(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-08-03
(54)【発明の名称】マルチメディアコンテンツの投稿と返信の方法、装置、及びデバイス
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/00 20120101AFI20230727BHJP
G06F 3/0481 20220101ALI20230727BHJP
G06F 3/04817 20220101ALI20230727BHJP
G06F 3/04842 20220101ALI20230727BHJP
【FI】
G06Q50/00 300
G06F3/0481
G06F3/04817
G06F3/04842
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022579938
(86)(22)【出願日】2021-11-18
(85)【翻訳文提出日】2023-02-15
(86)【国際出願番号】 CN2021131474
(87)【国際公開番号】W WO2022111376
(87)【国際公開日】2022-06-02
(31)【優先権主張番号】202011346078.0
(32)【優先日】2020-11-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521431088
【氏名又は名称】北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Zitiao Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】0207, 2/F, Building 4, Zijin Digital Park, Haidian District, Beijing,P. R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】シュイ,ジエンナン
(72)【発明者】
【氏名】チャン,ウェイイ
(72)【発明者】
【氏名】フゥ,チェンライ
(72)【発明者】
【氏名】ドアン,ミンホン
(72)【発明者】
【氏名】ジャン,クン
(72)【発明者】
【氏名】ヤン,シャオホア
(72)【発明者】
【氏名】シエ,ウェイビン
【テーマコード(参考)】
5E555
5L049
【Fターム(参考)】
5E555AA02
5E555AA04
5E555AA23
5E555AA61
5E555AA76
5E555BA04
5E555BA05
5E555BA06
5E555BA76
5E555BA78
5E555BB04
5E555BB05
5E555BB06
5E555BC04
5E555BD06
5E555CA12
5E555CB12
5E555CC03
5E555DA02
5E555DA23
5E555DB03
5E555DB41
5E555DB53
5E555DB54
5E555DB57
5E555DC14
5E555DD07
5E555EA03
5E555FA00
5L049CC11
(57)【要約】
マルチメディアコンテンツの投稿と返信の方法、装置、デバイス、及び記憶媒体を本明細書において提供する。本明細書で説明するマルチメディアコンテンツを投稿する方法は、ユーザに関連付けられた個人的イベントの発生に基づき生成された、ユーザに関連付けられたプッシュコンテンツを受信することと、個人的イベントに関連する動画コンテンツを含むプッシュコンテンツをユーザに表示することと、プッシュコンテンツに対するユーザの操作に基づいて、個人的イベントに関連付けられたマルチメディアコンテンツを投稿することと、を含む。マルチメディアコンテンツは、プッシュコンテンツに基づき生成されたものである。本開示の実施形態によれば、個人的イベントに関連付けられたマルチメディアコンテンツをユーザが作成するのを支援し、ユーザの時間コストを削減することができ、ユーザ間のインタラクティブへ効果的に誘導し、ユーザの使用体験を改善することができる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザに関連付けられた個人的イベントの発生に基づき生成された、前記ユーザに関連付けられたプッシュコンテンツを受信するステップと、
前記個人的イベントに関連する動画コンテンツを含む前記プッシュコンテンツを前記ユーザに表示するステップと、
前記プッシュコンテンツに対する前記ユーザの操作に基づいて、前記個人的イベントに関連付けられたマルチメディアコンテンツを投稿するステップと、
を含み、
前記マルチメディアコンテンツは、前記プッシュコンテンツに基づき生成されたものである、
マルチメディアコンテンツを投稿する方法。
【請求項2】
前記個人的イベントの前記発生は、現在の時間情報と、前記ユーザの関連付けられた個人的な時間情報とに基づいて判定され、
前記個人的な時間情報は、
前記ユーザの個人プロフィール、
前記ユーザに関連付けられたスケジュール情報、及び
マルチメディアアプリケーションでの前記ユーザの過去の操作、
のうち少なくとも1つに基づいて決定される、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記プッシュコンテンツは、前記ユーザに関連付けられた第1視覚的要素をさらに含み、
前記第1視覚的要素は、
前記ユーザに関連付けられた画像、及び
前記ユーザの識別情報を示すためのテキスト、
のうち少なくとも1つを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ユーザは第1ユーザであり、前記個人的イベントは前記第1ユーザと第2ユーザの両方に関し、前記プッシュコンテンツは、前記第2ユーザに関連付けられた第2視覚的要素をさらに含む、
請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記プッシュコンテンツを表示することは、
マルチメディアアプリケーションでポップアップウィンドウを用いて前記プッシュコンテンツを表示すること、
前記マルチメディアアプリケーションでフローティングウィンドウを用いて前記プッシュコンテンツを表示すること、
前記マルチメディアアプリケーションにおける前記ユーザの個人メインページで前記プッシュコンテンツを表示すること、及び
前記マルチメディアアプリケーションにおけるコンテンツおすすめページで前記プッシュコンテンツを表示すること、
のうち少なくとも1つを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記個人的イベントに関連付けられた前記マルチメディアコンテンツを投稿することは、
前記ユーザが前記プッシュコンテンツを直接投稿することを選択したことに応じて、前記プッシュコンテンツを前記マルチメディアコンテンツとして投稿し、前記個人的イベントに関連付けられた説明が前記マルチメディアコンテンツに追加されることを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記個人的イベントに関連付けられた前記マルチメディアコンテンツを投稿することは、
前記プッシュコンテンツに対する前記ユーザの編集要求に応じて、前記プッシュコンテンツにおける少なくとも1つの要素を調整することを含み、
前記少なくとも1つの要素は、動画、音楽、テキスト又は画像を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記プッシュコンテンツにおける少なくとも1つの要素を調整することは、
前記ユーザによる所定のコンテンツテンプレートの選択に応じて、前記プッシュコンテンツにおける少なくとも1つの要素を、前記所定のコンテンツテンプレートに対応する要素となるように調整することを含む、
請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記マルチメディアコンテンツに関連付けられた第1返信概覧ページを、前記ユーザの閲覧操作に応じて表示するステップをさらに含み、
前記第1返信概覧ページは、前記マルチメディアコンテンツに対する1グループの返信動画に関連付けられた再生エントランスを提供し、前記再生エントランスは、対応する返信動画の再生へ誘導するためのものである、
請求項1に記載の方法。
【請求項10】
第1ユーザに対するプッシュコンテンツに基づいて投稿されたマルチメディアコンテンツを、第3ユーザに関連付けられた再生ページに表示するステップと、
前記再生ページの動画返信エントランスに対する前記第3ユーザの選択を受信するステップと、
前記マルチメディアコンテンツに対する返信動画を生成するための動画作成ページを、前記選択に応じて表示するステップと、
を含み、
前記プッシュコンテンツは、前記第1ユーザに関連付けられた個人的イベントの発生に基づいて生成され、前記個人的イベントに関連する動画コンテンツを含む、
マルチメディアコンテンツに返信する方法。
【請求項11】
前記動画作成ページを表示することは、
前記返信動画を生成するために用いられる、前記個人的イベントに関連付けられた個人的な視覚的要素を、前記動画作成ページにおいて最初から提供することを含む、
請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記マルチメディアコンテンツに関連付けられた第2返信概覧ページを、前記第3ユーザの閲覧操作に応じて表示することをさらに含み、
前記第2返信概覧ページは、前記マルチメディアコンテンツに対する1グループの返信動画に関連付けられた再生エントランスを提供し、前記再生エントランスは、対応する返信動画の再生へ誘導するためのものである、
請求項10に記載の方法。
【請求項13】
ユーザに関連付けられた個人的イベントの発生に基づき生成された、前記ユーザに関連付けられたプッシュコンテンツを受信するように設定されたプッシュコンテンツ受信モジュールと、
前記個人的イベントに関連する動画コンテンツを含む前記プッシュコンテンツを前記ユーザに表示するように設定されたプッシュコンテンツ表示モジュールと、
前記プッシュコンテンツに対する前記ユーザの操作に基づいて、前記個人的イベントに関連付けられたマルチメディアコンテンツを投稿するように設定されたマルチメディアコンテンツ投稿モジュールと、
を備え、
前記マルチメディアコンテンツは、前記プッシュコンテンツに基づき生成されたものである、
マルチメディアコンテンツを投稿する装置。
【請求項14】
第1ユーザに対するプッシュコンテンツに基づいて投稿されたマルチメディアコンテンツを、前記マルチメディアコンテンツに対する第3ユーザの閲覧要求に応じて再生ページに表示するように設定されたマルチメディアコンテンツ表示モジュールと、
前記再生ページの動画返信エントランスに対する前記第3ユーザの選択を受信するように設定された選択受信モジュールと、
前記マルチメディアコンテンツに対する返信動画を生成するための動画作成ページを、前記選択に応じて表示するように設定されたページ表示モジュールと、
備え、
前記プッシュコンテンツは、前記第1ユーザに関連付けられた個人的イベントの発生に基づいて生成され、前記個人的イベントに関連する動画コンテンツを含む、
マルチメディアコンテンツに返信する装置。
【請求項15】
プロセッサとメモリを備える電子デバイスであって、
前記メモリは、1つ又は複数のコンピュータ命令を格納するためのものであり、
前記1つ又は複数のコンピュータ命令は、前記プロセッサによって実行されると、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法を実施する、
電子デバイス。
【請求項16】
プロセッサとメモリを備える電子デバイスであって、
前記メモリは、1つ又は複数のコンピュータ命令を格納するためのものであり、
前記1つ又は複数のコンピュータ命令は、前記プロセッサによって実行されると、請求項10~12のいずれか一項に記載の方法を実施する、
電子デバイス。
【請求項17】
1つ又は複数のコンピュータ命令が格納されたコンピュータ可読記憶媒体であって、
前記1つ又は複数のコンピュータ命令は、プロセッサによって実行されると、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法を実施する、
コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項18】
1つ又は複数のコンピュータ命令が格納されたコンピュータ可読記憶媒体であって、
前記1つ又は複数のコンピュータ命令は、プロセッサによって実行されると、請求項10~12のいずれか一項に記載の方法を実施する、
コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項19】
1つ又は複数のコンピュータ命令を含むコンピュータプログラム製品であって、
前記1つ又は複数のコンピュータ命令は、プロセッサによって実行されると、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法を実施する、
コンピュータプログラム製品。
【請求項20】
1つ又は複数のコンピュータ命令を含むコンピュータプログラム製品であって、
前記1つ又は複数のコンピュータ命令は、プロセッサによって実行されると、請求項10~12のいずれか一項に記載の方法を実施する、
コンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の各実施形態は、コンピュータの分野に関し、より具体的には、マルチメディアコンテンツの投稿と返信の方法、装置、デバイス、及びコンピュータ記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
情報技術の発展に伴い、インターネットは人々が情報を得るための重要な手段となっている。多種多様なアプリケーションは、例えばニュース、音楽、画像又は動画といった異なる種類のコンテンツを人々に提供することが可能である。
【0003】
現在、いくつかのマルチメディアアプリケーションでは、ユーザがマルチメディアコンテンツを作成、共有、閲覧又はコメントするためのプラットフォームを提供することができる。一般的に、ユーザがマルチメディアコンテンツを作成する際には面倒な一連の操作が必要であり、これはユーザの作成モチベーションに影響を与えている。また、特別な意味を持つ日が来ても、ユーザはその特別な日に気づかないか、又は操作が面倒なため関連するマルチメディアコンテンツを作成する気にならない可能性がある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示の第1の態様では、マルチメディアコンテンツを投稿するための方法が提供される。当該方法は、ユーザに関連付けられた個人的イベントの発生に基づき生成された、ユーザに関連付けられたプッシュコンテンツを受信するステップと、個人的イベントに関連する動画コンテンツを含むプッシュコンテンツをユーザに表示するステップと、プッシュコンテンツに対するユーザの操作に基づいて、個人的イベントに関連付けられたマルチメディアコンテンツを投稿するステップと、を含む。マルチメディアコンテンツは、プッシュコンテンツに基づき生成されたものである。
【0005】
本開示の第2の態様では、マルチメディアコンテンツを投稿するための方法が提供される。当該方法は、第1ユーザに対するプッシュコンテンツに基づいて投稿されたマルチメディアコンテンツを、マルチメディアコンテンツに対する第3ユーザの閲覧要求に応じて再生ページに表示するステップと、再生ページの動画返信エントランスに対する第3ユーザの選択を受信するステップと、マルチメディアコンテンツに対する返信動画を生成するための動画作成ページを、選択に応じて表示するステップと、を含む。プッシュコンテンツは、第1ユーザに関連付けられた個人的イベントの発生に基づいて生成され、個人的イベントに関連する動画コンテンツを含む。
【0006】
本開示の第3の態様では、マルチメディアコンテンツを投稿するための装置が提供される。当該装置は、ユーザに関連付けられた個人的イベントの発生に基づき生成された、ユーザに関連付けられたプッシュコンテンツを受信するように設定されたプッシュコンテンツ受信モジュールと、個人的イベントに関連する動画コンテンツを含むプッシュコンテンツをユーザに表示するように設定されたプッシュコンテンツ表示モジュールと、プッシュコンテンツに対するユーザの操作に基づいて、個人的イベントに関連付けられたマルチメディアコンテンツを投稿するように設定されたマルチメディアコンテンツ投稿モジュールと、を備える。マルチメディアコンテンツは、プッシュコンテンツに基づき生成されたものである。
【0007】
本開示の第4の態様では、マルチメディアコンテンツに返信するための装置が提供される。当該装置は、第1ユーザに対するプッシュコンテンツに基づいて投稿されたマルチメディアコンテンツを、マルチメディアコンテンツに対する第3ユーザの閲覧要求に応じて再生ページに表示するように設定されたマルチメディアコンテンツ表示モジュールと、再生ページの動画返信エントランスに対する第3ユーザの選択を受信するように設定された選択受信モジュールと、マルチメディアコンテンツに対する返信動画を生成するための動画作成ページを、選択に応じて表示するように設定されたページ表示モジュールと、備える。プッシュコンテンツは、第1ユーザに関連付けられた個人的イベントの発生に基づいて生成され、個人的イベントに関連する動画コンテンツを含む。
【0008】
本開示の第5の態様では、メモリとプロセッサを備える電子デバイスが提供される。メモリは、1つ又は複数のコンピュータ命令を格納するためのものであり、1つ又は複数のコンピュータ命令は、プロセッサによって実行されると、本開示の第1の態様に記載の方法を実施する。
【0009】
本開示の第6の態様では、メモリとプロセッサを備える電子デバイスが提供される。メモリは、1つ又は複数のコンピュータ命令を格納するためのものであり、1つ又は複数のコンピュータ命令は、プロセッサによって実行されると、本開示の第2の態様に記載の方法を実施する。
【0010】
本開示の第7の態様では、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体には、1つ又は複数のコンピュータ命令が格納され、1つ又は複数のコンピュータ命令は、プロセッサによって実行されて、本開示の第1の態様に記載の方法を実施する。
【0011】
本開示の第8の態様では、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体には、1つ又は複数のコンピュータ命令が格納され、1つ又は複数のコンピュータ命令は、プロセッサによって実行されて、本開示の第2の態様に記載の方法を実施する。
【0012】
本開示の第9の態様では、コンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品は、1つ又は複数のコンピュータ命令を含み、1つ又は複数のコンピュータ命令は、プロセッサによって実行されて、本開示の第1の態様に記載の方法を実施する。
【0013】
本開示の第10の態様では、コンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品は、1つ又は複数のコンピュータ命令を含み、1つ又は複数のコンピュータ命令は、プロセッサによって実行されて、本開示の第2の態様に記載の方法を実施する。
【0014】
本開示の各実施形態によれば、一方では、個人的イベントに関連付けられたマルチメディアコンテンツをユーザが作成するのを支援し、ユーザの時間コストを削減することができる。これにより、ユーザ間のインタラクティブへ効果的に誘導し、ユーザの使用体験を改善することができる。他方では、ユーザがこうしたマルチメディアコンテンツに対する返信動画を迅速に作成するのに便利であり、ユーザの創造性の効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図面と結び付けて以下の詳細な説明を参照することで、本開示の各実施形態の上述及びその他の特徴、利点及び態様がさらに明らかになるはずである。図中、同一又は類似の図面符号は、同一又は類似の要素を示す。
【0016】
【
図1】本開示の複数の実施形態を実現可能な例示的環境の模式図を示す。
【0017】
【
図2A】本開示のいくつかの実施形態にかかる、プッシュコンテンツを表示する例示的なインタフェースを示す。
【
図2B】本開示のいくつかの実施形態にかかる、プッシュコンテンツを表示する例示的なインタフェースを示す。
【
図2C】本開示のいくつかの実施形態にかかる、プッシュコンテンツを表示する例示的なインタフェースを示す。
【
図2D】本開示のいくつかの実施形態にかかる、プッシュコンテンツを表示する例示的なインタフェースを示す。
【0018】
【
図3A】本開示の別のいくつかの実施形態にかかる、マルチメディアコンテンツを投稿する例示的なインタフェースを示す。
【
図3B】本開示の別のいくつかの実施形態にかかる、マルチメディアコンテンツを投稿する例示的なインタフェースを示す。
【0019】
【
図4】本開示のいくつかの実施形態にかかる、マルチメディアコンテンツを再生する例示的なインタフェースを示す。
【0020】
【
図5】本開示の別のいくつかの実施形態にかかる返信動画を表示する例示的なインタフェースを示す。
【0021】
【
図6】本開示のいくつかの実施形態にかかる、マルチメディアコンテンツを投稿する例示的なプロセスのフローチャートを示す。
【0022】
【
図7】本開示のいくつかの実施形態にかかる、マルチメディアコンテンツに返信する例示的なプロセスのフローチャートを示す。
【0023】
【
図8】本開示のいくつかの実施形態にかかる、マルチメディアコンテンツを投稿する装置の概略的構造のブロック図を示す。
【0024】
【
図9】本開示のいくつかの実施形態にかかる、マルチメディアコンテンツに返信する装置の概略的構造のブロック図を示す。
【0025】
【
図10】本開示の複数の実施形態を実施可能なコンピューティングデバイスのブロック図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、図面を参照しつつ、本開示の実施形態についてより詳細に説明する。図には本開示のいくつかの実施形態が示されているが、本開示は様々な形式で実現することが可能であり、ここに記載された実施形態に限定されると解釈すべきではなく、これら実施形態はむしろ、本開示をより徹底的且つ完全に理解するために提供されるものである。この点は理解されなければならない。また、本開示の図面及び実施形態は例示的なものにすぎず、本開示の保護範囲を限定するためのものではない点も、理解されなければならない。
【0027】
本開示の実施形態の説明において、「含む」及び類似の用語は開放的なもの、すなわち「を含むが、これらに限定されない」と理解されるべきである。用語「に基づいて」は、「少なくとも部分的に基づいて」と理解されるべきである。用語「1つの実施形態」又は「当該実施形態」は、「少なくとも1つの実施形態」と理解されるべきである。用語「第1」、「第2」等は、異なるか又は同一の対象を示すことができる。以下の文中ではさらに、その他の明確な定義及び暗黙の定義が含まれる可能性がある。
【0028】
近年、マルチメディアアプリケーションを通してマルチメディアコンテンツの作成、共有、閲覧又はコメントを行うユーザが増加している。例えば、ユーザは誕生日当日に誕生日関連のマルチメディアコンテンツを作成することができ、他のユーザも、こうしたマルチメディアコンテンツに返信することで自分の祝意を伝えることができる。
【0029】
しかし一方では、そのような特定の意味を持つ日であることにユーザが気づかない可能性がある。例えば、ユーザは、その日がマルチメディアアプリケーション登録の1周年であることに気づかない可能性がある。他方、ユーザがこうしたイベントに関連した動画を作成するには、通常、多くの時間コストを費やす必要がある。例えば、ユーザはこうしたイベントに関連付けられた素材を集めてこのような動画を作成し、その上、比較的面倒な編集を行わなければならない可能性がある。これは、ユーザによるこうしたマルチメディアコンテンツの作成に対し、一定程度の影響を与えることになる。
【0030】
上述の問題及び/又は他の潜在的問題のうち1つ以上を、少なくとも部分的に解決するために、本開示の例示的な実施形態は、マルチメディアコンテンツを投稿する解決手段を提出する。全体として、本明細書に記載の実施形態によれば、ユーザに関連付けられたプッシュコンテンツを受信することができる。こうしたプッシュコンテンツは、ユーザに関連付けられた個人的イベント(例えば、誕生日、登録1周年、友人との相互フォロー1周年等)の発生に基づき生成されたものである。その後、プッシュコンテンツをユーザに表示することができる。こうしたプッシュコンテンツには、個人的イベントに関連する動画コンテンツが含まれる。そして、プッシュコンテンツに対するユーザの操作を受信し、個人的イベントに関連付けられたマルチメディアコンテンツを、こうした操作に基づいて投稿することができる。
【0031】
他方、本開示の実施形態は、マルチメディアコンテンツに返信する解決手段も提供する。本明細書に記載の実施形態によれば、別のユーザがこうしたマルチメディアコンテンツの閲覧を要求した場合に、再生ページにマルチメディアコンテンツを表示することができる。そして、別のユーザが再生ページにおける動画返信エントランスを選択すると、選択に応じて、マルチメディアコンテンツに対する返信動画を生成するために動画作成ページを表示することができる。
【0032】
このような方法に基づき、本開示の解決手段では、個人的イベントの発生時に、自動生成されたコンテンツをユーザにプッシュすることによって、こうしたプッシュコンテンツに基づいて、ユーザが個人的イベントに関連するマルチメディアコンテンツを迅速に投稿することが可能になる。これにより、ユーザの時間コストを削減し、ユーザの使用体験を改善することができる。また、本開示の解決手段では、このようなマルチメディアコンテンツに対し、返信動画を迅速に作成する方法も提供するため、ユーザ間のインタラクティブを効果的に促進し、ひいては、ユーザが作成するより豊富なマルチメディアコンテンツを取得することができるようになる。
【0033】
以下、図面を参照しながら本開示の実施形態について具体的に説明する。
【0034】
例示的環境
図1は、本開示の複数の実施形態を実現可能な例示的環境100の模式図を示す。当該例示的な環境100は、サーバ120と、サーバ120に通信可能に結合された第1端末装置110及び第2端末装置130とを備える。いくつかの実装において、サーバ120は例えば、マルチメディアに関連付けられたサービスを提供してもよい。第1端末装置110及び第2端末装置130は、異なるユーザ(例えば、マルチメディアアプリケーションにおける異なるアカウント)に関連付けられた端末装置であってもよい。このような端末装置は、任意の適切なコンピューティングデバイスであってよく、その例示には、パーソナルナビゲーションデバイス(PND)、ポータブルナビゲーションデバイス、携帯電話、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ウェアラブルデバイス、タブレットコンピュータ、ノートパソコン、及び/又は、その他の既に知られているか今後開発されるモバイルデバイス若しくはパーソナルコンピュータが含まれるが、これらに限定されない。
【0035】
いくつかの実装において、第1端末装置110及び第2端末装置130には、対応するユーザがマルチメディアアプリケーションを介してマルチメディアコンテンツを編集、投稿、閲覧、共有及び/又は返信することができるように、こうしたマルチメディアアプリケーションがインストールされていてもよい。
【0036】
図1を例にとると、第1端末装置110は例えば、第1ユーザと関連付けられてもよい。いくつかの実装において、第1ユーザに関連付けられた個人的イベントが発生したとサーバ120が判定した場合、サーバ120は、第1端末装置110にプッシュコンテンツを送信してもよい。
【0037】
例えば、その日が第1ユーザの誕生日であるとサーバ120が判定した場合、第1ユーザがその日に第1端末装置110を用いて当該マルチメディアアプリケーションにログインすると、サーバ120は、第1端末装置110に例えばインタフェース140を表示させるために、第1端末装置110にプッシュコンテンツを送信してもよい。インタフェース140は例えば、マルチメディアアプリケーションによって提供されるグラフィカルユーザインタフェースであってもよい。
【0038】
図1では、第1ユーザの誕生日というイベントに関連付けられたプッシュコンテンツが示されているが、後述するように、こうしたプッシュコンテンツは、2人の異なるユーザ間のイベントに関連付けられてもよいことを理解されたい。例えば、プッシュコンテンツは、その日が第1ユーザと別のユーザ(説明の便宜上、第2ユーザと称する)との相互フォローの1周年であることに基づいてもよい。
【0039】
図1に示すように、インタフェース140は、第1ユーザに提供されるプッシュコンテンツを含んでもよい。例えば、こうしたプッシュコンテンツには例えば、誕生日のお祝いに関連する動画や、その他の関連要素が含まれてもよい。プッシュコンテンツの詳細は、図面と合わせて詳細に後述するので、ここでは詳述しない。こうして、第1ユーザがプッシュコンテンツを直接投稿するか、又はプッシュコンテンツを編集してから投稿することが可能となる。
【0040】
第1ユーザがマルチメディアコンテンツを投稿した後、他のユーザは、マルチメディアアプリケーションを介して、投稿されたマルチメディアコンテンツを閲覧してもよい。例示として、第3ユーザに関連付けられた第2端末装置130は、第1ユーザによって投稿されたマルチメディアコンテンツを第3ユーザに提供するように、インタフェース150を第3ユーザに表示してもよい。インタフェース150は例えば、マルチメディアアプリケーションによって提供されるグラフィカルユーザインタフェースであってもよい。
【0041】
いくつかの実装において、インタフェース150は、返信動画を迅速に撮影するエントランスを提供する。この結果、マルチメディアコンテンツに対する返信動画を作成するように第3ユーザを誘導することができる。返信動画の作成に関する詳細は後述するので、ここでは詳述しない。
【0042】
以下、第1端末装置110を介してマルチメディアコンテンツを投稿し、第2端末装置130を介してマルチメディアコンテンツに返信する詳細なプロセスについて具体的に紹介する。
【0043】
マルチメディアコンテンツの投稿
マルチメディアコンテンツの作成効率を向上させるために、第1端末装置110は、プッシュコンテンツをユーザに提供することにより、ユーザによるマルチメディアコンテンツの効率的な投稿を支援することができる。以下ではマルチメディアコンテンツの投稿の例示的な実装について、
図2から
図3と結び付けて説明する。
【0044】
上述したように、第1ユーザに関連付けられた個人的イベントが発生したとサーバ120が判定した場合、プッシュコンテンツを自動的に生成してもよい。場合によっては、こうしたプッシュコンテンツは例えば、第1端末装置110によって自動的に生成されてもよいことを理解されたい。以下、説明を簡単にするために、サーバ120を例にとり、プッシュコンテンツの生成について説明する。
【0045】
いくつかの実装において、サーバ120は例えば、第1ユーザの個人プロフィールを取得し、個人プロフィールの中から、第1ユーザに関連付けられた個人的な時間情報を決定してもよい。例えば、サーバは個人プロフィールから、第1ユーザの誕生日、又は第1ユーザがマルチメディアアプリケーションに登録した日付等を決定してもよい。
【0046】
別のいくつかの実装において、サーバ120は例えば、第1ユーザのスケジュール情報をさらに取得してもよい。いくつかの例示において、こうしたスケジュール情報は例えば、マルチメディアアプリケーションでユーザが入力したものであってもよく、サーバ120は、第1ユーザの許可を得た後に、そうしたスケジュール情報を取得してもよい。別のいくつかの例示において、こうしたスケジュール情報は例えば、マルチメディアアプリケーションとは異なる別のアプリケーション、例えば携帯電話のオペレーティングシステムにおけるスケジュールアプリに由来してもよい。第1ユーザの許可を得た場合、サーバ120は例えば、スケジュールアプリが提供するインタフェースを介して、第1ユーザのスケジュール情報を取得してもよい。
【0047】
いくつかの実装において、サーバ120は例えば、第1ユーザのスケジュール情報に基づいて、第1ユーザに関連付けられた個人的な時間情報を決定してもよい。例えば、サーバ120はスケジュール情報に基づいて、第1ユーザが本日結婚式を挙げると判定してもよい。
【0048】
さらなるいくつかの実装において、サーバ120は例えば、マルチメディアアプリケーションにおけるユーザの過去の操作に従って、個人的な時間情報をさらに決定してもよい。このような過去の操作には、例えば、ユーザをフォローする、ユーザにフォローされる、マルチメディアコンテンツを投稿する、マルチメディアコンテンツを共有する、マルチメディアコンテンツにコメントする等の任意の適切な操作が含まれてもよい。例えば、第1ユーザの許可を得た場合、サーバ120は、第1ユーザが最初のマルチメディアコンテンツを投稿した日付を取得してもよい。別の例示において、サーバ120は、第1ユーザと別のユーザ(例えば、第2ユーザ)とが互いにフォローした日付を取得してもよい。さらなる例示において、第1ユーザの許可を得た場合、サーバ120は、第1ユーザによって投稿された過去のマルチメディアコンテンツ、例えば、「本日卒業」というタイトルの動画に従って、第1ユーザの卒業の日付を決定してもよい。
【0049】
上述した個人的な時間情報は、第1ユーザの個人的な情報を指すことを意図しており、例えば新年等のいくつかの一般的な休日情報を含むことは意図していないことを理解されたい。
【0050】
そして、サーバ120は、現在の時間情報と個人的な時間情報との比較に基づいて、第1ユーザに関連付けられた個人的イベントの発生を判定してもよい。例えばサーバ120は、今日は第1ユーザの誕生日である、今日は第1ユーザの登録1周年である、今日は第1ユーザと第2ユーザが互いにフォローした日の1周年である、今日は第1ユーザの結婚式である、又は、今日は第1ユーザの卒業1周年である等と判定してもよい。
【0051】
このような個人的イベントが発生したと判定した場合、サーバ120は例えば、個人的イベントに関連付けられたプッシュコンテンツを生成し、このようなプッシュコンテンツを第1端末装置110に送信してもよい。
【0052】
図2Aから
図2Dは、本開示のいくつかの実施形態にかかる、プッシュコンテンツを提供する例示的なインタフェースを示す。
図2Aに示すように、サーバ120からプッシュコンテンツを受信すると、第1端末装置110は、第1ユーザにインタフェース200Aを表示して、プッシュコンテンツ210を提供してもよい。
【0053】
図2Aに示す例示において、第1端末装置110は例えば、マルチメディアアプリケーションのポップアップウィンドウを用いてプッシュコンテンツ210を提供してもよい。
図2Aに示すように、プッシュコンテンツ210は、個人的イベントに関連する動画コンテンツ215を含んでもよい。例えば、動画コンテンツ215は「誕生日」のテーマに関連する動画であってもよい。
【0054】
判定された個人的イベントが異なる場合、プッシュコンテンツ210に含まれる動画コンテンツ215は、異なる内容を有してもよいことを理解されたい。例えば、個人的イベントが第1ユーザの卒業1周年である場合、動画コンテンツ215は、「卒業」というテーマに関連してもよい。個人的イベントが第1ユーザと第2ユーザが互いにフォローした日の1周年である場合、動画コンテンツ215は、「相互フォロー」というテーマに関連してもよい。
【0055】
いくつかの実装において、プッシュコンテンツ210は例えば、第1ユーザに関連付けられた視覚的要素(説明を容易にするために第1視覚的要素と称する)をさらに含んでもよい。いくつかの実例において、第1視覚的要素は、例えば、第1ユーザの現在のアバター、第1ユーザの過去のアバター、第1ユーザが投稿した写真、又は第1ユーザが投稿した動画のスクリーンショット等、第1ユーザに関連付けられた画像を含んでもよい。
【0056】
任意で又は追加で、第1視覚的要素は、第1ユーザの識別情報を示すためのテキストを含んでもよい。例えば、第1視覚的要素は、第1ユーザの現在のニックネーム、第1ユーザの過去のニックネーム、又は第1ユーザの名前等を含んでもよい。
【0057】
いくつかの実装において、プッシュコンテンツ210は、投稿又は編集するよう第1ユーザを誘導するテキストをさらに含んでもよい。例えば、プッシュコンテンツ210は、第1ユーザが当該プッシュコンテンツ210の機能をすぐに理解できるように、「あなたのために誕生日の動画を作成しました。早速投稿してみましょう」というテキストを含んでもよい。
【0058】
さらなる実装において、生成されるプッシュコンテンツ210はさらに、第1ユーザの属性に基づいてパーソナライズされてもよい。例えば、男性及び女性が誕生日に受け取るプッシュコンテンツにおける動画コンテンツは、異なる形式を有する可能性がある。さらなる例示において、第1ユーザの卒業記念日であると判定された場合、動画コンテンツは、例えばその学校の校章等、第1ユーザが卒業した学校に関する要素を含み得る可能性がある。このような学校情報は例えば、ユーザのプロフィール、又はユーザが投稿したマルチメディアコンテンツから決定してもよい。例えば、ユーザが「今日、私はA大学を卒業しました!」というタイトルのマルチメディアコンテンツを投稿したことがある場合、プッシュされる動画コンテンツに「A大学」に関する要素が含まれてもよい。
【0059】
第1端末装置110はさらに、他の形式によってプッシュコンテンツを提供してもよいことを理解されたい。ある例示において、
図2Bに示すように、第1ユーザ端末装置110は、インタフェース200Bを表示して、マルチメディアアプリケーションのフローティングウィンドウを用いて、動画コンテンツ225を含むプッシュコンテンツ220を提供してもよい。このような方法によって、第1ユーザが、提供されるプッシュコンテンツ220に、より容易に気が付くようにしてもよい。
【0060】
別の例示において、
図2Cに示すように、第1ユーザ端末装置110は、インタフェース200Cを表示して、マルチメディアアプリケーションにおけるコンテンツおすすめページで、動画コンテンツ235を含むプッシュコンテンツ230を提供してもよい。このような方法によって、第1ユーザとのやり取りを使用習慣に合わせ、やり取りに唐突感が生じないようにしてもよい。
【0061】
さらなる例示において、
図2Dに示すように、第1ユーザ端末装置110は、インタフェース200Dを表示して、マルチメディアアプリケーションにおける第1ユーザの個人メインページで、動画コンテンツ245を含むプッシュコンテンツ240を提供してもよい。このような方法によって、インタフェースの介入性を低減することで、作成意欲の低いユーザの邪魔になる可能性を低減してもよい。
【0062】
さらに他の適切な方法によってプッシュコンテンツを提供してもよいことを理解されたい。また、
図2A~
図2Dは、一人のユーザに関連付けられた個人的イベントのみを例示としている。上述したように、判定される個人的イベントは、さらに複数のユーザに関連付けられてもよいことを理解されたい。例えば、個人的イベントは、第1ユーザと第2ユーザの相互フォロー1周年であってもよい。したがって、プッシュコンテンツは例えば、第2ユーザに関連付けられた視覚的要素(説明を容易にするために、第2視覚的要素と称する)を含んでもよい。
【0063】
いくつかの実例において、第2視覚的要素は、例えば、第2ユーザの現在のアバター、第2ユーザの過去のアバター、第2ユーザが投稿した写真、又は第2ユーザが投稿した動画のスクリーンショット等、第2ユーザに関連付けられた画像を含んでもよい。
【0064】
任意で又は追加で、第2視覚的要素は、第2ユーザの識別情報を示すためのテキストを含んでもよい。例えば、第2視覚的要素は、第2ユーザの現在のニックネーム、第2ユーザの過去のニックネーム、又は第2ユーザの名前等を含んでもよい。
【0065】
任意で、個人的イベント(例えば、複数のユーザのグループ作成の1周年)が複数のユーザに関連付けられる場合、プッシュコンテンツは、複数のユーザにそれぞれ関連付けられた視覚的要素(例えば、各ユーザのアバター)、又は複数のユーザ全てに関連する視覚的要素(例えば、グループの写真又は名前)を含んでもよい。
【0066】
いくつかの実装において、プッシュコンテンツはさらに、マルチメディアアプリケーションにおける第1ユーザの過去の操作に関する情報を含んでもよい。例えば、個人的イベントが「登録1周年」の場合、プッシュコンテンツには例えば、第1ユーザが登録した1年間に送信したマルチメディアコンテンツの総数、フォローしたユーザ数、フォローされたユーザ数、マルチメディアコンテンツの再生数/返信数/シェア数等の情報が含まれてもよい。或いは、個人的イベントが「相互フォロー1周年」である場合、プッシュコンテンツには例えば、第1ユーザと第2ユーザとが互いにフォローしている期間の第1ユーザと第2ユーザの「いいね」の数、コメント数、シェア数等が含まれてもよい。
【0067】
いくつかの実装において、第1ユーザは、プッシュコンテンツに対し所定の操作を実行してもよい。いくつかの実装において、プッシュコンテンツに含まれる動画コンテンツは、例えば、自動再生されてもよい。或いは、動画コンテンツは、第1ユーザのクリックに応じて再生されてもよい。
【0068】
例えば、提供された動画コンテンツが自分の期待どおりだと第1ユーザが判定した場合、第1ユーザは、編集又は説明追加といった複雑な手順を踏むことなく、投稿機能に関連付けられたボタンをクリックすることで、そのプッシュコンテンツを直接マルチメディアコンテンツとして投稿してもよい。
【0069】
これに応じて、マルチメディアコンテンツが投稿された後、こうしたマルチメディアコンテンツに、個人的イベントに関連付けられた説明が自動的に追加されてもよい。個人的イベントとして「誕生日」を例にとると、投稿されたマルチメディアコンテンツの説明は、例えば、ユーザが追加編集することなく、自動的に「#誕生日おめでとう#」に決定されてもよい。
【0070】
別のいくつかの実装において、第1ユーザは例えば、さらにプッシュコンテンツを編集することを選択してもよい。例示として、第1ユーザは、編集操作に関するボタンをクリックするか、又はプッシュコンテンツの特定部分をクリック若しくは長押しすることにより、編集インタフェースにアクセスしてもよい。
【0071】
図3Aは、本開示のいくつかの実施形態にかかる例示的な編集インタフェース300Aを示す。
図3Aに示すように、当該編集インタフェース300Aは、プッシュコンテンツの対応する要素を調整するために複数の編集機能を提供する。
【0072】
例えば、第1ユーザは、ボタン324をクリックして、プッシュコンテンツに対応するテンプレートを切り替えてもよい。例えば、第1ユーザが「テーマA」を別のコンテンツテンプレートに対応する「テーマB」に変更することを選択した場合、プッシュコンテンツにおける動画コンテンツ、テキストコンテンツ、画像コンテンツ、背景音楽又はそのレイアウト等が、「テーマB」に対応する所定のコンテンツに置き換えられてもよい。
【0073】
例えば、「テーマB」では、背景音楽を「お金持ちになれますように」から「吉日」に変更したり、ユーザ画像322の位置を動画コンテンツの上部から動画コンテンツの下部へ変更したり、テキストの「何歳になっても幸せ万歳」を「誕生日おめでとう」に置き換えたりしてもよい。複数の所定のコンテンツテンプレートを提供することで、パーソナライズされたコンテンツをユーザに提供することができ、ユーザのコンテンツ編集の時間コストを削減することができる。
【0074】
さらなる実装において、第1ユーザは、1つ又は複数の要素を個別に編集してもよい。例えば、編集インタフェース300Aは、複数の編集コントロール、例えば、テキストコントロール310、ステッカーコントロール312、エフェクトコントロール314、フィルタコントロール316等を提供してもよい。第1ユーザは、これらの編集コントロールによってプッシュコンテンツを編集してもよい。例えば、第1ユーザは、テキストコントロール310をクリックして動画コンテンツに含まれるテキストを追加、削除若しくは変更し、ステッカーコントロール312をクリックして動画コンテンツに含まれるステッカーを追加、削除若しくは変更し、又は、エフェクトコントロール314をクリックして動画コンテンツに適用されるエフェクトを追加、削除若しくは変更し、フィルタコントロール316をクリックして動画コンテンツに適用されるフィルタを調整してもよい。
【0075】
また、第1ユーザはさらに、より多くの編集機能を取得するために、インタフェースエレメント318をクリックして、より多くの編集コントロールを展開してもよい。編集インタフェースは、より多くの、又はより少ない編集コントロールを提供してもよいことを理解されたい。これらの編集機能は、動画コンテンツ全体に適用してもよいし、動画コンテンツの一部、例えば、1つ又は複数の動画フレーム又は動画コンテンツの特定のウィンドウに適用してもよい。
【0076】
また、第1ユーザは例えば、ボタン326をクリックしてユーザ画像322を置き換えるか、又は、テキスト320をクリックして背景音楽を置き換えてもよい。このような方法によって、ユーザがプッシュコンテンツをベースに部分的にパーソナライズして修正してもよく、ユーザの編集コストを削減し、作成コンテンツをよりパーソナライズすることができる。
【0077】
いくつかの実装において、プッシュコンテンツの編集が完了した後、第1ユーザは例えば、マルチメディアコンテンツに関する説明を別途補充することなく、ボタン328をクリックすることによって、編集されたコンテンツを直接投稿してもよい。
【0078】
別のいくつかの実装において、オプションとして、第1ユーザは、ボタン330をクリックすることによって、投稿するマルチメディアコンテンツに関する説明を補充してもよい。
図3Bは、本開示のいくつかの実施形態にかかる、説明が追加された例示的なインタフェース300Bを示す。
図300Bに示すように、第1ユーザは例えば、マルチメディアコンテンツに関する説明340を編集してもよい。いくつかの実装において、第1端末装置110は、説明の候補としてテキストを自動で充填することによって、ユーザの編集コストを削減してもよい。
【0079】
また、第1ユーザは、コントロール350をクリックすることにより、マルチメディアコンテンツの表紙を変更してもよい。さらに、第1ユーザは、当該マルチメディアコンテンツの位置の説明を追加するか、又は、当該マルチメディアコンテンツを閲覧できるユーザのグループを設定してもよい。
【0080】
マルチメディアコンテンツを編集した後、第1ユーザは例えば、ボタン370をクリックすることによって、当該マルチメディアコンテンツを投稿してもよい。或いは、第1ユーザは、ボタン360をクリックすることで、当該編集後のマルチメディアコンテンツを下書きとして保存してもよい。
【0081】
上述したマルチメディアコンテンツの投稿方法により、本開示の実施形態では、現在の日付に関する個人的イベントをユーザに効果的にリマインドすることができる。また、本開示の実施形態は、個人的イベントのプッシュコンテンツをユーザに提供することによって、個人的イベントに関連するマルチメディアコンテンツを効率的に作成するようにユーザを誘導することもでき、それによってユーザの時間コストを削減するとともに、ユーザの作成体験を改善することができる。
【0082】
マルチメディアコンテンツへの返信
マルチメディアコンテンツへの返信の効率を向上させるために、第2端末装置130は、ユーザに迅速な動画返信エントランスを提供することによって、ユーザによるマルチメディアコンテンツへの効率的な返信を支援することができる。以下、
図4~
図5と結び付けて、マルチメディアコンテンツへの返信の例示的な実装について紹介する。
【0083】
第1ユーザがマルチメディアコンテンツを投稿した後、他のユーザ(例えば、第3ユーザ)は、第2端末装置130を介して、第1ユーザが投稿したマルチメディアコンテンツを閲覧してもよい。
図4は、本開示のいくつかの実施形態にかかる、マルチメディアコンテンツを再生する例示的なインタフェース400を示す。
図4に示すように、インタフェース400(再生ページとも称される)は例えば、投稿されたマルチメディアコンテンツ410を再生するために使用されてもよい。いくつかの実装において、インタフェース400は、マルチメディアアプリケーションによって自動で表示されてもよい。或いは、インタフェース400は、第3ユーザによる特定の操作に応じて表示されてもよい。
【0084】
図4に示すように、インタフェース400は、コメントコントロール430をさらに含む。第3ユーザは、コメントスペース430を用いて、マルチメディアコンテンツ410に対するコメントを生成してもよい。いくつかの実装において、コメントコントロール430は例えば、ユーザが対応する絵文字返信コントロールをクリックしたときに、当該マルチメディアコンテンツ410に対するコメントを迅速に生成できるように、1つ又は複数の絵文字返信コントロールをさらに提供してもよい。
【0085】
いくつかの実装において、マルチメディアコンテンツ410に関連付けられた個人的イベントの種類に応じて、インタフェース400に表示される絵文字返信コントロールが変化してもよい。例えば、個人的イベントが「誕生日」の場合、提供される絵文字返信コントロールは、「ケーキ」、「花を散らす」又は「拍手」等の絵文字を入力するために用いられてもよい。また、個人的イベントが「卒業記念日」の場合、提供される絵文字返信コントロールは、「学士服」又は「学士帽」等の絵文字を入力するために用いられてもよい。
【0086】
いくつかの実装において、インタフェース400は、マルチメディアコンテンツ410の返信動画を迅速に生成するためのコントロール420(動画返信エントランスとも呼ばれる)も提供する。第3ユーザが当該動画返信エントランス420をクリックすると、第3ユーザは返信動画を撮影する動画作成インタフェースへ誘導される。このような方法により、インタラクティブなコンテンツを作成するようにユーザを効率的に誘導することができ、ユーザの動画作成の時間コストを削減し、ひいてはユーザ体験を改善することができる。
【0087】
いくつかの実装において、動画作成インタフェースは、個人的イベントに関連付けられた個人的な視覚的要素を第3ユーザに提供してもよい。例えば、通常の動画撮影インタフェースとは異なり、動画作成インタフェースでは、「誕生日祝い」に関連付けられた小道具(例えば、ケーキ)を最初から(初期に)提供し、第3ユーザが誕生日祝いの動画を迅速に作成できるようにしてもよい。このような方法により、作成される返信動画を個人的イベントのテーマにさらに適合させることができ、関連する視覚的要素をユーザが選択する手順も簡素化することができる。
【0088】
いくつかの実装において、第3ユーザがマルチメディアコンテンツ410に対する返信動画を投稿した後、同じマルチメディアコンテンツ410に対する1つ又は複数の返信動画がまとめて表示されてもよい。
図5は、本開示の別のいくつかの実施形態にかかる返信動画を表示する例示的なインタフェース500を示す。
図5に示すように、インタフェース500(返信概覧インタフェース500とも称する)は、例えば、マルチメディアコンテンツ410に対応する視覚的要素510に加えて、異なる返信動画に関連付けられた再生エントランス520、530、540等を表示してもよい。
【0089】
いくつかの実装において、インタフェース500は、第1ユーザによる閲覧操作に応じて第1端末装置110によって表示されてもよい。この例示において、インタフェース500は、「第1返信概覧インタフェース」と称されてもよい。
【0090】
いくつかの実装において、第1返信概覧インタフェースは、マルチメディアコンテンツ410に対する全ての返信動画のうち一部又は全部を表示してもよい。例えば、第1返信概覧インタフェースは、全ての返信動画を表示してもよい。或いは、第1返信概覧インタフェースは、所定期間(例えば、直近24時間以内)に投稿された返信動画を表示してもよい。
【0091】
第1ユーザが再生エントランス520、530又は540をクリックすると、第1返信概覧インタフェースにおいて、対応する返信動画が再生を開始してもよい。或いは、第1ユーザは、対応する返信動画を閲覧するために別のインタフェースに誘導されてもよい。
【0092】
別のいくつかの実装において、インタフェース500は例えば、第3ユーザによる閲覧操作に応じて第2端末装置130によって表示されてもよい。この例示において、インタフェース500は、「第2返信概覧インタフェース」とも称されてもよい。
【0093】
いくつかの実装において、第2返信概覧インタフェースは、マルチメディアコンテンツ410に対する全ての返信動画のうち一部又は全部を表示してもよい。
【0094】
例えば、第2返信概覧インタフェースは、マルチメディアコンテンツに対する全ての返信動画を表示してもよい。或いは、インタフェース500は、所定期間(例えば、直近24時間以内)に投稿された返信動画を表示してもよい。例えば、第3ユーザが閲覧する第2返信概覧インタフェースには、例えば第3ユーザに関連付けられた他のユーザ(例えば、互いにフォローしているユーザ)が投稿した返信動画のみが含まれてもよい。他の関連付けられていないユーザが投稿した返信動画は、第3ユーザが見られないようにしてもよい。このような方法に基づき、他のユーザが、関連ユーザによって投稿された返信コンテンツのみを閲覧できるようにしてもよい。
【0095】
いくつかの実装において、第3ユーザが閲覧可能な返信動画の範囲は、例えば、第1ユーザによって指定されてもよい。例えば、マルチメディアコンテンツを投稿する第1ユーザは、返信動画の投稿者(例えば、第3ユーザ)が、相互にフォローしているユーザによって投稿された返信動画のみを閲覧できる、全ての返信動画を閲覧できる、又は他のユーザによって投稿された返信動画の閲覧を許可されない等を指定してもよい。
【0096】
同様に、第3ユーザが第2返信概覧インタフェースの再生エントランス520、530、540をクリックすると、第2返信概覧インタフェースにおいて、対応する返信動画が再生を開始してもよい。或いは、第3ユーザは、対応する返信動画を閲覧するために別のインタフェースに誘導されてもよい。
【0097】
このようにまとめることで、同じ個人的イベントに関連付けられたマルチメディアコンテンツを、異なるユーザが閲覧することを効果的に促進することができ、その結果、異なるユーザ間のインタラクティブを促進し、ひいてはユーザ体験を改善することができる。
【0098】
例示的なプロセス、装置及びデバイス
図6は、本開示の実施形態にかかる、マルチメディアコンテンツを投稿する例示的プロセス600のフローチャートを示す。プロセス600は例えば、
図1における第1端末装置110によって実施されてもよい。
【0099】
図6に示すように、ブロック602において、第1端末装置110は、ユーザに関連付けられたプッシュコンテンツを受信する。前記プッシュコンテンツは、前記ユーザに関連付けられた個人的イベントの発生に基づき生成されたものである。
【0100】
ブロック604において、第1端末装置110は、前記プッシュコンテンツを前記ユーザに表示する。前記プッシュコンテンツは、前記個人的イベントに関連する動画コンテンツを含む。
【0101】
ブロック606において、第1端末装置110は、前記プッシュコンテンツに対する前記ユーザの操作に基づいて、前記個人的イベントに関連付けられたマルチメディアコンテンツを投稿する。前記マルチメディアコンテンツは、前記プッシュコンテンツに基づき生成されたものである。
【0102】
いくつかの実装において、個人的イベントの発生は、現在の時間情報と、ユーザの関連付けられた個人的な時間情報とに基づいて、判定される。個人的な時間情報は、ユーザの個人プロフィール、ユーザに関連付けられたスケジュール情報、及びマルチメディアアプリケーションでのユーザの過去の操作のうち、少なくとも1つに基づいて決定される。
【0103】
いくつかの実装において、プッシュコンテンツは、ユーザに関連付けられた第1視覚的要素をさらに含む。第1視覚的要素は、ユーザに関連付けられた画像、及びユーザの識別情報を示すためのテキストのうち少なくとも1つを含む。
【0104】
いくつかの実装において、ユーザは第1ユーザであり、個人的イベントは第1ユーザと第2ユーザの両方に関し、プッシュコンテンツは第2ユーザに関連付けられた第2視覚的要素をさらに含む。
【0105】
いくつかの実装において、プッシュコンテンツを表示することは、マルチメディアアプリケーションでポップアップウィンドウを用いてプッシュコンテンツを表示すること、マルチメディアアプリケーションでフローティングウィンドウを用いてプッシュコンテンツを表示すること、マルチメディアアプリケーションにおけるユーザの個人メインページでプッシュコンテンツを表示すること、及び、マルチメディアアプリケーションにおけるコンテンツおすすめページでプッシュコンテンツを表示すること、のうち少なくとも1つを含む。
【0106】
いくつかの実装において、個人的イベントに関連付けられたマルチメディアコンテンツを投稿することは、ユーザがプッシュコンテンツを直接投稿することを選択したことに応じて、プッシュコンテンツをマルチメディアコンテンツとして投稿し、個人的イベントに関連付けられた説明がマルチメディアコンテンツに追加されることを含む。
【0107】
いくつかの実装において、個人的イベントに関連付けられたマルチメディアコンテンツを投稿することは、プッシュコンテンツに対するユーザの編集要求に応じて、プッシュコンテンツにおける少なくとも1つの要素を調整することを含む。少なくとも1つの要素は、動画、音楽、テキスト又は画像を含む。
【0108】
いくつかの実装において、プッシュコンテンツにおける少なくとも1つの要素を調整することは、ユーザによる所定のコンテンツテンプレートの選択に応じて、プッシュコンテンツにおける少なくとも1つの要素を、所定のコンテンツテンプレートに対応する要素となるように調整することを備える。
【0109】
いくつかの実装では、マルチメディアコンテンツに関連付けられた第1返信概覧ページを、ユーザの閲覧操作に応じて表示する。第1返信概覧ページは、マルチメディアコンテンツに対する1グループの返信動画に関連付けられた再生エントランスを提供し、再生エントランスは、対応する返信動画の再生へ誘導するためのものである。
【0110】
図7は、本開示の実施形態にかかる、マルチメディアコンテンツに返信する例示的プロセス700のフローチャートを示す。プロセス700は例えば、
図1における第2端末装置130によって実施されてもよい。
【0111】
図7に示すように、ブロック702において、第2端末装置130は、第3ユーザに関連付けられた再生ページにおいてマルチメディアコンテンツを表示する。マルチメディアコンテンツは、第1ユーザに対するプッシュコンテンツに基づいて投稿されたものである。プッシュコンテンツは、第1ユーザに関連付けられた個人的イベントの発生に基づいて生成され、個人的イベントに関連する動画コンテンツを含む。
【0112】
ブロック704において、第2端末装置130は、再生ページの動画返信エントランスに対する第3ユーザの選択を受信する。
【0113】
ブロック707において、第2端末装置130は、マルチメディアコンテンツに対する返信動画を生成するための動画作成ページを、選択に応じて表示する。
【0114】
いくつかの実装において、動画作成ページを表示することは、返信動画を生成するために用いられる、個人的イベントに関連付けられた個人的な視覚的要素を、動画作成ページにおいて最初から提供することを含む。
【0115】
いくつかの実装において、第2端末装置130はさらに、マルチメディアコンテンツに関連付けられた第2返信概覧ページを、第3ユーザの閲覧操作に応じて表示する。第2返信概覧ページは、マルチメディアコンテンツに対する1グループの返信動画に関連付けられた再生エントランスを提供し、再生エントランスは、対応する返信動画の再生へ誘導するためのものである。
【0116】
本開示の実施形態はさらに、上述の方法又はプロセスを実施可能な相応の装置を提供する。
図8は、本開示のいくつかの実施形態にかかる、マルチメディアコンテンツを投稿する装置800の概略的構造のブロック図を示す。
【0117】
図8に示すように、装置800は、ユーザに関連付けられたプッシュコンテンツを受信するように設定されたプッシュコンテンツ受信モジュール810を備える。プッシュコンテンツは、ユーザに関連付けられた個人的イベントの発生に基づき生成されたものである。
【0118】
装置800は、プッシュコンテンツをユーザに表示するように設定されたプッシュコンテンツ受信モジュール820をさらに備える。プッシュコンテンツは、個人的イベントに関連する動画コンテンツを含む。
【0119】
また、装置800は、個人的イベントに関連付けられたマルチメディアコンテンツを、プッシュコンテンツに対するユーザの操作に基づいて投稿するように設定されたマルチメディアコンテンツ投稿モジュール830をさらに備える。マルチメディアコンテンツは、プッシュコンテンツに基づき生成されたものである。
【0120】
図9は、本開示のいくつかの実施形態にかかる、マルチメディアコンテンツに返信する装置900の概略的構造のブロック図を示す。
【0121】
図9に示すように、装置900は、マルチメディアコンテンツに対する第3ユーザの閲覧要求に応じて、再生ページにマルチメディアコンテンツを表示するように設定されたマルチメディアコンテンツ表示モジュール910を備える。マルチメディアコンテンツは、第1ユーザに対するプッシュコンテンツに基づいて投稿されたものである。プッシュコンテンツは、第1ユーザに関連付けられた個人的イベントの発生に基づいて生成され、個人的イベントに関連する動画コンテンツを含む。
【0122】
装置900は、再生ページの動画返信エントランスに対する第3ユーザの選択を受信するように設定された選択受信モジュール920をさらに備える。
【0123】
また、装置900は、マルチメディアコンテンツに対する返信動画を生成するための動画作成ページを、選択に応じて表示するように設定されたページ表示モジュール930をさらに備える。
【0124】
図10は、本開示の1つ又は複数の実施形態を実施可能なコンピューティングデバイス/サーバ1000のブロック図を示す。
図10に示されたコンピューティングデバイス/サーバ1000は例示にすぎず、本明細書に記載された実施形態の機能及び範囲に対するいかなる限定も構成すべきではないことを理解されたい。
【0125】
図10に示すように、コンピューティングデバイス/サーバ1000は、汎用コンピューティングデバイスの形式である。コンピューティングデバイス/サーバ1000の構成要素は、1つ又は複数のプロセッサ又は処理ユニット1010、メモリ1020、記憶装置1030、1つ又は複数の通信ユニット1040、1つ又は複数の入力装置1050、及び1つ又は複数の出力装置1060を含んでもよいが、これらに限定されない。処理ユニット1010は、実プロセッサ又は仮想プロセッサであってもよく、メモリ1020に格納されたプログラムに従って様々な処理を実行することが可能である。マルチプロセッサシステムにおいて、複数の処理ユニットはコンピュータ可読命令を並行して実行することで、コンピューティングデバイス/サーバ1000の並行処理能力を向上させる。
【0126】
コンピューティングデバイス/サーバ1000は通常、複数のコンピュータ記憶媒体を含む。こうした媒体は、揮発性及び不揮発性の媒体、取り外し可能及び取り外し不可能な媒体を含むがこれらに限定されない、コンピューティングデバイス/サーバ1000がアクセス可能な任意の取得可能な媒体であり得る。メモリ1020は、揮発性メモリ(例えば、レジスタ、キャッシュ、ランダムアクセスメモリ(RAM))、不揮発性メモリ(例えば、読み取り専用メモリ(ROM)、電気的消去・書き換え可能読み取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ)、又はそれらの組合せであってもよい。記憶装置1030は、取り外し可能又は取り外し不可能な媒体であってもよく、フラッシュドライブ、ディスク、又は他の任意の媒体等のマシン可読媒体を含んでもよい。記憶装置1030は、情報及び/又はデータ(例えば、学習用の学習データ)を格納するために使用可能であってもよく、コンピューティングデバイス/サーバ1000内でアクセスされてもよい。
【0127】
コンピューティングデバイス/サーバ1000は、取り外し可能/取り外し不可能な、揮発性/不揮発性の追加の記憶媒体をさらに含んでもよい。
図10には示されていないが、着脱可能な不揮発性の磁気ディスク(例えば「フロッピー」)の読み出し又は書き込みを行うための磁気ディスクドライブ、着脱可能な不揮発性の光ディスクの読み出し又は書き込みを行うための光ディスクドライブを提供してもよい。こうした場合、各ドライブは、1つ又は複数のデータメディアインタフェースによりバス(図示せず)に接続されていてもよい。メモリ1020は、本開示の様々な実施形態の様々な方法又は動作を実行するように設定された1つ又は複数のプログラムモジュールを有するコンピュータプログラム製品1025を含んでもよい。
【0128】
通信ユニット1040は、通信媒体を介して他のコンピューティングデバイスとの通信を実現する。さらに、コンピューティングデバイス/サーバ1000の構成要素の機能は、単一のコンピュータクラスタ(computer cluster)又は複数のコンピューティングマシンで実現されてもよい。これらのコンピューティングマシンは、通信接続を介して通信可能である。したがって、コンピューティングデバイス/サーバ1000は、1つ又は複数の他のサーバ、ネットワーク化されたパーソナルコンピュータ(PC)、又は別のネットワークノードとの論理接続を使用して、ネットワーク環境で動作してもよい。
【0129】
入力装置1050は、マウス、キーボード、トラッキングボール等の1つ又は複数の入力装置であってもよい。出力装置1060は、モニタ、スピーカー、プリンタ等の1つ又は複数の出力装置であってもよい。コンピューティングデバイス/サーバ1000は、必要に応じて、通信ユニット1040を介して、記憶装置、ディスプレイ等の1つ又は複数の外部デバイス(図示せず)、ユーザがコンピューティングデバイス/サーバ1000とやり取りすることを可能にする1つ又は複数のデバイス、又は、コンピューティングデバイス/サーバ1000が1つ又は複数の他のコンピューティングデバイスと通信することを可能にする任意のデバイス(例えば、ネットワークカード、モデム等)と通信してもよい。このような通信は、入力/出力(I/O)インタフェース(図示せず)を介して実行してもよい。
【0130】
本開示の例示的実施形態によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体には、1つ又は複数のコンピュータ命令が格納されている。1つ又は複数のコンピュータ命令は、プロセッサによって実行されて、上述した方法を実施する。
【0131】
ここでは、本開示の実装にかかる方法、装置(システム)及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照して、本開示の各態様を説明した。理解すべき点として、フローチャート及び/又はブロック図の各ブロック並びにフローチャート及び/又はブロック図の各ブロックの組合せは、いずれも、コンピュータ可読プログラム命令により実現可能である。
【0132】
これらのコンピュータ可読プログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ又は他のプログラミング可能なデータ処理装置の処理ユニットに提供されて、マシンを生成してもよく、これらの命令がコンピュータ又は他のプログラミング可能なデータ処理装置の処理ユニットにより実行された場合、フローチャート及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックで規定された機能/動作を実現する装置が生成される。これらのコンピュータ可読プログラム命令は、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてもよい。これらの命令によって、コンピュータ、プログラミング可能なデータ処理装置及び/又はその他のデバイスは特定の方法で動作を行う。したがって、命令が格納されているコンピュータ可読媒体は、フローチャート及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックで規定された機能/動作を実現する各態様の命令が含まれている製品を含む。
【0133】
コンピュータ可読プログラム命令を、コンピュータ、他のプログラミング可能なデータ処理装置又は他のデバイスにロードして、コンピュータ、他のプログラミング可能なデータ処理装置又は他のデバイス上で一連の操作ステップを実行し、コンピュータが実現するプロセスを生成してもよい。こうすることで、コンピュータ、他のプログラミング可能なデータ処理装置又は他のデバイスで実行される命令に、フローチャート及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックで規定された機能/動作を実現させる。
【0134】
図中のフローチャート及びブロック図は、本開示の複数の実装にかかるシステム、方法、コンピュータプログラム製品の実現可能なアーキテクチャ、機能及び操作を表している。この点において、フローチャート又はブロック図の各ブロックは、1つのモジュール、プログラムセグメント又は命令の一部を示すことができ、モジュール、プログラムセグメント又は命令の一部は、規定されたロジック機能を実現するための1つ又は複数の実行可能な命令を含む。代替としてのいくつかの実装において、ブロック内に表記された機能は、図中の表記と異なる順序で発生してもよい。例えば、2つの連続するブロックは実際には基本的に並行して実行されてもよいし、場合によっては反対の順序で実行されてもよい。これは、関係する機能によって定められる。また、注意すべき点として、ブロック図及び/又はフローチャートの各ブロック、並びにブロック図及び/又はフローチャートのブロックの組合せは、規定された機能又は動作を実行する、ハードウェアに基づく専用システムで実現してもよいし、或いは、専用のハードウェアとコンピュータ命令との組合せにより実現してもよい。
【0135】
以上、本開示の各実装を説明したが、上述した説明は、例示的なもので、全て網羅したものではなく、開示された各実装に限定されない。説明した各実装の範囲及び精神から逸脱しない状況において、当業者が複数の修正及び変更を行うことができることは明らかである。ここで使用された用語は、各実装の原理、実際の応用又は市場での技術改良について最適な説明を行うこと、又は当業者に本明細書で開示された各実装を理解してもらうことを意図して、選択したものである。
【手続補正書】
【提出日】2023-02-15
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ユーザ
と第2ユーザの両方に関連付けられた個人的イベントの発生に基づき生成された、前記
第1ユーザに関連付けられたプッシュコンテンツを受信するステップと、
前記個人的イベントに関連する動画コンテンツを含む前記プッシュコンテンツを前記
第1ユーザに表示するステップと、
前記プッシュコンテンツに対する前記
第1ユーザの操作に基づいて、前記個人的イベントに関連付けられたマルチメディアコンテンツを投稿するステップと、
を含み、
前記マルチメディアコンテンツは、前記プッシュコンテンツに基づき生成されたものである、
マルチメディアコンテンツを投稿する方法。
【請求項2】
前記個人的イベントの前記発生は、現在の時間情報と、前記
第1ユーザの関連付けられた個人的な時間情報とに基づいて判定され、
前記個人的な時間情報は、
前記
第1ユーザの個人プロフィール、
前記
第1ユーザに関連付けられたスケジュール情報、及び
マルチメディアアプリケーションでの前記
第1ユーザの過去の操作、
のうち少なくとも1つに基づいて決定される、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記プッシュコンテンツは、前記
第1ユーザに関連付けられた第1視覚的要素をさらに含み、
前記第1視覚的要素は、
前記
第1ユーザに関連付けられた画像、及び
前記
第1ユーザの識別情報を示すためのテキスト、
のうち少なくとも1つを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記プッシュコンテンツは、前記第2ユーザに関連付けられた第2視覚的要素をさらに含む、
請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記プッシュコンテンツを表示することは、
マルチメディアアプリケーションでポップアップウィンドウを用いて前記プッシュコンテンツを表示すること、
前記マルチメディアアプリケーションでフローティングウィンドウを用いて前記プッシュコンテンツを表示すること、
前記マルチメディアアプリケーションにおける前記
第1ユーザの個人メインページで前記プッシュコンテンツを表示すること、及び
前記マルチメディアアプリケーションにおけるコンテンツおすすめページで前記プッシュコンテンツを表示すること、
のうち少なくとも1つを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記個人的イベントに関連付けられた前記マルチメディアコンテンツを投稿することは、
前記
第1ユーザが前記プッシュコンテンツを直接投稿することを選択したことに応じて、前記プッシュコンテンツを前記マルチメディアコンテンツとして投稿し、前記個人的イベントに関連付けられた説明が前記マルチメディアコンテンツに追加されることを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記個人的イベントに関連付けられた前記マルチメディアコンテンツを投稿することは、
前記プッシュコンテンツに対する前記
第1ユーザの編集要求に応じて、前記プッシュコンテンツにおける少なくとも1つの要素を調整することを含み、
前記少なくとも1つの要素は、動画、音楽、テキスト又は画像を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記プッシュコンテンツにおける少なくとも1つの要素を調整することは、
前記
第1ユーザによる所定のコンテンツテンプレートの選択に応じて、前記プッシュコンテンツにおける少なくとも1つの要素を、前記所定のコンテンツテンプレートに対応する要素となるように調整することを含む、
請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記マルチメディアコンテンツに関連付けられた第1返信概覧ページを、前記
第1ユーザの閲覧操作に応じて表示するステップをさらに含み、
前記第1返信概覧ページは、前記マルチメディアコンテンツに対する1グループの返信動画に関連付けられた再生エントランスを提供し、前記再生エントランスは、対応する返信動画の再生へ誘導するためのものである、
請求項1に記載の方法。
【請求項10】
第1ユーザに対するプッシュコンテンツに基づいて投稿されたマルチメディアコンテンツを、第3ユーザに関連付けられた再生ページに表示するステップと、
前記再生ページの動画返信エントランスに対する前記第3ユーザの選択を受信するステップと、
前記マルチメディアコンテンツに対する返信動画を生成するための動画作成ページを、前記選択に応じて表示するステップと、
を含み、
前記プッシュコンテンツは、前記第1ユーザ
と第2ユーザの両方に関連付けられた個人的イベントの発生に基づいて生成され、前記個人的イベントに関連する動画コンテンツを含む、
マルチメディアコンテンツに返信する方法。
【請求項11】
前記動画作成ページを表示することは、
前記返信動画を生成するために用いられる、前記個人的イベントに関連付けられた個人的な視覚的要素を、前記動画作成ページにおいて最初から提供することを含む、
請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記マルチメディアコンテンツに関連付けられた第2返信概覧ページを、前記第3ユーザの閲覧操作に応じて表示することをさらに含み、
前記第2返信概覧ページは、前記マルチメディアコンテンツに対する1グループの返信動画に関連付けられた再生エントランスを提供し、前記再生エントランスは、対応する返信動画の再生へ誘導するためのものである、
請求項10に記載の方法。
【請求項13】
第1ユーザ
と第2ユーザの両方に関連付けられた個人的イベントの発生に基づき生成された、前記
第1ユーザに関連付けられたプッシュコンテンツを受信するように設定されたプッシュコンテンツ受信モジュールと、
前記個人的イベントに関連する動画コンテンツを含む前記プッシュコンテンツを前記
第1ユーザに表示するように設定されたプッシュコンテンツ表示モジュールと、
前記プッシュコンテンツに対する前記
第1ユーザの操作に基づいて、前記個人的イベントに関連付けられたマルチメディアコンテンツを投稿するように設定されたマルチメディアコンテンツ投稿モジュールと、
を備え、
前記マルチメディアコンテンツは、前記プッシュコンテンツに基づき生成されたものである、
マルチメディアコンテンツを投稿する装置。
【請求項14】
第1ユーザに対するプッシュコンテンツに基づいて投稿されたマルチメディアコンテンツを、前記マルチメディアコンテンツに対する第3ユーザの閲覧要求に応じて再生ページに表示するように設定されたマルチメディアコンテンツ表示モジュールと、
前記再生ページの動画返信エントランスに対する前記第3ユーザの選択を受信するように設定された選択受信モジュールと、
前記マルチメディアコンテンツに対する返信動画を生成するための動画作成ページを、前記選択に応じて表示するように設定されたページ表示モジュールと、
備え、
前記プッシュコンテンツは、前記第1ユーザ
と第2ユーザの両方に関連付けられた個人的イベントの発生に基づいて生成され、前記個人的イベントに関連する動画コンテンツを含む、
マルチメディアコンテンツに返信する装置。
【請求項15】
プロセッサとメモリを備える電子デバイスであって、
前記メモリは、1つ又は複数のコンピュータ命令を格納するためのものであり、
前記1つ又は複数のコンピュータ命令は、前記プロセッサによって実行されると、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法を実施する、
電子デバイス。
【請求項16】
プロセッサとメモリを備える電子デバイスであって、
前記メモリは、1つ又は複数のコンピュータ命令を格納するためのものであり、
前記1つ又は複数のコンピュータ命令は、前記プロセッサによって実行されると、請求項10~12のいずれか一項に記載の方法を実施する、
電子デバイス。
【請求項17】
1つ又は複数のコンピュータ命令が格納されたコンピュータ可読記憶媒体であって、
前記1つ又は複数のコンピュータ命令は、プロセッサによって実行されると、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法を実施する、
コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項18】
1つ又は複数のコンピュータ命令が格納されたコンピュータ可読記憶媒体であって、
前記1つ又は複数のコンピュータ命令は、プロセッサによって実行されると、請求項10~12のいずれか一項に記載の方法を実施する、
コンピュータ可読記憶媒体。
【国際調査報告】