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特表2023-534318対象交換行為の検出方法、装置、電子機器及び記憶媒体
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  • 特表-対象交換行為の検出方法、装置、電子機器及び記憶媒体 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-08-09
(54)【発明の名称】対象交換行為の検出方法、装置、電子機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   G06V 20/52 20220101AFI20230802BHJP
   A63F 1/06 20060101ALI20230802BHJP
【FI】
G06V20/52
A63F1/06 Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021549525
(86)(22)【出願日】2021-06-25
(85)【翻訳文提出日】2021-08-23
(86)【国際出願番号】 IB2021055685
(87)【国際公開番号】W WO2022269320
(87)【国際公開日】2022-12-29
(31)【優先権主張番号】10202106719W
(32)【優先日】2021-06-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】SG
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】520176212
【氏名又は名称】センスタイム インターナショナル ピーティーイー.リミテッド
【氏名又は名称原語表記】SenseTime International PTE.LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】弁理士法人前田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ワン シンシン
(72)【発明者】
【氏名】ジャン シュワイ
(72)【発明者】
【氏名】ワン カイユン
【テーマコード(参考)】
5L096
【Fターム(参考)】
5L096BA02
5L096DA03
5L096HA02
5L096JA28
(57)【要約】
本願は、対象交換行為の検出方法、装置、電子機器及び記憶媒体を提供する。方法は、ターゲットシーンのビデオストリームを取得することと、ビデオストリームにおける現在画像から、第1人物が交換待ち対象を第1所定領域に置いたことを検出した場合、現在画像に基づいて、交換待ち対象のタイプに対して正当性検出を行い、第1検出結果を得ることと、第1検出結果が不正当である場合、交換待ち対象のタイプが誤ったことを表す警告アラート情報を出力することと、を含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象交換行為の検出方法であって、
ターゲットシーンのビデオストリームを取得することと、
前記ビデオストリームにおける現在画像から、第1人物が交換待ち対象を第1所定領域に置いたことを検出した場合、前記現在画像に基づいて、前記交換待ち対象のタイプに対して正当性検出を行い、第1検出結果を得ることと、
前記第1検出結果が不正当である場合、前記交換待ち対象のタイプが誤ったことを表す警告アラート情報を出力することと、を含む、対象交換行為の検出方法。
【請求項2】
前記現在画像に基づいて、前記交換待ち対象のタイプに対して正当性検出を行い、第1検出結果を得ることは、
前記交換待ち対象に関連付けられる第2人物の人物情報及び前記ターゲットシーンに対応する所定交換可能タイプ情報を取得すること、
前記交換待ち対象のタイプが前記人物情報に対応する対象タイプ及び前記所定交換可能タイプ情報と合致する場合、前記第1検出結果が正当であると判定すること、及び/又は、
前記交換待ち対象のタイプが前記人物情報に対応する対象タイプ又は前記所定交換可能タイプ情報と合致しない場合、前記第1検出結果が不正当であると判定すること、を含むことを特徴とする
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記方法は、
前記現在画像に基づいて、前記交換待ち対象のタイプに対して正当性検出を行い、第1検出結果を得る前に、前記ビデオストリームにおける少なくとも1フレームの画像に対して、前記第1人物の所定取り出し動作及び前記第1所定領域における前記交換待ち対象を順に検出することであって、前記所定取り出し動作は、所定対象置き領域から前記交換待ち対象を取り出す動作を含む、ことと、
前記第1人物の所定取り出し動作が検出され、且つ前記第1所定領域に前記交換待ち対象が現れる少なくとも1フレームの画像を前記現在画像として決定することと、を更に含むことを特徴とする
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記方法は、
前記現在画像から、前記第1人物が前記交換待ち対象を前記第1所定領域に置いたことを検出した後に、前記ビデオストリームに基づいて、前記第1人物が交換目標対象を第2所定領域に置いた第1画像を引き続き取得することであって、前記交換目標対象は、前記交換待ち対象を交換するための対象である、ことと、
前記第1画像を取得した場合、前記第1画像に基づいて、前記交換目標対象のタイプに対して正当性検出を行い、第2検出結果を得ることと、
前記第2検出結果が不正当である場合、前記交換目標対象のタイプが誤ったことを表す警告アラート情報を出力することと、を更に含むことを特徴とする
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1画像に基づいて、前記交換目標対象のタイプに対して正当性検出を行い、第2検出結果を得ることは、
所定タイプ構成情報を取得すること、
前記所定タイプ構成情報に基づいて、前記交換待ち対象のタイプが前記交換目標対象のタイプと合致すると判定した場合、前記第2検出結果が正当であると判定すること、及び/又は、
前記所定タイプ構成情報に基づいて、前記交換待ち対象のタイプが前記交換目標対象のタイプと合致しないと判定した場合、前記第2検出結果が不正当であると判定することを含むことを特徴とする
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記第1画像に基づいて、前記交換目標対象のタイプに対して正当性検出を行い、第2検出結果を得ることは、
前記交換待ち対象に関連付けられる第2人物の人物情報及び前記ターゲットシーンに対応する所定交換可能タイプ情報を取得すること、
前記交換目標対象のタイプが前記人物情報に対応する対象タイプ及び前記所定交換可能タイプ情報と合致する場合、前記第2検出結果が正当であると判定すること、及び/又は、
前記交換目標対象のタイプが前記人物情報に対応する対象タイプ又は前記所定交換可能タイプ情報と合致しない場合、前記第2検出結果が不正当であると判定すること、を含むことを特徴とする
請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は、
前記交換目標対象のタイプに対して正当性検出を行い、第2検出結果を得る前に、前記ビデオストリームにおける前記現在画像の後の少なくとも1フレームの画像に対して、前記第1人物の第1所定置き動作及び前記第2所定領域における前記交換目標対象を順に検出することであって、前記第1所定置き動作は、前記第2所定領域に前記交換目標対象を置く動作を含む、ことと、
前記第1人物の前記第1所定置き動作が検出され、且つ前記第2所定領域に前記交換目標対象が現れる少なくとも1フレームの画像を前記第1画像として決定することと、を更に含むことを特徴とする
請求項4に記載の方法。
【請求項8】
前記方法は、
前記第1画像を取得した後、前記ビデオストリームに基づいて、前記第1人物が前記交換目標対象を前記第2所定領域から押し出す第2画像を引き続き取得することと、
前記第2画像を取得した場合、前記第1画像及び前記現在画像に基づいて、前記交換目標対象の価値及び前記交換待ち対象の価値をそれぞれ検出することと、
前記交換目標対象の価値が前記交換待ち対象の価値に等しくない場合、前記交換目標対象の価値が誤ったことを表す警告アラート情報を出力することと、を更に含むことを特徴とする
請求項4に記載の方法。
【請求項9】
前記方法は、
前記第1画像及び前記現在画像に基づいて、前記交換目標対象の価値及び前記交換待ち対象の価値をそれぞれ検出する前に、前記ビデオストリームにおける前記第1画像の後の少なくとも1フレームの画像に対して、前記第1人物の第2所定置き動作及び前記第2所定領域外の所定対象置き領域における前記交換目標対象を順に検出することであって、前記第2所定置き動作は、前記所定対象置き領域に交換目標対象を置く動作を含む、ことと、
前記第1人物の前記第2所定置き動作が検出され、且つ前記所定対象置き領域に前記交換目標対象が現れる少なくとも1フレームの画像を前記第2画像として決定することと、を更に含むことを特徴とする
請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記方法は、
前記第2画像を取得した後、前記ビデオストリームに基づいて、前記第1所定領域内に前記交換待ち対象が含まれない第3画像を引き続き取得することと、
前記第3画像が取得できていない時間長が所定時間長に達した場合、前記交換待ち対象が回収されていないことを表す警告アラート情報を出力することと、を更に含むことを特徴とする
請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記方法は、
前記交換待ち対象に関連付けられる第2人物の人物情報を取得することと、
前記第2画像を取得した場合、前記交換待ち対象と前記人物情報との関連付けを解除し、前記交換目標対象を前記人物情報と関連付けることと、を更に含むことを特徴とする
請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記ターゲットシーンは、ゲームテーブルシーンを含み、前記交換待ち対象は、トークンを含み、前記第1所定領域及び前記第2所定領域は、前記ゲームテーブルにおける前記第1人物の所定操作領域を含むことを特徴とする
請求項8-11のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
対象交換行為の検出装置であって、
ターゲットシーンのビデオストリームを取得するように構成される取得モジュールと、
前記ビデオストリームにおける現在画像から、第1人物が交換待ち対象を第1所定領域に置いたことを検出した場合、前記現在画像に基づいて、前記交換待ち対象のタイプに対して正当性検出を行い、第1検出結果を得るように構成される検出モジュールと、
前記第1検出結果が不正当である場合、前記交換待ち対象のタイプが誤ったことを表す警告アラート情報を出力するように構成される警告モジュールと、を備える、対象交換行為の検出装置。
【請求項14】
前記検出モジュールは具体的に、前記交換待ち対象に関連付けられる第2人物の人物情報及び前記ターゲットシーンに対応する所定交換可能タイプ情報を取得し、前記交換待ち対象のタイプが前記人物情報に対応する対象タイプ及び前記所定交換可能タイプ情報と合致する場合、前記第1検出結果が正当であると判定し、及び/又は、前記交換待ち対象のタイプが前記人物情報に対応する対象タイプ又は前記所定交換可能タイプ情報と合致しない場合、前記第1検出結果が不正当であると判定するように構成されることを特徴とする
請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記検出モジュールは更に、前記現在画像に基づいて、前記交換待ち対象のタイプに対して正当性検出を行い、第1検出結果を得る前に、前記ビデオストリームにおける少なくとも1フレームの画像に対して、前記第1人物の所定取り出し動作及び前記第1所定領域における前記交換待ち対象を順に検出することであって、前記所定取り出し動作は、所定対象置き領域から前記交換待ち対象を取り出す動作を含む、ことと、前記第1人物の所定取り出し動作が検出され、且つ前記第1所定領域に前記交換待ち対象が現れる少なくとも1フレームの画像を前記現在画像として決定することと、を実行するように構成されることを特徴とする
請求項13又は14に記載の装置。
【請求項16】
前記検出モジュールは更に、前記現在画像から、前記第1人物が前記交換待ち対象を前記第1所定領域に置いたことを検出した後に、前記ビデオストリームに基づいて、前記第1人物が交換目標対象を第2所定領域に置いた第1画像を引き続き取得することであって、前記交換目標対象は、前記交換待ち対象を交換するための対象である、ことと、前記第1画像を取得した場合、前記第1画像に基づいて、前記交換目標対象のタイプに対して正当性検出を行い、第2検出結果を得ることと、を実行するように構成され、
前記警告モジュールは更に、前記第2検出結果が不正当である場合、前記交換目標対象のタイプが誤ったことを表す警告アラート情報を出力するように構成されることを特徴とする
請求項13に記載の装置。
【請求項17】
前記検出モジュールは具体的に、所定タイプ構成情報を取得し、前記所定タイプ構成情報に基づいて、前記交換待ち対象のタイプが前記交換目標対象のタイプと合致すると判定した場合、前記第2検出結果が正当であると判定し、及び/又は、前記所定タイプ構成情報に基づいて、前記交換待ち対象のタイプが前記交換目標対象のタイプと合致しないと判定した場合、前記第2検出結果が不正当であると判定するように構成されることを特徴とする
請求項16に記載の装置。
【請求項18】
電子機器であって、プロセッサと、メモリと、通信バスと、を備え、
前記通信バスは、前記プロセッサと前記メモリとの接続通信を実現するように構成され、
前記プロセッサは、前記メモリに記憶されている1つ又は複数のプログラムを実行し、請求項1-12のうちいずれか一項に記載の対象交換行為の検出方法を実現するように構成される、電子機器。
【請求項19】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体に1つ又は複数のプログラムが記憶されており、前記1つ又は複数のプログラムは、1つ又は複数のプロセッサにより実行され、請求項1-12のうちいずれか一項に記載の対象交換行為の検出方法を実現する、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項20】
コンピュータプログラムであって、メモリに記憶されており、前記コンピュータプログラムは前記プロセッサにより実行される時、請求項1-12のうちいずれか一項に記載の対象交換行為の検出方法を実現する、コンピュータプログラム。
【請求項21】
コンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムは、コンピュータ可読コードを含み、前記コンピュータ可読コードが電子機器で実行される時、前記電子機器におけるプロセッサに請求項1-12のうちいずれか一項に記載の方法を実行させる、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、2021年6月21日にシンガポール知的財産庁に提出された、出願番号が10202106719Wであるシンガポール特許出願に基づく優先権を主張し、該シンガポール特許出願の全内容が参照として本願に組み込まれる。
【0002】
本願は、コンピュータビジョン技術分野に関し、特に対象交換行為の検出方法、装置、電子機器及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
現在、物品の交換を必要とする幾つかの特定のシーンにおいて、一般的に、対応する交換プロセス及びルールが設けられる。交換する者は、交換プロセス及びルールに従って交換を行う必要がある。
【0004】
しかしながら、人間の勘違い、緊張、疲れなどの主観的な要因により、交換過程において、交換誤りが発生し、交換の失敗を引き起こし、再交換を行う必要がある可能性がある。
【発明の概要】
【0005】
本願の実施例は、対象交換行為の検出方法、装置、電子機器及び記憶媒体を提供することが望ましい。
【0006】
本願の実施例の技術的解決手段は、以下のように実現する。
【0007】
本願の実施例は、対象交換行為の検出方法を提供する。前記方法は、
ターゲットシーンのビデオストリームを取得することと、
前記ビデオストリームにおける現在画像から、第1人物が交換待ち対象を第1所定領域に置いたことを検出した場合、前記現在画像に基づいて、前記交換待ち対象のタイプに対して正当性検出を行い、第1検出結果を得ることと、
前記第1検出結果が不正当である場合、前記交換待ち対象のタイプが誤ったことを表す警告アラート情報を出力することと、を含む。
【0008】
幾つかの実施例において、前記現在画像に基づいて、前記交換待ち対象のタイプに対して正当性検出を行い、第1検出結果を得ることは、
前記交換待ち対象に関連付けられる第2人物の人物情報及び前記ターゲットシーンに対応する所定交換可能タイプ情報を取得すること、
前記交換待ち対象のタイプが前記人物情報に対応する対象タイプ及び前記所定交換可能タイプ情報と合致する場合、前記第1検出結果が正当であると判定すること、及び/又は、
前記交換待ち対象のタイプが前記人物情報に対応する対象タイプ又は前記所定交換可能タイプ情報と合致しない場合、前記第1検出結果が不正当であると判定すること、を含む。
【0009】
幾つかの実施例において、
前記現在画像に基づいて、前記交換待ち対象のタイプに対して正当性検出を行い、第1検出結果を得る前に、前記ビデオストリームにおける少なくとも1フレームの画像に対して、前記第1人物の所定取り出し動作及び前記第1所定領域における前記交換待ち対象を順に検出することであって、前記所定取り出し動作は、所定対象置き領域から前記交換待ち対象を取り出す動作を含む、ことと、
前記第1人物の所定取り出し動作が検出され、且つ前記第1所定領域に前記交換待ち対象が現れる少なくとも1フレームの画像を前記現在画像として決定することと、を更に含む。
【0010】
幾つかの実施例において、
前記現在画像から、前記第1人物が前記交換待ち対象を前記第1所定領域に置いたことを検出した後に、前記ビデオストリームに基づいて、前記第1人物が交換目標対象を第2所定領域に置いた第1画像を引き続き取得することであって、前記交換目標対象は、前記交換待ち対象を交換するための対象である、ことと、
前記第1画像を取得した場合、前記第1画像に基づいて、前記交換目標対象のタイプに対して正当性検出を行い、第2検出結果を得ることと、
前記第2検出結果が不正当である場合、前記交換目標対象のタイプが誤ったことを表す警告アラート情報を出力することと、を更に含む。
【0011】
幾つかの実施例において、前記第1画像に基づいて、前記交換目標対象のタイプに対して正当性検出を行い、第2検出結果を得ることは、
所定タイプ構成情報を取得すること、
前記所定タイプ構成情報に基づいて、前記交換待ち対象のタイプが前記交換目標対象のタイプと合致すると判定した場合、前記第2検出結果が正当であると判定すること、及び/又は、
前記所定タイプ構成情報に基づいて、前記交換待ち対象のタイプが前記交換目標対象のタイプと合致しないと判定した場合、前記第2検出結果が不正当であると判定することを含む。
【0012】
幾つかの実施例において、前記第1画像に基づいて、前記交換目標対象のタイプに対して正当性検出を行い、第2検出結果を得ることは、
前記交換待ち対象に関連付けられる第2人物の人物情報及び前記ターゲットシーンに対応する所定交換可能タイプ情報を取得すること、
前記交換目標対象のタイプが前記人物情報に対応する対象タイプ及び前記所定交換可能タイプ情報と合致する場合、前記第2検出結果が正当であると判定すること、及び/又は、
前記交換目標対象のタイプが前記人物情報に対応する対象タイプ又は前記所定交換可能タイプ情報と合致しない場合、前記第2検出結果が不正当であると判定すること、を含む。
【0013】
幾つかの実施例において、
前記交換目標対象のタイプに対して正当性検出を行い、第2検出結果を得る前に、前記ビデオストリームにおける前記現在画像の後の少なくとも1フレームの画像に対して、前記第1人物の第1所定置き動作及び前記第2所定領域における前記交換目標対象を順に検出することであって、前記第1所定置き動作は、前記第2所定領域に前記交換目標対象を置く動作を含む、ことと、
前記第1人物の前記第1所定置き動作が検出され、且つ前記第2所定領域に前記交換目標対象が現れる少なくとも1フレームの画像を前記第1画像として決定することと、を更に含む。
【0014】
幾つかの実施例において、
前記第1画像を取得した後、前記ビデオストリームに基づいて、前記第1人物が前記交換目標対象を前記第2所定領域から押し出す第2画像を引き続き取得することと、
前記第2画像を取得した場合、前記第1画像及び前記現在画像に基づいて、前記交換目標対象の価値及び前記交換待ち対象の価値をそれぞれ検出することと、
前記交換目標対象の価値が前記交換待ち対象の価値に等しくない場合、前記交換目標対象の価値が誤ったことを表す警告アラート情報を出力することと、を更に含む。
【0015】
幾つかの実施例において、
前記第1画像及び前記現在画像に基づいて、前記交換目標対象の価値及び前記交換待ち対象の価値をそれぞれ検出する前に、前記ビデオストリームにおける前記第1画像の後の少なくとも1フレームの画像に対して、前記第1人物の第2所定置き動作及び前記第2所定領域外の所定対象置き領域における前記交換目標対象を順に検出することであって、前記第2所定置き動作は、前記所定対象置き領域に交換目標対象を置く動作を含む、ことと、
前記第1人物の前記第2所定置き動作が検出され、且つ前記所定対象置き領域に前記交換目標対象が現れる少なくとも1フレームの画像を前記第2画像として決定することと、を更に含む。
【0016】
幾つかの実施例において、
前記第2画像を取得した後、前記ビデオストリームに基づいて、前記第1所定領域内に前記交換待ち対象が含まれない第3画像を引き続き取得することと、
前記第3画像が取得できていない時間長が所定時間長に達した場合、前記交換待ち対象が回収されていないことを表す警告アラート情報を出力することと、を更に含む。
【0017】
幾つかの実施例において、
前記交換待ち対象に関連付けられる第2人物の人物情報を取得することと、
前記第2画像を取得した場合、前記交換待ち対象と前記人物情報との関連付けを解除し、前記交換目標対象を前記人物情報と関連付けることと、を更に含む。
【0018】
幾つかの実施例において、前記ターゲットシーンは、ゲームテーブルシーンを含み、前記交換待ち対象は、トークンを含み、前記第1所定領域及び前記第2所定領域は、前記ゲームテーブルにおける前記第1人物の所定操作領域を含む。
【0019】
本願の実施例は、対象交換行為の検出装置を提供する。前記装置は、
ターゲットシーンのビデオストリームを取得するように構成される取得モジュールと、
前記ビデオストリームにおける現在画像から、第1人物が交換待ち対象を第1所定領域に置いたことを検出した場合、前記現在画像に基づいて、前記交換待ち対象のタイプに対して正当性検出を行い、第1検出結果を得るように構成される検出モジュールと、
前記第1検出結果が不正当である場合、前記交換待ち対象のタイプが誤ったことを表す警告アラート情報を出力するように構成される警告モジュールと、を備える。
【0020】
幾つかの実施例において、前記検出モジュールは具体的に、前記交換待ち対象に関連付けられる第2人物の人物情報及び前記ターゲットシーンに対応する所定交換可能タイプ情報を取得し、前記交換待ち対象のタイプが前記人物情報に対応する対象タイプ及び前記所定交換可能タイプ情報と合致する場合、前記第1検出結果が正当であると判定し、及び/又は、前記交換待ち対象のタイプが前記人物情報に対応する対象タイプ又は前記所定交換可能タイプ情報と合致しない場合、前記第1検出結果が不正当であると判定するように構成される。
【0021】
前記検出モジュールは更に、前記現在画像に基づいて、前記交換待ち対象のタイプに対して正当性検出を行い、第1検出結果を得る前に、前記ビデオストリームにおける少なくとも1フレームの画像に対して、前記第1人物の所定取り出し動作及び前記第1所定領域における前記交換待ち対象を順に検出することであって、前記所定取り出し動作は、所定対象置き領域から前記交換待ち対象を取り出す動作を含む、ことと、前記第1人物の所定取り出し動作が検出され、且つ前記第1所定領域に前記交換待ち対象が現れる少なくとも1フレームの画像を前記現在画像として決定することと、を実行するように構成される。
【0022】
幾つかの実施例において、前記検出モジュールは更に、前記検出モジュールが前記現在画像から、前記第1人物が前記交換待ち対象を前記第1所定領域に置いたことを検出した後に、前記ビデオストリームに基づいて、前記第1人物が交換目標対象を第2所定領域に置いた第1画像を引き続き取得することであって、前記交換目標対象は、前記交換待ち対象を交換するための対象である、ことと、前記第1画像を取得した場合、前記第1画像に基づいて、前記交換目標対象のタイプに対して正当性検出を行い、第2検出結果を得ることと、を実行するように構成される。
【0023】
前記警告モジュールは更に、前記第2検出結果が不正当である場合、前記交換目標対象のタイプが誤ったことを表す警告アラート情報を出力するように構成される。
【0024】
幾つかの実施例において、前記検出モジュールは具体的に、所定タイプ構成情報を取得し、前記所定タイプ構成情報に基づいて、前記交換待ち対象のタイプが前記交換目標対象のタイプと合致すると判定した場合、前記第2検出結果が正当であると判定し、及び/又は、前記所定タイプ構成情報に基づいて、前記交換待ち対象のタイプが前記交換目標対象のタイプと合致しないと判定した場合、前記第2検出結果が不正当であると判定するように構成される。
【0025】
幾つかの実施例において、前記検出モジュールは具体的に、前記交換待ち対象に関連付けられる第2人物の人物情報及び前記ターゲットシーンに対応する所定交換可能タイプ情報を取得し、前記交換目標対象のタイプが前記人物情報に対応する対象タイプ及び前記所定交換可能タイプ情報と合致する場合、前記第2検出結果が正当であると判定し、及び/又は、前記交換目標対象のタイプが前記人物情報に対応する対象タイプ又は前記所定交換可能タイプ情報と合致しない場合、前記第2検出結果が不正当であると判定するように構成される。
【0026】
幾つかの実施例において、前記検出モジュールは更に、前記交換目標対象のタイプに対して正当性検出を行い、第2検出結果を得る前に、前記ビデオストリームにおける前記現在画像の後の少なくとも1フレームの画像に対して、前記第1人物の第1所定置き動作及び前記第2所定領域における前記交換目標対象を順に検出することであって、前記第1所定置き動作は、前記第2所定領域に前記交換目標対象を置く動作を含む、ことと、前記第1人物の前記第1所定置き動作が検出され、且つ前記第2所定領域に前記交換目標対象が現れる少なくとも1フレームの画像を前記第1画像として決定することと、を実行するように構成される。
【0027】
幾つかの実施例において、前記検出モジュールは更に、前記第1画像を取得した後、前記ビデオストリームに基づいて、前記第1人物が前記交換目標対象を前記第2所定領域から押し出す第2画像を引き続き取得し、前記第2画像を取得した場合、前記第1画像及び前記現在画像に基づいて、前記交換目標対象の価値及び前記交換待ち対象の価値をそれぞれ検出するように構成され、
前記警告モジュールは更に、前記交換目標対象の価値が前記交換待ち対象の価値に等しくない場合、前記交換目標対象の価値が誤ったことを表す警告アラート情報を出力するように構成される。
【0028】
幾つかの実施例において、前記検出モジュールは更に、前記第1画像及び前記現在画像に基づいて、前記交換目標対象の価値及び前記交換待ち対象の価値をそれぞれ検出する前に、前記ビデオストリームにおける前記第1画像の後の少なくとも1フレームの画像に対して、前記第1人物の第2所定置き動作及び前記第2所定領域外の所定対象置き領域における前記交換目標対象を順に検出することであって、前記第2所定置き動作は、前記所定対象置き領域に交換目標対象を置く動作を含む、ことと、前記第1人物の前記第2所定置き動作が検出され、且つ前記所定対象置き領域に前記交換目標対象が現れる少なくとも1フレームの画像を前記第2画像として決定することと、を実行するように構成される。
【0029】
幾つかの実施例において、前記検出モジュールは更に、前記第2画像を取得した後、前記ビデオストリームに基づいて、前記第1所定領域内に前記交換待ち対象が含まれない第3画像を引き続き取得するように構成され、
前記警告モジュールは更に、前記検出モジュールが前記第3画像を取得しない時間長が所定時間長に達した場合、前記交換待ち対象が回収されていないことを表す警告アラート情報を出力するように構成される。
【0030】
幾つかの実施例において、前記検出モジュールは更に、前記交換待ち対象に関連付けられる第2人物の人物情報を取得し、前記第2画像を取得した場合、前記交換待ち対象と前記人物情報との関連付けを解除し、前記交換目標対象を前記人物情報と関連付けるように構成される。
【0031】
幾つかの実施例において、前記ターゲットシーンは、ゲームテーブルシーンを含み、前記交換待ち対象は、トークンを含み、前記第1所定領域及び前記第2所定領域は、前記ゲームテーブルにおける前記第1人物の所定操作領域を含む。
【0032】
本願の実施例は、電子機器を提供する。前記電子機器は、プロセッサと、メモリと、通信バスと、を備え、
前記通信バスは、前記プロセッサと前記メモリとの接続通信を実現するように構成され、
前記プロセッサは、前記メモリに記憶されている1つ又は複数のプログラムを実行し、上記対象交換行為の検出方法を実現するように構成される。
【0033】
本願の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。前記コンピュータ可読記憶媒体に1つ又は複数のプログラムが記憶されており、前記1つ又は複数のプログラムは、1つ又は複数のプロセッサにより実行され、上記対象交換行為の検出方法を実現する。
【0034】
本願は、対象交換行為の検出方法、装置、電子機器及び記憶媒体を提供する。方法は、ターゲットシーンのビデオストリームを取得することと、ビデオストリームにおける現在画像から、第1人物が交換待ち対象を第1所定領域に置いたことを検出した場合、現在画像に基づいて、交換待ち対象のタイプに対して正当性検出を行い、第1検出結果を得ることと、第1検出結果が不正当である場合、交換待ち対象のタイプが誤ったことを表す警告アラート情報を出力することと、を含む。本願の実施例で提供される技術的解決手段は、交換を判定するプロセスにおいて、シーンにおける交換待ち対象のタイプが正当であるかどうかを判定し、不正当である場合、シーンにおける誤った操作を訂正することをリマインドする情報を直ぐに出力し、対象交換の正確率を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
図1】本願の実施例による対象交換行為の検出方法を示す第1フローチャートである。
図2】本願の実施例による対象交換行為の検出方法を示す第2フローチャートである。
図3】本願の実施例による対象交換行為の検出方法を示す第3フローチャートである。
図4】本願の実施例による対象交換行為の検出方法を示す第4フローチャートである。
図5】本願の実施例による例示的な対象交換プロセスの検出を示すフローチャートである。
図6】本願の実施例による対象交換行為の検出装置の構造を示す概略図である。
図7】本願の実施例による電子機器の構造を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0036】
以下、本願の実施例における図面を参照しながら、本願の実施例における技術的解決手段を明瞭かつ完全に説明する。
【0037】
本願の実施例は、対象交換行為の検出方法を提供する。その実行主体は、対象交換行為の検出装置であってもよい。例えば、対象交換行為の検出方法は、端末機器、サーバ又は他の電子機器により実行されてもよい。ここで、端末機器は、ユーザ機器(User Equipment:UE)、携帯機器、ユーザ端末、セルラ電話、コードレス電話、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant:PDA)、ハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、車載機器、ウェアブル機器などであってもよい。幾つかの可能な実現形態において、対象交換行為の検出方法は、プロセッサによりメモリに記憶されているコンピュータ可読命令を呼び出すことで実現してもよい。
【0038】
図1は、本願の実施例による対象交換行為の検出方法を示す第1フローチャートである。図1に示すように、本願の実施例において、対象交換行為の検出方法は主に下記ステップを含む。
【0039】
S101において、ターゲットシーンのビデオストリームを取得する。
【0040】
本願の実施例において、検出装置は、ターゲットシーンのビデオストリームを取得することができる。
【0041】
なお、本願の実施例において、ターゲットシーンは、対象を別の対象に交換する必要がある任意のシーンであってもよく、例えば、特定のゲームテーブルシーンであってもよい。本願の実施例は、具体的なターゲットシーンを限定しない。
【0042】
なお、本願の実施例において、検出装置は、撮影モジュールを含んでもよく、検出装置は、ターゲットシーンの周辺に配置され、ターゲットシーンに対して画像収集を行う。また、ターゲットシーンに対して画像収集を行うものは、ターゲットシーンの周辺に配置された独立したカメラであってもよい。カメラは、ターゲットシーンのビデオストリームを収集し、検出装置に伝送する。具体的なターゲットシーンのビデオストリームの取得方式は、実際の需要及び装置の配置に応じて決定してもよく、本願の実施例は、これを限定しない。
【0043】
S102において、ビデオストリームにおける現在画像から、第1人物が交換待ち対象を第1所定領域に置いたことを検出した場合、現在画像に基づいて、交換待ち対象のタイプに対して正当性検出を行い、第1検出結果を得る。
【0044】
本願の実施例において、検出装置は、ビデオストリームにおける現在画像から、第1人物が交換待ち対象を第1所定領域に置いたことを検出した場合、現在画像に基づいて、交換待ち対象のタイプに対して正当性検出を行い、第1検出結果を得る。
【0045】
なお、本願の実施例において、ターゲットシーンは、ゲームテーブルシーンであってもよく、ゲームテーブルシーンにおいて、タイプが異なるゲームプレイヤーが使用しようとするトークンのタイプが異なるため、トークン交換を行う必要であり、ここで、プレイヤーが提供する、交換しようとするトークンを交換待ち対象としてもよく、プレイヤーのためにトークン交換サービスを提供する者を第1人物としてもよく、第1所定領域は、前記ゲームテーブルにおける第1人物の所定操作領域を含む。具体的な第1人物、交換待ち対象及び第1所定領域は、実際のターゲットシーンに応じて決定してもよく、本願の実施例は、これを限定しない。
【0046】
具体的に、本願の実施例において、検出装置が現在画像に基づいて、交換待ち対象のタイプに対して正当性検出を行い、第1検出結果を得ることは、交換待ち対象に関連付けられる第2人物の人物情報及びターゲットシーンに対応する所定交換可能タイプ情報を取得すること、交換待ち対象のタイプが人物情報に対応する対象タイプ及び所定交換可能タイプ情報と合致する場合、第1検出結果が正当であると判定すること、及び/又は、交換待ち対象のタイプが人物情報に対応する対象タイプ又は所定交換可能タイプ情報と合致しない場合、第1検出結果が不正当であると判定すること、を含む。
【0047】
本願の実施例において、交換待ち対象を提供する人物は、交換待ち対象に関連付けられる第2人物であり、検出装置は、第2人物の人物情報を取得することができ、該人物情報は、人物が会員であるかどうかなどの情報を含んでもよく、本願の実施例は、具体的な第2人物及び第2人物の人物情報を限定しないことは、理解されるべきである。交換待ち対象のタイプは、人物情報に対応する対象タイプに合致又は合致しない可能性がある。該人物情報に対応する対象タイプは、該第2人物の使用を許容する交換待ち対象のタイプを表す。例えば、人物情報は、第2人物が会員であることを含み、それに対応する対象タイプは、会員でなければ交換できない対象タイプであり、その場合、交換待ち対象のタイプが会員専用対象タイプである時に、交換待ち対象のタイプは、人物情報に対応する対象タイプと合致する。
【0048】
なお、本願の実施例において、交換待ち対象に関連付けられる第2人物及び第2人物の人物情報は、検出装置に予め記憶されてもよく、勿論、検出装置は、他の管理機器から取得することができる。また、検出装置のローカル又は他の管理機器に第2人物の人物情報が記憶されていない場合、第1人物により、第2人物を直接選択し、人物情報を検出装置に入力することもできる。本願の実施例は、具体的な人物情報の取得方式を限定しない。
【0049】
本願の実施例において、ターゲットシーンにおいて、交換可能な対象のタイプが限られており、検出装置は、ターゲットシーンに対応する所定交換可能タイプ情報を直接取得し、該情報は、ターゲットシーンで交換可能な対象タイプを含むことは、理解されるべきである。交換待ち対象のタイプは、ターゲットシーンで交換可能なタイプであるとは限らないため、交換待ち対象のタイプを所定交換可能タイプ情報とマッチングする必要がある。
【0050】
なお、本願の実施例において、交換待ち対象のタイプは、人物情報及び所定交換可能タイプ情報に対応する対象タイプと同時に合致する場合、第1検出結果が正当であり、そうでなければ、第1検出結果が不正当である。
【0051】
なお、本願の実施例において、検出装置が現在画像に基づいて、交換待ち対象のタイプに対して正当性検出を行い、第1検出結果を得る前に、ビデオストリームにおける少なくとも1フレームの画像に対して、第1人物の所定取り出し動作及び第1所定領域における交換待ち対象を順に検出するステップであって、所定取り出し動作は、所定対象置き領域から交換待ち対象を取り出す動作を含む、ステップと、第1人物の所定取り出し動作が検出され、且つ第1所定領域に交換待ち対象が現れる少なくとも1フレームの画像を現在画像として決定するステップと、を実行してもよい。
【0052】
本願の実施例において、検出装置は、まず、ターゲットシーンのビデオストリームから現在画像を決定し、続いて、現在画像に基づいて、交換待ち対象のタイプに対して正当性検出を行うことが、理解されるべきである。検出装置がビデオストリームにおける少なくとも1フレームの画像に基づいて、第1人物の所定取り出し動作を検出することは、具体的に、連続した複数フレームの画像に基づいて第1人物の動作を検出することで実現してもよく、ビデオストリームにより、交換待ち対象の位置及び交換待ち対象を操作する手が属する者が第1人物であるかどうかを検出することで実現してもよい。具体的な現在画像は、1フレームの画像であってもよく、複数フレームの画像であってもよく、本願の実施例は、これを限定しない。
【0053】
S103において、第1検出結果が不正当である場合、交換待ち対象のタイプが誤ったことを表す警告アラート情報を出力する。
【0054】
本願の実施例において、検出装置は、第1検出結果を得た後、第1検出結果が不正当である場合、交換待ち対象のタイプが誤ったことを表す警告アラート情報を出力する。
【0055】
本願の実施例において、第1検出結果が不正当である場合、交換待ち対象の対象が不正当であり、ターゲットシーンで交換されることが不可能であることは、理解されるべきである。従って、検出装置は、交換待ち対象のタイプが誤ったことを表す警告アラート情報を直ぐに出力ことができる。交換待ち対象を第1所定領域に置いた第1人物は、交換不可能であることを直ぐに知り、関連付けられる第2人物に交換待ち対象を返送することができる。これにより、対象交換の正確率を向上させる。
【0056】
図2は、本願の実施例による対象交換行為の検出方法を示す第2フローチャートである。図2に示すように、本願の実施例において、検出装置は、ステップS101を実行した後、下記ステップを更に実行してもよい。
【0057】
S201において、現在画像から、第1人物が交換待ち対象を第1所定領域に置いたことを検出した後に、ビデオストリームに基づいて、第1人物が交換目標対象を第2所定領域に置いた第1画像を引き続き取得し、交換目標対象は、交換待ち対象を交換するための対象である。
【0058】
本願の実施例において、検出装置は、現在画像から、第1人物が交換待ち対象を第1所定領域に置いたことを検出した後に、ビデオストリームに基づいて、第1人物が交換待ち対象を交換するための交換目標対象を第2所定領域に置いた第1画像を引き続き取得することができる。
【0059】
なお、本願の実施例において、ターゲットシーンは、ゲームテーブルシーンを含み、第2所定領域は、ゲームテーブルにおける第1人物の所定操作領域を含み、本願の実施例は、具体的な第2所定領域を限定しない。
【0060】
具体的に、本願の実施例において、検出装置は、ビデオストリームにおける現在画像の後の少なくとも1フレームの画像に対して、第1人物の第1所定置き動作及び第2所定領域における交換目標対象を順に検出し、第1所定置き動作は、第2所定領域に交換目標対象を置く動作を含む。第1人物の第1所定置き動作が検出され、且つ第2所定領域に交換目標対象が現れる少なくとも1フレームの画像を第1画像として決定する。
【0061】
本願の実施例において、現在画像は、ビデオストリームにおける、第1人物が交換待ち対象を第1所定領域に置いた画像である。続いて、第1人物は、実際に、交換待ち対象を交換するための交換目標対象を第2所定領域に置く必要がある。従って、検出装置がビデオストリームにおける現在画像の後の少なくとも1フレームの画像に対して、第1人物の第1所定置き動作を検出することは、具体的に、連続した複数フレームの画像に基づいて第1人物の動作を検出することで実現してもよく、ビデオストリームにより、交換目標対象の位置及び交換目標対象を操作する手が属する者が第1人物であるかどうかを検出することで実現してもよい。具体的な第1画像は、1フレームの画像であってもよく、複数フレームの画像であってもよく、本願の実施例は、これを限定しない。
【0062】
S202において、第1画像を取得した場合、第1画像に基づいて、交換目標対象のタイプに対して正当性検出を行い、第2検出結果を得る。
【0063】
本願の実施例において、検出装置は、第1画像を取得した場合、第2所定領域に交換目標対象が置かれている。従って、第1画像に基づいて、交換目標対象のタイプに対して正当性検出を行い、第2検出結果を得ることができる。
【0064】
具体的に、本願の実施例において、検出装置が第1画像に基づいて、交換目標対象に対して正当性検出を行い、第2検出結果を得ることは、所定タイプ構成情報を取得すること、所定タイプ構成情報に基づいて、交換待ち対象のタイプが交換目標対象のタイプと合致すると判定した場合、第2検出結果が正当であると判定すること、及び/又は、所定タイプ構成情報に基づいて、交換待ち対象のタイプが交換目標対象のタイプと合致しないと判定した場合、第2検出結果が不正当であると判定することを含む。
【0065】
なお、本願の実施例において、所定タイプ構成情報は、設定された異なるタイプの対象が交換できる対象タイプである。具体的な所定タイプ構成情報は、実際の需要及び適用シーンに応じて決定してもよく、本願の実施例は、これを限定しない。
【0066】
例示的に、本願の実施例において、所定タイプ構成情報は、タイプがAである対象が合致する交換対象が、タイプがB及びCである対象であることと、タイプがBである対象が合致する交換対象が、タイプがA及びBである対象であることと、を含む。交換待ち対象のタイプがAであり、交換目標対象のタイプがDである場合、タイプAの対象は、所定タイプ構成情報において、タイプDの対象と合致しないため、検出装置は、第2検出結果が不正当であると判定することができる。交換待ち対象のタイプがAであり、交換目標対象のタイプがBである場合、タイプAの対象は、所定タイプ構成情報において、タイプBの対象と合致するため、検出装置は、第2検出結果が正当であると判定することができる。
【0067】
なお、本願の実施例において、検出装置が交換目標対象のタイプに対して正当性検出を行う場合、交換待ち対象のタイプと合致するかどうかを検出することができるだけでなく、他のタイプ設定ルールに基づいて検出を行うこともでき、本願の実施例は、これを限定しない。
【0068】
具体的に、本願の実施例において、検出装置が第1画像に基づいて、交換目標対象のタイプに対して正当性検出を行い、第2検出結果を得ることは、交換待ち対象に関連付けられる第2人物の人物情報及びターゲットシーンに対応する所定交換可能タイプ情報を取得すること、交換目標対象のタイプが人物情報に対応する対象タイプ及び所定交換可能タイプ情報と合致する場合、第2検出結果が正当であると判定すること、及び/又は、交換目標対象のタイプが人物情報に対応する対象タイプ又は所定交換可能タイプ情報と合致しない場合、第2検出結果が不正当であると判定すること、を更に含んでもよい。
【0069】
本願の実施例において、検出装置は、第2人物の人物情報を取得することができ、該人物情報は、人物が会員であるかどうかなどの情報を含んでもよいことが、理解されるべきである。交換目標対象のタイプは、人物情報に対応する対象タイプと合致する可能性がある。例えば、人物情報は、第2人物が会員であることであり、会員でしか交換目標対象タイプの対象が交換できないことであり、即ち、交換目標対象を第2人物に交換してあげることを許容する。勿論、交換目標対象のタイプは、人物情報に対応する対象タイプと合致しない可能性もある。例えば、人物情報は、第2人物が非会員であることであり、会員でしか交換目標対象タイプの対象が交換できないことであり、即ち、交換目標対象を第2人物に交換してあげることを許容しない。
【0070】
本願の実施例において、ターゲットシーンに対して、交換可能な対象タイプが限られており、検出装置は、ターゲットシーンに対応する所定交換可能タイプ情報を直接取得することができ、該情報にターゲットシーンで交換可能な対象タイプが含まれることは、理解されるべきである。交換目標対象のタイプは、ターゲットシーンで交換可能なものであるとは限られないため、交換目標対象のタイプを所定交換可能タイプ情報とマッチングする必要がある。
【0071】
S203において、第2検出結果が不正当である場合、交換目標対象のタイプが誤ったことを表す警告アラート情報を出力する。
【0072】
本願の実施例において、検出装置は、第2検出結果を得た後、第2検出結果が不正当である場合、交換目標対象のタイプが誤ったことを表す警告アラート情報を出力することができる。
【0073】
本願の実施例において、第2検出結果が不正当である場合、交換目標対象のタイプが不正当であり、ターゲットシーンで交換不可能であることは、理解されるべきである。従って、検出装置は、交換目標対象のタイプが誤ったことを表す警告アラート情報を直ぐに出力することができる。これにより、第1人物は、交換目標対象の交換が不可能であることを直ぐに知り、交換目標対象を取り戻すことができ、対象交換の正確率を向上させる。
【0074】
図3は、本願の実施例による対象交換行為の検出方法を示す第3フローチャートである。図3に示すように、本願の実施例において、検出装置は、ステップS201を実行した後、下記ステップを更に実行してもよい。
【0075】
S301において、第1画像を取得した後、ビデオストリームに基づいて、第1人物が交換目標対象を第2所定領域から押し出す第2画像を引き続き取得する。
【0076】
本願の実施例において、検出装置は、第1画像を取得した後、ビデオストリームに基づいて、第1人物が交換目標対象を第2所定領域から押し出す第2画像を引き続き取得することができる。
【0077】
具体的に、本願の実施例において、検出装置は、ビデオストリームにおける第1画像の後の少なくとも1フレームの画像に対して、第1人物の第2所定置き動作及び第2所定領域外の所定対象置き領域における交換目標対象を順に検出し、第2所定置き動作は、所定対象置き領域に交換目標対象を置く動作を含む。第1人物の第2所定置き動作が検出され、且つ所定対象置き領域に交換目標対象が現れる少なくとも1フレームの画像を第2画像として決定する。
【0078】
本願の実施例において、検出装置がビデオストリームにおける現在画像の後の少なくとも1フレームの画像に対して、第1人物の第1所定置き動作を検出することは具体的に、連続した複数フレームの画像に基づいて第1人物の動作を検出することで実現してもよく、ビデオストリームにより、交換目標対象の位置及び交換目標対象を操作する手が属する者が第1人物であるかどうかを継続的に検出することで実現してもよいことは、理解されるべきである。具体的な第2画像は、1フレームの画像であってもよく、複数フレームの画像であってもよく、本願の実施例は、これを限定しない。
【0079】
S302において、第2画像を取得した場合、第1画像及び現在画像に基づいて、交換目標対象の価値及び交換待ち対象の価値をそれぞれ検出する。
【0080】
本願の実施例において、検出装置は、第2画像を取得した場合、第1人物は、交換目標対象を第2所定領域から押し出す。この場合、第1人物は、選択された交換目標対象で、交換待ち対象を交換することができることを確認したことを表す。検出装置は更に、第1画像及び現在画像に基づいて、交換目標対象及び交換待ち対象をそれぞれ検出する。
【0081】
本願の実施例において、交換目標対象は、交換待ち対象を交換するためのものであることが、理解されるべきである。交換の原則は、交換される両者の価値が等しいことである。第1人物の勘違いにより、選択された交換目標対象で表される価値は、交換待ち対象の価値に等しくないことがある。従って、検出装置は、両者の価値を更に検出する必要がある。
【0082】
S303において、交換目標対象の価値が交換待ち対象の価値に等しくない場合、交換目標対象の価値が誤ったことを表す警告アラート情報を出力する。
【0083】
本願の実施例において、検出装置は、交換目標対象の価値及び交換待ち対象の価値をそれぞれ検出した後、交換目標対象の価値が交換待ち対象の価値に等しくない場合、交換待ち対象の価値が誤ったことを表す警告アラート情報を出力する。
【0084】
本願の実施例において、交換目標対象の価値が交換待ち対象の価値に等しくない場合、ターゲットシーンで交換することができないため、検出装置は、交換待ち対象の価値が誤ったことを表す警告アラート情報を直ぐに出力し、交換目標対象の数を調整するように第1人物にリマインドし、その価値を交換待ち対象に等しくし、対象交換を実現し、対象交換の正確率を向上させることができることが、理解されるべきである。
【0085】
図4は、本願の実施例による検出方法を示す第4フローチャートである。図4に示すように、本願の実施例において、検出装置は、ステップS301を実行した後、下記ステップを更に実行してもよい。
【0086】
S401において、第2画像を取得した後、ビデオストリームに基づいて、第1所定領域内に交換待ち対象が含まれない第3画像を引き続き取得する。
【0087】
本願の実施例において、検出装置は、第2画像を取得した後、ビデオストリームに基づいて、第1所定領域内に交換待ち対象が含まれない第3画像を引き続き取得することができる。
【0088】
本願の実施例において、検出機器がビデオストリームにおける第2画像の後の少なくとも1フレームの画像に対して、第1所定領域内に交換待ち対象が含まれるかどうかを検出し、検出された、第1所定領域内に交換待ち対象が含まれない少なくとも1フレームの画像を第3画像として決定することは、理解されるべきである。
【0089】
S402において、第3画像が取得できていない時間長が所定時間長に達した場合、交換待ち対象が回収されていないことを表す警告アラート情報を出力する。
【0090】
本願の実施例において、検出装置は、第3画像が取得できていない時間長が所定時間長に達した場合、交換待ち対象が回収されていないことを表す警告アラート情報を出力する。
【0091】
なお、本願の実施例において、検出装置に所定時間長が記憶されており、具体的な所定時間長は、実際の需要及び適用シーンに応じて決定してもよく、本願の実施例はこれを限定しない。
【0092】
本願の実施例において、検出装置は、交換目標対象の価値が交換待ち対象の価値に等しい場合、第3画像を取得し始め、その時に、計時を行う。所定時間長で、第3画像が取得されていない場合、交換待ち対象はずっと第1所定領域に位置していることを表し、即ち、第1人物は、交換目標対象の交換が完了した後、交換待ち対象の回収を忘れた可能性がある。従って、検出装置は、交換待ち対象が回収されていないことを表す警告アラート情報を出力することができる。第1人物は、該警告アラート情報を確認した後、交換待ち対象を直ぐに回収することができる。
【0093】
本願の実施例において、検出装置は、交換が完了した後、下記ステップを更に実行してもよい。交換待ち対象に関連付けられる第2人物の人物情報を取得する。第2画像を取得した場合、交換待ち対象と人物情報との関連付けを解除し、交換目標対象を人物情報と関連付ける。
【0094】
本願の実施例において、交換を完了した後、実際に、第2人物が所持する対象は変わったため、検出装置は、交換待ち対象と第2人物の人物情報との関連付けを解除し、交換目標対象と第2人物の人物情報との関連付けを追加することで、後続の交換目標対象の適用プロセスにおいて、追跡が容易であり、それに関連付けられる人物の関連情報を知り、対応する処理を行うことができ、使用上の正確性を確保することが、理解されるべきである。また、交換待ち対象を他の人物に提供し、対象の利用率を向上させることもできる。
【0095】
図5は、本願の実施例による例示的な対象交換プロセスの検出を示すフローチャートである。図5に示すように、本願の実施例において、交換待ち対象に関連付けられる第2人物は、交換待ち対象を交換する必要がある場合、検出装置は、第1人物が交換待ち対象を第1所定領域に置いた現在画像を取得することができる。続いて、第1人物が交換待ち対象を交換するための交換目標対象を第2所定領域に置いた第1画像を取得し、交換待ち対象及び交換目標対象のタイプが正当であるかどうかを検出し、不正当である場合、対応する警告アラート情報を出力する。これにより、第1人物は、調整を行うことができ、正当である場合、第1人物が交換目標対象を第2所定領域から押し出す第2画像を取得し、交換待ち対象の価値と交換目標対象の価値が一致するかどうかを検出し、一致しない場合、対応する警告アラート情報を出力する。
【0096】
本願の実施例において、検出装置は、交換待ち対象及び交換目標対象のタイプが正当であるかどうかを検出した後、不正当である場合、対応する警告アラート情報を出力し、正当である場合、交換待ち対象、交換目標対象及び第2人物の人物情報を他の管理機器に送信し、他の管理機器に記憶することもできる。
【0097】
本願の実施例は、対象交換行為の検出方法を提供する。方法は、ターゲットシーンのビデオストリームを取得することと、ビデオストリームにおける現在画像から、第1人物が交換待ち対象を第1所定領域に置いたことを検出した場合、現在画像に基づいて、交換待ち対象のタイプに対して正当性検出を行い、第1検出結果を得ることと、第1検出結果が不正当である場合、交換待ち対象のタイプが誤ったことを表す警告アラート情報を出力することと、を含む。本願の実施例で提供される対象交換行為の検出方法は、交換を判定するプロセスにおいて、シーンにおける交換待ち対象のタイプが正当であるかどうかを判定し、不正当である場合、シーンにおける誤った操作を訂正することをリマインドする情報を直ぐに出力し、対象交換の正確率を向上させる。
【0098】
本願の実施例は、対象交換行為の検出装置を提供する。図6は、本願の実施例による対象交換行為の検出装置の構造を示す概略図である。図6に示すように、検出装置は、
ターゲットシーンのビデオストリームを取得するように構成される取得モジュール601と、
前記ビデオストリームにおける現在画像から、第1人物が交換待ち対象を第1所定領域に置いたことを検出した場合、前記現在画像に基づいて、前記交換待ち対象のタイプに対して正当性検出を行い、第1検出結果を得るように構成される検出モジュール602と、
前記第1検出結果が不正当である場合、前記交換待ち対象のタイプが誤ったことを表す警告アラート情報を出力するように構成される警告モジュール603と、を備える。
【0099】
本願の一実施例において、前記検出モジュール602は具体的に、前記交換待ち対象に関連付けられる第2人物の人物情報及び前記ターゲットシーンに対応する所定交換可能タイプ情報を取得し、前記交換待ち対象のタイプが前記人物情報に対応する対象タイプ及び前記所定交換可能タイプ情報と合致する場合、前記第1検出結果が正当であると判定し、及び/又は、前記交換待ち対象のタイプが前記人物情報に対応する対象タイプ又は前記所定交換可能タイプ情報と合致しない場合、前記第1検出結果が不正当であると判定するように構成される。
【0100】
本願の一実施例において、前記検出モジュール602は更に、前記現在画像に基づいて、前記交換待ち対象のタイプに対して正当性検出を行い、第1検出結果を得る前に、前記ビデオストリームにおける少なくとも1フレームの画像に対して、前記第1人物の所定取り出し動作及び前記第1所定領域における前記交換待ち対象を順に検出することであって、前記所定取り出し動作は、所定対象置き領域から前記交換待ち対象を取り出す動作を含む、ことと、前記第1人物の所定取り出し動作が検出され、且つ前記第1所定領域に前記交換待ち対象が現れる少なくとも1フレームの画像を前記現在画像として決定することと、を実行するように構成される。
【0101】
本願の一実施例において、前記検出モジュール602は更に、前記検出モジュールが前記現在画像から、前記第1人物が前記交換待ち対象を前記第1所定領域に置いたことを検出した後に、前記ビデオストリームに基づいて、前記第1人物が交換目標対象を第2所定領域に置いた第1画像を引き続き取得することであって、前記交換目標対象は、前記交換待ち対象を交換するための対象である、ことと、前記第1画像を取得した場合、前記第1画像に基づいて、前記交換目標対象のタイプに対して正当性検出を行い、第2検出結果を得ることと、を実行するように構成され、
前記警告モジュール603は更に、前記第2検出結果が不正当である場合、前記交換目標対象のタイプが誤ったことを表す警告アラート情報を出力するように構成される。
【0102】
本願の一実施例において、前記検出モジュール602は具体的に、所定タイプ構成情報を取得し、前記所定タイプ構成情報に基づいて、前記交換待ち対象のタイプが前記交換目標対象のタイプと合致すると判定した場合、前記第2検出結果が正当であると判定し、及び/又は、前記所定タイプ構成情報に基づいて、前記交換待ち対象のタイプが前記交換目標対象のタイプと合致しないと判定した場合、前記第2検出結果が不正当であると判定するように構成される。
【0103】
本願の一実施例において、前記検出モジュール602は具体的に、前記交換待ち対象に関連付けられる第2人物の人物情報及び前記ターゲットシーンに対応する所定交換可能タイプ情報を取得し、前記交換目標対象のタイプが前記人物情報に対応する対象タイプ及び前記所定交換可能タイプ情報と合致する場合、前記第2検出結果が正当であると判定し、及び/又は、前記交換目標対象のタイプが前記人物情報に対応する対象タイプ又は前記所定交換可能タイプ情報と合致しない場合、前記第2検出結果が不正当であると判定するように構成される。
【0104】
本願の一実施例において、前記検出モジュール602は更に、前記交換目標対象のタイプに対して正当性検出を行い、第2検出結果を得る前に、前記ビデオストリームにおける前記現在画像の後の少なくとも1フレームの画像に対して、前記第1人物の第1所定置き動作及び前記第2所定領域における前記交換目標対象を順に検出することであって、前記第1所定置き動作は、前記第2所定領域に前記交換目標対象を置く動作を含む、ことと、前記第1人物の前記第1所定置き動作が検出され、且つ前記第2所定領域に前記交換目標対象が現れる少なくとも1フレームの画像を前記第1画像として決定することと、を実行するように構成される。
【0105】
本願の一実施例において、前記検出モジュール602は更に、前記第1画像を取得した後、前記ビデオストリームに基づいて、前記第1人物が前記交換目標対象を前記第2所定領域から押し出す第2画像を引き続き取得し、前記第2画像を取得した場合、前記第1画像及び前記現在画像に基づいて、前記交換目標対象の価値及び前記交換待ち対象の価値をそれぞれ検出するように構成され、
前記警告モジュール603は更に、前記交換目標対象の価値が前記交換待ち対象の価値に等しくない場合、前記交換目標対象の価値が誤ったことを表す警告アラート情報を出力するように構成される。
【0106】
本願の一実施例において、前記検出モジュール602は更に、前記第1画像及び前記現在画像に基づいて、前記交換目標対象の価値及び前記交換待ち対象の価値をそれぞれ検出する前に、前記ビデオストリームにおける前記第1画像の後の少なくとも1フレームの画像に対して、前記第1人物の第2所定置き動作及び前記第2所定領域外の所定対象置き領域における前記交換目標対象を順に検出することであって、前記第2所定置き動作は、前記所定対象置き領域に交換目標対象を置く動作を含む、ことと、前記第1人物の前記第2所定置き動作が検出され、且つ前記所定対象置き領域に前記交換目標対象が現れる少なくとも1フレームの画像を前記第2画像として決定することと、を実行するように構成される。
【0107】
本願の一実施例において、前記検出モジュール602は更に、前記第2画像を取得した後、前記ビデオストリームに基づいて、前記第1所定領域内に前記交換待ち対象が含まれない第3画像を引き続き取得するように構成され、
前記警告モジュール603は更に、前記検出モジュール602が前記第3画像を取得しない時間長が所定時間長に達した場合、前記交換待ち対象が回収されていないことを表す警告アラート情報を出力するように構成される。
【0108】
本願の一実施例において、前記検出モジュール602は更に、前記交換待ち対象に関連付けられる第2人物の人物情報を取得し、前記第2画像を取得した場合、前記交換待ち対象と前記人物情報との関連付けを解除し、前記交換目標対象を前記人物情報と関連付けるように構成される。
【0109】
幾つかの実施例において、前記ターゲットシーンは、ゲームテーブルシーンを含み、前記交換待ち対象は、トークンを含み、前記第1所定領域及び前記第2所定領域は、前記ゲームテーブルにおける前記第1人物の所定操作領域を含む。
【0110】
本願の実施例は、電子機器を提供する。図7は、本願の実施例による電子機器の構造を示す概略図である。図7に示すように、電子機器は、プロセッサ701と、メモリ702と、通信バス703と、を備え、
前記通信バス703は、前記プロセッサ701と前記メモリ702との接続通信を実現するように構成され、
前記プロセッサ701は、前記メモリ702に記憶されている1つ又は複数のプログラムを実行し、上記対象交換行為の検出方法を実現するように構成される。
【0111】
本願の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体を更に提供する。前記コンピュータ可読記憶媒体に1つ又は複数のプログラムが記憶されており、前記1つ又は複数のプログラムは、1つ又は複数のプロセッサにより実行されて、上記対象交換行為の検出方法を実現する。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、ランダムアクセスメモリ(Random-Access Memory:RAM)のような揮発性メモリ(volatile memory)であってもよく、又は、例えば、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory:ROM)、フラッシュメモリ(flash memory)、ハードディスク(Hard Disk Drive:HDD)又はソリッドステートディスク(Solid-State Drive:SSD)のような不揮発性メモリ(non-volatile memory)であってもよく、例えば、携帯電話、コンピュータ、タブレット、パーソナルデジタルアシスタントなどのような、上記メモリの1つ又は任意の組み合わせを含む機器であってもよい。
【0112】
本願の実施例は、方法、システム又はコンピュータプログラム製品として提供されてもよいことは、当業者であれば理解すべきである。従って、本願は、ハードウェア実施例、ソフトウェア実施例、又はソフトウェアとハードウェアを組み合わせた実施例の形態を用いることができる。また、本願は、コンピュータによる利用可能なプログラムコードを含む1つ又は複数のコンピュータによる利用可能な記憶媒体(磁気ディスクメモリ及び光学メモリなどを含むが、これらに限定されない)で実行されるコンピュータプログラム製品の形式を用いることができる。
【0113】
本願の実施例の方法、装置(システム)及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照しながら、本願を説明する。フローチャート及び/又はブロック図における各フロー及び/又はブロック、及びフローチャート及び/又はブロック図におけるフロー及び/又はブロックの組み合わせは、コンピュータプログラム命令により実現できることは、理解されるべきである。これらのコンピュータ可読プログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、埋め込み式プロセッサまたはその他プログラマブルデータ処理装置のプロセッサに提供でき、それによって機器を生み出し、これら命令はコンピュータまたはその他プログラマブルデータ処理装置のプロセッサにより実行される命令により、フローチャートにおける1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図における1つ又は複数のブロック中で規定している機能を実現する装置を生み出した。
【0114】
これらのコンピュータ可読プログラム命令をコンピュータ可読記憶媒体に記憶してもよい。これらの命令によれば、コンピュータ又は他のプログラマブル信号処理装置は特定の方式で動作する。従って、該コンピュータ可読記憶媒体に記憶されている命令によれば、命令装置を含む製品を生み出す。該命令装置は、フローチャートにおける1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図における1つ又は複数のブロック中で規定している機能を実現する。
【0115】
これらのコンピュータプログラム命令をコンピュータ又は他のプログラマブル信号処理装置にロードしてもよい。これにより、コンピュータ又は他のプログラマブル処理装置で一連の操作のステップを実行して、コンピュータで実施されるプロセスを生成する。従って、コンピュータ又は他のプログラマブル処理装置で実行される命令により、フローチャートにおける1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図における1つ又は複数のブロック中で規定している機能を実現するステップを提供する。
【0116】
上記は、本願の好適な実施例だけであり、本願の保護範囲を限定するものではない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2021-08-23
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象交換行為の検出方法であって、
ターゲットシーンのビデオストリームを取得することと、
前記ビデオストリームにおける現在画像から、第1人物が交換待ち対象を第1所定領域に置いたことを検出した場合、前記現在画像に基づいて、前記交換待ち対象のタイプに対して正当性検出を行い、第1検出結果を得ることと、
前記第1検出結果が不正当である場合、前記交換待ち対象のタイプが誤ったことを表す警告アラート情報を出力することと、を含む、対象交換行為の検出方法。
【請求項2】
前記現在画像に基づいて、前記交換待ち対象のタイプに対して正当性検出を行い、第1検出結果を得ることは、
前記交換待ち対象に関連付けられる第2人物の人物情報及び前記ターゲットシーンに対応する所定交換可能タイプ情報を取得すること、
前記交換待ち対象のタイプが前記人物情報に対応する対象タイプ及び前記所定交換可能タイプ情報と合致する場合、前記第1検出結果が正当であると判定すること、及び/又は、
前記交換待ち対象のタイプが前記人物情報に対応する対象タイプ又は前記所定交換可能タイプ情報と合致しない場合、前記第1検出結果が不正当であると判定すること、を含むことを特徴とする
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記方法は、
前記現在画像に基づいて、前記交換待ち対象のタイプに対して正当性検出を行い、第1検出結果を得る前に、前記ビデオストリームにおける少なくとも1フレームの画像に対して、前記第1人物の所定取り出し動作及び前記第1所定領域における前記交換待ち対象を順に検出することであって、前記所定取り出し動作は、所定対象置き領域から前記交換待ち対象を取り出す動作を含む、ことと、
前記第1人物の所定取り出し動作が検出され、且つ前記第1所定領域に前記交換待ち対象が現れる少なくとも1フレームの画像を前記現在画像として決定することと、を更に含むことを特徴とする
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記方法は、
前記現在画像から、前記第1人物が前記交換待ち対象を前記第1所定領域に置いたことを検出した後に、前記ビデオストリームに基づいて、前記第1人物が交換目標対象を第2所定領域に置いた第1画像を引き続き取得することであって、前記交換目標対象は、前記交換待ち対象を交換するための対象である、ことと、
前記第1画像を取得した場合、前記第1画像に基づいて、前記交換目標対象のタイプに対して正当性検出を行い、第2検出結果を得ることと、
前記第2検出結果が不正当である場合、前記交換目標対象のタイプが誤ったことを表す警告アラート情報を出力することと、を更に含むことを特徴とする
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1画像に基づいて、前記交換目標対象のタイプに対して正当性検出を行い、第2検出結果を得ることは、
所定タイプ構成情報を取得すること、
前記所定タイプ構成情報に基づいて、前記交換待ち対象のタイプが前記交換目標対象のタイプと合致すると判定した場合、前記第2検出結果が正当であると判定すること、及び/又は、
前記所定タイプ構成情報に基づいて、前記交換待ち対象のタイプが前記交換目標対象のタイプと合致しないと判定した場合、前記第2検出結果が不正当であると判定することを含むことを特徴とする
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記第1画像に基づいて、前記交換目標対象のタイプに対して正当性検出を行い、第2検出結果を得ることは、
前記交換待ち対象に関連付けられる第2人物の人物情報及び前記ターゲットシーンに対応する所定交換可能タイプ情報を取得すること、
前記交換目標対象のタイプが前記人物情報に対応する対象タイプ及び前記所定交換可能タイプ情報と合致する場合、前記第2検出結果が正当であると判定すること、及び/又は、
前記交換目標対象のタイプが前記人物情報に対応する対象タイプ又は前記所定交換可能タイプ情報と合致しない場合、前記第2検出結果が不正当であると判定すること、を含むことを特徴とする
請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は、
前記交換目標対象のタイプに対して正当性検出を行い、第2検出結果を得る前に、前記ビデオストリームにおける前記現在画像の後の少なくとも1フレームの画像に対して、前記第1人物の第1所定置き動作及び前記第2所定領域における前記交換目標対象を順に検出することであって、前記第1所定置き動作は、前記第2所定領域に前記交換目標対象を置く動作を含む、ことと、
前記第1人物の前記第1所定置き動作が検出され、且つ前記第2所定領域に前記交換目標対象が現れる少なくとも1フレームの画像を前記第1画像として決定することと、を更に含むことを特徴とする
請求項4に記載の方法。
【請求項8】
前記方法は、
前記第1画像を取得した後、前記ビデオストリームに基づいて、前記第1人物が前記交換目標対象を前記第2所定領域から押し出す第2画像を引き続き取得することと、
前記第2画像を取得した場合、前記第1画像及び前記現在画像に基づいて、前記交換目標対象の価値及び前記交換待ち対象の価値をそれぞれ検出することと、
前記交換目標対象の価値が前記交換待ち対象の価値に等しくない場合、前記交換目標対象の価値が誤ったことを表す警告アラート情報を出力することと、を更に含むことを特徴とする
請求項4に記載の方法。
【請求項9】
前記方法は、
前記第1画像及び前記現在画像に基づいて、前記交換目標対象の価値及び前記交換待ち対象の価値をそれぞれ検出する前に、前記ビデオストリームにおける前記第1画像の後の少なくとも1フレームの画像に対して、前記第1人物の第2所定置き動作及び前記第2所定領域外の所定対象置き領域における前記交換目標対象を順に検出することであって、前記第2所定置き動作は、前記所定対象置き領域に交換目標対象を置く動作を含む、ことと、
前記第1人物の前記第2所定置き動作が検出され、且つ前記所定対象置き領域に前記交換目標対象が現れる少なくとも1フレームの画像を前記第2画像として決定することと、を更に含むことを特徴とする
請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記方法は、
前記第2画像を取得した後、前記ビデオストリームに基づいて、前記第1所定領域内に前記交換待ち対象が含まれない第3画像を引き続き取得することと、
前記第3画像が取得できていない時間長が所定時間長に達した場合、前記交換待ち対象が回収されていないことを表す警告アラート情報を出力することと、を更に含むことを特徴とする
請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記方法は、
前記交換待ち対象に関連付けられる第2人物の人物情報を取得することと、
前記第2画像を取得した場合、前記交換待ち対象と前記人物情報との関連付けを解除し、前記交換目標対象を前記人物情報と関連付けることと、を更に含むことを特徴とする
請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記ターゲットシーンは、ゲームテーブルシーンを含み、前記交換待ち対象は、トークンを含み、前記第1所定領域及び前記第2所定領域は、前記ゲームテーブルにおける前記第1人物の所定操作領域を含むことを特徴とする
請求項8-11のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
対象交換行為の検出装置であって、
ターゲットシーンのビデオストリームを取得するように構成される取得モジュールと、
前記ビデオストリームにおける現在画像から、第1人物が交換待ち対象を第1所定領域に置いたことを検出した場合、前記現在画像に基づいて、前記交換待ち対象のタイプに対して正当性検出を行い、第1検出結果を得るように構成される検出モジュールと、
前記第1検出結果が不正当である場合、前記交換待ち対象のタイプが誤ったことを表す警告アラート情報を出力するように構成される警告モジュールと、を備える、対象交換行為の検出装置。
【請求項14】
電子機器であって、プロセッサと、メモリと、通信バスと、を備え、
前記通信バスは、前記プロセッサと前記メモリとの接続通信を実現するように構成され、
前記プロセッサは、前記メモリに記憶されている1つ又は複数のプログラムを実行し、請求項1-12のうちいずれか一項に記載の対象交換行為の検出方法を実現するように構成される、電子機器。
【請求項15】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体に1つ又は複数のプログラムが記憶されており、前記1つ又は複数のプログラムは、1つ又は複数のプロセッサにより実行され、請求項1-12のうちいずれか一項に記載の対象交換行為の検出方法を実現する、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項16】
プロセッサに、請求項1-12のうちいずれか一項に記載の対象交換行為の検出方法を実行させる、コンピュータプログラム。
【国際調査報告】