IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ベクトン ディキンソン フランスの特許一覧

<>
  • 特表-センサーアセンブリおよびシステム 図1
  • 特表-センサーアセンブリおよびシステム 図2
  • 特表-センサーアセンブリおよびシステム 図3A
  • 特表-センサーアセンブリおよびシステム 図3B
  • 特表-センサーアセンブリおよびシステム 図4A
  • 特表-センサーアセンブリおよびシステム 図4B
  • 特表-センサーアセンブリおよびシステム 図4C
  • 特表-センサーアセンブリおよびシステム 図5
  • 特表-センサーアセンブリおよびシステム 図6
  • 特表-センサーアセンブリおよびシステム 図7
  • 特表-センサーアセンブリおよびシステム 図8
  • 特表-センサーアセンブリおよびシステム 図9
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-08-29
(54)【発明の名称】センサーアセンブリおよびシステム
(51)【国際特許分類】
   A61M 5/31 20060101AFI20230822BHJP
【FI】
A61M5/31 520
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023507988
(86)(22)【出願日】2021-07-30
(85)【翻訳文提出日】2023-04-06
(86)【国際出願番号】 EP2021071488
(87)【国際公開番号】W WO2022029045
(87)【国際公開日】2022-02-10
(31)【優先権主張番号】20305900.1
(32)【優先日】2020-08-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ZIGBEE
(71)【出願人】
【識別番号】310021434
【氏名又は名称】ベクトン ディキンソン フランス
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ダミアン マレシャル
(72)【発明者】
【氏名】パトリック ル ガル ルドン
【テーマコード(参考)】
4C066
【Fターム(参考)】
4C066AA09
4C066BB01
4C066CC01
4C066FF05
4C066GG20
4C066QQ82
4C066QQ84
4C066QQ85
(57)【要約】
注射デバイスのためのセンサーアセンブリは、使い捨てラベルおよび/または再利用可能なハウジングを含み得る。使い捨てラベルは、注射デバイスに貼付されて電気導電トレースを含むように構成され得る。電気導電トレースの第1の部分は、注射デバイスの第1の動作に応じて変更されるように構成され得る。再利用可能なハウジングは、使い捨てラベルに取り外し可能に連接され得、およびプロセッサおよび/またはワイヤレス通信デバイスを含み得る。プロセッサは、電気導電トレースに取り外し可能に電気的に結合され得、および電気導電トレースの第1の部分の変更に応じて起動されるように構成され得る。ワイヤレス通信デバイスは、電気導電トレースの第1の部分の変更に関連した情報を、コンピューティングデバイスにワイヤレスに通信するように構成され得る。システムは、センサーアセンブリおよび注射デバイスを含み得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
注射デバイスのためのセンサーアセンブリであって、
前記注射デバイスに貼付されるように構成される使い捨てラベルであって、
電気導電トレースであって、前記電気導電トレースの第1の部分が、前記注射デバイスの第1の部分に応じて変更されるように構成される、電気導電トレース、
を含む使い捨てラベルと、
前記使い捨てラベルに取り外し可能に連接される再利用可能なハウジングであって、
前記電気導電トレースに取り外し可能に電気的に結合されるプロセッサであって、前記プロセッサは、前記電気導電トレースの前記第1の部分の変更に応じて起動されるように構成される、プロセッサと、
前記電気導電トレースの前記第1の部分の前記変更に関連した情報を、コンピューティングデバイスにワイヤレスに通信するように構成されるワイヤレス通信デバイスと、
を含む再利用可能なハウジングと、
を備え、
前記使い捨てラベルは、前記電気導電トレースに電気的に結合される複数の第1の導電パッドを含み、前記再利用可能なハウジングは、前記プロセッサに電気的に結合され、および前記複数の第1の導電パッドに取り外し可能に電気的に結合される複数のばね接点を含み、および前記再利用可能なハウジングは、前記注射デバイスの外面上に留めるように構成される剛性変形可能クリップを含むセンサーアセンブリ。
【請求項2】
前記使い捨てラベルは、前記使い捨てラベルから伸張している少なくとも一つのコネクタを含み、前記再利用可能なハウジングは、前記少なくとも1つのコネクタが受け入れられる少なくとも1つの開口を含み、および前記少なくとも1つのコネクタは、前記電気導電トレースに電気的に結合されて前記少なくとも1つの開口の複数の第2の電気コネクタに取り外し可能に電気的に結合される複数の第1の電気コネクタを含み、前記複数の第2の電気コネクタは、前記少なくとも1つのプロセッサに電気的に結合される、請求項1に記載のセンサーアセンブリ。
【請求項3】
前記少なくとも1つのコネクタは複数のコネクタを含み、および前記少なくとも1つ
の開口は、前記複数のコネクタに対応する複数の開口を含む、請求項2に記載のセンサーアセンブリ。
【請求項4】
前記複数のコネクタのうちのコネクタのそれぞれは、単一の第1の電気コネクタを含み、および前記複数の開口のうちの開口のそれぞれは、単一の第2の電気コネクタを含む、請求項3に記載のセンサーアセンブリ。
【請求項5】
前記少なくとも1つのコネクタは、前記少なくとも1つの開口にプレスフィットする、請求項2に記載のセンサーアセンブリ。
【請求項6】
前記使い捨てラベルは、前記電気導電トレースに電気的に結合される複数の第1の導電パッドを含み、前記再利用可能なハウジングは、前記プロセッサに結合され、前記複数の第1の導電パッドおよび複数の第2の導電パッドのうちの少なくとも一つに塗布される導電接着剤を介して前記複数の第1の導電パッドに取り外し可能に電気的に結合される前記複数の第2の導電パッドを含む、請求項1に記載のセンサーアセンブリ。
【請求項7】
前記使い捨てラベルは接着剤層を含む、請求項1に記載のセンサーアセンブリ。
【請求項8】
前記使い捨てラベルは電池を含む、請求項1に記載のセンサーアセンブリ。
【請求項9】
前記再利用可能なハウジングは電池を含む、請求項1に記載のセンサーアセンブリ。
【請求項10】
前記使い捨てラベルはさらなる電気導電トレースを含み、第1の部分の前記さらなる電気導電トレースは、前記注射デバイスの前記第1の動作とは異なる前記注射デバイスの第2の動作に応じて変更されるように構成され、および前記プロセッサは、前記さらなる電気導電トレースに取り外し可能に電気的に結合される、請求項1に記載のセンサーアセンブリ。
【請求項11】
前記注射デバイスの前記第1の動作は、前記注射デバイスのキャップまたはカバーの除去を含み、および前記注射デバイスの前記第2の動作は、前記注射デバイスのボタンの作動、または前記注射デバイスのニードルシールドの配置を含む、請求項10に記載のセンサーアセンブリ。
【請求項12】
前記電気導電トレースの第2の部分は、前記注射デバイスの前記第1の動作とは異なる前記注射デバイスの第2の動作に応じて変更されるように構成される、請求項1に記載のセンサーアセンブリ。
【請求項13】
前記注射デバイスの前記第1の動作は、前記注射デバイスのキャップまたはカバーの除去を含み、および前記注射デバイスの前記第2の動作は、前記注射デバイスのボタンの作動、または前記注射デバイスのニードルシールドの配置を含む、請求項12に記載のセンサーアセンブリ。
【請求項14】
前記使い捨てラベルは少なくとも1つのセンサーを含み、前記少なくとも1つのセンサーは、光学センサー、温度センサー、力センサー、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つを含み、および前記少なくとも1つのセンサーは、前記電気導電トレースに電気的に結合される、請求項1に記載のセンサーアセンブリ。
【請求項15】
前記再利用可能なハウジングは少なくとも1つのセンサーを含み、前記少なくとも1つのセンサーは、振動センサー、加速度計、光学センサー、磁気センサー、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載のセンサーアセンブリ。
【請求項16】
前記電気導電トレースの前記第1の部分の前記変更は、前記電気導電トレースの前記第1の部分における切断を含む、請求項1に記載のセンサーアセンブリ。
【請求項17】
請求項1に記載のセンサーアセンブリと、
前記センサーアセンブリを収容する容器と、
を備えるシステム。
【請求項18】
前記使い捨てラベルはさらなる電気導電トレースを含み、前記さらなる電気導電トレースを含む前記ラベルの一部は前記容器に貼付され、第1の部分の前記さらなる電気導電トレースは、前記容器からの前記センサーアセンブリの除去に応じて変更されるように構成され、および前記プロセッサは、前記さらなる電気導電トレースに取り外し可能に電気的に結合される、請求項17に記載のシステム。
【請求項19】
前記電気導電トレースの第2の部分は、前記容器からの前記センサーアセンブリの除去に応じて変更されるように構成され、および前記使い捨てラベルの一部は前記容器に貼付される、請求項17に記載のシステム。
【請求項20】
注射デバイスと、
前記注射デバイスに貼付される使い捨てラベルであって、
電気導電トレースであって、前記電気導電トレースの第1の部分が、前記注射デバイスの第1の動作に応じて変更されるように構成される、電気導電トレース、
を含む使い捨てラベルと、
前記使い捨てラベルに取り外し可能に連接される再利用可能なハウジングであって、
前記電気導電トレースに取り外し可能に電気的に結合されるプロセッサであって、前記プロセッサは、前記電気導電トレースの変更に応じて起動されるように構成される、プロセッサと、
前記電気導電トレースの前記変更に関連した情報を、コンピューティングデバイスにワイヤレスに通信するように構成されるワイヤレス通信デバイスと、
を含む再利用可能なハウジングと、
を備えるシステム。
【請求項21】
前記使い捨てラベルは、前記電気導電トレースに電気的に結合される複数の第1の導電パッドを含み、前記再利用可能なハウジングは、前記プロセッサに電気的に結合され、および前記複数の第1の導電パッドに取り外し可能に電気的に結合される複数のばね接点を含み、および前記再利用可能なハウジングは、前記注射デバイスの外面上に取り外し可能に留められる剛性変形可能クリップを含む、請求項20に記載のシステム。
【請求項22】
前記使い捨てラベルは、前記使い捨てラベルから伸張している少なくとも一つのコネクタを含み、前記再利用可能なハウジングは、前記少なくとも1つのコネクタが受け入れられる少なくとも1つの開口を含み、および前記少なくとも1つのコネクタは、前記電気導電トレースに電気的に結合されて前記少なくとも1つの開口の複数の第2の電気コネクタに取り外し可能に電気的に結合される複数の第1の電気コネクタを含み、前記複数の第2の電気コネクタは、前記少なくとも1つのプロセッサに電気的に結合される、請求項20に記載のシステム。
【請求項23】
前記少なくとも1つのコネクタは複数のコネクタを含み、および前記少なくとも1つ
の開口は、前記複数のコネクタに対応する複数の開口を含む、請求項22に記載のシステム。
【請求項24】
前記複数のコネクタのうちのコネクタのそれぞれは、単一の第1の電気コネクタを含み、および前記複数の開口のうちの開口のそれぞれは、単一の第2の電気コネクタを含む、請求項23に記載のシステム。
【請求項25】
前記少なくとも1つのコネクタは、前記少なくとも1つの開口にプレスフィットする、請求項22に記載のシステム。
【請求項26】
前記使い捨てラベルは、前記電気導電トレースに電気的に結合される複数の第1の導電パッドを含み、前記再利用可能なハウジングは、前記プロセッサに結合され、前記複数の第1の導電パッドおよび複数の第2の導電パッドのうちの少なくとも一つに塗布される導電接着剤を介して前記複数の第1の導電パッドに取り外し可能に電気的に結合される前記複数の第2の導電パッドを含む、請求項20に記載のシステム。
【請求項27】
前記使い捨てラベルは接着剤層を含む、請求項20に記載のシステム。
【請求項28】
前記使い捨てラベルは電池を含む、請求項20に記載のシステム。
【請求項29】
前記再利用可能なハウジングは電池を含む、請求項20に記載のシステム。
【請求項30】
前記使い捨てラベルはさらなる電気導電トレースを含み、第1の部分の前記さらなる電気導電トレースは、前記注射デバイスの前記第1の動作とは異なる前記注射デバイスの第2の動作に応じて変更されるように構成され、および前記プロセッサは、前記さらなる電気導電トレースに取り外し可能に電気的に結合される、請求項20に記載のシステム。
【請求項31】
前記注射デバイスの前記第1の動作は、前記注射デバイスのキャップまたはカバーの除去を含み、および前記注射デバイスの前記第2の動作は、前記注射デバイスのボタンの作動、または前記注射デバイスのニードルシールドの配置を含む、請求項30に記載のシステム。
【請求項32】
前記電気導電トレースの第2の部分は、前記注射デバイスの前記第1の動作とは異なる前記注射デバイスの第2の動作に応じて変更されるように構成される、請求項20に記載のシステム。
【請求項33】
前記注射デバイスの前記第1の動作は、前記注射デバイスのキャップまたはカバーの除去を含み、および前記注射デバイスの前記第2の動作は、前記注射デバイスのボタンの作動、または前記注射デバイスのニードルシールドの配置を含む、請求項32に記載のシステム。
【請求項34】
前記使い捨てラベルは少なくとも1つのセンサーを含み、前記少なくとも1つのセンサーは、光学センサー、温度センサー、力センサー、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つを含み、および前記少なくとも1つのセンサーは、前記電気導電トレースに電気的に結合される、請求項20に記載のシステム。
【請求項35】
前記再利用可能なハウジングは少なくとも1つのセンサーを含み、前記少なくとも1つのセンサーは、振動センサー、加速度計、光学センサー、磁気センサー。またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つを含む、請求項20に記載のシステム。
【請求項36】
前記電気導電トレースの前記第1の部分の前記変更は、前記電気導電トレースの前記第1の部分における切断を含む、請求項20に記載のシステム。
【請求項37】
前記センサーアセンブリを収容する容器を更に備える、請求項20に記載のシステム。
【請求項38】
前記使い捨てラベルはさらなる電気導電トレースを含み、前記さらなる電気導電トレースを含む前記ラベルの一部は前記容器に貼付され、第1の部分の前記更なる電気導電トレースは、前記容器からの前記センサーアセンブリの除去に応じて変更されるように構成され、および前記プロセッサは、前記さらなる電気導電トレースに取り外し可能に電気的に結合される、請求項37に記載のシステム。
【請求項39】
前記電気導電トレースの第2の部分は、前記容器からの前記センサーアセンブリの除去に応じて変更されるように構成され、および前記使い捨てラベルの一部は前記容器に貼付される、請求項37に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、センサーアセンブリおよびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
1.分野
本出願は、注射デバイスのためのセンサーアセンブリに全体として関連するものであり、および非限定的な実施形態または態様において、注射デバイスの使用に関連した情報を自動的に捕捉する、および通信するためのセンサーアセンブリに全体として関連する。
【0003】
2.技術的考察
流体の注射のための多種多様な注射デバイスが、現在市販されている。しかし、これらのデバイスのうちの多くは、注射デバイスの使用に関連したデータおよび/または他の情報の観察を遵守していることを捕捉するための、および/または転送するためのメカニズムを全く提供していない。
【発明の概要】
【0004】
したがって、提供されるものは、注射デバイスの使用に関連したデータおよび/または他の情報の観察を遵守していることを捕捉するための、および/または転送するための改良されたシステム、デバイス、製品、装置、および/または方法となる。
【0005】
いくつかの非限定的な実施形態または態様によれば、提供されるものは、注射デバイスのためのセンサーアセンブリであって、注射デバイスに貼付されるように構成される使い捨てラベルであって、電気導電トレースの第1の部分が、注射デバイスの第1の部分に応じて変更されるように構成される電気導電トレースを含む使い捨てラベルと、使い捨てラベルに取り外し可能に連接される再利用可能なハウジングであって、電気導電トレースに取り外し可能に電気的に結合されるプロセッサであって、プロセッサは、電気導電トレースの第1の部分の変更に応じて起動されるように構成されるプロセッサと、電気導電トレースの第1の部分の変更に関連した情報を、コンピューティングデバイスにワイヤレスに通信するように構成されるワイヤレス通信デバイスとを含む、再利用可能なハウジングとを含むセンサーアセンブリである。
【0006】
いくつかの非限定的な実施形態または態様によれば、提供されるものは、システムであって、注射デバイスと、注射デバイスに貼付される使い捨てラベルであって、電気導電トレースの第1の部分が、注射デバイスの第1の動作に応じて変更されるように構成される電気導電トレースを含む使い捨てラベルと、使い捨てラベルに取り外し可能に連接される再利用可能なハウジングであって、電気導電トレースに取り外し可能に電気的に結合されるプロセッサであって、プロセッサは、電気導電トレースの変更に応じて起動されるように構成される、プロセッサと、電気導電トレースの変更に関連した情報を、コンピューティングデバイスにワイヤレスに通信するように構成されるワイヤレス通信デバイスとを含む、再利用可能なハウジングとを含むセンサーアセンブリとを含むシステムである。
【0007】
さらなる実施形態または態様が、以下の番号付けされた節で説明される。
【0008】
第1節。注射デバイスのためのセンサーアセンブリであって、注射デバイスに貼付されるように構成される使い捨てラベルであって、電気導電トレースの第1の部分が、注射デバイスの第1の部分に応じて変更されるように構成される電気導電トレースを含む使い捨てラベルと、使い捨てラベルに取り外し可能に連接される再利用可能なハウジングであって、電気導電トレースに取り外し可能に電気的に結合されるプロセッサであって、プロセッサは、電気導電トレースの第1の部分の変更に応じて起動されるように構成される、プロセッサと、電気導電トレースの第1の部分の変更に関連した情報を、コンピューティングデバイスにワイヤレスに通信するように構成されるワイヤレス通信デバイスとを含む、再利用可能なハウジングとを備える、センサーアセンブリ。
【0009】
第2節。使い捨てラベルは、電気導電トレースに電気的に結合される複数の第1の導電パッドを含み、再利用可能なハウジングは、プロセッサに電気的に結合され、および複数の第1の導電パッドに取り外し可能に電気的に結合される複数のばね接点を含み、および再利用可能なハウジングは、注射デバイスの外面上に留めるように構成される剛性変形可能クリップを含む、第1節に記載のセンサーアセンブリ。
【0010】
第3節。使い捨てラベルは、使い捨てラベルから伸張している少なくとも一つのコネクタを含み、再利用可能なハウジングは、少なくとも1つのコネクタが受け入れられる少なくとも1つの開口を含み、および少なくとも1つのコネクタは、電気導電トレースに電気的に結合されて少なくとも1つの開口の複数の第2の電気コネクタに取り外し可能に電気的に結合される複数の第1の電気コネクタを含み、複数の第2の電気コネクタは、少なくとも1つのプロセッサに電気的に結合される、第1節および第2節のいずれかに記載のセンサーアセンブリ。
【0011】
第4節。少なくとも1つのコネクタは複数のコネクタを含み、および少なくとも1つの開口は、複数のコネクタに対応する複数の開口を含む、第1節乃至第3節のいずれかに記載のセンサーアセンブリ。
【0012】
第5節。複数のコネクタのうちのコネクタのそれぞれは、単一の第1の電気コネクタを含み、および複数の開口のうちの開口のそれぞれは、単一の第2の電気コネクタを含む、第1節乃至第4節のいずれかに記載のセンサーアセンブリ。
【0013】
第6節。少なくとも1つのコネクタは、少なくとも1つの開口にプレスフィットする、第1節乃至第5節のいずれかに記載のセンサーアセンブリ。
【0014】
第7節。使い捨てラベルは、電気導電トレースに電気的に結合される複数の第1の導電パッドを含み、再利用可能なハウジングは、プロセッサに結合され、複数の第1の導電パッドおよび複数の第2の導電パッドのうちの少なくとも一つに塗布される導電接着剤を介して複数の第1の導電パッドに取り外し可能に電気的に結合される複数の第2の導電パッドを含む、第1節乃至第6節のいずれかに記載のセンサーアセンブリ。
【0015】
第8節。使い捨てラベルは接着剤層を含む、第1節乃至第7節のいずれかに記載のセンサーアセンブリ。
【0016】
第9節。使い捨てラベルは電池を含む、第1節乃至第8節のいずれかに記載のセンサーアセンブリ。
【0017】
第10節。再利用可能なハウジングは電池を含む、第1節乃至第9節のいずれかに記載のセンサーアセンブリ。
【0018】
第11節。使い捨てラベルはさらなる電気導電トレースを含み、第1の部分のさらなる電気導電トレースは 、注射デバイスの第1の動作とは異なる注射デバイスの第2の動作に応じて変更されるように構成され、およびプロセッサは、さらなる電気導電トレースに取り外し可能に電気的に結合される、第1節乃至第10節のいずれかに記載のセンサーアセンブリ。
【0019】
第12節。注射デバイスの第1の動作は、注射デバイスのキャップまたはカバーの除去を含み、および注射デバイスの第2の動作は、注射デバイスのボタンの作動、または注射デバイスのニードルシールドの配置を含む、第1節乃至第11節のいずれかに記載のセンサーアセンブリ。
【0020】
第13節。電気導電トレースの第2の部分は、注射デバイスの第1の動作とは異なる注射デバイスの第2の動作に応じて変更されるように構成される、第1節乃至第12節のいずれかに記載のセンサーアセンブリ。
【0021】
第14節。注射デバイスの第1の動作は、注射デバイスのキャップまたはカバーの除去を含み、および注射デバイスの第2の動作は、注射デバイスのボタンの作動、または注射デバイスのニードルシールドの配置を含む、第1節乃至第13節のいずれかに記載のセンサーアセンブリ。
【0022】
第15節。使い捨てラベルは少なくとも1つのセンサーを含み、少なくとも1つのセンサーは、光学センサー、温度センサー、力センサー、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つを含み、および少なくとも1つのセンサーは、電気導電トレースに電気的に結合される、第1節乃至第14節のいずれかに記載のセンサーアセンブリ。
【0023】
第16節。再利用可能なハウジングは少なくとも1つのセンサーを含み、少なくとも1つのセンサーは、振動センサー、加速度計、光学センサー、磁気センサー、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つを含む、第1節乃至第15節のいずれかに記載のセンサーアセンブリ。
【0024】
第17節。電気導電トレースの第1の部分の変更は、電気導電トレースの第1の部分における切断を含む、第1節乃至第16節のいずれかに記載のセンサーアセンブリ。
【0025】
第18節。第1節乃至第17節のいずれかに記載のセンサーアセンブリと、センサーアセンブリを収容する容器とを備えるシステム
【0026】
第19節。使い捨てラベルはさらなる電気導電トレースを含み、さらなる電気導電トレースを含むラベルの一部は容器に貼付され、第1の部分のさらなる電気導電トレースは、容器からのセンサーアセンブリの除去に応じて変更されるように構成され、およびプロセッサは、さらなる電気導電トレースに取り外し可能に電気的に結合される、第18節に記載のシステム。
【0027】
第20節。電気導電トレースの第2の部分は、容器からのセンサーアセンブリの除去に応じて変更されるように構成され、および使い捨てラベルの一部は容器に貼付される、第18節および第19節のいずれかに記載のシステム。
【0028】
第21節。注射デバイスと、注射デバイスに貼付される使い捨てラベルであって、電気導電トレースの第1の部分が、注射デバイスの第1の動作に応じて変更されるように構成される、電気導電トレースを含む使い捨てラベルと、使い捨てラベルに取り外し可能に連接される再利用可能なハウジングであって、電気導電トレースに取り外し可能に電気的に結合されるプロセッサであって、電気導電トレースの変更に応じて起動されるように構成される、プロセッサと、電気導電トレースの変更に関連した情報を、コンピューティングデバイスにワイヤレスに通信するように構成されるワイヤレス通信デバイスとを含む、再利用可能なハウジングとを含むセンサーアセンブリとを備えるシステム。
【0029】
第22節。使い捨てラベルは、電気導電トレースに電気的に結合される複数の第1の導電パッドを含み、再利用可能なハウジングは、プロセッサに電気的に結合され、および複数の第1の導電パッドに取り外し可能に電気的に結合される複数のばね接点を含み、および再利用可能なハウジングは、注射デバイスの外面上に取り外し可能に留められる剛性変形可能クリップを含む、第21節に記載のシステム。
【0030】
第23節。使い捨てラベルは、使い捨てラベルから伸張している少なくとも一つのコネクタを含み、再利用可能なハウジングは、少なくとも1つのコネクタが受け入れられる少なくとも1つの開口を含み、および少なくとも1つのコネクタは、電気導電トレースに電気的に結合されて少なくとも1つの開口の複数の第2の電気コネクタに取り外し可能に電気的に結合される複数の第1の電気コネクタを含み、複数の第2の電気コネクタは、少なくとも1つのプロセッサに電気的に結合される、第21節および第22節のいずれかに記載のシステム。
【0031】
第24節。少なくとも1つのコネクタは複数のコネクタを含み、および少なくとも1つの開口は、複数のコネクタに対応する複数の開口を含む、第21節乃至第23節のいずれかに記載のシステム。
【0032】
第25節。複数のコネクタのうちのコネクタのそれぞれは、単一の第1の電気コネクタを含み、および複数の開口のうちの開口のそれぞれは、単一の第2の電気コネクタを含む、第21節乃至第24節のいずれかに記載のシステム。
【0033】
第26節。少なくとも1つのコネクタは、少なくとも1つの開口にプレスフィットする、第21節乃至第25節のいずれかに記載のシステム。
【0034】
第27節。使い捨てラベルは、電気導電トレースに電気的に結合される複数の第1の導電パッドを含み、再利用可能なハウジングは、プロセッサに結合され、複数の第1の導電パッドおよび複数の第2の導電パッドのうちの少なくとも一つに塗布される導電接着剤を介して複数の第1の導電パッドに取り外し可能に電気的に結合される複数の第2の導電パッドを含む、第21節乃至第26節のいずれかに記載のシステム。
【0035】
第28節。使い捨てラベルは接着剤層を含む、第21節乃至第27節のいずれかに記載のシステム。
【0036】
第29節。使い捨てラベルは電池を含む、第21節乃至第28節のいずれかに記載のシステム。
【0037】
第30節。再利用可能なハウジングは電池を含む、第21節乃至第29節のいずれかに記載のシステム。
【0038】
第31節。使い捨てラベルはさらなる電気導電トレースを含み、第1の部分のさらなる電気導電トレースは、注射デバイスの第1の動作とは異なる注射デバイスの第2の動作に応じて変更されるように構成され、およびプロセッサは、さらなる電気導電トレースに取り外し可能に電気的に結合される、第21節乃至第30節のいずれかに記載のシステム。
【0039】
第32節。注射デバイスの第1の動作は、注射デバイスのキャップまたはカバーの除去を含み、および注射デバイスの第2の動作は、注射デバイスのボタンの作動、または注射デバイスのニードルシールドの配置を含む、第21節乃至第31節のいずれかに記載のシステム。
【0040】
第33節。電気導電トレースの第2の部分は、注射デバイスの第1の動作とは異なる注射デバイスの第2の動作に応じて変更されるように構成される、第21節乃至第32節のいずれかに記載のシステム。
【0041】
第34節。注射デバイスの第1の動作は、注射デバイスのキャップまたはカバーの除去を含み、および注射デバイスの第2の動作は、注射デバイスのボタンの作動、または注射デバイスのニードルシールドの配置を含む、第21節乃至第33節のいずれかに記載のシステム。
【0042】
第35節。使い捨てラベルは少なくとも1つのセンサーを含み、少なくとも1つのセンサーは、光学センサー、温度センサー、力センサー、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つを含み、および少なくとも1つのセンサーは、電気導電トレースに電気的に結合される、第21節乃至第34節のいずれかに記載のシステム。
【0043】
第36節。再利用可能なハウジングは少なくとも1つのセンサーを含み、少なくとも1つのセンサーは、振動センサー、加速度計、光学センサー、磁気センサー。またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つを含む、第21節乃至第35節のいずれかに記載のシステム。
【0044】
第37節。電気導電トレースの第1の部分の変更は、電気導電トレースの第1の部分における切断を含む、第21節乃至第36節のいずれかに記載のシステム。
【0045】
第38節。センサーアセンブリおよび注射デバイスを収容する容器を更に備える、第21節乃至第37節のいずれかに記載のシステム。
【0046】
第39節。使い捨てラベルはさらなる電気導電トレースを含み、さらなる電気導電トレースを含むラベルの一部は容器に貼付され、第1の部分のさらなる電気導電トレースは、容器からのセンサーアセンブリの除去に応じて変更されるように構成され、およびプロセッサは、さらなる電気導電トレースに取り外し可能に電気的に結合される、第21節乃至第38節のいずれかに記載のシステム。
【0047】
第40節。電気導電トレースの第2の部分は、容器からのセンサーアセンブリの除去に応じて変更されるように構成され、および使い捨てラベルの一部は容器に貼付される、第21節乃至第39節のいずれかに記載のシステム。
【0048】
動作の方法および構造の関連要素の機能と、部品の組み合わせおよび製造の経済性だけでなく、本開示のこれらの特徴および他の特徴は、様々な図で対応する部分を示す参照数字と同様に、その全てがこの明細書の一部を形成する添付図面を参照して、以下の説明および付加された特許請求の範囲を考慮することでより明白になる。ただし、図面は例示および説明の目的のみのためであって、および限定の定義として意図されるものではないということが明確に理解されるべきである。本明細書および本請求項で使用されているように、「a」、「an」、および「the」という単数形は、文脈で明確に異なるように指示する場合を除いて複数の指示物を含む。
【図面の簡単な説明】
【0049】
本開示の実施形態または態様のさらなる利点および詳細は、添付の略図で図示された典型的な実施形態を参照して、より一層詳細に以下にて説明される。
【0050】
図1】本明細書で説明されるシステム、デバイス、製品、装置、および/または方法が実装され得る環境の非限定的な実施形態または態様の図である
図2図1のセンサーアセンブリの構成要素の非限定的な実施形態または態様の透視図である。
図3A図1の1または複数のデバイス、および/または1または複数のシステムの構成要素の非限定的な実施形態または態様の透視図である。
図3B図1の1または複数のデバイス、および/または1または複数のシステムの構成要素の非限定的な実施形態または態様の透視図である。
図4A図1の1または複数のデバイス、および/または1または複数のシステムの構成要素の非限定的な実施形態または態様の透視図である。
図4B図1の1または複数のデバイス、および/または1または複数のシステムの構成要素の非限定的な実施形態または態様の透視図である。
図4C図1の1または複数のデバイス、および/または1または複数のシステムの構成要素の非限定的な実施形態または態様の透視図である。
図5図1のセンサーアセンブリの構成要素の非限定的な実施形態または態様の図である。
図6】センサーアセンブリの非限定的な実施形態または態様の実装の図である。
図7】センサーアセンブリの非限定的な実施形態または態様の実装の透視図である。
図8】センサーアセンブリの非限定的な実施形態または態様の実装の透視図である。
図9】センサーアセンブリを含むシステムの非限定的な実施形態または態様の実装の透視図である。
【発明を実施するための形態】
【0051】
本開示は、逆に明示的に指定される場合を除いて、様々な代替的な変形およびステップシーケンスを想定し得ることが理解されるべきである。添付の図面で例示され、および以下の明細書で説明される具体的なデバイスおよびプロセスは、単に例示的および非限定的な実施形態または態様であるにすぎないこともまた理解されるべきである。したがって、本明細書に開示された実施形態または態様に関連する具体的な寸法および他の物理的な特徴は、限定的なものとして考慮されるべきではない。
【0052】
以下の文での説明の目的のために、用語「端部(end)」、「上部の(upper)」、「下部の(lower)」、「右(right)」、「左(left)」、「垂直の(vertical)」、「水平の(horizontal)」、「上端(top)」、「底(bottom)」、「横の(lateral)」、「縦の(longitudinal)」、およびそれらの派生語は、それが図面の図において向きを持って本開示に関わるものとする。しかし、本開示は、逆に明示的に指定される場合を除いて、様々な代替的な変形およびステップシーケンスを想定し得ることが理解されるべきである。添付の図面で例示され、および以下の明細書で説明される具体的なデバイスおよびプロセスは、単に本開示の例示的な実施形態または態様にすぎないこともまた理解されるべきである。したがって、本明細書に開示される実施形態または実施形態の態様に関連する具体的な寸法および他の物理的特性は、異なるように示される場合を除いて、限定的なものとして考慮されるべきではない。
【0053】
本明細書で使用されるどの態様、構成要素、要素、構造、動作(act)、ステップ、機能、命令および/または同種のものも、そのように明示的に説明される場合を除いて、極めて重要または不可欠であると解釈されるべきではない。また、本明細書で使用される際に、冠詞「a」および「an」は、1または複数のアイテムを含むことを意図されており、および「1または複数」および「少なくとも1つ」と互換的に使用され得る。さらに、本明細書で使用される際に、用語「セット」は、1または複数のアイテム(例えば、関連アイテム、非関連アイテム、関連アイテムおよび非関連アイテムの組み合わせなど)を含むことを意図されており、および「1または複数」および「少なくとも1つ」と互換的に使用され得る。1つのアイテムのみが意図される場合、用語「1つ(one)」または同様の言語が使用される。また、本明細書で使用される際に、用語「持つ(has)」、「持つ(have)」、「持つ(having)」または同種のものは、制約のない用語(open-ended terms)であることが意図される。さらに、語句「に基づく(based on)」は、異なるように明確に述べられる場合を除いて、「少なくとも部分的に基づく」ことを意味することが意図される。
【0054】
本明細書で使用される際に、用語「通信(communication)」および「通信する(communicate)」は、1もしくは複数の信号、メッセージ、コマンド、または他の種類のデータの受信または転送について言及する。1つのユニット(例えば、任意のデバイス、システム、またはそれらの構成要素)が別のユニットと通信することは、1つのユニットが、直接的もしくは間接的に、他のユニットからデータを受信し、および/または他のユニットにデータを送信することができることを意味する。このことは、実際は、有線のおよび/または無線の直接的な接続または間接的な接続に言及し得る。さらに、送信されるデータが、第1のユニットと第2のユニットとの間で修正され、処理され、中継され、および/または転送され得るとしても、2つのユニットは互いに通信し得る。例えば、第1のユニットがデータを受動的に受信し、および第2のユニットに能動的にデータを送信しなくても、第1のユニットは第2のユニットと通信し得る。別の例として、中間ユニットが1つのユニットからのデータを処理し、および処理されたデータを第2のユニットに送信する場合、第1のユニットは、第2のユニットと通信し得る。他の数多くの構成が可能であることは理解されよう。
【0055】
本明細書で説明されるシステムおよび/または方法が、異なる形態のハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせで実装されることができることは明らかであろう。これらのシステムおよび/または方法を実装するために使用される実際の専用制御ハードウェアまたはソフトウェアコードは、実装を限定するものではない。したがって、システムおよび/または方法の動作および作用は、具体的なソフトウェアコードに言及することなく本明細書で説明され、ソフトウェアおよびハードウェアは、本明細書の説明に基づいてシステムおよび/または方法を実装するように設計されることができることが理解される。
【0056】
いくつかの非限定的な実施形態または態様は、閾値に関連して本明細書において説明される。本明細書で使用される際に、閾値を満たすことは、値が閾値よりも大きいこと、閾値よりも多いこと、閾値よりも高いこと、閾値以上であること、閾値よりも小さいこと、閾値よりも少ないこと、閾値よりも低いこと、閾値以下であること、閾値に等しいことなどに言及し得る。
【0057】
本明細書で使用される際に、用語「コンピューティングデバイス」または「コンピューターデバイス」は、1もしくは複数のネットワークと、または1もしくは複数のネットワーク経由で直接的または間接的に通信するように構成される1または複数の電子デバイスに言及し得る。コンピューティングデバイスは、モバイルデバイス、デスクトップコンピューター、または同種のものであり得る。さらに、用語「コンピューター」は、データを受信し、処理し、および出力するために必要な構成要素を含み、および通常、ディスプレイ、プロセッサ、メモリ、入力デバイス、およびネットワークインターフェースを含む任意のコンピューティングデバイスに言及し得る。「アプリケーション」または「アプリケーションプログラムインターフェース(API)」は、例えばクライアント側のフロントエンドおよび/またはサーバ側のバックエンドなど、クライアントからデータを受信するためにソフトウェア構成要素間でのインタラクションを促進するプロセッサによって実行され得るコンピューター可読媒体上でソートされたコンピューターコード、または他のデータに言及する。「インターフェース」は、ユーザーが(例えば、キーボード、マウス、タッチスクリーンなどによって)直接的に、または間接的にかのいずれかでインタラクトし得る、例えば1または複数のグラフィカルユーザインタフェース(graphical user interfaces)(GUIs)などの生成された表示に言及する。
【0058】
本明細書で使用される際に、用語「サーバ」は、例えばインターネットなどネットワーク環境内の複数の当事者によって操作される、またはネットワーク環境内の複数の当事者に対して通信および処理を容易にする1もしくは複数のプロセッサ、またはコンピューター、ストレージデバイス、または同様のコンピューター構成に言及し得、または含み得るが、通信は、1もしくは複数の公的なまたはプライベートなネットワーク環境を通じて促進され得、および様々な他の構成が可能であることが理解されるであろう。さらに、ネットワーク環境内で直接的にまたは間接的に通信する、例としてサーバなどの複数のコンピューター、またはPOSデバイスなどの他のコンピューター化されたデバイスは、例えば業者のPOSシステムなどの「システム」を構成し得る。本明細書で使用される際に、用語「データセンター」は、1もしくは複数のサーバ、または他のコンピューティングデバイス、および/またはデータベースを含み得る。
【0059】
本明細書で使用される際に、用語「モバイルデバイス」は、1または複数のネットワークと通信するように構成された1または複数のポータブル電子デバイスに言及し得る。一例として、モバイルデバイスは、携帯電話(例えば、スマートフォンまたは標準的な携帯電話)、ポータブルコンピューター(例えば、タブレットコンピューター、ラップトップコンピューターなど)、ウェアラブルデバイス(例えば、腕時計、眼鏡、レンズ、衣類および/または同種のもの)、携帯情報端末(PDA)、および/または他の同様のデバイスを含み得る。本明細書で使用される際に、用語「クライアントデバイス」および「ユーザーデバイス」は、1もしくは複数のサーバまたはリモートデバイス、および/またはシステムと通信するように構成される任意の電子デバイスに言及する。クライアントデバイスまたはユーザーデバイスは、モバイルデバイス、ネットワーク対応電化製品(例えば、ネットワーク対応テレビ、冷蔵庫、サーモスタット、および/または同種のもの)、コンピューター、および/またはネットワークと通信することができる任意の他のデバイスもしくはシステムを含み得る。
【0060】
本明細書で使用される際に、用語「アプリケーション」または「アプリケーションプログラムインターフェイス」(API)は、例えばクライアント側のフロントエンドおよび/またはサーバ側のバックエンドなど、クライアントからデータを受信するためにソフトウェア構成要素間でのインタラクションを促進するプロセッサによって実行され得るコンピューター可読媒体上でソートされたコンピューターコード、規則のセットまたは他のデータに言及する。「インターフェース」は、ユーザーが直接的に、または間接的にかのいずれかで(例えば、キーボード、マウスなどによって)インタラクトし得る、例えば1または複数のグラフィカルユーザインタフェース(GUI)などの生成された表示に言及する。
【0061】
図1を参照すると、本明細書で説明されたシステム、デバイス、製品、装置、および/または方法が実装され得る環境100の非限定的な実施形態または態様が示されている。図1に示されるように、環境100は、注射デバイス102、センサーアセンブリ104、および/またはコンピューティングデバイス106を含み得る。図1に示されるデバイスおよびシステムの数および配置は、一例として提供される。図1に示されるデバイスやシステムと比べて、追加されたデバイスおよび/もしくはシステム、より少ないデバイスおよび/もしくはシステム、異なったデバイスおよび/もしくはシステム、または、異なって配置されるデバイスおよび/もしくはシステムがあり得る。さらに、図1に示される2以上のデバイスおよび/もしくはシステムは、単一のデバイスおよび/もしくはシステム内に実装され得、または、図1に示される単一のデバイスおよび/もしくはシステムは、複数の分散型のデバイスおよび/もしくはシステムとして実装され得る。追加的に、または代替的に、環境100のデバイスおよび/またはシステムのセット(例えば、1または複数のデバイスまたはシステム)は、環境100のデバイスおよび/またはシステムの別のセットによって実行されると説明されている1または複数の機能を実行し得る。
【0062】
注射デバイス102は、ある投与量の薬剤をユーザーに投与するための注射動作を実行するように構成され得る。注射デバイス102は、注射針を持った注射デバイスも、または注射針を持たない注射デバイスをも含み得る。注射デバイス102は、ディスポーザルタイプの注射デバイス(例えば、使い捨ての注射デバイスなど)または再利用可能タイプの注射デバイスであり得る。注射デバイス102は、自己注射器、ペン型注射器、ウェアラブル型注射器、および/またはパッシブニードルガードを含み得る。例えば、注射デバイス102は、BD Intevia(商標)自己注射器、BD Libertas(商標)ウェアラブル型自己注射器、BD Sonic(商標)自己注射器、および/またはプレフィルド型ISO標準ガラスシリンジのためのBD UltraSafe Plus(商標)パッシブニードルガードを含み得る。図3A、3B、および4A~4Cに関して、非限定的な実施形態または態様の注射デバイス102に関するさらなる詳細が以下に提供される。
【0063】
また、図2を参照すると、センサーアセンブリ104は、注射デバイス102に貼付されるように構成された使い捨てラベル130、および/または使い捨てラベル130に取り外し可能に連接された再利用可能なハウジング150を含み得る。使い捨てラベル130は、可撓性のある、および/または引きちぎることが可能な(または切断しやすい)基板を含み得る。例えば、使い捨てラベル130は、紙、開封明示テープ、1または複数のポリマー(例えば、PETなど)、可撓性プリント基板(PCB)、またはそれらの任意の組み合わせから形成され得る。使い捨てラベル130は、電気導電トレース132(例えば、回路など)を含み得る。例えば、電気導電トレース132は、使い捨てラベル130の表面上にあってもよく、および/または使い捨てラベル130内に位置していてもよい(例えば、一体化されている、中に収納されている、露出されていないなど)。一例として、電気導電トレース132は、印刷(例えば、インクジェット印刷、スクリーン印刷など)処理、金属付着処理および/またはエッチング処理、フレキソ印刷処理、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つによって使い捨てラベル130に適用される導電性材料を含み得る。
【0064】
使い捨てラベル130の部分134は、変更されるように構成され得る(例えば、曲げられる、引きちぎられる、切断されるなど)。使い捨てラベル130の部分134の変更は、電気導電トレース132の対応する部分が変更されることを引き起こし得る。例えば、電気導電トレース132の第1の部分は、注射デバイス102の動作に応じて変更されるように構成され得る。一例として、使い捨てラベル130の部分134は、事前に切られ得、穿孔され得、および/または同様のものであり得、および使い捨てラベル130について引きちぎる部分134、および/または切断する部分134は、電気導電トレース132の対応する部分が引きちぎられ、および/または切断されることを引き起こし得、それによって電気導電トレース132により形成される回路の状態を変化させる(例えば、回路を開く、回路を閉じる、回路の抵抗を変更する、回路を通って流れる電圧または電流を変更するなど)。そのような例では、電気導電トレース132の少なくとも一部を含む使い捨てラベル130の第1の部分は、注射デバイス102の取り外し可能な要素および/または作動可能な要素(例えば、キャップ、ボタンなど)に貼付され得、および部分134を介して第1の部分に貼付された使い捨てラベル130の残部は、注射デバイス102の他のところに貼付され得、および注射デバイス102の取り外し可能な要素および/または作動可能な要素(例えば、キャップ、ボタンなど)の除去および/または作動は、使い捨てラベル130の部分134について引きちぎること、および/または切断することを引き起こし得、それによって、電気導電トレース132の対応する部分が引きちぎられ、および/または切断されることを引き起こし、電気導電トレース132によって形成された回路の状態を変更する。
【0065】
図3Aおよび3Bは、注射デバイス102のためのセンサーアセンブリ104の非限定的な実施形態または態様の実装300の透視図である。図3Aに示されるように、電気導電トレース132の少なくとも一部を含む使い捨てラベル130の第1の部分は、注射デバイス102のキャップに貼付され得、および使い捨てラベル130の残部は、注射デバイス102の本体に貼付され得る。図3Bに示されるように、注射デバイス102のキャップの除去は、使い捨てラベル130の部分134について引きちぎること、および/または切断することを引き起こし得、それによって、電気導電トレース132の対応する部分が引きちぎられ、および/または切断されることを引き起こし、電気導電トレース132によって形成される回路の状態を変更する。
【0066】
図4A~4Cは、注射デバイス102のためのセンサーアセンブリ104の非限定的な実施形態または態様の実装400の透視図である。図4Aに示されるように、電気導電トレース132の少なくとも一部を含む使い捨てラベル130の第1の部分は、注射デバイス102のボタンに貼付され得、および使い捨てラベル130の残部は、注射デバイス102の本体に貼付され得る。図4Bに示されるように、注射デバイス102のボタンの作動は、使い捨てラベル130の部分134について引きちぎること、および/または切断することを引き起こし得、それによって、電気導電トレース132の対応する部分が引きちぎられ、および/または切断されることを引き起こして、電気導電トレース132によって形成される回路の状態を変更する。図4Cは、電気導電トレース132の少なくとも一部を含む使い捨てラベル130の第1の部分が注射デバイス102のカバーに貼付され得、および使い捨てラベル130の残部が注射デバイス102の本体に貼付され得る、センサーアセンブリ104の代替位置を示す。注射デバイス102のカバーの除去は、使い捨てラベル130の部分134について引きちぎること、および/または切断することを引き起こし得、それによって、電気導電トレース132の対応する部分が引きちぎられ、および/または切断されることを引き起こして、電気導電トレース132によって形成される回路の状態を変更する。
【0067】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、使い捨てラベル130は、接着剤層136を含む。例えば、接着剤層136は、使い捨てラベル130を注射デバイス102および/またはセンサーアセンブリ104のためのパッキングおよび/または容器に接着させ得る。一例として、図2に示されるように、電気導電トレース132は、使い捨てラベル130の第1の面(例えば、再利用可能なハウジング150が貼付されている使い捨てラベル130の同じ面など)上にあり得、および接着剤層136は、使い捨てラベル130の第1の面の反対側である使い捨てラベル130の第2の面上にあり得る。
【0068】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、使い捨て層130は、センサー137を含む。例えば、センサー137は、光学センサー(例えば、印刷された光検出器など)、温度センサー、力センサー(例えば、力抵抗センサー、薄膜スイッチなど)、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つを含み得る。一例として、センサー137は、電気導電トレース132に電気的に結合され得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、センサー137は、注射デバイス102の取り外し可能な要素および/または作動可能な要素(例えば、キャップ、ボタンなど)の除去および/または作動を検出するために、部分134の代わりに、または部分134に加えて使用され得る。例えば、光検出器は、注射デバイス102のキャップが取り外されたときに周囲光を感知するために使用され得、温度センサーまたは力センサーは、ユーザーが注射デバイス102のボタン、および/または同様のものを作動させるときに(例えば、ラベル130上に印刷された力抵抗センサー、ラベル130上の薄膜スイッチなどを使用して)表面に適用される温度変化または力を感知するために使用され得る。
【0069】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、使い捨てラベル130は、電池138および/またはメモリ139を含む。例えば、電池138および/またはメモリ130は、電気導電トレース132に接続され得る。電池138は、再利用可能なハウジング150が使い捨てラベル130に貼付されるとき、再利用可能なハウジング150の構成要素に電力を供給し得る(例えば、電気導電トレース132の変更に応じてなど)。電池138は、可撓性電池、薄膜電池、印刷された電池、またはそれらの任意の組み合わせを含み得る。メモリ139は、使い捨てラベル130および/または注射デバイス102に関連付けられた一意的な識別子を記憶し得る。例えば、一意的な識別子は、再利用可能なハウジング150が使い捨てラベル130に貼付されるとき(例えば、電気導電トレース132の変更に応じてなど)、再利用可能なハウジング150の構成要素(例えば、プロセッサなど)によってアクセスされ得、および/または再利用可能なハウジング150の構成要素に提供され得る。
【0070】
再利用可能なハウジング150は、プロセッサ152および/またはワイヤレス通信デバイス154を含み(例えば、担持し(carry)、収容し(house)、包含し(encompass)など)得る。プロセッサ152は、電気導電トレース132に取り外し可能に電気的に結合され得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセッサ152は、電気導電トレース132の一部の変更に応じて(例えば、回路を開く、回路を閉じる、回路の抵抗を変更する、回路を通って流れる電圧または電流を変更することなどに応じて)起動されるように構成され得る。例えば、電気導電トレース132の変更は、プロセッサ152をディープスリープモードからウェイクアップさせ得る。一例として、電気導電トレース132によって形成された回路は、初期状態で損傷を受けてない状態であり得、および閉じたスイッチとして動作し得、およびユーザーが注射デバイス102を作動させ、または動作させ、および使い捨てラベル130を引き裂くとき、電気導電トレース132が切断され得、開いたスイッチとして動作し得る。しかしながら、非限定的な実施形態または態様はそれに限定されず、および電気導電トレース132によって形成される回路は、初期状態として、閉じた回路、初期抵抗、初期電圧、初期電流、またはそれらの任意の組み合わせを有し得、および変更後、電気導電トレース132によって形成される回路は、異なる状態として、開いた回路、第2の抵抗、第2の電圧、第2の電流、またはそれらの任意の組み合わせを有し得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセッサ152およびワイヤレス通信デバイス154は、単一のシステムオンチップ構成要素に実装される。
【0071】
ワイヤレス通信デバイス154は、コンピューティングデバイス106とワイヤレスに通信するように構成され得る。例えば、ワイヤレス通信デバイス154は、注射デバイス102の使用および/または動作に関連付けられた情報(例えば、電気導電トレース132、センサーデータ、一意的な識別子などの変更に関連付けられた情報)をコンピューティングデバイス106に通信するように構成され得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、ワイヤレス通信デバイス154は、短距離無線通信接続(例えば、NFCプロトコルを使用する通信接続、無線自動識別(RFID)を使用する通信接続、Bluetooth(登録商標)無線技術標準を使用する通信接続、Zigbee無線技術標準を使用する通信プロトコル、Ant無線技術標準を使用する通信プロトコル、および/または同種のもの)を介して、ワイヤレス通信デバイス154がコンピューティングデバイス106から直接情報を受信することを可能にする、および/または情報をコンピューティングデバイス106に直接通信することを可能にする、1または複数のコンピューティングデバイス、チップ、非接触型送信機、非接触型トランシーバ、NFC送信機、RFID送信機、接触ベースの送信機、Bluetoothトランシーバ(登録商標)および/または同種のものを含む。
【0072】
ここで、図5を参照するが、いくつかの非限定的な実施形態または態様では、再利用可能なハウジング150は、センサー155、ユーザーフィードバックデバイス156、RTC157、電源158、および/または部材159を含む(例えば、担持する(carry)、収容する(house)、包含する(encompass)など)。
【0073】
センサー155は、振動センサー、加速度計、光学センサー、磁気センサー、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つを含み得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、センサー155は、注射デバイス102の注射動作に関連付けられた注射デバイス102の構成要素の動きを検出するように構成される。例えば、センサー155は、ピストン、プランジャーのストッパー、プランジャーのロッド、およびプランジャーの動きを開始する、または引き起こす可動式のトリガーのうちの少なくとも1つの動き(例えば、動き、変位など)を検出するように構成され得る。
【0074】
プロセッサ152は、電気導電トレース132の状態に基づいて、センサー137から受信された信号またはセンサーデータ、および/またはセンサー155から受信された信号またはセンサーデータ、注射デバイス102の使用および/または動作に関連付けられた情報を決定するようにプログラミングされ得る、および/または構成され得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、注射デバイス102の使用および/または動作に関連する情報は、注射デバイス102のキャップの除去の時間、注射デバイス102のカバーの除去の時間、注射デバイス102のボタンの作動の時間、注射動作の開始時間、注射動作の持続時間、注射動作の速度、注射動作の背圧プロファイル、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つを含む。プロセッサ152は、注射デバイス102の使用および/または動作に関連付けられた情報をメモリ154に記憶し得る。
【0075】
ユーザーフィードバックデバイス156は、注射動作に関連付けられた表示、ならびに/または注射デバイス102の使用および/もしくは動作に関連した情報をユーザーに提供するように構成され得る。例えば、ユーザーフィードバックデバイス150は、ディスプレイ、発光ダイオード(LED)、音声出力デバイス(例えば、ブザー、スピーカなど)、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0076】
RTC157は、現在の時間を記録するコンピューターの時計(例えば、集積回路の形態においてなど)を含み得る。例えば、プロセッサ152は、RTC157の現在時刻に基づいて(例えば、キャップ除去の時間、ボタン作動の時間など)、注射デバイス102の使用および/または動作に関連づけられたタイムスタンプ情報をし得る。
【0077】
電源158は、プロセッサ152、ワイヤレス通信デバイス154、センサー155、ユーザーフィードバックデバイス156、RTC157、および/またはメモリ159に電力を供給するように構成され得る。例えば、電源152は、電池(例えば、充電式電池、使い捨て電池など)を含み得る。
【0078】
メモリ159は、注射デバイス102の使用および/または動作に関連した情報を記憶するように構成され得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、メモリ159は、再利用可能なハウジング150および/または注射デバイス102に関連付けられた一意的な識別子を記憶する。例えば、一意的な識別子は、電気導電トレース132の変更に応じて、プロセッサ152によってアクセスされ得、および/またはプロセッサ152に提供され得る。
【0079】
依然として図5を参照し、および図1を再び参照すると、コンピューティングデバイス106は、センサーアセンブリ104から情報および/またはデータを受信することができ、および/または情報および/もしくはデータをセンサーアセンブリ104に通信することができる1または複数のデバイスを含み得る。例えば、コンピューティングデバイス106は、コンピューティングデバイス、サーバ、サーバのグループ、モバイルデバイス、モバイルデバイスのグループ、および/または同種のものを含み得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、コンピューティングデバイス106は、短距離無線通信接続(例えば、NFCプロトコルを使用する通信接続、無線自動識別(RFID)を使用する通信接続、Bluetooth(登録商標)無線技術標準を使用する通信接続、Zigbee無線技術標準を使用する通信プロトコル、Ant無線技術標準を使用する通信プロトコル、および/または同種のもの)を介して、コンピューティングデバイス106がワイヤレス通信デバイス154から直接情報を受信する、および/または情報をワイヤレス通信デバイス154に直接通信することを可能にする、1または複数のコンピューティングデバイス、チップ、非接触型送信機、非接触型トランシーバ、NFC送信機、RFID送信機、接触ベースの送信機、および/または同種のものを含む。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、コンピューティングデバイス106は、例えば病院記録システム、治験関連情報を収集するために臨床試験中に使用されるシステム、および/または同種のものなどの電子データ管理システムに情報および/もしくはデータを含み得、および/またはアップロードし得る。
【0080】
ここで図6を参照するが、図6は、センサーアセンブリ104の非限定的な実施形態または態様の実装600の図である。図6に示されるように、使い捨てラベル130は、さらなる電気導電トレース133を含み得、およびプロセッサ152は、さらなる電気導電トレースに取り外し可能に電気的に結合され得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、さらなる電気導電トレースは、さらなる電気導電トレース133の少なくとも一部を含む使い捨てラベル130の第2の部分が、電気導電トレース132の少なくとも一部を含む使い捨てラベル130の第1の部分とは異なる、注射デバイス102の取り外し可能な要素および/または作動可能な要素(例えば、キャップ、ボタンなど)に貼付され得ることを除いて、電気導電トレース132と同じであり得、または類似し得る。一例として、さらなる電気導電133トレースの一部135は、電気導電トレース132の部分134が変更されることに対応した注射デバイス102の第1の動作とは異なる、注射デバイス102の第2の動作に応じて変更されるように構成され得る。一例として、注射デバイス132の第1の動作は、注射デバイス102のキャップまたはカバーの除去を含み得、および注射デバイス102の第2の動作は、注射デバイス102のボタンの作動または注射デバイス102のニードルシールドの配置を含み得る。
【0081】
依然として図6を参照すると、いくつかの非限定的な実施形態または態様では、電気導電トレースの第2の部分(例えば、電気導電トレース132、さらなる電気導電トレース133など)は、電気導電トレースの第1の部分が変更されることに対応した注射デバイスの第1の動作とは異なる、注射デバイス102の第2の動作に応じて変更されるように構成される。例えば、使い捨てラベル130は、変更されて(例えば、曲げられる、引きちぎられる、切断されるなど)さらなる電気導電トレース133の対応する部分が変更されることを引き起こすように構成される部分135a、135b、… 135nを含み得、それによってさらなる電気導電トレース133によって形成される回路の状態を変更する(例えば、回路を開く、回路を閉じる、回路の抵抗を変更する、回路を通って流れる電圧または電流を変更するなど)。一例として、使い捨てラベル130は、再利用可能なハウジング150にそれぞれ接続され、および、可変部分135a、135b、および135nを介して相互にそれぞれ接続された第1の抵抗器R1、第2の抵抗器R2、および第3の抵抗器R3をそれぞれ含む複数の部分を含み得る。そのような例では、さらなる電気導電トレース133の少なくとも一部を含む使い捨てラベル130の第1の部分(例えば、抵抗器Rnなどを含む)は、注射デバイス102の取り外し可能な要素および/または作動可能な要素(例えば、キャップ、ボタンなど)に貼付され得、および部分135nを介して第1の部分に貼付される使い捨てラベル130の別の部分(例えば、抵抗器R2などを含む)は、注射デバイス102の他の場所(例えば、注射デバイス102の別の取り外し可能な要素および/または作動可能な要素など)に貼付され得、および注射デバイス102の取り外し可能な要素および/または作動可能な要素(例えば、キャップ、ボタンなど)の除去および/または作動は、使い捨てラベル130の部分135nを引きちぎること、および/または切断することを引き起こし得、それによって、さらなる電気導電トレース133の対応する部分が引きちぎられ、および/または切断されて、さらなる電気導電トレース133によって形成される回路の状態を変更することを引き起こし、および注射デバイス102の別の取り外し可能な要素、および/または作動可能な要素の除去および/または作動が、使い捨てラベル130の部分135bを引きちぎること、および/または切断することを引き起こし得、それによって、さらなる電気導電トレース133の対応する部分が引きちぎられ、および/または切断されて、さらなる電気導電トレース133によって形成される回路の状態を変更する。例えば、注射デバイス102の第1の動作は、注射デバイス102のキャップまたはカバーの除去を含み得、および注射デバイス102の第2の動作は、注射デバイス102のボタンの作動または注射デバイス102のニードルシールドの配置を含み得る。
【0082】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、部分135b(例えば、抵抗器R1などを含む)を介して別の部分に貼付された使い捨てラベル130のさらなる部分は、注射デバイス102の他の場所(例えば、注射デバイス102のさらなる取り外し可能な要素および/または作動可能な要素など)に貼付され得、および注射デバイス102のさらなる取り外し可能な要素および/または作動可能な要素の除去および/または作動は、使い捨てラベル130の部分135aを引きちぎること、および/または切断することを引き起こし得、それによって、さらなる電気導電トレース133の対応する部分が引きちぎられ、および/または切断されて、さらなる電気導電トレース133によって形成された回路の状態を変更することを引き起こす。一例として、回路の状態に引き起こされる変更は、部分135a、135b、…135nのそれぞれを引きちぎること、および/または切断することに応じて異なり得る(例えば、変更は、回路を開く、回路を閉じる、回路の抵抗を変更する、回路を通って流れる電圧または電流を変更するなど)。
【0083】
ここで図7を参照するが、図7は、センサーアセンブリ104の非限定的な実施形態または態様の実装700の図である。図7に示されるように、使い捨てラベル130は、電気導電トレース132(および/またはさらなる電気導電トレース133)に電気的に結合された複数の第1の導電パッド702を含み得、および再利用可能なハウジング150は、プロセッサ152に電気的に結合され、および複数の第1の導電パッド702に取り外し可能に電気的に結合された複数のばね接点704を含み得る。再利用可能なハウジング150は、注射デバイス102の外面上に留めるように構成された剛性変形可能クリップ706を含み得る。例えば、剛性変形可能クリップ706はハーフパイプ形状を含み得、クリップ706が注射デバイス102上に押しつけられて、複数のばね接点704を持った複数の第1の導電パッド702に接触するときに、ハーフパイプ形状を形成する材料は、周囲を変形して注射デバイス102の外面を把持するように構成される。再利用可能なハウジング150は、剛性変形可能クリップ706に取り付けられ得る、および/または剛性変形可能クリップ706と一体化され得る。例えば、再利用可能なハウジング150は、クリップ、スナップフィット、接着剤、および/または他の機械的インターフェースを介して剛性変形可能クリップ706に取り付けられ得る。剛性変形可能クリップ706は、注射デバイス102のタイプ(例えば、サイズ、モデルなど)に従って構成され得る、および/または寸法を決定され得る。
【0084】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、使い捨てラベル130は、電気導電トレース132(および/またはさらなる電気導電トレース133)に電気的に結合された複数の第1の導電パッドを含み、再利用可能なハウジング150は、プロセッサ152に結合され、複数の第1の導電パッドと、複数の第2の導電パッドとのうちの少なくとも1つに塗布された導電接着剤を介して複数の第1の導電パッドに取り外し可能に電気的に結合された、複数の第2の導電パッドを含む。例えば、図7に示される剛性変形可能クリップ706、およびばね接点704の替わりに、またはそれらに加えて、使い捨てラベル130、再利用可能なハウジング150、複数の第1の導電パッド、および/または複数の第2の導電パッドは、複数の第1の導電パッドが複数の第2の導電パッドとの接触を保持するように構成された接着剤層(および/または再利用可能なハウジング150と接触した使い捨てラベル130)を含み得る。
【0085】
ここで図8を参照するが、図8は、センサーアセンブリ104の非限定的な実施形態または態様の実装800の図である。図8に示されるように、使い捨てラベル130は、使い捨てラベル130から伸張している少なくとも1つのコネクタ802を含み得、再利用可能なハウジング150は、少なくとも1つのコネクタ802が受け入れられる少なくとも1つの開口804を含み得、および少なくとも1つのコネクタ802は、電気導電トレース132(および/またはさらなる電気導電トレース133)に電気的に結合され、および少なくとも1つの開口804の複数の第2の電気コネクタ(例えば、ワイヤ、ピンなど)に取り外し可能に電気的に結合された複数の第1の電気コネクタ(例えば、ワイヤ、ピンなど)を含み得、複数の第2の電気コネクタ804は、プロセッサ152に電気的に結合される。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、少なくとも1つのコネクタ802は、少なくとも1つの開口804にプレスフィットする。
【0086】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、少なくとも1つのコネクタ802は複数のコネクタ802を含み、および少なくとも1つの開口804は、複数のコネクタ802に対応する複数の開口804を含む。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、複数のコネクタのうちコネクタのそれぞれは、単一の第1の電気コネクタ(例えば、単一のワイヤ、単一のピンなど)を含み、複数の開口のうち開口のそれぞれは、単一の第2の電気コネクタ(例えば、単一のワイヤ、単一のピンなど)を含む。
【0087】
ここで図9を参照するが、図9は、センサーアセンブリ104を含むシステムの非限定的な実施形態または態様の実装900の図である。図9に示されるように、非限定的な実施形態または態様によるシステムは、注射デバイス102、センサーアセンブリ104、および/または容器902を含み得る。センサーアセンブリ104の使い捨てラベル130は、容器902に取り付けられた電気導電トレースを含む使い捨てラベル130の一部を有する電気導電トレース(例えば、電気導電トレース132、さらなる電気導電トレース133など)を含み得る。例えば、電気導電トレースの一部(例えば、部分134、部分135a、135b、…135nなど)は、容器902からのセンサーアセンブリ104の除去に応じて変更されるように構成され得る。一例として、再利用可能なハウジング150は、複数の使い捨てラベル130および/または注射デバイス102と共に再利用され得る。例えば、容器902は、複数の使い捨てラベル130および/または注射デバイス102および再利用可能なハウジング150を含み得、および再利用可能なハウジング150は、新しい使い捨てラベル130/注射デバイス102が容器902から取り外されるたびに、異なる使い捨てラベル130/注射デバイス102に取り付けられ得る。したがって、コストは、注射デバイスのそれぞれについてモジュール全体を処分するよりも低くなり得、モジュールとコンピューティングデバイス106との間のペアリングプロセスが、もしあるのであれば1回実行され得るにすぎず、ユーザーは、調整またはアドヒアランス目的のために、再利用可能なハウジングのみ(鋭利物の操作を避ける)を医師(または臨床試験の場合は治験担当者)に返却するように求められ得、および電子部品の分解を要求する任意の適用可能なリサイクルプロセスが軽減され得る。
【0088】
実施形態または態様は、例示および説明の目的のために詳細に説明されてきたが、そのような詳細は、その目的のためだけであり、および実施形態または態様は、開示された実施形態または態様に限定されるものではなくて、むしろ、付加された特許請求の範囲の精神および範囲内の修正および同等の構成を包含することが意図されることを理解されたい。例えば、本開示は、可能な範囲で、任意の実施形態または態様の1または複数の特徴が、任意の他の実施形態または態様の1または複数の特徴と組み合わせられることができることについて予期することを理解されたい。実際、これらの特徴のうちいずれも、特許請求の範囲に具体的に列挙されていない方法および/または本明細書に具体的に開示されていない方法で組み合わされることができる。以下に列挙される従属請求項のそれぞれは、1つの請求項のみに直接的に従属し得るが、可能な実装の開示は、請求項のセットにおける他のすべての請求項と組み合わせた従属請求項のそれぞれを含む。
図1
図2
図3A
図3B
図4A
図4B
図4C
図5
図6
図7
図8
図9
【手続補正書】
【提出日】2023-06-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
注射デバイスのためのセンサーアセンブリであって、
前記注射デバイスに貼付されるように構成される使い捨てラベルであって、
電気導電トレースであって、前記電気導電トレースの第1の部分が、前記注射デバイスの第1の部分に応じて変更されるように構成される、電気導電トレース、
を含む使い捨てラベルと、
前記使い捨てラベルに取り外し可能に連接される再利用可能なハウジングであって、
前記電気導電トレースに取り外し可能に電気的に結合されるプロセッサであって、前記プロセッサは、前記電気導電トレースの前記第1の部分の変更に応じて起動されるように構成される、プロセッサと、
前記電気導電トレースの前記第1の部分の前記変更に関連した情報を、コンピューティングデバイスにワイヤレスに通信するように構成されるワイヤレス通信デバイスと、
を含む再利用可能なハウジングと、
を備え、
前記使い捨てラベルは、前記電気導電トレースに電気的に結合される複数の第1の導電パッドを含み、前記再利用可能なハウジングは、前記プロセッサに電気的に結合され、および前記複数の第1の導電パッドに取り外し可能に電気的に結合される複数のばね接点を含み、および前記再利用可能なハウジングは、前記注射デバイスの外面上に留めるように構成される剛性変形可能クリップを含むセンサーアセンブリ。
【請求項2】
前記使い捨てラベルは、前記使い捨てラベルから伸張している少なくともつのコネクタを含み、前記再利用可能なハウジングは、前記少なくとも1つのコネクタが受け入れられる少なくとも1つの開口を含み、および前記少なくとも1つのコネクタは、前記電気導電トレースに電気的に結合されて前記少なくとも1つの開口の複数の第2の電気コネクタに取り外し可能に電気的に結合される複数の第1の電気コネクタを含み、前記複数の第2の電気コネクタは、少なくとも1つのプロセッサに電気的に結合される、請求項1に記載のセンサーアセンブリ。
【請求項3】
前記少なくとも1つのコネクタは複数のコネクタを含み、および前記少なくとも1つ
の開口は、前記複数のコネクタに対応する複数の開口を含む、請求項2に記載のセンサーアセンブリ。
【請求項4】
前記複数のコネクタのうちのコネクタのそれぞれは、単一の第1の電気コネクタを含み、および前記複数の開口のうちの開口のそれぞれは、単一の第2の電気コネクタを含む、請求項3に記載のセンサーアセンブリ。
【請求項5】
前記少なくとも1つのコネクタは、前記少なくとも1つの開口にプレスフィットする、請求項2に記載のセンサーアセンブリ。
【請求項6】
前記使い捨てラベルは、前記電気導電トレースに電気的に結合される複数の第1の導電パッドを含み、前記再利用可能なハウジングは、前記プロセッサに結合され、前記複数の第1の導電パッドおよび複数の第2の導電パッドのうちの少なくともつに塗布される導電接着剤を介して前記複数の第1の導電パッドに取り外し可能に電気的に結合される前記複数の第2の導電パッドを含む、請求項1に記載のセンサーアセンブリ。
【請求項7】
前記使い捨てラベルは接着剤層を含む、請求項1に記載のセンサーアセンブリ。
【請求項8】
前記使い捨てラベルは電池を含む、請求項1に記載のセンサーアセンブリ。
【請求項9】
前記再利用可能なハウジングは電池を含む、請求項1に記載のセンサーアセンブリ。
【請求項10】
前記使い捨てラベルはさらなる電気導電トレースを含み、前記さらなる電気導電トレースの第1の部分は、前記注射デバイスの第1の動作とは異なる前記注射デバイスの第2の動作に応じて変更されるように構成され、および前記プロセッサは、前記さらなる電気導電トレースに取り外し可能に電気的に結合される、請求項1に記載のセンサーアセンブリ。
【請求項11】
前記注射デバイスの前記第1の動作は、前記注射デバイスのキャップまたはカバーの除去を含み、および前記注射デバイスの前記第2の動作は、前記注射デバイスのボタンの作動、または前記注射デバイスのニードルシールドの配置を含む、請求項10に記載のセンサーアセンブリ。
【請求項12】
前記電気導電トレースの第2の部分は、前記注射デバイスの第1の動作とは異なる前記注射デバイスの第2の動作に応じて変更されるように構成される、請求項1に記載のセンサーアセンブリ。
【請求項13】
前記注射デバイスの前記第1の動作は、前記注射デバイスのキャップまたはカバーの除去を含み、および前記注射デバイスの前記第2の動作は、前記注射デバイスのボタンの作動、または前記注射デバイスのニードルシールドの配置を含む、請求項12に記載のセンサーアセンブリ。
【請求項14】
前記使い捨てラベルは少なくとも1つのセンサーを含み、前記少なくとも1つのセンサーは、光学センサー、温度センサー、力センサー、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つを含み、および前記少なくとも1つのセンサーは、前記電気導電トレースに電気的に結合される、請求項1に記載のセンサーアセンブリ。
【請求項15】
前記再利用可能なハウジングは少なくとも1つのセンサーを含み、前記少なくとも1つのセンサーは、振動センサー、加速度計、光学センサー、磁気センサー、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載のセンサーアセンブリ。
【請求項16】
前記電気導電トレースの前記第1の部分の前記変更は、前記電気導電トレースの前記第1の部分における切断を含む、請求項1に記載のセンサーアセンブリ。
【請求項17】
請求項1に記載のセンサーアセンブリと、
前記センサーアセンブリを収容する容器と、
を備えるシステム。
【請求項18】
前記使い捨てラベルはさらなる電気導電トレースを含み、前記さらなる電気導電トレースを含む前記ラベルの一部は前記容器に貼付され、前記さらなる電気導電トレースの第1の部分は、前記容器からの前記センサーアセンブリの除去に応じて変更されるように構成され、および前記プロセッサは、前記さらなる電気導電トレースに取り外し可能に電気的に結合される、請求項17に記載のシステム。
【請求項19】
前記電気導電トレースの第2の部分は、前記容器からの前記センサーアセンブリの除去に応じて変更されるように構成され、および前記使い捨てラベルの一部は前記容器に貼付される、請求項17に記載のシステム。
【請求項20】
注射デバイスと、
前記注射デバイスに貼付される使い捨てラベルであって、
電気導電トレースであって、前記電気導電トレースの第1の部分が、前記注射デバイスの第1の動作に応じて変更されるように構成される、電気導電トレース、
を含む使い捨てラベルと、
前記使い捨てラベルに取り外し可能に連接される再利用可能なハウジングであって、
前記電気導電トレースに取り外し可能に電気的に結合されるプロセッサであって、前記プロセッサは、前記電気導電トレースの変更に応じて起動されるように構成される、プロセッサと、
前記電気導電トレースの前記変更に関連した情報を、コンピューティングデバイスにワイヤレスに通信するように構成されるワイヤレス通信デバイスと、
を含む再利用可能なハウジングと、
を備えるシステム。
【請求項21】
前記使い捨てラベルは、前記電気導電トレースに電気的に結合される複数の第1の導電パッドを含み、前記再利用可能なハウジングは、前記プロセッサに電気的に結合され、および前記複数の第1の導電パッドに取り外し可能に電気的に結合される複数のばね接点を含み、および前記再利用可能なハウジングは、前記注射デバイスの外面上に取り外し可能に留められる剛性変形可能クリップを含む、請求項20に記載のシステム。
【請求項22】
前記使い捨てラベルは、前記使い捨てラベルから伸張している少なくともつのコネクタを含み、前記再利用可能なハウジングは、前記少なくとも1つのコネクタが受け入れられる少なくとも1つの開口を含み、および前記少なくとも1つのコネクタは、前記電気導電トレースに電気的に結合されて前記少なくとも1つの開口の複数の第2の電気コネクタに取り外し可能に電気的に結合される複数の第1の電気コネクタを含み、前記複数の第2の電気コネクタは、少なくとも1つのプロセッサに電気的に結合される、請求項20に記載のシステム。
【請求項23】
前記少なくとも1つのコネクタは複数のコネクタを含み、および前記少なくとも1つ
の開口は、前記複数のコネクタに対応する複数の開口を含む、請求項22に記載のシステム。
【請求項24】
前記複数のコネクタのうちのコネクタのそれぞれは、単一の第1の電気コネクタを含み、および前記複数の開口のうちの開口のそれぞれは、単一の第2の電気コネクタを含む、請求項23に記載のシステム。
【請求項25】
前記少なくとも1つのコネクタは、前記少なくとも1つの開口にプレスフィットする、請求項22に記載のシステム。
【請求項26】
前記使い捨てラベルは、前記電気導電トレースに電気的に結合される複数の第1の導電パッドを含み、前記再利用可能なハウジングは、前記プロセッサに結合され、前記複数の第1の導電パッドおよび複数の第2の導電パッドのうちの少なくともつに塗布される導電接着剤を介して前記複数の第1の導電パッドに取り外し可能に電気的に結合される前記複数の第2の導電パッドを含む、請求項20に記載のシステム。
【請求項27】
前記使い捨てラベルは接着剤層を含む、請求項20に記載のシステム。
【請求項28】
前記使い捨てラベルは電池を含む、請求項20に記載のシステム。
【請求項29】
前記再利用可能なハウジングは電池を含む、請求項20に記載のシステム。
【請求項30】
前記使い捨てラベルはさらなる電気導電トレースを含み、前記さらなる電気導電トレースの第1の部分は、前記注射デバイスの前記第1の動作とは異なる前記注射デバイスの第2の動作に応じて変更されるように構成され、および前記プロセッサは、前記さらなる電気導電トレースに取り外し可能に電気的に結合される、請求項20に記載のシステム。
【請求項31】
前記注射デバイスの前記第1の動作は、前記注射デバイスのキャップまたはカバーの除去を含み、および前記注射デバイスの前記第2の動作は、前記注射デバイスのボタンの作動、または前記注射デバイスのニードルシールドの配置を含む、請求項30に記載のシステム。
【請求項32】
前記電気導電トレースの第2の部分は、前記注射デバイスの前記第1の動作とは異なる前記注射デバイスの第2の動作に応じて変更されるように構成される、請求項20に記載のシステム。
【請求項33】
前記注射デバイスの前記第1の動作は、前記注射デバイスのキャップまたはカバーの除去を含み、および前記注射デバイスの前記第2の動作は、前記注射デバイスのボタンの作動、または前記注射デバイスのニードルシールドの配置を含む、請求項32に記載のシステム。
【請求項34】
前記使い捨てラベルは少なくとも1つのセンサーを含み、前記少なくとも1つのセンサーは、光学センサー、温度センサー、力センサー、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つを含み、および前記少なくとも1つのセンサーは、前記電気導電トレースに電気的に結合される、請求項20に記載のシステム。
【請求項35】
前記再利用可能なハウジングは少なくとも1つのセンサーを含み、前記少なくとも1つのセンサーは、振動センサー、加速度計、光学センサー、磁気センサー。またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つを含む、請求項20に記載のシステム。
【請求項36】
前記電気導電トレースの前記第1の部分の前記変更は、前記電気導電トレースの前記第1の部分における切断を含む、請求項20に記載のシステム。
【請求項37】
ンサーアセンブリを収容する容器を更に備える、請求項20に記載のシステム。
【請求項38】
前記使い捨てラベルはさらなる電気導電トレースを含み、前記さらなる電気導電トレースを含む前記ラベルの一部は前記容器に貼付され、前さらなる電気導電トレースの第1の部分は、前記容器からの前記センサーアセンブリの除去に応じて変更されるように構成され、および前記プロセッサは、前記さらなる電気導電トレースに取り外し可能に電気的に結合される、請求項37に記載のシステム。
【請求項39】
前記電気導電トレースの第2の部分は、前記容器からの前記センサーアセンブリの除去に応じて変更されるように構成され、および前記使い捨てラベルの一部は前記容器に貼付される、請求項37に記載のシステム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、センサーアセンブリおよびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
1.分野
本出願は、注射デバイスのためのセンサーアセンブリに全体として関連するものであり、および非限定的な実施形態または態様において、注射デバイスの使用に関連した情報を自動的に捕捉する、および通信するためのセンサーアセンブリに全体として関連する。
【0003】
2.技術的考察
流体の注射のための多種多様な注射デバイスが、現在市販されている。しかし、これらのデバイスのうちの多くは、注射デバイスの使用に関連したデータおよび/または他の情報の観察を遵守していることを捕捉するための、および/または転送するためのメカニズムを全く提供していない。
【発明の概要】
【0004】
したがって、提供されるものは、注射デバイスの使用に関連したデータおよび/または他の情報の観察を遵守していることを捕捉するための、および/または転送するための改良されたシステム、デバイス、製品、装置、および/または方法となる。
【0005】
いくつかの非限定的な実施形態または態様によれば、提供されるものは、注射デバイスのためのセンサーアセンブリであって、注射デバイスに貼付されるように構成される使い捨てラベルであって、電気導電トレースの第1の部分が、注射デバイスの第1の部分に応じて変更されるように構成される電気導電トレースを含む使い捨てラベルと、使い捨てラベルに取り外し可能に連接される再利用可能なハウジングであって、電気導電トレースに取り外し可能に電気的に結合されるプロセッサであって、プロセッサは、電気導電トレースの第1の部分の変更に応じて起動されるように構成されるプロセッサと、電気導電トレースの第1の部分の変更に関連した情報を、コンピューティングデバイスにワイヤレスに通信するように構成されるワイヤレス通信デバイスとを含む、再利用可能なハウジングとを含むセンサーアセンブリである。
【0006】
いくつかの非限定的な実施形態または態様によれば、提供されるものは、システムであって、注射デバイスと、注射デバイスに貼付される使い捨てラベルであって、電気導電トレースの第1の部分が、注射デバイスの第1の動作に応じて変更されるように構成される電気導電トレースを含む使い捨てラベルと、使い捨てラベルに取り外し可能に連接される再利用可能なハウジングであって、電気導電トレースに取り外し可能に電気的に結合されるプロセッサであって、プロセッサは、電気導電トレースの変更に応じて起動されるように構成される、プロセッサと、電気導電トレースの変更に関連した情報を、コンピューティングデバイスにワイヤレスに通信するように構成されるワイヤレス通信デバイスとを含む、再利用可能なハウジングとを含むセンサーアセンブリとを含むシステムである。
【0007】
さらなる実施形態または態様が、以下の番号付けされた節で説明される。
【0008】
第1節。注射デバイスのためのセンサーアセンブリであって、注射デバイスに貼付されるように構成される使い捨てラベルであって、電気導電トレースの第1の部分が、注射デバイスの第1の部分に応じて変更されるように構成される電気導電トレースを含む使い捨てラベルと、使い捨てラベルに取り外し可能に連接される再利用可能なハウジングであって、電気導電トレースに取り外し可能に電気的に結合されるプロセッサであって、プロセッサは、電気導電トレースの第1の部分の変更に応じて起動されるように構成される、プロセッサと、電気導電トレースの第1の部分の変更に関連した情報を、コンピューティングデバイスにワイヤレスに通信するように構成されるワイヤレス通信デバイスとを含む、再利用可能なハウジングとを備える、センサーアセンブリ。
【0009】
第2節。使い捨てラベルは、電気導電トレースに電気的に結合される複数の第1の導電パッドを含み、再利用可能なハウジングは、プロセッサに電気的に結合され、および複数の第1の導電パッドに取り外し可能に電気的に結合される複数のばね接点を含み、および再利用可能なハウジングは、注射デバイスの外面上に留めるように構成される剛性変形可能クリップを含む、第1節に記載のセンサーアセンブリ。
【0010】
第3節。使い捨てラベルは、使い捨てラベルから伸張している少なくとも一つのコネクタを含み、再利用可能なハウジングは、少なくとも1つのコネクタが受け入れられる少なくとも1つの開口を含み、および少なくとも1つのコネクタは、電気導電トレースに電気的に結合されて少なくとも1つの開口の複数の第2の電気コネクタに取り外し可能に電気的に結合される複数の第1の電気コネクタを含み、複数の第2の電気コネクタは、少なくとも1つのプロセッサに電気的に結合される、第1節および第2節のいずれかに記載のセンサーアセンブリ。
【0011】
第4節。少なくとも1つのコネクタは複数のコネクタを含み、および少なくとも1つの開口は、複数のコネクタに対応する複数の開口を含む、第1節乃至第3節のいずれかに記載のセンサーアセンブリ。
【0012】
第5節。複数のコネクタのうちのコネクタのそれぞれは、単一の第1の電気コネクタを含み、および複数の開口のうちの開口のそれぞれは、単一の第2の電気コネクタを含む、第1節乃至第4節のいずれかに記載のセンサーアセンブリ。
【0013】
第6節。少なくとも1つのコネクタは、少なくとも1つの開口にプレスフィットする、第1節乃至第5節のいずれかに記載のセンサーアセンブリ。
【0014】
第7節。使い捨てラベルは、電気導電トレースに電気的に結合される複数の第1の導電パッドを含み、再利用可能なハウジングは、プロセッサに結合され、複数の第1の導電パッドおよび複数の第2の導電パッドのうちの少なくとも一つに塗布される導電接着剤を介して複数の第1の導電パッドに取り外し可能に電気的に結合される複数の第2の導電パッドを含む、第1節乃至第6節のいずれかに記載のセンサーアセンブリ。
【0015】
第8節。使い捨てラベルは接着剤層を含む、第1節乃至第7節のいずれかに記載のセンサーアセンブリ。
【0016】
第9節。使い捨てラベルは電池を含む、第1節乃至第8節のいずれかに記載のセンサーアセンブリ。
【0017】
第10節。再利用可能なハウジングは電池を含む、第1節乃至第9節のいずれかに記載のセンサーアセンブリ。
【0018】
第11節。使い捨てラベルはさらなる電気導電トレースを含み、さらなる電気導電トレースの第1の部分は、注射デバイスの第1の動作とは異なる注射デバイスの第2の動作に応じて変更されるように構成され、およびプロセッサは、さらなる電気導電トレースに取り外し可能に電気的に結合される、第1節乃至第10節のいずれかに記載のセンサーアセンブリ。
【0019】
第12節。注射デバイスの第1の動作は、注射デバイスのキャップまたはカバーの除去を含み、および注射デバイスの第2の動作は、注射デバイスのボタンの作動、または注射デバイスのニードルシールドの配置を含む、第1節乃至第11節のいずれかに記載のセンサーアセンブリ。
【0020】
第13節。電気導電トレースの第2の部分は、注射デバイスの第1の動作とは異なる注射デバイスの第2の動作に応じて変更されるように構成される、第1節乃至第12節のいずれかに記載のセンサーアセンブリ。
【0021】
第14節。注射デバイスの第1の動作は、注射デバイスのキャップまたはカバーの除去を含み、および注射デバイスの第2の動作は、注射デバイスのボタンの作動、または注射デバイスのニードルシールドの配置を含む、第1節乃至第13節のいずれかに記載のセンサーアセンブリ。
【0022】
第15節。使い捨てラベルは少なくとも1つのセンサーを含み、少なくとも1つのセンサーは、光学センサー、温度センサー、力センサー、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つを含み、および少なくとも1つのセンサーは、電気導電トレースに電気的に結合される、第1節乃至第14節のいずれかに記載のセンサーアセンブリ。
【0023】
第16節。再利用可能なハウジングは少なくとも1つのセンサーを含み、少なくとも1つのセンサーは、振動センサー、加速度計、光学センサー、磁気センサー、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つを含む、第1節乃至第15節のいずれかに記載のセンサーアセンブリ。
【0024】
第17節。電気導電トレースの第1の部分の変更は、電気導電トレースの第1の部分における切断を含む、第1節乃至第16節のいずれかに記載のセンサーアセンブリ。
【0025】
第18節。第1節乃至第17節のいずれかに記載のセンサーアセンブリと、センサーアセンブリを収容する容器とを備えるシステム
【0026】
第19節。使い捨てラベルはさらなる電気導電トレースを含み、さらなる電気導電トレースを含むラベルの一部は容器に貼付され、さらなる電気導電トレースの第1の部分は、容器からのセンサーアセンブリの除去に応じて変更されるように構成され、およびプロセッサは、さらなる電気導電トレースに取り外し可能に電気的に結合される、第18節に記載のシステム。
【0027】
第20節。電気導電トレースの第2の部分は、容器からのセンサーアセンブリの除去に応じて変更されるように構成され、および使い捨てラベルの一部は容器に貼付される、第18節および第19節のいずれかに記載のシステム。
【0028】
第21節。注射デバイスと、注射デバイスに貼付される使い捨てラベルであって、電気導電トレースの第1の部分が、注射デバイスの第1の動作に応じて変更されるように構成される、電気導電トレースを含む使い捨てラベルと、使い捨てラベルに取り外し可能に連接される再利用可能なハウジングであって、電気導電トレースに取り外し可能に電気的に結合されるプロセッサであって、電気導電トレースの変更に応じて起動されるように構成される、プロセッサと、電気導電トレースの変更に関連した情報を、コンピューティングデバイスにワイヤレスに通信するように構成されるワイヤレス通信デバイスとを含む、再利用可能なハウジングとを含むセンサーアセンブリとを備えるシステム。
【0029】
第22節。使い捨てラベルは、電気導電トレースに電気的に結合される複数の第1の導電パッドを含み、再利用可能なハウジングは、プロセッサに電気的に結合され、および複数の第1の導電パッドに取り外し可能に電気的に結合される複数のばね接点を含み、および再利用可能なハウジングは、注射デバイスの外面上に取り外し可能に留められる剛性変形可能クリップを含む、第21節に記載のシステム。
【0030】
第23節。使い捨てラベルは、使い捨てラベルから伸張している少なくとも一つのコネクタを含み、再利用可能なハウジングは、少なくとも1つのコネクタが受け入れられる少なくとも1つの開口を含み、および少なくとも1つのコネクタは、電気導電トレースに電気的に結合されて少なくとも1つの開口の複数の第2の電気コネクタに取り外し可能に電気的に結合される複数の第1の電気コネクタを含み、複数の第2の電気コネクタは、少なくとも1つのプロセッサに電気的に結合される、第21節および第22節のいずれかに記載のシステム。
【0031】
第24節。少なくとも1つのコネクタは複数のコネクタを含み、および少なくとも1つの開口は、複数のコネクタに対応する複数の開口を含む、第21節乃至第23節のいずれかに記載のシステム。
【0032】
第25節。複数のコネクタのうちのコネクタのそれぞれは、単一の第1の電気コネクタを含み、および複数の開口のうちの開口のそれぞれは、単一の第2の電気コネクタを含む、第21節乃至第24節のいずれかに記載のシステム。
【0033】
第26節。少なくとも1つのコネクタは、少なくとも1つの開口にプレスフィットする、第21節乃至第25節のいずれかに記載のシステム。
【0034】
第27節。使い捨てラベルは、電気導電トレースに電気的に結合される複数の第1の導電パッドを含み、再利用可能なハウジングは、プロセッサに結合され、複数の第1の導電パッドおよび複数の第2の導電パッドのうちの少なくとも一つに塗布される導電接着剤を介して複数の第1の導電パッドに取り外し可能に電気的に結合される複数の第2の導電パッドを含む、第21節乃至第26節のいずれかに記載のシステム。
【0035】
第28節。使い捨てラベルは接着剤層を含む、第21節乃至第27節のいずれかに記載のシステム。
【0036】
第29節。使い捨てラベルは電池を含む、第21節乃至第28節のいずれかに記載のシステム。
【0037】
第30節。再利用可能なハウジングは電池を含む、第21節乃至第29節のいずれかに記載のシステム。
【0038】
第31節。使い捨てラベルはさらなる電気導電トレースを含み、さらなる電気導電トレースの第1の部分は、注射デバイスの第1の動作とは異なる注射デバイスの第2の動作に応じて変更されるように構成され、およびプロセッサは、さらなる電気導電トレースに取り外し可能に電気的に結合される、第21節乃至第30節のいずれかに記載のシステム。
【0039】
第32節。注射デバイスの第1の動作は、注射デバイスのキャップまたはカバーの除去を含み、および注射デバイスの第2の動作は、注射デバイスのボタンの作動、または注射デバイスのニードルシールドの配置を含む、第21節乃至第31節のいずれかに記載のシステム。
【0040】
第33節。電気導電トレースの第2の部分は、注射デバイスの第1の動作とは異なる注射デバイスの第2の動作に応じて変更されるように構成される、第21節乃至第32節のいずれかに記載のシステム。
【0041】
第34節。注射デバイスの第1の動作は、注射デバイスのキャップまたはカバーの除去を含み、および注射デバイスの第2の動作は、注射デバイスのボタンの作動、または注射デバイスのニードルシールドの配置を含む、第21節乃至第33節のいずれかに記載のシステム。
【0042】
第35節。使い捨てラベルは少なくとも1つのセンサーを含み、少なくとも1つのセンサーは、光学センサー、温度センサー、力センサー、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つを含み、および少なくとも1つのセンサーは、電気導電トレースに電気的に結合される、第21節乃至第34節のいずれかに記載のシステム。
【0043】
第36節。再利用可能なハウジングは少なくとも1つのセンサーを含み、少なくとも1つのセンサーは、振動センサー、加速度計、光学センサー、磁気センサー。またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つを含む、第21節乃至第35節のいずれかに記載のシステム。
【0044】
第37節。電気導電トレースの第1の部分の変更は、電気導電トレースの第1の部分における切断を含む、第21節乃至第36節のいずれかに記載のシステム。
【0045】
第38節。センサーアセンブリおよび注射デバイスを収容する容器を更に備える、第21節乃至第37節のいずれかに記載のシステム。
【0046】
第39節。使い捨てラベルはさらなる電気導電トレースを含み、さらなる電気導電トレースを含むラベルの一部は容器に貼付され、さらなる電気導電トレースの第1の部分は、容器からのセンサーアセンブリの除去に応じて変更されるように構成され、およびプロセッサは、さらなる電気導電トレースに取り外し可能に電気的に結合される、第21節乃至第38節のいずれかに記載のシステム。
【0047】
第40節。電気導電トレースの第2の部分は、容器からのセンサーアセンブリの除去に応じて変更されるように構成され、および使い捨てラベルの一部は容器に貼付される、第21節乃至第39節のいずれかに記載のシステム。
【0048】
動作の方法および構造の関連要素の機能と、部品の組み合わせおよび製造の経済性だけでなく、本開示のこれらの特徴および他の特徴は、様々な図で対応する部分を示す参照数字と同様に、その全てがこの明細書の一部を形成する添付図面を参照して、以下の説明および付加された特許請求の範囲を考慮することでより明白になる。ただし、図面は例示および説明の目的のみのためであって、および限定の定義として意図されるものではないということが明確に理解されるべきである。本明細書および本請求項で使用されているように、「a」、「an」、および「the」という単数形は、文脈で明確に異なるように指示する場合を除いて複数の指示物を含む。
【図面の簡単な説明】
【0049】
本開示の実施形態または態様のさらなる利点および詳細は、添付の略図で図示された典型的な実施形態を参照して、より一層詳細に以下にて説明される。
【0050】
図1】本明細書で説明されるシステム、デバイス、製品、装置、および/または方法が実装され得る環境の非限定的な実施形態または態様の図である
図2図1のセンサーアセンブリの構成要素の非限定的な実施形態または態様の透視図である。
図3A図1の1または複数のデバイス、および/または1または複数のシステムの構成要素の非限定的な実施形態または態様の透視図である。
図3B図1の1または複数のデバイス、および/または1または複数のシステムの構成要素の非限定的な実施形態または態様の透視図である。
図4A図1の1または複数のデバイス、および/または1または複数のシステムの構成要素の非限定的な実施形態または態様の透視図である。
図4B図1の1または複数のデバイス、および/または1または複数のシステムの構成要素の非限定的な実施形態または態様の透視図である。
図4C図1の1または複数のデバイス、および/または1または複数のシステムの構成要素の非限定的な実施形態または態様の透視図である。
図5図1のセンサーアセンブリの構成要素の非限定的な実施形態または態様の図である。
図6】センサーアセンブリの非限定的な実施形態または態様の実装の図である。
図7】センサーアセンブリの非限定的な実施形態または態様の実装の透視図である。
図8】センサーアセンブリの非限定的な実施形態または態様の実装の透視図である。
図9】センサーアセンブリを含むシステムの非限定的な実施形態または態様の実装の透視図である。
【発明を実施するための形態】
【0051】
本開示は、逆に明示的に指定される場合を除いて、様々な代替的な変形およびステップシーケンスを想定し得ることが理解されるべきである。添付の図面で例示され、および以下の明細書で説明される具体的なデバイスおよびプロセスは、単に例示的および非限定的な実施形態または態様であるにすぎないこともまた理解されるべきである。したがって、本明細書に開示された実施形態または態様に関連する具体的な寸法および他の物理的な特徴は、限定的なものとして考慮されるべきではない。
【0052】
以下の文での説明の目的のために、用語「端部(end)」、「上部の(upper)」、「下部の(lower)」、「右(right)」、「左(left)」、「垂直の(vertical)」、「水平の(horizontal)」、「上端(top)」、「底(bottom)」、「横の(lateral)」、「縦の(longitudinal)」、およびそれらの派生語は、それが図面の図において向きを持って本開示に関わるものとする。しかし、本開示は、逆に明示的に指定される場合を除いて、様々な代替的な変形およびステップシーケンスを想定し得ることが理解されるべきである。添付の図面で例示され、および以下の明細書で説明される具体的なデバイスおよびプロセスは、単に本開示の例示的な実施形態または態様にすぎないこともまた理解されるべきである。したがって、本明細書に開示される実施形態または実施形態の態様に関連する具体的な寸法および他の物理的特性は、異なるように示される場合を除いて、限定的なものとして考慮されるべきではない。
【0053】
本明細書で使用されるどの態様、構成要素、要素、構造、動作(act)、ステップ、機能、命令および/または同種のものも、そのように明示的に説明される場合を除いて、極めて重要または不可欠であると解釈されるべきではない。また、本明細書で使用される際に、冠詞「a」および「an」は、1または複数のアイテムを含むことを意図されており、および「1または複数」および「少なくとも1つ」と互換的に使用され得る。さらに、本明細書で使用される際に、用語「セット」は、1または複数のアイテム(例えば、関連アイテム、非関連アイテム、関連アイテムおよび非関連アイテムの組み合わせなど)を含むことを意図されており、および「1または複数」および「少なくとも1つ」と互換的に使用され得る。1つのアイテムのみが意図される場合、用語「1つ(one)」または同様の言語が使用される。また、本明細書で使用される際に、用語「持つ(has)」、「持つ(have)」、「持つ(having)」または同種のものは、制約のない用語(open-ended terms)であることが意図される。さらに、語句「に基づく(based on)」は、異なるように明確に述べられる場合を除いて、「少なくとも部分的に基づく」ことを意味することが意図される。
【0054】
本明細書で使用される際に、用語「通信(communication)」および「通信する(communicate)」は、1もしくは複数の信号、メッセージ、コマンド、または他の種類のデータの受信または転送について言及する。1つのユニット(例えば、任意のデバイス、システム、またはそれらの構成要素)が別のユニットと通信することは、1つのユニットが、直接的もしくは間接的に、他のユニットからデータを受信し、および/または他のユニットにデータを送信することができることを意味する。このことは、実際は、有線のおよび/または無線の直接的な接続または間接的な接続に言及し得る。さらに、送信されるデータが、第1のユニットと第2のユニットとの間で修正され、処理され、中継され、および/または転送され得るとしても、2つのユニットは互いに通信し得る。例えば、第1のユニットがデータを受動的に受信し、および第2のユニットに能動的にデータを送信しなくても、第1のユニットは第2のユニットと通信し得る。別の例として、中間ユニットが1つのユニットからのデータを処理し、および処理されたデータを第2のユニットに送信する場合、第1のユニットは、第2のユニットと通信し得る。他の数多くの構成が可能であることは理解されよう。
【0055】
本明細書で説明されるシステムおよび/または方法が、異なる形態のハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせで実装されることができることは明らかであろう。これらのシステムおよび/または方法を実装するために使用される実際の専用制御ハードウェアまたはソフトウェアコードは、実装を限定するものではない。したがって、システムおよび/または方法の動作および作用は、具体的なソフトウェアコードに言及することなく本明細書で説明され、ソフトウェアおよびハードウェアは、本明細書の説明に基づいてシステムおよび/または方法を実装するように設計されることができることが理解される。
【0056】
いくつかの非限定的な実施形態または態様は、閾値に関連して本明細書において説明される。本明細書で使用される際に、閾値を満たすことは、値が閾値よりも大きいこと、閾値よりも多いこと、閾値よりも高いこと、閾値以上であること、閾値よりも小さいこと、閾値よりも少ないこと、閾値よりも低いこと、閾値以下であること、閾値に等しいことなどに言及し得る。
【0057】
本明細書で使用される際に、用語「コンピューティングデバイス」または「コンピューターデバイス」は、1もしくは複数のネットワークと、または1もしくは複数のネットワーク経由で直接的または間接的に通信するように構成される1または複数の電子デバイスに言及し得る。コンピューティングデバイスは、モバイルデバイス、デスクトップコンピューター、または同種のものであり得る。さらに、用語「コンピューター」は、データを受信し、処理し、および出力するために必要な構成要素を含み、および通常、ディスプレイ、プロセッサ、メモリ、入力デバイス、およびネットワークインターフェースを含む任意のコンピューティングデバイスに言及し得る。「アプリケーション」または「アプリケーションプログラムインターフェース(API)」は、例えばクライアント側のフロントエンドおよび/またはサーバ側のバックエンドなど、クライアントからデータを受信するためにソフトウェア構成要素間でのインタラクションを促進するプロセッサによって実行され得るコンピューター可読媒体上でソートされたコンピューターコード、または他のデータに言及する。「インターフェース」は、ユーザーが(例えば、キーボード、マウス、タッチスクリーンなどによって)直接的に、または間接的にかのいずれかでインタラクトし得る、例えば1または複数のグラフィカルユーザインタフェース(graphical user interfaces)(GUIs)などの生成された表示に言及する。
【0058】
本明細書で使用される際に、用語「サーバ」は、例えばインターネットなどネットワーク環境内の複数の当事者によって操作される、またはネットワーク環境内の複数の当事者に対して通信および処理を容易にする1もしくは複数のプロセッサ、またはコンピューター、ストレージデバイス、または同様のコンピューター構成に言及し得、または含み得るが、通信は、1もしくは複数の公的なまたはプライベートなネットワーク環境を通じて促進され得、および様々な他の構成が可能であることが理解されるであろう。さらに、ネットワーク環境内で直接的にまたは間接的に通信する、例としてサーバなどの複数のコンピューター、またはPOSデバイスなどの他のコンピューター化されたデバイスは、例えば業者のPOSシステムなどの「システム」を構成し得る。本明細書で使用される際に、用語「データセンター」は、1もしくは複数のサーバ、または他のコンピューティングデバイス、および/またはデータベースを含み得る。
【0059】
本明細書で使用される際に、用語「モバイルデバイス」は、1または複数のネットワークと通信するように構成された1または複数のポータブル電子デバイスに言及し得る。一例として、モバイルデバイスは、携帯電話(例えば、スマートフォンまたは標準的な携帯電話)、ポータブルコンピューター(例えば、タブレットコンピューター、ラップトップコンピューターなど)、ウェアラブルデバイス(例えば、腕時計、眼鏡、レンズ、衣類および/または同種のもの)、携帯情報端末(PDA)、および/または他の同様のデバイスを含み得る。本明細書で使用される際に、用語「クライアントデバイス」および「ユーザーデバイス」は、1もしくは複数のサーバまたはリモートデバイス、および/またはシステムと通信するように構成される任意の電子デバイスに言及する。クライアントデバイスまたはユーザーデバイスは、モバイルデバイス、ネットワーク対応電化製品(例えば、ネットワーク対応テレビ、冷蔵庫、サーモスタット、および/または同種のもの)、コンピューター、および/またはネットワークと通信することができる任意の他のデバイスもしくはシステムを含み得る。
【0060】
本明細書で使用される際に、用語「アプリケーション」または「アプリケーションプログラムインターフェイス」(API)は、例えばクライアント側のフロントエンドおよび/またはサーバ側のバックエンドなど、クライアントからデータを受信するためにソフトウェア構成要素間でのインタラクションを促進するプロセッサによって実行され得るコンピューター可読媒体上でソートされたコンピューターコード、規則のセットまたは他のデータに言及する。「インターフェース」は、ユーザーが直接的に、または間接的にかのいずれかで(例えば、キーボード、マウスなどによって)インタラクトし得る、例えば1または複数のグラフィカルユーザインタフェース(GUI)などの生成された表示に言及する。
【0061】
図1を参照すると、本明細書で説明されたシステム、デバイス、製品、装置、および/または方法が実装され得る環境100の非限定的な実施形態または態様が示されている。図1に示されるように、環境100は、注射デバイス102、センサーアセンブリ104、および/またはコンピューティングデバイス106を含み得る。図1に示されるデバイスおよびシステムの数および配置は、一例として提供される。図1に示されるデバイスやシステムと比べて、追加されたデバイスおよび/もしくはシステム、より少ないデバイスおよび/もしくはシステム、異なったデバイスおよび/もしくはシステム、または、異なって配置されるデバイスおよび/もしくはシステムがあり得る。さらに、図1に示される2以上のデバイスおよび/もしくはシステムは、単一のデバイスおよび/もしくはシステム内に実装され得、または、図1に示される単一のデバイスおよび/もしくはシステムは、複数の分散型のデバイスおよび/もしくはシステムとして実装され得る。追加的に、または代替的に、環境100のデバイスおよび/またはシステムのセット(例えば、1または複数のデバイスまたはシステム)は、環境100のデバイスおよび/またはシステムの別のセットによって実行されると説明されている1または複数の機能を実行し得る。
【0062】
注射デバイス102は、ある投与量の薬剤をユーザーに投与するための注射動作を実行するように構成され得る。注射デバイス102は、注射針を持った注射デバイスも、または注射針を持たない注射デバイスをも含み得る。注射デバイス102は、ディスポーザルタイプの注射デバイス(例えば、使い捨ての注射デバイスなど)または再利用可能タイプの注射デバイスであり得る。注射デバイス102は、自己注射器、ペン型注射器、ウェアラブル型注射器、および/またはパッシブニードルガードを含み得る。例えば、注射デバイス102は、BD Intevia(商標)自己注射器、BD Libertas(商標)ウェアラブル型自己注射器、BD Sonic(商標)自己注射器、および/またはプレフィルド型ISO標準ガラスシリンジのためのBD UltraSafe Plus(商標)パッシブニードルガードを含み得る。図3A、3B、および4A~4Cに関して、非限定的な実施形態または態様の注射デバイス102に関するさらなる詳細が以下に提供される。
【0063】
また、図2を参照すると、センサーアセンブリ104は、注射デバイス102に貼付されるように構成された使い捨てラベル130、および/または使い捨てラベル130に取り外し可能に連接された再利用可能なハウジング150を含み得る。使い捨てラベル130は、可撓性のある、および/または引きちぎることが可能な(または切断しやすい)基板を含み得る。例えば、使い捨てラベル130は、紙、開封明示テープ、1または複数のポリマー(例えば、PETなど)、可撓性プリント基板(PCB)、またはそれらの任意の組み合わせから形成され得る。使い捨てラベル130は、電気導電トレース132(例えば、回路など)を含み得る。例えば、電気導電トレース132は、使い捨てラベル130の表面上にあってもよく、および/または使い捨てラベル130内に位置していてもよい(例えば、一体化されている、中に収納されている、露出されていないなど)。一例として、電気導電トレース132は、印刷(例えば、インクジェット印刷、スクリーン印刷など)処理、金属付着処理および/またはエッチング処理、フレキソ印刷処理、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つによって使い捨てラベル130に適用される導電性材料を含み得る。
【0064】
使い捨てラベル130の部分134は、変更されるように構成され得る(例えば、曲げられる、引きちぎられる、切断されるなど)。使い捨てラベル130の部分134の変更は、電気導電トレース132の対応する部分が変更されることを引き起こし得る。例えば、電気導電トレース132の第1の部分は、注射デバイス102の動作に応じて変更されるように構成され得る。一例として、使い捨てラベル130の部分134は、事前に切られ得、穿孔され得、および/または同様のものであり得、および使い捨てラベル130について引きちぎる部分134、および/または切断する部分134は、電気導電トレース132の対応する部分が引きちぎられ、および/または切断されることを引き起こし得、それによって電気導電トレース132により形成される回路の状態を変化させる(例えば、回路を開く、回路を閉じる、回路の抵抗を変更する、回路を通って流れる電圧または電流を変更するなど)。そのような例では、電気導電トレース132の少なくとも一部を含む使い捨てラベル130の第1の部分は、注射デバイス102の取り外し可能な要素および/または作動可能な要素(例えば、キャップ、ボタンなど)に貼付され得、および部分134を介して第1の部分に貼付された使い捨てラベル130の残部は、注射デバイス102の他のところに貼付され得、および注射デバイス102の取り外し可能な要素および/または作動可能な要素(例えば、キャップ、ボタンなど)の除去および/または作動は、使い捨てラベル130の部分134について引きちぎること、および/または切断することを引き起こし得、それによって、電気導電トレース132の対応する部分が引きちぎられ、および/または切断されることを引き起こし、電気導電トレース132によって形成された回路の状態を変更する。
【0065】
図3Aおよび3Bは、注射デバイス102のためのセンサーアセンブリ104の非限定的な実施形態または態様の実装300の透視図である。図3Aに示されるように、電気導電トレース132の少なくとも一部を含む使い捨てラベル130の第1の部分は、注射デバイス102のキャップに貼付され得、および使い捨てラベル130の残部は、注射デバイス102の本体に貼付され得る。図3Bに示されるように、注射デバイス102のキャップの除去は、使い捨てラベル130の部分134について引きちぎること、および/または切断することを引き起こし得、それによって、電気導電トレース132の対応する部分が引きちぎられ、および/または切断されることを引き起こし、電気導電トレース132によって形成される回路の状態を変更する。
【0066】
図4A~4Cは、注射デバイス102のためのセンサーアセンブリ104の非限定的な実施形態または態様の実装400の透視図である。図4Aに示されるように、電気導電トレース132の少なくとも一部を含む使い捨てラベル130の第1の部分は、注射デバイス102のボタンに貼付され得、および使い捨てラベル130の残部は、注射デバイス102の本体に貼付され得る。図4Bに示されるように、注射デバイス102のボタンの作動は、使い捨てラベル130の部分134について引きちぎること、および/または切断することを引き起こし得、それによって、電気導電トレース132の対応する部分が引きちぎられ、および/または切断されることを引き起こして、電気導電トレース132によって形成される回路の状態を変更する。図4Cは、電気導電トレース132の少なくとも一部を含む使い捨てラベル130の第1の部分が注射デバイス102のカバーに貼付され得、および使い捨てラベル130の残部が注射デバイス102の本体に貼付され得る、センサーアセンブリ104の代替位置を示す。注射デバイス102のカバーの除去は、使い捨てラベル130の部分134について引きちぎること、および/または切断することを引き起こし得、それによって、電気導電トレース132の対応する部分が引きちぎられ、および/または切断されることを引き起こして、電気導電トレース132によって形成される回路の状態を変更する。
【0067】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、使い捨てラベル130は、接着剤層136を含む。例えば、接着剤層136は、使い捨てラベル130を注射デバイス102および/またはセンサーアセンブリ104のためのパッキングおよび/または容器に接着させ得る。一例として、図2に示されるように、電気導電トレース132は、使い捨てラベル130の第1の面(例えば、再利用可能なハウジング150が貼付されている使い捨てラベル130の同じ面など)上にあり得、および接着剤層136は、使い捨てラベル130の第1の面の反対側である使い捨てラベル130の第2の面上にあり得る。
【0068】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、使い捨てラベル130は、センサー137を含む。例えば、センサー137は、光学センサー(例えば、印刷された光検出器など)、温度センサー、力センサー(例えば、力抵抗センサー、薄膜スイッチなど)、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つを含み得る。一例として、センサー137は、電気導電トレース132に電気的に結合され得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、センサー137は、注射デバイス102の取り外し可能な要素および/または作動可能な要素(例えば、キャップ、ボタンなど)の除去および/または作動を検出するために、部分134の代わりに、または部分134に加えて使用され得る。例えば、光検出器は、注射デバイス102のキャップが取り外されたときに周囲光を感知するために使用され得、温度センサーまたは力センサーは、ユーザーが注射デバイス102のボタン、および/または同様のものを作動させるときに(例えば、ラベル130上に印刷された力抵抗センサー、ラベル130上の薄膜スイッチなどを使用して)表面に適用される温度変化または力を感知するために使用され得る。
【0069】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、使い捨てラベル130は、電池138および/またはメモリ139を含む。例えば、電池138および/またはメモリ139は、電気導電トレース132に接続され得る。電池138は、再利用可能なハウジング150が使い捨てラベル130に貼付されるとき、再利用可能なハウジング150の構成要素に電力を供給し得る(例えば、電気導電トレース132の変更に応じてなど)。電池138は、可撓性電池、薄膜電池、印刷された電池、またはそれらの任意の組み合わせを含み得る。メモリ139は、使い捨てラベル130および/または注射デバイス102に関連付けられた一意的な識別子を記憶し得る。例えば、一意的な識別子は、再利用可能なハウジング150が使い捨てラベル130に貼付されるとき(例えば、電気導電トレース132の変更に応じてなど)、再利用可能なハウジング150の構成要素(例えば、プロセッサなど)によってアクセスされ得、および/または再利用可能なハウジング150の構成要素に提供され得る。
【0070】
再利用可能なハウジング150は、プロセッサ152および/またはワイヤレス通信デバイス154を含み(例えば、担持し(carry)、収容し(house)、包含し(encompass)など)得る。プロセッサ152は、電気導電トレース132に取り外し可能に電気的に結合され得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセッサ152は、電気導電トレース132の一部の変更に応じて(例えば、回路を開く、回路を閉じる、回路の抵抗を変更する、回路を通って流れる電圧または電流を変更することなどに応じて)起動されるように構成され得る。例えば、電気導電トレース132の変更は、プロセッサ152をディープスリープモードからウェイクアップさせ得る。一例として、電気導電トレース132によって形成された回路は、初期状態で損傷を受けてない状態であり得、および閉じたスイッチとして動作し得、およびユーザーが注射デバイス102を作動させ、または動作させ、および使い捨てラベル130を引き裂くとき、電気導電トレース132が切断され得、開いたスイッチとして動作し得る。しかしながら、非限定的な実施形態または態様はそれに限定されず、および電気導電トレース132によって形成される回路は、初期状態として、閉じた回路、初期抵抗、初期電圧、初期電流、またはそれらの任意の組み合わせを有し得、および変更後、電気導電トレース132によって形成される回路は、異なる状態として、開いた回路、第2の抵抗、第2の電圧、第2の電流、またはそれらの任意の組み合わせを有し得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセッサ152およびワイヤレス通信デバイス154は、単一のシステムオンチップ構成要素に実装される。
【0071】
ワイヤレス通信デバイス154は、コンピューティングデバイス106とワイヤレスに通信するように構成され得る。例えば、ワイヤレス通信デバイス154は、注射デバイス102の使用および/または動作に関連付けられた情報(例えば、電気導電トレース132、センサーデータ、一意的な識別子などの変更に関連付けられた情報)をコンピューティングデバイス106に通信するように構成され得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、ワイヤレス通信デバイス154は、短距離無線通信接続(例えば、NFCプロトコルを使用する通信接続、無線自動識別(RFID)を使用する通信接続、Bluetooth(登録商標)無線技術標準を使用する通信接続、Zigbee無線技術標準を使用する通信プロトコル、Ant無線技術標準を使用する通信プロトコル、および/または同種のもの)を介して、ワイヤレス通信デバイス154がコンピューティングデバイス106から直接情報を受信することを可能にする、および/または情報をコンピューティングデバイス106に直接通信することを可能にする、1または複数のコンピューティングデバイス、チップ、非接触型送信機、非接触型トランシーバ、NFC送信機、RFID送信機、接触ベースの送信機、Bluetoothトランシーバ(登録商標)および/または同種のものを含む。
【0072】
ここで、図5を参照するが、いくつかの非限定的な実施形態または態様では、再利用可能なハウジング150は、センサー155、ユーザーフィードバックデバイス156、RTC157、電源158、および/またはメモリ159を含む(例えば、担持する(carry)、収容する(house)、包含する(encompass)など)。
【0073】
センサー155は、振動センサー、加速度計、光学センサー、磁気センサー、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つを含み得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、センサー155は、注射デバイス102の注射動作に関連付けられた注射デバイス102の構成要素の動きを検出するように構成される。例えば、センサー155は、ピストン、プランジャーのストッパー、プランジャーのロッド、およびプランジャーの動きを開始する、または引き起こす可動式のトリガーのうちの少なくとも1つの動き(例えば、動き、変位など)を検出するように構成され得る。
【0074】
プロセッサ152は、電気導電トレース132の状態に基づいて、センサー137から受信された信号またはセンサーデータ、および/またはセンサー155から受信された信号またはセンサーデータ、注射デバイス102の使用および/または動作に関連付けられた情報を決定するようにプログラミングされ得る、および/または構成され得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、注射デバイス102の使用および/または動作に関連する情報は、注射デバイス102のキャップの除去の時間、注射デバイス102のカバーの除去の時間、注射デバイス102のボタンの作動の時間、注射動作の開始時間、注射動作の持続時間、注射動作の速度、注射動作の背圧プロファイル、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つを含む。プロセッサ152は、注射デバイス102の使用および/または動作に関連付けられた情報をメモリ159に記憶し得る。
【0075】
ユーザーフィードバックデバイス156は、注射動作に関連付けられた表示、ならびに/または注射デバイス102の使用および/もしくは動作に関連した情報をユーザーに提供するように構成され得る。例えば、ユーザーフィードバックデバイス156は、ディスプレイ、発光ダイオード(LED)、音声出力デバイス(例えば、ブザー、スピーカなど)、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0076】
RTC157は、現在の時間を記録するコンピューターの時計(例えば、集積回路の形態においてなど)を含み得る。例えば、プロセッサ152は、RTC157の現在時刻に基づいて(例えば、キャップ除去の時間、ボタン作動の時間など)、注射デバイス102の使用および/または動作に関連づけられたタイムスタンプ情報を受け取り得る。
【0077】
電源158は、プロセッサ152、ワイヤレス通信デバイス154、センサー155、ユーザーフィードバックデバイス156、RTC157、および/またはメモリ159に電力を供給するように構成され得る。例えば、電源158は、電池(例えば、充電式電池、使い捨て電池など)を含み得る。
【0078】
メモリ159は、注射デバイス102の使用および/または動作に関連した情報を記憶するように構成され得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、メモリ159は、再利用可能なハウジング150および/または注射デバイス102に関連付けられた一意的な識別子を記憶する。例えば、一意的な識別子は、電気導電トレース132の変更に応じて、プロセッサ152によってアクセスされ得、および/またはプロセッサ152に提供され得る。
【0079】
依然として図5を参照し、および図1を再び参照すると、コンピューティングデバイス106は、センサーアセンブリ104から情報および/またはデータを受信することができ、および/または情報および/もしくはデータをセンサーアセンブリ104に通信することができる1または複数のデバイスを含み得る。例えば、コンピューティングデバイス106は、コンピューティングデバイス、サーバ、サーバのグループ、モバイルデバイス、モバイルデバイスのグループ、および/または同種のものを含み得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、コンピューティングデバイス106は、短距離無線通信接続(例えば、NFCプロトコルを使用する通信接続、無線自動識別(RFID)を使用する通信接続、Bluetooth(登録商標)無線技術標準を使用する通信接続、Zigbee無線技術標準を使用する通信プロトコル、Ant無線技術標準を使用する通信プロトコル、および/または同種のもの)を介して、コンピューティングデバイス106がワイヤレス通信デバイス154から直接情報を受信する、および/または情報をワイヤレス通信デバイス154に直接通信することを可能にする、1または複数のコンピューティングデバイス、チップ、非接触型送信機、非接触型トランシーバ、NFC送信機、RFID送信機、接触ベースの送信機、および/または同種のものを含む。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、コンピューティングデバイス106は、例えば病院記録システム、治験関連情報を収集するために臨床試験中に使用されるシステム、および/または同種のものなどの電子データ管理システムに情報および/もしくはデータを含み得、および/またはアップロードし得る。
【0080】
ここで図6を参照するが、図6は、センサーアセンブリ104の非限定的な実施形態または態様の実装600の図である。図6に示されるように、使い捨てラベル130は、さらなる電気導電トレース133を含み得、およびプロセッサ152は、さらなる電気導電トレースに取り外し可能に電気的に結合され得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、さらなる電気導電トレースは、さらなる電気導電トレース133の少なくとも一部を含む使い捨てラベル130の第2の部分が、電気導電トレース132の少なくとも一部を含む使い捨てラベル130の第1の部分とは異なる、注射デバイス102の取り外し可能な要素および/または作動可能な要素(例えば、キャップ、ボタンなど)に貼付され得ることを除いて、電気導電トレース132と同じであり得、または類似し得る。一例として、さらなる電気導電トレース133の一部135は、電気導電トレース132の部分134が変更されることに対応した注射デバイス102の第1の動作とは異なる、注射デバイス102の第2の動作に応じて変更されるように構成され得る。一例として、注射デバイス102の第1の動作は、注射デバイス102のキャップまたはカバーの除去を含み得、および注射デバイス102の第2の動作は、注射デバイス102のボタンの作動または注射デバイス102のニードルシールドの配置を含み得る。
【0081】
依然として図6を参照すると、いくつかの非限定的な実施形態または態様では、電気導電トレースの第2の部分(例えば、電気導電トレース132、さらなる電気導電トレース133など)は、電気導電トレースの第1の部分が変更されることに対応した注射デバイスの第1の動作とは異なる、注射デバイス102の第2の動作に応じて変更されるように構成される。例えば、使い捨てラベル130は、変更されて(例えば、曲げられる、引きちぎられる、切断されるなど)さらなる電気導電トレース133の対応する部分が変更されることを引き起こすように構成される部分135a、135b、… 135nを含み得、それによってさらなる電気導電トレース133によって形成される回路の状態を変更する(例えば、回路を開く、回路を閉じる、回路の抵抗を変更する、回路を通って流れる電圧または電流を変更するなど)。一例として、使い捨てラベル130は、再利用可能なハウジング150にそれぞれ接続され、および、部分135a、135b、および135nを介して相互にそれぞれ接続された第1の抵抗器R1、第2の抵抗器R2、および第3の抵抗器R3をそれぞれ含む複数の部分を含み得る。そのような例では、さらなる電気導電トレース133の少なくとも一部を含む使い捨てラベル130の第1の部分(例えば、抵抗器Rnなどを含む)は、注射デバイス102の取り外し可能な要素および/または作動可能な要素(例えば、キャップ、ボタンなど)に貼付され得、および部分135nを介して第1の部分に貼付される使い捨てラベル130の別の部分(例えば、抵抗器R2などを含む)は、注射デバイス102の他の場所(例えば、注射デバイス102の別の取り外し可能な要素および/または作動可能な要素など)に貼付され得、および注射デバイス102の取り外し可能な要素および/または作動可能な要素(例えば、キャップ、ボタンなど)の除去および/または作動は、使い捨てラベル130の部分135nを引きちぎること、および/または切断することを引き起こし得、それによって、さらなる電気導電トレース133の対応する部分が引きちぎられ、および/または切断されて、さらなる電気導電トレース133によって形成される回路の状態を変更することを引き起こし、および注射デバイス102の別の取り外し可能な要素、および/または作動可能な要素の除去および/または作動が、使い捨てラベル130の部分135bを引きちぎること、および/または切断することを引き起こし得、それによって、さらなる電気導電トレース133の対応する部分が引きちぎられ、および/または切断されて、さらなる電気導電トレース133によって形成される回路の状態を変更する。例えば、注射デバイス102の第1の動作は、注射デバイス102のキャップまたはカバーの除去を含み得、および注射デバイス102の第2の動作は、注射デバイス102のボタンの作動または注射デバイス102のニードルシールドの配置を含み得る。
【0082】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、部分135b(例えば、抵抗器R1などを含む)を介して別の部分に貼付された使い捨てラベル130のさらなる部分は、注射デバイス102の他の場所(例えば、注射デバイス102のさらなる取り外し可能な要素および/または作動可能な要素など)に貼付され得、および注射デバイス102のさらなる取り外し可能な要素および/または作動可能な要素の除去および/または作動は、使い捨てラベル130の部分135aを引きちぎること、および/または切断することを引き起こし得、それによって、さらなる電気導電トレース133の対応する部分が引きちぎられ、および/または切断されて、さらなる電気導電トレース133によって形成された回路の状態を変更することを引き起こす。一例として、回路の状態に引き起こされる変更は、部分135a、135b、…135nのそれぞれを引きちぎること、および/または切断することに応じて異なり得る(例えば、変更は、回路を開く、回路を閉じる、回路の抵抗を変更する、回路を通って流れる電圧または電流を変更するなど)。
【0083】
ここで図7を参照するが、図7は、センサーアセンブリ104の非限定的な実施形態または態様の実装700の図である。図7に示されるように、使い捨てラベル130は、電気導電トレース132(および/またはさらなる電気導電トレース133)に電気的に結合された複数の第1の導電パッド702を含み得、および再利用可能なハウジング150は、プロセッサ152に電気的に結合され、および複数の第1の導電パッド702に取り外し可能に電気的に結合された複数のばね接点704を含み得る。再利用可能なハウジング150は、注射デバイス102の外面上に留めるように構成された剛性変形可能クリップ706を含み得る。例えば、剛性変形可能クリップ706はハーフパイプ形状を含み得、クリップ706が注射デバイス102上に押しつけられて、複数のばね接点704を持った複数の第1の導電パッド702に接触するときに、ハーフパイプ形状を形成する材料は、周囲を変形して注射デバイス102の外面を把持するように構成される。再利用可能なハウジング150は、剛性変形可能クリップ706に取り付けられ得る、および/または剛性変形可能クリップ706と一体化され得る。例えば、再利用可能なハウジング150は、クリップ、スナップフィット、接着剤、および/または他の機械的インターフェースを介して剛性変形可能クリップ706に取り付けられ得る。剛性変形可能クリップ706は、注射デバイス102のタイプ(例えば、サイズ、モデルなど)に従って構成され得る、および/または寸法を決定され得る。
【0084】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、使い捨てラベル130は、電気導電トレース132(および/またはさらなる電気導電トレース133)に電気的に結合された複数の第1の導電パッドを含み、再利用可能なハウジング150は、プロセッサ152に結合され、複数の第1の導電パッドと、複数の第2の導電パッドとのうちの少なくとも1つに塗布された導電接着剤を介して複数の第1の導電パッドに取り外し可能に電気的に結合された、複数の第2の導電パッドを含む。例えば、図7に示される剛性変形可能クリップ706、およびばね接点704の替わりに、またはそれらに加えて、使い捨てラベル130、再利用可能なハウジング150、複数の第1の導電パッド、および/または複数の第2の導電パッドは、複数の第1の導電パッドが複数の第2の導電パッドとの接触を保持するように構成された接着剤層(および/または再利用可能なハウジング150と接触した使い捨てラベル130)を含み得る。
【0085】
ここで図8を参照するが、図8は、センサーアセンブリ104の非限定的な実施形態または態様の実装800の図である。図8に示されるように、使い捨てラベル130は、使い捨てラベル130から伸張している少なくとも1つのコネクタ802を含み得、再利用可能なハウジング150は、少なくとも1つのコネクタ802が受け入れられる少なくとも1つの開口804を含み得、および少なくとも1つのコネクタ802は、電気導電トレース132(および/またはさらなる電気導電トレース133)に電気的に結合され、および少なくとも1つの開口804の複数の第2の電気コネクタ(例えば、ワイヤ、ピンなど)に取り外し可能に電気的に結合された複数の第1の電気コネクタ(例えば、ワイヤ、ピンなど)を含み得、複数の第2の電気コネクタは、プロセッサ152に電気的に結合される。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、少なくとも1つのコネクタ802は、少なくとも1つの開口804にプレスフィットする。
【0086】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、少なくとも1つのコネクタ802は複数のコネクタ802を含み、および少なくとも1つの開口804は、複数のコネクタ802に対応する複数の開口804を含む。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、複数のコネクタのうちコネクタのそれぞれは、単一の第1の電気コネクタ(例えば、単一のワイヤ、単一のピンなど)を含み、複数の開口のうち開口のそれぞれは、単一の第2の電気コネクタ(例えば、単一のワイヤ、単一のピンなど)を含む。
【0087】
ここで図9を参照するが、図9は、センサーアセンブリ104を含むシステムの非限定的な実施形態または態様の実装900の図である。図9に示されるように、非限定的な実施形態または態様によるシステムは、注射デバイス102、センサーアセンブリ104、および/または容器902を含み得る。センサーアセンブリ104の使い捨てラベル130は、容器902に取り付けられた電気導電トレースを含む使い捨てラベル130の一部を有する電気導電トレース(例えば、電気導電トレース132、さらなる電気導電トレース133など)を含み得る。例えば、電気導電トレースの一部(例えば、部分134、部分135a、135b、…135nなど)は、容器902からのセンサーアセンブリ104の除去に応じて変更されるように構成され得る。一例として、再利用可能なハウジング150は、複数の使い捨てラベル130および/または注射デバイス102と共に再利用され得る。例えば、容器902は、複数の使い捨てラベル130および/または注射デバイス102および再利用可能なハウジング150を含み得、および再利用可能なハウジング150は、新しい使い捨てラベル130/注射デバイス102が容器902から取り外されるたびに、異なる使い捨てラベル130/注射デバイス102に取り付けられ得る。したがって、コストは、注射デバイスのそれぞれについてモジュール全体を処分するよりも低くなり得、モジュールとコンピューティングデバイス106との間のペアリングプロセスが、もしあるのであれば1回実行され得るにすぎず、ユーザーは、調整またはアドヒアランス目的のために、再利用可能なハウジングのみ(鋭利物の操作を避ける)を医師(または臨床試験の場合は治験担当者)に返却するように求められ得、および電子部品の分解を要求する任意の適用可能なリサイクルプロセスが軽減され得る。
【0088】
実施形態または態様は、例示および説明の目的のために詳細に説明されてきたが、そのような詳細は、その目的のためだけであり、および実施形態または態様は、開示された実施形態または態様に限定されるものではなくて、むしろ、付加された特許請求の範囲の精神および範囲内の修正および同等の構成を包含することが意図されることを理解されたい。例えば、本開示は、可能な範囲で、任意の実施形態または態様の1または複数の特徴が、任意の他の実施形態または態様の1または複数の特徴と組み合わせられることができることについて予期することを理解されたい。実際、これらの特徴のうちいずれも、特許請求の範囲に具体的に列挙されていない方法および/または本明細書に具体的に開示されていない方法で組み合わされることができる。以下に列挙される従属請求項のそれぞれは、1つの請求項のみに直接的に従属し得るが、可能な実装の開示は、請求項のセットにおける他のすべての請求項と組み合わせた従属請求項のそれぞれを含む。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4A
【補正方法】変更
【補正の内容】
図4A
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4B
【補正方法】変更
【補正の内容】
図4B
【国際調査報告】