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特表2023-535055バイオ分解促進剤を活用した生ごみ減量処理機
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-08-15
(54)【発明の名称】バイオ分解促進剤を活用した生ごみ減量処理機
(51)【国際特許分類】
   B09B 3/60 20220101AFI20230807BHJP
   B09B 3/35 20220101ALI20230807BHJP
   E03C 1/266 20060101ALI20230807BHJP
【FI】
B09B3/60
B09B3/35 ZAB
E03C1/266
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023504498
(86)(22)【出願日】2020-11-17
(85)【翻訳文提出日】2023-02-10
(86)【国際出願番号】 KR2020016154
(87)【国際公開番号】W WO2022019387
(87)【国際公開日】2022-01-27
(31)【優先権主張番号】10-2020-0092022
(32)【優先日】2020-07-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523023719
【氏名又は名称】ジャン,ソク ジェ
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】ジャン,ソク ジェ
【テーマコード(参考)】
2D061
4D004
【Fターム(参考)】
2D061DA03
2D061DE30
4D004AA03
4D004CA04
4D004CA15
4D004CA19
4D004CB28
4D004CB41
4D004CC03
4D004CC07
4D004DA01
4D004DA02
(57)【要約】
本発明は、バイオ分解促進剤を活用した生ごみ減量処理機に関し、より詳しくは、分解槽に投入された生ごみの特性によって、制御部の自動設定される第1の弁部と第2の弁部の分解メカニズムにより、生ごみを分解促進剤により完全に分解することができるので、分解促進剤の分解力を常に最大値に高めることができ、分解メカニズムにより、有効微生物が常に分解槽に存在して、更に分解速度を高めることができる効果がある。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
生ごみを分解する生ごみ減量処理機であって、
中空の筐体で形成され、一側に生ごみが流入する流入口(11)が形成され、下部に生ごみが分解された分解物を排出する排出口(12)が形成される分解槽(10)と、
前記分解槽(10)の一側面に着脱され、分解槽(10)の流入口(11)を介して、生ごみが流入すると、分解促進剤を投入して、生ごみと接合させて分解するバイオ分解促進部(20)と、
前記分解槽(10)の流入口(11)に連通設置され、多方面に分岐される「┬」状に形成され、一側は、粉砕機に連結され、他側は、排水口に連結される連結管(30)と、
前記連結管(30)に設置され、制御部の信号によって多方面に分岐した連結管(30)の内部を選択的に開閉する第1の弁部(40)と、
前記分解槽(10)の排出口(12)に設置され、排出口(12)の内部を制御部の信号により開閉する第2の弁部(50)とを含むことを特徴とするバイオ分解促進剤を活用した生ごみ減量処理機。
【請求項2】
前記分解槽(10)内には、水平に形成された撹拌軸(13)に複数の撹拌翼(14)が形成される撹拌機が設置され、前記撹拌軸(13)は、分解槽(10)の外側に設置された撹拌モータ(15)により回転すると共に、撹拌翼(14)が生ごみと分解促進剤を混合させ、前記分解槽(10)の内部底面には、更に、生ごみを支え、且つ、回転する撹拌翼(14)により、生ごみと分解促進剤を容易に混合させる基台(16)が形成され、前記基台(16)は、半球状で、一面に複数の通孔(17)が形成されて、分解促進剤により分解された生ごみが貫通することを特徴とする請求項1に記載のバイオ分解促進剤を活用した生ごみ減量処理機。
【請求項3】
前記分解槽(10)の内面には、分解槽(10)の内部に水を噴射するように複数の噴射ノズル(18)が形成され、前記噴射ノズル(18)は、外部の水道と連結されて、水が供給されることを特徴とする請求項2に記載のバイオ分解促進剤を活用した生ごみ減量処理機。
【請求項4】
前記バイオ分解促進部(20)は、
前記分解槽(10)の外側面に着脱自在に形成され、中空の筐体で形成されて、内部に分解促進剤が貯蔵される分解促進剤貯蔵部(21)と、
前記分解促進剤貯蔵部(21)に貯蔵された分解促進剤を、制御部の信号により、分解槽(10)内に伝達する定量ポンプ部(22)とを含むことを特徴とする請求項1に記載のバイオ分解促進剤を活用した生ごみ減量処理機。
【請求項5】
前記分解促進剤は、バシラス属菌と乳酸菌の混合菌株培養液、寒天、及び保存剤からなることを特徴とする請求項1に記載のバイオ分解促進剤を活用した生ごみ減量処理機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バイオ分解促進剤を活用した生ごみ減量処理機に関し、より詳しくは、分解槽に投入された生ごみの特性によって、制御部の自動設定される第1の弁部と第2の弁部の分解メカニズムにより、生ごみを分解促進剤により完全に分解することができるので、分解促進剤の分解力を常に最大値に高めることができ、分解メカニズムにより、有効微生物が常に分解槽に存在して、更に分解速度を高めることができるバイオ分解促進剤を活用した生ごみ減量処理機に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、家庭や飲食店などの流し台で食器を洗浄し排出される生ごみは、水分が多量含有していて、容易に腐敗することになり、一般ごみとは別に排出するように規定されており、最近は、流し台より粉砕された状態で排出することが許容されることにつれ、流し台の排出口に粉砕機を装着して、流し台より排出される生ごみを、切断刃で粉砕して排出している。
【0003】
従来の粉砕機の一例として、その構成と作動関係を簡略に説明すると、以下の通りである。
【0004】
前記粉砕機は、流し台の下側に、生ごみの粉砕が行われるように設置される。
【0005】
ここで、前記流し台の排水口に投入された生ごみは、前記粉砕機に装着された粉砕刃によって、小サイズに粉砕が行われた後、下水管への排出が行われる。
【0006】
ところが、前記のように構成された粉砕機を使用すると、便利性はあるものの、以下のような問題点があった。
【0007】
従来の韓国公開実用新案第20-2014-0004572号公報のような流し台用粉砕機を用いて、流し台で生ごみ(かす)を処理するようになると、生ごみによる下水管詰まりの現象、及び下水終末処理場の容量処理過負荷による問題点が生じるので、このような問題点を解決するために、環境部は、2012年 10月 22日付で、粉砕機の使用を禁止することを立法化しており、但し、粉砕機で処理される生ごみスラッジを、20%の範囲内で下水溝に流れ込み、80%は、回収又は微生物液状化させることに限り、合法的に認め、粉砕機と一体型に連通するように連結して、使用者が任意に減量装置を解体できないようにする構造装置に限り、許容している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】韓国公開実用新案第20-2014-0004572号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的は、前記従来の問題点を解消するためになされたものであって、分解槽に投入された生ごみの特性によって、制御部の自動設定される第1の弁部と第2の弁部の分解メカニズムにより、生ごみを分解促進剤により完全に分解することができるので、分解促進剤の分解力を常に最大値に高めることができ、分解メカニズムにより、有効微生物が常に分解槽に存在して、更に分解速度を高めることができるバイオ分解促進剤を活用した生ごみ減量処理機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記目的を達成するために、本発明は、生ごみを分解する生ごみ減量処理機であって、中空の筐体で形成され、一側に生ごみが流入する流入口11が形成され、下部に生ごみが分解された分解物を排出する排出口が形成される分解槽と、前記分解槽の一側面に着脱され、分解槽の流入口を介して、生ごみが流入すると、分解促進剤を投入して、生ごみと接合させて分解するバイオ分解促進部と、前記分解槽の流入口に連通設置され、多方面に分岐される「┬」状に形成され、一側は、粉砕機に連結され、他側は、排水口に連結される連結管と、前記連結管に設置され、制御部の信号によって多方面に分岐した連結管の内部を選択的に開閉する第1の弁部と、前記分解槽の排出口に設置され、排出口の内部を制御部の信号により開閉する第2の弁部とを含むことを特徴とする。
【0011】
前記分解槽内には、水平に形成された撹拌軸に複数の撹拌翼が形成される撹拌機が設置され、前記撹拌軸は、分解槽の外側に設置された撹拌モータにより回転すると共に、撹拌翼が生ごみと分解促進剤を混合させ、前記分解槽の内部底面には、更に、生ごみを支え、且つ、回転する撹拌翼により、生ごみと分解促進剤を容易に混合させる基台が形成され、前記基台は、半球状で一面に複数の通孔17が形成されて、分解促進剤により分解された生ごみが貫通する。
【0012】
前記分解槽の内面には、分解槽の内部に水を噴射するように複数の噴射ノズルが形成され、前記噴射ノズルは、外部の水道と連結されて、水が供給される。
【0013】
前記バイオ分解促進部は、前記分解槽の外側面に着脱自在に形成され、中空の筐体で形成されて、内部に分解促進剤が貯蔵される分解促進剤貯蔵部と、前記分解促進剤貯蔵部に貯蔵された分解促進剤を、制御部の信号により、分解槽内に伝達する定量ポンプ部とを含む。
【0014】
前記分解促進剤は、バシラス属菌と乳酸菌の混合菌株培養液、寒天、及び保存剤からなる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によると、分解槽に投入された生ごみの特性によって、制御部の自動設定される第1の弁部と第2の弁部の分解メカニズムにより、生ごみを分解促進剤により完全に分解することができるので、分解促進剤の分解力を常に最大値に高めることができ、分解メカニズムにより、有効微生物が常に分解槽に存在して、更に分解速度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1図1は、本発明の一実施形態に係る生ごみ減量処理機を示す斜視図である。
図2図2は、本発明の一実施形態に係る生ごみ減量処理機を示す正面図である。
図3図3は、本発明の一実施形態に係る生ごみ減量処理機を示す平面図である。
図4図4は、本発明の一実施形態に係る生ごみ減量処理機を示す右側面図である。
図5図5は、本発明の一実施形態に係る生ごみ減量処理機を示す左側面図である。
図6図6は、本発明の他の実施例による生ごみ減量処理機を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
前記のような特徴を有する本発明は、それによる好適な実施形態により、更に明確に説明される。
【0018】
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施形態を詳しく説明する前に、以下の詳細な説明又は図面に示されている構成要素の構成及び配列の詳細で、その応用が制限されることではないことが分かるだろう。本発明は、他の実施形態に具現及び実施可能であり、様々な方法で行われることができる。また、装置又は要素方向、例えば、前(front)、後(back)、上(up)、下(down)、上(top)、下(bottom)、左(left)、右(right)、横(lateral))などのような用語に関して、本願で使用された表現及び述語は、単に、本発明の説明を単純化するために使われており、かかる装置又は要素が単に特定方向を持つべきことを意味しないということが分かるだろう。また、第1(first)、第2(second)のような用語は、説明のために、本願及び添付の請求項で使われ、相対的な重要性又は趣旨を意味することと意図されない。
【0019】
そこで、本明細書に記載された実施形態と図面に示されている構成は、本発明の最も好適な一実施形態に過ぎず、本発明の技術思想を全て代弁するものではないので、本出願時点においてこれらを入れ替えることができる様々な均等物と変形例があり得ることを理解すべきである。
【0020】
図1は、本発明の一実施形態に係る生ごみ減量処理機を示す斜視図であり、図2は、本発明の一実施形態に係る生ごみ減量処理機を示す正面図であり、図3は、本発明の一実施形態に係る生ごみ減量処理機を示す平面図であり、図4は、本発明の一実施形態に係る生ごみ減量処理機を示す右側面図であり、図5は、本発明の一実施形態に係る生ごみ減量処理機を示す左側面図であり、図6は、本発明の他の実施形態による生ごみ減量処理機を示す斜視図である。
【0021】
図1図6に示しているように、本発明のバイオ分解促進剤を活用した生ごみ減量処理機は、流し台の下部に設置された粉砕機で粉砕された生ごみを分解し、分解槽10と、バイオ分解促進部20と、連結管30と、第1の弁部40と、第2の弁部50と、制御部(図示せず)とを含む。
【0022】
前記分解槽10は、図1図6に示しているように、矩形で中空の筐体で本体が形成され、前記本体の一側に生ごみが流入される流入口11が形成され、前記本体の下部には、生ごみが分解された分解物を排出する排出口12が形成される。ここで、前記分解槽10は、矩形の他に多角状に、設置場所によって設計変更が可能であり、前記流入口11又は分解槽10内には、センサ(図示せず)が設置されて、生ごみを感知する。また、前記排出口12は、流し台(図示せず)の排水口(図示せず)に連結される。
【0023】
ここで、前記分解槽10の流入口11は、本体の側面のうち、上部に形成されて、流入される生ごみが分解槽10内に容易に投入され、前記分解槽10の上部には、内部を開閉する開閉蓋(図示せず)が更に形成される。
【0024】
そして、前記分解槽10内には、水平に形成された撹拌軸13に、複数の撹拌翼14が形成される撹拌機が設置され、前記撹拌軸13は、分解槽10の外側に設置された撹拌モータ15により回転すると共に、撹拌翼14が生ごみと分解促進剤を混合して、生ごみに分解促進剤をムラなく接触させて、容易に分解させる。
【0025】
また、前記分解槽10内の底面には、生ごみを支えると共に、回転する撹拌翼14により、生ごみと分解促進剤を容易に混合させる基台16が更に形成され、前記基台16は、半球状で、基台16の一面に複数の通孔17が形成されて、分解促進剤で分解された生ごみが貫通する。ここで、前記基台16に支えられた生ごみは、撹拌機により分解促進剤と混合しながら分解され、分解された生ごみは、通孔17を介して下側に排出され、排出口12を介して外部に排出される。
【0026】
また、前記分解槽10の内面には、分解槽10内に水を噴射するように、複数の噴射ノズル18が形成され、前記噴射ノズル18は、外部の水道と連結されて、水を分解槽10内に噴射することで、完全に分解した生ごみを、水と共に排出口12に排出させ、前記分解槽10の内面には、水水位センサ19が設置されて、投入される水の量をチェックし、制御部により水の供給を制御する。
【0027】
また、前記噴射ノズル18と外部水道の間に減圧機18aが形成され、外部水道の圧力などを調節して、噴射ノズル18に水を供給する。
【0028】
前記バイオ分解促進部20は、図1図6に示しているように、分解槽10の一側面に着脱され、分解槽10の流入口11を介して生ごみが流入すると、分解促進剤を投入して、生ごみと接合させて分解するように、分解促進剤貯蔵部21と、定量ポンプ部22とを含む。
【0029】
ここで、前記分解促進剤貯蔵部21は、矩形の中空の筐体で形成され、分解槽10の外側面に着脱自在に設置され、前記分解促進剤貯蔵部21内には、分解促進剤が貯蔵される。ここで、前記分解促進剤貯蔵部21は、矩形の他に、多角状に形成され、外面に取っ手(図示せず)が設置され、前記分解促進剤貯蔵部21の上部には、内部を開閉する蓋体(図示せず)が形成される。
【0030】
また、前記分解促進剤貯蔵部21の下面には、分解促進剤貯蔵部21内に貯蔵された分解促進剤が排出されるように流出口(図示せず)が形成され、前記分解促進剤貯蔵部21の底面は、流出口側に分解促進剤が集まるように傾斜して設けられる。
【0031】
更に、前記分解促進剤貯蔵部21は、約1リットルの容量で分解促進剤を貯蔵することができ、通常、約3ヶ月使用可能であり、常時追加して分解促進剤を満たすことができる構造となっている。
【0032】
ここで、前記定量ポンプ部22は、分解促進剤貯蔵部21に貯蔵された分解促進剤を、制御部の信号によって、分解槽10内に伝達するように、分解槽10の外面に付着設置され、前記定量ポンプ部22は、制御部に設定された分解促進剤の量によって作動時間が設定され、設定量だけ、分解促進剤を分解槽10に供給する。
【0033】
一方、前記分解促進剤又はバイオ分解促進剤は、バシラス属菌と乳酸菌の混合菌株培養液、寒天、及び保存剤からなり、前記バシラス属菌と乳酸菌の混合菌株培養液100重量部に対して、0.6~1.0重量部の寒天、0.75~1.25重量部の炭酸水素ナトリウム、及び12.5~17.5重量部のラクトコッカスラクチス培養物からなり、望ましくは、0.8重量部の寒天、1.0重量部の炭酸水素ナトリウム、及び15重量部のラクトコッカスラクチス培養物からなるが、これに限定されない。
【0034】
一方、前記バイオ分解促進部20は、図6でのように、他の実施形態として、注射器タイプで内部に充填された分解促進剤を、一側に形成されたピストン装置により分解促進剤を押して、分解促進剤を分解槽10の流入口11内に投入する構造である。
【0035】
ここで、前記注射器タイプのバイオ分解促進部20は、分解槽10の外面に設置され、着脱自在であり、内部に充填された分解促進剤を使い切ると、全体を交替して再使用する。
【0036】
前記連結管30は、図1図4及び図6に示しているように、分解槽10の流入口11に連通設置されて、多方面に分岐される「┬」状に形成され、一側は、前記粉砕機に連結され、他側は、流し台の排水口に連結される。
【0037】
ここで、前記連結管30は、「┬」状に多方面に分岐した形状であり、3箇所の連結部位が形成され、中央部の連結部位が分解槽10の流入口11に連結され、一側の連結部位は、粉砕機と管、パイプ、チューブなどからなって連結された連結手段に連結され、他側の連結部位は、従来の流し台に設置された排水口と連結される連結手段に連結される。
【0038】
一方、前記連結管30は、「┬」状の他に、設置環境と状況によって、複数の分技管が形成される形態にも設計変更が可能である。
【0039】
前記第1の弁部40は、図1図6に示しているように、連結管30に設置されて、制御部の信号によって多方面に分岐した連結管30の内部を選択的に開閉する弁であって、通常、電磁弁、三方弁、ソレノイド弁などからなる。
【0040】
ここで、前記第1の弁部40は、制御部の制御により作動し、制御部に設定された制御値によって、連結管30の内部を開閉し、開閉位置は、後述する生ごみ減量処理機の作動方法におおいて説明する。
【0041】
前記第2の弁部50は、図1図2、及び図4図6に示しているように、分解槽10の排出口12に設置されて、排出口12の内部を制御部の信号によって開閉し、前記第2の弁部50は、通常、電磁弁、三方弁、ソレノイド弁などからなる。
【0042】
ここで、前記第2の弁部50は、制御部の制御により作動し、制御部に設定された制御値によって、分解槽10の排出口12の内部を開閉し、開閉位置は、後述する生ごみ減量処理機の作動方法において説明する。
【0043】
前記制御部は、図1図4に示しているように、分解槽10の外部に形成され、使用者の入力により生ごみ減量処理機を制御し、ここで、前記制御部は、バイオ分解促進部20、第1の弁部40、第2の弁部50、噴射ノズル18などを制御することで、分解槽10に流入した生ごみを円滑に分解させる。
【0044】
以下では、前述した生ごみ減量処理機に関する作動方法を説明する。
【0045】
図1図5に示しているように、本発明のバイオ分解促進剤を活用した生ごみ減量処理機の作動方法は、通常、第1の弁部40は、連結管30の内部のうち、分解槽10の流入口11側を密閉遮断した状態であるので、粉砕機を通した水は、連結管30を介して、流し台の排水口側に移送排出され、ここで、粉砕機が作動すると、制御部は、粉砕機に連動して、生ごみの粉砕と感知して、第1の弁部40を作動させ、前記第1の弁部40は、制御部の信号により、分解槽10の流入口11側と粉砕機連結部位側の連結管30の内部を開放すると共に、流し台の排水口側の連結管30の内部は密閉遮断し、第2の弁部50を作動させて、分解槽10の排出口12を密閉遮断する。
【0046】
すると、前記粉砕機で粉砕された生ごみは、連結管30を介して、分解槽10の流入口11に移送されて、分解槽10内に流入し、ここで、前記流入口11又は分解槽10内に設置されたセンサが生ごみを感知して、その信号を制御部に伝達し、前記制御部は、定量ポンプ部22を作動させて、分解促進剤貯蔵部21に貯蔵された分解促進剤を、所定の定量だけ、分解槽10の流入口11に伝達して、生ごみと共に分解槽10内に投入する。
【0047】
また、前記制御部は、撹拌機の撹拌モータ15を作動させて、撹拌軸13と撹拌翼14を回転させ、もって、生ごみは、分解促進剤と撹拌して混ざることになる。
【0048】
ここで、前記第2の弁部50は、分解槽10の排出口12を、制御部に設定された時間(約3時間)だけ密閉遮断することで、生ごみが分解促進剤により完全に分解できるように、分解槽10内に備え、所定の時間が経過すると、制御部は、第2の弁部50を作動させて、分解槽10の排出口12を開放する。
【0049】
すると、前記制御部は、噴射ノズル18を作動させ、分解槽10内に水を噴射して、水と共に完全分解した生ごみが、分解槽10の排出口12を介して排出され、流し台の排水口に移送される。
【符号の説明】
【0050】
10 : 分解槽
11 : 流入口
12 : 排出口
13 : 撹拌軸
14 : 撹拌翼
15 : 撹拌モータ
16 : 基台
17 : 通孔
18 : 噴射ノズル
18a : 減圧機
19 : 水水位センサ
20 : バイオ分解促進部
21 : 分解促進剤貯蔵部
22 : 定量ポンプ部
30 : 連結管
40 : 第1の弁部
50 : 第2の弁部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【国際調査報告】