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特表2023-531366リソース構成方法と装置、端末デバイス及びネットワークデバイス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-07-24
(54)【発明の名称】リソース構成方法と装置、端末デバイス及びネットワークデバイス
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/0457 20230101AFI20230714BHJP
   H04W 74/08 20090101ALI20230714BHJP
   H04W 72/563 20230101ALI20230714BHJP
【FI】
H04W72/0457
H04W74/08
H04W72/563
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022568989
(86)(22)【出願日】2020-05-13
(85)【翻訳文提出日】2022-11-11
(86)【国際出願番号】 CN2020090112
(87)【国際公開番号】W WO2021226898
(87)【国際公開日】2021-11-18
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
2.WCDMA
(71)【出願人】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(74)【代理人】
【識別番号】100220630
【弁理士】
【氏名又は名称】河崎 亮
(72)【発明者】
【氏名】ウー、ズオミン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA13
5K067CC02
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
本願の実施例はリソース構成方法と装置、端末デバイス及びネットワークデバイスを開示し、前記方法は、端末デバイスがネットワークデバイスによって送信された上り帯域幅部分(BWP)に対応する構成情報を受信することと、端末デバイスが構成情報に従って、上りBWPでの第1の周波数領域リソースとN個の第2の周波数領域リソースの周波数領域位置を取得することを含み、上りBWPは少なくとも2つのリソースブロック(RB)セットを含み、第1の周波数領域リソースは、少なくとも2つのRBセット内の2つの隣接するRBセットの間の第1のガードバンドを含み、N個の第2の周波数領域リソースの各第2の周波数領域リソースは、第1の物理上りチャネルを伝送するために使用され、第1の物理上りチャネルは、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)及びメッセージA-物理上り共有チャネル(msgA-PUSCH)のうちの少なくとも1つを含み、Nは正の整数である。本願の実施例はPRACH又はmsgA-PUSCHの周波数領域リソース構成を実現し、ガードバンドを介したPRACH又はmsgA-PUSCHの送信を回避するのに有益である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末デバイスがネットワークデバイスによって送信された上り帯域幅部分(BWP)に対応する構成情報を受信することと、
前記端末デバイスが前記構成情報に従って、前記上りBWPでの第1の周波数領域リソースとN個の第2の周波数領域リソースの周波数領域位置を取得することを含み、
前記上りBWPは少なくとも2つのリソースブロック(RB)セットを含み、
前記第1の周波数領域リソースは、前記少なくとも2つのRBセット内の2つの隣接するRBセットの間の第1のガードバンドを含み、前記N個の第2の周波数領域リソースの各第2の周波数領域リソースは、第1の物理上りチャネルを伝送するために使用され、前記第1の物理上りチャネルは、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)及びメッセージA-物理上り共有チャネル(msgA-PUSCH)のうちの少なくとも1つを含み、前記Nは正の整数である
ことを特徴とするリソース構成方法。
【請求項2】
前記第1の周波数領域リソースと前記第2の周波数領域リソースが周波数領域で重複すると、前記第2の周波数領域リソースが前記第1の物理上りチャネルの伝送に使用できないこと、又は
前記第1の周波数領域リソースと前記第2の周波数領域リソースが周波数領域で重複しないと、前記第2の周波数領域リソースが前記第1の物理上りチャネルの伝送に使用されることをさらに含む
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の周波数領域リソースと前記第2の周波数領域リソースが周波数領域で重複すると、前記第2の周波数領域リソースが無効なリソースであること、又は
前記第1の周波数領域リソースと前記第2の周波数領域リソースが周波数領域で重複しないと、前記第2の周波数領域リソースが有効なリソースであることをさらに含む
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記構成情報は第1の指示情報を含み、前記第1の指示情報は、前記N個の第2の周波数領域リソースのうちの少なくとも1つの第2の周波数領域リソースの、前記上りBWPでの周波数領域開始位置を示すために使用される
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記第1の指示情報は、前記N個の第2の周波数領域リソースの各第2の周波数領域リソースの、前記上りBWPでの周波数領域開始位置を示すために使用される
ことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記第1の指示情報は、前記N個の第2の周波数領域リソースのうちの最初の第2の周波数領域リソースの、前記上りBWPでの周波数領域開始位置を示すために使用され、前記最初の第2の周波数領域リソースは、前記N個の第2の周波数領域リソースにおいて周波数領域位置が最も低い第2の周波数領域リソースを含む
ことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記構成情報は第2の指示情報を含み、前記第2の指示情報は、前記上りBWPに含まれる第2の周波数領域リソースの数が前記Nであることを示すために使用される
ことを特徴とする請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記上りBWPはP個のRBセットを含み、前記Pは正の整数であり、前記方法は、
前記Nが前記P以下である場合、前記P個のRBセットのうちの最初のN個のRBセット内の各RBセットには1つの第2の周波数領域リソースが含まれること、又は
前記Nが前記Pよりも大きい場合、前記P個のRBセット内の各RBセットには1つの第2の周波数領域リソースが含まれること、をさらに含む
ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記構成情報は第3の指示情報を含み、前記第3の指示情報は、前記N個の第2の周波数領域リソースのうちの少なくとも1つの第2の周波数領域リソースの、第1のRBセット内の少なくとも1つのRBセットでの周波数領域開始位置を示すために使用され、前記第1のRBセットは前記少なくとも2つのRBセットのうちの少なくとも1つのRBセットを含む
ことを特徴とする請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のRBセットはM個のRBセットを含み、前記第3の指示情報はさらに、前記M個のRBセット内の各RBセットにおける最初の第2の周波数領域リソースの、対応するRBセットでの周波数領域開始位置を示すために使用され、前記MはN以下の正の整数である
ことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記第3の指示情報は、最初のRBセットにおける最初の第2の周波数領域リソースの、前記最初のRBセットでの周波数領域開始位置を示すためにさらに使用され、前記最初のRBセットは、前記第1のRBセットにおいて最小のインデックスを有するRBセットを含む
ことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記第1のRBセットはL個のRBセットを含み、前記L個のRBセット内の各RBセットにおける最初の第2の周波数領域リソースの、対応するRBセットでの周波数領域開始位置は同じであり、前記Lは前記N以下の正の整数である
ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記構成情報は第1のRBセットのインデックスを示すために使用される第4の指示情報を含み、前記第1のRBセットは、少なくとも1つの前記第2の周波数領域リソースを含む
ことを特徴とする請求項1~12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
前記構成情報は第5の指示情報を含み、前記第5の指示情報は、前記第1の周波数領域リソースが前記上りBWPでの周波数領域位置を示すために使用される
ことを特徴とする請求項1~13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
前記N個の第2の周波数領域リソース内の各第2の周波数領域リソースは、前記少なくとも2つのRBセットのうちの1つのRBセットに位置する
ことを特徴とする請求項1~14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
前記上りBWPは、上り初期BWP又は上りアクティブBWPを含む
ことを特徴とする請求項1~15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
ネットワークデバイスが上り帯域幅部分(BWP)に対応する構成情報を端末デバイスに送信することを含み、
前記上りBWPは少なくとも2つのリソースブロック(RB)セットを含む
ことを特徴とするリソース構成方法。
【請求項18】
前記上りBWPには第1の周波数領域リソースとN個の第2の周波数領域リソースの周波数領域位置があり、前記第1の周波数領域リソースは、前記少なくとも2つのRBセット内の2つの隣接するRBセットの間の第1のガードバンドを含み、前記N個の第2の周波数領域リソースの各第2の周波数領域リソースは、第1の物理上りチャネルを伝送するために使用され、前記第1の物理上りチャネルは、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)及びメッセージA-物理上り共有チャネル(msgA-PUSCH)のうちの少なくとも1つを含み、前記Nは正の整数である
ことを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記第1の周波数領域リソースと前記第2の周波数領域リソースが周波数領域で重複すると、前記第2の周波数領域リソースが前記第1の物理上りチャネルの伝送に使用できないこと、又は
前記第1の周波数領域リソースと前記第2の周波数領域リソースが周波数領域で重複しないと、前記第2の周波数領域リソースが前記第1の物理上りチャネルの伝送に使用されることをさらに含む
ことを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記第1の周波数領域リソースと前記第2の周波数領域リソースが周波数領域で重複すると、前記第2の周波数領域リソースが無効なリソースであること、又は
前記第1の周波数領域リソースと前記第2の周波数領域リソースが周波数領域で重複しないと、前記第2の周波数領域リソースが有効なリソースであることをさらに含む
ことを特徴とする請求項18又は19に記載の方法。
【請求項21】
前記構成情報は第1の指示情報を含み、前記第1の指示情報は、前記N個の第2の周波数領域リソースのうちの少なくとも1つの第2の周波数領域リソースの、前記上りBWPでの周波数領域開始位置を示すために使用される
ことを特徴とする請求項18~20のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】
前記第1の指示情報は、前記N個の第2の周波数領域リソースの各第2の周波数領域リソースの、前記上りBWPでの周波数領域開始位置を示すために使用される
ことを特徴とする請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記第1の指示情報は、前記N個の第2の周波数領域リソースのうちの最初の第2の周波数領域リソースの、前記上りBWPでの周波数領域開始位置を示すために使用され、前記最初の第2の周波数領域リソースは、前記N個の第2の周波数領域リソースにおいて周波数領域位置が最も低い第2の周波数領域リソースを含む
ことを特徴とする請求項21に記載の方法。
【請求項24】
前記構成情報は第2の指示情報を含み、前記第2の指示情報は、前記上りBWPに含まれる第2の周波数領域リソースの数が前記Nであることを示すために使用される
ことを特徴とする請求項18~23のいずれか一項に記載の方法。
【請求項25】
前記上りBWPはP個のRBセットを含み、前記Pは正の整数であり、前記方法は、
前記Nが前記P以下である場合、前記P個のRBセットのうちの最初のN個のRBセット内の各RBセットには1つの第2の周波数領域リソースが含まれること、又は
前記Nが前記Pよりも大きい場合、前記P個のRBセット内の各RBセットには1つの第2の周波数領域リソースが含まれること、をさらに含む
ことを特徴とする請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記構成情報は第3の指示情報を含み、前記第3の指示情報は、前記N個の第2の周波数領域リソースのうちの少なくとも1つの第2の周波数領域リソースの、第1のRBセット内の少なくとも1つのRBセットでの周波数領域開始位置を示すために使用され、前記第1のRBセットは前記少なくとも2つのRBセットのうちの少なくとも1つのRBセットを含む
ことを特徴とする請求項18~25のいずれか一項に記載の方法。
【請求項27】
前記第1のRBセットはM個のRBセットを含み、前記第3の指示情報はさらに、前記M個のRBセット内の各RBセットにおける最初の第2の周波数領域リソースの、対応するRBセットでの周波数領域開始位置を示すために使用され、前記MはN以下の正の整数である
ことを特徴とする請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記第3の指示情報は、最初のRBセットにおける最初の第2の周波数領域リソースの、前記最初のRBセットでの周波数領域開始位置を示すためにさらに使用され、前記最初のRBセットは、前記第1のRBセットにおいて最小のインデックスを有するRBセットを含む
ことを特徴とする請求項26に記載の方法。
【請求項29】
前記第1のRBセットはL個のRBセットを含み、前記L個のRBセット内の各RBセットにおける最初の第2の周波数領域リソースの、対応するRBセットでの周波数領域開始位置は同じであり、前記Lは前記N以下の正の整数である
ことを特徴とする請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記構成情報は第1のRBセットのインデックスを示すために使用される第4の指示情報を含み、前記第1のRBセットは、少なくとも1つの前記第2の周波数領域リソースを含む
ことを特徴とする請求項18~29のいずれか一項に記載の方法。
【請求項31】
前記構成情報は第5の指示情報を含み、前記第5の指示情報は、前記第1の周波数領域リソースが前記上りBWPでの周波数領域位置を示すために使用される
ことを特徴とする請求項18~30のいずれか一項に記載の方法。
【請求項32】
前記N個の第2の周波数領域リソース内の各第2の周波数領域リソースは、前記少なくとも2つのRBセットのうちの1つのRBセットに位置する
ことを特徴とする請求項18~31のいずれか一項に記載の方法。
【請求項33】
前記上りBWPは、上り初期BWP又は上りアクティブBWPを含む
ことを特徴とする請求項17~32のいずれか一項に記載の方法。
【請求項34】
端末デバイスに適用されるリソース構成装置であって、前記装置は処理ユニット及び通信ユニットを備え、
前記処理ユニットは、
ネットワークデバイスによって送信された上り帯域幅部分(BWP)に対応する構成情報を受信し、
前記構成情報に従って、前記上りBWPでの第1の周波数領域リソースとN個の第2の周波数領域リソースの周波数領域位置を取得するように構成され、
前記上りBWPは少なくとも2つのリソースブロック(RB)セットを含み、
前記第1の周波数領域リソースは、前記少なくとも2つのRBセット内の2つの隣接するRBセットの間の第1のガードバンドを含み、前記N個の第2の周波数領域リソースの各第2の周波数領域リソースは、第1の物理上りチャネルを伝送するために使用され、前記第1の物理上りチャネルは、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)及びメッセージA-物理上り共有チャネル(msgA-PUSCH)のうちの少なくとも1つを含み、前記Nは正の整数である
ことを特徴とするリソース構成装置。
【請求項35】
前記第1の周波数領域リソースと前記第2の周波数領域リソースが周波数領域で重複すると、前記第2の周波数領域リソースが前記第1の物理上りチャネルの伝送に使用できないこと、又は
前記第1の周波数領域リソースと前記第2の周波数領域リソースが周波数領域で重複しないと、前記第2の周波数領域リソースが前記第1の物理上りチャネルの伝送に使用されることをさらに含む
ことを特徴とする請求項34に記載の装置。
【請求項36】
前記第1の周波数領域リソースと前記第2の周波数領域リソースが周波数領域で重複すると、前記第2の周波数領域リソースが無効なリソースであること、又は
前記第1の周波数領域リソースと前記第2の周波数領域リソースが周波数領域で重複しないと、前記第2の周波数領域リソースが有効なリソースであることをさらに含む
ことを特徴とする請求項34又は35に記載の装置。
【請求項37】
前記構成情報は第1の指示情報を含み、前記第1の指示情報は、前記N個の第2の周波数領域リソースのうちの少なくとも1つの第2の周波数領域リソースの、前記上りBWPでの周波数領域開始位置を示すために使用される
ことを特徴とする請求項34~36のいずれか一項に記載の装置。
【請求項38】
前記第1の指示情報は、前記N個の第2の周波数領域リソースの各第2の周波数領域リソースの、前記上りBWPでの周波数領域開始位置を示すために使用される
ことを特徴とする請求項37に記載の装置。
【請求項39】
前記第1の指示情報は、前記N個の第2の周波数領域リソースのうちの最初の第2の周波数領域リソースの、前記上りBWPでの周波数領域開始位置を示すために使用され、前記最初の第2の周波数領域リソースは、前記N個の第2の周波数領域リソースにおいて周波数領域位置が最も低い第2の周波数領域リソースを含む
ことを特徴とする請求項37に記載の装置。
【請求項40】
前記構成情報は第2の指示情報を含み、前記第2の指示情報は、前記上りBWPに含まれる第2の周波数領域リソースの数が前記Nであることを示すために使用される
ことを特徴とする請求項34~39のいずれか一項に記載の装置。
【請求項41】
前記上りBWPはP個のRBセットを含み、前記Pは正の整数であり、前記方法は、
前記Nが前記P以下である場合、前記P個のRBセットのうちの最初のN個のRBセット内の各RBセットには1つの第2の周波数領域リソースが含まれること、又は
前記Nが前記Pよりも大きい場合、前記P個のRBセット内の各RBセットには1つの第2の周波数領域リソースが含まれること、をさらに含む
ことを特徴とする請求項40に記載の装置。
【請求項42】
前記構成情報は第3の指示情報を含み、前記第3の指示情報は、前記N個の第2の周波数領域リソースのうちの少なくとも1つの第2の周波数領域リソースの、第1のRBセット内の少なくとも1つのRBセットでの周波数領域開始位置を示すために使用され、前記第1のRBセットは前記少なくとも2つのRBセットのうちの少なくとも1つのRBセットを含む
ことを特徴とする請求項34~41のいずれか一項に記載の装置。
【請求項43】
前記第1のRBセットはM個のRBセットを含み、前記第3の指示情報はさらに、前記M個のRBセット内の各RBセットにおける最初の第2の周波数領域リソースの、対応するRBセットでの周波数領域開始位置を示すために使用され、前記MはN以下の正の整数である
ことを特徴とする請求項42に記載の装置。
【請求項44】
前記第3の指示情報は、最初のRBセットにおける最初の第2の周波数領域リソースの、前記最初のRBセットでの周波数領域開始位置を示すためにさらに使用され、前記最初のRBセットは、前記第1のRBセットにおいて最小のインデックスを有するRBセットを含む
ことを特徴とする請求項42に記載の装置。
【請求項45】
前記第1のRBセットはL個のRBセットを含み、前記L個のRBセット内の各RBセットにおける最初の第2の周波数領域リソースの、対応するRBセットでの周波数領域開始位置は同じであり、前記Lは前記N以下の正の整数である
ことを特徴とする請求項44に記載の装置。
【請求項46】
前記構成情報は第1のRBセットのインデックスを示すために使用される第4の指示情報を含み、前記第1のRBセットは、少なくとも1つの前記第2の周波数領域リソースを含む
ことを特徴とする請求項34~45のいずれか一項に記載の装置。
【請求項47】
前記構成情報は第5の指示情報を含み、前記第5の指示情報は、前記第1の周波数領域リソースが前記上りBWPでの周波数領域位置を示すために使用される
ことを特徴とする請求項34~46のいずれか一項に記載の装置。
【請求項48】
前記N個の第2の周波数領域リソース内の各第2の周波数領域リソースは、前記少なくとも2つのRBセットのうちの1つのRBセットに位置する
ことを特徴とする請求項34~47のいずれか一項に記載の装置。
【請求項49】
前記上りBWPは、上り初期BWP又は上りアクティブBWPを含む
ことを特徴とする請求項34~48のいずれか一項に記載の装置。
【請求項50】
ネットワークデバイスに適用されるリソース構成装置であって、前記装置は処理ユニット及び通信ユニットを備え、
前記処理ユニットは、上り帯域幅部分(BWP)に対応する構成情報を端末デバイスに送信するように構成され、前記上りBWPは少なくとも2つのリソースブロック(RB)セットを含む
ことを特徴とするリソース構成装置。
【請求項51】
前記上りBWPには第1の周波数領域リソースとN個の第2の周波数領域リソースの周波数領域位置があり、前記第1の周波数領域リソースは、前記少なくとも2つのRBセット内の2つの隣接するRBセットの間の第1のガードバンドを含み、前記N個の第2の周波数領域リソースの各第2の周波数領域リソースは、第1の物理上りチャネルを伝送するために使用され、前記第1の物理上りチャネルは、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)及びメッセージA-物理上り共有チャネル(msgA-PUSCH)のうちの少なくとも1つを含み、前記Nは正の整数である
ことを特徴とする請求項50に記載の装置。
【請求項52】
前記処理ユニットはまた、
前記第1の周波数領域リソースと前記第2の周波数領域リソースが周波数領域で重複すると、前記第2の周波数領域リソースが前記第1の物理上りチャネルの伝送に使用できず、又は
前記第1の周波数領域リソースと前記第2の周波数領域リソースが周波数領域で重複しないと、前記第2の周波数領域リソースが前記第1の物理上りチャネルの伝送に使用される
ことを特徴とする請求項51に記載の装置。
【請求項53】
前記処理ユニットはまた、
前記第1の周波数領域リソースと前記第2の周波数領域リソースが周波数領域で重複すると、前記第2の周波数領域リソースが無効なリソースであり、又は
前記第1の周波数領域リソースと前記第2の周波数領域リソースが周波数領域で重複しないと、前記第2の周波数領域リソースが有効なリソースである
ことを特徴とする請求項50又は51に記載の装置。
【請求項54】
前記構成情報は第1の指示情報を含み、前記第1の指示情報は、前記N個の第2の周波数領域リソースのうちの少なくとも1つの第2の周波数領域リソースの、前記上りBWPでの周波数領域開始位置を示すために使用される
ことを特徴とする請求項51~53のいずれか一項に記載の装置。
【請求項55】
前記第1の指示情報は、前記N個の第2の周波数領域リソースの各第2の周波数領域リソースの、前記上りBWPでの周波数領域開始位置を示すために使用される
ことを特徴とする請求項54に記載の装置。
【請求項56】
前記第1の指示情報は、前記N個の第2の周波数領域リソースのうちの最初の第2の周波数領域リソースの、前記上りBWPでの周波数領域開始位置を示すために使用され、前記最初の第2の周波数領域リソースは、前記N個の第2の周波数領域リソースにおいて周波数領域位置が最も低い第2の周波数領域リソースを含む
ことを特徴とする請求項54に記載の装置。
【請求項57】
前記構成情報は第2の指示情報を含み、前記第2の指示情報は、前記上りBWPに含まれる第2の周波数領域リソースの数が前記Nであることを示すために使用される
ことを特徴とする請求項51~56のいずれか一項に記載の装置。
【請求項58】
前記上りBWPはP個のRBセットを含み、前記Pは正の整数であり、前記方法は、
前記Nが前記P以下である場合、前記P個のRBセットのうちの最初のN個のRBセット内の各RBセットには1つの第2の周波数領域リソースが含まれること、又は
前記Nが前記Pよりも大きい場合、前記P個のRBセット内の各RBセットには1つの第2の周波数領域リソースが含まれること、をさらに含む
ことを特徴とする請求項57に記載の装置。
【請求項59】
前記構成情報は第3の指示情報を含み、前記第3の指示情報は、前記N個の第2の周波数領域リソースのうちの少なくとも1つの第2の周波数領域リソースの、第1のRBセット内の少なくとも1つのRBセットでの周波数領域開始位置を示すために使用され、前記第1のRBセットは前記少なくとも2つのRBセットのうちの少なくとも1つのRBセットを含む
ことを特徴とする請求項51~58のいずれか一項に記載の装置。
【請求項60】
前記第1のRBセットはM個のRBセットを含み、前記第3の指示情報はさらに、前記M個のRBセット内の各RBセットにおける最初の第2の周波数領域リソースの、対応するRBセットでの周波数領域開始位置を示すために使用され、前記MはN以下の正の整数である
ことを特徴とする請求項59に記載の装置。
【請求項61】
前記第3の指示情報は、最初のRBセットにおける最初の第2の周波数領域リソースの、前記最初のRBセットでの周波数領域開始位置を示すためにさらに使用され、前記最初のRBセットは、前記第1のRBセットにおいて最小のインデックスを有するRBセットを含む
ことを特徴とする請求項59に記載の装置。
【請求項62】
前記第1のRBセットはL個のRBセットを含み、前記L個のRBセット内の各RBセットにおける最初の第2の周波数領域リソースの、対応するRBセットでの周波数領域開始位置は同じであり、前記Lは前記N以下の正の整数である
ことを特徴とする請求項61に記載の装置。
【請求項63】
前記構成情報は第1のRBセットのインデックスを示すために使用される第4の指示情報を含み、前記第1のRBセットは、少なくとも1つの前記第2の周波数領域リソースを含む
ことを特徴とする請求項51~62のいずれか一項に記載の装置。
【請求項64】
前記構成情報は第5の指示情報を含み、前記第5の指示情報は、前記第1の周波数領域リソースが前記上りBWPでの周波数領域位置を示すために使用される
ことを特徴とする請求項51~63のいずれか一項に記載の装置。
【請求項65】
前記N個の第2の周波数領域リソース内の各第2の周波数領域リソースは、前記少なくとも2つのRBセットのうちの1つのRBセットに位置する
ことを特徴とする請求項51~64のいずれか一項に記載の装置。
【請求項66】
前記上りBWPは、上り初期BWP又は上りアクティブBWPを含む
ことを特徴とする請求項50~65のいずれか一項に記載の装置。
【請求項67】
プロセッサ、メモリ、通信インタフェース、及び1つ又は複数のプログラムを備え、前記1つ又は複数のプログラムは前記メモリに記憶され、前記プロセッサによって実行されるように構成され、前記プログラムは請求項1から16のいずれか一項に記載の方法のステップを実行するための命令を含む
ことを特徴とする端末デバイス。
【請求項68】
プロセッサ、メモリ、通信インタフェース、及び1つ又は複数のプログラムを備え、前記1つ又は複数のプログラムは前記メモリに記憶され、前記プロセッサによって実行されるように構成され、前記プログラムは請求項17から33のいずれか一項に記載の方法のステップを実行するための命令を含む
ことを特徴とするネットワークデバイス。
【請求項69】
チップがインストールされているデバイスに、請求項1から16、又は請求項17から33のいずれか一項記載の方法を実現させるように、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行するように構成されたプロセッサを含む
ことを特徴とするチップ。
【請求項70】
電子データ交換のためのコンピュータプログラムを記憶するように構成され、前記コンピュータプログラムは、請求項1から16、又は請求項17から33のいずれか一項に記載の方法をコンピュータに実行させる
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項71】
請求項1から16、又は請求項17から33のいずれか一項に記載の方法をコンピュータに実行させる、ことを特徴とするコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信技術の分野に関し、特に、リソース構成方法と装置、端末デバイス及びネットワークデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
3rd Generation Partnership Project(3GPP)の規格プロトコルで、プロトコルの内容は、アンライセンススペクトルに展開されたアンライセンススペクトルの新しい無線(new radio based access to unlicensed spectrum, NR-U)システムを考慮している。
【0003】
NR-Uシステムでは、キャリアにガードバンドが導入されているため、一つの上りブロードバンドパート(bandwidth part, BWP)に複数の RBセットが含まれる場合、前記上りBWPにも2つのリソースブロック(resource block, RB)セットの間にガードバンドが含まれる可能性がある。既存のランダムアクセス手順のリソース構成に関して、構成されたリソースが上りBWPのガードバンドに位置する可能性がある。従って、NR-Uシステムでは、ランダムアクセス手順のリソース構成をさらに検討する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の実施例は、PRACH又はmsgA-PUSCHの周波数領域リソース構成を実現し、ガードバンドによるPRACH又はmsgA-PUSCHの送信を回避するのに役立つように、リソース構成方法と装置、端末デバイス及びネットワークデバイスを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の態様では、本開示の実施例は、
端末デバイスがネットワークデバイスによって送信された上り帯域幅部分(BWP)に対応する構成情報を受信することと、
前記端末デバイスが前記構成情報に従って、前記上りBWPでの第1の周波数領域リソースとN個の第2の周波数領域リソースの周波数領域位置を取得することを含み、
前記上りBWPは少なくとも2つのリソースブロック(RB)セットを含み、
前記第1の周波数領域リソースは、前記少なくとも2つのRBセット内の2つの隣接するRBセットの間の第1のガードバンドを含み、前記N個の第2の周波数領域リソースの各第2の周波数領域リソースは、第1の物理上りチャネルを伝送するために使用され、前記第1の物理上りチャネルは、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)及びメッセージA-物理上り共有チャネル(msgA-PUSCH)のうちの少なくとも1つを含み、前記Nは正の整数であるリソース構成方法を提供する。
【0006】
第2の態様では、本開示の実施例は、
ネットワークデバイスが上り帯域幅部分(BWP)に対応する構成情報を端末デバイスに送信することを含み、前記上りBWPは少なくとも2つのリソースブロック(RB)セットを含むリソース構成方法を提供する。
【0007】
第3の態様では、本開示の実施例は端末デバイスに適用されるリソース構成装置を提供し、前記装置は処理ユニット及び通信ユニットを備え、前記処理ユニットは、
ネットワークデバイスによって送信された上り帯域幅部分(BWP)に対応する構成情報を受信し、
前記構成情報に従って、前記上りBWPでの第1の周波数領域リソースとN個の第2の周波数領域リソースの周波数領域位置を取得するように構成され、
前記上りBWPは少なくとも2つのリソースブロック(RB)セットを含み、
前記第1の周波数領域リソースは、前記少なくとも2つのRBセット内の2つの隣接するRBセットの間の第1のガードバンドを含み、前記N個の第2の周波数領域リソースの各第2の周波数領域リソースは、第1の物理上りチャネルを伝送するために使用され、前記第1の物理上りチャネルは、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)及びメッセージA-物理上り共有チャネル(msgA-PUSCH)のうちの少なくとも1つを含み、前記Nは正の整数である。
【0008】
第4の態様では、本開示の実施例は、ネットワークデバイスに適用されるリソース構成のための装置を提供し、前記装置は処理ユニット及び通信ユニットを備え、前記処理ユニットは、上り帯域幅部分(BWP)に対応する構成情報を端末デバイスに送信するように構成され、前記上りBWPは少なくとも2つのリソースブロック(RB)セットを含む。
【0009】
第5の態様では、本開示の実施例は、プロセッサ、メモリ、通信インタフェース、及び1つ又は複数のプログラムを備える端末デバイスを提供し、前記1つ又は複数のプログラムは前記メモリに記憶され、前記プロセッサによって実行されるように構成され、前記プログラムは、本開示の実施例の第1の態様のいずれかの方法のステップを実施するための命令を含む。
【0010】
第6の態様では、本開示の実施例は、プロセッサ、メモリ、通信インタフェース、及び1つ又は複数のプログラムを備えるネットワークデバイスを提供し、前記1つ又は複数のプログラムは前記メモリに記憶され、前記プロセッサによって実行されるように構成され、前記プログラムは、本開示の実施例の第2の態様のいずれかの方法のステップを実施するための命令を含む。
【0011】
第7の態様では、本開示の実施例は、チップを提供し、チップがインストールされているデバイスに、本開示の実施例の第1の態様又は第2の態様のいずれかの方法に記載の一部又は全てのステップを実行させるように、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行するように構成されたプロセッサを含む。
【0012】
第8の態様では、本開示の実施例は、電子データ交換のためのコンピュータプログラムを格納するように構成されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記コンピュータプログラムは、コンピュータに本開示の実施例の第1の態様又は第2の態様のいずれかの方法に記載の一部又は全てのステップを実行させる。
【0013】
第9の態様では、本開示の実施例は、本開示の実施例の第1の態様又は第2の態様のいずれかの方法に記載の一部又は全てのステップをコンピュータに実行させるように構成されたコンピュータプログラムを提供する。前記コンピュータプログラムは、ソフトウェアインストールパッケージであってもよい。
【0014】
本実施例では、上りBWPに対応する構成情報が、ネットワークデバイスを介して端末デバイスに送信され、その後、端末デバイスは構成に従って、上りBWPにおける第1の周波数領域リソースとN個の第2周波数領域リソースの周波数領域位置を取得する。上りBWPに含まれる2つのRBセットの間にガードバンドがあるため、構成情報によって前記上りBWPにおいてガードバンドを含む第1の周波数領域リソースの周波数領域位置と、少なくとも1つの第2の周波数領域リソースを取得することで、PRACH又はmsgA-PUSCHの周波数領域リソース構成を実現し、ガードバンドを介したPRACH又はmsgA-PUSCHの送信を回避するのに有益である。
【図面の簡単な説明】
【0015】
以下、実施例又は従来技術の説明に必要な添付図面について簡単に紹介する。
【0016】
図1Aは、本開示の実施例によって提供される例示的な通信システムのシステムアーキテクチャ図である。
【0017】
図1Bは、本開示の実施例によって提供される上りBWPにおけるPRACHリソースの概略図である。
【0018】
図1Cは、本開示の実施例によって提供される上りBWPにおけるPRACHリソースの別の概略図である。
【0019】
図2Aは、本開示の実施例によって提供されるリソース構成方法の概略フローチャートである。
【0020】
図2Bは、本開示の実施例によって提供される上りBWPにおけるPRACHリソースの別の概略図である。
【0021】
図2Cは、本開示の実施例によって提供される上りBWPにおけるPRACHリソースの別の概略図である。
【0022】
図3は、本開示の実施例によって提供されるリソース構成装置の機能ユニットの構成ブロック図である。
【0023】
図4は、本開示の実施例によって提供されるリソース構成装置の機能ユニットの別の構成ブロック図である。
【0024】
図5は、本開示の実施例によって提供される端末デバイスの概略構造図である。
【0025】
図6は、本開示の実施例によって提供されるネットワークデバイスの概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本開示の実施例における添付の図面を参照して、本開示の実施例における技術的解決策について説明する。明らかに、記載された実施例は、本開示の実施例の一部であり、実施例の全てではない。本開示の実施例に関して、創造的な努力なしに当業者によって得られる他のすべての実施例は、本開示の保護範囲内に入る。
【0027】
本開示の実施例の技術的解決策は、例えばグローバルモバイル通信(Global System of Mobile communication, GSM)システム、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access, CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access, WCDMA)システム、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service, GPRS)、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution, LTE)システム、Advanced Long Term Evolution(LTE-A)システム、新しし無線(New Radio, NR)システム、NRシステムの進化システム、アンライセンススペクトラム上のLTE (LTE-based access to unlicensed spectrum, LTE-U)システム、アンライセンススペクトラム上のNR(NR-based access to unlicensed spectrum, NR-U)システム、非地上通信ネットワーク(Non-Terrestrial Networks, NTN) システム、ユニバーサル移動通信システム(Universal Mobile Telecommunication System, UMTS)、ワイヤレスローカルエリア ネットワーク(Wireless Local Area Networks, WLAN)、Wireless Fidelity(Wi-Fi)、第5世代通信 (5th-Generation,5G) システム又はその他の通信システムなどの様々な通信システムに適用することができる。
【0028】
一般的に言えば、従来の通信システムは限られた数の接続をサポートし、実装が容易である。しかし、通信技術の発展に伴い、移動通信システムは従来の通信をサポートするだけでなく、デバイス間(device to device, D2D) 通信、マシン間(machine to machine, M2M) 通信、マシンタイプ通信(machine type communication, MTC)、車両間(vehicle to vehicle, V2V)通信、又はV2X(vehicle to everything)通信などもサポートすることになり、本開示の実施例は、これらの通信システムにも適用することができる。
【0029】
オプションで、本開示の実施例における通信システムは、キャリアアグリゲーション(carrier aggregation, CA)シナリオ、デュアルコネクティビティ(dual connectivity, DC)シナリオ、又はスタンドアロン(standalone, SA)シナリオに適用され得る。
【0030】
オプションで、本開示の実施例における通信システムは、アンライセンススペクトルに適用されてもよく、アンライセンススペクトルは、共有スペクトルと見なされてもよい。代替として、本開示の実施例における通信システムは、ライセンススペクトルにも適用され得、ライセンススペクトルは、非共有スペクトルと見なされてもよい。
【0031】
本開示の実施例は、ネットワークデバイス及び端末デバイスに関連して様々な実施例を説明し、端末デバイスは、ユーザーデバイス(User Equipment, UE)、アクセス端末、ユーザーユニット、ユーザーステーション、モバイルステーション、移動局、リモートステーション、リモート端末、モバイルデバイス、ユーザー端末、端末、無線通信デバイス、ユーザーエージェント、又はユーザー装置などと呼ばれてもよい。
【0032】
端末デバイスは、WLAN内のステーション(station, ST)であってもよく、携帯電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol, SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(Wireless Local Loop, WLL)ステーション、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant, PDA)、無線通信機能を備えたハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス又は無線モデムに接続された他の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、NRネットワークなどの次世代通信システムにおける端末デバイス、又は未来進化の公衆地上移動ネットワーク(public land mobile network, PLMN)における端末デバイスなどであってもよい。
【0033】
本開示の実施例では、端末デバイスは、屋内又は屋外、ハンドヘルド、ウェアラブル、又は車両搭載を含む、陸上で配備することができ、水上(例えば、船など)に配備することもでき、空中(例えば、飛行機、気球、人工衛星など)に配備することもできる。
【0034】
本開示の実施例において、端末デバイスは、携帯電話(mobile phone)、タブレットコンピュータ(Pad)、無線トランシーバ機能を有するコンピュータ、仮想現実(virtual reality, VR)端末デバイス、及び拡張現実(augmented reality, AR)端末デバイス、産業用制御における無線端末デバイス、自動運転(self driving)における無線端末デバイス、遠隔医療(remote medical)における無線端末デバイス、スマートグリッド(smart grid)における無線端末デバイス、交通安全(transportation safety)における無線端末デバイス、スマートシティ(smart city)における無線端末デバイス又はスマートホーム(smart home)における無線端末デバイスであってよい。
【0035】
限定ではなく一例として、本開示の実施例では、前記端末デバイスはウェアラブルデバイスであってもよい。ウェアラブルデバイスはウェアラブルスマートデバイスとも呼ばれ、ウェアラブル技術を応用して日常のウェアラブルをスマートに設計し、ウェアラブルデバイスを開発した総称であり、例えばメガネ、手袋、時計、衣類、靴などである。ウェアラブルデバイスとは、身体に直接装着するか、ユーザーの衣服やアクセサリーに組み込むポータブルデバイスである。ウェアラブルデバイスは、単なるハードウェアデバイスではなく、ソフトウェアのサポート、データのやり取り、クラウドのやり取りを通じて強力な機能を実現する。広義のウェアラブルスマートデバイスには、スマートウォッチやスマートグラスなど、フル機能、大規模、スマートフォンに依存せずに完全又は部分的な機能を備えたものと、物理的な兆候を監視するためのさまざまなスマートブレスレット、スマートジュエリーなど、特定の種類のアプリケーション機能のみに焦点を当て、スマートフォンなどの他のデバイスと連携する必要があるものがある。
【0036】
本開示の実施例では、ネットワークデバイスは、モバイルデバイスと通信するためのデバイスであり得、ネットワークデバイスは、WLANにおけるアクセスポイント(access point, AP)、GSM又はCDMAにおける基地局(base transceiver station, BTS)であり得、WCDMAにおける基地局(nodeB, NB)、LTEにおける進化型基地局(evolutional node B、eNB又はeNodeB)、又は中継局又はアクセスポイント、又は車載デバイス、ウェアラブルデバイス及びNRネットワークにおけるネットワークデバイス(gNB)、又は未来進化のPLMNネットワークにおけるネットワークデバイス又はNTNネットワークにおけるネットワークデバイスなどであり得る。
【0037】
限定ではなく一例として、本開示の実施例では、ネットワークデバイスはモバイル機能を有することができ、例えば、ネットワークデバイスはモバイルデバイスであり得る。オプションとして、ネットワークデバイスは衛星又は気球ステーションであってもよい。例えば、衛星は、低地球軌道(low earth orbit, LEO)衛星、中地球軌道(medium earth orbit, MEO)衛星、地球同期軌道(geostationary earth orbit, GEO)衛星、高楕円軌道(high elliptical orbit, HEO)衛星などであってもよい。また、ネットワークデバイスは、陸上や水上などの場所に設置された基地局でもよい。
【0038】
本開示の実施例では、ネットワークデバイスは、セルにサービスを提供することができ、端末デバイスは、前記セルによって使用される伝送リソース(例えば、周波数領域リソース、又はスペクトルリソース)を通じてネットワークデバイスと通信し、前記セルは、ネットワークデバイス(例えば、基地局)に対応するセルであってもよく、セルはマクロ基地局に属してもよく、スモールセル(Small cell)に対応する基地局に属してもよい。ここでのスモールセルには、メトロセル、マイクロセル、ピコセル、フェムトセルなどがあり、これらのスモールセルは、カバレッジが小さく、送信電力が低いという特徴があり、高速データ伝送サービスの提供に適している。
【0039】
例示的に、本開示の実施例において適用される通信システム100は、図1Aに示される通りである。前記通信システム100は、ネットワークデバイス110を含むことができ、ネットワークデバイス110は、端末デバイス120(又は通信端末、端末と呼ばれる)と通信するデバイスであってもよい。ネットワークデバイス110は、特定の地理的エリアに通信カバレッジを提供することができ、前記カバレッジエリア内に位置する端末デバイスと通信することができる。
【0040】
図1Aは、1つのネットワークデバイスと2つの端末デバイスを例示する。オプションとして、前記通信システム100は、複数のネットワークデバイスを含むことができ、各ネットワークデバイスのカバレッジには、他の数の端末デバイスを含むことができ、本開示の実施例はこれを限定しない。
【0041】
オプションで、前記通信システム100は、ネットワークコントローラ及びモビリティ管理エンティティなどの他のネットワークエンティティをさらに含むことができ、本開示の実施例はこれを限定しない。
【0042】
本開示の実施例で、ネットワーク/システム内の通信機能を有するデバイスは、通信デバイスと呼ばれることを理解されたい。図1Aに示す通信システム100を例として、通信デバイスは、通信機能を有するネットワークデバイス110及び端末デバイス120を含み得、ネットワークデバイス110及び端末デバイス120は、上述の特定のデバイスであり得、ここでは繰り返さない。通信デバイスは、ネットワークコントローラ及びモビリティ管理エンティティなどの他のネットワークエンティティなど、通信システム100内の他のデバイスをさらに含むことができ、本開示の実施例ではこれを限定しない。
【0043】
本明細書で、「システム」と「ネットワーク」という用語はしばしば互換的に使用されることを理解されたい。本明細書で使用される「及び/又は」という用語は、関連対象の関連関係を説明するだけであり、3種類の関係があり得ることを示す。例えば、A及び/又はBは、Aが単独で存在する、AとBが同時に存在する、Bが単独で存在する3つのケースを示すことができる。また、本明細書で使用される「/」の表記は、一般的に、この表記の前後の関連対象が「又は」の関係にあることを示す。
【0044】
本開示の実施例で言及される「指示(instruction)」は、直接的な指示でもよく、間接的な指示でもよく、又は関連関係があることを示すことが理解されるべきである。例えば、AがBを指示するとは、Aが直接的にBを指示することを意味し得、例えば、BはAを介して取得でき、また、AがBを間接的に指示することを意味し得、例えば、AがCを指示し、BがCを介して取得できるなど、また、AとBの間に関連関係があることを示すこともできる。
【0045】
本開示の実施例の説明において、「対応する」という用語は、両者の間に直接的又は間接的な対応関係があることを示してもよく、両者の間に関連関係があることを示してもよく、指示することと指示されること、構成することと構成されることなどの関係でもよい。
【0046】
本開示の実施例によって提供されるリソース構成方法の詳細な紹介の前に、本開示の実施例に関する通信技術が紹介される。
【0047】
(1)アンライセンススペクトラム上のNR(new radio based access to unlicensed spectrum, NR-U)システム:
アンライセンススペクトルは、国及び地域によって割り当てられた無線デバイス通信に使用できるスペクトルであり、このスペクトルは、一般に共有スペクトルと見なされる。つまり、異なる通信システムの通信デバイスは、前記スペクトルについて国又は地域によって設定された規制要件を満たしている限り、政府に専用のスペクトルライセンスを申請する必要なく、このスペクトルを使用できる。無線通信にアンライセンススペクトルを使用する各通信システムが、このスペクトル上で友好的に共存できるようにするために、一部の国又は地域では、アンライセンススペクトルを使用する場合に満たす必要のある規制要件が規定されている。たとえば、一部の地域では、通信デバイスは「リッスンビフォアトーク(listen-before-talk, LBT)」の原則に従い、即ち、通信デバイスは、アンライセンススペクトルのチャネルで信号を送信する前にチャネルリスニングを実行する必要がある。通信デバイスは、チャネル検出結果がチャネルがアイドルである場合にのみ信号を送信でき、アンライセンススペクトルのチャネルでの通信デバイスのチャネル検出結果が、チャネルがビジーである場合、通信デバイスは信号を送信できない。公平性を確保するために、1回の伝送において、通信デバイスがアンライセンススペクトルのチャネルを使用して信号伝送を実行する時間長は、最大チャネル占有時間(maximum channel occupation time, MCOT)を超えることはできない。
【0048】
(2)NR-Uシステムでのキャリア内のガードバンド(guard band, GB):
ブロードバンドリソース構成には、リソースブロック(resource block, RB)セットの概念が導入されている。1つのRBセットは連続するRBのグループを含み、1つのRBセットは少なくとも1つのリッスンビフォアトーク(listen before talk, LBT)帯域幅に対応し、1つのLBT帯域幅は20MHzを含む。ネットワークデバイスは、端末に対して少なくとも2つのRBセットを構成することができるので、ネットワークデバイスが端末に対して少なくとも2つのRBセットを構成する場合、2つの隣接するRBセットの間にはキャリア内のガードバンドが含まれ、前記キャリア内のガードバンドは、整数個のRBが含まれる。
【0049】
ある場合において、キャリア内のガードバンドのサイズは、プロトコルに従って取得される。例として、表1に、特定のサブキャリア間隔とキャリア帯域幅でのRBセットと2つのRBセットの間のガードバンドのデフォルト構成を示す。
【0050】
【表1】
【0051】
【0052】
【0053】
以下、本開示の実施例では、端末の上りBWPを例として、キャリア内のガードバンドについて説明する。
【0054】
【0055】
さらに、NR-Uシステムで、上り伝送にはインターレース構造に基づくリソース構成方法が導入されている。15kHzのサブキャリア間隔の場合、10個のインターレース(つまり、M=10)が含まれ、インターレースインデックスは0から9である。30kHzのサブキャリア間隔の場合、5つのインターレース(つまり、M=5)が含まれ、インターレースインデックスは0から4である。前記インターレース構造の定義は次のとおりである。インターレース0は、CRB0からCRBグリッドに従って定義され、各インターレースに含まれるRBのうち、隣接する2つのRBの間の周波数領域間隔はM個のRBである。
【0056】
(3)ランダムアクセスRACHプロセスとPRACHリソースの構成:
NRシステム又はNR-Uシステムにおいて、ランダムアクセスRACHプロセスには、4ステッププロセスと2ステッププロセスの2つのケースがある。その中で、4ステップRACHプロセスの遅延は比較的大きい。4ステップRACHプロセスと比べて、2ステップRACHプロセスはアクセス遅延を短縮できる。
【0057】
4ステッププロセスの場合:
第1のステップでは、端末はPRACHチャネルを介してネットワークデバイスにランダムアクセスプリアンブルシーケンス(message 1、Msg1)を送信する。PRACHを送信するために使用されるPRACHリソースは、RO(RACH Occasion)リソースと呼ばれることもある。
【0058】
第2のステップでは、端末がアクセスプリアンブルシーケンスを送信したことを検出した後、ネットワークデバイスは、ランダムアクセス応答(RAR、即ち、message 2、Msg2)を端末に送信して、メッセージ3(message 3, Msg3)の送信に使用できる上りリソース情報を端末に通知し、一時的なTC-RNTIを端末に割り当て、端末にTAコマンド(TA command)などを提供する。
【0059】
第3のステップでは、ランダムアクセス応答RARを受信した後、端末は、ランダムアクセス応答メッセージによって示される上りリソースでMsg3メッセージを送信する。
【0060】
第4のステップでは、ネットワークデバイスは、競合解決メッセージを含み得るMsg4メッセージを端末に送信する。
【0061】
2ステッププロセスの場合:
第1のステップでは、端末は、ランダムアクセスプリアンブルシーケンス及びmsgA-PUSCHを含むメッセージA(message A, MsgA)をPRACHチャネル及びPUSCHチャネルを介して基地局に送信する。msgA-PUSCHを送信するために使用されるmsgA-PUSCHリソースは、PO(PUSCH Occasion)リソースと呼ばれることもある。
【0062】
第2のステップでは、MsgAを検出した後、ネットワークデバイスはランダムアクセス応答、即ちメッセージB(message B, MsgB)を端末に送信する。
【0063】
端末は、ネットワークデバイスから通知されるPRACHリソース周波数領域開始位置構成パラメータ(例えば、上位層パラメータmsg1-FrequencyStart又はmsgA-RO-FrequencyStart)に従って、PRACHリソース(ROリソース、RACH Occasionとも呼ばれる)の周波数領域位置を決定する。具体的には、周波数領域開始位置構成パラメータは、上りBWP(例えば、上り初期BWP又は上りアクティブBWP)における周波数領域上の最初のPRACHリソースの、前記上りBWPの最初のPRB(即ち、PRB 0)に対する周波数領域オフセットを示すために使用される。ネットワークデバイスは、上位層パラメータ(例えば、msg1-FDM又はmsgA-RO-FDM)を介して、同一の時間ユニットで周波数分割多重(FDM)されたPRACHリソースの数を通知することもできる。端末は、前記周波数領域開始位置構成パラメータ及びPRACHリソースFDMの数に従って、前記上りBWPに含まれるPRACHリソースの周波数領域位置を決定することができる。
【0064】
例えば、上りBWPにおいて、端末は、ネットワークデバイスの指示情報に従って、周波数領域開始位置オフセットが2であり、1つのPRACHリソースによって占有されるRBの数が12であり、PRACHリソースのFDMの数が4であると決定する場合、端末は前記上りBWPに含まれる4つのPRACHリソースを決定することができ、図1Cに示されている。
【0065】
(4)NR-UシステムにおけるPRACHリソース:
共有スペクトル上では、LBTを行うときの通信デバイスの単位チャネル帯域幅は20MHzを含むことができ、信号伝送を行うときチャネル占有帯域幅の指標要件を満たす必要があるため、NR-UシステムにはロングシーケンスのPRACHシーケンスが導入されている。PRACHが15kHzサブキャリア間隔(Subcarrier spacing, SCS)の場合、PRACHシーケンスの長さは1151であり、PRACHが30kHzサブキャリア間隔の場合、PRACHシーケンスの長さは571である。
【0066】
共有スペクトル上でサポートされるPRACHサブキャリア間隔とPUSCHサブキャリア間隔との組み合わせ、及び対応する一つのPRACHリソースによって占有されるRBの数は、以下の表2に示されるように、PRACHが占めるRB数は、PUSCHのRB単位で表される。
【0067】
【表2】
【0068】
NR-Uシステムでは、キャリア内のガードバンドが導入されているため、一つの上りBWPが複数のRBセットを含む場合、前記上りBWPにも2つのRBセット間のガードバンドが含まれる可能性がある。既存のランダムアクセス手順のリソース構成に関して、構成されたリソースが上りBWPのガードバンドに位置することが発生する可能性がある。従って、NR-Uシステムでは、ランダムアクセス手順のリソース構成をさらに検討する必要がある。
【0069】
上記の問題に対して、本開示の実施例は、無線通信方法を提供し、添付の図面を参照して以下に詳細に説明する。本開示は、以下の内容の少なくとも一部を含む。
【0070】
図2Aを参照し、図2Aは本開示の実施例によって提供されるリソース構成方法の概略フローチャートであり、前記方法には次のものが含まれる。
【0071】
S210で、ネットワークデバイスは、上り帯域幅部分BWPに対応する構成情報を端末デバイスに送信する。
【0072】
上りBWPは、少なくとも2つのリソースブロックRBセットを含むことができる。
【0073】
具体的には、上りBWPは、初期上りBWP又はアクティブ上りBWPを含むことができる。
【0074】
S220で、構成情報を受信した後、端末デバイスは、構成情報に従って、上りBWP内の第1の周波数領域リソースとN個の第2の周波数領域リソースの周波数領域位置を取得する。
【0075】
第1の周波数領域リソースは、少なくとも2つのRBセット内の2つの隣接するRBセットの間の第1のガードバンドを含み得、N個の第2の周波数領域リソース内の各第2の周波数領域リソースは、第1の物理上りチャネルを送信するために使用され得、前記第1の物理上りチャネルは、物理ランダムアクセスチャネルPRACH及びメッセージA-物理上り共有チャネルmsgA-PUSCHのうちの少なくとも1つを含むことができ、Nは正の整数である。オプションで、Nは1以上の正の整数である。オプションで、Nの値は1、2、4、及び8のいずれかである。
【0076】
具体的には、第1のガードバンドはキャリア内のガードバンドを含むことができる。
【0077】
オプションで、第1の周波数領域リソースは整数個のRBを含み、及び/又は第2の周波数領域リソースは整数個のRBを含む。
【0078】
本実施例では、上りBWPに対応する構成情報が、ネットワークデバイスを介して端末デバイスに送信され、その後、端末デバイスは構成に従って、上りBWPにおける第1の周波数領域リソースとN個の第2周波数領域リソースの周波数領域位置を取得する。上りBWPに含まれる2つのRBセットの間にガードバンドがあるため、構成情報によって前記上りBWPにおいてガードバンドを含む第1の周波数領域リソースの周波数領域位置と、少なくとも1つの第2の周波数領域リソースを取得することで、PRACH又はmsgA-PUSCHの周波数領域リソース構成を実現し、ガードバンドを介したPRACH又はmsgA-PUSCHの送信を回避するのに有益である。
【0079】
可能な例では、前記方法は、以下の動作をさらに含むことができる。第1の周波数領域リソースと第2の周波数領域リソースが周波数領域で重複する場合、第2の周波数領域リソースは、前記第1の物理上りチャネルを送信するために使用することができない。或いは、第1の周波数領域リソースと第2の周波数領域リソースが周波数領域で重複しない場合、第2の周波数領域リソースは第1の物理上りチャネルを送信するために使用できる。
【0080】
可能な例では、前記方法は、以下の動作をさらに含むことができる。第1の周波数領域リソースと第2の周波数領域リソースが周波数領域で重複する場合、第2の周波数領域リソースは無効なリソースである。又は、第1の周波数領域リソースと第2の周波数領域リソースが周波数領域で重複しない場合、第2の周波数領域リソースは有効なリソースである。
【0081】
可能な例では、構成情報は、第1の指示情報を含むことができ、第1の指示情報は、N個の第2の周波数領域リソースのうちの少なくとも1つの第2の周波数領域リソースの、上りBWPにおける周波数領域開始位置を示すために使用され得る。
【0082】
可能な例において、第1の指示情報は、N個の第2の周波数領域リソースの各第2の周波数領域リソースの、上りBWPにおける周波数領域の開始位置を示すために使用される。
【0083】
可能な例では、第1の指示情報は、N個の第2の周波数領域リソースのうちの最初の第2の周波数領域リソースの、上りBWPにおける周波数領域開始位置を示すために使用されてもよく、ここで、最初の第2の周波数領域リソースは、N個の第2の周波数領域リソースにおいて周波数領域位置が最も低い第2の周波数領域リソースを含むことができる。可能な例では、構成情報は第2の指示情報を含み得、第2の指示情報は、上りBWPに含まれる第2の周波数領域リソースの数がNであることを示すために使用され得る。
【0084】
可能な例では、上りBWPはP個のRBセットを含むことができ、ここでPは正の整数であり、前記方法はさらに以下の動作を含むことができる。NがP以下である場合、前記P個のRBセットのうちの最初のN個のRBセット内の各RBセットは、1つの第2の周波数領域リソースを含む。又は、NがPよりも大きい場合、P個のRBセット内の各RBセットは、1つの第2の周波数領域リソースを含む。
【0085】
可能な例では、第2の指示情報は、上りBWPに含まれる第2の周波数領域リソースの数がN=1であること、即ち、上りBWPが1つの第2の周波数領域リソースを含むことを示すために使用され得る。オプションで、第1の指示情報は、前記第2の周波数領域リソースの上りBWPにおける周波数領域開始位置を示すために使用され得る。オプションで、前記第2の周波数領域リソースは、前記上りBWPに含まれる少なくとも2つのRBセットのうちの1つのRBセットに位置する。オプションで、前記第2の周波数領域リソースは、PRACHリソースを含み、ここで、PRACHのSCSが15kHzであり、PRACHシーケンスの長さが1151であり、或いは、PRACHのSCSが30kHzであり、PRACHシーケンスの長さが571である。
【0086】
可能な例では、第2の周波数領域リソースがPRACHリソースを含み、ここで、PRACHのSCSは15kHzであり、PRACHシーケンスの長さは1151であり、又は、PRACHのSCSは30kHzであり、PRACHシーケンスの長さは571である場合、構成情報に含まれる第2の指示情報はN=1を示し、又は前記上りBWPに含まれる第2の周波数領域リソースの数はN=1であることを示す。又は、この場合、端末デバイスは、前記上りBWPに含まれる第2の周波数領域リソースの数Nが1以下であることを期待する。又は、この場合、端末デバイスは、第1の指示情報に従って取得された前記上りBWPに含まれる第2の周波数領域リソースが、前記上りBWPに含まれる1つのRBセットに位置することを期待する。又は、この場合、端末デバイスは、第1の指示情報に従って取得された前記上りBWPに含まれる第2の周波数領域リソースの一部の周波数領域リソースが、前記上りBWPに含まれる第1のガードバンド内に位置することを期待しない。
【0087】
可能な例では、構成情報は第3の指示情報を含み、第3の指示情報は、N個の第2の周波数領域リソースのうちの少なくとも1つの第2の周波数領域リソースの、第1のRBセット内の少なくとも1つのRBセットにおける周波数領域開始位置を示すために使用され、第1のRBセットは、少なくとも2つのRBセットのうちの少なくとも1つのRBセットを含む。
【0088】
可能な例では、第1のRBセットはM個のRBセットを含み、第3の指示情報はさらに、M個のRBセット内の各RBセットにおける最初の第2の周波数領域リソースの、対応するRBセットでの周波数領域開始位置を示すために使用され、MはN以下の正の整数である。
【0089】
可能な例では、第3の指示情報は、最初のRBセットにおける最初の第2の周波数領域リソースの、最初のRBセットにおける周波数領域開始位置を示すためにさらに使用され、最初のRBセットは、第1のRBセット内で最小のインデックスを有するRBセットを含む。
【0090】
可能な例では、第1のRBセットは、L個のRBセットを含み、L個のRBセットの各RBセットにおける最初の第2の周波数領域リソースの、対応するRBセットでの周波数領域開始位置は同じであり、LはN以下の正の整数である。
【0091】
可能な例では、構成情報は、第4の指示情報を含むことができ、第4の指示情報は、第1のRBセットのインデックスを示すために使用することができ、第1のRBセットは、少なくとも1つの第2の周波数領域リソースを含む。
【0092】
可能な例では、構成情報は第5の指示情報を含み、第5の指示情報は、上りBWPにおける第1の周波数領域リソースの周波数領域位置を示すために使用される。例えば、第5の指示情報は前述のガードバンド構成情報を含み、第5の指示情報は少なくとも1つのガードバンドの開始位置及び終了位置を示すために使用され、又は第5の指示情報は少なくとも1つのガードバンドの開始位置及び長さを示すために使用される。
【0093】
可能な例では、N個の第2の周波数領域リソースの各第2の周波数領域リソースは、少なくとも2つのRBセットのうちの1つのRBセットに位置する。
【0094】
本開示は、ブロードバンドシナリオにおいてガードバンドに含まれるRBを介してPRACH又はmsgA-PUSCHをネットワークデバイスに送信することを回避するために、NR-Uシステムに適用される方法を提案することに留意されたい。
【0095】
本開示の実施例では、2ステップのランダムアクセス手順又は4ステップのランダムアクセス手順について、第1のPRACHリソースに対応する少なくとも1つのRBが、前記上りBWPのガードバンドに含まれる少なくとも1つのRBと周波数領域で重複していると、前記第1のPRACHリソースは無効なPRACHリソースと見なすことができる。又は、端末デバイスは、ネットワークデバイスの構成パラメータに従って、前記上りBWP内のPRACHリソースの周波数領域位置を決定し、PRACHリソースは前記上りBWP内の1つのRBセット内に配置される。
【0096】
本開示の実施例では、2ステップのランダムアクセスプロセスについて、第1のmsgA-PUSCHリソースに対応する少なくとも1つのRBが、前記上りBWPのガードバンドに含まれる少なくとも1つのRBと周波数領域で重複していると、前記第1のmsgA-PUSCH リソースは、無効なmsgA-PUSCHリソースと見なすことができる。又は、端末デバイスは、ネットワークデバイスの構成パラメータに従って、前記上りBWP内のmsgA-PUSCHリソースの周波数領域位置を決定し、msgA-PUSCHリソースは、前記上りBWP内の一つのRBセット内に配置される。
【0097】
以下、本開示の実施例は、実施例1及び実施例2から具体的に説明する。
【0098】
実施例1:
端末デバイスは、ネットワークデバイスのガードバンド構成情報に従って、又は合意に従って、上りBWPに含まれるガードバンドを決定する。前記ガードバンドは、キャリア内のガードバンドを含むことができ、前記上りBWPは、初期上りBWP又はアクティブ上りBWPを含み、前記上りBWPは少なくとも2つのRBセットを含む。
【0099】
端末デバイスは、ネットワークデバイスの構成パラメータに従って、前記上りBWPにおけるPRACHリソースの周波数領域位置を決定する。ここで、前記PRACHリソースに対応する少なくとも1つのRBと、前記上りBWPのガードバンドに含まれる少なくとも1つのRBが周波数領域で重複していると、前記PRACHリソースは無効なPRACHリソースと見なされるか、又は端末デバイスは前記PRACHリソースを介してPRACHをネットワークデバイスに送信することができず、又は、ネットワークデバイスは、端末デバイスが前記PRACHリソースを介してPRACHを送信することを期待しない。
【0100】
オプションで、端末デバイスは、ネットワークデバイスによって通知されるPRACHリソース周波数領域開始位置構成パラメータ(例えば、上位層パラメータ msg1-FrequencyStart又はmsgA-RO-FrequencyStart)に従って、PRACHリソース(RO、RACH Occasion又はRACH伝送機会とも呼ばれる)の周波数領域位置を決定する。具体的には、周波数領域開始位置構成パラメーターは、上りBWP(例えば、上り初期BWP又は上りアクティブBWP)の周波数領域における最初のPRACHリソースが、前記上りBWPの最初のPRB(即ち、PRB 0)に対する周波数ドメインオフセットを示すために使用される。ネットワークデバイスは、上位層パラメータ(例えば、msg1-FDM又はmsgA-RO-FDM)を介して、同一の時間ユニットで周波数分割多重FDMされたPRACHリソースの数を通知することもできる。端末デバイスは、前記周波数領域開始位置構成パラメータ及びPRACHリソースFDMの数に従って、前記上りBWPに含まれるPRACHリソースの周波数領域位置を決定することができる。
【0101】
オプションとして、PRACHシーケンスの長さが1151である場合、又はPRACHシーケンスの長さが571である場合、端末デバイスは、同一の時間ユニットで周波数分割多重FDMされたPRACHリソースの数が1であることを期待する。又は、端末デバイスは、ネットワークデバイスの構成パラメータ、例えばmsg1-FDMが1を示すか、又は msgA-RO-FDMが1を示すことを期待する。又は、端末デバイスは、ネットワークデバイスの構成パラメータ、例えばmsg1-FDM又はmsgA-RO-FDMが1以外の値を示すことを期待しない。
【0102】
オプションで、PRACHシーケンスの長さが1151である場合、又はPRACHシーケンスの長さが571である場合、端末デバイスは、ネットワークデバイスの構成パラメータ、例えばmsg1-FrequencyStart又はmsgA-RO-FrequencyStartに従って取得された前記上りBWPに含まれるPRACHリソースが前記上りBWPに含まれる一つのRBセットに位置することを期待するか、端末デバイスは、ネットワークデバイスの構成パラメータ、例えばmsg1-FrequencyStart又はmsgA-RO-FrequencyStartに従って取得された前記上りBWPに含まれるPRACHリソースにおける一部の周波数リソースが、前記上りBWPに含まれるガードバンド内に位置することを期待しない。
【0103】
オプションで、2ステップのランダムアクセス手順の場合、端末デバイスは、ネットワークデバイスの構成パラメータに従って前記上りBWPにおけるmsgA-PUSCHリソースの周波数領域位置を決定し、ここで、第1のmsgA-PUSCHリソースに対応する少なくとも1つのRBが、前記上りBWPのガードバンドに含まれる少なくとも1つのRBと周波数領域で重複していると、前記第1のmsgA-PUSCHリソースは無効なmsgA-PUSCHリソースと見なされるか、又は端末デバイスは前記第1のmsgA-PUSCHリソースを使用して msgA-PUSCHをネットワークデバイスに送信できないか、ネットワークデバイスは、端末デバイスが前記第1のmsgA-PUSCHリソースによってmsgA-PUSCHを送信することを期待していない。
【0104】
オプションで、2ステップのランダムアクセス手順の場合、端末デバイスは、ネットワークデバイスの構成パラメータに従って取得されたPRACHリソースと、前記PRACHリソースに対応するmsgA-PUSCHリソースとが同じRBセットに位置することを期待する。又は、端末デバイスは、ネットワークデバイスの構成パラメータに従って取得されたPRACHリソースと、前記PRACHリソースに対応するmsgA-PUSCHリソースとが異なるRBセットに位置することを期待しない。
【0105】
オプションで、1つのRBセットは1つのLBT帯域幅に対応するか、又は1つのRBセットは20MHz帯域幅に対応する。
【0106】
図2Bは実施例1の一例を示す。図2Bに示すように、上りBWPは2つのRBセットを含み、RBセット0は51個のRBを含み、RBセット1は50個のRBを含み、前記2つのRBセットの間に5個のRBのガードバンドが含まれる。前記上りBWPで、端末デバイスは、ネットワークデバイスの指示情報に従って、PRACHリソースの周波数領域開始位置オフセット値が2であり、1つのPRACHリソースが占めるRBの数が12であり、PRACHリソースFDMの数が8であると決定すると、端末デバイスは、図に示すように前記上りBWPに含まれる8個のPRACHリソースを決定することができる。ここで、PRACHリソース4に対応するRBと前記上りBWPのガードバンドに含まれるRBが周波数領域で重複するため、前記PRACHリソース4を無効なPRACHリソースと見なしたり、端末デバイスは前記PRACHリソース4を介してネットワークデバイスにPRACHを送信できなかったり、又はネットワークデバイスは、端末デバイスが前記PRACHリソース4を介してPRACHを送信することを期待していない。
【0107】
上記の実施例は、端末デバイスが、ネットワークデバイスの指示情報に従って、PRACHリソース又はmsgA-PUSCHリソースの周波数領域開始位置を決定することを説明し、場合によって、PRACHリソース又はmsgA-PUSCHリソースが上りBWPに含まれるガードバンドに位置する場合もあり得る。以下の実施例2は、ネットワークデバイスが指示情報を使用して、PRACHリソース又はmsgA-PUSCHリソースが上りBWPに含まれるガードバンドに位置することを回避することを具体的に紹介する。
【0108】
実施例2:
端末デバイスは、ネットワークデバイスのガードバンド構成情報又は合意に従って、上りBWPに含まれるガードバンドを決定する。ここで、前記ガードバンドはキャリア内のガードバンドを含むことができ、前記上りBWPは初期上りBWP又はアクティブ上りBWPを含み、前記上りBWPは少なくとも2つのRBセットを含む。
【0109】
端末デバイスは、ネットワークデバイスの構成情報に従って、前記上りBWPにおけるPRACHリソースの周波数領域位置を決定する。ここで、PRACHリソースは、前記上りBWPにおける一つのRBセットに位置し、或いは、端末デバイスは、決定されたPRACHリソースに対応するRBが前記上りBWPのガードバンドに含まれるRBと周波数領域で重複することを期待しない。
【0110】
オプションで、ネットワークデバイスの構成情報は、PRACHリソースに対応するRBセット指示情報を含む。例えば、ネットワークデバイスがPRACHリソースを構成するとき、構成パラメータには第1のRBセットインデックスrb-SetIndexが含まれる。
【0111】
オプションで、PRACHリソースを含むRBセット内の最初のPRACHリソースが周波数領域で、前記RBセット内の最初のPRB(即ち、PRB 0)に対する周波数領域オフセットは、予め設定されたルールに従って取得される。例えば、前記周波数領域のオフセットは、プロトコルによって1として合意されている。
【0112】
オプションで、ネットワークデバイスは、第1の周波数領域開始位置指示情報を構成し、ここで、第1の周波数領域開始位置指示情報は、前記上りBWP内の第1のRBセットにおける最初のPRACHリソースが周波数領域で、前記第1のRBセットにおける最初のPRB(つまり、PRB 0)に対する周波数領域オフセットを示すために使用される。
【0113】
オプションで、第1のRBセットは、予め設定されたルールに従って取得される。例えば、第1のRBセットは、前記上りBWPにおける最初のRBセット、又は最小のインデックスを有するRBセットを含む。別の例では、第1のRBセットは、前記上りBWP内の各RBセットを含む。言い換えれば、上りBWP内の各RBセットにおける最初のPRACHリソースが、周波数領域で前記対応するRBセットにおける最初のPRBに対する周波数領域オフセットはすべて同じである。
【0114】
オプションとして、PRACHシーケンスが長いシーケンスである場合、PRACHリソースを含むRBセットは、同一の時間ユニットで周波数分割多重化されたPRACHリソースの数に従って取得され得る。例えば、同一の時間ユニットで周波数分割多重されたPRACHリソースの数が2であると仮定すると、前記上りBWPにおける最初の2つのRBセットは、PRACHリソースを含む。
【0115】
オプションで、第1のRBセットは、RBセット指示情報に従って取得される。
【0116】
オプションで、ネットワークデバイスは、第2の周波数領域開始位置指示情報を構成し、第2の周波数領域開始位置指示情報は、N個の周波数領域開始位置指示情報を含み、Nは、同一の時間ユニットで周波数分割多重FDMされたPRACHリソースの数である。オプションで、Nは、ネットワークデバイスによって送信された上位層のパラメーター (例えば、msg1-FDM又はmsgA-RO-FDM)を介して取得できる。オプションで、前記N個の周波数領域開始位置指示情報は、周波数領域で上りBWPの最初のPRB(即ち、PRB 0)に対する前記上りBWPの前記N個のPRACHリソースの周波数領域オフセットをそれぞれ示すために使用される。
【0117】
オプションで、2ステップのランダムアクセスプロセスの場合、端末デバイスは、ネットワークデバイスの構成パラメータに従って、前記上りBWPにおけるmsgA-PUSCHリソースの周波数領域位置を決定し、ここで、msgA-PUSCHリソースは前記上りBWPにおける一つのRBセットに位置する。換言すれば、端末デバイスは、決定されたmsgA-PUSCHリソースに対応するRBと、前記上りBWPのガードバンドに含まれるRBとが周波数領域で重複することを期待しない。
【0118】
オプションで、ネットワークデバイスの構成パラメータは、msgA-PUSCHリソースに対応するRBセット指示情報を含む。例えば、ネットワークデバイスがmsgA-PUSCHリソースを構成する場合、構成パラメータには第2のRBセットインデックスrb-SetIndexが含まれる。オプションとして、第1のRBセットインデックスは、第2のRBセットインデックスと同じである。オプションとして、第1のRBセットインデックスは第2のRBセットインデックスとは異なる。オプションで、1つのmsgA-PUSCHリソースは1つ又は複数のRBセットに位置してもよい。
【0119】
オプションで、ネットワークデバイスは、第3の周波数領域開始位置指示情報を構成し、第3の周波数領域開始位置指示情報は、前記上りBWPの第1のRBセット内の最初のmsgA-PUSCHリソースが、周波数領域で第1のRBセット内の最初のPRB(つまり、PRB 0)に対する周波数領域オフセットを指示するために使用される。
【0120】
オプションで、第1のRBセットは、予め設定されたルールに従って取得される。例えば、第1のRBセットは、前記RBセットのうちの最初のRBセット又は最小のインデックスを有するRBセットを含む。別の例では、第1のRBセットは、前記上りBWP内の各RBセットを含む。言い換えれば、上りBWPの各RBセット内の最初のmsgA-PUSCHリソースが、周波数領域で前記対応するRBセットにおける最初のPRBに対する周波数領域オフセットはすべて同じである。
【0121】
オプションで、第1のRBセットは、RBセット指示情報に従って取得される。
【0122】
オプションで、ネットワークデバイスは、第4の周波数領域開始位置指示情報を構成し、第4の周波数領域開始位置指示情報は、M個の周波数領域開始位置指示情報を含み、Mは、同一の時間ユニットで周波数分割多重FDMされたmsgA-PUSCHリソースの数である。オプションで、Mは、ネットワークデバイスによって送信される上位層パラメーター(例えば、nrofMsgA-PO-FDM-r16)を介して取得できる。オプションで、前記M個の周波数領域開始位置指示情報は、周波数領域で前記上りBWPの最初のPRB(即ち、PRB 0)に対する、前記上りBWP内の前記M個のmsgA-PUSCHリソースの周波数領域オフセットをそれぞれ示すために使用される。
【0123】
オプションで、1つのRBセットが1つのLBT帯域幅に対応するか、又は1つのRBセットが20MHz帯域幅に対応する。
【0124】
図2Cは、PRACHリソースの構成を例として、実施例2の例を示す。図2Cに示すように、上りBWPは2つのRBセットを含み、ここで、RBセット0は51個のRBを含み、RBセット1は50個のRBを含み、前記2つのRBセットの間に5個のRBのガイドバンドが含まれる。前記上りBWPで、1つのPRACHリソースが占めるRBの数は48であり、前記上りBWPは2つのPRACHリソースを含み、各PRACHリソースは前記上りBWPにおける一つのRBセットに位置する。具体的には、ネットワークデバイスが端末デバイスのために前記上りBWPでPRACHリソースを構成する場合、次の方法の少なくとも1つを含むことができる。
【0125】
方法1:ネットワークデバイスは、PRACHリソースを含むRBセットがRBセット0及びRBセット1であると指示し、第1の周波数領域開始位置が1であると指示する。
【0126】
方法2:ネットワークデバイスは、PRACHリソースを含むRBセットがRBセット0及びRBセット1であると指示し、プロトコルによって第1の周波数領域開始位置が1であると合意する。
【0127】
方法3:ネットワークデバイスは、同一の時間ユニットで周波数分割多重化されるPRACHリソースの数が2であると指示し、端末デバイスは前記情報に従って、PRACHリソースを含むRBセットがRBセット0及びRBセット1であることを取得する。第1の周波数領域開始位置は、指示されるか、又はプロトコルによって合意され得る。
【0128】
方法4:ネットワークデバイスは、周波数領域で前記上りBWPの最初のPRBに対する前記上りBWPにおける前記2つのPRACHリソースの周波数領域オフセットを指示し、即ち、第2の周波数領域開始位置は1と57が含まれる。
【0129】
上記の実施例1と実施例2で説明された技術的解決策とは異なり、本開示はまた、端末デバイスが1つのRBセットを介して上り伝送を実行する能力のみを有し得る状況を考慮し、詳細については、実施例3を参照されたい。
【0130】
実施例3:
NR-Uシステムでは、上りBWP(例えば、初期上りBWP又はアクティブ上りBWP)は、1つ又は複数のRBセットを含むことができるが、端末デバイスの場合、1つのRBセットを介して上り伝送を実行する能力しか持たない可能性がある。上りBWP、例えば、初期上りBWPが複数のRBセットを含む場合、ネットワークデバイスは、端末デバイスのためにMsg3伝送をスケジュールするときに、1つ又は複数のRBセットにおけるリソースを割り当てることができる。従って、上り伝送用のRBセットが1つしかない端末デバイスなど、機能が制限された端末デバイスの場合、ネットワークデバイスは、Msg3を伝送するために複数のRBセットを割り当てるのではなく、これらの端末デバイスに1つのRBセットを割り当てる必要がある。しかしながら、ランダムアクセス手順で、ネットワークデバイスは、PRACHを送信する端末デバイスの能力を知らない可能性がある。
【0131】
従って、本実施例では、端末デバイスは、PRACHの時間領域リソース、PRACHの周波数領域リソース、PRACHシーケンス、及びmsgA-PUSCHのうちの少なくとも1つを通じて、前記端末デバイスの能力をネットワークデバイスに報告することができる。それによって、ネットワークデバイスは、受信したPRACH及び/又はmsgA-PUSCHに従って、前記端末デバイスに上り伝送リソースを割り当てる。
【0132】
例えば、PRACHリソースは、第1のPRACHリソースセット及び第2のPRACHリソースセットを含むことができ、第1のPRACHリソースセット及び第2のPRACHリソースセットに含まれるPRACHリソースは、時間領域、周波数領域及びコード領域(即ち、PRACHシーケンス)の少なくとも1つにおいて異なる。第1のPRACHリソースセットは、第1の端末機能に対応し、例えば、1つのRBセットを介した伝送のみをサポートし、第2のPRACHリソースセットは、第2の端末機能に対応し、例えば、複数のRBセットを介した同時伝送をサポートする。端末デバイスが第1の端末能力を有する場合、前記端末デバイスは、PRACH送信のために第1のPRACHリソースからPRACHリソースを選択する。或いは、端末デバイスが第2の端末機能を有する場合、前記端末デバイスは、PRACH送信のために第2のPRACHリソースセットリソースからPRACHリソースを選択する。
【0133】
オプションで、前記端末デバイスによって報告される能力は、1つの上りRBセットを介した伝送をサポートすること、又は1つ以上のRBセットを介した同時伝送をサポートすることを含む。又は、前記端末デバイスによって報告される能力には、複数の上りRBセットを介した同時伝送をサポートするかどうかが含まれる。又は、前記端末デバイスによって報告される能力は、同時上り伝送がサポートされるRBセットの数を含む。
【0134】
オプションで、端末デバイスによってネットワークデバイスに報告される能力が、1つの上りRBセットのみを介した伝送をサポートすることであるとき、端末デバイスが、RAR許可情報又はTC-RNTIによりスクランブルされた許可情報を通じて前記端末デバイスにスケジューリングされたMsg3を受信した場合、前記Msg3に対応する伝送リソースは1つのRBセットに制限する必要があり、或いは、端末デバイスは、前記Msg3に対応する伝送リソースが複数のRBセットに位置することを期待しない。又は、端末デバイスによって報告されたネットワークデバイスによって受信された能力が、1つの上り RBセットのみを介した伝送をサポートすることであるとき、前記ネットワークデバイスがRAR許可情報又はTC-RNTIによりスクランブルされた許可情報を通じて前記端末デバイスのためにMsg3の伝送リソースをスケジュールする場合、前記伝送リソースは1つのRBセットに制限する必要がある。
【0135】
オプションで、1つのRBセットが1つのLBT帯域幅に対応するか、又は1つのRBセットが20MHz帯域幅に対応する。
【0136】
上記の実施例1、実施例2、及び実施例3で説明された技術的解決策とは異なり、本開示は、端末デバイスがインターレースに基づく上り伝送で構成される場合に、ネットワークデバイスが周波数領域リソースを端末デバイスに割り当てる場合も考慮し、詳細については、実施例4を参照されたい。
【0137】
実施例4:
端末デバイスがインターレースに基づく上り伝送で構成される場合、ネットワークデバイスが周波数領域リソースを端末デバイスに割り当てる方法は、以下を含む。即ち、上りBWPが複数のRBセットを含む場合、前記上りBWP上のインターレースに基づくPUSCH伝送について、前記PUSCHに割り当てる周波数領域リソースのための許可情報における周波数領域リソース割当(frequency domain resource allocation, FDRA)は、X+Yビットを含むことができ、Xビットは、割り当てられたインターレースインデックスを示すために使用され、Yビットは、前記上りBWP内のどのRBセットが前記端末デバイスに割り当てられているかを示すために使用される。しかしながら、ランダムアクセスプロセスにおいて、ネットワークデバイスがRAR許可情報又はTC-RNTIによってスクランブルされた許可情報に通じて端末デバイスにメッセージ3を伝送するためのPUSCHリソースを割り当てるとき、前記許可情報は割り当てられたインターレースインデックスを示すためのXビットのみを含み、前記上りBWP内のRBセットを示すためのYビット情報は含まれない可能性がある。
【0138】
この場合、可能な実装形態は、端末デバイスは、前記上りBWPに含まれるすべてのRBセット内のXビットによって示されるインターレースインデックスが、Msg3伝送のためにそれに割り当てられると想定することができ、端末デバイスは、前記上りBWPに含まれるすべてのRBセットに対応するチャネルでチャネル検出を行い、すべてのRBセットに対応するチャネルがアイドルであることが検出された後、すべてのRBセットを介してMsg3をネットワークデバイスに送信することができる。
【0139】
この場合、別の可能な実装形態は、端末デバイスは、前記上りBWPに含まれるすべてのRBセット内のXビットによって示されるインターレースインデックスが、Msg3伝送のためにそれに割り当てられると想定することができ、端末デバイスは、前記上りBWPに含まれるすべてのRBセットに対応するチャネルでチャネル検出を行い、アイドル状態であると検出された一つのRBセットを介してMsg3をネットワークデバイスに送信することができる。オプションで、チャネル検出で前記上りBWPに含まれる複数のRBセットに対応するチャネルがアイドル状態であることを端末デバイスが検出した場合、前記端末デバイスは、事前設定されたルールに従って、Msg3を伝送するための一つのRBセット、例えばアイドルチャネルに対応するRBセットのうち最小のインデックスを有するRBセットを特定でき、又は前記端末デバイスが自らMsg3を伝送するための一つのRBセットを選択することができる。これにより、端末デバイスは、Msg3を伝送する際により高いチャネルアクセス確率を有することができる。それに対応して、ネットワークデバイスは、前記上りBWPに含まれるRBセットに対してブラインド検出を実行することによって、端末デバイスがMsg3を伝送するために使用されるRBセットを決定することができる。オプションで、ネットワークデバイスは、RBセットインデックスの昇順に従って、Msg3のブラインド検出を実行することができる。
【0140】
オプションで、1つのRBセットは1つのLBT帯域幅に対応するか、又は1つのRBセットは20MHz帯域幅に対応する。
【0141】
上記の実施例1、実施例2、実施例3、及び実施例4で説明した技術的解決策とは異なり、本開示は、上りBWPが1つのRBセットを含む場合、ネットワークデバイスが端末デバイスにPRACHリソース及び/又はmsgA-PUSCHリソースを構成する場合も考慮し、詳細については実施例5を参照されたい。
【0142】
実施例5:
ネットワークデバイスは、上り帯域幅部分BWPに対応する構成情報を端末デバイスに送信し、上りBWPは一つのリソースブロックRBセットを含む。前記上りBWPは、初期上りBWP又はアクティブ上りBWPを含み得る。構成情報を受信した後、端末デバイスは、構成情報に従って上りBWP内のN個の第2の周波数領域リソースの周波数領域位置を取得する。
【0143】
N個の第2の周波数領域リソースの各々は、第1の物理上りチャネルを伝送するために使用され得、前記第1の物理上りチャネルは、物理ランダムアクセスチャネルPRACH及びメッセージA-物理上り共有チャネルmsgA-PUSCHのうちの少なくとも1つを含み得、Nは正の整数である。オプションで、Nは1以上の正の整数である。オプションで、Nの値は1、2、4、及び8のいずれかである。
【0144】
オプションで、第1の周波数領域リソースは整数個のRBを含み、及び/又は、第2の周波数領域リソースは整数個のRBを含む。
【0145】
可能な例では、構成情報は第1の指示情報を含むことができ、第1の指示情報は、N個の第2の周波数領域の少なくとも1つの第2の周波数領域リソースの上りBWPにおける周波数領域開始位置を示すために使用され得る。
【0146】
可能な例では、構成情報は第2の指示情報を含み得、第2の指示情報は、上りBWPに含まれる第2の周波数領域リソースの数がNであることを示すために使用され得る。
【0147】
可能な例では、第2の指示情報は、上りBWPに含まれる第2の周波数領域リソースの数N=1、即ち、上りBWPが1つの第2の周波数領域リソースを含むことを示すために使用され得る。オプションで、第1の指示情報は、上りBWPにおける前記第2の周波数領域リソースの周波数領域開始位置を示すために使用され得る。オプションで、前記第2の周波数領域リソースは、PRACHリソースを含み、PRACHのSCSが15kHzであり、PRACHシーケンスの長さが1151である、或いは、PRACHのSCSが30kHzであり、PRACHシーケンスの長さが571である。
【0148】
可能な例では、第2の周波数領域リソースがPRACHリソースを含み、PRACHのSCSは15kHzであり、PRACHシーケンスの長さは1151であり、或いは、PRACHのSCSは30kHzであり、PRACHシーケンスの長さが571である場合、構成情報に含まれる第2の指示情報は、N=1、又は前記上りBWPに含まれる第2の周波数領域リソースの数N=1であることを示す。又は、この場合、端末デバイスは、前記上りBWPに含まれる第2の周波数領域リソースの数Nが1より大きいことを期待していない。
【0149】
オプションで、端末デバイスは、ネットワークデバイスから通知されたPRACHリソース周波数領域開始位置構成パラメータ(例えば、上位層パラメータmsg1-FrequencyStart又はmsgA-RO-FrequencyStart)に従って、PRACHリソース(RO、RACH Occasion又はRACH伝送機会とも呼ばれる)の周波数領域位置を決定する。具体的には、周波数領域開始位置構成パラメータは、上りBWP(例えば、上り初期BWP又は上りアクティブBWP)における周波数領域上の最初のPRACHリソースの、前記上りBWPの最初のPRB(即ち、PRB 0)に対する周波数領域オフセットを示すために使用される。ネットワークデバイスは、上位層パラメータ(例えば、msg1-FDM又はmsgA-RO-FDM)を介して、同一の時間ユニットで周波数分割多重FDMされたPRACHリソースの数を通知することもできる。端末デバイスは、前記周波数領域開始位置構成パラメータ及びPRACHリソースFDMの数に従って、前記上りBWPに含まれるPRACHリソースの周波数領域位置を決定することができる。
【0150】
オプションとして、PRACHシーケンスの長さが1151である場合、又はPRACHシーケンスの長さが571である場合、端末デバイスは、同一の時間ユニットで周波数分割多重FDMされたPRACHリソースの数が1であることを期待する。又は、端末デバイスは、ネットワークデバイスの構成パラメータ、例えばmsg1-FDMが1を示すか、又は msgA-RO-FDMが1を示すことを期待する。又は、端末デバイスは、ネットワークデバイスの構成パラメータ、例えばmsg1-FDM又はmsgA-RO-FDMが1以外の値を示すことを期待しない。
【0151】
前述は、主に方法側の様々なネットワーク要素間の相互作用の観点から、本開示の実施例の解決策を紹介した。上述の機能を実現するために、端末デバイス及びネットワークデバイスは、各機能を実行するための対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含むことが理解できる。当業者は、本明細書に開示される実施例で説明される各例のユニット及びアルゴリズムステップと併せて、本開示はハードウェア又はハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合わせで実装され得ることを容易に理解するはずである。ある機能がハードウェアによって実行されるか、ハードウェアを駆動するコンピュータソフトウェアによって実行されるかは、技術的解決策の特定のアプリケーションと設計上の制約によって異なる。当業者は、特定のアプリケーションごとに異なる方法を使用して説明された機能を実装することができるが、そのような実装は、本開示の範囲を超えて考慮されるべきではない。
【0152】
本開示の実施例で、端末デバイス及びネットワークデバイスは、前述の方法例に従って機能ユニットに分割され得る。例えば、各機能ユニットは、各機能に対応して分割されてもよいし、2つ以上の機能が1つの処理ユニットに集積されてもよい。上述の集積ユニットは、ハードウェアの形で実装することができ、ソフトウェアプログラムモジュールの形で実装することもできる。なお、本開示の実施例におけるユニットの分割は例示的なものであり、論理的な機能分割にすぎず、実際の実装では他の分割方法を使用することができることに留意されたい。
【0153】
集積ユニットを使用する場合、図3は、リソース構成装置の機能ユニットのブロック図を示す。リソース構成装置300は、端末デバイスに適用され、具体的には、処理ユニット302と通信ユニット303とを含む。処理ユニット302は、端末デバイスの動作を制御及び管理するために使用され、例えば、端末デバイスが図2Aのステップ210と本明細書に記載の技術のための他のプロセスを実行するのをサポートするために使用される。通信ユニット303は、端末デバイスと他のデバイスとの間の通信をサポートするために使用される。リソース構成装置300は、端末デバイスのプログラムコード及びデータを格納するための記憶ユニット301をさらに含むことができる。
【0154】
処理ユニット302は、プロセッサ又はコントローラ、例えば、中央処理装置(Central Processing Unit, CPU)、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor, DSP)、特定用途向け集積回路(Application-Specific Integrated Circuit, ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array, FPGA)、又は他のプログラマブルロジックデバイス、トランジスタロジックデバイス、ハードウェアコンポーネント、又はそれらの任意の組み合わせであってもよい。それは、本開示に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、及び回路を実装又は実行することができる。前記プロセッサはまた、1つ又は複数のマイクロプロセッサの組み合わせ、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせなど、コンピューティング機能を実装する組み合わせであってもよい。通信ユニット303は、通信インターフェース、送受信機、送受信回路等であってもよく、記憶ユニット301はメモリであってもよい。処理ユニット302がプロセッサであり、通信ユニット303が通信インターフェースであり、記憶ユニット301がメモリである場合、本開示の実施例に関する端末デバイスは、図3に示される端末デバイスであり得る。
【0155】
特定の実装では、処理ユニット302は、上記の方法実施例において端末デバイスによって実行される任意のステップを実行するように構成され、送信などのデータ伝送を実行するとき、通信ユニット303は、対応する動作を完了するために選択的に呼び出され得る。詳細は後述する。
【0156】
処理ユニット302は、ネットワークデバイスによって送信された上り帯域幅部分BWPに対応する構成情報を受信し、上りBWPは少なくとも2つのリソースブロックRBセットを含み、構成情報に従って上りBWP内の第1の周波数領域リソースとN個の第2の周波数領域リソースの周波数領域位置を取得するように構成される。ここで、第1の周波数領域リソースは、少なくとも2つのRBセット内の2つの隣接するRBセットの間の第1のガードバンドを含み得、N個の第2の周波数領域リソース内の各第2の周波数領域リソースは、第1の物理上りチャネルを伝送するために使用され、第1の物理上りチャネルは、物理ランダムアクセスチャネルPRACH及びメッセージA-物理上り共有チャネルmsgA-PUSCHのうちの少なくとも1つを含み、Nは正の整数である。
【0157】
本実施例で、上りBWPに対応する構成情報が、ネットワークデバイスを介して端末デバイスに送信され、その後、端末デバイスは構成に従って、上りBWPにおける第1の周波数領域リソースとN個の第2周波数領域リソースの周波数領域位置を取得する。上りBWPに含まれる2つのRBセットの間にガードバンドがあるため、構成情報によって前記上りBWPにおいてガードバンドを含む第1の周波数領域リソースの周波数領域位置と、少なくとも1つの第2の周波数領域リソースを取得することで、PRACH又はmsgA-PUSCHの周波数領域リソース構成を実現し、ガードバンドを介したPRACH又はmsgA-PUSCHの送信を回避するのに有益である。
【0158】
方法実施例と装置実施例は、同じ技術的概念の異なる表現形態であるため、本開示における方法実施例の部分の内容は、装置実施例の部分に同期して適合されるべきであることが理解され得、ここで繰り返さない。
【0159】
集積ユニットを使用する場合、図4は、別のリソース構成装置の機能ユニットのブロック図を示す。リソース構成装置400は、ネットワークデバイスに適用され、リソース構成装置400は、処理ユニット402及び通信ユニット403を含む。処理ユニット402は、ネットワークデバイスの動作を制御及び管理するために使用され、例えば、処理ユニット402は、ネットワークデバイスが図2Aのステップ210及び/又は本明細書に記載の技術のための他のプロセスを実行するのをサポートするために使用される。通信ユニット403は、ネットワークデバイスと他のデバイスとの間の通信をサポートするために使用される。ネットワークデバイスは、端末のプログラムコード及びデータを格納するための記憶ユニット401をさらに含むことができる。
【0160】
処理ユニット402は、CPU、汎用プロセッサ、DSP、特定用途向け集積回路、ASIC、FPGA、又は他のプログラマブルロジックデバイス、トランジスタロジックデバイス、ハードウェアコンポーネント、又はそれらの任意の組み合わせなどのプロセッサ又はコントローラであってもよい。それは、本開示に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、及び回路を実装又は実行することができる。プロセッサ402はまた、1つ又は複数のマイクロプロセッサの組み合わせ、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせなど、コンピューティング機能を実装する組み合わせであってもよい。通信ユニット403は、通信インターフェース、送受信機、送受信回路等であってもよく、記憶部401はメモリであってもよい。処理ユニット402がプロセッサであり、通信ユニット403が通信インターフェースであり、記憶ユニット401がメモリである場合、本開示の実施例に関するネットワークデバイスは、図4に示されるネットワークデバイスであり得る。
【0161】
処理ユニット402は、上り帯域幅部分BWPに対応する構成情報を端末デバイスに送信するように構成され、上りBWPは、少なくとも2つのリソースブロックRBセットを含む。
【0162】
本実施例で、上りBWPに対応する構成情報が、ネットワークデバイスを介して端末デバイスに送信され、その後、端末デバイスは構成に従って、上りBWPにおける第1の周波数領域リソースとN個の第2周波数領域リソースの周波数領域位置を取得することで、PRACH又はmsgA-PUSCHの周波数領域リソース構成を実現し、ガードバンドを介したPRACH又はmsgA-PUSCHの送信を回避するのに有益である。
【0163】
方法実施例と装置実施例は、同じ技術的概念の異なる表現形態であるため、本開示における方法実施例の部分の内容は、装置実施例の部分に同期して適合されるべきであることが理解され得、ここで繰り返さない。
【0164】
図5を参照し、図5は、本開示の実施例によって提供される端末デバイスの概略構造図である。端末デバイス500は、プロセッサ510、メモリ520、通信インターフェース530、及びプロセッサ510、メモリ520、通信インターフェース530を接続するための少なくとも1つの通信バスを含む。
【0165】
メモリ520は、ランダムアクセスメモリ(random access memory, RAM)、読み取り専用メモリ(read-only memory, ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(erasable programmable read only memory, EPROM)、又はコンパクトディスク読み取り専用メモリ(compact disc read-only memory, CD-ROM)を含むが、これらに限定されず、メモリ520は、関連する命令及びデータを記憶するために使用される。
【0166】
通信インターフェース530は、データを送受信するために使用される。
【0167】
プロセッサ510は、1つ又は複数の中央処理装置(central processing unit, CPU)であってもよい。プロセッサ510がCPUである場合、前記CPUはシングルコアCPUであっても、マルチコアCPUであってもよい。
【0168】
端末デバイス500のプロセッサ510は、メモリ520に格納された1つ又は複数のプログラムコード521を読み取り、以下の動作を実行するように構成される。即ち、ネットワークデバイスによって送信された上り帯域幅部分BWPに対応する構成情報を受信し、上りBWPは、少なくとも2つのリソースブロックRBセットを含み、構成情報に従って上りBWP内の第1の周波数領域リソースとN個の第2の周波数領域リソースの周波数領域位置を取得する。ここで、第1の周波数領域リソースは、少なくとも2つのRBセット内の2つの隣接するRBセットの間の第1のガードバンドを含み、N個の第2の周波数領域リソース内の各第2の周波数領域リソースは、第1の物理上りチャネルを伝送するために使用され、第1の物理上りチャネルは、物理ランダムアクセスチャネルPRACH及びメッセージA-物理上り共有チャネルmsgA-PUSCHのうちの少なくとも1つを含み、Nは正の整数である。
【0169】
各動作の実装は、図2Aに示される方法実施例を参照した対応する説明にも対応し得ることに留意されたい。端末デバイスDは、本開示の前述の方法実施例の端末デバイス側で方法を実行するために使用されてもよい。
【0170】
図5で説明した端末500において、上りBWPに対応する構成情報が、ネットワークデバイスを介して端末デバイスに送信され、その後、端末デバイスは構成に従って、上りBWPにおける第1の周波数領域リソースとN個の第2周波数領域リソースの周波数領域位置を取得する。上りBWPに含まれる2つのRBセットの間にガードバンドがあるため、構成情報によって前記上りBWPにおいてガードバンドを含む第1の周波数領域リソースの周波数領域位置と、少なくとも1つの第2の周波数領域リソースを取得することで、PRACH又はmsgA-PUSCHの周波数領域リソース構成を実現し、ガードバンドを介したPRACH又はmsgA-PUSCHの送信を回避するのに有益である。
【0171】
図6を参照し、図6は本開示の実施例によって提供されるネットワークデバイスの概略構造図である。ネットワークデバイス600は、プロセッサ610、メモリ620、通信インターフェース630、及びプロセッサ610、メモリ620、通信インターフェース630を接続するための少なくとも1つの通信バスを含む。
【0172】
メモリ620は、ランダムアクセスメモリ(random access memory, RAM)、読み取り専用メモリ(read-only memory, ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(erasable programmable read only memory, EPROM)、又はコンパクトディスク読み取り専用メモリ(compact disc read-only memory, CD-ROM)を含むが、これらに限定されず、メモリ620は、関連する命令及びデータを記憶するために使用される。
【0173】
通信インターフェース630は、データを送受信するために使用される。
【0174】
プロセッサ610は、1つ又は複数の中央処理装置(central processing unit, CPU)であってもよい。プロセッサ610がCPUである場合、前記CPUはシングルコアCPUであっても、マルチコアCPUであってもよい。
【0175】
ネットワークデバイス600内のプロセッサ610は、メモリ620に格納された1つ又は複数のプログラムコード621を読み取り、以下の動作を実行するように構成される。即ち、上り帯域幅部分BWPに対応する構成情報を端末デバイスに送信し、前記上りBWPには、少なくとも2つのリソース ブロックRBセットが含まれる。
【0176】
各動作の実装は、図2Aに示される方法実施例を参照した対応する説明にも対応し得ることに留意されたい。前記ネットワークデバイス600は、本開示の前述の方法実施例のネットワークデバイス側の方法を実行するために使用されてもよい。
【0177】
図6で説明したネットワークデバイス600において、上りBWPに対応する構成情報が、ネットワークデバイスを介して端末デバイスに送信され、その後、端末デバイスは構成に従って、上りBWPにおける第1の周波数領域リソースとN個の第2周波数領域リソースの周波数領域位置を取得することで、PRACH又はmsgA-PUSCHの周波数領域リソース構成を実現し、ガードバンドを介したPRACH又はmsgA-PUSCHの送信を回避するのに有益である。
【0178】
本開示の実施例は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することで、チップがインストールされているデバイスに、上記の方法実施例の端末デバイス又はネットワークデバイスで説明したステップの一部又はすべてを実装させるように構成されたプロセッサを含むチップをさらに提供する。
【0179】
本開示の実施例は、電子データ交換のためのコンピュータプログラムを格納するように構成されたコンピュータ読取可能な記憶媒体をさらに提供し、コンピュータプログラムは、コンピュータに、上記の方法実施例の端末デバイス又はネットワークデバイスで説明したステップの一部又はすべてを実装させる。
【0180】
本開示の実施例は、上記の方法実施例で端末デバイス又はネットワークデバイスで説明したステップの一部又はすべてをコンピュータに実装させるように構成されたコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。前記コンピュータプログラムは、ソフトウェアインストールパッケージであってもよい。
【0181】
本開示の実施例で説明される方法又はアルゴリズムのステップは、ハードウェア方式で実装されてもよいし、プロセッサがソフトウェア命令を実行する方式で実装されてもよい。ソフトウェア命令は、対応するソフトウェアモジュールで構成でき、ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory, RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(Read Only Memory, ROM)、消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(Erasable Programmable ROM, EPROM)、電気的に消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(Electrically EPROM, EEPROM)、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルハードディスク、コンパクトディスク(CD-ROM)、又は当技術分野で知られている他の形式の記憶媒体に格納できる。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。もちろん、記憶媒体は、プロセッサの構成要素であってもよい。プロセッサ及び記憶媒体はASIC内にあってもよい。なお、前記ASICは端末デバイス又はネットワークデバイスに配置されてもよい。もちろん、プロセッサと記憶媒体は、別個の構成要素として端末デバイス又はネットワークデバイスに配置されてもよい。
【0182】
当業者は、上記の1つ又は複数の例において、本開示の実施例で説明された機能の全て又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせによって実装され得ることを認識するはずである。ソフトウェアで実装する場合、全体又は一部をコンピュータ プログラム製品の形で実装できる。前記コンピュータプログラム製品は、1つ又は複数のコンピュータ命令を含む。前記コンピュータプログラム命令がコンピュータにロードされて実行されると、本開示の実施例で説明されるプロセス又は機能の全部又は一部が生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラマブル装置であってもよい。コンピュータ命令は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納されてもよく、あるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体から別のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体伝送されてもよく、例えば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバー、又はデータセンターから有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバー、デジタル加入者線(Digital Subscriber Line, DSL))又は無線(例えば、赤外線、ワイヤレス、マイクロ波)で別のウェブサイト、コンピュータ、サーバー又はデータセンターに伝送されてもよい。前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータによってアクセスできる任意の利用可能な媒体、又は1つ又は複数の利用可能な媒体の統合を含むサーバ、データセンターなどのデータ記憶デバイスであり得る。前記利用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、磁気テープ)、光学媒体(例えば、デジタルビデオディスク(Digital Video Disc, DVD))、又は半導体媒体(例えば、ソリッドステートディスク(Solid State Disk, SSD))などであり得る。
【0183】
上記の特定の実施形態は、本開示の実施例の目的、技術的解決策、及び有益な効果をさらに詳細に説明する。上記の説明は、本開示の実施例の特定の実装形態に過ぎず、本開示の実施例の保護範囲を限定するためには使用されず、本開示の実施例の技術的解決策に基づいて行われるいかなる修正、同等の置換、改良などは、いずれも本開示の実施形態の保護範囲に含まれるべきである。
図1A
図1B
図1C
図2A
図2B
図2C
図3
図4
図5
図6
【手続補正書】
【提出日】2023-04-17
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末デバイスがネットワークデバイスによって送信された上り帯域幅部分(BWP)に対応する構成情報を受信することと、
前記端末デバイスが前記構成情報に従って、前記上りBWPでの第1の周波数領域リソースとN個の第2の周波数領域リソースの周波数領域位置を取得することを含み、
前記上りBWPは少なくとも2つのリソースブロック(RB)セットを含み、
前記第1の周波数領域リソースは、前記少なくとも2つのRBセット内の2つの隣接するRBセットの間の第1のガードバンドを含み、前記N個の第2の周波数領域リソースの各第2の周波数領域リソースは、第1の物理上りチャネルを伝送するために使用され、前記第1の物理上りチャネルは、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)及びメッセージA-物理上り共有チャネル(msgA-PUSCH)のうちの少なくとも1つを含み、前記Nは正の整数である
ことを特徴とするリソース構成方法。
【請求項2】
前記構成情報は第1の指示情報を含み、前記第1の指示情報は、前記N個の第2の周波数領域リソースのうちの少なくとも1つの第2の周波数領域リソースの、前記上りBWPでの周波数領域開始位置を示すために使用され、
前記第1の指示情報は、前記N個の第2の周波数領域リソースのうちの最初の第2の周波数領域リソースの、前記上りBWPでの周波数領域開始位置を示すために使用され、前記最初の第2の周波数領域リソースは、前記N個の第2の周波数領域リソースにおいて周波数領域位置が最も低い第2の周波数領域リソースを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の指示情報は、前記N個の第2の周波数領域リソースの各第2の周波数領域リソースの、前記上りBWPでの周波数領域開始位置を示すために使用される
ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記構成情報は第2の指示情報を含み、前記第2の指示情報は、前記上りBWPに含まれる第2の周波数領域リソースの数が前記Nであることを示すために使用され、
前記上りBWPはP個のRBセットを含み、前記Pは正の整数であり、前記方法は、
前記Nが前記P以下である場合、前記P個のRBセットのうちの最初のN個のRBセット内の各RBセットには1つの第2の周波数領域リソースが含まれること、又は
前記Nが前記Pよりも大きい場合、前記P個のRBセット内の各RBセットには1つの第2の周波数領域リソースが含まれること、をさらに含む
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記構成情報は第3の指示情報を含み、前記第3の指示情報は、前記N個の第2の周波数領域リソースのうちの少なくとも1つの第2の周波数領域リソースの、第1のRBセット内の少なくとも1つのRBセットでの周波数領域開始位置を示すために使用され、前記第1のRBセットは前記少なくとも2つのRBセットのうちの少なくとも1つのRBセットを含む
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記第3の指示情報は、最初のRBセットにおける最初の第2の周波数領域リソースの、前記最初のRBセットでの周波数領域開始位置を示すために使用され、前記最初のRBセットは、前記第1のRBセットにおいて最小のインデックスを有するRBセットを含む
ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のRBセットはL個のRBセットを含み、前記L個のRBセット内の各RBセットにおける最初の第2の周波数領域リソースの、対応するRBセットでの周波数領域開始位置は同じであり、前記Lは前記N以下の正の整数である
ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記N個の第2の周波数領域リソース内の各第2の周波数領域リソースは、前記少なくとも2つのRBセットのうちの1つのRBセットに位置する
ことを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
ネットワークデバイスが上り帯域幅部分(BWP)に対応する構成情報を端末デバイスに送信することを含み、
前記上りBWPは少なくとも2つのリソースブロック(RB)セットを含み、
前記上りBWPには第1の周波数領域リソースとN個の第2の周波数領域リソースの周波数領域位置があり、前記第1の周波数領域リソースは、前記少なくとも2つのRBセット内の2つの隣接するRBセットの間の第1のガードバンドを含み、前記N個の第2の周波数領域リソースの各第2の周波数領域リソースは、第1の物理上りチャネルを伝送するために使用され、前記第1の物理上りチャネルは、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)及びメッセージA-物理上り共有チャネル(msgA-PUSCH)のうちの少なくとも1つを含み、前記Nは正の整数である
ことを特徴とするリソース構成方法。
【請求項10】
前記構成情報は第1の指示情報を含み、前記第1の指示情報は、前記N個の第2の周波数領域リソースのうちの少なくとも1つの第2の周波数領域リソースの、前記上りBWPでの周波数領域開始位置を示すために使用され、
前記第1の指示情報は、前記N個の第2の周波数領域リソースのうちの最初の第2の周波数領域リソースの、前記上りBWPでの周波数領域開始位置を示すために使用され、前記最初の第2の周波数領域リソースは、前記N個の第2の周波数領域リソースにおいて周波数領域位置が最も低い第2の周波数領域リソースを含む
ことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記第1の指示情報は、前記N個の第2の周波数領域リソースの各第2の周波数領域リソースの、前記上りBWPでの周波数領域開始位置を示すために使用される
ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記構成情報は第3の指示情報を含み、前記第3の指示情報は、前記N個の第2の周波数領域リソースのうちの少なくとも1つの第2の周波数領域リソースの、第1のRBセット内の少なくとも1つのRBセットでの周波数領域開始位置を示すために使用され、前記第1のRBセットは前記少なくとも2つのRBセットのうちの少なくとも1つのRBセットを含み、
前記第3の指示情報は、最初のRBセットにおける最初の第2の周波数領域リソースの、前記最初のRBセットでの周波数領域開始位置を示すために使用され、前記最初のRBセットは、前記第1のRBセットにおいて最小のインデックスを有するRBセットを含む
ことを特徴とする請求項911のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記第1のRBセットはL個のRBセットを含み、前記L個のRBセット内の各RBセットにおける最初の第2の周波数領域リソースの、対応するRBセットでの周波数領域開始位置は同じであり、前記Lは前記N以下の正の整数である
ことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記N個の第2の周波数領域リソース内の各第2の周波数領域リソースは、前記少なくとも2つのRBセットのうちの1つのRBセットに位置する
ことを特徴とする請求項913のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
請求項1~14のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されたモジュールを備える
ことを特徴とするリソース構成装置。
【国際調査報告】