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特表2023-534782アクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置と方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-08-14
(54)【発明の名称】アクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置と方法
(51)【国際特許分類】
   B60K 28/10 20060101AFI20230804BHJP
【FI】
B60K28/10 Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022570362
(86)(22)【出願日】2021-08-02
(85)【翻訳文提出日】2022-11-16
(86)【国際出願番号】 CN2021110000
(87)【国際公開番号】W WO2022028355
(87)【国際公開日】2022-02-10
(31)【優先権主張番号】202010770598.8
(32)【優先日】2020-08-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522449499
【氏名又は名称】▲劉▼志光
(74)【代理人】
【識別番号】100130993
【弁理士】
【氏名又は名称】小原 弘揮
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼志光
【テーマコード(参考)】
3D037
【Fターム(参考)】
3D037FA24
3D037FB02
(57)【要約】
本出願は、アクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置と方法を提供し、この装置は、アクセルプッシュロッドと、電流スイッチと、外側ハウジングと、ウォームギア・ウォームと内側ハウジングとを備え、アクセルプッシュロッドは、上部プッシュロッドと、中央プッシュロッドと下部プッシュロッドとを含み、中央プッシュロッドと外側ハウジングの間に電流スイッチが設けられ、ウォームギアは内側ハウジングに取り付けられ、ウォームは内側ハウジングに取り付けられ、かつ、その上部に遠心ディスクが設けられ、遠心ディスクにつめ連動鋳鉄を蝶番で接続され、中央プッシュロッドはウォームの軸方向の貫通穴に取り付けられ、外縁にはラチェットが設けられる。通常走行時と追い越し運転でアクセルを踏むとき、踏力と速度、および加速度によってつめとラチェットを結合させることができず、下部プッシュロッドが下降してアクセルワイヤを駆動し、アクセルの開度を調整する。緊急時に誤ってアクセルを踏むとき、遠心ディスクが高速で回転し、つめとラチェットを結合させ、中央プッシュロッドを回転させ、中央プッシュロッドと下部プッシュロッドの間のプッシュロッド連結機構を作動させ、下部プッシュロッドを中央プッシュロッドの中心穴に押し込んでアクセルを離させ、次に電源スイッチをトリガーしてブレーキをかける。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置であって、アクセルペダルに接続されるアクセルプッシュロッドとブレーキアクチュエータに電源を流すための電流スイッチとを含み、さらに外側ハウジングを含み、外側ハウジングにウォームとウォームギアからなるウォームギア・ウォーム機構によって駆動して軸方向にのみ移動できる内側ハウジングが設置され、ウォームの軸方向限界装置は内側ハウジングに取り付けられ、ウォームギアは内側ハウジングに取り付けられ、外側ハウジングにウォームギアシャフトカップリングギアを介してウォームギアと協働するラックが固定的に取り付けられ、前記アクセルプッシュロッドは上部プッシュロッドと、中央プッシュロッドと下部プッシュロッドとを含み、前記ウォームの上部に遠心ディスクを設け、遠心ディスクは、縦軸を介して1対のつめ連動鋳鉄を蝶番で接続され、つめ連動鋳鉄と遠心ディスクとの間に戻り用ねじりばねを設け、遠心ディスクに接続する前記ウォームの軸の中心に軸方向の貫通穴を設け、軸方向の貫通穴における軸方向の限界装置に中央プッシュロッドを設け、中央プッシュロッドの軸の中心に中心穴を設け、中央プッシュロッドの外縁につめと協働するラチェットを設け、中央プッシュロッドの上部は、プッシュロッド連動機構を介して上部プッシュロッドの一端に接続され、上部プッシュロッドの他端はアクセルペダルの半径方向の限界装置に接続され、中央プッシュロッドの下部はプッシュロッド連結機構を介して下部プッシュロッドの上部に接続され、下部プッシュロッドはその底部を固定するための滑り軸を介して外側ハウジングの底部と一体に接続されたスライドウェイの半径方向の限界装置に接続され、下部プッシュロッドはさらにアクセルワイヤに接続し、中央プッシュロッドと外側ハウジングとの間に中央プッシュロッドによって回転できるブレーキアクチュエータに電流を流すための電流スイッチが設けられ、
通常走行時と追い越し運転でアクセルを踏むとき、踏力と速度、および加速度によってつめとラチェットを結合させることができず、上部プッシュロッドが受ける下向きの力は、中央プッシュロッドとウォームギア・ウォーム機構を介して内側ハウジングに伝達し、下部プッシュロッドと一緒に下がり、下部プッシュロッドが下降してアクセルワイヤを駆動し、アクセルの開度を調整し、緊急時に誤ってアクセルを踏むとき、踏力、速度と加速度により、ウォームに接続された遠心ディスクが高速で回転し、つめとラチェットを結合させ、中央プッシュロッドを回転させ、プッシュロッド連結機構を作動させて下部プッシュロッドを中央プッシュロッドの中心穴に押し込んでアクセルを離させ、次に電源スイッチをトリガーして電流を流し、ブレーキアクチュエータにブレーキをかけるようにすることを特徴とする、アクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置。
【請求項2】
請求項1に記載のアクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置であって、前記プッシュロッド連結機構は中央プッシュロッドの中心穴の下部に設置され、穴内で突起した内側スプラインを含み、内側スプラインを介して中央プッシュロッドの中心穴を下部プッシュロッド位置決め穴と下部プッシュロッド上昇戻り収容穴に分割し、下部プッシュロッドの上部は位置決め穴に取り付けて内側スプラインと協働する外側スプラインを設け、内側スプライン溝の幅は外側スプラインのキーの幅よりも大きく、その大きい部分は、中央プッシュ ロッドを回転させて電流スイッチをトリガーするために必要な回転角度であり、
前記内側スプライン溝は、対称的に配置された一対の扇形内側スプライン溝であり、前記外側スプラインのキーは、対称的に配置された1対の細長い扇形外側スプラインキーであり、
前記プッシュロッド連動機構は、上端にU字型切り欠きを備えたロッドヘッドと、中央プッシュロッドの上部に設置され、ロッドヘッドと協働する連結スリーブとを含み、中央プッシュロッドの上部連結スリーブの内径は中心穴の直径よりも大きくてショルダを形成し、ロッドヘッドの底はショルダの表面に接触し、上部プッシュロッドの下端は大きなピンを介してU字型切り欠きに蝶番で固定され、上部プッシュロッドの上端はアクセルペダルの半径方向の限界装置に接続され、ロッドヘッドの底にはロッドヘッドと同軸のねじりばね取付軸を設け、ねじりばね取付軸に軸用止め輪により脱落を防止する中央プッシュロッド戻り用ねじりばねが取り付けられ、中央プッシュロッド戻り用ねじりばねの一端はロッドヘッドの底に取り付けられ、もう一端は中央プッシュロッド中心穴の壁に取り付けられ、連結スリーブの両側に半径方向に沿って左右対称に2つの開口溝を設け、U字型切り欠きとねじりばねの取付軸との間のロッドヘッドに2つの開口溝に対応する環状外側凹溝を設け、2つの開口溝と環状外側凹溝は結合後に重ねる部分があり、ロッドヘッドと中央プッシュロッドは重なった場所で異形止め輪を介して接続され、ロッドヘッドの環状外側凹溝には、中央プッシュロッド戻り用ねじりばねの事前締付力の作用下で異形止め輪と協働して中央プッシュロッドを半径方向に止めることができるストッパを設け、ストッパは、通常の条件下で、ロッドヘッドの環状外側凹溝の半径方向の位置で中央プッシュロッドの中心穴内の内側スプライン溝と下部プッシュロッドの外側スプラインキーの位置を完全にずれさせるようにし、
前記電流スイッチは、外側ハウジングから絶縁されて設置されたスイッチ正極固定板と、中央プッシュロッドの外縁上部に設置され、スイッチ正極固定板と連携して電流スイッチを閉じてブレーキアクチュエータに電流を流すためのスイッチ負極可動板とを含み、スイッチの正極固定板の長さは、中央プッシュロッドの軸方向のストロークよりも大きいであることを特徴とする、アクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載のアクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置であって、前記つめ連動鋳鉄は連動鋳鉄とつめで構成し、つめには縦軸に適した取付穴を設け、つめは厚さ3~8mmの尖ったつめであり、つめの先端から離れた一端はつめと一体に接続された連動鋳鉄であり、連動鋳鉄はつめの上面から突き出した半腰状ブロックであり、半腰状ブロックの厚さはつめの厚さの2倍~3倍であり、通常の状態では、つめは遠心ディスクに取り付けられた止め柱を介して位置決めをすることを特徴とする、アクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置。
【請求項4】
アクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える方法であって、アクセルペダルの踏力、速度および加速度を利用してアクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置をトリガーしてアクセル給油からブレーキに切り替え、アクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置はアクセルペダルに接続するアクセルプッシュロッドと、ブレーキアクチュエータに電流を流すための電流スイッチとを含み、前記アクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置は、さらに外側ハウジングを含み、外側ハウジングにウォームとウォームギアからなるウォームギア・ウォーム機構によって駆動して軸方向にのみ移動できる内側ハウジングが設置され、ウォームの軸方向限界装置は内側ハウジングに取り付けられ、ウォームギアは内側ハウジングに取り付けられ、外側ハウジングにウォームギアシャフトカップリングギアを介してウォームギアと協働するラックが固定的に取り付けられ、前記アクセルプッシュロッドは上部プッシュロッドと、中央プッシュロッドと下部プッシュロッドとを含み、前記ウォームの上部に遠心ディスクを設け、遠心ディスクは、縦軸を介して1対のつめ連動鋳鉄を蝶番で接続され、つめ連動鋳鉄と遠心ディスクとの間に戻り用ねじりばねを設け、遠心ディスクに接続する前記ウォームの軸の中心に軸方向の貫通穴を設け、軸方向の貫通穴における軸方向の限界装置に中央プッシュロッドを設け、中央プッシュロッドの軸の中心に中心穴を設け、中央プッシュロッドの外縁につめと協働するラチェットを設け、中央プッシュロッドの上部は、プッシュロッド連動機構を介して上部プッシュロッドの一端に接続され、上部プッシュロッドの他端はアクセルペダルの半径方向の限界装置に接続され、中央プッシュロッドの下部はプッシュロッド連結機構を介して下部プッシュロッドの上部に接続され、下部プッシュロッドはその底部を固定するための滑り軸を介して外側ハウジングの底部と一体に接続されたスライドウェイの半径方向の限界装置に接続され、下部プッシュロッドはさらにアクセルワイヤに接続し、中央プッシュロッドと外側ハウジングとの間に中央プッシュロッドによって回転できるブレーキアクチュエータに電流を流すための電流スイッチが設けられ、通常走行時と追い越し運転でアクセルを踏むとき、踏力と速度、および加速度によってつめとラチェットを結合させることができず、上部プッシュロッドが受ける下向きの力は、中央プッシュロッドとウォームギア・ウォーム機構を介して内側ハウジングに伝達して下部プッシュロッドと一緒に下がり、下部プッシュロッドが下降してアクセルワイヤを駆動し、アクセルの開度を調整し、緊急時に誤ってアクセルを踏むとき、踏力、速度と加速度により、ウォームに接続された遠心ディスクが高速で回転し、つめとラチェットを結合させ、中央プッシュロッドを回転させ、プッシュロッド連結機構を作動させて下部プッシュロッドを中央プッシュロッドの中心穴に押し込んでアクセルを離させ、次に電源スイッチをトリガーして電流を流し、ブレーキアクチュエータにブレーキをかけるようにすることを特徴とする、アクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える方法。
【請求項5】
アクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置であって、アクセルペダルに接続されるアクセルプッシュロッドとブレーキアクチュエータに電源を流すための電流スイッチとを含み、アクセルペダルの踏力、速度、加速度を利用して、アクセル踏み間違いを防止する給油変換ブレーキ装置をトリガーしてアクセル給油をブレーキに変換させ、この装置は外側ハウジングを含み、外側ハウジングにウォームとウォームギアからなるウォームギア・ウォーム機構によって駆動して軸方向にのみ移動できる内側ハウジングが設置され、ウォームの軸方向限界装置は内側ハウジングに取り付けられ、ウォームギアは内側ハウジングに取り付けられ、外側ハウジングにウォームギアシャフトカップリングギアを介してウォームギアと協働するラックが固定的に取り付けられ、前記アクセルプッシュロッドは上部プッシュロッドと、中央プッシュロッドと下部プッシュロッドとを含み、前記ウォームの上部に遠心ディスクを設け、遠心ディスクは、縦軸を介して1対のつめ連動鋳鉄を蝶番で接続され、つめ連動鋳鉄と遠心ディスクとの間に戻り用ねじりばねを設け、遠心ディスクに接続する前記ウォームの軸の中心に軸方向の貫通穴を設け、軸方向の貫通穴に中央プッシュロッドが取り付けられ、軸方向の貫通穴と中央プッシュロッドとの間に中央プッシュロッドによってウォームを駆動して移動させる緊急ロック機構を設け、外側ハウジングと内側ハウジングの下半部との間に緊急給油判定ばねを設け、中央プッシュロッドの軸の中心に中心穴を設け、中央プッシュロッドの外縁には、つめに対応してフルストロークで協働する細長いラチェットを設け、中央プッシュロッドの上部は、プッシュロッド連動機構を介して上部プッシュロッドの一端に接続され、上部プッシュロッドの他端はアクセルペダルの半径方向の限界装置に接続され、中央プッシュロッドの下部はプッシュロッド連結機構を介して下部プッシュロッドの上部に接続され、下部プッシュロッドはその底部を固定するための滑り軸を介して外側ハウジングの底部と一体に接続されたスライドウェイの半径方向の限界装置に接続され、下部プッシュロッドはさらにアクセルワイヤに接続し、中央プッシュロッドと外側ハウジングとの間に中央プッシュロッドによって回転できるブレーキアクチュエータに電流を流すための電流スイッチが設けられ、
通常走行時にアクセルペダルを踏むと、アクセルペダルの踏力、速度と加速度によって緊急ロック機構を作動させることができず、ウォームギア・ウォーム機構が移動も回転もせず、つめは細長いラチェットに結合せず、緊急給油判定ばねの抵抗により、上部プッシュロッド、中央プッシュロッド、下部プッシュロッドのみが連動して下向きに移動し、アクセルの開度を調整し、追い越しでアクセルを踏むとき、アクセルの踏力、速度および加速度により2つの状況が発生し、第1は、緊急ロック機構が依然として機能せず、ウォームギア・ウォームは移動も回転もせず、つめは細長いラチェットに結合せず、上部、中央と下部の3つのプッシュロッドのみが連動して下向きに移動し、アクセルの開度を調整し、第2は、緊急ロック機構が機能するが、ウォームギア・ウォームは低速または中速で移動と回転するので、つめは長細いいラチェットと結合することができず、上部プッシュロッドが受けた下向きの力は中央プッシュロッド、ウォームギア・ウォーム機構を介して内側ハウジングと下部プッシュロッドに伝達し、緊急給油判定ばねの抵抗を克服して一緒に下向きに移動し、アクセルの開度を調整し、緊急時に誤ってアクセルを踏むと、アクセルペダルの踏力、速度と加速度により緊急ロック機構が作動し、上部プッシュロッドが受けた下向きの力は中央プッシュロッド、ウォームギア・ウォーム機構を介して内側ハウジングに伝達し、緊急給油判定ばねの抵抗を克服して下向きに移動し、ウォームに接続する遠心ディスクは高速で回転し、つめと細長いラチェットを結合させて中央プッシュロッドを駆動してプッシュロッド連結機構を作動させ、下部プッシュロッドを中央プッシュロッドの中心穴に押し込んでアクセルを離させ、次に電源スイッチをトリガーして電流を流し、ブレーキアクチュエータにブレーキをかけるようにすることを特徴とする、アクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置。
【請求項6】
請求項5に記載のアクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置であって、前記プッシュロッド連結機構は中央プッシュロッドの中心穴の下部に設置され、穴内で突起した内側スプラインを含み、 内側スプラインを介して中央プッシュロッドの中心穴を下部プッシュロッド位置決め穴と下部プッシュロッド上昇戻り収容穴に分割し、下部プッシュロッドの上部は位置決め穴に取り付けて内側スプラインと協働する外側スプラインを設け、内側スプライン溝の幅は外側スプラインのキーの幅よりも大きく、その大きい部分は、中央プッシュ ロッドを回転させて電流スイッチをトリガーするために必要な回転角度であり、
前記内側スプライン溝は、対称的に配置された一対の扇形内側スプライン溝であり、前記外側スプラインのキーは、対称的に配置された1対の細長い扇形外側スプラインキーであり、
前記プッシュロッド連動機構は、上端にU字型切り欠きを備えたロッドヘッドと、中央プッシュロッドの上部に設置され、ロッドヘッドと協働する連結スリーブとを含み、中央プッシュロッドの上部連結スリーブの内径は中心穴の直径よりも大きくてショルダを形成し、ロッドヘッドの底はショルダの表面に接触し、上部プッシュロッドの下端は大きなピンを介してU字型切り欠きに蝶番で固定され、上部プッシュロッドの上端はアクセルペダルの半径方向の限界装置に接続され、ロッドヘッドの底にはロッドヘッドと同軸のねじりばね取付軸を設け、ねじりばね取付軸に軸用止め輪により脱落を防止する中央プッシュロッド戻り用ねじりばねが取り付けられ、中央プッシュロッド戻り用ねじりばねの一端はロッドヘッドの底に取り付けられ、もう一端は中央プッシュロッド中心穴の壁に取り付けられ、連結スリーブ内管の管壁に環状内側凹溝を設け、連結スリーブ内管の管壁に環状内側凹溝に連通するロッドヘッド取付用のプロセス切り欠きを設け、U字型切り欠きとねじりばね取付軸との間のロッドヘッドにU字型切り欠きと平行する貫通穴を設け、貫通穴に連結スリーブ内の環状内側凹溝に適した小さなピンが取り付けられ、ロッドヘッドは小さなピンを介して中央プッシュロッドに接続し、中央プッシュロッドの環状内側凹溝内に中央プッシュロッド戻り用ねじりばねの事前締付力の作用下でロッドヘッド上の小さなピンと連携して中央プッシュロッドを半径方向に止めることができる止めピンを設け、止めピンは、通常の状態下で、中央プッシュロッド連結スリーブ環状内側凹溝内の半径方向の位置で中央プッシュロッドの中心穴内の内側スプライン溝と下部プッシュロッドの外側スプラインキーの位置を完全にずれさせるようにし、
前記電流スイッチは、外側ハウジングから絶縁されて設置されたスイッチ正極固定板と、中央プッシュロッドの外縁上部に設置され、スイッチ正極固定板と連携して電流スイッチを閉じてブレーキアクチュエータに電流を流すためのスイッチ負極可動板とを含み、スイッチの正極固定板の長さは、中央プッシュロッドの軸方向のストロークよりも大きく、中央プッシュロッドに設置される駆動アームは他の形の電源スイッチを閉じることを特徴とする、アクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置。
【請求項7】
請求項5または6に記載のアクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置であって、前記緊急ロック機構は、ウォームの軸方向の貫通穴に沿って軸方向に穴の壁に均一に配置された円弧状の環状凹溝と、中央プッシュロッドの外縁の中央部で半径方向に沿って均一に配置された円弧状の環状凹溝と嵌合するU字型凹部とを含み、前記U字型凹部の上部は斜めU字型、下部は垂直U字型であり、U字型凹部に鋼球が取り付けられ、
前記つめ連動鉄は、連動鋳鉄とつめで構成され、つめには縦軸に適した取付穴を設け、つめは厚さ3~8mmの尖ったつめであり、つめの先端から離れた一端はつめと一体に接続された連動鋳鉄であり、連動鋳鉄はつめの上面から突き出した半腰状ブロックであり、半腰状ブロックの厚さはつめの厚さの2倍~3倍であり、通常の状態では、つめは遠心ディスクに取り付けられた止め柱を介して位置決めをすることを特徴とする、アクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置。
【請求項8】
請求項7に記載のアクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置であって、前記外側ハウジングの上部は全円管であり、全円管の上部に中央プッシュロッドにおけるスイッチの負極可動板のフルストローク移動と回転に必要な外側ハウジング切り欠きを設け、中央部は半円管であり、半円管の下部の半径はその上部の半径よりも大きく、緊急給油判定ばねの取付に使用し、半円管の下端に固定大半円形瓦を設け、固定大半円瓦の反対側に着脱可能な小半円瓦を設け、固定大半円瓦と着脱可能な小半円瓦の内径は全円管の内径と同じであり、固定大半円瓦と着脱可能な小半円瓦の外径は中央半円管の外径と同じであり、大半円瓦の反対側の小半円切り欠きは、内側ハウジングを取り付けるときに内側ハウジングの2つのウォームギアの外側の軸受け台が通過できるようにする必要があり、大半円瓦の下部は2つの対称的に配置された滑り軸受けであり、滑り軸受けに垂直のスライドウェイを設け、全円管と半円管の一側は半円体の両側から保護シェルを設け、半円管に面する保護シェルの壁に2つのラック取付穴を設け、保護シェルのスイッチ負極可動板の回転方向に対向する一側のシェル壁に2つのスイッチ正極固定板の取付穴を設け、上記の着脱可能な小半円瓦に保護鉄板があり、固定大半円瓦と着脱可能な小半円瓦の両側に取付ラグを設け、全円管と保護シェルに外側ハウジング取付ラグを設け、
前記内側ハウジングは円管本体であり、円管本体の内壁の中間部分にウォームを軸方向に制限するための上下2つの内側環状突起ショルダを設け、円管本体の外縁の中間部分に緊急給油判定ばね取付用の外側環状突起ショルダを設け、円管本体の外縁の中間部分の両側にウォームギア取付用の2つの外側軸受け台を設け、外側軸受け台に軸受けを取り付け、2つの軸受け台の中間の円管本体にウォームギアとウォームの噛み合いに必要な長方形の切り欠きを設け、円管本体の上部に中央プッシュロッドのスイッチの負極可動板の上下フルスクロールの移動と回転を妨げないために必要な内側ハウジング切り欠きを設けることを特徴とする、アクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置。
【請求項9】
アクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える方法であって、アクセルペダルの踏力、速度、加速度を利用して、アクセル踏み間違いを防止する給油変換ブレーキ装置をトリガーしてアクセル給油をブレーキに変換させ、アクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置はアクセルペダルに接続するアクセルプッシュロッドと、ブレーキアクチュエータに電流を流すための電流スイッチとを含み、前記アクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置は、さらに外側ハウジングを含み、外側ハウジングにウォームとウォームギアからなるウォームギア・ウォーム機構によって駆動して軸方向にのみ移動できる内側ハウジングが設置され、ウォームの軸方向限界装置は内側ハウジングに取り付けられ、ウォームギアは内側ハウジングに取り付けられ、外側ハウジングにウォームギアシャフトカップリングギアを介してウォームギアと協働するラックが固定的に取り付けられ、前記アクセルプッシュロッドは上部プッシュロッドと、中央プッシュロッドと下部プッシュロッドとを含み、前記ウォームの上部に遠心ディスクを設け、遠心ディスクは、縦軸を介して1対のつめ連動鋳鉄を蝶番で接続され、つめ連動鋳鉄と遠心ディスクとの間に戻り用ねじりばねを設け、遠心ディスクに接続する前記ウォームの軸の中心に軸方向の貫通穴を設け、軸方向の貫通穴に中央プッシュロッドが取り付けられ、軸方向の貫通穴と中央プッシュロッドとの間に中央プッシュロッドによってウォームを駆動して移動させる緊急ロック機構を設け、外側ハウジングと内側ハウジングの下半部との間に緊急給油判定ばねを設け、中央プッシュロッドの軸の中心に中心穴を設け、中央プッシュロッドの外縁には、つめに対応してフルストロークで協働する細長いラチェットを設け、中央プッシュロッドの上部は、プッシュロッド連動機構を介して上部プッシュロッドの一端に接続され、上部プッシュロッドの他端はアクセルペダルの半径方向の限界装置に接続され、中央プッシュロッドの下部はプッシュロッド連結機構を介して下部プッシュロッドの上部に接続され、下部プッシュロッドはその底部を固定するための滑り軸を介して外側ハウジングの底部と一体に接続されたスライドウェイの半径方向の限界装置に接続され、下部プッシュロッドはさらにアクセルワイヤに接続し、中央プッシュロッドと外側ハウジングとの間に中央プッシュロッドによって回転できるブレーキアクチュエータに電流を流すための電流スイッチが設けられ、通常走行時にアクセルペダルを踏むと、アクセルペダルの踏力、速度と加速度によって緊急ロック機構を作動させることができず、ウォームギア・ウォーム機構が移動も回転もせず、つめは細長いラチェットに結合せず、緊急給油判定ばねの抵抗により、上部プッシュロッド、中央プッシュロッド、下部プッシュロッドのみが連動して下向きに移動し、アクセルの開度を調整し、追い越しでアクセルを踏むとき、アクセルの踏力、速度および加速度により2つの状況が発生し、第1は、緊急ロック機構が依然として機能せず、ウォームギア・ウォーム機構は移動も回転もせず、つめは細長いラチェットに結合せず、上部、中央と下部の3つのプッシュロッドのみが連動して下向きに移動し、アクセルの開度を調整し、第2は、緊急ロック機構が機能するが、ウォームギア・ウォーム機構は低速または中速で移動と回転するので、つめは長細いいラチェットと結合することができず、上部プッシュロッドが受けた下向きの力は中央プッシュロッド、ウォームギア・ウォーム機構を介して内側ハウジングと下部プッシュロッドに伝達し、緊急給油判定ばねの抵抗を克服して一緒に下向きに移動し、アクセルの開度を調整し、緊急時に誤ってアクセルを踏むと、アクセルペダルの踏力、速度と加速度により緊急ロック機構が作動し、上部プッシュロッドが受けた下向きの力は中央プッシュロッド、ウォームギア・ウォーム機構を介して内側ハウジングに伝達し、緊急給油判定ばねの抵抗を克服して下向きに移動し、ウォームに接続する遠心ディスクは高速で回転し、つめと細長いラチェットを結合させて中央プッシュロッドを駆動してプッシュロッド連結機構を作動させ、下部プッシュロッドを中央プッシュロッドの中心穴に押し込んでアクセルを離させ、次に電源スイッチをトリガーして電流を流し、ブレーキアクチュエータにブレーキをかけるようにすることを特徴とする、アクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える方法。
【請求項10】
請求項9に記載のアクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える方法であって、前記緊急給油判定ばねは、通常走行時のアクセル踏みと追い越し運転時のアクセル急踏みの2つの作動状態の踏力、速度および加速度を区別するために使用され、緊急給油判定ばねの弾性力、ウォームギア・ウォーム機構の回転比、連動鋳鉄の質量mの大きさおよびつめ戻り用ねじりばねのトルクも追い越し運転時のアクセル急踏みと急加速時のアクセルの踏み間違い状況での踏力、速度と加速度を区別するために使用され、緊急給油判定ばねの弾性力、ウォームギア・ウォーム機構の回転比、連動鋳鉄の質量mの大きさおよびつめ戻り用ねじりばねのトルクの値を適切に設定し、ペダルを踏む力、ペダルを踏む速度および加速度のダブルトリガー動作モードにより、3つの動作条件が明確で大きな間隔を持ち、互いに重なり合ったり干渉しないようにすることができることを特徴とする、アクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える方法。



【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車安全技術分野に関し、具体的にはアクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置と方法に関する。
【背景技術】
【0002】
中国は、世界の先進国に続いて急速に自動車社会になり、国内自動車の保有台数と新規運転手が急増し、交通事故の発生率もますます高くなっている。経験深い運転手が緊張したり疲れたり、または緊急事態下で、アクセルをブレーキとして誤って踏むことが発生する場合があることでさえ、初心者は運転経験がなく、精神が高度に緊張して緊急事態が発生した場合に慌ててアクセルをブレーキとして強く踏み、車両が急激に加速し、車が損傷し、人が死亡する重大な悪質な交通事故を引き起こす可能性が高いことである。従って、一部の自動車メーカーやこれに注目する者は、アクセル踏み間違いを防止するための安全保護装置の開発に取り組んでいる。いままでは多くの関連論文と発明特許を公開した。現在、アクセル踏み間違いを防止するシステムは主に機械式と電子式の2種類が含まれる。機械的アクセル踏み間違い防止システムは、アクセルとブレーキペダルの内部構造を大きく変更し、従来の操作画面を変更したので、運転手の固有の操作行為を変更し、アクセルとブレーキペダルを含む足の通常の感覚を変更する必要がある。これは、人々の運転習慣に一定の影響を与え、適応するのは困難である。または、これは汎用性に乏しいことである。コストが安く、構造も比較的シンプルですが、応答感度が十分でなく、識別精度を向上させる必要がある。さらに、一部のアクセルの踏み間違いは、給油してからブレーキをかけ、停車距離が大幅に伸びてしまい、事故が発生した後に車が止まるので、逆に安全性が低く、成熟度が低く、車の中で普及して適用することが困難である。電子的アクセル踏み間違い防止システムの設計は、車の元の構造をほとんど変更しないが、システム動作の信頼性に対する要件が高く、システムが複雑であり、センサーの精度への要件が非常に高いである。電子部品の接点が多く、接触不良が発生しやすく、信頼性が低い。スマート制御方式ではシングルチップシステムの信頼性に対する要件が高く、応答の遅れなどの問題がある。運転手が誤ってアクセルを踏んでいるとシステムが判断された場合はすでにアクセルを一番下まで踏んでしまい、最後に緊急ブレーキを実現したが、制動距離は非常に長く、事故の発生前に車を止めることができない。さらに、高い製造コストは大量生産して車両の実際の適用に投入することに不利である。追い越しの急給油状態と緊急ブレーキ状態との重複領域を特定することが困難であり、運転手は給油して追い越したいと考えたが、実際にブレーキをかけてしまった場合がある。
【発明の概要】
【0003】
本発明の目的は、元の自動車構造をほとんど変更せず、従来の運転習慣に適合し、信頼性が高いアクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置と方法を提供することである。
【0004】
本発明の目的を達成するために採用する技術的解決策は次のとおりである。アクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置であって、アクセルペダルに接続されるアクセルプッシュロッドとブレーキアクチュエータに電源を流すための電流スイッチとを含み、さらに外側ハウジングを含み、外側ハウジングにウォームとウォームギアからなるウォームギア・ウォーム機構によって駆動して軸方向にのみ移動できる内側ハウジングが設置され、ウォームの軸方向限界装置は内側ハウジングに取り付けられ、ウォームギアは内側ハウジングに取り付けられ、外側ハウジングにウォームギアシャフトカップリングギアを介してウォームギアと協働するラックが固定的に取り付けられ、前記アクセルプッシュロッドは上部プッシュロッドと、中央プッシュロッドと下部プッシュロッドとを含み、前記ウォームの上部に遠心ディスクを設け、遠心ディスクは、縦軸を介して1対のつめ連動鋳鉄を蝶番で接続され、つめ連動鋳鉄と遠心ディスクとの間に戻り用ねじりばねを設け、遠心ディスクに接続する前記ウォームの軸の中心に軸方向の貫通穴を設け、軸方向の貫通穴における軸方向の限界装置に中央プッシュロッドを設け、中央プッシュロッドの軸の中心に中心穴を設け、中央プッシュロッドの外縁につめと協働するラチェットを設け、中央プッシュロッドの上部は、プッシュロッド連動機構を介して上部プッシュロッドの一端に接続され、上部プッシュロッドの他端はアクセルペダルの半径方向の限界装置に接続され、中央プッシュロッドの下部はプッシュロッド連結機構を介して下部プッシュロッドの上部に接続され、下部プッシュロッドはその底部を固定するための滑り軸を介して外側ハウジングの底部と一体に接続されたスライドウェイの半径方向の限界装置に接続され、下部プッシュロッドはさらにアクセルワイヤに接続し、中央プッシュロッドと外側ハウジングとの間に中央プッシュロッドによって回転できるブレーキアクチュエータに電流を流すための電流スイッチが設けられる。
通常走行時と追い越し運転でアクセルを踏むとき、踏力と速度、および加速度によってつめとラチェットを結合させることができず、上部プッシュロッドが受ける下向きの力は、中央プッシュロッドとウォームギア・ウォーム機構を介して内側ハウジングに伝達して下部プッシュロッドと一緒に下がり、下部プッシュロッドが下降してアクセルワイヤを駆動し、アクセルの開度を調整する。緊急時に誤ってアクセルを踏むとき、踏力、速度と加速度により、ウォームに接続された遠心ディスクが高速で回転し、つめとラチェットを結合させ、中央プッシュロッドを回転させ、プッシュロッド連結機構を作動させて下部プッシュロッドを中央プッシュロッドの中心穴に押し込んでアクセルを離させ、次に電源スイッチをトリガーして電流を流し、ブレーキアクチュエータにブレーキをかけるようにする。
本発明の前記プッシュロッド連結機構は中央プッシュロッドの中心穴の下部に設置され、穴内で突起した内側スプラインを含み、内側スプラインを介して中央プッシュロッドの中心穴を下部プッシュロッド位置決め穴と下部プッシュロッド上昇戻り収容穴に分割し、下部プッシュロッドの上部は位置決め穴に取り付けて内側スプラインと協働する外側スプラインを設け、内側スプライン溝の幅は外側スプラインのキーの幅よりも大きく、その大きい部分は、中央プッシュ ロッドを回転させて電流スイッチをトリガーするために必要な回転角度であり、
前記内側スプライン溝は、対称的に配置された一対の扇形内側スプライン溝であり、前記外側スプラインのキーは、対称的に配置された1対の細長い扇形外側スプラインキーであり、
前記プッシュロッド連動機構は、上端にU字型切り欠きを備えたロッドヘッドと、中央プッシュロッドの上部に設置され、ロッドヘッドと協働する連結スリーブとを含み、中央プッシュロッドの上部連結スリーブの内径は中心穴の直径よりも大きくてショルダを形成し、ロッドヘッドの底はショルダの表面に接触し、上部プッシュロッドの下端は大きなピンを介してU字型切り欠きに蝶番で固定され、上部プッシュロッドの上端はアクセルペダルの半径方向の限界装置に接続され、ロッドヘッドの底にはロッドヘッドと同軸のねじりばね取付軸を設け、ねじりばね取付軸に軸用止め輪により脱落を防止する中央プッシュロッド戻り用ねじりばねが取り付けられ、中央プッシュロッド戻り用ねじりばねの一端はロッドヘッドの底に取り付けられ、もう一端は中央プッシュロッド中心穴の壁に取り付けられ、連結スリーブの両側に半径方向に沿って左右対称に2つの開口溝を設け、U字型切り欠きとねじりばねの取付軸との間のロッドヘッドに2つの開口溝に対応する環状外側凹溝を設け、2つの開口溝と環状外側凹溝は結合後に重ねる部分があり、ロッドヘッドと中央プッシュロッドは重なった場所で異形止め輪を介して接続され、ロッドヘッドの環状外側凹溝には、中央プッシュロッド戻り用ねじりばねの事前締付力の作用下で異形止め輪と協働して中央プッシュロッドを半径方向に止めることができるストッパを設け、ストッパは、通常の条件下で、ロッドヘッドの環状外側凹溝の半径方向の位置で中央プッシュロッドの中心穴内の内側スプライン溝と下部プッシュロッドの外側スプラインキーの位置を完全にずれさせるようにし、
前記電流スイッチは、外側ハウジングから絶縁されて設置されたスイッチ正極固定板と、中央プッシュロッドの外縁上部に設置され、スイッチ正極固定板と連携して電流スイッチを閉じてブレーキアクチュエータに電流を流すためのスイッチ負極可動板とを含み、スイッチの正極固定板の長さは、中央プッシュロッドの軸方向のストロークよりも大きいである。
本発明の前記つめ連動鋳鉄は連動鋳鉄とつめで構成し、つめには縦軸に適した取付穴を設け、つめは厚さ3~8mmの尖ったつめであり、つめの先端から離れた一端はつめと一体に接続された連動鋳鉄であり、連動鋳鉄はつめの上面から突き出した半腰状ブロックであり、半腰状ブロックの厚さはつめの厚さの2倍~3倍であり、通常の状態では、つめは遠心ディスクに取り付けられた止め柱を介して位置決めをする。
【0005】
アクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える方法であって、アクセルペダルの踏力、速度および加速度を利用してアクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置をトリガーしてアクセル給油からブレーキに切り替え、アクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置はアクセルペダルに接続するアクセルプッシュロッドと、ブレーキアクチュエータに電流を流すための電流スイッチとを含み、前記アクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置は、さらに外側ハウジングを含み、外側ハウジングにウォームとウォームギアからなるウォームギア・ウォーム機構によって駆動して軸方向にのみ移動できる内側ハウジングが設置され、ウォームの軸方向限界装置は内側ハウジングに取り付けられ、ウォームギアは内側ハウジングに取り付けられ、外側ハウジングにウォームギアシャフトカップリングギアを介してウォームギアと協働するラックが固定的に取り付けられ、前記アクセルプッシュロッドは上部プッシュロッドと、中央プッシュロッドと下部プッシュロッドとを含み、前記ウォームの上部に遠心ディスクを設け、遠心ディスクは、縦軸を介して1対のつめ連動鋳鉄を蝶番で接続され、つめ連動鋳鉄と遠心ディスクとの間に戻り用ねじりばねを設け、遠心ディスクに接続する前記ウォームの軸の中心に軸方向の貫通穴を設け、軸方向の貫通穴における軸方向の限界装置に中央プッシュロッドを設け、中央プッシュロッドの軸の中心に中心穴を設け、中央プッシュロッドの外縁につめと協働するラチェットを設け、中央プッシュロッドの上部は、プッシュロッド連動機構を介して上部プッシュロッドの一端に接続され、上部プッシュロッドの他端はアクセルペダルの半径方向の限界装置に接続され、中央プッシュロッドの下部はプッシュロッド連結機構を介して下部プッシュロッドの上部に接続され、下部プッシュロッドはその底部を固定するための滑り軸を介して外側ハウジングの底部と一体に接続されたスライドウェイの半径方向の限界装置に接続され、下部プッシュロッドはさらにアクセルワイヤに接続し、中央プッシュロッドと外側ハウジングとの間に中央プッシュロッドによって回転できるブレーキアクチュエータに電流を流すための電流スイッチが設けられ、通常走行時と追い越し運転でアクセルを踏むとき、踏力と速度、および加速度によってつめとラチェットを結合させることができず、上部プッシュロッドが受ける下向きの力は、中央プッシュロッドとウォームギア・ウォーム機構を介して内側ハウジングに伝達して下部プッシュロッドと一緒に下がり、下部プッシュロッドが下降してアクセルワイヤを駆動し、アクセルの開度を調整する。緊急時に誤ってアクセルを踏むとき、踏力、速度と加速度により、ウォームに接続された遠心ディスクが高速で回転し、つめとラチェットを結合させ、中央プッシュロッドを回転させ、プッシュロッド連結機構を作動させて下部プッシュロッドを中央プッシュロッドの中心穴に押し込んでアクセルを離させ、次に電源スイッチをトリガーして電流を流し、ブレーキアクチュエータにブレーキをかけるようにする。
アクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置であって、アクセルペダルに接続されるアクセルプッシュロッドとブレーキアクチュエータに電源を流すための電流スイッチとを含み、アクセルペダルの踏力、速度、加速度を利用して、アクセル踏み間違いを防止する給油変換ブレーキ装置をトリガーしてアクセル給油をブレーキに変換させ、この装置は外側ハウジングを含み、外側ハウジングにウォームとウォームギアからなるウォームギア・ウォーム機構によって駆動して軸方向にのみ移動できる内側ハウジングが設置され、ウォームの軸方向限界装置は内側ハウジングに取り付けられ、ウォームギアは内側ハウジングに取り付けられ、外側ハウジングにウォームギアシャフトカップリングギアを介してウォームギアと協働するラックが固定的に取り付けられ、前記アクセルプッシュロッドは上部プッシュロッドと、中央プッシュロッドと下部プッシュロッドとを含み、前記ウォームの上部に遠心ディスクを設け、遠心ディスクは、縦軸を介して1対のつめ連動鋳鉄を蝶番で接続され、つめ連動鋳鉄と遠心ディスクとの間に戻り用ねじりばねを設け、遠心ディスクに接続する前記ウォームの軸の中心に軸方向の貫通穴を設け、軸方向の貫通穴に中央プッシュロッドが取り付けられ、軸方向の貫通穴と中央プッシュロッドとの間に中央プッシュロッドによってウォームを駆動して移動させる緊急ロック機構を設け、外側ハウジングと内側ハウジングの下半部との間に緊急給油判定ばねを設け、中央プッシュロッドの軸の中心に中心穴を設け、中央プッシュロッドの外縁には、つめに対応してフルストロークで協働する細長いラチェットを設け、中央プッシュロッドの上部は、プッシュロッド連動機構を介して上部プッシュロッドの一端に接続され、上部プッシュロッドの他端はアクセルペダルの半径方向の限界装置に接続され、中央プッシュロッドの下部はプッシュロッド連結機構を介して下部プッシュロッドの上部に接続され、下部プッシュロッドはその底部を固定するための滑り軸を介して外側ハウジングの底部と一体に接続されたスライドウェイの半径方向の限界装置に接続され、下部プッシュロッドはさらにアクセルワイヤに接続し、中央プッシュロッドと外側ハウジングとの間に中央プッシュロッドによって回転できるブレーキアクチュエータに電流を流すための電流スイッチが設けられ、通常走行時にアクセルペダルを踏むと、アクセルペダルの踏力、速度と加速度によって緊急ロック機構を作動させることができず、ウォームギア・ウォーム機構が移動も回転もせず、つめは細長いラチェットに結合せず、緊急給油判定ばねの抵抗により、上部プッシュロッド、中央プッシュロッド、下部プッシュロッドのみが連動して下向きに移動し、アクセルの開度を調整する。追い越しでアクセルを踏むとき、アクセルの踏力、速度および加速度により2つの状況が発生する。第1は、緊急ロック機構が依然として機能せず、ウォームギア・ウォームは移動も回転もせず、つめは細長いラチェットに結合せず、上部、中央と下部の3つのプッシュロッドのみが連動して下向きに移動し、アクセルの開度を調整する。第2は、緊急ロック機構が機能するが、ウォームギア・ウォームは低速または中速で移動と回転するので、つめは長細いいラチェットと結合することができず、上部プッシュロッドが受けた下向きの力は中央プッシュロッド、ウォームギア・ウォーム機構を介して内側ハウジングと下部プッシュロッドに伝達し、緊急給油判定ばねの抵抗を克服して一緒に下向きに移動し、アクセルの開度を調整する。緊急時に誤ってアクセルを踏むと、アクセルペダルの踏力、速度と加速度により緊急ロック機構が作動し、上部プッシュロッドが受けた下向きの力は中央プッシュロッド、ウォームギア・ウォーム機構を介して内側ハウジングに伝達し、緊急給油判定ばねの抵抗を克服して下向きに移動し、ウォームに接続する遠心ディスクは高速で回転し、つめと細長いラチェットを結合させて中央プッシュロッドを駆動してプッシュロッド連結機構を作動させ、下部プッシュロッドを中央プッシュロッドの中心穴に押し込んでアクセルを離させ、次に電源スイッチをトリガーして電流を流し、ブレーキアクチュエータにブレーキをかけるようにする。
本発明の前記プッシュロッド連結機構は中央プッシュロッドの中心穴の下部に設置され、穴内で突起した内側スプラインを含み、 内側スプラインを介して中央プッシュロッドの中心穴を下部プッシュロッド位置決め穴と下部プッシュロッド上昇戻り収容穴に分割し、下部プッシュロッドの上部は位置決め穴に取り付けて内側スプラインと協働する外側スプラインを設け、内側スプライン溝の幅は外側スプラインのキーの幅よりも大きく、その大きい部分は、中央プッシュ ロッドを回転させて電流スイッチをトリガーするために必要な回転角度であり、
前記内側スプライン溝は、対称的に配置された一対の扇形内側スプライン溝であり、前記外側スプラインのキーは、対称的に配置された1対の細長い扇形外側スプラインキーであり、
本発明の前記プッシュロッド連動機構は、上端にU字型切り欠きを備えたロッドヘッドと、中央プッシュロッドの上部に設置され、ロッドヘッドと協働する連結スリーブとを含み、中央プッシュロッドの上部連結スリーブの内径は中心穴の直径よりも大きくてショルダを形成し、ロッドヘッドの底はショルダの表面に接触し、上部プッシュロッドの下端は大きなピンを介してU字型切り欠きに蝶番で固定され、上部プッシュロッドの上端はアクセルペダルの半径方向の限界装置に接続され、ロッドヘッドの底にはロッドヘッドと同軸のねじりばね取付軸を設け、ねじりばね取付軸に軸用止め輪により脱落を防止する中央プッシュロッド戻り用ねじりばねが取り付けられ、中央プッシュロッド戻り用ねじりばねの一端はロッドヘッドの底に取り付けられ、もう一端は中央プッシュロッド中心穴の壁に取り付けられ、連結スリーブ内管の管壁に環状内側凹溝を設け、連結スリーブ内管の管壁に環状内側凹溝に連通するロッドヘッド取付用のプロセス切り欠きを設け、U字型切り欠きとねじりばね取付軸との間のロッドヘッドにU字型切り欠きと平行する貫通穴を設け、貫通穴に連結スリーブ内の環状内側凹溝に適した小さなピンが取り付けられ、ロッドヘッドは小さなピンを介して中央プッシュロッドに接続し、中央プッシュロッドの環状内側凹溝内に中央プッシュロッド戻り用ねじりばねの事前締付力の作用下でロッドヘッド上の小さなピンと連携して中央プッシュロッドを半径方向に止めることができる止めピンを設け、止めピンは、通常の状態下で、中央プッシュロッド連結スリーブ環状内側凹溝内の半径方向の位置で中央プッシュロッドの中心穴内の内側スプライン溝と下部プッシュロッドの外側スプラインキーの位置を完全にずれさせるようにする。中央プッシュロッドに設置される駆動アームは他の形の電源スイッチを閉じる。
【0006】
前記電流スイッチは、外側ハウジングから絶縁されて設置されたスイッチ正極固定板と、中央プッシュロッドの外縁上部に設置され、スイッチ正極固定板と連携して電流スイッチを閉じてブレーキアクチュエータに電流を流すためのスイッチ負極可動板とを含み、スイッチの正極固定板の長さは、中央プッシュロッドの軸方向のストロークよりも大きい。
【0007】
本発明は、通常状態のアクセル踏み、追い越しときのアクセル急踏みとアクセルの踏み間違いという3つの状況を認識するため、前記緊急ロック機構は、ウォームの軸方向の貫通穴に沿って軸方向に穴の壁に均一に配置された円弧状の環状凹溝と、中央プッシュロッドの外縁の中央部で半径方向に沿って均一に配置された円弧状の環状凹溝と嵌合するU字型凹部とを含み、前記U字型凹部の上部は斜めU字型、下部は垂直U字型であり、U字型凹部に鋼球が取り付けられる。
【0008】
本発明の前記外側ハウジングの上部は全円管であり、全円管の上部に中央プッシュロッドにおけるスイッチの負極可動板のフルストローク移動と回転に必要な外側ハウジング切り欠きを設け、中央部は半円管であり、半円管の下部の半径はその上部の半径よりも大きく、緊急給油判定ばねの取付に使用し、半円管の下端に固定大半円形瓦を設け、固定大半円瓦の反対側に着脱可能な小半円瓦を設け、固定大半円瓦と着脱可能な小半円瓦の内径は全円管の内径と同じであり、固定大半円瓦と着脱可能な小半円瓦の外径は中央半円管の外径と同じであり、大半円瓦の反対側の小半円切り欠きは、内側ハウジングを取り付けるときに内側ハウジングの2つのウォームギアの外側の軸受け台が通過できるようにする必要があり、大半円瓦の下部は2つの対称的に配置された滑り軸受けであり、滑り軸受けに垂直のスライドウェイを設け、全円管と半円管の一側は半円体の両側から保護シェルを設け、半円管に面する保護シェルの壁に2つのラック取付穴を設け、保護シェルのスイッチ負極可動板の回転方向に対向する一側のシェル壁に2つのスイッチ正極固定板の取付穴を設け、上記の着脱可能な小半円瓦に保護鉄板があり、固定大半円瓦と着脱可能な小半円瓦の両側に取付ラグを設け、全円管と保護シェルに外側ハウジング取付ラグを設け、
前記内側ハウジングは円管本体であり、円管本体の内壁の中間部分にウォームを軸方向に制限するための上下2つの内側環状突起ショルダを設け、円管本体の外縁の中間部分に緊急給油判定ばね取付用の外側環状突起ショルダを設け、円管本体の外縁の中間部分の両側にウォームギア取付用の2つの外側軸受け台を設け、外側軸受け台に軸受けを取り付け、2つの軸受け台の中間の円管本体にウォームギアとウォームの噛み合いに必要な長方形の切り欠きを設け、円管本体の上部に中央プッシュロッドのスイッチの負極可動板の上下フルスクロールの移動と回転を妨げないために必要な内側ハウジング切り欠きを設ける。
アクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える方法であって、アクセルペダルの踏力、速度、加速度を利用して、アクセル踏み間違いを防止する給油変換ブレーキ装置をトリガーしてアクセル給油をブレーキに変換させ、アクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置はアクセルペダルに接続するアクセルプッシュロッドと、ブレーキアクチュエータに電流を流すための電流スイッチとを含み、前記アクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置は、さらに外側ハウジングを含み、外側ハウジングにウォームとウォームギアからなるウォームギア・ウォーム機構によって駆動して軸方向にのみ移動できる内側ハウジングが設置され、ウォームの軸方向限界装置は内側ハウジングに取り付けられ、ウォームギアは内側ハウジングに取り付けられ、外側ハウジングにウォームギアシャフトカップリングギアを介してウォームギアと協働するラックが固定的に取り付けられ、前記アクセルプッシュロッドは上部プッシュロッドと、中央プッシュロッドと下部プッシュロッドとを含み、前記ウォームの上部に遠心ディスクを設け、遠心ディスクは、縦軸を介して1対のつめ連動鋳鉄を蝶番で接続され、つめ連動鋳鉄と遠心ディスクとの間に戻り用ねじりばねを設け、遠心ディスクに接続する前記ウォームの軸の中心に軸方向の貫通穴を設け、軸方向の貫通穴に中央プッシュロッドが取り付けられ、軸方向の貫通穴と中央プッシュロッドとの間に中央プッシュロッドによってウォームを駆動して移動させる緊急ロック機構を設け、外側ハウジングと内側ハウジングの下半部との間に緊急給油判定ばねを設け、中央プッシュロッドの軸の中心に中心穴を設け、中央プッシュロッドの外縁には、つめに対応してフルストロークで協働する細長いラチェットを設け、中央プッシュロッドの上部は、プッシュロッド連動機構を介して上部プッシュロッドの一端に接続され、上部プッシュロッドの他端はアクセルペダルの半径方向の限界装置に接続され、中央プッシュロッドの下部はプッシュロッド連結機構を介して下部プッシュロッドの上部に接続され、下部プッシュロッドはその底部を固定するための滑り軸を介して外側ハウジングの底部と一体に接続されたスライドウェイの半径方向の限界装置に接続され、下部プッシュロッドはさらにアクセルワイヤに接続し、中央プッシュロッドと外側ハウジングとの間に中央プッシュロッドによって回転できるブレーキアクチュエータに電流を流すための電流スイッチが設けられ、通常走行時にアクセルペダルを踏むと、アクセルペダルの踏力、速度と加速度によって緊急ロック機構を作動させることができず、ウォームギア・ウォーム機構が移動も回転もせず、つめは細長いラチェットに結合せず、緊急給油判定ばねの抵抗により、上部プッシュロッド、中央プッシュロッド、下部プッシュロッドのみが連動して下向きに移動し、アクセルの開度を調整する。追い越しでアクセルを踏むとき、アクセルの踏力、速度および加速度により2つの状況が発生する。第1は、緊急ロック機構が依然として機能せず、ウォームギア・ウォーム機構は移動も回転もせず、つめは細長いラチェットに結合せず、上部、中央と下部の3つのプッシュロッドのみが連動して下向きに移動し、アクセルの開度を調整する。第2は、緊急ロック機構が機能するが、ウォームギア・ウォーム機構は低速または中速で移動と回転するので、つめは長細いいラチェットと結合することができず、上部プッシュロッドが受けた下向きの力は中央プッシュロッド、ウォームギア・ウォーム機構を介して内側ハウジングと下部プッシュロッドに伝達し、緊急給油判定ばねの抵抗を克服して一緒に下向きに移動し、アクセルの開度を調整する。緊急時に誤ってアクセルを踏むと、アクセルペダルの踏力、速度と加速度により緊急ロック機構が作動し、上部プッシュロッドが受けた下向きの力は中央プッシュロッド、ウォームギア・ウォーム機構を介して内側ハウジングに伝達し、緊急給油判定ばねの抵抗を克服して下向きに移動し、ウォームに接続する遠心ディスクは高速で回転し、つめと細長いラチェットを結合させて中央プッシュロッドを駆動してプッシュロッド連結機構を作動させ、下部プッシュロッドを中央プッシュロッドの中心穴に押し込んでアクセルを離させ、次に電源スイッチをトリガーして電流を流し、ブレーキアクチュエータにブレーキをかけるようにする。
【0009】
本発明の前記緊急給油判定ばねは、通常走行時のアクセル踏みと追い越し運転時のアクセル急踏みの2つの作動状態の踏力、速度および加速度を区別するために使用され、緊急給油判定ばねの弾性力、ウォームギア・ウォーム機構の回転比、連動鋳鉄の質量mの大きさおよびつめ戻り用ねじりばねのトルクも追い越し運転時のアクセル急踏みと急加速時のアクセルの踏み間違い状況での踏力、速度と加速度を区別するために使用され、緊急給油判定ばねの弾性力、ウォームギア・ウォーム機構の回転比、連動鋳鉄の質量mの大きさおよびつめ戻り用ねじりばねのトルクの値を適切に設定し、ペダルを踏む力、ペダルを踏む速度および加速度のダブルトリガー動作モードにより、3つの動作条件が明確で大きな間隔を持ち、互いに重なり合ったり干渉しないようにすることができる。
【0010】
上記の技術的解決策を採用することにより、本発明は発明の目的をよりよく達成し、3つの動作条件は識別距離が大きく、互いに重なり合ったり干渉したりせず、識別精度が高く、緊急時にアクセルを踏んで給油すると、すぐにアクセスを離して緊急ブレーキに切り替えることができる。追い越しまたはその他の状況でも、電子製品の応答遅れなどの問題がなく通常のように走行することができ、ウォームギア・ウォーム機構、ギアとラック機構の応答ストロークも応答時間も短く、汎用性が非常に高く、すべての車両に適し、さまざまな車両の中で普及して使用でき、車両の安全性能を大幅に向上させ、交通事故の減少に予期せぬ優れた技術的効果をもたらす。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は実施例1の概略構造図である。
図2図2図1の左側面図である。
図3図3図2のA-A拡大図である。
図4図4図1のB‐B拡大図である。
図5図5は実施例2の概略構造図である。
図6図6図5の左側面図である。
図7図7図6の上面図である。
図8図8図6のC‐C拡大図である。
図9図9は外側ハウジングの概略構造図である。
図10図10は内側ハウジングの概略構造図である。
図11図11図10の左側面図である。
図12図12図11の上面図である。
図13図13は実施例2のラチェットとつめ連動鋳鉄、内側と外側スプラインの概略構造図である。
図14図14は緊急ロック機構の概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下は、添付図面と実施例を併せて本発明をさらに説明する。
【0013】
実施例1
図1図2図3図4に示すように、アクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置であって、アクセルペダル21に接続されるアクセルプッシュロッドとブレーキアクチュエータに電源を流すための電流スイッチとを含み、さらに運転室のフロントサイドパネルの外側に取り付けられる外側ハウジング1を含み、外側ハウジング1にウォーム12とウォームギア11からなるウォームギア・ウォーム機構によって駆動して軸方向にのみ移動できる内側ハウジング2が設置され、ウォーム12のもう一端は、座金27とウォーム軸用弾性止め輪24の軸方向限界装置を介して内側ハウジング2に取り付けられ、ウォームギア11はフラットキーを介してウォームギアシャフトカップリングギアに取り付けられ、ウォームギア11はウォームギアシャフトカップリングギアを介して内側ハウジング2に取り付けられ、外側ハウジング1にウォームギアシャフトカップリングギアを介してウォームギア11と協働するラック19が固定的に取り付けられ、前記ウォームギアシャフトカップリングギアは円筒平歯車であり、モジュールは1~1.25m、歯数は17~14、本実施例のモジュールは1m、歯数は17歯である。前記アクセルプッシュロッドは上部プッシュロッド7と、中央プッシュロッド8と下部プッシュロッド9とを含み、前記ウォーム12の上部に遠心ディスク10を設け、遠心ディスク10は、縦軸14および軸用弾性止め輪を介して1対のつめ連動鋳鉄3を蝶番で接続され、つめ連動鋳鉄3と遠心ディスク10との間に戻り用ねじりばね17を設け、遠心ディスク10に接続する前記ウォーム12の軸の中心に軸方向の貫通穴を設け、軸方向の貫通穴に弾性止め輪の軸方向の限界装置を介して中央プッシュロッド8を設け、中央プッシュロッド8の軸の中心に中心穴を設け、中央プッシュロッド8の外縁につめ302と協働するラチェット13を設け、中央プッシュロッド8の上部は、プッシュロッド連動機構4を介して上部プッシュロッド7の一端に接続され、上部プッシュロッド7の他端はアクセルペダル21の半径方向の限界装置に接続され、中央プッシュロッド8の下部はプッシュロッド連結機構5を介して下部プッシュロッド9の上部に接続され、下部プッシュロッド9はその底部を固定するための滑り軸15を介して外側ハウジング1の底部と一体に接続されたスライドウェイ16の半径方向の限界装置に接続され、滑り軸15はスライドウェイ16を上下に移動してプッシュロッドが半径方向に回転できないようにし、下部プッシュロッド9はさらにアクセルワイヤに接続し、中央プッシュロッド8と外側ハウジング1との間に中央プッシュロッド8によって回転できるブレーキアクチュエータに電流を流すための電流スイッチが設けられ、下部プッシュロッド9は、滑り軸15を介してレバー連動フォーク18に接続し、レバー連動フォーク18のレバー部材の異なる位置にある穴は、アクセル連結ロッドまたはアクセルワイヤを介してエンジンアクセルに接続する。
本発明の前記レバー連動フォーク18の一端はフォークヘッドであり、フォークヘッドの下フォーク側は延長可能であり、その上にアクセル連結ロッドまたはアクセルワイヤのストロークを増減するためのアクセル連結ロッドまたはアクセルワイヤの蝶番穴が設置され、もう一端はハブであり、ハブの中心は軸穴であり、ハブを始点にフォークロッドとの角度や長さが異なる蝶番穴付きの延長ロッドを設置することができる、これにより、さまざまな車両のアクセル連結ロッドとアクセルワイヤのストロークの長さ、プッシュまたはプルなどの方向上のさまざまなニーズを満たし、上部、中央、および下部プッシュロッドの設計ストロークを変更する必要がない。設置スペースとアクセルペダル21が生成できるストロークに応じて、上部、中央、下部プッシュロッドの設計ストロークを長くし、ウォームギア・ウォーム機構によって駆動されるラチェット・つめ機構の作動応答ストロークと上部、中央、下部プッシュロッドの設計ストロークとの最小比率を取得し、レバー連結フォーク18のレバー部材の蝶番穴の位置を変更することにより、アクセルを誤って踏んで急ブレーキが必要な場合、ウォームギア・ウォーム機構の作動応答期間中のアクセル開度の増加を最小限に抑える。
【0014】
通常走行時と追い越し運転でアクセルを踏むとき、踏力と速度、および加速度によってつめ302とラチェット13を結合させることができず、上部プッシュロッド7が受ける下向きの力は、中央プッシュロッド8とウォームギア・ウォーム機構を介して内側ハウジング2に伝達し、下部プッシュロッド9と一緒に下がり、下部プッシュロッド9が下降してアクセルワイヤを駆動し、アクセルの開度を調整する。緊急時に誤ってアクセルを踏むとき、踏力、速度と加速度により、ウォーム12に接続された遠心ディスク10が高速で回転し、つめ302とラチェット13を結合させ、中央プッシュロッド8を回転させ、プッシュロッド連結機構5を作動させて下部プッシュロッド9を中央プッシュロッド8の中心穴の収容穴503に押し込んでアクセルを離させ、次に電源スイッチをトリガーして電流を流し、ブレーキアクチュエータにブレーキをかけるようにする。
本発明の前記プッシュロッド連結機構5は中央プッシュロッド8の中心穴の下部に設置され、孔内で突起した内側スプラインを含み、内側スプラインを介して中央プッシュロッド8の中心穴を下部プッシュロッド位置決め穴504と下部プッシュロッド9上昇戻り収容穴503に分割し、下部プッシュロッド9の上部は位置決め穴504に取り付けて内側スプラインと協働する外側スプラインを設け、内側スプライン溝の幅は外側スプラインのキーの幅よりも大きく、その大きい部分は、中央プッシュ ロッド8を回転させて電流スイッチをトリガーするために必要な回転角度であり、
前記内側スプライン溝は、対称的に配置された一対の扇形内側スプライン溝501であり、前記外側スプラインのキーは、対称的に配置された1対の細長い扇形外側スプラインキー502であり、
前記プッシュロッド連動機構4は、上端にU字型切り欠き415を備えたロッドヘッド401と、中央プッシュロッド8の上部に設置され、ロッドヘッド401と協働する連結スリーブ402とを含み、中央プッシュロッド8の上部連結スリーブ402の内径は中心穴の直径よりも大きくてショルダ403を形成し、ロッドヘッド401の底はショルダ403の表面に接触し、上部プッシュロッド7の下端は大きなピン404を介してU字型切り欠き415に蝶番で固定され、上部プッシュロッド7の上端はアクセルペダル21の半径方向の限界装置に接続され、ロッドヘッド401の底にはロッドヘッド401と同軸のねじりばね取付軸405を設け、ねじりばね取付軸405に軸用止め輪により脱落を防止する中央プッシュロッド戻り用ねじりばね406が取り付けられ、中央プッシュロッド戻り用ねじりばね406の一端はロッドヘッド401の底に取り付けられ、もう一端は中央プッシュロッド8中心穴の壁に取り付けられ、連結スリーブ402の両側に半径方向に沿って左右対称に2つの開口溝407を設け、U字型切り欠き415とねじりばねの取付軸405との間のロッドヘッド401に2つの開口溝407に対応する環状外側凹溝409を設け、2つの開口溝407と環状外側凹溝409は結合後に重ねる部分があり、ロッドヘッド401と中央プッシュロッド8は重なった場所で異形止め輪408を介して接続され、ロッドヘッド401の環状外側凹溝409には、中央プッシュロッド戻り用ねじりばね406の事前締付力の作用下で異形止め輪408と協働して中央プッシュロッド8を半径方向に止めることができるストッパ410を設け、ストッパ410は、通常の条件下で、ロッドヘッド401の環状外側凹溝409の半径方向の位置で中央プッシュロッド8の中心穴内の内側スプライン溝と下部プッシュロッド9の外側スプラインキーの位置を完全にずれさせるようにする。前記中央プッシュロッド戻り用ねじりばね406のもう一端は中央プッシュロッド8の中心穴の壁に取り付けられ、取付を容易にするために、中央プッシュロッド8の中心穴の壁の取付穴の位置で垂直上方に案内溝を設けることができる。
【0015】
前記電流スイッチは、外側ハウジング1から絶縁されて設置されたスイッチ正極固定板26と、中央プッシュロッド8の外縁上部に設置され、スイッチ正極固定板26と連携してブレーカを閉じてブレーキアクチュエータに電流を流すためのスイッチ負極可動板20とを含み、スイッチの正極固定板26の長さは、中央プッシュロッド8の軸方向のストロークよりも大きく、中央プッシュロッドの開口溝407に挟まれた中央部の片側に、スイッチの負極可動板20を取り付けるための2つのネジ穴が設けられる。
本発明の前記つめ連動鋳鉄3は連動鋳鉄301とつめ302で構成し、つめ302には縦軸14に合わせた取付穴を設け、つめ302は厚さ3~8mmの尖ったつめであり、本実施例は厚さ4mの尖ったつめである。つめ302の先端から離れた一端はつめ302と一体に接続された連動鋳鉄301であり、連動鋳鉄301はつめ302の上面から突き出した半腰状ブロックであり、半腰状ブロックの厚さはつめ302の厚さの2倍~3倍であり、本実施例の半腰状ブロックの厚さはつめ302の厚さの2倍である。通常の状態では、つめ302は遠心ディスク10に取り付けられた止め柱303を介して位置決めをする。止め柱303はつめ302およびその戻り用ねじりばね17の一端を止めるために使用され、戻り用ねじりばね17のもう一端は突き出した半腰状ブロックに寄りかかる。
【0016】
本発明の前記スイッチ正極固定板26は、細長い銅板の片面に2本の固定ネジを設け、銅板とネジのスイッチ負極可動板20と接する面以外は外側ハウジング1と絶縁する必要がある。
【0017】
本発明の前記のスイッチ負極可動板20は銅板から折り曲げられ、2つの取付穴を有する。
【0018】
アクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える方法であって、アクセルペダル21の踏力、速度および加速度を利用してアクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置をトリガーしてアクセル給油からブレーキに切り替え、アクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置はアクセルペダル21に接続するアクセルプッシュロッドと、ブレーキアクチュエータに電流を流すための電流スイッチとを含み、前記アクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置は、さらに外側ハウジング1を含み、外側ハウジング1にウォーム12とウォームギア11からなるウォームギア・ウォーム機構によって駆動して軸方向にのみ移動できる内側ハウジング2が設置され、ウォーム12の軸方向限界装置は内側ハウジング2に取り付けられ、ウォームギア11は内側ハウジング2に取り付けられ、外側ハウジング1にウォームギアシャフトカップリングギアを介してウォームギア11と協働するラック19が固定的に取り付けられ、前記アクセルプッシュロッドは上部プッシュロッド7と、中央プッシュロッド8と下部プッシュロッド9とを含み、前記ウォーム12の上部に遠心ディスク10を設け、遠心ディスク10は、縦軸14および軸用弾性止め輪を介して1対のつめ連動鋳鉄3を蝶番で接続され、つめ連動鋳鉄3と遠心ディスク10との間に戻り用ねじりばね17を設け、遠心ディスク10に接続する前記ウォーム12の軸の中心に軸方向の貫通穴を設け、軸方向の貫通穴に軸方向の限界装置を介して中央プッシュロッド8を設け、中央プッシュロッド8の軸の中心に中心穴を設け、中央プッシュロッド8の外縁につめ302と協働するラチェット13を設け、中央プッシュロッド8の上部は、プッシュロッド連動機構4を介して上部プッシュロッド7の一端に接続され、上部プッシュロッド7の他端はアクセルペダル21の半径方向の限界装置に接続され、中央プッシュロッド8の下部はプッシュロッド連結機構5を介して下部プッシュロッド9の上部に接続され、下部プッシュロッド9はその底部を固定するための滑り軸15を介して外側ハウジング1の底部と一体に接続されたスライドウェイ16の半径方向の限界装置に接続され、下部プッシュロッド9はさらにアクセルワイヤに接続し、中央プッシュロッド8と外側ハウジング1との間に中央プッシュロッド8によって回転できるブレーキアクチュエータに電流を流すための電流スイッチが設けられる。通常走行時と追い越し運転でアクセルを踏むとき、踏力と速度、および加速度によってつめ302とラチェット13を結合させることができず、上部プッシュロッド7が受ける下向きの力は、中央プッシュロッド8とウォームギア・ウォーム機構を介して内側ハウジング2に伝達し、下部プッシュロッド9と一緒に下降し、下部プッシュロッド9が下降してアクセルワイヤを駆動し、アクセルの開度を調整する。緊急時に誤ってアクセルを踏むとき、踏力、速度と加速度により、ウォーム12に接続された遠心ディスク10が高速で回転し、つめ302とラチェット13を結合させ、中央プッシュロッド8を回転させ、プッシュロッド連結機構5を作動させて下部プッシュロッド9を中央プッシュロッド8の中心穴の収納溝503に押し込んでアクセルを離させ、次に電源スイッチをトリガーして電流を流し、ブレーキアクチュエータにブレーキをかけるようにする。さらに、下部プッシュロッド9は、滑り軸15を介してレバー連動フォーク18に接続し、レバー連動フォーク18のレバー部材の異なる位置にある穴は、アクセル連結ロッドまたはアクセルワイヤを介してエンジンアクセルに接続することができる。
本実施例では、運転手が通常走行時と追い越し運転でアクセルを踏むとき、その踏力と速度、および加速度によってつめ302とラチェット13を結合させることができず、上部プッシュロッド7が受ける下向きの力は、中央プッシュロッド8とウォームギア・ウォーム機構を介して内側ハウジング2に伝達して下部プッシュロッド9と一緒に下がり、内側ハウジング2のウォームギアシャフトカップリングギアは外側ハウジング1のラック19と噛み合って下向きに移動し、ウォーム12を低速で回転させ、その同時に、中央プッシュロッド8の下向きの力を下部プッシュロッド19に伝達して下向きに移動させ、レバー連動フォーム18を駆動してその上に接続するアクセルワイヤを動かせ、アクセルの開度を調整する。緊急時に誤ってアクセルを踏むとき、踏力、速度と加速度により、ウォーム12に接続された遠心ディスク10が高速で回転して連動鋳鉄301を動かせ、つめ302とラチェット13を結合させ、つめ302と中央プッシュロッド8上のラチェットと噛み合って中央プッシュロッド8を回転させ、中央プッシュロッド8が一定の角度を回転した後、回転できず、上下にしか動かない下部プッシュロッド9上の細長い扇形スプラインキーは、中央プッシュロッド8下端の扇形スプライン溝を介して中央プッシュロッド8の中心穴内の収容穴503に入り、下部プッシュロッド9はレバー戻り用ねじりばねの作用下でレバー連動フォーク18によって押し上げて戻し、アクセルワイヤを動かせてアクセルを離し、エンジンをアイドリング状態に戻させる。扇形スプライン溝の角度は扇形スプラインキーの角度より大きいので、中央プッシュロッド8をわずかに回転させることができ、その上端のスイッチ負極可動板20が外側ハウジング1に絶縁して固定的に取り付けられるスイッチ正極固定板26とスイッチを閉じてブレーキアクチュエータに電流を流して車両にブレーキをかける。また、中央プッシュロッド8の回転により中央プッシュロッド上に設置される駆動アームで他の形式の電流スイッチを閉じてブレーキアクチュエータに電源を流して車両にブレーキをかける。前記ブレーキアクチュエータは発明CN201811378952.1に記載の電磁クラッチ式モーターまたはステッピングモーターであり、自動車力負帰還アフターバーナーを作動させ、またはステッピングモーターがブレーキペダルを回転させて車両にブレーキをかける。前記ステッピングモータによって駆動されるブレーキペダルは、ステッピングモータの出力軸にギアを取り付け、ブレーキペダルとペダル軸の蝶番のハブに扇形ギアを増設してそれらを噛み合わせ、ステッピングモータの回転角度をブレーキペダルを一番下踏むときに回転する角度と同じように設計し、前記その他の形式の電流スイッチは、例えば、ストロークスイッチまたはプッシュスイッチである。ただし、ストロークスイッチのフォーク側は、中央プッシュロッド8の上下移動を満たすために細長くする必要があり、中央プッシュロッド8が回転するときにストロープスイッチ上のフォークを押してスイッチを閉じて回路を連通し、中央プッシュロッド8が戻るときにフォークを駆動して回路を切断し、給油からブレーキに切り替えることを実現し、アクセルの踏み間違いによる事故の発生を防止し、アクセルペダル21を離すとき、プッシュロッド8の下端に取り付ける軸用弾性止め輪はウォーム12と軸方向に制限しているので、アクセルペダル21同位ばねの作用下でエンジンのアイドリング状態に戻る。
ウォームギア・ウォーム機構の回転比、連動鋳鉄の質量mの大きさおよびつめ戻り用ねじりばねのトルクも追い越し運転時のアクセル急踏みと急加速時のアクセルの踏み間違い状況での踏力、速度と加速度を区別するために使用され、ウォームギア・ウォーム機構の回転比、連動鋳鉄の質量mの大きさおよびつめ戻り用ねじりばねのトルクの値を適切に設定し、ペダルを踏む力、ペダルを踏む速度および加速度のダブルトリガー動作モードにより、3つの動作条件が明確で大きな間隔を持ち、互いに重なり合ったり干渉しないようにすることができる。
【0019】
実施例2:
図5図14に示すように、アクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置であって、アクセルペダル21に接続されるアクセルプッシュロッドとブレーキアクチュエータに電源を流すための電流スイッチとを含み、アクセルペダル21の踏力、速度および加速度を利用してアクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置をトリガーしてアクセル給油からブレーキに切り替え、さらに運転室のフロントサイドパネルの外側に取り付けられる外側ハウジング1を含み、外側ハウジング1にウォーム12とウォームギア11からなるウォームギア・ウォーム機構によって駆動して軸方向にのみ移動できる内側ハウジング2が設置され、ウォーム12のもう一端は、座金27とウォーム軸用弾性止め輪24の軸方向限界装置を介して内側ハウジング2に取り付けられ、ウォームギア11はフラットキーを介してウォームギアシャフトカップリングギアに取り付けられ、ウォームギア11はウォームギアシャフトカップリングギアを介して内側ハウジング2に取り付けられ、外側ハウジング1にウォームギアシャフトカップリングギアを介してウォームギア11と協働するラック19が固定的に取り付けられ、前記ウォームギアシャフトカップリングギアは円筒平歯車であり、モジュールは1~1.25m、歯数は17~14、本実施例のモジュールは1.25m、歯数は15歯である。前記アクセルプッシュロッドは上部プッシュロッド7と、中央プッシュロッド8と下部プッシュロッド9とを含み、前記ウォーム12の上部に遠心ディスク10を設け、遠心ディスク10は、縦軸14および軸用弾性止め輪を介して1対のつめ連動鋳鉄3を蝶番で接続され、つめ連動鋳鉄3と遠心ディスク10との間に戻り用ねじりばね17を設け、遠心ディスク10に接続する前記ウォーム12の軸の中心に軸方向の貫通穴を設け、軸方向の貫通穴に中央プッシュロッド8を設け、軸方向の貫通穴と中央プッシュロッド8との間に中央プッシュロッド8によってウォーム12を駆動して移動させる緊急ロック機構6を設け、外側ハウジング1と内側ハウジング2の下半部との間に緊急給油判定ばね22を設け、中央プッシュロッド8の軸の中心に中心穴を設け、中央プッシュロッド8の外縁には、つめ302に対応してフルストロークで協働する細長いラチェット25を設け、中央プッシュロッド8の上部は、プッシュロッド連動機構4を介して上部プッシュロッド7の一端に接続され、上部プッシュロッド7の他端はアクセルペダル21の半径方向の限界装置に接続され、中央プッシュロッド8の下部はプッシュロッド連結機構5を介して下部プッシュロッド9の上部に接続され、下部プッシュロッド9はその底部を固定するための滑り軸15を介して外側ハウジング1の底部と一体に接続されたスライドウェイ16の半径方向の限界装置に接続され、滑り軸15はスライドウェイ16を上下に移動してプッシュロッドが半径方向に回転できないようにし、下部プッシュロッド9はさらにアクセルワイヤに接続し、中央プッシュロッド8と外側ハウジング1との間に中央プッシュロッド8によって回転できるブレーキアクチュエータに電流を流すための電流スイッチが設けられる。下部プッシュロッド9は、滑り軸15を介してレバー連動フォーク18に接続し、レバー連動フォーク18のレバー部材の異なる位置にある穴は、アクセル連結ロッドまたはアクセルワイヤを介してエンジンアクセルに接続する。通常走行時にアクセルペダルを踏むと、アクセルペダル21の踏力、速度と加速度によって緊急ロック機構6を作動させることができず、ウォームギア・ウォーム機構が移動も回転もせず、つめ302は細長いラチェット25に結合せず、緊急給油判定ばね22の抵抗により、上部プッシュロッド7、中央プッシュロッド8、下部プッシュロッド9のみが連動して下向きに移動し、アクセルの開度を調整する。追い越しでアクセルを踏むとき、アクセルの踏力、速度および加速度により2つの状況が発生する。第1は、緊急ロック機構6が依然として機能せず、ウォームギア・ウォームは移動も回転もせず、つめ302は細長いラチェット25に結合せず、上部、中央と下部の3つのプッシュロッドのみが連動して下向きに移動し、アクセルの開度を調整する。第2は、緊急ロック機構6が機能するが、ウォームギア・ウォームは低速または中速で移動と回転するので、つめ302は長細いいラチェット25と結合することができず、上部プッシュロッド7が受けた下向きの力は中央プッシュロッド8、ウォームギア・ウォーム機構を介して内側ハウジング2と下部プッシュロッド9に伝達し、緊急給油判定ばね22の抵抗を克服して一緒に下向きに移動し、アクセルの開度を調整する。緊急時に誤ってアクセルを踏むと、アクセルペダル21の踏力、速度と加速度により緊急ロック機構6が作動し、上部プッシュロッド7が受けた下向きの力は中央プッシュロッド8、ウォームギア・ウォーム機構を介して内側ハウジング2に伝達し、緊急給油判定ばね22の抵抗を克服して下向きに移動し、ウォーム12に接続する遠心ディスク10は高速で回転し、つめ302と細長いラチェット25を結合させて中央プッシュロッド8を駆動してプッシュロッド連結機構5を作動させ、下部プッシュロッド9を中央プッシュロッド8の中心穴の収容穴503に押し込んでアクセルを離させ、次に電源スイッチをトリガーして電流を流し、ブレーキアクチュエータにブレーキをかける。中央プッシュロッドに設置される駆動アームは他の形の電源スイッチを閉じる。
【0020】
本発明の前記プッシュロッド連結機構5は中央プッシュロッド8の中心穴の下部に設置され、穴内で突起した内側スプラインを含み、 内側スプラインを介して中央プッシュロッド8の中心穴を下部プッシュロッド位置決め穴504と下部プッシュロッド9上昇戻り収容穴503に分割し、下部プッシュロッド9の上部は位置決め穴504に取り付けて内側スプラインと協働する外側スプラインを設け、内側スプライン溝の幅は外側スプラインのキーの幅よりも大きく、その大きい部分は、中央プッシュ ロッド8を回転させて電流スイッチをトリガーするために必要な回転角度であり、
前記内側スプライン溝は、対称的に配置された一対の扇形内側スプライン溝501であり、前記外側スプラインのキーは、対称的に配置された1対の細長い扇形外側スプラインキー502であり、
本発明の前記プッシュロッド連動機構4は、上端にU字型切り欠き415を備えたロッドヘッド401と、中央プッシュロッド8の上部に設置され、ロッドヘッド401と協働する連結スリーブ402とを含み、中央プッシュロッド8の上部連結スリーブ402の内径は中心穴の直径よりも大きくてショルダ403を形成し、ロッドヘッド401の底はショルダ403の表面に接触し、上部プッシュロッド7の下端は大きなピン404を介してU字型切り欠き415に蝶番で固定され、上部プッシュロッド7の上端はアクセルペダル21の半径方向の限界装置に接続され、ロッドヘッド401の底にはロッドヘッド401と同軸のねじりばね取付軸405を設け、ねじりばね取付軸405に軸用止め輪により脱落を防止する中央プッシュロッド戻り用ねじりばね406が取り付けられ、中央プッシュロッド戻り用ねじりばね406の一端はロッドヘッド401の底に取り付けられ、もう一端は中央プッシュロッド8中心穴の壁に取り付けられ、連結スリーブ402内管の管壁に環状内側凹溝413を設け、連結スリーブ402内管の管壁に環状内側凹溝413に連通するロッドヘッド401取付用のプロセス切り欠き414を設け、U字型切り欠き415とねじりばね取付軸405との間のロッドヘッド401にU字型切り欠き415と平行する貫通穴を設け、貫通穴に連結スリーブ402内の環状内側凹溝413に適した小さなピン11が取り付けられ、ロッドヘッド401は小さなピン411を介して中央プッシュロッド8に接続し、中央プッシュロッド8の環状内側凹溝413内に中央プッシュロッド戻り用ねじりばね406の事前締付力の作用下でロッドヘッド401上の小さなピン411と連携して中央プッシュロッド8を半径方向に止めることができる止めピン412を設け、止めピン412は、通常の状態下で、中央プッシュロッド8連結スリーブ402環状内側凹溝413内の半径方向の位置で中央プッシュロッド8の中心穴内の内側スプライン溝と下部プッシュロッド9の外側スプラインキーの位置を完全にずれさせるようにする。前記中央プッシュロッド戻り用ねじりばね406のもう一端は中央プッシュロッド8の中心穴の壁に取り付けられ、取付を容易にするために、中央プッシュロッド8の中心穴の壁の取付穴の位置で垂直上方に案内溝を設けることができる。
【0021】
前記の止めピンの設置方法では、連結スリーブ402の設置位置の外縁に直径(本実施例は5mm)が環状内側凹溝413の高さ(本実施例は4.1mm)より大きい穴を開け、次に、短い円筒を締まりばめで穴に挿入し、外縁でスポット溶接を行い、最終的な加工により、短い円筒の2つの端面が、ここで連結スリーブ402の内側および外側の円形面と一致するようにする。
前記電流スイッチは、外側ハウジング1から絶縁されて設置されたスイッチ正極固定板26と、中央プッシュロッド8の外縁上部に設置され、スイッチ正極固定板26と連携して電流スイッチを閉じてブレーキアクチュエータに電流を流すためのスイッチ負極可動板20とを含み、スイッチの正極固定板26の長さは、中央プッシュロッド8の軸方向のストロークよりも大きく、中央プッシュロッド8の連結スリーブ402の外縁にスイッチ負極可動板20を取り付けるための2つのネジ穴が設けられる。
【0022】
本発明は、通常状態のアクセル踏み、追い越しときのアクセル急踏みとアクセルの踏み間違いという3つの状況を認識するため、前記緊急ロック機構6は、ウォーム12の軸方向の貫通穴に沿って軸方向に穴の壁に均一に配置された円弧状の環状凹溝601と、中央プッシュロッド8の外縁の中央部で半径方向に沿って均一に配置された円弧状の環状凹溝601と嵌合するU字型凹部603とを含み、前記U字型凹部603の上部は斜めU字型、下部は垂直U字型であり、U字型凹部603に鋼球が取り付けられる。本実施例の円弧状の環状凹溝601は18個あり、深さは0.4mm、円弧状の環状凹溝601の円弧状部分の半径は鋼球602の半径と同じであり、2つの円弧状の環状凹溝601の間の距離は0.3mmである。
本発明の前記外側ハウジング1の上部は全円管であり、全円管の上部に中央プッシュロッド8におけるスイッチの負極可動板20の上下フルストロークの移動と回転に必要な外側ハウジング切り欠き101を設け、中央部は半円管であり、半円管の下部の半径は実施例1の外側ハウジング1の上半円管の全長方向の半径と一致であり、その違いは、その上部よりも大きい半径は緊急給油判定ばね22の取付に使用され、半円管の下端に固定大半円形瓦103を設け、固定大半円瓦103の反対側に着脱可能な小半円瓦102を設け、固定大半円瓦103と着脱可能な小半円瓦102の内径は全円管の内径と同じであり、固定大半円瓦103と着脱可能な小半円瓦102の外径は中央半円管の外径と同じであり、大半円瓦の反対側の小半円切り欠きは、内側ハウジング2を取り付けるときに内側ハウジング2の2つのウォームギア11の外側の軸受け台203が通過できるようにする必要があり、大半円瓦の下部は2つの対称的に配置された滑り軸受け107であり、滑り軸受け107に垂直のスライドウェイ16を設け、滑り軸は下部プッシュロッドが回転できず、軸方向の動きがスムーズであることを保証でき、全円管と半円管の一側は半円体の両側から保護シェル104を設け、半円管に面する保護シェル104の壁に2つのラック19取付穴15を設け、保護シェル104のスイッチ負極可動板20の回転方向に対向する一側のシェル壁に2つのスイッチ正極固定板の取付穴106を設け、上記の着脱可能な小半円瓦102に保護鉄板があり、固定大半円瓦103と着脱可能な小半円瓦102の両側に取付ラグを設け、全円管と保護シェル104に外側ハウジング1取付ラグを設ける。
前記内側ハウジング2は円管本体であり、円管本体の内壁の中間部分にウォーム12を軸方向に制限するための上下2つの内側環状突起ショルダ201を設け、円管本体の外縁の中間部分に実施例1の内側ハウジング2の外縁の全長方向の半径と一致するが、その違いは緊急給油判定ばね22取付用の外側環状突起ショルダ202を設け、円管本体の外縁の中間部分の両側にウォームギア11取付用の2つの外側軸受け台203を設け、外側軸受け台203に軸受け204を取り付け、2つの軸受け台203の中間の円管本体にウォームギア11とウォーム12の噛み合いに必要な長方形の切り欠き205を設け、円管本体の上部に中央プッシュロッド8のスイッチの負極可動板20の回転を妨げないために必要な内側ハウジング切り欠き206を設ける。内側ハウジング2と緊急給油判定ばね22の取付方法は次のとおりである。内側ハウジング2を外側ハウジング1の下部半円切り欠きから外側ハウジング1に挿入してから一番上の位置に押し込み、緊急給油判定ばね22を専用工具で圧縮して半円切り欠きから挿入し、外側ハウジング上部の保護カバーにより内側ハウジングを通常の位置に押し込む。
【0023】
アクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える方法であって、アクセルペダル21の踏力、速度、加速度を利用して、アクセル踏み間違いを防止する給油変換ブレーキ装置をトリガーしてアクセル給油をブレーキに切り替え、アクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置はアクセルペダル21に接続するアクセルプッシュロッドと、ブレーキアクチュエータに電流を流すための電流スイッチとを含み、前記アクセル踏み間違いを防止する給油からブレーキに切り替える装置は、さらに外側ハウジング1を含み、外側ハウジング1にウォーム12とウォームギア11からなるウォームギア・ウォーム機構によって駆動して軸方向にのみ移動できる内側ハウジング2が設置され、ウォーム12の軸方向限界装置は内側ハウジング2に取り付けられ、ウォームギア11は内側ハウジング2に取り付けられ、外側ハウジング1にウォームギアシャフトカップリングギアを介してウォームギア11と協働するラック19が固定的に取り付けられ、前記アクセルプッシュロッドは上部プッシュロッド7と、中央プッシュロッド8と下部プッシュロッド9とを含み、前記ウォーム12の上部に遠心ディスク10を設け、遠心ディスク10は、縦軸14および軸用弾性止め輪を介して1対のつめ連動鋳鉄3を蝶番で接続され、つめ連動鋳鉄3と遠心ディスク10との間に戻り用ねじりばね17を設け、遠心ディスク10に接続する前記ウォーム12の軸の中心に軸方向の貫通穴を設け、軸方向の貫通穴に中央プッシュロッド8が取り付けられ、軸方向の貫通穴と中央プッシュロッド8との間に中央プッシュロッド8によってウォーム12を駆動して移動させる緊急ロック機構6を設け、外側ハウジング1と内側ハウジング2の下半部との間に緊急給油判定ばね22を設け、中央プッシュロッド8の軸の中心に中心穴を設け、中央プッシュロッド8の外縁には、つめ302に対応してフルストロークで協働する細長いラチェット25を設け、中央プッシュロッド8の上部は、プッシュロッド連動機構4を介して上部プッシュロッド7の一端に接続され、上部プッシュロッド7の他端はアクセルペダル21の半径方向限界装置に接続され、中央プッシュロッド8の下部はプッシュロッド連結機構5を介して下部プッシュロッド9の上部に接続され、下部プッシュロッド9はその底部を固定するための滑り軸15を介して外側ハウジング1の底部と一体に接続されたスライドウェイ16の半径方向限界装置に接続され、滑り軸15はスライドウェイ16を上下に移動してプッシュロッドが半径方向に回転できないようにし、下部プッシュロッド9はさらにアクセルワイヤに接続し、中央プッシュロッド8と外側ハウジング1との間に中央プッシュロッド8によって回転できるブレーキアクチュエータに電流を流すための電流スイッチが設けられる。下部プッシュロッド9は、滑り軸15を介してレバー連動フォーク18に接続し、レバー連動フォーク18のレバー部材の異なる位置にある穴は、アクセル連結ロッドまたはアクセルワイヤを介してエンジンアクセルに接続する。通常走行時にアクセルペダルを踏むと、アクセルペダル21の踏力、速度と加速度によって緊急ロック機構6を作動させることができず、ウォームギア・ウォーム機構が移動も回転もせず、つめ302は細長いラチェット25に結合せず、緊急給油判定ばね22の抵抗により、上部プッシュロッド7、中央プッシュロッド8、下部プッシュロッド9のみが連動して下向きに移動し、アクセルの開度を調整する。追い越しでアクセルを踏むとき、アクセルの踏力、速度および加速度により2つの状況が発生する。第1は、緊急ロック機構6が依然として機能せず、ウォームギア・ウォームは移動も回転もせず、つめ302は細長いラチェット25に結合せず、上部、中央と下部の3つのプッシュロッドのみが連動して下向きに移動し、アクセルの開度を調整する。第2は、緊急ロック機構6が機能するが、ウォームギア・ウォームは低速または中速で移動と回転するので、つめ302は長細いいラチェット25と結合することができず、上部プッシュロッド7が受けた下向きの力は中央プッシュロッド8、ウォームギア・ウォーム機構を介して内側ハウジング2と下部プッシュロッド9に伝達し、緊急給油判定ばね22の抵抗を克服して一緒に下向きに移動し、アクセルの開度を調整する。緊急時に誤ってアクセルを踏むと、アクセルペダル21の踏力、速度と加速度により緊急ロック機構6が作動し、上部プッシュロッド7が受けた下向きの力は中央プッシュロッド8、ウォームギア・ウォーム機構を介して内側ハウジング2に伝達し、緊急給油判定ばね22の抵抗を克服して下向きに移動し、ウォーム12に接続する遠心ディスク10は高速で回転し、つめ302と細長いラチェット55を結合させて中央プッシュロッド8を駆動してプッシュロッド連結機構5を作動させ、下部プッシュロッド9を中央プッシュロッド8の中心穴の収容穴503に押し込んでアクセルを離させ、次に電源スイッチをトリガーして電流を流し、ブレーキアクチュエータにブレーキをかける。
【0024】
本発明の前記緊急給油判定ばね22は、通常走行時のアクセル踏みと追い越し運転時のアクセル急踏みの2つの作動状態の踏力、速度および加速度を区別するために使用され、緊急給油判定ばねの弾性力、ウォームギア・ウォーム機構の回転比、連動鋳鉄の質量mの大きさおよびつめ戻り用ねじりばね17のトルクも追い越し運転時のアクセル急踏みと急加速時のアクセルの踏み間違い状況での踏力、速度と加速度を区別するために使用され、緊急給油判定ばね22の弾性力、ウォームギア・ウォーム機構の回転比、連動鋳鉄301の質量mの大きさおよびつめ戻り用ねじりばねのトルクの値を適切に設定し、ペダルを踏む力、ペダルを踏む速度および加速度のダブルトリガー動作モードにより、3つの動作条件が明確で大きな間隔を持ち、互いに重なり合ったり干渉しないようにすることができる。
本実施例では、緊急給油判定ばね22の弾性力は80~160Nであり、通常走行の給油時にウォーム12に対する中央プッシュロッド8の摩擦力だけでなく、内部ハウジング2およびその上部ウォームギア・ウォーム機構の重力を克服し、下向きに移動しないようにすることができる。また、追い越しの加速時の急給油時に緊急ロック機構6を作動させる際の足元への負担を軽減することもできる。
本実施例のつめが作動してアクセルを踏む踏力は>300N、加速度a>30m/S 2。
【0025】
本実施例は、アクセルを踏む踏力、アクセルを踏む速度および加速度の二重トリガー作業モードによって通常のアクセル踏み、追い越しのアクセル急踏みとアクセルの踏み間違いの識別ニーズを満たす。運転手が運転中に通常のようにアクセルを踏むとき、上部プッシュロッド7が受ける下向きの力が強くなく、速度および加速度が速くなく、緊急ロック機構6が機能せず、下向きの力は中央プッシュロッド8を介してウォーム12に伝達することなく、下部プッシュロッド9に直接伝達され、緊急給油判定ばね22の抵抗により、ウォームギア・ウォーム機構も内側ハウジング2も動かず、上部プッシュロッド7、中央プッシュロッド8と下部プッシュロッド8が下向きに連動し、レバー連動フォーク18を押してその上のアクセルワイヤを動かせ、アクセルの開度を調整する。追い越しでアクセルを急踏むとき、一部の操作状況では、アクセルペダル21の踏力、速度および加速度は通常踏む時の上限範囲内にあり、ウォームギア・ウォーム機構も内側ハウジング2も動かず、上部、中央、下部のプッシュロッドが下向きに連動し、アクセルワイヤによってアクセルの開度を調整する。一部の操作状況では、中央プッシュロッド8の下向きの速度、加速度は中央プッシュロッド8上の鋼球602が落下する重力加速度9.8m/S 2よりも大きく、中央プッシュロッド8は鋼球602を介してウォーム12をロックし、緊急ロック機構6が機能し、内側ハウジング2およびウォームギア・ウォーム機構が中央プッシュロッド8に追従して一緒に下降し、遠心ディスク10を回転させる。しかし、緊急給油判定ばね22の抵抗により、運転手は通常の運転状況に基づいて想定された追い越し緊急給油状況によって与えられる足元の感覚でアクセルペダル21に加える力は、内側ハウジング2およびその上のウォームギア11が下降してウォーム12のつめを作動させる力、速度および加速度よりもはるかに小さく、中央プッシュロッド8が回転しないことである。従って、上部プッシュロッド7、中央プッシュロッド8、ウォームギア・ウォーム機構、内側ハウジング2が一緒に下降して下部プッシュロッド9を押し、レバー連動フォーク18を駆動させ、アクセルワイヤを動かせてアクセルの開度を調整する。緊急状況で慌ててアクセルペダル21を強く踏むとき、中央プッシュロッド8は鋼球602を介してウォーム12をロックし、緊急ロック機構6が機能し、中央プッシュロッド8はウォーム12、内側ハウジング2を介してウォーム11を急速に押し下げ、ウォーム12上の遠心ディスク10が高速で回転し、連動鋳鉄301を動かせ、つめ302と細長いラチェット25を結合させ、ラチェット302は中央プッシュロッド8上の歯と噛み合い、中央プッシュロッド8がウォーム12に追従して回転させるようにする。中央プッシュロッド8が一定の角度を回転した後、回転できず、上下にしか動かない下部プッシュロッド9上の細長い扇形スプラインキー502は、中央プッシュロッド8下端の扇形スプライン溝501を介して中央プッシュロッド8の中心穴内の収容穴503に入り、レバー戻り用ねじりばねの作用下でレバー連動フォーク18によって押し上げて戻し、アクセルを離してエンジンをアイドリング状態に戻させる。扇形スプライン溝の角度は扇形スプラインキーの角度より大きいので、中央プッシュロッド8をわずかに回転させることができ、その上端のスイッチ負極可動板20が外側ハウジング1に絶縁して固定的に取り付けられるスイッチ正極固定板26とスイッチを閉じてブレーキアクチュエータに電流を流して車両にブレーキをかける。また、中央プッシュロッド8の回転により他の形式の電流スイッチを閉じてブレーキアクチュエータに電源を流して車両にブレーキをかけることができる。前記ブレーキアクチュエータは発明CN201811378952.1に記載の電磁クラッチ式モーターまたはステッピングモーターであり、自動車力負帰還アフターバーナーを作動させ、またはステッピングモーターがブレーキペダルを回転させて車両にブレーキをかける。前記ステッピングモータによって駆動されるブレーキペダルは、ステッピングモータの出力軸にギアを取り付け、ブレーキペダルとペダル軸の蝶番のハブに扇形ギアを増設してそれらを噛み合わせ、ステッピングモータの回転角度をブレーキペダルを一番下踏むときに回転する角度と同じように設計し、前記その他の形式の電流スイッチは、例えば、ストロークスイッチまたはプッシュスイッチである。ただし、ストロークスイッチのフォーク側は、中央プッシュロッド8の上下移動を満たすために細長くする必要があり、中央プッシュロッド8が回転するときにストロープスイッチ上のフォークを押してスイッチを閉じて回路を連通し、中央プッシュロッド8が戻るときにフォークを駆動して回路を切断し、給油からブレーキに切り替えることを実現し、アクセルの踏み間違いによる事故の発生を防止し、アクセルペダル21を離すとき、アクセルペダル21の戻りばねの作用下で上部プッシュロッド7と中央プッシュロッド8が戻り、内側ハウジング2およびウォームギア・ウォーム機構が緊急給油判定ばね22によって押し上げて戻り、下部プッシュロッド9はレバー連動フォーク18戻り用ねじりばねに駆動されてエンジンアイドル状態に戻る。
【0026】
装置を斜めに設置する場合は、鋼球 602 の落下速度に影響を与えないように、2つの鋼球 602 を前後の位置ではなく、斜めの左右に配置する必要がある。
【0027】
外側ハウジング1の上部の保護カバーには、防塵用のゴムベローズが取り付けられる。
【0028】
その他は実施例1と同じである。
【符号の説明】
【0029】
1外側ハウジング、101外側ハウジングの切り欠き、102着脱可能な小半円瓦、103固定大半円瓦、104保護シェル、105ラック取付穴、106スイッチ正極固定板取付穴、107滑り軸受け。
2内側ハウジング、201内側環状突起ショルダ、203外側軸受け台、204軸受け、205長方形切り欠き、206内側ハウジング切り欠き
3つめ連動鋳鉄、301鋳鉄、302つめ、303止め柱。
4プッシュロッド連動機構、401ロッドヘッド、402連結スリーブ、403ショルダ、404大きなピン、405、ねじりばね取付軸、406中央プッシュロッド戻り用ねじりばね、407開口溝、408異形止め輪、409環状外側凹溝、410ストッパ、411小さなピン、412止めピン、413環状内側凹溝、414プロセス切り欠き、415U字型切り欠き。
5プッシュロッド連結機構、501扇形内側スプライン溝、502扇形外側スプラインキー、503収容穴、504位置決め穴。
6緊急ロック機構、601円弧状の環状凹溝、602鋼球、603U字型切り欠き。
7上部プッシュロッド、8中央プッシュロッド、9下部プッシュロッド、10遠心ディスク、11ウォームギア、12、ウォーム、13ラチェット、14縦軸、15滑り軸、16、スライドウェイ、17、戻り用ねじりばね、18レバー連動フォーク、19ラック、20スイッチ負極可動板、21アクセルペダル、22緊急給油判定ばね、24ウォーム軸用弾性止め輪、25細長いラチェット、26スイッチ正極固定板、27座金。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
【国際調査報告】