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特表2023-530757全ヒト化のCD19およびCD22を標的とする二重特異的抗原キメラ受容体およびその応用
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-07-19
(54)【発明の名称】全ヒト化のCD19およびCD22を標的とする二重特異的抗原キメラ受容体およびその応用
(51)【国際特許分類】
   C12N 15/62 20060101AFI20230711BHJP
   C07K 19/00 20060101ALI20230711BHJP
   C07K 16/28 20060101ALI20230711BHJP
   C07K 14/725 20060101ALI20230711BHJP
   C12N 15/13 20060101ALI20230711BHJP
   C12N 15/12 20060101ALI20230711BHJP
   C12N 15/85 20060101ALI20230711BHJP
   C12N 5/10 20060101ALI20230711BHJP
   A61P 35/02 20060101ALI20230711BHJP
   A61P 35/00 20060101ALI20230711BHJP
   A61K 48/00 20060101ALI20230711BHJP
   A61K 39/395 20060101ALI20230711BHJP
【FI】
C12N15/62 Z
C07K19/00 ZNA
C07K16/28
C07K14/725
C12N15/13
C12N15/12
C12N15/85 Z
C12N5/10
A61P35/02
A61P35/00
A61K48/00
A61K39/395 T
A61K39/395 E
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022579002
(86)(22)【出願日】2021-06-30
(85)【翻訳文提出日】2022-12-21
(86)【国際出願番号】 CN2021103698
(87)【国際公開番号】W WO2022002154
(87)【国際公開日】2022-01-06
(31)【優先権主張番号】202010618929.6
(32)【優先日】2020-06-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202010707612.X
(32)【優先日】2020-07-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521511830
【氏名又は名称】ナンチン イアソ バイオセラピューティクス カンパニー,リミティド
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100117019
【弁理士】
【氏名又は名称】渡辺 陽一
(74)【代理人】
【識別番号】100141977
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 勝
(74)【代理人】
【識別番号】100138210
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 達則
(72)【発明者】
【氏名】ヤン ヨンクン
(72)【発明者】
【氏名】フー コアン
(72)【発明者】
【氏名】タン タオチャオ
(72)【発明者】
【氏名】タイ チェンユイ
(72)【発明者】
【氏名】ニウ パンパン
(72)【発明者】
【氏名】モン コアンロン
(72)【発明者】
【氏名】チョン ウェイ
(72)【発明者】
【氏名】チア シアンイン
(72)【発明者】
【氏名】モー チアルー
(72)【発明者】
【氏名】ワン ウェン
(72)【発明者】
【氏名】シエ パイルー
(72)【発明者】
【氏名】ヤン チュンフォン
(72)【発明者】
【氏名】チョウ フェイ
【テーマコード(参考)】
4B065
4C084
4C085
4H045
【Fターム(参考)】
4B065AA93X
4B065AA93Y
4B065AB01
4B065AC14
4B065BA02
4B065BA03
4B065BC03
4B065BC07
4B065BC11
4B065BD15
4B065CA24
4B065CA25
4B065CA44
4C084AA13
4C084NA05
4C084NA14
4C084ZB261
4C084ZB262
4C084ZB271
4C084ZB272
4C085AA13
4C085AA14
4C085AA16
4C085CC22
4C085CC23
4C085DD62
4C085GG01
4H045AA10
4H045AA11
4H045AA30
4H045BA10
4H045BA41
4H045CA40
4H045DA50
4H045DA76
4H045EA20
4H045FA74
(57)【要約】
本発明は、抗CD19抗体および抗CD22抗体の重鎖可変領域と軽鎖可変領域とを含む細胞外抗原結合ドメインを含むCD19およびCD22を標的とする二重特異的キメラ抗原受容体を提供する。本発明はさらに、CD19およびCD22を標的とする二重特異的CAR-T細胞を提供する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
抗CD19抗体の重鎖可変領域と軽鎖可変領域、および、抗CD22抗体の重鎖可変領域と軽鎖可変領域を含む細胞外抗原結合ドメインを含む二重特異性キメラ抗原受容体であって、
前記抗CD19抗体の重鎖可変領域と軽鎖可変領域とのアミノ酸配列は、
配列番号2で示される配列と少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖可変領域配列と配列番号4で示される配列と少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変領域配列、および、
配列番号8で示される配列と少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖可変領域配列と配列番号6で示される配列と少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変領域配列、
のいずれかの組合せから選択され、
前記抗CD22抗体の重鎖可変領域と軽鎖可変領域とのアミノ酸配列は、
配列番号10で示される配列と少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖可変領域配列と配列番号12で示される配列と少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変領域配列、および、
配列番号14で示される配列と少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖可変領域配列と配列番号16で示される配列と少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変領域配列、
のいずれかの組合せから選択される、CD19およびCD22を標的とする二重特異性キメラ抗原受容体。
【請求項2】
前記抗CD19抗体の重鎖可変領域と軽鎖可変領域とのアミノ酸配列は、
配列番号2で示される重鎖可変領域配列と配列番号4で示される軽鎖可変領域配列、および、
配列番号8で示される重鎖可変領域配列と配列番号6で示される軽鎖可変領域配列、
のいずれかの組合せから選択され、
前記抗CD22抗体の重鎖可変領域と軽鎖可変領域とのアミノ酸配列は、
配列番号10で示される重鎖可変領域配列と配列番号12で示される軽鎖可変領域配列、および、
配列番号14で示される重鎖可変領域配列と配列番号16で示される軽鎖可変領域配列、
のいずれかの組合せから選択される、請求項1に記載の二重特異性キメラ抗原受容体。
【請求項3】
前記抗CD19抗体の重鎖可変領域は、配列番号2で示される配列を有し、前記抗CD19抗体の軽鎖可変領域は、配列番号4で示される配列を有し、前記抗CD22抗体の重鎖可変領域は、配列番号10で示される配列を有し、前記抗CD22抗体の軽鎖可変領域は、配列番号12で示される配列を有する、または、
前記抗CD19抗体の重鎖可変領域は、配列番号2で示される配列を有し、前記抗CD19抗体の軽鎖可変領域は、配列番号4で示される配列を有し、前記抗CD22抗体の重鎖可変領域は、配列番号14で示される配列を有し、前記抗CD22抗体の軽鎖可変領域は、配列番号16で示される配列を有する、請求項1または2に記載の二重特異性キメラ抗原受容体。
【請求項4】
前記抗CD19抗体の重鎖可変領域は、配列番号8で示される配列を有し、前記抗CD19抗体の軽鎖可変領域は、配列番号6で示される配列を有し、前記抗CD22抗体の重鎖可変領域は、配列番号10で示される配列を有し、前記抗CD22抗体の軽鎖可変領域は、配列番号12で示される配列を有する、請求項1または2に記載の二重特異性キメラ抗原受容体。
【請求項5】
前記抗CD19抗体の重鎖可変領域と軽鎖可変領域、および、抗CD22抗体の重鎖可変領域と軽鎖可変領域は、前記細胞外抗原結合ドメインにおける順がアミノ末端からカルボキシ末端まで、
前記抗CD19抗体の軽鎖可変領域、前記抗CD22抗体の重鎖可変領域、前記抗CD22抗体の軽鎖可変領域、および前記抗CD19抗体の重鎖可変領域、
前記抗CD19抗体の重鎖可変領域、前記抗CD22抗体の軽鎖可変領域、前記抗CD22抗体の重鎖可変領域、および前記抗CD19抗体の軽鎖可変領域、
前記抗CD22抗体の軽鎖可変領域、前記抗CD19抗体の重鎖可変領域、前記抗CD19抗体の軽鎖可変領域、および前記抗CD22抗体の重鎖可変領域、または
前記抗CD22抗体の重鎖可変領域、前記抗CD19抗体の軽鎖可変領域、前記抗CD19抗体の重鎖可変領域、および前記抗CD22抗体の軽鎖可変領域、
である、請求項1から4のいずれか一項に記載の二重特異性キメラ抗原受容体。
【請求項6】
前記細胞外抗原結合ドメインは、アミノ末端からカルボキシ末端まで順に、
前記抗CD19抗体の軽鎖可変領域、第一のリンカー、前記抗CD22抗体の重鎖可変領域、第二のリンカー、前記抗CD22抗体の軽鎖可変領域、第三のリンカー、および前記抗CD19抗体の重鎖可変領域、
前記抗CD19抗体の重鎖可変領域、第一のリンカー、前記抗CD22抗体の軽鎖可変領域、第二のリンカー、前記抗CD22抗体の重鎖可変領域、第三のリンカー、および前記抗CD19抗体の軽鎖可変領域、
前記抗CD22抗体の軽鎖可変領域、第一のリンカー、前記抗CD19抗体の重鎖可変領域、第二のリンカー、前記抗CD19抗体の軽鎖可変領域、第三のリンカー、および前記抗CD22抗体の重鎖可変領域、または
前記抗CD22抗体の重鎖可変領域、第一のリンカー、前記抗CD19抗体の軽鎖可変領域、第二のリンカー、前記抗CD19抗体の重鎖可変領域、第三のリンカー、および前記抗CD22抗体の軽鎖可変領域、を含み、
第一のリンカーと第三のリンカーは、配列番号20で示されるアミノ酸配列を有し、第二のリンカーは、配列番号24で示されるアミノ酸配列を有する、請求項1から5のいずれか一項に記載の二重特異性キメラ抗原受容体。
【請求項7】
アミノ末端からカルボキシ末端まで順に、シグナルペプチド配列、前記細胞外抗原結合ドメイン、ヒンジドメイン、膜貫通領域および細胞内シグナル伝達ドメインを含む二重特異性キメラ抗原受容体であって、前記細胞内シグナル伝達ドメインはアミノ末端からカルボキシ末端まで、4-1BB分子由来のフラグメントとCD3z分子由来のフラグメントとを含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の二重特異性キメラ抗原受容体。
【請求項8】
前記シグナルペプチド配列は、配列番号36で示されるアミノ酸配列を有し、
前記ヒンジドメインは、配列番号26で示されるアミノ酸配列を有し、
前記膜貫通領域は、配列番号28で示されるアミノ酸配列を有し、
前記4-1BB分子由来のフラグメントは、配列番号30で示されるアミノ酸配列を有し、ならびに
前記CD3z分子由来のフラグメントは、配列番号32で示されるアミノ酸配列を有する、
請求項1から7のいずれか一項に記載の二重特異性キメラ抗原受容体。
【請求項9】
配列番号40、42、44、46、48、50、52、54、56、58、60、62、64、66、68または70で示されるアミノ酸配列を含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の二重特異性キメラ抗原受容体。
【請求項10】
請求項1から9のいずれか一項に記載の二重特異性キメラ抗原受容体をコードする核酸分子。
【請求項11】
配列番号39、41、43、45、47、49、51、53、55、57、59、61、63、65、67または69で示されるヌクレオチド配列を含む、請求項10に記載の核酸分子。
【請求項12】
請求項10または11に記載の核酸分子を含む発現ベクター。
【請求項13】
請求項1から9のいずれか一項に記載の二重特異性キメラ抗原受容体を発現する、または請求項12に記載の発現ベクターを含む、宿主細胞。
【請求項14】
免疫細胞、好ましくはT細胞またはNK細胞である、請求項13に記載の宿主細胞。
【請求項15】
請求項1から9のいずれか一項に記載の二重特異性キメラ抗原受容体、請求項12に記載の発現ベクター、あるいは、請求項13または14に記載の宿主細胞の、がんを治療する医薬の調製における使用。
【請求項16】
前記がんがB細胞関連がんである、請求項15に記載の使用。
【請求項17】
前記がんがB細胞非ホジキンリンパ腫(B-NHL)またはB細胞性急性リンパ芽球性白血病(B-ALL)である、請求項15または16に記載の使用。
【請求項18】
前記がんがCD19および/またはCD22を発現する、請求項15から17のいずれか一項に記載の使用。
【請求項19】
請求項1から9のいずれか一項に記載の二重特異性キメラ抗原受容体、請求項12に記載の発現ベクター、あるいは、請求項13または14に記載の宿主細胞として患者に投与することを含む、前記患者におけるがんの治療方法。
【請求項20】
前記がんがB細胞関連がんである、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記がんがB-NHLまたはB-ALLである、請求項19または12に記載の方法。
【請求項22】
前記がんがCD19および/またはCD22を発現する、請求項19から21のいずれか一項に記載の方法。
【請求項23】
前記宿主細胞を、0.5×106個宿主細胞/kg患者体重から3×106個宿主細胞/kg患者体重の用量で前記患者に投与する、請求項19から22のいずれか一項に記載の方法。
【請求項24】
前記患者がB-NHL患者であり、前記宿主細胞を、1×106個宿主細胞/kg患者体重から3×106個宿主細胞/kg患者体重の用量で前記患者に投与する、請求項19から23のいずれか一項に記載の方法。
【請求項25】
前記患者がB-ALL患者であり、前記宿主細胞を0.5×106個宿主細胞/kg患者体重から1×106個宿主細胞/kg患者体重の用量で前記患者に投与する、請求項19から24のいずれか一項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2020年6月30日に中国専利局に出願された、出願番号202010618929.6の「全ヒト化のCD19およびCD22を標的とする二重特異的抗原キメラ受容体およびその応用」という発明名称の中国特許出願、および2020年7月21日に中国専利局に出願された、出願番号202010707612.Xの「全ヒト化のCD19およびCD22を標的とする二重特異的抗原キメラ受容体およびその応用」という発明名称の中国特許出願の優先権を主張する。
【0002】
本発明は、二重特異的キメラ抗原受容体、特にCD19およびCD22を標的とする二重特異的キメラ抗原受容体に関する。
【背景技術】
【0003】
CD19 CAR-T療法は臨床的に巨大な成功を達成した。現在、全世界では二種類のCAR-T薬物(ノバルティスのKymriahとGilead/KiteのYescarta)が承認されて市販されている。CD19 CAR-TによるB-ALLの治療の完全寛解率は、65~80%と達し、成人リンパ腫の治療の完全寛解率も50~60%と達せる。しかし、CD19 CAR-T療法では、再発という問題がある。ALL患者の約三分の一は、CD19 CAR-Tにより治療された後、CD19抗原が失ったことにより疾病が再発することがある。なお、マウス由来CD19 CAR-Tの免疫原性により、CAR-T細胞の人体での持続生残性が悪いことも、CAR-T治療後の再発を引き起こすもう一つの要因である。
【0004】
なお、CD22 CAR-Tは、B-ALLを治療する臨床試験でも、完全寛解率73%と良好な治療効果を示す。ただし、CD22 CAR-T治療でも同様に再発という問題がある。研究によると、CD22抗原の発現密度の低下は、CD22 CAR-T治療後の再発を引き起こす原因である可能性がある。また、研究によると、CD22はCD19-CAR再発後のキーターゲットである。
【0005】
したがって、CAR-T療法では、抗原消失または低下による腫瘍の逸脱再発を如何に克服するかという問題を迅速に解決することが求められる。
【発明の概要】
【0006】
一つの態様において、本明細書では、抗CD19抗体の重鎖可変領域と軽鎖可変領域、および、抗CD22抗体の重鎖可変領域と軽鎖可変領域を含む細胞外抗原結合ドメインを含む二重特異性キメラ抗原受容体であって、
前記抗CD19抗体の重鎖可変領域と軽鎖可変領域とのアミノ酸配列は、
配列番号2で示される配列と少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖可変領域配列と配列番号4で示される配列と少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変領域配列、および、
配列番号8で示される配列と少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖可変領域配列と配列番号6で示される配列と少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変領域配列、
のいずれかの組合せから選択され、
前記抗CD22抗体の重鎖可変領域と軽鎖可変領域とのアミノ酸配列は、
配列番号10で示される配列と少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖可変領域配列と配列番号12で示される配列と少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変領域配列、および、
配列番号14で示される配列と少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖可変領域配列と配列番号16で示される配列と少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変領域配列、
のいずれかの組合せから選択される、CD19およびCD22を標的とする二重特異性キメラ抗原受容体を提供する。
【0007】
いくつかの実施形態において、前記抗CD19抗体の重鎖可変領域と軽鎖可変領域とのアミノ酸配列は、
配列番号2で示される重鎖可変領域配列と配列番号4で示される軽鎖可変領域配列、および、
配列番号8で示される重鎖可変領域配列と配列番号6で示される軽鎖可変領域配列、
のいずれかの組合せから選択され、
前記抗CD22抗体の重鎖可変領域と軽鎖可変領域とのアミノ酸配列は、
配列番号10で示される重鎖可変領域配列と配列番号12で示される軽鎖可変領域配列、および、
配列番号14で示される重鎖可変領域配列と配列番号16で示される軽鎖可変領域配列、
のいずれかの組合せから選択される。
【0008】
いくつかの実施形態において、前記抗CD19抗体の重鎖可変領域は、配列番号2で示される配列を有し、前記抗CD19抗体の軽鎖可変領域は、配列番号4で示される配列を有し、前記抗CD22抗体の重鎖可変領域は、配列番号10で示される配列を有し、前記抗CD22抗体の軽鎖可変領域は、配列番号12で示される配列を有する、または
前記抗CD19抗体の重鎖可変領域は、配列番号2で示される配列を有し、前記抗CD19抗体の軽鎖可変領域は、配列番号4で示される配列を有し、前記抗CD22抗体の重鎖可変領域は、配列番号14で示される配列を有し、前記抗CD22抗体の軽鎖可変領域は、配列番号16で示される配列を有する。
【0009】
いくつかの実施形態において、前記抗CD19抗体の重鎖可変領域は、配列番号8で示される配列を有し、前記抗CD19抗体の軽鎖可変領域は、配列番号6で示される配列を有し、前記抗CD22抗体の重鎖可変領域は、配列番号10で示される配列を有し、前記抗CD22抗体の軽鎖可変領域は、配列番号12で示される軽鎖可変領域配列を有する。
【0010】
いくつかの実施形態において、前記抗CD19抗体の重鎖可変領域と軽鎖可変領域、および、抗CD22抗体の重鎖可変領域と軽鎖可変領域は、前記細胞外抗原結合ドメインにおける順がアミノ末端からカルボキシ末端まで
前記抗CD19抗体の軽鎖可変領域、前記抗CD22抗体の重鎖可変領域、前記抗CD22抗体の軽鎖可変領域、および前記抗CD19抗体の重鎖可変領域、
前記抗CD19抗体の重鎖可変領域、前記抗CD22抗体の軽鎖可変領域、前記抗CD22抗体の重鎖可変領域、および前記抗CD19抗体の軽鎖可変領域、
前記抗CD22抗体の軽鎖可変領域、前記抗CD19抗体の重鎖可変領域、前記抗CD19抗体の軽鎖可変領域、および前記抗CD22抗体の重鎖可変領域、または
前記抗CD22抗体の重鎖可変領域、前記抗CD19抗体の軽鎖可変領域、前記抗CD19抗体の重鎖可変領域、および前記抗CD22抗体の軽鎖可変領域、である。
【0011】
いくつかの実施形態において、前記細胞外抗原結合ドメインは、アミノ末端からカルボキシ末端まで順に、
前記抗CD19抗体の軽鎖可変領域、第一のリンカー、前記抗CD22抗体の重鎖可変領域、第二のリンカー、前記抗CD22抗体の軽鎖可変領域、第三のリンカー、および前記抗CD19抗体の重鎖可変領域、
前記抗CD19抗体の重鎖可変領域、第一のリンカー、前記抗CD22抗体の軽鎖可変領域、第二のリンカー、前記抗CD22抗体の重鎖可変領域、第三のリンカー、および前記抗CD19抗体の軽鎖可変領域、
前記抗CD22抗体の軽鎖可変領域、第一のリンカー、前記抗CD19抗体の重鎖可変領域、第二のリンカー、前記抗CD19抗体の軽鎖可変領域、第三のリンカー、および前記抗CD22抗体の重鎖可変領域、または
前記抗CD22抗体の重鎖可変領域、第一のリンカー、前記抗CD19抗体の軽鎖可変領域、第二のリンカー、前記抗CD19抗体の重鎖可変領域、第三のリンカー、および前記抗CD22抗体の軽鎖可変領域、を含み、
第一のリンカーと第三のリンカーは、配列番号20で示されるアミノ酸配列を有し、第二のリンカーは、配列番号24で示されるアミノ酸配列を有する。
【0012】
いくつかの実施形態において、前記二重特異的キメラ抗原受容体は、アミノ末端からカルボキシ末端まで順に、シグナルペプチド配列、前記細胞外抗原結合ドメイン、ヒンジドメイン、膜貫通領域および細胞内シグナル伝達ドメインを含み、前記細胞内シグナル伝達ドメインはアミノ末端からカルボキシ末端まで、4-1BB分子由来のフラグメントとCD3z分子由来のフラグメントとを含む。
【0013】
いくつかの実施形態において、前記シグナルペプチド配列は、配列番号36で示されるアミノ酸配列を有し、前記ヒンジドメインは、配列番号26で示されるアミノ酸配列を有し、前記膜貫通領域は、配列番号28で示されるアミノ酸配列を有し、前記4-1BB分子由来のフラグメントは、配列番号30で示されるアミノ酸配列を有し、かつ前記CD3z分子由来のフラグメントは、配列番号32で示されるアミノ酸配列を有する。
【0014】
いくつかの実施形態において、前記二重特異性キメラ抗原受容体は、配列番号40、42、44、46、48、50、52、54、56、58、60、62、64、66、68または70で示されるアミノ酸配列を含む。
【0015】
別の態様において、本明細書では、前記二重特異性キメラ抗原受容体をコードする核酸分子を提供する。
【0016】
いくつかの実施形態において、前記核酸分子は、配列番号39、41、43、45、47、49、51、53、55、57、59、61、63、65、67または69で示されるヌクレオチド配列を含む。
【0017】
別の態様において、本明細書では、前記核酸分子を含む発現ベクターを提供する。
【0018】
別の態様において、本明細書では、前記二重特異性キメラ抗原受容体を発現する、または前記発現ベクターを含む、宿主細胞を提供する。
【0019】
いくつかの実施形態において、前記宿主細胞は、免疫細胞、好ましくはT細胞またはNK細胞である。
【0020】
別の態様において、本明細書では、前記二重特異性キメラ抗原受容体、発現ベクターまたは宿主細胞の、がんを治療する医薬の調製における使用を提供する。
【0021】
いくつかの実施形態において、前記がんは、B細胞関連がんである。
【0022】
いくつかの実施形態において、前記がんは、B細胞非ホジキンリンパ腫(B-NHL)またはB細胞性急性リンパ芽球性白血病(B-ALL)である。
【0023】
いくつかの実施形態において、前記がんは、CD19および/またはCD22を発現する。
【0024】
別の態様において、本明細書では、前記二重特異性キメラ抗原受容体、前記発現ベクターまたは前記宿主細胞として患者に投与することを含む、前記患者におけるがんの治療方法を提供する。
【0025】
いくつかの実施形態において、前記がんは、B細胞関連がんである。
【0026】
いくつかの実施形態において、前記がんは、B-NHLまたはB-ALLである.
【0027】
いくつかの実施形態において、前記がんは、CD19および/またはCD22を発現する。
【0028】
いくつかの実施形態において、前記宿主細胞を、0.5×106個宿主細胞/kg患者体重から3×106個宿主細胞/kg患者体重の用量で前記患者に投与する。
【0029】
いくつかの実施形態において、前記患者は、B-NHL患者であり、前記宿主細胞を1×106個宿主細胞/kg患者体重から3×106個宿主細胞/kg患者体重の用量で前記患者に投与する。
【0030】
いくつかの実施形態において、前記患者は、B-ALL患者であり、前記宿主細胞を0.5×106個宿主細胞/kg患者体重から1×106個宿主細胞/kg患者体重の用量で前記患者に投与する。本明細書で提供されるCD19およびCD22を同時に標的とする二重特異的なCAR-T細胞(CD19×22 CAR-T)は、CAR-Tの治療効果を向上させ、再発率を低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
図1】CD19×22二重特異的CAR分子の細胞外抗原識別領域(CD19×22 scFvs)の構造設計模式図である。
図2】CD19×22二重特異的CAR分子の構造模式図である。
図3】NFATレポーター遺伝子法の作動原理模式図である。
図4】一過性トランスフェクトされたJurkat細胞でのCAR分子発現状況、およびCAR分子とCD19、CD22とのタンパク質結合能力を示すフロー検出結果である。そのうち、CD19-CARとCD22-CARは、コントロールである単一特異的CAR分子である。構築された12種類のCAR分子構造については、3バッチで一過性トランスフェクトおよびフロー検出を行い、各バッチにはいずれもCD19-CARおよびCD22-CARがコントロールとして含まれる。
図5】二重陽性細胞の割合のヒストグラムで図4におけるフロー検出結果を示す。一過性トランスフェクトされたJurkat細胞の表面でのCAR分子とtEGFR分子の発現については、それぞれEGFR抗体とCD19-FITCタンパク質、またはEGFR抗体とCD22-FITCタンパク質により同時に染色し、二重陽性細胞の割合を得る。二重陽性細胞の割合が高いほど、CAR分子の発現レベルおよびタンパク質結合能力がよくなることを示す。
図6】二重特異的CAR分子のNFATレポーター遺伝子検出結果を示す。当該レポーター遺伝子検出は、計3バッチで行われ、各バッチにはいずれもCD19-CARとCD22-CARとの二つの単一特異的CARの結果がコントロールとして含まれる。
図7】二重特異的CAR-T細胞のCD107a脱顆粒機能の検出結果を示す。そのうち、散布図はCD8+細胞群であり、横座標はAPC抗EGFR抗体染色によるCAR分子発現であり、縦座標はPE抗CD107a染色結果である。
図8】各標的細胞に対する二重特異的CAR-Tの傷害結果を示す。
図9】78番抗体フラグメントを含むCD19×22 CARの分子構造模式図である。
図10】78番抗体フラグメントを含むCD19×22 CAR-T細胞の体外細胞傷害結果を示す。そのうち、標的細胞はそれぞれREH(a)、CD19ノックアウトRaji(b)およびCD22ノックアウトRaji(c)細胞である。
図11】異なるVH-VL順番組合せを採用した二重特異的CAR分子の構造模式図である。
図12】VH-VL順番組合せの異なる二重特異的CAR分子をCAR-T細胞表面で発現させた後、それぞれCD19-FITCまたはCD22-FITCタンパク質とAPC抗EGFR抗体により二重染色した後のフロー散布図である。
図13図12におけるAPCおよびFITCシグナル経路で検出された平均蛍光強度(MFI)を示し、そのうち、APCチャネルのMFIは、tEGFR分子の発現状況を反映する。FITCチャネルのMFIはCD19またはCD22抗原タンパク質とCAR分子との結合状況を反映する。CAR分子とtEGFRとはT2Aを介して繋がっているので、tEGFR分子の発現状況は、理論的にはCAR分子の発現と一致する。
図14】VH-VL順番組合せの異なる二重特異的CAR-Tの脱顆粒活性を示す。フローサイトメトリーにより、PE-Cy7抗CD107a抗体を用いてCD8+/CAR+細胞群の異なる標的細胞の刺激で発生する脱顆粒シグナルを検出する。そのうち、上の表は、CD8+/CAR+細胞群のPE-Cy7シグナルのMFIであり、細胞表面でのCD107aの発現レベルを反映する。下の表は、CD8+/CAR+細胞群におけるCD107aの陽性率である。なかでも、LV60とLV90はそれぞれCD22およびCD19単一特異的CAR-Tのコントロールであり、LV60/LV90は二つの単一特異的CAR-Tの混合サンプルである。
図15】VH-VL順番組合せの異なる二重特異的CAR-Tによる異なる標的細胞に対する傷害状況を示す。そのうち、縦座標軸には、ルシフェラーゼでマークされた標的細胞をCAR-Tと24h共育成した後検出された蛍光強度(RLU)を示す。蛍光強度が低いほど、標的細胞が多く傷害されることを示す。
図16】VH-VL順番組合せの異なる二重特異的CAR-T傷害能力のソートによる平均点数を示す。平均点数の算出:傷害実験を(図15に示すように)数回繰り返し、各回の実験サンプルをソートすることにより0~1間の点数を得(1は傷害が最高度であり、0は傷害が最低度であることを示す)、これらの点数の平均値は、表中の平均点数である。
図17】3バッチのCD19×22 CAR-Tのエフェクターターゲット比の異なるサイトカイン分泌グラフを示し、縦座標はサイトカイン分泌量であり、横座標はエフェクターターゲット比である。
図18】各群における動物の実験期間生存率曲線を示す。溶媒=細胞保護液群、モック-T=モック-T対照群、CD19×22 CAR-T=供試験品群である。
図19】各群における動物の実験期間の平均生物発光強度の変化図である。縦座標は生存動物の発光強度であり、横座標は日付である。溶媒=細胞保護液群、モック-T=モック-T対照群、CD19×22 CAR-T=供試験品群である。
図20】CD19×22 CAR-Tの実験動物体内での組織分布を示す。
図21図21Aは、CAR-T細胞を返送した後、異なる時点におけるB-NHL被検者体内での異なる用量による治療効果の結果を示す。図21Bは、CAR-T細胞を返送した後、異なる時点におけるB-ALL被検者体内での異なる用量による治療効果の結果を示す。
【発明を実施するための形態】
【0032】
別に断りのない限り、本明細書で使用されるすべての技術および科学用語は、当業者で通常理解される意味を有する。
【0033】
「抗体」とは、形質細胞(エフェクターB細胞)から分泌し、体の免疫系で外来物(ポリペプチド、ウィルス、細菌など)を中和するための免疫グロブリンである。それに応じて、当該外来物は抗原と呼ばれる。古典的抗体分子の基本構造は、同じ2つの重鎖と同じ2つの軽鎖からなる4量体である。アミノ酸配列の保守的差異により、重鎖と軽鎖とは、アミノ末端にある可変領域(V)およびカルボキシ末端にある定常領域(C)に分けられる。重鎖可変領域(VH)と軽鎖可変領域(VL)は互いに作用して抗原結合部位(Fv)を形成する。ある場合には、抗体とは、例えばscFv、Fab、F(ab’)2など、抗原結合能力を有する抗体フラグメントも指す。
【0034】
「一本鎖抗体(single chain fragment variable、scFv)」とは、短ペプチドにより抗体の重鎖可変領域と軽鎖可変領域とを一本のペプチド鎖として接続して構成される。正しく折り畳むことにより、重鎖および軽鎖からの可変領域は非共有結合により互いに作用してFvフラグメントを形成するので、scFvはその抗原に対する親和活性が良好に保持される。
【0035】
「キメラ抗原受容体(CAR)」とは、キメラT細胞受容体、キメラ免疫受容体とも呼ばれ、工学的な膜タンパク質受容体分子であり、所望の特異性、例えば特定の腫瘍抗原と結合する能力を免疫エフェクター細胞に付与することができる。キメラ抗原受容体は通常、細胞外抗原結合ドメイン、膜貫通領域および細胞内シグナルドメインから構成される。ある場合には、抗原結合ドメインは、scFv配列のフラグメントであり、特定の抗原の識別、結合を担う。細胞内シグナルドメインは通常、免疫受容体チロシン活性化モチーフ(ITAM)を含み、例えばCD3z分子由来のシグナル伝達ドメインは、免疫エフェクター細胞を活性化させ、傷害作用を発揮させる。また、キメラ抗原受容体はさらに、アミノ末端に新生タンパク質の細胞内の位置決めを担うシグナルペプチド、および抗原結合ドメインと膜貫通領域との間にヒンジドメインを含む。シグナル伝達ドメイン以外に、細胞内シグナルドメインは、例えば4-1BBまたはCD28分子に由来する共刺激ドメインを含んでもよい。
【0036】
「二重特異的キメラ抗原受容体」とは、当該分子が細胞外抗原結合ドメインにおいて、標的細胞における異なる抗原分子をそれぞれ識別、結合する、少なくとも2個の異なる抗原結合部位を含むことを示す。本明細書で提供されるCD19およびCD22を標的とする二重特異的キメラ抗原受容体については、一つのCD19結合サイト(抗CD19抗体の軽鎖可変領域と重鎖可変領域とから形成される)および一つのCD22結合サイト(抗CD22抗体の軽鎖可変領域と重鎖可変領域とから形成される)を含む。
【0037】
キメラ抗原受容体またはその発現ベクターに言及すると、使用される用語「宿主細胞」とは、当該キメラ抗原受容体を発現する細胞、または当該発現ベクターを含有する細胞、特にT細胞またはNK細胞といった免疫細胞を指す。
【0038】
「CAR-T細胞」とは、CAR分子を発現するT細胞をいい、通常、CARをコードする発現ベクターでT細胞を形質導入することにより得られる。常用される発現ベクターは、例えばレンチウィルス発現ベクターのようなウィルスベクターである。キメラ抗原受容体で修飾されたT細胞(CAR-T)は、主要組織適合性複合体の制限を受けず、特異的標的傷害活性や持続増幅能力を有する。T細胞以外に、CARをコードする発現ベクターを用いて、NK細胞のような他のリンパ球を転換して当該CARを発現する標的傷害性細胞を得てもよい。
【0039】
「CD19」とは、Bリンパ球表面マーカー分子であり、B細胞の活性化や発育の調節に作用する。CD19は、正常B細胞で発現するだけでなく、多くの悪性B細胞腫瘍でも発現することは、CD19を標的とするCAR-Tにより臨床上でB細胞関連腫瘍を治療する基礎を築く。
【0040】
「CD22」とは、Siglecファミリーレクチンであり、膜外部分に7つのIgG様ドメインがあり、分子量が約135kDである。ヒトCD22およびその変異体は、UniProtで登録番号P20273として得られる。膜貫通糖タンパク質としては、プレB細胞(pre-B cell)階段でB細胞の表面で発現を開始し、成熟B細胞に存在するが、形質細胞では消失する。
【0041】
アミノ酸またはヌクレオチド配列に言及すると、用語「配列同一性(Sequence identity)」(「配列一致性」とも言う)とは、二つのアミノ酸またはヌクレオチド配列(例えば、クエリ配列や参照配列)間の一致度の量であり、一般的にはパーセントで表される。通常、二つのアミノ酸またはヌクレオチド配列間の一致性のパーセントを算出する前、まずアライメント(alignment)を行ってギャップ(gap)(ある場合)を導入する。あるアライメント位置で二つの配列におけるアミノ酸残基または塩基が同じであると、二つの配列が当該位置で一致するまたはマッチすると考えられ、二つの配列におけるアミノ酸残基または塩基が異なると、当該位置で一致しないまたはミスマッチすると考えられる。いくつかの算法において、マッチ位置数をアライメントウィンドウにおける総位置数で割ることにより配列同一性を得る。別のいくつかの算法において、ギャップ数および/またはギャップの長さも考慮する。本発明の目的から、公開されるアライメントソフトウェアであるBLAST(ncbi.nlm.nih.govというウェッブサイトから入手)を使用し、デフォルト設定を用いることにより最適アライメントを得、二つのアミノ酸またはヌクレオチド配列間の配列同一性を算出することができる。
【0042】
いくつかの実施形態において、本明細書で提供される抗CD19抗体の軽鎖可変領域は、配列番号4または6で示される配列と少なくとも90%の配列同一性(例えば、少なくとも95%、少なくとも98%、少なくとも99%、ひいては100%の配列同一性)を有するアミノ酸配列を含み、重鎖可変領域は、配列番号2または8で示される配列と少なくとも90%の配列同一性(例えば、少なくとも95%、少なくとも98%、少なくとも99%、ひいては100%の配列同一性)を有するアミノ酸配列を含む。
【0043】
いくつかの実施形態において、本発明で提供される抗CD22抗体分子の軽鎖可変領域は、配列番号12または16で示される配列と少なくとも90%の配列同一性(例えば、少なくとも95%、少なくとも98%、少なくとも99%、ひいては100%の配列同一性)を有するアミノ酸配列を含み、重鎖可変領域は、配列番号10または14で示される配列と少なくとも90%の配列同一性(例えば、少なくとも95%、少なくとも98%、少なくとも99%、ひいては100%の配列同一性)を有するアミノ酸配列を含む。
【0044】
いくつかの実施形態において、本発明で提供される二重特異的CAR分子は、配列番号40、42、44、46、48、50、52、54、56、58、60、62、64、66または70で示される配列と少なくとも90%の配列同一性(例えば、少なくとも95%、少なくとも98%、少なくとも99%、ひいては100%の配列同一性)を有するアミノ酸配列を含む。
【0045】
当業者であれば、本明細書で提供される具体的な配列に加え、少数のアミノ酸に対して置換、削除、付加を行って得られる生成物と対応抗原との結合能力または生物学的活性を検証またはスクリーニングすることにより、本明細書で提供される二重特異的キメラ抗原受容体の対応変異体が得られ、これらの変異体も本発明の範囲に含まれることが理解できる。
【0046】
スクリーニングを繰り返すことで得られるCD19およびCD22を同時に標的とする二重特異的キメラ抗原受容体分子によれば、CD19および/またはCD22を発現する標的細胞を特異的に識別して標的傷害を行うことができる。
【0047】
以下、具体的な実施例により本発明をさらに説明する。
【実施例
【0048】
実施例1 二重特異的CAR分子のプラスミドベクターの構築
二重特異的CAR分子の細胞外抗原識別領域には、CD19 VH、CD19 VL、CD22 VHおよびCD22 VLという四つのドメインが含まれ、これらのドメインの折り畳みや対合は、二重特異的CAR分子の機能に対して大きく影響を及ぼす。そのため、各ドメイン間のリンカー(linker)、および各ドメインの順番組合せをスクリーニングする必要がある。図1に示すように、異なるCAR分子細胞識別領域の構造を計12種類設計し、細胞識別領域の構造のスクリーニングに用いられた。図1では、19VLは抗CD19抗体の軽鎖可変領域を表し、19VHは抗19抗体の重鎖可変領域を表し、22VLは抗CD22抗体の軽鎖可変領域を表し、22VHは抗22抗体の重鎖可変領域を表し、括弧内の#後の数字は、CD19またはCD22抗原に対してそれぞれスクリーニングされた抗体の番号を表す。図1は主に細胞外抗原識別ドメインの様々な構造組合せのスクリーニングを解釈するために用いられ、そのうちCD19抗体とCD22抗体、およびその組合せはスクリーニングされたいくつかの好ましい抗体であり、括弧内の抗体番号(62、80、および28)がスクリーニング研究に使用されるすべての抗体に含まれていない。図2に示すように、これらの二重特異的CAR分子は第二世代のCAR構造を採用し、T2A方式により、切断された一つのEGFR膜タンパク質(tEGFR)を共発現した。これらのCAR分子をコードする核酸配列を合成してpLKO発現ベクターに挿入した。
【0049】
実施例2 CAR分子の発現および抗原結合能力のフロー検出
1. 実験目的および原理
エレクトロトランスダクション法により、CAR分子をコードするプラスミドをJurkat細胞にトランスフェクトし、CAR分子がJurkat細胞の表面で一過性発現される。CAR分子とtEGFRは、T2Aペプチド方式により共発現するので(図2)、フロー法により、EGFR抗体を用いてCAR分子の発現レベルを間接的に検出することができる。それと同時に、フロー検出では、それぞれCD19またはCD22のタンパク質染色により、これらの二種類の抗原に対する二重特異的CAR分子の結合能力を検出することができる。
【0050】
2. 操作ステップ
i.Celetrixエレクトロポレーションキットを用い、CAR分子をコードするプラスミド4μgをJurkat細胞2×106個に一過性トランスフェクトした。トランスフェクトされた細胞を、37℃、5%CO2条件下で24h培養した。
ii.エレクトロポレーションされたJurkat細胞を、それぞれAPC抗EGFR抗体とCD19-FITCタンパク質、またはAPC抗EGFR抗体とCD22-FITCタンパク質を用いて染色およびフローアッセイを行った。
【0051】
3. スクリーニング標準
CD19×22 CAR分子はJurkat細胞上で正常に発現でき、かつ、それぞれCD19およびCD22タンパク質を結合できる。
【0052】
実施例3 レポーター遺伝子法による、CAR分子のNFAT転写因子を活性化させる活性の検出
1. 実験目的および原理
CAR-T細胞の活性化は、CAR分子の細胞内ドメインにおけるCD3zと共刺激因子により実現され、そのうちのCD3zが細胞におけるNFATシグナル経路を活性化できることは、CAR-T細胞の活性化の必要条件の一つである。そのため、NFATレポーター遺伝子法により、NFATシグナル経路を活性化させる機能を有するCAR分子をスクリーニングすることができる。
【0053】
一次スクリーニングの過程において、NFAT-RE-ffLuc(ffLuc、ホタルルシフェラーゼ)レポーター遺伝子を組み合わせたJurkat細胞をレポーター細胞として採用した(図3に示すように、細胞をJLuc307と名付けた)。CAR分子は、プラスミドのエレクトロポレーションによりレポーター細胞の表面に一過性発現した。CAR分子を発現したレポーター細胞と標的細胞(CD19および/またはCD22を発現)とを共育成した後、標的細胞の表面抗原によりCAR分子を特異的活性化させ、さらにレポーター遺伝子の発現を活性化させることができる。そして、ルシフェラーゼの活性を検出することにより、CAR分子によるNFATシグナル経路の活性化能力を評価することができる。なお、異なるCAR分子は、エレクトロポレーションの際の効率が異なるので、CAR分子と共存している内部参照プラスミド(CMV-hRLuc、レニラルシフェラーゼ)にてエレクトロポレーション効率を定めることができる。
【0054】
2. 操作ステップ
i.測定するCARプラスミドと内部参照プラスミドとを一定の比で混合した後、エレクトロポレーション方法によりレポーター細胞をトランスフェクトした。
ii.トランスフェクトしてから48hに、一部の細胞を取り、PE抗ヒトEGFR抗体染色でフロー検出を行い、CARプラスミドの一過性発現を評価することに用いた。
iii.トランスフェクトしてから72hに、レポーター細胞と標的細胞とを1:1で混合した後、それぞれU底96ウェルプレートに入れて24hインキュベートした。中でも、一ウェルあたりに3×104個のレポーター細胞を加え、標的細胞ごとに複製ウェル3個を設置した、
iv.インキュベートが完了した後、4℃、1000gで5min遠心し、培養上清を除去した後、各ウェルに溶解液100μLを加えて細胞を溶解し、そこから細胞溶解液20μLを取り出して二重ルシフェラーゼ活性検出に用いた。
【0055】
3. スクリーニング標準
二重特異的CAR分子はそれぞれCD19またはCD22陽性標的細胞により活性化され、NFAT-REレポーター遺伝子により蛍光シグナルが生じることができる。標的細胞の刺激なしで、またはCD19-CD22-標的細胞の刺激で、バックグラウンドで産生された(tonic effects、トニク効果)または非特異的活性化で産生された蛍光シグナルが低いレベルである。
【0056】
実施例4 二重特異的CAR-T細胞の体外機能評価
二重特異的CAR-T細胞の体外機能評価には、主にCD107a脱顆粒実験(CD107a degranulation assay)と体外細胞毒性実験(in-vitro cytotoxicity assay)という二つの方法を用いて行った。
【0057】
1.CD107a脱顆粒実験
1.1 実験目的および原理
CD107aは細胞内微小胞のマーカーであり、グランザイムを担持している微小胞と細胞膜とが融合した後、細胞膜でのCD107aが増加し、モネシン(monesin、BioLegendから購入)でその回収が阻害されると、微小胞の放出強度を定量的に反映することができる。したがって、CAR-T細胞が標的細胞の表面抗原の刺激で脱顆粒効果を生じる場合、CAR-T細胞の表面CD107aの陽性率をフロー検出することにより、CAT-T細胞の活性化状況を判断することができる。
【0058】
1.2 操作ステップ
i.異なる標的細胞(例えば、Raji、CD19 KO Raji(CD19ノックアウトRaji細胞)、CD22 KO Raji(CD22ノックアウトRaji細胞)、K562など)を室温、300gで5min遠心し、上清を捨てた後、T細胞培地で2×105個細胞/mLに再懸濁した。
ii.測定するCAR-T細胞のCAR陽性率およびE:T値(通常、0.3:1が用いられる)に応じて、CAR-T細胞を適当な密度に再懸濁し、モネンシン(monensin)およびPE/Cy7マウス抗ヒトCD107a抗体を加えた。
iii.U底96ウェルプレートに、それぞれ測定するCAR-T細胞100μL/ウェルと標的細胞100μL/ウェルを加え、均一に混合し、その後インキュベーター(37℃、5% CO2)に入れて3hインキュベートした。
iv.インキュベートが完了した後、4℃、600gで5min遠心した後、上清を捨て、DPBS+1% HSA 200μL/ウェルで細胞を2回洗浄した。
v.DPBS+1% HSA 20μL/ウェルで細胞を再懸濁し、APCマウス抗ヒトCD8抗体およびアレクサーフルオル488(Alexa Fluor 488)抗ヒトEGFR抗体を加え、細胞を均一に混合した後、氷上で20min暗所インキュベートした。
vi.インキュベートが完了した後、DPBS+1% HSA 200μL/ウェルで細胞を3回洗浄し、その後DPBS+1% HSA 200μL/ウェルで細胞を再懸濁し、フロー検出を行った。
【0059】
1.3 スクリーニング標準
CD19×22 CARは、CD19+/CD22+(Raji)、CD19+/CD22-(CD22 KO Raji)、CD19-/CD22+(CD19 KO Raji)細胞を特異的に識別し、CAR-T細胞を効果的に活性化することができる(CD8+/CAR+細胞群では、CD107a陽性割合が高い)。
【0060】
CD19×22 CARは、CD19-/CD22-(K562)細胞で活性化されず、CD8+/CAR+細胞群では、CD107a陽性割合が低い。
【0061】
2. 体外細胞毒性実験
2.1 実験目的および原理
CAR-T細胞の抗原特異的傷害能力の評価では、CD19+/CD22+(NALM6-ffLuc)、CD19+/CD22-(CD22 KO Raji-ffLuc)、CD19-/CD22+(CD19 KO Raji-ffLuc)を標的細胞として用いた。これらの標的細胞は、レンチウィルス形質導入により得られたホタルルシフェラーゼ(firefly luciferase)を安定して発現した細胞系である。また、後述するK562、REHおよびJVM2を標的細胞として、ルシフェラーゼの活性検出により傷害実験を行い、レンチウィルス形質導入によりそれらもffLucを安定して発現させた。
【0062】
体外細胞毒性実験では、CAR-T細胞と標的細胞とをそれぞれ異なるエフェクターターゲット比(E:T)で共育成培養した。標的細胞がCAR-T細胞で傷害された場合、ルシフェラーゼが放出されて早く不活性化された(ホタルルシフェラーゼの半減期が約0.5h)。標的細胞がCAR-T細胞で傷害されなかった、または抑制されなかった場合、標的細胞の増幅およびルシフェラーゼの持続発現に伴い、より多くのルシフェラーゼが産生される。したがって、ルシフェラーゼの活性によりCAR-Tの標的細胞に対する傷害状況を検出することができる。
【0063】
2.2 操作ステップ
i.標的細胞をそれぞれ室温300gで5min遠心し、上清を捨て、その後T細胞完全培地で2×105個細胞/mLに再懸濁した。透明底96ウェルプレートにそれぞれ標的細胞を100μL/ウェル加えた。
ii.測定するCAR-T細胞のCAR陽性率およびE:T値(通常、2:1、1:1、0.5:1が用いられる)に応じて、それぞれ96ウェルプレートにCAR-T細胞100μL/ウェルを加え、標的細胞と均一に混合した後、インキュベーター(37℃、5% CO2)に入れて24hインキュベートした。
iii.インキュベートが完了した後、室温、800gで5min遠心した後、上清100μL/ウェルをサイトカイン検出用の保存サンプルとして回収した(-80℃保存)。
iv.保存サンプル以外の細胞をルシフェラーゼ検出キットにて各ウェルにおけるルシフェラーゼ活性を検出した。
【0064】
2.2 スクリーニング標準
CD19×22 CAR-T細胞は、CD19+/CD22+(NALM6-ffLuc)、CD19+/CD22-(CD22 KO Raji-ffLuc)およびCD19-/CD22+(CD19 KO Raji-ffLuc)細胞を効果的に傷害することができる。
【0065】
結果と分析
1. 二重特異的CAR分子の発現および抗原結合検出
実施例1に記載されたCARプラスミドベクターを、実施例2に記載された方法でJurkat細胞に一過性トランスフェクトした。一過性トランスフェクトされた細胞を、それぞれAPC抗EGFR抗体およびCD19-FITCまたはCD22-FITCで共染色した、フロー検出の結果を図4および図5に示した。図5では、ヒストグラムで図4におけるフロー検出結果(EGFR+/CD19+およびEGFR+/CD22+二重陽性細胞のパーセント)を示し、CD19-CARおよびCD22-CARコントロールパーセントは図4における三回の測定結果の平均値であった。図面から、#9および#10の構造は、それぞれCD19およびCD22タンパク質のいずれとも強い結合能力を有することが分かった。
【0066】
2. 二重特異的CAR分子のNFAT活性化機能
NFATは、T細胞において重要な転写因子であり、T細胞が活性化される場合、NFATの活性化が伴う。Jurkat-ルシフェラーゼ細胞系は、Jurkatに基づいて構築されたルシフェラーゼ条件発現細胞系であった。Jurkatで発現されたCARが活性化された場合、下流にシグナルを伝達し、NFATを活性化させ、ルシフェラーゼの発現を促進した。そのため、ルシフェラーゼの活性により、T細胞の活性化程度を反映することができる。標的細胞とCARをエレクトロポレーションされたJurkat-ルシフェラーゼ細胞とを共育成し、レポーター遺伝子の発現程度、すなわちルシフェラーゼの活性により、CARが標的細胞での標的タンパク質と結合してから活性化された程度を反映することができる。
【0067】
実施例1で構築された12種類の構造のCAR分子がそれぞれRaji(CD19+CD22+)、CD19 KO Raji(CD19-CD22+)、CD22 KO Raji(CD19+CD22-)およびK562(CD19-CD22-)などの標的細胞で活性化されて産生されたレポーター遺伝子のシグナルを、図6に示した。その中、#9および#10構造のCAR分子のNFAT活性化程度が高かった。かつ、#10構造は、CD19またはCD22抗原に対する特異性が良好であり、K562細胞と共育成して産生された非特異的活性化シグナルが最も低かった。
【0068】
3. CD19×22 CAR-T細胞のCD107a脱顆粒機能
上述した結果をまとめると、#9および#10号構造のCAR分子を選択してCAR-T細胞の機能テストに用いた。CAR-T細胞は、レンチウィルス形質導入により調製された。CAR-T細胞のCD107a脱顆粒機能の検出結果を図7に示した。#9および#10構造のCAR分子は、それぞれCD19 KOまたはCD22 KOの標的細胞(Raji)で活性化され、産生されたCD107aの活性化割合は単一特異的CARに相当した(CD19 CARまたはCD22 CAR)。これは、#9および#10クローンが、CD19またはCD22抗原逸脱の際にもCAR-T細胞を活性化できることを示した。
【0069】
4. CD19×22 CAR-T細胞の体外傷害機能
図8に示すように、#9および#10構造の二重特異的CAR-T細胞は、CD19+CD22+の標的細胞(JVM2およびNALM6)に対する傷害能力が単一特異的CAR-T(CD19 CARおよびCD22 CAR)に相当した、或いはそれより良好であった。また、CD19-/CD22-細胞(K562)を傷害せず、安全性が良好であった。
【0070】
上述した結果をまとめると、#9と#10とは類似した構造を有し、このような構造から構成されたCD19×22 CAR-Tは良好な体外機能を有するので、#9と#10とのCAR分子構造が一定の共用性を有する可能性があると推測した。そのため、62番クローンの代わりに、スクリーニングされた抗CD19の78番抗体クローンを用いて新たなCAR分子を構築し(図9に示す)、実施例4に記載された方法で体外傷害機能評価を行った。図10に示すように、62番クローンの代わりに、78番クローンも良好な体外細胞傷害機能を有した。
【0071】
実施例5 二重特異的CAR分子の構造最適化
二重特異的CAR分子に二対のVH-VL配列が含まれ、それらの間で立体障害や対合の相互影響があり得るので、以上の実施例で得られた#9または#10の配列構造を基に、二対のVH-VLの順番をさらに変化させ(図11に示す)、最適なCAR分子構造を選択した。
【0072】
これらの異なるVH-VLの順番で組み合わせたCAR分子の機能評価については、実施例4の方法で行った。なお、実施例2を参照し、これらのCAR分子それぞれのCD19/CD22抗原との結合能力を評価した。
【0073】
同じクローンの抗体(78番および80番)および同じリンカー配列を使用しても、VH-VLの順番の異なる二重特異的CAR分子は、機能上で差異があり得る。図12および図13に示すように、VH-VLの順番の異なる二重特異的CAR分子は、CD19およびCD22抗原との結合能力に差異があった。但し、PXL1437のCD19およびCD22タンパク質に対する結合能力はいずれもより良好であった。
【0074】
図14では、CAR-T細胞をそれぞれRaji (CD19+/CD22+)、CD19KO raji(CD19-/CD22+)、CD22KO raji(CD19+/CD22-)、K562(CD19-/CD22-)細胞と共育成して脱顆粒機能を生じるデータを示した。その結果から、VH-VL順番の異なる二重特異的CAR分子はいずれも正常にRaji、CD19KO raji、CD22KO rajiで活性化されて脱顆粒効果を生じることができたが、PXL1437の脱顆粒効果がより強かった(CD107aの平均蛍光強度MFIがより高かった)ことを示した。
【0075】
図15に示すように、VH-VL順番の異なる二重特異的CAR-T細胞はいずれも正常にRaji、CD19KO raji、CD22KO rajiの三種類の標的細胞を傷害することができた。しかし、体外傷害実験が様々な実験条件から影響を受けるので、一回の実験では顕著な差異が認められなかった。そのため、数回の体外傷害実験を繰り返した後、各回の実験における各々のCAR分子の傷害をソートして点数を付け、得られた結果を図16に示し、そのうち、PXL1437は三種類の標的細胞に対する傷害効果がいずれも良好であった。
【0076】
以上の実験から、具体的な抗体選択、異なる細胞外抗原結合ドメインの組成、抗体VH-VLの接続順番はいずれも二重特異的CAR分子の抗原に対する結合能力、脱顆粒機能、体外傷害機能に影響することが分かった。
【0077】
単一特異的CAR分子に対して、二重特異的CAR分子は、その細胞外抗原結合ドメイン内に一つの軽鎖可変領域および一つの重鎖可変領域を追加した(それらを組み合わせて新たな抗原結合サイトを形成した)。追加されたこれらのポリペプチドフラグメントは常に元の抗原結合フラグメントおよびその抗原結合に悪影響を与えた。または、元の抗原結合フラグメントは、追加された抗原結合フラグメントおよびその抗原結合に悪影響を与えた。具体的な理論に拘束しないが、このような影響は、抗原結合フラグメントの折り畳み形態の変化、立体障害、異なる抗原結合フラグメント間の相互作用などによるものと考えている。数回のスクリーニングを繰り返すと、62番クローンと78番クローン(抗CD19抗体)、および80番クローンと28番クローン(抗CD22抗体)を組み合わせることにより、CD19およびCD22のいずれにも高い結合親和力を有し、かつ、対応する標的細胞に対して顕著な傷害機能を有する二重特異的CAR分子を得ることができることを見出した。
【0078】
本発明では、全ヒト化CD19およびCD22抗体を用いてCD19およびCD22を同時に標的とする二重特異的CAR-T(CD19×22 CAR-T)を構築し、CAR-Tの治療効果を向上させ、再発率を低下させることができる。T細胞にCD19-CARおよびCD22-CARを共導入することよりも、二重特異的CAR-T(CD19×22 CAR-T)は、同時にCD19とCD22を安定して標的し、抗原逸脱を防止し、再発を回避することができるとともに、均一性がより良好であり、製品を制御しやすい。CD19-CARとCD22-CARのシーケンスよりも、治療時間がより短く、治療効果がより良好であり、コストがより低い。
【0079】
本明細書で提供される二重特異的キメラ抗原受容体、特に修飾されて当該二重特異的キメラ抗原受容体を発現するリンパ球(例えばCAR-T細胞)は、あるリンパ腫および白血病の治療に用いられる。これらのCAR-T細胞は、薬学的に許容されるベクターとともに薬物組成物として調製されて投与されることができる。
【0080】
実施例6 CD19×22 CAR-T細胞の体外増幅能力研究
別に断りのない限り、本実施例および以下の実施例では、いずれもPXL1437構造を発現するCD19×22 CAR-T(図11参照)を用いて行った。具体的には、PXL1437の図11におけるAやB構造はいずれもCD19×22 CAR-Tの細胞治療製品を実現することができるが、本実施例では図11におけるBの具体的構造を用いた。
【0081】
2波長蛍光セルカウント法により、CD19×22 CAR-Tの異なる時点での細胞数を統計し、その増幅特性を分析した。同じ調製方法で3バッチの製品(HD201110-01、HD201110-02およびHD201114-01)を得て三回の実験を行い、その結果を表1に示した。
【0082】
【表1】
以上の表の検出結果から分析すると、CD19×22 CAR-Tは体外で安定した増幅能力を有し、12日目の増幅倍数が419.61±121.49であり、14日目の増幅倍数が710.90±79.08であり、倍増時間が1.36±0.02日間であった。したがって、CD19×22 CAR-Tは安定して良好な増幅能力を有する。
【0083】
実施例7 CD19×22 CAR-T体外サイトカインの放出研究
この注射液による腫瘍細胞の傷害を調べるために、CD19×22 CAR-Tと標的細胞とを共育成して分泌されたインターロイキン-2(IL-2)、インターロイキン-4(IL-4)、インターロイキン-6(IL-6)、インターロイキン-10(IL-10)、腫瘍壊死因子(TNF)、インターフェロン-γ(IFN-γ)、インターロイキン-17A(IL-17A)の発現レベルを研究した。
【0084】
CBA(Cytometric Bead Array、サイトメトリービーズアレイ)法により、細胞の上清におけるサイトカインの分泌レベルを検出した。CD19×22 CAR-Tと陽性細胞とをインキュベートした後、Th1型サイトカイン(IL-2、TNF、IFN-γ)の単一CD3+CAR+放出量が著しく(>1.7fg)、Th2型サイトカイン(IL-4、IL-6、IL-10)とTh17型サイトカイン(IL-17A)の単一+CAR+放出量が非常に低かった(<0.3fg)。図17の結果から分析すると、CD19×22 CAR-Tは、安定して特異的で良好なサイトカイン分泌機能を有することが分かった。IL-4/IL-6/IL-2/TNF-α/IFN-γが顕著に増加した。
【0085】
実施例8 体内での薬効研究
8.1 CD19×22 CAR-Tの担癌免疫不全マウスにおける薬効研究
B細胞性急性リンパ芽球性白血病(Nalm6)の担癌マウスを実験系とし、CD19×22 CAR-Tのマウス体内での腫瘍細胞の増殖に対する抑制作用を評価した。
【0086】
実験方法:
1)スクリーニングおよび群分け:雌のNCGマウス80頭に対して一頭あたりに0.5×106Nalm6細胞を静脈接種してから1日目に、体重により動物57頭をスクリーニングし、細胞保護液群、モック-T対照群(10×106個細胞/頭)、CD19 CAR-T群(0.2×106個CAR-T細胞/頭)、CD22 CAR-T群(0.2×106個CAR-T細胞/頭)、実験群低(0.2×106個CAR-T細胞/頭)、中(1.0×106個CAR-T細胞/頭)、高(3.0×106個CAR-T細胞/頭)用量群という7群に分け、ただしCD19 CAR-T群およびCD22 CAR-T群はそれぞれ3および4頭であり、動物数が少なすぎるので、有効なデータ群としてレポートしないようにし、残りの群では10頭/群であった。
2)投与方式:すべての動物は一回の尾静脈注射により投与され、初回投与当日をD1とした。
3)検出指標:一般臨床観察を一日2回行い、各群の生存率をD30まで統計した。群分ける前に体重を1回計り、投与後のD3、D7、D10、D14、D17、D21、D24、D28に体重を計った。D7、D14、D21、D28に、すべての動物を、Bruker小動物イメージャを用いて化学発光シグナルを撮像した。D28にはすべての動物である以外、D3、D7、D28の各時点で、各群の動物の半分を採血してリンパ球亜集団を検出した。D28にはすべての動物である以外、D2、D3、D5、D7、D28の各時点で、各群の動物の半分を採血してサイトカインIL-2、IL-4、IL-6、IL-10、TNF-αおよびIFN-γレベルを検出した。
【0087】
結果:
1)一般臨床観察実験の期間、細胞保護液群では動物がD20から死亡が出現し、D21までは、細胞保護液群の10/10頭動物が死亡し、死の前に臨床症状が精神不振、ハンチバック、強硬などであり、腫瘍細胞の増殖に関連すると推測した。D28までは、細胞保護液群、モック-T対照群、実験群低、中、高用量群ではそれぞれ10/10、7/10、0/10、1/10、2/10頭の動物が死亡し、細胞保護液群に比べ、実験群低、中、高用量群の動物は生存率がいずれも有意に改善され(P<0.001)、各群の動物の実験期間の生存率曲線の結果を図18に示した。実験期間において、モック-T対照群では、Y20-6465番の動物がD5に採血時に死亡した以外、残りの動物はD12から死亡が出現し、D28までは7/10頭の動物が死亡し、死の前に臨床症状が精神不振、ハンチバック、強硬などであり、この群の動物の死亡が腫瘍細胞の増殖に関連すると推測した。実験期間において、実験群中、高用量群ではD28までそれぞれ1/10、2/10頭の動物が死亡し、中でも実験群中用量群でY20-6509番の動物および実験群高用量群でY20-6520番の動物がD20に死亡が発見され、死の前に臨床症状に異常が認められなかった。実験群高用量群でY20-6519番の動物がD28に死亡が発見され、死の前に臨床症状がハンチバック、被毛粗剛であり、当該動物は実験期間では腫瘍シグナルが検出されず、その体重がD21から減少が出現し、D24に体重が20.7gから17.9gまで減少した。
2)腫瘍細胞増殖(腫瘍細胞の生物発光強度):実験期間において、細胞保護液群では動物の平均生物発光強度がいずれも上昇する傾向にあり、そのD7、D14の平均生物発光強度がそれぞれ6.96×109、1.74×1011P/Sであった。実験期間において、モック-T対照群ではD7、D14、D21、D28の平均生物発光強度がそれぞれ6.99×109、1.66×1011、1.55×1011、6.36×1010P/Sであった。実験期間において、実験群低用量群ではD7、D14、D21、D28の動物の平均生物発光強度がそれぞれ2.12×108、5.59×108、9.42×109、6.88×1010P/Sであった。細胞保護液群に比べ、D7、D14にそれぞれ約32倍、310倍低下し、いずれも統計的に差異があった(P<0.001)。モック-T対照群に比べ、D7、D14にそれぞれ約32倍、296倍低下し、いずれも統計的に差異があった(P<0.001)。実験期間において、実験群中用量群ではD7、D14、D21、D28の動物の平均生物発光強度がそれぞれ1.04×107、5.51×107、1.49×109、2.21×1010P/Sであった。細胞保護液群に比べ、D7、D14にそれぞれ約668倍、3157倍低下し、いずれも統計的に差異があった(P<0.001)。モック-T対照群に比べ、D7、D14、D21、D28にそれぞれ約672倍、3012倍、104倍、28倍低下し、いずれも統計的に差異があった(P<0.001)。実験期間において、実験群高用量群ではD28に腫瘍シグナルが検出されず、D7、D14、D21にそれぞれ1/10、2/10、1/9頭の動物に腫瘍シグナルが検出され、その平均生物発光強度がそれぞれ9.51×104、8.83×104、3.43×106であった。細胞保護液群およびモック-T対照群に比べ、いずれも統計的に差異があった(P<0.001)。各群における動物の実験期間の平均生物発光強度の変化結果を図19に詳しく示した。
3)リンパ球亜集団:実験期間において、細胞保護液群では動物の末梢血に基本的にCD45+細胞が検出されなかった。モック-T対照群では持続増幅が認められ、D28までは、そのCD45+CD3+細胞の割合が12.8±9.7%であり、実験群低、中、高用量群ではT細胞に持続増幅が認められ、かつ、用量依存性を示し、D28までは、実験群低、中、高用量群では動物の末梢血におけるCD45+CD3+細胞の割合がそれぞれ0.2±0.5%、23.5±30.3%、73.8±6.7%であった。
4)サイトカイン:通常、IFN-γレベルの上昇は、T細胞の活性化の主なマーカーであると考えられる。実験期間において、細胞保護液群では、D28までは、モック-T対照群および実験群低、中、高用量群ではIFN-γレベルが最高レベルまで上昇し、それぞれ165.26±175.17、27.37±39.95、48.07±75.85、377.53±271.88pg/mLであり、中でも実験群が用量依存性を示した。
【0088】
本実験条件では、IL-2、IL-4、IL-6、IL-10、TNF-αレベルに顕著な変化が認められなかった。
5)体重:D17までは、細胞保護液、モック-T対照群、実験群低、中、高用量群では、動物の体重がそれぞれ20.2±1.2、20.6±1.3、20.1±1.6、20.2±1.0、19.7±0.8gであり、各群の動物の体重に異常が認められなかった。D17~D28の期間において、モック-T対照群では動物の体重がD21から減少し始め、D28までは、18.6±3.6gまで減少し、残りの群では動物の体重に異常が認められなかった。
【0089】
したがって、本実験条件では、ヒトB細胞性急性リンパ芽球性白血病細胞株Nalm6は、静脈接種した後、NCGマウスの体内で増殖することができた。一回で0.2、1.0、3.0×106個CAR-T細胞/頭静脈投与したCD19×22 CAR-Tは、用量依存的に腫瘍細胞を除去し、動物の生存期間を延長することができた。
【0090】
8.2.組織分布試験
本試験では、実験群でCD19×22 CAR-Tを一回で尾静脈注射によりNCG担癌マウスに投与した後、NCG担癌マウスにおける分布状況を考察し、以降の研究に参考を提供する。
【0091】
研究方法:
試験では、雌雄各半分のNCGマウスを計70頭(60頭+10頭代替動物)用い、ヒト急性リンパ球Nalm6(5×105個細胞/頭)を静脈移植することにより、担癌マウスモデルを樹立し、一回で尾静脈注射により2×106個CAR-T細胞/頭投与した。すべての動物に対して、投与後の168h(7d)、336h(14d)、672h(28d)、1008h(42d)、1344h(56d)、1704h(71d)という時点でそれぞれ動物5頭/性別を安楽死させ、全血(EDTA-K2抗凝固)、脳、脊髄(頸部)、大腿骨骨髄、骨格筋、卵巣/精巣、腹腔臓器(胃、小腸、肝臓、腎臓、脾臓)、胸腔臓器(心臓、肺)などの組織を摘出した。投与後120h(5d)、240h(10d)、408h(17d)、504h(21d)、840h(35d)、1176h(49d)、1272h(53d)に眼窩から採血し、408h(17d)、504h(21d)、840h(35d)という三つの時点で3頭/性別の動物の以外、その他の時点でいずれも5頭/性別の動物に対して、CAR-T細胞(CD3+、CD22 抗体+)および腫瘍細胞(CD19+)のフロー検出を行った。
【0092】
研究結果および結論:このレポートにより、28日間前の関連データを説明した。q-PCRにより各組織および全血におけるCD19×22 CAR-TのDNAコピー数を検出し、方法の定量の下限が100コピー数/μg DNAであった。q-PCRによる結果から、CD19×22 CAR-Tを一回で尾静脈注射によりNCG担癌マウスに投与した後、組織のトータルDNAにおけるCAR-T DNAの含有量が経時的に上昇し、薬物であるCAR-T細胞が全身に分布し、投与後の7日目にCAR-T細胞が血流量に富む肉眼的組織に分布し、投与後の28dにはすべての組織でCAR-T DNAが検出できた。
【0093】
CAR-T細胞(CD3+、CD22抗体+)および腫瘍細胞(CD19+)をフロー検出した結果から、投与後28dまでは、末梢血における腫瘍細胞(CD19+)が低く、ほとんど検出されなかったが、CAR-T細胞(CD3+、CD22抗体+)が占める割合が経時的にますます増加し、詳しくは図20に示した。
【0094】
実施例9 探索的臨床研究
CD19×22 CAR-T細胞治療製品に対する探索的臨床研究が行われており、当該配列で修飾されたCAR-T細胞によるB細胞非ホジキンリンパ腫(B-NHL)およびB細胞性急性リンパ芽球性白血病(B-ALL)治療の安全性および初期有効性を調査するとともに、人体薬物動態(PK)の特徴を探索した。この研究は、研究者および研究機構、試験方案、論理審査およびインフォームドコンセントの過程、被検者の応募選別、不良事件のレポートおよび処理、試験データの集合および統計分析などの面でGCP原則に従った。CAR-T細胞の有効細胞はCD3+ CAR+細胞であり、その返送用量の単位が個CD3+ CAR+細胞/kgであった。この研究では用量漸増という設計原理を用い、CAR-T細胞の治療用量によっては、B細胞非ホジキンリンパ腫(B-NHL)被検者が1.0×106個CD3+ CAR+細胞/kg、2.0×106個CD3+ CAR+細胞/kgおよび3.0×106個CD3+ CAR+細胞/kgという3つの用量群に分けられ、B-ALL被検者が0.5×106個CD3+ CAR+細胞/kgおよび1.0×106個CD3+ CAR+細胞/kgという2つの用量群に分けられた。
【0095】
2021年06月までは、11人の被検者(それぞれ01-001、01-003、01-005、01-006、01-009、02-001、01-013、01-014、01-011、01-012および01-016と番号付ける)がCAR-T細胞返送を受け、中でも8人のB細胞非ホジキンリンパ腫(B-NHL)被検者と3人のB-ALL被検者があった。これらの11名の被検者はCAR-T細胞を返送された後の8ヶ月の総寛解率(ORR)が81.8%であり(9/11)、被検者における完全寛解(CR)率が72.7%(8/11)であり、その結果を図21に示した。
【0096】
実施例10 被検者の体内薬物動態分析
R 3.6.2ソフトウェアPKNCAパックを用いて、実施例9に記載のCAR-T細胞の返送を受けた被検者11名の末梢血におけるCARをさらに分析し、PK関連パラメータを算出し、結果を表2に示した。表2におけるピーク濃度(Cmax)はDNAコピー数が達する最高の血中濃度を表し、ピークタイム(Tmax)はDNAコピー数がCmaxに達するのに必要な時間を表し、AUC0-28は0日目から28日目までの濃度-時間曲線下面積を表し、AUC0-lastは0日目から最後の観察時間までの濃度-時間曲線下面積を表した。
【0097】
【表2】
その結果から、B-NHL被検者は、1.0×106個CD3+ CAR+細胞/kg、2.0×106個CD3+ CAR+細胞/kgおよび3.0×106個CD3+ CAR+細胞/kg用量群の細胞の返送を受けた後、DNAコピー数のピークタイムの中間値がそれぞれ21日間、12.5日間および14日間であり、ピーク中間値がそれぞれ70200.0コピー数/DNAμg、35087.0コピー数/DNAμgおよび59875.0コピー数/DNAμgであり、ピークの幾何平均値がそれぞれ70200コピー数/DNAμg、34586.2コピー数/DNAμgおよび50398.6コピー数/DNAμgであった。B-ALL被検者が0.5×106個CD3+ CAR+細胞/kgおよび1.0×106個CD3+ CAR+細胞/kg用量群の細胞の返送を受けた後、DNAコピー数のピークタイムの中間値が21.0日間および12.5日間であり、ピーク中間値が152137.0コピー数/DNAμgおよび73474.5コピー数/DNAμgであり、ピークの幾何平均値が152137.0コピー数/DNAμgおよび68042.6コピー数/DNAμgであった。
【0098】
以下、本明細書および図面に記載されているいくつかのアミノ酸および核酸配列を示す。
CD19-62 VH核酸配列(配列番号1):
ATGGCCGAAGTGCAGCTGGTGCAGTCTGGGGCAGAGGTGAAAAAGCCCGGGGAGTCTCTGAAGATCTCCTGTAAGGGGTCTGGATACAGCTTTACCAACTCCTGGATCGGATGGGTGCGCCAGATGCCCGGGAAAGGCCTGGAGTGGATGGGACTCATTTACCCTGATGACTCTGATACCAGATACAGCCCATCCTTCCAAGGCCAGGTCACCATCTCAGCCGACAGCGCCATCAACACCGCCTACCTGCAGTGGAGCAGCCTGAAGGCCTCGGACACCGCCATGTATTACTGTGCGCGCCAGTCTACCTACATCTACGGTGGTTACTACGATACCTGGGGTCAAGGTACTCTGGTGACCGTCTCCTCACD19-62 VHタンパク質配列(配列番号2)
MAEVQLVQSGAEVKKPGESLKISCKGSGYSFTNSWIGWVRQMPGKGLEWMGLIYPDDSDTRYSPSFQGQVTISADSAINTAYLQWSSLKASDTAMYYCARQSTYIYGGYYDTWGQGTLVTVSSCD19-62 VL核酸配列(配列番号3)
CAGTCTGTCGTGACGCAGCCGCCCTCAGTGTCTGGGGCCCCAGGGCAGAGGGTCACCATCTCCTGCACTGGGAGCAGCTCCAACATCGGGGCAGGTTATGATGTACACTGGTACCAGCAACTTCCAGGAACAGCCCCCAAACTCCTCATCTATGAGAACACCAATCGGCCCTCAGGGGTCCCTGACCGATTCTCTGGCTCCAAGTCTGGCACCTCAGCCTCCCTGGCCATCACTGGGCTCCAGGCTGAGGATGAGGCTGATTATTACTGCCAGTCCTATGACAGCAGCCTGAGTGGTTGGAGGGTGTTCGGCGGAGGGACCAAGCTGACCGTCCTAGGT
CD19-62 VLタンパク質配列(配列番号4)
QSVVTQPPSVSGAPGQRVTISCTGSSSNIGAGYDVHWYQQLPGTAPKLLIYENTNRPSGVPDRFSGSKSGTSASLAITGLQAEDEADYYCQSYDSSLSGWRVFGGGTKLTVLG
CD19-78 VL核酸配列(配列番号5)
CAGGCTGTGCTGACTCAGCCACCCTCGGTGTCTGAAGCCCCCAGGCAGAGGGTCACCATCTCCTGTTCTGGAAGCAGCTCCAACATCGGAAATAATGCTGTAAGCTGGTACCAGCAGCTCCCAGGAAAGGCTCCCAAACTCCTCATCTATTATGATGATCTGCTCCCCTCAGGGGTCTCTGACCGATTCTCTGGCTCCAAGTCTGGCACCTCAGCCTCCCTGGCCATCAGTGGGCTCCAGTCTGAGGATGAGGCTGATTATTACTGTGCAGCATGGGATGACAGCCTGAATGGTTGGGTGTTCGGCGGAGGGACCAAGGTCACCGTCCTAGGT
CD19-78 VLタンパク質配列(配列番号6)
QAVLTQPPSVSEAPRQRVTISCSGSSSNIGNNAVSWYQQLPGKAPKLLIYYDDLLPSGVSDRFSGSKSGTSASLAISGLQSEDEADYYCAAWDDSLNGWVFGGGTKVTVLG
CD19-78 VH核酸配列(配列番号7)
GAGGTGCAGCTGGTGCAGTCTGGAGCAGAGGTGAAAAAGCCCGGGGAGTCTCTGAAGATCTCCTGTAAGGGTTCTGGATACAGCTTTACCAGCTACTGGATCGGCTGGGTGCGCCAGATGCCCGGGAAAGGCCTGGAGTGGATGGGGATCATCTATCCTGGTGACTCTGATACCAGATACAGCCCGTCCTTCCAAGGCCAGGTCACCATCTCAGCCGACAAGTCCATCAGCACCGCCTACCTGCAGTGGAGCAGCCTGAAGGCCTCGGACACCGCCATGTATTACTGTGCGCGCCTGTCTTACTCTTGGTCTTCTTGGTACTGGGATTTCTGGGGTCAAGGTACTCTGGTGACCGTCTCCTCA
CD19-78 VHタンパク質配列(配列番号8)
EVQLVQSGAEVKKPGESLKISCKGSGYSFTSYWIGWVRQMPGKGLEWMGIIYPGDSDTRYSPSFQGQVTISADKSISTAYLQWSSLKASDTAMYYCARLSYSWSSWYWDFWGQGTLVTVSS
CD22-80 VH核酸配列(配列番号9)
CAGGTGCAGCTGCAGGAGTCGGGCCCAGGACTGGTGAAGCCTTCGGGGACCCTGTCCCTCACCTGCGCTGTCTCTGGTGGCTCCATCAGCAGTAGTAACTGGTGGAGTTGGGTCCGCCAGCCCCCAGGGAAGGGGCTGGAGTGGATTGGGGAAATCTATCATAGTGGGAGCACCAACTACAACCCGTCCCTCAAGAGTCGAGTCACCATATCAGTAGACAAGTCCAAGAACCAGTTCTCCCTGAAGCTGAGCTCTGTGACCGCCGCGGACACGGCGGTGTACTACTGCGCCAGACTTCCTGGATACGAGTCAGCTTTCGACATATGGGGTCAGGGTACAATGGTCACCGTCAGCTCA
CD22-80 VHタンパク質配列(配列番号10)
QVQLQESGPGLVKPSGTLSLTCAVSGGSISSSNWWSWVRQPPGKGLEWIGEIYHSGSTNYNPSLKSRVTISVDKSKNQFSLKLSSVTAADTAVYYCARLPGYESAFDIWGQGTMVTVSS
CD22-80 VL核酸配列(配列番号11)
GAAATTGTGTTGACGCAGTCTCCAGGCACCCTGTCTTTGTCTCCAGGGGAAAGAGCCACCCTCTCCTGCAGGGCCAGTCAGAGTGTTAGCAGCAGCTACTTAGCCTGGTACCAGCAGAAACCTGGCCAGGCTCCCAGGCTCCTCATCTATGGTGCATCCAGCAGGGCCACTGGCATCCCAGACAGGTTCAGTGGCAGTGGGTCTGGGACAGACTTCACTCTCACCATCAGCAGACTGGAGCCTGAAGATTTTGCAGTGTATTACTGTCAGCAGGCCGGACTCTTCCCTTACACTTTTGGCGGAGGGACCAAGGTTGAGATCAAA
CD22-80 VLタンパク質配列(配列番号12)
EIVLTQSPGTLSLSPGERATLSCRASQSVSSSYLAWYQQKPGQAPRLLIYGASSRATGIPDRFSGSGSGTDFTLTISRLEPEDFAVYYCQQAGLFPYTFGGGTKVEIK
CD22-28 VH核酸配列(配列番号13)
CAGGTGCAGCTGCAGGAGTCGGGCCCAGGACTGGTGAAGCCTTCGGAGACCCTGTCCCTCACCTGCACTGTCTCTGGTGGCTCCATCAGTAGTTACTACTGGAGCTGGATCCGGCAGCCCGCCGGGAAGGGACTGGAGTGGATTGGGCGTATCTATACCAGTGGGAGCACCAACTACAACCCCTCCCTCAAGAGTCGAGTCACCATGTCAGTAGACACGTCCAAGAACCAGTTCTCCCTGAAGCTGAGCTCTGTGACCGCCGCGGACACGGCGGTGTACTACTGCGCCAGAGACTTGTACAGAGATGGAATGGACGTATGGGGCCAGGGAACAACTGTCACCGTCAGCTCA
CD22-28 VHタンパク質配列(配列番号14)
QVQLQESGPGLVKPSETLSLTCTVSGGSISSYYWSWIRQPAGKGLEWIGRIYTSGSTNYNPSLKSRVTMSVDTSKNQFSLKLSSVTAADTAVYYCARDLYRDGMDVWGQGTTVTVSS
CD22-28 VL核酸配列(配列番号15)
GACATCCAGATGACCCAGTCTCCTTCCACCCTGTCTGCATCTGTAGGAGACAGAGTCACCATCACTTGCCGGGCCAGTCAGAGTATTAGTAGCTGGTTGGCCTGGTATCAGCAGAAACCAGGGAAAGCCCCTAAGCTCCTGATCTCCGATGCCTCCAGTTTGGAAAGTGGGGTCCCATCAAGGTTCAGCGGCAGTGGATCTGGGACAGAATTCACTCTCACCATCAGCAGCCTGCAGCCTGATGATTTTGCAACTTATTACTGCCAGCAGGCCAATACCTACTCTCCTACTTTTGGCGGAGGGACCAAGGTTGAGATCAAA
CD22-28 VLタンパク質配列(配列番号16)
DIQMTQSPSTLSASVGDRVTITCRASQSISSWLAWYQQKPGKAPKLLISDASSLESGVPSRFSGSGSGTEFTLTISSLQPDDFATYYCQQANTYSPTFGGGTKVEIK
リンカー1核酸配列(配列番号17)
GGTGGTGGTGGTAGCGGCGGCGGCGGCTCTGGTGGTGGTGGATCC
リンカー1タンパク質配列(配列番号18)
GGGGSGGGGSGGGGS
リンカー2核酸配列(配列番号19)
GGCGGAGGTGGGTCC
リンカー2タンパク質配列(配列番号20)
GGGGS
リンカー3核酸配列(配列番号21)
GGCGGAGGTGGGTCCGGTGGCGGGGGAAGCGGAGGCGGAGGGAGCGGAGGAGGGGGATCTGGAGGCGGTGGGTCT
リンカー3タンパク質配列(配列番号22)
GGGGSGGGGSGGGGSGGGGSGGGGS
リンカー4核酸配列(配列番号23)
GGCAGCACCAGCGGCTCCGGCAAGCCTGGCTCTGGCGAGGGCAGCACAAAGGGA
リンカー4タンパク質配列(配列番号24)
GSTSGSGKPGSGEGSTKG
CD8a ヒンジ核酸配列(配列番号25)
ACTACTACCCCTGCACCTAGGCCTCCCACCCCAGCCCCAACAATCGCCAGCCAGCCTCTGTCTCTGCGGCCCGAAGCCTGTAGACCTGCTGCCGGCGGAGCCGTGCACACCAGAGGCCTGGACTTCGCCTGCGAC
CD8a ヒンジタンパク質配列((配列番号26))
TTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACD
CD8a TM核酸配列(配列番号27)
ATCTACATCTGGGCCCCTCTGGCCGGCACCTGTGGCGTGCTGCTGCTGAGCCTGGTGATCACCCTGTACTGC
CD8a TMタンパク質配列(配列番号28)
IYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYC
4-1BB細胞内ドメイン(IC)核酸配列(配列番号29)
AAACGGGGCAGAAAGAAACTCCTGTATATATTCAAACAACCATTTATGAGACCAGTACAAACTACTCAAGAGGAAGATGGCTGTAGCTGCCGATTTCCAGAAGAAGAAGAAGGAGGATGTGAACTG
4-1BB 細胞内ドメイン(IC)配列(配列番号30)
KRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCEL
CD3z細胞内シグナルドメイン核酸配列(配列番号31)
AGAGTGAAGTTCAGCAGATCCGCCGACGCCCCTGCCTACCAGCAGGGACAGAACCAGCTGTACAACGAGCTGAACCTGGGCAGACGGGAAGAGTACGACGTGCTGGACAAGCGGAGAGGCCGGGACCCCGAGATGGGCGGAAAGCCCAGACGGAAGAACCCCCAGGAAGGCCTGTATAACGAACTGCAGAAAGACAAGATGGCCGAGGCCTACAGCGAGATCGGCATGAAGGGCGAGCGGAGGCGCGGCAAGGGCCACGATGGCCTGTACCAGGGCCTGAGCACCGCCACCAAGGACACCTACGACGCCCTGCACATGCAGGCCCTGCCCCCCAGA
CD3z細胞内シグナルドメイン配列(配列番号32)
RVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR
T2A核酸配列(配列番号33)
GAGGGAAGGGGCAGCTTATTAACATGTGGCGATGTGGAAGAGAACCCCGGTCCC
T2Aタンパク質配列(配列番号34)
EGRGSLLTCGDVEENPGP
CSF2RA signal核酸配列(配列番号35)
ATGCTGCTGCTCGTGACCTCTTTACTGTTATGTGAGCTGCCCCACCCCGCTTTTTTACTGATCCCT
CSF2RA signalタンパク質配列(配列番号36)
MLLLVTSLLLCELPHPAFLLIP
tEGFR核酸配列(配列番号37)
CGTAAGGTGTGTAACGGAATCGGCATTGGCGAGTTCAAGGACTCTTTAAGCATCAACGCCACAAACATCAAGCACTTCAAGAATTGTACCTCCATCAGCGGCGATTTACACATTCTCCCCGTGGCTTTTCGTGGCGATTCCTTCACCCACACCCCCCCTCTGGACCCCCAAGAGCTGGACATTTTAAAAACCGTGAAGGAGATCACCGGCTTTCTGCTGATCCAAGCTTGGCCCGAGAATCGTACCGACCTCCACGCCTTCGAGAATTTAGAGATTATTCGTGGAAGGACCAAGCAGCACGGCCAGTTCTCTTTAGCCGTCGTGTCTTTAAACATTACCAGCCTCGGTTTAAGGTCTTTAAAGGAGATTAGCGACGGCGACGTGATCATCTCCGGCAACAAGAACCTCTGCTACGCCAACACCATCAACTGGAAGAAGCTGTTCGGAACCAGCGGCCAAAAGACCAAGATCATCAGCAATCGTGGAGAGAACTCTTGTAAGGCCACTGGTCAAGTTTGCCACGCCCTCTGTAGCCCCGAAGGATGTTGGGGCCCCGAGCCTAGGGACTGTGTTAGCTGCAGAAACGTGAGCAGAGGCAGAGAGTGTGTGGACAAATGCAATTTACTGGAAGGAGAGCCTAGGGAGTTCGTGGAGAACAGCGAATGTATCCAGTGCCACCCCGAGTGTTTACCTCAAGCCATGAACATCACTTGTACCGGAAGGGGCCCCGATAACTGCATCCAATGCGCCCACTACATCGACGGACCCCACTGCGTGAAAACTTGTCCCGCCGGAGTGATGGGAGAGAATAACACTTTAGTGTGGAAGTACGCCGACGCTGGCCACGTCTGCCATCTGTGCCACCCCAACTGTACCTACGGCTGCACTGGTCCCGGTTTAGAGGGATGTCCTACCAACGGCCCCAAGATCCCCTCCATCGCCACCGGAATGGTGGGCGCTCTGTTATTACTGCTGGTGGTGGCTCTGGGCATCGGTTTATTCATG
tEGFRタンパク質配列(配列番号38)
RKVCNGIGIGEFKDSLSINATNIKHFKNCTSISGDLHILPVAFRGDSFTHTPPLDPQELDILKTVKEITGFLLIQAWPENRTDLHAFENLEIIRGRTKQHGQFSLAVVSLNITSLGLRSLKEISDGDVIISGNKNLCYANTINWKKLFGTSGQKTKIISNRGENSCKATGQVCHALCSPEGCWGPEPRDCVSCRNVSRGRECVDKCNLLEGEPREFVENSECIQCHPECLPQAMNITCTGRGPDNCIQCAHYIDGPHCVKTCPAGVMGENNTLVWKYADAGHVCHLCHPNCTYGCTGPGLEGCPTNGPKIPSIATGMVGALLLLLVVALGIGLFM

1# CAR核酸配列(配列番号39)
ATGGCCCTGCCTGTGACAGCTCTGCTCCTCCCTCTGGCCCTGCTGCTCCATGCCGCCAGACCCCAGTCTGTCGTGACGCAGCCGCCCTCAGTGTCTGGGGCCCCAGGGCAGAGGGTCACCATCTCCTGCACTGGGAGCAGCTCCAACATCGGGGCAGGTTATGATGTACACTGGTACCAGCAACTTCCAGGAACAGCCCCCAAACTCCTCATCTATGAGAACACCAATCGGCCCTCAGGGGTCCCTGACCGATTCTCTGGCTCCAAGTCTGGCACCTCAGCCTCCCTGGCCATCACTGGGCTCCAGGCTGAGGATGAGGCTGATTATTACTGCCAGTCCTATGACAGCAGCCTGAGTGGTTGGAGGGTGTTCGGCGGAGGGACCAAGCTGACCGTCCTAGGTGGTGGTGGTGGTAGCGGCGGCGGCGGCTCTGGTGGTGGTGGATCCATGGCCGAAGTGCAGCTGGTGCAGTCTGGGGCAGAGGTGAAAAAGCCCGGGGAGTCTCTGAAGATCTCCTGTAAGGGGTCTGGATACAGCTTTACCAACTCCTGGATCGGATGGGTGCGCCAGATGCCCGGGAAAGGCCTGGAGTGGATGGGACTCATTTACCCTGATGACTCTGATACCAGATACAGCCCATCCTTCCAAGGCCAGGTCACCATCTCAGCCGACAGCGCCATCAACACCGCCTACCTGCAGTGGAGCAGCCTGAAGGCCTCGGACACCGCCATGTATTACTGTGCGCGCCAGTCTACCTACATCTACGGTGGTTACTACGATACCTGGGGTCAAGGTACTCTGGTGACCGTCTCCTCAGGCGGAGGTGGGTCCGGTGGCGGGGGAAGCGGAGGCGGAGGGAGCGGAGGAGGGGGATCTGGAGGCGGTGGGTCTCAGGTGCAGCTGCAGGAGTCGGGCCCAGGACTGGTGAAGCCTTCGGGGACCCTGTCCCTCACCTGCGCTGTCTCTGGTGGCTCCATCAGCAGTAGTAACTGGTGGAGTTGGGTCCGCCAGCCCCCAGGGAAGGGGCTGGAGTGGATTGGGGAAATCTATCATAGTGGGAGCACCAACTACAACCCGTCCCTCAAGAGTCGAGTCACCATATCAGTAGACAAGTCCAAGAACCAGTTCTCCCTGAAGCTGAGCTCTGTGACCGCCGCGGACACGGCGGTGTACTACTGCGCCAGACTTCCTGGATACGAGTCAGCTTTCGACATATGGGGTCAGGGTACAATGGTCACCGTCAGCTCAGGTGGCGGGGGCAGCGGCGGAGGCGGATCCGGAGGCGGAGGGAGTGAAATTGTGTTGACGCAGTCTCCAGGCACCCTGTCTTTGTCTCCAGGGGAAAGAGCCACCCTCTCCTGCAGGGCCAGTCAGAGTGTTAGCAGCAGCTACTTAGCCTGGTACCAGCAGAAACCTGGCCAGGCTCCCAGGCTCCTCATCTATGGTGCATCCAGCAGGGCCACTGGCATCCCAGACAGGTTCAGTGGCAGTGGGTCTGGGACAGACTTCACTCTCACCATCAGCAGACTGGAGCCTGAAGATTTTGCAGTGTATTACTGTCAGCAGGCCGGACTCTTCCCTTACACTTTTGGCGGAGGGACCAAGGTTGAGATCAAATTCGTGCCCGTGTTCCTGCCCGCCAAACCTACTACTACCCCTGCACCTAGGCCTCCCACCCCAGCCCCAACAATCGCCAGCCAGCCTCTGTCTCTGCGGCCCGAAGCCTGTAGACCTGCTGCCGGCGGAGCCGTGCACACCAGAGGCCTGGACTTCGCCTGCGACATCTACATCTGGGCCCCTCTGGCCGGCACCTGTGGCGTGCTGCTGCTGAGCCTGGTGATCACCCTGTACTGCAACCACCGGAACAAACGGGGCAGAAAGAAACTCCTGTATATATTCAAACAACCATTTATGAGACCAGTACAAACTACTCAAGAGGAAGATGGCTGTAGCTGCCGATTTCCAGAAGAAGAAGAAGGAGGATGTGAACTGAGAGTGAAGTTCAGCAGATCCGCCGACGCCCCTGCCTACCAGCAGGGACAGAACCAGCTGTACAACGAGCTGAACCTGGGCAGACGGGAAGAGTACGACGTGCTGGACAAGCGGAGAGGCCGGGACCCCGAGATGGGCGGAAAGCCCAGACGGAAGAACCCCCAGGAAGGCCTGTATAACGAACTGCAGAAAGACAAGATGGCCGAGGCCTACAGCGAGATCGGCATGAAGGGCGAGCGGAGGCGCGGCAAGGGCCACGATGGCCTGTACCAGGGCCTGAGCACCGCCACCAAGGACACCTACGACGCCCTGCACATGCAGGCCCTGCCCCCCAGA
1# CARタンパク質配列(配列番号40)
MALPVTALLLPLALLLHAARPQSVVTQPPSVSGAPGQRVTISCTGSSSNIGAGYDVHWYQQLPGTAPKLLIYENTNRPSGVPDRFSGSKSGTSASLAITGLQAEDEADYYCQSYDSSLSGWRVFGGGTKLTVLGGGGGSGGGGSGGGGSMAEVQLVQSGAEVKKPGESLKISCKGSGYSFTNSWIGWVRQMPGKGLEWMGLIYPDDSDTRYSPSFQGQVTISADSAINTAYLQWSSLKASDTAMYYCARQSTYIYGGYYDTWGQGTLVTVSSGGGGSGGGGSGGGGSGGGGSGGGGSQVQLQESGPGLVKPSGTLSLTCAVSGGSISSSNWWSWVRQPPGKGLEWIGEIYHSGSTNYNPSLKSRVTISVDKSKNQFSLKLSSVTAADTAVYYCARLPGYESAFDIWGQGTMVTVSSGGGGSGGGGSGGGGSEIVLTQSPGTLSLSPGERATLSCRASQSVSSSYLAWYQQKPGQAPRLLIYGASSRATGIPDRFSGSGSGTDFTLTISRLEPEDFAVYYCQQAGLFPYTFGGGTKVEIKFVPVFLPAKPTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCNHRNKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR*
2# CAR核酸配列(配列番号41)
ATGGCCCTGCCTGTGACAGCTCTGCTCCTCCCTCTGGCCCTGCTGCTCCATGCCGCCAGACCCCAGGTGCAGCTGCAGGAGTCGGGCCCAGGACTGGTGAAGCCTTCGGGGACCCTGTCCCTCACCTGCGCTGTCTCTGGTGGCTCCATCAGCAGTAGTAACTGGTGGAGTTGGGTCCGCCAGCCCCCAGGGAAGGGGCTGGAGTGGATTGGGGAAATCTATCATAGTGGGAGCACCAACTACAACCCGTCCCTCAAGAGTCGAGTCACCATATCAGTAGACAAGTCCAAGAACCAGTTCTCCCTGAAGCTGAGCTCTGTGACCGCCGCGGACACGGCGGTGTACTACTGCGCCAGACTTCCTGGATACGAGTCAGCTTTCGACATATGGGGTCAGGGTACAATGGTCACCGTCAGCTCAGGTGGCGGGGGCAGCGGCGGAGGCGGATCCGGAGGCGGAGGGAGTGAAATTGTGTTGACGCAGTCTCCAGGCACCCTGTCTTTGTCTCCAGGGGAAAGAGCCACCCTCTCCTGCAGGGCCAGTCAGAGTGTTAGCAGCAGCTACTTAGCCTGGTACCAGCAGAAACCTGGCCAGGCTCCCAGGCTCCTCATCTATGGTGCATCCAGCAGGGCCACTGGCATCCCAGACAGGTTCAGTGGCAGTGGGTCTGGGACAGACTTCACTCTCACCATCAGCAGACTGGAGCCTGAAGATTTTGCAGTGTATTACTGTCAGCAGGCCGGACTCTTCCCTTACACTTTTGGCGGAGGGACCAAGGTTGAGATCAAAGGCGGAGGTGGGTCCGGTGGCGGGGGAAGCGGAGGCGGAGGGAGCGGAGGAGGGGGATCTGGAGGCGGTGGGTCTCAGTCTGTCGTGACGCAGCCGCCCTCAGTGTCTGGGGCCCCAGGGCAGAGGGTCACCATCTCCTGCACTGGGAGCAGCTCCAACATCGGGGCAGGTTATGATGTACACTGGTACCAGCAACTTCCAGGAACAGCCCCCAAACTCCTCATCTATGAGAACACCAATCGGCCCTCAGGGGTCCCTGACCGATTCTCTGGCTCCAAGTCTGGCACCTCAGCCTCCCTGGCCATCACTGGGCTCCAGGCTGAGGATGAGGCTGATTATTACTGCCAGTCCTATGACAGCAGCCTGAGTGGTTGGAGGGTGTTCGGCGGAGGGACCAAGCTGACCGTCCTAGGTGGTGGTGGTGGTAGCGGCGGCGGCGGCTCTGGTGGTGGTGGATCCATGGCCGAAGTGCAGCTGGTGCAGTCTGGGGCAGAGGTGAAAAAGCCCGGGGAGTCTCTGAAGATCTCCTGTAAGGGGTCTGGATACAGCTTTACCAACTCCTGGATCGGATGGGTGCGCCAGATGCCCGGGAAAGGCCTGGAGTGGATGGGACTCATTTACCCTGATGACTCTGATACCAGATACAGCCCATCCTTCCAAGGCCAGGTCACCATCTCAGCCGACAGCGCCATCAACACCGCCTACCTGCAGTGGAGCAGCCTGAAGGCCTCGGACACCGCCATGTATTACTGTGCGCGCCAGTCTACCTACATCTACGGTGGTTACTACGATACCTGGGGTCAAGGTACTCTGGTGACCGTCTCCTCATTCGTGCCCGTGTTCCTGCCCGCCAAACCTACTACTACCCCTGCACCTAGGCCTCCCACCCCAGCCCCAACAATCGCCAGCCAGCCTCTGTCTCTGCGGCCCGAAGCCTGTAGACCTGCTGCCGGCGGAGCCGTGCACACCAGAGGCCTGGACTTCGCCTGCGACATCTACATCTGGGCCCCTCTGGCCGGCACCTGTGGCGTGCTGCTGCTGAGCCTGGTGATCACCCTGTACTGCAACCACCGGAACAAACGGGGCAGAAAGAAACTCCTGTATATATTCAAACAACCATTTATGAGACCAGTACAAACTACTCAAGAGGAAGATGGCTGTAGCTGCCGATTTCCAGAAGAAGAAGAAGGAGGATGTGAACTGAGAGTGAAGTTCAGCAGATCCGCCGACGCCCCTGCCTACCAGCAGGGACAGAACCAGCTGTACAACGAGCTGAACCTGGGCAGACGGGAAGAGTACGACGTGCTGGACAAGCGGAGAGGCCGGGACCCCGAGATGGGCGGAAAGCCCAGACGGAAGAACCCCCAGGAAGGCCTGTATAACGAACTGCAGAAAGACAAGATGGCCGAGGCCTACAGCGAGATCGGCATGAAGGGCGAGCGGAGGCGCGGCAAGGGCCACGATGGCCTGTACCAGGGCCTGAGCACCGCCACCAAGGACACCTACGACGCCCTGCACATGCAGGCCCTGCCCCCCAGA

2# CARタンパク質配列(配列番号42)
MALPVTALLLPLALLLHAARPQVQLQESGPGLVKPSGTLSLTCAVSGGSISSSNWWSWVRQPPGKGLEWIGEIYHSGSTNYNPSLKSRVTISVDKSKNQFSLKLSSVTAADTAVYYCARLPGYESAFDIWGQGTMVTVSSGGGGSGGGGSGGGGSEIVLTQSPGTLSLSPGERATLSCRASQSVSSSYLAWYQQKPGQAPRLLIYGASSRATGIPDRFSGSGSGTDFTLTISRLEPEDFAVYYCQQAGLFPYTFGGGTKVEIKGGGGSGGGGSGGGGSGGGGSGGGGSQSVVTQPPSVSGAPGQRVTISCTGSSSNIGAGYDVHWYQQLPGTAPKLLIYENTNRPSGVPDRFSGSKSGTSASLAITGLQAEDEADYYCQSYDSSLSGWRVFGGGTKLTVLGGGGGSGGGGSGGGGSMAEVQLVQSGAEVKKPGESLKISCKGSGYSFTNSWIGWVRQMPGKGLEWMGLIYPDDSDTRYSPSFQGQVTISADSAINTAYLQWSSLKASDTAMYYCARQSTYIYGGYYDTWGQGTLVTVSSFVPVFLPAKPTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCNHRNKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR*
3# CAR核酸配列(配列番号43)
ATGGCCCTGCCTGTGACAGCTCTGCTCCTCCCTCTGGCCCTGCTGCTCCATGCCGCCAGACCCCAGTCTGTCGTGACGCAGCCGCCCTCAGTGTCTGGGGCCCCAGGGCAGAGGGTCACCATCTCCTGCACTGGGAGCAGCTCCAACATCGGGGCAGGTTATGATGTACACTGGTACCAGCAACTTCCAGGAACAGCCCCCAAACTCCTCATCTATGAGAACACCAATCGGCCCTCAGGGGTCCCTGACCGATTCTCTGGCTCCAAGTCTGGCACCTCAGCCTCCCTGGCCATCACTGGGCTCCAGGCTGAGGATGAGGCTGATTATTACTGCCAGTCCTATGACAGCAGCCTGAGTGGTTGGAGGGTGTTCGGCGGAGGGACCAAGCTGACCGTCCTAGGTGGTGGTGGTGGTAGCGGCGGCGGCGGCTCTGGTGGTGGTGGATCCATGGCCGAAGTGCAGCTGGTGCAGTCTGGGGCAGAGGTGAAAAAGCCCGGGGAGTCTCTGAAGATCTCCTGTAAGGGGTCTGGATACAGCTTTACCAACTCCTGGATCGGATGGGTGCGCCAGATGCCCGGGAAAGGCCTGGAGTGGATGGGACTCATTTACCCTGATGACTCTGATACCAGATACAGCCCATCCTTCCAAGGCCAGGTCACCATCTCAGCCGACAGCGCCATCAACACCGCCTACCTGCAGTGGAGCAGCCTGAAGGCCTCGGACACCGCCATGTATTACTGTGCGCGCCAGTCTACCTACATCTACGGTGGTTACTACGATACCTGGGGTCAAGGTACTCTGGTGACCGTCTCCTCAGGCGGAGGTGGGTCCGGTGGCGGGGGAAGCGGAGGCGGAGGGAGCCAGGTGCAGCTGCAGGAGTCGGGCCCAGGACTGGTGAAGCCTTCGGGGACCCTGTCCCTCACCTGCGCTGTCTCTGGTGGCTCCATCAGCAGTAGTAACTGGTGGAGTTGGGTCCGCCAGCCCCCAGGGAAGGGGCTGGAGTGGATTGGGGAAATCTATCATAGTGGGAGCACCAACTACAACCCGTCCCTCAAGAGTCGAGTCACCATATCAGTAGACAAGTCCAAGAACCAGTTCTCCCTGAAGCTGAGCTCTGTGACCGCCGCGGACACGGCGGTGTACTACTGCGCCAGACTTCCTGGATACGAGTCAGCTTTCGACATATGGGGTCAGGGTACAATGGTCACCGTCAGCTCAGGTGGCGGGGGCAGCGGCGGAGGCGGATCCGGAGGCGGAGGGAGTGAAATTGTGTTGACGCAGTCTCCAGGCACCCTGTCTTTGTCTCCAGGGGAAAGAGCCACCCTCTCCTGCAGGGCCAGTCAGAGTGTTAGCAGCAGCTACTTAGCCTGGTACCAGCAGAAACCTGGCCAGGCTCCCAGGCTCCTCATCTATGGTGCATCCAGCAGGGCCACTGGCATCCCAGACAGGTTCAGTGGCAGTGGGTCTGGGACAGACTTCACTCTCACCATCAGCAGACTGGAGCCTGAAGATTTTGCAGTGTATTACTGTCAGCAGGCCGGACTCTTCCCTTACACTTTTGGCGGAGGGACCAAGGTTGAGATCAAATTCGTGCCCGTGTTCCTGCCCGCCAAACCTACTACTACCCCTGCACCTAGGCCTCCCACCCCAGCCCCAACAATCGCCAGCCAGCCTCTGTCTCTGCGGCCCGAAGCCTGTAGACCTGCTGCCGGCGGAGCCGTGCACACCAGAGGCCTGGACTTCGCCTGCGACATCTACATCTGGGCCCCTCTGGCCGGCACCTGTGGCGTGCTGCTGCTGAGCCTGGTGATCACCCTGTACTGCAACCACCGGAACAAACGGGGCAGAAAGAAACTCCTGTATATATTCAAACAACCATTTATGAGACCAGTACAAACTACTCAAGAGGAAGATGGCTGTAGCTGCCGATTTCCAGAAGAAGAAGAAGGAGGATGTGAACTGAGAGTGAAGTTCAGCAGATCCGCCGACGCCCCTGCCTACCAGCAGGGACAGAACCAGCTGTACAACGAGCTGAACCTGGGCAGACGGGAAGAGTACGACGTGCTGGACAAGCGGAGAGGCCGGGACCCCGAGATGGGCGGAAAGCCCAGACGGAAGAACCCCCAGGAAGGCCTGTATAACGAACTGCAGAAAGACAAGATGGCCGAGGCCTACAGCGAGATCGGCATGAAGGGCGAGCGGAGGCGCGGCAAGGGCCACGATGGCCTGTACCAGGGCCTGAGCACCGCCACCAAGGACACCTACGACGCCCTGCACATGCAGGCCCTGCCCCCCAGA
3# CARタンパク質配列(配列番号44)
MALPVTALLLPLALLLHAARPQSVVTQPPSVSGAPGQRVTISCTGSSSNIGAGYDVHWYQQLPGTAPKLLIYENTNRPSGVPDRFSGSKSGTSASLAITGLQAEDEADYYCQSYDSSLSGWRVFGGGTKLTVLGGGGGSGGGGSGGGGSMAEVQLVQSGAEVKKPGESLKISCKGSGYSFTNSWIGWVRQMPGKGLEWMGLIYPDDSDTRYSPSFQGQVTISADSAINTAYLQWSSLKASDTAMYYCARQSTYIYGGYYDTWGQGTLVTVSSGGGGSGGGGSGGGGSQVQLQESGPGLVKPSGTLSLTCAVSGGSISSSNWWSWVRQPPGKGLEWIGEIYHSGSTNYNPSLKSRVTISVDKSKNQFSLKLSSVTAADTAVYYCARLPGYESAFDIWGQGTMVTVSSGGGGSGGGGSGGGGSEIVLTQSPGTLSLSPGERATLSCRASQSVSSSYLAWYQQKPGQAPRLLIYGASSRATGIPDRFSGSGSGTDFTLTISRLEPEDFAVYYCQQAGLFPYTFGGGTKVEIKFVPVFLPAKPTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCNHRNKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR*
4# CAR核酸配列(配列番号45)
ATGGCCCTGCCTGTGACAGCTCTGCTCCTCCCTCTGGCCCTGCTGCTCCATGCCGCCAGACCCCAGGTGCAGCTGCAGGAGTCGGGCCCAGGACTGGTGAAGCCTTCGGGGACCCTGTCCCTCACCTGCGCTGTCTCTGGTGGCTCCATCAGCAGTAGTAACTGGTGGAGTTGGGTCCGCCAGCCCCCAGGGAAGGGGCTGGAGTGGATTGGGGAAATCTATCATAGTGGGAGCACCAACTACAACCCGTCCCTCAAGAGTCGAGTCACCATATCAGTAGACAAGTCCAAGAACCAGTTCTCCCTGAAGCTGAGCTCTGTGACCGCCGCGGACACGGCGGTGTACTACTGCGCCAGACTTCCTGGATACGAGTCAGCTTTCGACATATGGGGTCAGGGTACAATGGTCACCGTCAGCTCAGGTGGCGGGGGCAGCGGCGGAGGCGGATCCGGAGGCGGAGGGAGTGAAATTGTGTTGACGCAGTCTCCAGGCACCCTGTCTTTGTCTCCAGGGGAAAGAGCCACCCTCTCCTGCAGGGCCAGTCAGAGTGTTAGCAGCAGCTACTTAGCCTGGTACCAGCAGAAACCTGGCCAGGCTCCCAGGCTCCTCATCTATGGTGCATCCAGCAGGGCCACTGGCATCCCAGACAGGTTCAGTGGCAGTGGGTCTGGGACAGACTTCACTCTCACCATCAGCAGACTGGAGCCTGAAGATTTTGCAGTGTATTACTGTCAGCAGGCCGGACTCTTCCCTTACACTTTTGGCGGAGGGACCAAGGTTGAGATCAAAGGCGGAGGTGGGTCCGGTGGCGGGGGAAGCGGAGGCGGAGGGAGCCAGTCTGTCGTGACGCAGCCGCCCTCAGTGTCTGGGGCCCCAGGGCAGAGGGTCACCATCTCCTGCACTGGGAGCAGCTCCAACATCGGGGCAGGTTATGATGTACACTGGTACCAGCAACTTCCAGGAACAGCCCCCAAACTCCTCATCTATGAGAACACCAATCGGCCCTCAGGGGTCCCTGACCGATTCTCTGGCTCCAAGTCTGGCACCTCAGCCTCCCTGGCCATCACTGGGCTCCAGGCTGAGGATGAGGCTGATTATTACTGCCAGTCCTATGACAGCAGCCTGAGTGGTTGGAGGGTGTTCGGCGGAGGGACCAAGCTGACCGTCCTAGGTGGTGGTGGTGGTAGCGGCGGCGGCGGCTCTGGTGGTGGTGGATCCATGGCCGAAGTGCAGCTGGTGCAGTCTGGGGCAGAGGTGAAAAAGCCCGGGGAGTCTCTGAAGATCTCCTGTAAGGGGTCTGGATACAGCTTTACCAACTCCTGGATCGGATGGGTGCGCCAGATGCCCGGGAAAGGCCTGGAGTGGATGGGACTCATTTACCCTGATGACTCTGATACCAGATACAGCCCATCCTTCCAAGGCCAGGTCACCATCTCAGCCGACAGCGCCATCAACACCGCCTACCTGCAGTGGAGCAGCCTGAAGGCCTCGGACACCGCCATGTATTACTGTGCGCGCCAGTCTACCTACATCTACGGTGGTTACTACGATACCTGGGGTCAAGGTACTCTGGTGACCGTCTCCTCATTCGTGCCCGTGTTCCTGCCCGCCAAACCTACTACTACCCCTGCACCTAGGCCTCCCACCCCAGCCCCAACAATCGCCAGCCAGCCTCTGTCTCTGCGGCCCGAAGCCTGTAGACCTGCTGCCGGCGGAGCCGTGCACACCAGAGGCCTGGACTTCGCCTGCGACATCTACATCTGGGCCCCTCTGGCCGGCACCTGTGGCGTGCTGCTGCTGAGCCTGGTGATCACCCTGTACTGCAACCACCGGAACAAACGGGGCAGAAAGAAACTCCTGTATATATTCAAACAACCATTTATGAGACCAGTACAAACTACTCAAGAGGAAGATGGCTGTAGCTGCCGATTTCCAGAAGAAGAAGAAGGAGGATGTGAACTGAGAGTGAAGTTCAGCAGATCCGCCGACGCCCCTGCCTACCAGCAGGGACAGAACCAGCTGTACAACGAGCTGAACCTGGGCAGACGGGAAGAGTACGACGTGCTGGACAAGCGGAGAGGCCGGGACCCCGAGATGGGCGGAAAGCCCAGACGGAAGAACCCCCAGGAAGGCCTGTATAACGAACTGCAGAAAGACAAGATGGCCGAGGCCTACAGCGAGATCGGCATGAAGGGCGAGCGGAGGCGCGGCAAGGGCCACGATGGCCTGTACCAGGGCCTGAGCACCGCCACCAAGGACACCTACGACGCCCTGCACATGCAGGCCCTGCCCCCCAGA
4# CARタンパク質配列(配列番号46)
MALPVTALLLPLALLLHAARPQVQLQESGPGLVKPSGTLSLTCAVSGGSISSSNWWSWVRQPPGKGLEWIGEIYHSGSTNYNPSLKSRVTISVDKSKNQFSLKLSSVTAADTAVYYCARLPGYESAFDIWGQGTMVTVSSGGGGSGGGGSGGGGSEIVLTQSPGTLSLSPGERATLSCRASQSVSSSYLAWYQQKPGQAPRLLIYGASSRATGIPDRFSGSGSGTDFTLTISRLEPEDFAVYYCQQAGLFPYTFGGGTKVEIKGGGGSGGGGSGGGGSQSVVTQPPSVSGAPGQRVTISCTGSSSNIGAGYDVHWYQQLPGTAPKLLIYENTNRPSGVPDRFSGSKSGTSASLAITGLQAEDEADYYCQSYDSSLSGWRVFGGGTKLTVLGGGGGSGGGGSGGGGSMAEVQLVQSGAEVKKPGESLKISCKGSGYSFTNSWIGWVRQMPGKGLEWMGLIYPDDSDTRYSPSFQGQVTISADSAINTAYLQWSSLKASDTAMYYCARQSTYIYGGYYDTWGQGTLVTVSSFVPVFLPAKPTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCNHRNKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR*
5# CAR核酸配列(配列番号47)
ATGGCCCTGCCTGTGACAGCTCTGCTCCTCCCTCTGGCCCTGCTGCTCCATGCCGCCAGACCCCAGTCTGTCGTGACGCAGCCGCCCTCAGTGTCTGGGGCCCCAGGGCAGAGGGTCACCATCTCCTGCACTGGGAGCAGCTCCAACATCGGGGCAGGTTATGATGTACACTGGTACCAGCAACTTCCAGGAACAGCCCCCAAACTCCTCATCTATGAGAACACCAATCGGCCCTCAGGGGTCCCTGACCGATTCTCTGGCTCCAAGTCTGGCACCTCAGCCTCCCTGGCCATCACTGGGCTCCAGGCTGAGGATGAGGCTGATTATTACTGCCAGTCCTATGACAGCAGCCTGAGTGGTTGGAGGGTGTTCGGCGGAGGGACCAAGCTGACCGTCCTAGGTGGTGGTGGTGGTAGCGGCGGCGGCGGCTCTGGTGGTGGTGGATCCATGGCCGAAGTGCAGCTGGTGCAGTCTGGGGCAGAGGTGAAAAAGCCCGGGGAGTCTCTGAAGATCTCCTGTAAGGGGTCTGGATACAGCTTTACCAACTCCTGGATCGGATGGGTGCGCCAGATGCCCGGGAAAGGCCTGGAGTGGATGGGACTCATTTACCCTGATGACTCTGATACCAGATACAGCCCATCCTTCCAAGGCCAGGTCACCATCTCAGCCGACAGCGCCATCAACACCGCCTACCTGCAGTGGAGCAGCCTGAAGGCCTCGGACACCGCCATGTATTACTGTGCGCGCCAGTCTACCTACATCTACGGTGGTTACTACGATACCTGGGGTCAAGGTACTCTGGTGACCGTCTCCTCAGGCGGAGGTGGGTCCCAGGTGCAGCTGCAGGAGTCGGGCCCAGGACTGGTGAAGCCTTCGGGGACCCTGTCCCTCACCTGCGCTGTCTCTGGTGGCTCCATCAGCAGTAGTAACTGGTGGAGTTGGGTCCGCCAGCCCCCAGGGAAGGGGCTGGAGTGGATTGGGGAAATCTATCATAGTGGGAGCACCAACTACAACCCGTCCCTCAAGAGTCGAGTCACCATATCAGTAGACAAGTCCAAGAACCAGTTCTCCCTGAAGCTGAGCTCTGTGACCGCCGCGGACACGGCGGTGTACTACTGCGCCAGACTTCCTGGATACGAGTCAGCTTTCGACATATGGGGTCAGGGTACAATGGTCACCGTCAGCTCAGGTGGCGGGGGCAGCGGCGGAGGCGGATCCGGAGGCGGAGGGAGTGAAATTGTGTTGACGCAGTCTCCAGGCACCCTGTCTTTGTCTCCAGGGGAAAGAGCCACCCTCTCCTGCAGGGCCAGTCAGAGTGTTAGCAGCAGCTACTTAGCCTGGTACCAGCAGAAACCTGGCCAGGCTCCCAGGCTCCTCATCTATGGTGCATCCAGCAGGGCCACTGGCATCCCAGACAGGTTCAGTGGCAGTGGGTCTGGGACAGACTTCACTCTCACCATCAGCAGACTGGAGCCTGAAGATTTTGCAGTGTATTACTGTCAGCAGGCCGGACTCTTCCCTTACACTTTTGGCGGAGGGACCAAGGTTGAGATCAAATTCGTGCCCGTGTTCCTGCCCGCCAAACCTACTACTACCCCTGCACCTAGGCCTCCCACCCCAGCCCCAACAATCGCCAGCCAGCCTCTGTCTCTGCGGCCCGAAGCCTGTAGACCTGCTGCCGGCGGAGCCGTGCACACCAGAGGCCTGGACTTCGCCTGCGACATCTACATCTGGGCCCCTCTGGCCGGCACCTGTGGCGTGCTGCTGCTGAGCCTGGTGATCACCCTGTACTGCAACCACCGGAACAAACGGGGCAGAAAGAAACTCCTGTATATATTCAAACAACCATTTATGAGACCAGTACAAACTACTCAAGAGGAAGATGGCTGTAGCTGCCGATTTCCAGAAGAAGAAGAAGGAGGATGTGAACTGAGAGTGAAGTTCAGCAGATCCGCCGACGCCCCTGCCTACCAGCAGGGACAGAACCAGCTGTACAACGAGCTGAACCTGGGCAGACGGGAAGAGTACGACGTGCTGGACAAGCGGAGAGGCCGGGACCCCGAGATGGGCGGAAAGCCCAGACGGAAGAACCCCCAGGAAGGCCTGTATAACGAACTGCAGAAAGACAAGATGGCCGAGGCCTACAGCGAGATCGGCATGAAGGGCGAGCGGAGGCGCGGCAAGGGCCACGATGGCCTGTACCAGGGCCTGAGCACCGCCACCAAGGACACCTACGACGCCCTGCACATGCAGGCCCTGCCCCCCAGA
5# CARタンパク質配列(配列番号48)
MALPVTALLLPLALLLHAARPQSVVTQPPSVSGAPGQRVTISCTGSSSNIGAGYDVHWYQQLPGTAPKLLIYENTNRPSGVPDRFSGSKSGTSASLAITGLQAEDEADYYCQSYDSSLSGWRVFGGGTKLTVLGGGGGSGGGGSGGGGSMAEVQLVQSGAEVKKPGESLKISCKGSGYSFTNSWIGWVRQMPGKGLEWMGLIYPDDSDTRYSPSFQGQVTISADSAINTAYLQWSSLKASDTAMYYCARQSTYIYGGYYDTWGQGTLVTVSSGGGGSQVQLQESGPGLVKPSGTLSLTCAVSGGSISSSNWWSWVRQPPGKGLEWIGEIYHSGSTNYNPSLKSRVTISVDKSKNQFSLKLSSVTAADTAVYYCARLPGYESAFDIWGQGTMVTVSSGGGGSGGGGSGGGGSEIVLTQSPGTLSLSPGERATLSCRASQSVSSSYLAWYQQKPGQAPRLLIYGASSRATGIPDRFSGSGSGTDFTLTISRLEPEDFAVYYCQQAGLFPYTFGGGTKVEIKFVPVFLPAKPTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCNHRNKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR*
6# CAR核酸配列(配列番号49)
ATGGCCCTGCCTGTGACAGCTCTGCTCCTCCCTCTGGCCCTGCTGCTCCATGCCGCCAGACCCCAGGTGCAGCTGCAGGAGTCGGGCCCAGGACTGGTGAAGCCTTCGGGGACCCTGTCCCTCACCTGCGCTGTCTCTGGTGGCTCCATCAGCAGTAGTAACTGGTGGAGTTGGGTCCGCCAGCCCCCAGGGAAGGGGCTGGAGTGGATTGGGGAAATCTATCATAGTGGGAGCACCAACTACAACCCGTCCCTCAAGAGTCGAGTCACCATATCAGTAGACAAGTCCAAGAACCAGTTCTCCCTGAAGCTGAGCTCTGTGACCGCCGCGGACACGGCGGTGTACTACTGCGCCAGACTTCCTGGATACGAGTCAGCTTTCGACATATGGGGTCAGGGTACAATGGTCACCGTCAGCTCAGGTGGCGGGGGCAGCGGCGGAGGCGGATCCGGAGGCGGAGGGAGTGAAATTGTGTTGACGCAGTCTCCAGGCACCCTGTCTTTGTCTCCAGGGGAAAGAGCCACCCTCTCCTGCAGGGCCAGTCAGAGTGTTAGCAGCAGCTACTTAGCCTGGTACCAGCAGAAACCTGGCCAGGCTCCCAGGCTCCTCATCTATGGTGCATCCAGCAGGGCCACTGGCATCCCAGACAGGTTCAGTGGCAGTGGGTCTGGGACAGACTTCACTCTCACCATCAGCAGACTGGAGCCTGAAGATTTTGCAGTGTATTACTGTCAGCAGGCCGGACTCTTCCCTTACACTTTTGGCGGAGGGACCAAGGTTGAGATCAAAGGCGGAGGTGGGTCCCAGTCTGTCGTGACGCAGCCGCCCTCAGTGTCTGGGGCCCCAGGGCAGAGGGTCACCATCTCCTGCACTGGGAGCAGCTCCAACATCGGGGCAGGTTATGATGTACACTGGTACCAGCAACTTCCAGGAACAGCCCCCAAACTCCTCATCTATGAGAACACCAATCGGCCCTCAGGGGTCCCTGACCGATTCTCTGGCTCCAAGTCTGGCACCTCAGCCTCCCTGGCCATCACTGGGCTCCAGGCTGAGGATGAGGCTGATTATTACTGCCAGTCCTATGACAGCAGCCTGAGTGGTTGGAGGGTGTTCGGCGGAGGGACCAAGCTGACCGTCCTAGGTGGTGGTGGTGGTAGCGGCGGCGGCGGCTCTGGTGGTGGTGGATCCATGGCCGAAGTGCAGCTGGTGCAGTCTGGGGCAGAGGTGAAAAAGCCCGGGGAGTCTCTGAAGATCTCCTGTAAGGGGTCTGGATACAGCTTTACCAACTCCTGGATCGGATGGGTGCGCCAGATGCCCGGGAAAGGCCTGGAGTGGATGGGACTCATTTACCCTGATGACTCTGATACCAGATACAGCCCATCCTTCCAAGGCCAGGTCACCATCTCAGCCGACAGCGCCATCAACACCGCCTACCTGCAGTGGAGCAGCCTGAAGGCCTCGGACACCGCCATGTATTACTGTGCGCGCCAGTCTACCTACATCTACGGTGGTTACTACGATACCTGGGGTCAAGGTACTCTGGTGACCGTCTCCTCATTCGTGCCCGTGTTCCTGCCCGCCAAACCTACTACTACCCCTGCACCTAGGCCTCCCACCCCAGCCCCAACAATCGCCAGCCAGCCTCTGTCTCTGCGGCCCGAAGCCTGTAGACCTGCTGCCGGCGGAGCCGTGCACACCAGAGGCCTGGACTTCGCCTGCGACATCTACATCTGGGCCCCTCTGGCCGGCACCTGTGGCGTGCTGCTGCTGAGCCTGGTGATCACCCTGTACTGCAACCACCGGAACAAACGGGGCAGAAAGAAACTCCTGTATATATTCAAACAACCATTTATGAGACCAGTACAAACTACTCAAGAGGAAGATGGCTGTAGCTGCCGATTTCCAGAAGAAGAAGAAGGAGGATGTGAACTGAGAGTGAAGTTCAGCAGATCCGCCGACGCCCCTGCCTACCAGCAGGGACAGAACCAGCTGTACAACGAGCTGAACCTGGGCAGACGGGAAGAGTACGACGTGCTGGACAAGCGGAGAGGCCGGGACCCCGAGATGGGCGGAAAGCCCAGACGGAAGAACCCCCAGGAAGGCCTGTATAACGAACTGCAGAAAGACAAGATGGCCGAGGCCTACAGCGAGATCGGCATGAAGGGCGAGCGGAGGCGCGGCAAGGGCCACGATGGCCTGTACCAGGGCCTGAGCACCGCCACCAAGGACACCTACGACGCCCTGCACATGCAGGCCCTGCCCCCCAGA
6# CARタンパク質配列(配列番号50)
MALPVTALLLPLALLLHAARPQVQLQESGPGLVKPSGTLSLTCAVSGGSISSSNWWSWVRQPPGKGLEWIGEIYHSGSTNYNPSLKSRVTISVDKSKNQFSLKLSSVTAADTAVYYCARLPGYESAFDIWGQGTMVTVSSGGGGSGGGGSGGGGSEIVLTQSPGTLSLSPGERATLSCRASQSVSSSYLAWYQQKPGQAPRLLIYGASSRATGIPDRFSGSGSGTDFTLTISRLEPEDFAVYYCQQAGLFPYTFGGGTKVEIKGGGGSQSVVTQPPSVSGAPGQRVTISCTGSSSNIGAGYDVHWYQQLPGTAPKLLIYENTNRPSGVPDRFSGSKSGTSASLAITGLQAEDEADYYCQSYDSSLSGWRVFGGGTKLTVLGGGGGSGGGGSGGGGSMAEVQLVQSGAEVKKPGESLKISCKGSGYSFTNSWIGWVRQMPGKGLEWMGLIYPDDSDTRYSPSFQGQVTISADSAINTAYLQWSSLKASDTAMYYCARQSTYIYGGYYDTWGQGTLVTVSSFVPVFLPAKPTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCNHRNKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR*
7# CAR核酸配列(配列番号51)
ATGGCCCTGCCTGTGACAGCTCTGCTCCTCCCTCTGGCCCTGCTGCTCCATGCCGCCAGACCCCAGTCTGTCGTGACGCAGCCGCCCTCAGTGTCTGGGGCCCCAGGGCAGAGGGTCACCATCTCCTGCACTGGGAGCAGCTCCAACATCGGGGCAGGTTATGATGTACACTGGTACCAGCAACTTCCAGGAACAGCCCCCAAACTCCTCATCTATGAGAACACCAATCGGCCCTCAGGGGTCCCTGACCGATTCTCTGGCTCCAAGTCTGGCACCTCAGCCTCCCTGGCCATCACTGGGCTCCAGGCTGAGGATGAGGCTGATTATTACTGCCAGTCCTATGACAGCAGCCTGAGTGGTTGGAGGGTGTTCGGCGGAGGGACCAAGCTGACCGTCCTAGGTGGTGGTGGTGGTAGCGGCGGCGGCGGCTCTGGTGGTGGTGGATCCATGGCCGAAGTGCAGCTGGTGCAGTCTGGGGCAGAGGTGAAAAAGCCCGGGGAGTCTCTGAAGATCTCCTGTAAGGGGTCTGGATACAGCTTTACCAACTCCTGGATCGGATGGGTGCGCCAGATGCCCGGGAAAGGCCTGGAGTGGATGGGACTCATTTACCCTGATGACTCTGATACCAGATACAGCCCATCCTTCCAAGGCCAGGTCACCATCTCAGCCGACAGCGCCATCAACACCGCCTACCTGCAGTGGAGCAGCCTGAAGGCCTCGGACACCGCCATGTATTACTGTGCGCGCCAGTCTACCTACATCTACGGTGGTTACTACGATACCTGGGGTCAAGGTACTCTGGTGACCGTCTCCTCAGGCGGAGGTGGGTCCCAGGTGCAGCTGCAGGAGTCGGGCCCAGGACTGGTGAAGCCTTCGGAGACCCTGTCCCTCACCTGCACTGTCTCTGGTGGCTCCATCAGTAGTTACTACTGGAGCTGGATCCGGCAGCCCGCCGGGAAGGGACTGGAGTGGATTGGGCGTATCTATACCAGTGGGAGCACCAACTACAACCCCTCCCTCAAGAGTCGAGTCACCATGTCAGTAGACACGTCCAAGAACCAGTTCTCCCTGAAGCTGAGCTCTGTGACCGCCGCGGACACGGCGGTGTACTACTGCGCCAGAGACTTGTACAGAGATGGAATGGACGTATGGGGCCAGGGAACAACTGTCACCGTCAGCTCAGGTGGCGGGGGCAGCGGCGGAGGCGGATCCGGAGGCGGAGGGAGTGACATCCAGATGACCCAGTCTCCTTCCACCCTGTCTGCATCTGTAGGAGACAGAGTCACCATCACTTGCCGGGCCAGTCAGAGTATTAGTAGCTGGTTGGCCTGGTATCAGCAGAAACCAGGGAAAGCCCCTAAGCTCCTGATCTCCGATGCCTCCAGTTTGGAAAGTGGGGTCCCATCAAGGTTCAGCGGCAGTGGATCTGGGACAGAATTCACTCTCACCATCAGCAGCCTGCAGCCTGATGATTTTGCAACTTATTACTGCCAGCAGGCCAATACCTACTCTCCTACTTTTGGCGGAGGGACCAAGGTTGAGATCAAATTCGTGCCCGTGTTCCTGCCCGCCAAACCTACTACTACCCCTGCACCTAGGCCTCCCACCCCAGCCCCAACAATCGCCAGCCAGCCTCTGTCTCTGCGGCCCGAAGCCTGTAGACCTGCTGCCGGCGGAGCCGTGCACACCAGAGGCCTGGACTTCGCCTGCGACATCTACATCTGGGCCCCTCTGGCCGGCACCTGTGGCGTGCTGCTGCTGAGCCTGGTGATCACCCTGTACTGCAACCACCGGAACAAACGGGGCAGAAAGAAACTCCTGTATATATTCAAACAACCATTTATGAGACCAGTACAAACTACTCAAGAGGAAGATGGCTGTAGCTGCCGATTTCCAGAAGAAGAAGAAGGAGGATGTGAACTGAGAGTGAAGTTCAGCAGATCCGCCGACGCCCCTGCCTACCAGCAGGGACAGAACCAGCTGTACAACGAGCTGAACCTGGGCAGACGGGAAGAGTACGACGTGCTGGACAAGCGGAGAGGCCGGGACCCCGAGATGGGCGGAAAGCCCAGACGGAAGAACCCCCAGGAAGGCCTGTATAACGAACTGCAGAAAGACAAGATGGCCGAGGCCTACAGCGAGATCGGCATGAAGGGCGAGCGGAGGCGCGGCAAGGGCCACGATGGCCTGTACCAGGGCCTGAGCACCGCCACCAAGGACACCTACGACGCCCTGCACATGCAGGCCCTGCCCCCCAGA
7# CARタンパク質配列(配列番号52)
MALPVTALLLPLALLLHAARPQSVVTQPPSVSGAPGQRVTISCTGSSSNIGAGYDVHWYQQLPGTAPKLLIYENTNRPSGVPDRFSGSKSGTSASLAITGLQAEDEADYYCQSYDSSLSGWRVFGGGTKLTVLGGGGGSGGGGSGGGGSMAEVQLVQSGAEVKKPGESLKISCKGSGYSFTNSWIGWVRQMPGKGLEWMGLIYPDDSDTRYSPSFQGQVTISADSAINTAYLQWSSLKASDTAMYYCARQSTYIYGGYYDTWGQGTLVTVSSGGGGSQVQLQESGPGLVKPSETLSLTCTVSGGSISSYYWSWIRQPAGKGLEWIGRIYTSGSTNYNPSLKSRVTMSVDTSKNQFSLKLSSVTAADTAVYYCARDLYRDGMDVWGQGTTVTVSSGGGGSGGGGSGGGGSDIQMTQSPSTLSASVGDRVTITCRASQSISSWLAWYQQKPGKAPKLLISDASSLESGVPSRFSGSGSGTEFTLTISSLQPDDFATYYCQQANTYSPTFGGGTKVEIKFVPVFLPAKPTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCNHRNKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR*
8# CAR核酸配列(配列番号53)
ATGGCCCTGCCTGTGACAGCTCTGCTCCTCCCTCTGGCCCTGCTGCTCCATGCCGCCAGACCCCAGGTGCAGCTGCAGGAGTCGGGCCCAGGACTGGTGAAGCCTTCGGAGACCCTGTCCCTCACCTGCACTGTCTCTGGTGGCTCCATCAGTAGTTACTACTGGAGCTGGATCCGGCAGCCCGCCGGGAAGGGACTGGAGTGGATTGGGCGTATCTATACCAGTGGGAGCACCAACTACAACCCCTCCCTCAAGAGTCGAGTCACCATGTCAGTAGACACGTCCAAGAACCAGTTCTCCCTGAAGCTGAGCTCTGTGACCGCCGCGGACACGGCGGTGTACTACTGCGCCAGAGACTTGTACAGAGATGGAATGGACGTATGGGGCCAGGGAACAACTGTCACCGTCAGCTCAGGTGGCGGGGGCAGCGGCGGAGGCGGATCCGGAGGCGGAGGGAGTGACATCCAGATGACCCAGTCTCCTTCCACCCTGTCTGCATCTGTAGGAGACAGAGTCACCATCACTTGCCGGGCCAGTCAGAGTATTAGTAGCTGGTTGGCCTGGTATCAGCAGAAACCAGGGAAAGCCCCTAAGCTCCTGATCTCCGATGCCTCCAGTTTGGAAAGTGGGGTCCCATCAAGGTTCAGCGGCAGTGGATCTGGGACAGAATTCACTCTCACCATCAGCAGCCTGCAGCCTGATGATTTTGCAACTTATTACTGCCAGCAGGCCAATACCTACTCTCCTACTTTTGGCGGAGGGACCAAGGTTGAGATCAAAGGCGGAGGTGGGTCCCAGTCTGTCGTGACGCAGCCGCCCTCAGTGTCTGGGGCCCCAGGGCAGAGGGTCACCATCTCCTGCACTGGGAGCAGCTCCAACATCGGGGCAGGTTATGATGTACACTGGTACCAGCAACTTCCAGGAACAGCCCCCAAACTCCTCATCTATGAGAACACCAATCGGCCCTCAGGGGTCCCTGACCGATTCTCTGGCTCCAAGTCTGGCACCTCAGCCTCCCTGGCCATCACTGGGCTCCAGGCTGAGGATGAGGCTGATTATTACTGCCAGTCCTATGACAGCAGCCTGAGTGGTTGGAGGGTGTTCGGCGGAGGGACCAAGCTGACCGTCCTAGGTGGTGGTGGTGGTAGCGGCGGCGGCGGCTCTGGTGGTGGTGGATCCATGGCCGAAGTGCAGCTGGTGCAGTCTGGGGCAGAGGTGAAAAAGCCCGGGGAGTCTCTGAAGATCTCCTGTAAGGGGTCTGGATACAGCTTTACCAACTCCTGGATCGGATGGGTGCGCCAGATGCCCGGGAAAGGCCTGGAGTGGATGGGACTCATTTACCCTGATGACTCTGATACCAGATACAGCCCATCCTTCCAAGGCCAGGTCACCATCTCAGCCGACAGCGCCATCAACACCGCCTACCTGCAGTGGAGCAGCCTGAAGGCCTCGGACACCGCCATGTATTACTGTGCGCGCCAGTCTACCTACATCTACGGTGGTTACTACGATACCTGGGGTCAAGGTACTCTGGTGACCGTCTCCTCATTCGTGCCCGTGTTCCTGCCCGCCAAACCTACTACTACCCCTGCACCTAGGCCTCCCACCCCAGCCCCAACAATCGCCAGCCAGCCTCTGTCTCTGCGGCCCGAAGCCTGTAGACCTGCTGCCGGCGGAGCCGTGCACACCAGAGGCCTGGACTTCGCCTGCGACATCTACATCTGGGCCCCTCTGGCCGGCACCTGTGGCGTGCTGCTGCTGAGCCTGGTGATCACCCTGTACTGCAACCACCGGAACAAACGGGGCAGAAAGAAACTCCTGTATATATTCAAACAACCATTTATGAGACCAGTACAAACTACTCAAGAGGAAGATGGCTGTAGCTGCCGATTTCCAGAAGAAGAAGAAGGAGGATGTGAACTGAGAGTGAAGTTCAGCAGATCCGCCGACGCCCCTGCCTACCAGCAGGGACAGAACCAGCTGTACAACGAGCTGAACCTGGGCAGACGGGAAGAGTACGACGTGCTGGACAAGCGGAGAGGCCGGGACCCCGAGATGGGCGGAAAGCCCAGACGGAAGAACCCCCAGGAAGGCCTGTATAACGAACTGCAGAAAGACAAGATGGCCGAGGCCTACAGCGAGATCGGCATGAAGGGCGAGCGGAGGCGCGGCAAGGGCCACGATGGCCTGTACCAGGGCCTGAGCACCGCCACCAAGGACACCTACGACGCCCTGCACATGCAGGCCCTGCCCCCCAGA
8# CARタンパク質配列(配列番号54)
MALPVTALLLPLALLLHAARPQVQLQESGPGLVKPSETLSLTCTVSGGSISSYYWSWIRQPAGKGLEWIGRIYTSGSTNYNPSLKSRVTMSVDTSKNQFSLKLSSVTAADTAVYYCARDLYRDGMDVWGQGTTVTVSSGGGGSGGGGSGGGGSDIQMTQSPSTLSASVGDRVTITCRASQSISSWLAWYQQKPGKAPKLLISDASSLESGVPSRFSGSGSGTEFTLTISSLQPDDFATYYCQQANTYSPTFGGGTKVEIKGGGGSQSVVTQPPSVSGAPGQRVTISCTGSSSNIGAGYDVHWYQQLPGTAPKLLIYENTNRPSGVPDRFSGSKSGTSASLAITGLQAEDEADYYCQSYDSSLSGWRVFGGGTKLTVLGGGGGSGGGGSGGGGSMAEVQLVQSGAEVKKPGESLKISCKGSGYSFTNSWIGWVRQMPGKGLEWMGLIYPDDSDTRYSPSFQGQVTISADSAINTAYLQWSSLKASDTAMYYCARQSTYIYGGYYDTWGQGTLVTVSSFVPVFLPAKPTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCNHRNKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR*
9# CAR核酸配列(配列番号55)
ATGGCCCTGCCTGTGACAGCTCTGCTCCTCCCTCTGGCCCTGCTGCTCCATGCCGCCAGACCCCAGTCTGTCGTGACGCAGCCGCCCTCAGTGTCTGGGGCCCCAGGGCAGAGGGTCACCATCTCCTGCACTGGGAGCAGCTCCAACATCGGGGCAGGTTATGATGTACACTGGTACCAGCAACTTCCAGGAACAGCCCCCAAACTCCTCATCTATGAGAACACCAATCGGCCCTCAGGGGTCCCTGACCGATTCTCTGGCTCCAAGTCTGGCACCTCAGCCTCCCTGGCCATCACTGGGCTCCAGGCTGAGGATGAGGCTGATTATTACTGCCAGTCCTATGACAGCAGCCTGAGTGGTTGGAGGGTGTTCGGCGGAGGGACCAAGCTGACCGTCCTAGGTGGTGGTGGTGGTAGCCAGGTGCAGCTGCAGGAGTCGGGCCCAGGACTGGTGAAGCCTTCGGGGACCCTGTCCCTCACCTGCGCTGTCTCTGGTGGCTCCATCAGCAGTAGTAACTGGTGGAGTTGGGTCCGCCAGCCCCCAGGGAAGGGGCTGGAGTGGATTGGGGAAATCTATCATAGTGGGAGCACCAACTACAACCCGTCCCTCAAGAGTCGAGTCACCATATCAGTAGACAAGTCCAAGAACCAGTTCTCCCTGAAGCTGAGCTCTGTGACCGCCGCGGACACGGCGGTGTACTACTGCGCCAGACTTCCTGGATACGAGTCAGCTTTCGACATATGGGGTCAGGGTACAATGGTCACCGTCAGCTCAGGCAGCACCAGCGGCTCCGGCAAGCCTGGCTCTGGCGAGGGCAGCACAAAGGGAGAAATTGTGTTGACGCAGTCTCCAGGCACCCTGTCTTTGTCTCCAGGGGAAAGAGCCACCCTCTCCTGCAGGGCCAGTCAGAGTGTTAGCAGCAGCTACTTAGCCTGGTACCAGCAGAAACCTGGCCAGGCTCCCAGGCTCCTCATCTATGGTGCATCCAGCAGGGCCACTGGCATCCCAGACAGGTTCAGTGGCAGTGGGTCTGGGACAGACTTCACTCTCACCATCAGCAGACTGGAGCCTGAAGATTTTGCAGTGTATTACTGTCAGCAGGCCGGACTCTTCCCTTACACTTTTGGCGGAGGGACCAAGGTTGAGATCAAAGGTGGCGGGGGCAGCATGGCCGAAGTGCAGCTGGTGCAGTCTGGGGCAGAGGTGAAAAAGCCCGGGGAGTCTCTGAAGATCTCCTGTAAGGGGTCTGGATACAGCTTTACCAACTCCTGGATCGGATGGGTGCGCCAGATGCCCGGGAAAGGCCTGGAGTGGATGGGACTCATTTACCCTGATGACTCTGATACCAGATACAGCCCATCCTTCCAAGGCCAGGTCACCATCTCAGCCGACAGCGCCATCAACACCGCCTACCTGCAGTGGAGCAGCCTGAAGGCCTCGGACACCGCCATGTATTACTGTGCGCGCCAGTCTACCTACATCTACGGTGGTTACTACGATACCTGGGGTCAAGGTACTCTGGTGACCGTCTCCTCATTCGTGCCCGTGTTCCTGCCCGCCAAACCTACTACTACCCCTGCACCTAGGCCTCCCACCCCAGCCCCAACAATCGCCAGCCAGCCTCTGTCTCTGCGGCCCGAAGCCTGTAGACCTGCTGCCGGCGGAGCCGTGCACACCAGAGGCCTGGACTTCGCCTGCGACATCTACATCTGGGCCCCTCTGGCCGGCACCTGTGGCGTGCTGCTGCTGAGCCTGGTGATCACCCTGTACTGCAACCACCGGAACAAACGGGGCAGAAAGAAACTCCTGTATATATTCAAACAACCATTTATGAGACCAGTACAAACTACTCAAGAGGAAGATGGCTGTAGCTGCCGATTTCCAGAAGAAGAAGAAGGAGGATGTGAACTGAGAGTGAAGTTCAGCAGATCCGCCGACGCCCCTGCCTACCAGCAGGGACAGAACCAGCTGTACAACGAGCTGAACCTGGGCAGACGGGAAGAGTACGACGTGCTGGACAAGCGGAGAGGCCGGGACCCCGAGATGGGCGGAAAGCCCAGACGGAAGAACCCCCAGGAAGGCCTGTATAACGAACTGCAGAAAGACAAGATGGCCGAGGCCTACAGCGAGATCGGCATGAAGGGCGAGCGGAGGCGCGGCAAGGGCCACGATGGCCTGTACCAGGGCCTGAGCACCGCCACCAAGGACACCTACGACGCCCTGCACATGCAGGCCCTGCCCCCCAGA
9# CARタンパク質配列(配列番号56)
MALPVTALLLPLALLLHAARPQSVVTQPPSVSGAPGQRVTISCTGSSSNIGAGYDVHWYQQLPGTAPKLLIYENTNRPSGVPDRFSGSKSGTSASLAITGLQAEDEADYYCQSYDSSLSGWRVFGGGTKLTVLGGGGGSQVQLQESGPGLVKPSGTLSLTCAVSGGSISSSNWWSWVRQPPGKGLEWIGEIYHSGSTNYNPSLKSRVTISVDKSKNQFSLKLSSVTAADTAVYYCARLPGYESAFDIWGQGTMVTVSSGSTSGSGKPGSGEGSTKGEIVLTQSPGTLSLSPGERATLSCRASQSVSSSYLAWYQQKPGQAPRLLIYGASSRATGIPDRFSGSGSGTDFTLTISRLEPEDFAVYYCQQAGLFPYTFGGGTKVEIKGGGGSMAEVQLVQSGAEVKKPGESLKISCKGSGYSFTNSWIGWVRQMPGKGLEWMGLIYPDDSDTRYSPSFQGQVTISADSAINTAYLQWSSLKASDTAMYYCARQSTYIYGGYYDTWGQGTLVTVSSFVPVFLPAKPTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCNHRNKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR*
10# CAR核酸配列(配列番号57)
ATGGCCCTGCCTGTGACAGCTCTGCTCCTCCCTCTGGCCCTGCTGCTCCATGCCGCCAGACCCCAGTCTGTCGTGACGCAGCCGCCCTCAGTGTCTGGGGCCCCAGGGCAGAGGGTCACCATCTCCTGCACTGGGAGCAGCTCCAACATCGGGGCAGGTTATGATGTACACTGGTACCAGCAACTTCCAGGAACAGCCCCCAAACTCCTCATCTATGAGAACACCAATCGGCCCTCAGGGGTCCCTGACCGATTCTCTGGCTCCAAGTCTGGCACCTCAGCCTCCCTGGCCATCACTGGGCTCCAGGCTGAGGATGAGGCTGATTATTACTGCCAGTCCTATGACAGCAGCCTGAGTGGTTGGAGGGTGTTCGGCGGAGGGACCAAGCTGACCGTCCTAGGTGGTGGTGGTGGTAGCCAGGTGCAGCTGCAGGAGTCGGGCCCAGGACTGGTGAAGCCTTCGGAGACCCTGTCCCTCACCTGCACTGTCTCTGGTGGCTCCATCAGTAGTTACTACTGGAGCTGGATCCGGCAGCCCGCCGGGAAGGGACTGGAGTGGATTGGGCGTATCTATACCAGTGGGAGCACCAACTACAACCCCTCCCTCAAGAGTCGAGTCACCATGTCAGTAGACACGTCCAAGAACCAGTTCTCCCTGAAGCTGAGCTCTGTGACCGCCGCGGACACGGCGGTGTACTACTGCGCCAGAGACTTGTACAGAGATGGAATGGACGTATGGGGCCAGGGAACAACTGTCACCGTCAGCTCAGGCAGCACCAGCGGCTCCGGCAAGCCTGGCTCTGGCGAGGGCAGCACAAAGGGAGACATCCAGATGACCCAGTCTCCTTCCACCCTGTCTGCATCTGTAGGAGACAGAGTCACCATCACTTGCCGGGCCAGTCAGAGTATTAGTAGCTGGTTGGCCTGGTATCAGCAGAAACCAGGGAAAGCCCCTAAGCTCCTGATCTCCGATGCCTCCAGTTTGGAAAGTGGGGTCCCATCAAGGTTCAGCGGCAGTGGATCTGGGACAGAATTCACTCTCACCATCAGCAGCCTGCAGCCTGATGATTTTGCAACTTATTACTGCCAGCAGGCCAATACCTACTCTCCTACTTTTGGCGGAGGGACCAAGGTTGAGATCAAAGGTGGCGGGGGCAGCATGGCCGAAGTGCAGCTGGTGCAGTCTGGGGCAGAGGTGAAAAAGCCCGGGGAGTCTCTGAAGATCTCCTGTAAGGGGTCTGGATACAGCTTTACCAACTCCTGGATCGGATGGGTGCGCCAGATGCCCGGGAAAGGCCTGGAGTGGATGGGACTCATTTACCCTGATGACTCTGATACCAGATACAGCCCATCCTTCCAAGGCCAGGTCACCATCTCAGCCGACAGCGCCATCAACACCGCCTACCTGCAGTGGAGCAGCCTGAAGGCCTCGGACACCGCCATGTATTACTGTGCGCGCCAGTCTACCTACATCTACGGTGGTTACTACGATACCTGGGGTCAAGGTACTCTGGTGACCGTCTCCTCATTCGTGCCCGTGTTCCTGCCCGCCAAACCTACTACTACCCCTGCACCTAGGCCTCCCACCCCAGCCCCAACAATCGCCAGCCAGCCTCTGTCTCTGCGGCCCGAAGCCTGTAGACCTGCTGCCGGCGGAGCCGTGCACACCAGAGGCCTGGACTTCGCCTGCGACATCTACATCTGGGCCCCTCTGGCCGGCACCTGTGGCGTGCTGCTGCTGAGCCTGGTGATCACCCTGTACTGCAACCACCGGAACAAACGGGGCAGAAAGAAACTCCTGTATATATTCAAACAACCATTTATGAGACCAGTACAAACTACTCAAGAGGAAGATGGCTGTAGCTGCCGATTTCCAGAAGAAGAAGAAGGAGGATGTGAACTGAGAGTGAAGTTCAGCAGATCCGCCGACGCCCCTGCCTACCAGCAGGGACAGAACCAGCTGTACAACGAGCTGAACCTGGGCAGACGGGAAGAGTACGACGTGCTGGACAAGCGGAGAGGCCGGGACCCCGAGATGGGCGGAAAGCCCAGACGGAAGAACCCCCAGGAAGGCCTGTATAACGAACTGCAGAAAGACAAGATGGCCGAGGCCTACAGCGAGATCGGCATGAAGGGCGAGCGGAGGCGCGGCAAGGGCCACGATGGCCTGTACCAGGGCCTGAGCACCGCCACCAAGGACACCTACGACGCCCTGCACATGCAGGCCCTGCCCCCCAGA
10# CARタンパク質配列(配列番号58)
MALPVTALLLPLALLLHAARPQSVVTQPPSVSGAPGQRVTISCTGSSSNIGAGYDVHWYQQLPGTAPKLLIYENTNRPSGVPDRFSGSKSGTSASLAITGLQAEDEADYYCQSYDSSLSGWRVFGGGTKLTVLGGGGGSQVQLQESGPGLVKPSETLSLTCTVSGGSISSYYWSWIRQPAGKGLEWIGRIYTSGSTNYNPSLKSRVTMSVDTSKNQFSLKLSSVTAADTAVYYCARDLYRDGMDVWGQGTTVTVSSGSTSGSGKPGSGEGSTKGDIQMTQSPSTLSASVGDRVTITCRASQSISSWLAWYQQKPGKAPKLLISDASSLESGVPSRFSGSGSGTEFTLTISSLQPDDFATYYCQQANTYSPTFGGGTKVEIKGGGGSMAEVQLVQSGAEVKKPGESLKISCKGSGYSFTNSWIGWVRQMPGKGLEWMGLIYPDDSDTRYSPSFQGQVTISADSAINTAYLQWSSLKASDTAMYYCARQSTYIYGGYYDTWGQGTLVTVSSFVPVFLPAKPTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCNHRNKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR*
11# CAR核酸配列(配列番号59)
ATGGCCCTGCCTGTGACAGCTCTGCTCCTCCCTCTGGCCCTGCTGCTCCATGCCGCCAGACCCGAAATTGTGTTGACGCAGTCTCCAGGCACCCTGTCTTTGTCTCCAGGGGAAAGAGCCACCCTCTCCTGCAGGGCCAGTCAGAGTGTTAGCAGCAGCTACTTAGCCTGGTACCAGCAGAAACCTGGCCAGGCTCCCAGGCTCCTCATCTATGGTGCATCCAGCAGGGCCACTGGCATCCCAGACAGGTTCAGTGGCAGTGGGTCTGGGACAGACTTCACTCTCACCATCAGCAGACTGGAGCCTGAAGATTTTGCAGTGTATTACTGTCAGCAGGCCGGACTCTTCCCTTACACTTTTGGCGGAGGGACCAAGGTTGAGATCAAAGGTGGCGGGGGCAGCATGGCCGAAGTGCAGCTGGTGCAGTCTGGGGCAGAGGTGAAAAAGCCCGGGGAGTCTCTGAAGATCTCCTGTAAGGGGTCTGGATACAGCTTTACCAACTCCTGGATCGGATGGGTGCGCCAGATGCCCGGGAAAGGCCTGGAGTGGATGGGACTCATTTACCCTGATGACTCTGATACCAGATACAGCCCATCCTTCCAAGGCCAGGTCACCATCTCAGCCGACAGCGCCATCAACACCGCCTACCTGCAGTGGAGCAGCCTGAAGGCCTCGGACACCGCCATGTATTACTGTGCGCGCCAGTCTACCTACATCTACGGTGGTTACTACGATACCTGGGGTCAAGGTACTCTGGTGACCGTCTCCTCAGGCAGCACCAGCGGCTCCGGCAAGCCTGGCTCTGGCGAGGGCAGCACAAAGGGACAGTCTGTCGTGACGCAGCCGCCCTCAGTGTCTGGGGCCCCAGGGCAGAGGGTCACCATCTCCTGCACTGGGAGCAGCTCCAACATCGGGGCAGGTTATGATGTACACTGGTACCAGCAACTTCCAGGAACAGCCCCCAAACTCCTCATCTATGAGAACACCAATCGGCCCTCAGGGGTCCCTGACCGATTCTCTGGCTCCAAGTCTGGCACCTCAGCCTCCCTGGCCATCACTGGGCTCCAGGCTGAGGATGAGGCTGATTATTACTGCCAGTCCTATGACAGCAGCCTGAGTGGTTGGAGGGTGTTCGGCGGAGGGACCAAGCTGACCGTCCTAGGTGGTGGTGGTGGTAGCCAGGTGCAGCTGCAGGAGTCGGGCCCAGGACTGGTGAAGCCTTCGGGGACCCTGTCCCTCACCTGCGCTGTCTCTGGTGGCTCCATCAGCAGTAGTAACTGGTGGAGTTGGGTCCGCCAGCCCCCAGGGAAGGGGCTGGAGTGGATTGGGGAAATCTATCATAGTGGGAGCACCAACTACAACCCGTCCCTCAAGAGTCGAGTCACCATATCAGTAGACAAGTCCAAGAACCAGTTCTCCCTGAAGCTGAGCTCTGTGACCGCCGCGGACACGGCGGTGTACTACTGCGCCAGACTTCCTGGATACGAGTCAGCTTTCGACATATGGGGTCAGGGTACAATGGTCACCGTCAGCTCATTCGTGCCCGTGTTCCTGCCCGCCAAACCTACTACTACCCCTGCACCTAGGCCTCCCACCCCAGCCCCAACAATCGCCAGCCAGCCTCTGTCTCTGCGGCCCGAAGCCTGTAGACCTGCTGCCGGCGGAGCCGTGCACACCAGAGGCCTGGACTTCGCCTGCGACATCTACATCTGGGCCCCTCTGGCCGGCACCTGTGGCGTGCTGCTGCTGAGCCTGGTGATCACCCTGTACTGCAACCACCGGAACAAACGGGGCAGAAAGAAACTCCTGTATATATTCAAACAACCATTTATGAGACCAGTACAAACTACTCAAGAGGAAGATGGCTGTAGCTGCCGATTTCCAGAAGAAGAAGAAGGAGGATGTGAACTGAGAGTGAAGTTCAGCAGATCCGCCGACGCCCCTGCCTACCAGCAGGGACAGAACCAGCTGTACAACGAGCTGAACCTGGGCAGACGGGAAGAGTACGACGTGCTGGACAAGCGGAGAGGCCGGGACCCCGAGATGGGCGGAAAGCCCAGACGGAAGAACCCCCAGGAAGGCCTGTATAACGAACTGCAGAAAGACAAGATGGCCGAGGCCTACAGCGAGATCGGCATGAAGGGCGAGCGGAGGCGCGGCAAGGGCCACGATGGCCTGTACCAGGGCCTGAGCACCGCCACCAAGGACACCTACGACGCCCTGCACATGCAGGCCCTGCCCCCCAGA
11# CARタンパク質配列(配列番号60)
MALPVTALLLPLALLLHAARPEIVLTQSPGTLSLSPGERATLSCRASQSVSSSYLAWYQQKPGQAPRLLIYGASSRATGIPDRFSGSGSGTDFTLTISRLEPEDFAVYYCQQAGLFPYTFGGGTKVEIKGGGGSMAEVQLVQSGAEVKKPGESLKISCKGSGYSFTNSWIGWVRQMPGKGLEWMGLIYPDDSDTRYSPSFQGQVTISADSAINTAYLQWSSLKASDTAMYYCARQSTYIYGGYYDTWGQGTLVTVSSGSTSGSGKPGSGEGSTKGQSVVTQPPSVSGAPGQRVTISCTGSSSNIGAGYDVHWYQQLPGTAPKLLIYENTNRPSGVPDRFSGSKSGTSASLAITGLQAEDEADYYCQSYDSSLSGWRVFGGGTKLTVLGGGGGSQVQLQESGPGLVKPSGTLSLTCAVSGGSISSSNWWSWVRQPPGKGLEWIGEIYHSGSTNYNPSLKSRVTISVDKSKNQFSLKLSSVTAADTAVYYCARLPGYESAFDIWGQGTMVTVSSFVPVFLPAKPTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCNHRNKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR*
12# CAR核酸配列(配列番号61)
ATGGCCCTGCCTGTGACAGCTCTGCTCCTCCCTCTGGCCCTGCTGCTCCATGCCGCCAGACCCGACATCCAGATGACCCAGTCTCCTTCCACCCTGTCTGCATCTGTAGGAGACAGAGTCACCATCACTTGCCGGGCCAGTCAGAGTATTAGTAGCTGGTTGGCCTGGTATCAGCAGAAACCAGGGAAAGCCCCTAAGCTCCTGATCTCCGATGCCTCCAGTTTGGAAAGTGGGGTCCCATCAAGGTTCAGCGGCAGTGGATCTGGGACAGAATTCACTCTCACCATCAGCAGCCTGCAGCCTGATGATTTTGCAACTTATTACTGCCAGCAGGCCAATACCTACTCTCCTACTTTTGGCGGAGGGACCAAGGTTGAGATCAAAGGTGGCGGGGGCAGCATGGCCGAAGTGCAGCTGGTGCAGTCTGGGGCAGAGGTGAAAAAGCCCGGGGAGTCTCTGAAGATCTCCTGTAAGGGGTCTGGATACAGCTTTACCAACTCCTGGATCGGATGGGTGCGCCAGATGCCCGGGAAAGGCCTGGAGTGGATGGGACTCATTTACCCTGATGACTCTGATACCAGATACAGCCCATCCTTCCAAGGCCAGGTCACCATCTCAGCCGACAGCGCCATCAACACCGCCTACCTGCAGTGGAGCAGCCTGAAGGCCTCGGACACCGCCATGTATTACTGTGCGCGCCAGTCTACCTACATCTACGGTGGTTACTACGATACCTGGGGTCAAGGTACTCTGGTGACCGTCTCCTCAGGCAGCACCAGCGGCTCCGGCAAGCCTGGCTCTGGCGAGGGCAGCACAAAGGGACAGTCTGTCGTGACGCAGCCGCCCTCAGTGTCTGGGGCCCCAGGGCAGAGGGTCACCATCTCCTGCACTGGGAGCAGCTCCAACATCGGGGCAGGTTATGATGTACACTGGTACCAGCAACTTCCAGGAACAGCCCCCAAACTCCTCATCTATGAGAACACCAATCGGCCCTCAGGGGTCCCTGACCGATTCTCTGGCTCCAAGTCTGGCACCTCAGCCTCCCTGGCCATCACTGGGCTCCAGGCTGAGGATGAGGCTGATTATTACTGCCAGTCCTATGACAGCAGCCTGAGTGGTTGGAGGGTGTTCGGCGGAGGGACCAAGCTGACCGTCCTAGGTGGTGGTGGTGGTAGCCAGGTGCAGCTGCAGGAGTCGGGCCCAGGACTGGTGAAGCCTTCGGAGACCCTGTCCCTCACCTGCACTGTCTCTGGTGGCTCCATCAGTAGTTACTACTGGAGCTGGATCCGGCAGCCCGCCGGGAAGGGACTGGAGTGGATTGGGCGTATCTATACCAGTGGGAGCACCAACTACAACCCCTCCCTCAAGAGTCGAGTCACCATGTCAGTAGACACGTCCAAGAACCAGTTCTCCCTGAAGCTGAGCTCTGTGACCGCCGCGGACACGGCGGTGTACTACTGCGCCAGAGACTTGTACAGAGATGGAATGGACGTATGGGGCCAGGGAACAACTGTCACCGTCAGCTCATTCGTGCCCGTGTTCCTGCCCGCCAAACCTACTACTACCCCTGCACCTAGGCCTCCCACCCCAGCCCCAACAATCGCCAGCCAGCCTCTGTCTCTGCGGCCCGAAGCCTGTAGACCTGCTGCCGGCGGAGCCGTGCACACCAGAGGCCTGGACTTCGCCTGCGACATCTACATCTGGGCCCCTCTGGCCGGCACCTGTGGCGTGCTGCTGCTGAGCCTGGTGATCACCCTGTACTGCAACCACCGGAACAAACGGGGCAGAAAGAAACTCCTGTATATATTCAAACAACCATTTATGAGACCAGTACAAACTACTCAAGAGGAAGATGGCTGTAGCTGCCGATTTCCAGAAGAAGAAGAAGGAGGATGTGAACTGAGAGTGAAGTTCAGCAGATCCGCCGACGCCCCTGCCTACCAGCAGGGACAGAACCAGCTGTACAACGAGCTGAACCTGGGCAGACGGGAAGAGTACGACGTGCTGGACAAGCGGAGAGGCCGGGACCCCGAGATGGGCGGAAAGCCCAGACGGAAGAACCCCCAGGAAGGCCTGTATAACGAACTGCAGAAAGACAAGATGGCCGAGGCCTACAGCGAGATCGGCATGAAGGGCGAGCGGAGGCGCGGCAAGGGCCACGATGGCCTGTACCAGGGCCTGAGCACCGCCACCAAGGACACCTACGACGCCCTGCACATGCAGGCCCTGCCCCCCAGA
12# CARタンパク質配列(配列番号62)
MALPVTALLLPLALLLHAARPDIQMTQSPSTLSASVGDRVTITCRASQSISSWLAWYQQKPGKAPKLLISDASSLESGVPSRFSGSGSGTEFTLTISSLQPDDFATYYCQQANTYSPTFGGGTKVEIKGGGGSMAEVQLVQSGAEVKKPGESLKISCKGSGYSFTNSWIGWVRQMPGKGLEWMGLIYPDDSDTRYSPSFQGQVTISADSAINTAYLQWSSLKASDTAMYYCARQSTYIYGGYYDTWGQGTLVTVSSGSTSGSGKPGSGEGSTKGQSVVTQPPSVSGAPGQRVTISCTGSSSNIGAGYDVHWYQQLPGTAPKLLIYENTNRPSGVPDRFSGSKSGTSASLAITGLQAEDEADYYCQSYDSSLSGWRVFGGGTKLTVLGGGGGSQVQLQESGPGLVKPSETLSLTCTVSGGSISSYYWSWIRQPAGKGLEWIGRIYTSGSTNYNPSLKSRVTMSVDTSKNQFSLKLSSVTAADTAVYYCARDLYRDGMDVWGQGTTVTVSSFVPVFLPAKPTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCNHRNKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR*
PXL1419 CAR核酸配列(配列番号63)
ATGGCACTTCCTGTGACAGCCTTGCTCTTGCCCTTAGCACTGCTGCTTCATGCGGCGAGACCTCAAGCAGTACTGACGCAGCCGCCCTCAGTGTCAGAGGCGCCAAGGCAAAGAGTAACCATAAGTTGTTCTGGATCTTCCAGCAATATTGGTAACAACGCAGTGAGCTGGTATCAGCAGCTACCGGGAAAGGCTCCCAAGCTATTGATATATTATGACGATCTTCTTCCTTCAGGAGTGTCAGACAGGTTCTCGGGTTCTAAATCAGGCACATCAGCATCACTTGCCATCAGCGGCCTGCAGAGCGAAGATGAAGCAGATTATTATTGTGCCGCGTGGGATGATTCACTTAACGGATGGGTGTTCGGCGGAGGCACGAAGGTGACAGTACTTGGTGGAGGGGGAGGGAGCCAGGTTCAACTTCAAGAATCCGGCCCAGGTTTGGTAAAGCCTTCAGGTACCTTATCGCTGACTTGTGCAGTGTCAGGAGGATCAATCTCCAGTAGTAATTGGTGGTCATGGGTCCGACAGCCTCCAGGGAAAGGACTAGAGTGGATTGGCGAGATTTACCACTCTGGGAGTACCAACTACAACCCTTCACTTAAATCACGAGTCACAATTAGTGTTGATAAATCAAAGAATCAATTCAGCCTCAAGCTATCATCAGTGACAGCAGCAGATACAGCGGTCTATTATTGTGCTAGACTTCCAGGCTACGAATCAGCATTTGATATCTGGGGACAAGGAACCATGGTAACTGTTAGTAGCGGTAGTACCTCCGGATCAGGAAAGCCGGGCTCTGGAGAAGGATCTACAAAGGGCGAGATCGTCCTCACTCAGTCTCCAGGCACCCTGTCTTTGTCACCTGGAGAACGGGCAACACTTTCATGCAGAGCATCACAAAGCGTTAGTAGTAGCTATCTTGCCTGGTATCAGCAAAAACCGGGCCAGGCACCTAGACTGCTCATTTATGGAGCTTCCTCAAGAGCAACAGGAATCCCTGACCGGTTCAGCGGGTCCGGCTCTGGTACTGATTTCACCTTAACAATCTCAAGACTTGAACCTGAAGATTTCGCAGTGTATTATTGTCAGCAGGCAGGACTCTTCCCGTATACATTCGGCGGAGGCACAAAAGTGGAAATTAAAGGAGGAGGTGGCTCCGAGGTCCAACTTGTGCAATCAGGAGCAGAAGTGAAGAAGCCAGGCGAATCACTTAAGATTTCCTGCAAAGGATCAGGATACTCATTTACATCATACTGGATCGGATGGGTCCGGCAGATGCCCGGCAAAGGATTGGAGTGGATGGGCATCATCTACCCTGGAGATTCAGATACAAGATACTCACCTTCCTTCCAAGGCCAGGTCACCATATCGGCTGACAAATCAATCTCAACAGCATACCTTCAATGGTCATCACTTAAAGCATCAGATACAGCAATGTACTACTGCGCAAGGCTTAGCTATTCATGGTCATCATGGTACTGGGATTTCTGGGGGCAAGGCACGCTGGTTACAGTCTCATCCTTTGTACCTGTGTTTCTTCCTGCAAAGCCGACCACAACTCCCGCACCTAGACCTCCAACTCCGGCACCAACCATTGCATCACAACCTCTAAGTCTGAGGCCCGAGGCATGCAGACCTGCAGCAGGAGGAGCAGTGCACACAAGAGGACTTGATTTCGCGTGTGATATCTACATCTGGGCACCCCTGGCCGGAACATGTGGAGTGCTTCTTCTTTCACTTGTGATCACACTTTACTGCAACCACAGAAACAAGCGCGGTAGAAAGAAGCTACTGTACATCTTTAAACAACCTTTCATGCGTCCTGTGCAAACAACACAAGAAGAAGATGGATGCTCATGCAGATTTCCTGAAGAAGAAGAAGGAGGATGCGAACTTAGAGTGAAATTCAGCCGATCAGCAGATGCACCTGCATACCAACAAGGACAGAATCAGCTCTATAATGAGCTGAATTTGGGAAGAAGAGAAGAATACGATGTGCTTGATAAGCGCAGAGGTCGAGACCCAGAAATGGGAGGAAAGCCGAGGAGGAAGAATCCGCAAGAAGGACTATATAATGAGCTCCAGAAGGATAAGATGGCTGAAGCATACTCAGAAATCGGAATGAAAGGAGAAAGAAGAAGAGGAAAGGGCCATGATGGACTTTACCAAGGACTTTCAACAGCAACAAAGGACACTTACGATGCACTTCACATGCAAGCACTTCCTCCTAGA
PXL1419 CARタンパク質配列(配列番号64)
MALPVTALLLPLALLLHAARPQAVLTQPPSVSEAPRQRVTISCSGSSSNIGNNAVSWYQQLPGKAPKLLIYYDDLLPSGVSDRFSGSKSGTSASLAISGLQSEDEADYYCAAWDDSLNGWVFGGGTKVTVLGGGGGSQVQLQESGPGLVKPSGTLSLTCAVSGGSISSSNWWSWVRQPPGKGLEWIGEIYHSGSTNYNPSLKSRVTISVDKSKNQFSLKLSSVTAADTAVYYCARLPGYESAFDIWGQGTMVTVSSGSTSGSGKPGSGEGSTKGEIVLTQSPGTLSLSPGERATLSCRASQSVSSSYLAWYQQKPGQAPRLLIYGASSRATGIPDRFSGSGSGTDFTLTISRLEPEDFAVYYCQQAGLFPYTFGGGTKVEIKGGGGSEVQLVQSGAEVKKPGESLKISCKGSGYSFTSYWIGWVRQMPGKGLEWMGIIYPGDSDTRYSPSFQGQVTISADKSISTAYLQWSSLKASDTAMYYCARLSYSWSSWYWDFWGQGTLVTVSSFVPVFLPAKPTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCNHRNKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR
PXL1435 CAR核酸配列(配列番号65)
ATGGCACTTCCTGTGACAGCCTTGCTCTTGCCCTTAGCACTGCTGCTTCATGCGGCGAGACCTGAGGTCCAACTTGTGCAATCAGGAGCAGAAGTGAAGAAGCCAGGCGAATCACTTAAGATTTCCTGCAAAGGATCAGGATACTCATTTACATCATACTGGATCGGATGGGTCCGGCAGATGCCCGGCAAAGGATTGGAGTGGATGGGCATCATCTACCCTGGAGATTCAGATACAAGATACTCACCTTCCTTCCAAGGCCAGGTCACCATATCGGCTGACAAATCAATCTCAACAGCATACCTTCAATGGTCATCACTTAAAGCATCAGATACAGCAATGTACTACTGCGCAAGGCTTAGCTATTCATGGTCATCATGGTACTGGGATTTCTGGGGGCAAGGCACGCTGGTTACAGTCTCATCCGGAGGGGGAGGGAGCGAGATCGTCCTCACTCAGTCTCCAGGCACCCTGTCTTTGTCACCTGGAGAACGGGCAACACTTTCATGCAGAGCATCACAAAGCGTTAGTAGTAGCTATCTTGCCTGGTATCAGCAAAAACCGGGCCAGGCACCTAGACTGCTCATTTATGGAGCTTCCTCAAGAGCAACAGGAATCCCTGACCGGTTCAGCGGGTCCGGCTCTGGTACTGATTTCACCTTAACAATCTCAAGACTTGAACCTGAAGATTTCGCAGTGTATTATTGTCAGCAGGCAGGACTCTTCCCGTATACATTCGGCGGAGGCACAAAAGTGGAAATTAAAGGTAGTACCTCCGGATCAGGAAAGCCGGGCTCTGGAGAAGGATCTACAAAGGGCCAGGTTCAACTTCAAGAATCCGGCCCAGGTTTGGTAAAGCCTTCAGGTACCTTATCGCTGACTTGTGCAGTGTCAGGAGGATCAATCTCCAGTAGTAATTGGTGGTCATGGGTCCGACAGCCTCCAGGGAAAGGACTAGAGTGGATTGGCGAGATTTACCACTCTGGGAGTACCAACTACAACCCTTCACTTAAATCACGAGTCACAATTAGTGTTGATAAATCAAAGAATCAATTCAGCCTCAAGCTATCATCAGTGACAGCAGCAGATACAGCGGTCTATTATTGTGCTAGACTTCCAGGCTACGAATCAGCATTTGATATCTGGGGACAAGGAACCATGGTAACTGTTAGTAGCGGAGGAGGTGGCTCCCAAGCAGTACTGACGCAGCCGCCCTCAGTGTCAGAGGCGCCAAGGCAAAGAGTAACCATAAGTTGTTCTGGATCTTCCAGCAATATTGGTAACAACGCAGTGAGCTGGTATCAGCAGCTACCGGGAAAGGCTCCCAAGCTATTGATATATTATGACGATCTTCTTCCTTCAGGAGTGTCAGACAGGTTCTCGGGTTCTAAATCAGGCACATCAGCATCACTTGCCATCAGCGGCCTGCAGAGCGAAGATGAAGCAGATTATTATTGTGCCGCGTGGGATGATTCACTTAACGGATGGGTGTTCGGCGGAGGCACGAAGGTGACAGTACTTGGTTTTGTACCTGTGTTTCTTCCTGCAAAGCCGACCACAACTCCCGCACCTAGACCTCCAACTCCGGCACCAACCATTGCATCACAACCTCTAAGTCTGAGGCCCGAGGCATGCAGACCTGCAGCAGGAGGAGCAGTGCACACAAGAGGACTTGATTTCGCGTGTGATATCTACATCTGGGCACCCCTGGCCGGAACATGTGGAGTGCTTCTTCTTTCACTTGTGATCACACTTTACTGCAACCACAGAAACAAGCGCGGTAGAAAGAAGCTACTGTACATCTTTAAACAACCTTTCATGCGTCCTGTGCAAACAACACAAGAAGAAGATGGATGCTCATGCAGATTTCCTGAAGAAGAAGAAGGAGGATGCGAACTTAGAGTGAAATTCAGCCGATCAGCAGATGCACCTGCATACCAACAAGGACAGAATCAGCTCTATAATGAGCTGAATTTGGGAAGAAGAGAAGAATACGATGTGCTTGATAAGCGCAGAGGTCGAGACCCAGAAATGGGAGGAAAGCCGAGGAGGAAGAATCCGCAAGAAGGACTATATAATGAGCTCCAGAAGGATAAGATGGCTGAAGCATACTCAGAAATCGGAATGAAAGGAGAAAGAAGAAGAGGAAAGGGCCATGATGGACTTTACCAAGGACTTTCAACAGCAACAAAGGACACTTACGATGCACTTCACATGCAAGCACTTCCTCCTAGA
PXL1435 CARタンパク質配列(配列番号66)
MALPVTALLLPLALLLHAARPEVQLVQSGAEVKKPGESLKISCKGSGYSFTSYWIGWVRQMPGKGLEWMGIIYPGDSDTRYSPSFQGQVTISADKSISTAYLQWSSLKASDTAMYYCARLSYSWSSWYWDFWGQGTLVTVSSGGGGSEIVLTQSPGTLSLSPGERATLSCRASQSVSSSYLAWYQQKPGQAPRLLIYGASSRATGIPDRFSGSGSGTDFTLTISRLEPEDFAVYYCQQAGLFPYTFGGGTKVEIKGSTSGSGKPGSGEGSTKGQVQLQESGPGLVKPSGTLSLTCAVSGGSISSSNWWSWVRQPPGKGLEWIGEIYHSGSTNYNPSLKSRVTISVDKSKNQFSLKLSSVTAADTAVYYCARLPGYESAFDIWGQGTMVTVSSGGGGSQAVLTQPPSVSEAPRQRVTISCSGSSSNIGNNAVSWYQQLPGKAPKLLIYYDDLLPSGVSDRFSGSKSGTSASLAISGLQSEDEADYYCAAWDDSLNGWVFGGGTKVTVLGFVPVFLPAKPTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCNHRNKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR
PXL1436 CAR核酸配列(配列番号67)
ATGGCACTTCCTGTGACAGCCTTGCTCTTGCCCTTAGCACTGCTGCTTCATGCGGCGAGACCTGAGATCGTCCTCACTCAGTCTCCAGGCACCCTGTCTTTGTCACCTGGAGAACGGGCAACACTTTCATGCAGAGCATCACAAAGCGTTAGTAGTAGCTATCTTGCCTGGTATCAGCAAAAACCGGGCCAGGCACCTAGACTGCTCATTTATGGAGCTTCCTCAAGAGCAACAGGAATCCCTGACCGGTTCAGCGGGTCCGGCTCTGGTACTGATTTCACCTTAACAATCTCAAGACTTGAACCTGAAGATTTCGCAGTGTATTATTGTCAGCAGGCAGGACTCTTCCCGTATACATTCGGCGGAGGCACAAAAGTGGAAATTAAAGGAGGGGGAGGGAGCGAGGTCCAACTTGTGCAATCAGGAGCAGAAGTGAAGAAGCCAGGCGAATCACTTAAGATTTCCTGCAAAGGATCAGGATACTCATTTACATCATACTGGATCGGATGGGTCCGGCAGATGCCCGGCAAAGGATTGGAGTGGATGGGCATCATCTACCCTGGAGATTCAGATACAAGATACTCACCTTCCTTCCAAGGCCAGGTCACCATATCGGCTGACAAATCAATCTCAACAGCATACCTTCAATGGTCATCACTTAAAGCATCAGATACAGCAATGTACTACTGCGCAAGGCTTAGCTATTCATGGTCATCATGGTACTGGGATTTCTGGGGGCAAGGCACGCTGGTTACAGTCTCATCCGGTAGTACCTCCGGATCAGGAAAGCCGGGCTCTGGAGAAGGATCTACAAAGGGCCAAGCAGTACTGACGCAGCCGCCCTCAGTGTCAGAGGCGCCAAGGCAAAGAGTAACCATAAGTTGTTCTGGATCTTCCAGCAATATTGGTAACAACGCAGTGAGCTGGTATCAGCAGCTACCGGGAAAGGCTCCCAAGCTATTGATATATTATGACGATCTTCTTCCTTCAGGAGTGTCAGACAGGTTCTCGGGTTCTAAATCAGGCACATCAGCATCACTTGCCATCAGCGGCCTGCAGAGCGAAGATGAAGCAGATTATTATTGTGCCGCGTGGGATGATTCACTTAACGGATGGGTGTTCGGCGGAGGCACGAAGGTGACAGTACTTGGTGGAGGAGGTGGCTCCCAGGTTCAACTTCAAGAATCCGGCCCAGGTTTGGTAAAGCCTTCAGGTACCTTATCGCTGACTTGTGCAGTGTCAGGAGGATCAATCTCCAGTAGTAATTGGTGGTCATGGGTCCGACAGCCTCCAGGGAAAGGACTAGAGTGGATTGGCGAGATTTACCACTCTGGGAGTACCAACTACAACCCTTCACTTAAATCACGAGTCACAATTAGTGTTGATAAATCAAAGAATCAATTCAGCCTCAAGCTATCATCAGTGACAGCAGCAGATACAGCGGTCTATTATTGTGCTAGACTTCCAGGCTACGAATCAGCATTTGATATCTGGGGACAAGGAACCATGGTAACTGTTAGTAGCTTTGTACCTGTGTTTCTTCCTGCAAAGCCGACCACAACTCCCGCACCTAGACCTCCAACTCCGGCACCAACCATTGCATCACAACCTCTAAGTCTGAGGCCCGAGGCATGCAGACCTGCAGCAGGAGGAGCAGTGCACACAAGAGGACTTGATTTCGCGTGTGATATCTACATCTGGGCACCCCTGGCCGGAACATGTGGAGTGCTTCTTCTTTCACTTGTGATCACACTTTACTGCAACCACAGAAACAAGCGCGGTAGAAAGAAGCTACTGTACATCTTTAAACAACCTTTCATGCGTCCTGTGCAAACAACACAAGAAGAAGATGGATGCTCATGCAGATTTCCTGAAGAAGAAGAAGGAGGATGCGAACTTAGAGTGAAATTCAGCCGATCAGCAGATGCACCTGCATACCAACAAGGACAGAATCAGCTCTATAATGAGCTGAATTTGGGAAGAAGAGAAGAATACGATGTGCTTGATAAGCGCAGAGGTCGAGACCCAGAAATGGGAGGAAAGCCGAGGAGGAAGAATCCGCAAGAAGGACTATATAATGAGCTCCAGAAGGATAAGATGGCTGAAGCATACTCAGAAATCGGAATGAAAGGAGAAAGAAGAAGAGGAAAGGGCCATGATGGACTTTACCAAGGACTTTCAACAGCAACAAAGGACACTTACGATGCACTTCACATGCAAGCACTTCCTCCTAGA
PXL1436 CARタンパク質配列(配列番号68)
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PXL1437 CAR核酸配列(配列番号69)
ATGGCACTTCCTGTGACAGCCTTGCTCTTGCCCTTAGCACTGCTGCTTCATGCGGCGAGACCTCAGGTTCAACTTCAAGAATCCGGCCCAGGTTTGGTAAAGCCTTCAGGTACCTTATCGCTGACTTGTGCAGTGTCAGGAGGATCAATCTCCAGTAGTAATTGGTGGTCATGGGTCCGACAGCCTCCAGGGAAAGGACTAGAGTGGATTGGCGAGATTTACCACTCTGGGAGTACCAACTACAACCCTTCACTTAAATCACGAGTCACAATTAGTGTTGATAAATCAAAGAATCAATTCAGCCTCAAGCTATCATCAGTGACAGCAGCAGATACAGCGGTCTATTATTGTGCTAGACTTCCAGGCTACGAATCAGCATTTGATATCTGGGGACAAGGAACCATGGTAACTGTTAGTAGCGGAGGGGGAGGGAGCCAAGCAGTACTGACGCAGCCGCCCTCAGTGTCAGAGGCGCCAAGGCAAAGAGTAACCATAAGTTGTTCTGGATCTTCCAGCAATATTGGTAACAACGCAGTGAGCTGGTATCAGCAGCTACCGGGAAAGGCTCCCAAGCTATTGATATATTATGACGATCTTCTTCCTTCAGGAGTGTCAGACAGGTTCTCGGGTTCTAAATCAGGCACATCAGCATCACTTGCCATCAGCGGCCTGCAGAGCGAAGATGAAGCAGATTATTATTGTGCCGCGTGGGATGATTCACTTAACGGATGGGTGTTCGGCGGAGGCACGAAGGTGACAGTACTTGGTGGTAGTACCTCCGGATCAGGAAAGCCGGGCTCTGGAGAAGGATCTACAAAGGGCGAGGTCCAACTTGTGCAATCAGGAGCAGAAGTGAAGAAGCCAGGCGAATCACTTAAGATTTCCTGCAAAGGATCAGGATACTCATTTACATCATACTGGATCGGATGGGTCCGGCAGATGCCCGGCAAAGGATTGGAGTGGATGGGCATCATCTACCCTGGAGATTCAGATACAAGATACTCACCTTCCTTCCAAGGCCAGGTCACCATATCGGCTGACAAATCAATCTCAACAGCATACCTTCAATGGTCATCACTTAAAGCATCAGATACAGCAATGTACTACTGCGCAAGGCTTAGCTATTCATGGTCATCATGGTACTGGGATTTCTGGGGGCAAGGCACGCTGGTTACAGTCTCATCCGGAGGAGGTGGCTCCGAGATCGTCCTCACTCAGTCTCCAGGCACCCTGTCTTTGTCACCTGGAGAACGGGCAACACTTTCATGCAGAGCATCACAAAGCGTTAGTAGTAGCTATCTTGCCTGGTATCAGCAAAAACCGGGCCAGGCACCTAGACTGCTCATTTATGGAGCTTCCTCAAGAGCAACAGGAATCCCTGACCGGTTCAGCGGGTCCGGCTCTGGTACTGATTTCACCTTAACAATCTCAAGACTTGAACCTGAAGATTTCGCAGTGTATTATTGTCAGCAGGCAGGACTCTTCCCGTATACATTCGGCGGAGGCACAAAAGTGGAAATTAAATTTGTACCTGTGTTTCTTCCTGCAAAGCCGACCACAACTCCCGCACCTAGACCTCCAACTCCGGCACCAACCATTGCATCACAACCTCTAAGTCTGAGGCCCGAGGCATGCAGACCTGCAGCAGGAGGAGCAGTGCACACAAGAGGACTTGATTTCGCGTGTGATATCTACATCTGGGCACCCCTGGCCGGAACATGTGGAGTGCTTCTTCTTTCACTTGTGATCACACTTTACTGCAACCACAGAAACAAGCGCGGTAGAAAGAAGCTACTGTACATCTTTAAACAACCTTTCATGCGTCCTGTGCAAACAACACAAGAAGAAGATGGATGCTCATGCAGATTTCCTGAAGAAGAAGAAGGAGGATGCGAACTTAGAGTGAAATTCAGCCGATCAGCAGATGCACCTGCATACCAACAAGGACAGAATCAGCTCTATAATGAGCTGAATTTGGGAAGAAGAGAAGAATACGATGTGCTTGATAAGCGCAGAGGTCGAGACCCAGAAATGGGAGGAAAGCCGAGGAGGAAGAATCCGCAAGAAGGACTATATAATGAGCTCCAGAAGGATAAGATGGCTGAAGCATACTCAGAAATCGGAATGAAAGGAGAAAGAAGAAGAGGAAAGGGCCATGATGGACTTTACCAAGGACTTTCAACAGCAACAAAGGACACTTACGATGCACTTCACATGCAAGCACTTCCTCCTAGA
PXL1437 CARタンパク質配列(配列番号70)
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図1
図2
図3
図4
図5
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図8
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図10
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図20
図21
【配列表】
2023530757000001.app
【国際調査報告】