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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-07-18
(54)【発明の名称】セルラー電気通信ネットワーク
(51)【国際特許分類】
   H04W 36/06 20090101AFI20230710BHJP
   H04W 36/38 20090101ALI20230710BHJP
   H04W 36/22 20090101ALI20230710BHJP
【FI】
H04W36/06
H04W36/38
H04W36/22
【審査請求】有
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2022577670
(86)(22)【出願日】2021-05-11
(85)【翻訳文提出日】2023-01-17
(86)【国際出願番号】 EP2021062479
(87)【国際公開番号】W WO2021254696
(87)【国際公開日】2021-12-23
(31)【優先権主張番号】2009339.9
(32)【優先日】2020-06-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】390028587
【氏名又は名称】ブリティッシュ・テレコミュニケーションズ・パブリック・リミテッド・カンパニー
【氏名又は名称原語表記】BRITISH TELECOMMUNICATIONS PUBLIC LIMITED COMPANY
【住所又は居所原語表記】1 Braham Street,London,E1 8EE,United Kingdom
(74)【代理人】
【識別番号】100209048
【弁理士】
【氏名又は名称】森川 元嗣
(72)【発明者】
【氏名】マッケンジー、リチャード
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA13
5K067AA43
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE56
5K067EE66
5K067JJ35
(57)【要約】
本発明は、セルラー電気通信ネットワークにおける方法を提供し、セルラー電気通信ネットワークは、第1のスペクトル範囲において第1のアクセス接続を提供する第1のトランシーバと、第2のスペクトル範囲において第2のアクセス接続を提供する第2のトランシーバとを含み、本方法は、第2のトランシーバを再構成するためのトリガ条件が満たされたと決定するステップと、それに応答して、複数の移行オプション候補を評価するステップと、ここにおいて、各移行オプションは、a)第2のスペクトル範囲から第1のアクセス接続にユーザを移行させるステップと、b)ステップa)に続いて、第2のトランシーバを再構成するステップとを含み、ここにおいて、評価が移行のユーザへの影響に基づく、評価に基づいて移行オプションを選択するステップと、選択された移行オプションに従って第2のスペクトル範囲からのユーザの移行を引き起こすステップと、選択された移行オプションに従って第2のトランシーバの再構成を引き起こすステップとを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
セルラー電気通信ネットワークにおける方法であって、前記セルラー電気通信ネットワークは、第1のスペクトル範囲において第1のアクセス接続を提供する第1のトランシーバと、第2のスペクトル範囲において第2のアクセス接続を提供する第2のトランシーバとを含み、前記方法は、
前記第2のトランシーバを再構成するためのトリガ条件が満たされたと決定するステップと、それに応答して、
複数の移行オプション候補を評価するステップと、ここにおいて、各移行オプションは、
a)ユーザを、前記第2のスペクトル範囲から、前記第1のアクセス接続に移行させるステップと、
b)ステップa)に続いて、前記第2のトランシーバを再構成するステップと
を含み、
ここにおいて、前記評価が前記移行のユーザへの影響に基づく、
前記評価に基づいて移行オプションを選択するステップと、
前記選択された移行オプションに従って、前記第2のスペクトル範囲からのユーザの前記移行を引き起こすステップと、
前記選択された移行オプションに従って、前記第2のトランシーバの前記再構成を引き起こすステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記第1のアクセス接続は第1のモバイルネットワーク事業者のためのものであり、前記第2のアクセス接続は第2のモバイルネットワーク事業者のためのものであり、前記複数の移行オプションのうちの少なくとも1つは、
a)i)前記第1のスペクトル範囲が前記第1および第2のモバイルネットワーク事業者のためのものであるように、前記第1のアクセス接続を再構成するステップと、
a)ii)ステップa)i)に続いて、ユーザを、前記第2のスペクトル範囲から第1のスペクトル範囲に移行させるステップと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のアクセス接続は、第3のスペクトル範囲をさらに含み、前記複数の移行オプションのうちの少なくとも1つは、
a)i)ユーザを、前記第3のスペクトル範囲から、前記第1のスペクトル範囲に移行させるステップと、
a)ii)ステップa)i)に続いて、ユーザを、前記第2のスペクトル範囲から、前記第1のアクセス接続に移行させるステップと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1および第3のスペクトル範囲は、前記第1のモバイルネットワーク事業者のためのものであり、前記第2のスペクトル範囲は、第2のモバイルネットワーク事業者のためのものであり、前記ステップa)i)は、
a)i)i)ユーザを、前記第3のスペクトル範囲から、前記第1のスペクトル範囲に移行させるステップと、
a)i)ii)ステップa)i)i)に続いて、前記第3のスペクトル範囲が前記第2のモバイルネットワーク事業者のためのものとなるように、前記第1のアクセス接続を再構成するステップと
を含み、
ステップa)ii)は、ユーザを、前記第2のスペクトル範囲から、前記第1のアクセス接続の前記第3のスペクトル範囲に移行させることを含む、
請求項3に記載の方法。
【請求項5】
ステップa)i)ii)は、前記第3のスペクトル範囲が、前記第1のモバイルネットワーク事業者と前記第2のモバイルネットワーク事業者の両方のためのものとなるように、前記第1のアクセス接続を再構成することを含み、ステップa)は、
a)i)iii)ステップa)i)ii)に続いて、ユーザを、前記第1のスペクトル範囲から、前記第3のスペクトル範囲に移行させることと、
a)i)iv)ステップa)i)iii)に続いて、前記第1のスペクトル範囲が前記第1のモバイルネットワーク事業者と前記第2のモバイルネットワーク事業者の両方のためのものとなるように、前記第1のアクセス接続を再構成することと
をさらに含み、
ステップa)ii)は、ユーザを、前記第2のスペクトル範囲から、前記第1のアクセス接続の前記第1および第3のスペクトル範囲に移行させることを含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
ステップa)i)ii)は、前記第3のスペクトル範囲が、前記第1のモバイルネットワーク事業者と前記第2のモバイルネットワーク事業者の両方のためのものとなるように、前記第1のアクセス接続を再構成することを含み、前記方法は、
c)ステップb)に続いて、ユーザを、前記第1のスペクトル範囲から、前記第3のスペクトル範囲に移行させるステップと、
d)ステップc)に続いて、前記第1のスペクトル範囲が、前記第1のモバイルネットワーク事業者と前記第2のモバイルネットワーク事業者の両方のためのものとなるように、前記第1のアクセス接続を再構成するステップと、
e)ステップd)に続いて、ユーザのサブセットを、前記第3のスペクトル範囲から、前記第1のスペクトル範囲に移行させるステップと
をさらに含む、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
ステップa)i)ii)は、前記第3のスペクトル範囲が、前記第1のモバイルネットワーク事業者と前記第2のモバイルネットワーク事業者の両方のためのものとなるように、前記第1のアクセス接続を再構成することを含み、前記方法は、
a)iii)ステップa)ii)に続いて、前記第2のスペクトル範囲が、前記第1のモバイルネットワーク事業者および前記第2のモバイルネットワーク事業者のためのものとなるように、前記第2のアクセス接続を再構成するステップと、
a)iv)ステップa)iii)に続いて、前記第1のスペクトル範囲のユーザを、前記第3のスペクトル範囲に移行させるステップと、
a)v)ステップa)iv)に続いて、前記第1のスペクトル範囲が、前記第1のモバイルネットワーク事業者と前記第2のモバイルネットワーク事業者の両方のためのものとなるように、前記第1のアクセス接続を再構成するステップと、
a)vi)ステップa)v)に続いて、ユーザのサブセットを、前記第3のスペクトル範囲から、前記第1のスペクトル範囲に移行させるステップと、
ステップa)vii)ステップa)vi)に続いて、前記第2のスペクトル範囲のユーザを、前記第1および/または第3のスペクトル範囲に移行させるステップと
をさらに含む、請求項4に記載の方法。
【請求項8】
前記トリガ条件は、前記第2のトランシーバがエネルギー節約モードに入ることである、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
コンピュータによって実行されたときに、請求項1から8のいずれか一項に記載のステップを前記コンピュータに実行させる命令を備えるコンピュータプログラム。
【請求項10】
請求項9に記載のコンピュータプログラムを備えるコンピュータ可読キャリア媒体。
【請求項11】
請求項1から8のいずれか一項に記載のステップを実行するように構成されたプロセッサを有するネットワークノード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、セルラー電気通信ネットワークに関する。
【背景技術】
【0002】
セルラー電気通信ネットワークは、ワイヤレス通信を介して複数のユーザ機器(UE)に音声およびデータサービスを提供する基地局を含む。基地局は、セルサイトに(少なくとも部分的に)位置し、セルサイトは、基地局を動作させるためのサポートインフラストラクチャ(電源など)をさらに含む。従来のアーキテクチャでは、セルサイトおよび基地局は、単一のモバイルネットワーク事業者(MNO)によって所有および運用され、基地局は、そのMNOのコアネットワークにのみ接続する。基地局は、典型的には、アンテナ支持体(たとえば、マスト、アンテナフレーム、または屋上アタッチメント)と、1つまたは複数のアンテナと、1つまたは複数のコントローラ(たとえば、無線ネットワークコントローラ(RNC))とを含む。
【0003】
MNOがインフラストラクチャを共有するために協働し得るいくつかの方法がある。サイト共有として知られる共有MNOインフラストラクチャの最も基本的な例は、物理セルサイトがMNO間で共有されるが、各MNOが基地局機器(たとえば、マスト、アンテナ、およびコントローラ)の所有権および制御装置を維持する場合である。基地局サポート機器(たとえば、電源)は、サイト共有構成においてMNO間で共有されてもされなくてもよい。マスト共有として知られる共有MNOインフラストラクチャのさらなる例では、基地局のマスト(または均等なアンテナサポート)がMNO間で共有されるが、各MNOは、残りの基地局機器(アンテナおよびコントローラ)の所有権および制御装置を維持する。ここでも、基地局サポート機器(たとえば、電源)は、マスト共有構成においてMNO間で共有されてもされなくてもよい。
【0004】
共有MNOインフラストラクチャのより包括的な形態は、セルサイト、基地局機器、および基地局サポート機器がMNO間で共有される、マルチオペレータ無線アクセスネットワーク(MORAN)として知られている。基地局機器は、各事業者のパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)識別子をそれぞれの信号中で送信することなどによって、すべてのMNOのUEと通信するように構成されなければならないが、各MNOの専用スペクトル範囲内で通信しなければならない。基地局機器はまた、適切なMNOのコアネットワークにトラフィックを向けるように構成されなければならない。同様の構成は、マルチオペレータコアネットワーク(MOCN)として知られており、MOCNでは、セルサイト、基地局機器、および基地局サポート機器が、同じくMNO間で共有され、異なるMNOのUEとの通信のための共有スペクトル範囲を使用することもある。
【0005】
共有インフラストラクチャのさらなる代替形態は、セルサイト、基地局、および基地局サポート機器が第三者によって所有および/または管理され、1つまたは複数のMNOが第三者のインフラストラクチャ上で動作する場合である。これは、「ニュートラルホスト」として知られている。
【0006】
現代のセルラー電気通信ネットワークにおける課題は、MNOがエネルギー効率目標を満たすことである。これらの目標は、MNOの基地局が提供し得る最大容量およびカバレージに対する下向きの圧力をもたらすことがある。この問題に対処するために、基地局が(すべてではないとしても、ほとんどの動作が中断される)エネルギー節約モードに入ることを可能にするエネルギー節約機構が導入された。エネルギー節約基地局によって以前にサービスされたUEへのサービスの連続性を確実にするために、UEは、1つまたは複数の近隣基地局に移行され得る。近隣基地局は、サービスを提供するためにそのカバレージエリアを変更することがある。
【0007】
MORANモードからMOCNモードに切り替える場合などの基地局再構成のいくつかの形態は、ユーザが不十分なサービスを受けるか、またはサービスをまったく受けないサービス中断の期間を必要とする。これは、基地局の再起動を伴うことがある。これは、モバイルネットワーク事業者がそれらのネットワークの変更を実施することを阻止することがある。
【発明の概要】
【0008】
本発明の第1の態様によれば、セルラー電気通信ネットワークにおける方法が提供され、セルラー電気通信ネットワークは、第1のスペクトル範囲において第1のアクセス接続を提供する第1のトランシーバと、第2のスペクトル範囲において第2のアクセス接続を提供する第2のトランシーバとを含み、本方法は、第2のトランシーバを再構成するためのトリガ条件が満たされたと決定するステップと、それに応答して、複数の移行オプション候補を評価するステップと、ここにおいて、各移行オプションは、a)第2のスペクトル範囲から第1のアクセス接続にユーザを移行させるステップと、b)ステップa)に続いて、第2のトランシーバを再構成するステップとを含み、ここにおいて、評価が移行のユーザへの影響に基づく、評価に基づいて移行オプションを選択するステップと、選択された移行オプションに従って第2のスペクトル範囲からのユーザの移行を引き起こすステップと、選択された移行オプションに従って第2のトランシーバの再構成を引き起こすステップとを含む。
【0009】
本発明の第2の態様によれば、プログラムがコンピュータによって実行されたとき、コンピュータに本発明の第1の態様のステップを実行させる命令を備えるコンピュータプログラムが提供される。
【0010】
本発明の第3の態様によれば、本発明の第1の態様のステップを実行するように構成されたプロセッサを有するネットワークノードが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0011】
本発明がよりよく理解され得るように、その実施形態が、添付の図面を参照しながら、単に例として次に説明される。
図1】本発明のセルラー電気通信ネットワークの一実施形態の概略図。
図2】第1の構成における、本発明の方法の第1の実施形態を実装するセルラー電気通信ネットワークの概略図。
図3】第2の構成における、図2のセルラー電気通信ネットワークの概略図。
図4】本発明の方法の第1の実施形態を示す流れ図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
次に、セルラー電気通信ネットワーク1の第1の実施形態が、図1を参照しながら説明される。図1は、マスト20および基地局サポート機器30(単一のユニットとして示されているが、電源、冷却ユニットなどのいくつかの構成要素を備え得る)を含むセルサイト10を示す。セルサイト10、マスト20、および基地局サポート機器30は、第1のモバイルネットワーク事業者(MNO)および第2のMNOによって共有される。第1のMNOは、1つまたは複数のトランシーバがマスト20上に位置し、任意の処理機器がセルサイト10内に位置する(および機器30をサポートする基地局を利用することができる)ように、セルサイトに第1の基地局100を配備する。第2のMNOも、第2の基地局200のための1つまたは複数のトランシーバがマスト20上に位置し、任意の処理機器がセルサイト10内に位置するように、セルサイト10に第2の基地局200を配備する(同じく、これは、基地局サポート機器30を利用し得る)。第1および第2の基地局100、200の処理機器は、専用ハードウェア上で動作することがあり、または、共通のハードウェアプラットフォーム上の仮想環境で動作することがある。
【0013】
図1はまた、ニュートラルホストサイト40を示す。ニュートラルホストサイト40は、第1および第2の基地局100、200とのトランスポート接続と、第1のMNOのコアネットワークとの第1のバックホール接続と、第2のMNOのコアネットワークとの第2のバックホール接続とを有する。これらの接続は、典型的には光ファイバ接続である。ニュートラルホストサイト40は、コントローラ42とルータ44とを含む。ルータ44は、第1の基地局100のトラフィックを第1のMNOのコアネットワークとの間でルーティングすることと、第2の基地局200のトラフィックを第2のMNOのコアネットワークとの間でルーティングすることとを担う。コントローラ42は、セルサイトにおける共有動作の管理と、本発明の方法の実施形態(以下で説明される)を実施することとを担う。
【0014】
次に、本発明の方法の第1の実施形態が説明される。概して、サービング基地局を再構成するためのトリガ条件が満たされる。サービング基地局によって現在サービスされているユーザへのサービス中断を回避するために、この実施形態は、サービング基地局の同じモバイルネットワーク事業者によって運用されないマルチキャリアターゲット基地局を利用する。ターゲット基地局のユーザは、1つのキャリアが未使用キャリアとなるようにキャリア間で移行され、この未使用キャリアは、サービング基地局の事業者とターゲット基地局の事業者の両方のユーザにサービスし得るように、MOCNモードに再構成される。次いで、サービング基地局のユーザは、サービング基地局が、次にユーザから解放され、再構成し得るように、サービング基地局からこの未使用キャリアに移行される。したがって、この実施形態は、サービング基地局が、すでにサービスしたユーザまたはターゲット基地局のユーザに対していかなるサービス中断もなしに再構成することを可能にする。図2図4を参照しながら、より詳細な説明が続く。
【0015】
セルラー電気通信ネットワークの初期状態が図2に示されており、図2では、セルサイトはMORAN構成で第1および第2の基地局100、200を含み、MORAN構成では、第1の基地局100は第1のMNOによって運用され、第2の基地局200は第2のMNOによって運用される。第1の基地局100は第1および第2のキャリア(C1、C2)を使用し、第2の基地局200は第3のキャリア(C3)を使用する。第1、第2、および第3のキャリアは、UEとの通信のための別個の重複しないスペクトル範囲である。
【0016】
第1のステップS101(図6の流れ図に示される)において、ニュートラルホストコントローラ42は、第2の基地局への再構成が行われるべきであると決定する。この例では、再構成は、通常(アクティブ)モードからエネルギー節約モードへの切替えであるが、ユーザへのサービス中断を引き起こし得る任意の形態の再構成がトリガとして使用され得る。さらに、この例では、ニュートラルホストコントローラ42は、第1の基地局100の両方のキャリアが第2の基地局のユーザを補償すべきであると決定し、この決定は、第1の基地局100が第1のモバイルネットワーク事業者と第2のモバイルネットワーク事業者の両方のユーザにサービスするように構成されるように、MORANモードからMOCNモードへの切替えを伴う。
【0017】
ステップS103において、ニュートラルホストコントローラ42は、ユーザへのサービス中断を低減しながら再構成を容易にする複数の移行オプションを評価する。この例では、評価されるべき6つの移行オプションが存在する。
【0018】
1. オプション1:
a.第1の基地局100の第1のキャリアのユーザを、第1の基地局100の第2のキャリアに移行させる。
【0019】
b.第1の基地局100が、第1のモバイルネットワーク事業者のユーザおよび第2のモバイルネットワーク事業者のユーザと通信し得るように、第1の基地局100の第1のキャリアを、MOCNモードに再構成する。
【0020】
c.第1の基地局100の第2のキャリアのユーザ(ステップ1aで移行されたユーザを含む)を、第1の基地局100の第1のキャリアに移行させる。
【0021】
d.第1の基地局100が、第1のモバイルネットワーク事業者のユーザおよび第2のモバイルネットワーク事業者のユーザと通信し得るように、第1の基地局100の第2のキャリアを、MOCNモードに再構成する。
【0022】
e.第2の基地局200の第3のキャリアのユーザを、第1の基地局100の第1のキャリアおよび/または第1の基地局100の第2のキャリアに移行させる。
【0023】
f.エネルギー節約モードに切り替えるように、第2の基地局200の第3のキャリアを再構成する。
【0024】
2. オプション2:
a.第1の基地局100の第1のキャリアのユーザを、第1の基地局100の第2のキャリアに移行させる。
【0025】
b.第1の基地局100が、第1のモバイルネットワーク事業者のユーザおよび第2のモバイルネットワーク事業者のユーザと通信し得るように、第1の基地局100の第1のキャリアを、MOCNモードに再構成する。
【0026】
c.第2の基地局200の第3のキャリアのユーザを、第1の基地局100の第1のキャリアに移行させる。
【0027】
d.エネルギー節約モードに切り替えるように、第2の基地局200の第3のキャリアを再構成する。
【0028】
e.第1の基地局100の第2のキャリアのユーザを、第1の基地局100の第1のキャリアに移行させる。
【0029】
f.それが、第1のモバイルネットワーク事業者のユーザおよび第2のモバイルネットワーク事業者のユーザと通信し得るように、第2のキャリアをMOCNモードに再構成する。
【0030】
g.第1の基地局100の第1のキャリアの一部のユーザを、第1の基地局100の第2のキャリアに移行させる。
【0031】
3. オプション3:
a.第1の基地局100の第2のキャリアのユーザを、第1の基地局100の第1のキャリアに移行させる。
【0032】
b.第1の基地局100が、第1のモバイルネットワーク事業者のユーザおよび第2のモバイルネットワーク事業者のユーザと通信し得るように、第1の基地局100の第2のキャリアを、MOCNモードに再構成する。
【0033】
c.第1の基地局100の第1のキャリアのユーザ(ステップ3aで移行されたユーザを含む)を、第1の基地局100の第2のキャリアに移行させる。
【0034】
d.第1の基地局100が、第1のモバイルネットワーク事業者のユーザおよび第2のモバイルネットワーク事業者のユーザと通信し得るように、第1の基地局100の第1のキャリアを、MOCNモードに再構成する。
【0035】
e.第2の基地局200の第3のキャリアのユーザを、第1の基地局100の第1のキャリアおよび/または第1の基地局100の第2のキャリアに移行させる。
【0036】
f.エネルギー節約モードに切り替えるように、第2の基地局200の第3のキャリアを再構成する。
【0037】
4. オプション4:
a.第1の基地局100の第2のキャリアのユーザを、第1の基地局100の第1のキャリアに移行させる。
【0038】
b.第1の基地局100が、第1のモバイルネットワーク事業者のユーザおよび第2のモバイルネットワーク事業者のユーザと通信し得るように、第1の基地局100の第2のキャリアを、MOCNモードに再構成する。
【0039】
c.第2の基地局200の第3のキャリアのユーザを、第1の基地局100の第2のキャリアに移行させる。
【0040】
d.エネルギー節約モードに切り替えるように、第2の基地局200の第3のキャリアを再構成する。
【0041】
e.第1の基地局100の第1のキャリアのユーザを、第1の基地局100の第2のキャリアに移行させる。
【0042】
f.それが、第1のモバイルネットワーク事業者のユーザおよび第2のモバイルネットワーク事業者のユーザと通信し得るように、第1のキャリアをMOCNモードに再構成する。
【0043】
g.第1の基地局100の第2のキャリアの一部のユーザを、第1の基地局100の第1のキャリアに移行させる。
【0044】
5. オプション5:
a.第1の基地局100の第1のキャリアのユーザを、第1の基地局100の第2のキャリアに移行させる。
【0045】
b.第1の基地局100が、第1のモバイルネットワーク事業者のユーザおよび第2のモバイルネットワーク事業者のユーザと通信し得るように、第1の基地局100の第1のキャリアを、MOCNモードに再構成する。
【0046】
c.第2の基地局200の第3のキャリアのユーザを、第1の基地局100の第1のキャリアに移行させる。
【0047】
d.第2の基地局200が、第1のモバイルネットワーク事業者のユーザおよび第2のモバイルネットワーク事業者のユーザと通信し得るように、第2の基地局200の第3のキャリアを、MOCNモードに再構成する。
【0048】
e.第1の基地局100の第2のキャリアのユーザを、第2の基地局200の第3のキャリアに移行させる。
【0049】
f.第1の基地局100が、第1のモバイルネットワーク事業者のユーザおよび第2のモバイルネットワーク事業者のユーザと通信し得るように、第1の基地局100の第2のキャリアを、MOCNモードに再構成する。
【0050】
g.第1の基地局100の第1のキャリアの一部のユーザ(すなわち、第2のキャリアによって元々サービスされていたユーザ)を、第1の基地局100の第2のキャリアに移行させる。
【0051】
h.第2の基地局の第3のキャリアのユーザを、第1の基地局100の第1および/または第2のキャリアに移行させる。
【0052】
i.第2の基地局200の第3のキャリアを、エネルギー節約モードに再構成する。
【0053】
6. オプション6:
a.第1の基地局100の第2のキャリアのユーザを、第1の基地局100の第1のキャリアに移行させる。
【0054】
b.第1の基地局100が、第1のモバイルネットワーク事業者のユーザおよび第2のモバイルネットワーク事業者のユーザと通信し得るように、第1の基地局100の第2のキャリアを、MOCNモードに再構成する。
【0055】
c.第2の基地局200の第3のキャリアのユーザを、第1の基地局100の第2のキャリアに移行する。
【0056】
d.第2の基地局200が、第1のモバイルネットワーク事業者のユーザおよび第2のモバイルネットワーク事業者のユーザと通信し得るように、第2の基地局200の第3のキャリアを、MOCNモードに再構成する。
【0057】
e.第1の基地局100の第1のキャリアのユーザを、第2の基地局100の第3のキャリアに移行する。
【0058】
f.第1の基地局100が、第1のモバイルネットワーク事業者のユーザおよび第2のモバイルネットワーク事業者のユーザと通信し得るように、第1の基地局100の第1のキャリアを、MOCNモードに再構成する。
【0059】
g.第1の基地局100の第2のキャリアの一部のユーザ(すなわち、第1のキャリアによって元々サービスされていたユーザ)を、第1の基地局100の第1のキャリアに移行させる。
【0060】
h.第2の基地局の第3のキャリアのユーザを、第1の基地局100の第1および/または第2のキャリアに移行させる。
【0061】
i.第2の基地局200の第3のキャリアを、エネルギー節約モードに再構成する。
【0062】
この評価は、ユーザへのサービス中断を表す各オプションの移行スコアを計算する。この実施形態では、移行スコアは、次のように評価される。
【0063】
【数1】
【0064】
ここで、
iは、評価されているオプションのステップを表す(すなわち、オプション1の移行スコアは、ステップ1a~1gの総和である)。
【0065】
「ハンドオーバの影響」Hは、ステップiにおける1つまたは複数のハンドオーバが失敗した場合の、ユーザに対する悪影響を表す。これは、ステップiにおいてハンドオーバによって移行されるユーザ(すなわち、すべての接続モードユーザ)の数と、過去のハンドオーバ失敗率とに基づくことがある。
【0066】
「過負荷の影響」Oは、ステップiの間に1つまたは複数の基地局が過負荷になった場合の、基地局過負荷のユーザに対する悪影響を表す。この用語は、キャリアが過負荷であることに起因して(すなわち、サービスを提供するための無線リソースの不足に起因して)サービス品質(QoS)メトリクスがどのくらい低下するか、またはキャリアが過負荷であることに起因してユーザがどのようにハンドオーバを拒否されるかを考慮に入れることがある。
【0067】
「サービスの影響」Sは、ステップiの後のユーザへのサービスに対する悪影響を表す。これは、ステップiの後に利用できないいくつかのサービスに基づくことがある。
【0068】
ハンドオーバ、過負荷、およびサービスの影響は、各MNOのポリシーに従って評価および重み付けされ得る(たとえば、第1のMNOのユーザのためのハンドオーバは、第1のMNOのポリシーに従って評価され得る)。
【0069】
以下は、上記の各実施形態の移行スコアに関して言及される。概して、オプション5および6は、(より多くのハンドオーバが同じハンドオーバ失敗率を受けることに関与するので)オプション1~4よりも大きいハンドオーバの影響を有するが、オプション1~4よりも低い過負荷の影響を有し得る。さらに、各オプションの移行スコアは、各キャリア上のユーザの特定の数、各キャリア上の現在の負荷、各キャリアの容量、および各キャリアによって提供される特定のサービスによって異なる。この情報を用いて、各ステップにおけるハンドオーバの影響、各ステップにおける各キャリアの負荷、および各ステップにおいて必要なサービスを提供するための各キャリアの能力を評価することが可能である。
【0070】
ステップS105において、ニュートラルホストコントローラ42は、複数の移行オプションから、この例ではオプション3である、最も高い移行スコアを有する移行オプションを選択する。次いで、ニュートラルホストコントローラ42は、第1および第2の基地局100、200に命令メッセージを送信することによってオプション3を実施する。したがって、ステップS107において、ニュートラルホストコントローラ42は、オプション3のステップ3a~3dを実施するように第1の基地局100に命令メッセージを送信する。この命令メッセージに応答して、ステップS109において、第1の基地局100は、第1の基地局100の第2のキャリアのユーザを、第1の基地局100の第1のキャリアに移行させ、第1の基地局100の第2のキャリアを、MOCNモードに再構成し(その結果、第1の基地局100は、第1のモバイルネットワーク事業者のユーザおよび第2のモバイルネットワーク事業者のユーザと通信し得るように、第1のMNOのパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)識別子および第2のMNOのPLMNの送信を開始する)、第1の基地局100の第1のキャリアのユーザ(ステップ3aにおいて移行されたユーザを含む)を、第1の基地局100の第2のキャリアに移行させ、第1の基地局100の第1のキャリアを、MOCNモードに再構成し、その結果、第1の基地局100は、第1のモバイルネットワーク事業者のユーザおよび第2のモバイルネットワーク事業者のユーザと通信し得る。
【0071】
次いで、第1の基地局100は、ステップ3a~3dが完了したことを示す確認メッセージをニューラルホストコントローラ42に送信する。それに応答して、ステップS111において、ニュートラルホストコントローラ42は、オプション3のステップ3eおよび3fを実施するように、第2の基地局200に命令メッセージを送信する。それに応答して、ステップS113において、第2の基地局200は、第2の基地局200の第3のキャリアのユーザを、第1の基地局100の第1のキャリアおよび第1の基地局100の第2のキャリアに(第1および第2のキャリアが第3のキャリアを補償するように)移行させ、第2の基地局200の第3のキャリアを、エネルギー節約モードに切り替えるように再構成する。次いで、第2の基地局200は、ステップ3eおよび3fが完了したことを示す確認メッセージをニューラルホストコントローラ42に送信する。それに応答して、ステップS115において、ニュートラルホストコントローラ42は、第1の基地局100によって現在サービスされている第2のMNOのユーザの任意のトラフィックが、第1の基地局100と第2のMNOのコアネットワークとの間でルーティングされるように、ニュートラルホストルータを再構成する。
【0072】
ネットワークの最終状態が、図3に示される。
【0073】
したがって、この第1の実施形態は、第2の基地局200を再構成するためのプロセスを提供し、このプロセスは、隣接するマルチキャリア基地局が別のモバイルネットワーク事業者によって運用されているにもかかわらず、隣接するマルチキャリア基地局を利用することによってユーザへのサービス中断を低減する。さらに、この第1の実施形態は、移行中に起こり得るサービスへの悪影響を最小限に抑えるように、複数の移行オプションを評価する。
【0074】
上記の実施形態では、第3の基地局を再構成するためのトリガは、第3の基地局をエネルギー節約モードに切り替えるためのエネルギー節約トリガである。しかしながら、サービス中断を引き起こし得る任意の形態のトリガが、代わりに使用され得る。典型的には、そのようなサービスの中断は、基地局の再起動(別様には、パワーサイクルとして知られる)を必要とする任意の再構成から生じる。第2の基地局200が、第1の基地局100へのユーザの移行の直後に再構成し動作可能になる代替例では、ユーザは、第2の基地局200に再び移行され得る。この代替例では、第1の基地局100の一方または両方のキャリアを、MOCNモードに再構成することが必要でない場合がある。すなわち、適切な移行オプションは、以下のステップを伴うことがある。
【0075】
a)第1の基地局100の第1のキャリアのユーザを、第1の基地局100の第2のキャリアに移行させる。
【0076】
b)第2のMNO(すなわち、第1のMNOではない)のユーザと通信するように、第1の基地局100の第2のキャリアを再構成する。
【0077】
c)第2の基地局200のユーザを、第1の基地局100の第2のキャリアに移行させる。
【0078】
d)第2の基地局を再構成する(たとえば、再起動する)。
【0079】
e)第1の基地局100の第2のキャリアのユーザを、再び第2の基地局200に移行させる。
【0080】
f)第1のMNOのユーザと通信するように、第1の基地局100の第2のキャリアを再構成する。
【0081】
したがって、少なくとも1つのキャリアに対するMOCNモードへの切替えは必須でない。しかしながら、それは、第1の基地局100が、その複数のキャリア間でユーザを移行させることによって負荷を均衡させることを可能にし、これは、ユーザに、より少ないハンドオーバの失敗および/またはより良好なQoSをもたらし、したがって、より大きい移行スコアをもたらし得る。
【0082】
当業者は、すべてのユーザが移行ステップにおいてキャリア間で移行されることが必須でないことを理解するであろう。すなわち、ユーザのサブセットは、移行されず、潜在的に不十分なサービスを経験するか、またはサービスを経験しないことがあり、これの悪影響は、移行スコアの一部と見なされ得る。したがって、ユーザのサブセットがキャリア間で移行され、キャリアが動作モード間(たとえば、通常モードからエネルギー節約モード、またはMORANモードからMOCNモード)で切り替えられる、多くのさらなる移行オプションが評価され得る。
【0083】
当業者はまた、本発明が第1のマルチキャリア基地局および第2の基地局に限定されないことを理解するであろう。すなわち、(第1のキャリアが再構成イベントの一部であり、第2および第3のキャリアが移行中に使用される)少なくとも3つのキャリアを伴う任意の移行オプションが使用され得る。これらの少なくとも3つのキャリアは、同じ事業者の一部であってもなくてもよく、同じ基地局の一部であってもなくてもよく、同じセルサイトの一部であってもなくてもよい。
【0084】
さらに、マルチオペレータシナリオにおいて2つのキャリア(すなわち、第1のMNOの第1のキャリアおよび第2のMNOの第2のキャリア)を伴う任意の移行オプションが使用され得る。このシナリオでは、ニュートラルホストコントローラ42が、第2のベースキャリアへの再構成が行われるべきであると決定した場合、移行オプションは、以下のようであり得る。
【0085】
1. オプション1:
a.第1のキャリアは、MOCNモードに切り替わる(この再構成中にそのユーザのすべてを切断する)。
【0086】
b.第2のキャリアは、ユーザを第1のキャリアに移行させる。
【0087】
c.第2のキャリアは、再構成する(たとえば、エネルギー節約モードに切り替わる)。
【0088】
2. オプション2:
a.第2のキャリアは、MOCNモードに切り替わる(この再構成中にそのユーザのすべてを切断する)。
【0089】
b.第1のキャリアは、ユーザを第2のキャリアに移行させる。
【0090】
c.第1のキャリアは、MOCNモードに切り替わる。
【0091】
d.第2のキャリアは、ユーザを第1のキャリアに移行させる。
【0092】
e.第2のキャリアは、再構成する(たとえば、エネルギー節約モードに切り替わる)。
【0093】
これらのオプションは、第1のキャリアまたは第2のキャリアのいずれかのユーザへの悪影響において異なる(すなわち、オプション1では、第1のキャリアのユーザは、第2のキャリアのユーザよりも損害を被る)。しかしながら、移行スコアは、異なるMNOに対するサービスの影響の相対的重要性および/または影響を受けるユーザの数に依存し得る。
【0094】
上記の実施形態では、補償基地局は、別のMNOのエネルギー節約基地局にサービスを提供するようにMOCNモードに切り替わる。当業者は、これが必須でなく、エネルギー節約基地局および補償基地局が同じMNOのものであり得ることを理解するであろう。さらに、補償基地局とエネルギー節約基地局とが異なるMNOのものであるとき、MOCNモードへの切替えは、補償基地局が(たとえば、他のMNOのPLMNを使用することによって)その他のMNOのそれ自体の排他的な認可スペクトル(の少なくとも一部)を使用することに基づくことがある。しかしながら、共有の認可スペクトルまたは無認可スペクトルを使用することなどによって、他のオプションが利用可能である。
【0095】
当業者は、上記の実施形態が、基地局がエネルギー節約モードから通常(アクティブ)モードに移行するように再構成する必要があるシナリオに適用可能であることも理解するであろう。
【0096】
当業者は、ニュートラルホストコントローラ42が、再構成のためのトリガ条件が満たされたと決定することが必須でないことも理解するであろう。基地局は、この条件が満たされたと決定し、ニュートラルホストコントローラ42に、この決定を通知することがある。
【0097】
当業者は、上記で説明された様々なプロセスが、ニュートラルホストコントローラ上で実行されることが必須でないことも理解するであろう。すなわち、セルラー電気通信ネットワーク内の任意のエンティティは、上記のプロセスを実施することができ、典型的には、事業者間の共有構成によってサポートされるであろう。
【0098】
上記の実施形態は、最も適切な移行を識別するために移行スコアリングシステムを使用する。移行スコアは、キャリアの変化の後にセル再選択プロセスを受ける(アクティブでない)ユーザへの悪影響を表す「セル再選択項」も含み得る。移行スコアは、エネルギー節約モードへの比較的早い切替えを伴う移行オプションが、よりポジティブなスコアを受け取るように、エネルギー節約モードへの切替えの時間に基づく因子も含み得る。さらに、当業者は、移行スコアリングシステムが必須でなく、キャリアまたは基地局が再構成されているときにユーザへの悪影響を低減する移行オプションを識別する任意の適切な方法が使用され得ることを理解するであろう。
【0099】
当業者は、請求される本発明の範囲内で、特徴の任意の組合せが可能であることを理解するであろう。
図1
図2
図3
図4
【手続補正書】
【提出日】2023-01-17
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
セルラー電気通信ネットワークにおけるネットワークノードを動作させる方法であって、前記セルラー電気通信ネットワークは、第1のスペクトル範囲において第1のアクセス接続を提供する第1のトランシーバと、第2のスペクトル範囲において第2のアクセス接続を提供する第2のトランシーバとを含み、前記方法は、
前記第2のトランシーバを再構成するためのトリガ条件が満たされたと決定するステップと、それに応答して、
複数の移行オプション候補を評価するステップと、ここにおいて、各移行オプションは、
a)ユーザを、前記第2のスペクトル範囲から、前記第1のアクセス接続に移行させるステップと、
b)ステップa)に続いて、前記第2のトランシーバを再構成するステップと
を含み、
ここにおいて、前記評価が前記移行のユーザへの影響に基づく、
前記評価に基づいて移行オプションを選択するステップと、
前記選択された移行オプションに従って、前記第2のスペクトル範囲からのユーザの前記移行を引き起こすステップと、
前記選択された移行オプションに従って、前記第2のトランシーバの前記再構成を引き起こすステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記第1のアクセス接続は第1のモバイルネットワーク事業者のためのものであり、前記第2のアクセス接続は第2のモバイルネットワーク事業者のためのものであり、前記複数の移行オプションのうちの少なくとも1つは、
a)i)前記第1のスペクトル範囲が前記第1および第2のモバイルネットワーク事業者のためのものであるように、前記第1のアクセス接続を再構成するステップと、
a)ii)ステップa)i)に続いて、ユーザを、前記第2のスペクトル範囲から第1のスペクトル範囲に移行させるステップと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のアクセス接続は、第3のスペクトル範囲をさらに含み、前記複数の移行オプションのうちの少なくとも1つは、
a)i)ユーザを、前記第3のスペクトル範囲から、前記第1のスペクトル範囲に移行させるステップと、
a)ii)ステップa)i)に続いて、ユーザを、前記第2のスペクトル範囲から、前記第1のアクセス接続に移行させるステップと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1および第3のスペクトル範囲は、前記第1のモバイルネットワーク事業者のためのものであり、前記第2のスペクトル範囲は、第2のモバイルネットワーク事業者のためのものであり、前記ステップa)i)は、
a)i)i)ユーザを、前記第3のスペクトル範囲から、前記第1のスペクトル範囲に移行させるステップと、
a)i)ii)ステップa)i)i)に続いて、前記第3のスペクトル範囲が前記第2のモバイルネットワーク事業者のためのものとなるように、前記第1のアクセス接続を再構成するステップと
を含み、
ステップa)ii)は、ユーザを、前記第2のスペクトル範囲から、前記第1のアクセス接続の前記第3のスペクトル範囲に移行させることを含む、
請求項3に記載の方法。
【請求項5】
ステップa)i)ii)は、前記第3のスペクトル範囲が、前記第1のモバイルネットワーク事業者と前記第2のモバイルネットワーク事業者の両方のためのものとなるように、前記第1のアクセス接続を再構成することを含み、ステップa)は、
a)i)iii)ステップa)i)ii)に続いて、ユーザを、前記第1のスペクトル範囲から、前記第3のスペクトル範囲に移行させることと、
a)i)iv)ステップa)i)iii)に続いて、前記第1のスペクトル範囲が前記第1のモバイルネットワーク事業者と前記第2のモバイルネットワーク事業者の両方のためのものとなるように、前記第1のアクセス接続を再構成することと
をさらに含み、
ステップa)ii)は、ユーザを、前記第2のスペクトル範囲から、前記第1のアクセス接続の前記第1および第3のスペクトル範囲に移行させることを含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
ステップa)i)ii)は、前記第3のスペクトル範囲が、前記第1のモバイルネットワーク事業者と前記第2のモバイルネットワーク事業者の両方のためのものとなるように、前記第1のアクセス接続を再構成することを含み、前記方法は、
c)ステップb)に続いて、ユーザを、前記第1のスペクトル範囲から、前記第3のスペクトル範囲に移行させるステップと、
d)ステップc)に続いて、前記第1のスペクトル範囲が、前記第1のモバイルネットワーク事業者と前記第2のモバイルネットワーク事業者の両方のためのものとなるように、前記第1のアクセス接続を再構成するステップと、
e)ステップd)に続いて、ユーザのサブセットを、前記第3のスペクトル範囲から、前記第1のスペクトル範囲に移行させるステップと
をさらに含む、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
ステップa)i)ii)は、前記第3のスペクトル範囲が、前記第1のモバイルネットワーク事業者と前記第2のモバイルネットワーク事業者の両方のためのものとなるように、前記第1のアクセス接続を再構成することを含み、前記方法は、
a)iii)ステップa)ii)に続いて、前記第2のスペクトル範囲が、前記第1のモバイルネットワーク事業者および前記第2のモバイルネットワーク事業者のためのものとなるように、前記第2のアクセス接続を再構成するステップと、
a)iv)ステップa)iii)に続いて、前記第1のスペクトル範囲のユーザを、前記第3のスペクトル範囲に移行させるステップと、
a)v)ステップa)iv)に続いて、前記第1のスペクトル範囲が、前記第1のモバイルネットワーク事業者と前記第2のモバイルネットワーク事業者の両方のためのものとなるように、前記第1のアクセス接続を再構成するステップと、
a)vi)ステップa)v)に続いて、ユーザのサブセットを、前記第3のスペクトル範囲から、前記第1のスペクトル範囲に移行させるステップと、
ステップa)vii)ステップa)vi)に続いて、前記第2のスペクトル範囲のユーザを、前記第1および/または第3のスペクトル範囲に移行させるステップと
をさらに含む、請求項4に記載の方法。
【請求項8】
前記トリガ条件は、前記第2のトランシーバがエネルギー節約モードに入ることである、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
コンピュータによって実行されたときに、請求項1から8のいずれか一項に記載のステップを前記コンピュータに実行させる命令を備えるコンピュータプログラム。
【請求項10】
請求項9に記載のコンピュータプログラムを備えるコンピュータ可読キャリア媒体。
【請求項11】
請求項1から8のいずれか一項に記載のステップを実行するように構成されたプロセッサを有するネットワークノード。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0099
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0099】
当業者は、請求される本発明の範囲内で、特徴の任意の組合せが可能であることを理解するであろう。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
セルラー電気通信ネットワークにおける方法であって、前記セルラー電気通信ネットワークは、第1のスペクトル範囲において第1のアクセス接続を提供する第1のトランシーバと、第2のスペクトル範囲において第2のアクセス接続を提供する第2のトランシーバとを含み、前記方法は、
前記第2のトランシーバを再構成するためのトリガ条件が満たされたと決定するステップと、それに応答して、
複数の移行オプション候補を評価するステップと、ここにおいて、各移行オプションは、
a)ユーザを、前記第2のスペクトル範囲から、前記第1のアクセス接続に移行させるステップと、
b)ステップa)に続いて、前記第2のトランシーバを再構成するステップと
を含み、
ここにおいて、前記評価が前記移行のユーザへの影響に基づく、
前記評価に基づいて移行オプションを選択するステップと、
前記選択された移行オプションに従って、前記第2のスペクトル範囲からのユーザの前記移行を引き起こすステップと、
前記選択された移行オプションに従って、前記第2のトランシーバの前記再構成を引き起こすステップと
を含む、方法。
[C2]
前記第1のアクセス接続は第1のモバイルネットワーク事業者のためのものであり、前記第2のアクセス接続は第2のモバイルネットワーク事業者のためのものであり、前記複数の移行オプションのうちの少なくとも1つは、
a)i)前記第1のスペクトル範囲が前記第1および第2のモバイルネットワーク事業者のためのものであるように、前記第1のアクセス接続を再構成するステップと、
a)ii)ステップa)i)に続いて、ユーザを、前記第2のスペクトル範囲から第1のスペクトル範囲に移行させるステップと
をさらに含む、C1に記載の方法。
[C3]
前記第1のアクセス接続は、第3のスペクトル範囲をさらに含み、前記複数の移行オプションのうちの少なくとも1つは、
a)i)ユーザを、前記第3のスペクトル範囲から、前記第1のスペクトル範囲に移行させるステップと、
a)ii)ステップa)i)に続いて、ユーザを、前記第2のスペクトル範囲から、前記第1のアクセス接続に移行させるステップと
を含む、C1に記載の方法。
[C4]
前記第1および第3のスペクトル範囲は、前記第1のモバイルネットワーク事業者のためのものであり、前記第2のスペクトル範囲は、第2のモバイルネットワーク事業者のためのものであり、前記ステップa)i)は、
a)i)i)ユーザを、前記第3のスペクトル範囲から、前記第1のスペクトル範囲に移行させるステップと、
a)i)ii)ステップa)i)i)に続いて、前記第3のスペクトル範囲が前記第2のモバイルネットワーク事業者のためのものとなるように、前記第1のアクセス接続を再構成するステップと
を含み、
ステップa)ii)は、ユーザを、前記第2のスペクトル範囲から、前記第1のアクセス接続の前記第3のスペクトル範囲に移行させることを含む、
C3に記載の方法。
[C5]
ステップa)i)ii)は、前記第3のスペクトル範囲が、前記第1のモバイルネットワーク事業者と前記第2のモバイルネットワーク事業者の両方のためのものとなるように、前記第1のアクセス接続を再構成することを含み、ステップa)は、
a)i)iii)ステップa)i)ii)に続いて、ユーザを、前記第1のスペクトル範囲から、前記第3のスペクトル範囲に移行させることと、
a)i)iv)ステップa)i)iii)に続いて、前記第1のスペクトル範囲が前記第1のモバイルネットワーク事業者と前記第2のモバイルネットワーク事業者の両方のためのものとなるように、前記第1のアクセス接続を再構成することと
をさらに含み、
ステップa)ii)は、ユーザを、前記第2のスペクトル範囲から、前記第1のアクセス接続の前記第1および第3のスペクトル範囲に移行させることを含む、
C4に記載の方法。
[C6]
ステップa)i)ii)は、前記第3のスペクトル範囲が、前記第1のモバイルネットワーク事業者と前記第2のモバイルネットワーク事業者の両方のためのものとなるように、前記第1のアクセス接続を再構成することを含み、前記方法は、
c)ステップb)に続いて、ユーザを、前記第1のスペクトル範囲から、前記第3のスペクトル範囲に移行させるステップと、
d)ステップc)に続いて、前記第1のスペクトル範囲が、前記第1のモバイルネットワーク事業者と前記第2のモバイルネットワーク事業者の両方のためのものとなるように、前記第1のアクセス接続を再構成するステップと、
e)ステップd)に続いて、ユーザのサブセットを、前記第3のスペクトル範囲から、前記第1のスペクトル範囲に移行させるステップと
をさらに含む、C4に記載の方法。
[C7]
ステップa)i)ii)は、前記第3のスペクトル範囲が、前記第1のモバイルネットワーク事業者と前記第2のモバイルネットワーク事業者の両方のためのものとなるように、前記第1のアクセス接続を再構成することを含み、前記方法は、
a)iii)ステップa)ii)に続いて、前記第2のスペクトル範囲が、前記第1のモバイルネットワーク事業者および前記第2のモバイルネットワーク事業者のためのものとなるように、前記第2のアクセス接続を再構成するステップと、
a)iv)ステップa)iii)に続いて、前記第1のスペクトル範囲のユーザを、前記第3のスペクトル範囲に移行させるステップと、
a)v)ステップa)iv)に続いて、前記第1のスペクトル範囲が、前記第1のモバイルネットワーク事業者と前記第2のモバイルネットワーク事業者の両方のためのものとなるように、前記第1のアクセス接続を再構成するステップと、
a)vi)ステップa)v)に続いて、ユーザのサブセットを、前記第3のスペクトル範囲から、前記第1のスペクトル範囲に移行させるステップと、
ステップa)vii)ステップa)vi)に続いて、前記第2のスペクトル範囲のユーザを、前記第1および/または第3のスペクトル範囲に移行させるステップと
をさらに含む、C4に記載の方法。
[C8]
前記トリガ条件は、前記第2のトランシーバがエネルギー節約モードに入ることである、C1から7のいずれか一項に記載の方法。
[C9]
コンピュータによって実行されたときに、C1から8のいずれか一項に記載のステップを前記コンピュータに実行させる命令を備えるコンピュータプログラム。
[C10]
C9に記載のコンピュータプログラムを備えるコンピュータ可読キャリア媒体。
[C11]
C1から8のいずれか一項に記載のステップを実行するように構成されたプロセッサを有するネットワークノード。
【手続補正書】
【提出日】2023-01-18
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
セルラー電気通信ネットワークにおけるネットワークノードによって実行される方法であって、前記セルラー電気通信ネットワークは、第1のスペクトル範囲において第1のアクセス接続を提供する第1のトランシーバと、第2のスペクトル範囲において第2のアクセス接続を提供する第2のトランシーバとを含み、前記方法は、
前記第2のトランシーバを再構成するためのトリガ条件が満たされたと決定するステップと、それに応答して、
複数の移行オプション候補を評価するステップと、前記ステップは、
第1の移行オプション候補を評価するステップと、前記ステップは、
a)ユーザを、前記第2のスペクトル範囲から、前記第1のアクセス接続に移行させるステップと、
b)ステップa)に続いて、前記第2のトランシーバを再構成するステップと
を含み、
ここにおいて、前記評価は、前記第1の移行オプション候補のユーザサービス中断影響に基づく、
第2の移行オプション候補を評価するステップと、前記ステップは、
a)ユーザを、前記第2のスペクトル範囲から、前記第1のアクセス接続に移行させるステップと、
b)ステップa)に続いて、前記第2のトランシーバを再構成するステップと
を含み、
ここにおいて、前記評価は、前記第2の移行オプション候補のユーザサービス中断影響に基づく、
を含み、
前記評価に基づいて移行オプションを選択するステップと、
前記選択された移行オプションに従って、前記第2のスペクトル範囲からのユーザの前記移行を引き起こすステップと、
前記選択された移行オプションに従って、前記第2のトランシーバの前記再構成を引き起こすステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記第1のアクセス接続は第1のモバイルネットワーク事業者のためのものであり、前記第2のアクセス接続は第2のモバイルネットワーク事業者のためのものであり、前記複数の移行オプションのうちの少なくとも1つは、
a)i)前記第1のスペクトル範囲が前記第1および第2のモバイルネットワーク事業者のためのものであるように、前記第1のアクセス接続を再構成するステップと、
a)ii)ステップa)i)に続いて、ユーザを、前記第2のスペクトル範囲から第1のスペクトル範囲に移行させるステップと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のアクセス接続は、第3のスペクトル範囲をさらに含み、前記複数の移行オプションのうちの少なくとも1つは、
a)i)ユーザを、前記第3のスペクトル範囲から、前記第1のスペクトル範囲に移行させるステップと、
a)ii)ステップa)i)に続いて、ユーザを、前記第2のスペクトル範囲から、前記第1のアクセス接続に移行させるステップと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1および第3のスペクトル範囲は、前記第1のモバイルネットワーク事業者のためのものであり、前記第2のスペクトル範囲は、第2のモバイルネットワーク事業者のためのものであり、前記ステップa)i)は、
a)i)i)ユーザを、前記第3のスペクトル範囲から、前記第1のスペクトル範囲に移行させるステップと、
a)i)ii)ステップa)i)i)に続いて、前記第3のスペクトル範囲が前記第2のモバイルネットワーク事業者のためのものとなるように、前記第1のアクセス接続を再構成するステップと
を含み、
ステップa)ii)は、ユーザを、前記第2のスペクトル範囲から、前記第1のアクセス接続の前記第3のスペクトル範囲に移行させることを含む、
請求項3に記載の方法。
【請求項5】
ステップa)i)ii)は、前記第3のスペクトル範囲が、前記第1のモバイルネットワーク事業者と前記第2のモバイルネットワーク事業者の両方のためのものとなるように、前記第1のアクセス接続を再構成することを含み、ステップa)は、
a)i)iii)ステップa)i)ii)に続いて、ユーザを、前記第1のスペクトル範囲から、前記第3のスペクトル範囲に移行させることと、
a)i)iv)ステップa)i)iii)に続いて、前記第1のスペクトル範囲が前記第1のモバイルネットワーク事業者と前記第2のモバイルネットワーク事業者の両方のためのものとなるように、前記第1のアクセス接続を再構成することと
をさらに含み、
ステップa)ii)は、ユーザを、前記第2のスペクトル範囲から、前記第1のアクセス接続の前記第1および第3のスペクトル範囲に移行させることを含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
ステップa)i)ii)は、前記第3のスペクトル範囲が、前記第1のモバイルネットワーク事業者と前記第2のモバイルネットワーク事業者の両方のためのものとなるように、前記第1のアクセス接続を再構成することを含み、前記方法は、
c)ステップb)に続いて、ユーザを、前記第1のスペクトル範囲から、前記第3のスペクトル範囲に移行させるステップと、
d)ステップc)に続いて、前記第1のスペクトル範囲が、前記第1のモバイルネットワーク事業者と前記第2のモバイルネットワーク事業者の両方のためのものとなるように、前記第1のアクセス接続を再構成するステップと、
e)ステップd)に続いて、ユーザのサブセットを、前記第3のスペクトル範囲から、前記第1のスペクトル範囲に移行させるステップと
をさらに含む、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
ステップa)i)ii)は、前記第3のスペクトル範囲が、前記第1のモバイルネットワーク事業者と前記第2のモバイルネットワーク事業者の両方のためのものとなるように、前記第1のアクセス接続を再構成することを含み、前記方法は、
a)iii)ステップa)ii)に続いて、前記第2のスペクトル範囲が、前記第1のモバイルネットワーク事業者および前記第2のモバイルネットワーク事業者のためのものとなるように、前記第2のアクセス接続を再構成するステップと、
a)iv)ステップa)iii)に続いて、前記第1のスペクトル範囲のユーザを、前記第3のスペクトル範囲に移行させるステップと、
a)v)ステップa)iv)に続いて、前記第1のスペクトル範囲が、前記第1のモバイルネットワーク事業者と前記第2のモバイルネットワーク事業者の両方のためのものとなるように、前記第1のアクセス接続を再構成するステップと、
a)vi)ステップa)v)に続いて、ユーザのサブセットを、前記第3のスペクトル範囲から、前記第1のスペクトル範囲に移行させるステップと、
ステップa)vii)ステップa)vi)に続いて、前記第2のスペクトル範囲のユーザを、前記第1および/または第3のスペクトル範囲に移行させるステップと
をさらに含む、請求項4に記載の方法。
【請求項8】
前記トリガ条件は、前記第2のトランシーバがエネルギー節約モードに入ることである、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
ネットワークノードによって実行されたときに、請求項1から8のいずれか一項に記載のステップを前記ネットワークノードに実行させる命令を備えるコンピュータプログラム。
【請求項10】
請求項9に記載のコンピュータプログラムを備えるコンピュータ可読キャリア媒体。
【請求項11】
請求項1から8のいずれか一項に記載のステップを実行するように構成されたプロセッサを有するネットワークノード。
【国際調査報告】