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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-08-17
(54)【発明の名称】物品のための移送ユニット
(51)【国際特許分類】
   B65G 47/68 20060101AFI20230809BHJP
【FI】
B65G47/68 B
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022569066
(86)(22)【出願日】2021-07-26
(85)【翻訳文提出日】2023-01-30
(86)【国際出願番号】 IB2021056715
(87)【国際公開番号】W WO2022023930
(87)【国際公開日】2022-02-03
(31)【優先権主張番号】102020000018859
(32)【優先日】2020-07-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IT
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】592033493
【氏名又は名称】ジ・ディ・ソシエタ・ペル・アチオニ
【氏名又は名称原語表記】G.D S.p.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110002066
【氏名又は名称】弁理士法人筒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】カヴァッツァ,ルカ
(72)【発明者】
【氏名】ノフェリーニ,ジャコモ
(72)【発明者】
【氏名】ヴィターリ,アントニオ
【テーマコード(参考)】
3F070
【Fターム(参考)】
3F070AA06
3F070BA05
3F070BA10
3F070BD01
3F070EA03
3F070EA21
3F070EA24
3F070FB07
(57)【要約】
移送ユニットの上流側の第1のステーションから移送ユニットの下流側の第2のステーションまでの移動経路において、コンベア(30)に沿って物品(1)を移動させるための移送ユニット(100)は、互いから離間している複数の入口レーン(11,12)を有する第1のコンベアセグメント(10)と、第1のコンベアセグメントの下流側に位置し、第1のセグメントから来る物品を受け取るように設けられ、互いから離間していて入口レーン(11,12)と同数の複数の出口レーン(21,22)を有する第2のコンベアセグメント(20)と、第1のセグメント(10)と第2のセグメント(20)との間に介在し、入口レーンと対応する出口レーンとが連通する第1の動作状態と、少なくとも1つの入口レーンと、第1の動作状態において連通する出口レーンとは異なる出口レーンとが選択的に連通される少なくとも1つの第2の動作状態と、の間で移動可能である切替デバイス(40)と、を備える。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
物品(1)のための移送ユニット(100)であって、前記移送ユニット(100)の上流側に配置された第1のステーションから前記移送ユニット(100)の下流側に配置された第2のステーションまでの移動経路において、前記物品(1)をコンベア(30)に沿って移動するように設けられ、
・ 前記物品(1)が移送され、互いから離間している複数の入口レーン(11,12)を有する前記コンベア(30)の第1のセグメント(10)と、
・ 前記コンベア(30)の第1のセグメント(10)の下流側に位置し、前記第1のセグメント(10)からの前記物品(1)を受け取り、互いから離間している且つ前記入口レーン(11,12)と同数の複数の出口レーン(21,22)を有する前記コンベア(30)の第2のセグメント(20)と、
・ 前記コンベア(30)の第1のセグメント(10)と前記コンベア(30)の第2のセグメント(20)との間に介在し、各前記入口レーン(11,12)と対応する前記出口レーン(21,22)とが連通する第1の動作状態と、少なくとも1つの前記入口レーン(11,12)と、前記第1の動作状態において連通する前記出口レーン(21,22)とは異なる前記出口レーン(21,22)とが選択的に連通する少なくとも1つの第2の動作状態と、の間で移動可能である切替デバイス(40)と、
を備える移送ユニット。
【請求項2】
前記切替デバイス(40)は、少なくとも1つの前記入口レーン(11,12)または前記出口レーン(21,22)に存在する前記物品(1)の量を検出するためのシステム(70)に接続された制御ユニット(60)によって、前記第1の動作状態と前記第2の動作状態との間を移動するように制御される、請求項1に記載の物品のための移送ユニット。
【請求項3】
前記検出システム(70)は、少なくとも1つの前記入口レーン(11,12)または前記出口レーン(21,22)における前記物品(1)の量を検討するように設けられた少なくとも1つのセンサ(80)を備える、請求項2に記載の物品のための移送ユニット。
【請求項4】
前記入口レーン(11,12)および/または前記出口レーン(21,22)ごとに、前記センサ(80)を備える、請求項3に記載の物品のための移送ユニット。
【請求項5】
前記検出システム(70)は、少なくとも1つの前記入口レーン(11,12)または前記出口レーン(21,22)に沿って配置された複数のセンサ(80)を備える、請求項3または4に記載の物品のための移送ユニット。
【請求項6】
前記少なくとも1つのセンサ(80)は、少なくとも1つの前記入口レーン(11,12)における前記物品(1)の量を検出するように設けられる、請求項3~5のいずれか1項に記載の物品のための移送ユニット。
【請求項7】
前記切替デバイス(40)は、少なくとも1つの前記入口レーン(11,12)と各前記出口レーン(21,22)とを選択的に連通させるように、多数の動作状態の間で移動可能である、請求項1~6のいずれか1項に記載の物品のための移送ユニット。
【請求項8】
前記切替デバイス(40)は、各前記入口レーン(11,12)と各前記出口レーン(21,22)とを選択的に連通させるように、多数の動作状態の間で移動可能である、請求項7に記載の物品のための移送ユニット。
【請求項9】
少なくとも1つの前記入口レーン(11,12)上には、前記切替デバイス(40)の上流側の前記入口レーン(11,12)に沿って前記物品(1)の移動をブロックするように意図されている停止デバイス(50)が設けられる、請求項1~8のいずれか1項に記載の物品のための移送ユニット。
【請求項10】
前記制御ユニット(60)は、1つまたは複数の前記停止デバイス(50)を動作させる、請求項9に記載の物品のための移送ユニット。
【請求項11】
前記制御ユニット(60)は、1つの前記入口レーン(11,12)上の前記少なくとも1つの停止デバイス(50)を動作させ、前記切替デバイス(40)は、特定の動作状態にあり、前記特定の動作状態では、前記第1の動作状態において連通する前記出口レーン(21,22)とは異なる出口レーン(21,22)と選択的に連通している少なくとも1つの前記入口レーン(11,12)が、前記少なくとも1つの停止デバイス(50)が作用する前記入口レーン(11,12)とは異なっている、請求項9または10に記載の物品のための移送ユニット。
【請求項12】
前記入口レーン(11,12)ごとに、停止デバイス(50)が設けられる、請求項9~11のいずれか1項に記載の物品のための移送ユニット。
【請求項13】
前記切替デバイス(40)は、前記入口レーン(11,12)と前記出口レーン(21,22)との間に延在する、互いに平行な複数の側方ガイド(41)を備え、前記側方ガイド(41)は、前記切替デバイス(40)を前記第1の動作状態と前記少なくとも1つの第2の動作状態との間で移動させるために、前記コンベア(30)の第1のセグメント(10)または前記コンベア(30)の第2のセグメント(20)に対して移動可能である、請求項1~12のいずれか1項に記載の物品のための移送ユニット。
【請求項14】
前記側方ガイド(41)は、2つの端部(41a)の一方においてヒンジ結合されている、請求項13に記載の移送ユニット。
【請求項15】
ヒンジ結合されたすべての前記端部(41a)は、前記入口レーン(11,12)の側または前記出口レーン(21,22)の側にある、請求項14に記載の移送ユニット。
【請求項16】
前記第1の動作状態における各前記入口レーン(11,12)と、それと整列した対応する前記出口レーン(21,22)とが連通する、請求項1~15のいずれか1項に記載の物品のための移送ユニット。
【請求項17】
複数レーンコンベアによって個別のレーンで移送される物品の量を、様々な前記レーンの間で均一にする方法であって、
(a)互いに離間した複数の入口レーンによって形成された第1のコンベアセグメントに沿って前記物品を第2のコンベアセグメントに向けて移動させるステップと、
(b)互いに離間した複数の出口レーンによって形成された前記第2のコンベアセグメントに沿って前記物品を前記第1のセグメントから離れるように移動させるステップであって、各前記入口レーンと特定の出口レーンとが連通する、ステップと、
(c)2つ以上の前記入口レーンまたは前記出口レーンにおける前記物品の量の差が所定の閾値を上回ることを検出するステップと、
(d)切替デバイスを用いて、少なくとも1つの前記入口レーンと異なる前記出口レーンとを連通させるステップと、
を含む方法。
【請求項18】
(e)前記第1のコンベアセグメントに沿った前記物品の移動をブロックするステップをさらに含み、
前記ステップ(e)は、前記ステップ(c)の後、且つ前記ステップ(d)の前に行われる、
請求項17に記載の方法。
【請求項19】
(f)前記ステップ(d)の少なくとも1つの前記入口レーンに沿った前記物品の移動を作動させ、他の前記入口レーンに沿った移動をブロックしたままにするステップをさらに含み、
前記ステップ(f)は、前記ステップ(d)の後に行われる、
請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記ステップ(f)の後に、
(g)前記第1のコンベアセグメントに沿った前記物品の移動をブロックするステップと、
(h)前記切替デバイスを用いて、各前記入口レーンと特定の前記出口レーンとの連通を再開させるステップと、
(i)前記第1のコンベアセグメントに沿った前記物品の移動をブロック解除するステップと、
を含む、
請求項19に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物品を移送するためのユニットに関し、特に、そのような物品のための生産ラインおよび/または梱包ラインで使用するように構成されたユニットに関する。
【0002】
また、本発明は、物品の移送方法に関する。
【背景技術】
【0003】
本発明は、例えばコーヒーなどの浸出式製品のためのカプセルを含む束ねられていない物品の生産に関する分野で好ましく適用されるが、これに限定されるものではない。この分野への参照は、以下の本明細書では一般性を損なうことなくなされ得る。
【0004】
当該技術分野において、レーン間の切替デバイスを含む物品を移送するためのシステムが知られている。
【0005】
このような移送システムおよび関連する切替機器は、典型的には、例えば種類または品質による製品の分類において、または異なる到着場所への製品の分配において使用される。
【0006】
欧州特許出願第3064456号にはこのような移送・選別システムの一例が記載されている。これは、製品の単一のラインを複数のラインへ分配する複数ライン分配装置のための選別システムに関する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
添付の特許請求の範囲および本明細書においては、いくつかの用語および表現は、別途明示されている場合を除き、以下に記載の定義で表現される意味を有するとみなす。
【0008】
「物品」という用語は、生産および/または工業用梱包ラインにおいて、移送ユニットに沿って移動可能なあらゆる固形製品を意味する。
【0009】
特に、移送ユニットは、これらの製品を生産ラインから梱包ラインへ移送するように構成され得る。
【0010】
なお、「移送」という用語は、2つの位置の間、2つの領域の間、あるいは2つの異なる動作状態の間における汎用物品の搬送、移動、または進行などの運動における同様の表現を含むように意図されている。
【0011】
物品は、互いに同一であってもよいし、形態、組成、色または向きなどの一部の特徴について互いに異なっていてもよい。
【0012】
物品は、例えば個別の容器または包装紙に梱包済みの食品および菓子製品であり得、これらの容器は、コーヒーカプセルまたはその他の浸出式飲料、飲料のボトルおよびカートン、ヨーグルトの容器、(個包装された、またはされていない)個別のチョコレート、飴、小箱、および固体、液体、または半個体の食品を含む小袋であり得る。また、物品は、セラミック産業の製品、吸収性衛生用品、タバコ産業の製品、化粧産業の製品、製薬産業の製品、およびパーソナルケアとホームケア産業の製品であってもよい。
【0013】
物品に関して使用される「束ねられていない」という用語は、複数の物品が別個であり、互いに固定されていないことを意味する。これにより、物品は、他の物品から独立して移動および処理され得る。
【0014】
「コンベア」という用語は、物品を1つの場所から別の場所へ搬送するように設計されたあらゆる移送システムを意味する。この用語は、コンベアおよびチェーンコンベアなどの電動システム、ならびに運動中のアイドルローラーコンベアなどの非電動システムの両方を含むことを意図している。
【0015】
「レーン」という用語は、列に沿って物品の移送を許容する移送ユニットの一部を意味する。
【0016】
「複数レーン移送ユニット」という用語は、2つ以上のレーンを備える移送ユニットを意味する。
【0017】
「入口レーン」という用語は、切替デバイスの上流側に位置するレーンを意味する。同様に、「出口レーン」という表現は、切替デバイスの下流側に位置するレーンを意味する。
【0018】
「切替デバイス」という用語は、物品を入口レーンから出口レーンへ移動させるのに適したあらゆるデバイスを意味し、このデバイスがなければ物品が占めるであろうレーンとは別のレーンに移動させることができるものである。
【0019】
「停止デバイス」という用語は、この移送ユニットに沿った物品の移送を停止させるのに適した、進行防壁のようなあらゆるデバイスを意味する。
【0020】
生産ラインおよび梱包ラインのパフォーマンスおよび効率を高める必要性が常にある中で、本出願人は、物品の複数レーン移送ラインにおいて、様々なレーン間で物品の量が常に変動し得ることを予備的に観察した。
【0021】
本件において、本出願人は、各レーンの物品の数における異なるレーン間のそのような変動は、第1のステーションにおける物品の生産ステップと第2のステーションにおける物品の梱包ステップとの間に置かれた複数レーン搬送ユニットで生じ得ることに留意した。例えば、特定の要件に適合しない物品を廃棄したことに起因する物品の数の変動は、生産能力における重要な制限要因となる。
【0022】
この制限は、移送ラインの終点で物品がさらなる処理を受ける場合、特にその処理が異なるレーンから来る物品に対して同期するように行われる場合、さらに重大なものとなる。
【0023】
この作業は、ラベル付けまたはさらなる物品の移動、例えば箱詰めのためにそのような物品を同期的につまみ上げる動作であり得る。ここで、つまみ上げ機器は、物品がない特定の進行場所にあるレーンと、物品がある他のレーンとを見つけるので、効率的に動作しない。
【0024】
また、本出願人は、複数レーン移送ユニットにおいて、各レーンの物品の数に関するレーン間のそのような変動が、同じ物品の完全性に対して致命的であり得ることも留意した。その一例として、何らかの理由で物品がレーンの1つに沿ってブロックされた場合が挙げられる。後者の場合、電動コンベアは動作し続けて、2つの位置の間で物品を移送するために稼働するが、物品は、ブロックが生じたレーンに沿って進行せず、ブロック場所の上流側のレーンのセグメントで蓄積される。蓄積された物品の数が特定の値を上回ると、これらの物品は互いに押し合って、ブロック箇所に最も近い物品にその蓄積によって生じた圧力がかかり、物品を変形させてしまう場合がある。この場合、破損した物品を特定して除去する必要があり、これは、生産プロセスおよび/または梱包プロセスの効率をさらに低下させる。
【0025】
そこで、本出願人は、各レーンに存在する物品の数をすべてのレーンで均一にすることで、物品のための複数レーン移送ユニットの効率、より一般にはそのような物品の生産および/または梱包におけるプロセス全体の効率を改善することができることを認識した。
【0026】
最後に、本出願人は、このような複数レーン移送ユニットに切替デバイスを設けることで、切替デバイスの上流側の所与のレーンから切替デバイスの下流側の別のレーンへ物品を導くことができることを見出した。
【0027】
この解決策により、各レーンにおける物品の数をすべてのレーンで均一化することができ、生産ラインおよび/または梱包ラインの生産能力および効率を向上させることができる。
【課題を解決するための手段】
【0028】
したがって、その第1の態様において、本発明は、物品のための移送ユニットに関する。移送ユニットは、移送ユニットの上流側に配置された第1のステーションから移送ユニットの下流側に配置された第2のステーションまでの移動経路において、物品をコンベアに沿って移動するように設けられる。
【0029】
好ましくは、移送ユニットは、物品が移送される複数の入口レーンを有する第1のコンベアセグメントを備える。
【0030】
好ましくは、入口レーンは、互いから離間している。
【0031】
好ましくは、移送ユニットは、第1のコンベアセグメントの下流側に位置する第2のコンベアセグメントを備える。第2のコンベアセグメントは、第1のセグメントからの物品を受け取る。
【0032】
好ましくは、第2のコンベアセグメントは、複数の出口レーンを有する。
【0033】
好ましくは、出口レーンは、互いから離間している。
【0034】
好ましくは、出口レーンの数は、入口レーンの数と等しい。
【0035】
好ましくは、移送ユニットは、切替デバイスを備える。
【0036】
好ましくは、切替デバイスは、第1のセグメントと第2のコンベアセグメントとの間に介在する。
【0037】
好ましくは、切替デバイスは、各入口レーンと対応する出口レーンとが連通する第1の動作状態と、少なくとも1つの入口レーンと、第1の動作状態において連通する出口レーンとは異なる出口レーンとが選択的に連通する少なくとも1つの第2の動作状態と、の間で移動可能である。
【0038】
これらの特徴により、異なるレーン間における各レーン内の物品の数を均一にすることができる。
【0039】
これにより、高い生産能力と高効率が求められる産業ラインにおいて、移送ユニットを有効に活用することができる。
【0040】
その第2の態様において、本発明は、複数レーンコンベアによって移送される物品の量を、各レーン間で均一にする方法に関する。
【0041】
好ましくは、該方法は、互いに離間した複数の入口レーンによって形成された第1のコンベアセグメントに沿って物品を第2のコンベアセグメントに向けて移動させるステップを含む。
【0042】
好ましくは、該方法は、互いに離間した複数の出口レーンによって形成された第2のコンベアセグメントに沿って物品を第1のセグメントから離れるように移動させるステップを含む。ここで、各入口レーンと特定の出口レーンとが連通する。
【0043】
好ましくは、該方法は、2つ以上の入口レーン上の物品の量の差が所定の閾値を上回ることを検出するステップを含む。
【0044】
当業者であれば、通常の設計活動の一環として、物品のタイプ、ならびに生産工場および/または梱包工場の仕様に応じて、この閾値を決定することができる。
【0045】
好ましくは、該方法は、切替デバイスを用いて、少なくとも1つの入口レーンと異なる出口レーンとを連通させるステップを含む。
【0046】
このようにして、物品の移送をより効果的に管理することができ、後続の動作を容易にすることができる方法を提供することができる。
【0047】
上述した態様のうちの少なくとも1つにおいて、本発明は、以下の好ましい特徴のうちの少なくとも1つをさらに備えてもよい。
【0048】
好ましい実施形態において、切替デバイスは、制御ユニットによって、第1の動作状態と第2の動作状態との間で移動するように制御される。
【0049】
このようにして、各レーンに存在する物品の数における異なるレーン間の不均一性を排除することができる。
【0050】
好ましくは、制御ユニットは、少なくとも1つの入口レーンまたは出口レーンに存在する物品の数を検出するための検出システムに接続される。
【0051】
好ましくは、検出システムは、少なくとも1つの入口レーンおよび出口レーンにおける物品の量を検出するように設けられた少なくとも1つのセンサを備える。
【0052】
一実施形態において、検出システムは、各入口レーンおよび/または各出口レーンのためのセンサを備える。
【0053】
この場合、各レーンに存在する物品の数における異なるレーン間の不均一性は、2つ以上のセンサによって検出された値の差によって検出される
好ましくは、検出システムは、少なくとも1つの入口レーンまたは出口レーンに沿って配置された複数のセンサを備える。
【0054】
好ましくは、センサは、少なくとも1つの入口レーンまたは出口レーンに沿って、互いから等距離に配置される。
【0055】
これにより、有利には、1つの入口レーンまたは出口レーンに沿って物品がブロックされている場合、複数のセンサは、そのブロックによって生じた物品の蓄積が、例えば物品自体に変形を生じさせるような特定の臨界閾値を超えたことを判定する。
【0056】
当業者であれば、通常の設計活動の一環として、物品の蓄積が物品の変形につながるタイミングを決定することができる。
【0057】
例えば、物品がコーヒーカプセルまたはその他の浸出式飲料である場合、カプセルの変形は、この蓄積が5メートル~7メートルを超えたときに生じる場合がある。
【0058】
当業者であれば、通常の設計活動の一部として、物品自体に応じてセンサ間の間隔を選択することができる。
【0059】
好ましくは、センサ間の間隔は、5メートル~10メートル(両端含む)の範囲から選択される。
【0060】
一実施形態において、少なくとも1つのセンサは、少なくとも1つの入口レーンの物品の量を検出するように設けられる。
【0061】
好ましくは、少なくとも1つのセンサは、計数スケール、光学センサ、磁気センサ、誘導センサ、静電容量センサ、および超音波センサからなる群から選択される。より好ましくは、このセンサは、光学センサであり、さらにより好ましくは、このセンサは、光源と受光器とを含む光電池である。
【0062】
一実施形態において、切替デバイスは、少なくとも1つの入口レーンと対応する出口レーンとを選択的に連通させるように、多数の動作状態の間で移動可能である。
【0063】
入口レーンが他のレーンよりも物品の数が系統的に多い場合、切替デバイスがこの入口レーンから下流側の他のレーンに物品を分配することができるので、このレーンの物品の数を均一にすることができる。
【0064】
好ましくは、切替デバイスは、各入口レーンと各出口レーンとを選択的に連通させるように、多数の動作状態の間で移動可能である。
【0065】
このようにして、物品の数を、他のレーンよりも多くの個数または低い個数を有することができるいずれのレーンに対しても、様々なレーンの間で均一にすることができる。
【0066】
一実施形態において、少なくとも1つの入口レーン上には、切替デバイスの上流側の入口レーンに沿って物品の移動をブロックするように意図された停止デバイスが設けられる。
【0067】
これにより、このレーンにある物品が切替レーンに接近し、干渉の可能性を防止する。
【0068】
好ましくは、制御ユニットは、1つまたは複数の停止デバイスを動作させる。
【0069】
一実施形態において、制御ユニットは、1つの入口レーン上の少なくとも1つの停止デバイスを動作させ、切替デバイスは、特定の動作状態にある。この特定の動作状態では、第1の動作状態において連通する出口レーンとは異なる出口レーンと選択的に連通している少なくとも1つの入口レーンが、少なくとも1つの停止デバイスが作用する入口レーンとは異なっている。
【0070】
好ましくは、停止デバイスは、入口レーンごとに設けられる。
【0071】
これにより、1つまたは複数の入口レーンからの物品が切替デバイスに接近し、干渉の可能性を防止する。
【0072】
一実施形態において、物品のための移送ユニットは、2つの入口レーンを有する。
【0073】
一実施形態において、第1のコンベアセグメントおよび第2のコンベアセグメントは、メッシュコンベアをそれぞれ備える。
【0074】
これにより、物品自体をより清潔に移送することができる。実際、物品の外側に本体が存在する場合、コンベアのメッシュによって、本体が移送機から落下することができる。
【0075】
これは、医療および食品など、特に高い衛生・健康基準が要求される分野では特に重要である。
【0076】
例えば、物品がコーヒーカプセルまたはその他の浸出式飲料の場合、メッシュコンベアでは、カプセルの誤充填の結果、カプセルの外側に存在するコーヒーまたは浸出式飲料の粉末が、コンベアから落下することになる。
【0077】
一実施形態において、切替デバイスは、入口レーンと出口レーンとの間に延在する複数の側方ガイドを備える。側方ガイドは、切替デバイスを第1の動作状態と少なくとも1つの第2の動作状態との間で移動させるために、第1のコンベアセグメントまたは第2のコンベアセグメントに対して移動可能である。
【0078】
これらの側方ガイドは、物品が第1の動作状態における出口レーンとは異なる出口レーンに移動するときに、物品を案内する。
【0079】
好ましくは、側方ガイドは、互いに平行である。
【0080】
一実施形態において、側方ガイドは、2つの端部のうちの一方においてヒンジ結合されている。好ましくは、すべてのヒンジ結合された端部は、入口レーンの側または出口レーンの側にある。
【0081】
これにより、入口レーンの側にヒンジ結合された一部の側方ガイドと、出口レーンの側にヒンジ結合された他の側方ガイドとを有する切替デバイスのように、操作がより簡単で、物品自体の移送に影響を与える誤動作がより少ない切替機器を有することができる。
【0082】
一実施形態において、第1の動作状態における各入口レーンと、それと整列した出口レーンとが連通する。
【0083】
また、この手段によって、レーン間に介在する切替機器の設計をより単純化することができ、第1の動作状態において入口レーンが出口レーンと整列していない状況に関して誤動作が起こりにくくなる。
【0084】
一実施形態において、2つ以上の入口レーンまたは出口レーンにおける物品の量と所定の閾値との差を検出するステップの後、および切替デバイスを用いて、少なくとも1つの入口レーンと異なる出口レーンとを連通させるステップの前に、第1のコンベアセグメントに沿って物品の移動を停止させるステップが存在する。
【0085】
このようにして、切替デバイスがまだ少なくとも1つの入口レーンと異なる出口レーンとを連通させていないときに、物品が切替デバイスに到達することを回避することができる。
【0086】
一実施形態において、切替デバイスを用いて、少なくとも1つの入口レーンと、異なる出口レーンとを連通させた後、切替デバイスが作用した少なくとも1つのレーンに沿った物品の移動が作動し、他の入口レーンにおける物品の移動がブロックされたままになる。
【0087】
このようにして、異なる出口レーンと連通していないレーンの物品が切替デバイスに到達することを回避することができ、場合によってはそれに干渉することを回避することもできる。
【0088】
一実施形態において、切替デバイスが作用した少なくとも1つのレーンに沿った物品の移動が作動した後に、第1のコンベアセグメントに沿った物品の移動を停止することが想定される。
【0089】
一実施形態において、切替デバイスが作用した少なくとも1つのレーンに沿った物品の移動が作動し、第1のコンベアセグメントに沿った物品の移動がブロックされた後に、切替デバイスを用いて、各入口レーンと特定の出口レーンとの連通を再開させることが想定される。
【0090】
これにより、物品を移送するためのコンベアの通常配置が復元される。
【0091】
一実施形態において、各入口レーンと特定の出口レーンとの連通が再開した後に、第1のコンベアセグメントに沿った物品の移動をブロック解除することが想定される。
【0092】
このようにして、各入口レーンと特定の出口レーンとが再び連通する状態である通常の移送配置において、物品は、コンベアによる移送が再開され得る。
【0093】
一実施形態において、切替デバイスが作用した少なくとも1つのレーンに沿った物品の移動が作動し、他の入口レーンにおける物品の移動がブロックされた後、且つ第1のコンベアセグメントに沿った物品の移動がブロックされる前に、2つ以上の入口レーン上の物品の量の差が所定の閾値を下回ることが検出される。このようにして、物品を移送するための通常のコンベアの配置が、各入口レーンが特定の出口レーンと再び連通する状態に回復され得るタイミングを決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0094】
本発明の特徴および利点は、添付の図面を参照して非限定的に例示された実施形態に関する以下の詳細な説明からより明確になるであろう。
図1】第1の動作状態にある、本発明に従って作製された物品のための移送ユニットを上から模式的に示す平面図である。
図2】異なる作業位置にある、図1の移送ユニットを上から模式的に示す平面図である。
図3】第2の動作状態にある、図1の物品のための移送ユニットを上から模式的に示す平面図である。
図4図1の物品のための移送ユニットを上から模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0095】
添付の図面を参照すると、参照符号100は、本発明に従って構築された移送ユニットを全体として示している。
【0096】
移送ユニット100は、第1のステーション(出発ステーションとも呼ぶ)から第2のステーション(到着ステーションとも呼ぶ)へ複数の物品1をバルクで移送するように設けられる。
【0097】
好ましい本実施形態において、物品1は、特にコーヒーなどの浸出式飲料を作製するためのカプセルである。
【0098】
移送ユニット100は、その最も一般的な形態において、コンベア30の第1のセグメント10と、コンベア30の第2のセグメント20と、を備える。コンベア30の第1のセグメント10は、複数の入口レーン11および12を有し、各入口レーンには、物品1の列が移送される。
【0099】
コンベア30の第1のセグメント10からコンベアの第2のセグメント20への物品1の移送の方向は、図1図4において矢印で示されている。
【0100】
図1図3を参照すると、移送ユニット100の入口レーン11および12の数は2つである。
【0101】
これらの入口レーン11および12は互いに離間しており、入口レーン11の列における物品1は、最終的に入口レーン12に隣接することがない。
【0102】
コンベア30の第2のセグメント20は、複数の出口レーン21および22を有し、各出口レーンには、物品1の列が移送される。
【0103】
図1図3を参照すると、移送ユニット100の出口レーン21および22の数は2つである。
【0104】
これらの出口レーン21および22は互いに離間しており、出口レーン21の列における物品1は、最終的に出口レーン22に隣接することがない。また、移送ユニット100は、切替デバイス40を備える。
【0105】
この切替デバイス40は、第1の状態と少なくとも1つの第2の動作状態との間で移動可能である。
【0106】
第1の動作状態(図1)において、各入口レーン11および12と所与の出口レーン21および22とが連通している。より詳細には、入口レーン11と出口レーン21とが連通しており、入口レーン12と出口レーン22とが連通している。
【0107】
このようにして、各物品1は、所与の入口レーン11から対応する出口レーン21へ移送され、所与の入口レーン12から対応する出口レーン22へ移送される。
【0108】
第2の動作状態において、切替デバイス40は、少なくとも1つの入口レーン11および12と、第1の動作状態において連通する出口レーン21および22とは異なる出口レーン21および22とを連通させる。
【0109】
特に図3を参照すると、この第2の動作状態において、切替デバイスは、入口レーン12と出口レーン21とを選択的に連通させる。
【0110】
このようにして、各物品1は、所与の入口レーン11から出口レーン21へ移送される。
【0111】
同様に、この第2の動作状態において、切替デバイス40は、入口レーン12と出口レーン21とを選択的に連通させてもよい。
【0112】
切替デバイス40は、少なくとも1つの入口レーン11および12または少なくとも1つの出口レーン21および22に存在する物品1の量に対する検出システム70に接続された制御ユニット60によって、第1の動作状態から少なくとも1つの第2の動作状態へ移動されるように制御されてもよい。
【0113】
検出システム70は、入口レーン11および12のうちの1つまたは出口レーン21および22のうちの1つにおける物品1の量を検出するように設けられた1つまたは複数のセンサ80を備えてもよい。
【0114】
各入口レーン11および12または各出口レーン21および22は、同じレーンに沿って配置された複数のセンサ80を有してもよい。
【0115】
特に図1図3を参照すると、検出システム70は、6つのセンサ80を備える。これは、入口レーン11および12ごとに3つ設けられている。
【0116】
検出システム70は、1つまたは複数のセンサ80によって、一方の入口レーン11および12が他方の入口レーン11および12よりも多く物品1を有すること、または一方の出口レーン21および22が他方の出口レーン21および22よりも多く物品1を有することを検出する。各入口レーン11および12または各出口レーン21および22内に存在する物品1の数に関する様々な入口レーン11および12または出口レーン21および22間での不均一性は、例えば、不適合物品1の排除ステーションの後に生じる場合がある。この場合、検出システム70に接続された制御ユニット60は、第1の動作状態から少なくとも1つの第2の動作状態への切替デバイス40の移動を制御して、各入口レーン11および12または各出口レーン21および22に存在する物品1の数を、様々な入口レーン11および12または様々な出口レーン21および22の間で均一にすることができる。
【0117】
図1図3に示すような物品1のための2レーン移送ユニット100の場合、例えば、入口レーン11が入口レーン12よりも少ない物品1の数を有すると仮定すると、切替デバイス40は、第1の動作状態から第2の動作状態へ移動するように制御されてもよい。これにより、入口レーン12と出口レーン21とが連通し、物品1がより多くの物品1を有する入口レーン12からより少ない物品1を有する出口レーン21へ分配される。
【0118】
同じ検出システム70は、同じ1つまたは複数のセンサ80によって、各入口レーン11および12または各出口レーン21および22に存在する物品1の数が様々なレーンの間で均一になったことを検出することができる。
【0119】
これが生じると制御ユニット60は、切替デバイス40を制御して、第2の動作状態から第1の動作状態へ移行させる。ここで、入口レーン11と対応する出口レーン21とが再び連通され、入口レーン12と対応する出口レーン22とが再び連通される。
【0120】
1つまたは複数の入口レーン11および12または出口レーン21および22がレーンに沿って配置された複数のセンサ80を有するこのセンサ80の配置は、レーン11,12,21,22のうちの1つに沿って物品1がブロックされ、物品1が進行せず、ブロック場所の上流側のレーン11,12,21,22のセグメントで蓄積した後の検出に特に有用である。レーン11,12,21,22に沿って複数のセンサ80を配置することで、検出システム70は、レーン11,12,21,22に沿ったこれらの物品1の蓄積が特定の閾値を上回って変形が起こり得るタイミングを判定することができる。
【0121】
この場合、検出システム70に接続された制御ユニット60は、切替デバイス40の移動を制御して、レーン11,12,21,22における物品1の蓄積を中断させることができる。
【0122】
例えば、物品1の蓄積が出口レーン21に沿って生じた場合、検出システム70は、出口レーン21に沿って配置された複数のセンサ80によってこの蓄積を検出し、そこに接続された制御ユニット60は、切替デバイス40を制御して第1の動作状態から第2の動作状態へ移動させる。ここで、入口レーン11と出口レーン22とが選択的に連通されて、物品1の蓄積を中断させる。例えば操作者によって出口レーン21における物品1のブロックの原因が取り除かれた結果、または出口レーン21における物品1の蓄積が特定の閾値を下回るまで低減された結果としての物品1の蓄積の排除は、出口レーン21に沿って配置された同じ複数のセンサ80を介して、同じ検出システム70によって判定されてもよい。これが生じるとそこに接続された制御ユニット60は、切替デバイス40を制御して第2の動作状態から第1の動作状態へ移動させる。ここで、入口レーン11と対応する出口レーン21とが再び連通され、入口レーン12と出口レーン22とが再び連通される。
【0123】
移送ユニット100は、停止デバイス50をさらに備えてもよい。各停止デバイス50は、1つの入口レーン11および12上の物品の移送を停止させる。これらの停止デバイス50は、制御ユニット60によって動作する。
【0124】
好ましくは、各入口レーン11および12には、停止デバイスが設けられる。
【0125】
図1図3に示すような物品1のための2レーン移送ユニット100の場合、例えば、入口レーン11が入口レーン12よりも少ない物品1の数を有すると仮定すると、制御ユニット60は、切替デバイス40を制御して第1の動作状態から第2の動作状態へ移動させて入口レーン12と出口レーン21とを選択的に連通させる前に、各入口レーン11および12における各停止デバイス50を制御して物品1の移送を完全に停止させるように動作する(図2)。制御ユニット60は、切替デバイスの第1の動作状態から第2の動作状態への移動を制御した後に、入口レーン12上の停止デバイス50(図3)を再び制御する。これにより、物品1の移送が再開し、特に物品1がより多くの物品1を有する入口レーン12からより少ない物品1を有する出口レーン21へ分配される。同様に、制御ユニット60は、切替デバイス40を制御して第2の動作状態から第1の動作状態へ移動させて入口レーン11と対応する出口レーン21とを再び連通させ、入口レーン12と対応する出口レーン22とを再び連通させる前に、入口レーン12における停止デバイス50を制御して物品1の移送を完全に停止させる(図2)。
【0126】
制御ユニット60は、切替デバイスの第2の動作状態から第1の動作状態への移動を制御した後に、入口レーン11および12上の停止デバイス50を再び制御する。これにより、物品1の移送が再開し、特に物品1が入口レーン11から対応する出口レーン21へ分配され、入口レーン12から出口レーン22へ分配される。
【0127】
切替デバイス40は、入口レーン11および12と出口レーン21および22との間に延在する複数の側方ガイド41を備える。
【0128】
これらの側方ガイド41は、切替デバイス40を第1の動作状態と少なくとも1つの第2の動作状態との間で移動させるように、第1のセグメント10またはコンベア30の第2のセグメント20に対して移動可能である。
【0129】
さらに、これらの側方ガイド41は、切替デバイス40自体を通って物品1を案内するのに適している。
【0130】
図1図3を参照すると、物品1のための2レーン移送ユニット100について、側方ガイド41の数は3である。
【0131】
図1図3を参照すると、側方ガイド41は、互いに平行である。
【0132】
特に、側方ガイド41は、2つの端部のうちの一方がヒンジ結合され得る。
【0133】
図3を参照すると、側方ガイド41は、入口レーン11および12の側で一方の端部41aにおいてすべてヒンジ結合されている。
【0134】
図1図3に示すような物品1のための2レーン移送ユニット100の場合、例えば、入口レーン11が入口レーン12よりも少ない物品1の数を有すると仮定すると、制御ユニット60は、切替デバイス40を制御して第1の動作状態から第2の動作状態へ移動させる。これにより、側方ガイド41が移動して、入口レーン11および12の側で一方の端部41aがヒンジ結合され、入口レーン12と出口レーン21とが選択的に連通する。
【0135】
同様に、制御ユニット60は、切替デバイス40を制御して第2の動作状態から第1の動作状態へ移動させる。これにより、側方ガイド41が逆方向に移動して、入口レーン11および12の側で一方の端部41aがヒンジ結合され、各入口レーン11と対応する出口レーン21とが連通し、各入口レーン12と対応する出口レーン22とが連通する。
【0136】
上述した本発明に対して、当業者は、追加の偶発的な要件を満たすために、多数のさらなる修正および変形を行うことができるが、これらのすべては、添付の特許請求の範囲で定義される本発明の保護範囲内に含まれるものである。
図1
図2
図3
図4
【国際調査報告】