなのは、本開示の少なくとも1つの実施例による第一ネットワーク機器は、上記ハンドオーバ方法を実行可能な第一ネットワーク機器であれば、上記ハンドオーバ方法の全実施例は、何れも当該第一ネットワーク機器に適用可能で、且つ同一又は類似の有益な効果を奏することができる。
【0136】
図10に示すように、本開示の少なくとも1つの実施例は、第二ネットワーク機器に適用されるハンドオーバ装置であって、
第一ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報が携帯されているハンドオーバ要求メッセージを受信するための第二受信モジュール71と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの受入関連情報が携帯されているハンドオーバ要求確認メッセージを前記第一ネットワーク機器に送信するための第二送信モジュール72とを含む、ハンドオーバ装置を更に提供している。
【0137】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第二ネットワーク機器には、アクティブな第一マルチキャストブロードキャストサービスセッション又はユーザプレーントンネルが現在確立されていないか、又は存在していないと確定されれば、前記装置は、
第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のマルチキャストブロードキャストサービスセッション又はユーザプレーントンネルの確立をコアネットワーク機器へトリガするためのトリガモジュールを更に含む。
【0138】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記トリガモジュールは、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報と、ハンドオーバ指示と、前記第二ネットワーク機器のトランスポートネットワーク層アドレスとのうち、少なくとも1つが携帯されているマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求メッセージ、又は、ユーザプレーントンネル要求メッセージを送信するための第一サブモジュールと、
前記コアネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求又はユーザプレーントンネル要求の返答メッセージを受信するための第二サブモジュールとを含む。
【0139】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記トリガモジュールは、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報と、ハンドオーバ指示と、前記第二ネットワーク機器のトランスポートネットワーク層アドレスのうち、少なくとも1つが携帯されているマルチキャストブロードキャストサービスセッション要請又は指示メッセージを送信するための第三サブモジュールと、
前記コアネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッションリソース確立要求メッセージを受信するための第四サブモジュールと、
マルチキャストブロードキャストサービスセッションリソース確立返答メッセージをコアネットワーク機器に送信するための第五サブモジュールとを含む。
【0140】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスは、確立を要求されるマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が現在伝送又は加入しているマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスとのうち、少なくとも1つを含む。
【0141】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報には、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスグループの識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスによって第一ネットワーク機器で採用される伝送方式と、
端末が希望又は選択した伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0142】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの受入関連情報には、
受け入れられた第一マルチキャストブロードキャストサービスのQoSフローと、
受け入れられた第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
受け入れられなかった第一マルチキャストブロードキャストサービスのQoSフローと、
受け入れられなかった第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスセッションが確立済み又は確立予定であることと、
データ転送トランスポートネットワーク層アドレス情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0143】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記伝送方式は、
ユニキャスト伝送方式と、
マルチキャスト伝送方式と、
ポイントツーポイント伝送方式と、
ポイントツーマルチポイント伝送方式とのうち、少なくとも1つを含む。
【0144】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記装置は、
第一ネットワーク機器から転送された、前記第一ネットワーク機器がコアネットワーク機器から受信した第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを受信するための第七受信モジュールを更に含む。
【0145】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記装置は、
第一ネットワーク機器から送信された、前記第一ネットワーク機器がコアネットワーク機器から受信した伝送終了識別子であって、第一ネットワーク機器の第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送の終了を指し示すための伝送終了識別子を受信するための第八受信モジュールを更に含む。
【0146】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記装置は、
端末から送信されたランダムアクセス要求を受信して、前記第二ネットワーク機器への前記端末のアクセスを確定するための第一アクセスモジュールと、
第二ネットワーク機器への端末のアクセスが成功したことを指し示すためのもの、又は、第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータの送信をコアネットワーク機器に要求するためのもの、又は、経路切替要求のためのものである第一指示情報をコアネットワーク機器に送信するための第八送信モジュールとを更に含む。
【0147】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記装置は、
前記第一ネットワーク機器から転送された第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを前記第二ネットワーク機器へのアクセスの成功した端末に送信するための第九送信モジュールと、
前記コアネットワーク機器から送信された前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを前記端末に送信するための第十送信モジュールとを更に含む。
【0148】
本開示の少なくとも1つの実施例は、第一ネットワーク機器と第二ネットワーク機器との間のハンドオーバ手順における情報インタラクション、及び第一ネットワーク機器によるコアネットワークから送信されたマルチキャストブロードキャストサービスのデータの転送を介して、マルチキャストブロードキャストセッションをサポートしているセルからマルチキャストブロードキャストセッションをサポートする又はサポートしないセルへの端末のハンドオーバ時のサービス継続性を保証しているため、マルチキャストブロードキャストサービス体験が向上される。
【0149】
説明すべきなのは、本開示の少なくとも1つの実施例によるハンドオーバ装置は、上記ハンドオーバ方法を実行可能な装置であれば、上記ハンドオーバ方法の全実施例は、何れも当該装置に適用可能で、且つ同一又は類似の有益な効果を奏することができる。
【0150】
図11に示すように、本開示の少なくとも1つの実施例は、第二ネットワーク機器とされ、プロセッサ800及び送受信機810を含むネットワーク機器であって、前記送受信機810は、プロセッサ800の制御の下で、データを送受信するためのものであり、前記プロセッサ800は、
第一ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報が携帯されているハンドオーバ要求メッセージを受信する操作と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの受入関連情報が携帯されているハンドオーバ要求確認メッセージを前記第一ネットワーク機器に送信する操作とを実行するためのものである、ネットワーク機器を更に提供している。
【0151】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第二ネットワーク機器には、アクティブな第一マルチキャストブロードキャストサービスセッション又はユーザプレーントンネルが現在確立されていないか、又は存在していないと確定されれば、前記プロセッサは、
第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のマルチキャストブロードキャストサービスセッション又はユーザプレーントンネルの確立をコアネットワーク機器へトリガするために更に使用される。
【0152】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記プロセッサは、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報と、ハンドオーバ指示と、前記第二ネットワーク機器のトランスポートネットワーク層アドレスとのうち、少なくとも1つが携帯されているマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求メッセージ、又は、ユーザプレーントンネル要求メッセージを送信し、
前記コアネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求又はユーザプレーントンネル要求の返答メッセージを受信するために更に使用される。
【0153】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記プロセッサは、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報と、ハンドオーバ指示と、前記第二ネットワーク機器のトランスポートネットワーク層アドレスのうち、少なくとも1つが携帯されているマルチキャストブロードキャストサービスセッション要請又は指示メッセージを送信し、
前記コアネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッションリソース確立要求メッセージを受信し、
マルチキャストブロードキャストサービスセッションリソース確立返答メッセージをコアネットワーク機器に送信するために更に使用される。
【0154】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスは、確立を要求されるマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が現在伝送又は加入しているマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスとのうち、少なくとも1つを含む。
【0155】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報には、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスグループの識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスによって第一ネットワーク機器で採用される伝送方式と、
端末が希望又は選択した伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0156】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの受入関連情報には、
受け入れられた第一マルチキャストブロードキャストサービスのQoSフローと、
受け入れられた第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
受け入れられなかった第一マルチキャストブロードキャストサービスのQoSフローと、
受け入れられなかった第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスセッションが確立済み又は確立予定であることと、
データ転送トランスポートネットワーク層アドレス情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0157】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記伝送方式は、
ユニキャスト伝送方式と、
マルチキャスト伝送方式と、
ポイントツーポイント伝送方式と、
ポイントツーマルチポイント伝送方式とのうち、少なくとも1つを含む。
【0158】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記プロセッサは、
第一ネットワーク機器から転送された、前記第一ネットワーク機器がコアネットワーク機器から受信した第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを受信するために更に使用される。
【0159】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記プロセッサは、
第一ネットワーク機器から送信された、前記第一ネットワーク機器がコアネットワーク機器から受信した伝送終了識別子であって、第一ネットワーク機器の第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送の終了を指し示すための伝送終了識別子を受信するために更に使用される。
【0160】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記プロセッサは、
端末から送信されたランダムアクセス要求を受信して、前記第二ネットワーク機器への前記端末のアクセスを確定し、
第二ネットワーク機器への端末のアクセスが成功したことを指し示すためのもの、又は、第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータの送信をコアネットワーク機器に要求するためのもの、又は、経路切替要求のためのものである第一指示情報をコアネットワーク機器に送信するために更に使用される。
【0161】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記プロセッサは、
前記第一ネットワーク機器から転送された第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを前記第二ネットワーク機器へのアクセスの成功した端末に送信し、
前記コアネットワーク機器から送信された前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを前記端末に送信するために更に使用される。
【0162】
本開示の少なくとも1つの実施例は、第一ネットワーク機器と第二ネットワーク機器との間のハンドオーバ手順における情報インタラクション、及び第一ネットワーク機器によるコアネットワークから送信されたマルチキャストブロードキャストサービスのデータの転送を介して、マルチキャストブロードキャストセッションをサポートしているセルからマルチキャストブロードキャストセッションをサポートする又はサポートしないセルへの端末のハンドオーバ時のサービス継続性を保証しているため、マルチキャストブロードキャストサービス体験が向上される。
【0163】
説明すべきなのは、本開示の少なくとも1つの実施例による第二ネットワーク機器は、上記ハンドオーバ方法を実行可能な第二ネットワーク機器であれば、上記ハンドオーバ方法の全実施例は、何れも当該第二ネットワーク機器に適用可能で、且つ同一又は類似の有益な効果を奏することができる。
【0164】
図12に示すように、本開示の少なくとも1つの実施例は、コアネットワーク機器に適用されるマルチキャストブロードキャストサービスの処理装置であって、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送が終了した後、第一ネットワーク機器の第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送の終了を指し示すための伝送終了識別子を第一ネットワーク機器に送信するための第三送信モジュール91を含む、マルチキャストブロードキャストサービスの処理装置を更に提供している。
【0165】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスは、第一ネットワーク機器から確立を要求されるマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が現在伝送又は加入しているマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスとのうち、少なくとも1つを含む。
【0166】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記装置は、
第二ネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求メッセージ又はユーザプレーントンネル要求メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報と、ハンドオーバ指示と、前記第二ネットワーク機器のトランスポートネットワーク層アドレスとのうち、少なくとも1つが携帯されているマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求メッセージ、又はユーザプレーントンネル要求メッセージを受信するための第九受信モジュールと、
前記マルチキャストブロードキャストサービスセッション要求メッセージ又はユーザプレーントンネル要求メッセージに従って、前記第二ネットワーク機器から要求される第一マルチキャストブロードキャストサービスセッション又はユーザプレーントンネルを確立するための第一確立モジュールと、
マルチキャストブロードキャストサービスセッション要求又はユーザプレーントンネル要求の返答メッセージを前記第二ネットワーク機器に送信するための第一返答モジュールとを更に含む。
【0167】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記装置は、
第二ネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービス要請又は指示メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報と、ハンドオーバ指示と、前記第二ネットワーク機器のトランスポートネットワーク層アドレスのうち、少なくとも1つが携帯されているマルチキャストブロードキャストサービス要請又は指示メッセージを受信するための第十受信モジュールと、
マルチキャストブロードキャストサービスセッションリソース確立要求メッセージを第二ネットワーク機器に送信するための第十一送信モジュールと、
第二ネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッションリソース確立返答メッセージを受信するための第十一受信モジュールとを更に含む。
【0168】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報には、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスグループの識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスによって第一ネットワーク機器で採用される伝送方式と、
端末が希望又は選択した伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0169】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記装置は、
第二ネットワーク機器から送信された第一指示情報であって、第二ネットワーク機器への端末のアクセスが成功したことを指し示すためのもの、又は、第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータの送信をコアネットワーク機器に要求するためのもの、又は、経路切替要求のためのものである第一指示情報を受信するための第十二受信モジュールと、
前記第一指示情報に従って、第一ネットワーク機器へ送信される最後のデータパケットを確定して伝送終了識別子を第一ネットワーク機器に送信するための第十二送信モジュールとを更に含む。
【0170】
本開示の少なくとも1つの実施例では、第一ネットワーク機器と第二ネットワーク機器との間のハンドオーバ手順における情報インタラクション、及び第一ネットワーク機器と、第二ネットワーク機器と、コアネットワーク機器との間のシグナリングインタラクションを通じて、マルチキャストブロードキャストセッションをサポートしているセルからマルチキャストブロードキャストセッションをサポートする又はサポートしないセルへの端末のハンドオーバ時のサービス継続性を保証しているため、マルチキャストブロードキャストサービス体験が向上される。
【0171】
説明すべきなのは、本開示の少なくとも1つの実施例によるマルチキャストブロードキャストサービスの処理装置は、上記マルチキャストブロードキャストサービスの処理方法を実行可能な装置であれば、上記マルチキャストブロードキャストサービスの処理方法の全実施例は、何れも当該装置に適用可能で、且つ同一又は類似の有益な効果を奏することができる。
【0172】
図13に示すように、本開示の少なくとも1つの実施例は、プロセッサ100及び送受信機110を含むコアネットワーク機器であって、前記送受信機110は、プロセッサ100の制御の下で、データを送受信するためのものであり、前記プロセッサ100は、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送が終了した後、第一ネットワーク機器の第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送の終了を指し示すための伝送終了識別子を第一ネットワーク機器に送信する操作を実行するためのものである、コアネットワーク機器を更に提供している。
【0173】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスは、第一ネットワーク機器から確立を要求されるマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が現在伝送又は加入しているマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスとのうち、少なくとも1つを含む。
【0174】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記プロセッサは、
第二ネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求メッセージ又はユーザプレーントンネル要求メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報と、ハンドオーバ指示と、前記第二ネットワーク機器のトランスポートネットワーク層アドレスとのうち、少なくとも1つが携帯されているマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求メッセージ、又はユーザプレーントンネル要求メッセージを受信し、
前記マルチキャストブロードキャストサービスセッション要求メッセージ又はユーザプレーントンネル要求メッセージに従って、前記第二ネットワーク機器から要求される第一マルチキャストブロードキャストサービスセッション又はユーザプレーントンネルを確立し、
マルチキャストブロードキャストサービスセッション要求又はユーザプレーントンネル要求の返答メッセージを前記第二ネットワーク機器に送信するために更に使用される。
【0175】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記プロセッサは、
第二ネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービス要請又は指示メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報と、ハンドオーバ指示と、前記第二ネットワーク機器のトランスポートネットワーク層アドレスのうち、少なくとも1つが携帯されているマルチキャストブロードキャストサービス要請又は指示メッセージを受信し、
マルチキャストブロードキャストサービスセッションリソース確立要求メッセージを第二ネットワーク機器に送信し、
第二ネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッションリソース確立返答メッセージを受信するために更に使用される。
【0176】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報には、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスグループの識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスによって第一ネットワーク機器で採用される伝送方式と、
端末が希望又は選択した伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0177】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記プロセッサは、
第二ネットワーク機器から送信された第一指示情報であって、第二ネットワーク機器への端末のアクセスが成功したことを指し示すためのもの、又は、第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータの送信をコアネットワーク機器に要求するためのもの、又は、経路切替要求のためのものである第一指示情報を受信し、
前記第一指示情報に従って、第一ネットワーク機器へ送信される最後のデータパケットを確定して伝送終了識別子を第一ネットワーク機器に送信するために更に使用される。
【0178】
本開示の少なくとも1つの実施例では、第一ネットワーク機器と第二ネットワーク機器との間のハンドオーバ手順における情報インタラクション、及び第一ネットワーク機器と、第二ネットワーク機器と、コアネットワーク機器との間のシグナリングインタラクションを通じて、マルチキャストブロードキャストセッションをサポートしているセルからマルチキャストブロードキャストセッションをサポートする又はサポートしないセルへの端末のハンドオーバ時のサービス継続性を保証しているため、マルチキャストブロードキャストサービス体験が向上される。
【0179】
説明すべきなのは、本開示の少なくとも1つの実施例によるコアネットワーク機器は、上記マルチキャストブロードキャストサービスの処理方法を実行可能なコアネットワーク機器であれば、上記マルチキャストブロードキャストサービスの処理方法の全実施例は、何れも当該コアネットワーク機器に適用可能で、且つ同一又は類似の有益な効果を奏することができる。
【0180】
本開示の実施例は、メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で動作可能なコンピュータプログラムとを含む通信機器であって、前記プロセッサによって前記プログラムが実行されると、上記に記載のハンドオーバ方法又はマルチキャストブロードキャストサービスの処理方法の実施例における各手順が実現される通信機器を更に提供し、且つ同じ技術的効果を奏することができるが、重複を避けるために、ここで繰り返して述べない。
【0181】
本開示の実施例は、コンピュータプログラムを記憶した読取可能な記憶媒体であって、当該プログラムがプロセッサによって実行されると、上記に記載のハンドオーバ方法又はマルチキャストブロードキャストサービスの処理方法の実施例における各手順が実現される読取可能な記憶媒体を更に提供し、且つ同じ技術的効果を奏することができるが、重複を避けるために、ここで繰り返して述べない。ここで、前記のコンピュータ読取可能な記憶媒体は、例えば読取専用メモリ(Read-Only Memory、ROMと略す)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAMと略す)、磁気ディスク又は光ディスク等である。
【0182】
当業者であれば、本開示の実施例は、方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として提供され得ることを理解できる。従って、本開示は、完全にハードウェアの実施例、完全にソフトウェアの実施例、又はソフトウェアとハードウェアとを組み合わせた実施例の形態を取り得る。しかも、本開示は、コンピュータ利用可能なプログラムコードを含む1つ又は複数のコンピュータ読取可能な記憶媒体(磁気ディスクメモリ、光学メモリなどを含むが、それらに限定されない)で実施されるコンピュータプログラム製品の形態を取り得る。
【0183】
本開示は、本開示の実施例による方法、機器(システム)及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照にして述べられている。フローチャート及び/又はブロック図における各フロー及び/又はブロック、並びにフローチャート及び/又はブロック図におけるフロー及び/又はブロックの組み合わせは、コンピュータプログラム命令により実現され得ることを理解されるべきである。これらのコンピュータプログラム命令を汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込み処理機又は他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサに提供して1つの機器を形成することで、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサにより実行される命令により、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックで指定される機能を実現するための装置を形成することが可能である。
【0184】
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスを特定の方式で動作させるように導けるコンピュータ読み出し可能なメモリに格納されてもよく、当該コンピュータ読み出し可能なメモリに格納される命令により、命令装置を含む製品を形成する。当該命令装置は、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックで指定される機能を実現する。
【0185】
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスにロードされてもよく、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスで一連の操作ステップを実行することにより、コンピュータで実現される処理を形成し、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスで実行される命令により、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックで指定される機能を実現するためのステップを提供する。
【0186】
上述したのは、本開示の選択的な実施形態であり、留意すべきなのは、当業者にとって、本開示に記載の原理を逸脱しない前提で、若干の改良及び潤色を更に行うことが可能であり、これらの改良及び潤色も本開示の保護範囲内であると見なされるべきである。
【手続補正書】
【提出日】2022-12-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一ネットワーク機器に適用されるハンドオーバ方法であって、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報が携帯されているハンドオーバ要求メッセージを第二ネットワーク機器に送信することと、
前記第二ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求確認メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの
アクセス制御関連情報が携帯されているハンドオーバ要求確認メッセージを受信することとを含む、ハンドオーバ方法。
【請求項2】
前記第一マルチキャストブロードキャストサービスは、第一ネットワーク機器から確立を要求されるマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が現在伝送又は加入しているマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスとのうち、少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記方法は、
前記第二ネットワーク機器へのハンドオーバを端末に指示するハンドオーバ命令を端末に送信するとともに、前記端末への前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータの送信を停止することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報には、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスグループの識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスによって第一ネットワーク機器で採用される伝送方式と、
端末が希望又は選択した伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの
アクセス制御関連情報には、
受け入れられた第一マルチキャストブロードキャストサービスのQoSフローと、
受け入れられた第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
受け入れられなかった第一マルチキャストブロードキャストサービスのQoSフローと、
受け入れられなかった第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスセッションが確立済み又は確立予定であることと、
データ転送トランスポートネットワーク層アドレス情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記伝送方式は、
ユニキャスト伝送方式と、
マルチキャスト伝送方式と、
ポイントツーポイント伝送方式と、
ポイントツーマルチポイント伝送方式とのうち、少なくとも1つを含む、請求項4又は5に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は、
コアネットワーク機器から送信された前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを受信することと、
コアネットワーク機器から送信され
た終了識別子であって、第一ネットワーク機器の第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送の終了を指し示すため
の終了識別子を受信することとを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
上述のコアネットワーク機器から送信され
た終了識別子を受信することは、
コアネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストセッションのトンネルヘッダに携帯されている前
記終了識別子を受信すること、
及び/又は、コアネットワーク機器から送信されたユニキャストセッションのトンネルヘッダに携帯されている前
記終了識別子を受信することを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記マルチキャストブロードキャストセッションのトンネルヘッダには、ユーザ識別情報が更に携帯されている、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記方法は、
前記
ハンドオーバ要求確認メッセージに含まれるデータ転送トランスポートネットワーク層アドレス情報に従って、前記コアネットワーク機器から受信された前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを前記第二ネットワーク機器に転送することを更に含む、請求項7に記載の方法。
【請求項11】
前記方法は、
コアネットワーク機器から受信され
た終了識別子を前記第二ネットワーク機器に送信することを更に含む、請求項7又は10に記載の方法。
【請求項12】
第二ネットワーク機器に適用されるハンドオーバ方法であって、
第一ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報が携帯されているハンドオーバ要求メッセージを受信することと、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの
アクセス制御関連情報が携帯されているハンドオーバ要求確認メッセージを前記第一ネットワーク機器に送信することとを含む、ハンドオーバ方法。
【請求項13】
前記第二ネットワーク機器には
、第一マルチキャストブロードキャストサービスセッション又は
第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のユーザプレーン
リソースが現在確立されていないか、又は存在していないと確定されれば、前記方法は、
第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のマルチキャストブロードキャストサービスセッション又は
前記マルチキャストブロードキャストサービスセッションのための第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のユーザプレーン
リソースの確立をコアネットワーク機器へトリガすることを更に含む、請求項1
2に記載の方法。
【請求項14】
第一ネットワーク機器に適用されるハンドオーバ装置であって、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報が携帯されているハンドオーバ要求メッセージを第二ネットワーク機器に送信するための第一送信モジュールと、
前記第二ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求確認メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの
アクセス制御関連情報が携帯されているハンドオーバ要求確認メッセージを受信するための第一受信モジュールとを含む、ハンドオーバ装置。
【請求項15】
第二ネットワーク機器に適用されるハンドオーバ装置であって、
第一ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報が携帯されているハンドオーバ要求メッセージを受信するための第二受信モジュールと、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの
アクセス制御関連情報が携帯されているハンドオーバ要求確認メッセージを前記第一ネットワーク機器に送信するための第二送信モジュールとを含む、ハンドオーバ装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、2020年6月10日に中国で出願された中国特許出願第202010523600.1号の優先権を主張し、その内容の全ては、参照により本願に組み込まれる。
(技術分野)
本開示は、無線通信の技術分野に関し、具体的に、ハンドオーバ方法、処理方法、装置、ネットワーク機器及びコアネットワーク機器に関する。
【背景技術】
【0002】
モバイルネットワークリソースを有効に利用するために、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(Multimedia Broadcast Multicast Service、MBMS)が提案されており、当該サービスは、1つのデータソースから複数のターゲットモバイル端末にデータを伝送する技術であり、ネットワーク(コアネットワーク、伝送ネットワーク及びアクセスネットワークを含む)リソースの共有を実現し、ネットワークリソース、特にエアインターフェースリソースの利用率を向上させている。
【0003】
4Gでは、MBMSは、主にブロードキャストテレビ、公共安全等のサービスシーンを対象としているため、サービス自体がマルチキャストサービスとして予め定義される。ネットワーク内で分割された複数のマルチキャストブロードキャスト領域がカバーされ、これらの領域でブロードキャストが行われ、これらのブロードキャストサービスの具体的な送信位置及び一時的モバイルグループ識別子(Temporary Mobile Group Identity、TMGI)が端末に知らせられることを保証するために、端末は、自分の購読状況に応じて、対応する位置へ応答のブロードキャストコンテンツを取得しに行く。具体的に、エアインターフェースでは、マルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(Multicast Broadcast Single Frequency Network、MBSFN)と、シングルセルポイントツーマルチポイント(Single Cell Point-To Multipoint、SC-PTM)との2種類の伝送方式がサポートされている。
【0004】
MBSFNの主な原理は、以下の通りである。予め定義されたマルチキャストコンテンツをMBSFN領域内の複数の基地局にて同時に伝送し、且つMBSFNサブフレームにて伝送し、システム情報ブロックSIB2を介してMBSFNサブフレームの状況を端末に知らせ、SIB13を介してMBSFN領域、マルチキャスト制御チャネルMCCH構成及びMBMS通知メッセージの構成情報を端末に知らせ、端末は、MCCHに携帯されているMBSFN領域の構成メッセージを受信することで、マルチキャストサービスチャネルMTCHに携帯されているMBMSサービス情報、及びMTCHに対応する物理ブロードキャストチャネルPBCHによって送信された具体的な位置を取得し、端末は、上記のこれらの情報のブロードキャストを通じて、自分の関心を持つコンテンツに合わせて能動的に聴取する。
【0005】
SC-PTMの主な原理は、以下の通りである。予め定義されたマルチキャストコンテンツをあるセル内でブロードキャスト又はマルチキャストし、SC-MCCH物理下りリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、PDCCH)の時間領域構成情報をSIB20にてブロードキャストし、端末は、SC-MCCH PDCCHを復調することで、MCCHに携帯されているSC-PTM構成メッセージを得て、SC-MTCHに携帯されているMBMSサービス情報及びSC-MTCH PDCCHスケジューリング情報等を取得し、端末は、上記のこれらの情報のブロードキャストを通じて、自分の関心を持つコンテンツに合わせて能動的に聴取する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示の目的は、端末がマルチキャストブロードキャストセッションをサポートしているセルからマルチキャストブロードキャストセッションをサポートする又はサポートしないセルにハンドオーバすると、サービス継続性を保証できないという関連技術における問題を解決するためのハンドオーバ方法、処理方法、装置、ネットワーク機器及びコアネットワーク機器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一局面によれば、少なくとも1つの実施例は、第一ネットワーク機器に適用されるハンドオーバ方法であって、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報が携帯されているハンドオーバ要求メッセージを第二ネットワーク機器に送信することと、
前記第二ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求確認メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスのアクセス制御関連情報が携帯されているハンドオーバ要求確認メッセージを受信することとを含む、ハンドオーバ方法を提供している。
【0008】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスは、第一ネットワーク機器から確立を要求されるマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が現在伝送又は加入しているマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスとのうち、少なくとも1つを含む。
【0009】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、
前記第二ネットワーク機器へのハンドオーバを端末に指示するハンドオーバ命令を前記端末に送信するとともに、前記端末への前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータの送信を停止することを更に含む。
【0010】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報には、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスグループの識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスによって第一ネットワーク機器で採用される伝送方式と、
端末が希望又は選択した伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0011】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのアクセス制御関連情報には、
受け入れられた第一マルチキャストブロードキャストサービスのQoSフローと、
受け入れられた第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
受け入れられなかった第一マルチキャストブロードキャストサービスのQoSフローと、
受け入れられなかった第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスセッションが確立済み又は確立予定であることと、
データ転送トランスポートネットワーク層アドレス情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0012】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記伝送方式は、
ユニキャスト伝送方式と、
マルチキャスト伝送方式と、
ポイントツーポイント伝送方式と、
ポイントツーマルチポイント伝送方式とのうち、少なくとも1つを含む。
【0013】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、
コアネットワーク機器から送信された前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを受信することと、
コアネットワーク機器から送信された終了識別子であって、第一ネットワーク機器の第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送の終了を指し示すための終了識別子を受信することとを更に含む。
【0014】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、上述のコアネットワーク機器から送信された終了識別子を受信することは、
コアネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストセッションのトンネルヘッダに携帯されている前記終了識別子を受信すること、
及び/又は、コアネットワーク機器から送信されたユニキャストセッションのトンネルヘッダに携帯されている前記終了識別子を受信することを含む。
【0015】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記マルチキャストブロードキャストセッションのトンネルヘッダには、ユーザ識別情報が更に携帯されている。
【0016】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、
前記ハンドオーバ要求確認メッセージに含まれるデータ転送トランスポートネットワーク層アドレス情報に従って、前記コアネットワーク機器から受信された前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを前記第二ネットワーク機器に転送することを更に含む。
【0017】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、
コアネットワーク機器から受信された終了識別子を前記第二ネットワーク機器に送信することを更に含む。
【0018】
本開示の別の局面によれば、少なくとも1つの実施例は、第一ネットワーク機器に適用される情報インタラクション方法であって、
第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を取得することを含み、
前記サポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報には、
確立されるマルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
確立されるマルチキャストブロードキャストセッション情報と、
サポートしている伝送方式と、
サポートしているマルチキャストブロードキャストサービスの識別情報と、
マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしているかどうかの情報とのうち、少なくとも1つが含まれる、情報インタラクション方法を提供している。
【0019】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、
前記第二ネットワーク機器が第一マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしているかどうかを確定することと、
前記第一ネットワーク機器によって選択された第二ネットワーク機器が前記第一マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしていない場合、マルチキャストからユニキャストへの切り替えをコアネットワーク機器へトリガすることとを更に含み、
前記第一マルチキャストブロードキャストサービスは、第一ネットワーク機器から確立を要求されるマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が現在伝送又は加入しているマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスとのうち、少なくとも1つを含む。
【0020】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、上述の第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を取得することは、
第一ネットワーク機器と第二ネットワーク機器との間のインターフェースインタラクションを介して、第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を得ること、
又は、
第三ネットワーク機器の転送を介して、第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を得ること、
又は、
ネットワーク管理機器によって構成された前記第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を受信すること、
又は、
端末から報告された第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報であって、前記端末によって第二ネットワーク機器のシステムメッセージ又はマルチキャストブロードキャストサービス制御情報に基づいて確定されたMBS情報を受信することを含む。
【0021】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、第一ネットワーク機器と第二ネットワーク機器との間のインターフェースインタラクションを介して、第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を得ることは、
前記第一ネットワーク機器が、第二ネットワーク機器が送信したマルチキャストブロードキャストサービスセッションと関連するセッションとの間のマッピング関係を含むメッセージを受信して、第二ネットワーク機器がマルチキャストブロードキャストサービスをサポートしていないことを得ることを含む。
【0022】
本開示の別の局面によれば、少なくとも1つの実施例は、第二ネットワーク機器に適用されるハンドオーバ方法であって、
第一ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報が携帯されているハンドオーバ要求メッセージを受信することと、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのアクセス制御関連情報が携帯されているハンドオーバ要求確認メッセージを前記第一ネットワーク機器に送信することとを含む、ハンドオーバ方法を提供している。
【0023】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第二ネットワーク機器には、第一マルチキャストブロードキャストサービスセッション又は第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のユーザプレーンリソースが現在確立されていないか、又は存在していないと確定されれば、
第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のマルチキャストブロードキャストサービスセッション又は前記マルチキャストブロードキャストサービスセッションのための第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のユーザプレーンリソースの確立をコアネットワーク機器へトリガする。
【0024】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、上述の第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のマルチキャストブロードキャストサービスセッション又は前記マルチキャストブロードキャストサービスセッションのための第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のユーザプレーンリソースの確立をコアネットワーク機器へトリガすることは、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報と、ハンドオーバ指示と、前記第二ネットワーク機器のトランスポートネットワーク層アドレスとのうち、少なくとも1つが携帯されているマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求メッセージ、又は、第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のユーザプレーンリソース要求メッセージを送信することと、
前記コアネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求又はユーザプレーンリソース要求の返答メッセージを受信することとを含む。
【0025】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記コアネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求又はユーザプレーンリソース要求の返答メッセージには、IPマルチキャストアドレス情報が含まれる。
【0026】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、上述の第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のマルチキャストブロードキャストサービスセッションの確立をコアネットワーク機器へトリガすることは、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報と、ハンドオーバ指示と、前記第二ネットワーク機器のトランスポートネットワーク層アドレスのうち、少なくとも1つが携帯されているマルチキャストブロードキャストサービスセッション要請又は指示メッセージを送信することと、
前記コアネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッションリソース確立要求メッセージを受信することと、
前記マルチキャストブロードキャストサービスセッションリソース確立要求メッセージに基づいて第一マルチキャストブロードキャストサービスセッションを確立した後、マルチキャストブロードキャストサービスセッションリソース確立返答メッセージをコアネットワーク機器に送信することとを含む。
【0027】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスは、確立を要求されるマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が現在伝送又は加入しているマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスとのうち、少なくとも1つを含む。
【0028】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報には、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスグループの識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスによって第一ネットワーク機器で採用される伝送方式と、
端末が希望又は選択した伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0029】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのアクセス制御関連情報には、
受け入れられた第一マルチキャストブロードキャストサービスのQoSフローと、
受け入れられた第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
受け入れられなかった第一マルチキャストブロードキャストサービスのQoSフローと、
受け入れられなかった第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスセッションが確立済み又は確立予定であることと、
データ転送トランスポートネットワーク層アドレス情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0030】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記伝送方式は、
ユニキャスト伝送方式と、
マルチキャスト伝送方式と、
ポイントツーポイント伝送方式と、
ポイントツーマルチポイント伝送方式とのうち、少なくとも1つを含む。
【0031】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、
第一ネットワーク機器から転送された、前記第一ネットワーク機器がコアネットワーク機器から受信した第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを受信することを更に含む。
【0032】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、
第一ネットワーク機器から送信された、前記第一ネットワーク機器がコアネットワーク機器から受信した終了識別子であって、第一ネットワーク機器の第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送の終了を指し示すための終了識別子を受信することを更に含む。
【0033】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、
端末から送信されたランダムアクセス要求を受信して、前記第二ネットワーク機器への前記端末のアクセスを確定することと、
第二ネットワーク機器への端末のアクセスが成功したことを指し示すためのもの、又は、第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータの送信をコアネットワーク機器に要求するためのもの、又は、経路切替要求のためのものである第一指示情報をコアネットワーク機器に送信することとを更に含む。
【0034】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、
前記第一ネットワーク機器から転送された第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを前記第二ネットワーク機器へのアクセスの成功した端末に送信することと、
前記コアネットワーク機器から送信された前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを前記端末に送信することとを更に含む。
【0035】
本開示の別の局面によれば、少なくとも1つの実施例は、コアネットワーク機器に適用されるマルチキャストブロードキャストサービスの処理方法であって、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送が終了した後、第一ネットワーク機器の第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送の終了を指し示すための終了識別子を第一ネットワーク機器に送信することを含む、マルチキャストブロードキャストサービスの処理方法を提供している。
【0036】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスは、第一ネットワーク機器から確立を要求されるマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が現在伝送又は加入しているマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスとのうち、少なくとも1つを含む。
【0037】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、上述の終了識別子を第一ネットワーク機器に送信することの前に、前記方法は、
第二ネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求メッセージ又は第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のユーザプレーンリソース要求メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報と、ハンドオーバ指示と、前記第二ネットワーク機器のトランスポートネットワーク層アドレスとのうち、少なくとも1つが携帯されているマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求メッセージ又はユーザプレーンリソース要求メッセージを受信することと、
前記マルチキャストブロードキャストサービスセッション要求メッセージ又は第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のユーザプレーンリソース要求メッセージに従って、前記第二ネットワーク機器から要求される第一マルチキャストブロードキャストサービスセッション又は第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のユーザプレーンリソースを確立することと、
マルチキャストブロードキャストサービスセッション要求又はユーザプレーンリソース要求の返答メッセージを前記第二ネットワーク機器に送信することとを更に含む。
【0038】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、上述の終了識別子を第一ネットワーク機器に送信することの前に、前記方法は、
第二ネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービス要請又は指示メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報と、ハンドオーバ指示と、前記第二ネットワーク機器のトランスポートネットワーク層アドレスのうち、少なくとも1つが携帯されているマルチキャストブロードキャストサービス要請又は指示メッセージを受信することと、
マルチキャストブロードキャストサービスセッションリソース確立要求メッセージを第二ネットワーク機器に送信することと、
第二ネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッションリソース確立返答メッセージを受信することとを更に含む。
【0039】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報には、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスグループの識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスによって第一ネットワーク機器で採用される伝送方式と、
端末が希望又は選択した伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0040】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、
第二ネットワーク機器から送信された第一指示情報であって、第二ネットワーク機器への端末のアクセスが成功したことを指し示すためのもの、又は、第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータの送信をコアネットワーク機器に要求するためのもの、又は、経路切替要求のためのものである第一指示情報を受信することと、
前記第一指示情報に従って、第一ネットワーク機器へ送信される最後のデータパケットを確定して終了識別子を第一ネットワーク機器に送信することとを更に含む。
【0041】
本開示の別の局面によれば、少なくとも1つの実施例は、第一ネットワーク機器に適用されるハンドオーバ装置であって、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報が携帯されているハンドオーバ要求メッセージを第二ネットワーク機器に送信するための第一送信モジュールと、
前記第二ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求確認メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスのアクセス制御関連情報が携帯されているハンドオーバ要求確認メッセージを受信するための第一受信モジュールとを含む、ハンドオーバ装置を提供している。
【0042】
本開示の別の局面によれば、少なくとも1つの実施例は、第一ネットワーク機器とされ、プロセッサ及び送受信機を含むネットワーク機器であって、前記送受信機は、プロセッサの制御の下で、データを送受信するためのものであり、前記プロセッサは、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報が携帯されているハンドオーバ要求メッセージを第二ネットワーク機器に送信する操作と、
前記第二ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求確認メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスのアクセス制御関連情報が携帯されているハンドオーバ要求確認メッセージを受信する操作とを実行するためのものである、ネットワーク機器を提供している。
【0043】
本開示の別の局面によれば、少なくとも1つの実施例は、第一ネットワーク機器に適用される情報インタラクション装置であって、
第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を取得するための取得モジュールを含み、
前記サポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報には、
確立されるマルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
確立されるマルチキャストブロードキャストセッション情報と、
サポートしている伝送方式と、
サポートしているマルチキャストブロードキャストサービスの識別情報と、
マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしているかどうかの情報とのうち、少なくとも1つが含まれる、情報インタラクション装置を提供している。
【0044】
本開示の別の局面によれば、少なくとも1つの実施例は、第一ネットワーク機器とされ、プロセッサ及び送受信機を含むネットワーク機器であって、前記送受信機は、プロセッサの制御の下で、データを送受信するためのものであり、前記プロセッサは、
第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を取得する操作を実行するためのものであり、
前記サポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報には、
確立されるマルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
確立されるマルチキャストブロードキャストセッション情報と、
サポートしている伝送方式と、
サポートしているマルチキャストブロードキャストサービスの識別情報と、
マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしているかどうかの情報とのうち、少なくとも1つが含まれる、ネットワーク機器を提供している。
【0045】
本開示の別の局面によれば、少なくとも1つの実施例は、第二ネットワーク機器に適用されるハンドオーバ装置であって、
第一ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報が携帯されているハンドオーバ要求メッセージを受信するための第二受信モジュールと、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのアクセス制御関連情報が携帯されているハンドオーバ要求確認メッセージを前記第一ネットワーク機器に送信するための第二送信モジュールとを含む、ハンドオーバ装置を提供している。
【0046】
本開示の別の局面によれば、少なくとも1つの実施例は、第二ネットワーク機器とされ、プロセッサ及び送受信機を含むネットワーク機器であって、前記送受信機は、プロセッサの制御の下で、データを送受信するためのものであり、前記プロセッサは、
第一ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報が携帯されているハンドオーバ要求メッセージを受信する操作と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのアクセス制御関連情報が携帯されているハンドオーバ要求確認メッセージを前記第一ネットワーク機器に送信する操作とを実行するためのものである、ネットワーク機器を提供している。
【0047】
本開示の別の局面によれば、少なくとも1つの実施例は、コアネットワーク機器に適用されるマルチキャストブロードキャストサービスの処理装置であって、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送が終了した後、第一ネットワーク機器の第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送の終了を指し示すための終了識別子を第一ネットワーク機器に送信するための第三送信モジュールを含む、マルチキャストブロードキャストサービスの処理装置を提供している。
【0048】
本開示の別の局面によれば、少なくとも1つの実施例は、プロセッサ及び送受信機を含むコアネットワーク機器であって、前記送受信機は、プロセッサの制御の下で、データを送受信するためのものであり、前記プロセッサは、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送が終了した後、第一ネットワーク機器の第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送の終了を指し示すための終了識別子を第一ネットワーク機器に送信する操作を実行するためのものである、コアネットワーク機器を提供している。
【0049】
本開示の別の局面によれば、少なくとも1つの実施例は、メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で動作可能なプログラムとを含む通信機器であって、前記プロセッサによって前記プログラムが実行されると、上記に記載のハンドオーバ方法が実現されるか、又は、前記プロセッサによって前記プログラムが実行されると、上記に記載のマルチキャストブロードキャストサービスの処理方法が実現される、通信機器を提供している。
【0050】
本開示の別の局面によれば、少なくとも1つの実施例は、コンピュータプログラムを記憶した読取可能な記憶媒体であって、当該プログラムがプロセッサによって実行されると、上記に記載のハンドオーバ方法におけるステップが実現されるか、又は、当該プログラムがプロセッサによって実行されると、上記に記載のマルチキャストブロードキャストサービスの処理方法におけるステップが実現される、読取可能な記憶媒体を提供している。
【発明の効果】
【0051】
本開示の上記技術案は、少なくとも以下の有益な効果を有する。
本開示の実施例に係るハンドオーバ方法、処理方法、装置、ネットワーク機器及びコアネットワーク機器では、第一ネットワーク機器と第二ネットワーク機器との間のハンドオーバ手順における情報インタラクション、及び第一ネットワーク機器と、第二ネットワーク機器と、コアネットワーク機器との間のシグナリングインタラクションを通じて、マルチキャストブロードキャストセッションをサポートしているセルからマルチキャストブロードキャストセッションをサポートする又はサポートしないセルへの端末のハンドオーバ時のサービス継続性を保証しているため、マルチキャストブロードキャストサービス体験が向上される。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【
図1】
図1は、本開示の少なくとも1つの実施例によるハンドオーバ方法のフローチャートを示すものである。
【
図2】
図2は、本開示の少なくとも1つの実施例によるハンドオーバ方法の別のフローチャートを示すものである。
【
図3】
図3は、本開示の少なくとも1つの実施例による情報インタラクション方法のフローチャートを示すものである。
【
図4】
図4は、本開示の少なくとも1つの実施例によるマルチキャストブロードキャストサービスの処理方法のフローチャートを示すものである。
【
図5】
図5は、本開示の少なくとも1つの実施例による例1のインタラクション模式図を示すものである。
【
図6】
図6は、本開示の少なくとも1つの実施例によるハンドオーバ装置の構造模式図を示すものである。
【
図7】
図7は、本開示の少なくとも1つの実施例によるネットワーク機器の構造模式図を示すものである。
【
図8】
図8は、本開示の少なくとも1つの実施例による情報インタラクション装置の構造模式図を示すものである。
【
図9】
図9は、本開示の少なくとも1つの実施例によるネットワーク機器の別の構造模式図を示すものである。
【
図10】
図10は、本開示の少なくとも1つの実施例によるハンドオーバ装置の別の構造模式図を示すものである。
【
図11】
図11は、本開示の少なくとも1つの実施例によるネットワーク機器のさらなる別の構造模式図を示すものである。
【
図12】
図12は、本開示の少なくとも1つの実施例によるマルチキャストブロードキャストサービスの処理装置の構造模式図である。
【
図13】
図13は、本開示の少なくとも1つの実施例によるコアネットワーク機器の構造模式図を示すものである。
【発明を実施するための形態】
【0053】
あるマルチキャストブロードキャストセッションがネットワークによって確立されるかどうかは、当該基地局の配下に当該マルチキャストブロードキャストサービスを購読しているユーザがいるかどうかに依存するため、実際の展開では、隣の基地局又はセルには、あるサービスのマルチキャストブロードキャストサービスのセッションが既に確立されているが、一部の基地局には、このサービスのマルチキャストブロードキャストセッションがまだ確立されていない場合があるため、端末が1つのセルから、マルチキャストブロードキャストサービスをサポートできない別のセルにハンドオーバすることがあり得る。ターゲット基地局が現在のマルチキャストブロードキャストサービスをサポートしている場合であっても、シーンの切替時のサービス継続性を如何に保証するかという問題がある。
【0054】
関連技術案では、MBSは、主にブロードキャスト等の予め定義されたサービス及び領域を対象としており、以下の問題がある。
1)マルチキャストブロードキャスト領域は、事前に計画されたものであり、且つ周波数との間に、通常、一定のバインディング関係を持っているため、関連技術案におけるサービス継続性については、マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしているセルができるだけ端末によって選択されることを如何に保証するかを考慮しており、例えば、アイドル状態の端末であれば、マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしている周波数ポイントが優先的に選択され、接続状態の端末であれば、ユニキャストサービスの切替時に、マルチキャストブロードキャストサービスへの端末の関心が優先的に考慮されて、当該マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしているセルができるだけ選択されるようにしている。
2)従来のマルチキャストブロードキャストサービスは、接続状態及びアイドル状態の何れについても、固定の物理チャネルにて送信するようになっており、マルチキャストサービス切替手順もサポートしていない。
3)端末は、マルチキャストブロードキャストセッションが確立されていないセルに移動して、必要なマルチキャストブロードキャストサービスがないことを判明した場合、当該マルチキャストブロードキャストサービスの加入/購読の機能をトリガしてもよく、こうすれば、コアネットワークから基地局へのマルチキャストブロードキャストセッションの確立がトリガされる。しかし、サービスサーバから生じるデータストリームは、連続的なものであり、マルチキャストブロードキャストセッションの確立をトリガするには、一定の時間が必要となり、その間、端末は、当該ターゲットセルからマルチキャストブロードキャストサービスを受信できず、サービス継続性が保証できなくなり、端末は、一部のマルチキャストブロードキャストサービスデータを失ってしまい、映像のフリーズに繋がり、ひいては、車両ネットワーキング(vehicle to everything、V2X)の場合、マルチキャストブロードキャストサービスの重要な安全情報の紛失に繋がる。
【0055】
本開示の解決しようとする課題、技術案及び利点をより明確にするために、以下、図面及び具体的な実施例を通じて詳細に述べる。
【0056】
図1に示すように、本開示の少なくとも1つの実施例は、第一ネットワーク機器に適用されるハンドオーバ方法であって、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報が携帯されているハンドオーバ要求メッセージを第二ネットワーク機器に送信するステップ11と、
前記第二ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求確認メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの
アクセス制御関連情報が携帯されているハンドオーバ要求確認メッセージを受信するステップ12とを含む、ハンドオーバ方法を提供している。
【0057】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、第一ネットワーク機器は、測定及び報告を行わせるように端末を構成し、端末から報告された測定レポートに従って端末のハンドオーバを決定し、選択された第二ネットワーク機器にハンドオーバ要求メッセージを送信し、ここで、ハンドオーバ要求メッセージに携帯されている第一マルチキャストブロードキャストサービスは、第一ネットワーク機器から確立を要求されるマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が現在伝送又は加入しているマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスとのうち、少なくとも1つを含む。
【0058】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、第二ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求確認メッセージを受信した後に、前記方法は、
前記第二ネットワーク機器へのハンドオーバを端末に指示するハンドオーバ命令を前記端末に送信するとともに、前記端末への前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータの送信を停止することを更に含む。
【0059】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報には、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
例えば一時的モバイルグループ識別子(Temporary Mobile Group Identity、TMGI)やセッションID等の第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスグループの識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスによって第一ネットワーク機器で採用される伝送方式と、
端末が希望又は選択した伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0060】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのアクセス制御関連情報には、
受け入れられた第一マルチキャストブロードキャストサービスのQoSフローと、
受け入れられた第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
受け入れられなかった第一マルチキャストブロードキャストサービスのQoSフローと、
受け入れられなかった第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスセッションが確立済み又は確立予定であることと、
例えばネットワーク機器のTNL(トランスポートネットワーク層)アドレスのようなデータ転送トランスポートネットワーク層アドレス情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0061】
ここで、前記伝送方式は、
ユニキャスト伝送方式と、
マルチキャスト伝送方式と、
ポイントツーポイント伝送方式と、
ポイントツーマルチポイント伝送方式とのうち、少なくとも1つを含む。
【0062】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、第二ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求確認メッセージを受信した後に、前記方法は、
コアネットワーク機器から送信された前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを受信することと、
コアネットワーク機器から送信された終了識別子であって、第一ネットワーク機器の第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送の終了を指し示すための終了識別子を受信することとを更に含む。
【0063】
本開示の1つの選択的な実施例として、上述のコアネットワーク機器から送信された終了識別子を受信することは、
コアネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストセッションのトンネルヘッダに携帯されている前記終了識別子を受信すること、
及び/又は、コアネットワーク機器から送信されたユニキャストセッションのトンネルヘッダに携帯されている前記終了識別子を受信することを含む。
【0064】
ここで、前記マルチキャストブロードキャストセッションのトンネルヘッダには、例えばネットワーク機器及びコアネットワークの制御プレーン端末アプリケーションプロトコル識別子(Application protocol ID、AP ID)等の識別子のようなユーザ識別情報が更に携帯されている。
【0065】
本開示の1つの選択的な実施例として、前記方法は、
前記ハンドオーバ要求確認メッセージに含まれるデータ転送トランスポートネットワーク層アドレス情報に従って、前記コアネットワーク機器から受信された前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを前記第二ネットワーク機器に転送することを更に含む。
【0066】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、
コアネットワーク機器から受信された終了識別子を前記第二ネットワーク機器に送信することを更に含む。これにより、第二ネットワーク機器は、まず、第一ネットワーク機器から転送された第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを端末に送信し、そして、伝送受信識別子に従って、第一ネットワーク機器の転送データの送信が全部完了した後、コアネットワーク機器から受信された第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを端末に送信し始めるため、データ伝送の継続性が保証される。
【0067】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、第二ネットワーク機器が前記第一マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしているかどうかに関わらず、第一ネットワーク機器は、ハンドオーバ要求メッセージ及びハンドオーバ要求確認メッセージによってマルチキャストサービスの切り替えを実現できる。
【0068】
以上より、本開示の少なくとも1つの実施例は、第一ネットワーク機器と第二ネットワーク機器との間のハンドオーバ手順における情報インタラクション、及び第一ネットワーク機器によるコアネットワークから送信されたマルチキャストブロードキャストサービスのデータの転送を介して、マルチキャストブロードキャストセッションをサポートしているセルからマルチキャストブロードキャストセッションをサポートする又はサポートしないセルへの端末のハンドオーバ時のサービス継続性を保証しているため、マルチキャストブロードキャストサービス体験が向上される。
【0069】
図2に示すように、本開示の別の局面によれば、少なくとも1つの実施例は、第一ネットワーク機器に適用されるハンドオーバ方法であって、
第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を取得するステップ20を含み、前記サポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報には、
確立されるマルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
確立されるマルチキャストブロードキャストセッション情報と、
サポートしている伝送方式と、
サポートしているマルチキャストブロードキャストサービスの識別情報と、
マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしているかどうかの情報とのうち、少なくとも1つが含まれる、ことを特徴とするハンドオーバ方法を提供している。
【0070】
1つの選択的な実施例として、前記方法は、
前記第二ネットワーク機器が第一マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしているかどうかを確定することと、
前記第一ネットワーク機器によって選択された第二ネットワーク機器が前記第一マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしていない場合、マルチキャストからユニキャストへの切り替えをコアネットワーク機器へトリガすることとを更に含み、
前記第一マルチキャストブロードキャストサービスは、第一ネットワーク機器から確立を要求されるマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が現在伝送又は加入しているマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスとのうち、少なくとも1つを含む。
【0071】
換言すれば、本開示の少なくとも1つの実施例において、第一ネットワーク機器は、第二ネットワーク機器がサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を先に入手し、第一ネットワーク機器が測定レポートに従って端末のハンドオーバ先のネットワーク機器(基地局又はセル)を選択する際、もし選択された第二ネットワーク機器が第一マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしていないと判明したら、マルチキャストからユニキャストサービスへの切替手順をコアネットワーク機器へトリガし、マルチキャストからユニキャストへの切替手順が完了した後、ユニキャストの切替手順を開始させ、ユニキャストの切替手順については、ここで詳しく述べない。
【0072】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、ステップ20は、
第一ネットワーク機器と第二ネットワーク機器との間のインターフェースインタラクションを介して、第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を得ること、
又は、
第三ネットワーク機器の転送を介して、第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を得ること、
又は、
ネットワーク管理機器によって構成された前記第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を受信すること、
又は、
端末から報告された第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報であって、前記端末によって第二ネットワーク機器のシステムメッセージ又はマルチキャストブロードキャストサービス制御情報に基づいて確定されたMBS情報を受信することを含む。
【0073】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、第一ネットワーク機器と第二ネットワーク機器との間のインターフェースインタラクションを介して、第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を得ることは、
前記第一ネットワーク機器が、第二ネットワーク機器が送信したマルチキャストブロードキャストサービスセッションと関連するセッションとの間のマッピング関係を含むメッセージを受信して、第二ネットワーク機器がマルチキャストブロードキャストサービスをサポートしていないことを得ることを含む。
【0074】
以上より、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、第一ネットワーク機器と、第二ネットワーク機器及びコアネットワーク機器との間のハンドオーバ手順における情報インタラクションを通じて、マルチキャストブロードキャストセッションをサポートしているセルからマルチキャストブロードキャストセッションをサポートする又はサポートしないセルへの端末のハンドオーバ時にユニキャストに切り替えて伝送できることを保証しているため、サービス継続性が保証され、その結果、サービス体験が向上される。
【0075】
図3に示すように、本開示の少なくとも1つの実施例は、第二ネットワーク機器に適用される情報インタラクション方法であって、
第一ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報が携帯されているハンドオーバ要求メッセージを受信するステップ21と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの
アクセス制御関連情報が携帯されているハンドオーバ要求確認メッセージを前記第一ネットワーク機器に送信するステップ22とを含む、情報インタラクション方法を更に提供している。
【0076】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、第一ネットワーク機器は、測定及び報告を行わせるように端末を構成し、端末から報告された測定レポートに従って端末のハンドオーバを決定し、選択された第二ネットワーク機器にハンドオーバ要求メッセージを送信し、ここで、ハンドオーバ要求メッセージに携帯されている第一マルチキャストブロードキャストサービスは、第一ネットワーク機器から確立を要求されるマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が現在伝送又は加入しているマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスとのうち、少なくとも1つを含む。
【0077】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第二ネットワーク機器には、第一マルチキャストブロードキャストサービスセッション又は第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のユーザプレーンリソースが既に確立されているか、又は存在していると確定されれば、ハンドオーバ要求確認メッセージを第一ネットワーク機器に直接送信する。
【0078】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第二ネットワーク機器には、第一マルチキャストブロードキャストサービスセッション又は第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のユーザプレーンリソースが現在確立されていないか、又は存在していないと確定されれば、前記方法は、
第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のマルチキャストブロードキャストサービスセッション又は前記マルチキャストブロードキャストサービスセッションのための第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のユーザプレーンリソースの確立をコアネットワーク機器へトリガすることを更に含む。
【0079】
1つの選択的な実施例として、上述の第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のマルチキャストブロードキャストサービスセッション又は前記マルチキャストブロードキャストサービスセッションのための第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のユーザプレーンリソースの確立をコアネットワーク機器へトリガすることは、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報と、ハンドオーバ指示と、前記第二ネットワーク機器のトランスポートネットワーク層アドレスとのうち、少なくとも1つが携帯されているマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求メッセージ、又は、第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のユーザプレーンリソース要求メッセージを送信することと、
前記コアネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求又はユーザプレーンリソース要求の返答メッセージを受信することとを含む。
【0080】
別の選択的な実施例として、前記コアネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求又は第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のユーザプレーンリソース要求の返答メッセージには、IPマルチキャストアドレス情報が含まれる。
【0081】
別の選択的な実施例として、上述の第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のマルチキャストブロードキャストサービスセッションの確立をコアネットワーク機器へトリガすることは、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報と、ハンドオーバ指示と、前記第二ネットワーク機器のトランスポートネットワーク層アドレスのうち、少なくとも1つが携帯されているマルチキャストブロードキャストサービスセッション要請又は指示メッセージを送信することと、
前記コアネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッションリソース確立要求メッセージを受信することと、
マルチキャストブロードキャストサービスセッションリソース確立返答メッセージをコアネットワーク機器に送信することとを含む。
【0082】
前記第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のマルチキャストブロードキャストサービスセッションは、マルチキャストブロードキャストサービスのコンテキストと、制御プレーンリソースと、ユーザプレーンリソースと、ユーザプレーンリソースとのうち、1つ又は複数を含むが、これらに限定されない。
【0083】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報には、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
例えば一時的モバイルグループ識別子(Temporary Mobile Group Identity、TMGI)やセッションID等の第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスグループの識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスによって第一ネットワーク機器で採用される伝送方式と、
端末が希望又は選択した伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0084】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのアクセス制御関連情報には、
受け入れられた第一マルチキャストブロードキャストサービスのQoSフローと、
受け入れられた第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
受け入れられなかった第一マルチキャストブロードキャストサービスのQoSフローと、
受け入れられなかった第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスセッションが確立済み又は確立予定であることと、
データ転送トランスポートネットワーク層アドレス情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0085】
ここで、前記伝送方式は、
ユニキャスト伝送方式と、
マルチキャスト伝送方式と、
ポイントツーポイント伝送方式と、
ポイントツーマルチポイント伝送方式とのうち、少なくとも1つを含む。
【0086】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、
第一ネットワーク機器から転送された、前記第一ネットワーク機器がコアネットワーク機器から受信した第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを受信することを更に含む。
【0087】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、
第一ネットワーク機器から送信された、前記第一ネットワーク機器がコアネットワーク機器から受信した終了識別子であって、第一ネットワーク機器の第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送の終了を指し示すための終了識別子を受信することを更に含む。
【0088】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、
端末から送信されたランダムアクセス要求を受信して、前記第二ネットワーク機器への前記端末のアクセスを確定することと、
第二ネットワーク機器への端末のアクセスが成功したことを指し示すためのもの、又は、第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータの送信をコアネットワーク機器に要求するためのもの、又は、経路切替要求のためのものである第一指示情報をコアネットワーク機器に送信することとを更に含む。
【0089】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、
前記第一ネットワーク機器から転送された第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを前記第二ネットワーク機器へのアクセスの成功した端末に送信することと、
前記コアネットワーク機器から送信された前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを前記端末に送信することとを更に含む。
【0090】
本開示の少なくとも1つの実施例において、第二ネットワーク機器は、まず、第一ネットワーク機器から転送された第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを端末に送信し、そして、伝送受信識別子に従って、第一ネットワーク機器の転送データの送信が全部完了した後、コアネットワーク機器から受信された第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを端末に送信し始めるため、データ伝送の継続性が保証される。
【0091】
以上より、本開示の少なくとも1つの実施例は、第一ネットワーク機器と第二ネットワーク機器との間のハンドオーバ手順における情報インタラクション、及び第一ネットワーク機器によるコアネットワークから送信されたマルチキャストブロードキャストサービスのデータの転送を介して、マルチキャストブロードキャストセッションをサポートしているセルからマルチキャストブロードキャストセッションをサポートする又はサポートしないセルへの端末のハンドオーバ時のサービス継続性を保証しているため、マルチキャストブロードキャストサービス体験が向上される。
【0092】
図4に示すように、本開示の少なくとも1つの実施例は、コアネットワーク機器に適用されるマルチキャストブロードキャストサービスの処理方法であって、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送が終了した後、第一ネットワーク機器の第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送の終了を指し示すため
の終了識別子を第一ネットワーク機器に送信するステップ31を含む、マルチキャストブロードキャストサービスの処理方法を更に提供している。
【0093】
本開示の1つの選択的な実施例として、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスは、第一ネットワーク機器から確立を要求されるマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が現在伝送又は加入しているマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスとのうち、少なくとも1つを含む。
【0094】
また、本開示の一局面によれば、少なくとも1つの実施例において、終了識別子を第一ネットワーク機器に送信する前に、前記方法は、
第二ネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求メッセージ又は第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のユーザプレーンリソース要求メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報と、ハンドオーバ指示と、前記第二ネットワーク機器のトランスポートネットワーク層アドレスとのうち、少なくとも1つが携帯されているマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求メッセージ、又は第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のユーザプレーンリソース要求メッセージを受信することと、
前記マルチキャストブロードキャストサービスセッション要求メッセージ又はユーザプレーンリソース要求メッセージに従って、前記第二ネットワーク機器から要求される第一マルチキャストブロードキャストサービスセッション又は第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のユーザプレーンリソースを確立することと、
マルチキャストブロードキャストサービスセッション要求又はユーザプレーンリソース要求の返答メッセージを前記第二ネットワーク機器に送信することとを更に含む。
【0095】
また、本開示の別の局面によれば、少なくとも1つの実施例において、終了識別子を第一ネットワーク機器に送信する前に、前記方法は、
第二ネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービス要請又は指示メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報と、ハンドオーバ指示と、前記第二ネットワーク機器のトランスポートネットワーク層アドレスのうち、少なくとも1つが携帯されているマルチキャストブロードキャストサービス要請又は指示メッセージを受信することと、
マルチキャストブロードキャストサービスセッションリソース確立要求メッセージを第二ネットワーク機器に送信することと、
第二ネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッションリソース確立返答メッセージを受信することとを更に含む。
【0096】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報には、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
例えば一時的モバイルグループ識別子(Temporary Mobile Group Identity、TMGI)やセッションID等の第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスグループの識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスによって第一ネットワーク機器で採用される伝送方式と、
端末が希望又は選択した伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0097】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、
第二ネットワーク機器から送信された第一指示情報であって、第二ネットワーク機器への端末のアクセスが成功したことを指し示すためのもの、又は、第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータの送信をコアネットワーク機器に要求するためのもの、又は、経路切替要求のためのものである第一指示情報を受信することと、
前記第一指示情報に従って、第一ネットワーク機器へ送信される最後のデータパケットを確定して終了識別子を第一ネットワーク機器に送信することとを更に含む。
【0098】
ここで、端末がランダムアクセス手順を介して第二ネットワーク機器にアクセスした後、第二ネットワーク機器は、第一指示情報をコアネットワーク機器に送信し、当該第一指示情報を通じて、第二ネットワーク機器への端末のアクセスが成功したことをコアネットワーク機器に知らせるか、又はコアネットワーク機器に第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータの送信を要求するか、又は経路の切替を要求し、コアネットワーク機器は、当該第一指示情報に基づいて終了識別子を第一ネットワーク機器に送信し、更に第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを第二ネットワーク機器に送信する。
【0099】
本開示の少なくとも1つの実施例では、第一ネットワーク機器と第二ネットワーク機器との間のハンドオーバ手順における情報インタラクション、及び第一ネットワーク機器と、第二ネットワーク機器と、コアネットワーク機器との間のシグナリングインタラクションを通じて、マルチキャストブロードキャストセッションをサポートしているセルからマルチキャストブロードキャストセッションをサポートする又はサポートしないセルへの端末のハンドオーバ時のサービス継続性を保証しているため、マルチキャストブロードキャストサービス体験が向上される。
【0100】
本開示の少なくとも1つの実施例によるハンドオーバ方法及びマルチキャストブロードキャストサービスの処理方法をより明確に述べるために、以下、
図5を参照して一例を説明する。
【0101】
例1、第二ネットワーク機器は、
図5に示すように、マルチキャストセッションの確立及びマルチキャストデータの転送をトリガする。
ステップ0、第一ネットワーク機器は、測定及び報告を行わせるように端末を構成する。
ステップ1、第一ネットワーク機器は、測定レポートに従って、端末のハンドオーバを決定し、ハンドオーバ要求を第二ネットワーク機器に送信し、当該ハンドオーバ要求には、
QoSフロー(Flow)情報と
例えばTMGIやセッションID等のサービス識別情報と、
MBSグループの識別情報と、
マルチキャストセッションIDとのうち、少なくとも1つの情報が携帯されている(現在行われているか又は関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスMBSの関連情報、即ち第一MBSの関連情報であってもよい)。
ステップ2、第二ネットワーク機器は、第一M
BSサービスのセッションが現在確立されていないと判明して、M
BSセッション要求をコアネットワークの制御ネットワークエレメントに送信し、第二ネットワーク機器には、第一M
BSサービスのセッションが現在確立されていれば、ステップ5に進む。ここで、MBSセッション要求には、
QoSフロー情報(MBS)と
例えばTMGIやセッションID等のサービス識別情報と、
MBSグループの識別情報と、
ハンドオーバ指示と、
ハンドオーバ理由と、
第二ネットワーク機器のTNLアドレスとのうち、少なくとも1つの情報が携帯されている。
ステップ3、コアネットワークの制御ネットワークエレメントは、ゲートウェイとインタラクションしてM
BSセッションを確立するか又は情報を修正し、当該M
BSセッションが既に存在していれば、修正メッセージを介して、新しいネットワーク機器の受信アドレス及びトンネルエンドポイント識別子(TEID)情報をゲートウェイに送信し、セッションがまだ存在していなければ、セッション確立メッセージを介して、セッションを確立して基地局の受信アドレス及びTEID情報を送信する。
ステップ4、コアネットワークの制御プレーンネットワークエレメントは、セッション要求の返答を第二ネットワーク機器に送信し、このとき、第二ネットワーク機器とコアネットワークのネットワークエレメントとの間のセッションが確立されているが、この時点で、コアネットワークのネットワークエレメントは、直ちにマルチキャストブロードキャストデータを第二ネットワーク機器に送信せず、引き続きマルチキャストブロードキャストデータをソース基地局に送信する。
ステップ5、第二ネットワーク機器は、マルチキャストブロードキャストセッションの確立状況に応じて、ユーザを受け入れれば、ハンドオーバ要求確定メッセージをソース基地局に送信し、当該ハンドオーバ要求確定メッセージには、マルチキャストブロードキャストセッションを確立するかどうかの情報、データ転送アドレス等の情報が含まれ、端末のマルチキャストブロードキャストセッションをサポートしていなければ、ハンドオーバ要求拒否メッセージを送信して、例えばユーザのマルチキャストブロードキャストサービスをサポートしていないような拒否理由を指示してもよい。
ステップ6、第一ネットワーク機器は、ハンドオーバ命令を端末に送信するとともに、端末へのデータの送信を停止する。
ステップ7、端末は、第二ネットワーク機器へのランダムアクセス手順をスタートさせ、アクセスが成功した後、第二ネットワーク機器は、第一指示情報をコアネットワークの制御ネットワークエレメントに送信し、コアネットワークの制御ネットワークエレメントは、第一指示情報をコアネットワークのゲートウェイに送信する。
ステップ8、コアネットワークのゲートウェイは、この時点から、マルチキャストブロードキャストデータを第二ネットワーク機器に送信し始め、第一ネットワーク機器へ送信される最後のパケットにデータ
の終了識別子をキャリーさせ、当該識別子は、端末毎のものであり、最後のデータパケットが送信されると同時に、ユーザ識別子、例えば基地局及びコアネットワークの制御プレーン端末AP ID等の識別子をキャリーさせてもよい。
ステップ9、第一ネットワーク機器は、コアネットワークのゲートウェイから受信された第一MBSのデータを第二ネットワーク機器に転送し、
ステップ9は、ステップ6の直後で実行可能とされ、受信されたデータ
の終了識別子を第二ネットワーク機器に送信してもよい。
ステップ10、第二ネットワーク機器は、まず、第一ネットワーク機器から転送されたMBSデータを送信し、そして
、終了識別子に従って、転送されたデータパケットの送信が全部完了した後、コアネットワークのゲートウェイから受信された新しいMBSデータパケットを送信し始める。こうして、データ伝送の継続性が保証される。
【0102】
図6に示すように、本開示の少なくとも1つの実施例は、第一ネットワーク機器に適用されるハンドオーバ装置であって、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報が携帯されているハンドオーバ要求メッセージを第二ネットワーク機器に送信するための第一送信モジュール51と、
前記第二ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求確認メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの
アクセス制御関連情報が携帯されているハンドオーバ要求確認メッセージを受信するための第一受信モジュール52とを含む、ハンドオーバ装置を更に提供している。
【0103】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスは、第一ネットワーク機器から確立を要求されるマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が現在伝送又は加入しているマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスとのうち、少なくとも1つを含む。
【0104】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記装置は、
前記第二ネットワーク機器へのハンドオーバを端末に指示するハンドオーバ命令を前記端末に送信するとともに、前記端末への前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータの送信を停止するための第四送信モジュールを更に含む。
【0105】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報には、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスグループの識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスによって第一ネットワーク機器で採用される伝送方式と、
端末が希望又は選択した伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0106】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのアクセス制御関連情報には、
受け入れられた第一マルチキャストブロードキャストサービスのQoSフローと、
受け入れられた第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
受け入れられなかった第一マルチキャストブロードキャストサービスのQoSフローと、
受け入れられなかった第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスセッションが確立済み又は確立予定であることと、
データ転送トランスポートネットワーク層アドレス情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0107】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記伝送方式は、
ユニキャスト伝送方式と、
マルチキャスト伝送方式と、
ポイントツーポイント伝送方式と、
ポイントツーマルチポイント伝送方式とのうち、少なくとも1つを含む。
【0108】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記装置は、
コアネットワーク機器から送信された前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを受信するための第三受信モジュールと、
コアネットワーク機器から送信された終了識別子であって、第一ネットワーク機器の第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送の終了を指し示すための終了識別子を受信するための第四受信モジュールとを更に含む。
【0109】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第四受信モジュールは、
コアネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストセッションのトンネルヘッダに携帯されている前記終了識別子の受信用、
及び/又は、コアネットワーク機器から送信されたユニキャストセッションのトンネルヘッダに携帯されている前記終了識別子の受信用の受信サブモジュールを含む。
【0110】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記マルチキャストブロードキャストセッションのトンネルヘッダには、ユーザ識別情報が更に携帯されている。
【0111】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記装置は、
前記ハンドオーバ要求確認メッセージに含まれるデータ転送トランスポートネットワーク層アドレス情報に従って、前記コアネットワーク機器から受信された前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを前記第二ネットワーク機器に転送するための第五送信モジュールを更に含む。
【0112】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記装置は、
コアネットワーク機器から受信された終了識別子を前記第二ネットワーク機器に送信するための第六送信モジュールを更に含む。
【0113】
本開示の少なくとも1つの実施例は、第一ネットワーク機器と第二ネットワーク機器との間のハンドオーバ手順における情報インタラクション、及び第一ネットワーク機器によるコアネットワークから送信されたマルチキャストブロードキャストサービスのデータの転送を介して、マルチキャストブロードキャストセッションをサポートしているセルからマルチキャストブロードキャストセッションをサポートする又はサポートしないセルへの端末のハンドオーバ時のサービス継続性を保証しているため、マルチキャストブロードキャストサービス体験が向上される。
【0114】
説明すべきなのは、本開示の少なくとも1つの実施例によるハンドオーバ装置は、上記ハンドオーバ方法を実行可能な装置であれば、上記ハンドオーバ方法の全実施例は、何れも当該装置に適用可能で、且つ同一又は類似の有益な効果を奏することができる。
【0115】
図7に示すように、本開示の少なくとも1つの実施例は、第一ネットワーク機器とされ、プロセッサ600及び送受信機610を含むネットワーク機器であって、前記送受信機610は、プロセッサ600の制御の下で、データを送受信するためのものであり、前記プロセッサ600は、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報が携帯されているハンドオーバ要求メッセージを第二ネットワーク機器に送信する操作と、
前記第二ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求確認メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの
アクセス制御関連情報が携帯されているハンドオーバ要求確認メッセージを受信する操作とを実行するためのものである、ネットワーク機器を更に提供している。
【0116】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスは、第一ネットワーク機器から確立を要求されるマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が現在伝送又は加入しているマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスとのうち、少なくとも1つを含む。
【0117】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記プロセッサは、
前記第二ネットワーク機器へのハンドオーバを端末に指示するハンドオーバ命令を前記端末に送信するとともに、前記端末への前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータの送信を停止する操作を実行するために更に使用される。
【0118】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報には、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスグループの識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスによって第一ネットワーク機器で採用される伝送方式と、
端末が希望又は選択した伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0119】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのアクセス制御関連情報には、
受け入れられた第一マルチキャストブロードキャストサービスのQoSフローと、
受け入れられた第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
受け入れられなかった第一マルチキャストブロードキャストサービスのQoSフローと、
受け入れられなかった第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスセッションが確立済み又は確立予定であることと、
データ転送トランスポートネットワーク層アドレス情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0120】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記伝送方式は、
ユニキャスト伝送方式と、
マルチキャスト伝送方式と、
ポイントツーポイント伝送方式と、
ポイントツーマルチポイント伝送方式とのうち、少なくとも1つを含む。
【0121】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記プロセッサは、
コアネットワーク機器から送信された前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを受信する操作と、
コアネットワーク機器から送信された終了識別子であって、第一ネットワーク機器の第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送の終了を指し示すための終了識別子を受信する操作とを実行するために更に使用される。
【0122】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記プロセッサは、
コアネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストセッションのトンネルヘッダに携帯されている前記終了識別子を受信し、
及び/又は、コアネットワーク機器から送信されたユニキャストセッションのトンネルヘッダに携帯されている前記終了識別子を受信するために更に使用される。
【0123】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記マルチキャストブロードキャストセッションのトンネルヘッダには、ユーザ識別情報が更に携帯されている。
【0124】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記プロセッサは、
前記ハンドオーバ要求確認メッセージに含まれるデータ転送トランスポートネットワーク層アドレス情報に従って、前記コアネットワーク機器から受信された前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを前記第二ネットワーク機器に転送するために更に使用される。
【0125】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記プロセッサは、
コアネットワーク機器から受信された終了識別子を前記第二ネットワーク機器に送信するために更に使用される。
【0126】
本開示の少なくとも1つの実施例は、第一ネットワーク機器と第二ネットワーク機器との間のハンドオーバ手順における情報インタラクション、及び第一ネットワーク機器によるコアネットワークから送信されたマルチキャストブロードキャストサービスのデータの転送を介して、マルチキャストブロードキャストセッションをサポートしているセルからマルチキャストブロードキャストセッションをサポートする又はサポートしないセルへの端末のハンドオーバ時のサービス継続性を保証しているため、マルチキャストブロードキャストサービス体験が向上される。
【0127】
説明すべきなのは、本開示の少なくとも1つの実施例による第一ネットワーク機器は、上記ハンドオーバ方法を実行可能な第一ネットワーク機器であれば、上記ハンドオーバ方法の全実施例は、何れも当該第一ネットワーク機器に適用可能で、且つ同一又は類似の有益な効果を奏することができる。
【0128】
図8に示すように、本開示の少なくとも1つの実施例は、第一ネットワーク機器に適用される情報インタラクション装置であって、
第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を取得するための取得モジュール81を含み、前記サポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報には、
確立されるマルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
確立されるマルチキャストブロードキャストセッション情報と、
サポートしている伝送方式と、
サポートしているマルチキャストブロードキャストサービスの識別情報と、
マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしているかどうかの情報とのうち、少なくとも1つが含まれる、情報インタラクション装置を更に提供している。
【0129】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記装置は、
前記第二ネットワーク機器が第一マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしているかどうかを確定するための確定モジュールと、
前記第一ネットワーク機器によって選択された第二ネットワーク機器が前記第一マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしていない場合、マルチキャストからユニキャストへの切り替えをコアネットワーク機器へトリガするための処理モジュールとを更に含み、
前記第一マルチキャストブロードキャストサービスは、第一ネットワーク機器から確立を要求されるマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が現在伝送又は加入しているマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスとのうち、少なくとも1つを含む。
【0130】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記取得モジュールは、
第一ネットワーク機器と第二ネットワーク機器との間のインターフェースインタラクションを介して、第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を得るか、
又は、第三ネットワーク機器の転送を介して、第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を得るか、
又は、ネットワーク管理機器によって構成された前記第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を受信するか、
又は、端末から報告された第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報であって、前記端末によって第二ネットワーク機器のシステムメッセージ又はマルチキャストブロードキャストサービス制御情報に基づいて確定されたMBS情報を受信するための取得サブモジュールを含む。
【0131】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、第一ネットワーク機器と第二ネットワーク機器との間のインターフェースインタラクションを介して、第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を得ることは、
前記第一ネットワーク機器が、第二ネットワーク機器が送信したマルチキャストブロードキャストサービスセッションと関連するセッションとの間のマッピング関係を含むメッセージを受信して、第二ネットワーク機器がマルチキャストブロードキャストサービスをサポートしていないことを得ることを含む。
【0132】
以上より、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、第一ネットワーク機器と、第二ネットワーク機器及びコアネットワーク機器との間のハンドオーバ手順における情報インタラクションを通じて、マルチキャストブロードキャストセッションをサポートしているセルからマルチキャストブロードキャストセッションをサポートする又はサポートしないセルへの端末のハンドオーバ時にユニキャストに切り替えて伝送できることを保証しているため、サービス継続性が保証され、その結果、サービス体験が向上される。
【0133】
説明すべきなのは、本開示の少なくとも1つの実施例によるハンドオーバ装置は、上記ハンドオーバ方法を実行可能な装置であれば、上記ハンドオーバ方法の全実施例は、何れも当該装置に適用可能で、且つ同一又は類似の有益な効果を奏することができる。
【0134】
図9に示すように、本開示の少なくとも1つの実施例は、第一ネットワーク機器とされ、プロセッサ900及び送受信機910を含むネットワーク機器であって、前記送受信機910は、プロセッサ900の制御の下で、データを送受信するためのものであり、前記プロセッサ900は、
第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を取得する操作を実行するためのものであり、前記サポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報には、
確立されるマルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
確立されるマルチキャストブロードキャストセッション情報と、
サポートしている伝送方式と、
サポートしているマルチキャストブロードキャストサービスの識別情報と、
マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしているかどうかの情報とのうち、少なくとも1つが含まれる、ネットワーク機器を更に提供している。
【0135】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記プロセッサは、
前記第二ネットワーク機器が第一マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしているかどうかを確定し、
前記第一ネットワーク機器によって選択された第二ネットワーク機器が前記第一マルチキャストブロードキャストサービスをサポートしていない場合、マルチキャストからユニキャストへの切り替えをコアネットワーク機器へトリガするために更に使用され、
前記第一マルチキャストブロードキャストサービスは、第一ネットワーク機器から確立を要求されるマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が現在伝送又は加入しているマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスとのうち、少なくとも1つを含む。
【0136】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記プロセッサは、
第一ネットワーク機器と第二ネットワーク機器との間のインターフェースインタラクションを介して、第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を得るか、
又は、
第三ネットワーク機器の転送を介して、第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を得るか、
又は、
ネットワーク管理機器によって構成された前記第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を受信するか、
又は、
端末から報告された第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報であって、前記端末によって第二ネットワーク機器のシステムメッセージ又はマルチキャストブロードキャストサービス制御情報に基づいて確定されたMBS情報を受信するために更に使用される。
【0137】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、第一ネットワーク機器と第二ネットワーク機器との間のインターフェースインタラクションを介して、第二ネットワーク機器のサポートしているマルチキャストブロードキャストサービス情報を得ることは、
前記第一ネットワーク機器が、第二ネットワーク機器が送信したマルチキャストブロードキャストサービスセッションと関連するセッションとの間のマッピング関係を含むメッセージを受信して、第二ネットワーク機器がマルチキャストブロードキャストサービスをサポートしていないことを得ることを含む。
【0138】
以上より、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、第一ネットワーク機器と、第二ネットワーク機器及びコアネットワーク機器との間のハンドオーバ手順における情報インタラクションを通じて、マルチキャストブロードキャストセッションをサポートしているセルからマルチキャストブロードキャストセッションをサポートする又はサポートしないセルへの端末のハンドオーバ時にユニキャストに切り替えて伝送できることを保証しているため、サービス継続性が保証され、その結果、サービス体験が向上される。
【0139】
説明すべきなのは、本開示の少なくとも1つの実施例による第一ネットワーク機器は、上記ハンドオーバ方法を実行可能な第一ネットワーク機器であれば、上記ハンドオーバ方法の全実施例は、何れも当該第一ネットワーク機器に適用可能で、且つ同一又は類似の有益な効果を奏することができる。
【0140】
図10に示すように、本開示の少なくとも1つの実施例は、第二ネットワーク機器に適用されるハンドオーバ装置であって、
第一ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報が携帯されているハンドオーバ要求メッセージを受信するための第二受信モジュール71と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの
アクセス制御関連情報が携帯されているハンドオーバ要求確認メッセージを前記第一ネットワーク機器に送信するための第二送信モジュール72とを含む、ハンドオーバ装置を更に提供している。
【0141】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第二ネットワーク機器には、第一マルチキャストブロードキャストサービスセッション又は第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のユーザプレーンリソースが現在確立されていないか、又は存在していないと確定されれば、前記装置は、
第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のマルチキャストブロードキャストサービスセッション又は前記マルチキャストブロードキャストサービスセッションのための第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のユーザプレーンリソースの確立をコアネットワーク機器へトリガするためのトリガモジュールを更に含む。
【0142】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記トリガモジュールは、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報と、ハンドオーバ指示と、前記第二ネットワーク機器のトランスポートネットワーク層アドレスとのうち、少なくとも1つが携帯されているマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求メッセージ、又は、第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のユーザプレーンリソース要求メッセージを送信するための第一サブモジュールと、
前記コアネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求又は第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のユーザプレーンリソース要求の返答メッセージを受信するための第二サブモジュールとを含む。
【0143】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記トリガモジュールは、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報と、ハンドオーバ指示と、前記第二ネットワーク機器のトランスポートネットワーク層アドレスのうち、少なくとも1つが携帯されているマルチキャストブロードキャストサービスセッション要請又は指示メッセージを送信するための第三サブモジュールと、
前記コアネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッションリソース確立要求メッセージを受信するための第四サブモジュールと、
マルチキャストブロードキャストサービスセッションリソース確立返答メッセージをコアネットワーク機器に送信するための第五サブモジュールとを含む。
【0144】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスは、確立を要求されるマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が現在伝送又は加入しているマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスとのうち、少なくとも1つを含む。
【0145】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報には、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスグループの識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスによって第一ネットワーク機器で採用される伝送方式と、
端末が希望又は選択した伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0146】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのアクセス制御関連情報には、
受け入れられた第一マルチキャストブロードキャストサービスのQoSフローと、
受け入れられた第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
受け入れられなかった第一マルチキャストブロードキャストサービスのQoSフローと、
受け入れられなかった第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスセッションが確立済み又は確立予定であることと、
データ転送トランスポートネットワーク層アドレス情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0147】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記伝送方式は、
ユニキャスト伝送方式と、
マルチキャスト伝送方式と、
ポイントツーポイント伝送方式と、
ポイントツーマルチポイント伝送方式とのうち、少なくとも1つを含む。
【0148】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記装置は、
第一ネットワーク機器から転送された、前記第一ネットワーク機器がコアネットワーク機器から受信した第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを受信するための第七受信モジュールを更に含む。
【0149】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記装置は、
第一ネットワーク機器から送信された、前記第一ネットワーク機器がコアネットワーク機器から受信した終了識別子であって、第一ネットワーク機器の第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送の終了を指し示すための終了識別子を受信するための第八受信モジュールを更に含む。
【0150】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記装置は、
端末から送信されたランダムアクセス要求を受信して、前記第二ネットワーク機器への前記端末のアクセスを確定するための第一アクセスモジュールと、
第二ネットワーク機器への端末のアクセスが成功したことを指し示すためのもの、又は、第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータの送信をコアネットワーク機器に要求するためのもの、又は、経路切替要求のためのものである第一指示情報をコアネットワーク機器に送信するための第八送信モジュールとを更に含む。
【0151】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記装置は、
前記第一ネットワーク機器から転送された第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを前記第二ネットワーク機器へのアクセスの成功した端末に送信するための第九送信モジュールと、
前記コアネットワーク機器から送信された前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを前記端末に送信するための第十送信モジュールとを更に含む。
【0152】
本開示の少なくとも1つの実施例は、第一ネットワーク機器と第二ネットワーク機器との間のハンドオーバ手順における情報インタラクション、及び第一ネットワーク機器によるコアネットワークから送信されたマルチキャストブロードキャストサービスのデータの転送を介して、マルチキャストブロードキャストセッションをサポートしているセルからマルチキャストブロードキャストセッションをサポートする又はサポートしないセルへの端末のハンドオーバ時のサービス継続性を保証しているため、マルチキャストブロードキャストサービス体験が向上される。
【0153】
説明すべきなのは、本開示の少なくとも1つの実施例によるハンドオーバ装置は、上記ハンドオーバ方法を実行可能な装置であれば、上記ハンドオーバ方法の全実施例は、何れも当該装置に適用可能で、且つ同一又は類似の有益な効果を奏することができる。
【0154】
図11に示すように、本開示の少なくとも1つの実施例は、第二ネットワーク機器とされ、プロセッサ800及び送受信機810を含むネットワーク機器であって、前記送受信機810は、プロセッサ800の制御の下で、データを送受信するためのものであり、前記プロセッサ800は、
第一ネットワーク機器から送信されたハンドオーバ要求メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報が携帯されているハンドオーバ要求メッセージを受信する操作と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの
アクセス制御関連情報が携帯されているハンドオーバ要求確認メッセージを前記第一ネットワーク機器に送信する操作とを実行するためのものである、ネットワーク機器を更に提供している。
【0155】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第二ネットワーク機器には、第一マルチキャストブロードキャストサービスセッション又は第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のユーザプレーンリソースが現在確立されていないか、又は存在していないと確定されれば、前記プロセッサは、
第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のマルチキャストブロードキャストサービスセッション又は前記マルチキャストブロードキャストサービスセッションのための第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のユーザプレーンリソースの確立をコアネットワーク機器へトリガするために更に使用される。
【0156】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記プロセッサは、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報と、ハンドオーバ指示と、前記第二ネットワーク機器のトランスポートネットワーク層アドレスとのうち、少なくとも1つが携帯されているマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求メッセージ又はユーザプレーンリソース要求メッセージを送信し、
前記コアネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求又は第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のユーザプレーンリソース要求の返答メッセージを受信するために更に使用される。
【0157】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記プロセッサは、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報と、ハンドオーバ指示と、前記第二ネットワーク機器のトランスポートネットワーク層アドレスのうち、少なくとも1つが携帯されているマルチキャストブロードキャストサービスセッション要請又は指示メッセージを送信し、
前記コアネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッションリソース確立要求メッセージを受信し、
マルチキャストブロードキャストサービスセッションリソース確立返答メッセージをコアネットワーク機器に送信するために更に使用される。
【0158】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスは、確立を要求されるマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が現在伝送又は加入しているマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスとのうち、少なくとも1つを含む。
【0159】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報には、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスグループの識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスによって第一ネットワーク機器で採用される伝送方式と、
端末が希望又は選択した伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0160】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのアクセス制御関連情報には、
受け入れられた第一マルチキャストブロードキャストサービスのQoSフローと、
受け入れられた第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
受け入れられなかった第一マルチキャストブロードキャストサービスのQoSフローと、
受け入れられなかった第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスセッションが確立済み又は確立予定であることと、
データ転送トランスポートネットワーク層アドレス情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスの伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0161】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記伝送方式は、
ユニキャスト伝送方式と、
マルチキャスト伝送方式と、
ポイントツーポイント伝送方式と、
ポイントツーマルチポイント伝送方式とのうち、少なくとも1つを含む。
【0162】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記プロセッサは、
第一ネットワーク機器から転送された、前記第一ネットワーク機器がコアネットワーク機器から受信した第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを受信するために更に使用される。
【0163】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記プロセッサは、
第一ネットワーク機器から送信された、前記第一ネットワーク機器がコアネットワーク機器から受信した終了識別子であって、第一ネットワーク機器の第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送の終了を指し示すための終了識別子を受信するために更に使用される。
【0164】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記プロセッサは、
端末から送信されたランダムアクセス要求を受信して、前記第二ネットワーク機器への前記端末のアクセスを確定し、
第二ネットワーク機器への端末のアクセスが成功したことを指し示すためのもの、又は、第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータの送信をコアネットワーク機器に要求するためのもの、又は、経路切替要求のためのものである第一指示情報をコアネットワーク機器に送信するために更に使用される。
【0165】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記プロセッサは、
前記第一ネットワーク機器から転送された第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを前記第二ネットワーク機器へのアクセスの成功した端末に送信し、
前記コアネットワーク機器から送信された前記第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータを前記端末に送信するために更に使用される。
【0166】
本開示の少なくとも1つの実施例は、第一ネットワーク機器と第二ネットワーク機器との間のハンドオーバ手順における情報インタラクション、及び第一ネットワーク機器によるコアネットワークから送信されたマルチキャストブロードキャストサービスのデータの転送を介して、マルチキャストブロードキャストセッションをサポートしているセルからマルチキャストブロードキャストセッションをサポートする又はサポートしないセルへの端末のハンドオーバ時のサービス継続性を保証しているため、マルチキャストブロードキャストサービス体験が向上される。
【0167】
説明すべきなのは、本開示の少なくとも1つの実施例による第二ネットワーク機器は、上記ハンドオーバ方法を実行可能な第二ネットワーク機器であれば、上記ハンドオーバ方法の全実施例は、何れも当該第二ネットワーク機器に適用可能で、且つ同一又は類似の有益な効果を奏することができる。
【0168】
図12に示すように、本開示の少なくとも1つの実施例は、コアネットワーク機器に適用されるマルチキャストブロードキャストサービスの処理装置であって、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送が終了した後、第一ネットワーク機器の第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送の終了を指し示すため
の終了識別子を第一ネットワーク機器に送信するための第三送信モジュール91を含む、マルチキャストブロードキャストサービスの処理装置を更に提供している。
【0169】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスは、第一ネットワーク機器から確立を要求されるマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が現在伝送又は加入しているマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスとのうち、少なくとも1つを含む。
【0170】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記装置は、
第二ネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求メッセージ又は第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のユーザプレーンリソース要求メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報と、ハンドオーバ指示と、前記第二ネットワーク機器のトランスポートネットワーク層アドレスとのうち、少なくとも1つが携帯されているマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求メッセージ又はユーザプレーンリソース要求メッセージを受信するための第九受信モジュールと、
前記マルチキャストブロードキャストサービスセッション要求メッセージ又は第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のユーザプレーンリソース要求メッセージに従って、前記第二ネットワーク機器から要求される第一マルチキャストブロードキャストサービスセッション又は第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のユーザプレーンリソースを確立するための第一確立モジュールと、
マルチキャストブロードキャストサービスセッション要求又は第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のユーザプレーンリソース要求の返答メッセージを前記第二ネットワーク機器に送信するための第一返答モジュールとを更に含む。
【0171】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記装置は、
第二ネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービス要請又は指示メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報と、ハンドオーバ指示と、前記第二ネットワーク機器のトランスポートネットワーク層アドレスのうち、少なくとも1つが携帯されているマルチキャストブロードキャストサービス要請又は指示メッセージを受信するための第十受信モジュールと、
マルチキャストブロードキャストサービスセッションリソース確立要求メッセージを第二ネットワーク機器に送信するための第十一送信モジュールと、
第二ネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッションリソース確立返答メッセージを受信するための第十一受信モジュールとを更に含む。
【0172】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報には、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスグループの識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスによって第一ネットワーク機器で採用される伝送方式と、
端末が希望又は選択した伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0173】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記装置は、
第二ネットワーク機器から送信された第一指示情報であって、第二ネットワーク機器への端末のアクセスが成功したことを指し示すためのもの、又は、第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータの送信をコアネットワーク機器に要求するためのもの、又は、経路切替要求のためのものである第一指示情報を受信するための第十二受信モジュールと、
前記第一指示情報に従って、第一ネットワーク機器へ送信される最後のデータパケットを確定して終了識別子を第一ネットワーク機器に送信するための第十二送信モジュールとを更に含む。
【0174】
本開示の少なくとも1つの実施例では、第一ネットワーク機器と第二ネットワーク機器との間のハンドオーバ手順における情報インタラクション、及び第一ネットワーク機器と、第二ネットワーク機器と、コアネットワーク機器との間のシグナリングインタラクションを通じて、マルチキャストブロードキャストセッションをサポートしているセルからマルチキャストブロードキャストセッションをサポートする又はサポートしないセルへの端末のハンドオーバ時のサービス継続性を保証しているため、マルチキャストブロードキャストサービス体験が向上される。
【0175】
説明すべきなのは、本開示の少なくとも1つの実施例によるマルチキャストブロードキャストサービスの処理装置は、上記マルチキャストブロードキャストサービスの処理方法を実行可能な装置であれば、上記マルチキャストブロードキャストサービスの処理方法の全実施例は、何れも当該装置に適用可能で、且つ同一又は類似の有益な効果を奏することができる。
【0176】
図13に示すように、本開示の少なくとも1つの実施例は、プロセッサ100及び送受信機110を含むコアネットワーク機器であって、前記送受信機110は、プロセッサ100の制御の下で、データを送受信するためのものであり、前記プロセッサ100は、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送が終了した後、第一ネットワーク機器の第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータ伝送の終了を指し示すため
の終了識別子を第一ネットワーク機器に送信する操作を実行するためのものである、コアネットワーク機器を更に提供している。
【0177】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスは、第一ネットワーク機器から確立を要求されるマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が現在伝送又は加入しているマルチキャストブロードキャストサービスと、端末が関心を持つマルチキャストブロードキャストサービスとのうち、少なくとも1つを含む。
【0178】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記プロセッサは、
第二ネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求メッセージ又は第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のユーザプレーンリソース要求メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報と、ハンドオーバ指示と、前記第二ネットワーク機器のトランスポートネットワーク層アドレスとのうち、少なくとも1つが携帯されているマルチキャストブロードキャストサービスセッション要求メッセージ又は第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のユーザプレーンリソース要求メッセージを受信し、
前記マルチキャストブロードキャストサービスセッション要求メッセージ又は第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のユーザプレーンリソース要求メッセージに従って、前記第二ネットワーク機器から要求される第一マルチキャストブロードキャストサービスセッション又は第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のユーザプレーンリソースを確立し、
マルチキャストブロードキャストサービスセッション要求又は第二ネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のユーザプレーンリソース要求の返答メッセージを前記第二ネットワーク機器に送信するために更に使用される。
【0179】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記プロセッサは、
第二ネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービス要請又は指示メッセージであって、第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報と、ハンドオーバ指示と、前記第二ネットワーク機器のトランスポートネットワーク層アドレスのうち、少なくとも1つが携帯されているマルチキャストブロードキャストサービス要請又は指示メッセージを受信し、
マルチキャストブロードキャストサービスセッションリソース確立要求メッセージを第二ネットワーク機器に送信し、
第二ネットワーク機器から送信されたマルチキャストブロードキャストサービスセッションリソース確立返答メッセージを受信するために更に使用される。
【0180】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第一マルチキャストブロードキャストサービスの関連情報には、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス品質(QoS)フロー情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのサービス識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスグループの識別情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスのセッション情報と、
第一マルチキャストブロードキャストサービスによって第一ネットワーク機器で採用される伝送方式と、
端末が希望又は選択した伝送方式とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0181】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記プロセッサは、
第二ネットワーク機器から送信された第一指示情報であって、第二ネットワーク機器への端末のアクセスが成功したことを指し示すためのもの、又は、第一マルチキャストブロードキャストサービスのデータの送信をコアネットワーク機器に要求するためのもの、又は、経路切替要求のためのものである第一指示情報を受信し、
前記第一指示情報に従って、第一ネットワーク機器へ送信される最後のデータパケットを確定して終了識別子を第一ネットワーク機器に送信するために更に使用される。
【0182】
本開示の少なくとも1つの実施例では、第一ネットワーク機器と第二ネットワーク機器との間のハンドオーバ手順における情報インタラクション、及び第一ネットワーク機器と、第二ネットワーク機器と、コアネットワーク機器との間のシグナリングインタラクションを通じて、マルチキャストブロードキャストセッションをサポートしているセルからマルチキャストブロードキャストセッションをサポートする又はサポートしないセルへの端末のハンドオーバ時のサービス継続性を保証しているため、マルチキャストブロードキャストサービス体験が向上される。
【0183】
説明すべきなのは、本開示の少なくとも1つの実施例によるコアネットワーク機器は、上記マルチキャストブロードキャストサービスの処理方法を実行可能なコアネットワーク機器であれば、上記マルチキャストブロードキャストサービスの処理方法の全実施例は、何れも当該コアネットワーク機器に適用可能で、且つ同一又は類似の有益な効果を奏することができる。
【0184】
本開示の実施例は、メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で動作可能なコンピュータプログラムとを含む通信機器であって、前記プロセッサによって前記プログラムが実行されると、上記に記載のハンドオーバ方法又はマルチキャストブロードキャストサービスの処理方法の実施例における各手順が実現される通信機器を更に提供し、且つ同じ技術的効果を奏することができるが、重複を避けるために、ここで繰り返して述べない。
【0185】
本開示の実施例は、コンピュータプログラムを記憶した読取可能な記憶媒体であって、当該プログラムがプロセッサによって実行されると、上記に記載のハンドオーバ方法又はマルチキャストブロードキャストサービスの処理方法の実施例における各手順が実現される読取可能な記憶媒体を更に提供し、且つ同じ技術的効果を奏することができるが、重複を避けるために、ここで繰り返して述べない。ここで、前記のコンピュータ読取可能な記憶媒体は、例えば読取専用メモリ(Read-Only Memory、ROMと略す)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAMと略す)、磁気ディスク又は光ディスク等である。
【0186】
当業者であれば、本開示の実施例は、方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として提供され得ることを理解できる。従って、本開示は、完全にハードウェアの実施例、完全にソフトウェアの実施例、又はソフトウェアとハードウェアとを組み合わせた実施例の形態を取り得る。しかも、本開示は、コンピュータ利用可能なプログラムコードを含む1つ又は複数のコンピュータ読取可能な記憶媒体(磁気ディスクメモリ、光学メモリなどを含むが、それらに限定されない)で実施されるコンピュータプログラム製品の形態を取り得る。
【0187】
本開示は、本開示の実施例による方法、機器(システム)及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照にして述べられている。フローチャート及び/又はブロック図における各フロー及び/又はブロック、並びにフローチャート及び/又はブロック図におけるフロー及び/又はブロックの組み合わせは、コンピュータプログラム命令により実現され得ることを理解されるべきである。これらのコンピュータプログラム命令を汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込み処理機又は他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサに提供して1つの機器を形成することで、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサにより実行される命令により、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックで指定される機能を実現するための装置を形成することが可能である。
【0188】
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスを特定の方式で動作させるように導けるコンピュータ読み出し可能なメモリに格納されてもよく、当該コンピュータ読み出し可能なメモリに格納される命令により、命令装置を含む製品を形成する。当該命令装置は、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックで指定される機能を実現する。
【0189】
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスにロードされてもよく、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスで一連の操作ステップを実行することにより、コンピュータで実現される処理を形成し、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスで実行される命令により、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックで指定される機能を実現するためのステップを提供する。
【0190】
上述したのは、本開示の選択的な実施形態であり、留意すべきなのは、当業者にとって、本開示に記載の原理を逸脱しない前提で、若干の改良及び潤色を更に行うことが可能であり、これらの改良及び潤色も本開示の保護範囲内であると見なされるべきである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正方法】変更
【補正の内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正方法】変更
【補正の内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正方法】変更
【補正の内容】
【国際調査報告】