(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-08-03
(54)【発明の名称】スプリットセル型3D-NANDメモリデバイスの製造技術
(51)【国際特許分類】
H10B 41/30 20230101AFI20230727BHJP
H10B 43/00 20230101ALI20230727BHJP
H01L 21/336 20060101ALI20230727BHJP
【FI】
H10B41/30
H10B43/00
H01L29/78 371
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022581450
(86)(22)【出願日】2021-06-30
(85)【翻訳文提出日】2023-02-27
(86)【国際出願番号】 US2021039928
(87)【国際公開番号】W WO2022010715
(87)【国際公開日】2022-01-13
(32)【優先日】2020-07-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2021-06-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】309034272
【氏名又は名称】アデイア セミコンダクター テクノロジーズ リミテッド ライアビリティ カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100098475
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【氏名又は名称】山本 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100144451
【氏名又は名称】鈴木 博子
(74)【代理人】
【識別番号】100168871
【氏名又は名称】岩上 健
(72)【発明者】
【氏名】チャン シュー
(72)【発明者】
【氏名】ハーバ ベルガセム
(72)【発明者】
【氏名】カトカー ラジェシュ
(72)【発明者】
【氏名】フィッシュ デヴィッド エドワード
(72)【発明者】
【氏名】デラクルス ハビエル エー
【テーマコード(参考)】
5F083
5F101
【Fターム(参考)】
5F083EP02
5F083EP18
5F083EP22
5F083EP33
5F083EP34
5F083EP42
5F083EP47
5F083EP48
5F083EP76
5F083ER03
5F083ER09
5F083ER14
5F083ER19
5F083ER22
5F083GA10
5F083JA04
5F083JA19
5F083JA39
5F083JA40
5F083JA60
5F083KA01
5F083KA05
5F083KA11
5F083LA12
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5F083LA20
5F083MA06
5F083MA16
5F083NA01
5F083PR05
5F083PR21
5F083PR22
5F101BA01
5F101BA45
5F101BB04
5F101BD16
5F101BD22
5F101BD30
5F101BD34
5F101BE07
5F101BH02
(57)【要約】
3次元NAND(3D-NAND)メモリデバイスなどのメモリデバイスを製造するための技術は、ゲートプレーン(例えば、ワード線を含むプレーン)をストリップに分割し、それによってメモリセルを分割し、それぞれのメモリデバイスのメモリセルの密度を増加させることを含むことができる。本明細書で説明する技術は、様々なタイプの3D-NAND又は他のメモリデバイスに適用可能である。
【選択図】
図2A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
高さ、長さ、及び幅を含む3次元NANDメモリデバイス(3D-NAND)を製造する方法であって、
基材を提供するステップと、
前記基材の上に第1の材料の第1の層を堆積させるステップと、
前記第1の層の上に第2の材料の第2の層を堆積させ、前記第1の層及び前記第2の層が交互に積層されたスタックを形成するステップと、
前記スタックに複数の溝を形成するステップであって、前記複数の溝は、前記3D-NANDメモリデバイスの長さに沿って延びる、ステップと、
前記複数の溝を前記第1の材料で満たすステップと、
前記溝の各々に複数の垂直ホールを形成するステップであって、前記垂直ホールは、前記3D-NANDメモリデバイスの高さに沿って延びる、ステップと、
前記複数の垂直ホールの壁上に1又は2以上のコンフォーマル材料を堆積して、前記複数の溝の中に垂直NANDストリングを形成するステップと、
前記垂直NANDストリングの壁上に導電材料を堆積させるステップと、
前記垂直NANDストリングに誘電材料を堆積させるステップと、
を含み、
前記第2の層の第2の材料及び前記垂直NANDストリングは、前記3D-NANDメモリデバイスの前記第2の層のメモリセルを画定し、前記第2の層の前記第2の材料は、前記3D-NANDメモリデバイスのワード線を画定する、方法。
【請求項2】
前記スタックを形成するために、前記第1の材料の前記第1の層を堆積させ、前記第2の材料の前記第2の層を堆積させる前に、前記基材に複数のパイプ接続部を形成するステップと、
前記複数のパイプ接続部に前記第1又は第2の材料を堆積させるステップであって、前記スタックに前記複数の溝を形成するステップは、前記複数のパイプ接続部の対応するパイプ接続部の反対側の端部に溝のペアを形成することを含む、ステップと、
前記溝の間にトレンチを形成するステップと、
前記第2の材料を堆積させる前に、前記第1の層の上に第3の材料を堆積させるステップと、
前記トレンチを介して前記スタックから前記第3の材料を除去するステップと、
前記トレンチを介して前記スタックに前記第2の材料を堆積して、前記第3の材料を置き換えるステップと、
前記誘電材料を前記トレンチ内に堆積させるステップと、
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2の材料は、タングステンを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記導電材料は、シリコン又はポリシリコンの一方を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記基材は、シリコン又はポリシリコンの一方を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記第2の材料、第3の材料、又は導電材料のうちの少なくとも1つは、シリコン又はポリシリコンのうちの少なくとも1つを含む、請求項5記載の方法。
【請求項7】
前記複数の溝のうちの第1の溝の垂直ホールは、前記複数の溝のうち隣接する第2の溝の垂直ホールに対して千鳥配置である、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記スタックに前記複数の溝を形成するステップは、前記溝の各々がその中に画定された間隙を含むように、前記複数の溝を不連続な様式で形成することを含み、
前記方法は、
2又は3以上のトレンチを形成するステップと、
前記第2の材料を堆積させる前に、前記第1の層の上に第3の材料を堆積させるステップと、
前記第3の材料を、前記2又は3以上のトレンチを通して前記スタックから除去するステップと、
前記2又は3以上のトレンチを通して前記スタック内に前記第2の材料を堆積させ、前記第3の材料を置き換えるステップと、
前記トレンチ内に前記第1の材料を堆積させるステップと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記スタックに前記第2の材料を堆積させるステップは、原子層堆積、化学気相成長、プラズマ支援原子層堆積、又はプラズマ強化化学気相成長のうちの1つを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記スタックに前記複数の溝を形成するステップは、前記溝の各々がその中に画定された間隙を含むように、前記複数の溝を不連続な様式で形成することを含み、
前記方法は、
前記間隙の各々にビアを形成するステップと、
前記第2の材料を堆積させる前に、前記第1の層の上に第3の材料を堆積させるステップと、
前記第3の材料を、前記ビアを通して前記スタックから除去するステップと、
前記スタックに前記第2の材料を堆積させ、前記ビアを通して前記第3の材料を置き換えるステップと、
前記ビア内に前記第1の材料を堆積させるステップと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記スタックに前記第2の材料を堆積させるステップは、原子層堆積、化学気相成長、プラズマ支援原子層堆積、又はプラズマ強化化学気相成長のうちの1つを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
高さ、長さ、及び幅を含む3次元NAND(3D-NAND)メモリデバイスであって、
基材と、
前記基材の上のスタックであって、複数の第1の層及び複数の第2の層が交互に配置されており、前記複数の第1の層が第1の材料を含み、前記複数の第2の層が第2の材料を含む、スタックと、
前記スタックに画定された複数の溝に画定された複数の垂直3D-NANDストリングであって、前記垂直3D-NANDストリングは、前記3D-NANDメモリデバイスの高さに沿って延び、前記溝は、前記3D-NANDメモリデバイスの長さに沿って延びる、複数の垂直3D-NANDストリングと、
前記第2の層の前記垂直3D-NANDストリングに画定された複数のメモリセルと、
前記溝の間に画定された複数のワード線であって、前記ワード線の各々は、前記溝のうちの1つによって、前記複数の第2の層のうちの1つの中の次のワード線から分離される、複数のワード線と、
を備える、3次元NAND(3D-NAND)メモリデバイス。
【請求項13】
前記第1の材料で満たされた分離トレンチをさらに備える、請求項12に記載の3D-NANDメモリデバイス。
【請求項14】
前記第2の材料は、タングステンを含む、請求項13に記載の3D-NANDメモリデバイス。
【請求項15】
前記NANDストリングの導電材料は、シリコン又はポリシリコンの一方を含む、請求項14に記載の3D-NANDメモリデバイス。
【請求項16】
前記基材は、シリコン又はポリシリコンの一方を含む、請求項12に記載の3D-NANDメモリデバイス。
【請求項17】
前記第2の材料、第3の材料、又は導電材料のうちの少なくとも1つは、シリコン又はポリシリコンのうちの少なくとも1つを含む、請求項16に記載の3D-NANDメモリデバイス。
【請求項18】
前記複数の溝のうちの第1の溝の垂直チャネルは、前記複数の溝のうちの隣接する第2の溝の前記垂直3D-NANDストリングに対して千鳥配置である、請求項12に記載の3D-NANDメモリデバイス。
【請求項19】
3次元NAND(3D-NAND)メモリデバイスを製造する方法であって、
基材の上に第1の材料の第1の層を堆積させるステップと、
第2の材料の第2の層を堆積してスタックを形成するステップと、
前記スタックに第1の材料を含む溝を形成するステップであって、前記溝は前記3D-NANDメモリデバイスの長さに沿って延びる、ステップと、
前記溝に複数の導電性垂直3D-NANDストリングを形成するステップであって、前記第2の材料及び前記導電性垂直3D-NANDストリングは、前記3D-NANDメモリデバイスのために前記第2の層においてメモリセルを画定し、前記第2の層の前記第2の材料は、前記3D-NANDメモリデバイスのために2つのワード線を画定し、前記ワード線の各々は、前記溝のうちの1つによって前記第2の層の中の次のワード線と分離されている、ステップと、
前記導電性垂直3D-NANDストリングの各々の上にコンタクトを形成するステップと、
前記コンタクトの各々をビット線に結合するステップと、
を含む、方法。
【請求項20】
前記基材、前記第2の材料、第3の材料、又は導電材料の少なくとも1つは、シリコン又はポリシリコンのうちの少なくとも1つを含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
3次元NAND(3D-NAND)メモリデバイスを製造する方法であって、
基材の上に、第1の材料の複数の第1の層と第2の材料の複数の第2の層とを交互に堆積してスタックを形成するステップと、
スタックに第1の材料を含む複数の溝を形成するステップであって、前記溝は、前記3D-NANDメモリデバイスのワード線方向に沿って延び、前記第2の層のうちの少なくとも一部を前記ワード線方向に沿って延びるストリップに分割するステップと、
前記スタックに複数のチャネルホールをエッチングするステップであって、前記チャネルホールの各々は、前記溝の1つと重なり、前記ワード線方向と直交するビット線方向において前記溝の1つよりも広い、ステップと、
メモリ層及びチャネル層をチャネルホールに堆積させ、垂直NANDストリングを形成するステップと、
を含む、方法。
【請求項22】
前記複数の溝を形成するステップは、前記ワード線方向に沿って実質的に整列している2つの隣接する前記溝の間に間隙領域を画定することを含む、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記スタックにエッチングされた前記チャネルホールは、間隙領域と重ならない、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記スタックに複数の分離トレンチをエッチングするステップであって、前記分離トレンチは、前記ワード線方向に沿って延びる、ステップと、
前記分離トレンチの前記第2の層の露出した側壁から、前記第2の層の前記第2の材料を選択的に除去するステップと、
前記除去された第2の材料によって現れた空間にゲート金属を堆積させるステップであって、前記間隙領域が、前記第2の材料を除去して前記ゲート金属を堆積させるための経路を提供するステップと、
前記分離トレンチに残された材料を除去するステップと、
前記分離トレンチを誘電材料で満たすステップと、
を含む、請求項22に記載の方法。
【請求項25】
前記スタックの少なくとも1つの側面に階段領域を形成するステップであって、前記複数の溝は、前記階段領域の中に延びる、請求項21に記載の方法。
【請求項26】
前記溝の少なくとも1つは、前記階段領域の中に部分的にのみ延び、
前記スタックの底部の少なくとも1つの第2の層は、前記溝の少なくとも1つの反対側に第1の部分及び第2の部分を有し、
前記第1の部分及び前記第2の部分は、前記階段領域の前記少なくとも1つの第2の層の残りの部分を介して結合される、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記スタックは、第1の高さを有し、
前記溝のうちの少なくとも1つは、前記第1の高さよりも小さい第2の高さを有し、
前記スタックの底部の前記第2の層のうちの少なくとも1つは、前記溝のうちの少なくとも1つによって分割されないようになっている、請求項21に記載の方法。
【請求項28】
前記チャネルホールは、千鳥状に配置されている、請求項21に記載の方法。
【請求項29】
前記メモリ層は、電荷貯蔵層と、チャネルホール側壁と前記電荷貯蔵層との間のブロッキング誘電体と、前記電荷貯蔵層と前記チャネル層との間のトンネル誘電体とを備える、請求項21に記載の方法。
【請求項30】
前記電荷貯蔵層は、電荷トラッピング層を含む、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記電荷貯蔵層は、フローティングゲートを含む、請求項29に記載の方法。
【請求項32】
前記チャネル層は、多結晶シリコン又はシリコンゲルマニウムを含む、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
3次元NAND(3D-NAND)メモリデバイスを製造する方法であって、
基材の上に、第1の材料の複数の第1の層と第2の材料の複数の第2の層を交互に堆積させてスタックを形成するステップと、
前記スタックに第1の材料を含む複数の溝を形成するステップであって、前記溝は、前記3D-NANDメモリデバイスのワード線方向に沿って延び、間隙領域が、前記ワード線方向に沿って実質的に整列した2つの隣接する溝の間に画定される、ステップと、
前記スタックに複数のチャネルホールをエッチングするステップであって、前記チャネルホールの各々は、前記溝の1つに重なり、前記ワード線方向に直交するビット線方向において前記溝の1つよりも広い、ステップと、
メモリ層及びチャネル層をチャネルホールに堆積させ、垂直NANDストリングを形成するステップと、
を含む、方法。
【請求項34】
前記スタックにエッチングされた前記チャネルホールは、間隙領域と重ならない、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記スタックに複数の分離トレンチをエッチングするステップであって、前記分離トレンチは、ワード線方向に沿って延びる、ステップと、
前記分離トレンチの前記第2の層の露出した側壁から、前記第2の層の前記第2の材料を選択的に除去するステップと、
前記除去された第2の材料によって現れた空間にゲート金属を堆積させるステップであって、前記間隙領域が、前記第2の材料を除去して前記ゲート金属を堆積させるための経路を提供するステップと、
前記分離トレンチに残された材料を除去するステップと、
前記分離トレンチを誘電材料で満たすステップと、
を含む、請求項33に記載の方法。
【請求項36】
3次元NAND(3D-NAND)メモリデバイスのためのU字形NANDストリングを製造する方法であって、
パイプ接続部を有する基材を提供するステップと、
前記基材の上に第1の材料の複数の第1層と第2の材料の複数の第2層を交互に堆積させてスタックを形成するステップと、
前記スタックに前記第1の材料を含む第1及び第2の溝を形成するステップであって、前記第1及び第2の溝は、前記3D-NANDメモリデバイスのワード線方向に沿って延びる、ステップと、
前記スタックに第1及び第2のチャネルホールをエッチングするステップであって、前記基材のパイプ接続部を部分的に露出させ、前記第1のチャネルホールが、前記第1の溝と重なり、前記ワード線方向と直交するビット線方向において前記第1の溝よりも広く、前記第2のチャネルホールが、前記第2の溝と重なり、前記ビット線方向において前記第2の溝よりも広い、ステップと、
前記第1及び第2のチャネルホールにメモリ層及びチャネル層を堆積して、U字形NANDストリングを形成するステップと、
を含む、方法。
【請求項37】
前記スタックに第1、第2、及び第3の分離トレンチをエッチングするステップであって、前記第1、第2、及び第3の分離トレンチは、ワード線方向に沿って延び、第1の溝は、前記第1及び第2の分離トレンチの間に位置し、第2の分離トレンチは、第1及び第2の溝の間に位置し、第2の溝は、前記第2及び第3の分離トレンチの間に位置する、ステップと、
前記第1及び第2の分離トレンチを誘電材料で満たすステップと、
を含む、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記スタックの少なくとも1つの側面に階段領域を形成するステップであって、前記第1及び第2の溝は、前記階段領域の中に延びる、請求項36に記載の方法。
【請求項39】
前記溝の少なくとも1つは、前記階段領域の中に部分的にのみ延び、
前記スタックの底部の少なくとも1つの第2の層は、少なくとも1つの前記溝の反対側に第1の部分及び第2の部分を有し、
前記第1の部分及び前記第2の部分は、前記階段領域の前記少なくとも1つの第2の層の残りの部分を介して結合される、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記第2の材料は、ドープされたポリシリコンである、請求項36に記載の方法。
【請求項41】
前記第1の材料は、酸化シリコンである、請求項36に記載の方法。
【請求項42】
前記メモリ層は、電荷蓄積層と、前記第2の材料と前記電荷蓄積層との間のブロッキング誘電体と、前記電荷蓄積層と前記チャネル層との間のトンネル誘電体とを含む、請求項36に記載の方法。
【請求項43】
前記電荷蓄積層は、電荷トラッピング層を含む、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記電荷蓄積層は、フローティングゲートを含む、請求項42に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2021年6月29日出願の米国特許出願第17/362,557号の優先権を主張し、これは2020年7月6日出願の米国仮特許出願第63/048,342号の非仮出願であり、35USC§119(e)に基づいてその優先権を主張するものであり、これは以下に完全に記載されているかのように参照により本明細書に完全に組み込まれている。
【背景技術】
【0002】
NANDフラッシュメモリは、不揮発性ストレージ技術の一種である。NANDフラッシュメモリは、堅牢なパッケージ内で、迅速なアクセス時間及び低い電力使用で大きな記憶容量を提供し、半導体ハードドライブ、スマートフォン、フラッシュドライブ、メモリカード、コンピュータなどの多くの現代の電子デバイスにおいて一般的なものとなっている。従来のNANDフラッシュは、平面的なメモリセル構造を有しており、プレーナ型NANDと呼ばれることもある。3次元(3D)NANDフラッシュメモリは、電荷トラッピング又はフローティングゲートのフラッシュアーキテクチャを使用して垂直に積み重ねられたメモリセルを備え、垂直NANDフラッシュ(VNAND)とも呼ばれることもある。垂直層は、より大きな占有面積を必要とすることなく、より大きな面密度を可能にする。
【0003】
一般に、メモリセルの密度は、3D-NANDメモリデバイスのスタック内の層の数、及びスタック内の層の面積によって制限される。従って、1層あたりのメモリセルの密度を高めれば、3D-NANDメモリデバイスあたりのメモリセルの数を増加させることができる。加えて、密度は、各セルに蓄積される電荷量を変化させることにより、各セルに複数ビットのデータを蓄積することで高くすることができる。
【発明の概要】
【0004】
以下、添付の図面を参照して詳細に説明する。図において、参照番号の最も左の桁(複数可)は、参照番号が最初に現れる図を特定する。異なる図での同じ参照番号の使用は、類似又は同一の要素を示す。添付の図面に示されるシステムは、縮尺通りではなく、図面内の構成要素は、互いに対して縮尺通りではない状態で図示される場合がある。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【
図1】3D-NANDメモリデバイスの一例の斜視図である。
【
図2A】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法の一例を概略的に示す。
【
図2B】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法の一例を概略的に示す。
【
図2C】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法の一例を概略的に示す。
【
図2D】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法の一例を概略的に示す。
【
図2E】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法の一例を概略的に示す。
【
図2F】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法の一例を概略的に示す。
【
図2G】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法の一例を概略的に示す。
【
図2H】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法の一例を概略的に示す。
【
図2I】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法の一例を概略的に示す。
【
図2J】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法の一例を概略的に示す。
【
図2K】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法の一例を概略的に示す。
【
図2L】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法の一例を概略的に示す。
【
図2M】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法の一例を概略的に示す。
【
図2N】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法の一例を概略的に示す。
【
図2O】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法の一例を概略的に示す。
【
図2P】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法の一例を概略的に示す。
【
図2Q】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法の一例を概略的に示す。
【
図3A】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法の別の例を概略的に示す。
【
図3B】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法の別の例を概略的に示す。
【
図3C】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法の別の例を概略的に示す。
【
図3D】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法の別の例を概略的に示す。
【
図3E】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法の別の例を概略的に示す。
【
図3F】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法の別の例を概略的に示す。
【
図3G】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法の別の例を概略的に示す。
【
図3H】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法の別の例を概略的に示す。
【
図3I】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法の別の例を概略的に示す。
【
図3J】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法の別の例を概略的に示す。
【
図4A】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法のさらなる例を概略的に示す。
【
図4B】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法のさらなる例を概略的に示す。
【
図4C】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法のさらなる例を概略的に示す。
【
図4D】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法のさらなる例を概略的に示す。
【
図4E】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法のさらなる例を概略的に示す。
【
図4F】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法のさらなる例を概略的に示す。
【
図4G】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法のさらなる例を概略的に示す。
【
図4H】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法のさらなる例を概略的に示す。
【
図4I】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法のさらなる例を概略的に示す。
【
図4J】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法のさらなる例を概略的に示す。
【
図4K】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法のさらなる例を概略的に示す。
【
図4L】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法のさらなる例を概略的に示す。
【
図4M】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法のさらなる例を概略的に示す。
【
図4N】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法のさらなる例を概略的に示す。
【
図4O】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法のさらなる例を概略的に示す。
【
図4P】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法のさらなる例を概略的に示す。
【
図4Q】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法のさらなる例を概略的に示す。
【
図4R】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法のさらなる例を概略的に示す。
【
図4S】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法のさらなる例を概略的に示す。
【
図4T】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法のさらなる例を概略的に示す。
【
図4U】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法のさらなる例を概略的に示す。
【
図4V】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法のさらなる例を概略的に示す。
【
図4W】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法のさらなる例を概略的に示す。
【
図5】ゲートプレーンに沿って垂直チャネルのホールに複数のメモリセルを有する3D-NANDメモリデバイスの垂直チャネルを概略的に示す。
【
図6】
図1の3D-NANDメモリデバイスなどの3D-NANDメモリデバイスの製造方法の一例のフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
概説
本開示は、3D-NANDメモリデバイスを製造するための例示的な方法を説明する。本方法は、3D-NANDメモリデバイス内のメモリセル密度を増加させることを可能にする(例えば、2倍)。いくつかの例では、メモリセル密度の増加は、ワードプレーン(例えば、ワード線を含む平面)を長いストリップに分割することによって少なくとも部分的に達成される。本明細書に記載される様々な方法は、様々なタイプの3D-NANDメモリデバイスに適用可能である。
【0007】
いくつかの例では、3D-NANDメモリデバイスを製造する方法は、基板内にパイプ接続部を形成することを含むことができ、パイプ接続部にはポリシリコンなどの導電材料を使用することができる。層は、基板上に堆積することができる。層は、交互になった、酸化シリコン、オキシナイトライド、カーボナイトライドなどの第1の絶縁材料を含む第1の層と、例えばポリシリコン、又は例えばタングステンなどの金属などの第2の材料を含む第2の層とを備えることができる。本例における第1の層は、絶縁層として機能する。本例における第2の層は、3D-NANDメモリデバイスのワードプレーンとして機能する。構成によっては、本明細書でさらに説明されるように、第2の層は、最初に、最終的には金属に置き換えられる窒化物を含むことができる。交互になった層は、一般に、積層を提供する。構成によっては、スタックは、その中にメモリセルを形成するために24から256又はそれ以上の層を含むことができるが、構成によっては、より多くの層又はより少ない層を含むことができる。スタックは、ワード線及び選択信号線に電気的に接触するための周囲の階段領域(staircase region)を有することができる。
【0008】
スタックが形成されると、複数の溝は、スタック内にエッチングすることができる。いくつかの実施形態では、溝は、スタック内の全ての層を貫通してエッチングされ、階段領域を貫通して完全に延びることができる。しかしながら、他の実施形態では、いくつかの溝は、スタックの底部のいくつかの層をエッチングされない状態で残して、大部分の層を貫通してエッチングすることができ、いくつかの溝は、階段領域を部分的に貫通して延びることができる。溝は、第1の材料、例えば、酸化物で満たすことができる。他の実施形態では、溝は、何らかの他の適切な誘電材料で満たすことができる。
【0009】
溝が第1の材料で満たされると、スタック内に複数の垂直チャネルホールをエッチングすることができる。メモリ層及びチャネル層は、いくつかの例では、垂直ホールの壁上に堆積され、続いて、第1の材料、例えば、酸化物を堆積して、垂直チャネルホールを部分的に又は完全に満たし、3D-NANDメモリデバイスの垂直NANDストリングを形成することができる。
【0010】
他の実施形態では、チャネルホールが満たされた後、第2の材料、例えば窒化物は、スタックから除去することができる。例えば、窒化物は、スタックからエッチングすることができる。
【0011】
窒化物がスタックから除去されると、第3の材料、例えばタングステンなどの金属は、窒化物によって確保された空間の中に堆積することができる。第3の材料は、一般に、3D-NANDメモリデバイスのトランジスタゲート、ワード線、及び選択信号線として機能し、窒化シリコン層を除去して導電材料(例えば、タングステン)に置き換えるこの手法は、一般に、置換ゲート技術として知られている。タングステンの置き換えの前に、性能及びプロセスの利点のために、例えば、酸化アルミニウム、窒化チタンなどの材料の1又は2以上の層を堆積させることができる。第3の材料は、チャネルホールに形成されたメモリ層及びチャネル層と共に、3D-NANDメモリデバイスのメモリセルのスタック又はストリングを形成する。実施形態において、3次元メモリデバイスの上部及び下部にあるセル又は層の1又は2以上は、3次元メモリデバイスの他のセル又は層(すなわち、3次元メモリデバイスの中間のセル又は層)とは違った機能を果たすことができる。例えば、いくつかのセル又は層は、ストリング選択、ソース選択、あるいはダミーセルとして機能するように構成することができる。誘電体で満たされた溝は、チャネルホールの周りの第3の材料を別々のストリップに分割する。従って、メモリセルは、効果的に分割され、チャネルの一方側が第3の材料の1つのストリップと係合し、チャネルの他方側がワードプレーンの第3の材料の別のストリップと係合し、それによってメモリスタックの密度を増加させることができる(この例では2倍)。
【0012】
別の実施形態では、垂直NANDストリングは、1つの垂直ホール(円形、細長い、又は他の規則的又は不規則的な形状)を有することができ、同じワードプレーンのホールごとに複数のメモリセルを形成することができる。これは、ホール内に堆積されたメモリ層及びチャネル層のうちの1又は2以上の間に物理的分離を作ることによって行うことができる。
【0013】
垂直NANDストリング形成後、垂直NANDストリング上にコンタクトを形成し、例えば銅線を含むビット線をNANDストリング上に形成し、コンタクトを介してNANDストリングに電気的に結合することができる。
【0014】
いくつかの実施形態では、本方法は、スタックに分離トレンチを形成することをさらに含む。分離トレンチは、溝と平行に延びることができる。分離トレンチは、第2の材料、例えば窒化物を除去し、第3の材料、例えばタングステンでスタックを埋め戻すために利用することができる。いくつかの実施形態では、分離トレンチは、溝よりも広い。
【0015】
いくつかの実施形態では、基材はシリコン又はポリシリコンを含み、基材内の拡散は、垂直NANDストリングの共通ソースとして機能することができる。他の実施形態では、2つの隣接する垂直NANDストリングの下端を電気的に結合するために、基材内にパイプ接続部を形成することができる。
【0016】
いくつかの実施形態では、溝は、長さ方向で溝のセグメントの間に間隙を有する不連続な方法で形成することができる。そのような実施形態では、溝が誘電体、例えば第1の材料で満たされた後に、分離トレンチをスタックにエッチングすることができる。置換金属ゲートプロセスの間、間隙は、第2の材料、例えば窒化物を除去し、第3の材料を堆積させるための経路を提供する。
【0017】
第3の材料をスタックに堆積させる方法の例としては、例えば、原子層堆積、化学気相成長、物理気相成長、プラズマ支援原子層堆積、及び/又はプラズマ強化化学気相成長などが挙げられる。第3の材料がスタックに堆積されると、分離トレンチ内に残された材料は除去することができ、分離トレンチは間隙の位置でスタックを介してエッチングすることができ、その後、トレンチは、第1の材料、例えば酸化物で満たすことができる。
【0018】
いくつかの実施形態では、スタックに分離トレンチを形成する代わりに、第2の材料は、スタックを貫通してエッチングされた複数のホールを介してスタックから除去することができ、少なくとも1つのホールは、間隙なしで連続する誘電体充填溝の各々を通してエッチングされる。第2の材料が除去されると、第3の材料は、チャネルホールと比較した場合、直径が小さくても大きくてもよいホールを通してスタックに堆積させることができる。
【0019】
例示的な実施形態
NANDフラッシュメモリデバイスのメモリセルは、NANDストリングのマトリックスに構成される。NANDストリングの各々は、ソース線(SL)に接続されたソース選択トランジスタと、ビット線(BL)に接続されたストリング選択トランジスタと、ストリング選択トランジスタとソース選択トランジスタとの間に直列に接続されかつ電気的に接続された複数のメモリセルトランジスタとを含むことができる。3D-NANDフラッシュメモリデバイスは、垂直NANDストリングに構成された、垂直方向に積層されたメモリセルを備える。
【0020】
図1は、例示的な3D-NANDメモリデバイス100の斜視図である。3D-NANDメモリデバイス100は、基材102を含む。基材は、例えば、酸化シリコン、窒化シリコンなどの絶縁材料、及び/又は、例えば、シリコン、ポリシリコンなどの半導体材料を含むことができる。交互になった、絶縁層104、例えば酸化シリコンと、導電材料層106、本明細書でさらに説明するような、例えばポリシリコン、ドープされたポリシリコン、シリコン、又は、例えばタングステンなどの金属は、基材102上に堆積されてスタック108を形成する。導電材料層106は、3D-NANDメモリデバイス100のメモリトランジスタゲート、選択トランジスタゲート、ワード線、及び選択信号線を提供するので、本明細書ではゲートプレーンと呼ぶことができる。分離又は隔離トレンチ112は、スタック108の間に設けることができる。本明細書でさらに説明する、2つの隣接する分離トレンチ112の間の空間は、異なるNANDストリングアーキテクチャにおいて様々とすることができる。
【0021】
図1にから分かるように、個別のメモリセル114は、垂直NANDストリング116内に垂直に積み重ねられる。個別の各メモリセル114は、垂直チャネルと、ゲートプレーン106において垂直チャネルの周りでそれに対応するゲートオールアラウンドアーキテクチャ、又は本明細書でさらに説明するようなスプリットセルアーキテクチャでのゲート材料とを備える。各メモリセル114は、電荷貯蔵層と、電荷貯蔵層をゲート領域から分離するブロッキング誘電体と、電荷貯蔵層をチャネル領域から分離するトンネル誘電体とを含むメモリ層(図示せず)を備える。1つの実施形態では、メモリ層は、電荷トラッピング層(例えば、窒化シリコン)を備える。別の実施形態では、メモリ層は、フローティングゲートを備える。
【0022】
例えば銅のような導電材料を含むことができるビット線118は、垂直NANDストリング116の上部にあり、例えば銅又はタングステンのような導電材料を含むことができるビット線コンタクト(図示せず)を通してNANDストリングに結合される。1つの実施形態では(
図2A-2Qに関して説明される)、NANDストリング116は、U字形であり、2つの隣接する垂直ストリング116の下端は、パイプ接続部(図には示されていない)を介して電気的に結合され、1つの垂直ストリング116の上端は、ビット線コンタクトを介してビット線118に結合され、別の垂直ストリング116の上端は、ソース線コンタクトを介してソース線に結合され、2つの垂直ストリング116の最上部のトランジスタ又はトランジスタ群は、それぞれストリング及びソース選択トランジスタとして使用される。他の実施形態では(
図3A-3Jに関して説明される)、NANDストリング116は直線形状を有し、各垂直ストリング116の上端は、ストリング選択トランジスタとして用いられる最上位トランジスタ又はトランジスタ群を備えるビット線コンタクトを介してビット線118に結合され、各垂直ストリング116の下端は、ソース選択トランジスタとして用いられる最下位トランジスタ又はトランジスタ群を備えるソース線コンタクトを介してソース線に結合される。
【0023】
図1から分かるように、スタック108は、ゲートプレーン106に電気的接触を行うための階段形状124で形成されている。矢印122は、本明細書でさらに説明するように、3D-NANDメモリデバイス100における誘電体充填溝(
図1には示されていない)及び分離トレンチ112の長手方向を示している。誘電体充填分離トレンチ112及び誘電体充填溝は、3D-NANDメモリデバイス100の長さLに沿って延びることができる。
【0024】
図2A-2Qは、1つのタイプの3D-NANDメモリデバイス、例えば
図1の3D-NANDメモリデバイス100を製造する方法の一例を概略的に示す。
図2Aは、
図2Bの線2A-2Aに沿って見た3D-NANDメモリデバイスの部分200の断面図である。
図2Bは、
図2Aの線2B-2Bに沿って見た3D-NANDメモリデバイスの部分200の平面図である。
図2C、2E、2G、2I、2K、2M、及び2Pは、製造プロセスの様々な段階での
図2Aの線2B-2Bに沿って見た3D-NANDメモリデバイスの部分200の平面図である。
図2D、2F、2H、2J、2L、2N、2O、及び2Qは、製造プロセスの様々な段階での
図2Bの線2A-2Aに沿って見た3D-NANDメモリデバイスの部分200の断面図である。部分200は、
図1の3D-NANDメモリデバイス100のスタック108の少なくとも一部を表すことができる。
【0025】
図2Aから分かるように、部分200は、パイプ接続部204を含む基材202、例えば、基材102を含む。実施形態では、基材202は、様々な厚さの、導電層及び/又は非導電層の1又は2以上の層を含むことができる。実施形態では、基材202は、NMOS及びPMOSトランジスタを備える活性層を含むことができる。
【0026】
図1に関して説明したように、部分200は、交互になった、絶縁材料、例えば酸化物の層104と、導電材料、例えばタングステンのような金属の層106とを含む。必要に応じて、他の金属又は導電材料が使用することができる。また、部分200は、パイプ接続部204の上に位置する垂直ストリング116a、116bを含む。垂直ストリング116a、116bは、導電材料層106の一部がトランジスタゲートとして使用される垂直方向に積層されたトランジスタを備え、上述したように、導電材料層106はゲートプレーンと呼ばれる場合もある。ゲートプレーン106は、層104、106の交互積層スタック108を貫通して形成されたチャネルホール214の周りにある。チャネルホール214の側壁には、チャネル層218が形成される。メモリ層216は、ゲートプレーン106とチャネル層218との間に形成される。メモリ層216は、ブロッキング誘電体によってゲートプレーンから分離され、トンネル誘電体(図示せず)によってチャネル層から分離された電荷貯蔵層を備えることができる。ゲートプレーン106の一部と、メモリ層及びチャネル層の対応する部分とは、メモリセルトランジスタ(例えば、
図1のメモリセル114及び
図2Bで230a、230bに見ることができる)を形成する。ゲートプレーン106の一部と、メモリ層を有するか又は有していないチャネル層の対応する部分とは、選択トランジスタを形成する。垂直方向に積層されたメモリセルトランジスタ及び選択トランジスタは、垂直ストリング116a、116bを形成する。
【0027】
パイプ接続部204は、垂直ストリング116a及び116bの下端を電気的に結合し、U字形のNANDストリングを形成する。1つの実施形態では、パイプ接続部204は、垂直ストリング116a及び116bの下端周辺のゲートプレーン106又はゲートプレーン106の群によって制御される反転領域である。別の実施形態では、パイプ接続部204は、基材202から電気的に絶縁されたドープされたポリシリコン又は金属などの導電材料である。コンタクト120は、垂直ストリング116a及び116bの上端に設けられ、116a及び116bの上端をビット線118及びソース線234にそれぞれ結合させる。垂直ストリング116a及び116bの上端のチャネルホール214に埋め込まれ、チャネル層218に電気的に接続された導電材料240は、ビット線及びソース線のコンタクト120のためのランディングパッドを提供する。垂直ストリング116a及び116bの最上部のトランジスタ又はトランジスタ群は、それぞれストリング及びソース選択トランジスタとして使用される。
【0028】
図2A及び
図2Bに示されるように、誘電体充填分離トレンチ226及び溝212は、トランジスタゲートだけでなくワード線及びストリング/ソース選択信号ラインを提供するストリップ(例えば、228、228a、228b)にゲートプレーン106を分離する。チャネルホール214は、誘電体充填溝212を貫通して形成される。チャネルホール214の側壁に形成されたチャネル層218は、ゲートプレーン106の各層で別々のゲートによって制御される2つの部分を有する。従って、
図1の3D-NANDメモリデバイス100の円形メモリセル114は、実質的に半円形又は湾曲形状を有する2つの別々のメモリセルに分割される。例えば、
図2Bに示されるように、線232の左側及び右側のメモリセルは有効に分割され、チャネルホール214aのチャネル層の一方側230aが一方のストリップ228aのゲート材料に係合して第1のメモリセルを形成し、チャネルホール214aのチャネル層の他方側230bが別のストリップ228bに係合して第2のメモリセルを形成する。
【0029】
図2C及び2Dを参照すると、
図2A-2Qの例示的な方法について、交互に積層される絶縁材料、例えば酸化シリコンの層206(層104に対応)及び犠牲材料の層208を、基材202上に堆積する。実施形態において、犠牲材料は、窒化シリコン、酸窒化シリコン、炭化シリコン、非晶質シリコン、又は多結晶シリコンを含むことができ、これらは、部分200においてワード線及び選択信号ラインを形成するゲートプレーン106に対応する金属層を形成するための空間を提供するために、後のプロセスで選択的に除去することができる。層206及び208は、同じ厚さとすること、又は、実施形態では、異なる厚さとすることができる。
【0030】
図2E及び2Fを参照すると、層206、208のスタックが形成されると、複数の溝210を、部分200内に形成することができる。
図2A-2Qの例では、2つの溝210a及び210bが示されているが、一般にはより多くの溝210が含まれる。
図2Fから分かるように、いくつかの実施形態では、溝210a及び210bは、層206、208の全てを貫通してエッチングされ、パイプ接続部204が部分的に露出する。他の実施形態では、いくつかの溝210は、層206、208の全てを貫通してエッチングされ、他の溝210は、層206、208の大部分を貫通してエッチングされ、スタックの底部にエッチングされていないいくつかの層206、208を残すことができ、犠牲層208が後のプロセスでゲートプレーン、例えばゲートプレーン106によって置き換えられた後、スタックの底部のいくつかのゲートプレーンは、制御ゲートとして使用できるようになっている。
【0031】
実施形態では、溝210は、
図1に矢印122で示されるように、誘電体充填分離トレンチ226と同じ長手方向に延びる。実施形態では、溝210は、長手方向に
図1の階段領域124を通って部分的又は全体的に延びることもできる。1つの実施形態では、溝210は、溝210の両側にあるワード線と選択信号線とを分離するために、長手方向に階段領域124の全体を貫通して延びることができる。別の実施形態では、溝210は、長手方向に階段領域124を部分的に貫通して延びることができ、溝210の両側のワード線は溝210によって分離され、溝210の両側の選択信号線は結合したままである。
【0032】
図2G及び2Hを参照すると、溝210a、210bは、誘電体充填溝212を形成するために絶縁性誘電材料で満たすことができる。絶縁性誘電材料は、層206と同じ材料とすることができる。
【0033】
誘電体充填溝212を形成するために溝210a、210bが絶縁材料で満たされると、
図2I及び2Jを参照すると、チャネルホール214を、層206、208の積層及び誘電体充填溝212を貫通してエッチングしてパイプ接続部204を部分的に露出させることができる。実施形態では、チャネルホール214は、
図1に例示されるように、長手方向と直交する方向において誘電体充填溝212の幅よりも広くすることができ、チャネルホールは、誘電体充填溝212の両側に実質的に半円形又は湾曲部分を有する。
【0034】
図2K及び2Lを参照すると、1又は2以上の材料層を備えるメモリ層216を、チャネルホール214の壁上に堆積させることができる。実施形態では、メモリ層216は、電荷貯蔵層と、チャネルホール側壁と電荷貯蔵層との間の第1の誘電体と、電荷貯蔵層の上の第2の誘電体とを備える。第1の誘電体は、酸化シリコン、酸窒化シリコン、酸化アルミニウム、酸窒化アルミニウム、及びこれらの材料の組み合わせを含むことができ、フラッシュメモリセルトランジスタにおけるブロッキング酸化物又はブロッキング酸化物の一部として使用することができる。第2の誘電体は、フラッシュメモリセルトランジスタにおけるトンネル誘電体として使用することができる。1つの実施形態では、電荷蓄積層は、電荷トラッピング層(例えば、窒化シリコン)を備える。別の実施形態では、電荷蓄積層は、フローティングゲートを備える。フローティングゲートは、最初に犠牲層208をチャネルホール214に選択的に凹ませ、フローティングゲートを第1の誘電体又は第1の誘電体の一部によって層206及び208から分離された状態で凹部に形成することによって形成することができる。
【0035】
メモリ層216がチャネルホール214内に堆積されると、チャネル材料218を、チャネルホール214内のメモリ層216の上に形成することができる。実施形態では、チャネル材料218は、コンフォーマル層とすること、非晶質、単結晶、又は多結晶半導体材料を含むこと、CVDプロセス、ALDプロセス、エピタキシャル成長プロセス、又はこれらのプロセスの組み合わせを使用して形成することができる。実施形態では、非晶質半導体材料を多結晶又は単結晶材料に変換するために、多結晶半導体材料を単結晶材料に変換するために、又は多結晶半導体材料の粒径を変化させるために、熱処理を行うことができる。1つの実施形態では、多結晶半導体材料を単結晶材料に変換するために、金属誘起結晶プロセスを用いて、熱処理を行うことができる。1つの実施形態では、チャネル材料218は、非晶質、単結晶、又は多結晶のシリコン又はシリコンゲルマニウム材料を含むことができる。実施形態では、チャネル材料218は、コンフォーマル層とすることができ、チャネルホール214を部分的に満たす厚さを有する。絶縁材料220、例えば酸化シリコンは、チャネルホール214を満たすことができる。1つの実施形態では、絶縁材料220は、チャネルホール214を部分的に満たし、チャネルホール214の中心に空隙を残す厚さを有するチャネル材料218上のコンフォーマル層とすることができる。材料層216、チャネル材料218、及び絶縁材料220がチャネルホール214に形成されると、チャネルホール214の上端部に凹部を形成すること、及び、ビット線及びソース線コンタクトランディングパッドとしての導電材料ランディングパッド240を、凹部に形成することができる。ランディングパッド240の導電材料は、ドープされたポリシリコン又は金属を含むことができる。
【0036】
実施形態では、チャネル材料218とランディングパッド240の材料は異なることができる。例えば、実施形態では、チャネル材料はポリシリコンを含むことができ、ランディングパッド240は、ポリシリコン、類似の材料、又は異なる材料を含むことができる。
【0037】
図2M及び2Nを参照すると、トレンチ222を部分200に形成する、例えば、エッチングする。
図2A-2Qの例示的な方法では、トレンチ222は、誘電体充填溝212の両側に形成される。いくつかの実施形態では、
図2Nから分かるように、トレンチ222は、層206、208の全てを貫通してエッチングされ、基材202が部分的に露出する。他の実施形態では、いくつかのトレンチ222は、層206、208の全てを貫通してエッチングされ、他のトレンチ222は、層206、208の大部分を通してエッチングされ、スタックの底部にエッチングされていないくつかの層206、208を残すことができ、犠牲層208が後のプロセスでゲートプレーンによって置き換えられた後、スタックの底部のいくつかのゲートプレーンは、制御ゲートとして使用できるようになっている。
【0038】
実施形態では、トレンチ222は、
図1において矢印122で示されるように、長手方向に延びる。実施形態では、誘電体充填溝212と同様に、トレンチ222は、長手方向に
図1の階段領域124を通って部分的又は全体的に延びることもできる。一実施形態では、トレンチ222は、トレンチ222の両側にあるワード線と選択信号線とを分離するために、長手方向に階段領域124の全体を貫通して延びることができる。別の実施形態では、トレンチ222は、長手方向に階段領域124を部分的に貫通して延びることができ、分離トレンチ222の両側のワード線はトレンチ222によって分離され、分離トレンチ222の両側の選択信号線は結合したままである。
【0039】
図2Oを参照すると、トレンチ222は、トレンチ側壁から犠牲層208を露出させる。犠牲層208は、トレンチ222から例えばウェットエッチングプロセスによってゲート領域を形成するために選択的に除去することができる。
図2P及び2Qを参照すると、実施形態では、コンフォーマル酸化物層(例えば、酸化シリコン、酸窒化シリコン、酸化アルミニウム、酸窒化アルミニウム、又はそのような誘電体の組み合わせ)を、ALDプロセスを使用してゲート領域に形成することができる。金属ゲートは、部分200においてワード線及び選択信号線を形成するゲートプレーン106に対応する金属層(例えば、224)を形成するために堆積させることができる。1つの実施形態では、金属層は、ALDプロセスを使用してコンフォーマル酸化物層上に堆積されたコンフォーマルTiN層と、残りのゲート領域を部分的又は完全に満たす、ALD又はCVDプロセスを使用して堆積されたタングステン層とを備える。ゲート領域が満たされると、トレンチ222に残された材料を除去するために、異方性エッチングが行われる。
図2Aに戻ると、トレンチ222は、誘電体充填分離トレンチ226を形成するために絶縁性誘電材料で満たすことができる。1つの実施形態では、絶縁性誘電材料は、
図2Aの層104及び
図2Dの絶縁材料層206と同じ材料(例えば、酸化シリコン)を含む。
【0040】
図2A及び2Bに戻ると、誘電体充填分離トレンチ226は、部分200のワード線及び選択信号ラインを形成するストリップ(例えば、228、228a、228b)にゲートプレーン106を分離する。
図1に示されるように、ゲートプレーン106は、チャネルホールの側壁に形成されたメモリ層及びチャネル層の対応する部分と共に3D-NANDメモリデバイス100のメモリセル114を形成する。誘電体充填溝212は、ゲートオールアラウンドセルを、チャネルホール214の周りのゲートプレーン106の各レベルで実質的に半円形又は湾曲状のチャネルを有する2つの別個のセルに効果的に分割する。これは、2つのトランジスタのゲートを分割することによって達成される。
【0041】
図3A-3Jは、3D-NANDメモリデバイス、例えば
図1の3D-NANDメモリデバイス100の別のタイプ又は構造を製造する方法の別の例を概略的に示す。
図3Aは、
図3Bの線3A-3Aに沿って見た3D-NANDメモリデバイスの部分300の断面図である。
図3Bは、
図3Aの線3B-3Bに沿って見た3D-NANDメモリデバイスの部分300の平面図である。
図3C、3E、3G、及び3Iは、製造プロセスの様々な段階での
図3Bの線3A-3Aに沿って見た3D-NANDメモリデバイスの部分300の断面図である。
図3D、3F、3H、及び3Jは、製造プロセスの様々な段階での
図3Aの線3B-3Bに沿って見た3D-NANDメモリデバイスの部分300の平面図である。部分300は、
図1の3D-NANDメモリデバイス100のスタック108の少なくとも一部を表すことができる。
【0042】
図3Aから分かるように、部分300は、基材302、例えば、基材102を含む。基材302は、様々な厚さの、導電層及び/又は非導電層の1又は2以上の層を含むことができる。また、基材302は、NMOS及びPMOSトランジスタを備える活性層を含むことができる。
図1に関して説明したように、部分300は、交互になった、絶縁材料、例えば酸化物の層104と、導電材料の層106とを交互に含む。
図3の例示的な方法において、3A-3Jでは、導電材料は、シリコン又はポリシリコンを含む。また、部分300は、垂直NANDストリング116を含む。上述したように、垂直NANDストリング116は、導電材料層106の一部がトランジスタのゲートとして使用される垂直方向に積層されたトランジスタを備え、上述したように、導電材料層106はゲートプレーンと呼ばれる場合もある。ゲートプレーン106は、交互の層104、106を貫通して形成されたチャネルホール314の周りにある。メモリ層316及びチャネル層318は、チャネルホール314の側壁に形成される。実施形態では、メモリ層316は、電荷貯蔵層と、電荷貯蔵層をゲートプレーンから分離するブロッキング誘電体と、電荷貯蔵層をチャネル層から分離するトンネル誘電体とを備える。ゲートプレーン106の一部と、メモリ層及びチャネル層の対応する部分とは、メモリセルトランジスタ(例えば、
図1のメモリセル114及び
図3Bの330a、330bで見ることができる)を形成する。ゲートプレーン106の一部と、メモリ層を有するか又は有しないチャネル層の対応する部分とは、選択トランジスタを形成する。垂直方向に積層されたメモリセルトランジスタ及び選択トランジスタは、垂直ストリング116を形成する。
【0043】
コンタクト120は、垂直NANDストリング116の上端に設けられる。ビット線118は、コンタクト120に接続される。垂直ストリング116の上端のチャネルホール314に埋め込まれ、チャネル層318に電気的に接続された導電材料340は、ビット線コンタクト120のためのランディングパッドを提供する。垂直ストリング116の最上部のトランジスタ又はトランジスタ群は、ストリング選択トランジスタとして使用される。各垂直ストリング116の下端は、ソース選択トランジスタとして使用される最下位トランジスタ又はトランジスタ群を備えるソース線コンタクトを介してソース線に結合される。
【0044】
図3C及び3Dを参照すると、
図3A-3Jの例示的な方法について、交互の酸化物層304(層104に相当)を、基材302上にシリコン又はポリシリコンの層306(層106に相当)と交互に堆積又は積層する。
図3Dには示されていないが、交互に層304及び306を堆積させる前に、基材302として1又は2以上の導電層及び非導電層を形成することができる。
【0045】
図3E及び3Fを参照すると、層304、306のスタックが形成されると、複数の溝310を、部分300内にエッチングすることができる。
図3A-3Jの例では、7つの溝310が示されているが、より多くの又はより少ない溝310を含むことができる。溝310は、
図1において矢印122によって示されるように、長手方向に延びることができる。実施形態では、溝310は、層304、306の全てを貫通してエッチングされ、溝310の両側にあるワード線と選択信号線を分離するために、長手方向に階段領域124の全体を貫通して延びることができる。他の実施形態では、いくつかの溝310は、層304、306の大部分を貫通してエッチングされ、スタックの底部にエッチングされていないいくつかの層304、306を残すことができる。同様に、いくつかの溝310は、長手方向に階段領域124を部分的に貫通して延びることができ、溝310の両側の層306の一部は階段領域で結合したままである。長手方向(長さ方向g)に1つの溝310のみが示されているが、長手方向に1又は2以上の溝310、例えば2又は3以上の溝310が存在することができる。
【0046】
実施形態では、溝310は、層304、306の全てを貫通して延び、層304、308の長さに等しい長さを延びている。従って、
図1に関して言及したように、3D-NANDメモリデバイスの階段状の形状に起因して、各溝310の垂直方向の深さ及び水平方向の長さは様々とすることができる。しかしながら、
図1の3D-メモリデバイス100の階段領域124の溝310は、アクティブでない(又は、ダミーホールを含むことができる)。実施形態では、上述したように、
図1の矢印122は、3D-NANDメモリデバイス100の溝310の長手方向を示している。
【0047】
図3G及び3Hを参照すると、溝310は、誘電体充填溝312を形成するために、絶縁材料、例えば、酸化シリコンで満たすことができる。いくつかの他の実施形態では、溝310は、層304、306の全てを貫通して延びていない。
【0048】
図3I及び3Jを参照すると、溝310が満たされると、チャネルホール314は、基材302を部分的に露出させるためにスタックを通してエッチングすることができる。
図3Jから分かるように、チャネルホール314は千鳥状に配置されており、それによって、3D-NANDメモリデバイスが完成したときにメモリセルのより高い密度を可能にする。他の実施形態では、チャネルホール314は千鳥状とする必要はない。
【0049】
図3A及び
図3Bを参照すると、メモリ層316及びチャネル層318は、チャネルホール314の壁上に堆積することができる。実施形態では、チャネル層318は、コンフォーマル層とすること、非晶質、単結晶、又は多結晶半導体材料を含むこと、CVDプロセス、ALDプロセス、エピタキシャル成長プロセス、又はこれらのプロセスの組み合わせを使用することで形成することができる。実施形態では、非晶質半導体材料を多結晶又は単結晶材料に変換するために、多結晶半導体材料を単結晶材料に変換するために、又は多結晶半導体材料の粒径を変化させるために、熱処理が行うことができる。1つの実施形態では、熱処理は、金属誘起結晶プロセスを用いて多結晶半導体材料を単結晶材料に変換するために行うことができる。1つの実施形態では、チャネル材料318は、非晶質、単結晶、又は多結晶のシリコン又はシリコンゲルマニウム材料を含むことができる。実施形態では、チャネル層318は、コンフォーマル層とすることができ、チャネルホール314を部分的に満たす厚さを有する。その後、絶縁材料320、例えば、酸化物は、チャネルホール314に堆積され、チャネルホール314を完全に又は部分的に満たし、
図1の3D-NANDメモリデバイス100のNANDストリング116を形成することができる。例えば銅を含むビット線118は、NANDストリング116の上に形成され、ビット線コンタクト120を介してNANDストリングに電気的に結合することができる。実施形態では、3D-NANDメモリデバイスの他の部分300、例えばスタック108の間に分離トレンチ(図示せず)を形成することができ、分離トレンチは、
図1の矢印122で示されるように長手方向に延びることができる。
【0050】
図3A-3Jの実施形態では、導電材料層306、例えば、シリコン又はポリシリコンは、チャネルホール314に形成されたメモリ層316及びチャネル層318と共に
図1に示されるような3D-NANDメモリデバイス100のメモリセル114を形成する。
図3Bを参照すると、誘電体充填溝312が導電材料層306を別々のストリップ328、328a、328bに分割するので、メモリセル114は、誘電体充填溝312の両側で実質的に2つの別々の部分に分割される。例えば、チャネルホール314aの周りメモリセルは、効果的に分割され、チャネルホール314aの一方側330aが一方のストリップ328aの材料と係合して第1のメモリセルを形成し、チャネルホール314aの他方側330bが別のストリップ328bと係合して第2のメモリセルを形成する。従って、
図1の3D-NANDメモリデバイス100の円形メモリセル114は、線332に沿って実質的に半円形又は曲線形状のチャネルを有する2つの別々のメモリセルに分割される。
【0051】
図4A-4Qは、3D-NANDメモリデバイス、例えば
図1の3D-NANDメモリデバイス100を製造する方法の別の例を概略的に示す。
図4Aは、
図4Bの線4A-4Aに沿って見た3D-NANDメモリデバイスの部分400の断面図である。
図4Bは、
図4Aの線4B-4Bに沿って見た3D-NANDメモリデバイスの部分400の平面図である。
図4C、4E、4G、4I、4K、4M、及び4Pは、製造プロセスの様々な段階での
図4Aの線4B-4Bに沿って見た3D-NANDメモリデバイスの部分400の平面図である。
図4D、4F、4H、4J、4L、4N、4O、及び4Qは、製造プロセスの様々な段階での
図4Bの線4A-4Aに沿って見た3D-NANDメモリデバイスの部分400の断面図である。部分400は、
図1の3D-NANDメモリデバイス100のスタック108の少なくとも一部を表すことができる。
【0052】
図4Aから分かるように、部分400は、基材402、例えば基材102を含む。基材402は、様々な厚さの、導電層及び/又は非導電層の1又は2以上の層を含むことができる。また、基材402は、NMOSトランジスタ及びPMOSトランジスタを備える活性層を含むことができる。また、部分400は、垂直NANDストリング116を含む。
【0053】
上述したように、垂直NANDストリング116は、導電材料層106の一部がトランジスタゲートとして使用される垂直方向に積層されたトランジスタを備え、上述したように、導電材料層106は、ゲートプレーンと呼ばれる場合もある。ゲートプレーン106は、交互の層104、106を貫通して形成されたチャネルホール414の周りにある。メモリ層416及びチャネル層418は、チャネルホール414の側壁に形成される。実施形態では、メモリ層416は、電荷貯蔵層と、電荷貯蔵層をゲートプレーンから分離するブロッキング誘電体と、電荷貯蔵層をチャネル層から分離するトンネル誘電体とを備える。ゲートプレーン106の一部と、メモリ層及びチャネル層の対応する部分とは、メモリセルトランジスタ(例えば、
図1のメモリセル114及び
図4Bの430a、430bで見ることができる)を形成する。ゲートプレーン106の一部と、メモリ層を有する又は有しないチャネル層の対応する部分とは、選択トランジスタを形成する。垂直方向に積層されたメモリセルトランジスタ及び選択トランジスタは、垂直ストリング116を形成する。
【0054】
上述したように、コンタクト120は、垂直NANDストリング116の端部に設けられる。ビット線118は、コンタクト120を介して垂直ストリング116に接続される。垂直ストリング116の上端のチャネルホール414に埋め込まれ、チャネル層318に電気的に接続された導電材料440は、ビット線コンタクト120のためのランディングパッドを提供する。垂直ストリング116の最上部のトランジスタ又はトランジスタ群は、ストリング選択トランジスタとして使用することができる。各垂直ストリング116の下端は、ソース選択トランジスタとして使用される最下位のトランジスタ又はトランジスタ群を有するソースラインコンタクトを介してソースラインに結合される。
【0055】
図4C及び
図4Dを参照すると、
図4A-4Qの例示的な方法について、交互の酸化物層404(層104に対応)を、基材402上に犠牲材料、例えば窒化物層406(層106に対応)と交互に堆積又は積層する。実施形態では、犠牲材料は、窒化シリコン、酸窒化シリコン、炭化シリコン、非晶質シリコン、又は多結晶シリコンを含むことができ、これらは、部分200においてワード線及び選択信号線を形成するゲートプレーン106に対応する金属層を形成するための空間を提供するために、後のプロセスにおいて選択的に除去することができる。
図4E及び
図4Fを参照すると、層404、406のスタックが形成されると、複数の溝410を、部分400内にエッチングすることができる。
図4A-4Qの例では、9つの溝が形成されていが、より多くの又はより少ない溝410を含むことができる。
図4Eから分かるように、溝410は不連続であり、例えば、溝410は間隙408aを含む。
図2A-2Q及び
図3A-3Jに関して説明した実施形態では、溝210、310は、不連続とすることもできる。実施形態では、溝410は、層404、406の全てを貫通してエッチングされ、間隙408aが含まれる場合、
図1において矢印122によって示されるように長手方向に延びることができる。溝410は、
図1に示されるように、階段領域124を部分的に又は全体的に貫通して長手方向に延びることができる。他の実施形態では、いくつかの溝410は、層404、406の大部分を貫通してエッチングされ、スタックの底部にエッチングされていないいくつかの層404、406を残すことができる。
図4G及び4Hを参照すると、溝410は、誘電体充填溝412を形成するために、絶縁材料、例えば、酸化物で満たすことができる。
【0056】
図4I及び4Jを参照すると、溝410が満たされると、チャネルホールは、基材402を部分的に露出させるためにスタックを通してエッチングすることができる。
図4Iから分かるように、チャネルホール414は、より高い密度のNANDストリング配置を提供するために千鳥状に配置される。
【0057】
図4K及び
図4Lを参照すると、メモリ層416及びチャネル層418は、
図4I及び4Jのチャネルホール414の壁上に堆積することができる。上述したように、チャネル層418は、コンフォーマル層とすること、非晶質、単結晶、又は多結晶半導体材料を含むこと、CVDプロセス、ALDプロセス、エピタキシャル成長プロセス、又はこれらのプロセスの組み合わせを使用することで形成することができる。実施形態では、非晶質半導体材料を多結晶又は単結晶材料に変換するために、多結晶半導体材料を単結晶材料に変換するために、又は多結晶半導体材料の粒径を変化させるために、熱処理を行うことができる。1つの実施形態では、熱処理は、金属誘起結晶プロセスを用いて多結晶半導体材料を単結晶材料に変換するために行うことができる。1つの実施形態では、チャネル材料418は、非晶質、単結晶、又は多結晶のシリコン又はシリコンゲルマニウム材料を含むことができる。実施形態では、チャネル層418は、コンフォーマル層とすることができ、
図4I及び4Jのチャネルホール414を部分的に満たす厚さを有する。その後、絶縁材料420、例えば、酸化物は、
図4I及び4Jのチャネルホール414に堆積され、チャネルホール414を完全に又は部分的に満たし、
図1の3D-NANDメモリデバイス100のNANDストリング116を形成することができる。
【0058】
図4M及び4Nを参照すると、トレンチ422は、部分400に形成され、例えば、エッチングされ、部分的に基材402を露出させる。トレンチ422は、
図1において矢印122で示されるように長手方向に延び、
図4G及び4Hの誘電体充填溝412と平行に延びることができる。
図4Nを参照すると、トレンチ422は、
図4Fの犠牲層406をトレンチ側壁から露出させる。
図4Fの犠牲層406は、トレンチ422から例えばウェットエッチングプロセスによってゲート領域を形成するために選択的に除去することができる。
【0059】
図4O及び4Pを参照する。犠牲窒化物が部分400から除去されると、ゲートプレーン106に対応する置換金属424、例えばタングステンは、トレンチ422を通してゲート領域を形成することができる。犠牲窒化物を置換金属424で置換する前に、性能及びプロセスの利点のために、例えば酸化アルミニウム、窒化チタンなどの材料の1又は2以上の層を堆積させることができる。置換金属424は、例えば、原子層堆積、物理堆積、化学堆積、プラズマ支援原子層堆積、及びプラズマ強化化学堆積などを介して、トレンチ422から、間隙408aを通して、ゲート領域内に堆積させることができる。矢印432は、犠牲窒化物を除去し、金属424を堆積する経路の一例を示している。
図4E及び4Fの誘電体充填溝412を形成するために
図4E及び4Fの溝410を絶縁材料で満たした後、間隙408aは、犠牲窒化物を除去し、置換金属を堆積させるための垂直スタック内の唯一の経路であり、例えば、間隙408aがなければ、置換金属424は、隣接する誘電体充填溝412の間の空間に堆積させることができない。
【0060】
図4Qを参照すると、ゲート領域が満たされると異方性エッチングが行われ、トレンチ422に残された材料が除去される。加えて、3D-NANDメモリデバイス100のトランジスタゲート、ワード線、及び選択信号線として機能する置換金属424の隣接するストリップ(ゲートプレーン106のストリップに対応する)を分離するために、間隙408aの位置でスタックを通してトレンチ408bがエッチングされる。再び
図4Bを参照すると、
図4Qに図示されたようなトレンチ422及び408bは、誘電体充填分離トレンチ442及び誘電体充填分離トレンチ426を形成するために絶縁材料で満たすことができる。絶縁材料は、
図4Dの層404又は
図4Aの層104と同じ誘電材料(例えば、酸化ケイ素)を含むことができる。
【0061】
置換金属424は、チャネルホール414に形成されたメモリ層416及びチャネル層418と共に、
図1に示されるように3D-NANDメモリデバイス100のメモリセル114を形成する。
図4Bを参照すると、誘電体充填溝412が置換金属層424をゲートプレーン106の別々のストリップ428、428a、428bに分割するので、メモリセル114は、誘電体充填溝412の両側で実質的に2つの別々の部分に分割される。例えば、チャネルホール414aの周りのメモリセルは、効果的に分割され、チャネルホール414aの一方側430aが一方のストリップ428aの金属424に係合して第1のメモリセルを形成し、チャネルホール414aの他方側430bが別のストリップ428bに係合して第2のメモリセルを形成する。従って、
図1の3D-NANDメモリデバイス100の円形メモリセル114は、線432に沿って実質的に半円形又は曲線形状のチャネルを有する2つの別々のメモリセルに分割される。
【0062】
図4R-4Wを参照すると、例示的な代替方法を説明することができる。
図4Rから分かるように、2つの溝410a、410bは、間隙408を含まず、例えば、溝410a、410bは、連続している。一般に、この例では、全ての他の溝410は連続している。
【0063】
図4Sを参照すると、溝410は、上述したように、誘電体充填溝412を形成するために絶縁材料で満たされる。
図4T及び4Uを参照すると、上述したように、チャネルホール414及び垂直チャネルは、メモリセル密度を増加させるために千鳥状に形成される。
図4V及び4Wを参照すると、トレンチ434は、連続する誘電体充填溝を貫通してエッチングされる。その後、犠牲窒化物が除去され、金属424はトレンチ434を通して堆積させることができる。金属424は、例えば、原子層堆積、化学気相成長、プラズマ支援原子層堆積、及びプラズマ強化化学気相成長を介して、トレンチ422からビア434を通して、導電層406に堆積されることができる。矢印436は、犠牲窒化物を除去し、金属を堆積させる例示的な経路を示す。
図4A及び4Bに例示されるような誘電体充填分離トレンチ442は、3D-NANDメモリデバイスの他の部分400、例えばスタック108の間の絶縁を提供するために、必要に応じて形成することができる。
【0064】
図5を参照すると、別の実施形態では、単一の垂直NANDストリング116は、1つのチャネルホール502、例えばホール214、314、414(円形、細長、又は何らかの他の規則的又は不規則的形状)のみを有することができ、垂直NANDストリング116は、同じゲートプレーン506、例えばゲートプレーン106上のホールごとに形成可能な複数のメモリセル504、例えばメモリセル114を含む。これは、ホール内に堆積された材料層508、例えばメモリ層216、316、416の材料のうちの1又は2以上の間に物理的な分離を形成することによって行うことができる。例えば、本明細書に記載されたものと同様の技術を使用して、チャネルを形成し、その後、メモリセルを形成することができる。メモリセルは、酸化物で満たすことができ、その後、酸化物はエッチングすることができる。その後、セル構造をエッチングして、チャネルホール502内に複数のメモリセル504を形成することができる。
【0065】
図6は、3D-NANDメモリデバイス、例えば3D-NANDメモリデバイス100を製造するための例示的な方法600のフロー図である。フロー図において、方法600の動作は、個別のブロックとして示される。
【0066】
ブロック602において、基材を提供する。例えば、基材は、基材102と同様とすることができる。
【0067】
ブロック604において、第1の材料の第1の層及び第2の材料の第2の層を、基材上に交互に堆積してスタックを形成する。例えば、第1の層は、層104、206、304、又は404に対応することができ、第1の材料は酸化物とすることができ、第2の層は、層106、224、306、又は424に対応することができ、第2の材料はシリコン、ポリシリコン、又は例えばタングステン等の金属とすることができる。
【0068】
ブロック606において、複数の溝をスタックに形成する。例えば、溝は、溝210、310、又は410に対応することができる。
【0069】
ブロック608において、複数の溝を、第1の材料、例えば、酸化物で満たす。ブロック610において、複数のチャネルホールを、スタック、例えば、交互に配置された第1及び第2の層を貫通して形成する。例えば、チャネルホールは、チャネルホール214、314、又は414に対応することができる。
【0070】
ブロック612において、メモリ層を、複数のチャネルホールの壁に沿って堆積させる。例えば、メモリ層は、電荷蓄積層、ブロッキング誘電体、及びトンネル誘電体を備えることができる。
【0071】
ブロック614において、チャネル層を、チャネルホール内のメモリ層上に堆積させる。例えば、シリコン又はポリシリコンを、チャネルホール内のメモリ層上に堆積させることができる。ブロック616において、第1の材料を、垂直NANDストリングを形成するために、チャネルホールを少なくとも部分的に埋めるように堆積させる。例えば、酸化物を、チャネルホールを部分的又は完全に埋めるように堆積させて、それによって垂直NANDストリングを形成することができる。
【0072】
ブロック618において、コンタクト、例えばコンタクト120を、垂直NANDストリング上に形成する。ブロック620において、ビット線、例えばビット線118を、垂直NANDストリング上に形成する。
【0073】
本発明は、特定の実施例に関して説明されているが、本発明の範囲は、これらの特定の実施例に限定されないことを理解されたい。特定の動作要件及び環境に適合するように変化させた他の修正例及び変更例は当業者には明らかであり、本発明は、開示の目的のために選択された実施例に限定されるとみなされるものではなく、本発明の真の精神及び範囲から逸脱しない全ての変更例及び修正例を包含する。
【0074】
本出願は、特定の構造的特徴及び/又は方法的行為を有する実施形態を説明するが、請求項は、必ずしも説明された特定の特徴又は行為に限定されないことを理解されたい。むしろ、特定の特徴及び行為は、本出願の請求項の範囲に入るいくつかの実施形態を単に例示するものである。
【国際調査報告】