(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-07-13
(54)【発明の名称】ネットワーク設定方法、記憶媒体、家電機器、クライアント及びネットワーク設定システム
(51)【国際特許分類】
H04W 76/10 20180101AFI20230706BHJP
H04W 84/12 20090101ALI20230706BHJP
H04W 84/10 20090101ALI20230706BHJP
H04L 41/085 20220101ALI20230706BHJP
【FI】
H04W76/10
H04W84/12
H04W84/10 110
H04L41/085
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022577408
(86)(22)【出願日】2020-07-28
(85)【翻訳文提出日】2022-12-15
(86)【国際出願番号】 CN2020105135
(87)【国際公開番号】W WO2022000666
(87)【国際公開日】2022-01-06
(31)【優先権主張番号】202010606114.6
(32)【優先日】2020-06-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517344192
【氏名又は名称】広東美的制冷設備有限公司
【氏名又は名称原語表記】GD MIDEA AIR-CONDITIONING EQUIPMENT CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Lingang Road,Beijiao,Shunde,Foshan,Guangdong,China
(74)【代理人】
【識別番号】100112656
【氏名又は名称】宮田 英毅
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【氏名又は名称】酒井 宏明
(72)【発明者】
【氏名】顔林
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE16
5K067EE25
(57)【要約】
ネットワーク設定方法、記憶媒体、家電機器(100)、クライアント(200)及びネットワーク設定システムであって、ネットワーク設定方法は、ネットワーク設定モードとネットワーク監視モードをオンにするように家電機器(100)を制御するステップと、ネットワーク監視モードに従って、家電機器(100)とクライアント(200)との間の監視リンクを確立するステップと、クライアント(200)のネットワーク設定情報を受信して、ネットワーク設定情報とネットワーク設定モードに従って家電機器(100)に対してネットワーク設定接続を行い、ネットワーク設定接続の過程を監視してネットワーク設定監視情報を取得し、監視リンクを介してネットワーク設定監視情報をクライアント(200)に送信するステップと、を含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
家電機器のネットワーク設定方法であって、
ネットワーク設定モードとネットワーク監視モードをオンにするように前記家電機器を制御するステップと、
前記ネットワーク監視モードに従って、前記家電機器とクライアントとの間の監視リンクを確立するステップと、
前記クライアントのネットワーク設定情報を受信し、前記ネットワーク設定情報と前記ネットワーク設定モードに従って前記家電機器に対してネットワーク設定接続を行い、ネットワーク設定接続の過程を監視してネットワーク設定監視情報を取得し、前記監視リンクを介して前記ネットワーク設定監視情報を前記クライアントに送信するステップと、を含む、ことを特徴とする家電機器のネットワーク設定方法。
【請求項2】
ネットワーク設定接続の過程を監視する際に、ネットワーク設定接続の異常を監視した場合、前記監視リンクを介してネットワーク設定接続の異常状況を前記クライアントに送信し、前記クライアントによって対応するプロンプト操作情報を送信する、ことを特徴とする請求項1に記載の家電機器のネットワーク設定方法。
【請求項3】
前記ネットワーク設定接続の異常状況は、ルーター信号が弱い状況、アカウントの検索に失敗した状況、及びルーターのパスワードが間違っている状況のうちの1つまたは複数を含む、ことを特徴とする請求項2に記載の家電機器のネットワーク設定方法。
【請求項4】
前記ネットワーク設定情報はルーターのアカウントとパスワードを含み、前記ネットワーク設定情報と前記ネットワーク設定モードに従って前記家電機器に対してネットワーク設定接続を行うステップは、
前記ルーターのアカウントとパスワードを初期判別し、前記監視リンクを介して初期判別結果を前記クライアントにフィードバックし、初期判別を完了した後、前記ネットワーク設定モードと前記ルーターのアカウント及びパスワードに従って前記家電機器をルーターに接続するステップを含む、ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の家電機器のネットワーク設定方法。
【請求項5】
前記ネットワーク設定モードはSTAモードであり、前記ネットワーク監視モードはAPモード又はブルートゥースモードである、ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の家電機器のネットワーク設定方法。
【請求項6】
前記家電機器は、ネットワーク設定接続が完了した後、さらにクラウドサーバーにログインすることによって検証し、検証が成功した後、前記家電機器の識別子情報を前記クライアントに送信し、前記クライアントは前記家電機器の識別子情報に従って前記家電機器に対してネットワーク設定バインディングを行う、ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の家電機器のネットワーク設定方法。
【請求項7】
家電機器のネットワーク設定方法であって、
前記家電機器がネットワーク設定モードとネットワーク監視モードをオンにした後、クライアントは前記ネットワーク監視モードに従って前記家電機器との間の監視リンクを確立するステップと、
前記クライアントはネットワーク設定情報を取得して、前記ネットワーク設定情報を前記家電機器に送信し、前記家電機器が前記ネットワーク設定情報と前記ネットワーク設定モードに従って前記家電機器に対してネットワーク設定接続を行い、ネットワーク設定接続の過程を監視してネットワーク設定監視情報を取得するステップと、
前記クライアントは前記監視リンクを介して前記家電機器から送信されたネットワーク設定監視情報を受信するステップと、を含む、ことを特徴とする家電機器のネットワーク設定方法。
【請求項8】
前記クライアントは前記家電機器によって前記監視リンクを介して送信されたネットワーク設定接続の異常状況を受信した場合、さらに前記ネットワーク設定接続の異常状況に応じて対応するプロンプト操作情報を送信する、ことを特徴とする請求項7に記載の家電機器のネットワーク設定方法。
【請求項9】
コンピュータ可読記憶媒体であって、家電機器のネットワーク設定プログラムが記憶され、該ネットワーク設定プログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1~6のいずれか1項に記載の家電機器のネットワーク設定方法、または請求項7又は8に記載の家電機器のネットワーク設定方法が実現される、ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項10】
家電機器のネットワーク設定装置であって、メモリ、プロセッサ及びメモリに記憶され、プロセッサで稼動可能な家電機器のネットワーク設定プログラムを含み、前記プロセッサが前記ネットワーク設定プログラムを実行すると、請求項1~6のいずれか1項に記載の家電機器のネットワーク設定方法、または請求項7又は8に記載の家電機器のネットワーク設定方法が実現される、ことを特徴とする家電機器のネットワーク設定装置。
【請求項11】
家電機器であって、メモリ、プロセッサ及びメモリに記憶され、プロセッサで稼動可能な家電機器のネットワーク設定プログラムを含み、前記プロセッサが前記ネットワーク設定プログラムを実行すると、請求項1~6のいずれか1項に記載の家電機器のネットワーク設定方法が実現される、ことを特徴とする家電機器。
【請求項12】
クライアントであって、メモリ、プロセッサ及びメモリに記憶され、プロセッサで稼動可能な家電機器のネットワーク設定プログラムを含み、前記プロセッサが前記ネットワーク設定プログラムを実行すると、請求項7又は8に記載の家電機器のネットワーク設定方法が実現される、ことを特徴とするクライアント。
【請求項13】
家電機器ネットワーク設定システムであって、家電機器とクライアントを含み、
前記家電機器はネットワーク設定モードとネットワーク監視モードをオンにし、
前記クライアントは前記ネットワーク監視モードに従って前記家電機器との間の監視リンクを確立し、ネットワーク設定情報を前記家電機器に送信し、
前記家電機器は前記ネットワーク設定情報と前記ネットワーク設定モードに従ってネットワーク設定接続を行い、ネットワーク設定接続の過程を監視してネットワーク設定監視情報を取得し、前記監視リンクを介して前記ネットワーク設定監視情報を前記クライアントに送信する、ことを特徴とする家電機器ネットワーク設定システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は生活家電技術分野に関し、特にネットワーク設定システム、記憶媒体、家電機器、クライアント及びネットワーク設定システムに関する。
【背景技術】
【0002】
関連技術において、スマートホームの概念の立ち上げ及びモノのインターネットの導入により、WiFiを介してインターネットに接続できる家電機器がますます多くなり、家電機器のネットワーク設定過程は以下の通りである。
1、クライアントをオンにする。
2、家電機器モデルを走査/選択する。
3、対応するネットワーク設定ガイドをポップアップ表示する。
4、携帯電話のブルートゥース(Bluetooth(登録商標))及びWLAN機能をオンにする。
5、ターゲットネットワーク設定ルーターに接続する。
6、ユーザーのホームネットワーク設定情報を入力する。
7、家電機器のブルートゥースに接続する。
8、家電機器のネットワーク設定を完了する。
【0003】
以上の家電機器のネットワーク設定過程では、ネットワーク設定のいずれかのステップが失敗する可能性があり、家電機器のWiFiモジュールがネットワーク設定モードに切り替わると、その後のネットワーク設定の過程が監視されず、操作の死角が形成され、ユーザーは、最初にどのステップが間違っているかを判断するのが難しく、ネットワーク設定時間が長くなり、ネットワーク設定の成功率を低下させる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願は、従来の技術に存在している技術的問題の一つを少なくとも解決するために、ネットワーク設定効率が高く、成功率が高い家電機器のネットワーク設定方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
家電機器のネットワーク設定方法であって、ネットワーク設定モードとネットワーク監視モードをオンにするように前記家電機器を制御するステップと、前記ネットワーク監視モードに従って、前記家電機器とクライアントとの間の監視リンクを確立するステップと、前記クライアントのネットワーク設定情報を受信し、前記ネットワーク設定情報と前記ネットワーク設定モードに従って前記家電機器に対してネットワーク設定接続を行い、ネットワーク設定接続の過程を監視してネットワーク設定監視情報を取得し、前記監視リンクを介して前記ネットワーク設定監視情報を前記クライアントに送信するステップと、を含む。
【0006】
これにより、家電機器は同時にネットワーク設定モード及びネットワーク監視モードをオンにすることができ、家電機器がネットワーク設定モードに切り替わってネットワーク設定を行う場合、クライアントとWiFiモジュールによって構築された監視リンクを介してリアルタイムで家電機器のネットワークログイン状態を伝送することができ、家電機器のネットワーク設定過程における操作の死角を排除し、ユーザーがネットワーク設定状態を取得し、ネットワーク設定情報を適時に調整するのに役に立ち、これにより、家電機器のネットワーク設定効率及びネットワーク設定の成功率を向上させる。
【0007】
コンピュータ可読記憶媒体であって、家電機器のネットワーク設定プログラムが記憶され、該ネットワーク設定プログラムがプロセッサによって実行されると、家電機器のネットワーク設定方法が実現される。
【0008】
家電機器のネットワーク設定装置であって、メモリと、プロセッサと、メモリに記憶され、プロセッサで稼動できる家電機器のネットワーク設定プログラムと、を含み、前記プロセッサが前記ネットワーク設定プログラムを実行すると、上記実施例に記載の家電機器のネットワーク設定方法が実現される。
【0009】
家電機器であって、WiFiモジュールを含み、メモリと、プロセッサと、メモリに記憶され、プロセッサで稼動できる家電機器のネットワーク設定プログラムと、をさらに含み、前記プロセッサが前記ネットワーク設定プログラムを実行すると、家電機器のネットワーク設定方法が実現される。
【0010】
クライアントであって、メモリと、プロセッサと、メモリに記憶され、プロセッサで稼動できる家電機器のネットワーク設定プログラムと、を含み、前記プロセッサが前記ネットワーク設定プログラムを実行すると、上記実施例に記載の家電機器のネットワーク設定方法が実現される。
【0011】
家電機器のネットワーク設定システムであって、家電機器とクライアントを含み、前記家電機器はネットワーク設定モードとネットワーク監視モードをオンにし、前記クライアントは前記ネットワーク監視モードに従って前記家電機器との間の監視リンクを確立し、ネットワーク設定情報を前記家電機器に送信し、前記家電機器は前記ネットワーク設定情報と前記ネットワーク設定モードに従ってネットワーク設定接続を行い、ネットワーク設定接続の過程を監視してネットワーク設定監視情報を取得し、前記監視リンクを介して前記ネットワーク設定監視情報を前記クライアントに送信する。
【0012】
本願の付加的な態様と利点は、部分的に以下の説明から示され、部分的に以下の説明から明らかになるか、または本願の実践によって理解される。
【図面の簡単な説明】
【0013】
本願の上記および/または追加の態様および利点は、添付の図面と併せて以下の実施形態の説明から明らかになり、容易に理解される。
【
図1】本願の実施例による家電機器のネットワーク設定方法のフローチャートである。
【
図2】本願の実施例によるネットワーク設定システムのブロック図である。
【
図3】本願の実施例による家電機器のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本願の実施例を詳細に説明し、前記実施例の例は図面に示され、最初から最後まで同様または類似の符号は同様または類似の素子または同様または類似の機能を備える素子を示す。以下、図面を参照して説明する実施例は例であり、本願を解釈するためにのみ使用されることを意図し、本願を限定するものとして理解されることができない。
【0015】
以下、
図1から
図3までを参照して、本願の実施例による家電機器100のネットワーク設定方法、コンピュータ可読記憶媒体、家電機器100及び家電機器100のネットワーク設定システム1000を説明する。
【0016】
図1に示すように、本願の実施例による家電機器100のネットワーク設定方法は、以下のステップを含む。
【0017】
家電機器100のWiFiモジュール110がネットワーク設定モードとネットワーク監視モードをオンにするように制御する。
【0018】
具体的に、家電機器100はテレビ、冷蔵庫、エアコン等の家庭用電子機器であってもよく、家電機器100がネットワーク設定操作(即ち家電機器100をインターネットに接続する過程)を行う際に、家電機器100のWiFiモジュールは同時にネットワーク設定モード及びネットワーク監視モードをオンにする。
【0019】
説明する必要がある点として、ネットワーク設定モードとは、家電機器100がページング状態にあり、周囲のネットワークを随時に認識するとともに、ネットワークに随時にログインすることができる状態を指す。ネットワーク監視モードとは、家電機器100のネットワーク設定過程では、家電機器100のネットワークログイン過程をリアルタイムで監視するモードを指す。例えば、一旦家電機器100がネットワークログイン過程においてログインに失敗する現象が発生すると、ネットワーク監視モードにあるWiFiモジュール110はログイン失敗プロンプトをリアルタイムで出して、適時にユーザーに知らせる。
【0020】
ネットワーク監視モードに従って、家電機器100とクライアント200との間の監視リンクを確立し、クライアント200のネットワーク設定情報を受信し、ネットワーク設定情報とネットワーク設定モードに従って家電機器100に対してネットワーク設定接続を行い、ネットワーク設定接続の過程を監視してネットワーク設定監視情報を取得し、監視リンクを介してネットワーク設定監視情報をクライアント200に送信する。
【0021】
換言すれば、家電機器100のWiFiモジュール110は、ユーザーの指示に従って、又は自動にネットワーク設定モードに入った後、クライアント200と家電機器100との間の監視リンクを確立し、家電機器100が監視リンクを介してネットワーク設定モードに入った後、ネットワーク設定接続の過程を監視し、監視リンクを介してネットワーク設定監視情報をクライアント200に送信し、これにより、WiFiモジュール110は、ネットワーク設定の過程において、操作の死角がなく、リアルタイムで監視されることができ、同時に、クライアント200はネットワーク設定情報を家電ユーザーに送信する。
【0022】
これにより、WiFiモジュール110はネットワーク設定情報に従ってネットワーク設定接続を行い、ネットワーク設定接続の過程を監視してネットワーク設定監視情報を取得し、監視リンクを介してネットワーク設定監視情報をクライアント200に送信する。
【0023】
つまり、WiFiモジュール110はネットワーク設定情報に従ってネットワークにログインすることができ、WiFiモジュール110のログイン過程において、WiFiモジュール110はログイン状態をリアルタイムで監視し、ログイン過程において、ログイン結果をネットワーク設定監視情報の形式でクライアント200にリアルタイムで送信するようにする。
【0024】
さらに、WiFiモジュール110は、ネットワーク設定接続に成功した後、クラウドサーバーにログインすることで検証し、検証に成功した後、家電機器100の識別子情報をクライアント200に送信し、クライアント200は家電機器100の識別子情報に従って家電機器100に対してネットワーク設定バインディングを行うようにする。
【0025】
以上のように、本願によるネットワーク設定方法によってネットワーク設定を行う家電機器100は、ネットワーク設定の過程において、WiFiモジュール110はネットワークのログイン状況をリアルタイムで監視し、ネットワーク設定監視情報を介してクライアント200に伝送し、ユーザーがログイン状態をリアルタイムで取得するのを容易にし、同時に、WiFiモジュール110のログインに成功した後、クラウドサーバーは家電機器100を検証し、検証に合格した後、家電機器100がクライアント200とネットワーク設定バインディングを行うように制御する。
【0026】
本願の実施例による家電機器100のネットワーク設定方法により、家電機器100は同時にネットワーク設定モード及びネットワーク監視モードをオンにすることができ、家電機器100がネットワーク設定モードに切り替わってネットワーク設定を行う際に、クライアント200とWiFiモジュール110により構築された監視リンクを介して家電機器100のネットワークログイン状態をリアルタイムで伝送し、家電機器100のネットワーク設定過程における操作の死角を排除することができ、ユーザーがネットワーク設定状態を知り、ネットワーク設定情報を適時に調整するのに役に立ち、これにより、家電機器100のネットワーク設定効率及びネットワーク設定の成功率を向上させる。
【0027】
本願のいくつかの実施例によれば、ネットワーク設定接続の過程を監視する場合に、ネットワーク設定接続の異常を監視した場合、監視リンクを介してネットワーク設定接続の異常状況をクライアント200に送信し、クライアント200によって対応するプロンプト操作情報を送信する。
【0028】
具体的に、ネットワーク設定接続の異常状況は、ルーター信号が弱い状況、アカウントの検索に失敗した状況、及びルーターのパスワードが間違っている状況のうちの1つまたは複数を含む。
【0029】
【0030】
上記表を参照し、ネットワーク設定接続に異常状況が発生した後、ユーザーはクライアント200の対応する操作の組合わせ指示に従って操作できるため、家電機器100のネットワーク設定接続がより簡単で便利になり、使用の利便性及びネットワーク設定効率を向上させる。
【0031】
理解できる点として、ネットワーク設定情報はルーターのアカウントとパスワードを含み、これにより、家電機器100のWiFiモジュール110がネットワーク設定情報を取得した後、WiFiモジュール110はルーターが位置するネットワーク内に自動にログインすることができる。
【0032】
ネットワーク設定情報とネットワーク設定モードに従って家電機器100に対してネットワーク設定接続を行うステップは、ルーターのアカウントとパスワードを初期判別し、監視リンクを介して初期判別結果をクライアント200にフィードバックし、初期判別を完了した後、ネットワーク設定モードとルーターのアカウント及びパスワードに従って家電機器100をルーターに接続するステップを含む。
【0033】
つまり、家電機器100のWiFiモジュール110は、ネットワークのログイン過程において、まず、ネットワーク設定情報を初期判別し、アカウントが正確であるかどうか、パスワードが正確であるかどうかの判別結果をクライアント200にフィードバックし、クライアント200に判別結果をリアルタイムで表示し、ネットワーク設定情報にエラーがあると、ユーザーはネットワーク設定情報をリアルタイムで変更するのを容易にし、WiFiモジュール110が初期判別を完了した後(即ちユーザー及びパスワードの両方がいずれも正確である)、WiFiモジュール110はルーターが位置するネットワークにログインする。
【0034】
このように、家電機器100がネットワークにログインする過程において、一旦ネットワーク設定情報に故障があると、ユーザーは適時に調整でき、使用の便利性を向上させると同時に、ネットワーク設定効率を効果的に向上させることができる。
【0035】
さらに、家電機器100がネットワーク設定接続を完了した後、クラウドサーバー300にログインすることによって検証され、検証に成功した後家電機器100の識別子情報がクライアント200に送信し、前記クライアント200は家電機器100の識別子情報に従って家電機器100に対してネットワーク設定バインディングを行うようにする。
【0036】
つまり、WiFiモジュール110はクラウドサーバーによって検証に成功した後、ネットワーク設定ランダム数を取得し、クライアント200から送信されたブロードキャスト情報を受信した後フィードバックし、ネットワーク設定のランダム数と家電機器100の識別子情報をクライアント200に送信するようにする。
【0037】
WiFiモジュール110はクラウドサーバーによって検証された後、ネットワーク設定ランダム数を生成し、同時にクライアント200のブロードキャスト情報を受信した後、クライアント200とデータの交換を行い、ネットワーク設定のランダム数及び識別子情報をクライアント200に送信する。
【0038】
さらに、クライアント200が家電機器100の識別子情報及びネットワーク設定ランダム数を受信した後、WiFiモジュール110との監視リンクを切断し、ルーターリンクに切り替わって、ルーターリンクを介してネットワーク設定のランダム数と家電機器100の識別子情報をクラウドサーバーに送信し、クラウドサーバーによって家電機器100のネットワーク設定バインディングを完了する。
【0039】
このように、クライアント200と家電機器100はブロードキャストモードを介してネットワーク設定モード及びネットワーク設定のランダム数のデータの伝達を実現し、クラウドサーバーを介してクライアント200と家電機器100とのネットワーク設定バインディングを実現し、クライアント200と家電機器100が統合ネットワークにログインしていない場合、ブロードキャスト形式でデータの交換を実現し、家電機器100とクライアント200、クライアント200とクラウドサーバー、クラウドサーバーと家電機器100との間のデータの交換方式の選択がいずれもより合理的になり、ネットワーク設定効率を向上させる。
【0040】
説明する必要がある点として、モバイル端末(携帯電話、pad等のスマート機器)に家電機器100に対応するアプリケーションプログラムをインストールしてクライアント200を形成するか、家電機器100のリモコンをクライアント200として形成し、各家電機器100は複数のクライアント200に対応でき、各クライアント200は複数の家電機器100に対応することもできる。
【0041】
ネットワーク設定モードはSTA(英名:Spike-triggered average 中国語訳:無線ネットワークカードを備える機器)モードであり、ネットワーク監視モードはAP(英名:Access Point 中国語名:ワイヤレスアクセスポイント)モード又はブルートゥースモードである。
【0042】
つまり、WiFiモジュールは無線ネットワークカードの形式でページング及びネットワークログインを行い、ブルートゥースモード又はAPモードでブロードキャストを受信してクライアント200とデータの交換を行う。
【0043】
本願の実施例による家電機器100のネットワーク設定方法は、以下のステップを含み、家電機器100がネットワーク設定モードとネットワーク監視モードをオンにした後、クライアント200はネットワーク監視モードに従って家電機器100との間の監視リンクを確立し、クライアント200がネットワーク設定情報を取得し、ネットワーク設定情報を家電機器100に送信し、家電機器100がネットワーク設定情報とネットワーク設定モードに従って家電機器100に対してネットワーク設定接続を行い、ネットワーク設定接続の過程を監視してネットワーク設定監視情報を取得し、クライアント200は監視リンクを介して家電機器100から送信されたネットワーク設定監視情報を受信する。
【0044】
クライアント200は家電機器100によって監視リンクを介して送信されたネットワーク設定接続の異常状況を受信した場合、ネットワーク設定接続の異常に応じて対応するプロンプト操作情報を送信する。
【0045】
つまり、上記家電機器100のネットワーク設定接続の過程において、家電機器100はネットワーク設定モードとネットワーク監視モードをオンにし、クライアント200が家電機器100と監視リンクを介してネットワーク監視情報のリアルタイム伝送を実現し、ネットワーク設定過程において監視の死角の発生を避け、ネットワーク設定操作に便利であり、ネットワーク設定効率を向上させる。
【0046】
本願の実施例によるコンピュータ可読記憶媒体は、家電機器100のネットワーク設定プログラムが記憶され、該ネットワーク設定プログラムがプロセッサによって実行されると、家電機器100のネットワーク設定方法が実現される。
【0047】
本願の実施例によるコンピュータ可読記憶媒体は、その上に記憶された上記家電機器100のネットワーク設定方法に対応するネットワーク設定プログラムを実行することによって、家電機器100のネットワーク設定効率を向上させ、家電機器100の使用体験を向上させることができる。
【0048】
本願は家電機器100のネットワーク設定装置を更に提供し、メモリ、プロセッサ及びメモリに記憶され、プロセッサで稼動可能な家電機器100のネットワーク設定プログラムを含み、プロセッサがネットワーク設定プログラムを実行すると、上記実施例における家電機器100のネットワーク設定方法が実現される。
【0049】
これにより、本願の実施例によるネットワーク設定装置は、任意の家電機器100内に設けられることができ、ネットワーク設定装置とクライアント200との相互作用により、家電機器100のネットワーク設定過程の監視を実現し、家電機器100のインテリジェンスが向上し、ネットワーク設定の成功率及び効率が向上する。
【0050】
本願は家電機器100をさらに提出し、WiFiモジュール110を含み、メモリ、プロセッサ及びメモリに記憶され、プロセッサで稼動可能な家電機器100のネットワーク設定プログラムを含み、プロセッサはネットワーク設定プログラムを実行する際に、家電機器100のネットワーク設定方法が実現される。該家電機器100が備える技術効果は上記ネットワーク設定装置に一致し、ここで繰り返して説明しない。
【0051】
本願はまたクライアント200を提出し、メモリ、プロセッサ及びメモリに記憶され、プロセッサで稼動可能な家電機器100のネットワーク設定プログラムを含み、プロセッサがネットワーク設定プログラムを実行する際に、上記実施例における家電機器100のネットワーク設定方法が実現される。
【0052】
本願は家電機器100のネットワーク設定システムをさらに提出し、家電機器100とクライアント200を含み、家電機器100は、ネットワーク設定モードとネットワーク監視モードをオンにし、クライアント200はネットワーク監視モードに従って家電機器100との間の監視リンクを確立し、ネットワーク設定情報を家電機器100に送信し、家電機器100はネットワーク設定情報とネットワーク設定モードに従ってネットワーク設定接続を行い、ネットワーク設定接続の過程を監視してネットワーク設定監視情報を取得し、監視リンクを介してネットワーク設定監視情報をクライアント200に送信する。
【0053】
本願の実施例のネットワーク設定システムによれば、家電機器100はクライアント200によって提供されたネットワーク設定情報(例えば、ログインする必要なルーターのアカウント及びパスワード等)に従ってルーターに接続され、接続過程において、ネットワーク設定監視情報をクライアント200に提供し、クライアント200はネットワーク設定監視情報に従って対応する操作指示を提供することができ、その結果、ネットワーク設定過程が完全な監視の状況で実行され、且つ故障が発生したと、処理する方法を正確に知り、ネットワーク設定効率を向上させることができる。
【0054】
本願の実施例によるコンピュータ可読記憶媒体は、家電機器100のネットワーク設定プログラムが記憶され、該ネットワーク設定プログラムがプロセッサ130によって実行されると、家電機器100のネットワーク設定方法が実現される。
【0055】
本願の実施例によるコンピュータ可読記憶媒体は、記憶された上記ネットワーク設定方法に対応するネットワーク設定プログラムを実行することによって、家電機器100のネットワーク設定効率及びネットワーク設定の成功率を向上させることができる。
【0056】
図3に示すように、本願は、家電機器100をさらに提出し、WiFiモジュール110、メモリ120、プロセッサ130及びメモリ120に記憶されてプロセッサ130で稼動可能な家電機器100のネットワーク設定プログラムを含み、プロセッサ130がネットワーク設定プログラムを実行すると、家電機器100のネットワーク設定方法が実現される。
【0057】
メモリ120内に上記ネットワーク設定プログラムが記憶され、プロセッサ130はネットワーク設定プログラムを実行するのに適し、その結果、WiFiモジュール110がネットワーク設定モードに切り替わると同時に、ネットワーク監視モードに入り、WiFiモジュール110のネットワーク接続過程において、WiFiモジュール110のネットワークログイン状態をネットワーク設定監視情報の形式でクライアント200にリアルタイムで伝送し、ユーザーがネットワーク設定情報を知り及び調整するのに便利であり、ネットワーク設定効率を向上させる前提で、ネットワーク設定の成功率を向上させることもできる。
【0058】
図2に示すように、本願は、家電機器100のネットワーク設定システム1000をさらに提出し、家電機器100、クライアント200及びクラウドサーバーを含み、家電機器100はWiFiモジュール110を含む。
【0059】
WiFiモジュール110は、家電機器100がネットワーク設定操作を実行する際に、ネットワーク設定モードとネットワーク監視モードをオンにする。クライアント200はネットワーク監視モードに従ってWiFiモジュール110との間の監視リンクを確立し、監視リンクを介してネットワーク設定情報をWiFiモジュール110に送信する。
【0060】
換言すれば、WiFiモジュール110はユーザーの指示に従って、又は自動にネットワーク設定モードに入った後、クライアント200とWiFiモジュール110との間の監視リンクを確立し、監視リンクを介して家電機器100がネットワーク設定モードに入った後、ネットワーク設定過程を監視し、これにより、WiFiモジュール110は、ネットワーク設定の過程において、操作の死角がなく、リアルタイムで監視されることができ、同時にクライアント200はネットワーク設定情報を家電ユーザーに送信する。
【0061】
これにより、WiFiモジュール110はネットワーク設定情報とネットワーク設定モードに従ってネットワーク設定接続を行い、ネットワーク設定接続の過程を監視してネットワーク設定監視情報を取得し、監視リンクを介してネットワーク設定監視情報をクライアント200に送信する。
【0062】
さらに、WiFiモジュール110は、ネットワーク設定接続が成功した後、クラウドサーバーにログインすることによって検証し、検証が成功した後、家電機器100の識別子情報をクライアント200に送信し、クライアント200は家電機器100の識別子情報に従って家電機器100に対してネットワーク設定バインディングを行う。
【0063】
本願の実施例による家電機器100のネットワーク設定システム1000によれば、WiFiモジュール110は同時にネットワーク設定モード及びネットワーク監視モードをオンにすることができ、家電機器100がネットワーク設定モードに切り替わってネットワーク設定を行う際に、クライアント200とWiFiモジュール110により構築された監視リンクを介して家電機器100のネットワークログイン状態をリアルタイムで伝送し、家電機器100のネットワーク設定過程における操作の死角を排除することができ、ユーザーがネットワーク設定状態を知り、ネットワーク設定情報を適時に調整するのに役に立ち、これにより、家電機器100のネットワーク設定効率及びネットワーク設定の成功率を向上させる。
【0064】
理解できる点として、ネットワーク設定情報はルーターのアカウントとパスワードを含むため、家電機器100のWiFiモジュール110がネットワーク設定情報を取得した後、WiFiモジュール110はルーターが位置するネットワーク内に自動にログインすることができる。
【0065】
ここで、WiFiモジュール110はネットワーク設定情報とネットワーク設定モードに従ってネットワーク設定接続を行うステップは、WiFiモジュール110はルーターのアカウントとパスワードを初期判別し、監視リンクを介して初期判別結果をクライアント200にフィードバックし、WiFiモジュール110が、初期判別を完了した後、ネットワーク設定モードとルーターのアカウント及びパスワードに従ってルーターの接続を行うステップを含む。
【0066】
つまり、WiFiモジュール110は、ネットワークログインの過程において、まず、ネットワーク設定情報を初期判別し、アカウントが正確であるかどうか、パスワードが正確であるかどうかの判別結果をクライアント200にフィードバックし、クライアント200で判別結果をリアルタイムで表示し、ユーザーは、ネットワーク設定情報にエラーがあると、ネットワーク設定情報をリアルタイムで変更し、WiFiモジュール110が初期判別を完了した後(即ちユーザー及びパスワードがいずれも正確である)、WiFiモジュール110はルーターが位置するネットワークにログインするようにする。
【0067】
このように、家電機器100がネットワークにログインする過程において、一旦ネットワーク設定情報に故障があると、ユーザーが適時に調整でき、使用の利便性を向上させると同時に、ネットワーク設定効率を効果的に向上させることができる。
【0068】
いくつかの実施例において、WiFiモジュール110は、クラウドサーバーによる検証が成功した後、ネットワーク設定のランダム数を取得し、クライアント200から送信されたブロードキャスト情報を受信した後フィードバックし、ネットワーク設定のランダム数と家電機器100の識別子情報をクライアント200に送信する。
【0069】
具体的に、WiFiモジュール110は、クラウドサーバーによって検証された後、ネットワーク設定のランダム数を生成し、同時に、クライアント200のブロードキャスト情報を受信した後、クライアント200とデータの交換を行い、ネットワーク設定のランダム数及び識別子情報をクライアント200に送信する。
【0070】
さらに、クライアント200が家電機器100の識別子情報及びネットワーク設定のランダム数を受信した後、クライアント200はWiFiモジュール110との監視リンクを切断し、ルーターリンクに切り替わって、ルーターリンクを介してネットワーク設定のランダム数と家電機器100の識別子情報をクラウドサーバーに送信し、クラウドサーバーによって家電機器100に対するネットワーク設定バインディングを完了する。
【0071】
このように、クライアント200と家電機器100はブロードキャストモードによってネットワーク設定モード及びネットワーク設定のランダム数のデータ伝送を実現し、クラウドサーバーによってクライアント200と家電機器100とのネットワーク設定バインディングを実現し、クライアント200と家電機器100が統合ネットワークにログインしていない場合、ブロードキャスト形式によってデータの交換を実現し、家電機器100とクライアント200、クライアント200とクラウドサーバー、クラウドサーバーと家電機器100との間のデータの交換方式の選択はいずれもより合理的であり、ネットワーク設定効率を向上させる。
【0072】
説明する必要がある点として、モバイル端末(携帯電話、padなどのスマート機器)に家電機器100に対応するアプリケーションプログラムをインストールしてクライアント200を形成するか、家電機器100のリモコンをクライアント200として形成し、各家電機器100は複数のクライアント200に対応でき、各クライアント200も複数の家電機器100に対応できる。
【0073】
ここで、ネットワーク設定モードはSTA(英名:Spike-triggered average 中国語訳:無線ネットワークカードを有する機器)モードであり、ネットワーク監視モードはAP(英名:Access Point 中国語名:ワイヤレスアクセスポイント)モードまたはブルートゥースモードである。
【0074】
つまり、WiFiモジュールは無線ネットワークカードの形式でページング及びネットワークログインを行い、ブルートゥースモード又はAPモードでブロードキャストを受信してクライアント200とデータの交換を行う。
【0075】
以下、本願の家電機器100の制御方法を具体的に説明する。
【0076】
まず、ユーザーはクライアント200、リモコン、または音声制御によって家電機器100を操作し、家電機器100が正常に作動している場合、電源を入れた後、自動的にネットワーク設定モードに入り、WiFiモジュール110がネットワーク設定モードに入った後、同期的にネットワーク監視モードをオンにし、ブルートゥースモジュールを介してネットワーク設定情報を送信して、クライアント200とWiFiモジュール110が監視リンクを形成する。
【0077】
ユーザーはクライアント200上で家電機器100のモデルを選択し、クライアント200はネットワーク設定ガイドをポップアップ表示し、ユーザーは、ネットワーク設定ガイドに従ってクライアント200を操作して、ネットワーク設定(例えば、ユーザーはアカウントとパスワードを含む、位置する環境内のネットワークルーター情報を入力する)を行い、ネットワーク設定情報を生成し、同時に、ユーザーがクライアント200ページを無線ネットワーク接続ページに切り替え、ネットワーク設定ガイドに従って家電機器100のブルートゥースを接続し、接続が完了した後、クライアント200の家電ネットワーク設定ページに戻してネットワーク設定情報の送信をクリックし、ネットワーク状態のメッセージフィードバックを待ち、WiFiモジュール110は、ブルートゥースインタラクションを介してクライアント200から送信してきたネットワーク設定情報を取得してから初期判別し、判別結果をAPリンク又はブルートゥースリンクを介してクライアント200にフィードバックしてユーザーに通知する。
【0078】
さらに、初期判別が完了した後、WiFiモジュール110のSTA側は、ターゲットルーターの接続過程を開始し、接続過程において、ルートの信号強度が弱い場合、アカウント検索に失敗した場合、WiFiパスワードが間違っている場合、または暗号化セキュリティタイプが間違っている場合など、異常状態にあると、ブルートゥースリンクを経由してネットワーク設定監視情報をクライアント200に同期してユーザーに通知し、ユーザーが有効なネットワーク設定操作を行うのをガイドし、ネットワーク設定成功率を向上させる。
【0079】
取得されたネットワーク設定情報が正確であると、WiFiモジュール110はSTAリンクを介してターゲットルーターに接続され、WiFiモジュール110がクラウドサーバー300にログインして検証、身元認証過程を行い、WiFiモジュール110の認証に成功した後、1つのネットワーク設定のランダム数を取得し、クライアント200から送信されたブロードキャストメッセージに従って、ブルートゥースリンクを利用してネットワーク設定のランダム数をクライアント200に伝送し、ネットワーク設定ランダムデータ及び家電機器100のSN情報を載せ、クライアント200はネットワーク設定のランダム数に従ってネットワーク設定バインディングを行い、家電側とのブルートゥースリンクを切断し、ネットワーク設定が完了する。
【0080】
本願の説明において、理解する必要がある点として、「中心」、「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「幅」、「厚さ」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「上」、「頂」、「底」、「内」、「外」、「時計回り」、「反時計回り」、「軸方向」、「径方向」、「周方向」などの方向および位置関係を示す用語は図面に示す方向または位置関係に基づき、本願の説明をしやすくするとともに記述を簡素化するためのものにすぎず、指している装置または部材が特定の方向、特定の方向での構成および操作を有しなければならないことを示すまたは暗に示すものではなく、本願を限定するものとみなすことはできない。
【0081】
本願の説明において、「第1の特徴」、「第2の特徴」は、1つ又はより多くの該特徴を含むことができる。
【0082】
本願の説明において、「複数」は、2つ又は2つ以上を意味する。
【0083】
本願の説明において、第1の特徴が第2の特徴の「上」または「下」ということは第1および第2の特徴が直接接触することを含んでよく、第1および第2の特徴が直接接触せず、第1および第2の特徴の間の別の特徴を介して接触することを含んでもよい。
【0084】
本願の説明において、第1の特徴が第2の特徴「の上」、「上方」および「上面」ということは第1の特徴が第2の特徴のちょうど上方および斜め上方であることを含む、または第1の特徴のレベルが第2の特徴より高いことを示すに過ぎない。
【0085】
本明細書の説明において、「一実施例」、「いくつかの実施例」、「例示的な実施例」、「例」、「具体例」、又は「いくつかの例」という参照用語などの説明は、該実施例又は例を組み合わせて説明した具体的な特徴、構造、材料又は特点が本開示の少なくとも1つの実施例又は例に含まれる。本明細書において、上記の用語の例示的な叙述は必ずしも同じ実施例又は例を指す必要がない。さらに、説明される具体的な特徴、構造、材料又は特点は任意の1つ又は複数の実施例又は例において適切な方式で結合することができる。
【0086】
本願の実施例を以上で示し、説明したが、当業者が、本願の原理及び主旨を逸脱しない限り、これらの実施例に対して様々な変化、修正、置換及び変形を行うことができ、本願の範囲は請求項及びその同等物によって限定される。
【0087】
本願は、広東美的製冷設備有限公司が2020年06月29日に提出した、出願名称が「ネットワーク設定方法、記憶媒体、家電機器、クライアント及びネットワーク設定システム」である、中国特許出願番号が「202010606114.6」である優先権を主張する。
【国際調査報告】