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特表2023-533481検査設備のためのトレー返送モジュール及び少なくとも1つのそのようなモジュールを備える検査設備
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-08-03
(54)【発明の名称】検査設備のためのトレー返送モジュール及び少なくとも1つのそのようなモジュールを備える検査設備
(51)【国際特許分類】
   B65G 63/00 20060101AFI20230727BHJP
   B65G 37/00 20060101ALI20230727BHJP
【FI】
B65G63/00 F
B65G37/00 C
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022580375
(86)(22)【出願日】2021-06-30
(85)【翻訳文提出日】2023-02-21
(86)【国際出願番号】 EP2021068091
(87)【国際公開番号】W WO2022008327
(87)【国際公開日】2022-01-13
(31)【優先権主張番号】20184919.7
(32)【優先日】2020-07-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522499276
【氏名又は名称】セルフカイール ユーケー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000855
【氏名又は名称】弁理士法人浅村特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ドウ、アンディー
(57)【要約】
本発明は、旅行者の個人の所有物の預け入れ1のための共用区域Pとこれらの所有物の回収5のための保安区域Sとの間に延びる検査設備のためのトレー返送モジュール19に関し、このモジュール19は、当該トレー2を受け取るための開口部21と、当該トレー2を当該預け入れゾーン1に向けて返送する手段23と、当該トレー2を当該開口部21から当該返送手段23に移送する手段とを備え、当該移送手段は、当該トレー2の縁部17と係合することができるらせん状のねじ39を有する複数の移送ローラー27a、27b、27c、27dを含み、当該受け取り開口部21と当該返送手段23との間に配置される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
旅行者の所有物の預け入れ(1)のための共用区域(P)と前記所有物の回収(5)のための保安区域(S)との間に延びる検査設備のためのトレー返送モジュール(19)であって、前記モジュール(19)は、
トレー(2)を受け取るための開口部(21)と、
前記トレー(2)を預け入れゾーン(1)に向かって返送する手段(23)と、
前記トレー(2)を前記開口部(21)から前記返送手段(23)に移送する手段と
を備え、
前記移送手段が、前記トレー(2)の縁部(17)と係合することができるらせん状のねじ(39)を有する複数の移送ローラー(27a、27b、27c、27d)を含み、前記受け取り開口部(21)と前記返送手段(23)との間に配置される、
トレー返送モジュール(19)。
【請求項2】
前記返送手段(23)が、前記開口部(21)の下に設けられ、
らせん状のねじを有し実質的に鉛直な軸を有する4つの移送ローラー(27a、27b、27c、27d)が、前記開口部(21)の周辺に配置される、
請求項1に記載の返送モジュール(19)。
【請求項3】
前記移送ローラー(27a、27b、27c、27d)が、前記返送手段まで延びており、前記開口部(21)から前記返送手段(23)まで漸進的に増大するピッチを有するねじ(39)を有する、請求項2に記載の返送モジュール(19)。
【請求項4】
前記ねじ(39)のピッチが、前記移送ローラー(27a、27b、27c、27d)の多くとも2.5回転の回転によって前記開口部(21)から前記返送手段(23)までの前記トレー(2)の移送を保証するように適応された、請求項2又は3に記載の返送モジュール(19)。
【請求項5】
前記移送ローラー(27a、27d又は27a、27c)のうちの少なくとも1つを駆動するための少なくとも1つのモータ(29a、29b)と、
他の移送ローラーへのこの回転運動の伝達手段(35)と
を備える、請求項1から4までのいずれか一項に記載の返送モジュール(19)。
【請求項6】
前記トレー(2)の存在を検出する手段(31a、31b)を備える、請求項1から5までのいずれか一項に記載の返送モジュール(19)。
【請求項7】
前記返送手段が、実質的に水平な軸を有する複数の返送ローラー(23)を含む、請求項1から6までのいずれか一項に記載の返送モジュール(19)。
【請求項8】
旅行者の個人の所有物をトレーに預け入れる(1)ための共用区域(P)と前記所有物を回収する(5)ための保安区域(S)との間に配置され、請求項1から7までのいずれか一項に記載のトレー返送モジュール(19)を少なくとも1つ備える、検査設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アクセス制限区域に入ることを望む人の個人の所有物の検査に関する。
【0002】
この発明は、これだけではないが、特に、空港においてX線スキャニング・マシンを用いて旅行者の荷物を検査するために使用されるセキュリティ検査設備に関する。
【背景技術】
【0003】
それ自体知られており、図1及び図2に見られるように、共用区域Pと保安区域Sとの間に延びるそのような検査設備は、一般に、
図3及び図4に示されているようなトレー2の中へ置かれる旅行者の所有物を受け取るための受け取りステーション1と、
- 旅行者の所有物を検査するためのX線若しくはコンピュータ断層撮影(CT:computerized tomography)、又は任意の将来のスキャニング・マシンと、
- 旅行者の個人の所有物の回収のためのステーション5と、
- 不審な荷物のさらなる検査のための任意のステーション7と、
- トレー2を受け取りステーション1に送り返すための、設備の端部に位置するステーション9と
を含む。
【0004】
トレー2の共用区域Pから保安区域Sまでの進行は、上側搬送手段11によって行われ、給電されているローラー又はベルト・コンベヤを含み得る。
【0005】
トレー2の保安区域Sから共用区域Pまでの返送は、上側搬送手段11の下に配置される下側搬送手段13によって行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】フランス特許FR3048679号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、保安区域Sに位置する設備の末端、すなわち返送ステーション9において、トレー2を上側搬送手段11から下側搬送手段13に移送する手段を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のこの目的は、旅行者の所有物の預け入れのための共用区域とこれらの所有物の回収のための保安区域との間で延びる検査設備のためのトレー返送モジュールを用いて達成され、このモジュールは、当該トレーを受け取るための開口部と、当該トレーを当該預け入れゾーンに向かって返送する手段と、トレーを当該開口部から当該返送手段に移送する手段とを備え、当該移送手段は、当該トレーの縁部と係合することができるらせん状のねじを有する複数の移送ローラーを含み、当該受け取り開口部と当該返送手段との間に配置される。
【0009】
これらの特徴により、これらのトレーを共用区域から保安ゾーンへのそれらの循環ステージから、保安区域から共用区域へのそれらの返送ステージへ案内するための、トレーのための簡潔で保守が容易な昇降機モジュールが与えられる。
【0010】
組み合わせて又は個々に採用される、本発明の他の任意の特徴を以下に示す。
【0011】
- 当該返送手段が、当該開口部の下に設けられ、らせん状のねじを有し実質的に鉛直な軸を有する4つの移送ローラーが、当該開口部の周辺に配置される。この構成は、検査設備の従来の構成に対応し、そこでは、トレーを共用区域から保安区域に循環させるための搬送手段が、当該トレーを共用区域へ返送するための搬送手段の上に位置する。
【0012】
- 当該移送ローラーが、当該返送手段まで延びており、当該開口部から当該返送手段まで漸進的に増大するピッチを有するねじを有する。この構成は、特にトレーが比較的深い深さを有する場合に適しており、移送ローラーのねじのピッチを増大させることにより、モジュールの受け取り開口部からこれらのトレーを共用区域へ返送する手段までトレーを移送するための、これらのローラーの回転数を限定することができる。
【0013】
- 当該ねじのピッチが、当該ローラーの多くとも2.5回転の回転によって当該開口部から当該返送手段までの当該トレーの移送を保証するように適応される。移送ローラーの限られた回転数は、保安区域から共用区域までのトレーの速い返送と両立する。
【0014】
- モジュールが、当該移送ローラーのうちの少なくとも1つを駆動するための少なくとも1つのモータと、この回転運動を他の移送ローラーへ伝達する手段とを含む。この構成を用いると、すべての移送ローラーを駆動するために、限られた数の好ましくは電気モータで十分である。ローラー間の運動の伝達は、ギアボックス、シャフト及び連結器によって、又はタイミング・ベルト及び滑車によって与えられ得る。
【0015】
- モジュールが、当該トレーの存在を検出する手段を含む。
【0016】
- 当該返送手段が、実質的に水平な軸を有する複数の返送ローラーを含む。これらの返送ローラーは、そのうちの少なくとも1つが好ましくは駆動され、トレーを設備の共用区域まで返送するための下側搬送手段の一部を形成する。
【0017】
本発明はまた、旅行者の個人の所有物をトレーに預け入れるための共用区域とこれらの所有物を回収するための保安区域との間に配置され、少なくとも1つの上記のトレー返送モジュールを備える、検査設備に関する。
【0018】
これらの特徴により、このような設備は前述のモジュールの簡潔な設計及び保守という利点から恩恵を受け得る。
【0019】
本発明によるモジュールは、既存の検査設備の端部に位置する先行技術のモジュールを容易に置き換え得る。
【0020】
本発明の他の特徴と利点は、添付図面を参照して、以下の説明を読むことで明らかになるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本明細書の導入部分に記載されているような検査設備の斜視図である。
図2】本設備の側面図である。
図3】旅行者の個人の所有物を受け取るためのトレーの上面図である。
図4】3つのトレーを積み重ねた断面図である。
図5】本発明によるトレー返送モジュールの第1の実施例の斜視図である。
図6】本モジュール内に位置する機構の斜視図である。
図7】本発明によるトレー返送モジュールの第2の実施例の機構の斜視図である。
図8】本機構の正面図である。
図9】本機構の上面図である。
図10】本機構の側面図である。
図11】本機構の移送ローラーの側面図である。
図12】移送ローラーの断面図である。
図13】本第2の実施例の機構の変形の斜視側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
さらなる明確化のために、同一の又は類似の項目は、図面上、同じ又は類似の参照符号によって示される。
【0023】
さらに、空間における向きを容易にするために、XYZ記号がすべての図面上に表示されていて、方向X、Y、Zはそれぞれ以下を示す。
- X:本発明による設備の縦方向、すなわち旅行者の所有物が入ったトレーの循環の一般的な方向、
- Y:本発明による設備の横方向、すなわちX方向と垂直な水平方向、
- Z:X及びY方向と垂直な鉛直方向。
【0024】
用語「水平」及び「鉛直」は、通常の意味で理解されるべきである。
【0025】
ここで、検査設備の端部にあるトレーを返送するためのステーション9に注目する。このステーション9は本発明によるトレー返送モジュールを含む。
【0026】
図3及び図4に示されているように、各トレー2は一般に平行六面体形状を呈し、実質的に台形形状の荷載区域15を備え、フランジ17がその上にある。
【0027】
荷載ゾーン15は、共用区域Pから保安区域Sへ行くことを望む旅行者の個人の所有物(衣類、機内持ち込み手荷物、鍵、携帯電話、コンピュータなど)を受け取るためのものである。
【0028】
図4に見られるように、各トレー2の荷載区域15の台形形状により、当該トレーを積み重ねることができるようになり、当該トレーのフランジ17がそれらの間に空間19を有して互いに重なり合う。
【0029】
ここで、本発明による返送モジュール19の第1の実施例を表す図5を参照すると、返送モジュールは保安区域Sに位置する設備の端部に、すなわち返送ステーション9に設置されるように設計される。
【0030】
図5に見られるように、一般に平行六面体形状のこの返送モジュール19は、その上面にトレー2を受け取るための開口部21を備える。
【0031】
その下側部分、すなわちトレー2の下、開口部21の下に位置する部分において、返送モジュールは、この場合には少なくともその1つが電動化されている複数の返送ローラー23によって形成される、返送手段を備える。
【0032】
返送モジュール19はさらに、さまざまな電気及び電子機器を含む制御ボックス25を備える。
【0033】
ここで、図6を参照すると、返送モジュール19内の機構を見ることができる。
【0034】
この機構は、周辺に、トレー2を受け取るための開口部21の下に配置される4つの移送ローラー27a、27b、27c、27を備える。
【0035】
移送ローラー27a、27b、27c、27dは、鉛直軸の周りに回転可能に搭載され、それらのうちの2つ、27a、27dは電気モータ29a、29bによって駆動され、他の2つの移送ローラー27b、27cは移送ローラー27a、27aによる好適な伝達手段によってそれら自体それぞれ駆動される。
【0036】
荷載ゾーン15が比較的浅いトレー2に好適なこの第1の実施例では、移送ローラー27a、27b、27c、27dは返送ローラー23までは延びていない。
【0037】
これらの移送ローラー27a、27b、27c、27d各々は、それらの周辺にらせん状のねじを有し、そのピッチは、互いに積み重ねられた2つのトレー2間の縁部17間の距離に実質的に対応する(図4参照)。
【0038】
さらに、受け取り開口部21を画定する構造30の周辺には、少なくとも1つのトレー2の存在を検出するためのセンサー31a、31bが搭載される。
【0039】
先ほど説明したトレー2を返送するためのモジュール19の動作モード及び利点は、上記より直接得られる。
【0040】
共用区域Pから保安区域S(図1及び図2参照)へ行くことを望む旅行者は、受け取りステーション1において少なくとも1つのトレー2内に個人の所有物を預け入れる。
【0041】
次いで、トレー2は、スキャニング・マシン3を通過し、ここで、それが専門のオペレータによってX線検査される。
【0042】
既存のスキャニング・マシン3では、トレー2が次に回収ステーション5に到達し、ここで旅行者が個人の所有物を回収し得る。
【0043】
特定の荷物が検査ゾーン7においてさらに検査される必要がある特定の場合を除いて、旅行者のトレー2は返送ステーション9に直接送られ、本発明による返送モジュール19の受け取り開口部21(図5及び図6)の中に落ちる。
【0044】
トレー2の存在を検出するセンサー31a、31bは、存在信号をボックス25に送り、次いでこれによって移送ローラー27a、27b、27c、27aの回転が作動され、積み重ねられたトレー2のフランジ17間の距離に適応されたそれらのねじにより、トレーを(移送ローラーの長さによって)2つ又は3つのグループ単位で受け取り開口部21から返送ローラー23まで降ろすことができる。
【0045】
トレー2は、次いで、スキャニング・マシン3の下を通る下流のコンベヤ手段13(図2参照)上を進むことによって、たとえば2つ又は3つの積み重ねられたグループ単位で共用区域Pへ戻り得る。
【0046】
理解され得るように、移送ローラー27a、27b、27c、27dにより、2つ又は3つのトレー2のグループの各移送について一般に多くとも2.5回転の非常に限定された回転数で、非常に簡潔にトレーを上側搬送手段11から下流の搬送手段13に下げることができるようになる。
【0047】
ここで、図7から図10を参照すると、本発明による返送モジュール19の別の実施例を見ることができ、より具体的には、トレー2がより深い深さの荷載ゾーン15を含む場合に適応されている。
【0048】
この特定の場合においては、移送ローラー27a、27b、27c、27dがモジュール19の高さ全体にわたって延びており、すなわち、それらは、モジュール19の受け取り開口部21を画定する構造30から返送ローラー23が搭載されるフレーム33まで鉛直に延びる軸上に、搭載される。
【0049】
これらの移送ローラーは、シャフト及びピニオン35を含むタイプの機械的な伝達手段によって、27a、27bのペアと27c、27aのペアにおいて運動学的に結合される。
【0050】
このような2つの移送ローラー27a、27cは、それぞれ電気モータ29a、29bによって駆動される。
【0051】
特に、図8図10図11図12からわかるように、各移送ローラー27a、27b、27c、27aは、その周辺にねじ39を有し、ねじのピッチ、すなわち、ローラーを画定する円柱の母線に沿う2つのそれぞれのねじ間の距離は、移送ローラーの一番上から下まで、すなわち受け取り区域21から返送ローラー23に向けて漸進的により大きくなる。
【0052】
このねじのピッチの増大により、荷載区域15の実質的な深さにかかわらず、トレー2を互いに分離することが可能になる。
【0053】
このピッチの増大によりまた、この分離を各移送ローラー27a、27b、27c、27aの最小回転数で達成し得る。
【0054】
深いトレー2の互いからの分離を正しく実施するためには、移送ローラーが、受け取り開口部21と返送ローラー23との間の空間の高さ全体にわたって延びていることが必要であることに留意されたい。
【0055】
深いトレーの場合、これらは、下流のコンベヤ・ユニット13によって、グループではなく、1つずつ共用区域Pに返送される。
【0056】
図13に示されているこの第2の実施例の変形では、移送ローラー27a、27b、27c、27dは、図7から図12の実施例に対して負のねじ、すなわち、浮き彫りではなく、くぼんだねじを有し、これにより、これらのねじにさらに抵抗が与えられる。
【0057】
以上のことからわかるように、本発明による、トレー2のための設計が簡潔で保守が容易である返送モジュール19により、旅行者の個人の所有物を検査するための設備における上側搬送手段11から下流の搬送手段13までのこれらのトレーの鉛直移送が確実にできるようになる。
【0058】
このモジュール19は、フランス特許出願FR3048679号の教示に従い、既存の検査設備に結合され得、電気的及び機構的に検査設備に接続され得る。
【0059】
もちろん、本発明は上記では例として説明されている。従って、本発明の範囲から逸脱することなく、当業者が本発明の異なる代替実施例を実施できることが理解される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
【手続補正書】
【提出日】2023-02-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
旅行者の所有物の預け入れ(1)のための共用区域(P)と前記所有物の回収(5)のための保安区域(S)との間に延びる検査設備のためのトレー返送モジュール(19)であって、前記モジュール(19)は、
トレー(2)を受け取るための開口部(21)と、
前記トレー(2)を前記預け入れゾーン(1)に向かって返送する手段(23)と、
前記トレー(2)を前記開口部(21)から前記返送手段(23)に移送する手段と
を備え、
前記移送手段が、前記トレー(2)の縁部(17)と係合することができるらせん状のねじ(39)を有する複数の移送ローラー(27a、27b、27c、27d)を含み、前記受け取り開口部(21)と前記返送手段(23)との間に配置される、
トレー返送モジュール(19)。
【請求項2】
前記返送手段(23)が、前記開口部(21)の下に設けられ、
らせん状のねじを有し鉛直な軸を有する4つの移送ローラー(27a、27b、27c、27d)が、前記開口部(21)の周辺に配置される、
請求項1に記載のトレー返送モジュール(19)。
【請求項3】
前記移送ローラー(27a、27b、27c、27d)が、前記返送手段まで延びており、前記開口部(21)から前記返送手段(23)まで漸進的に増大するピッチを有するねじ(39)を有する、請求項2に記載のトレー返送モジュール(19)。
【請求項4】
前記ねじ(39)のピッチが、前記移送ローラー(27a、27b、27c、27d)の多くとも2.5回転の回転によって前記開口部(21)から前記返送手段(23)までの前記トレー(2)の移送を保証するように適応された、請求項2又は3に記載のトレー返送モジュール(19)。
【請求項5】
前記移送ローラー(27a、27d又は27a、27c)のうちの少なくとも1つを駆動するための少なくとも1つのモータ(29a、29b)と、
他の移送ローラーへのこの回転運動の伝達手段(35)と
を備える、請求項1から4までのいずれか一項に記載のトレー返送モジュール(19)。
【請求項6】
前記トレー(2)の存在を検出する手段(31a、31b)を備える、請求項1から5までのいずれか一項に記載のトレー返送モジュール(19)。
【請求項7】
前記返送手段が、実質的に水平な軸を有する複数の返送ローラー(23)を含む、請求項1から6までのいずれか一項に記載のトレー返送モジュール(19)。
【請求項8】
旅行者の個人の所有物をトレーに預け入れる(1)ための共用区域(P)と前記所有物を回収する(5)ための保安区域(S)との間に配置され、請求項1から7までのいずれか一項に記載のトレー返送モジュール(19)を少なくとも1つ備える、検査設備。
【国際調査報告】