(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-07-31
(54)【発明の名称】位置検出を有する医療用ストップコックアセンブリ
(51)【国際特許分類】
A61M 39/22 20060101AFI20230724BHJP
【FI】
A61M39/22 100
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022581332
(86)(22)【出願日】2021-06-29
(85)【翻訳文提出日】2023-02-20
(86)【国際出願番号】 US2021039548
(87)【国際公開番号】W WO2022006065
(87)【国際公開日】2022-01-06
(32)【優先日】2020-06-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】595117091
【氏名又は名称】ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー
【氏名又は名称原語表記】BECTON, DICKINSON AND COMPANY
【住所又は居所原語表記】1 BECTON DRIVE, FRANKLIN LAKES, NEW JERSEY 07417-1880, UNITED STATES OF AMERICA
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ジョン ピコット
(72)【発明者】
【氏名】ホン ジュー
(72)【発明者】
【氏名】マシュー リー コルブ
【テーマコード(参考)】
4C066
【Fターム(参考)】
4C066JJ05
4C066QQ15
4C066QQ16
4C066QQ82
(57)【要約】
位置検出を有する医療用ストップコックアセンブリは医療用ストップコックとセンサとを含む。医療用ストップコックは、主要本体と弁本体とを含む。弁本体は弁通路を画定し、主要本体に対して、第1の入力ポートおよび出力ポートが弁通路を介して流体連通する第1の位置、第2の入力ポートおよび出力ポートが弁通路を介して流体連通する第2の位置、および第2の入力ポートおよび第1の入力ポートが弁通路を介して流体連通する第3の位置の間で移動可能にし得る。弁本体の外部表面は位置構造を含み得る。センサは弁本体が第1の位置にあるか、第2の位置にあるか、または第3の位置にあるかを決定するように構成され得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
位置検出を有する医療用ストップコックアセンブリであって、
医療用ストップコックであって、
主要本体と、
弁本体であって、前記弁本体は弁通路を画定し、前記主要本体に対して、第1の入力ポートおよび出力ポートが前記弁通路を介して流体連通する第1の位置、第2の入力ポートおよび前記出力ポートが前記弁通路を介して流体連通する第2の位置、および前記第2の入力ポートおよび前記第1の入力ポートが前記弁通路を介して流体連通する第3の位置の間で移動可能であり、
前記弁本体の外部表面は、少なくとも1つの位置構造を含む、弁本体とを含む、医療用ストップコックと、
前記少なくとも1つの位置構造を感知して前記弁本体が前記第1の位置にあるか、前記第2の位置にあるか、または前記第3の位置にあるかを決定するように構成された少なくとも1つのセンサと、を備える、医療用ストップコックアセンブリ。
【請求項2】
前記弁本体の一部分は、前記主要本体の上部から延出し、前記主要本体の上部から延出した前記弁本体の前記部分は、ハンドルを含み、前記少なくとも1つの位置構造は、前記ハンドルの少なくとも1つの凹状部分を含む、請求項1記載の医療用ストップコックアセンブリ。
【請求項3】
前記ハンドルの前記少なくとも1つの凹状部分は、第1の凹状部分と第2の凹状部分とを含み、前記第1の凹状部分および前記第2の凹状部分は、前記弁本体の同じ径方向平面内であって前記弁本体の円周周りに離間して配置される、請求項2に記載の医療用ストップコックアセンブリ。
【請求項4】
前記第1の凹状部分および前記第2の凹状部分は、前記弁本体の円周周りに90度離間して配置される、請求項3に記載の医療用ストップコックアセンブリ。
【請求項5】
前記少なくとも1つのセンサは、第1のセンサと第2のセンサとを含み、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサは、前記弁本体の同じ径方向平面内であって前記弁本体の同じ接平面内にある、請求項3に記載の医療用ストップコックアセンブリ。
【請求項6】
前記弁本体の第1の部分は、前記主要本体の上部から延出し、前記主要本体の上部から延出した前記弁本体の前記第1の部分は、ハンドルを含み、前記弁本体の第2の部分は、前記主要本体の上部とは反対側の前記主要本体の底部から延出し、前記弁本体の前記第2の部分は、前記少なくとも1つの位置構造を含み、前記少なくとも1つの位置構造は、前記弁本体の少なくとも1つの凹状部分を含む、請求項1に記載の医療用ストップコックアセンブリ。
【請求項7】
前記少なくとも1つの凹状部分は、第1の凹状部分と第2の凹状部分とを含み、前記第1の凹状部分および前記第2の凹状部分は、前記弁本体の円周周りであって前記弁本体の軸方向に離間して配置される、請求項6に記載の医療用ストップコックアセンブリ。
【請求項8】
前記第1の凹状部分および前記第2の凹状部分は、前記弁本体の円周周りに90度離間して配置される、請求項7に記載の医療用ストップコックアセンブリ。
【請求項9】
前記少なくとも1つのセンサは、第1のセンサと第2のセンサとを含み、前記第1のセンサは、前記弁本体の同じ接平面内において前記弁本体の軸方向に前記第2のセンサの上方に配置される、請求項7に記載の医療用ストップコックアセンブリ。
【請求項10】
前記少なくとも1つの凹状部分は、単一の凹状部分を含む、請求項6に記載の医療用ストップコックアセンブリ。
【請求項11】
前記少なくとも1つのセンサは、第1のセンサと第2のセンサとを含み、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサは、前記弁本体の同じ径方向平面内であって前記弁本体の円周周りに離間して配置される、請求項10に記載の医療用ストップコックアセンブリ。
【請求項12】
前記第1のセンサおよび前記第2のセンサは、前記弁本体の同じ径方向平面内であって前記弁本体の円周周りに90度離間して配置される、請求項11に記載の医療用ストップコックアセンブリ。
【請求項13】
前記弁本体の第1の部分は、前記主要本体の上部から延出し、前記主要本体の上部から延出した前記弁本体の前記第1の部分は、ハンドルを含み、前記弁本体の第2の部分は、前記主要本体の上部とは反対側の前記主要本体の底部から延出し、前記弁本体の前記第2の部分の前記主要本体の前記底部とは反対側の端部は、ディスクを含み、前記主要本体の前記上部に向かう方向とは反対方向を向いたディスクの面は、前記少なくとも1つの位置構造を含み、前記少なくとも1つの位置構造は、前記ディスクの少なくとも1つの凹状部分を含む、請求項1に記載の医療用ストップコックアセンブリ。
【請求項14】
前記主要本体の前記上部に向かう方向とは反対方向を向いた前記ディスクの前記面に対向する面を含む回路基板をさらに備え、前記回路基板の前記面は、前記少なくとも1つのセンサを含む、請求項13に記載の医療用ストップコックアセンブリ。
【請求項15】
前記少なくとも1つのセンサは、第1のセンサと第2のセンサとを含み、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサは、前記回路基板の平面上に90度離間して配置される、請求項14に記載の医療用ストップコックアセンブリ。
【請求項16】
前記少なくとも1つのセンサは、前記弁本体の外部表面までの距離を決定して、前記弁本体が前記第1の位置にあるか、前記第2の位置にあるか、または前記第3の位置にあるかを決定するように構成される、請求項14に記載の医療用ストップコックアセンブリ。
【請求項17】
前記少なくとも1つのセンサは、近接検出器、画像センサ、TOF(time-of-flight)センサ、またはその任意の組み合わせの少なくとも1つを含む、請求項16に記載の医療用ストップコックアセンブリ。
【請求項18】
前記少なくとも1つのセンサを含むハウジングをさらに備え、前記ハウジングは、前記弁本体が前記主要本体に対して移動するときに前記少なくとも1つのセンサを固定された位置に保持する、請求項1に記載の医療用ストップコックアセンブリ。
【請求項19】
前記ハウジングは、前記主要本体に取り付けられる、請求項18に記載の医療用ストップコックアセンブリ。
【請求項20】
前記ハウジングは、前記少なくとも1つのセンサによって感知されたセンサデータをコンピューティングデバイスに伝えるように構成された無線通信デバイスを含む、請求項18に記載の医療用ストップコックアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に、医療用ストップコックに関し、いくつかの非限定的な実施形態または態様では、弁位置検出を含む医療用ストップコックスマート弁アセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
関連出願の相互参照
本出願は、参照により全体的にその開示全体が本明細書に組み込まれている、2020年6月30日出願の「Medical Stopcock Assembly with Position Detection」と題する、米国特許仮出願第63/046,334号明細書の優先権を主張するものである。
【0003】
3方ストップコックなどのストップコックは、2つの入力ポートと1つの出力ポートとを含む。いくつかの構成では、ストップコックのハンドルは、第1の入力ポートが出力ポートと流体連通する位置と、第2の入力ポートが出力ポートと流体連通する位置と、第1の入力ポートが第2の入力ポートと流体連通する位置とを含む3つの位置にストップコックを配置するように医療従事者によって操作され得る。医療従事者は、ストップコックハンドルの状況を追跡するログを手動で更新することができる。
【発明の概要】
【0004】
したがって、ストップコック位置検出のための改良されたシステム、デバイス、製品、装置および/または方法が、提供される。
【0005】
いくつかの非限定的な実施形態または態様によれば、位置検出を有する医療用ストップコックアセンブリが提供され、医療用ストップコックアセンブリは、主要本体と弁本体とを含む医療用ストップコックであって、弁本体は、弁通路を画定し、主要本体に対して、第1の入力ポートおよび出力ポートが弁通路を介して流体連通する第1の位置、第2の入力ポートおよび出力ポートが弁通路を介して流体連通する第2の位置、および第2の入力ポートおよび第1の入力ポートが弁通路を介して流体連通する第3の位置の間で移動可能であり、弁本体の外部表面は、少なくとも1つの位置構造を含む、医療用ストップコックと、少なくとも1つの位置構造を感知して弁本体が第1の位置にあるか、第2の位置にあるか、または第3の位置にあるかを決定するように構成された少なくとも1つのセンサとを含む。
【0006】
いくつかの非限定的な実施形態または態様によれば、医療用ストップコックが提供され、医療用ストップコックは、主要本体と弁本体とを含み、弁本体は、弁通路を画定し、第1の入力ポートおよび出力ポートが弁通路を介して流体連通する第1の位置、第2の入力ポートおよび出力ポートが弁通路を介して流体連通する第2の位置、および第2の入力ポートおよび第1の入力ポートが弁通路を介して流体連通する第3の位置の間で移動可能であり、弁本体の外部表面は、少なくとも1つの位置構造を含む。
【0007】
さらなる実施形態または態様が、以下の番号付けされた項において記載される。
【0008】
項1.位置検出を有する医療用ストップコックアセンブリであって、医療用ストップコックであって、主要本体と、弁本体であって、前記弁本体は弁通路を画定し、前記主要本体に対して、第1の入力ポートおよび出力ポートが前記弁通路を介して流体連通する第1の位置、第2の入力ポートおよび前記出力ポートが前記弁通路を介して流体連通する第2の位置、および前記第2の入力ポートおよび前記第1の入力ポートが前記弁通路を介して流体連通する第3の位置の間で移動可能であり、前記弁本体の外部表面は、少なくとも1つの位置構造を含む、弁本体とを含む、医療用ストップコックと、前記少なくとも1つの位置構造を感知して前記弁本体が前記第1の位置にあるか、前記第2の位置にあるか、または前記第3の位置にあるかを決定するように構成された少なくとも1つのセンサと、を備える、医療用ストップコックアセンブリ。
【0009】
項2.弁本体の一部分は、主要本体の上部から延出し、主要本体の上部から延出した弁本体の部分は、ハンドルを含み、少なくとも1つの位置構造は、ハンドルの少なくとも1つの凹状部分を含む、項2の医療用ストップコックアセンブリ。
【0010】
項3.ハンドルの少なくとも1つの凹状部分は、第1の凹状部分と第2の凹状部分とを含み、第1の凹状部分および第2の凹状部分は、弁本体の同じ径方向平面内であって弁本体の円周周りに離間して配置される、項1および2のいずれかの医療用ストップコックアセンブリ。
【0011】
項4.第1の凹状部分および第2の凹状部分は、弁本体の円周周りに90度離間して配置される、項1~3のいずれかの医療用ストップコックアセンブリ。
【0012】
項5.少なくとも1つのセンサは、第1のセンサと第2のセンサとを含み、第1のセンサおよび第2のセンサは、弁本体の同じ径方向平面内であって弁本体の同じ接平面内にある、項1~4のいずれかの医療用ストップコックアセンブリ。
【0013】
項6.弁本体の第1の部分は、主要本体の上部から延出し、主要本体の上部から延出した弁本体の第1の部分は、ハンドルを含み、弁本体の第2の部分は、主要本体の上部とは反対側の主要本体の底部から延出し、弁本体の第2の部分は、少なくとも1つの位置構造を含み、少なくとも1つの位置構造は、弁本体の少なくとも1つの凹状部分を含む、項1~5のいずれかの医療用ストップコックアセンブリ。
【0014】
項7.少なくとも1つの凹状部分は、第1の凹状部分と第2の凹状部分とを含み、第1の凹状部分および第2の凹状部分は、弁本体の円周周りであって弁本体の軸方向に離間して配置される、項1~6のいずれかの医療用ストップコックアセンブリ。
【0015】
項8.第1の凹状部分および第2の凹状部分は、弁本体の円周周りに90度離間して配置される、項1~7のいずれかの医療用ストップコックアセンブリ。
【0016】
項9.少なくとも1つのセンサは、第1のセンサと第2のセンサとを含み、第1のセンサは、弁本体の同じ接平面内において弁本体の軸方向に第2のセンサの上方に配置される、項1~8のいずれかの医療用ストップコックアセンブリ。
【0017】
項10.少なくとも1つの凹状部分は、単一の凹状部分を含む、項1~9のいずれかの医療用ストップコックアセンブリ。
【0018】
項11.少なくとも1つのセンサは、第1のセンサと第2のセンサとを含み、第1のセンサおよび第2のセンサは、弁本体の同じ径方向平面内であって弁本体の円周周りに離間して配置される、項1~10のいずれかの医療用ストップコックアセンブリ。
【0019】
項12.第1のセンサおよび第2のセンサは、弁本体の同じ径方向平面内であって弁本体の円周周りに90度離間して配置される、項1~11のいずれかの医療用ストップコックアセンブリ。
【0020】
項13.弁本体の第1の部分は、主要本体の上部から延出し、主要本体の上部から延出した弁本体の第1の部分は、ハンドルを含み、弁本体の第2の部分は、主要本体の上部とは反対側の主要本体の底部から延出し、弁本体の第2の部分の主要本体の底部とは反対側の端部は、ディスクを含み、主要本体の上部に向かう方向とは反対方向を向いたディスクの面は、少なくとも1つの位置構造を含み、少なくとも1つの位置構造は、ディスクの少なくとも1つの凹状部分を含む、項1~12のいずれかの医療用ストップコックアセンブリ。
【0021】
項14.主要本体の上部に向かう方向とは反対方向を向いたディスクの面に対向する面を含む回路基板をさらに備え、回路基板の面は、少なくとも1つのセンサを含む、項1~13のいずれかの医療用ストップコックアセンブリ。
【0022】
項15.少なくとも1つのセンサは、第1のセンサと第2のセンサとを含み、第1のセンサおよび第2のセンサは、回路基板の平面上に90度離間して配置される、項1~14のいずれかの医療用ストップコックアセンブリ。
【0023】
項16.少なくとも1つのセンサは、弁本体の外部表面までの距離を決定して、弁本体が第1の位置にあるか、第2の位置にあるか、または第3の位置にあるかを決定するように構成される、項1~15のいずれかの医療用ストップコックアセンブリ。
【0024】
項17.少なくとも1つのセンサは、近接検出器、画像センサ、TOFセンサ、またはその任意の組み合わせの少なくとも1つを含む、項1~6のいずれかの医療用ストップコックアセンブリ。
【0025】
項18.少なくとも1つのセンサを含むハウジングをさらに備え、ハウジングは、弁本体が主要本体に対して移動するときに少なくとも1つのセンサを固定された位置に保持する、項1~17のいずれかの医療用ストップコックアセンブリ。
【0026】
項19.ハウジングは、主要本体に取り付けられる、項1~18のいずれかの医療用ストップコックアセンブリ。
【0027】
項20.ハウジングは、少なくとも1つのセンサによって感知されたセンサデータをコンピューティングデバイスに伝えるように構成された無線通信デバイスを含む、項1~19のいずれかの医療用ストップコックアセンブリ。
【0028】
項21.医療用ストップコックであって、主要本体と弁本体とを備え、弁本体は弁通路を画定し、主要本体に対して、第1の入力ポートおよび出力ポートが弁通路を介して流体連通する第1の位置、第2の入力ポートおよび出力ポートが弁通路を介して流体連通する第2の位置、および第2の入力ポートおよび第1の入力ポートが弁通路を介して流体連通する第3の位置の間で移動可能であり、弁本体の外部表面は、少なくとも1つの位置構造を含む、医療用ストップコック。
【0029】
項22.項1~20のいずれかの医療用ストップコックを備える、項21の医療用ストップコック。
【0030】
本開示のこれらおよび他の特徴および特性、ならびに操作方法および構造の関連する要素の機能および部材の組み合わせおよび製造の経済性は、以下の説明および付属の特許請求の範囲を、本明細書の一部をそのすべてが形成する添付の図を参照しながら考慮することによってより明らかになり、図中、同じ参照番号は、さまざまな図において対応する部材を示している。しかし、図は例証および説明のためにすぎず、限定の規定として意図されないことが、明示的に理解されるものとする。本明細書および特許請求の範囲において使用するとき、「a」、「an」、および「the」の単数形は、内容が別段明確に示さない限り、複数の指示対象を含む。
【図面の簡単な説明】
【0031】
本開示の実施形態または態様の追加の利点および詳細は、添付の概略図において示す例示的な実施形態を参照しながら以下でより詳細に説明される。
【0032】
【
図1A】主要本体に対して移動可能な弁本体の1つの配向を示すストップコックの非限定的な実施形態または態様の断面図である。
【
図1B】主要本体に対して移動可能な弁本体の別の配向を示すストップコックの非限定的な実施形態または態様の断面図である。
【
図1C】主要本体に対して移動可能な弁本体の別の配向を示すストップコックの非限定的な実施形態または態様の断面図である。
【
図1D】主要本体に対して移動可能な弁本体の別の配向を示すストップコックの非限定的な実施形態または態様の断面図である。
【
図2】ハウジングの構成要素の非限定的な実施形態または態様の図である。
【
図3A】医療用ストップコックアセンブリの非限定的な実施形態または態様の側面図である。
【
図3B】医療用ストップコックアセンブリの非限定的な実施形態または態様の上面図である。
【
図3C】医療用ストップコックアセンブリの非限定的な実施形態または態様の上部切断図である。
【
図3D】医療用ストップコックアセンブリの非限定的な実施形態または態様の別の上部切断図である。
【
図4A】医療用ストップコックアセンブリの非限定的な実施形態または態様の側面図である。
【
図4B】医療用ストップコックアセンブリの非限定的な実施形態または態様の底部切断図である。
【
図4C】医療用ストップコックアセンブリの非限定的な実施形態または態様の部分的分解斜視図である。
【
図4D】医療用ストップコックアセンブリの非限定的な実施形態または態様の斜視図である。
【
図5A】医療用ストップコックアセンブリの非限定的な実施形態または態様の斜視図である。
【
図5B】医療用ストップコックアセンブリの非限定的な実施形態または態様の部分的分解斜視図である。
【
図5C】医療用ストップコックアセンブリの非限定的な実施形態または態様の底部切断図である。
【
図6A】医療用ストップコックアセンブリの非限定的な実施形態または態様の部分的分解側面図である。
【
図6B】医療用ストップコックアセンブリの非限定的な実施形態または態様の斜視図である。
【
図6C】医療用ストップコックアセンブリの非限定的な実施形態または態様の部分的分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
本開示は、そうではないと明示的に指定される場合を除き、さまざまな代替的変形およびステップ順序を想定し得ることを理解されたい。また、添付の図に示し、以下の明細書において説明する特有のデバイスおよびプロセスは、例示的で、非限定的な実施形態または態様にすぎないことも理解されたい。故に、本明細書において開示する実施形態または態様に関連する特有の寸法および他の物理的特性は、限定的であると考えられるものではない。
【0034】
これ以後の説明のために、用語「上側」、「下側」、「右」、「左」、「垂直」、「水平」、「上部」、「底部」、「横方向」、「長手方向」、およびその派生語は、本発明に対して、これが図に配向されるように関連付けるものとする。しかし、本発明は、そうではないと明示的に指定される場合を除き、さまざまな代替的変形を想定し得ることを理解されたい。また、添付の図に示し、以下の明細書において説明する特有のデバイスは、本発明の例示的な態様にすぎないことも理解されたい。故に、本明細書において開示する態様に関連する特有の寸法および他の物理的特性は、限定的であると考えられるものではない。本明細書および特許請求の範囲において使用するすべての数および範囲は、すべての場合において用語「約」によって修飾されると理解されるものとする。「約」は、言及した値のプラスマイナス10パーセントなど、言及した値のプラスマイナス25パーセントを意味する。しかし、これは、均等論の下、値のいずれの分析に対しても限定するものとして考えられてはならない。
【0035】
別段示されない限り、本明細書において開示するすべての範囲または比は、開始値および終了値、ならびにその中のあらゆるすべてのサブ範囲またはサブ比を包含すると理解されるものとする。たとえば、「1から10」の言及した範囲または比は、1の最小値から10の最大値(これらの値を含む)までの間のあらゆるすべてのサブ範囲またはサブ比、すなわち、1またはそれ以上の最小値で始まり、10またはそれ以下の最大値で終わるすべてのサブ範囲またはサブ比を含むように考えられなければならない。本明細書において開示する範囲および/または比は、指定された範囲および/または比にわたる平均値を表す。
【0036】
用語「第1」、「第2」などは、任意の特定の順番または時系列を指すようには意図されず、種々の状態、特性、または要素を指す。
【0037】
本明細書において使用する態様、構成要素、要素、構造、動作、ステップ、機能、命令および/またはそのようなものは、明示的にそのように説明されない限り、非常に重要または必須であると解釈されてはならない。また、本明細書において使用するとき、冠詞「a」および「an」は、1つまたは複数の項目を含むように意図され、「1つまたは複数」および「少なくとも1つ」と交換可能に使用されてもよい。さらに、本明細書において使用するとき、用語「セット」は、1つまたは複数の項目(たとえば、関連する項目、関連しない項目、関連する項目および関連しない項目の組み合わせなど)を含むように意図され、「1つまたは複数」または「少なくとも1つ」と交換可能に使用されてもよい。1つだけの項目が意図される場合、用語「1つ」または類似の言語が使用される。また、本明細書において使用するとき、用語「有する(has)」、「有する(have)」、「有している」などは、無制限用語であるように意図される。さらに、語句「基づく」は、別段明示的に言及されない限り、「少なくとも部分的に基づく」を意味するように意図される。
【0038】
本明細書において使用するとき、用語「通信」および「通信する」は、1つまたは複数の信号、メッセージ、コマンドまたは他のタイプのデータを受信または転送することを指す。1つのユニット(たとえば任意のデバイス、システム、またはその構成要素)が別のユニットと通信することは、1つのユニットが他のユニットとの間でデータを直接的または間接的に受信および/または送信することができることを意味する。これは、本質的に有線および/または無線である直接的または間接的接続を指すことができる。さらに、2つのユニットは、送信されたデータが第1と第2のユニットとの間で変更され、処理され、中継され、および/または経路付けされ得る場合でも互いに通信状態にあることができる。たとえば、第1のユニットは、第1のユニットが受動的にデータを受信し、能動的にデータを第2のユニットに送信しない場合であっても第2のユニットと通信状態にあることができる。別の例として、第1のユニットは、中間ユニットが1つのユニットからのデータを処理し、処理したデータを第2のユニットに送信する場合、第2のユニットと通信状態にあることができる。数多くの他の配置が可能であることが、理解されよう。
【0039】
本明細書において説明するシステムおよび/または方法は、さまざまな形態のハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせで実装することができることが、明らかであろう。これらのシステムおよび/または方法を実装するために使用される実際の特別な制御ハードウェアまたはソフトウェアコードは、実装の限定ではない。したがって、システムおよび/または方法の動作および挙動は、特有のソフトウェアコードを参照することなく本明細書において説明されており、本明細書の説明に基づいてシステムおよび/または方法を実装するようにソフトウェアおよびハードウェアを設計することができることが、理解される。
【0040】
いくつかの非限定的な実施形態または態様が、閾値に関連して本明細書において説明される。本明細書で使用するとき、閾値を満たすことは、値が閾値より大きく、閾値を上回り、閾値より高く、閾値以上であり、閾値未満であり、閾値より少なく、閾値より低く、閾値以下であり、閾値と等しいことなどを指す。
【0041】
本明細書で使用するとき、用語「コンピューティングデバイス」または「コンピュータデバイス」は、1つまたは複数のネットワークと、またはそれを介して直接的または間接的に通信するように構成された1つまたは複数の電子デバイスを指すことができる。コンピューティングデバイスは、モバイルデバイス、デスクトップコンピュータなどであってもよい。さらに、用語「コンピュータ」は、データを受信、処理、および出力するための必要な構成要素を含み、通常は、ディスプレイ、プロセッサ、メモリ、入力デバイスおよびネットワークインターフェースを含む任意のコンピューティングデバイスを指すことができる。「アプリケーション」または「アプリケーションプログラムインターフェース」(API)は、プロセッサによって実行されて、クライアントからデータを受信するためのクライアント側フロントエンドおよび/またはサーバ側バックエンドなどのソフトウェア構成要素間の対話を容易にすることができる、コンピュータ可読媒体上で分類されたコンピュータコードまたは他のデータを指す。「インターフェース」は、ユーザが(たとえばキーボード、マウス、タッチスクリーンなどを通じて)直接的または間接的に対話することができる、1つまたは複数のグラフィカルユーザインターフェース(GUI)などの作成型ディスプレイを指す。
【0042】
図1A~1D、2、3A~3D、4A~4D、5A~5C、および6A~6Cを参照すると、医療用ストップコックアセンブリ100は、医療用ストップコック101および/またはセンサ120を含むことができる。医療用ストップコック101は、主要本体102および/または弁本体104を含むことができる。弁本体104は、弁通路106を画定し、主要本体102に対して、第1の入力ポート108および出力ポート110が弁通路106を介して流体連通する第1の位置(
図1A)、第2の入力ポート112および出力ポート110が弁通路106を介して流体連通する第2の位置(
図1B)、および/または第2の入力ポート112および第1の入力ポート108が弁通路106を介して流体連通する第3の位置(
図1C)の間で移動可能であることができる。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、弁本体104は、第1の位置(
図1A)、第2の位置(
図1B)、第3の位置(
図1C)および/または第1の入力ポート108、出力ポート110、および第2の入力ポート112のそれぞれが弁通路106を介して流体連通する第4の位置(
図1D)の間で移動可能であることができる。
【0043】
主要本体102は、主要本体102の上部103aと主要本体102の底部103bとの間に弁開口部を画定することができ、弁本体104は、弁開口部内に受け入れられ得る。たとえば、主要本体102の弁開口部は、円筒状の開口部を含むことができ、弁本体103は、主要本体102の円筒状の開口部内に受け入れられるように構成された円筒形状を有することができる。一例として、弁本体104および主要本体102の弁開口部は、しっかり嵌合することができ、これは、ユーザがハンドル114を使用して弁本体104を移動させることを必要とし得る。別の例として、弁本体104および主要本体102の弁開口部は、緩く嵌合することができる。弁本体104の一部分は、主要本体102の上部103aから延出することができ、主要本体102の上部103aから延出した弁本体104の部分は、ハンドル114を含むことができる。ハンドル114の回転は、主要本体102に対して弁本体104を移動させるように構成され得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、第2の入力ポート112は、シリンジに接続するように構成されたシリンジポートを含むことができる。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、医療用ストップコックアセンブリ100は、参照によって全体的に本明細書に組み込まれる、米国特許第9,970,794号明細書に開示するフローセンサシステムなどのフローセンサシステムと接続して利用されてもよい。
【0044】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、主要本体102は、第1の入力ポート108と、出力ポート110と、第2の入力ポート112とを含むことができる。たとえば、
図1A~1D、3A~3D、4A~4D、5A~5C、および6A~6Cは、主要本体102から延出した第1の入力ポート108、出力ポート110、および第2の入力ポート112のそれぞれを示す。しかし、非限定的な実施形態または態様は、これに限定されず、いくつかの非限定的な実施形態または態様では、主要本体102は、第1の入力ポート108と出力ポート110とを含むことができ、弁本体104は、第2の入力ポート112を含むことができる。たとえば、医療用ストップコック101は、参照によって全体的に本明細書に組み込まれている、2020年1月27日出願の米国特許仮出願第62/966,086号明細書に開示するような医療用ストップコックを含むことができ、ここでは、シリンジポートの回転が、主要本体に対して弁本体を移動させるように構成されている。
【0045】
弁本体104の外部表面116は、位置構造118を含むことができる。たとえば、位置構造118は、弁本体102の少なくとも1つの凹状部分(たとえば凹状部分、開口部、ポケット、くぼみ、へこみなど)を含むことができる。一例として、位置構造118は、外部センサまたは機構によって感知されて弁本体104の位置を決定することができるフラグまたはシャッタとして作用してもよい。そのような例では、外部表面116は、主要本体102の外部の弁本体104および/または弁通路106の外側に位置することができる。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、位置構造118は、拡張部分(たとえば隆起部、突起部など)、弁本体104の外部表面116の色付けとは異なる色付けおよび/またはパターンなどの、凹状部分以外の少なくとも1つの構造を含むことができる。
【0046】
センサ120は、位置構造118を感知して、弁本体104が第1の位置にあるか、第2の位置にあるか、または第3の位置にあるか(または第4の位置にあるか)を決定するように構成され得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、センサ120は、弁本体104の外部表面116までの距離を決定して、弁本体104が第1の位置にあるか、第2の位置にあるか、または第3の位置にあるか(またはさらなる位置にあるか)を決定するように構成される。たとえば、センサ120(たとえばセンサ120、第1のセンサ120a、第2のセンサ120bなど)は、近接検出器、画像センサ、TOF(time-of-flight飛行時間型)センサ、またはその任意の組み合わせの少なくとも1つを含むことができる。そのような例では、センサ120は、弁本体104の外部表面116までの検出された距離に基づいて、位置構造118の場所(たとえば、位置構造118がセンサ120によって検出されたか否かにかかわらず、センサ120および/または主要本体102に対する位置構造118の場所など)を決定することができ、決定(または検出)された位置構造118の場所に基づいて、弁本体104が第1の位置にあるか、第2の位置にあるか、または第3の位置にあるか(または第4の位置にあるか)を決定することができる。一例として、本明細書において以下でより詳細に説明するように、弁本体104の第1の位置、第2の位置、および第3の位置のそれぞれは、異なる決定された位置構造118の場所(または検出の組み合わせ)に関連付けられてもよく、または対応してもよい。
【0047】
医療用ストップコックアセンブリ100は、センサ120を含むハウジング122を含むことができる。たとえば、ハウジング122は、弁本体104が主要本体102に対して移動するとき、センサ120を固定された位置に収容および/保持することができる。一例として、ハウジング122は、弁本体104が主要本体102およびハウジング122に対して移動するように主要本体102に取り付けられ得る(たとえば、取り外し可能に取り付けられ得る、一体化され得るなど)。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、ハウジング122(および/またはセンサ120)は、第1のストップコックに取り付けられ、第1のストップコックと共に使用され、使用後に第1のストップコックから取り外され、その後異なるストップコックに取り付けられ、それと共に使用されるように構成された、再使用可能なハウジング/センサであってもよい。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、ハウジング122(および/またはセンサ120)は、ストップコックと共に、その単一のストップコックの使用後に廃棄されるように構成された使い捨てハウジング/センサであってもよい。
【0048】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、ハウジング122は、参照によって全体的に本明細書に組み込まれる、米国特許第9,970,794号明細書に開示するフローセンサシステムなどフローセンサシステムのフローセンサおよび/またはフローセンサベースを含むことができ、それに一体化され、および/またはそれによって形成され得る。たとえば、フローセンサは、IVの流路にインラインにスプライス接続することができる使い捨ておよび/または消耗デバイスであってもよい。一例として、フローセンサのハウジングは、医療用ストップコック101を含むことができ、医療用ストップコック101は、フローセンサのハウジングの中に保持および/または収容され、ならびに/またはインラインにIVの流路内に取り付けられる。たとえば、互換性のあるフローセンサベースは、ストップコックの位置検出用に構成されたセンサ120を有する読み取りデバイスを含む、および/または収容することができ、フローセンサがフローセンサベースに装着されたとき、位置構造118は、センサ120に対して所望および/または所定の位置に(たとえば、その視界内になど)保持され得る。一例として、フローセンサベースは、フローセンサハウジングおよび/または医療用ストップコック101に対して固定された位置に(たとえば弁本体104が主要本体102に対して移動するときの固定された位置など)センサ120を保持することができる。そのような一例では、フローセンサベースのハウジングは、1つまたは複数のプリント回路基板アセンブリ(PCBA)を含むことができ、センサ120は、1つまたは複数のPCBA上に組み立てることができ、1つまたは複数のPCBAは、電池、バーコードスキャナ、マイクロプロセッサ、および/または同様のものなどの他の構成要素と共にフローセンサベースのハウジング内に装着され得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、フローセンサベースのハウジングは、その構成要素を内部に保持する筐体(たとえばプラスチック製筐体など)を含むポータブルデバイスであってもよい。フローセンサベースのハウジングは、透明窓(たとえばガラス窓、透明プラスチック開口部など)を含むことができ、この透明窓は、(たとえば、センサが光センサなどを含む場合)センサ120に対して、フローセンサがフローセンサベースに装着されたときに医療用ストップコック101の視界をセンサ120に提供するように配置される。
【0049】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、ハウジング122は、プロセッサ124、無線通信デバイス126、ユーザフィードバックデバイス128、電源130、および/またはメモリ132をさらに含むことができる。
【0050】
プロセッサ124は、センサ120からの受信信号またはセンサデータに基づいて、弁本体104が第1の位置にあるか、第2の位置にあるか、または第3の位置にあるか(または第4の位置にあるか)を決定するようにプログラムおよび/または構成され得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセッサ124は、低電力マイクロコントローラユニット(MCU)を含むことができる。プロセッサ124は、弁本体104の位置に関する情報をメモリ132内に記憶することができる。
【0051】
無線通信デバイス126は、外部コンピューティングデバイス(図示せず)と無線で通信するように構成され得る。たとえば、無線通信デバイス126は、弁本体104の位置に関する情報を外部のコンピューティングデバイスに伝えるように構成され得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、無線通信デバイス126は、1つまたは複数のコンピューティングデバイス、チップ、非接触トランスミッタ、非接触トランシーバ、NFCトランスミッタ、RFIDトランスミッタ、接触式トランスミッタ、ブルートゥーストランシーバ(登録商標)、および/または無線通信デバイス126を含み、短距離無線通信接続(たとえば、NFCプロトコルを使用する通信接続、無線周波数識別(RFID)を使用する通信接続、ブルートゥース(登録商標)無線技術規格を使用する通信接続、および/または同様のものなど)を介して、外部コンピューティングデバイスから直接的に情報を受信し、および/または外部コンピューティングデバイスに直接的に情報を伝えることを可能にする。
【0052】
ユーザフィードバックデバイス128は、弁本体104の位置に関する表示をユーザに提供するように構成され得る。たとえば、ユーザフィードバックデバイス128は、ディスプレイ、発光ダイオード(LED)、オーディオ出力デバイス(たとえば、ブザー、スピーカなど)、またはその任意の組み合わせのうちの少なくとも1つを含むことができる。
【0053】
電源130は、センサ120、プロセッサ124、無線通信デバイス126、ユーザフィードバックデバイス128、および/またはメモリ130に給電するように構成され得る。たとえば、電源130は、電池(たとえば再充電可能な電池、使い捨て電池など)を含むことができる。
【0054】
メモリ130は、弁本体104の位置に関する情報を記憶するように構成され得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、メモリ130は、ストップコック101に関連付けられた識別子であって、弁本体104の位置に関する情報に関連付けられ得る識別子を記憶することができる。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、メモリ130は、弁本体104の現在の位置および/または時間期間にわたる弁本体104の位置のログを記録することができる。
【0055】
次に
図3A~3DCを参照すると、いくつかの非限定的な実施形態または態様では、弁本体104の一部分は、主要本体102の上部103aから延出し、主要本体102の上部103aから延出した弁本体104の一部分は、ハンドル114を含み、位置構造118は、ハンドル114の少なくとも1つの凹状部分を含む。たとえば、ハンドル114の少なくとも1つの凹状部分は、第1の凹状部分118aと、第2の凹状部分118bとを含むことができる。一例として、第1の凹状部分118aおよび第2の凹状部分118bは、弁本体104の同じ径方向平面内であって弁本体104の円周周りに離間して配置され得る。そのような例では、第1の凹状部分118aおよび第2の凹状部分118bは、弁本体104の円周周りに90度離間して配置され得る。そのような例では、センサ120は、第1のセンサ102aと第2のセンサ120bとを含むことができる。たとえば、第1のセンサ120aおよび第2のセンサ120bは、弁本体104の同じ径方向平面内かつ弁本体104の同じ接平面内にあってもよい。
【0056】
主要本体102に対する弁本体104の位置に応じて、第1のセンサ120aは、第1の凹状部分118a、第2の凹状部分118b、または凹状部分を有さない弁本体104の外部表面116の一部分を検出することができ、第2のセンサ120bは、第1の凹状部分118a、第2の凹状部分118b、または凹状部分を有さない弁本体104の外部表面116の一部分を検出することができる。たとえば、第1の凹状部分118a、第2の凹状部分118b、および/または凹状部分を有さない弁本体104の外部表面116の一部分の第1のセンサ120aおよび第2のセンサ120bによる検出の一意的な組み合わせが、弁本体104の第1の位置、第2の位置、または第3の位置(または第4の位置)に関連付けられてもよく、またはそれに対応してもよく(たとえば、
図3Cは、本明細書において説明する第2の位置に対応する位置にある凹状部分118aおよび118bを示すことができる)、第1のセンサ120aおよび第2のセンサ120b(および/またはプロセッサ124、および/または外部コンピューティングデバイス)は、検出された一意的な組み合わせに基づいて、第1の位置、第2の位置、または第3の位置(または第4の位置)にある弁本体104の位置を決定することができる。
【0057】
次に
図4A~4Dを参照すると、いくつかの非限定的な実施形態または態様では、弁本体104の第1の部分は、主要本体102の上部103aから延出し、主要本体102の上部103aから延出した弁本体104の第1の部分は、ハンドル114を含み、弁本体104の第2の部分は、主要本体102の上部103aとは反対側の主要本体102の底部103bから延出し、弁本体104の第2の部分は、位置構造118を含み、位置構造118は、弁本体104の少なくとも1つの凹状部分を含み、少なくとも1つの凹状部分は、第1の凹状部分118aと第2の凹状部分118bとを含み、および/または第1の凹状部分118aおよび第2の凹状部分118bは、弁本体104の円周周りおよび弁本体104の軸方向に離間して配置され得る。たとえば、第1の凹状部分118aおよび第2の凹状部分118bは、弁本体104の円周周りに90度離間して配置される。そのような例では、センサ120は、第1のセンサ120aと第2のセンサ120bとを含むことができ、第2のセンサ120bは、弁本体104の同じ接平面内において弁本体104の軸方向に第1のセンサ120aの上方に位置することができる。
【0058】
主要本体102に対する弁本体104の位置に応じて、第1のセンサ120aは、第1の凹状部分118aまたは凹状部分を有さない弁本体104の外部表面116の一部分を検出することができ、第2のセンサ120bは、第2の凹状部分118bまたは凹状部分を有さない弁本体104の外部表面116の一部分を検出することができる。たとえば、第1の凹状部分118a、第2の凹状部分118b、および/または凹状部分を有さない弁本体104の外部表面116の一部分の第1のセンサ120aおよび第2のセンサ120bによる検出の一意的な組み合わせが、弁本体104の第1の位置、第2の位置、または第3の位置(または第4の位置)に関連付けられてもよく、またはそれに対応してもよく(たとえば、
図4Aは、本明細書において説明する第2の位置に対応する位置内にある凹状部分118aおよび118bを示すことができる)、第1のセンサ120aおよび第2のセンサ120b(および/またはプロセッサ124、および/または外部コンピューティングデバイス)は、検出された一意的な組み合わせに基づいて、第1の位置、第2の位置、または第3の位置(または第4の位置)にある弁本体104の位置を決定することができる。
【0059】
次に
図5A~5Dを参照すると、いくつかの非限定的な実施形態または態様では、弁本体104の第1の部分は、主要本体102の上部103aから延出し、主要本体102の上部103aから延出した弁本体104の第1の部分は、ハンドル114を含み、弁本体104の第2の部分は、主要本体102の上部103aとは反対側の主要本体102の底部103bから延出し、弁本体104の第2の部分は、位置構造118を含み、位置構造118は、弁本体104の少なくとも1つの凹状部分を含み、および/または少なくとも1つの凹状部分は、単一の凹状部分118cを含む。そのような例では、センサ120は、第1のセンサ120aと第2のセンサ120bとを含むことができ、第1のセンサ120aおよび第2のセンサ120bは、弁本体104の同じ径方向平面内に弁本体104の円周周りに離間して配置され得る。たとえば、第1のセンサ120aおよび第2のセンサ120bは、弁本体104の同じ径方向平面内に弁本体104の円周周りに90度離間して配置され得る。
【0060】
主要本体102に対する弁本体104の位置に応じて、第1のセンサ120aは、単一の凹状部分118cまたは凹状部分を有さない弁本体104の外部表面116の一部分を検出することができ、第2のセンサ120bは、単一の凹状部分118cまたは凹状部分を有さない弁本体104の外部表面116の一部分を検出することができる。たとえば、単一の凹状部分118cおよび/または凹状部分を有さない弁本体104の外部表面116の一部分の第1のセンサ120aおよび第2のセンサ120bによる検出の一意的な組み合わせが、弁本体104の第1の位置、第2の位置、または第3の位置(または第4の位置)に関連付けられてもよく、またはそれに対応してもよく(たとえば、
図5Bは、本明細書において説明する第1の位置に対応する位置にある単一の凹状部分118cを示すことができる)、第1のセンサ120aおよび第2のセンサ120b(および/またはプロセッサ124、および/または外部コンピューティングデバイス)は、検出された一意的な組み合わせに基づいて、第1の位置、第2の位置、または第3の位置(または第4の位置)にある弁本体104の位置を決定することができる。
【0061】
次に
図6A~6Dを参照すると、いくつかの非限定的な実施形態または態様では、弁本体104の第1の部分は、主要本体102の上部103aから延出し、主要本体102の上部103aから延出した弁本体104の第1の部分は、ハンドル114を含み、弁本体104の第2の部分は、主要本体102の上部103aとは反対側の主要本体102の底部103bから延出し、弁本体104の第2の部分の主要本体102の底部103bとは反対側の端部は、ディスク140を含み、主要本体102の上部103aに向かう方向とは反対方向を向いたディスク140の面は、位置構造118を含み、および/または位置構造118は、ディスク140の少なくとも1つの凹状部分を含む。たとえば、ディスク140の少なくとも1つの凹状部分は、単一の凹状部分118cを含むことができる。
【0062】
医療用ストップコックアセンブリ100は、主要本体102の上部13aに向かう方向とは反対方向を向いたディスク140の面に対向する面を含む回路基板142(たとえばプリント回路基板など)をさらに含むことができ、回路基板142の面は、センサ120を含むことができる。一例として、センサ120は、第1のセンサ120aと第2のセンサ120bとを含むことができ、第1のセンサ120aおよび第2のセンサ120bは、回路基板142の平面上に90度離間して配置され得る。そのような例では、カバー144(たとえば、透明カバー、ガラス製カバー、第1のセンサ120aおよび第2のセンサ120b用の開口部を含むカバーなど)が、回路基板142上に設けられ得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、ハウジング122は、回路基板142とカバー144とを収容することができる。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、回路基板142およびカバー144は、ハウジング122のすべてまたは一部を形成することができる。
【0063】
主要本体102に対する弁本体104の位置に応じて、第1のセンサ120aは、単一の凹状部分118cまたは凹状部分を有さない弁本体104の外部表面116の一部分(たとえばディスク140の底部など)を検出することができ、第2のセンサ120bは、単一の凹状部分118cまたは凹状部分を有さない弁本体104の外部表面116の一部分(たとえばディスク140の底部など)を検出することができる。たとえば、単一の凹状部分118cおよび/または凹状部分を有さない弁本体104の外部表面116の一部分の第1のセンサ120aおよび第2のセンサ120bによる検出の一意的な組み合わせが、弁本体104の第1の位置、第2の位置、または第3の位置(または第4の位置)に関連付けられてもよく、またはそれに対応してもよく(たとえば、
図6Cは、本明細書において説明する第2の位置に対応する位置にある単一の凹状部分118cを示すことができる)、第1のセンサ120aおよび第2のセンサ120b(および/またはプロセッサ124、および/または外部コンピューティングデバイス)は、検出された一意的な組み合わせに基づいて、第1の位置、第2の位置、または第3の位置(または第4の位置)にある弁本体104の位置を決定することができる。
【0064】
例証および説明の目的で、実施形態または態様を詳細に説明してきたが、そのような詳細はその目的のためにすぎず、実施形態または態様は、開示する実施形態または態様に限定されず、その反対に、付属の特許請求の範囲の趣旨および範囲に入る改変形態および等価の配置をカバーするように意図されることを理解されたい。たとえば、本開示は、可能な限り、任意の実施形態または態様の1つまたは複数の特徴を、任意の他の実施形態または態様の1つまたは複数の特徴と組み合わせることができることを企図することを理解されたい。実際、これらの特徴の任意のものを、具体的に特許請求の範囲に列挙しないおよび/または本明細書に開示しない方法で組み合わせることができる。以下にリストする各従属請求項は、1つだけの請求項に直接従属することができるが、可能な実装形態の開示は、各従属請求項の、請求項のセット内の他のすべての請求項との組み合わせを含む。
【手続補正書】
【提出日】2023-03-02
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
位置検出を有する医療用ストップコックアセンブリであって、
医療用ストップコックであって、
主要本体と、
弁本体であって、前記弁本体は弁通路を画定し、前記主要本体に対して、第1の入力ポートおよび出力ポートが前記弁通路を介して流体連通する第1の位置、第2の入力ポートおよび前記出力ポートが前記弁通路を介して流体連通する第2の位置、および前記第2の入力ポートおよび前記第1の入力ポートが前記弁通路を介して流体連通する第3の位置の間で移動可能であり、
前記弁本体の外部表面は、少なくとも1つの位置構造を含む、弁本体とを含む、医療用ストップコックと、
前記少なくとも1つの位置構造を感知して前記弁本体が前記第1の位置にあるか、前記第2の位置にあるか、または前記第3の位置にあるかを決定するように構成された少なくとも1つのセンサと、を備える、医療用ストップコックアセンブリ。
【請求項2】
前記弁本体の一部分は、前記主要本体の上部から延出し、前記主要本体の上部から延出した前記弁本体の前記部分は、ハンドルを含み、前記少なくとも1つの位置構造は、前記ハンドルの少なくとも1つの凹状部分を含む、請求項1記載の医療用ストップコックアセンブリ。
【請求項3】
前記ハンドルの前記少なくとも1つの凹状部分は、第1の凹状部分と第2の凹状部分とを含み、前記第1の凹状部分および前記第2の凹状部分は、前記弁本体の同じ径方向平面内であって前記弁本体の円周周りに離間して配置される、請求項2に記載の医療用ストップコックアセンブリ。
【請求項4】
前記第1の凹状部分および前記第2の凹状部分は、前記弁本体の円周周りに90度離間して配置される、請求項3に記載の医療用ストップコックアセンブリ。
【請求項5】
前記少なくとも1つのセンサは、第1のセンサと第2のセンサとを含み、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサは、前記弁本体の同じ径方向平面内であって前記弁本体の同じ接平面内にある、請求項3に記載の医療用ストップコックアセンブリ。
【請求項6】
前記弁本体の第1の部分は、前記主要本体の上部から延出し、前記主要本体の上部から延出した前記弁本体の前記第1の部分は、ハンドルを含み、前記弁本体の第2の部分は、前記主要本体の上部とは反対側の前記主要本体の底部から延出し、前記弁本体の前記第2の部分は、前記少なくとも1つの位置構造を含み、前記少なくとも1つの位置構造は、前記弁本体の少なくとも1つの凹状部分を含む、請求項1に記載の医療用ストップコックアセンブリ。
【請求項7】
前記少なくとも1つの凹状部分は、第1の凹状部分と第2の凹状部分とを含み、前記第1の凹状部分および前記第2の凹状部分は、前記弁本体の円周周りであって前記弁本体の軸方向に離間して配置される、請求項6に記載の医療用ストップコックアセンブリ。
【請求項8】
前記第1の凹状部分および前記第2の凹状部分は、前記弁本体の円周周りに90度離間して配置される、請求項7に記載の医療用ストップコックアセンブリ。
【請求項9】
前記少なくとも1つのセンサは、第1のセンサと第2のセンサとを含み、前記第
2のセンサは、前記弁本体の同じ接平面内において前記弁本体の軸方向に前記第
1のセンサの上方に配置される、請求項7に記載の医療用ストップコックアセンブリ。
【請求項10】
前記少なくとも1つの凹状部分は、単一の凹状部分を含む、請求項6に記載の医療用ストップコックアセンブリ。
【請求項11】
前記少なくとも1つのセンサは、第1のセンサと第2のセンサとを含み、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサは、前記弁本体の同じ径方向平面内であって前記弁本体の円周周りに離間して配置される、請求項10に記載の医療用ストップコックアセンブリ。
【請求項12】
前記第1のセンサおよび前記第2のセンサは、前記弁本体の同じ径方向平面内であって前記弁本体の円周周りに90度離間して配置される、請求項11に記載の医療用ストップコックアセンブリ。
【請求項13】
前記弁本体の第1の部分は、前記主要本体の上部から延出し、前記主要本体の上部から延出した前記弁本体の前記第1の部分は、ハンドルを含み、前記弁本体の第2の部分は、前記主要本体の上部とは反対側の前記主要本体の底部から延出し、前記弁本体の前記第2の部分の前記主要本体の前記底部とは反対側の端部は、ディスクを含み、前記主要本体の前記上部に向かう方向とは反対方向を向いたディスクの面は、前記少なくとも1つの位置構造を含み、前記少なくとも1つの位置構造は、前記ディスクの少なくとも1つの凹状部分を含む、請求項1に記載の医療用ストップコックアセンブリ。
【請求項14】
前記主要本体の前記上部に向かう方向とは反対方向を向いた前記ディスクの前記面に対向する面を含む回路基板をさらに備え、前記回路基板の前記面は、前記少なくとも1つのセンサを含む、請求項13に記載の医療用ストップコックアセンブリ。
【請求項15】
前記少なくとも1つのセンサは、第1のセンサと第2のセンサとを含み、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサは、前記回路基板の平面上に90度離間して配置される、請求項14に記載の医療用ストップコックアセンブリ。
【請求項16】
前記少なくとも1つのセンサは、前記弁本体の外部表面までの距離を決定して、前記弁本体が前記第1の位置にあるか、前記第2の位置にあるか、または前記第3の位置にあるかを決定するように構成される、請求項14に記載の医療用ストップコックアセンブリ。
【請求項17】
前記少なくとも1つのセンサは、近接検出器、画像センサ、TOF(time-of-flight)センサ、またはその任意の組み合わせの少なくとも1つを含む、請求項16に記載の医療用ストップコックアセンブリ。
【請求項18】
前記少なくとも1つのセンサを含むハウジングをさらに備え、前記ハウジングは、前記弁本体が前記主要本体に対して移動するときに前記少なくとも1つのセンサを固定された位置に保持する、請求項1に記載の医療用ストップコックアセンブリ。
【請求項19】
前記ハウジングは、前記主要本体に取り付けられる、請求項18に記載の医療用ストップコックアセンブリ。
【請求項20】
前記ハウジングは、前記少なくとも1つのセンサによって感知されたセンサデータをコンピューティングデバイスに伝えるように構成された無線通信デバイスを含む、請求項18に記載の医療用ストップコックアセンブリ。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
項2.弁本体の一部分は、主要本体の上部から延出し、主要本体の上部から延出した弁本体の部分は、ハンドルを含み、少なくとも1つの位置構造は、ハンドルの少なくとも1つの凹状部分を含む、項1の医療用ストップコックアセンブリ。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0016】
項9.少なくとも1つのセンサは、第1のセンサと第2のセンサとを含み、第2のセンサは、弁本体の同じ接平面内において弁本体の軸方向に第1のセンサの上方に配置される、項1~8のいずれかの医療用ストップコックアセンブリ。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0043】
主要本体102は、主要本体102の上部103aと主要本体102の底部103bとの間に弁開口部を画定することができ、弁本体104は、弁開口部内に受け入れられ得る。たとえば、主要本体102の弁開口部は、円筒状の開口部を含むことができ、弁本体104は、主要本体102の円筒状の開口部内に受け入れられるように構成された円筒形状を有することができる。一例として、弁本体104および主要本体102の弁開口部は、しっかり嵌合することができ、これは、ユーザがハンドル114を使用して弁本体104を移動させることを必要とし得る。別の例として、弁本体104および主要本体102の弁開口部は、緩く嵌合することができる。弁本体104の一部分は、主要本体102の上部103aから延出することができ、主要本体102の上部103aから延出した弁本体104の部分は、ハンドル114を含むことができる。ハンドル114の回転は、主要本体102に対して弁本体104を移動させるように構成され得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、第2の入力ポート112は、シリンジに接続するように構成されたシリンジポートを含むことができる。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、医療用ストップコックアセンブリ100は、参照によって全体的に本明細書に組み込まれる、米国特許第9,970,794号明細書に開示するフローセンサシステムなどのフローセンサシステムと接続して利用されてもよい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0045】
弁本体104の外部表面116は、位置構造118を含むことができる。たとえば、位置構造118は、弁本体104の少なくとも1つの凹状部分(たとえば凹状部分、開口部、ポケット、くぼみ、へこみなど)を含むことができる。一例として、位置構造118は、外部センサまたは機構によって感知されて弁本体104の位置を決定することができるフラグまたはシャッタとして作用してもよい。そのような例では、外部表面116は、主要本体102の外部の弁本体104および/または弁通路106の外側に位置することができる。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、位置構造118は、拡張部分(たとえば隆起部、突起部など)、弁本体104の外部表面116の色付けとは異なる色付けおよび/またはパターンなどの、凹状部分以外の少なくとも1つの構造を含むことができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0046】
センサ120は、位置構造118を感知して、弁本体104が第1の位置にあるか、第2の位置にあるか、または第3の位置にあるか(または第4の位置にあるか)を決定するように構成され得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、センサ120は、弁本体104の外部表面116までの距離を決定して、弁本体104が第1の位置にあるか、第2の位置にあるか、または第3の位置にあるか(または第4の位置にあるか)を決定するように構成される。たとえば、センサ120(たとえばセンサ120、第1のセンサ120a、第2のセンサ120bなど)は、近接検出器、画像センサ、TOF(time-of-flight飛行時間型)センサ、またはその任意の組み合わせの少なくとも1つを含むことができる。そのような例では、センサ120は、弁本体104の外部表面116までの検出された距離に基づいて、位置構造118の場所(たとえば、位置構造118がセンサ120によって検出されたか否かにかかわらず、センサ120および/または主要本体102に対する位置構造118の場所など)を決定することができ、決定(または検出)された位置構造118の場所に基づいて、弁本体104が第1の位置にあるか、第2の位置にあるか、または第3の位置にあるか(または第4の位置にあるか)を決定することができる。一例として、本明細書において以下でより詳細に説明するように、弁本体104の第1の位置、第2の位置、および第3の位置のそれぞれは、異なる決定された位置構造118の場所(または検出の組み合わせ)に関連付けられてもよく、または対応してもよい。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0053】
電源130は、センサ120、プロセッサ124、無線通信デバイス126、ユーザフィードバックデバイス128、および/またはメモリ132に給電するように構成され得る。たとえば、電源130は、電池(たとえば再充電可能な電池、使い捨て電池など)を含むことができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0054】
メモリ132は、弁本体104の位置に関する情報を記憶するように構成され得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、メモリ132は、ストップコック101に関連付けられた識別子であって、弁本体104の位置に関する情報に関連付けられ得る識別子を記憶することができる。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、メモリ132は、弁本体104の現在の位置および/または時間期間にわたる弁本体104の位置のログを記録することができる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0055】
次に
図3A~
3Dを参照すると、いくつかの非限定的な実施形態または態様では、弁本体104の一部分は、主要本体102の上部103aから延出し、主要本体102の上部103aから延出した弁本体104の一部分は、ハンドル114を含み、位置構造118は、ハンドル114の少なくとも1つの凹状部分を含む。たとえば、ハンドル114の少なくとも1つの凹状部分は、第1の凹状部分118aと、第2の凹状部分118bとを含むことができる。一例として、第1の凹状部分118aおよび第2の凹状部分118bは、弁本体104の同じ径方向平面内であって弁本体104の円周周りに離間して配置され得る。そのような例では、第1の凹状部分118aおよび第2の凹状部分118bは、弁本体104の円周周りに90度離間して配置され得る。そのような例では、センサ120は、第1のセンサ
120aと第2のセンサ120bとを含むことができる。たとえば、第1のセンサ120aおよび第2のセンサ120bは、弁本体104の同じ径方向平面内かつ弁本体104の同じ接平面内にあってもよい。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0059】
次に
図5A~
5Cを参照すると、いくつかの非限定的な実施形態または態様では、弁本体104の第1の部分は、主要本体102の上部103aから延出し、主要本体102の上部103aから延出した弁本体104の第1の部分は、ハンドル114を含み、弁本体104の第2の部分は、主要本体102の上部103aとは反対側の主要本体102の底部103bから延出し、弁本体104の第2の部分は、位置構造118を含み、位置構造118は、弁本体104の少なくとも1つの凹状部分を含み、および/または少なくとも1つの凹状部分は、単一の凹状部分118cを含む。そのような例では、センサ120は、第1のセンサ120aと第2のセンサ120bとを含むことができ、第1のセンサ120aおよび第2のセンサ120bは、弁本体104の同じ径方向平面内に弁本体104の円周周りに離間して配置され得る。たとえば、第1のセンサ120aおよび第2のセンサ120bは、弁本体104の同じ径方向平面内に弁本体104の円周周りに90度離間して配置され得る。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0061】
次に
図6A~
6Cを参照すると、いくつかの非限定的な実施形態または態様では、弁本体104の第1の部分は、主要本体102の上部103aから延出し、主要本体102の上部103aから延出した弁本体104の第1の部分は、ハンドル114を含み、弁本体104の第2の部分は、主要本体102の上部103aとは反対側の主要本体102の底部103bから延出し、弁本体104の第2の部分の主要本体102の底部103bとは反対側の端部は、ディスク140を含み、主要本体102の上部103aに向かう方向とは反対方向を向いたディスク140の面は、位置構造118を含み、および/または位置構造118は、ディスク140の少なくとも1つの凹状部分を含む。たとえば、ディスク140の少なくとも1つの凹状部分は、単一の凹状部分118cを含むことができる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正方法】変更
【補正の内容】
【国際調査報告】