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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-07-26
(54)【発明の名称】放送受信装置及びその動作方法
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/436 20110101AFI20230719BHJP
   H04N 21/442 20110101ALI20230719BHJP
   H04B 1/16 20060101ALI20230719BHJP
【FI】
H04N21/436
H04N21/442
H04B1/16 J
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022581335
(86)(22)【出願日】2021-06-30
(85)【翻訳文提出日】2023-01-17
(86)【国際出願番号】 KR2021008235
(87)【国際公開番号】W WO2022005190
(87)【国際公開日】2022-01-06
(31)【優先権主張番号】10-2020-0080149
(32)【優先日】2020-06-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100109841
【弁理士】
【氏名又は名称】堅田 健史
(74)【代理人】
【識別番号】230112025
【弁護士】
【氏名又は名称】小林 英了
(72)【発明者】
【氏名】ベ,スンナム
【テーマコード(参考)】
5C164
5K061
【Fターム(参考)】
5C164FA17
5C164TA07S
5C164UB41P
5C164UB72P
5C164YA21
5K061AA10
5K061AA11
5K061BB09
5K061BB10
5K061CC02
5K061CC18
5K061CD01
5K061CD05
5K061HH08
5K061JJ06
(57)【要約】
本発明は、放送受信装置及びその動作方法に関する。本発明の一実施形態に係る放送受信装置は、無線で放送信号を受信する放送受信部、少なくとも1つの通信モジュールを備え、近距離通信を行う外部装置インターフェース部、及び制御部を含み、前記制御部は放送信号の受信に使用される周波数帯域と、近距離通信に対して既に設定された第1周波数帯域が重畳されるか否かを判断し、
放送信号の受信に使用される周波数帯域と第1周波数帯域が重畳されない場合、第1周波数帯域を近距離通信に使用される周波数帯域として決定し、第1周波数帯域の少なくとも一部が放送信号の受信に使用される周波数帯域と重畳される場合、第1周波数帯域の内、放送信号の受信に使用される周波数帯域と重畳する部分を除外した残りの周波数帯域である第2周波数帯域を、近距離通信に使用される周波数帯域として決定することができる。その他、様々な実施形態が可能である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
放送受信装置であって、
無線で放送信号を受信する放送受信部;
少なくとも1つの通信モジュールを備え、近距離通信を行う外部装置インターフェース部;
制御部;を備えてなり、
前記制御部は、
前記放送信号の受信に使用される周波数帯域と、前記近距離通信に対して既設定された第1周波数帯域が重畳されるか否かを判断し、
前記放送信号の受信に使用される周波数帯域と前記第1周波数帯域とが重畳されない場合、前記第1周波数帯域を前記近距離通信に使用される周波数帯域として決定し、
前記第1周波数帯域の少なくとも一部が放送信号の受信に使用される周波数帯域と重畳される場合、第1周波数帯域の内、前記放送信号の受信に使用される周波数帯域と重畳される一部を除外した残りの周波数帯域の第2周波数帯域を前記近距離通信に使用される周波数帯域として決定する、ことを特徴とする、放送受信装置。
【請求項2】
少なくとも1つの放送チャンネルに対応する周波数帯域のデータを貯蔵する貯蔵部;を更に備え、
前記制御部は、
既設定された基準またはユーザ入力に応じて、前記少なくとも1つの放送チャンネルの内、いずれか1つをメインチャンネルとして決定し、
前記貯蔵部に貯蔵された前記周波数帯域に関するデータに基づいて、前記メインチャネルに対応する周波数帯域と前記第1周波数帯域とが重畳されるか否かを判断する、ことを特徴とする、請求項1に記載の放送受信装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記放送受信装置の電源がオン(ON)される場合、
前記放送受信装置の電源がオフ(OFF)になる前に選択された第1放送チャンネルを前記メインチャンネルとして決定することを特徴とする、請求項2に記載の放送受信装置。
【請求項4】
前記制御部は、
ユーザ入力に応じてメインチャンネルが第2放送チャンネルに変更された場合、前記貯蔵部に貯蔵された前記周波数帯域のデータに基づいて、
前記変更されたメインチャンネルに対応する周波数帯域と前記第1周波数帯域が重畳されるか否かを再度判断することを特徴とする、請求項3に記載の放送受信装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記近距離通信の対象となる外部装置と通信接続された状態で前記メインチャネルが変更される場合、
前記変更されたメインチャネルに対応する周波数帯域と、前記第1周波数帯域が重畳されるか否かを判断した結果に基づいて、周波数ホッピングに関するデータを生成し、
前記外部装置インターフェース部を介して、前記生成された周波数ホッピングに関するデータを前記外部装置に伝送する、ことを特徴とする、請求項1に記載の放送受信装置。
【請求項6】
放送受信装置の動作方法であって、
放送信号の受信に使用される周波数帯域と、近距離通信に対して既設定された第1周波数帯域が重畳されるか否かを判定する動作;
前記放送信号の受信に使用される周波数帯域と前記第1周波数帯域が重畳されない場合、前記第1周波数帯域を前記近距離通信に使用される周波数帯域として決定する動作;
前記第1周波数帯域の少なくとも一部が前記放送信号の受信に使用される周波数帯域と重畳される場合、前記第1周波数帯域の内、前記放送信号の受信に使用される周波数帯域と重畳される一部を除外した残りの周波数帯域の第2周波数帯域を前記近距離通信に使用される周波数帯域として決定する動作;を含んでなる、放送受信装置の動作方法。
【請求項7】
既設定された基準またはユーザ入力に応じて、少なくとも1つの放送チャンネルの内、いずれか1つをメインチャンネルとして決定する動作;を更に含み、
前記重畳されるか否かを判断する動作は、
前記放送受信装置の貯蔵部に貯蔵された前記少なくとも1つの放送チャンネルに対応する周波数帯域のデータに基づいて、
前記メインチャンネルに対応する周波数帯域と前記第1周波数帯域が重畳されるか否かを判断する動作を含むことを特徴とする、請求項6に記載の放送受信装置の動作方法。
【請求項8】
前記メインチャンネルに決定する動作は、
前記放送受信装置の電源がオン(ON)される場合、
前記放送受信装置の電源がオフ(OFF)される前に選択された第1放送チャンネルを前記メインチャンネルに決定する動作を含むことを特徴とする、請求項7に記載の放送受信装置の動作方法。
【請求項9】
前記メインチャンネルに決定する動作は、
前記メインチャンネルを第2放送チャンネルに変更するユーザ入力を受信した場合に、
前記第2放送チャンネルを前記メインチャンネルに決定する動作;を更に含み、
前記重畳されるか否かを判断する動作は、
前記メインチャネルが変更される場合、
前記変更されたメインチャネルに対応する周波数帯域と、前記第1周波数帯域が重畳されるか否かを再判定する動作;を更に含むことを特徴とする、請求項8に記載の放送受信装置の動作方法。
【請求項10】
前記近距離通信の対象である外部装置と通信接続された状態で前記メインチャネルが変更される場合、
前記変更されたメインチャネルに対応する周波数帯域と、前記第1周波数帯域が重畳されるか否かを判断した結果に基づいて、周波数ホッピングに関するデータを生成する動作;
前記生成された周波数ホッピングに関するデータを前記外部装置に伝送する動作;を更に含むことを特徴とする、請求項9に記載の放送受信装置の動作方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放送受信装置及びその動作方法に関する。
【背景技術】
【0002】
映像表示装置は、ユーザが視聴できる映像を表示する機能を備えた装置であり、ユーザは映像表示装置を介して放送を視聴することができる。例えば、映像表示装置は、液晶を用いた液晶ディスプレイ(LIQUID CRYSTAL DISPLAY; LCD)や、有機発光ダイオード(ORGANIC LIGHT EMITTING DIODE;以下OLED)を用いたOLEDディスプレイを備えるTV(TELEVISION),モニタ(MONITOR)、プロジェクター(PROJECTOR)などを含むことができる。
【0003】
近年、有線または無線ネットワーク通信網を利用したデジタルTVサービスが普遍化されており、デジタルTVサービスは既存のアナログ放送サービスでは提供できなかった多様なサービスを提供している。ここで、デジタルTVサービスは、デジタル地上波放送だけでなく、デジタルケーブル放送、デジタル衛星放送、IP-TVサービス、地上波及び衛星DMBサービス、通信網を通じて提供されるVODサービスなどを含むことができる。
【0004】
映像表示装置は、様々な方法で伝送される放送信号の内、ユーザが選択したチャンネルの放送信号に基づく放送画面をディスプレイに表示する。このとき、映像表示装置が放送信号を直接受信することもでき、セットトップボックス(SET-TOP BOX)のようなY装置が放送信号を受信して、ユーザが選択した放送チャンネルに対応する信号を映像表示装置に伝達することもできる。このように、放送信号を受信する放送受信装置は、先行技術1(韓国公開特許公報第10-2016-0021538号)のように、アンテナを介して無線で放送信号を受信することもでき、ケーブルを経由で有線で放送信号を受信することもできる。
【0005】
一方、放送受信装置は、様々な外部機器と有/無線でデータを相互間で送受信することも可能である。例えば、放送受信装置は、近距離通信方式の内一つであるブルートゥース(登録商標:以下同じ)(BLUETOOTH(登録商標:以下同じ))方式を介して、遠隔制御装置からユーザ入力に対応する制御信号を受信することもでき、外部オーディオ装置にオーディオ信号を伝送することもできる。
【0006】
このとき、放送受信装置が放送信号を無線で受信する場合、放送信号の受信に使用される周波数帯域と近距離通信に使用するように設定された周波数帯域が互いに重畳される可能性があるが、2つの周波数帯域が重畳される場合、 受信される放送信号の歪みのために、映像表示装置を介して出力される映像にノイズ(NOISE)が含まれ、放送受信装置と遠隔制御装置との間の通信性能が低下するという問題が発生することができる。また、放送受信装置が互いに異なる方式を利用する複数の近距離通信を同時に使用する場合、例えば、ブルートゥースとWI-FI(WIRELESS FIDELITY)を同時に使用する場合、各々の近距離通信に使用するように設定された周波数帯域が互いに重畳する可能性があるが、この場合にも放送受信装置と遠隔制御装置との間の通信性能が低下される問題が発生することがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、前述の問題及び他の問題を解決することを目的とする。
【0008】
また他の目的は、放送信号の受信に使用される周波数帯域と近距離通信に使用するように設定された周波数帯域が重畳される場合でも、放送信号の歪みや放送受信装置と遠隔制御装置との間の通信性能の低下を防止することができる放送受信装置及びその動作方法を提供することにある。
【0009】
さらに他の目的は、複数の近距離通信にそれぞれ使用される周波数帯域が互いに重畳される場合でも、放送受信装置と遠隔制御装置との間の通信性能の低下を防止することができる放送受信装置及びその動作方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記目的を達成するために、本発明の一実施形態に係る放送受信装置は、無線で放送信号を受信する放送受信部、少なくとも1つの通信モジュールを含み(備える;構成する;構築する;設定する;包接する;包含する;含有する)、近距離通信を行う外部装置インターフェース部、及び制御部を含み、前記制御部は、放送信号の受信に使用される周波数帯域と、近距離通信に対して既設定された第1周波数帯域が重畳されるか否かを判断し、放送信号の受信に使用される周波数帯域と第1周波数帯域が重複されない場合、第1周波数帯域を近距離通信に使用される周波数帯域として決定し、第1周波数帯域の少なくとも一部が放送信号の受信に使用される周波数帯域と重畳される場合、第1周波数帯域の内、放送信号の受信に使用される周波数帯域と重畳される一部を除外した残りの周波数帯域である第2周波数帯域を、近距離通信に使用される周波数帯域として決定することができる。
【0011】
一方、本発明の一実施形態に係る放送受信装置の動作方法は、放送信号の受信に使用される周波数帯域と、近距離通信に対して既設定された第1周波数帯域が重畳されるか否かを判断する動作(段階;ステップ)、放送信号の受信に使用される周波数帯域と第1周波数帯域が重畳されない場合、第1周波数帯域を近距離通信に使用される周波数帯域と決定する動作及び、第1周波数帯域の少なくとも一部が放送信号の受信に使用される周波数帯域と重畳される場合、第1周波数帯域の内、放送信号の受信に使用される周波数帯域と重畳される一部を除外した残りの周波数帯域である第2周波数帯域を、近距離通信に使用される周波数帯域として決定する動作を含むことができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明に係る放送受信装置及びその動作方法の効果について説明すれば次の通りである。
【0013】
本発明の様々な実施形態に係れば、放送信号の受信に使用される周波数帯域と近距離通信に使用されるように設定された周波数帯域が重畳される場合、近距離通信に使用されるように設定された周波数帯域の内、放送信号の受信に使用される周波数帯域と重畳される帯域を除外した残りの周波数帯域を近距離通信に使用するようにリセットすることにより、放送信号の歪みや放送受信装置と遠隔制御装置との間の通信性能の低下を防止することができる。
【0014】
また、本発明の様々な実施形態に係れば、メインチャンネルが決定、変更されるときことに、放送受信装置に貯蔵された放送チャンネルに対応する周波数帯域に関するデータに基づいて、放送信号の受信に使用される周波数帯域と、近距離通信に使用するように設定された周波数帯域が重畳されるか否かを判断するため、通信性能が低下するか否かの判断のためにデータを外部装置と送受信する動作や、データを処理して通信性能の低下の可否を判断する動作を省略することができ、処理演算を減らすことができ、通信性能の低下の可否をさらに迅速に判断することができる。
【0015】
また、本発明の様々な実施形態に係れば、複数の近距離通信にそれぞれ使用される周波数帯域が互いに重畳される場合、第近距1離通信に使用されるように設定された周波数帯域の内、第2近距離通信に使用される周波数帯域と重畳される。帯域を除く残りの周波数帯域を第1近距離通信に使用するようにリセットすることにより、放送受信装置と遠隔制御装置との間の通信性能の低下を防止することができる。
【0016】
本発明の適用可能性のさらなる範囲は、以下の詳細な説明から明らかになるである。しかしながら、本発明の思想及び範囲内での様々な変更及び修正は当業者に明確に理解されるので、詳細な説明及び本発明の好ましい実施形態のような特定の実施形態は単に例示として与えられたもので理解するべきである。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1A-1B】図1A及び図1Bは、本発明の様々な実施形態に係る映像表示システムを示す図である。
図2図2は、図1Aの映像表示装置の内部ブロック図である。
図3図3は、図2の制御部の内部ブロック図である。
図4図4は、本発明の一実施形態に係る放送受信装置の動作方法のフローチャートである。
図5図5は、放送受信装置の動作方法の説明に参照される図である。
図6図6は、放送受信装置の動作方法の説明に参照される図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。図面においては、本発明を明確かつ簡潔に説明するために説明とは関係ないの部分の図示を省略し、明細書全体を通して同一または極めて類似する部分については同一の図面参照符号を用いる。
【0019】
以下の説明で使用される構成要素の接尾辞「モジュール」及び「部」は、単に本明細書の作成の容易さのみが考慮されて与えられるものであり、それ自体として特別に重要な意味または役割を与えるものではない。したがって、前記「モジュール」と「部」は、互いに混用して使用することができる。
【0020】
本出願において、「含む」または「有する」などの用語は、本明細書上に記載の特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品、またはそれらを組み合わせたものが存在することを指定するものであり、1つまたは複数の他の特徴それらは、数字、段階、動作、構成要素、部品、またはそれらを組み合わせたものの存在、または追加の可能性を予め排除しないことが理解されるべきである。
【0021】
また、本明細書においては、様々な要素を説明するために第1、第2などの用語を用いることができるが、このような要素はこのような用語によって限定されない。このような用語は、ある要素を他の要素から区別するためにのみ用いられる。
【0022】
図1A及び図1Bは、本発明の様々な実施形態に係る映像表示システムを示す図である。
【0023】
図1Aを参照すると、映像表示システム10は、映像表示装置100及び/又は遠隔制御装置200を含むことができる。
【0024】
映像表示装置100は、映像を処理して出力する装置で有り得る。映像表示装置100は、TV、ノートブックコンピュータ、モニタなどの映像信号に対応する画面を出力できるものであれば特に限定されない。
【0025】
映像表示装置100は、放送信号を受信してこれを信号処理し、信号処理された放送映像を出力することができる。映像表示装置100が放送信号を受信する場合、映像表示装置100が放送受信装置に該当することができる。
【0026】
映像表示装置100は、アンテナを介して無線で放送信号を受信することもでき、、ケーブルを介して有線で放送信号を受信することもある。例えば、映像表示装置100は、地上波放送信号、衛星放送信号、ケーブル放送信号、IPTV(INTERNET PROTOCOL TELEVISION)放送信号などを受信することができる。
【0027】
遠隔制御装置200は、映像表示装置100と有線及び/又は無線で接続され、映像表示装置100で各種制御信号を提供することができる。このとき、遠隔制御装置200は、映像表示装置100と有線または無線ネットワークを樹立し、樹立されたネットワークを介して,各種制御信号を映像表示装置100に伝送したり、映像表示装置100から映像表示装置100で処理される各種動作に関する信号を受信する装置を含むことができる。
【0028】
例えば、遠隔制御装置200としては、マウス、キーボード、空間リモコン、トラックボール、ジョイスティックなどの様々な入力装置を用いることができる。遠隔制御装置200は外部装置と称することができ、以下においては必要に応じて外部装置と遠隔制御装置を混用して使用できることを予め明らかにする。
【0029】
映像表示装置100は、単一の遠隔制御装置200のみ接続されるか、2つ以上の遠隔制御装置200と同時に接続され、各遠隔制御装置200から提供される制御信号に基づいて、画面に表示されるオブジェクトを変更したり、画面の状態を調整したりできる。
【0030】
一方、図1Bを参照すると、制御装置250が放送信号を受信し、これを信号処理して映像表示装置100に伝送することができ、映像表示装置100は制御装置250から受信された。信号に基づいて映像を出力することもできる。
【0031】
制御装置250は、映像表示装置100を制御する装置で有り得る。例えば、制御装置250は、映像表示装置100の動作を制御する制御信号を映像表示装置100に伝送することができる。
【0032】
制御装置250が放送信号を受信する場合、制御装置250が放送受信装置に該当するすることができる。例えば、制御装置250は、セットトップボックスで有り得る。
【0033】
制御装置250は、アンテナを介して無線で放送信号を受信することもあり、ケーブルを介して有線で放送信号を受信することもできる。
【0034】
遠隔制御装置200は、映像表示装置100及び/または制御装置250と有線及び/または無線で接続することができる。例えば、1つの遠隔制御装置200が映像表示装置100及び制御装置250に接続されてよく、複数の遠隔制御装置200が映像表示装置100及び制御装置250に接続されてもよい。
【0035】
図2は、図1Aの映像表示装置の内部ブロック図である。
【0036】
図2を参照すると、放送受信装置の一例である映像表示装置100は、放送受信部105、外部装置インタフェース部130、ネットワークインタフェース部135、貯蔵部140、ユーザ入力インタフェース部150、入力部160、制御部170、ディスプレイ180、オーディオ出力部185、及び/または電源供給部190を含むことができる。
【0037】
一方、図1Bの放送受信装置の他の一例である制御装置250は、映像表示装置100に含まれる構成の内、少なくとも一部を含むことができる。例えば、制御装置150は、放送受信部105、外部装置インタフェース部130、ネットワークインタフェース部135、貯蔵部140、ユーザ入力インタフェース部150、入力部160、制御部170、オーディオ出力部185、及び/または電源供給部190を含むことができる。
【0038】
放送受信部105は、チューナ部110及び復調部120を含むことができる。
【0039】
一方、映像表示装置100は、図と異なり、放送受信部105、外部装置インターフェース部130及びネットワークインターフェース部135の内、放送受信部105と、外部装置インターフェース部130のみを含めることも可能です。すなわち、映像表示装置100は、ネットワークインターフェース部135を含まないこともある。
【0040】
チューナ部110は、アンテナ(図示せず)またはケーブル(図示せず)を介して受信される放送信号の内、ユーザによって選択されたチャンネルまたは既貯蔵された全てのチャンネルに対応する放送信号を選択することができる。チューナ部110は、選択された放送信号を中間周波数信号またはベースバンド映像または音声信号に変換することができる。
【0041】
例えば、チューナ部110は、選択された放送信号がデジタル放送信号であればデジタルIF信号(DIF)に変換し、アナログ放送信号であればアナログベースバンド映像または音声信号(CVBS/SIF)に変換することができる。 すなわち、チューナ部110は、デジタル放送信号またはアナログ放送信号を処理することができる。チューナ部110から出力されるアナログベースバンド映像または音声信号CVBS/SIFは、制御部170に直接入力することができる。
【0042】
一方、チューナ部110は、受信される放送信号の内、チャンネル記憶機能を介して貯蔵された全ての放送チャンネルの放送信号を順次選択して、これを中間周波数信号またはベースバンド映像または音声信号に変換することができる。
【0043】
一方、チューナ部110は、複数チャンネルの放送信号を受信するために複数のチューナを備えることができる。あるいは、複数チャンネルの放送信号を同時に受信する単一チューナも可能である。
【0044】
復調部120は、チューナ部110で変換されたデジタルIF信号DIFを受信して復調動作を行うことができる。
【0045】
復調部120は、復調及びチャネル復号化を行った後にストリーム信号TSを出力することができる。この時、ストリーム信号は、映像信号、音声信号、またはデータ信号が多重化された信号で有り得る。
【0046】
復調部120から出力されたストリーム信号は制御部170に入力され得る。制御部170は、逆多重化、映像/音声信号処理などを行った後、外部装置インターフェース部130を介してディスプレイ200に伝送することができる。
【0047】
外部装置インターフェース部130は、接続された外部装置とデータを送信または受信することができる。このために、外部装置インターフェース部130は、A/V入出力部(図示せず)を含むことができる。
【0048】
A/V入出力部は、外部装置と相互間で信号を送受信することができる。例えば、A/V入出力部は、イーサネット(ETHERNET)端子、USB端子、CVBS(COMPOSITE VIDEO BANKING SYNC)端子、コンポーネント端子、S-ビデオ端子(アナログ)、DVI(DIGITAL VISUAL INTERFACE)端子、HDMI(登録商標)(HIGH DEFINITION MULTIMEDIA INTERFACE)端子、MHL(MOBILE HIGH-DEFINITION LINK)端子、RGB端子、D-SUB端子、IEEE 1394端子、SPDIF端子、リキッド(LIQUID)HD端子などを含むことができる。このような端子を介して入力されたデジタル信号は制御部170に伝達され得る。このとき、CVBS端子及びSビデオ端子を介して入力されるアナログ信号は、アナログーデジタル変換部(図示せず)を介してデジタル信号に変換されて制御部170に伝達され得る。
【0049】
外部装置インターフェース部130は、TV、モニタなどのようなディスプレイ200と有/無線で接続することができ、ディスプレイ200と入力/出力動作を行うことができる。
【0050】
外部装置インターフェース部130は、外部装置との近距離通信のための無線通信モジュール(図示せず)を含むことができる。このような無線通信モジュールを介して、外部装置インターフェース部130は、隣接する移動端末とデータを交換することができる。例えば、外部装置インターフェース部130は、ミラーリングモードにおいて、携帯端末からデバイス情報、実行されるアプリケーション情報、アプリケーション画像などを受信することができる。
【0051】
外部装置インタフェース部130は、ブルートゥース(BLUETOOTH)、RFID(RADIO FREQUENCY IDENTIFICATION)、赤外線通信(IRDA、INFRARED DATA ASSOCIATION)、UWB(ULTRA-WIDEBAND)、ジグビー(ZIGBEE(登録商標))などを用いて近距離通信を行うことができる。
【0052】
ネットワークインターフェース部135は、インターネットネットワークを含む有線/無線ネットワークと接続するためのインターフェースを提供することができる。例えば、ネットワークインターフェース部155は、ネットワークを介してインターネット、コンテンツ提供者、またはネットワーク事業者が提供するコンテンツまたはデータを受信することができる。
【0053】
ネットワークインターフェース部135は、有線/無線ネットワークとの接続のための通信モジュール(図示せず)を含むことができる。例えば、ネットワークインタフェース部135は、WLAN(WIRELESS LAN)(WI-FI)、WIBRO(WIRELESS BROADBAND)、WIMAX(WORLD INTEROPERABILITY FOR MICROWAVE ACCESS)、HSDPA(HIGH SPEED DOWNLINK PACKET ACCESS)などのための通信モジュールを含むことができる。
【0054】
ネットワークインタフェース部135は、接続されたネットワークまたは接続されたネットワークにリンクされた他のネットワークを介して、他のユーザまたは他の電子機器とデータを送信または受信することができる。
【0055】
貯蔵部140は、制御部170内の各信号処理及び制御のためのプログラムが貯蔵されることもでき,信号処理された映像、音声又はデータ信号を貯蔵することもできる。例えば、貯蔵部140は、制御部170によって処理可能な様々な作業を実行するための目的で設計されたアプリケーションプログラムを貯蔵し、制御部170の要請の時、貯蔵されたアプリケーションプログラムの内、一部を選択的に提供できる。
【0056】
貯蔵部140に貯蔵されるプログラム等は、制御部170により実行できるものであれば特別に限定されない。
【0057】
貯蔵部140は、外部装置インターフェース部130を介して外部装置から受信される映像、音声、またはデータ信号の臨時貯蔵するための機能を実行することもできる。
【0058】
貯蔵部140は、少なくとも1つの放送事業者に関するデータを貯蔵することができる。ここで、放送事業者は、放送信号を伝送する地上波放送局、衛星放送事業者、ケーブル放送事業者などを含むことができる。例えば、衛星放送事業者に関するデータには、衛星の名称、衛星が放送信号の伝送に使用する周波数(C-BAND、KU-BAND)、中間周波数、偏波(POLARIZATION)、シンボルレート(SYMBOL RATE)などを含むことができる。例えば、ケーブル放送事業者のデータには、各事業者が放送信号の伝送に使用する周波数、フォワードエラー訂正(FEC)、関連データなどを含むことができる。
【0059】
貯蔵部140は、チャンネルマップなどのチャンネル貯蔵機能を介して、所定放送チャンネルに関するデータを貯蔵することができる。例えば、貯蔵部140は、少なくとも1つの放送チャンネルにそれぞれ対応する周波数帯域に関するデータを貯蔵することができる。このとき、貯蔵部140は、放送信号の高調波(HARMONIC)成分を考慮した少なくとも1つの放送チャネルにそれぞれ対応する周波数帯域の逓倍(MULTIPLIER)に関するデータを貯蔵することもできる。
【0060】
図2の貯蔵部140が制御部170と別に備えられた実施形態を示しているが、本発明の範囲はこれに限定されず、制御部170内に貯蔵部140が含まれることもある。
【0061】
貯蔵部140は、揮発性メモリ(例えば、DRAM、SRAM、SDRAM等)や、不揮発性メモリ(例、フラッシュメモリ(FLASH(登録商標) MEMORY)、ハードディスクドライブ(HARD DICK DRIVE;HDD)、ソリッドステートドライブ(SOLID -STATE DRIVE;SSD)など)の内、少なくとも1つを含むことができる。本発明の様々な実施形態においては、貯蔵部140とメモリは互いに混用して使用することもできる。
【0062】
ユーザ入力インターフェース部150は、ユーザが入力した信号を制御部170に伝達したり、制御部170からの信号をユーザに伝達することができる。例えば、遠隔制御装置300から電源オン/オフ、チャンネル選択、画面設定などのユーザ入力信号を送信/受信したり、電源キー、チャンネルキー、ボリュームキー、設定値などのローカルキー(図示せず)で入力されるユーザ入力信号を制御部170に伝達したり、ユーザのジェスチャをセンシングするセンサ部(図示せず)から入力されたユーザ入力信号を制御部170に伝達したり、制御部170からの信号をセンサ部に送信できる。
【0063】
入力部160は、制御装置100の本体の一側に備えられることができる。例えば、入力部160は、タッチパッド、物理的ボタンなどを含むことができる。
【0064】
入力部160は、制御装置100の動作に関する各種ユーザコマンドを受信でき、入力されたコマンドに対応する制御信号を制御部170に伝達することができる。入力部160は、入力されたコマンドに対応する制御信号をユーザ入力インタフェース部150を介して制御部170に伝送することができる。
【0065】
入力部160は、少なくとも1つのマイク(図示せず)を含むことができ、マイクを介してユーザの音声を受信することができる。
【0066】
制御部170は、少なくとも1つのプロセッサを含むことができ、これに含まれるプロセッサを用いて制御装置100の動作全体を制御することができる。ここで、プロセッサは、CPU(CENTRAL PROCESSING UNIT)のような一般的なプロセッサであり得る。もちろん、プロセッサは、ASICのような専用デバイスであるか、または他のハードウェアベースのプロセッサであり得る。
【0067】
制御部170は、チューナ部110、復調部120、外部装置インタフェース部130、またはネットワークインタフェース部135を介して入力されるストリームを逆多重化したり、逆多重化された信号を処理して、映像または音声出力のための信号を生成及び出力することができる。
【0068】
制御部170で処理された映像信号及び/又は音声信号は、外部装置インターフェース部130を介してディスプレイデバイス200に伝達され得る。
【0069】
制御部170で処理された音声信号は、オーディオ出力部185に伝達され得る。
【0070】
オーディオ出力部185は、少なくとも1つのスピーカ(図示せず)を含むことができる。オーディオ出力部185は、制御部170で処理された声信号の入力を受けたて音声で出力することができる。
【0071】
図2には示されていないが、制御部170は逆多重化部、映像処理部などを含むことができる。これについては、図3を参照して後述する。
【0072】
その他、制御部170は、制御装置100内の全般的な動作を制御することができる。例えば、制御部170は、チューナ部110を制御して、ユーザが選択したチャンネルまたは既貯蔵されたチャンネルに対応する放送を選択(TUNING)するように制御することができる。
【0073】
一方、制御装置100は、撮影部(図示せず)をさらに含むこともできる。撮影部は、ユーザを撮影することができる。撮影部は、1つのカメラで実現することが可能であるが、これに限定されず、複数のカメラで実現されることも可能である。一方、撮影部は、制御装置100の上部に埋め込まれるか、または別々に配置され得る。撮影部で撮影された映像情報は、制御部170に入力され得る。
【0074】
制御部170は、撮影部から撮影された画像に基づいてユーザの位置を認識することができる。例えば、制御部170は、ユーザと制御装置100との間の距離(Z軸座標)を把握することができる。
【0075】
制御部170は、撮影部から撮影された画像、またはセンサ部からの感知された信号のそれぞれまたはその組み合わせに基づいてユーザのジェスチャを感知することができる。
【0076】
電源供給部190は、制御装置100全般にわたって該電源を供給することができる。特に、システムオンチップ(SYSTEM ON CHIP;SOC)の形態で実現され得る制御部170、オーディオ出力のためのオーディオ出力部185などに電源を供給することができる。
【0077】
具体的には、電源供給部190は、交流電源を直流電源に変換するコンバータ(図示せず)と、直流電源のレベルを変換するDC/DCコンバータ(図示せず)とを備えることができる。
【0078】
遠隔制御装置300は、ユーザ入力をユーザ入力インタフェース部150に伝送することができる。このために、遠隔制御装置300は、ブルートゥース(BLUETOOTH)、RF(RADIO FREQUENCY)通信、赤外線(INFRARED RADIATION)通信、UWB(ULTRA-WIDEBAND)、ジグビー(ZIGBEE(登録商標))方式などを用いることができる。また、遠隔制御装置300は、ユーザ入力インターフェース部150から出力された映像、音声またはデータ信号などを受信し、これを遠隔制御装置300で表示するかまたは音声出力することができる。
【0079】
一方、図2に示す制御装置100のブロック図は、本発明の一実施形態のためのブロック図であるだけ、ブロック図の各構成要素は、実際に実現される制御装置100の仕様に従って統合、追加、または省略することができる。
【0080】
すなわち、必要に応じて、2つ以上の構成要素を1つの構成要素にまとめるか、または1つの構成要素を2つ以上の構成要素に細分して構成することができる。なお、各ブロックで実行する機能は本発明の実施形態を説明するためのものであり、その具体的な動作や装置は本発明の権利範囲を制限しない。
【0081】
図3は、図2の制御部の内部ブロック図である。
【0082】
図3を参照すると、本発明の一実施形態に係る制御部170は、逆多重化部310、映像処理部320、プロセッサ330、OSD生成部340、ミキサ345、フレームレート変換部350、及び/又はフォーマッタ360を含むことができる。その他、オーディオ処理部(図示せず)、データ処理部(図示せず)をさらに含むことができる。
【0083】
逆多重化部310は、入力されるストリームを逆多重化することができる。例えば、MPEG-2 TSが入力される場合、これを逆多重化して、それぞれ映像、音声及びデータ信号に分離することができる。ここで、逆多重化部310に入力されるストリーム信号は、チューナ部110または復調部120または外部装置インターフェース部130から出力されるストリーム信号で有り得る。
【0084】
映像処理部320は、逆多重化された映像信号の映像処理を行うことができる。このために、映像処理部320は、映像デコーダ325、及びスケーラ335を備えることができる。
【0085】
映像デコーダ325は、逆多重化された映像信号を復号化することができ、スケーラ335は、復号化された映像信号の解像度をディスプレイ180から出力可能にするようにスケーリングを行うことができる。
【0086】
映像デコーダ325は、様々な規格のデコーダを備えることができる。例えば、MPEG-2、H、264デコーダ、色差画像(COLOR IMAGE)及びデプス画像(DEPTH IMAGE)に対する3D映像デコーダ、複数視点映像に対するデコーダなどを備えることができる。
【0087】
プロセッサ330は、画像処理装置100内または制御部170内の全般的な動作を制御することができる。例えば、プロセッサ330は、チューナ110を制御して、ユーザが選択されたチャネルまたは既貯蔵されたチャネルに対応する放送を選択するように制御することができる。
【0088】
また、プロセッサ330は、ユーザ入力インタフェース部150を介して入力されたユーザ命令または内部プログラムによって映像処理装置100を制御することができる。
【0089】
また、プロセッサ330は、ネットワークインタフェース部135または外部装置インタフェース部130とのデータ伝送制御を行うことができる。
【0090】
また、プロセッサ330は、制御部170内の逆多重化部310、映像処理部320、OSD生成部340などの動作を制御することができる。
【0091】
OSD生成部340は、ユーザ入力に応じてまたは自体的でOSD信号を生成することができる。例えば、入力部160を介して入力されたユーザ入力信号に基づいて、ディスプレイ180の画面に各種情報をグラフィック(GRAPHIC)またはテキスト(TEXT)で表示するための信号を生成することができる。
【0092】
生成されるOSD信号は、映像処理装置100のユーザインターフェース画面、各種メニュー画面、ウィジェット、アイコン等の各種データを含むことができる。さらに、生成されるOSD信号は、2Dオブジェクトまたは3Dオブジェクトを含むことができる。
【0093】
また、OSD生成部340は、遠隔制御装置200から入力されるポインティング信号に基づいて、ディスプレイ180に表示可能なポインタを生成することができる。
【0094】
OSD生成部340は、ポインタを生成するポインティング信号処理部(図示せず)を含むことができる。ポインティング信号処理部(図示せず)がOSD生成部240内に備えられずに別途に設けられることも可能である。
【0095】
ミキサ345は、OSD生成部340で生成されたOSD信号と、映像処理部320で映像処理された復号化された映像信号をミキシング(MIXING)することができる。ミキシングされた映像信号はフレームレート変換部350に提供され得る。
【0096】
フレームレート変換部(FRAME RATE CONVETER、FRC)350は、入力される映像のフレームレートを変換することができる。一方、フレームレート変換部350は、別途のフレームレート変換なしでそのまま出力することも可能である。
【0097】
フォーマッタ360は、フレームレート変換された3D画像の左眼用映像フレームと右眼用映像フレームとを配列することができる。そして、3D視聴装置(図示せず)の左眼ガラスと右眼ガラスを開くための同期信号VSYNCを出力することができる。
【0098】
一方、フォーマッタ360は、入力される映像信号のフォーマットをディスプレイ180に表示するための映像信号に変換させて出力することができる。
【0099】
また、フォーマッタ360は、3D映像信号のフォーマットを変更することができる。例えば、サイドバイサイド(SIDE BY SIDE)フォーマット、トップダウン(TOP/DOWN)フォーマット、フレームシーケンシャル(FRAME SEQUENTIAL)フォーマット、インターレース(INTERLACED)フォーマット、チェッカーボックス(CHECKER BOX)フォーマットなどの多様な3Dフォーマットの内、いずれか1つのフォーマットに変更することができる。
【0100】
一方、フォーマッタ360は、2D映像信号を3D映像信号に切り替えることもできる。例えば、3D映像生成アルゴリズムに応じて、2D映像信号内でエッジまたは選択可能なオブジェクトを検出し、検出されたエッジ(EDGE)に応じたオブジェクトまたは選択可能のオブジェクトを3D映像信号に分離して生成することができる。このとき、生成された3D映像信号は、前述したように、左眼映像信号Lと右眼映像信号Rとに分離して整列されることがある。
【0101】
一方、図では図示しないが、フォーマッタ360の後に、3D効果(3-DIMENSIONAL EFFECT)、信号処理のための3Dプロセッサ(図示せず)をさらに配置することも可能である。このような3Dプロセッサは、3D効果の改善のために、映像信号の明るさ(BRIGHTNESS),ティント(TINT)及び、色調(COLOR)、調節などを処理することができる。例えば、近距離は鮮明に、遠距離はぼやけさせる信号処理などを行うことができる。一方、このような3Dプロセッサの機能は、フォーマッタ360に併合されるか、映像処理部320内に併合され得る。
【0102】
一方、制御部170内のオーディオ処理部(図示せず)は、逆多重化された音声信号の音声処理を行うことができる。このために、オーディオ処理部(図示せず)は様々なデコーダを備えることができる。
【0103】
また、制御部170内のオーディオ処理部(図示せず)は、ベース(BASE)、トレブル(TREBLE)、音量調整などを処理することができる。
【0104】
制御部170内のデータ処理部(図示せず)は、逆多重化されたデータ信号のデータ処理を行うことができる。例えば、逆多重化されたデータ信号が符号化されたデータ信号である場合、それを復号化することができる。符号化されたデータ信号は、各チャンネルで放送される放送番組の開始時間、終了時間などの放送情報を含む電子番組ガイド情報(ELECTRONIC PROGRAM GUIDE)情報で有り得る。
【0105】
一方、図3に示す制御部170のブロック図は本発明の一実施形態のためのブロック図であるだけ、ブロック図の各構成要素は実際に実現される制御部170の仕様に応じて統合、追加、または省略され得る。
【0106】
特に、フレームレート変換部350及びフォーマッタ360は、制御部170内に設けられず、それぞれ別々に備えるか、1つのモジュールとして別途備えることもある。
【0107】
図4は、本発明の一実施形態に係る、放送受信装置の動作方法のフローチャートであり、図5及び図6は、放送受信装置の動作方法の説明において参照される図である。以下では、本発明の説明において、放送受信装置の一例である映像表示装置100に基づいて説明するが、本発明がこれに限定されるものではなく、制御装置250も映像表示装置100と同じ/類似に動作することで理解できる。
【0108】
図4を参照すると、映像表示装置100は、S401動作において、電源をオン(ON)にすることができる。例えば、映像表示装置100は、遠隔制御装置200から電源をオンにする信号を受信したり、電源がオフされた状態で入力部160に設けられた電源キーを押す信号を受信すると、電源をオンにすることができる。
【0109】
映像表示装置100は、S402動作において、電源がオン(ON)される場合、既貯蔵されたチャンネルの放送信号の受信に使用される周波数帯域を確認することができる。ここで、既貯蔵されたチャンネルは、映像表示装置100の電源がオフ(OFF)になる前にメインチャンネルとして選択されたチャンネルを意味することができる。
【0110】
例えば、映像表示装置100は、電源がOFFされる時点のメインチャネルに関するデータを貯蔵部140に貯蔵し、電源がオンされる場合、貯蔵部140に貯蔵されたデータに基づいて、電源がオフになる時点でメインチャネルとして選択されたチャネルをメインチャネルとして決定することができる。このとき、映像表示装置100は、貯蔵部140に貯蔵された少なくとも1つの放送チャンネルにそれぞれ対応する周波数帯域に関するデータに基づいて、メインチャンネルで決定されたチャンネルに対応する周波数帯域を確認することができる。
【0111】
一方、映像表示装置100は、アンテナを介して無線で放送信号を受信する場合、放送信号の受信に使用される周波数帯域を確認することができ、ケーブルを介して有線で放送信号を受信する場合、放送信号の受信に使用される周波数帯域の確認に関連する動作の実行を省略することができる。
【0112】
映像表示装置100は、S403動作において、メインチャネルに対応する周波数帯域と、近距離通信に対して既設定された周波数帯域(以下、第1周波数帯域)が重畳されるか否かを判断することができる。ここで、第1周波数帯域は、近距離通信方式のそれぞれに対応して設定されることができる。例えば、ブルートゥース方式の第1周波数帯域は、2400~2480MHZに既設定され得る。例えば、ジグビー方式の第1周波数帯域は、地域に応じて902~928MHZ、2400~2483.5MHZなどに設定され得るる。
【0113】
このとき、映像表示装置100は、第1周波数帯域の少なくとも一部がメインチャネルに対応する周波数の逓倍(MULTIPLIER)と重畳されるか否かを判断することができる。例えば、メインチャンネルに対応する周波数帯域が北米地域の地上波放送の周波数帯域である801.25MHZの場合、映像表示装置100は、801.25MHZ帯域、2逓倍である1602.50HZ帯域及び3逓倍である2403.75MHZ帯域のうちのいずれか1つと、第1周波数帯域の少なくとも一部が重なっているか否かを判断することができる。
【0114】
映像表示装置100は、S404動作において、第1周波数帯域の少なくとも一部がメインチャネルに対応する周波数帯域と重畳される場合、第1周波数帯域の内、メインチャネルに対応する周波数帯域と重畳される一部を除外した残りの周波数帯域(以下、第2周波数帯域)を、近距離通信に使用される周波数帯域として決定することができる。
【0115】
また、映像表示装置100は、第1周波数帯域の少なくとも一部がメインチャネルに対応する周波数の逓倍(MULTIPLIER)と重畳される場合、第1周波数帯域の内、メインチャネルに対応する周波数の逓倍と重畳される一部を除外した残りの周波数帯域を、近距離通信に使用される周波数帯域として決定することができる。
【0116】
一方、映像表示装置100は、S405動作において、第1周波数帯域とメインチャネルに対応する周波数帯域が重畳されない場合、第1周波数帯域全体を近距離通信に使用される周波数帯域として決定することができる。これに関して、図5及び図6を参照して説明する。
【0117】
図5及び図6を参照すると、映像表示装置100が使用する近距離通信方式がブルートゥース方式の場合、第1周波数帯域は2400~2480MHZに設定でき、帯域幅BWが1MHZ又は2MHZの複数のチャネルが近距離通信に使用され得る。
【0118】
このとき、メインチャネルに対応する周波数帯域520が2454~2489MHZの場合、映像表示装置100は、第1周波数帯域の内、2400~2454MHZの周波数帯域510はメインチャネルに対応する周波数帯域520と重畳されないが、2454~2480MHZの周波数帯域530は、メインチャネルに対応する周波数帯域520と重畳されることを確認することができる。
【0119】
映像表示装置100は、第1周波数帯域の内、2454~2480MHZの周波数帯域530がメインチャネルに対応する周波数帯域520と重畳されることによって、当該周波数帯域530を除外した残りの周波数帯域である2400~2454MHZの周波数帯域510を、近距離通信に使用される第2周波数帯域として決定することができる。
【0120】
一方、映像表示装置100は、複数の近距離通信を使用する場合、複数の近距離通信にそれぞれ使用される周波数帯域が互いに重畳されるか否かを判断することができる。また、映像表示装置100は、複数の近距離通信にそれぞれ使用される周波数帯域が互いに重畳される場合、第1近距離通信に使用されるように設定された周波数帯域の内、第2近距離通信に使用される周波数帯域と重畳される。帯域を除外した残りの周波数帯域を、第1近距離通信に使用されるようにリセットすることができる。例えば、映像表示装置100は、ブルートゥース方式の第1周波数帯域が2400~2454MHZの周波数帯域510に既設定された状態で、WI-FI方式の近距離通信に2401~2423MHZの周波数帯域を使用できる。このとき、映像表示装置100は、ブルートゥース方式の近距離通信に使用される第2周波数帯域を、第1周波数帯域のうちメインチャネルに対応する周波数帯域520とWI-FI方式の近距離通信に使用される。周波数帯域を全て除外した、2423~2454MHZと決定できる。
【0121】
一方、映像表示装置100は、外部装置と近距離通信を実行することにおいて、電波妨害や雑音干渉を防止するために、通信に使用されるチャネルを特定のパターンに応じて迅速に変更する周波数ホッピング(FREQUENCY HOPPING)方式を用いることができる。
【0122】
このとき、映像表示装置100は、周波数ホッピングのためのチャネル変更のパターン(以下、周波数ホッピングシーケンス(FREQUENCY HOPPING SEQUENCE)を構成することにあたり、第1周波数帯域とメインチャネルに対応する周波数帯域が重畳されない場合、第1周波数帯域全体のチャネルで周波数ホッピングシーケンスを構成することができ、第1周波数帯域の少なくとも一部がメインチャネルに対応する周波数帯域と重畳される場合、重畳される一部を除外した第2周波数帯域のチャンネルだけで周波数ホッピングシーケンスを構成できる。
【0123】
一方、映像表示装置100が外部装置と通信接続された状態で、メインチャンネルが変更される場合、変更されたメインチャンネルに対応する周波数帯域と第1周波数帯域が重畳されるか否かを判断した結果に基づいて、周波数ホッピングシーケンスを再構成するかどうかを判断できまる。例えば、映像表示装置100が第1周波数帯域全体のチャネルで構成される周波数ホッピングシーケンスを介して近距離通信を実行する間、メインチャネルが変更され、変更されたメインチャネルに対応する周波数帯域と第1周波数帯域の少なくとも一部が重畳される場合、映像表示装置100は周波数ホッピングシーケンスを再構成することで決定することができる。
【0124】
このとき、映像表示装置100は、周波数ホッピングシーケンスを再構成する場合、再構成された周波数ホッピングシーケンスに関するデータ(以下、周波数ホッピングに関するデータ)を生成して、通信接続された外部装置に伝送することができ、再構成された周波数ホッピングシーケンスを用いて外部装置と近距離通信を実行することができる。
【0125】
一方、映像表示装置100が外部装置と通信接続されていない状態で、メインチャンネルに対応する周波数帯域と第1周波数帯域が重畳され、周波数ホッピングシーケンスを再構成する場合、再構成された周波数ホッピングシーケンスを用いて外部機器と通信接続を試みることができる。
【0126】
あるいは、映像表示装置100は、メインチャネルに対応する周波数帯域と第1周波数帯域が重畳される場合、メインチャネルに対応する周波数帯域と第1周波数帯域が重畳される周波数帯域(以下、第3周波数帯域)を介して任意の信号を送出することもできる。このとき、映像表示装置100及び/又は外部装置は、第3周波数帯域を占有する任意の信号により、第3周波数帯域での通信成功率及び通信性能の効率が低くなることを確認することができ、第3周波数帯域を除外した残りの周波数帯域である第2周波数帯域を用いて近距離通信を行うことと決定することもできる。
【0127】
再び図4を参照すると、映像表示装置100は、S406動作において、放送受信部105を介してメインチャンネルの放送信号を受信することができ、受信した放送信号を処理してディスプレイ180を介して映像を出力できる。
【0128】
映像表示装置100は、S407動作において、メインチャンネルが変更されたか否かを確認することができる。例えば、映像表示装置100は、ユーザ入力インターフェース部150及び/又は入力部160を介して、メインチャンネルを変更するユーザ入力に対応する信号が受信されるか否かを確認することができる。
【0129】
映像表示装置100は、S408動作において、メインチャンネルが変更された場合、貯蔵部140に貯蔵された少なくとも1つの放送チャンネルにそれぞれ対応する周波数帯域に関するデータに基づいて、メインチャンネルに変更されたチャンネルに対応する周波数帯域を確認することができる。
【0130】
また、映像表示装置100は、S403動作に分岐して、メインチャンネルに変更されたチャンネルに対応する周波数帯域と、第1周波数帯域が重畳されるか否かを再度判断することができる。
【0131】
一方、映像表示装置100は、S409動作において、電源がオフになるか否かを確認することができる。例えば、遠隔制御装置200から電源をオフにする信号が受信されるか、電源がオンされた状態で入力部160に備えられた電源キーを押す信号が受信される場合、電源をオフさせることができる。
【0132】
映像表示装置100は、電源がオフにならない場合、電源がオフになるまで、メインチャンネルの放送信号を受信し続け、受信された放送信号を処理してディスプレイ180を介して映像を出力することができる。
【0133】
一方、映像表示装置100は、S410動作において、電源がオフになる場合、現在メインチャンネルとして選択されたチャンネルに関するデータを貯蔵部140に貯蔵することができる。あるいは、映像表示装置100は、メインチャンネルが決定されるかまたは変更されるたびに、貯蔵部140に貯蔵されるメインチャンネルとして選択されたチャンネルに関するデータを更新することもできる。
【0134】
前記のように、本発明の様々な実施形態に係れば、放送信号の受信に使用される周波数帯域と近距離通信に使用されるように設定された周波数帯域が重畳される場合、近距離通信に使用されるように設定された周波数帯域の内、放送信号の受信に使用される周波数帯域と重畳される帯域を除外した残りの周波数帯域を近距離通信に使用されるようにリセットすることにより、放送信号の歪みや放送受信装置と遠隔制御装置との間の通信性能の低下を防止することができる。
【0135】
さらに、本発明の様々な実施形態に係れば、メインチャンネルが決定、変更されるたびに、放送受信装置に貯蔵された放送チャンネルに対応する周波数帯域に関するデータに基づいて、放送信号の受信に使用される周波数帯域と近距離通信に使用されるように設定された。周波数帯域が重畳されるか否かを判断するため、通信性能が低下するか否かの判断のためにデータを外部装置と送受信する動作や、データを処理して通信性能の低下の可否を判断する動作を省略することができ、処理演算を減らすことができ、通信性能の低下可否をより迅速に判断することができる。
【0136】
添付の図面は、本明細書に開示された実施形態を容易に理解できるようにするだけ、添付の図面によって本明細書に開示された技術的思想が制限されず、本発明の精神及び技術範囲に含まれる全ての変更、均等物乃至代替物を含むことを理解すべきである。
【0137】
一方、本発明の放送受信装置の動作方法は、放送受信装置に備えられたプロセッサが読み取り可能な記録媒体にプロセッサが読み取り可能なコードとして実現することが可能である。プロセッサが読み取り可能な記録媒体は、プロセッサによって読み取ることができるデータが貯蔵されるあらゆる種類の記録装置を含む。プロセッサが読み取り可能な記録媒体の例には、ROM、RAM、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ貯蔵装置などがあり、また、インターネットを介した伝送などのようなキャリア波(CARRIER WAVE) の形態で実現されることも含まれる。また、プロセッサが読み取り可能な記録媒体は、ネットワークで接続されたコンピュータシステムに分散され、分散方式でプロセッサが読み取り可能なコードが貯蔵され実行されることができる。
【0138】
なお、以上では本発明の好ましい実施形態について図示し説明したが、本発明は前述した特定の実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲で請求する本発明の要旨を逸脱することなく当該発明が属する技術分野で通常の知識を有する者によって様々な変形実施が可能であることは勿論であり、このような変形実施は本発明の技術的思想や見通しから個別に理解してはならない。
図1A
図1B
図2
図3
図4
図5
図6
【国際調査報告】