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特表2023-532345表面が角度付けられたスペーサを有する流体ラインクイックコネクタ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-07-27
(54)【発明の名称】表面が角度付けられたスペーサを有する流体ラインクイックコネクタ
(51)【国際特許分類】
   F16L 17/02 20060101AFI20230720BHJP
   F16J 15/06 20060101ALI20230720BHJP
   F16L 37/04 20060101ALI20230720BHJP
【FI】
F16L17/02
F16J15/06 C
F16L37/04
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022581550
(86)(22)【出願日】2021-06-30
(85)【翻訳文提出日】2023-02-14
(86)【国際出願番号】 US2021039757
(87)【国際公開番号】W WO2022006202
(87)【国際公開日】2022-01-06
(31)【優先権主張番号】16/916,542
(32)【優先日】2020-06-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】503469175
【氏名又は名称】ノーマ・ユー・エス・ホールディング・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー
【氏名又は名称原語表記】NORMA U.S. HOLDING LLC
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】マルケス・キャリロ,ホルヘ・アルベルト
(72)【発明者】
【氏名】ガルシア・ロペス,フアン・アントニオ
【テーマコード(参考)】
3H014
3J040
3J106
【Fターム(参考)】
3H014AA09
3J040AA01
3J040AA17
3J040BA02
3J040HA04
3J040HA05
3J106BB01
3J106BC01
3J106BE13
3J106CA19
(57)【要約】
コネクタシールパックスペーサ及びアセンブリは、例えば自動車用途の流体ラインクイックコネクタ用に使用される。スペーサは、流体ラインクイックコネクタ内に設置時にOリングの横に配置される。スペーサは、流体ラインクイックコネクタ内に差込口を挿入すると、流体ラインクイックコネクタ内のOリングの意図された位置を維持するように機能する角度付けられた表面を用いて設計及び構成される。したがって、Oリングの望ましくない位置ずれ及び脱落は最小限に抑えられ、場合によっては完全に排除される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つのOリングと、
スペーサと
を備えたコネクタシールパックアセンブリであって、前記スペーサは前記少なくとも1つのOリングの横に配置可能であり、前記スペーサは、半径方向内側表面と、前記半径方向内側表面から広がる第1の軸方向外側表面と、前記半径方向内側表面から広がる第2の軸方向外側表面と、前記第1の軸方向外側表面又は前記第2の軸方向外側表面から広がる角度付けられた表面とを有し、断面プロファイルにおいて、前記角度付けられた表面は、前記スペーサの軸方向中心線に対して鋭角で前記第1又は第2の軸方向外側表面から垂れ下がり、前記鋭角は、前記軸方向中心線に対して非ゼロの角度であり、前記軸方向中心線に対して非直角である、コネクタシールパックアセンブリ。
【請求項2】
前記角度付けられた表面は、前記スペーサの半径方向外側表面まで広がり終端する、請求項1に記載のコネクタシールパックアセンブリ。
【請求項3】
断面プロファイルにおいて、前記半径方向外側表面は、第1の軸方向端縁と第2の軸方向端縁との間に延在し、前記第1及び第2の軸方向端縁間で前記軸方向中心線と略平行な関係を有する、請求項2に記載のコネクタシールパックアセンブリ。
【請求項4】
前記角度付けられた表面は、前記第1の軸方向外側表面から垂れ下がり、前記スペーサは、前記スペーサの前記軸方向中心線に対して第2の鋭角で前記第2の軸方向外側表面から垂れ下がる第2の角度付けられた表面を有し、前記第2の鋭角は、前記軸方向中心線に対して非ゼロの角度であり、前記軸方向中心線に対して非直角である、請求項1に記載のコネクタシールパックアセンブリ。
【請求項5】
前記角度付けられた表面が前記第1の軸方向外側表面から垂れ下がる前記鋭角と、前記第2の鋭角とは、互いにおよそ等しい値を有する、請求項4に記載のコネクタシールパックアセンブリ。
【請求項6】
前記鋭角は、前記スペーサの前記軸方向中心線に対しておよそ45度(45°)と60度(60°)との間の範囲の値を有する、請求項1に記載のコネクタシールパックアセンブリ。
【請求項7】
断面プロファイルにおいて、前記スペーサは、前記半径方向内側表面と、前記第1の軸方向外側表面と、前記第2の軸方向外側表面と、前記角度付けられた表面とを含む全部で6個の別個の表面を有する、請求項1に記載のコネクタシールパックアセンブリ。
【請求項8】
前記全部で6個の別個の表面は、半径方向外側表面及び第2の角度付けられた表面をさらに含む、請求項7に記載のコネクタシールパックアセンブリ。
【請求項9】
断面プロファイルにおいて、前記スペーサは、全部で4個の丸みのある広がりの別個の端縁を有し、前記4個の丸みのある広がりの別個の端縁の各々は、前記スペーサの1対の隣接する別個の表面の間に位置する、請求項8に記載のコネクタシールパックアセンブリ。
【請求項10】
断面プロファイルにおいて、前記スペーサは、前記スペーサの外側領域に台形の作用部分を有し、前記台形の作用部分は前記角度付けられた表面によって部分的に画定される、請求項1に記載のコネクタシールパックアセンブリ。
【請求項11】
請求項1に記載のコネクタシールパックアセンブリを備える流体ラインコネクタ。
【請求項12】
半径方向内側表面と、
前記半径方向内側表面から広がる第1の軸方向外側表面と、
前記半径方向内側表面から広がる第2の軸方向外側表面と、
前記第1の軸方向外側表面から広がる第1の角度付けられた表面と、
前記第2の軸方向外側表面から広がる第2の角度付けられた表面と、
前記第1及び第2の角度付けられた表面間に広がる半径方向外側表面と
を備えるコネクタシールパックスペーサ。
【請求項13】
断面プロファイルにおいて、前記第1の角度付けられた表面は、前記コネクタシールパックスペーサの軸方向中心線に対して第1の鋭角で前記第1の軸方向外側表面から垂れ下がり、前記第2の角度付けられた表面は、前記コネクタシールパックスペーサの前記軸方向中心線に対して第2の鋭角で前記第2の軸方向外側表面から垂れ下がり、前記第1及び第2の鋭角は、前記軸方向中心線に対して非ゼロの角度であり、前記軸方向中心線に対して非直角である、請求項12に記載のコネクタシールパックスペーサ。
【請求項14】
断面プロファイルにおいて、前記第1の角度付けられた表面は、前記コネクタシールパックスペーサの前記軸方向中心線に対しておよそ45度(45°)と60度(60°)との間の範囲の値を有し、前記第2の角度付けられた表面は、前記コネクタシールパックスペーサの前記軸方向中心線に対しておよそ45度(45°)と60度(60°)との間の範囲の値を有する、請求項13に記載のコネクタシールパックスペーサ。
【請求項15】
前記第1の角度付けられた表面及び前記第1の軸方向外側表面に隣接する丸みのある広がりの第1の端縁と、前記第2の角度付けられた表面及び前記第2の軸方向外側表面に隣接する丸みのある広がりの第2の端縁と、前記第1の角度付けられた表面及び前記半径方向外側表面に隣接する丸みのある広がりの第3の端縁と、前記第2の角度付けられた表面及び前記半径方向外側表面に隣接する丸みのある広がりの第4の端縁とをさらに備える、請求項14に記載のコネクタシールパックスペーサ。
【請求項16】
前記第1の角度付けられた表面及び前記半径方向外側表面に隣接する丸みのある広がりの第1の端縁と、前記第2の角度付けられた表面及び前記半径方向外側表面に隣接する丸みのある広がりの第2の端縁とをさらに備え、前記第1の端縁は前記第1の軸方向外側表面の軸方向内側に位置し、前記第2の端縁は前記第2の軸方向外側表面の軸方向内側に位置する、請求項12に記載のコネクタシールパックスペーサ。
【請求項17】
前記第1の端縁は、流体ラインコネクタに設置され前記流体ラインコネクタ内に差込口が挿入されると前記コネクタシールパックスペーサの第1の接触点を構成し、前記第2の端縁は、前記流体ラインコネクタに設置され前記流体ラインコネクタ内に前記差込口が挿入されると前記コネクタシールパックスペーサの第2の接触点を構成する、請求項16に記載のコネクタシールパックスペーサ。
【請求項18】
通路及び壁を有するハウジングであって、前記壁は前記通路を画定する内面を有する、ハウジングと、
前記通路内に配置された少なくとも1つのOリングと、
前記通路内で前記少なくとも1つのOリングに隣接して配置されるスペーサと
を備える流体ラインクイックコネクタであって、前記スペーサは、前記スペーサの軸方向中心線に対して第1の鋭角をなす第1の角度付けられた表面と、前記スペーサの前記軸方向中心線に対して第2の鋭角をなす第2の角度付けられた表面と、前記第1及び第2の角度付けられた表面間に広がる半径方向外側表面と、前記第1の角度付けられた表面及び前記半径方向外側表面に隣接する第1の端縁と、前記第2の角度付けられた表面及び前記半径方向外側表面に隣接する第2の端縁とを有し、前記第1及び第2の鋭角は、前記スペーサの前記軸方向中心線に対して非ゼロ及び非直角の角度であり、
前記流体ラインクイックコネクタ内で前記通路内に差込口を挿入すると、前記第1の端縁は前記内面と接触し、前記第2の端縁は前記内面と接触し、前記スペーサは前記少なくとも1つのOリングを前記内面に向かって付勢する、流体ラインクイックコネクタ。
【請求項19】
前記通路の中心軸と整列しない前記差込口との関係で前記流体ラインクイックコネクタ内で前記通路内に前記差込口を挿入すると、前記スペーサは前記少なくとも1つのOリングを前記内面に向かって付勢する、請求項18に記載の流体ラインクイックコネクタ。
【請求項20】
前記スペーサは、前記第1の角度付けられた表面から広がる第1の軸方向外側表面と、前記第2の角度付けられた表面から広がる第2の軸方向外側表面と、前記第1の角度付けられた表面及び前記第1の軸方向外側表面に隣接する第3の端縁と、前記第2の角度付けられた表面及び前記第2の軸方向外側表面に隣接する第4の端縁とを有し、前記流体ラインクイックコネクタ内で前記通路内に前記差込口を挿入すると、前記第3の端縁又は前記第4の端縁が前記少なくとも1つのOリングに当接し、前記少なくとも1つのOリングを前記内面に向かって付勢する、請求項18に記載の流体ラインクイックコネクタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に、流体ラインを互いに接合するために使用されるクイックコネクタに関し、より詳細には、クイックコネクタに使用されるコネクタシールパックアセンブリ及びスペーサに関する。
【背景技術】
【0002】
コネクタ、特にクイック接続機能を有するコネクタは、車両用途において流体ラインを互いに接合するために一般的に使用される。一例は、電気自動車における冷却材流体ラインである。さらに、他の例は、自動車用途並びに非自動車用途に存在する。スペーサ及びOリングを有するシールパックアセンブリは、クイックコネクタの内部のどこかに配置されることが多い。シールパックアセンブリは、クイックコネクタとクイックコネクタに挿入された差込口との間の確立された接合部での流体の漏れを防止するのに役立つ。その後の使用中に差込口の適切な挿入及び効果的な封止を確実にするために、Oリングを意図した位置に保つことが重要である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
一実施形態では、コネクタシールパックアセンブリは、1つ又は複数のOリングと、スペーサとを備えることができる。スペーサは、組立て及び設置においてOリングの横に配置され得る。スペーサは、半径方向内側表面と、第1の軸方向外側表面と、第2の軸方向外側表面と、角度付けられた表面とを有する。第1の軸方向外側表面は、半径方向内側表面から広がり、第2の軸方向外側表面は、半径方向内側表面から広がる。角度付けられた表面は、第1の軸方向外側表面又は第2の軸方向外側表面から広がる。断面プロファイルにおいて、角度付けられた表面は、スペーサの軸方向中心線に対して鋭角で第1の軸方向外側表面又は第2の軸方向外側表面から垂れ下がる。鋭角は、スペーサの軸方向中心線に対して非ゼロの角度であり、鋭角は、スペーサの軸方向中心線に対して非直角である。
【0004】
一実施形態では、コネクタシールパックスペーサは、半径方向内側表面と、第1の軸方向外側表面と、第2の軸方向外側表面と、第1の角度付けられた表面と、第2の角度付けられた表面と、半径方向外側表面とを備えることができる。第1の軸方向外側表面は半径方向内側表面から広がる。第2の軸方向外側表面は半径方向内側表面から広がる。第1の角度付けられた表面は第1の軸方向外側表面から広がり、第2の角度付けられた表面は第2の軸方向外側表面から広がる。最後に、半径方向外側表面は、第1の角度付けられた表面と第2の角度付けられた表面との間に広がる。
【0005】
一実施形態では、流体ラインクイックコネクタは、ハウジングと、1つ又は複数のOリングと、スペーサとを備えることができる。ハウジングは、通路及び壁を有する。壁は、通路を画定する内面を有する。Oリングは、通路内に配置される。スペーサは、通路内でOリングの近くに配置される。スペーサは、第1の鋭角をなす第1の角度付けられた表面を有する。第1の鋭角は、スペーサの軸方向中心線に対するものである。スペーサは、第2の鋭角をなす第2の角度付けられた表面を有する。第2の鋭角は、スペーサの軸方向中心線に対するものである。スペーサは、第1の角度付けられた表面と第2の角度付けられた表面との間に広がる半径方向外側表面を有する。スペーサは、第1の角度付けられた表面及び半径方向外側表面に隣接する第1の端縁を有し、第2の角度付けられた表面及び半径方向外側表面に隣接する第2の端縁を有する。第1及び第2の鋭角は、スペーサの軸方向中心線に対して非ゼロの角度であり、第1及び第2の鋭角は、スペーサの軸方向中心線に対して非直角である。流体ラインクイックコネクタ内で通路内に差込口を挿入すると、第1の端縁は内面と接触し、第2の端縁は内面と接触する。スペーサはOリングを内面に向かって付勢する。
【0006】
本開示の実施形態は、添付の図面を参照して説明される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】従来既知のシールパックの部分断面図である。
図2】従来既知のシールパックのOリングを示し、その接触点及び力成分を表す図である。
図3】流体ラインクイックコネクタの一実施形態の断面図であり、アセンブリ内のその構成要素のいくつかを示す。
図4図3の流体ラインクイックコネクタとともに使用され得るスペーサ及びOリングの実施形態の部分断面図である。
図5図4のOリングのうちの1つを示し、その接触点及び力成分を表す図である。
図6図3の流体ラインクイックコネクタとともに使用され得るスペーサの実施形態の斜視図である。
図7図3の流体ラインクイックコネクタとともに使用され得るスペーサの実施形態の断面図である。
図8図7に示すものと同様のスペーサについて行われた試験の試験結果の表を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図面を参照すると、流体ラインクイックコネクタ(以下、クイックコネクタ)12とともに使用するためのスペーサ10の実施形態が示されている。既知のスペーサ部品とは異なり、スペーサ10は、その外側領域に1つ又は複数の角度付けられた表面を有するように設計及び構成される。角度付けられた表面は、クイックコネクタ12に差込口を挿入するとスペーサ10の挙動を変更するように機能し、特にスペーサ10と隣接するOリングとの間の接触点を再配置し、それらの間の力成分の方向を変更する。Oリングは、クイックコネクタ12の外側へ、内面に向かって付勢される。したがって、差込口が挿入されている最中であるとき、及び挿入時に差込口とクイックコネクタ12とが位置ずれしているときでも、クイックコネクタ12の内側のOリングの意図された位置が維持される。Oリングの望ましくない位置ずれ及び脱落は最小限に抑えられ、場合によっては完全に排除される。この説明は、電気自動車における冷却材流体ラインなどの自動車流体ラインの文脈においてスペーサ10及びクイックコネクタ12を提示するが、スペーサ10及びクイックコネクタ12はより広い用途を有し、航空機流体ライン、海洋流体ライン、農業流体ライン、並びに他の流体ラインでの使用に適している。さらに、特に明記しない限り、半径方向、軸方向、及び周方向という用語、並びにそれらの文法的変形は、図に示すようなスペーサ10の略円形の形状に対する方向を指す。
【0009】
クイックコネクタ12は、差込口14(図4)との容易な接続及び切断動作のためのクイック接続機能を有する。クイックコネクタ12は、他の潜在的な影響の中でも、設置されるより大きな用途、差込口14の設計及び構造、並びに確立される接続部及び継手の意図される属性に応じて、異なる実施形態において様々な設計及び構造を有することができる。例えば、図3に示すクイックコネクタ12は、直列形構成を有するが、他の実施形態ではエルボ及びL字形構成を有することができる。図3を参照すると、この実施形態では、クイックコネクタ12は、本体又はハウジング16と、第1の又は1次Oリング18と、第2の又は2次Oリング20と、リテーナ22と、スペーサ10とを含む。さらに、他の実施形態は、本明細書に記載されたものより多い、少ない、及び/又は異なる構成要素を含むことができる。ハウジング16は、プラスチック材料から構成され得る。主通路24は、第1の軸方向開放端26と第2の軸方向開放端28との間でハウジング16を貫通する。ハウジング16の壁30は、主通路24を画定する内面32を有する。提示される実施形態の主通路24は、その軸方向範囲に沿って複数の段部34を有し、それに沿って様々な区域を確立することができる。スペーサ10並びに第1及び第2のOリング18、20は、主通路24のOリング区域36に存在する。
【0010】
さらに図3を参照すると、第1のOリング18は、挿入時に差込口14との表面間界面及び内面32に対してシールを確立する。第1のOリング18は、Oリング区域36において主通路24内に着座して配置される。一方の軸方向側では、第1のOリング18は、段部34の一方に直接対向して当接することができる。その反対側の軸方向側では、第1のOリング18はスペーサ10に直接対向する。第1のOリング18は、この実施形態では第2の軸方向開放端28(挿入の方向は、図4において矢印Aで表されている)を介して生じる差込口14の挿入の方向に対するその位置に起因して底部Oリングとも呼ばれる。同様にして、第2のOリング20は、挿入時に差込口14との表面間界面及び内面32に対してシールを確立する。第2のOリング20は、Oリング区域36において主通路24内に着座して配置される。一方の軸方向側では、第2のOリング20はリテーナ22に直接対向し、その反対側の軸方向側では、第2のOリング20はスペーサ10に直接対向する。第1及び第2のOリング18、20は、スペーサ10の両側に配置され、スペーサ10を軸方向に挟む。スペーサ10は、組立て時に第1及び第2のOリング18、20の横に配置される。第1及び第2のOリング18、20は、スペーサ10とともに、差込口14の挿入及び嵌合を容易にし、クイックコネクタ12と差込口14との間の流体漏れに対するシールを確立する役割を果たすシールパックアセンブリ38を構成する。さらに、リテーナ22は、クイックコネクタ12内に差込口14を完全に挿入すると、差込口14を定位置に機械的に固定するのに役立つ。これに関して、差込口14は、リテーナ22と相互作用するその外周の周りに半径方向に突出するフランジを有することができる。
【0011】
従来のシールパックでは、差込口が関連するクイックコネクタに挿入されている最中に、隣接するOリングの位置ずれ及び脱落を引き起こすスペーサ部品が知られている。これが起こると、クイックコネクタへの差込口の適切な挿入が妨げられ、その結果、クイックコネクタは、製造又は組立て設備において無効であるとして廃棄され得る。特定の原因現象に限定されることを意図するものではないが、この問題は、部分的には、断面プロファイルにおけるスペーサ部品の形状及びスペーサ部品によってOリングに及ぼされる力成分に起因すると判定されている。図1及び図2は、この問題を実証するために提供される。スペーサ部200は、断面が正方形である。スペーサ部200は、その軸方向両側で1対のシール202、204によって挟まれ、スペーサ部200とシール202、204との間にはクリアランス206が存在する(クリアランス206は、図1において、説明のために幾分誇張されて示されている)。クリアランス206は、シール202、204に対するスペーサ部200のある程度の移動を提供する。したがって、スペーサ部200は、関連するクイックコネクタのハウジングの内面208に沿って摺動することができ、その軸Bの周りにわずかに回転することができる。差込口14がクイックコネクタに挿入されると、それはスペーサ部200に衝突し、スペーサ部200の摺動及び回転運動を促進する。次に、スペーサ部200は、差込口挿入方向Aの下流に位置しスペーサ部200の下流に位置するシール202に衝突する。図1は、この移動及び衝突を実証する。特に図2を参照すると、スペーサ部200の下側角部分210は、接触点212に近いシール202に衝突し、合力216の力成分214を生成する。力成分214は、シール202を方向Cに内面208から離れるように押すように働く。結果として、シール202は、ハウジングの主通路218の内側に誤って配置され、脱落する。図1のシール202の破線断面は、位置ずれ及び脱落の概略表示である。
【0012】
スペーサ10は、これらの欠点を解決するように設計及び構築されている。第1のOリング18は、差込口14をクイックコネクタ12に挿入するときに意図された位置に維持され、望ましくない位置ずれ及び脱落の問題を防止する。スペーサ10の正確な設計及び構造は、他の可能な要因の中でも、それが使用されるより大きな用途に応じて、異なる実施形態において変化し得る。一般に、スペーサ10は、一体の環状体を有し、典型的にはナイロン材料から構成される。図3図4図6、及び図7の実施形態では、スペーサ10は、スペーサ10の外周全体を構成する全部で6個の別個の外面を有する。6個の外面のうち、スペーサ10は、隣接する外面の間を移行する全部で6個の端縁を有する。多くの外面及び端縁は、従来既知のスペーサ部品とは異なるスペーサ10の全体形状を確立する。特に図7の断面プロファイルを参照すると、この実施形態では、スペーサ10は、スペーサ10の半径方向内側の領域に長方形のベース部分40を有し、スペーサ10の半径方向外側の領域に台形の作用部分42を有する。台形の作用部分42は、物理的に相互作用し、内面32及び第1のOリング18と係合するスペーサ本体の部分を構成する。例示を目的として、以下の方向矢印、すなわち、半径方向内側方向D、半径方向外側方向E、第1の軸方向外側方向F、及び第2の軸方向外側方向Gの方向矢印が図7に示されている。
【0013】
この実施形態では、スペーサ10の外面は、半径方向内側表面44と、第1の軸方向外側表面46と、第2の軸方向外側表面48と、第1の角度付けられた表面50と、第2の角度付けられた表面52と、半径方向外側表面54とを含む。これらの表面は、図7の断面プロファイルに示されている。半径方向内側表面44は、その全範囲にわたって略平坦であり、スペーサ10の軸方向中心線Hに略平行に配置される。半径方向内側表面44は、軸方向に延在する。第1の端縁56は、半径方向内側表面44の第1の終端を構成し、第2の端縁58は、半径方向内側表面44の第2の終端を構成する。半径方向内側表面44は、半径方向内側方向Dでスペーサ10の最も半径方向内側の表面を構成する。他方、第1の軸方向外側表面46は、半径方向内側表面44から広がり、そこから、2つの表面間に確立された直角で直交方向に垂れ下がる。第1の端縁56は、半径方向内側表面44と第1の軸方向外側表面46との間に隣接して位置する。第1の軸方向外側表面46は、その全範囲にわたって略平坦であり、軸方向中心線Hに略直交して配置される。第1の軸方向外側表面46は、半径方向に延在する。第1の端縁56は、第1の軸方向外側表面46の第1の終端を構成し、第3の端縁60は、第1の軸方向外側表面46の第2の終端を構成する。図6に示すように、第3の端縁60は、ある程度丸みのある広がりを有することができ、又は図7に示すようにより鋭くすることができる。第1の軸方向外側表面46は、第1の軸方向外側方向Fにおけるスペーサ10の最も軸方向外側の表面を構成する。
【0014】
第2の軸方向外側表面48は、第1の軸方向外側表面46と類似性を有する。それは、半径方向内側表面44から広がり、そこから、2つの表面間に確立された直角で直交方向に垂れ下がる。第1及び第2の軸方向外側表面46、48は、互いに平行であり、全体的に等距離にある。第2の端縁58は、半径方向内側表面44と第2の軸方向外側表面48との間に隣接して位置する。第2の軸方向外側表面48は、その全範囲にわたって略平坦であり、軸方向中心線Hに略直交して配置される。第2の軸方向外側表面48は、半径方向に延在する。第2の端縁58は、第2の軸方向外側表面48の第1の終端を構成し、第4の端縁62は、第2の軸方向外側表面48の第2の終端を構成する。第3の端縁60と同様に、図6に示す実施形態では、第4の端縁62は、ある程度丸みのある広がりを有することができ、又は図7に示すようにより鋭くすることができる。第2の軸方向外側表面48は、第2の軸方向外側方向Gにおけるスペーサ10の最も軸方向外側の表面を構成する。
【0015】
第1の角度付けられた表面50は第1の軸方向外側表面46から広がる。第1の角度付けられた表面50は、軸方向中心線Hに対して鋭角φで第1の軸方向外側表面46から垂れ下がる。鋭角φは、非ゼロであって、軸方向中心線Hに対して非直角(すなわち、90度(90°)ではない)である値を有する。鋭角φの正確な値は、異なる実施形態において変化し得る。特定の実施形態では、鋭角φは、約45度(45°)であることができ、約60度(60°)であることができ、又は約45°~60°の範囲の値であることができる。第3の端縁60は、第1の軸方向外側表面46と第1の角度付けられた表面50との間に隣接して位置する。第1の角度付けられた表面50は、図6及び図7に示すように、その全範囲にわたって略大部分が平面であり得る。第1の角度付けられた表面50は、軸方向及び半径方向の両方に対して角度を付けて延在する。第3の端縁60は、第1の角度付けられた表面50の第1の終端を構成し、第5の端縁64は、第1の角度付けられた表面50の第2の終端を構成する。第5の端縁64は、第1の軸方向外側表面46及び第3の端縁60に対して第2の軸方向外側方向Gの軸方向内側に位置して配置される。図6の実施形態では、第5の端縁64は、ある程度丸みのある広がりを有することができ、又は図7に示すようにより鋭くすることができる。
【0016】
引き続き図7を参照すると、従来既知のスペーサ部に対して、第1の角度付けられた表面50は、そうでなければ従来既知のスペーサ部200内のスペーサ構造体によって占められるであろうスペーサの外側領域に空白部66を確立する。しかし、スペーサ10の実施形態では、空白部66は空のままであり、スペーサ構造体を含まない。また、以下に説明するように、第1のOリング18の適切な位置決めを維持する所望の方法で差込口14を挿入する間にスペーサ10の挙動を変化させるのは、空白部の位置における構造体の除去及び不在であると考えられる。
【0017】
第2の角度付けられた表面52は第2の軸方向外側表面48から広がる。第2の角度付けられた表面52は、軸方向中心線Hに対して鋭角αで第2の軸方向外側表面48から垂れ下がる。鋭角αは、非ゼロであって、軸方向中心線Hに対して非直角(すなわち、90度(90°)ではない)である値を有する。鋭角αの正確な値は、異なる実施形態において変化し得る。特定の実施形態では、鋭角αは、約45度(45°)であることができ、約60度(60°)であることができ、又は約45°~60°の範囲の値であることができる。また、特定の実施形態では、鋭角αは、鋭角φに略等しくすることができる。第4の端縁62は、第2の軸方向外側表面48と第2の角度付けられた表面52との間に隣接して位置する。第2の角度付けられた表面52は、図6及び図7に示すように、その全範囲にわたって略大部分が平面であり得る。第2の角度付けられた表面52は、軸方向及び半径方向の両方に対して角度を付けて延在する。第4の端縁62は、第2の角度付けられた表面52の第1の終端を構成し、第6の端縁68は、第2の角度付けられた表面52の第2の終端を構成する。第6の端縁68は、第2の軸方向外側表面48及び第4の端縁62に対して第1の軸方向外側方向Fの軸方向内側に位置して配置される。図6の実施形態では、第6の端縁68は、ある程度丸みのある広がりを有することができ、又は図7に示すようにより鋭くすることができる。
【0018】
引き続き図7を参照すると、従来既知のスペーサ部に対して、第2の角度付けられた表面52は、そうでなければ従来既知のスペーサ部200内のスペーサ構造体によって占められるであろうスペーサの外側領域に空白部70を確立する。しかし、スペーサ10の実施形態では、空白部70は空のままであり、スペーサ構造体を含まない。また、以下に説明するように、第1のOリング18の適切な位置決めを維持する所望の方法で差込口14を挿入する間にスペーサ10の挙動を変化させるのは、空白部の位置における構造体の除去及び不在であると考えられる。
【0019】
半径方向外側表面54は、第1及び第2の角度付けられた表面50、52の間に広がる。半径方向外側表面54は半径方向内側表面44に平行である。第5の端縁64は、半径方向外側表面54と第1の角度付けられた表面50との間に隣接して位置する。同様に、第6の端縁68は、半径方向外側表面54と第2の角度付けられた表面52との間に隣接して位置する。半径方向外側表面54は、図7の実施形態に示すように、その全範囲にわたって略平面であってもよく、又は図6に示すように、その全範囲の一部又はそれ以上にわたってわずかで緩やかな円弧を有してもよい。半径方向外側表面54は、軸方向中心線Hに略平行に配置される。半径方向外側表面54は、軸方向に延在する。第5の端縁64は、半径方向外側表面54の第1の終端を構成し、第6の端縁68は、半径方向外側表面54の第2の終端を構成する。最後に、半径方向外側表面54は、半径方向外側方向Eでスペーサ10の最も半径方向外側の表面を構成する。
【0020】
シールパックアセンブリ38での用途に使用される場合、スペーサ10は、差込口14をクイックコネクタ12に挿入するときに第1のOリング18の意図された適切な位置を維持するのに役立つ。図4及び図5は、その使用を実証するために提供される。スペーサ10並びに第1及び第2のOリング18、20の間にはわずかなクリアランス72が存在し、Oリング18、20に対するスペーサ10のある程度の移動を可能にする。差込口14がクイックコネクタ12に挿入されると、差込口14はスペーサ10に衝突し、スペーサ10を内面32に沿ってわずかに摺動させ、スペーサ10をその軸の周りにわずかに回転させる。次に、スペーサ10は、第1のOリング18に衝突する。図4は、差込口14の挿入後のシールパックアセンブリ38の構成要素を示す。第5の端縁64は、第5の端縁の範囲の一部にわたって内面32と縁-面の当接を行うことができる。したがって、それらの間に第1の接触点74が確立される。同様にして、第6の端縁68は、第6の端縁の範囲の一部にわたって内面32と縁-面の当接を行うことができる。したがって、それらの間に第2の接触点76が確立される。スペーサ10と第1のOリング18との界面及び相互作用において、特に図5を参照すると、スペーサ10は、第1のOリング18と直接じかに衝突することができる。第3の端縁60は、第1のOリング18と縁-面の当接を行うことができる。したがって、それらの間に第3の接触点78が確立される。従来のスペーサ部200の接触点212と比較して、第3の接触点78は、第1のOリング18自体よりも半径方向内側の位置に配置される(ここでは第1のOリングの環状形状に対して半径方向が使用される)。言い換えると、スペーサ10は、第1のOリング18の外周Jよりも内周Iに近い点で第1のOリング18に当接する。第3の収縮点78は、従来のスペーサ部200のそれに対して再配置される。少なくとも部分的にこの再配置に起因して、第1のOリング18に及ぼされる合力82の力成分80が方向を変えたと考えられる。スペーサ10の使用から生じる力成分80は、ここでは一般方向Kにある。方向Kは、主通路24の外側であって、内面32に向かう方向である。したがって、スペーサ10及び力成分80は、第1のOリング18を内面32に向けて付勢し押圧するように働く。
【0021】
さらに、第1のOリング18の位置決めに対するスペーサ10の影響に関するスペーサの性能及び有効性を評価するために試験を行った。試験手順は、図3のシールパックアセンブリ38と同様のシールパックアセンブリを有し、上述の角度付けられた表面を有するスペーサを有するクイックコネクタに対して実行された。角度付けられた表面における関連する鋭角は、約45°及び60°であった。関連するクイックコネクタは、その主通路の直径が3/8インチ(3/8’’)であり、直列形構成を有していた。試験手順は、製造及び組立て設備で行われる差込口を有するクイックコネクタの組立て及び設置を再現することを意図しており、これは組立て者によって手作業で実行される。ここで、クイックコネクタ及び差込口の軸は、ずれている可能性があり、言い換えれば、クイックコネクタ及び差込口は、互いに対して軸外角度で一緒にされる可能性があり、差込口は、コネクタの主通路の中心軸と位置合わせされていない。差込口を試験台上の定位置に固定し、クイックコネクタを差込口に持ってきて手作業で挿入した。クイックコネクタ及び差込口の軸は、互いに対して30°及び10°ずれていた。位置ずれは、右方向(東、E)、左方向(西、W)、上方向(北、N)、下方向(南、S)の4方向に設定された。各挿入後、クイックコネクタを差込口から取り外し、Oリングの位置が試験者によって目視で観察された。所定の位置から外れてコネクタの主通路を塞いでいることが観察された場合、そのような状態は故障を構成した。一方、クイックコネクタは、試験手順中にOリングが意図された位置に留まった場合、試験に合格した。
【0022】
図8は、そのような試験手順の試験結果の1対の表を示す。影付きのボックスは、クイックコネクタが試験に合格したことを示す。図8の上側の表は、角度付けられた表面及び60°の鋭角を有するスペーサ(「60°アングルスペーサ」)を有するクイックコネクタに関連したものである。試験手順に供した合計10個のクイックコネクタ試験片があった(「Pc1、Pc2、Pc3...Pc10」)。試験したクイックコネクタを、固定差込口で30°及び10°の位置ずれ角度、並びに4つの位置ずれ方向(「E、W、N、S」)で挿入した。各挿入は、特定の位置ずれ方向(「E:1、2、3、4、5...W:6、7、8、9、10」)に5回実行した。同様に、図8の下側の表は、角度付けられた表面及び45°の鋭角を有するスペーサ(「45°アングルスペーサ」)を有するクイックコネクタに関連したものである。すべての試験されたクイックコネクタ及びスペーサは、これらの試験手順に合格した。
【0023】
さらに、スペーサ10は、図に具体的に示されていない他の設計及び構造を有することができる。いくつかの例を挙げると、スペーサ10は単一の角度付けられた表面を有することができ、及び/又は半径方向内側表面44自体が複数の表面を含むことができる。
【0024】
前述の説明は、本発明の定義ではなく、本発明の1つ又は複数の好ましい例示的な実施形態の説明であることを理解されたい。本発明は、本明細書に開示された特定の実施形態に限定されず、むしろ、以下の特許請求の範囲によってのみ定義される。さらに、前述の説明に含まれる記述は、特定の実施形態に関連し、用語又は句が上記で明確に定義されている場合を除いて、本発明の範囲又は特許請求の範囲で使用される用語の定義に対する限定として解釈されるべきではない。様々な他の実施形態並びに開示された実施形態に対する様々な変更及び修正は、当業者には明らかになるであろう。そのような他のすべての実施形態、変更、及び修正は、添付の特許請求の範囲内に入ることが意図されている。
【0025】
本明細書及び特許請求の範囲で使用される場合、用語「例えば(for example)」、「例えば(for instance)」、及び「など(such as)」、並びに動詞「備える(comprising)」、「有する(having)」、「含む(including)」、及びそれらの他の動詞形は、1つ又は複数の構成要素又は他の項目の列挙と組み合わせて使用される場合、それぞれオープンエンドとして解釈されるべきであり、列挙が他の追加の構成要素又は項目を除外すると見なされるべきではないことを意味する。他の用語は、異なる解釈を必要とする文脈で使用されない限り、それらの最も広い合理的な意味を使用して解釈されるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【国際調査報告】