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特表2023-536640携帯用容器、容器アセンブリ、及び付属品
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-08-28
(54)【発明の名称】携帯用容器、容器アセンブリ、及び付属品
(51)【国際特許分類】
   B65D 25/20 20060101AFI20230821BHJP
   A01K 97/10 20060101ALI20230821BHJP
【FI】
B65D25/20 Z
B65D25/20 A
B65D25/20 E
A01K97/10 C
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023507786
(86)(22)【出願日】2021-08-04
(85)【翻訳文提出日】2023-02-03
(86)【国際出願番号】 US2021044477
(87)【国際公開番号】W WO2022031803
(87)【国際公開日】2022-02-10
(31)【優先権主張番号】16/987,588
(32)【優先日】2020-08-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519138232
【氏名又は名称】イエティ クーラーズ、エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110000855
【氏名又は名称】弁理士法人浅村特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ロジャー、カイル エドワード
(72)【発明者】
【氏名】ボスウェイ、アンドリュー エム.
(72)【発明者】
【氏名】バルビエーリ、スコット
(72)【発明者】
【氏名】ニコルス、スティーブ チャールズ
(72)【発明者】
【氏名】レイン、マーク カールソン
(72)【発明者】
【氏名】デローシュ、ドナルド エドワード
【テーマコード(参考)】
2B109
3E062
【Fターム(参考)】
2B109CA06
2B109CA47
2B109CA51
2B109CB05
3E062AA05
3E062AA20
3E062AB01
3E062AC02
3E062BA01
3E062BB02
3E062BB10
3E062FC00
3E062HA06
3E062HC06
3E062HD02
3E062JA08
3E062JB08
(57)【要約】
携帯用容器とともに使用するための付属品は、容器の側壁の少なくとも一部分の周囲に延在するように構成されたジャケットであって、別個に形成され、容器の側壁の少なくとも一部分の周囲にともに接続された複数のモジュール式セクションを含む、ジャケットを含む。モジュール式セクションは、容器の側壁の第1の部分の周囲に延在する第1のモジュール式セクションと、第1のモジュール式セクションに接続され、容器の側壁の第2の部分の周囲に延在する第2のモジュール式セクションと、容器の側壁の第3の部分の周囲に延在する少なくとも1つの付加的なモジュール式セクションとを含む。第1及び第2のモジュール式セクションは、異なる構造的構成を有する。付属品はまた、ジャケットに接続され、容器と接続してジャケットを支持するように構成された第1の接続部材も含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
底部、及び前記底部から上向きに延在し、上開口部を伴う内部空洞を画定する側壁を有する、携帯用容器とともに使用するための付属品であって、
前記容器の前記側壁の少なくとも一部分の周囲に延在するように構成されたジャケットであって、前記ジャケットが、別個に形成され、前記容器の前記側壁の前記少なくとも一部分の周囲にともに接続された複数のモジュール式セクションを備え、前記複数のモジュール式セクションが、
第1の端部、及び前記第1の端部の反対側にあり、前記容器の前記側壁の第1の部分の周囲に延在する第2の端部を有する、第1のモジュール式セクションであって、第1の構造的構成を有する、第1のモジュール式セクションと、
前記第1のモジュール式セクションの前記第1の端部に接続された第3の端部及び前記第3の端部の反対側の第4の端部を有する、第2のモジュール式セクションであって、前記容器の前記側壁の第2の部分の周囲に延在し、前記第1の構造的構成と異なる第2の構造的構成を有する、第2のモジュール式セクションと、
前記第1のモジュール式セクションの前記第2の端部と前記第2のモジュール式セクションの前記第4の端部との間に接続され、前記容器の前記側壁の第3の部分の周囲に延在する、少なくとも1つの付加的なモジュール式セクションと、を備える、ジャケットと、
前記ジャケットに接続され、前記容器と接続して前記ジャケットを支持するように構成された第1の接続部材と、を備える、付属品。
【請求項2】
前記第1の構造的構成が、第1の機能的アタッチメントを含み、前記第2の構造的構成が、前記第1の機能的アタッチメントとは異なる第2の機能的アタッチメントを含む、請求項1に記載の付属品。
【請求項3】
前記第1の機能的アタッチメントが、第1の貯蔵部材を備え、前記第2の機能的アタッチメントが、前記第1の貯蔵部材とは異なって構成されている第2の貯蔵部材を備える、請求項2に記載の付属品。
【請求項4】
前記第2の構造的構成が、異なる周辺サイズ及び異なる周辺形状のうちの少なくとも1つを有することによって、前記第1の構造的構成とは異なる、請求項1に記載の付属品。
【請求項5】
前記第1及び第2のモジュール式セクションは、前記第1のモジュール式セクションの前記第1の端部が前記第2のモジュール式セクションの前記第3の端部の上に重なるか、又は下に重なるように配設されている、請求項1に記載の付属品。
【請求項6】
前記複数のモジュール式セクションが、前記第1のモジュール式セクションの前記第1の端部と前記第2のモジュール式セクションの前記第3の端部との間の第1の解放可能な接続構造を含む、解放可能な接続構造によってともに解放可能に接続されている、請求項1に記載の付属品。
【請求項7】
前記ジャケットが、前記容器の前記側壁の前記少なくとも一部分の周囲に延在するように構成された基部を更に備え、前記複数のモジュール式セクションが、前記基部に更に接続されている、請求項1に記載の付属品。
【請求項8】
前記基部が、第1の環状バンドと、前記第1の環状バンドの下方に離隔された第2の環状バンドとを備え、前記第1及び第2の環状バンドが、前記容器の前記側壁の全体の周囲に延在するように構成され、前記複数のモジュール式セクションの各々が、前記第1及び第2の環状バンドに接続されている、請求項7に記載の付属品。
【請求項9】
前記基部が、前記容器の前記側壁の全体の周囲に延在するように構成され、その上周辺縁と底周辺縁との間で測定された高さを有する、管状ラップを備え、前記複数のモジュール式セクションが、前記基部の前記高さ以下である高さを有し、前記複数のモジュール式セクションが全て、前記基部の周辺全体の周囲で相互に隣接している上縁及び底縁を有する、請求項7に記載の付属品。
【請求項10】
前記第1の接続部材が、前記基部に接続されている、請求項7に記載の付属品。
【請求項11】
前記ジャケットに接続され、前記容器と接続して前記ジャケットを支持するように構成された、前記第1の接続部材を含む複数の接続部材を更に備える、請求項1に記載の付属品。
【請求項12】
前記第1の接続部材は、コネクタの一部分がポートを通して受容されるように、前記容器上の前記ポートに係合するように構成された前記コネクタを含む、請求項1に記載の付属品。
【請求項13】
底部、及び前記底部から上向きに延在し、上開口部を伴う内部空洞を画定する側壁を有する、携帯用容器とともに使用するための付属品であって、
前記容器の前記側壁の少なくとも一部分の周囲に延在するように構成された基部と、別個に形成され、前記基部に接続された複数のモジュール式セクションとを備える、ジャケットであって、前記複数のモジュール式セクションが、
前記基部に接続され、前記容器の前記側壁の第1の部分の周囲に延在する第1のモジュール式セクションであって、第1の構造的構成を有する、第1のモジュール式セクションと、
前記基部に接続され、前記容器の前記側壁の第2の部分の周囲に延在する第2のモジュール式セクションであって、前記第1の構造的構成とは異なる第2の構造的構成を有する、第2のモジュール式セクションと、
前記基部に接続され、前記容器の前記側壁の第3の部分の周囲に延在する、少なくとも1つの付加的なモジュール式セクションと、を備える、ジャケットと、
前記基部に接続され、前記容器と接続して前記基部を支持するように構成された接続部材であって、前記基部が、前記複数のモジュール式セクションを支持する、接続部材と、を備える、付属品。
【請求項14】
前記第1の構造的構成が、第1の機能的アタッチメントを含み、前記第2の構造的構成が、前記第1の機能的アタッチメントと異なる第2の機能的アタッチメントを含む、請求項13に記載の付属品。
【請求項15】
前記第1の機能的アタッチメントが、第1の貯蔵部材を備え、前記第2の機能的アタッチメントが、前記第1の貯蔵部材とは異なって構成されている第2の貯蔵部材を備える、請求項14に記載の付属品。
【請求項16】
前記第2の構造的構成が、異なる周辺サイズ及び異なる周辺形状のうちの少なくとも1つを有することによって、前記第1の構造的構成とは異なる、請求項13に記載の付属品。
【請求項17】
前記複数のモジュール式セクションは、各モジュール式セクションの左縁が前記モジュール式セクションのうちの隣接するものの右縁の上に重なるか、又は下に重なるように配設されている、請求項13に記載の付属品。
【請求項18】
前記第1及び第2のモジュール式セクションが、相互に隣接して位置付けられ、前記第2のモジュール式セクションの左縁が、前記第1のモジュール式セクションの右縁の上に重なるか、又は下に重なる、請求項13に記載の付属品。
【請求項19】
前記基部が、環状であり、前記容器の前記側壁の全体の周囲に延在するように構成され、前記複数のモジュール式セクションが、ともに前記容器の前記側壁の前記全体の周囲に延在する、請求項13に記載の付属品。
【請求項20】
前記複数のモジュール式セクションが、解放可能な接続構造によって前記基部に解放可能に接続されている、請求項13に記載の付属品。
【請求項21】
前記基部が、第1の環状バンドと、前記第1の環状バンドの下方に離隔された第2の環状バンドとを備え、前記第1及び第2の環状バンドが、前記容器の前記側壁の全体の周囲に延在するように構成され、前記複数のモジュール式セクションの各々が、前記第1及び第2の環状バンドに接続されている、請求項13に記載の付属品。
【請求項22】
前記基部が、前記容器の前記側壁の全体の周囲に延在するように構成され、その上周辺縁と底周辺縁との間で測定された高さを有する、管状ラップを備え、前記複数のモジュール式セクションが、前記基部の前記高さ以下である高さを有し、前記複数のモジュール式セクションが全て、前記基部の周辺全体の周囲で相互に隣接している上縁及び底縁を有する、請求項13に記載の付属品。
【請求項23】
方法であって、
上縁、底縁、並びに対向する左及び右側縁を各々有する、複数の別個のモジュール式セクションを提供することであって、前記モジュール式セクションのうちの少なくとも2つが、異なる構造特性を有する、提供することと、
前記複数のモジュール式セクションをともに接続して、通路を画定する周辺の周囲に延在する環状ジャケットを形成することであって、前記モジュール式セクションの各々が、前記ジャケットの前記周辺の一部分の周囲に延在し、前記複数のモジュール式セクションは、各モジュール式セクションの前記左縁が前記モジュール式セクションのうちの隣接するものの右縁に近接するように配設されている、形成することと、を含み、
前記ジャケットが、底部、及び前記底部から上向きに延在し、携帯用容器の一部分が前記ジャケットの前記通路内に受容されるように、上開口部を伴う内部空洞を画定する側壁を有する、前記携帯用容器と係合するように構成されている、方法。
【請求項24】
前記複数のモジュール式セクションが、複数の異なる構造特性を有する、より大型の複数の別個のモジュール式セクションの一部として提供され、前記方法が、前記より大型の複数のモジュール式セクションから前記複数のモジュール式セクションを選択することを含む、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記異なる構造特性が、異なる機能的アタッチメント、異なる周辺サイズ、及び異なる周辺形状のうちの少なくとも1つを含む、請求項23に記載の方法。
【請求項26】
前記複数のモジュール式セクションは、各モジュール式セクションの前記左縁が前記モジュール式セクションのうちのそれぞれの隣接するものの前記右縁の上に重なるか、又は下に重なるように配設されている、請求項23に記載の方法。
【請求項27】
前記ジャケットの前記周辺の周囲に延在するように構成された環状基部を提供することを更に含み、前記複数のモジュール式セクションをともに接続することが、前記モジュール式セクションを前記基部に別個に接続することを含む、請求項23に記載の方法。
【請求項28】
前記複数のモジュール式セクションが、解放可能な接続構造に係合することによってともに解放可能に接続されている、請求項23に記載の方法。
【請求項29】
複数の接続部材を前記ジャケットに接続することを更に含み、前記複数の接続部材が、前記携帯用容器への接続のために構成されている、請求項23に記載の方法。
【請求項30】
前記携帯用容器の前記一部分が、前記複数の接続部材を前記携帯用容器上の複数のポートに接続することによって、前記ジャケットの前記通路内に受容されるように、前記ジャケットを前記携帯用容器と係合させることを更に含む、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
容器アセンブリであって、
底部、及び前記底部から上向きに延在し、上開口部を伴う内部空洞を画定する側壁を有する、携帯用容器であって、ポートを含む、携帯用容器と、
前記容器に接続された絶縁部材であって、
底壁、及び空洞を画定する絶縁側壁を有する、絶縁体であって、前記容器の前記底部が前記絶縁体の前記底壁に直面し、前記携帯用容器の前記側壁が前記絶縁体の前記絶縁側壁に直面するように、前記携帯用容器が、前記絶縁体の前記空洞内に受容され、前記絶縁体が、前記容器の前記側壁を通した熱伝導率よりも低い、前記絶縁側壁を通した熱伝導率を有する、絶縁体と、
前記ポートに接続されたコネクタを備える、接続部材であって、前記接続部材が、前記絶縁体に接続され、前記容器と接続して前記絶縁体を支持する、接続部材と、を備える、絶縁部材と、を備える、容器アセンブリ。
【請求項32】
前記容器が、前記側壁の周辺の周囲に前記側壁から外向きに延在する水平部分を有するスカートを更に備え、前記絶縁体が、前記スカートの前記水平部分の下に位置付けられ、前記ポートが、前記スカート上に位置付けられている、請求項31に記載の容器アセンブリ。
【請求項33】
前記容器が、前記側壁の周辺の周囲に前記側壁から外向きに延在するスカートを更に備え、前記スカートは、前記絶縁体が前記スカートの上方に延在するように、前記空洞内に受容され、前記ポートが、前記スカート上に位置付けられている、請求項31に記載の容器アセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2020年8月7日に出願された米国特許出願第16/987,588号の利益及び優先権を主張し、その内容は、ありとあらゆる非限定的な目的のためにその全体が参照により本明細書に明示的に組み込まれる。
【0002】
本明細書の本開示の態様は、5ガロン(18.927リットル)バケツ又はペールなどの携帯用容器及び容器アセンブリのための付属品に関し、具体的には、そのような携帯用容器上に搭載されるように構成されたジャケット、ラップ、又は他の付属品に関する。
【背景技術】
【0003】
バッグ又は整理ケースなどの付属品が、しばしば、付加的な機能性を容器に提供するために携帯用容器に関連して使用される。特に、そのような付属品は、プラスチックバケツ、例えば、遍在的な5ガロン(18.927リットル)バケツに関連して頻繁に使用されるが、他の容器に関連して使用されてもよい。加えて、そのような付属品は、バケツと併せて使用される、道具、部品、供給品、又は他の物品のための貯蔵場所を提供するための複数の貯蔵コンパートメントを頻繁に含む。そのような付属品は、典型的には、バケツの周縁を覆うこと、又はバケツの外側壁の周囲に付属品を構築することのいずれかによって、バケツの上に搭載される。これらの搭載技法の両方は、欠点に悩まされている。バケツの上部に覆われている付属品は、バケツに関連する蓋の使用を妨げ、いくつかある欠点の中でも、バケツが反転又は部分的に反転された場合にバケツから落下し得る。いくつかある欠点の中でも、バケツの外側壁の周囲に構築される付属品は、滑脱する傾向があり得る。更に、プラスチックバケツ又は他の容器上の前述のバッグ及び整理ケース以外の付属品を直接取り付けることを提供し得る物品の不足が存在する。本明細書に記載される物品及び方法は、既存の容器付属品に関するこれら及び他の問題に対処することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許出願第15/616,675号
【特許文献2】米国特許仮出願第62/464,890号
【特許文献3】米国特許第8,910,819号
【特許文献4】米国特許出願第14/665,494号
【発明の概要】
【0005】
以下は、本発明の基本的理解を提供するために、本発明の態様の一般的概要を提示する。本概要は、本発明の広範な概観ではない。本発明の主要若しくは重要な要素を識別すること、又は本発明の範囲を線引きすることは意図されていない。以下の概要は、以下に提供されるより詳細な説明の前置きとして、一般的な形態で本発明のいくつかの概念を提示するにすぎない。
【0006】
本開示の態様は、底部、及び底部から上向きに延在し、上開口部を伴う内部空洞を画定する側壁を有する、携帯用容器とともに使用するための付属品に関する。そのような態様によると、付属品は、容器の側壁の少なくとも一部分の周囲に延在するように構成されたジャケットであって、別個に形成され、容器の側壁の少なくとも一部分の周囲にともに接続された複数のモジュール式セクションを含む、ジャケットを含む。モジュール式セクションは、第1の端部、及び第1の端部の反対側にあり、容器の側壁の第1の部分の周囲に延在する第2の端部を有する、第1のモジュール式セクションと、第1のモジュール式セクションの第1の端部に接続された第3の端部及び第3の端部の反対側の第4の端部を有する、第2のモジュール式セクションであって、容器の側壁の第2の部分の周囲に延在する、第2のモジュール式セクションと、第1のモジュール式セクションの第2の端部と第2のモジュール式セクションの第4の端部との間に接続され、容器の側壁の第3の部分の周囲に延在する、少なくとも1つの付加的なモジュール式セクションとを含む。第1のモジュール式セクションは、第1の構造的構成を有し、第2のモジュール式セクションは、第1の構造的構成とは異なる第2の構造的構成を有する。付属品はまた、ジャケットに接続され、容器と接続してジャケットを支持するように構成された第1の接続部材も含む。
【0007】
一態様によると、第1の構造的構成は、第1の機能的アタッチメントを含み、第2の構造的構成は、第1の機能的アタッチメントと異なる第2の機能的アタッチメントを含む。一構成では、第1の機能的アタッチメントは、第1の貯蔵部材を含み、第2の機能的アタッチメントは、第1の貯蔵部材とは異なって構成されている第2の貯蔵部材を含む。
【0008】
別の態様によると、第2の構造的構成は、異なる周辺サイズ及び異なる周辺形状のうちの少なくとも1つを有することによって、第1の構造的構成とは異なる。
【0009】
更なる態様によると、第1及び第2のモジュール式セクションは、第1のモジュール式セクションの第1の端部が第2のモジュール式セクションの第3の端部の上に重なるか、又は下に重なるように配設されている。
【0010】
更に別の態様によると、複数のモジュール式セクションは、第1のモジュール式セクションの第1の端部と第2のモジュール式セクションの第3の端部との間の第1の解放可能な接続構造を含む、解放可能な接続構造によってともに解放可能に接続される。
【0011】
なおも更なる態様によると、ジャケットは、容器の側壁の少なくとも一部分の周囲に延在するように構成された基部を更に含み、複数のモジュール式セクションは、基部に更に接続される。一構成では、基部は、第1の環状バンドと、第1の環状バンドの下方に離隔された第2の環状バンドとを含み、第1及び第2の環状バンドは、容器の側壁の全体の周囲に延在するように構成され、複数のモジュール式セクションの各々は、第1及び第2の環状バンドに接続される。別の構成では、基部は、容器の側壁の全体の周囲に延在するように構成され、その上周辺縁と底周辺縁との間で測定された高さを有する、管状ラップを含み、複数のモジュール式セクションは、基部の高さ以下である高さを有し、複数のモジュール式セクションは全て、基部の周辺全体の周囲で相互に隣接している上縁及び底縁を有する。更なる構成では、第1の接続部材は、基部に接続される。
【0012】
別の態様によると、付属品は、ジャケットに接続され、容器と接続してジャケットを支持するように構成された、第1の接続部材を含む複数の接続部材を含む。
【0013】
付加的態様によると、第1の接続部材は、コネクタの一部分がポートを通して受容されるように、容器上のポートに係合するように構成されたコネクタを含む。
【0014】
本開示の付加的態様は、底部、及び底部から上向きに延在し、上開口部を伴う内部空洞を画定する側壁を有する、携帯用容器とともに使用するための付属品に関する。付属品は、容器の側壁の少なくとも一部分の周囲に延在するように構成された基部と、別個に形成され、基部に接続された複数のモジュール式セクションとを有する、ジャケットを含む。複数のモジュール式セクションは、基部に接続され、容器の側壁の第1の部分の周囲に延在する第1のモジュール式セクションと、基部に接続され、容器の側壁の第2の部分の周囲に延在する第2のモジュール式セクションと、基部に接続され、容器の側壁の第3の部分の周囲に延在する少なくとも1つの付加的なモジュール式セクションとを含む。第1のモジュール式セクションは、第1の構造的構成を有し、第2のモジュール式セクションは、第1の構造的構成とは異なる第2の構造的構成を有する。接続部材は、基部に接続され、容器と接続して基部を支持するように構成され、基部は、複数のモジュール式セクションを支持する。
【0015】
一態様によると、第1の構造的構成は、第1の機能的アタッチメントを含み、第2の構造的構成は、第1の機能的アタッチメントと異なる第2の機能的アタッチメントを含む。一構成では、第1の機能的アタッチメントは、第1の貯蔵部材を含み、第2の機能的アタッチメントは、第1の貯蔵部材とは異なって構成されている第2の貯蔵部材を含む。
【0016】
別の態様によると、第2の構造的構成は、異なる周辺サイズ及び異なる周辺形状のうちの少なくとも1つを有することによって、第1の構造的構成とは異なる。
【0017】
更なる態様によると、複数のモジュール式セクションは、各モジュール式セクションの左縁がモジュール式セクションのうちの隣接するものの右縁の上に重なるか、又は下に重なるように配設されている。
【0018】
更に別の態様によると、第1及び第2のモジュール式セクションは、相互に隣接して位置付けられ、第2のモジュール式セクションの左縁は、第1のモジュール式セクションの右縁の上に重なるか、又は下に重なる。
【0019】
なおも更なる態様によると、基部は、環状であり、容器の側壁の全体の周囲に延在するように構成され、複数のモジュール式セクションは、ともに容器の側壁の全体の周囲に延在する。
【0020】
別の態様によると、複数のモジュール式セクションは、解放可能な接続構造によって基部に解放可能に接続される。
【0021】
付加的態様によると、基部は、第1の環状バンドと、第1の環状バンドの下方に離隔された第2の環状バンドとを含み、第1及び第2の環状バンドは、容器の側壁の全体の周囲に延在するように構成され、複数のモジュール式セクションの各々は、第1及び第2の環状バンドに接続される。
【0022】
別の態様によると、基部は、容器の側壁の全体の周囲に延在するように構成され、その上周辺縁と底周辺縁との間で測定された高さを有する、管状ラップを含み、複数のモジュール式セクションは、基部の高さ以下である高さを有する。本構成では、複数のモジュール式セクションは全て、基部の周辺全体の周囲で相互に隣接している上縁及び底縁を有する。
【0023】
本開示の更なる態様は、上縁、底縁、並びに対向する左及び右側縁を各々有する、複数の別個のモジュール式セクションを使用する方法に関し、モジュール式セクションのうちの少なくとも2つは、異なる構造特性を有する。複数のモジュール式セクションは、ともに接続されて、通路を画定する周辺の周囲に延在する環状ジャケットを形成し、モジュール式セクションの各々は、ジャケットの周辺の一部分の周囲に延在し、複数のモジュール式セクションは、各モジュール式セクションの左縁がモジュール式セクションのうちの隣接するものの右縁に近接するように配設されている。ジャケットは、底部、及び底部から上向きに延在し、携帯用容器の一部分がジャケットの通路内に受容されるように、上開口部を伴う内部空洞を画定する側壁を有する、携帯用容器と係合するように構成されている。
【0024】
一態様によると、複数のモジュール式セクションは、複数の異なる構造特性を有する、より大型の複数の別個のモジュール式セクションの一部として提供され、本方法は、より大型の複数のモジュール式セクションから複数のモジュール式セクションを選択することを含む。
【0025】
別の態様によると、異なる構造特性は、異なる機能的アタッチメント、異なる周辺サイズ、及び異なる周辺形状のうちの少なくとも1つを含む。
【0026】
更なる態様によると、複数のモジュール式セクションは、各モジュール式セクションの左縁がモジュール式セクションのうちの隣接するものの右縁の上に重なるか、又は下に重なるように配設されている。
【0027】
更に別の態様によると、環状基部は、ジャケットの周辺の周囲に延在するように構成され、複数のモジュール式セクションをともに接続することは、モジュール式セクションを基部に別個に接続することを含む。
【0028】
なおも更なる態様によると、複数のモジュール式セクションは、解放可能な接続構造に係合することによってともに解放可能に接続される。
【0029】
付加的態様によると、複数の接続部材は、ジャケットに接続され、複数の接続部材は、携帯用容器への接続のために構成されている。一構成では、ジャケットは、携帯用容器の一部分が、複数の接続部材を携帯用容器上の複数のポートに接続することによって、ジャケットの通路内に受容されるように、携帯用容器と係合される。
【0030】
本開示のなおも更なる態様は、底部、及び底部から上向きに延在し、上開口部を伴う内部空洞を画定する側壁を有する、携帯用容器を含む、容器アセンブリに関し、容器は、ポートと、容器に接続された絶縁部材とを含む。絶縁部材は、底壁、及び空洞を画定する絶縁側壁を有する、絶縁体であって、容器の底部が絶縁体の底壁に直面し、携帯用容器の側壁が絶縁体の絶縁側壁に直面するように、携帯用容器が、絶縁体の空洞内に受容される、絶縁体と、ポートに接続されたコネクタを含む、接続部材であって、接続部材が、絶縁体に接続され、容器と接続して絶縁体を支持する、接続部材とを含む。絶縁体は、容器の側壁を通した熱伝導率よりも低い、絶縁側壁を通した熱伝導率を有する。
【0031】
一態様によると、容器は、側壁の周辺の周囲に側壁から外向きに延在する水平部分を有するスカートを更に含み、絶縁体は、スカートの水平部分の下に位置付けられ、ポートは、スカート上に位置付けられている。
【0032】
別の態様によると、容器は、側壁の周辺の周囲に側壁から外向きに延在するスカートを更に含み、スカートは、絶縁体がスカートの上方に延在するように、空洞内に受容される。ポートは、スカート上に位置付けられている。
【0033】
本発明の他の特徴及び利点が、添付の図面と併せて解釈される以下の説明から明白となるであろう。
【0034】
本明細書に記載される態様及びその利点のより完全な理解は、類似参照番号が類似特徴を示す、添付の図面を考慮して、以下の説明を参照することによって獲得され得る。
【図面の簡単な説明】
【0035】
図1】本開示の態様による、携帯用容器アセンブリの一実施形態の斜視図である。
図2】蓋及び取り外し可能なハンドルが取り外された、図1のアセンブリの上面斜視図である。
図3】取り外し可能なハンドルが取り外された、図1のアセンブリの下面斜視図である。
図4】蓋及び取り外し可能なハンドルが除去された、図1のアセンブリの断面図である。
図5】トレーハンドルを有するトレーが後退位置で示される、本開示の態様による、ドロップイントレーの一実施形態を含む、図1のアセンブリの別の横断側面図である。
図6】本開示の態様による、付属品の一実施形態が容器に接続された、図1のアセンブリの上面斜視図である。
図7図6のアセンブリの下面斜視図である。
図8図6のアセンブリの断面図である。
図9図1のアセンブリの容器の下面斜視図である。
図10】付属品への接続部材の接続を図示する、図6のアセンブリの上面斜視図である。
図11】部分的組立状態における図6の付属品の平面図である。
図12図6の付属品の継ぎ目カバーの平面図である。
図13】付属品への接続部材の接続を図示する、図6の付属品の部分断面図である。
図14】本開示の態様による、接続部材の別の実施形態の斜視図である。
図15図14の接続部材を含む、図6のアセンブリの部分上面斜視図である。
図16】本開示の態様による、接続部材の別の実施形態の斜視図である。
図17図16の接続部材を含む、図6のアセンブリの部分上面斜視図である。
図18】本開示の態様による、接続部材の別の実施形態の斜視図である。
図19図18の接続部材を含む、図6のアセンブリの部分上面斜視図である。
図20】付属品の第1の貯蔵ポケットを示す、図6の付属品の部分上面図である。
図21図20の付属品及び第1の貯蔵ポケットの断面図である。
図22】付属品の第2の貯蔵ポケットを示す、図6の付属品の部分上面図である。
図23図22の付属品及び第2の貯蔵ポケットの断面図である。
図24】付属品の第3の貯蔵ポケットを示す、図6の付属品の部分上面図である。
図25図24の付属品及び第3の貯蔵ポケットの断面図である。
図26】付属品の第4の貯蔵ポケットを示す、図6の付属品の部分上面図である。
図27図26の付属品及び第4の貯蔵ポケットの断面図である。
図28】本様示の開態による、図1の容器に接続されるように構成された付属品の別の実施形態の複数のモジュール式部分の平面図である。
図29図28のモジュール式部分のうちの1つがそれに接続された、本開示の態様による、図1の容器に接続されるように構成された図28の付属品の基礎部分の平面図である。
図30】基礎部分と、モジュール式部分とを含む、本開示の態様による、図1の容器に接続されるように構成された付属品の別の実施形態の平面図である。
図31】本開示の態様による、図29及び30の基礎部分とともに使用可能である複数のモジュール式部分の別の実施形態の平面図である。
図32】本開示の態様による、図1の容器に接続されるように構成された付属品の別の実施形態の複数のモジュール式部分の平面図である。
図33図32のモジュール式部分のうちの1つがそれに接続された、本開示の態様による、図1の容器に接続されるように構成された図32の付属品の基礎部分の平面図である。
図34】基礎部分と、複数のモジュール式部分とを含む、本開示の態様による、図1の容器に接続されるように構成された付属品の別の実施形態の平面図である。
図35】基礎部分と、モジュール式部分とを含む、本開示の態様による、図1の容器に接続されるように構成された付属品の別の実施形態の平面図である。
図36】複数のモジュール式部分を含む、本開示の態様による、図1の容器に接続されるように構成された付属品の別の実施形態の平面図である。
図37】本開示の態様による、付属品の別の実施形態が容器に接続された、図1の容器の斜視図である。
図38図37の付属品の斜視図である。
図39】本開示の態様による、付属品の別の実施形態が容器に接続された、図1の容器の斜視図である。
図40図39の付属品の斜視図である。
図41】本開示の態様による、容器のための蓋の別の実施形態の斜視図である。
図42図41の蓋及び図37図38の付属品が容器に接続された、図1の容器の斜視図である。
図43】付属品が開放位置で示される、本開示の態様による、容器のための付属品の別の実施形態の斜視図である。
図44図41の付属品及び図37図38の付属品が容器に接続され、図41の付属品が閉鎖位置で示される、図1の容器の斜視図である。
図45】本開示の態様による、付属品の別の実施形態が容器に接続された、図1の容器の斜視図である。
図46】本開示の態様による、図6の付属品及び付属品の別の実施形態が容器に接続された、図1の容器の斜視図である。
図47】容器側壁の一部分が接続部材への接続のために構成された、本開示の態様による、接続部材の別の実施形態の斜視図である。
図48】容器側壁の一部分が接続部材への接続のために構成された、本開示の態様による、接続部材の別の実施形態の斜視図である。
図49】容器側壁の一部分が接続部材への接続のために構成された、本開示の態様による、接続部材の別の実施形態の斜視図である。
図50】接続部材が付属品を図1の容器に接続する、本開示の態様による、付属品及び接続部材の別の実施形態の斜視図である。
図51】接続部材が付属品を図1の容器に接続する、本開示の態様による、付属品及び接続部材の別の実施形態の斜視図である。
図52】接続部材が付属品を図1の容器に接続する、本開示の態様による、付属品及び接続部材の別の実施形態の斜視図である。
図53】接続部材が係止位置で示される、本開示の態様による、接続部材の別の実施形態の断面図である。
図54】接続部材が解放位置で示される、図53の接続部材の断面図である。
図55】本開示の態様による接続部材の別の実施形態が付属品を容器に接続する、図6の容器及び付属品の底面斜視図である。
図56】本開示の態様による付属品の別の実施形態が容器に接続された、図1の容器の斜視図である。
図57】本開示の態様による、容器への接続のために構成された付属品の別の実施形態の斜視図である。
図58図57の付属品の正面図である。
図59図57の付属品の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0036】
本開示の様々な実施例及び構成要素の以下の説明では、その一部を形成し、本開示の態様が実践され得る様々な例示的な構造及び環境が例証として示される、添付の図面が参照される。他の構造及び環境が利用されてもよく、本開示の範囲から逸脱することなく、具体的に記載される構造及び方法から構造的及び機能的修正が行われ得ることを理解されたい。
【0037】
一般に、本開示の態様は、付属品が容器アセンブリ上に搭載されるように構成されるように、携帯用容器アセンブリとともに使用するための付属品に関する。図6図36及び図45図56は、部品、供給品、道具、及び他の物品を含む、様々な物品を保持するために構成されたホルダー又は整理ケースの形態の付属品200などの様々な実施形態を図示する。図37図44は、絶縁カバーの形態の付属品200の実施形態を図示する。図57図59は、釣り竿ホルダーの形態の付属品200の実施形態を図示する。図1図10は、本明細書に記載される付属品200の例示的実施形態に従って使用され得る携帯用容器アセンブリ100の例示的な実施形態、並びに付属品200に関連した容器アセンブリ100の使用を図示する。図1を参照すると、容器アセンブリ100は、底部において閉鎖され、上部において開放している、略円筒形構造の形態であり得る容器102を含んでもよい。また、人間の消費用の食品などの食料の貯蔵及び輸送を可能にするように、本構造102は、食品等級プラスチックから形成され得る。容器アセンブリ100は、両方とも参照により本明細書に完全に組み込まれる、2017年6月7日に出願された米国特許出願第15/616,675号、及び2017年2月28日に出願された米国仮出願第62/464,890号に記載されている任意又は全ての特徴を含んでもよい。
【0038】
容器102は、中心陥凹142を有する基部141を含む底部106と、基部141の底側140に接続されたパッド120とを含む。中心陥凹142は、増加した強度のために1つ以上のブレース構造145を含んでもよい。図1図10に示される実施形態では、パッド120は、中心陥凹142の周囲に延在し、陥凹142が、円形である一方で、パッド120は、形状が環状である。容器102はまた、底部106及び/又は基部141に接続され、基部141から上向きに延在し、側壁150の上部153に開口部152を伴う内部空洞103を画定する、側壁150も含む。容器102の底部106は、円形であり、円形基部141及び円形側壁150によって画定され、他の円形、円筒形、又は環状構成要素は、図1図10に示される通りであるが、容器102及びその構成要素は、他の実施形態では、卵形/楕円形又は様々な多角形を含み、異なって形成され得る。
【0039】
容器102の上部104は、開放し、側壁150の上部153は、図1図10に示されるように、一実施形態では外向きに延在する外側周縁102rを有する。また、図1図10に示される容器アセンブリ100の実施形態には、側壁150の外面154に取り付けられたスカート108、蓋116、ハンドル112及び2つの接続部材113を含むハンドルアセンブリ160、並びに側壁150に取り付けられた2つのハンドルマウント110も含まれる。一実施例では、基部141、側壁150、ハンドルマウント110、及びスカート108は、単一部品として一体的に成形される。別の実施形態では、容器アセンブリ100の様々な特徴は、両方とも参照により本明細書に組み込まれる、2014年12月16日に発行された米国特許第8,910,819号、及び2015年3月23日に出願された米国特許出願第14/665,494号に示され、記載されている構造を使用することなどによって、絶縁され得る。例えば、一実施形態では、少なくとも基部141、側壁150、及び蓋116は、絶縁される。容器102はまた、容器102の1つ以上の内部構造に係合することによって空洞103内に支持され得る、図5に示されるドロップイントレー130を含んでもよい。
【0040】
図1図10の実施形態では、スカート108は、水平及び/又は半径方向に突出する部分108rと、水平部分108rの周辺から下向きに延在する垂直部分108vとを含む。垂直スカート部分108vは、間隙155が垂直スカート部分108vと側壁150の外面154との間に画定されるように、側壁150の外面154から離隔される。スカート108はまた、例えば、束縛、係留、容器102を固定するためのポートとして使用するための外部構成要素に接続するために、又は外部構成要素若しくは付属品を容器に固定するために構成された開放ポート又はスロット109を含んでもよい。図1図10の実施形態におけるスカート108は、水平スカート部分108rに画定され、容器102の周辺の周囲に分布したポート109を有する。下記に記載されるように、ハンドルマウント110(スカート108と一体的であり得る)はまた、付加的なポート119を含んでもよい。図3に示されるように、スカート108は、スカート108のための半径方向支持を提供するための支持要素108sを含んでもよい。支持要素108sは、側壁150の外面154と垂直スカート部分108vとの間に延在し、剛性を維持し、使用中の変形を防止する。支持要素108sはまた、水平スカート部分108rに接続され、水平スカート部分108rにも強度を提供し得る。
【0041】
容器102は、側壁150の外面154に接続された1つ以上のハンドルマウント110を含み、図1図10の実施形態は、容器102の反対側に位置付けられた2つのハンドルマウント110を含む。各ハンドルマウント110は、ハンドルアセンブリ160の一部分を受容し、ハンドルアセンブリ160を容器102に接続するように構成されたレセプタクル111rを含む。レセプタクル111rは、一実施形態では開口の形態であるが、他の実施形態では部分的に開放した切り欠き又は他の好適な構造として形成され得る。本実施形態における各ハンドルマウント110は、レセプタクル111rがその中に画定された垂直接続部分157を有し、垂直接続部分157は、側壁150から離隔され、垂直接続部分157と側壁150の外面154との間に間隙155を画定する。図1図10の各ハンドルマウント110の垂直接続部分157は、上記に記載されるように、外部構成要素への接続のためのポート119をその中に有する。各マウント110はまた、垂直接続部分157が横部分158に従属するように、図1図5の実施形態では側壁150の外面154に接続された横部分158も有する。図1図5の実施形態では、マウント110は、マウント110の各々の横部分158が水平スカート部分108rと連続的であり、マウント110の各々の垂直接続部分157が垂直スカート部分108vと連続的であるように、スカート108と一体的に形成される。図1図10の実施形態における横部分158は、マウント110の両側で水平スカート部分108rから上向きに弧を描く弓状形状を有する。本構成では、間隙155は、スカート108と側壁150との間及び搭載部分110と側壁150との間に連続的に延在する。
【0042】
容器102の底部106は、限定滑性表面又は耐滑性表面を提供するために使用され得る、上記に記載されるパッド120を含んでもよい。一実施形態では、パッド120は、基部141上にオーバーモールド又は射出成形される可撓性及び/又は低デュロメータ材料(例えば、ゴム若しくはシリコーン)から形成され得る。図3及び図5に示されるように、パッド120は、一実施形態では基部141の底面140上に形成された空洞又はチャネル143内に少なくとも部分的に接続され得る。チャネル143は、基部141の外側部分の周囲に延在し得、図1図10の実施形態では、中心陥凹142の周囲に延在する環状チャネル143である。空洞/チャネル143は、別の実施形態では異なる形状を有してもよい。基部141は、パッド120がその中に形成された複数の空洞又はチャネル143を含んでもよいことが理解される。図4図5にも図示されるように、基部141は、底面140上及び(存在する場合)チャネル143内に形成された1つ以上の下向きに突出するリブ106fを含んでもよい。リブ106fのうちの少なくともいくつかは、パッド120の材料を貫通し、パッド120が基部141上にオーバーモールドされるときにパッド120を形成する材料によって被覆される。リブ106fは、図4に示されるように、パッド120の成形材料がそれ自体を結合し得る付加的な表面積及び構造を提供し、基部141とパッド120との間の接続を保持し、向上させ得る。一実施形態では、図4図5に図示されるように、基部141は、パッド120を貫通し、パッド120によって完全に被覆される1つ以上のリブ106f、並びにパッド120によって部分的に被覆され得る、チャネル143の内側及び外側境界を画定する他のリブ106fを含む。図4図5においてチャネル143を画定するリブ106fは、チャネル143の中に面し、パッド120に係合し、それをよりしっかりと保持する隆起状又はテクスチャ加工表面146を有し、貫通リブ106fは、他の実施形態では片側又は両側にもそのような表面146を含んでもよい。図4図5においてパッド120を貫通するリブ106fは、空洞/チャネル143及び/又はパッド120の形状に対応するように形成され得る。例えば、図1図10の実施形態におけるリブ106fは、単一の環状リブ106f又は環状若しくは略環状構造を形成するように弓状に配設された複数のリブ106fなどの環状配設で配設され得る。図4に示される容器102が、チャネル143全体の周囲に延在する単一の環状配設でパッド120の材料を貫通する1つ以上のリブ106fを有する一方で、図5の容器102の一部分は、パッド120の材料を貫通する付加的なリブ106fを有し、そのうちのいくつか又は全ては、断続的同心環状配設で配設され得る。リブ106fの更なる配設が、他の実施形態に組み込まれ得る。
【0043】
図1図10の実施形態におけるハンドルアセンブリ160は、ハンドル112と、ハンドルマウント110への接続のために構成された1つ以上のハンドル接続部材113、及び接続部材113をハンドルマウント110に接続するために構成された締結部材113cを含む、ハンドル112を容器102に取り外し可能に接続するためのハンドル接続構造とを含む。一実施形態では、ハンドル112は、細長く可撓性であり得、付属品として、取り外し可能なスライドグリップ114を含んでもよい。グリップ114は、所望に応じて、グリップ114が取り外されて交換されることを可能にするとともに、ユーザがハンドル112の長さに沿ってグリップ114をスライドさせることを可能にする、縦間隙又はスロット115を含むことができる。ハンドル112は、特定の実施例では、高張力ポリエステルウェビングから製造することができるが、他の形態であり得るか、又はロープ様ハンドルの形態のナイロン若しくは金属などの他の材料から形成することができる。一実施形態では、ハンドル112は、織成若しくは編組構造、又は相互接続された繊維から作製された他の構造などの可撓性織物材料、例えば、ポリエステル若しくはナイロン織布から作製される。
【0044】
図1図10に図示されるハンドル接続部材113は各々、ハンドルマウント110上のレセプタクル111rに挿入されるプラグ113pを含む。本実施形態におけるハンドル接続部材113の構造は、ハンドル112の端部のうちの1つに接続される基部本体162を含み、プラグ113pが基部本体162から外向きに延在する。図1図6の実施形態における各プラグ113pは、本明細書の他の場所に記載されるように、締結部材113cへの接続のために構成された切り欠き又は陥凹163を有する。図1図6に図示される陥凹163は、プラグ113pの周辺全体の周囲に延在する。ハンドル接続部材113は、他の実施形態では異なる構造を有し得、接続を促進するためにハンドルマウント110の構造と補完的である構造を有し得ることが理解される。
【0045】
一実施形態では、ハンドル接続部材113は、ハンドル接続部材113をハンドル112の端部にオーバーモールドすることによってハンドル112に接続され得る。図1図10のハンドル接続部材113は各々、基部本体162がプラグ113pと一体的に形成されるように、単一の成形部品から形成される。そのような単一部品ハンドル接続部材113は、ハンドル112の端部が基部本体162の内側に位置付けられるように、ハンドル112の端部上に成形され得る。プラグ113pが基部本体162に接続された別個の部品であり得る、別の実施形態では、ハンドル接続部材113は、各ハンドル接続部材113の基部本体162をハンドル112にオーバーモールドし、後に、プラグ113pを基部本体162に接続することによって、ハンドル112に接続され得る。本明細書に記載されるように、一実施形態におけるハンドル112は、織物材料から作製され得、本実施形態では、ハンドル接続部材113を形成するオーバーモールドされた材料は、ハンドル112の織物材料の繊維の間に浸潤及び浸透する。本オーバーモールドされた接続構造は、更なる費用及び重量を追加する付加的な締結構成要素又は材料を使用することなく、極めて強力で耐久性のある接合を作成する。他の実施形態では、ハンドル接続部材113は、異なる技法を使用してハンドル112に接続され得る。
【0046】
ハンドル接続部材113は、ハンドル112及びハンドルアセンブリ160を容器102に接続するように、容器102上のハンドルマウント110への取り外し可能な接続のために構成される。図1図10に図示される構成では、ハンドル接続部材113のプラグ113pは、容器上のハンドルマウント110のレセプタクル111rに挿入される。締結部材113cは、プラグ113pと係合され、ハンドルマウント110と接続してプラグ113pを固定し、(例えば、持ち上げ又は運搬中の)ハンドル112上の横力がプラグ113pをレセプタクル111rから引き抜かせることを防止し得る。より具体的には、締結部材113cは、ハンドルマウント110の突出部の下にあり、かつハンドルマウント110と側壁150の外面154との間の間隙155内にある場所でハンドル接続部材113のプラグ113pに接続され得る。本構成は、締結部材113cのための保護を提供し、締結部材113cを切断解除させ得る不慮の接触に抵抗する。
【0047】
締結部材113cは、図5に図示され、本実施形態では、締結部材113cは、保持器クリップの形態である。図5に図示される締結部材113cは、ハンドル部分又はグリップ部分113chと、グリップ部分113chから延在する2つの脚部113crとを含み、脚部113crがプラグ113p上の陥凹163内に篏合するか、又は別様にそれに係合するように、プラグ113p上に締結部材113cをスライドさせることを促進するために、スロットが脚部113crの間に画定される。締結部材113cは、他の実施形態では異なって構成され得る。
【0048】
容器アセンブリ100はまた、容器102の上部104に取り外し可能に接続され、開口部152を少なくとも部分的に被覆する蓋116を含むこともできる。蓋116は、図1及び図5に図示される。図5を参照すると、蓋116は、上部又は上側部分116tと、蓋116が容器102に接続されるときに開口部152内に少なくとも部分的に受容される底部又は下側部分116bとを含む。図1及び図5の実施形態における下側部分116bは、蓋116が容器102の開口部152内に圧入されるときに、容器102の内面159に係合し、容器102の内部と外部環境との間にシール(例えば、湿気、外部汚染などに対する)を提供する、シール又はガスケット117を含む。ガスケット117はまた、機能的な保持機能を提供し、容器102上の定位置に蓋116を保持する。
【0049】
図1及び図5の実施形態における蓋116は、上側部分116tの周辺寸法(例えば、直径)が下側部分116bの寸法よりも大きいように、階段状構成を有する。本構成では、下側部分116bが、容器開口部152内に篏合する一方で、上側部分116tは、側壁150の上部153において側壁150の外面154と実質的に同一平面である。図1及び図5の実施形態では、上側部分116tは、周縁102rにおいて外面154と実質的に同一平面である。たとえ構成要素が容器102の外周全体の周囲で同一平面ではなくても、上側部分116tは、側壁150の外面154と同一平面又は実質的に同一平面とみなされ得ることが理解される。例えば、図1及び図5の蓋116は、蓋116の縁から外向きに延在する把持タブ171を有し、本把持タブ171は、側壁150の外面154の更に外向きに延在する。
【0050】
図6図13及び図20図27は、図1~5に示され、本明細書に記載される容器100などの携帯用容器とともに使用するための、様々な物品を保持するために構成されたホルダー又は整理ケースの形態の付属品200の例示的な実施形態を図示する。図14図19図28図36、及び図45図56は、図1~5に示される容器102及び容器アセンブリ100とともに同様に使用され得るホルダー又は整理ケースの形態の付属品200の代替実施形態を描写する。本明細書に図示される構成における付属品200は、外側容器102とともに使用可能であり得、付属品200は、本開示から逸脱することなく、寸法、配向、及び他の特徴を変更することなどによって、他の容器とともに使用するために修正され得ることが理解される。加えて、付属品200は、図6図13及び図20図27に図示される実施形態ではホルダー又は整理ケースの形態で図示されるが、付属品200は、他の実施形態では異なる構成を有し得、概して、付属品200は、容器102に接続されるように構成される付属品本体を含む。
【0051】
図6図13の付属品200は、容器102の側壁150の少なくとも一部分の周囲に延在するように構成されたジャケット210の形態の付属品本体と、ジャケット210に接続され、様々な部品を保持するように構成された1つ以上の貯蔵部材220と、ジャケット210に接続され、容器102と接続してジャケット210を支持するように容器102への取り外し可能な接続のために構成された1つ以上の接続部材250とを含む。付属品200は、他の実施形態では、本明細書に記載されていない付加的な構成要素を含む構成を含む、他の構成で提供され得る。
【0052】
図6図13の実施形態におけるジャケット210は、連続的に容器102の側壁150全体の周囲に延在するように構成される管状ラップの形態である。ジャケット210は、側壁150に密接に篏合するために、側壁150の寸法と同様に定寸され、本実施形態では円形断面及び略円錐台形又はテーパ状円筒形状を有する。一実施形態では、ジャケット210の幅のテーパリングの程度は、ジャケット210が容器102の側壁150に緊密に立ち向かうように、容器102の側壁150と同じである。他の実施形態では、ジャケット210は、非テーパ状円筒形構成、又は画定された角、若しくは角が形成され得る画定された屈曲領域を含み得る、多角形断面形状などの異なる構成を有し得る。図6図13のジャケット210は、可撓性であり、異なる形状に適合され得、ジャケット210の形状は、ともに付属品200が使用されることを意図している特定の容器102の形状と補完的であるように設計され得ることが理解される。本構成では、ジャケット210は、上縁211と、底縁212と、内面及び外面214、215を有し、本体213の内面214が側壁150に直面するように、容器102を受容するように構成された通路216を画定する、本体213とを有する。ジャケット210の本体213は、図6図13の実施形態では、織物/布又は他の織成材料などの可撓性材料から形成され、ジャケット210は、本明細書に記載される他の構成要素を形成する付加的な材料を含んでもよい。例えば、一実施形態では、本体213は、コーティングされたポリエステル布材料から形成され得、別の実施形態では、本体213は、押出エラストマー材料の連続スキンから形成され得る。別の実施例として、図56は、少なくとも本体213並びに可能性として貯蔵部材220及び他の構成要素を含む、ジャケット210の一部又は全体が、ゴム又はポリウレタン材料などのポリマー材料から成形される、実施形態を図示する。図56の本体213は、管状構造で成形されるか、又は平坦な部品として成形され、端部において接続されて管状構造を形成し得る。他の実施形態では、ジャケット210の本体213及び/又は他の構成要素は、他の可撓性材料及び/又は半剛性若しくは剛性材料を含む、他の材料又はそのような材料の組み合わせから作製され得る。本明細書で使用される場合の「可撓性」及び「剛性」は、せん断力下の可撓性を指し、必ずしも引張弾性又は伸縮性の程度を含意しないことが理解される。実際に、多くの可撓性織物材料が、低い弾性を有し得る一方で、いくつかは、高い弾性を有し得、低弾性及び高弾性材料の両方が、特定の実施形態で使用され得る。
【0053】
図6図13の付属品200は、ジャケット210の本体213の外面215に接続された貯蔵ポケット又はコンパートメント221の形態の貯蔵部材220を含む。本明細書に記載される「貯蔵部材」220は、貯蔵のために別の物品を保持することが可能な任意の構造を含んでもよい。図6図13の付属品200は、ジャケット210の周囲に概して規則的な間隔で分布した、すなわち、円形本体213の周囲に相互に対して約90°の弧で中心に置かれた、4つの貯蔵コンパートメント221を含む。他の実施形態では、付属品200は、異なる数、タイプ、配向などの貯蔵部材220を含んでもよい。図6図13における付属品200はまた、ジャケット210の反対側に、すなわち、円形本体213の周囲に相互に対して約180°の弧で中心に置かれた、ループ222の2つのセットも含む。ループ222は、ループを通して挿入され得る(例えば、ハンマー若しくは他の道具)、及び/又はヒッチ、クリップ、バックル、スナップ、若しくは別の物品を付属品200に接続するために使用され得る他の締結具(例えば、カラビナ)のための接続としての役割を果たし得る、様々な構成要素を保持することが可能である。
【0054】
貯蔵コンパートメント221は、内部仕切り223、排水孔233、補助コンパートメント225、閉鎖具226、及び他のそのような構成要素を含む、具体的な機能性のための様々な構成要素を伴って構成され得る。図6図13の実施形態における貯蔵コンパートメント221は全て、相互と異なって構成され、付属品200は、第1、第2、第3、及び第4の貯蔵コンパートメント221a、221b、221c、221dを有するとみなされ得る。図20図27は、個別に本実施形態の4つの貯蔵コンパートメント221の具体的特徴を図示し、貯蔵コンパートメントの付加的な構成が可能であることが理解される。本明細書に記載される貯蔵コンパートメント221のうちのいずれかの任意の特徴又は構造的構成が、様々な実施形態によると、他の貯蔵コンパートメント221に組み込まれ得ることが理解される。図20図27の実施形態における全ての貯蔵コンパートメント221は、折り畳まれ、ジャケット210の本体213に縫着されて貯蔵コンパートメント221を形成する、織物/布材料の複数の層230から形成される。貯蔵コンパートメント221は、一実施形態では、本体213と同じ材料から作製され得る。貯蔵コンパートメントに使用され得る材料の実施例は、コーティングされたポリエステル布材料、圧縮成形フォーム、又はエラストマーを含む。図20図27の実施形態における全ての貯蔵コンパートメント221はまた、形状をコンパートメント221に提供するためのより剛性の材料の挿入物231(例えば、ポリエチレン又は他のプラスチックから作製された剛性プレート)と、縁を保護するための露出した縁のうちのいくつか又は全ての周囲のトリム232とを含む。図20図27の実施形態における全ての貯蔵コンパートメント221は、層230(また、任意選択的に挿入物231)を通して延在する、及び/又はコンパートメント221内に位置するジャケット210の本体213の部分を通して延在する、1つ以上の排水孔233を更に含む。排水孔233は、グロメット又は類似構造によって画定され得る。貯蔵コンパートメント221の構成要素は、任意の好適な技法によって、相互及び/又はジャケット210に接続され得、一実施形態では、そのような技法は、縫着及び熱プレスを含む。例えば、本体213への貯蔵コンパートメント221の縫着、並びに図6図27の実施形態における他の縫着接続は、織成ポリエステル結合材料を使用して実施され得る。別の実施形態では、付属品200上の貯蔵コンパートメント221のうちのいくつか又は全ては、相互と実質的に同一であり得る。更なる実施形態では、付属品200は、異なる及び/又は付加的な特徴を有する1つ以上の貯蔵コンパートメント221を含んでもよい。
【0055】
図20図21は、第1の貯蔵コンパートメント221aを図示する。図20図21に図示されるように、第1の貯蔵コンパートメント221aは、底部225において、及び第1の部材224の縁226に沿って本体213に縫着される第1の多層織物部材224によって形成される。第1の貯蔵コンパートメント221aは、開放上部227を有し、コンパートメント221aは、コンパートメントの開放幅が底部225においてゼロに近づき、上部227に向かって概して角度のある様式で拡張するように、三角形構成で開放するように構成される。本実施形態における第1の貯蔵コンパートメント221aは、3つのサブコンパートメントを作成するために2つの内部仕切り223を有し、内部仕切り223は、折り畳まれ、コンパートメント221aの壁に接続されて2つの仕切り223を形成する単一の仕切り部材228によって形成される。仕切り部材228の上部は、折り畳まれ、熱プレスされて、耐久性を追加する。別の実施形態では、第1のコンパートメント221a(又は他のコンパートメント221のうちのいずれか)は、コンパートメントの上部227を被覆するためにフラップなどの閉鎖具を含んでもよい。
【0056】
図22図23は、第2の貯蔵コンパートメント221bを図示する。図22図23に図示されるように、第2の貯蔵コンパートメント221bは、底部225において、及び第2の部材229の縁226に沿って本体213に縫着される第2の多層織物部材229によって形成される。第2の貯蔵コンパートメント221bは、開放上部227を有し、コンパートメント221bは、コンパートメント221bの底部225がジャケット210から外向きに延在し、コンパートメントの開放幅が上部227に向かって概して角度のある様式で拡張するように、台形構成で開放するように構成される。本実施形態における第2の貯蔵コンパートメント221bは、2つのサブコンパートメントを作成するために1つの内部仕切り223を有し、内部仕切り223は、折り畳まれ、コンパートメント221bの壁に接続されて仕切り223を形成する単一の仕切り部材228によって形成される。仕切り部材228の上部は、折り畳まれ、熱プレスされて、耐久性を追加する。
【0057】
図24図25は、第3の貯蔵コンパートメント221cを図示する。図24図25に図示されるように、第3の貯蔵コンパートメント221cは、底部225において、及び第2の部材229の縁226に沿って本体213に縫着される第3の多層織物部材234によって形成される。第3の貯蔵コンパートメント221cは、開放上部227を有し、コンパートメント221cは、コンパートメント221cの底部225がジャケット210から外向きに延在し、コンパートメントの開放幅が上部227に向かって概して角度のある様式で拡張するように、台形構成で開放するように構成される。本実施形態における第3の貯蔵コンパートメント221cは、内部仕切りを有しておらず、コンパートメント221cの外側の材料の1つ以上の付加的な層230によって画定された補助コンパートメント225を含む。補助コンパートメント225は、図示される実施形態ではコンパートメント221cから完全に分離しているが、別の実施形態では接続され得る。補助コンパートメント225は、閉鎖具を被覆し、閉鎖具226を要素から保護するためのフラップ235とともに、ジッパーの形態の閉鎖具226を更に含む。異なるタイプの閉鎖具226が、別の実施形態で使用され得、フラップ235は、閉鎖具226を用いることなく使用され得、又は逆も同様である。
【0058】
図26図27は、第4の貯蔵コンパートメント221dを図示する。図26図27に図示されるように、第4の貯蔵コンパートメント221dは、底部225において、及び第4の部材236の縁226に沿って本体213に縫着される第4の多層織物部材236によって形成される。第4の貯蔵コンパートメント221dは、開放上部227を有し、コンパートメント221dは、コンパートメント221dの底部225がジャケット210から外向きに延在し、コンパートメント221dの開放幅が上部227に向かって概して角度のある様式で拡張するように、台形構成で開放するように構成される。本実施形態における第4の貯蔵コンパートメント221dは、3つのサブコンパートメントを作成するために2つの内部仕切り223を有し、内部仕切り223は、折り畳まれ、コンパートメント221bの壁に接続されて仕切り223を形成する単一の仕切り部材228によって形成される。仕切り部材228の上部は、折り畳まれ、熱プレスされて、耐久性を追加する。
【0059】
別の実施形態では、貯蔵コンパートメント221及び仕切り223は、別の様式でジャケット210の本体213に接続され得る。例えば、図56は、貯蔵コンパートメント221及び仕切り223がジャケット210の本体213と一体的に成形される、実施形態を図示する。本実施形態では、本体213は、円筒形若しくは円錐台形に成形され得るか、又は本体213は、図11図12の平坦な部品240と同様に、その端部においてともに接続された平坦な部品として成形され得る。受容部材257又は他の解放可能な接続構造が、後に、縫着、接着剤、溶接などによって、ジャケット210に接続され得る。図56のジャケット210は、別様に図6図13のジャケット210と構造が類似し、本明細書では別様に詳細に記載されない。別の実施例として、図56に示されるジャケット210は、貯蔵コンパートメント221及び仕切り223とは別個に本体213を成形し、後に、溶接、縫着、又は接着剤などによって、貯蔵コンパートメント221及び仕切り223を本体213に接続することによって製造され得る。本構成では、貯蔵コンパートメント221及び仕切り223の全ては、本体213に接続される単一の連続成形部品によって形成され得る。
【0060】
図6図13の実施形態におけるジャケット210の本体部材213は、包まれ、その端部241において接続されて管状ジャケット210を形成する、平坦な部品240から形成される。本実施形態における平坦な部品240は、図11に図示され、連続ラップを作成するために、単層又は多層部品であり得る織物材料の単一の一体部品から形成される。他の実施形態では、本体部材213は、それらの縁において縫着されるか、又は相互から離隔され、ストラップ若しくは他の接続(永久的若しくは解放可能)によって周辺の周囲に接続される複数の部品などの材料の不連続部品から作製され得る。図11に示されるように、平坦な部品240は、組み立てられた本体部材213及びジャケット210がテーパ状幅を有するように、弧構成を有する上縁及び底縁211、212を有する。平坦な部品240は、所望の形状を有するジャケット210を作成するために、別の実施形態では異なる形状を有し得る。平坦な部品240の端部241は、一実施形態では縫着によって接続されるが、他の実施形態では他の技法によって継合され得る。組み立てられると、図11に示される平坦な部品240の上面及び底面は、それぞれ、本体部材213の外面215及び内面214を形成する。図11に示されるように、平坦な部品240は、端部241を接続して本体部材213を形成する前に、実質的に全ての構成要素がそれに接続された状態で製造され得る。他の実施形態では、いくつか又は全ての構成要素は、本体部材213の組立後に本体部材213に接続され得る。
【0061】
図6図13に示される実施形態では、本体部材213は、平坦な部品240の端部241の間の継ぎ目又は他の接続を被覆するカバー242を有し得る。カバー242の一実施形態が、図12に示される。本実施形態では、カバー242は、頑丈な耐久性のある織成材料のパッチ243によって形成され、接続を保護する。加えて、本実施形態では、カバー242は、パッチ243、並びに本明細書に記載される1つ以上のループ222を含むループ部材245を含む、ループアセンブリとして形成される。本実施形態におけるループ部材245は、いくつかの結合点246において縫着されるか、又は別様に接続されてループ222を作成する織物材料(例えば、織成ナイロン材料)のストリップによって形成される、MOLLEループ構成で提供される。ループ部材245を形成する材料のストリップは、結合点246においてパッチ243に接続された単一のストリップとして、又は結合点246においてそれ自体に接続されたループとして提供され得る。図6図13に示されるように、第2のループアセンブリ(カバー242及びループ部材245を含む)が、平坦な部品240の端部241の間の接続としてジャケット210の反対側でジャケット210に接続され得る。別の実施形態では、1つ以上のループ部材245が、任意のカバー242又は類似構造とは別個にジャケット210に接続され得る。
【0062】
付属品200は、ジャケット210に接続され、容器102からの付属品200を支持するように容器102への取り外し可能な接続のために構成された1つ以上の接続部材250を含んでもよい。一実施形態における接続部材250は、側壁150の上部及び/又は容器102の上部から下向きに離隔された場所で容器102の側壁150の外面に接続され得る。一実施形態では、付属品200は、複数の接続部材250を含む。各接続部材250は、容器102への接続のために構成されるコネクタ251を含み、図6図13に示される実施形態では、各コネクタ251は、容器102上のポート109への接続のために構成される。図6図13におけるコネクタ251は、コネクタ251の一部分がポート109内に受容されるが、別の実施形態では異なる構成でポート109に接続し得るように、接続のために構成される。容器102は、複数のポート109を含んでもよいが、接続部材250の数は、一実施形態ではポート109の数に等しくあり得る。図6図13の実施形態における付属品200は、ジャケット210の周辺の周囲にほぼ等しい間隔で、すなわち、本体213の周辺の周囲に相互に対して約90°の弧で位置付けられた4つの接続部材250を有し、容器102は、スカート108の周囲にほぼ同じ関係で位置付けられた4つのポート109を有する。ポート109は、水平壁(スカート108の水平部分108r)を完全に通して延在する封入された開口として図示されるが、他の実施形態では、ポート109は、異なる構成を有し得る。一実施例として、ポート109は、垂直壁(例えば、スカート108の垂直部分108v)又は異なる配向を有する壁に形成される。別の実施例として、ポート109は、陥凹空洞又は類似構造であるなど、壁を完全に通して延在しない場合がある。更なる実施例として、ポート109は、コネクタ251の一部分がスロットの中にスライドするか、及び/又はそれと係合し得るように、スロットを有する開口若しくは空洞などの構造によって完全に画定又は封入されない場合がある。
【0063】
図6図13の実施形態におけるコネクタ251は、拡大した頭部253及び頭部253に従属するより狭い柄254を有する、概してT字形の構成で形成される。一実施形態では、頭部253は、図6図7、及び図10に示されるように、両方の横寸法(すなわち、長さ及び幅)において柄254に対して拡大される。加えて、頭部253は、頭部253がポート109を通して篏合することができないように、一方又は両方の横寸法においてポート109に対して拡大され得る。本構成では、コネクタ251の頭部253は、ポート109の上部に位置し、柄254は、ポート109を通して下向きに延在する。コネクタ251の頭部253は、ポート109が位置する構造、すなわち、図6図13の実施形態におけるスカート108の水平部分108rの上面と係合され得る。コネクタ251は、任意の好適な材料から形成され得、一実施形態では、コネクタは、アセタールとしても知られている成形ポリオキシメチレン(PMO)から形成され得るが、他の実施形態では、フライス加工、成形/鋳造、スタンピング、又は他の方法などの様々な技法を使用して、他のポリマー材料を含む他の材料から作製され得る。コネクタ251は、他の実施形態では、図1図10に示されるようにポート109との係合のために構成された、及び/又は他のポート109との係合のために構成された異なる構成を含む、異なる構成で提供され得る。図14図19は、本明細書の他の場所に説明されるように、コネクタ251の異なる構成の実施例を図示する。コネクタ251は、コネクタ251が係合されるポート109と補完的である構造を有するように構成され得ることが理解される。
【0064】
図6図13の実施形態における各接続部材250は、ジャケット210に取り外し可能に接続される。一実施形態では、各接続部材250は、コネクタ251に接続され、ジャケット210に取り外し可能に接続されたストラップ252を含む。ストラップ252は、一実施形態ではコネクタ251の柄254に接続され、ストラップ252は、更に、所望される場合、コネクタ251に取り外し可能に接続され得る。ストラップ252は、一方の端部においてジャケット210に接続され、図8及び図13に示される実施形態では柄254内のスロット262を通して延在することによってコネクタ251に接続されるループ256を他方の端部に有する。図6図8及び図10に示されるように、本実施形態でコネクタ251が容器102に接続されるとき、ジャケット210は、付属品200がストラップ252によって支持されるように、ストラップ252から吊り下がる。各コネクタ251は、ストラップ252を取り外し、ポート109を通して下向きにストラップ252及びコネクタ251の柄254の一部分を螺入し、次いで、ストラップ252をジャケット210に再接続することによって、本実施形態ではそれぞれのポート109に接続され得る。
【0065】
図6図13の実施形態では、ストラップ252は、フックアンドループ接続構造255の形態の解放可能な接続構造によってジャケット210に取り外し可能に接続する。図10及び図13に示されるように、ストラップ252及びジャケット210は、補完的フックアンドループ接続構造255を有する。図8図10、及び図13に示されるように、ストラップ252のフックアンドループ接続構造255は、ストラップ252の両方の反対外面上に提供され、ジャケット210のフックアンドループ接続構造255は、ジャケット210に接続される受容部材257内に提供される。本実施形態における受容部材257は、2つの分離可能なアーム258を有するV字形構造であり、フックアンドループ接続構造255がV字形構造の両方の直面する内面に接続される。図10及び図13に図示されるように、ストラップ252は、一方のアーム258を引き離してV字形受容部材257を開放し、補完的フックアンドループ接続構造255が相互に係合するように、ストラップ252の端部を挿入し、次いで、他方のアーム258に向かってアーム258を押し戻して受容部材257を閉鎖し、接続を確立することによって、受容部材257に接続することができる。ストラップ252及び受容部材257の構成は、ストラップ252の長さの所望の部分を受容部材257に挿入することができ、それによって、ジャケット210に対するコネクタ251の位置が調整されることを可能にするようなものである。一実施形態では、ストラップ252は、ジャケット210が容器102に対して緊密に引っ張られるような長さで受容部材257に挿入され得る。本構成では、接続部材250及びジャケット210は、ジャケット210が容器102のいずれの配向でも容器102に対して移動しないように、相互に反対の力を及ぼす。図6図13の実施形態における受容部材257は、各受容部材257の一部又は全体が貯蔵コンパートメント221のうちの1つの内側に位置付けられるように、ジャケット210に接続される。本構成は、接続のための利用可能な垂直空間を最大限化し、ジャケット210がポート109から過剰に下方に吊り下がることを要求することなく、ストラップ252と受容部材257との間に広い/長い接触面積を可能にする。接続部材250及び/又はそのストラップ252をジャケット210に取り外し可能に接続するための他の解放可能な接続構造は、他の実施形態では異なり得、フック、ループ、バックル、タブ、ヒッチ、クリップ、スナップなどの様々な異なる締結具を含む、他の実施形態で使用され得る。
【0066】
図14図19は、図6図13に示される接続部材250及びポート109とともに使用可能であるコネクタ251の付加的実施形態を図示する。図14図15は、ポート109内への上向きの挿入を許容するように構成される1つ以上の可撓性タブ258を含む、コネクタ251の実施形態を図示する。タブ258は、ポート109及びタブ258に屈曲する空間を許容するタブ258間の間隙260に挿入されたときに、ポート109の一部分に係合し、タブ258を強制的に撓曲させる、斜面259を有する。本構成では、タブ258は、ポート109内にコネクタ251を保持するように構成される。図16図17は、ポート109内への上向きの挿入を許容するように構成されるフック部材261を含む、コネクタ251の実施形態を図示する。フック部材261は、ポート109に挿入され、回転されて、フック部材261をスカート108と係合させ、付属品200を支持する。ストラップ252は、図6図13に図示されるものと同じ様式で図14図15のコネクタ251及び図16図17のコネクタ251に接続することができる。図18図19は、柄254が図6図13に図示される柄254よりも長く、柄254が2つのスロット262を有する、図6図13に関して記載される拡大した頭部253及び柄254を伴って構成されるコネクタ251の実施形態を図示する。本実施形態におけるストラップ252は、緩いタグ端部263を有し、2つのスロット262の使用は、ストラップ252の長さに沿ってコネクタ251をスライドさせることによって、ストラップ252の長さが調整されることを可能にする一方で、張力係止配設は、ストラップ252が張力を受けているときにコネクタ251に対するストラップ252の望ましくないスライドを防止する。ストラップ252はまた、一実施形態では、この同じ機構を使用して、コネクタ251から接続解除することもできるが、別の実施形態では、タグ端部263がスロット262を通して引っ張られることを防止するために肥厚部分をタグ端部263に含んでもよい。図14図19のコネクタ251は、そのように所望される場合、ストラップ252がジャケット210に永久的に接続されることを可能にする。更なる実施形態では、図6図13又は図18図19のコネクタ251は、ポート109内への上向きの挿入を許容するために十分に可撓性である一方で、付属品200及び付属品200によって支持された任意の物品の重量を支持するために十分に頑丈である材料から作製されることなどによって、ストラップ252がジャケット210に永久的に接続されることを可能にするように、ポート109を通した上向きの挿入のために構成され得る。本明細書に図示されるコネクタ251の例示的な実施形態は、ストラップ252とは別個の部品として形成されるが、他の実施形態では、ストラップ252の一部分は、ボタン、フック、タブ、フックアンドループ構造、又は他の解放可能な接続によって締結された解放可能なループなどのコネクタ251としての役割を果たし得ることに更に留意されたい。
【0067】
図47図55は、図6図13に示されるジャケット210などの本明細書に記載される付属品200に接続部分250を接続するために使用され得る、付加的な解放可能な接続構造を図示する。図47は、補完的スナップ接続310によって付属品200に接続するストラップ252の形態の接続部分250を図示する。図48は、補完的磁気接続311によって付属品200に接続するストラップ252の形態の接続部分250を図示する。図49は、補完的ボタン接続312によって付属品200に接続するストラップ252の形態の接続部分250を図示する。図50は、容器102内のポート109のうちの1つを通して延在し、結び目314を形成することによって相互に接続する、付属品200(本実施形態ではジャケット210)に固定して接続されたロープ313の形態の接続部分250を図示する。図51は、一方の端部315において付属品200(本実施形態ではジャケット210)に固定して接続され、ポート109のうちの1つを通して上向きに延在し、下向きにループ状になり、フックアンドループ接続構造255の形態の解放可能な接続構造の使用によってそれ自体に締結する遊離端316を有する、ストラップ252の接続部分250を図示する。図51のストラップ252は、スカート108に接触し、ストラップ252がスカート108に接触する場所で強度及び耐久性をストラップ252に提供するように位置付けられた補強部材317を更に有する。補強部材317は、ストラップ252を形成する材料の1つ以上の付加的な層であり得るか、又はゴムコーティングなどの異なる材料であり得る。図52は、付属品200に固定して接続され、また、容器102のポート109のうちの1つに解放可能に接続されるコネクタ251にも接続される、ストラップ252の形態の接続部分250を図示する。本実施形態では、コネクタ251は、ポート109内に受容される第1の部分318、スカート108の下に受容される第2の部分319、及びC字形であり、スカート108の水平部分108rの周囲に、かつ垂直部分108vに沿って下方に延在して、第1及び第2の部分318、319を接続する第3の部分320を有する、C字形構造として形成される。スカート108の垂直部分108vの底部は、図52の実施形態ではコネクタ251の第2及び第3の部分319、320の間に受容される。図55は、図6図13に関して本明細書に記載される受容部材257を含む接続構造255を使用して付属品200(本実施形態ではジャケット210)に接続する、ストラップ252の形態の接続部分250を図示する。本実施形態における接続部分250は、コネクタ251を有していないが、代わりに、ストラップ252は、ポート109を通して上向きに延在し、ペアで相互に接続する。フックアンドループ構造又は本明細書に記載される他の解放可能な接続構造であり得る、付加的な解放可能な接続構造326が、ストラップ252を相互に接続するために使用される。接続されたストラップ252は、付属品200を容器102に接続し、スカート108から付属品200を懸架する。
【0068】
図53図54は、容器102のポート109のうちの1つに係合するための移動可能な係止構造321を有する、コネクタ251を図示する。本実施形態における移動可能な係止構造321は、筐体323に接続された2つの移動可能な係止構造部材322を含む。係止部材322は、係止部材322が筐体323から外に延在し、ポート109の周囲のスカート108に係合するためにポート109よりも大きい幅を有する、延在位置(図53)と、係止部材322が筐体323内に後退され、ポート109を通してコネクタ251を挿入するか、又は取り外すことができる、後退位置(図54)との間で移動可能である。付勢部材324(例えば、1つ以上のばね)が、筐体323内に位置付けられて、延在位置に向かって係止部材322を付勢する。加えて、係止部材323は、ポート109の縁によって係合され、ポート109内への挿入中に後退位置に向かって係止部材323を押し進めるように構成された斜面325を有する。図53図54のコネクタ251はまた、図6図13のコネクタ251と同様に、ストラップ252を受容するように構成されるスロット262を有する柄254も有する。図53図54のコネクタ251がポート109を通して上向きに挿入されるとき、柄254は、ポート109を通して下向きに延在し、図6図13の接続部材250と同様にストラップ252に接続する。コネクタ251の取り外しは、係止部材323を操作して、後退位置に向かってそれらを押し進めることによって、達成され得る。
【0069】
他の実施形態では、本明細書に記載される接続部材250は、他のタイプの付属品を、図1図5に示される容器102、又はコネクタ251によって係合され得るポート109若しくは他の構造を有する他の容器に直接接続するために使用され得る。一実施形態では、各個々の接続部材250は、異なる付属品を容器102に接続するために使用され得る。例えば、接続部材250は、個々の貯蔵コンパートメント又は容器、個々の道具又は他のデバイス、容器102自体のための構成要素又は付属品、及び他の付属品などの付属品を搭載するために使用され得る。接続部材250は、付属品の構造に基づいて異なる付属品への接続のために修正され得ることが理解される。例えば、ストラップ252は、補完的接続構造を含み得る、異なるタイプの付属品への接続の構成された構造を有し得る。
【0070】
図28図36は、容器102の側壁150の少なくとも一部分の周囲に延在するように構成されたジャケット210の形態の付属品本体と、ジャケット210に接続され、様々な部品を保持するように構成された1つ以上の貯蔵部材220と、ジャケット210に接続され、容器102と接続してジャケット210を支持するように容器102への取り外し可能な接続のために構成された1つ以上の接続部材250とを各々含む、付属品200の実施形態を図示する。これらの実施形態の各々では、付属品200は、多種多様な異なる構成の作成を可能にするために、異なる構造及び機能性を有し得る複数のモジュール式セクション270を使用して、モジュール式構造のために構成される。付属品200は、他の実施形態では、本明細書に記載されていない付加的な構成要素を含む構成を含む、他の構成で提供され得ることが理解される。
【0071】
図28図34の実施形態では、付属品200は、1つ以上の接続部材250に接続される基部264によって形成され、複数のモジュール式セクション270が基部264に接続され、ジャケット210を形成する。また、接続部材250は、本明細書に記載される任意の実施形態に従って構成及び/又は接続され得ることも理解される。図35図36の実施形態は、基部264を使用せず、付属品200は、モジュール式セクション270を相互に接続することによって形成され、接続部材250がモジュール式セグメント270のうちのいくつか又は全てに直接接続される。接続部材250が、図6図13の接続部材250と同一であるものとして図28図36に示される一方で、図28図36の接続部材250の接続は、詳細に示されず、接続部材250は、図6図13のジャケット210への接続部材250の接続のために図示される同じ構造を使用して、基部264又はモジュール式セクション270に接続されることが理解される。換言すると、各接続部材250は、容器102のポート109のうちの1つの中に受容されたコネクタ251と、コネクタ251に接続されたストラップ252とを含み、基部264は、本明細書の他の場所に示され、記載されるように、2つの分離可能なアーム258、及びストラップ252を受容し、それに接続するためのフックアンドループ接続構造255を有する受容部材257(本実施形態では図示せず)を含む。また、接続部材250並びに容器102及び/又は付属品200へのそれらの接続は、本明細書に記載される任意の他の実施形態に従って構成され得、容器102及び/又は付属品200は、接続部材250の構造と補完的である構造を含み得ることも理解される。
【0072】
モジュール式セクション270は、具体的な目的のためのカスタマイズされた構造を許容するために、異なる機能的アタッチメントを含む、異なる構造及び機能性を提供され得る。多数の様々なモジュール式セクション270が提供され得、所望のモジュール式セクション270は、ジャケット210の所望の構成を達成するためにより多数のモジュール式セクション270から選択され得る。図28図36に描写されるモジュール式セクション270は全て、貯蔵部材220の形態の機能的アタッチメントを含み、異なるモジュール式セクション270は、構造的及び/又は機能的方法で異なって構成される貯蔵部材220を有し得ることが理解される。例えば、異なる貯蔵部材220は、異なるサイズ、寸法、又は形状、内部仕切り233、カバー又は他の閉鎖具、補強若しくは保護構造、道具又は他のデバイスを保持するための保持部材、防水、絶縁などの異なる構造を有し得る。モジュール式セクション270は、他の実施形態では、貯蔵以外の機能を実施し得る、他のタイプの機能的アタッチメントを有し得る。例えば、そのような機能的アタッチメントは、運搬のためのハンドル若しくは他のグリップアタッチメント、(例えば、輸送中に使用するための)固定点、識別のためのカスタマイズ可能な点(例えば、ポケットの内容物を識別するためのパッチ)、又は異なるタイプの容器若しくは他の構造/デバイスへの接続のための取付点を含んでもよい。そのような機能的アタッチメントは、縫着、接合/接着剤、フックアンドループ、又は他のコネクタなどの本明細書に記載される接続を使用して、モジュール式セクション270に接続され得る。これらの実施形態の各々は、主にそのような実施形態の差別化特徴に関して本明細書に記載され、図28図36の実施形態のうちのいずれかの付属品200は、図6図27の実施形態に関して本明細書に既に記載されている構成要素及び特徴を含み得、その構成要素及び特徴は、簡潔にするために詳細に再び記載されない場合があることが理解される。共通の参照番号が、そのような共有される特徴及び構成要素を指すために使用され得る。
【0073】
図28図30は、基部264が、図6図13のジャケット210の本体213と同様に、連続的に容器102の側壁150全体の周囲に延在するように構成される管状ラップの形態である、付属品200の実施形態を図示する。基部264は、側壁150に密接に篏合するために、側壁150の寸法と同様に定寸され、本明細書に記載されるように、本実施形態では円形断面及び略円錐台形又はテーパ状円筒形状を有する。本構成では、基部264は、基部264が上縁及び底縁265、266の間に連続的に延在するように、上縁265、底縁266を有し、基部264は、基部264の内面267が側壁150に直面するように、内面及び外面267、268を更に有する。図28図30は、基部264の2つの端部272をともに接続し、管状構造を形成することによって達成され得る、完全な組立の前に平坦になっている基部264を描写する。これらの端部272は、縫着、溶接、接着剤、締結具、フックアンドループ接続、又は他の永久的若しくは解放可能な接続構造によって接続することができる。基部264は、接続部材250に接続され、一実施形態では、接続部材250への接続のための図6図13の受容部材257と同様の受容部材(図示せず)を含む。本実施形態における受容部材は、基部264の内面267上に位置付けられるが、代替的に外面268上に位置付けられ得る。
【0074】
基部264はまた、図28図30の実施形態ではフックアンドループ接続構造269の形態である、モジュール式セクション270への接続のための外面268上の解放可能な接続構造も含む。本実施形態におけるモジュール式セクション270は、基部264の接続構造269への接続のためのフックアンドループ接続構造271の形態で補完的な解放可能な接続構造をその内面275上に有する。図28図29では、基部264の接続構造269は、組み立てられると基部264の周囲に円周方向に延在する、フックアンドループ材料の2つの平行な離隔したストリップの形態である。加えて、本実施形態では、各モジュール式セクション270の接続構造271は、基部264の接続構造269のストリップと直角であり、接続構造269の両方のストリップに係合するために十分な長さを有する、モジュール式セクション270を横断して垂直に延在するフックアンドループ材料の2つの平行な離隔したストリップの形態である。図30では、基部264の接続構造269は、組み立てられると基部264の周囲に円周方向に延在する、フックアンドループ材料の単一の細長いパッチの形態であり、各モジュール式セクション270の接続構造271は、モジュール式セクション270を横断して垂直に延在する、フックアンドループ材料の単一の細長いパッチの形態である。他の実施形態では、図28図30の接続構造269、271の異なる組み合わせが使用され得るか、又は更なる異なる構成を有する他の接続構造269、271が使用され得る。図28図30のモジュール式セクション270は、モジュール式セクション270の縁が全て、設置されたときに相互に隣接し、基部264の上縁及び底縁265、266とほぼ整合されるように、基部264と実質的に同じ高さ(上縁及び底縁265、266の間で測定される)を有する。別の実施形態では、モジュール式セクション270の全ては、基部264の高さと等しいか、又はそれよりも小さい高さを有し得る。
【0075】
図28図30の実施形態では、モジュール式セクション270は、縁273において上に重なるように構成され、モジュール式セクション270は、隣接するモジュール式セクション270をともに接続するために縁273に沿って付加的な接続構造274、278を含む。例えば、図28に示されるように、各モジュール式セクション270は、左縁273に沿った内面275上の(すなわち、容器102に面した)解放可能な接続構造274と、右縁273に沿った外面276上の(すなわち、容器102から外方に向いた)補完的な解放可能な接続構造278とを有する。本構成では、各モジュール式セクション270の左縁273は、隣接するセクション270の右縁273の上に重なり、隣接するモジュール式セクション270の解放可能な接続構造274、278は、相互に接続する。図28は、図29の基部264に接続されるように定位置でともに接続された4つのモジュール式セクション270を図示し、最左モジュール式セクション270の左縁273は、モジュール式セクション270が組み立てられた(すなわち、管状)基部264上に位置付けられるときに最右モジュール式セクション270の右縁273の上に重なるであろうことが理解される。図30の実施形態では、隣接するモジュール式セクション270の縁273は、上に重ならない場合があり、代わりに、(例えば、図34に示される構成と同様に)並んで位置付けられるか、又は相互から離隔され得る。
【0076】
図31は、図28図30の基部264とともに使用するために構成され、また、図33の基部264に関連して使用され得る、複数のモジュール式セクション270の別の実施形態を図示する。図31のモジュール式セクション270は、異なる円周幅Wを有し、付属品200のカスタマイズされた構成を作成するために様々な所望の組み合わせで組み立てることができる。本構成では、より狭いモジュール式セクション270(例えば、より小型の貯蔵部材220を有する)及びより広いモジュール式セクション270(例えば、より大型の貯蔵部材220を有する)を、付属品を作成するために所望に応じて組み立てることができる。例えば、より多数のより狭いモジュール式セクション270、より少数のより広いモジュール式セクション270、又は異なる幅を有するモジュール式270セクションの組み合わせを、付属品200を組み立てる際に作成することができる。一実施形態では、モジュール式セクション270は、組み立てられたモジュール式セクション270が基部264と同じ集合的円周幅を有することを可能にする、比例する幅を有する有限数の選択された幅で提供され得る。実施例として、モジュール式セクション270は、大型(基部264の円周幅の1/3)、中間(1/4)、及び小型(1/6)などの3つの異なる円周幅を有して提供され得る。加えて、図31のモジュール式セクション270は、図28図29に関して上記に記載されるものと同様の重複縁273及び接続構造274、278を有する。同様の概念を使用する、図31のモジュール式セクション270と同様のモジュール式セクション270が、適切な構造修正を伴って図32図36に関連して使用され得る。
【0077】
図32図33は、基部264が連続的に容器102の側壁150全体の周囲に延在するように構成される一対の離隔した環状バンド277の形態である、付属品200の実施形態を図示する。基部264は、概して、複数のバンド277を含み、別の実施形態では2つを超えるバンド277を含んでもよい。基部264は、側壁150に密接に篏合するために、側壁150の寸法と同様に寸法決定され、上側バンド277は、容器側壁150の略円錐台形に適合するために、下側バンド277よりわずかに大きい長さ(平坦)及び直径(組立)を有し得る。基部264のバンド277の各々は、基部264の内面267が側壁150に直面するように、内面及び外面267、268を有する。図32は、本明細書に記載される任意の接続技法を使用して、各それぞれのバンド277の2つの端部272をともに接続して、環状構造を形成することによって達成され得る、完全な組立の前に平坦になっている基部264を描写する。基部264は、バンド277の全て/両方が接続部材250に接続され、それによって支持されるように、接続部材250に接続される。一実施形態では、基部264は、接続部材250への接続のために図6図13の受容部材257と同様の受容部材257を含み、これらの受容部材257は、バンド277の両方/全てに固定して接続され、バンド277の間の空間を横断して延在する。本実施形態における受容部材257は、バンド277の内面267に接続され、その上に位置付けられるが、代替的に、外面268上に位置付けられ得る。
【0078】
図32図33の基部264はまた、図32図33の実施形態ではフックアンドループ接続構造269の形態である、モジュール式セクション270への接続のための外面268上の解放可能な接続構造も含む。本実施形態におけるモジュール式セクション270は、基部264の接続構造269への接続のためのフックアンドループ接続構造271の形態で補完的な解放可能な接続構造をその内面275上に有する。図33では、基部264のバンド277の各々は、組み立てられたときにバンド277の周囲に円周方向に延在し、バンド277と同じ高さ及び円周幅を有する、フックアンドループ材料のストリップの形態の解放可能な接続構造269を有する。加えて、本実施形態では、各モジュール式セクション270の接続構造271は、跨架してバンド277の両方を被覆し、接続構造269の両方のストリップに係合するために十分な高さを有する、フックアンドループ材料のパッチの形態である。基部264及びモジュール式セクション270の接続構造269、271は、本明細書に記載される他の構成を有し得ることが理解される。加えて、図32図33のモジュール式セクション270は、図28図29に関して上記に記載されるものと同様の重複縁273及び接続構造274、278を有する。
【0079】
図34は、基部264が、図28図30の基部264と同様に、連続的に容器102の側壁150全体の周囲に延在するように構成される管状ラップの形態である、付属品200の実施形態を図示する。図34の実施形態では、モジュール式セクション270は、縫着、接合(例えば、接着剤若しくは溶接)、又はそれらの組み合わせなどの非解放可能な接続構造によって基部264に接続される。図34では、縫着279は、モジュール式セクション270の周辺の周囲に延在する。加えて、図34の実施形態では、モジュール式セクション270は、相互の上に重ならず、隣接するセクション270の縁273は、相互に隣接して位置付けられ、かつ相互からわずかに離隔されるが、縁273は、所望される場合、相互に直接隣接して位置付けられ得る。別の実施形態では、隣接するモジュール式セクション270の縁273は、上に重なり、縫着279は、重複部分においてセクション270及び基部264の両方を通して延在する。更なる実施形態では、図34の非重複構成は、図28図30などの解放可能な接続構造に関連して使用され得る。
【0080】
図35図36は、複数のモジュール式セクション270が、図6図13のジャケット210の本体213と同様に、連続的に容器102の側壁150全体の周囲に延在するように構成された管状ラップの形態のジャケット210を形成するために相互に接続される、付属品200の実施形態を図示する。ジャケット210は、側壁150に密接に篏合するために、側壁150の寸法と同様に定寸され、本明細書に記載されるように、本実施形態では円形断面及び略円錐台形又はテーパ状円筒形状を有する。本構成では、ジャケット210は、ジャケット210の内面267が側壁150に直面するように、内面及び外面267、268を有する。図35図36は、ジャケット210の2つの端部272をともに接続し、管状構造を形成することによって達成され得る、完全な組立の前に平坦になっているジャケット210を描写する。これらの端部272は、縫着、溶接、接着剤、締結具、フックアンドループ接続、又は他の永久的若しくは解放可能な接続構造によって接続することができ、一実施形態では、ジャケット210の端部272は、モジュール式セクション270が相互に接続される同じ様式でともに接続され得る。ジャケット210は、接続部材250に接続され、図35図36の実施形態では、モジュール式セクション270の各々は、接続部材250への接続のための図6図13の受容部材257と同様の受容部材257を有する。本実施形態における受容部材257は、部分的に貯蔵コンパートメント220内のジャケット210の外面268に接続されるが、代替的に、内面267などの他の場所に接続され得る。
【0081】
図35図36の実施形態におけるモジュール式セクション270は、重複部分がともに接続され、モジュール式セクション270を相互に接続するように、縁273において上に重なるように構成される。図35の実施形態では、隣接するセクション270の縁273における重複部分は、縫着、接合(例えば、接着剤若しくは溶接)、又はそれらの組み合わせなどの非解放可能な接続構造によってともに接続される。本実施形態における縫着279は、各モジュール式セクション270の周辺の周囲に延在するものとして図示されるが、縫着279は、別の実施形態では縁273の付近の重複部分の場所のみに存在し得る。図36の実施形態では、モジュール式セクション270は、図28図29に関して上記に説明されるものと同様に、隣接するモジュール式セクション270をともに接続するための縁273に沿った解放可能な接続構造274、278を含む。
【0082】
図37図44は、容器102に選択的に取り付け可能であり、かつそこから取り外し可能である絶縁部材280として各々構成された付属品200の実施形態を図示する。図37図44の絶縁部材280は、概して、絶縁体281と、絶縁体281に接続され、容器102と接続して絶縁体281を支持するように容器102への取り外し可能な接続のために構成された1つ以上の接続部材250とを有する。これらの実施形態の各々のための絶縁体281は、一実施形態では真空絶縁などの様々な絶縁構造を含んでもよい。他の実施形態では、絶縁体281は、いくつかある絶縁構造及び技法の中でも、充填材型絶縁及び/又は低伝導率材料を使用し得る。そのような絶縁の実施例は、とりわけ、ファイバーバッティング、モノリシックフォーム構造(永久的又は取り外し可能)、射出フォーム、粒子状物質(例えば、絶縁ビーズ又はフォームペレット)を含む。図37図44の絶縁体281は各々、底壁282と、上向きに延在して、その中に容器102の一部分を受容して容器102を絶縁する空洞281aを画定する、側壁283とを有する。別の実施形態では、絶縁体281は、側壁283が管状構造として形成されるように、底壁282を有していない場合がある。一般に、絶縁部材280は、容器102の壁(例えば、側壁150)を通した熱伝導率よりも小さい、側壁283及び/又は底壁282を含むその壁を通した熱伝導率を有し得る。例えば、絶縁部材280は、容器102の壁を通した伝導率よりも少なくとも50%低い、その壁を通した熱伝導率を有し得る。別の実施形態では、絶縁部材280は、代わりに、内部絶縁がない保護部材として構成され得、その場合、その壁を通した熱伝導率は、容器102の壁を通した伝導率よりも少なくとも25%低い。
【0083】
図37図38は、スカート108の下方の容器102の下側部分の側壁150の外面154と同様に成形され、容器側壁150の下側部分を受容する、略円筒形の側壁283を有する、絶縁部材280の一実施形態を図示する。絶縁体281は、スカート108の下に位置するように構成される開放上部284を有し、一実施形態では、絶縁体281の上部284は、スカート108によって画定された間隙155内に受容される。本実施形態における接続部材250は、取り外し可能な接続構造(例えば、スナップ若しくはフックアンドループ構造)又は永久的若しくは半永久的接続構造(例えば、接着剤若しくは接合材料)などによって、絶縁体281の側壁283の外面286に第1の端部又は部分285において接続されたストラップ252の形態である。第1の端部又は部分285は、別の実施形態では側壁283の内面などの絶縁体281の別の部分に接続され得る。接続部材250はまた、補完的な解放可能な接続、例えば、接続部材250及び絶縁体281上のフックアンドループ接続構造255によって、側壁283の外面286に取り外し可能に接続される第2の端部又は部分287を有する。絶縁部材280を容器102に接続するために、各接続部材250の第2の部分287は、容器102のスカート108上のポート109のうちの1つを通して上向きに挿入され、スカート108の周囲及び絶縁体281の側壁283に沿って下向きに包まれ、絶縁体281上の接続構造255に接続する。絶縁体281上の接続構造255は、本明細書で他の実施形態に関して記載される受容部材257又は別の解放可能な接続構造として提供され得る。本明細書に記載される接続部材250の他の構成を含む、接続部材250の他の実施形態もまた、本実施形態に関連して使用され得ることが理解される。
【0084】
図39図40は、下側壁部分283aと、下側壁部分283aよりも大きい幅/直径を有する上側壁部分283bと、下側壁部分283aと上側壁部分283bとの間で外向きに延在して、側壁283の幅/直径を増加させる肩部分283cとを含む、側壁283を有する絶縁部材280の別の実施形態を図示する。下側壁部分283aは、(スカート108の下方の)容器102の下側部分の側壁150の外面154と同様に成形され、容器側壁150の下側部分の一部を受容する。上側壁部分283bは、スカート108が絶縁体281の開放上部284を通して受容され得るように、スカート108の幅/直径よりも大きい幅又は直径を有する。本実施形態における各接続部材250は、容器102のポート109のうちの1つへの接続のための図6図13に示されるコネクタ251を有するストラップ252を含む。本実施形態における接続部材250はまた、補完的な解放可能な接続、例えば、接続部材250及び絶縁体281上のフックアンドループ接続構造255によって、側壁283の外面286に取り外し可能に接続される遠位端又は部分287を有する。絶縁部材280はまた、ストラップ252の各々がブラケット288のうちの1つを通過するように、上側壁部分283bの内面289の周囲に分布したブラケット288を有する。絶縁部材280を容器102に接続するために、各接続部材250の第2の部分287は、コネクタ251をポート109と係合させるためにそれぞれのポート109を通して下向きに、次いで、それぞれのブラケット288を通して上向きに挿入される。次いで、ストラップ252は、上部284にわたって延在され、緊密に引っ張られて、容器102の底部106を絶縁体281の底壁282としっかり合わせ、次いで、接続部材250は、解放可能な接続構造255によって絶縁体281に接続される。絶縁体281上の接続構造255は、本明細書で他の実施形態に関して記載される受容部材257又は別の解放可能な接続構造として提供され得る。本明細書に記載される接続部材250の他の構成を含む、接続部材250の他の実施形態もまた、本実施形態に関連して使用され得ることが理解される。
【0085】
図41図44は、図37図38の絶縁部材280とともに容器102に接続されて示される、容器102に関連して使用するための付加的な絶縁付属品を図示する。図41図42は、閉鎖上壁291と、上壁291から下向きに、かつ容器102の上部104の内側に延在する内壁292と、同様に上壁291から下向きに、かつ容器102の外側に延在して、側壁150の上側部分を被覆し、周縁102rを覆って篏合する外壁293とを含む、絶縁蓋290を図示する。周縁102rは、内壁及び外壁292、293の間のチャネル294内に受容され、ガスケット又は他のシール117が、チャネル294内の内壁292に接続されて、容器102に係合する。外壁293は、ハンドルマウント110を受容する切り込み295を含むため、蓋290の底部は、スカート108に近接して下向きに延在するか、又はそれに係合することができる。絶縁蓋290は、本明細書に記載される任意の絶縁構造を含む、様々な絶縁構造を使用して絶縁され得る。(図41図42に示される)図37図38の絶縁部材280と組み合わせた絶縁蓋290は、容器102の実質的に全体が熱的に絶縁される構成を作成する。絶縁蓋290は、図39図40の絶縁部材280との使用を含む、異なる絶縁部材280との使用のために修正され得ることが理解される。また、非絶縁蓋が、別の実施形態では類似構造を伴って構築され得ることも理解される。
【0086】
図42図43は、容器102の側壁150の上側部分に巻き付く拡張可能な絶縁体297を含む、絶縁カラー296を図示する。本実施形態における絶縁カラー296は、継手298及び解放可能な締結具299を使用して、拡張可能な構成を作成するため、カラー296は、周縁102rの下の側壁150の上側部分としっかりと篏合することができる。継手298は、一実施形態ではピンを有するヒンジとして構成され得るが、他の実施形態では、継手298において枢動又は撓曲する絶縁体297の幅の拡張を可能にするであろう任意の構造を含む、異なる構成を有し得る。複数の継手298も使用され得る。本実施形態では、絶縁体297は、本体部分297a、297bが、図43に示されるように、継手298において撓曲又は枢動して周縁102rを覆って篏合することによって、相互から離れて移動し得るように、継手298において継合される第1及び第2の本体部分297a、297bを含む。次いで、本体部分297a、297bは、フックアンドループ接続又は本明細書に説明される他の解放可能な締結具であり得る締結具299を使用して、相互に解放可能に接続することができる。絶縁体297の各本体部分297a、297bはまた、ハンドルマウント110を受容する切り込み295を含むため、カラー296の底部は、スカート108及びハンドルマウント110上に静置することができる。絶縁カラー296は、本明細書に記載される任意の絶縁構造を含む、様々な絶縁構造を使用して絶縁され得る。カラー296はまた、弾性的に拡張可能な構造又は弾性的に拡張可能な部分によって接続された複数の剛性部品を有することを含む、様々な他の拡張構造を使用し得る。(図43図44に示される)図37図38の絶縁部材280と組み合わせた絶縁カラー296は、容器102の実質的に全体が熱的に絶縁される構成を作成する。絶縁カラー296は、図39図40の絶縁部材280との使用を含む、異なる絶縁部材280との使用のために修正され得ることが理解される。また、非絶縁カラーが、別の実施形態では類似構造を伴って構築され得ることも理解される。
【0087】
図45図46は、容器102の側壁150の上側部分に巻き付くように構成される非絶縁カラー300の形態で、本明細書に記載される容器102への接続のための付属品の別の実施形態を図示する。カラー300は、相互に接続してカラー300を容器102に締結する補完的な解放可能な締結具302をカラー本体301の反対端303に、又はそれに近接して有する、可撓性カラー本体301を含む。カラー本体301は、ハンドルマウント110を受容する切り込み304を含むため、カラー300の底部は、スカート108及びハンドルマウント110上に静置することができる。図45図46のカラー300はまた、付加的な貯蔵容量を提供するために、カラー本体301の外面306に接続された貯蔵ポケット又はコンパートメント305も有する。図46のカラー300は、図6図13のジャケット210とともに容器102に搭載されるように図示される。図45のカラー300は、カラー300に接続され、カラー300から下向きに延在してジャケット210を支持するストラップ252の形態の複数の接続部材250を介して、ジャケット210を支持するように構成される。図45の実施形態では、ストラップ252は、(例えば、縫着及び/又は接着剤)によってカラー300の内面に固定して接続され、図6図13に示されるジャケット210に接続された受容部材257を含む、フックアンドループ接続構造255の形態の解放可能な接続構造を使用して、ジャケット210に取り外し可能に接続される。カラー300は、スカート108及びハンドルマウント110上に静置し、ストラップ252は、カラー300から下向きに、かつポート109を通して延在し、ジャケット210に接続する。他の実施形態では、異なるタイプの接続部材250が、カラー300をジャケット210に接続するために使用され得る。例えば、別の実施形態では、接続部材250は、カラー300に解放可能に接続され得、ジャケット210に解放可能に接続されるか、又は固定して接続されるかのいずれかであり得る。
【0088】
図57図59は、例えば、釣り竿を保持するために、容器102に選択的に取り付け可能であり、かつそこから取り外し可能である竿ホルダー330として構成された付属品200の別の実施形態を図示する。竿ホルダー330は、釣り竿などの細長い竿形状の物品(図示せず)を保持するように構成される竿ホルダー本体331と、竿ホルダー本体331に接続され、容器102上に竿ホルダー330を取り外し可能に搭載するように構成された搭載構造332とを含む。図57図59の竿ホルダー本体331は、取り付けられたリールを有する釣り竿を保持するように特別に構成されるが、他の細長い物品を保持することが可能であり得るか、又は竿ホルダー本体331は、異なる細長い物品を保持するために異なって構成され得る。本実施形態では、竿ホルダー本体331は、開放している第1の端部335及び第1の端部335の反対側の第2の端部336を有する、細長い物品を受容するように構成された空洞334を画定する略円筒形の側壁333を有する。第2の端部336は、図57図59の実施形態では開放しているが、代替的に閉鎖され得る。第1の端部335はまた、細長い物品の挿入を容易にするために広がっている。細長いスロット337は、側壁333の高さの一部分に沿って延在し、釣りのリールマウントなどの物品の伸長の方向から外向き及び/又は横に延在する細長い物品の一部分を受容するために構成される。釣り竿の場合、リールマウントは、リール自体が空洞334の外側に位置付けられ、ロッドが空洞334内の下向きの移動及び回転に対して実質的に固定されるように、スロット337内に受容される。竿は、竿ホルダー本体331から上向きに引き出すことによって容易に取り出すことができる。
【0089】
搭載構造332は、竿ホルダー本体331に固定された少なくとも1つのマウント基部338と、マウント基部338に接続された係合部材339とを含む。図57図59の実施形態では、搭載構造332は、側壁333に沿って垂直又は縦方向に離隔される2つのマウント基部338を含み、マウント基部338は、成形などによって竿ホルダー本体331と一体的に形成され得る。搭載構造332は、係合部材339をマウント基部338に接続して係合部材339を支持する、支持構造340を更に含む。図57図59の支持構造340は、締結具342などによるマウント基部338への接続のために構成される2つの搭載プレート341と、搭載プレート341の間に延在するスパン343とを含み、係合部材339は、スパン343に接続される。
【0090】
図57図59に示されるように、係合部材339は、スパン343から外向きに、次いで、下向きに延在して、スパン343と係合部材339との間に受容器344を画定する。竿ホルダー330は、側壁150の上部153及び周縁102rが受容器344内に受容されるように、係合部材339を容器102の開口部152に挿入することによって容器102に接続される。本構成では、係合部材339は、容器102の内面159に係合し、スパン343は、周縁102r及びスカート108に係合し、安定性のために少なくとも3つの接触点を提供する。係合部材339は、容器102の内面159に係合するための接触点346を形成する内向きに湾曲した、又は別様に凸状の部分345を含み、係合部材339の遠位端347は、接触点346から外向きに延在して、受容器344内への周縁102rの挿入を支援する。本構成における受容器344は、上側部分348と、係合部材339の凸状部分345によって画定された狭小化した中央部分349と、周縁102rの挿入のために開放している下側部分350とを含む。中央部分349は、上側部分348及び下側部分350よりも小さい最大幅を有し、最も小さい幅が接触点346において生じる。下側部分350の幅は、接触点346から係合部材339の遠位端347まで連続的に増加する。
【0091】
図57図59の実施形態では、係合部材339及びスパン343は、屈曲されて本明細書に記載される構成で係合部材339及びスパン343を形成する、1本の太いゲージのワイヤからともに形成される。搭載プレート341は、溶接又は他の接合技法によってスパン343を形成するワイヤの一部分に接続されるが、他の接続構造が他の実施形態で使用され得る。
【0092】
本明細書に記載される搭載構造332は、容器102の周縁102r上に他の機能的構成要素を支持するためなどに、竿ホルダー本体331以外の構造に接続され得ることが理解される。例えば、付属品200は、異なるタイプの物品を保持するための異なるタイプのホルダーを伴って構成され得るか、又は搭載構造332に接続された完全に機能的に異なる構成要素を伴って構成され得る。したがって、搭載構造332は、容器102上に機能的構成要素を搭載するために、機能的構成要素への接続のために構成されるとみなされ得る。加えて、竿ホルダー330は、スカート108又はその上のポート109などの容器の異なる部分に接続するように構成される搭載構造を含む、異なるタイプの搭載構造332を有する竿ホルダー本体331を伴って構成され得る。
【0093】
様々な構成要素及び特徴を含む、付属品及び容器アセンブリの様々な実施形態が本明細書に記載されている。他の実施形態では、付属品及び容器アセンブリは、そのような構成要素及び特徴の任意の組み合わせを提供され得る。また、他の実施形態では、本明細書に記載される付属品及び容器アセンブリの様々なデバイス、構成要素、及び特徴は、異なる装飾的外観を含む、異なる構成を有する類似構造的及び機能的要素を伴って構築され得ることも理解される。
【0094】
本明細書に記載されるそのような付属品を含む、付属品及び容器アセンブリの実施形態は、既存のバッグ及び整理ケースを含む携帯用容器とともに使用するための既存の付属品と比較して、利点を提示する。例えば、付属品は、本明細書に記載される様々な接続部分250の構成に起因する滑脱又は接続解除を懸念することなく、容器上にしっかりと搭載することができる。別の実施例として、付属品は、容器のいずれの内部空間も占有することなく容器上に搭載することができる。別の実施例として、付属品を容器上に搭載することができる一方で、蓋が容器の上部に配置されること、特に、緊密篏合シール(例えば、ガスケットベースのシール)を有する蓋も可能にする。更なる実施例として、ジャケット210が容器102のいずれの配向でも容器102に対して移動しないように、ジャケット210を容器102と緊密に篏合することができる。別の実施例として、本明細書に記載される様々なモジュール式ジャケット210は、所望の機能性、外観、及び構造のために多大なカスタマイズ可能性を提供することができる。別の実施例として、本明細書に記載される絶縁部材280、300は、効果的な絶縁を非絶縁容器102に提供し、機能性のために所望に応じて絶縁構成と非絶縁構成との間の容器102の変換を許容するために使用することができる。更なる実施例として、本明細書に記載される竿ホルダー330は、釣り竿又は他の細長い物品を支持するために容器102上に迅速で信頼性のある搭載を提供する。本明細書に記載される付属品の他の様々な実施形態は、同様に有利な機能性、並びに容器102の使用の多用途性を提供する。なおも更なる利点が、当業者に認識可能である。
【0095】
いくつかの代替実施形態及び実施例が、本明細書に記載及び例証されている。当業者は、個々の実施形態の特徴、並びに構成要素の可能な組み合わせ及び変形例を理解するであろう。当業者は、実施形態のうちのいずれかが本明細書に開示される他の実施形態との任意の組み合わせで提供され得ることを更に理解するであろう。本発明は、その趣旨及び中心となる特性から逸脱することなく他の具体的な形態で具現化され得ることが理解される。したがって、本実施例及び実施形態は、全ての点に関して制限的ではなく例証的とみなされるものであり、本発明は、本明細書に挙げられる詳細に限定されるものではない。「第1の」、「第2の」、「上部」、「底部」などの用語は、本明細書で使用される場合、例証目的のみのために意図され、いかようにも実施形態を限定しない。特に、これらの用語は、そのような用語によって修飾される構成要素のいずれの順序又は位置も含意しない。加えて、「複数」という用語は、本明細書で使用される場合、必要に応じて、分離的又は結合的のいずれかで、無限数までの1を超える任意の数を示す。更に、本明細書で使用される場合、「水平」及び「垂直」は、一般的な相対用語である。「垂直」の定義は、地面と正確に直角である構造に限定されず、「水平」の定義は、地面と正確に平行である構造に限定されず、「水平」及び「垂直」であるものとしての異なる構成要素の参照は、これらの構成要素が相互と正確に直角であることを含意しない。したがって、具体的実施形態が例証及び記載されているが、多数の修正が本発明の趣旨から著しく逸脱することなく想起される。
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【国際調査報告】