(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-07-13
(54)【発明の名称】データ処理方法及び装置、機器、記憶媒体
(51)【国際特許分類】
A63F 13/795 20140101AFI20230706BHJP
A63F 13/216 20140101ALI20230706BHJP
A63F 13/65 20140101ALI20230706BHJP
【FI】
A63F13/795
A63F13/216
A63F13/65
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023507405
(86)(22)【出願日】2021-12-20
(85)【翻訳文提出日】2023-02-02
(86)【国際出願番号】 CN2021139617
(87)【国際公開番号】W WO2022143257
(87)【国際公開日】2022-07-07
(31)【優先権主張番号】202011623565.7
(32)【優先日】2020-12-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521431088
【氏名又は名称】北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Zitiao Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】0207, 2/F, Building 4, Zijin Digital Park, Haidian District, Beijing,P. R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】リ,ロンブォ
(72)【発明者】
【氏名】リ,ユンフェイ
(72)【発明者】
【氏名】ヂャン,ヤン
(57)【要約】
位置情報に基づくデータ処理方法及び装置、機器、記憶媒体。該位置情報に基づくデータ処理方法は、第1アカウントから第1位置情報を取得するステップ(S101)と、第1位置情報が属する地理的タグを決定し、第1アカウントを地理的タグに対応する第1レベルのグループに関連付けるステップ(S102)と、第1アカウントのインタラクション要求を受信するステップ(S103)と、該インタラクション要求に応答して、第1アカウントに関連付けられた第1レベルのグループにおいて、第1アカウントとインタラクションする少なくとも1つの第2アカウントをマッチングするステップ(S104)と、第1アカウントと少なくとも1つの第2アカウントとが同一のインタラクショングループに属することを決定するステップ(S105)と、を含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
位置情報に基づくデータ処理方法であって、
第1アカウントから第1位置情報を取得するステップと、
前記第1位置情報が属する地理的タグを決定し、前記第1アカウントを、前記地理的タグに対応する第1レベルのグループに関連付けるステップと、
前記第1アカウントのインタラクション要求を受信するステップと、
前記インタラクション要求に応答して、前記第1アカウントに関連付けられた前記第1レベルのグループにおいて、前記第1アカウントとインタラクションする少なくとも1つの第2アカウントをマッチングするステップと、
前記第1アカウントと前記少なくとも1つの第2アカウントとが同一のインタラクショングループに属することを決定するステップと、を含む位置情報に基づくデータ処理方法。
【請求項2】
第1アカウントから第1位置情報を取得する前記ステップは、前記第1アカウントから前記第1位置情報を受信するステップを含み、
前記第1アカウントから受信した前記第1位置情報は、
前記第1アカウントに対応する第1機器の入力パネルに入力された情報に基づいて前記第1位置情報を取得する方式、
前記第1機器の音声取得装置によって受信された音声に基づいて前記第1位置情報を取得する方式、又は
前記第1機器の表示ページに地図を表示し、及び前記表示ページに受信された操作ポイントの前記地図での座標に基づいて前記第1位置情報を取得する方式、のいずれかによって取得される請求項1に記載の方法。
【請求項3】
第1アカウントから第1位置情報を取得する前記ステップは、
前記第1アカウントに位置許可を要求し、前記位置許可を取得した場合、前記第1アカウントに対応する第1機器の測位装置の測位情報に基づいて前記第1位置情報を取得するステップを含む請求項1に記載の方法。
【請求項4】
第1アカウントから第1位置情報を取得する前記ステップは、
前記第1アカウントから前記第1アカウントに対応する第1機器の記憶装置に記憶されている第1位置情報を受信するステップを含む請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1アカウントに関連付けられた前記第1レベルのグループにおいて、前記第1アカウントとインタラクションする少なくとも1つの第2アカウントをマッチングする前記ステップは、
ターゲットマッチング数を決定するステップと、
前記第1レベルのグループ内の第2アカウントの数を決定するステップと、
前記第1レベルのグループ内の第2アカウントの数が前記ターゲットマッチング数以上である場合、前記第1レベルのグループにおいて、前記ターゲットマッチング数の第2アカウントを決定するステップと、
前記第1レベルのグループ内の第2アカウントの数が前記ターゲットマッチング数未満である場合、前記第1アカウントの待ち時間を監視し、前記待ち時間が待ち閾値を超える場合、第2レベルのグループにおいて前記ターゲットマッチング数の第2アカウントを決定するステップとを含み、
前記第1レベルのグループが前記地理的タグを含む第1区画レベルに属し、前記第2レベルのグループが前記地理的タグを含む第2区画レベルに属し、前記第2区画レベルは前記第1区画レベルよりも大きい請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記第1区画レベルは市級行政区画レベルに対応し、前記第2区画レベルは省級行政区画レベルに対応する請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第1レベルのグループにおいて、前記ターゲットマッチング数の第2アカウントを決定する前記ステップは、
前記第1アカウントのユーザーレベル情報に基づき、前記第1レベルのグループにおいて、前記ターゲットマッチング数の第2アカウントを決定するステップを含む請求項5又は6に記載の方法。
【請求項8】
第2レベルのグループにおいて前記ターゲットマッチング数の第2アカウントを決定する前記ステップは、
前記第2レベルのグループにおいて前記ターゲットマッチング数の第2アカウントをランダムに決定するステップを含む請求項5~7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記インタラクショングループ内のアカウントに第1データを送信して、前記インタラクショングループ内のアカウントに対応する機器の表示ページに、インタラクショングループの組み合わせ成功メッセージを表示するステップをさらに含む請求項1~8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記インタラクショングループ内のアカウントに第2データを送信して、前記インタラクショングループ内のアカウントに対応する機器の表示ページに、前記地理的タグに関連付けられたインタラクショングループ情報を表示するステップをさらに含む請求項1~9のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
前記地理的タグに関連付けられた前記インタラクショングループ情報は、
前記地理的タグに基づいて構築されたインタラクショングループシーンと、
前記地理的タグに基づく地理的知識の問題、のうちの少なくとも1つを含む請求項10に記載の方法。
【請求項12】
位置情報に基づくデータ処理装置であって、
第1アカウントから第1位置情報を取得するように構成される取得ユニットと、
前記第1位置情報が属する地理的タグを決定し、前記第1アカウントを、前記地理的タグに対応する第1レベルのグループに関連付けるように構成される関連付けユニットと、
前記第1アカウントのインタラクション要求を受信するように構成される受信ユニットと、
前記インタラクション要求に応答して、前記第1アカウントに関連付けられた前記第1レベルのグループにおいて、前記第1アカウントとインタラクションする少なくとも1つの第2アカウントをマッチングするように構成されるマッチングユニットと、
前記第1アカウントと前記少なくとも1つの第2アカウントとが同一のインタラクショングループに属することを決定するように構成される組み合わせユニットと、を含む位置情報に基づくデータ処理装置。
【請求項13】
コンピュータ機器であって、メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶されているコンピュータプログラムとを含み、前記プロセッサは前記コンピュータプログラムを実行することで請求項1~11のいずれか1項に記載の方法のステップを実現するコンピュータ機器。
【請求項14】
コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムはプロセッサに実行されると、請求項1~11のいずれか1項に記載の方法のステップを実現するコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は2020年12月31日に提出された第202011623565.7号の中国特許出願の優先権を主張し、当該中国特許出願の全内容は援用により本願の一部として本願に組み込まれている。
【0002】
本開示のいくつかの実施例は位置情報に基づくデータ処理方法及び装置、機器、記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
レジャー製品運営体により提供されたゲーム製品等のさまざまな製品は、徐々に現在のネットワーク社会における最も重要なレジャー方式になっている。複数人で参加する必要があるゲーム製品において、レジャーと同時に、ゲームユーザーはさらにコミュニケーションし、集団的な栄誉感を得る等の積極的な体験をすることができる。ゲーム運営体にとっては、ゲームユーザー間のインタラクションの深さを高め、面白さを向上させるゲーム製品を開発するニーズがある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示の一態様によれば、第1アカウントから第1位置情報を取得するステップと、第1位置情報が属する地理的タグを決定し、第1アカウントを地理的タグに対応する第1レベルのグループに関連付けるステップと、第1アカウントのインタラクション要求を受信するステップと、インタラクション要求に応答して、第1アカウントに関連付けられた第1レベルのグループにおいて、第1アカウントとインタラクションする少なくとも1つの第2アカウントをマッチングするステップと、第1アカウントと少なくとも1つの第2アカウントとが同一のインタラクショングループに属することを決定するステップと、を含む位置情報に基づくデータ処理方法を提供する。
【0005】
本開示の別の態様によれば、第1アカウントから第1位置情報を取得するように構成される取得ユニットと、第1位置情報が属する地理的タグを決定し、第1アカウントを地理的タグに対応する第1レベルのグループに関連付けるように構成される関連付けユニットと、第1アカウントのインタラクション要求を受信するように構成される受信ユニットと、該インタラクション要求に応答して、第1アカウントに関連付けられた第1レベルのグループにおいて、第1アカウントとインタラクションする少なくとも1つの第2アカウントをマッチングするように構成されるマッチングユニットと、第1アカウントと少なくとも1つの第2アカウントとが同一のインタラクショングループに属することを決定するように構成される組み合わせユニットと、を含む位置情報に基づくデータ処理装置を提供する。
【0006】
本開示の他の態様によれば、メモリと、プロセッサと、メモリに記憶されているコンピュータプログラムとを含み、プロセッサは該コンピュータプログラムを実行することで上記位置情報に基づくデータ処理方法のステップを実現するコンピュータ機器を提供する。
【0007】
本開示の他の態様によれば、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、該コンピュータプログラムはプロセッサに実行されると、上記位置情報に基づくデータ処理方法のステップを実現する。
【0008】
本開示の実施例又は従来技術における技術的解決手段をより明確に説明するために、以下、実施例又は従来技術の説明において使用される必要のある図面を簡単に説明し、明らかなように、以下の説明における図面は本開示のいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとっては、創造的な労働をしないのを前提に、さらにこれらの図面に基づいて他の図面を取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は本開示に係る位置情報に基づくデータ処理方法の概略フローチャートである。
【
図2】
図2は本開示の実施例に係る第1機器が入力パネルによって第1位置情報を取得する模式図である。
【
図3】
図3は本開示の実施例に係る第1機器が音声取得装置によって第1位置情報を取得する模式図である。
【
図4】
図4は本開示の実施例に係る第1機器が表示された地図によって第1位置情報を取得する模式図である。
【
図5A】
図5Aは本開示の実施例に係るインタラクショングループの組み合わせ成功メッセージを表示する模式図である。
【
図5B】
図5Bは本開示の実施例に係る地理的タグに関連付けられたゲーム情報を表示する模式図である。
【
図6】
図6は本開示のいくつかの実施例に係るデータ処理方法を実行する模式図である。
【
図7】
図7は本開示に係る位置情報に基づくデータ処理装置の概略ブロック図である。
【
図8】
図8は本開示に係るコンピュータ機器の概略ブロック図である。
【
図9】
図9は本開示の実施例に係る例示的な計算機器のアーキテクチャの模式図である。
【
図10】
図10は本開示に係るコンピュータ可読記憶媒体の概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施例における図面を参照しながら、本開示の実施例における技術的解決手段を明確で、完全に説明する。明らかなように、説明される実施例は本開示のいくつかの実施例に過ぎず、全ての実施例ではない。本開示における実施例に基づき、当業者が創造的な労働を必要とせずに取得したすべてのその他の実施例は、いずれも本開示の保護範囲に属する。
【0011】
本開示において使用される「第1」、「第2」及び類似した用語は、順序、数量又は重要性を表すためのものではなく、異なる構成部分を区別するためのものに過ぎない。同様に、「含む」又は「備える」等の類似した用語は該用語の後に記載される要素又は部材が該用語の前に挙げられた要素又は部及びそれらと同等のものをカバーし、その他の要素又は部材を排除しないことを意味する。「接続」又は「連結」等の類似した用語は、物理的又は機械的接続に限定されず、直接的又は間接的接続にかかわらず、電気的接続も含む。
【0012】
ネットワークゲームは、ネットワークゲーム運営体により提供された、移動端末、固定端末等の電子機器でネットワークを介してゲームユーザーが参加することができるレジャー製品である。デュアル又はマルチプレイヤーゲームにおいて、ネットワークゲーム運営体は、ゲームに参加するゲームアカウントに対してチーム分けをするように、対応する規則を制定する必要があり、たとえば、ゲームアカウントのゲーム開始要求に応答して、対応する仲間アカウント及び対戦相手アカウントを割り当てる。ゲームのチーム分けが成功した後、ゲームのチームメンバーはゲーム操作中に、チャット、戦略議論、友達とのやり取り等のインタラクションコンテンツを行うこともできる。
【0013】
一般的には、ゲームのチーム分け方式はランダムなものであり、これにより、ゲームに参加するチームメンバー(仲間及び対戦相手を含む)間の関連性が不十分であり、すなわち、ユーザー間のなじみがなく且つ関連性が低い。その結果、ゲーム参加者間のインタラクションが限られ、且つ共感しにくい。また、このようなランダムにチーム分けをする方式で生じた異なるチームの間に、提供されたゲームコンテンツも無差別であり、ゲームユーザーに個性的なゲームサービスを提供することができず、これにより、ゲーム体験が単一である。
【0014】
本開示は、ユーザーアカウントから取得した位置情報に基づいてインタラクションメンバー間のチーム分けをし、インタラクションの面白さを向上させ、インタラクションユーザーがより深いインタラクション体験を得ることを促進することができる、位置情報に基づくデータ処理方法及び装置、機器、記憶媒体を提供する。
【0015】
本開示の実施例により提供された位置情報に基づくデータ処理方法及び装置、機器、記憶媒体については、第1アカウントから第1位置情報を取得し、且つ第1位置情報が属する地理的タグに基づいて第1アカウントを対応する第1レベルのグループに関連付け、第1アカウントからのインタラクション要求を受信した後、該第1レベルのグループにおいてインタラクションのチーム分け及びマッチングを行い、それにより構成されたインタラクショングループ内のアカウントが地理的位置に関する関連性を有するようになる。このような地理的位置を紐帯とするインタラクショングループ化方式は同じグループ内のユーザーがインタラクション過程においてより深いインタラクション体験を得ることを容易にし、それにより娯楽性を向上させ、面白さを高める。
【0016】
本開示のいくつかの実施例により提供されたデータ処理方法は、ゲームアカウントから取得した位置情報に基づいてゲームのチーム分けをし、ゲームの面白さを高め、ゲームユーザーがより深いインタラクション体験を得ることを促進することに用いられる。一例として、該データ処理方法は移動端末機器に応用されるネットワークゲームに適用でき、又は該データ処理方法は固定端末機器に応用されるネットワークゲームにも適用でき、ここで制限されない。本明細書では、アカウントはゲーム口座を表し、ユーザーは機器上でゲームアプリケーションプログラムを介して該アカウントにログインして対応するゲーム操作を行うことができ、ここで、アカウントはユーザー属性、ゲームレベル等のアカウント情報を含んでもよい。説明の便宜上、本明細書では、ユーザーが1つの機器に1つのゲームアカウントにログインすることはデフォルトであり、すなわち、機器とアカウントとは一対一で対応する。たとえば、第1機器は第1アカウントがログインされる機器を表すことができ、第2機器は第1アカウント以外の他のアカウントがログインされる機器を表すことができる。理解できるように、ある場合、1つの機器に2つ又は複数のアカウントをログインすることもでき、本明細書に開示されている方法は同様にこの場合に適用できる。
【0017】
図1は本開示に係る位置情報に基づくデータ処理方法の概略フローチャートである。
図1に示すように、該方法はステップS101~S105を含む。少なくともいくつかの実施例では、該データ処理方法は、ゲーム運営体サーバ(以下、サーバと略称)等で実行される。
【0018】
具体的には、ステップS101で、第1アカウントから第1位置情報を取得する。たとえば、第1アカウントは第1ユーザーに対応し、第1ユーザーは第1機器で該第1アカウントにログインする。たとえば、第1機器は、移動端末機器、固定機器等であってもよく、インタラクションするゲーム製品を例とすると、第1機器にはゲームアプリケーションプログラム、又はその他のアプリケーションプログラム中に表示されたゲームアプリケーションリンクがインストールされてもよく、ユーザーはこれらのゲームアプリケーションリンクを介してサーバ(たとえばクラウドサービス)からアプレット、高速アプリケーション等の方式でゲームアプリケーションプログラムを第1機器に取得することができ、それによりユーザーはゲームアプリケーション操作を実現することができる。
【0019】
一例として、以下、第1アカウントを第1ユーザーによって操作される端末機器として説明する。いくつかの例では、該第1位置情報は第1機器の所在位置を示すための座標情報であってもよく、たとえば、第1機器内の測位装置(たとえばGPS、北斗等の測位装置)によって取得された位置座標である。他の例では、該第1位置情報は第1ユーザーが該地理位置でゲームのチーム分けをすることを望むのを示す情報であってもよい。以下、サーバが第1アカウントから第1位置情報を取得する具体的な過程を詳細に説明する。
【0020】
続いて、ステップS102で、第1位置情報が属する地理的タグを決定し、第1機器を該地理的タグに対応する第1レベルのグループに関連付ける。地理的タグは位置座標、地名、地理的標識等の位置を示す情報であってもよい。たとえば、地理的タグは、武漢、長沙、洛陽等の地級市名であってもよい。該地理的タグはゲームユーザーをグループ化するための根拠であり、たとえば、同一の地理的タグを有するユーザーを同一グループ中に分ける。たとえば、本開示のいくつかの実施例に係る方法では、地域の区分を行うように、異なる地級市に異なる地理的タグを割り当てることができる。サーバは第1アカウントの第1位置情報を受信した後、所定の地理的タグデータベース(たとえば緯度と経度を地名に関連付けるデータベース)によってマッチングすることができ、それにより該第1位置情報が属する地理的タグ、たとえば、「武漢」を決定することができ、続いて、該第1アカウントを武漢に対応する第1レベルのグループに関連付ける。理解できるように、行政区画に基づく方式で地域の区分を行うことに加えて、その他の方式で地域の区分を行うこともでき、一例として、地理面積に基づき、たとえば10000平方メートルあたりの地域を1つの地理区画とし、且つそれぞれ地理的タグを割り当てる。
【0021】
本開示のいくつかの実施例によれば、第1アカウントを第1レベルのグループに関連付けることは、異なる地理的タグに対して異なるメンバーリスト又はメンバーキューを作成し、且つそれぞれ記憶することを意味してもよい。たとえば、サーバは複数のリストをメンテナンスする方式で異なる地理的タグに対応するアカウントを管理することができ、チーム分けをする時、同一の地理的タグを有するアカウントを同じゲームグループ中に割り当てるように、該リストに基づいてゲームメンバーをマッチングすることができる。一例として、サーバは「武漢」に対応するアカウントリスト内の一部のゲームアカウントを同じゲームグループ中に割り当てることができる。
【0022】
本開示の他のいくつかの実施例によれば、第1アカウントを第1レベルのグループに関連付けることは、アカウントに属性、マーク等を追加する方式で実現されてもよい。たとえば、同一の地理的タグを有するアカウントに同一の地理的識別子を割り当てる。チーム分けをする時、同一の地理的タグを有するアカウントを同じゲームグループに割り当てるように、該地理的識別子に基づいてゲームアカウントをマッチングすることができる。一例として、サーバは「武漢」に対応する地理的識別子を有するゲームアカウントを同じゲームグループ中に割り当てることができる。
【0023】
続いて、
図1に示すように、ステップS103で、第1アカウントのインタラクション要求を受信する。たとえば、インタラクション要求はゲーム開始要求であり、該ゲーム要求は第1アカウントが存在する第1機器がサーバに送信した要求であってもよく、サーバがゲームのチーム分けをし且つ対応するゲーム構成を完了するように要求することに用いられる。ステップS104で、該ゲーム要求に応答し、第1アカウントに関連付けられた該第1レベルのグループにおいて、第1アカウントとゲームを行う少なくとも1つの第2アカウントをマッチングする。第2アカウントは該第1アカウントとチーム分けをしてゲームを行うためのその他のアカウントであり、1つであってもよく、複数であってもよく、且つ仲間に対応してもよく対戦相手に対応してもよい。第2アカウントの数は具体的なゲーム規則に応じて限定されてもよい。たとえば、第1アカウントはアカウントAであってもよく、少なくとも1つの第2アカウントはアカウントB、アカウントC、アカウントDに対応してもよい。
【0024】
本明細書では、第1アカウントを例として、サーバと第1アカウントとの間で行われた本開示に係る方法を説明し、理解できるように、サーバは、本開示に係る方法を実施するように、同様に第2アカウントとデータ伝送を行うこともできる。
【0025】
いくつかの例では、上記ステップS101~S102はステップS103~S104よりも前に行われてもよく、たとえば、ゲームアプリケーションプログラムに入る際にステップS101~S102を行う。次に、ゲームユーザーは、たとえば、第1アカウントに対応するゲームアプリケーションプログラムにおいてタスクの受け取り、毎日の打刻等の基本的な操作を完了することができる。続いて、ゲームユーザーは第1機器によってゲーム要求を送信し、それによりサーバは、該ゲーム要求を受信するステップS103と、ゲーム隊員をマッチングするステップS104とを行う。別のいくつか例では、上記ステップS101~S102はステップS103の後に行われてもよく、たとえば、サーバがゲームアカウントから送信されたゲーム要求を受信した後、第1アカウントの第1位置情報を取得し、及び第1アカウントを該地理的タグに対応する第1レベルのグループに関連付ける。理解できるように、本明細書では、上記ステップの実行順序が制限されない。
【0026】
続いて、
図1に示すように、ステップS105で、第1アカウントと少なくとも1つの第2アカウントとが同一のインタラクショングループに属することを決定する。たとえば、該インタラクションはゲーム製品に基づくインタラクションである場合、インタラクショングループはゲームグループ、すなわち、一緒にゲームを行うグループであってもよい。サーバはマッチングした少なくとも1つの第2アカウントを該第1アカウントとゲームグループを構成することができ、たとえば、このゲームを行うメンバーとする。たとえば、ゲームグループを構成した後、サーバはゲームグループ内のアカウントにゲームマッチング成功メッセージを送信し、且つ対応するゲームコンテンツ等のデータを伝送することができる。
【0027】
以下、
図2~
図4を参照しながらステップS101を詳細に説明し、関連するインタラクションがゲーム製品に基づくインタラクションであることを具体的な例とし、理解できるように、本開示に係る方法はチーム分けをする必要がある他のインタラクションタイプにも適用でき、ここで制限されない。
【0028】
本開示のいくつかの実施例によれば、該ステップS101は、第1アカウントから第1位置情報を受信することを含んでもよく、第1アカウントから受信した第1位置情報は、第1アカウントに対応する第1機器の入力パネルに入力された情報に基づいて第1位置情報を取得する方式で取得される。
【0029】
図2は本開示の実施例に係る第1機器が入力パネルによって第1位置情報を取得する模式図である。一例として、
図2に示すように、第1機器は表示ページ111、入力パネル112及び確認ボタン113を有してもよい。表示ページは表示ウィンドウ等として表現されてもよく、表示ページ111には、たとえば、第1位置情報を取得するように要求するプロンプト情報のような、ゲームに関連する情報が表示されてもよい。ゲームユーザーは、入力パネル112等で第1位置情報を入力することができ、たとえば、「武漢」を入力し、且つ確認ボタン113で入力された情報を決定する。続いて、第1機器は、第1アカウントの第1位置情報として、入力パネル112によって取得された第1位置情報をサーバに送信することができる。
【0030】
本開示の別のいくつかの実施例によれば、該ステップS101は、第1アカウントから第1位置情報を受信するステップを含んでもよく、第1アカウントから受信した第1位置情報は、第1アカウントに対応する第1機器の音声取得装置によって受信された音声に基づいて第1位置情報を取得する方式で取得される。
【0031】
図3は本開示の実施例に係る第1機器が音声取得装置によって第1位置情報を取得する模式図である。一例として、
図3に示すように、第1機器は表示ページ121、音声取得装置122及び確認ボタン123を有してもよく、表示ページ121には、第1位置情報を取得するように要求するプロンプト情報のような、ゲームに関連する情報が表示されてもよい。ゲームユーザーは、たとえば、音声取得装置122によって音声の方式で第1位置情報を取得することができ、たとえば、ユーザーが122に対応するボタンを押し且つ「武漢」という音声を発し、続いて、確認ボタン123で音声に基づいて識別された位置情報を決定する。続いて、第1機器は、第1アカウントの第1位置情報として、音声取得装置122によって取得された第1位置情報をサーバに送信することができる。
【0032】
本開示の他のいくつかの実施例によれば、該ステップS101は、第1アカウントから第1位置情報を受信するステップを含んでもよく、第1アカウントから受信した第1位置情報は、第1アカウントに対応する第1機器の表示ページに地図を表示し、及び表示ページに受信した操作ポイントの地図での座標によって第1位置情報を取得する方式で取得される。
【0033】
図4は本開示の実施例に係る第1機器が表示された地図によって第1位置情報を取得する模式図である。一例として、
図4に示すように、第1機器は表示ページ131及び表示ページ132を有してもよく、表示ページ131には、第1位置情報を取得するように要求するプロンプト情報のような、ゲームに関連する情報が表示されてもよく、表示ページ132には地図が表示されてもよい。ゲームユーザーは、たとえば、操作ポイント1321等の表示ページ132の地図上の操作により、第1機器に、第1アカウントの第1位置情報として、該操作ポイント1321に基づいて第1位置情報を決定し、該第1位置情報をサーバに送信させる。
【0034】
上記実施例において、取得された第1位置情報はゲームユーザーにより決定され、すなわち、ゲームユーザーがゲームのグループ分けを希望する時の基礎として用いられる地理情報である。別のいくつかの実施例では、第1機器の測位装置によって第1位置情報を取得してもよい。この場合、第1アカウントから第1位置情報を取得するステップは、第1アカウントに位置許可を要求し、位置許可を取得した場合、第1アカウントに対応する第1機器の測位装置の測位情報に基づいて第1位置情報を取得する。たとえば、位置許可を取得した後、該第1機器は、該第1アカウントの第1位置情報として、位置座標等の測位装置により決定された測位情報を、サーバに送信することができる。また、本開示の他のいくつかの実施例において、第1機器は第1位置情報が記憶されている記憶装置を含んでもよい。この場合、第1機器は、第1アカウントの第1位置情報として、記憶されている第1位置情報をサーバに直接送信することができる。
【0035】
本開示の実施例によれば、少なくとも1つの第2アカウントをマッチングする(ステップS104)は、決定する必要がある第2アカウントの数を示すためのターゲットマッチング数を決定するステップと、第1レベルのグループ内の第2アカウントの数を決定し、すなわち、第1アカウントが属する第1レベルのグループ内の第2アカウントの数を決定するステップと、を含んでもよい。一例として、第2アカウントは第2機器に対応することができ、すなわち、たとえば、第2ユーザーが第2機器のアプリケーションプログラムにおいて第2アカウントにログインしてゲーム操作を行う。第2アカウントは第1アカウントと類似するゲームアカウントであってもよく、同様に、サーバは第2アカウントに対して上記ステップS101~S104を行うこともでき、すなわち、第2アカウントの第2位置情報に基づいて第2アカウントが該第1レベルのグループに属することを決定する。次に、該ターゲットマッチング数と該第1レベルのグループ内の第2アカウントの数を比較する。比較により、サーバは現在の第1レベルのグループ内の第2アカウントの数がゲームのチーム分けをするのに十分であるか否かを了解することができる。
【0036】
第1レベルのグループ内の第2アカウントの数がターゲットマッチング数以上である場合、第1レベルのグループにおいてターゲットマッチング数の第2アカウントを決定する。この場合、現在の第1レベルのグループ内の第2アカウントはゲームのチーム分けをするのに十分である。一般的に、ゲームへの参加者が多い場合、第1レベルのグループにおいてマッチング待ちの第2アカウントが多い。これによって、さらに第1アカウントのユーザーレベル情報に基づき、該第1レベルのグループにおいてターゲットマッチング数の第2アカウントを決定することができる。言い換えれば、この場合、該第1レベルのグループにおいて同じユーザーレベルのアカウントに対してチーム分けをすることができ、これにより、成功にチーム分けをしたゲームアカウントは類似するゲームレベルを有し、それによりゲームユーザーのマッチング度を向上させる。
【0037】
第1レベルのグループ内の第2アカウントの数がターゲットマッチング数未満である場合、第1アカウントの待ち時間を監視し、待ち時間が待ち閾値を超える場合、第2レベルのグループにおいてターゲットマッチング数の第2アカウントを決定する。この場合、該第1レベルのグループ内の第2アカウントはゲームのチーム分けをするのに不十分であり、この時、第1アカウントの待ち時間を監視し、且つ待ち閾値(たとえば10秒(s))を設定することができる。マッチングによる長時間の待ちによりユーザーのゲーム体験が低くなることを回避するために、待ち時間が待ち閾値を超えた後、該第1レベルのグループ内に十分な数の第2アカウントをマッチングしていない場合、第2レベルのグループにおいて第2アカウントを決定することができる。本開示のいくつかの実施例によれば、第1レベルのグループは地理的タグを含む第1区画レベルに属し、第2レベルのグループは地理的タグを含む第2区画レベルに属し、第2区画レベルは第1区画レベルよりも大きい。一例として、第1区画レベルは市級であり且つ該第1レベルのグループは武漢に対応する場合、第2区画レベルは省級であってもよく、且つ該第2レベルのグループは湖北省に対応することができる。この場合、現在のゲームへの参加者が少ないことを表し、これにより、サーバは第2レベルのグループにおいてターゲットマッチング数の第2アカウントをランダムに決定することができる。すなわち、ゲームへの参加者が少ない場合、アカウントのゲームレベルを考慮せずに、チーム分けを優先的にすることができ、長時間の待ちによるユーザーのゲーム体験の低減を回避する。
【0038】
また、本開示のいくつかの実施例によれば、該第2レベルのグループ内の第2アカウントの数が依然としてターゲットマッチング数未満である場合、サーバはさらに全国レベルに対応する第3レベルのグループ内でゲームのチーム分け及びマッチングを行うことができる。
【0039】
本開示の実施例に係る方法において、ゲームのチーム分けをするアカウントができるだけ同一の地理的タグを有するように、取得された地理的位置情報に基づいて優先的にマッチングすることができる。参加者が少ない場合、アカウントがタイムリーにゲームにアクセスできるように、地理区画に応じて、マッチング範囲を階層的に拡大する。このようにすれば、成功にチーム分けをしたアカウント間に高い地域関連性を持たせることができる。該地域関連性のため、この部分のゲームユーザーは似たような生活習慣、成長経験を有し、近い人文地理要素の影響等を受け、チャット、戦略分析等のゲームインタラクションを行う過程において、ユーザーは共通の話題を見つけやすく、コミュニケーションもスムーズになり、これはゲームユーザー間のより深いインタラクション関係の構築に有利である。
【0040】
上記ステップで成功にゲームのチーム分けをした後、すなわち、ターゲットマッチング数の第2アカウントと該第1アカウントとを同じグループのゲームグループに決定する。本開示の実施例に係る方法は、ゲームグループ内のアカウント(ターゲットマッチング数の第2アカウントと該第1アカウント)に第1データを送信して、ゲームグループ内のアカウントに対応する機器の表示ページにゲームグループの組み合わせが成功したメッセージを表示するステップをさらに含んでもよい。ゲームグループ内のアカウントに対応する機器は、第1アカウントに対応する第1機器及び少なくとも1つの第2アカウントにそれぞれ対応する少なくとも1つの第2機器をさらに含んでもよい。
【0041】
図5Aは本開示の実施例に係るインタラクショングループのチーム分けが成功したメッセージを表示する模式図である。たとえば、
図5Aは第1機器に対応することができ、それは表示ページ141を含み、該表示ページにゲームのチーム分けが成功したメッセージ1411が表示される。表示ページに表示された1411の表示コンテンツに基づき、ゲームユーザーは、現在でゲームを行っているメンバーが成功にチーム分けをしたことを了解することができる。理解できるように、第2機器にも
図5Aに示されるコンテンツと類似するコンテンツが表示されてもよい。
【0042】
たとえば、本開示の実施例に係る方法は、ゲームグループ内のアカウントに第2データを送信して、ゲームグループ内のアカウントに対応する機器の表示ページに地理的タグに関連付けられたゲーム情報を表示するステップをさらに含んでもよい。一例として、地理的タグに関連付けられたゲーム情報は、地理的タグに基づいて構築したゲームシーンと、地理的タグに基づく地理的知識の問題のうちの少なくとも1つを含む。
【0043】
図5Bは本開示の実施例に係る地理的タグに関連付けられたゲーム情報を表示する模式図である。たとえば、
図5Bは第1機器に対応することができ、それは表示ページ151を含み、該表示ページ151にはウィンドウ1511が表示され、たとえば、1511にはゲームユーザーのチャット情報が表示されてもよい。また、表示ページ151には、
図5Bに示される黄鶴楼シーンのような、地理的タグ(たとえば武漢)に対応するゲームシーンがさらに表示されてもよい。さらに、ウィンドウ1511には、該黄鶴楼シーンに関連する問題のような、地理的タグに基づく地理的知識の問題、ゲームプロンプト等の情報がさらに表示されてもよい。
【0044】
具体例として、
図6は本開示の実施例に係るデータ処理方法を実行する模式図である。
図6においてゲームサーバ、機器A及び機器Bが概略的に示され、たとえば、機器AはアカウントAがログインしている機器であってもよく、機器BはアカウントBがログインしている機器であってもよい。
図6に示すように、ネットワーク接続インタフェースを介して、ゲームサーバはそれぞれアカウントA、アカウントBから位置情報を受信することができ、受信した位置情報に基づいて、地理的タグを決定し、且つアカウントを該地理的タグに対応する第1レベルのグループに関連付けることができ、ゲーム要求を受信した後、サーバは該地理的タグに基づいて該第1レベルのグループ内でゲームのチーム分けをして、ゲームグループを構成することができる。次に、サーバは、ゲームグループ内のアカウントに上記説明した第1データのようなゲーム関連データを送信して、機器A、機器Bの表示ページにゲームのチーム分けが成功したプロンプトを表示することができる(
図5Aを参照)。さらに、サーバはゲームグループ内のアカウントに上記説明した第2データを送信して、機器A、機器Bの表示ページに、
図5Bに示されるゲームシーンのような、地理的タグに関連付けられたゲーム情報を表示することができる。
【0045】
このようにすれば、サーバは先ず取得された位置情報に基づいてゲームアカウントに近い生活習慣、文化知識を持っている相手及び仲間をマッチングして、一緒にゲームの時間を過ごすことを促進することができ、それによって知り合いになる機会がある。また、地理情報に基づいてゲームのチーム分けをした後、このグループのゲームアカウントに該地理的タグに関連するゲームコンテンツを個性的に提供することができ、ゲーム体験を豊かにすることができる。
【0046】
一例として、北京という地理的タグに基づいて決定したゲームグループに対して、北京市に基づいて構築したゲームシーンを提供してゲームコンテンツを行うことができ、それにより互いによく知っているシーンを体験することができる。別の例として、河北という地理的タグに基づいて決定したゲームグループに対して、河北に関する関連知識を提供することができ、ゲームユーザーが互いによく知られている文化コンテンツを了解して交流するようにガイドする。
【0047】
このような地理的位置を紐帯とするゲームグループ化方式は、同じグループ内のゲームユーザーがゲーム中においてより深いインタラクション体験を取得することに有利であり、それによりゲームの娯楽性を向上させ、面白さを高める。
【0048】
本開示の一態様によれば、位置情報に基づくデータ処理装置をさらに提供する。
図7は本開示の少なくともいくつかの実施例に係る位置情報に基づくデータ処理装置の概略ブロック図である。
図7に示すように、該位置情報に基づくデータ処理装置1000は、取得ユニット1010と、関連付けユニット1020と、受信ユニット1030と、マッチングユニット1040と、組み合わせユニット1050とを含んでもよい。
【0049】
本開示の実施例によれば、取得ユニット1010は、第1アカウントから第1位置情報を取得するように構成されてもよい。関連付けユニット1020は、該第1位置情報が属する地理的タグを決定し、第1アカウントを地理的タグに対応する第1レベルのグループに関連付けるように構成されてもよい。受信ユニット1030は、第1アカウントのゲーム要求を受信するように構成されてもよい。マッチングユニット1040は、該ゲーム要求に応答し、第1アカウントに関連付けられた第1レベルのグループにおいて、第1アカウントとゲームを行う少なくとも1つの第2アカウントをマッチングするように構成されてもよい。組み合わせユニット1050は、第1アカウントと少なくとも1つの第2アカウントをゲームグループに構成するように構成されてもよい。
【0050】
本開示の実施例によれば、少なくとも1つの例では、取得ユニット1010は、第1アカウントから第1位置情報を受信するように構成されてもよい。一例として、第1アカウントから受信した第1位置情報は、第1アカウントに対応する第1機器の入力パネルに入力された情報に基づいて前記第1位置情報を取得する方式、第1機器の音声取得装置によって受信された音声に基づいて前記第1位置情報を取得する方式、又は第1機器の表示ページに地図を表示し、及び表示ページに受信した操作ポイントの地図での座標に基づいて第1位置情報を取得する方式、のいずれかによって取得される。
【0051】
本開示の実施例によれば、少なくとも1つの例では、取得ユニット1010は、第1アカウントに位置許可を要求し、位置許可を取得した場合、取得ユニット1010が第1アカウントに対応する第1機器の測位装置の測位情報に基づいて第1位置情報を取得してもよい。
【0052】
本開示の実施例によれば、取得ユニット1010は、第1アカウントから第1アカウントに対応する第1機器の記憶装置に記憶されている第1位置情報を受信するように構成されてもよい。該記憶装置は、たとえば、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、記憶されている位置情報はアカウントの使用履歴データから得られたものであってもよく、該使用履歴は、たとえば第1機器自体に記憶されているか、又はたとえば通信ネットワークを介してサーバに接続することにより取得される。
【0053】
本開示の実施例によれば、少なくとも1つの例では、マッチングユニット1040は、ターゲットマッチング数を決定するステップ、第1レベルのグループ内の第2アカウントの数を決定するステップ、第1レベルのグループ内の第2アカウントの数がターゲットマッチング数以上である場合、第1レベルのグループにおいてターゲットマッチング数の第2アカウントを決定するステップ、又は、第1レベルのグループ内の第2アカウントの数がターゲットマッチング数未満である場合、第1アカウントの待ち時間を監視し、待ち時間が待ち閾値を超える場合、第2レベルのグループにおいてターゲットマッチング数の第2アカウントを決定するステップ、に応じて少なくとも1つの第2アカウントを決定するように構成されてもよい。一例として、第1レベルのグループは地理的タグを含む第1区画レベルに属し、第2レベルのグループは地理的タグを含む第2区画レベルに属し、第2区画レベルは第1区画レベルよりも大きい。
【0054】
本開示の実施例によれば、少なくとも1つの例では、第1区画レベルは市級行政区画レベルに対応し、第2区画レベルは省級行政区画レベルに対応する。
【0055】
本開示の実施例によれば、少なくとも1つの例では、マッチングユニット1040はさらに、第1アカウントのユーザーレベル情報に基づいて、第1レベルのグループにおいてターゲットマッチング数の第2アカウントを決定するように構成されてもよい。
【0056】
本開示の実施例によれば、少なくとも1つの例では、マッチングユニット1040はさらに、第2レベルのグループにおいてターゲットマッチング数の第2アカウントをランダムに決定するように構成されてもよい。
【0057】
本開示のいくつかの実施例に係るデータ処理装置1000は送信ユニット1060をさらに含んでもよく、ゲームグループ内のアカウントに第1データを送信して、ゲームグループ内のアカウントに対応する機器の表示ページにゲームグループの組み合わせが成功したメッセージを表示するように構成される。
【0058】
本開示の実施例によれば、少なくとも1つの例では、送信ユニット1060はさらに、ゲームグループ内のアカウントに第2データを送信して、ゲームグループ内のアカウントに対応する機器の表示ページに地理的タグに関連付けられたゲーム情報を表示するように構成されてもよい。
【0059】
本開示の実施例によれば、少なくとも1つの例では、地理的タグに関連付けられたゲーム情報は、地理的タグに基づいて構築したゲームシーンと、地理的タグに基づく地理的知識の問題、のうちの少なくとも1つを含む。
【0060】
位置情報に基づくデータ処理装置1000により実行された具体的なステップ及びそのプロセスは本開示の位置情報に基づくデータ処理方法についての説明を参照することができ、且つ上記方法と類似する技術的効果を実現することができ、ここで詳細な説明は省略される。
【0061】
本開示の他の態様によれば、コンピュータ機器をさらに提供し、
図8は本開示の実施例に係るコンピュータ機器の概略ブロック図である。
【0062】
図8に示すように、コンピュータ機器2000はプロセッサ2010及びメモリ2020を含んでもよく、メモリ2020にはコンピュータプログラム(たとえばプログラム命令、コード等)が記憶されている。プロセッサ2020は該コンピュータプログラムを実行して前記位置情報に基づくデータ処理方法のステップを実現することができる。たとえば、コンピュータ機器2000は上記ゲーム運営体サーバに対応することができる。
【0063】
少なくとも1つの例では、プロセッサ2010はメモリ2020中に記憶されているコンピュータプログラムに基づいて様々なモーション及び処理を実行することができる。たとえば、プロセッサ2010は集積回路チップであってもよく、信号処理能力を持っている。上記プロセッサとは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)又はその他のプログラマブル論理デバイス、又はトランジスタ論理デバイス、個別ハードウェア構成要素等が挙げられる。本発明の実施例中に開示されているさまざまな方法、ステップ及び論理ブロック図を実現又は実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサーであってもよく、又は該プロセッサは任意の一般的なプロセッサ等であってもよく、X86アーキテクチャ又はARMアーキテクチャ等であってもよい。
【0064】
メモリ2020にはコンピュータが実行可能なコンピュータプログラムが記憶されており、該コンピュータプログラムはプロセッサ2010に実行されると本開示の実施例により提供される方法を実現することができる。メモリ2020は揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよいし、又は揮発性メモリと不揮発性メモリの両方を含んでもよい。不揮発性メモリは読み出し専用メモリ(ROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、電気消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリはランダムアクセスメモリ(RAM)であってもよく、外部キャッシュとして使用される。限定的な説明ではなく、例示的な説明により、多くの形態のRAMは使用可能であり、たとえば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(DDRSDRAM)、拡張シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM)、シンクロナスリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(SLDRAM)及びダイレクトラムバスダイナミックランダムアクセスメモリ(DR RAM)が挙げられる。なお、本明細書に説明される方法のメモリは、これら及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むことが意図されるが、これらに限定されるものではない。
【0065】
本開示の他の実施例によれば、コンピュータ機器2000はディスプレイ(図示せず)を含んでもよく、それにより、コンピュータオペレータの可視化を実現することができる。たとえば、ディスプレイに上記方法を実現する過程での運転情報、データ処理等を表示してもよく、又は、該コンピュータプログラムを表示してもよく、ここで制限されない。また、該コンピュータ機器2000はインタラクションインタフェース、入力機器、通信ユニット等の必要なユニットをさらに含んでもよく、コンピュータとオペレータ、その他の機器との間の情報インタラクションを実現することに用いられ、たとえば、オペレータは該入力機器を介して該コンピュータプログラム等を修正することができる。
【0066】
例示的な実施形態として、本開示に係る装置1000又はコンピュータ機器2000は
図9に示される計算機器として実施されてもよい。
【0067】
図9は本開示の実施例に係る例示的な計算機器のアーキテクチャの模式図である。計算機器3000は、バス3010、1つ又は複数のCPU3020、読み出し専用メモリ(ROM)3030、ランダムアクセスメモリ(RAM)3040、ネットワークに接続されている通信ポート3050、入力/出力ユニット3060、ハードディスク3070等を含んでもよい。計算機器3000における、ROM 3030又はハードディスク3070等の記憶デバイスは、本開示に係る位置情報に基づくデータ処理方法の処理及び/又は通信に関するさまざまなデータ又はファイル、及びCPUにより実行されたコンピュータプログラムを記憶することができる。計算機器3000はユーザーインタフェース3080をさらに含んでもよい。もちろん、
図9に示されるアーキテクチャは例示的なものに過ぎず、異なる機器を実現する時、実際の必要に応じて、
図9に示される計算機器中の1つ又は複数のユニットを省略するか、又は
図9に示される計算機器を基礎として必要なユニットを追加することができ、ここで制限されない。
【0068】
本開示の他の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、
図10は本開示に係るコンピュータ可読記憶媒体の概略ブロック図である。
【0069】
図10に示すように、コンピュータ可読記憶媒体4000にはコンピュータプログラム4010が記憶されており、該コンピュータプログラム4010はプロセッサに実行されると、前記位置情報に基づくデータ処理方法のステップを実現する。少なくとも1つの例では、コンピュータ可読記憶媒体4000は揮発性メモリ及び/又は不揮発性メモリを含むが、それらに限定されない。揮発性メモリは、たとえば、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び/又はキャッシュ(cache)等を含んでもよい。不揮発性メモリは、たとえば、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク、フラッシュメモリ等を含んでもよい。たとえば、コンピュータ可読記憶媒体4000はコンピュータ等の計算機器に接続されてもよい(たとえば、
図9を参照)。続いて、計算機器は該コンピュータ可読記憶媒体4000に記憶されているコンピュータプログラム4010を実行する場合、本開示に係る方法を行うことができる。
【0070】
本開示の他の態様によれば、コンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。少なくとも1つの例では、該コンピュータプログラムはプロセッサに実行されると、前記位置情報に基づくデータ処理方法のステップを実現することができる。
【0071】
当業者が理解できるように、本開示に開示されている内容は、さまざまな変化や改良が可能である。たとえば、以上、説明されるさまざまな機器又はユニットはハードウェアによって実現されてもよく、ソフトウェア、ファームウェア、又は三者のうちのいくつか又はすべての組み合わせによって実現されてもよい。
【0072】
また、本開示では、本開示の実施例に係るシステムにおけるいくつかのユニットについて様々な引用が与えられるが、任意の数の異なるユニットはクライアント及び/又はサーバに使用されて実行されてもよい。ユニットは説明するためのものに過ぎず、且つシステム及び方法の異なる形態で異なるユニットを使用することができる。
【0073】
本開示では、フローチャートで本開示の実施例に係る方法のステップを説明する。理解できるように、前又は後のステップは必ずしも順序で正確に行われるとは限らない。逆には、さまざまなステップを逆の順序で又は同時に処理することができる。同時に、他の操作をそれらの過程に追加してもよい。
【0074】
当業者が理解できるように、上記方法における全部又は一部のステップはコンピュータプログラムによって関連ハードウェアに指令を出して完了させることができ、プログラムは、読み出し専用メモリ、磁気ディスク又は光ディスク等のコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。選択的に、上記実施例の全部又は一部のステップは1つ又は複数の集積回路によって実現されてもよい。同様に、上記実施例における各モジュール/ユニットはハードウェアの形態で実現されてもよく、ソフトウェア機能モジュールの形態で実現されてもよい。本開示は任意の特定の形態のハードウェアとソフトウェアの組み合わせに制限されない。
【0075】
特に定義されていない限り、ここで使用されるすべての用語は当業者が理解できるものと同じ意味を持っている。さらに、理解できるように、ここで明確に定義しない限り、一般的な辞書に定義されたそれらの用語は、それらの関連技術の文脈での意味と一致する意味を持つように解釈されるべきであり、理想的または非常に形式的な意味で解釈されるべきではない。
【0076】
以上は、本開示を説明するものであり、これに対する制限とみなされるべきではない。本開示の複数の例示的な実施例を説明したが、当業者であれば、本開示の新規な教育及び利点から逸脱しない限り、例示的な実施例に対して様々な修正を行うことができることを理解できる。従って、すべてのそれらの修正は特許請求の範囲により限定された本開示の範囲内に含まれることが意図される。理解できるように、以上は本開示を説明するものであり、開示されている特定の実施例に制限されると考えられるべきではなく、且つ開示されている実施例及び他の実施例に対する修正は添付した特許請求の範囲の範囲内に含まれることが意図される。本開示は添付した特許請求の範囲により限定される。
【国際調査報告】