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特表2023-535718独自に調達可能な商品のコンプライアンス情報
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-08-21
(54)【発明の名称】独自に調達可能な商品のコンプライアンス情報
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20230101AFI20230814BHJP
【FI】
G06Q30/06
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023504496
(86)(22)【出願日】2021-07-22
(85)【翻訳文提出日】2023-02-24
(86)【国際出願番号】 US2021042831
(87)【国際公開番号】W WO2022020632
(87)【国際公開日】2022-01-27
(31)【優先権主張番号】63/055,830
(32)【優先日】2020-07-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/217,843
(32)【優先日】2021-03-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523023649
【氏名又は名称】アバララ インク
【氏名又は名称原語表記】AVALARA,INC.
【住所又は居所原語表記】255 S.King Street Suite 1800 Seattle,Washington 98104 United States of America
(74)【代理人】
【識別番号】100121083
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 宏義
(74)【代理人】
【識別番号】100138391
【弁理士】
【氏名又は名称】天田 昌行
(74)【代理人】
【識別番号】100074099
【弁理士】
【氏名又は名称】大菅 義之
(72)【発明者】
【氏名】ウィッグス ジョナサン エル.
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB21
(57)【要約】
システムおよび方法は、潜在的な関係インスタンスに関連するデジタル規則に関する情報を電子的に提供する。ユーザは、商品に関してホストエンティティとの関係インスタンスに関与する前に、特定の商品にどのデジタル規則が適用されるかを知りたい場合がよくある。本書に説明されたシステムおよび方法により、コンピューティング設備は、商品を識別し、商品に関連するリソース情報および商品に適用可能なデジタル規則を受信することができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
人によって使用されるためのシステムであって、前記システムは少なくとも、
前記人に見えるように構成されたディスプレイと、
有形で物理的であり、潜在的な関係インスタンスのオブジェクトになることができる商品の視線内に前記人がいるときに、前記人によって搬送されるように構成されたセンサであって、前記商品を感知し、そこから商品感知データを生成するために使用される、センサと、
前記ディスプレイおよび前記センサに結合された1つまたは複数のプロセッサと、
前記1つまたは複数のプロセッサによって実行された結果、少なくとも、
前記1つまたは複数のプロセッサによる前記商品感知データから、前記商品を識別する商品識別データを生成することと、
前記1つまたは複数のプロセッサによってネットワークを介して、初期データを含む要求を送信することであって、前記初期データは、前記商品識別データから少なくとも部分的に導出される、送信することと、
前記ネットワークを介して、前記要求に応答して、前記初期データに基づいて応答を受信することであって、前記応答は、前記潜在的な関係インスタンスに関するリソース情報を含む、受信することと、
前記リソース情報を受信することに応答して、前記リソース情報から導出される表示データを、前記ディスプレイに表示し、前記潜在的な関係インスタンスのアスペクトを示すこととを含む動作となる格納された命令を有し、前記1つまたは複数のプロセッサに結合された、1つまたは複数の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体とを含む、システム。
【請求項2】
前記1つまたは複数のプロセッサおよび前記1つまたは複数の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、前記人によって搬送されるように構成されたパーソナルコンピューティングデバイスの一部である、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記システムはさらに、ハウジングを含み、
前記センサおよび前記ディスプレイは、前記ハウジングに取り付けられている、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記システムはさらに、前記人によって手動で作動され、前記作動に応じて、前記センサに、前記商品感知データを生成させるように構成することが可能なトリガを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記パーソナルポータブルシステムは、スマートフォンである、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記センサは、RFIDリーダの一部であり、
前記商品感知データは、RFIDデータである、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記センサは、機械可読光学コードスキャナの一部であり、
前記商品感知データは、機械可読光学コードデータである、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記センサは、カメラの一部であり、
前記商品感知データは、画像データである、請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
前記表示データはさらに、前記画像データから作成された前記商品の少なくとも一部の画像を含む、請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
学習機能をさらに含み、前記学習機能では、
前記画像データは、機械可読光学コードを含まず、
前記商品識別データを生成することは、前記画像データに基づいて前記商品を識別するために、前記学習機能を使用することを含む、請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
前記リソース情報の示されたアスペクトは、物理的な商品の少なくとも一部の画像上に重畳される、請求項9に記載のシステム。
【請求項12】
前記重畳は、拡張現実を介して実行される、請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記システムはさらに、前記人によって装着されるように構成された眼鏡を含み、
前記ディスプレイは、前記眼鏡に基づくヘッドアップディスプレイである、請求項1に記載のシステム。
【請求項14】
前記商品識別データは、生成された前記商品感知データ内の製品コードを識別することによって生成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項15】
前記初期データは、前記商品識別データを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項16】
前記動作はさらに、前記センサに対して、前記商品感知データを生成させることを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項17】
前記動作はさらに、前記商品を提供するエンティティに関する情報を、前記1つまたは複数のプロセッサによって取得することを含み、
前記初期データは、前記商品を提供する前記エンティティに関する前記情報を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項18】
前記動作はさらに、
前記システム、前記商品、および前記商品を有するエンティティのうちの1つまたは複数に関連付けられる場所データを取得することを含み、前記場所データは、前記システム、前記商品、および前記商品を有する前記エンティティのうちの1つまたは複数に関連付けられた現在の地理的場所を識別し、
前記初期データは、前記場所データを含み、
前記リソース情報は、商品クエリデータおよび前記場所データを使用してクエリされたデジタル規則データベースから取得された商品デジタル規則に基づいて生成され、前記商品クエリデータは、前記商品識別データに基づいて商品クエリデータベースによって生成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項19】
前記リソース情報は、前記商品識別データおよび前記場所データに基づいて、前記潜在的な関係インスタンスに前記商品デジタル規則を適用することによって生成される、請求項18に記載のシステム。
【請求項20】
前記場所データは、前記システムの現在の場所を示す、請求項19に記載のシステム。
【請求項21】
前記リソース情報は、パーセンテージでの割合を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項22】
前記リソース情報は、前記潜在的な関係インスタンスの結果として、ドメインに送られるリソース量を説明するデータを含み、前記リソース量は、前記商品を含む前記潜在的な関係インスタンスに関連付けられる、請求項1に記載のシステム。
【請求項23】
前記商品識別データは、生成された前記商品感知データ内の製品コードを識別することによって生成され、
前記動作はさらに、前記製品コードから基本値を探索することを含み、
前記要求は、前記基本値を含む、請求項22に記載のシステム。
【請求項24】
前記1つまたは複数の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、製品コードおよび基本値のリストを格納し、
前記基本値は、前記リストから探索される、請求項23に記載のシステム。
【請求項25】
前記動作はさらに、
通信リンクに沿って、前記製品コードを、ホスト施設のシステムに通信することと、
前記通信に応答して、前記通信リンクを介して、前記基本値を受信することとを含む、請求項23に記載のシステム。
【請求項26】
前記リソース情報はさらに、前記リソース量の少なくとも一部が前記ドメインによってどのように使用されるかを説明するデータを含む、請求項22に記載のシステム。
【請求項27】
前記動作はさらに、
1つまたは複数のリソース使用優先度を識別する入力を取得することと、
前記1つまたは複数のリソース使用優先度を識別する前記入力を取得することに応答して、前記リソース量の少なくとも一部が前記ドメインによってどのように使用されるかを説明する前記データに基づいて、前記1つまたは複数のリソース使用優先度のうちの少なくとも1つのリソース使用優先度のために、前記リソース量が使用されるか否かを判定することと、
前記リソース量の少なくとも一部が、前記1つまたは複数のリソース使用優先度のうちの少なくとも1つのリソース使用優先度のために使用されるべきであるとの判定に基づいて、前記1つまたは複数のリソース使用優先度のうちの少なくとも1つのリソース使用優先度のために前記リソース量が使用されるべきであることを前記ディスプレイに表示することとを含む、請求項26に記載のシステム。
【請求項28】
前記動作はさらに、
前記商品識別データに基づいて、前記商品に類似していると判定された第2の商品を識別することと、
前記第2の商品を識別することに応答して、前記第2の商品を含む第2の潜在的な関係インスタンスに関連付けられた第2のリソース情報を表示することであって、前記第2のリソース情報は、前記第2の商品を含む前記第2の潜在的な関係インスタンスに関連付けられた第2のリソース量を含む、表示することと、
前記第2のリソース量が、前記リソース量よりも小さいか否かを判定することと、
前記第2のリソース量が、前記リソース量よりも小さいとの判定に基づいて、前記第2の商品の前記第2のリソース量が、前記商品の前記リソース量よりも小さいことを前記ディスプレイに表示することとを含む、請求項22に記載のシステム。
【請求項29】
前記商品識別データを生成することは、
前記商品感知データに基づいて、前記商品の少なくとも一部の画像を生成することを含み、
前記商品識別データは、前記画像の画像処理によって実行されるオブジェクト認識、前記画像内に存在する商品識別コードの読み出し、前記商品の名前またはブランドを示す前記画像内のテキストの認識、および前記画像内の商標の認識のうちの1つまたは複数に基づいて、前記画像内の前記商品を識別することに基づいて生成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項30】
前記画像は、前記商品の少なくとも一部の画像を表示する画面の画像である、請求項29に記載のシステム。
【請求項31】
ユーザデバイスにおける方法であって、前記方法は、
前記ユーザデバイスのセンサから、有形で物理的であり、潜在的な関係インスタンスのオブジェクトになることができる商品からの商品感知データを取得することと、
前記商品感知データから、前記ユーザデバイスによって、前記商品を識別する商品識別データを生成することと、
ネットワークを介して、前記ユーザデバイスによって、初期データを含む要求を送信することであって、前記初期データは、前記商品識別データから少なくとも部分的に導出される、送信することと、
前記ネットワークを介して、前記ユーザデバイスによって、前記要求に応答して、前記初期データに基づいて応答を受信することであって、前記応答は、前記潜在的な関係インスタンスに関するリソース情報を含む、受信することと、
前記リソース情報を受信することに応答して、前記ユーザデバイスによって、前記リソース情報から導出される表示データを、前記ユーザデバイスのディスプレイに表示し、前記潜在的な関係インスタンスのアスペクトを示すこととを含む、方法。
【請求項32】
前記ユーザデバイスは、人によって搬送されるように構成されたパーソナルコンピューティングデバイスである、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記センサおよび前記ディスプレイは、前記ユーザデバイスのハウジングに取り付けられている、請求項31に記載の方法。
【請求項34】
前記ユーザデバイスに取り付けられたトリガが手動で作動されたとのインジケーションを、前記ユーザデバイスによって受信することと、
前記ユーザデバイスによって、前記センサに、前記商品感知データを生成させることとをさらに含む、請求項31に記載の方法。
【請求項35】
前記ユーザデバイスは、スマートフォンである、請求項31に記載の方法。
【請求項36】
前記センサは、RFIDリーダの一部であり、
前記商品感知データは、RFIDデータである、請求項31に記載の方法。
【請求項37】
前記センサは、機械可読光学コードスキャナの一部であり、
前記商品感知データは、機械可読光学コードデータである、請求項31に記載の方法。
【請求項38】
前記センサは、カメラの一部であり、
前記商品感知データは、画像データである、請求項31に記載の方法。
【請求項39】
前記ユーザデバイスによって、前記商品の少なくとも一部の画像を取得することと、
前記ユーザデバイスによって、前記画像を、前記表示データに含めることとをさらに含む、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記ユーザデバイスによって、前記画像データが、機械可読光学コードを含まないことを検出することと、
前記ユーザデバイスによって、前記画像データに基づいて前記商品を識別するために、前記ユーザデバイスの学習機能を使用することによって、前記商品識別データを生成することとをさらに含む、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記ユーザデバイスによって、前記リソース情報の示されたアスペクトを、物理的な商品の少なくとも一部の前記画像上に重畳することをさらに含む、請求項39に記載の方法。
【請求項42】
前記重畳は、拡張現実を介して実行される、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記ユーザデバイスは、人によって装着されるように構成された眼鏡であり、
前記ディスプレイは、前記眼鏡に基づくヘッドアップディスプレイである、請求項31に記載の方法。
【請求項44】
前記ユーザデバイスによって、生成された前記商品感知データ内の製品コードを識別することによって、前記商品識別データを生成することをさらに含む、請求項31に記載の方法。
【請求項45】
前記ユーザデバイスによって、前記初期データに、前記商品識別データを含めることをさらに含む、請求項31に記載の方法。
【請求項46】
前記ユーザデバイスによって、前記センサに対して、前記商品感知データを生成させることをさらに含む、請求項31に記載の方法。
【請求項47】
前記ユーザデバイスによって、前記商品を提供するエンティティに関する情報を取得することと、
前記ユーザデバイスによって、前記初期データ内に、前記商品を提供する前記エンティティに関する前記情報を含めることとをさらに含む、請求項31に記載の方法。
【請求項48】
前記システム、前記商品、および前記商品を有するエンティティのうちの1つまたは複数に関連付けられる場所データを、前記ユーザデバイスによって取得することであって、前記場所データは、前記システム、前記商品、および前記商品を有する前記エンティティのうちの1つまたは複数に関連付けられた現在の地理的場所を識別する、取得することと、
前記ユーザデバイスによって、前記初期データ内に、前記場所データを含めることと、
前記ユーザデバイスによって、商品クエリデータおよび前記場所データを使用することによってクエリされたデジタル規則データベースから取得された商品デジタル規則に基づいて生成されるリソース情報を取得することであって、前記商品クエリデータは、前記商品識別データに基づいて商品クエリデータベースによって生成される、取得することとをさらに含む、請求項31に記載の方法。
【請求項49】
前記リソース情報は、前記商品識別データおよび前記場所データに基づいて、前記潜在的な関係インスタンスに前記商品デジタル規則を適用することによって生成される、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
前記場所データは、前記ユーザデバイスの現在の場所を示す、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記リソース情報は、パーセンテージでの割合を含む、請求項31に記載の方法。
【請求項52】
前記リソース情報は、前記潜在的な関係インスタンスの結果として、ドメインに送られるリソース量を説明するデータを含み、前記リソース量は、前記商品を含む前記潜在的な関係インスタンスに関連付けられる、請求項31に記載の方法。
【請求項53】
前記ユーザデバイスによって、前記生成された商品感知データ内の製品コードを識別することによって、前記商品識別データを生成することと、
前記ユーザデバイスによって、前記製品コードから基本値を探索することと、
前記ユーザデバイスによって、前記要求に前記基本値を含めることとをさらに含む、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
前記ユーザデバイスによって、前記ユーザデバイスに格納された製品コードおよび基本値のリストから、前記基本値を探索することをさらに含む、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
前記ユーザデバイスによって、通信リンクに沿って、前記製品コードを、ホスト施設のシステムに通信することと、
前記ユーザデバイスによって、前記通信に応答して、前記通信リンクを介して、前記基本値を受信することとをさらに含む、請求項53に記載の方法。
【請求項56】
前記リソース情報はさらに、前記リソース量の少なくとも一部が前記ドメインによってどのように使用されるかを説明するデータを含む、請求項52に記載の方法。
【請求項57】
前記ユーザデバイスによって、1つまたは複数のリソース使用優先度を識別する入力を取得することと、
前記ユーザデバイスによって、前記1つまたは複数のリソース使用優先度を識別する前記入力を取得することに応答して、前記リソース量の少なくとも一部が前記ドメインによってどのように使用されるかを説明する前記データに基づいて、前記1つまたは複数のリソース使用優先度のうちの少なくとも1つのリソース使用優先度のために、前記リソース量が使用されるか否かを判定することと、
前記ユーザデバイスによって、前記リソース量の少なくとも一部が、前記1つまたは複数のリソース使用優先度のうちの少なくとも1つのリソース使用優先度のために使用されるべきであるとの判定に基づいて、前記1つまたは複数のリソース使用優先度のうちの少なくとも1つのリソース使用優先度のために前記リソース量が使用されるべきであることを前記ディスプレイに表示することとをさらに含む、請求項56に記載の方法。
【請求項58】
前記ユーザデバイスによって、前記商品識別データに基づいて、前記商品に類似していると判定された第2の商品を識別することと、
前記ユーザデバイスによって、前記第2の商品を識別することに応答して、前記第2の商品を含む第2の潜在的な関係インスタンスに関連付けられた第2のリソース情報を表示することであって、前記第2のリソース情報は、前記第2の商品を含む前記第2の潜在的な関係インスタンスに関連付けられた第2のリソース量を含む、表示することと、
前記ユーザデバイスによって、前記第2のリソース量が、前記リソース量よりも小さいか否かを判定することと、
前記ユーザデバイスによって、前記第2のリソース量が、前記リソース量よりも小さいとの判定に基づいて、前記第2の商品の前記第2のリソース量が、前記商品の前記リソース量よりも小さいことを前記ディスプレイに表示することとをさらに含む、請求項52に記載の方法。
【請求項59】
前記商品識別データを生成することは、
前記ユーザデバイスによって、前記商品感知データに基づいて、前記商品の少なくとも一部の画像を生成することを含み、
前記商品識別データは、前記画像の画像処理によって実行されるオブジェクト認識、前記画像内に存在する商品識別コードの読み出し、前記商品の名前またはブランドを示す前記画像内のテキストの認識、および前記画像内の商標の認識のうちの1つまたは複数に基づいて、前記画像内の前記商品を識別することに基づいて生成される、請求項31に記載の方法。
【請求項60】
前記画像は、前記商品の少なくとも一部の画像を表示する画面の画像である、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
少なくとも1つのプロセッサによって実行された場合、システムに対して、
前記システムのセンサから、有形で物理的であり、潜在的な関係インスタンスのオブジェクトになることができる商品からの商品感知データを取得することと、
前記商品感知データから、前記商品を識別する商品識別データを生成することと、
ネットワークを介して、初期データを含む要求を送信することであって、前記初期データは、前記商品識別データから少なくとも部分的に導出される、送信することと、
前記ネットワークを介して、前記要求に応答して、前記初期データに基づいて応答を受信することであって、前記応答は、前記潜在的な関係インスタンスに関するリソース情報を含む、受信することと、
前記リソース情報を受信することに応答して、前記リソース情報から導出される表示データを、前記システムのディスプレイに表示し、前記潜在的な関係インスタンスのアスペクトを示すこととを含む動作を実行させる、格納されたコンピュータ実行可能な命令を有する、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項62】
前記システムは、人によって搬送されるように構成されたパーソナルコンピューティングデバイスである、請求項61に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項63】
前記センサおよび前記ディスプレイは、前記システムのハウジングに取り付けられている、請求項61に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項64】
前記システムに取り付けられたトリガが手動で作動されたとのインジケーションを受信することと、
前記センサに、前記商品感知データを生成させることとをさらに含む、請求項61に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項65】
前記システムは、スマートフォンである、請求項61に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項66】
前記センサは、RFIDリーダの一部であり、
前記商品感知データは、RFIDデータである、請求項61に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項67】
前記センサは、機械可読光学コードスキャナの一部であり、
前記商品感知データは、機械可読光学コードデータである、請求項61に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項68】
前記センサは、カメラの一部であり、
前記商品感知データは、画像データである、請求項61に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項69】
前記商品の少なくとも一部の画像を取得することと、
前記表示データに前記画像を含めることとをさらに含む、請求項68に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項70】
前記画像データが、機械可読光学コードを含まないことを検出することと、
前記画像データに基づいて前記商品を識別するために、前記システムの学習機能を使用することによって、前記商品識別データを生成することとをさらに含む、請求項69に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項71】
前記リソース情報の示されたアスペクトを、物理的な商品の少なくとも一部の前記画像上に重畳することをさらに含む、請求項69に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項72】
前記重畳は、拡張現実を介して実行される、請求項71に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項73】
前記システムは、人によって装着されるように構成された眼鏡であり、
前記ディスプレイは、前記眼鏡に基づくヘッドアップディスプレイである、請求項61に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項74】
生成された前記商品感知データ内の製品コードを識別することによって、前記商品識別データを生成することをさらに含む、請求項61に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項75】
前記初期データに、前記商品識別データを含めることをさらに含む、請求項61に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項76】
前記センサに対して、前記商品感知データを生成させることをさらに含む、請求項61に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項77】
前記商品を提供するエンティティに関する情報を取得することと、
前記初期データ内に、前記商品を提供する前記エンティティに関する前記情報を含めることとをさらに含む、請求項61に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項78】
前記システム、前記商品、および前記商品を有するエンティティのうちの1つまたは複数に関連付けられる場所データを取得することであって、前記場所データは、前記システム、前記商品、および前記商品を有する前記エンティティのうちの1つまたは複数に関連付けられた現在の地理的場所を識別する、取得することと、
前記初期データ内に、前記場所データを含めることと、
商品クエリデータおよび前記場所データを使用することによってクエリされたデジタル規則データベースから取得された商品デジタル規則に基づいて生成されるリソース情報を取得することであって、前記商品クエリデータは、前記商品識別データに基づいて商品クエリデータベースによって生成される、取得することとをさらに含む、請求項61に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項79】
前記リソース情報は、前記商品識別データおよび前記場所データに基づいて、前記潜在的な関係インスタンスに前記商品デジタル規則を適用することによって生成される、請求項78に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項80】
前記場所データは、前記システムの現在の場所を示す、請求項79に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項81】
前記リソース情報は、パーセンテージでの割合を含む、請求項61に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項82】
前記リソース情報は、前記潜在的な関係インスタンスの結果として、ドメインに送られるリソース量を説明するデータを含み、前記リソース量は、前記商品を含む前記潜在的な関係インスタンスに関連付けられる、請求項61に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項83】
前記生成された商品感知データ内の製品コードを識別することによって、前記商品識別データを生成することと、
前記製品コードから基本値を探索することと、
前記要求に前記基本値を含めることとをさらに含む、請求項82に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項84】
前記システムに格納された製品コードおよび基本値のリストから、前記基本値を探索することをさらに含む、請求項83に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項85】
通信リンクに沿って、前記製品コードを、ホスト施設のシステムに通信することと、
前記通信に応答して、前記通信リンクを介して、前記基本値を受信することとをさらに含む、請求項83に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項86】
前記リソース情報はさらに、前記リソース量の少なくとも一部が前記ドメインによってどのように使用されるかを説明するデータを含む、請求項82に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項87】
1つまたは複数のリソース使用優先度を識別する入力を取得することと、
前記1つまたは複数のリソース使用優先度を識別する前記入力を取得することに応答して、前記リソース量の少なくとも一部が前記ドメインによってどのように使用されるかを説明する前記データに基づいて、前記1つまたは複数のリソース使用優先度のうちの少なくとも1つのリソース使用優先度のために、前記リソース量が使用されるか否かを判定することと、
前記リソース量の少なくとも一部が、前記1つまたは複数のリソース使用優先度のうちの少なくとも1つのリソース使用優先度のために使用されるべきであるとの判定に基づいて、前記1つまたは複数のリソース使用優先度のうちの少なくとも1つのリソース使用優先度のために前記リソース量が使用されるべきであることを前記ディスプレイに表示することとをさらに含む、請求項86に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項88】
前記商品識別データに基づいて、前記商品に類似していると判定された第2の商品を識別することと、
前記第2の商品を識別することに応答して、前記第2の商品を含む第2の潜在的な関係インスタンスに関連付けられた第2のリソース情報を表示することであって、前記第2のリソース情報は、前記第2の商品を含む前記第2の潜在的な関係インスタンスに関連付けられた第2のリソース量を含む、表示することと、
前記第2のリソース量が、前記リソース量よりも小さいか否かを判定することと、
前記第2のリソース量が、前記リソース量よりも小さいとの判定に基づいて、前記第2の商品の前記第2のリソース量が、前記商品の前記リソース量よりも小さいことを前記ディスプレイに表示することとをさらに含む、請求項82に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項89】
前記商品識別データを生成することは、
前記商品感知データに基づいて、前記商品の少なくとも一部の画像を生成することを含み、
前記商品識別データは、前記画像の画像処理によって実行されるオブジェクト認識、前記画像内に存在する商品識別コードの読み出し、前記商品の名前またはブランドを示す前記画像内のテキストの認識、および前記画像内の商標の認識のうちの1つまたは複数に基づいて、前記画像内の前記商品を識別することに基づいて生成される、請求項81に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項90】
前記画像は、前記商品の少なくとも一部の画像を表示する画面の画像である、請求項89に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連特許出願へのクロスリファレンス
本特許出願は、2020年7月23日に出願された米国仮特許出願第63/055,830号に対する優先権を主張する。本願が、参照により組み込まれる文献と矛盾する場合、本願が優先する。
【0002】
技術分野は、コンピュータネットワークに関し、特に、デジタル規則に基づいてリソースを生成するためのネットワーク化された自動化システムに関する。
【発明の概要】
【0003】
本明細書は、コンピュータシステム、プログラムを格納し得る記憶媒体、および方法の事例を与える。システムの実施形態は、商品を識別し、識別された商品に基づいて可能な関係インスタンス(または「潜在的な関係インスタンス」)に関するリソース情報を検索および表示するために使用される感知商品データを生成するために、ユーザデバイスを使用し得る。可能な関係インスタンスに関するリソース情報をユーザデバイス上に表示することにより、ユーザは、可能な関係インスタンスに関与する必要なく、リソース情報を観察できる。
【0004】
それに加えて、ユーザは、どのデジタル規則が商品に適合するか、およびそれらの規則がどのような影響を与えるかに関する情報など、特定のデジタル規則との商品のコンプライアンスに関する情報を識別することができる。様々な実施形態において、システムは、デジタル規則、それらの効果などを、ユーザによって定義されたリソース使用優先度のリストと比較し得る。これにより、システムは、商品とデジタル規則の影響とについてユーザに通知することと同様に、リソース使用優先度に、より適合し得る他の商品を提案できる。それに加えて、このシステムにより、ユーザは、関係インスタンスが実際に発生することなく、デジタル規則の効果に関するデータを取得できるため、関係インスタンスの開始前には不明だったデジタル規則の効果によって相殺される関係インスタンスの数を低減することができる。相殺される関係インスタンスの割合を低減することによって、システムは、進行中の関係インスタンスの処理および相殺に使用されるリソースの量を低減することができる。
【0005】
したがって、商品を識別し、商品に関与する可能な関係インスタンスに関するリソース情報を検索および表示するために、商品感知データを生成するために本明細書で説明されるシステムおよび方法は、様々なタスクを実行するために必要な処理、ストレージ、および/または、データ送信リソースを低減するなどによって、コンピュータまたは他のハードウェアの機能を改善し、これにより、能力の低い、容量の少ない、および/または廉価なハードウェアデバイスによってタスクを実行できるようになり、より少ないレイテンシでタスクを実行すること、および/または、他のタスクまたは同じタスクの追加のインスタンスを実行する際における使用のために、節約されたリソースをより多く保持することを可能にする。
【0006】
上記に示され、本開示を通じてより詳細に示されるように、本開示は、提案された関係インスタンスに関連するリソースを提供するために、既存のコンピュータ化されたシステムに、コンピュータネットワークの技術的改善を提供する。
【0007】
特許請求される発明のこれらおよび他の特徴および利点は、本明細書、すなわち記載されたこの明細書および関連付けられた図面において説明および例示された実施形態を観察すると、より容易に明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】自動化されたコンピュータシステムにおける改良である、商品から商品感知データを取得し、商品感知データを使用することによって識別された商品に基づいて、リソース情報を検索することを含む、本開示の実施形態のサンプル態様を示す図である。
図2】本開示の実施形態による、商品識別データを生成し、商品識別データによって識別された商品に関連するリソース情報を表示するための、サンプル方法を示すためのフローチャートである。
図3】本開示の実施形態による、ユーザによって使用され得るスマートフォンを含む本開示の実施形態のサンプル態様を示す図である。
図4】本開示の実施形態による、ユーザによって使用され得るコンピューティングデバイス内のRFID構成要素を含む本開示の実施形態のサンプル態様を示す図である。
図5】本開示の実施形態による、ユーザによって使用され得るコンピューティングデバイス内のカメラ構成要素を含む本開示の実施形態のサンプル態様を示す図である。
図6】本開示の実施形態による、ユーザによって使用され得るコンピューティングデバイス内のセンサ構成要素を含む本開示の実施形態のサンプル態様を示す図である。
図7】本開示の実施形態による、ユーザに提示され得るコンピューティングデバイスによって生成された表示を含む、本開示の実施形態のサンプル態様を示す図である。
図8】本開示の実施形態による、ユーザに提示され得るコンピューティングデバイスによって生成された表示を含む、本開示の実施形態のサンプル態様を示す図である。
図9】本開示の実施形態による、ユーザによって使用され得る眼鏡を含む本開示の実施形態のサンプル態様を示す図である。
図10】本開示の実施形態による、商品感知データの処理を含む本開示の実施形態のサンプル態様を示す図である。
図11】本開示の実施形態による、ホスト施設のコンピュータシステムを含む本開示の実施形態のサンプル態様を示す図である。
図12】本開示の実施形態による、応答データを処理することを含む本開示の実施形態のサンプル態様を示す図である。
図13】本開示の実施形態による、応答データを表示することを含む本開示の実施形態のサンプル態様を示す図である。
図14】実施形態の動作例および使用事例を説明するためのサンプル態様の図である。
図15】本開示の実施形態による、場所データを取得し、商品識別データを生成し、場所データと、商品識別データによって識別された商品とに関連するリソース情報を表示するためのサンプル方法を示すためのフローチャートである。
図16】本開示の実施形態による、リソース使用優先度を取得し、リソース情報を取得し、リソース情報をリソース使用優先度と比較するためのサンプル方法を示すためのフローチャートである。
図17】本開示の実施形態による、場所データを取得し、商品識別データを生成し、場所データと、商品識別データによって識別された商品とに関連するリソース情報を表示するためのサンプル方法を示すためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
言及されたように、本明細書は、コンピュータシステム、プログラムを格納し得る記憶媒体、および方法に関する。ここで、実施形態がより詳細に説明される。
【0010】
以下の説明は、本開示の例示的な実施形態を具現化するシステム、方法、技法、命令シーケンス、および計算機プログラム製品を含む。以下の説明では、説明の目的で、本発明の主題の様々な実施形態の理解を提供するために、多数の特定の詳細が記載される。しかしながら、本発明の主題の実施形態は、これら特定の詳細なしに実施できることが明らかであろう。一般に、基礎となる技術に関連付けられた、よく知られた構造および方法は、好ましい実施形態の説明を不必要に不明瞭にすることを避けるために、詳細に図示または説明されていない。
【0011】
図1は、自動化されたコンピュータシステムにおける改良である、商品から商品感知データ112を取得し、商品感知データ112を使用することによって識別された商品196に基づいて、リソース情報145を検索することを含む、本開示の実施形態のサンプル態様を示す図である。
【0012】
図1には、実施形態によるサンプルコンピュータシステム195が示される。コンピュータシステム195は、1つまたは複数のプロセッサ194およびメモリ130を有する。メモリ130は、プログラム131およびデータ138を格納する。したがって、コンピュータシステム195の1つまたは複数のプロセッサ194およびメモリ130は、サービスエンジン183を実施する。コンピュータシステム195の追加の実施詳細は、本書で後述される。
【0013】
コンピュータシステム195は、「クラウド」に配置することができる。実際、コンピュータシステム195は、任意選択的に、オンラインソフトウェアプラットフォーム(OSP)140の一部として実施され得る。OSP140は、たとえばサービスエンジン183の動作を介して、1つまたは複数の事前定義されたサービスを実行するように構成することができる。そのようなサービスは、検索、判定、計算、検証、通知、支払いを有効にするデータを含む特殊な情報の送信、文書の生成と送信、登録を有効化するための他のシステムへのオンラインアクセスなどとでき、これらを含むものが、本書に説明されている。そのようなサービスは、ソフトウェアアズアサービス(SaaS)として提供できる。
【0014】
ユーザ192は、ユーザインターフェース(UI)および表示データ151が表示され得るディスプレイ150とインターフェースするコンピューティング設備120を含むシステム100を使用し得る。ディスプレイ150は、より広いユーザインターフェース(UI)188の一部であることができる。UI188は、ボタンなどのようなアクチュエータを有することができ、アクチュエータを介して、システム100は、ユーザ192からの入力を受け取ることができる。これら入力は、メモリ123に格納できるユーザ設定189を含むことができる。ユーザ設定189は、ユーザ192が好みの商品または情報を迅速に選択して検索または観察するために使用することができる。
【0015】
システム100はさらに、センサ110を含み得る。実施形態では、システム100は、ハウジング161内に含まれる。コンピューティング設備120の追加のサンプル実施の詳細は、本書で後述される。いくつかの実施形態では、ユーザ192は、ホストエンティティの物理的サイト内にいるか、またはホストエンティティのエージェントでさえあるが、それは必須ではない。実施形態では、コンピューティング設備120またはユーザ192の他のデバイスは、コンピュータシステム195のクライアントデバイスである。コンピューティング設備120は、1つまたは複数のプロセッサ122およびメモリ123を含む。1つまたは複数のプロセッサ122およびメモリ123は、コンピューティング設備120またはシステム100の機能を実施するためのプログラムおよびデータを格納および実行するために、コンピューティング設備120によって使用され得る。
【0016】
コンピューティング設備120は、インターネットなどの通信ネットワーク191を介してコンピュータシステム195にアクセスし得る。実施形態では、コンピューティング設備120は、通信ネットワーク191を介して通信するために通信モジュール127を利用し得る。特に、図1のエンティティおよび関連付けられたシステムは、通信ネットワーク191の物理的チャネルおよび論理的チャネルを介して通信し得る。たとえば、情報は、通信ネットワーク191の一部として含まれ得るインターネットまたは他のパケット交換ネットワークなどのパケット交換ネットワークを介して、インターネットプロトコル(IP)スイートを使用してデータとして通信され得る。通信ネットワーク191は、現在知られている、または後に開発される、様々な異なる物理的通信チャネルおよび論理的通信チャネルによって利用されるものを含む、多くの異なる種類のコンピュータネットワークおよび通信媒体を含み得る。非限定的な媒体および通信チャネルの例は、光ファイバシステム、衛星システム、ケーブルシステム、マイクロ波システム、非同期転送モード(ATM)システム、フレームリレーシステム、デジタル加入者線(DSL)システム、無線周波数(RF)システム、電話システム、セルラシステム、他のワイヤレスシステム、およびインターネットのうちの1つまたは複数、または任意の動作可能な組合せを含む。様々な実施形態において、通信ネットワーク191は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、またはインターネットなどの任意の種類のネットワークとできるか、または含むことができる。
【0017】
これら2つのコンピュータシステムの一方から他方などへのダウンロードまたはアップロードが許可され得る。そのようなアクセスは、たとえば、スプレッドシートファイルなどのようなファイルを、手動でアップロードすることで実行できる。そのようなアクセスは、図1の例に示すように自動的に実行することもできる。コンピューティング設備120およびコンピュータシステム195は、要求および応答を互いに交換し得る。それは、多くのアーキテクチャで実施できる。
【0018】
そのような1つのアーキテクチャでは、コンピューティング設備120などのサービスエンジン183から離れたデバイスは、特定のアプリケーション(図示せず)と、その特定のアプリケーションの上に位置するプラグインであるコネクタ(図示せず)とを有し得る。コネクタは、リモートデバイスから、OSP140から要求されるサービスに必要な詳細を取得し、オブジェクトまたは初期データ133を形成し、その後、初期データ133を伝送する要求132を、サービスコールを経由して、サービスエンジン183に送るまたはプッシュでき得る。サービスエンジン183は、初期データ133を含む要求132を受信し得る。サービスエンジン183は、その後、リソース情報145を判定し、リソース情報145を含む応答データ135を形成するために、初期データ133にデジタル規則を適用し、その後、応答データ135を伝送する応答141をコネクタに、プッシュし、送り、または送信させる。コネクタは、応答141を読み出し、応答データ135を特定のアプリケーションに転送する。
【0019】
代替のそのようなアーキテクチャでは、コンピューティング設備120など、サービスエンジン183から離れたデバイスが、特定のアプリケーション(図示せず)を有し得る。それに加えて、コンピュータシステム195は、REST(Representational State Transfer)API(Application Programming Interface)(図示せず)を実施する。RESTまたはRESTful APIの設計は、既存のプロトコルを活用するように設計される。RESTは、ほぼすべてのプロトコルで使用できるが、通常、Web APIのために使用される場合は、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)を活用する。この代替アーキテクチャにより、システム100は、コネクタを使用せずに、特定のアプリケーションからREST APIを直接消費することができる。リモートデバイスの特定のアプリケーションは、リモートデバイスから、OSP140からの所望のサービスに必要な詳細を内部的に取得でき、したがって、要求132をREST APIに送るまたはプッシュできる。次に、REST APIは、バックグラウンドで、サービスエンジン183と通信する。再び、サービスエンジン183は、応答データ135を生成し、そのアスペクトを、REST APIに送り返す。次に、REST APIは、応答データ135を有する応答141を、特定のアプリケーションに送る。
【0020】
場合によっては、ユーザ192またはシステム100は、商品196を含む、可能な関係インスタンス198を有し得る。そのような1つの商品196だけが示されている。この例では、システム100は、商品196を含む、可能な関係インスタンス198を有する。
【0021】
場合によっては、商品196は、システム100の視線175内、またはシステム100によって使用されるセンサ110内にある。センサ110は、矢印176によって示されるように、商品196を感知し得る。その後、センサ110は、コンピューティング設備120に提供される感知データ112を生成し得る。様々な実施形態では、センサ110は、RFIDリーダ、カメラ、光学センサ、機械可読コードセンサなどのうちの1つまたは複数を含む。実施形態では、ハウジング161は、センサ110を起動させるために使用され得るトリガ、スイッチ、ボタンなどを含む。
【0022】
感知データ112は、商品196の画像を生成することなどによって商品識別データ125を生成し、特定の小売製品の種類などを識別するために、ユニバーサル製品コード(UPC)、Amazon標準識別番号(ASIN)、国際取引で使用されるバーコード記号および付番システムを説明する規格である欧州統一商品番号またはEANとしても知られる国際統一商品番号など、商品196の機械可読コードを解釈し、商品196の基本値を識別するなどのために、コンピューティング設備120によって使用され得、さらに、商品識別データ125を生成するために使用され得る。実施形態では、商品196の基本値を取得するために、感知データ112が使用され得る。実施形態では、商品196の基本値を取得するために、商品識別データ125が使用され得る。商品196の基本値は、コンピューティング設備120、OSP140、ホスト施設のシステムなどから取得され得る、基本値のリストで、商品の基本値を探索することによって取得され得る。
【0023】
場合によっては、ユーザ192またはシステム100は、たとえば、それらとの関係インスタンスを介して、1つまたは複数の2次エンティティに関するデータを有し得る。システム100および/または2次エンティティは、単にエンティティと称され得る。これらのエンティティのうちの1つのエンティティは、1つまたは複数の属性を有し得る。そのようなエンティティのそのような属性は、その名前、エンティティの種類、住所などの物理的場所または地理的場所、連絡先情報要素、所属、別のエンティティの特性、別のエンティティによる特性、別のエンティティとの関連付けまたは関係(一般的または特定の事例)、エンティティの資産、エンティティによる、またはエンティティを代理する申告などのうちの何れか1つであり得る。
【0024】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の要求が、ネットワークを介してコンピュータシステム195によって受信され得る。この例では、要求132は、ネットワーク191を介してコンピュータシステム195によって受信される。要求132は、リモートコンピューティング設備120によって送信された。受信された1つまたは複数の要求は、ペイロードを伝送できる。この例では、要求132は、初期データ133を伝送する。そのような実施形態では、商品識別データ125などのデータを抽出するために、1つまたは複数のペイロードが、コンピュータシステム195によって解析され得る。この例では、初期データ133は、商品識別データ125を抽出するために、コンピュータシステム195によって解析され得る。この例では、単一の初期データ133が、商品識別データ125全体をエンコードするが、これは必須ではない。実際、複数の要求のペイロードから、データセットを受信できる。そのような場合、単一のペイロードが、データセットの一部のみをエンコードし得る。もちろん、1つの要求のペイロードが、複数のデータセットをエンコードし得る。追加のコンピュータが、ネットワーク191に関与され得、一部のコンピュータは、ユーザ192またはOSP140の制御を超え、一部のコンピュータは、そのような制御内にある。
【0025】
商品識別データ125は、値が何を特徴付けるかに応じて、数値、英数字、ブール値などとできる値を有する。たとえば、識別値IDは、商品196の識別を示し、商品196を、他のそのような商品と区別し得る。
【0026】
実施形態では、格納されたデジタル規則は、コンピュータシステム195によってアクセスされ得る。これら規則は、ソフトウェアによる使用のために実施されるという点でデジタルである。格納されたデジタル規則はさらに、図14に関連して説明される。
【0027】
実施形態では、コンピューティング設備120は、学習機能128を含み得る。学習機能128は、たとえば、人工知能(A.I.)、機械学習(ML)などによって、多くの手法で実施され得る。したがって、学習機能128は、商品感知データ112から商品識別データ125を生成するために、コンピューティング設備によって使用され得る。
【0028】
コンピューティング設備120は、ディスプレイ150を使用して表示される表示データ151を生成するために、リソース情報145を処理し得る。表示データ151は、商品196、商品196の画像、取得されたリソース情報145などに関連する情報を含み得るアスペクト158を含み得る。実施形態では、アスペクト158は、画像にリソース情報145が重畳された商品196の画像を含む。実施形態では、ディスプレイ150は、アスペクト158が商品196上に重畳される拡張現実を提供するために使用される。そのような重畳は、たとえば、ユーザ設定189によれば、好ましい観察であり得る。システムは、格納されたユーザ設定189を検索し、それに応じて重畳し得る。
【0029】
図2は、本開示の実施形態による、商品識別データを生成し、商品識別データによって識別された商品に関連するリソース情報を表示するための、サンプル方法を示すためのフローチャートである。
【0030】
この例では、図2および図15図17に例示されるフローチャートを参照して説明される動作および方法は、システム100によって実行されるものとして説明されているが、様々な実施形態では、図2および図15図17に示されるフローチャートを参照して説明される動作および方法のうちの1つまたは複数は、OSP140によって実行され得る。
【0031】
方法200は、205において開始する。
【0032】
210において、システム100は、センサ110から、ユーザ192とホストエンティティとの間の可能な関係インスタンス198に関連する商品196の商品感知データ112をキャプチャする。
【0033】
215において、システム100は、商品感知データ112に基づいて、商品196の商品識別データ125を生成する。
【0034】
220において、システム100は、商品識別データ125から初期データ133を導出し、初期データを含む要求132をOSP140に送信する。
【0035】
225において、システム100は、商品196および可能な関係インスタンス198に関連するリソース情報145を含む応答141をOSP140から受信する。
【0036】
230において、システム100は、ディスプレイ150を使用することによって、リソース情報145から導出されたデータを表示する。
【0037】
この方法は235で終了する。
【0038】
図1に関して説明したシステム100は、潜在的な関係インスタンスの一部となることができる商品を感知し、商品から商品感知データを生成するために使用され得る。システム100は、商品感知データから商品を識別する、商品識別データを生成し得る。システム100は、商品識別データから少なくとも部分的に初期データを導出し、要求内でネットワークを介して商品初期データを送信し得る。システム100は、ネットワークを介して、要求に応答して、潜在的な関係インスタンスに関するリソース情報を含む初期データに基づいて応答を受信し得る。リソース情報を受信することに応答して、システム100は、リソース情報から表示データを導出し、表示データを表示し、潜在的な関係インスタンスのアスペクトを示し得る。
【0039】
実施形態では、システム100は、人によって搬送されるように構成されたパーソナルコンピューティングデバイスである。システム100は、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピューティングデバイスなどであり得る。
【0040】
実施形態では、システム100は、ハウジング161を含む。ディスプレイ151は、ハウジング161に取り付けられ得る。センサ110は、ハウジング161に取り付けられ得る。
【0041】
実施形態では、システム100は、トリガを含む。ユーザ192は、トリガを手動で作動させ得る。トリガの作動は、センサに対して、商品感知データ112を生成させ得る。
【0042】
実施形態では、センサ110は、RFIDリーダの一部である。感知データ112は、RFIDデータであり得る。いくつかの実施形態では、センサ110は、機械可読光学コードスキャナの一部である。感知データ112は、機械可読光学コードデータであり得る。いくつかの実施形態では、センサ110は、カメラの一部である。感知データ112は、画像データであり得る。
【0043】
実施形態では、表示データ151は、画像データから作成された商品196の少なくとも一部の画像を含む。いくつかの実施形態では、画像データは、機械可読光学コードを含まない。商品識別データ125は、画像データに基づいて商品196を識別するために、上述の学習機能128などの学習機能を使用することによって、少なくとも部分的に生成され得る。
【0044】
実施形態では、アスペクト158は、商品196の少なくとも一部の画像上に重畳され得る。重畳は、拡張現実を介して実行され得る。
【0045】
実施形態では、システム100は、ユーザ192によって装着されるように構成された眼鏡を含む。ディスプレイ150は、眼鏡上に表示されるヘッドアップディスプレイであり得る。
【0046】
実施形態では、商品識別データは、生成された商品感知データ112内の製品コードを識別することによって生成される。
【0047】
実施形態では、初期データ133は、商品識別データ125を含む。
【0048】
実施形態では、センサ110は、商品感知データ112を生成するようにされる。
【0049】
実施形態において、システム100は、商品を提供するエンティティに関する情報を取得する。初期データ133は、商品を提供するエンティティに関する情報を含み得る。
【0050】
実施形態では、システム100は、場所データを取得する。場所データは、システム100、商品196、および商品を有するエンティティのうちの1つまたは複数に関連付けられ得る。場所データは、システム100、商品196、および商品を有するエンティティのうちの1つまたは複数に関連付けられ得る現在の地理的場所を識別し得る。システムは、初期データ133に場所データを含め得る。リソース情報は、商品クエリデータおよび場所データを使用してクエリされたデジタル規則データベースから取得されるデジタル規則に基づいて、生成され得る。商品クエリデータは、商品識別データに基づいて商品クエリデータベースによって生成される。
【0051】
実施形態では、リソース情報は、商品識別データ125および場所データに基づいて、可能な関係インスタンス198にデジタル規則を適用することによって生成される。場所データは、システムの現在の場所を示し得る。リソース情報は、パーセンテージでの割合を含み得る。
【0052】
実施形態では、リソース情報は、可能な関係インスタンス198の結果としてドメインに送られるリソース量を説明するデータを含み、リソース量は、商品を含む潜在的な関係インスタンスに関連付けられる。実施形態では、リソース情報145は、リソース量の少なくとも一部がドメインによってどのように使用されるかを説明するデータを含む。
【0053】
実施形態では、システム100は、1つまたは複数のリソース使用優先度を識別する入力を取得する。システム100は、リソース量の少なくとも一部がドメインによってどのように使用されるのかを説明するデータに基づいて、リソース使用優先度のうちの少なくとも1つのリソース使用優先度のために、リソース量が使用されるか否かを判定し得る。システム100は、リソース量の少なくとも一部が、1つまたは複数のリソース使用優先度のうちの少なくとも1つのリソース使用優先度のために使用されるべきであるとの判定に基づいて、リソース使用優先度のうちの少なくとも1つのリソース使用優先度のためにリソース量が使用されるべきであることをディスプレイ150に表示し得る。
【0054】
実施形態では、システム100は、商品識別データ125に基づいて、商品196に類似していると判定された第2の商品を識別する。システム100は、第2の商品を含む別の潜在的な関係インスタンスに関連付けられた追加のリソース情報を表示し得る。追加のリソース情報は、他の潜在的な関係インスタンスに関連付けられた別のリソース量を含み得る。システム100は、他のリソース量が商品196のリソース量よりも小さいか、大きいか、等しいかなどを判定し得る。システム100は、第2のリソース量が、商品196のリソース量よりも小さい、等しい、大きいなどであることを表示するために、ディスプレイ150を使用し得る。
【0055】
実施形態では、商品識別データ125は、生成された商品感知データ112内の製品コードを識別することによって生成される。システム100は、製品コードから、基本値を探索し得る。要求132は、基本値を含み得る。
【0056】
実施形態では、システム100は、製品コードおよび基本値のリストを格納する。システム100は、製品コードおよび基本値のリストの少なくとも一部を取得するために、別のコンピューティングデバイス、コンピューティングシステムなどにアクセスし得る。商品196の基本値は、リストから探索され得る。
【0057】
実施形態では、システム100は、通信リンクに沿って、製品コードを、ホスト施設のシステムに通信する。システム100は、ホスト施設のシステムからの応答として商品196の基本値を受信し得る。
【0058】
実施形態では、システム100は、商品感知データ112に基づいて、商品196の少なくとも一部の画像を生成する。商品識別データ125は、画像内の商品を識別することに基づいて生成され得る。画像内の商品は、画像の画像処理によって実行されるオブジェクト認識、画像内に存在する商品識別コードの読み出し、商品の名前またはブランドを示す画像内のテキストの認識、画像内の商標の認識などのうちの1つまたは複数を使用して識別され得る。画像は、商品の少なくとも一部の画像を表示する画面の画像であり得る。
【0059】
実施形態では、システム100は、商品196に関連するリソース量免除証明書を説明する情報を取得し得る。リソース免除証明書を説明する情報は、動作がさらに、商品識別データ、リソース情報、商品の潜在的な受信者に関する情報、および商品を提供するエンティティに関する情報などを含む、クレームQAS8のシステムのうちの少なくとも1つに基づいて取得され得る。システム100は、リソース免除証明書を説明する情報をディスプレイ150上に表示し得る。
【0060】
図3は、本開示の実施形態による、ユーザによって使用され得るスマートフォンを含む本開示の実施形態のサンプル態様を示す図である。
【0061】
図3に示されるスマートフォン300は、システム100のすべてまたは一部を実施し得るシステムの例である。動作中、スマートフォン300は、システム100によって実行される動作のすべてまたは一部を実行し得る。スマートフォン300は、ディスプレイ350およびハウジング361を含む。ディスプレイ350は、商品196に関連するリソース情報145を含むアスペクト358を表示し得る。アスペクト358は、商品196の画像などの別の画像上に重畳され得る。それに加えて、スマートフォン300は、アスペクト358を表示するために拡張現実を使用し得る。
【0062】
図4は、本開示の実施形態による、ユーザによって使用され得るコンピューティングデバイス内のRFID構成要素を含む本開示の実施形態のサンプル態様を示す図である。
【0063】
RFIDリーダ401は、アンテナ411を含み、RFIDデータ412を生成する。RFIDリーダ401は、センサ110の一部として実施され得る。アンテナ411は、感知信号476によって示されるように商品496を示すRFIDタグ422を感知し得る。RFIDタグ422は、商品496内、上、近く、またはそれとは異なるエリアに配置され得る。商品496は、ユーザ192と、ホストエンティティなどのエンティティとの間の可能な関係インスタンス498に関連し得る。次に、RFIDリーダ401によってRFIDデータ412を生成するために、RFIDタグ422を感知した結果として取得されたデータが使用される。システム100は、商品識別データ125を生成するために、RFIDデータ412を、商品感知データ112として使用する。
【0064】
図5は、本開示の実施形態による、ユーザによって使用され得るコンピューティングデバイス内のカメラ構成要素を含む本開示の実施形態のサンプル態様を示す図である。
【0065】
バーコードスキャナ501は、カメラ511を含み、バーコードデータ512を生成する。カメラ511は、バーコードまたは他の機械可読コードを読み出すために使用される任意のセンサであり得る。バーコードリーダ501は、センサ110の一部として実施され得る。カメラ511は、矢印576によって示されるように、商品596を示すバーコード522を読み出し得る。バーコード522は、商品596内、上、近く、または異なるエリアに配置され得る。商品596は、ユーザ192と、ホストエンティティなどのエンティティとの間の可能な関係インスタンス598に関連し得る。カメラ511によってバーコード522を読み出した結果として取得されたデータは、バーコードデータ512を生成するために、バーコードスキャナ501によって使用され得る。システム100は、商品識別データ125を生成するために、バーコードデータ512を、商品感知データ112として使用する。
【0066】
図6は、本開示の実施形態による、ユーザによって使用され得るコンピューティングデバイス内のセンサ構成要素を含む本開示の実施形態のサンプル態様を示す図である。
【0067】
システム600は、ハウジング661、センサ610、およびトリガ655を含む。トリガ655が起動されると、システム600は、センサ610を起動する。トリガ655は、アクションが実行されるべきとのインジケーションを取得するために使用される、任意の種類のトリガ、ボタン、レバーなどであり得る。それに加えて、トリガ655は、電気機械式、機械式、デジタル式などであり得る。実施形態では、システム600は、システム600がセンサ610を起動するためのインジケーションとして使用できる音声コマンドを取得し得るので、トリガ655として機能する。実施形態では、トリガ655を起動するために、複数のトリガを起動する、トリガの起動とともにユーザ入力を取得するなど、複数のアクションが講じられる。センサ610が起動されると、矢印676によって示されるように、商品696を検出し得る。商品696は、ユーザ192と、ホストエンティティなどのエンティティとの間の可能な関係インスタンス698に関連し得る。
【0068】
図7は、本開示の実施形態による、ユーザに提示され得るコンピューティングデバイスによって生成される表示を含む本開示の実施形態のサンプル態様を示す図である。
【0069】
ディスプレイ750は、表示データ751およびアスペクト758を含む。ディスプレイ750は、アスペクト758および表示データ751をユーザ192に提示するために使用される、アスペクト758および表示データ751に関連する情報を取得する。アスペクト758は、二重矢印777によって示されるように、商品796に関連する情報を含み得る。商品796は、ユーザ192と、ホストエンティティなどのエンティティとの間の可能な関係インスタンス798に関連し得る。
【0070】
図8は、本開示の実施形態による、ユーザに提示され得るコンピューティングデバイスによって生成される表示を含む本開示の実施形態のサンプル態様を示す図である。
【0071】
ディスプレイ850は、表示データ851およびアスペクト858を含む。ディスプレイ850は、アスペクト858を表示データ851上に重畳する。たとえば、表示データ851は、商品896などの商品の画像、または画像の一部を含み得る。アスペクト858は、二重矢印877によって示されるように、商品896に関連する情報を含み得る。商品896は、ユーザ192と、ホストエンティティなどのエンティティとの間の可能な関係インスタンス898に関連し得る。
【0072】
図9は、本開示の実施形態による、ユーザによって使用され得る眼鏡を含む本開示の実施形態のサンプル態様を示す図である。
【0073】
ユーザ192は、カメラ910を含み得る眼鏡909を装着または操作し得る。眼鏡909は、システム100の1つまたは複数の態様を実施し得る。それに加えて、眼鏡909は、表示データ151およびアスペクト158を表示するために使用され得る、ヘッドアップディスプレイなどのディスプレイを含み得る。さらに、眼鏡909は、アスペクト158を表示データ151上に重畳し得る。
【0074】
表示データ151を生成するのみならず、商品996を検出するために、カメラ910が使用され得る。商品996は、二重矢印977によって示されるように、アスペクト158を生成するために使用され得る。さらに、アスペクト158は、商品996に関連する情報を含み得る。商品996は、ユーザ192と、ホストエンティティなどのエンティティとの間の可能な関係インスタンス998に関連し得る。
【0075】
図10は、本開示の実施形態による、商品感知データを処理することを含む本開示の実施形態のサンプル態様を示す図である。
【0076】
商品感知データ1012は、製品コード1077を含み得る。その後、製品コード1077は、商品識別データ1025を生成するためにシステム100によって使用され得る。実施形態では、システム100は、製品コード1077に基づいて商品識別データ1025を生成するために、他のシステムと通信し得る。たとえば、製品コード1077がUPCコードである場合、システム100は、そのUPCコードに登録された商品の商品データを探索することによって、商品を識別するために、製品コードを使用し得る。システム100は、UPCコードに基づいて、商品データを探索するために、ホスト施設のシステムと通信し得る。製品コード1077がASINコードである別の例では、システム100は、どの製品が製品コード1077に対応するのかを判定するために、Amazonの製品カタログの少なくとも一部をホストするシステムと通信し得る。システム100は、製品コード1077に基づいて商品の基本値を取得するために、ネットワークを介して他のシステムと通信する。
【0077】
図11は、本開示の実施形態による、ホスト施設のコンピュータシステムを含む本開示の実施形態のサンプル態様を示す図である。
【0078】
エンティティ施設1160は、ホストエンティティの施設を表し、ユーザ1192は、これを使って、商品1196に関連する可能な関係インスタンス1198の中に入り得る。エンティティ施設1160はまた、ホスト施設のコンピュータシステム1193を含み得る。ホスト施設のコンピュータシステム1193は、エンティティ施設1160の場所を示す場所データ1178を含み得る。実施形態では、ホスト施設のコンピュータシステム1193は、基本値データ1161を含む。基本値データ1161は、可能な関係インスタンス1198の一部であり得る様々な商品の基本値に関連するデータを含む。
【0079】
ユーザ1192は、可能な関係インスタンス1198に関連するリソース情報を取得するために、システム100を使用し得る。図11に示されるように、システム100は、商品1196の視線1175内にあり得る。システム100は、矢印1176によって見られるように、商品1196を感知し得る。システム100によって取得された感知データは、製品コード1177を含み得、製品コード1177は、商品に取り付けられる、商品の近くにある、商品を表すなどできる。実施形態では、システム100は、それに加えて、通信リンク1133によって示されるように、場所データ1178を取得するために、ホスト施設のコンピュータシステム1193と通信し得る。システム100は、それに加えて、通信リンク1133によって示されるように、商品1196の基本値データ1161を取得するために、ホスト施設のコンピュータシステム1193と通信し得る。その後、システム100は、商品識別データを生成するために、感知商品データを使用し得る。実施形態では、システム100は、可能な関係インスタンス1198に関連するリソース情報145を取得するために、商品識別データ、場所データ1178、および基本値データ1161のうちの1つまたは複数を使用する。
【0080】
図12は、本開示の実施形態による、応答データを処理することを含む本開示の実施形態のサンプル態様を示す図である。
【0081】
応答データ1235は、リソース量1236およびリソース量使用データ1237を含む。システム100は、リソース情報1245を生成するために、リソース量1236およびリソース量使用データ1237を利用し得る。実施形態では、ドメインがリソース量1236をどのように使用するのかを、ユーザによって指定され得るリソース使用優先度と比較するために、リソース量使用データ1237が使用され得る。システム100は、リソース情報1245を、ユーザ192に表示し得る。
【0082】
図13は、本開示の実施形態による、応答データを表示することを含む本開示の実施形態のサンプル態様を示す図である。
【0083】
表示データ1351は、リソース使用1 1337Aおよびリソース使用2 1337Bのような1つまたは複数のリソース使用を識別するために使用できるリソース情報1345を含む。システム100は、ディスプレイ150を使用することによって、リソース情報をユーザ192に表示するために、表示データ1351を使用し得る。ユーザのリソース使用優先度が、可能な関係インスタンスによって満たされているか否かをユーザに表示するために、リソース使用1337Aおよびリソース使用1337Bが使用され得る。表示データ1351は、商品の画像、または画像の一部を含み得、その上に、リソース情報1345が重畳され得る。
【0084】
図14は、初期データを受信し、初期データを使用して、可能な関係インスタンスに関連する商品のためのリソース情報を生成する、オンラインソフトウェアプラットフォーム(OSP)1440を説明するためのサンプル態様の図である。図14のアスペクトは、図1のアスペクトとの類似性を有することが認識される。そのようなアスペクトの一部は、図1の類似のアスペクトについて説明されたように実施され得る。
【0085】
コンピューティングデバイス1420およびその図示された構成要素は、図1のコンピューティング設備120と類似の方式で動作する。A.I.1428は、図1の学習機能128について説明されたように動作し得る。初期データ1433および応答データ1435は、図1の初期データ133および応答データ135と類似の方式で使用される。OSP1440およびその図示された構成要素は、OSP140と類似の方式で動作する。
【0086】
OSP1440は、初期データ1433を受信し、初期データ1433から商品識別データを抽出する。実施形態では、OSP1440は、それに加えて、初期データ1433から、基本値データ、場所データなどの商品に関連する他のデータを抽出する。OSP1440は、デジタル規則1470のデータベースから商品デジタル規則1437を取得するために、抽出されたデータを使用し、商品デジタル規則1437は、ドメインに送られたリソース量、1つまたは複数のリソース使用優先度などのリソース情報を取得するために使用される。OSP1440は、コンピューティングデバイス1420に送信される応答データ1435に、商品デジタル規則1437をパッケージし得る。コンピューティングデバイス1420は、リソース情報1445を取得するために、応答データ1435を処理する。リソース情報1445は、ディスプレイ1450を使用することによって表示される。
【0087】
実施形態では、格納されたデジタル規則1470は、コンピュータシステム1495によってアクセスされ得る。これら規則1470は、ソフトウェアによる使用のために実施されるという点でデジタルである。たとえば、これら規則1470は、プログラム1431およびデータ1438内で実施され得る。これら規則1470のデータ部分は、代替的に、ネットワーク191を介してアクセスできる他の位置のメモリにおいて実施され得る。これらの規則1470は、商品クエリデータ1436などのデータセットを受信することに応じてアクセスされ得る。
【0088】
デジタル規則1470は、コンピュータシステム1495によってアクセスできるメイン規則を含み得る。この例では、M_RULE5 1475、M_RULE6 1476およびM_RULE7 1477という3つのサンプルデジタルメイン規則が明示的に示される。この例では、デジタル規則1470は、デジタル優先規則P_RULE2 1472およびP_RULE3 1473も含み、したがって、コンピュータシステム1495によってさらにアクセスすることができる。デジタル規則1470は、垂直の・・・によって示唆されるように、追加の規則および規則の種類を含み得る。
【0089】
実施形態では、デジタルメイン規則のうちの特定の1つが、コンピュータシステム1495によって、アクセスされ格納された規則の中から特定され得る。特に、商品クエリデータ1436の値は、商品デジタル規則1437を取得するために、本書で後述するように、デジタルメイン規則の論理条件に対してテストすることができる。
【0090】
実施形態では、デジタルメイン規則の少なくともいくつかは、それぞれの条件と、それぞれの条件に関連付けられたそれぞれの結果とを含む。そして、特定のデジタルメイン規則について、その特定の条件Pが満たされている場合、その特定の結果Qが発生または適用されるようになる。もちろん、デジタル規則1470のうちの1つまたは複数は、両方が満たされねばならないなどの複数の条件Pを有し得る。そして、これらデジタル規則1470のいくつかは、最初に、条件の1つに従って、次に、他の条件に従って探索され、グループ化され得る。
【0091】
したがって、実施形態では、アクセスされたデジタルメイン規則のうちの特定の1つのデジタルメイン規則の特定の条件が、データセットの値のうちの1つまたは複数の値によって満たされるとの識別が、コンピュータシステム1495による認識によって実行される。
【0092】
特定のデジタル規則の特定の条件が、データセットの値のうちの少なくとも1つの値によって満たされていることを認識する方法のために、多くの例が考えられる。たとえば、特定の条件は、空間内に存在する領域の境界を定義できる。領域は、幾何学的であり、より大きな空間内に存在できる。領域は、都市、州、国、大陸、または地球の空間内の、地理的であることができる。領域の境界は、空間内の座標系に従って数値で定義できる。地理の例では、境界は、経度および緯度の座標のグループに関して定義できる。そのような実施形態では、データセットの特徴付けられた属性が空間内にあり、境界の外側ではなく領域の境界内にあることに応じて、特定の条件が満たされる可能性がある。たとえば、属性は、エンティティの場所であることができ、場所を特徴付ける商品クエリデータ1436の1つまたは複数の値は、1つまたは複数の数字または住所、または経度および緯度とできる。条件は、1つまたは複数の値が境界とどのように比較されるかに応じて満たすことができる。たとえば、比較によって、場所が領域外ではなく領域内にあることが明らかになる場合がある。比較は、特徴付けられた属性を境界の単位と同等の単位でレンダリングすることによって行うことができる。たとえば、特徴付けられた属性は、経度座標および緯度座標にレンダリングされる住所などとできる。
【0093】
上記の実施形態は単なる例であり、限定されない。
【0094】
適用できるデジタルメイン規則が複数見つかった場合、さらなる可能性がある。たとえば、図14のコンピュータシステム1495は、P_RULE2 1472またはP_RULE3 1473などの少なくとも1つの格納されたデジタル優先規則にさらにアクセスすることができる。したがって、あるデジタルメイン規則は、このように、デジタル優先規則からも識別され得る。特に、デジタル優先規則は、デジタルメイン規則のどれが適用されるべきかを決定し得る。前の例を続けると、商品クエリデータ1436の値が、場所を特徴付け、その場所が、複数の規則に従って複数の重複領域内にある場合、デジタル優先規則は、それらのすべてが適用されるか、またはそれらのすべて未満が適用されるかを決定し得る。すべての規則よりも少ない規則の適用可能性をテストするために、最初にデジタル優先規則を適用して反復探索を制限する同等の実施形態も可能である。
【0095】
デジタル規則1470を商品クエリデータ1436に適用した結果として取得される商品デジタル規則1437は、リソース情報1445としてコンピューティングデバイス1420によって後で解釈される情報を含み得る。たとえば、商品デジタル規則1437は、商品を含む関係インスタンスが発生した場合に送られるリソース量、1つまたは複数のリソース使用優先度、可能な関係インスタンスに関連するドメインに関連するデータ、商品のリソース値などを含み得る。
【0096】
コンピュータシステム1495は、図1のコンピュータシステム195と類似している。コンピュータシステム1495は、1つまたは複数のプロセッサ1494、メモリ1430、およびサービスエンジン1483を含む。1つまたは複数のプロセッサ1494は、1つまたは複数のプロセッサ194に類似している。メモリ1430は、メモリ130に類似している。サービスエンジン11483は、サービスエンジン183に類似している。サービスエンジン1483は、デジタル規則1470へのアクセス、デジタル規則1470の格納、デジタル規則1470の適用などのために使用され得る。
【0097】
図15は、本開示の実施形態による、場所データを取得し、商品識別データを生成し、場所データと、商品識別データによって識別された商品とに関連するリソース情報を表示するためのサンプル方法を示すためのフローチャートである。
【0098】
方法1500は、1505において開始する。
【0099】
1510において、システム100は、センサ110から、ユーザ192とホストエンティティとの間の可能な関係インスタンス198に関連する商品196の商品感知データ112をキャプチャする。
【0100】
1515において、システム100は、商品感知データ112に基づいて、商品196の商品識別データ125を生成する。
【0101】
1520において、システム100は、システム100、商品196、商品196を提供するホストエンティティなどのうちの1つまたは複数の現在の地理的場所を表す場所データを取得する。
【0102】
1525において、システム100は、商品識別データ125および場所データから初期データ133を導出し、初期データを含む要求132をOSP140に送信する。
【0103】
1530において、OSP140は、商品識別データ125および場所データに基づいて、可能な関係インスタンス198に関連するデジタル規則1470を取得する。OSP140は、応答141を生成するために、デジタル規則1470を利用し得る。
【0104】
1535において、システム100は、商品196に関連するリソース情報145と、可能な関係インスタンス198とを含む、デジタル規則に基づいて生成された応答141を、OSP140から受信する。
【0105】
1540において、システム100は、ディスプレイ150を使用することによって、リソース情報145から導出されたデータを表示する。
【0106】
この方法は1545において終了する。
【0107】
図16は、本開示の実施形態による、リソース使用優先度を取得し、リソース情報を取得し、リソース情報をリソース使用優先度と比較するためのサンプル方法を示すためのフローチャートである。
【0108】
方法1600は、1605において開始する。
【0109】
1610において、システム100は、1つまたは複数のリソース使用優先度を示すユーザ入力を取得する。
【0110】
1615において、システム100は、センサ110から、ユーザ192とホストエンティティとの間の可能な関係インスタンス198に関連する商品196の商品感知データ112をキャプチャする。
【0111】
1620において、システム100は、商品感知データ112に基づいて、商品196の商品識別データ125を生成する。
【0112】
1625において、システム100は、商品識別データ125から初期データ133を導出し、初期データを含む要求132をOSP140に送信する。
【0113】
1630において、OSP140は、商品識別データ125およびリソース使用優先度に基づいて、可能な関係インスタンス198に関連するデジタル規則1470を取得する。OSP140は、応答141を生成するために、デジタル規則1470を利用し得る。
【0114】
1635において、システム100は、商品196に関連するリソース情報145と、可能な関係インスタンス198とを含む、OSP140からのデジタル規則に基づいて生成された応答141を受信する。応答141は、それに加えて、可能な関係インスタンスから取得されたリソース量をドメインがどのように利用するかを示すデータなど、リソース使用優先度に関連するデータを含み得る。
【0115】
1640において、システム100は、ディスプレイ150を使用することによって、リソース情報145から導出されたデータを表示する。
【0116】
この方法は1645において終了する。
【0117】
図17は、本開示の実施形態による、場所データを取得し、商品識別データを生成し、場所データと、商品識別データによって識別された商品とに関連するリソース情報を表示するためのサンプル方法を示すためのフローチャートである。
【0118】
方法1700は、1705において開始する。
【0119】
1710において、システム100は、センサ110から、ユーザ192とホストエンティティとの間の可能な関係インスタンス198に関連する商品196の商品感知データ112をキャプチャする。
【0120】
1715において、システム100は、商品感知データ112に基づいて、商品196の商品識別データ125を生成する。
【0121】
1720において、システム100は、商品識別データ125から初期データ133を導出し、初期データを含む要求132をOSP140に送信する。
【0122】
1725において、OSP140は、商品識別データ125に基づいて、可能な関係インスタンス198に関連するデジタル規則1470を取得する。
【0123】
1730において、OSP140は、商品識別データ125に基づいて、商品に類似した別の商品を識別する。OSPは、他の商品の第2の商品識別データを取得する。
【0124】
1735において、OSP140は、第2の商品識別データ125に基づいて、可能な関係インスタンス198に関連する第2のデジタル規則を取得する。
【0125】
1740において、OSP140は、デジタル規則1470に関連付けられたリソース量と、第2のデジタル規則に関連付けられた第2のリソース量とを識別する。
【0126】
1745において、システム100は、商品196に関連するリソース情報145と、可能な関係インスタンス198とを含む、デジタル規則および第2のデジタル規則に基づいて生成された応答141をOSP140から受信する。応答141はまた、他の商品に関連する第2のリソース情報を含み得る。応答141はまた、リソース量および第2のリソース量を含み得る。
【0127】
1750において、システム100は、ディスプレイ150を使用することによって、リソース情報145から導出されたデータを表示する。システム100は、それに加えて、リソース量が第2のリソース量未満であるか否かの判定を表示し得る。
【0128】
この方法は1755において終了する。
【0129】
動作例-使用事例
上述の実施形態は、1つまたは複数の用途を有する。以下に示す態様は、同様の態様について上述されたように実施され得る。(すべてではないが、これらの態様の一部には、同様の参照番号が付されている。)
【0130】
データセット内のエンティティの属性が、エンティティの名前、エンティティの種類、住所などの物理的場所、連絡先情報要素、所属、別のエンティティの特性、別のエンティティによる特性、別のエンティティとの関連付けまたは関係(一般的または特定の事例)、エンティティの資産、エンティティによる、またはエンティティを代理する申告などのうちの何れか1つであり得る、動作例およびサンプル使用事例も可能である。そのような事例では、様々なリソースなどが生成され得る。
【0131】
コンピュータシステム195は、ホストエンティティなどのカスタマを、税務コンプライアンスで支援するために使用され得る。さらにこの例では、コンピュータシステム195は、ユーザ192がオンラインでアクセスするための、ソフトウェアアズアサービス(SaaS)プロバイダとして実施されるOSP140の一部である。あるいは、コンピュータシステム195の機能は、ユーザにローカルに提供され得る。
【0132】
ユーザ192は、スタンドアロンであり得る。ユーザ192は、ディスプレイ150およびセンサ110とインターフェースするコンピューティング設備120を使用し得る。実施形態では、ユーザ192は、ホスト施設の内部で商品196に遭遇する。ホスト施設は、商品の販売者、再販業者、購入者などの企業であることができる。そのような事例では、ユーザ192は、ホストエンティティのカスタマ、従業員、請負業者、または代理人であることができる。使用事例では、ホストエンティティは販売者であり、ユーザ192はカスタマであり、これらは一緒になって、可能な売買取引などの可能な関係インスタンス198に関与する。可能な売買取引は、契約を結ぶためのデータ交換などの動作を含み得る。この動作は、人と直接、またはネットワーク191を介するなどして実行できる。そのような事例では、ホストエンティティは、オンライン販売者になることもできるが、それは必須ではない。
【0133】
多くの事例では、ホストエンティティは、販売、リソース管理、生産、在庫管理、配送、課金などの企業活動を管理するために、ソフトウェアアプリケーションを使用する。ホストエンティティはさらに、発注書、販売請求書、払い戻し、給与計算、買掛金、売掛金などを管理するために、会計アプリケーションを使用し得る。そのようなソフトウェアアプリケーションなどは、ホスト施設のコンピュータシステム1193などで、ホストエンティティによってローカルで使用され得るか、または、ホストエンティティがこの目的のために関与しているオンラインソフトウェアプラットフォーム(OSP)140から使用され得る。そのような使用事例では、OSP140は、モバイル決済システム、販売時点管理(POS)システム、会計アプリケーション、エンタープライズリソースプランニング(ERP)プロバイダ、eコマースプロバイダ、電子市場、カスタマ関係管理(CRM)システムなどであることができる。
【0134】
企業は、それぞれの課税管轄区域の様々な税務当局に対して納税義務を負う。第1の課題は、関連する判定をすることである。税務コンプライアンスの最終的な目的のために行われる税務関連の判定は、税務当局によって発行された基礎となる法令および課税規則およびガイダンスが非常に複雑であるため、困難である。税金には、消費税、使用税、物品税、付加価値税、税関や関税を含む国境を越えた課税に関する問題など、様々な種類がある。税金の種類によっては、業界固有のものがある。税金の種類ごとに独自の規則がある。それに加えて、法令、課税規則、および税率は頻繁に変わり、新しい課税規則が継続的に追加される。税務当局が一時的な免税期間を設け、その間に特定の税金が免除されると、コンプライアンスはさらに複雑になる。
【0135】
課税管轄区域は、主に地理的に定義される。企業は、それぞれの課税管轄区域内の様々な税務当局に対して納税義務を負っている。国のグループ、単一の国、州、郡、地方自治体、都市、地方の交通地区などの地方の地区など、様々な税務当局がある。したがって、たとえば、企業が税務当局によって課税される可能性のある取引で商品を販売する場合、その企業は税務当局に対して納税義務を負う可能性がある。これらの義務は、企業に対して、a)税務当局の税務機関に登録し、b)税務当局の消費税規則に従って消費税を徴収するための内部プロセスを設定し、c)販売取引の記録、および税務機関による監査後のイベントにおいて徴収された消費税の記録を維持し、d)販売取引のために消費税として税務当局に支払うべき金額の正確な決定を含むフォーム(「納税申告書」)を定期的に作成し、e)税務当局によって決定される期限までに税務当局に納税申告書を提出し、f)その金額を税務当局に支払う(「送る」)ことを要求することを含む。そのような場合、申告および支払いの頻度と期限は税務当局によって決定される。
【0136】
企業にとっての課題は、上述したソフトウェアアプリケーションは、一般に、企業が、関連するすべての税務当局との税務コンプライアンスのために十分正確である税金情報を提供できないことである。正確さの欠如は、様々な税務当局への税金として決定された金額の誤りとして現れる可能性があり、そのような誤りがあることは良くないことは明白である。たとえば、製品やサービスを販売する企業は、販売取引による消費税を過大評価するか過小評価するかに関わらず、リスクを抱えている。一方、販売者が消費税を過大評価した場合、販売者は購入者から本来よりも多くの消費税を徴収する。もちろん、販売者は、この余剰消費税を保持しないが、購入者に返金できない場合、代わりに税務当局に支払う必要がある。不必要に多くの消費税を支払ったことを購入者が後で知った場合、販売者は少なくとも自分の評判に傷が付くリスクがある。購入者は、州に説明および領収書を送って、余分に支払った税金の還付を求めるオプションを有する場合もあるが、煩雑なため、多くの場合、それはなされないことが多い。一方、販売者が、支払うべき消費税を過小評価した場合、販売者は、購入者から徴収する消費税が少なくなるため、当局に実際に支払うべき消費税よりも少ない消費税を支払うことになる。これは、税務当局が販売者を監査した場合、後で発見される可能性が高い消費税の過少納付である。法律の無知は言い訳にならないので、その後、販売者は、差額に加えて罰金および/または遅延料金を支払う必要がある。さらに、消費税は、信託基金税と見なされ、つまり、会社の経営陣は、未払いの消費税に対して個人的に責任を負う可能性があることを意味する。
【0137】
特に販売の場合、消費税と使用税とを正しく判定することはさらに困難である。その複雑さに寄与する多くの要因がある。
【0138】
第1に、一部の州および地方の税務当局は、原産地に基づいた課税規則を定めているが、他の州および地方は、目的地に基づいた課税規則を定めている。したがって、消費税は、販売者の場所から、または購入者の場所から請求される場合がある。
【0139】
第2に、様々な税務当局は、様々な課税管轄区域に関与する商品の購入および販売について、販売価格の異なる、つまり不均一な、パーセンテージでの割合を消費税として評価する。これら課税管轄区域は、様々な州、郡、市、地方自治体、特別課税管轄区域などを含む。実際、米国には10,000を超える異なる課税管轄区域があり、その多くは部分的に重複している。
【0140】
第3に、場合によっては、販売される商品の種類によって消費税がまったく課されないことがある。たとえば、2018年にテキサス州ではカウボーイブーツの販売は消費税を免除されたが、ニューヨークでは免除されなかった。この不均一性により、様々な課税管轄区域にわたる様々な製品やサービスに関連する多数の個別の課税規則が生じる。
【0141】
第4に、場合によっては、個々の購入者が誰であるかにより、消費税がまったく支払われないことがある。たとえば、特定のエンティティは、免除証明書を適切に作成して署名し、購入ごとに販売者に渡す限り、購入に対する消費税の支払いを免除される。そのような免除を受ける資格のある団体は、卸売業者、再販業者、非営利の慈善団体、教育機関などを含み得る。もちろん、誰が免除されるかは、各課税管轄区域でまったく同じという訳ではない。また、事業体が免除を受ける資格がある場合でも、異なる課税管轄区域では、免除証明書の発行および/または有効性を維持するための要件が異なる場合がある。
【0142】
第5に、販売者がどの税務当局に消費税を支払う義務があるかを判定するのは難しい場合がある。販売者は、本社、配送センタまたは倉庫、リモートで働く従業員など、物理的に存在する課税管轄区域から始めることができる。そのような課税管轄区域との結び付きは、いわゆる物理的結び付きを確立する。しかしながら、州や都市などの税務当局でさえも、企業が「ビジネスに従事している」と見なされる場合について、独自の結び付き規則を設定する場合があり、したがって、その企業は、登録および消費税の徴収の対象となる。これらの結び付き規則には、所属結び付き、クリックスルー結び付き、クッキー結び付き、しきい値のある経済的結び付きなど、様々な種類の結び付きを含み得る。たとえば、経済的結び付きにより、リモートの販売者は、a)設定されたしきい値量を超える、および/またはb)設定されたしきい値数の販売取引を超える、管轄区域で行われた販売に対して消費税を支払う義務があり得る。
【0143】
最後に、販売者が経済的結び付きのしきい値に達していない可能性がある場合でも、多くの州がそのようなしきい値を使用する市場ファシリテータ法を公布している。そのような法律によれば、州の法律に従って市場ファシリテータとして特徴付けられる仲介者は、販売者の代わりに、販売者のために消費税を徴収し、州に送る義務がある。販売者が州に直接販売し、またそのような仲介者を介して販売する場合、状況はさらに複雑になる。
【0144】
そのような複雑な判定を支援するために、コンピュータシステム195は、税務コンプライアンスに特化され得る。コンピュータシステム195は、たとえば、図1のコンピュータシステム195について説明されたように、1つまたは複数のプロセッサおよびメモリを有し得る。したがって、この例では、コンピュータシステム195は、納税義務の判定を行うために税金エンジンを実装する。税金エンジンは、サービスエンジン183について説明した通りとできる。
【0145】
コンピュータシステム195はさらに、エンティティデータ、すなわちユーザ192および/またはホストエンティティのデータをローカルに格納し得、その何れかはカスタマ、および/または販売取引における販売者または購入者であり得る。エンティティデータは、カスタマのプロファイルデータ、および納税義務の判定が所望される取引データを含み得る。図1のオンライン実施では、OSP140は、ホストエンティティデータおよび/またはユーザデータを格納するためのデータベースを有する。このデータは、ユーザ192もしくはホストエンティティによって入力され、および/またはユーザ192もしくはホストエンティティによって、コンピューティング設備120もしくはホスト施設のコンピュータシステム1193からダウンロードもしくはアップロードされるか、またはコンピューティング設備120もしくはホスト施設のコンピュータシステム1193などから抽出され得る。他の実施では、エンティティおよび/またはユーザデータを格納するために、より単純なメモリ構成で十分であり得る。
【0146】
OSP140は、税金エンジンであり得る、サービスエンジン183による使用のために、デジタル課税規則であり得るデジタル規則1470にアクセスし得る。デジタル課税規則および税金エンジンの管理の一環として、異なる税務当局の設定から収集された入力によって、デジタル課税規則が継続的に更新され得る。更新は、人間によって、またはコンピュータなどによって実行され得る。上述したように、設定内の様々な税務当局の数が非常に多くなる場合がある。
【0147】
納税義務の特定の判定のために、コンピュータシステム195は、初期データ133を含む1つまたは複数のデータセットを受信し得る。この例では、コンピューティング設備120は、受信した初期データ133を解析するコンピュータシステム195によって受信される、初期データ133を含む要求132を送信する。この例では、初期データ133は、商品識別データ125のすべてをエンコードするが、前述したように、および他の通信されたデータのように、これは必須ではない。
【0148】
この例では、可能性のある売買取引から生じる納税義務、税金用途情報、および他の税金データを判定することが望まれるために、初期データ133が受信された。したがって、サンプル初期データ133は、可能な売買取引の属性を特徴付ける値、ならびに商品識別データ125を有する。初期データ133は、ホストエンティティ、ユーザなどの名前と、住所、事業所、様々な課税管轄区域との以前の結び付き判定などの場所データと、商品識別情報と、リソース用途設定、場所データ、免除ステータスなどの、ユーザ192の関連データと、商品の基本価格などの商品196の基本値と、可能な売買取引の日付198などを示すデータをも有する。システム100は、商品または近くの値札から基本価格を読み出すこと、ユーザ入力によること、UPC、ASINなどのコードを認識すること、および、システム100上に、商品を販売するエンティティのコンピュータシステム上に、サードパーティのコンピュータシステム上に、OSP140上などに配置され得る商品および基本値のリストをチェックすることのように、商品の基本価格または「販売価格」を取得するために、様々な方法のうちの1つまたは複数を使用し得る。そのような実施形態では、基本値から1つまたは複数のリソースを生成するために、デジタル規則が使用され得、1つまたは複数のリソースは、消費税、他の税金および査定に対応し得、どの管轄区域に資金が提供されているかなどを示す。
【0149】
UPCは、商品の識別に役立つように商品パッケージに印刷されているユニバーサル製品コードである。コードは、一連の一意の黒いバーである機械可読バーコードと、その下にある一意の12桁の数字との2つの部分で構成される。ASINは、amazon.comによって割り当てられた製品の10文字および/または数字の一意の識別子であるAmazon標準識別番号である。ASINは、Amazonの製品カタログ内での製品識別のために使用される。書籍の場合、ASINはISBN番号(国際標準図書番号)と同じで、10桁または13桁とできる。ISBNは、特定の数式を使用して計算され、番号を検証するために、検査数字を利用する。
【0150】
デジタル規則1470は、一連の異なる税務当局がそれらの課税管轄区域の境界内で公布する課税規則に対応するように作成されたデジタル課税規則であり得る。そのような実施形態では、図14に示される5つのデジタル規則、すなわち、P_RULE2 1472、P_RULE3 1473、M_RULE5 1475、M_RULE6 1476およびM_RULE7 1477は、おのおのデジタル課税規則であり得る。図14と同様に、これらデジタル課税規則の一部は、商品デジタル規則1437など、商品に固有の税金情報を判定するデジタルメイン規則であり得る一方、競合が発生した場合に、どのデジタルメイン規則が適用されるかを判定するデジタル優先規則であることもできる。使用事例によっては、デジタルメイン規則は、購入価格の特定のパーセンテージでの割合で売買取引が発生する可能性があるため、消費税または使用税を決定することに関するものであり得る。デジタル優先規則は、デジタル課税規則を、原産地に基づいた、または目的地に基づいた管轄区域に適用するか、一時的な免税期間、誰が購入者であるかに基づいて、また結び付きに基づいて、消費税の支払いの免除のために、個々の商品の多様な課税対象をどうやって無効にするかなどを決定するデジタル課税規則であり得る。
【0151】
図14と同様に、これらデジタル課税規則は様々な手法で実施または構築できる。一部の使用事例では、本書で前述したように、条件および結果を使用して構築できる。そのような条件は、デジタル課税規則をいつどこで適用するかを判定するために、地理的境界、発効日などに関連し得る。これら条件は、範囲、日付、他のデータなどを含む論理条件として表現され得る。初期データの値は、これら論理条件に対して反復的にテストできる。そのような場合、結果は、支払うべき様々な種類の税金、規則、税率、免除要件、報告要件、送金要件などを示すなど、1つまたは複数の納税義務を示し得る。
【0152】
たとえば、特定のデジタル課税規則M_RULE6が、識別され、使用され得る。識別は、デジタル課税規則について考慮される商品クエリデータ1436の値に応じて実行され得る。たとえば、デジタル課税規則M_RULE6の条件が、商品クエリデータ1436の値の1つまたは複数によって満たされることを認識できる。たとえば、販売時に、ユーザ192が課税管轄区域の境界内に配置されていること、ホストエンティティがその課税管轄区域と結び付きがあること、および免税期間がないことをさらに判定できる。
【0153】
そのため、コンピュータシステム1495は、可能な売買取引に適合する商品デジタル規則1437を生成し、図14の応答データ1435などの応答に商品デジタル規則を含め得る。商品デジタル規則1437は、特定のデジタル課税規則M_RULE6を適用するコンピュータシステム1495によって作成できる。この例では、識別された特定のデジタル課税規則M_RULE6の結果として、消費税が課せられることを指定し得、金額は、商品の販売価格に特定の率を乗じること、準備および提出を要する納税申告書の形式、提出が必要な日付、特定の用途についてドメインによって費やされた税収の一部などによって決定される。
【0154】
次に、コンピュータシステム1495は、応答データ1435を送信させ得る。応答データ1435は、商品デジタル規則1437、または商品デジタル規則1437を説明する情報を含むことができる。この例では、応答データ1435は、受信した初期データ1433に対する回答として、コンピュータシステム1495によって送信される。応答データ1435は、商品デジタル規則1437のアスペクトに関するものとできる。特に、応答データ1435は、商品デジタル規則1437のアスペクト、すなわち、それが判定されたこと、それがどこで見出されるか、それが何であるか、その内容の少なくとも一部または統計、ドメインによって取得された税額がどのように使用されるか、ドメインによって取得された税額などについて通知し得る。
【0155】
応答データ1435は、初期データ1433が受信されたコンピューティングデバイス1420に送信できる。コンピューティングデバイス1420は、応答データ1435をリソース情報1445に変換し得、リソース情報1445は、表示データ1451およびアスペクト1458に変換され、ディスプレイ1450を使用して表示される。アスペクト1458は、拡張現実などを利用することにより、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)内などのディスプレイ1450上に表れ得る。この例では、単一の応答データ1435が、商品デジタル規則1437全体をエンコードするが、初期データ1433内の商品識別データ1425をエンコードすることに関して説明されていることと同様に、これは必須ではない。もちろん、商品デジタル規則1437とともに、商品196および可能な売買関係に関する情報を応答データ1435に埋め込むことは有利である。これは、受信者が、応答データ1435を初期データ1433に相関付けること、したがって、受信したリソース情報1445を、受信した商品識別データ1425に対する回答として照合することに役立つ。
【0156】
そのような使用事例の場合、実施形態によって取得される追加情報は、拡張現実システムを通じてユーザによって識別された製品が、免税されているか否か識別され、課税対象外の商品が、強調表示または提案され、ユーザが観察しているものに関連する製品が、免税期間がより安価な代替品を提供する場合に提案され、特定の保有免除証明書を適用できる他の製品が、提案または強調され、さらには検証さえもされる買い物のための税金情報を含み得る。表示された製品が課税済みであると示された場合、システムは、拡張現実インターフェースに、パーセンテージでの税率、税額、および税込みの総費用を表示できる。システムはさらに、どの管轄区域が税金を受け取っているか、学区、地方自治体、インフラ整備など、どの主要カテゴリが税金によって賄われているかを示すことができる。そのため、カスタマは、最も関心のある特定の資金調達カテゴリを選択し得る。このデータはさらに、資金調達カテゴリにより適した代替製品の選択を提案するために使用できる。これは、公的資金の優先順位に基づいて選択を行う手法を、カスタマに提供する。
【0157】
上述した方法では、各動作は、肯定的な行為として、または、起こることがあると記述されていることを行う、または発生させる動作として実行できる。そのような行為または発生の原因は、システムまたはデバイスの全体によって、もしくはその1つまたは複数の構成要素による場合がある。方法および動作は、上述のシステム、デバイス、および実施を使用することを含む、いくつかの手法で実施され得ることが認識される。それに加えて、動作の順序は、示されているものに限定されず、異なる実施形態に従って、異なる順序が可能であり得る。そのような別の順序付けの例は、文脈上別段の指示がない限り、重複、インタリーブ、中断、再順序付け、増分、準備、補足、同時、反転、または他の変形順序付けを含み得る。さらに、特定の実施形態では、新たな動作が追加され得るか、または個々の動作が修正または削除され得る。追加された動作は、たとえば、主に異なるシステム、装置、デバイス、または方法を説明する際に言及されたものからとできる。
【0158】
当業者は、全体として解釈されるべき本明細書を考慮して、本発明を実施できるであろう。詳細は、完全な理解を提供するために含まれている。他の事例では、本明細書を不必要に不明瞭にしないために、よく知られた態様は説明されていない。
【0159】
本書に説明されているいくつかの技術または技法は、知られている可能性がある。しかしながら、その場合でも、本書で説明されているように、または本書で説明されている目的のために、そのような技術または技法を適用するように知られているものに必ずしも従う必要はない。
【0160】
本明細書には、1つまたは複数の例が含まれるが、この事実は、本発明がどのように実施され得るかを限定しない。実際、本発明の例、事例、バージョン、または実施形態は、説明されている内容に従って、または別の方法で、また他の現在または将来の技術と併せて実施され得る。他のそのような実施形態は、たとえば、説明された実施形態とは異なる順序で特徴を提供または適用すること、1つの実施形態から個々の特徴を抽出し、そのような特徴を別の実施形態に挿入すること、実施形態から1つまたは複数の特徴を削除すること、もしくは、ある実施形態から特徴を削除し、別の実施形態から抽出された特徴を追加すると同時に、そのような組合せおよび部分的な組合せに組み込まれた特徴を提供することと等価である実施形態を含む、本明細書に説明される特徴の組合せ、および部分的な組合せを含む。
【0161】
多くの実施形態が可能であり、おのおのが要素の様々な組合せを含む。本明細書の一部である1つまたは複数の添付図面をまとめると、いくつかの実施形態をそれらの要素とともに非常にコンパクトに提示しており、これらの実施形態を迅速に概観することができる。これは、これら要素が本テキストで個別に広範に説明されている場合でも当てはまり、これら要素は他の実施形態ではオプションに過ぎない。
【0162】
一般に、本開示は、本発明の好ましい実施形態を反映する。しかしながら、注意深い読者は、開示された実施形態のいくつかの態様が、特許請求の範囲を超えていることに気付くであろう。開示された実施形態が実際に特許請求の範囲を超えているという点で、開示された実施形態は補足的な背景情報と見なされるべきであり、特許請求された発明の定義を構成しない。
【0163】
本書では、「ように構築された」、「ように適応された」、および/または、「ように構成された」という語句は、これら語句に先行する要素または特徴の物理的特性に基本的に結び付けられた構築、適応、および/または構成の1つまたは複数の実際の状態を示すように構成されており、意図された用途を単に説明するだけではない。そのような要素または特徴は、本書に示される例を超えて、本開示を検討した後に当業者に明らかであるように、多くの手法で実施できる。
【0164】
親特許出願:親、親の親、親の親の親などの何れかおよびすべての特許出願は、本書または本特許出願のアプリケーションデータシート(「ADS」)で言及されているか否かに関わらず、そのような主題が本書と矛盾しない範囲で、これら出願においてなされたいずれの優先権の主張、および参照により組み込まれる資料を含めて、最初に開示された通りに参照により本明細書に組み込まれる。
【0165】
参照番号:本明細書では、単一の商品、態様、構成要素、またはプロセスを示すために、一貫して単一の参照番号が使用され得る。さらに、本明細書の準備において、同一または少なくとも類似または関連する商品、態様、構成要素またはプロセスの他のバージョンまたは実施形態を示すために、類似しているが同一ではない参照番号を使用するために、さらなる努力がなされた。そのようなさらなる努力は必要ではないが、読者の理解を促進するために不必要に行われた。本書で行われた場合でも、本明細書によって可能になったすべてのバージョンまたは実施形態に対して、そのようなさらなる努力が完全に一貫して行われた訳ではない可能性がある。したがって、本明細書は、その参照番号ではなく、商品、態様、構成要素、またはプロセスの定義を支配する。参照番号の任意の類似性は、本テキスト中の類似性を推測するためであるが、本テキストまたは他の文脈がそうでないことを示している場合に、態様を混同させないために、使用され得る。
【0166】
本書の特許請求の範囲は、新規で非自明と見なされる、要素、特徴、および行為または動作の特定の組合せおよび部分的な組合せを定義する。特許請求の範囲は、明示的に言及されているものと同等の要素、機能、行為または動作も含む。他のそのような組合せおよび部分的な組合せに対する追加の特許請求の範囲は、この文書または関連文書において提示され得る。これら特許請求の範囲は、本明細書に記載された主題の真の主旨および範囲内にあるすべての変更および修正をその範囲内に包含することを意図される。特許請求の範囲を含め、本明細書で使用される用語は、一般に「オープン」な用語として意図される。たとえば、「含む」という用語は、「含むがこれに限定されない」と解釈されるべきであり、「有する」という用語は、「少なくとも有する」などと解釈されるべきである。特許請求の範囲の説明に特定の数が割り当てられている場合、この数は最小値であり、別段の記載がない限り最大値ではない。たとえば、特許請求の範囲が「1つの」構成要素、または「1つの」商品を記述している場合、それは、特許請求の範囲がこの構成要素またはこの商品の1つまたは複数を含むことができることを意味する。
【0167】
本書の特許請求の範囲を解釈するにあたり、35U.S.C.§112(f)は、「ための手段」または「ためのステップ」という用語が、特許請求の範囲で明示的に使用されている場合にのみ、発明者によって行使される。したがって、これらの用語が、特許請求の範囲で使用されていない場合、その特許請求の範囲は、35U.S.C.§112(f)に従って発明者によって解釈されるように意図されない。

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
【国際調査報告】