(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-08-15
(54)【発明の名称】マルチキャスト通信のための方法、第1ネットワークデバイス及び第2ネットワークデバイス
(51)【国際特許分類】
H04W 4/06 20090101AFI20230807BHJP
H04W 72/231 20230101ALI20230807BHJP
H04W 16/26 20090101ALI20230807BHJP
H04W 48/16 20090101ALI20230807BHJP
【FI】
H04W4/06
H04W72/231
H04W16/26
H04W48/16
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023504157
(86)(22)【出願日】2020-07-30
(85)【翻訳文提出日】2023-02-28
(86)【国際出願番号】 CN2020105918
(87)【国際公開番号】W WO2022021232
(87)【国際公開日】2022-02-03
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】504161984
【氏名又は名称】ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ルオ、ハイヤン
(72)【発明者】
【氏名】ジュ、ユアンピン
(72)【発明者】
【氏名】ゼン、チンハイ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD17
5K067EE02
5K067EE06
5K067EE10
(57)【要約】
本願は、マルチキャスト通信のための方法、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスを提供する。方法は、第1ネットワークデバイスが第1情報を第2ネットワークデバイスへ送信する段階であって、第1情報は、マルチキャストサービス情報と第1端末デバイスとの間の関連関係を示す、段階、第1ネットワークデバイスが、第2情報を第2ネットワークデバイスから受信する段階、第1ネットワークデバイスが、第2情報に基づいて構成メッセージを生成する段階であって、構成メッセージは、マルチキャストサービス情報と第1論理チャネルとの間の関連関係を示し、第1論理チャネルは第1端末デバイスの論理チャネルである、段階、及び、第1ネットワークデバイスが構成メッセージを第1端末デバイスへ送信する段階を含む。第1ネットワークデバイスと第2ネットワークデバイスとの間のインタラクションを通じて、第1ネットワークデバイスは、マルチキャストサービス情報と端末デバイスの論理チャネルとの間の関連関係を決定し得、関連関係を端末デバイスへ送信し得、その結果、マルチキャストサービスは、関連関係に基づいてユニキャスト方式で伝送されることでき、それにより、マルチキャストサービスの柔軟な伝送を実装する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
マルチキャスト通信のための方法であって、
第1ネットワークデバイスによって、第1情報を第2ネットワークデバイスへ送信する段階であって、前記第1情報は、マルチキャストサービス情報と第1端末デバイスとの間の関連関係を示す、段階;
前記第1ネットワークデバイスによって、第2情報を前記第2ネットワークデバイスから受信する段階;
前記第1ネットワークデバイスによって、前記第2情報に基づいて構成メッセージを生成する段階であって、前記構成メッセージは、前記マルチキャストサービス情報と第1論理チャネルとの間の関連関係を示し、前記第1論理チャネルは、前記第1端末デバイスの論理チャネルである、段階;及び
前記第1ネットワークデバイスによって、前記構成メッセージを前記第1端末デバイスへ送信する段階
を備え、前記第1ネットワークデバイスは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、及び無線リソース制御層機能を有し、前記第2ネットワークデバイスは、無線リンク制御層機能、媒体アクセス制御層機能及び物理層機能を有する、方法。
【請求項2】
前記第2情報は、前記マルチキャストサービス情報と前記第1論理チャネルとの間の前記関連関係を示す、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1情報がマルチキャストサービス情報と第1端末デバイスとの間の関連関係を示すことは、
前記第1情報が、前記マルチキャストサービス情報と前記第1端末デバイスの第1データ無線ベアラとの間の関連関係を示すこと;及び
前記第2情報が、前記第1データ無線ベアラと前記第1端末デバイスの前記第1論理チャネルとの間の関連関係を示すこと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記マルチキャストサービス情報は、マルチキャストエリア識別子、一時モバイルグループアイデンティティ、セッション識別子及びグループ無線ネットワーク一時識別子のうちの1又は複数を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記構成メッセージは無線リソース制御再構成メッセージである、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
マルチキャスト通信のための方法であって、
第2ネットワークデバイスによって、第1情報を第1ネットワークデバイスから受信する段階であって、前記第1情報は、マルチキャストサービス情報と第1端末デバイスとの間の関連関係を示す、段階;及び
前記第2ネットワークデバイスによって、第2情報を前記第1ネットワークデバイスへ送信する段階であって、前記第2情報は、構成メッセージを決定するために使用され、前記構成メッセージは、前記マルチキャストサービス情報と第1論理チャネルとの間の関連関係を示し、前記第1論理チャネルは前記第1端末デバイスの論理チャネルである、段階
を備え、前記第1ネットワークデバイスは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、及び無線リソース制御層機能を有し、前記第2ネットワークデバイスは、無線リンク制御層機能、媒体アクセス制御層機能及び物理層機能を有する、
方法。
【請求項7】
前記第2情報は、前記マルチキャストサービス情報と前記第1論理チャネルとの間の前記関連関係を示す、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記第1情報がマルチキャストサービス情報と第1端末デバイスとの間の関連関係を示すことは、
前記第1情報が、前記マルチキャストサービス情報と前記第1端末デバイスの第1データ無線ベアラとの間の関連関係を示すこと;及び
前記第2情報が、前記第1データ無線ベアラと前記第1端末デバイスの前記第1論理チャネルとの間の関連関係を示すこと
を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記マルチキャストサービス情報は、マルチキャストエリア識別子、一時モバイルグループアイデンティティ、セッション識別子及びグループ無線ネットワーク一時識別子のうちの1又は複数を含む、請求項6から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
マルチキャスト通信のための方法であって、
端末デバイスによって、構成メッセージを第1ネットワークデバイスから受信する段階であって、前記構成メッセージは、マルチキャストサービス情報と前記端末デバイスの第1論理チャネルとの間の関連関係を示す、段階;及び
前記端末デバイスによって、前記構成メッセージに基づいて、前記第1論理チャネルに上で、前記マルチキャストサービス情報に対応するマルチキャストサービスを受信する段階
を備え、前記第1ネットワークデバイスは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能及び無線リソース制御層機能を有する、方法。
【請求項11】
前記マルチキャストサービス情報は、マルチキャストエリア識別子、一時モバイルグループアイデンティティ、セッション識別子及びグループ無線ネットワーク一時識別子のうちの1又は複数を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記構成メッセージは無線リソース制御(RRC)再構成メッセージである、請求項10又は11に記載の方法。
【請求項13】
第1ネットワークデバイスであって、
第1情報を第2ネットワークデバイスへ送信するように構成されている送受信ユニットであって、前記第1情報は、マルチキャストサービス情報と第1端末デバイスとの間の関連関係を示し、前記送受信ユニットは更に第2情報を前記第2ネットワークデバイスから受信するように構成されている、送受信ユニット;及び
前記第2情報に基づいて構成メッセージを生成するように構成されている処理ユニットであって、前記構成メッセージは、前記マルチキャストサービス情報と第1論理チャネルとの間の関連関係を示し、前記第1論理チャネルは、前記第1端末デバイスの論理チャネルであり、前記送受信ユニットは更に、前記構成メッセージを前記第1端末デバイスへ送信するように構成されている、処理ユニット
を備え、前記第1ネットワークデバイスは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、及び無線リソース制御層機能を有し、前記第2ネットワークデバイスは、無線リンク制御層機能、媒体アクセス制御層機能、及び物理層機能を有する、第1ネットワークデバイス。
【請求項14】
前記第2情報は、前記マルチキャストサービス情報と前記第1論理チャネルとの間の前記関連関係を示す、請求項13に記載の第1ネットワークデバイス。
【請求項15】
前記第1情報がマルチキャストサービス情報と第1端末デバイスとの間の関連関係を示すことは、
前記第1情報が、前記マルチキャストサービス情報と前記第1端末デバイスの第1データ無線ベアラとの間の関連関係を示すこと;及び
前記第2情報が、前記第1データ無線ベアラと前記第1端末デバイスの前記第1論理チャネルとの間の関連関係を示すこと
を含む、請求項13に記載の第1ネットワークデバイス。
【請求項16】
前記マルチキャストサービス情報は、マルチキャストエリア識別子、一時モバイルグループアイデンティティ、セッション識別子及びグループ無線ネットワーク一時識別子のうちの1又は複数を含む、請求項13から15のいずれか一項に記載の第1ネットワークデバイス。
【請求項17】
前記構成メッセージは無線リソース制御再構成メッセージである、請求項13から16のいずれか一項に記載の第1ネットワークデバイス。
【請求項18】
第2ネットワークデバイスであって、
第1情報を第1ネットワークデバイスから受信するように構成されている送受信ユニットであって、前記第1情報は、マルチキャストサービス情報と第1端末デバイスとの間の関連関係を示す、送受信ユニットを備え、
前記送受信ユニットは更に、第2情報を前記第1ネットワークデバイスへ送信するように構成されており、前記第2情報は、構成メッセージを決定するために使用され、前記構成メッセージは、前記マルチキャストサービス情報と第1論理チャネルとの間の関連関係を示し、前記第1論理チャネルは、前記第1端末デバイスの論理チャネルであり;
前記第1ネットワークデバイスは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、及び無線リソース制御層機能を有し、前記第2ネットワークデバイスは、無線リンク制御層機能、媒体アクセス制御層機能及び物理層機能を有する、
第2ネットワークデバイス。
【請求項19】
前記第2情報は、前記マルチキャストサービス情報と前記第1論理チャネルとの間の前記関連関係を示す、請求項18に記載の第2ネットワークデバイス。
【請求項20】
前記第1情報がマルチキャストサービス情報と第1端末デバイスとの間の関連関係を示すことは、
前記第1情報が、前記マルチキャストサービス情報と前記第1端末デバイスの第1データ無線ベアラとの間の関連関係を示すこと;及び
前記第2情報が、前記第1データ無線ベアラと前記第1端末デバイスの前記第1論理チャネルとの間の関連関係を示すこと
を含む、請求項18に記載の第2ネットワークデバイス。
【請求項21】
前記マルチキャストサービス情報は、マルチキャストエリア識別子、一時モバイルグループアイデンティティ、セッション識別子及びグループ無線ネットワーク一時識別子のうちの1又は複数を含む、請求項18から20のいずれか一項に記載の第2ネットワークデバイス。
【請求項22】
端末デバイスであって、
構成メッセージを第1ネットワークデバイスから受信するように構成されている送受信ユニットであって、前記構成メッセージは、マルチキャストサービス情報と前記端末デバイスの第1論理チャネルとの間の関連関係を示す、送受信ユニットを備え、
前記送受信ユニットは更に、前記第1論理チャネル上で、前記構成メッセージに基づいて、前記マルチキャストサービス情報に対応するマルチキャストサービスを受信するように構成されている、端末デバイス。
【請求項23】
前記マルチキャストサービス情報は、マルチキャストエリア識別子、一時モバイルグループアイデンティティ、セッション識別子及びグループ無線ネットワーク一時識別子のうちの1又は複数を含む、請求項22に記載の端末デバイス。
【請求項24】
前記構成メッセージは無線リソース制御再構成メッセージである、請求項22又は23に記載の端末デバイス。
【請求項25】
マルチキャスト通信のための方法であって、
第1ネットワークデバイスによって、マルチキャストサービス情報を第2ネットワークデバイスへ送信する段階;
前記第1ネットワークデバイスによって、前記第2ネットワークデバイスから、前記マルチキャストサービス情報に基づいて決定された、マルチキャスト制御チャネルの構成情報を受信する段階;
前記第1ネットワークデバイスによって、前記構成情報に基づいて、システム情報を生成する段階であって、前記システム情報は前記構成情報を含む、段階;及び
前記第1ネットワークデバイスによって、前記システム情報を前記第2ネットワークデバイスへ送信する段階
を備え、前記第1ネットワークデバイスは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、及び無線リソース制御層機能を有し、前記第2ネットワークデバイスは、無線リンク制御層機能、媒体アクセス制御層機能及び物理層機能を有する、方法。
【請求項26】
前記システム情報はシステム情報ブロック(SIB)13又はSIB20である、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
マルチキャスト通信のための方法であって、
第2ネットワークデバイスによって、マルチキャストサービス情報を第1ネットワークデバイスから受信する段階;
前記第2ネットワークデバイスによって、前記マルチキャストサービス情報に基づいて、マルチキャスト制御チャネルの構成情報を決定する段階;
前記第2ネットワークデバイスによって、前記構成情報を前記第1ネットワークデバイスへ送信する段階;
前記第2ネットワークデバイスによって、システム情報を前記第1ネットワークデバイスから受信する段階であって、前記システム情報は前記構成情報を含む、段階;及び
前記第2ネットワークデバイスによって、前記システム情報をブロードキャストする段階
を備え、前記第1ネットワークデバイスは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、及び無線リソース制御層機能を有し、前記第2ネットワークデバイスは、無線リンク制御層機能、媒体アクセス制御層機能、及び物理層機能を有する、方法。
【請求項28】
前記システム情報はシステム情報ブロック(SIB)13又はSIB20である、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
第1ネットワークデバイスであって、
マルチキャストサービス情報を第2ネットワークデバイスへ送信するように構成されている送受信ユニットであって、前記送受信ユニットは更に、前記第2ネットワークデバイスから、前記マルチキャストサービス情報に基づいて決定された、マルチキャスト制御チャネルの構成情報を受信するように構成されている、送受信ユニット;及び
前記構成情報に基づいて、システム情報を生成するように構成されている処理ユニットであって、前記システム情報は前記構成情報を含み、前記送受信ユニットは更に、前記システム情報を前記第2ネットワークデバイスへ送信するように構成されている、処理ユニット
を備え、前記第1ネットワークデバイスは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、及び無線リソース制御層機能を有し、前記第2ネットワークデバイスは、無線リンク制御層機能、媒体アクセス制御層機能、及び物理層機能を有する、
第1ネットワークデバイス。
【請求項30】
前記システム情報はシステム情報ブロック(SIB)13又はSIB20である、請求項29に記載の第1ネットワークデバイス。
【請求項31】
第2ネットワークデバイスであって、
マルチキャストサービス情報を第1ネットワークデバイスから受信するように構成されている送受信ユニット;及び
前記マルチキャストサービス情報に基づいて、マルチキャスト制御チャネルの構成情報を決定するように構成されている処理ユニット
を備え、前記送受信ユニットは更に、前記構成情報を前記第1ネットワークデバイスへ送信するように構成されており;
前記送受信ユニットは更に、システム情報を前記第1ネットワークデバイスから受信するように構成されており、前記システム情報は前記構成情報を含み;
前記送受信ユニットは更に、前記システム情報をブロードキャストするように構成されており、
前記第1ネットワークデバイスは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能及び無線リソース制御層機能を有し、前記第2ネットワークデバイスは、無線リンク制御層機能、媒体アクセス制御層機能、及び物理層機能を有する、第2ネットワークデバイス。
【請求項32】
前記システム情報は、システム情報ブロック(SIB)13又はSIB20である、請求項31に記載の第2ネットワークデバイス。
【請求項33】
マルチキャスト通信のための方法であって、
統合アクセス及びバックホール(IAB)ノードによって、少なくとも1個のマルチキャストサービス情報を第1ネットワークデバイスから受信する段階であって、前記少なくとも1個のマルチキャストサービス情報は、前記IABノードがモニタリング及びマルチキャストする必要がある少なくとも1のマルチキャストサービスを示し、前記第1ネットワークデバイスはドナーノードの中央ユニット(Donor-CU)である、段階;
前記IABノードによって、前記少なくとも1個のマルチキャストサービス情報に基づいて、前記少なくとも1のマルチキャストサービスを前記IABノードの親ノードから受信する段階;及び
前記IABノードによって、前記少なくとも1のマルチキャストサービスをマルチキャストする段階
を備える方法。
【請求項34】
前記IABノードによって、前記少なくとも1のマルチキャストサービスをマルチキャストする前記段階の前に、前記方法は更に、
前記IABノードによって、前記少なくとも1個のマルチキャストサービス情報に基づいて、マルチキャスト制御チャネルの構成情報を決定する段階;
前記IABノードによって、前記マルチキャスト制御チャネルの前記構成情報を前記第1ネットワークデバイスへ送信する段階;
前記IABノードによって、システム情報を前記第1ネットワークデバイスから受信する段階であって、前記システム情報は、前記マルチキャスト制御チャネルの前記構成情報を含む、段階;
前記IABノードによって、前記システム情報をブロードキャストする段階;及び
前記IABノードによって、前記マルチキャスト制御チャネルの前記構成情報に基づいて、前記マルチキャスト制御チャネル上で、少なくとも1のマルチキャストトラフィックチャネルの構成情報を送信する段階であって、前記少なくとも1のマルチキャストトラフィックチャネルは、前記少なくとも1のマルチキャストサービスをマルチキャストするために使用される、段階
を備える、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記IABノードはモバイルターミネーション(MT)及び分散ユニット(DU)を含み;
統合アクセス及びバックホールIABノードによって、少なくとも1個のマルチキャストサービス情報を第1ネットワークデバイスから受信する段階は、
前記MTによって、無線リソース制御(RRC)メッセージを前記第1ネットワークデバイスから受信する段階であって、前記RRCメッセージは、前記少なくとも1個のマルチキャストサービス情報を含む、段階;又は
前記DUによって、F2インタフェースメッセージを前記第1ネットワークデバイスから受信する段階であって、前記F2インタフェースメッセージは、前記少なくとも1個のマルチキャストサービス情報を含む、段階
を含む、請求項33又は34に記載の方法。
【請求項36】
マルチキャスト通信のための方法であって、
第1ネットワークデバイスによって、統合アクセス及びバックホール(IAB)ノードへ、前記IABノードに対応する少なくとも1個のマルチキャストサービス情報を送信する段階であって、前記少なくとも1個のマルチキャストサービス情報は、前記IABノードがモニタリング及びマルチキャストする必要がある少なくとも1のマルチキャストサービスを示し、前記第1ネットワークデバイスは、ドナーノードの中央ユニット(Donor-CU)である、段階;及び
前記第1ネットワークデバイスによって、第2ネットワークデバイスへ、前記IABノードがモニタリング及びマルチキャストする必要がある前記少なくとも1のマルチキャストサービスを送信する段階であって、前記第2ネットワークデバイスは、前記ドナーノードの分散ユニット(Donor-DU)である、段階
を備える方法。
【請求項37】
前記方法は更に、
前記第1ネットワークデバイスによって、前記IABノードから、前記少なくとも1個のマルチキャストサービス情報に基づいて決定される、マルチキャスト制御チャネルの構成情報を受信する段階;
前記第1ネットワークデバイスによって、前記IABノードの前記マルチキャスト制御チャネルの前記構成情報に基づいてシステム情報を決定する段階であって、前記システム情報は、前記マルチキャスト制御チャネルの前記構成情報を含む、段階;及び
前記第1ネットワークデバイスによって、前記システム情報を前記IABノードへ送信する段階
を備える、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
統合アクセス及びバックホールIABノードであって、
少なくとも1個のマルチキャストサービス情報を第1ネットワークデバイスから受信するように構成されている送受信ユニットであって、前記少なくとも1個のマルチキャストサービス情報は、前記IABノードがモニタリング及びマルチキャストする必要がある少なくとも1のマルチキャストサービスを示し、前記第1ネットワークデバイスは、ドナーノードの中央ユニット(Donor-CU)である、送受信ユニット
を備え、前記送受信ユニットは更に、前記少なくとも1個のマルチキャストサービス情報に基づいて、前記少なくとも1のマルチキャストサービスを前記IABノードの親ノードから受信するように構成されており;
前記送受信ユニットは更に、前記少なくとも1のマルチキャストサービスをマルチキャストするように構成されている、IABノード。
【請求項39】
前記IABノードは更に、
前記少なくとも1個のマルチキャストサービス情報に基づいて、マルチキャスト制御チャネルの構成情報を決定するように構成されている処理ユニット
を備え、前記送受信ユニットは更に、前記マルチキャスト制御チャネルの前記構成情報を前記第1ネットワークデバイスへ送信するように構成されており;
前記送受信ユニットは更に、システム情報を前記第1ネットワークデバイスから受信するように構成されており、前記システム情報は前記マルチキャスト制御チャネルの前記構成情報を含み;
前記送受信ユニットは更に、前記システム情報をブロードキャストするように構成されており;
前記送受信ユニットは更に、前記マルチキャスト制御チャネルの前記構成情報に基づいて、前記マルチキャスト制御チャネル上で少なくとも1のマルチキャストトラフィックチャネルの構成情報を送信するように構成されており、前記少なくとも1のマルチキャストトラフィックチャネルは、前記少なくとも1のマルチキャストサービスをマルチキャストするために使用される、請求項38に記載のIABノード。
【請求項40】
第1ネットワークデバイスであって、
統合アクセス及びバックホール(IAB)ノードへ、前記IABノードに対応する少なくとも1個のマルチキャストサービス情報を送信するように構成されている送受信ユニットであって、前記少なくとも1個のマルチキャストサービス情報は、前記IABノードがモニタリング及びマルチキャストする必要がある少なくとも1のマルチキャストサービスを示し、前記第1ネットワークデバイスは、ドナーノードの中央ユニット(Donor-CU)である、送受信ユニット
を備え、前記送受信ユニットは更に、第2ネットワークデバイスへ、前記IABノードがモニタリング及びマルチキャストする必要がある前記少なくとも1のマルチキャストサービスを送信するように構成されており、前記第2ネットワークデバイスは、前記ドナーノードの分散ユニット(Donor-DU)である、第1ネットワークデバイス。
【請求項41】
前記送受信ユニットは更に、前記IABノードから、前記少なくとも1個のマルチキャストサービス情報に基づいて決定される、マルチキャスト制御チャネルの構成情報を受信するように構成されており;
前記第1ネットワークデバイスは更に、前記IABノードの前記マルチキャスト制御チャネルの前記構成情報に基づいて、システム情報を決定するように構成されている処理ユニットを備え、前記システム情報は、前記マルチキャスト制御チャネルの前記構成情報を含み;
前記送受信ユニットは更に、前記システム情報を前記IABノードへ送信するように構成されている、請求項40に記載の第1ネットワークデバイス。
【請求項42】
マルチキャスト通信のための方法であって、
第2ネットワークデバイスによって、第1マルチキャストサービスを第1ネットワークデバイスから受信する段階であって、前記第1マルチキャストサービスはトランスポートネットワーク層(TNL)アドレスを含み、前記TNLアドレスは前記第1マルチキャストサービスに対応し、前記第1ネットワークデバイスはドナーノードの中央ユニットDonor-CUであり、前記第2ネットワークデバイスは前記ドナーノードの分散ユニットDonor-DUである、段階;及び
前記第2ネットワークデバイスによって、第1構成情報に基づいて、前記第1マルチキャストサービスをネクストホップ統合アクセス及びバックホール(IAB)ノードへ転送する段階
を備える方法。
【請求項43】
前記方法は更に、
前記第1構成情報に基づいて、前記第1マルチキャストサービスが、前記第2ネットワークデバイスにアクセスする端末デバイスへマルチキャストされる必要があると決定するとき、前記第2ネットワークデバイスによって、前記第2ネットワークデバイスにアクセスする前記端末デバイスへ前記第1マルチキャストサービスをマルチキャストする段階
を備える、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記第2ネットワークデバイスによって、第1構成情報に基づいて、前記第1マルチキャストサービスをネクストホップIABノードへ転送する前記段階は、
前記第2ネットワークデバイスによって、前記第1構成情報に基づいて、前記第1マルチキャストサービスに対応するルーティング情報を、前記第1マルチキャストサービスに対応するバックホールアダプテーションプロトコル(BAP)ヘッダに追加して、前記第1構成情報に基づいて、第2リンク構成を決定する段階;及び
前記第2ネットワークデバイスによって、第2リンクを通じて、前記第1マルチキャストサービスを前記ネクストホップIABノードへ送信する段階であって、前記第1マルチキャストサービスに対応する前記BAPヘッダは前記ルーティング情報を含む、段階
を含む、請求項42又は43に記載の方法。
【請求項45】
第2ネットワークデバイスによって、第1マルチキャストサービスを第1ネットワークデバイスから受信する前記段階の前に、前記方法は更に、
前記第2ネットワークデバイスによって、前記第1構成情報を前記第1ネットワークデバイスから受信する段階
を備える、請求項42から44のいずれか一項に記載の方法。
【請求項46】
マルチキャスト通信のための方法であって、
第1統合アクセス及びバックホール(IAB)ノードによって、第1マルチキャストサービスを受信する段階;
前記第1IABノードによって、第2構成情報に基づいて、前記第1マルチキャストサービスが別のIABノードへ転送される必要があるかどうかを決定する段階;
前記第1マルチキャストサービスが別のIABノードへ転送される必要があるとき、前記第1IABノードによって、前記第2構成情報に基づいて、ネクストホップIABノード及び第1リンクを決定する段階;及び
前記第1IABノードによって、前記第1リンクを通じて、前記第1マルチキャストサービスを前記ネクストホップIABノードへ転送する段階
を備える方法。
【請求項47】
前記方法は更に、
前記第1IABノードによって、前記第2構成情報に基づいて、前記第1マルチキャストサービスが、前記第1IABノードにアクセスする端末デバイスへマルチキャストされる必要があるかどうかを決定する段階;及び
前記第1マルチキャストサービスが、前記第1IABノードにアクセスする前記端末デバイスへマルチキャストされる必要があるとき、前記第1IABノードによって、前記第1マルチキャストサービスに対応するマルチキャストトラフィックチャネル上で、前記第1マルチキャストサービスをマルチキャストする段階
を備える、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
第1統合アクセス及びバックホールIABノードによって、第1マルチキャストサービスを受信する前記段階の前に、前記方法は更に、
前記第1IABノードによって、前記第2構成情報を第1ネットワークデバイスから受信する段階であって、前記第1ネットワークデバイスはドナーノードの中央ユニット(Donor-CU)である、段階
を備える、請求項46又は47に記載の方法。
【請求項49】
前記第2構成情報は、前記第1マルチキャストサービスに対応するマルチキャストサービス情報、ルーティング情報、前記ネクストホップIABノードのBAPアドレス、第1リンク構成、及び、前記第1IABノードにアクセスする前記端末デバイスにマルチキャストが必要かどうかを示す指示のうちの1又は複数を含み;
前記ルーティング情報は、ラストホップIABノードのBAPアドレスを含み、前記ルーティング情報は、前記第1マルチキャストサービスが別のIABノードへ転送される必要があるかどうかを決定するために前記第1IABノードによって使用される、請求項47または請求項47に従属する請求項48に記載の方法。
【請求項50】
マルチキャスト通信のための方法であって、
第2統合アクセス及びバックホール(IAB)ノードによって、第1マルチキャストサービスを前ホップIABノードから受信する段階であって、前記第1マルチキャストサービスは、ルーティング識別子及びマルチキャストインターネットプロトコル(IP)アドレスを含む、段階;
前記第2IABノードによって、前記ルーティング識別子に基づいて、前記第1マルチキャストサービスが別のIABノードへ転送される必要があるかどうかを決定する段階;
前記第1マルチキャストサービスが転送される必要が無いとき、第2IABノードによって、前記マルチキャストIPアドレス及び第3構成情報に基づいて、前記第1マルチキャストサービスに対応するマルチキャストトラフィックチャネルを決定する段階であって、前記第3構成情報は、前記第1マルチキャストサービスのマルチキャストサービス情報と前記マルチキャストIPアドレスとの間の対応関係を示す、段階;及び
前記第2IABノードによって、前記第1マルチキャストサービスに対応する前記マルチキャストトラフィックチャネル上で、前記第1マルチキャストサービスをマルチキャストする段階
を備える方法。
【請求項51】
第2統合アクセス及びバックホール(IAB)ノードによって、第1マルチキャストサービスを受信する前記段階の前に、前記方法は更に、
前記第2IABノードによって、前記第3構成情報を第1ネットワークデバイスから受信する段階であって、前記第1ネットワークデバイスはドナーノードの中央ユニット(Donor-CU)である、段階
を備える、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
マルチキャスト通信のための方法であって、
第1ネットワークデバイスによって、第1構成情報を第2ネットワークデバイスへ送信し、第2構成情報を第1IABノードへ送信し、第3構成情報を第3IABノードへ送信する段階であって、前記第1ネットワークデバイスは、ドナーノードの中央ユニット(Donor-CU)であり、前記第2ネットワークデバイスは、前記ドナーノードの分散ユニット(Donor-DU)である、段階
を備え、前記第1構成情報、前記第2構成情報、及び前記第3構成情報は、第1マルチキャストサービスを送信するために使用され;
前記第1構成情報は、前記第2ネットワークデバイスにアクセスする端末デバイスへ前記第1マルチキャストサービスがマルチキャストされる必要があるかどうかを決定し、前記第1マルチキャストサービスを受信する第1IABノードを決定し、前記第1マルチキャストサービスを受信する前記第1IABノードへ前記第1マルチキャストサービスを送信するために使用されるリンクの構成を決定するために前記第2ネットワークデバイスによって使用され;
前記第2構成情報は、前記第1IABノードにアクセスする端末デバイスへ前記第1マルチキャストサービスがマルチキャストされる必要があるかどうかを決定し、前記第1マルチキャストサービスを受信する別の第1IABノードを決定し、前記第1マルチキャストサービスを受信する前記別の第1IABノードへ前記第1マルチキャストサービスを送信するために使用されるリンクの構成を決定するために前記第1IABノードによって使用され;
前記第3構成情報は、前記第1マルチキャストサービスに対応するマルチキャストトラフィックチャネルを決定するために第3IABノードによって使用される、方法。
【請求項53】
第2ネットワークデバイスであって、
第1ネットワークデバイスから第1マルチキャストサービスを受信するように構成されている送受信ユニットであって、前記第1マルチキャストサービスは、トランスポートネットワーク層(TNL)アドレスを含み、前記TNLアドレスは前記第1マルチキャストサービスに対応し、前記第1ネットワークデバイスはドナーノードの中央ユニット(Donor-CU)であり、前記第2ネットワークデバイスは、前記ドナーノードの分散ユニット(Donor-DU)である、送受信ユニットを備え、
前記送受信ユニットは更に、第1構成情報に基づいて、前記第1マルチキャストサービスをネクストホップ統合アクセス及びバックホール(IAB)ノードへ転送するように構成されている、第2ネットワークデバイス。
【請求項54】
前記送受信ユニットは更に、処理ユニットが前記第1構成情報に基づいて、前記第2ネットワークデバイスにアクセスする端末デバイスに前記第1マルチキャストサービスがマルチキャストされる必要があるかどうかを決定するとき、前記第2ネットワークデバイスにアクセスする前記端末デバイスへ前記第1マルチキャストサービスをマルチキャストするように構成されている、請求項53に記載の第2ネットワークデバイス。
【請求項55】
前記処理ユニットは更に、
前記第1構成情報に基づいて、前記第1マルチキャストサービスに対応するルーティング情報を、前記第1マルチキャストサービスに対応するバックホールアダプテーションプロトコル(BAP)ヘッダに追加し、前記第1構成情報に基づいて第2リンク構成を決定するように構成されており;
前記送受信ユニットは、第2リンクを通じて、前記第1マルチキャストサービスを前記ネクストホップIABノードへ送信するように構成されており、前記第1マルチキャストサービスに対応する前記BAPヘッダは、前記ルーティング情報を含む、請求項54に記載の第2ネットワークデバイス。
【請求項56】
前記送受信ユニットは更に、前記第1構成情報を前記第1ネットワークデバイスから受信するように構成されている、請求項53から55のいずれか一項に記載の第2ネットワークデバイス。
【請求項57】
第1統合アクセス及びバックホールIABノードであって、
第1マルチキャストサービスを受信するように構成されている送受信ユニット;及び
第2構成情報に基づいて、前記第1マルチキャストサービスが別のIABノードへ転送される必要があるかどうかを決定するように構成されている処理ユニット
を備え、前記処理ユニットは更に、前記第1マルチキャストサービスが別のIABノードへ転送される必要があるとき、前記第2構成情報に基づいて、ネクストホップIABノード及び第1リンクを決定するように構成されており;
前記送受信ユニットは更に、前記第1リンクを通じて、前記第1マルチキャストサービスを前記ネクストホップIABノードへ転送するように構成されている、
第1IABノード。
【請求項58】
前記処理ユニットは更に、前記第2構成情報に基づいて、前記第1IABノードにアクセスする端末デバイスへ前記第1マルチキャストサービスがマルチキャストされる必要があるかどうかを決定するように構成されており;
前記送受信ユニットは更に、前記第1IABノードにアクセスする前記端末デバイスへ前記第1マルチキャストサービスがマルチキャストされる必要があると前記処理ユニットが決定するとき、前記第1マルチキャストサービスに対応するマルチキャストトラフィックチャネル上で前記第1マルチキャストサービスをマルチキャストするように構成されている、
請求項57に記載の第1IABノード。
【請求項59】
前記送受信ユニットは更に、前記第2構成情報を第1ネットワークデバイスから受信するように構成されており、前記第1ネットワークデバイスはドナーノードの中央ユニット(Donor-CU)である、請求項57又は58に記載の第1IABノード。
【請求項60】
前記第2構成情報は、前記第1マルチキャストサービスに対応するマルチキャストサービス情報、ルーティング情報、前記ネクストホップIABノードのBAPアドレス、第1リンク構成、及び、前記第1IABノードにアクセスする前記端末デバイスにマルチキャストが必要かどうかを示す指示のうちの1又は複数を含み;
前記ルーティング情報は、ラストホップIABノードのBAPアドレスを含み、前記ルーティング情報は、前記第1マルチキャストサービスが別のIABノードへ転送される必要があるかどうかを決定するために前記第1IABノードによって使用される、請求項58または請求項58に従属する請求項59に記載の第1IABノード。
【請求項61】
第2統合アクセス及びバックホールIABノードであって、
第1マルチキャストサービスを前ホップIABノードから受信するように構成されている送受信ユニットであって、前記第1マルチキャストサービスは、ルーティング識別子及びマルチキャストインターネットプロトコルIPアドレスを含む、送受信ユニット;及び
前記ルーティング識別子に基づいて、前記第1マルチキャストサービスは別のIABノードへ転送される必要があるかどうかを決定するように構成されている処理ユニット
を備え、前記処理ユニットは更に、前記送受信ユニットが前記第1マルチキャストサービスを転送する必要がないとき、前記マルチキャストIPアドレス及び第3構成情報に基づいて、前記第1マルチキャストサービスに対応するマルチキャストトラフィックチャネルを決定するように構成されており、前記第3構成情報は、前記第1マルチキャストサービスのマルチキャストサービス情報と前記マルチキャストIPアドレスとの間の対応関係を示し;
前記送受信ユニットは更に、前記第1マルチキャストサービスに対応する前記マルチキャストトラフィックチャネル上で、前記第1マルチキャストサービスをマルチキャストするように構成されている、
第2IABノード。
【請求項62】
前記送受信ユニットは更に、前記第3構成情報を第1ネットワークデバイスから受信するように構成されており、前記第1ネットワークデバイスはドナーノードの中央ユニットDonor-CUである、請求項61に記載の第2IABノード。
【請求項63】
第1ネットワークデバイスであって、
第1構成情報を第2ネットワークデバイスへ送信し、第2構成情報を第1IABノードへ送信し、第3構成情報を第3IABノードへ送信するように構成されている送受信ユニットであって、前記第1ネットワークデバイスは、ドナーノードの中央ユニット(Donor-CU)であり、前記第2ネットワークデバイスは、前記ドナーノードの分散ユニット(Donor-DU)である、送受信ユニット
を備え、前記第1構成情報、前記第2構成情報、及び前記第3構成情報は、第1マルチキャストサービスを送信するために使用され;
前記第1構成情報は、前記第2ネットワークデバイスにアクセスする端末デバイスへ前記第1マルチキャストサービスがマルチキャストされる必要があるかどうかを決定し、前記第1マルチキャストサービスを受信する第1IABノードを決定し、前記第1マルチキャストサービスを受信する前記第1IABノードへ前記第1マルチキャストサービスを送信するために使用されるリンクの構成を決定するために前記第2ネットワークデバイスによって使用され; 前記第2構成情報は、前記第1IABノードへアクセスする端末デバイスへ前記第1マルチキャストサービスがマルチキャストされる必要があるかどうかを決定し、前記第1マルチキャストサービスを受信する別の第1IABノードを決定し、前記第1マルチキャストサービスを受信する前記別の第1IABノードへ前記第1マルチキャストサービスを送信するために使用されるリンクの構成を決定するために前記第1IABノードによって使用され;
前記第3構成情報は、前記第1マルチキャストサービスに対応するマルチキャストトラフィックチャネルを決定するために第2IABノードによって使用される、第1ネットワークデバイス。
【請求項64】
前記第1ネットワークデバイス及び前記第2ネットワークデバイスは同一の基地局に対応する、請求項1から9のいずれか一項、又は、請求項25から28のいずれか一項に記載の方法。
【請求項65】
請求項1から5のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されている通信装置。
【請求項66】
請求項6から9のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されている通信装置。
【請求項67】
請求項10から12のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されている通信装置。
【請求項68】
請求項25又は26に記載の方法を実行するように構成されている通信装置。
【請求項69】
請求項27又は28に記載の方法を実行するように構成されている通信装置。
【請求項70】
請求項33から35のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されている通信装置。
【請求項71】
請求項36又は37に記載の方法を実行するように構成されている通信装置。
【請求項72】
請求項42から45のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されている通信装置。
【請求項73】
請求項46から49のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されている通信装置。
【請求項74】
請求項50又は51に記載の方法を実行するように構成されている通信装置。
【請求項75】
請求項52に記載の方法を実行するように構成されている通信装置。
【請求項76】
プロセッサを備える通信装置であって、前記プロセッサはメモリに結合され、前記メモリはコンピュータプログラムを記憶し、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行されるとき、前記通信装置は、
請求項1から12のいずれか一項に記載の方法;
請求項25から28のいずれか一項に記載の方法;
請求項33から37のいずれか一項に記載の方法;又は
請求項42から52のいずれか一項に記載の方法
のいずれか1つを実行することが可能である、通信装置。
【請求項77】
コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されるとき、前記コンピュータは、
請求項1から12のいずれか一項に記載の方法;
請求項25から28のいずれか一項に記載の方法;
請求項33から37のいずれか一項に記載の方法;又は
請求項42から52のいずれか一項に記載の方法
のいずれか1つを実行することが可能である、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項78】
コンピュータプログラムを含むコンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されるとき、前記コンピュータは、
請求項1から12のいずれか一項に記載の方法;
請求項25から28のいずれか一項に記載の方法;
請求項33から37のいずれか一項に記載の方法;又は
請求項42から52のいずれか一項に記載の方法
のいずれか1つを実行することが可能である、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、通信分野に関連し、より具体的には、マルチキャスト通信のための方法、第1ネットワークデバイス及び第2ネットワークデバイスに関連する。
【背景技術】
【0002】
モバイルネットワークリソースを効果的に利用するべく、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(multimedia broadcast multicast service, MBMS)が第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd generation partnership project, 3GPP(登録商標))において導入されている。当該サービスは、データを1のデータソースから複数のターゲットへ伝送することにより、ネットワークリソース共有を実装し、リソース、特にエアインターフェースリソースの利用率を改善するための技術である。
【0003】
現在の段階において、ハイブリッドマルチキャスト-ユニキャスト機構が説明される。この機構に基づいて、マルチキャストサービスは、ユニキャスト方式で端末デバイスへ送信され得るか、又は、マルチキャスト方式で端末デバイスへ送信され得る。
【0004】
いくつかの通信システム、例えば5G通信システムにおいて、ネットワークデバイスは、論理機能に基づいて、中央ユニット(central unit, CU)及び分散ユニット(distributed unit, DU)に分割され得る。現在、CU-DUアーキテクチャにおいてユニキャスト方式においてマルチキャストサービスを伝送することを具体的に実装するための関連技術は無い。
【発明の概要】
【0005】
本願はマルチキャスト通信のための方法、第1ネットワークデバイス及び第2ネットワークデバイスを提供し、マルチキャストサービスをユニキャスト方式で伝送し、更に、マルチキャストサービスの柔軟な伝送を実装する。
【0006】
第1態様によれば、マルチキャスト通信のための方法が提供され、第1ネットワークデバイスが第1情報を第2ネットワークデバイスへ送信する段階であって、第1情報は、マルチキャストサービス情報と第1端末デバイスとの間の関連関係を示す、段階;第1ネットワークデバイスが第2情報を第2ネットワークデバイスから受信する段階;第1ネットワークデバイスが第2情報に基づいて構成メッセージを生成する段階であって、構成メッセージは、マルチキャストサービス情報と第1論理チャネルとの間の関連関係を示し、第1論理チャネルは第1端末デバイスの論理チャネルである段階;及び、第1ネットワークデバイスが構成メッセージを第1端末デバイスへ送信する段階であって、第1ネットワークデバイスは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、及び無線リソース制御層機能を有し、第2ネットワークデバイスが無線リンク制御層機能、媒体アクセス制御層機能、及び物理層機能を有する、段階を備える。
【0007】
方法において、第1ネットワークデバイスはCUであり、第2ネットワークデバイスはDUであることが理解されるべきである。2のネットワークデバイスは、同一のネットワークデバイス(すなわち)アクセスネットワークデバイス又は基地局に対応し得る。
【0008】
マルチキャストサービス情報はマルチキャストサービスを示すことが理解されるべきである。マルチキャストサービス情報と第1端末デバイスとの間の関連関係は、マルチキャストサービスと第1端末デバイスとの間の関連関係である。
【0009】
任意選択的に、第1情報は、第1ネットワークデバイスと第2ネットワークデバイスとの間のインタフェースメッセージ、例えば、セッション開始/修正要求(Session Start/Modification Request)メッセージにおいて保持され得る。
【0010】
任意選択的に、第2情報は、第1ネットワークデバイスと第2ネットワークデバイスとの間のインタフェースメッセージ、例えば、セッション開始/修正応答(Session Start/Modification Response)メッセージにおいて保持され得る。
【0011】
本願において提供されるマルチキャスト通信のための方法によれば、第1ネットワークデバイスと第2ネットワークデバイスとの間のインタラクションを通じて、第1ネットワークデバイスは、マルチキャストサービス情報と端末デバイスの論理チャネルとの間の関連関係を決定し得、関連関係を端末デバイスへ送信し得、その結果、マルチキャストサービスは、関連関係に基づいてユニキャスト方式で伝送され得、それにより、マルチキャストサービスの柔軟な伝送を実装する。
【0012】
第1態様のいくつかの実装において、第1情報は、マルチキャストサービス情報及び関連付けられた第1端末デバイスについての情報を含む。第1端末デバイスについての情報は第1端末デバイスを示す。
【0013】
第1態様のいくつかの実装において、第2情報は、マルチキャストサービス情報と第1論理チャネルとの間の関連関係を示す。例えば、構成メッセージは第2情報を含み得る。
【0014】
第1態様のいくつか実装において、第1情報がマルチキャストサービス情報と第1端末デバイスとの間の関連関係を示すことは、第1情報がマルチキャストサービス情報と第1端末デバイスの第1データ無線ベアラ(data radio bearer, DRB)との間の関連関係を示すこと;及び、第2情報が第1DRBと第1端末デバイスの第1論理チャネルとの間の関連関係を示すことを含む。
【0015】
この解決手段に基づいて、第1ネットワークデバイスは、マルチキャストサービス情報が第1端末デバイスの第1論理チャネルに関連付けられていると決定し得る。
【0016】
第1態様のいくつかの実装において、マルチキャストサービス情報は、マルチキャストエリア識別子、一時モバイルグループアイデンティティ(temporary mobile group identity, TMGI)、セッション識別子、及びグループ無線ネットワーク一時識別子(group radio network temporary identifier, G-RNTI)のうちの1又は複数を含む。
【0017】
例えば、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(multimedia broadcast multicast service single frequency network, MBSFN)伝送方式において、マルチキャストサービス情報は、マルチキャストエリア識別子、TMGI及びセッション識別子のうちの1又は複数を含み得る。シングルセルポイントツーマルチポイント(single-cell point-to-multipoint, SC-PTM)伝送方式において、マルチキャストサービス情報は、TMGI、セッション識別子及びG-RNTIのうちの1又は複数を含み得る。
【0018】
第1態様のいくつかの実装において、構成メッセージは無線リソース制御(radio resource control, RRC)再構成メッセージである。
【0019】
第2態様によれば、マルチキャスト通信のための方法が提供され、第2ネットワークデバイスが、第1情報を中央ユニット第1ネットワークデバイスから受信する段階であって、第1情報は、マルチキャストサービス情報と第1端末デバイスとの間の関連関係を示す、段階;及び、第2ネットワークデバイスが、第2情報を第1ネットワークデバイスへ送信する段階であって、第2情報は、構成メッセージを決定するために第2ネットワークデバイスによって使用され、構成メッセージは、マルチキャストサービス情報と第1論理チャネルとの間の関連関係を示し、第1論理チャネルは第1端末デバイスの論理チャネルである、段階;を備え、第1ネットワークデバイスは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、及び無線リソース制御層機能を有し、第2ネットワークデバイスは、無線リンク制御層機能、媒体アクセス制御層機能及び物理層機能を有する。
【0020】
方法において、第1ネットワークデバイスはCUであり、第2ネットワークデバイスはDUであることが理解されるべきである。2のネットワークデバイスは、同一のネットワークデバイス(すなわち)アクセスネットワークデバイス又は基地局に対応し得る。
【0021】
マルチキャストサービス情報はマルチキャストサービスを示すことが理解されるべきである。マルチキャストサービス情報と第1端末デバイスとの間の関連関係は、マルチキャストサービスと第1端末デバイスとの間の関連関係である。
【0022】
本願において提供されるマルチキャスト通信のための方法によれば、第1ネットワークデバイスは、マルチキャストサービス情報と、第2ネットワークデバイスのための第1端末デバイスとの間の関連関係を提供し得、その結果、第2ネットワークデバイスは、マルチキャストサービス情報と第1端末デバイスとの間の関連関係に基づいて、第2情報を第1ネットワークデバイスに返し得る。第1ネットワークデバイスは、第2情報に基づいて、マルチキャストサービス情報と第1論理チャネルとの間の関連関係を決定し得る。このようにして、マルチキャストサービス情報は、端末デバイスの論理チャネルに関連付けられ、その結果、マルチキャストサービスは、ユニキャスト方式で伝送され得、それにより、マルチキャストサービスの柔軟な伝送を実装する。
【0023】
第2態様のいくつかの実装において、第1情報は、マルチキャストサービス情報及び関連付けられた第1端末デバイスについての情報を含む。第1端末デバイスについての情報は第1端末デバイスを示す。
【0024】
第2態様のいくつかの実装において、第2情報は、マルチキャストサービス情報と第1論理チャネルとの間の関連関係を示す。例えば、構成メッセージは第2情報を含み得る。
【0025】
第2態様のいくつか実装において、第1情報がマルチキャストサービス情報と第1端末デバイスとの間の関連関係を示すことは、第1情報がマルチキャストサービス情報と第1端末デバイスの第1DRBとの間の関連関係を示すこと;及び、第2情報が第1DRBと第1端末デバイスの第1論理チャネルとの間の関連関係を示すことを含む。
【0026】
この解決手段に基づいて、第1ネットワークデバイスは、マルチキャストサービス情報が第1端末デバイスの第1論理チャネルに関連付けられていると決定し得る。
【0027】
第1態様のいくつかの実装において、マルチキャストサービス情報は、マルチキャストエリア識別子、TMGI、セッション識別子及びG-RNTIのうちの1又は複数を含む。
【0028】
例えば、MBSFN伝送方式については、マルチキャストサービス情報は、マルチキャストエリア識別子、TMGI及びセッション識別子のうちの1又は複数を含み得る。SC-PTM伝送方式については、マルチキャストサービス情報は、TMGI、セッション識別子、及びG-RNTIのうちの1又は複数を含み得る。
【0029】
第1態様のいくつかの実装において、構成メッセージはRRC再構成メッセージである。
【0030】
第3態様によれば、マルチキャスト通信のための方法が提供され、端末デバイスが、構成メッセージを第1ネットワークデバイスから受信する段階であって、構成メッセージは、マルチキャストサービス情報と端末デバイスの第1論理チャネルとの間の関連関係を示す、段階;及び、端末デバイスが、構成メッセージに基づいて、第1論理チャネル上で、マルチキャストサービス情報に対応するマルチキャストサービスを受信する段階であって、第1ネットワークデバイスは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能及び無線リソース制御層機能を有する、段階を備える。
【0031】
本願において提供されるマルチキャスト通信についての方法によれば、第1ネットワークデバイスは、マルチキャストサービス情報と、端末デバイスの論理チャネルとの間の関連関係を決定し得、端末デバイスへ関連関係を送信し得、その結果、マルチキャストサービスは、関連関係に基づいてユニキャスト方式で伝送され得、それにより、マルチキャストサービスお柔軟な伝送を実装する。
【0032】
第3態様のいくつかの実装において、マルチキャストサービス情報は、マルチキャストエリア識別子、TMGI、セッション識別子及びG-RNTIのうちの1又は複数を含む。
【0033】
第3態様のいくつかの実装において、構成メッセージはRRC再構成メッセージである。
【0034】
第4態様によれば、マルチキャスト通信のための方法が提供され、第1ネットワークデバイスが、マルチキャストサービス情報を第2ネットワークデバイスへ送信する段階;第1ネットワークデバイスが、第2ネットワークデバイスから、マルチキャストサービス情報に基づいて決定されるマルチキャスト制御チャネルの構成情報を受信する段階;第1ネットワークデバイスが、構成情報に基づいてシステム情報を生成する段階であって、システム情報は構成情報を含む、段階;及び、第1ネットワークデバイスが、システム情報を第2ネットワークデバイスへ送信する段階であって、第1ネットワークデバイスは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、及び無線リソース制御層機能を有し、第2ネットワークデバイスは、無線リンク制御層機能、媒体アクセス制御層機能、及び物理層機能を有する、段階を備える。
【0035】
方法において、第1ネットワークデバイスはCUであり、第2ネットワークデバイスはDUであることが理解されるべきである。2のネットワークデバイスは、同一のネットワークデバイス(すなわち)アクセスネットワークデバイス又は基地局に対応し得る。
【0036】
任意選択的に、方法は更に、第1ネットワークデバイスが、マルチキャストサービス情報に対応するマルチキャストサービスタイプを第2ネットワークデバイスへ送信する段階を含み得る。マルチキャストサービスタイプは、MBMS又はSC-PTMであり得る。
【0037】
任意選択的に、方法は更に、第1ネットワークデバイスが、マルチキャストサービス情報に対応する第1ネットワークデバイス側のトランスポートネットワーク層(transport network layer, TNL)アドレスを第2ネットワークデバイスへ送信する段階を含み得る。TNLアドレスは、IPアドレス及びトンネルエンドポイント識別子(tunnel endpoint identifier, TEID)を含む。
【0038】
本願において提供されるマルチキャスト通信のための方法によれば、第1ネットワークデバイスによって送信されたマルチキャストサービス情報に基づいて、第2ネットワークデバイスは、マルチキャスト制御チャネルの対応する構成情報を決定し、構成情報を第1ネットワークデバイスへ送信し得、第1ネットワークデバイスは、構成情報に基づいてマルチキャスト関連システム情報を生成し得る。
【0039】
第4態様のいくつかの実装において、システム情報はシステム情報ブロック(system information block, SIB)13又はSIB20である。
【0040】
第4態様のいくつかの実装において、マルチキャストサービス情報は、マルチキャストエリア識別子、一時モバイルグループアイデンティティ、セッション識別子、及びサービス品質(quality of service, QoS)情報のうちの1又は複数を含む。
【0041】
第4態様のいくつかの実装において、構成情報は、マルチキャスト制御チャネルの反復周期、マルチキャスト制御チャネルのオフセット、マルチキャスト制御チャネルの修正周期、マルチキャスト制御チャネルのサブフレーム割り当て情報、MBSFNエリア構成情報、通知指示、及び、非MBSFNエリア長のうちの1又は複数を含む。
【0042】
第4態様のいくつかの実装において、第1ネットワークデバイスがマルチキャストサービス情報を第2ネットワークデバイスへ送信する段階は、第1ネットワークデバイスがセッション開始要求メッセージを第2ネットワークデバイスへ送信する段階であって、セッション開始要求メッセージはマルチキャストサービス情報を含む、段階、又は、第1ネットワークデバイスが、セッション修正要求メッセージを第2ネットワークデバイスへ送信する段階であって、セッション修正要求メッセージはマルチキャストサービス情報を含む、段階を含む。
【0043】
第5態様によれば、マルチキャスト通信のための方法が提供され、第2ネットワークデバイスが、マルチキャストサービス情報を第1ネットワークデバイスから受信する段階;第2ネットワークデバイスが、マルチキャストサービス情報に基づいてマルチキャスト制御チャネルの構成情報を決定する段階;第2ネットワークデバイスが、構成情報を第1ネットワークデバイスへ送信する段階;第2ネットワークデバイスが、システム情報を第1ネットワークデバイスから受信する段階であって、システム情報は構成情報を含む、段階;及び、第2ネットワークデバイスがシステム情報をブロードキャストする段階であって、第1ネットワークデバイスは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、及び無線リソース制御層機能を有し、第2ネットワークデバイスは、無線リンク制御層機能、媒体アクセス制御層機能及び物理層機能を有する、段階を含む。
【0044】
方法において、第1ネットワークデバイスはCUであり、第2ネットワークデバイスはDUであることが理解されるべきである。2のネットワークデバイスは、同一のネットワークデバイス(すなわち)アクセスネットワークデバイス又は基地局に対応し得る。
【0045】
本願において提供されるマルチキャスト通信のための方法によれば、第1ネットワークデバイスによって送信されたマルチキャストサービス情報に基づいて、第2ネットワークデバイスは、マルチキャスト制御チャネルの対応する構成情報を決定し、構成情報を第1ネットワークデバイスへ送信し得、第1ネットワークデバイスは、構成情報に基づいてマルチキャスト関連システム情報を生成し得る。
【0046】
第5態様のいくつかの実装において、システム情報はSIB13又はSIB20である。
【0047】
第5態様のいくつかの実装において、マルチキャストサービス情報は、マルチキャストエリア識別子、一時モバイルグループアイデンティティ、セッション識別子及びQoS情報のうちの1又は複数を含む。
【0048】
第5態様のいくつかの実装において、構成情報は、マルチキャスト制御チャネルの反復周期、マルチキャスト制御チャネルのオフセット、マルチキャスト制御チャネルの修正周期、マルチキャスト制御チャネルのサブフレーム割り当て情報、MBSFNエリア構成情報、通知指示、及び、非MBSFNエリア長のうちの1又は複数を含む。
【0049】
第5態様のいくつかの実装において、第2ネットワークデバイスがマルチキャストサービス情報を第1ネットワークデバイスから受信する段階は、第2ネットワークデバイスが、セッション開始要求メッセージを第1ネットワークデバイスから受信する段階であって、セッション開始要求メッセージは、マルチキャストサービス情報を含む、段階;又は、第2ネットワークデバイスが、セッション修正要求メッセージを第1ネットワークデバイスから受信する段階であって、セッション修正要求メッセージはマルチキャストサービス情報を含む、段階を含む。
【0050】
第6態様によれば、マルチキャスト通信のための方法が提供され、方法は、統合アクセス及びバックホール(integrated access and backhaul, IAB)ノードが少なくとも1個のマルチキャストサービス情報を第1ネットワークデバイスから受信する段階であって、少なくとも1個のマルチキャストサービス情報は、IABノードがモニタリング及びマルチキャストする必要がある少なくとも1のマルチキャストサービスを示し、第1ネットワークデバイスは、ドナーノードの中央ユニットDonor-CUである、段階;少なくとも1個のマルチキャストサービス情報に基づいて、IABノードが少なくとも1のマルチキャストサービスをIABノードの親ノードから受信する段階;及び、IABノードが少なくとも1のマルチキャストサービスをマルチキャストする段階を備える。
【0051】
本願において提供されるマルチキャスト通信についての方法によれば、ドナーCU(すなわち、ドナーノードのCU)は、IABノードがモニタリング及びマルチキャストする必要があるマルチキャストサービスを構成し、その結果、IABノードは、ドナーCUの構成に基づいて、マルチキャストサービスをモニタリング及びマルチキャストし、IABアーキテクチャのマルチキャスト通信を実装できる。
【0052】
第6態様のいくつかの実装において、IABノードが少なくとも1のマルチキャストサービスをマルチキャストする前に、方法は更に、IABノードが、少なくとも1個のマルチキャストサービス情報に基づいてマルチキャスト制御チャネルの構成情報を決定する段階;IABノードが、マルチキャスト制御チャネルの構成情報を第1ネットワークデバイスへ送信する段階;IABノードが、システム情報を第1ネットワークデバイスから受信する段階であって、システム情報は、マルチキャスト制御チャネルの構成情報を含む、段階;IABノードがシステム情報をブロードキャストする段階;及び、IABノードが、マルチキャスト制御チャネルの構成情報に基づいて、マルチキャスト制御チャネル上で少なくとも1のマルチキャストトラフィックチャネルの構成情報を送信する段階であって、少なくとも1のマルチキャストトラフィックチャネルは少なくとも1のマルチキャストサービスをマルチキャストするために使用される、段階を備える。
【0053】
第6態様のいくつかの実装において、マルチキャストサービス情報は、一時モバイルグループアイデンティティTMGI、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービスMBMSセッション識別子、グループ無線ネットワーク一時識別子G-RNTI、及び論理チャネルアイデンティティのうちの1又は複数を含む。
【0054】
第6態様のいくつかの実装において、IABノードは、モバイルターミネーションMT及び分散ユニットDUを含み、統合アクセス及びバックホールIABノードが少なくとも1個のマルチキャストサービス情報を第1ネットワークデバイスから受信する段階は、MTが無線リソース制御(radio resource control, RRC)メッセージを第1ネットワークデバイスから受信する段階であって、RRCメッセージは、少なくとも1個のマルチキャストサービス情報を含む、段階、又は、DUが、第1インタフェースメッセージを第1ネットワークデバイスから受信する段階であって、第1インタフェースメッセージは、少なくとも1個のマルチキャストサービス情報を含む、段階を含む。
【0055】
第1インタフェースはF1インタフェースであることが理解されるべきである。
【0056】
第7態様によれば、マルチキャスト通信のための方法が提供され、第1ネットワークデバイスが、第1ネットワークデバイスから第1端末デバイスへの経路上にある各統合アクセス及びバックホールIABノードへ、IABノードに対応する少なくとも1個のマルチキャストサービス情報を送信する段階であって、少なくとも1個のマルチキャストサービス情報は、対応するIABノードがモニタリング及びマルチキャストする必要がある少なくとも1のマルチキャストサービスを示し、第1ネットワークデバイスは、ドナーノードの中央ユニットDonor-CUである、段階;及び、第1ネットワークデバイスが、IABノードがモニタリング及びマルチキャストする必要がある少なくとも1のマルチキャストサービスを第2ネットワークデバイスへ送信する段階であって、第2ネットワークデバイスは、ドナーノードの分散ユニットDonor-DUである、段階を備える。
【0057】
本願において提供されるマルチキャスト通信のための方法によれば、第1ネットワークデバイス(すなわち、ドナーノードのCU)は、IABノードがモニタリング及びマルチキャストする必要があるマルチキャストサービスを構成し、その結果、IABノードは、第1ネットワークデバイスの構成に基づいてマルチキャストサービスをモニタリング及びマルチキャストでき、IABアーキテクチャのマルチキャスト通信を実装する。
【0058】
第7態様のいくつかの実装において、方法は更に、第1ネットワークデバイスが、マルチキャスト制御チャネルの構成情報を各IABノードから受信する段階であって、IABノードのマルチキャスト制御チャネルの構成情報は、IABノードによって、少なくとも1個の対応するマルチキャストサービス情報に基づいて決定される、段階;第1ネットワークデバイスが、IABノードのマルチキャスト制御チャネルの構成情報に基づいて、IABノードのシステム情報を決定する段階であって、IABノードのシステム情報は、IABノードのマルチキャスト制御チャネルの構成情報を含む、段階;及び、第1ネットワークデバイスが、システム情報をIABノードへ送信する段階を備える。
【0059】
第7態様のいくつかの実装において、マルチキャストサービス情報は、TMGI、MBMSセッション識別子、G-RNTI、及び論理チャネルアイデンティティのうちの1又は複数を含む。
【0060】
第7態様のいくつかの実装において、IABノードは、モバイルターミネーションMT及び分散ユニットDUを含み、第1ネットワークデバイスが各統合アクセス及びバックホールIABノードへ、IABノードに対応する少なくとも1個のマルチキャストサービス情報を送信する段階は、MTが、RRCメッセージをIABノードのモバイルターミネーションへ送信する段階であって、RRCメッセージは、少なくとも1個のマルチキャストサービス情報を含む、段階;又は、DUが、第1インタフェースメッセージをIABノードのモバイルターミネーションへ送信する段階であって、第1インタフェースメッセージは、少なくとも1個のマルチキャストサービス情報を含む、段階を含む。
【0061】
第8態様によれば、マルチキャスト通信のための方法が提供され、第2ネットワークデバイスが第1マルチキャストサービスを第1ネットワークデバイスから受信する段階であって、第1マルチキャストサービスはTNLアドレスを含み、TNLアドレスは第1マルチキャストサービスに対応し、第1ネットワークデバイスは、ドナーノードの中央ユニットDonor-CUであり、第2ネットワークデバイスは、ドナーノードの分散ユニットDonor-DUである、段階;及び、第2ネットワークデバイスが、第1構成情報に基づいて、第1マルチキャストサービスをネクストホップIABノードへ転送する段階を備える。
【0062】
任意選択的に、方法は更に、第1構成情報に基づいて、第1マルチキャストサービスが、第2ネットワークデバイスにアクセスする端末デバイスへマルチキャストされる必要があると決定するとき、第2ネットワークデバイスは、第2ネットワークデバイスにアクセスする端末デバイスへ第1マルチキャストサービスをマルチキャストする段階を備える。
【0063】
本願において提供されるマルチキャスト通信のための方法によれば、ドナーDUは、第1構成情報に基づいて、第1マルチキャストサービスを転送及びマルチキャストし得る。
【0064】
第8態様のいくつかの実装において、DUが第1構成情報に基づいて、第1マルチキャストサービスをネクストホップIABノードへ転送する段階は、DUが第1構成情報に基づいて、第1マルチキャストサービスに対応するルーティング情報を、第1マルチキャストサービスに対応するバックホールアダプテーションプロトコル(ackhaul adaptation protocol, BAP)ヘッダに追加し、第1構成情報に基づいて、第2リンク構成を決定する段階;及び、DUが、第2リンクを通じて、第1マルチキャストサービスをネクストホップIABノードへ送信する段階であって、第1マルチキャストサービスに対応するBAPヘッダはルーティング情報を含む、段階を含む。
【0065】
第8態様のいくつかの実装において、第2ネットワークデバイスが第1マルチキャストサービスを第1ネットワークデバイスから受信する前に、方法は更に、第2ネットワークデバイスが第1構成情報を第1ネットワークデバイスから受信する段階を備える。
【0066】
第9態様によれば、マルチキャスト通信のための方法が提供され、第1統合アクセス及びバックホールIABノードが第1マルチキャストサービスを受信する段階;第1IABノードが、第2構成情報に基づいて、第1マルチキャストサービスが別のIABノードへ転送される必要があるかどうかを決定する段階;第1マルチキャストサービスが別のIABノードへ転送される必要があるとき、第1IABノードは、第2構成情報に基づいて、ネクストホップIABノード及び第1リンクを決定する段階;及び、第1IABノードが、第1リンクを通じて第1マルチキャストサービスをネクストホップIABノードへ転送する段階を備える。
【0067】
任意選択的に、方法は更に、第1IABノードが、第2構成情報に基づいて、第1IABノードにアクセスする端末デバイスへ第1マルチキャストサービスがマルチキャストされる必要があるかどうかを決定する段階;及び、第1IABノードいアクセスする端末デバイスへ第1マルチキャストサービスがマルチキャストされる必要があるとき、第1IABノードが、第1マルチキャストサービスに対応するマルチキャストトラフィックチャネル上で第1マルチキャストサービスをマルチキャストする段階を備える。
【0068】
第1IABノードは、第1ネットワークデバイスから第1端末デバイスへの経路上の中間IABノードであり、言い換えれば、第1IABノードは、第1端末デバイスによってアクセスされるIABノードでないことが理解されるべきである。
【0069】
本願において提供されるマルチキャスト通信のための方法によれば、第1IABノードは、第1構成情報に基づいて、受信された第1マルチキャストサービスが転送される必要があるかどうかを決定し得、受信された第1マルチキャストサービスが転送される必要があるとき、ネクストホップIABノード及び対応するリンク構成を決定し、リンク構成に基づいて第1マルチキャストサービスを転送する。第1IABノードは更に、第1マルチキャストサービスがマルチキャストされる(エアインタフェースを通じてマルチキャストされる)必要があると決定したとき、第1構成情報に基づいて第1マルチキャストサービスをマルチキャストし得る。このようにして、第1IABノードによる第1マルチキャストサービスの送信が実装される。
【0070】
第9態様のいくつかの実装において、第1統合アクセス及びバックホールIABノードが第1マルチキャストサービスを受信する前に、方法は更に、第1IABノードが第2構成情報を第1ネットワークデバイスから受信する段階であって、第1ネットワークデバイスはドナーノードの中央ユニットDonor-CUである、段階を備える。
【0071】
第9態様のいくつかの実装において、第1IABノードが第2構成情報を第1ネットワークデバイスから受信する段階は、第1IABノードがRRCメッセージを第1ネットワークデバイスから受信する段階であって、RRCメッセージは第2構成情報を含む、段階;又は、第1IABノードが、第1インタフェースメッセージを第1ネットワークデバイスから受信する段階であって、第1インタフェースメッセージは第2構成情報を含む、段階を備える。
【0072】
第1インタフェースはF1インタフェースであることが理解されるべきである。
【0073】
第9態様のいくつかの実装において、第2構成情報は、第1マルチキャストサービスに対応するマルチキャストサービス情報、ルーティング情報、ネクストホップノードのBAPアドレス、第1リンク構成、及び、第1IABノードにアクセスする端末デバイスにマルチキャストが必要かどうかを示す指示のうちの1又は複数を含み、ルーティング情報は、ラストホップIABノードのBAPアドレスを含み、ルーティング情報は、第1IABノードによって、第1マルチキャストサービスが別のIABノードへ転送される必要があるかどうかを決定するために使用される。
【0074】
任意選択的に、第1リンク構成は、第1マルチキャストサービスを転送するために使用される第1IABノードとネクストホップIABノードとの間の論理チャネルである。
【0075】
第9態様のいくつかの実装において、マルチキャストサービス情報は、一時モバイルグループアイデンティティ、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービスMBMSセッション識別子、グループ無線ネットワーク一時識別子G-RNTI、及び論理チャネルアイデンティティのうちの1又は複数を含む。
【0076】
第10態様によれば、マルチキャスト通信のための方法が提供され、第2統合アクセス及びバックホールIABノードが第1マルチキャストサービスを前ホップIABノードから受信する段階であって、第1マルチキャストサービスはルーティング識別子及びマルチキャストIPアドレスを含む、段階;第2IABノードが、ルーティング識別子に基づいて、第1マルチキャストサービスが別のIABノードへ転送される必要があるかどうかを決定する段階;第1マルチキャストサービスが転送される必要がないとき、第1IABノードが、マルチキャストIPアドレス及び第3構成情報に基づいて、第1マルチキャストサービスに対応するマルチキャストトラフィックチャネルを決定する段階であって、第3構成情報は、第1マルチキャストサービスのマルチキャストサービス情報とマルチキャストIPアドレスとの間の対応関係を示す、段階;及び、第1IABノードが、第1マルチキャストサービスに対応するマルチキャストトラフィックチャネル上で第1マルチキャストサービスをマルチキャストする段階を備える。
【0077】
第2IABノードは、第1ネットワークデバイスから第1端末デバイスへの経路上のラストホップIABノード、すなわち、第1端末デバイスによってアクセスされるIABノードであることが理解されるべきである。
【0078】
本願において提供されるマルチキャスト通信のための方法によれば、第1マルチキャストサービスを受信した後、第2IABノードは、第3構成情報に基づいて、第1マルチキャストサービスに対応するマルチキャストトラフィックチャネルを決定し得る。したがって、第1マルチキャストサービスは、対応するマルチキャストトラフィックチャネル上でマルチキャスト(エアインタフェースを通じてマルチキャスト)され得る。このようにして、第2IABノードによる第1マルチキャストサービスのマルチキャストが実装される。
【0079】
第10態様のいくつかの実装において、第2統合アクセス及びバックホールIABノードが第1マルチキャストサービスを受信する前に、方法は更に、第2IABノードが第3構成情報を第1ネットワークデバイスから受信する段階であって、第1ネットワークデバイスは、ドナーノードの中央ユニットDonor-CUである、段階を備える。
【0080】
第10態様のいくつかの実装において、第2IABノードが第3構成情報をドナーノードの中央ユニット、すなわち第1ネットワークデバイスから受信する段階は、第2IABノードがRRCメッセージを第1ネットワークデバイスから受信する段階であって、RRCメッセージは第3構成情報を含む、段階;又は、第2IABノードが、第1インタフェースメッセージを第1ネットワークデバイスから受信する段階であって、第1インタフェースメッセージは第3構成情報を含む、段階を含む。
【0081】
第10態様のいくつかの実装において、マルチキャストサービス情報は、一時モバイルグループアイデンティティ、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービスMBMSセッション識別子、グループ無線ネットワーク一時識別子G-RNTI、及び論理チャネルアイデンティティのうちの1又は複数を含む。
【0082】
第11態様によれば、マルチキャスト通信のための別の方法が提供され、第1ネットワークデバイスが第1構成情報を第2ネットワークデバイスへ送信し、第1ネットワークデバイスから第1端末デバイスへの経路上にある各第1IABノードへ第2構成情報を送信し、第3構成情報を第3IABノードへ送信する段階を備え、ここで、第1ネットワークデバイスは、ドナーノードの中央ユニットDonor-CUであり、第2ネットワークデバイスは、ドナーノードの分散ユニットDonor-DUであり、ここで、第1構成情報、第2構成情報、及び第3構成情報は、第1マルチキャストサービスを送信するために使用され、第1構成情報は、第2ネットワークデバイスにアクセスする端末デバイスへ第1マルチキャストサービスがマルチキャストされる必要があるかどうかを決定し、第1マルチキャストサービスを受信する第1IABノードを決定し、第1マルチキャストサービスを受信する第1IABノードへ第1マルチキャストサービスを送信するために使用されるリンクの構成を決定するために第2ネットワークデバイスによって使用され、第2構成情報は、第1IABノードにアクセスする端末デバイスへ第1マルチキャストサービスがマルチキャストされる必要があるかどうかを決定し、第1マルチキャストサービスを受信する別の第1IABノードを決定し、第1マルチキャストサービスを受信する別の第1IABノードへ第1マルチキャストサービスを送信するために使用されるリンクの構成を決定するために第1IABノードによって使用され、第3構成情報は、第1マルチキャストサービスに対応するマルチキャストトラフィックチャネルを決定するために第2IABノードによって使用される。
【0083】
第1IABノードは、中間IABノードであり、第2IABノードはラストホップIABノードであることに留意されたい。
【0084】
本願において提供されるマルチキャスト通信のための方法によれば、ドナーCUは、ドナーDU、中間IABノード、及びラストホップIABノードについて、マルチキャストに使用される対応する構成情報を構成し、その結果、ドナーDU、中間IABノード及びラストホップIABノードは、対応する構成情報に基づいてマルチキャストサービスをマルチキャストできる。
【0085】
第12態様によれば、通信装置が提供され、第1態様から第11態様、又は、第1態様から第11態様の可能な実装のいずれか1つにおける方法を実行するように構成されるモジュール又はユニットを含む。
【0086】
第13態様によれば、装置が提供され、プロセッサを含む。プロセッサはメモリに結合され、メモリにおける命令を実行するように構成され得、第1態様から第11態様、又は、第1態様から第11態様の可能な実装のいずれか1つにおける方法を装置が実行することを可能にする。任意選択的に、装置は更に、メモリを含む。任意選択的に、装置は更にインタフェース回路を含み、プロセッサはインタフェース回路に結合される。
【0087】
第14態様によれば、プロセッサが提供され、入力回路、出力回路及び処理回路を含む。処理回路は、入力回路を通じて信号を受信し、出力回路を通じて信号を伝送するように構成されており、その結果、プロセッサは、第1態様~第11態様又は第1態様~第11態様の可能な実装のいずれか1つにおける方法を実行する。
【0088】
特定の実装プロセスにおいて、プロセッサはチップであってもよく、入力回路は入力ピンであってもよく、出力回路は出力ピンであってもよく、処理回路はトランジスタ、ゲート回路、トリガ、様々な論理回路などであってもよい。入力回路によって受信される入力信号は、これに限定されないが、例えば受信機によって受信され且つ入力されてもよく、出力回路によって出力される信号は、これに限定されないが、例えば送信機に出力され且つ送信機によって送信されてもよく、入力回路及び出力回路は、同じ回路であってもよく、この場合における当該回路は、異なる時点で、入力回路として用いられ、出力回路として用いられる。プロセッサ及び回路の具体的な実装は本願の実施形態において限定されるものではない。
【0089】
第15態様によれば、処理装置が提供され、プロセッサ及びメモリを含む。プロセッサは、メモリに記憶された命令を読み出すように構成され、受信機を使用することによって信号を受信し、送信機を使用することによって信号を伝送し得、第1態様~第11態様、又は、第1態様~第11態様の可能な実装のいずれか1つにおける方法を実行する。
【0090】
任意選択的に、1又は複数のプロセッサがあり、1又は複数のメモリがある。
【0091】
任意選択的に、メモリはプロセッサと統合されてよく、又は、メモリ及びプロセッサは別個に配置される。
【0092】
具体的な実装プロセスにおいて、メモリは、例えばリードオンリメモリ(read-only memory、ROM)のような非一時的(non-transitory)メモリであり得る。メモリ及びプロセッサは同一のチップ上に統合され得る、又は、異なるチップ上に別々に配置され得る。メモリの種類、ならびに、メモリ及びプロセッサを配置する方式は、本願のこの実施形態に限定されない。
【0093】
関連する信号交換プロセス、例えば、ダウンリンクチャネルの送信は、プロセッサによってダウンリンクチャネルを出力するプロセスであり得ることが理解されるべきである。具体的には、プロセッサによって出力された信号は、送信機へ出力され得、プロセッサによって受信された入力信号は、受信機からのものであり得る。送信機及び受信機は送受信機と総称され得る。
【0094】
第15態様における処理装置はチップであり得る。プロセッサは、ハードウェア又はソフトウェアを用いて実装されてよい。ハードウェアを使用することによりプロセッサが実装されるとき、プロセッサは論理回路又は集積回路などであってよい。プロセッサが、ソフトウェアを使用することによって実装されるとき、プロセッサは汎用プロセッサであり得、メモリに記憶されたソフトウェアコードを読み出すことによって実装される。メモリはプロセッサに統合され得、又は、プロセッサの外側に独立に存在し得る。
【0095】
第16態様によれば、コンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品は、(コード又は命令とも称されてよい)コンピュータプログラムを含む。コンピュータプログラムが実行されるとき、コンピュータは、第1態様~第11態様、又は、第1態様~第11態様の可能な実装のいずれか1つにおける方法を実行可能である。
【0096】
第17態様によれば、コンピュータ可読媒体が提供される。コンピュータ可読媒体は、コンピュータプログラム(コード又は命令とも称され得る)を記憶する。コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、第1態様~第11態様、又は、第1態様~第11態様の可能な実装のいずれか1つにおける方法を実行可能である。
【図面の簡単な説明】
【0097】
【0098】
【
図2】ハイブリッドマルチキャスト-ユニキャスト機構の概略図である。
【0099】
【
図3】本願によるマルチキャスト通信のための方法の概略フローチャートである。
【0100】
【
図4】端末デバイスの論理チャネルとマルチキャストサービスとの間の対応関係の例示的な図である。
【0101】
【
図5】本願によるマルチキャスト通信のための別の方法の概略フローチャートである。
【0102】
【
図6】IABネットワークトポロジの概略図である。
【0103】
【0104】
【
図8】IABネットワークのユーザプレーンプロトコルスタックアーキテクチャの例を示す。
【0105】
【
図9】IABネットワークの制御プレーンプロトコルスタックアーキテクチャの例を示す。
【0106】
【
図10】本願によるマルチキャスト通信のための方法の概略フローチャートである。
【0107】
【
図11】本願によるマルチキャスト通信のための別の方法の概略図である。
【0108】
【
図12】
図11に示すマルチキャスト通信のための方法の例である。
【0109】
【
図13A】本願によるマルチキャスト通信のための方法の概略フローチャートである。
【
図13B】本願によるマルチキャスト通信のための方法の概略フローチャートである。
【0110】
【0111】
【
図15】本願による通信装置の概略ブロック図である。
【0112】
【
図16】本願によるネットワークデバイスの概略ブロック図である。
【0113】
【
図17】本願による端末デバイスの概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0114】
以下では、添付図面を参照して本願の技術的解決手段を説明する。
【0115】
本願の説明において、別段の定めが無い限り、「/」は「又は」を意味する。例えば、A/BはA又はBを表し得る。本明細書における「及び/又は」という用語は、関連付けられた対象間の関連関係のみを説明し、3の関係があり得ることを示す。例えば、A及び/又はBは、以下の3つの場合、すなわち、Aのみが存在する、A及びBの両方が存在する、及び、Bのみが存在するという場合を表し得る。加えて、別段の定めが無い限り、本願の説明における「複数の」は、2又は2より多くを意味する。加えて、本願の実施形態における技術的解決手段の明確な説明の便宜上、本願の実施形態において、「第1の」及び「第2の」などの用語が、その機能及び目的が基本的に同じである同じ対象間又は類似の対象間の区別に使用される。当業者であれば、「第1の」及び「第2の」などの用語が数又は実行順序に関する限定を構成しないこと、また、「第1の」及び「第2の」などの用語が明確な違いを示していないことを理解し得る。
【0116】
本願におけるすべてのノード及びメッセージの名称は、説明を容易にするために設定された名称に過ぎず、実際のネットワークにおける名称は異なり得る。様々なノード及びメッセージの名称は、本願において限定されないことが理解されるべきである。むしろ、本願において使用されるノード又はメッセージと同一又は同様の機能を有する任意の名称は、本願の方法又は同等の置き換えとみなされ、本願の保護範囲に属するものとする。詳細については、以下で説明しない。
【0117】
本願の実施形態における技術的解決手段は、様々な通信システム、例えば、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(worldwide interoperability for microwave access, WiMAX(登録商標))通信システム、第5世代(5th generation, 5G)システムにおける新無線(new radio, NR)、又は、将来登場し得る別の通信システムに適用され得る。
【0118】
本願の実施形態における端末デバイスはまた、ユーザ機器(user equipment、UE)、アクセス端末、加入者ユニット、加入者局、移動局、リモート局、リモート端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、端末、無線通信デバイス、ユーザエージェント、ユーザ装置、又は同様のものとも称され得る。端末デバイスは代替的に、携帯電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(session initiation protocol、SIP)電話、無線ローカルループ(wireless local loop、WLL)局、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)、無線通信機能を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、無線モデムに接続されている別の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワークにおける端末デバイス、進化型公衆陸上移動体ネットワーク(public land mobile network、PLMN)における端末デバイス等であり得る。これは、本願の実施形態において限定されない。
【0119】
本願の実施形態におけるネットワークデバイスは、端末デバイスと通信するよう構成されたデバイスであり得る。例えば、ネットワークデバイスは、基地局(base station)、発展型ノードB(evolved NodeB, eNodeB)、送受信ポイント(transmission reception point, TRP)、5Gモバイル通信システムにおける次世代NodeB(next generation NodeB, gNB)、将来のモバイル通信システムにおける基地局、又は、Wi-Fi(登録商標)システムにおけるアクセスノード、クラウド無線アクセスネットワーク(cloud radio access network, CRAN)シナリオにおける無線コントローラ、中継局、アクセスポイント、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、別の将来の発展型通信システム又は同様のものにおけるネットワークデバイスであり得る。ネットワークデバイスによって使用される、具体的な技術及び具体的なデバイスの形態は、本願において限定されるものではない。
【0120】
いくつかの通信システムにおいて、例えば、5G通信システムにおいて、ネットワークデバイスは、論理機能に基づいてCU及びDUに分割され得る。以下では、ネットワークデバイスがgNBである例を詳細な説明のために使用する。
【0121】
図1はCU-DUアーキテクチャの概略図である。
図1を参照されたい。gNBはXnインタフェースを通じて接続される。gNBは、NGインタフェースを通じて5Gコア(5G core, 5GC)ネットワークに接続される。gNBはCU及びDUを含み得る。言い換えれば、gNBの機能は別個であり、gNBのいくつかの機能は、1のCU上に配備され、残りの機能はDU上に配備される。CUは、F1インタフェースを通じてDUに接続され得、F1インタフェースは、ユーザプレーンプロトコル(F1-U/F1*-U)及び制御プレーンプロトコル(F1-C/F1*-C)をサポートする。CUは、gNBがNGインタフェースを通じてコアネットワークに接続されていることを示し、CUは、gNBがXnインタフェースを通じて別のgNBに接続されていることを示す。CU及びDUは、物理的に別個であり得るか、又は共に配備され得る。複数のDUは1のCUを共有し得る。
【0122】
CU及びDUはプロトコルスタックに基づいて分割され得る。可能な方式において、無線リソース制御(radio resource control, RRC)層、サービスデータアダプテーションプロトコル(service data adaptation protocol, SDAP)層、及びパケットデータコンバージェンスプロトコル(packet data convergence protocol, PDCP)層は、CU上に配備され、無線リンク制御(radio link control, RLC)層、媒体アクセス制御(media access control, MAC)層及び物理(physical, PHY)層はDU上に配備される。上述の分割は例に過ぎず、CU及びDUへの分割は、代替的に別の方式で実行され得ることが理解され得る。例えば、RLC層のいくつかの機能及びRLC層の上のプロトコル層の機能がCU上で設定され、RLC層の残りの機能及びRLC層の下のプロトコル層の機能がDU上に設定される。別の例として、CU又はDUの機能は代替的に、サービスタイプ又は別のシステム要件に基づく分割を通じて取得され得る。例えば、分割は、レイテンシに基づいて実行され、処理時間がレイテンシ要件を満たす必要がある機能はDU上に配置され、処理時間がレイテンシ要件を満たす必要がない機能はCU上に配置される。加えて、CUは代替的に、制御プレーン(control plane, CP)がユーザプレーン(user plane, UP)とは別個である形態であり得る。例えば、CUは、1のCU-CP及び1又は複数のCU-UPを含み得る。CU及びDUの機能は、具体的な実装中に必要に応じて設定され得ることが理解されるべきである。これは、本願の実施形態において限定されない。
【0123】
上で説明したユニットと、下で説明するユニットとの間のインタフェースの名称は単に例であることが理解されるべきである。具体的な実装中に、インタフェースの名称は他の名称であり得る。これは、本願において具体的に限定されない。例えば、gNB間のインタフェースは、Xnインタフェースと称され得、又は別の名称を有し得る。CUとDUとの間のインタフェースは、F1インタフェースと称され得、又は別の名称を有し得る。
【0124】
本願が説明される前に、本願において説明されるマルチキャストサービスの送信/転送/マルチキャストは、マルチキャストサービスのマルチキャストデータの送信/転送/マルチキャストを指すことにまず留意されたい。
【0125】
モバイルネットワークリソースを効果的に利用するべく、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(multimedia broadcast multicast service, MBMS)が第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd generation partnership project, 3GPP(登録商標))において導入されている。当該サービスは、データを1のデータソースから複数のターゲットへ伝送することにより、ネットワークリソース共有を実装し、リソース、特にエアインターフェースリソースの利用率を改善するための技術である。MBMSサービスは、MBSFN伝送方式又はシングルセルポイントツーマルチポイント(single-cell point-to-multipoint, SC-PTM)伝送方式で伝送され得る。MBSFN伝送方式において、同期伝送は、同一周波数で、MBSFNエリアにおけるすべてのセルにおいて同時に実行される必要がある。SC-PTM伝送方式において、マルチキャストは、シングルセルにおいて実行される。MBSFNエリアは、協調を通じてMBSFN伝送が実装されるセルのグループを指す。
【0126】
MBSFN伝送方式は、2種類の論理チャネルに関連する:(1)マルチキャストトラフィックチャネル(multicast traffic channel, MTCH)及び(2)マルチキャスト制御チャネル(multicast control channel, MCCH)。
【0127】
MTCHは、少なくとも1のMBMSサービスのデータを保持するために使用される。1のMBSFNエリアは、大きい数のMBMSサービスを提供する必要がある。したがって、複数のMTCHが構成される必要があり得る。
【0128】
MCCHは、1のMBSFNエリアの構成情報、及び、MBSFNエリアにおいて提供されるMBMSサービスの構成情報を保持するために使用される。
【0129】
MCCH及び1又は複数のMTCHは、多重化されてトランスポートチャネルマルチキャストチャネル(multicast channel, MCH)上にマッピングされ得、MCHは、物理マルチキャストチャネル(physical multicast channel, PMCH)上にマッピングされ、MBSFNサブフレーム上で伝送される。
【0130】
MBSFN伝送方式において、DUは、ブロードキャストメッセージ、例えばシステム情報ブロック(system information block, SIB)13において、セルにおける各MBSFNエリアのMCCHの構成情報をブロードキャストする。その後、DUは、MCCH上で、MBSFNエリアの構成情報、及び、MBSFNエリアにおいて提供されるMBMSサービスの構成情報を伝送する。その後、DUは、MTCH(又はPMCH)上でMBMSサービスをマルチキャストし得る。これに対応して、端末デバイスは、ブロードキャストメッセージを受信することによって、各MBSFNエリアのMCCHの構成情報を取得し、その後、MCCHの構成情報に基づいてMCCHをモニタリングし、MCCHから、MBSFNエリアにおいて提供されたMBMSサービスの構成情報を取得し、端末デバイスが関心のあるMBMSサービスを選択し、MBMSサービスの構成情報に基づいて、MTCH上でMBMSサービスをモニタリングする。
【0131】
SC-PTM伝送方式は、2種類の論理チャネル、すなわち、(1)シングルセルマルチキャスト制御チャネル(single-cell multicast control channel, SC-MCCH)及び(2)シングルセルマルチキャストトラフィックチャネル(single-cell multicast traffic channel, SC-MTCH)に関連する。
【0132】
SC-MTCHは、1のMBMSサービスを搬送するために使用される。多数のMBMSサービスが1のセルにおいて提供される必要がある場合、複数のSC-MTCHが構成される必要がある。
【0133】
SC-MTCHは、1のセルにおいて提供されるMBMSサービスの構成情報を搬送するために使用される。
【0134】
SC-MCCH及び1又は複数のSC-MTCHは、多重化されてダウンリンク共有チャネル(downlink shared channel, DL-SCH)にマッピングされ得、DL-SCHは、物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink shared channel, PDSCH)にマッピングされる。
【0135】
SC-PTM伝送方式において、DUはまず、ブロードキャストメッセージ、例えばSIB20において、SC-MCCHの構成情報をブロードキャストする。その後、DUは、SC-MCCHチャネル上で、SC-MTCHを受信するために必要な制御情報を伝送する。例えば、制御情報は、SC-MTCHの構成情報を含み得る。その後、DUは、SC-MTCH上でMBMSサービスをマルチキャストし得る。これに対応して、端末デバイスは、ブロードキャストメッセージを受信することによってSC-MCCHの構成情報を取得し、その後、SC-MCCHの構成情報に基づいて、SC-MCCHをモニタリングし、SC-MCCHから、SC-MTCHを受信するために必要な制御情報を取得し、制御情報に基づいて、端末デバイスが関心のあるMBMSサービスを選択し、端末デバイスが関心のあるSC-MTCH上でMSMSサービスをモニタリングする。
【0136】
現在の段階では、ハイブリッドマルチキャスト-ユニキャスト機構が論じられる。この機構に基づいて、マルチキャストサービスデータは、ユニキャスト方式で端末デバイスへ送信され得るか、又は、マルチキャスト方式で端末デバイスへ送信され得る。
【0137】
図2は、ハイブリッドマルチキャスト-ユニキャスト機構の概略図である。
図2を参照されたい。ユニキャスト及びマルチキャストアンカーは同一のPDCPエンティティ上にあり、端末デバイスは、セル無線ネットワーク一時識別子(cell radio network temporary identifier, C-RNTI)及びグループ無線ネットワーク一時識別子(group radio network temporary identifier, G-RNTI)に基づいて、ユニキャスト方式を使用するか、又はマルチキャスト方式を使用するかどうかを識別し得る。ユニキャスト及びマルチキャストアンカーが同一のPDCPエンティティ上にあることは、ハイブリッドマルチキャスト-ユニキャスト機構の実装に過ぎないことが理解されるべきである。実際には、ユニキャスト及びマルチキャストアンカーは、異なるPDCPエンティティ上にあり得る。
【0138】
現在、CU-DUアーキテクチャにおいてユニキャスト方式においてマルチキャストサービスを伝送することを具体的に実装するための関連技術は無い。
【0139】
これに鑑み、本願はマルチキャスト方法を提供し、CU-DUアーキテクチャにおいてユニキャスト方式でマルチキャストサービスを伝送することを実装する。その方法を以下に詳細に説明する。
【0140】
図3は、本願によるマルチキャスト通信のための方法の概略フローチャートである。以下では、方法300における段階を説明する。
【0141】
S310:第1ネットワークデバイスが第1情報を第2ネットワークデバイスへ送信する。これに対応して、第2ネットワークデバイスは第1情報を受信する。
【0142】
第1ネットワークデバイスはCUであり、第2ネットワークデバイスはDUである。CU及びDUは、同一のアクセスネットワークデバイス又は同一の基地局に対応し得る。CUは、アクセスネットワークデバイスのパケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、及び無線リソース制御層機能を有する。CUは、アクセスネットワークデバイスの無線リンク制御層機能、媒体アクセス制御層機能及び物理層機能を有する。
【0143】
第1情報は、マルチキャストサービス情報と第1端末デバイスとの間の関連関係を示す。言い換えれば、第1情報は、マルチキャストサービス情報が第1端末デバイスに関連付けられていることを示す。DUは、第1情報に基づいて、第1端末デバイスが、マルチキャストサービス情報によって示されるマルチキャストサービスをモニタリングする必要があると決定し得る。
【0144】
マルチキャストサービス情報は、マルチキャストサービス、すなわちMBMSサービスを示す。例えば、マルチキャストサービス情報は、マルチキャストエリア識別子、一時モバイルグループアイデンティティ(temporary mobile group identity, TMGI)、セッション識別子、及びグループ無線ネットワーク一時識別子(group radio network temporary identifier, G-RNTI)のうちの1又は複数を含み得る。言い換えれば、上述のうちの1又は複数の組み合わせが、マルチキャストサービスを識別するために使用され得る。例えば、MBSFNについては、マルチキャストサービス情報は、マルチキャストエリア識別子、TMGI及びセッション識別子のうちの1又は複数を含み得る。SC-PTMについて、マルチキャストサービス情報は、TMGI、セッション識別子及びG-RNTIのうちの1又は複数を含み得る。
【0145】
マルチキャスト領域はMBSFNエリアである。
【0146】
セッション識別子は、MBMSセッション識別子(すなわち、MBMSセッションID)である。1のTMGI又は1のMBMSセッションは、1のMBMSサービスに対応し、又は、1のTMGI及び1のMBMSセッションは、1のMBMSサービスに対応する。
【0147】
G-RNTIは、マルチキャストサービスをスクランブル/デスクランブルするために使用される。1のG-RNTIは、1のSC-MTCHに対応し、1のSC-MTCHは、1のマルチキャストサービスに対応する。
【0148】
任意選択的に、第1情報は具体的には、以下の2の方式で実装され得る。
【0149】
方式1
【0150】
第1情報は、マルチキャストサービス情報、及び、マルチキャストサービス情報に関連付けられた少なくとも1の端末デバイスについての情報を含み得、少なくとも1の端末デバイスは第1端末デバイスを含む。1の端末デバイスについての情報は端末デバイスを示す。
【0151】
第1端末デバイスは例として使用される。例えば、第1端末デバイスについての情報は、C-RNTI、gNB-CU UE F1AP ID及びgNB-DU UE F1AP IDのうちの1又は複数の組み合わせであり得る。C-RNTIは、エアインタフェース上で第1端末デバイスを識別するためにネットワークデバイスによって使用される識別子であり、第1端末デバイスについての情報をスクランブル/デスクランブルするために使用される。gNB-CU UE F1AP IDは、F1インタフェース上で第1端末デバイスを識別するためにCUによって使用される識別子を表し、gNB-DU UE F1AP IDは、F1インタフェース上で第1端末デバイスを識別するためにDU側によって使用される識別子を表す。第1端末デバイスについての情報は代替的に、第1端末デバイスを識別するためにCU及びDUによって使用される別の識別子であり得ることが理解されるべきである。
【0152】
例えば、第1情報は、以下の情報要素を含んでも、含まなくてもよい。
>multicast service information
>UE ID list
>>UE ID
>> DRB ID
【0153】
マルチキャストサービス情報は、TMGI、MBMSセッションID及びG-RNTIのうちの1又は複数の組み合わせであり得る。UE IDリストは、マルチキャストサービス情報に関連付けられた少なくとも1の端末デバイスについての情報であり、各端末デバイスについての情報は、UE IDによって表される。UE IDは、C-RNTI、gNB-CU UE F1AP ID、gNB-DU UE F1AP ID又は同様のものであり得る。任意選択的に、第1情報は更に、マルチキャストサービスに対応する各端末デバイスに対応するDRB IDを含み得る。
【0154】
以下のマルチキャストサービス情報及びUE IDの可能な形態については、ここでの説明が参照されることが理解されるべきである。詳細については、再度以下で説明しない。
【0155】
任意選択的に、第1情報は、CUとDUとの間のインタフェースメッセージにおいて保持され、例えば、セッション開始/修正要求(Session Start/Modification Request)メッセージにおいて保持され得る。セッション開始/修正要求メッセージは、端末デバイスと関連付けられていない、すなわち、メッセージは非UE関連付けシグナリングである。
【0156】
方式2
【0157】
第1情報は、第1端末デバイスの第1DRBとマルチキャストサービス情報との間の関連関係を含み得る。DUは、第1情報に基づいて、第1DRBがマルチキャストサービス情報に対応するマルチキャストサービスを伝送すると決定し得る。
【0158】
例えば、第1情報は、以下の情報要素を含んでも、含まなくてもよい。
>DRB to Be Setup List
>>DRB ID
>>multicast service information
【0159】
DRB to Be Setup Listは、第1端末デバイスがセットアップする必要があるDRBを表し、第1DRBを含む。DRB IDはDRBの識別子である。
【0160】
任意選択的に、第1情報は、CUとDUとの間のインタフェースメッセージに保持され得、例えば、第1端末デバイスに固有のコンテキストセットアップ又は修正要求メッセージに保持される。メッセージは端末デバイスに関連付けられ、すなわち、メッセージはUE関連付けシグナリングである。
【0161】
S320:第2ネットワークデバイスは第2情報を第1ネットワークデバイスへ送信する。これに対応して、第1ネットワークデバイスは第2情報を受信する。
【0162】
具体的には、第1情報を受信した後に、DUは、第1情報に基づいて第2情報を決定し、第2情報をCUへ送信する。
【0163】
第1情報が上述の方式1で実装されるとき、第2情報は、マルチキャストサービス情報と第1論理チャネルとの間の関連関係を示し得る。言い換えれば、第2情報は、マルチキャストサービス情報に関連付けられた第1論理チャネルを示し得る。マルチキャストサービス情報が第1論理チャネルに関連付けられた後に、DUは、第1論理チャネルを通じて、マルチキャストサービス情報に対応するマルチキャストサービスを第1端末デバイスへ伝送し得る。
【0164】
例えば、第2情報は、以下の情報を含み得る。
>multicast service information
>>logicalChannelIdentity
【0165】
logicalChannelIdentityは、マルチキャストサービス情報に関連付けられている、第1端末デバイスの第1論理チャネルのアイデンティティであり、第1論理チャネルは第1DRBに対応する。任意選択的に、第2情報は更に、logicalChannelIdentityに対応するDRB IDを保持し得る。
【0166】
例えば、マルチキャストサービス情報及び関連付けられた第1論理チャネルのアイデンティティは、第1端末デバイスに対応するセルグループ構成(CellGroupConfig)に含まれ得る。
【0167】
以下のCellGroupConfigについては、ここでの説明が参照されることが理解されるべきである。詳細については、再度以下で説明しない。
【0168】
第2情報は更に、マルチキャストサービス情報と、マルチキャストサービス情報に関連付けられた少なくとも1の端末デバイスにおける別の端末デバイスの論理チャネルとの間の関連関係を示し得ることが更に理解されるべきである。例えば、第2情報は更に、マルチキャストサービス情報と、マルチキャストサービス情報に関連付けられた第2端末デバイスの第2論理チャネルとの間の関連関係を示し得る。マルチキャストサービス情報が第2論理チャネルに関連付けられた後に、DUは、第2論理チャネルを通じて、マルチキャストサービス情報に対応するマルチキャストサービスを第2端末デバイスへ伝送し得る。
【0169】
例えば、第2情報は、以下の情報要素を含んでも、含まなくてもよい。
>UE configuration List
>>UE ID
>>CellGroupConfig
【0170】
UE構成リストは、第1端末デバイスの識別子を含む。
【0171】
代替的に、第2情報は、UE IDを含まないことがあり得る。この場合、UE構成リストにおけるCellGroupConfigのシーケンスは、第1情報における端末デバイスについての情報のシーケンスに対応する。例えば、第1情報における少なくとも1の端末デバイスについての情報が順次にUE ID #1、UE ID #2、及びUE ID #3である場合、第2情報におけるUE構成リストにおけるCellGroupConfigは順次にCellGroupConfig#1、CellGroupConfig#2、及びCellGroupConfig#3である。CellGroupConfig#1はUE ID #1に対応し、CellGroupConfig#2はUE ID #2に対応し、CellGroupConfig#3はUE ID #3に対応する。
【0172】
任意選択的に、第2情報は、CUとDUとの間のインタフェースメッセージに保持され得、例えば、セッション開始/修正応答(Session Start/Modification Response)メッセージに保持され得る。
【0173】
第1情報が上述の方式2で実装されるとき、第2情報は、第1DRBと第1端末デバイスの第1論理チャネルとの間の関連関係を示し得る。例えば、第2情報は、第1DRBの識別子、及び、関連付けられた第1論理チャネルのアイデンティティを含み得る。第2情報は更に、第1端末デバイスの別のDRBの識別子、及び、関連付けられた論理チャネルのアイデンティティを含み得ることが理解されるべきである。
【0174】
任意選択的に、第2情報は、CUとDUとの間のインタフェースメッセージにおいて保持され得、例えば、第1端末デバイスに固有のコンテキストセットアップ又は修正応答メッセージに保持され得る。
【0175】
S330:第1ネットワークデバイスは、第2情報に基づいて構成メッセージを生成する。
【0176】
構成メッセージは、マルチキャストサービス情報と第1論理チャネルとの間の関連関係を示し得る。言い換えれば、構成メッセージは、マルチキャストサービス情報が第1論理チャネルに関連付けられていることを示す。加えて、構成メッセージは更に、CU側のSDAP構成/PDCP構成を含み得る。
【0177】
例えば、CUは、第2情報に基づいて、各端末デバイスについて対応する構成メッセージを生成し得る。例えば、上で説明するように、S320において、DUは、UE#1、UE#2、及びUE#3に対応するCellGroupConfig#1、CellGroupConfig#2、及びCellGroupConfig#3を個別に提供する。この場合、CUは、UE#1についての対応する構成メッセージを生成し、ここで、構成メッセージはCellGroupConfig#1を含む。同様に、UE#2について生成された対応する構成メッセージ及びUE#2はそれぞれCellGroupConfig#2及びCellGroupConfig#3を含む。
【0178】
例えば、第1情報が方式1で実装されるとき、CUは、第2情報に基づいて、マルチキャストサービス情報に関連付けられている、第1端末デバイスの論理チャネルは、第1論理チャネルであると決定し得、更に構成メッセージを生成し得、ここで、構成メッセージは、マルチキャストサービス情報及び関連付けられた第1論理チャネルのアイデンティティを含み得る。
【0179】
例えば、第1情報が方式2で実装されるとき、CUは、第2情報に基づいて、第1DRBが第1端末デバイスの第1論理チャネルに関連付けられていると認識し得、更に、マルチキャストサービス情報が第1論理チャネルに関連付けられていると決定し得、構成メッセージを生成し、ここで、構成メッセージは、マルチキャストサービスメッセージ及び関連付けられた第1論理チャネルのアイデンティティを含み得る。
【0180】
S340:第1ネットワークデバイスが構成メッセージを第1端末デバイスへ送信する。これに対応して、第1端末デバイスは構成メッセージを受信する。
【0181】
構成メッセージを受信した後に、第1端末デバイスは、マルチキャストサービスが第1論理チャネルに関連付けられていると決定し得る。その後、マルチキャストサービス情報に対応するマルチキャストサービスを第1CUから受信した後に、DUは、マルチキャストサービスを第1論理チャネル上にマッピングし得る。これに対応して、第1端末デバイスは、マルチキャストサービス情報に対応するマルチキャストサービスを第1論理チャネル上に受信し得る。
【0182】
例えば、
図2に示すように、DUは、対応するマルチキャストトラフィックチャネルへマルチキャストサービスをマッピングし、マルチキャストを実行する。マルチキャストサービスを受信した後に、第1端末デバイスは、マルチキャストサービス情報と第1論理チャネルとの間のマッピング関係に基づいて、マルチキャストトラフィックチャネル上で受信されたマルチキャストサービスを、第1論理チャネルに対応するPDCPエンティティに供給する。
【0183】
別の例については、
図4を参照されたい。マルチキャストサービス1は、第1端末デバイスの論理チャネル1に対応する。CUがマルチキャストサービス1をDUへ送信した後に、DUは、マルチキャストサービス1を論理チャネル1上にマッピングして、マルチキャストサービス1を第1端末デバイスへ伝送する。
【0184】
任意選択的に、構成メッセージはRRC再構成メッセージであり得る。
【0185】
結論として、本願において提供される方法によれば、CUとDUとの間のインタラクションを通じて、マルチキャストサービス情報は、端末デバイスの論理チャネルに関連付けられ得、その結果、マルチキャストサービスはユニキャスト方式で伝送され得、それにより、マルチキャストサービスの柔軟な伝送を実装する。
【0186】
CU-DUアーキテクチャにおいて、マルチキャスト関連システム情報は、他のシステム情報、すなわち、他のSI、例えばSIB13及びSIB20に属する。システム情報は、CUによって生成され、DUへ送信され、DUはシステム情報をブロードキャストする。しかしながら、CUが具体的にどのようにシステム情報を生成するかは、現在記録されていない。
【0187】
これに鑑み、本願は、マルチキャスト通信のための方法を提供する。DUは、マルチキャスト制御チャネルの構成情報をCUに提供し得、CUは、構成情報に基づいてマルチキャスト関連システム情報を生成し得る。その方法を以下に詳細に説明する。
【0188】
図5は、本願によるマルチキャスト通信のための方法の概略フローチャートである。以下では、方法500における段階を説明する。
【0189】
S510:第1ネットワークデバイスがマルチキャストサービス情報を第2ネットワークデバイスへ送信する。これに対応して、DUはマルチキャストサービス情報を受信する。
【0190】
第1ネットワークデバイスはCUであり、第2ネットワークデバイスはDUである。CU及びDUは、同一のアクセスネットワークデバイス又は同一の基地局に対応し得る。CUは、アクセスネットワークデバイスのパケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、及び無線リソース制御層機能を有する。CUは、アクセスネットワークデバイスの無線リンク制御層機能、媒体アクセス制御層機能及び物理層機能を有する。マルチキャストサービス情報はマルチキャストサービスを示す。マルチキャストサービス情報の可能な形態については、上述の説明を参照されたい。本明細書では詳細について改めて説明しない。
【0191】
任意選択的に、CUは更に、マルチキャストサービス情報に対応するマルチキャストサービスタイプ、すなわち、MBMS又はSC-PTMをDUへ送信し得る。
【0192】
任意選択的に、マルチキャストサービス情報は、CUとDUとの間のインタフェースメッセージ、例えばセッション開始/修正要求メッセージに保持され得る。マルチキャストサービス情報に加えて、セッション開始/修正要求メッセージは更に、各マルチキャストサービスに対応するCU側のトランスポートネットワーク層(transport network layer, TNL)アドレス情報を保持し得る。TNLアドレス情報は、IPアドレス及びトンネルエンドポイント識別子(tunnel endpoint identifier, TEID)を含む。
【0193】
S520:第2ネットワークデバイスは、マルチキャストサービス情報に基づいてマルチキャスト制御チャネルの構成情報を決定する。
【0194】
マルチキャスト制御チャネルの構成情報は、1又は複数のマルチキャストサービスに関連付けられ得る。例えば、少なくとも1のTMGI(又は1のTMGI及び1のMBMSセッションID)は、マルチキャスト制御チャネルの1個の構成情報に対応する。CUが、マルチキャストサービス情報に対応するマルチキャストサービスタイプを提供する場合、DUは更に、マルチキャストサービスタイプに基づいてマルチキャスト制御チャネルの対応する構成情報を決定し得る。例えば、マルチキャストサービスタイプがMBMSタイプであるとき、マルチキャスト制御チャネルの構成情報は、マルチキャスト制御チャネルの反復周期、マルチキャスト制御チャネルのオフセット、マルチキャスト制御チャネルの修正周期、マルチキャスト制御チャネルのサブフレーム割り当て情報、シグナリング変調及び符号化スキーム、MBSFNエリア構成情報、通知指示、非MBSFNエリア長及び同様のもののうちの1又は複数を含み得る。例えば、マルチキャストサービスタイプがSC-PTMタイプであるとき、マルチキャスト制御チャネルの構成情報は、マルチキャスト制御チャネルの反復周期及びマルチキャスト制御チャネルのオフセットのうちの1又は複数を含み得る。マルチキャスト制御チャネルのオフセット及びマルチキャスト制御チャネルの反復周期は、マルチキャスト制御チャネルの開始時点を決定するために使用され、マルチキャスト制御チャネルのオフセットは、マルチキャスト制御チャネルの反復周期でシステムフレーム番号SFNを除算することによって取得される。通知指示は、マルチキャスト制御チャネルの変更をUEに通知するためにどのPDCCHビットが使用されるかを示す。非MBSFNエリア長は、非MBSFNエリアにおいて使用されるサブフレームの開始のシンボルの数を示す。
【0195】
例えば、MBSFN伝送方式については、マルチキャスト制御チャネルはMCCHであり得る。SC-PTM伝送方式については、マルチキャスト制御チャネルはSC-MCCHであり得る。
【0196】
S530:第2ネットワークデバイスが構成情報を第1ネットワークデバイスへ送信する。これに対応して、第1ネットワークデバイスは構成情報を受信する。
【0197】
任意選択的に、マルチキャストサービス情報は、CUとDUとの間のインタフェースメッセージ、例えばセッション開始/修正応答メッセージに保持され得る。マルチキャストサービス情報に対応する構成情報に加えて、セッション開始/修正要求メッセージは更に、各マルチキャストサービスに対応するDU側TNLアドレス情報を保持し得る。CU及びDUは、CU及びDUによってそれぞれ提供される、CU側のTNLアドレス情報及びDU側のTNLアドレス情報に基づいて、各マルチキャストサービスについて、対応するユーザプレーントンネルをセットアップし得る。
【0198】
S540:第1ネットワークデバイスは、構成情報に基づいてシステム情報を生成する。システム情報は構成情報を含む。
【0199】
例えば、MBSFN伝送方式については、CUは、構成情報に基づいてSIB13を生成し得る。SC-PTM伝送方式については、CUは構成情報に基づいてSIB20を生成し得る。
【0200】
S550:第1ネットワークデバイスはシステム情報を第2ネットワークデバイスへ送信する。これに対応して、第2ネットワークデバイスはシステム情報を受信する。
【0201】
例えば、CUは、CUとDUとの間のインタフェースメッセージ、例えば、CU構成更新要求(CU configuration update request)メッセージを使用することによってシステム情報をDUへ送信し得る。
【0202】
S560:第2ネットワークデバイスはシステム情報をブロードキャストする。
【0203】
システム情報を受信した後に、DUは、システムメッセージに対応する周期に基づいてエアインタフェースを通じてシステム情報をブロードキャストし得る。
【0204】
その後、方法は更に以下を含み得る。
【0205】
DUは、マルチキャスト制御チャネルの構成情報に基づいて、マルチキャスト制御チャネル上で、マルチキャストトラフィックチャネルの構成情報、例えば、MBSFNAreaConfiguration又はSCPTMConfigurationを送信する。CUは、マルチキャストサービス情報によって示されるマルチキャストサービスをDUへ送信する。DUは、マルチキャストサービスをブロードキャストする。
【0206】
マルチキャストトラフィックチャネルの構成情報に含まれる内容、例えば、MBSFNAreaConfiguration又はSCPTMConfigurationについては、従来技術を参照されたい。例えば、MBSFN伝送方式については、マルチキャストトラフィックチャネルの構成情報は、commonSF-Alloc、commonSF-AllocPeriod及びpmch-InfoListのうちの1又は複数を含み得る。commonSF-Allocは、MBSFNエリアに割り当てられたサブフレームを表す。commonSF-AllocPeriodは、MBSFNエリアに割り当てられたサブフレームの周期を表す。pmch-infoListは、数個のpmch-infoのセットを含み得る。pmch-infoの各個は、pmch-config、対応するmbms-SessionInfoList及び同様のものを含む。pmch-configは、sf-AllocEnd、dataMCS及びmch-SchedulingPeriodを含む。sf-AllocEndは、(P)MCHに割り当てられた最後のサブフレームを表し、dataMCSは、マルチキャストサービスによって使用される変調及び符号化スキームを表し、Mch-SchedulingPeriodは、MCHのスケジューリング周期を表す。mbms-SessionInfolistは、TMGI、sessionId、logicalChannelIdentity及び同様のものを含む。SC-PTM伝送方式については、マルチキャストトラフィックチャネルの構成情報SCPTMConfigurationは、sc-mtch-InfoList及びscptm-NeighbourCellListを含み得る。sc-mtch-InfoListは、数個のsc-mtch-infoのセットを含む。各sc-mtch-infoは、mbmsSessionInfo(すなわち、MBMSセッション情報)、G-RNTI、sc-mtch-schedulingInfo(すなわち、SC-MTCHスケジューリング情報)、及びsc-mtch-neighborCell(すなわち、SC-MTCHスケジューリングセル情報)のうちの1又は複数を含み得る。mbmsSessionInfoはTMGIを含み、任意選択的に、mbmssessionIdを更に含む。
【0207】
DUがマルチキャストサービスをどのようにマルチキャストするかについての詳細は、関連する従来技術を参照されたい。本明細書では詳細について改めて説明しない。
【0208】
結論として、本願において提供されるマルチキャスト通信についての方法によれば、DUは、CUによって送信されたマルチキャストサービス情報に基づいて、マルチキャスト制御チャネルの対応する構成情報を決定し、構成情報をCUへ送信し得、CUは、構成情報に基づいてマルチキャスト関連システム情報を生成し得る。
【0209】
統合アクセス及びバックホール(integrated access and backhaul, IAB)技術が5Gシステムにおいて導入される。IAB技術に基づくIABネットワークにおいて、アクセスリンク(access link)及びバックホールリンク(backhaul link)の両方は、ファイバ配備を回避するために、無線伝送の解決手段を使用する。
【0210】
IABネットワークにおいて、IABノード(IAB node)は、無線アクセスサービスを端末デバイスに提供し得、端末デバイスのサービスデータは、無線バックホールリンクを通じてIABノードをドナーノード(donor node)に接続することによって伝送される。本願におけるIABノードは、中継ノード(relay node, RN)とも称され得、ドナーノードは、IABドナー(IAB donor)又はドナーgNodeB(donor gNodeB, DgNB)とも称され得ることが理解されるべきである。
【0211】
図6はIABネットワークの概略図である。
図6を参照されたい。IABノード1の親ノードはドナーノードであり、IABノード1はIABノード2及びIABノード3の親ノードであり、IABノード2及びIABノード3の両方はIABノード4の親ノードであり、IABノード5の親ノードはIABノード3である。UEのアップリンクデータパケットは、1又は複数のIABノードを介してドナーノードへ伝送され得、その後、ドナーノードによって、モバイルゲートウェイデバイス(例えば、5Gコアネットワークにおけるユーザプレーン機能UPFユニット)へ送信され得る。UEのダウンリンクデータパケットが、ドナーノードによって、モバイルゲートウェイデバイスから受信され、その後、IABノードを通じてUEへ送信される。UE1とドナーノードとの間のデータ伝送には、2の利用可能な経路、すなわち、経路1:UE1→IABノード4→IABノード3→IABノード1→ドナーノード、及び、経路2:UE1→IABノード4→IABノード2→IABノード1→ドナーノードがある。UE2とドナーノードとの間のデータパケット伝送には3の利用可能な経路、すなわち、UE2→IABノード4→IABノード3→IABノード1→ドナーノード、端末2→IABノード4→IABノード2→IABノード1→ドナーノード、及び、UE2→IABノード5→IABノード2→IABノード1→ドナーノードがある。
【0212】
ドナーノードからUEへの伝送経路上で、UEによってアクセスされるIABノードは、ラストホップIABノードと称され得、別のIABノードは、中間IABノードと称され得ることが理解されるべきである。以下の経路、すなわち、ドナーノード→IABノード1→IABノード3→IABノード4→UE1が例として使用される。IABノード4はラストホップIABノード、具体的には、ドナーノードからUE1への経路上のラストホップIABノードと称され得る。IABノード3及びIABノード1の両方は、中間IABノードであり、具体的には、ドナーノードからUE1への経路上の中間IABノードである。
【0213】
図6に示すIABネットワークは、ネットワーク方式の例に過ぎず、IABネットワークの具体的なネットワーク方式は本願において限定されるものではないことが理解されるべきである。
【0214】
IABノードは、MT(モバイルターミネーション、mobile termination)部分及びDU部分を含み得る。IABノードがIABノードの親ノードに向けられているとき、IABノードは、端末デバイス、すなわち、MTの役割を果たし得る。IABノードがIABノードの子ノードに向けられているとき(ここで、子ノードは別のIABノード又は共通端末デバイスであり得る)、IABノードは、ネットワークデバイス、すなわち、DUの役割とみなされる。
【0215】
ドナーノードは、独立の状態である基地局の機能を有するネットワークデバイスであり得るか、又は、CU及びDUが別個である形態である基地局の機能を有するネットワークデバイスであり得る。ドナーノードは、端末デバイスを担当するコアネットワーク(例えば、5Gコアネットワーク、5GCに接続される)要素に接続され、無線バックホール機能をIABノードに提供する。説明を容易にするべく、以下では、ドナーノードの中央ユニットは、略してドナーCUと称され、ドナーノードの分散ユニットは、略してドナーDUと称される。ドナーCUは、制御プレーン及びユーザプレーンが別個である形態であり得る。
【0216】
図7は、IABノードの構成の概略図である。UEは、IABノード2及びIABノード1を介してドナーノードに接続される。IABノード1及びIABノード2は各々、DU部分及びMT部分を含む。IABノード2のDU部分は、アクセスサービスをUEに提供する。IABノード1のDU部分は、アクセスサービスをIABノード2のMT部分に提供する。IABノード1のDU部分はまた、アクセスサービスをIABノード1のカバレッジ内の他のUEに提供し得る。ドナーノードのDU部分は、アクセスサービスをIABノード1のMT部分に提供する。
【0217】
IAB技術は、新しいプロトコル層、すなわち、バックホールアダプテーションプロトコル(backhaul adaptation protocol, BAP)層を無線バックホールリンクに導入する。プロトコル層は、無線リンク制御(radio link control, RLC)層の上に位置し、無線バックホールリンク上でデータパケットのルーティング及びベアラマッピングなどの機能を実装するために使用され得る。
【0218】
F1インタフェースが、IABノード(IABノードのDU部分)とドナーノード(又はドナーCU)との間で、エアインタフェースを通じてセットアップされる必要がある。インタフェースは、ユーザプレーンプロトコル(F1-U)及び制御プレーンプロトコル(F1-C)をサポートする。F1は代替的に、F1*又は別の名称で置き換えられ得ることが理解されるべきである。名称は、本願において限定されるものではない。本明細書において、名称は、F1と総称され得る。
【0219】
図8は、IABネットワークのユーザプレーンプロトコルスタックアーキテクチャの例を示す。
図8に示すプロトコルアーキテクチャにおいて、プロトコル層は、サービスデータアダプテーションプロトコル(service data adaptation protocol, SDAP)層、パケットデータコンバージェンスプロトコル(packet data convergence protocol, PDCP)層、汎用パケット無線サービストンネリングプロトコルユーザプレーン(general packet radio service tunneling protocol user plane, GTP-U)層、ユーザデータグラムプロトコル(user datagram protocol, UDP)層、インターネットプロトコル(Internet Protocol、IP)層、L2層(layer 2)、L1層(layer 1)、無線リンク制御(radio link control, RLC)層、媒体アクセス制御(media access control, MAC)層、及び物理(physical, PHY)層である。L2層はリンク層である。例えば、L2層は、オープンシステム相互接続(open systems interconnection, OSI)参照モデルにおけるデータリンク層であり得る。L1層は物理層であり得る。例えば、L1層は、OSI参照モデルにおける物理層であり得る。
【0220】
図9は、IABネットワークの制御プレーンプロトコルスタックアーキテクチャの例を示す。
図8におけるプロトコル層の説明は、
図9にも適用可能であるが、いくつかの違いがある。例えば、
図9において、アクセスIABノードとドナーCUとの間のF1インタフェースは、F1制御プレーン(F1-C)プロトコルスタックを使用し、F1-Cプロトコルスタックは、F1適用プロトコル(F1 application protocol, F1AP)層及びストリーム制御伝送プロトコル(stream control transmission protocol, SCTP)層を含む。
【0221】
図8及び
図9は、IABネットワークにおいてUEのデータサービスを伝送するための、エンドツーエンドユーザプレーンプロトコルスタックアーキテクチャの例、及び、エンドツーエンド制御プレーンプロトコルスタックアーキテクチャの例をそれぞれ示すことに留意されたい。任意選択的に、プロトコルスタックアーキテクチャについて、別の可能性があり得る。例えば、セキュリティ保護に使用されるプロトコルスタックが、IABノード2とドナーCUとの間のF1インタフェースに導入されるとき、プロトコルスタックアーキテクチャが変化する。
【0222】
現在の技術は、IABアーキテクチャがマルチキャスト機構をサポートする関連解決手段を伴わない。これに鑑み、本願は、IABアーキテクチャがマルチキャスト機構をサポートすることを実装するためのマルチキャスト方法を提供する。以下では方法を説明する。
【0223】
図10は、本願によるマルチキャスト通信のための方法の概略フローチャートである。以下では、方法900における段階を説明する。
【0224】
S910:ドナーノードのCU(すなわち、ドナーCU又は第1ネットワークデバイス)が第1構成情報をドナーノードのDU(すなわち、ドナーDU又は第2ネットワークデバイス)へ送信し、ドナーCUから第1端末デバイスへの経路上にある各中間IABノードへ第2構成情報を送信し、第3構成情報をラストホップIABノードへ送信する。
【0225】
中間IABノードは、第1IABノードとも称され得、ラストホップIABノードは、第2IABノードとも称され得ることが理解されるべきである。第1端末デバイスは、ラストホップIABノードにアクセスする。
【0226】
第1構成情報、第2構成情報の各個、及び第3構成情報は各々、少なくとも1のマルチキャストサービスに関連する。以下では、少なくとも1のマルチキャストサービスにおける1のマルチキャストサービス(すなわち、第1マルチキャストサービス)は、第1構成情報、第2構成情報、及び第3構成情報を説明するための例として使用される。第1マルチキャストサービスは、ラストホップIABノードがエアインタフェースを通じてマルチキャストする必要があるマルチキャストサービスであることが理解されるべきである。
【0227】
第1構成情報は、以下のオペレーションを実行するためにドナーDUによって使用される:(1)受信されたマルチキャストサービスが第1マルチキャストサービスであるかどうかを決定する;及び(2)第1マルチキャストサービスを受信するとき、マルチキャストサービスがマルチキャストされる(具体的には、エアインタフェースを通じてマルチキャストされる)必要があるかどうかを決定し、マルチキャストサービスをどのIABノードへ転送するか(言い換えれば、どのIABノードがネクストホップIABノードであるか)、及び、どの論理チャネルを通じてマルチキャストサービスをネクストホップIABノードへ転送するかを決定する。
【0228】
第2構成情報は、第1マルチキャストサービスを受信するとき、以下のオペレーションを実行するために、中間IABノードによって使用される:(1)第1マルチキャストサービスがエアインタフェースを通じてマルチキャストされる必要があるかどうかを決定する;(2)第1マルチキャストサービスがエアインタフェースを通じてマルチキャストされる必要があるとき、第1マルチキャストサービスに対応するマルチキャストトラフィックチャネルを決定する;(3)第1マルチキャストサービスが転送される必要があるかどうかを決定し;及び(4)第1マルチキャストサービスが転送される必要があるとき、第1マルチキャストサービスをどのIABノードへ転送するか、及び、第1マルチキャストサービスをどの論理チャネルを通じてネクストホップIABノードへ転送するかを決定する。
【0229】
第3構成情報は、ラストホップIABノードによって、第1マルチキャストサービスを受信するとき、第1マルチキャストサービスに対応するマルチキャストトラフィックチャネルを決定するために使用される。
【0230】
例えば、第1構成情報は、マルチキャストサービス情報、TNLアドレス情報、ルーティング情報、ネクストホップIABノードのBAPアドレス、リンク構成(例えば、バックホールリンク構成又はバックホール無線リンク制御チャネル(Backhaul Radio Link Control Channel, BH RLC CH)構成BH RLC CH configuration)、及び、マルチキャスト(具体的には、エアインタフェースマルチキャスト)が必要かどうかを示す指示のうちのいずれか1又は複数の組み合わせを含み得る。
【0231】
マルチキャストサービス情報は第1マルチキャストサービスを示す。マルチキャストサービス情報の可能な形態については、S310における説明を参照されたい。以下では、第1マルチキャストサービス情報がTMGIであることが例として使用される。
【0232】
TNLアドレス情報はマルチキャストサービスに対応し、IPアドレス及びTEIDを含む。IPアドレスは、マルチキャストIPアドレスと称され得、TEIDはマルチキャストTEIDと称され得る。TNLアドレス情報とマルチキャストサービス情報との間には1対1の対応関係がある。例えば、TMGI#1は、TNLアドレス情報#1に対応し、具体的には、TMGI#1はIPアドレス#1及びTEID#1に対応する。TMGI#2はTNLアドレス情報#2に対応し、具体的には、TMGI#2はIPアドレス#2及びTEID#2に対応する。
【0233】
ルーティング情報はルーティングIDとして表され得る。ルーティング情報は、ラストホップIABノードのBAPアドレス及び経路識別子(経路ID)を含み得る。経路識別子は、異なる伝送経路を示す。例えば、異なる経路識別子は異なるネクストホップノードに対応し得る。
【0234】
第1マルチキャストサービスを受信した後に、ドナーDUは、ルーティング情報を、第1マルチキャストサービスに対応するBAP層にカプセル化し得る。
【0235】
マルチキャストサービス情報は少なくとも1個のルーティング情報に対応する。例えば、TMGI#1はTNLアドレス情報#1に対応し、また、ルーティング情報#1に対応する。TMGI#2はTNLアドレス情報#2に対応し、また、ルーティング情報#2及びルーティング情報#3に対応する。
【0236】
ネクストホップIABノードのBAPアドレスは、ドナーDUが第1マルチキャストサービスを転送する必要があるときに第1マルチキャストサービスに対応するネクストホップIABノードのBAPアドレスである。
【0237】
リンク構成:第1マルチキャストサービスが転送される必要があると決定するとき、ドナーDUはリンク構成に基づいて第1マルチキャストサービスを転送する。リンク構成は、第1マルチキャストサービスに対応する論理チャネルのアイデンティティ、第1マルチキャストサービスに対応するDRBの識別子、及び、第1マルチキャストサービスに対応するRLCバックホールチャネルの識別子のうちの1又は複数の組み合わせであり得る。リンク構成は、ネクストホップIABノードのBAPアドレスに対応する。リンク構成及びネクストホップIABノードのBAPアドレスは、構成の組み合わせとみなされる。ルーティング情報は、少なくとも1の構成の組み合わせに対応する。例えば、マルチキャストサービス#1は、ルーティング情報#1に対応し、ルーティング情報#1は、(BAPアドレス#1、リンク構成#1)及び(BAPアドレス#2、リンク構成#2)に対応する。マルチキャストサービス#2は、ルーティング情報#2及びルーティング情報#3に対応する。ルーティング情報#2は、(BAPアドレス#3、リンク構成#3)に対応する。ルーティング情報#3は、(BAPアドレス#4、リンク構成#4)及び(BAPアドレス#5、リンク構成#5)に対応する。
【0238】
マルチキャストが必要かどうかを示す指示:DUは、指示に基づいて、第1マルチキャストサービスがエアインタフェースを通じてマルチキャストされる必要があるかどうかを決定し得る。指示はマルチキャスト指示であり得る。指示がマルチキャスト指示を含むとき、それは、DUがエアインタフェースを通じてマルチキャストを実行する必要があることを示す。指示は、1/0指示、又は真/偽指示であり得る。指示が1又は真であるとき、それは、DUがエアインタフェースを通じてマルチキャストを実行する必要があることを示す。指示が0又は偽であるとき、それは、DUはエアインタフェースを通じてマルチキャストを実行する必要がないことを示す。
【0239】
ドナーDUは、マルチキャストサービスをCUから受信した後に、マルチキャストサービスの外側にカプセル化されたIPヘッダ/UDPヘッダ/GTP-Uヘッダに含まれるTNLアドレス情報、及び、TNLアドレス情報とマルチキャストサービス情報との間の対応関係に基づいて、具体的なマルチキャストサービスを決定し、マルチキャストサービス情報(又はマルチキャストサービス)とルーティング情報との間の対応関係に基づいて、どのルーティング情報が、マルチキャストサービスをカプセル化するBAP層において充填されるべきかを決定し、その後、ネクストホップIABノード及びリンク構成に基づいて、どのバックホールを通じて、どのネクストホップIABノードへマルチキャストサービスを転送するかを決定する。加えて、ドナーDUは、マルチキャストが必要かどうかを示す指示に基づいて、エアインタフェースを通じてマルチキャストサービスをマルチキャストするかどうかを決定する。マルチキャストサービスがエアインタフェースを通じてマルチキャストされる必要があるとき、それは、ドナーDUが、マルチキャストサービスを複製して、複数のマルチキャストサービスを取得する必要があることを意味する。例えば、1のマルチキャストサービスがネクストホップIABノードへ送信され、別のマルチキャストサービスが、エアインタフェースを通じて直接マルチキャストされる。当然、複数のマルチキャストサービスは代替的に、複数のネクストホップIABノードへ送信され得る。
【0240】
TNLアドレス情報はマルチキャストサービスに対応し、IPアドレス及びTEIDを含む。IPアドレスは、マルチキャストIPアドレスと称され得、TEIDはマルチキャストTEIDと称され得る。TNLアドレス情報とマルチキャストサービス情報との間には1対1の対応関係があることが理解されるべきである。例えば、TMGI#1は、TNLアドレス情報#1、具体的には、IPアドレス#1及びTEID#1に対応する。TMGI#2は、TNLアドレス情報#2、具体的には、IPアドレス#2及びTEID#2に対応する。
【0241】
第2構成情報は、マルチキャストサービス情報、ルーティング情報、ネクストホップIABノードのBAPアドレス、リンク構成、及び、マルチキャスト(具体的には、エアインタフェースマルチキャスト)が必要かどうかを示す指示のうちのいずれか1又は複数の組み合わせを含み得る。
【0242】
マルチキャストサービス情報は第1構成情報におけるマルチキャストサービス情報と同一である。
【0243】
ルーティング情報は第1構成情報におけるルーティング情報と同一である。第1マルチキャストサービスを受信するとき、中間IABノードは、第1マルチキャストサービスが転送される必要があるかどうか、言い換えれば、第1マルチキャストサービスがネクストホップIABノードへ送信される必要があるかどうかを決定する。例えば、IABノードは、受信されたデータパケットの外側にカプセル化されたBAP層に含まれるルーティング情報におけるBAPアドレスが、IABノードのBAPアドレスと同一であるかどうかを決定する。BAPアドレスが同一である場合、IABノードがラストホップIABノードであることを示し、そうでない場合、IABノードが第1マルチキャストサービスを転送する必要がある。
【0244】
ネクストホップIABノードのBAPアドレスは、第1マルチキャストサービスが転送される必要があると中間IABノードが決定するとき、第1マルチキャストサービスに対応するネクストホップIABノードのBAPアドレスである。
【0245】
リンク構成:第1マルチキャストサービスが転送される必要があると決定するとき、中間IABノードはリンク構成に基づいて第1マルチキャストサービスを転送する。リンク構成は、(1)第1マルチキャストサービスを受信するための論理チャネルのアイデンティティ、第1マルチキャストサービスを受信するためのDRBの識別子、及び、第1マルチキャストサービスを受信するためのRLCバックホールチャネルの識別子のうちの1又は複数の組み合わせ;及び(2)第1マルチキャストサービスをネクストホップIABノードへ転送するための論理チャネルのアイデンティティ、第1マルチキャストサービスをネクストホップIABノードへ転送するためのDRBの識別子、及び、第1マルチキャストサービスをネクストホップIABノードへ転送するためのRLCバックホールチャネルの識別子のうちの1又は複数の組み合わせを含む。第1マルチキャストサービスと、第1マルチキャストサービスを受信するための論理チャネルのアイデンティティとの間の対応関係がある。例えば、論理チャネルアイデンティティ#1は、マルチキャストサービス#1に対応し、論理チャネルアイデンティティ#2は、マルチキャストサービス#2に対応する。この場合、中間IABノードは、論理チャネルのアイデンティティに基づいて、対応するマルチキャストサービス情報を決定し得る。
【0246】
マルチキャストが必要かどうかを示す指示:中間IABノードは、指示に基づいて、第1マルチキャストサービスがエアインタフェースを通じてマルチキャストされる必要があるかどうかを決定し得る。
【0247】
第1マルチキャストサービスを前ホップノードから受信した後に、IABノードのMTは、ルーティング情報と、第1マルチキャストサービスを受信するための論理チャネルのアイデンティティとの間の対応関係に基づいて、第1マルチキャストサービスを転送する必要があるかどうかを決定する。特に、IABノードのMTは、前ホップノードから受信された第1マルチキャストサービスを、内部インタフェースを通じてIABノードのDUへ転送する必要があり、その結果、IABノードのDUは、ネクストホップIABノード及びリンク構成に基づいて、どのバックホールを通じてどのネクストホップIABノードへ第1マルチキャストサービスを転送するかを決定できる。加えて、IABノードのMTは更に、マルチキャストが必要かどうかを示す指示に基づいて、IABノードのDUへ第1マルチキャストサービスを転送する。IABノードのDUは、指示に基づいて、エアインタフェースを通じて第1マルチキャストサービスをマルチキャストするかどうかを決定する。第1マルチキャストサービスがエアインタフェースを通じてマルチキャストされる必要があるとき、IABノードは、第1マルチキャストサービスに対応するマルチキャストサービス情報に基づいて、エアインタフェースを通じて第1マルチキャストサービスをマルチキャストするための対応するマルチキャストトラフィックチャネルを決定し得る。第1マルチキャストサービスがエアインタフェースを通じてマルチキャストされる必要があるとき、IABノードは、第1マルチキャストサービスを複製して複数の第1マルチキャストサービスを取得する必要があることを意味する。例えば、1の第1マルチキャストサービスがネクストホップIABノードへ送信され、別の第1マルチキャストサービスがエアインタフェースを通じて直接マルチキャストされる。当然、複数の第1マルチキャストサービスは代替的に、複数のネクストホップIABノードへ送信され得る。
【0248】
第3構成情報は、マルチキャストサービス情報及びマルチキャストIPアドレスのうちのいずれか1又は複数の組み合わせを含み得る。マルチキャストサービス情報は、第1構成情報におけるマルチキャストサービス情報と同一である。マルチキャストサービス情報はマルチキャストIPアドレスに対応する。IABノードは、データパケットに含まれるIPアドレスに基づいて対応するマルチキャストサービス情報を認識し、マルチキャストサービス情報に対応するマルチキャストデータチャネルに基づいてエアインタフェースを通じて第1マルチキャストサービスをマルチキャストし得る。
【0249】
任意選択的に、ドナーCUは、RRCメッセージを使用することによって、第2構成情報及び第3構成情報を送信し得るか、又は、F1インタフェースメッセージを使用することによって第2構成情報及び第3構成情報を送信し得る。言い換えれば、CUは、第1RRCメッセージを中間ノードへ送信し得、第1RRCメッセージは第2構成情報を含み得る。代替的に、CUは、CUと中間ノードとの間のF1インタフェースを通じて第2構成情報を中間ノードへ送信し得る。同様に、CUは、第2RRCメッセージをラストホップIABノードへ送信し得、ここで、第2RRCメッセージは第3構成情報を含み得る。代替的に、CUは、CUとラストホップIABノードとの間のF1インタフェースを通じて、第3構成情報をラストホップIABノードへ送信し得る。代替的に、第2構成情報及び第3構成情報のいくつかの内容は、RRCメッセージを使用することによって送信され得、いくつかの内容は、F1インタフェースメッセージを使用することによって送信され得る。
【0250】
方法において、中間IABノードは、第1IABノードとも称され得、ラストホップIABノードは、第2IABノードとも称され得ることに留意されたい。
【0251】
S910における構成プロセスが完了した後に、以下では、ユーザプレーンデータ送信プロセスを説明する。
【0252】
S920:ドナーCUが第1マルチキャストサービスをドナーDUへ送信する。
【0253】
コアネットワーク又はマルチキャストサーバによって送信された第1マルチキャストサービスを受信した後に、ドナーCUは、第1マルチキャストサービスのためにCUとDUとの間でセットアップされたユーザプレーントンネルを通じて、第1マルチキャストサービスをDUへ送信する。第1マルチキャストサービスを受信した後に、DUは、第1構成情報に基づいて、第1マルチキャストサービスがエアインタフェースを通じてマルチキャストされる必要があるかどうかを決定し、ネクストホップIABノード、及び、第1マルチキャストサービスを伝送するために使用される、ドナーDUとネクストホップIABノードとの間の論理チャネルを決定する。
【0254】
例えば、DUがマルチキャストサービス及びマルチキャストサービスの外側にカプセル化されたIPヘッダ、UDPヘッダ及びGTP-Uヘッダを受信し、ここで、GTP-UヘッダはTEIDを含み、IPヘッダに含まれるIPアドレス及びGTP-Uヘッダに含まれるTEIDと組み合わせてTNLアドレスを形成する。TNLアドレス情報が、第1構成情報におけるマルチキャストサービス情報に対応するTNLアドレス情報である場合、DUはまず、マルチキャストサービスが第1マルチキャストサービスであると決定し得る。その後、DUは、第1構成情報に基づいて、以下のオペレーションを実行し得る:(1)マルチキャストが必要かどうかを示す指示が、マルチキャストが必要であることを示す場合、第1マルチキャストサービスに対応するマルチキャストトラフィックチャネル上で第1マルチキャストサービスをマルチキャストし;そうでない場合、第1マルチキャストサービスのマルチキャストをスキップし;(2)第1構成情報におけるマルチキャストサービス情報に対応するルーティング情報を第1マルチキャストサービスに対応するBAPヘッダに追加し;(3)第1マルチキャストサービスに対応するネクストホップIABノードのBAPアドレスに基づいて、エアインタフェース上のネクストホップIABノードのMTのC-RNTIを決定し、リンク構成に基づいて、第1マルチキャストサービスがネクストホップIABノードのMTへ送信される論理チャネルを認識する。
【0255】
S930:ドナーDUが第1マルチキャストサービスをネクストホップIABノードへ送信する。理解を容易にするべく、ネクストホップIABノードはここで、IABノード1として表される。
【0256】
第1マルチキャストサービスを受信した後に、IABノード1は、第2構成情報に基づいて、第1マルチキャストサービスがエアインタフェースを通じてマルチキャストされる必要があるかどうか、及び、第1マルチキャストサービスがネクストホップIABノードへ送信される必要があるかどうかを決定し、第1マルチキャストサービスが転送される必要があるとき、ネクストホップIABノードについての情報、及び、第1マルチキャストサービスを伝送するために使用される、IABノード1及びネクストホップIABノードについての情報(具体的には、論理チャネル情報)を決定する。
【0257】
例えば、IABノード1(具体的には、IABノード1のMT)が第1マルチキャストサービスを受信した後、第1マルチキャストサービスに対応するBAPヘッダ(具体的には、第1マルチキャストサービスをカプセル化するために使用されるBAPヘッダ)におけるルーティング情報に含まれるBAPアドレスは、IABノード1のBAPアドレスと異なるので、IABノード1がラストホップIABノードであるとみなされない。IABノード1は、第2構成情報におけるマルチキャストが必要かどうかを示す指示に基づいて、第1マルチキャストサービスがエアインタフェースを通じてマルチキャストされる必要があるかどうかを決定する。マルチキャストが必要である場合、IABノード1は、第1マルチキャストサービスに対応するマルチキャストトラフィックチャネル上で第1マルチキャストサービスをマルチキャストし、そうでない場合、IABノード1は、第1マルチキャストサービスをマルチキャストしない。加えて、IABノード1は、対応するネクストホップIABノードのBAPアドレスに基づいて、エアインタフェース上のネクストホップIABノードのMTのC-RNTIを決定し、リンク構成に基づいて、第1マルチキャストサービスがネクストホップIABノードのMTへ送信される論理チャネルを認識する。
【0258】
S940:IABノード1が、第1マルチキャストサービスをネクストホップIABノードへ送信する。理解を容易にするべく、ここでのネクストホップIABノードは、IABノード2として表される。
【0259】
IABノード2が中間IABノードである、言い換えれば、ドナーCUによってIABノード2へ送信された構成情報が第2構成情報である場合、IABノード2は、第2構成情報に基づいて、第1マルチキャストサービスがエアインタフェースを通じてマルチキャストされる必要があるかどうか、及び、第1マルチキャストサービスがネクストホップIABノードへ送信される必要があるかどうかを決定し、第1マルチキャストサービスが転送される必要があるとき、ネクストホップIABノードについての情報、及び、第1マルチキャストサービスを伝送するために使用される、IABノード2及びネクストホップIABノードについての情報(具体的には、論理チャネル情報)を決定する。IABノード2がラストホップIABノードである、言い換えれば、ドナーCUによってIABノード2へ送信された構成情報が第3構成情報である場合、IABノード2は、第3構成情報及びIPアドレスに基づいて、第1マルチキャストサービスの対応するマルチキャストトラフィックチャネルを決定し、第1マルチキャストサービスに対応するマルチキャストトラフィックチャネル上で第1マルチキャストサービスをマルチキャストする。
【0260】
例えば、ドナーCUによってIABノード2へ送信された構成情報が第2構成情報である場合、第1マルチキャストサービスに対応するBAPヘッダにおけるルーティング情報に含まれるBAPアドレスがIABノード2のBAPアドレスと異なるので、IABノード2は、IABノード2がラストホップIABノードでないとみなす。IABノード2は、第2構成情報におけるマルチキャストが必要かどうかを示す指示に基づいて、第1マルチキャストサービスがエアインタフェースを通じてマルチキャストされる必要があるかどうかを決定する。マルチキャストが必要である場合、IABノード2は、第1マルチキャストサービスに対応するマルチキャストトラフィックチャネル上で第1マルチキャストサービスをマルチキャストし、そうでない場合、IABノード2は、第1マルチキャストサービスをマルチキャストしない。加えて、IABノード2は、対応するネクストホップIABノードのBAPアドレスに基づいて、エアインタフェース上のネクストホップIABノードのMTのC-RNTIを決定し、リンク構成に基づいて、第1マルチキャストサービスがネクストホップIABノードのMTへ送信される論理チャネルを認識する。ドナーCUによってIABノード2へ送信された構成情報が第3構成情報である場合、IABノード2は、第3構成情報及びIPアドレスに基づいて、第1マルチキャストサービスの対応するマルチキャストトラフィックチャネルを決定し、第1マルチキャストサービスに対応するマルチキャストトラフィックチャネル上でマルチキャストトラフィックチャネルをマルチキャストする。
【0261】
S950:IABノード2が、第1マルチキャストサービスに対応するマルチキャストトラフィックチャネル上で第1マルチキャストサービスをマルチキャストする。
【0262】
IABノード2がラストホップIABノードであることが例として使用される。第1マルチキャストサービスを受信した後、IABノード2は、IPアドレスに基づいて第1マルチキャストサービスの対応するマルチキャストトラフィックチャネルを決定し、第1マルチキャストサービスに対応するマルチキャストトラフィックチャネル上で第1マルチキャストサービスをマルチキャストする。
【0263】
結論として、本願において提供されるマルチキャスト通信のための方法によれば、ドナーCUは、ドナーDU、中間IABノード、及びラストホップIABノードについて、マルチキャストに使用される対応する構成情報を構成し、その結果、ドナーDU、中間IABノード及びラストホップIABノードは、対応する構成情報に基づいてマルチキャストサービスをマルチキャストできる。
【0264】
図11は、本願によるマルチキャスト通信のための別の方法の概略図である。以下では方法を説明する。
【0265】
1.ユーザプレーントンネルをセットアップする。
【0266】
ドナーCU(すなわち、第1ネットワークデバイス)が、ドナーDU(すなわち第2ネットワークデバイス)との少なくとも1のユーザプレーントンネルをセットアップし、各IABノードのDUとの少なくとも1のユーザプレーントンネルをセットアップする。
【0267】
各IABノードは、ドナーCUから第1端末デバイスへの経路上のIABノードである。例えば、
図12に示すアーキテクチャが例として使用され、ここでIABノードは、IABノード1及びIABノード2を指す。
【0268】
理解を容易にするべく、ドナーCUとドナーDUとの間のユーザプレーントンネルは第1ユーザプレーントンネルと表される。ドナーCUとIABノードとの間のユーザプレーントンネルは、第2ユーザプレーントンネルと表される。各IABノードは、少なくとも1の第2ユーザプレーントンネルに対応すると理解され得る。
【0269】
第1ユーザプレーントンネル及び第2ユーザプレーントンネルの両方は無線F1インタフェースユーザプレーントンネルであることが理解されるべきである。CUとDUとの間のユーザプレーントンネルをどのようにセットアップするかについての詳細は、従来技術を参照されたい。本明細書では詳細について改めて説明しない。
【0270】
各ユーザプレーントンネルは1のマルチキャストサービスに対応する。ドナーCUは、少なくとも1の第1ユーザプレーントンネルを通じて少なくとも1のマルチキャストサービスをドナーDUへ送信し得る。任意のIABノードについて、ドナーCUは、IABノードに対応する少なくとも1の第2ユーザプレーントンネルを通じて、少なくとも1のマルチキャストサービスをIABノードのDUへ送信し得る。ドナーCUは、オペレータのポリシーに従って、どのマルチキャストサービスをIABノードへ送信するかを決定し得、又は、端末デバイスによってCUに報告された関心のあるマルチキャストサービスに基づいて、端末デバイスによってアクセスされるIABノードを参照して、どのマルチキャストサービスを各IABノードへ送信するかを最終的に決定し得る。
【0271】
図12に示すネットワーキングアーキテクチャは例として使用される。ドナーDUにアクセスする端末デバイスが、2のマルチキャストサービスのみに関心のある場合、2のマルチキャストサービスを伝送するためのユーザプレーントンネルが、ドナーCUとドナーDUとの間にセットアップされ得、ここで、ユーザプレーントンネルは、ユーザプレーントンネル1及びユーザプレーントンネル2と表される。IABノード1のDUにアクセスする端末デバイスが、1のマルチキャストサービスのみに関心のある場合、マルチキャストサービスを伝送するためのユーザプレーントンネルが、ドナーCUとIABノード1のDUとの間にセットアップされ得、ここで、ユーザプレーントンネルは、ユーザプレーントンネル3と表される。IABノード2のDUにアクセスする端末デバイスが、2のマルチキャストサービスのみに関心のある場合、2のマルチキャストサービスを伝送するためのユーザプレーントンネルは、ドナーCUとIABノード2のDUとの間にセットアップされ得、ここで、ユーザプレーントンネルはユーザプレーントンネル4及びユーザプレーントンネル5と表される。ユーザプレーントンネル1から5に対応する5のマルチキャストサービスは、すべて同一であり得るか、部分的に同一であり得るか、又はすべて異なり得る。
【0272】
2.ユーザプレーントンネルを通じてマルチキャストデータを伝送する。
【0273】
ドナーCUは、少なくとも1の第1ユーザプレーントンネルを通じて、少なくとも1の第1マルチキャストサービスをドナーDUへ送信し、ここで、少なくとも1の第1ユーザプレーントンネルは、少なくとも1の第1マルチキャストサービスと1対1の対応関係にある。ドナーDUは、少なくとも1の第1マルチキャストサービスを、ドナーDUにアクセスする端末デバイスへマルチキャストする。
【0274】
ドナーCUは、各IABノードに対応する少なくとも1の第2ユーザプレーントンネルを通じて、少なくとも1の第2マルチキャストサービスを、対応するIABノードのDUへ送信し、ここで、少なくとも1の第2ユーザプレーントンネルは、少なくとも1の第2マルチキャストサービスと1対1の対応関係にある。各IABノードは、エアインタフェースを通じて、少なくとも1の第2マルチキャストサービスを、IABノードにアクセスする端末デバイスへマルチキャストする。
【0275】
図12を参照されたい。ドナーCUは、ユーザプレーントンネル1及びユーザプレーントンネル2を通じて、マルチキャストサービス1及びマルチキャストサービス2をそれぞれ伝送する。マルチキャストサービス1及びマルチキャストサービス2を受信した後に、ドナーDUは、対応するマルチキャストトラフィックチャネルを通じて、マルチキャストサービス1及びマルチキャストサービス2をマルチキャストする。ドナーCUは、ユーザプレーントンネル3を通じて、IABノード1に対応するマルチキャストサービス3へ伝送する。マルチキャストサービス3を受信した後、IABノード1のDUはマルチキャストサービス3をマルチキャストする。ドナーCUは、ユーザプレーントンネル4及び5を通じて、IABノード2に対応するマルチキャストサービス4及びマルチキャストサービス5おそれぞれ伝送する。マルチキャストサービス4及びマルチキャストサービス5を受信した後、IABノード2のDUは、マルチキャストサービス4に対応するマルチキャストトラフィックチャネルを通じて、マルチキャストサービス4をマルチキャストし、マルチキャストサービス5に対応するマルチキャストトラフィックチャネルを通じて、マルチキャストサービス5をマルチキャストする。
【0276】
結論として、本願において提供されるマルチキャスト方法によれば、ドナーDUにアクセスする端末デバイスが関心のあるマルチキャストサービスのためにドナーCUとドナーDUとの間にユーザプレーントンネルがセットアップされ、ドナーCUとIABノードのDUとの間のユーザプレーントンネルが、各IABノードのDUにアクセスする端末デバイスが関心のあるマルチキャストサービスのためにセットアップされ、IABアーキテクチャにおけるマルチキャスト機構を実装する。
【0277】
図13A及び
図13Bは、本願によるマルチキャスト通信のための別の方法の概略図である。以下では、方法1200を説明する。
【0278】
S1201:ドナーCU(すなわち、第1ネットワークデバイス)が、少なくとも1個のマルチキャストサービス情報を、ドナーCUから第1端末デバイスへの経路上の各IABノードへ個別に送信する。
【0279】
具体的には、ドナーCUは、少なくとも1個のマルチキャストサービス情報を各IABノードのMT又は各IABノードのDUへ送信する。例えば、ドナーCUは、ドナーCUとIABノードのMTとの間のRRCメッセージ、又は、ドナーCUとIABノードのDUとの間のF1インタフェースメッセージを使用することによって、少なくとも1個のマルチキャストサービス情報を送信し得る。少なくとも1個のマルチキャストサービス情報は、対応するIABノードがモニタリング及びマルチキャストする必要がある少なくとも1のマルチキャストサービスについての情報である。マルチキャストサービス情報の具体的形態については、S310における説明を参照されたい。IABノードがラストホップIABノードでない場合、IABノードがモニタリング及びマルチキャストする必要がある少なくとも1のマルチキャストサービスは、ネクストホップIABノードがモニタリング及びマルチキャストする必要があるマルチキャストサービス、及び、アクセスリンクを通じてIABノードにアクセスする端末デバイスがモニタリングする必要があるマルチキャストサービスのセットである。IABノードがラストホップIABノードである場合、IABノードがモニタリング及びマルチキャストする必要がある少なくとも1のマルチキャストサービスは、アクセスリンクを通じてIABノードにアクセスする端末デバイスがモニタリングする必要があるマルチキャストサービスである。
【0280】
図14に示すネットワーキングアーキテクチャは、説明のための例として使用される。
図14を参照する。第1端末デバイスは、UE3、UE4及びUE5の任意のUEであり得、ドナーCUから第1端末デバイスへの経路上のIABノードは、IABノード1及びIABノード2を含む。ドナーCUは、少なくとも1個のマルチキャストサービス情報をIABノード1のMT(すなわち、MT1)及びIABノード2のMT(すなわち、MT2)へ個別に送信する。理解を容易にするべく、ドナーCUによってMT1へ送信された少なくとも1個のマルチキャストサービス情報は、マルチキャストサービス情報セット1として表され、ドナーCUによってMT2へ送信された少なくとも1個のマルチキャストサービス情報は、マルチキャストサービス情報セット2として表される。
図14において、IABノード1のDU(すなわちDU1)にアクセスする端末デバイスはUE1及びUE2であり、IABノード2のDU(すなわち、DU2)にアクセスする端末デバイスは、UE3、UE4、及びUE5である。マルチキャストサービス情報セット2によって示されるマルチキャストサービスは、IABノード2がモニタリング及びマルチキャストする必要があるマルチキャストサービスのセット、具体的には、UE3、UE4及びUE5がモニタリングする必要があるマルチキャストサービスのセットである。マルチキャストサービス情報セット1によって示されるマルチキャストサービスは、IABノード1がモニタリング及びマルチキャストする必要があるマルチキャストサービスのセット、具体的には、UE1及びUE2がモニタリングする必要があるマルチキャストサービスのセット、及び、IABノード2がモニタリング及びマルチキャストする必要があるマルチキャストサービスである。例えば、UE3、UE4及びUE5がモニタリングする必要があるマルチキャストサービスが、マルチキャストサービス4~マルチキャストサービス8であり、かつ、UE1及びUE2がモニタリングする必要があるマルチキャストサービスが、マルチキャストサービス1~マルチキャストサービス5である場合、IABノード1は、マルチキャストサービス1~マルチキャストサービス8をモニタリング及びマルチキャストする必要があり、IABノード2は、マルチキャストサービス4~マルチキャストサービス8をモニタリング及びマルチキャストする必要がある。
【0281】
S1202:各IABノードが、少なくとも1個の対応するマルチキャストサービス情報に基づいてマルチキャスト制御チャネルの構成情報を決定する。
【0282】
ドナーCUによって送信された少なくとも1個のマルチキャストサービス情報を受信した後に、任意のIABノードのMTは、少なくとも1個のマルチキャストサービス情報をIABノードのDUへ送信し、IABノードのDUは、少なくとも1個のマルチキャストサービス情報に基づいて、マルチキャスト制御チャネルの構成情報を生成する。代替的に、ドナーCUによって送信された少なくとも1個のマルチキャストサービス情報を受信した後、IABノードのDUは、マルチキャスト制御チャネルの構成情報を生成する。
【0283】
マルチキャストサービス情報に基づいて、マルチキャスト制御チャネルの構成情報をどのように生成するかについての詳細は、上述の段階S520を参照されたい。
【0284】
S1203:各IABノードが、マルチキャスト制御チャネルの決定された構成情報をドナーCUへ送信する。
【0285】
例えば、
図13A及び
図13Bを参照されたい。マルチキャスト制御チャネルの構成情報を個別に決定した後に、DU1及びDU2は、マルチキャスト制御チャネルの構成情報をドナーCUへ送信する。例えば、IABノードのDUは、F1インタフェースを通じて、マルチキャスト制御チャネルの構成情報をドナーCUへ送信する。代替的に、IABノードのDUは、内部インタフェースを通じて、マルチキャスト制御チャネルの構成情報をIABノードのMTへ送信し、IABノードのMTは、アップリンクRRCメッセージを使用することによって、マルチキャスト制御チャネルの構成情報をドナーCUへ送信する。
【0286】
S1204:ドナーCUが、各IABノードによって報告された、マルチキャスト制御チャネルの構成情報に基づいて、各IABノードのシステム情報を決定する。
【0287】
任意のIABノードのシステム情報は、IABノードに対応するマルチキャスト制御チャネルの構成情報を含む。
【0288】
S1205:ドナーCUが対応するシステム情報を各IABノードへ送信する。
【0289】
例えば、ドナーCUが、F1インタフェースを通じて、システムメッセージを対応するIABノードのDUへ送信し得る。
【0290】
S1206:各IABノードが受信されたシステム情報をブロードキャストする。
【0291】
例えば、IABノード1は、受信されたシステム情報をブロードキャストし、UE1、UE2及びIABノード2は、システム情報を受信し得る。IABノード2は、受信されたシステム情報をブロードキャストし、UE3、UE4及びUE5は、システム情報を受信し得る。
【0292】
S1207:各IABノードが、受信されたシステム情報におけるマルチキャスト制御チャネルの構成情報に基づいて、マルチキャスト制御チャネル上で、少なくとも1のマルチキャストトラフィックチャネルの構成情報を送信する。
【0293】
各IABノードによって送信される、少なくとも1のマルチキャストトラフィックチャネルの構成情報によって構成されている少なくとも1のマルチキャストトラフィックチャネルは、IABノードに対応する少なくとも1のマルチキャストサービスを伝送するために使用されることが理解されるべきである。
【0294】
S1208の前に、ドナーDU(すなわち、第2ネットワークデバイス)は、上で説明した方法500を参照して、ドナーCUとインタラクトして対応するシステム情報を取得し、システム情報における、マルチキャスト制御チャネルお構成情報に基づいて、マルチキャスト制御チャネル上で少なくとも1のマルチキャストトラフィックチャネルの構成情報を送信し得、ここで、少なくとも1のマルチキャストトラフィックチャネルは、ドナーDUがマルチキャストする必要がある少なくとも1のマルチキャストサービスを送信するために使用されることに留意されたい。DUがマルチキャストする必要がある少なくとも1のマルチキャストサービスは、IABノード1がモニタリング及びマルチキャストする必要がある少なくとも1のマルチキャストサービスを含む。例えば、IABノード1がマルチキャストサービス1~マルチキャストサービス8をモニタリング及びマルチキャストする必要がある場合、DUは、マルチキャストサービス1~マルチキャストサービス8をマルチキャストする必要がある。
【0295】
S1207によって、マルチキャストチャネルに関連する制御プレーンメッセージ手順が終了する。以下はユーザプレーン手順である。
【0296】
S1208:ドナーCUは少なくとも1のマルチキャストサービスをドナーDUへ送信する。少なくとも1のマルチキャストサービスは、ドナーDUがマルチキャストする必要がある少なくとも1のマルチキャストサービスである。
【0297】
例えば、ドナーCUは、マルチキャストサービス1~マルチキャストサービス8をドナーDUへ送信する。
【0298】
S1209:ドナーDUは、ドナーDUの対応する少なくとも1のマルチキャストトラフィックチャネルの構成情報に基づいて、ドナーDUによって受信された少なくとも1のマルチキャストサービスをマルチキャストする。
【0299】
例えば、ドナーDUは、マルチキャストサービス1~マルチキャストサービス8をマルチキャストする。これに対応して、IABノード1のMT1は、マルチキャストサービス1~マルチキャストサービス8を受信し得る。
【0300】
S1210:各IABノードが、IABノードに対応する少なくとも1のマルチキャストトラフィックチャネルの構成情報に基づいて、IABノードに対応する少なくとも1のマルチキャストサービスを送信する。
【0301】
例えば、ドナーDUによってマルチキャストされるマルチキャストサービス1~マルチキャストサービス8を受信した後に、IABノード1のMT1は、マルチキャストサービスをIABノード1のDU1へ送信し、DU1はマルチキャストサービス1をマルチキャストサービス8へマルチキャストする。UE1及びUE2は、マルチキャストサービス1~マルチキャストサービス5をモニタリングし、IABノード2のMT2は、マルチキャストサービス4~マルチキャストサービス8をモニタリングする。IABノード2は、受信されたマルチキャストサービス4~受信されたマルチキャストサービス8をIABノード2のDU2へ送信し、IABノード2のDU2は、マルチキャストサービス4をマルチキャストサービス8へマルチキャストする。これに対応して、UE3、UE4、及びUE5は、マルチキャストサービス4~マルチキャストサービス8をモニタリングする。
【0302】
結論として、本願に提供されるマルチキャスト通信のための方法によれば、ドナーCUは、ドナーDUがマルチキャストする必要があるマルチキャストサービス、及び、各IABノードがモニタリング及びマルチキャストする必要があるマルチキャストサービスを構成し、その結果、ドナーDUは、ドナーCUの構成に基づいて、マルチキャストサービスをマルチキャストできる。各IABノードは、ドナーCUの構成に基づいて、マルチキャストサービスをモニタリング及びマルチキャストし、IABアーキテクチャにおけるマルチキャスト通信を実装し得る。
【0303】
上記は、
図3~
図14を参照して、本願の実施形態において提供される方法を詳細に説明するものである。以下では、
図15~
図17を参照して、本願の実施形態において提供される装置を詳細に説明する。
【0304】
図15は、本願の実施形態による通信装置の概略ブロック図である。
図15に示すように、通信装置2000は、送受信ユニット2010及び/又は処理ユニット2020を含み得る。
【0305】
送受信ユニット2010は、情報を別の装置又はデバイスへ送信する、又は、情報を別の装置又はデバイスから受信するように構成され得る。処理ユニット2020は、装置の部分的処理を実行するように構成され得る。
【0306】
実装において、通信装置2000は、上述の方法300における第1ネットワークデバイス(すなわち、CU)に対応する。通信装置2000は、第1ネットワークデバイスにおいて構成されている第1ネットワークデバイス又はチップであり得る、第1ネットワークデバイスによって実行されるオペレーションを実行するように構成されているユニットを含み得る。
【0307】
具体的には、送受信ユニット2010は、第1情報を第2ネットワークデバイスへ送信するように構成されており、ここで、第1情報は、マルチキャストサービス情報と第1端末デバイスとの間の関連関係を示し、送受信ユニット2010は更に、第2情報を第2ネットワークデバイスから受信するように構成されており、処理ユニット2020は、第2情報に基づいて構成メッセージを生成するように構成されており、ここで、構成メッセージは、マルチキャストサービス情報と第1論理チャネルとの間の関連関係を示し、第1論理チャネルは、第1端末デバイスの論理チャネルであり、送受信ユニット2010は更に、構成メッセージを第1端末デバイスへ送信するように構成されており、ここで、第1ネットワークデバイスは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、及び無線リソース制御層機能を有し、第2ネットワークデバイスは、無線リンク制御層機能、媒体アクセス制御層機能及び物理層機能を有する。
【0308】
任意選択的に、第2情報は、マルチキャストサービス情報と第1論理チャネルとの間の関連関係を示す。
【0309】
任意選択的に、第1情報がマルチキャストサービス情報と第1端末デバイスとの間の関連関係を示すことは、第1情報が、マルチキャストサービス情報と第1端末デバイスの第1データ無線ベアラDRBとの間の関連関係を示すこと、及び、第2情報が、第1DRBと第1端末デバイスの第1論理チャネルとの間の関連関係を示すことを含む。
【0310】
任意選択的に、マルチキャストサービス情報は、マルチキャストエリア識別子、一時モバイルグループアイデンティティTMGI、セッション識別子、及びグループ無線ネットワーク一時識別子G-RNTIのうちの1又は複数を含む。
【0311】
任意選択的に、構成メッセージは無線リソース制御RRC再構成メッセージである。
【0312】
実装において、通信装置2000は、上述の方法300における第2ネットワークデバイス(すなわち、DU)に対応する。通信装置2000は、第2ネットワークデバイスにおいて構成されている第2ネットワークデバイス又はチップであり得、第2ネットワークデバイスによって実行されるオペレーションを実行するように構成されているユニットを含み得る。
【0313】
具体的には、送受信ユニット2010は、第1情報を第1ネットワークデバイスから受信するように構成されており、ここで、第1情報は、マルチキャストサービス情報と第1端末デバイスとの間の関連関係を示し、送受信ユニット2010は更に、第2情報を第1ネットワークデバイスへ送信するように構成されており、ここで、第2情報は、構成メッセージを決定するために使用され、構成メッセージは、マルチキャストサービス情報と第1論理チャネルとの間の関連関係を示し、第1論理チャネルは、第1端末デバイスの論理チャネルであり、第1ネットワークデバイスは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、及び無線リソース制御層機能を有し、第2ネットワークデバイスは、無線リンク制御層機能、媒体アクセス制御層機能、及び物理層機能を有する。
【0314】
任意選択的に、第2情報は、マルチキャストサービス情報と第1論理チャネルとの間の関連関係を示す。
【0315】
任意選択的に、第1情報がマルチキャストサービス情報と端末デバイスとの間の関連関係を示すことは、第1情報が、マルチキャストサービス情報と第1端末デバイスの第1データ無線ベアラDRBとの間の関連関係を示すこと、及び、第2情報が、第1DRBと第1端末デバイスの第1論理チャネルとの間の関連関係を示すことを含む。
【0316】
任意選択的に、マルチキャストサービス情報は、マルチキャストエリア識別子、一時モバイルグループアイデンティティTMGI、セッション識別子、及びグループ無線ネットワーク一時識別子G-RNTIのうちの1又は複数を含む。
【0317】
実装において、通信装置2000は、上述の方法300における端末デバイスに対応する。通信装置2000は、端末デバイスにおいて構成されている端末デバイス又はチップであり得、端末デバイスによって実行されるオペレーションを実行するように構成されているユニットを含み得る。
【0318】
具体的には、送受信ユニット2010は、構成メッセージを第1ネットワークデバイスから受信するように構成されており、ここで、構成メッセージは、マルチキャストサービス情報と端末デバイスの第1論理チャネルとの間の関連関係を示し、送受信ユニット2010は更に、構成メッセージに基づいて、第1論理チャネル上で、マルチキャストサービス情報に対応するマルチキャストサービスを受信するように構成されている。
【0319】
任意選択的に、マルチキャストサービス情報は、マルチキャストエリア識別子、一時モバイルグループアイデンティティTMGI、セッション識別子、及びグループ無線ネットワーク一時識別子G-RNTIのうちの1又は複数を含む。
【0320】
任意選択的に、構成メッセージは無線リソース制御RRC再構成メッセージである。
【0321】
実装において、通信装置2000は、上述の方法400における第1ネットワークデバイス(すなわち、CU)に対応する。通信装置2000は、第1ネットワークデバイスにおいて構成されている第1ネットワークデバイス又はチップであり得る、第1ネットワークデバイスによって実行されるオペレーションを実行するように構成されているユニットを含み得る。
【0322】
具体的には、送受信ユニット2010は、マルチキャストサービス情報を第2ネットワークデバイスへ送信するように構成されており、送受信ユニット2010は更に、第2ネットワークデバイスから、マルチキャスト制御チャネルの構成情報を受信するように構成されており、ここで、構成情報は、マルチキャストサービス情報に基づいて決定され、処理ユニット2020は、構成情報に基づいてシステム情報を生成するように構成されており、ここで、システム情報は構成情報を含み、送受信ユニット2010は更に、システム情報を第2ネットワークデバイスへ送信するように構成されており、こおで、第1ネットワークデバイスは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、及び無線リソース制御層機能を有し、第2ネットワークデバイスは、無線リンク制御層機能、媒体アクセス制御層機能、及び物理層機能を有する。
【0323】
任意選択的に、システム情報はシステム情報ブロックSIB13又はSIB20である。
【0324】
任意選択的に、送受信ユニット2010は更に、マルチキャストサービス情報に対応するマルチキャストサービスタイプを第2ネットワークデバイスへ送信するように構成されている。
【0325】
任意選択的に、送受信ユニット2010は更に、マルチキャストサービス情報に対応する第1ネットワークデバイス側で、TNLアドレスを第2ネットワークデバイスへ送信するように構成されており、ここで、TNLアドレスは、IPアドレス及びTEIDを含む。
【0326】
任意選択的に、マルチキャストサービス情報は、マルチキャストエリア識別子、一時モバイルグループアイデンティティTMGI、セッション識別子、及びQoS情報のうちの1又は複数を含む。
【0327】
任意選択的に、構成情報は、マルチキャスト制御チャネルの反復周期、マルチキャスト制御チャネルのオフセット、マルチキャスト制御チャネルの修正周期、マルチキャスト制御チャネルのサブフレーム割り当て情報、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス単一周波数ネットワークMBSFNエリア構成情報、通知指示、及び非MBSFNエリア長のうちの1又は複数を含む。
【0328】
任意選択的に、送受信ユニット2010は具体的には、セッション開始要求メッセージを第2ネットワークデバイスへ送信することであって、ここで、セッション開始要求メッセージは、マルチキャストサービス情報を含む、こと、又は、セッション修正要求メッセージを第2ネットワークデバイスへ送信することであって、ここで、セッション修正要求メッセージはマルチキャストサービス情報を含む、ことを行うように構成されている。
【0329】
実装において、通信装置2000は、上述の方法400における第2ネットワークデバイス(すなわち、DU)に対応する。通信装置2000は、第2ネットワークデバイスにおいて構成されている第2ネットワークデバイス又はチップであり得、第2ネットワークデバイスによって実行されるオペレーションを実行するように構成されているユニットを含み得る。
【0330】
具体的には、送受信ユニット2010は、マルチキャストサービス情報を第1ネットワークデバイスから受信するように構成されており、処理ユニット2020は、マルチキャストサービス情報に基づいてマルチキャスト制御チャネルの構成情報を決定するように構成されており、送受信ユニット2010は更に、構成情報を第1ネットワークデバイスへ送信するように構成されており、送受信ユニット2010は更に、システム情報を第1ネットワークデバイスから受信するように構成されており、ここで、システム情報は構成情報を含み、送受信ユニット2010は更に、システム情報をブロードキャストするように構成されており、ここで、第1ネットワークデバイスは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、及び無線リソース制御層機能を有し、第2ネットワークデバイスは、無線リンク制御層機能、媒体アクセス制御層機能、及び物理層機能を有する。
【0331】
任意選択的に、システム情報はシステム情報ブロックSIB13又はSIB20である。
【0332】
任意選択的に、マルチキャストサービス情報は、マルチキャストエリア識別子、一時モバイルグループアイデンティティTMGI、セッション識別子、及びサービス品質QoS情報のうちの1又は複数を含む。
【0333】
任意選択的に、構成情報は、マルチキャスト制御チャネルの反復周期、マルチキャスト制御チャネルのオフセット、マルチキャスト制御チャネルの修正周期、マルチキャスト制御チャネルのサブフレーム割り当て情報、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス単一周波数ネットワークMBSFNエリア構成情報、通知指示、及び非MBSFNエリア長のうちの1又は複数を含む。
【0334】
任意選択的に、送受信ユニット2010は具体的には、セッション開始要求メッセージを第1ネットワークデバイスから受信することであって、ここで、セッション開始要求メッセージはマルチキャストサービス情報を含む、こと、又は、セッション修正要求メッセージを第1ネットワークデバイスから受信することであって、ここで、セッション修正要求メッセージはマルチキャストサービス情報を含むことを行うように構成されている。
【0335】
実装において、通信装置2000は、上述の方法1200におけるIABノードに対応する。通信装置2000は、IABノード又はIABノードにおいて構成されているチップであり得、IABノードによって実行されるオペレーションを実行するように構成されているユニットを含み得る。
【0336】
具体的には、送受信ユニット2010は、少なくとも1個のマルチキャストサービス情報を第1ネットワークデバイスから受信するように構成されており、ここで、少なくとも1個のマルチキャストサービス情報は、IABノードがモニタリング及びマルチキャストする必要がある少なくとも1のマルチキャストサービスを示し、第1ネットワークデバイスは、ドナーノードの中央ユニットDonor-CUであり、送受信ユニット2010は更に、少なくとも1個のマルチキャストサービス情報に基づいて、少なくとも1のマルチキャストサービスをIABノードの親ノードから受信するように構成されており、送受信ユニット2010は更に、少なくとも1のマルチキャストサービスをマルチキャストするように構成されている。
【0337】
任意選択的に、処理ユニット2020は、少なくとも1個のマルチキャストサービス情報に基づいてマルチキャスト制御チャネルの構成情報を決定するように構成されており、送受信ユニット2010は更に、マルチキャスト制御チャネルの構成情報を第1ネットワークデバイスへ送信するように構成されており、送受信ユニット2010は更に、システム情報を第1ネットワークデバイスから受信するように構成されており、ここで、システム情報は、マルチキャスト制御チャネルの構成情報を含み、送受信ユニット2010は更に、システム情報をブロードキャストするように構成されており、送受信ユニット2010は更に、マルチキャスト制御チャネルの構成情報に基づいて、マルチキャスト制御チャネル上で少なくとも1のマルチキャストトラフィックチャネルの構成情報を送信するように構成されており、ここで、少なくとも1のマルチキャストトラフィックチャネルは、少なくとも1のマルチキャストサービスをマルチキャストするために使用される。
【0338】
任意選択的に、マルチキャストサービス情報は、一時モバイルグループアイデンティティTMGI、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービスMBMSセッション識別子、グループ無線ネットワーク一時識別子G-RNTI及び論理チャネルアイデンティティのうちの1又は複数を含む。
【0339】
任意選択的に、通信装置2000は、モバイルターミネーションMT及び分散ユニットDUを含み、送受信ユニット2010は具体的には、MTを使用することによって、RRCメッセージを第1ネットワークデバイスから受信することであって、ここで、RRCメッセージは、少なくとも1個のマルチキャストサービス情報を含む、こと、又は、DUを使用することによって、第1インタフェースメッセージを第1ネットワークデバイスから受信することであって、第1インタフェースメッセージは、少なくとも1個のマルチキャストサービス情報を含む、ことを行うように構成されている。
【0340】
実装において、通信装置2000は、上述の方法1200における第1ネットワークデバイス(すなわち、ドナーノードのCU)に対応する。通信装置2000は、第1ネットワークデバイスにおいて構成されている第1ネットワークデバイス又はチップであり得る、第1ネットワークデバイスによって実行されるオペレーションを実行するように構成されているユニットを含み得る。
【0341】
具体的には、送受信ユニット2010は、IABノードに対応する少なくとも1個のマルチキャストサービス情報を、通信装置2000から第1端末デバイスへの経路上で、各統合アクセス及びバックホールIABノードへ送信するように構成されており、ここで、少なくとも1個のマルチキャストサービス情報は、対応するIABノードがモニタリング及びマルチキャストする必要がある少なくとも1のマルチキャストサービスを示し、送受信ユニット2010は更に、IABノードがモニタリング及びマルチキャストする必要がある少なくとも1のマルチキャストサービスを第2ネットワークデバイスへ送信するように構成されており、ここで、第2ネットワークデバイスは、ドナーノードの中央ユニットDonor-CUである。
【0342】
任意選択的に、送受信ユニット2010は更に、マルチキャスト制御チャネルの構成情報を各IABノードから受信するように構成されており、ここで、IABノードのマルチキャスト制御チャネルの構成情報は、少なくとも1個の対応するマルチキャストサービス情報に基づいてIABノードによって決定され、処理ユニット2020は、IABノードのマルチキャスト制御チャネルの構成情報に基づいて、IABノードのシステム情報を決定するように構成されており、IABノードのシステム情報は、IABノードのマルチキャスト制御チャネルの構成情報を含む、送受信ユニット2010は更に、システム情報をIABノードへ送信するように構成されている。
【0343】
任意選択的に、マルチキャストサービス情報は、一時モバイルグループアイデンティティTMGI、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービスMBMSセッション識別子、グループ無線ネットワーク一時識別子G-RNTI及び論理チャネルアイデンティティのうちの1又は複数を含む。
【0344】
任意選択的に、IABノードは、モバイルターミネーションMT及び分散ユニットDUを含み、送受信ユニット2010は具体的には、MTを使用することによって、IABノードのモバイルターミネーションへRRCメッセージを送信することであって、ここで、RRCメッセージは、少なくとも1個のマルチキャストサービス情報を含む、こと、又は、DUを使用することによって、第1インタフェースメッセージをIABノードのモバイルターミネーションへ送信することであって、第1インタフェースメッセージは、少なくとも1個のマルチキャストサービス情報を含む、ことを行うように構成されている。
【0345】
実装において、通信装置2000は、上述の方法900における第2ネットワークデバイス(すなわち、ドナーノードのDU)に対応する。通信装置2000は、第2ネットワークデバイスにおいて構成されている第2ネットワークデバイス又はチップであり得、第2ネットワークデバイスによって実行されるオペレーションを実行するように構成されているユニットを含み得る。
【0346】
具体的には、送受信ユニット2010は、第1マルチキャストサービスを第1ネットワークデバイスから受信するように構成されており、ここで、第1マルチキャストサービスは、トランスポートネットワーク層TNLアドレスを含み、TNLアドレスは第1マルチキャストサービスに対応し、第1ネットワークデバイスは、ドナーノードの中央ユニットDonor-CUであり、送受信ユニット2010は更に、第1構成情報に基づいて、第1マルチキャストサービスをネクストホップ統合アクセス及びバックホールIABノードへ転送するように構成されている。
【0347】
任意選択的に、送受信ユニット2010は更に、処理ユニット2020が、第1構成情報に基づいて、第2ネットワークデバイスにアクセスする端末デバイスへ第1マルチキャストサービスがマルチキャストされる必要があると決定するとき、第2ネットワークデバイスにアクセスする端末デバイスへ第1マルチキャストサービスをマルチキャストするように構成されている。
【0348】
任意選択的に、処理ユニット2020は更に、第1構成情報に基づいて、第1マルチキャストサービスに対応するルーティング情報を、第1マルチキャストサービスに対応するバックホールアダプテーションプロトコルBAPヘッダに追加し、第1構成情報に基づいて第2リンク構成を決定するように構成されており、送受信ユニット2010は具体的には、第2リンクを通じて第1マルチキャストサービスをネクストホップIABノードへ送信するように構成されており、ここで、第1マルチキャストサービスに対応するBAPヘッダは、ルーティング情報を含む。
【0349】
任意選択的に、送受信ユニット2010は更に、第1構成情報を第1ネットワークデバイスから受信するように構成されている。
【0350】
実装において、通信装置2000は、上述の方法900における第1IABノードに対応する。通信装置2000は、第1IABノード又は第1IABノードにおいて構成されているチップであり得、第1IABノードによって実行されるオペレーションを実行するように構成されているユニットを含み得る。
【0351】
具体的には、送受信ユニット2010は、第1マルチキャストサービスを受信するように構成されており、処理ユニット2020は、第2構成情報に基づいて、第1マルチキャストサービスが別のIABノードへ転送される必要があるかどうかを決定するように構成されており、第1マルチキャストサービスが別のIABノードへ転送される必要があるとき、処理ユニット2020は更に、第2構成情報に基づいて、ネクストホップIABノード及び第1バックホールリンクを決定するように構成されており、送受信ユニット2010は更に、第1バックホールリンクを通じて、第1マルチキャストサービスをネクストホップIABノードへ転送するように構成されている。
【0352】
任意選択的に、処理ユニット2020は更に、第2構成情報に基づいて、第1IABノードにアクセスする端末デバイスへ第1マルチキャストサービスがマルチキャストされる必要があるかどうかを決定するように構成されており、第1IABノードにアクセスする端末デバイスへ第1マルチキャストサービスがマルチキャストされる必要があると処理ユニット2020が決定したとき、送受信ユニット2010は更に、第1マルチキャストサービスに対応するマルチキャストトラフィックチャネル上で、第1マルチキャストサービスをマルチキャストするように構成されている。
【0353】
任意選択的に、送受信ユニット2010は更に、第2構成情報を第1ネットワークデバイスから受信するように構成されており、第1ネットワークデバイスは、ドナーノードの中央ユニットDonor-CUである。
【0354】
任意選択的に、第2構成情報は、第1マルチキャストサービスに対応するマルチキャストサービス情報、ルーティング情報、ネクストホップノードのBAPアドレス、第1リンク構成、及び、第1IABノードにアクセスする端末デバイスにマルチキャストが必要かどうかを示す指示のうちの1又は複数を含み、ルーティング情報は、ラストホップIABノードのBAPアドレスを含み、ルーティング情報は、第1マルチキャストサービスが別のIABノードへ転送される必要があるかどうかを決定するために第1IABノードによって使用される。
【0355】
任意選択的に、第1バックホールリンク構成は、第1マルチキャストサービスを転送するために使用される、第1IABノードとネクストホップIABノードとの間の論理チャネルである。
【0356】
任意選択的に、マルチキャストサービス情報は、一時モバイルグループアイデンティティTMGI、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービスMBMSセッション識別子、グループ無線ネットワーク一時識別子G-RNTI及び論理チャネルアイデンティティのうちの1又は複数を含む。
【0357】
実装において、通信装置2000は、上述の方法900における第2IABノードに対応する。通信装置2000は、第2IABノード又は第2IABノードにおいて構成されているチップであり得、第2IABノードによって実行されるオペレーションを実行するように構成されているユニットを含み得る。
【0358】
具体的には、送受信ユニット2010は、第1マルチキャストサービスを前ホップIABノードから受信するように構成されており、ここで、第1マルチキャストサービスは、ルーティング識別子及びマルチキャストインターネットプロトコルIPアドレスを含み、処理ユニット2020は、ルーティング識別子に基づいて、第1マルチキャストサービスが別のIABノードへ転送される必要があるかどうかを決定するように構成されており、送受信ユニット2010が第1マルチキャストサービスを転送する必要がないとき、処理ユニット2020は更に、マルチキャストIPアドレス及び第3構成情報に基づいて、第1マルチキャストサービスに対応するマルチキャストトラフィックチャネルを決定するように構成されており、ここで、第3構成情報は、第1マルチキャストサービスのマルチキャストサービス情報とマルチキャストIPアドレスとの間の対応関係を示し、送受信ユニット2010は更に、第1マルチキャストサービスに対応するマルチキャストトラフィックチャネル上で第1マルチキャストサービスをマルチキャストするように構成されている。
【0359】
任意選択的に、送受信ユニット2010は更に、第3構成情報を第1ネットワークデバイスから受信するように構成されており、ここで、第1ネットワークデバイスはドナーノードの中央ユニットDonor-CUである。
【0360】
任意選択的に、送受信ユニット2010は更に、RRCメッセージを第1ネットワークデバイスから受信することであって、ここで、RRCメッセージは、第3構成情報を含む、こと、又は、第1インタフェースメッセージを第1ネットワークデバイスから受信することであって、ここで、第1インタフェースメッセージは第3構成情報を含む、ことを行うように構成されている。
【0361】
任意選択的に、マルチキャストサービス情報は、一時モバイルグループアイデンティティTMGI、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービスMBMSセッション識別子、グループ無線ネットワーク一時識別子G-RNTI及び論理チャネルアイデンティティのうちの1又は複数を含む。
【0362】
実装において、通信装置2000は、上述の方法900における第1ネットワークデバイス(すなわち、ドナーノードのCU)に対応する。通信装置2000は、第1ネットワークデバイスにおいて構成されている第1ネットワークデバイス又はチップであり得る、第1ネットワークデバイスによって実行されるオペレーションを実行するように構成されているユニットを含み得る。
【0363】
具体的には、送受信ユニット2010は、第1構成情報を第2ネットワークデバイスへ送信し、第2構成情報を通信装置2000から第1端末デバイスへの経路上の各第1IABノードへ送信し、第3構成情報を第3IABノードへ送信するように構成されており、ここで、第2ネットワークデバイスは、ドナーノードの分散ユニットDonor-DUであり、こおで、第1構成情報、第2構成情報及び第3構成情報は、第1マルチキャストサービスを送信するために使用され、第1構成情報は、第2ネットワークデバイスによって、第1マルチキャストサービスが、第2ネットワークデバイスにアクセスする端末デバイスへマルチキャストされる必要があるかどうかを決定し、第1マルチキャストサービスを受信する第1IABノードを決定し、第1マルチキャストサービスを受信する第1IABノードへ第1マルチキャストサービスを送信するために使用されるリンクの構成を決定するために使用され、第2構成情報は、第1IABノードによって、第1マルチキャストサービスが、第1IABノードにアクセスする端末デバイスへマルチキャストされる必要があるかどうかを決定し、第1マルチキャストサービスを受信する別の第1IABノードを決定し、第1マルチキャストサービスを受信する別の第1IABノードへ第1マルチキャストサービスを送信するために使用されるリンクの構成を決定するために使用され、第3構成情報は、第2IABノードによって、第1マルチキャストサービスに対応するマルチキャストトラフィックチャネルを決定するために使用される。
【0364】
通信装置2000は、
図11に示す方法における各ノードに対応し、
図11に示す方法における対応するノードによって実行されるオペレーションを実行するように構成されているユニットを含み得ることが理解されるべきである。
【0365】
各ユニットが上述した方法の実施形態における対応する段階を実行する具体的なプロセスは、上述した方法の実施形態において詳細に説明されたことが更に理解されるべきである。簡潔にするために、本明細書においては、詳細について改めて説明しない。
【0366】
図16は、本願の実施形態によるネットワークデバイスの構造の概略図であり、例えば、基地局の構造の概略図であり得る。
図16に示されるように、ネットワークデバイスは、上述した方法の実施形態におけるIABノードの機能を実装し得、ネットワークデバイスにおけるDU3101は更に、上述した方法の実施形態におけるDU又は第2ネットワークデバイスの機能を実装し得、ネットワークデバイスにおけるCU3102は更に、上述した方法の実施形態におけるCU又は第1ネットワークデバイスの機能を実装し得る。
【0367】
ネットワークデバイス3000は、1又は複数のDU3101及び1又は複数のCU3102を含み得る。CU3102は、次世代コア(NG core, NC)ネットワークと通信し得る。DU3101は、少なくとも1のアンテナ31011、少なくとも1の無線周波数ユニット31012、少なくとも1のプロセッサ31013及び少なくとも1のメモリ31014を含み得る。DU3101は主に、無線周波数信号を送信及び受信し、無線周波数信号とベースバンド信号との間の変換を実行し、いくつかのベースバンド処理を実行するように構成されている。CU3102は、少なくとも1のプロセッサ31022及び少なくとも1のメモリ31021を含み得る。CU3102及びDU3101は、インタフェースを通じて互いに通信し得る。制御プレーン(control plane)インタフェースは、Fs-C、例えば、F1-Cであり得、ユーザプレーン(user plane)インタフェースは、Fs-U、例えば、F1-Uであり得る。
【0368】
CU3102は主に、ベースバンド処理を実行し、基地局を制御し、及び同様のものを行うように構成されている。DU3101及びCU3102は、物理的に共に配置され得、又は、物理的に離れて配置され、すなわち、分散された基地局であり得る。CU3102は、基地局の制御中心であり、処理ユニットとも称され得、主に、ベースバンド処理機能を実装するように構成されている。例えば、CU3102は、上述した方法の実施形態における基地局に関連するオペレーション手順を実行するよう基地局を制御するように構成され得る。
【0369】
具体的には、CU及びDU上のベースバンド処理は、無線ネットワークのプロトコル層に基づいて分割され得る。例えば、パケットデータコンバージェンスプロトコル(packet data convergence protocol, PDCP)層及びPDCP層の上のプロトコル層の機能は、CU上でセットされる。無線リンク制御(radio link control, RLC)層及びPDCP層の下の媒体アクセス制御(media access control, MAC)層などのプロトコル層のうちの1又は複数の機能がDU上でセットされる。別の例として、CUは、無線リソース制御(radio resource control, RRC)層及びパケットデータコンバージェンスプロトコル(packet data convergence protocol, PDCP)層の機能を実装する。DUは、無線リンク制御(radio link control, RLC)層、MAC層、及び物理(physical, PHY)層の機能を実装する。
【0370】
加えて、任意選択的に、ネットワークデバイス3000は、1又は複数の無線周波数ユニット(RU)、1又は複数のDU、及び1又は複数のCUを含み得る。DUは、少なくとも1のプロセッサ31013及び少なくとも1のメモリ31014を含み得、RUは、少なくとも1のアンテナ31011及び少なくとも1の無線周波数ユニット31012を含み得、CUは、少なくとも1のプロセッサ31022及び少なくとも1のメモリ31021を含み得る。
【0371】
例において、CU3102は1又は複数の基板を含み得る。複数の基板が、単一アクセス規格の無線アクセスネットワーク(例えば5Gネットワーク)を共同でサポートし得、又は、異なるアクセス規格の無線アクセスネットワーク(LTEネットワーク、5Gネットワーク、又は別のネットワークなど)を個別にサポートし得る。メモリ31021及びプロセッサ31022は1又は複数の基板を担当し得る。言い換えれば、メモリ及びプロセッサは、各基板上に個別に配置され得る。代替的に、複数の基板が同じメモリ及び同じプロセッサを共有してもよい。加えて、必要な回路が各基板上に更に配置され得る。DU3101は1又は複数の基板を含み得る。複数の基板が、単一アクセス規格の無線アクセスネットワーク(例えば5Gネットワーク)を共同でサポートし得、又は、異なるアクセス規格の無線アクセスネットワーク(LTEネットワーク、5Gネットワーク、又は別のネットワークなど)を個別にサポートし得る。メモリ31014及びプロセッサ31013は1又は複数の基板を担当し得る。言い換えれば、メモリ及びプロセッサは、各基板上に個別に配置され得る。代替的に、複数の基板が同じメモリ及び同じプロセッサを共有してもよい。加えて、必要な回路が各基板上に更に配置され得る。
【0372】
図17は、本願の実施形態による端末デバイス4000の構造の概略図である。端末デバイス4000は、上述した方法の実施形態における端末デバイスの機能を実行し得る。
図17に示されるように、端末デバイス4000はプロセッサ4010及び送受信機4020を含む。任意選択で、端末デバイス4000はメモリ4030を更に含む。プロセッサ4010、送受信機4020、及びメモリ4030は、内部接続パスを通じて互いに通信し、制御信号及び/又はデータ信号を転送し得る。メモリ4030は、コンピュータプログラムを格納するよう構成されている。プロセッサ4010は、送受信機4020を制御して信号を受信又は送信するために、メモリ4030におけるコンピュータプログラムを呼び出して実行するよう構成されている。任意選択で、端末デバイス4000は更に、無線信号を使用することによって、送受信機4020によって出力されたアップリンクデータ又はアップリンク制御シグナリングを送信するよう構成されているアンテナ4040を備え得る。
【0373】
プロセッサ4010及びメモリ4030は、1つの処理装置に統合され得る。プロセッサ4010は、上述の機能を実装するために、メモリ4030に格納されるプログラムコードを実行するよう構成されている。特定の実装中、メモリ4030は代替的に、プロセッサ4010に統合され得るか、又は、プロセッサ4010から独立し得る。プロセッサ4010は、
図15における処理ユニットに対応し得る。
【0374】
送受信機4020は、
図15における送受信ユニットに対応し得、送受信ユニットとも称され得る。送受信機4020は、受信機(又は、受信機又は受信機回路と称される)及び送信機(又は、送信機又は送信機回路と称される)を含み得る。受信機は、信号を受信するよう構成されており、送信機は、信号を送信するよう構成されている。
【0375】
図17に示される端末デバイス4000は、上述した方法の実施形態における端末デバイスに関連するプロセスを実装できることが理解されるべきである。端末デバイス4000におけるモジュールのオペレーション及び/又は機能はそれぞれ、上述した方法の実施形態における対応する手順を実装することが意図されている。詳細については、上述した方法の実施形態における説明を参照されたい。繰り返しを回避するために、ここでは詳細な説明が適切に省略される。
【0376】
プロセッサ4010は、上述した方法の実施形態において説明された端末デバイス内部で実装される動作を実行するように構成され得、送受信機4020は、上述した方法の実施形態において説明される、端末デバイスによって実行される基地局への送信、又は、端末デバイスによって実行される基地局からの受信の動作を実行するように構成され得る。詳細については、上述した方法の実施形態における説明を参照されたい。本明細書では詳細について改めて説明しない。
【0377】
任意選択的に、端末デバイス4000は、端末デバイスにおける様々なデバイス又は回路に電力を供給するように構成されている電源4050を更に含み得る。
【0378】
加えて、端末デバイスの機能を改善するために、端末デバイス4000は更に、入力ユニット4060、表示ユニット4070、音声回路4080、カメラレンズ4090、センサ4110及び同様のもののうちの1又は複数を含み得る。音声回路は更に、スピーカ4082、マイクロフォン4084などを含み得る。
【0379】
本願の実施形態は更に、プロセッサ及びインタフェースを含む処理装置を提供する。プロセッサは、上述した方法の実施形態における方法を実行するように構成されている。
【0380】
処理装置は1又は複数のチップであり得ることが理解されるべきである。例えば、処理装置は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array, FPGA)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit, ASIC)、システムオンチップ(system on chip, SoC)、中央処理装置(central processing unit、CPU)、ネットワークプロセッサ(network processor, NP)、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor, DSP)、マイクロコントローラユニット(micro controller unit, MCU)、プログラマブル論理デバイス(programmable logic device, PLD)又は別の集積チップであり得る。
【0381】
実装プロセスにおいて、上述の方法における段階は、プロセッサにおけるハードウェア集積論理回路、又は、ソフトウェアの形態の命令を使用することによって実装され得る。本願の実施形態を参照して開示される方法の段階は、ハードウェアプロセッサによって実行及び完了される、又は、ハードウェア及びプロセッサにおけるソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行及び完了されるものとして直接的に提示され得る。ソフトウェアモジュールは、当技術分野の成熟した記憶媒体、例えば、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、リードオンリメモリ、プログラマブルリードオンリメモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、又はレジスタに配置されてよい。記憶媒体はメモリに位置し、プロセッサは、メモリにおける情報を読み出し、プロセッサのハードウェアと組み合わせて、上述の方法における段階を完了する。繰り返しを避けるために、詳細は再度ここで説明しない。
【0382】
本願の実施形態のプロセッサは、集積回路チップであり得、信号処理能力を有することが理解されるべきである。実装プロセスにおいて、上述した方法の実施形態における段階は、プロセッサにおけるハードウェア集積論理回路、又は、ソフトウェアの形態の命令を使用することによって実装され得る。上述のプロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor, DSP)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit, ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array, FPGA)、又は、別のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート、又は、トランジスタ論理デバイス、又は、ディスクリートハードウェアコンポーネントであり得る。
【0383】
本願の実施形態において、メモリは、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、又は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの両方を含んでもよい、と理解されてもよい。不揮発性メモリは、リードオンリメモリ(read-only memory、ROM)、プログラマブルリードオンリメモリ(programmable ROM、PROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(erasable PROM、EPROM)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(electrically EPROM、EEPROM)、又はフラッシュメモリであり得る。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)であってよい。限定的な記載ではなく例として、多くの形式のRAMが用いられてよく、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(dynamic RAM、DRAM)、同期式ダイナミックランダムアクセスメモリ(synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレート同期式ダイナミックランダムアクセスメモリ(double data rate SDRAM、DDR SDRAM)、改良型同期式ダイナミックランダムアクセスメモリ(enhanced SDRAM、ESDRAM)、同期リンクダイナミックランダムアクセスメモリ(synchlink DRAM、SLDRAM)、及びダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(direct rambus RAM、DR RAM)がある。この明細書において説明されるシステムにおけるメモリ及び方法は、メモリ、及び、任意の他の適切な種類のメモリを含み得るが、それらに限定されるものではないことに留意されたい。
【0384】
本願の実施形態において提供される方法によれば、本願は、コンピュータプログラム製品を更に提供する。このコンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムコードを含む。コンピュータプログラムコードがコンピュータ上で実行するとき、コンピュータは、上述した方法の実施形態のいずれか1つにおける端末デバイス側で方法を実行することが可能である。
【0385】
本願の実施形態において提供される方法によれば、本願は更にコンピュータ可読媒体を提供する。コンピュータ可読媒体は、プログラムコードを記憶する。プログラムコードがコンピュータ上で実行するとき、コンピュータは、上述した方法の実施形態におけるネットワークデバイス側で方法を実行することが可能である。
【0386】
本願の実施形態において提供される方法によれば、本願は、システムを更に提供する。システムは第1ネットワークデバイス及び第2ネットワークデバイスを含む。
【0387】
本願の実施形態は更に、プロセッサ及びインタフェースを含む処理装置を提供する。プロセッサは、上述した方法の実施形態におけるいずれか1つにおける通信方法を実行するよう構成されている。
【0388】
処理装置はチップであり得ることが理解されるべきである。例えば、処理装置は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array, FPGA)であり得、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor, DSP)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit, ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array, FPGA)、別のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート、トランジスタ論理デバイス、又はディスクリートハードウェアコンポーネントであり得る、システムオンチップ(system on chip, SoC)であり得、中央処理装置(central processing unit、CPU)であり得、ネットワークプロセッサ(network processor, NP)であり得、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor, DSP)であり得、マイクロコントローラユニット(micro controller unit, MCU)であり得、又は、プログラマブルコントローラ(programmable logic device, PLD)、又は、別の集積チップであり得る。本願の実施形態において開示される方法、段階、及び論理ブロック図は、実装又は実行され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってよく、又は、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ若しくは同様のものであってよい。本願の実施形態を参照して開示される方法の段階は、ハードウェア復号プロセッサによって実行及び完了される、又は、復号プロセッサにおけるハードウェアおよびソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行及び完了されるものとして直接的に提示され得る。ソフトウェアモジュールは、当技術分野の成熟した記憶媒体、例えば、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、リードオンリメモリ、プログラマブルリードオンリメモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、又はレジスタに配置されてよい。記憶媒体はメモリに位置し、プロセッサは、メモリにおける情報を読み出し、プロセッサのハードウェアと組み合わせて、上述の方法における段階を完了する。
【0389】
本願の実施形態において、メモリは、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、又は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの両方を含んでもよい、と理解されてもよい。不揮発性メモリは、リードオンリメモリ(read-only memory、ROM)、プログラマブルリードオンリメモリ(programmable ROM、PROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(erasable PROM、EPROM)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(electrically EPROM、EEPROM)、又はフラッシュメモリであり得る。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)であってよい。限定的な記載ではなく例として、多くの形式のRAMが用いられてよく、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(dynamic RAM、DRAM)、同期式ダイナミックランダムアクセスメモリ(synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレート同期式ダイナミックランダムアクセスメモリ(double data rate SDRAM、DDR SDRAM)、改良型同期式ダイナミックランダムアクセスメモリ(enhanced SDRAM、ESDRAM)、同期リンクダイナミックランダムアクセスメモリ(synchlink DRAM、SLDRAM)、及びダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(direct rambus RAM、DR RAM)がある。この明細書において説明されるシステムにおけるメモリ及び方法は、メモリ、及び、任意の他の適切な種類のメモリを含み得るが、それらに限定されるものではないことに留意されたい。
【0390】
前述の実施形態の全部又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はこれらの任意の組み合わせによって実装されてよい。ソフトウェアが実施形態を実装するために用いられたとき、実施形態の全て又は一部は、コンピュータプログラム製品の形態において実装されてよい。コンピュータプログラム製品は1又は複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータ命令がコンピュータに読み込まれ、そこで実行されると、本願の実施形態による手順又は諸機能が全て又は部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は別のプログラマブル装置であってよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい、又はコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に伝送されてよい。例えば、コンピュータ命令は、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、又はデジタル加入者線(digital subscriber line, DSL))又は無線(例えば、赤外線、無線、及びマイクロ波、又は同様のもの)方式で、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンタから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンタへ伝送され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ、又は、1又は複数の使用可能な媒体を統合するサーバ又はデータセンタなどのデータストレージデバイスによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体であってよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピディスク、ハードディスク、又は磁気テープ)、光媒体(例えば、高密度デジタルビデオディスク(digital video disc, DVD))、半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブ(solid-state drive、SSD))、又は同様のものであり得る。
【0391】
上述の装置の実施形態におけるネットワークデバイス及び端末デバイスは、方法の実施形態におけるネットワークデバイス及び端末デバイスに厳密に対応する。対応するモジュール又はユニットは、対応する段階を実行する。例えば、通信ユニット(送受信機)が、方法の実施形態における受信段階又は送信段階を実行し、処理ユニット(プロセッサ)が、送信段階及び受信段階以外の段階を実行し得る。具体的なユニットの機能については、対応する方法の実施形態を参照されたい。1又は複数のプロセッサがあり得る。
【0392】
本明細書において用いられる「コンポーネント」、「モジュール」、及び「システム」などの用語は、コンピュータ関連エンティティ、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせ、ソフトウェア、又は実行中のソフトウェアを示す。例えば、コンポーネントは、プロセッサ上で実行されるプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、プログラム、又はコンピュータであり得るが、これらに限定されるものではない。図を用いて示すように、コンピューティングデバイス及びコンピューティングデバイス上で実行されるアプリケーションの両方がコンポーネントであってよい。1又は複数のコンポーネントは、プロセス又は実行スレッド内に存在し得、コンポーネントは、1のコンピュータ上に位置し、又は、2以上のコンピュータ間に分散され得る。加えて、これらのコンポーネントは、様々なデータ構造を格納する様々なコンピュータ可読媒体によって実行され得る。例えば、コンポーネントは、1又は複数のデータパケット(例えば、信号を使用することによって別のシステムとインタラクトする、ローカルシステムにおいて、分散システムにおいて、又は、インターネットなどのネットワークを跨いで、別のコンポーネントとインタラクトする2のコンポーネントからのデータ)を有する信号に基づいて、ローカル又はリモートプロセスを使用することによって通信し得る。
【0393】
本明細書全体にわたって言及される「実施形態」とは、本実施形態に関連する特定の機能、構造、又は特性が、本願の少なくとも1の実施形態に含まれることを意味することが理解されるべきである。したがって、明細書全体における各実施形態は、必ずしも同じ実施形態を参照しているわけではない。加えて、特定の機能、構造、又は特性が、任意の適切な方式を使用することによって、1又は複数の実施形態において組み合わされ得る。
【0394】
本願の実施形態において、「第1」、「第2」、及び同様のものの番号は、異なる対象を区別する、例えば、異なるネットワークデバイスを区別するために使用されるに過ぎず、本願の実施形態の範囲に対する限定を構成しないことが理解されるべきである。本願の実施形態は、それらに限定されるものではない。
【0395】
本願において、「とき」及び「場合」の両方は、ネットワーク要素が、客観的な状況において、対応する処理を実行することを意味するものであり、時間に対して限定を構成するものではなく、ネットワーク要素が実装中に決定動作を有する必要はなく、他の限定も意味するものではないことが更に理解されるべきである。
【0396】
本願において、「少なくとも1」は、「1又は複数」を意味し、「複数の」は、2以上を意味することが更に理解されるべきである。
【0397】
本願の実施形態において、「Aに対応するB」は、BがAに関連付けられていること、及び、BがAに基づいて決定され得ることを示すことが更に理解されるべきである。しかしながら、Aに基づいてBを決定することは、BがAだけに基づいて決定されることを意味するわけではないことをさらに理解されたい。Bは、代替的には、A及び/又は他の情報に基づいて決定され得る。
【0398】
本明細書における「及び/又は」という用語は、関連付けられた対象間の関連関係のみを説明し、3の関係があり得ることを示すことも理解されるべきである。例えば、A及び/又はBは、以下の3つの場合、すなわち、Aのみが存在する、A及びBの両方が存在する、及び、Bのみが存在するという場合を表し得る。さらに、本明細書において、文字「/」は、通常、関連付けられた対象間の「又は」の関係を示す。
【0399】
別段の定めが無い限り、「項目がA、B及びCのうちの1又は複数を含む」という表現と同様の、本願において使用される表現は通常、項目が以下のケース、すなわち、A;B;C;A及びB;A及びC;B及びC;A、B、及びC;A及びA;A、A、及びA;A、A、及びB;A、A、及びC;A、B、及びB;A、C、及びC;B及びB;B、B及びB;B、B及びC;C及びC;C、C、及びC;ならびにA、B及びCの別の組み合わせのいずれか1つであり得ることを意味する。上述の説明において、3つの要素A、B及びCは、項目の任意のケースを説明するための例として使用される。表現が「項目は以下、すなわち、A,B、...、及びXのうち少なくとも1つを含む」であるとき、言い換えれば、より多くの要素が表現に含まれるとき、項目が適用可能である場合も、上述の規則に従って取得され得る。
【0400】
本願の実施形態において、端末デバイス及び/又はネットワークデバイスは、本願の実施形態における一部又は全部の段階を実行し得ることが理解され得る。これらの段階又はオペレーションは一例に過ぎない。本願の実施形態において、他のオペレーション又は様々なオペレーションの変形がさらに実行され得る。加えて、段階は、本願の実施形態において提示された順序とは異なる順序で実行されてもよく、本願の実施形態における全てのオペレーションが実行されなくてもよい。
【0401】
当業者であれば、本明細書に開示される実施形態を参照して説明される例におけるユニット及びアルゴリズムの段階は、電子ハードウェア、又は、コンピュータソフトウェア及び電子ハードウェアの組み合わせによって実装され得ることに気付き得る。これらの機能がハードウェア又はソフトウェアのどちらで実行されるかは、技術的解決手段の特定の用途及び設計上の制約で決まる。当業者であれば、説明された機能を実装するべく、それぞれの特定の用途のために異なる方法を使用し得るが、当該実装が本願の範囲を超えていると見做されるべきではない。
【0402】
簡便かつ簡単な説明を目的として、前述のシステム、装置及びユニットの詳細な動作プロセスについては、前述の方法の実施形態における対応するプロセスを参照することが、当業者には明確に理解され得る。本明細書では詳細について改めて説明しない。
【0403】
本願で提供されるいくつかの実施形態では、開示されるシステム、装置、及び方法は、他の方式で実装され得ることを理解されたい。例えば、記載された装置の実施形態は、単なる一例である。例えば、ユニットへの区分は単に、論理的な機能区分であり、実際の実装中は他の区分であり得る。例えば、複数のユニットもしくはコンポーネントを組み合わせてもよいし、又は別のシステムに統合してもよいし、あるいは、いくつかの機能を無視してもよいし、又は実行しなくてもよい。更に、表示又は論じられた相互結合又は直接的結合又は通信接続は、いくつかのインタフェースを通じて実装され得る。装置又はユニット間の間接結合又は通信接続は、電子的形態、機械的形態、又は他の形態で実装されてよい。
【0404】
別個の部品として記載されるユニットは、物理的に別個である場合とそうでない場合があり、ユニットとして表示される部品は、物理ユニットである場合とそうでない場合があり、1つの位置に位置している場合と複数のネットワークユニットに分散されている場合がある。ユニットの一部又は全部は、実施形態の解決手段の目的を達成するための実際の要件に基づいて選択され得る。
【0405】
加えて、本願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに一体化されてもよいし、又は、それらのユニットのそれぞれが、物理的に単独で存在してもよいし、又は、2つ若しくはそれよりも多いユニットが1つのユニットに一体化される。
【0406】
これらの機能がソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売又は使用されるとき、これらの機能は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよい。そのような理解に基づいて、本願の技術的解決手段は本質的に、又は従来技術に寄与する部分が、又はこれらの技術的解決手段のうちのいくつかが、ソフトウェア製品の形態で実装され得る。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、本願の実施形態において説明された複数の方法の複数の段階の全て又は幾つかを実行するよう、(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイス、等であり得る)コンピュータデバイスに指令するための幾つかの命令を含む。上述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、リードオンリメモリROM、ランダムアクセスメモリRAM、磁気ディスク、又は、光ディスクといった、プログラムコードを記憶できる任意の媒体を含む。
【0407】
前述の説明は、単に本願の具体的な実装例に過ぎず、本願の保護範囲を限定することを意図するものではない。本願において開示した技術的範囲内で当業者が容易に考え出す変形又は置換はいずれも、本願の保護範囲に含まれるものとする。したがって、本願の保護範囲は特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。
他の可能な項目
(項目1)
マルチキャスト通信のための方法であって、
第1ネットワークデバイスによって、第1情報を第2ネットワークデバイスへ送信する段階であって、前記第1情報は、マルチキャストサービス情報と第1端末デバイスとの間の関連関係を示す、段階;
前記第1ネットワークデバイスによって、第2情報を前記第2ネットワークデバイスから受信する段階;
前記第1ネットワークデバイスによって、前記第2情報に基づいて構成メッセージを生成する段階であって、前記構成メッセージは、前記マルチキャストサービス情報と第1論理チャネルとの間の関連関係を示し、前記第1論理チャネルは、前記第1端末デバイスの論理チャネルである、段階;及び
前記第1ネットワークデバイスによって、前記構成メッセージを前記第1端末デバイスへ送信する段階
を備え、前記第1ネットワークデバイスは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、及び無線リソース制御層機能を有し、前記第2ネットワークデバイスは、無線リンク制御層機能、媒体アクセス制御層機能及び物理層機能を有する、方法。
(項目2)
前記第2情報は、前記マルチキャストサービス情報と前記第1論理チャネルとの間の前記関連関係を示す、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記第1情報がマルチキャストサービス情報と第1端末デバイスとの間の関連関係を示すことは、
前記第1情報が、前記マルチキャストサービス情報と前記第1端末デバイスの第1データ無線ベアラとの間の関連関係を示すこと;及び
前記第2情報が、前記第1データ無線ベアラと前記第1端末デバイスの前記第1論理チャネルとの間の関連関係を示すこと
を含む、項目1に記載の方法。
(項目4)
前記マルチキャストサービス情報は、マルチキャストエリア識別子、一時モバイルグループアイデンティティ、セッション識別子及びグループ無線ネットワーク一時識別子のうちの1又は複数を含む、項目1から3のいずれか一項に記載の方法。
(項目5)
前記構成メッセージは無線リソース制御再構成メッセージである、項目1から4のいずれか一項に記載の方法。
(項目6)
マルチキャスト通信のための方法であって、
第2ネットワークデバイスによって、第1情報を第1ネットワークデバイスから受信する段階であって、前記第1情報は、マルチキャストサービス情報と第1端末デバイスとの間の関連関係を示す、段階;及び
前記第2ネットワークデバイスによって、第2情報を前記第1ネットワークデバイスへ送信する段階であって、前記第2情報は、構成メッセージを決定するために使用され、前記構成メッセージは、前記マルチキャストサービス情報と第1論理チャネルとの間の関連関係を示し、前記第1論理チャネルは前記第1端末デバイスの論理チャネルである、段階
を備え、前記第1ネットワークデバイスは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、及び無線リソース制御層機能を有し、前記第2ネットワークデバイスは、無線リンク制御層機能、媒体アクセス制御層機能及び物理層機能を有する、
方法。
(項目7)
前記第2情報は、前記マルチキャストサービス情報と前記第1論理チャネルとの間の前記関連関係を示す、項目6に記載の方法。
(項目8)
前記第1情報がマルチキャストサービス情報と端末デバイスとの間の関連関係を示すことは、
前記第1情報が、前記マルチキャストサービス情報と前記第1端末デバイスの第1データ無線ベアラとの間の関連関係を示すこと;及び
前記第2情報が、前記第1データ無線ベアラと前記第1端末デバイスの前記第1論理チャネルとの間の関連関係を示すこと
を含む、項目6に記載の方法。
(項目9)
前記マルチキャストサービス情報は、マルチキャストエリア識別子、一時モバイルグループアイデンティティ、セッション識別子及びグループ無線ネットワーク一時識別子のうちの1又は複数を含む、項目6から8のいずれか一項に記載の方法。
(項目10)
マルチキャスト通信のための方法であって、
端末デバイスによって、構成メッセージを第1ネットワークデバイスから受信する段階であって、前記構成メッセージは、マルチキャストサービス情報と前記端末デバイスの第1論理チャネルとの間の関連関係を示す、段階;及び
前記端末デバイスによって、前記構成メッセージに基づいて、前記第1論理チャネルに上で、前記マルチキャストサービス情報に対応するマルチキャストサービスを受信する段階
を備え、前記第1ネットワークデバイスは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能及び無線リソース制御層機能を有する、方法。
(項目11)
前記マルチキャストサービス情報は、マルチキャストエリア識別子、一時モバイルグループアイデンティティ、セッション識別子及びグループ無線ネットワーク一時識別子のうちの1又は複数を含む、項目10に記載の方法。
(項目12)
前記構成メッセージは無線リソース制御RRC再構成メッセージである、項目10又は11に記載の方法。
(項目13)
第1ネットワークデバイスであって、
第1情報を第2ネットワークデバイスへ送信するように構成されている送受信ユニットであって、前記第1情報は、マルチキャストサービス情報と第1端末デバイスとの間の関連関係を示し、前記送受信ユニットは更に第2情報を前記第2ネットワークデバイスから受信するように構成されている、送受信ユニット;及び
前記第2情報に基づいて構成メッセージを生成するように構成されている処理ユニットであって、前記構成メッセージは、前記マルチキャストサービス情報と第1論理チャネルとの間の関連関係を示し、前記第1論理チャネルは、前記第1端末デバイスの論理チャネルであり、前記送受信ユニットは更に、前記構成メッセージを前記第1端末デバイスへ送信するように構成されている、処理ユニット
を備え、前記第1ネットワークデバイスは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、及び無線リソース制御層機能を有し、前記第2ネットワークデバイスは、無線リンク制御層機能、媒体アクセス制御層機能、及び物理層機能を有する、第1ネットワークデバイス。
(項目14)
前記第2情報は、前記マルチキャストサービス情報と前記第1論理チャネルとの間の前記関連関係を示す、項目13に記載の第1ネットワークデバイス。
(項目15)
前記第1情報がマルチキャストサービス情報と第1端末デバイスとの間の関連関係を示すことは、
前記第1情報が、前記マルチキャストサービス情報と前記第1端末デバイスの第1データ無線ベアラとの間の関連関係を示すこと;及び
前記第2情報が、前記第1データ無線ベアラと前記第1端末デバイスの前記第1論理チャネルとの間の関連関係を示すこと
を含む、項目13に記載の第1ネットワークデバイス。
(項目16)
前記マルチキャストサービス情報は、マルチキャストエリア識別子、一時モバイルグループアイデンティティ、セッション識別子及びグループ無線ネットワーク一時識別子のうちの1又は複数を含む、項目13から15のいずれか一項に記載の第1ネットワークデバイス。
(項目17)
前記構成メッセージは無線リソース制御再構成メッセージである、項目13から16のいずれか一項に記載の第1ネットワークデバイス。
(項目18)
第2ネットワークデバイスであって、
第1情報を第1ネットワークデバイスから受信するように構成されている送受信ユニットであって、前記第1情報は、マルチキャストサービス情報と第1端末デバイスとの間の関連関係を示す、送受信ユニットを備え、
前記送受信ユニットは更に、第2情報を前記第1ネットワークデバイスへ送信するように構成されており、前記第2情報は、構成メッセージを決定するために使用され、前記構成メッセージは、前記マルチキャストサービス情報と第1論理チャネルとの間の関連関係を示し、前記第1論理チャネルは、前記第1端末デバイスの論理チャネルであり;
前記第1ネットワークデバイスは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、及び無線リソース制御層機能を有し、前記第2ネットワークデバイスは、無線リンク制御層機能、媒体アクセス制御層機能及び物理層機能を有する、
第2ネットワークデバイス。
(項目19)
前記第2情報は、前記マルチキャストサービス情報と前記第1論理チャネルとの間の前記関連関係を示す、項目18に記載の第2ネットワークデバイス。
(項目20)
前記第1情報がマルチキャストサービス情報と第1端末デバイスとの間の関連関係を示すことは、
前記第1情報が、前記マルチキャストサービス情報と前記端末デバイスの第1データ無線ベアラとの間の関連関係を示すこと;及び
前記第2情報が、前記第1データ無線ベアラと前記第1端末デバイスの前記第1論理チャネルとの間の関連関係を示すこと
を含む、項目18に記載の第2ネットワークデバイス。
(項目21)
前記マルチキャストサービス情報は、マルチキャストエリア識別子、一時モバイルグループアイデンティティ、セッション識別子及びグループ無線ネットワーク一時識別子のうちの1又は複数を含む、項目18から20のいずれか一項に記載の第2ネットワークデバイス。
(項目22)
端末デバイスであって、
構成メッセージを第1ネットワークデバイスから受信するように構成されている送受信ユニットであって、前記構成メッセージは、マルチキャストサービス情報と前記端末デバイスの第1論理チャネルとの間の関連関係を示す、送受信ユニットを備え、
前記送受信ユニットは更に、前記第1論理チャネル上で、前記構成メッセージに基づいて、前記マルチキャストサービス情報に対応するマルチキャストサービスを受信するように構成されている、端末デバイス。
(項目23)
前記マルチキャストサービス情報は、マルチキャストエリア識別子、一時モバイルグループアイデンティティ、セッション識別子及びグループ無線ネットワーク一時識別子のうちの1又は複数を含む、項目22に記載の端末デバイス。
(項目24)
前記構成メッセージは無線リソース制御再構成メッセージである、項目22又は23に記載の端末デバイス。
(項目25)
マルチキャスト通信のための方法であって、
第1ネットワークデバイスによって、マルチキャストサービス情報を第2ネットワークデバイスへ送信する段階;
前記第1ネットワークデバイスによって、前記第2ネットワークデバイスから、前記マルチキャストサービス情報に基づいて決定された、マルチキャスト制御チャネルの構成情報を受信する段階;
前記第1ネットワークデバイスによって、前記構成情報に基づいて、システム情報を生成する段階であって、前記システム情報は前記構成情報を含む、段階;及び
前記第1ネットワークデバイスによって、前記システム情報を前記第2ネットワークデバイスへ送信する段階
を備え、前記第1ネットワークデバイスは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、及び無線リソース制御層機能を有し、前記第2ネットワークデバイスは、無線リンク制御層機能、媒体アクセス制御層機能及び物理層機能を有する、方法。
(項目26)
前記システム情報はシステム情報ブロックSIB13又はSIB20である、項目25に記載の方法。
(項目27)
マルチキャスト通信のための方法であって、
第2ネットワークデバイスによって、マルチキャストサービス情報を第1ネットワークデバイスから受信する段階;
前記第2ネットワークデバイスによって、前記マルチキャストサービス情報に基づいて、マルチキャスト制御チャネルの構成情報を決定する段階;
前記第2ネットワークデバイスによって、前記構成情報を前記第1ネットワークデバイスへ送信する段階;
前記第2ネットワークデバイスによって、システム情報を前記第1ネットワークデバイスから受信する段階であって、前記システム情報は前記構成情報を含む、段階;及び
前記第2ネットワークデバイスによって、前記システム情報をブロードキャストする段階
を備え、前記第1ネットワークデバイスは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、及び無線リソース制御層機能を有し、前記第2ネットワークデバイスは、無線リンク制御層機能、媒体アクセス制御層機能、及び物理層機能を有する、方法。
(項目28)
前記システム情報はシステム情報ブロックSIB13又はSIB20である、項目27に記載の方法。
(項目29)
第1ネットワークデバイスであって、
マルチキャストサービス情報を第2ネットワークデバイスへ送信するように構成されている送受信ユニットであって、前記送受信ユニットは更に、前記第2ネットワークデバイスから、前記マルチキャストサービス情報に基づいて決定された、マルチキャスト制御チャネルの構成情報を受信するように構成されている、送受信ユニット;及び
前記構成情報に基づいて、システム情報を生成するように構成されている処理ユニットであって、前記システム情報は前記構成情報を含み、前記送受信ユニットは更に、前記システム情報を前記第2ネットワークデバイスへ送信するように構成されている、処理ユニット
を備え、前記第1ネットワークデバイスは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、及び無線リソース制御層機能を有し、前記第2ネットワークデバイスは、無線リンク制御層機能、媒体アクセス制御層機能、及び物理層機能を有する、
第1ネットワークデバイス。
(項目30)
前記システム情報はシステム情報ブロックSIB13又はSIB20である、項目29に記載の第1ネットワークデバイス。
(項目31)
第2ネットワークデバイスであって、
マルチキャストサービス情報を第1ネットワークデバイスから受信するように構成されている送受信ユニット;及び
前記マルチキャストサービス情報に基づいて、マルチキャスト制御チャネルの構成情報を決定するように構成されている処理ユニット
を備え、前記送受信ユニットは更に、前記構成情報を前記第1ネットワークデバイスへ送信するように構成されており;
前記送受信ユニットは更に、システム情報を前記第1ネットワークデバイスから受信するように構成されており、前記システム情報は前記構成情報を含み;
前記送受信ユニットは更に、前記システム情報をブロードキャストするように構成されており、
前記第1ネットワークデバイスは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能及び無線リソース制御層機能を有し、前記第2ネットワークデバイスは、無線リンク制御層機能、媒体アクセス制御層機能、及び物理層機能を有する、第2ネットワークデバイス。
(項目32)
前記システム情報は、システム情報ブロックSIB13又はSIB20である、項目31に記載の第2ネットワークデバイス。
(項目33)
マルチキャスト通信のための方法であって、
統合アクセス及びバックホールIABノードによって、少なくとも1個のマルチキャストサービス情報を第1ネットワークデバイスから受信する段階であって、前記少なくとも1個のマルチキャストサービス情報は、前記IABノードがモニタリング及びマルチキャストする必要がある少なくとも1のマルチキャストサービスを示し、前記第1ネットワークデバイスはドナーノードの中央ユニットDonor-CUである、段階;
前記IABノードによって、前記少なくとも1個のマルチキャストサービス情報に基づいて、前記少なくとも1のマルチキャストサービスを前記IABノードの親ノードから受信する段階;及び
前記IABノードによって、前記少なくとも1のマルチキャストサービスをマルチキャストする段階
を備える方法。
(項目34)
前記IABノードによって、前記少なくとも1のマルチキャストサービスをマルチキャストする前記段階の前に、前記方法は更に、
前記IABノードによって、前記少なくとも1個のマルチキャストサービス情報に基づいて、マルチキャスト制御チャネルの構成情報を決定する段階;
前記IABノードによって、前記マルチキャスト制御チャネルの前記構成情報を前記第1ネットワークデバイスへ送信する段階;
前記IABノードによって、システム情報を前記第1ネットワークデバイスから受信する段階であって、前記システム情報は、前記マルチキャスト制御チャネルの前記構成情報を含む、段階;
前記IABノードによって、前記システム情報をブロードキャストする段階;及び
前記IABノードによって、前記マルチキャスト制御チャネルの前記構成情報に基づいて、前記マルチキャスト制御チャネル上で、少なくとも1のマルチキャストトラフィックチャネルの構成情報を送信する段階であって、前記少なくとも1のマルチキャストトラフィックチャネルは、前記少なくとも1のマルチキャストサービスをマルチキャストするために使用される、段階
を備える、項目33に記載の方法。
(項目35)
前記IABノードはモバイルターミネーションMT及び分散ユニットDUを含み;
統合アクセス及びバックホールIABノードによって、少なくとも1個のマルチキャストサービス情報を第1ネットワークデバイスから受信する段階は、
前記MTによって、無線リソース制御RRCメッセージを前記第1ネットワークデバイスから受信する段階であって、前記RRCメッセージは、前記少なくとも1個のマルチキャストサービス情報を含む、段階;又は
前記DUによって、F2インタフェースメッセージを前記第1ネットワークデバイスから受信する段階であって、前記F2インタフェースメッセージは、前記少なくとも1個のマルチキャストサービス情報を含む、段階
を含む、項目33又は34に記載の方法。
(項目36)
マルチキャスト通信のための方法であって、
第1ネットワークデバイスによって、統合アクセス及びバックホールIABノードへ、前記IABノードに対応する少なくとも1個のマルチキャストサービス情報を送信する段階であって、前記少なくとも1個のマルチキャストサービス情報は、前記IABノードがモニタリング及びマルチキャストする必要がある少なくとも1のマルチキャストサービスを示し、前記第1ネットワークデバイスは、ドナーノードの中央ユニットDonor-CUである、段階;及び
前記第1ネットワークデバイスによって、第2ネットワークデバイスへ、前記IABノードがモニタリング及びマルチキャストする必要がある前記少なくとも1のマルチキャストサービスを送信する段階であって、前記第2ネットワークデバイスは、前記ドナーノードの分散ユニットDonor-DUである、段階
を備える方法。
(項目37)
前記方法は更に、
前記第1ネットワークデバイスによって、前記IABノードから、前記少なくとも1個のマルチキャストサービス情報に基づいて決定される、マルチキャスト制御チャネルの構成情報を受信する段階;
前記第1ネットワークデバイスによって、前記IABノードの前記マルチキャスト制御チャネルの前記構成情報に基づいてシステム情報を決定する段階であって、前記システム情報は、前記マルチキャスト制御チャネルの前記構成情報を含む、段階;及び
前記第1ネットワークデバイスによって、前記システム情報を前記IABノードへ送信する段階
を備える、項目36に記載の方法。
(項目38)
統合アクセス及びバックホールIABノードであって、
少なくとも1個のマルチキャストサービス情報を第1ネットワークデバイスから受信するように構成されている送受信ユニットであって、前記少なくとも1個のマルチキャストサービス情報は、前記IABノードがモニタリング及びマルチキャストする必要がある少なくとも1のマルチキャストサービスを示し、前記第1ネットワークデバイスは、ドナーノードの中央ユニットDonor-CUである、送受信ユニット
を備え、前記送受信ユニットは更に、前記少なくとも1個のマルチキャストサービス情報に基づいて、前記少なくとも1のマルチキャストサービスを前記IABノードの親ノードから受信するように構成されており;
前記送受信ユニットは更に、前記少なくとも1のマルチキャストサービスをマルチキャストするように構成されている、IABノード。
(項目39)
前記IABノードは更に、
前記少なくとも1個のマルチキャストサービス情報に基づいて、マルチキャスト制御チャネルの構成情報を決定するように構成されている処理ユニット
を備え、前記送受信ユニットは更に、前記マルチキャスト制御チャネルの前記構成情報を前記第1ネットワークデバイスへ送信するように構成されており;
前記送受信ユニットは更に、システム情報を前記第1ネットワークデバイスから受信するように構成されており、前記システム情報は前記マルチキャスト制御チャネルの前記構成情報を含み;
前記送受信ユニットは更に、前記システム情報をブロードキャストするように構成されており;
前記送受信ユニットは更に、前記マルチキャスト制御チャネルの前記構成情報に基づいて、前記マルチキャスト制御チャネル上で少なくとも1のマルチキャストトラフィックチャネルの構成情報を送信するように構成されており、前記少なくとも1のマルチキャストトラフィックチャネルは、前記少なくとも1のマルチキャストサービスをマルチキャストするために使用される、項目38に記載のIABノード。
(項目40)
第1ネットワークデバイスであって、
統合アクセス及びバックホールIABノードへ、前記IABノードに対応する少なくとも1個のマルチキャストサービス情報を送信するように構成されている送受信ユニットであって、前記少なくとも1個のマルチキャストサービス情報は、前記IABノードがモニタリング及びマルチキャストする必要がある少なくとも1のマルチキャストサービスを示し、前記第1ネットワークデバイスは、ドナーノードの中央ユニットDonor-CUである、送受信ユニット
を備え、前記送受信ユニットは更に、第2ネットワークデバイスへ、前記IABノードがモニタリング及びマルチキャストする必要がある前記少なくとも1のマルチキャストサービスを送信するように構成されており、前記第2ネットワークデバイスは、前記ドナーノードの分散ユニットDonor-DUである、第1ネットワークデバイス。
(項目41)
前記送受信ユニットは更に、前記IABノードから、前記少なくとも1個のマルチキャストサービス情報に基づいて決定される、マルチキャスト制御チャネルの構成情報を受信するように構成されており;
前記第1ネットワークデバイスは更に、前記IABノードの前記マルチキャスト制御チャネルの前記構成情報に基づいて、システム情報を決定するように構成されている処理ユニットを備え、前記システム情報は、前記マルチキャスト制御チャネルの前記構成情報を含み;
前記送受信ユニットは更に、前記システム情報を前記IABノードへ送信するように構成されている、項目40に記載の第1ネットワークデバイス。
(項目42)
マルチキャスト通信のための方法であって、
第2ネットワークデバイスによって、第1マルチキャストサービスを第1ネットワークデバイスから受信する段階であって、前記第1マルチキャストサービスはトランスポートネットワーク層TNLアドレスを含み、前記TNLアドレスは前記第1マルチキャストサービスに対応し、前記第1ネットワークデバイスはドナーノードの中央ユニットDonor-CUであり、前記第2ネットワークデバイスは前記ドナーノードの分散ユニットDonor-DUである、段階;及び
前記第2ネットワークデバイスによって、第1構成情報に基づいて、前記第1マルチキャストサービスをネクストホップ統合アクセス及びバックホールIABノードへ転送する段階
を備える方法。
(項目43)
前記方法は更に、
前記第1構成情報に基づいて、前記第1マルチキャストサービスが、前記第2ネットワークデバイスにアクセスする端末デバイスへマルチキャストされる必要があると決定するとき、前記第2ネットワークデバイスによって、前記第2ネットワークデバイスにアクセスする前記端末デバイスへ前記第1マルチキャストサービスをマルチキャストする段階
を備える、項目42に記載の方法。
(項目44)
前記第2ネットワークデバイスによって、第1構成情報に基づいて、前記第1マルチキャストサービスをネクストホップIABノードへ転送する前記段階は、
前記第2ネットワークデバイスによって、前記第1構成情報に基づいて、前記第1マルチキャストサービスに対応するルーティング情報を、前記第1マルチキャストサービスに対応するバックホールアダプテーションプロトコルBAPヘッダに追加して、前記第1構成情報に基づいて、第2リンク構成を決定する段階;及び
前記第2ネットワークデバイスによって、第2リンクを通じて、前記第1マルチキャストサービスを前記ネクストホップIABノードへ送信する段階であって、前記第1マルチキャストサービスに対応する前記BAPヘッダは前記ルーティング情報を含む、段階
を含む、項目42又は43に記載の方法。
(項目45)
第2ネットワークデバイスによって、第1マルチキャストサービスを第1ネットワークデバイスから受信する前記段階の前に、前記方法は更に、
前記第2ネットワークデバイスによって、前記第1構成情報を前記第1ネットワークデバイスから受信する段階
を備える、項目42から44のいずれか一項に記載の方法。
(項目46)
マルチキャスト通信のための方法であって、
第1統合アクセス及びバックホールIABノードによって、第1マルチキャストサービスを受信する段階;
前記第1IABノードによって、第2構成情報に基づいて、前記第1マルチキャストサービスが別のIABノードへ転送される必要があるかどうかを決定する段階;
前記第1マルチキャストサービスが別のIABノードへ転送される必要があるとき、前記第1IABノードによって、前記第2構成情報に基づいて、ネクストホップIABノード及び第1リンクを決定する段階;及び
前記第1IABノードによって、前記第1リンクを通じて、前記第1マルチキャストサービスを前記ネクストホップIABノードへ転送する段階
を備える方法。
(項目47)
前記方法は更に、
前記第1IABノードによって、前記第2構成情報に基づいて、前記第1マルチキャストサービスが、前記第1IABノードにアクセスする端末デバイスへマルチキャストされる必要があるかどうかを決定する段階;及び
前記第1マルチキャストサービスが、前記第1IABノードにアクセスする前記端末デバイスへマルチキャストされる必要があるとき、前記第1IABノードによって、前記第1マルチキャストサービスに対応するマルチキャストトラフィックチャネル上で、前記第1マルチキャストサービスをマルチキャストする段階
を備える、項目46に記載の方法。
(項目48)
第1統合アクセス及びバックホールIABノードによって、第1マルチキャストサービスを受信する前記段階の前に、前記方法は更に、
前記第1IABノードによって、前記第2構成情報を第1ネットワークデバイスから受信する段階であって、前記第1ネットワークデバイスはドナーノードの中央ユニットDonor-CUである、段階
を備える、項目46又は47に記載の方法。
(項目49)
前記第2構成情報は、前記第1マルチキャストサービスに対応するマルチキャストサービス情報、ルーティング情報、前記ネクストホップノードのBAPアドレス、第1リンク構成、及び、前記第1IABノードにアクセスする前記端末デバイスにマルチキャストが必要かどうかを示す指示のうちの1又は複数を含み;
前記ルーティング情報は、ラストホップIABノードのBAPアドレスを含み、前記ルーティング情報は、前記第1マルチキャストサービスが別のIABノードへ転送される必要があるかどうかを決定するために前記第1IABノードによって使用される、項目46から48のいずれか一項に記載の方法。
(項目50)
マルチキャスト通信のための方法であって、
第2統合アクセス及びバックホールIABノードによって、第1マルチキャストサービスを前ホップIABノードから受信する段階であって、前記第1マルチキャストサービスは、ルーティング識別子及びマルチキャストインターネットプロトコルIPアドレスを含む、段階;
前記第2IABノードによって、前記ルーティング識別子に基づいて、前記第1マルチキャストサービスが別のIABノードへ転送される必要があるかどうかを決定する段階;
前記第1マルチキャストサービスが転送される必要が無いとき、第1IABノードによって、前記マルチキャストIPアドレス及び第3構成情報に基づいて、前記第1マルチキャストサービスに対応するマルチキャストトラフィックチャネルを決定する段階であって、前記第3構成情報は、前記第1マルチキャストサービスのマルチキャストサービス情報と前記マルチキャストIPアドレスとの間の対応関係を示す、段階;及び
前記第2IABノードによって、前記第1マルチキャストサービスに対応する前記マルチキャストトラフィックチャネル上で、前記第1マルチキャストサービスをマルチキャストする段階
を備える方法。
(項目51)
第2統合アクセス及びバックホールIABノードによって、第1マルチキャストサービスを受信する前記段階の前に、前記方法は更に、
前記第2IABノードによって、前記第3構成情報を第1ネットワークデバイスから受信する段階であって、前記第1ネットワークデバイスはドナーノードの中央ユニットDonor-CUである、段階
を備える、項目50に記載の方法。
(項目52)
マルチキャスト通信のための方法であって、
第1ネットワークデバイスによって、第1構成情報を第2ネットワークデバイスへ送信し、第2構成情報を第1IABノードへ送信し、第3構成情報を第3IABノードへ送信する段階であって、前記第1ネットワークデバイスは、ドナーノードの中央ユニットDonor-CUであり、前記第2ネットワークデバイスは、前記ドナーノードの分散ユニットDonor-DUである、段階
を備え、前記第1構成情報、前記第2構成情報、及び前記第3構成情報は、第1マルチキャストサービスを送信するために使用され;
前記第1構成情報は、前記第2ネットワークデバイスにアクセスする端末デバイスへ前記第1マルチキャストサービスがマルチキャストされる必要があるかどうかを決定し、前記第1マルチキャストサービスを受信する第1IABノードを決定し、前記第1マルチキャストサービスを受信する前記第1IABノードへ前記第1マルチキャストサービスを送信するために使用されるリンクの構成を決定するために前記第2ネットワークデバイスによって使用され;
前記第2構成情報は、前記第1IABノードにアクセスする端末デバイスへ前記第1マルチキャストサービスがマルチキャストされる必要があるかどうかを決定し、前記第1マルチキャストサービスを受信する別の第1IABノードを決定し、前記第1マルチキャストサービスを受信する前記別の第1IABノードへ前記第1マルチキャストサービスを送信するために使用されるリンクの構成を決定するために前記第1IABノードによって使用され;
前記第3構成情報は、前記第1マルチキャストサービスに対応するマルチキャストトラフィックチャネルを決定するために第2IABノードによって使用される、方法。
(項目53)
第2ネットワークデバイスであって、
第1ネットワークデバイスから第1マルチキャストサービスを受信するように構成されている送受信ユニットであって、前記第1マルチキャストサービスは、トランスポートネットワーク層TNLアドレスを含み、前記TNLアドレスは前記第1マルチキャストサービスに対応し、前記第1ネットワークデバイスはドナーノードの中央ユニットDonor-CUであり、前記第2ネットワークデバイスは、前記ドナーノードの分散ユニットDonor-DUである、送受信ユニットを備え、
前記送受信ユニットは更に、第1構成情報に基づいて、前記第1マルチキャストサービスをネクストホップ統合アクセス及びバックホールIABノードへ転送するように構成されている、第2ネットワークデバイス。
(項目54)
前記送受信ユニットは更に、処理ユニットが前記第1構成情報に基づいて、前記第2ネットワークデバイスにアクセスする端末デバイスに前記第1マルチキャストサービスがマルチキャストされる必要があるかどうかを決定するとき、前記第2ネットワークデバイスにアクセスする前記端末デバイスへ前記第1マルチキャストサービスをマルチキャストするように構成されている、項目53に記載の第2ネットワークデバイス。
(項目55)
前記処理ユニットは更に、
前記第1構成情報に基づいて、前記第1マルチキャストサービスに対応するルーティング情報を、前記第1マルチキャストサービスに対応するバックホールアダプテーションプロトコルBAPヘッダに追加し、前記第1構成情報に基づいて第2リンク構成を決定するように構成されており;
前記送受信ユニットは具体的には、第2リンクを通じて、前記第1マルチキャストサービスを前記ネクストホップIABノードへ送信するように構成されており、前記第1マルチキャストサービスに対応する前記BAPヘッダは、前記ルーティング情報を含む、項目53又は54に記載の第2ネットワークデバイス。
(項目56)
前記送受信ユニットは更に、前記第1構成情報を前記第1ネットワークデバイスから受信するように構成されている、項目53から55のいずれか一項に記載の第2ネットワークデバイス。
(項目57)
第1統合アクセス及びバックホールIABノードであって、
第1マルチキャストサービスを受信するように構成されている送受信ユニット;及び
第2構成情報に基づいて、前記第1マルチキャストサービスが別のIABノードへ転送される必要があるかどうかを決定するように構成されている処理ユニット
を備え、前記処理ユニットは更に、前記第1マルチキャストサービスが別のIABノードへ転送される必要があるとき、前記第2構成情報に基づいて、ネクストホップIABノード及び第1リンクを決定するように構成されており;
前記送受信ユニットは更に、前記第1リンクを通じて、前記第1マルチキャストサービスを前記ネクストホップIABノードへ転送するように構成されている、
第1IABノード。
(項目58)
前記処理ユニットは更に、前記第2構成情報に基づいて、前記第1IABノードにアクセスする端末デバイスへ前記第1マルチキャストサービスがマルチキャストされる必要があるかどうかを決定するように構成されており;
前記送受信ユニットは更に、前記第1IABノードにアクセスする前記端末デバイスへ前記第1マルチキャストサービスがマルチキャストされる必要があると前記処理ユニットが決定するとき、前記第1マルチキャストサービスに対応するマルチキャストトラフィックチャネル上で前記第1マルチキャストサービスをマルチキャストするように構成されている、
項目57に記載の第1IABノード。
(項目59)
前記送受信ユニットは更に、前記第2構成情報を第1ネットワークデバイスから受信するように構成されており、前記第1ネットワークデバイスはドナーノードの中央ユニットDonor-CUである、項目57又は58に記載の第1IABノード。
(項目60)
前記第2構成情報は、前記第1マルチキャストサービスに対応するマルチキャストサービス情報、ルーティング情報、前記ネクストホップノードのBAPアドレス、第1リンク構成、及び、前記第1IABノードにアクセスする前記端末デバイスにマルチキャストが必要かどうかを示す指示のうちの1又は複数を含み;
前記ルーティング情報は、ラストホップIABノードのBAPアドレスを含み、前記ルーティング情報は、前記第1マルチキャストサービスが別のIABノードへ転送される必要があるかどうかを決定するために前記第1IABノードによって使用される、項目57から59のいずれか一項に記載の第1IABノード。
(項目61)
第2統合アクセス及びバックホールIABノードであって、
第1マルチキャストサービスを前ホップIABノードから受信するように構成されている送受信ユニットであって、前記第1マルチキャストサービスは、ルーティング識別子及びマルチキャストインターネットプロトコルIPアドレスを含む、送受信ユニット;及び
前記ルーティング識別子に基づいて、前記第1マルチキャストサービスは別のIABノードへ転送される必要があるかどうかを決定するように構成されている処理ユニット
を備え、前記処理ユニットは更に、前記送受信ユニットが前記第1マルチキャストサービスを転送する必要がないとき、前記マルチキャストIPアドレス及び第3構成情報に基づいて、前記第1マルチキャストサービスに対応するマルチキャストトラフィックチャネルを決定するように構成されており、前記第3構成情報は、前記第1マルチキャストサービスのマルチキャストサービス情報と前記マルチキャストIPアドレスとの間の対応関係を示し;
前記送受信ユニットは更に、前記第1マルチキャストサービスに対応する前記マルチキャストトラフィックチャネル上で、前記第1マルチキャストサービスをマルチキャストするように構成されている、
第2IABノード。
(項目62)
前記送受信ユニットは更に、前記第3構成情報を第1ネットワークデバイスから受信するように構成されており、前記第1ネットワークデバイスはドナーノードの中央ユニットDonor-CUである、項目61に記載の第2IABノード。
(項目63)
第1ネットワークデバイスであって、
第1構成情報を第2ネットワークデバイスへ送信し、第2構成情報を第1IABノードへ送信し、第3構成情報を第3IABノードへ送信するように構成されている送受信ユニットであって、前記第1ネットワークデバイスは、ドナーノードの中央ユニットDonor-CUであり、前記第2ネットワークデバイスは、前記ドナーノードの分散ユニットDonor-DUである、送受信ユニット
を備え、前記第1構成情報、前記第2構成情報、及び前記第3構成情報は、第1マルチキャストサービスを送信するために使用され;
前記第1構成情報は、前記第2ネットワークデバイスにアクセスする端末デバイスへ前記第1マルチキャストサービスがマルチキャストされる必要があるかどうかを決定し、前記第1マルチキャストサービスを受信する第1IABノードを決定し、前記第1マルチキャストサービスを受信する前記第1IABノードへ前記第1マルチキャストサービスを送信するために使用されるリンクの構成を決定するために前記第2ネットワークデバイスによって使用され;
前記第2構成情報は、前記第1IABノードへアクセスする端末デバイスへ前記第1マルチキャストサービスがマルチキャストされる必要があるかどうかを決定し、前記第1マルチキャストサービスを受信する別の第1IABノードを決定し、前記第1マルチキャストサービスを受信する前記別の第1IABノードへ前記第1マルチキャストサービスを送信するために使用されるリンクの構成を決定するために前記第1IABノードによって使用され;
前記第3構成情報は、前記第1マルチキャストサービスに対応するマルチキャストトラフィックチャネルを決定するために第2IABノードによって使用される、第1ネットワークデバイス。
(項目64)
前記第1ネットワークデバイス及び前記第2ネットワークデバイスは同一の基地局に対応する、項目1から9のいずれか一項、又は、項目25から28のいずれか一項に記載の方法。
(項目65)
項目1から5のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されている通信装置。
(項目66)
項目6から9のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されている通信装置。
(項目67)
項目10から12のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されている通信装置。
(項目68)
項目25又は26に記載の方法を実行するように構成されている通信装置。
(項目69)
項目27又は28に記載の方法を実行するように構成されている通信装置。
(項目70)
項目33から35のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されている通信装置。
(項目71)
項目36又は37に記載の方法を実行するように構成されている通信装置。
(項目72)
項目42から45のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されている通信装置。
(項目73)
項目46から49のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されている通信装置。
(項目74)
項目50又は51に記載の方法を実行するように構成されている通信装置。
(項目75)
項目52に記載の方法を実行するように構成されている通信装置。
(項目76)
プロセッサを備える通信装置であって、前記プロセッサはメモリに結合され、前記メモリはコンピュータプログラムを記憶し、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行されるとき、前記装置は、
項目1から12のいずれか一項に記載の方法;
項目25から28のいずれか一項に記載の方法;
項目33から37のいずれか一項に記載の方法;又は
項目42から52のいずれか一項に記載の方法
のいずれか1つを実行することが可能である、通信装置。
(項目77)
コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されるとき、前記コンピュータは、
項目1から12のいずれか一項に記載の方法;
項目25から28のいずれか一項に記載の方法;
項目33から37のいずれか一項に記載の方法;又は
項目42から52のいずれか一項に記載の方法
のいずれか1つを実行することが可能である、コンピュータ可読記憶媒体。
(項目78)
コンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されるとき、前記コンピュータは、
項目1から12のいずれか一項に記載の方法;
項目25から28のいずれか一項に記載の方法;
項目33から37のいずれか一項に記載の方法;又は
項目42から52のいずれか一項に記載の方法
のいずれか1つを実行することが可能である、コンピュータプログラム製品。
【国際調査報告】