IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ アボット ダイアベティス ケア インコーポレイテッドの特許一覧

特表2023-531764食事情報収集、食事評価、および分析物データ相関のためのシステム、デバイスならびに方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-07-25
(54)【発明の名称】食事情報収集、食事評価、および分析物データ相関のためのシステム、デバイスならびに方法
(51)【国際特許分類】
   G16H 20/60 20180101AFI20230718BHJP
【FI】
G16H20/60
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022580411
(86)(22)【出願日】2021-06-28
(85)【翻訳文提出日】2023-02-22
(86)【国際出願番号】 US2021039372
(87)【国際公開番号】W WO2022005969
(87)【国際公開日】2022-01-06
(31)【優先権主張番号】63/046,849
(32)【優先日】2020-07-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/144,782
(32)【優先日】2021-02-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
2.イーサネット
(71)【出願人】
【識別番号】500211047
【氏名又は名称】アボット ダイアベティス ケア インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】ABBOTT DIABETES CARE INC.
(74)【代理人】
【識別番号】100073184
【弁理士】
【氏名又は名称】柳田 征史
(74)【代理人】
【識別番号】100175042
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 秀明
(72)【発明者】
【氏名】ヘイター,ゲイリー エー
(72)【発明者】
【氏名】ダン,ティモシー シー
(72)【発明者】
【氏名】ラム,ヤシャスヴィニ ヴィ
(72)【発明者】
【氏名】カニンガム,クレア エー
(72)【発明者】
【氏名】ウィリアムズ,ジャスティン エヌ
(72)【発明者】
【氏名】リー,ウィリアム クー
【テーマコード(参考)】
5L099
【Fターム(参考)】
5L099AA04
(57)【要約】
分析物測定値に基づいて個体の食事を検出、測定、分類するためのシステム、デバイス、ならびに方法。これらの結果および関連情報を提示して、どの食事が最も深刻な分析物応答を引き起こしているかを個体に示すことができる。これらの結果は、監視される分析物としてのグルコースを参照した形式で結果を整理し提示するように、予め選択された基準または過去の食事および結果に基づいて整理および分類することができる。本明細書に開示される様々な実施形態は、個体の食事関連血糖応答に関する直接的かつタイムリーなフィードバックを提供することによって個体を関与させることを意図した方法、システム、およびソフトウェアアプリケーションに関するものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
分析物データを処理する方法であって、
個体から感知された分析物データを受信するステップと、
受信した前記分析物データのエピソードを検出するステップと、
検出された前記エピソードに関連付けられた第1のエピソードマーカーを分析物データのグラフ上に表示するステップと、
前記検出されたエピソードに関する情報を受信するように構成された画面を提供するステップと、
前記検出されたエピソードに関する情報を受信した後、前記検出されたエピソードに関連付けられた第2のエピソードマーカーを前記分析物データのグラフ上に表示するステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記エピソードが検出されたことを知らせる通知を表示するステップをさらに含む、請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記通知を表示するステップは、検出されたエピソードの数に対応する数値をアイコン上に表示するステップを含む、請求項2記載の方法。
【請求項4】
前記数値は、エピソードが検出されるとインクリメントされる、請求項3記載の方法。
【請求項5】
前記数値は、検出されたエピソードの情報が受信された後にデクリメントされる、請求項3記載の方法。
【請求項6】
前記数値は、前記エピソードが検出されてから所定の時間が経過した後にデクリメントされる、請求項3記載の方法。
【請求項7】
前記通知を表示するステップは、アラートを表示するステップを含む、請求項2記載の方法。
【請求項8】
前記第1のエピソードマーカーは、前記第2のエピソードマーカーと異なる、請求項1記載の方法。
【請求項9】
前記第1のエピソードマーカーは、クエスチョンマークを含む、請求項1記載の方法。
【請求項10】
前記第2のエピソードマーカーは、受信した前記情報に関連する画像を含む、請求項1記載の方法。
【請求項11】
前記第2のエピソードマーカーはXを含む、請求項1記載の方法。
【請求項12】
前記検出されたエピソードは範囲外エピソードである、請求項1記載の方法。
【請求項13】
前記第1のエピソードマーカーは、前記検出されたエピソードの推定開始時刻で前記分析物データのグラフ上の時刻に配置される、請求項1記載の方法。
【請求項14】
前記分析物データはグルコースデータである、請求項1記載の方法。
【請求項15】
分析物データを処理するための装置であって、
測定された分析物データを受信するように構成された入力部と、
前記測定された分析物データの分析を視覚的に提示するように構成されたディスプレイと、
前記入力部、前記ディスプレイ、および命令を保存するメモリに結合された1つ以上のプロセッサと
を備え、
前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
受信した前記分析物データのエピソードを検出することと、
検出された前記エピソードに関連付けられた第1のエピソードマーカーを分析物データのグラフ上に表示することと、
前記検出されたエピソードに関する情報を受信するように構成された画面を提供することと、
前記検出されたエピソードに関する情報を受信した後、前記検出されたエピソードに関連付けられた第2のエピソードマーカーを前記分析物データのグラフ上に表示することと
を行わせる、装置。
【請求項16】
前記プログラムの実行は、前記プロセッサに、前記エピソードが検出されたことを知らせる通知を表示することを行わせる、請求項15記載の装置。
【請求項17】
前記通知は、検出されたエピソードの数に対応する数値をアイコン上に表示することを含む、請求項16記載の装置。
【請求項18】
前記数値は、エピソードが検出されるとインクリメントされる、請求項17記載の装置。
【請求項19】
前記数値は、検出されたエピソードの情報が受信された後にデクリメントされる、請求項17記載の装置。
【請求項20】
前記数値は、前記エピソードが検出されてから所定の時間が経過した後にデクリメントされる、請求項17記載の装置。
【請求項21】
in vivo分析物監視システムを用いて分析物データを処理する方法であって、
個体から感知された分析物データを受信するステップと、
前記分析物データを処理して、処理回路により、一定期間にわたって基準を満たす分析物データの複数の部分を検出するステップと、
1つ以上の食事イベントを分析物データの前記複数の部分のうちの1つ以上に関連付けるステップであって、前記1つ以上の食事イベントの各々は、分析物データの前記複数の部分のうちの関連付けられた1つ以上が前記基準を満たした関連時間を有する、関連付けるステップと
を含む、方法。
【請求項22】
分析物データを処理するための装置であって、
測定された分析物データを受信するように構成された入力部と、
前記入力部、ディスプレイ、および命令を保存するメモリに結合された1つ以上のプロセッサと
を備え、
前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
前記分析物データを処理して、一定期間にわたって基準を満たす分析物データの複数の部分を検出することと、
1つ以上の食事イベントを分析物データの前記複数の部分のうちの1つ以上に関連付けることであって、前記1つ以上の食事イベントの各々は、分析物データの前記複数の部分のうちの関連付けられた1つ以上が前記基準を満たした関連時間を有する、関連付けることと
を行わせる、装置。
【請求項23】
デバイスの電子インタフェース上に、生理学的な分析物データおよび食事情報に関連するグラフィカルインタフェースを表示する方法であって、
個体から感知された分析物データを受信するステップと、
前記分析物データを処理して、処理回路により、一定期間にわたって基準を満たす分析物データの複数の部分を検出するステップと、
食事イベントの複数の表示を生成するステップであって、前記複数の表示の各々は、分析物データの前記複数の部分のうちの1つが前記一定期間にわたって前記基準を満たしたときに対応する、生成するステップと
食事情報、イベント時間、および関連時間を、食事イベントの前記複数の表示の少なくとも一部の各々に関連付けるステップであって、前記関連時間は、分析物データの前記複数の部分のうちの対応する1つ以上が前記基準を満たした時間の量である、関連付けるステップと、
関連付けられた食事情報を有する食事イベントの前記複数の表示の前記少なくとも一部の第1のグルーピングを表示するステップであって、前記第1のグルーピング内の食事イベントの前記表示の各々の前記イベント時間は、1日の間の第1の期間に発生する、表示するステップと
を含む、方法。
【請求項24】
デバイスの電子インタフェース上に、生理学的な分析物データおよび食事情報に関連するグラフィカルインタフェースを表示するための装置であって、
測定された分析物データおよび食事情報を受信するように構成された入力部と、
前記測定された分析物データの分析を視覚的に提示するように構成されたディスプレイと、
前記入力部、前記ディスプレイ、および命令を保存するメモリに結合された1つ以上のプロセッサと
を備え、
前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
一定期間にわたって閾値分析物濃度レベルを上回る分析物データの複数の部分を検出することと、
食事イベントの複数の表示を生成することであって、前記複数の表示の各々は、分析物データの前記複数の部分のうちの1つが最小閾値時間の間、閾値分析物濃度レベルを上回っていたときに対応する、生成することと、
食事情報およびイベント時間を食事イベントの前記複数の表示の少なくとも一部に関連付けることと、
前記ディスプレイを制御して、関連付けられた食事情報を有する食事イベントの前記複数の表示の前記少なくとも一部の第1のグルーピングを視覚的に提示することであって、前記第1のグルーピング内の食事イベントの前記表示の各々の前記イベント時間は、1日の間の第1の期間に発生する、提示することと
を行わせる、装置。
【請求項25】
デバイスの電子インタフェース上に、生理学的な分析物データに関連するグラフィカルインタフェースを表示するための方法であって、
個体から感知された分析物データを受信するステップと、
受信した前記分析物データが第1の期間の目標範囲内にある時間の量を決定するステップと、
前記分析物データが第1の期間の目標範囲内にある時間の量を示す第1のグラフ要素を表示するステップであって、前記第1のグラフ要素は、
前記受信した分析物データが前記第1の期間の前記目標範囲内にあると決定された時間の量に対応する数値と、
前記分析物データが前記第1の期間の前記目標範囲内にあると決定された時間の量に比例する長さを有するプログレスインジケータと
を含む、表示するステップと
を含む、方法。
【請求項26】
デバイスの電子インタフェース上に、生理学的な分析物データに関連するグラフィカルインタフェースを表示するための装置であって、
測定された分析物データおよび食事情報を受信するように構成された入力部と、
前記測定された分析物データの分析を視覚的に提示するように構成されたディスプレイと、
前記入力部、前記ディスプレイ、および命令を保存するメモリに結合された1つ以上のプロセッサと
を備え、
前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
受信した前記分析物データが第1の期間の目標範囲内にある時間の量を決定することと、
前記ディスプレイを制御して、前記分析物データが第1の期間の目標範囲内にある時間の量を示す第1のグラフ要素を視覚的に提示することであって、前記第1のグラフ要素は、
前記受信した分析物データが前記第1の期間の前記目標範囲内にあると決定された時間の量に対応する数値と、
前記分析物データが前記第1の期間の前記目標範囲内にあると決定された時間の量に比例する長さを有するプログレスインジケータと
を含む、提示することと
を行わせる、装置。
【請求項27】
デバイスの電子インタフェース上に、生理学的な分析物データに関連するグラフィカルインタフェースを表示するための方法であって、
個体から感知された分析物データを受信するステップと、
受信した前記分析物データが、第1、第2、および第3の期間の目標範囲内にある時間の量を決定するステップと、
前記電子インタフェース上に、前記分析物データが第1の期間の目標範囲内にある時間の量を示す第1のグラフ要素と、前記分析物データが第2の期間の目標範囲内にある時間の量を示す第2のグラフ要素と、前記分析物データが第3の期間の目標範囲内にある時間の量を示す第3のグラフ要素とを表示するステップであって、前記第1、第2、および第3のグラフ要素の各々は、第1、第2、および第3のプログレスインジケータを含み、前記プログレスインジケータの長さは、前記分析物データが前記第1、第2、および第3の期間の前記目標範囲内にあると決定された時間の量にそれぞれ比例している、表示するステップと
を含む、方法。
【請求項28】
デバイスの電子インタフェース上に、生理学的な分析物データに関連するグラフィカルインタフェースを表示するための装置であって、
測定された分析物データを受信するように構成された入力部と、
前記測定された分析物データの分析を視覚的に提示するように構成されたディスプレイと、
前記入力部、前記ディスプレイ、および命令を保存するメモリに結合された1つ以上のプロセッサと
を備え、
前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
受信した前記分析物データが、第1、第2、および第3の期間の目標範囲内にある時間の量を決定することと、
前記ディスプレイを制御して、
前記分析物データが第1の期間の目標範囲内にある時間の量を示す第1のグラフ要素と、
前記分析物データが第2の期間の目標範囲内にある時間の量を示す第2のグラフ要素と、
前記分析物データが第3の期間の目標範囲内にある時間の量を示す第3のグラフ要素と
を視覚的に提示することであって、
前記第1、第2、および第3のグラフ要素の各々は、第1、第2、および第3のプログレスインジケータを含み、前記プログレスインジケータの長さは、前記分析物データが前記第1、第2、および第3の期間の前記目標範囲内にあると決定された時間の量にそれぞれ比例している、
提示することと
を行わせる、装置。
【請求項29】
食事データを分析する方法であって、
摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリを受信するステップであって、前記ログエントリは、前記摂取された食事の食事内容および食事サイズを含む、受信するステップと、
前記摂取された食事を少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けるステップと、
前記少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性に基づいて、前記摂取された食事のグレードを決定するステップと、
前記摂取された食事に関連付けられた前記グレードをグラフィカルユーザインタフェースに表示するステップと
を含む、方法。
【請求項30】
食事データを分析するためのシステムであって、
摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリを受信するように構成された入力部であって、前記ログエントリは、前記摂取された食事の食事内容および食事サイズを含む、入力部と、
食事データを視覚的に提示するように構成されたディスプレイと、
前記入力部、前記ディスプレイ、および命令を保存するメモリに結合された1つ以上のプロセッサと
を備え、
前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
前記摂取された食事を少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けることと、
前記少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性に基づいて、前記摂取された食事のグレードを決定することと、
前記摂取された食事に関連付けられた前記グレードをグラフィカルユーザインタフェースに表示することと
を行わせる、システム。
【請求項31】
食事データを分析する方法であって、
摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリを受信するステップと、
前記摂取された食事に含まれる少なくとも1つの食品を識別するステップと、
前記少なくとも1つの食品を、前記摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けるステップと、
前記少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性に基づいて、前記少なくとも1つの食品のグレードを決定するステップと、
前記少なくとも1つの食品に関連付けられた前記グレードをグラフィカルユーザインタフェースに表示するステップと
を含む、方法。
【請求項32】
前記入力されたログエントリは、前記摂取された食事のテキスト記述を含み、前記識別するステップは、自然言語処理を使用するステップを含む、請求項31記載の方法。
【請求項33】
前記摂取された食事に関連する前記少なくとも1つの食後グルコーストレースが、高いグルコースパターンを有する少なくとも2つの食後グルコーストレースを含むという決定に応答して、前記少なくとも1つの食品に悪いグレードが割り当てられる、請求項31記載の方法。
【請求項34】
前記少なくとも1つの食後グルコーストレースが、範囲内食後パターンを有する少なくとも1つの食後グルコーストレースを含まないという決定に応答して、前記少なくとも1つの食品に悪いグレードが割り当てられる、請求項31記載の方法。
【請求項35】
前記少なくとも1つの食後グルコーストレースが、範囲内食後パターンを有する少なくとも1つの食後グルコーストレースを含むという決定に応答して、前記少なくとも1つの食品に良いグレードが割り当てられる、請求項31記載の方法。
【請求項36】
前記少なくとも1つの食後グルコーストレースが、範囲内食後パターンを有する少なくとも1つの食後グルコーストレースを含まず、高いグルコースパターンを有する少なくとも2つの食後グルコーストレースを含まないという決定に応答して、前記少なくとも1つの食品に良いグレードが割り当てられる、請求項31記載の方法。
【請求項37】
前記グレードは星の範囲であり、星の数が多いほど良いグレードを示し、星の数が少ないほど低いグレードを示す、請求項31記載の方法。
【請求項38】
グレー色である複数の星は、確定的でないグレードを示す、請求項37記載の方法。
【請求項39】
前記グレードは、前記少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性に基づく、請求項31記載の方法。
【請求項40】
前記少なくとも1つの食後グルコーストレースの前記少なくとも1つの特性は、高いグルコースパターンの程度である、請求項39記載の方法。
【請求項41】
前記高いグルコースパターンの程度は、約180mg/dLを上回る曲線下面積に基づく、請求項40記載の方法。
【請求項42】
前記高いグルコースパターンの程度は、約180mg/dLを上回る時間の量に基づく、請求項40記載の方法。
【請求項43】
前記少なくとも1つの食後グルコーストレースの前記少なくとも1つの特性は、目標範囲内の時間の量である、請求項39記載の方法。
【請求項44】
前記目標範囲は、約70mg/dL~180mg/dLである、請求項43記載の方法。
【請求項45】
前記グレードは、前記摂取された食事の開始時刻と前記少なくとも1つの食後グルコーストレースの前記少なくとも1つの特性との間の関係にさらに基づく、請求項31記載の方法。
【請求項46】
前記グレードは、前記少なくとも1つの食品を含む追加のロギングされた食事にさらに基づき、前記追加のロギングされた食事は、前記少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けられる、請求項31記載の方法。
【請求項47】
前記グレードは、複数の入力をグレード変数にマッピングするモデルにさらに基づく、請求項31記載の方法。
【請求項48】
前記グレード変数は0~4の範囲であり、0は1つ星のグレードに対応し、4は5つ星のグレードに対応する、請求項47記載の方法。
【請求項49】
食事データを分析するためのシステムであって、
摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリを受信するように構成された入力部と、
食品データを視覚的に提示するように構成されたディスプレイと、
前記入力部、前記ディスプレイ、および命令を保存するメモリに結合された1つ以上のプロセッサと
を備え、
前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
前記摂取された食事に含まれる少なくとも1つの食品を識別することと、
前記少なくとも1つの食品を、前記摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けることと、
前記少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性に基づいて、前記少なくとも1つの食品のグレードを決定することと、
前記少なくとも1つの食品に関連付けられた前記グレードをグラフィカルユーザインタフェースに表示することと
を行わせる、システム。
【請求項50】
前記入力されたログエントリは、前記摂取された食事のテキスト記述を含み、前記識別するステップは、自然言語処理を使用することを含む、請求項49記載のシステム。
【請求項51】
前記摂取された食事に関連する前記少なくとも1つの食後グルコーストレースが、高いグルコースパターンを有する少なくとも2つの食後グルコーストレースを含むという決定に応答して、前記少なくとも1つの食品に悪いグレードが割り当てられる、請求項49記載のシステム。
【請求項52】
前記少なくとも1つの食後グルコーストレースが、範囲内食後パターンを有する少なくとも1つの食後グルコーストレースを含まないという決定に応答して、前記少なくとも1つの食品に悪いグレードが割り当てられる、請求項49記載のシステム。
【請求項53】
前記少なくとも1つの食後グルコーストレースが、範囲内食後パターンを有する少なくとも1つの食後グルコーストレースを含むという決定に応答して、前記少なくとも1つの食品に良いグレードが割り当てられる、請求項49記載のシステム。
【請求項54】
前記少なくとも1つの食後グルコーストレースが、範囲内食後パターンを有する少なくとも1つの食後グルコーストレースを含まず、高いグルコースパターンを有する少なくとも2つの食後グルコーストレースを含まないという決定に応答して、前記少なくとも1つの食品に良いグレードが割り当てられる、請求項49記載のシステム。
【請求項55】
前記グレードは星の範囲であり、星の数が多いほど良いグレードを示し、星の数が少ないほど低いグレードを示す、請求項49記載のシステム。
【請求項56】
グレー色である複数の星は、確定的でないグレードを示す、請求項55記載のシステム。
【請求項57】
前記グレードは、前記少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性に基づく、請求項49記載のシステム。
【請求項58】
前記少なくとも1つの食後グルコーストレースの前記少なくとも1つの特性は、高いグルコースパターンの程度である、請求項57記載のシステム。
【請求項59】
前記高いグルコースパターンの程度は、約180mg/dLを上回る曲線下面積に基づく、請求項58記載のシステム。
【請求項60】
前記高いグルコースパターンの程度は、約180mg/dLを上回る時間の量に基づく、請求項58記載のシステム。
【請求項61】
前記少なくとも1つの食後グルコーストレースの前記少なくとも1つの特性は、目標範囲内の時間の量である、請求項57記載のシステム。
【請求項62】
前記目標範囲は、約70mg/dL~180mg/dLである、請求項61記載のシステム。
【請求項63】
前記グレードは、前記摂取された食事の開始時刻と前記少なくとも1つの食後グルコーストレースの前記少なくとも1つの特性との間の関係にさらに基づく、請求項49記載のシステム。
【請求項64】
前記グレードは、前記少なくとも1つの食品を含む追加のロギングされた食事にさらに基づき、前記追加のロギングされた食事は、前記少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けられる、請求項49記載のシステム。
【請求項65】
前記グレードは、複数の入力をグレード変数にマッピングするモデルにさらに基づく、請求項49記載のシステム。
【請求項66】
前記グレード変数は0~4の範囲であり、0は1つ星のグレードに対応し、4は5つ星のグレードに対応する、請求項65記載のシステム。
【請求項67】
食事データを分析する方法であって、
摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリを受信するステップと、
前記摂取された食事に含まれる少なくとも1つの食品を識別するステップと、
前記少なくとも1つの食品を、前記摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けるステップと、
前記少なくとも1つの食品および前記摂取された食事に関連する前記少なくとも1つの食後グルコーストレースをデータベースに保存するステップであって、前記データベースは、個体群に対して複数の食品および関連付けられた食後グルコーストレースを含む、保存するステップと、
前記少なくとも1つの食品のグレードを決定するステップであって、前記グレードは、前記少なくとも1つの食品に関連付けられた食後グルコーストレースのサブセットに基づき、前記食後グルコーストレースのサブセットは、前記個体群のセグメントに基づく、決定するステップと、
前記少なくとも1つの食品に関連付けられた前記グレードをグラフィカルユーザインタフェースに表示するステップと
を含む、方法。
【請求項68】
食事データを分析するためのシステムであって、
摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリを受信するように構成された入力部と、
食品データを視覚的に提示するように構成されたディスプレイと、
前記入力部、前記ディスプレイ、および命令を保存するメモリに結合された1つ以上のプロセッサと
を備え、
前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
前記摂取された食事に含まれる少なくとも1つの食品を識別することと、
前記少なくとも1つの食品を、前記摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けることと、
前記少なくとも1つの食品および前記摂取された食事に関連する前記少なくとも1つの食後グルコーストレースをデータベースに保存することであって、前記データベースは、個体群に対して複数の食品および関連付けられた食後グルコーストレースを含む、保存することと、
前記少なくとも1つの食品のグレードを決定することであって、前記グレードは、前記少なくとも1つの食品に関連付けられた食後グルコーストレースのサブセットに基づき、前記食後グルコーストレースのサブセットは、前記個体群のセグメントに基づく、決定することと、
前記少なくとも1つの食品に関連付けられた前記グレードをグラフィカルユーザインタフェースに表示することと
を行わせる、システム。
【請求項69】
食品選択肢を推奨する方法であって、
摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリをユーザから受信するステップと、
前記摂取された食事に含まれる少なくとも1つの食品を識別するステップと、
前記少なくとも1つの食品を、前記摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けるステップと、
前記少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性に基づいて、前記少なくとも1つの食品の分類を決定するステップと、
複数の個体群セグメントについての食品分類および関連付けられた食品のデータベースを含む個体群モデルを使用して、前記分類および前記少なくとも1つの食品を分析するステップと、
前記分類および前記少なくとも1つの食品に基づいて、前記ユーザを前記複数の個体群セグメントのセグメントに関連付けるステップであって、前記複数の個体群セグメントの前記セグメントは、肯定的な分類を有する複数の食品に関連付けられる、関連付けるステップと、
推奨された食品を表示するステップであって、前記推奨された食品は、前記複数の個体群セグメントの前記セグメントに対して肯定的な分類を有する前記複数の食品のうちの1つである、表示するステップと
を含む、方法。
【請求項70】
前記データベースは、食事、食後グルコーストレース、ユーザ人口統計、およびユーザ嗜好をさらに含む、請求項69記載の方法。
【請求項71】
前記個体群モデルは、機械学習技術を使用して、個体群を前記複数の個体群セグメントに分割する、請求項70記載の方法。
【請求項72】
前記個体群モデルは、前記分類、前記少なくとも1つの食品、前記少なくとも1つの食品に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレース、前記ユーザの人口統計情報、および前記ユーザの嗜好の分析に基づいて、前記ユーザを前記複数の個体群セグメントの前記セグメントに割り当てる第1のモデルを含む、請求項71記載の方法。
【請求項73】
前記個体群モデルは、前記複数の個体群セグメントの前記セグメントを複数の良い食品アイテムおよび複数の悪い食品アイテムにマッピングする第2のモデルを含む、請求項72記載の方法。
【請求項74】
食品選択肢を推奨するためのシステムであって、
摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリをユーザから受信するように構成された入力部と、
食品を視覚的に提示するように構成されたディスプレイと、
前記入力部、前記ディスプレイ、および命令を保存するメモリに結合された1つ以上のプロセッサと
を備え、
前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
前記摂取された食事に含まれる少なくとも1つの食品を識別することと、
前記少なくとも1つの食品を、前記摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けることと、
前記少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性に基づいて、前記少なくとも1つの食品の分類を決定することと、
複数の個体群セグメントについての食品分類および関連付けられた食品のデータベースを含む個体群モデルを使用して、前記分類および前記少なくとも1つの食品を分析することと、
前記分類および前記少なくとも1つの食品に基づいて、前記ユーザを前記複数の個体群セグメントのセグメントに関連付けることであって、前記複数の個体群セグメントの前記セグメントは、肯定的な分類を有する複数の食品に関連付けられる、関連付けることと、
推奨された食品を表示することであって、前記推奨された食品は、前記複数の個体群セグメントの前記セグメントに対して肯定的な分類を有する前記複数の食品のうちの1つである、表示することと
を行わせる、システム。
【請求項75】
前記データベースは、食事、食後グルコーストレース、ユーザ人口統計、およびユーザ嗜好をさらに含む、請求項74記載のシステム。
【請求項76】
前記個体群モデルは、機械学習技術を使用して、個体群を前記複数の個体群セグメントに分割する、請求項75記載のシステム。
【請求項77】
前記個体群モデルは、前記分類、前記少なくとも1つの食品、前記少なくとも1つの食品に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレース、前記ユーザの人口統計情報、および前記ユーザの嗜好の分析に基づいて、前記ユーザを前記複数の個体群セグメントの前記セグメントに割り当てる第1のモデルを含む、請求項76記載のシステム。
【請求項78】
前記個体群モデルは、前記複数の個体群セグメントの前記セグメントを複数の良い食品アイテムおよび複数の悪い食品アイテムにマッピングする第2のモデルを含む、請求項77記載のシステム。
【請求項79】
食事を分類するための方法であって、
分析物データおよび食事情報を被験者から受信するステップと、
複数の食品を、前記複数の食品の各々が前記被験者の食後グルコースレベルに及ぼす影響に基づいて、良い食品または悪い食品として分類するステップと、
前記被験者に良いと決定された複数の食品を表示するステップと、
前記被験者に悪いと決定された複数の食品を表示するステップと、
良い食品と悪い食品とに分類された食品の数を示すカウンターを表示するステップと
を含む、方法。
【請求項80】
食事を分類するためのシステムであって、
分析物データおよび食事情報を被験者から受信するように構成された入力部と、
食事グルーピングの表示を視覚的に提示するように構成されたディスプレイと、
前記入力部、前記ディスプレイ、および命令を保存するメモリに結合された1つ以上のプロセッサと
を備え、
前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
複数の食品を、前記複数の食品の各々が前記被験者の食後グルコースレベルに及ぼす影響に基づいて、良い食品または悪い食品として分類することと、
前記被験者に良いと決定された複数の食品を表示することと、
前記被験者に悪いと決定された複数の食品を表示することと、
良い食品と悪い食品とに分類された食品の数を示すカウンターを表示することと
を行わせる、システム。
【請求項81】
食事を推奨するための方法であって、
上限グルコース閾値を参照して決定される指標に基づいて、最も高いグルコースパターンを有する1日の期間を決定するステップと、
前記最も高いグルコースパターンを有する前記1日の期間において最も頻繁にロギングされた食事を決定するステップと、
前記最も高いグルコースパターンを有する前記1日の期間において前記最も頻繁にロギングされた食事を置き換えるための代替食事提案を表示するステップと
を含む、方法。
【請求項82】
前記上限グルコース閾値は約180mg/dLである、請求項81記載の方法。
【請求項83】
前記指標は、約180mg/dLを上回る曲線下面積である、請求項81記載の方法。
【請求項84】
前記指標は、約180mg/dLを上回る時間である、請求項81記載の方法。
【請求項85】
前記最も高いグルコースパターンを有する前記1日の期間において前記最も頻繁にロギングされた食事は、高いグルコースパターンを有する食後グルコーストレースに関連付けられる、請求項81記載の方法。
【請求項86】
ユーザが前記代替食事提案を食べた後に、前記代替食事提案に関連付けられた食後グルコーストレースと、前記最も頻繁にロギングされた食事に関連付けられた食後グルコーストレースとの比較を表示するステップをさらに含む、請求項81記載の方法。
【請求項87】
頻繁にロギングされた食品のリストに前記代替食事提案を表示するステップをさらに含む、請求項81記載の方法。
【請求項88】
前記代替食事提案は、前記リストの先頭に表示される、請求項87記載の方法。
【請求項89】
前記最も高いグルコースパターンを有する前記1日の期間の健康的なオプションのデータベースを検索することによって前記代替食事提案を決定するステップをさらに含む、請求項81記載の方法。
【請求項90】
前記1日の期間は、朝食、昼食、または夕食である、請求項81記載の方法。
【請求項91】
食事を推奨するためのシステムであって、
分析物データおよび食事情報を被験者から受信するように構成された入力部と、
食事または食品を視覚的に提示するように構成されたディスプレイと、
前記入力部、前記ディスプレイ、および命令を保存するメモリに結合された1つ以上のプロセッサと
を備え、
前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
上限グルコース閾値を参照して決定される指標に基づいて、最も高いグルコースパターンを有する1日の期間を決定することと、
前記最も高いグルコースパターンを有する前記1日の期間において最も頻繁にロギングされた食事を決定することと、
前記最も高いグルコースパターンを有する前記1日の期間において前記最も頻繁にロギングされた食事を置き換えるための代替食事提案を表示することと
を行わせる、システム。
【請求項92】
前記上限グルコース閾値は約180mg/dLである、請求項91記載のシステム。
【請求項93】
前記指標は、約180mg/dLを上回る曲線下面積である、請求項91記載のシステム。
【請求項94】
前記指標は、約180mg/dLを上回る時間である、請求項91記載のシステム。
【請求項95】
前記最も高いグルコースパターンを有する前記1日の期間において前記最も頻繁にロギングされた食事は、高いグルコースパターンを有する食後グルコーストレースに関連付けられる、請求項91記載のシステム。
【請求項96】
前記命令は、前記1つ以上のプロセッサに、
ユーザが前記代替食事提案を食べた後に、前記代替食事提案に関連付けられた食後グルコーストレースと、前記最も頻繁にロギングされた食事に関連付けられた食後グルコーストレースとの比較を表示すること
をさらに行わせる、請求項91記載のシステム。
【請求項97】
前記命令は、前記1つ以上のプロセッサに、
頻繁にロギングされた食品のリストに前記代替食事提案を表示すること
をさらに行わせる、請求項91記載のシステム。
【請求項98】
前記代替食事提案は、前記リストの先頭に表示される、請求項97記載のシステム。
【請求項99】
前記命令は、前記1つ以上のプロセッサに、
前記最も高いグルコースパターンを有する前記1日の期間の健康的なオプションのデータベースを検索することによって前記代替食事提案を決定すること
をさらに行わせる、請求項91記載のシステム。
【請求項100】
前記1日の期間は、朝食、昼食、または夕食である、請求項91記載のシステム。
【請求項101】
代替食品選択肢を推奨する方法であって、
摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリを受信するステップであって、前記入力されたログエントリは、前記摂取された食事についてのテキスト記述を含む、受信するステップと、
少なくとも1つのロギングされた前記食事の前記テキスト記述に含まれる少なくとも1つの食品を識別するステップと、
前記少なくとも1つの食品を、前記摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けるステップと、
前記食後グルコーストレースに及ぼす前記少なくとも1つの食品の影響に基づいて、前記少なくとも1つの食品の分類を肯定的または否定的なものとして決定するステップと、
前記少なくとも1つの食品、前記摂取された食事に関連する前記少なくとも1つの食後グルコーストレース、および前記分類をデータベースに保存するステップであって、前記データベースは、個体群および複数の代替食品選択肢に対して複数の食品、関連付けられた食後グルコーストレース、および分類を含む、保存するステップと、
前記少なくとも1つの食品を悪い食品として分類することに応答して、前記複数の代替食品選択肢から代替食品選択肢を決定するステップと、
悪い食品として分類された前記少なくとも1つの食品の代替品として前記代替食品選択肢を含む推奨を表示するステップと
を含む、方法。
【請求項102】
代替食品選択肢を推奨するためのシステムであって、
摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリを受信するように構成された入力部であって、前記入力されたログエントリは、前記摂取された食事についてのテキスト記述を含む、入力部と、
食事または食品を視覚的に提示するように構成されたディスプレイと、
前記入力部、前記ディスプレイ、および命令を保存するメモリに結合された1つ以上のプロセッサと
を備え、
前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
少なくとも1つのロギングされた前記食事の前記テキスト記述に含まれる少なくとも1つの食品を識別することと、
前記少なくとも1つの食品を、前記摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けることと、
前記食後グルコーストレースに及ぼす前記少なくとも1つの食品の影響に基づいて、前記少なくとも1つの食品の分類を肯定的または否定的なものとして決定することと、
前記少なくとも1つの食品、前記摂取された食事に関連する前記少なくとも1つの食後グルコーストレース、および前記分類をデータベースに保存することであって、前記データベースは、個体群および複数の代替食品選択肢に対して複数の食品、関連付けられた食後グルコーストレース、および分類を含む、保存することと、
前記少なくとも1つの食品を悪い食品として分類することに応答して、前記複数の代替食品選択肢から代替食品選択肢を決定することと、
悪い食品として分類された前記少なくとも1つの食品の代替品として前記代替食品選択肢を含む推奨を表示することと
を行わせる、システム。
【請求項103】
前記代替食品選択肢は、複数の個体にとって良い食品として分類される、請求項102記載のシステム。
【請求項104】
前記命令は、前記1つ以上のプロセッサに
上限グルコース閾値を参照して決定される指標に基づいて、ユーザにとって最も高いグルコースパターンを有する1日の期間を決定することと、
前記最も高いグルコースパターンを有する前記1日の期間において最も頻繁にロギングされた食品を決定することと、
前記最も頻繁にロギングされた食品を置き換えるための追加の代替食品選択肢を表示することと
をさらに行わせる、請求項102記載のシステム。
【請求項105】
前記命令は、前記1つ以上のプロセッサに、
食品嗜好の入力をユーザにプロンプト表示することと、
前記データベースおよび前記ユーザによって入力された前記食品嗜好に基づいて、悪い食品として分類された前記少なくとも1つの食品を置き換えるための追加の代替食品選択肢を表示することと
をさらに行わせる、請求項102記載のシステム。
【請求項106】
代替食品選択肢を推奨するための方法であって、
少なくとも1つのロギングされた食事のテキスト記述に含まれる少なくとも1つの食品を識別するステップと、
前記少なくとも1つの食品を、摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けるステップと、
前記食後グルコーストレースに及ぼす前記少なくとも1つの食品の影響に基づいて、前記少なくとも1つの食品の分類を肯定的または否定的なものとして決定するステップと、
前記少なくとも1つの食品、前記摂取された食事に関連する前記少なくとも1つの食後グルコーストレース、および前記分類をデータベースに保存するステップであって、前記データベースは、個体群および複数の代替食品選択肢に対して複数の食品、関連付けられた食後グルコーストレース、および分類を含む、保存するステップと、
前記少なくとも1つの食品を悪い食品として分類することに応答して、前記複数の代替食品選択肢から代替食品選択肢を決定するステップと、
悪い食品として分類された前記少なくとも1つの食品の代替品として前記代替食品選択肢を含む推奨を表示するステップと
を含む、方法。
【請求項107】
前記代替食品選択肢は、複数の個体にとって良い食品として分類される、請求項106記載の方法。
【請求項108】
上限グルコース閾値を参照して決定される指標に基づいて、ユーザにとって最も高いグルコースパターンを有する1日の期間を決定するステップと、
前記最も高いグルコースパターンを有する前記1日の期間において最も頻繁にロギングされた食品を決定するステップと、
前記最も頻繁にロギングされた食品を置き換えるための追加の代替食品選択肢を表示するステップと
をさらに含む、請求項106記載の方法。
【請求項109】
食品嗜好の入力をユーザにプロンプト表示するステップと、
前記データベースおよび前記ユーザによって入力された前記食品嗜好に基づいて、悪い食品として分類された前記少なくとも1つの食品を置き換えるための追加の代替食品選択肢を表示するステップと
をさらに含む、請求項106記載の方法。
【請求項110】
食事データを分析する方法であって、
摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリをユーザから受信するステップと、
前記摂取された食事に関連付けられた少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性に基づいて、前記摂取された食事のグレードを決定するステップであって、前記グレードは変更可能である、決定するステップと、
前記摂取された食事に関連付けられた前記グレードをグラフィカルユーザインタフェースに表示するステップと
を含む、方法。
【請求項111】
食事を分析するためのシステムであって、
摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリをユーザから受信するように構成された入力部と、
食事または食品およびグレードを視覚的に提示するように構成されたディスプレイと、
前記入力部、前記ディスプレイ、および命令を保存するメモリに結合された1つ以上のプロセッサと
を備え、
前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
前記摂取された食事に関連付けられた少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性に基づいて、前記摂取された食事のグレードを決定することであって、前記グレードは変更可能である、決定することと、
前記摂取された食事に関連付けられた前記グレードをグラフィカルユーザインタフェースに表示することと
を行わせる、システム。
【発明の詳細な説明】
【関連出願】
【0001】
本出願は、2021年2月2日に出願された米国仮出願第63/144,782号、および2020年7月1日に出願された米国仮出願第63/046,849号の優先権を主張し、これらの両方は、あらゆる目的のためにその全体を参照により本明細書に明示的に援用するものとする。本出願はまた、2016年7月8日に出願された米国出願番号第15/206,095号に関連し、この出願は、2015年7月10日に出願された米国仮出願第62/191,218号、2015年7月10日に出願された米国仮出願第62/191,262号、2016年3月11日に出願された米国仮出願第62/307,344号、および2016年3月11日に出願された米国仮出願第62/307,346号の優先権、ならびにその利益を主張し、これらの全ては、あらゆる目的のためにその全体を参照により本明細書に明示的に援用するものとする。
【技術分野】
【0002】
本主題は、広くは、個体の分析物レベルに関する情報およびそれらの個体が摂取する食事に関する情報を収集するためのシステム、デバイス、ならびに方法に関する。本主題はさらに、食事情報を分析物レベルに相関付け、それらの個体の食生活、ライフスタイル、および/または医学的処置レジメンに対する調整を識別し、実施する目的で、この情報を処理、分析、および/または提示することに関する。
【背景技術】
【0003】
過去数十年にわたる2型糖尿病およびメタボリックシンドロームの有病率の増加は、食生活および活動レベルの変化に起因するものであった。例えば、比較的容易に入手可能な高血糖指数(GI)食品の摂取は、食後の血糖値およびインスリンレベルの急速な増加を引き起こし、これは体重増加および肥満との明らかな関連を有する。これらの症状はさらに、これらの病気および他の疾患の発症リスクの増加に関係している可能性がある。
【0004】
ほとんどの人は、一般に、自身の食生活の重要性を理解している。しかしながら、実際には、多くの人が、この一般的な認識を自身の具体的な食品の選択に反映させることに苦労している。これらの問題が存在するのは、主に、人々が自身の選択の影響を直接見ることができないからである。そのため、食品の分量に関する思い違い、どの食品が比較的健康的であるかについての誤解、健康を維持するために必要な活動の持続期間および強度に関する一般的な認識不足が生じる可能性がある。これらの問題はさらに、広告、習慣、同調圧力、食品の嗜好、および一般化に基づく推奨によって悪化させられる。
【0005】
これらの問題に対処するために、分析物監視システムにより、個体の生理学的な反応を追跡し、より良く理解することができる。高いグルコースレベルは、主に食事の摂取によって引き起こされるので、食後のグルコースのレベルは、個体が摂取した炭水化物および他の食事成分の量、ならびに食事に対する個体の生理学的な反応に関連付けることができる。しかしながら、この膨大なデータの分析には、データを有意義な形で表現し、効率的な行動を可能にすることが課題となっている。食事選択、およびその後の影響に関するデータは、個体、食事管理者、および/または医療専門家が高血糖のエピソードなどのグルコースエクスカーションを理解し、緩和するために、臨床ベースだけでなく個々の個体ベースでも理解する必要がある。
【0006】
ユーザの食事摂取を追跡し、それをユーザの分析物データに相関付けるためのソフトウェアを実装する以前の試みは、多数の欠陥に悩まされている。例えば、幾つかのシステムは、個体が多数の不便で不快な離散的な血糖測定(例えば、フィンガースティック血糖検査)を行うことを必要とする。これらの解決策はまた、食事に対する血糖応答を適切に決定するためのデータポイントの数が不十分であることに悩まされる可能性がある。例えば、個体は、ユーザの血糖応答がピークに達する時間の前または後の時間に離散的な血糖測定を行うことがあり、血糖応答を正確に把握すること、および血糖応答に基づいて食事を有意義に比較することが困難になる。データポイントが不足するとまた、ユーザの分析物データにおける食事イベントの発生を自動的に検出することが困難になる。したがって、先行するシステムの中には、ユーザによる食事の手動ログ記録に大きく依存しているものがある。
【0007】
特許文献1などの、単にグルコースレベルの上昇の存在に基づいて食事イベントを検出しようとする先行技術のシステムは、ユーザの以前の食事履歴を考慮することができず、ひいてはユーザが摂取した食事の数を高く見積もり過ぎる可能性があるので、不十分である。
【0008】
したがって、食事情報収集、食事評価および検出、ならびに分析物レベルとの相関のための改善されたシステム、デバイス、ならびに方法が必要とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】米国特許出願公開第2003/0208113号明細書
【発明の概要】
【0010】
本明細書に提供されるのは、人間個体の食事をその個体の分析物測定に関連して検出し、測定し、分類するためのシステム、デバイス、および方法の例示的な実施形態である。これらの個体としては、糖尿病症状を示すかまたは診断された人、糖尿病前と見なされる人、メタボリックシンドロームを持つ人、および糖尿病、糖尿病前、またはメタボリックシンドロームの症状を持たない人でさえも可能である。これらの個体は、食生活および/または活動の実践を調整することによって自身の健康を改善することに意欲的な任意の人とすることができる。その結果、どの食事または食事の側面が分析物レベルに最も影響を及ぼしているかを示す情報を個体に提示することができる。これらの結果は、個体が直接選択したかまたは個体と医療専門家との相談に基づき、事前に選択された基準に基づいて整理および類別することができる。
【0011】
多くの実施形態では、in vivo分析物監視システムなどの分析物監視システムによって収集された個体の食事関連分析物応答は、関連した履歴のグルコース読み取り値ならびに関連するアルゴリズム、変数、重み、比較、および傾向に基づいて、その傾向と共に共通の整合性(または不整合性)を発見するために食事情報と比較されるかまたは食事情報とリンクさせることができる。
【0012】
本明細書に開示される多くの実施形態は、個体の食事関連分析物応答に関する直接的かつタイムリーなフィードバックを提供することによって、個体を関与させることを意図している。幾つかの実施形態では、この分析物応答は、食事摂取の効果を特徴付けるために個体に提供することができる。
【0013】
本実施形態は、個体が使用するのに直ちに有益であり、楽しいものであり、それによって、個体がそれを使って実験することを推奨して、自身の食生活が自身の体の分析物応答にどのように影響するかをより良く理解することができる。個体は、自身の現在および過去の分析物データを比較対照して、自身の努力がより良い食生活および食事区分にどのように関連しているか、およびこれらの選択が自身の健康にどのように直接影響を及ぼすかを見ることができる。
【0014】
また、地域個体群から分析物データを収集し、そのデータを地域個体群が摂取した食事に関する食事情報とリンクさせるかまたは関連付けることができる例示的な実施形態も提供される。集計された情報を処理してユーザに提示し、地域個体群の間の分析物レベルの共通傾向を識別し、その個体群の共通の食生活と何らかの相関関係が存在するかどうかを特定することができる。例えば、食生活選択の責任を有する人は、提示された情報を利用して、低血糖または高血糖イベントの発生の減少など、集計された分析物データの望ましくない傾向を軽減するために、食事内容、種類、および/または投与時間を調整できるかまたは調整すべきかを決定することができる。これらの例示的な実施形態は、共通の生活環境にある個体群に特に適しており、その例としては、高齢者介護施設、病院、リハビリテーションセンター、学校、寮、軍事施設または基地、家族の住居、刑務所または刑罰対象者刑事集団、および個体のグループが定期的に1つ以上の食事を共有する他の任意のこのような環境を挙げることができる。
【0015】
少なくとも好ましい実施形態では、本明細書で提供される実施形態の多くは、直感的で非常に分かりやすく、ユーザフレンドリで、ユーザの生理学的情報への迅速なアクセスを提供する分析物監視システム用の改善されたグラフィカルユーザインタフェース(GUI)またはGUI機能である。より具体的には、これらの実施形態は、ユーザ(またはHCP)が大量の分析物データを検査するという困難な作業を行うことを必要とせずに、ユーザに様々な生理学的状態および/または実行可能な応答を迅速に示し、分析物データを食事、運動、ストレス、または他の因子と相関付けることができる異なるユーザインタフェースを通じておよびそれらの間で容易にナビゲートすることを可能にし得る。さらに、好ましい実施形態では、少なくとも、GUIおよびGUI機能の幾つかは、ユーザ(およびその介護者)が、自身の食生活、食習慣、および他のストレッサーの管理を、これらの活動とグルコースレベルとの相関関係を見ることで、より良く理解し、改善することを可能にする。同様に、好ましい実施形態では、少なくとも、食事監視システムのための改善されたデジタルインタフェースおよび/または機能が、ほんの数例を挙げると、分析物(グルコース)レベルおよび目標分析物範囲内で過ごす時間の量(範囲内時間、TIR)に及ぼす食品選択の影響の視覚化、ユーザの現在の食生活に存在する良い食品および悪い食品ならびにグルコースレベルおよびTIRに及ぼすそれらの影響の視覚化、食事情報と検出した食事イベントとの相関関係、ならびにTIR目標をそのまま維持しながら食べるべき食品のオプションをユーザに通知してTIRを維持および/または増加するユーザに対する動機付けを改善することができる。他の改善点および利点も同様に提供される。これらのデバイスの様々な構成は、実施形態によって詳細に説明されるが、これらは例示に過ぎない。
【0016】
本明細書に記載され特許請求される様々な態様におけるGUIの改善は、少なくとも、デバイスのユーザがデバイスをより正確に、より効率的に、かつより安全に操作することを補助するという技術的効果をもたらす。GUI上でユーザに提供される情報、その情報が提供される順序、およびその情報が構成される明確さは、ユーザがシステムと相互作用する方法およびシステムが動作する方法に大きな影響を及ぼし得ることが理解されるであろう。したがって、GUIは、必要な読み取りを行うために、および/または情報を正確かつ効率的に得るためにシステムを操作するという技術的作業においてユーザをガイドする。
【0017】
本明細書に記載される主題の他のシステム、デバイス、方法、特徴および利点は、以下の図および詳細な説明を検討すれば、当業者には明らかになるか、または明らかになるであろう。全てのこのような追加のシステム、デバイス、方法、特徴および利点は、本明細書内に含まれ、本明細書に記載される主題の範囲内にあり、添付の特許請求の範囲によって保護されることが意図される。例示的な実施形態の特徴は、添付の特許請求の範囲にそれらの特徴の明示的な記載がない限り、決して特許請求の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
【0018】
本明細書に記載される主題の詳細は、その構造および操作の両方に関して、添付の図を検討することにより明らかになり得るが、その図の中で、同様の参照数字は同様のパーツを指す。図中の構成要素は必ずしも縮尺どおりではなく、主題の原理を説明することに重点が置かれている。さらに、全ての図は、概念を伝えることを意図しており、相対的なサイズ、形状および他の詳細な属性は、字義どおりまたは正確ではなく、概略的に示されている場合がある。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1図1は、リアルタイム分析物(例えば、グルコース)測定、データ取得および/または処理のための分析物監視システムの例示的な実施形態を示す高レベル図である。
図2A図2Aは、スマートフォンとして構成されたリーダデバイスの例示的な実施形態を示すブロック図である。
図2B図2Bは、センサ制御デバイスの例示的な実施形態を示すブロック図である。
図3A図3Aは、食事情報収集および評価のための方法の例示的な実施形態を示すフロー図である。
図3B図3Bは、自動食事検出感度設定調整を行うための方法の例示的な実施形態を示すフロー図である。
図3C図3Cは、過去の血糖応答の重ね合わせを伴う、経時的なユーザの分析物データのグラフィカル表示の例示的な実施形態を示す図である。
図3D図3Dは、4つの異なる食事イベントを有する例示的なデータセットを表示する、経時的な分析物データのグラフの一例を示す図である。
図4A図4Aは、グラフィカルユーザインタフェース表示画面の例示的な実施形態を示す図である。
図4B図4Bは、グラフィカルユーザインタフェース表示画面の例示的な実施形態を示す図である。
図4C図4Cは、グラフィカルユーザインタフェース表示画面の例示的な実施形態を示す図である。
図4D図4Dは、グラフィカルユーザインタフェース表示画面の例示的な実施形態を示す図である。
図4E図4Eは、グラフィカルユーザインタフェース表示画面の例示的な実施形態を示す図である。
図5A図5Aは、グラフィカルユーザインタフェース表示画面の例示的な実施形態を示す図である。
図5B図5Bは、グラフィカルユーザインタフェース表示画面の例示的な実施形態を示す図である。
図5C図5Cは、グラフィカルユーザインタフェース表示画面の例示的な実施形態を示す図である。
図5D図5Dは、グラフィカルユーザインタフェース表示画面の例示的な実施形態を示す図である。
図5E図5Eは、グラフィカルユーザインタフェース表示画面の例示的な実施形態を示す図である。
図5F図5Fは、グラフィカルユーザインタフェース表示画面の例示的な実施形態を示す図である。
図6A図6Aは、地域個体群内の複数の個体と共に使用するための分析物監視システムの例示的な実施形態を示すブロック図である。
図6B図6Bは、地域個体群内の複数の個体と共に分析物監視システムを使用する方法の例示的な実施形態を示すフロー図である。
図7図7は、地域個体群内の単独または複数の(もしくは全ての)個体に対する例示的な集計された分析物データを示す図である。
図8A-1-1】図8A-1-1は、分析物指標を表示するためのグラフィカルユーザインタフェースの例示的な実施形態を示す図である。
図8A-1-2】図8A-1-2は、図8A-1-1の続きである。
図8A-2-1】図8A-2-1は、分析物指標を表示するためのグラフィカルユーザインタフェースの例示的な実施形態を示す図である。
図8A-2-2】図8A-2-2は、図8A-2-1の続きである。
図8B図8Bは、分析物指標を表示するためのグラフィカルユーザインタフェースの例示的な実施形態を示す図である。
図9A-1-1】図9A-1-1は、食事情報をロギングするためのグラフィカルユーザインタフェースの例示的な実施形態を示す図である。
図9A-1-2】図9A-1-2は、図9A-1-1の続きである。
図9A-2-1】図9A-2-1は、食事情報をロギングするためのグラフィカルユーザインタフェースの例示的な実施形態を示す図である。
図9A-2-2】図9A-2-2は、図9A-2-1の続きである。
図9B-1】図9B-1は、食事情報をロギングするためのグラフィカルユーザインタフェースの例示的な実施形態を示す図である。
図9B-2】図9B-2は、図9B-1の続きである。
図9B-3】図9B-3は、図9B-2の続きである。
図9C-1】図9C-1は、食事情報をロギングするためのグラフィカルユーザインタフェースの例示的な実施形態を示す図である。
図9C-2】図9C-2は、食事情報をロギングするためのグラフィカルユーザインタフェースの例示的な実施形態を示す図である。
図9C-3】図9C-3は、食事情報をロギングするためのグラフィカルユーザインタフェースの例示的な実施形態を示す図である。
図9C-4】図9C-4は、食事情報をロギングするためのグラフィカルユーザインタフェースの例示的な実施形態を示す図である。
図9C-5】図9C-5は、食事情報をロギングするためのグラフィカルユーザインタフェースの例示的な実施形態を示す図である。
図9D-1】図9D-1は、食事情報をロギングするためのグラフィカルユーザインタフェースの例示的な実施形態を示す図である。
図9D-2】図9D-2は、図9D-1の続きである。
図9D-3】図9D-3は、図9D-2の続きである。
図9E-1】図9E-1は、不一致イベントを表示するためのグラフィカルユーザインタフェースの例示的な実施形態を示す図である。
図9E-2】図9E-2は、図9E-1の続きである。
図10A-1-1】図10A-1-1は、飲食に関連しないイベントをロギングするためのグラフィカルユーザインタフェースの例示的な実施形態を示す図である。
図10A-1-2】図10A-1-2は、図10A-1-1の続きである。
図10A-1-3】図10A-1-3は、図10A-1-2の続きである。
図10A-2-1】図10A-2-1は、飲食に関連しないイベントをロギングするためのグラフィカルユーザインタフェースの例示的な実施形態を示す図である。
図10A-2-2】図10A-2-2は、図10A-2-1の続きである。
図10B-1】図10B-1は、飲食に関連しないイベントをロギングするためのグラフィカルユーザインタフェースの例示的な実施形態を示す図である。
図10B-2】図10B-2は、図10B-1の続きである。
図10C図10Cは、アプリケーションアイコンの例示的な実施形態を示す図である。
図11図11は、食事情報をロギングするための代表的なフローチャートの例示的な実施形態を示す図である。
図12図12は、範囲内時間のインジケータおよび分析物濃度データのグラフを表示するためのグラフィカルユーザインタフェースの例示的な実施形態を示す図である。
図13A図13Aは、インサイトレポートのためのグラフィカルユーザインタフェースの例示的な実施形態を示す図である。
図13B-1】図13B-1は、インサイトレポートのためのグラフィカルユーザインタフェースの例示的な実施形態を示す図である。
図13B-2】図13B-2は、インサイトレポートのためのグラフィカルユーザインタフェースの例示的な実施形態を示す図である。
図13B-3】図13B-3は、インサイトレポートのためのグラフィカルユーザインタフェースの例示的な実施形態を示す図である。
図13B-4】図13B-4は、インサイトレポートのためのグラフィカルユーザインタフェースの例示的な実施形態を示す図である。
図13B-5】図13B-5は、インサイトレポートのためのグラフィカルユーザインタフェースの例示的な実施形態を示す図である。
図13C-1】図13C-1は、インサイトレポートのためのグラフィカルユーザインタフェースの例示的な実施形態を示す図である。
図13C-2】図13C-2は、図13C-1の続きである。
図13C-3】図13C-3は、図13C-2の続きである。
図13D-1】図13D-1は、インサイトレポートのためのグラフィカルユーザインタフェースの例示的な実施形態を示す図である。
図13D-2】図13D-2は、インサイトレポートのためのグラフィカルユーザインタフェースの例示的な実施形態を示す図である。
図13D-3】図13D-3は、インサイトレポートのためのグラフィカルユーザインタフェースの例示的な実施形態を示す図である。
図14A-1】図14A-1は、食事ランキングを表示するためのグラフィカルユーザインタフェースの例示的な実施形態を示す図である。
図14A-2】図14A-2は、図14A-1の続きである。
図14B-1】図14B-1は、食事ランキングを表示するためのグラフィカルユーザインタフェースの例示的な実施形態を示す図である。
図14B-2】図14B-2は、図14B-1の続きである。
図14B-3】図14B-3は、図14B-2の続きである。
図15A図15Aは、範囲内時間指標を表示するためのグラフィカルユーザインタフェースの例示的な実施形態を示す図である。
図15B図15Bは、範囲内時間指標を表示するためのグラフィカルユーザインタフェースの例示的な実施形態を示す図である。
図15C図15Cは、範囲内時間指標を表示するためのグラフィカルユーザインタフェースの例示的な実施形態を示す図である。
図16A-1】図16A-1は、範囲内時間指標を表示するためのグラフィカルユーザインタフェースの追加の例示的な実施形態を示す図である。
図16A-2】図16A-2は、範囲内時間指標を表示するためのグラフィカルユーザインタフェースの追加の例示的な実施形態を示す図である。
図16B-1-1】図16B-1-1は、範囲内時間指標を表示するためのグラフィカルユーザインタフェースの追加の例示的な実施形態を示す図である。
図16B-1-2】図16B-1-2は、図16B-1-1の続きである。
図16B-2-1】図16B-2-1は、範囲内時間指標を表示するためのグラフィカルユーザインタフェースの追加の例示的な実施形態を示す図である。
図16B-2-2】図16B-2-2は、図16B-2-1の続きである。
図16C-1-1】図16C-1-1は、範囲内時間指標を表示するためのグラフィカルユーザインタフェースの追加の例示的な実施形態を示す図である。
図16C-1-2】図16C-1-2は、図16C-1-1の続きである。
図16C-1-3】図16C-1-3は、図16C-1-2の続きである。
図16C-2-1】図16C-2-1は、範囲内時間指標を表示するためのグラフィカルユーザインタフェースの追加の例示的な実施形態を示す図である。
図16C-2-2】図16C-2-2は、図16C-2-1の続きである。
図16D-1-1】図16D-1-1は、範囲内時間指標を表示するためのグラフィカルユーザインタフェースの追加の例示的な実施形態を示す図である。
図16D-1-2】図16D-1-2は、図16D-1-1の続きである。
図16D-2-1】図16D-2-1は、範囲内時間指標を表示するためのグラフィカルユーザインタフェースの追加の例示的な実施形態を示す図である。
図16D-2-2】図16D-2-2は、図16D-2-1の続きである。
図17A図17Aは、範囲内時間指標を表示するためのグラフィカルユーザインタフェースの追加の例示的な実施形態を示す図である。
図17B図17Bは、範囲内時間指標を表示するためのグラフィカルユーザインタフェースの追加の例示的な実施形態を示す図である。
図18A図18Aは、範囲内時間指標を表示するためのグラフィカルユーザインタフェースの追加の例示的な実施形態を示す図である。
図18B図18Bは、範囲内時間指標を表示するためのグラフィカルユーザインタフェースの追加の例示的な実施形態を示す図である。
図19A図19Aは、目標または標的範囲内の時間をバンキングするための例示的な実施形態を示す図である。
図19B図19Bは、目標または標的範囲内の時間をバンキングするための例示的な実施形態を示す図である。
図19C図19Cは、目標または標的範囲内の時間をバンキングするための例示的な実施形態を示す図である。
図20A図20Aは、食事および食品を分析するための方法の例示的な実施形態のフロー図である。
図20B図20Bは、食事および食品を分析するための方法の例示的な実施形態のフロー図である。
図20C図20Cは、食事および食品を分析するための方法の例示的な実施形態のフロー図である。
図20D図20Dは、食事および食品を分析するための方法の例示的な実施形態のフロー図である。
図21図21は、評価された食事および食品のカウンターを表示するための方法の例示的な実施形態のフロー図である。
図22A図22Aは、食品推奨を行うための方法の例示的な実施形態のフロー図である。
図22B図22Bは、食品推奨を行うための方法の例示的な実施形態のフロー図である。
図23図23は、食事グレードを再評価するための方法の例示的な実施形態のフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本明細書で提供されるのは、人間の食事をその個体の分析物レベルに関連して検出し、測定し、分類するためのシステム、デバイス、および方法の例示的な実施形態である。収集された分析物データに基づいて、食事関連イベントおよび個体の分析物レベルに及ぼすそれらの影響をさらに理解し、今後の食事選択および食習慣を修正するために使用することができる。さらに、インスリンまたは他の薬剤の投与スケジュールは、特定の食事に対する分析物応答に基づいて調整することができる。
【0021】
この主題をより詳細に説明する前に、この主題を実施することができるシステム、デバイス、ならびに方法の例示的な実施形態を説明することに意義がある。
【0022】
血流中、間質液(「ISF」)中、真皮層の皮膚液中、または他の生体液中などの体液中の、グルコースのような分析物の自動監視のために、多くのシステムが開発されてきた。これらのシステムの幾つかは、センサの少なくとも一部がユーザの皮膚表面の下、例えば、ユーザの血管内または皮下組織内に配置され、身体の少なくとも1つの分析物に関する情報を得るように構成されている。
【0023】
そのため、これらのシステムは「in vivo」監視システムと呼ぶことができる。in vivo分析物監視システムには、「連続分析物監視」システム(または「連続グルコース監視」システム)が含まれ、センサ制御デバイスからリーダデバイスへのデータ送信を、促すことなく連続的に、例えば、スケジュールに従って自動的に行うことができる。in vivo分析物監視システムにはまた、近距離無線通信(NFC)または無線周波数識別(RFID)プロトコルを用いるなど、リーダデバイスによるデータのスキャンまたは要求に応じてセンサ制御デバイスからデータを転送することができる「フラッシュ分析物監視」システム(または「フラッシュグルコース監視」システムもしくは単に「フラッシュ」システム)が含まれる。in vivo分析物監視システムはまた、フィンガースティック較正を必要とせずに動作することができる。
【0024】
in vivo分析物監視システムは、体外(もっと正確に言えば「ex vivo」)の生体サンプルに接触する「in vitro」システムと区別することができ、それは典型的にはユーザの体液を運ぶ分析物テストストリップ(これを分析してユーザの血糖値を決定することができる)を受け取るためのポートを有する計量デバイスを含む。本実施形態の多くでは、監視はin vivoで達成されるが、本明細書に開示される実施形態は、in vitro機能を組み込んだin vivo分析物監視システムと共に使用することができ、そのうえ純粋なin vitroまたはex vivo分析物監視システムも有する。
【0025】
センサは、ユーザの身体上に存在し、分析物のセンシングを可能にしかつ制御する電子デバイスおよび給電系統を収容するセンサ制御デバイスの一部とすることができる。センサ制御デバイスおよびその変形は、幾つか例を挙げると、「センサ制御ユニット」、「オンボディ電子デバイス」デバイスもしくはユニット、「オンボディ」デバイスもしくはユニット、または「センサデータ通信」デバイスもしくはユニットとも呼ぶことができる。
【0026】
in vivo監視システムはまた、センサ制御デバイスから感知された分析物データを受信し、その感知された分析物データを任意の数の形態で処理および/または表示し、ユーザに見せるデバイスを含むことができる。このデバイスおよびその変形は、幾つか例を挙げると、「リーダデバイス」(または単に「リーダ」)、「ハンドヘルド電子デバイス」(またはハンドヘルド)、「携帯型データ処理」デバイスもしくはユニット、「データレシーバ」、「レシーバ」デバイスもしくはユニット(もしくは単にレシーバ)、または「リモート」デバイスもしくはユニットと呼ぶことができる。パーソナルコンピュータなどの他のデバイスも、in vivoおよびin vitro監視システムで利用されたり、当該システムに組み込まれたりしてきた。
【0027】
in vivo監視システムの実施形態
限定ではなく例示の目的で、本明細書に記載されるグラフィカルユーザインタフェースおよび関連するソフトウェアは、図1に示されているような例示的な分析物監視システムに関連して使用されてもよい。図1は、本明細書に記載される実施形態のいずれかおよび/または全てが使用され得る例示的なin vivo分析物監視システム100を示す例示的な図である。システム100は、有線もしくは無線、および単方向もしくは双方向であり得るローカル通信経路(またはリンク)140を介して互いに通信するセンサ制御デバイス102およびリーダデバイス120を有し得る。ローカル通信経路140が無線である実施形態では、任意の近距離無線通信(NFC)プロトコル、RFIDプロトコル、BluetoothまたはBluetooth Low Energyプロトコル、Wi-Fiプロトコル、専用プロトコルなどを使用することができ、本出願日の時点で存在する通信プロトコルまたはその後に開発された変種を含む。
【0028】
Bluetoothは、よく知られている標準化された近距離無線通信プロトコルであり、Bluetooth Low Energyは、同じバージョンで動作に必要な電力がより少ないものである。Bluetooth Low Energy(Bluetooth LE、BTLE、BLE)は、Bluetooth SmartまたはBluetooth Smart Readyとも呼ばれる。BTLEのバージョンは、2010年6月30日に発行されたBluetooth Specification,version 4.0に記載されており、あらゆる目的のために参照により本明細書に明示的に援用するものとする。「NFC」という用語は、NFCデバイスの動作パラメーター、変調方式、符号化、転送速度、フレーム形式、およびコマンド定義を規定する多数のプロトコル(または規格)に適用される。以下は、これらのプロトコルの例の非網羅的なリストであり、各プロトコルは(その全ての下位区分と共に)あらゆる目的のために参照によりその全体を本明細書に援用するものとする:ECMA-340、ECMA-352、ISO/IEC 14443、ISO/IEC 15693、ISO/IEC 16000-3、ISO/IEC 18092、およびISO/IEC 21481。
【0029】
リーダデバイス120はまた、通信経路(またはリンク)143上の薬物送達デバイス160、通信経路(またはリンク)141上のローカルコンピュータシステム170、および通信経路(またはリンク)142上のネットワーク190のいずれかまたは全てと、双方向もしくは単方向の有線、無線もしくは複合通信が可能である。リンク140について説明した同じ無線プロトコルは、同様に、リンク141、142、および143の全てまたは一部について使用され得る。
【0030】
リーダデバイス120は、ネットワーク190を介して任意の数のエンティティと通信することができ、当該ネットワークは、Wi-Fiネットワーク、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、インターネット、または単方向もしくは双方向通信のための他のデータネットワークなどの電気通信ネットワークの一部とすることができる。信頼できるコンピュータシステム180は、ネットワーク190を介してアクセスすることができる。代替的な実施形態では、通信経路141および142は、ネットワーク190および/または追加のネットワークを含むことができる同じ経路であり得る。経路140、141、142、および143上の全ての通信は暗号化され得、センサ制御デバイス102、リーダデバイス120、薬物送達デバイス160、リモートコンピュータシステム170、および信頼できるコンピュータシステム180は各々、送信および受信したそれらの通信を暗号化および復号化するように構成され得る。
【0031】
デバイス102および120の変形例、ならびに本明細書に規定されるシステム、デバイス、および方法の実施形態と共に使用するのに適したin vivoベースの分析物監視システムの他の構成要素は、米国特許公開第2011/0213225号(’225号公開)に記載されており、これはあらゆる目的のために参照によりその全体を本明細書に援用するものとする。
【0032】
センサ制御デバイス102は、in vivo分析物監視回路および電源(図示せず)を収容するハウジング103を含むことができる。in vivo分析物監視回路は、接着パッチ105を通って延在しかつハウジング103から離れるように突出することができる分析物センサ104と電気的に結合させることができる。接着パッチ105は、ユーザの身体の皮膚表面に取り付けるための接着層(図示せず)を含有する。接着剤に加えて、または接着剤の代わりに、身体への他の取り付け形態が使用されてもよい。
【0033】
センサ104は、少なくとも部分的にユーザの体内に挿入されるように適合させられており、そこでそのユーザの体液(例えば、間質液(ISF)、皮膚液、または血液)と流体接触することができ、in vivo分析物監視回路と共に、ユーザの分析物関連データを測定するために使用することができる。一般に、センサ制御デバイス102およびその構成要素は、援用された’225号公開に記載されているように、1つ以上のステップで機械的アプリケータ150を用いるか、または任意の他の所望の方法で身体に適用することができる。
【0034】
作動後、センサ制御デバイス102は、収集された分析物データ(例えば、監視された分析物レベルおよび/または監視された温度データに対応するデータ、および/または保存された履歴の分析物関連データなど)をリーダデバイス120に無線通信し、そこで、特定の実施形態では、当該データをユーザの分析物レベルを表すデータにアルゴリズム的に処理し、次にユーザに表示し、かつ/または別の方法で糖尿病監視レジームに組み入れることができる。
【0035】
本明細書に開示される様々な実施形態は、ディスプレイ122、キーボード、任意のユーザインタフェースコンポーネント121等のうちの1つ以上を含むユーザインタフェースを有し得る、リーダデバイス120に関連するものである。ここで、ディスプレイ122は、ユーザに情報を出力し、かつ/またはユーザからの入力を受け取ることができる(例えば、タッチスクリーンとして構成されている場合)。リーダデバイス120は、ボタン、アクチュエータ、タッチセンシティブスイッチ、容量性スイッチ、感圧スイッチ、ジョグホイールなどの1つ以上の任意のユーザインタフェースコンポーネント121を含むことができる。リーダデバイス120はまた、ローカルコンピュータシステム170などの外部デバイスと有線データ通信するための1つ以上のデータ通信ポート123を含むことができる。リーダデバイス120はまた、in vitro血液分析物測定を行うためのin vitro分析物テストストリップを受け取るためのin vitroテストストリップポート(図示せず)を含む、一体型または取り付け可能なin vitroメーターを含むことができる。
【0036】
薬物送達デバイス160は、限定されないがインスリンなどの薬物を、センサ制御デバイス102を装着している個体の体内に注射または注入することが可能である。リーダデバイス120と同様に、薬物送達デバイスは、処理回路、処理回路によって実行可能な命令を含む非一時的メモリ、無線または有線通信回路、およびディスプレイ、タッチスクリーン、キーボード、入力ボタンまたは器具等のうちの1つ以上を含むユーザインタフェースを含むことができる。薬物送達デバイス160は、ユーザの体内に少なくとも部分的に移植するために構成された薬物リザーバ、ポンプ、注入チューブ、および注入カニューレを含むことができる。ポンプは、リザーバからインスリンを、チューブを通して、次にカニューレを通して、ユーザの体内に送達することができる。薬物送達デバイス160は、ポンプおよび送達されるインスリンの量を制御するための、プロセッサによって実行可能な命令を含むことができる。これらの命令はまた、センサ制御デバイス102から直接または間接的に得られた分析物レベルの測定値に基づいて、インスリン送達量および持続期間(例えば、ボーラス注入および/または基礎注入プロファイル)の計算を引き起こすことができる。代替的に、インスリン送達量および持続期間の計算、ならびにポンプの制御は、リーダデバイス120によって直接行うこともできる。薬物送達デバイスは、閉ループまたは半閉ループシステムの形態で、リーダデバイス120と直接通信するように構成され得る。代替的に、薬物送達デバイスは、本明細書に記載されるリーダデバイス120の機能性を含むか、またはその逆を含み、1つの統合されたリーダおよび薬物送達デバイスを得ることもできる。
【0037】
コンピュータシステム170は、パーソナルコンピュータもしくはラップトップコンピュータ、タブレット、または他の適切なデータ処理デバイスであってもよい。コンピュータ170は、リーダデバイス120に対してローカル(例えば、USBなどの直接的な有線接続を介してアクセス可能)またはリモートのいずれであってもよく、データ管理および分析ならびに分析物監視システム100内のコンポーネントとの通信のためのソフトウェアとする(または含む)ことができる。コンピュータ170の動作および使用は、参照により本明細書に援用された’225公開にさらに記載されている。分析物監視システム100はまた、援用された’225公開に記載されているように、データ処理モジュール(図示せず)を用いて動作するように構成され得る。
【0038】
信頼できるコンピュータシステム180は、センサ制御デバイス102および/またはリーダデバイス120の認証を実行するために使用され、デバイス102および/または120から受信した機密データを保存するために使用され、デバイス102および/または120に機密データを出力するために使用され得、または別の方法で構成され得る。信頼できるコンピュータシステム180は、1つ以上のコンピュータ、サーバ、ネットワーク、データベース等を含むことができる。信頼できるコンピュータシステム180は、物理的にもしくは保護された接続を介して仮想的に、センサ制御デバイス102の製造元または販売元の所有内にあってよいか、または異なる当事者(例えば、第三者)によって維持および操作され得る。
【0039】
信頼できるコンピュータシステム180は、コンピュータシステム180が本物のデータまたは情報を提供するとシステム100が仮定し得るという意味において信頼され得る。信頼できるコンピュータシステム180は、例えば、典型的なウェブサーバのように、製造元の所有または制御内にあるというだけの理由で信頼され得る。代替的に、信頼できるコンピュータシステム180は、偽造者攻撃またはコンピュータハッカーによる攻撃からさらに守る追加のパスワード、暗号化、ファイアウォール、または他のインターネットアクセスのセキュリティ強化を要求するなど、より安全な方法で実装することもできる。
【0040】
システム100内のデータの処理およびソフトウェアの実行は、リーダデバイス120、コンピュータシステム170、および/またはセンサ制御デバイス102の1つ以上のプロセッサによって行われ得る。例えば、センサ104によって測定されたローデータは、分析物レベルを表しかつユーザへの表示に容易に適した値にアルゴリズム的に処理することができ、これはセンサ制御デバイス102、リーダデバイス120、またはコンピュータシステム170で起こり得る。この情報およびローデータから得られる他の任意の情報は、センサ制御デバイス102、リーダデバイス120、またはコンピュータシステム170のいずれかに常駐する任意のディスプレイ上に、(ディスプレイ122に関して)上記の任意の方法で表示することができる。この情報は、分析物レベルが許容範囲および/または臨床的に安全な範囲内に留まることを確実にするように必要な修正処置を決定するために、ユーザによって利用されてもよい。
【0041】
図2A~2Bは、リーダデバイス120およびセンサ制御デバイス102の例示的な実施形態をそれぞれ示している。上述したように、リーダデバイス120は、例えば、Wi-Fiまたはインターネット対応のスマートフォン、タブレット、またはパーソナルデジタルアシスタント(PDA)などのモバイル通信デバイスとすることができる。スマートフォンの例としては、WINDOWS(登録商標)オペレーティングシステム、ANDROID(登録商標)オペレーティングシステム、IPHONE(登録商標)オペレーティングシステム、PALM WEBOS(登録商標)、BLACKBERRY(登録商標)オペレーティングシステム、またはSYMBIAN(登録商標)オペレーティングシステムに基づき、インターネットまたはローカルエリアネットワーク(LAN)を介してデータ通信するためのネットワーク接続を有する携帯電話を挙げることができるが、これらに限定されない。
【0042】
リーダデバイス120はまた、ユーザの目の上または隣接して装着される光学アセンブリ(例えば、GOOGLE GLASSES(商標)などのスマートグラスまたはスマートグラス)などのモバイルスマートウェアラブル電子アセンブリとして構成され得る。この光学アセンブリは、ユーザの全体的な視界が最小限に妨げられるように、ユーザがディスプレイを通して見ることを可能にすると同時に、ユーザの分析物レベルに関する情報(本明細書に記載)をユーザに表示する透明なディスプレイを有することができる。光学アセンブリは、スマートフォンと同様の無線通信が可能であってもよい。ウェアラブル電子デバイスの他の例としては、ユーザの手首(例えば、時計等)、首(例えば、ネックレス等)、頭(例えば、ヘッドバンド、帽子等)、胸などの周囲またはその付近に装着されるデバイスが挙げられる。
【0043】
図2Aは、本明細書に開示される様々な実施形態に従ったリーダデバイス120の例示的な実施形態のブロック図である。この例では、リーダデバイス120は、スマートフォンの形態であり、その基に、本明細書に開示される様々なソフトウェア、アプリケーション、およびグラフィカルユーザインタフェースが常駐し得る。ここで、リーダデバイス120は、入力コンポーネント121、ディスプレイ122、および処理ハードウェア206を含み、当該処理ハードウェア206は、1つ以上のプロセッサ、マイクロプロセッサ、コントローラ、および/またはマイクロコントローラを含むことができ、それらの各々は、ディスクリートチップであるか、または多数の異なるチップの間(および一部)に分散させることができる。ここで、処理ハードウェア206は、オンボード非一時的メモリ223を有する通信プロセッサ222、およびオンボード非一時的メモリ225を有するアプリケーションプロセッサ224を含む。リーダデバイス120はさらに、RFアンテナ229と結合されたRFトランシーバ228、メモリ230、1つ以上の関連するアンテナ234を有する多機能回路232、電源226、および電力管理回路238を含む。図2Aは、スマートフォンの内部コンポーネントの簡略図であり、他のハードウェアおよび機能(例えば、コーデック、ドライバ、グルー・ロジック等)が含まれることももちろんある。
【0044】
通信プロセッサ222は、RFトランシーバ228とインタフェース接続し、音声、ビデオ、およびデータ信号をRFトランシーバ228への提供に適した形式(例えば、同位相および直角位相)に変換することを容易にするアナログ/デジタル変換、符号化および復号化、デジタル信号処理、ならびに他の機能を実行し、当該RFトランシーバ228は、次に信号を無線送信することができる。通信プロセッサ222はまた、RFトランシーバ228とインタフェース接続して、無線送信を受信し、それをデジタルデータ、音声、およびビデオに変換するために必要な逆の機能を実行することができる。
【0045】
アプリケーションプロセッサ224は、オペレーティングシステムおよびリーダデバイス120上に常駐する任意のソフトウェアアプリケーション(例えば、SLL304を含む任意のセンサインタフェースアプリケーションまたは分析物監視アプリケーションなど)を実行し、ビデオおよびグラフィックスを処理し、RFアンテナ229を介して送受信される通信の処理とは関係のない他の機能を実行するように適合させることができる。任意の数のアプリケーションをリーダデバイス120上で常に実行することができ、典型的には、糖尿病監視レジームに関連する1つ以上のアプリケーションを、このようなレジームとは無関係な他の一般的に使用されるアプリケーション、例えば、電子メール、カレンダー、天気等に加えて含むであろう。
【0046】
メモリ230は、リーダデバイス120内に存在する様々な機能ユニットの1つ以上によって共有され得るか、またはそれらの2つ以上の間で(例えば、異なるチップ内に存在する別個のメモリとして)分散され得る。メモリ230はまた、それ自体の別個のチップであり得る。メモリ230は、非一時的であり、揮発性メモリ(例えば、RAM等)および/または不揮発性メモリ(例えば、ROM、フラッシュメモリ、F-RAM等)とすることができる。
【0047】
多機能回路232は、ローカル無線通信(例えば、Wi-Fi、Bluetooth、Bluetooth Low Energy)およびリーダデバイス120の地理的位置の決定(例えば、グローバル・ポジショニング・システム(GPS)ハードウェア)などの他の機能を実行する、通信回路を含む1つ以上のチップおよび/またはコンポーネントとして実装することができる。1つ以上の他のアンテナ234が、必要に応じて機能回路232に関連付けられる。
【0048】
給電系統226は、1つ以上のバッテリを含むことができ、当該バッテリは、再充電可能または使い捨てバッテリとすることができる。電力管理回路238は、バッテリ充電および給電系統監視を調節し、電力をブーストし、DC変換を実行すること等を行うことができる。前述のように、リーダデバイス120はまた、幾つか例を挙げると、リモートコンピュータシステム170(図1参照)、またはセンサ制御デバイス102とのデータ通信のためのUSBポート(もしくはコネクタ)またはRS-232ポート(もしくは他の任意の有線通信ポート)などの1つ以上のデータ通信ポートを含むことができる。
【0049】
図2Bは、分析物センサ104およびセンサ電子デバイス250(分析物監視回路を含む)を有するセンサ制御デバイス102の例示的な実施形態を示すブロック概略図である。任意の数のチップを使用することができるが、ここでは、センサ電子デバイス250の大部分は、例えば、カスタム特定用途向け集積回路(ASIC)であり得る単一の半導体チップ251上に組み込まれている。ASIC251内に示されているのは、アナログフロントエンド(AFE)252、電力管理回路254、プロセッサ256、および通信回路258(これは通信プロトコルに従ってトランスミッタ、レシーバ、トランシーバ、受動回路、または別のものとして実装され得る)を含む、幾つかの高レベル機能ユニットである。図2Bに示されるこの実施形態では、AFE252およびプロセッサ256の両方が、分析物監視回路として使用されるが、他の実施形態では、いずれかの回路が分析物監視機能を実行することができる。プロセッサ256は、1つ以上のプロセッサ、マイクロプロセッサ、コントローラ、および/またはマイクロコントローラを含むことができる。
【0050】
非一時的メモリ253もASIC251内に含まれ、ASIC251内に存在する様々な機能ユニットによって共有され得るか、またはそれらの2つ以上の機能ユニットの間に分散され得る。メモリ253は、揮発性メモリおよび/または不揮発性メモリとすることができる。この実施形態では、ASIC251は、コイン電池バッテリなどであり得る電源260と結合される。AFE252は、in vivo分析物センサ104とインタフェース接続し、そこから測定データを受信し、そのデータをデジタル形式でプロセッサ256に出力し、プロセッサ256は、今度はそのデータを処理して最終結果の分析物離散値および傾向値等を得る。次にこのデータは、アンテナ261によって、リーダデバイス120(図示せず)に送るために通信回路258に提供され得、そこで、更なる処理が、例えば、センサインタフェースアプリケーションによって実行され得る。ASIC251の機能コンポーネントはまた、2つ以上の離散半導体チップの間に分散され得ることに留意されたい。
【0051】
センサ制御デバイス102の電子デバイス内でのデータ処理機能の実行は、システム100がセンサ制御デバイス102からリーダデバイス120への通信をスケジュールする柔軟性を提供し、このことにより、不要な通信の数を制限し、センサ制御デバイス102における更なる電力節約を提供することができる。
【0052】
情報は、分析物情報が利用可能であるときに、センサ制御デバイス102からリーダデバイス120に自動的におよび/もしくは連続的に通信され得るか、または自動的におよび/もしくは連続的に通信されずに、例えば、後で出力するためにセンサ制御デバイス102のメモリに保存またはロギングされ得る。
【0053】
データは、センサ制御デバイス102またはリーダデバイス120のいずれかの主導で、センサ制御デバイス102からリーダデバイス120に送信され得る。例えば、多くの例示的な実施形態では、センサ制御デバイス102は、適格なリーダデバイス120が、範囲内にありリッスン状態にある場合、通信されたデータ(例えば、感知された分析物データ)を受信できるように、非促進方式で定期的にデータを通信することができる。リーダデバイス120は、最初にセンサ制御デバイス102に通信を促す要求または他の送信を送る必要がないので、これはセンサ制御デバイス102の主導で行われる。送信は、例えば、アクティブなWi-Fi、Bluetooth、またはBTLE接続を使用して実行することができ、デバイス102内でプログラムされているスケジュール(例えば、約1分ごと、約5分ごと、約10分ごとなど)に従って行うことができる。送信はまた、センサ制御デバイス102が感知された分析物データの変化を検出するたびに、ランダムまたは疑似ランダム方式で行うことができる。さらに、送信は、各送信がリーダデバイス120によって実際に受信されるかどうかに関係なく、繰り返される方式で行うことができる。
【0054】
システム100はまた、センサ制御デバイス102がそのデータをリーダデバイス120に通信するよう促す送信をリーダデバイス120が送るように構成され得る。これは、一般に「オンデマンド」データ転送と呼ばれる。オンデマンドデータ転送は、リーダデバイス120のメモリに保存されたスケジュールに基づいて、またはリーダデバイス120のユーザインタフェースを介してユーザの要求により開始され得る。例えば、ユーザが自身の分析物レベルを確認したい場合、ユーザは、NFC、Bluetooth、BTLE、またはWi-Fi接続を用いてセンサ制御デバイス102のスキャンを実行することができる。データ交換は、ブロードキャストのみ、オンデマンド転送のみ、またはそれらの任意の組み合わせを用いて達成することができる。
【0055】
したがって、センサ104の少なくとも一部が体液と接触し、デバイス102内の電子デバイスに電気的に結合されるようにセンサ制御デバイス102が身体に配置されると、センサ制御デバイス102からリーダデバイス120へオンデマンドまたは非促進(ブロードキャスト)方式でセンサ由来の分析物情報が通信され得る。オンデマンド転送は、最初にリーダデバイス120を電源オンし(またはそれは継続的に電源オンされていてもよい)、リーダデバイス120のメモリに保存され、そこからアクセスされるソフトウェアアルゴリズムを実行して、センサ制御デバイス102に送信する1つ以上の要求、コマンド、制御信号、またはデータパケットを生成することによって行うことができる。例えば、リーダデバイス120の処理ハードウェア206の制御下で実行されるソフトウェアアルゴリズムは、生成された要求コマンド、制御信号および/またはデータパケットの送信を開始するために、リーダデバイス120に対するセンサ制御デバイス102の位置を検出するルーチンを含んでもよい。
【0056】
分析物レベルを食事情報に関連付ける実施形態
多くの実施形態では、本明細書に記載される主題は、本明細書に記載されるリーダデバイス、薬物送達デバイス、または他のコンピューティングデバイスのいずれか1つなどのプロセッサベースのデバイスのメモリに保存されてプロセッサベースのデバイスによって実行されるソフトウェアアプリケーションプログラムによって実施される。特定の実施形態では、ソフトウェアは、モバイル通信デバイスまたはスマートフォンなどのリーダデバイス上の1つ以上のダウンロード可能なソフトウェアアプリケーション(「アプリ」)として実装される。
【0057】
ソフトウェアは、ユーザにとって便利な任意の方法で、ユーザが摂取品(例えば、食品の種類、飲料の種類、またはその一部)を定義するための仕組みを提供することができる。これらの摂取品は、本明細書では一般に食事または各食事と呼ぶことにし、これらの用語は、あらゆる種類の食品および飲料を示すために広義に使用される。
【0058】
このソフトウェアは、食事情報の収集およびその食事情報とin vivo分析物センサ104によってまたはin vitroテストストリップおよびメーターによって収集された分析物情報との関連付けに関する多くの機能を実行することができる。このソフトウェアは、本明細書では一般に「食事監視アプリケーション」と呼ぶことにする。
【0059】
食事監視アプリケーションは、個体が摂取した各食事(すなわち、各「食事イベント」)についての情報(食事の写真を含む)をロギングすることを可能にし得る。食事監視アプリケーションは、食事が摂取されたことをユーザのログエントリが示した同じ一般的な期間から分析物データを関連付けることができる。
【0060】
食事監視アプリケーションはまた、ユーザの分析物データを監視し、潜在的な食事イベントの発生を示すかまたは示唆するように分析物データが変化した場合に識別し、その潜在的な食事イベントと同じ期間全体の食事情報を関連付けようとすることができる。食事監視アプリケーションは、潜在的な食事イベントが発生したことの確認と、食事イベントを説明する情報とを個体にプロンプト表示することができる。個体が既に食事情報を入力している場合、システムは、ユーザがまだ入力していない食事イベントに関する追加情報をプロンプト表示することができる。幾つかの実施形態では、食事が検出され、食事情報が既に入力されていると食事監視アプリケーションが決定した場合、ユーザにプロンプト表示されないことがある。
【0061】
食事監視アプリケーションは、分析物応答がまた分析物エクスカーションとして分類されるかまたは分析物エクスカーションを含むかどうかに関係なく、測定された分析物応答を各食事イベントに関連付け、その結果を非一時的メモリまたはデータベースに保存することもできる。食事監視アプリケーションは、例えば、各食事が、例としてグルコースを用いて、血糖応答の大きさの程度を降順でソートされたリストとして、各食事をその関連する分析物(例えば、グルコースまたは他の分析物)応答と共にユーザに表示することができる。食事監視アプリケーションは、他のリスト、例えば、血糖応答の大きさが予め定義された大きさを下回る食事で構成された「良い」食事のリストおよび/または記録された全ての食事の中で血糖応答の大きさが最も低い幾つかの食事で構成された「良い」食事のリストを表示することができる。別の例は、血糖応答の大きさが予め定義された大きさを上回る食事で構成された「悪い」食事のリストおよび/または記録された全ての食事の中で血糖応答の大きさが最も高い幾つかの食事で構成された「悪い」食事のリストである。
【0062】
グルコース応答の大きさの1つの例示的な実施形態は、食後のグルコース応答から検出されるピークグルコース値である。このピークグルコース測定値を決定する方法が、本明細書にさらに説明される。グルコース応答の大きさの別の例示的な実施形態は、食後のピークグルコース値と、検出された食事の開始時のグルコース値との差である。
【0063】
さらに別の例示的な実施形態では、グルコース応答の大きさは、「曲線下面積」の形態から決定することができる。システムは、検出された食事の開始から、a)6時間などの一定時間、b)次に検出された食事の開始時、c)グルコーストレースが食事の開始の値を下回ったときの発生時までまたはそれらの後に収集されたグルコースデータの値に沿った(もしくは近似する)トレースまたは曲線によって設定された上限を有する面積の値を決定することができる。1つの例示的な実施形態では、終了点は先のイベント(a~c)のいずれかが最初に発生することである。面積決定の下限は、検出された食事の開始時点のグルコース値とすることができる。面積は、開始と終了との間のグルコース値(開始時および終了時の値を含むかまたは含まない)を合計し、この合計に開始から終了までの総時間を乗じ、次に、検出された食事の開始時のグルコース値に開始から終了までの総時間を乗じたものを差し引くことによって計算することができる。これらの線に沿った他の同様の大きさの指標を実装することができる。
【0064】
ユーザが同じまたは同様の食事を繰り返し摂取する場合、その食事について血糖中心傾向(例えば、平均または中央値の血糖応答)を決定することができ、その中心傾向を表示することができる。例えば、血糖応答のピークが好適な指標である場合、複数の同一の食事がシステムによって記録されたとき、ピーク値の中央値は、この食事に対する血糖応答指標を表すことができる。他の形式のグルコース応答指標、例えばグルコーストレースまたはグルコーストレースへのパラ指標フィットが使用されてもよい。代替的に、各食事がリスト上またはデータベース内の別の食事と同じまたは同様であるかどうかに関係なく、全ての食事の血糖応答を表示することもできる。さらに別の代替的な実施形態では、食事監視アプリケーションは、全ての類似の食事の代表として血糖応答を生成してもよい。例えば、血糖応答がトレースとして表示される場合、全ての類似の食事の代表となるトレースは、個体の血糖応答の全ての時間ごとの中央値で構成されていてもよく、ここで、時間は食事の開始からの相対時間である。
【0065】
食事監視アプリケーションの例示的な実施形態は、例えば、米国特許公開第2013/0085358号明細書、同第2014/0350369号明細書、同第2014/0088393号明細書、同第2017/0185748号明細書、同第2020/0105397号明細書、または国際公開第2015/153482号またはPCT/US20/12134号のいずれかに開示されるような分析物データ分析ソフトウェアまたはソフトウェア実装可能プロセスを利用することができ、これらの全ては、その全体をあらゆる目的のために本明細書に援用するものとする。このソフトウェアの例示的な実施形態は、本明細書において「食事イベント検出器」と総称される。食事イベント検出器は、個体の監視された分析物データにおける実際のまたは潜在的な食事イベントの発生を検出および/または定量化することがきるアルゴリズム、ルーチン、または他の命令セット(食事監視アプリケーションの一部もしくは別個のもの)であってもよい。
【0066】
食事イベントの検出は、ユーザにおける所望の許容可能な(例えば、医学的に推奨される)目標範囲外の分析物エピソードまたはエクスカーションの検出を含み得、ユーザは、一方または両方が検出されたことをソフトウェアによって通知され得る。分析物エクスカーションの例としては、低グルコース閾値の違反、高いグルコース閾値の違反、変化率(例えば、増加または減少)閾値の違反、グルコース中央値閾値の違反、グルコース変動値閾値の違反等が挙げられる。
【0067】
これらの援用された文献に記載される食事イベント検出器の幾つかは、所望の目標範囲外の分析物エクスカーションを識別するということに関してのみ記載されている。これらの実施形態は、これらの援用された文献の他のもの(例えば、国際公開第2015/153482号)内に含まれる教示に基づいて、食事イベントの検出へと拡張することができる。これらの実施形態はまた、グルコース値が一定期間、上限と下限との間で維持される、目標内エピソードの指定による食事イベントの検出へと拡張することができる。これらのエピソードの検出は、閾値ベースのエピソード検出アルゴリズムの拡張によって行うことができる。
【0068】
閾値ベースロジックの比較的簡単な例は、閾値を上回るかまたは下回る全ての連続するポイントをグルーピングして食事イベントに関連付けることを含み、これは、場合によっては、ユーザの目標許容範囲外の分析物エクスカーションでもあり得るかまたはこれを含み得る。
【0069】
非常に短いエピソード(例えば、分析物データの傾向もしくはグルーピング、または異常値)は、臨床的に関連性がない可能性がある。本明細書に記載される実施形態は、分析のためのエピソードを食事イベントまたは分析物エクスカーションのいずれかとして見なすために、最小数の読み取りおよび/または最小持続期間および/または閾値外の最小面積(例えば、積分)を要求することによって、この課題を管理することができる。要件のいずれかを満たさないエピソードは、無視されてもよい。個体にアップロードプロンプト表示を提供するためのソフトウェア表示およびアプリケーションは、援用された文献である米国特許公開第2014/0088393号明細書に開示されており、この文献はまた、データの分析および表示ならびに食事選択のために本明細書で使用することができるヒューリスティックな食事アナウンスを提供するためのソフトウェアアプリケーションを開示している。
【0070】
事実上無限の分析物エピソードタイプのカタログが存在し(例えば、異なる特性を有する分析物データ発生)、それらの各々は、独立して臨床的に関連する場合、食事報告、食事効果、食事分析、食事ベースの処置、投薬、および食事選択の基礎を形成するために使用することができる。血糖応答およびエピソード特性はまた、食事を分類し、食事関連の収集データを保証するために使用することができる。このような分析および結果は、今後の食事の決定を行うために、個体、臨床食事監督者、または医師に提示することができる。
【0071】
ここで、食事情報収集、分析物データとの関連付け、およびその食事の血糖値への影響の決定のための方法300の例示的な実施形態を示すフロー図である図3Aが参照される。方法300は、リーダデバイス120、薬物送達デバイス160、またはコンピュータシステム170もしくは180、またはそれらのプロセッサなどの電子デバイスによって実行されると説明することができる動作を含む。ユーザは、個体または糖尿病患者、臨床管理者、医療専門家、食生活専門家、または他の人であってもよい。例としてのみ、方法300は、スマートフォンとして構成されたリーダデバイス120上でダウンロードされたアプリとして食事監視ソフトウェアを使用する糖尿病患者を参照して説明することにする。説明を容易にするために、この実施形態および以下に説明する他の実施形態における監視される分析物はグルコースとするが、本明細書で指摘するとおり、他の分析物も同様に監視することができる。
【0072】
図3Aを参照すると、食事イベントは、302でユーザによってロギングされ得る。ユーザは、食事の摂取の前、間、または後に、自身の裁量で、食事情報をリーダデバイス120に直接(ユーザインタフェースを介して)入力することができる。幾つかの実施形態では、ユーザは、ユーザによって設定および/または修正され得る所定のスケジュールに従い、食事監視アプリケーションによって生成されたリマインダに応答して食事情報を入力する。ユーザによる手動ログを受け取るためのユーザインタフェースの例示的な実施形態は、図4Aおよび4Bに関して説明される。
【0073】
ユーザの分析物データが304で監視される。この監視は、ほとんどの実施形態では、ユーザがセンサ制御デバイス102を装着している限り継続するプロセス(例えば、頻繁に繰り返されるプロセス、自動的に、またはユーザの裁量で)である。センサ制御デバイス102によって収集されたデータは、食事監視アプリケーションがデータにアクセスできるように、リーダデバイス120に転送することができる。各分析物データ測定が収集された時間を示す情報(例えば、タイムスタンプ)も、リーダデバイス120に転送することができる。本明細書で既に説明したように、このデータ転送は、オンデマンド方式(例えば、ユーザによるスキャンの実行)、ストリーミング方式、または他の定期的に発生する方式で発生することができる。離散的な血糖測定(例えば、メーターを用いたテストストリップの読み取りなど)によって収集された分析物データも、手動または自動でリーダデバイス120に入力することができる。
【0074】
リーダデバイス120は、収集された分析物データをアルゴリズム的に処理し、306においてグルコースエクスカーションまたは食事イベントが発生したか否かを決定することができる。これは、本明細書に記載されるような食事イベント検出器の使用によって行うことができ、この検出器は、グルコースエクスカーションまたは食事イベントの発生を示す閾値または他の条件に違反する1つ以上の分析物値について分析物データを検査する。このアルゴリズム処理は、同様に、例えば、ユーザが行ったリーダデバイス120または別の方法によるセンサ制御デバイス102のNFCスキャンに応答するなどして、新しい分析物データをセンサ制御デバイス102から受信するたびに、頻繁に繰り返され得る。ユーザ(302)による食事情報の手動ロギングは、分析物データの監視(304)および処理(306)と同時期に行うことができる。当業者であれば、分析物データがセンサ制御デバイスからリーダへ所定の間隔で自律的かつ無線送信されるシステムにおいて、これらの方法を実施できることを理解するであろう。
【0075】
新しいデータがリーダ120に送信されるたびに、アルゴリズム処理は、食事イベントを検出するために複数時間の期間(過去8時間など)を表している可能性がある新しいデータに適用され得る。ステップ308~320は、検出された各食事について実行することができ、直近に検出された食事から開始し、他の検出された食事イベントごとに繰り返される。
【0076】
幾つかの例示的な実施形態では、食事イベント検出器は、1つ以上のセットの予め定義されたグルコース変化率(例えば、上昇)設定を使用して、分析物データ中の全ての食事を検出しようとすることができる。分析物データが、1つの点から次の点への値の平均増加量が閾値を超える所定の時間範囲にわたる一連のデータ点などの変化率閾値を超える場合、その分析物データはグルコースエクスカーションとして特徴付けることができる。
【0077】
食事監視アプリケーションの使用から特に生じる1つの問題は、食事監視アプリケーションが、食事イベントの発生を示唆する分析物データに対する感度が高すぎるかまたは感度が十分ではない可能性があることである。この問題により、識別される食事イベントが多すぎたり、不十分であったりする可能性がある。
【0078】
幾つかの実施形態では、潜在的な食事イベントが発生したかどうかを決定するために食事イベント検出器が使用する設定を調整することができる。例えば、食事イベント検出器によって使用される各設定または閾値は、ユーザが個別に設定することができる。別の実施形態では、食事監視ソフトウェアは、例えば、各々が異なる大きさを有する複数の異なる設定のうちの1つを選択するオプションをユーザに提供することによって、設定の感度をスケーリングする能力を提供することができる。
【0079】
食事監視ソフトウェアは、所定の設定グループまたはユーザによって入力された設定を使用して、「中」(または「通常」または「デフォルト」)モードをデフォルトに設定することができる。食事監視ソフトウェアは、「低」モードまたは「高」モードなど、異なるモードに切り替えるオプションを提供することが可能であり、これらのモードでは、設定の感度または大きさがそれぞれ、「中」モードと比較して、潜在的な食事イベントとして認定するための分析物データの特定のスパンを考慮する可能性が低くなるかまたは高くなるようにスケーリングされる。「低」モードおよび「高」モードは各々、「中」モードの設定の直接的なパーセンテージのスケーリングとすることができる。例えば、「低」モードは、食事イベントが検出される可能性を下げるべく、「通常」モードの設定を5%、10%、15%、20%、25%等によって調整したものを使用することができる。同様に、例えば、「高」モードは、食事イベントが検出される可能性を上げるべく、「通常」モードの設定を5%、10%、15%、20%、25%等によって調整したものを使用することができる。ここでは3つの設定オプションについて説明したが、2つ以上の設定オプションを使用することも可能である。また、食事監視ソフトウェアアプリケーションは、タッチスクリーン上のスライドバーなど、アナログまたは仮想アナログ方式で(少なくともユーザの観点から)食事イベント検出器の感度をスケーリングするオプションをユーザに提供することができる。
【0080】
幾つかの実施形態では、食事監視アプリケーションは、食事イベント検出器の感度を所望のベースラインに対して継続的または繰り返し監視することができかつ食事イベント検出器の感度が調整を必要とするように思われる場合には調整を行うようにユーザに通知することができるかまたは食事監視アプリケーションがユーザからの入力なしに自動的に調整することができるように、自己監視型および任意選択で自己修正型である。
【0081】
図3Bは、食事イベント検出器の感度を自動的に調整するための方法330の例示的な実施形態を示すフローチャートである。ここで、方法330は、ユーザが毎日摂取する通常の食事数を示すベースライン整数値または少数値を利用することができる。このベースライン値は、ユーザが設定することができるか、または食事監視アプリケーション内で設定されるデフォルト値(例えば、1、2、3、4、5等)とすることができる。方法330はまた、ユーザが摂取する毎日の食事数の典型的な変動を説明することができる可変の整数値または小数値を利用することができる。
【0082】
方法330のこの実施形態では、食事監視アプリケーションは、332で感度設定の第1のセット(例えば、分析物データ大きさ閾値、持続期間閾値、変化率閾値、またはその他)を使用して、過去の時間範囲(例えば、N日、時間、分)からの分析物データで食事イベント検出器を実行する。ここで、方法330は、過去N日間にわたる分析物データを調べ、ここで、Nは任意の所望の値であり得る。次に、それらのN日間にわたって検出された食事イベントの数が最大値以下であるかどうかの決定が334で行われ、この実施形態では、これは(ベースライン値+変動値)にNを乗じたものである。Nが3であり、ベースライン値が3食/日であり、変動値が1食/日である例では、334での決定は、検出された食事イベントの数が12以下(例えば、最大値)であるかどうかを評価するだろう。
【0083】
食事イベントの数が最大値よりも大きいという決定は、食事イベント検出器の設定感度が高すぎることを示す。したがって、方法330のルーチンは、感度設定が低減される336に進む。感度設定の低減は、所定の感度設定の次に最も低いセットにすることができるか、または1%、2%、5%、10%等のスケーリング係数によるものとすることができる。次に、338において、食事イベント検出器は、新しい設定を用いて、過去の時間範囲からの分析物データに対して実行される。次に、方法330は、334で再び決定を行うために進む。このプロセスは、感度設定が334の条件に違反しないように十分に低減されるまで繰り返すことができる。
【0084】
334の条件に合格すると(例えば、検出された食事イベントの数が12以下)、ルーチンは、検出された食事イベントの数が最小値以上であるかどうかに関して340で決定を行うために進み、これは、本実施形態では(ベースライン値から変動値を差し引いた数)にNを乗じたものである。Nが3であり、ベースライン値が3食/日であり、変動値が1食/日である例では、340での決定は、検出された食事イベントの数が6以上(例えば、最小値)であるかどうかを評価するだろう。
【0085】
食事イベントの数が最小値未満であるという決定は、食事イベント検出器の設定感度が十分に高くないことを示す。したがって、方法330のルーチンは、感度設定が増加させられる342に進む。感度設定の増加は、所定の感度設定の次に最も高いセットにすることができるか、または1%、2%、5%、10%等のスケーリング係数によるものとすることができる。次に、ルーチンは338に進み、そこで食事イベント検出器は、新しい設定を用いて過去の時間範囲からの分析物データに対して実行される。次に、方法330は、334で再び決定を行うために進み、このプロセスは、感度設定が334および340の条件に違反しないように十分に調整されるまで繰り返すことができる。340の条件が満たされると、ルーチンは344に進み、そこで調整された設定は適切であると見なされ、食事イベント検出器のその後の通常の動作過程で使用される。
【0086】
方法330は、一定の間隔で繰り返すことができる。1つの例示的な実施形態では、方法330は、設定が1日に複数回変更されるのを防ぐために、午前0時から午前0時まで測定された過去N日間のデータを使用して1日1回実行される。
【0087】
別の実施形態では、食事監視アプリケーションは、設定が低すぎるかどうかに関係なく、データを分析して高すぎる設定を識別する自動感度調整を実行することができる。例えば、自己調整ルーチンは、複数の設定の各々が、最高設定から開始し、食事イベント検出器が最高設定を使用して最大値よりも小さい検出された食事イベントの数を出力するかどうかを決定し、もしそうであれば、食事イベント検出器のその後の通常動作のためにそれらの最高設定を使用することによって、最大値よりも低いかどうかを反復的に評価することができる。最高設定の結果、検出された食事イベントの数が最大値を超える場合、ルーチンは、各反復的に低い設定を通して大きさが減少する順序で進み、最大値を超えない設定が識別されたときに停止することができる。その識別された設定は、その後の通常動作に使用することができる。さらに別の実施形態では、食事監視アプリケーションは、同様であるが逆の方法で、設定が高すぎるかどうかに関係なく、データを分析して低すぎる設定を識別する自動感度調整を実行することができる。
【0088】
図3Aに戻ると、グルコースエクスカーションまたは食事イベントが306で検出されると、308で、食事監視アプリケーションは、検出されたグルコースエクスカーションまたは食事イベント(「検出されたイベント」と総称する)に対応する食事情報が(例えば、302でユーザによって)既に入力されているかどうかを評価する。この評価は、検出されたイベントが発生した時刻の前の一定期間、および任意選択で限られた範囲(例えば、時間の保持または入力の不正確さを補償するために)後の期間を検討し、その期間中に任意の食事情報が入力されたかどうかを確認することによって実行することができる。もしそうであれば、食事監視アプリケーションは、314で、その食事情報を検出されたイベントに関連付けることができる。複数の食事情報の入力が見つかった場合、食事監視アプリケーションは、全てを検出されたイベントに関連付けることができるか、または検出されたイベントを時間的に最も近くに発生した食事情報のみに関連付けることができる。
【0089】
検出されたイベントに関連付けることができる食事情報が入力されていない場合、310で、食事情報を入力するようにユーザにプロンプト表示される。食事または食事情報をロギングするようにユーザにプロンプト表示するためのユーザインタフェースの例示的な実施形態は、図4C~Eに関して説明される。食事イベントが発生していない場合、ユーザはプロンプト表示を拒否するか、または無視することができる。そうでなければ、食事情報は312で入力することができる。
【0090】
プロンプト表示は、プロンプト表示を確認するためにユーザに食事監視アプリケーションを起動させる手掛かりとなる振動または音などのアラーム通知の形態をとることができる。代替的に、プロンプト表示は、ユーザが次にアプリケーションを閲覧するときに現れる通知であってもよい。
【0091】
ユーザが自身の裁量で(302)またはプロンプト表示(310)に応答して(312)食事情報をロギングするかどうかに関係なく、食事情報は様々なレベルの詳細を含むことができ、同じまたは同様の方式で入力することができる。
【0092】
本明細書に記載される実施形態の望ましい態様は、食事摂取の血糖影響をより直感的に理解するために食事監視アプリケーションの使用を促し、これによりまたユーザの健康を改善することができるように、食事情報を入力することが容易であることである。食事情報は、任意の所望の方法で、例えばテキストの手動入力、リスト(例えば、候補リストまたはドロップダウンリスト)からの食事名の選択によって、まとまった画像からの食事画像の選択によって、食事の認識可能な指標(例えば、タグもしくはコード)の選択によって、またはそれらの任意の組み合わせによって入力することができる。
【0093】
食事情報は、食事の種類、例えば、食事が朝食、昼食、間食、夕食、またはデザート等であるかどうかを含むことができる。食事情報は、食事が摂取された時間範囲(例えば、開始時刻および停止時刻)を含むことができる。これは、実際の時間(例えば、時間:分単位の開始時刻)とすることができるか、または1日の一般化もしくはヒューリスティックな部分(例えば、早朝、午後遅く等)、または時間範囲の任意の所望の詳細なレベル(例えば、10分、15分、30分、60分等)を伴うおよその時間範囲(例えば、午前6~7時、午後5~6時等)とすることができる。
【0094】
食事情報はまた、食事の内容および分量を含むことができる。例えば、食事は、カロリー量、タンパク質、炭水化物、乳製品、肉、穀物、野菜、ナッツ、糖質、アルコールまたは他の飲料の種類等を、各内容のそれぞれの量またはサイズと共に含むように記述することができる。これは、例えば、1人前のパンに1人前のピーナッツバターというように、部分ごとに行うことができ、ここで、各部分は、炭水化物、糖質、タンパク質等のそれぞれの量をそれに関連付けている。代替的に、食事は、例えば、10グラムの炭水化物、5グラムの糖質、8グラムのタンパク質等、もっぱら栄養カテゴリベースで記述されてもよい。定量的カテゴリとは対照的なヒューリスティックなカテゴリ(例えば、小部分、中部分、大部分)も、データ入力を容易にするために使用することができる。
【0095】
食事情報の入力をさらに容易にするために、食事監視アプリケーションは、ユーザが食事または食事に関する情報を選択することができるオプションを提示することができる。例えば、食事または食事情報は、リストまたは配列項目の形態でユーザに提示することができ、そこからユーザは、ユーザが摂取した食事を説明する最も適切な入力を選択することができる。
【0096】
幾つかの実施形態では、ユーザは、アプリケーションにリストを直接入力することによって、食事監視アプリケーションに予めプログラムされたオプションのリストから選択することによって、または別個のコンピューティングプラットフォームでリストを作成し、食事監視アプリケーションが実行中のホストデバイスにそれをアップロードすることによって、食事監視アプリケーションで使用するためにユーザが摂取した一般的な食事のリストまたは配列項目(および/または関連情報)を作成することができる。摂取品はいつでも追加または削除することができる。本明細書で論じるように、このデータ入力は、ホストデバイス上のグラフィカルユーザインタフェースを使用して実行することができる。
【0097】
食事監視アプリケーションは、ユーザが過去に摂取したありとあらゆる過去の食事に関する情報および関連する食事情報を保存するようにプログラムすることができる。その情報は、より最近に摂取された特定の食事またはその側面を識別するためにユーザが選択することができるオプションとしてユーザに提示することができる。例えば、ユーザが食事情報を入力するようにプロンプト表示されたとき、食事監視アプリケーションは、ユーザが選択することができるオプションのリストを提示することができる。このリストは、最も一般的に摂取されたまたは選択された食事が最初にまたはリストの最上部に提示され、残りの食事が摂取頻度で降順に提示されるように順序付けることができる(例えば、最も一般的に摂取された食事が最初に提示され、2番目の最も一般的に摂取された食事が次に提示される等々、最も一般的に摂取されなかった食事が最後に提示される)。
【0098】
ユーザは、しばしば、選択した食事をその時々に合わせて調整する必要が出てくることもある。したがって、選択された任意の食事について、ユーザは、例えば特定のサイドメニューの追加、削除、もしくは置き換え(例えば、エンドウ豆の代わりにブロッコリーを用いる)または飲料、分量の修正、カロリーもしくは炭水化物の含有量の修正等によって、その食事の側面をカスタマイズするオプションが与えられる。ユーザが、選択した食事に関する情報を入力するありとあらゆる事例において、ユーザに、選択できるオプションのリストが提供され、それらのオプションは最も関連性の高いものから最も関連性の低いものの順に提示可能であるという同様のアプローチをとることができる。例えば、特定の種類の食品が選択された場合、その特定の種類の食品の過去に摂取された分量がユーザに提示され得る。その場合も、これは摂取頻度に基づく降順で行うことができる。例えば、鶏の胸肉が食事の一部として選択された場合、デバイスに保存されたユーザの過去の履歴に基づいて、食事監視アプリケーションは、摂取頻度の降順で選択する分量を提示することができる(例えば、8オンス(約227g)、10オンス(約283g)、6オンス(約170g))。またはリストは、分量の昇順(最も少ないものから最も多いものへ)もしくは降順(最も多いものから最も少ないものへ)で提示されてもよい。例えば、炭水化物の量、糖質の量、タンパク質の量、および本明細書に記載される食事情報の他の任意の側面に関しても、同じことが適用される。
【0099】
このように、特定の食事の選択に続いて、その食事内の各種類の食品および飲料に関する情報を入力することができ、ここで、ユーザの履歴を使用して、最も関連性の高いオプションを最初に提示することができる。もちろん、カスタマイズが必要ない場合、ユーザは、分量等のバリエーションをさらに指定することなく、食事自体の最初の選択後にデータ入力プロセスを終了させることができる。
【0100】
食事監視アプリケーションは、期間に基づいてオプションの提示をフィルタリングするようにプログラムすることができる。例えば、ユーザが朝の時間の間に摂取した食事に関する情報を入力するようにプロンプト表示された場合、食事監視アプリケーションは、ユーザに、選択できる最も関連性の高いオプションのみを提供するように(例えば、夕食が除外される)、一般的に摂取される朝食の食事および/または朝の間食等のリストを(摂取頻度の降順で)提示することができる。同様に、日中に摂取された食事に関する情報を入力する場合、最も一般的に摂取された昼食および/または午後の間食のみを提示することができ、日中遅くまたは夕方に摂取された食事に関する情報を入力する場合、最も一般的に摂取された夕食、デザート、および/または夜の間食のみを提示することができる。
【0101】
食事監視アプリケーションはまた、検出されたイベントの特性(例えば、グルコースエクスカーションまたは食事イベントの大きさおよび/または持続期間)および/または検出されたイベントの特性と同様の特性を有する検出されたイベントに関連する過去の食事との間の相関関係に基づいてオプションの提示をフィルタリングするようにプログラムすることができる。例えば、食事監視アプリケーションは、過去の時間の量、例えば、日、週、月等にわたるユーザの履歴のグルコースレベル、ならびにその同じまたは同様の時間の量にわたるシステム100に入力された食事情報へのローカルアクセス(例えば、ローカルメモリに保存)またはリモートアクセス(例えば、サーバからダウンロードすることによって)を有することができる。
【0102】
食事イベントが検出されると、食事監視アプリケーションは、分析物データにおいて同じまたは同様の特性を有する過去の検出されたイベントを識別することができる。これは、システム100内の食事監視アプリケーションに対してローカルまたはリモートで保存された相関関係のデータベースを参照することによって行うことができる。ユーザが検出されたイベントに基づいて食事情報を入力するようプロンプト表示されると、食事監視アプリケーションは、最近検出されたイベントの分析物データと、それに関連する食事情報を既に有する過去に検出されたイベントの分析物データとの相関関係に基づいて、選択用の食事オプションを提示することができる。相関関係には時刻情報も用いることができる。例えば、低血糖イベントが夕方に検出され、夕方に発生する過去に検出された低血糖イベントが特定の高炭水化物食事(例えば、スパゲッティディナー)と過去に関連付けられていた場合、ユーザに、選択できる最初のオプションとしてその特定の高炭水化物食事と、それに続いて、潜在的な関連性が低くなる順序で他のオプションを提示することができる。
【0103】
他の実施形態では、食事イベントが検出されると、全ての以前の食事のリストがユーザに表示され得る(または、例えば、「以前の食事」とラベル付けされた仮想選択可能ボタンによってアクセスされ得る)。ユーザは、検出された食事イベントに対応するものとして、1つの食事を選択することを許可され得る。全ての以前の食事のリストは、その食事の過去の選択の頻度によって、かつ/またはその食事に対する血糖応答の大きさまたは深刻度(これは、その食事が過去に複数回摂取されていた場合には平均値または中央値とすることができる)によってソートすることができる。リストは、いくつもの方法で順序付けることができるが、好ましい実施形態は、最初に最も頻繁に選択された食事で順序付け、次に直近の食事で順序付けることである。各食事は、一意の識別コードに関連付けることができる。ユーザによって入力された、同一ではないが互いに類似したテキストを持つ食事名には、同じコードを割り当てることができる。同じ食事を1回以上入力および選択した場合、その一意の識別コードが同じ食事の異なる時間に関連付けられて複数回保存される。グルコース応答の大きさによってソートされたリスト上に表示されると、食事監視アプリケーションは、それらが同じ一意のコードを有することを検出することによって、食事が繰り返されたときを検出することができる。食事監視アプリケーションは、繰り返された各食事の全てのグルコース応答のリストを作成し、これらの応答の平均値または中央値を決定し、これを一意のコードに関連付けることができる。これが全ての一意のコードについて行われると、表示用の最終的なリストは、一度だけ入力された食事、および繰り返された食事を含む全ての一意の食事について生成することができ、リストは、各一意のコードに関連付けられたグルコース応答の大きさによってソートすることができる。
【0104】
ユーザが望ましくない血糖応答に関連付けられた食事イベントを選択した場合、リアルタイム通知を生成してユーザに出力し、摂取されたばかりの食事の潜在的な血糖影響についてそのユーザに警告することができる。
【0105】
このようなリアルタイムフィードバック(すなわち、ユーザの観点から直ちに返されるフィードバック)は、ユーザが摂取した食事の望ましくない影響を内面化するのに役立ち得る。例えば、検出された食事イベントの種類が夕食の食事である場合、リアルタイム通知は、その種類(夕食)の他の全ての食事の平均血糖応答を、摂取されたばかりの食事の種類の平均血糖応答および差の表示(例えば、最近摂取された食事は、他の全ての夕食の平均血糖応答より20%高い典型的な血糖応答を有する)と共に表示することができる。リアルタイム通知はまた、食事の量を減らしたり、インスリンなどの相殺薬を服用したりするようにユーザに警告することができる。
【0106】
1つの例示的な実施形態では、通知は、食事開始時刻に同期した現在の分析物データのグラフに、その食事の種類に対する過去の全ての血糖応答の平均が重ね合わされた、ユーザの現在の分析物データの経時的なグラフィカル表示を含むことができる。このような一例は、図3Cに示されており、ここで、ユーザの現在の分析物データのトレース343が経時的に表示される。食事開始時刻は344で示され、最後に収集された分析物測定値は345で示される。1つ以上の望ましくない過去の血糖応答に関連付けられた食事の種類を選択すると、図3Cのグラフは、同じ食事の種類の全ての過去の摂取(またはその食事の種類で望ましくないエクスカーションが発生した全ての過去の時間)に対するユーザにおける平均血糖応答を表すトレース346をオーバーレイして表示することができる。オーバーレイされたトレース346の開始は、食事開始時刻344における分析物データと並べることができる。したがって、ユーザは、その問題のある食品を摂取した場合に起こり得る結果についてリアルタイムの視覚的フィードバックを与えられる。代替的に、複数のトレースをオーバーレイし、ここで、各トレースがその食事の種類の摂取からの1回の過去のエクスカーションを表すようにすることもできる。
【0107】
代替出力には、食事監視アプリケーションによって提供されるメニューから利用可能なレポートが含まれる。レポートの例としては、有害な食事のリスト(例えば、「悪い食事」リスト)および有益な食事のリスト(例えば、「良い食事」リスト)が挙げられる。悪い食事リストは、グルコース応答の大きさの降順でソートされた以前の食事のリストであってよく、一方、良い食事リストは、グルコース応答の昇順でソートされた以前の食事のものであってよい。リストは、例えば悪いリストに、グルコース応答の大きさの所定のまたはユーザ定義の閾値を超える食事のみを含めることによってさらに修正され得る。良いリストについては、グルコース応答の大きさの所定のまたはユーザ定義の閾値未満の食事のみを含めることができる。また、食事情報を入力する際の選択のために使用される以前の食事のリストについて、上記のように、食事を良い、悪い、またはどちらでもないものとして識別するために記号を使用してもよい。良い食事と悪い食事とは、この選択リストに対して、それぞれのサブリストに含めるなど、他の方法で識別してもよい。
【0108】
また、1週間または2週間などの一定の経過期間にわたって、良い食事の量と悪い食事の量とを集計し続けるレポートおよび定期的な通知を提供することもできる。例えば、ユーザがこのレポートを選択するたびに、食事監視アプリケーションは、良い食事の数と悪い食事の数とをカウントし、その結果を表示することができる。さらに、アプリケーションは、ユーザまたは医療提供者が一定期間における悪い食事の最大数の目標を設定することができるユーザインタフェースを提供することができる。レポート表示は、目標の横に現在の悪い食の数を表示することができる。代替的に、アプリケーションは、これらの指標に関する定期的な通知を生成することもでき、ここで、期間は、例えば毎週である。
【0109】
アプリケーションは、新しいデータ(自動または手動で照会したときのいずれかで利用可能なときはいつでも)を処理して、食事を検出し、検出された食事に対するグルコース応答を測定し、食事の実行計算を実行することができる。代替的に、アプリケーションは、グルコース応答が分析または報告のために必要とされるときはいつでもそれを決定することができる。すなわち、グルコース応答はメモリから取り出されるが、必要に応じて再計算される。例えば、1週間あたりの悪い食事の実行計算が閾値を超える(または閾値を下回る)と、食習慣が後退したことをユーザに示す(または目標が達成されたことをお祝いする)通知を生成することができる。通知は、AndroidおよびiOSの携帯電話の標準的なロック画面の通知のような形態をとってもよいし、ホーム画面またはグルコース結果画面などの一般的なアプリケーション画面の特定の表示領域に提示されてもよい。
【0110】
ユーザは、食事の写真または画像を入力することができる。この画像は、食事を説明するために入力された他の情報を補足するために入力することができる。代替的に、この画像が食事とその内容の説明全体を構成することもできる。この合理化されたデータ入力により、ユーザが食事をロギングする際、またはプロンプト表示に応答する際のデータ入力が非常に容易になり得、それによって食事監視アプリケーションの使用が推奨される。画像が入力された場合、その画像は、食事および/またはその内容のテキスト形式の説明と共にまたはその代わりに提示することができ、ユーザは、データ入力のためにユーザに提示されるオプションのリストにおいて画像を認識するだけで済むようになる。したがって、ユーザがイベントの検出に応答して食事を識別するためのオプションを提示されたとき、それらのオプションは、テキストの形態のみで、アイコンの形態のみで、もしくは画像の形態のみで提示することができるか、またはそれらのオプションをテキスト、アイコン、および/もしくは画像の組み合わせで提示することができる。
【0111】
幾つかの実施形態では、食事の画像は、画像認識技術を使用して分析し、食事の認識可能な構成要素などの食事の属性を識別することができる。食事の構成要素は、画像内に定義されたスペクトル境界に基づく食事構成要素認識アルゴリズムを使用して認識することができる。認識された場合、食事画像は、食事の内容を説明する食事監視アプリケーションによって名前を付けることができ、例えば、チキンおよびブロッコリーの画像は、「チキンおよびブロッコリー」としてラベル付けされ得る。次に、食事監視アプリケーションは、画像から検出された特定の種類の食事について、更なる情報、例えば、分量、栄養成分などを指定するためのオプションをユーザに提供することができる。その食事はまた、ユーザの食事履歴の中で同じ種類の食事が発生した過去のインスタンスにリンクされ、検出されたイベントを特定の種類の食事に相関付ける際に使用することができる。
【0112】
図4A~Eは、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)の視覚的配置または画面の例示的な実施形態を示す。これらの画面は、本明細書に記載されるリーダデバイス120、薬物送達デバイス160、またはローカルコンピュータシステム170の実施形態のいずれかに表示され得る。
【0113】
図4Aは、例えば、方法300の302(図3A参照)で使用されるような、食事および関連する食事情報をロギングするための画面402の例示的な実施形態を示している。画面402は、分析物センサ104(図示せず)から受信したデータから決定された分析物レベルの表示404および406を含むことができる。表示404は、ユーザの現在または最後に受信した分析物レベルの数値表示(例えば、mg/dL)である。表示406は、正常または所望の分析物レベル範囲を示す陰影領域407に突き合わせた、時間(x軸)に対するユーザの分析物レベル(y軸)のトレースまたは曲線を示すグラフィカル表示である。このような表示406は、任意の所望の期間(例えば、8時間または他の期間)にわたってデータを示すことができる。
【0114】
画面402は、データの様々な属性を示すための視覚的インジケータを含むことができる。例えば、グラフィカル表示406は、データの強調表示されたまたは別の方法で強調表示されたインジケータまたはマーカー408を含むことができる。ここで、インジケータ408は、所望の最大変化率を超えるグルコース変化率、例えば、分析物データの経時的な急激な上昇(または他の実施例では急激な下降)を示すものである。具体的には、インジケータ408は、急激な上昇の発生に時間的に対応する分析物レベル曲線の下の強調表示された領域である。したがって、観察者は、最近のイベントまたはエクスカーションが発生したかどうか、およびそれらの性質をより容易に理解することができる。
【0115】
画面402は、食事監視アプリケーションのホーム画面とすることができるか、またはホーム画面もしくは他のより上位レベルのページからアクセスすることができる。ここで、画面402は、ホーム画面からアクセスされ、そこに戻るための選択可能なホーム画面の戻るボタン410を含み、これは同様に他のより上位レベルのページにリダイレクトして戻ることができる。
【0116】
画面402はまた、食事ログ選択可能ボタンまたはフィールド412を含む。食事ログボタン412の選択は、ユーザを図4Bに示された画面420に誘導することができる。食事監視アプリケーションが動作しているデバイスがカメラを含む場合、画面420は、選択可能な写真の撮影または選択ボタンまたはフィールド422を含むことができる、これを選択すると、デバイスのカメラにアクセスして保存およびそれとの関連付けのために食事の写真または画像を取り込むカメラアプリケーションを開くことができる。ボタン422の選択はまた、食事をロギングするために過去に使用された写真のギャラリーから、またはデバイスの汎用写真ギャラリーに保存されている写真のギャラリーから写真を選択するオプションをユーザに与えることができる。ユーザが食事の写真を取り込むかまたは別の方法を選択した場合、その写真が画面420に表示され得る。幾つかの実施形態では、図4Aの食事ログボタン412を選択すると、食事監視アプリケーションに、ユーザが写真を撮影することを可能にするためにデバイスカメラアプリケーションを直ちに開かせ、それによって画像入力プロセスをさらに合理化することができる。
【0117】
また、画面420には、ユーザが食事を説明するフリーテキスト情報を入力するためのテキスト形式のエントリ入力場所424が含まれている。この場所424を選択すると、食事に関するテキスト情報を入力するために使用することができるテキストエディターが開かれる。この情報は、写真と共に食事に関連付けることができ、食事を表すデータ構造の一部を形成することができる。ここでは示していないが、本明細書で詳細に説明するように、ユーザが食事または食事の情報について過去に保存されたオプションのリストから選ぶために選択することができる候補リストまたはドロップダウンリストも画面420に含めることができる。
【0118】
全てのバリエーションが示されているわけではないが、本明細書で説明する食事情報の全ての側面は、食事の時間情報、食事の部分情報、栄養成分、代表的な食事アイコン等の入力を含むが、これらに限定されない、図4Aおよび4Bに関して説明したものと同様の1つ以上の画面を介して入力できることが認識されている。
【0119】
食事情報が、写真、テキスト形式の説明、または所定のオプションの選択のいずれかで入力された後、ユーザは、保存ボタンまたはフィールド426を選択して、食事に関連付けられかつデジタル的に説明するデータ構造として、データをメモリに保存することができる。
【0120】
図4C~Eは、例えば、方法300の310(図3A参照)で使用されるような、食事および関連する食事情報を入力するようユーザにプロンプト表示するための画面428および430の例示的な実施形態を示している。図4Aの画面402と同様に、画面428および430は、分析物センサ104(図示せず)から受信したデータから決定された分析物レベルの表示404および406を含むことができる。また、画面402と同様に、インジケータ408は、所望の最大変化率を超えるグルコース変化率、例えば、分析物データの経時的な急激な上昇(または他の実施例では急激な下降)を示すものである。具体的には、インジケータ408は、急激な上昇の発生に時間的に対応する分析物レベル曲線の下の強調表示された領域である。
【0121】
この急激な上昇は、方法300(図3A参照)の306で検出されたグルコースエクスカーションまたは食事イベントであり得、これは、310で食事情報を入力するようにユーザにプロンプト表示をトリガすることができる。図4Cの画面428は、食事監視アプリケーションのホーム画面の一例である。ここで、エクスカーションまたはイベントが検出されると、ホーム画面は、ホーム画面をオーバーレイして1つ以上の考えられる食事が検出されたことをユーザに通知し、任意選択でそれらの食事の各々が検出された時刻を与えることができるポップアップウィンドウ429を表示する。ポップアップウィンドウ429は、検出されたエクスカーションまたはイベントに対応する各期間の食事をロギングすることをユーザが選択できる選択可能なフィールドを含み、ここで、ウィンドウ429の通知を無視することをユーザが選択できる選択可能なフィールドを含むこともできる。ここで、画面428は、検出された各グルコースエクスカーションまたは食事イベントに対するインジケータ408を有するユーザの分析物レベルの履歴グラフィカル表示406を含む。ポップアップ画面429が表示されると、食事情報がまだ入力されていない対応する検出されたイベントを、食事情報が既に入力されているイベントまたは食事情報が要求されないイベントとグラフィカルに識別または区別することができる。
【0122】
代替的な実施形態では、グルコースエクスカーションまたは食事イベントの検出時に、食事監視アプリケーションは、図4Dの画面430を開始または表示して、検出されたイベントをユーザに(少なくとも部分的にインジケータ408によって)識別させ、選択可能なイベント検出ボタンまたはフィールド412によって食事情報を入力するようにユーザにプロンプト表示することができる。代替的に、食事監視アプリケーションは、目下ユーザに表示されている別の画面上にイベント検出ボタン412を表示することもできる。イベント検出ボタン412は、代替的に、食事検出ボタンとしてラベル付けすることもできる。
【0123】
ポップアップ画面429の食事をロギングするオプションの選択またはイベント検出ボタン412の選択により、食事監視アプリケーションに、説明を簡単にするために図4Eとして再現された図4Bの画面420に遷移させることができる。そこでは、図4Aおよび4Bに関して説明した例示的な実施形態のように、ユーザは、ボタン422を介して写真で、かつ/またはフリーテキストフィールド424を介してテキスト形式で食事情報を入力し、ボタン426を介してその情報を保存することができる。食事イベントの検出は食事の摂取後に行われるので、ユーザは、食事そのものを撮影する代わりに、食事のパッケージを撮影するか、または食事のパッケージのバーコードをスキャンすることを選択してもよい。本明細書で説明した食事情報入力プロセスに対する全てのバリエーションを含むが、図4Aおよび4Bには示されていない、図4Aおよび4Bに関して説明した食事情報入力プロセスの全てのバリエーション(候補リストおよびドロップダウンリストのバリエーションを含むが、これらに限定されない)を、ここでも同様に適用することができる。
【0124】
ユーザが、例えば、図4Bの画面420を使用して、自身の裁量で食事をロギングする場合、食事監視アプリケーションは、ユーザに、食事が行われた時刻を、本明細書に記載されるいずれかのフォーマットで記述するよう要求することができる。食事監視アプリケーションがイベントを検出したら、アプリケーションは、既にそのイベントに関する時間情報にアクセスすることができる。したがって、例えば、画面430を使用して画面420にアクセスするなど、ユーザが食事イベントに関する情報を入力するようにプロンプト表示されたら、その決定された時間情報をユーザに表示することができるので、ユーザは、正確でない場合には時間情報を編集するオプションを有することになる。分析物データの上昇が食事イベントを検出するために使用される場合、上昇エピソードが開始する時刻は、本明細書で説明するように、デフォルトで表示される食事時刻とし、センサおよび消化ベースのラグを補償することができる。
【0125】
幾つかの例示的な実施形態では、データ入力プロセスは、データを入力する際のユーザの負担をさらに最小限に抑えるように合理化される。負担が小さいほど、ユーザが食事監視アプリケーションを利用する可能性が高くなり、ひいてはその利点を享受することができる。1つの例示的な実施形態では、食事監視アプリケーションは、ユーザからログエントリを受け取ったとき(例えば、方法300のステップ302)および/または食事情報のプロンプト表示に応答してユーザから情報を受け取ったとき(例えば、方法300のステップ310)に、食事に関するいかなる栄養情報も食事の種類(例えば、朝食、昼食、または夕食)についてもユーザに積極的にプロンプト表示しないように構成することができる。別の例示的な実施形態では、食事監視アプリケーションは、ユーザからログエントリを受け取ったときおよび/またはプロンプト表示に応答してユーザから情報を受け取ったときに、食事の画像および/または食事のフリーテキスト形式の説明のみを受け取り、食事に関する他のいかなる情報も入力することを許可しないように構成される。
【0126】
図3Aに戻ると、食事イベントの情報が312で入力されたら、食事監視アプリケーションは、314で分析物データをメモリ内のその食事情報に関連付けるであろう。具体的には、食事イベントの時間周辺に発生する分析物データをその食事イベントの情報に関連付けることができる。食事イベントに関連付けられるように選択された分析物データは、食事の消化による分析物レベルの変化を反映させるために、食事イベントが発生していた時間および任意で食事イベントが発生する前の一定期間に基づいて選択することができる。
【0127】
幾つかの実施形態では、食事が始まった時刻から食事が止まった後の一定期間までに発生した分析物データを食事イベントに関連付けることができる。また、食事が始まった時刻から検出されたグルコースエクスカーションの終了までに発生した分析物データを食事イベントに関連付けることができる。幾つかの実施形態では、食事イベント周辺の固定された時間範囲中に収集された分析物データは、食事イベント、例えば、食事イベントの1、2もしくは3時間前(例えば、食事イベントの開始、食事イベントの中央時間、または食事イベントの終了によって測定される)から食事イベントの1、2、3、4、5、6、7または8時間後までの任意の組み合わせに関連付けられる。各場合において、食事イベントが発生していた時間は、ユーザが入力した情報に基づいて識別することができるか、または分析物データの分析を通じてアルゴリズム的に識別することができる。
【0128】
分析物センサ104から収集されたデータは、例えば、センサ104がユーザの間質液、および程度は少ないが皮膚液内からのデータを感知している場合、ユーザの実際の血糖値より時間的にラグが生じる可能性がある。したがって、食事摂取時間に対する分析物データの相関関係では、このセンサベースのラグを考慮する必要があり、これは、流体の種類およびセンサ配置に応じて典型的には3分~20分のオーダーとなり得る。このラグは、消化プロセスによる食品の吸収に起因するラグタイムに追加される。言い換えれば、食品が摂取される時間と、その摂取の結果がユーザの血糖値に反映される時間との間に時間差がある。したがって、幾つかの実施形態では、食事イベントに関連する分析物データは、上述のように選択され、消化ラグおよび/またはセンサベースのラグがさらに補償される。例えば、食事イベントに関連付けられる最初の分析物データ点は、その食事イベントの開始に基づくが、10分(消化ラグを補償するための5分+センサベースのラグを補償するための5分)遅延する可能性がある。
【0129】
分析物データと食事イベントとの関連付けは、316で食事イベントの血糖影響を決定する際に使用することができる。幾つかの実施形態では、食事イベントの血糖影響の決定は、食事イベントと同時期の分析物データを参照してアルゴリズム的に行うことができ、このアルゴリズム処理は、ステップ314および316の両方を構成し得る。決定された血糖影響は、最大(ピーク)または最小グルコースレベル、中央値または平均グルコースレベル、グルコースレベルの最小から最大への変化(デルタ(Δ)グルコース値)、グルコースレベルのパーセント変動値、グルコース応答の持続期間、グルコースレベルの変化率、グルコース応答の面積、およびそれらの任意の組み合わせの観点から定量的に決定することができる。
【0130】
食事イベント検出器は、食事の血糖応答に関する情報を出力し、応答の大きさまたは深刻度を特徴付けるために使用することができる。例えば、食事イベント検出器は、検出された各食事イベントの開始時刻およびピーク時刻を出力することができる。食事開始グルコースは、食事イベント開始時刻のグルコース値とすることができ、ピークグルコースは、検出された食事イベントの上昇エピソードがピークに達したときのグルコース値とすることができる。これらのグルコース値の差は、食事に対する血糖応答のデルタグルコース尺度を提供するために決定することができる。
【0131】
他の実施形態では、血糖応答の「面積」は、グルコースおよび時間の観点から決定される;例えば、血糖応答がどこで終了するかを正確に評価することは困難な場合があるので、食事開始時刻からa)次の食事開始時刻、またはb)グルコース読み取り値が食事開始グルコース値の閾値内(例えば10mg/dL内)に収まるときのいずれかまでの各グルコース読み取り値の合計値または積分値が決定される。この合計値または積分値は、グルコースにグルコース応答の時間面積を乗じたものに比例する。本明細書に記載される各指標は、他のものと同様に、以下に記載されるように、ユーザへの食事出力に対する血糖応答をランク付けおよび/またはソートするための基礎として使用することができる。
【0132】
食事監視および検出ソフトウェアの使用から特に生じる別の問題は、場合によっては、複数の食事イベントが互いに時間的に近接して検出および/またはロギングされる可能性があることである。この問題は、ユーザの観点からすると、イベントが同じ食事の一部であったときに、あまりにも多くの食事イベントが識別される結果となり得る。
【0133】
これらの場合、食事監視アプリケーションは、食事イベントを1つの食事クラスタにクラスタリングまたはグルーピングすることができる。例えば、互いの時間範囲条件(例えば、1時間、90分等)内にロギングまたは検出された食事イベントは、1つの食事クラスタにマージすることができる。次に、食事監視アプリケーションは、ユーザの食事の概念に対応することを意図して、全体として食事クラスタを記述する血糖応答データを、その中の各個別のイベントとは違って分析し、ユーザに出力することができる(例えば、夕食は異なるコースの1つのクラスタであってもよい)。したがって、分析され、ユーザに表示される各食事イベントまたは食事クラスタは、少なくとも時間範囲条件の値によって分離され、これは、より理解がしやすい、より自然な情報出力をもたらすことができる。これを容易にするために、食事監視アプリケーションは、1日あたりに考慮される食事イベントの数に制限を設けることを回避することができる。
【0134】
図3Dは、4つの異なる食事イベント(352-1、352-2、352-3、および352-4)が自動的に検出されたかまたは手動でロギングされた例示的なデータセットを表示する経時的な分析物データの注釈付きグラフ350である。これらの4つの異なる食事イベントは、各イベント352が、所定の工場設定条件またはユーザによって設定された条件とすることができる時間範囲条件内にあるので、単一の食事クラスタ354と見なされる。この例では、時間範囲条件は1時間であり、個々のイベント352が少なくとも1つの他のイベント352から1時間以内であるので、4つ全てのイベント352は一緒にグルーピングされる。
【0135】
幾つかの実施形態では、食事監視アプリケーションがクラスタリングのために他のイベントを考慮する第1のイベント352からの時間の量に最大時間制限を設けることができる。例えば、時間範囲条件は、最初のイベント352-1から90分の食事クラスタ最大長(図示せず)でもって1時間とすることができ、この場合、食事イベント352-1、352-2、および352-3が1つの食事クラスタとしてグルーピングされ、食事イベント352-4はクラスタとは別の食事イベントと見なされるであろう。
【0136】
本明細書で説明するように、食事イベントの時刻は、手動ロギングプロセスでユーザが入力した時刻、食事イベントに対応する分析物エピソードが最初に検出される時刻(例えば、上昇の開始)、食事イベントに対応する分析物エピソードが最初に検出される時刻に遅延を加えた時刻(例えば、15分、25分)、分析物エピソードの持続期間から決定される平均時間または中央時間(例えば、上昇の開始から終了までの平均時間もしくは上昇中に収集されたデータ測定値の中央値の時間)、または他の任意の所望の時間とすることができる。
【0137】
幾つかの実施形態では、異なるアルゴリズムに基づく複数の異なる食事イベント検出器を使用することができる。各個別の食事イベント検出器ルーチンは、収集された分析物データに対して独立して実行されて、検出された食事イベントおよび/またはそれらの開始時刻を識別することができる。次に、食事監視アプリケーションは、分析およびユーザへの表示にどの結果を使用するかを選択することができる。例えば、各食事イベント検出器が同じ食事イベントの異なる開始時刻を出力した場合、食事監視アプリケーションは、2つを平均し、平均された食事開始時刻を分析および表示のために使用することができる。別の例では、食事監視アプリケーションは、各食事イベント検出器が実際にイベントを検出した場合にのみ、イベントを検出したと見なすことができる。さらに別の例では、食事監視アプリケーションは、少なくとも1つの食事イベント検出器が実際にイベントを検出した場合に、イベントを検出したと見なすことができる。
【0138】
図3Dに示される例では、食前または食事開始グルコース値356は、食事クラスタ354の最初の食事イベント352-1の開始時のグルコース値であり得る。必要に応じて、この値は、食事イベント352-1の時刻の前または後に最も近い時間で発生するデータ測定値から得ることができる。30分などの最大時間範囲内にデータ測定値が存在しない場合、食事監視アプリケーションは、食前グルコース値を不明と見なしてよい。
【0139】
食事ピークグルコース値は、食事クラスタ354の間または後に収集された分析物データにおいて発生する最も高いグルコース値であり得る。食事ピークグルコース時間範囲358は、最も高いグルコース値の発生について検索される例示的な時間範囲ウィンドウを示す。時間範囲358は、最初の食事イベント352-1の時刻に始まり、最後の食事イベント352-4の時間に終わることができるか、またはより可能性が高いのは、最後の食事イベント352-4の後の所定時間に終わることができる。図3Dに示される実施形態では、時間範囲358は、最初の食事イベント352-1の時刻に始まり、最後の食事イベント352-4の2時間後に終わる。したがって、食事ピークグルコース値は、分析物データがピークに達し、一定のレベルを維持する領域360における値の大きさであろう。ウィンドウ358に読み取り値が存在しない場合、食事ピークグルコース値は不明と見なしてよい。
【0140】
食事デルタグルコース値は、食事ピークグルコース値から食前グルコース値を差し引くことによって決定することができる。それらの値の一方または両方が不明である場合、食事デルタグルコース値は不明と見なしてよい。
【0141】
図3Aに戻ると、決定された血糖応答または影響は、次に、318で、図5A~Fに関して以下に説明するように、スマートフォンのディスプレイ上などで視覚的にユーザに出力することができる。多くの実施形態では、これは、対応する食事イベントに関する情報の提示と共に直ちに行われるので、ユーザは、ユーザの分析物レベルに及ぼす特定の食事の影響を直ちに理解することができ、アプリケーションの使用を説得力のあるものにする。決定された血糖応答は、定量的および/または定性的な用語で出力することができる。例えば、決定された血糖応答は、316で決定されたのと同じ定量的尺度で出力することができる。これは、テキスト形式および/またはグラフ形式で行うことができる。また、決定された血糖応答は、定性的に出力することができ、例えば、テキストで、低量もしくは少量、中等度もしくは中程度、または高度もしくは重度、またはそれらの任意の同義語として記述することができる。大きさのグレードも少ないか多いかを用いることができる。決定された血糖応答はまた、または代替的に、アイコンもしくは他の画像(例えば、様々な程度の大きさの着色された形状)として出力することができる。
【0142】
システム100はまた、(または代替的に)320で投薬または他の処置出力を発行することができる。特定の実施形態では、出力は、例えば、高いグルコースエクスカーションまたは高血糖のリスクまたは発生のために、投薬(例えば、インスリン)または処置が保証され得ることを、ユーザまたは医療専門家などの個体に通知することができる。この通知は、リーダデバイス120によって出力される視覚的および/または聴覚的な通知とすることができる。
【0143】
320で発行された出力は、食事監視アプリケーションを実行するデバイスと通信している同じデバイスもしくは異なるデバイス上のユーザの投薬または処置プログラムに直接情報を供給することができる。この情報は、処置プログラムによって、ユーザの処置プロファイル(例えば、基礎インスリン送達スケジュールまたはボーラス投与)の変更が保証されるかどうかを決定する際に、またはユーザの処置プロファイルの変更が実施されるべきかどうかについてユーザにプロンプト表示するために使用され得る。
【0144】
320で発行された出力は、ボーラス投与によるか、または基礎投薬プロファイルもしくはスケジュールの変更によるなど、潜在的または実際の高いグルコース状態を処置するために、ユーザの薬物送達デバイス160に薬物を投与させることができる。これは、セミクローズドループのようにユーザの承認を得て行ったり、または真のクローズドループもしくは人工膵臓のようにユーザの承認なしに自動的に行ったりすることができる。
【0145】
食事監視アプリケーションはまた、ユーザが、その食事が過去に急激な上昇または高いグルコースレベルなどのグルコースエクスカーションを引き起こした食事であるかまたは最近摂取されたことを示したときに、前述の投薬または処置出力のいずれかを発行することができる。このようにして、システム100は、センサ104による実際の変化の検出を待つことなく、予想されるグルコース変化を積極的に処置することができる。
【0146】
食事監視アプリケーションから投薬または処置プログラムおよび/または薬物送達デバイスに情報を出力することで、プログラムまたはデバイスがユーザのために正確な治療を実施する能力が向上する。ユーザの食事履歴に関するより正確な情報が取得され、プログラムまたはデバイスが利用可能となるため、ユーザの処置に対して適切な、時には微妙な調整が行われる。このこと自体は、薬物投与におけるエラー(例えば、過剰投与または過小投与)の発生を減らすことができ、薬物送達機能を備えた電子および機械システムの機能に対する改善を構成する。
【0147】
図5A~Fは、方法300のステップ318(図3A参照)において、または食事監視アプリケーションの使用中の他の時間に、ユーザまたは他の任意の個体に対して出力情報を表示できるGUIスクリーンの例示的な実施形態を示す。これらの画面は、本明細書に記載されるリーダデバイス120、薬物送達デバイス160、またはローカルコンピュータシステム170の実施形態のいずれかに表示され得る。
【0148】
図5Aは、ロギングされた食事505-1~505-Nのシリーズ、リスト、またはグループを含む画面502を示している。グループ500は、本明細書ではランキングレポート500と一般に呼ばれる。ランキングレポート500は、データが収集された食事イベント505(および該当する場合は活動)の全てまたはサブセットを示す。食事クラスタが識別された場合、クラスタ内の食事イベントは、1つの食事イベント505として一緒にグルーピングされ、表示される。イベント505のランキングは、血糖応答の大きさによって順序付けることができる。ユーザに提示されたら、ランキングレポート500は、リストの最上部から始まり、最大の血糖応答をもたらした食事505を最初に示し、それに続いて、減少する大きさの血糖応答をもたらした食事505を表示することができる。
【0149】
別の実施形態では、ランキングレポート500は、グルコースエクスカーションを引き起こした直近の食事を表示することができ、ユーザは、ここでも最高から最低のグルコースエクスカーションの大きさの順にソートされたリストを通してスクロール(上または下へ)することができる。さらに別の実施形態では、ランキングレポート500は、グルコースエクスカーションを引き起こす食事を、直近のものから最も古いものの順に表示することができる。レポート500のランキングが決定される基準をユーザが変更できるようにするトグルソートボタンを提供することができる(例えば、食事の種類、日付および時間、グルコースエクスカーションの大きさ等によるランキングの変更)。
【0150】
図5Aに示される実施形態では、ランキングレポート500内の各食事505について、食事の画像が、食事が摂取された日付および時刻と共に、グルコース応答の大きさの表示と共に、利用可能であれば表示することができ、これは、本明細書に記載される出力形態のいずれかで提示することができる。画像の代わりに、または画像に加えて、各食事505の名称をテキスト形式で記述することもできる。食事をその血糖応答によってランク付けすることに加えて、ランキングレポート500は、単一の特定の食事の種類の発生をその血糖応答によってランク付けすることができる。例えば、一般的に摂取されるスパゲッティディナーに対する分量、期間、および血糖応答をランク付けして表示することができる。
【0151】
グルコースエクスカーションが発生したが、食事情報が入力されなかった場合、グルコースエクスカーションの時刻、日付、および大きさを、選択時に、図4Bの画面420を表示するなどして、食事に関する情報を入力するようにユーザにプロンプト表示する選択可能ボタンまたはフィールドと共にレポート500に表示させることができる。食事情報はあるが写真がない場合、日付および/または時刻がレポート500の他の項目と整列するように、写真欠落インジケータを表示することができる。
【0152】
食事監視アプリケーションの使用中に食事イベント検出感度設定またはグルコースエクスカーション感度設定が調整された場合、ランキングレポート500に表示されるデータを遡及的に調整して、全てのデータが感度設定の1つの共通項目配列で表示されるようにすることができる。したがって、ユーザがランキングレポート500を表示するか、そうでなければ過去の食事または分析物情報を表示するたびに、食事監視アプリケーションは、表示された情報を再計算して、感度調整を遡及的に補償することができる。
【0153】
ランキングレポート500内の食事を選択またはクリックすると、その特定の食事に関する追加情報を表示する画面を起動することができる。図5Bは、食事イベントを取り巻く履歴グルコース(例えば、8時間、24時間、48時間、またはその他)のグラフィカル表示514を含むことができる画面512の例示的な実施形態を示している。グラフィカル表示514は、食事の前、後、および食事を取り巻く任意の時間インクリメントを含むことができる。1つの例示的な実施形態では、グラフィカル表示514は、食事イベントの開始前の2時間のデータおよび食事イベントの開始後の6時間のデータを有する8時間の期間である。グラフィカル表示514はまた、方法300の314での食事イベントに関連付けられる分析物データの様々な範囲の任意の期間を含むことができる(図3Aに関する説明参照)。
【0154】
グラフィカル表示514の分析物データにおいて検出された各々のエクスカーションについて、エクスカーションインジケータ408(この場合、グルコース曲線下の陰影領域)を表示することができる。グラフィカル表示514の一定期間内の他の全ての食事イベントと共に、選択された食事イベントの発生は、食品アイコン516、食事の写真、および/または食事を説明するテキストによって示すことができる。代替的に、一緒にクラスタ化されている食事イベントは、1つのイベントとしてのみ示すこともできる。特定の食事イベントの選択により、代わりにその新たに選択された食事イベントに焦点を当てた別の画面512を表示させることができる。代替的に、食事イベントの選択により、その特定の食事イベントに関する情報を有するポップアップウィンドウを表示させることもできる。
【0155】
別の実施形態では、図5Aの画面502から個体の食事を選択することで、選択された食事の画像と共に、その食事の食事内容のサマリー(例えば、ポーションタイプ、分量等)および/またはその食事に関してユーザが入力した任意のフリーテキストを有するグラフィック表示514を含む画面512の実施形態を表示させることができる。したがって、その食事を説明するためにユーザによって入力された情報の全てまたは大部分が、その食事イベント周辺の履歴分析物データと共に表示される。
【0156】
別の実施形態では、ランキングレポートまたは他の場所のいずれかで表示される各食事は、関連するグルコーストレースと共に表示されてもよい。ランキングレポート上で他の食事と共に表示されると、ユーザは、相対的なピークグルコース時間や、グルコース応答がどれくらい続くかなど、異なる食事の特徴を比較することができる。表示は、食事の開始に対するピークグルコースの数値的な経過時間を表示するなど、これらの特徴の幾つかを強調表示してもよい。
【0157】
図5Cは、例えば、ランキングレポート500から特定の食事を選択すると表示されるような、特定の食事についてユーザに表示するための情報の系統的なレイアウトを示す画面520の例示的な実施形態を示している。食事イベントに対応する時間が最初に発生する日付が領域522に表示され、それに続いて、食事イベントの時間(提供される場合は時間範囲)が表示される。食事の1つ以上の画像524の下には、例えば、ユーザが食事の各コースの写真を取り込んだ場合、表示することができる。食事のピークグルコース値および食事のデルタグルコース値は、528で食事の任意のフリーテキスト形式の説明と共に526で右側に表示することができる。
【0158】
図5Dは、特定の食事に関する例示的な情報が入力された画面530の例示的な実施形態を示している。画面530は、画面520と同様であるが、情報がまだ入力されていない検出された食事イベント532-1および532-2の表示、例えば、入力漏れも含まれる。各食事イベント532には、食事イベントに関する情報をロギングするためのユーザ選択可能なログボタン533-1および533-2と、ユーザが食事に関する情報を入力しないことを選択した場合または実際に食事が発生しなかった場合の選択のためのユーザ選択可能な無視ボタン534-1および534-2とが続く。ユーザが食事に関する情報をロギングすることを選択した場合、図4Eの画面420などのロギング情報画面を、入力漏れの時間として予め入力された食事時間と共に表示することができる。ユーザが画面530に戻った場合、情報は、新たにロギングされたデータを考慮して再計算される必要がある。ユーザが入力漏れを無視することを選択した場合、入力漏れのロギングが更新され、その無視された入力は画面530から削除することができる。
【0159】
図5Eは、画面520および530と同様の画面540の例示的な実施形態を示している。ここで、画面540は、午前10時50分から午前11時20分の間に発生した食事クラスタの写真を6枚含む。本明細書に記載されるいずれの実施形態でも、特定の写真の選択により、その画像のより大きなディスプレイを含むポップアップウィンドウを表示させることができる。
【0160】
図5Fは、前の画面と同様であるが、ロギングされたもしくは検出された運動または他の活動552と、その活動が画面550に記載される食事イベントに関連して発生した時刻とを伴っている、画面550の例示的な実施形態を示す。
【0161】
図3Aに戻ると、方法300は、食事監視アプリケーションが分析物データを受信し、監視し、保存し(例えば、方法300のステップ304)、検出されたイベント306を検索することを無期限に続けるように、それ自体を繰り返すことができる。検出されたまたはロギングされた食事に関する最近入力された情報は、新しいイベントが検出されるたびに、食事情報を入力するためにユーザに提示されるオプションに含めることができる。
【0162】
食事監視アプリケーションは、ユーザの活動レベルに関する情報を監視および収集するソフトウェアと共に使用することができる。したがって、食事のロギング、食事に関する情報のプロンプト表示、分析物データと食事との関連付け、食事の血糖影響の決定、および/または食事とユーザのグルコースレベルとの関係に関する情報の出力に関連する本明細書に記載される各実施形態について、それらの実施形態は、食事の摂取ではないユーザが行う活動にも同様に適用できることが理解されるべきである。このような活動の一般的な例は、運動、仕事、および休息である。このような活動に関連する全ての実施形態は、本開示の範囲内である。活動データの収集を支援するために、各センサ制御デバイス102は、各装着者の活動レベル(例えば、1日の時間ごとの消費カロリー)を継続的または繰り返し測定する活動モニター、および/またはシステム100による、装着者の心拍数の記録を監視および可能にする心拍モニターを含むか、そうでなければ活動モニターおよび/または心拍モニターと共に動作するように構成することができる。
【0163】
ランキングレポート500など、食事監視アプリケーションによって出力される情報は、グルコースレベルに及ぼす食事の影響に関する具体的かつ即時の情報をユーザに提供する。この出力情報は、ユーザが、グルコースレベルに影響を与えていることに気付かなかった、例えば、グルコースレベルをそれほど高くしていることに気付かなかった、食生活における特定の食事を回避または最小限に抑えることを学ぶのに役立てることができる。この出力情報はまた、グルコースレベルに及ぼす異なる分量の相対的な影響を見ることによって、ユーザが食事の分量を制御することを学ぶのに役立てることができる。
【0164】
食事監視アプリケーションはまた、個体に異なる食事、時間、成分を試すことを推奨することができ、説得力があり、楽しく使用することができる。この食事監視アプリケーションは、2型糖尿病、糖尿病前症、メタボリックシンドローム、および糖尿病でない人-基本的に、自身の食生活および/または活動習慣を変えることによって自身の健康を改善する意欲のあるあらゆる人-を含む多くの層による分析物センサの使用を促す。
【0165】
本明細書に記載される食事および/または活動監視アプリケーションは、2型糖尿病または糖尿病前症と新たに診断された個体にとって実質的な利益をもたらすことができる。多くの場合、個体が糖尿病の薬物療法を開始することに直面したとき、彼らは薬物療法の必要性を回避または遅らせるために食生活および運動の修正を試みることに非常に意欲的である。
【0166】
したがって、本明細書に開示される様々なシステムおよびソフトウェアの使用のための臨床シナリオは、例えば、空腹時グルコース検査および/またはA1c検査に基づいて新たに診断された個体が、ユーザの現在および過去の分析物レベルは保存されるがユーザに示されないように盲検化することができるリーダデバイス120とインタフェース接続するセンサ制御デバイス102を装着してフォローアップすることである。ユーザは、センサ制御デバイス102を一定期間、例えば2週間装着し、その後、分析物データが医療専門家によって収集され、分析物パターンがユーザに明らかにされる。この盲検化された使用は、ユーザの習慣および傾向に及ぼすシステムの影響を最小限に抑え、ひいては医療専門家は、特定の血糖問題および薬物療法でそれらに対処する最善の方法についてより良く理解することができる。この時点で、医師は、本明細書に記載されるソフトウェアアプリケーションを使用して、栄養トレーニングと運動計画とを併用し、食生活および運動で糖尿病状態に対処しようとするオプションを個体に与えることができる。これは、別のセンサ制御デバイス102およびリーダデバイス120を用いてフォローアップすることができ、医療専門家がプログレスを評価し、投薬または更なる食生活/運動介入が依然として必要であるか否かを決定することが可能になる。
【0167】
医療専門家向けの追加の指標およびレポートを含めることができる。例えば、14人の耐糖能正常(NGT)、12人の耐糖能障害(IGT)、16人の非インスリン依存性糖尿病(NIDDM)患者の研究では、2型糖尿病(T2DM)被験者には静脈内グルコースチャレンジに対する第1相インスリン反応がないことが示されている。グルコースエクスカーション追跡と対になる食事情報の十分な監視により、第1相インスリン反応の変化を医療専門家が追跡することができる。
【0168】
さらに、世界の成人の4分の1がメタボリックシンドロームを持っている。これらの成人は、2型糖尿病を発症するリスクが5倍も高い。さらに、人のβ細胞への損傷のほとんどが糖尿病前症と診断される前に行われることを示す証拠があり、診断前の介入の必要性を実証している。2型糖尿病への進行は、空腹時血糖障害(IFG)のかなり前の耐糖能障害(IGT)から始まるので、1型糖尿病の発症を確実に予測または診断することが示されているセンサベースの高血糖および食後エクスカーションベースの指標は、メタボリックシンドロームを持つ人に適応できる可能性がある。このように、新たに診断された糖尿病患者のために本明細書に記載されるソフトウェアアプリケーションおよびシステムは、したがって、メタボリックシンドロームの個体群に適用可能である。
【0169】
さらに、グルコースエクスカーションと体重増加との間の一般的な相関関係が知られているので、本明細書に記載されるソフトウェアアプリケーションおよびシステムは、体重を減らしたい人に適用可能である。
【0170】
ユーザ、デバイス、または他のソフトウェアによって情報が入力される限り、その情報は、受信され、読み取られ、命令を含む場合、処理回路(これは、単一のプロセッサであり得るか、処理能力を有する複数のプロセッサまたはデバイスにわたって分散され得る)によって実行され得る。それらの命令は、本明細書に記載されるリーダデバイス、薬物送達デバイス、メーター、コンピュータシステム、または他のコンピューティングデバイスの任意のおよび全ての実施形態の処理回路のメモリに保存され、処理回路によって実行され得る。
【0171】
食事および活動計画のための個体群の分析物監視の実施形態
本明細書では、ユーザのローカル集団、個体群、コミュニティ、またはグループに対する分析物監視を可能にする例示的な実施形態も提供される。この個体群の監視から収集されたデータは、指導および食事および活動計画の提供を含む多くの目的のために使用することができる。これらの実施形態は、1つの例示的な用途、すなわち、高齢者介護居住施設または家庭における個体群監視の使用に関して説明される。しかしながら、これらの実施形態は、この例示的な用途に限定されず、多数の他のこのような用途が存在し、本開示の範囲内である。個体群監視の実施形態は、単独で、または本明細書にも記載される食事評価および計画の実施形態と組み合わせて使用することができる。
【0172】
高齢者居住施設では、食事は、居住施設のスタッフによって準備され、提供される。居住個体群は、加齢に関連したインスリン反応の低下、身体活動の低下、体重増加、および/または他の要因によって、糖尿病または糖尿病前症になりやすい可能性がある。一般的に言うと、居住者は個体群を形成し、個体群の各メンバーは、センサ制御デバイス102を備えるなど、in vivoセンサ104を装着することができる。各メンバーのセンサ制御デバイス102によって収集された分析物データは、メンバーがリーダデバイスの範囲内にいる間、例えば、個体群の全てまたは大部分のメンバーが食事時間(例えば、朝食、昼食、または夕食時間)中に共有エリア(例えば、ダイニングルーム等)内で互いにほぼ同じ距離にいるとき、リーダデバイスによって自動的に読み取ることができる。代替的に、データは、個体群の各メンバーから、互いに対して異なる時間に読み取ることもできる。
【0173】
図6Aは、個体群のN人のメンバーから分析物データを収集するために分析物監視システム600を使用する例示的な実施形態を示すブロック図である。ここで、システム600は、複数のデバイス装着者601-1~601-Nにそれぞれ配置された複数のセンサ制御デバイス102-1~102-Nと通信することができるリーダデバイス620を含む。Nは、任意の所望の数であり得る。リーダデバイス装着者601は、ダイニングルームなどの共有エリア610に物理的に位置している。
【0174】
リーダデバイス620は、本明細書で説明したリーダデバイス120の全ての実施形態と同様の方法で構成され得るが、複数のセンサ制御デバイス102の各々と同時に、順次、またはスケジュールされた間隔もしくはランダムな間隔で(例えば、装着者601が1日のうちに共有エリアを循環するように)通信する能力も備えている。この通信は、図1に関して説明した無線通信経路140と同様に構成され得る無線または有線通信経路640を介して起こり得る。例えば、本明細書に記載される無線通信プロトコルのいずれかを使用することができ、この通信経路は、単方向または双方向であり得る。
【0175】
1つの例示的な実施形態では、リーダデバイス620は、BluetoothまたはBluetooth Low Energy通信プロトコルを用いて各センサ制御デバイス102とペアリングする。リーダデバイス620は、各装着者601から分析物データを収集し、データをローカルに保存し、かつ/またはデータをリモートインターネットサーバなどの別のコンピュータシステムにアップロードすることができる。ここで、リーダデバイス620は、無線ハブ630と通信するように適合させられており、このハブ自体は、任意の数のサーバを介在させて、ネットワーク190を介して信頼できるコンピュータシステム180にデータを通信することができる。リーダデバイス620と無線ハブ630との間の通信リンク(または経路)641は、任意の所望の無線プロトコルに従って動作することができる。本実施形態では、無線ハブ630は、Wi-Fiハブであり、リンク640は、Wi-Fi接続である。したがって、リーダデバイス620は、BluetoothからWi-Fiへのブリッジとして機能することができる。
【0176】
他の実施形態では、リーダデバイス120は、Wi-Fiハブ630が省略され得るように、リーダデバイス620がネットワーク190を介して信頼できるコンピュータシステム180に直接データをアップロードすることを可能にする電子回路ハードウェアおよびソフトウェアを含むことができる。例えば、リーダデバイス620は、携帯電話機能、衛星通信機能、ケーブルモデム、およびイーサネット機能等を含むことができる。
【0177】
多くの実施形態では、信頼できるコンピュータシステム180は、ネットワーク190を介した通信が必要でないように、居住個体群601-1~601-Nにローカルであることが可能である。例えば、リーダデバイス620は、通信リンク641を介して収集されたデータをWi-Fiハブ630にアップロードすることができ、次に、このハブは、ローカルな有線もしくは無線接続を介して信頼できるコンピュータシステム180に直接情報を渡すことができるか、またはリーダデバイス620は、直接収集されたデータをローカルな有線もしくは無線接続を介して信頼できるコンピュータシステム180にアップロードすることができる。
【0178】
リーダデバイス620はまた、センサ制御デバイス102から収集された分析物データに対して任意の量の所望の処理を実行することができる。例えば、リーダデバイス620は、各センサ制御デバイス102から収集されたローデータを、無線ハブ630およびネットワーク190によって信頼できるコンピュータシステム180に単純に渡すことができる。別の例では、リーダデバイス620は、収集されたローデータをアルゴリズム的に処理し、各装着者601の分析物レベルを決定し、次にその処理された情報を信頼できるコンピュータシステム180にアップロードすることができる。
【0179】
リーダデバイス620は、その通信範囲内の各センサ制御デバイス102を自動的に認識し、ペアリングするようにプログラムすることができる。しかしながら、特定のセンサ制御デバイス102のみからデータを収集することを可能にするために、より高い選択性が望まれる場合がある。このような実施形態では、リーダデバイス620は、センサ制御デバイス102のサブセットのみを認識し、それとペアリングするようにプログラムされ得る。例えば、センサ制御デバイス102は、データ収集またはペアリング手順の間にリーダデバイス620に送信される専用の識別フラグまたはコードを含むことができる。リーダデバイス620は、このフラグまたはコードを送信するセンサ制御デバイス102のみからデータをアップロードするようにプログラムされ得る。
【0180】
別の例では、リーダデバイス620自体、または別のリーダデバイス120は、そのセンサ制御デバイス102の識別番号(例えば、シリアル番号)を読み取り、その識別番号を、リーダデバイス620と通信するセンサ制御デバイス102のサブセットに関連付ける各センサ制御デバイス102の認識手順を実行することができる。この認識手順の間、各センサ制御デバイス102の装着者601の名前または識別は、各センサ制御デバイス102から収集されたデータが特定の装着者601にリンクされ得るように、そのデバイス識別番号に関連付けられ得る。リーダデバイス620がこの認識手順に使用される場合、センサ識別番号のリストは、リーダデバイス620の非一時的メモリにローカルに保存され得る。別のリーダデバイス120が認識手順に使用される場合、センサ識別番号のリストは、信頼できるコンピュータシステム180にアップロードされ、次に、リーダデバイス620に通信され得る。
【0181】
できるだけ多くのセンサ制御デバイス102との通信を可能にするために、リーダデバイス620は、共通領域610内の中央に配置することができる。例えば、リーダデバイス620は、部屋の中央の頭上に取り付けることができるか、またはダイニングルームの場合にはダイニングテーブル上に配置することができる。幾つかの実施形態では、複数のリーダデバイス620、例えば、各テーブル上に1つのリーダデバイス620を使用して、全体の通信領域を増やすことができる。
【0182】
各センサ制御デバイス102は、リーダデバイス620による読み取りの間の全期間にわたって分析物データを保存するのに十分な非一時的メモリを含むことができる。これにより、リーダデバイス620は、1日または1週間を通して、各装着者601の分析物データの全てまたは実質的に全てを収集することができる。例えば、センサ制御デバイス102は、夕食の食事の後から朝食の食事まで一晩中分析物データを記録するために、12時間のメモリを含むことができる。異なる時間の長さに対応する他のメモリサイズも使用することができる(例えば、8時間、24時間、72時間等)。
【0183】
これらの実施形態は、地域個体群のための共通のリーダデバイス620の使用に関して説明しているが、地域個体群の各メンバーが、分析物データを収集するために自身のリーダデバイス120を使用することができる場合もある。このような場合、各リーダデバイス120は、信頼できるコンピュータシステム180に、または今度は適切なコンピュータシステムにデータをアップロードするデータ収集ハブに直接通信することができる。
【0184】
図6Bは、食事および/または活動計画のために個体群を分析物監視する方法650の例示的な実施形態を示すフロー図である。図6Aのシステム600と同様に、方法650は、食事時間中の高齢者介護施設の居住者からのデータ収集に関して説明される。
【0185】
出荷されたセンサ制御デバイス102が、まず652で施設によって受け取られる。施設職員は、任意選択で、654で、各センサ制御デバイス102の識別番号を信頼できるコンピュータシステム180にアップロードすることができる。次に、監視されるべき各装着者601は、656で、分析物センサがin vivoで配置され、分析物データを感知する準備ができているように、センサ制御デバイス102を適用することができる。
【0186】
次に、適用された各センサ制御デバイス102は、リーダデバイス620にデータを送信することになるセンサ制御デバイス102のサブセットを識別するために、先に説明したように、リーダデバイス620または別のリーダデバイス120によって658で初期化、起動、または認識させることができる。この認識手順は、各装着者601または施設職員のメンバーによって実行することができ、任意選択で装着者の名前または識別をその人たちのセンサ制御デバイス102に関連付けることを含むことができる。このデータは、660で、信頼できるコンピュータシステム180にアップロードすることができ、このコンピュータシステムは、今度は662で、リーダデバイス620にセンサ制御デバイス102のリスト(および任意選択で関連する装着者601)を通信することができる。
【0187】
リーダデバイス620は、共有エリア610内のセンサ制御デバイス102の存在を監視し、次に、664で、それらのセンサ制御デバイス102が共有エリア610内で発見されると、サブセットの各々のセンサ制御デバイス102とペアリングすることになり得る。共有エリア610がダイニングホールである場合、多くのセンサ制御デバイス102が短い時間スパンで発見される可能性が高い。特定の認識されたセンサ制御デバイス102との接続を確立した後、リーダデバイス620は、667で、そのセンサ制御デバイス102内に保存された分析物データを読み取るか、またはアップロードすることができ、これは、デバイス102が最後に読み取られてからの装着者601の一連の分析物レベル測定、またはデバイス102のメモリに保存された分析物レベル測定の全履歴(この場合、既に収集されたものと重複する測定は無視することができる)を表すことができる。分析物データの収集後、リーダデバイス620は、668で、そのセンサ制御デバイス102から接続を解除することができ、リーダデバイス620が、669で、別のセンサ制御デバイス102が存在し、読み取られる必要があると決定した場合、次に認識されるセンサ制御デバイス102とのペアリングおよびそこからの分析物データの収集に進む(664に戻る)ことができる。
【0188】
このプロセスは、分析物データが、リーダデバイス620の範囲内にある全ての認識されたセンサ制御デバイス102から収集されるまで繰り返される。特定の居住者の食事スケジュールが異なる場合があり、それに応じて共有エリア610内でその人たちの存在が予測できない場合があるので、リーダデバイス620は、1日を通してセンサ制御デバイス102を継続的に監視することができる。リーダデバイス620は、特定の装着者601からのデータが収集された後、十分な時間が経過するまで、リーダデバイス620がその装着者のセンサ制御デバイス102と再びペアリングしようと試みないように、待機期間をプログラムすることができる。例えば、装着者が一時的に共有エリア610を離れた場合、リーダデバイス620は、再入場時に再びデータを収集しようとしない。この待機期間は、例えば、30分、1時間、90分等であってもよい。この待機期間の満了後、次にリーダデバイス620がセンサ制御デバイス102を認識すると、リーダデバイス620は、データ収集手順を再び開始する。したがって、このプロセスは継続的に繰り返すことができる。
【0189】
センサ制御デバイス102の全てからのデータは、670で、信頼できるコンピュータシステム180の非一時的メモリに保存され得、集計されたデータは、672で、居住者施設個体群間の傾向を特定するために検査または処理され得る。集計されたデータのセットの例が、図7に人間に読める形式で示されている。ここで、X軸は時間を表し、Y軸は分析物濃度を表しているが、各軸は異なる指標とすることもできる。分布の各点(X)は、特定のセンサ制御デバイス102からリーダデバイス620によって収集された分析物濃度の読み取り値を表す。したがって、分布は、異なる時間における同じ装着者601からの読み取り値だけでなく、異なる装着者601からの(これも異なる時間における)読み取り値も含む。さらに、集計されたデータは、例えば、異なる日に各装着者から収集された読み取り値を含むことができ、単一の食事の発生とは無関係な傾向を特定することを可能にする。
【0190】
メニュー情報、例えば食事の内容(例えば、カロリー含有量、炭水化物含有量、糖質含有量、タンパク質含有量等)、1日の食事時間、および食事の種類(例えば、朝食、昼食、間食、または夕食)も信頼できるコンピュータシステム180に提供し、分析物データと食事情報との相関関係を特定することができるように集計データにリンクさせることができる。食事イベントは、本明細書に記載される食事イベント検出器のいずれかを用いて、またはスケジュールされた食事が提供されるという前提で各日の予め定義された期間の分析によって、集計データにおいて検出することができる。前の食事後の居住者個体群の分析物パターンを食事情報と比較して、望ましくない分析物イベントを引き起こす要因を特定し、これらのイベントを最小限に抑えるように食事を調整することができる。特定のエクスカーションが発生していない場合でも、食事の内容、種類、および時間は、居住者施設個体群にわたって最大の安定性または分析物レベルを提供するように調整することができる。
【0191】
信頼できるコンピュータシステム180は、図7に示されているようなグラフ形式、またはサマリーレポートなどの形式で集計データをユーザに提示するようにプログラムすることができる。信頼できるコンピュータシステム180はまた、個体の装着者についての分析物指標および個体群全体についての統計(例えば、分析物中央値もしくは平均値、標準偏差、または平均最大値もしくは最小値)を決定または提示するようにプログラムすることができる。図7は、最初の食事704およびその後の食事706のインジケータを有する1日の一部の間の居住者個体群のチーム分析物濃度を表す傾向線702を示している。
【0192】
信頼できるコンピュータシステム180は、居住者個体群の傾向を示し、個体群の一部(例えば、5%、10%、20%等)が閾値に違反するか、または個体群が望ましくない形で推移する事例を特定することができる。閾値は、例えば、低分析物閾値、高分析物閾値、変化率閾値等とすることができる。個体群は、例えば、過剰な数のグルコースエクスカーションが発生していなくても、望ましくないほど高いもしくは低い平均値、中央値、または最小から最大への変動値の発生によって、望ましくない形で推移する可能性がある。信頼できるコンピュータシステム180は、食事情報(例えば、過剰な炭水化物含有量、過剰な糖質含有量、食事の頻度が高すぎるかまたは十分な頻度ではない)を参照して、傾向の潜在的原因を提供し、そのうえ傾向を緩和するために食事の側面がどのように修正され得るかという推奨事項を提供するようにさらにプログラムすることができる。これらの推奨事項は、食事内容の調整、食事時間の調整、間食の導入、間食の除去、およびインスリン投与量および投与時間(例えば、基礎投与およびボーラス投与)の調整を含むことができる。
【0193】
信頼できるコンピュータシステム180はまた、各食事の分析物(例えば、血糖)応答または影響を決定し、最も望ましいまたは望ましくない分析物特性に関連付けられている食事を特定するレポートを提供することができる。この情報は、例えば、施設管理者が、個体群全体の改善された分析物レベルを維持するために食事計画を変更するために使用することができる。例えば、信頼できるコンピュータシステム180は、各食事の血糖応答を決定および保存し、最も厳しい応答を引き起こす食事を特定するのを支援するためにランキングを出力することができる。ピークグルコース値、デルタグルコース値、および/またはグルコース面積を含むがこれらに限定されない、血糖応答の深刻度を定量化するかまたは別の方法で示すために、本明細書に記載される指標のいずれかを使用することができる。
【0194】
統計分析は、例えば、各食事の標準偏差および/または四分位範囲を有するグルコース平均値、グルコース中央値、またはグルコース変動値を出力することができる。この出力はまた、例えば、閾値を超える個体群の平均値または中央値の表示を出力する、閾値を超える平均値または中央値を有する個体群の割合を出力する、閾値を超える個体群の変動値を出力する等の閾値比較の結果を含むことができる。
【0195】
既に言及したそれらのアクションに加えて、任意の数のアクションを、所与の食事に対して閾値を超えたと特定された個体群のメンバーに対して、食品の量を減らす、代替食品を提供する、またはインスリンもしくは他の薬物を増加させるなど行うことができる。信頼できるコンピュータシステム180はまた、特定の食事に対して投与されるインスリンが多すぎることを示し得る低グルコースレベルを経験している個体を特定することができる。
【0196】
住居は、典型的にはレクリエーション活動を提供し、ひいては活動の種類を選択し、グルコース上昇を低減するために最も効果的な時間にこれらの活動をスケジュールする能力を有する。図6A、6B、および7に関して説明した実施形態は、運動など、個体群が経験する他の活動と組み合わせて使用することができる。
【0197】
例えば、食事について上述したのとほぼ同じ方法で、信頼できるコンピュータシステム180が、リンクされたデータを提示し、かつ/または分析物の傾向と運動イベントの時間、持続期間、および/または強度との間に相関関係が存在するかどうかを決定できるように、個体群の運動イベントに関する情報も、集計データにリンクさせることができる。各センサ制御デバイス102は、各装着者の活動レベル(例えば、1日の時間ごとの消費カロリー)を継続的に測定する活動監視を含むか、そうでなければ活動監視と共に動作するように構成することができる。
【0198】
食事監視アプリケーション
別の実施形態では、先に説明した特徴に加えて、食事監視アプリケーションは、血糖(または他の分析物)応答に従って食品および飲料の選択を分類する。それは分析物監視システム100と組み合わせて使用することができ、グルコースレベルに及ぼす自身の食生活の影響を人々がより良く理解することを支援する。ユーザは、食品および飲料の選択が、分量と共に、グルコースレベルにどのような影響を与えるかを直接見ることができる。ユーザは、どの食品が最も大きな影響を与えるかを知ることができる。このアプリケーションはまた、健康的な食事に関する神話(例えば、健康的であると誤って捉えられている可能性があるオレンジジュースおよび朝食用シリアルなどの問題のある高炭水化物食)を払拭するのに役立つ。このアプリケーションは、独立したアプリケーションであってもよいし、他のアプリケーションに全体または一部が組み込まれていてもよい。
【0199】
食事監視アプリケーションは、基礎インスリンを投与している2型糖尿病患者、または多剤併用インスリン療法中の1型または2型糖尿病患者を含む、食生活を変えたいという根本的な動機がある糖尿病患者が使用することができる。また、食生活をコントロールすることによってグルコースエクスカーションを最小限に抑えたい糖尿病前症の患者または非糖尿病患者が使用することもできる。食事監視アプリケーションのユーザは、コントロールされていない糖尿病を患っており、糖尿病をコントロール下に置きたいと考えているが、自身が楽しんでいる食品を諦めたくないため、長期間にわたって処方された「糖尿病食」に従うことは持続可能ではないことが分かっている。食事監視アプリケーションのユーザはまた、自身の糖尿病をコントロールできているが、新しい薬の服用、新しい運動計画、妊娠、その他の生活の変化を経験しているなどの理由で、通常の食生活が機能しなくなっている可能性がある。
【0200】
食事監視アプリケーションは、グルコース制御を達成し、グルコースレベルが目標範囲に留まる時間を改善するためにどのような修正を行うことができるかをユーザが決定するのを支援するために、ユーザが現在の食生活内に存在する良い食品と悪い食品(または良い食行動と悪い食行動)とを見ることを可能にし得る。食事監視アプリケーションは、異なる食品選択のグルコーススパイク差および範囲内時間(TIR)影響のデータ視覚化を提供することによってユーザを支援することができる。食事監視アプリケーションはまた、「あまり健康的でない」(例えば、ユーザの血糖値が目標または目標範囲から外れる結果となった食事)食事が検出されたら、ユーザに食事をロギングするようプロンプト表示することができる。食事監視アプリケーションは、有益な食品を選択し、TIR指標を増加させるようにユーザを動機付けるために、TIRをゲーム化してもよい。食事監視アプリケーションはまた、良い食行動を継続するようにユーザを動機付けるために、励ましやお祝いのメッセージを含んでもよい。
【0201】
食事監視アプリケーションは、ユーザが目標とする体験をすることができるように、ユーザの示されたニーズおよび目標に基づいてアプリケーションをカスタマイズすることを支援するためにオンボーディングシーケンスをユーザに提示してもよい。このアプリケーションは、ユーザの糖尿病の種類を示すようにユーザにプロンプト表示してもよい。オプションのリストには、1型、2型、糖尿病前症、妊娠性、その他、および不明が含まれ得る。ユーザがプロンプト表示に対する適切な答えを選択した後、アプリケーションは、ユーザの糖尿病教育のレベルを指定するようにユーザにプロンプト表示することができる。考えられる回答のリストには、初心者、中級者、および経験豊富だがまだ学習中であることが含まれ得る。アプリケーションは、アプリケーションを使用する際の目標を指定するようにユーザにプロンプト表示することができる。考えられる回答のリストには、グルコース制御のための食事、グルコースを範囲内に維持すること、および両方(完全なガイダンス)が含まれ得る。グルコース制御のための食事を選択したユーザは、ユーザがロギングした食事とその食事がグルコースに与える影響とに基づいて、何をどれだけ食べたらよいかを学びたいと思うかもしれない。グルコースを範囲内に維持することを選択したユーザは、食べたものがどのようにグルコースに影響するかを理解し、グルコースが急上昇したときだけ通知を受け、ユーザのグルコースレベルを目標範囲内に戻すのを手助けするアプリケーションを望むかもしれない。両方1130を選択したユーザは、目標グルコース範囲を達成するために何を食べるべきであり、何をすべきであるかを学びたいと思うかもしれない。
【0202】
オンボーディングプロセス中、アプリケーションは、ユーザがより多くの食事をロギングすることを推奨するために、ユーザが満たすべき様々なマイルストーンを導入してもよい。アプリケーションは、ユーザが満たすべきマイルストーンを設定してもよく、これには、最初の食事をロギングすること、食事を食べた後に目標範囲に留まること、およびある回数の食事(例えば、5、10、15、20、25、50食)をロギングすることが含まれ得る。さらに、アプリケーションは、様々なマイルストーンにおけるユーザのプログレスを追跡するためにカウンターを表示してもよい。例えば、10食の目標をロギングするためのユーザのプログレスを示すために、ロギングされた食事の数を示すカウンターを、グラフィカルなプログレスインジケータと共に表示することができる。アプリケーションは、デフォルトでマイルストーンを設定してもよい。代替的に、ユーザがマイルストーンを設定または変更することもできる。
【0203】
食事(および他のイベント)のグルコース影響を評価するために使用され得る多くの指標が存在する。食事監視アプリケーションは、任意の所望の指標を利用および評価してもよく、幾つかの実施形態では、ユーザが上限閾値を超える時間の量、ユーザが値域内にある時間の量、またはユーザが最低閾値未満に低下する時間の量を利用および評価してもよい。例えば、食事監視アプリケーションは、ユーザのグルコースレベルが閾値(例えば、約180mg/dL、代替的に約250mg/dL、代替的に約120mg/dLの値、または別の値)を超える時間の量を評価してもよい。このような指標は、閾値超過時間(time-above-threshold)と呼ばれることがある。閾値超過時間エピソードは、グルコースレベルが現在の持続時間の間、閾値を超える場合にトリガされてもよい。このようなものに限定されないが、実施形態では、ユーザのグルコースレベルが少なくともプリセットされた一定期間にわたって約180mg/dlの閾値を超える時間を使用するという文脈で説明され、これは時間超過180またはTA180と呼ぶことができる。食事監視アプリケーションはまた、ユーザがある値域内にいる時間の量、すなわち範囲内時間、または「TIR」(例えば、約70mg/dL~約180mg/dL、約70mg/dL~約120mg/dL、または約140mg/dl~約250mg/dl、または他の値域内にある)を評価してもよい。さらにもう一つは、約180mg/dLなどの値を下回る時間の量を評価することである。このような指標は、時間未満閾値(time-below threshold)と呼ばれることがある。
【0204】
これらの指標は、分析物レベルが閾値を超えた時間(または分析物レベルが範囲内にあった時間)を、総時間で割ることによってパーセント形式で決定され得る。例えば、グルコースが24時間の合計期間にわたって、6時間TIRの閾値内にある場合、TIR指標は25%である。またはユーザのグルコースレベルが、24時間の合計期間にわたって、3時間閾値を上回っている場合、時間超過閾値指標は12.5%である。代替的に、この指標は、パーセンタイルの代わりに時間インクリメントを単位として表示されてもよく、上記の例を用いると、TIRは、(24時間の合計期間において)6時間であろう。合計期間は、所定の固定長さであってもよいし、時間の経過と共に変化する量であってもよい。例えば、現在の週の現時点までTIRは、日曜日の午前12時からその週の現在の時間までグルコースが範囲内にある集計時間を日曜日の午前12時からの総経過時間で割ったものであってよい。指標はまた、ある一定の経過時間における範囲内の読み取り値の量を、経過時間における読み取り値の総数で割った値に従って計算されてもよい。例えば、24時間が経過すると、15分ごとにグルコース読み取り値が収集されてもよい。アプリケーションが、例えばホームページからアクセスされた場合、以下の式に従ってTIR計算を行うことができる:
TIR=♯範囲内の読み取り値/♯期間開始からの読み取り値
この例では、期間開始が午前12時であれば、午後12時(午前12時から12時間経過)には、15分間隔の読み取り値の合計が48個になる。しかしながら、午後11時45分(午前12時から23.75時間経過)には、15分間隔の読み取り値の合計は95個になる。したがって、分母は1日の経過と共に変化し、設定した期間の終了時、例えば、期間が1日であれば毎晩午前12時の読み取り値が96個になった時点でリセットされる。時間超過閾値指標についての同様の計算を、範囲内の時間の量または読み取り値の数の代わりに、読み取り値が閾値を超えている時間の量または閾値を超えている読み取り値の数を用いることによって行うことができる。
【0205】
多くの実施形態では、アプリケーションのユーザは、システム100のセンサ制御デバイス102など、グルコースを監視してもらっている。図8A-1~図8A-2に見られるように、分析物レベルは、(i)センサからユーザインタフェースアプリケーション802に転送され、次に(ii)ユーザインタフェースアプリケーション802からサーバ804を含むクラウドに転送され、次に(iii)サーバ804から食事監視サーバ806に転送されて、もし結果があれば、食事監視アプリケーションにそれを戻すことができる。クラウドは、同じまたは異なる機能を有する1つ以上のサーバ804、806を含むことができる。例えば、分析物データは、分析物データの収集を担っている第1のサーバまたはサーバ群にアップロードされ、次に、食事監視アプリケーションによる使用のためにデータをダウンロードすることを担う第2のサーバまたはサーバ群によって食事監視アプリケーションにダウンロードされ得る。第1の画面である食事監視ホーム画面810に見られるように、ある一定の期間、例えば1日、または1日の一部についてグルコース濃度(mg/dlまたはmmol/L単位)のグラフ812が表示される。グラフ812に表示される時間は、現在の日付の午前12時を起点に測定されたグルコース濃度を表示してもよい。目標範囲818は、例えば、グラフの背景色とは異なる色で陰影を付けることによって、例えば、緑色で陰影を付けることによってグラフ内で強調表示される。図8Bに見られるように、食事イベントが検出されると、食事監視アプリケーションは、エピソード検出器によってイベントの開始であると決定された時間に、インジケータ820でそのイベントをマークすることができる。検出されたイベントのユーザへの通知は、エピソード検出器によってイベントの開始であると決定された時間の後の時間に来てもよい。インジケータは、このイベントに関して食事情報(または運動、ストレス等のロギングすることができる他の情報)が欠落していることを示す「?」が付いたサークルであってもよく、グルコースレベルの上昇の原因となった摂取された食事(ログエントリ画面826参照)をロギングするようにユーザにプロンプト表示される。次に、食事監視アプリケーションは、ホーム画面810に戻り、この画面は、摂取された食事の表示832(例えば、食べた物の画像)を表示してもよい。
【0206】
代替的な実施形態では、ホーム画面は、ある一定の期間、例えば1日、または1日の一部について表示されたグルコース濃度(mg/dlまたはmmol/L単位)のグラフを含んでもよい。グラフ上に表示される時間は、現在の日付の午前12時から始まる測定されたグルコース濃度を表示してもよい。目標範囲は、例えば、グラフの背景色とは異なる色で陰影を付けることによって、例えば、緑色で陰影を付けることによってグラフ内で強調表示されてもよい。また、グルコース上限閾値(例えば、約250mg/dL)およびグルコース下限閾値(例えば、約75mg/dL)を異なる色の線でグラフ上に示し、これらの閾値を上回っているか下回っているかをユーザに明確に示してもよい。さらに、検出されたイベントは、イベントが範囲を上回っている場合(例えば、オレンジもしくは赤)または範囲内(緑)である場合を示すように色分けされてもよい。また、ユーザが自身のグルコース管理がどの程度うまくいっているかを容易に見分けることができるように、その日の現時点までやその週の現時点までのTIRディスプレイを表示することもできる。現在のセンサ寿命を示すグラフィックもホーム画面810に表示することができる。
【0207】
目標範囲818は(エピソード検出器の閾値と同様に)、ユーザおよび/またはHCPによって設定されてもよい。例えば、目標範囲は、約80mg/dl~約170mg/dl、代替的に約70mg/dl~約180mg/dl、または約65mg/dL~約120mg/dLに設定され得る。
【0208】
実施形態の別の態様によれば、設定可能な目標が使用されてもよい。目標854自体は、患者またはHCPによってデフォルトで設定または構成されてもよい。この目標は、一定期間(1週間、または現在の週の現時点まで、または現在の日付の現時点まで)にわたる血糖応答指標の集計量(例えば30%を超えないTA180、または少なくとも70%のTIR)と比較される閾値である。目標854はまた、ある所定の期間後にユーザが現在割り当てられた標的または目標を満たしている場合、食事監視アプリケーションによって漸進的に調整されてもよい。例えば、ユーザが、例えば過去1週間、目標範囲内のグルコース測定値の30%の達成目標に一貫して到達した場合、食事監視アプリケーションは、ユーザの目標範囲内の測定された分析物レベルの35%を維持するという新しい達成目標を設定することができる。同様に、ユーザが目標範囲内のグルコース測定値の30%の目標に一貫して到達しなかった場合、食事監視アプリケーションは、ユーザに対して目標範囲内の測定された分析物レベルの25%を維持するという新たな達成目標を設定することができる。
【0209】
ホーム画面810はまた、異なる期間、例えば、2つ以上の期間、代替的に3つ以上の期間について、ユーザが目標範囲内にいた時間の量(「範囲内時間」または「TIR」)の表示を含んでもよい。ホーム画面810は、現在の日付(例えば、午前12時から現在の時刻まで測定したもの)のTIR850のパーセント値、前の週のTIR、および現在の週のこれまでのTIR(例えば、一定の期間、例えば、日曜日の午前12時から現在の日時まで、代替的に月曜日の午前12時から現在の日時まで、代替的に7日前から現在の日時まで測定)を表示することができる。これら3つのTIRの表示方法の価値は、現在の週の現時点までと現在の日付の現時点までという観点から、前の週と比較して現在どのような状況であるかをユーザに提供することである。この情報を用いて、ユーザは、先週に比べて現在調子が悪いときは特定の食品を控えたり、先週に比べて調子が良いときは高血糖を引き起こす可能性がある食品を贅沢に食べたりするなど、食習慣の選択をすることができる。TIRディスプレイ850は、目標範囲818に費やした時間の割合の数値を報告することに加えて、ユーザが目標範囲818に費やした時間の量を視覚的に示すことができる。例えば、TIRディスプレイ850の各期間について、サークル852-1、852-2、852-3が、サークルの中心にTIRの数値割合と共に示されてもよい。サークル852-1、852-2、852-3には、TIRの量(プログレスインジケータ)およびTIRの目標/標的割合がグラフィカル表示されてもよい。例えば、サークル上の架空の時計の文字盤に関して、TIRの割合の表示は、12時の位置から始まり、サークルの全周囲のX%まで延びる色付きの線の形で表示されて、ユーザがその期間にこれまでX%のTIRを費やしたことを示すことができる。さらに、目標割合854の表示(例えば、ブルズアイ、サークル、「x」、または他の区切り)をサークルの周囲に含めて、ユーザのTIRが目標割合を上回っているか下回っているかがユーザに容易に分かるようにしてもよい。異なる期間のサークル852-1、852-2、852-3の各々は、(1)TIRの数値割合、(2)TIRの量のグラフまたは視覚的表示(プログレスインジケータ)、(3)目標/標的割合の表示といった表示を含んでもよい。
【0210】
イベント検出
食事監視アプリケーションは、エピソード検出に関する3つの構成可能な設定、すなわち高閾値、低閾値、および最小持続期間を有することができる。持続期間閾値よりも大きい持続期間で高閾値よりも大きい分析物レベルは、「高血糖エピソード(above range episode)」と表すことができる。例えば、高閾値が、約180mg/dLであり、持続期間閾値が30分に設定されている場合、グルコースが少なくとも約30分間で約180mg/dLを上回ると、高エピソードが検出され、ユーザは食事をロギングするようにプロンプト表示される。グルコース読み取り値などの分析物レベルは、(1)範囲内エピソード、(2)高血糖エピソード、または(3)低血糖エピソードという3つの考えられる状態のうちの1つに分類され得る。食事イベント検出に関連するソフトウェアまたはソフトウェア実装可能プロセスの例示的な実施形態のより詳細な説明は、米国特許公開第2013/0085358号明細書、同第2014/0350369号明細書、同第2014/0088393号明細書、2017/0185748号明細書、同第2020/0105397号明細書のいずれか、または国際公開第2015/153482号もしくはPCT/US20/12134号に記載されており、これらは全て、その全体があらゆる目的のために参照により前で援用された。
【0211】
アプリケーションの任意の実施形態について、図10Cに見られるように、エピソード検出器がイベントを検出すると、食事監視アプリケーションは、食事監視アプリケーションアイコン849上に位置する数字バッジ847を1つずつインクリメントすることができる。食事監視アプリケーションはまた、エピソード検出器によってイベントの開始であると推定された時間において、グルコースグラフ上にアイコン(例えば「?」)を追加し、その時間のグルコース値に対して、グルコース値で、または所定の量だけオフセットして配置することができる。数値バッジは、ユーザが関連するイベントの情報を提供し、その情報を保存したときか、または一定期間が経過した後に、1だけデクリメントすることができ、ここで、経過した期間は、イベントからの一定の時間値またはイベントに対する量子化された全日期間であってよい。更なる実施形態では、食事監視アプリケーションは、さらに、新しいイベントを検出したときに通知を発行することができる。ユーザが「?」アイコンを選択すると、ユーザにイベント情報の入力を可能にするログエントリ画面826が現れ得る。このようにして画面826が開かれると、イベント時間は、デフォルトで、エピソード検出器によってイベントの開始であると推定された時間、すなわち、アイコンに関連付けられた時間に設定され得る。しかしながら、この時間は、依然として、ユーザによって編集可能である。
【0212】
食事のロギング
食事監視アプリケーションは、例えば、イベントまたはエピソードが検出された場合および/または目標範囲外のイベントが検出された場合、食事をロギングするようにユーザにプロンプト表示することができる。食事監視アプリケーションのユーザは、プロンプト表示なしで自発的に食事をロギングすることもできる。図9A-1に見られるように、ユーザが自発的に食事を追加したい場合、ホーム画面810において、ユーザは、例えば、「+」アイコン836をタップすることによって、食事を追加するオプションを選択することができ、その後、ユーザが食事情報を入力するための複数のフィールドを有するログエントリ画面826がポップアップする。ログエントリ画面826はまた、ユーザが摂取した食事の説明を入力することができる「説明」フィールド828を含んでもよい。ログエントリ画面826は、摂取した食事の相対的なサイズを示すオプション830、例えば、「小さめ」、「一般的」、および「多め」などの食事の異なるサイズを示す選択可能なボタンも含むことができる。ユーザは、食事に関連付けられるように食事の写真を追加することもできる。例えば、ログエントリ画面826は、タップされると、食事監視アプリケーションがインストールされているデバイスのカメラを開き、ユーザが食事の写真を撮ることができるか、または代替的に写真のライブラリから写真を選択できるカメラアイコン834を含んでもよい。ログエントリ画面826は、食事の炭水化物含有量を含めるフィールドを含んでも含んでいなくてもよい。食事情報が入力された後、ユーザは「保存」をクリックして食事をロギングすることができ、その後、ユーザはログ詳細画面840に誘導され得る。ログ詳細画面840で見られるように、ロギングされた食事832の表示がグラフ812上に現れ、食事のロギングされた詳細の簡略説明842が簡略説明ウィンドウ842でグラフの下に表示され得る。ユーザは、ログ詳細画面844に見られるように、ロギングされた詳細の全体を確認するために、簡略説明ウィンドウ842の拡大を選択することができる。
【0213】
図9A-1および9Bに見られるように、食事の説明を入力する代わりに、ユーザは、「頻度の高いアイテム」のドロップダウンメニュー860を選択または開くことによって、頻繁に摂取される食事のリストに含まれる項目を選択することも可能である。食事をロギングするためのこの代替的な方法は、ユーザが過去に既に食事をロギングしている場合、食事情報を迅速に入力することを可能にする。図9Bに見られるように、ユーザは、「頻度の高いアイテム」のプルダウンメニュー860をタップするか、そうでなければ開いて、ユーザが過去に摂取した項目のリスト864を開くことができる。ユーザは、リスト864をスクロールダウンし、例えば、入力をタップするかまたは別の方法で選択することによって、ロギングしたい食事を選択することができる。入力をタップすると、説明が予め入力されている、選択された食品アイテムに対応するログエントリ画面826が開かれるであろう。次に、ユーザは、摂取された食事の相対的な分量を分量オプション830から選択することができる。食事情報が入力された後、ユーザは、「保存」をクリックして、食事をロギングすることができる。食事がロギングされた後、ユーザは、図9A-1~図9A-2において新しい食事の手動入力に関して説明したのと同じ情報にアクセスすることができる。
【0214】
アプリケーションの代替的な実施形態では、図9C-1~図9C-5に見られるように、代替的なログエントリ画面870が食事監視アプリケーションで使用されてもよい。ログエントリ画面870は、食事の説明828を追加するフィールド、食事サイズ830を選択するオプション、食事に写真834を関連付けるオプション、ユーザが過去に入力した食事を選択できる頻度の高い食品メニュー860(図9C-2参照)、および食品が摂取されなかったことを示すオプション846(例えば、その他(食品/飲料なし)トグルスイッチ)を含むが、これらに限定されない、他のログエントリ画面に関して議論したとおりの全てのオプションおよびフィールドを含んでもよい。ユーザは、例えば、ログエントリ画面870に表示される時間872をクリックすることによって、イベントに関連時間を変更または入力することもできる。図9C-5に見られるように、時間画面874を開くことができ、そこでは、ユーザは、例えば、時計のハンドルをある時間に回すことによって、またはデジタル形式である時間を入力することによって、イベントに関連付けたい時間を選択することができる。
【0215】
代替的な実施形態では、ユーザは、プラス記号または他のリンクをタップし、「食品」を選択することによって、ホーム画面から食事をロギングすることができる。次に、GUIを出現させることができ、最近の食事、頻繁に食べた食事、および全ての食事のリストを、異なる選択可能なタブに表示することができる。ユーザが既に入力されている食事を選択した場合、食事入力は、過去の食事の情報を事前に入力し、現在の日時を割り当てることができる。さらに、ユーザは必要に応じて食事入力を編集することが可能であり得る。また、新しい食事を追加するためのオプションを出現させることもできる。ユーザが新しい食事を追加するオプションを選択した場合、食事に関連付ける複数のタグを含む別のGUIを出現させることもできる。ユーザは、食事の名前を追加するために入力を編集することができる。ユーザは、カメラアイコンを選択し、食事入力に関連付ける画像を追加することもできる。ユーザは、食事タグを選択して、摂取した食事の種類を指定することもできる。食事タグは、朝食、昼食、夕食、デザート、間食、または他の適切な名称を含むことができる。ユーザは、食事の内容または特徴を説明する1つ以上の説明タグを選択することもできる。例えば、説明タグは、食事の炭水化物含有量、例えば、低炭水化物または高炭水化物に関するものであってもよい。説明タグはまた、食事の特定の内容に関連し、食品の種類、例えば、野菜、鶏肉、牛肉、豚肉、魚、サラダ、パスタ、ベジタリアンをリストアップすることができる。ユーザは、分量タグを選択することもでき、これは、相対的な分量をリストアップすることができる。これらのタグには、ユーザの通常の取り分けと比較した場合の、一般的、大きめ、および小さめサイズが含まれ得る。ユーザは、食事に関連する炭水化物の量も入力することができる。食事時間および日付は、食事の入力に自動的に関連付けられ得る。時間および日付は、ユーザが必要に応じて編集することができる。ユーザは、食事入力に関連するメモを入力することもできる。メモには、食事に含まれる個々の食品を分析するために自然言語検索で使用することができる食事のより詳細な説明を含めることができる。
【0216】
複数の食事がロギングされた後、食品メモのGUIは、最近食べた食事、頻繁に食べた食事、および全ての食事のリストを異なる選択可能なタブに表示することができる。ユーザが既に入力されている食事を選択した場合、食事入力に過去の食事情報が事前入力され、現在の日時が割り当てられる。さらに、ユーザは必要に応じて食事入力を編集することができる。食事が低リスク、危険、もしくは高リスクであること、または代替的に低リスク、中リスク(もしくは中程度)、または高リスクであることを示すことができるリスクタグが、各食事または食品に関連付けられてもよい。これらのリスクタグは、本願の他の箇所で説明した「良い」食事および「悪い」食事の決定と同様の方法で決定されてもよい。例えば、ユーザが一定期間、例えば少なくとも約1時間、目標/標的範囲または約180mg/dlを超えて留まる結果となった食事は、「悪い」または「高リスク」として分類され得、ユーザが一定期間、約70mg/dL~約180mg/dLの目標範囲内で留まる結果となった食事は、「良い」または「低リスク」として分類され得る。悪い食事または高リスクの食事の期間よりも短い期間、例えば、約15分~約60分、代替的に約30分~約60分、ユーザが、目標/標的範囲または約180mg/dlを超えて留まる結果となった食事は、「危険」または「中リスク」として分類され得る。
【0217】
ユーザは、推奨事項へのリンクをタップすることもでき、その結果、アプリ内モーダルGUIが表示され得る。アプリ内モーダルGUIは、ADAまたは他の組織からの提案された食事プランの詳細を含んでもよい。
【0218】
ユーザはまた、イベントが検出されると、食事情報を入力するようにプロンプト表示され得る。イベントが検出されると、食事監視アプリケーションは、アプリケーションアイコン上のバッジをインクリメントし、エピソード検出器によって食事が開始されたと推定される時刻に分析物レベルグラフ上に「?」アイコン820を表示する。図10A-1のホーム画面810に見られるように、ユーザは、「?」アイコンをタップすることによってこのイベントに情報を追加することができ、これにより、ログエントリ画面826を開くことができる。代替的に、ユーザは「?」アイコンをタップして、食事についての詳細を追加するようにユーザにプロンプト表示するウィンドウ824を開くことができる。ユーザは、「編集」822をクリックすることができ、これにより、より大きなログエントリ画面826が開かれる。ユーザがログエントリ画面826にいると、「?」をタップするかまたは「編集」をクリックするかのいずれかによって、ユーザは食事の説明828を入力することができ、摂取した食事の相対サイズ830、例えば、「小さめ」、「一般的」、「大きめ」などの食事の異なるサイズを示す選択可能ボタンも示すことができる。ユーザは、食事に写真を関連付けることもできる。例えば、ログエントリ画面826は、タップされると、食事監視アプリケーションがインストールされているデバイスのカメラを開き、ユーザが食事の写真を撮ることができるか、または代替的に写真のライブラリから写真を選択することができるカメラアイコン834を含んでもよい。ログエントリ画面826は、食事の炭水化物含有量を含めるためのフィールドを含んでも含んでいなくてもよい。ログエントリ画面826は、図10A-2に見られるように、グルコースの増加が食事によって引き起こされなかったことを示すためのオプション846を含むこともできる。ログエントリ画面826において、このオプション846は、「グルコースの増加は食事によって引き起こされたものではない」とラベル付けされた選択可能なボックスである。図10Bに示される代替的な実施形態では、このオプション846は、「その他(食品/飲料なし)」とラベル付けされたトグルスイッチとして現れる。オプション846が選択された場合、記号848(例えば「X」)が、このイベントが食事に関連付けられていないことを強調表示するために、写真用に確保された表示スペースに取り込まれてもよい。イベントに関連する情報が入力された後、ユーザは、「保存」をクリックして情報をロギングすることができる。イベント情報がロギングされた後、ログ詳細画面840において、記号848の小さいバージョンまたは食事が、グラフ上のイベントに関連付けられ得る。ロギングされたイベントの詳細は、グラフの下のウィンドウ842に省略された形で表示され得る。
【0219】
したがって、図11のフローチャートに要約されるように、ユーザが食事監視アプリケーションに食事を入力することができる2つの方法が存在する。ユーザは、食事をロギングすることを選択902するか、またはアプリケーションによって食事をロギングするようにプロンプト表示される904かのいずれかであり得る。1つの方法において、ユーザは、食事の説明を入力910し、摂取された食事のサイズ(例えば、小さめ、一般的、大きめ)を選択912し、食事の写真を追加914し、次に食事情報を保存916し、その食事イベントに関連付けることができる。ユーザはまた、食事入力に関連付けられた時間を編集することもできる。代替的に、ユーザは、頻度の高い食品のメニュー(例えば、ドロップダウンメニュー)を開き920、頻度の高い食品リストから食事を選択922し、適切な食事サイズを選択924し、食事情報を保存926することによって食事をロギングすることを選択でき、次に、この食事情報はその食事イベントに関連付けられることになる。代替的に、ユーザは、グルコースの増加が食事によるものではないことを示すことができる930。
【0220】
アプリケーションの代替的な実施形態では、図9Dに見られるように、食事監視アプリケーションは、食事ログアイコン882、食事ランキングアイコン884、不一致エクスカーションアイコン886、および設定アイコン888を含むがこれらに限定されないメニュー画面880を含むこともできる。ユーザが食事ログアイコン882を選択すると、食事ログ画面890が開き、これは、ログエントリ画面826に関して説明されたのと同じ詳細を含むことができる。食事ログ画面890は、食事の名前904のためのフィールド、コメント906のためのフィールド、および食事の画像を追加するためのオプションを含むことができる。食事ログ画面890は、過去に入力された食事リスト860から食事を選択するオプションも含むことができる(例えば、「食事選択」参照)。
【0221】
アプリケーションのこの代替的な実施形態では、ユーザは、検出されたイベントのリストを閲覧し、これらの検出されたイベントに食事を関連付けるオプションを有することもできる。図9Eに見られるように、ユーザが不一致エクスカーションアイコン886を選択すると、不一致エクスカーション画面890が、検出されたイベントのリストと共に現れる。各入力892-1~892-4は、イベント/エクスカーションが発生した時刻または時間範囲894、イベントを示すグルコース濃度グラフ896の一部、およびイベントに関連するグルコース濃度値898を含むことができる。ユーザは、特定のイベントに関連する食事をロギングするオプションを選択することができ、そこでは、本明細書に記載されるログエントリまたは食事ログ画面が提示され、ユーザは、他の実施形態に関連して説明したように、食事情報を入力することができる。
【0222】
食事監視インサイト
食事監視アプリケーションは、様々な分析を一緒にグルーピングすることによって、複数のインサイトをユーザに提供するように設計された。図12に見られるように、ホーム画面810は、ユーザが様々な期間に目標に到達することにどれだけ成功したかや、どの食品がグルコース濃度のスパイクを引き起こしたかについてのインサイトを提供する。グラフ812の小さなアイコン820は、どの食品が目標範囲818を外れるようにグルコースをスパイクさせたかについてのインサイトをユーザに与える。ユーザは、画像がそのイベントに関連している場合、一目で「悪い食品」を特定することができ、またはユーザは、アイコンをクリックしてその食事のログの詳細を確認することができる。現在の日付のTIRディスプレイ852-2は、TIRサークル852-2に明確に表示されているTIR目標854を達成するために、その日の残りの間、どれだけ注意して食べる必要があるかをユーザに通知することができる。現在の週の現時点までのTIRディスプレイ852-3が、TIR目標854を上回っていることを示す場合、「チートデイ」または「チートミール」を持つことができ、それでもTIR目標854を達成できることをユーザに通知することができる。しかしながら、現在の週の現時点までのTIRディスプレイ852-3が、TIR目標854を下回っていることを示す場合、それは、週の早い段階での悪い選択の埋め合わせをするために、より良い食事の選択をする必要があることをユーザに通知することができる。過去1週間のTIRディスプレイ852-1は、先週と比較して現在の週の現時点までがより良くなっているかどうかについてのインサイトをユーザに与えることができる。現在の週のTIRディスプレイ852-2が、前の週と比較してより高い割合のTIRを示す場合、ユーザは、現在の週の間に行ったより良い選択が、目標範囲内のレベルを維持することに成功したことを確認することで励まされるかもしれない。
【0223】
図13Aに見られるように、週間インサイト画面930は、特定の食品を摂取することの影響について、ユーザに追加のインサイトを提供することができる。週間インサイト画面930は、現時点までの週の合計のTIRディスプレイ932と、傾向ステートメント934と、ユーザが食べた後にグルコースが目標/標的範囲を超えて上昇したかまたはある閾値を超えるTA180を有していた食品のグルーピングの表示940と、ユーザが食べた後にグルコースが範囲内に留まったかまたはある閾値を下回るTA180を有していた食品のグルーピングの表示950とを含むことができる。食品のグルーピングの表示940、950は、異なる期間936(例えば、終日、午前、午後、夕方、および夜間)について表示することができ、拡張可能および折り畳み可能であってよい。図13Cに見られる代替的なインサイトレポート930では、画面は、表示される期間937を選択するためのオプションを有するフィルタを含んでもよい。現時点までの週の合計(「週合計」)のTIRディスプレイ932は、その週に目標に到達しているかどうかをユーザに示すことができる。傾向ステートメント934は、1日のどの期間に範囲外の測定値が最も多かったかをユーザに伝えることができる(例えば、「範囲を上回っている時間(time above range)を最も多く費やしたとき:午後」)。ユーザが範囲を超えて留まった時間をもたらした食品のグルーピングの表示940は、ユーザが食べたどの食品が一貫してグルコースレベルを目標範囲超および/または180mg/dl(TA180)超にするのか(例えば、「悪い」食品)についてのインサイトをユーザに与えることができる。食品グルーピングの表示950から、ユーザは、一貫して目標範囲内に維持していた食品(例えば、「良い」食品)があったかどうかを確認することができる。ユーザが目標範囲内に留まった時間をもたらした食品のグルーピングの表示950は、ユーザに、グルコースレベルを目標範囲内に一貫して保つために食べた食品がどれであるかについてのインサイトを与えることができる。表示950から、ユーザは、どの「良い」食品が一貫して自身のグルコースレベルを目標範囲内に維持しているかを確認することができる。表示されている食品のグルーピングおよび期間の表示は、例えば、デフォルトとして、ユーザが目標範囲を最も長い時間超えていた(例えば、最も高いTA180)1日の「悪い」期間を最初に表示するようにプログラムされてもよい。プログラムは、代替的に、ユーザが目標/標的範囲に最も多く留まった期間(TIRの最高割合)を、例えばデフォルトとして最初に表示し、良い行動を強いるための努力として、この期間に関連する「良い」食品を表示するようにプログラムされてもよい。
【0224】
食事は、幾つかの規則に従ってエピソードに関連付けることができる。全てのエピソードは、範囲内エピソードと範囲外エピソードとに分類することができる。範囲内エピソードは、範囲外の各エピソードに先行し、それに続く。
【0225】
範囲内エピソード→範囲外エピソード→範囲内エピソード
(Ep1) (Ep2) (Ep3)
ロギングされた全ての食事は、以下の規則に基づいて、エピソードに属すると特徴付けることができる:
- 食事がエピソード終了の30分以内にロギングされた場合、その食事は後続のエピソードにのみ属す。例えば、Ep1の食事がEp2の開始前30分以内にロギングされた場合、ロギングされた食事はEp2に割り当てられ、Ep1には割り当てられない。
【0226】
- 食事がエピソード終了の30分超1時間前までにロギングされた場合、その食事は現在のエピソードと次のエピソードとの両方に属す。例えば、Ep1の食事がEp2開始の1時間前にロギングされた場合、ロギングされた食事はEp1とEp2との両方に割り当てられる。
【0227】
- 食事が現在のエピソード終了/次のエピソード開始の1時間超前にロギングされた場合、その食事は現在のエピソードにのみ属す。例えば、Ep2の開始の1時間1分前にEp1で食事がロギングされた場合、ロギングされた食事はEp1のみに割り当てられる。
【0228】
したがって、例えば、エピソード1が終了し、エピソード2(範囲外エピソード、例えば180mg/dL超)が始まる15分前に、エピソード1(範囲内エピソード)で食事がロギングされた場合、その食事はエピソード1ではなく、エピソード2に割り当てられることになるであろう。
【0229】
図13B-1~図13B-5および図13Cは、週間インサイトレポートにアクセスする方法を示している。図13B-1に見られるように、ホーム画面810から、ユーザは電球アイコン952をタップまたは選択することができ、関連する日付範囲を有する様々な週のリストを含む週間インサイト週範囲画面952を開くことができる。各週の入力は、目標/標的範囲に費やした時間の割合の数値を報告することに加えて、ユーザが目標範囲に費やした時間の量の視覚的またはグラフィック表示(例えば、サークルの周囲に沿った色付きのバーもしくは他のプログレスインジケータ)を含むTIRディスプレイ852を含むことができる。週全体における範囲内時間は、以下の式に従って計算することができる:
TIR=♯週の間の範囲内読み取り値/♯週の間の全体読み取り値
例えば、グルコース読み取り値が15分ごとに測定される場合、1週間における読み取り値の総数は672回である。現在の週の現時点までの範囲内時間は、以下の式に従って計算することができる:
TIR現在の週の現時点までの時点=♯範囲内読み取り値/♯週の開始からの読み取り値
例えば、グルコース読み取り値が15分ごとに取得される場合、1週間は日曜日の午前12時に始まると設定することができ、火曜日の正午におけるTIR現在の週の現時点までの時点の分母は240個の読み取り値になるであろう。
【0230】
ユーザは、特定の週を選択し、その週のインサイトレポート930を表示することができ、これにより選択した週のインサイトレポート画面930が開かれる。TIRディスプレイは、週全体または1日の特定の時間(例えば、午前、午後、もしくは夕方)を表すようにフィルタリングすることもできる。インサイトレポート930は、ユーザが目標/標的範囲に最も長く留まった1日の期間を表示するデフォルト設定を有することができ、これは、良い行動を強いるための努力として、この期間に関連する「良い」食品の表示を含む。画面の背景色は、ユーザが範囲内にいたことを示すために着色することができ、例えば、「良い」食品の表示のために背景色を緑に設定することができる。図13B-3および図13B-4に見られるように、ユーザは、ユーザが最も長い期間で目標/標的範囲超または約180mg/dlであった期間(「高血糖域に留まっていた時間」)940を表示することも選択でき、これにより、ユーザのグルコースレベルが目標範囲を超えていた時間の前または間に食べられた「悪い」食品を表示させることになる。「悪い」食品として特徴付けるために、高血糖域180(180超の時間)(time-above-180)は、約1時間よりも大きくてよく、代替的に約30分よりも大きくてよく、代替的に約1.5時間よりも大きくてよい。画面の背景色は、ユーザが目標範囲を超えていたことを示すように着色することができ、例えば、「悪い」食品の表示のために、背景色を黄色、オレンジ、または赤に設定することができる。さらに、インサイトレポート画面930に表示された食品のいずれかについて、ユーザは、特定の食品入力アイコンを選択して、その食事に関連するエピソード詳細955を表示することができる。
【0231】
食事監視アプリケーションは、インサイトレポート930に表示する食事を決定するために、エピソードをランク付けすることができる。毎週発生する範囲内および範囲外の全てのエピソードは、持続期間によって昇順にランク付けすることができる。範囲内の最長の持続期間を有するエピソード(例えば、トップ5、代替的にトップ7、代替的にトップ10、代替的にトップ5~トップ10)は、それらに関連する食事と共に表示することができる。同様に、範囲外の最長の持続期間を有するエピソード(例えば、トップ5、代替的にトップ7、代替的にトップ10、代替的にトップ5~トップ10)は、それらに関連付けられた食事と共に表示することができる。上位エピソードの表示内で、ユーザは、スクロールして、その特定のエピソードに関連する食事を表示することができる。ユーザはまた、エピソード間をスクロールして、繰り返されるテーマ(例えば、チョコレートバーが自身の上位5つのエピソードの全てに含まれている)を特定することができる。ランク付けされたエピソードは、TIRディスプレイと同様に、1日の特定の期間のエピソードだけを含むようにフィルタリングすることも可能である。
【0232】
ユーザは、エピソードをクリックして、その特定のエピソードのグルコーストレースを閲覧することもできる。エピソード詳細画面955は、その食事を含む関連する期間のユーザのグルコースレベルのグラフを含むことができ(対応するアイコンによって強調表示されるように)、グラフの下に簡略画面(より多くの食事の詳細を明らかにするために拡張可能である)が表示され得る。グルコース濃度のグラフ812は、目標範囲濃度を緑818に色分けし、目標範囲を超える濃度(例えば、曲線下面積)を黄色、オレンジ、または赤958に色分けすることができる。
【0233】
代替的な実施形態では、週間インサイト画面960は、その週のTIRディスプレイ852、傾向ステートメント934、およびユーザのグルコースレベルを目標範囲より高くする傾向がある「悪い」食品の表示940を含むことができる(図13D-3を参照)。週間インサイト画面960は、入力された食事がどれだけ範囲内および範囲外であったかの表示964を含むこともできる。TIRディスプレイ852と同様に、範囲内および範囲を上回っているときの食事表示964は、ユーザが目標/標的範囲に留まった食事の数の割合の数値を報告することに加えて、ユーザが目標範囲に留まった入力された食事の数の視覚的表示(例えば、サークルの周囲に沿った色付きのバー)を含むことができる。別のサークルは、ユーザのグルコースレベルが目標範囲を超えて上昇する結果となった食事について表示することができる。週間インサイト画面960はまた、1日がセグメント(例えば、夜間、午前、午後、および夕方)に分割される、1日の期間にわたって表示された1週間の中央値または平均グルコースレベルのグラフ968を含むこともできる。グラフ968は、グラフのどの部分が範囲内であり、どの部分が範囲を上回っているかを示すように色分けされ得る。
【0234】
代替的な実施形態では、週間インサイト画面は、その週のTIRディスプレイ、傾向ステートメント、ユーザのグルコースレベルを目標範囲より高くする傾向がある「悪い」食品の表示、およびユーザが食べた後にグルコースが範囲内に留まるかまたはある閾値未満のTA180を有していた「良い」食品の表示を含んでもよい。簡略化したレイアウトでは、食事は範囲を上回っているときかまたは範囲内に従ってグルーピングされ得、1日の時間に従って細分化されないか、異なる日に摂取された食事によって分離される場合がある。
【0235】
代替的な実施形態では、週間インサイト画面は、その週のTIRディスプレイ、傾向ステートメント、ユーザのグルコースレベルを目標範囲より高くする傾向がある「悪い」食品の表示、およびユーザが食べた後にグルコースが範囲内に留まるかまたはある閾値未満のTA180を有していた「良い」食品の表示を含んでもよい。悪い食品と良い食品とは、別々のタブに配置されてもよく、ユーザはこれを切り替えることができる。個々の食事は、食事の拡大写真、食事の名前、食事のサイズ、食事が摂取された日時、および食事の前と食事の後(例えば、食事の2時間後)の期間のTIRディスプレイを含むことができる食事カードに表示されてもよい。
【0236】
アプリケーションの代替的な実施形態では、図14Aおよび図14Bに見られるように、ユーザは、記録された対応するグルコースレベルに従ってランク付けされた食事のリストにアクセスすることができる。食事ランキング画面970は、メニュー画面880上の食事ランキングアイコン884からアクセスすることができる。食事ランキング画面970は、異なる期間974(例えば、毎日、1週間、2週間、1ヶ月、全て)においてロギングされた全ての食事をリストアップすることができる。食事リスト972において、食事は、最も高いグルコースレベルから最も低いグルコースレベルまで、または代替的に、最も低いグルコースレベルから最も高いグルコースレベルまで順序付けることができ、ここで、グルコースレベルは、その食事イベントに関連する最も高いグルコース濃度であり得る。図14Bに見られるように、ユーザは食事を選択することができ、食事詳細画面978またはログ詳細画面840が開いて、写真、説明、最大グルコースレベル、180超での時間(time over 180)、および食事が食べられた関連期間を含むグルコース濃度グラフなどの食事の全ての詳細を表示することができる。
【0237】
図13D-1~図13D-3に見られるように、アプリケーションの代替的な実施形態では、ユーザは、食事特定ランキングの代わりに、time-of-day(TOD)インスタンスランキングへのアクセスも有することができる。ユーザは、各TODインスタンスによる食事、飲料、および間食を閲覧することができる。代替的なホーム画面980に見られるように、ユーザは、毎日のTIRディスプレイ852と共に、グルコース応答曲線に関連する食事および飲料を容易に確認することができる。食事アイコンをクリックすることによって、ユーザは、食事の写真、説明、およびその食事から生じた範囲を上回っている時間(time above range)を含むことができる、食事に関するより詳細な情報を与えるログ詳細画面984を開くことができる。
【0238】
代替的なTIRディスプレイが図15A~Cに示されており、これは、サークルを使用して範囲内時間を強調表示し(図15A)、サークルの一部に陰影を付けた(バケツを埋める)サークルを使用して範囲内時間の割合を強調表示し(図15B)、バーを使用して範囲内時間を強調表示する(図15C)。図15Aに見られるように、TIRディスプレイ1002には、目標(TIRの時間数)を内側にしたサークルが表示される。ユーザが標的/目標範囲に費やした現在の時間数は、2つの方法で表示することができる:数値は、目標値と共にサークルの内側にリストアップされてもよく、時間数は、ユーザがX%のTIRを費やしたことを示すために、サークルの周囲に沿ってサークルの全周囲のX%まで伸びるバンドまたはプログレスインジケータ(例えば、緑色に着色)として視覚的に表示されてもよい(ここで、X%は、範囲内で費やされた時間を目標時間(時)で割ったものである)。図15Bに見られるように、TIRディスプレイ1004は、サークルの近く(例えば、上または下)に目標割合がリストアップされたサークルを示している。TIRの割合は、2つの方法で表示することができる:数値はサークルの内側にリストアップされてもよく、時間数は、ユーザがX%のTIRを費やしたことを示すために、サークルの周囲に沿ってサークルの全周囲のX%まで伸びるバンドまたはプログレスインジケータ(例えば、黒)として視覚的に表示されてもよい。サークルの内側はまた、TIRの現在の割合を反映させるために部分的に陰影を付けてもよく(バケツに水を入れるのと同様)、ここで陰影を付けた割合は、その期間の現時点までのTIRの%に比例する。例えば、ユーザが88%のTIRを有する場合、サークルの面積の88%に陰影が付けられる。図15Cに見られるように、TIRディスプレイ1006は、バーまたは他のプログレスインジケータを使用して、TIR目標に対するユーザのTIRを視覚的に示すこともできる。TIRディスプレイ1006は、現在の日付の現時点までのTIR目標と現在の週の現時点までのTIR目標との両方を表示する。バーの長さは、総目標を表すことができ、バーは、その特定の期間についてユーザが達成したTIRの割合を表すために満たされる。日および週のTIRバーは異なる色にすることができる。
【0239】
代替的な実施形態では、図16A-1~図16A-2に見られるように、TIRディスプレイ1010は、サークルの中心で報告された範囲内時間および目標時間と共に、範囲内にある経過時間を表示することができる。バンドまたはプログレスインジケータ(例えば、緑色に着色)は、ユーザがX%のTIRを費やしたことを示すために、サークルの周囲に沿ってサークルの全周囲のX%まで延びることができる(ここで、X%は、範囲内で費やされた時間を目標時間(時)で割ったものである)。例えば、図16A-1では、ユーザはこれまで11時間範囲内にいて、サークルは、サークルの周囲に沿ってサークルの全周囲の11/16をカバーするように延びるバンドまたはプログレスインジケータ(例えば、緑色に着色)を用いて、時間目標(16時間)に対する範囲内時間の割合の視覚的表示を示している。図16A-2は、1日の終わりにおける目標/標的範囲内の経過時間を示す。図16B-1~図16B-2は、単純なリングオプションを有する代替のTIRディスプレイ1012、1014、1016、1018を示す図である。TIRディスプレイ1012、1014、1016、1018は、中央またはサークル内にTIRの現在の割合を表示し、他のTIRディスプレイで説明したように、TIRを視覚的に示すためにバンドを含んでいる。サークル内部に目標割合をリストアップする代わりに、代替的なTIRディスプレイ1016および1018は、目標割合に対応するサークルの周囲に沿った位置と交差するマーカーを含むことができるので、ユーザは自身のTIR割合が目標割合を上回るか下回るかを迅速に決定することができる。図16C-1~図16C-2は、累積リングオプションを有する代替的なTIRディスプレイ1020、1022、1024、1026、1028を説明している。TIRディスプレイは、2つ以上の異なる期間を比較してもよい。例えば、TIRディスプレイは、現在の週の現時点までの、および現在の日付の現時点までのTIRディスプレイ(1020)、サークルなしの現在の週の現時点までの、および前の週のTIRディスプレイ(1022)、サークルありの現在の週の現時点までの、および前の週のTIRディスプレイ(1024)、現在の日付の現時点までの、および現在の週の現時点までのTIRディスプレイ(1026)、ならびに前の週の、および現在の週の現時点までのTIRディスプレイ(1028)を示すことができる。図16D-1~図16D-2は、サークルの中心で目標/標的範囲に費やした割合と、サークルの周囲の一部に沿ってTIRの相対パーセントを示す色付きバンド(プログレスインジケータ)とを報告する代替的な累積リングオプションを有する代替的なTIRディスプレイ1030、1032、1034、1036を示している。TIRディスプレイは、任意選択で、目標の相対的位置に対応するサークルの周囲に沿った目標割合のマーカーを含む。
【0240】
図17Aおよび17Bは、サークルの一部に陰影を付けた(バケツを埋める)サークルを用いて範囲内時間の割合を示す、更なる代替的なTIRディスプレイを示す図である。目標割合または時間は、サークルの近くにリストアップすることができる。図17Aは、TIRを割合1040として報告し、図17Bは、TIRを時間の総数1044として報告する。各TIRディスプレイについて、サークルの中心は、ユーザが範囲内いた目標の割合を示すために陰影を付けることができ、ここで陰影を付けた割合は、その期間の現時点までのTIRの%に比例する。
【0241】
図18Aおよび図18Bは、範囲内時間を示すためにプログレスバーを使用する、更なる代替的なTIRディスプレイを示す。目標時間または割合に等しい長さを有するプログレスバーは、ユーザのTIRを説明するためのプログレスインジケータ(陰影付きまたは色付きの拡張)を有することができる。例えば、目標が1日のうち16時間、範囲内にあることであり、ユーザが14時間、範囲内であった場合、プログレスインジケータ(影付きまたは色付きの拡張)は、全体のバーの14/16を埋めることができる。TIRディスプレイは、その日のTIRを示すことができ(1050)、またはその日およびその週のTIRの両方(1054)、または他の期間(例えば、前の週、前の月、または当月)を報告することができる。
【0242】
TIRバンキング
上記で説明したように、食事監視アプリケーションは、トラッキング指標を計算し、TIRの目標より進んでいるか、標的目標より遅れているかを示す方法でユーザに表示してもよい。具体的には、トラッキング指標は、前の1週間のロギングされた食事の全てにわたる食後TA180指標平均であってもよい。食後TA180は、24時間全体にわたって計算されたTA180指標と同じではなく、より大きい可能性がある。これら2つの指標はある程度相関しており、線形相関係数(または他の関数適合)は、個体群データ、1人当たり、またはその両方のいずれかに基づいて推定することができる。
【0243】
食後TA180指標は、多数の方法で表示することができる。TA180は、そのまま表示することも、相関係数を適用して24時間に相当する値に変換することもできる。食事監視アプリケーションは、デフォルトの24時間TA180目標値を提供することができ、かつ/またはユーザが値を設定することを要求/許可することができる。糖尿病患者にとって良い管理下にあると見なされる典型的なTA180目標値は約30%、代替的に約25%~約35%、代替的に約20%~約40%である。
【0244】
幾つかの実施形態によれば、食事監視アプリケーションは、ユーザに対して収集された過去のグルコースデータ(例えば、1日または2日間)に基づいて、ユーザにとって達成可能な目標となり得るレベルに設定された目標値を決定することができる。例えば、測定されたTA180が30%よりも実質的に大きかった場合、アプリは、測定値よりも約5%~10%小さい達成可能な目標TA180を決定することができる。食事監視アプリケーションはまた、ユーザが過去の目標を達成した後、または達成に近づいた後に、新しい目標値を決定することができる。食事監視アプリケーションはまた、ユーザが現在の目標をある期間維持した後にのみ、新しい目標値を決定することも可能である。
【0245】
食事監視アプリケーションは、トラッキング指標をプログレスバーとして表示することができる。新しい目標が設定されると、トラッキング指標は、その後の食事の平均化を開始し、新しい目標設定前の食事は含めないようにすることができる。プログレスバーの例は、図19Aに示されている。
【0246】
プログレスバー1060は、ユーザが目標よりも進んでいることを示すことができ、これは、ユーザが食品を選択し、食べ過ぎを避けるという良い行動をとっており、それによって目標を上回っていることを意味する。中線1062の右側の陰影付きバー延長部1064(例えば、影付きの緑)は、平均測定TA180から目標を引いた差に比例し、測定値は目標より小さい(良い)と仮定したものである。
【0247】
これに対し、測定されたTA180が目標よりも大きい(悪い)場合のプログレスバーの例が図19Bに示されている。中線1062の左側の陰影付きバー延長部1066は、目標から平均測定TA180を引いた差に比例し、測定値は目標より大きい(悪い)と仮定したものである。このプログレスバーの例は、ユーザが目標より遅れていることを示し、これは、ユーザが食品を選択し、食べ過ぎを避けるという良い行動をとっておらず、標的目標に到達していないことを意味する。プログレスバー1060は、測定されたTA180値および目標値、またはその差分を実際に示してもよいし、示さなくてもよい。
【0248】
図19Cに見られるように、食事監視アプリケーションは、ユーザが、目標に遅れることなく「悪い」食事を食べても問題がないと感じることを目的として、目標より少ないTA180を「バンク」するのに役立つことができる。この機能の目的は、ユーザが自身のグルコースレベルを管理することで、よりコントロールできると感じるようにすることである。例えば、食事監視アプリケーションは、他の実施形態を参照して説明したように、食事について記録されたTA180に基づいてアプリケーションが「悪い」と見なすロギングされた食事をリストアップすることができる。これは、例えば、相関係数を目標TA180に、または30%などの固定TA180に適用することによって、「悪い」食事後TA180閾値を決定することによって行われるであろう。幾つかの実施形態では、例えば、アプリケーションは、「悪い」食事を表示し、ユーザが実際に食べ続けたい(例えば、それなしでは生きられない)悪い食事を特定するためのユーザインタフェース(UI)手段を提供することができる。
【0249】
「バンキング概念」を促進するための追加情報を表示するプログレスバーの例示的な実施形態が、図19Cに示されている。この食事のインパクトインジケータ1068の幅は、その食事について過去に測定されたTA180に対応し、その食事が平均TA180指標にどのように貢献/変化し得るかを示している。例えば、平均が1週間分の食事であると仮定すると、7×3=21食である。目標が30%の場合、平均測定TA180は24%で、「悪い」食事のTA180は45%である。この悪い食事は、マージン(緑色のバー)の範囲内に収まっている。
【0250】
インパクト=45%/21=2.1%
マージン=30%-24%=6%
図19Cは、ユーザが非常に良い行動をとっているため、プログレス指標を危険にさらすことなく、好みの「悪い」食品を簡単に食べられることを示すことができる。これは、ユーザが良い行動をとろうとし、後で自身自身に報いるように推奨するものである。幾つかの実施形態では、プログレスバーは、表示されるたびに、またはタイマーで、示される全ての好きな食べ物を回転させることができる。代替的に、または上記に加えて、アプリケーションは、ユーザが好きな食べ物を選択するための手段を提供することができるか、または全ての選択を切り替えることができ、アプリは、その食事をカバーするために必要な「インパクト」(すなわち、目標よりも進んだ割合)を計算し、表示することになる。
【0251】
アラート
アプリケーションは、ユーザが血糖コントロールを改善または維持するのを支援するために、ユーザが食事をロギングすることを思い出させ、かつ/または推奨する様々なアラートおよび通知を表示することもできる。例えば、ロック画面通知が現れて、高いグルコース食事が検出されたことをユーザに通知し、検出されたグルコーススパイクに基づいて良い食品をロギングようユーザにプロンプト表示してもよい。代替的に、通知は、例えば、食後に範囲内に留まったこと、またはある数の食事をロギングしたことをユーザに通知するお祝いの通知であってもよい。アプリケーションは、ユーザがロック画面上の通知をタップしたことに応答して、ユーザに思い出させ、かつ/または推奨するためのアプリ内モーダルを提示することもできる。アプリ内モーダルは、行動を促すためのより多くのコンテキストを提供する、アプリケーション内のより鮮やかで視覚的なモーダルであってもよい。アプリ内モーダルは、検出されたグルコーススパイクの原因が多くの理由である可能性があり、食事をロギングすることがグルコーススパイクの原因を特定するのに役立つことをユーザに思い出させることによって、食事をロギングするように優しく促すグラフィックおよびテキストを提示してもよい。アプリ内モーダルは、ユーザが何も食べなかったと示すことができるか、またはユーザが食品を追加するリンクを選択することができ、これにより食品ロギング画面(その例は、本願の他の場所で説明される)が開かれ得るといった考えられる回答を含んでもよい。代替的に、アプリ内モーダルは、例えば、目標内に留まったユーザを褒める励ましの言葉およびグラフィックを含む、お祝いの通知であってもよい。
【0252】
ガイダンス
代替的な実施形態では、ユーザは、ユーザがその週を現時点までどのように過ごしているかに関する多くの統計および指標に関するインサイトを提供するガイダンスGUIにアクセスすることができる。ガイダンスGUIは、マイルストーン、例えば、その週に何食ロギングされたかを満たすユーザの進捗状況を示すカウンターと、例えば、10食をロギングするという目標を満たすためにあと何食ロギングする必要があるかをグラフィカルに示すプログレスインジケータとを含んでもよい。ガイダンスGUIはまた、その日の現時点までやその週の現時点までのTIRディスプレイを含んでもよく、ユーザがグルコースをどれだけうまく管理しているかを容易に見分けることがきるように表示されてもよい。その週に摂取された範囲を上回っているときの食事と範囲内の食事とのグルーピングは、別のタブでアクセス可能であってもよい。これらのグルーピングには、一緒にグルーピングされた異なる食事の種類からの食品を含んでもよい。これらのグルーピングにより、ユーザは、週間インサイトレポートのサマリーを見るのを待たずに、ロギングされた各食事の後に、それが良い食事であったか悪い食事であったかを知ることが可能になり得る。範囲外の食事のグルーピングは赤に色分けされ、範囲内の食事のグルーピングは緑に色分けされてもよい。ガイダンスGUIはまた、推奨事項セクションを含んでもよく、このセクションは、ユーザが目標を達成するためにTIRを高める手助けをするかもしれない食事および/または食品に関する推奨事項のリストを含む。推奨事項は、ADA承認の食事提案のリストを含んでもよく、また、ユーザのTIRに正の効果を有し、血糖コントロールを改善すると決定された、または代替的にユーザが属する個体群または個体群のサブセットの血糖コントロール(例えば、関連する食後グルコーストレースが目標範囲に留まった)に正の効果を有すると決定された他の食事および食品のオプションを含んでもよい。提案された食事または食品は、食事または食品の名称、写真、および提案された食事の種類(例えば、朝食、昼食、夕食、および/または間食)を含んでもよい。
【0253】
ログブック画面の様々なタブに関連するGUIは、アプリケーションからの情報を含むこともできる。ログGUIは、食事、アラーム、運動、およびインスリン投与など、ある日に検出された様々なイベントのリストを含んでもよい。各入力は、グルコースレベル、トレンド矢印、イベントの種類のグラフィカル表示、および時間を含んでもよい。ログブックのグラフGUIは、標的または目標範囲を緑色で強調表示したグルコーストレースを含んでもよい。ログGUIにリストアップされた様々なイベントに対応する、色分けされてもよいイベントマーカーも、グルコーストレース上にプロットされてもよい。食事に対応するイベントマーカーについては、イベントマーカーに関連してウィンドウが現れ、イベントの時間、グルコースレベル、およびグラフ記号がリストアップされる場合がある。さらに、グラフGUIは、食事イベントマーカーに関連付けられた食事タイルを含んでもよい。食事タイルは、食事の名前、食事の写真、タグ、テキスト記述、分量、および食事の時間/日付を含んでもよい。ログブックのインサイトGUIは、その日の現時点までやその週の現時点までのTIRディスプレイを含むTIRタイルを含んでもよく、ユーザが目標TIRと共に、グルコースをどれだけうまく管理しているかを容易に見分けることができるように表示されてもよい。インサイトGUIは、記録された時間と共にその日に記録された最も高いグルコースレベル、記録された時間と共にその日に記録された最も低いグルコースレベル、および範囲内にあるとき、高いグルコース閾値を上回っているとき(「非常に高い」)、および範囲外(目標範囲を上回って(例えば、高いグルコース閾値よりも低いグルコース閾値を上回る)および目標範囲未満で費やした時間を含み得る)にあるときに費やした時間の割合のリストに加え、その日のグルコースレベルのグラフィック表示を含むグルコースタイルを含むこともできる。グラフィカル表示は、範囲内にあるとき、範囲を上回っているとき、および範囲外にあるときに費やした時間の割合に対応する色分けされたセクションを含むサークルの形状であってもよい。インサイトGUIは、食品タイルも含んでよく、このタイルは、その日に摂取された炭水化物の量、1日の目標炭水化物の量、ロギングされた食事の数、範囲内の食事の数、および範囲を上回っているときの食事の数をリストアップしてもよい。インサイトGUIはまた、運動タイルを含んでもよく、運動した時間の量および/または運動した期間をリストアップしてもよい。
【0254】
評価および推奨事項
アプリケーションはまた、経時的に良い食事と悪い食事とを識別することが可能になり得る。1つの例示的な方法では、図20Aに見られるように、食事データを分析するための方法1300は、ステップ1302で、摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリを受信することを含んでもよい。ログエントリは、摂取された食事の食事内容および食事サイズを含んでもよい。
【0255】
ステップ1304で、摂取された食事は、少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けられてもよい。食後グルコーストレースは、食事開始時刻(または推定食事開始時刻)から終了時刻までの分析物レベルを含んでもよい。終了時刻は、少なくとも約2時間、代替的に少なくとも約4時間、代替的に少なくとも約4.5時間、代替的に次の食事開始時刻頃までであってよい。
【0256】
ステップ1306で、少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性に基づいて、摂取された食事のグレードが決定されてもよい。
【0257】
ステップ1308で、グレードは、摂取された食事に関連して、グラフィカルユーザインタフェースに表示されてもよい。
【0258】
上述したステップは例示に過ぎず、想定される方法は、ステップが異なる順序である方法、または特定のステップが省略または追加される方法を含む。
【0259】
本アプリケーションはまた、経時的に良い食品と悪い食品を識別することが可能になり得る。1つの例示的な方法では、図20Bに見られるように、食事データを分析するための方法1320は、ステップ1322で、摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリを受信し、ステップ1324で、摂取された食事に含まれる少なくとも1つの食品を識別することを含むことができる。ステップ1326で、少なくとも1つの食品は、摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けられてもよい。ステップ1328で、食後グルコーストレースに基づいて、食品のグレードが決定されてもよい。ステップ1330で、食品に対するグレードは、少なくとも1つの食品に関連して、グラフィカルユーザインタフェースに表示されてもよい。上述したステップは例示に過ぎず、想定される方法は、ステップが異なる順序である方法、または特定のステップが省略もしくは追加される方法を含む。
【0260】
アプリケーションはまた、様々な個体群のための良い食品と悪い食品とを識別することが可能になり得る。1つの例示的な方法では、図20Cに見られるように、食事データを分析するための方法1340は、ステップ1342で、摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリを受信し、ステップ1344で、摂取された食事に含まれる少なくとも1つの食品を識別することを含むことができる。ステップ1346で、少なくとも1つの食品は、摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けられてもよい。ステップ1348で、アプリケーションは、摂取された食事に関連する少なくとも1つの食品および少なくとも1つの食後グルコーストレースをデータベースに保存してもよい。データベースは、個体群に対して複数の食品および関連する食後グルコーストレースを含んでもよい。
【0261】
ステップ1350で、アプリケーションは、少なくとも1つの食品に対するグレードを決定してもよい。グレードは、少なくとも1つの食品に関連付けられた食後グルコーストレースのサブセットに基づいてもよい。食後グルコーストレースのサブセットは、個体群のセグメントに基づくか、または個体群のセグメントに関連してもよい。個体群のセグメントは、共通の疾患状態、例えば、糖尿病前症、1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠糖尿病などを有していてもよい。例えば、2型糖尿病と診断されたユーザに対するセグメントは、非常に悪いと分類される高脂肪、高カロリーの食品の発生率が高い可能性があるが、他のセグメント、例えば糖尿病前症および1型糖尿病のユーザに対しては、この種類の食品は主に中程度の悪さと分類される。したがって、システムは、2型糖尿病のユーザに対して、このカテゴリの食品はその人たちにとって悪い可能性が高いことを報告してもよいが、他のユーザセグメントに対しては、システムは、これらの種類の食品は中程度に悪いだけであると報告してもよい。
【0262】
ステップ1352で、アプリケーションは、グラフィカルユーザインタフェースにおいて、少なくとも1つの食品に関連するグレードを表示してもよい。
【0263】
上述したステップは例示に過ぎず、想定される方法は、ステップが異なる順序である方法、または特定のステップが省略もしくは追加される方法を含む。
【0264】
アプリケーションはまた、様々な食品にどのように反応するかによってユーザを分類し、分類に基づいて異なる食品を推奨するようにしてもよい。1つの例示的な方法では、図20Dに見られるように、食品選択を推奨するための方法1360は、ステップ1362で、摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリをユーザから受信し、ステップ1364で、摂取された食事に含まれる少なくとも1つの食品を識別することを含むことができる。ステップ1366で、アプリケーションは、少なくとも1つの食品を、摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けることができる。ステップ1368で、アプリケーションは、少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性に基づいて、少なくとも1つの食品の分類を決定してもよい。
【0265】
ステップ1370で、アプリケーションは、複数の個体群セグメントに対する食品分類および関連する食品のデータベースを含む個体群モデルを使用して、分類および少なくとも1つの食品を分析してもよい。データベースは、食事、食後グルコーストレース、ユーザ人口統計、およびユーザ嗜好を含んでもよい。個体群モデルは、機械学習技術を使用して、個体群を複数の個体群セグメントに分割してもよい。個体群モデルは、分類、少なくとも1つの食品、少なくとも1つの食品に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレース、ユーザの人口統計情報、および/またはユーザの嗜好の分析に基づいて、ユーザを複数の個体群セグメントのセグメントに割り当てる第1のモデルを含んでもよい。個体群モデルは、複数の個体群セグメントのセグメントを複数の良い食品アイテムおよび複数の悪い食品アイテムにマッピングする第2のモデルも含んでもよい。
【0266】
ステップ1372で、アプリケーションは、分類および少なくとも1つの食品に基づいて、ユーザを複数の個体群セグメントのセグメントに関連付けることができる。複数の個体群セグメントのセグメントは、肯定的な分類を有する複数の食品に関連付けられてもよい。ステップ1374で、アプリケーションは、推奨された食品を表示してもよい。推奨された食品は、複数の個体群セグメントのセグメントに対して肯定的な分類を有する複数の食品のうちの1つであってもよい。
【0267】
上述したステップは例示に過ぎず、想定される方法は、ステップが異なる順序である方法、または特定のステップが省略または追加される方法を含む。
【0268】
アプリケーションは、食事および食品を良い食品と悪い食品として選別または分類し、分析された食事または食品の現在の数のカウントを表示することも可能である。図21に示されているように、1つの例示的な方法1380では、ステップ1382で、アプリケーションは、被験者の食後グルコースレベルに及ぼす複数の食品の各々の効果に基づいて、複数の食品を良い食品または悪い食品として分類してもよい。ステップ1384で、アプリケーションは、被験者に良いと決定された複数の食品を表示してもよい。ステップ1386で、アプリケーションは、被験者に悪いと決定された複数の食品を表示してもよい。ステップ1388で、アプリケーションは、良い食品と悪い食品とに選別または分類された食品の数または量を示すカウンターを表示してもよい。
【0269】
アプリケーションはまた、最も高いグルコースパターンを有するTOD、例えば、閾値量を超える最も多くの時間または最も高いAUCを有するTOD期間を優先してもよい。システムはまた、血糖コントロールを改善するためにユーザが試みるべき代替食品または食事の推奨事項を決定し表示してもよい。
【0270】
1つの例示的な方法1390では、図22Aにおいて、ステップ1392で、アプリケーションは、上限グルコース閾値を参照して決定された指標に基づいて、最も高いグルコースパターンを有するTOD期間を決定してよい。本願の他の部分で示されるように、上限グルコース閾値は、約180mg/dL、代替的に約175mg/dL、代替的に約170mg/dL、代替的に約190mg/dL、代替的に約200mg/dLであってよく、個体ごとに異なる場合がある。
【0271】
ステップ1394で、アプリケーションは、最も高いグルコースパターンを有するTOD期間において最も頻繁にロギングされた食事を決定してもよい。最も高いグルコースパターンを有するTOD期間において最も頻繁にロギングされた食事は、高いグルコースパターンを有する食後グルコーストレースに関連付けられてもよい。
【0272】
ステップ1396で、アプリケーションは、最も高いグルコースパターンを有するTOD期間において最も頻繁にロギングされた食事を置き換えるための代替食事提案を表示してもよい。
【0273】
本方法はまた、追加のステップを含んでもよい。例えば、代替食事提案に関連付けられた食後グルコーストレースと、ユーザが代替食事提案を食べた後の最も頻繁にロギングされた食事に関連付けられた食後グルコーストレースとの比較を表示するステップが含まれてもよい。本方法はまた、頻繁にロギングされた食品のリストに代替食事提案を表示するステップを含んでもよい。代替食事提案は、リストの先頭に表示されてもよい。本方法は、最も高いグルコースパターンを有するTOD期間の健康的なオプションのデータベースを検索することによって代替食事提案を決定するステップを含んでもよい。
【0274】
アプリケーションは、自然言語学習に基づいて他の食品の実験を促進することもできる。図22Bに見られるように、1つの例示的な方法1400では、代替食品選択肢を推奨する方法が説明される。ステップ1402で、アプリケーションは、摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリを受信する。入力されたログエントリは、摂取された食事のテキスト記述を含んでもよい。ステップ1404で、アプリケーションは、少なくとも1つのロギングされた食事のテキスト記述に含まれる少なくとも1つの食品を識別してもよい。ステップ1406で、アプリケーションは、少なくとも1つの食品を、摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けることができる。ステップ1408で、アプリケーションは、食後グルコーストレースに対する少なくとも1つの食品の効果に基づいて、少なくとも1つの食品の分類を、肯定的もしくは否定的、または良いもしくは悪い、または他の同等の分類として決定してもよい。
【0275】
ステップ1410で、アプリケーションは、少なくとも1つの食品、摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレース、および分類をデータベースに保存してもよい。データベースは、個体群および複数の代替食品選択肢に対して複数の食品、関連する食後グルコーストレース、および分類を含んでもよい。
【0276】
ステップ1414で、少なくとも1つの食品を悪い食品として分類することに応答して、アプリケーションは、複数の代替食品選択肢から代替食品選択肢を決定してもよい。代替食品選択肢は、複数の個体にとって良い食品として分類されてもよい。ステップ1416で、アプリケーションは、悪い食品として分類された少なくとも1つの食品の代替品として代替食品選択肢を含む推奨事項を表示してもよい。
【0277】
本方法はまた、上限グルコース閾値を参照して決定された指標に基づいて、ユーザにとって最も高いグルコースパターンを有するTOD期間を決定するステップと、最も高いグルコースパターンを有するTOD期間において最も頻繁にロギングされた食品を決定するステップと、最も頻繁にロギングされた食品を置き換えるために追加の代替食品選択肢を表示するステップとを含んでもよい。
【0278】
本方法はまた、食品嗜好に関する入力をユーザにプロンプト表示し、データベースおよびユーザによって入力された食品嗜好に基づいて、悪い食品として分類された少なくとも1つの食品を置き換えるために追加の代替食品選択肢を表示してもよい。
【0279】
アプリケーションは、食事もしくは食品に新たなグレードを割り当てたり、食事もしくは食品との関連付けからグレードを削除したりすることもできる。図23に見られるように、1つの例示的な方法1430では、食事または食品データを分析する方法が説明される。ステップ1432で、アプリケーションは、摂取された食事または食品に関連付けられたユーザからの入力されたログエントリを受信してもよい。
【0280】
ステップ1434で、アプリケーションは、摂取された食事に関連付けられた少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性に基づいて、摂取された食事または食品に対するグレードを決定してもよい。ステップ1436で、アプリケーションは、食事に関連付けてグレードを表示してもよい。例えば、グレードは、ユーザによって変更されてもよい。食事に関連するグレード。
【0281】
グレードは、変更可能であってもよい。グレードは、グレードが食事もしくは食品に最初に割り当てられたまたは関連付けられた後、一定期間後に削除されるか、またはもはや食事に関連付けられなくてもよい。任意選択で、本方法は、最初のグレードが割り当てられてから一定期間後に、食事または食品に対して新しいグレードを決定することができるステップ1438を含んでもよい。またはユーザがグレードを変更してもよい。この期間は、約6ヶ月、代替的に3ヶ月、代替的に4ヶ月、代替的に5ヶ月であってもよい。
【0282】
記載された様々な方法について、食事および食品は、食事に関連付けられた食後グルコーストレースの様々な特性に基づいてグレードが割り当てられてもよい。食事または食品は、少なくとも1つの食後グルコーストレースが高いグルコースパターンを有する少なくとも2つの食後グルコーストレースを含むという決定、少なくとも1つの食後グルコーストレースが範囲内食後パターンを有する少なくとも1つの食後グルコーストレースを含まないという決定を含むがこれらに限定されない様々な状況下で悪いグレードが割り当てられてもよい。食事または食品は、少なくとも1つの食後グルコーストレースが範囲内食後パターンを有する少なくとも1つの食後グルコーストレースを含むという決定を含むがこれに限定されない様々な状況下で良いグレードが割り当てられてもよい。食事または食品は、少なくとも1つの食後グルコーストレースが範囲内食後パターンを有する少なくとも1つの食後グルコーストレースを含まず、高いグルコースパターンを有する少なくとも2つの食後グルコーストレースを含まないという決定を含むがこれらに限定されない様々な状況下で確定的でないグレードが割り当てられてもよい。
【0283】
高いグルコースパターンは、約180mg/dLを上回る曲線下面積、またはその代わりに約180mg/dLを上回る時間の量に基づくことができる。範囲内の時間の量を決定するための目標範囲は、約70mg/dL~180mg/dLであってもよい。
【0284】
グレードは、数字または文字として表示されてもよい。代替的に、グレードは、複数の星として表示されてもよく、星の数が多いほど良いグレードを示し、星の数が少ないほど低いグレードを示す。例えば、グレード付けは、入力をグレード変数、例えば0~4の範囲にマッピングするモデルに基づくことができ、ここで、0は1つ星に対応し、4は5つ星に対応することができる。
【0285】
1つの実施形態では、グレードは、摂取された食事の開始時刻と少なくとも1つの特性との間の関係にも基づくことができる。別の実施形態では、グレードはまた、追加のロギングされた食事に基づいてもよく、追加のロギングされた食事は、少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けられる。追加的に、または代替的に、グレードは、複数の入力をグレード変数にマッピングするモデルにさらに基づいてもよい。
【0286】
本主題の様々な態様は、これまで説明した実施形態の検討、および/または補足として以下に記載され、ここでは、以下の実施形態の相互関係および交換可能性に重点が置かれている。言い換えれば、特に断りのない限り、または論理的にあり得ない場合でない限り、実施形態の各特徴を他のあらゆる特徴と組み合わせることができるという事実が強調される。本明細書に記載される実施形態は、図面を明示的に参照することなく、以下の段落で再掲され、拡張される。
【0287】
多くの方法において、分析物データを処理する方法が提供される。方法は、個体から感知された分析物データを受信するステップと、受信した分析物データのエピソードを検出するステップと、検出されたエピソードに関連付けられた第1のエピソードマーカーを分析物データのグラフ上に表示するステップと、検出されたエピソードに関する情報を受信するように構成された画面を提供するステップと、検出されたエピソードに関する情報を受信した後、検出されたエピソードに関連付けられた第2のエピソードマーカーを分析物データのグラフ上に表示するステップとを含む。
【0288】
幾つかの実施形態では、方法は、エピソードが検出されたことを知らせる通知を表示するステップをさらに含む。幾つかの実施形態では、通知を表示するステップは、検出されたエピソードの数に対応する数値をアイコン上に表示するステップを含む。幾つかの実施形態では、数値は、エピソードが検出されるとインクリメントされる。幾つかの実施形態では、数値は、検出されたエピソードの情報が受信された後にデクリメントされる。幾つかの実施形態では、数値は、エピソードが検出されてから所定の時間が経過した後にデクリメントされる。
【0289】
幾つかの実施形態では、通知を表示するステップは、アラートを表示するステップを含む。
【0290】
幾つかの実施形態では、第1のエピソードマーカーは、第2のエピソードマーカーと異なる。
【0291】
幾つかの実施形態では、第1のエピソードマーカーは、クエスチョンマークを含む。
【0292】
幾つかの実施形態では、第2のエピソードマーカーは、受信した情報に関連する画像を含む。
【0293】
幾つかの実施形態では、第2のエピソードマーカーはXを含む。
【0294】
幾つかの実施形態では、検出されたエピソードは範囲外エピソードである。
【0295】
幾つかの実施形態では、第1のエピソードマーカーは、検出されたエピソードの推定開始時刻で分析物データのグラフ上の時刻に配置される。
【0296】
幾つかの実施形態では、分析物データはグルコースデータである。
【0297】
多くの方法において、in vivo分析物監視システムを使用して分析物データを処理する方法が提供され、この方法は、個体から感知された分析物データを受信するステップと、分析物データを処理して、処理回路により、一定期間にわたって基準を満たす分析物データの複数の部分を検出するステップと、1つ以上の食事イベントを、分析物データの複数の部分のうちの1つ以上に関連付けるステップであって、1つ以上の食事イベントの各々は、分析物データの複数の部分のうちの関連付けられた1つ以上が基準を満たした関連する時間を有する、関連付けるステップとを含む。
【0298】
幾つかの実施形態では、この基準は、分析物データの一部が、一定期間にわたって閾値分析物濃度レベルが上回っていることを要求する。幾つかの実施形態では、閾値分析物濃度レベルは、約180mg/dlである。
【0299】
幾つかの実施形態では、この基準は、分析物データの一部が、一定期間にわたって値域内にあることを要求する。幾つかの実施形態では、この値域は、約80mg/dLの最小分析物濃度レベル~約170mg/dLの最大分析物濃度レベルによって定義される。
【0300】
幾つかの実施形態では、この一定期間は、約30分である。
【0301】
幾つかの実施形態では、本方法は、関連時間に従って1つ以上の食事イベントの各々をランク付けするステップをさらに含む。幾つかの実施形態では、1つ以上の食事イベントの各々の関連時間は、昇順でランク付けされる。幾つかの実施形態では、本方法は、1つ以上の食事イベントのグループを表示するステップをさらに含み、グループの各々は、1つ以上の食事イベントの上位5つの最長関連時間のうちの1つとしてランク付けされた関連時間を有する。幾つかの実施形態では、表示された1つ以上の食事イベントのグループの各々は、1日の第1の期間に関連付けられる。幾つかの実施形態では、1日の第1の期間は、分析物データの複数の部分が最も高い時間の量の基準を満たした期間である。幾つかの実施形態では、この基準は、分析物データの一部が、一定期間にわたって値域内にあることを要求する。幾つかの実施形態では、この基準は、分析物データの一部が、一定期間にわたって閾値分析物濃度レベルを上回っていることを要求する。幾つかの実施形態では、本方法は、経時的な分析物データのグラフを表示するステップをさらに含み、1日の第1の期間が強調表示される。幾つかの実施形態では、本方法は、1つ以上の食事イベントの第2のグループを表示するステップをさらに含み、第2のグループの各々は、1つ以上の食事イベントの上位5つの最長関連時間のうちの1つとしてランク付けされた関連時間を有し、表示された1つ以上の食事イベントの第2のグループの各々は、1日の第2の期間に関連付けられ、1日の第2の期間は1日の第1の期間と異なる。幾つかの実施形態では、この基準は、分析物データの一部が、一定期間にわたって値域内にあることを要求する。幾つかの実施形態では、この基準は、分析物データの一部が、一定期間にわたって閾値分析物濃度レベルを上回っていることを要求する。幾つかの実施形態では、本方法は、経時的な分析物データのグラフを表示するステップをさらに含み、1日の第1の期間が強調表示される。
【0302】
多くの方法において、デバイスの電子インタフェース上に、生理学的な分析物データおよび食事情報に関連するグラフィカルインタフェースを表示する方法が提供され、この方法は、個体から感知された分析物データを受信するステップと、分析物データを処理して、処理回路により、一定期間にわたって基準を満たす分析物データの複数の部分を検出するステップと、食事イベントの複数の表示を生成するステップであって、複数の表示の各々は、分析物データの複数の部分のうちの1つが一定期間にわたって基準を満たしたときに対応する、生成するステップと、食事情報、イベント時間、および関連時間を、食事イベントの複数の表示の少なくとも一部の各々に関連付けるステップであって、関連時間は、分析物データの複数の部分のうちの対応する1つ以上が基準を満たした時間の量である、関連付けるステップと、関連付けられた食事情報を有する食事イベントの複数の表示の少なくとも一部の第1のグルーピングを表示するステップであって、第1のグルーピング内の食事イベントの表示の各々のイベント時間は、1日の間の第1の期間に発生する、表示するステップとを含む。
【0303】
幾つかの実施形態では、本方法は、分析物データが第2の期間の目標範囲内にある時間の量を示すグラフ要素を表示するステップをさらに含む。
【0304】
幾つかの実施形態では、第1の期間は、分析物データの複数の部分が基準を満たす時間の最高量を有すると決定された。幾つかの実施形態では、基準は、分析物データの一部が、一定期間にわたって閾値分析物濃度レベルを上回っていることを要求する。幾つかの実施形態では、閾値分析物濃度は約180mg/dlであり、期間は約30分である。幾つかの実施形態では、基準は、分析物データの一部が、一定期間にわたって値域内にあることを要求する。幾つかの実施形態では、この値域は、約80gm/dLの最小分析物濃度レベル~約170mg/dLの最大分析物濃度レベルによって定義される。
【0305】
幾つかの実施形態では、本方法は、1日のどの期間が、分析物データの複数の部分が基準を満たした時間の量が最高量を有するかを示すステートメントを表示するステップをさらに含む。
【0306】
幾つかの実施形態では、本方法は、関連付けられた食事情報を有する食事イベントの複数の表示の少なくとも一部の第2のグルーピングを表示するステップであって、第2のグルーピングにおける食事イベントの各々の表示のイベント時間は、1日の第2の期間に発生し、第2の期間は第1の期間と異なる、表示するステップをさらに含む。
【0307】
幾つかの実施形態では、食事イベントの複数の表示の少なくとも一部の各々の関連時間は、昇順にランク付けされる。幾つかの実施形態では、第1のグルーピングの各々は、食事イベントの複数の表示の少なくとも一部の各々の上位5つの最長関連時間のうちの1つとしてランク付けされた関連時間を有する。幾つかの実施形態では、1日の第1の期間は、分析物データの複数の部分が最も高い時間の量の基準を満たした期間である。
【0308】
多くの実施形態では、デバイスの電子インタフェース上に、生理学的な分析物データに関連するグラフィカルインタフェースを表示する方法が記載され、この方法は、個体から感知された分析物データを受信するステップと、受信した分析物データが第1の期間の目標範囲内にある時間の量を決定するステップと、分析物データが第1の期間の目標範囲内にある時間の量を示す第1のグラフ要素を表示するステップであって、第1のグラフ要素は、受信した分析物データが第1の期間の目標範囲内にあると決定された時間の量に対応する数値と、分析物データが第1の期間の目標範囲内にあると決定された時間の量に比例する長さを有するプログレスインジケータとを含む、表示するステップとを含む、方法。
【0309】
幾つかの実施形態では、第1の期間は、現在の日付である。
【0310】
幾つかの実施形態では、第1の期間は、現在の日付、現在の週、および前の週からなる群から選択される。
【0311】
幾つかの実施形態では、プログレスインジケータは、プログレスバーの一部である。
【0312】
幾つかの実施形態では、プログレスインジケータは、円形グラフの一部である。
【0313】
幾つかの実施形態では、本方法は、プログレスインジケータに関連付けられた標的目標の表示を表示するステップをさらに含む。
【0314】
幾つかの実施形態では、本方法は、分析物データが第2の期間の目標範囲内にある時間の量を示す第2のグラフ要素をさらに含み、第2のグラフ要素は、受信した分析物データが第2の期間の目標範囲内にあると決定された時間の量に対応する数値と、分析物データが第2の期間の目標範囲内にあると決定された時間の量に比例する長さを有するプログレスインジケータとを含む。幾つかの実施形態では、本方法は、分析物データが第3の期間の目標範囲内にある時間の量を示す第3のグラフ要素をさらに含み、第3のグラフ要素は、受信した分析物データが第3の期間の目標範囲内にあると決定された時間の量に対応する数値と、分析物データが第3の期間の目標範囲内にあると決定された時間の量に比例する長さを有するプログレスインジケータとを含む。幾つかの実施形態では、第1、第2、および第3の期間の各々は、現在の日付、現在の週、および前の週からなる群から個別に選択される。
【0315】
多くの実施形態では、デバイスの電子インタフェース上に、生理学的な分析物データに関連するグラフィカルインタフェースを表示する方法であって、この方法は、個体から感知された分析物データを受信するステップと、受信した分析物データが、第1、第2、および第3の期間の目標範囲内にある時間の量を決定するステップと、電子インタフェース上に、分析物データが第1の期間の目標範囲内にある時間の量を示す第1のグラフ要素と、分析物データが第2の期間の目標範囲内にある時間の量を示す第2のグラフ要素と、分析物データが第3の期間の目標範囲内にある時間の量を示す第3のグラフ要素とを表示するステップであって、第1、第2、および第3のグラフ要素の各々は、第1、第2、および第3のプログレスインジケータを含み、プログレスインジケータの長さは、分析物データが第1、第2、および第3の期間の目標範囲内にあると決定された時間の量にそれぞれ比例している、表示するステップとを含む。
【0316】
幾つかの実施形態では、第1の期間は、現在の日付である。
【0317】
幾つかの実施形態では、第2の期間は、前の週である。
【0318】
幾つかの実施形態では、第3の期間は、現在の週である。
【0319】
幾つかの実施形態では、第1、第2、および第3のグラフ要素の各々は、円形形状の少なくとも一部を構成し、第1、第2、および第3のプログレスインジケータは、第1、第2、および第3のグラフ要素の円形形状の少なくとも一部の各々の周囲に沿って延びる。
【0320】
幾つかの実施形態では、第1、第2、および第3のグラフ要素の各々は、目標値に関連付けられた目標インジケータをさらに含み、目標値は、分析物データが目標範囲内にある時間の量またはパーセンテージに対応する。幾つかの実施形態では、目標インジケータは、円形形状の少なくとも一部の周囲に沿った位置に配置され、目標インジケータの位置は、目標の値に比例する。
【0321】
幾つかの実施形態では、本方法は、受信した分析物データが第1、第2、および第3の期間の目標範囲内にあると決定された時間の量の数値表現を、それぞれ第1、第2、および第3のグラフ要素に関連して表示するステップをさらに含む。幾つかの実施形態では、受信した分析物データが目標範囲内にあると決定された時間の量の数値表現は、第1、第2、および第3のグラフ要素の円形形状の少なくとも一部の中心に表示される、
多くの実施形態では、分析物データを処理するための装置が提供され、この装置は、プログラムが保存された不揮発性メモリと、測定された分析物データを受信するように構成された入力部と、不揮発性メモリおよび入力部に接続されたプロセッサとを備え、プロセッサはプログラムを実行するように構成されており、プログラムの実行により、プロセッサに、受信した分析物データのエピソードを検出することと、検出されたエピソードに関連付けられた第1のエピソードマーカーを分析物データのグラフ上に表示することと、検出されたエピソードに関する情報を受信するように構成された画面を提供することと、検出されたエピソードに関する情報を受信した後、検出されたエピソードに関連付けられた第2のエピソードマーカーを分析物データのグラフ上に表示することとを行わせる。
【0322】
幾つかの実施形態では、プログラムの実行は、プロセッサに、エピソードが検出されたことを知らせる通知を表示することを行わせる。幾つかの実施形態では、通知の表示は、検出されたエピソードの数に対応する数値をアイコンに表示することを含むことができる。幾つかの実施形態では、数値は、エピソードが検出されるとインクリメントされる。幾つかの実施形態では、数値は、検出されたエピソードについて情報が受信された後にデクリメントされる。幾つかの実施形態では、数値は、エピソードが検出されてから所定の時間が経過した後にデクリメントされる。
【0323】
幾つかの実施形態では、通知の表示は、アラートの表示である。
【0324】
幾つかの実施形態では、第1のエピソードマーカーは、第2のエピソードマーカーと異なる。
【0325】
幾つかの実施形態では、第1のエピソードマーカーは、クエスチョンマークを含む。
【0326】
幾つかの実施形態では、第2のエピソードマーカーは、受信した情報に関連する画像を含む。
【0327】
幾つかの実施形態では、第2のエピソードマーカーは、Xを含む。
【0328】
幾つかの実施形態では、検出されたエピソードは、範囲外エピソードである。
【0329】
幾つかの実施形態では、第1のエピソードマーカーは、検出されたエピソードの推定開始時刻で分析物データのグラフ上の時刻に配置される。
【0330】
幾つかの実施形態では、分析物データは、グルコースデータである。
【0331】
多くの実施形態では、分析物データを処理する装置が提供され、この装置は、プログラムが保存されている不揮発性メモリと、測定された分析物データを受信するように構成された入力部と、不揮発性メモリおよび入力部に接続されたプロセッサとを備え、プロセッサはプログラムを実行するように構成されており、プログラムの実行により、プロセッサに、分析物データを処理して、一定期間にわたって基準を満たす分析物データの複数の部分を検出することと、1つ以上の食事イベントを、分析物データの複数の部分のうちの1つ以上に関連付けることであって、1つ以上の食事イベントの各々は、分析物データの複数の部分のうちの関連付けられた1つ以上が基準を満たした関連時間を有する、関連付けることとを行わせる。
【0332】
幾つかの実施形態では、この基準は、分析物データの一部が、一定期間にわたって閾値分析物濃度レベルを上回っていることを要求する。幾つかの実施形態では、閾値分析物濃度レベルは、約180mg/dlである。
【0333】
幾つかの実施形態では、この基準は、分析物データの一部が、一定期間にわたって値域内にあることを要求する。幾つかの実施形態では、この値域は、約80mg/dLの最小分析物濃度レベル~約170mg/dLの最大分析物濃度レベルによって定義される。
【0334】
幾つかの実施形態では、この一定期間は、約30分である。
【0335】
幾つかの実施形態では、プログラムの実行は、プロセッサに、関連時間に従って1つ以上の食事イベントの各々をランク付けすることをさらに行わせる。幾つかの実施形態では、1つ以上の食事イベントの各々の関連時間は、昇順でランク付けされる。幾つかの実施形態では、プログラムの実行は、プロセッサに、1つ以上の食事イベントのグループを表示することであって、グループの各々は、1つ以上の食事イベントの上位5つの最長関連時間のうちの1つとしてランク付けされた関連時間を有する、表示することをさらに行わせる。幾つかの実施形態では、表示された1つ以上の食事イベントのグループの各々は、1日の第1の期間に関連付けられる。幾つかの実施形態では、1日の第1の期間は、分析物データの複数の部分が最も高い時間の量の基準を満たした期間である。幾つかの実施形態では、この基準は、分析物データの一部が、一定期間わたって値域内にあることを要求する。幾つかの実施形態では、この基準は、分析物データの一部が、一定期間にわたって閾値分析物濃度レベルを上回っていることを要求する。幾つかの実施形態では、プログラムの実行は、プロセッサに、経時的な分析物データのグラフを表示することをさらに行わせ、1日の第1の期間が強調表示される。幾つかの実施形態では、プログラムの実行は、プロセッサに、1つ以上の食事イベントの第2のグループを表示することであって、第2のグループの各々は、1つ以上の食事イベントの上位5つの最長関連時間のうちの1つとしてランク付けされた関連時間を有し、表示された1つ以上の食事イベントの第2のグループの各々は、1日の第2の期間に関連付けられ、1日の第2の期間は1日の第1の期間と異なる、表示することをさらに行わせる。幾つかの実施形態では、この基準は、分析物データの一部が、一定期間にわたって値域内にあることを要求する。幾つかの実施形態では、この基準は、分析物データの一部が、一定期間にわたって閾値分析物濃度レベルを上回っていることを要求する。幾つかの実施形態では、プログラムの実行は、プロセッサに、経時的な分析物データのグラフを表示することをさらに行わせ、1日の第1の期間が強調表示される。
【0336】
多くの実施形態では、デバイスの電子インタフェース上に、生理学的な分析物データおよび食事情報に関連するグラフィカルインタフェースを表示するための装置であって、この装置は、プログラムが保存されている不揮発性メモリと、測定された分析物データを受信するように構成された入力部と、測定された分析物データの分析を視覚的に提示するように構成されたディスプレイと、不揮発性メモリ、入力部およびディスプレイに接続されたプロセッサとを備え、プロセッサはプログラムを実行するように構成されており、プログラムの実行により、プロセッサに、一定期間にわたって閾値分析物濃度レベルを上回る分析物データの複数の部分を検出するステップと、食事イベントの複数の表示を生成することであって、複数の表示の各々は、分析物データの複数の部分のうちの1つが最小閾値時間の間、閾値分析物濃度レベルを上回っていたときに対応する、生成することと、食事情報およびイベント時間を、食事イベントの複数の表示の少なくとも一部に関連付けることと、ディスプレイを制御して、関連付けられた食事情報を有する食事イベントの複数の表示の少なくとも一部の第1のグルーピングを視覚的に提示することであって、第1のグルーピング内の食事イベントの表示の各々のイベント時間は、1日の間の第1の期間に発生する、提示することとを行わせる。
【0337】
幾つかの実施形態では、プログラムの実行は、プロセッサに、分析物データが第2の期間の目標範囲内にある時間の量を示すグラフ要素を表示することをさらに行わせる。
【0338】
幾つかの実施形態では、第1の期間は、分析物データの複数の部分が基準を満たす時間の最高量を有すると決定された。幾つかの実施形態では、この基準は、分析物データの一部が、一定期間にわたって閾値分析物濃度レベルを上回っていることを要求する。幾つかの実施形態では、閾値分析物濃度は、約180mg/dlであり、この一定期間は、約30分である。幾つかの実施形態では、この基準は、分析物データの一部が、一定期間にわたって値域内にあることを要求する。幾つかの実施形態では、この値域は、約80gm/dLの最小分析物濃度レベル~約170mg/dLの最大分析物濃度レベルによって定義される。
【0339】
幾つかの実施形態では、プログラムの実行は、プロセッサに、1日のどの期間が、分析物データの複数の部分が基準を満たした時間の量が最高量を有するかを示すステートメントを表示することをさらに行わせる。
【0340】
幾つかの実施形態では、プログラムの実行は、プロセッサに、関連する食事情報を有する食事イベントの複数の表示の少なくとも一部の第2のグルーピングを表示することであって、第2のグルーピング内の食事イベントの表示の各々のイベント時間は、1日の間の第2の期間に発生し、第2の期間は第1の期間と異なる、表示することをさらに行わせる。
【0341】
幾つかの実施形態では、食事イベントの複数の表示の少なくとも一部の各々の関連時間は、昇順にランク付けされる。幾つかの実施形態では、第1のグルーピングの各々は、食事イベントの複数の表示の少なくとも一部の各々の上位5つの最長関連時間のうちの1つとしてランク付けされた関連時間を有する。幾つかの実施形態では、1日の第1の期間は、分析物データの複数の部分が最も高い時間の量の基準を満たした期間である。
【0342】
多くの実施形態では、デバイスの電子インタフェース上に、生理学的な分析物データに関連するグラフィカルインタフェースを表示するための装置であって、この装置は、プログラムが保存されている不揮発性メモリと、測定された分析物データおよび食事情報を受信するように構成された入力部と、測定された分析物データの分析を視覚的に提示するように構成されたディスプレイと、不揮発性メモリ、入力部およびディスプレイに接続されたプロセッサとを備え、プロセッサはプログラムを実行するように構成されており、プログラムの実行により、プロセッサに、受信した分析物データが第1の期間の目標範囲内にある時間の量を決定することと、ディスプレイを制御して、分析物データが第1の期間の目標範囲内にある時間の量を示す第1のグラフ要素を視覚的に提示することであって、第1のグラフ要素は、受信した分析物データが第1の期間の目標範囲内にあると決定された時間の量に対応する数値と、分析物データが第1の期間の目標範囲内にあると決定された時間の量に比例する長さを有するプログレスインジケータとを含む、提示することとを行わせる。
【0343】
幾つかの実施形態では、第1の期間は、現在の日付である。
【0344】
幾つかの実施形態では、第1の期間は、現在の日付、現在の週、および前の週からなる群から選択される。
【0345】
幾つかの実施形態では、プログレスインジケータは、プログレスバーの一部である。
【0346】
幾つかの実施形態では、プログレスインジケータは、円形グラフの一部である。
【0347】
幾つかの実施形態では、プログラムの実行は、プロセッサに、プログレスインジケータに関連付けられた標的目標の表示を表示することをさらに行わせる。
【0348】
幾つかの実施形態では、プログラムの実行は、プロセッサに、受信した分析物データが第2の期間の目標範囲内にある時間の量を決定することと、ディスプレイを制御して、分析物データが第2の期間の目標範囲内にある時間の量を示す第2のグラフ要素を視覚的に提示することであって、第2のグラフ要素は、受信した分析物データが第2の期間の目標範囲内にあると決定された時間の量に対応する数値と、分析物データが第2の期間の目標範囲内にあると決定された時間の量に比例する長さを有するプログレスインジケータとを含む、提示することとを行わせる。幾つかの実施形態では、プログラムの実行は、プロセッサに、受信した分析物データが第3の期間の目標範囲内にある時間の量を決定することと、ディスプレイを制御して、分析物データが第3の期間の目標範囲内にある時間の量を示す第3のグラフ要素を視覚的に提示することであって、第3のグラフ要素は、受信した分析物データが第3の期間の目標範囲内にあると決定された時間の量に対応する数値と、分析物データが第3の期間の目標範囲内にあると決定された時間の量に比例する長さを有するプログレスインジケータとを含む、提示することとを行わせる。幾つかの実施形態では、第1、第2、および第3の期間の各々は、現在の日付、現在の週、および前の週からなる群から個別に選択される。
【0349】
多くの実施形態では、デバイスの電子インタフェース上に、生理学的な分析物データに関連するグラフィカルインタフェースを表示するための装置であって、この装置は、プログラムが保存されている不揮発性メモリと、測定された分析物データを受信するように構成された入力部と、測定された分析物データの分析を視覚的に提示するように構成されたディスプレイと、不揮発性メモリ、入力部およびディスプレイに接続されたプロセッサとを備え、プロセッサはプログラムを実行するように構成されており、プログラムの実行により、プロセッサに、受信した分析物データが、第1、第2、および第3の期間の目標範囲内にある時間の量を決定することと、ディスプレイを制御して、分析物データが第1の期間の目標範囲内にある時間の量を示す第1のグラフ要素と、分析物データが第2の期間の目標範囲内にある時間の量を示す第2のグラフ要素と、分析物データが第3の期間の目標範囲内にある時間の量を示す第3のグラフ要素とを視覚的に提示することであって、第1、第2、および第3のグラフ要素の各々は、第1、第2、および第3のプログレスインジケータを含み、プログレスインジケータの長さは、分析物データが第1、第2、および第3の期間の目標範囲内にあると決定された時間の量にそれぞれ比例している、提示することとを行わせる。
【0350】
幾つかの実施形態では、第1の期間は、現在の日付である。
【0351】
幾つかの実施形態では、第2の期間は、前の週である。
【0352】
幾つかの実施形態では、第3の期間は、現在の週である。
【0353】
幾つかの実施形態では、第1、第2、および第3のグラフ要素の各々は、円形の少なくとも一部を構成し、第1、第2、および第3のプログレスインジケータは、第1、第2、および第3のグラフ要素の円形形状の少なくとも一部の各々の周囲に沿って延びる。
【0354】
幾つかの実施形態では、第1、第2、および第3のグラフ要素の各々は、目標値に関連付けられた目標インジケータをさらに含み、目標値は、分析物データが目標範囲内にある時間の量またはパーセンテージに対応する。幾つかの実施形態では、目標インジケータは、円形の少なくとも一部の周囲に沿った位置に配置され、目標インジケータの位置は、目標の値に比例する。
【0355】
幾つかの実施形態では、プログラムの実行は、プロセッサに、受信した分析物データが第1、第2、および第3の期間の目標範囲内にあると決定された時間の量の数値表現を、それぞれ第1、第2、および第3のグラフ要素に関連して表示することをさらに行わせる。幾つかの実施形態では、受信した分析物データが目標範囲内にあると決定される時間の量の数値表現は、第1、第2、および第3のグラフ要素の円形形状の少なくとも一部の中心に表示される。
【0356】
多くの方法において、食事データを分析する方法が説明される。本方法は、摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリを受信するステップであって、ログエントリは、摂取された食事の食事内容および食事サイズを含む、受信するステップと、摂取された食事を少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けるステップと、少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性に基づいて、摂取された食事のグレードを決定するステップと、摂取された食事に関連付けられたグレードをグラフィカルユーザインタフェースに表示するステップとを含む。
【0357】
幾つかの方法では、食事内容は、食事内容のテキスト記述を含む。
【0358】
幾つかの方法では、食事内容は、頻度の高いアイテムのリストから選択される。
【0359】
幾つかの方法では、少なくとも1つの食後グルコーストレースが、高いグルコースパターンを有する少なくとも2つの食後グルコーストレースを含むという決定に応答して、摂取された食事に悪いグレードを割り当てられる。
【0360】
幾つかの方法では、少なくとも1つの食後グルコーストレースが、範囲内食後パターンを有する少なくとも1つの食後グルコーストレースを含まないという決定に応答して、摂取された食事に悪いグレードを割り当てられる。
【0361】
幾つかの方法では、少なくとも1つの食後グルコーストレースが範囲内食後パターンを有する少なくとも1つの食後グルコーストレースを含むという決定に応答して、摂取された食事に良いグレードを割り当てられる。
【0362】
幾つかの方法では、少なくとも1つの食後グルコーストレースが範囲内食後パターンを有する少なくとも1つの食後グルコーストレースを含まず、高いグルコースパターンを有する少なくとも2つの食後グルコーストレースを含まないという決定に応答して、摂取された食事に確定的でないグレードを割り当てられる。
【0363】
幾つかの方法では、グレードは星による範囲であり、星の数が多いほど良いグレードを示し、星の数が少ないほど低いグレードを示す。幾つかの方法では、グレー色である複数の星は、確定的でないグレードについて示す。
【0364】
幾つかの方法では、グレードは、少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性に基づく。幾つかの方法では、少なくとも1つの特性は、高いグルコースパターンの程度である。幾つかの方法では、高いグルコースパターンの程度は、約180mg/dLを上回る曲線下面積に基づく。幾つかの方法では、高いグルコースパターンの程度は、約180mg/dLを上回る時間の量に基づく。幾つかの方法では、少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性は、目標範囲内の時間の量である。幾つかの方法では、目標範囲は、約70mg/dL~約180mg/dLである。幾つかの方法では、グレードは、摂取された食事の開始時刻と少なくとも1つの特性との間の関係にさらに基づく。
【0365】
幾つかの方法では、グレードは、追加のロギングされた食事にさらに基づき、追加のロギングされた食事は、少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けられる。
【0366】
幾つかの方法では、グレードは、複数の入力をグレード変数にマッピングするモデルにさらに基づく。幾つかの方法では、グレード変数は0~4の範囲であり、0は1つ星グレードに対応し、4は5つ星グレードに対応する。
【0367】
多くのシステムにおいて、食事データを分析するためのシステムが説明される。このシステムは、摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリを受信するように構成された入力部であって、ログエントリは、摂取された食事の食事内容および食事サイズを含む、入力部と、食事データを視覚的に提示するように構成されたディスプレイと、入力部、ディスプレイ、および命令を保存するメモリに結合された1つ以上のプロセッサとを備え、命令が、1つ以上のプロセッサによって実行されると、1つ以上のプロセッサに、摂取された食事を少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けることと、少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性に基づいて、摂取された食事のグレードを決定することと、摂取された食事に関連付けられたグレードをグラフィカルユーザインタフェースに表示することとを行わせる。
【0368】
幾つかのシステムでは、食事内容は、食事内容のテキスト記述を含む。
【0369】
幾つかのシステムでは、食事内容は、頻度の高いアイテムのリストから選択される。
【0370】
幾つかのシステムでは、少なくとも1つの食後グルコーストレースが高いグルコースパターンを有する少なくとも2つの食後グルコーストレースを含むという決定に応答して、摂取された食事に悪いグレードが割り当てられる。
【0371】
幾つかのシステムでは、少なくとも1つの食後グルコーストレースが範囲内食後パターンを有する少なくとも1つの食後グルコーストレースを含まないという決定に応答して、摂取された食事に悪いグレードが割り当てられる。
【0372】
幾つかのシステムでは、少なくとも1つの食後グルコーストレースが範囲内食後パターンを有する少なくとも1つの食後グルコーストレースを含むという決定に応答して、摂取された食事に良いグレードが割り当てられる。
【0373】
幾つかのシステムでは、少なくとも1つの食後グルコーストレースが範囲内食後パターンを有する少なくとも1つの食後グルコーストレースを含まず、高いグルコースパターンを有する少なくとも2つの食後グルコーストレースを含まないという決定に対応して、摂取された食事に確定的でないグレードが割り当てられる。
【0374】
幾つかのシステムでは、グレードは星による範囲であり、星の数が多いほど良いグレードを示し、星の数が少ないほど低いグレードを示す。幾つかのシステムでは、グレー色である複数の星は、確定的でないグレードについて示す。
【0375】
幾つかのシステムでは、グレードは、少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性に基づく。幾つかのシステムでは、少なくとも1つの特性は、高いグルコースパターンの程度である。幾つかのシステムでは、高いグルコースパターンの程度は、約180mg/dLを上回る曲線下面積に基づく。幾つかのシステムでは、高いグルコースパターンの程度は、約180mg/dLを上回る時間の量に基づく。幾つかのシステムでは、少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性は、目標範囲内の時間の量である。幾つかのシステムでは、目標範囲は、約70mg/dL~約180mg/dLである。幾つかのシステムでは、グレードは、摂取された食事の開始時刻と少なくとも1つの特性との間の関係にさらに基づく。
【0376】
幾つかのシステムでは、グレードは、追加のロギングされた食事にさらに基づき、追加のロギングされた食事は、少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けられる。
【0377】
幾つかのシステムでは、グレードは、複数の入力をグレード変数にマッピングするモデルにさらに基づく。幾つかの方法では、グレード変数は0~4の範囲であり、0は1つ星のグレードに対応し、4は5つ星のグレードに対応する。
【0378】
多くの方法において、食事データを分析する方法が記載される。方法は、摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリを受信するステップと、摂取された食事に含まれる少なくとも1つの食品を識別するステップと、少なくとも1つの食品を、摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けるステップと、少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性に基づいて、少なくとも1つの食品のグレードを決定するステップと、少なくとも1つの食品に関連付けられたグレードをグラフィカルユーザインタフェースに表示するステップとを含む。
【0379】
幾つかの方法では、入力されたログエントリは、摂取された食事のテキスト記述を含み、識別するステップは、自然言語処理を使用するステップを含む。
【0380】
幾つかの方法では、摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレースが、高いグルコースパターンを有する少なくとも2つの食後グルコーストレースを含むという決定に応答して、少なくとも1つの食品に悪いグレードが割り当てられる。
【0381】
幾つかの方法では、少なくとも1つの食後グルコーストレースが、範囲内食後パターンを有する少なくとも1つの食後グルコーストレースを含まないという決定に応答して、少なくとも1つの食品に悪いグレードが割り当てられる。
【0382】
幾つかの方法では、少なくとも1つの食後グルコーストレースが、範囲内食後パターンを有する少なくとも1つの食後グルコーストレースを含むという決定に応答して、少なくとも1つの食品に良いグレードが割り当てられる。
【0383】
幾つかの方法では、少なくとも1つの食後グルコーストレースが、範囲内食後パターンを有する少なくとも1つの食後グルコーストレースを含まず、高いグルコースパターンを有する少なくとも2つの食後グルコーストレースを含まないという決定に応答して、少なくとも1つの食品に良いグレードが割り当てられる。
【0384】
幾つかの方法では、グレードは星の範囲であり、星の数が多いほど良いグレードを示し、星の数が少ないほど低いグレードを示す。幾つかの方法では、グレー色である複数の星は、確定的でないグレードを示す。
【0385】
幾つかの方法では、グレードは、少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性に基づく。幾つかの方法では、少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性は、高いグルコースパターンの程度である。幾つかの方法では、高いグルコースパターンの程度は、約180mg/dLを上回る曲線下面積に基づく。幾つかの方法では、高いグルコースパターンの程度は、約180mg/dLを上回る時間の量に基づく。少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性は、目標範囲内の時間の量である。幾つかの方法では、目標範囲は、約70mg/dL~180mg/dLである。
【0386】
幾つかの方法では、グレードは、摂取された食事の開始時刻と少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性との間の関係にさらに基づく。
【0387】
幾つかの方法では、グレードは、少なくとも1つの食品を含む追加のロギングされた食事にさらに基づき、追加のロギングされた食事は、少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けられる。
【0388】
幾つかの方法では、グレードは、複数の入力をグレード変数にマッピングするモデルにさらに基づく。幾つかの方法では、グレード変数は0~4の範囲であり、0は1つ星のグレードに対応し、4は5つ星のグレードに対応する。
【0389】
多くのシステムにおいて、食事データを分析するためのシステムが記載される。システムは、摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリを受信するように構成された入力部と、食品データを視覚的に提示するように構成されたディスプレイと、入力部、ディスプレイ、および命令を保存するメモリに結合された1つ以上のプロセッサとを備え、命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、1つ以上のプロセッサに、摂取された食事に含まれる少なくとも1つの食品を識別することと、少なくとも1つの食品を、摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けることと、少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性に基づいて、少なくとも1つの食品のグレードを決定することと、少なくとも1つの食品に関連付けられたグレードをグラフィカルユーザインタフェースに表示することとを行わせる。
【0390】
幾つかのシステムでは、入力されたログエントリは、摂取された食事のテキスト記述を含み、識別するステップは、自然言語処理を使用することを含む。
【0391】
幾つかのシステムでは、摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレースが、高いグルコースパターンを有する少なくとも2つの食後グルコーストレースを含むという決定に応答して、少なくとも1つの食品に悪いグレードが割り当てられる。
【0392】
幾つかのシステムでは、少なくとも1つの食後グルコーストレースが、範囲内食後パターンを有する少なくとも1つの食後グルコーストレースを含まないという決定に応答して、少なくとも1つの食品に悪いグレードが割り当てられる。
【0393】
幾つかのシステムでは、少なくとも1つの食後グルコーストレースが、範囲内食後パターンを有する少なくとも1つの食後グルコーストレースを含むという決定に応答して、少なくとも1つの食品に良いグレードが割り当てられる。
【0394】
幾つかのシステムでは、少なくとも1つの食後グルコーストレースが、範囲内食後パターンを有する少なくとも1つの食後グルコーストレースを含まず、高いグルコースパターンを有する少なくとも2つの食後グルコーストレースを含まないという決定に応答して、少なくとも1つの食品に良いグレードが割り当てられる。
【0395】
幾つかのシステムでは、グレードは星の範囲であり、星の数が多いほど良いグレードを示し、星の数が少ないほど低いグレードを示す。幾つかのシステムでは、グレー色である複数の星は、確定的でないグレードを示す。
【0396】
幾つかのシステムでは、グレードは、少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性に基づく。幾つかのシステムでは、少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性は、高いグルコースパターンの程度である。幾つかのシステムでは、高いグルコースパターンの程度は、約180mg/dLを上回る曲線下面積に基づく。幾つかのシステムでは、高いグルコースパターンの程度は、約180mg/dLを上回る時間の量に基づく。幾つかのシステムでは、少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性は、目標範囲内の時間の量である。幾つかのシステムでは、目標範囲は、約70mg/dL~180mg/dLである。
【0397】
幾つかのシステムでは、グレードは、摂取された食事の開始時刻と少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性との間の関係にさらに基づく。
【0398】
幾つかのシステムでは、グレードは、少なくとも1つの食品を含む追加のロギングされた食事にさらに基づき、追加のロギングされた食事は、少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けられる。
【0399】
幾つかのシステムでは、グレードは、複数の入力をグレード変数にマッピングするモデルにさらに基づく。幾つかのシステムでは、グレード変数は0~4の範囲であり、0は1つ星のグレードに対応し、4は5つ星のグレードに対応する。
【0400】
多くの方法において、食事データを分析する方法が記載される。方法は、摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリを受信するステップと、摂取された食事に含まれる少なくとも1つの食品を識別するステップと、少なくとも1つの食品を、摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けるステップと、少なくとも1つの食品および摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレースをデータベースに保存するステップであって、データベースは、個体群に対して複数の食品および関連付けられた食後グルコーストレースを含む、保存するステップと、少なくとも1つの食品のグレードを決定するステップであって、グレードは、少なくとも1つの食品に関連付けられた食後グルコーストレースのサブセットに基づき、食後グルコーストレースのサブセットは、個体群のセグメントに基づく、決定するステップと、少なくとも1つの食品に関連付けられたグレードをグラフィカルユーザインタフェースに表示するステップとを含む。
【0401】
幾つかの方法では、個体群セグメントは、糖尿病前症を有する。
【0402】
幾つかの方法では、個体群セグメントは、1型糖尿病を有する。
【0403】
幾つかの方法では、個体群セグメントは、2型糖尿病を有する。
【0404】
幾つかの方法では、グレードは、少なくとも1つの食品に関連付けられた食後グルコーストレースのサブセットの少なくとも1つの特性に基づく。幾つかの方法では、少なくとも1つの特性は、高いパターンの程度である。幾つかの方法では、高いパターンの程度は、約180mg/dLを上回る曲線下面積に基づく。幾つかの方法では、高いパターンの程度は、約180mg/dLを上回る時間の量に基づく。幾つかの方法では、少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性は、目標範囲内の時間の量である。幾つかの方法では、目標範囲は、約70mg/dL~約180mg/dLである。幾つかの方法では、グレードは、摂取された食事の開始時刻と、少なくとも1つの食品に関連付けられた食後グルコーストレースのサブセットの少なくとも1つの特性との間の関係にさらに基づく。
【0405】
幾つかの方法では、グレードは、少なくとも1つの食品を含む摂取された食事に関連付けられた追加の入力されたログエントリにさらに基づき、入力されたログエントリは、少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けられる。
【0406】
多くのシステムでは、食事データを分析するためのシステムが説明される。このシステムは、摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリを受信するように構成された入力部と、食事データを視覚的に提示するように構成されたディスプレイと、入力部、ディスプレイ、および命令を保存するメモリに結合された1つ以上のプロセッサとを備え、命令が、1つ以上のプロセッサによって実行されると、摂取された食事に含まれる少なくとも1つの食品を識別することと、少なくとも1つの食品を、摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けることと、少なくとも1つの食品および摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレースをデータベースに保存することであって、データベースは、個体群に対して複数の食品および関連する食後グルコーストレースを含む、保存することと、少なくとも1つの食品のグレードを決定することであって、グレードは、少なくとも1つの食品に関連づけられた食後グルコーストレースのサブセットに基づき、食後グルコーストレースのサブセットは、個体群のセグメントに基づく、決定することと、少なくとも1つの食品に関連するグレードをグラフィカルユーザインタフェースに表示することとを行わせる。
【0407】
幾つかのシステムでは、個体群セグメントは、糖尿病前症を有する。
【0408】
幾つかのシステムでは、個体群セグメントは、1型糖尿病を有する。
【0409】
幾つかのシステムでは、個体群セグメントは、2型糖尿病を有する。
【0410】
幾つかのシステムでは、グレードは、少なくとも1つの食品に関連付けられた食後グルコーストレースのサブセットの少なくとも1つの特性に基づく。幾つかのシステムでは、少なくとも1つの特性は、高いパターンの程度である。幾つかのシステムでは、高いパターンの程度は、約180mg/dLを上回る曲線下面積に基づく。幾つかのシステムでは、高いパターンの程度は、約180mg/dLを上回る時間の量に基づく。幾つかのシステムでは、少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性は、目標範囲内の時間の量である。幾つかのシステムでは、目標範囲は、約70mg/dL~約180mg/dLである。幾つかのシステムでは、グレードは、摂取された食事の開始時刻と、少なくとも1つの食品に関連付けられた食後グルコーストレースのサブセットの少なくとも1つの特性との間の関係にさらに基づく。
【0411】
幾つかのシステムでは、グレードは、少なくとも1つの食品を含む摂取された食事に関連付けられた追加の入力されたログエントリにさらに基づき、入力されたログエントリは、少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けられる。
【0412】
多くの方法において、食品選択肢を推奨する方法が記載される。方法は、摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリをユーザから受信するステップと、摂取された食事に含まれる少なくとも1つの食品を識別するステップと、少なくとも1つの食品を、摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けるステップと、少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性に基づいて、少なくとも1つの食品の分類を決定するステップと、複数の個体群セグメントについての食品分類および関連付けられた食品のデータベースを含む個体群モデルを使用して、分類および少なくとも1つの食品を分析するステップと、分類および少なくとも1つの食品に基づいて、ユーザを複数の個体群セグメントのセグメントに関連付けるステップであって、複数の個体群セグメントのセグメントは、肯定的な分類を有する複数の食品に関連付けられる、関連付けるステップと、推奨された食品を表示するステップであって、推奨された食品は、複数の個体群セグメントのセグメントに対して肯定的な分類を有する複数の食品のうちの1つである、表示するステップとを含む。
【0413】
幾つかの方法では、データベースは、食事、食後グルコーストレース、ユーザ人口統計、およびユーザ嗜好をさらに含む。幾つかの方法では、個体群モデルは、機械学習技術を使用して、個体群を複数の個体群セグメントに分割する。幾つかの方法では、個体群モデルは、分類、少なくとも1つの食品、少なくとも1つの食品に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレース、ユーザの人口統計情報、およびユーザの嗜好の分析に基づいて、ユーザを複数の個体群セグメントのセグメントに割り当てる第1のモデルを含む。幾つかの方法では、個体群モデルは、複数の個体群セグメントのセグメントを複数の良い食品アイテムおよび複数の悪い食品アイテムにマッピングする第2のモデルを含む。
【0414】
食品選択肢を推奨するためのシステムが記載される。システムは、摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリをユーザから受信するように構成された入力部と、食品を視覚的に提示するように構成されたディスプレイと、入力部、ディスプレイ、および命令を保存するメモリに結合された1つ以上のプロセッサとを備え、命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、1つ以上のプロセッサに、摂取された食事に含まれる少なくとも1つの食品を識別することと、少なくとも1つの食品を、摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けることと、少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性に基づいて、少なくとも1つの食品の分類を決定することと、複数の個体群セグメントについての食品分類および関連付けられた食品のデータベースを含む個体群モデルを使用して、分類および少なくとも1つの食品を分析することと、分類および少なくとも1つの食品に基づいて、ユーザを複数の個体群セグメントのセグメントに関連付けることであって、複数の個体群セグメントのセグメントは、肯定的な分類を有する複数の食品に関連付けられる、関連付けることと、推奨された食品を表示することであって、推奨された食品は、複数の個体群セグメントのセグメントに対して肯定的な分類を有する複数の食品のうちの1つである、表示することとを行わせる。
【0415】
幾つかのシステムでは、データベースは、食事、食後グルコーストレース、ユーザ人口統計、およびユーザ嗜好をさらに含む。幾つかのシステムでは、個体群モデルは、機械学習技術を使用して、個体群を複数の個体群セグメントに分割する。幾つかのシステムでは、個体群モデルは、分類、少なくとも1つの食品、少なくとも1つの食品に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレース、ユーザの人口統計情報、およびユーザの嗜好の分析に基づいて、ユーザを複数の個体群セグメントのセグメントに割り当てる第1のモデルを含む。幾つかのシステムでは、個体群モデルは、複数の個体群セグメントのセグメントを複数の良い食品アイテムおよび複数の悪い食品アイテムにマッピングする第2のモデルを含む。
【0416】
多くの方法において、食事を分類するための方法が記載される。方法は、分析物データおよび食事情報を被験者から受信するステップと、複数の食品を、複数の食品の各々が被験者の食後グルコースレベルに及ぼす影響に基づいて、良い食品または悪い食品として分類するステップと、被験者に良いと決定された複数の食品を表示するステップと、被験者に悪いと決定された複数の食品を表示するステップと、良い食品と悪い食品とに分類された食品の数を示すカウンターを表示するステップとを含む。
【0417】
幾つかの方法では、方法は、被験者に中立的な影響を与えると決定された複数の食品を表示するステップと、良い、悪い、および中立に分類された食品の数を示すカウンターを表示するステップとをさらに含む。
【0418】
幾つかの方法では、カウンターはホーム画面上に表示される。
【0419】
多くのシステムにおいて、食事を分類するためのシステムが記載される。システムは、分析物データおよび食事情報を被験者から受信するように構成された入力部と、食事グルーピングの表示を視覚的に提示するように構成されたディスプレイと、入力部、ディスプレイ、および命令を保存するメモリに結合された1つ以上のプロセッサとを備え、命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、1つ以上のプロセッサに、複数の食品を、複数の食品の各々が被験者の食後グルコースレベルに及ぼす影響に基づいて、良い食品または悪い食品として分類することと、被験者に良いと決定された複数の食品を表示することと、被験者に悪いと決定された複数の食品を表示することと、良い食品と悪い食品とに分類された食品の数を示すカウンターを表示することとを行わせる。
【0420】
幾つかのシステムでは、命令は、1つ以上のプロセッサに、被験者に中立的な影響を与えると決定された複数の食品を表示することと、良い、悪い、および中立に分類された食品の数を示すカウンターを表示することとをさらに行わせる。
【0421】
幾つかのシステムでは、命令は、1つ以上のプロセッサに、カウンターをホーム画面上に表示することをさらに行わせる。
【0422】
多くの方法において、食事を推奨するための方法が記載される。方法は、上限グルコース閾値を参照して決定される指標に基づいて、最も高いグルコースパターンを有する1日の期間を決定するステップと、最も高いグルコースパターンを有する1日の期間において最も頻繁にロギングされた食事を決定するステップと、最も高いグルコースパターンを有する1日の期間において最も頻繁にロギングされた食事を置き換えるための代替食事提案を表示するステップとを含む。
【0423】
幾つかの方法では、上限グルコース閾値は約180mg/dLである。
【0424】
幾つかの方法では、指標は、約180mg/dLを上回る曲線下面積である。
【0425】
幾つかの方法では、指標は、約180mg/dLを上回る時間である。
【0426】
幾つかの方法では、最も高いグルコースパターンを有する1日の期間において最も頻繁にロギングされた食事は、高いグルコースパターンを有する食後グルコーストレースに関連付けられる。
【0427】
幾つかの方法では、方法は、ユーザが代替食事提案を食べた後に、代替食事提案に関連付けられた食後グルコーストレースと、最も頻繁にロギングされた食事に関連付けられた食後グルコーストレースとの比較を表示するステップをさらに含む。
【0428】
幾つかの方法では、方法は、頻繁にロギングされた食品のリストに代替食事提案を表示するステップをさらに含む。幾つかの方法では、代替食事提案は、リストの先頭に表示される。
【0429】
幾つかの方法では、方法は、最も高いグルコースパターンを有する1日の期間の健康的なオプションのデータベースを検索することによって代替食事提案を決定するステップをさらに含む。
【0430】
幾つかの方法では、1日の期間は、朝食、昼食、または夕食である。
【0431】
多くのシステムにおいて、食事を推奨するためのシステムが記載される。システムは、分析物データおよび食事情報を被験者から受信するように構成された入力部と、食事または食品を視覚的に提示するように構成されたディスプレイと、入力部、ディスプレイ、および命令を保存するメモリに結合された1つ以上のプロセッサとを備え、命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、1つ以上のプロセッサに、上限グルコース閾値を参照して決定される指標に基づいて、最も高いグルコースパターンを有する1日の期間を決定することと、最も高いグルコースパターンを有する1日の期間において最も頻繁にロギングされた食事を決定することと、最も高いグルコースパターンを有する1日の期間において最も頻繁にロギングされた食事を置き換えるための代替食事提案を表示することとを行わせる。
【0432】
幾つかのシステムでは、上限グルコース閾値は約180mg/dLである。
【0433】
幾つかのシステムでは、指標は、約180mg/dLを上回る曲線下面積である。
【0434】
幾つかのシステムでは、指標は、約180mg/dLを上回る時間である。
【0435】
幾つかのシステムでは、最も高いグルコースパターンを有する1日の期間において最も頻繁にロギングされた食事は、高いグルコースパターンを有する食後グルコーストレースに関連付けられる。
【0436】
幾つかのシステムでは、命令は、1つ以上のプロセッサに、ユーザが代替食事提案を食べた後に、代替食事提案に関連付けられた食後グルコーストレースと、最も頻繁にロギングされた食事に関連付けられた食後グルコーストレースとの比較を表示することをさらに行わせる。
【0437】
幾つかのシステムでは、命令は、1つ以上のプロセッサに、頻繁にロギングされた食品のリストに代替食事提案を表示することをさらに行わせる。幾つかのシステムでは、代替食事提案は、リストの先頭に表示される。
【0438】
幾つかのシステムでは、命令は、1つ以上のプロセッサに、最も高いグルコースパターンを有する1日の期間の健康的なオプションのデータベースを検索することによって代替食事提案を決定することをさらに行わせる。
【0439】
幾つかのシステムでは、1日の期間は、朝食、昼食、または夕食である。
【0440】
多くの方法において、代替食品選択肢を推奨する方法が記載される。方法は、摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリを受信するステップであって、入力されたログエントリは、摂取された食事についてのテキスト記述を含む、受信するステップと、少なくとも1つのロギングされた食事のテキスト記述に含まれる少なくとも1つの食品を識別するステップと、少なくとも1つの食品を、摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けるステップと、食後グルコーストレースに及ぼす少なくとも1つの食品の影響に基づいて、少なくとも1つの食品の分類を肯定的または否定的なものとして(あるいは良い食品または悪い食品として)決定するステップと、少なくとも1つの食品、摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレース、および分類をデータベースに保存するステップであって、データベースは、個体群および複数の代替食品選択肢に対して複数の食品、関連付けられた食後グルコーストレース、および分類を含む、保存するステップと、少なくとも1つの食品を悪い食品として分類することに応答して、複数の代替食品選択肢から代替食品選択肢を決定するステップと、悪い食品として分類された少なくとも1つの食品の代替品として代替食品選択肢を含む推奨を表示するステップとを含む。
【0441】
幾つかの方法では、代替食品選択肢は、複数の個体にとって良い食品として分類される。
【0442】
幾つかの方法では、方法は、上限グルコース閾値を参照して決定される指標に基づいて、ユーザにとって最も高いグルコースパターンを有する1日の期間を決定するステップと、最も高いグルコースパターンを有する1日の期間において最も頻繁にロギングされた食品を決定するステップと、最も頻繁にロギングされた食品を置き換えるための追加の代替食品選択肢を表示するステップとをさらに含む。
【0443】
幾つかの方法では、方法は、食品嗜好の入力をユーザにプロンプト表示するステップと、データベースおよびユーザによって入力された食品嗜好に基づいて、悪い食品として分類された少なくとも1つの食品を置き換えるための追加の代替食品選択肢を表示するステップとをさらに含む。
【0444】
多くのシステムにおいて、代替食品選択肢を推奨するためのシステムが記載される。システムは、摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリを受信するように構成された入力部であって、入力されたログエントリは、摂取された食事についてのテキスト記述を含む、入力部と、食事または食品を視覚的に提示するように構成されたディスプレイと、入力部、ディスプレイ、および命令を保存するメモリに結合された1つ以上のプロセッサとを備え、命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、1つ以上のプロセッサに、少なくとも1つのロギングされた食事のテキスト記述に含まれる少なくとも1つの食品を識別することと、少なくとも1つの食品を、摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けることと、食後グルコーストレースに及ぼす少なくとも1つの食品の影響に基づいて、少なくとも1つの食品の分類を肯定的または否定的なものとして決定することと、少なくとも1つの食品、摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレース、および分類をデータベースに保存することであって、データベースは、個体群および複数の代替食品選択肢に対して複数の食品、関連付けられた食後グルコーストレース、および分類を含む、保存することと、少なくとも1つの食品を悪い食品として分類することに応答して、複数の代替食品選択肢から代替食品選択肢を決定することと、悪い食品として分類された少なくとも1つの食品の代替品として代替食品選択肢を含む推奨を表示することとを行わせる。
【0445】
幾つかのシステムでは、代替食品選択肢は、複数の個体にとって良い食品として分類される。
【0446】
幾つかのシステムでは、命令は、1つ以上のプロセッサに上限グルコース閾値を参照して決定される指標に基づいて、ユーザにとって最も高いグルコースパターンを有する1日の期間を決定することと、最も高いグルコースパターンを有する1日の期間において最も頻繁にロギングされた食品を決定することと、最も頻繁にロギングされた食品を置き換えるための追加の代替食品選択肢を表示することとをさらに行わせる。
【0447】
幾つかのシステムでは、命令は、1つ以上のプロセッサに、食品嗜好の入力をユーザにプロンプト表示することと、データベースおよびユーザによって入力された食品嗜好に基づいて、悪い食品として分類された少なくとも1つの食品を置き換えるための追加の代替食品選択肢を表示することとをさらに行わせる。
【0448】
多くの方法において、代替食品選択肢を推奨するための方法が記載される。方法は、少なくとも1つのロギングされた食事のテキスト記述に含まれる少なくとも1つの食品を識別するステップと、少なくとも1つの食品を、摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けるステップと、食後グルコーストレースに及ぼす少なくとも1つの食品の影響に基づいて、少なくとも1つの食品の分類を肯定的または否定的なものとして決定するステップと、少なくとも1つの食品、摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレース、および分類をデータベースに保存するステップであって、データベースは、個体群および複数の代替食品選択肢に対して複数の食品、関連付けられた食後グルコーストレース、および分類を含む、保存するステップと、少なくとも1つの食品を悪い食品として分類することに応答して、複数の代替食品選択肢から代替食品選択肢を決定するステップと、悪い食品として分類された少なくとも1つの食品の代替品として代替食品選択肢を含む推奨を表示するステップとを含む。
【0449】
幾つかの方法では、代替食品選択肢は、複数の個体にとって良い食品として分類される。
【0450】
幾つかの方法では、方法は、上限グルコース閾値を参照して決定される指標に基づいて、ユーザにとって最も高いグルコースパターンを有する1日の期間を決定するステップと、最も高いグルコースパターンを有する1日の期間において最も頻繁にロギングされた食品を決定するステップと、最も頻繁にロギングされた食品を置き換えるための追加の代替食品選択肢を表示するステップとをさらに含む。
【0451】
幾つかの方法では、方法は、食品嗜好の入力をユーザにプロンプト表示するステップと、データベースおよびユーザによって入力された食品嗜好に基づいて、悪い食品として分類された少なくとも1つの食品を置き換えるための追加の代替食品選択肢を表示するステップとをさらに含む。
【0452】
多くの方法において、食事データを分析する方法が記載される。方法は、摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリをユーザから受信するステップと、摂取された食事に関連付けられた少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性に基づいて、摂取された食事のグレードを決定するステップであって、グレードは変更可能である、決定するステップと、摂取された食事に関連付けられたグレードをグラフィカルユーザインタフェースに表示するステップとを含む。
【0453】
幾つかの方法では、グレードは、ユーザによって変更されてよい。
【0454】
幾つかの方法では、入力されたログエントリは第1の時間に受信され、方法は、第1の時間後の一定期間後に、摂取された食事に対するグレードを削除するステップをさらに含む。幾つかの方法では、一定期間は約6ヶ月である。
【0455】
幾つかの方法では、入力されたログエントリは第1の時間に受信され、方法は、第1の時間後の一定期間後に、少なくとも1つのロギングされた食事に新しいグレードを決定するステップをさらに含む。幾つかの方法では、一定期間は約6ヶ月である。
【0456】
多くのシステムにおいて、食事を分析するためのシステムが記載される。システムは、摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリをユーザから受信するように構成された入力部と、食事または食品およびグレードを視覚的に提示するように構成されたディスプレイと、入力部、ディスプレイ、および命令を保存するメモリに結合された1つ以上のプロセッサとを備え、命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、1つ以上のプロセッサに、摂取された食事に関連付けられた少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性に基づいて、摂取された食事のグレードを決定することであって、グレードは変更可能である、決定することと、摂取された食事に関連付けられたグレードをグラフィカルユーザインタフェースに表示することとを行わせる。
【0457】
幾つかの方法では、グレードは、ユーザによって変更され得る。
【0458】
幾つかの方法では、入力されたログエントリは、第1の時間に受信され、命令が、1つ以上のプロセッサに、第1の時間後の一定期間後に、摂取された食事に対するグレードを削除するステップをさらに行わせる。幾つかの方法では、この一定期間は、約6ヶ月である。
【0459】
幾つかの方法では、入力されたログエントリは、第1の時間に受信され、第1の時間後の一定期間後に、少なくとも1つのロギングされた食事に対する新しいグレードを決定するステップをさらに含む。幾つかの方法では、この一定期間は、約6ヶ月である。
【0460】
分析物測定値に基づいて個体の食事を検出、測定、分類するためのシステム、デバイス、ならびに方法。これらの結果および関連情報を提示して、どの食事が最も深刻な分析物応答を引き起こしているかを個体に示すことができる。これらの結果は、監視される分析物としてのグルコースを参照した形式で結果を整理し提示するように、予め選択された基準または過去の食事および結果に基づいて整理および分類することができる。本明細書に開示される様々な実施形態は、個体の食事関連血糖応答に関する直接的かつタイムリーなフィードバックを提供することによって個体を関与させることを意図した方法、システム、およびソフトウェアアプリケーションに関するものである。
【0461】
本明細書に提供される任意の実施形態に関して説明される全ての特徴、要素、コンポーネント、機能、およびステップは、他の任意の実施形態からのものと自由に組み合わせ可能および置換可能であることが意図されていることに留意されたい。ある特徴、要素、コンポーネント、機能、またはステップが、1つの実施形態に関してのみ記載されている場合、その特徴、要素、コンポーネント、機能、またはステップは、明示的に別段の記載がない限り、本明細書に記載されている他の全ての実施形態で使用できることが理解されるべきである。したがって、本パラグラフは、以下の説明が、特定の事例において、このような組み合わせまたは置換が可能であることを明示的に述べていなくても、いつでも、異なる実施形態からの特徴、要素、コンポーネント、機能、およびステップを組み合わせるか、またはある実施形態からの特徴、要素、コンポーネント、機能、およびステップを他の実施形態のもので代用する請求項の導入のための前提条件および書面によるサポートとして機能するものである。特に、このような組み合わせおよび置換の一つ一つの許容性が当業者によって容易に認識されることを考えると、可能な組み合わせおよび置換の全てを明示的に説明することは過度に負担が大きいことを明確に認める。
【0462】
本明細書に開示された実施形態が、メモリ、ストレージ、および/またはコンピュータ可読媒体を含むか、またはそれらに関連して動作する限り、そのメモリ、ストレージ、および/またはコンピュータ可読媒体は非一時的である。したがって、メモリ、ストレージ、および/またはコンピュータ可読媒体が1つ以上の請求項によってカバーされる限りでは、そのメモリ、ストレージ、および/またはコンピュータ可読媒体は、非一時的であるにすぎない。
【0463】
多くの場合、エンティティは、他のエンティティに結合されるものとして本明細書で説明される。「結合された」および「接続された」という用語(またはそれらの形態のいずれか)は、本明細書において互換的に使用され、両方の場合において、(無視できない(例えば、寄生的な)介在するエンティティを伴わない)2つのエンティティの直接結合および(1つ以上の無視できない介在するエンティティによる)2つのエンティティの間接結合に一般的に用いられることを理解されたい。エンティティが直接的に結合されているように示されている場合、またはいかなる介在するエンティティの記述もなく結合されていると記述されている場合、文脈が明確に指示していない限り、それらのエンティティは間接的にも結合され得ることを理解されたい。
【0464】
本明細書および添付の図に記載された主題は、米国特許法第112条(f)項に従って、mean-plus-function形式のクレームをいつでも含めることができるように、十分に詳細かつ明確にされている。しかしながら、あるクレームが、そのクレームにおいて「手段」というフレーズが明示的に記載されている場合にのみ、このmean-plus-function形式を呼び出したと解釈されるものとする。
【0465】
本発明の態様は独立請求項に記載され、好ましい特徴は従属請求項に記載されている。従属請求項の好ましい特徴は、単一の実施形態で組み合わせて提供されてもよく、1つの態様の好ましい特徴は、他の態様と組み合わせて提供されてもよい。
【0466】
本明細書および添付の特許請求の範囲で使用されるように、単数形「a」、「an」、および「the」は、文脈が明らかにそうでないと指示されない限り、複数の参照語を含む。
【0467】
本明細書で論じた刊行物は、本出願の出願日前の開示のためにのみ提供されるものである。本明細書のいかなる内容も、本開示が先行開示によりかかる公開に先行する権利を有しないことを認めるものとして解釈されるべきではない。さらに、提供された公開日は、実際の発行日とは異なる場合があり、個別に確認する必要がある。
【0468】
実施形態は、様々な変更および代替形態に影響を受けやすいが、その具体例が図面に示され、本明細書で詳細に説明されている。これらの実施形態は、開示された特定の形態に限定されるものではなく、逆に、これらの実施形態は、本開示の精神内に含まれる全ての変更、均等物、および代替物を対象とするものである。さらに、実施形態の任意の特徴、機能、ステップ、または要素は、特許請求の範囲にない特徴、機能、ステップ、または要素によって特許請求の範囲の範囲を規定する否定的な制限と同様に、特許請求の範囲に記載または追加されてもよい。
【0469】
条項
例示的な実施形態は、以下の番号付けされた条項に記載されている。
【0470】
条項1 分析物データを処理する方法であって、個体から感知された分析物データを受信するステップと、上記受信した分析物データのエピソードを検出するステップと、上記検出されたエピソードに関連付けられた第1のエピソードマーカーを分析物データのグラフ上に表示するステップと、上記検出されたエピソードに関する情報を受信するように構成された画面を提供するステップと、上記検出されたエピソードに関する情報を受信した後、上記検出されたエピソードに関連付けられた第2のエピソードマーカーを分析物データのグラフ上に表示するステップとを含む、方法。
【0471】
条項2 上記エピソードが検出されたことを知らせる通知を表示するステップをさらに含む、条項1記載の方法。
【0472】
条項3 上記通知を表示するステップは、検出されたエピソードの数に対応する数値をアイコン上に表示するステップを含む、条項2記載の方法。
【0473】
条項4 上記数値は、エピソードが検出されるとインクリメントされる、条項3記載の方法。
【0474】
条項5 上記数値は、検出されたエピソードの情報が受信された後にデクリメントされる、条項3記載の方法。
【0475】
条項6 上記数値は、上記エピソードが検出されてから所定の時間が経過した後にデクリメントされる、条項3記載の方法。
【0476】
条項7 上記通知を表示するステップは、アラートを表示するステップを含む、条項2記載の方法。
【0477】
条項8 上記第1のエピソードマーカーは、上記第2のエピソードマーカーと異なる、条項1記載の方法。
【0478】
条項9 上記第1のエピソードマーカーは、クエスチョンマークを含む、条項1記載の方法。
【0479】
条項10 上記第2のエピソードマーカーは、上記受信した情報に関連する画像を含む、条項1記載の方法。
【0480】
条項11 上記第2のエピソードマーカーはXを含む、条項1記載の方法。
【0481】
条項12 上記検出されたエピソードは範囲外エピソードである、条項1記載の方法。
【0482】
条項13 上記第1のエピソードマーカーは、上記検出されたエピソードの推定開始時刻で分析物データのグラフ上の時刻に配置される、条項1記載の方法。
【0483】
条項14 上記分析物データはグルコースデータである、条項1記載の方法。
【0484】
条項15 分析物データを処理するための装置であって、測定された分析物データを受信するように構成された入力部と、上記測定された分析物のデータの分析を視覚的に提示するように構成されたディスプレイと、上記入力部、上記ディスプレイ、および命令を保存するメモリに結合された1つ以上のプロセッサとを備え、上記命令は、上記1つ以上のプロセッサによって実行されると、上記1つ以上のプロセッサに、上記受信した分析物データのエピソードを検出することと、上記検出されたエピソードに関連付けられた第1のエピソードマーカーを分析物データのグラフ上に表示することと、上記検出されたエピソードに関する情報を受信するように構成された画面を提供することと、上記検出されたエピソードに関する情報を受信した後、上記検出されたエピソードに関連付けられた第2のエピソードマーカーを分析物データのグラフ上に表示することとを行わせる、装置。
【0485】
条項16 プログラムの実行は、上記プロセッサに、上記エピソードが検出されたことを知らせる通知を表示することを行わせる、条項15記載の装置。
【0486】
条項17 上記通知は、検出されたエピソードの数に対応する数値をアイコン上に表示することを含む、条項16記載の装置。
【0487】
条項18 上記数値は、エピソードが検出されるとインクリメントされる、条項17記載の装置。
【0488】
条項19 上記数値は、検出されたエピソードの情報が受信された後にデクリメントされる、条項17記載の装置。
【0489】
条項20 上記数値は、上記エピソードが検出されてから所定の時間が経過した後にデクリメントされる、条項17記載の装置。
【0490】
条項21 in vivo分析物監視システムを用いて分析物データを処理する方法であって、個体から感知された分析物データを受信するステップと、上記分析物データを処理して、処理回路により、一定期間にわたって基準を満たす分析物データの複数の部分を検出するステップと、1つ以上の食事イベントを分析物データの複数の部分のうちの1つ以上に関連付けるステップであって、上記1つ以上の食事イベントの各々は、上記分析物データの複数の部分のうちの関連付けられた1つ以上が上記基準を満たした関連時間を有する、関連付けるステップとを含む、方法。
【0491】
条項22 上記基準は、上記分析物データの一部が、上記一定期間にわたって閾値分析物濃度レベルを上回っていることを要求する、条項21記載の方法。
【0492】
条項23 上記閾値分析物濃度レベルは約180mg/dlである、条項22記載の方法。
【0493】
条項24 上記基準は、上記分析物データの一部が、上記一定期間にわたって値域内にあることを要求する、条項21記載の方法。
【0494】
条項25 上記値域は、約80mg/dLの最小分析物濃度レベル~約170mg/dLの最大分析物濃度レベルによって定義される、条項24記載の方法。
【0495】
条項26 上記一定期間は約30分である、条項21記載の方法。
【0496】
条項27 上記方法は、上記関連時間に従って上記1つ以上の食事イベントの各々をランク付けするステップをさらに含む、条項21記載の方法。
【0497】
条項28 上記1つ以上の食事イベントの各々の上記関連時間は、昇順でランク付けされる、条項27記載の方法。
【0498】
条項29 上記1つ以上の食事イベントのグループを表示するステップをさらに含み、上記グループの各々は、上記1つ以上の食事イベントの上位5つの最長関連時間のうちの1つとしてランク付けされた関連時間を有する、条項27記載の方法。
【0499】
条項30 表示された上記1つ以上の食事イベントのグループの各々は、1日の第1の期間に関連付けられる、条項29記載の方法。
【0500】
条項31 上記1日の上記第1の期間は、分析物データの上記複数の部分が最も高い時間の量の基準を満たした期間である、条項30記載の方法。
【0501】
条項32 上記基準は、上記分析物データの一部が、上記一定期間にわたって値域内にあることを要求する、条項31記載の方法。
【0502】
条項33 上記基準は、上記分析物データの一部が、上記一定期間にわたって閾値分析物濃度レベルを上回っていることを要求する、条項31記載の方法。
【0503】
条項34 経時的な分析物データのグラフを表示するステップをさらに含み、上記1日の上記第1の期間は強調表示される、条項31記載の方法。
【0504】
条項35 1つ以上の食事イベントの第2のグループを表示するステップをさらに含み、上記第2のグループの各々は、上記1つ以上の食事イベントの上位5つの最長関連時間のうちの1つとしてランク付けされた関連時間を有し、表示された上記1つ以上の食事イベントの上記第2のグループの各々は、1日の第2の期間に関連付けられ、上記1日の上記第2の期間は、上記1日の上記第1の期間と異なる、条項30記載の方法。
【0505】
条項36 上記基準は、上記分析物データの一部が、上記一定期間にわたって値域内にあることを要求する、条項35記載の方法。
【0506】
条項37 上記基準は、上記分析物データの一部が、上記一定期間にわたって閾値分析物濃度レベルを上回っていることを要求する、条項35記載の方法。
【0507】
条項38 経時的な分析物データのグラフを表示するステップをさらに含み、上記1日の上記第1の期間は強調表示される、条項35記載の方法。
【0508】
条項39 分析物データを処理するための装置であって、測定された分析物データを受信するように構成された入力部と、上記入力部、ディスプレイ、および命令を保存するメモリに結合された1つ以上のプロセッサとを備え、上記命令は、上記1つ以上のプロセッサによって実行されると、上記1つ以上のプロセッサに、上記分析物データを処理して、一定期間にわたって基準を満たす分析物データの複数の部分を検出することと、1つ以上の食事イベントを分析物データの複数の部分のうちの1つ以上に関連付けることであって、1つ以上の食事イベントの各々は、上記分析物データの複数の部分のうちの関連付けられた1つ以上が上記基準を満たした関連時間を有する、関連付けることとを行わせる、装置。
【0509】
条項40 上記基準は、上記分析物データの一部が、上記一定期間にわたって閾値分析物濃度レベルを上回っていることを要求する、条項39記載の装置。
【0510】
条項41 上記閾値分析物濃度レベルは約180mg/dlである、条項40記載の装置。
【0511】
条項42 上記基準は、上記分析物データの一部が、上記一定期間にわたって値域内にあることを要求する、条項39記載の装置。
【0512】
条項43 上記値域は、約80mg/dLの最小分析物濃度レベル~約170mg/dLの最大分析物濃度レベルによって定義される、条項42記載の装置。
【0513】
条項44 上記一定期間は約30分である、条項39記載の装置。
【0514】
条項45 デバイスの電子インタフェース上に、生理学的な分析物データおよび食事情報に関連するグラフィカルインタフェースを表示する方法であって、個体から感知された分析物データを受信するステップと、上記分析物データを処理して、処理回路により、一定期間にわたって基準を満たす分析物データの複数の部分を検出するステップと、食事イベントの複数の表示を生成するステップであって、複数の表示の各々は、上記分析物データの複数の部分のうちの1つが一定期間にわたって基準を満たしたときに対応する、生成するステップと、食事情報、イベント時間、および関連時間を、食事イベントの複数の表示の少なくとも一部の各々に関連付けるステップであって、上記関連時間は、分析物データの複数の部分のうちの対応する1つ以上が基準を満たした時間の量である、関連付けるステップと、関連付けられた食事情報を有する食事イベントの複数の表示の少なくとも一部の第1のグルーピングを表示するステップであって、上記第1のグルーピング内の食事イベントの表示の各々の上記イベント時間は、1日の間の第1の期間に発生する、表示するステップとを含む、方法。
【0515】
条項46 上記分析物データが第2の期間の目標範囲内にある時間の量を示すグラフ要素を表示するステップをさらに含む、条項45記載の方法。
【0516】
条項47 上記第1の期間は、分析物データの上記複数の部分が上記基準を満たす時間の最高量を有すると決定された、条項45記載の方法。
【0517】
条項48 上記基準は、上記分析物データの一部が、上記一定期間にわたって閾値分析物濃度レベルを上回っていることを要求する、条項47記載の方法。
【0518】
条項49 上記閾値分析物濃度は約180mg/dlであり、上記一定期間は約30分である、条項48記載の方法。
【0519】
条項50 上記基準は、上記分析物データの一部が、上記一定期間にわたって値域内にあることを要求する、条項47記載の方法。
【0520】
条項51 上記値域は、約80gm/dLの最小分析物濃度レベル~約170mg/dLの最大分析物濃度レベルによって定義される、条項50記載の方法。
【0521】
条項52 1日のどの期間が、上記分析物データの複数の部分が基準を満たした時間の量が最高量を有するかを示すステートメントを表示するステップをさらに含む、条項45記載の方法。
【0522】
条項53 関連付けられた食事情報を有する食事イベントの上記複数の表示の少なくとも一部の第2のグルーピングを表示するステップであって、上記第2のグルーピング内の食事イベントの上記表示の各々の上記イベント時間は、1日の間の第2の期間に発生し、上記第2の期間は、上記第1の期間と異なる、表示するステップをさらに含む、条項45記載の方法。
【0523】
条項54 食事イベントの上記複数の表示の上記少なくとも一部の各々の上記関連時間は、昇順にランク付けされる、条項45記載の方法。
【0524】
条項55 上記第1のグルーピングの各々は、食事イベントの上記複数の表示の上記少なくとも一部の各々の上位5つの最長関連時間のうちの1つとしてランク付けされた関連時間を有する、条項54記載の方法。
【0525】
条項56 上記1日の上記第1の期間は、分析物データの上記複数の部分が最も高い時間の量の上記基準を満たした期間である、条項54記載の方法。
【0526】
条項57 デバイスの電子インタフェース上に、生理学的な分析物データおよび食事情報に関連するグラフィカルインタフェースを表示するための装置であって、測定された分析物データおよび食事情報を受信するように構成された入力部と、上記測定された分析物データの分析を視覚的に提示するように構成されたディスプレイと、上記入力部、上記ディスプレイ、および命令を保存するメモリに結合された1つ以上のプロセッサとを備え、上記命令は、上記1つ以上のプロセッサによって実行されると、上記1つ以上のプロセッサに、一定期間にわたって閾値分析物濃度レベルを上回る分析物データの複数の部分を検出することと、食事イベントの複数の表示を生成することであって、複数の表示の各々は、分析物データの複数の部分のうちの1つが最小閾値時間の間、閾値分析物濃度レベルを上回っていたときに対応する、生成することと、食事情報およびイベント時間を食事イベントの複数の表示の少なくとも一部に関連付けることと、上記ディスプレイを制御して、関連付けられた食事情報を有する食事イベントの複数の表示の少なくとも一部の第1のグルーピングを視覚的に提示することであって、上記第1のグルーピング内の食事イベントの表示の各々のイベント時間は、1日の間の第1の期間に発生する、提示することとを行わせる、装置。
【0527】
条項58 上記プログラムの実行は、上記1つ以上のプロセッサに、上記分析物データが上記第2の期間の目標範囲内にある時間の量を示すグラフ要素を表示することを行わせる、条項57記載の装置。
【0528】
条項59 上記第1の期間は、分析物データの上記複数の部分が上記基準を満たす時間の最高量を有すると決定された、条項57記載の装置。
【0529】
条項60 上記基準は、上記分析物データの一部が、上記一定期間にわたって閾値分析物濃度レベルを上回っていることを要求する、条項59記載の装置。
【0530】
条項61 上記閾値分析物濃度は約180mg/dlであり、上記一定期間は約30分である、条項60記載の装置。
【0531】
条項62 上記基準は、上記分析物データの一部が、上記一定期間にわたって値域内にあることを要求する、条項59記載の装置。
【0532】
条項63 上記値域は、約80gm/dLの最小分析物濃度レベル~約170mg/dLの最大分析物濃度レベルによって定義される、条項62記載の装置。
【0533】
条項64 デバイスの電子インタフェース上に、生理学的な分析物データに関連するグラフィカルインタフェースを表示するための方法であって、個体から感知された分析物データを受信するステップと、上記受信した分析物データが第1の期間の目標範囲内にある時間の量を決定するステップと、上記分析物データが第1の期間の目標範囲内にある時間の量を示す第1のグラフ要素を表示するステップであって、上記第1のグラフ要素は、上記受信した分析物データが上記第1の期間の目標範囲内にあると決定された時間の量に対応する数値と、上記分析物データが上記第1の期間の目標範囲内にあると決定された時間の量に比例する長さを有するプログレスインジケータとを含む、表示するステップとを含む、方法。
【0534】
条項65 上記第1の期間は、現在の日付である、条項64記載の方法。
【0535】
条項66 上記第1の期間は、現在の日付、現在の週、および前の週からなる群から選択される、条項64記載の方法。
【0536】
条項67 上記プログレスインジケータは、プログレスバーの一部である、条項64記載の方法。
【0537】
条項68 上記プログレスインジケータは、円形グラフの一部である、条項64記載の方法。
【0538】
条項69 上記プログレスインジケータに関連付けられた標的目標の表示を表示するステップをさらに含む、条項64記載の方法。
【0539】
条項70 上記分析物データが第2の期間の目標範囲内にある時間の量を示す第2のグラフ要素をさらに含み、上記第2のグラフ要素は、上記受信した分析物データが上記第2の期間の目標範囲内にあると決定された時間の量に対応する数値と、上記分析物データが上記第2の期間の目標範囲内にあると決定された時間の量に比例する長さを有するプログレスインジケータとを含む、条項64記載の方法。
【0540】
条項71 上記分析物データが第3の期間の目標範囲内にある時間の量を示す第3のグラフ要素をさらに含み、上記第3のグラフ要素は、上記受信した分析物データが上記第3の期間の目標範囲内にあると決定された時間の量に対応する数値と、上記分析物データが上記第3の期間の目標範囲内にあると決定された時間の量に比例する長さを有するプログレスインジケータとを含む、条項70記載の方法。
【0541】
条項72 上記第1、第2、および第3の期間の各々は、現在の日付、現在の週、および前の週からなる群から個別に選択される、条項71記載の方法。
【0542】
条項73 デバイスの電子インタフェース上に、生理学的な分析物データに関連するグラフィカルインタフェースを表示するための装置であって、測定された分析物データおよび食事情報を受信するように構成された入力部と、上記測定された分析物データの分析を視覚的に提示するように構成されたディスプレイと、上記入力部、上記ディスプレイ、および命令を保存するメモリに結合された1つ以上のプロセッサとを備え、上記命令は、上記1つ以上のプロセッサによって実行されると、上記1つ以上のプロセッサに、上記受信した分析物データが第1の期間の目標範囲内にある時間の量を決定することと、上記ディスプレイを制御して、上記分析物データが第1の期間の目標範囲内にある時間の量を示す第1のグラフ要素を視覚的に提示することであって、上記第1のグラフ要素は、上記受信した分析物データが上記第1の期間の目標範囲内にあると決定された時間の量に対応する数値と、上記分析物データが上記第1の期間の目標範囲内にあると決定された時間の量に比例する長さを有するプログレスインジケータとを含む、提示することとを行わせる、装置。
【0543】
条項74 上記第1の期間は、現在の日付である、条項73記載の装置。
【0544】
条項75 上記第1の期間は、現在の日付、現在の週、および前の週からなる群から選択される、条項73記載の装置。
【0545】
条項76 上記プログレスインジケータは、プログレスバーの一部である、条項73記載の装置。
【0546】
条項77 上記プログレスインジケータは、円形グラフの一部である、条項73記載の装置。
【0547】
条項78 上記プログラムの実行は、上記プロセッサに、上記プログレスインジケータに関連付けられた標的目標の表示を表示することを行わせる、条項73記載の装置。
【0548】
条項79 上記プログラムの実行は、上記1つ以上のプロセッサに、上記受信した分析物データが第2の期間の目標範囲内にある時間の量を決定することと、上記ディスプレイを制御して、上記分析物データが上記第2の期間の目標範囲内にある時間の量を示す第2のグラフ要素を視覚的に提示することであって、上記第2のグラフ要素は、上記受信した分析物データが上記第2の期間の目標範囲内にあると決定された時間の量に対応する数値と、上記分析物データが上記第2の期間の目標範囲内にあると決定された時間の量に比例する長さを有するプログレスインジケータとを含む、提示することとをさらに行わせる、条項73記載の装置。
【0549】
条項80 上記プログラムの実行は、上記1つ以上のプロセッサに、上記受信した分析物データが第3の期間の目標範囲内にある時間の量を決定することと、上記ディスプレイを制御して、上記分析物データが上記第3の期間の目標範囲内にある時間の量を示す第3のグラフ要素を視覚的に提示することであって、上記第3のグラフ要素は、上記受信した分析物データが上記第3の期間の目標範囲内にあると決定された時間の量に対応する数値と、上記分析物データが上記第3の期間の目標範囲内にあると決定された時間の量に比例する長さを有するプログレスインジケータとを含む、提示することとをさらに行わせる、条項79記載の装置。
【0550】
条項81 上記第1、第2、および第3の期間の各々は、現在の日付、現在の週、および前の週からなる群から個別に選択される、条項80記載の装置。
【0551】
条項82 デバイスの電子インタフェース上に、生理学的な分析物データに関連するグラフィカルインタフェースを表示するための方法であって、個体から感知された分析物データを受信するステップと、上記受信した分析物データが、第1、第2、および第3の期間の目標範囲内にある時間の量を決定するステップと、上記電子インタフェース上に、上記分析物データが第1の期間の目標範囲内にある時間の量を示す第1のグラフ要素と、上記分析物データが第2の期間の目標範囲内にある時間の量を示す第2のグラフ要素と、上記分析物データが第3の期間の目標範囲内にある時間の量を示す第3のグラフ要素とを表示するステップであって、上記第1、第2、および第3のグラフ要素の各々は、第1、第2、および第3のプログレスインジケータを含み、上記プログレスインジケータの長さは、上記分析物データが上記第1、第2、および第3の期間の目標範囲内にあると決定された時間の量にそれぞれ比例している、表示するステップとを含む、方法。
【0552】
条項83 上記第1の期間は、現在の日付である、条項82記載の方法。
【0553】
条項84 上記第2の期間は、前の週である、条項82記載の方法。
【0554】
条項85 上記第3の期間は、現在の週である、条項82記載の方法。
【0555】
条項86 上記第1、第2、および第3のグラフ要素の各々は、円形形状の少なくとも一部を構成し、上記第1、第2、および第3のプログレスインジケータは、上記第1、第2、および第3のグラフ要素の円形形状の少なくとも一部の各々の周囲に沿って延びる、条項82記載の方法。
【0556】
条項87 上記第1、第2、および第3のグラフ要素の各々は、目標値に関連付けられた目標インジケータをさらに含み、上記目標値は、上記分析物データが目標範囲内にある時間の量またはパーセンテージに対応する、条項82記載の方法。
【0557】
条項88 上記目標インジケータは、円形形状の少なくとも一部の周囲に沿った位置に配置され、上記目標インジケータの位置は、上記目標の値に比例する、条項87記載の方法。
【0558】
条項89 上記受信した分析物データが第1、第2、および第3の期間の上記目標範囲内にあると決定された時間の量の数値表現を、それぞれ第1、第2、および第3のグラフ要素に関連して表示するステップをさらに含む、条項82記載の方法。
【0559】
条項90 上記受信した分析物データが上記目標範囲内にあると決定された時間の量の数値表現は、上記第1、第2、および第3のグラフ要素の円形形状の少なくとも一部の中心に表示される、条項89記載の方法。
【0560】
条項91 デバイスの電子インタフェース上に、生理学的な分析物データに関連するグラフィカルインタフェースを表示するための装置であって、測定された分析物データを受信するように構成された入力部と、上記測定された分析物データの分析を視覚的に提示するように構成されたディスプレイと、上記入力部、上記ディスプレイ、および命令を保存するメモリに結合された1つ以上のプロセッサとを備え、上記命令は、上記1つ以上のプロセッサによって実行されると、上記1つ以上のプロセッサに、上記受信した分析物データが、第1、第2、および第3の期間の目標範囲内にある時間の量を決定することと、上記ディスプレイを制御して、上記分析物データが第1の期間の目標範囲内にある時間の量を示す第1のグラフ要素と、上記分析物データが第2の期間の目標範囲内にある時間の量を示す第2のグラフ要素と、上記分析物データが第3の期間の目標範囲内にある時間の量を示す第3のグラフ要素とを視覚的に提示することであって、上記第1、第2、および第3のグラフ要素の各々は、第1、第2、および第3のプログレスインジケータを含み、上記プログレスインジケータの長さは、上記分析物データが上記第1、第2、および第3の期間の目標範囲内にあると決定された時間の量にそれぞれ比例している、提示することとを行わせる、装置。
【0561】
条項92 上記第1の期間は、現在の日付である、条項91記載の装置。
【0562】
条項93 上記第2の期間は、前の週である、条項91記載の装置。
【0563】
条項94 上記第3の期間は、現在の週である、条項91記載の装置。
【0564】
条項95 上記第1、第2、および第3のグラフ要素の各々は、円形形状の少なくとも一部を構成し、上記第1、第2、および第3のプログレスインジケータは、上記第1、第2、および第3のグラフ要素の円形形状の少なくとも一部の各々の周囲に沿って延びる、条項91記載の装置。
【0565】
条項96 上記第1、第2、および第3のグラフ要素の各々は、目標値に関連付けられた目標インジケータをさらに含み、上記目標値は、上記分析物データが目標範囲内にある時間の量またはパーセンテージに対応する、条項91記載の装置。
【0566】
条項97 上記目標インジケータは、円形形状の少なくとも一部の周囲に沿った位置に配置され、上記目標インジケータの位置は、上記目標の値に比例する、条項96記載の装置。
【0567】
条項98 食事データを分析する方法であって、摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリを受信するステップであって、上記ログエントリは、上記摂取された食事の食事内容および食事サイズを含む、受信するステップと、上記摂取された食事を少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けるステップと、上記少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性に基づいて、上記摂取された食事のグレードを決定するステップと、上記グレードを上記摂取された食事に関連付けてグラフィカルユーザインタフェースに表示するステップとを含む、方法。
【0568】
条項99 上記食事内容は、上記食事内容のテキスト記述を含む、条項98記載の方法。
【0569】
条項100 上記食事内容は、頻度の高いアイテムのリストから選択される、条項98記載の方法。
【0570】
条項101 上記少なくとも1つの食後グルコーストレースが、高いグルコースパターンを有する少なくとも2つの食後グルコーストレースを含むという決定に応答して、上記摂取された食事に悪いグレードが割り当てられる、条項98記載の方法。
【0571】
条項102 上記少なくとも1つの食後グルコーストレースが、範囲内食後パターンを有する少なくとも1つの食後グルコーストレースを含まないという決定に応答して、上記摂取された食事に悪いグレードが割り当てられる、条項98記載の方法。
【0572】
条項103 上記少なくとも1つの食後グルコーストレースが、範囲内食後パターンを有する少なくとも1つの食後グルコーストレースを含むという決定に応答して、上記摂取された食事に良いグレードが割り当てられる、条項98記載の方法。
【0573】
条項104 上記少なくとも1つの食後グルコーストレースが、範囲内食後パターンを有する少なくとも1つの食後グルコーストレースを含まず、高いグルコースパターンを有する少なくとも2つの食後グルコーストレースを含まないという決定に応答して、上記摂取された食事に確定的でないグレードが割り当てられる、条項98記載の方法。
【0574】
条項105 上記グレードは星の範囲であり、星の数が多いほど良いグレードを示し、星の数が少ないほど低いグレードを示す、条項98記載の方法。
【0575】
条項106 グレー色である複数の星は、確定的でないグレードについて示す、条項105記載の方法。
【0576】
条項107 上記グレードは、少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性に基づく、条項98記載の方法。
【0577】
条項108 上記少なくとも1つの特性は、高いグルコースパターンの程度である、条項107記載の方法。
【0578】
条項109 上記高いグルコースパターンの程度は、約180mg/dLを上回る曲線下面積に基づく、条項108記載の方法。
【0579】
条項110 高いグルコースパターンの程度は、約180mg/dLを上回る時間の量に基づく、条項108記載の方法。
【0580】
条項111 上記少なくとも1つの食後グルコーストレースの上記少なくとも1つの特性は、目標範囲内の時間の量である、条項107記載の方法。
【0581】
条項112 上記目標範囲は、約70mg/dL~180mg/dLである、条項111記載の方法。
【0582】
条項113 上記グレードは、上記摂取された食事の開始時刻と少なくとも1つの特性との間の関係にさらに基づく、条項107記載の方法。
【0583】
条項114 上記グレードは、追加のロギングされた食事にさらに基づき、上記追加のロギングされた食事は、上記少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けられる、条項98記載の方法。
【0584】
条項115 上記グレードは、複数の入力をグレード変数にマッピングするモデルにさらに基づく、条項98記載の方法。
【0585】
条項116 上記グレード変数は0~4の範囲であり、0は1つ星のグレードに対応し、4は5つ星のグレードに対応する、条項115記載の方法。
【0586】
条項117 食事データを分析するためのシステムであって、摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリを受信するように構成された入力部であって、上記ログエントリは、上記摂取された食事の食事内容および食事サイズを含む、入力部と、食事データを視覚的に提示するように構成されたディスプレイと、上記入力部、上記ディスプレイ、および命令を保存するメモリに結合された1つ以上のプロセッサとを備え、上記命令は、上記1つ以上のプロセッサによって実行されると、上記1つ以上のプロセッサに、上記摂取された食事を少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けることと、上記少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性に基づいて、上記摂取された食事のグレードを決定することと、上記摂取された食事に関連付けられた上記グレードをグラフィカルユーザインタフェースに表示することとを行わせる、システム。
【0587】
条項118 上記食事内容は、上記食事内容のテキスト記述を含む、条項117記載のシステム。
【0588】
条項119 上記食事内容は、頻度の高いアイテムのリストから選択される、条項117記載のシステム。
【0589】
条項120 上記少なくとも1つの食後グルコーストレースが、高いグルコースパターンを有する少なくとも2つの食後グルコーストレースを含むという決定に応答して、上記摂取された食事に悪いグレードが割り当てられる、条項117記載のシステム。
【0590】
条項121 上記少なくとも1つの食後グルコーストレースが、範囲内食後パターンを有する少なくとも1つの食後グルコーストレースを含まないという決定に応答して、上記摂取された食事に悪いグレードが割り当てられる、条項117記載のシステム。
【0591】
条項122 上記少なくとも1つの食後グルコーストレースが、範囲内食後パターンを有する少なくとも1つの食後グルコーストレースを含むという決定に応答して、上記摂取された食事に良いグレードが割り当てられる、条項117記載のシステム。
【0592】
条項123 上記少なくとも1つの食後グルコーストレースが、範囲内食後パターンを有する少なくとも1つの食後グルコーストレースを含まず、高いグルコースパターンを有する少なくとも2つの食後グルコーストレースを含まないという決定に応答して、上記摂取された食事に確定的でないグレードが割り当てられる、条項117記載のシステム。
【0593】
条項124 上記グレードは星の範囲であり、星の数が多いほど良いグレードを示し、星の数が少ないほど低いグレードを示す、条項117記載のシステム。
【0594】
条項125 グレー色である複数の星は、確定的でないグレードについて示す、条項124記載のシステム。
【0595】
条項126 上記グレードは、少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性に基づく、条項117記載のシステム。
【0596】
条項127 上記少なくとも1つの特性は、高いグルコースパターンの程度である、条項126記載のシステム。
【0597】
条項128 上記高いグルコースパターンの程度は、約180mg/dLを上回る曲線下面積に基づく、条項127記載のシステム。
【0598】
条項129 高いグルコースパターンの程度は、約180mg/dLを上回る時間の量に基づく、条項127記載のシステム。
【0599】
条項130 上記少なくとも1つの食後グルコーストレースの上記少なくとも1つの特性は、目標範囲内の時間の量である、条項126記載のシステム。
【0600】
条項131 上記目標範囲は、約70mg/dL~180mg/dLである、条項130記載のシステム。
【0601】
条項132 上記グレードは、上記摂取された食事の開始時刻と少なくとも1つの特性との間の関係にさらに基づく、条項126記載のシステム。
【0602】
条項133 上記グレードは、追加のロギングされた食事にさらに基づき、上記追加のロギングされた食事は、上記少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けられる、条項117記載のシステム。
【0603】
条項134 上記グレードは、複数の入力をグレード変数にマッピングするモデルにさらに基づく、条項117記載のシステム。
【0604】
条項135 上記グレード変数は0~4の範囲であり、0は1つ星のグレードに対応し、4は5つ星のグレードに対応する、条項134記載のシステム。
【0605】
条項136 食事データを分析する方法であって、摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリを受信するステップと、上記摂取された食事に含まれる少なくとも1つの食品を識別するステップと、少なくとも1つの食品を、上記摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けるステップと、上記少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性に基づいて、上記少なくとも1つの食品のグレードを決定するステップと、上記少なくとも1つの食品に関連付けられた上記グレードをグラフィカルユーザインタフェースに表示するステップとを含む、方法。
【0606】
条項137 上記入力されたログエントリは、上記摂取された食事のテキスト記述を含み、上記識別するステップは、自然言語処理を使用するステップを含む、条項136記載の方法。
【0607】
条項138 上記摂取された食事に関連する上記少なくとも1つの食後グルコーストレースが、高いグルコースパターンを有する少なくとも2つの食後グルコーストレースを含むという決定に応答して、上記少なくとも1つの食品に悪いグレードが割り当てられる、条項136記載の方法。
【0608】
条項139 上記少なくとも1つの食後グルコーストレースが、範囲内食後パターンを有する少なくとも1つの食後グルコーストレースを含まないという決定に応答して、上記少なくとも1つの食品に悪いグレードが割り当てられる、条項136記載の方法。
【0609】
条項140 上記少なくとも1つの食後グルコーストレースが、範囲内食後パターンを有する少なくとも1つの食後グルコーストレースを含むという決定に応答して、上記少なくとも1つの食品に良いグレードが割り当てられる、条項136記載の方法。
【0610】
条項141 上記少なくとも1つの食後グルコーストレースが、範囲内食後パターンを有する少なくとも1つの食後グルコーストレースを含まず、高いグルコースパターンを有する少なくとも2つの食後グルコーストレースを含まないという決定に応答して、上記少なくとも1つの食品に良いグレードが割り当てられる、条項136記載の方法。
【0611】
条項142 上記グレードは星の範囲であり、星の数が多いほど良いグレードを示し、星の数が少ないほど低いグレードを示す、条項136記載の方法。
【0612】
条項143 グレー色である複数の星は、確定的でないグレードを示す、条項142記載の方法。
【0613】
条項144 上記グレードは、上記少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性に基づく、条項136記載の方法。
【0614】
条項145 上記少なくとも1つの食後グルコーストレースの上記少なくとも1つの特性は、高いグルコースパターンの程度である、条項144記載の方法。
【0615】
条項146 上記高いグルコースパターンの程度は、約180mg/dLを上回る曲線下面積に基づく、条項145記載の方法。
【0616】
条項147 上記高いグルコースパターンの程度は、約180mg/dLを上回る時間の量に基づく、条項145記載の方法。
【0617】
条項148 上記少なくとも1つの食後グルコーストレースの上記少なくとも1つの特性は、目標範囲内の時間の量である、条項144記載の方法。
【0618】
条項149 上記目標範囲は、約70mg/dL~180mg/dLである、条項148記載の方法。
【0619】
条項150 上記グレードは、上記摂取された食事の開始時刻と上記少なくとも1つの食後グルコーストレースの上記少なくとも1つの特性との間の関係にさらに基づく、条項136記載の方法。
【0620】
条項151 上記グレードは、上記少なくとも1つの食品を含む追加のロギングされた食事にさらに基づき、上記追加のロギングされた食事は、上記少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けられる、条項136記載の方法。
【0621】
条項152 上記グレードは、複数の入力をグレード変数にマッピングするモデルにさらに基づく、条項136記載の方法。
【0622】
条項153 上記グレード変数は0~4の範囲であり、0は1つ星のグレードに対応し、4は5つ星のグレードに対応する、条項152記載の方法。
【0623】
条項154 食事データを分析するためのシステムであって、摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリを受信するように構成された入力部と、食品データを視覚的に提示するように構成されたディスプレイと、上記入力部、上記ディスプレイ、および命令を保存するメモリに結合された1つ以上のプロセッサとを備え、上記命令は、上記1つ以上のプロセッサによって実行されると、上記1つ以上のプロセッサに、上記摂取された食事に含まれる少なくとも1つの食品を識別することと、上記少なくとも1つの食品を、上記摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けることと、上記少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性に基づいて、上記少なくとも1つの食品のグレードを決定することと、上記少なくとも1つの食品に関連付けられた上記グレードをグラフィカルユーザインタフェースに表示することとを行わせる、システム。
【0624】
条項155 上記入力されたログエントリは、上記摂取された食事のテキスト記述を含み、上記識別するステップは、自然言語処理を使用することを含む、条項154記載のシステム。
【0625】
条項156 上記摂取された食事に関連する上記少なくとも1つの食後グルコーストレースが、高いグルコースパターンを有する少なくとも2つの食後グルコーストレースを含むという決定に応答して、上記少なくとも1つの食品に悪いグレードが割り当てられる、条項154記載のシステム。
【0626】
条項157 上記少なくとも1つの食後グルコーストレースが、範囲内食後パターンを有する上記少なくとも1つの食後グルコーストレースを含まないという決定に応答して、上記少なくとも1つの食品に悪いグレードが割り当てられる、条項154記載のシステム。
【0627】
条項158 上記少なくとも1つの食後グルコーストレースが、範囲内食後パターンを有する上記少なくとも1つの食後グルコーストレースを含むという決定に応答して、上記少なくとも1つの食品に良いグレードが割り当てられる、条項154記載のシステム。
【0628】
条項159 上記少なくとも1つの食後グルコーストレースが、範囲内食後パターンを有する上記少なくとも1つの食後グルコーストレースを含まず、高いグルコースパターンを有する少なくとも2つの食後グルコーストレースを含まないという決定に応答して、上記少なくとも1つの食品に良いグレードが割り当てられる、条項154記載のシステム。
【0629】
条項160 上記グレードは星の範囲であり、星の数が多いほど良いグレードを示し、星の数が少ないほど低いグレードを示す、条項154記載のシステム。
【0630】
条項161 グレー色である複数の星は、確定的でないグレードを示す、条項160記載のシステム。
【0631】
条項162 上記グレードは、上記少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性に基づく、条項154記載のシステム。
【0632】
条項163 上記少なくとも1つの食後グルコーストレースの上記少なくとも1つの特性は、高いグルコースパターンの程度である、条項162記載のシステム。
【0633】
条項164 上記高いグルコースパターンの程度は、約180mg/dLを上回る曲線下面積に基づく、条項163記載のシステム。
【0634】
条項165 上記高いグルコースパターンの程度は、約180mg/dLを上回る時間の量に基づく、条項163記載のシステム。
【0635】
条項166 上記少なくとも1つの食後グルコーストレースの上記少なくとも1つの特性は、目標範囲内の時間の量である、条項162記載のシステム。
【0636】
条項167 上記目標範囲は、約70mg/dL~180mg/dLである、条項166記載のシステム。
【0637】
条項168 上記グレードは、上記摂取された食事の開始時刻と上記少なくとも1つの食後グルコーストレースの上記少なくとも1つの特性との間の関係にさらに基づく、条項154記載のシステム。
【0638】
条項169 上記グレードは、上記少なくとも1つの食品を含む追加のロギングされた食事にさらに基づき、上記追加のロギングされた食事は、上記少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けられる、条項154記載のシステム。
【0639】
条項170 上記グレードは、複数の入力をグレード変数にマッピングするモデルにさらに基づく、条項154記載のシステム。
【0640】
条項171 上記グレード変数は0~4の範囲であり、0は1つ星のグレードに対応し、4は5つ星のグレードに対応する、条項170記載のシステム。
【0641】
条項172 食事データを分析する方法であって、摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリを受信するステップと、上記摂取された食事に含まれる少なくとも1つの食品を識別するステップと、上記少なくとも1つの食品を、上記摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けるステップと、上記少なくとも1つの食品および上記摂取された食事に関連する上記少なくとも1つの食後グルコーストレースをデータベースに保存するステップであって、上記データベースは、個体群に対して複数の食品および関連付けられた食後グルコーストレースを含む、保存するステップと、上記少なくとも1つの食品のグレードを決定するステップであって、上記グレードは、上記少なくとも1つの食品に関連付けられた食後グルコーストレースのサブセットに基づき、上記食後グルコーストレースのサブセットは、個体群のセグメントに基づく、決定するステップと、上記少なくとも1つの食品に関連付けられた上記グレードをグラフィカルユーザインタフェースに表示するステップとを含む、方法。
【0642】
条項173 上記個体群のセグメントは、糖尿病前症を有する、条項172記載の方法。
【0643】
条項174 上記個体群のセグメントは、1型糖尿病を有する、条項172記載の方法。
【0644】
条項175 上記個体群のセグメントは、2型糖尿病を有する、条項172記載の方法。
【0645】
条項176 上記グレードは、上記少なくとも1つの食品に関連付けられた上記食後グルコーストレースのサブセットの少なくとも1つの特性に基づく、条項172記載の方法。
【0646】
条項177 上記少なくとも1つの特性は、高いパターンの程度である、条項176記載の方法。
【0647】
条項178 上記高いパターンの程度は、約180mg/dLを上回る曲線下面積に基づく、条項177記載の方法。
【0648】
条項179 上記高いパターンの程度は、約180mg/dLを上回る時間の量に基づく、条項177記載の方法。
【0649】
条項180 上記少なくとも1つの食後グルコーストレースの上記少なくとも1つの特性は、目標範囲内の時間の量である、条項176記載の方法。
【0650】
条項181 上記目標範囲は、約70mg/dL~180mg/dLである、条項180記載の方法。
【0651】
条項182 上記グレードは、上記摂取された食事の開始時刻と、上記少なくとも1つの食品に関連付けられた上記食後グルコーストレースのサブセットの少なくとも1つの特性との間の関係にさらに基づく、条項176記載の方法。
【0652】
条項183 上記グレードは、上記少なくとも1つの食品を含む摂取された食事に関連付けられた追加の入力されたログエントリにさらに基づき、上記入力されたログエントリは、上記少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けられる、条項172記載の方法。
【0653】
条項184 食事データを分析するためのシステムであって、摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリを受信するように構成された入力部と、食品データを視覚的に提示するように構成されたディスプレイと、上記入力部、上記ディスプレイ、および命令を保存するメモリに結合された1つ以上のプロセッサとを備え、上記命令は、上記1つ以上のプロセッサによって実行されると、上記1つ以上のプロセッサに、上記摂取された食事に含まれる少なくとも1つの食品を識別することと、上記少なくとも1つの食品を、上記摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けるステップと、上記少なくとも1つの食品および上記摂取された食事に関連する上記少なくとも1つの食後グルコーストレースをデータベースに保存することであって、上記データベースは、個体群に対して複数の食品および関連付けられた食後グルコーストレースを含む、保存することと、上記少なくとも1つの食品のグレードを決定することであって、上記グレードは、上記少なくとも1つの食品に関連付けられた食後グルコーストレースのサブセットに基づき、上記食後グルコーストレースのサブセットは、個体群のセグメントに基づく、決定することと、上記少なくとも1つの食品に関連付けられた上記グレードをグラフィカルユーザインタフェースに表示することとを行わせる、システム。
【0654】
条項185 上記個体群のセグメントは、糖尿病前症を有する、条項184記載のシステム。
【0655】
条項186 上記個体群のセグメントは、1型糖尿病を有する、条項184記載のシステム。
【0656】
条項187 上記個体群のセグメントは、2型糖尿病を有する、条項184記載のシステム。
【0657】
条項188 上記グレードは、上記少なくとも1つの食品に関連付けられた上記食後グルコーストレースのサブセットの少なくとも1つの特性に基づく、条項184記載のシステム。
【0658】
条項189 上記少なくとも1つの特性は、高いパターンの程度である、条項188記載のシステム。
【0659】
条項190 上記高いパターンの程度は、約180mg/dLを上回る曲線下面積に基づく、条項189記載のシステム。
【0660】
条項191 上記高いパターンの程度は、約180mg/dLを上回る時間の量に基づく、条項189記載のシステム。
【0661】
条項192 上記少なくとも1つの食後グルコーストレースの上記少なくとも1つの特性は、目標範囲内の時間の量である、条項188記載のシステム。
【0662】
条項193 上記目標範囲は、約70mg/dL~180mg/dLである、条項192記載のシステム。
【0663】
条項194 上記グレードは、上記摂取された食事の開始時刻と、上記少なくとも1つの食品に関連付けられた上記食後グルコーストレースのサブセットの少なくとも1つの特性との間の関係にさらに基づく、条項188記載のシステム。
【0664】
条項195 上記グレードは、上記少なくとも1つの食品を含む摂取された食事に関連付けられた追加の入力されたログエントリにさらに基づき、上記入力されたログエントリは、上記少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けられる、条項184記載のシステム。
【0665】
条項196 食品選択肢を推奨する方法であって、摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリをユーザから受信するステップと、上記摂取された食事に含まれる少なくとも1つの食品を識別するステップと、上記少なくとも1つの食品を、上記摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けるステップと、上記少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性に基づいて、上記少なくとも1つの食品の分類を決定するステップと、複数の個体群セグメントについての食品分類および関連付けられた食品のデータベースを含む個体群モデルを使用して、上記分類および上記少なくとも1つの食品を分析するステップと、上記分類および上記少なくとも1つの食品に基づいて、上記ユーザを複数の個体群セグメントのセグメントに関連付けるステップであって、上記複数の個体群セグメントのセグメントは、肯定的な分類を有する複数の食品に関連付けられる、関連付けるステップと、推奨された食品を表示するステップであって、上記推奨された食品は、上記複数の個体群セグメントのセグメントに対して肯定的な分類を有する上記複数の食品のうちの1つである、表示するステップとを含む、方法。
【0666】
条項197 上記データベースは、食事、食後グルコーストレース、ユーザ人口統計、およびユーザ嗜好をさらに含む、条項196記載の方法。
【0667】
条項198 上記個体群モデルは、機械学習技術を使用して、個体群を上記複数の個体群セグメントに分割する、条項197記載の方法。
【0668】
条項199 上記個体群モデルは、上記分類、上記少なくとも1つの食品、上記少なくとも1つの食品に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレース、上記ユーザの人口統計情報、および上記ユーザの嗜好の分析に基づいて、上記ユーザを複数の個体群セグメントのセグメントに割り当てる第1のモデルを含む、条項198記載の方法。
【0669】
条項200 上記個体群モデルは、上記複数の個体群セグメントのセグメントを複数の良い食品アイテムおよび複数の悪い食品アイテムにマッピングする第2のモデルを含む、条項199記載の方法。
【0670】
条項201 食品選択肢を推奨するためのシステムであって、摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリをユーザから受信するように構成された入力部と、食品を視覚的に提示するように構成されたディスプレイと、上記入力部、上記ディスプレイ、および命令を保存するメモリに結合された1つ以上のプロセッサとを備え、上記命令は、上記1つ以上のプロセッサによって実行されると、上記1つ以上のプロセッサに、上記摂取された食事に含まれる少なくとも1つの食品を識別することと、上記少なくとも1つの食品を、上記摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けることと、上記少なくとも1つの食後グルコーストレースの上記少なくとも1つの特性に基づいて、上記少なくとも1つの食品の分類を決定することと、複数の個体群セグメントについての食品分類および関連付けられた食品のデータベースを含む個体群モデルを使用して、上記分類および上記少なくとも1つの食品を分析することと、上記分類および上記少なくとも1つの食品に基づいて、上記ユーザを上記複数の個体群セグメントのセグメントに関連付けることであって、上記複数の個体群セグメントのセグメントは、肯定的な分類を有する複数の食品に関連付けられる、関連付けることと、推奨された食品を表示することであって、上記推奨された食品は、上記複数の個体群セグメントのセグメントに対して肯定的な分類を有する上記複数の食品のうちの1つである、表示することとを行わせる、システム。
【0671】
条項202 上記データベースは、食事、食後グルコーストレース、ユーザ人口統計、およびユーザ嗜好をさらに含む、条項201記載のシステム。
【0672】
条項203 上記個体群モデルは、機械学習技術を使用して、個体群を上記複数の個体群セグメントに分割する、条項202記載のシステム。
【0673】
条項204 上記個体群モデルは、上記分類、上記少なくとも1つの食品、上記少なくとも1つの食品に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレース、上記ユーザの人口統計情報、および上記ユーザの嗜好の分析に基づいて、上記ユーザを上記複数の個体群セグメントのセグメントに割り当てる第1のモデルを含む、条項203記載のシステム。
【0674】
条項205 上記個体群モデルは、上記複数の個体群セグメントのセグメントを複数の良い食品アイテムおよび複数の悪い食品アイテムにマッピングする第2のモデルを含む、条項204記載のシステム。
【0675】
条項206 食事を分類するための方法であって、上記方法が、分析物データおよび食事情報を被験者から受信するステップと、複数の食品を、上記複数の食品の各々が上記被験者の食後グルコースレベルに及ぼす影響に基づいて、良い食品または悪い食品として分類するステップと、上記被験者に良いと決定された複数の食品を表示するステップと、上記被験者に悪いと決定された複数の食品を表示するステップと、良い食品と悪い食品とに分類された食品の数を示すカウンターを表示するステップとを含む、方法。
【0676】
条項207 被験者に中立的な影響を与えると決定された複数の食品を表示するステップと、良い、悪い、および中立に分類された食品の数を示すカウンターを表示するステップとをさらに含む、条項206記載の方法。
【0677】
条項208 上記カウンターをホーム画面上に表示するステップをさらに含む、条項206記載の方法。
【0678】
条項209 食事を分類するためのシステムであって、上記システムは、分析物データおよび食事情報を被験者から受信するように構成された入力部と、食事グルーピングの表示を視覚的に提示するように構成されたディスプレイと、上記入力部、上記ディスプレイ、および命令を保存するメモリに結合された1つ以上のプロセッサとを備え、上記命令は、上記1つ以上のプロセッサによって実行されると、上記1つ以上のプロセッサに、複数の食品を、上記複数の食品の各々が被験者の食後グルコースレベルに及ぼす影響に基づいて、良い食品または悪い食品として分類することと、上記被験者に良いと決定された複数の食品を表示することと、上記被験者に悪いと決定された複数の食品を表示することと、良い食品と悪い食品とに分類された食品の数を示すカウンターを表示することとを行わせる、システム。
【0679】
条項210 上記命令は、上記1つ以上のプロセッサに、被験者に中立的な影響を与えると決定された複数の食品を表示することと、良い、悪い、および中立に分類された食品の数を示すカウンターを表示することとをさらに行わせる、条項209記載のシステム。
【0680】
条項211 上記命令は、上記1つ以上のプロセッサに、上記カウンターをホーム画面上に表示することを行わせる、条項209記載のシステム。
【0681】
条項212 食事を推奨するための方法であって、上限グルコース閾値を参照して決定される指標に基づいて、最も高いグルコースパターンを有する1日の期間を決定するステップと、上記最も高いグルコースパターンを有する1日の期間において最も頻繁にロギングされた食事を決定するステップと、上記最も高いグルコースパターンを有する1日の期間において上記最も頻繁にロギングされた食事を置き換えるための代替食事提案を表示するステップとを含む、方法。
【0682】
条項213 上記上限グルコース閾値は約180mg/dLである、条項212記載の方法。
【0683】
条項214 上記指標は、約180mg/dLを上回る曲線下面積である、条項212記載の方法。
【0684】
条項215 上記指標は、約180mg/dLを上回る時間である、条項212記載の方法。
【0685】
条項216 上記最も高いグルコースパターンを有する1日の期間において上記最も頻繁にロギングされた食事は、高いグルコースパターンを有する食後グルコーストレースに関連付けられる、条項212記載の方法。
【0686】
条項217 ユーザが上記代替食事提案を食べた後に、上記代替食事提案に関連付けられた食後グルコーストレースと、上記最も頻繁にロギングされた食事に関連付けられた食後グルコーストレースとの比較を表示するステップをさらに含む、条項212記載の方法。
【0687】
条項218 頻繁にロギングされた食品のリストに上記代替食事提案を表示するステップをさらに含む、条項212記載の方法。
【0688】
条項219 上記代替食事提案は、リストの先頭に表示される、条項218記載の方法。
【0689】
条項220 上記最も高いグルコースパターンを有する1日の期間の健康的なオプションのデータベースを検索することによって上記代替食事提案を決定するステップをさらに含む、条項212記載の方法。
【0690】
条項221 上記1日の期間は、朝食、昼食、または夕食である、条項212記載の方法。
【0691】
条項222 食事を推奨するためのシステムであって、分析物データおよび食事情報を被験者から受信するように構成された入力部と、食事または食品を視覚的に提示するように構成されたディスプレイと、上記入力部、上記ディスプレイ、および命令を保存するメモリに結合された1つ以上のプロセッサとを備え、上記命令は、上記1つ以上のプロセッサによって実行されると、上記1つ以上のプロセッサに、上限グルコース閾値を参照して決定される指標に基づいて、最も高いグルコースパターンを有する1日の期間を決定することと、上記最も高いグルコースパターンを有する1日の期間において最も頻繁にロギングされた食事を決定することと、上記最も高いグルコースパターンを有する1日の期間において上記最も頻繁にロギングされた食事を置き換えるための代替食事提案を表示することとを行わせる、システム。
【0692】
条項223 上記上限グルコース閾値は約180mg/dLである、条項222記載のシステム。
【0693】
条項224 上記指標は、約180mg/dLを上回る曲線下面積である、条項222記載のシステム。
【0694】
条項225 上記指標は、約180mg/dLを上回る時間である、条項222記載のシステム。
【0695】
条項226 上記最も高いグルコースパターンを有する1日の期間において上記最も頻繁にロギングされた食事は、高いグルコースパターンを有する食後グルコーストレースに関連付けられる、条項222記載のシステム。
【0696】
条項227 上記命令は、上記1つ以上のプロセッサに、ユーザが上記代替食事提案を食べた後に、上記代替食事提案に関連付けられた食後グルコーストレースと、上記最も頻繁にロギングされた食事に関連付けられた食後グルコーストレースとの比較を表示することをさらに行わせる、条項222記載のシステム。
【0697】
条項228 上記命令は、上記1つ以上のプロセッサに、頻繁にロギングされた食品のリストに上記代替食事提案を表示することをさらに行わせる、条項222記載のシステム。
【0698】
条項229 上記代替食事提案は、リストの先頭に表示される、条項228記載のシステム。
【0699】
条項230 上記命令は、上記1つ以上のプロセッサに、上記最も高いグルコースパターンを有する1日の期間の健康的なオプションのデータベースを検索することによって上記代替食事提案を決定することをさらに行わせる、条項222記載のシステム。
【0700】
条項231 上記1日の期間は、朝食、昼食、または夕食である、条項222記載のシステム。
【0701】
条項232 代替食品選択肢を推奨する方法であって、摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリを受信するステップであって、入力されたログエントリは、上記摂取された食事についてのテキスト記述を含む、受信するステップと、上記少なくとも1つのロギングされた食事の上記テキスト記述に含まれる少なくとも1つの食品を識別するステップと、上記少なくとも1つの食品を、上記摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けるステップと、上記食後グルコーストレースに及ぼす上記少なくとも1つの食品の影響に基づいて、上記少なくとも1つの食品の分類を肯定的または否定的なものとして決定するステップと、上記少なくとも1つの食品、上記摂取された食事に関連する上記少なくとも1つの食後グルコーストレース、および上記分類をデータベースに保存するステップであって、上記データベースは、個体群および複数の代替食品選択肢に対して複数の食品、関連付けられた食後グルコーストレース、および分類を含む、保存するステップと、上記少なくとも1つの食品を悪い食品として分類することに応答して、上記複数の代替食品選択肢から代替食品選択肢を決定するステップと、悪い食品として分類された上記少なくとも1つの食品の代替品として上記代替食品選択肢を含む推奨を表示するステップとを含む、方法。
【0702】
条項233 上記代替食品選択肢は、複数の個体にとって良い食品として分類される、条項232記載の方法。
【0703】
条項234 上限グルコース閾値を参照して決定される指標に基づいて、ユーザにとって最も高いグルコースパターンを有する1日の期間を決定するステップと、上記最も高いグルコースパターンを有する上記1日の期間において最も頻繁にロギングされた食品を決定するステップと、上記最も頻繁にロギングされた食品を置き換えるための追加の代替食品選択肢を表示するステップとをさらに含む、条項232記載の方法。
【0704】
条項235 食品嗜好の入力をユーザにプロンプト表示するステップと、上記データベースおよび上記ユーザによって入力された上記食品嗜好に基づいて、悪い食品として分類された上記少なくとも1つの食品を置き換えるための追加の代替食品選択肢を表示するステップとをさらに含む、条項232記載の方法。
【0705】
条項236 代替食品選択肢を推奨するためのシステムであって、摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリを受信するように構成された入力部であって、上記入力されたログエントリは、上記摂取された食事についてのテキスト記述を含む、入力部と、食事または食品を視覚的に提示するように構成されたディスプレイと、上記入力部、上記ディスプレイ、および命令を保存するメモリに結合された1つ以上のプロセッサとを備え、上記命令は、上記1つ以上のプロセッサによって実行されると、上記1つ以上のプロセッサに、上記少なくとも1つのロギングされた食事の上記テキスト記述に含まれる少なくとも1つの食品を識別することと、上記少なくとも1つの食品を、上記摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けることと、上記食後グルコーストレースに及ぼす上記少なくとも1つの食品の影響に基づいて、上記少なくとも1つの食品の分類を肯定的または否定的なものとして決定することと、上記少なくとも1つの食品、上記摂取された食事に関連する上記少なくとも1つの食後グルコーストレース、および上記分類をデータベースに保存することであって、上記データベースは、個体群および複数の代替食品選択肢に対して複数の食品、関連付けられた食後グルコーストレース、および分類を含む、保存することと、少なくとも1つの食品を悪い食品として分類することに応答して、上記複数の代替食品選択肢から代替食品選択肢を決定することと、悪い食品として分類された少なくとも1つの食品の代替品として代替食品選択肢を含む推奨を表示することとを行わせる、システム。
【0706】
条項237 上記代替食品選択肢は、複数の個体にとって良い食品として分類される、条項236記載のシステム。
【0707】
条項238 上記命令は、上記1つ以上のプロセッサに、上限グルコース閾値を参照して決定される指標に基づいて、ユーザにとって最も高いグルコースパターンを有する1日の期間を決定することと、上記最も高いグルコースパターンを有する1日の期間において最も頻繁にロギングされた食品を決定することと、上記最も頻繁にロギングされた食品を置き換えるための追加の代替食品選択肢を表示することとをさらに行わせる、条項236記載のシステム。
【0708】
条項239 上記命令は、上記1つ以上のプロセッサに、食品嗜好の入力をユーザにプロンプト表示することと、上記データベースおよび上記ユーザによって入力された上記食品嗜好に基づいて、悪い食品として分類された少なくとも1つの食品を置き換えるための追加の代替食品選択肢を表示することとをさらに行わせる、条項236記載のシステム。
【0709】
条項240 代替食品選択肢を推奨するための方法であって、上記少なくとも1つのロギングされた食事の上記テキスト記述に含まれる少なくとも1つの食品を識別するステップと、上記少なくとも1つの食品を、上記摂取された食事に関連する少なくとも1つの食後グルコーストレースに関連付けるステップと、上記食後グルコーストレースに及ぼす上記少なくとも1つの食品の影響に基づいて、上記少なくとも1つの食品の分類を肯定的または否定的なものとして決定するステップと、上記少なくとも1つの食品、上記摂取された食事に関連する上記少なくとも1つの食後グルコーストレース、および上記分類をデータベースに保存するステップであって、上記データベースは、個体群および複数の代替食品選択肢に対して複数の食品、関連付けられた食後グルコーストレース、および分類を含む、保存するステップと、少なくとも1つの食品を悪い食品として分類することに応答して、上記複数の代替食品選択肢から代替食品選択肢を決定するステップと、悪い食品として分類された少なくとも1つの食品の代替品として代替食品選択肢を含む推奨を表示するステップとを含む、方法。
【0710】
条項241 上記代替食品選択肢は、複数の個体にとって良い食品として分類される、条項240記載の方法。
【0711】
条項242 上限グルコース閾値を参照して決定される指標に基づいて、ユーザにとって最も高いグルコースパターンを有する1日の期間を決定するステップと、上記最も高いグルコースパターンを有する1日の期間において最も頻繁にロギングされた食品を決定するステップと、上記最も頻繁にロギングされた食品を置き換えるための追加の代替食品選択肢を表示するステップとをさらに含む、条項240記載の方法。
【0712】
条項243 食品嗜好の入力をユーザにプロンプト表示するステップと、上記データベースおよび上記ユーザによって入力された上記食品嗜好に基づいて、悪い食品として分類された上記少なくとも1つの食品を置き換えるための追加の代替食品選択肢を表示するステップとをさらに含む、条項240記載の方法。
【0713】
条項244 食事データを分析する方法であって、摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリをユーザから受信するステップと、上記摂取された食事に関連付けられた少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性に基づいて、上記摂取された食事のグレードを決定するステップであって、上記グレードは変更可能である、決定するステップと、上記摂取された食事に関連付けられた上記グレードをグラフィカルユーザインタフェースに表示するステップとを含む、方法。
【0714】
条項245 上記グレードは、上記ユーザによって変更されてよい、条項244記載の方法。
【0715】
条項246 上記入力されたログエントリが第1の時間に受信された場合、上記第1の時間後の一定期間後に、摂取された食事に対するグレードを削除するステップをさらに含む、条項244記載の方法。
【0716】
条項247 上記一定期間は約6ヶ月である、条項246記載の方法。
【0717】
条項248 上記入力されたログエントリが第1の時間に受信された場合、上記第1の時間後の一定期間後に、上記少なくとも1つのロギングされた食事に新しいグレードを決定するステップをさらに含む、条項244記載の方法。
【0718】
条項249 上記一定期間は約6ヶ月である、条項248記載の方法。
【0719】
条項250 食事を分析するためのシステムであって、摂取された食事に関連付けられた入力されたログエントリをユーザから受信するように構成された入力部と、食事または食品およびグレードを視覚的に提示するように構成されたディスプレイと、上記入力部、上記ディスプレイ、および命令を保存するメモリに結合された1つ以上のプロセッサとを備え、上記命令は、上記1つ以上のプロセッサによって実行されると、上記1つ以上のプロセッサに、上記摂取された食事に関連付けられた少なくとも1つの食後グルコーストレースの少なくとも1つの特性に基づいて、上記摂取された食事のグレードを決定することであって、上記グレードは変更可能である、決定することと、上記摂取された食事に関連付けられた上記グレードをグラフィカルユーザインタフェースに表示することとを行わせる、システム。
【0720】
条項251 上記グレードは、上記ユーザによって変更されてよい、条項250記載のシステム。
【0721】
条項252 上記入力されたログエントリは、第1の時間に受信され、上記命令は、上記1つ以上のプロセッサに、上記第1の時間後の一定期間後に、上記摂取された食事に対するグレードを削除することをさらに行わせる、条項250記載のシステム。
【0722】
条項253 上記一定期間は約6カ月である、条項252記載のシステム。
【0723】
条項254 上記入力されたログエントリは、第1の時間に受信され、上記第1の時間後の一定期間後に、上記少なくとも1つのロギングされた食事に新しいグレードを決定するステップをさらに含む、条項250記載のシステム。
【0724】
条項255 上記期間は約6ヶ月である、条項254記載のシステム。
図1
図2A
図2B
図3A
図3B
図3C
図3D
図4A
図4B
図4C
図4D
図4E
図5A
図5B
図5C
図5D
図5E
図5F
図6A
図6B
図7
図8A-1-1】
図8A-1-2】
図8A-2-1】
図8A-2-2】
図8B
図9A-1-1】
図9A-1-2】
図9A-2-1】
図9A-2-2】
図9B-1】
図9B-2】
図9B-3】
図9C-1】
図9C-2】
図9C-3】
図9C-4】
図9C-5】
図9D-1】
図9D-2】
図9D-3】
図9E-1】
図9E-2】
図10A-1-1】
図10A-1-2】
図10A-1-3】
図10A-2-1】
図10A-2-2】
図10B-1】
図10B-2】
図10C
図11
図12
図13A
図13B-1】
図13B-2】
図13B-3】
図13B-4】
図13B-5】
図13C-1】
図13C-2】
図13C-3】
図13D-1】
図13D-2】
図13D-3】
図14A-1】
図14A-2】
図14B-1】
図14B-2】
図14B-3】
図15A
図15B
図15C
図16A-1】
図16A-2】
図16B-1-1】
図16B-1-2】
図16B-2-1】
図16B-2-2】
図16C-1-1】
図16C-1-2】
図16C-1-3】
図16C-2-1】
図16C-2-2】
図16D-1-1】
図16D-1-2】
図16D-2-1】
図16D-2-2】
図17A
図17B
図18A
図18B
図19A
図19B
図19C
図20A
図20B
図20C
図20D
図21
図22A
図22B
図23
【国際調査報告】