(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-08-03
(54)【発明の名称】掃除機ステーション
(51)【国際特許分類】
A47L 9/00 20060101AFI20230727BHJP
A47L 9/28 20060101ALI20230727BHJP
【FI】
A47L9/00 104
A47L9/00 Z
A47L9/28 U
A47L9/28 Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023500998
(86)(22)【出願日】2021-07-05
(85)【翻訳文提出日】2023-02-16
(86)【国際出願番号】 KR2021008467
(87)【国際公開番号】W WO2022010198
(87)【国際公開日】2022-01-13
(31)【優先権主張番号】10-2020-0084780
(32)【優先日】2020-07-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100109841
【氏名又は名称】堅田 健史
(74)【代理人】
【識別番号】230112025
【氏名又は名称】小林 英了
(72)【発明者】
【氏名】パク,ヒュンウ
(72)【発明者】
【氏名】チャン,デホ
(72)【発明者】
【氏名】リ,ドンクン
【テーマコード(参考)】
3B006
3B057
【Fターム(参考)】
3B006GA02
3B006GA03
3B006MA03
3B057DE06
(57)【要約】
本発明は、ハウジングと、掃除機の塵埃容器内部の塵埃を吸引するための吸引力を発生させる、集塵モータと、集塵モータの重力方向上方に配置された、集塵ユニットと、掃除機が結合される結合面を備える、結合ユニットと、掃除機が結合ユニットに結合されると掃除機を固定する、固定ユニットとを具備し、これにより使用者が、別の力を加えることなく掃除機を密封することができる、掃除機ステーションに関する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
掃除機ステーションであって、
ハウジング;
前記ハウジングに収容され、掃除機の塵埃容器内の塵埃を吸引するための吸引力を発生させるよう構成された、集塵モータ;
前記ハウジングに収容され、前記塵埃容器内の前記塵埃を捕捉するよう構成された、集塵部;
前記ハウジング内に配置され、前記掃除機が結合される結合面を備える、結合部;
前記掃除機が前記結合部に結合されると、前記掃除機を固定するよう構成された、固定ユニット;を備えてなり、
前記固定ユニットは、前記掃除機が前記結合部に結合されると、前記塵埃容器の外側から前記塵埃容器の方へ移動し、前記塵埃容器を固定するよう構成された、固定部材、を備える、掃除機ステーション。
【請求項2】
前記固定ユニットは、
前記固定部材を移動させるための動力を供給するよう構成された、固定部モータと、
前記固定部モータに結合され、前記固定部モータからの前記動力を使用して回転するよう構成された、固定部ギアと、
前記固定部ギア及び前記固定部材を連結し、前記固定部ギアの回転を、前記固定部材の往復運動に変換するよう構成された、固定部連結具と、を更に備える、請求項1に記載の掃除機ステーション。
【請求項3】
前記固定部材は、
前記固定部連結具の一方の端部が、回転可能に結合されている、連結具結合部分と、
前記連結具結合部分に接続され、前記固定部モータの動作によって、前記結合部の側壁から前記塵埃容器の方へ往復運動できるよう設けられた、可動パネルと、
前記可動パネルの往復運動の方向の先端に配置され、前記塵埃容器を密封するよう構成された、可動密封部と、を備える、請求項2に記載の掃除機ステーション。
【請求項4】
前記可動パネルは、
平坦なプレートの形状に形成されたパネル本体と、
前記パネル本体の一方の端部から折り曲げられて延出し、前記連結具結合部分に接続されている、接続突出部と、
前記パネル本体の他方の端部に形成され、前記塵埃容器を密封するために、前記塵埃容器の形状に対応するよう形成された、第1の押付部分と、を備える、請求項3に記載の掃除機ステーション。
【請求項5】
前記可動パネルは、前記第1の押付部分に接続され、電池ハウジングの形状に対応するよう形成された、第2の押付部分、を更に備える、請求項4に記載の掃除機ステーション。
【請求項6】
前記固定部ギアは、
前記固定部モータのシャフトが挿入され、結合されている、駆動ギアと、
前記固定部連結具の他方の端部が、回転可能に結合されている、第1の連結具回転ギアと、を備える、請求項2に記載の掃除機ステーション。
【請求項7】
前記固定部ギアは、前記駆動ギア及び前記第1の連結具回転ギアと噛み合うよう構成された、接続ギアを更に備える、請求項6に記載の掃除機ステーション。
【請求項8】
前記固定部ギアは、前記第1の連結具回転ギアと噛み合い、前記第1の連結具回転ギアの回転方向と逆の方向に回転するよう構成された、第2の連結具回転ギア、を更に備える、請求項6に記載の掃除機ステーション。
【請求項9】
前記固定ユニットは、前記固定部ギアを内部に収容するよう構成された、固定部ハウジング、を更に備える、請求項2に記載の掃除機ステーション。
【請求項10】
前記固定部ハウジングは、
第1の固定部ハウジングと、
前記第1の固定部ハウジングに結合され、前記固定部ギアを内部に収容する空間を画定するよう構成された、第2の固定部ハウジングと、を備える、請求項9に記載の掃除機ステーション。
【請求項11】
前記固定部ハウジングは、周方向の円弧形状に形成され、前記固定部連結具の移動を誘導するよう構成された、連結具誘導孔、を更に備える、請求項10に記載の掃除機ステーション。
【請求項12】
前記固定部ハウジングは、円筒形状に突出して前記固定部モータを収容する、モータ収容部分、を更に備える、請求項10に記載の掃除機ステーション。
【請求項13】
前記結合部は、
前記掃除機が結合されているとき、前記塵埃容器の外面を支持するよう構成された、第1の誘導ユニット、を更に備え、及び
前記固定ユニットは、
前記第1の誘導ユニットに配置され、前記掃除機が前記結合部に結合されているとき、重力によって前記塵埃容器の重力方向下面を密封するよう構成された、定置密封部、を更に備える、請求項2に記載の掃除機ステーション。
【請求項14】
前記結合部は、側壁に沿って長孔状に形成された固定部材進入孔を備え、前記固定部材が前記固定部材進入孔を出入りする、請求項2に記載の掃除機ステーション。
【請求項15】
前記固定ユニットは、前記ハウジングに結合され、前記可動パネルを貫通し、前記固定部材の移動を誘導するよう構成された、誘導フレーム、を更に備える、請求項3に記載の掃除機ステーション。
【請求項16】
前記結合部及び前記固定ユニットを制御するよう構成された、制御ユニット、を更に備え、
前記結合部は、前記掃除機が前記結合部に結合されたか否かを検出するよう構成された、結合センサ、を更に備え、及び、
前記制御ユニットは、前記結合センサから前記掃除機の結合状態を示す信号を受信するとき、前記制御ユニットは、前記固定部モータを動作させる、請求項2に記載の掃除機ステーション。
【請求項17】
前記掃除機に電力を供給するよう構成された、充電部と、
前記結合部、前記充電部、及び前記固定ユニットを制御するよう構成された、制御ユニットと、を更に備え、
前記制御ユニットは、前記充電部を介して前記掃除機の電池に電力が印加されると、前記固定部モータを動作させる、請求項2に記載の掃除機ステーション。
【請求項18】
前記固定部材は、前記掃除機が前記結合部に結合されているとき、前記掃除機によって押し付けられ、前記掃除機を取り巻くよう設けられた、回転式密封部、を備える、請求項1に記載の掃除機ステーション。
【請求項19】
前記回転式密封部は、前記結合部に回転可能に結合された結合部、を備える、請求項18に記載の掃除機ステーション。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、掃除機ステーションに関し、より詳細には、掃除機内に貯蔵された塵埃を、掃除機ステーション内に吸い込むよう構成された掃除機ステーションに関する。
【背景技術】
【0002】
掃除機とは、一般に、電気を使用して空気を吸引することにより、小さなごみ又は塵埃を吸い込み、製品に設けられた塵埃容器をごみ又は塵埃で満たす電化製品を指す。かかる掃除機は、一般に、吸引式掃除機と呼ばれる。
【0003】
掃除機は、使用者が直接動かして清掃作業を実行する手動掃除機と、自律走行しながら清掃作業を実行する自動掃除機とに、分類することができる。手動掃除機は、掃除機の形状によって、キャニスタ型掃除機、直立型掃除機、ハンディ型掃除機、スティック型掃除機などに分類することができる。
【0004】
キャニスタ型掃除機は、過去に家庭用掃除機として広く使用されていた。しかし最近では、使用上の利便性を高めるために塵埃容器と掃除機本体が一体に設けられた、ハンディ型掃除機及びスティック型掃除機の使用が、増加傾向にある。
【0005】
キャニスタ型掃除機の場合、本体と吸込口とがゴムホース又はパイプで接続されており、場合によっては、吸込口にブラシを差し込んだ状態で、キャニスタ型掃除機を使用することがある。
【0006】
ハンディ型掃除機(手持ち吸引式掃除機)は、携帯性が極限まで高められ、軽量である。しかし、ハンディ型掃除機は長さが短いので、清掃する領域が限定されることがある。従って、ハンディ型掃除機は、机、ソファ、又は車内などの局所的な場所を掃除するのに使用される。
【0007】
使用者は、スティック型掃除機を立ったまま使用でき、従って、腰を曲げずに清掃作業を実行することができる。従って、スティック型掃除機は、使用者が広い領域を、その領域内を移動しながら清掃するのに有利である。ハンディ型掃除機は、狭い空間の清掃に使用でき、一方、スティック型掃除機は、広い空間の清掃に使用でき、また使用者の手が届かない高所にも使用することができる。最近では、モジュール式のスティック型掃除機が実現し、これにより掃除機のタイプが活発に変化し、様々な場所の清掃に使用される。
【0008】
加えて、最近では、使用者の操作なしに自律的に清掃作業を実行する、ロボット掃除機が使用されている。ロボット掃除機は、清掃されるべき区域を自律走行しながら、塵埃などの異物を床から吸引することにより、清掃されるべき区域を自動で清掃する。
【0009】
ロボット掃除機は、この目的を達成するために、掃除されるべき区域に設置された家具、事務用品、又は壁などの障害物からの、距離を検出するよう構成された距離センサと、ロボット掃除機を移動させるための左右の車輪とを備える。
【0010】
この場合、左車輪及び右車輪はそれぞれ、左車輪用モータ及び右車輪用モータによって回転するよう構成され、ロボット掃除機は、左車輪用モータ及び右車輪用モータを動作させることにより、自律的に向きを変えながら部屋を清掃する。
【0011】
しかし、関連する技術分野におけるハンディ型掃除機、スティック型掃除機、又はロボット掃除機は、収集した塵埃を貯蔵する塵埃容器の容量が小さいため、使用者が頻繁に塵埃容器を空にする必要があるので、使用者にとって不便である。
【0012】
加えて、塵埃容器を空にする過程で塵埃が飛散するので、飛散した塵埃が使用者の健康に悪影響を及ぼすという、問題がある。
【0013】
加えて、塵埃容器から残留した塵埃が除去されないと、掃除機の吸引力が低下するという問題がある。
【0014】
加えて、塵埃容器から残留した塵埃が除去されないと、残留した塵埃が悪臭をもたらすという問題がある。
【0015】
米国特許出願公開第2020-0129025A1号は、スティック型吸引式掃除機と組み合わされる塵埃容器について開示している。
【0016】
米国特許出願公開第2020-0129025A1号の塵埃容器と吸引式掃除機との組合せの場合、密封部材は、塵埃排出口のサイズに対応し、塵埃排出口を取り巻くように配置することができる。
【0017】
米国特許出願公開第2020-0129025A1号では、密封部材が、塵埃吸込ポートに固定的に配置され、吸引式掃除機の塵埃容器とカップ体との間の部分を密封する。
【0018】
この構成により、使用者が塵埃容器を吸引式掃除機に挿入すると、塵埃容器と吸引式掃除機との間隙を密封することができる。
【0019】
しかし、米国特許出願公開第2020-0129025A1号で開示された構成では、塵埃容器と吸引式掃除機との間隙を密封するために、使用者が力を加えて吸引式掃除機を塵埃容器に押圧する必要があるので、使用者にとって不便である。
【0020】
加えて、米国特許出願公開第2020-0129025A1号は単に、吸引式掃除機と塵埃容器との間隙を密封するのに使用する密封部材を開示しているだけであるが、この構成では、吸引式掃除機を固定して塵埃を除去する過程で起きる可能性がある、吸引式掃除機と塵埃容器との間の分離を防ぐことができず、吸引式掃除機の揺れを防ぐこともできない。
【0021】
一方、米国特許第10595692B2号は、ロボット掃除機の屑容器(debris bin)を備える、排出ステーションについて開示している。
【0022】
米国特許第10595692B2号では、ロボット掃除機がドッキングされるステーションが設けられ、ロボット掃除機の排出ポートとステーションの吸込ポートとの間の部分を密封する密封機構が設けられている。
【0023】
米国特許第10595692B2号に開示された密封機構は、単に、ロボット掃除機の排出ポート及びステーションの吸込ポートが、ロボット掃除機の重量で押し付けられたときに、ロボット掃除機の排出ポートとステーションの吸込ポートとの間の部分を密封するだけである。しかし、米国特許第10595692B2号の構成では、掃除機の結合を認識できず、掃除機を固定しながら密封を実行することもできない。
【0024】
一方、韓国出願特許第2020-0037199A号は、掃除機について開示している。
【0025】
韓国出願特許第2020-0037199A号は、塵埃容器内の塵埃を圧縮し、塵埃を除去できる掃除機について開示している。
【0026】
韓国出願特許第2020-0037199A号に開示された掃除機の利点は、動作ユニットが動作して塵埃容器の内部を圧縮し、これにより塵埃容器内の塵埃を効率的に除去することである。
【0027】
しかし、掃除機は、使用者が別の操作をしなければ、塵埃容器の内部を圧縮することができない。
【0028】
更に、掃除機の動作ユニットの操作により塵埃容器の内部が圧縮されても、使用者が別の操作によって掃除機を固定しない限り、掃除機が片側に傾いて倒れるか、又は掃除機を装着したステーションが倒れる。
【0029】
一方、韓国出願特許第2020-0074054A号は、吸引式掃除機及びドッキングステーションについて開示している。
【0030】
この吸引式掃除機では、集塵器に、空気を排出する排出ポートが備えられており、ドッキングステーションには、排出ポートを開閉するよう構成された開閉デバイスが備えられている。
【0031】
しかし、この開閉デバイスは、排出ポートを塞いで外気の流入を防ぐ役割を果たしているが、塵埃容器とステーションとの間の部分を密封する役割を果たしていない。
【0032】
従って、掃除機とステーションとの間の部分を密封しながら、掃除機をステーションに固定できる構造体を開発する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0033】
本開示は、前述した関連する技術分野における課題を解決するためになされたものであり、本開示の目的は、使用者が塵埃容器を始終空にする必要があることで引き起こされる不便を解消できる、掃除機ステーションを提供することである。
【0034】
本開示の別の目的は、塵埃容器を空にするときに塵埃が飛散するのを防ぐことができる、掃除機ステーションを提供することである。
【0035】
本開示の更に別の目的は、使用者が、別の操作なしに塵埃容器内の塵埃を除去できるようにすることで、使用者に利便性を提供できる、掃除機ステーションを提供することである。
【0036】
本開示の更に別の目的は、延長管及び清掃モジュールが装着された状態で掃除機を装着できる、掃除機ステーションを提供することである。
【0037】
本開示のその上更に別の目的は、掃除機が装着された状態でも水平面上の占有空間を最小限に抑えることができる、掃除機ステーションを提供することである。
【0038】
本開示のさらなる目的は、集塵するための流力の損失を最小限に抑えることができる、掃除機ステーションを提供することである。
【0039】
本開示の更に別の目的は、掃除機が装着された状態で塵埃容器内の塵埃が外側から見えない、掃除機ステーションを提供することである。
【0040】
本開示のその上更に別の目的は、残留した塵埃が塵埃容器内に残るのを防止することにより、残留した塵埃によって引き起こされる悪臭を除去することができる、掃除機ステーションを提供することである。
【0041】
本開示のその上更に別の目的は、掃除機をステーションに結合するときに、使用者が、力を加えることなく掃除機を密封可能にすることができる、掃除機ステーションを提供することである。
【0042】
本開示のその上更に別の目的は、掃除機をステーションに結合するときに、掃除機の結合状態を検出しながら掃除機を自動で密封できる、掃除機ステーションを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0043】
本開示の実施形態は、ハウジングと、ハウジングに収容され、掃除機の塵埃容器内の塵埃を吸引するための吸引力を発生させるよう構成された、集塵モータと、ハウジングに収容され、塵埃容器内の塵埃を捕捉するよう構成された、集塵部と、ハウジング内に配置され、掃除機が結合される結合面を備える、結合部と、掃除機が結合部に結合されると、掃除機を固定するよう構成された、固定ユニットとを備える(含む;構成する;構築する;設定する;包接する;包含する;含有する)、掃除機ステーションを提供する。
【0044】
固定ユニットは、掃除機が結合部に結合されると、塵埃容器の外側から塵埃容器の方へ移動し、塵埃容器を固定するよう構成された、固定部材を備えることができる。
【0045】
固定ユニットは、固定部材を移動させるための動力を供給するよう構成された、固定部モータと、固定部モータに結合され、固定部モータからの動力を使用して回転するよう構成された、固定部ギアと、固定部ギア及び固定部材を連結し、固定部ギアの回転を、固定部材の往復運動に変換するよう構成された、固定部連結具とを更に備えることができる。
【0046】
固定部材は、固定部連結具の一方の端部が回転可能に結合されている、連結具結合部分と、連結具結合部分に接続され、固定部モータの動作によって、結合部の側壁から塵埃容器の方へ往復運動できるよう設けられた、可動パネルと、可動パネルの往復運動する方向の先端に配置され、塵埃容器を密封するよう構成された、可動密封部とを備えることができる。
【0047】
可動パネルは、平坦なプレートの形状に形成されたパネル本体と、パネル本体の一方の端部から折り曲げられて延出し、連結具結合部分に接続されている、接続突出部と、パネル本体の他方の端部に形成され、塵埃容器を密封するために、塵埃容器の形状に対応するよう形成された、第1の押付部分とを備えることができる。
【0048】
可動パネルは、第1の押付部分に接続され、電池ハウジングの形状に対応するよう形成された、第2の押付部分を更に備えることができる。
【0049】
固定部ギアは、固定部モータのシャフトが挿入され、結合される、駆動ギアと、固定部連結具の他方の端部が、回転可能に結合されている、第1の連結具回転ギアとを備えることができる。
【0050】
固定部ギアは、駆動ギア及び第1の連結具回転ギアと噛み合うよう構成された、接続ギアを更に備えることができる。
【0051】
固定部ギアは、第1の連結具回転ギアと噛み合い、第1の連結具回転ギアの回転方向と逆の方向に回転するよう構成された、第2の連結具回転ギアを更に備えることができる。
【0052】
固定ユニットは、固定部ギアを内部に収容するよう構成された、固定部ハウジングを更に備えることができる。
【0053】
固定部ハウジングは、第1の固定部ハウジングと、第1の固定部ハウジングに結合され、固定部ギアを内部に収容する空間を画定するよう構成された、第2の固定部ハウジングとを備えることができる。
【0054】
固定部ハウジングは、周方向の円弧形状に形成され、固定部連結具の移動を誘導するよう構成された、連結具誘導孔を更に備えることができる。
【0055】
固定部ハウジングは、円筒形状に突出して固定部モータを収容する、モータ収容部分を更に備えることができる。
【0056】
固定部連結具は、連結具本体と、連結具本体の一方の端部に設けられ、固定部材に結合された、第1の連結具接続部分と、連結具本体の他方の端部に設けられ、固定部ギアに結合された、第2の連結具接続部分とを備えることができる。
【0057】
連結具本体は、中央部分が屈曲したフレームの形に形成され、力が伝達される角度を変えることにより、動力伝達の効率を高めることができる。
【0058】
結合部は、掃除機が結合されているときに、塵埃容器の外面を支持するよう構成された、第1の誘導ユニットを更に備えることができる。
【0059】
固定ユニットは、第1の誘導ユニットに配置され、掃除機が結合部に結合されているときに、重力によって塵埃容器の重力方向下面を密封するよう構成された、定置密封部を更に備えることができる。
【0060】
結合部は、側壁に沿って長孔状に形成された固定部材進入孔を更に備えることができ、これにより、固定部材が、固定部材進入孔を出入りする。
【0061】
固定ユニットは、ハウジングに結合され、可動パネルを貫通して固定部材の移動を誘導するよう構成された、誘導フレームを更に備えることができる。
【0062】
接続突出部は、誘導フレームによって貫通され得る、フレーム貫通孔を備えることができる。
【0063】
本開示による掃除機ステーションは、掃除機に電力を供給するよう構成された、充電部と、結合部、充電部、及び固定ユニットを制御するよう構成された、制御ユニットとを更に備えることができる。
【0064】
結合部は、掃除機が結合されたか否かを検出するよう構成された、結合センサを更に備えることができる。
【0065】
制御ユニットは、制御ユニットが結合センサから掃除機の結合状態を示す信号を受信すると、固定部モータを動作させることができる。
【0066】
制御ユニットは、充電部を介して掃除機の電池に電力が印加されると、固定部モータを動作させることができる。
【0067】
制御ユニットは、結合センサが掃除機を検出し、掃除機の電池に充電部を介して電力が印加されると、掃除機が結合部に結合されていると判断することができる。
【0068】
本開示の別の実施形態による掃除機ステーションでは、固定部材は、掃除機が結合部に結合されているときに、掃除機によって押し付けられることで、掃除機を取り巻くよう設けられた、回転式密封部を備えることができる。
【0069】
回転式密封部は、結合部に回転可能に結合された結合部を備えることができる。
【発明の効果】
【0070】
本開示に従った掃除機ステーションによれば、使用者が始終塵埃容器を空にする必要があることで引き起こされる不便を、解消することが可能である。
【0071】
加えて、塵埃容器を空にするときに、塵埃容器内の塵埃がステーション内へ吸引されるので、塵埃が飛散するのを防ぐことが可能である。
【0072】
加えて、掃除機の結合を検知することにより、使用者が別の操作をしなくても、塵埃通過孔を開いて、集塵モータの動作によって塵埃容器内の塵埃を除去することが可能であり、この結果、使用者に利便性を提供することが可能である。
【0073】
加えて、スティック型掃除機及びロボット掃除機を、同時に掃除機ステーションに結合でき、必要に応じて、スティック型掃除機の塵埃容器内の塵埃及びロボット掃除機の塵埃容器内の塵埃を、選択的に除去することができる。
【0074】
加えて、掃除機ステーションが塵埃容器の結合を検出すると、残留した塵埃が塵埃容器に残らないように、レバーを引っ張って塵埃容器を圧縮し、この結果、掃除機の吸引力を高めることが可能である。
【0075】
更に、残留した塵埃が塵埃容器に残るのを防止することにより、残留した塵埃によって引き起こされる悪臭を除去することが可能である。
【0076】
加えて、掃除機は、延長管及び清掃モジュールが装着されている状態で、掃除機ステーションに装着することができる。
【0077】
加えて、掃除機が掃除機ステーションに装着されている状態であっても、水平面における占有空間を最小限に抑えることが可能である。
【0078】
加えて、塵埃容器と連通する流路は、一度しか下方に屈曲していないので、集塵のための流力の損失を最小限に抑えることが可能である。
【0079】
加えて、掃除機が掃除機ステーションに装着されている状態で、塵埃容器内の塵埃が外側から見えない。
【0080】
加えて、掃除機ステーションは、掃除機の結合状態を自動的に検出し、掃除機をステーションに結合するときに、掃除機の塵埃容器を固定し、これにより、別の力を加えることなく、掃除機を密封することが可能となる。
【0081】
加えて、掃除機ステーションは、掃除機の結合状態を自動的に検出し、掃除機をステーションに結合するときに、掃除機を密封し、これにより、塵埃が飛散するのを防ぐ効率を高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0082】
【
図1】本開示の実施形態による掃除機ステーション、第1の掃除機、及び第2の掃除機を備える、除塵システムを示す斜視図である。
【
図2】本開示の実施形態による、除塵システムの構成を示す概略図である。
【
図3】本開示の実施形態による、除塵システムの第1の掃除機を説明するための図である。
【
図4】本開示の実施形態による、第1の掃除機の重心を説明するための図である。
【
図5】本開示の別の実施形態による、掃除機ステーションを示す斜視図である。
【
図6】本開示の実施形態による、掃除機ステーションの結合部を説明するための図である。
【
図7】本開示の実施形態による、掃除機ステーション内での、固定ユニット、扉ユニット、カバー開放ユニット、及びレバー引張りユニットの配置を説明するための図である。
【
図8】本開示の実施形態による、掃除機ステーションの固定ユニットを説明するための分解斜視図である。
【
図9】本開示の実施形態による、掃除機ステーション内での、第1の掃除機及び固定ユニットの配置を説明するための図である。
【
図10】本開示の実施形態による、掃除機ステーションの固定ユニットを説明するための断面図である。
【
図11】本開示の実施形態による、掃除機ステーションの固定ユニットの別の実施形態を説明するための図である。
【
図12】本開示の実施形態による、掃除機ステーション内での、第1の掃除機と扉ユニットとの関係を説明するための図である。
【
図13】本開示の実施形態による、第1の掃除機の塵埃容器の下側を説明するための図である。
【
図14】本開示の実施形態による、掃除機ステーション内での、第1の掃除機とカバー開放ユニットとの関係を説明するための図である。
【
図15】本開示の実施形態による、掃除機ステーションのカバー開放ユニットを説明するための斜視図である。
【
図16】本開示の実施形態による、掃除機ステーション内での、第1の掃除機とレバー引張りユニットとの関係を説明するための図である。
【
図17】本開示の実施形態による、掃除機ステーションと第1の掃除機の重心との配置関係を説明するための図である。
【
図19】本開示の実施形態による、掃除機ステーションの制御部の構成を説明するための、構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0083】
これ以降、本開示の例示的な実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明することにする。
【0084】
本開示は、様々に修正されてもよく、様々な実施形態を有してもよいが、下記では、図面に示された特定の実施形態について、具体的に説明することにする。実施形態の説明は、本開示を特定の実施形態に限定することを意図するものではなく、本開示は、本開示の精神及び技術的範囲内にあるすべての修正形態、同等物、及び代替形態を包含するものと解釈されたい。
【0085】
本開示の説明において、「第1」及び「第2」などの用語は、様々な構成要素を説明するために使用されることがあるが、構成要素を、この用語によっては限定し得ない。これらの用語は、ある構成要素を別の構成要素と区別するためにのみ使用される。例えば、本開示の範囲から逸脱することなく、第1の構成部分を第2の構成部分と命名することができ、同様に、第2の構成部分を第1の構成部分と命名することもできる。
【0086】
「及び/又は」という用語は、複数の関連する列挙された項目のありとあらゆる組合せを含むことができる。
【0087】
ある構成要素が、別の構成要素に「結合されて」又は「接続されて」いると説明されている場合、ある構成要素は、別の構成要素に直接結合又は接続されていてもよく、構成要素間に介在する構成要素が存在していてもよいことを理解されたい。ある構成要素が、別の構成要素に「直接結合されて」又は「直接接続されて」いると説明されている場合、構成要素間に介在する構成要素は存在しないことを理解されたい。
【0088】
本明細書で使用されている用語は、特定の実施形態を説明することだけを目的に使用され、本開示を限定することを意図するものではない。単数表現は、文脈上別の意味であると明確に説明されていない限り、複数表現を含むことができる。
【0089】
「備える(comprises)」、「備える(comprising)」、「含む(includes)」、「含む(including)」、「収める(containing)」、「有する(has)」、「有する(having)」という用語又はこれらの他の変形形態は、包括的であり、従って、記載された特徴、整数、ステップ、動作、要素、及び/又は構成部分の存在を特定するが、他の1つ又は複数の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成部分、及び/又はこれらの群の、存在又は追加を排除するものではない。
【0090】
別段の定義がない限り、技術用語又は科学用語を含む、本明細書で使用されるすべての用語は、本開示が関係する当業者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有することができる。一般的に使用される辞書で定義されているような用語は、関連する技術の文脈での意味と一致する意味を有すると解釈することができ、本出願で明示的に定義されていない限り、理想的又は過度に正式な意味とは解釈し得ない。
【0091】
更に、以下の実施形態は、当業者に対して本開示をより完全に説明するために提示され、図面に示された要素の形状及びサイズは、より明確な説明のために誇張されていることがある。
【0092】
図1は、本開示の実施形態による掃除機ステーション、第1の掃除機、及び第2の掃除機を備える、除塵システムを示す斜視図であり、
図2は、本開示の実施形態による、除塵システムの構成を示す概略図である。
【0093】
図1及び
図2を参照すると、本明細書の実施形態による除塵システム10は、掃除機ステーション100及び掃除機200、300を備えることができる。この場合、掃除機200及び300は、第1の掃除機200及び第2の掃除機300を含むことができる。一方、本実施形態は、前述の構成部分の一部がなくても実行でき、また、追加の構成部分を除外するものではない。
【0094】
除塵システム10は、掃除機ステーション100を備えることができる。第1の掃除機200及び第2の掃除機300は、掃除機ステーション100に配置されてもよい。第1の掃除機200は、掃除機ステーション100の側面に結合することができる。第1の掃除機200の本体は、具体的には、掃除機ステーション100の側面に結合することができる。第2の掃除機200は、掃除機ステーション100の下側部分に結合することができる。掃除機ステーション100は、第1の掃除機200の塵埃容器220から塵埃を除去することができる。掃除機ステーション100は、第2の掃除機300の塵埃容器(図示せず)から塵埃を除去することができる。
【0095】
一方、
図3は、本開示の実施形態による除塵システムの第1の掃除機を説明するための図であり、
図4は、本開示の実施形態による第1の掃除機の重心を説明するための図である。
【0096】
まず、本開示による掃除機ステーション100を理解するのに役立つように、
図1から
図4を参照して、第1の掃除機200の構造について下記に説明することにする。
【0097】
第1の掃除機200とは、使用者が手動で動作させるよう構成された掃除機を意味することができる。第1の掃除機200とは、例えば、ハンディ型掃除機又はスティック型掃除機を意味することができる。
【0098】
第1の掃除機200は、掃除機ステーション100に装着することができる。第1の掃除機200は、掃除機ステーション100によって支持することができる。第1の掃除機200は、掃除機ステーション100に結合することができる。
【0099】
第1の掃除機200は、本体210を備えることができる。本体210は、本体ハウジング211、吸引部212、塵埃分離部213、吸引モータ214、排気カバー215、ハンドル216、延長部217、及び動作部218を備えることができる。
【0100】
本体ハウジング211は、第1の掃除機200の外観を画定することができる。本体ハウジング211は、内部に吸引モータ214及びフィルタ(図示せず)を収容できる空間を、備えることができる。本体ハウジング211は、円筒形状に類似した形状に形成されてもよい。
【0101】
吸引部212は、本体ハウジング211から外側へ突出することができる。吸引部212は、例えば、内部が開放された円筒形状に形成されてもよい。吸引部212は、延長管250と連通することができる。吸引部212は、塵埃を含む空気が流れることができる流路(これ以降、「吸引流路」と呼ばれる)と呼ばれてもよい。
【0102】
一方、本実施形態では、円筒形吸引部212の中心を貫く、仮想中心線を画定することができる。即ち、仮想的な吸引流路の中心線a2が、吸引流路の中心を通るよう形成されてもよい。
【0103】
塵埃分離部213は、吸引部212と連通することができる。塵埃分離部213は、吸引部212を通って塵埃分離部213に取り込まれた塵埃を分離することができる。塵埃分離部213は、塵埃容器220と連通することができる。
【0104】
塵埃分離部213は、例えば、サイクロン流を使用して塵埃を分離できるサイクロン部であってもよい。塵埃分離部213は、更に、吸引部212と連通することができる。従って、吸引部212を通って取り込まれた空気及び塵埃は、塵分離部213の内周面に沿って螺旋状に流れる。従って、塵埃分離部213の中心軸を中心にして、サイクロン流を発生させることができる。
【0105】
一方、本実施形態において、サイクロン部の中心軸は、垂直方向に延びる仮想的なサイクロンの中心軸a4であり得る。
【0106】
吸引モータ214は、空気を吸引するための吸引力を発生させることができる。吸引モータ214は、本体ハウジング211に収容することができる。吸引モータ214は、回転によって吸引力を発生させることができる。吸引モータ214は、例えば、円筒形状に類似した形状に形成されてもよい。
【0107】
一方、本実施形態において、仮想的なモータ軸a1は、吸引モータ214の中心軸を延長して形成することができる。
【0108】
排気カバー215は、本体ハウジング211の軸方向の、一方の側部に配置されてもよい。排気カバー215は、空気をフィルタ処理するための、フィルタを収容することができる。例えば、HEPAフィルタが、排気カバー215に収容されてもよい。
【0109】
排気カバー215は、吸引モータ214の吸引力によって取り込まれた空気を排出する、排気ポート215aを備えることができる。
【0110】
排気カバー215に、流れ誘導部を配置することができる。流れ誘導部は、排気ポート215aを通って排出されるべき空気の流れを誘導することができる。
【0111】
ハンドル216は、使用者が把持することができる。ハンドル216は、吸引モータ214の後側に配置されてもよい。ハンドル216は、例えば、円筒形状に類似した形状に形成されてもよい。あるいは、ハンドル216は、湾曲した円筒形状に形成されてもよい。ハンドル216は、本体ハウジング211、吸引モータ214、又は塵埃分離部213に対して、所定の角度で配置されてもよい。
【0112】
一方、本実施形態において、仮想的なハンドル軸a3は、ハンドル216の中心軸を延長して形成することができる。
【0113】
吸引モータ214のシャフトは、吸引部212とハンドル216との間に配置されてもよい。
【0114】
即ち、モータ軸a1は、吸引部212とハンドル216との間に配置されてもよい。
【0115】
ハンドル軸a3は、更に、モータ軸a1又は吸引流路の中心線a2に対して、所定の角度で配置されてもよい。従って、ハンドル軸a3とモータ軸a1又は吸入流路の中心線a2とが交差する、交点があってもよい。
【0116】
一方、モータ軸a1、吸引流路の中心線a2、及びハンドル軸a3は、同一平面S1上に配置することができる。
【0117】
この構成により、本開示による第1の掃除機200全体の重心は、平面S1に対して対称に配置することができる。
【0118】
一方、本開示の実施形態において、前方向とは、吸引モータ214に基づいて、吸引部212が配置されている方向を意味することができ、後方向とは、ハンドル216が配置されている方向を意味することができる。
【0119】
ハンドル216の上面は、第1の掃除機200の上面の一部の外観を画定することができる。これにより、使用者がハンドル216を把持したときに、第1の掃除機200の構成部分が使用者の腕に接触するのを、防止することが可能である。
【0120】
延長部217は、ハンドル216から本体ハウジング211に向かって延在することができる。延長部217の少なくとも一部は、水平方向に延在することができる。
【0121】
動作部218は、ハンドル216上に配置されてもよい。動作部218は、ハンドル216の上部領域に形成された傾斜面に配置されてもよい。使用者は、動作部218を介して、第1の掃除機200を動作又は停止させる命令を入力することができる。
【0122】
第1の掃除機200は、塵埃容器220を備えることができる。塵埃容器220は、塵埃分離部213と連通することができる。塵埃容器220は、塵埃分離部213によって分離された塵埃を、貯蔵することができる。
【0123】
塵埃容器220は、塵埃容器本体221、排出カバー222、塵埃容器圧縮レバー223、及び圧縮部材224を備えることができる。
【0124】
塵埃容器本体221は、塵埃分離部213から分離された塵埃を貯蔵できる空間を設けることができる。塵埃容器本体221は、例えば、円筒形状に類似した形状に形成されてもよい。
【0125】
一方、本実施形態において、仮想的な塵埃容器の軸a5は、塵埃容器本体221の中心軸を延長して形成することができる。塵埃容器の軸a5は、例えば、モータ軸a1と同軸に配置されてもよい。従って、塵埃容器の軸a5もまた、モータ軸a1、吸引流路の中心線a2、及びハンドル軸a3を含む平面S1上に配置することができる。
【0126】
塵埃容器本体221の下側の一部は、開くことができる。加えて、塵埃容器本体221の下側に、下部延在部分221aを形成することができる。下部延在部分221aは、塵埃容器本体221の下側の一部を塞ぐように形成することができる。
【0127】
塵埃容器220は、排出カバー222を備えることができる。排出カバー222は、塵埃容器220の下側に配置されてもよい。排出カバー222は、下方へ開かれる塵埃容器220の下側を、選択的に開閉することができる。
【0128】
排出カバー222は、カバー本体222a、ヒンジ部222b、及び結合レバー222cを備えることができる。カバー本体222aは、塵埃容器本体221の下側の一部を塞ぐように形成することができる。カバー本体222aは、ヒンジ部222bを中心にして下方へ回転することができる。ヒンジ部分222bは、電池ハウジング230に隣接して配置されてもよい。排出カバー222は、フック係合によって塵埃容器220に結合することができる。一方、排出カバー222は、結合レバー222cを用いて塵埃容器220から分離することができる。結合レバー222cは、塵埃容器の前側に配置されてもよい。結合レバー241は、具体的には、塵埃容器220の外面前側に配置されてもよい。結合レバー222cに外力が加えられると、結合レバー222cは、カバー本体222aと塵埃容器本体221との間のフック係合を解除するために、カバー本体222aから延在するフックを弾性的に変形させることができる。
【0129】
排出カバー222が閉じられると、塵埃容器220の下側は、排出カバー222及び下部延在部分221aによって塞ぐ(密封する)ことができる。
【0130】
塵埃容器220は、塵埃容器圧縮レバー223を備えることができる。塵埃容器圧縮レバー223は、塵埃容器220又は塵埃分離部213の外側に配置されてもよい。塵埃容器圧縮レバー223は、塵埃容器220又は塵埃分離部213の外側に、上下動可能となるように配置することができる。塵埃容器圧縮レバー223は、圧縮部材(図示せず)に接続することができる。塵埃容器圧縮レバー223を外力によって下方へ移動させると、圧縮部材(図示せず)も、下方に移動させることができる。従って、使用者に利便性を提供することが可能である。圧縮部材(図示せず)及び塵埃容器圧縮レバー223は、弾性部材(図示せず)によって元の位置に戻ることができる。具体的には、塵埃容器圧縮レバー223に加えられた外力がなくなると、弾性部材は、塵埃容器圧縮レバー223及び圧縮部材(図示せず)を上方へ移動させることができる。
【0131】
圧縮部材(図示せず)は、塵埃容器本体221内に配置することができる。圧縮部材は、塵埃容器本体221の内部空間を移動することができる。圧縮部材は、具体的には、塵埃容器本体221内で上下動することができる。圧縮部材は、従って、塵埃容器本体221内の塵埃を圧縮することができる。加えて、排出カバー222が塵埃容器本体221から分離され、従って塵埃容器220の下側が開かれると、圧縮部材は、塵埃容器220の上側から塵埃容器220の下側に移動し、これにより、塵埃容器220内の残留した塵埃などの異物を除去することができる。従って、残留した塵埃が塵埃容器220に残るのを防ぐことにより、掃除機の吸引力を高めることが可能である。更に、残留した塵埃が塵埃容器220に残るのを防ぐことにより、残留した塵埃によって引き起こされる悪臭を除去することが可能である。
【0132】
第1の掃除機200は、電池ハウジング230を備えることができる。電池240は、電池ハウジング230に収容することができる。電池ハウジング230は、ハンドル216の下側に配置されてもよい。電池ハウジング230は、例えば、電池ハウジングの下側が開かれる、六面体形状であってもよい。電池ハウジング230の後面は、ハンドル216に接続されていてもよい。
【0133】
電池ハウジング230は、収容部分の下側が開かれる、収容部分を備えることができる。電池240は、電池ハウジング230の収容部分を通して着脱することができる。
【0134】
第1の掃除機200は、電池240を備えることができる。
【0135】
電池240は、例えば、第1の掃除機200に分離可能に結合することができる。電池240は、電池ハウジング230に分離可能に結合することができる。電池240は、例えば、電池ハウジング230の下側から、電池ハウジング230へ挿入されてもよい。
【0136】
そうでない場合は、電池240は、電池ハウジング230に一体的に備えられてもよい。この場合、電池240の下面は、外部に露出されない。
【0137】
電池240は、第1の掃除機200の吸引モータ214に電力を供給することができる。
【0138】
電池240は、ハンドル216の下側部分に配置されてもよい。電池240は、塵埃容器220の後側に配置されてもよい。即ち、吸引モータ214と電池240とが、上下方向に互いに重ならないように配置され、相異なる配置高さに配置されてもよい。ハンドル216に基づいて、重量の重い吸引モータ214が、ハンドル216の前側に配置され、また重量の重い電池240が、ハンドル216の下側に配置され、これにより、第1の掃除機200の全体的な重量を、均一に分散させることができる。従って、使用者がハンドル216を把持して清掃作業を実行するときに、使用者の手首にストレスがかかるのを防ぐことが可能である。
【0139】
実施形態に従って、電池240が電池ハウジング230に結合される場合、電池240の下面は、外部に露出され得る。第1の掃除機200が床に置かれるとき、電池240は床に置くことができるので、電池ハウジング230から電池240を直ちに分離することができる。加えて、電池240の下面が外側に露出され、これにより電池240外部の空気と直接接触するので、電池240の冷却性能を高めことができる。
【0140】
一方、電池240が電池ハウジング230に一体的に固定されている場合、電池240と電池ハウジング230とを着脱するための構造体の数を減らすことができ、その結果、第1の掃除機200の全体的なサイズ及び第1の掃除機200の重量を、減らすことが可能である。
【0141】
第1の掃除機200は、延長管250を備えることができる。延長管250は、清掃モジュール260と連通することができる。延長管250は、本体210と連通することができる。延長管250は、本体210の吸引部211と連通することができる。延長管250は、長い円筒形状に形成されてもよい。
【0142】
本体210は、延長管250に接続することができる。本体210は、延長管250を介して清掃モジュール260に接続することができる。本体210は、吸引モータ214によって吸引力を発生させ、延長管250を通して清掃モジュール260に吸引力を与えることができる。外部の塵埃は、清掃モジュール260及び延長管250を通して、本体210内に取り込むことができる。
【0143】
第1の掃除機200は、清掃モジュール260を備えることができる。清掃モジュール260は、延長管250と連通することができる。従って、外気は、第1の掃除機200の本体210の吸引力によって、清掃モジュール260及び延長管250を通して、第1の掃除機200の本体210内に取り込むことができる。
【0144】
第1の掃除機200は、ハウジング110の側面に結合することができる。第1の掃除機200の本体210は、具体的には、結合部120に装着することができる。より具体的には、第1の掃除機200の塵埃容器220及び電池ハウジング230は、結合面121に結合することができ、塵埃容器本体221の外周面は、塵埃容器誘導面122に結合することができ、吸引部212は、結合部120の吸引部誘導面126に結合することができる。この場合、塵埃容器220の中心軸は、地面と平行な方向に配置されてもよく、延長管250は、地面と垂直な方向に配置されてもよい(
図2参照)。
【0145】
一方、
図5を参照すると、本開示の別の実施形態において、第1の掃除機200は、ハウジング110の上側部分に結合することができる。第1の掃除機200の本体210は、具体的には、結合部120に装着することができる。より具体的には、第1の掃除機200の塵埃容器220及び電池ハウジング230は、結合面121に結合することができ、塵埃容器本体221の外周面は、塵埃容器誘導面122に結合することができ、吸引部212は、結合部120の吸引部誘導面126に結合することができる。
【0146】
第1の掃除機200の塵埃容器220内の塵埃は、重力及び集塵モータ191の吸引力によって、掃除機ステーション100の集塵部170で捕捉することができる。従って、使用者が別の操作をしなくても、塵埃容器内の塵埃を除去することが可能であり、これにより使用者に利便性を提供する。加えて、使用者が始終塵埃容器を空にする必要があることで引き起こされる不便を、解消することが可能である。加えて、塵埃容器を空にするときの、塵埃の飛散を防ぐことが可能である。
【0147】
一方、本実施形態では、モータ軸a1、吸引流路の中心線a2、ハンドル軸a3、サイクロンの中心軸a4、及び塵埃容器の軸a5のうち少なくとも2本を含む、仮想重心面S1を画定することができる。
【0148】
従って、吸引部212は、重心面S1の仮想延長面上に配置されてもよい。あるいは、塵埃分離部213が、重心面S1の仮想延長面上に配置されてもよい。あるいは、吸引モータ214が、重心面S1の仮想延長面上に配置されてもよい。あるいは、ハンドル216が、重心面S1の仮想延長面上に配置されてもよい。あるいは、塵埃容器220が、重心面S1の仮想延長面上に配置されてもよい。
【0149】
第1の掃除機200全体の重心は、重心面S1に対して対称に配置されてもよい。
【0150】
除塵システム10は、第2の掃除機300を備えることができる。第2の掃除機300とは、ロボット掃除機を意味することができる。第2の掃除機300は、清掃されるべき区域を自律走行しながら、塵埃などの異物を床から吸引することにより、清掃されるべき区域を自動で清掃することができる。第2の掃除機300、即ち、ロボット掃除機は、掃除されるべき区域に設置された家具、事務用品、又は壁などの障害物からの、距離を検出するよう構成された距離センサと、ロボット掃除機を移動させるための左右の車輪とを備えることができる。第2の掃除機300は、掃除機ステーション100に結合することができる。第2の掃除機300内の塵埃は、第2の流路182を通して集塵部170内に捕捉することができる。
【0151】
一方、
図17は、本開示の実施形態による掃除機ステーションと第1の掃除機の重心との配置関係を説明するための図であり、
図18は、
図17を別の方向から見たときの概略図を示す図である。
【0152】
本開示による掃除機ステーション100について、
図1、
図2、
図17、及び
図18を参照しながら下記で説明することにする。
【0153】
第1の掃除機200及び第2の掃除機300は、掃除機ステーション100に配置されてもよい。第1の掃除機200は、掃除機ステーション100の側面に結合することができる。第1の掃除機200の本体は、具体的には、掃除機ステーション100の側面に結合することができる。第2の掃除機200は、掃除機ステーション100の下側部分に結合することができる。掃除機ステーション100は、第1の掃除機200の塵埃容器220から塵埃を除去することができる。掃除機ステーション100は、第2の掃除機300の塵埃容器(図示せず)から塵埃を除去することができる。
【0154】
掃除機ステーション100は、ハウジング110を備えることができる。ハウジング110は、掃除機ステーション100の外観を画定することができる。ハウジング110は、具体的には、1つ又は複数の外壁面を備える柱の形で形成されてもよい。ハウジング110は、例えば、四角柱に類似した形状に形成されてもよい。
【0155】
ハウジング110は、内部に塵埃を貯蔵するよう構成された集塵部170、及び集塵部170から塵埃を収集するための流力を発生させるよう構成された、吸塵モジュール190を収容できる空間を有することができる。
【0156】
ハウジング110は、底面111及び外壁面112を備えることができる。
【0157】
底面111は、吸塵モジュール190の重力方向下側を支持することができる。即ち、底面111は、吸塵モジュール190の集塵モータ191の下側を支持することができる。
【0158】
この場合、底面111は、地面に向かって配置されてもよい。底面111はまた、地面と平行に配置されてもよく、又は地面に対して所定の角度で傾斜して配置されてもよい。前述の構成は、第1の掃除機200が結合された場合でも、集塵モータ191を安定的に支持し、全体の重量バランスを維持するので有利であり得る。
【0159】
一方、実施形態によれば、底面111は、掃除機ステーション100の倒れるのを防ぎ、地面と接触する面積を増加させてバランスを維持するために、地面支持部分(図示せず)を更に備えることができる。地面支持部分は、例えば、底面111から延出するプレート形状を有していてもよく、1つ又は複数のフレームが、底面111から地面方向に突出し、延出していてもよい。この場合、地面支持部分は、第1の掃除機200が装着される前面に基づいて左右のバランス及び前後のバランスを維持するために、線対称に配置されてもよい。
【0160】
外壁面112とは、重力方向に形成された面、又は底面111に接続された面を意味することができる。外壁面112とは、例えば、底面111に対して垂直になるように、底面111に接続された面を意味することができる。別の実施形態として、外壁面112は、底面111に対して所定の角度で傾斜するよう配置されてもよい。
【0161】
外壁面112は、少なくとも1つの面を含むことができる。外壁面112は、例えば、第1の外壁面112a、第2の外壁面112b、第3の外壁面112c、及び第4の外壁面112dを含んでもよい。
【0162】
この場合、本実施形態では、第1の外壁面112aは、掃除機ステーション100の前側に配置されてもよい。この場合、前側とは、第1の掃除機200又は第2の掃除機300が結合される側を意味することができる。従って、第1の外壁面112aは、掃除機ステーション100の前面の外観を画定することができる。
【0163】
一方で、本実施形態を理解するために、方向を以下のように定義する。本実施形態では、方向は、第1の掃除機200が掃除機ステーション100に装着された状態で定義することができる。
【0164】
この場合、吸引部212の延長線212aを含む面が、前面と呼ばれてもよい(
図1参照)。即ち、第1の掃除機200が掃除機ステーション100に装着された状態で、吸引部212の一部は、吸引部誘導面126に接触して取り付けることができ、吸引部212の、吸引部誘導面126に取り付けられていない残りの部分が、第1の外壁面112aから外側に露出するよう配置することができる。従って、吸引部212の仮想延長線212aが、第1の外壁面112a上に配置されてもよく、吸引部212の延長線212aを含む面が、前面と呼ばれてもよい。
【0165】
別の観点では、レバー引張りアーム161がハウジング110に取り付けられた状態で、レバー引張りアーム161が外部に露出する側部を含む面が、前面と呼ばれてもよい。
【0166】
更に別の観点では、第1の掃除機200が掃除機ステーション100に装着された状態で、第1の掃除機の本体210が貫通する掃除機ステーション100の外面が、前面と呼ばれてもよい。
【0167】
更に、第1の掃除機200が掃除機ステーション100に装着された状態で、第1の掃除機200が掃除機ステーション100の外部に露出する方向が、前方と呼ばれてもよい。
【0168】
加えて、別の観点では、第1の掃除機200が掃除機ステーション100に装着された状態で、第1の掃除機200の吸引モータ214が配置される方向が、前方と呼ばれてもよい。更に、吸引モータ214が掃除機ステーション100に配置された方向と逆の方向が、後方と呼ばれてもよい。
【0169】
更に別の観点では、掃除機ステーション100に基づいて、ハンドル軸a3とモータ軸a1とが交差する交点が配置される方向が、前方と呼ばれてもよい。あるいは、ハンドル軸a3と吸引流路の中心線a2とが交差する交点が配置される方向が、前方と呼ばれてもよい。あるいは、モータ軸a1と吸引流路の中心線a2とが交差する交点が配置される方向が、前方と呼ばれてもよい。更に、掃除機ステーション100に基づいて、交点が配置される方向と逆の方向が、後方と呼ばれてもよい。
【0170】
更に、ハウジング110の内部空間に基づいて、前面に対向する面が、掃除機ステーション100の後面と呼ばれてもよい。即ち、集塵モータ191に基づいて、前方と逆の方向が、後方と呼ばれてもよい。従って、後面とは、第2の外壁面112bが形成されている方向を意味することができる。
【0171】
更に、ハウジング110の内部空間に基づいて、前面を見たときの左の面が左面と呼ばれてもよく、前面を見たときの右の面が右面と呼ばれてもよい。従って、左面とは、第3の外壁面112cが形成されている方向を意味することができ、右面とは、第4の外壁面112dが形成されている方向を意味することができる。
【0172】
第1の外壁面112aは、平面状に形成されてもよく、又は第1の外壁面112aは、全体にわたって曲面状に形成されてもよく、もしくは部分的に曲面を含むように形成されてもよい。
【0173】
第1の外壁面112aは、第1の掃除機200の形状に対応する外観を備えることができる。詳細には、結合部120が、第1の外壁面112aに配置されてもよい。この構成により、第1の掃除機200は、掃除機ステーション100に結合され、掃除機ステーション100によって支持することができる。結合部120の具体的な構成について、下記で説明することにする。
【0174】
加えて、レバー引張りユニット160が、第1の外壁面112aに配置されてもよい。具体的には、レバー引張りユニット160のレバー引張りアーム161が、第1の外壁面112aに装着されてもよい。第1の外壁面112aは、例えば、レバー引張りアーム161が収容され得るアーム収容小穴を備えることができる。この場合、アーム収容小穴は、レバー引張りアーム161の形状に対応するよう形成することができる。従って、レバー引張りアーム161がアーム収容小穴に装着されると、第1の外壁面112a及びレバー引張りアーム161の外面は、連続した外形を画定することができ、レバー引張りアーム161は、レバー引張りユニット160の動作によって、第1の外壁面112aから突出するようストローク移動することができる。
【0175】
一方、第1の掃除機200で使用される、様々なタイプの清掃モジュール260を装着するための構造体が、第1の外壁面112aに、追加で設けられてもよい。
【0176】
加えて、第2の掃除機300を結合できる構造体が、第1の外壁面112aに、追加で設けられてもよい。従って、第2の掃除機300の形状に対応する構造体が、第1の外壁面112aに、追加で設けられてもよい。
【0177】
更に、第2の掃除機300の下面が結合され得る掃除機底部プレート(図示せず)が、第1の外壁面112aに、追加で結合されてもよい。一方、別の実施形態として、掃除機底部プレート(図示せず)が、底面111に接続されるよう形状を定められてもよい。
【0178】
本実施形態において、第2の外壁面112bは、第1の外壁面112aに対向する面であってもよい。即ち、第2の外壁面112bは、掃除機ステーション100の後面に配置されてもよい。この場合、後面は、第1の掃除機200又は第2の掃除機300が結合される面に対向する面であり得る。従って、第2の外壁面112bは、掃除機ステーション100の後面の外観を画定することができる。
【0179】
第2の外壁面112bは、例えば、平面状に形成されてもよい。この構成により、掃除機ステーション100を部屋の壁に密着させることができ、掃除機ステーション100を安定的に支持することができる。
【0180】
別の例として、第1の掃除機200で使用される、様々なタイプの清掃モジュール260を装着するための構造体が、第2の外壁面112bに、追加で設けられてもよい。
【0181】
加えて、第2の掃除機300が結合され得る構造体が、第2の外壁面112bに、追加で設けられてもよい。従って、第2の掃除機300の形状に対応する構造体が、第2の外壁面112bに、追加で設けられてもよい。
【0182】
更に、第2の掃除機300の下面が結合され得る掃除機底部プレート(図示せず)が、第2の外壁面112bに、追加で結合されてもよい。一方、別の実施形態として、掃除機底部プレート(図示せず)が、底面111に接続されるよう形状を定められてもよい。この構成により、第2の掃除機300が掃除機底部プレート(図示せず)に結合されると、掃除機ステーション100全体の重心を低くすることができ、この結果、掃除機ステーション100を安定的に支持することができる。
【0183】
本実施形態において、第3の外壁面112c及び第4の外壁面112dは、第1の外壁面112a及び第2の外壁面112bを接続する面を意味することができる。この場合、第3の外壁面112cが、ステーション100の左面に配置されてもよく、第4の外壁面112dが、掃除機ステーション100の右面に配置されてもよい。そうでない場合は、第3の外壁面112cが、掃除機ステーション100の右面に配置されてもよく、第4の外壁面112dが、掃除機ステーション100の左面に配置されてもよい。
【0184】
第3の外壁面112cもしくは第4の外壁面112dは、平面状に形成されてもよく、又は第3の外壁面112cもしくは第4の外壁面112dは、全体にわたって曲面状に形成されてもよく、もしくは部分的に曲面を含むように形成されてもよい。
【0185】
一方、第1の掃除機200で使用される、様々なタイプの清掃モジュール260を装着するための構造体が、第3の外壁面112c又は第4の外壁面112dに、追加で設けられてもよい。
【0186】
加えて、第2の掃除機300が結合され得る構造体が、第3の外壁面112c又は第4の外壁面112dに、追加で設けられてもよい。従って、第2の掃除機300の形状に対応する構造体が、第3の外壁面112c又は第4の外壁面112dに、追加で設けられてもよい。
【0187】
更に、第2の掃除機300の下面が結合され得る掃除機底部プレート(図示せず)が、第3の外壁面112c又は第4の外壁面112dに、追加で設けられてもよい。一方、別の実施形態として、掃除機底部プレート(図示せず)は、底面111に接続されるよう形状を定められてもよい。
【0188】
図6は、本開示の実施形態による掃除機ステーションの結合部を説明するための図であり、
図7は、本開示の実施形態による掃除機ステーションの固定ユニット、扉ユニット、カバー開放ユニット、及びレバー引張りユニットの配置を説明するための図である。
【0189】
本開示による掃除機ステーション100の結合部120について、
図6及び
図7を参照しながら下記で説明することにする。
【0190】
掃除機ステーション100は、第1の掃除機200が結合される結合部120を備えることができる。結合部120は、具体的には、第1の外壁面112aに配置されてもよく、第1の掃除機200の本体210、塵埃容器220、及び電池ハウジング230は、結合部120に結合することができる。
【0191】
結合部120は、結合面121を備えることができる。結合面121は、ハウジング110の側面に配置されてもよい。結合面121とは、例えば、第1の外壁面112aから掃除機ステーション100の内部に向かって凹んでいる、小穴の形に形成された面を意味することができる。即ち、結合面121とは、第1の外壁面112aに対して、段差部分を備えるよう形成された面を意味することができる。
【0192】
第1の掃除機200は、結合面121に結合することができる。結合面121は、例えば、第1の掃除機200の塵埃容器220の下面及び電池ハウジング230の下面と、接触することができる。この場合、下面とは、使用者が、第1の掃除機200を使用するか、又は第1の掃除機200を地面に置いたときに、地面の方に向く面を意味することができる。
【0193】
この場合、結合面121と第1の掃除機200の塵埃容器220との間の結合とは、第1の掃除機200と掃除機ステーション100とが互いに結合され固定される、物理的な結合を意味することができる。これは、塵埃容器220と流路部180とが互いに連通し、流体が流れることができる、流路の結合が前提であり得る。
【0194】
更に、結合面121と第1の掃除機200の電池ハウジング230との間の結合とは、第1の掃除機200と掃除機ステーション100とが互いに結合され固定される、物理的な結合を意味することができる。これは、電池240と充電部128とが互いに電気的に接続されることによる、電気的結合が前提であり得る。
【0195】
地面に対する結合面121の角度は、例えば、直角であってもよい。従って、第1の掃除機200が結合面121に結合されているとき、掃除機ステーション100の空間を最小限に抑えることが可能である。
【0196】
別の例として、結合面121は、地面に対して所定の角度で傾斜するよう配置されてもよい。従って、第1の掃除機200が結合面121に結合されているとき、掃除機ステーション100を安定的に支持することができる。
【0197】
結合面121は、ハウジング110の外部の空気をハウジング110内に取り込むことができる、塵埃通過孔121aを備えることができる。塵埃通過孔121aは、塵埃容器220内の塵埃が集塵部170内に取り込まれ得るように、塵埃容器220の形状に対応する孔の形で形成することができる。塵埃通過孔121aは、塵埃容器220の排出カバー222の形状に対応するよう形成することができる。塵埃通過孔121aは、下記で説明されることになる、第1の流路181と連通するよう形成することができる。
【0198】
結合部120は、塵埃容器誘導面122を備えることができる。塵埃容器誘導面122は、第1の外壁面112aに配置されてもよい。塵埃容器誘導面122は、第1の外壁面112aに接続されていてもよい。塵埃容器誘導面122は、加えて、結合面121に接続されていてもよい。
【0199】
塵埃容器誘導面122は、塵埃容器220の外面に対応する形状に形成されてもよい。塵埃容器220の前方外面は、塵埃容器誘導面122に結合することができる。従って、第1の掃除機200を結合面121に結合するときに、利便性を提供することが可能である。
【0200】
結合部120は、誘導突起123を備えることができる。誘導突起123は、結合面121上に配置されてもよい。誘導突起123は、結合面121から上方に突出してもよい。2つの誘導突起123は、互いに離間して配置することができる。互いに離間された2つの誘導突起123間の距離は、第1の掃除機200の電池ハウジング230の幅に対応することができる。従って、第1の掃除機200を結合面121に結合するときに、利便性を提供することが可能である。
【0201】
結合部120は、側壁124を備えることができる。側壁124とは、結合面121の2つの側面に配置された壁面を意味することができ、結合面121に垂直に接続されていてもよい。側壁124は、第1の外壁面112aに接続されていてもよい。側壁124は、加えて、塵埃容器誘導面122に接続されていてもよい。即ち、側壁124は、塵埃容器誘導面122に接続された面を画定することができる。従って、第1の掃除機200を、安定的に収容することができる。
【0202】
結合部120は、結合センサ125を備えることができる。結合センサ125は、第1の掃除機200が結合部120に結合されたか否かを、検出することができる。
【0203】
結合センサ125は、接触センサを含んでもよい。結合センサ125は、例えば、マイクロスイッチを含んでもよい。この場合、結合センサ125は、誘導突起123上に配置されてもよい。従って、第1の掃除機200の電池ハウジング230又は電池240が、一対の誘導突起123間に結合されると、電池ハウジング230又は電池240が、結合センサ125と接触し、これにより結合センサ125は、第1の掃除機200が掃除機ステーション100に物理的に結合されたことを検出することができる。
【0204】
一方、結合センサ125は、非接触センサを含んでもよい。結合センサ125は、例えば、赤外線(IR:infrared ray)センサを含んでもよい。この場合、結合センサ125は、側壁124に配置されてもよい。従って、第1の掃除機200の塵埃容器220又は本体210が、側壁124を通り過ぎ、次いで結合面121に到達すると、結合センサ125は、塵埃容器220又は本体210の存在を検出し、第1の掃除機200が掃除機ステーション100に物理的に結合されたことを、検出することができる。
【0205】
結合センサ125は、第1の掃除機200の塵埃容器220又は電池ハウジング230に対向することができる。
【0206】
結合センサ125は、第1の掃除機200が結合され、第1の掃除機200の電池240に電力が印加されたか否かを判断するための手段であり得る。
【0207】
結合部120は、吸引部誘導面126を備えることができる。吸引部誘導面126は、第1の外壁面112aに配置されてもよい。吸引部誘導面126は、塵埃容器誘導面122に接続されていてもよい。吸引部212は、吸引部誘導面126に結合することができる。吸引部誘導面126は、吸引部212の形状に対応する形状に形成されてもよい。従って、第1の掃除機200の本体210を結合面121に結合するときに、利便性を提供することが可能である。
【0208】
結合部120は、固定部材進入孔127を備えることができる。固定部材進入孔127は、固定部材131が固定部材進入孔127を出入りできるように、側壁124に沿って長孔状に形成されてもよい。固定部材進入孔127は、例えば、側壁124に沿って形成された長方形の孔であってもよい。固定部材131について、下記で、詳細に説明することにする。
【0209】
この構成により、使用者が第1の掃除機200を掃除機ステーション100の結合部120に結合するとき、塵埃容器誘導面122、誘導突起123、及び吸引部誘導面126によって、第1の掃除機200の本体210を、結合部120上に安定的に配置することができる。従って、第1の掃除機200の塵埃容器220及び電池ハウジング230を結合面121に結合するときに、利便性を提供することが可能である。
【0210】
一方、
図5は、本開示の別の実施形態による、掃除機ステーションを示す斜視図である。
【0211】
掃除機ステーションの同じ構成及び効果が当てはまり得るので、重複した説明を避けるために、本実施形態で特に説明されていない構成部分を除いて、本開示の実施形態による掃除機ステーションの説明が当てはまり得る。
【0212】
図5を参照すると、本開示の別の実施形態による掃除機ステーションの結合部120は、ハウジング110の上面に配置されてもよい。加えて、本実施形態において、結合面121は、地面に対して所定の角度で傾斜するよう配置されてもよい。結合面121と地面との間の角度は、例えば、鋭角であり得る。
【0213】
従って、第1の掃除機200の本体210を結合面121に結合するときに、利便性を提供することが可能である。即ち、第1の掃除機200が結合面121上に置かれると、第1の掃除機200は、第1の掃除機200の重量によって結合面121に結合されるので、利便性を提供することが可能である。
【0214】
一方、
図8は、本開示の実施形態による、掃除機ステーションの固定ユニットを説明するための分解斜視図であり、
図9は、本開示の実施形態による、掃除機ステーション内での第1の掃除機及び固定ユニットの配置を説明するための図であり、
図10は、本開示の実施形態による、掃除機ステーションの固定ユニットを説明するための断面図である。
【0215】
本開示による固定ユニット130について、
図5から
図10を参照しながら下記で説明することにする。
【0216】
本開示による掃除機ステーション100は、固定ユニット130を備えることができる。固定ユニット130は、側壁124上に配置されてもよい。固定ユニット130は、加えて、結合面121の背面に配置されてもよい。固定ユニット130は、結合面121に結合された第1の掃除機200を固定することができる。固定ユニット130は、具体的には、結合面121に結合された第1の掃除機200の塵埃容器220及び電池ハウジング230を、固定することができる。
【0217】
固定ユニット130は、第1の掃除機200の塵埃容器220及び電池ハウジング230を固定するよう構成された固定部材131と、固定部材131を動作させるよう構成された固定部モータ133とを備えることができる。固定ユニット130は、加えて、固定部モータ133から固定部材131へ動力を伝達するよう構成された、固定部ギア134と、固定部ギア134の回転運動を固定部材131の往復運動に変換するよう構成された、固定部連結具135とを、更に備えることができる。固定ユニット13は、更に、固定部モータ133及び固定部ギア134を収容するよう構成された、固定部ハウジング132を更に備えることができる。
【0218】
固定部材131は、結合部120の側壁124に配置され、塵埃容器220を固定するために、往復運動するように、側壁124に設けることができる。固定部材131は、具体的には、固定部材進入孔127に収容することができる。
【0219】
固定部材131は、結合部120の両側に、それぞれ配置することができる。例えば、2つの固定部材131の対が、結合面121に対して対称に配置されてもよい。
【0220】
固定部材131は、具体的には、連結具結合部分131a、可動パネル131b、及び可動密封部131cを備えることができる。この場合、連結具結合部分131aは、可動パネル131bの一方の側部に配置されてもよく、可動密封部131cは、可動パネル131bの他方の側部に配置されてもよい。
【0221】
連結具結合部分131aは、可動パネル131bの一方の側部に配置され、固定部連結具135に結合されている。連結具結合部分131aは、例えば、可動パネル131bの一方の端部を折り曲げて延ばすことにより形成された接続突出部131bbから、円筒形状又は丸ピン形状で突出することができる。従って、連結具結合部分131aは、固定部連結具135の一方の端部に回転可能に挿入して、結合することができる。
【0222】
可動パネル131bは、連結具結合部分131aに接続され、固定部モータ133の動作によって、側壁124から塵埃容器220の方へ往復運動できるよう設けられ得る。可動パネル131bは、例えば、誘導フレーム131dに沿って直線状にかつ往復するように運動できるよう設けられてもよい。
【0223】
具体的には、可動パネル131bの一方の側部が、第1の外壁面112aの空間に収容されるように配置することができ、可動パネル131bの他方の側部が、側壁124から露出するように配置することができる。
【0224】
可動パネル131bは、パネル本体131ba、接続突出部131bb、第1の押付部分131bc、及び第2の押付部分131bdを備えることができる。パネル本体131baは、例えば、平坦なプレートの形に形成されてもよい。加えて、接続突出部131bbが、パネル本体131baの一方の端部に配置することができる。更に、第1の押付部分131bcが、パネル本体131baの他方の端部に形成することができる。
【0225】
接続突出部131bbは、パネル本体131baの一方の端部を、固定部モータ133の方へ折り曲げて延ばすことにより、形成されてもよい。連結具結合部分131aは、接続突出部131bbの先端から突出して、延出することができる。
【0226】
接続突出部131bbは、誘導フレーム131dが貫通できる、フレーム貫通孔を備えることができる。フレーム貫通孔は、例えば、「I」字形状に類似した形状に形成されてもよい。
【0227】
第1の押付部分131bcは、パネル本体131baの他方の端部に形成され、塵埃容器220を密封するために、塵埃容器220の形状に対応する形状に形成される。第1の押付部分131bcは、例えば、円筒形状を取り巻くことができる形状に形成されてもよい。即ち、第1の押付部分131bcとは、凹円弧形状の、パネル本体131baの他方の側部に形成された、端部分を意味することができる。
【0228】
第2の押付部分131bdは、第1の押付部分131bcに接続され、電池ハウジング230を密封するために、電池ハウジング230の形状に対応する形状に形成され得る。第2の押付部分131bdは、例えば、電池ハウジング230を押し付けることができる形状に形成され得る。即ち、第2の押付部分131bdとは、真っ直ぐな形状の、パネル本体131baの他方の側部に形成された、端部分を意味することができる。
【0229】
可動密封部131cは、可動パネル131bの往復運動の方向の先端に配置することができ、塵埃容器220を密封することができる。可動密封部131cは、具体的には、第1の押付部分131bcに結合することができ、第1の押付部分131bcが塵埃容器220を取り巻いて押し付けると、塵埃容器220と第1の押付部分131bcとの間の空間を密封することができる。可動密封部131cは、加えて、第2の押付部分131bdに結合することができ、第2の押付部分131bdが電池ハウジング230を取り巻いて押し付けると、電池ハウジング230と第2の押付部分131bdとの間の空間を密封することができる。
【0230】
固定ユニット130は、ハウジング110に結合され、可動パネル131bを貫通して固定部材131の移動を誘導するよう構成された、誘導フレーム131dを更に備えることができる。誘導フレーム131dは、例えば、接続突出部131bbを貫通する、「I」字形状のフレームであってもよい。この構成により、可動パネル131bは、誘導フレーム131dに沿って、直線状に往復運動することができる。
【0231】
固定部ハウジング132は、ハウジング110内に配置されてもよい。固定部ハウジング132は、例えば、結合面121の背面に配置されてもよい。
【0232】
固定部ハウジング132は、固定部ギア134を収容できる空間を内部に備えることができる。固定部ハウジング132は、更に、固定部モータ133を収容することができる。
【0233】
固定部ハウジング132は、第1の固定部ハウジング132a、第2の固定部ハウジング132b、連結具誘導孔132c、及びモータ収容部分132dを備えることができる。
【0234】
第1の固定部ハウジング132a及び第2の固定部ハウジング132bは、互いに結合され、内部に固定部ギア134を収容できる空間を画定する。
【0235】
第1の固定部分ハウジング132aは、例えば、掃除機ステーション100の外側に向かう方向に配置されてもよく、第2の固定部分ハウジング132bは、掃除機ステーション100の内側に向かう方向に配置されてもよい。即ち、第1の固定部ハウジング132aは、結合面121に向かう方向に配置されてもよく、第2の固定部ハウジング132bは、第2の外壁面112bに向かう方向に配置されてもよい。
【0236】
連結具誘導孔132cは、第1の固定部ハウジング132aに形成されてもよい。連結具誘導孔132cとは、固定部連結具135の移動経路を誘導するために形成された孔を、意味することができる。連結具誘導孔132cとは、例えば、固定部ギア134の回転シャフトを中心として、周方向に形成された円弧形状の孔を意味することができる。
【0237】
2つの連結具誘導孔132cは、一対の固定部材131を移動させる、一対の固定部連結具135を誘導するよう形成され得る。2つの連結具誘導孔132cは、加えて、対称に形成され得る。
【0238】
モータ収容部分132dは、固定部モータ133を収容するために設けることができる。モータ収容部分132dは、例えば、固定部モータ133を内部に収容するために、第1の固定部ハウジング132aから円筒形状に突出していてもよい。
【0239】
固定部モータ133は、固定部材131を移動させるための動力を供給することができる。固定部モータ133は、具体的には、固定部ギア134を正方向又は逆方向に回転させることができる。この場合、正方向とは、固定部材131が、側壁124から移動して塵埃容器220を押し付ける方向を意味することができる。加えて、逆方向とは、固定部材131が、固定部材131が塵埃容器220を押し付ける位置から、側壁124の内側へ移動する方向を意味することができる。正方向は、逆方向と逆であり得る。
【0240】
固定部ギア134は、固定部モータ133に結合でき、固定部モータ133からの動力を使用して、固定部材131を移動させることができる。
【0241】
固定部ギア134は、駆動ギア134a、接続ギア134b、第1の連結具回転ギア134c、及び第2の連結具回転ギア134dを備えることができる。
【0242】
固定部モータ133のシャフトは、駆動ギア134aに挿入し、結合することができる。固定部モータ133のシャフトは、例えば、駆動ギア134aに挿入され、固定的に結合されてもよい。別の例として、駆動ギア134aは、固定部モータ133のシャフトと一体に形成されてもよい。
【0243】
接続ギア134bは、駆動ギア134a及び第1の連結具回転ギア134cと噛み合うことができる。
【0244】
固定部連結具135の他方の端部は、第1の連結具回転ギア134cに回転可能に結合され、第1の連結具回転ギア134cは、駆動ギア134aから伝達された回転力を、固定部連結具135に伝達することができる。
【0245】
第1の連結具回転ギア134cは、回転シャフト134ca、回転面134cb、ギア歯134cc、及び連結具留め部分134cdを備えることができる。
【0246】
回転シャフト134caは、第1の固定部ハウジング132a及び第2の固定部ハウジング132bに結合され、支持され得る。回転面134cbは、回転シャフト134caを中心にして所定の厚さを有する、円形プレートの形状に形成することができる。ギア歯134ccは、回転面134cbの外周面に形成でき、接続ギア134bと噛み合うことができる。ギア歯134ccは、更に、第2の連結具回転ギア134dと噛み合うことができる。この構成により、第1の連結具回転ギア134cは、駆動ギア134a及び接続ギア134bを介して固定部モータ133から動力を受け取り、第2の連結具回転ギア134dへ動力を伝達することができる。
【0247】
連結具留め部分134cdは、円筒形状又は丸ピン形状で、回転面134cbから軸方向へ突出し、延出することができる。連結具留め部分134cdは、固定部連結具135の他方の端部に、回転可能に結合することができる。連結具留め部分134cdは、例えば、連結具誘導孔132cを貫通でき、固定部連結具135の他方の端部に結合することができる。この構成により、固定部モータ133からの動力によって第1の連結具回転ギア134cが回転でき、第1の連結具回転ギア134cの回転によって固定部連結具135が回転及び直線状に運動でき、その結果として、固定部材131は、塵埃容器220を固定又は解放するよう移動することができる。
【0248】
第2の連結具回転ギア134dは、第1の連結具回転ギア134cと噛み合い、第1の連結具回転ギア134cの回転方向と逆方向に回転することができる。
【0249】
固定部連結具135の他方の端部は、第2の連結具回転ギア134dに回転可能に結合され、第2の連結具回転ギア134dは、駆動ギア134aから伝達された回転力を、固定部連結具135に伝達することができる。
【0250】
第2の連結具回転ギア134dは、回転シャフト134da、回転面134db、ギア歯134dc、及び連結具留め部分134ddを備えることができる。
【0251】
回転シャフト134daは、第1の固定部ハウジング132a及び第2の固定部ハウジング132bに結合され、支持され得る。回転面134dbは、回転シャフト134daを中心にして所定の厚さを有する、円形プレートの形状に形成することができる。ギア歯134dcは、回転面134dbの外周面に形成でき、第1の連結具回転ギア134cと噛み合うことができる。この構成により、第2の連結具回転ギア134dは、駆動ギア134a、接続ギア134b、及び第1の連結具回転ギア134cを介して、固定部モータ133から動力を受け取ることができる。
【0252】
連結具留め部分134ddは、円筒形状又は丸ピン形状で、回転面134dbから軸方向へ突出し、延出することができる。連結具留め部分134ddは、固定部連結具135の他方の端部に、回転可能に結合することができる。連結具留め部分134ddは、例えば、連結具誘導孔132cを貫通でき、固定部連結具135の他方の端部に結合することができる。この構成により、固定部モータ133からの動力によって第2の連結具回転ギア134dが回転でき、第2の連結具回転ギア134dの回転によって固定部連結具135が回転及び直線状に運動でき、その結果として、固定部材131は、塵埃容器220を固定又は解放するよう移動することができる。
【0253】
固定部連結具135は、固定部ギア134と固定部材131とを連結し、固定部ギア134の回転を固定部材131の往復運動に変換することができる。
【0254】
固定部連結具135の一方の端部は、固定部材131の連結具結合部分131aに結合でき、固定部連結具135の他方の端部は、固定部ギア134の連結具留め部分134cd又は134ddに結合することができる。
【0255】
固定部連結具135は、連結具本体135a、第1の連結具接続部分135b、及び第2の連結具接続部分135cを備えることができる。
【0256】
連結具本体135aは、例えば、中央部分が屈曲したフレームの形に形成されてもよい。これは、力が伝達される角度を変えることにより、動力伝達の効率を高めるためである。
【0257】
第1の連結具接続部分135bは、連結具本体135aの一方の端部に配置することができ、第2の連結具接続部分135cは、連結具本体135aの他方の端部に配置することができる。第1の連結具接続部分135bは、円筒形状で、連結具本体135aの一方の端部から突出することができる。第1の連結具接続部分135bは、連結具結合部分131aが挿入され、結合され得る、孔を備えることができる。第2の連結具接続部分135cは、円筒形状で、連結具本体135aの他方の端部から突出することができる。この場合、第2の連結具接続部分135cが突出する高さは、第1の連結具接続部分135bが突出する高さより高くすることができる。これは、固定部ギア134の連結具留め部分134cd及び134ddが、連結具誘導孔132cに収容され、連結具誘導孔132cに沿って移動することを可能にし、連結具留め部分134cd及び134ddが回転するときに、連結具留め部分134cd及び134ddを支持するためである。第2の連結具接続部分135cは、連結具留め部分134cd及び134ddが挿入され、結合され得る、孔を備えることができる。
【0258】
定置密封部136は、掃除機200が結合されたときに塵埃容器220を密封するように、塵埃容器誘導面122に配置することができる。この構成により、掃除機200の塵埃容器220が結合されると、掃除機200は、自重によって定置密封部136を押し付けることができ、これにより塵埃容器220及び塵埃容器誘導面122を密封することができる。
【0259】
定置密封部136は、可動密封部131cの仮想延長線に配置されてもよい。この構成により、固定部モータ133が動作し、固定部材131が塵埃容器220を押し付けるときに、同じ高さにある塵埃容器220の周縁を密封することができる。即ち、定置密封部136及び可動密封部131cは、同心円上に配置された塵埃容器220の外周面を、密封することができる。
【0260】
実施形態によれば、定置密封部136は、塵埃容器誘導面122に配置され、下記で説明されることになるカバー開放ユニット150の配置に対応する、屈曲した線の形に形成され得る。
【0261】
従って、第1の掃除機200の本体210が結合部120に配置されると、固定ユニット130は、第1の掃除機200の本体210を固定することができる。具体的には、結合センサ125が、第1の掃除機200の本体210が掃除機ステーション100の結合部120に結合されたことを検出すると、固定部モータ133は、固定部材131を移動させ、第1の掃除機200の本体210を固定することができる。
【0262】
固定ユニット130は、固定検出部137を更に備えることができる。固定検出部137は、ハウジング110に備えられてもよく、固定部材131が第1の掃除機200を固定したか否かを、検出することができる。
【0263】
固定検出部137は、例えば、固定部連結具135の回転領域の両端部にそれぞれ配置されてもよい。
【0264】
従って、固定部材131が所定の固定位置FP1に移動すると、固定検出部137は、第1の掃除機200が固定されたことを検出することができる。加えて、固定部材131が所定の解除位置FP2に移動すると、固定検出部137は、第1の掃除機200が解放されたことを検出することができる。
【0265】
固定検出部137は、接触センサを含んでもよい。固定検出部137は、例えば、マイクロスイッチを含んでもよい。
【0266】
一方、固定検出部137は、非接触センサを含んでもよい。固定検出部137は、例えば、赤外線(IR)センサを含んでもよい。
【0267】
この構成により、第1の掃除機200は、第1の掃除機200の結合状態を自動的に検出し、第1の掃除機200を掃除機ステーション100に結合するときに、第1の掃除機の塵埃容器220を固定でき、これにより、使用者は、別の力を加えることなく、第1の掃除機200を密封することが可能である。
【0268】
第1の掃除機200は、加えて、第1の掃除機200の結合状態を自動的に検出し、第1の掃除機200を掃除機ステーション100に結合するときに、第1の掃除機200を密封でき、これにより、塵埃が飛散するのを防ぐ効率を高めることが可能となる。
【0269】
一方、
図11は、本開示の実施形態による、掃除機ステーションの固定ユニットの別の実施形態を説明するための図である。
【0270】
本開示による固定ユニット1130の別の実施形態について、
図11を参照しながら下記で説明することにする。
【0271】
固定ユニット130の同じ構造及び効果が当てはまり得るので、重複した説明を避けるために、本実施形態で特に説明されていない構成部分を除いて、本開示の実施形態による固定ユニット130の説明が当てはまり得る。
【0272】
本実施形態において、固定部材1131は、回転式密封部1131a、結合部1131b、及び密封部材1131cを備えることができる。
【0273】
回転式密封部1131aは、塵埃容器220の形状及び電池ハウジング230の形状に対応するよう形成することができる。回転式密封部1131aは、具体的には、塵埃容器220の外面を取り巻くように、形状を定められ得る。回転式密封部1131aは、例えば、塵埃容器220の外径に対応する半径を有する、円弧形状の部分を備えることができる。回転式密封部1131aは、加えて、電池ハウジング230の形状に対応する、真っ直ぐな部分を備えることができる。
【0274】
結合部1131bは、結合部120に回転可能に結合することができる。結合部1131bは、具体的には、側壁1124に対向する、回転式密封部1131aの表面から突出することができる。結合部1131bの一部は、固定部材進入孔1127に収容することができる。結合部1131bは、回転式密封部1131aの回転軸として機能する、密封部回転シャフト(図示せず)によって貫通され得る、孔を備えることができる。密封部回転シャフト(図示せず)は、ハウジング110に備えられ得る。
【0275】
結合部1131bの位置は、回転式密封部1131aの中間点よりも重力方向下方に配置することができる。この構成は、第1の掃除機200を結合するときに、回転式密封部1131aの抵抗を最小限に抑え、回転式密封部1131aが第1の掃除機200を取り巻く力を、最大限に高めることができる。
【0276】
回転式密封部1131aは、第1の掃除機200が結合部120に結合されるときに、第2の掃除機200を取り巻くよう構成することができる。具体的には、第1の掃除機200が結合部120に結合されると、第1の掃除機200の塵埃容器220の前方外面が、第1の誘導ユニット1122に結合され、これにより、塵埃容器220の前方外面が、回転式密封部1131aの重力方向下側端部を押し付けることができる。この場合、回転式密封部1131aは、第1の掃除機200によって押し付けられながら、結合部1131bの周りを回転することができる。その結果、回転式密封部1131aの重力方向上側端部は、回転しながら、第1の掃除機200の電池ハウジング230及び塵埃容器220の後方外面を取り巻くことができる。即ち、回転式密封部1131aは、移動しながら、第1の掃除機200の重量によって、又は第1の掃除機200が結合される力によって、第1の掃除機200を固定することができる。
【0277】
一方、
図12は、本開示の実施形態による、掃除機ステーション内での、第1の掃除機と扉ユニットとの関係を説明するための図である。
【0278】
本開示による扉ユニット140について、
図6、
図7、及び
図12を参照しながら下記で説明することにする。
【0279】
本開示による掃除機ステーション100は、扉ユニット140を備えることができる。扉ユニット140は、塵埃通過孔121aを開閉するよう構成することができる。
【0280】
扉ユニット140は、扉141、扉モータ142、及び扉アーム143を備えることができる。
【0281】
扉141は、結合面121にヒンジ結合でき、塵埃通過孔121aを開閉することができる。扉141は、扉本体141a、扉部141b、及びアーム結合部141cを備えることができる。
【0282】
扉本体141aは、塵埃通過孔121aを塞ぐことができる形状に形成され得る。扉本体141aは、例えば、円形プレートの形状に類似した形状に形成されてもよい。扉本体141aが塵埃通過孔121aを塞いだ状態に基づいて、ヒンジ部141bは、扉本体141aの上側に配置でき、アーム結合部141cは、扉本体141aの下側に配置することができる。
【0283】
扉本体141aは、塵埃通過孔121aを密封することができる形状に形成することができる。例えば、掃除機ステーション100の外部に露出される扉本体141aの外面は、塵埃通過孔121aの直径に対応する直径を有するよう形成され、掃除機ステーション100内に配置される扉本体141aの内面は、塵埃通過孔121aの直径よりも大きい直径を有するよう形成される。加えて、外面と内面との間に段差が画定され得る。一方、ヒンジ部141bとアーム結合部141cとを接続し、扉本体141aの支持する力を補強するために、1つ又は複数の補強リブが、内面から突出することができる。
【0284】
ヒンジ部141bは、扉141を結合面121にヒンジ結合する手段であり得る。ヒンジ部141bは、扉本体141aの上側端部に配置され、結合面121に結合され得る。
【0285】
アーム結合部141cは、扉アーム143が回転可能に結合される手段であり得る。アーム結合部141cは、内面の下側に配置されてもよく、扉アーム143は、アーム結合部141cに回転可能に結合することができる。
【0286】
この構成により、扉141が塵埃通過孔121aを閉じた状態で、扉アーム143が扉本体141aを引っ張ると、扉本体141aが、ヒンジ部141bを中心にして掃除機ステーション100の内側に向かって回転し、これにより、塵埃通過孔121aを開くことができる。一方、塵埃通過孔121aが開いた状態で、扉アーム143が扉本体141aを押圧すると、扉本体141aが、ヒンジ部141bを中心にして掃除機ステーション100の外側に向かって回転し、これにより、塵埃通過孔121aを閉じることができる。
【0287】
扉モータ142は、扉141を回転させるための動力を供給することができる。扉モータ142は、具体的には、扉アーム143を正方向又は逆方向に回転させることができる。この場合、正方向とは、扉アーム143が扉141を引っ張る方向を意味することができる。従って、扉アーム143が正方向に回転すると、塵埃通過孔121aを開くことができる。加えて、逆方向とは、扉アーム143が扉141を押圧する方向を意味することができる。従って、扉アーム143が逆方向に回転すると、塵埃通過孔121aの少なくとも一部を閉じることができる。正方向は、逆方向と逆であり得る。
【0288】
扉アーム143は、扉141と扉モータ142とを接続し、扉モータ142によって生成された動力を使用して、扉141を開閉することができる。
【0289】
例えば、扉アーム143は、第1の扉アーム143a及び第2の扉アーム143bを備えることができる。第1の扉アーム143aの一方の端部は、扉モータ142に結合することができる。第1の扉アーム143aは、扉モータ142の動力によって回転することができる。第1の扉アーム143aの他方の端部は、第2の扉アーム143bに回転可能に結合することができる。第1の扉アーム143aは、扉モータ142から伝達された動力を、第2の扉アーム143bに伝達することができる。第2の扉アーム143bの一方の端部は、第1の扉モータ143aに結合することができる。第2の扉アーム143bの他方の端部は、扉141に結合することができる。第2の扉アーム143bは、扉141を押し引きすることにより、塵埃通過孔121aを開閉することができる。
【0290】
扉ユニット140は、扉開閉検出部144を更に備えることができる。扉開閉検出部144は、ハウジング110に設けられてもよく、扉141が開いた状態にあるか否かを検出することができる。
【0291】
扉開閉検出部144は、例えば、扉アーム143の回転領域の両端部にそれぞれ配置されてもよい。別の例として、扉開閉検出部144は、扉141の移動領域の両端部にそれぞれ配置されてもよい。
【0292】
従って、扉アーム143が所定の開位置DP1に移動したとき、又は扉141が所定の位置まで開いたときに、扉開閉検出部144は、扉が開いたことを検出することができる。加えて、扉アーム143が所定の閉位置DP2に移動したとき、又は扉141が所定の位置まで開いたときに、扉開閉検出部144は、扉が開いたことを検出することができる。
【0293】
扉開閉検出部144は、接触センサを含んでもよい。扉開閉検出部144は、例えば、マイクロスイッチを含んでもよい。
【0294】
一方、扉開閉検出部144は、非接触センサも含んでもよい。扉開閉検出部144は、例えば、赤外線(IR)センサを含んでもよい。
【0295】
この構成により、扉ユニット140は、結合面121の少なくとも一部を選択的に開閉することができ、これにより、第1の外壁面112aの外側を、第1の流路181及び/又は集塵部170と連通させることができる。
【0296】
扉ユニット140は、第1の掃除機200の排出カバー222が開かれるときに、開かれ得る。加えて、扉ユニット140が閉じられるときに、第1の掃除機200の排出カバー222も閉じられ得る。
【0297】
第1の掃除機200の塵埃容器220内の塵埃が除去されると、扉モータ142が扉141を回転させ、これにより、排出カバー222を塵埃容器本体221に結合することができる。扉モータ142は、具体的には、扉141を回転させ、ヒンジ部141bを中心にして扉141を回転させることができ、ヒンジ部141bを中心にして回転する扉141は、排出カバー222を、塵埃容器本体221の方へ押圧することができる。
【0298】
図13は、本開示の実施形態による、第1の掃除機の塵埃容器の下面を説明するための図であり、
図14は、本開示の実施形態による、掃除機ステーション内での、第1の掃除機とカバー開放ユニットとの関係を説明するための図であり、
図15は、本開示の実施形態による、掃除機ステーションのカバー開放ユニットを説明するための斜視図である。
【0299】
本開示によるカバー開放ユニット150について、
図6、
図7、及び
図13から
図15を参照しながら、下記で説明することにする。
【0300】
本開示による掃除機ステーション100は、カバー開放ユニット150を備えることができる。カバー開放ユニット150は、結合部120に配置されてもよく、第1の掃除機200の排出カバー222を開くことができる。
【0301】
カバー開放ユニット150は、押圧突起151、カバー開放モータ152、カバー開放ギア153、支持プレート154、及びギアボックス155を備えることができる。
【0302】
押圧突起151は、第1の掃除機200が結合されるとき、結合レバー222cを押し付けるよう移動することができる。
【0303】
押圧突起151は、塵埃容器誘導面122に配置されてもよい。具体的には、塵埃容器誘導面122に突起移動孔を形成することができ、押圧突起151は、突起移動孔を通って外部に露出され得る。
【0304】
押圧突起151は、第1の掃除機200が結合されるときに、押圧突起151が結合レバー222cを押圧できる位置に配置され得る。即ち、結合レバー222cは、突起移動孔の上に配置され得る。結合レバー222cは、加えて、押圧突起151の移動領域に配置され得る。
【0305】
押圧突起151は、直線状に往復運動して、結合レバー222cを押し付けることができる。押圧突起151は、具体的には、押圧突起151の直線状の運動が誘導され得るように、ギアボックス155に結合することができる。押圧突起151は、カバー開放ギア153に結合され、カバー開放ギア153の動きによって、カバー開放ギア153と共に移動することができる。
【0306】
押圧突起151は、例えば、突起部分151a、突起支持プレート151b、接続部分151c、ギア結合ブロック151d、及び誘導フレーム151eを備えることができる。
【0307】
突起部分151aは、結合レバー222cを押し付けるために設けられ得る。突起部分151aは、フック形状、直角3角形の形状、又は台形の形状に類似した形状に、形成されてもよい。突起支持プレート151bは、突起部分151aと接続され、突起部分151aを支持する、平坦なプレートの形に形成されてもよい。
【0308】
突起支持プレート151bは、ギアボックス155の上面に沿って移動可能となるよう設けられ得る。接続部分151cは、突起支持プレート151bとギア結合ブロック151dとを接続することができる。接続部分151cは、突起支持プレート151b及びギア結合ブロック151dより狭い幅に形成され得る。
【0309】
接続部分151cは、ギアボックス155に形成された突起貫通孔155bを貫通するよう配置することができる。ギア結合ブロック151dは、カバー開放ギア153に結合することができる。ギア結合ブロック151dは、ねじ又は部品などの部材を使用して、カバー開放ギア153に固定的に結合することができる。
【0310】
ギア結合ブロック151dは、ギアボックス155に収容でき、カバー開放ギア153の動きによって、ギアボックス155内で直線状に往復運動することができる。誘導フレーム151eは、ギア結合ブロック151dの2つの側面からそれぞれ突出し、延出することができる。誘導フレーム151eは、四角柱の形状で、ギア結合ブロック151dから突出し、延出することができる。
【0311】
誘導フレーム151eは、ギアボックス155に形成された誘導孔155cを貫通するよう配置することができる。従って、ギア結合ブロック151dが直線状に移動するとき、誘導フレーム151eは、誘導孔155cに沿って直線状に往復運動することができる。
【0312】
カバー開放モータ152は、押圧突起151を移動させるための動力を供給することができる。カバー開放モータ152は、具体的には、モータシャフト152aを正方向又は逆方向に回転させることができる。この場合、正方向とは、押圧突起151が結合レバー222cを押圧する方向を意味することができる。加えて、逆方向とは、結合レバー222cを押圧した押圧突起151が、元の位置に戻る方向を意味することができる。正方向は、逆方向と逆であり得る。
【0313】
カバー開放モータ152は、ギアボックス155の外側に配置することができる。カバー開放モータ152のモータシャフト152aは、ギアボックス155のモータ貫通孔155eを貫通でき、カバー開放ギア153に結合することができる。モータシャフト152aは、例えば、開放駆動ギア153aに結合され、開放駆動ギア153aと共に回転することができる。
【0314】
カバー開放ギア153は、カバー開放モータ152に結合することができ、カバー開放モータ152からの動力を使用して、押圧突起151を移動させることができる。カバー開放ギア153は、具体的には、ギアボックス155に収容することができる。カバー開放ギア153は、カバー開放モータ152に結合され、動力を供給され得る。カバー開放ギア153は、押圧突起151に結合され、押圧突起151を移動させることができる。
【0315】
カバー開放ギア153は、開放駆動ギア153a及び開放従動ギア153bを備えることができる。具体的には、カバー開放モータ152のシャフト152aが、開放駆動ギア153aに挿入されて結合され、この結果、開放駆動ギア153aは、カバー開放モータ152から回転動力を受け取ることができる。
【0316】
開放従動ギア153bは、開放駆動ギア153aと噛み合うことができ、押圧突起151のギア結合ブロック151dと結合され、これにより押圧突起151を移動させることができる。開放従動ギア153bは、例えば、ピニオン歯車の形で形成された開放駆動ギア153aと噛み合うように、ラック歯車の形で形成することができる。開放従動ギア153bは、ギア結合ブロック151dに結合された本体部分153baを備えることができる。開放従動ギア153bは、加えて、本体部分153baの下側に形成され、開放駆動ギア153aと噛み合うよう構成された、ギア部分153bbを備えることができる。開放従動ギア153bは、更に、本体部分153baの2つの側面から突出する、誘導シャフト153bcを備えることができる。開放従動ギア153bは、加えて、誘導シャフト153bcが挿入され、結合された歯車153bdを備えることができ、歯車153bdは、ギアボックス155の内面に形成された誘導レール155dに沿って転動可能に移動することができる。
【0317】
支持プレート154は、塵埃容器220の一面を支持するために設けられ得る。支持プレート154は、具体的には、結合面121から延在することができる。支持プレート154は、結合面121から塵埃通過孔121aの中心に向かって突出し、延在することができる。
【0318】
支持プレート154は、結合面121から対称に突出して延在できるが、本開示はこれに限定されるものではなく、支持プレート154は、第1の掃除機200の下部延在部分221a又は塵埃容器220の下面を支持できる、様々な形状であってもよい。
【0319】
第1の掃除機200が掃除機ステーション100に結合されると、塵埃容器220の下面は、塵埃通過孔121aに配置でき、支持プレート154は、塵埃容器220の下面を支持することができる。排出カバー222は、塵埃容器220の下側に開閉可能に設けることができ、塵埃容器220は、円筒形の塵埃容器本体221、及び延出している下部延在部分221aを備えることができる。この場合、支持プレート154は、下部延在部分221aと接触でき、下部延在部分221aを支持することができる。
【0320】
この構成により、支持プレート154が、下部延在部分221aを支持している状態で、押圧突起151は、排出カバー222の結合レバー222cを押圧することができる。これにより、排出カバー222を開くことができ、塵埃通過孔121aと塵埃容器220の内部とが、互いに連通することができる。即ち、排出カバー222が開かれると、流路部180と塵埃容器220の内部とが、互いに連通することができ、掃除機ステーション100と第1の掃除機200とが、流体の流れを可能にするために、互いに結合され得る(流路の結合)。
【0321】
ギアボックス155は、ハウジング110の内面に結合され、結合部120の重力方向下側に配置でき、カバー開放ギア153は、ギアボックス155に収容することができる。具体的には、ボックス本体155aに、カバー開放ギア153を収容できる空間があり、押圧突起151の接続部分151cが貫通する突起貫通孔155bが、ボックス本体155aの上面に形成されている。加えて、誘導孔155cが、押圧突起151の誘導フレーム151eが誘導孔155cを貫通するように、ボックス本体155aの左/右方向の側面に、長い孔の形で形成されている。
【0322】
一方、誘導レール155dは、ボックス本体155aの左/右方向の側面の内面に形成され得る。誘導レール155dは、開放従動ギア153bを支持し、開放従動ギア153bの移動を誘導することができる。
【0323】
モータ貫通孔155eは、ギアボックス155の1つの面に形成されてもよく、カバー開放モータ152のシャフト152aは、モータ貫通孔155eを貫通することができる。加えて、カバー開放検出部155fが、ギアボックス155の側面に配置されてもよい。
【0324】
カバー開放検出部155fは、接触式センサを含んでもよい。カバー開放検出部155fは、例えば、マイクロスイッチを含んでもよい。一方、カバー開放検出部155fは、非接触センサも含んでもよい。カバー開放検出部155fは、例えば、赤外線(IR)センサを含んでもよい。これにより、カバー開放検出部155fは、誘導フレーム151eの位置を検出し、これにより、押圧突起151の位置を検出することができる。
【0325】
カバー開放検出部155fは、長い孔の形に形成された誘導孔155cの両端部に、それぞれ配置することができる。従って、押圧突起151が、結合レバー222cを押圧して排出カバー222を開くことができる位置に、押圧突起151が移動すると、誘導フレーム151eは、所定のカバー開放ポイントCP1に位置することができ、カバー開放検出部155fは、排出カバーが開かれたことを検出することができる。加えて、押圧突起151が元の位置に戻ると、誘導フレーム151eは、所定のカバー非開放ポイントCP2に位置することができ、カバー開放検出部155fは、押圧突起151が元の位置に戻ったことを検出することができる。
【0326】
従って、本開示によれば、カバー開放ユニット150は、使用者が第1の掃除機の排出カバー222を別個に開いても、塵埃容器を開くことができ、この結果、利便性を高めることが可能である。
【0327】
加えて、排出カバー222が、第1の掃除機200が掃除機ステーション100に結合されている状態で開かれているので、塵埃が飛散するのを防ぐことが可能である。
【0328】
一方、
図16は、本開示の実施形態による、掃除機ステーション内での、第1の掃除機とレバー引張りユニットとの関係を説明するための図である。
【0329】
本開示によるレバー引張りユニット160について、
図6、
図7、及び
図16を参照しながら、下記で説明することにする。
【0330】
本開示による掃除機ステーション100は、レバー引張りユニット160を備えることができる。レバー引張りユニット160は、ハウジング110の第1の外壁面112aに配置することができる。レバー引張りユニット160は、第1の掃除機200の塵埃容器圧縮レバー223を押圧して、塵埃容器220内の塵埃を圧縮することができる。
【0331】
レバー引張りユニット160は、レバー引張りアーム161、アームギア162、ストローク駆動モータ163、回転駆動モータ164、及びアーム移動検出部165を備えることができる。
【0332】
レバー引張りアーム161は、ハウジング110に収容されており、ストローク移動可能かつ回転可能となるよう設けられ得る。レバー引張りアーム161は、例えば、第1の外壁面112aに形成された、アーム収容小穴に収容されてもよい。この場合、アーム収容小穴の下側端部に仮想の円筒形状が画定されているとき、塵埃容器圧縮レバー223は、仮想の円筒形状内に配置されていてもよい。
【0333】
レバー引張りアーム161は、塵埃容器圧縮レバー223を押圧するために設けられ得る。レバー引張りアーム161は、アーム収容小穴の形状に対応するよう形成されてもよい。レバー引張りアーム161は、例えば、細長いバーに類似した形状に形成されてもよい。
【0334】
レバー引張りアーム161の一方の面が、レバー引張りアーム161がアーム収容小穴に収容されている状態で、第1の外壁面112aと共に連続する面を画定するよう形成されてもよい。アームギア162は、レバー引張りアーム161の他方の面の、1つの側部に結合することができる。
【0335】
アームギア162は、レバー引張りアーム161、ストローク駆動モータ163、及び回転駆動モータ164に結合することができる。アームギア162は、例えば、一種のシャフトに類似するよう形成されてもよい。アームギア162のシャフトの一方の端部は、レバー引張りアーム161に固定的に結合することができる。アームギア162のシャフトの他方の端部は、ウォームホイールの形で設けられ得る。従って、アームギア162のシャフトの他方の端部は、ウォームギアの形で形成され、回転駆動モータ164と噛み合うことができる。アームギア162のシャフトは、円筒状のウォームの形に形成することができる。アームギア162のシャフトは、ウォームギアの形で形成でき、ストローク駆動モータ163と噛み合うことができる。
【0336】
ストローク駆動モータ163は、レバー引張りアーム161をストローク移動させるための、動力を供給することができる。ストローク駆動モータ163は、正方向又は逆方向に回転することができる。この場合、正方向とは、レバー引張りアーム161が掃除機ステーション100のハウジング110から離れるよう移動する方向を、意味することができる。加えて、逆方向とは、レバー引張りアーム161が掃除機ステーション100に向かって引っ張られる方向を意味することができる。正方向は、逆方向と逆であり得る。
【0337】
回転駆動モータ164は、レバー引張りアーム161を回転させるための、動力を供給することができる。回転駆動モータ164は、正方向又は逆方向に回転することができる。この場合、正方向とは、レバー引張りアーム161が塵埃容器圧縮レバー223を押圧できる位置まで、レバー引張りアーム161が回転する方向を意味することができる。加えて、逆方向は、正方向と逆の方向であり得る。
【0338】
アーム移動検出部165は、ハウジング110内に配置することができる。アーム移動検出部165は、アームギア162のシャフトの移動経路上に配置することができる。アーム移動検出部165はそれぞれ、アームギア162のシャフトの初期位置LP1、最大ストローク移動位置LP2、及び圧縮レバー223が引き込まれたときの位置LP3に、配置することができる。
【0339】
アーム移動検出部165は、接触センサを含んでもよい。アーム移動検出部165は、例えば、マイクロスイッチを含んでもよい。一方、アーム移動作検出部165は、非接触センサも含んでもよい。アーム移動検出部165は、例えば、赤外線(IR)センサを含んでもよい。この構成により、アーム移動検出部165は、アームギア162のストローク位置を検出することができる。
【0340】
加えて、アーム移動検出部165は、アームギア162のシャフトの他方の端部に配置することができる。アーム移動検出部165は、ウォームホイールの形で設けられた、アームギア162の他方の端部に配置でき、回転位置を検出することができる。アーム移動検出部165は、接触センサを含んでもよい。アーム移動検出部165は、例えば、マイクロスイッチを含んでもよい。一方、アーム移動検出部165は、非接触センサも含んでもよい。アーム移動検出部165は、例えば、赤外線(IR)センサ又はホールセンサを含んでもよい。
【0341】
従って、アーム移動検出部165は、レバー引張りアーム161が初期位置に位置することを、検出することができる。アーム移動検出部165は、加えて、レバー引張りアーム161が移動してハウジング110から最大限に離れたことを、検出することができる。アーム移動検出部165は、加えて、レバー引張りアーム161が回転して圧縮レバー223を引っ張るのを、検出することができる。アーム移動検出部165は、加えて、レバー引張りアーム161が圧縮レバー223を引っ張ったことを検出することができる。アーム移動検出部165は、加えて、圧縮レバー223を引っ張った後に、レバー引張りアーム161が元の位置まで回転するのを検出することができる。
【0342】
従って、第1の掃除機200が結合部120に結合されているとき、レバー引張りアーム161がストローク移動すると、圧縮部材224が下方へ移動し、これにより、塵埃容器220内の塵埃を圧縮することができる。本明細書の一実施形態において、塵埃容器220内の塵埃は、排出カバー222が塵埃容器220から分離されると、1次的に重力によって集塵部170内に捕捉でき、次いで、塵埃容器220内の残留した塵埃は、2次的に圧縮部材(図示せず)によって、集塵部170内に捕捉することができる。そうでない場合は、排出カバー222が塵埃容器220に結合されている状態で、圧縮部材(図示せず)が塵埃容器220内の塵埃を下方へ圧縮してもよく、次いで、排出カバー222が塵埃容器220から分離されてもよく、これにより、塵埃容器220内の塵埃を集塵部170内に捕捉することができる。
【0343】
一方、集塵部170については、
図2、及び
図17から
図19を参照しながら、下記で説明することにする。
【0344】
掃除機ステーション100は、集塵部170を備えることができる。集塵部170は、ハウジング110内に配置することができる。集塵部170は、結合部120の重力方向下側に配置することができる。
【0345】
集塵部170は、ロール状ビニールフィルム(図示せず)を含んでもよい。ロール状ビニールフィルムは、ハウジング110に固定され、塵埃容器220から落下する塵埃の負荷によって、下方へ広がることができる。
【0346】
掃除機ステーション100は、接合部(図示せず)を備えることができる。接合部は、ハウジング110内に配置することができる。接合部は、集塵部170の上部領域に配置することができる。接合部は、塵埃が捕捉されたロール状ビニールフィルムの上部領域を、切断して接合することができる。接合部は、具体的には、ロール状ビニールフィルムを中央領域まで後退させ、ロール状ビニールフィルムの上部領域を、電熱線を使用して接合することができる。接合部は、第1の接合部材(図示せず)と第2の接合部材(図示せず)とを備えることができる。第1の接合部材(図示せず)は、第1の接合駆動部174によって第1の方向に移動でき、第2の接合部材(図示せず)は、第2の接合駆動部175によって、第1の方向に垂直な第2の方向に移動することができる。
【0347】
この構成により、第1の掃除機200又は第2の掃除機200から捕捉された塵埃を、ロール状ビニールフィルムに収集でき、ロール状ビニールフィルムを、自動的に接合することができる。従って、使用者は、塵埃を捕捉した袋を、別途結束する必要がなく、この結果、使用者の利便性を高めることが可能である。
【0348】
一方、流路部180については、
図2、及び
図17から
図19を参照しながら、下記で説明することにする。
【0349】
掃除機ステーション100は、流路部180を備えることができる。流路部180は、第1の掃除機200又は第2の掃除機300を、集塵部170に接続することができる。
【0350】
流路部180は、第1の流路181、第2の流路182、及び流路切替え弁183を備えることができる。
【0351】
第1の流路181は、第1の掃除機200の塵埃容器220を、集塵部170に接続することができる。第1の流路181は、結合面121の後側に配置することができる。第1の流路181とは、第1の掃除機200の塵埃容器220と集塵部170との間の、空間を意味することができる。第1の流路181は、塵埃通過孔121aの後側に形成された空間であり得る。第1の流路181は、塵埃通過孔121aから下方に屈曲した流路であってもよく、塵埃及び空気は、第1の流路181を通って流れることができる。第1の掃除機200の塵埃容器220内の塵埃は、第1の流路181を通って、集塵部170へ移動することができる。
【0352】
第2の流路182は、第2の掃除機300を、集塵部170に接続することができる。第2の掃除機300内の塵埃は、第2の流路182を通って、集塵部170に移動することができる。
【0353】
流路切替え弁183は、集塵部170、第1の流路181、及び第2の流路182の間に配置することができる。流路切替え弁183は、集塵部170に接続された第1の流路181と第2の流路182とを、選択的に開閉することができる。従って、複数の流路181及び182が開いているときに生じる、吸引力の低下を防ぐことが可能である。
【0354】
例えば、第1の掃除機200だけが掃除機ステーション100に結合されている場合、流路切替え弁183は、第1の流路181を集塵部170に接続し、第2の流路182を集塵部170から遮断することができる。
【0355】
別の例として、第2の掃除機300だけが掃除機ステーション100に結合されている場合、流路切替え弁183は、第1の流路181を集塵部170から遮断し、第2の流路182を集塵部170に接続することができる。
【0356】
更に別の例として、第1の掃除機200と第2の掃除機300との両方が掃除機ステーション100に結合されている場合、流路切替え弁183は、第1の流路181を集塵部170に接続し、第2の流路182を集塵部170から遮断して、第1の掃除機200の塵埃容器220内の塵埃を最初に除去することができる。流路切替え弁183は、その後、第1の流路181を集塵部170から遮断し、第2の流路182を集塵部170に接続して、第2の掃除機300から塵埃を除去することができる。従って、使用者が第1の掃除機200を手動で操作する使用法に対して、利便性を高めることが可能である。
【0357】
一方、吸塵モジュール190については、
図2、及び
図17から
図19を参照しながら、下記で説明することにする。
【0358】
掃除機ステーション100は、吸塵モジュール190を備えることができる。吸塵モジュール190は、集塵モータ191、第1のフィルタ192、及び第2のフィルタ(図示せず)を備えることができる。
【0359】
集塵モータ191は、集塵部170の下に配置することができる。集塵モータ191は、第1の流路181及び第2の流路182に、吸引力を発生させることができる。従って、集塵モータ191は、第1の掃除機200の塵埃容器220内の塵埃及び第2の掃除機300内の塵埃を吸引できる、吸引力を供給することができる。
【0360】
集塵モータ191は、回転によって吸引力を発生させることができる。集塵モータ191は、例えば、円筒形状に類似した形状に形成されてもよい。
【0361】
第1のフィルタ192は、集塵部170と集塵モータ191との間に配置することができる。第1のフィルタ192は、前置フィルタであり得る。
【0362】
第2のフィルタ193は、集塵モータ191と外壁面112との間に配置することができる。第2のフィルタ193は、HEPAフィルタであり得る。
【0363】
一方、本実施形態において、仮想のバランス維持空間R1は、地面から垂直に広がり、集塵部170及び吸塵モジュール190を通ることができる。バランス維持空間R1は、例えば、地面から垂直に広がる仮想空間であってもよく、少なくとも集塵モータ191がバランス維持空間R1に収容され得る。即ち、バランス維持空間R1は、集塵モータ191を内部に収容する、仮想の円筒形状の空間であり得る。
【0364】
この場合、本開示では、重心面S1の仮想の延長面が、バランス維持空間R1を通る。この構成により、掃除機ステーション100は、第1の掃除機200が本開示による掃除機ステーション100に装着された状態で、安定的にバランスを維持することができる。
【0365】
一方、第1の掃除機200が掃除機ステーション100に結合されている状態での、第1の掃除機200、第1の流路181、集塵部170、及び吸塵モジュール190の配置については、
図2を参照しながら、下記で説明することにする。
【0366】
第1の掃除機200が掃除機ステーション100に装着されているとき、円筒形状の塵埃容器220の軸は、地面と平行に配置することができる。更に、塵埃容器220は、第1の外壁面112a及び結合面121と垂直になるように、配置することができる。即ち、塵埃容器の軸a5は、第1の外壁面112a及び結合面121と垂直になるよう配置し、また地面と平行に配置することができる。塵埃容器の軸a5は、加えて、バランス維持空間R1の軸と垂直になるよう、配置することができる。
【0367】
更に、第1の掃除機200が掃除機ステーション100に装着されているとき、延長管250は、地面に垂直の方向に配置することができる。延長管250は、更に、第1の外壁面112aと平行に配置することができる。即ち、吸引流路の中心線a2は、第1の外壁面112aと平行に配置し、また地面と垂直に配置することができる。吸引流路の中心線a2は、加えて、バランス維持空間R1の軸と平行に配置することができる。
【0368】
一方、第1の掃除機200が掃除機ステーション100に装着されているとき、塵埃容器誘導面122が、塵埃容器220の外周面の少なくとも一部を、取り巻くことができる。第1の流路181は、塵埃容器220の後側に配置され、塵埃容器220が開かれているとき、第1の流路181と連通することができる。第1の流路181は、更に、塵埃容器220から下方に屈曲し得る。加えて、集塵部170は、第1の流路181の下側に配置することができる。更に、吸塵モジュール190は、集塵部170の下側に配置することができる。
【0369】
従って、本開示によれば、第1の掃除機200は、延長管250及び清掃モジュール260が装着されている状態で、掃除機ステーション100に装着することができる。更に、第1の掃除機200が掃除機ステーション100に装着されている状態であっても、水平面における占有空間を最小限に抑えることが可能である。
【0370】
加えて、本開示によれば、塵埃容器220と連通する第1の流路181は、一度しか下方に屈曲していないので、塵埃を収集するための流力の損失を最小限に抑えることが可能である。
【0371】
更に、本開示によれば、第1の掃除機200が掃除機ステーション100に装着されている状態で、塵埃容器220の外周面は、塵埃容器誘導面122に取り巻かれ、塵埃容器220は、結合部120に収容されている。この結果、塵埃容器内の塵埃は、外側から見えない。
【0372】
掃除機ステーション100は、充電部128を備えることができる。充電部128は、結合部120に配置することができる。充電部128は、具体的には、結合面121に配置することができる。この場合、充電部128は、第1の掃除機200の電池240に設けられた充電端子に対向する位置に、位置することができる。充電部128は、結合部120に結合された第1の掃除機200と、電気的に接続することができる。充電部128は、結合部120に結合された第1の掃除機200の電池240へ、電力を供給することができる。即ち、第1の掃除機200が、結合面121に物理的に結合されると、充電部128は、第1の掃除機200と電気的に結合することができる。
【0373】
充電部128は、加えて、ハウジング110の下部領域に配置された、下側充電部(図示せず)を備えることができる。下側充電部は、ハウジング110の下部領域に結合された第2の掃除機300と、電気的に接続することができる。第2の充電器は、ハウジング110の下部領域に結合された第2の掃除機300の電池へ、電力を供給することができる。
【0374】
掃除機ステーション100は、側面扉(図示せず)を備えることができる。側面扉は、ハウジング110に配置することができる。側面扉は、集塵部170を、選択的に外部へ露出することができる。従って、使用者は、掃除機ステーション100から集塵部170を容易に取り外すことができる。
【0375】
一方、
図19は、本開示の実施形態による、掃除機ステーションの制御部の構成を説明するための、構成図である。
【0376】
本開示による制御部の構成について、
図19を参照しながら下記で説明することにする。
【0377】
本開示の実施形態による掃除機ステーション100は、結合部120、固定ユニット130、扉ユニット140、カバー開放ユニット150、レバー引張りユニット160、集塵部170、流路部180、及び吸塵モジュール190を制御するよう構成された、制御ユニット400を更に備えることができる。
【0378】
制御ユニット400は、プリント回路基板、及びプリント回路基板に装着された要素を備えることができる。
【0379】
結合センサ125が、第1の掃除機200の結合を検出すると、結合センサ125は、第1の掃除機200が結合部120と結合されていることを示す信号を、送信することができる。この場合、制御ユニット400は、結合センサ125から信号を受信し、第1の掃除機200が結合部120と物理的に結合されたと、判断することができる。
【0380】
加えて、充電部128が、第1の掃除機200の電池240に電力を供給すると、制御ユニット400は、第1の掃除機200が結合部120と電気的に結合されたと、判断することができる。
【0381】
従って、制御ユニット400が、第1の掃除機200は、結合部120と物理的にも電気的にも結合されたと判断したとき、制御ユニット400は、第1の掃除機200が掃除機ステーション100に結合されたと、判断することができる。
【0382】
制御ユニット400が、第1の掃除機200は、結合部120と結合されたと判断したとき、制御ユニット400は、固定部モータ133を動作させて、第1の掃除機200を固定することができる。
【0383】
固定部材131又は固定部連結具135が所定の固定ポイントFP1に移動すると、固定検出部137は、第1の掃除機200が固定されたことを示す信号を、送信することができる。制御部400は、固定検出部137から、第1の掃除機200が固定されたことを示す信号を受信し、第1の掃除機200が固定されたと判断することができる。制御ユニット400が、第1の掃除機200が固定されたと判断すると、制御ユニット400は、固定部モータ133の動作を停止させることができる。
【0384】
一方、制御ユニット400は、塵埃容器220を空にする動作が終了すると、固定部モータ133を逆方向に回転させて、第1の掃除機200を解放することができる。
【0385】
制御ユニット400が、第1の掃除機200が結合部120に固定されたと判断すると、制御ユニット400は、扉モータ142を動作させて、掃除機ステーション100の扉141を開くことができる。
【0386】
扉141又は扉アーム143が、所定の開位置DP1に到達すると、扉開閉検出部144は、扉141が開いたことを示す信号を、送信することができる。制御ユニット400は、扉開閉検出部137から、扉141が開いたことを示す信号を受信し、扉141が開いたと判断することができる。制御ユニット400が、扉141が開いたと判断すると、制御ユニット400は、扉モータ142の動作を停止させることができる。
【0387】
一方、制御ユニット400は、塵埃容器220を空にする動作が終了すると、扉モータ142を逆方向に回転させて、扉141を閉じることができる。
【0388】
制御ユニット400が、扉141が開いたと判断したとき、制御ユニット400は、カバー開放モータ152を動作させて、第1の掃除機200の排出カバー222を開くことができる。この結果、塵埃通過孔121aは、塵埃容器220の内部と連通することができる。従って、掃除機ステーション100と第2の掃除機200とが、流体の流れを可能にするために、互いに結合され得る(流路の結合)。
【0389】
誘導フレーム151eが所定の開位置CP1に到達すると、カバー開放検出部155fは、排出カバー222が開いたことを示す信号を、送信することができる。制御ユニット400は、カバー開放検出部155fから、排出カバー222が開いたことを示す信号を受信し、排出カバー222が開いたと判断することができる。制御ユニット400が、排出カバー222が開いたと判断すると、制御ユニット400は、カバー開放モータ152の動作を停止させることができる。
【0390】
制御ユニット400は、ストローク駆動モータ163及び回転駆動モータ164を動作させてレバー引張りアーム161を制御でき、これにより、レバー引張りアーム161は、塵埃容器圧縮レバー223を引っ張ることができる。
【0391】
アーム移動検出部165が、アームギア162が最大ストローク移動位置LP2に到達したことを検出すると、アーム移動検出部165は、信号を送信でき、制御ユニット400は、アーム移動検出部165からの信号を受信し、ストローク駆動モータ163の動作を停止させることができる。
【0392】
アーム移動検出部165が、アームギア162が圧縮レバー223を引っ張ることができる位置まで、アームギア162が回転したことを検出すると、アーム移動検出部165は、信号を送信でき、制御ユニット400は、アーム移動検出部165からの信号を受信し、回転駆動モータ164の動作を停止させることができる。
【0393】
制御ユニット400は、加えて、ストローク駆動モータ163を逆方向に動作させて、レバー引張りアーム161を引っ張ることができる。
【0394】
この場合、アーム移動検出部165が、圧縮レバー223が引っ張られているときに、アームギア162が位置LP3に到達したことを検出すると、アーム移動検出部165は、信号を送信でき、制御ユニット400は、アーム移動検出部165からの信号を受信し、ストローク駆動モータ163の動作を停止させることができる。
【0395】
一方、制御ユニット400は、塵埃容器220を空にする動作が終了すると、ストローク駆動モータ163及び回転駆動モータ164を逆方向に回転させて、レバー引張りアーム161を元の位置に戻すことができる。
【0396】
制御ユニット400は、第1の接合駆動部174及び第2の接合駆動部175を動作させて、ロール状ビニールフィルム(図示せず)を接合することができる。
【0397】
制御ユニット400は、流路部180の流路切替え弁183を制御することができる。制御ユニット400は、例えば、第1の流路181及び第2の流路182を、選択的に開閉することができる。
【0398】
制御ユニット400は、集塵モータ191を動作させて、塵埃容器220内の塵埃を吸引することができる。
【0399】
制御ユニット400は、表示ユニット500を動作させて、第1の掃除機200又は第2の掃除機300の、塵埃容器が空にされている状況及び充電状況を表示することができる。
【0400】
一方、本開示による掃除機ステーション100は、表示ユニット500を備えることができる。
【0401】
表示ユニット500は、ハウジング110に配置されてもよく、別の表示デバイスに配置されてもよく、又は携帯電話などの端末に配置されてもよい。
【0402】
表示ユニット500は、文字及び/又は図形を出力できる表示パネルと、音声信号及び音響を出力できるスピーカとのうちの、少なくともいずれか1つを備えるよう構成することができる。使用者は、表示ユニット500を介して出力される情報に基づいて、現在実行中の処理の状況、残り時間などを、容易に把握することができる。
【0403】
特定の実施形態を参照しながら本開示について説明してきたが、特定の実施形態は、本開示を具体的に説明するためだけのものであり、本開示は、特定の実施形態に限定されるものではない。本開示が、本開示の技術的精神から逸脱することなく、当業者によって修正又は変更され得ることは明らかである。
【0404】
本開示に対する、すべての単純な修正形態又は変更形態は、本開示の範囲内にあり、本開示の具体的な保護範囲は、添付の特許請求の範囲によって定義されることになる。
【符号の説明】
【0405】
10 掃除機システム
100 掃除機ステーション
110 ハウジング
120 結合部
121 結合面
121a 塵埃通過孔
130 固定ユニット
131 固定部材
133 固定部モータ
134 固定部ギア
135 固定部連結具
140 扉ユニット
141 扉
142 扉モータ
143 扉アーム
150 カバー開放ユニット
151 押圧突起
152 カバー開放モータ
153 カバー開放ギア
154 ギアボックス
160 レバー引張りユニット
161 レバー引張りアーム
162 アームギア
163 ストローク駆動モータ
164 回転駆動モータ
170 集塵部
180 流路部
181 第1の流路
182 第2の流路
183 流路切替え弁
190 吸塵モジュール
191 集塵モータ
200 第1の掃除機
210 本体
212 吸引部
213 塵埃分離部
214 吸引モータ
216 ハンドル
220 塵埃容器
222 排出カバー
222c 結合レバー
223 塵埃容器圧縮レバー
230 電池ハウジング
240 電池
250 延長管
260 清掃モジュール
300 第2の掃除機
400 制御ユニット
【国際調査報告】