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特表2023-533034容器キャップ及びそれが結合された容器
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-08-01
(54)【発明の名称】容器キャップ及びそれが結合された容器
(51)【国際特許分類】
   B65D 51/22 20060101AFI20230725BHJP
【FI】
B65D51/22 100
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023501210
(86)(22)【出願日】2021-07-09
(85)【翻訳文提出日】2023-01-06
(86)【国際出願番号】 KR2021008829
(87)【国際公開番号】W WO2022010321
(87)【国際公開日】2022-01-13
(31)【優先権主張番号】10-2020-0086087
(32)【優先日】2020-07-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510116635
【氏名又は名称】アーン・ジンヘ
【氏名又は名称原語表記】AHN, Jin Hee
【住所又は居所原語表記】(Solhyanggi Town) 2-402,25-5, Munhyeon-ro 189beon-gil, Mohyeon-eup, Cheoin-gu, Yongin-si Gyeonggi-do, 17032, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】アーン・ジンヘ
【テーマコード(参考)】
3E084
【Fターム(参考)】
3E084AA02
3E084AA12
3E084AA24
3E084AA32
3E084BA03
3E084CA01
3E084CB02
3E084CC03
3E084DA01
3E084DB12
3E084DC03
3E084FA01
3E084FB01
3E084GA01
3E084GB01
3E084LA01
3E084LA24
3E084LB02
3E084LB07
3E084LC01
3E084LD01
(57)【要約】
本発明は、容器キャップに関し、さらに詳しくは、容器入口に結合される容器キャップ及びそれが結合された容器に関する。本発明は、内容物が収容される容器10の容器入口12に結合されるキャップ本体100と、前記キャップ本体100の上側を覆うように前記キャップ本体110と結合される上蓋200と、を含み、前記キャップ本体100は、上板部101で破断され、前記容器10に収容された内容物が排出される排出口102を形成する流出口板110を含み、前記上蓋200は、前記流出口板110に対応して形成され、上下移動によって前記流出口板110を破断させる押圧部210を含む容器キャップを開示する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内容物が収容される容器の容器入口に結合されるキャップ本体と、前記キャップ本体の上側を覆うように、前記キャップ本体と結合される上蓋と、を含み、
前記キャップ本体は、上板部で破断され、前記容器に収容された内容物が排出される排出口を形成する流出口板を含み、
前記上蓋は、前記流出口板に対応して形成され、上下移動によって前記流出口板を破断させる押圧部を含むことを特徴とする容器キャップ。
【請求項2】
前記押圧部は、
使用者が押す押圧板と、
前記上蓋に対して上下に移動可能に前記上蓋と結合させる弾性変形部と、
前記押圧板の下面に突出し、前記押圧板が下側に移動するときに、前記流出口板を下側に加圧する加圧部と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の容器キャップ。
【請求項3】
前記加圧部は、
前記上板部に対して破断される切開線に対応して形成されていることを特徴とする請求項2に記載の容器キャップ。
【請求項4】
前記押圧部は、
前記加圧部の内側に形成され、構造的強度を補強する補強部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の容器キャップ。
【請求項5】
前記流出口板は、
前記上板部に形成された切開線によって区切られていることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の容器キャップ。
【請求項6】
前記切開線は、
前記上板部と一部が結合された状態で前記流出口板が前記上板部から破断するように開曲線をなすことを特徴とする請求項5に記載の容器キャップ。
【請求項7】
前記上板部の底面は、前記流出口板が前記押圧部により加圧され押しのけられた後、押しのけられた状態を維持するように係止部が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の容器キャップ。
【請求項8】
前記流出口板は、
前記上板部の中心で偏心して形成されていることを特徴とする請求項5に記載の容器キャップ。
【請求項9】
前記上板部は、前記流出口板に向かって下向き傾斜をなして形成されていることを特徴とする請求項5に記載の容器キャップ。
【請求項10】
前記上蓋は、
前記キャップ本体に対してヒンジ結合して一体に形成されていることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の容器キャップ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器キャップに関し、さらに詳しくは、容器入口に結合される容器キャップ及びそれが結合された容器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
液状、粉末などの内容物が収容される容器入口に容器キャップが結合して容器が密閉され、容器に収容される内容物の種類、排出、開封などの方式によって様々な種類の容器キャップが結合される。
【0003】
容器に結合される容器キャップは、結合方式、機能に応じて様々な構造を有する。
【0004】
一方、従来の容器キャップのうち、特許文献1、2、3などのように飲用時に一緒に飲用できるように粒状の補助内容物を容器キャップに貯蔵する構造の容器キャップがある。
【0005】
即ち、従来の容器キャップは、特集機能を実現するために、2つ以上の部材が結合された構造を有して製造が複雑で、容器との結合が不便であり、内部汚染によりリサイクルが不便又は不可能な問題を有していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】韓国 公開特許公報10-2017-0126366A
【特許文献2】韓国 公開特許公報10-2016-0024539A
【特許文献3】日本 特開2013-133123A
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、前記のような問題点を解決するために、全体構造を簡略化して製造が容易であり、内部汚染を最小限に抑え、リサイクルが便利な容器キャップ及びそれが結合された容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、前記のような本発明の目的を達成するために創出されたものであり、本発明は、内容物が収容される容器の容器入口に結合されるキャップ本体と、前記キャップ本体の上側を覆うように、前記キャップ本体と結合される上蓋と、を含み、前記キャップ本体は、上板部で破断され、前記容器に収容された内容物が排出される排出口を形成する流出口板を含み、前記上蓋は、前記流出口板に対応して形成され、上下移動によって前記流出口板を破断させる押圧部を含むことを特徴とする容器キャップを開示する。
【0009】
前記押圧部は、使用者が押す押圧板と、前記上蓋に対して上下に移動可能に前記上蓋と結合させる弾性変形部と、前記押圧板の下面に突出し、前記押圧板が下側に移動するときに、前記流出口板を下側に加圧する加圧部と、を含む。
【0010】
前記加圧部は、前記上板部に対して破断される切開線に対応して形成されてもよい。
【0011】
前記押圧部は、前記加圧部の内側に形成され、構造的強度を補強する補強部が形成されてもよい。
【0012】
前記流出口板は、前記上板部に形成された切開線によって区切られてもよい。
【0013】
前記切開線は、前記上板部と一部が結合された状態で前記流出口板が前記上板部から破断するように開曲線をなしてもよい。
【0014】
前記上板部の底面は、前記流出口板が前記押圧部により加圧され押しのけられた後、押しのけられた状態を維持するように係止部が形成されてもよい。
【0015】
前記流出口板は、前記上板部の中心で偏心して形成されてもよい。
【0016】
前記上板部は、前記流出口板に向かって下向き傾斜をなして形成されてもよい。
【0017】
前記上蓋は、前記キャップ本体に対してヒンジ結合して一体に形成されてもよい。
【発明の効果】
【0018】
本発明による容器キャップ及びそれが結合された容器は、容器入口を封止するキャップ本体及びキャップ本体の上面を覆う上蓋で容器キャップを構成し、上蓋に形成された押圧部により破断されて開口を形成する流出口板を容器キャップに形成することにより、使用者が内容物を簡単に飲用することができ、使い勝手のよい利点がある。
【0019】
特に、本発明による容器キャップ及びそれが結合された容器は、押圧部を押して流出口板をキャップ本体から破断分離して排出口を形成することにより、容器キャップを容器入口から分離しない状態で使用者が内容物を容易に飲用することができ、使い勝手のよい利点がある。
【0020】
また、本発明による容器キャップ及びそれが結合された容器は、容器入口を封止するキャップ本体及びキャップ本体の上面を覆う上蓋で容器キャップを構成し、上蓋に形成された押圧部により破断されて開口を形成する流出口板を容器キャップに形成し、上蓋及びキャップ本体をヒンジ結合された一体化構造を有することにより、使用後のリサイクルが便利な利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明による容器キャップを示す断面図である
図2図1の容器キャップにおいて押圧部が作動した状態を示す断面図である。
図3図1の容器キャップを示す側面図である。
図4A図1の容器キャップにおいて上蓋の作動過程を示す断面図である。
図4B図1の容器キャップにおいて上蓋の作動過程を示す断面図である。
図5A図1の容器キャップの上蓋の上面を示す平面図である。
図5B図1の容器キャップの上蓋の底面を底面図である。
図6A図1の容器キャップのキャップ本体の上面を示す平面図である。
図6B図1の容器キャップのキャップ本体の底面を示す底面図である。
図7A図1において一部を拡大した拡大図であり、押圧部の作動過程を示す拡大図である。
図7B図1において一部を拡大した拡大図であり、押圧部の作動過程を示す拡大図である。
図8図1において一部を拡大した拡大図であり、押圧部が上側に移動するか、上蓋がキャップ本体から分離された後の状態を示す拡大図である。
図9図1の容器キャップの側面であり、ヒンジ結合部を示す側面図である。
図10A図1の容器キャップの側面図であり、上蓋がキャップ本体から分離される前の状態を示す側面図である。
図10B図1の容器キャップの側面図であり、上蓋がキャップ本体から分離された後の状態を示す側面図である。
図11図1の容器キャップにおいて上蓋の例を示す底面図である。
図12図1の容器キャップにおいてキャップ本体の例を示す底面図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明による容器キャップ及びそれが結合された容器について添付図面を参照して説明する。
【0023】
本発明による容器キャップは、図1図12に示すように、内容物が収容される容器10の容器入口12に結合されるキャップ本体100と、前記キャップ本体100の上側を覆うように前記キャップ本体100と結合される上蓋200と、を含む。
【0024】
前記容器10は、飲料などが液状の物質、粉末状の物質などが収容される構成であり、容器排出のための容器入口12が形成された構成であればどのような構成も可能である。
【0025】
前記容器10に収容される内容物は、後記する補助内容物42が固形丸薬などと一緒に飲用される液状の物質など、補助内容物との組み合わせによって様々な物質を使用することができ、通常液状の物質からなっていてもよい。
【0026】
また、前記容器10は、容器入口12を除いた部分は、円筒状、四角柱状など様々な形状を有してもよい。
【0027】
そして、前記容器10は、プラスチック材質又はガラスなどの材質を有することができる。ここで、前記容器キャップは、製造及び破断分離などを考慮してプラスチック材質を有することが好ましい。
【0028】
一方、前記容器入口12は、内容物が外部に排出される排出口であり、容器キャップ100の開閉によって開閉される部分であり、容器入口12の結合構造に応じて様々な構造を有することができる。
【0029】
前記キャップ本体100は、内容物が収容される容器10の容器入口12に結合される構成であり、様々な構成が可能である。
【0030】
一例として、前記キャップ本体100は、前記容器入口12の開口を覆う上板部101と、前記上板部101から下側に延びて容器入口12と結合される容器結合部151とを含むことができる。
【0031】
前記上板部101は、前記容器入口12の開口を覆う構成であり、円板状を有することができる。
【0032】
そして、前記上板部101は、破断されて前記容器10に収容された内容物が排出される排出口102を形成する流出口板110が形成される。
【0033】
前記流出口板110は、上板部101で破断されて前記容器10に収容された内容物が排出される排出口102を形成する構成であり、上板部101で破断されて排出口102を形成できる構成であればどのような構成も可能である。
【0034】
特に、前記流出口板110は、上板部101からの破断が容易になるように、前記上板部101に形成された切開線131により区切ることができる。
【0035】
前記切開線131は、上板部101で流出口板110が破断するように凹状の切開溝で形成することができる。
【0036】
そして、前記切開線131は、図2及び図6Aに示すように、前記上板部101と一部が結合された状態で、前記流出口板110が前記上板部101から破断するように開曲線をなしてもよい。
【0037】
ここで、前記流出口板110は、前記上板部101から完全に分離することができることは言うまでもない。
【0038】
一方、前記上板部101の底面は、図1図2図6B図7A及び図8に示すように、前記流出口板110が前記押圧部210により加圧され押しのけられた後、押しのけられた状態を維持するように、係止部132を形成することができる。
【0039】
前記係止部132は、前記流出口板110が前記押圧部210によって加圧され押しのけられた後、押しのけられた状態を維持するように上板部101の底面に形成される構成であり、様々な構成が可能である。
【0040】
一例として、前記係止部132は、図1図2図6B図7A及び図8に示すように、前記流出口板110が前記押圧部210によって加圧され押しのけられた後、押しのけられた状態を維持するように、前記流出口板110の幅W(直径)よりも小さい幅をなし、一対に形成することができる。
【0041】
一方、前記流出口板110及び係止部132は、図11及び図12に示すように、後記する押圧部210の構成と連係して様々な実施例が可能である。
【0042】
一例として、前記流出口板110は、図12(a)に示すように、上板部101との破断時に完全に分離され、上板部101の底面に形成された連結部111によって一体的に連結することができる。
【0043】
このとき、前記押圧部210は、前記流出口板110が上板部101から完全に分離することができる構造を有することができる。
【0044】
別の例として、前記流出口板110は、図12(b)に示すように、複数の部分で上板部101に連結された状態で上板部101から破断分離することができる。
【0045】
即ち、前記流出口板110は、図12(b)に示すように、2つの部材に分離され、このとき、前記流出口板110は、上板部101に対して2つの位置で連結されることにより、上板部101から押しのけられて連結された状態を維持することができる。
【0046】
そして、前記上板部101は、破断分離される流出口板110の数字及び位置に合わせて係止部131が形成される。
【0047】
一方、前記流出口板110は、前記上板部101に同心円を形成して容器入口12内に押しのけられ得る大きさの円板などに形成することができる。
【0048】
また、前記流出口板110は、前記上板部101の中心で偏心して形成されてもよい。
【0049】
このとき、前記流出口板110が前記上板部101から破断分離されて形成された排出口102を介して内容物が外部に排出されることを考慮して、上板部101の縁側にできるだけ近づくように形成することが好ましい。
【0050】
一方、前記上板部101は、図1及び図2に示すように、内容物の排出が容易になるように前記流出口板110に向かって下向き傾斜を形成してもよい。
【0051】
そして、前記上板部101と後記する前記上蓋200との間に形成される空間には、粒、粉末など容器10内に含まれた内容物と混合することができる補助内容物が充填されていてもよい。
【0052】
前記補助内容物は、前記上板部101と後記する前記上蓋200との間に形成される空間に充填され、後記する前記流出口板110が破断分離して形成される排出口102を介して容器10内部に注入して混合することができる。
【0053】
前記容器結合部151は、前記上板部101から下方に延びて容器入口12と結合される構成であり、容器入口12の結合構造に応じて様々な構成が可能である。
【0054】
一例として、前記容器結合部151は、容器入口12と螺合することができ、容器入口12の外周面に形成された雄ネジ部12aと螺合される雌ネジ部153が内周面に形成することができる。
【0055】
また、前記容器結合部151は、容器入口12とスナップ式構造に結合されてもよい。
【0056】
一方、前記キャップ本体100は、後記する上蓋200が結合されたときに密閉結合できるように、上側に突出した上側隔壁部152をさらに形成することができる。
【0057】
そして、前記キャップ本体100は、容器入口12と結合されるとき、容器10内部の封止のための封止手段が設けられるのが好ましい。
【0058】
前記封止手段は、ガスケット、シール部材などを使用することができ、図1及び図2に示すように、容器入口12の内周面に密着して容器10を封止するリング状のガスケット142が前記上板部101の底面から下側に延びて形成され得る。
【0059】
前記上蓋200は、前記キャップ本体100の上側を覆うように前記キャップ本体100と結合される構成であり、様々な構成が可能である。
【0060】
一例として、前記上蓋200は、中心を横切る中心線を基準に、一側でヒンジ結合部290によりキャップ本体100とヒンジ回転が可能に結合されキャップ本体100と一体に結合、即ち形成することができる。
【0061】
前記ヒンジ結合部290は、中心を横切る中心線を基準に、一側で上蓋200がキャップ本体100とヒンジ回転が可能に連結する構成であり、薄膜、帯など様々な形状を有することができる。
【0062】
ここで、前記上蓋200及びキャップ本体100は、互いに完全に分離可能に結合されてもよいことは言うまでもない。
【0063】
一方、前記ヒンジ結合部290の反対側には、前記キャップ本体100から前記上蓋200を分離するために外注側に突出した突起203が形成されてもよい。
【0064】
前記突起203は、使用者が手で押して前記キャップ本体100から前記上蓋200を分離できるように上蓋200の外周面に形成される構成であり、様々な構造及び形状が可能である。
【0065】
一方、前記上蓋200がキャップ本体100から分離されヒンジ回転されたときに押しのけられた状態を維持するために、上蓋200及びキャップ本体100の外周面には嵌合による結合手段を設けることができる。
【0066】
一例として、前記キャップ本体100は、その外周面に、例えば、ヒンジ結合部290の下側に第1嵌合部181が形成され、前記上蓋200の外周面のうち、上蓋200がキャップ本体100から分離してヒンジ回転されたときに前記第1嵌合部181に嵌合する第2嵌合部281が形成される。
【0067】
前記第1嵌合部181及び第2嵌合部281は、互いに嵌合する構成であり、一つは突起で形成され、残りの一つは突起が嵌合する凹溝を形成する凹溝部で形成されてもよい。
【0068】
一方、前記上蓋200は、キャップ本体100の上板部101を外部と密閉した状態で結合する構造で形成されることが好ましい。
【0069】
これにより、前記上蓋20は、キャップ本体100の上板部101に対応する大きさ及び形状(例えば、円板状)を有する覆い部201と、覆い部201の縁を形成して上側に延びる隔壁部202を含むことができる。
【0070】
前記覆い部201は、キャップ本体100の上板部101に対応する大きさ及び形状(例えば、円板状)を有する構成であり、後記する押圧板を除けば、キャップ本体100の上板部101に対応する形状を有することができる。
【0071】
前記隔壁部202は、覆い部201の縁を形成して上側に延びる構成であり、押圧部210が任意に押されないように上側に延びる構成であり、押圧部210の形成高さと比べて同じであるか高く形成されることが好ましい。
【0072】
そして、前記隔壁部202は、前述した容器結合部151とともに円筒状の形状をなすことが好ましい。
【0073】
一方、前記隔壁部202は、前記上蓋200及び前記キャップ本体100によって形成される空間が外部と密閉された空間を形成することができるように容器結合部151と結合される。
【0074】
即ち、前記上蓋200は、上蓋200と密閉結合することができる。
【0075】
このために、前記隔壁部202は、下端に前記容器結合部151の内周面又は外周面に密着して容器結合部151と結合される密閉結合リング250が形成される。
【0076】
前記密閉結合リング250は、前記容器結合部151の内周面又は外周面に密着して容器結合部151と結合するように、隔壁部202の下端に形成される構成であり、容器結合部151と密着するなど様々な構成が可能である。
【0077】
一方、前記上蓋200は、図1図12に示すように、前記流出口板110に対応して形成され、上下移動により前記流出口板110を破断する押圧部210を含む。
【0078】
前記押圧部210は、前記流出口板110に対応して形成され、上下移動により前記流出口板110を破断する構成であり、様々な構成が可能である。
【0079】
一例として、前記押圧部210は、使用者が押す押圧板211と、前記上蓋200に対して上下に移動可能に前記上蓋200と結合する弾性変形部212と、前記押圧板211の下面に突出して前記押圧板211が下側に移動するときに前記流出口板110を下側に加圧する加圧部213とを含むことができる。
【0080】
前記押圧板211は、使用者によって押される部分であり、使用者によって加圧されることを考慮して頑丈な構造を有することが好ましい。
【0081】
このとき、前記押圧板211は、使用者によって押されて流出口板110を下側に破断分離させることができるように、流出口板110に対応する位置に形成される。
【0082】
前記弾性変形部212は、前記上蓋200に対して上下に移動可能に前記上蓋200と結合させる構成であり、様々な構成が可能である。
【0083】
一例として、前記弾性変形部212は、押圧板211と同心構造であり、相対的に薄膜で形成されるか、押圧板211と連結される部分及び覆い部201と連結される部分が残り部分に比べて薄く形成されるなど様々な構成が可能である。
【0084】
前記加圧部213は、前記押圧板211の下面に突出して前記押圧板211が下側に移動するときに前記流出口板110を下側に加圧する構成であり、前記流出口板110が上板部101から破断分離できる構成であれば任意の構成が可能である。
【0085】
一例として、前記加圧部213は、図1図12に示すように、流出口板110が上板部101から破断分離される部分、例えば、切開線131に対応して形成される。
【0086】
即ち、上記加圧部213は、切開線131の形状に対応する横断面形状を有してもよい。
【0087】
例えば、前記加圧部213は、図1図2図5B及び図12に示すように、流出口板110が上板部101と連結される部分を除いたリング状を有してもよい。
【0088】
また、前記加圧部213は、下端が切開線131で破断を促進するために尖った形状を有することができる。
【0089】
また、前記加圧部213は、上下移動により流出口板110を上板部101から破断分離できる程度の高さに形成することができ、前記上蓋200が前記キャップ本体100に結合された状態で流出口板110の縁に対応して位置することができる。
【0090】
即ち、前記加圧部213は、前記上板部101に対して破断する切開線131に対応して形成される。
【0091】
一方、前記押圧部210は、前記加圧部213の内側に形成され、構造的強度を補強する補強部214が形成されてもよい。
【0092】
前記補強部214は、前記加圧部213の内側に形成され、構造的強度を補強する構成であり、様々な構成が可能である。
【0093】
一例として、前記補強部214は、前記加圧部213の内周面に上下に長く形成されたリブ、隔壁など様々な構成が可能である。
【0094】
以上は、本発明によって実現することができる好ましい実施例の一部について説明したものに過ぎず、周知のように本発明の範囲は、前記の実施例に限定されて解釈されるべきではなく、前述した本発明の技術的思想とその根本を合わせた技術的思想は、すべて本発明の範囲に含まれるというべきである。
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5A
図5B
図6A
図6B
図7A
図7B
図8
図9
図10A
図10B
図11
図12
【国際調査報告】