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特表2023-530113モノのインターネットに基づくペット疎通機能提供装置および方法、ユーザ端末
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-07-13
(54)【発明の名称】モノのインターネットに基づくペット疎通機能提供装置および方法、ユーザ端末
(51)【国際特許分類】
   A01K 29/00 20060101AFI20230706BHJP
   H04M 11/00 20060101ALI20230706BHJP
   A01K 15/00 20060101ALI20230706BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20230706BHJP
   G16Y 40/10 20200101ALI20230706BHJP
【FI】
A01K29/00 B
H04M11/00 301
A01K15/00
G06Q50/10
G16Y40/10
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022576801
(86)(22)【出願日】2021-06-08
(85)【翻訳文提出日】2023-01-19
(86)【国際出願番号】 KR2021007106
(87)【国際公開番号】W WO2021251711
(87)【国際公開日】2021-12-16
(31)【優先権主張番号】10-2020-0071789
(32)【優先日】2020-06-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522481776
【氏名又は名称】パク ジョンフン
(74)【代理人】
【識別番号】110003801
【氏名又は名称】KEY弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】パク ジョンフン
【テーマコード(参考)】
5K201
5L049
【Fターム(参考)】
5K201BA01
5K201BA02
5K201CA04
5K201CA09
5K201DC05
5K201DC07
5K201EA05
5K201EC06
5K201ED05
5K201EF02
5K201EF10
5L049CC11
(57)【要約】
本発明は、ペットの欲求を把握し、ペットの欲求を満たすことができる機器を遠隔制御するモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供装置および方法に関し、ペット欲求信号を受信して、ユーザ端末で駆動されるペット疎通専用アプリを介して伝達する欲求信号伝達部と、前記ユーザ端末で駆動されるペット疎通専用アプリを介して前記欲求信号伝達部から伝達した欲求信号にマッチングされる欲求解消装置の遠隔制御信号を受信する遠隔制御信号受信部と、前記遠隔制御信号受信部で受信される遠隔制御信号を欲求解消装置に伝達する遠隔制御信号伝達部とを含むモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供装置により、遠隔地でもペットの欲求内容を把握し、それによる欲求を満たすことができるように、飼料提供、おやつ提供、おもちゃ提供、映像通話といった、IoT機器を用いた機能を提供可能でペットとの親しみをより高めることができ、ペットの分離不安解消、鬱病予防、運動量増加効果が得られるという効果が導出される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ペット欲求信号を受信して、ユーザ端末で駆動されるペット疎通専用アプリを介して伝達する欲求信号伝達部と、
前記ユーザ端末で駆動されるペット疎通専用アプリを介して前記欲求信号伝達部から伝達した欲求信号にマッチングされる欲求解消装置の遠隔制御信号を受信する遠隔制御信号受信部と、
前記遠隔制御信号受信部で受信される遠隔制御信号を欲求解消装置に伝達する遠隔制御信号伝達部と、を含むモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供装置。
【請求項2】
前記欲求信号伝達部は、
前記ペット疎通専用アプリのチャット機能により前記ペット欲求信号を口語体に変換して伝達する、
請求項1に記載のモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供装置。
【請求項3】
前記欲求信号伝達部は、
前記ペット欲求信号によるキーワードを把握し、予め格納された対話体文章の中から前記キーワードを含む文章を選別して、前記ペット疎通専用アプリのチャット機能により伝達する、
請求項2に記載のモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供装置。
【請求項4】
前記欲求信号伝達部は、
カメラから受信されるペット撮影映像に基づいて前記ペット疎通専用アプリのチャット機能により前記ペット欲求信号を口語体に変換して伝達する、
請求項2に記載のモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供装置。
【請求項5】
前記欲求解消装置は、飼料給食器、おやつ給食器、遊び補助器、映像通話機器、スピーカの少なくとも1つである、
請求項1に記載のモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供装置。
【請求項6】
前記欲求信号伝達部は、
ペットの欲求ごとに異なって設定されたボタンの入力によって欲求信号を受信する、
請求項1に記載のモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供装置。
【請求項7】
前記請求項1~6のいずれか1項に記載のモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供装置が搭載されたユーザ端末。
【請求項8】
欲求信号伝達部と、制御信号受信部と、遠隔制御信号伝達部とを含むモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供装置で行われるモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供方法において、
欲求信号伝達部が、ペット欲求信号を受信して、ユーザ端末で駆動されるペット疎通専用アプリを介して欲求信号を伝達するステップと、
遠隔制御信号受信部が、ユーザ端末で駆動されるペット疎通専用アプリを介して前記欲求信号伝達部から伝達した欲求信号にマッチングされる欲求解消装置の遠隔制御信号を受信するステップと、
遠隔制御信号伝達部が、前記遠隔制御信号受信部で受信される遠隔制御信号を欲求解消装置に伝達するステップと、を含むモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供方法。
【請求項9】
前記欲求信号を伝達するステップは、
前記ペット疎通専用アプリのチャット機能により前記ペット欲求信号を口語体に変換して伝達する、
請求項8に記載のモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供方法。
【請求項10】
前記欲求信号を伝達するステップは、
前記ペット欲求信号によるキーワードを把握し、予め格納された対話体文章の中から前記キーワードを含む文章を選別して、前記ペット疎通専用アプリのチャット機能により伝達する、
請求項9に記載のモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供方法。
【請求項11】
前記欲求信号を伝達するステップは、
カメラから受信されるペット撮影映像に基づいて前記ペット疎通専用アプリのチャット機能により前記ペット欲求信号を口語体に変換して伝達する、
請求項9に記載のモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供方法。
【請求項12】
前記欲求解消装置は、飼料給食器、おやつ給食器、遊び補助器、映像通話機器、スピーカの少なくとも1つである、
請求項8に記載のモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供方法。
【請求項13】
前記欲求信号を伝達するステップは、
ペットの欲求ごとに異なって設定されたボタンの入力によって欲求信号を受信する、
請求項8に記載のモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、モノのインターネットに基づくペット疎通機能提供装置および方法、ユーザ端末に関し、より詳しくは、ペットの欲求を把握し、ペットの欲求を満たすことができるモノのインターネット機器を遠隔制御するモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供装置および方法、ユーザ端末に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、最近、各種産業発達の高度化と生活の質の向上とともに、核家族、単独世帯が増加する現実の中、いつも天性のままに純粋な特性のペットを飼う人口も増えるにつれ、ペットの従来の価値を再認識してペットと呼ぶように提案されるなど、次第にペットに対する認識が大きくなっている。
【0003】
このような傾向を反映して、動物病院をはじめとするペットカフェおよびホテルが盛業中であり、ペット服、アクセサリー、エサ、遊び器具などを売ったり、美容のための店が多数オープンするほど関連する市場規模が急速に膨張しており、ペットに係わるTV番組まで人気高く放映されている。
【0004】
そこで、ペットを愛する多くの人が自分のペットとの疏通のために努力しており、動物の行動特性を研究してその意思を把握するための多様な方法が紹介されるに至った。
【0005】
本発明に関連する先行技術文献として、特許文献である大韓民国登録特許公報第10-2018-0090637号および登録特許公報第10-2015-011310号がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、このような背景から導出されたものであって、遠隔地でもペットの欲求内容を把握し、それによる欲求を満たすことができるように、飼料提供、おやつ提供、おもちゃ提供、映像通話といった、IoT機器を用いた機能を提供可能でペットとの親しみをより高めることができ、ペットの分離不安解消、鬱病予防、運動量増加のためのモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供装置および方法を提供することを目的とする。
【0007】
また、ペット犬を擬人化してチャット形式のコミュニケーションを行うようにすることで、ペット犬の欲求事項に即刻解決できるだけでなく、ペット犬を親密な家族の一員として思う犬主とペットとの疎通能力を向上させることができるモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供装置および方法を提供しようとする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を達成するための本発明は、次のような構成を含む。
【0009】
すなわち、本発明の一実施例によるモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供装置は、ペット欲求信号を受信して、ユーザ端末で駆動されるペット疎通専用アプリを介して伝達する欲求信号伝達部と、前記ユーザ端末で駆動されるペット疎通専用アプリを介して前記欲求信号伝達部から伝達した欲求信号にマッチングされる欲求解消装置の遠隔制御信号を受信する遠隔制御信号受信部と、前記遠隔制御信号受信部で受信される遠隔制御信号を欲求解消装置に伝達する遠隔制御信号伝達部とを含む。
【0010】
一方、欲求信号伝達部と、制御信号受信部と、遠隔制御信号伝達部とを含むモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供装置で行われるモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供方法は、欲求信号伝達部が、ペット欲求信号を受信して、ユーザ端末で駆動されるペット疎通専用アプリを介して欲求信号を伝達するステップと、遠隔制御信号受信部が、ユーザ端末で駆動されるペット疎通専用アプリを介して前記欲求信号伝達部から伝達した欲求信号にマッチングされる欲求解消装置の遠隔制御信号を受信するステップと、遠隔制御信号伝達部が、前記遠隔制御信号受信部で受信される遠隔制御信号を欲求解消装置に伝達するステップとを含む。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、遠隔地でもペットの欲求内容を把握し、それによる欲求を満たすことができるように、飼料提供、おやつ提供、おもちゃ提供、映像通話といった、IoT機器を用いた機能を提供可能でペットとの親しみをより高めることができ、ペットのニーズを持続的に確認し、フィードバックすることが可能で分離不安解消、鬱病予防、運動量増加効果が得られるという効果が導出される。
【0012】
また、ペットの飼料給食器をリアルタイムに遠隔制御することで食べ過ぎを防止することができ、飼料給食量を調節して食事調節による健康管理に役立てられる。既存の飼料給食器のように一定時間ごとに飼料を支給してもペットが夕方の時間に一気に食べて嘔吐する場合が頻繁に発生するが、本発明の一実施例によるモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供装置は、このようにペットが食べ過ぎるような状況を防ぐことができる。
【0013】
さらに、ペット犬を擬人化してチャット形式のコミュニケーションを行うようにすることでペット犬の欲求事項に即刻解決できるだけでなく、ペット犬を親密な家族の一員として思う犬主とペットとの疎通能力を向上させることが可能で、ペットがコンパニオンの役割を果たせるように助けるモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供装置および方法を提供できるという効果が導出される。ひいては、ペットとの親しみを生成して捨て犬の発生を防止可能で、それによる社会的、経済的損失を低減することができる。
【0014】
それだけでなく、ペット犬が主人を呼ぶ際に吠えるだけでなく、自分の意思(欲求)と主人を呼び出すことができる媒体を提供することで吠えることが減少する効果により、多世帯住宅などでの上下階の騒音を防止する機能を行う。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の一実施例によるモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供装置の全般的な動作を説明するための例示図。
図2】本発明の一実施例によるモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供装置の構成を示すブロック図。
図3】本発明の一実施例によるペット疎通専用アプリ実行画面の例示図。
図4】本発明の一実施例によるペット疎通専用アプリ実行画面の例示図。
図5】本発明の一実施例によるペット疎通専用アプリ実行画面の例示図。
図6】本発明の一実施例によるモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供方法を説明するためのフローチャート。
図7】本発明の一実施例によるモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供方法を説明するためのフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明で使われる技術的用語は単に特定の実施例を説明するために使われたものであり、本発明を限定しようとする意図ではないことに留意しなければならない。また、本発明で使われる技術的用語は、本発明において特に異なる意味で定義されない限り、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者によって一般的に理解される意味で解釈されなければならず、過度に包括的な意味で解釈されるか、過度に縮小された意味で解釈されてはならない。
【0017】
以下、添付した図面を参照して、本発明による好ましい実施例を詳細に説明する。
【0018】
図1は、本発明の一実施例によるモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供装置の全般的な動作を説明するための例示図である。
【0019】
本発明の一実施例によるモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供装置10は、ペットとの疎通のための機器およびプラットフォームの開発としてプッシュボタンによりペットの意思伝達を受け、これをスマートフォンのようなユーザ端末20のカカオトーク(登録商標)のようなメッセンジャーアプリで送信して、実際にペットとの交感/連絡/疎通を可能にする装置である。
【0020】
欲求入力ボタンは、訓練によりペット犬の意思を表現できるようにする異なる形態のブザーとこれによる収集機器は、情報を収集しユーザに送信して、ユーザがこれを認知し、遠隔でペットに再度音声、写真などでフィードバックできる疎通可能な対話窓口を作ることができる。
【0021】
この時、ペットの意思を表現する方法においては、ペット犬に欲求入力ボタンを用いて自分の意思を表現できるようにトレーニングさせることができる。
【0022】
これにより、トレーニングされたペットは、自分の意思をプッシュボタンで表現する。家主などが留守中の場合にもその確認およびそれへの対処が可能なように、モノのインターネット技術が導入される。
【0023】
欲求入力ボタンが押されると、制御信号仲介装置30(主端末)では、疎通機能提供装置10(サービスサーバ)にこれを送信した後、疎通機能提供装置10は、再度ユーザ端末のペット疎通専用アプリで内容を精製して送る。この時、ペット疎通専用アプリでは、メッセンジャー形態で双方向疎通可能に受信される。あるいは、すでにユーザ端末20で駆動されるチャット専用アプリに連動して双方向疎通可能に実現されてもよい。
【0024】
本発明の他の実施例において、欲求入力ボタンが押されると、制御信号仲介装置は、疎通機能提供装置10を経由してユーザ端末20にボタン入力信号を送信する。この場合に、疎通機能提供装置10は、単純に制御信号仲介装置30から受信される欲求入力ボタンをユーザ端末20に伝達する役割だけを果たす。すると、ユーザ端末20にインストールされたペット疎通専用アプリが欲求入力ボタンの入力をデータ化、精製処理し、これをまるでペットが実際に言語を用いて対話するかのように疏通させることができる。
【0025】
すなわち、ペットが訓練により習得した欲求意思をボタンにより表現すれば、疎通機能提供装置10は、ボタンの入力をデータ化、精製処理し、ユーザ端末20のペット疎通専用アプリは、これをまるでペットが実際に言語を用いて対話するかのように疏通させることができる。
【0026】
より詳しくは、欲求入力ボタン40は、異なる形態のボタンで実現される。一実施例において、ペット犬が訓練により選択できる程度の個数と形態、色で実現されることが好ましい。欲求入力ボタンの個数と形態、色は多様に変更可能である。
【0027】
例えば、☆形ボタンを押すと飼料を要請するように、○形ボタンを押すと遊び器具が実行されるように、□形ボタンが押されると主人との映像通話機能を行うように、△形ボタンを押すとエアコンやTVがつけられるようにペット犬が認識可能な状況にマッチングされる。また、ママ、主人、~しよう、ください、ちょうだいなど実際の生活で使われる言葉がマッチングされてもよい。
【0028】
一例として、欲求入力ボタン40は、ボタンが押されると録音された内容や格納された特殊音が再生されるようにスピーカを含むことができる。また、LEDのような発光装置を含み、ボタンが押されると灯るように実現されてもよい。欲求入力ボタン40の形態と色は、ペットが認識しやすいもので実現される。さらに、ボタンが押される場合に当該ボタンが押されたことを検知する信号を制御信号仲介装置30に送信するための、ブルートゥース(登録商標)モジュールのような近距離無線通信モジュールを含む。
【0029】
制御信号仲介装置30は、カメラおよび通信モジュールを含む。また、制御信号仲介装置30は、超音波センサ、音検知センサ、NFCセンサ、RFIDセンサなど、ペット犬の状態を確認できる多様なセンサモジュールの少なくとも1つ以上を含むことができる。
【0030】
一実施例において、制御信号仲介装置30の通信モジュールは、無線LANや、ブルートゥース(登録商標)、赤外線センサのような近距離無線通信機能を行う。また、IRセンサを含み、宅内家電機器であるTV、エアコンなどにリモートコントローラ信号を送出できる技術的構成を含む。一実施例において、制御信号仲介装置30は、カメラで撮影された映像を疎通機能提供装置10またはユーザ端末20に送信することができる。この時、ユーザ端末20は、複数の制御信号仲介装置30と通信を行うことができる。
【0031】
また、制御信号仲介装置30は、疎通機能提供装置10とネットワーク通信を行う通信モジュールを含む。一実施例において、制御信号仲介装置30は、欲求入力ボタン40のうちどの欲求入力ボタンが入力されたかを分別可能に欲求入力ボタン40の入力信号を疎通機能提供装置10に送信し、疎通機能提供装置10を介して受信される遠隔制御信号を宅内家電機器、すなわち食欲や、遊戯欲求を満たすことができる欲求解消装置50に伝達する。
【0032】
欲求解消装置50は、遠隔制御信号で動作できる多様な機器を含む。例えば、飼料給食器、おやつ給食器、子犬レーザ機械、ボール遊び機械、映像通話機器のうちの1つを含む。しかし、これに限定されるものではなく、遠隔制御信号によって動作し、ペットの欲求を満たすことができる多様な装置および機器を包括するように解釈される。
【0033】
疎通機能提供装置10は、制御信号仲介装置30およびユーザ端末20とデータを受信する無線LAN通信モジュールを含むサービスサーバで実現される。一実施例において、疎通機能提供装置10は、時間、回数、言語内容などのマシンラーニングを行い、自然語処理で呼び出し、要求メッセージを抽出してユーザ端末20に提供することができる。また、ユーザ端末20にチャット形式で映像やテキストを送信する。
【0034】
ユーザ端末20は、スマートフォン(Smart Phone)、携帯端末(Portable Terminal)、移動端末(Mobile Terminal)、フォルダブル端末(Foldable Terminal)、個人情報端末(Personal Digital Assistant:PDA)、PMP(Portable Multimedia Player)端末、テレマティクス(Telematics)端末、ナビゲーション(Navigation)端末、パソコン(Personal Computer)、ノート型パソコン、スレートPC(Slate PC)、タブレットPC(Tablet PC)、ウルトラブック(ultrabook)、ウェアラブルデバイス(Wearable Device、例えば、ウォッチ型端末(Smartwatch)、グラス型端末(Smart Glass)、HMD(Head Mounted Display)などを含む)、ワイブロ(Wibro)端末、IPTV(Internet Protocol Television)端末、スマートTV、デジタル放送用端末、AVN(Audio Video Navigation)端末、A/V(Audio/Video)システム、フレキシブル端末(Flexible Terminal)、デジタルサイネージ装置などのような多様な端末に適用可能である。
【0035】
一実施例において、ユーザ端末20は、ペット主が所持する。ユーザ端末20で実行されるペット疎通専用アプリは、ペットとのチャット機能を提供し、制御信号仲介装置30に音声を送信したり、映像通話機能を行うことができる。また、ペット疎通専用アプリは、宅内に備えられる欲求解消装置50に遠隔制御信号を生成して送信することができる。
【0036】
追加的に、疎通機能提供装置10は、既存のペットの給食器メーカー、玩具メーカー、ヘルスケア業者のように欲求解消装置として適用可能な機器メーカーから一実施例によるペット意思疎通サービス(API:application programming interfaceサービス)の連動によるサービスの月間利用料を受けて収益創出が可能なビジネスモデルを提供することができる。
【0037】
具体的には、ペットへのボタン教育の必要時に専門家が家に訪問してペット犬を教育したり、近くのペット犬教育場所などを紹介してペット犬がボタン教育を受けられるように教育に必要な情報を提供したり、専門家教育予約処理をすることができる。
【0038】
また、ユーザ端末20で実行されるペット疎通専用アプリを介してペットホテル、ペット美容室、ペット飼料のようなペット用品の広告機能を提供することにより、広告手数料による収益創出効果が得られるビジネスモデルを提供することもできる。この時、広告機能の提供時にペットが対話形式で何らかの欲求を要請するような気がするように構成して、ペットを飼うペット主への広告効果を極大化させることができる。
【0039】
一実施例において、ユーザ端末20のペット疎通専用アプリは、ペットホテルに備えられる制御信号仲介装置30に連結されて通信することができる。
【0040】
すなわち、制御信号仲介装置30が備えられたペットホテルにペットを預ける場合に、ペットホテルの独立した空間にペット犬を位置させ、その中にボタン機器、欲求解消装置などを提供する。そして、ペット犬がすでに使っていた欲求ボタン、パターンなどを設定すれば、ペットホテルにいるペットとも同一に疏通できる効果がある。
【0041】
本発明の他の態様によれば、疎通機能提供装置10がユーザ端末20に一体に搭載されることも可能である。この場合、ユーザ端末20に搭載されるペット疎通専用アプリを介して疎通機能提供装置10の機能を行えるように実現される。
【0042】
これによって、物理的に別個のサービスサーバを駆動させることによるデータ使用費用を節約することができる。
【0043】
図2は、本発明の一実施例によるモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供装置の構成を示すブロック図である。
【0044】
図2のように、一実施例による疎通機能提供装置10は、通信部110と、欲求信号伝達部120と、遠隔制御信号受信部130と、遠隔制御信号伝達部140と、格納部150と、ディープラーニング部160とを含む。
【0045】
通信部110がサポートする通信方式は制限されず、ネットワークが含むことができる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網)を活用する通信方式だけでなく、機器間の近距離無線通信方式でデータ送受信を行うことができる。
【0046】
ここで、ネットワークは、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、CAN(campus area network)、MAN(metropolitan area network)、WAN(wide area network)、BBN(broadband network)、インターネットなどのネットワークのうちの1つ以上の任意のネットワークを含むことができる。
【0047】
また、ネットワークは、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スター-バスネットワーク、トリまたは階層的(hierarchical)ネットワークなどを含むネットワークトポロジーのうちの任意の1つ以上を含むこともできるが、これに制限されない。
【0048】
欲求信号伝達部120は、通信部110を介して欲求入力ボタン40の信号でペット欲求信号を受信して、ユーザ端末20で駆動されるペット疎通専用アプリを介してユーザがペットの欲求内容を把握するように伝達する。
【0049】
欲求信号伝達部120は、ペットの欲求ごとに異なって設定されたボタンの入力によって欲求信号を受信する。
【0050】
一態様において、欲求信号伝達部120は、ペット疎通専用アプリのチャット機能により前記ペット欲求信号を口語体に変換して伝達する。
【0051】
そして、欲求信号伝達部120は、ペット欲求信号によるキーワードを把握し、予め格納された対話体文章の中から前記キーワードを含む文章を選別して、ペット疎通専用アプリのチャット機能により伝達する。
【0052】
例えば、「飼料」というキーワードがマッチングされた○形ボタン入力信号が受信されると、「お腹ぺこぺこです」、「食事時間!私も一緒にしましょう」のように当該欲求を表現できる口語体文章の中から1つを選別して、ユーザ端末のチャットウィンドウを通して伝達する。
【0053】
本発明の追加的な態様により、欲求信号伝達部120は、カメラから受信されるペット撮影映像に基づいてペット疎通専用アプリのチャット機能によりペット欲求信号を口語体に変換して伝達する。
【0054】
この時、ユーザ設定によってペット欲求信号を口語体に変換して伝達したり、口語体に変換せずに状態お知らせメッセージで伝達することができる。すなわち、単純にペット犬の動作状態、欲求状態を認知できるキーワードまたは文章形態のお知らせメッセージで伝達されることも可能である。
【0055】
また、一実施例による欲求信号伝達部120は、複数のペットを飼う場合に、どのペットがボタンを押したかを確認可能に追加情報を提供する。複数のペットのうちボタンを押したペットを識別することは、ペット撮影映像に基づいて行われたり、ペット撮影映像をユーザ端末20に提供してユーザが直接確認できるようにする。
【0056】
一実施例において、欲求入力ボタン40または制御信号仲介装置30がペット認識用の内蔵チップや外装チップを認識できるチップ認識部を備えることができる。欲求信号伝達部120は、制御信号仲介装置30のチップ認識部からチップ認識信号を受信して、ペットの識別情報を一緒にユーザ端末20に伝達することができる。
【0057】
これによってどのペットがボタンを押したかを正確に把握することができ、これによってペットごとに健康管理および食事管理が可能である。
【0058】
例えば、カメラで撮影された映像から、ペットが飼料給食器の周辺で一定時間以上待機したり、小便パッドで一定時間とどまる場合に、「お腹ぺこぺこです」のような食欲を示すメッセージを出力したり、「すっきりした~」のような排便後のメッセージを生成して出力することができる。この時、カメラは、制御信号仲介装置30に搭載されたものであってもよい。しかし、これに限定されるものではない。
【0059】
遠隔制御信号受信部130は、ユーザ端末20で駆動されるペット疎通専用アプリを介して欲求信号伝達部120から伝達した欲求信号にマッチングされる欲求解消装置50の動作を制御するための遠隔制御信号を受信する。
【0060】
遠隔制御信号は、飼料給食器の飼料支給を行うように制御する信号、おやつ給食器のおやつ支給を行うように制御する信号、ボール遊び機械の動作信号のように多様な欲求解消装置50の動作を制御可能な制御信号を含む。
【0061】
遠隔制御信号伝達部140は、遠隔制御信号受信部130で受信される遠隔制御信号を制御信号仲介装置30を経由して欲求解消装置50に伝達する。
【0062】
欲求解消装置50は、ペットの食欲を解決するための飼料給食器またはおやつ給食器で実現できる。また、ペットの遊戯欲求を解決するための、子犬レーザ機械やボール遊び機械のような遊び補助器で実現されてもよい。さらに、ペットの主人を探す欲求解決のために映像通話機器で実現されてもよい。
【0063】
あるいは、制御信号仲介装置30に搭載されるスピーカまたは物理的に別個のスピーカを通してユーザの音声を出力してペットの欲求に対するフィードバックをするように実現されてもよい。しかし、これに限定されるものではなく、多様な機器を包括するように解釈される。この時、映像通話機器は、物理的に制御信号仲介装置30に搭載された機能で実現可能である。
【0064】
格納部150は、フラッシュメモリタイプ(Flash Memory Type)、ハードディスクタイプ(Hard Disk Type)、マルチメディアカードマイクロタイプ(Multimedia Card Micro Type)、カードタイプのメモリ(例えば、SDまたはXDメモリなど)、磁気メモリ、磁気ディスク、光ディスク、RAM(Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、ROM(Read-Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、PROM(Programmable Read-Only Memory)の少なくとも1つの記憶媒体を含むことができる。
【0065】
一実施例において、格納部150は、欲求信号の入力によるペットの欲求を把握するためのプログラム、ユーザ端末20で駆動されるペット疎通専用アプリの駆動に必要なプログラム、ユーザ端末20から受信される遠隔制御信号をユーザとマッチングされる制御信号仲介装置30に伝達するために必要なプログラムおよびプログラムの駆動に必要なデータを格納する。
【0066】
ディープラーニング部160は、ディープラーニングモデル学習部およびモデル管理部を含むことができる。一実施例において、ディープラーニングモデル学習部は、ユーザのチャットアプリを介した対話内容を機械学習して、ディープラーニングモデルを生成し、格納部150に格納する。
【0067】
そして、モデル管理部は、チャットアプリで使われるユーザと相手方との間に質疑問答内容、対話内容および文章に含まれるキーワードを機械学習してディープラーニングモデルを更新することにより、ディープラーニングモデルがペット疎通専用アプリのチャット機能によりペットの意思表示を口語体で表現するのに最適化できるようにする。これによって、ユーザはペットとよりリアルなチャットが可能になる。
【0068】
図3図5は、本発明の一実施例によるペット疎通専用アプリ実行画面の例示図である。
【0069】
一実施例において、ペット疎通専用アプリは、図3のように、ペットを対話相手とするチャット機能を提供する。
【0070】
また、図4のように、制御信号仲介装置30を介した欲求解消装置50の動作を制御可能な遠隔制御信号を予め設定する機能を提供することができる。例えば、飼料やおやつを支給する時間を予め設定して、飼料給食器とおやつ給食器で飼料またはおやつを支給する遠隔制御信号を一定時間間隔で送出するように設定、編集することができる。あるいは、特定の時間に飼料またはおやつを支給するように遠隔制御信号を送出するように設定、編集することも可能である。
【0071】
ペットに支給できる飼料やおやつの量を制限するように設定することも可能である。
【0072】
ペットが1日に食べる量を調整した後、ペットが要請する度に飼料を支給する。そして、設定された量の飼料を食べ終わると、欲求ボタンを押しても無効化して、LEDが点灯せず、音が出力されないようにする。これによって、ペット犬は、音がせず、点灯しないことを見て食べられないことを学ぶことができる。
【0073】
この時、無効化状態でペット犬が欲求入力ボタンを押すと、主人がpush形態でメッセージを確認することができ、希望時、ペット犬に追加的な飼料を支給することができる。
【0074】
これにより、従来の、飼料のような場合、既存の時間に合わせて飼料を与えても夕方に一気に食べるなどして嘔吐を誘発する行動を事前に防止し、ペットの健康管理および食事調節が可能になる。
【0075】
追加的に、飼料またはおやつが支給されるように設定された時間に制御信号仲介装置30または飼料給食器やおやつ給食器自体内に備えられるスピーカを通して「ご飯食べよう~」、「おやつ食べよう~」といったユーザの音声信号が出力されるように直接音声録音ファイルを生成して格納し、出力時期を設定する機能をさらに提供することができる。
【0076】
また、一実施例によるペット疎通専用アプリは、図5のように、チャット機能を用いて対話するかのようにペットの欲求内容を伝達する。
【0077】
欲求信号伝達部120は、ペットが欲求入力ボタン40を押すと、ユーザ端末20のペット疎通専用アプリを介して対話を始めるための内容を入力する(a)。この時、欲求信号伝達部120は、時間情報とユーザ端末に格納されたスケジュール情報、位置情報に基づいて状況に合った適切なメッセージを生成して出力することができる。
【0078】
この時、欲求信号伝達部120が、ペットが欲求入力ボタンを押さなくても、時刻情報、ユーザ端末20に格納されたスケジュール情報、ユーザの位置に基づいてメッセージを任意に送るように実現されてもよい。
【0079】
ペット疎通専用アプリは、ディープラーニング部160での学習内容に基づいて対話メッセージを生成する。この時、ユーザ端末20で実行されるチャットアプリを介して他人とのチャット内容をモニタリングし、ユーザのチャット内容に基づいたメッセージを生成して出力することも可能である。もちろん、この時、他人との対話内容との連動の可否は、ユーザの選択によって決定されることが好ましい。
【0080】
そして、ユーザは、ペット疎通専用アプリを介して応答することでフィードバックを入力することができる(b)。
【0081】
以後、欲求信号伝達部120は、ペット疎通専用アプリを介してペットが押した欲求入力ボタン40の種類に応じて、ペットの欲求状況に合った口語体のメッセージを出力する(c)。
【0082】
欲求信号伝達部120は、おやつの周辺に置かれたボタン信号が入力されたり、ペットが訓練によりおやつが食べたい時に押すボタンの信号が押されると、ボタン信号に対応するおやつに対する欲求内容を把握することができる。
【0083】
この時、ユーザのフィードバックが入力されるまで遅延時間が基準時間以上入力されれば、「お返事がなぜ遅いの?」、「どうしたの」のように状況に合った対話内容をさらに入力することにより、ペットではない、実際に他人とチャットするかのような現実感を与えることができる。
【0084】
以後に、ユーザは、ペット疎通専用アプリを介して直ちに「おやつやり」メニューを選択することが可能である。
【0085】
すると、宅内に備えられる制御信号仲介装置30を介してペットの欲求を満たすことができるように、対応する欲求解消装置50に遠隔制御信号を送信する。この場合、IoT機能を有する制御信号仲介装置30がおやつ給食器でおやつを支給するように制御信号を送信し、おやつ給食器でのおやつ支給通知およびおやつ給食器の周辺を撮影した映像をペット疎通専用アプリのチャットウィンドウを通してアップロードすることができる。
【0086】
また、制御信号仲介装置30は、おやつ給食器でのおやつ支給を完了した後に、おやつ支給が完了したことを知らせるメッセージを取得して疎通機能提供装置10に送信する。すると、ユーザは、ペットとのチャットウィンドウからペットにおやつ支給器によっておやつが支給されたことを知らせるメッセージを確認することができる(d)。
【0087】
さらに、ユーザは、ペットとのチャットウィンドウでペットがおやつを食べる映像をリアルタイムに確認することができる。おやつ支給後に所定の時間が経過したり、おやつ給食器の周辺を撮影した映像からペットオブジェクトが消えると、欲求解消に関するメッセージをチャットウィンドウを通してさらに出力することができる(e)。
【0088】
追加的な態様において、ペット疎通専用アプリは、専門家コーチング機能をさらに提供することができる。ペットのトレーニングに必要な情報や、行動類型による分析内容などをペット専門家に直接質疑し問答を受ける形式で専門家コーチング機能を提供する。
【0089】
専門家コーチング機能は、例えば、掲示板にアップロードし、答弁の入力を受ける形態で実現されたり、ペット行動矯正のような専門家とチャットにより対話可能に専門家とのチャットチャンネルを生成する形態で実現されてもよい。しかし、これに限定されるものではない。
【0090】
図6および図7は、本発明の一実施例によるモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供方法を説明するためのフローチャートである。
【0091】
一実施例によるモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供方法は、図6のように、まず、欲求入力ボタンが押されると、制御信号仲介装置30(主端末)では、欲求入力ボタン40からボタン入力信号を受信する(S400)。
【0092】
そして、制御信号仲介装置30は、疎通機能提供装置10にボタン入力信号を送信した後(S410)、疎通機能提供装置10は、再度ユーザ端末のペット疎通専用アプリで内容を精製して送る。
【0093】
すなわち、疎通機能提供装置10は、ユーザ端末20に欲求信号を伝達する(S420)。この時、ペット疎通専用アプリでは、メッセンジャー形態で双方向疎通可能に欲求信号を出力し、それに対する遠隔制御信号を受信することができる。あるいは、すでにユーザ端末20で駆動されるチャット専用アプリに連動して双方向疎通可能に実現されてもよい。
【0094】
すなわち、ペットが訓練により習得した欲求意思をボタンにより表現すれば、疎通機能提供装置10は、ボタンの入力をデータ化、精製処理し、ユーザ端末20のペット疎通専用アプリは、これをまるでペットが実際に言語を用いて対話するかのように疏通させることができる。
【0095】
ユーザは、ユーザ端末20で実行されるペット疎通専用アプリを介してペットの欲求に対応する遠隔制御信号を入力する(S430)。
【0096】
遠隔制御信号は、飼料給食器の飼料支給を行うように制御する信号、おやつ給食器のおやつ支給を行うように制御する信号、ボール遊び機械の動作信号のように多様な欲求解消装置50の動作を制御可能な制御信号を含む。
【0097】
すると、ユーザ端末20は、疎通機能提供装置10に遠隔制御信号を伝達し(S440)、疎通機能提供装置10は、制御信号仲介装置30に遠隔制御信号を伝達する(S450)。
【0098】
他の実施例において、ユーザは、ユーザ端末20で実行されるペット疎通専用アプリだけでなく、欲求解消装置に遠隔制御信号を送信できる多様なアプリケーションを介して遠隔制御信号を入力することも可能である。
【0099】
すなわち、ユーザは、ユーザ端末20で実行されるペット疎通専用アプリだけでなく、制御信号仲介装置30に連結されていない欲求解消装置50の場合、疎通専用アプリでペットの欲求に対応する欲求解消装置を操作できる他のアプリを呼び出し、作動、稼働させて欲求解消装置50に直接遠隔制御信号を伝達して実行させることができる(S445)。
【0100】
一方、制御信号仲介装置30は、遠隔制御信号にマッチングされる欲求解消装置50を選択して遠隔制御信号を伝達する(S460)。
【0101】
欲求解消装置50は、遠隔制御信号で動作できる多様な機器を含む。例えば、飼料給食器、おやつ給食器、子犬レーザ機械、ボール遊び機械、映像通話機器のうちの1つを含む。しかし、これに限定されるものではなく、遠隔制御信号によって動作し、ペットの欲求を満たすことができる多様な装置および機器を包括するように解釈される。
【0102】
図7にて、一実施例による欲求信号伝達部と、制御信号受信部と、遠隔制御信号伝達部とを含むモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供装置で行われるモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供方法は、まず、欲求信号伝達部が、ペット欲求信号が入力されると(S500)、入力された欲求信号によるキーワードを把握する(S510)。この時、ボタンごとに異なって欲求信号によるキーワードが予め設定可能である。すなわち、ペットの欲求ごとに異なって設定されたボタンの入力によって欲求信号を受信する。
【0103】
そして、ペット疎通機能提供装置は、ユーザ端末で駆動されるペット疎通専用アプリを介して欲求信号を伝達する(S520)。
【0104】
一態様において、欲求信号を伝達するステップは、ペット疎通専用アプリのチャット機能により前記ペット欲求信号を口語体に変換して伝達する。
【0105】
具体的には、ペット欲求信号によるキーワードを把握し、予め格納された対話体文章の中で把握されたキーワードを含む文章を選別して、ペット疎通専用アプリのチャット機能により伝達する。
【0106】
疎通機能提供装置では、欲求入力ボタンが数回繰り返し押される場合、現在の時間情報と以前の欲求解消装置の実行データを通して選別的にユーザ端末に内容を送ることができる。また、ユーザは、各欲求解消装置の使用回数、使用時間などを設定して、欲求ボタンが押されても音声出力、LED点灯が作動しないように無効化することができる。例えば、所定時間以内に繰り返し欲求ボタンが押される場合には、その作動を無効化することができる。
【0107】
例えば、「飼料」というキーワードがマッチングされた○形ボタン入力信号が受信されると、「お腹ぺこぺこです」、「食事時間!私も一緒にしましょう」のように当該欲求を表現できる口語体文章の中から1つを選別して、ユーザ端末のチャットウィンドウを通して伝達する。
【0108】
本発明の他の態様において、欲求信号を伝達するステップは、カメラから受信されるペット撮影映像に基づいて前記ペット疎通専用アプリのチャット機能によりペット欲求信号を口語体に変換して伝達する。
【0109】
例えば、飼料給食器で飼料が提供された後に、ペットが飼料を食べて、居場所が飼料給食器から遠くなった場合に、「食べ終わりました」のような状況を知らせる口語体を送信することが可能である。
【0110】
以後に、遠隔制御信号受信部は、ユーザ端末で駆動されるペット疎通専用アプリを介して前記欲求信号伝達部から伝達した欲求信号にマッチングされる欲求解消装置の遠隔制御信号が受信されると(S530)、欲求解消装置に直接制御信号の送信が可能か否かを確認する(S540)。そして、欲求解消装置に直接制御信号の送信が可能であれば、遠隔制御信号伝達部が、遠隔制御信号受信部で受信される遠隔制御信号を欲求解消装置に伝達する(S550)。
【0111】
これに対し、欲求解消装置に直接制御信号の送信が可能でない場合には、ユーザ端末に別途に設けられる欲求解消装置の遠隔制御機能を行うアプリケーションを先に稼働させ(S545)、欲求解消装置の遠隔制御機能を行うアプリケーションを介して遠隔制御信号を欲求解消装置に伝達する。
【0112】
遠隔制御信号は、飼料給食器の飼料支給を行うように制御する信号、おやつ給食器のおやつ支給を行うように制御する信号、ボール遊び機械の動作信号のように多様な欲求解消装置の動作を制御可能な制御信号を含む。
【0113】
欲求解消装置は、ペットの食欲を解決するための飼料給食器またはおやつ給食器で実現できる。また、ペットの遊戯欲求を解決するための子犬レーザ機械やボール遊び機械のような遊び補助器で実現されてもよい。また、ペットの主人を探す欲求解決のために映像通話機器で実現されてもよい。
【0114】
あるいは、制御信号仲介装置に搭載されるスピーカまたは物理的に別個のスピーカを通してユーザの音声を出力するように実現される。
【0115】
追加的に、一実施例による疎通機能提供装置は、欲求解消装置からペットの欲求解消に対するフィードバックを受信し、ユーザ端末に伝達するように実現されてもよい。
【0116】
上述した方法は、アプリケーションで実現されるか、多様なコンピュータ構成要素により実行可能なプログラム命令語の形態で実現されてコンピュータ読取可能な記録媒体に記録される。前記コンピュータ読取可能な記録媒体は、プログラム命令語、データファイル、データ構造などを単独でまたは組み合わせて含むことができる。
【0117】
前記コンピュータ読取可能な記録媒体に記録されるプログラム命令語は、本発明のために特別に設計され構成されたものでかつ、コンピュータソフトウェア分野の当業者に公知で使用可能なものであってもよい。
【0118】
コンピュータ読取可能な記録媒体の例には、ハードディスク、フロッピィーディスクおよび磁気テープのような磁気媒体、CD-ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気-光媒体(magneto-optical media)、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令語を格納し実行するように特に構成されたハードウェア装置が含まれる。
【0119】
プログラム命令語の例には、コンパイラによって作られるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行可能な高級言語コードも含まれる。前記ハードウェア装置は、本発明による処理を行うために1つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成されてもよいし、その逆も同様である。
【0120】
以上、実施例を参照して説明したが、当該技術分野における熟練した当業者は下記の特許請求の範囲に記載された本発明の思想および領域を逸脱しない範囲内で本発明を多様に修正および変更させることができることを理解するであろう。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2023-02-14
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ペット欲求信号を受信して、ユーザ端末で駆動されるペット疎通専用アプリを介してユーザに伝達する欲求信号伝達部と、
記欲求信号にマッチングされる欲求解消装置の遠隔制御信号を前記アプリを介して受信する遠隔制御信号受信部と、
記遠隔制御信号を欲求解消装置に伝達する遠隔制御信号伝達部と、を含むモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供装置。
【請求項2】
前記欲求信号伝達部は、
前記ペット疎通専用アプリのチャット機能により前記ペット欲求信号を口語体に変換して伝達する、
請求項1に記載のモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供装置。
【請求項3】
前記欲求信号伝達部は、
前記ペット欲求信号によるキーワードを把握し、予め格納された対話体文章の中から前記キーワードを含む文章を選別して、前記ペット疎通専用アプリのチャット機能により伝達する、
請求項2に記載のモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供装置。
【請求項4】
前記欲求信号伝達部は、
カメラから受信されるペット撮影映像に基づいて前記ペット疎通専用アプリのチャット機能により前記ペット欲求信号を口語体に変換して伝達する、
請求項2に記載のモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供装置。
【請求項5】
前記欲求解消装置は、飼料給食器、おやつ給食器、遊び補助器、映像通話機器、スピーカの少なくとも1つである、
請求項1に記載のモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供装置。
【請求項6】
前記欲求信号伝達部は、
ペットの欲求ごとに異なって設定されたボタンの入力によって欲求信号を受信する、
請求項1に記載のモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供装置。
【請求項7】
前記請求項1~6のいずれか1項に記載のモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供装置が搭載されたユーザ端末。
【請求項8】
欲求信号伝達部と、遠隔制御信号受信部と、遠隔制御信号伝達部とを含むモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供装置で行われるモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供方法において、
欲求信号伝達部が、ペット欲求信号を受信して、ユーザ端末で駆動されるペット疎通専用アプリを介して前記欲求信号をユーザに伝達するステップと、
遠隔制御信号受信部が、前記欲求信号にマッチングされる欲求解消装置の遠隔制御信号を前記アプリを介して受信するステップと、
遠隔制御信号伝達部が、前記遠隔制御信号を欲求解消装置に伝達するステップと、を含むモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供方法。
【請求項9】
前記欲求信号を伝達するステップは、
前記ペット疎通専用アプリのチャット機能により前記ペット欲求信号を口語体に変換して伝達する、
請求項8に記載のモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供方法。
【請求項10】
前記欲求信号を伝達するステップは、
前記ペット欲求信号によるキーワードを把握し、予め格納された対話体文章の中から前記キーワードを含む文章を選別して、前記ペット疎通専用アプリのチャット機能により伝達する、
請求項9に記載のモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供方法。
【請求項11】
前記欲求信号を伝達するステップは、
カメラから受信されるペット撮影映像に基づいて前記ペット疎通専用アプリのチャット機能により前記ペット欲求信号を口語体に変換して伝達する、
請求項9に記載のモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供方法。
【請求項12】
前記欲求解消装置は、飼料給食器、おやつ給食器、遊び補助器、映像通話機器、スピーカの少なくとも1つである、
請求項8に記載のモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供方法。
【請求項13】
前記欲求信号を伝達するステップは、
ペットの欲求ごとに異なって設定されたボタンの入力によって欲求信号を受信する、
請求項8に記載のモノのインターネットに基づくペット疎通機能提供方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0024】
本発明の他の実施例において、欲求入力ボタンが押されると、制御信号仲介装置は、疎通機能提供装置10を経由してユーザ端末20に欲求入力ボタン入力信号を送信する。この場合に、疎通機能提供装置10は、単純に制御信号仲介装置30から受信される欲求入力ボタンの入力信号をユーザ端末20に伝達する役割だけを果たす。すると、ユーザ端末20にインストールされたペット疎通専用アプリが欲求入力ボタンの入力をデータ化、精製処理し、これをまるでペットが実際に言語を用いて対話するかのように疏通させることができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正の内容】
図2
【国際調査報告】