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特表2023-530989切断インジケータを有するプランジソー、及びプランジソーを動作させる方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-07-20
(54)【発明の名称】切断インジケータを有するプランジソー、及びプランジソーを動作させる方法
(51)【国際特許分類】
   B23D 45/16 20060101AFI20230712BHJP
   B23D 47/04 20060101ALI20230712BHJP
   B27G 19/02 20060101ALI20230712BHJP
   B27B 9/02 20060101ALI20230712BHJP
   B27B 9/00 20060101ALI20230712BHJP
【FI】
B23D45/16
B23D47/04 Z
B27G19/02 Z
B27B9/02
B27B9/00 G
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022577492
(86)(22)【出願日】2021-06-23
(85)【翻訳文提出日】2022-12-16
(86)【国際出願番号】 EP2021067123
(87)【国際公開番号】W WO2021259990
(87)【国際公開日】2021-12-30
(31)【優先権主張番号】63/044,034
(32)【優先日】2020-06-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518361790
【氏名又は名称】フェスツール ゲーエムベーハー
(74)【代理人】
【識別番号】100169904
【弁理士】
【氏名又は名称】村井 康司
(74)【代理人】
【識別番号】100175617
【弁理士】
【氏名又は名称】三崎 正輝
(72)【発明者】
【氏名】ヨナタン ヴェイク
(72)【発明者】
【氏名】ミヒャエル マーヤー
【テーマコード(参考)】
3C040
【Fターム(参考)】
3C040AA01
3C040GG00
3C040LL05
(57)【要約】
。プランジソー(10)は、モータ(90)と、丸鋸刃(200)をプランジソー(10)に動作可能に取り付け、モータ(90)からトルクを受領するように構成されたアーバ(100)とを含む。プランジソー(10)はまた、ベースプレート(304)とベースプレート・ピボット(316)とを含む。プランジソー(10)はさらに、格納された配向(54)から降下された配向(52)にプランジソー(10)を移行し(532)、丸鋸刃(200)を被加工物(98)に降下させるために、使用者によって、被加工物(98)を切断するプランジソー(10)の有効な使用中に、選択的に作動されるように構成されたプランジ機構(380)を含む。プランジソー(10)はまた、丸鋸刃(200)の縁部の場所(504)を被加工物(98)上で視覚的に示すために被加工物(98)上に光の線(516)を照射するように構成された切断インジケータを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シャフト回転軸を中心に回転するように構成されたモータシャフトを含むモータと、
丸鋸刃をプランジソーに動作可能に取り付け、前記モータシャフトが前記シャフト回転軸を中心に回転するときに前記モータからトルクを受領するように構成されたアーバと、
アーバ対面側面及びアーバ反対側面を画定するベースプレートと、
前記アーバを前記ベースプレートの前記アーバ対面側面に動作可能に取り付けるベースプレート・ピボットと、
互いに対する、前記ベースプレート・ピボットを中心とする前記アーバ及び前記ベースプレートの回転を介して、格納された配向から降下された配向に前記プランジソーを移行し、前記丸鋸刃を被加工物に降下させるために、前記プランジソーの使用者によって、前記被加工物を切断する前記プランジソーの有効な使用中に、選択的に作動するように構成されたプランジ機構と、
前記丸鋸刃の縁部の場所を前記被加工物上で視覚的に示すために前記被加工物上に光の線を照射するように構成された切断インジケータと
を備える、プランジソー。
【請求項2】
前記切断インジケータが、前縁の切断インジケータを含み、さらに、前記光の線が、前記被加工物上に、前記丸鋸刃の前縁の前方の場所を視覚的に示すように構成される前縁の光の線である、請求項1に記載のプランジソー。
【請求項3】
前記前縁の切断インジケータが、前記プランジソーが前記格納された配向及び前記降下された配向のどちらにあるときも、前記被加工物上に前記光の線を照射するように構成される、請求項2に記載のプランジソー。
【請求項4】
前記切断インジケータが、後縁の切断インジケータを含み、さらに、前記光の線が、前記被加工物上に、前記丸鋸刃の後縁の後方の場所を視覚的に示すように構成される後縁の光の線を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載のプランジソー。
【請求項5】
(i)前記プランジソーが前記降下された配向にあるとき、
(ii)前記プランジソーが前記降下された配向にあるときのみ、
(iii)前記プランジソーが完全に降下された配向にあるとき、及び、
(iv)前記プランジソーが前記完全に降下された配向にあるときのみ
のうちの少なくとも1つの場合に、前記後縁の切断インジケータが、前記被加工物上に前記光の線を照射するように構成される、請求項4に記載のプランジソー。
【請求項6】
前記切断インジケータが、前記後縁の切断インジケータと、前縁の切断インジケータとを含む、請求項2~5のいずれか一項に記載のプランジソー。
【請求項7】
前記切断インジケータが、前記丸鋸刃がその中で回転するように構成されたブレード面に対して少なくとも略垂直である方向に前記光の線を照射するように構成される、請求項1~6のいずれか一項に記載のプランジソー。
【請求項8】
前記切断インジケータが、前記光の線を照射するように構成された光源を含む、請求項1~7のいずれか一項に記載のプランジソー。
【請求項9】
前記光源が、前記光の線を照射するように構成された切断インジケータLEDを含む、又は、前記光の線を照射するように構成された切断インジケータLEDである、請求項8に記載のプランジソー。
【請求項10】
前記光源が、コリメート光を照射するように構成され、前記コリメート光が、前記光の線を画定する、請求項8又は9に記載のプランジソー。
【請求項11】
前記光源が、光の弧を照射するように構成され、さらに、前記光の線が、前記被加工物に入射する前記光の弧の一部で画定される、請求項8~10のいずれか一項に記載のプランジソー。
【請求項12】
前記光源が、前記光の第1の部分が前記丸鋸刃に入射し、前記光の第2の部分が前記被加工物に入射するように、前記丸鋸刃を越えて光を照射するように構成され、前記光の第2の部分が前記光の線を画定する、請求項8~11のいずれか一項に記載のプランジソー。
【請求項13】
前記丸鋸刃の前記縁部の前記場所が、前記丸鋸刃の影から前記光の線への移行によって、前記被加工物上に示される、請求項12に記載のプランジソー。
【請求項14】
前記プランジソーがプランジアセンブリを含み、前記プランジアセンブリが、前記アーバ及び前記モータを含み、前記ベースプレート・ピボットを介して前記ベースプレートに動作可能に取り付けられる、請求項8~13のいずれか一項に記載のプランジソー。
【請求項15】
前記切断インジケータが、
(i)前記プランジアセンブリと前記光源との間で延在する電気伝導体、並びに、
(ii)前記プランジアセンブリ及び前記ベースプレートの両方に動作可能に取り付けられて、前記光の線を照射するように構成された光ファイバケーブル
のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項14に記載のプランジソー。
【請求項16】
前記プランジソーが、前記プランジソーの少なくとも1つの他の構成要素に電流を選択的に供給するように構成されたスイッチを含む、請求項1~15のいずれか一項に記載のプランジソー。
【請求項17】
前記切断インジケータが、前記スイッチが前記プランジソーの少なくとも1つの他の構成要素に前記電流を選択的に流すときに、前記丸鋸刃の前記縁部の前記場所を示すように構成される、請求項16に記載のプランジソー。
【請求項18】
前記切断インジケータが、少なくとも5秒の少なくとも閾値表示時間の間、前記丸鋸刃の前記縁部の前記場所を示すように構成される、請求項17に記載のプランジソー。
【請求項19】
前記ベースプレート・ピボットが、プランジアセンブリの後縁領域を、前記ベースプレートの後縁領域に動作可能に取り付ける、請求項1~18のいずれか一項に記載のプランジソー。
【請求項20】
前記プランジ機構が、前記プランジソーの前記格納された配向から前記降下された配向への移行を可能とするために、前記使用者によって選択的に作動されるように構成されたプランジ解放機構を含む、請求項1~19のいずれか一項に記載のプランジソー。
【請求項21】
前記プランジ機構が、前記プランジソーを前記格納された配向に選択的に保持するように構成された、格納された配向ロックをさらに含み、前記プランジ解放機構が、前記格納された配向ロックを解放し、前記プランジソーの前記格納された配向から前記降下された配向への移行を可能とするために、選択的に作動するように構成される、請求項20に記載のプランジソー。
【請求項22】
前記プランジソーがトラックソーである、請求項1~21のいずれか一項に記載のプランジソー。
【請求項23】
プランジソーを動作させる方法であって、
前記プランジソーのスイッチを作動させることと、
前記作動させることに応答して、前記プランジソーの丸鋸刃の回転を開始することと、
前記作動させることに応答して、前記丸鋸刃の縁部の場所を被加工物上で視覚的に示すために前記被加工物上への光の線の照射を開始することと、
前記丸鋸刃の前記回転中、さらには前記光の線の照射中に、前記丸鋸刃を前記被加工物に降下させることと
を含む、方法。
【請求項24】
前記照射を開始することが、前記被加工物上への前縁の光の線の照射を開始することを含む、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記降下させることに応答して、前記照射を開始することが、前記被加工物上への後縁の光の線の照射を開始することをさらに含む、請求項23又は24に記載の方法。
【請求項26】
少なくとも5秒の少なくとも閾値表示時間の間、前記被加工物上への前記光の線の照射を維持することをさらに含む、請求項23~25のいずれか一項に記載の方法。
【請求項27】
前記降下させることが、前記丸鋸刃を含む、前記プランジソーのプランジアセンブリを、前記プランジソーのベースプレートに対して、及び、前記プランジソーのベースプレート・ピボットを中心に回転させることを含む、請求項23~25のいずれか一項に記載の方法。
【請求項28】
前記回転させることが、前記プランジアセンブリの前縁を前記ベースプレートの前縁の方へ回転させることを含む、請求項27に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2020年6月25日に出願された米国仮特許出願第63/044,034号の優先権を主張し、その開示全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は一般に、切断インジケータを有するプランジソー、及び/又はプランジソーを動作させる方法に関する。
【背景技術】
【0003】
プランジソーは、携帯用丸鋸の一種であり、丸鋸刃を含む及び/又は丸鋸刃に動作可能に取り付けられたプランジアセンブリが、丸鋸刃の領域を、ベースプレートを越えて及び/又は被加工物に降下させるために、ベースプレートに対して回転する。一部の例では、プランジソーは、丸鋸刃が被加工物の縁部と接触を開始するように利用されてもよい。一部の例では、プランジソーは、丸鋸刃が被加工物の中心領域、すなわち平坦面と接触を開始するように利用されてもよい。両方の例では、丸鋸刃が被加工物を切断するために利用されるとき、プランジソーの使用者が、丸鋸刃の前縁及び/又は丸鋸刃の後縁を視覚的に見ることは難しいことがある。その結果、特に、正確な切断が被加工物の中心領域で終了するとき、及び/又は、被加工物の全体にわたって延在しないとき、プランジソーの使用者が、正確な切断を行うことが難しいことがある。したがって、切断インジケータを有する改良されたプランジソー、及び/又は、プランジソーを動作させる改良された方法が必要とされている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
切断インジケータを有するプランジソー、プランジソーを動作させる方法が、本明細書に開示される。プランジソーは、シャフト回転軸を中心に回転するように構成されたモータシャフトを含むモータと、丸鋸刃をプランジソーに動作可能に取り付け、モータシャフトがシャフト回転軸を中心に回転するときにモータからトルクを受領するように構成されたアーバとを含む。プランジソーはまた、アーバ対面側面及びアーバ反対側面を画定するベースプレートと、アーバをベースプレートのアーバ対面側面に動作可能に取り付けるベースプレート・ピボットとを含む。プランジソーはさらに、格納された配向から降下された配向にプランジソーを移行し、丸鋸刃を被加工物に降下させるために、プランジソーの使用者によって、被加工物を切断するプランジソーの有効な使用中に、選択的に作動するように構成されたプランジ機構を含む。移行は、互いに対する、ベースプレート・ピボットを中心とするアーバ及びベースプレートの回転を介する。プランジソーはまた、丸鋸刃の縁部の場所を被加工物上で視覚的に示すために被加工物上に光の線を照射するように構成された切断インジケータを含む。
【0005】
方法は、プランジソーのスイッチを作動させることと、作動させることに応答して、プランジソーの丸鋸刃の回転を開始し、丸鋸刃の縁部の場所を被加工物上で視覚的に示すために被加工物上への光の線の照射を開始することとを含む。方法はまた、丸鋸刃の回転中、さらには光の線の照射中に、丸鋸刃を被加工物に降下させることを含む。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】本開示による、切断インジケータを含むプランジソーの例の略図である。
図2】本開示による、切断インジケータを含むプランジソーの例を例示し、降下された配向にあるプランジソーを例示する概略側面図である。
図3】格納された配向にある、図2のプランジソーを例示する概略側面図である。
図4】本開示による、切断インジケータを含むプランジソーの領域の例を例示する概略上面図である。
図5】本開示によるプランジソーの例の、より模式的でない上部輪郭図である。
図6】本開示によるプランジソーの例の、より模式的でない右側面図である。
図7】本開示によるプランジソーの例の、より模式的でない左側面図である。
図8】本開示によるプランジソーの例の、別のより模式的でない左側面図である。
図9】本開示によるプランジソーの例の、別のより模式的でない左側面図である。
図10】本開示によるプランジソーの例の、より模式的でない正面図である。
図11】本開示によるプランジソーの例の、より模式的でない背面図である。
図12】本開示によるプランジソーの例の、より模式的でない上面図である。
図13】本開示によるプランジソーの例の、より模式的でない底面図である。
図14】本開示による、プランジソーを動作させる方法の例を例示するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1~13は、本開示によるプランジソー10及びその構成要素の例を提供する。類似の又は少なくとも実質的に類似の目的を果たす要素は、図1~13のそれぞれに同じ番号でラベル付けされており、これらの要素は、本明細書においては、図1~13のそれぞれを参照する詳しい検討はされないことがある。同様に、全ての要素が、図1~13のそれぞれにラベル付けされているわけではないが、それに関連した参照番号は、一貫性を保つために本明細書で利用されていることがある。図1~13の1つ又は複数を参照して本明細書で検討される要素、構成要素、及び/又は特徴は、本開示の範囲から逸脱することなく、図1~13のいずれかに含まれ、及び/又は図1~13のいずれかと共に利用されてもよい。
【0008】
概して、特定の実施形態に含まれる傾向がある要素は、実線で例示されている一方で、任意である要素は、破線で例示されている。しかし実線で示された要素は、全ての実施形態に必要不可欠でないことがあり、一部の実施形態では、本開示の範囲から逸脱することなく割愛されてもよい。
【0009】
図1は、本開示による、切断インジケータ500を含むプランジソー10の例の略図である。図2は、本開示による、切断インジケータ500を含むプランジソー10の例を例示する概略側面図であり、本開示による、降下された配向52にあるプランジソーを例示し、一方、図3は、格納された配向54にある、図2のプランジソーを例示する概略側面図である。図4は、本開示による、切断インジケータ500を含むプランジソー10の領域の例を例示する概略上面図である。
【0010】
図5~13は、本開示によるプランジソー10の例のより概略的ではない図である。より詳細には、図5はプランジソー10の上部輪郭図を例示し、図6はプランジソー10の右側面図を例示する。図7は、降下された配向52にあるプランジソーを例示するプランジソー10の左側面図を例示し、図8は、格納された配向54にあるプランジソーを例示するプランジソー10の左側面図を例示し、図9は、いくつかのカバーが取り外された図8の左側面図を例示する。図10はプランジソー10の正面図であり、図11はプランジソー10の背面図であり、図12はプランジソー10の上面図であり、図13はプランジソー10の底面図である。
【0011】
図1に恐らく最良に例示されるように、プランジソー10は、シャフト回転軸94を中心に回転するように構成されたモータシャフト92を含むモータ90を含む。プランジソー10は、モータシャフト92がシャフト回転軸を中心に回転するときに、モータ90からトルクを受領するように構成されたアーバ100も含む。図1~3に破線で、図4、6~11、及び13に実線で例示されるように、プランジソー10は、丸鋸刃200も含んでもよい。丸鋸刃200は、存在するときに、アーバ100を介してプランジソーに動作可能に取り付けられてもよく、及び/又はアーバとともに回転運動するように構成されてもよい。言い換えれば、アーバ100は、丸鋸刃200をプランジソー10に動作可能に取り付け、及び/又は、モータ90からのトルクの受領に応答して丸鋸刃を回転させるように構成されてもよい。丸鋸刃200の回転は、図1~4に模式的に例示されるように、丸鋸刃で被加工物98を切断するのを促進してもよい。
【0012】
図1~3及び5~13に例示されるように、プランジソー10は、ベースプレート304も含む。ベースプレート304は、アーバ対面側面308及びアーバ反対側面312を画定する。図1~3、7~9、及び13に例示されるように、プランジソー10は、ベースプレート・ピボット316をさらに含む。ベースプレート・ピボット316は、モータ90及び/又はアーバ100を、ベースプレート304のアーバ対面側面308に動作可能に取り付ける。一部の例では、モータ90及びアーバ100は、図1~3に例示されるように、プランジアセンブリ84の一部を形成してもよい、又は、本明細書ではプランジアセンブリ84の一部を形成するものと呼ばれてもよい。一部のこのような例では、ベースプレート・ピボット316は、本明細書では、プランジアセンブリ84をベースプレート304に動作可能に取り付けるもの、及び/又は、ベースプレート304に対する、たとえば、ベースプレート・ピボットのピボット軸318を中心とした、プランジアセンブリ84の回転を可能にするものと呼ばれてもよい。
【0013】
引き続き図1~3を参照すると、プランジソー10は、プランジ機構380を含む。プランジ機構380は、プランジソーの使用者によって、被加工物98を切断するプランジソーの有効な使用中に、選択的に作動するように適合され、構成され、設計され、及び/又は構築されてもよいあらゆる適切な構造を含んでもよい。選択的な作動は、たとえば、図3に例示される格納された配向54から、たとえば、図1~2に例示される降下された配向52へのプランジソーの移行を可能にしてもよく、及び/又は、引き起こしてもよい。移行は、ベースプレート・ピボット316を中心とした、及び/又は、ベースプレート・ピボットのピボット軸318を中心とした、アーバ100及びベースプレート304の互いに対する回転を介してもよい。言い換えれば、一部の例では、この移行は、ベースプレート・ピボットを中心とした、及び/又は、ピボット軸を中心とした、プランジアセンブリ84及びベースプレート304の互いに対する回転を介してもよい。この回転により、丸鋸刃200を、ベースプレート304のアーバ反対側面312を越えて及び/又は被加工物98に、回転、移動、延在、及び/又は降下させてもよい。
【0014】
言い換えれば、アーバ100は、完全に下降された配向及び完全に格納された配向によって境界を示されてもよい、相対配向又は相対角度の範囲を通して、ベースプレート304に対して枢動するように構成されてもよい。相対配向のこの範囲の各相対配向に対して、丸鋸刃200は、対応する量によってアーバ反対側面312上に延在してもよく、それによって対応する最大切断深さを丸鋸に提供する。
【0015】
図1~4に恐らく最良に例示されるように、プランジソー10は、切断インジケータ500も含む。図1~2及び4に例示されるように、切断インジケータ500は、光の線516又は少なくとも1つの光の線516を被加工物98上に照射するように構成される。光の線、すなわち被加工物上の光の線の場所は、被加工物上に、丸鋸刃の前縁及び/又は後縁などの丸鋸刃200の縁部の場所504を視覚的に示す。
【0016】
プランジソー10が被加工物98を切断するために利用されるとき、図14の方法1000に関して本明細書でさらに詳細に検討されるように、スイッチ65を作動させてもよく、それにより、モータ90及び/又は切断インジケータ500などの、プランジソーの少なくとも1つの他の構造への電流の供給を可能に及び/又は容易にしてもよい。スイッチ65の作動及び/又は電流の受け取りにより、モータ90がモータシャフト92を回転させてもよく、次に、たとえば、アーバ100の回転を介して、丸鋸刃200を回転させてもよい。スイッチ65の作動により、切断インジケータ500による被加工物98上への光の線516の照射も開始してもよく、被加工物上の光の線の場所が、プランジソーの使用者に、丸鋸刃の少なくとも1つの縁部の場所504を視覚的に示してもよい。言い換えれば、切断インジケータ500を含むプランジソー10は、使用者に追加情報を提供してもよく、及び/又は、使用者による丸鋸刃200の縁部の場所504の識別をより容易にしてもよい。これは、被加工物98内での改良された、すなわち、より正確な切断を可能に及び/若しくは容易にすることができ、並びに/又は、使用者が丸鋸刃の縁部を直接観察する必要なしに、使用者が被加工物98内で正確な切断を行うことを可能にすることができる。
【0017】
一部の例では、切断インジケータ500は、図2及び4に恐らく最良に例示されるような、前縁の光の線517の形態の光の線516を照射するように構成されてもよい、前縁の切断インジケータ501を含んでもよい及び/又は前縁の切断インジケータ501であってもよい。前縁の切断インジケータ501及び/又はその前縁の光の線517は、被加工物98上に、丸鋸刃200の前縁の前方の場所505の形態の場所504を視覚的に示すように構成されてもよく、たとえば、ベースプレート304の前縁領域305に近接してもよい。一部のこのような例では、前縁の切断インジケータ501は、プランジソー10が降下された配向52及び格納された配向54のどちらにあるときも、被加工物98上に、前縁の光の線517の形態の光の線516を照射するように適合され、構成され、設計され、及び/又は構築されてもよい。言い換えれば、前縁の切断インジケータ501は、ベースプレート・ピボット316及び/又はそのピボット軸318を中心したベースプレート304とアーバ100との間の回転配向に関係なく、被加工物98上に前縁の光の線517を照射してもよい。
【0018】
一部のこのような例では、前縁の光の線517は、プランジソーが完全に降下された配向にあるとき、又は、完全に降下された配向にあるときのみ、丸鋸刃の前縁の場所を示してもよい。言い換えれば、被加工物内の、丸鋸刃の前縁の場所は、ベースプレートとアーバとの間の相対配向によって異なってもよい。しかしながら、被加工物上の前縁の光の線517の場所は、この相対配向によって変わらなくてもよい。しかしながら、これが、すべての実施形態で必要というわけではなく、たとえば、ベースプレートとアーバとの間の相対配向に関係なく、及び/又は、ベースプレートとアーバとの間の可動域を通して、丸鋸刃の前縁の場所を示すために、被加工物98上の前縁の光の線517の場所が、ベースプレートとアーバとの間の相対配向によって異なってもよいことは、本開示の範囲内である。
【0019】
追加として又は別法として、一部の例では、切断インジケータ500は、図2及び4に恐らく最良に例示されるような、後縁の光の線518の形態の光の線516を照射するように構成されてもよい、後縁の切断インジケータ502を含んでもよい及び/又は後縁の切断インジケータ502であってもよい。後縁の切断インジケータ502及び/又はその後縁の光の線518は、被加工物98上に、丸鋸刃200の後縁の後方の場所506の形態の場所504を視覚的に示すように構成されてもよく、たとえば、ベースプレート304の後縁領域306に近接してもよい。一部のこのような例では、後縁の切断インジケータ502は、プランジソー10が降下された配向52にあるとき、プランジソーが降下された配向にあるときのみ、プランジソーが完全に降下された配向にあるとき、及び/又は、プランジソーが完全に降下された配向にあるときのみ、被加工物98上に、後縁の光の線518の形態の光の線516を照射するように適合され、構成され、設計され、及び/又は構築されてもよい。言い換えれば、後縁の切断インジケータ502は、プランジソーが降下された配向又は完全に降下された配向にないとき、被加工物98上に後縁の光の線518を照射しなくてもよい。一部のこのような例では、被加工物上に後縁の光の線518を照射する光源は、プランジソーが降下された配向又は完全に降下された配向にあるときを除いて、ブロックされてもよい。
【0020】
前縁の切断インジケータ501及び/又は後縁の切断インジケータ502を含む、切断インジケータ500は、あらゆる適切な方法で場所504を示すために、光の線516を利用してもよい。例として、図4に恐らく最良に例示されるように、切断インジケータ500は、丸鋸刃200がその中で回転するように構成されてもよいブレード面202に垂直又は少なくとも略垂直である方向に、1つ又は複数の光の線516を照射してもよい。
【0021】
切断インジケータ500は、あらゆる適切な構造を含んでもよい。例として、切断インジケータ500は、光の線516を生成、放射、及び/又は照射するように構成されてもよい光源520を含んでもよい。光源520の例は、少なくとも切断インジケータレーザ及び/又は切断インジケータ発光ダイオード(LED)を含む。
【0022】
切断インジケータ500及び/又はその光源520は、あらゆる適切な方法で光の線516を照射してもよい。例として、光源520は、図4に破線で示されるような、コリメート光524を照射するように構成されてもよく、コリメート光は、光の線516を画定してもよい。別の例では、光源520は、図4にテクスチャ領域で示されるような、光の弧526を照射するように構成されてもよい。一部のこのような例では、光の線516は、被加工物98に入射する光の弧の一部で画定されてもよい。一部のこのような例では、光源520は、丸鋸刃200を越えて、光又は光の弧を照射するように構成されてもよい。このような例では、光の第1の部分528は、丸鋸刃200に入射してもよく、光の第2の部分530は、被加工物98に入射してもよい。一部の例では、光の第2の部分は、光の線516を画定してもよい。一部の例では、場所504は、丸鋸刃の影から光の線への移行532によって、被加工物98上に示されてもよい。
【0023】
検討されたプランジソー10は、スイッチ65を含んでもよい、スイッチ65は、モータ90及び/又は切断インジケータ500などのプランジソーの少なくとも1つの他の構成要素に電流を選択的に供給する及び/又は流すように構成されてもよい。一部の例では、切断インジケータ500は、スイッチがプランジソーの少なくとも1つの他の構成要素に電流を選択的に流すときに、又は、そのときのみ、光の線516の照射を介して、丸鋸刃の縁部の場所を示すように構成されてもよい。別法として、一部の例では、切断インジケータは、スイッチがプランジソーの少なくとも1つの他の構成要素に電流を選択的に流すときに、光の線516の照射を開始するように構成されてもよい。一部のこのような例では、切断インジケータはまた、少なくとも閾値表示時間の間、光の線516の照射を介して、丸鋸刃の縁部の場所を示すように構成されてもよい。これは、スイッチ65の作動状態に関係なく、少なくとも閾値表示時間の間、場所を示すことを含んでもよい。そのような構成は、スイッチ65が作動していない及び/又は押されていない、或いは、連続的に作動していない及び/又は押されていないときでさえ、使用者に、丸鋸刃の縁部の場所に関する情報を提供してもよい。閾値表示時間の例は、少なくとも5秒、少なくとも10、少なくとも15秒、少なくとも20秒、少なくとも25秒、少なくとも30秒、多くとも60秒、多くとも50秒、多くとも40秒、多くとも30秒、多くとも20秒、及び/又は多くとも10秒の時間を含む。
【0024】
一部の例では、スイッチ65は、最初の作動位置及び後続の作動位置を含んでもよい。スイッチが最初の作動位置にあるとき、スイッチは、切断インジケータに電流を流してもよく、及び/又は、切断インジケータは、被加工物上に丸鋸刃の縁部の場所を示してもよい。後続の作動位置にあるとき、スイッチは、切断インジケータ及びモータに電流を流してもよい。そのような構成は、丸鋸刃の回転前に、ユーザが丸鋸刃の縁部の位置を決定することを可能にしてもよい。
【0025】
スイッチ65は、プランジアセンブリ84の一部を形成してもよい。言い換えれば、スイッチ65は、ベースプレート・ピボット316を介して、ベースプレート304に動作可能に取り付けられてもよく、並びに/又は、ベースプレート・ピボットを中心に、プランジアセンブリとともに、及び/若しくは、ベースプレートに対して枢動するように構成されてもよい。そのような構成は、プランジソーの改良された制御及び/又は使用者によるスイッチの作動を可能に及び/又は容易にしてもよい。
【0026】
対照的に、光の線516を照射する切断インジケータ500の一部など、及び/又は、光源520などの、切断インジケータ500の少なくとも一部は、ベースプレート304の一部に動作可能に取り付けられてもよい、及び/又は、ベースプレート304の一部を形成してもよい。言い換えれば、切断インジケータ500の少なくとも一部は、ベースプレート・ピボットを介して、アーバ100に、モータ90に、及び/又はプランジアセンブリ84に動作可能に取り付けられていてもよい。一部の例では、光源520は、ベースプレート304に動作可能に取り付けられてもよい。一部のこのような例では、切断インジケータ500は、図2~3に例示されるように、電気伝導体540も含んでもよく、電気伝導体540は、たとえば、光源に電力を供給するために、プランジアセンブリ84と光源520との間で延在してもよい。一部の例では、光源520は、プランジアセンブリ84に動作可能に取り付けられてもよい。一部のこのような例では、切断インジケータ500は、図2~3に例示されるように、光ファイバケーブル542も含んでもよく、光ファイバケーブル542は、プランジアセンブリ84及びその光源520の間で延在してもよく、被加工物98上に光の線516を照射する。そのような構成は、被加工物98に近い及び/又は近接するプランジソー10の領域(たとえば、ベースプレート304)からの光の線516の照射を可能に及び/又は容易にしてもよい。
【0027】
プランジソー10の一部の例では、図2~3に恐らく最良に例示されるように、ベースプレート・ピボット316は、プランジアセンブリ84の後縁領域86を、ベースプレート304の後縁領域306に動作可能に取り付けてもよい。言い換えれば、ベースプレート・ピボット316は、プランジアセンブリ84の前縁領域85が、ベースプレート・ピボットを中心とした回転を介して、ベースプレート304の前縁領域305の方へ及び/又はベースプレート304の前縁領域305から離れるように移動することを可能とするように構成されてもよい。
【0028】
プランジソー10の一部の例では、図1~3に恐らく最良に例示されるように、プランジ機構380は、プランジ解放機構87を含んでもよい。プランジ解放機構87は、存在するときに、プランジソーの格納された配向から降下された配向への移行を可能とするために、使用者によって付勢及び/又は作動されるように構成されてもよい。プランジ解放機構87の例は、あらゆる適切な機械式ピボット、機械式スイッチ、リンケージ、及び/又は使用者からの作動力を受け入れるように構成されてもよい面を含む。
【0029】
図1~3にも例示されるように、プランジ機構380は、格納された配向ロック88を含んでもよい。格納された配向ロック88は、存在するときに、プランジソー10を格納された配向に選択的に保持するように構成されてもよい。そのような構成では、プランジ解放機構87は、格納された配向ロックを解放するために、及び/又は、プランジソーの格納された配向から降下された配向への移行を可能とするために、選択的に作動するように構成されてもよい。格納された配向ロック88の例は、あらゆる適切な受金具、留め金、機械式ロック、並びに/或いは、プランジ解放機構87が使用者によって作動されないときにベースプレート・ピボット316を中心とした回転に抵抗するように、及び/又は、プランジ解放機構が使用者によって作動されたときにベースプレート・ピボットを中心とした回転を可能とするように構成されてもよい1つ又は複数の構造を含む。
【0030】
プランジソー10は、被加工物を切断するために丸鋸刃200を利用するように適合され、構成され、設計され、及び/又は構築された、あらゆる適切な型又は様式のプランジソーを含んでもよい。プランジソー10の例は、図1~3に概略的に例示されるような、携帯用プランジソー12及び/又はトラックソー40を含む。一部の例では、プランジソー10は、上記の両方の鋸からの構造及び/若しくは特徴を含んでもよく、及び/又は、上記の両方の鋸の機能を組み込んでもよい。例として、本明細書でさらに詳細に検討されるように、所定のプランジソー10は、携帯用プランジソー12及び/若しくはトラックソー40であってもよく、並びに/又は、携帯用プランジソー12及び/若しくはトラックソー40の機能を組み込んでもよい。したがって、本開示によるプランジソー10は、本明細書に開示される特徴の1つ又は複数を含んでもよいが、プランジソー10は、本明細書に開示される特徴のすべてを含む必要はない。
【0031】
モータ90は、モータシャフト92の回転のため、及び/又は丸鋸刃200の回転及び/又は作動のために原動力を提供し得る、あらゆる適切な構造を含んでもよい。モータ90の例は、電気モータ、AC電気モータ、DC電気モータ、ブラシレスDCモータ、可変速モータ、及び/又は単一速度モータを含む。
【0032】
図1~3に破線、図5、7~9及び11~12に実線で例示されたように、プランジソー10は、プランジソーを動作中に使用者によって把持され、及び/又は保持されるように構成された、把持領域60を含んでもよい。把持領域60は、存在する時に、本明細書ではハンドル若しくはハンドグリップと呼ばれてもよく、及び/又はハンドル若しくはハンドグリップであってもよい。
【0033】
また図1~3に破線、図5及び7~9に実線で例示されたように、プランジソー10は少なくとも1つのスイッチ65を含んでもよい。説明したように、スイッチ65は、存在する時に、プランジソーの少なくとも1つの他の構成要素に電流を提供することを可能にし、及び/若しくは許容し、並びに/又はプランジソーのその少なくとも1つの他の構成要素の電源駆動を許容するなどのために、プランジソーの使用者によって選択的に作動されるように構成されてもよい。例として、スイッチ65の選択的作動は、プランジソーのモータ制御装置の動作を可能にし、モータ90に電流を選択的に供給し及び/又は加え、モータ制御装置がモータに電流を選択的に加えることを可能にし、及び/又はモータがモータシャフトの回転のために原動力を提供することを許容し、若しくは向けるために利用されてもよい。一部の例では、電流は、モータ90などのプランジソーの少なくとも1つの他の構成要素に電力供給し、又は直接電力供給するために利用されてもよい。一部のこのような例では、電流は、本明細書では電力信号と呼ばれることもある。一部の例では、電流は、プランジソーのモータ制御装置などのプランジソーの少なくとも1つの他の構成要素に送られる、電気データ信号であってもよい。一部のこのような例では、電流は、本明細書ではデータ信号及び/又は電気データ信号と呼ばれることもある。スイッチ65の例は、電気スイッチ、通常開いている電気スイッチ、瞬間電気スイッチ、及び/又は係止瞬間電気スイッチを含む。
【0034】
プランジソー10は、モータ90に電力供給するために、あらゆる適切な電源及び対応する電力構造70を含んでもよい。電力構造の例は、図1~3に例示されたように、コード72、及び/又は電池74を含む。
【0035】
また図1~3に破線、図5~13に実線で例示されたように、プランジソー10はブレードガード80を含んでもよい。ブレードガード80は、存在する時に、使用者と丸鋸刃との間で接触するのを防ぎ、若しくは接触する可能性を低減するなどのために、丸鋸刃200の少なくともある領域を覆うように、収納するように、及び/又は含有するように構成されてもよい。
【0036】
一部の例では、検討されたように、プランジソー10はトラックソー40であってもよい。トラックソー40であるプランジソー10の例では、ベースプレート304は、図1に恐らく最良に例示されるように、トラック42の隆起した細長いリブ44を受けるように構成されてもよいリブ受けチャネル324を含んでもよい。トラック42は、本明細書では細長いトラック42と呼ばれることもあり、1つ又は複数の細長いトラック区画若しくはトラック部分46から形成されてもよく、細長いトラック区画若しくはトラック部分46は、あらゆる適切なトラック長さを画定するために互いに対して動作可能に取り付けられてもよい。トラックソー40の動作中、トラック42は、トラックの縁部がトラックソーに所望の切断線に対応するように、被加工物98に動作可能に取り付けられ、又は締め付けられてもよい。続いてトラックソーは、隆起した細長いリブ44がリブ受けチャネル324内に位置付けられるように、トラックに対して位置付けられてもよく、次いでトラックソーは、細長いトラックの長さの少なくとも一部に沿って並進されてもよく、それによって所望の切断線に沿った直線切断を生成する。
【0037】
図14は、図1~13のプランジソー10などの、本開示によるプランジソーを動作させる方法1000の例を例示するフローチャートである。方法1000は、1010でスイッチを作動させることと、1020で回転を開始することとを含む。方法1000は、1030で照射を開始することも含み、1040で照射を維持することを含んでもよい。方法1000は、1050で作動を止めることをさらに含んでもよく、1060で丸鋸刃を降下させることを含んでもよい。
【0038】
1010でスイッチを作動させることは、プランジソーのあらゆる適切なスイッチを作動させることを含んでもよい。これは、プランジソーの少なくとも1つの他の構成要素に電流を選択的に流す、又は供給するために、スイッチを作動させることを含んでもよい。プランジソーの少なくとも1つの他の構成要素の例は、本明細書に開示される。スイッチの例は、スイッチ65を参照して本明細書に開示される。
【0039】
方法1000の一部の例では、1010で作動させることは、最初の作動位置にスイッチを作動させることを含んでもよい。一部のこのような例では、1030で開始することは、最初の作動位置にスイッチを作動させることに応答してもよい。一部のこのような例では、1010で作動させることは、スイッチを、最初の作動位置とは異なる後続の作動位置に作動させること、又は続いて作動させることをさらに含んでもよい。一部のこのような例では、1020で開始することは、後続の作動位置にスイッチを作動させることに応答してもよい。
【0040】
1020で回転を開始することは、プランジソーの丸鋸刃の回転を開始することを含んでもよい。これは、モータのモータシャフトを介して、及び/又は、丸鋸のアーバを介して、丸鋸のモータで丸鋸刃にトルクを与えることを含んでもよい。モータの例は、モータ90を参照して本明細書に開示される。モータシャフトの例は、モータシャフト92を参照して本明細書に開示される。アーバの例は、アーバ100を参照して本明細書に開示される。1020で開始することは、1010で作動させることの結果に応答してもよく、1010で作動させることの結果に少なくとも部分的に応答してもよく、1010で作動させることの結果に続いてもよく、及び/又は、1010で作動させることの結果であってもよい。
【0041】
1030で照射を開始することは、被加工物上に光の線の照射を開始することを含んでもよい。これは、たとえば、被加工物における及び/又は丸鋸刃による切断精度の改良を可能にする及び/又は促進するために、丸鋸刃の縁部の場所を被加工物上に及び/又は丸鋸の使用者に示す、又は視覚的に示す光の線の照射を開始することを含んでもよい。光の線の例は、光の線516、前縁の光の線517、及び/又は後縁の光の線518を参照して本明細書に開示される。1030で開始することは、1010で作動させることの結果に応答してもよく、1010で作動させることの結果に少なくとも部分的に応答してもよく、1010で作動させることの結果に続いてもよく、及び/又は、1010で作動させることの結果であってもよい。追加として又は別法として、1030で開始することは、1020での及び/若しくは丸鋸刃の回転を開始することの前に、1020での及び/若しくは鋸刃の回転を開始することの間に、並びに/又は、1020での及び/若しくは丸鋸刃の回転を開始することと少なくとも部分的に同時に実行されてもよい。
【0042】
一部の例では、1030で開始することは、被加工物上に前縁の光の線の照射を開始することを含んでもよい。一部の例では、1030で開始することは、被加工物上に後縁の光の線の照射を開始することを含んでもよい。一部のこのような例では、被加工物上に後縁の光の線の照射を開始することは、1060で降下させることの結果に応答してもよく、及び/又は、1060で降下させることの結果であってもよい。
【0043】
一部の例では、光の線の照射は、丸鋸刃を越えて光を照射することを含む。これは、光の第1の部分が丸鋸刃に入射するように、並びに/又は、光の第2の部分が丸鋸刃を越えて照射される及び/若しくは被加工物に入射するように照射することを含んでもよい。一部のこのような例では、光の第2の部分は光の線を画定する。一部のこのような例では、丸鋸刃の縁部の場所は、丸鋸刃の影から光の線への移行によって、被加工物上に示されてもよい。
【0044】
1040で照射を維持することは、少なくとも閾値表示時間の間、被加工物上への光の線の照射を維持することを含んでもよい。これは、スイッチの作動の状態に関係なく、照射を維持することを含んでもよい。言い換えれば、1050で作動を止めることは、1040で維持する間にスイッチの作動を止めることを含んでもよい。さらに言い換えれば、1040で維持することは、実行されるとき、1050で止めることに続いて維持することを含んでもよい。閾値表示時間の例は、本明細書に開示される。
【0045】
1060で丸鋸刃を降下させることは、丸鋸刃を被加工物に降下させることを含んでもよい。1060で降下させることは、丸鋸刃の回転の間、及び/又は被加工物上への光の線の照射の間に実行されてもよい。その結果、少なくとも1060で降下させることに続き、光の線は、被加工物の及び/又は被加工物内の丸鋸刃の縁部の場所を被加工物上に視覚的に示す。
【0046】
一部の例では、1060で降下させることは、プランジソーのベースプレートに対して、及び/又は、プランジソーのベースプレート・ピボットを中心に、プランジソーのプランジアセンブリを回転させることを含んでもよい。プランジアセンブリの例は、プランジアセンブリ84を参照して、本明細書に開示される。一部のこのような例では、回転させることは、プランジアセンブリの前縁をベースプレートの前縁の方へ回転させることを含んでもよい。
【0047】
本開示では、複数の例示的な非排他的例は、方法が一連のブロック若しくはステップとして示されて記載されている、流れ図若しくはフローチャートに照らして検討され及び/又は表されてきた。添付の記載に特に明記されない限り、ブロックの順番は、複数のブロック(若しくはステップ)が異なる順番で、及び/又は同時に起きることを含み、流れ図に例示された順番と異なってもよいことは、本開示の範囲内である。
【0048】
本明細書で使用する場合、第1の実体と第2の実体との間に置かれた用語「及び/又は」は、(1)第1の実体、(2)第2の実体、並びに(3)第1の実体及び第2の実体の1つを意味する。「及び/又は」と共にリストにされた複数の実体は、同じ手法で、すなわちそのように統合された実体の「1つ又は複数」と解釈されるべきである。明確に特定された実体に関連しているかどうかに関わらず、「及び/又は」の語句によって明確に特定された実体以外の他の実体が任意に存在してもよい。従って非限定例として、「含む」などのオープンエンド言語と共に使用された時に、「A及び/又はB」の言及は、一実施形態では、Aのみ(B以外の実体を任意に含む)、別の実施形態では、Bのみ(A以外の実体を任意に含む)、尚別の実施形態では、A及びBの両方(他の実体を任意に含む)を指してもよい。これらの実体は、要素、作用、構造、ステップ、動作、値などを指してもよい。
【0049】
本明細書で使用する場合、1つ又は複数の実体のリストに関する語句「少なくとも1つ」は、実体のリストにおけるあらゆる1つ又は複数の実体から選択された少なくとも1つの実体を意味すると理解するべきだが、必ずしも実体のリスト内に明確に一覧にされたありとあらゆる実体の少なくとも1つを含まず、実体のリスト内の実体のあらゆる組み合わせを除外しない。この定義は、語句「少なくとも1つ」が指す実体のリスト内に明確に特定された実体以外の実体が、明確に特定された実体に関連するかどうかに関わらず、任意に存在し得ることも可能にする。従って非限定例として、「A及びBの少なくとも1つ」(又は同等に「A若しくはBの少なくとも1つ」、又は同等に「A及び/若しくはBの少なくとも1つ」)は、一部の実施形態では、Bが存在しない(及びB以外の実体を任意に含む)少なくとも1つの、任意に2つ以上を含むA、別の実施形態では、Aが存在しない(及びA以外の実体を任意に含む)少なくとも1つ、任意に2つ以上を含むB、尚別の実施形態では、少なくとも1つの、任意に2つ以上を含むA、並びに少なくとも1つの、任意に2つ以上を含むB(及び任意に他の実体を含む)を指してもよい。換言すると、語句「少なくとも1つ」、「1つ又は複数」並びに「及び/又は」は、動作中に結合及び分離の両方であるオープンエンドの表現である。例えば、各表現「A、B、及びCの少なくとも1つ」、「A、B、又はCの少なくとも1つ」、「A、B、及びCの1つ又は複数」、「A、B、又はCの1つ又は複数」、並びに「A、B、及び/又はC」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、A及びBを一緒に、A及びCを一緒に、B及びCを一緒に、A、B及びCを一緒に、並びに任意にあらゆる上記を少なくとも1つの他の実体と組み合わせることを意味してもよい。
【0050】
あらゆる特許、特許出願、又は他の参考文献が、参照により本明細書に組み込まれ、(1)本開示の組み込まれていない部分、若しくはあらゆる他の組み込まれた参考文献のいずれかと矛盾する手法で用語を定義し、及び/又は(2)本開示の組み込まれていない部分、若しくはあらゆる他の組み込まれた参考文献のいずれかと別様に矛盾する場合、本開示の組み込まれない部分が優先するものとし、本明細書における用語又は組み込まれた開示は、用語が定義されている、及び/又は組み込まれた開示が本来存在した参考文献に関してのみ優先するものとする。
【0051】
本明細書で使用する場合、用語「適合される」及び「構成される」は、要素、構成要素、又は他の主題が、所与の機能を行うように設計され及び/又は意図されることを意味する。従って用語「適合される」及び「構成される」の使用は、所与の要素、構成要素、又は他の主題が、単に所与の機能を行うことが「できる」ことを意味すると解釈されるべきではなく、要素、構成要素、及び/又は他の主題が、機能を行う目的で明確に選択され、生成され、実装され、利用され、プログラムされ、及び/又は設計されることを意味すると解釈されるべきである。要素、構成要素、及び/又は具体的な機能を行うように適合されると列記された他の列記された主題は、追加として又は別法として、その機能を行うように構成されると記載されてもよく、逆も同様であることも本開示の範囲内である。
【0052】
本明細書で使用する場合、語句「例えば」、語句「例として」、及び/又は単に用語「例」は、本開示による1つ又は複数の構成要素、特徴、詳細、構造、実施形態、及び/又は方法を参照して使用する時に、記載された構成要素、特徴、詳細、構造、実施形態、及び/又は方法が、本開示による構成要素、特徴、詳細、構造、実施形態、及び/又は方法の例示的非排他的例であることを伝えることを意図する。従って記載された構成要素、特徴、詳細、構造、実施形態、及び/又は方法は、限定し、必要であり、又は排他的/包括的であることを意図するのではなく、構造的及び/若しくは機能的に類似の並びに/又は同等の構成要素、特徴、詳細、構造、実施形態、並びに/又は方法を含む、他の構成要素、特徴、詳細、構造、実施形態、並びに/或いは方法も、本開示の範囲内である。
【0053】
本明細書で使用する場合、「少なくとも実質的に」は、程度若しくは関係を修正する時に、列記された「実質的な」程度又は関係だけでなく、列記された程度又は関係の全範囲も含んでもよい。列記された程度又は関係の実質的な量は、列記された程度又は関係の少なくとも75%を含んでもよい。例えば、ある材料から少なくとも実質的に形成された対象は、対象の少なくとも75%がその材料から形成された対象を含み、その材料から完全に形成された対象も含む。別の例では、少なくとも実質的に第2の長さと同じ長さである第1の長さは、第2の長さの75%以内である第1の長さを含み、第2の長さと同じ長さである第1の長さも含む。
【0054】
本開示によるプランジソー及び方法の例示的非排他的例は、以下の列挙された段落に表されている。以下の列挙された段落を含む、本明細書に列記された方法の個々のステップが、追加として又は別法として、列記された作用を行う「ためのステップ」と呼ばれることがあることは、本開示の範囲内である。
【0055】
A1. シャフト回転軸を中心に回転するように構成されたモータシャフトを含むモータと、
丸鋸刃をプランジソーに動作可能に取り付け、モータシャフトがシャフト回転軸を中心に回転するときにモータからトルクを受領するように構成されたアーバと、
アーバ対面側面及びアーバ反対側面を画定するベースプレートと、
アーバをベースプレートのアーバ対面側面に動作可能に取り付けるベースプレート・ピボットと、
互いに対する、ベースプレート・ピボットを中心とするアーバ及びベースプレートの回転を介して、格納された配向から降下された配向にプランジソーを移行し、丸鋸刃を被加工物に降下させるために、プランジソーの使用者によって、被加工物を切断するプランジソーの有効な使用中に、選択的に作動するように構成されたプランジ機構と、
丸鋸刃の縁部の場所を被加工物上で視覚的に示すために被加工物上に光の線を照射するように構成された切断インジケータと
を備える、プランジソー。
【0056】
A2. 切断インジケータが、前縁の切断インジケータを含み、さらに、光の線が、被加工物上に、丸鋸刃の前縁の前方の場所を視覚的に示すように構成される前縁の光の線である、段落A1に記載のプランジソー。
【0057】
A3. 前縁の切断インジケータが、プランジソーが格納された配向及び降下された配向のどちらにあるときも、被加工物上に光の線を照射するように構成される、段落A2に記載のプランジソー。
【0058】
A4. 切断インジケータが、後縁の切断インジケータを含み、さらに、光の線が、被加工物上に、丸鋸刃の後縁の後方の場所を視覚的に示すように構成される後縁の光の線を含む、段落A1~A3のいずれか一項に記載のプランジソー。
【0059】
A5. (i)プランジソーが降下された配向にあるとき、
(ii)プランジソーが降下された配向にあるときのみ、
(iii)プランジソーが完全に降下された配向にあるとき、及び、
(iv)プランジソーが完全に降下された配向にあるときのみ
のうちの少なくとも1つの場合に、後縁の切断インジケータが、被加工物上に光の線を照射するように構成される、段落A4に記載のプランジソー。
【0060】
A6. 切断インジケータが、後縁の切断インジケータと、前縁の切断インジケータとを含む、段落A4又はA5に記載のプランジソー。
【0061】
A7. 切断インジケータが、丸鋸刃がその中で回転するように構成されたブレード面に対して少なくとも略垂直である方向に光の線を照射するように構成される、段落A1~A6のいずれか一項に記載のプランジソー。
【0062】
A8. 切断インジケータが、光の線を照射するように構成された光源を含む、段落A1~A7のいずれか一項に記載のプランジソー。
【0063】
A9. 光源が、光の線を照射するように構成された切断インジケータLEDを含む、又は、光の線を照射するように構成された切断インジケータLEDである、段落A8に記載のプランジソー。
【0064】
A10. 光源が、コリメート光を照射するように構成され、コリメート光が、光の線を画定する、段落A8又はA9に記載のプランジソー。
【0065】
A11. 光源が、光の弧を照射するように構成され、さらに、光の線が、被加工物に入射する光の弧の一部で画定される、段落A8~A10のいずれか一項に記載のプランジソー。
【0066】
A12. 光源が、光の第1の部分が丸鋸刃に入射し、光の第2の部分が被加工物に入射するように、丸鋸刃を越えて光を照射するように構成され、光の第2の部分が、光の線を画定する、段落A8~A11のいずれか一項に記載のプランジソー。
【0067】
A13. 丸鋸刃の縁部の場所が、丸鋸刃の影から光の線への移行によって、被加工物上に示される、段落A12に記載のプランジソー。
【0068】
A14. プランジソーが、プランジソーの少なくとも1つの他の構成要素に電流を選択的に供給するように構成されたスイッチを含む、段落A1~A13のいずれか一項に記載のプランジソー。
【0069】
A15. 切断インジケータが、スイッチがプランジソーの少なくとも1つの他の構成要素に電流を選択的に流すときに、丸鋸刃の縁部の場所を示すように構成される、段落A14に記載のプランジソー。
【0070】
A16. 切断インジケータが、少なくとも閾値表示時間の間、丸鋸刃の縁部の場所を示すように構成され、任意に、閾値表示時間が、少なくとも5秒、少なくとも10秒、少なくとも15秒、少なくとも20秒、少なくとも25秒、少なくとも30秒、多くとも60秒、多くとも50秒、多くとも40秒、多くとも30秒、多くとも20秒、及び多くとも10秒のうちの少なくとも1つである、段落A15に記載のプランジソー。
【0071】
A17. プランジソーの少なくとも1つの他の構成要素が、モータを含む、段落A14~A16のいずれか一項に記載のプランジソー。
【0072】
A18. プランジソーの少なくとも1つの他の構成要素が、切断インジケータを含む、段落A14~A17のいずれか一項に記載のプランジソー。
【0073】
A19. スイッチが、スイッチが切断インジケータに電流を流す最初の作動位置と、スイッチが切断インジケータ及びモータに電流を流す後続の作動位置とを含む、段落A14~A18のいずれか一項に記載のプランジソー。
【0074】
A20. スイッチが、ベースプレート・ピボットを介して、ベースプレートに動作可能に取り付けられる、段落A14~A19のいずれか一項に記載のプランジソー。
【0075】
A21. 切断インジケータが、ベースプレートに動作可能に取り付けられる、段落A1~A20のいずれか一項に記載のプランジソー。
【0076】
A22. 切断インジケータが、ベースプレート・ピボットを介して、アーバに動作可能に取り付けられる、段落A1~A21のいずれか一項に記載のプランジソー。
【0077】
A23. モータが、ベースプレート・ピボットを介して、ベースプレートに動作可能に取り付けられる、段落A1~A22のいずれか一項に記載のプランジソー。
【0078】
A24. プランジソーがプランジアセンブリを含み、プランジアセンブリが、アーバ及びモータを含み、ベースプレート・ピボットを介してベースプレートに動作可能に取り付けられる、段落A1~A23のいずれか一項に記載のプランジソー。
【0079】
A25. 切断インジケータが、
(i)プランジアセンブリと切断インジケータの光源との間で延在する電気伝導体、並びに、
(ii)プランジアセンブリ及びベースプレートの両方に動作可能に取り付けられて、光の線を照射するように構成された光ファイバケーブル
のうちの少なくとも1つをさらに含む、段落A24に記載のプランジソー。
【0080】
A26. ベースプレート・ピボットが、プランジアセンブリの後縁領域を、ベースプレートの後縁領域に動作可能に取り付ける、段落A1~A25のいずれか一項に記載のプランジソー。
【0081】
A27. プランジ機構が、プランジソーの格納された配向から降下された配向への移行を可能とするために、使用者によって選択的に作動されるように構成されたプランジ解放機構を含む、段落A1~A26のいずれか一項に記載のプランジソー。
【0082】
A28. プランジ機構が、プランジソーを格納された配向に選択的に保持するように構成された、格納された配向ロックをさらに含み、プランジ解放機構が、格納された配向ロックを解放し、プランジソーの格納された配向から降下された配向への移行を可能とするために、選択的に作動するように構成される、段落A27に記載のプランジソー。
【0083】
A29. モータが電気モータを含む、段落A1~A28のいずれか一項に記載のプランジソー。
【0084】
A30. プランジソーが、被加工物を切断するプランジソーの動作中に、プランジソーの使用者によって把持されるように構成された把持領域をさらに含む、段落A1~A29のいずれか一項に記載のプランジソー。
【0085】
A31. プランジソーが、使用者と鋸刃との間の接触を防ぐように構成されたブレードガードをさらに含む、段落A1~A30のいずれか一項に記載のプランジソー。
【0086】
A32. プランジソーが、
(i)プランジソーに電流を提供するように構成された電源コード、及び、
(ii)プランジソーに電流を提供するように構成されたバッテリ
のうちの少なくとも1つをさらに含む、段落A1~A31のいずれか一項に記載のプランジソー。
【0087】
A33. プランジソーが携帯用プランジソーである、段落A1~A32のいずれか一項に記載のプランジソー。
【0088】
A34. プランジソーがトラックソーである、段落A1~A33のいずれか一項に記載のプランジソー。
【0089】
A35. ベースプレートが、トラックの隆起した細長いリブを受けるように構成されたリブ受けチャネルをさらに含む、段落A34に記載のプランジソー。
【0090】
A36. トラックソーがトラックをさらに含み、トラックが隆起した細長いリブを含む、段落A35に記載のプランジソー。
【0091】
B1. プランジソーを動作させる方法であって、
プランジソーのスイッチを作動させることと、
作動させることに応答して、プランジソーの丸鋸刃の回転を開始することと、
作動させることに応答して、丸鋸刃の縁部の場所を被加工物上で視覚的に示すために被加工物上への光の線の照射を開始することと、
丸鋸刃の回転中、さらに、光の線の照射中に、丸鋸刃を被加工物に降下させることと
を含む、方法。
【0092】
B2. 照射を開始することが、被加工物上への前縁の光の線の照射を開始することを含む、段落B1に記載の方法。
【0093】
B3. 降下させることに応答して、照射を開始することが、被加工物上への後縁の光の線の照射を開始することをさらに含む、段落B1又はB2に記載の方法。
【0094】
B4. 光の線の照射が、光の第1の部分が丸鋸刃に入射し、光の第2の部分が被加工物上に入射するように、丸鋸刃を越えて光を照射することを含み、光の第2の部分が光の線を画定する、段落B1~B3のいずれか一項に記載の方法。
【0095】
B5. 丸鋸刃の縁部の場所が、丸鋸刃の影から光の線への移行によって、被加工物上に示される、段落B4に記載の方法。
【0096】
B6. 少なくとも閾値表示時間の間、被加工物上への光の線の照射を維持することをさらに含み、任意に、閾値表示時間が、少なくとも5秒、少なくとも10秒、少なくとも15秒、少なくとも20秒、少なくとも25秒、少なくとも30秒、多くとも60秒、多くとも50秒、多くとも40秒、多くとも30秒、多くとも20秒、及び多くとも10秒のうちの少なくとも1つである、段落B1~B5のいずれか一項に記載の方法。
【0097】
B7. 維持することの間に、スイッチを作動させることを止めることをさらに含む、段落B6に記載の方法。
【0098】
B8. スイッチを作動させることが、スイッチを最初の作動位置へ作動させることを含み、照射を開始することが、スイッチを最初の作動位置へ作動させることに応答する、段落B1~B7のいずれか一項に記載の方法。
【0099】
B9. スイッチを最初の作動位置へ作動させることに続いて、スイッチを作動させることが、スイッチを後続の作動位置へ作動させることをさらに含み、回転を開始することが、スイッチを後続の作動位置へ作動させることに応答する、段落B8に記載の方法。
【0100】
B10. 降下させることが、丸鋸刃を含む、プランジソーのプランジアセンブリを、プランジソーのベースプレートに対して、及び、プランジソーのベースプレート・ピボットを中心に回転させることを含む、段落B1~B9のいずれか一項に記載の方法。
【0101】
B11. 回転させることが、プランジアセンブリの前縁をベースプレートの前縁の方へ回転させることを含む、段落B10に記載の方法。
【0102】
B12. プランジソーが、段落A1~A36のいずれか一項に記載のプランジソーのいずれかのあらゆる適切な構造を含む、段落B1~B11のいずれか一項に記載の方法。
【0103】
産業上の利用可能性
本明細書に開示されたプランジソーは、電動工具業界に利用可能である。
【0104】
上記の本開示は、独立した有用性を持つ複数の別個の発明を包含すると考えられる。これらの発明のそれぞれは、好ましい形で開示されているが、本明細書に開示されて例示されたようにその特定の実施形態は、多くの変形が可能であるので、限定する意味でとらえるべきではない。本発明の主題は、本明細書に開示された様々な要素、特徴、機能、及び/又は特性の全ての新規の自明ではない組み合わせ並びに部分組み合わせを含む。同様に特許請求の範囲が、「1つの」若しくは「第1の」要素又はその等価物を列記した場合、このような特許請求の範囲は、複数のこのような要素を必要とせず又は除外もしない、1つ又は複数のこのような要素の組み合わせを含むと理解するべきである。
【0105】
以下の特許請求の範囲は、本開示された発明の1つに関し、新規で自明ではない、ある特定の組み合わせ及び部分組み合わせを具体的に指摘すると考えられる。特徴、機能、要素、及び/又は特性の他の組み合わせ及び部分組み合わせで具現化された発明は、本特許請求の範囲の修正、又は本特許出願若しくは関連出願における新しい特許請求の範囲の提示を通して主張され得る。このような修正された又は新しい特許請求の範囲も、それらが異なる発明に関するか、若しくは同じ発明に関するかに関わらず、元の特許請求の範囲と異なる、より広い、より狭い、若しくは等しいかに関わらず、本開示の本発明の主題内に含まれるともみなされる。
図1
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【国際調査報告】