(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-07-31
(54)【発明の名称】流体管路の迅速な接続/接続解除のための接続ユニット
(51)【国際特許分類】
F16L 37/32 20060101AFI20230724BHJP
F16L 37/096 20060101ALI20230724BHJP
F16L 37/107 20060101ALI20230724BHJP
【FI】
F16L37/32
F16L37/096
F16L37/107
【審査請求】未請求
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2022580984
(86)(22)【出願日】2021-07-02
(85)【翻訳文提出日】2023-02-24
(86)【国際出願番号】 IB2021055970
(87)【国際公開番号】W WO2022003648
(87)【国際公開日】2022-01-06
(32)【優先日】2020-07-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(31)【優先権主張番号】102020000022447
(32)【優先日】2020-09-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IT
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517411438
【氏名又は名称】タレス・アレーニア・スペース・イタリア・エッセ・ピ・ア・コン・ウニコ・ソシオ
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ステファノ・フェルローニ
(72)【発明者】
【氏名】アントーニア・シモーネ
【テーマコード(参考)】
3J106
【Fターム(参考)】
3J106BA01
3J106BB01
3J106BC04
3J106BC12
3J106BD01
3J106BE22
3J106CA02
3J106CA08
3J106CA11
3J106EA03
3J106EB03
3J106GA01
3J106GA04
3J106GA12
3J106GA21
(57)【要約】
接続ユニットは、流体管路のそれぞれの回路枝路に接続されるように構成された第1のコネクタ(2)および第2のコネクタ(3)と、前記コネクタ(2、3)を共に結合し、回路枝路の間に流体接続を確立するための結合要素(4)と、を含み、前記コネクタ(2、3)は、コネクタ(2、3)が互いから接続解除されたとき、前記回路枝路の封止終端を画定するために、第1の通常閉じられた封止要素(30)を備え、結合要素(4)は、雌コネクタ(2、3)から分離可能である二重の雄コネクタ(50)であって、各雌コネクタ(2、3)に結合され得る一対のシャンク(68)を備える二重の雄コネクタ(50)と、制御要素(70)であって、結合要素(4)が、雌コネクタ(2、3)の間で流体接続のない機械的な事前結合状態でコネクタ(2、3)に結合され得る第1の位置と、二重の雄コネクタ(50)のシャンク(68)が、各雌コネクタ(2、3)と係合し、その間で流体接続を確立する第2の位置と、の間で移動可能である、制御要素(70)と、を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
流体管路のそれぞれの回路枝路に接続されるように構成された第1のコネクタ(2)および第2のコネクタ(3)と、前記第1のコネクタ(2)および前記第2のコネクタ(3)を共に結合し、前記回路枝路の間に流体接続を確立するための結合要素(4)と、を含み、前記第1のコネクタ(2)および前記第2のコネクタ(3)は、前記第1のコネクタ(2)および前記第2のコネクタ(3)が互いから接続解除されたとき、前記回路枝路の封止終端を画定するために、第1の通常閉じられた封止要素(30)を備える接続ユニットであって、
前記第1のコネクタおよび前記第2のコネクタは共に、雌コネクタ(2、3)であり、
前記結合要素(4)は、前記雌コネクタ(2、3)から分離可能である二重の雄コネクタ(50)であって、各前記雌コネクタ(2、3)に結合することのできる一対のシャンク(68)を備える、二重の雄コネクタ(50)と、制御要素(70)であって、前記結合要素(4)が、前記雌コネクタ(2、3)の間で流体接続のない機械的な事前結合状態で前記第1のコネクタ(2)および前記第2のコネクタ(3)に結合され得る第1の位置と、前記二重の雄コネクタ(50)の前記シャンク(68)が、各前記雌コネクタ(2、3)に係合し、前記二重の雄コネクタ(50)と各前記雌コネクタ(2、3)の間で流体接続を確立する第2の位置と、の間で移動可能である、制御要素(70)と、を含むこと
を特徴とする、接続ユニット。
【請求項2】
前記第1の位置と前記第2の位置との間の前記制御要素(70)の移動に応じて前記第1のコネクタ(2)および前記第2のコネクタ(3)を前記結合要素(4)に近づくように軸方向に移動させるように構成された機構を含む、請求項1に記載の接続ユニット。
【請求項3】
前記第1の位置から前記第2の位置への前記制御要素(70)の動きは、わずかに回すことに等しい大きさの回転である、請求項1または2に記載の接続ユニット。
【請求項4】
前記制御要素は、リングナット(70)であり、また前記機構は、バヨネット結合(74、75)である、請求項2または3に記載の接続ユニット。
【請求項5】
前記第1のコネクタおよび前記第2のコネクタは、各前記回路枝路に接続するための、かつ各前記回路枝路と使用時に流体連通する第1の導管(10)と前記二重の雄コネクタ(50)の各シャンク(68)により係合され得る第2の導管(25)とを画定するためのニップルを含み、前記第1の導管(10)および前記第2の導管(25)は、少なくとも1つの半径方向開口部(28)を通して前記第2の導管(25)につながる少なくとも1つのチャネル(20、26)により接続され、前記雌コネクタ(2、3)の第1の封止要素は、ピストン(30)を含み、前記ピストン(30)は、前記第2の導管内に摺動可能に収容され、かつ前記各シャンク(68)の押し込みを受けて移動して、前記少なくとも1つの半径方向開口部(28)を開くことができる、請求項1から4のいずれか一項に記載の接続ユニット。
【請求項6】
前記二重の雄コネクタ(50)の前記シャンク(68)は、その端部で閉じられ、かつ前記各コネクタ(2、3)の前記少なくとも1つの開口部に適合するように設計された少なくとも1つの半径方向開口部(54)を有する、請求項5に記載の接続ユニット。
【請求項7】
前記結合要素(4)は、各前記シャンク(68)上で摺動可能でありかつ前記少なくとも1つの半径方向開口部(54)と選択的に封止して協動する第2の封止要素(52)を含み、前記第2の封止要素(52)は、各前記雌コネクタ(2、3)と接触すると移動可能であり、前記シャンク(68)が各前記第2の導管(25)に係合すると、前記少なくとも1つの半径方向開口部(54)を開く、請求項6に記載の接続ユニット。
【請求項8】
前記第1のコネクタおよび前記第2のコネクタならびに前記結合要素は、所与の流体管路に対応する各鍵(81、82)を含み、前記鍵(81、82)は、異なる流体管路に属する回路枝路の接続が行われた場合、前記第1のコネクタ(2)および前記第2のコネクタ(3)と前記結合要素(4)との間の結合を阻止するように構成される、請求項1から7のいずれか一項に記載の接続ユニット。
【請求項9】
前記機械的な事前結合位置は、前記第1のコネクタ(2)および前記第2のコネクタ(3)の1つにより担持されるクランプ(36)と、前記結合要素(4)により担持される少なくとも1つのラングと、の間の、またはその逆の弾性結合により画定される、請求項1から8のいずれか一項に記載の接続ユニット。
【請求項10】
前記鍵(81、82)は、誤った接続の場合、前記クランプ(36)が閉じることを阻止するように構成される、請求項9に記載の接続ユニット。
【請求項11】
前記第1のコネクタ(2)および前記第2のコネクタ(3)ならびに前記結合要素(4)の少なくとも1つは、少なくとも1つの補償容積(59)を含む、請求項1から10のいずれか一項に記載の接続ユニット。
【請求項12】
前記第1のコネクタ(2)および前記第2のコネクタ(3)ならびに前記リングナット(70)は、前記リングナット(70)の前記第2の位置において互いに位置合せされたそれぞれの視覚的な標示(86、71)を有する、請求項4から11のいずれか一項に記載の接続ユニット。
【請求項13】
前記視覚的な標示(86、71)は共に、自動的に可読なコードを画定する、請求項12に記載の接続ユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本特許出願は、2020年7月3日に出願された欧州特許出願第20184051.9号、および2020年9月23日に出願されたイタリア特許出願第102020000022447号からの優先権を主張し、その開示全体を参照により本明細書に組み込むものとする。
【0002】
本発明は、流体管路の迅速な接続/接続解除のための接続ユニットに関する。
【0003】
本発明は、これだけに限らないが、宇宙空間分野における、特に、宇宙ステーションにおける流体管路に関する有利な適用を有しており、それは、以下において、一般性を失うことなく述べられる。
【0004】
本発明はまた、回路枝路を圧力下でそれらの間で接続する問題が生じる場合は常に、地上の設備、航空機、または船における流体管路の接続など、様々な非宇宙分野においても適用することができる。
【背景技術】
【0005】
流体管路の2つの枝路の間の接続は、通常、共に結合され得る雄コネクタおよび雌コネクタにより形成される接続ユニットにより行われる。
【0006】
例えば、国際宇宙ステーションが実現されることにつながるミッションなど、宇宙ミッションにおいては、少なくとも一方が接続される前に加圧される2つの回路枝路間で流体接続を行う問題がしばしば生ずる。
【0007】
このため、雄コネクタおよび雌コネクタが、各回路枝路の封止終端を構成できる接続ユニットが使用される。雄コネクタおよび雌コネクタは、可動の封止要素を内部に備え、可動の封止要素は、コネクタが接続解除されたとき静的な封止を提供し、またそれらが接続されたとき、互いに相互作用して、管路の間に流体の連続性を提供するように設計される。
【0008】
雄コネクタと結合されたときに後退できる可動の封止要素により雌コネクタの内部に封止を行うことは比較的簡単であるが、雄コネクタの内側に可動の封止要素を作ることは、概して、より複雑であり、また費用のかかる技術的解決策および高精度の機械加工を必要とする。
【0009】
特許文献1は、雄コネクタが、雌の接続要素に恒久的に結合される二重の雄の接続要素からなり、雄コネクタが、雌コネクタに挿入されたとき、2つのコネクタの間で、直ちに流体接続が確立される解決策を述べている。
【0010】
知られた解決策では、雄コネクタと雌コネクタとの間の結合は、雄コネクタと同軸のリングナットにより行われ、雄コネクタは、接続のためにリングナットのいくらかの回転を必要とするねじ山接続により雌コネクタに結合され得る。これは、接続をロボットアームにより行うことができないことを意味する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は、したがって、上記問題を解決する接続ユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明によれば、添付の特許請求の範囲で請求される接続ユニットが実現される。
【0014】
本発明をよく理解するために、非限定的な例として、また添付図面を参照して、好ましい実施形態が以下で述べられる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】ある動作位置における接続ユニットの斜視図である。
【
図2】ある動作位置における接続ユニットの斜視図である。
【
図3】ある動作位置における接続ユニットの斜視図である。
【
図4】前の諸図の接続ユニットの雌コネクタの分解斜視図である。
【
図5】
図1~
図3の接続ユニットの結合要素の分解斜視図である。
【
図6】よく分かるように、部品を透明にして示された
図1の図に対応する図である。
【
図7】分かりやすいように部品が外された、
図1の図に対応する位置における接続ユニットの側面および部分的な断面図である。
【
図8】よく分かるように、部品を透明にして示された、
図2の図に対応する図である。
【
図9】
図2および
図8の動作位置における接続ユニットの軸方向断面図である。
【
図10】
図3の動作位置における接続ユニットの軸方向断面図である。
【
図11】よく分かるように、部品を透明にして示された、
図3および
図10の動作位置における接続ユニットの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明を次に、当業者がそれを実現し、かつ使用できるようにするために、添付図を参照して詳細に述べるものとする。提示される諸実施形態に対する様々な変更は、当業者には直ちに明らかとなるであろうし、本明細書で開示される一般的な原理を、それにより添付の特許請求の範囲で定義される本発明の保護範囲から逸脱することなく、他の実施形態および応用形態に適用することもできる。したがって、本発明は、述べられかつ示される実施形態に限定されるものと見なすべきではなく、述べられ、特許請求される特徴に従って、最も広い保護範囲が認められるべきである。
【0017】
本明細書で述べられる実施形態の理解を容易にするために、いくつかの特定の実施形態に対して参照が行われ、またそれらを述べるために特有の用語が使用される。本明細書で使用される専門用語は、特定の実施形態だけを述べるためのものであり、本発明の範囲を限定するようには意図されていない。
【0018】
図1から
図3を参照すると、符号1は、本発明により実現される流体管路のための接続ユニットを全体として示す。ユニット1は、
図1において、接続解除構成で示されており(すなわち、その要素へと分解される)、
図2では、機械的な事前接続構成で、また
図3では、機械的および流体的な接続位置で示される。
【0019】
軸Aのユニット1は、実質的に、第1のコネクタ2、第2のコネクタ3、およびコネクタ2とコネクタ3との間に介在する結合要素4を備える。
【0020】
コネクタ2、3は、共に雌タイプのものであり、互いに同一である。コネクタ2を参照する以下の記述は、したがってコネクタ3にも適用される。
【0021】
(
図4、および
図8から
図10においてより詳細に見ることができる)コネクタ2は、平坦な環状の中間壁8により軸方向に範囲が定められた円筒形の空洞部7をその内部に画定するカップ形状の本体6と、中間壁8から軸方向に片持ち梁状に延び、かつ空洞部7につながる導管10を画定するねじ山付きの管状フィッティング9と、を備えるニップル5を備える。
【0022】
フィッティング9のねじ山は、示されていない流体回路の各枝路に対して、コネクタ2の流体接続をするように設計される。この枝路は、例えば、ポンプ、コンプレッサ、もしくは任意の性質の設備などの装置、または例えば、気体の導管などの流体管路、または例えば、水、油圧油、ガス、もしくは有機物を含む任意の性質の一般的な流体などの液体を移送するためのパイプラインから構成され得る。
【0023】
カップ形状の本体6は、固定された隔壁(図示せず)と機械的に接続できるように設計された外側ねじ山11を有し、コネクタ2は、その隔壁を通して取り付けることができる。隔壁は、装置の一部を形成する壁またはパネルから構成され得る。
【0024】
コネクタ2(
図4、
図9、および
図10)は、ニップル5の空洞部7に収容される円筒形のディスクの形態の分配器14と、分配器14と軸方向で接触する、空洞部7に部分的に収容される本体15と、をさらに含む。分配器14および本体15は、圧力損失を最小化するために複雑な形状の流体に対して複数の流路16を画定し、付加製造技法(3Dプリンティング)により簡便に得られる。これらの流路16は、
図11で明確に見ることができ、
図11では、接続ユニット1の部品が透明に示されている。
【0025】
より具体的には、分配器14は、中間壁8と軸方向で接触して配置される第1の平坦面17と、本体15と軸方向で接触して配置される第2の平坦面18と、を有する(
図9および
図10)。分配器14において実現される流路16の部分16aは、導管10および複数の導管20に直接面する中心チャンバ19を備え、複数の導管20は、チャンバ19から半径方向パターンで半径方向に延び、かつ第2の面18上に軸方向につながる。チャンバ19は、第2の面18に向けて閉じられる(
図11)。
【0026】
実質的に円筒形の形状をした本体15は、分配器14の第2の面18と軸方向に封止して当接するように配置された第1のベース面23と、反対側の第2のベース面24と、を有する。
【0027】
本体15において実現された流路16の部分16bは、軸方向に通る導管25と、複数の導管26と、を備え、複数の導管26は、導管20において第1の面23上に軸方向につながり、かつ第1の面23とは反対の導管25の端部ゾーン27に向けた半径方向パターンで半径方向に延び、端部ゾーン27に開口して開口部28を形成する。
【0028】
便宜的に、分配器14および本体15の各面18、23上の導管20および26の出口穴において、各環状溝29a、29bが得られ、溝29a、29bは、軸方向に一致して、導管20および26を互いに流体的に接続する環状チャネル29(
図11)を形成する。
【0029】
導管25において、導管25の端部ゾーン27を占め、したがって、導管26の出口開口部28を閉じる前進位置(
図9)と、分配器14に隣接する後退位置(
図10)と、の間で軸方向に摺動可能なピストン30が封止的に収容される。ピストン30の前進位置は、ピストンと、導管25の端部における内側環状突起部31と、の間の接触により画定され、かつ、分配器14とピストン30との間で導管26に収容されるばね21により維持される。
【0030】
最後に、本体15は、第1の面23の近くにある、本体の外側面から半径方向に延びる実質的に四角形のフランジ32を備える。互いに同軸である2つの円筒形のピン33は、フランジ32の両側において半径方向に延びる。
【0031】
最後に、本体15は、第2の面24の外側縁部から軸方向に延び、かつ結合要素4と結合するための円筒形の座部35の範囲を定める環状突起部34を有し、それを以下で述べる。
【0032】
コネクタ2はまた、
図4および
図8で見ることのできる事前結合のクランプ36を備える。
【0033】
クランプ36は、その各ピン33の回りにヒンジ留めされる2つのあご部37を備える。あご部37のそれぞれは、本体15の両側で軸方向に延び、各ピン33にヒンジ留めされる近位端39および遠位端40を有する一対のブレード38を備える。
【0034】
ブレード38(
図8)は、互いに面するその長手方向側面上に、遠位端40に向けて離れる各導入面取り部44と、互いに面する各軸方向に細長い中間凹部45と、を備える。
【0035】
あご部37は、各接続プレート46をさらに備え、接続プレート46は、各あご部のブレード38の各外側の中間ゾーンを互いに一体に接続し、また本体15の周囲で延びるように円弧をなす。
【0036】
あご部37は、各ピン33の周囲に巻かれてあご部37を閉じた位置に保つ傾向のあるばね47(
図8)により負荷がかけられる。
【0037】
図5、および
図8から
図10を参照すると、結合要素4は、雌コネクタ2、3から分離できる二重の雄コネクタ50、コネクタ50を囲む本体51、および本体51内で摺動する一対のピストン52を備える。
【0038】
より具体的には、コネクタ50は、両端で閉じられた中心の軸方向導管53をその内側に画定する、細長い円筒形状の軸方向の管状要素62を備える。その両側の軸方向端部の近くに、管状要素62は、導管53から半径方向パターンで延びかつ導管53と連通する複数の半径方向開口部54(
図5)を有する。開口部54は、本体15の中心導管25における導管26の出口開口部28に対して、数および空間構成で一致しており、それを、以下でさらに説明する。
【0039】
コネクタ50は、中間プレート55をさらに備え、中間プレート55は、軸Aに対して直交する平面において管状要素62から半径方向に一体に延び、かつ2つの平坦な側面56、および2つずつ反対側に湾曲する2つの側面57を備える実質的に四角形の形状(
図5)を有する。プレート55は、管状要素62を2つの円筒形のシャンク68に分割し、シャンク68のそれぞれは、各雌コネクタ2、3と結合するように設計された雄の接続要素として機能する。
【0040】
プレート55は、半径方向通路60により中心導管53に流体接続される複数のめくらの半径方向チャンバ59を備える。
【0041】
本体51は、2つの実質的に円筒形の部分51a、51bに分割され、部分51a、51bのそれぞれは、その両端において、外側フランジ64と内側環状突起部65とを有する(
図10)。フランジ64は、プレート55の各反対側の面上に載っており、プレート55を通過する複数のねじ66(
図9、
図10)により互いに固定され、したがって、本体51を形成する。本体51は、プレート55の軸方向の両側に配置された一対の環状チャンバ67を、管状要素62を用いて画定する。ピストン52は、各チャンバ67内に封止的にかつ摺動可能に収容され、またプレート55の反対側の一端に、本体の対応する円筒形の座部35に封止的に収容されことにより各本体15と協働するように設計された環状の端部突起部69を有する。ピストン52は、環状チャンバ67に収容された各ばね63により、本体51の内側環状突起部65との接触状態に通常保持される。
【0042】
本体51の各半体51a、51bのフランジ64から、2つの半径方向で反対のラング(rung)58が、半径方向外側に延びており、その機能は以下で明らかにする。
【0043】
すべての摺動封止は、封止リングにより実現され、また摺動封止は、好ましくは、冗長性のあるものである、すなわち、可能な漏れの各経路に沿って連続する2つの封止リングを含む。封止リングおよびそれらの位置の詳細な記述は、当業者の範囲に含まれるので、余分なものと考えられる。
【0044】
最後に、結合要素4は、本体50に対して同軸であり、プレート55を囲む2つの部分70a、70bにより形成される外側環状リング70を備え、プレート55は、共に連結された後(
図7)、2つの部分70a、70bにより形成される内部溝71内に回転可能に収容される。リング70は、2つの直径方向で反対側の突起部72を有し、突起部72のそれぞれは、両側に軸方向に延び、かつその外側面に実質的に細長い長方形領域73を形成し、長方形領域73の上に任意の方法で識別マークが印刷される、または固定することができ、それは、以下でさらに述べられる。
【0045】
図5および
図7(そこでは、結合要素4のすべての部品が、分かりやすくするために省略される)から特に見ることのできるリングナット70は、結合要素4とコネクタ2、3とのそれぞれの間でそれぞれバヨネット結合を形成するように、クランプ36のあご部37により担持される各ラング75と協動するように設計された傾斜路状の溝74をその内部に有する。
【0046】
より具体的には、ラング75は、クランプ36が閉じた位置にあるとき、各コネクタ2、3のクランプ36の各あご部37からそれらの間で直径方向で反対位置で半径方向に延び、以下でさらに述べるものとする。
【0047】
リングナット70の内側溝74(その2つだけが、
図7で見える)は、円周方向に90°で延び、かつ各突起部71の側部に配置されかつリングナットの前面77の近くにある円周方向の入口開口部76を有し、傾斜路状部分78は、リングナット70の中心に向けて延び、かつ端部79aを備える実質的に円周方向のめくらの端部分79は、各コネクタ5に向けて軸方向に回されるわずかな凹部を画定する。
【0048】
最後に、接続ユニット1は、異なる流体管路に属するコネクタ間を間違って結合することを阻止するように設計された鍵システム80を含む。
図4から
図6において詳細に見える鍵システム80は、各雌コネクタ2、3により担持される一対の鍵81と、結合要素4により担持される一対の鍵82と、から構成され、鍵82は、コネクタ2、3と結合要素4との間で結合するとき、各鍵81と軸方向に結合するように設計される。
【0049】
鍵81、82は、相互に交換可能であり、かつ接続ユニットが属する管路を一意に識別する、言い換えると、鍵81、82は、特定の管路に関連付けられた「コード」を構成する。
【0050】
より具体的には、
図6を参照すると、鍵81は、あご部37の接続プレート46内に連結されるように取り付けられたプレート形状のものとすることができ、一方、鍵82は、結合要素4の本体51の各フランジ64上に前面で固定されるように設計されたベース83を備えることができ、また複数の軸方向突起部84が、ベース83から片持ち梁状に延びる。突起部84および鍵81は、相補的な形状を有して、摺動する軸方向の結合を可能にする。
【0051】
便宜的に、各コネクタ2、3の鍵81の少なくとも1つは、軸方向に折り畳まれた付属部86で終了する半径方向外側突起部85を有し、その機能は、以下で明らかにされる。
【0052】
接続ユニット1の動作は、以下のようになる。
【0053】
図1、
図6、および
図7において、ユニットは、接続解除位置で示され、コネクタ2、3は共に、結合要素4から分離されている。
【0054】
この状態において、コネクタ2、3は、流体回路の各枝路を封止して閉じる。実際に、ばね21は、
図9で示されるストロークの終了位置にピストン30を保持し、そこでは、ピストン30は、各導管25の端部ゾーン27を占めて、導管26の出口開口部28を閉じる。
【0055】
互いに軸方向にかつ円周方向に適切に位置合せされたコネクタ2、3を、結合要素4の方へと軸方向に近づくように移動させることにより、鍵81、82は、互いに相互作用する。接続が正しくない場合、すなわち、鍵81、82が適合しない場合、接続は、鍵の間の前面の衝突により阻止される。この衝突は、あご部を開く方向に、ピン33の回りであご部37に対してトルクを生成し、したがって、コネクタ2、3と結合要素4との間の何らかのさらなる軸方向の接近は阻止され、接続は不可能になる。
【0056】
接続が正しい場合、すなわち、鍵81、82が、互いに一致する場合、コネクタ2、3のクランプ36のあご部37が、結合要素4の各ラング58に接触するまで、鍵81、82は、軸方向に相互に侵入し、結合ストロークを続けることができる。ラング58は、ブレード38の面取り部44の間に押し込まれて、ばね47のアクションに逆らってブレード38を開くようにする。ラング58が、凹部45に係合したとき、あご部37は、ばね47の押し込みにより近接して留められ、コネクタ2、3と結合要素4との間の機械的な事前結合状態が得られる(
図2、
図8、および
図9)。
【0057】
コネクタ2、3と結合要素4との間で、事前結合状態からさらに軸方向に近づくことができるように、凹部45は、軸方向に細長いことに留意されたい。
【0058】
この状態は、流体接続ではなく機械的な接続を生ずることにも留意されたい。実際に、
図9を特に参照すると、この機械的な事前結合状態において、コネクタ2、3の本体15は、結合要素4のピストン52と軸方向に接触するようになり、その突起部34は、各座部35に係合するが、ピストン52は、突起部65と接触するストロークの端部位置のままであり、したがって、開口部54は閉じられたままである。さらに、コネクタ2、3のピストン30は、管状要素62の両端と軸方向に接触しているが、導管29の端部ゾーン27のままであり、したがって、開口部28は閉じられたままである。
【0059】
流体封止を実現するために、リングナット70を90°回して、それを
図2で示された位置から、
図3のものにする必要がある。
【0060】
図2から分かるように、事前結合位置において、コネクタ2、3のあご部37のラング75は、結合要素4の傾斜路状の溝74の入口開口部76と円周方向に面する。リングナット70を回すことにより、ラング75は、各溝74の中に入り、ブロックされる端部79aに達するまで、溝を通って移動する。溝74の傾斜路形状に起因して、こうすることは、結合要素4の内側に向けてコネクタ2、3の軸方向変位を生ずる。
【0061】
特に、
図10を参照すると、管状要素62の端部は、コネクタ2、3の本体15の中心導管25の内側を軸方向に侵入し、ピストン30を、ばね21の作用に抗して軸方向に変位させる。ピストン30は、したがって、開口部28を開く。
【0062】
同時に、結合要素4のピストン52は、コネクタ2、3の本体15との軸方向の接触に起因して、ばね53の作用に抗して、各チャンバ67におけるプレート55の方向に後退する。このように、ピストン52は、開口部28に位置する開口部54を開く。したがって、これらの導管が強調されている
図11から明確に見ることができるように、コネクタ2、3の導管26と、管状要素52の中心導管53と、の間で、接続が確立される。
【0063】
ユニットが接続された後、リングナット70の突起部71は、鍵81の付属部86と位置合せされて、接続の完了が視覚的に確認される。ユニットの自動的なハンドリングが予想される場合、例えば、バーコードなどのコードを、突起部71に部分的に、また関連するもの86に部分的に固定することができる。このように、接続に成功した後、コードを完了し、読み取ることだけが可能である。
【0064】
上記の記述において、ユニットは、明確化のために、最初は接続解除され、互いに分離された3つの要素(コネクタ2、3および結合要素4)により形成されるように示されている。実際には、使用時に、結合要素4が、2つの雌コネクタ2、3の一方に事前に取り付けられる、すなわち、述べられた事前結合位置へとこのコネクタに機械的に接続されると便利である。ユニット1の接続は、したがって、一方は、第1のコネクタ(例えば、コネクタ2)と、結合要素4と、の組により構成され、他方は、第2のコネクタ3により構成される、2つのサブユニットの接続を含むことになる。この接続は、したがって、コネクタ3の最初の事前結合段階、およびリングナット70の回転による流体接続段階を含むことになる。
【0065】
本発明により実現される接続ユニット1の特性を調べることにより、得られる利点は明らかになる。
【0066】
最初に、各回路枝路に接続するように設計された2つの雌コネクタ2、3を使用すること、および接続する前に前述の枝路のいずれとも流体的に連通しない二重の雄の結合要素を使用することは、構造を大幅に簡略化することができ、一方、接続する前に、2つの回路枝路に対して確実に封止を達成する。こうすることは、接続ユニットの低い全体コストおよび高い信頼性を生ずる。
【0067】
ユニットの別の利点は、接続するのに必要な動きの簡単さであり、それは、90°で示される例において、わずかに回す回転を含む。その結果、ユニットの接続は、自動的なマニピュレータを用いることにより容易に実現することができる。
【0068】
さらなる利点は、コネクタおよび結合要素の鍵が一致しない場合、接続を禁止することである。
【0069】
リングナット70の突起部71の1つと、鍵81の付属部86と、の間の位置合せの表示により、また機械可読コードを形成するこの位置合せの可能性により、接続の信頼性をさらに保証することが提供される。
【0070】
最後に、ユニットにおける流体経路に派生的に接続される補償容積(プレート55におけるチャンバ59により示される例で構成される)の存在は、様々な圧力に置かれる回路の枝路の突然の接続に起因して起こり得る圧力波(水撃作用)の少なくとも部分的な吸収を可能にする。
【0071】
最後に、特許請求の範囲により定義された保護範囲を超えることのない変更および変形を、述べられたユニット1に対して行えることは明らかである。
【0072】
特に、結合要素4とコネクタ2、3との間のバヨネット結合は、ロボットアームによる接続を実現するために、事前結合状態から流体接続状態への推移が、例えば、わずかに回す回転により、または平行移動によるなど、制御要素の簡単な動きにより実現され得る場合は、別タイプの機構により置き換えることができる。
【0073】
リングナット70は、したがって、例えば、レバーなどの異なるタイプの制御要素により置き換えることができる。
【0074】
コネクタ2、3および結合要素4に含まれる封止要素の具体的な実現は、異なることもあり得る。
【0075】
チャンバ59は、例えば、コネクタ2、3におけるなど接続ユニットの他の部分に配置される補償容積により置き換える、または一体化することができる。
【符号の説明】
【0076】
1 接続ユニット
2 第1のコネクタ
3 第2のコネクタ
4 結合要素
5 ニップル
6 本体
7 空洞部
8 中間壁
9 管状フィッティング
10 導管
11 ねじ山
14 分配器
15 本体
16 流路
16a 流路の部分
16b 流路の部分
17 第1の平坦面
18 第2の平坦面
19 中心チャンバ
20 第1の導管
21 ばね
23 第1のベース面
24 第2のベース面
25 第2の導管
26 導管
27 端部ゾーン
28 開口部
29 環状チャネル
29a 環状溝
29b 環状溝
30 ピストン
31 環状突起部
32 フランジ
33 ピン
34 突起部
35 座部
36 クランプ
37 あご部
38 ブレード
39 近位端
40 遠位端
44 面取り部
45 凹部
46 接続プレート
47 ばね
50 二重の雄コネクタ
51 本体
51a 円筒形部分
51b 円筒形部分
52 ピストン
53 導管
54 半径方向開口部
55 中間プレート
56 平坦な側面
57 湾曲する側面
58 ラング
59 チャンバ
60 半径方向通路
62 管状要素
63 ばね
64 外側フランジ
65 内側環状突起部
66 ねじ
67 環状チャンバ
68 シャンク
69 端部突起部
70 環状リング、リングナット
70a 部分
70b 部分
71 内部溝
72 突起部
73 長方形領域
74 溝
75 ラング
76 入口開口部
77 前面
78 傾斜路状部分
79 めくらの端部分
79a 端部
80 鍵システム
81 鍵
82 鍵
83 ベース
84 軸方向突起部
85 半径方向外側突起部
86 付属部
【手続補正書】
【提出日】2023-02-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
流体管路のそれぞれの回路枝路に接続されるように構成された第1のコネクタ(2)および第2のコネクタ(3)と、前記第1のコネクタ(2)および前記第2のコネクタ(3)を共に結合し、前記回路枝路の間に流体接続を確立するための結合要素(4)と、を含み、前記第1のコネクタ(2)および前記第2のコネクタ(3)は、前記第1のコネクタ(2)および前記第2のコネクタ(3)が互いから接続解除されたとき、前記回路枝路の封止終端を画定するために、第1の通常閉じられた封止要素(30)を備える接続ユニットであって、
前記第1のコネクタおよび前記第2のコネクタは共に、雌コネクタ(2、3)であり、
前記結合要素(4)は、前記雌コネクタ(2、3)から分離可能である二重の雄コネクタ(50)であって、各前記雌コネクタ(2、3)に結合することのできる一対のシャンク(68)を備える、二重の雄コネクタ(50)と、制御要素(70)であって、前記結合要素(4)が、前記雌コネクタ(2、3)の間で流体接続のない機械的な事前結合状態で前記第1のコネクタ(2)および前記第2のコネクタ(3)に結合され得る第1の位置と、前記二重の雄コネクタ(50)の前記シャンク(68)が、各前記雌コネクタ(2、3)に係合し、前記二重の雄コネクタ(50)と各前記雌コネクタ(2、3)の間で流体接続を確立する第2の位置と、の間で移動可能である、制御要素(70)と、を含むこと
を特徴とする、接続ユニット。
【請求項2】
前記第1の位置と前記第2の位置との間の前記制御要素(70)の移動に応じて前記第1のコネクタ(2)および前記第2のコネクタ(3)を前記結合要素(4)に近づくように軸方向に移動させるように構成された機構を含む、請求項1に記載の接続ユニット。
【請求項3】
前記第1の位置から前記第2の位置への前記制御要素(70)の動きは、わずかに回すことに等しい大きさの回転である、請求項1または2に記載の接続ユニット。
【請求項4】
前記制御要素は、リングナット(70)であり、また前記機構は、バヨネット結合(74、75)である、請求項2または3に記載の接続ユニット。
【請求項5】
前記第1のコネクタおよび前記第2のコネクタは、各前記回路枝路に接続するための、かつ各前記回路枝路と使用時に流体連通する第1の導管(10)と前記二重の雄コネクタ(50)の各シャンク(68)により係合され得る第2の導管(25)とを画定するためのニップルを含み、前記第1の導管(10)および前記第2の導管(25)は、少なくとも1つの半径方向開口部(28)を通して前記第2の導管(25)につながる少なくとも1つのチャネル(20、26)により接続され、前記雌コネクタ(2、3)の第1の封止要素は、ピストン(30)を含み、前記ピストン(30)は、前記第2の導管内に摺動可能に収容され、かつ前記各シャンク(68)の押し込みを受けて移動して、前記少なくとも1つの半径方向開口部(28)を開くことができる、請求項
1に記載の接続ユニット。
【請求項6】
前記二重の雄コネクタ(50)の前記シャンク(68)は、その端部で閉じられ、かつ前記各コネクタ(2、3)の前記少なくとも1つの開口部に適合するように設計された少なくとも1つの半径方向開口部(54)を有する、請求項5に記載の接続ユニット。
【請求項7】
前記結合要素(4)は、各前記シャンク(68)上で摺動可能でありかつ前記少なくとも1つの半径方向開口部(54)と選択的に封止して協動する第2の封止要素(52)を含み、前記第2の封止要素(52)は、各前記雌コネクタ(2、3)と接触すると移動可能であり、前記シャンク(68)が各前記第2の導管(25)に係合すると、前記少なくとも1つの半径方向開口部(54)を開く、請求項6に記載の接続ユニット。
【請求項8】
前記第1のコネクタおよび前記第2のコネクタならびに前記結合要素は、所与の流体管路に対応する各鍵(81、82)を含み、前記鍵(81、82)は、異なる流体管路に属する回路枝路の接続が行われた場合、前記第1のコネクタ(2)および前記第2のコネクタ(3)と前記結合要素(4)との間の結合を阻止するように構成される、請求項
1に記載の接続ユニット。
【請求項9】
前記機械的な事前結合位置は、前記第1のコネクタ(2)および前記第2のコネクタ(3)の1つにより担持されるクランプ(36)と、前記結合要素(4)により担持される少なくとも1つのラングと、の間の、またはその逆の弾性結合により画定される、請求項
1に記載の接続ユニット。
【請求項10】
前記鍵(81、82)は、誤った接続の場合、前記クランプ(36)が閉じることを阻止するように構成される、請求項9に記載の接続ユニット。
【請求項11】
前記第1のコネクタ(2)および前記第2のコネクタ(3)ならびに前記結合要素(4)の少なくとも1つは、少なくとも1つの補償容積(59)を含む、請求項
1に記載の接続ユニット。
【請求項12】
前記第1のコネクタ(2)および前記第2のコネクタ(3)ならびに前記リングナット(70)は、前記リングナット(70)の前記第2の位置において互いに位置合せされたそれぞれの視覚的な標示(86、71)を有する、請求項
4に記載の接続ユニット。
【請求項13】
前記視覚的な標示(86、71)は共に、自動的に可読なコードを画定する、請求項12に記載の接続ユニット。
【国際調査報告】