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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-08-09
(54)【発明の名称】槽の洗浄流路装置
(51)【国際特許分類】
   E03C 1/18 20060101AFI20230802BHJP
   E03C 1/12 20060101ALI20230802BHJP
【FI】
E03C1/18
E03C1/12 C
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023503015
(86)(22)【出願日】2021-07-09
(85)【翻訳文提出日】2023-02-27
(86)【国際出願番号】 EP2021069166
(87)【国際公開番号】W WO2022013096
(87)【国際公開日】2022-01-20
(31)【優先権主張番号】102020118390.9
(32)【優先日】2020-07-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523015389
【氏名又は名称】プフリーガー フェリックス
(74)【代理人】
【識別番号】100154612
【弁理士】
【氏名又は名称】今井 秀樹
(72)【発明者】
【氏名】プフリーガー フェリックス
【テーマコード(参考)】
2D061
【Fターム(参考)】
2D061BA01
2D061BA04
2D061BB10
2D061BC18
(57)【要約】
本発明は、槽(14)、特にシンク又は洗面台用の洗浄流路装置(1)であって、プロファイルアセンブリ(2)の分配ライン(8)に液体を供給するための少なくとも1つのインターフェース(5)を有し、及び、液体を吐出するための吐出領域(9)を有するプロファイルアセンブリ(2)を備える洗浄流路装置(1)に関する。
プロファイルアセンブリ(2)は、分配ライン(8)から吐出領域(9)まで流路コース(K)に沿って延びる流路(11)を備えることが提案される。
分配ライン(8)、流路(11)、及び吐出領域(9)は、プロファイルアセンブリ(2)の長手方向軸(L)に沿ってプロファイルアセンブリ(2)を通って延びる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
槽(14)、特にシンク又は洗面台の洗浄流路装置(1)であって、
プロファイルアセンブリ(2)を備え、前記プロファイルアセンブリ(2)が、前記プロファイルアセンブリ(2)の分配ライン(8)に液体を供給するための少なくとも1つのインターフェース(5)を有し、及び、前記液体を吐出するための吐出領域(9)を有する洗浄流路装置(1)において、
前記プロファイルアセンブリ(2)は、前記分配ライン(8)から前記吐出領域(9)まで流路コース(K)に沿って延びる流路(11)を備え、
前記分配ライン(8)、前記流路(11)、及び前記吐出領域(9)は、前記プロファイルアセンブリ(2)の長手方向軸(L)に沿って前記プロファイルアセンブリ(2)を通って延びることを特徴とする、洗浄流路装置(1)。
【請求項2】
前記インターフェース(5)は、前記長手方向軸(L)に沿って延びる前記プロファイルアセンブリ(2)の側壁に、凹部(6)を有することを特徴とする、請求項1に記載の洗浄流路装置(1)。
【請求項3】
前記流路コース(K)は、前記プロファイルアセンブリ(2)の前記長手方向軸(L)に対して直角に配置されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の洗浄流路装置(1)。
【請求項4】
前記分配ライン(8)は、前記流路(11)の最大流路径(Dmax)よりも大きい分配流路径(D)を有することを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の洗浄流路装置(1)。
【請求項5】
前記分配ライン(8)は、断面狭窄部(12)に沿って流路(11)に合流することを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の洗浄流路装置(1)。
【請求項6】
前記分配ライン(8)は、前記少なくとも1つのインターフェース(5)の領域に配置される分配要素(27)を備え、前記インターフェース(5)を通して供給される液体を、前記分配ライン(8)を通して少なくとも2つの異なる方向に導くことを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の洗浄流路装置(1)。
【請求項7】
前記分配要素(27)は、前記分配ライン(8)の内壁で、液体の供給方向において前記インターフェース(5)と反対側に配置され、先端又は先細りの縁によって、前記インターフェース(5)の方向に整列されることを特徴とする、請求項6に記載の洗浄流路装置(1)。
【請求項8】
前記吐出領域は、前記プロファイルアセンブリ(2)の前記長手方向軸(L)に沿って延びる吐出スロット(9)の形態であり、前記吐出スロット(9)は、前記流路(11)の最小流路径(Dmin)よりも小さい吐出径(D)を有することを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の洗浄流路装置(1)。
【請求項9】
前記吐出径(D)は、およそ又は正確に0.1mm~2.0mm、好ましくは0.3mm~1.5mm、特に好ましくは0.5mm~1.0mm、例えば0.8mmであることを特徴とする、請求項8に記載の洗浄流路装置(1)。
【請求項10】
前記吐出領域(9)は、前記吐出領域(9)から液体が吐出されないときに、前記吐出領域(9)を閉じるように設計された、例えばゴムリップのような伸縮性のダイアフラム(10)を備えることを特徴とする、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の洗浄流路装置(1)。
【請求項11】
前記流路(11)は、前記流路コース(K)に沿って、少なくとも1つの屈曲部(13)を形成し、好ましくは少なくとも2つの屈曲部(13)を形成し、特に好ましくは少なくとも3つの屈曲部(13)を形成していることを特徴とする、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の洗浄流路装置(1)。
【請求項12】
前記流路(11)は、前記屈曲部(13)に沿ってより小さな断面を有していることを特徴とする、請求項11に記載の洗浄流路装置(1)。
【請求項13】
前記分配ライン(8)、前記流路(11)及び前記吐出領域(9)は、前記プロファイルアセンブリ(2)の前記長手方向軸(L)に沿って同じ長さにわたって延在していることを特徴とする、請求項1乃至12のいずれか一項に記載の洗浄流路装置(1)。
【請求項14】
前記プロファイルアセンブリ(2)は、前記長手方向軸(L)に沿って本質的に閉じているか、又は少なくとも実質的に閉じているコースを有することを特徴とする、請求項1乃至13のいずれか一項に記載の洗浄流路装置(1)。
【請求項15】
前記プロファイルアセンブリ(2)は、一部品又は複数部品の形態を有することを特徴とする、請求項1乃至14のいずれか一項に記載の洗浄流路装置(1)。
【請求項16】
前記プロファイルアセンブリ(2)は、第1プロファイル部(3)及び第2プロファイル部(4)を含み、それらが互いに接続されると、前記吐出領域(9)、前記流路(11)、及び前記分配ライン(8)を形成することを特徴とする、請求項15に記載の洗浄流路装置(1)。
【請求項17】
前記吐出領域(9)、前記流路(11)、及び/又は前記分配ライン(8)は、それぞれの側壁の間を延びるリブ(16)を備えることを特徴とする、請求項1乃至16のいずれか一項に記載の洗浄流路装置(1)。
【請求項18】
添加剤(18)を前記液体に供給するための少なくとも1つの供給装置(17)を備えることを特徴とする、請求項1乃至17のいずれか一項に記載の洗浄流路装置(1)。
【請求項19】
前記供給装置(17)は、前記添加剤(18)を供給するためのリザーバ(19)を備えることを特徴とする、請求項18に記載の洗浄流路装置(1)。
【請求項20】
前記供給装置(17)は、前記添加剤(18)を搬送及び計量するための搬送装置を備え、特にポンプ(20)及び/又はベンチュリノズルを備えることを特徴とする、請求項18又は19に記載の洗浄流路装置(1)。
【請求項21】
前記洗浄流路装置(1)は、前記槽(14)の構成部分、又は前記槽(14)への挿入物の形態であることを特徴とする、請求項1乃至20のいずれか一項に記載の洗浄流路装置(1)。
【請求項22】
前記プロファイルアセンブリ(2)には、特定の領域に又は完全に抗菌コーティングが施され、好ましくは前記インターフェース(5)、前記吐出領域(9)及び/又は前記流路(11)に影響を与えることを特徴とする、請求項1乃至21のいずれか一項に記載の洗浄流路装置(1)。
【請求項23】
好ましくは、ユーザ入力に応じて、前記吐出領域(9)からの液体の吐出を制御及び/又は監視するように構成された制御装置(21)を備えることを特徴とする、請求項1乃至22のいずれか一項に記載の洗浄流路装置(1)。
【請求項24】
前記洗浄流路装置(1)の電子部品に電力を好ましくは自給自足で供給する目的で、供給された液体の運動エネルギーを電気エネルギーに部分的に変換するための発電装置(22)を備えることを特徴とする、請求項1乃至23のいずれか一項に記載の洗浄流路装置(1)。
【請求項25】
請求項1乃至24のいずれか一項に記載の洗浄流路装置(1)を備える、槽(14)、特にシンク又は洗面台。
【請求項26】
前記洗浄流路装置(1)の前記吐出領域(9)は、前記吐出領域(9)から吐出された液体で、前記槽(14)の少なくとも1つの側壁(15)、好ましくは前記槽(14)の2つの側壁(15)、さらに好ましくは前記槽(14)の3つの側壁(15)、及び非常に特に好ましくは前記槽(14)の全ての側壁(15)をすすぐように設計されていることを特徴とする、請求項25に記載の槽(14)。
【請求項27】
主供給ラインによって供給される継手(23)を備え、
前記主供給ラインは、前記洗浄流路装置(1)の液体供給ライン(7)に流体的に接続され、前記継手(23)を介して、及び前記洗浄流路装置(1)の前記吐出領域(9)を介して、同じ液体を槽(14)に供給することを特徴とする、請求項25又は26に記載の槽(14)。
【請求項28】
電離放射線を生成するための少なくとも1つの放射線源(24)、好ましくは、UVC放射線を生成するためのUVC放射線源を備えることを特徴とする、請求項25乃至27のいずれか一項に記載の槽(14)。
【請求項29】
前記少なくとも1つの放射線源(24)は、液体のための液体出口(25)内に、及び/又は前記プロファイルアセンブリ(2)内に配置されていることを特徴とする、請求項28に記載の槽(14)。
【請求項30】
液体から固形物をろ過して排出するための排出装置(28)を備え、
前記排出装置(28)は、前記槽(14)内の底部近く、又は前記槽(14)の液体出口(25)に配置されていることを特徴とする、請求項25乃至29のいずれか一項に記載の槽(14)。
【請求項31】
前記排出装置(28)は、液体が流れ出ることができるシート状フィルタ部品(29)を備え、前記固形物は、前記シート状フィルタ部品(29)の表面に残ることを特徴とする、請求項30に記載の槽(14)。
【請求項32】
前記シート状フィルタ部品(29)は、循環ローラコンベア(31)に取り付けられ、前記ローラコンベア(31)の少なくとも1つのローラを駆動することにより循環移動可能であり、ろ過した固形物を要求に応じて排出できることを特徴とする、請求項31に記載の槽(14)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1のプリアンブルによる、プロファイルアセンブリを有する槽、特にシンク又は洗面台用の洗浄流路装置に関する。
【0002】
本発明は、更に、洗浄流路装置を有する槽、特にシンク又は洗面台に関する。
【背景技術】
【0003】
多数の実施形態の槽(basin;ボウル型の容器、ベースン)が、先行技術から知られている。特に、キッチンで使用するためのシンクや、ボディケア用の洗面台は、多数のバリエーションがある。そのような槽は、例えば、家庭、産業、及び医療分野で使用されている。
【0004】
ほとんどの場合、衛生面、特に槽の無菌性と清潔さが最も重要である。したがって、槽は定期的かつ徹底的に洗浄する必要がある。
【0005】
ほとんどのシンクと洗面台は、中央に水流を出すために継手を介した給水口を有している。しかし、中央に水流を出すことは、槽の内側を完全かつ徹底的に洗浄するのに不利である。
【0006】
洗浄を補助するために、伸縮自在のフレキシブルホースを備えた継手が知られている。しかし、それらは製造コストが比較的高く、修理が必要な場合もある。さらに、(特に家庭用の)槽の見た目のデザインは重視されることも珍しくないため、フレキシブル継手は、槽及び継手のデザインの自由度を阻害することにもなる。
【0007】
槽の洗浄を容易にするために、特許文献1は、上部槽リムが、少なくとも特定の領域において、追加の量の水を吐出するように設計されている槽を提案している。その目的のために、下方に開いた隙間を有する内側受け領域が、上部槽リムに形成されおり、その隙間に周りを囲む環状の水吐出器具がパイプの態様で配置されている。その円周面上に、水吐出器具が複数のノズルを備え、そこから大量の水を吐水できる。
【0008】
同様の槽が、特許文献2にも開示されている。特許文献2は、槽の継手のための主供給ラインが上部槽リムの周りを環状に伸び、かつ、個別の孔が開けられることを提案している。
【0009】
このようにして、槽の内壁、又は側壁を選択的に洗浄することができる。これにより、手作業による洗浄の手間と頻度を減らすことを意図している。
【0010】
しかし、この点で知られている水吐出器具は、槽の洗浄に条件付きでのみ適していることが示されている。なぜなら、水が特定の地点でノズル状に吐出されるため、槽の側壁に沿って非常に不均一な流れが生じるからである。その結果、均一で徹底した洗浄が保証されない。水の不均一な分布は、最終的には水垢などの追加の目に見える汚れが槽の側壁に沿って生じるおそれがあることを意味する。
【0011】
このような欠点のために、このタイプの槽は、-衛生と清潔さの必要性が高いにもかかわらず-、今日までまだ十分に実装されていなかった。そこで、本発明が登場する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】DE 10 2010 021 541 A1
【特許文献2】DE 1 934 095 U
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
公知の先行技術に鑑みて、本発明の目的は、槽の改善された洗浄を可能にするための、又は少なくとも槽の洗浄を補助するための洗浄流路装置を提供することである。
【0014】
本発明はまた、改良された槽、好ましくは自浄式(セルフクリーニング式)槽、又は少なくとも洗浄が容易な槽を提供するという目的に基づいている。
【課題を解決するための手段】
【0015】
その目的は、請求項1に記載された特徴を有する洗浄流路装置によって達成される。槽に関して、その目的は請求項25の特徴によって達成される。
【0016】
以下に記載する従属請求項及び特徴は、本発明の有利な実施形態及び変形例に関する。
【0017】
提供されるのは、プロファイルアセンブリの分配ラインに液体を供給するためのインターフェースか、又は複数のインターフェースを有し、及び、液体を吐出するための吐出領域を有するプロファイルアセンブリを含む、槽の洗浄流路装置である。
【0018】
そのインターフェースは、特に、液体供給ライン用のポート及び/又は開口部であってもよい。
【0019】
提案される洗浄流路装置は、特にシンク(流し台)又は洗面台での使用に適している。しかし、原則的に、洗浄流路装置は、すすぎ又は洗浄の必要な任意の所望の槽に適することができる。例えば、槽は、浴槽、シャワートレイ、洗髪台、又は他の槽の形態であってもよいが、特に、身体部分、植物(植物の一部)及び/又は物体を洗浄するための槽であってもよい。
【0020】
液体は、好ましくは水(特に飲料水又は水道水)であり、任意で追加の材料又は添加剤を含む。原則として、槽のすすぎ又は洗浄に適した任意の所望の液体、例えば、特別に用意された洗浄液も提供できる。
【0021】
好ましくは、槽の従来の操作に使用されるのと同じ液体が洗浄流路装置に供給されるが、任意で前述の追加材料又は添加剤を含む。
【0022】
本発明によれば、プロファイルアセンブリが、分配ラインから吐出領域まで流路コースに沿って延びる流路を備えることが規定される。分配ライン、流路及び吐出領域は、プロファイルアセンブリの長手方向軸に沿ってプロファイルアセンブリを通って延びる。
【0023】
本発明者は、分配ラインと吐出領域との間に前述の流路が形成されている場合に、槽の洗浄又は槽のすすぎに特に適した方法で、洗浄流路装置から液体が吐出されることを認識した。
【0024】
水が分離されたノズル又は穴を通して分配ラインから直接分配される既知の「自己洗浄」の槽とは対照的に、流路はより均一な層流を形成することを可能にし、その結果、槽の内側を均一に濡らすことができる。この文脈において、槽の洗浄時の液体の均一な分布は、槽の無菌性と全体的な清潔度に本質的に寄与することが示されている。
【0025】
本発明の1つの改良において、液体を供給するためのインターフェースが、長手方向軸に沿って延びるプロファイルアセンブリの側壁に開口を有することが提供され得る。
【0026】
インターフェースは、例えば、液体供給ライン(例えば、剛性又は可撓性のパイプ)、液体供給ラインの一部、及び/又は全体としてプロファイルアセンブリに接続された液体供給ラインの接続のためのカップリング(連結器)を含んでもよい。
【0027】
原則的に、プロファイルアセンブリの長手方向軸に沿って(例えば均一に又は等距離に)分配される、任意の数のインターフェース、例えば正確に1つのインターフェース、2つのインターフェース、3つのインターフェース、4つのインターフェース、又はさらに多くのインターフェースを設けてもよい。
【0028】
しかし、好ましくは、ただ1つのインターフェースが設けられ、これにより、洗浄流路装置の既存の衛生設備への接続が容易になる。
【0029】
プロファイルアセンブリの分配ラインは、有利には、プロファイルアセンブリの長手方向軸に沿って、又は洗浄流路装置内での液体の均一な分配に寄与できる。
【0030】
本発明の1つの改良において、流路コースが、プロファイルアセンブリの長手方向軸に対して直角に整列されることが提供され得る。
【0031】
プロファイルアセンブリの長手方向軸は、まっすぐな、すなわち直線のコースを有してはならないことに留意されたい。好ましくは、長手方向軸は、特に槽の側壁のコースに沿うために、湾曲したコース又は少なくとも湾曲した部分を有する。
【0032】
流路コースもまた、好ましくは、まっすぐな、すなわち直線のコースに従わず、少なくとも湾曲した部分、例えば、まだ以下に説明されていない屈曲部を有する。このように、流路コースは、好ましくは少なくとも1つのループ(好ましくは複数のループ)を形成できる。
【0033】
本発明の1つの改良によれば、分配ラインが、流路の最大流路径(又は最大流路幅)よりも大きい分配流路径(又は分配流路幅)を有することが提供され得る。
【0034】
本件において「直径」が言及される限り、原則的に、円形又は少なくともほぼ円形の流路/ラインの直径を意味することが可能である。しかし、任意の所望の断面、例えば矩形断面を有する流路/ラインの高さ及び/又は幅を意味することも可能である。したがって、用語「直径」は、円形断面を意味するものと明示的に理解されるべきではない。
【0035】
吐出領域が流路よりも大きな流路径、すなわち大きな流路幅を有するという事実の結果、プロファイルアセンブリの長手方向軸に沿った液体の分配が改善され得る。分配ラインは、それによって、比較的大量の液体を受け取ることができ、したがって、バッファ又はリザーバとして機能することができる。
【0036】
本発明の1つの改良では、分配ラインが断面狭窄部に沿って流路に合流することが提供され得る。
【0037】
好ましくは、均一な断面狭窄、特に直線的な断面狭窄が提供され得る。それによって、液体が分配される際の乱流を実質的に防止することができる。
【0038】
本発明の有利な改良では、分配ラインが、少なくとも1つのインターフェースの領域に配置される分配要素を備え、インターフェースを通して供給される液体を、分配ラインを通して少なくとも2つの異なる方向(例えば、プロファイルアセンブリの長手方向軸に沿って反対方向)に導くために提供され得る。
【0039】
これにより、洗浄流路装置内で液体をより均一に分配することが可能になる。特に、不利な乱流又は旋回(渦)を回避することができ、又はその発生を少なくとも低減することができる。
【0040】
個々のインターフェースは、原則として、複数の分配要素から構成されることも可能である。液体を供給するための複数のインターフェースが提供される場合、各インターフェースには、少なくとも1つの専用の分配要素を割り当てることが好ましい。
【0041】
分配要素は、インターフェース内に配置してもよいし、インターフェースに固定してもよい。しかし、分配要素はまた、インターフェースに隣接する態様で分配ライン内に配置してもよい。
【0042】
本発明の1つの改良によれば、特に、分配要素が、分配ラインの内壁で、液体の供給方向におけるインターフェースと反対側に配置されていることが提供され得る。
【0043】
分配要素は、インターフェースの方向に整列した先端部又は先細りの縁部から構成されてもよい。分配要素は、好ましくは、直線状又は凹状に湾曲した楔形輪郭を具備する楔形形状を有する。ピラミッド形状の分配要素を設けてもよい。
【0044】
本発明の1つの改良では、吐出領域が、プロファイルアセンブリの長手方向軸に沿って延びる吐出スロットの形態であることが提供され得る。
【0045】
特に、プロファイルアセンブリの長手方向軸に沿って延びる連続した吐出スロットは、槽内の液体を特に均等に分配することができる。しかし、適切な場合には、複数の非連続の吐出領域、特に吐出スロットを設けることも可能であり、例えば、槽の各側壁に対して1つの吐出領域が設けられる。
【0046】
吐出スロットは、好ましくは、流路の最小流路径/最小流路幅よりも小さい吐出径、又は吐出幅を有する。
【0047】
吐出径又は吐出幅は、流路径/流路幅よりも小さいので、吐出領域は一種の細長いノズルを形成する。吐出領域を通って吐出される液体の吐出量及び吐出液の流速は、吐出径又は吐出幅によって設定可能である。
【0048】
本発明の有利な改良において、吐出径、又は吐出幅が、およそ又は正確に0.1mm~2.0mm、好ましくは0.3mm~1.5mm、特に好ましくは0.5mm~1.0mm、例えば0.8mmであることが提供され得る。
【0049】
上記の領域は、特に好適であることが証明されており、特定の吐出径又は吐出幅が可能であり、好ましくは、液体を供給するために使用される圧力に応じて(特に液体供給ライン内の圧力に関して)、決定可能である。上記した値は、約3~4バール(bar)の従来の家庭用の本管圧力での使用に特に有利に適している。
【0050】
本発明の1つの改良において、吐出領域が、例えばゴムリップのような伸長可能なダイアフラムを備えることが提供され得る。
【0051】
伸縮性のダイアフラムは、好ましくは、吐出領域から液体が吐出されないときに、吐出領域を閉じるように設計される。
【0052】
伸縮性のダイアフラムは、吐出領域への汚れ及び/又は細菌の侵入を回避することができるので、洗浄流路装置の衛生状態を任意にさらに改善することができる。
【0053】
本発明の有利な改良点において、流路が、流路コースに沿って少なくとも1つの屈曲部を形成し、好ましくは少なくとも2つの屈曲部を形成し、特に好ましくは少なくとも3つの屈曲部を形成することが提供され得る。流路は、好ましくは、ループ状のコースを有する。
【0054】
驚くべきことに、特に屈曲部又は流路のループ状のコースを使用することで、槽を洗浄するのに特に適した均一な層流を形成することが可能であることが見出された。
【0055】
ループ状のコース又は屈曲部(複数を含む)は、さらに、サイフォン状の流路を提供可能とし、その結果、同時に臭気トラップを提供することができ、及び/又は、洗浄流路装置への汚れ又は細菌の侵入を回避することができる。
【0056】
本発明の有利な改良点において、流路は屈曲部に沿ってより小さい断面を有することが提供され得る。
【0057】
これにより、液体の流れ挙動をさらに最適化することが可能になる。
【0058】
屈曲部に沿った流路の断面は、好ましくは、流路の上記した「最小流路径」、又は「最小流路幅」に対応する。屈曲部の間の(概して)線形又は直線部分に沿った流路の断面は、好ましくは、上記した「最大流路径」、又は「最大流路幅」に対応することができる。
【0059】
本発明の有利な好ましい改良点において、分配ライン、流路及び吐出領域が、プロファイルアセンブリの長手方向軸に沿って同じ長さにわたって延びる(延在する)ことが提供され得る。
【0060】
しかし、代替として、分配ライン、流路、及び吐出領域が、プロファイルアセンブリの長手方向軸に沿って同じ長さにわたって延びないことも提供され得る。例えば、吐出領域が、プロファイルアセンブリの長手方向軸に沿って1つ又は複数の小領域にわたってのみ延びることが提供され得る。
【0061】
本発明の1つの改良点において、プロファイルアセンブリは、長手方向軸に沿って本質的に閉じているか、又は少なくとも実質的に閉じているコースを有することが提供され得る。
【0062】
プロファイルアセンブリは、好ましくは、完全に閉じたリングを形成するか、又はその周囲を完全に閉じている。このようにすると、槽の全周囲を洗浄することができる。
【0063】
本発明の1つの改良によれば、プロファイルアセンブリが一部品又は複数部品の形態を有することが提供され得る。
【0064】
プロファイルアセンブリが一部品又は複数部品のいずれの形態を有するかについての決定は、特に、製造プロセス、槽の出発材料、及び洗浄流路装置の出発材料の観点から行うことができる。一般に、プロファイルアセンブリの複数部品構成は、製造プロセスのために好ましい。
【0065】
プロファイルアセンブリは、特に、洗浄流路装置が槽と一体に形成される場合、一部品の形態を有することができる。
【0066】
本発明の有利な改良において、プロファイルアセンブリが、第1プロファイル部と第2プロファイル部とを備え、それらが互いに接続されると、吐出領域、流路及び分配ラインを(必要に応じて、槽と共に)形成することが提供され得る。
【0067】
原則的に、さらに別のプロファイル部、例えば第3プロファイル部、第4プロファイル部、又はさらに多くのプロファイル部を設けることも可能である。しかし、正確に2つのプロファイル部から構成される複数部品のプロファイルアセンブリの構成は、経済的な生産と容易な取付けの間で最適を形成する目的に、特に適していることが証明されている。
【0068】
また、槽又は槽の構成部分、例えば槽の1つ以上の内壁、又は側壁が、(複数部分からなる)プロファイルアセンブリの一部分を形成することが提供され得る。例えば、吐出領域は、プロファイルアセンブリのプロファイル部分と、槽の側壁とから形成されてもよい。
【0069】
本発明の有利な改良点において、吐出領域、流路及び/又は分配ラインが、それらのそれぞれの側壁の間を延びるリブを備えることが提供され得る。
【0070】
リブは、好ましくは、流路コースに沿って少なくとも特定部分に延びる。リブは、その一方の部分では、プロファイルアセンブリを通る液体の流れを規定できるようにし、他方の部分では、プロファイルアセンブリ、又は洗浄流路装置の安定性を改善できるようにする。
【0071】
有利な改良において、洗浄流路装置が、液体に添加剤を供給するための少なくとも1つの供給装置を備えることが提供され得る。
【0072】
添加剤は、例えば洗浄物質であり、例えばすすぎ剤、衛生用品、殺菌剤及び/又はデスケーラであってもよい。これにより、洗浄流路装置による槽のすすぎを機能的に改善すること-例えば、すすぎの洗浄作用を向上させること-が可能となる。
【0073】
本発明の1つの改良によれば、供給装置は、添加剤を供給するためのリザーバを備えることが提供され得る。
【0074】
リザーバは、好ましくは、手動で充填可能であるか、又は供給ラインから供給されることができる。
【0075】
本発明の有利な改良において、供給装置は、添加剤を搬送及び計量するための搬送装置、特にポンプ及び/又はベンチュリノズルを備えることが提供され得る。
【0076】
ポンプは、電動ポンプ及び/又は機械式ポンプ、例えば足で操作するポンプであってもよい。
【0077】
供給装置は、必要に応じて添加剤を計量するため、又は必要に応じて供給を中断するために、電気及び/又は機械弁を更に備えてもよい。
【0078】
ポンプ、バルブ、及び必要に応じてベンチュリノズルは、機械的及び/又は電子的に作動させることができる。オプションとして、自動化された開ループ又は閉ループ制御を設けることができる。しかし、純粋に手動操作も可能である。
【0079】
洗浄流路装置は、液体を搬送及び/又は計量するための搬送ユニット、特にポンプを備えることも提供され得る。液体は、槽の従来の使用の目的のために液体と一緒に、又はそれとは別に、リザーバ、又は液体貯蔵庫から洗浄流路装置に供給可能であってもよい。
【0080】
添加剤のためのリザーバ、又は液体のためのリザーバ、又は液体貯蔵庫が高い位置に配置されている限り、それぞれのポンプを任意に省くことが可能である。
【0081】
本発明の有利な改良において、洗浄流路装置は、槽の構成部分、又は槽への挿入物の形態であることが提供され得る。
【0082】
本発明の1つの改良によれば、プロファイルアセンブリが、特定の領域又は全面に、好ましくはインターフェース、吐出領域及び/又は流路に影響を与える、抗菌コーティングを備えることが提供され得る。抗菌コーティングは、例えば、ナノシルバーコーティングであってもよい。
【0083】
このようにして、洗浄流路装置又は槽を比較的長期間使用しない場合でも、バイオフィルムの形成を防止し、無菌状態を確保することができる。
【0084】
本発明の1つの改良において、洗浄流路装置は、好ましくはユーザ入力に応じて、吐出領域からの液体の吐出を制御及び/又は監視するように構成された制御装置を備えることが提供され得る。
【0085】
制御装置は、ポンプ、他のアクチュエータ、センサ、後述する放射線源、後述する放電装置、又は他の装置などの洗浄流路装置の電子部品に(有線及び/又は無線方式で)通信可能に接続されてもよい。
【0086】
制御装置は、洗浄流路装置又は槽の使用者からのユーザ入力を可能にするため、及び/又は状態及び測定値を読み取ることを可能にするために、ユーザインタフェースを備えてもよい。ユーザインタフェースは、例えばスクリーンなどの表示装置及び/又は例えば1つ以上の押しボタンなどの入力装置を備えてもよい。任意の無線規格、特にBluetooth(登録商標)規格、WLAN規格、Zigbee(登録商標)規格、GSM規格、又は別の無線規格を使用することができるが、特にISM帯域内での無線ユーザインタフェースが提供されることが好ましい。ユーザインタフェースは、ウェブアプリケーション及び/又はモバイル端末上のアプリケーション(「アプリ」)を構成することができる。
【0087】
制御装置は、データインタフェースを備えてもよく、それを介して制御装置は、データベース及び任意に外部コンピュータユニットに接続される。特に、データインタフェースは、インターネット接続を提供することができ、その結果、制御装置は、例えば、クラウドシステムに接続できる。
【0088】
制御装置は、好ましくは、洗浄サイクルの開始、終了、継続時間、及び/又は強度に関する自動化可能なスケジュールに従って、洗浄サイクルを計画及び管理するように構成されてもよい。また、充填レベルなどの監視も可能である。
【0089】
1つの改良において、洗浄流路装置は、好ましくは洗浄流路装置の電子部品に電力を自給自足で供給する目的で、供給された液体(洗浄液及び/又は槽の従来の動作に使用される液体)の運動エネルギーを部分的に電気エネルギーに変換するための発電装置を備えることが提供され得る。このようにして、電気接続にアクセスしなくても、洗浄流路装置を制御することが可能である。
【0090】
発電装置は、特に、水力タービンと、その水力タービンに接続された発電機とから構成されてもよい。
【0091】
任意選択で、発電装置によって生成された電気エネルギーを貯蔵するために、充電式バッテリーパックなどの電気エネルギー貯蔵器を設けてもよい。電気エネルギー貯蔵器、特に交換可能又は再充電可能なエネルギー貯蔵器は、発電装置の包括的な代替物として提供され得る。このようにして、洗浄流路装置は、少なくともしばらくの間、自律的に動作することができる。
【0092】
発電装置は、好ましくは、プロファイルアセンブリの直接上流、下流、又はインターフェースに配置されてもよい。しかし、インターフェースへの供給ライン又は分配ラインへの配置もまた提供され得る。また、発電装置を槽の任意の液体供給ラインに接続すること、適切な場合には、槽の従来の継手(つまり、例えば、建物のアングルバルブ)への液体供給ラインに接続することも提供され得る。発電装置は、特に、液体供給ラインに接続する目的で、3/8インチのカップリング(連結器)を備えてもよい。
【0093】
本発明はまた、上記及び下記の記述による洗浄流路装置を備える、槽、特にシンク又は洗面台に関する。
【0094】
有利には、自浄式の再循環洗浄流路槽を設けることができる。本発明による槽内に落ちた汚れ、食物残渣、細菌などは、一般に側壁に蓄積することができないので、洗浄流路装置によって容易に洗い流され、又は除去され得る。したがって、一度槽の側壁に汚れが付着しても、その後に容易に除去することができる。このようにして、槽は自浄式とすることができ、又は、少なくとも手動による洗浄をサポートすることができる。
【0095】
本発明によれば、例えば、病院、養護施設、医療行為、研究所、個人の家庭、さらに食品産業においても、槽が操作されているときの衛生状態を著しく改善することができる。例えばシンク又は洗面台の感染及び汚染の可能性は、本発明によりをかなり低減することができる。
【0096】
洗浄流路装置は、槽に接着、ねじ止め、又はその他の方法で取り外し可能又は取り外し不可に接続されることが提供されてもよい。既に上記したように、洗浄流路装置と槽とが一体であることを提供することも可能である。
【0097】
槽をすすぐための洗浄流路装置は、機械的及び/又は電子的に作動させることができる。
【0098】
洗浄流路装置を用いて槽をすすぐためのすすぎ(洗浄)間隔又は複数のすすぎ間隔は、好ましくは、例えばタイミング回路によって自由に選択及び定義可能であることができる。
【0099】
洗浄流路装置を作動させるために、例えばバルブ、ポンプ、電気機械式ノズルを制御する目的で、及び/又はセンサ及び作動スイッチを評価するために、特に上記の制御装置を設けることができる。
【0100】
制御装置は、マイクロプロセッサの形態であってもよい。マイクロプロセッサの代わりに、制御装置を実装するための任意の所望のさらなる装置、例えばプリント回路基板上のディスクリート電気部品の1つ以上の配置、蓄積プログラムコントローラ(SPC)、特定用途向け集積回路(ASIC)又は別のプログラム可能な回路、例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラム可能な論理アレイ(PLA)及び/又は市販のコンピュータを設けることも可能である。
【0101】
槽は、金属、特に金属シート、セラミック及び/又はプラスチック材料から作製することができる。槽は、好ましくは、複合材料、例えば石英複合材料から作製することもできる。もちろん、様々な材料の組み合わせも可能である。原則として、槽は任意の所望の材料から作製することができる。
【0102】
洗浄流路装置、特に洗浄流路装置のプロファイルアセンブリは、好ましくは、プラスチック材料から作ることができる。しかし、原則として、洗浄流路装置、又はプロファイルアセンブリは、任意の所望の材料、例えば金属からでも作ることができる。もちろん、様々な材料の組み合わせも提供することができる。
【0103】
本発明の有利な改良において、洗浄流路装置の吐出領域は、吐出領域から吐出された液体で、槽の少なくとも1つの側壁、好ましくは槽の2つの側壁、さらに好ましくは槽の3つの側壁、及び非常に特に好ましくは槽の4つの側壁又は全ての側壁をすすぐように設計されることが提供され得る。
【0104】
洗浄流路装置は、特に好ましくは、洗浄流路装置が槽の内側全体をすすげるように、槽に配置される。
【0105】
原則として、槽は、所望のオプションの構成要素、特に液体の液体出口(流出、ダウンパイプ及び/又はサイフォン)、液体の排水管、堆積面などを備えることができる。
【0106】
1つの改良点として、槽が、主供給ラインによって(特に飲料水又は主水が)供給される継手を備えることが特に提供され得る。
【0107】
主供給ラインは、好ましくは、液体供給ライン及び/又は洗浄流路装置のインターフェースに流体接続され、同じ液体を、継手を介して、及び洗浄流路装置の吐出領域を介して、槽に供給する。
【0108】
好ましくは、例えば継手と洗浄流路装置からの液体の同時、又は同期的な吐出を可能にするために、液体供給ラインと共に洗浄流路装置を経由した液体の供給が継手によって調整可能である。主供給ラインと液体供給ラインとの間の流体接続は、例えば、継手のバルブを介して洗浄流路装置からの液体の吐出を調整するために、流れ方向において継手のバルブの下流に配置されてもよい。
【0109】
しかし、主供給ラインと液体供給ラインとの間の流体接続は、好ましくは、流れ方向において継手のバルブの上流に配置され、それによって、洗浄流路装置を既存の槽に組み込むこと、又は洗浄流路装置を従来の継手と共に使用することがより容易になる。この場合、洗浄流路装置は、適切であれば、別個の(電気的及び/又は機械的)バルブで構成されていてもよい。
【0110】
洗浄流路装置を用いたすすぎ動作は、汚染状況に応じて、任意に自動的及び/又は手動的に作動させることができる。
【0111】
継手及び/又は洗浄流路装置が、近接センサ及び/又は動作センサによって作動されることも提供され得る。
【0112】
本発明の1つの改良によれば、槽又は洗浄流路装置は、電離放射線を生成するための少なくとも1つの放射線源を備えることが提供され得る。UVC放射線を生成するためのUVC放射線源が、好ましくは設けられる。
【0113】
電離放射線によって、本発明による槽、又は本発明による洗浄流路装置の洗浄作用又は殺菌作用をさらに高めることが可能になる。紫外線の波長は、例えば、100nm~400nm、好ましくは200nm~300nm、特に好ましくは、約又は正確に254nmであってよい。
【0114】
1つの改良において、放射線源は、特に槽の液体出口内及び/又はプロファイルアセンブリ内に配置されてもよい。複数の放射線源を設けることも可能である。
【0115】
放射線源、特にUVC放射線源は、好ましくは光学的に遮蔽され、例えば、液体出口のカバーの後ろに配置される。
【0116】
本発明の1つの改良において、液体から固体(たとえば、毛髪やその他の有機物だけでなく、無機物などの汚染)をろ過して排出するための排出装置を設けることが更に可能である。
【0117】
排出装置は、好ましくは底部近く、すなわち槽の下部領域に、又は、特に好ましくは、槽の液体出口に配置される。
【0118】
その結果、槽の使用中に蓄積した固形物は、排水管システムに入る前にろ過され、排水管の詰まりを防ぐことができる。排水管内の雑菌の繁殖や悪臭の発生も防ぐことができる。
【0119】
1つの改良において、排出装置は、シート状フィルタ部品(ストリップ、マット、織物、フィルムなど)を備え、液体はその中を流れる一方、固体はシート状フィルタ部品の表面上に残ることが提供され得る。
【0120】
フィルタ部品の表面は、最終的には(手動及び/又は自動で)、要件に従って又は定期的に、例えば固形物を収集容器に移すことによって、又はフィルタ部品を交換することによって、固形物を除去するために洗浄することができる。
【0121】
好ましい改良において、シート状フィルタ部品は、循環ローラコンベアに取り付けられ、ローラコンベアの少なくとも1つのローラを駆動することによって循環移動することができ、要求に応じてろ過された固形物を排出し、例えば、それらを上記の回収容器に移送することができる。
【0122】
この時点で、本明細書は、特許請求の範囲とは独立した以下の発明も含んでおり、出願人は、言及される発明を個別に請求する権利を留保していることを付言しておく。
【0123】
第1の別発明によれば、槽に供給される液体の運動エネルギーを電気エネルギーに部分的に変換するための発電装置を備える槽、特に流し台(シンク)又は洗面台が提供される。発電装置は、好ましくは、槽の継手への供給ライン上に配置される。請求項1による洗浄流路装置に関連して説明した発電装置の特徴、及び本明細書のすべてのさらなる特徴は、第1の別発明の有利な改良を形成する。
【0124】
第2の別発明によれば、電離放射線、好ましくはUVC放射線を生成するための少なくとも1つの放射線源を備える槽、特に流し台又は洗面台が提供される。放射線源は、好ましくは、槽の液体出口内に配置される。請求項25に記載の槽に関連して説明した放射線源の特徴、及び本明細書のすべてのさらなる特徴は、第2の別発明の有利な改良を形成する。
【0125】
第3の別発明によれば、槽から流出する液体から固形物をろ過して排出するための少なくとも1つの排出装置を備える槽、特に流し台又は洗面台が提供され、排出装置は、槽内の底部に近い位置又は槽の液体出口に配置されている。排出装置は、好ましくは、液体が流れ去ることができるシート状のフィルタ部品を備え、一方で固形物はフィルタ部品の表面に残る。シート状フィルタ部品は、好ましくは、循環ローラコンベア上に取り付けられ、需要に応じてろ過された固形物を排出するために、ローラコンベアの少なくとも1つのローラを駆動することによって循環移動させることができる。請求項25に記載の槽に関連して説明した排出装置の特徴、及び本明細書のすべてのさらなる特徴は、第3の別発明の有利な改良を形成する。
【0126】
本発明の主題の1つに関連して説明した特徴、具体的には特に洗浄流路装置及び槽によって提供される特徴は、本発明の他の主題、並びに第1、第2及び第3の独立した発明についても有利に実施することが可能である。同様に、本発明の1つの主題に関連して言及された利点は、本発明の他の主題と、並びに第1、第2及び第3の独立した発明に関連すると理解することも可能である。
【0127】
さらに、「備える(comprising)」、「有する(having)」又は「具備する(with)」などの用語は、他の特徴又はステップを除外しないことに留意されたい。さらに、単一の数のステップ又は特徴を指す「1つの(a)」、「1つの(an)」又は「その(the)」などの用語は、複数の特徴又はステップを除外するものではなく、その逆もまた同様である。
【0128】
しかし、本発明の純粋な実施形態では、用語「備える(comprising)」、「有する(having)」又は「具備する(with)」によって本発明に導入される特徴は、網羅的なリストを構成することも提供され得る。したがって、本発明の文脈内では、特徴の1つ又は複数のリストは、例えば各請求項についてそれぞれ自己完結型と見なされてもよい。本発明は、例えば、請求項1に記載された特徴のみから構成されていてもよい。
【0129】
「第1」又は「第2」などの呼称は、主に、それぞれの装置又は方法の機能を区別できるようにする目的で使用されており、必ずしも、それら機能が互いに必要とすること又は互いに関連していることを示すことを意図していないことに留意されたい。
【0130】
また、本明細書に記載された値及びパラメータは、それぞれ言及された値又はパラメータにおいて、±10%以下、好ましくは±5%以下、さらに好ましくは±1%以下、非常に特に好ましくは±0.1%以下の偏差又は変動を含むことも強調されるべきである。ただし、これらの偏差は、実際に発明を実施する際に排除されないことを条件とする。また、開始値及び終了値による範囲の指定は、それぞれ言及された範囲に含まれるすべての値及び端数を含み、特に開始値及び終了値並びにそれぞれの平均値も含む。
【0131】
本発明の例示的な実施形態について、図面に基づいて以下により詳細に説明する。
【0132】
図はそれぞれ、本発明の個々の特徴が組み合わせて示されている、好ましい例示的な実施形態を示す。1つの例示的な実施形態の特徴は、同じ例示的な実施形態の他の特徴から分離して実施することもでき、したがって、当業者によって他の例示的な実施形態の特徴と容易に組み合わせて、さらなる好都合な組み合わせ及びサブコンビネーションを形成することができる。
【0133】
図中、同じ機能を有する要素には同じ参照符号を付している。
【図面の簡単な説明】
【0134】
図1】本発明の第1の例示的な実施形態による2部分構成の洗浄流路装置を示す斜視断面図である。
図2図1の洗浄流路装置の側面からの断面図である。
図3】取り付けられていない状態での図1の洗浄流路装置を示す斜視断面図である。
図4図1の洗浄流路装置の斜視図である。
図5】液体に添加剤を供給するための、本発明による洗浄流路装置用の供給装置を示す図である。
図6】本発明の第2の例示的な実施形態による2部分構成の洗浄流路装置が、槽に取り付けられている状態の斜視断面図である。
図7】一体型洗浄流路装置を有する本発明による槽を示す図である。
図8】液体を供給する目的でインターフェースの領域に配置された分配要素を有するさらなる洗浄流路装置の第1プロファイル部の側面からの断面図である。
図9図8の洗浄流路装置の分配要素の平面図である。
図10】槽の液体出口にある液体から固形物をろ過して排出するための排出装置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0135】
図1図4は、本発明の第1の例示的な実施形態による洗浄流路装置1を示す。幾何学的な寸法及び関係は、本発明の機能原理を説明するために、図面における単なる例示として理解されるべきである。
【0136】
洗浄流路装置1は、プロファイルアセンブリ(外形組立体)2を含み、それは図1図4に示す例示的な実施形態では多部品形態を有するが、原則として、単一部品形態を有することもできる。図3に特によく見られるように、単なる例示として理解されるべき、プロファイルアセンブリ2は、第1プロファイル部3及び第2プロファイル部4を備える。これにより、洗浄流路装置1の製造を簡略化することができる。
【0137】
プロファイルアセンブリ2は、液体(好ましくは水、又は水道水)を供給するための少なくとも1つのインターフェース5を有する。インターフェース5は、洗浄流路装置1の長手方向軸Lに沿って延びるプロファイルアセンブリ2の側壁に、凹部6を有する。液体供給ライン7(図5参照)は、インターフェース5に接続可能であってもよい。
【0138】
液体は、インターフェース5を介してプロファイルアセンブリ2の分配ライン8に導入することができる。分配ライン8は、洗浄流路装置1の周囲に液体を分配するために、プロファイルアセンブリ2の長手方向軸Lに沿ってプロファイルアセンブリ2を完全に貫通して延在している。
【0139】
原理的には、液体を供給するためのさらに別のインターフェース5、例えばプロファイルアセンブリ2の各側面にインターフェース5を設けることも可能である。しかし、単一のインターフェース5のみを設けることが好ましい。
【0140】
プロファイルアセンブリ2はまた、液体を吐出するための吐出領域9を有する。吐出領域9はまた、プロファイルアセンブリ2の長手方向軸Lに沿ってプロファイルアセンブリ2を完全に貫通して延在する。吐出領域9は、プロファイルアセンブリ2の長手方向軸Lに沿って延びる吐出スロットの形態である。吐出領域9マップは、例えばゴムリップ(図2に破線で示される)などの伸縮性のあるダイアフラム(仕切板)10を任意に含み、吐出領域9から液体が吐出されないときに吐出領域9を閉じるように設計されることが好ましい。これにより、洗浄流路装置1の無菌性を向上させることができる。
【0141】
プロファイルアセンブリ2が、分配ライン8から吐出領域9まで流路コースKに沿って延びる流路11を備えることが規定される(図1及び図2参照)。流路11はまた、プロファイルアセンブリ2の長手方向軸Lに沿ってプロファイルアセンブリ2を通って延在する。この点で、流路コースKは、プロファイルアセンブリ2の長手方向軸Lに対して直交して整列している(特に図1を参照)。
【0142】
流路11は、吐出領域9から吐出される液体の流れを特に均一かつ層流にすることができ、それによって、本発明に係る洗浄流路装置1の洗浄作用を向上できる。
【0143】
分配ライン8、流路11、及び吐出領域9は、好ましくは、プロファイルアセンブリ2の長手方向軸Lに沿って同じ長さにわたって延在する。
【0144】
分配ライン8が、流路11の最大流路径(又は最大流路幅)Dmaxよりも大きい分配流路径(又は分配流路幅)Dを有することが規定されてもよい(図2参照)。分配ライン8は、特に断面狭窄部12に沿って流路11と合流することができる。
【0145】
さらに、吐出領域9、又は吐出スロットが、流路11の最小流路径(最小流路幅)Dminよりも小さい吐出径(又は吐出幅)Dを有することが規定されてもよい。吐出径、又は吐出幅Dは、例えば、約又は正確に0.1mm~2.0mm、特に約又は正確に0.8mmであってもよい。
【0146】
図1及び図2で特によく分かるように、流路11は、流路コースKに沿って複数の屈曲部13を形成する。例示的な実施形態では、ちょうど3つの屈曲部13が設けられている。任意選択的に、流路11は、特に最小流路径又は最小流路幅Dminに従って、屈曲部13に沿ってより小さい断面を有する。流路11によって形成されたループは、液体の流れに特に良好な影響を与えることができ、さらに逆流を排除し、したがって洗浄流路装置1への細菌の持ち越しも排除することができる。
【0147】
洗浄流路装置1は、槽14の構成部分(図1図4及び図7参照)又は槽14への挿入物(インサート)(図6参照)の形態であってもよい。図1図4に示す例示的な実施形態では、第1プロファイル部3は、槽14と一体に形成されている。したがって、槽14及び第2プロファイル部4は、一緒にプロファイルアセンブリ2を形成する。以下にまだ説明されない第2の例示的な実施形態の場合、2部分からなる洗浄流路装置1を既存の槽14に挿入でき、流路11及び吐出領域9の最後のループ、又は吐出スロットが、第1プロファイル部3と槽14の間に形成されている。
【0148】
例示的な実施形態では、プロファイルアセンブリ2は、その長手方向軸Lに沿って本質的に閉じている環状コースを有する(特に図4を参照)。しかし、原則として、プロファイルアセンブリ2は、完全に本質的に閉じられている必要はなく、例えば、槽14の単一の側壁15又は側壁15の一部を単に覆うだけでもよい。
【0149】
任意選択に、吐出領域9、流路11、及び/又は分配ライン8が、それらのそれぞれの側壁の間に延びるリブ16を備えることが規定されてもよい。純粋に例として、単一のリブ16が図3の吐出領域9に隣接して図示されている。リブ16は、プロファイルアセンブリ2の安定性を向上させ、さらに、流れの進路を最適化できる。
【0150】
洗浄流路装置1は、液体に添加剤18を供給するための少なくとも1つの供給装置17を備えることが規定されてもよい。例示的な供給装置17が、図5に模式的に図示されている。添加剤18は、例えば、洗浄物質、殺菌剤、デスケーラなどであってもよい。供給装置17は、添加剤18を供給するためのリザーバ19を備えてもよい。添加剤を搬送及び/又は計量するために、供給装置17は、ポンプ、例えば図示されている電子作動式ポンプ20、機械/電子作動式バルブ及び/又はベンチュリノズルを備えてもよい。
【0151】
洗浄流路装置1は、好ましくはユーザ入力に応じて、吐出領域9からの液体の吐出を制御及び/又は監視するように構成された制御装置21を備えてもよい。制御装置21は、図5に破線で示され、その制御装置を作動させる目的で、例として、ポンプ20に通信可能に接続されて図示されている。
【0152】
洗浄流路装置1、例えば制御装置21、ポンプ20などに電力を好ましくは自給自足で供給するために、図5の液体供給ライン7に同様に破線で示される発電装置22を設けてもよい。任意選択の発電装置22は、原則として、洗浄流路装置1又は槽14内の、液体が流れる任意の所望の場所に設けることができる。
【0153】
既に述べた図6は、本発明の第2の例示的な実施形態による2部分構成の洗浄流路装置1を示している。洗浄流路装置1は、模式的にのみ示されている槽14(好ましくは金属製の槽)のための挿入物の形態であり、その中に挿入することができる。吐出領域9は、洗浄流路装置1のプロファイルアセンブリ2と、槽14のそれぞれの側壁15との間に形成されている。これは、洗浄流路装置1が槽14とは基本的に独立して形成される場合、槽14がプロファイルアセンブリ2の機能的構成部分としても機能できることを示すことを意図している。
【0154】
最後に、図7は、本発明による洗浄流路装置1が完全に統合された槽14(例としてシンク)を示している。槽14は、槽14の様々な既知の構成部分を含み、この点に関して特に、詳細には図示されていない主供給ラインによって供給される継手23を含んでいる。主供給ラインは、好ましくは、液体供給ライン7、又は洗浄流路装置1のインターフェース5に流体的に接続され、同じ液体、好ましくは飲料水又は主水を、継手23を介して、及び洗浄流路装置1の吐出領域9を介して、槽14に供給する。
【0155】
洗浄流路装置1の吐出領域9は、好ましくは、吐出領域9から吐出された液体で、槽14の全ての内壁、又は側壁15をすすぐように設計される。しかし、原理的には、洗浄流路装置1が、槽14の側壁15の一部のみをすすぐか、又は槽14の個々の側壁15の一部のみをすすぐことも提供され得る。
【0156】
図7に例として示すように、電離放射線を生成し、液体が槽14又は槽14の構成要素を流れる前及び/又は後に液体を殺菌するために、放射線源24を設けることが可能である。この点で、少なくとも1つの放射線源(特に、UVC放射線を生成するためのUVC放射線源)が、好ましくは、槽14の液体出口25内に配置される。電離放射線は、例えば、保護金属シート26によって光学的に遮蔽することができる。
【0157】
原則として、複数の洗浄流路装置1を共通の槽14内に分散させることも可能であることに留意されたい。
【0158】
すべての例示的な実施形態と組み合わせることができる、さらなる改良を説明するために、図8は、液体を供給するためのインターフェース5の領域に配置された分配要素27を有するさらなる洗浄流路装置1の第1プロファイル部3の、側面からの断面図を示す。図9は、洗浄流路装置1の分配要素27の、平面視での図を示す。分配要素27は、インターフェース5の領域における分配ライン8に配置され、インターフェース5を介して供給される液体を、分配ライン8を介して少なくとも2つの異なる方向(図9の矢印参照)に導く。そのために、分配要素27は、分配ライン8の内壁に配置され、液体の供給方向でインターフェース5とは反対側にあり、先細りのエッジによってインターフェース5の方向に整列される。例示的な実施形態では、分配要素27は、側面が凹状に湾曲した輪郭を具備する楔形の形状を有する(図9を参照)。
【0159】
最後に、液体から固形物をろ過して排出するための排出装置28を備えた本発明のさらに有利な構成も、図10に示されている。排出装置28は、槽14の液体出口25に配置され、したがって、槽14の使用時に蓄積する固形物を排水管システムに入る前にろ過することができる。これにより、排水管の詰まり、雑菌の発生、排水管内の厄介な臭気の発生を防止できる。排出装置28は、液体が流れ去ることができるシート状のフィルタ部品29を備え、一方で、固形物はフィルタ部品の表面上に残る。フィルタ部品29の表面は、最終的に(手動及び/又は自動で)洗浄して、要件に従って又は定期的に、例えば固形物を収集容器30に移送することによって、固形物を除去することができる。例示的な実施形態では、その目的のために、フィルタ部品29は、循環ローラコンベア31に取り付けられ、そのローラコンベア31の少なくとも1つのローラを駆動することによって循環移動できる。その結果、ろ過された固形物を収集容器30に移送することができる。
【符号の説明】
【0160】
1 洗浄流路装置
2 プロファイルアセンブリ
3 第1プロファイル部
4 第2プロファイル部
5 インターフェース
6 凹部
7 液体供給ライン
8 分配ライン
9 吐出領域
11 流路
12 断面狭窄部
13 屈曲部
14 槽
15 側壁
16 リブ
17 供給装置
18 添加剤
19 リザーバ
20 電子作動式ポンプ
21 制御装置
22 発電装置
23 継手
24 放射線源
25 液体出口
26 保護金属シート
27 分配要素
28 排出装置
29 フィルタ部品
30 収集容器
31 循環ローラコンベア
吐出幅
min 最小流路幅
K 流路コース
L 長手方向軸
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【国際調査報告】