(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-07-28
(54)【発明の名称】汎用電池パック
(51)【国際特許分類】
H01M 50/244 20210101AFI20230721BHJP
B25F 5/00 20060101ALI20230721BHJP
H01M 50/284 20210101ALI20230721BHJP
【FI】
H01M50/244 A
B25F5/00 H
H01M50/284
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022580550
(86)(22)【出願日】2021-07-21
(85)【翻訳文提出日】2022-12-26
(86)【国際出願番号】 CN2021107564
(87)【国際公開番号】W WO2022022356
(87)【国際公開日】2022-02-03
(31)【優先権主張番号】202021506770.0
(32)【優先日】2020-07-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202110030154.5
(32)【優先日】2021-01-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521006901
【氏名又は名称】浙江動一新能源動力科技股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZHEJIANG LERA NEW ENERGY POWER TECHNOLOGY CO., LTD
【住所又は居所原語表記】No. 255 Kesheng Road, Wangchun Industrial Park, Haishu District, Ningbo, Zhejiang, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】柯 亨▲ぢゃお▼
(72)【発明者】
【氏名】戴 建紅
【テーマコード(参考)】
3C064
5H040
【Fターム(参考)】
3C064AC02
3C064BA32
3C064BB12
3C064CA53
3C064CA60
3C064CA61
3C064CA62
3C064CB17
3C064CB62
3C064CB71
3C064CB92
5H040AA06
5H040AS19
5H040DD08
5H040NN01
(57)【要約】
本発明は汎用電池パックを提供し、ハウジングと、ハウジングに内蔵されるセル及び回路基板と、セルの正負極の一方を回路基板に接続する第1電気コネクタと、セルの正負極の他方を回路基板に接続する第2電気コネクタと、回路基板に配置され、少なくとも1つのインタフェースを含み、インタフェースが外部の電力使用設備との電気的接続に適し、セルからの電力を電力使用設備に供電する第3電気コネクタと、第1電力使用設備のラッチとの接続に適する第1接続部材と、第2電力使用設備のラッチとの接続に適する第2接続部材と、を含む。第1接続部材及び第2接続部材は、形状および/またはサイズが異なり、それぞれに対応する電力使用設備のラッチに接続されると、両者は互いに干渉しない。この技術案によれば、使用環境に制限がなく、多種の工具の使用に適用することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
汎用電池パックであって、
ハウジングと、
ハウジングに内蔵されるセル及び回路基板と、
前記セルの正負極の一方を前記回路基板に接続する第1電気コネクタと、
前記セルの正負極の他方を前記回路基板に接続する第2電気コネクタと、
前記回路基板に配置され、少なくとも1つのインタフェースを含み、前記インタフェースが外部の電力使用設備との電気的接続に適し、セルからの電力を電力使用設備に給電可能な第3電気コネクタと、
第1電力使用設備のラッチとの接続に適する第1接続部材と、
第2電力使用設備のラッチとの接続に適する2接続部材と、を含み、
前記第1接続部材及び前記第2接続部材は、形状および/またはサイズが異なり、それぞれに対応する電力使用設備のラッチに接続されると、両者は互いに干渉しないことを特徴とする汎用電池パック。
【請求項2】
前記電力使用設備のラッチに接続されるリニア経路部を有し、
前記第1接続部材及び前記第2接続部材がそれぞれに対応する電力使用設備のラッチに接続される場合、前記リニア経路部は、同じ直線または互いに平行な直線に位置することを特徴とする請求項1に記載の汎用電池パック。
【請求項3】
前記第1接続部材及び前記第2接続部材は、ラッチ溝であり、
前記電力使用設備には、前記第1接続部材及び前記第2接続部材に対応するラッチが設置され、
前記ラッチは、1つの前記ラッチ溝にラッチ接続される場合、そのラッチ進行経路においてもう1つの前記ラッチ溝に係止しない、および/または、前記ラッチは、1つの前記ラッチ溝とのラッチ接続から解除されて当該ラッチ溝から離脱する場合、そのラッチ解除離脱経路においてもう1つの前記ラッチ溝に係止しないことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の汎用電池パック。
【請求項4】
前記第1接続部材及び前記第2接続部材は、長手方向が前記汎用電池パックの長手方向と垂直になるとともに、両者の長さは異なることを特徴とする請求項1に記載の汎用電池パック。
【請求項5】
前記ラッチ溝の、前記汎用電池パックの長手と垂直な方向における溝ピッチは異なることを特徴とする請求項3に記載の汎用電池パック。
【請求項6】
汎用電池パックであって、
ハウジングと、
ハウジングに内蔵されるセル及び回路基板と、
前記セルの正負極の一方を前記回路基板に接続する第1電気コネクタと、
前記セルの正負極の他方を前記回路基板に接続する第2電気コネクタと、
前記回路基板に配置され、少なくとも1つのインタフェースを含み、前記インタフェースが外部の電力使用設備との電気的接続に適し、セルからの電力を電力使用設備に給電可能な第3電気コネクタと、
第1電力使用設備のラッチとの接続に適する第1接続部材と、を含み、
前記ハウジングは、円弧面、前記円弧面に接して互いに対向する第1側面及び第2側面、前記第1側面と前記第2側面との間に位置して電池パックの長手方向に沿って伸びる第3側面を含み、
前記第1接続部材は、前記第3側面に設置され、その長手方向が前記第3側面の長手方向と垂直になることを特徴とする汎用電池パック。
【請求項7】
前記第3側面の少なくとも一部は、連続して伸びる平面であることを特徴とする請求項6に記載の汎用電池パック。
【請求項8】
第2電力使用設備のラッチとの接続に適する第2接続部材をさらに含み、
前記第1接続部材及び前記第2接続部材は、それぞれに対応する電力使用設備のラッチに接続されると、両者は互に干渉しないことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の汎用電池パック。
【請求項9】
前記第2接続部材は、前記第3側面に設置されることを特徴とする請求項8に記載の汎用電池パック。
【請求項10】
前記第2接続部材は、長手方向が前記第3側面の長手方向と垂直になるとともに、前記第1接続部材と長さが異なることを特徴とする請求項9に記載の汎用電池パック。
【請求項11】
前記第1接続部材及び前記第2接続部材は、ラッチ溝であり、
前記電力使用設備には、前記第1接続部材及び前記第2接続部材に対応するラッチが設置され、
前記ラッチは、1つの前記ラッチ溝のラッチに接続される場合、ラッチ進行経路においてもう1つの前記ラッチ溝に係止しない、および/または、前記ラッチは、1つの前記ラッチ溝のラッチとの接続を解除されて当該ラッチ溝から離脱する場合、そのラッチ解除離脱経路においてもう1つの前記ラッチ溝に係止しないことを特徴とする請求項8に記載の汎用電池パック。
【請求項12】
汎用電池パックであって、
ハウジングと、
ハウジングに内蔵されるセル及び回路基板と、
前記セルの正負極の一方を前記回路基板に接続する第1電気コネクタと、
前記セルの正負極の他方を前記回路基板に接続する第2電気コネクタと、
前記回路基板に配置され、少なくとも1つのインタフェースを含み、前記インタフェースが外部の電力使用設備との電気的接続に適し、セルからの電力を電動工具の電力使用設備に給電可能な電動工具の電力使用の放電インタフェースと、
第1電力使用設備のラッチとの接続に適するとともに、前記電動工具の電力使用の放電インタフェースに近接した第1接続部材と、
第2電力使用設備のラッチとの接続に適するとともに、前記電動工具の電力使用の放電インタフェースから離れた第2接続部材と、を含み、
前記第2接続部材が前記第2電力使用設備のラッチに接続されたり、前記第2電力使用設備のラッチとの接続から解除されて前記第2電力使用設備から離脱したりする場合、前記第1接続部材は前記第2電力使用設備と干渉しないことを特徴とする汎用電池パック。
【請求項13】
前記第1接続部材は、第1ラッチ溝であり、
前記第2接続部材は、第2ラッチ溝であり、
前記第1電力使用設備には、対応する第1ラッチが設置され、
前記第2電力使用設備には、対応する第2ラッチが設置され、
前記第2ラッチ溝が前記第2ラッチにラッチ接続されたり、前記第2ラッチとのラッチ接続から解除されて前記第2ラッチから離脱したりする場合、前記第1ラッチ溝は前記第2ラッチに係止しないことを特徴とする請求項12に記載の汎用電池パック。
【請求項14】
前記第1ラッチ溝及び前記第2ラッチ溝は、棒状に形成されるとともに、両者の長手方向はいずれも前記汎用電池パックの長手方向と垂直になり、
前記第2ラッチ溝の長さは、前記第1ラッチ溝の長さよりも長いことを特徴とする請求項13に記載の汎用電池パック。
【請求項15】
汎用電池パックであって、
ハウジングと、
ハウジングに内蔵されるセル及び回路基板と、
前記セルの正負極の一方を前記回路基板に接続する第1電気コネクタと、
前記セルの正負極の他方を前記回路基板に接続する第2電気コネクタと、
前記回路基板に配置され、少なくとも1つのインタフェースを含み、前記インタフェースが外部の電力使用設備との電気的接続に適し、セルからの電力を電動工具の電力使用設備に供電する電動工具の電力使用の放電インタフェースと、
第1電力使用設備のラッチとの接続に適するとともに、前記電動工具の電力使用の放電インタフェースに近接した第1接続部材と、
第2電力使用設備のラッチとの接続に適するとともに、前記電動工具の電力使用の放電インタフェースから離れた第2接続部材と、を含み、
前記第1接続部材がその第1リニア経路部に沿って前記第1電力使用設備のラッチに接続されたり、前記第2電力使用設備のラッチとの接続から解除されて前記第2電力使用設備から離脱したりする場合、前記第2接続部材は前記第1リニア経路部の外に位置することを特徴とする汎用電池パック。
【請求項16】
前記第1接続部材及び前記第2接続部材は、同じ平面に位置することを特徴とする請求項15に記載の汎用電池パック。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、汎用電池パックに関する。
【背景技術】
【0002】
電動工具の汎用性を向上させ、電動工具の作業範囲がソケットの位置によって制限されないようにするために、市販の多くの電動工具は、電池パックによって給電されるようになっている。電動工具は、持ち運びが便利、操作が簡単、機能が多様化するなどの特徴を有し、大幅に省力化して作業効率を高め、手動操作の機械化を実現可能であるため、建築や住宅インテリア、自動車、機械、電気、橋梁、園芸などの領域に幅広く応用される。さらに、従来の1つの電池パックは、しばしば同じ使用環境の複数の工具、例えば、芝刈り機や刈払機、チェーンソー、剪定機などの園芸用工具に合せて使用可能である。しかしながら、電池パックは、使用環境の異なる動力工具に合せて使用する場合、工具そのものの構造制限や、工具構造が異なるなどの理由により、工具に合せて使用する場合に制限が多く、しばしば工具に合せて使用できなかったり、使用感に影響を与えたりしてしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、使用環境に制限がなく、多種の工具に合せて使用可能な汎用電池を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明が提供する汎用電池パックは、
ハウジングと、
ハウジングに内蔵されるセル及び回路基板と、
前記セルの正負極の一方を前記回路基板に接続する第1電気コネクタと、
前記セルの正負極の他方を前記回路基板に接続する第2電気コネクタと、
前記回路基板に配置され、少なくとも1つのインタフェースを含み、前記インタフェースが外部の電力使用設備との電気的接続に適し、セルからの電力を電力使用設備に給電可能な第3電気コネクタと、
第1電力使用設備のラッチとの接続に適する第1接続部材と、
第2電力使用設備のラッチとの接続に適する第2接続部材と、を含む。
前記第1接続部材及び前記第2接続部材は、形状および/またはサイズが異なり、それぞれに対応する電力使用設備のラッチに接続されると、両者は互いに干渉しない。
【0005】
さらに、前記汎用電池パックは、前記電力使用設備のラッチに接続されるリニア経路部を有する。前記第1接続部材及び前記第2接続部材がそれぞれに対応する電力使用設備のラッチに接続される場合、前記リニア経路部は、同じ直線または互いに平行な直線に位置する。
【0006】
さらに、前記第1接続部材及び前記第2接続部材は、ラッチ溝である。前記電力使用設備には、前記第1接続部材及び前記第2接続部材に対応するラッチが設置される。前記ラッチは、1つの前記ラッチ溝にラッチ接続される場合、そのラッチ進行経路においてもう1つの前記ラッチ溝に係止しない、および/または、前記ラッチは、1つの前記ラッチ溝とのラッチ接続から解除されて当該ラッチ溝から離脱する場合、そのラッチ解除離脱経路においてもう1つの前記ラッチ溝に係止しない。
【0007】
さらに、前記第1接続部材及び前記第2接続部材は、長手方向が前記汎用電池パックの長手方向と垂直になるとともに、両者の長さは異なる。
【0008】
さらに、前記ラッチ溝の、前記汎用電池パックの長手と垂直な方向における溝ピッチは異なる。
【0009】
従来技術に比べて、本発明の有益な技術的効果は以下通りである。
本技術案では、電池パックに少なくとも2つの接続部材が設置され、2つの接続部材の形状および/またはサイズが異なり、当該接続部材が異なる工具に選択的に合わせて使用可能であるとともに、使用中に両者が互い干渉することなく、使用中に利用者の操作感を保証する。
【0010】
本発明の他の目的は、特定の形状に基づいて、電力使用設備のラッチに接続されて使用することに適する電池パックを提供することである。
【0011】
本発明が提供する汎用電池パックは、
ハウジングと、
ハウジングに内蔵されるセル及び回路基板と、
前記セルの正負極の一方を前記回路基板に接続する第1電気コネクタと、
前記セルの正負極の他方を前記回路基板に接続する第2電気コネクタと、
前記回路基板に配置され、少なくとも1つのインタフェースを含み、前記インタフェースが外部の電力使用設備との電気的接続に適し、セルからの電力を電力使用設備に給電可能な第3電気コネクタと、
第1電力使用設備のラッチとの接続に適する第1接続部材と、を含む。
前記ハウジングは、円弧面、前記円弧面に接して互いに対向する第1側面及び第2側面、前記第1側面と前記第2側面との間に位置して電池パックの長手方向に沿って伸びる第3側面を含む。
前記第1接続部材は、前記第3側面に設置され、その長手方向が前記第3側面の長手方向と垂直になる。
【0012】
さらに、前記第3側面の少なくとも一部は、連続して伸びる平面である。
【0013】
さらに、第2電力使用設備のラッチとの接続に適する第2接続部材をさらに含む。前記第1接続部材及び前記第2接続部材は、それぞれに対応する電力使用設備のラッチに接続されると、両者は互に干渉しない。
【0014】
さらに、前記第2接続部材は、前記第3側面に設置される。
【0015】
さらに、前記第2接続部材は、長手方向が前記第3側面の長手方向と垂直になるとともに、前記第1接続部材と長さが異なる。
【0016】
さらに、前記第1接続部材及び前記第2接続部材は、ラッチ溝である。前記電力使用設備には、前記第1接続部材及び前記第2接続部材に対応するラッチが設置される。前記ラッチは、1つの前記ラッチ溝にラッチ接続される場合、ラッチ進行経路においてもう1つの前記ラッチ溝に係止しない、および/または、前記ラッチは、1つの前記ラッチ溝とのラッチ接続を解除されて当該ラッチ溝から離脱する場合、そのラッチ解除離脱経路においてもう1つの前記ラッチ溝に係止しない。
【0017】
従来技術に比べて、本発明の有益な技術的効果は以下通りである。
本技術案では、少なくとも1つのインタフェースを含む第3電気コネクタが設置される。そのインタフェースは、異なる電力使用設備、例えば、3C領域の電気設備または大電流の動力工具等に給電可能である。さらに、特定の電池パックの形状に応じて、電力使用設備に合わせて使用される接続部材を特定の電池パックの側面に設置することで、使い勝手が良く、電池パックの外形設計の見栄えに寄与する。
【0018】
本発明のもう1つの目的は、多種の工具に合せて使用可能な汎用電池を提供することである。
【0019】
本発明が提供する汎用電池パックは、
ハウジングと、
ハウジングに内蔵されるセル及び回路基板と、
前記セルの正負極の一方を前記回路基板に接続する第1電気コネクタと、
前記セルの正負極の他方を前記回路基板に接続する第2電気コネクタと、
前記回路基板に配置され、少なくとも1つのインタフェースを含み、前記インタフェースが外部の電力使用設備との電気的接続に適し、セルからの電力を電動工具の電力使用設備に給電可能な電動工具の電力使用の放電インタフェースと、
第1電力使用設備のラッチとの接続に適するとともに、前記電動工具の電力使用の放電インタフェースに近接した第1接続部材と、
第2電力使用設備のラッチとの接続に適するとともに、前記電動工具の電力使用の放電インタフェースから離れた第2接続部材と、を含む。
前記第2接続部材が前記第2電力使用設備のラッチに接続されたり、前記第2電力使用設備のラッチとの接続から解除されて前記第2電力使用設備から離脱したりする場合、前記第1接続部材は前記第2電力使用設備と干渉しない。
【0020】
さらに、前記第1接続部材は、第1ラッチ溝である。前記第2接続部材は、第2ラッチ溝である。前記第1電力使用設備には、対応する第1ラッチが設置される。前記第2電力使用設備には、対応する第2ラッチが設置される。前記第2ラッチ溝が前記第2ラッチにラッチ接続されたり、前記第2ラッチとのラッチ接続から解除されて前記第2ラッチから離脱したりする場合、前記第1ラッチ溝は前記第2ラッチに係止しない。
【0021】
さらに、前記第1ラッチ溝及び前記第2ラッチ溝は、棒状に形成されるとともに、両者の長手方向はいずれも前記汎用電池パックの長手方向と垂直になる。前記第2ラッチ溝の長さは、前記第1ラッチ溝の長さよりも長い。
【0022】
従来技術に比べて、本発明の有益な技術的効果は以下通りである。
本技術案では、電動工具の電力使用設備に給電可能な電動工具の電力使用の放電インタフェースが配置されるとともに、2つの接続部材が配置され、2つの接続部材は、異なる工具に選択的に合わせて使用可能であるとともに、使用中に両者は互い干渉しない。
【0023】
本発明のさらなる目的は、多種の工具に合せて使用可能な汎用電池を提供することである。
【0024】
本発明が提供する汎用電池パックは、
ハウジングと、
ハウジングに内蔵されるセル及び回路基板と、
前記セルの正負極の一方を前記回路基板に接続する第1電気コネクタと、
前記セルの正負極の他方を前記回路基板に接続する第2電気コネクタと、
前記回路基板に配置され、少なくとも1つのインタフェースを含み、前記インタフェースが外部の電力使用設備との電気的接続に適し、セルからの電力を電動工具の電力使用設備に供電する電動工具の電力使用の放電インタフェースと、
第1電力使用設備のラッチとの接続に適するとともに、前記電動工具の電力使用の放電インタフェースに近接した第1接続部材と、
第2電力使用設備のラッチとの接続に適するとともに、前記電動工具の電力使用の放電インタフェースから離れた第2接続部材と、を含む。
前記第1接続部材がその第1リニア経路部に沿って前記第1電力使用設備のラッチに接続されたり、前記第2電力使用設備のラッチとの接続から解除されて前記第2電力使用設備から離脱したりする場合、前記第2接続部材は前記第1リニア経路部の外に位置する。
【0025】
さらに、前記第1接続部材及び前記第2接続部材は、同じ平面に位置する。
【0026】
従来技術に比べて、本発明の有益な技術的効果は以下通りである。
本技術案では、電動工具の電力使用設備に給電可能な電動工具の電力使用の放電インタフェースが配置されるとともに、2つの接続部材が配置され、2つの接続部材は、異なる工具に選択的に合わせて使用可能であるとともに、使用中に両者は互い干渉しない。
【0027】
本発明の具体的な実施形態又は従来技術における技術案をより明確に説明するために、以下、具体的な実施形態又は従来技術の説明に用いられる図面を簡単に紹介する。以下の説明における図面は、本発明の実施形態の一部であり、当業者であれば、創造性のある作業を付することなく、これらの図面から他の図面を取得することができることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【
図1】本発明の具体的な実施例に係る汎用電池パックの構成を示す断面図である。
【
図2】本発明の具体的な実施例に係る汎用電池パックの構成を示す斜視図である。
【
図3】本発明の具体的な実施例に係る汎用電池パックの実施例1の構成を示す正面図である。
【
図4】本発明の具体的な実施例に係る汎用電池パックの実施例2の構成を示す正面図である。
【
図5】本発明の具体的な実施例に係る汎用電池パックの実施例3の構成を示す側面図である。
【
図6】本発明の具体的な実施例に係る汎用電池パックの実施例3の構成を示す他の側面図である。
【
図7】本発明の具体的な実施例に係る汎用電池パックがクリーニング装置に装着される場合を示す図である。
【
図8】本発明の具体的な実施例に係る汎用電池パックが電動工具に装着される場合を示す図である。
【
図9】本発明の具体的な実施例に係る汎用電池パックの実施例4の構成を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、本発明の技術手段を図面と合わせて明確且つ完全に説明するが、説明される実施例は全ての実施例ではなく、本発明の一部の実施例である。本発明の実施例に基づいて、当業者が創造的な労働をすることなく得られる全ての他の実施例は、本発明の保護範囲に属する。
【0030】
図1及び
図2に示すように、汎用電池パック100は、ハウジング10と、ハウジング10に内蔵されるセル20及び回路基板30と、セル20の正負極の一方を回路基板30に接続する第1電気コネクタ40と、セル20の正負極の他方を回路基板30に接続する第2電気コネクタ50と、回路基板30に配置され、少なくとも1つのインタフェースを含み、このインタフェースが外部の電力使用設備との電気的接続に適し、セルからの電力を電力使用設備(200a、200b)に給電可能な第3電気コネクタ60と、第1電力使用設備200aのラッチとの接続に適する第1接続部材70と、第2電力使用設備200bのラッチとの接続に適する第2接続部材80と、を含む。第1接続部材70及び第2接続部材80は、それぞれに対応する電力使用設備(200a、200b)のラッチに接続されると、両者は互いに干渉しない。
【0031】
特に、第1接続部材70及び第2接続部材80は、形状および/またはサイズが異なる。
【0032】
なお、第1電気コネクタ40及び第2電気コネクタ50としては、金属導電ニッケル片が用いられることが好ましい。ニッケル片は、セルの正負端の極点に溶接される。
【0033】
また、好ましくは、上記の第3電気コネクタ60は、3C領域(コンピューター、通信及び家電)の電子製品の電力使用に適するインタフェース60b、例えば、3Cまたは3C周辺の電気設備の電力使用に用いられるUSBインタフェースを含んでもよいし、電動工具の電力使用に適する放電インタフェース60aをさらに含んでもよい。この電動工具は、コードレスの手持ち電動工具に限らず、園芸工具やコードレス掃除機、DCエアコンプレッサ等の二次電池を動力源とする動力作業設備をさらに含む。
【0034】
また、上記の放電インタフェース60aは、従来の電動工具または園芸工具の電池パックに一般的に用いられるブレード型端子を含むほか、ピン型放電端子をさらに含むことで、電池パックのシール設計に寄与する。
【0035】
図3に示すように、前記汎用電池パック100は、電力使用設備(200a、200b)のラッチに接続されるリニア経路部L1及びL2を有するとともに、第1接続部材70及び第2接続部材80は、それぞれに対応する電力使用設備(200a、200b)のラッチに接続されると、リニア経路部L1及びL2が同じ直線lまたは互いに平行な直線l1、l2に位置する。
【0036】
具体的には、第1接続部材70は、第1電力使用設備200aのラッチとの接続に適し、両者がラッチ接続されると、前記汎用電池パック100はリニア経路部L1を有する。第2接続部材80は、第2電力使用設備200bのラッチとの接続に適し、両者がラッチ接続されると、前記汎用電池パック100はリニア経路部L2を有する。前記リニア経路部L1、L2は、同じ直線lまたは互いに平行な直線l1、l2に位置する。
【0037】
図3に示すように、前記リニア経路部L1、L2は、互いに平行な直線l1、l2に位置する。具体的には、直線l1、l2は、同一面に位置し、その際、第1接続部材70及び第2接続部材80は互いに位置ずれする。
【0038】
当然ながら、l1、l2は、異なる表面に位置してもよい。
図5及び
図6に示すように、第1接続部材70及び第2接続部材80は、電池パックの対向する2つの表面にそれぞれ位置する。
【0039】
図4に示すように、第1接続部材70及び第2接続部材80は、前記電池パックの長手方向に沿って電池パック100の同一面に設置されるとともに、両者の中心軸線が、例えば、線lで示されるように同一であるが、当然ながら、互いに平行であってもよい。
【0040】
図7及び
図8に示すように、第1接続部材70及び第2接続部材80は、ラッチ溝である。電力使用設備(200a、200b)には、第1接続部材70及び第2接続部材80に対応するラッチ(図示せず)が設置される。ラッチは、1つのラッチ溝にラッチ接続されると、そのラッチ進行経路「m」においてもう1つのラッチ溝に係止しない、および/または、ラッチは、1つのラッチ溝とのラッチ接続から解除されて当該ラッチ溝から離脱すると、そのラッチ解除離脱経路「w」においてもう1つのラッチ溝に係止しない。
【0041】
第1接続部材70及び第2接続部材80は、ラッチ溝であり、電池パック100の対向する両端にそれぞれ分布し、その断面形状、サイズはほぼ同じである。1つのラッチ溝内には、突出して伸びる分割リブ70cが設けられ、第1接続部材70の所在するラッチ溝を2つのラッチ溝70a、70bに分割する。
【0042】
また、他の構成により、第1接続部材70及び第2接続部材80がそれぞれに対応する電力使用設備(200a、200b)のラッチに接続されてもよく、この場合、両者は互いに干渉しない。
図9に示すように、第1接続部材70及び第2接続部材80は、長手方向が電池パック100の長手方向と垂直になるとともに、両者の長さは異なる。
【0043】
具体的には、第1接続部材70及び第2接続部材80は、ラッチ溝である。ラッチ溝の、汎用電池パックの長さと垂直な方向における溝ピッチは異なり、例えば、第1接続部材70の溝ピッチをLq、第2接続部材80の溝ピッチをLpとすると、Lp>Lqである。
【0044】
本技術案では、電池パックには、少なくとも2つの接続部材が設置される。前記接続部材は、異なる工具に選択的に合わせて使用可能であるとともに、使用中に両者が互いに干渉することなく、使用中に利用者の操作感を保証する。
【0045】
具体的には、
図7に示すように、電池パック100は、クリーニング装置200aに合わせて使用される場合、ラッチ進行経路「m」に沿ってクリーニング装置200aに挿入され、下端の第1接続部材70がクリーニング装置200aのラッチに接続され、その際、第2接続部材80がラッチのリニア経路部に位置しないとともに第1接続部材70と干渉、交差することなく、電池パック100がクリーニング装置200aに合わせて使用されることに影響を与えない。同様に、電池パック100は、ラッチ解除離脱経路「w」に沿ってクリーニング装置200aから離脱する場合、第2接続部材80がラッチのリニア経路部に位置しないとともに第1接続部材70と干渉、交差することなく、電池パック100がクリーニング装置200aに合わせることに影響を与えない。
【0046】
図8に示すように、電池パック100は、電動工具200bに合わせて使用される場合、ラッチ進行経路「m」に沿って電動工具200bに挿入され、後端の第2接続部材80が電動工具設備200bのラッチに接続され、その際、第1接続部材70がラッチのリニア経路部に位置するため、第1接続部材70のラッチ溝内に突出して伸びる分割リブ70cが設けられて第1接続部材70の所在するラッチ溝を2つのラッチ溝70a、70bに分割し、電動工具設備200b内のラッチ構造を第1接続部材70に係止せずに第2接続部材80のみに係止する。こうすることで、第1接続部材70と第2接続部材80とは干渉することなく、電池パック100と電動工具設備200bとの係止に影響を与えない。または、
図9に示すように、第1接続部材70及び第2接続部材80は、長手方向が汎用電池パック100の長手方向と垂直になるとともに、両者の長さは異なる。具体的には、第1接続部材70及び第2接続部材80は、ラッチ溝である。ラッチ溝の、汎用電池パックの長さと垂直な方向における溝ピッチは異なり、例えば、第1接続部材70の溝ピッチをLq、第2接続部材80の溝ピッチをLpとすると、Lp>Lq、である。これにより、電動工具設備200b内のラッチ構造を第1接続部材70に係止せずに第2接続部材80のみに係止する。こうすることで、第1接続部材70と第2接続部材80とは干渉せず、電池パック100と電動工具設備200bとの係止に影響を与えない。
【0047】
同様に、電池パック100がラッチ解除離脱経路nに沿って電動工具設備200bから離脱する場合、第1接続部材70は、電動工具設備200b内のラッチ構造に係止しないとともに第2接続部材80と干渉することなく、電池パック100と電動工具設備200bとの係止に影響を与えない。
【0048】
また、
図1及び
図2に示すように、汎用電池パックは、ハウジング10と、ハウジング10に内蔵されるセル20及び回路基板30と、セル20の正負極の一方を回路基板30に接続する第1電気コネクタ40と、セル20の正負極の他方を回路基板30に接続する第2電気コネクタ50と、回路基板30に配置され、少なくとも1つのインタフェースを含み、前記インタフェースが外部の電力使用設備との電気的接続に適し、セルからの電力を電力使用設備に給電可能な第3電気コネクタ60と、第1電力使用設備200aのラッチとの接続に適する第1接続部材70と、を含む。ハウジング10は、円弧面10aと、円弧面10aに接して互いに対向する第1側面10b及び第2側面10cと、第1側面10bと第2側面10cとの間に位置して電池パックの長手方向に沿って伸びる第3側面10dとを含む。第1接続部材70は、第3側面10dに設置され、その長手方向が第3側面10dの長手方向と垂直である。
【0049】
さらに、第3側面10dの少なくとも一部は、連続して延在する平面であり、電力使用設備の係止面との係止を容易にする。
【0050】
さらに、第2電力使用設備200bのラッチとの接続に適する第2接続部材80をさらに含む。第1接続部材70及び第2接続部材80は、それぞれに対応する電気設備200のラッチに接続されると、両者は互いに干渉しない。
【0051】
さらに、第2接続部材80は、第3側面10dに設置される。
【0052】
さらに、第2接続部材80は、長手方向が第3側面10dの長手方向と垂直になるとともに、第1接続部材70とは長さが異なる。
【0053】
さらに、第1接続部材70及び第2接続部材80は、ラッチ溝である。前記電力使用設備には、第1接続部材70及び第2接続部材80に対応するラッチ(図示せず)が合わせて設置される。前記ラッチは、1つの前記ラッチ溝のラッチに接続される場合、そのラッチ進行経路においてもう1つの前記ラッチ溝に係止しない、および/または、ラッチは、1つの前記ラッチ溝のラッチとの接続から解除されて当該ラッチ溝から離脱すると、そのラッチ解除離脱経路においてもう1つの前記ラッチ溝に係止しない。
【0054】
本技術案では、少なくとも1つのインタフェースを含む第3電気コネクタ60が配置される。そのインタフェースは、異なる電力使用設備、例えば、3C領域の電気設備または大電流の動力工具等に給電可能であるとともに、特定の電池パックの形状に応じて、電力使用設備に合わせて使用される接続部材を特定の電池パックの側面に設置することで、使い勝手が良く、電池パックの外形設計の見栄えに寄与する。
【0055】
引き続き
図1~
図9を参照する。
図1~
図9に示すように、汎用電池パック100は、ハウジング10と、ハウジング10に内蔵されるセル20及び回路基板30と、セル20の正負極の一方を回路基板30に接続する第1電気コネクタ40と、セル20の正負極の他方を回路基板30に接続する第2電気コネクタ50と、
回路基板30に配置され、少なくとも1つのインタフェースを含み、前記インタフェースが外部の電力使用設備との電気的接続に適し、セルからの電力を電動工具の電力使用設備に給電可能な電動工具の電力使用の放電インタフェース60aと、第1電力使用設備のラッチとの接続に適するとともに、電動工具の電力使用の放電インタフェース60aに近接した第1接続部材70と、第2電力使用設備のラッチとの接続に適するとともに、電動工具の電力使用の放電インタフェース60aから離れた第2接続部材80と、を含む。第2接続部材80が第2電力使用設備のラッチに接続されたり、第2電力使用設備のラッチとの接続から解除されて第2電力使用設備から離脱したりする場合、第1接続部材70は第2電力使用設備と干渉しない。
【0056】
具体的には、第1接続部材70は、第1ラッチ溝であり、第2接続部材80は、第2ラッチ溝である。第1電力使用設備には、対応する第1ラッチが設置され、第2電気設備には、対応する第2ラッチが設置される。第2ラッチ溝が第2ラッチにラッチ接続されたり、第2ラッチとのラッチ接続から解除されて第2ラッチから離脱したりする場合、第1ラッチ溝は第2ラッチに係止しない。
【0057】
より具体的には、
図9に示すように、第1ラッチ溝及び第2ラッチ溝は、棒状に形成されるとともに、両者の長手方向はいずれも汎用電池パックの長手方向と垂直になる。また、第2ラッチ溝の長さは、第1ラッチ溝の長さよりも長い。
【0058】
これにより、第2ラッチ溝が第2電力使用設備のラッチに接続されたり、第2電力使用設備のラッチとの接続から解除されて第2電力使用設備から離脱したりする場合、第2ラッチ溝の長さが第1ラッチ溝の長さよりも長いため、第2電力使用設備の第2ラッチ溝に対応するラッチも必然的に第1ラッチ溝よりも長い。さらに、第1ラッチ溝は、第2ラッチ溝の第2電力使用設備に対応するリニア経路部L2にあるが、第2電力使用設備のラッチが第1ラッチ溝よりも長いため、第2電力使用設備に係止しない。こうすることで、干渉は発生しない。
【0059】
引き続き
図1~
図9を参照する。
図1~
図9に示すように、汎用電池パックは、ハウジング10と、ハウジング10に内蔵されるセル20及び回路基板30と、セル20の正負極の一方を回路基板30に接続する第1電気コネクタ40と、セル20の正負極の他方を回路基板30に接続する第2電気コネクタ50と、回路基板30に配置され、少なくとも1つのインタフェースを含み、前記インタフェースが外部の電力使用設備との電気的接続に適し、セルからの電力を電動工具の電力使用設備に供給する電動工具の電力使用の放電インタフェース60aと、第1電力使用設備のラッチとの接続に適するとともに、電動工具の電力使用の放電インタフェース60aに近接した第1接続部材70と、第2電力使用設備のラッチとの接続に適するとともに、電動工具電力使用の放電インタフェース60aから離れた第2接続部材80と、を含む。第1接続部材70がその第1リニア経路部L1に沿って第1電力使用設備のラッチに接続されたり、第1電力使用設備のラッチとの接続から解除されて第1電力使用設備から離脱したりする場合、第2接続部材80は前記第1リニア経路部L1の外に位置する。これにより、第2接続部材80は、第1接続部材70と必然的に干渉、交互することなく、電池パック100とクリーニング装置200aとの係止に影響を与えない。
【0060】
なお、上記の第1接続部材70及び第2接続部材80は、同じ平面10dに位置することが好ましい。
【0061】
また、回路基板30は、支持フレームに間隔をあけて支持される。回路基板と支持フレームとの最小ピッチは、2mm未満である。ピッチHの設置により、回路基板30とセル20との間は、一定の放熱効果及び電子取付スペースを有することを効果的に保証する。
【0062】
さらに、回路基板30の幅をY,セル20の直径をDとすると、幅Yは幅Dの95%以下である。本実施例では、回路基板30の幅Yは20mm、セル20の直径Dは21mmである。
【0063】
また、セル20の長さをL3、電池パック100の長さをL4とすると、L4はL3の1.3倍以下である。セルの直径をD、電池パックの高さをMとすると、MはDの1.8倍以下である。具体的な実施例では、セル20の長さは70mm、電池パック100の長さは82mm、セル20の直径は21mm、電池パック100の高さは36mmである。上記の構成の設置によれば、本実施例の電池パックは、構造の小型を効果的に保証し、移動電源として使用される場合、持ち運びに便利であるとともに、様々な小型電動工具に適用することができる。
【0064】
最後に、説明すべきことは、上記の実施例は、本発明に係る技術的手段を限定するものではなく、それらを説明するためにのみ使用されており、前記実施例を参照しながら本発明を詳しく説明したものの、前記実施例に記載されている技術的手段を改良したり、そのうちの一部や全体の技術的特徴を均等に置換したり、これらの改良や均等置換も本願の各実施例を本願の保護しようとする範囲から逸脱させるものではないことが当業者にとって理解されるべきである。
【国際調査報告】