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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-08-09
(54)【発明の名称】表示基板および表示装置
(51)【国際特許分類】
   G09G 3/3233 20160101AFI20230802BHJP
   G09F 9/30 20060101ALI20230802BHJP
   G09G 3/3266 20160101ALI20230802BHJP
   G09G 3/20 20060101ALI20230802BHJP
   G09G 3/3275 20160101ALI20230802BHJP
   H10K 50/00 20230101ALI20230802BHJP
   H10K 50/10 20230101ALI20230802BHJP
   H10K 59/12 20230101ALI20230802BHJP
   H10K 59/131 20230101ALI20230802BHJP
   G11C 19/28 20060101ALI20230802BHJP
【FI】
G09G3/3233
G09F9/30 338
G09F9/30 365
G09G3/3266
G09G3/20 624B
G09G3/20 680G
G09G3/20 622G
G09G3/20 611F
G09G3/20 611H
G09G3/20 622E
G09G3/20 621M
G09G3/3275
H10K50/00
H10K50/10
H10K59/12
H10K59/131
G11C19/28 230
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022523694
(86)(22)【出願日】2021-06-08
(85)【翻訳文提出日】2022-04-21
(86)【国際出願番号】 CN2021099017
(87)【国際公開番号】W WO2022017032
(87)【国際公開日】2022-01-27
(31)【優先権主張番号】202010707527.3
(32)【優先日】2020-07-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510280589
【氏名又は名称】京東方科技集團股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】BOE TECHNOLOGY GROUP CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】No.10 Jiuxianqiao Rd.,Chaoyang District,Beijing 100015,CHINA
(71)【出願人】
【識別番号】519401479
【氏名又は名称】合肥京東方卓印科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】Hefei BOE Joint Technology Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】Block 15 Group-A Zone-E of Industrial Park in Hefei New Station, Xinzhan District, Hefei, Anhui, 230012,P.R.China
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(72)【発明者】
【氏名】袁 志▲東▼
(72)【発明者】
【氏名】李 永▲謙▼
(72)【発明者】
【氏名】袁 粲
(72)【発明者】
【氏名】徐 攀
【テーマコード(参考)】
3K107
5B074
5C080
5C094
5C380
【Fターム(参考)】
3K107AA01
3K107BB01
3K107CC43
3K107EE03
3K107HH04
3K107HH05
5B074CA01
5B074DB01
5C080AA06
5C080BB05
5C080DD07
5C080DD09
5C080DD22
5C080DD23
5C080FF11
5C080JJ02
5C080JJ03
5C080JJ04
5C080JJ06
5C080KK02
5C080KK07
5C080KK08
5C080KK43
5C094AA05
5C094BA03
5C094BA27
5C094CA19
5C094DB01
5C094FA01
5C380AA01
5C380AB06
5C380AB19
5C380AB45
5C380AC07
5C380AC08
5C380AC11
5C380BA08
5C380BA12
5C380BA13
5C380BA39
5C380CB16
5C380CB17
5C380CC04
5C380CC07
5C380CC26
5C380CC33
5C380CC39
5C380CC58
5C380CC65
5C380CD015
5C380CD017
5C380CF07
5C380CF43
(57)【要約】
表示技術の分野に属する表示基板および表示装置を提供する。当該表示基板は、ベース基板に配置され、且つ第1方向に沿って配列され隣接する2つの画素を含み、各画素において、画素回路は、いずれも駆動トランジスタ、第1リセットトランジスタ、及び第2リセットトランジスタを含む。第1リセットトランジスタが、カップリングされた第1リセット信号線の第1部分の対称軸に対して対称的に配置され、且つ当該第1リセット信号線の第1部分が、第1方向と交差する第2方向に沿って延在するため、レイアウトを容易にし、信号ルーティングを容易にすることができ、例えば、各画素にカップリングされた複数の信号線を集中的に設置することができ、画素空間を最適化することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベース基板と、
前記ベース基板に配置され且つアレイ状に配列され、各々は、いずれも発光制御回路、発光駆動回路および発光素子を含み、且つ少なくとも2つは、同一の前記発光制御回路を共有する複数の画素と、
前記ベース基板に配置されたゲート駆動回路、複数の発光制御線、複数のゲート線および複数の駆動信号線と、
を含み、
前記ゲート駆動回路は、前記複数の駆動信号線、前記複数の発光制御線および前記複数のゲート線にそれぞれ接続され、前記複数の発光制御線は、各前記画素に含まれる前記発光制御回路に接続され、前記複数のゲート線は、各前記画素に含まれる前記発光駆動回路に接続され、前記ゲート駆動回路は、前記複数の駆動信号線から提供された駆動信号に応答して、発光制御信号を前記複数の発光制御線に出力し、且つゲート駆動信号を前記複数のゲート線に出力するために使用される、
表示基板。
【請求項2】
同一の前記発光制御回路を共有する少なくとも2つの前記画素は、同一列に配置される請求項1に記載の表示基板。
【請求項3】
同一の前記発光制御回路を共有する少なくとも2つの前記画素は、隣接する請求項2に記載の表示基板。
【請求項4】
同一列に配置された2つの前記画素毎に同一の前記発光制御回路を共有する請求項3に記載の表示基板。
【請求項5】
同一の前記発光制御回路を共有する2つの前記画素は、前記発光制御回路に接続された前記発光制御線の両側に対称的に配列される請求項4に記載の表示基板。
【請求項6】
各前記駆動信号線は、いずれも隣接する2列の前記画素間に配置される請求項1から5のいずれか1項に記載の表示基板。
【請求項7】
隣接する2列の前記画素間には、最大2本の前記駆動信号線が設けられる請求項6に記載の表示基板。
【請求項8】
前記ゲート駆動回路は、カスケード接続された複数のシフトレジスタユニットを含み、
少なくとも2つのカスケード接続された前記シフトレジスタユニットは、隣接する2行の画素間に配置される、
請求項1から7のいずれか1項に記載の表示基板。
【請求項9】
少なくとも2つのカスケード接続された前記シフトレジスタユニットは、隣接する2行のターゲット画素間に配置され、
前記2行のターゲット画素のうち、1行の前記ターゲット画素に接続された発光制御回路は、他行の前記ターゲット画素に接続された発光制御回路と異なる、
請求項8に記載の表示基板。
【請求項10】
隣接する2行の前記ターゲット画素間には2つのカスケード接続された前記シフトレジスタユニットが設けられ、
ここで、一方の前記シフトレジスタユニットは、1行の前記ターゲット画素に接続され、他方の前記シフトレジスタユニットは、他行の前記ターゲット画素に接続される、
請求項9に記載の表示基板。
【請求項11】
2つのカスケード接続された前記シフトレジスタユニットは、前記2行のターゲット画素間に対称的に配列される請求項10に記載の表示基板。
【請求項12】
前記シフトレジスタユニットは、入力サブ回路、プルダウン制御サブ回路、プルダウンサブ回路、および出力サブ回路を含み、
前記入力サブ回路は、第1入力端子、第2入力端子、第1制御信号端子、第2制御信号端子、およびプルアップノードにそれぞれ接続され、前記入力サブ回路は、前記第1入力端子から提供された第1入力信号に応答して、前記第1制御信号端子から提供された第1制御信号を前記プルアップノードに出力し、前記第2入力端子から提供された第2入力信号に応答して、前記第2制御信号端子から提供された第2制御信号を前記プルアップノードに出力するために使用され、
前記プルダウン制御サブ回路は、第1クロック信号端子、前記プルアップノード、プルダウン電源端子、プルダウンノード、および出力端子にそれぞれ接続され、前記プルダウン制御サブ回路は、前記第1クロック信号端子から提供された第1クロック信号に応答して、前記第1クロック信号を前記プルダウンノードに出力し、前記プルアップノードの電位と前記出力端子から提供された出力信号とに応答して、前記プルダウン電源端子から提供されたプルダウン電源信号を前記プルダウンノードに出力するために使用され、
前記プルダウンサブ回路は、リセット信号端子、前記プルダウンノード、前記プルダウン電源端子、前記プルアップノード、および前記出力端子にそれぞれ接続され、前記プルダウンサブ回路は、前記プルダウンノードの電位に応答して、前記プルダウン電源信号を前記プルアップノード及び前記出力端子に出力し、前記リセット信号端子から提供されたリセット信号に応答して、前記プルダウン電源信号を前記プルアップノードに出力するために使用され、
前記出力サブ回路は、前記プルアップノード、第2クロック信号端子、および前記出力端子にそれぞれ接続され、前記出力サブ回路は、前記プルアップノードの電位に応答して、前記第2クロック信号端子から提供された第2クロック信号を前記出力端子に出力するために使用される、
請求項8に記載の表示基板。
【請求項13】
前記表示基板は、前記ベース基板に配置された複数のデータラインをさらに含み、
前記複数のゲート線は、複数の第1ゲート線、複数の第2ゲート線、及び複数の第3ゲート線を含み、前記発光制御回路は、発光制御トランジスタを含み、前記発光駆動回路は、データ書き込み用トランジスタ、リセットトランジスタ、駆動トランジスタ、補償トランジスタ、及びストレージキャパシタを含み、
前記データ書き込み用トランジスタのゲートは、1本の前記第1ゲート線に接続され、第1極は、前記駆動トランジスタのゲートに接続され、第2極は、1本の前記データラインに接続され、前記駆動トランジスタの第1極は、前記発光制御トランジスタの第1極に接続され、第2極は、前記発光素子に接続され、前記発光制御トランジスタのゲートは、1本の前記発光制御線に接続され、第2極は、直流電源端子に接続され、前記リセットトランジスタのゲートは、1本の前記第2ゲート線に接続され、第1極は、第1初期信号端子に接続され、第2極は、前記駆動トランジスタの第2極に接続され、前記補償トランジスタのゲートは、1本の前記第3ゲート線に接続され、第1極は、第2初期信号端子に接続され、第2極は、前記駆動トランジスタのゲートに接続される、
請求項1から12のいずれか1項に記載の表示基板。
【請求項14】
各前記駆動信号線は、いずれも隣接する2列の前記画素間に配置され、且つ隣接する2列の前記画素間には、最大2本の前記駆動信号線が設けられ、
隣接する2行のターゲット画素間には2つのカスケード接続された前記シフトレジスタユニットが設けられ、且つ2つのカスケード接続された前記シフトレジスタユニットは、前記2行のターゲット画素間に対称的に配列され、ここで、一方の前記シフトレジスタユニットは、1行の前記ターゲット画素に接続され、他方の前記シフトレジスタユニットは、他行の前記ターゲット画素に接続され、前記2行のターゲット画素のうち、1行の前記ターゲット画素に接続された発光制御回路は、他行の前記ターゲット画素に接続された発光制御回路と異なり、
前記表示基板は、前記ベース基板に配置された複数のデータラインをさらに含み、前記複数のゲート線は、複数の第1ゲート線、複数の第2ゲート線、及び複数の第3ゲート線を含み、前記発光制御回路は、発光制御トランジスタを含み、前記発光駆動回路は、データ書き込み用トランジスタ、リセットトランジスタ、駆動トランジスタ、補償トランジスタ、及びストレージキャパシタを含み、
前記データ書き込み用トランジスタのゲートは、1本の前記第1ゲート線に接続され、第1極は、前記駆動トランジスタのゲートに接続され、第2極は、1本の前記データラインに接続され、前記駆動トランジスタの第1極は、前記発光制御トランジスタの第1極に接続され、第2極は、前記発光素子に接続され、前記発光制御トランジスタのゲートは、1本の前記発光制御線に接続され、第2極は、直流電源端子に接続され、前記リセットトランジスタのゲートは、1本の前記第2ゲート線に接続され、第1極は、第1初期信号端子に接続され、第2極は、前記駆動トランジスタの第2極に接続され、前記補償トランジスタのゲートは、1本の前記第3ゲート線に接続され、第1極は、第2初期信号端子に接続され、第2極は、前記駆動トランジスタのゲートに接続される、
請求項12に記載の表示基板。
【請求項15】
ソース駆動回路および請求項1から14のいずれか1項に記載の表示基板を含み、
前記ソース駆動回路は、前記表示基板における複数のデータラインに接続され、前記ソース駆動回路は、各前記データラインにデータ信号を提供するために使用される、
表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、2020年07月21日に提出された出願番号202010707527.3、発明の名称「表示基板および表示装置」の中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容は、参照により本開示に援用する。
【0002】
本開示は、表示技術の分野に関し、特に表示基板および表示装置に関するものである。
【背景技術】
【0003】
有機発光ダイオード(organic light emitting diode、OLED)表示基板は、自発光、広視野角、および高速応答などの利点から、表示分野で広く使用されている。
【0004】
関連技術において、OLED表示基板は、ベース基板とベース基板に配置された複数の画素とを含み、各画素は、いずれも発光制御回路、発光駆動回路および発光素子を含む。ここで、発光制御回路は、それに接続された発光制御線から提供された発光制御信号に応答して、直流電源信号を発光駆動回路に提供でき、発光駆動回路は、それに接続されたゲート線から提供されたゲート駆動信号および受信された直流電源信号に応答して、発光駆動信号を発光素子に提供できる。そして、異なる画素に接続された発光制御回路は、異なっている。
【0005】
異なる画素に接続された発光制御回路が異なるので、表示基板により多くの発光制御線を設ける必要があり、当該複数の発光制御線は、ベース基板の広い領域を占有し、高解像度の実現には不利である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の実施例は、表示基板および表示装置を提供する。前記技術案は、以下の通りである。
一側面によると、
ベース基板と、
前記ベース基板に配置され且つアレイ状に配列され、各々は、いずれも発光制御回路、発光駆動回路および発光素子を含み、且つ少なくとも2つは、同一の前記発光制御回路を共有する複数の画素と、
前記ベース基板に配置されたゲート駆動回路、複数の発光制御線、複数のゲート線および複数の駆動信号線と、
を含み、
前記ゲート駆動回路は、前記複数の駆動信号線、前記複数の発光制御線および前記複数のゲート線にそれぞれ接続され、前記複数の発光制御線は、各前記画素に含まれる前記発光制御回路に接続され、前記複数のゲート線は、各前記画素に含まれる前記発光駆動回路に接続され、前記ゲート駆動回路は、前記複数の駆動信号線から提供された駆動信号に応答して、発光制御信号を前記複数の発光制御線に出力し、且つゲート駆動信号を前記複数のゲート線に出力するために使用される、
表示基板に関する。
【0007】
選択肢の一つとして、同一の前記発光制御回路を共有する少なくとも2つの前記画素は、同一列に配置される。
【0008】
選択肢の一つとして、同一の前記発光制御回路を共有する少なくとも2つの前記画素は、隣接する。
【0009】
選択肢の一つとして、同一列に配置された2つの前記画素毎に同一の前記発光制御回路を共有する。
【0010】
選択肢の一つとして、同一の前記発光制御回路を共有する2つの前記画素は、前記発光制御回路に接続された前記発光制御線の両側に対称的に配列される。
【0011】
選択肢の一つとして、各前記駆動信号線は、いずれも隣接する2列の前記画素間に配置される。
【0012】
選択肢の一つとして、隣接する2列の前記画素間には、最大2本の前記駆動信号線が設けられる。
【0013】
選択肢の一つとして、前記ゲート駆動回路は、カスケード接続された複数のシフトレジスタユニットを含み、
少なくとも2つのカスケード接続された前記シフトレジスタユニットは、隣接する2行の画素間に配置される。
【0014】
選択肢の一つとして、少なくとも2つのカスケード接続された前記シフトレジスタユニットは、隣接する2行のターゲット画素間に配置され、
前記2行のターゲット画素のうち、1行の前記ターゲット画素に接続された発光制御回路は、他行の前記ターゲット画素に接続された発光制御回路と異なる。
【0015】
選択肢の一つとして、隣接する2行の前記ターゲット画素間には2つのカスケード接続された前記シフトレジスタユニットが設けられ、
ここで、一方の前記シフトレジスタユニットは、1行の前記ターゲット画素に接続され、他方の前記シフトレジスタユニットは、他行の前記ターゲット画素に接続される。
選択肢の一つとして、2つのカスケード接続された前記シフトレジスタユニットは、前記2行のターゲット画素間に対称的に配列される。
【0016】
選択肢の一つとして、前記シフトレジスタユニットは、入力サブ回路、プルダウン制御サブ回路、プルダウンサブ回路、および出力サブ回路を含み、
前記入力サブ回路は、第1入力端子、第2入力端子、第1制御信号端子、第2制御信号端子、およびプルアップノードにそれぞれ接続され、前記入力サブ回路は、前記第1入力端子から提供された第1入力信号に応答して、前記第1制御信号端子から提供された第1制御信号を前記プルアップノードに出力し、前記第2入力端子から提供された第2入力信号に応答して、前記第2制御信号端子から提供された第2制御信号を前記プルアップノードに出力するために使用され、
前記プルダウン制御サブ回路は、第1クロック信号端子、前記プルアップノード、プルダウン電源端子、プルダウンノード、および出力端子にそれぞれ接続され、前記プルダウン制御サブ回路は、前記第1クロック信号端子から提供された第1クロック信号に応答して、前記第1クロック信号を前記プルダウンノードに出力し、前記プルアップノードの電位と前記出力端子から提供された出力信号とに応答して、前記プルダウン電源端子から提供されたプルダウン電源信号を前記プルダウンノードに出力するために使用され、
前記プルダウンサブ回路は、リセット信号端子、前記プルダウンノード、前記プルダウン電源端子、前記プルアップノード、および前記出力端子にそれぞれ接続され、前記プルダウンサブ回路は、前記プルダウンノードの電位に応答して、前記プルダウン電源信号を前記プルアップノード及び前記出力端子に出力し、前記リセット信号端子から提供されたリセット信号に応答して、前記プルダウン電源信号を前記プルアップノードに出力するために使用され、
前記出力サブ回路は、前記プルアップノード、第2クロック信号端子、および前記出力端子にそれぞれ接続され、前記出力サブ回路は、前記プルアップノードの電位に応答して、前記第2クロック信号端子から提供された第2クロック信号を前記出力端子に出力するために使用される。
【0017】
選択肢の一つとして、前記表示基板は、前記ベース基板に配置された複数のデータラインをさらに含み、
前記複数のゲート線は、複数の第1ゲート線、複数の第2ゲート線、及び複数の第3ゲート線を含み、前記発光制御回路は、発光制御トランジスタを含み、前記発光駆動回路は、データ書き込み用トランジスタ、リセットトランジスタ、駆動トランジスタ、補償トランジスタ、及びストレージキャパシタを含み、
前記データ書き込み用トランジスタのゲートは、1本の前記第1ゲート線に接続され、第1極は、前記駆動トランジスタのゲートに接続され、第2極は、1本の前記データラインに接続され、前記駆動トランジスタの第1極は、前記発光制御トランジスタの第1極に接続され、第2極は、前記発光素子に接続され、前記発光制御トランジスタのゲートは、1本の前記発光制御線に接続され、第2極は、直流電源端子に接続され、前記リセットトランジスタのゲートは、1本の前記第2ゲート線に接続され、第1極は、第1初期信号端子に接続され、第2極は、前記駆動トランジスタの第2極に接続され、前記補償トランジスタのゲートは、1本の前記第3ゲート線に接続され、第1極は、前記第2初期信号端子に接続され、第2極は、前記駆動トランジスタのゲートに接続される。
【0018】
別の側面によると、ソース駆動回路および上記側面に記載された表示基板を含み、
前記ソース駆動回路は、前記表示基板における複数のデータラインに接続され、前記ソース駆動回路は、各前記データラインにデータ信号を提供するために使用される、
表示装置に関する。
【0019】
本開示の実施例における技術案をより明確に説明するために、以下、実施例の説明で使用する必要がある図面を簡単に説明し、以下の説明における図面は、本開示のいくつかの実施例にすぎず、当業者にとって、創造的な労働をしない前提で、これらの図面に基づいて他の図面を得ることもできることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本開示の実施例による表示基板の概略構造図である。
図2】本開示の実施例による別の表示基板の概略構造図である。
図3】本開示の実施例によるさらに別の表示基板の概略構造図である。
図4】本開示の実施例による隣接する2つの画素の回路構造の概略図である。
図5】本開示の実施例による隣接する2つの画素の選択可能な構造のレイアウト図である。
図6】本開示の実施例によるまたさらに別の表示基板の概略構造図である。
図7】本開示の実施例によるまたさらに別の表示基板の概略構造図である。
図8】本開示の実施例によるシフトレジスタユニットの概略構造図である。
図9】本開示の実施例による別のシフトレジスタユニットの概略構造図である。
図10】本開示の実施例によるまたさらに別の表示基板の概略構造図である。
図11】本開示の実施例による画素の作動タイミングチャートである。
図12】本開示の実施例による表示装置の概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本開示の実施例の発明概念の目的、技術案および利点をより明確にするために、以下、本開示の実施例によって保護される発明概念について、図面およびいくつかの実施例を参照して詳細に説明する。
【0022】
本開示のすべての実施例で使用されたトランジスタは、薄膜トランジスタまたは電界効果トランジスタまたは同じ特性を有する他のデバイスであってもよく、回路における役割によると、本開示の実施例で使用されたトランジスタは、主にスイッチングトランジスタである。ここで使用されたスイッチングトランジスタのソースとドレインが対称であるので、そのソースとドレインが交換可能である。本開示の実施例において、ソースを第1極と呼び、ドレインを第2極と呼ぶ。または、ドレインを第1極と呼び、ソースを第2極と呼ぶ。図面の形態によれば、トランジスタの中間端がゲート、信号入力端がソース、信号出力端がドレインであると規定されている。また、本開示の実施例で使用されたスイッチングトランジスタは、P型スイッチングトランジスタおよびN型スイッチングトランジスタのいずれであってもよく、ここで、P型スイッチングトランジスタは、ゲートがローレベルである場合、オンになり、ゲートがハイレベルである場合、オフになり、N型スイッチングトランジスタは、ゲートがハイレベルである場合、オンになり、ゲートがローレベルである場合、オフになる。
【0023】
図1は、本開示の実施例による表示基板の概略構造図である。図1に示すように、当該表示基板は、ベース基板01と、ベース基板01に配置され且つアレイ状に配列された複数の画素02と、を含み得る。図2は、本開示の実施例による別の表示基板の概略構造図である。図1および図2から分かるように、各画素02は、いずれも発光制御回路021、発光駆動回路022および発光素子023を含む。そして、少なくとも2つの画素02は、同一の発光制御回路021を共有することができ、即ち、少なくとも2つの画素02は、同一の発光制御回路021の駆動で作動することができる。
【0024】
図2を引き続き参照して分かるように、表示基板は、ベース基板01に配置されたゲート駆動回路03、複数の発光制御線(例えば、図2に示されたEM1~EMn)、複数のゲート線(例えば、図2に示されたG1~Gm)、および複数の駆動信号線(図2に示されたL1~Li)をさらに含み得る。
【0025】
ここで、ゲート駆動回路03は、複数の駆動信号線、複数の発光制御線および複数のゲート線にそれぞれ接続されることができる。複数の発光制御線は、各画素02に含まれる発光制御回路021に接続されることができ、複数のゲート線は、各画素02に含まれる発光駆動回路022に接続されることができる。ゲート駆動回路03は、複数の駆動信号線から提供された駆動信号に応答して、発光制御信号を複数の発光制御線に出力し、ゲート駆動信号を複数のゲート線に出力することができる。即ち、ゲート駆動回路03は複数の駆動信号線から提供された駆動信号の駆動で作動することができる。
【0026】
選択肢の一つとして、一般に、複数行の画素02は、複数のゲート線に1対1対応で接続されてもよく、且つ複数行の画素02は、複数の発光制御線に1対1対応で接続されてもよい。即ち、同一行に配置された複数の画素02において、各画素02に含まれる発光制御回路021は、同一本の発光制御線に接続されてもよく、各画素02に含まれる発光駆動回路022は、同一本のゲート線に接続されてもよい。対応的に、本開示の実施例において、表示基板に含まれるゲート線の本数と画素の行数とは同じである。少なくとも2つの画素02が同一の発光制御回路021を共有できるので、当該少なくとも2つの画素02が同一行に配置される場合、対応的に、設置する必要がある発光制御回路021の数を減らすことができ、当該少なくとも2つの画素02が同一列に配置される場合、対応的に、設置する必要がある発光制御回路021の数を減らすことができ、且つ設置する必要がある発光制御線の数を減らすことができる。このようにすると、画素02の正常な表示に影響を与えることなく、画素空間を最適化する効果を達成することができ、即ち、ベース基板01に画素02が占める面積は、関連技術に比べて小さくなる。さらに、ベース基板01上の余剰スペースの面積を大きくし、当該余剰スペースは、ゲート駆動回路03及びゲート駆動回路03との接続に必要な駆動信号線を確実に設置するために使用されることができる。これにより、ゲート駆動回路03を基板内(gate drive in array、GIA)に設けた表示基板、即ちGIA表示基板が得られる。
【0027】
なお、図2を引き続き参照して分かるように、各画素02において、発光制御回路021は、発光駆動回路022に接続されてもよく、発光駆動回路022は、発光素子023に接続されてもよい。発光制御回路021は、接続された発光制御線から提供された発光制御信号に応答して、直流電源信号を接続された発光駆動回路022に出力するために使用されることができる。発光駆動回路022は、接続されたゲート線から提供されたゲート駆動信号と受信された直流電源信号とに応答して、駆動信号を接続された発光素子023に出力することにより、発光するように発光素子023を駆動するために使用されることができる。
【0028】
以上で述べたように、本開示の実施例では、表示基板を提供する。当該表示基板において、ベース基板に配置された少なくとも2つの画素が同一の接続発光制御線の発光制御回路を共有できるので、表示基板に設置する必要がある発光制御回路の数を減らしたり、表示基板に設置する必要がある発光制御線の数を減らしたりして、最終的に、各画素がベース基板を占有する面積を小さくすることができる。さらに、画素に接続された信号線に信号を提供するゲート駆動回路と、ゲート駆動回路に接続された駆動信号線とをベース基板に設けることができる。本開示の実施例による表示基板の解像度が高い。
【0029】
選択肢の一つとして、図2を参照して分かるように、本開示の実施例において、同一の発光制御回路021を共有する少なくとも2つの画素02は、同一列に配置されてもよい。このようにすると、上記実施例の記載によれば、関連技術に比べて、ベース基板01に設置する必要がある発光制御回路021の数を減らすだけでなく、ベース基板01に設置する必要がある発光制御線の数を減らすことができる。
【0030】
例えば、表示基板がm行の画素02を含むと仮定すると、同一列に配置された少なくとも2つの画素02が同一の発光制御回路021を共有する場合、ベース基板01に設けられた発光制御線の数が、画素02の行数より小さい。即ち、図2では、nは、mより小さく、ここで、m及びnは、ともに1より大きい整数であってもよい。
【0031】
選択肢の一つとして、同一の発光制御回路021を共有する少なくとも2つの画素02は、同一列に配置されるだけでなく、隣接していてもよい。このようにすると、レイアウト及び信号ルーティングを容易にすることができる。
【0032】
例えば、図3は、同一列に配置され且つ隣接する2つの画素02毎に同一の発光制御回路021を共有することを例に挙げて別の表示基板を示す。そして、図3は、隣接するn行目の画素02とn+1行目の画素02が同一の発光制御回路021を共有し、隣接するn+2行目の画素02とn+3行目の画素02が同一の発光制御回路021を共有することを模式的に示している。図3を参照して分かるように、同一の発光制御回路021を共有する2つの画素02が同一列に配置される場合、隣接する2つの画素02は、同一本の発光制御線(例えば、EMnとEM(n+1))を共有することもできる。
【0033】
選択肢の一つとして、図3を参照して、1列目に配置され且つ隣接するn行目の画素02とn+1行目の画素02を例に挙げ、図4は、当該2つの画素02の選択可能な回路図を示し、図5は、当該2つの画素02の選択可能な回路のレイアウト図を示す。図3図5を参照すると、本開示の実施例において、同一の発光制御回路021を共有する2つの画素02は、共有された発光制御回路021に接続された発光制御線EMnの両側に対称的に配列されることができる。即ち、当該2つの画素02のうち、一方の画素02に含まれる各トランジスタ及び接続された各信号線と、他方の画素02に含まれる各トランジスタ及び接続された各信号線とは、いずれも発光制御線EMnの両側に対称的に設置されることができる。このように設計することで、レイアウト及び信号ルーティングをさらに容易にすることができるだけでなく、信号線を集中的に設置することができ、画素空間をさらに最適化することができる。
【0034】
図4図5をさらに参照すると、本開示の実施例において、発光するように画素02に含まれる発光素子023を確実に駆動するために、当該表示基板が、ベース基板01に配置された複数のデータラインをさらに含み得る。複数のゲート線は、複数の第1ゲート線、複数の第2ゲート線、及び複数の第3ゲート線を含み得る。
【0035】
ここで、データラインの本数は、画素の列数と同じであってもよく、第1ゲート線の本数、第2ゲート線の本数、及び第3ゲート線の本数は、いずれも画素の行数と同じであってもよい。図4および図5には、1本のデータラインD1、2本の第1ゲート線G1nおよびG1(n+1)、2本の第2ゲート線G2nおよびG2(n+1)、2本の第3ゲート線G3nおよびG3(n+1)のみが示されている。
【0036】
図4図5を引き続き参照すると、各画素02において、発光制御回路021は、発光制御トランジスタT1を含み得る。発光駆動回路022は、データ書き込み用トランジスタT2、リセットトランジスタT3、駆動トランジスタT4、補償トランジスタT5、およびストレージキャパシタC1を含み得る。
【0037】
データ書き込み用トランジスタT2のゲートは、1本の第1ゲート線に接続されることができ、第1極は、駆動トランジスタT4のゲートに接続されることができ、第2極は1本のデータラインD1に接続されることができる。ここで、n行目の画素02におけるデータ書き込み用トランジスタT2のゲートは、第1ゲート線G1nに接続され、n+1行目の画素02におけるデータ書き込み用トランジスタT2のゲートは、第1ゲート線G1(n+1)に接続される。
【0038】
駆動トランジスタT4の第1極は、発光制御トランジスタT1の第1極に接続されることができ、第2極は、発光素子023に接続されることができ、発光素子023は、電源端子VSSに接続されることもできる。
【0039】
発光制御トランジスタT1のゲートは、1本の発光制御線EMnに接続されることができ、発光制御トランジスタT1の第2極は、直流電源端子VDDに接続されることができる。
【0040】
リセットトランジスタT3のゲートは、1本の第2ゲート線に接続されることができ、第1極は、第1初期信号端子Vin1に接続されることができ、第2極は、駆動トランジスタT4の第2極に接続されることができる。ここで、n行目の画素02におけるリセットトランジスタT3のゲートは、第2ゲート線G2nに接続され、n+1行目の画素02におけるリセットトランジスタT3のゲートは、第2ゲート線G2(n+1)に接続される。
【0041】
補償トランジスタT5のゲートは、1本の第3ゲート線に接続されることができ、第1極は、第2初期信号端子Vin2に接続されることができ、第2極は、駆動トランジスタT4のゲートに接続されることができる。ここで、n行目の画素02における補償トランジスタT5のゲートは、第3ゲート線G3nに接続され、n+1行目の画素02における補償トランジスタT5のゲートは、第3ゲート線G3(n+1)に接続される。
【0042】
なお、以上は、画素02の選択可能な構造を模式的に示したものであり、5T1C(即ち、5つのトランジスタと1つのキャパシタ)構造である。もちろん、本開示の実施例は、画素02の構造を限定するものではなく、7T1C構造のような他の構造であってもよい。
【0043】
以下の実施例は、同一列に配置され且つ隣接する2つの画素02毎に同一の発光制御回路021を共有することを例に挙げて表示基板の選択可能な構造を示している。
【0044】
選択肢の一つとして、本開示の実施例において、ゲート駆動回路03に接続された各駆動信号線は、いずれも隣接する2列の画素02間に配置されることができる。例えば、図6を参照すると、さらに別の表示基板が示され、同一列に配置され且つ隣接する2つの画素02毎に同一の発光制御回路021を共有するので、隣接する2列の画素02間に図6に示された領域5及び領域6のような余分な領域を残すことができる。対応的に、ゲート駆動回路03に接続された駆動信号線は、当該領域5及び領域6に設置されることができる。
【0045】
選択肢の一つとして、隣接する2列の画素02間の領域が制限されるので、駆動信号線の確実な設置を確保するために、隣接する2列の画素02間に最大2本の駆動信号線を配置することができる。
【0046】
本開示の実施例において、ゲート駆動回路03は、カスケード接続された複数のシフトレジスタユニット031を含み得る。少なくとも2つのカスケード接続されたシフトレジスタユニット031は、隣接する2行の画素02間に配置されることができる。
【0047】
例えば、図6をさらに参照すると、同一列に配置され且つ隣接する2つの画素02毎に同一の発光制御回路021を共有するので、隣接する2行の画素02間に図6に示された領域1、領域2、領域3及び領域4のような余分な領域を残すこともできる。対応的に、少なくとも2つのカスケード接続されたシフトレジスタユニット031は、隣接する2行の画素02間の領域1~領域4に設置されることができる。
【0048】
そして、信号ルーティングを容易にするために、図6を参照して、少なくとも2つのカスケード接続されたシフトレジスタユニット031が、隣接する2行のターゲット画素02間に配置されることができる。当該2行のターゲット画素02のうち、1行のターゲット画素02に接続された発光制御回路は、他行のターゲット画素02に接続された発光制御回路と異なる。即ち、少なくとも2つのカスケード接続されたシフトレジスタユニット031は、発光制御回路021を共有しない2行の画素02間に配置されることができる。
【0049】
選択肢の一つとして、図7は、本開示の実施例によるまたさらに別の表示基板の概略構造図である。図7に示すように、隣接する2行のターゲット画素02間に2つのカスケード接続されたシフトレジスタユニット031のみが設けられていてもよい。ここで、一方のシフトレジスタユニット031は、1行のターゲット画素02に接続されてもよく、他方のシフトレジスタユニット031は、他行のターゲット画素02に接続されてもよい(図7には図示しない)。
【0050】
選択肢の一つとして、当該2つのカスケード接続されたシフトレジスタユニット031は、当該2行のターゲット画素間に対称的に配列されてもよい。即ち、一方のシフトレジスタユニット031に含まれる各トランジスタは、他方のシフトレジスタユニット031に含まれる各トランジスタと対称的に設けられていてもよい。このようにすると、いくつかの駆動信号線(例えば直流信号を供給する電源信号)を共有にすることができ、GIA空間をさらに最適化することができ、即ち、シフトレジスタユニット031に必要なベース基板01の占有面積を減らすことができる。
【0051】
図8は、本開示の実施例によるシフトレジスタユニットの概略構造図である。図10に示すように、シフトレジスタユニット031は、入力サブ回路0311、プルダウン制御サブ回路0312、プルダウンサブ回路031、及び出力サブ回路0314を含み得る。
【0052】
入力サブ回路0311は、第1入力端子IN1、第2入力端子IN2、第1制御信号端子CN、第2制御信号端子CNB、及びプルアップノードPUにそれぞれ接続されることができる。入力サブ回路0311は、第1入力端子IN1から提供された第1入力信号に応答して、第1制御信号端子CNから提供された第1制御信号をプルアップノードPUに出力し、第2入力端子IN2から提供された第2入力信号に応答して、第2制御信号端子CNBから提供された第2制御信号をプルアップノードPUに出力するために使用されることができる。
【0053】
例示的には、入力サブ回路0311は、第1入力端子IN1から提供された第1入力信号の電位が第1電位である場合、第1制御信号端子CNから提供された第1制御信号をプルアップノードPUに出力してもよく、第2入力端子IN2から提供された第2入力信号の電位が第1電位である場合、第2制御信号端子CNBから提供された第2制御信号をプルアップノードPUに出力してもよい。
【0054】
選択肢の一つとして、第1入力端子IN1は、上段のシフトレジスタユニット031の出力端子に接続されてもよく、第2入力端子IN2は、下段のシフトレジスタユニット031の出力端子に接続されてもよい。第1制御信号の電位と第2制御信号の電位とは、相補的である。即ち、第1制御信号の電位が第1電位である場合、第2制御信号の電位は、第2電位であり、第1制御信号の電位が第2電位である場合、第2制御信号の電位は、第1電位である。ここで、第1電位は、有効電位であってもよく、第2電位は、無効電位であってもよい。トランジスタがN型トランジスタである場合、第1電位は、第2電位に対して高電位であってもよく、トランジスタがP型トランジスタである場合、第1電位は第2電位に対して低電位であってもよい。
【0055】
なお、1段目のシフトレジスタユニット031が上段のシフトレジスタユニット031を有しておらず、最終段のシフトレジスタユニット031が下段のシフトレジスタユニット031を有していないので、ゲート駆動回路03の正常な作動を保証するために、1段目のシフトレジスタユニット031および最終段のシフトレジスタユニット031が初期信号端子に接続されてもよく、当該初期信号端子は、第1電位にある初期信号を1段目のシフトレジスタユニット031に接続された第1入力端子IN1に提供するために使用されてもよく、第1電位にある初期信号を最終段のシフトレジスタユニット031に接続された第2入力端子IN2に提供するために使用されてもよく、この結果、1段目のシフトレジスタユニット031及び最終段のシフトレジスタユニット031の正常な作動が確保される。
【0056】
プルダウン制御サブ回路0312は、第1クロック信号端子CK、プルアップノードPU、プルダウン電源端子VGL、プルダウンノードPD、及び出力端子OUTにそれぞれ接続されることができる。プルダウン制御サブ回路0312は、第1クロック信号端子CKから提供された第1クロック信号に応答して、第1クロック信号をプルダウンノードPDに出力し、プルアップノードPUの電位と出力端子OUTから提供された出力信号とに応答して、プルダウン電源端子VGLから提供されたプルダウン電源信号をプルダウンノードPDに出力するために使用されることができる。
【0057】
例示的には、プルダウン制御サブ回路0312は、第1クロック信号端子CKから提供された第1クロック信号の電位が第1電位である場合、第1クロック信号をプルダウンノードPDに出力することで、プルダウンノードPDに対する充電を実現できる。プルダウン制御サブ回路0312は、プルアップノードPUの電位が第1電位である場合、プルダウン電源端子VGLから提供されたプルダウン電源信号をプルダウンノードPDに出力することで、プルダウンノードPDに対するノイズ低減を実現してもよく、当該プルダウン電源信号の電位は、第2電位であってもよい。そして、プルダウン制御サブ回路0312は、出力端子OUTから提供された出力信号の電位が第1電位である場合、プルダウン電源信号をプルダウンノードPDに出力することで、プルダウンノードPDに対するノイズ低減を実現できる。
【0058】
プルダウンサブ回路0313は、リセット信号端子RST、プルダウンノードPD、プルダウン電源端子VGL、プルアップノードPU、及び出力端子OUTにそれぞれ接続されることができる。プルダウンサブ回路0313は、プルダウンノードPDの電位に応答して、プルダウン電源信号をプルアップノードPU及び出力端子OUTに出力し、リセット信号端子RSTから提供されたリセット信号に応答して、プルダウン電源信号をプルアップノードPUに出力するために使用されることができる。
【0059】
例示的には、プルダウンサブ回路0313は、プルダウンノードPDの電位が第1電位である場合、プルダウン電源信号をプルアップノードPU及び出力端子OUTに出力することで、プルアップノードPU及び出力端子OUTに対するノイズ低減を実現できる。そして、リセット信号端子RSTから提供されたリセット信号の電位が第1電位である場合、プルダウン電源信号をプルアップノードPUに出力することで、プルアップノードPUに対するノイズ低減を実現できる。
【0060】
出力サブ回路0314は、プルアップノードPU、第2クロック信号端子CKB、及び出力端子OUTにそれぞれ接続されることができる。出力サブ回路0314は、プルアップノードPUの電位に応答して、第2クロック信号端子CKBから提供された第2クロック信号を出力端子OUTに出力するために使用されることができる。
【0061】
例示的には、出力サブ回路0314は、プルアップノードPUの電位が第1電位である場合、第2クロック信号端子CKBから提供された第2クロック信号を出力端子OUTに出力してもよい。当該第2クロック信号は、ゲート駆動信号としてゲート線に提供されてもよく、または、発光制御信号として発光制御線に提供されてもよい。
【0062】
図9は、本開示の実施例による別のシフトレジスタユニットの概略構造図である。図9に示すように、入力サブ回路0311は、第1入力トランジスタM1と第2入力トランジスタM2とを含み得る。プルダウン制御サブ回路0312は、第1プルダウン制御トランジスタM3、第2プルダウン制御トランジスタM4、及び第3プルダウン制御トランジスタM5を含み得る。プルダウンサブ回路0313は、第1プルダウントランジスタM6、第2プルダウントランジスタM7、第3プルダウントランジスタM8、及びプルダウンキャパシタC2を含み得る。出力サブ回路0314は、出力トランジスタM9と出力キャパシタC3とを含み得る。
【0063】
ここで、第1入力トランジスタM1のゲートは、第1入力端子IN1に接続されてもよく、第1極は、第1制御信号端子CNに接続されてもよく、第2極は、プルアップノードPUに接続されてもよい。対応的に、第1入力トランジスタM1は、第1入力端子IN1から提供された第1入力信号の電位が第1電位である場合、第1制御信号端子CNから提供された第1制御信号をプルアップノードPUに出力することで、プルアップノードPUに対する充電を実現できる。
【0064】
第2入力トランジスタM2のゲートは、第2入力端子IN2に接続されてもよく、第1極は、第2制御信号端子CNBに接続されてもよく、第2極は、プルアップノードPUに接続されてもよい。対応的に、第2入力トランジスタM2は、第2入力端子IN2から提供された第2入力信号の電位が第1電位である場合、第2制御信号端子CNBから提供された第2制御信号をプルアップノードPUに出力することで、プルアップノードPUに対するリセットを実現できる。
【0065】
第1プルダウン制御トランジスタM3のゲートと第1極は、いずれも第1クロック信号端子CKに接続されてもよく、第2極は、プルダウンノードPDに接続されてもよい。対応的に、第1プルダウン制御トランジスタM3は、第1クロック信号端子CKから提供された第1クロック信号の電位が第1電位である場合、第1クロック信号をプルダウンノードPDに出力することで、プルダウンノードPDに対する充電を実現できる。
【0066】
第2プルダウン制御トランジスタM4のゲートは、プルアップノードPUに接続されてもよく、第1極は、プルダウン電源端子VGLに接続されてもよく、第2極は、プルダウンノードPDに接続されてもよい。対応的に、第2プルダウン制御トランジスタM4は、プルアップノードPUの電位が第1電位である場合、プルダウン電源信号をプルダウンノードPDに出力することで、プルダウンノードPDに対するノイズ低減を実現できる。
【0067】
第3プルダウン制御トランジスタM5のゲートは、出力端子OUTに接続されてもよく、第1極は、プルダウン電源端子VGLに接続されてもよく、第2極は、プルダウンノードPDに接続されてもよい。対応的に、第3プルダウン制御トランジスタM5は、出力端子OUTから提供された出力信号の電位が第1電位である場合、プルダウン電源信号をプルダウンノードPDに出力することで、プルダウンノードPDに対するノイズ低減を実現できる。
【0068】
第1プルダウントランジスタM6のゲートは、リセット信号端子RSTに接続されてもよく、第1極は、プルダウン電源端子VGLに接続されてもよく、第2極は、プルアップノードPUに接続されてもよい。対応的に、第1プルダウントランジスタM6は、リセット信号端子RSTから提供されたリセット信号の電位が第1電位である場合、プルダウン電源端子VGLから提供されたプルダウン電源信号をプルアップノードPUに出力することで、プルアップノードPUに対するノイズ低減を実現できる。
【0069】
第2プルダウントランジスタM7のゲートと第3プルダウントランジスタM8のゲートは、いずれもプルダウンノードPDに接続されてもよく、第2プルダウントランジスタM7の第1極と第3プルダウントランジスタM8の第1極は、いずれもプルダウン電源端子VGLに接続されてもよく、第2プルダウントランジスタM7の第2極は、プルアップノードPUに接続されてもよく、第3プルダウントランジスタM8の第2極は、出力端子OUTに接続されてもよい。対応的に、第2プルダウントランジスタM7は、プルダウンノードPDの電位が第1電位である場合、プルダウン電源信号をプルアップノードPUに出力することで、プルアップノードPUに対するノイズ低減を実現できる。第3プルダウントランジスタM8は、プルダウンノードPDの電位が第1電位である場合、プルダウン電源信号を出力端子OUTに出力することで、出力端子OUTに対するノイズ低減を実現できる。
【0070】
プルダウンキャパシタC2の一端は、プルダウンノードPDに接続されてもよく、他端は、プルダウン電源端子VGLに接続されてもよい。プルダウンキャパシタC2は、プルダウンノードPDの電位を維持するために使用されることができる。
【0071】
出力キャパシタC3の一端は、プルアップノードPUに接続されてもよく、他端は、出力端子OUTに接続されてもよい。出力キャパシタC3は、プルアップノードPUの電位を維持するために使用されることができる。
【0072】
出力トランジスタM9のゲートは、プルアップノードPUに接続されてもよく、第1極は、第2クロック信号端子CKBに接続されてもよく、第2極は、出力端子OUTに接続されてもよい。
【0073】
対応的に、図7及び図8に示されたシフトレジスタユニット031が属するゲート駆動回路03について、当該ゲート駆動回路03に接続された駆動信号線は、第1制御信号端子CNに接続された信号線、第2制御信号端子CNBに接続された信号線、リセット信号端子RSTに接続された信号線、第1クロック信号端子CKに接続された信号線、第2クロック信号端子CKBに接続された信号線、プルダウン電源端子VGLに接続された信号線、及び初期信号端子に接続された信号線を含む。図8の実施例を参照すると、当該初期信号端子は、1段目のシフトレジスタユニット031に接続された第1入力端子IN1及び最終段のシフトレジスタユニット031に接続された第2入力端子IN2にそれぞれ接続される。このようにすると、2つのシフトレジスタユニット031が2行のターゲット画素02間に対称的に配列される場合、2つのシフトレジスタユニット031は、1本のプルダウン電源端子VGLに接続された信号線を共有できる。
【0074】
図10をさらに参照すると、図8に示されたシフトレジスタユニット031を例に挙げて、隣接する2行の画素02間に配置されたシフトレジスタユニット031の回路構造及び駆動信号線(例えば、初期信号端子に接続された信号線STV)の選択可能な配置位置が示される。図6から図9を参照して分かるように、レイアウトの際には、シフトレジスタユニット031における比較的に大きいサイズのトランジスタを比較的に大きい面積の領域1と領域2に配置し、シフトレジスタユニット031における比較的に小さいサイズのトランジスタを比較的に小さい面積の領域3と領域4に配置することができる。なお、図10をさらに参照すると、2つのトランジスタを直列に接続して1つのトランジスタ(例えば、図10に示された2つのトランジスタM7)を形成したり、2つのキャパシタを直列に接続して1つのキャパシタ(例えば、図10に示された2つのキャパシタC2、及び2つのキャパシタC3)を形成したりすることもでき、これにより、ベース基板01の限られたスペースにおいて、シフトレジスタユニット031における全てのトランジスタを確実に配置することができる。
【0075】
ベース基板01の面積が特定された場合、発光制御回路021を共有しない関連技術と比較して、本開示の実施例では、少なくとも2つの画素02が同一の発光制御回路021を共有するように構成されることにより、ベース基板01における画素02が存在する領域以外の他の領域の面積が大きくなるようにしている。これにより、ゲート駆動回路03をベース基板01に配置することに対して効果的な技術的サポートを提供し、即ち、高解像度(perpixel inch、PPI)のGIA表示基板に対して技術的サポートを提供する。
【0076】
画素02におけるトランジスタがいずれもN型トランジスタであると仮定し、本開示の実施例による画素の作動原理について、図4に示された同一の発光制御回路021を共有する隣接する2つの画素02を参照して説明し、図11は、本開示の実施例による画素の作動タイミングチャートである。
【0077】
図11を参照すると、t1段階では、n行目の画素02において、リセットトランジスタT3に接続された第2ゲート線G2nが第1電位にあるゲート駆動信号を提供し、リセットトランジスタT3がオンになる。補償トランジスタT5に接続された第3ゲート線G3nも第1電位にあるゲート駆動信号を提供し、補償トランジスタT5がオンになる。対応的に、第1初期信号端子Vin1は、リセットトランジスタT3を介して、第2電位にある第1初期信号をn行目の画素02における駆動トランジスタT4の第2極に出力することで、駆動トランジスタT4の第2極に対するリセットを実現できる。第2初期信号端子Vin2は、補償トランジスタT5を介して、第2初期信号をn行目の画素02における駆動トランジスタT4のゲートに出力し、第2初期信号は、補償データVref1としてもよい。t1段階は、n行目の画素02を駆動する際のリセット段階とも呼ばれる。
【0078】
t2段階では、n行目の画素02において、補償トランジスタT5に接続された第3ゲート線G3nは、第1電位にあるゲート駆動信号を提供し続ける。補償トランジスタT5は、オンのままである。第2初期信号端子Vin2は、補償トランジスタT5を介して、第2初期信号をn行目の画素02における駆動トランジスタT4のゲートに出力し続けることができる。ストレージキャパシタC1のカップリングにより、駆動トランジスタT4のゲートの電位が、Vref1-Vth1になるまで、駆動トランジスタT4の第2極の電位に従って変化でき、Vth1は、当該駆動トランジスタT4の閾値電圧である。t2段階は、n行目の画素02を駆動する際の補償段階と呼ばれてもよい。
【0079】
t3段階では、n行目の画素02において、データ書き込み用トランジスタT2に接続された第1ゲート線G1nは、第1電位にあるゲート駆動信号を提供し始め、データ書き込み用トランジスタT2は、オンになる。データラインD1は、当該データ書き込み用トランジスタT2を介して、データ信号を駆動トランジスタT4のゲートに出力する。t3段階は、n行目の画素02を駆動する際のデータ書き込み段階と呼ばれてもよい。
【0080】
t4段階では、n+1行目の画素02において、リセットトランジスタT3に接続された第2ゲート線G2(n+1)は、第1電位にあるゲート駆動信号を提供し、当該リセットトランジスタT3は、オンになる。補償トランジスタT5に接続された第3ゲート線G3(n+1)も第1電位にあるゲート駆動信号を提供し、当該補償トランジスタT5は、オンになる。対応的に、第1初期信号端子Vin1は、当該リセットトランジスタT3を介して、第2電位にある第1初期信号をn+1行目の画素02における駆動トランジスタT4の第2極に出力することで、当該駆動トランジスタT4の第2極に対するリセットを実現できる。第2初期信号端子Vin2は、補償トランジスタT5を介して、第2初期信号をn+1行目の画素02における駆動トランジスタT4のゲートに出力することができ、第2初期信号は、当該行の画素を駆動する際の補償データVref2としてもよい。t4段階は、n+1行目の画素02を駆動する際のリセット段階と呼ばれてもよい。
【0081】
t5段階では、n+1行目の画素02において、補償トランジスタT5に接続された第3ゲート線G3(n+1)は、第1電位にあるゲート駆動信号を提供し続ける。補償トランジスタT5は、オンのままである。第2初期信号端子Vin2は、補償トランジスタT5を介して、第2初期信号をn+1行目の画素02における駆動トランジスタT4のゲートに出力し続けることができる。当該行の画素02におけるストレージキャパシタC1のカップリングにより、当該行の画素02の駆動トランジスタT4のゲートの電位が、Vref2-Vth2になるまで、その第2極の電位に従って変化でき、Vth2は、当該駆動トランジスタT4の閾値電圧である。t5段階は、n+1行目の画素02を駆動する際の補償段階と呼ばれてもよい。
【0082】
t6段階では、n+1行目の画素02において、データ書き込み用トランジスタT2に接続された第1ゲート線G1(n+1)は、第1電位にあるゲート駆動信号を提供し始め、当該データ書き込み用トランジスタT2は、オンになる。データラインD1は、当該データ書き込み用トランジスタT2を介して、データ信号を当該行の画素02における駆動トランジスタT4のゲートに出力することができる。t6段階は、n+1行目の画素02を駆動する際のデータ書き込み段階と呼ばれてもよい。
【0083】
なお、図10を参照すると、段階t1、段階t2、段階t4及び段階t5では、n行目の画素02とn+1行目の画素02によって共有された発光制御トランジスタT1に接続された発光制御線EMnは、常に第1電位にある発光制御信号を提供する。直流電源端子VDDは、当該発光制御トランジスタT1を介して、直流電源信号を当該2行の画素02の各行に含まれる駆動トランジスタT4の第1極に出力することができる。t3段階の後、n行目の画素02において、駆動トランジスタT4は、当該直流電源信号とデータ信号とに基づいて、駆動信号を接続された発光素子023に出力することで、発光するようにn行目の発光素子023を駆動することができる。t6段階の後、n+1行目の画素02において、駆動トランジスタT4は、当該直流電源信号とデータ信号とに基づいて、駆動信号を接続された発光素子023に出力することで、発光するようにn+1行目の発光素子023を駆動することができる。
【0084】
以上で述べたように、本開示の実施例では、表示基板を提供する。当該表示基板において、ベース基板に配置された少なくとも2つの画素が同一の接続発光制御線の発光制御回路を共有できるので、表示基板に設置する必要がある発光制御回路の数を減らしたり、表示基板に設置する必要がある発光制御線の数を減らしたりして、最終的に、各画素がベース基板を占有する面積を小さくすることができる。さらに、画素に接続された信号線に信号を提供するゲート駆動回路と、ゲート駆動回路に接続された駆動信号とをベース基板に設けることができる。本開示の実施例による表示基板の解像度が高い。
【0085】
図12は、本開示の実施例による表示装置の概略構造図である。図12に示すように、当該表示装置は、ソース駆動回路100と、図1から図3図6図7及び図10のいずれかに示された表示基板000とを含み得る。
【0086】
ここで、当該ソース駆動回路100は、表示基板000における複数のデータラインD1からDmに接続されることができ、当該ソース駆動回路100は、各データラインにデータ信号を提供するために使用されることができる。
【0087】
なお、図12には、表示基板000に含まれるゲート駆動回路03、複数の第1ゲート線G11からG1m、複数の第2ゲート線G21からG2m、複数の第3ゲート線G3からG3m、及び複数の発光制御線EM1からEMnが示される。ゲート駆動回路03は、複数の第1ゲート線G11からG1m、複数の第2ゲート線G21からG2m、複数の第3ゲート線G3からG3m、及び複数の発光制御線EM1からEMnに接続されることができる。ゲート駆動回路03は、複数の第1ゲート線G11からG1m、複数の第2ゲート線G21からG2m、及び複数の第3ゲート線G3からG3mに対してゲート駆動信号を提供し、且つ複数の発光制御線EM1からEMnに対して発光制御駆動信号を提供することができる。
【0088】
選択肢の一つとして、本開示の実施例において、複数の第1ゲート線G11からG1m、複数の第2ゲート線G21からG2m、複数の第3ゲート線G3からG3m、及び複数の発光制御線EM1からEMnに対して駆動信号を確実に提供するために、ゲート駆動回路03が、実際には、ゲート駆動信号を第1ゲート線に提供するためのゲート駆動回路、ゲート駆動信号を第2ゲート線に提供するためのゲート駆動回路、ゲート駆動信号を第3ゲート線に提供するためのゲート駆動回路、及び発光制御駆動信号を発光制御線に提供するためのゲート駆動回路の4つのゲート駆動回路を含み得る。なお、図7を参照すると、各ゲート駆動回路は、いずれも少なくとも2つのカスケード接続されたシフトレジスタユニット031からなってもよく、各シフトレジスタユニット031は、対応する1本の信号線(例えば、第1ゲート線)に接続されてもよい。
【0089】
選択肢の一つとして、当該表示装置は、OLED表示装置、電子ペーパ、携帯電話、タブレットコンピュータ、テレビ、ディスプレイ、ノートパソコン、デジタルフォトフレームなどの表示機能を備えたあらゆる製品または部品であってもよい。
【0090】
本明細書において言及された「複数の」は、2つ以上を意味することを理解すべきである。上記は、本開示の選択可能な実施例にすぎず、本開示を限定するものではなく、本開示の精神および原則内でなされた任意の変更、同等な置換、改善などは、本開示の範囲に含まれるものとする。
【符号の説明】
【0091】
000 表示基板
01 ベース基板
02 画素
021 発光制御回路
022 発光駆動回路
023 発光素子
03 ゲート駆動回路
031 シフトレジスタユニット
0311 入力サブ回路
0312 プルダウン制御サブ回路
0313 プルダウンサブ回路
0314 出力サブ回路
100 ソース駆動回路
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【国際調査報告】