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特表2023-532404エッジデータネットワークおよび5Gネットワークにおけるサービス機能チェイニングサービス
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-07-28
(54)【発明の名称】エッジデータネットワークおよび5Gネットワークにおけるサービス機能チェイニングサービス
(51)【国際特許分類】
   H04L 41/0803 20220101AFI20230721BHJP
   H04W 28/00 20090101ALI20230721BHJP
   H04L 41/50 20220101ALI20230721BHJP
   H04L 45/00 20220101ALI20230721BHJP
【FI】
H04L41/0803
H04W28/00
H04L41/50
H04L45/00
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022572496
(86)(22)【出願日】2021-06-29
(85)【翻訳文提出日】2022-11-25
(86)【国際出願番号】 US2021039617
(87)【国際公開番号】W WO2022006109
(87)【国際公開日】2022-01-06
(31)【優先権主張番号】63/045,761
(32)【優先日】2020-06-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/052,187
(32)【優先日】2020-07-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】593096712
【氏名又は名称】インテル コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】リァオ,チン‐ユ
(72)【発明者】
【氏名】ヤオ,イジ
(72)【発明者】
【氏名】ジェイン,プニート
(72)【発明者】
【氏名】チョウ,ジョーイ
【テーマコード(参考)】
5K030
5K067
【Fターム(参考)】
5K030GA11
5K030HC13
5K030JA11
5K030KA05
5K067AA21
5K067EE16
(57)【要約】
本明細書の様々な実施形態は、ワイヤレスセルラーネットワークおよび/またはエッジデータネットワークにおけるサービス機能チェイニング(SFC)のための技法を提供する。いくつかの実施形態では、サービス機能パス(SFP)は、ワイヤレスセルラーネットワークとエッジデータネットワークの両方にわたって構成される。他の実施形態では、SFPは、エッジデータネットワークにおいて構成される。他の実施形態が説明され、特許請求されてもよい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
命令を記憶した1つまたは複数の非一時的コンピュータ可読媒体(NTCRM)であって、前記命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、ワイヤレスセルラーネットワークの装置に、
サービス機能チェイニング(SFC)のための1つまたは複数の順序付けられたサービス機能を指定するサービス機能パス(SFP)のための構成情報を受信することと、
前記ワイヤレスセルラーネットワークおよびエッジデータネットワークにわたって前記SFPを介して前記1つまたは複数の順序付けられたサービス機能を提供するために、前記エッジデータネットワークにおけるSFC機能と協調するように、前記構成情報に基づいて前記SFPを構成することと
を行わせる、1つまたは複数のNTCRM。
【請求項2】
前記構成情報は、前記ワイヤレスセルラーネットワークの運用、管理、保守(OAM)エンティティまたはネットワーク機能リポジトリ機能(NRF)から受信される、請求項1に記載の1つまたは複数のNTCRM。
【請求項3】
前記構成情報は、前記ワイヤレスセルラーネットワークにおけるSFCサービスのためのサービスレベル合意(SLA)に基づく1つまたは複数のSFCパラメータを含む、請求項1または2に記載の1つまたは複数のNTCRM。
【請求項4】
前記構成情報は、エッジアプリケーションサーバ(EAS)から受信され、前記ワイヤレスセルラーネットワークによって提供されるべき前記1つまたは複数の順序付けられたサービス機能および関連パラメータを示す、請求項1から3のいずれか一項に記載の1つまたは複数のNTCRM。
【請求項5】
前記SFPを構成することは、前記1つまたは複数の順序付けられたサービス機能を提供するように1つまたは複数のSFCユーザプレーン機能(SFCF-U)を構成することを含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の1つまたは複数のNTCRM。
【請求項6】
前記構成情報は、前記1つまたは複数の順序付けられたサービス機能のうちの1つまたは複数をサポートする1つまたは複数のSFCF-Uインスタンスの指示を含む、請求項5に記載の1つまたは複数のNTCRM。
【請求項7】
前記命令は、実行されると、さらに、前記装置に、前記1つまたは複数のSFCF-Uインスタンスに関連付けられた前記構成情報に対する要求を送信させ、前記要求は、前記1つまたは複数の順序付けられたサービス機能を識別する、請求項6に記載の1つまたは複数のNTCRM。
【請求項8】
前記構成情報は、前記それぞれの1つまたは複数のSFCF-Uインスタンスに関連付けられたSFCアプリケーションIDまたはSFCサービスIDのうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項6または7に記載の1つまたは複数のNTCRM。
【請求項9】
前記装置は、SFC制御プレーン機能(SFCF-C)を実装する、請求項1から8のいずれか一項に記載の1つまたは複数のNTCRM。
【請求項10】
命令を記憶した1つまたは複数の非一時的コンピュータ可読媒体(NTCRM)であって、前記命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、運用、管理、保守(OAM)エンティティに、
サービス機能チェイニング(SFC)制御プレーン機能(SFCF-C)から、サービス機能パスに関連付けられた1つまたは複数のサービス順序機能をサポートする1つまたは複数のSFCユーザプレーン機能(SFCF-U)インスタンスに関連付けられた情報に対する要求を受信することと、
前記1つまたは複数のSFCF-Uインスタンスに関連付けられた前記情報を前記SFCF-Cに送信することと
を行わせる、1つまたは複数のNTCRM。
【請求項11】
前記命令は、実行されると、さらに、前記OAMエンティティに、
前記1つまたは複数の順序付けられたサービス機能のうちの第1のサービス機能をサポートするSFCF-Uインスタンスが利用可能でないと決定することと、
前記決定に基づいて、前記第1のサービス機能をサポートするように新しいSFCF-Uインスタンスを構成することと
を行わせる、請求項10に記載の1つまたは複数のNTCRM。
【請求項12】
前記命令は、実行されると、さらに、前記OAMエンティティに、前記新しいSFCF-Uインスタンスをネットワーク機能リポジトリ機能(NRF)に登録させる、請求項10または11に記載の1つまたは複数のNTCRM。
【請求項13】
前記新しいSFCF-Uインスタンスを前記NRFに登録することは、前記SFCF-Uインスタンスに関連付けられたアプリケーションIDおよびSFCサービスIDのうちの少なくとも1つに関する情報を提供することを含む、請求項12に記載の1つまたは複数のNTCRM。
【請求項14】
前記サービス機能パスは、ワイヤレスセルラーネットワークによって提供されるべき前記1つまたは複数の順序付けられたサービス機能と、エッジデータネットワークによって提供されるべき1つまたは複数の他の順序付けられたサービス機能とを含む、請求項10から13のいずれか一項に記載の1つまたは複数のNTCRM。
【請求項15】
エッジデータネットワークの装置であって、
ワイヤレスセルラーネットワークからサービス機能チェイニング(SFC)トラフィックを受信し、サービス機能パス(SFP)を介して前記SFCトラフィックを1つまたは複数の順序付けられたサービス機能にルーティングするトラフィッククラシファイアと、
前記SFPから前記SFPトラフィックを受信し、前記SFPトラフィックをエッジアプリケーションサーバまたはエッジイネーブラサーバに提供するトラフィックデクラシファイアと
を備える装置。
【請求項16】
前記トラフィッククラシファイアはさらに、SFCポリシー情報を受信し、前記SFCトラフィックは、前記SFCポリシー情報に基づいて前記SFCトラフィックをルーティングする前記SFPを識別する、請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記SFCポリシー情報は、前記ワイヤレスセルラーネットワークの前記エッジアプリケーションサーバ、前記エッジイネーブラサーバ、または運用、管理、保守(OAM)エンティティから受信される、請求項16に記載の装置。
【請求項18】
前記SFCトラフィックは、N6インターフェース上で受信され、前記SFPトラフィックは、EDGE-XまたはEDGE-Yインターフェースを介して提供される、請求項15から17のいずれか一項に記載の装置。
【請求項19】
前記トラフィックデクラシファイアは、複数のSFPからのSFPトラフィックを組み合わせ、前記組み合わされたSFPトラフィックを前記エッジアプリケーションサーバまたは前記エッジイネーブラサーバに提供する、請求項15から18のいずれか一項に記載の装置。
【請求項20】
前記1つまたは複数のサービス機能は、ネットワークアドレス変換(NAT)、インターネットプロトコル(IP)トンネルエンドポイント、パケットクラシファイア、ディープパケットインスペクション(DPI)、合法的インスペクション(LI)、伝送制御プロトコル(TCP)プロキシ、負荷バランサ、ファイアウォール機能、トランスコーダ、ビデオオプティマイザ、ユニフォームリソースロケータ(URL)フィルタ、またはアプリケーション検出および制御(ADC)のうちの1つまたは複数を含む、請求項15から19のいずれか一項に記載の装置。
【請求項21】
前記トラフィッククラシファイアは、前記SFCトラフィックに関連付けられたSFCサービスのためのSFCパラメータを受信し、前記SFCパラメータは、SFCサービスID、1つまたは複数のサービス機能および関連するサービス機能パラメータを含むSFC構成、またはSFPインデックスおよび関連する順序付けられたサービス機能を含むSFP構成のうちの1つまたは複数を含み、前記トラフィッククラシファイアは、前記SFCパラメータにさらに基づいて前記SFCトラフィックをルーティングする、請求項15から19のいずれか一項に記載の装置。
【請求項22】
前記SFCパラメータは、前記SFCサービスのための1つまたは複数の有効性パラメータをさらに含み、前記1つまたは複数の有効性パラメータは、持続時間、スケジュールされた時間期間、1つまたは複数のアプリケーションID、パケットデータユニットセッションタイプもしくは他の関連するPDUセッションパラメータ、またはスライス差別化要因のうちの1つまたは複数を含む、請求項21に記載の装置。
【請求項23】
前記SFCトラフィックは、ユーザ機器(UE)アドレス、アプリケーションID、メディアタイプ、またはトラフィック優先度のうちの1つまたは複数を含む、請求項15から22のいずれか一項に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本出願は、2020年6月29日に出願された米国仮特許出願第63/045,761号および2020年7月15日に出願された米国仮特許出願第63/052,187号の優先権を主張する。
【0002】
[技術分野]
様々な実施形態は、一般に、ワイヤレス通信の分野に関し得る。
【背景技術】
【0003】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))リリース13では、3GPPテクニカルレポート(TR)22.808 v14.1.0(2015-12-17)(本明細書では「TR22.808」または[1]と呼ばれる)においてFlexible Mobile Service Steering(FS_FMSS)に関する検討がなされた。この検討では、(S)Giインターフェースを超えたサービス機能チェイニングの使用に言及する使用事例が多数存在した。しかしながら、規範的な段階では、3GPP技術規格(TS)22.101 v17.1.0(2019-12-20)(本明細書では「TS22.101」または[2]と呼ばれる)における唯一のサービス要件は、(S)Gi-ローカルエリアネットワーク(LAN)が3GPPスコープ外であると仮定して、(S)Giインターフェース上のトラフィックステアリングに関するものであった。5GコンテキストにおけるN6-LANにも同じ仮定が適用される。
【図面の簡単な説明】
【0004】
図1】SGi_LANでのサービス機能チェーン(SFC)における異なるサービス機能パス(SFP)が異なるユーザに適用されることを示す。
図2】SGi-LANで使用される異なるSFCを示す。
図3】5Gシステムのためのポリシーおよび課金制御フレームワークの参照アーキテクチャのサービスベースの表現を示す。
図4】5Gシステムのためのポリシーおよび課金制御フレームワークの参照アーキテクチャの基準点表現を示す。
図5】UEアドレスによって識別されないセッションのためのトラフィックルーティングに影響を与えるためのAF要求の処理を示す。
図6】エッジアプリケーションを可能にするためのアプリケーションアーキテクチャを示す。
図7】様々な実施形態による、エッジデータネットワーク内にSFCネットワークを含む参照アーキテクチャを示す。
図8】様々な実施形態による、エッジデータネットワークおよび/または5GネットワークにおけるSFCイネーブラの例を示す。
図9】1つまたは複数のサービス機能パス(SFP)を有するエッジデータネットワークのSFCネットワークの例を描写する。
図10】様々な実施形態による、SFCネットワークを介してSFCサービスを可能にし、5Gネットワークによって提供されるSFCサービスを使用するエッジデータネットワークのアプリケーションアーキテクチャを示す。
図11】様々な実施形態による、5GネットワークにおけるSFCイネーブラを有する対応するサービスベースのアーキテクチャを示す。
図12】様々な実施形態による、エッジデータネットワークおよび5GネットワークにおけるSFCサービスの調整の例を示す。
図13】様々な実施形態による、エッジデータネットワークにおけるSFCサービスと5GネットワークにおけるSFCサービスとの間のSFC構成調整のための例示的なプロシージャを示す。
図14】様々な実施形態による、必要とされるSFCパラメータプロシージャを用いてAFセッションを設定するための例示的なプロシージャを示す。
図15A】様々な実施形態による、修正/更新されたNnef_ParameterProvision_update要求/応答プロシージャの例を示す。
図15B】様々な実施形態による、修正/更新されたNnef_ParameterProvision_update要求/応答プロシージャの例を示す。
図16】様々な実施形態による、例示的なサービス固有情報プロビジョニングプロシージャを示す。
図17】様々な実施形態による、透過的なUEポリシー配信プロシージャのための例示的なUE構成更新プロシージャを示す。
図18】様々な実施形態による、UEアドレスによって識別されないセッションのためのトラフィックルーティングに影響を与えるためのAF要求を処理するための例示的なプロシージャを示す。
図19】様々な実施形態によるプロシージャを示す。
図20】様々な実施形態による、エッジデータネットワーク内にSFCネットワークを含む参照アーキテクチャを示す。
図21】様々な実施形態による、SFCネットワークを介してSFCサービスを可能にするエッジデータネットワークのアプリケーションアーキテクチャをさらに示す。
図22】様々な実施形態による、トラフィックルーティングに干渉するためのSFC構成およびAF要求のメッセージフローを含む例示的なプロシージャを示す。
図23】様々な実施形態による、トラフィックルーティングに干渉するためのSFC構成およびAF要求のメッセージフローを含む別の例示的なプロシージャを示す。
図24】様々な実施形態によるネットワークを示す。
図25】様々な実施形態によるワイヤレスネットワークを概略的に示す。
図26】機械可読またはコンピュータ可読媒体(例えば、非一時的機械可読記憶媒体)から命令を読み取り、本明細書で議論される方法論のうちのいずれか1つまたは複数を行うことが可能な、いくつかの例示的な実施形態による、構成要素を示すブロック図である。
図27】本明細書で議論される様々な実施形態を実践するための例示的なプロシージャを示す。
図28】本明細書で議論される様々な実施形態を実践するための例示的なプロシージャを示す。
【発明を実施するための形態】
【0005】
以下の詳細な説明は、添付の図面を参照する。同じまたは同様の要素を識別するために異なる図面において同じ参照番号を使用し得る。以下の説明では、限定ではなく説明を目的として、様々な実施形態の様々な態様の完全な理解を与えるために、特定の構造、アーキテクチャ、インターフェース、技法などの具体的な詳細が記載される。しかしながら、様々な実施形態の様々な態様が、これらの具体的な詳細から逸脱する他の例において実践され得ることは、本開示の利益を有する当業者には明らかであろう。特定の事例では、不要な詳細で様々な実施形態の説明を不明瞭にしないように、周知のデバイス、回路、および方法の説明は省略される。本文書の目的のために、「AまたはB」および「A/B」という表現は、(A)、(B)、または(AおよびB)を意味する。
【0006】
上述したように、TR22.808[1]では、フレキシブルモバイルサービスステアリングの一部としてFlexible Mobile Service Steeringに関して検討がなされた。この検討では、(S)Giインターフェースを超えたサービス機能チェイニングの使用に言及する使用事例が多数存在した。しかしながら、規範的な段階では、3GPP技術規格(TS)22.101 v17.1.0(2019-12-20)(本明細書では「TS22.101」または[2]と呼ばれる)における唯一のサービス要件は、(S)Gi-LANが3GPPスコープ外であると仮定して、(S)Giインターフェース上のトラフィックステアリングに関するものであった。5GコンテキストにおけるN6-LANにも同じ仮定が適用される。例えば、図1は、SGi_LANでのサービス機能チェーン(SFC)における異なるサービス機能パス(SFP)が異なるユーザに適用されることを示す。追加的に、図2は、異なるSFCがSGi-LANで使用されることを示す。
【0007】
3GPPスコープ外のN6-LANを考慮することによって、N6-LAN内のサービス機能チェイニングは、5GSとは異なる別のシステムによって制御されると仮定する。しかしながら、N6-LAN内の個々のサービス機能を5Gアーキテクチャからこのように分離すると、5Gネットワークでは多くの側面で課題が生じる。
- 第1に、5GネットワークとN6-LANの間のサービス機能チェイニングの統合されたネットワーク管理およびオーケストレーションが欠如することで、同じネットワークオペレータのモバイルネットワーク内であっても相互運用性の問題が生じる可能性があり、所望のサービス機能でE2Eサービスをルーティングするためのサービス機能パス設定が調整されず非効率的になる。
- 第2に、SFが連鎖され、あらゆるホップにおける遅延に寄与する、オペレータおよびサードパーティによって提供されるN6-LAN内のサービス機能が制御できなくなると、例えば、対話型AR/VRゲーム、UAVのリモート制御、オーディオビジュアルサービス制作、産業オートメーション、重要な医療用途、自動運転車両など、超高信頼性低レイテンシをターゲットとするいくつかのサービスに対するレイテンシ要件の達成が困難になる。
- 第3に、サービス継続性を考慮するとき、例えば、HPLMNおよびVPLMNの間、またはPLMNおよびNPNネットワークの間のローミングシナリオでは、ユーザの観点から、サービス体験が損なわれ得る。
- 第4に、5Gでは多用途のバーティカルサービスのサポートに対する需要が増加しており、これは、異なるネットワークおよびサービス展開シナリオにおいてN6-LAN内のサービス機能をサポートし、サービスに必要なKPIを満たす上での課題をもたらす。
- 第5に、5Gネットワークでは、FMSS/eFMSSでは考慮されないいくつかの高度な機能、例えば、ネットワークスライシング、ネットワーク機能仮想、およびエッジコンピューティングなどが存在する。
【0008】
上述の課題に取り組むためのソリューションは、5GSにおいてサービス機能チェイニングサービスを可能にすることを含み、これは、サービス機能チェイニングのより厳密な制御を提供する。本開示は、エッジデータネットワーク(DN)および/または5GネットワークにおいてSFCネットワークを可能にするためのソリューションを提供する。
【0009】
例えば、本開示は、SFCパス内のSFがエッジデータネットワークと5Gネットワークの両方にまたがるシナリオのための実施形態を提供する。これらの実施形態には以下が含まれる:
- 実施形態1:エッジデータネットワークおよび5Gネットワークの両方のSFCイネーブラ。
- 実施形態2:SFCネットワーク構成のためのSFCパラメータ。
- 実施形態3:エッジデータネットワークと5Gネットワークとの間のSFCサービス調整。
- 実施形態4:運用、管理、保守(OAM)エンティティが、SFCF-UインスタンスのSFCF-U構成情報を提供する。
- 実施形態5:3GPP管理プレーンにおけるSFC構成。
- 実施形態6:SFCF-Cが、エッジデータネットワーク内のSFCネットワークと協調するようにSFPを構成する。
【0010】
追加的に、本開示は、エッジデータネットワークにおいてSFCサービスを可能にするための実施形態を提供する。これらの実施形態には以下が含まれる:
- 実施形態7:エッジデータネットワークでSFCネットワークサポートを可能にする。
- 実施形態8:エッジデータネットワーク内のSFCネットワークのサポートを有するアプリケーションアーキテクチャ
- 実施形態9:SFCネットワーク構成のためのSFCパラメータ
- 実施形態10:アプリケーションサーバプロバイダ(ASP)がSFCサービスを提供する
- 実施形態11:エッジコンピューティングサービスプロバイダ(ECSP)が、エッジデータネットワークにおいてSFCサービスを提供する
- 実施形態12:3GPP管理プレーンにおけるSFC構成
- 実施形態13:5GS(DPI能力を有する)におけるEASトリガAF推論トラフィックルーティング
【0011】
本明細書の様々な実施形態の態様は、組み合わせてまたは別々に使用され得る。本明細書の実施形態は、以前のおよび既存のソリューションによって提示される課題/問題を解決する。いくつかの実装形態では、本実施形態は、これらの課題を利益に変える。また、エッジデータネットワークにSFCサービスを導入することで、3GPP管理プレーンにおける統合されたオーケストレーションおよび管理のサポートが可能になる。
【0012】
図3および図4(TS23.503の図5.2.1-1および5.2.1-1aに対応する)は、5Gシステムにおけるポリシーおよび課金フレームワークのための全体的なアーキテクチャを、サービスベースの表現および基準点表現の両方で示す。5GSのためのポリシーおよび課金制御フレームワークの参照アーキテクチャは、ポリシー制御機能(PCF)、セッション管理機能(SMF)、ユーザプレーン機能(UPF)、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)、ネットワークエクスポージャ機能(NEF)、ネットワークデータ分析機能(NWDAF)、課金機能(CHF)、アプリケーション機能(AF)、および統合データリポジトリ(UDR)を含む。図3は、サービスベースの表現を示し、図4は、5Gシステムのためのポリシーおよび課金制御フレームワークの参照アーキテクチャの基準点表現を示す。
【0013】
N4基準点は、5Gポリシーフレームワークアーキテクチャの一部ではないが、完全性のために図に示されている(例えば、N4基準点の定義については、3GPP TS23.501 v16.4.0(2020-03-27)(「TS23.501」または[4])を参照)。PCF/NEFがポリシーサブスクリプションデータまたはアプリケーションデータに関する情報をどのように記憶し/取り出すかは、TS23.501に規定されている。SMFによって消費されるオンラインおよびオフライン課金のためのNchfサービスは、TS32.240 v16.1.0(2019-12)(「TS32.240」または[8])に規定されている。PCFによって消費される支出制限制御(Spending Limit Control)のためのNchfサービスは、TS23.502 v16.4.0(2020-03-27)(「TS23.502」または[5])に規定されている。
【0014】
TS23.502[5]の4.3.6節によれば、AFは、TS23.501[4]の5.6.7節に記載されているようにトラフィックルーティングに影響を与える。AFは、PDUセッションのユーザプレーントラフィックのためのSMFルーティング決定に影響を与えるための要求を送信し得る。AF要求は、UPF(再)選択に影響を与え、データネットワークへのローカルアクセス(DNAIによって識別される)にユーザトラフィックをルーティングすることを可能にし得る。AFはまた、その要求において、SMFイベントへのサブスクリプションを提供し得る。図5(TS23.502の図4.3.6.2-1に対応する)は、UEアドレスによって識別されないセッションのためのトラフィックルーティングに影響を与えるためのAF要求の処理を示す。
【0015】
図6は、エッジアプリケーションを可能にするためのアプリケーションアーキテクチャを示す。エッジデータネットワークは、ローカルのデータネットワークである。エッジアプリケーションサーバ(複数可)およびエッジイネーブラサーバは、EDN内に含まれる。エッジ構成サーバは、EESをホストするエッジデータネットワークの詳細を含む、EESに関する構成を提供する。UEは、アプリケーションクライアント(複数可)およびエッジイネーブラクライアントを含む。エッジアプリケーションサーバ(複数可)、エッジイネーブラサーバ、およびエッジ構成サーバは、3GPPコアネットワークと対話し得る。
【0016】
エッジイネーブラサーバとエッジイネーブラクライアントとの間の、エッジコンピューティングを可能にすることに関する対話は、EDGE-1基準点によってサポートされる。EDGE-1基準点は、エッジイネーブラサーバへのエッジイネーブラクライアントの登録および登録解除と、UEのための構成情報の取出しおよびプロビジョニングと、エッジデータネットワークにおいて利用可能なエッジアプリケーションサーバの発見とをサポートする。
【0017】
エッジイネーブラサーバと3GPPネットワークとの間のエッジイネーブラレイヤに関する対話は、EDGE-2基準点によってサポートされる。EDGE-2基準点は、例えば、3GPP TS23.501[4]、TS23.502[5]、TS29.522[9]、TS29.122[10]に規定されているようなSCEFおよびNEF APIを介して、ならびに、5GCにおいて信頼できるAFとして機能するEESにより、ネットワーク能力情報を取り出すための3GPPネットワーク機能およびAPIへのアクセスをサポートする(TS23.501[4]の5.13節を参照)。EDGE-2基準点は、異なる展開モデルを考慮して、SA2定義の3GPP基準点、N33、またはEPSもしくは5GSのインターフェースを再利用する。
【0018】
エッジイネーブラサーバとエッジアプリケーションサーバとの間のエッジイネーブラレイヤに関する対話は、EDGE-3基準点によってサポートされる。EDGE-3基準点は、可用性情報(例えば、時間制約、ロケーション制約)を伴うエッジアプリケーションサーバの登録と、エッジイネーブラサーバからのエッジアプリケーションサーバの登録解除と、ネットワーク能力情報(例えば、ロケーション情報)へのアクセスの提供をサポートする。以下のカーディナリティルールがEDGE-3(EASとEESとの間)に適用される:a)1つのEASは1つのEESのみと通信し得る;b)1つのEESは1つまたは複数のEASと同時に通信し得る。
【0019】
エッジデータネットワーク構成サーバとエッジイネーブラクライアントとの間のエッジイネーブラレイヤに関する対話は、EDGE-4基準点によってサポートされる。EDGE-4基準点は、UE内のエッジイネーブラクライアントへのエッジデータネットワーク構成情報のプロビジョニングをサポートする。
【0020】
UE内でのアプリケーションクライアント(複数可)とエッジイネーブラクライアントとの間の対話は、EDGE-5基準点によってサポートされる。EDGE-5基準点は、アプリケーションクライアントが接続することを要求するエッジアプリケーションサーバについての情報を取得すること;アプリケーションクライアントが異なるエッジアプリケーションサーバに再接続する必要があるときなど、アプリケーションクライアントとそれらの対応するエッジアプリケーションサーバとの間の接続に関するイベントについての通知;接続するのに適切なエッジアプリケーションサーバインスタンスの識別などの様々なタスクに使用されるアプリケーションクライアント情報(そのプロファイルなど)を提供すること;および、エッジアプリケーションサーバについての情報を要求する際のフィルタとして所望のエッジアプリケーションサーバのアイデンティティを使用できるように、そのアイデンティティをエッジイネーブラクライアントに提供すること、をサポートする。
【0021】
エッジデータネットワーク構成サーバとエッジイネーブラサーバとの間のエッジイネーブラレイヤに関する対話は、EDGE-6基準点によってサポートされる。EDGE-6基準点は、エッジイネーブラネットワーク構成サーバへのエッジイネーブラサーバ情報の登録をサポートする。
【0022】
エッジイネーブラサーバと3GPPネットワークとの間のエッジイネーブラレイヤに関する対話は、EDGE-2(またはEDGE-7)基準点によってサポートされる。EDGE-7基準点は、例えば、3GPP TS23.501[4]、TS23.502[5]、TS29.522[9]、TS29.122[10]に規定されているようなSCEFおよびNEF APIを介して、ならびに、5GCにおいて信頼できるAFとして機能するEASにより、ネットワーク能力情報を取り出すための3GPPネットワーク機能およびAPIへのアクセスをサポートする(TS23.501[4]の5.13節を参照)。EDGE-7基準点は、異なる展開モデルを考慮して、SA2定義の3GPP基準点、N6、またはEPSもしくは5GSのインターフェースを再利用する。
【0023】
エッジデータネットワーク構成サーバと3GPPネットワークとの間の対話は、EDGE-8基準点によってサポートされる。EDGE-8基準点は、ネットワークエクスポージャーサービスを利用する3GPPネットワークへのエッジデータネットワーク構成プロビジョニングをサポートする。
【0024】
EDGE-9基準点は、2つのエッジイネーブラサーバ間の対話を可能にする。EDGE-9基準点は、異なるEDN内(TS23.758の図6.4.10-1)および同じEDN内(TS23.758の図6.4.10-2)でEES間に提供され得る。
【0025】
エッジイネーブラサーバ(EES)は、エッジアプリケーションサーバおよびエッジイネーブラクライアントに必要なサポート機能を提供する。エッジイネーブラサーバの機能性は、a)エッジアプリケーションサーバとのアプリケーションデータトラフィックの交換を可能にする、エッジイネーブラクライアントへの構成情報のプロビジョニング、b)[11]に規定されているようなAPIインボーカおよびAPI公開機能の機能性のサポート、c)直接(例えば、PCFを介して)または間接的(例えば、SCEF/NEF/SCEF+NEFを介して)にネットワーク機能の能力にアクセスするための3GPPコアネットワークとの対話、およびd)アプリケーションコンテキスト転送の機能性のサポートである。
【0026】
以下のカーディナリティルールがエッジイネーブラサーバに適用される:a)1つまたは複数のEESはEDN内に位置し得る;b)1つまたは複数のEESはECSPごとにEDN内に位置し得る。
【0027】
エッジアプリケーションサーバ(EAS)は、エッジデータネットワークに常駐するアプリケーションサーバであり、サーバ機能を実行する。アプリケーションクライアントは、エッジコンピューティングの利点を有するアプリケーションのサービスを利用するために、エッジアプリケーションサーバに接続する。アプリケーションのサーバ機能はエッジアプリケーションサーバとしてのみ利用可能である可能性がある。しかしながら、アプリケーションのサーバ機能がエッジアプリケーションサーバとクラウドに常駐するアプリケーションサーバの両方として利用可能である場合、エッジアプリケーションサーバおよびアプリケーションサーバの機能が同じでない可能性がある。加えて、エッジアプリケーションサーバおよびアプリケーションサーバの機能が異なる場合、アプリケーションデータトラフィックも異なり得る。
【0028】
エッジアプリケーションサーバは、種々の方法で3GPPコアネットワーク能力を消費し得、例えば、a)それが3GPPコアネットワークによって信頼されているエンティティである場合、3GPPコアエンティティ機能APIを直接呼び出し得、b)エッジイネーブラサーバを通して3GPPコアネットワーク能力を呼び出し得、c)能力エクスポージャ機能(例えば、SCEFまたはNEF)を通して3GPPコアネットワーク能力を呼び出し得る。
【0029】
以下のカーディナリティルールが、エッジアプリケーションサーバに適用される:a)1つまたは複数のEASはEDN内に位置し得る。同じEAS IDに属するEAS(複数可)は、EDN内の複数のECSPによって提供されることが可能である。
【0030】
エッジイネーブラサーバID(EESID)は、そのエッジイネーブラサーバのFQDNであり、各エッジイネーブラサーバIDは、PLMNドメイン内で一意である。
【0031】
エッジアプリケーションサーバID(EASID)は、例えば、SA6Video、SA6Gameなどの特定のアプリケーションを識別する。例えば、すべてのEDGE SA6Videoサーバは、同じエッジアプリケーションサーバIDを共有するであろう。EAS IDのフォーマットは、本明細書の範囲外である。表0-8.2.4-1は、エッジアプリケーションサーバプロファイルIEを示す。
【表1】
エッジアプリケーションサーバサービスKPIは、エッジアプリケーションサーバによって提供されるサービス特性についての情報を提供する(例えば、表0-8.2.5-1を参照)。
【表2】
エッジイネーブラサーバプロファイルは、EESおよびそれが提供するサービスについての情報を含む(例えば、表0-8.2.6-1参照)。
【表3】
【0032】
エッジアプリケーションサーバ(複数可)へのネットワーク能力エクスポージャは、ASP/ECSPとPLMNオペレータとのビジネス関係および展開シナリオに依存する。以下の機構がサポートされる:直接のネットワーク能力エクスポージャおよび/またはエッジイネーブラサーバを介したネットワーク能力エクスポージャ。
【0033】
いくつかの実装形態では、EAS(複数可)へのネットワーク能力エクスポージャは、ASP/ECSPとPLMNオペレータとのビジネス関係および展開シナリオに依存する。以下の機構がサポートされる:直接のネットワーク能力エクスポージャおよび/またはエッジイネーブラサーバを介したネットワーク能力エクスポージャ。いくつかの実装形態では、エッジアプリケーションサービスプロバイダ、エッジコンピューティングサービスプロバイダ、およびSFCサービスプロバイダの間のビジネス関係に応じて展開オプションが異なる課金機能性は、本開示の範囲外である(SA5検討)。
【0034】
TS23.203[12]では、(S)Gi-LANにおけるSFCと協調してトラフィックステアリングポリシーを処理するためのソリューションが説明されており、これは3GPPシステムの範囲外である。
【0035】
とりわけ、本開示は、以下のシナリオにおいてSFCに関する実施形態を提供する:
- サービスチェイニングのためのサービス機能パス(SFP)内のSFは、エッジデータネットワークおよび5Gネットワークの両方にまたがり、これは、以前のまたは既存のどのソリューションにおいても考慮されたことがない。
- SFおよびサービス機能パス(SFP)を有するSFCネットワークが、エッジデータネットワークによって、例えば、エッジアプリケーションサービスプロバイダおよび/またはエッジコンピューティングサービスプロバイダによって提供される。
【0036】
エッジデータネットワークおよび5Gネットワークにまたがるサービス機能パスを用いたサービスチェイニング
本実施形態は、上述した課題を解決し、これらの課題を利益に変える。また、エッジデータネットワークと5Gネットワークとの間のSFCサービスの調整により、3GPP管理プレーンにおける統合されたオーケストレーションおよび管理のサポートが可能になる。
【0037】
本明細書で議論される様々な実施形態および例示的な実装形態では、エッジアプリケーションサーバ(複数可)へのネットワーク能力エクスポージャは、ASP/ECSPとPLMNオペレータとのビジネス関係および展開シナリオに依存し得る。以下の機構がサポートされる:直接のネットワーク能力エクスポージャおよび/またはエッジイネーブラサーバを介したネットワーク能力エクスポージャ。エッジアプリケーションサービスプロバイダ、エッジコンピューティングサービスプロバイダ、およびSFCサービスプロバイダの間のビジネス関係に応じて展開オプションが異なる課金機能性は、本開示の範囲外である。
【0038】
図7は、様々な実施形態による、エッジデータネットワーク内にSFCネットワークを含む参照アーキテクチャを示す(この参照アーキテクチャには部分的なネットワーク機能が含まれる)。サービス機能チェイニングサービスは、サービス機能チェイニングネットワーク(SFCネットワーク)のサポートを可能にすることによってエッジデータネットワークで提供され、SFCネットワークは、信頼できるデータネットワークまたは外部データネットワークとのN6基準点を終端する。SFCネットワーク内の特定のサービス機能パス(SFP)を通過する必要があるトラフィックをステアリングするためのサービス機能チェイニングポリシーは、AS、AF、または3GPP OAMによって構成され得る。外部データネットワーク内のアプリケーションサーバ(AS)の場合、AFは、例えば、N6を介してエッジデータネットワークのSFCネットワークに向かうトラフィックルーティングを、N33インターフェース上でNEFを介して推論することができる。信頼できるデータネットワーク内のASの場合、AFは、例えば、N6を介してエッジデータネットワークのSFCネットワークに向かうトラフィックルーティングに、直接N5インターフェース上でPCFを介して干渉することができる。
【0039】
図8は、様々な実施形態による、エッジデータネットワークおよび/または5GネットワークにおけるSFCイネーブラの例を示す。図9は、1つまたは複数のSFPを有するエッジデータネットワークのSFCネットワークの例を描写する。特に、図9は、トラフィッククラシファイア、トラフィックデクラシファイア、1つまたは複数のSF、およびSFPを有するSFCネットワークの例を示しており、ここでは、各SFP内のトラフィックフローは、順序付けられたサービス機能を通ってトランスポートする。
【0040】
図8および図9では、SFCネットワークは、トラフィッククラシファイア、トラフィックデクラシファイア、およびSFを含み、これらは1つまたは複数のSFPを処理することができる。各SFPは、トラフィックが通過する必要がある、順序付けられたSFを含む。1つまたは複数のSFは、同じまたは異なるサービスプロバイダ、例えば、エッジアプリケーションサービスプロバイダ(複数可)、エッジコンピューティングサービスプロバイダ(複数可)、SFCサービスプロバイダ、またはネットワークオペレータ(複数可)によって提供されることができる。展開オプションに応じて、SFCネットワーク構成は、それに応じてEDGE-XおよびEDGE-Y上でサポートされ得る。
【0041】
EDGE-Xは、SFCネットワークにおけるSF/トラフィッククラシファイア/トラフィックデクラシファイアとEASとの間のインターフェースである。EDGE-Yは、SFCネットワークにおけるSF/トラフィッククラシファイア/トラフィックデクラシファイアとEESとの間のインターフェースである。トラフィッククラシファイアおよびトラフィックデクラシファイアは、それぞれSFP処理の前および後に各SFPのトラフィックフローを分類および組み合わせるためのトラフィックフィルタリングポリシーを有する。SFPが割り当てられていないトラフィックフローについては、SFCネットワーク内のすべてのSFをスキップする。
【0042】
非限定的な例として、図8および図9のSFは、以下の機能のうちの1つであり得る:
- ネットワークアドレス変換(NAT)、
- IPトンネルエンドポイント、
- パケットクラシファイア、
- ディープパケットインスペクション(DPI)、
- 合法的インスペクション(LI)、
- TCPプロキシ、
- 負荷バランサ、
- ファイアウォール機能、
- トランスコーダ、
- URLフィルタ、
- アプリケーション検出および制御(ADC)、
- ビデオオプティマイザ。
【0043】
実施形態では、1つまたは複数のSFCパスにおけるSFを有するSFCは、エッジデータネットワーク内のSFCネットワークおよび5Gネットワーク内のSFC機能(SFCF)の両方にまたがる。すなわち、1つまたは複数のサービス機能パスを構成するために、一部のSFは5Gネットワークにあり、一部のSFはエッジデータネットワークにある。実施形態では、エッジデータネットワークのSFCイネーブラは、SFCネットワークにあり、1つまたは複数のSFPのためのSFを含み、これは、エッジアプリケーションサービスプロバイダ、エッジコンピューティングサービスプロバイダ、またはSFCネットワークサービスプロバイダによって提供されることができる。実施形態では、5GネットワークのSFCイネーブラは、エッジアプリケーションサーバにSFCサービスを提供し得、これは、SFC構成、SFC制御、およびSFPのためのトラフィックトランスポートなどを含むSFC能力を有するネットワーク機能によって提供され得る。実施形態では、5GネットワークまたはエッジデータネットワークにおけるSFCイネーブラは、以下のSFC機能をサポートする。
【0044】
実施形態1:エッジデータネットワークと5Gネットワークの両方におけるSFCイネーブラ
図10は、様々な実施形態による、SFCネットワークを介してSFCサービスを可能にし、5Gネットワークによって提供されるSFCサービスを使用するエッジデータネットワークのアプリケーションアーキテクチャを示す。
【0045】
実施形態1.1では、SFCネットワークは、エッジアプリケーションサービスプロバイダまたはエッジコンピューティングサービスプロバイダとPLMNオペレータとのビジネス関係および展開シナリオに応じて、信頼できるエッジデータネットワークまたは外部エッジデータネットワークとのN6基準点を終端する。
【0046】
エッジデータネットワークのEASまたはEESは、それぞれEDGE-7またはEDGE-2インターフェース上で5GネットワークのノースバウンドAPI、例えば、5Gネットワーク能力エクスポージャAPI(Nnef_trafficInferencing_Create/Update/Delecteメッセージ)を介して5Gネットワークと対話するためにAFをサポートすることができる。外部データネットワーク内のエッジデータネットワークの場合、AFは、SFCの有無にかかわらず(例えば、N6を介してエッジデータネットワークのSFCネットワークに向かう)トラフィックルーティングを、N33インターフェース(例えば、EDGE-7/EDGE-2)上でNEFを介して推論することができる。信頼できるデータネットワーク内のエッジデータネットワークの場合、AFは、SFCの有無にかかわらず、すなわち、N6を介してエッジデータネットワークのSFCネットワークに向かうトラフィックルーティングに、直接N5インターフェース(例えば、EDGE-7/EDGE-2)上でPCFを介して干渉することができる。
【0047】
図8図9、および図10に示されるように、SFCサービスを提供するSFCネットワークは、サービス機能と、トラフィックが通過する必要がある対応する順序付けされたSFを有する1つまたは複数のサービス機能パスとを含む。EDGE-Xは、SFCネットワークにおけるSF/トラフィッククラシファイア/トラフィックデクラシファイアとEASとの間のインターフェースである。EDGE-Yは、SFCネットワークにおけるSF/トラフィッククラシファイア/トラフィックデクラシファイアとEESとの間のインターフェースである。トラフィッククラシファイアおよびトラフィックデクラシファイアは、それぞれSFP処理の前および後に各SFPのトラフィックフローを分類および組み合わせるためのトラフィックフィルタリングポリシーを有する。SFPが割り当てられていないトラフィックフローについては、SFCネットワーク内のすべてのSFをスキップする。
【0048】
SFCネットワークのSFCサービスは、エッジサービスプロバイダ(複数可)、エッジコンピューティングサービスプロバイダ、SFCネットワークサービスプロバイダ、またはネットワークオペレータ(複数可)を含む1つまたは複数のサービスプロバイダによって提供され得る。
【0049】
展開オプションに応じて、SFCネットワーク内の特定のサービス機能パス(SFP)を通過する必要があるトラフィックをステアリングするためのサービス機能チェイニングポリシーを含むSFCネットワーク構成は、3GPP OAMによって、またはEDGE-XおよびEDGE-Yを介してEAS(複数可)およびEES(複数可)によって適宜構成され得る。
【0050】
a.実施形態1.2:5GネットワークにおけるSFCイネーブラ
実施形態1.2では、5Gネットワークにおけるサービス機能チェーンは、以下のSFC能力を有するNFにおいてサポートすることができる:
- SFCユーザプレーン機能(SFCF-U):主にトラフィックをトランスポートするためのものであり、SFCサービスのためのスタンドアロンユーザプレーン機能であることもできるし、SFCサービスのためのSFCF-U機能を有する拡張UPFによってサポートされてもよい。
・ SFCF-Uは、スタンドアロンユーザプレーン機能、またはSFC処理のためのSFCF-U機能性を有する拡張UPFであることができる。
- SFC制御プレーン機能(SFCF-C):SFCポリシーを管理し、新しいインターフェースNxを介してSFCF-Uを構成するものであり、ここでは、SFCF-Uは、図10に示されるように、UPFから受信されたトラフィックをステアリングするために、新しい基準点N6Sを介してUPFとインターフェースする。
・ SFCF-Cは、SMFおよびPCFとしての機能性を有し、これは、SFCサービスのためのSFCF-C機能でSMFおよび/またはPCFを強化するための代替アーキテクチャ設計であり得る。
【0051】
様々な実施形態によれば、SFCF-CおよびSFCF-Uは、それぞれ、5Gネットワークでの制御プレーンおよびユーザプレーンにおけるSFCイネーブラのサポートを示すために使用されるが、ソリューションは、スタンドアロンNFに限定されず、すなわち、ソリューションは、SFCF-UのためのUPFの拡張、ならびにSFCF-CのためのSFC能力を有するSMFおよびPCFの拡張を含む、異なる展開オプションに適用可能である。
【0052】
図11は、5GネットワークにおけるSFCイネーブラを有する対応するサービスベースのアーキテクチャを示す。
・ 特定のサービス機能パス(SFP)を通過する必要があるトラフィックをステアリングするためのSFCポリシーは、SFCF-CによってSFCF-Uにおいて構成され得る。
・ SMFは、SFCサービスのための1つまたは複数のSFCF-U(複数可)に向かうルーティングパスを有するUPFを構成する。
・ UPFは、SFP ID(複数可)によって識別される構成されたSFPを通過するように、トラフィックを1つまたは複数のSFCF-U(複数可)に転送する。
・ SMFは、新しいインターフェースNzを介してSFCF-Cによって提供されるSFCポリシーに基づく。
・ エッジデータネットワークのAFは、直接またはNEFを介してSFCF-Cと対話することができる。この場合、SFCF-CとNEFとの間のメッセージは、SFC構成をサポートするために、新たなインターフェースNyを介する。
【0053】
代替的に、以下の代替オプションがある:
- SMFが、SFC構成に基づいてSFCF-UにおいてSFCサービスのためにトラフィックをステアリングするためのSFC機能性を有する場合、すなわち、SFCF-C機能の機能性の一部を有する場合、SMFは、新しいインターフェースNwを介してSFCF-Uを構成する。
- PCFがSFC構成の処理をサポートすることができる場合、すなわち、SFCF-C機能の機能性の一部を有する場合、SFCF-CはPCFにある。
- UPFがSFCF-U能力をサポートすることができる場合、UPFは、N9インターフェースを介してSFCF-UでUPFにトラフィックを転送することができる。
【0054】
b.実施形態1.3:エッジデータネットワークおよび5GネットワークにおけるSFCサービスの調整
実施形態1.1、1.2および/または本明細書の任意の他の実施形態にしたがって、実施形態1.3では、アプリケーションのためのSFCサービスは、EDGE DNおよび5Gネットワークによって提供され得る。例えば、図12に示されるように、SF1、SF2は、5Gネットワークにあることができ、SF3、およびSF4は、エッジデータネットワークのSFCネットワークにあることができ、SFP1は、SF2およびSF3を含み、SFP2は、SF1およびSF4を含む。EASは、直接またはEESを介して、SF3およびSF4ならびにSFP1およびSFP2の一部でSFCネットワークを構成し、AF要求を5Gネットワークに送信して、SFP1およびSFP2の一部で5GネットワークにおいてSF1およびSF2を構成し、対応するSFP1およびSFP2のためにN6を通ってSFCネットワークに向かうようにトラフィックをステアリングする。
【0055】
実施形態2:SFCネットワーク構成のためのSFCパラメータ
実施形態1.1、1.2、1.3および/または本明細書の任意の他の実施形態にしたがって、エッジデータネットワークまたは5GネットワークにおけるSFCサービスのSFCパラメータは、以下の情報を含むことができる:
- SFCサービスID:SFCサービスのためのこのSFCパラメータのセットのサービスID
- SFC構成:対応するSFパラメータを有する1つまたは複数のSF
- SFP構成:対応する順序付けられたSFを有するSFPインデックス。
- SFCルーティングポリシー:
・ トラフィッククラシファイアは、SFPインデックスと、SFPインデックスによって識別されるSFP内の最初のSFにトラフィックを転送するためのトラフィックフィルタリングルールとの間のマッピングを示す。
・ トラフィックデクラシファイアは、SFPインデックスによって識別されるSFP内の最後のSFからのトラフィックを組み合わせるためのトラフィックフィルタルールを示す。
- SFCサービスIDによって識別されるSFCサービスのための有効性パラメータ、例えば:
・ 持続時間
・ スケジュールされた時間期間、例えば、毎日午前8時~午後8時など。
・ アプリケーションID(複数可)
・ PDUセッションタイプ、例えば、IP/イーサネット/アンストラクチャ、DNN、またはスライス/サービスタイプ(SST)(例えば、eMBB、URLLC、MIoT、V2Xなど)を含む関連するPDUセッションパラメータおよびオプションのスライス差別化要因(SD)
【0056】
トラフィッククラシファイアは、SFPインデックスを、パケットごとの異なるレベルまたは粒度に基づいて、1つまたは複数の以下の情報を含むSFC分類ポリシーへのマッピングとともに提供する、例えば:
- UEアドレス
- アプリケーションID
- メディアタイプ
- トラフィック優先度
【0057】
情報がトラフィックペイロードにおいてのみ利用可能であるとき、トラフィッククラシファイアにおけるDPI能力が必要である。
【0058】
トラフィックデクラシファイアは、アプリケーションのアプリケーションサーバに転送する前に1つまたは複数のSFPからのトラフィックを組み合わせるために、データネットワークのためのDNAI(データネットワークアクセスID)のN6基準点を終端する「N6トンネルID」を、1つまたは複数の以下の情報を含むSFC再分類ポリシーへのマッピングとともに提供する、例えば:
- UEアドレス
- アプリケーションID
- メディアタイプ
- トラフィック優先度
- SFPインデックス
【0059】
情報がトラフィックペイロードにおいてのみ利用可能であるとき、トラフィックデクラシファイアにおけるDPI能力が必要である。
【0060】
実施形態3:エッジデータネットワークと5Gネットワークとの間のSFCサービス調整
実施形態2および/または本明細書の任意の他の実施形態にしたがって、EASまたはEESは、5GネットワークにおけるSFCサービスをエッジデータネットワークにおけるのSFCサービスと調整するためのAF要求を開始することができる。AFを有するEESの場合、EASは、EDGE-3インターフェースを介してEES APIを使用することができ、EESから5Gネットワークに、例えば、EES/EASが外部エッジデータネットワークにある場合はN33を介してNEFに、EES/EASが信頼できるエッジデータネットワークにある場合はN5を介してPCFにまたはNxxを介してSFCF-CにAF要求のトリガを要求することができる。
【0061】
c.ソリューション3.1:エッジアプリケーションサーバプロバイダ(EASP)はSFCサービスを提供する
実施形態2および/または本明細書の任意の他の実施形態にしたがって、実施形態3.1では、AF要求は、EASによってNEF/PCF/SFCF-Cに向けて直接送信されるか、またはEES APIを使用してEESを介して送信されて、5Gネットワーク内のNFと対話するための5Gネットワーク能力エクスポージャAPIを使用してAF要求をさらに作成するためにEESにおいてAFをトリガする。
【0062】
図13は、様々な実施形態による、エッジデータネットワークにおけるSFCサービスと5GネットワークにおけるSFCサービスとの間のSFC構成調整のための例示的なプロシージャを示す。実施例13のプロシージャは以下のように動作し得る。
ステップ1:EASは、EDGE-Xを介して直接、または、EES APIおよびEDGE-Yインターフェースを使用してEDGE-3を通ってEESを介して、SFCネットワークを構成する。
SFCネットワークにおいてEASPまたはECSPがSFCサービスを提供する実施形態1で示したような展開シナリオに応じて、以下の2つの場合をサポートすることができる。
- ケース1:EASPが、エッジデータネットワークのEAS(複数可)にSFCサービスを提供する。EASPは、SFCネットワークにおいてSFおよびSFPを制御および構成するためのSFC構成要求メッセージを送信することによって、EDGE-Xインターフェース上でSFCサービスのためにSFCネットワークのSFCパラメータをプロビジョニングするために、自身のEAS(複数可)のいずれかを使用することができる。
- ケース2:ECSPが、エッジデータネットワークのEESを介してEAS(複数可)にSFCサービスを提供する。EDGE-3インターフェース上でSFCサービスのためのSFCパラメータをプロビジョニングするためのEASへのEES APIに基づいて、EESは、新しいインターフェースEDGE-Y上で、SFCネットワークにおいてSFおよびSFPを制御および構成するためのSFC構成要求メッセージをトリガすることができる。
ステップ2-3:EESがAFをサポートする場合、EES能力エクスポージャAPIを使用するEASは、5GネットワークにおけるSFCサービスに5Gネットワーク能力エクスポージャを使用してAF要求を送信するようにEASに要求することができる。
ステップ4-5:EASがAFをサポートする場合、EASは、直接PCF/SFCF-Cに、またはNEFを介してAF要求を送信することができる。
ステップ6:AF要求は、以下の処理を要求することができる:
- 直接PCF/SFCF-Cにおいて(実施形態3.1)またはUDM/UDRを介して(実施形態3.2)SFC構成を行うこと
- PCF/SFCF-Cを介して(実施形態3.3)UEにおいてSFC構成を行うこと
- UPF/SFCF-Uにおいて(実施形態3.4)またはUEにおいて(実施形態3.3)ユーザプレーントラフィック推論を行うこと
【0063】
d.実施形態3.1:5GS内のSFCサービスをエッジデータネットワーク内のSFCネットワークと協調させるためのAF要求のためのノースバウンドAPI
実施形態3および/または本明細書の任意の他の実施形態にしたがって、EASは、AFを介して直接、またはEDGE-3およびN33/N5/Nxx上でエッジイネーブラサーバのAFを介して、AF要求メッセージ(EAS IDおよびAF要求)を送信する。AF要求は、SFCサービス構成プロシージャの必要なSFCパラメータでAFセッションを設定するためのものである。AFセッションは、UEアドレス/GPSIによって識別されるUE、UEアドレスのリスト/外部グループ識別子によって識別されるUEのグループ、またはアプリケーションのための任意のUE、またはSFCサービスのターゲットがSFCサービスのためのSFCパラメータで指示されるSFCサービスIDによって識別されるSFCサービスのための任意のUEの既存のPDUセッションまたは将来のセッションのためのものである。
【0064】
図14は、様々な実施形態による、必要とされるSFCパラメータプロシージャを用いてAFセッションを設定するための例示的なプロシージャを示す。
ステップ1:、UE、UEのグループ、または任意のUEのためのSFCサービス構成の必要なSFCパラメータでAFと5GSとの間の接続を設定するとき、AFは、Nnef_AFsessionWithSFC_Create要求メッセージ(UE-ID(複数可)、AF識別子、アプリケーションフローの記述、SFCパラメータ)をNEFに送信する。
・ Nnef_AFsessionWithSFC_Create要求メッセージは、実施形態2において示されたように作成/更新/削除されるべきSFCサービス構成のSFCパラメータ、例えば、SFCサービスIDを含む。
・ UE-IDは、以下の通りであり得る:
- 個々のUEの場合、UE-IDは、GPSIまたはUE IP/イーサネットアドレスとすることができる
- UEのグループの場合、UE-ID(複数可)は、外部グループ識別子またはUE IP/イーサネットアドレスのリストとすることができる
- UE-IDが提供されない場合、AF要求は、同じくSFCサービスのためのSFCパラメータで示されるアプリケーションまたはSFCサービスを有する任意のUEに対するものである。
オプションで、要求されたSFCパラメータの時間期間またはトラフィック量をAF要求に含めることができる。
NEFは、Nnef_AFsessionWithSFC_Create要求にトランザクション参照IDを割り当てる。
ステップ5:NEFは、Nnef_AFsessionWithSFC_Create応答メッセージ(トランザクション参照ID、結果)をAFに送信する。結果は、要求が許可されたか否かを示す。
【0065】
e.実施形態3.2:UE、5Gネットワーク、エッジデータネットワーク内のSFCネットワークにわたってSFCサービスを調整することによる、UE/UEグループ/任意のUEへのサービス固有パラメータプロビジョニングのためのAF要求のためのノースバウンドAPI。
実施形態3および/または本明細書の任意の他の実施形態にしたがって、UDRは、プロビジョニングされた「SFCサービス構成のSFCパラメータ」を記憶する。AF要求、例えば、Nnef_ParameterProvisioning_Update要求は、NEFを介してSFCサービス構成のためのSFCパラメータをプロビジョニングし、UDM/UDRにおいてSFCサービス構成を記憶するためのものである。
【0066】
図15Aおよび15Bは、様々な実施形態による、修正/更新されたNnef_ParameterProvision_update要求/応答プロシージャの例を示す。このプロシージャは、ステップ0bおよび7bを追加した、[5]の4.15.6.2節の図4.15.6.2-1の修正版である。図15Aおよび15Bによって示されるように、NEFサービス動作情報は、以下の通りである:
0.NFは、UEおよび/またはグループサブスクリプションデータ更新のUDM通知にサブスクライブする。
注記1:NFは、このステップにおいてUDMからのグループサブスクリプションデータにサブスクライブし、TS29.503[52]に規定されている共有データ機能を使用して、ステップ7においてグループサブスクリプションデータ更新が通知されることができる。
0b.[条件付き、NWDAF支援値の使用時]AFは、[50]の6.1.1.2節に規定されているプロシージャを適用することによって、UEまたはUEのグループについてのUEモビリティ分析および/またはUE通信分析を学習するために、NEFを介してNWDAFにサブスクライブし得る。分析IDは、[50]の6.7.1.節に規定されている値のいずれかに設定される。
0c.[条件付き、NWDAF支援値の使用時]AFは、受信したデータを検証し、UEまたはUEのグループについて[5]の4.15.6.3節に規定されている予想UE挙動パラメータのいずれかを導出する。
0x.NF(例えば、PCF/SFCF-C)は、SFCサービスに関する加入者データ、例えば、AFによって要求されたSFCサービスに関連付けられたアプリケーションを示すことによって、SFCサービスの情報更新のUDMまたはUDR通知にサブスクライブすることができる。
1.AFは、Nnef_ParameterProvision_CreateまたはNnef_ParameterProvision_UpdateまたはNnef_ParameterProvision_Delete要求において、作成または更新されるべき1つまたは複数のパラメータをNEFに提供する。
GPSIはUEを識別し、トランザクション参照IDはNEFとAFとの間のトランザクション要求を識別する。Nnef_ParameterProvision_Createの場合、NEFは、Nnef_ParameterProvision_Create要求にトランザクション参照IDを割り当てる。
NEFは、リクエスタの識別子(すなわち、AF ID)をチェックすることによって、リクエスタが要求されたサービス動作を実行することを許可されているかをチェックする。
5G VNグループに関連付けられた作成要求の場合、外部グループIDは5G VNグループを識別する。
Nnef_ParameterProvision_Update要求のペイロードは、以下のパラメータのうちの1つまたは複数を含む:
- 予想UE挙動パラメータ(4.15.6.3節を参照)、または
- ネットワーク構成パラメータ(4.15.6.3a節を参照)、または
- 外部グループIDおよび5G VNグループデータ(すなわち、5G-VN構成パラメータ)(4.15.6.3b節を参照)、または
- 5G VNグループメンバーシップ管理パラメータ([5]の4.15.6.3c節を参照)。
- サブスクリプションデータの「LCSプライバシー」データサブセットのロケーションプライバシー指示パラメータ(5.2.3.3.1節および[51]の7.1節を参照)。
AFは、Nnef_ParameterProvision_DeleteをNEFに送信することによって、5G VN構成を削除するように要求し得る。
AFは、UDRにおいて更新されるべきSFCサービス構成構成のSFCパラメータをNnef_ParameterProvision_Update要求においてNEFに提供し、ここで、SFCパラメータは、実施形態2に従う.
2.AFがNEFによってパラメータのプロビジョニングを認可される場合、NEFは、Nudm_ParameterProvision_Create、Nudm_ParameterProvision_Update、またはNudm_ParameterProvision_Delete要求メッセージを介して、加入者データの一部として、プロビジョニングされたパラメータを作成、更新して記憶、または削除するように要求し、ここで、メッセージは、プロビジョニングされたデータおよびNEF参照IDを含む。
AFがパラメータのプロビジョニングを認可されてない場合、NEFはステップ6に進み、Nnef_ParameterProvision_Create/Update/Delete応答メッセージにおいて失敗の理由を示す。この場合に、ステップ7は適用されない。
注記2:ローミング以外の場合で、UDMによる認可または検証が必要とされず、要求が5G VNグループに関連付けられていない場合、NEFは、Nudr_DM_Update要求メッセージを介して外部パラメータをUDRに直接転送することができる。この場合、UDRは、Nudr_DM_Update応答メッセージを介してNEFに応答する。
3.UDMは、必要なデータ更新を検証し、この加入者または対応するAFのグループに対してこれらの変更を認可するために、UDRからNudr_DM_Queryを用いて対応するサブスクリプション情報を読み取り得る。
4.AFがこの加入者のためのパラメータのプロビジョニングをUDMによって認可されると、UDMは、GPSIをSUPIに変え、Nudr_DM_Create/Update/Delete要求メッセージを介して、加入者データの一部として、プロビジョニングされたパラメータを作成、更新、または削除するように要求し、ここで、メッセージは、プロビジョニングされたデータを含む。
新しい5G VNグループが作成された場合、UDMは、5G VNグループに一意の内部グループIDを割り当て、新たに割り当てられた内部グループIDをNudr_DM_Create要求メッセージに含めるものとする。5G VNグループメンバのリストが変更された場合、または5G VNグループデータが変更された場合、UDMは、AF/NEF要求にしたがってUEおよび/またはグループサブスクリプションデータを更新する。
UDRは、プロビジョニングされたデータをUEおよび/またはグループサブスクリプションデータの一部として記憶し、Nudr_DM_Create/Update/Delete応答メッセージで応答する。
5G VNグループデータ(4.15.6.3b節に記載されている)が更新されると、UDRは、4.16.12.2節に規定されているようにNudr_DM_Notifyを送信することによって、サブスクライブされたPCFに通知する。
AFがパラメータのプロビジョニングを認可されていない場合、UDMは、ステップ5に進み、Nudm_ParameterProvision_Update応答メッセージにおいて失敗の理由を示し、ステップ7は実行されない。
UDMは、受信したパラメータ(すなわち、予想UE挙動パラメータまたはネットワーク構成パラメータまたは5G VN構成パラメータまたはロケーションプライバシー指示パラメータ)を、AMF関連パラメータおよびSMF関連パラメータに分類する。UDMは、ステップ2においてNEFから受信さしたAF IDを使用して、受信したパラメータを特定のサブスクライブされたDNNおよび/またはS-NSSAIと関連付け得る。UDMは、SMF関連パラメータを、対応するセッション管理サブスクリプションデータタイプの下に記憶する。
各パラメータまたはパラメータセットは、有効時間に関連付けられ得る。有効時間は、UDM/UDRにおいて、およびパラメータがプロビジョニングされるNFのそれぞれに(例えば、AMFまたはSMFに)記憶される。有効時間が満了すると、各ノードは、明示的なシグナリングなしに自律的にパラメータを削除する。
5.UDMは、Nudm_ParameterProvision_Create/Update/Delete応答で要求に応答する。プロシージャが失敗した場合、原因値はその理由を示す。
6.NEFは、Nnef_ParameterProvision_Create/Update/Delete応答で要求に応答する。プロシージャが失敗した場合、原因値はその理由を示す。
NEFは、UDM/UDRにおけるSFCポリシーの更新のためのAF要求の結果を提供する。
7.[条件付き、このステップは、ステップ4が成功した後にのみ発生する]UDMは、Nudm_SDM_Notification通知メッセージを介して、更新されたUEおよび/またはグループサブスクリプションデータを、サブスクライブされたネットワーク機能(例えば、AMF)に通知する。
a)NFがAMFである場合、UDMは、Nudm_SDM_Notification(SUPIまたは内部グループ識別子、AMF関連パラメータなど)サービス動作を実行する。AMFは、重複するパラメータセット(複数可)が存在するかを識別し、必要に応じて、予想UE挙動においてそれらのパラメータセット(複数可)をマージする。AMFは、受信したAMF関連パラメータを使用して、NASパラメータの適切なUE構成を導出し、コアネットワーク支援RANパラメータを導出する。AMFは、Stationary indicationまたはExpected UE Moving Trajectoryなどのパラメータに基づいて登録エリアを決定し得る。
b)NFがSMFである場合、UDMは、Nudm_SDM_Notification(SUPIまたは内部グループ識別子、SMF関連パラメータセット、DNN/S-NSSAIなど)サービス動作を実行する。SMFは、受信したSMF関連パラメータを記憶し、UDMからのメッセージに含まれるDNNおよびS-NSSAIに基づいて、それらをPDUセッションと関連付ける。SMFは、予想UE挙動において重複するパラメータセット(複数可)があるかどうかを識別し、必要に応じて、それらのパラメータセット(複数可)をマージする。SMFは、以下のようにSMF関連パラメータを使用し得る:
- SMFは、それに応じてUPFを構成する。SMFは、Scheduled Communication TypeパラメータまたはSuggested Number of Downlink Packetsパラメータを使用して、バッファすべきダウンリンクパケットの数でUPFに構成することができる。SMFは、パラメータCommunication duration timeを使用して、UP接続を非アクティブ化することを決定し、既存のPDUセッションのUP接続のCN開始型選択的非アクティブ化を実行し得る。
- SMFは、PDUセッションのためのSMF導出型CN支援RAN情報を導出し得る。SMFは、PDUセッション確立プロシージャまたはPDUセッション修正プロシージャに記載されているように、SMF導出型CN支援RAN情報をAMFに提供する。
注記3:NEF(注記1)またはUDM(ステップ3)はまた、適宜、Nudr_DM_Create/Deleteを介して、対応するUDRデータを更新することができる。
7b. UDRは、Nudr_DM_NotifyをNFに送信する。
【0067】
f.実施形態3.3:AMFを介したUEサービスパラメータ更新のためのAF要求
実施形態3.2および/または本明細書の任意の他の実施形態にしたがって、AF要求は、SFCサービス構成のためのUEサービスパラメータを示す。サービス固有パラメータのプロビジョニングは、AFがNEFを介して5Gシステムにサービス固有パラメータを提供することを可能にするためのプロシージャを含む。
AFは、UEにサービス提供するPLMNによって所有されていないアプリケーションの代わりに要求を発行し得る。CAPIFサポートのないアーキテクチャの場合、AFは、サービスのためのAPI終端点がローカルに構成される。CAPIFサポートを伴うアーキテクチャの場合、AFは、3GPP TS23.222[54]に規定されているように、サービスAPIイベント通知またはサービス発見応答の可用性を介して、CAPIFコア機能からサービスAPI情報を取得する。
NEFに送信されるAF要求は、以下の情報を含む:
1)サービス記述:サービス記述は、サービスパラメータが適用されるサービスを識別する情報である。AF要求内のサービス記述は、DNNとS-NSSAIの組合せ、AFサービス識別子、またはアプリケーション識別子によって表され得る。
2)サービスパラメータ:サービスパラメータは、サービス記述によって識別されるサービスをサポートするために、ネットワークにおいてプロビジョニングされ、UEに伝達される必要がある、サービス固有情報である。
3)ターゲットUE(複数可)またはUEのグループ:ターゲットUE(複数可)またはUEのグループは、サービスパラメータが配信されるべきUE(複数可)を示す。個々のUEは、GPSI、またはIPアドレス/プレフィックスまたはMACアドレスによって識別することができる。UEのグループは、TS23.682[23]に規定されているように外部グループ識別子によって識別することができる。ターゲットUE(複数可)またはUEのグループの識別子が提供されない場合、サービスパラメータは、サービス記述によって識別されたサービスを使用して、任意のUEに配信されるものとする。
NEFは、AFから受信したAF要求を認可し、その情報を「アプリケーションデータ」としてUDRに記憶する。サービスパラメータは、UEが到達可能であるときにPCFによってターゲットUEに配信される。
[5]の図4.15.6.7-1は、サービス固有パラメータのプロビジョニングのためのプロシージャを示す。AFは、Nnef_ServiceParameterサービスを使用して、サービス固有パラメータをPLMNおよびUEに提供する。
【0068】
図16は、[5]の図4.15.6.7-1に基づく、例示的なサービス固有情報プロビジョニングプロシージャを示す。
図16のプロシージャは、以下のように動作し得る:
0.PCF/SFCF-CにおけるSFCポリシーは、UE登録時にAMFとPCF/SFCF-Cとの間で関連付けられる。
1.新しい要求を作成するために、AFは、Nnef_ServiceParameter_Createサービス動作を呼び出す。
既存の要求を更新または削除するために、AFは、Nnef_ServiceParameter_UpdateまたはNnef_ServiceParameter_Deleteサービス動作を、Nnef_ServiceParameter_Create応答メッセージにおいてAFに提供された対応するトランザクション参照IDとともに、呼び出す。
このサービス動作(AF要求)の内容には、[5]の5.2.6.11節に記載されている情報が含まれる。
AF要求は、UDR内のSFCポリシーを更新するためのもの、および、潜在的に、既存のPDUセッションまたは将来のPDUセッション上でUEにおいてSFCポリシーを更新するためにPCF/SFCF-Cをトリガするためのものである。
2.AFはその要求をNEFに送信する。NEFはAF要求を認可する。NEFは以下のマッピングを実行する:
- ローカル構成によって決定されたDNNおよびS-NSSAIの組合せにAFサービス識別子をマッピングする。
- UDMから受信した情報にしたがって、ターゲットUE識別子内のGPSIをSUPIにマッピングする。
- UDMから受信した情報にしたがって、ターゲットUE識別子内の外部グループ識別子を内部グループ識別子にマッピングする。
(Nnef_ServiceParameter_Createの場合):NEFは、トランザクション参照IDをNnef_ServiceParameter_Create要求に割り当てる。
3.(Nnef_ServiceParameter_CreateまたはUpdateの場合):NEFは、AF要求情報を、「アプリケーションデータ」(「サービス固有情報」に設定されるデータサブセット)として、割り当てられたトランザクション参照IDとともにUDRに記憶する。
(Nnef_ServiceParameter_Deleteの場合):NEFは、UDRからAF要求情報を削除する。
4.NEFはAFに応答する。Nnef_ServiceParameter_Create応答メッセージの場合、応答メッセージは、割り当てられたトランザクション参照IDを含む。NEFは、UDRにおけるSFCポリシー更新の結果を提供する。
ステップ0において、UEがネットワークに登録され、PCFが、Nudr_DM_Subscribe(AFサービスパラメータプロビジョニング情報、SUPI、「アプリケーションデータ」に設定されたデータセット、「サービス固有情報」に設定されたデータサブセット)を呼び出すことによって、UDR内で修正されたデータに対する通知へのサブスクリプションを行う場合、以下のステップが実行される:
5.PCF(複数可)は、UDRからデータ変更の通知Nudr_DM_Notifyを受信する。UDRは、PCF/SFCF-Cに、UDRにおけるSFCサービス構成の変更を通知する。
注記2:PCFは、例えば、PCFが、他のUEのサブスクリプションによってUEのグループまたはDNNのためのアプリケーション固有情報をすでに受信している場合、各UEのためにアプリケーション固有情報にサブスクライブする必要はない。グループまたはDNN内のすべてのUEに同じアプリケーション固有情報が配信される。
6.PCFは、4.2.4.3.節に規定されているように、UEポリシー配信を開始する。PCFは、以下の図に示されるように、UEにおけるSFCサービス構成のためにUEポリシー配信プロシージャを開始する。
【0069】
図17は、様々な実施形態による、透過的なUEポリシー配信プロシージャのための例示的なUE構成更新プロシージャを示す。このプロシージャは、PCFがUE設定内のUEアクセス選択およびPDUセッション選択関連ポリシー情報(すなわち、UEポリシー)を更新したい場合に開始される。ローミング以外の場合で、V-PCFは関与せず、H-PCFの役割はPCFによって実行される。ローミングシナリオの場合、V-PCFはAMFと対話し、H-PCFはV-PCFと対話する。
0.PCFは、初期登録、UEがEPSから5GSに移動するときの5GSへの登録、またはUEポリシーを更新する必要性などのトリガ条件に基づいて、以下のようにUEポリシーを更新することを決定する:
- 初期登録およびUEがEPSから5GSに移動するときの5GSへの登録の場合、PCFは、Npcf_UEPolicyControl_Create要求内のUEアクセス選択およびPDUセッション選択関連ポリシー情報に含まれるPSIのリストを比較し、3GPP TS23.503の6.1.2.2.2節に記載されているように、UEアクセス選択およびPDUセッション選択関連ポリシー情報が、更新され、DL NAS TRANSPORTメッセージを使用してAMFを介してUEに提供される必要があるかどうかを決定する。
- ネットワークによってトリガされたUEポリシー更新(例えば、UEロケーションの変更、TS23.503の6.1.2.2.2節に記載されているようなサブスクライブされたS-NSSAIの変更)の場合、PCFは、どのUEアクセス選択および/またはPDUセッション選択関連ポリシーがUEに送信される必要があるかを決定するために、PSIの最新のリストをチェックする。
PCFは、結果として生じるUEアクセス選択およびPDUセッション選択関連ポリシー情報のサイズが、所定の制限を超えるかをチェックする:
- サイズがその制限を下回る場合、UEアクセス選択およびPDUセッション選択関連ポリシー情報は、以下で説明されるように、単一のNamf_Communication_N1N2MessageTransferサービス動作に含まれる。
- サイズが所定の制限を超える場合、PCFは、UEアクセス選択およびPDUセッション選択関連ポリシー情報を、より小さい、論理的に独立したUEアクセス選択およびPDUセッション選択関連ポリシー情報に分割して、それぞれのサイズが所定の制限を下回ることを確実にする。次いで、各UEアクセス選択およびPDUセッション選択関連ポリシー情報は、以下で説明されるように、別個のNamf_Communication_N1N2MessageTransferサービス動作において送信されるであろう。
注記1:AMFからUEへのNASメッセージは、NG-RAN(PDCPレイヤ)において許容される最大サイズ制限を超えないので、PCFにおける所定のサイズ制限は、その制限に関連する。
注記2:UEアクセス選択およびPDUセッション選択関連ポリシー情報を分割するために使用される機構は、3GPP TS29.507に記載されている。
1.PCFは、AMFによって提供されるNamf_Communication_N1N2MessageTransferサービス動作を呼び出す。メッセージは、SUPI、UEポリシーコンテナを含む。
2.UEが3GPPアクセスまたは非3GPPアクセスのいずれかでAMFによって登録され到達可能である場合、AMFは、登録され到達可能なアクセスを介してUEポリシーコンテナをUEに透過的に転送するものとする。
UEが3GPPアクセスと非3GPPアクセスの両方に登録され、両方のアクセスで到達可能であり、かつ同じAMFによってサービスされる場合、AMFは、AMFローカルポリシーに基づいてアクセスのうちの1つを介してUEポリシーコンテナをUE透過的に転送するものとする。
UEが3GPPアクセスと非3GPPアクセスの両方を介してAMFによって到達可能でない場合、AMFは、[5]の4.2.3.3節のステップ5にあるようにNamf_Communication_N1N2TransferFailureNotificationを使用してUEポリシーコンテナをUEに配信することはできないことをPCFに報告する。
AMFが3GPPアクセスを介してUEにUEポリシーコンテナを透過的に転送することを決定する場合、例えば、UEが3GPPアクセスのみにおいてAMFによって登録され到達可能である場合、またはUEが同じAMFによってサービスされる3GPPおよび非3GPPアクセスの両方においてAMFによって登録され到達可能であり、AMFがローカルポリシーに基づいて3GPPアクセスを介してUEにUEポリシーコンテナを透過的に転送することを決定し、UEがCM-IDLEであり3GPPアクセスにおいてAMFによって到達可能である場合、AMFはネットワークトリガサービス要求([5]の4.2.3.3節)のステップ4bに記載されているページングメッセージを送信することによってページングプロシージャを開始する。ページング要求を受信すると、UEは、UEトリガサービス要求プロシージャを開始するものとする([5]の4.2.3.2節)。
3.UEが3GPPアクセスまたは非3GPPアクセスを介してCM-CONNECTEDである場合、AMFは、PCFから受信したUEポリシーコンテナ(UEアクセス選択およびPDUセッション選択関連ポリシー情報)をUEに透過的に転送する。UEポリシーコンテナは、TS23.503に記載されているようにポリシーセクションのリストを含む。
4.UEは、PCFによって提供されるUEポリシーを更新し、その結果をAMFに送信する。
5.AMFがUEポリシーコンテナを受信し、PCFがUEポリシーコンテナの受信を通知されるようにサブスクライブしている場合、AMFは、Namf_Communication_N1MessageNotifyを使用してUEの応答をPCFに転送する。
PCFは、UEに配信されるPSIの最新のリストを維持し、Nudr_DM_Update(SUPI、ポリシーデータ、ポリシーセットエントリ、更新されたPSIデータ)サービス動作を呼び出すことによって、UDR内のPSIの最新のリストを更新する。
PCFがUEポリシー配信失敗について通知される場合、PCFは、UEポリシー関連付け変更(UE Policy Association Modification)プロシージャを開始して、4.16.12.2節に規定されているように、AMFへのUEポリシー関連付けのポリシー制御要求トリガ(Policy Control Request Trigger)において新しいトリガ「接続性状態変化」を提供し得る。
注記3:後方互換性のために、PCFは、5.2.2.3節に規定されているようにRel-15 AMFにおける「接続性状態変化(IDLEまたはCONNECTED)」イベントにサブスクライブし得る。
【0070】
g.実施形態3.4:識別されたUEアドレスなしでのSMFを介したトラフィック推論のためのAF要求
実施形態3および/または本明細書の任意の他の実施形態にしたがって、AF要求は、SMF/SFCF-Cによって制御されるSFCサービスのためのトラフィック推論を示す。図18は、様々な実施形態による、UEアドレスによって識別されないセッションのためのトラフィックルーティングに影響を与えるためのAF要求を処理するための例示的なプロシージャを示す。
注記1:このシナリオで使用される5GC機能は、すべて同じPLMN(ローミング以外の場合はHPLMN、またはLBOモードのPDUセッションの場合はVPLMN)に属すると仮定される。
注記2:ローカルブレークアウトおよびホームルーティングされたローミングシナリオのためにHPLMN内に位置するAFから呼び出されるNnef_TrafficInfluence_CreateまたはNnef_TrafficInfluence_UpdateまたはNnef_TrafficInfluence_Deleteサービス動作はサポートされない。
0.PCFまたはSFCF-Cは、UDRにおけるSFCポリシー変更の通知にサブスクライブする。
1.新しい要求を作成するために、AFは、Nnef_TrafficInfluence_Createサービス動作を呼び出す。このサービス動作(AF要求)の内容は、[5]の5.2.6.7節に規定されている。この要求は、AFトランザクションIDも含む。PDUセッションに関するイベントにサブスクライブする場合、AFは、対応する通知(AF通知報告情報)を受信することを望む場所も示す。
既存の要求を更新または削除するために、AFは、対応するAFトランザクションIDを提供するNnef_TrafficInfluence_UpdateまたはNnef_TrafficInfluence_Deleteサービス動作を呼び出す。
AF要求は、UPF/SFCF/Uでのトラフィック推論をターゲットとするUDR内のSFCポリシーを更新するためのものであり、これは、ステップ6において既存のPDUセッションまたは将来のPDUセッションに対するトラフィック推論のためにSMF/SFCF-Cを潜在的にトリガすることができる。
2.AFは、その要求をNEFに送信する。要求がAFからPCFに直接送信される場合、AFは、構成によって、またはNbsf_management_Discoveryサービスを呼び出すことによって、既存のPDUセッションのために選択されたPCFに到達する。
NEFは、AF要求のスロットリング、および、[5]の4.3.6.1節に記載されているような、AFによって提供される情報から5GCによって必要とされる情報へのマッピングを含む、必要な認可制御を確実にする。
3.(Nnef_TrafficInfluence_CreateまたはUpdateの場合):NEFは、AF要求情報をUDRに記憶する(データセット=アプリケーションデータ、データサブセット=AFトラフィック影響要求情報、データ鍵=AFトランザクション内部ID、S-NSSAIおよびDNNならびに/または内部グループ識別子もしくはSUPI)。
注記3:AF要求情報がUDRに記憶されるとき、AFトランザクション内部IDと、S-NSSAIおよびDNNならびに/または内部グループ識別子もしくはSUPIとの両方がデータ鍵とみなされる([5]の表5.2.12.2.1-1を参照)。
(Nnef_TrafficInfluence_deleteの場合):NEFは、UDR内のAF要件を削除する(データセット=アプリケーションデータ、データサブセット=AFトラフィック影響要求情報、データ鍵=AFトランザクション内部ID)。
NEFはAFに応答する。
3b.NEFは、UDRにおけるSFCポリシー更新の結果を提供する。
4.AF要求(データセット=アプリケーションデータ;データサブセット=AFトラフィック影響要求情報、データ鍵=S-NSSAIおよびDNNならびに/または内部グループ識別子もしくはSUPI)の修正にサブスクライブされたPCF(複数可)は、UDRからデータ変更の通知Nudr_DM_Notifyを受信する。
5.PCFは、既存のPDUセッションがAF要求の影響を受ける可能性があるかを決定する。これらのPDUセッションの各々について、PCFは、[5]の4.16.5節のステップ5および6に記載されているように、Npcf_SMPolicyControl_UpdateNotifyサービス動作を呼び出すことによって、対応する新しいPCCルール(複数可)を用いてSMFを更新する。
AF要求がUPパス変更のための通知報告要求を含む場合、PCFは、NEFまたはAFを指す通知ターゲットアドレス(Notification Target Address)およびAFトランザクション内部IDを含むトランザクション相関ID(Notification Correlation ID)など、イベントを報告するために必要な情報をPCCルール(複数可)に含める。
6.PCCルールがPCFから受信されると、SMFは、PDUセッションのユーザプレーンを再構成するために、以下のような適切なアクションをとり得る。
- 例えば、[5]の4.3.5節に記載されているように、例えば、UL CLまたは分岐点(Branching Point)として機能するように、データパス内のUPFを追加、置換、または除去すること。
- 新しいプレフィックスをUEに割り振る(IPv6マルチホーミングが適用される場合)。
- ターゲットDNAI内のUPFを新しいトラフィックステアリングルールで更新すること
Namf_EventExposure_Subscribeサービス動作を介して関心領域に対するAMFからの通知にサブスクライブする。
【0071】
実施形態4:OAMは、SFCF-UインスタンスのSFCF-U構成情報を提供する
NRFを使用してSMFにおいて利用可能なUPFをプロビジョニングすることは、[4]の6.3.3節および[5]の4.17.6節で議論されている。このオプションのノードレベルステップは、PDUセッションのためのUPFを選択する前に行われ、その後に、[5]の4.4.3節に規定されているN4ノードレベルプロシージャが行われ、ここで、UPFおよびSMFは、オプションの機能性および能力のサポートなどの情報を交換する。
オプションとして、UPF(複数可)はNRFに登録され得る。この登録段階では、Nnrf_NFManagement_NFRegister動作を使用するので、N4は使用しない。利用可能なUPFのSMFプロビジョニングのために、SMFは、Nnrf_NFManagement_NFStatusSubscribe、Nnrf_NFManagement_NFStatusNotify、およびNnrf_NFDiscoveryサービスを使用して、利用可能なUPFについ学習する。NRFと対話するためにUPFによって使用されるプロトコルは、TS29.510に記載されている。
UPFは、NRFにおいてUPFプロビジョニング情報(UPF Provisioning Information)と関連付けられ得る。UPFプロビジョニング情報は、以下を含む:
- (S-NSSAI,DNN)のリスト
- (S-NSSAI、DNN)ごとのUE IPv4アドレス範囲および/またはIPv6プレフィックス範囲(複数可)、ならびに
注記2:上記の情報は、静的IPアドレス/プレフィックス割振りがUEに必要とされるとき、UPF選択のためにSMFによって使用され得る。
- UPFがサービス提供することができるSMFエリアアイデンティティ。SMFエリアアイデンティティは、NRFを使用するUPF(複数可)のSMFプロビジョニングを、特定のSMFエリアアイデンティティに関連付けられたUPF(複数可)に制限することを可能にする。これは、例えば、特定のSMFエリアアイデンティティに属するものとしてNRFにおいて構成されたUPF(複数可)のみをSMFが制御することが許可される場合に使用することができる。
- サポートされるATSSSステアリング機能性、すなわち、MPTCP機能性もしくはATSSS-LL機能性または両方がサポートされるかどうか。
SMFエリアアイデンティティおよびUE IPv4アドレス範囲および/またはIPv6プレフィックス範囲(複数可)は、UPFプロビジョニング情報においてオプションである。
実施形態3および/または本明細書の任意の他の実施形態にしたがって、SFCF-Cは、5Gネットワークによって提供されるSFCサービスのための1つまたは複数のSFおよび対応するパラメータを含むSFC構成をEASから取得する。
SFCサービス構成のためのSFCパラメータを受信するSFCF-Cは、UE、UEのグループ、または任意のUE、またはアプリケーションの任意のUE、またはSFCサービスの任意のUEのための要求されたSFCサービスのために必要なSFを有する既存の利用可能なSFCF-Uインスタンスをチェックすることができる。利用可能なSFCF-Uインスタンスを得るために、以下の2つの機構がSFCF-Cを提供する:
1-SFCF-Cは、SFCF-Cインスタンスのサポートされる1つまたは複数のSFの要件を示すSFCF-UインスタンスをNRFに要求する。
2-SFCF-Cは、利用可能なSFCF-U NFのステータス変更の通知のためにNRFサービスにサブスクライブした。
SFCF-Cは、SMFがSFCF-Cで置き換えられ、UPFがSFCF-Uで置き換えられて、[5]の4.17.6節におけるNRFを使用した利用可能なUPFのSMFプロビジョニングと同じプロシージャに基づいて、NRFまたはOAMから、サポートされる1つまたは複数のSF情報を有する利用可能なSFCF-Uインスタンスを取得する。
【0072】
図19のプロシージャは、SMFがネットワーク内で利用可能なUPFを通知されると予想するとき、以下のように動作し得る:
1.SMFは、関心のあるターゲットUPFプロビジョニング情報を提供するNnrf_NFManagement_NFStatusSubscribeサービス動作を発行する。SFCF-Cは、利用可能なSFCF-Uの通知にサブスクライブするために、Nnrf_NFManagement_NFStatusSubscribeメッセージをNRFに送信し、ここで、メッセージは、SFCF-Uインスタンスのサポートされる1つまたは複数のSFの情報を含み得る。
・ SFCF-CがSFCF-UインスタンスのサポートされるSFの要件を提供しない場合、NRFは、ステップ7において、SFCF-UインスタンスのサポートされるSFを有するすべての利用可能なSFCF-Uインスタンスに通知する。
・ SFCF-CがSFCF-UインスタンスのサポートされるSFの要件を示す場合、NRFは、ステップ7において、サポートされるSFを有する利用可能なSFCF-Uインスタンスのみを通知する。
2.NRFは、現在SMFサブスクリプションを満たすすべてのUPFのリストを有するNnrf_NFManagement_NFStatusNotifyを発行する。この通知は、各UPFによってサポートされるターゲットUPFプロビジョニング情報のサブセットを示す。
図19のプロシージャは、新しいUPFインスタンスが展開されるとき、以下のように動作し得る:
3.新しいUPFインスタンスはいつでも展開される。SFCF-Uが展開されると、SFCF-Cインスタント情報がSFCF-UによってOAMに提供される。
4.UPFインスタンスは、登録のためにコンタクトすべきNRFアイデンティティと、そのUPFプロビジョニング情報とで構成される。UPFは、ステップ5において登録するためにこの情報の使用を超えてUPFプロビジョニング情報を理解する必要はない。OAMは、SFCF-Uインスタンスを構成する。
5.UPFインスタンスは、そのNFタイプ、そのN4インターフェースのFQDNまたはIPアドレス、およびステップ4において構成されたUPFプロビジョニング情報を提供するNnrf_NFManagement_NFRegister要求動作を発行する。
6.代替的に(ステップ4および5に対して)、OAMは、ステップ5において提供されるものと同じUPFプロビジョニング情報を示すUPFをNRFに登録する。この構成機構は、本明細書の範囲外である。
5または6.SFCF-UまたはOAMは、SFCF-UインスタンスをNRFに登録し、NRFのNnrf_NFManagement_NFRegisterまたはOAM構成は、SFCF-Uインスタンスのためのサポートされる1つまたは複数のSFの情報を含む。
7.ステップ1のサブスクリプションに基づいて、NRFは、新しいUPFのUPFプロビジョニング情報に一致するサブスクリプションを有するすべてのSMFにNnrf_NFManagement_NFStatusNotifyを発行する。NRFは、利用可能なSFCF-U情報をSFCF-Cに提供する。SFCF-U情報は、SFCF-Uインスタンスのサポートされる1つまたは複数のSFを含む。
【0073】
h.実施形態4.1:OAMは、SFCF-Uインスタンスをアプリケーション情報で構成する
実施形態4のステップ4、および/または本明細書の任意の他の実施形態にしたがって、OAMは、新しいSFCF-Uインスタンスを、このSFCF-Uインスタンスに対してサポートされるアプリケーションIDによって示されるアプリケーションの情報で構成する。
- ステップ6:NRFのOAM構成は、このSFCF-Uインスタンスを追加情報としてアプリケーションIDおよびSFCサービスIDと関連付ける。
- ステップ7:アプリケーションIDおよびSFCサービスIDがステップ6において提供される場合、NRFは、通知メッセージ、例えば、Nnrf_NFManagement_NFStatusNotifyにおいて、アプリケーションIDおよびSFCサービスIDをSFCF-Uに提供する。
SFCF-Cは、SFCサービスID、SFCアプリケーションID、およびSFCF-UインスタンスのサポートされるSF情報の情報に基づいて、SFPを構成する。
この実施形態は、OAMを介してエッジデータネットワークにおけるSFCサービスと5GネットワークにおけるSFCサービスとの間の調整をサポートする。
【0074】
実施形態5:3GPP管理プレーンにおけるSFC構成
実施形態2および/または本明細書の任意の他の実施形態にしたがって、SFCネットワークにおいてSFCサービスを提供するEASまたはEESまたはSFCネットワークプロバイダは、OAMを介してエッジデータネットワークにおけるSFCサービスと5GネットワークにおけるSFCサービスとの間の調整に対する3GPPオーケストレーションおよび管理サービスの使用についてのネットワークオペレータとのSLAにおいて、SFCサービス構成のSFCパラメータを提供することができる。
i.実施形態5.1:OAMはPCF/SFCF-Cを構成する
実施形態5および/または本明細書の任意の他の実施形態にしたがって、5GネットワークにおけるSFCサービスのためのSLAに基づいて、OAMは、SFCポリシーを管理するためにPCF/SFCF-Cにおいて静的なSFC構成を構成する。
j.実施形態5.2:OAMはSMF/SFCF-Cを直接構成する
【0075】
実施形態5および/または本明細書の任意の他の実施形態にしたがって、5GネットワークにおけるSFCサービスのためのSLAに基づいて、OAMは、SFCサービス構成でSMF/SFCF-Cを構成する。
【0076】
実施形態6:SFCF-Cが、エッジデータネットワーク内のSFCネットワークと協調するようにSFPを構成する
【0077】
実施形態5.1、5.2、4.1、および/または本明細書の任意の他の実施形態にしたがって、SFCF-Cは、以下の情報に基づいて、異なるSFを有する1つまたは複数のSFCF-Uインスタンスによって構成される、SFP IDによって識別される、各SFCF-Uにおいて順序付けられたSFを有するSFPを構成することができる:
- SFCサービスID
- SFCアプリケーションID
- SFCF-UインスタンスのサポートされたSF
- 順序付けられたSFCF-U(複数可)のアドレス情報、例えば、各SFCF-Uの入口アドレスとポートおよび出口アドレスとポート。
この実施形態は、OAMを介してエッジデータネットワークにおけるSFCサービスと5GネットワークにおけるSFCサービスとの間の調整をサポートする。
【0078】
エッジデータネットワークによって提供されるサービス機能およびサービス機能パスを用いたサービス機能チェイニング
実施形態はまた、エッジデータネットワークによって、例えば、エッジアプリケーションサービスプロバイダまたはエッジコンピューティングサービスプロバイダによって提供されるSFおよびSFPを有するSFCネットワークのために提供される。
【0079】
実施形態7:エッジデータネットワークにおけるSFCイネーブラ
このソリューションは、図20に示すように、エッジデータネットワークにおけるサービス機能チェイニングサービスを可能にするソリューションを提案するものである。エッジデータネットワークのSFCサービスにより、このソリューションは、3GPP管理プレーンにおける統合されたオーケストレーションおよび管理のサポートを可能にする。
【0080】
図20は、様々な実施形態による、エッジデータネットワーク内にSFCネットワークを含む参照アーキテクチャを示す(この参照アーキテクチャには部分的なネットワーク機能が含まれる)。サービス機能チェイニングサービスは、サービス機能チェイニングネットワーク(SFCネットワーク)のサポートを可能にすることによってエッジデータネットワークで提供され、SFCネットワークは、信頼できるデータネットワークまたは外部データネットワークとのN6基準点を終端する。SFCネットワーク内の特定のサービス機能パス(SFP)を通過する必要があるトラフィックをステアリングするためのサービス機能チェイニングポリシーは、AS、AF、または3GPP OAMによって構成され得る。外部データネットワーク内のアプリケーションサーバ(AS)の場合、AFは、例えば、N6を介してエッジデータネットワークのSFCネットワークに向かうトラフィックルーティングを、N33インターフェース上でNEFを介して推論することができる。信頼できるデータネットワーク内のASの場合、AFは、例えば、N6を介してエッジデータネットワークのSFCネットワークに向かうトラフィックルーティングに、直接N5インターフェース上でPCFを介して干渉することができる。
【0081】
図21は、様々な実施形態による、SFCネットワークを介してSFCサービスを可能にするエッジデータネットワークのアプリケーションアーキテクチャをさらに示す。
【0082】
図21では、エッジアプリケーションサーバは、エッジデータネットワーク内のSFCネットワークに向けてN6トラフィックをステアリングするためのAF推論トラフィックルーティングを使用することによって、エッジデータネットワーク内のSFCネットワークによって提供されるSFCサービスを使用する。
【0083】
SFCサービスを提供するSFCネットワークは、エッジデータネットワークにおいてサービス機能および1つまたは複数のサービス機能パスを含み、ここで、トラフィッククラシファイアは、SFCサービスを開始する前に3GPPネットワークからのトラフィックを処理するためにSFCネットワークにおいてN6を終端し、トラフィックデクラシファイアは、EDGE-Xインターフェース上でEASに向かってトラフィックを転送する前に同じまたは異なるSFPを通るトラフィックフローをさらに組み合わせる。
【0084】
SFCサービスは、エッジサービスプロバイダ(複数可)、エッジコンピューティングサービスプロバイダ(複数可)、SFCネットワークサービスプロバイダ、またはネットワークオペレータ(複数可)を含む1つまたは複数のサービスプロバイダによって提供され得る。展開オプションに応じて、SFCネットワーク構成は、EDGE-XおよびEDGE-Y上で、したがって、EAS(複数可)およびEES(複数可)によってサポートされ得る。
【0085】
エッジアプリケーションサービスプロバイダまたはエッジコンピューティングサービスプロバイダとPLMNオペレータとのビジネス関係および展開シナリオに応じて、エッジデータネットワークは、信頼できるドメインまたは外部データネットワーク内にあることが可能である。EDGE-2およびEDGE-7基準点は、EASおよびEESが、それぞれ、直接N5上で、またはN33インターフェースを上でNEFを介してPCFと対話することを可能にする。図20に示されるように、以下を含む、AFのサポートのために異なる展開オプションが存在する:
実施形態7.1:AFは、EDGE7基準点を介して3GPPネットワークと対話することができるエッジアプリケーションサーバ(EAS)にある。EASは、5GCと直接対話するために5Gネットワーク能力エクスポージャAPIを使用する、および/または
実施形態7.2:AFは、EDGE2基準点を介して5Gネットワークと対話することができるエッジイネーブラサーバ(EES)にある。EESは、5Gネットワーク能力エクスポージャAPIをさらに使用することによって、5GCと対話するためのEES能力エクスポージャAPIをEASに提供し、例えば、EASは、5GCと対話するための5Gネットワーク能力エクスポージャAPIをトリガするエッジイネーブラサーバ能力エクスポージャAPI、例えば、Nnef_trafficInferencing_Create/Update/Delecteメッセージを使用して、AF推論トラフィックルーティングをトリガするための要求される情報をエッジイネーブラサーバ内のAFに要求する。
【0086】
実施形態8:エッジデータネットワーク内のSFCネットワークのサポートを有するアプリケーションアーキテクチャ
実施形態7にしたがって、SFCネットワークは、トラフィッククラシファイア、トラフィックデクラシファイア、およびSFを含み、これらは、1つまたは複数のSFPを処理することができる。各SFPは、トラフィックが通過する必要がある順序付けられたSFを含む。1つまたは複数のSFは、同じまたは異なるサービスプロバイダ、例えば、エッジアプリケーションサービスプロバイダ(複数可)、エッジコンピューティングサービスプロバイダ(複数可)、SFCサービスプロバイダ、またはネットワークオペレータ(複数可)によって提供され得る。展開オプションに応じて、SFCネットワーク構成は、相応にEDGE-XおよびEDGE-Y上でサポートされ得る。
【0087】
EDGE-Xは、SFCネットワークにおけるSF/トラフィッククラシファイア/トラフィックデクラシファイアとEASとの間のインターフェースである。EDGE-Yは、SFCネットワークにおけるSF/トラフィッククラシファイア/トラフィックデクラシファイアとEESとの間のインターフェースである。トラフィッククラシファイアおよびトラフィックデクラシファイアは、それぞれSFP処理の前および後に各SFPのトラフィックフローを分類および組み合わせるためのトラフィックフィルタリングポリシーを有する。
【0088】
SFPが割り当てられていないトラフィックフローについては、SFCネットワーク内のすべてのSFをスキップする。
【0089】
上述したように、図9は、1つまたは複数のSFPを有するエッジデータネットワークのSFCネットワークの例を描写する。特に、図9は、トラフィッククラシファイア、トラフィックデクラシファイア、1つまたは複数のSF、およびSFPを有するSFCネットワークの例を示しており、ここでは、各SFP内のトラフィックフローは、順序付けられたサービス機能を通ってトランスポートする。
【0090】
SFは、限定されないが。以下の機能のうちの1つであり得る:
- ネットワークアドレス変換(NAT)、
- IPトンネルエンドポイント、
- パケットクラシファイア、
- ディープパケットインスペクション(DPI)、
- 合法的インスペクション(LI)、
- TCPプロキシ、
- 負荷バランサ、
- ファイアウォール機能、
- トランスコーダ、
- URLフィルタ、
- アプリケーション検出および制御(ADC)、
- ビデオオプティマイザ。
【0091】
実施形態9:SFCネットワーク構成のためのSFCパラメータ
実施形態8にしたがって、SFCサービスのSFCパラメータは以下の情報を含むことができる:
SFCネットワーク構成:SFCサービスの以下のSFCパラメータを定義する
・ SFCサービスID:SFCサービスのためのSFCパラメータの1つのセットのサービスID
・ SFC構成:対応するSFパラメータおよびSFアドレス情報を有する1つまたは複数のSF
・ SFP構成:トラフィッククラシファイアにおいて構成された1つまたは複数のトラフィックルールのための対応する順序付けられたSFを有するSFPインデックスを示す。
・ SFCルーティングポリシー:
- トラフィッククラシファイアは、SFPインデックスと、SFPインデックスによって識別されるSFP内の最初のSFにトラフィックを転送するためのトラフィックフィルタリングルールとの間のマッピングを示す。
- トラフィックデクラシファイアは、SFPインデックスによって識別されるSFP内の最後のSFからのトラフィックを組み合わせるためのトラフィックフィルタルールを示す。
・ SFCサービスIDによって識別されるSFCサービスのための有効性パラメータ、例えば:
- 持続時間
- スケジュールされた時間期間、例えば、毎日午前8時~午後8時など。
- アプリケーションID(複数可)
- PDUセッションタイプ、例えば、IP/イーサネット/アンストラクチャ、DNN、またはスライス/サービスタイプ(SST)(例えば、eMBB、URLLC、MIoT、V2Xなど)を含む関連するPDUセッションパラメータおよびオプションのスライス差別化要因(SD)
【0092】
トラフィッククラシファイアは、SFPインデックスを、パケットごとの異なるレベルまたは粒度に基づいて、1つまたは複数の以下の情報を含むSFC分類ポリシーへのマッピングとともに提供する、例えば:
- UEアドレス
- アプリケーションID
- メディアタイプ
- トラフィック優先度
【0093】
情報がトラフィックペイロードにおいてのみ利用可能であるとき、トラフィッククラシファイアにおけるDPI能力が必要である。
【0094】
トラフィックデクラシファイアは、アプリケーションのアプリケーションサーバに転送する前に1つまたは複数のSFPからのトラフィックを組み合わせるために、EDGE-X基準点を終端するターゲットエッジアプリケーションサーバを識別する「エッジアプリケーションサーバID(EAS ID)」を、1つまたは複数の以下の情報を含むSFC再分類ポリシーへのマッピングとともに提供する、例えば:
- UEアドレス
- アプリケーションID
- メディアタイプ
- トラフィック優先度
- SFPインデックス
【0095】
情報がトラフィックペイロードにおいてのみ利用可能であるとき、トラフィックデクラシファイアにおけるDPI能力が必要である。
【0096】
実施形態10:エッジアプリケーションサーバプロバイダ(EASP)はSFCサービスを提供する
実施形態9にしたがって、EASPは、エッジデータネットワークのエッジアプリケーションサーバにSFCサービスを提供する。
- EASPは、EDGE-Xインターフェース上でSFCサービスのためにSFCネットワークのSFCパラメータをプロビジョニングするために、自身のEAS(複数可)のいずれかを使用することができる。
- さらに、EASへのEES APIおよびEESへの5GCネットワーク能力エクスポージャAPIに基づいて、EASは、SFCネットワークに向かってAF推論トラフィックルーティングをトリガするようにエッジイネーブラサーバに要求することができる。
【0097】
加えて、SFCサービスは、SFCネットワークサービスプロバイダとEASPとの間のSLAに基づき、エッジデータネットワークのEASPにSFCネットワークサービスプロバイダによって提供され得る。
【0098】
図22は、様々な実施形態による例示的なプロシージャを示す。図22は、トラフィックルーティングに干渉するためのSFC構成およびAF要求のためのメッセージフローを含む。
【0099】
図22のプロシージャは、以下のように動作し得る:
ステップ1:エッジアプリケーションサーバは、SFCネットワークにおいてSFおよびSFPを制御および構成するための、そのEAS IDを有するSFCパラメータを含むSFC構成要求と、この要求メッセージを識別するためのトランザクションIDとを送信する。加えて、要求メッセージは、SFCパラメータ構成の作成、更新、または削除を示し得る。
ステップ2:SFCネットワークは、SFCおよびSFPの結果についてエッジアプリケーションサーバにSFC構成応答メッセージ(結果)を返す。
ステップ3:EASへのEES能力エクスポージャAPIを使用するエッジアプリケーションサーバは、UPFとSFCネットワークとの間のN6トンネル上でトラフィックルーティングを推論するために5Gネットワーク能力エクスポージャをEES内のAFに要求する。加えて、要求メッセージは、トラフィックルーティングを推論するためのAF要求の作成、更新、または削除を示し得る。
ステップ4:エッジイネーブラサーバは、実施形態7に示されるように、AFを使用してAF推論トラフィックルーティングプロシージャをトリガする。
ステップ5:エッジイネーブラサーバは、AF推論トラフィックルーティング要求の結果に応答する。
ステップ6:トラフィックは、SFCネットワークを介してUPFとエッジアプリケーションサーバとの間を行き来し始めることができる。
【0100】
実施形態11:エッジコンピューティングサービスプロバイダ(ECSP)が、エッジデータネットワークにおいてSFCサービスを提供する
【0101】
実施形態10にしたがって、ECSPは、エッジデータネットワーク内のエッジイネーブラサーバを介してエッジアプリケーションサーバにSFCサービスを提供する。
- EDGE-3インターフェース上でSFCサービスのためのSFCパラメータをプロビジョニングするためのEASへのEES APIに基づいて、エッジイネーブラサーバは、新しいインターフェースEDGE-Y上でSFCネットワークにおいてSFCを制御および構成するためにSFC構成要求メッセージをトリガすることができる。
- さらに、EASへのEES APIおよびEESへの5GCネットワーク能力エクスポージャAPIに基づいて、エッジイネーブラサーバは、SFCネットワークに向かってAF推論トラフィックルーティングをトリガするためのAF要求をトリガすることができる。
【0102】
加えて、SFCサービスは、SFCネットワークサービスプロバイダとECSPとの間のSLAに基づき、エッジデータネットワークのECSPにSFCネットワークサービスプロバイダによって提供され得る。
【0103】
図23は、様々な実施形態による例示的なプロシージャを示す。図23は、トラフィックルーティングに干渉するためのSFC構成およびAF要求のためのメッセージフローを含む。図23のプロシージャは以下のように動作し得る:
ステップ1:ステップ1aにおいて、エッジアプリケーションサーバは、EASへのEES能力エクスポージャAPIを介して、SFCネットワークにおいてSFおよびSFPを制御および構成するためのSFCパラメータを含むSFC構成要求を送信する。ステップ1bにおいて、エッジイネーブラサーバは、トランザクションIDを生成し、SFCパラメータおよびトランザクションIDを示すSFC構成要求メッセージをSFCネットワークに転送する。加えて、要求メッセージは、SFCパラメータ構成の作成、更新、または削除を示し得る。
ステップ2:ステップ2aにおいて、SFCネットワークは、トランザクションIDならびにSFCおよびSFPのSFCパラメータ構成の結果を示すSFC構成応答メッセージをエッジアプリケーションサーバに返す。ステップ2bにおいて、エッジイネーブラサーバは、SFC構成の結果を有するSFC構成応答メッセージを、要求されたエッジアプリケーションサーバに転送する。
ステップ3:エッジアプリケーションサーバは、エッジイネーブラサーバによって提供される、EASへのEES能力エクスポージャAPIを使用して、UPFとSFCネットワークとの間のN6トンネル上でトラフィックルーティングを推論するために5Gネットワーク能力エクスポージャをEES内のAFに要求する。加えて、要求メッセージは、トラフィックルーティングを推論するためのAF要求の作成、更新、または削除を示し得る。
ステップ4:エッジイネーブラサーバは、実施形態13に示されるように、AFを使用してAF推論トラフィックルーティングプロシージャをトリガする。
ステップ5:エッジイネーブラサーバは、AF推論トラフィックルーティング要求の結果に応答する。
ステップ6:トラフィックは、SFCネットワークを介してUPFとエッジアプリケーションサーバとの間を行き来し始めることができる。
【0104】
実施形態12:3GPP管理プレーンにおけるSFC構成
実施形態10または11にしたがって、SFCネットワークにおいてSFCサービスを提供するEASまたはEESまたはSFCネットワークプロバイダは、3GPPオーケストレーションおよび管理サービスを使用するSFC構成についてのネットワークオペレータとのSLAにおいて、SFCネットワークのSFCパラメータを提供することができる。
【0105】
実施形態13:5GS(DPI能力を有する)におけるEASトリガAF推論トラフィックルーティング
実施形態10、11、および/または12にしたがって、EASは、AFを介して直接、またはEDGE-3およびN33上でエッジイネーブラサーバのAFを介して、AF推論トラフィックルーティング要求メッセージ(EAS IDおよびAF要求)を送信する。
【0106】
AF要求におけるトラフィックフィルタリング情報について、UPF/PSAにおいてDPI(ディープパケットインスペクション)機能を必要とする場合、DPIインジケータには、例えば、パケットヘッダまたはパケットペイロードに含まれる情報に基づくトラフィック分類のためのDPIルールおよびポリシーが設けられ、DPIポリシーは、N6トラフィックルーティング情報に基づいて、示されたN6トンネルに向かうネットワークトラフィックフローを分類するように構成される。
【0107】
例えば、DPIポリシーは、パケットペイロード情報に基づいて異なる優先トラフィックを分類し、高優先トラフィックがより高いスループットでN6トンネルを通過することを可能にするように構成することができる。
【0108】
例えば、DPIポリシーは、パケットペイロード情報に基づいて異なるメディアタイプを分類し、異なるメディアタイプを有するトラフィックが異なるスループットで異なるN6トンネルを通過することを可能にするように構成することができる。
【0109】
実施形態13.1
実施形態13にしたがって、TS23.501の5.6.7節およびTS23.502の4.3.6節を参照すると、SFCネットワークに向かうN6トラフィックルーティングのためのAF要求は、以下の情報を含むことができる:
- AFトランザクション識別子:AF要求を参照するために提供される。
- DNNおよび1つまたは複数のDNAI(複数可):エッジデータネットワークを識別するために提供され、ここで、DNアクセス識別子(DNAI)は、アプリケーションが展開される1つまたは複数のDN(複数可)へのユーザプレーンアクセスの識別子である。エッジコンピューティングサービスをサポートするPLMNは、1つまたは複数のDNAI(複数可)にそれぞれ対応するEDN内に位置するエッジアプリケーションサーバへの接続を提供する。
- N6トンネルのための各DNAIの1つまたは複数のN6トラフィックルーティング情報:SFCネットワークおよびエッジデータネットワークのエッジアプリケーションサーバに向けてトラフィックをステアリングするために提供され、ここで、アドレス情報は、IPパケットのためのIPアドレスおよびポート番号ならびに/またはイーサネットトラフィックのためのイーサネットMACアドレスを含む。
- 各N6トラフィックルーティング情報についてのラフィック記述:影響を受けることとなるターゲットトラフィックを識別するために提供され、これは、DNNおよびオプションでS-NSSAIと、アプリケーション識別子(APP-ID)またはIP/イーサネットパケットヘッダ情報に基づくトラフィックフィルタリング情報との組合せによって表すことができる。
- ターゲットUE識別子(複数可):AF要求のターゲットとなるUE(複数可)を示すために提供され、これは、個々のUEに対するGPSI、またはUEのグループに対する外部グループ識別子、またはDNN、S-NSSAI、およびDNAI(複数可)の組合せにアクセスする任意のUEによって表すことができる。
【0110】
実施形態13.2:AF要求における追加情報
実施形態13.1にしたがって、以下の追加情報を提供することができる:
- 空間的有効性条件:要求が、有効性のエリアまたは地理的ゾーン識別子(複数可)のリストによって表される指定されたロケーション内に位置するUE(複数可)のトラフィックのみに適用されることを示すために提供される。
- 時間的有効性条件:AFからの推論要求を実施するための時間間隔(複数可)または持続時間(複数可)を示すために提供される。
【0111】
1.システムおよび実装形態
図24図26は、開示される実施形態の態様を実装し得る様々なシステム、デバイス、および構成要素を示す。
【0112】
図24は、様々な実施形態によるネットワーク2400を示す。ネットワーク2400は、LTEまたは5G/NRシステムの3GPP技術仕様書と一致する方法で動作し得る。しかしながら、例示的な実施形態は、この点で限定されるものではなく、説明される実施形態は、将来の3GPPシステムなど、本明細書で説明される原理から利益を得る他のネットワークに適用され得る。
【0113】
ネットワーク2400は、UE2402を含み得、これは、無線経由接続を介してRAN2404と通信するように設計された任意のモバイルまたは非モバイルコンピューティングデバイスを含み得る。UE2402は、UuインターフェースによってRAN2404と通信可能に結合され得る。UE2402は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ウェアラブルコンピュータデバイス、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、車載インフォテインメント、車載エンターテインメントデバイス、インストルメントクラスタ、ヘッドアップディスプレイデバイス、オンボード診断デバイス、ダッシュトップモバイル機器、モバイルデータターミナル、電子エンジン管理システム、電子/エンジン制御ユニット、電子/エンジン制御モジュール、組込みシステム、センサ、マイクロコントローラ、制御モジュール、エンジン管理システム、ネットワーク機器、マシンタイプ通信デバイス、M2MまたはD2Dデバイス、IoTデバイスなどであり得るが、それらに限定されない。
【0114】
いくつかの実施形態では、ネットワーク2400は、サイドリンクインターフェースを介して互いに直接結合された複数のUEを含み得る。UEは、限定はしないが、PSBCH、PSDCH、PSSCH、PSCCH、PSFCHなどの物理サイドリンクチャネルを使用して通信するM2M/D2Dデバイスであり得る。
【0115】
いくつかの実施形態では、UE2402は、追加的に、無線経由接続を介してAP2406と通信し得る。AP2406は、WLAN接続を管理し得、これは、RAN2404からの一部/すべてのネットワークトラフィックをオフロードする働きをし得る。UE2402とAP2406との間の接続は、任意のIEEE8022.11プロトコルと一致し得、ここで、AP2406は、ワイヤレスフィデリティ(Wi-Fi(登録商標))ルータであり得る。いくつかの実施形態では、UE2402、RAN2404、およびAP2406は、セルラー-WLANアグリゲーション(例えば、LWA/LWIP)を利用し得る。セルラー-WLANアグリゲーションは、セルラー無線リソースとWLANリソースの両方を利用するようにUE2402がRAN2404によって構成されることを含み得る。
【0116】
RAN2404は、1つまたは複数のアクセスノード、例えばAN2408を含み得る。AN2408は、RRC、PDCP、RLC、MAC、およびL1プロトコルを含むアクセス層プロトコルを提供することによって、UE2402のためのエアインターフェースプロトコルを終端し得る。このようにして、AN2408は、CN2420とUE2402との間のデータ/音声接続性を可能にし得る。いくつかの実施形態では、AN2408は、別個のデバイスに、または、例えば、CRANまたは仮想ベースバンドユニットプールと呼ばれ得る仮想ネットワークの一部として、サーバコンピュータ上で実行されるつまたは複数のソフトウェアエンティティとして実装され得る。AN2408は、BS、gNB、RANノード、eNB、ng-eNB、NodeB、RSU、TRxP、TRPなどと呼ばれ得る。AN2408は、マクロセル基地局、または、フェムトセル、ピコセル、またはマクロセルと比較してより小さいカバレージエリア、より小さいユーザ容量、もしくはより高い帯域幅を有する他の同様のセルを提供するための低電力基地局であり得る。
【0117】
RAN2404が複数のANを含む実施形態では、それらは、X2インターフェース(RAN2404がLTE RANである場合)またはXnインターフェース(RAN2404が5G RANである場合)を介して、互いに結合され得る。いくつかの実施形態では、制御/ユーザプレーンインターフェースに分離され得るX2/Xnインターフェースは、ANが、ハンドオーバ、データ/コンテキスト転送、モビリティ、負荷管理、干渉調整などに関する情報を通信することを可能にし得る。
【0118】
RAN2404のANはそれぞれ、ネットワークアクセスのためのエアインターフェースをUE2402に提供するために、1つまたは複数のセル、セルグループ、コンポーネントキャリアなどを管理し得る。UE2402は、RAN2404の同じまたは異なるANによって提供される複数のセルと同時に接続され得る。例えば、UE2402およびRAN2404は、UE2402が、ぞれぞれPcellまたはScellに対応する複数のコンポーネントキャリアと接続することを可能にするために、キャリアアグリゲーションを使用し得る。デュアルコネクティビティシナリオでは、第1のANは、MCGを提供するマスタノードであり得、第2のANは、SCGを提供するセカンダリノードであり得る。第1/第2のANは、eNB、gNB、ng-eNBなどの任意の組合せであってもよい。
【0119】
RAN2404は、認可スペクトルまたは無認可スペクトルにわたってエアインターフェースを提供し得る。無認可スペクトルにおいて動作するために、ノードは、PCell/SCellを用いたCA技術に基づいて、LAA、eLAA、および/またはfeLAA機構を使用し得る。無認可スペクトルにアクセスする前に、ノードは、例えば、リッスンビフォアトーク(LBT:listen-before-talk)プロトコルに基づいて、媒体/キャリア検知動作を実行し得る。
【0120】
V2Xシナリオでは、UE2402またはAN2408は、V2X通信に使用される任意の輸送インフラストラクチャエンティティを指し得るRSUであり得るか、またはRSUとして機能し得る。RSUは、適切なANまたは固定(または相対的に固定な)UEにおいてまたはUEによって実装され得る。UEにおいてまたはUEによって実装されるRSUは、「UE型RSU」と呼ばれ得、eNBは、「eNB型RSU」と呼ばれ得、gNBは、「gNB型RSU」と呼ばれ得、他も同様である。一例では、RSUは、通過するビークルUEに接続性サポートを提供する、路側に位置する無線周波数回路と結合されたコンピューティングデバイスである。RSUはまた、交差点地図ジオメトリ、交通統計、メディア、ならびに進行中の車両および歩行者の交通を検知および制御するためのアプリケーション/ソフトウェアを記憶するための内部データストレージ回路を含み得る。RSUは、衝突回避、交通警告などの高速イベントに必要な非常に短いレイテンシの通信を提供し得る。追加的にまたは代替的に、RSUは、他のセルラー/WLAN通信サービスを提供し得る。RSUの構成要素は、屋外設置に適した耐候性の筐体内に入れられ得、交通信号コントローラまたはバックホールネットワークへのワイヤード接続(例えば、イーサネット)を提供するためのネットワークインターフェースコントローラを含み得る。
【0121】
いくつかの実施形態では、RAN2404は、例えば、eNB2412などのeNBを有するLTE RAN2410であり得る。LTE RAN2410は、15kHzのSCS;DL用のCP-OFDM波形およびUL用のSC-FDMA波形;データ用のターボ符号および制御用のTBCC、などの特性を有するLTEエアインターフェースを提供し得る。LTEエアインターフェースは、CSI取得およびビーム管理のためのCSI-RS;PDSCH/PDCCH復調のためのPDSCH/PDCCH DMRS;セル探索および初期取得、チャネル品質測定、ならびにUEにおけるコヒーレント復調/検出のためのチャネル推定のためのCRSに依拠し得る。LTEエアインターフェースは、サブ6GHz帯域上で動作し得る。
【0122】
いくつかの実施形態では、RAN2404は、例えば、gNB2416などのgNB、または例えば、ng-eNB2418などのng-eNBを有するNG-RAN2414であり得る。gNB2416は、5G NRインターフェースを使用して5G対応UEと接続し得る。gNB2416は、N2インターフェースまたはN3インターフェースを含み得るNGインターフェースを通して5Gコアと接続し得る。ng-eNB2418もまた、NGインターフェースを通して5Gコアと接続し得るが、LTEエアインターフェースを介してUEと接続し得る。gNB2416およびng-eNB2418は、Xnインターフェース上で互いに接続し得る。
【0123】
いくつかの実施形態では、NGインターフェースは、NG-RAN2414のノードとUPF2448のノードとの間でトラフィックデータを搬送するNGユーザプレーン(NG-U)インターフェース(例えば、N3インターフェース)と、NG-RAN2414のノードとAMF2444のノードとの間のシグナリングインターフェースであるNG制御プレーン(NG-C)インターフェース(例えば、N2インターフェース)という2つの部分に分割され得る。
【0124】
NG-RAN2414は、可変SCS;DL用のCP-OFDMならびにUL用のCP-OFDMおよびDFT-s-OFDM;制御用のポーラ、反復、シンプレックス、およびリードマラー符号ならびにデータ用のLDPCという特性を有する5G-NRエアインターフェースを提供し得る。5G-NRエアインターフェースは、LTEエアインターフェースと同様に、CSI-RS、PDSCH/PDCCH DMRSに依拠し得る。5G-NRエアインターフェースは、CRSは使用しない場合があるが、PBCH復調のためにPBCH DMRSを、PDSCHの位相トラッキングのためにPTRSを、時間トラッキングのためにトラッキング基準信号を使用し得る。5G-NRエアインターフェースは、サブ6GHz帯域を含むFR1帯域、または24.25GHzから52.6GHzまでの帯域を含むFR2帯域上で動作し得る。5G-NRエアインターフェースは、PSS/SSS/PBCHを含むダウンリンクリソースグリッドのエリアであるSSBを含み得る。
【0125】
いくつかの実施形態では、5G-NRエアインターフェースは、様々な目的のためにBWPを利用し得る。例えば、BWPは、SCSの動的適応に使用されることができる。例えば、UE2402は、各BWP構成が異なるSCSを有する複数のBWPで構成され得る。BWP変更がUE2402に示されると、送信のSCSも変更される。BWPの別の使用事例例は、電力節約に関する。特に、複数のBWPは、異なるトラフィック負荷シナリオ下でデータ送信をサポートするために、異なる量の周波数リソース(例えば、PRB)を有するUE2402に対して構成され得る。より少数のPRBを含むBWPは、UE2402において、および、場合によってはgNB2416において電力節約を可能にしながら、小さいトラフィック負荷でのデータ送信に使用され得る。より多数のPRBを含むBWPは、トラフィック負荷がより高いシナリオに使用され得る。
【0126】
RAN2404は、データおよび電気通信サービスをサポートするための様々な機能を顧客/加入者(例えば、UE2402のユーザ)に提供するためのネットワーク要素を含むCN2420に通信可能に結合される。CN2420の構成要素は、1つの物理的ノードまたは別個の物理的ノードにおいて実装され得る。いくつかの実施形態では、CN2420のネットワーク要素によって提供される機能のうちのいずれかまたはすべてをサーバ、スイッチなど内の物理的な計算/ストレージリソース上に仮想化するためにNFVが利用され得る。CN2420の論理的インスタンス化は、ネットワークスライスと呼ばれ得、CN2420の一部の論理的インスタンス化は、ネットワークサブスライスと呼ばれ得る。
【0127】
いくつかの実施形態では、CN2420は、EPCとも呼ばれ得るLTE CN2422であり得る。LTE CN2422は、図示のようにインターフェース(または「基準点」)上で互いに結合されたMME2424、SGW2426、SGSN2428、HSS2430、PGW2432、およびPCRF2434を含み得る。LTE CN2422の要素の機能は、以下のように簡潔に紹介され得る。
【0128】
MME2424は、ページング、ベアラアクティブ化/非アクティブ化、ハンドオーバ、ゲートウェイ選択、認証などを容易にするために、UE2402の現在のロケーションをトラッキングするためのモビリティ管理機能を実装し得る。
【0129】
SGW2426は、RANに向かうS1インターフェースを終端し、RANとLTE CN2422との間でデータパケットをルーティングし得る。SGW2426は、RAN間ノードハンドオーバのためのローカルモビリティアンカーポイントであり得、3GPP間モビリティのためのアンカーを提供もし得る。他の責任には、合法的インターセプト、課金、および何らかのポリシー実施が含まれ得る。
【0130】
SGSN2428は、UE2402のロケーションをトラッキングし、セキュリティ機能およびアクセス制御を実行し得る。加えて、SGSN2428は、異なるRATネットワーク間のモビリティのためのEPC間ノードシグナリング、MME2424によって指定されているようなPDNおよびS-GW選択、ハンドオーバのためのMME選択などを実行し得る。MME2424とSGSN2428との間のS3基準点は、アイドル/アクティブ状態における3GPPアクセスネットワーク間モビリティのためのユーザおよびベアラ情報交換を可能にし得る。
【0131】
HSS2430は、通信セッションのネットワークエンティティの処理をサポートするためのサブスクリプション関連の情報を含む、ネットワークユーザのためのデータベースを含み得る。HSS2430は、ルーティング/ローミング、認証、認可、名前/アドレス解決(naming/addressing resolution)、ロケーション依存性などのサポートを提供することができる。HSS2430とMME2424との間のS6a基準点は、LTE CN2420へのユーザアクセスを認証/認可するためのサブスクリプションおよび認証データの転送を可能にし得る。
【0132】
PGW2432は、アプリケーション/コンテンツサーバ2438を含み得るデータネットワーク(DN)2436に向かうSGiインターフェースを終端し得る。PGW2432は、LTE CN2422とデータネットワーク2436との間でデータパケットをルーティングし得る。PGW2432は、ユーザプレーントンネリングおよびトンネル管理を容易にするために、S5基準点によってSGW2426と結合され得る。PGW2432は、ポリシー実施および課金データ収集のためのノード(例えば、PCEF)をさらに含み得る。追加的に、PGW2432とデータネットワーク2436との間のSGi基準点は、例えば、IMSサービスのプロビジョニングのためのオペレータ外部のパブリック、プライベートPDN、またはオペレータ内パケットデータネットワークであり得る。PGW2432は、Gx基準点を介してPCRF2434と結合され得る。
【0133】
PCRF2434は、LTE CN2422のポリシーおよび課金制御要素である。PCRF2434は、サービスフローのための適切なQoSおよび課金パラメータを決定するために、アプリ/コンテンツサーバ2438に通信可能に結合され得る。PCRF2432は、適切なTFTおよびQCIを有するPCEFに、関連するルールを(Gx基準点を介して)プロビジョニングし得る。
【0134】
いくつかの実施形態では、CN2420は、5GC2440であり得る。5GC2440は、図示のようにインターフェース(または「基準点」)上で互いに結合されたAUSF2442、AMF2444、SMF2446、UPF2448、NSSF2450、NEF2452、NRF2454、PCF2456、UDM2458、およびAF2460を含み得る。5GC2440の要素の機能は、以下のように簡潔に紹介され得る。
【0135】
AUSF2442は、UE2402の認証のためのデータを記憶し、認証関連機能性を処理し得る。AUSF2442は、様々なアクセスタイプのための共通認証フレームワークを容易にし得る。図示されるように、基準点上で5GC2440の他の要素と通信することに加えて、AUSF2442は、Nausfサービスベースのインターフェースを呈し得る。
【0136】
AMF2444は、5GC2440の他の機能がUE2402およびRAN2404と通信し、UE2402に関するモビリティイベントについての通知にサブスクライブすることを可能にし得る。AMF2444は、登録管理(例えば、UE2402を登録するための)、接続管理、到達可能性管理、モビリティ管理、AMF関連イベントの合法的インターセプション、ならびにアクセス認証および認可を担い得る。AMF2444は、UE2402とSMF2446との間でのSMメッセージのためのトランスポートを提供し、SMメッセージをルーティングするための透過的なプロキシとして機能し得る。AMF2444はまた、UE2402とSMSFとの間でのSMSメッセージのためのトランスポートを提供し得る。AMF2444は、様々なセキュリティアンカおよびコンテキスト管理機能を実行するために、AUSF2442およびUE2402と対話し得る。さらに、AMF2444は、RAN2404とAMF2444との間のN2基準点を含み得るかまたはそれであり得るRAN CPインターフェースの終端点であり得、AMF2444は、NAS(N1)シグナリングの終端点であり得、NAS暗号化および完全性保護を実行し得る。AMF2444はまた、N3 IWFインターフェース上でのUE2402とのNASシグナリングをサポートし得る。
【0137】
SMF2446は、SM(例えば、セッション確立、UPF2448とAN2408との間のトンネル管理);UE IPアドレス割振りおよび管理(オプションの認可を含む);UP機能の選択および制御;トラフィックを適切な宛先にルーティングするようにUPF2448においてトラフィックステアリングを構成すること;ポリシー制御機能に向かうインターフェースの終端;ポリシー実施、課金、およびQoSの一部を制御すること;合法的インターセプト(SMイベントおよびL1システムへのインターフェースのための);NASメッセージのSM部分の終端;ダウンリンクデータ通知;N2上でAMF2444を介してAN2408に送信されるAN固有SM情報を開始すること;ならびにセッションのSSCモードを決定することを担い得る。SMは、PDUセッションの管理を指し得、PDUセッションまたは「セッション」は、UE2402とデータネットワーク2436との間のPDUの交換を提供または可能にするPDU接続性サービスを指し得る。
【0138】
UPF2448は、RAT内およびRAT間モビリティのためのアンカーポイント、データネットワーク2436への相互接続の外部PDUセッション点、およびマルチホームPDUセッションをサポートするための分岐点として機能し得る。UPF2448はまた、パケットルーティングおよび転送を実行し、パケット検査を実行し、ポリシールールのユーザプレーン部分を実施し、パケットを合法的にインターセプトし(UP収集)、トラフィック使用報告を行い、ユーザプレーンのためのQoS処理(例えば、パケットフィルタリング、ゲーティング、UL/DLレート実施)を実行し、アップリンクトラフィック検証(例えば、SDF対QoSフローマッピング)を行い、アップリンクおよびダウンリンクにおけるトランスポートレベルパケットマーキングを行い、ダウンリンクパケットバッファリングおよびダウンリンクデータ通知トリガを行い得る。UPF2448は、データネットワークへのトラフィックフローのルーティングをサポートするためのアップリンククラシファイアを含み得る。
【0139】
NSSF2450は、UE2402にサービス提供するネットワークスライスインスタンスのセットを選択し得る。NSSF2450はまた、必要に応じて、許可されたNSSAI、およびサブスクライブされたS-NSSAIへのマッピングを決定し得る。NSSF2450はまた、適切な構成に基づいて、および場合によってはNRF2454にクエリすることによって、UE2402にサービス提供するために使用されるべきAMFセット、または候補AMFのリストを決定し得る。UE2402のためのネットワークスライスインスタンスのセットの選択は、NSSF2450と対話することによって、UE2402が登録されるAMF2444によってトリガされ得、これにより、AMFの変更が引き起こされ得る。NSSF2450は、N22基準点を介してAMF2444と対話し得、N31基準点(図示せず)を介して訪問先ネットワーク内の別のNSSFと通信し得る。追加的に、NSSF2450は、Nnssfサービスベースのインターフェースを呈し得る。
【0140】
NEF2452は、サードパーティ、内部エクスポージャ/再エクスポージャ、AF(例えば、AF2460)、エッジコンピューティングまたはフォグコンピューティングシステムなどのために3GPPネットワーク機能によって提供されるサービスおよび能力を安全に公開し得る。そのような実施形態では、NEF2452は、AFを認証、認可、または抑制することができる。NEF2452はまた、AF2460と交換された情報および内部ネットワーク機能と交換された情報を変換し得る。例えば、NEF2452は、AFサービス識別子と内部5GC情報との間で変換し得る。NEF2452は、他のNFの公開された能力に基づいて他のNFから情報を受信し得る。この情報は、構造化されたデータとしてNEF2452に、または標準化されたインターフェースを使用してデータストレージNFに記憶されてもよい。その後、記憶された情報は、NEF2452によって他のNFおよびAFに再び公開されるか、または分析などの他の目的のために使用され得る。追加的に、NEF2452は、Nnefサービスベースのインターフェースを呈し得る。
【0141】
NRF2454は、サービス発見機能をサポートし、NFインスタンスからNF発見要求を受信し、発見されたNFインスタンスの情報をNFインスタンスに提供することができる。NRF2454はまた、利用可能なNFインスタンスおよびそれらのサポートされるサービスの情報を維持する。本明細書で使用される場合、「インスタンス化する(instantiate)」、「インスタンス化(instantiation)」などの用語は、インスタンスの作成を指し得、「インスタンス(instance)」は、例えば、プログラムコードの実行中に発生し得るオブジェクトの具体的な発生を指し得る。追加的に、NRF2454は、Nnrfサービスベースのインターフェースを呈し得る。
【0142】
PCF2456は、ポリシールールを提供して、それらを実施するようにプレーン機能を制御し得、また、ネットワーク挙動を統制するように統合ポリシーフレームワークをサポートし得る。PCF2456はまた、UDM2458のUDR内のポリシー決定に関連するサブスクリプション情報にアクセスするためのフロントエンドを実装し得る。図示のように基準点上で機能と通信することに加えて、PCF2456は、Npcfサービスベースのインターフェースを呈する。
【0143】
UDM2458は、通信セッションのネットワークエンティティの処理をサポートするためにサブスクリプション関連情報を処理し得、UE2402のサブスクリプションデータを記憶し得る。例えば、サブスクリプションデータは、UDM2458とAMF2444との間のN8基準点を介して通信され得る。UDM2458は、アプリケーションフロントエンドおよびUDRという2つの部分を含みみ得る。UDRは、UDM2458およびPCF2456のためのサブスクリプションデータおよびポリシーデータ、ならびに/またはNEF2452のためのアプリケーションデータ(アプリケーション検出のためのPFD、複数のUE2402のためのアプリケーション要求情報を含む)およびエクスポージャのための構造化データを記憶し得る。Nudrサービスベースのインターフェースは、UDM2458、PCF2456、およびNEF2452が、記憶されたデータの特定のセットにアクセスすること、ならびにUDR内の関連データを読み取り、更新(例えば、追加、修正)し、削除し、その変更の通知にサブスクライブすることを可能にするために、UDR221によって呈され得る。UDMは、クレデンシャルの処理、ロケーション管理、サブスクリプション管理などを担うUDM-FEを含み得る。いくつかの異なるフロントエンドが、異なるトランザクションにおいて同じユーザにサービス提供し得る。UDM-FEは、UDRに記憶されたサブスクリプション情報にアクセスし、認証クレデンシャル処理、ユーザ識別処理、アクセス認可、登録/モビリティ管理、およびサブスクリプション管理を実行する。図示のように基準点上で他のNFと通信することに加えて、UDM2458は、Nudmサービスベースのインターフェースを呈し得る。
【0144】
AF2460は、トラフィックルーティングに対するアプリケーション影響を提供し、NEFへのアクセスを提供し、ポリシー制御のためにポリシーフレームワークと対話し得る。
【0145】
いくつかの実施形態では、5GC2440は、UE2402がネットワークに接続されるポイントに地理的に近くなるようにオペレータ/サードパーティサービスを選択することによってエッジコンピューティングを可能にし得る。これは、ネットワーク上のレイテンシおよび負荷を軽減し得る。エッジコンピューティング実装形態を提供するために、5GC2440は、UE2402に近いUPF2448を選択し、N6インターフェースを介してUPF2448からデータネットワーク2436へのトラフィックステアリングを実行し得る。これは、UEサブスクリプションデータ、UEロケーション、およびAF2460によって提供される情報に基づき得る。このようにして、AF2460は、UPF(再)選択およびトラフィックルーティングに影響を与え得る。オペレータの展開に基づいて、AF2460が信頼できるエンティティであると考えられる場合、ネットワークオペレータは、AF2460が関連するNFと直接対話することを許可し得る。追加的に、AF2460は、Nafサービスベースのインターフェースを呈し得る。データネットワーク2436は、例えば、アプリケーション/コンテンツサーバ2438を含む1つまたは複数のサーバによって提供され得る、様々なネットワークオペレータサービス、インターネットアクセス、またはサードパーティサービスを表し得る。
【0146】
図25は、様々な実施形態によるワイヤレスネットワーク2500を概略的に示す。ワイヤレスネットワーク2500は、AN2504とワイヤレス通信しているUE2502を含み得る。UE2502およびAN2504は、本明細書の他の場所で説明される同様の名称の構成要素と同様であり、実質的に交換可能であり得る。UE2502は、接続2506を介してAN2504と通信可能に結合され得る。接続2506は、通信結合を可能にするためのエアインターフェースとして示されており、mmWaveまたはサブ6GHz周波数で動作する5G NRプロトコルまたはLTEプロトコルなどのセルラー通信プロトコルと一致し得る。UE2502は、モデムプラットフォーム2510と結合されたホストプラットフォーム2508を含み得る。ホストプラットフォーム2508は、モデムプラットフォーム2510のプロトコル処理回路2514と結合され得るアプリケーション処理回路2512を含み得る。アプリケーション処理回路2512は、アプリケーションデータをソース/シンクするUE2502のための様々なアプリケーションを実行し得る。アプリケーション処理回路2512は、データネットワークに/からアプリケーションデータを送信/受信するための1つまたは複数のレイヤ動作をさらに実装し得る。これらのレイヤ動作は、トランスポート(例えば、UDP)およびインターネット(例えば、IP)動作を含み得る。
【0147】
プロトコル処理回路2514は、接続2506上でのデータの送信または受信を容易にするために、レイヤ動作のうちの1つまたは複数を実装し得る。プロトコル処理回路2514によって実装されるレイヤ動作は、例えば、MAC、RLC、PDCP、RRC、およびNAS動作を含み得る。モデムプラットフォーム2510は、ネットワークプロトコルスタックにおいてプロトコル処理回路2514によって実行される「下位」レイヤ動作である1つまたは複数のレイヤ動作を実装し得るデジタルベースバンド回路2516をさらに含み得る。これらの動作は、例えば、HARQ-ACK機能、スクランブリング/デスクランブリング、符号化/復号、レイヤマッピング/デマッピング、変調シンボルマッピング、受信シンボル/ビットメトリック決定、時空、空間周波数、または空間コーディングのうちの1つまたは複数を含み得るマルチアンテナポートプリコーディング/復号、基準信号生成/検出、プリアンブルシーケンス生成および/または復号、同期シーケンス生成/検出、制御チャネル信号ブラインド復号、ならびに他の関係する機能のうちの1つまたは複数を含むPHY動作を含み得る。モデムプラットフォーム2510は、送信回路2518と、受信回路2520と、RF回路2522と、1つまたは複数のアンテナパネル2526を含むかまたはそれに接続し得るRFフロントエンド(RFFE)2524とをさらに含み得る。簡潔に言えば、送信回路2518は、デジタルアナログ変換器、ミキサ、中間周波数(IF)構成要素などを含み得、受信回路2520は、アナログデジタル変換器、ミキサ、IF構成要素などを含み得、RF回路2522は、低雑音増幅器、電力増幅器、電力トラッキング構成要素などを含み得、RFFE2524は、フィルタ(例えば、表面/バルク音響波フィルタ)、スイッチ、アンテナチューナ、ビームフォーミング構成要素(例えば、位相アレイアンテナ構成要素)などを含み得る。送信回路2518、受信回路2520、RF回路2522、RFFE2524、およびアンテナパネル2526の構成要素(総称して「送信/受信構成要素」と呼ばれる)の選択および配置は、例えば、通信が、TDMであるかFDMであるか、mmWave周波数であるかサブ6gHz周波数であるかなど、特定の実装形態の詳細に固有であり得る。いくつかの実施形態では、送信/受信構成要素は、複数の並列送信/受信チェーンで配置され得、同じまたは異なるチップ/モジュールなどに配置され得る。
【0148】
いくつかの実施形態では、プロトコル処理回路2514は、送信/受信構成要素に制御機能を提供するために、制御回路(図示せず)の1つまたは複数のインスタンスを含み得る。UE受信は、アンテナパネル2526、RFFE2524、RF回路2522、受信回路2520、デジタルベースバンド回路2516、およびプロトコル処理回路2514によって、およびそれらを介して確立され得る。いくつかの実施形態では、アンテナパネル2526は、1つまたは複数のアンテナパネル2526の複数のアンテナ/アンテナ素子によって受信される受信ビームフォーミング信号によって、AN2504からの送信を受信し得る。
【0149】
UE送信は、プロトコル処理回路2514、デジタルベースバンド回路2516、送信回路2518、RF回路2522、RFFE2524、およびアンテナパネル2526によって、およびそれらを介して確立され得る。いくつかの実施形態では、UE2504の送信構成要素は、アンテナパネル2526のアンテナ素子によって放出される送信ビームを形成するために、送信されるべきデータに空間フィルタを適用し得る。UE2502と同様に、AN2504は、モデムプラットフォーム2530と結合されたホストプラットフォーム2528を含み得る。ホストプラットフォーム2528は、モデムプラットフォーム2530のプロトコル処理回路2534と結合されたアプリケーション処理回路2532を含み得る。モデムプラットフォームは、デジタルベースバンド回路2536、送信回路2538、受信回路2540、RF回路2542、RFFE回路2544、およびアンテナパネル2546をさらに含み得る。AN2504の構成要素は、UE2502の同様の名称の構成要素と同様であり、実質的に交換可能であり得る。上で説明したようにデータ送信/受信を実行することに加えて、AN2508の構成要素は、例えば、無線ベアラ管理、アップリンクおよびダウンリンク動的無線リソース管理、ならびにデータパケットスケジューリングなどのRNC機能を含む様々な論理機能を実行し得る。
【0150】
図26は、いくつかの例示的な実施形態による、機械可読またはコンピュータ可読媒体(例えば、非一時的機械可読記憶媒体)から命令を読み取り、本明細書で議論される方法論のうちのいずれか1つまたは複数を実行することができる構成要素を示すブロック図である。具体的には、図26は、1つまたは複数のプロセッサ(またはプロセッサコア)2610、1つまたは複数のメモリ/ストレージデバイス2620、および1つまたは複数の通信リソース2630を含むハードウェアリソース2600の図表現を示し、それらの各々は、バス2640または他のインターフェース回路を介して通信可能に結合され得る。ノード仮想化(例えば、NFV)を利用する実施形態の場合、ハイパーバイザ2602は、1つまたは複数のネットワークスライス/サブスライスがハードウェアリソース2600を利用するための実行環境を提供するように実行され得る。
【0151】
プロセッサ2610は、例えば、プロセッサ2612およびプロセッサ2614を含み得る。プロセッサ2610は、例えば、中央処理装置(CPU)、縮小命令セットコンピューティング(RISC)プロセッサ、複合命令セットコンピューティング(CISC)プロセッサ、グラフィックスプロセッシングユニット(GPU)、ベースバンドプロセッサなどのDSP、ASIC、FPGA、無線周波数集積回路(RFIC)、別のプロセッサ(本明細書で議論されるものを含む)、またはそれらの任意の適切な組合せであり得る。
【0152】
メモリ/ストレージデバイス2620は、メインメモリ、ディスクストレージ、またはそれらの任意の適切な組合せを含み得る。メモリ/ストレージデバイス2620は、動的ランダムアクセスメモリ(DRAM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、ソリッドステートストレージなどの任意のタイプの揮発性、不揮発性、または半揮発性メモリを含み得るが、これらに限定されない。
【0153】
通信リソース2630は、ネットワーク2608を介して1つまたは複数の周辺デバイス2604または1つまたは複数のデータベース2606または他のネットワーク要素と通信するための、相互接続またはネットワークインターフェースコントローラ、構成要素、または他の適切なデバイスを含み得る。例えば、通信リソース2630は、(例えば、USB、イーサネットなどを介して結合するための)ワイヤード通信構成要素、セルラー通信構成要素、NFC構成要素、Bluetooth(登録商標)(またはBluetooth(登録商標)Low Energy)構成要素、Wi-Fi(登録商標)構成要素、および他の通信構成要素を含み得る。
【0154】
命令2650は、プロセッサ2610のうちの少なくともいずれかに、本明細書で議論される方法論のうちのいずれか1つまたは複数を行わせるためのソフトウェア、プログラム、アプリケーション、アプレット、アプリ、または他の実行可能コードを含み得る。命令2650は、プロセッサ2610のうちの少なくとも1つ(例えば、プロセッサのキャッシュメモリ内)、メモリ/ストレージデバイス2620、またはそれらの任意の適切な組合せ内に、完全にまたは部分的に常駐し得る。さらに、命令2650の任意の部分は、周辺デバイス2604またはデータベース2606の任意の組合せからハードウェアリソース2600に転送され得る。したがって、プロセッサのメモリ2610、メモリ/ストレージデバイス2620、周辺デバイス2604、およびデータベース2606は、コンピュータ可読媒体および機械可読媒体の例である。
【0155】
例示的なプロシージャ
いくつかの実施形態では、図24~26、または本明細書のいくつかの他の図の電子デバイス(複数可)、ネットワーク(複数可)、システム(複数可)、チップ(複数可)、もしくは構成要素(複数可)、またはそれらの一部もしくは実装は、本明細書で説明される1つまたは複数のプロセス、技法、もしくは方法またはそれらの一部を実行するように構成され得る。例えば、図27は、様々な実施形態によるプロセス2700を示す。2702において、プロセス2700は、サービス機能チェイニング(SFC)のための1つまたは複数の順序付けられたサービス機能を指定するサービス機能パス(SFP)のための構成情報を受信することを含み得る。2704において、プロセス2700は、ワイヤレスセルラーネットワークおよびエッジデータネットワークにわたってSFPを介して1つまたは複数の順序付けられたサービス機能を提供するために、エッジデータネットワークにおけるSFC機能と協調するように、構成情報に基づいてSFPを構成することをさらに含み得る。いくつかの実施形態では、プロセス2700は、SFC制御プレーン機能(SFCF-C)またはその一部によって実行され得る。
【0156】
図28は、様々な実施形態による別のプロセス2800を示す。2802において、プロセス2800は、サービス機能チェイニング(SFC)制御プレーン機能(SFCF-C)から、サービス機能パスに関連付けられた1つまたは複数の順序付けられたサービス機能をサポートする1つまたは複数のSFCユーザプレーン機能(SFCF-U)インスタンスに関連付けられた情報に対する要求を受信することを含み得る。2804において、プロセス2800は、1つまたは複数のSFCF-Uインスタンスに関連付けられた情報をSFCF-Cに送信することをさらに含み得る。いくつかの実施形態では、プロセス2800は、運用、管理、保守(OAM)エンティティまたはその一部によって実行され得る。
【0157】
1つまたは複数の実施形態について、先行する図のうちの1つまたは複数に記載された構成要素のうちの少なくとも1つは、以下の例示的なセクションに記載される1つまたは複数の動作、技法、プロセス、および/または方法を実行するように構成され得る。例えば、先行する図のうちの1つまたは複数に関連して上で説明されたベースバンド回路は、以下に記載される例のうちの1つまたは複数にしたがって動作するように構成され得る。別の例について、先行する図のうちの1つまたは複数に関連して上で説明されたようなUE、基地局、ネットワーク要素などに関連付けられた回路は、以下の例示的なセクションに記載される例のうちの1つまたは複数にしたがって動作するように構成され得る。
【0158】
実施例
現在説明されている実施形態の追加の実施例は、以下の非限定的な実装形態を含む。以下の非限定的な実施例は各々が単独で成立し得るか、または以下にまたは本開示を通して提供される他の実施例のうちのいずれか1つまたは複数と任意の順列または組合せで組み合わされ得る。
【0159】
実施例A01は、5Gシステムおよびエッジデータネットワークにおけるサービス機能チェイニングサービスの調整を可能にするための方法を含む。
【0160】
実施例A02は、実施例A01および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、エッジデータネットワークにおけるSFCサービスは、エッジサービスプロバイダまたはエッジコンピューティングサービスプロバイダまたはSFCネットワークプロバイダによって提供されることができ、それは、3GPPオーケストレーションおよび管理サービスの使用についてのネットワークオペレータとのSLA(サービスレベル合意)においてSFCサービス構成のSFCパラメータを含むことができる。
【0161】
実施例A03は、実施例A02および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、5GネットワークにおけるSFCサービスのためのSLAに基づいて、OAMは、SFCポリシーを管理するためにPCF/SFCF-Cにおいて静的なSFC構成を構成する。
【0162】
実施例A04は、実施例A02および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、5GネットワークにおけるSFCサービスのためのSLAに基づいて、OAMは、SFCサービス構成でSMF/SFCF-Cを構成する。
【0163】
実施例A05は、実施例A03~A04および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、SFCF-Cが、エッジデータネットワーク内のSFCネットワークと協調するようにSFPを構成する。
【0164】
実施例A06は、実施例A05および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、SFPは、SFCサービスID、SFCアプリケーションID、SFCF-UインスタンスのサポートされたSF、順序付けられたSFCF-U(複数可)のアドレス情報、例えば、各SFCF-Uの入口アドレスとポートおよび出口アドレスとポートといった情報に基づいて、異なるSFを有する1つまたは複数のSFCF-Uインスタンスによって構成されるSFP IDによって識別される。
【0165】
実施例A07は、実施例A01および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、SFCF-Cは、5Gネットワークによって提供されるSFCサービスのための1つまたは複数のSFおよび対応するパラメータを含むSFC構成をEASから取得する。
【0166】
実施例A08は、実施例A07および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、SFCサービス構成のためのSFCパラメータを受信するSFCF-Cは、UE、UEのグループ、または任意のUE、またはアプリケーションの任意のUE、またはSFCサービスの任意のUEのための要求されたSFCサービスのために必要なSFを有する既存の利用可能なSFCF-Uインスタンスをチェックすることができる。
【0167】
実施例A09は、実施例A08および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、SFCF-Cは、SFCF-Cインスタンスのサポートされる1つまたは複数のSFの要件を示すSFCF-UインスタンスをNRFに要求することによって、利用可能なSFCF-Uインスタンスを取得する。
【0168】
実施例A10は、実施例A08および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、SFCF-Cは、利用可能なSFCF-U NFのステータス変更の通知のためにNRFサービスにサブスクライブした。
【0169】
実施例A11は、実施例A09~A10および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、SFCF-Cは、NRFまたはOAMから、サポートされる1つまたは複数のSF情報を有する利用可能なSFCF-Uインスタンスを取得する。
【0170】
実施例A12は、実施例A11および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、OAMは、SFCF-Uインスタンスを構成する。
【0171】
実施例A13は、実施例A12および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、NRFのOAM構成は、SFCF-Uインスタンスのためのサポートされる1つまたは複数のSFの情報を含む。
【0172】
実施例A13は、実施例A13および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、SFCF-UまたはOAMは、SFCF-UインスタンスをNRFに登録し、NRFのNnrf_NFManagement_NFRegisterまたはOAM構成は、SFCF-Uインスタンスのためのサポートされる1つまたは複数のSFの情報を含む。
【0173】
実施例A15は、実施例A14および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、NRFは、利用可能なSFCF-U情報をSFCF-Cに提供し、SFCF-U情報は、SFCF-Uインスタンスのサポートされる1つまたは複数のSFを含む。
【0174】
実施例A16は、実施例A12および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、OAMは、新しいSFCF-Uインスタンスを、このSFCF-Uインスタンスに対してサポートされるアプリケーションIDによって示されるアプリケーションの情報で構成する。
【0175】
実施例A17は、実施例A16および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、NRFのOAM構成は、このSFCF-Uインスタンスを追加情報としてアプリケーションIDおよびSFCサービスIDと関連付ける。
【0176】
実施例A18は、実施例A17および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、アプリケーションIDおよびSFCサービスIDがステップ6において提供される場合、NRFは、通知メッセージ、例えば、Nnrf_NFManagement_NFStatusNotifyにおいて、アプリケーションIDおよびSFCサービスIDをSFCF-Uに提供する。
【0177】
実施例A19は、実施例A15、A18および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、SFCF-Cは、SFCサービスID、SFCアプリケーションID、およびSFCF-UインスタンスのサポートされるSF情報の情報に基づいて、SFPを構成する。
【0178】
実施例B01は、5Gシステム(5GS)およびエッジデータネットワーク(EDN)においてサービス機能チェイニング(SFC)サービスを調整するための方法を含み、この方法は、SFCユーザプレーン機能(SFCF-U)およびSFC制御プレーン機能(SFCF-C)によって、5GネットワークのコントロールプレーンおよびユーザプレーンにおけるSFCイネーブラのサポートをそれぞれ指示するステップを含む。
【0179】
実施例B02は、実施例B01および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、EDNにおけるSFCサービスは、エッジサービスプロバイダ、エッジコンピューティングサービスプロバイダ、またはSFCネットワークプロバイダによって提供され、それは、3GPPオーケストレーションおよび管理サービスの使用についてのネットワークオペレータとのSLA(サービスレベル合意)においてSFCサービス構成のSFCパラメータを含むことができる。
【0180】
実施例B03は、実施例B02および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、5GネットワークにおけるSFCサービスのためのSLAに基づいて、OAMは、SFCポリシーを管理するためにPCF/SFCF-Cにおいて静的なSFC構成を構成する。
【0181】
実施例B04は、実施例B02~B03および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、OAMは、5GSにおけるSFCサービスのためのSLAに基づいて、SFCサービス構成でSFCF-Cを構成する。
【0182】
実施例B05は、実施例B03~B04および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、SFCF-Cは、EDN内のSFCネットワークと協調するようにSFPを構成する。
【0183】
実施例B06は、実施例B05および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、SFPは、SFCサービスID、SFCアプリケーションID、SFCF-UインスタンスのサポートされたSF、順序付けられたSFCF-U(複数可)のアドレス情報(例えば、各SFCF-Uの入口アドレスとポートおよび出口アドレスとポート)といった情報に基づいて、異なるSFを有する1つまたは複数のSFCF-Uインスタンスによって構成されるSFP IDによって識別される。
【0184】
実施例B07は、実施例B01~B06および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、SFCF-Cは、5Gネットワークによって提供されるSFCサービスのための1つまたは複数のSFおよび対応するパラメータを含むSFC構成をEASから取得する。
【0185】
実施例B08は、実施例B07および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、SFCサービス構成のためのSFCパラメータを受信するSFCF-Cは、UE、UEのグループ、または任意のUE、またはアプリケーションの任意のUE、またはSFCサービスの任意のUEのための要求されたSFCサービスのために必要なSFを有する既存の利用可能なSFCF-Uインスタンスをチェックすることができる。
【0186】
実施例B09は、実施例B08および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、SFCF-Cは、SFCF-Cインスタンスのサポートされる1つまたは複数のSFの要件を示すSFCF-UインスタンスをNRFに要求することによって、利用可能なSFCF-Uインスタンスを取得する。
【0187】
実施例B10は、実施例B08~B09および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、SFCF-Cは、利用可能なSFCF-U NFのステータス変更の通知のためにNRFサービスにサブスクライブした。
【0188】
実施例B11は、実施例B09~B10および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、SFCF-Cは、NRFまたはOAMから、サポートされる1つまたは複数のSF情報を有する利用可能なSFCF-Uインスタンスを取得する。
【0189】
実施例B12は、実施例B11および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、OAMは、SFCF-Uインスタンスを構成する。
【0190】
実施例B13は、実施例B12および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、NRFのOAM構成は、SFCF-Uインスタンスのためのサポートされる1つまたは複数のSFの情報を含む。
【0191】
実施例B14は、実施例B13および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、SFCF-UまたはOAMは、SFCF-UインスタンスをNRFに登録し、NRFのNnrf_NFManagement_NFRegisterまたはOAM構成は、SFCF-Uインスタンスのためのサポートされる1つまたは複数のSFの情報を含む。
【0192】
実施例B15は、実施例B14および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、NRFは、利用可能なSFCF-U情報をSFCF-Cに提供し、SFCF-U情報は、SFCF-Uインスタンスのサポートされる1つまたは複数のSFを含む。
【0193】
実施例B16は、実施例B12~B15および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、OAMは、新しいSFCF-Uインスタンスを、このSFCF-Uインスタンスに対してサポートされるアプリケーションIDによって示されるアプリケーションの情報で構成する。
【0194】
実施例B17は、実施例B16および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、NRFのOAM構成は、このSFCF-Uインスタンスを追加情報としてアプリケーションIDおよびSFCサービスIDと関連付ける。
【0195】
実施例B18は、実施例B17および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、アプリケーションIDおよびSFCサービスIDがステップ6において提供される場合、NRFは、通知メッセージ(例えば、Nnrf_NFManagement_NFStatusNotify)において、アプリケーションIDおよびSFCサービスIDをSFCF-Uに提供する。
【0196】
実施例B19は、実施例B15~B18および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、SFCF-Cは、SFCサービスID、SFCアプリケーションID、およびSFCF-UインスタンスのサポートされるSF情報の情報に基づいて、SFPを構成する。
【0197】
実施例B20は、実施例A01~A19、B01~B19、および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、SFCF-Uは、5GSにおけるUPFであり、SFCF-Cは、5GSにおけるPCF、NEF、またはSMFであり、エッジイネーブラは、5GSにおけるAFである。
【0198】
実施例C1は、エッジアプリケーションサーバおよびエッジイネーブラサーバを有するエッジコンピューティングデータネットワークにおいてサービス機能チェイニングサービスを可能にするための方法を含む。
【0199】
実施例C2は、実施例C1および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、サービス機能チェイニングサービスは、サービス機能チェイニングネットワーク(SFCネットワーク)のサポートを可能にし、SFCネットワークは、エッジアプリケーションサービスプロバイダまたはエッジコンピューティングサービスプロバイダとPLMNオペレータとのビジネス関係および展開シナリオに応じて、5Gネットワークと、信頼できるエッジコンピューティングデータネットワークまたは外部エッジコンピューティングデータネットワークとの間のN6基準点を終端する。
【0200】
実施例C3は、実施例C2および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、エッジアプリケーションサーバ(EAS)およびエッジイネーブラサーバ(EES)は、外部エッジコンピューティングデータネットワーク内にあり、EASまたはEES内のアプリケーション機能(AF)は、N6を介してエッジデータネットワークのSFCネットワークに向かうトラフィックルーティングを、N33インターフェース上でNEFを介して推論することができる。
【0201】
実施例C4は、実施例C2および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、エッジアプリケーションサーバ(EAS)およびエッジイネーブラサーバ(EES)は、信頼できるエッジコンピューティングデータネットワーク内にあり、EASまたはEES内のアプリケーション機能は、N6を介してエッジデータネットワークのSFCネットワークに向かうトラフィックルーティングに、直接N5インターフェース上でPCFを介して干渉することができる。
【0202】
実施例C5は、実施例C3もしくはC4および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、エッジアプリケーションサーバは、エッジデータネットワーク内のSFCネットワークに向けてN6トラフィックをステアリングするためのAF推論トラフィックルーティングを使用することによって、エッジデータネットワーク内のSFCネットワークによって提供されるSFCサービスを使用する。
【0203】
実施例C6は、実施例C2および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、SFCサービスを提供するSFCネットワークは、エッジコンピューティングデータネットワークにおいてサービス機能および1つまたは複数のサービス機能パスを含み、ここで、トラフィッククラシファイアは、SFCサービスを開始する前に3GPPネットワークからのトラフィックを処理するためにSFCネットワークにおいてN6を終端し、トラフィックデクラシファイアは、EDGE-Xインターフェース上でEASに向かってトラフィックを転送する前に同じまたは異なるSFPを通るトラフィックフローをさらに組み合わせる。
【0204】
実施例C7は、実施例C2および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、SFCネットワークにおいて特定のサービス機能パス(SFP)を通過する必要があるトラフィックをステアリングするためのサービス機能チェイニングポリシーは、エッジアプリケーションサーバ、エッジコンピューティングイネーブラサーバ、または3GPP OAMによって構成され得る。
【0205】
実施例C8は、実施例C7および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、SFCサービスは、エッジサービスプロバイダ(複数可)、エッジコンピューティングサービスプロバイダ(複数可)、SFCネットワークサービスプロバイダ、またはネットワークオペレータ(複数可)を含む1つまたは複数のサービスプロバイダによって提供され得る。
【0206】
実施例C9は、実施例C8および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、SFCネットワーク構成は、それぞれ、エッジアプリケーションサービスプロバイダによって提供されるSFのためのEAS(複数可)、およびエッジコンピューティングサービスプロバイダによって提供されるSFのためのEES(複数可)によってEDGE-XおよびEDGE-Y上でサポートされ得る。
【0207】
実施例C10は、実施例C5および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、AF推論トラフィックルーティングは、5GCと直接対話するための5Gネットワーク能力エクスポージャAPIを使用して、EASによって送信される。
【0208】
実施例C11は、実施例C8および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、AF推論トラフィックルーティングは、5Gネットワークと対話するためのEES能力エクスポージャAPIを使用してEAS要求を受信すると、エッジイネーブラサーバ(EES)によって送信される。
【0209】
実施例C12は、実施例C6および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、サービス機能チェーンサービスは、限定されないが、ネットワークアドレス変換(NAT)、IPトンネルエンドポイント、パケットクラシファイア、ディープパケットインスペクション(DPI)、合法的インスペクション(LI)、TCPプロキシ、負荷バランサ、ファイアウォール機能、トランスコーダ、ビデオオプティマイザ、URLフィルタ、アプリケーション検出および制御(ADC)といったサービス機能を有する1つまたは複数のサービス機能を含む、ユーザプレーンにおける機能を含むサービス機能によって提供される。
【0210】
実施例C13は、実施例C12および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、SFCサービスのSFCパラメータは、SFCサービスのためのこのSFCパラメータのセットのサービスIDとしてのSFCサービスID、対応するSFパラメータを有する1つまたは複数のSFとしてのSFC構成、対応する順序付けられたSFを有するSFPインデックスとしてのSFP構成といった情報のうちの少なくとも1つを含むことができる。
【0211】
実施例C14は、実施例C13および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、SFCサービスのSFCパラメータはまた、SFPインデックスと、SFPインデックスによって識別されるSFP内の最初のSFにトラフィックを転送するためのトラフィックフィルタリングルールとの間のマッピングを示すトラフィッククラシファイアと、SFPインデックスによって識別されるSFP内の最後のSFからのトラフィックを組み合わせるためのトラフィックフィルタルールを示すトラフィックデクラシファイアとを含むSFCルーティングポリシーの情報を含む。
【0212】
実施例C15は、実施例C13もしくはC14および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、SFCサービスのSFCパラメータはまた、SFCサービスIDによって識別されるSFCサービスのための有効性パラメータの情報を含み、これは、持続時間、スケジュールされた時間期間、アプリケーションID(複数可)、PDUセッションタイプ、例えば、IP/イーサネット/アンストラクチャ、DNN、またはスライス/サービスタイプ(SST)(例えば、eMBB、URLLC、MIoT、V2Xなど)を含む関連するPDUセッションパラメータおよびオプションのスライス差別化要因(SD)といった情報のうちの1つまたは複数を含むことができる。
【0213】
実施例C16は、実施例C14および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、トラフィッククラシファイアは、SFPインデックスを、パケットごとの異なるレベルまたは粒度に基づいて、SFC分類ポリシーへのマッピングとともに提供し、SFC分類ポリシーは、UEアドレス、アプリケーションID、メディアタイプ、トラフィック優先度のうちの1つまたは複数を含むことができるが、これらに限定されない。
【0214】
実施例C17は、実施例C14および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、トラフィックデクラシファイアは、ターゲットエッジアプリケーションサーバのためのEDGE-Z基準点を終端するエッジアプリケーションサーバID(EAS ID)を、アプリケーションのアプリケーションサーバに転送する前に1つまたは複数のSFPからのトラフィックを組み合わせるための1つまたは複数の以下の情報を含むSFC再分類ポリシーへのマッピングとともに提供する。
【0215】
実施例C18は、実施例C16もしくは実施例C17および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、ポリシーは、UEアドレス、アプリケーションID、メディアタイプ、トラフィック優先度、SPFインデックスの情報に基づくことができるが、これらに限定されない。
【0216】
実施例C19は、実施例C18および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、ポリシーのための情報がトラフィックペイロードにおいてのみ利用可能であるとき、トラフィッククラシファイアまたはトラフィックデクラシファイアにおけるDPI能力が必要とされる。
【0217】
実施例C20は、1つまたは複数のサービス機能パス(SFP)を含むサービス機能チェイニング(SFC)サービスを可能にするための方法を含む。
【0218】
実施例C21は、実施例C20および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、SFCサービスは、5Gネットワークと少なくとも1つのエッジコンピューティングデータネットワーク(ECDN)との間のN6基準点を終端するSFCネットワークのサポートを可能にする。
【0219】
実施例C22は、実施例C20~21および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、ECDNは、1つまたは複数のエッジアプリケーションサーバおよび/または1つまたは複数のエッジイネーブラサーバを含む。
【0220】
実施例C23は、実施例C21~22および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、ECDNは、1つまたは複数の信頼できるエッジコンピューティングデータネットワーク(ECDN)および/または1つまたは複数の外部ECDNである。
【0221】
実施例C24は、実施例C23および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、エッジアプリケーションサーバ(EAS)およびエッジイネーブラサーバ(EES)は、外部エッジコンピューティングデータネットワーク内にあり、EASまたはEES内のアプリケーション機能(AF)は、N6を介してエッジデータネットワークのSFCネットワークに向かうトラフィックルーティングを、N33インターフェース上でNEFを介して推論することができる。
【0222】
実施例C25は、実施例C23および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、エッジアプリケーションサーバ(EAS)およびエッジイネーブラサーバ(EES)は、信頼できるエッジコンピューティングデータネットワーク内にあり、EASまたはEES内のアプリケーション機能は、N6を介してエッジデータネットワークのSFCネットワークに向かうトラフィックルーティングに、直接N5インターフェース上でPCFを介して干渉することができる。
【0223】
実施例C26は、実施例C24~C25および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、エッジアプリケーションサーバは、エッジデータネットワーク内のSFCネットワークに向けてN6トラフィックをステアリングするためのAF推論トラフィックルーティングを使用することによって、エッジデータネットワーク内のSFCネットワークによって提供されるSFCサービスを使用する。
【0224】
実施例C27は、実施例C1~C26および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、SFCサービスを提供するSFCネットワークは、エッジコンピューティングデータネットワークにおいてサービス機能および1つまたは複数のサービス機能パスを含み、ここで、トラフィッククラシファイアは、SFCサービスを開始する前に3GPPネットワークからのトラフィックを処理するためにSFCネットワークにおいてN6を終端し、トラフィックデクラシファイアは、EDGE-Xインターフェース上でEASに向かってトラフィックを転送する前に同じまたは異なるSFPを通るトラフィックフローをさらに組み合わせる。
【0225】
実施例C28は、実施例C1~C27および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、SFCネットワークにおいて特定のサービス機能パス(SFP)を通過する必要があるトラフィックをステアリングするためのサービス機能チェイニングポリシーは、エッジアプリケーションサーバ、エッジコンピューティングイネーブラサーバ、または3GPP OAMによって構成され得る。
【0226】
実施例C29は、実施例C28および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、SFCサービスは、エッジサービスプロバイダ(複数可)、エッジコンピューティングサービスプロバイダ(複数可)、SFCネットワークサービスプロバイダ、またはネットワークオペレータ(複数可)を含む1つまたは複数のサービスプロバイダによって提供され得る。
【0227】
実施例C30は、実施例C29および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、SFCネットワーク構成は、それぞれ、エッジアプリケーションサービスプロバイダによって提供されるSFのためのEAS(複数可)、およびエッジコンピューティングサービスプロバイダによって提供されるSFのためのEES(複数可)によってEDGE-XおよびEDGE-Y上でサポートされ得る。
【0228】
実施例C31は、実施例C26~C30および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、AF推論トラフィックルーティングは、5GCと直接対話するための5Gネットワーク能力エクスポージャAPIを使用して、EASによって送信される。
【0229】
実施例C32は、実施例C29~C31および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、AF推論トラフィックルーティングは、5Gネットワークと対話するためのEES能力エクスポージャAPIを使用してEAS要求を受信すると、エッジイネーブラサーバ(EES)によって送信される。
【0230】
実施例C33は、実施例C29~C32および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、サービス機能チェーンサービスは、限定されないが、ネットワークアドレス変換(NAT)、IPトンネルエンドポイント、パケットクラシファイア、ディープパケットインスペクション(DPI)、合法的インスペクション(LI)、TCPプロキシ、負荷バランサ、ファイアウォール機能、トランスコーダ、ビデオオプティマイザ、URLフィルタ、アプリケーション検出および制御(ADC)といったサービス機能を有する1つまたは複数のサービス機能を含む、ユーザプレーンにおける機能を含むサービス機能によって提供される。
【0231】
実施例C34は、実施例C33および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、SFCサービスのSFCパラメータは、SFCサービスのためのこのSFCパラメータのセットのサービスIDとしてのSFCサービスID、対応するSFパラメータを有する1つまたは複数のSFとしてのSFC構成、対応する順序付けられたSFを有するSFPインデックスとしてのSFP構成といった情報のうちの少なくとも1つを含むことができる。
【0232】
実施例C35は、実施例C34および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、SFCサービスのSFCパラメータはまた、SFPインデックスと、SFPインデックスによって識別されるSFP内の最初のSFにトラフィックを転送するためのトラフィックフィルタリングルールとの間のマッピングを示すトラフィッククラシファイアと、SFPインデックスによって識別されるSFP内の最後のSFからのトラフィックを組み合わせるためのトラフィックフィルタルールを示すトラフィックデクラシファイアとを含むSFCルーティングポリシーの情報を含む。
【0233】
実施例C36は、実施例C33~C35および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、SFCサービスのSFCパラメータはまた、SFCサービスIDによって識別されるSFCサービスのための有効性パラメータの情報を含み、これは、持続時間、スケジュールされた時間期間、アプリケーションID(複数可)、PDUセッションタイプ、例えば、IP/イーサネット/アンストラクチャ、DNN、またはスライス/サービスタイプ(SST)(例えば、eMBB、URLLC、MIoT、V2Xなど)を含む関連するPDUセッションパラメータおよびオプションのスライス差別化要因(SD)といった情報のうちの1つまたは複数を含むことができる。
【0234】
実施例C37は、実施例C35~C36および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、トラフィッククラシファイアは、SFPインデックスを、パケットごとの異なるレベルまたは粒度に基づいて、SFC分類ポリシーへのマッピングとともに提供し、SFC分類ポリシーは、UEアドレス、アプリケーションID、メディアタイプ、トラフィック優先度のうちの1つまたは複数を含むことができるが、これらに限定されない。
【0235】
実施例C38は、実施例C35~C37および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、トラフィックデクラシファイアは、ターゲットエッジアプリケーションサーバのためのEDGE-Z基準点を終端するエッジアプリケーションサーバID(EAS ID)を、アプリケーションのアプリケーションサーバに転送する前に1つまたは複数のSFPからのトラフィックを組み合わせるための1つまたは複数の以下の情報を含むSFC再分類ポリシーへのマッピングとともに提供する。
【0236】
実施例C39は、実施例C37~C38および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、ポリシーは、UEアドレス、アプリケーションID、メディアタイプ、トラフィック優先度、SPFインデックスの情報に基づくことができるが、これらに限定されない。
【0237】
実施例C40は、実施例C38~C39および/または本明細書のいくつかの他の実施例(複数可)の方法を含み、ポリシーのための情報がトラフィックペイロードにおいてのみ利用可能であるとき、トラフィッククラシファイアまたはトラフィックデクラシファイアにおけるDPI能力が必要とされる。
【0238】
実施例D1は、命令を記憶した1つまたは複数の非一時的コンピュータ可読媒体(NTCRM)であって、命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、ワイヤレスセルラーネットワークの装置に、サービス機能チェイニング(SFC)のための1つまたは複数の順序付けられたサービス機能を指定するサービス機能パス(SFP)のための構成情報を受信することと、ワイヤレスセルラーネットワークおよびエッジデータネットワークにわたってSFPを介して1つまたは複数の順序付けられたサービス機能を提供するために、エッジデータネットワークにおけるSFC機能と協調するように、構成情報に基づいてSFPを構成することとを行わせる、1つまたは複数のNTCRMを含む。
【0239】
実施例D2は、実施例D1の1つまたは複数のNTCRMを含み、構成情報は、ワイヤレスセルラーネットワークの運用、管理、保守(OAM)エンティティまたはネットワーク機能リポジトリ機能(NRF)から受信される。
【0240】
実施例D3は、実施例D1~D2の1つまたは複数のNTCRMを含み、構成情報は、ワイヤレスセルラーネットワークにおけるSFCサービスのためのサービスレベル合意(SLA)に基づく1つまたは複数のSFCパラメータを含む。
【0241】
実施例D4は、実施例D1~D3のいずれかの1つまたは複数のNTCRMを含み、構成情報は、エッジアプリケーションサーバ(EAS)から受信され、ワイヤレスセルラーネットワークによって提供されるべき1つまたは複数の順序付けられたサービス機能および関連パラメータを示す。
【0242】
実施例D5は、実施例D1~D4のいずれかの1つまたは複数のNTCRMを含み、SFPを構成することは、1つまたは複数の順序付けられたサービス機能を提供するように1つまたは複数のSFCユーザプレーン機能(SFCF-U)を構成することを含む。
【0243】
実施例D6は、実施例D5の1つまたは複数のNTCRMを含み、構成情報は、1つまたは複数の順序付けられたサービス機能のうちの1つまたは複数をサポートする1つまたは複数のSFCF-Uインスタンスの指示を含む。
【0244】
実施例D7は、実施例D6の1つまたは複数のNTCRMを含み、命令は、実行されると、さらに、装置に、1つまたは複数のSFCF-Uインスタンスに関連付けられた構成情報に対する要求を送信させ、要求は、1つまたは複数の順序付けられたサービス機能を識別する。
【0245】
実施例D8は、実施例D6または実施例D7の1つまたは複数のNTCRMを含み、構成情報は、それぞれの1つまたは複数のSFCF-Uインスタンスに関連付けられたSFCアプリケーションIDまたはSFCサービスIDのうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0246】
実施例D9は、実施例D1~D8のいずれかの1つまたは複数のNTCRMを含み、装置は、SFC制御プレーン機能(SFCF-C)を実装する。
【0247】
実施例D10は、命令を記憶した1つまたは複数の非一時的コンピュータ可読媒体(NTCRM)であって、命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、運用、管理、保守(OAM)エンティティに、サービス機能チェイニング(SFC)制御プレーン機能(SFCF-C)から、サービス機能パスに関連付けられた1つまたは複数のサービス順序機能をサポートする1つまたは複数のSFCユーザプレーン機能(SFCF-U)インスタンスに関連付けられた情報に対する要求を受信することと、1つまたは複数のSFCF-Uインスタンスに関連付けられた情報をSFCF-Cに送信することとを行わせる、1つまたは複数のNTCRMを含む。
【0248】
実施例D11は、実施例D10の1つまたは複数のNTCRMを含み、命令は、実行されると、さらに、OAMエンティティに、1つまたは複数の順序付けられたサービス機能のうちの第1のサービス機能をサポートするSFCF-Uインスタンスが利用可能でないと決定することと、決定に基づいて、第1のサービス機能をサポートするように新しいSFCF-Uインスタンスを構成することとを行わせる。
【0249】
実施例D12は、実施例D10~D11の1つまたは複数のNTCRMを含み、命令は、実行されると、さらに、OAMエンティティに、新しいSFCF-Uインスタンスをネットワーク機能リポジトリ機能(NRF)に登録させる。
【0250】
実施例D13は、実施例D12の1つまたは複数のNTCRMを含み、新しいSFCF-UインスタンスをNRFに登録することは、SFCF-Uインスタンスに関連付けられたアプリケーションIDおよびSFCサービスIDのうちの少なくとも1つに関する情報を提供することを含む。
【0251】
実施例D14は、実施例D10~D13のうちのいずれかの1つまたは複数のNTCRMを含み、サービス機能パスは、ワイヤレスセルラーネットワークによって提供されるべき1つまたは複数の順序付けられたサービス機能と、エッジデータネットワークによって提供されるべき1つまたは複数の他の順序付けられたサービス機能とを含む。
【0252】
実施例D15は、エッジデータネットワークの装置であって、ワイヤレスセルラーネットワークからサービス機能チェイニング(SFC)トラフィックを受信し、サービス機能パス(SFP)を介してSFCトラフィックを1つまたは複数の順序付けられたサービス機能にルーティングするトラフィッククラシファイアと、SFPからSFPトラフィックを受信し、SFPトラフィックをエッジアプリケーションサーバまたはエッジイネーブラサーバに提供するトラフィックデクラシファイアとを備える装置を含む。
【0253】
実施例D16は、実施例D15の装置を含み、トラフィッククラシファイアはさらに、SFCポリシー情報を受信し、SFCトラフィックは、SFCポリシー情報に基づいてSFCトラフィックをルーティングするSFPを識別する。
【0254】
実施例D17は、実施例D16の装置を含み、SFCポリシー情報は、ワイヤレスセルラーネットワークのエッジアプリケーションサーバ、エッジイネーブラサーバ、または運用、管理、保守(OAM)エンティティから受信される。
【0255】
実施例D18は、実施例D15~D17のいずれかの装置を含み、SFCトラフィックは、N6インターフェース上で受信され、SFPトラフィックは、EDGE-XまたはEDGE-Yインターフェースを介して提供される。
【0256】
実施例D19は、実施例D15~D18のいずれかの装置を含み、トラフィックデクラシファイアは、複数のSFPからのSFPトラフィックを組み合わせ、組み合わされたSFPトラフィックをエッジアプリケーションサーバまたはエッジイネーブラサーバに提供する。
【0257】
実施例D20は、実施例D15~D19のいずれかの装置を含み、1つまたは複数のサービス機能は、ネットワークアドレス変換(NAT)、インターネットプロトコル(IP)トンネルエンドポイント、パケットクラシファイア、ディープパケットインスペクション(DPI)、合法的インスペクション(LI)、伝送制御プロトコル(TCP)プロキシ、負荷バランサ、ファイアウォール機能、トランスコーダ、ビデオオプティマイザ、ユニフォームリソースロケータ(URL)フィルタ、またはアプリケーション検出および制御(ADC)のうちの1つまたは複数を含む。
【0258】
実施例D21は、実施例D15~D19のいずれかの装置を含み、トラフィッククラシファイアは、SFCトラフィックに関連付けられたSFCサービスのためのSFCパラメータを受信し、SFCパラメータは、SFCサービスID、1つまたは複数のサービス機能および関連するサービス機能パラメータを含むSFC構成、またはSFPインデックスおよび関連する順序付けられたサービス機能を含むSFP構成のうちの1つまたは複数を含み、トラフィッククラシファイアは、SFCパラメータにさらに基づいてSFCトラフィックをルーティングする。
【0259】
実施例D22は、実施例D21の装置を含み、SFCパラメータは、SFCサービスのための1つまたは複数の有効性パラメータをさらに含み、1つまたは複数の有効性パラメータは、持続時間、スケジュールされた時間期間、1つまたは複数のアプリケーションID、パケットデータユニットセッションタイプもしくは他の関連するPDUセッションパラメータ、またはスライス差別化要因のうちの1つまたは複数を含む。
【0260】
実施例D23は、実施例D15~D22のいずれかの装置を含み、SFCトラフィックは、ユーザ機器(UE)アドレス、アプリケーションID、メディアタイプ、またはトラフィック優先度のうちの1つまたは複数を含む。
【0261】
実施例Z01は、実施例A01~A19、B01~B20、C1~C40、D1~D23のいずれかに記載されたもしくは関連する方法または本明細書に記載された任意の他の方法もしくはプロセスの1つまたは複数の要素を実行するための手段を備える装置を含む。
【0262】
実施例Z02は、電子デバイスの1つまたは複数のプロセッサによる命令の実行時に、電子デバイスに、実施例A01~A19、B01~B20、C1~C40、D1~D23のいずれかに記載されたもしくは関連する方法または本明細書に記載された任意の他の方法もしくはプロセスの1つまたは複数の要素を実行させる命令を含む1つまたは複数の非一時的コンピュータ可読媒体を含む。
【0263】
実施例Z03は、実施例A01~A19、B01~B20、C1~C40、D1~D23のいずれかに記載されたもしくは関連する方法または本明細書に記載された任意の他の方法もしくはプロセスの1つまたは複数の要素を実行するためのロジック、モジュール、または回路を含む装置を含む。
【0264】
実施例Z04は、実施例A01~A19、B01~B20、C1~C40、D1~D23またはそれらの一部もしくは部分のいずれかに記載されているかまたはそれらに関連する方法、技法、またはプロセスを含む。
【0265】
実施例Z05は、1つまたは複数のプロセッサと、命令を含む1つまたは複数のコンピュータ可読媒体とを備える装置であって、命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、1つまたは複数のプロセッサに、実施例A01~A19、B01~B20、C1~C40、D1~D23またはそれらの一部のいずれかに記載されているかまたはそれらに関連する方法、技法、またはプロセスを実行させる、装置を含む。
【0266】
実施例Z06は、実施例A01~A19、B01~B20、C1~C40、D1~D23またはそれらの一部もしくは部分のいずれかに記載されているかまたはそれらに関連する信号を含む。
【0267】
実施例Z07は、実施例A01~A19、B01~B20、C1~C40、D1~D23またはそれらの一部もしくは部分のいずれかに記載されているかまたはそれらに関連するか、その他の本開示に記載されているデータグラム、パケット、フレーム、セグメント、プロトコルデータユニット(PDU)、またはメッセージを含む。
【0268】
実施例Z08は、実施例A01~A19、B01~B20、C1~C40、D1~D23またはそれらの一部もしくは部分のいずれかに記載されているかまたはそれらに関連するか、その他の本開示に記載されているデータで符号化された信号を含む。
【0269】
実施例Z09は、実施例A01~A19、B01~B20、C1~C40、D1~D23またはそれらの一部もしくは部分のいずれかに記載されているかまたはそれらに関連するか、その他の本開示に記載されているデータグラム、パケット、フレーム、セグメント、プロトコルデータユニット(PDU)、またはメッセージで符号化された信号を含む。
【0270】
実施例Z10は、コンピュータ可読命令を搬送する電磁信号を含み、1つまたは複数のプロセッサによるコンピュータ可読命令の実行は、1つまたは複数のプロセッサに、実施例A01~A19、B01~B20、C1~C40、D1~D23またはそれらの一部のいずれかに記載されているかまたはそれらに関連する方法、技法、またはプロセスを実行させることである。
【0271】
実施例Z11は、命令を含むコンピュータプログラムを含み、処理要素によるプログラムの実行は、処理要素に、実施例A01~A19、B01~B20、C1~C40、D1~D23またはそれらの一部のいずれかに記載されているかまたはそれらに関連する方法、技法、またはプロセスを実行させることである。
【0272】
実施例Z12は、本明細書に示され、説明されるようなワイヤレスネットワークにおける信号を含む。
【0273】
実施例Z13は、本明細書に示され、説明されるようなワイヤレスネットワークにおいて通信する方法を含む。
【0274】
実施例Z14は、本明細書に示され、説明されるようなワイヤレス通信を提供するためのシステムを含む。
【0275】
実施例Z15は、本明細書に示され、説明されるようなワイヤレス通信を提供するためのデバイスを含む。
【0276】
例示的な実装形態は、実施例A01~A19、B01~B20、C1~C40、D1~D23、または本明細書で説明される他の主題の動作を呼び出すまたは実行するためのそれぞれのシステム処理デバイスおよびノードを含むエッジコンピューティングシステムである。
【0277】
別の例示的な実装形態は、実施例A01~A19、B01~B20、C1~C40、D1~D23、または本明細書で説明される他の主題の動作を呼び出すまたは実行するように動作可能なクライアントエンドポイントノードである。別の例示的な実装形態は、実施例A01~A19、B01~B20、C1~C40、D1~D23、または本明細書で説明される他の主題の動作を呼び出すまたは実行するように動作可能な、エッジコンピューティングシステム内の、またはそれに結合された、アグリゲーションノード、ネットワークハブノード、ゲートウェイノード、またはコアデータ処理ノードである。別の例示的な実装形態は、実施例A01~A19、B01~B20、C1~C40、D1~D23、または本明細書で説明される他の主題の動作を呼び出すまたは実行するように動作可能な、エッジコンピューティングシステム内の、またはそれに結合された、アクセスポイント、基地局、路側機、またはオンプレミスユニット。別の例示的な実装形態は、実施例A01~A19、B01~B20、C1~C40、D1~D23、または本明細書で説明される他の主題の動作を呼び出すまたは実行するように動作可能な、エッジコンピューティングシステム内の、またはそれに結合された、ノードプロビジョニングノード、サービスオーケストレーションノード、アプリケーションオーケストレーションノード、またはマルチテナント管理ノードである。別の例示的な実装形態は、実施例A01~A19、B01~B20、C1~C40、D1~D23、または本明細書で説明される他の主題の動作を呼び出すまたは実行するように動作可能な、エッジコンピューティングシステム内の、またはそれに結合された、エッジプロビジョニングサービス、アプリケーションまたはサービスオーケストレーションサービス、仮想マシンデプロイメント、コンテナデプロイメント、機能デプロイメント、および計算管理を動作させるエッジノードである。別の例示的な実装形態は、実施例A01~A19、B01~B20、C1~C40、D1~D23、または本明細書で説明される他の主題の動作を呼び出すまたは実行するように動作可能な、エッジメッシュとして、サイドカーローローディングを有するエッジメッシュとして、またはメッシュ間通信を用いて動作可能な、エッジコンピューティングシステムである。別の例示的な実装形態は、実施例A01~A19、B01~B20、C1~C40、D1~D23、または本明細書で説明される他の主題を使用して、本明細書で議論される使用事例を呼び出すまたは実行するように動作可能な、ネットワーク機能、加速機能、加速ハードウェア、ストレージハードウェア、または計算ハードウェアリソースの態様を含むエッジコンピューティングシステムである。別の例示的な実装形態は、実施例A01~A19、B01~B20、C1~C40、D1~D23、または本明細書で説明される他の主題を使用して、本明細書で議論される使用事例を呼び出すまたは実行するように動作可能な、クライアントモビリティ、ビークルツービークル(V2V)、ビークルツーエブリシング(V2X)、またはビークルツーインフラストラクチャ(V2I)シナリオをサポートし、オプションでETSI MEC仕様書にしたがって動作するように適合されたエッジコンピューティングシステムである。別の例示的な実装形態は、実施例A01~A19、B01~B20、C1~C40、D1~D23、または本明細書で説明される他の主題を使用して、本明細書で議論される使用事例を呼び出すまたは実行するように動作可能な、3GPP、4G/LTE、または5Gネットワーク機能による構成を含むモバイルワイヤレス通信に適合されたエッジコンピューティングシステムである。
【0278】
特に明記しない限り、上述の実施例はいずれも、任意の他の実施例(または実施例の組合せ)と組み合わられ得る。1つまたは複数の実装形態の前述の説明は、例示および説明を提供するが、網羅的であること、または実施形態の範囲を開示された正確な形態に限定することは意図されていない。修正および変形は、上記の教示に照らして可能であるか、または様々な実施形態の実践から獲得され得る。
【0279】
略語
本明細書で異なって使用されない限り、用語、定義、および略語は、3GPP TR21.905 v16.0.0(2019-06)に規定されている用語、定義、および略語と一致し得る。本文書の目的上、以下の略語が、本明細書で議論される実施例および実施形態に適用され得る。
3GPP 第3世代パートナーシッププロジェクト
4G 第4世代
5G 第5世代
5GC 5Gコアネットワーク
ACK 確認応答
AF アプリケーション機能
AM 確認モード
AMBR 総最大ビットレート
AMF アクセスおよびモビリティ管理機能
AN アクセスネットワーク
ANR 自動隣接関係
AP アプリケーションプロトコル、アンテナポート、アクセスポイント
API アプリケーションプログラミングインタフェース
APN アクセスポイント名
ARP 割当ておよび保持優先度
ARQ 自動再送要求
AS アクセス層
ASN.1 抽象構文記法1
ASP アプリケーションサービスプロバイダ
AUSF 認証サーバ機能
AWGN 加算性白色ガウス雑音
BAP バックホール適合プロトコル
BCH ブロードキャストチャネル
BER ビット誤り率
BFD ビーム障害検出
BLER ブロック誤り率
BPSK 二位相偏移変調
BRAS ブロードバンドリモートアクセスサーバ
BSS ビジネスサポートシステム
BS 基地局
BSR バッファステータスレポート
BW 帯域幅
BWP 帯域幅部分
C-RNTI セル無線ネットワーク一時識別子
CA キャリアアグリゲーション、認証局
CAPEX 設備投資
CBRA 衝突型ランダムアクセス
CC コンポーネントキャリア、国コード、暗号チェックサム
CCA クリアチャネル評価
CCE 制御チャネル要素
CCCH 共通制御チャネル
CE カバレッジ拡張
CDM コンテンツ配信ネットワーク
CDMA 符号分割多元接続
CFRA 無競合ランダムアクセス
CG セル群
CI セルアイデンティティ
CID セルID(例えば、測位方法)
CIM 共通情報モデル
CIR 搬送波対干渉比
CK 暗号鍵
CM 接続管理、条件付き必須
CMAS 商用モバイルアラートサービス
CMD コマンド
CMS クラウド管理システム
CO 条件付きオプション
CoMP 協調マルチポイント
CORESET 制御リソースセット
COTS 商用オフザシェルフ
CP 制御プレーン、サイクリックプレフィックス、接続ポイント
CPD 接続ポイント記述子
CPE 顧客構内設備
CPICH 共通パイロットチャネル
CQI チャネル品質インジケータ
CPU CSI処理ユニット、中央処理装置
C/R コマンド/応答フィールドビット
CRAN クラウド無線アクセスネットワーク、クラウドRAN
CRB 共通リソースブロック
CRC 巡回冗長検査
CRI チャネル状態情報リソースインジケータ、CSI-RSリソースインジケータ
C-RNTI セルRNTI
CS 回線交換
CSAR クラウドサービスアーカイブ
CSI チャネル状態情報
CSI-IM CSI干渉測定
CSI-RS CSI基準信号
CSI-RSRP CSI基準信号受信電力
CSI-RSRQ CSI基準信号受信品質
CSI-SINR CSI信号対雑音および干渉比
CSMA 搬送波感知多重アクセス/
CSMA/CA 衝突回避を伴うCSMA
CSS 共通探索空間、セル固有の探索空間
CTS 送信可
CW コードワード
CWS コンテンションウィンドウサイズ
D2D デバイスツーデバイス
DC デュアルコネクティビティ、直流
DCI ダウンリンク制御情報
DF デプロイメントフレーバ
DL ダウンリンク
DMTF 分散管理タスクフォース
DPDK データプレーン開発キット
DM-RS DMRS復調基準信号
DN データネットワーク
DRB データ無線ベアラ
DRS ディスカバリ基準信号
DRX 間欠受信
DSL ドメイン固有言語、デジタル加入者回線
DSLAM DSLアクセスマルチプレクサ
DwPTS ダウンリンクパイロットタイムスロット
E-LAN イーサネットローカルエリアネットワーク
E2E エンドツーエンド
EAS エッジアプリケーションサーバ
ECCA 拡張クリアチャネル評価、拡張CCA
ECCE 拡張制御チャネル要素、拡張CCE
ECSP エッジコンピューティングサービスプロバイダ
ED エネルギー検出
EDGE GSMエボリューションのための拡張データレート(GSMエボリューション)
EES エッジイネーブラサーバ
EGMF エクスポージャ規制管理機能
EGPRS 拡張GPRS
EIR 機器アイデンティティレジスタ
eLAA 拡張ライセンス補助アクセス、拡張LAA
EM 要素マネジャ
eMBB 拡張モバイルブロードバンド
EMS エレメント管理システム
eNB 進化型ノードB、E-UTRANノードB
EN-DC E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ
EPC 進化型パケットコア
EPDCCH 拡張PDCCH、拡張物理ダウンリンク制御チャネル
EPRE リソース要素あたりのエネルギー
EPS 進化型パケットシステム
EREG 拡張REG、拡張リソース要素グループ
ETSI 欧州電気通信標準化機構
ETWS 地震津波警報システム
eUICC 埋込みUICC、埋込みユニバーサル集積回路カード
E-UTRA 進化型UTRA
E-UTRAN 進化型UTRAN
EV2X 拡張V2X
F1AP F1アプリケーションプロトコル
F1-C F1制御プレーンインターフェース
F1-U F1ユーザプレーンインターフェース
FACCH 高速付随制御チャネル
FACCH/F 高速付随制御チャネル/フルレート
FACCH/H 高速付随制御チャネル/ハーフレート
FACH 順方向アクセスチャネル
FAUSCH 高速アップリンクシグナリングチャネル
FB 機能ブロック
FBI フィードバック情報
FCC 連邦通信委員会
FCCH 周波数補正チャネル
FDD 周波数分割複信
FDM 周波数分割多重方式
FDMA 周波数分割多元接続
FE フロントエンド
FEC 順方向誤り訂正
FFS 今後の検討対象
FFT 高速フーリエ変換
feLAA さらに強化されたライセンス補助アクセス、さらに強化されたLAA
FMSS Flexible Mobile Service Steering
FN フレーム番号
FPGA フィールドプログラマブルゲートアレイ
FR 周波数範囲
G-RNTI GERAN無線ネットワーク一時アイデンティティ
GERAN GSM EDGE RAN、GSM EDGE無線アクセスネットワーク
GGSN ゲートウェイGPRSサポートノード
GLONASS 全地球的航法衛星システム(英語表記:Global Navigation Satellite System)
gNB 次世代NodeB
gNB-CU gNB-集中ユニット、次世代ノードB集中ユニット
gNB-DU gNB-分散ユニット、次世代ノードB分散ユニット
GNSS 全地球的航法衛星システム
GPRS 汎用パケット無線サービス
GSM グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ、Groupe Special Mobile(Specialのeは、アキュートアクセントを付した「e」)
GTP GPRSトンネリングプロトコル
GTP-U ユーザプレーンのためのGPRSトンネリングプロトコル
GTS Go To Sleep信号(WUSに関連)
GUMMEI グローバルに一意のMME識別子
GUTI グローバルに一意の一時的UE識別情報
HARQ ハイブリッドARQ、ハイブリッド自動再送要求
HANDO ハンドオーバ
HFN ハイパーフレーム番号
HHO ハードハンドオーバ
HLR ホームロケーションレジスタ
HN ホームネットワーク
HO ハンドオーバ
HPLMN ホーム公衆陸上移動体通信網
HSDPA 高速ダウンリンクパケットアクセス
HSN ホッピングシーケンス番号
HSPA 高速パケットアクセス
HSS ホーム加入者サーバ
HSUPA 高速アップリンクパケットアクセス
HTTP ハイパーテキスト転送プロトコル
HTTPS ハイパーテキスト転送プロトコルセキュア(httpsは、http/1.1オーバSSL、例えば、ポート443である)。
I-Block 情報ブロック
ICCID 集積回路カード識別情報
IAB 統合アクセスおよびバックホール
ICIC セル間干渉協調
ID アイデンティティ、識別子
IDFT 逆離散フーリエ変換
IE 情報要素
IBE 帯域内放射
IEEE 電気電子技術者協会
IEI 情報要素識別子
IEIDL 情報要素識別子データ長
IETF インターネットエンジニアリングタスクフォース
IF インフラストラクチャ
IM 干渉測定、相互変調、IPマルチメディア
IMC IMSクレデンシャル
IMEI 国際モバイル機器アイデンティティ
IMGI 国際移動体グループアイデンティティ
IMPI IPマルチメディアプライベートアイデンティティ
IMPU IPマルチメディアパブリックアイデンティティ
IMS IPマルチメディアサブシステム
IMSI 国際移動電話加入者識別番号
IoT モノのインターネット
IP インターネットプロトコル
Ipsec IPセキュリティ、インターネットプロトコルセキュリティ
IP-CAN IPコネクティビティアクセスネットワーク
IP-M IPマルチキャスト
IPv4 インターネットプロトコルバージョン4
IPv6 インターネットプロトコルバージョン6
IR 赤外線
IS 同期している
IRP 統合基準点
ISDN サービス統合デジタル網
ISIM IMサービスアイデンティティモジュール
ISO 国際標準化機構
ISP インターネットサービスプロバイダ
IWF インターワーキング機能
I-WLAN インターワーキングWLAN
K 畳み込み符号の拘束長、USIM個別鍵
kB キロバイト(1000バイト)
kbps キロビット/秒
Kc 暗号化鍵
Ki 個別加入者認証鍵.
KPI 重要業績評価指標
KQI 主要品質指標
KSI 鍵セット識別子
ksps キロシンボル/秒
KVM カーネル仮想マシン
L1 レイヤ1(物理レイヤ)
L1-RSRP レイヤ1基準信号受信電力
L2 レイヤ2(データリンクレイヤ)
L3 レイヤ3(ネットワークレイヤ)
LAA ライセンス支援アクセス
LAN ローカルエリアネットワーク
LBT リッスンビフォアトーク
LCM ライフサイクル管理
LCR 低チップレート
LCS ロケーションサービス
LCID 論理チャネルID
LI レイヤインジケータ
LLC 論理リンク制御、低位レイヤ整合性
LPLMN ローカルPLMN
LPP LTE位置決めプロトコル
LSB 最下位ビット
LTE ロングタームエボリューション
LWA LTE-WLANアグリゲーション
LWIP IPsecトンネルを用いたLTE/WLAN無線レベル統合
LTE ロングタームエボリューション
M2M マシンツーマシン
MAC 媒体アクセス制御(プロトコル階層化のコンテキスト)
MAC メッセージ認証コード(セキュリティ/暗号化のコンテキスト)
MAC-A 認証および鍵合意に使用されるMAC(TSG TWG3のコンテキスト)
MAC-I シグナリングメッセージのデータ完全性に使用されるMAC(TSG TWG3のコンテキスト)
MANO 管理およびオーケストレーション
MBMS マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス
MBSFN マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス単一周波数ネットワーク
MCC モバイル国コード
MCG マスタセルグループ
MCOT 最大チャネル占有時間
MCS 変調およびコーディング方式
MDAF 管理データ分析機能
MDAS 管理データ分析サービス
MDT ドライブテストの最小化
ME モバイル機器
MeNB マスタeNB
MER メッセージ誤り率
MGL 測定ギャップ長
MGRP 測定ギャップ繰返し周期
MIB マスタ情報ブロック、管理情報ベース
MIMO 多入力多出力
MLC モバイルロケーションセンター
MM モビリティ管理
MME モビリティ管理エンティティ
MN マスタノード
MN 管理サービス
MO 測定対象、モバイル発信
MPBCH MTC物理ブロードキャストチャネル
MPDCCH MTC物理ダウンリンク制御チャネル
MPDSCH MTC物理ダウンリンク共有チャネル
MPRACH MTC物理ランダムアクセスチャネル
MPUSCH MTC物理アップリンク共有チャネル
MPLS マルチプロトコルラベルスイッチング
MS 移動局
MSB 最上位ビット
MSC 移動交換局
MSI 最小システム情報、MCHスケジューリング情報
MSID 移動局識別子
MSIN 移動局識別番号
MSISDN 移動加入者ISDN番号
MT モバイル着信(Mobile Terminated)、モバイル着信(Mobile Termination)
MTC マシンタイプ通信
mMTC 大規模MTC、大規模マシンタイプ通信
MU-MIMO マルチユーザMIMO
MWUS MTCウェイクアップ信号、MTC WUS
NACK 否定応答
NAI ネットワークアクセス識別子
NAS 非アクセス層、非アクセス層レイヤ
NCT ネットワーク接続トポロジ
NC-JT 非コヒーレントジョイント送信
NEC ネットワーク能力エクスポージャ
NE-DC NR-E-UTRAデュアルコネクティビティ
NEF ネットワークエクスポージャ機能
NF ネットワーク機能
NFP ネットワーク転送パス
NFPD ネットワーク転送パス記述子
NFV ネットワーク機能の仮想化
NFVI NFVインフラストラクチャ
NFVO NFVオーケストレータ
NG 次世代、次世代の(Next Gen)
NGEN-DC NG-RAN E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ
NM ネットワークマネジャ
NMS ネットワーク管理システム
N-PoP ネットワークポイントオブプレゼンス
NMIB、N-MIB 狭帯域MIB
NPBCH 狭帯域物理ブロードキャストチャネル
NPDCCH 狭帯域物理ダウンリンク制御チャネル
NPDSCH 狭帯域物理ダウンリンク共有チャネル
NPRACH 狭帯域物理ランダムアクセスチャネル
NPUSCH 狭帯域物理アップリンク共有チャネル
NPSS 狭帯域プライマリ同期信号
NSSS 狭帯域セカンダリ同期信号
NR 新無線、隣接関係
NRF NFリポジトリ機能
NRS 狭帯域基準信号
NS ネットワークサービス
NSA 非スタンドアロン動作モード
NSD ネットワークサービス記述子
NSR ネットワークサービスレコード
NSSAI ネットワークスライス選択支援情報
S-NNSAI 単一NSSAI
NSSF ネットワークスライス選択機能
NW ネットワーク
NWUS 狭帯域ウェイクアップ信号、狭帯域WUS
NZP 非ゼロ電力
O&M 運用および保守
ODU2 光チャネルデータユニット-タイプ2
OFDM 直交周波数分割多重化
OFDMA 直交周波数分割多元接続
OOB 帯域外
OOS 同期外れ
OPEX 運営費
OSI 他システム情報
OSS 運用支援システム
OTA 無線経由
PAPR ピーク電力対平均電力比
PAR ピーク対平均比
PBCH 物理ブロードキャストチャネル
PC 電源制御、パーソナルコンピュータ
PCC プライマリコンポーネントキャリア、プライマリCC
PCell プライマリセル
PCI 物理セルID、物理セルアイデンティティ
PCEF ポリシーおよび課金実施機能
PCF ポリシー制御機能
PCRF ポリシー制御および課金ルール機能
PDCP パケットデータコンバージェンスプロトコル、パケットデータコンバージェンスプロトコルレイヤ
PDCCH 物理ダウンリンク制御チャネル
PDCP パケットデータコンバージェンスプロトコル
PDN パケットデータネットワーク、パブリックデータネットワーク
PDSCH 物理ダウンリンク共有チャネル
PDU プロトコルデータユニット
PEI 永久機器識別子
PFD パケットフロー記述
P-GW PDNゲートウェイ
PHICH 物理ハイブリッドARQインジケータチャネル
PHY 物理レイヤ
PLMN 公衆陸上移動体通信網
PIN 個人識別番号
PM 性能測定
PMI プリコーディング行列インジケータ
PNF 物理ネットワーク機能
PNFD 物理ネットワーク機能記述子
PNFR 物理ネットワーク機能レコード
POC PTTオーバーセルラー
PP、PTP ポイントツーポイント
PPP ポイントツーポイントプロトコル
PRACH 物理RACH
PRB 物理リソースブロック
PRG 物理リソースブロックグループ
ProSe 近接サービス、近接ベースのサービス
PRS 測位基準信号
PRR パケット受信無線機
PS パケットサービス
PSBCH 物理サイドリンクブロードキャストチャネル
PSDCH 物理サイドリンクダウンリンクチャネル
PSCCH 物理サイドリンク制御チャネル
PSFCH 物理サイドリンクフィードバックチャネル
PSSCH 物理サイドリンク共有チャネル
PSCell プライマリSCell
PSS プライマリ同期信号
PSTN 公衆交換電話網
PT-RS 位相トラッキング基準信号
PTT プッシュツートーク
PUCCH 物理アップリンク制御チャネル
PUSCH 物理アップリンク共有チャネル
QAM 直交振幅変調
QCI QoSクラス識別子
QCL 擬似コロケーション
QFI QoSフローID、QoSフロー識別子
QoS サービス品質
QPSK 直交(四)位相偏移変調
QZSS 準天頂衛星システム
RA-RNTI ランダムアクセスRNTI
RAB 無線アクセスベアラ、ランダムアクセスバースト
RACH ランダムアクセスチャネル
RADIUS ユーザサービスにおけるリモート認証ダイヤル
RAN 無線アクセスネットワーク
RAND 乱数(認証に使用される)
RAR ランダムアクセス応答
RAT 無線アクセス技術
RAU ルーティングエリア更新
RB リソースブロック、無線ベアラ
RBG リソースブロックグループ
REG リソース要素グループ
Rel リリース
REQ 要求
RF 無線周波数
RI ランクインジケータ
RIV リソースインジケータ値
RL 無線リンク
RLC 無線リンク制御、無線リンク制御レイヤ
RLC AM RLC確認モード
RLC UM RLC非確認モード
RLF 無線リンク障害
RLM 無線リンクモニタリング
RLM-RS RLMのための基準信号
RM 登録管理
RMC 基準測定チャネル
RMSI 残存MSI、残存最小システム情報
RN リレーノード
RNC 無線ネットワークコントローラ
RNL 無線ネットワークレイヤ
RNTI 無線ネットワーク一時識別子
ROHC ロバストヘッダ圧縮
RRC 無線リソース制御、無線リソース制御レイヤ
RRM 無線リソース管理
RS 基準信号
RSRP 基準信号受信電力
RSRQ 基準信号受信品質
RSSI 受信信号強度インジケータ
RSU 路側機
RSTD 基準信号時間差
RTP リアルタイムプロトコル
RTS 送信準備完了
RTT ラウンドトリップ時間
Rx 受信、受信すること、受信機
S1AP S1アプリケーションプロトコル
S1-MME 制御プレーンのためのS1
S1-U ユーザプレーンのためのS1
S-GW サービングゲートウェイ
S-RNTI SRNC無線ネットワーク一時アイデンティティ
S-TMSI SAE一時移動局識別子
SA スタンドアロン動作モード
SAE システムアーキテクチャエボリューション
SAP サービスアクセスポイント
SAPD サービスアクセスポイント記述子
SAPI サービスアクセスポイント識別子
SCC セカンダリコンポーネントキャリア、セカンダリCC
SCell セカンダリセル
SC-FDMA シングルキャリア周波数分割多元接続
SCG セカンダリセルグループ
SCM セキュリティコンテキスト管理
SCS サブキャリア間隔
SCTP ストリーム制御伝送プロトコル
SDAP サービスデータ適合プロトコル、サービスデータ適合プロトコルレイヤ
SDL 補助ダウンリンク
SDNF 構造化データストレージネットワーク機能
SDP セッション記述プロトコル
SDSF 構造化データストレージ機能
SDU サービスデータユニット
SEAF セキュリティアンカ機能
SeNB セカンダリeNB
SEPP セキュリティエッジ保護プロキシ
SFC サービス機能チェイニング
SFP サービス機能パス(複数可)
SFI スロットフォーマットインジケーション
SFTD 空間周波数時間ダイバーシティ、SFNおよびフレームタイミング差
SFN システムフレーム番号または単一周波ネットワーク
SgNB セカンダリgNB
SGSN サービングGPRSサポートノード
S-GW サービングゲートウェイ
SI システム情報
SI-RNTI システム情報RNTI
SIB システム情報ブロック
SIM 加入者識別モジュール
SIP セッション開始プロトコル
SiP システムインパッケージ
SL サイドリンク
SLA サービスレベル合意
SM セッション管理
SMF セッション管理機能
SMS ショートメッセージサービス
SMSF SMS機能
SMTC SSBベースの測定タイミング構成
SN セカンダリノード、シーケンス番号
SoC システムオンチップ
SON 自己組織化ネットワーク
SpCell 特殊セル
SP-CSI-RNTI 半永続CSI RNTI
SPS 半永続スケジューリング
SQN シーケンス番号
SR スケジューリング要求
SRB シグナリング無線ベアラ
SRS サウンディング基準信号
SS 同期信号
SSB SSブロック
SSBRI SSBリソースインジケータ
SSC セッションおよびサービスの継続性
SS-RSRP 同期信号ベースの基準信号受信電力
SS-RSRQ 同期信号ベースの基準信号受信品質
SS-SINR 同期信号ベースの信号対雑音および干渉比
SSS セカンダリ同期信号
SSSG 探索空間セットグループ
SSSIF 探索空間セットインジケータ
SST スライス/サービスタイプ
SU-MIMO シングルユーザMIMO
SUL 補助アップリンク
TA タイミングアドバンス、トラッキングエリア
TAC トラッキングエリアコード
TAG タイミングアドバンスグループ
TAU トラッキングエリア更新
TB トランスポートブロック
TBS トランスポートブロックサイズ
TBD 未定義
TCI 送信構成インジケータ
TCP 伝送通信プロトコル
TDD 時分割複信
TDM 時分割多重化
TDMA 時分割多元接続
TE 端末機器
TEID トンネルエンドポイント識別子
TFT トラフィックフローテンプレート
TMSI 一時的モバイル加入者アイデンティティ
TNL トランスポートネットワークレイヤ
TPC 送信電力制御
TPMI 送信プリコーディング行列インジケータ
TR テクニカルレポート
TRP、TRxP 送受信ポイント
TRS トラッキング基準信号
TRx トランシーバ
TS 技術仕様書、技術規格
TTI 送信時間間隔
Tx 送信、送信すること、送信機
U-RNTI UTRAN無線ネットワーク一時的アイデンティティ
UART ユニバーサル非同期受信機および送信機
UCI アップリンク制御情報
UE ユーザ機器
UDM 統合データ管理
UDP ユーザデータグラムプロトコル
UDR 統合データリポジトリ
UDSF 非構造化データストレージネットワーク機能
UICC ユニバーサル集積回路カード
UL アップリンク
UM 非確認モード
UML 統一モデリング言語
UMTS ユニバーサル移動体通信システム
UP ユーザプレーン
UPF ユーザプレーン機能
URI ユニフォームリソース識別子
URL ユニフォームリソースロケータ
URLLC 超高信頼性低レイテンシ
USB ユニバーサルシリアルバス
USIM ユニバーサル加入者識別モジュール
USS UE固有の探索空間
UTRA UMTS地上無線アクセス
UTRAN ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク
UwPTS アップリンクパイロットタイムスロット
V2I ビークルツーインフラストラクチャ
V2P ビークルツー歩行者
V2V ビークルツービークル
V2X ビークルツーエブリシング
VIM 仮想化インフラストラクチャマネジャ
VL 仮想リンク
VLAN 仮想LAN、仮想ローカルエリアネットワーク
VM 仮想マシン
VNF 仮想化ネットワーク機能
VNFFG VNF転送グラフ
VNFFGD VNF転送グラフ記述子
VNFM VNFマネジャ
VoIP ボイスオーバーIP、ボイスオーバーインターネットプロトコル
VPLMN 訪問先公衆陸上移動網
VPN 仮仮想プライベートネットワーク
VRB 仮想リソースブロック
WiMAX 世界規模相互運用マイクロ波アクセス
WLAN ワイヤレスローカルエリアネットワーク
WMAN ワイヤレスメトロポリタンエリアネットワーク
WPAN ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク
X2-C X2-制御プレーン
X2-U X2-ユーザプレーン
XML 拡張マークアップ言語
XRES 期待ユーザ応答
XOR 排他的OR
ZC Zadoff-Chu
ZP ゼロ電力
【0280】
用語
本文書の目的上、以下の用語および定義が、本明細書で議論される実施例および実施形態に適用可能である。
【0281】
「結合された(coupled)」、「通信可能に結合された(communicatively coupled)」という用語は、その派生語とともに本明細書で使用される。「結合された」という用語は、2つ以上の要素が互いに直接物理的または電気的に接触していることを意味してもよく、2つ以上の要素が互いに間接的に接触しているが、依然として互いに協働または対話することを意味してもよく、および/または1つまたは複数の他の要素が、互いに結合されていると言われる要素間で結合または接続されていることを意味してもよい。「直接結合された(directly coupled)」という用語は、2つ以上の要素が互いに直接接触していることを意味し得る。「通信可能に結合された(communicatively coupled)」という用語は、2つ以上の要素が、通信の手段によって、例えば、ワイヤまたは他の相互接続接続を通して、ワイヤレス通信チャネルまたはインクを通して、および/または同様のものによって、相互に接触し得ることを意味し得る。
【0282】
本明細書で使用される「回路(circuitry)」という用語は、説明される機能性を提供するように構成される、電子回路、論理回路、プロセッサ(共有、専用、またはグループ)および/またはメモリ(共有、専用、またはグループ)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルデバイス(FPD)(例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、複合PLD(CPLD)、高能力PLD(HCPLD)、構造化ASIC、またはプログラマブルSoC)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)などのハードウェア構成要素を指すか、その一部であるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、回路は、説明される機能性のうちの少なくともいくつかを提供するために、1つまたは複数のソフトウェアまたはファームウェアプログラムを実行し得る。「回路」という用語はまた、1つまたは複数のハードウェア要素(または電気もしくは電子システムで使用される回路)と、そのプログラムコードの機能性を実行するために使用されるプログラムコードとの組合せを指し得る。これらの実施形態では、ハードウェア要素とプログラムコードの組合せは、特定のタイプの回路と呼ばれることがある。
【0283】
本明細書で使用される「プロセッサ回路(processor circuitry)」という用語は、一連の算術演算もしくは論理演算を順次かつ自動的に実行すること、またはデジタルデータを記録、記憶、および/もしくは転送することが可能な回路を指すか、その一部であるか、またはそれを含む。処理回路は、命令を実行するための1つまたは複数の処理コアと、プログラムおよびデータ情報を記憶するための1つまたは複数のメモリ構造とを含み得る。「プロセッサ回路」という用語は、1つまたは複数のアプリケーションプロセッサ、1つまたは複数のベースバンドプロセッサ、物理中央処理装置(CPU)、シングルコアプロセッサ、デュアルコアプロセッサ、トリプルコアプロセッサ、クワッドコアプロセッサ、および/またはプログラムコード、ソフトウェアモジュール、および/または機能プロセスなどのコンピュータ実行可能命令を実行するかまたは他の形で動作させることが可能な任意の他のデバイスを指し得る。処理回路は、マイクロプロセッサ、プログラマブル処理デバイスなどであり得る、より多くのハードウェアアクセラレータを含み得る。1つまたは複数のハードウェアアクセラレータは、例えば、コンピュータビジョン(CV)および/またはディープラーニング(DL)アクセラレータを含み得る。「アプリケーション回路」および/または「ベースバンド回路」という用語は、「プロセッサ回路」と同義であると考えられ得、そのように呼ばれ得る。
【0284】
本明細書で使用される「メモリ(memory)」および/または「メモリ回路(memory circuitry)」という用語は、RAM、MRAM、PRAM、DRAM、および/もしくはSDRAM、コアメモリ、ROM、磁気記憶媒体、光記憶媒体、フラッシュメモリデバイス、またはデータを記憶するための他のマシン可読媒体を含む、データを記憶するための1つまたは複数のハードウェアデバイスを指す。「コンピュータ可読媒体」という用語は、メモリ、ポータブルまたは固定記憶デバイス、光記憶デバイス、および命令もしくはデータを記憶し、含み、または搬送することが可能な様々な他の媒体を含み得るが、それに限定されない。
【0285】
本明細書で使用される「インターフェース回路(interface circuitry)」という用語は、2つ以上の構成要素またはデバイス間の情報の交換を可能にする回路を指すか、その一部であるか、またはそれを含む。「インターフェース回路」という用語は、1つまたは複数のハードウェアインターフェース、例えば、バス、I/Oインターフェース、周辺機器インターフェース、ネットワークインターフェースカード、および/または同様のものを指し得る。
【0286】
本明細書で使用される「ユーザ機器(user equipment)」または「UE」という用語は、無線通信機能を有するデバイスを指し、通信ネットワークにおけるネットワークリソースのリモートユーザを説明し得る。「ユーザ機器」または「UE」という用語は、クライアント、モバイル、モバイルデバイス、モバイル端末、ユーザ端末、モバイルユニット、移動局、モバイルユーザ、加入者、ユーザ、リモート局、アクセスエージェント、ユーザエージェント、受信機、無線機器、再構成可能な無線機器、再構成可能なモバイルデバイスなどと同義であると考えられ得、そのように呼ばれ得る。さらに、「ユーザ機器」または「UE」という用語は、任意のタイプのワイヤレス/ワイヤードデバイスまたはワイヤレス通信インターフェースを含む任意のコンピューティングデバイスを含み得る。
【0287】
本明細書で使用される「ネットワーク要素(network element)」という用語は、ワイヤードまたはワイヤレス通信ネットワークサービスを提供するために使用される物理的または仮想化された機器および/またはインフラストラクチャを指す。「ネットワーク要素」という用語は、ネットワーク化されたコンピュータ、ネットワーキングハードウェア、ネットワーク機器、ネットワークノード、ルータ、スイッチ、ハブ、ブリッジ、無線ネットワークコントローラ、RANデバイス、RANノード、ゲートウェイ、サーバ、仮想化されたVNF、NFVI、および/または同様のものと同義であると考えられ得、および/またはそのように呼ばれ得る。
【0288】
本明細書で使用される「コンピュータシステム(computer system)」という用語は、任意のタイプの相互接続された電子デバイス、コンピュータデバイス、またはそれらの構成要素を指す。追加的に、「コンピュータシステム」および/または「システム」という用語は、互いに通信可能に結合されたコンピュータの様々な構成要素を指し得る。さらに、「コンピュータシステム」および/または「システム」という用語は、互いに通信可能に結合され、コンピューティングおよび/またはネットワーキングリソースを共有するように構成された複数のコンピュータデバイスおよび/または複数のコンピューティングシステムを指し得る。
【0289】
本明細書で使用される「アプライアンス(appliance)」、「コンピュータアプライアンス(computer
appliance)」という用語または同様の用語は、特定のコンピューティングリソースを提供するように特に設計されたプログラムコード(例えば、ソフトウェアまたはファームウェア)を有するコンピュータデバイスまたはコンピュータシステムを指す。「仮想アプライアンス(virtual appliance)」は、コンピュータアプライアンスを仮想化またはエミュレートするか、または特定のコンピューティングリソースを提供するために他の方法で専用化される、ハイパーバイザ搭載デバイスによって実装される仮想マシンイメージである。「要素(element)」という用語は、所与の抽象化レベルで分割不可能であり、明確に定義された境界を有するユニットを指し、要素は、例えば、1つまたは複数のデバイス、システム、コントローラ、ネットワーク要素、モジュールなど、またはそれらの組合せを含む、任意のタイプのエンティティであり得る。「デバイス(device)」という用語は、近傍にある別の物理的エンティティの内部に埋め込まれるか、またはそれに取り付けられた物理的エンティティを指し、その物理的エンティティからまたはその物理的エンティティにデジタル情報を伝達する能力を有する。「エンティティ(entity)」という用語は、アーキテクチャもしくはデバイスの別個の構成要素、またはペイロードとして転送される情報を指す。「コントローラ(controller)」という用語は、その状態を変化させること、または物理的エンティティを移動させることなどによって、物理的エンティティに影響を与える能力を有する、要素またはエンティティを指す。
【0290】
「クラウドコンピューティング(cloud computing)」または「クラウド(cloud)」という用語は、オンデマンドのセルフサービスプロビジョニングおよび管理を用いて、かつユーザによる能動的な管理なしに、共有可能なコンピューティングリソースのスケーラブルで弾力性のあるプールへのネットワークアクセスを可能にするためのパラダイムを指す。クラウドコンピューティングは、定義されたインターフェース(例えば、APIなど)を使用して呼び出される、クラウドコンピューティングを介して提供される1つまたは複数の能力である、クラウドコンピューティングサービス(またはクラウドサービス)を提供する。「コンピューティングリソース(computing resource)」または単に「リソース(resource)」という用語は、コンピュータシステムまたはネットワーク内での可用性が限られている任意の物理的または仮想的な構成要素、またはそのような構成要素の使用を指す。コンピューティングリソースの例には、ある期間の間の、サーバ、プロセッサ(複数可)、ストレージ機器、メモリデバイス、メモリエリア、ネットワーク、電力、入力/出力(周辺)デバイス、機械デバイス、ネットワーク接続(例えば、チャネル/リンク、ポート、ネットワークソケットなど)、オペレーティングシステム、仮想マシン(VM)、ソフトウェア/アプリケーション、コンピュータファイルなどへの使用/それらへのアクセスが含まれる。「ハードウェアリソース(hardware resource)」は、物理ハードウェア要素(複数可)によって提供される計算、ストレージ、および/またはネットワークリソースを指し得る。「仮想リソース(virtualized resource)」は、仮想インフラストラクチャによってアプリケーション、デバイス、システムなどに提供される、計算、ストレージ、および/またはネットワークリソースを指し得る。「ネットワークリソース(network resource)」または「通信リソース(communication resource)」という用語は、通信ネットワークを介してコンピュータデバイス/システムによってアクセス可能なリソースを指し得る。「システムリソース」という用語は、サービスを提供するための任意の種類の共有エンティティを指し得、コンピューティングおよび/またはネットワークリソースを含み得る。システムリソースは、そのようなシステムリソースが単一のホストまたは複数のホスト上に存在し、明確に識別可能であるサーバを通してアクセス可能な、一貫性のある機能、ネットワークデータオブジェクト、またはサービスのセットと見なされ得る。
クトまたはサービスのセットとみなすことができる。本明細書で使用される場合、「クラウドサービスプロバイダ(cloud service provider)」(またはCSP)という用語は、集中型データセンタ、地域データセンタ、およびエッジデータセンタ(例えば、パブリッククラウドのコンテキストで使用される場合)から構成される典型的には大規模な「クラウド」リソースを運営する組織を示す。他の例では、CSPは、クラウドサービスオペレータ(CSO)とも呼ばれ得る。「クラウドコンピューティング」への言及は、一般に、エッジコンピューティングに対して少なくともレイテンシ、距離、または制約がいくらか増加したリモートロケーションにおいて、CSPまたはCSOによって提供されるコンピューティングリソースおよびサービスを指す。
【0291】
本明細書で使用される場合、「データセンタ(data center)」という用語は、大量の計算リソース、データストレージリソース、およびネットワークリソースが単一のロケーションに存在するように、複数の高性能な計算およびデータストレージノードを収容することが意図された、目的に合わせて設計された構造を指す。これには、多くの場合、特殊なラックおよびエンクロージャシステム、適切な加熱、冷却、換気、セキュリティ、火災抑制、および電力供給システムが必要である。この用語は、いくつかのコンテキストでは、計算およびデータストレージノードも指し得る。データセンタは、集中型またはクラウドデータセンタ(例えば、最大)、地域データセンタ、およびエッジデータセンタ、(例えば、最小)の間で規模が異なり得る。
【0292】
本明細書で使用される場合、「エッジコンピューティング(edge computing)」という用語は、ネットワークの「エッジ」または「エッジ」の集合により近いロケーションにおけるコンピューティングおよびリソースの実装、調整、および使用を指す。ネットワークのエッジにコンピューティングリソースを展開することは、アプリケーションおよびネットワークレイテンシを低減し、ネットワークバックホールトラフィックおよび関連するエネルギー消費を削減し、サービス能力を改善し、(特に、従来のクラウドコンピューティングと比較して)セキュリティまたはデータプライバシー要件への準拠を改善し、総所有コストを改善し得る。本明細書で使用される場合、「エッジ計算ノード(edge compute node)」という用語は、サーバモード、クライアントモード、エンドポイントモード、またはピアモードのいずれで動作するかにかかわらず、また、ネットワークの「エッジ」に位置するか、またはネットワーク内でさらに接続されたロケーションに位置するかにかかわらず、デバイス、ゲートウェイ、ブリッジ、システムまたはサブシステム、構成要素の形態の計算可能要素の実世界の、論理的な、または仮想化された実装形態を指す。本明細書で使用される「ノード」への言及は、一般に、「デバイス」、「構成要素」、および「サブシステム」と交換可能であるが、「エッジコンピューティングシステム」または「エッジコンピューティングネットワーク」への言及は、一般に、複数のノードおよびデバイスの分散アーキテクチャ、組織、または集合を指し、これは、エッジコンピューティング設定においてサービスまたはリソースの何らかの態様を達成または提供するように組織される。
【0293】
追加的にまたは代替的に、「エッジコンピューティング(Edge Computing)」という用語は、[4]に記載されているように、オペレータおよびサードパーティサービスがUEの接続のアクセスポイントの近くでホストされることを可能にして、低減されたエンドツーエンドレイテンシおよびトランスポートネットワーク上の負荷を通して効率的なサービス配信を達成する概念を指す。
【0294】
本明細書で使用される場合、「エッジコンピューティングサービスプロバイダ(Edge Computing Service Provider)」という用語は、エッジコンピューティングサービスを提供するモバイルネットワークオペレータまたはサードパーティサービスプロバイダを指す。
【0295】
本明細書で使用される場合、「エッジデータネットワーク(Edge Data Network)」という用語は、エッジアプリケーションを可能にするためのアーキテクチャをサポートするローカルのデータネットワーク(DN)を指す。
【0296】
本明細書で使用される場合、「エッジホスティング環境」という用語は、エッジアプリケーションサーバの実行に必要なサポートを提供する環境を指す。
【0297】
本明細書で使用される場合、「アプリケーションサーバ」という用語は、サーバ機能を実行するクラウドに常駐するアプリケーションソフトウェアを指す。
【0298】
「モノのインターネット(Internet of Things)」または「IoT」という用語は、人間をほとんどまたは全く介さずにデータを転送することが可能な、相互に関係するコンピューティングデバイス、機械およびデジタルマシンのシステムを指し、リアルタイム分析、機械学習および/またはAI、組込みシステム、ワイヤレスセンサネットワーク、制御システム、自動化(例えば、スマートホーム、スマートビルディング、および/またはスマートシティ技術)などの技術を伴い得る。IoTデバイスは通常、重い計算またはストレージ能力をもたない低消費電力デバイスである。「EDGE IoTデバイス(Edge IoT device)」は、ネットワークのエッジに展開された任意の種類のIoTデバイスであり得る。
【0299】
本明細書で使用される場合、「クラスタ(cluster)」という用語は、物理的エンティティ(例えば、異なるコンピューティングシステム、ネットワーク、またはネットワークグループ)、論理的エンティティ(例えば、アプリケーション、機能、セキュリティ構成体、コンテナ)などの形態の、1つのエッジコンピューティングシステム(または複数のエッジコンピューティングシステム)の一部としてのエンティティのセットまたはグループ化を指す。いくつかの場所では、「クラスタ」は、「グループ」または「ドメイン」とも呼ばれる。クラスタのメンバーシップは、動的もしくはプロパティベースのメンバーシップから、ネットワークもしくはシステム管理シナリオから、またはクラスタにおいてエンティティを追加、修正、もしくは除去し得る後述する様々な例示的な技法からのものを含む、条件または機能に基づいて修正または影響され得る。クラスタはまた、複数のレイヤ、レベル、または特性に基づくセキュリティ特徴および結果の変動を含む、そのようなレイヤ、レベル、または特性を含むか、またはそれに関連付けられ得る。
【0300】
本明細書で使用される「インスタンス化する¥」、「インスタンス化¥」などの用語は、インスタンスの作成を指す。「インスタンス(instance)」はまた、例えば、プログラムコードの実行中に発生し得るオブジェクトの具体的な発生を指す。
【0301】
「情報要素(information element)」という用語は、1つまたは複数のフィールドを含む構造要素を指す。「フィールド」という用語は、情報要素の個々の内容、または内容を含むデータ要素を指す。
【0302】
本明細書で使用される「チャネル」という用語は、データまたはデータストリームを通信するために使用される、有形または無形の任意の伝送媒体を指す。「チャネル(channel)」という用語は、「通信チャネル」、「データ通信チャネル」、「伝送チャネル」、「データ伝送チャネル」、「アクセスチャネル」、「データアクセスチャネル」、「リンク」、「データリンク」、「キャリア」、「無線周波数キャリア」、および/またはデータが通信されるパスまたは媒体を示す任意の他の同様の用語と同義および/または同等であり得る。追加的に、本明細書で使用される「リンク」という用語は、情報の送受信を目的としたRATを介した2つのデバイス間の接続を指す。
【0303】
本明細書で使用される場合、「無線技術」という用語は、情報伝達のための電磁放射のワイヤレス送信および/または受信のための技術を指す。「無線アクセス技術」または「RAT」という用語は、無線ベースの通信ネットワークへの基本的な物理接続のために使用される技術を指す。
【0304】
本明細書で使用される場合、「通信プロトコル」(ワイヤードまたはワイヤレス)という用語は、データのパケット化/脱パケット化、信号の変調/復調、プロトコルスタックの実装、および/または同様のもののための命令を含む、他のデバイスおよび/またはシステムと通信するために通信デバイスおよび/またはシステムによって実装される標準化されたルールまたは命令のセットを指す。
【0305】
本明細書で使用されるクパス上のIPルータの通常の標準機能(例えば、IP転場合、「サービス機能(service function)」または「SF」という用語は、ソースホストと宛先ホストとの間のネットワー送およびルーティング機能)以外の受信パケットの特定の処理を担う、特にネットワークサービス機能を表す機能を指す(例えば、[3]を参照)。
【0306】
本明細書で使用される場合、「サービス機能チェーン(service function chain)」または「SFチェーン」という用語は、分類および/またはポリシーの結果として選択されたパケットおよび/またはフレームおよび/またはフローに適用されなければならない抽象サービス機能および順序付け制約の順序付きセットを定義するチェーンを指す。
【0307】
本明細書で使用される場合、「サービス機能チェイニング(service function chaining)」または「SFC」という用語は、サービス機能チェーンを構築し、それらを通してパケット/フレーム/フローを転送する機構を指す。
【0308】
本明細書で使用される場合、「サービス機能パス(service function path)」または「SFP」という用語は、パケットおよび/またはフレームおよび/またはフローが特定のサービス機能チェーン内で訪問しなければならないサービス機能の特定のインスタンス化の順序付きセットを定義するパスを指す。SFPは、特定のサービス機能チェーン内の関連するサービス機能パスの中から決定され、サービス機能およびそれらの接続リンクの容量およびQoS要件を満たす。通常、サービス機能チェーンとサービス機能パスとの間には1:nの関係がある。
【0309】
本明細書で使用される場合、「サービスルーティング(service routing)」という用語は、DSN上に構築された統一サービスサポートプラットフォームを指す。これは、サービス登録、公開、発見、トリガおよびアクセス機構、ならびにサービス提供を最適化するための強化された能力を供給する。
【0310】
本明細書で使用される場合、「ユーザプレーン」という用語は、トラフィックが流れるトラフィック転送構成要素のセットを指す。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15A
図15B
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
【国際調査報告】