(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-08-17
(54)【発明の名称】眼科レーザー手術システムと結合することを目的とした圧平装置
(51)【国際特許分類】
A61F 9/009 20060101AFI20230809BHJP
【FI】
A61F9/009
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023504412
(86)(22)【出願日】2021-07-12
(85)【翻訳文提出日】2023-03-03
(86)【国際出願番号】 FR2021051288
(87)【国際公開番号】W WO2022018349
(87)【国際公開日】2022-01-27
(32)【優先日】2020-07-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】514058706
【氏名又は名称】ユニヴェルシテ・ドゥ・ボルドー
(71)【出願人】
【識別番号】506316557
【氏名又は名称】サントル ナショナル ドゥ ラ ルシェルシュ シアンティフィック
(71)【出願人】
【識別番号】518345767
【氏名又は名称】サントル・オスピタリエ・ウニヴェルシテール・ドゥ・ボルドー
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ジョン・ロペス
(72)【発明者】
【氏名】ドネツィ・イリバレン
(72)【発明者】
【氏名】ダヴィド・トゥブル
(57)【要約】
本発明は、患者の眼(4)とレーザーシステムとの間に配置され、眼を所定の位置に保持し、眼科レーザー外科手術のための基準面を作成するように設計された圧平装置(10)に関し、装置は、内部空間、上部開口部、および下部開口部を画定する圧平コーン(11)であって、圧平コーン(11)は、レーザーシステムの集束光学ユニット(105)の突出部(106)に固定されるように構成された上部(13)と、吸引手段を含む下部(14)とを含み、下部開口部が下部リムによって画定される、圧平コーン(11)と、レーザーシステムによって生成されたレーザービームに対して透明な圧平ガラス(12)であって、下部開口部を閉じるように下部リムに対して吸引手段によって配置および保持される、圧平ガラス(12)と、を備えている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
患者の眼(4)とレーザーシステムとの間に配置され、前記眼を所定の位置に保持し、レーザー眼科外科手術のための基準面を作成するように構成された圧平装置(10)であって、前記装置が、
内部空間、上部開口部、および下部開口部を画定する圧平コーン(11)であって、
前記圧平コーン(11)が、前記レーザーシステムの集束光学ブロック(105)の突出部(106)上に固定されるように構成された上部(13)と、吸引手段を含む下部(14)とを含み、
前記下部開口部が下部リムによって区切られている、
圧平コーン(11)と、
前記レーザーシステムによって生成されたレーザービームを透過する圧平ガラス(12)であって、前記下部開口部を閉じるように前記下部リムに対して前記吸引手段によって配置および保持される、圧平ガラス(12)と、
を備える、圧平装置(10)。
【請求項2】
前記吸引手段が、吸引入力(25、26)と前記下部リム(37)に形成された複数の吸引オリフィス(28)との間で前記圧平コーン(11)の壁に延在する少なくとも1つの吸引チャネル(23、24)を備える、請求項1に記載の圧平装置。
【請求項3】
前記集束光学ブロック(105)の前記突出部(106)にしっかりと取り付けられるように構成された固定リング(17)をさらに含み、前記圧平コーンの上部(13)が、前記固定リング(17)上の前記集束光学ブロックの光軸(8)に平行な方向に並進移動可能に取り付けられるように構成されている、請求項1または2に記載の圧平装置。
【請求項4】
前記突出部上の集束光学ブロックの前記光軸(8)に直角な平面(XY)内で回転可能に取り付けられるように構成された角度配向リング(15)をさらに含み、前記圧平コーンの上部(13)が、前記角度配向リング(15)上の前記集束光学ブロックの前記光軸に平行な方向に並進移動可能に取り付けられるように構成されている、請求項3に記載の圧平装置。
【請求項5】
前記圧平コーン(11)が、前記圧平コーン(11)の外壁に固定された少なくとも1つのカメラ保持要素(27、28)と、前記圧平ガラス(12)の下に位置する眼の切断領域を観察するために、前記少なくとも1つのカメラによって生成された撮像ビームの通過を可能にするように、前記保持要素に対して配置された少なくとも1つの側面開口部(20)と、を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の圧平装置。
【請求項6】
前記保持要素(27、28)は、前記カメラによって生成された撮像ビームが、前記集束光学ブロックの光軸(8)に対して30°~50°の間、好ましくは45°~47°の間の角度だけ傾斜するように構成されている、請求項5に記載の圧平装置。
【請求項7】
前記圧平ガラス(12)が、表面上または容積内に生成された少なくとも1つのパターンまたは目盛り付きルーラーを含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の圧平装置。
【請求項8】
前記圧平ガラスが、平面-平面(32)または平面-凹面(33)の形状を有する、請求項1から7のいずれか一項に記載の圧平装置。
【請求項9】
前記圧平コーン(11)の上部に、前記固定リング(17)または前記配向リング(15)の外側の壁に生成された外側ねじでねじ込むことにより係合するように設計された、内側ねじが設けられた軸方向変位リング(13)を含み、前記軸方向変位リング(13)が、ねじ込み段階で、前記集束光学ブロックの光軸(8)に平行な方向に前記圧平コーン(11)の軸方向変位を保証する、請求項3から8のいずれか一項に記載の圧平装置。
【請求項10】
前記圧平コーン(11)を適所に係止するように構成された係止リング(16)をさらに備える、請求項3から9のいずれか一項に記載の圧平装置。
【請求項11】
前記圧平コーンが付加製造によって金属材料で製造される、請求項1から10のいずれか一項に記載の圧平装置。
【請求項12】
前記圧平コーンが、前記上部(13)に固定された下部(14)を含み、前記下部が、逆さまの円錐台形状を有する、請求項1から11のいずれか一項に記載の圧平装置。
【請求項13】
患者の眼を適所に保持し、レーザー眼科外科手術のためのレーザーシステムの基準面を作成するための圧平アセンブリ(50)であって、前記アセンブリが、
請求項1から12のいずれか一項に記載の圧平装置(10)と、
前記患者の前記眼の表面と接触するように設計された吸引リング(40)と、
を備え、
前記圧平コーンの前記下部の一部が、前記吸引リング内に前記圧平ガラスを配置するために前記吸引リングに挿入されるように構成されている、
圧平アセンブリ(50)。
【請求項14】
角膜または水晶体などの眼の生物学的組織に切り込みを入れるための眼科手術器具(100)であって、
レーザービームを送達するように設計されたレーザーユニット(104)と、
前記眼の生物学的組織の焦点で前記レーザービームを焦点合わせするための集束光学ブロック(105)であって、
前記集束光学ブロックが、前記レーザーユニットの底面から延在する突出した下部(106)を含む、
集束光学ブロック(105)と、
前記圧平ガラスを、前記集束光学ブロックの光学出力に対して、焦点距離にかなり近い距離に配置するために、前記集束光学ブロックの前記突出した下部に固定するように構成された、請求項1から12のいずれか一項に記載の圧平装置(10)と、
を備える、眼科手術器具(100)。
【請求項15】
切断領域を観察するように構成された少なくとも1つのカメラ(107、108)をさらに備え、前記少なくとも1つのカメラが、前記圧平コーンの外壁上の所定の位置に保持されている、請求項14に記載の器具。
【請求項16】
生体組織に対する集束システムの対称光軸の中心合わせのために構成された中心合わせカメラ(109)をさらに含み、前記中心合わせカメラの一端が、前記圧平コーンに設けられた2つの開口部のうちの1つを介して前記圧平コーンに挿入されている、請求項14または15に記載の器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は眼科手術器具の分野に関する。より詳細には、本発明は、患者の眼を平らにし、レーザー眼科外科手術中に患者の眼を所定の位置に保持することを目的とした圧平装置に関する。
【0002】
本発明は、関連する圧平装置を装備した、角膜移植片や眼屈折手術を行うことを目的とした眼科手術器具にも関する。
【背景技術】
【0003】
角膜は眼の末梢チュニックの一部を形成する。角膜は、両凸の非球面視度を形成するほぼ平行な表面を有する、ドーム形のガラスカットのような透明な誘電媒体である。角膜の平均直径は約12mmであり、角膜の中心平均厚さは約540ミクロンである。角膜は、7.8mm程度の平均曲率半径を有する。角膜は、入射光線を網膜に向かって収束させることを可能とし、網膜上に画像を形成する。
【0004】
人生における事故や特定の病理学の効果の下で、角膜は部分的にまたは完全に不透明になる可能性があり、したがって視力を低下させる可能性がある。この場合、角膜移植片は、病気の角膜の機能を回復するための唯一の効果的な治療法を構成する。また、良好な視力を再確立し、角膜の損傷によって引き起こされる痛みを排除することも可能になる。角膜形成術、または角膜移植は、一般に病理学的角膜の一部またはすべてを抽出すること、およびドナーからの健康な角膜に置き換えることで構成されている。
【0005】
屈折矯正手術を使用して、網膜を介して網膜の平面に光線の焦点を合わせることができないことを表す屈折異常と呼ばれる視力障害を補償することもできる。手術可能な屈折異常は、近視、遠視、乱視、老視である。レーザーは現在、外科医が健康な角膜を治療して視覚障害を修正するのを支援するために使用されている。
【0006】
ここで挙げることができる例は、機械式マイクロケラトーム(ブレード)またはフェムト秒レーザーを使用して角膜のフラップを90~120ミクロンの厚さで表面的に切断し、下にある角膜を再構築するのにかかる時間だけこのフラップを持ち上げるレーシック技術である。193nmの紫外線放射と10~25nsのパルス幅を有するエキシマタイプのArFレーザーにより、非常に正確な再構築が可能になる(1パルスあたり約0.25ミクロンの光アブレーション)。この手法は、近視を治療するために現在最も広く実践されている。
【0007】
レーザー技術の大幅な発展により、レーザー眼科手術は、眼科手術用途で選択される技術になった。
【0008】
手術中、レーザービームとレーザービームによって治療される眼の領域との間の正確な結合を確保するために、患者の眼は、最良ではない結果や眼にとっての不可逆的な損失を招きかねない、レーザービームの焦点に対して眼球が動くことが一切ないように、レーザービームに対して一定の位置に保持されなければならない。
【0009】
角膜と接触するように設計され、手術中に角膜の表面を平らにして、選択された深さにレーザービームを集束させることを可能にする圧平装置を使用することが知られている。圧平装置は通常、圧平コーンと吸引リングとを備えている。圧平コーンは、レーザーシステムの末端に連結された一端と、圧平ガラスを備えた他端とを備える。圧平ガラスは、例えば、圧平コーンの端の周囲に接着することによって、所定の位置に保持される。手術中、外科医は吸引リングを角膜輪部に取り付けて中央に配置する。吸引リングに接続された吸引システムにより、眼の固定を確実にすることができる。圧平コーンは、圧平ガラスが眼と接触し、治療中に眼を圧平レンズの曲率に従うように、吸引リングに係合するように、レーザーシステムの端末を介して移動される。このように圧平ガラスは、レーザービームの焦点合わせのための基準面を形成する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
既知の圧平装置によれば、圧平ガラスは一般に接着剤の層によって圧平コーンに固定されており、その厚さは固定面全体にわたって一様ではない。さらに、ある圧平装置から別の圧平装置へと、厚さを再現することはできない。この厚さの変化により、圧平ガラスによって形成される基準面の集束システムに対する位置決めに誤差が生じる可能性がある。ここで、選択した深さでビームのスポットを集束できるように、圧平ガラスをレーザーシステムの集束システムから所定の正確な距離に配置することが不可欠である。したがって、提案された解決策では、操作の開始前に、圧平コーンごとに、集光光学系の光出力と圧平ガラスによって形成される基準面との間の距離を確認する必要がある。この確認の結果、圧平コーンが変更されるか、この距離が修正されて、焦点深度の不正確さを補正し、操作がより長く複雑になる。接着剤の堆積は、圧平ガラスの水平性の欠陥につながる接着接合部の均一性または厚さの欠陥も引き起こす可能性がある。さらに、接着剤は溶媒の蒸発に関連する収縮の影響を受ける可能性があり、圧平ガラスの固定を脆弱にする可能性がある。最後に、接着剤の堆積物は、レーザー通路内の圧平ガラスの機能部分にも見られるため、圧平コーンと圧平ガラスによって形成された部分が使用に対して非等角になる。
【0011】
別の欠点によれば、圧平コーンは、コーン上に圧平ガラスを恒久的に固定するため、一般に一回限りの使用である。したがって、手術ごとにコーンとガラスのアセンブリを交換する必要がある。
【0012】
さらに別の欠点によれば、既知の圧平装置は一般に、圧平ガラスと集束システムとの間の距離を再調整する可能性を提供しない。
【0013】
したがって、本発明の1つの目的は、レーザー眼科手術システムに結合するように特別に設計された構造であって、使いやすく実用的であり、圧平ガラスを眼の上に非常に正確に配置することができ、また、圧平ガラスと集束システムとの間の距離を簡単に調整できるように、レーザービームの方向に可動である構造を開発することにより、従来技術の装置によって引き起こされる技術的問題を解決することを可能にする圧平装置を提案することである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記の最新技術の欠点を改善するために、本発明は、患者の眼とレーザーシステムとの間に配置され、眼を所定の位置に保持し、レーザー眼科外科手術のための基準面を作成することを意図した圧平装置を提案し、上記装置は、
内部空間、上部開口部、および下部開口部を画定する圧平コーンであって、
上記圧平コーンが、レーザーシステムの集束光学ブロックの突出部上に固定されるように構成された上部と、吸引手段を含む下部とを含み、
下部開口部が下部リムによって区切られている、
圧平コーンと、
レーザーシステムによって生成されたレーザービームに対して透明な圧平ガラスであって、下部開口部を閉じるように下部リムに対して上記吸引手段によって配置および保持される、圧平ガラスと、
を備えている。
【0015】
本発明の一実施形態によれば、吸引手段が、吸引入力と下部リムに形成された複数の吸引オリフィスとの間で上記圧平コーンの壁に延在する少なくとも1つの吸引チャネルを備えている。
【0016】
本発明の一実施形態によれば、圧平装置は、集束光学ブロックの突出下部にしっかりと取り付けられるように構成された固定リングをさらに含み、上記圧平コーンの上部が、上記固定リング上の集束光学ブロックの光軸に平行な方向に並進移動可能に取り付けられるように構成されている。
【0017】
本発明の別の実施形態によれば、圧平装置は、上記突出部上の集束光学ブロックの光軸に直角な平面内で回転可能に取り付けられるように構成された角度配向リングをさらに含み、上記圧平コーンの上部が、上記角度配向リング上の集束光学ブロックの光軸に平行な方向に並進移動可能に取り付けられるように構成されている。
【0018】
本発明の一実施形態によれば、圧平コーンが、圧平コーンの外壁に固定された少なくとも1つのカメラ保持要素と、圧平ガラスの下に位置する眼の切断領域を観察するために、上記少なくとも1つのカメラによって生成された撮像ビームの通過を可能にするように、上記保持要素に対して配置された少なくとも1つの側面開口部と、を含む。
【0019】
好ましくは、上記保持要素は、上記カメラによって生成された撮像ビームが、集束ブロックの対称光軸に対して30°~50°の間、好ましくは45°~47°の間の角度だけ傾斜するように構成されている。
【0020】
以下の段落に記載されている機能は、任意選択的に実装され得る。これらは、互いに独立して実装されてもよいし、互いに組み合わせて実装されてもよい。
圧平ガラスは、表面上または容積内に生成された少なくとも1つのパターンまたは目盛り付きルーラーを含む。
圧平ガラスは、平面-平面または平面-凹面の形状を有する。
圧平コーンは付加製造によって金属材料で製造される。
【0021】
本発明の別の実施形態によれば、圧平コーンは、固定リングまたは配向リングの外側の壁に生成された外側ねじでねじ込むことにより係合するように設計された、内側ねじが設けられた軸方向変位リングを含み、上記軸方向変位リングは、ねじ込み段階で、上記圧平コーンの軸方向変位を保証する。
【0022】
本発明の別の実施形態によれば、圧平装置は、圧平コーンを適所に係止するように構成された係止リングをさらに備えている。
【0023】
例示的な実施形態によれば、圧平コーンは、上部に固定された下部を含み、上記下部は、逆さまの円錐台形状を有する。
【0024】
本発明はまた、患者の眼を適所に保持し、レーザー眼科外科手術のためのレーザーシステムの基準面を作成するための圧平アセンブリを提案し、上記アセンブリは、
上記に規定された圧平装置と、
患者の眼の表面と接触するように設計された吸引リングと、
を備え、
圧平コーンの上記下部の一部が、吸引リング内に圧平ガラスを配置するためにリングに挿入されて、患者の眼と接触するように構成されている。
【0025】
本発明の主題はまた、角膜または水晶体などの眼の生物学的組織に切り込みを入れるためのレーザー眼科手術器具であって、
レーザービームを送達するように設計されたレーザーユニットと、
眼の生物学的組織の焦点でレーザービームを焦点合わせするための集束光学ブロックであって、
前記集束光学ブロックが、レーザーユニットの底面から延在する突出した下部を含む、
集束光学ブロックと、
圧平ガラスを、集束光学ブロックの光学出力に関して、焦点距離にかなり近い距離に配置するために、集束光学ブロックの突出した下部に固定するように構成された、上記に規定の圧平装置と、
を備えている。
【0026】
本発明の一実施形態によれば、器具は、切断領域を観察するように構成された少なくとも1つのカメラをさらに備え、上記少なくとも1つのカメラは、圧平コーンの外壁上に固定されたカメラ保持要素のうちの1つによって所定の位置に保持されている。
【0027】
本発明の別の実施形態によれば、器具は、生体組織に対する集束システムの光対称軸の中心合わせのために構成された中心合わせカメラをさらに含み、中心合わせカメラの一端は、圧平コーンに設けられた2つの開口部のうちの1つを介して圧平コーンに挿入されている。
【0028】
本発明の他の特徴、詳細、および利点は、以下の詳細な説明を読み、添付の図面を分析することで明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【
図1】眼の上に配置された集束光学ブロックと吸引リングとの間に配置された、本発明の一実施形態による圧平装置の分解図である。
【
図2A】組み立てられた構成の圧平装置の斜視図である。
【
図3A】圧平装置の2つの側面視カメラの1つからの視野による投影像を表す図である。
【
図4B】圧平ガラスを除いた
図4Aの圧平コーンの底面斜視図である。
【
図5B】
図5Aの線A-Aに沿った圧平コーンの断面図であり、吸引チャネルを示している。
【
図7A】眼の角膜の表面に接する位置にある平面-平面ガラスによる圧平の例を表す図である。
【
図7B】眼の角膜の表面に接する位置にある平凹ガラスによる圧平の例を表す図である。
【
図8】吸引リングと圧平コーンの下部とによって形成されるアセンブリの部分断面図を模式的に表す図であり、圧平ガラスは、角膜の表面を平面または曲面である圧平ガラスの底面の形状に成形するために角膜に適用される。
【
図9】本発明の一実施形態による圧平装置を備えた眼科手術器具を模式的に表す図である。
【
図10A】2つの側面視カメラの配置の正面図を模式的に表す図である。
【
図10B】中心合わせカメラの配置の正面図を模式的に表す図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
より明確にするために、同様の要素は、図全体で同一の参照記号によって識別されている。
【0031】
以下の図面および説明は、大部分が定義的な性格の要素を含んでいる。したがって、それらは、本発明をよりよく理解するのに役立つだけでなく、必要に応じてその定義にも貢献する。
【0032】
本開示は、レーザー眼科外科手術において、圧平ガラスを治療すべき眼に接触させて、レーザービームの焦点に対して眼を安定させることを可能にする圧平装置を提案する。この装置はまた、圧平ガラスによって患者の眼を平らにすることを可能にし、治療される眼の領域にレーザーの焦点を配置するための基準面を作成する。圧平装置は、一方では患者の眼に配置された吸引リングに、他方ではレーザー眼科手術専用のレーザーシステムに結合されるように設計されている。本開示の装置は、吸引機構を介して、圧平ガラスを正確に、簡単に、再現可能に配置および保持することを可能にする。
【0033】
図1は、一実施形態による圧平装置10を模式的に表す。ここで、圧平装置は、角膜の切断を含む外科的介入のための使用の文脈で模式的に表されている。この装置は、ここでは集束光学ブロック105と眼4に配置された吸引リング40との間に示されている。集束光学ブロック105は、図示されていないレーザーシステムによって送達されるレーザービームの光路上に配置され、角膜の厚み内の焦点にレーザービームを集束させるように設計されている。レーザーシステムによって送達されるレーザービームは、ここでは集束光学ブロック105に向かう矢印によって表される。角膜の中心を通り、角膜の表面に垂直な対称光軸8は、平面(XY)に直交する方向Z-Zに延在する。角膜は、圧平ガラスによって平らにされると、実質的に平面(XY)内に広がる。眼科手術中、入射レーザービームは、通常の入射角でZ軸に平行な方向に、角膜の容積の異なる深さに集束される。
【0034】
本発明の一実施形態によれば、圧平装置10は、圧平コーン11と圧平コーン11の下部に吸着保持された圧平ガラス12と、角度配向リング15と、圧平装置がレーザーシステムに結合されたとき、集束光学ブロック105の突出部106にねじ止めすることによってしっかりと取り付けられる固定リング17と、を備えている。
【0035】
好ましくは、圧平ガラスは、可視領域において透明であり、その表面が光学的品質であり、化学的に不活性であり、寸法安定性が高い材料で作られる。
【0036】
図2Aおよび
図2Bは、組み立てられた構成の装置を示している。中空の吸引コーン14は、それ自体が固定ねじを介して固定リング17に固定されている角度配向リング15の下部を受け入れる。圧平装置が眼科外科手術用のレーザーシステムに結合される構成では、固定リング17は集束光学ブロック105の突出部106にしっかりと取り付けられる。装置のすべての部品が組み立てられると、装置は、内部空間39、上部開口部34、およびレーザービームの波長に対して透明な圧平ガラス12によって閉じられた下部開口部18によって画定される。圧平装置10の対称軸は、角膜および集束光学ブロック105の対称光軸8と実質的に一致する。
【0037】
特に有利な実施形態によれば、圧平装置は、圧平コーンの外壁に固定された2つのカメラ保持要素27、28と、圧平コーン11の下部の壁に形成された2つの側面開口部20とをさらに備える。
【0038】
保持要素27、28はそれぞれ、側面視カメラと呼ばれる視覚カメラ107、108を受け入れるように構成された管状ハウジング27A、28Aを備える。
図10Aおよび
図10Bに示すように、カメラは、焦点ブロックの対称光軸に対して、30°~50°の間、好ましくは45°~47°の間の角度だけ傾斜した画像形成ビームを生成するように向けられる。それにより、開口部20は、圧平ガラスの下に位置する眼の切断領域を観察するためにカメラによって生成された撮像ビームの通過を可能にするように、保持要素に対して配置される。開口部20は、保持要素27、28と垂直に位置している。
【0039】
カメラ107、108により、外科医は手術中にスクリーン上で角膜を観察することができる。側面開口部20の存在により、その視野が、患者の眼の上に外科用器具を正しく配置するために角膜の光軸に対して中心に置かれる中心合わせカメラ109(
図9)を圧平コーンに導入することができる。
【0040】
中心合わせカメラ109は、中心合わせを実行するために集束システムと組織との間に配置された圧平コーン11の内部空間にある第1の位置と、操作の開始前にそれが取り除かれる第2の位置との間で横方向に移動可能である。
【0041】
圧平コーン11が角度配向リング15上に取り付けられて位置決めされるとき、開口部20の1つが中心合わせカメラ109の反対側にあることを確実にすることが必要である。そのために、そして
図6を参照すると、配向リング15は例えば、固定ねじ29が配置されている4つの長方形の穴30を有して提供されている。圧平コーン11を配向リング15上で回転させて軸Z-Zに軸方向の変位を生成することによって、集束ブロックの光学出力と圧平ガラスとの間の距離Hを調整した後、中心カメラの反対側の開口部20の1つを配置するために、長方形の穴30に固定ねじ29を置き換えて、平面(XY)の角度配向リング15を回転させることができる。平面(XY)上の回転は、軸z-zに軸方向の変位を誘導しない。この回転の終わりに、固定ねじ29が固定リング17に固定されている。
【0042】
図3および
図4を参照すると、圧平コーン11は、内部空間22、上部開口部34、および下部開口部18で画定される中空体である。下部開口部18は、上部開口部34に対して中心にある。圧平コーン11は上部13と下部14とを含む。上部13は、実質的に円筒形の内部空間によって画定された逆さまの円錐台の形状を有するリングの形を取る。上部の内側の壁には内側ねじが設けられている。内部空間の寸法は、円筒形の配向リング15の下部を受け取るように設計されている。配向リングの外壁に生成された内側ねじと外側ねじは、集束光学ブロック105と圧平ガラス12の光学出力間の距離Hを調整するべく、配向リング15の軸Z-Z上の圧平体11を置き換えるために協力する。距離Hは、集束光学ブロックの作動距離に実質的に対応する。距離Hは、通常、20mm~70mmの間であり、好ましくは30~50mmである。説明の残りの部分では、圧平コーンの上部13は軸方向変位リングと呼ばれる。
【0043】
図5Aおよび
図5Bを参照すると、下部14も、逆さまの円錐台の形状を有する。下部14は、下部開口部18を区切る上部リム36および下部リム37を含む。下部リム37は、下部開口部18を閉じる圧平ガラス12を保持する吸引面を形成する。圧平ガラス12は実質的に円形の形状を有し、レーザーシステムによって送達されるレーザービームの波長に対して透明な材料で生成される。圧平ガラスの直径は、円錐台14のベースの直径に実質的に等しい。下部開口部の直径Dは、患者の眼の高さにおいて約10mmのレーザービームの作業場の直径を形成する。
【0044】
下部14は、下部の縁に圧平ガラスを保持するための吸引手段を含む。
図5Bに示されている例示的な実施形態によると、それらは吸引体の下部の壁に形成された2つの吸引チャネル23、24を含む。以下の説明では、下部は「吸引コーン」という用語で指定されている。各チャンネル23、24は、吸引入力25、26と下部リム37に位置する吸引出力との間に延在している。例示的な実施形態と
図4Bとを参照することによれば、吸引出力は、下部リム37に位置する複数の吸引オリフィス28によって形成されている。したがって、2つのメインチャネル23、24は、吸引オリフィス28に接続されている複数のサブチャネルに分割される。2つの入力25、26にはそれぞれ、真空生成手段に接続するように設計されたコネクタが設けられている。下部リムに圧平ガラスが配置されると、2つの入力を介して2つの環状チャネルに真空が適用され、吸引力が生成され、圧平ガラスが下部リムに固く押圧される。
【0045】
図5Bを参照すると、2つの部分が一緒に組み立てられると、吸引コーン14の上部リム36が上部13の円錐台のベース39に接している。2つの部分は4本のねじ35で一緒に固定されている。
【0046】
本発明の実施形態と
図1を参照することによると、圧平装置は、角度配向リング15の位置に圧平体11を係止するための2つの係止リング16をさらに含む。
【0047】
本発明の実施形態によれば、圧平装置は、一方では技術的な実現可能性の問題と、また価格の問題のために、選択的または粉体床レーザー融合と呼ばれる付加製造技術によってCr-Coなどの金属材料で生成される。付加製造によって生成されるブランクは、機械的粉砕によってトリミングされて決定された高さを課し、ビーズブラスト、サンドブラスト、または手動研磨によって研磨される。
【0048】
図7Aおよび
図7Bを参照すると、圧平装置が手術に備えた構成の吸引リング40に配置されている場合、圧平ガラスは、角膜で実行されるさまざまなレーザー操作の基準面を作成するべく、眼の表面を平らにするために患者の眼の角膜に押圧される。
図7Aに示されている例示的な実施形態によると、平面-平面ガラスと呼ばれる圧平ガラス32は、その両方の表面が平らである。このガラスは、表面の切断や角膜の上部の上面の近くの大部分の操作に使用される(例えば、レーシックまたはKLA)。圧平ガラス32は、例えば、約1mmの厚さおよび14mmの直径を有する。
図7Bに示されている別の例示的な実施形態によると、圧平ガラスは角膜に面した平らな上面と凹面の底面を有し得る。凹面の曲率半径は、角膜の平均曲率半径よりわずかに大きい。このいわゆる平面-凹面ガラス33は、角膜組織の折り畳みの形成を避けるために、深さで切断するなど、より具体的な操作に使用される(例えば、レンズ状アブレーション、基質内ポケット、KTまたはKLP)。平面-凹面ガラス33は、直径が15mmで、中央に約2mmの厚さを有する。
【0049】
一実施形態によれば、圧平ガラスには、患者の眼の中心に対する圧平コーンの正確な位置決めを支援するために、そして、眼の圧平の直径を表示するために、表面または容積にエッチングされたパターンおよび/またはルーラーが設けられている。必要に応じて、英数字をマーキングに追加してもよい。エッチングは、ピコまたはフェムト秒レーザーによって生成できる。
【0050】
レーザーの焦点に対して圧平ガラスを正確に配置するには、吸引コーンの高さの寸法を観察することが重要である。軸Z-Z上で並進的に可動な圧平体の上部13のおかげで、集束光学ブロックの光学出力と圧平ガラス間の距離を改良することができ、これにより、集束光学ブロックの作動距離を実質的に一致させることができる。実際には、圧平ガラスのすぐ下にレーザービームの焦点を配置するために、吸引コーンの高さを調整する必要がある。集束光学ブロックに対する圧平ガラスの位置付けの公差は±10μmである。
【0051】
図1に示すように、集束光学ブロック105は一般に、実質的に円筒形の形状を有し、その軸は軸Z-Zに平行であり、角膜の対称光軸8の中心にある。集束光学ブロックは、角膜の厚み内にレーザービームの焦点を合わせて、少なくとも10mmの直径の作業場上、数ミクロンのスケールで一定サイズの衝撃点を得るためのレンズのアセンブリで構成されている。集束光学ブロックがレーザーユニットに組み込まれている場合、レーザーユニットの表面に対して突出部106がある。光学ブロックの突出部106の外壁には、補完的な内側ねじが付いた固定リング17をねじ込んで固定できる外側ねじが設けられている。
【0052】
一実施形態によれば、および
図8を参照すると、圧平装置は、眼の上の圧平ガラス12の位置付け中に圧平コーンを導く機能を有する吸引リング40を介して眼に結合される。吸引リングは、前もってに開業医によって患者の眼に配置され、適用される。吸引リング40は、患者の眼の角膜部分でそれを保持することを可能にする吸引手段を含む。圧平装置を吸引リングと結合するべく、圧平装置10の圧平コーン11の下部の一部は、患者の眼と接触するように吸引リング内に圧平ガラス12を配置するために、吸引リング40で受け止められるように寸法的および幾何学的に設計されている。
【0053】
図9を参照すると、本開示は、角膜や水晶体などの眼の生物学的組織で切断を行うための眼科手術器具100にも関する。眼科手術器具100は、レーザービームを送達するように設計されたレーザーユニット104を含む。このユニットは、上記のように眼の生物学的組織および圧平装置10における焦点でレーザービームを焦点合わせするための焦点ブロックを含む。
【0054】
レーザーユニット104は、レーザービームの変位の光学システムも含む。レーザーユニットは、関節アーム103の端に取り付けられるように設計されている。アームのもう一方の端は、モバイル電気技術ラック101に取り付けられている。機器の要素のいくつかは、モバイル電気ラック101に収容されている。自己バランスのとれた関節アームにより、レーザーユニットを患者の眼の上に配置することができる。
【0055】
図1に詳細に示されている集束光学ブロック105は、外壁にあるねじとレーザーユニット104の底面から延在する突出した下部を含む。圧平装置は、固定リング17を介して集束光学ブロックの突出部に固定されている。
【0056】
本発明の一実施形態によれば、器具は、切断領域を観察するように構成され、圧平体11の外壁に固定されたカメラ保持要素27、28によって特定位置に保持される2つのカメラ107、108を含む。
図3Bが示すように、2つのカメラは、対応する開口部20を介して2つの撮像ビームを吸引コーン14の内側に向けるように配向されている。
【0057】
図10Aが示すように、2つの側面視カメラ107、108には、焦点ブロックの対称光軸8の両側に配置された照明リングが付属しているため、操作中に眼を観察および照らすことができる。約12mmの画像領域の直径は、レーザースポットが変位される切断領域よりも大きい。2つのカメラにより、切断領域を観察し、切断処理を追視することができる。2つのカメラには、照明リングとオートフォーカスが装備されている。2つのカメラは、撮像ビームが集束システムの対称光軸に対して45°~47°の角度で配向されるように、集束光学ブロックと角膜との間に配置される。これらの値により、装置、カメラ、および圧平装置の光学系とメカニックの体積を考慮しながら、眼を10.5mmのフィールドで観察することができる。
【0058】
図10Bが示すように、器具は、生体組織に対する集束光学ブロックの光軸の中心合わせのために構成された中心合わせカメラ109をさらに含み、中心合わせカメラの片端は、両側の開口部20の1つを介して吸引コーン14に挿入される。
【0059】
中心合わせカメラ109は、集束光学ブロックと眼の間に配置された取り外し可能なカメラである。中心合わせカメラ109は、集束システムの光軸8を中心とした視野を生成するために、鏡110によって90°で返される視野を生成し、したがって、器具を患者の眼の上に配置することを可能にする。有利なことに、カメラには環状アライメントスポットを生成する照明リングが装備されているため、患者は集束システムの対称光軸を中心とした照明スポットを固定できる。中心合わせカメラ109はまた、オートフォーカスが装備されている。中心合わせカメラ109は、操作を開始するために圧平体から取り外される。
【0060】
本発明により、患者の眼をレーザーシステムと結合するために効率的かつ簡単に使用できる圧平装置を持つことができ、角膜や水晶体などの眼の生物学的組織で優れた品質の切断を生成することができる。現在の開示の圧平装置の利点の1つは、圧平コーンの壁に組み込まれた吸引機構を使用して、圧平ガラスを圧平コーンの表面にしっかりと保持することにある。これにより、焦点ブロックの光学出力と平面(XY)内の圧平ガラスとの間に距離の変動を導入する、既知の装置で使用されている接着剤の厚さの変動を排除することが可能になる。ガラスの配置のために重みをかけている表面と圧平ガラスとの間に接着剤の層がないため、切断の品質に影響を与える可能性のあるレーザーの焦点に対する圧平ガラスの悪い位置を避けることができる。圧平ガラスの位置決めの精度と再現性により、眼組織に形成された焦点の位置を知るために、手術の開始前に較正ステップを進める必要がなくなった。集束システムに対する圧平ガラスの位置付けの公差は±10μmである。
【0061】
異なる機能のいくつかの機械的部分の特定の組み合わせは、圧平装置とレーザーシステム間の結合処理を簡素化しながら結合処理を最も正確にするために、圧平ガラスと集束光学ブロックの間の距離を調整する可能性をさらに提供する。
【0062】
コーン上のガラスの永続的な固定を避けることを可能にする吸引機構により、後者は滅菌後に再利用可能であり、ガラスのみが消耗する。
【0063】
本発明の圧平装置は、最終的に視覚カメラを簡単に組み込み、吸引コーン内に視覚カメラを導入することを可能にする。
【0064】
本発明の装置は、例えばCr-Coなど金属材料で生産されるため、付加製造による製造が可能となり、製造コストは比較的低くなっている。
【産業上の利用可能性】
【0065】
本発明の圧平装置は、角膜および屈折手術で行われるさまざまなレーザー手術のために、フェムト秒またはピコ秒レーザーなどのさまざまなレーザーシステムとの結合に使用できる。
【符号の説明】
【0066】
4 眼
8 対称光軸
10 圧平装置
11 圧平コーン(圧平体)
12 圧平ガラス
13 上部(軸方向変位リング)
14 下部(円錐台/吸引コーン)
15 角度配向リング
16 係止リング
17 固定リング
18 下部開口部
20 側面開口部
23、24 吸引チャネル
25、26 吸引入力
27、28 カメラ保持要素
27A、28A 管状ハウジング
28 吸引オリフィス
29 固定ねじ
30 穴
32 圧平ガラス(平面-平面)
33 圧平ガラス(平面-凹面)
34 上部開口部
35 ねじ
36 上部リム
37 下部リム
39 内部空間
40 吸引リング
50 圧平アセンブリ
100 眼科手術器具
101 モバイル電気ラック
103 アーム
104 レーザーユニット
105 集束光学ブロック
106 突出部
107、108 視覚カメラ
109 中心合わせカメラ
110 鏡
XY 平面
Z-Z 方向
【国際調査報告】