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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-08-31
(54)【発明の名称】多機能スニーカー
(51)【国際特許分類】
   A43B 5/00 20220101AFI20230824BHJP
   A43B 13/14 20060101ALI20230824BHJP
   A43C 15/00 20060101ALI20230824BHJP
   A43C 15/04 20060101ALI20230824BHJP
   A43B 13/38 20060101ALI20230824BHJP
【FI】
A43B5/00 310
A43B13/14 A
A43C15/00 Z
A43C15/04
A43B13/38 Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023503992
(86)(22)【出願日】2021-07-21
(85)【翻訳文提出日】2023-02-02
(86)【国際出願番号】 US2021042655
(87)【国際公開番号】W WO2022020530
(87)【国際公開日】2022-01-27
(31)【優先権主張番号】2007722
(32)【優先日】2020-07-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】503204222
【氏名又は名称】ザ ノース フェイス アパレル コーポレイション
【氏名又は名称原語表記】The North Face Apparel Corp.
【住所又は居所原語表記】3411 Silverside Road,Wilmington,Delaware 19810 U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110001656
【氏名又は名称】弁理士法人谷川国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ラヴァーティ,グレゴワール
(72)【発明者】
【氏名】モランジュ,キリル
【テーマコード(参考)】
4F050
【Fターム(参考)】
4F050BA02
4F050BA05
4F050BA07
4F050BA45
4F050BC03
4F050HA53
4F050JA20
(57)【要約】
スニーカーは、アウトソールを備え得る。アウトソールは、アウトソールの第1の端部に隣接して配置された踵ゾーンを含み得る。アウトソールは、アウトソールの、第1の端部とは反対側の第2の端部に隣接して配置された前足部ゾーンを含み得る。前足部ゾーンは、第1のクライミングゴムから形成され得る。アウトソールは、踵ゾーンと前足部ゾーンとの間に介在するアウトソールの中足部に配置された耐久性ゾーンを含み得る。スニーカーは、アウトソールに結合されたアッパーを備え得る。スニーカーは、アウトソールの踵ゾーンの少なくとも一部及びアッパーの踵部分の少なくとも一部にわたってアウトソールの第1の端部に配置されるように構成されたカップ形状を有する踵グリップを備え得る。スニーカーは、アッパーのつま革に隣接して配置されたつま先グリップを備え得る。

【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
多機能スニーカーであって、
アウトソールであって、
前記アウトソールの第1の端部に隣接して配置された踵ゾーンと、
前記アウトソールの、前記第1の端部とは反対側の第2の端部に隣接して配置された前足部ゾーンと、
前記踵ゾーンと前記前足部ゾーンとの間に介在する前記アウトソールの中足部に配置された耐久性ゾーンと、を含み、
前記前足部ゾーン及び前記耐久性ゾーンが、互いに異なる摩擦係数を示す、アウトソールと、
前記アウトソールに結合されたアッパーであって、前記アッパーが、つま革と、内側クォータ部分と、外側クォータ部分と、踵部分と、を含む、アッパーと、
前記アウトソールの前記踵ゾーンの少なくとも一部及び前記アッパーの前記踵部分の少なくとも一部にわたって前記アウトソールの前記第1の端部に配置されるように構成されたカップ形状を有する踵グリップであって、前記踵グリップが、前記耐久性ゾーンの摩擦係数よりも高い摩擦係数を示す、踵グリップと、
前記アッパーの前記つま革に隣接して配置されたつま先グリップと、を備える、多機能スニーカー。
【請求項2】
前記アウトソールの前記踵ゾーンが、前記アウトソールの内側から前記アウトソールの外側まで延在する、請求項1に記載の多機能スニーカー。
【請求項3】
前記アウトソールの前記前足部ゾーンが、前記アウトソールの内側から前記アウトソールの外側まで延在する、請求項1又は2に記載の多機能スニーカー。
【請求項4】
前記アウトソールの前記耐久性ゾーンが、前記アウトソールの内側から前記アウトソールの外側まで延在する、請求項1~3のいずれか一項に記載の多機能スニーカー。
【請求項5】
前記耐久性ゾーンの底面のトレッドパターンが、複数の交互のリッジ及びチャネルを含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の多機能スニーカー。
【請求項6】
前記アウトソールに隣接して配置されたミッドソールを更に備える、請求項1~5のいずれか一項に記載の多機能スニーカー。
【請求項7】
前記ミッドソールが、発泡材料を含む、請求項6に記載の多機能スニーカー。
【請求項8】
前記ミッドソールに隣接して配置された縁取りプレートを更に備える、請求項7に記載の多機能スニーカー。
【請求項9】
前記ミッドソールが、その中に形成された凹部を含み、前記ミッドソールの前記凹部内に少なくとも部分的に配置された縁取りプレートを更に備える、請求項6に記載の多機能スニーカー。
【請求項10】
前記踵グリップが、単一の成形品として形成されている、請求項1~9のいずれか一項に記載の多機能スニーカー。
【請求項11】
前記踵グリップが、前記カップ形状の垂直から水平への丸みを帯びた縁遷移部を含み、前記踵グリップの底面が、トレッド付き部分と滑らかな部分とを含む、請求項10に記載の多機能スニーカー。
【請求項12】
前記つま先グリップが、前記アッパーの前記つま革の内側部分のみを覆うように構成されている、請求項1~11のいずれか一項に記載の多機能スニーカー。
【請求項13】
前記つま先グリップが、その中に形成されたチャネルを含む、請求項1~12のいずれか一項に記載の多機能スニーカー。
【請求項14】
前記前足部ゾーンが、滑らかである底面を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の多機能スニーカー。
【請求項15】
前記耐久性ゾーンが、トレッドパターンを含む底面を含む、請求項1~14のいずれか一項に記載の多機能スニーカー。
【請求項16】
多機能スニーカーであって、
アウトソールであって、
前記アウトソールの第1の端部に隣接して配置された踵ゾーンと、
前記アウトソールの、前記第1の端部とは反対側の第2の端部に隣接して配置された前足部ゾーンであって、前記前足部ゾーンが、第1のクライミングゴムから形成されており、前記前足部ゾーンが、滑らかである底面を含む、前足部ゾーンと、
前記踵ゾーンと前記前足部ゾーンとの間に介在する前記アウトソールの中足部に配置された耐久性ゾーンであって、前記耐久性ゾーンが、耐久性ゴムから形成されており、前記耐久性ゾーンが、トレッドパターンを含む底面を含む、耐久性ゾーンと、を含む、アウトソールと、
前記アウトソールに隣接して配置されたミッドソールであって、前記ミッドソールが、凹部がその中に形成された発泡材料を含む、ミッドソールと、
前記ミッドソールの前記凹部内に少なくとも部分的に配置されており、かつ前記ミッドソールの中足部から前記ミッドソールの前足部まで延在する、縁取りプレートと、
前記アウトソールに結合されたアッパーであって、前記アッパーが、つま革と、内側クォータ部分と、外側クォータ部分と、踵部分と、を含む、アッパーと、
前記アウトソールの前記踵ゾーンの少なくとも一部及び前記アッパーの前記踵部分の少なくとも一部にわたって前記アウトソールの前記第1の端部に配置されるように構成されたカップ形状を有する踵グリップであって、前記踵グリップが、第2のクライミングゴムから形成されており、前記カップ形状の垂直から水平への丸みを帯びた縁遷移部を含み、前記踵グリップの底面が、トレッド付き部分と滑らかな部分とを含む、踵グリップと、
前記アッパーの前記つま革に隣接して配置されており、かつ前記アッパーの前記つま革の内側部分のみを覆うように構成されたつま先グリップであって、前記つま先グリップが、第3のクライミングゴムから形成されている、つま先グリップと、
前記アッパーの一部にわたって配置されており、かつ前記アウトソールの内側及び前記アウトソールの外側に結合された調節可能なストラップであって、前記調節可能なストラップが、前記アッパーのフィットを制御するように構成されている、調節可能なストラップと、を備える、多機能スニーカー。
【請求項17】
前記アウトソールの前記踵ゾーンが、前記アウトソールの前記内側から前記アウトソールの前記外側まで延在する、請求項16に記載の多機能スニーカー。
【請求項18】
前記アウトソールの前記前足部ゾーンが、前記アウトソールの前記内側から前記アウトソールの前記外側まで延在する、請求項16又は17に記載の多機能スニーカー。
【請求項19】
前記アウトソールの前記耐久性ゾーンが、前記アウトソールの前記内側から前記アウトソールの前記外側まで延在する、請求項16~18のいずれか一項に記載の多機能スニーカー。
【請求項20】
前記耐久性ゾーンの前記底面の前記トレッドパターンが、複数の交互のリッジ及びチャネルを含む、請求項16~19のいずれか一項に記載の多機能スニーカー。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
「Skateboard shoes」と題する、2012年10月23日付けの米国特許第8,291,619号は、概して、単一成形ソールを備える靴であって、単一成形ソールは、ソールの前方外側部分に位置決めされており、第1のゴム材料から作製された、外側セクションと、ソールの前方内側部分に位置決めされており、かつ外側セクションに隣接して位置決めされており、第3のゴム材料から作製された内側セクションと、ソールの後方部分に位置決めされており、第3のゴム材料から作製された踵セクションと、外側セクション又は内側セクションと踵セクションとの間に位置決めされており、第2のゴム材料から作製されたアーチセクションと、を有する、靴を記載している。
【0002】
「Skateboard shoe with sole of varying hardness」と題する、2005年8月23日付けの米国特許第6,931,768号は、概して、4つのソールパッドを有するソールを有するスケートボード靴を記載しており、各ソールパッドは異なるデュロメータ値を有し、外側パッド及びつま先パッドが、低いデュロメータ値(ショアA)材料で構成されており、内側パッドが、中程度のデュロメータ値(ショアA)材料で構成されており、踵パッドが、硬いデュロメータ値(ショアA)材料で構成されている。
【0003】
「Athletic shoe sole for personal transportation device」と題する、2012年8月9日付けの、米国特許公開第2012/0198728号は、概して、異なる硬さを有する複数のゾーンを含む靴のソールを記載しており、これらのゾーンは、柔軟性、安定性、及びパフォーマンスを最適化しながら、靴の耐摩耗性を高めるように、極度のアスリートに合わせて特別に設計されている。ゾーンは、特定の足の解剖学的構造、並びに予想される応力及び摩耗のレベルに対応するソールの場所に戦略的に位置付けることができる。
【0004】
「Climbing shoe with multiple hardness rubber sole」と題する、2003年6月26日付けの米国特許公開第2003/0115776号は、概して、アッパー部分と、アッパー部分に取り付けられた外側ソールと、を含む、クライミング靴を記載している。つま先部分の外側ソールは、縁領域と、中央領域と、内部領域とを有する。縁領域は、中央領域よりも高い硬さを有するゴム重合体から作製されており、中央領域は、内部領域よりも高い硬さを有するゴム重合体から作製されている。縁領域及び中央領域は、クライミング靴の外側ソールのつま先部分に沿って、ほぼU字型になる。
【0005】
「Athletic shoe sole for personal transportation device」と題する、2015年12月31日付けの米国特許公開第2015/0374066号は、概して、異なる硬さを有する複数のゾーンを含む靴のソールを記載しており、これらのゾーンは、柔軟性、安定性、及びパフォーマンスを最適化しながら、靴の耐摩耗性を高めるように、極度のアスリートに合わせて特別に設計されている。ゾーンは、特定の足の解剖学的構造、並びに予想される応力及び摩耗のレベルに対応するソールの場所に戦略的に位置付けることができる。
【0006】
「Footwear sole structure」と題する、2010年3月4日付けの米国特許公開第2010/0050475号は、概して、靴の着用者の足の上面を少なくとも部分的に覆うように適合及び構築されたアッパーを含む運動用途の靴構造を記載している。ソール要素がアッパーに固定されており、比較的柔軟でクッション性のある材料から製造されている。複数のマルチアイランドプラットフォームが、ソール要素に固定されている。マルチアイランドプラットフォームは、様々な程度の剛性を有する。履物のパフォーマンスを向上させるために、より剛性の高いマルチアイランドプラットフォームが、剛性が必要な足の領域に位置付けられており、履物のパフォーマンスを向上させるために、より柔軟なマルチアイランドプラットフォームが、柔軟性が必要な足の領域に位置付けられている。
【0007】
「Uppers and sole structures for articles of footwear」と題する、2017年12月5日付けの米国特許第9,833,039号は、概して、履物の柔軟性、機敏さ、自然な動きの感触、及び/又は粘着性を向上させるための特徴部を含む、履物製品のソール構造及びアッパーを記載している。そのような履物製品は、スケートボード及び他の活動で使用するように強化された特性及び感触を提供することができる。
【0008】
改良が必要とされている。
【発明の概要】
【0009】
本明細書には、多機能スニーカー及び/又は多機能スニーカーを作製する方法が記載されている。例示的な多機能スニーカー(例えば、スケート靴)は、アウトソールを備え得る。アウトソールは、アウトソールの第1の端部に隣接して配置された踵ゾーンを含み得る。アウトソールは、アウトソールの、第1の端部とは反対側の第2の端部に隣接して配置された前足部ゾーンを含み得る。前足部ゾーンは、第1のクライミングゴム(例えば、粘着性ゴム)から形成され得る。前足部ゾーンは、滑らかである底面を含み得る。アウトソールは、踵ゾーンと前足部ゾーンとの間に介在するアウトソールの中足部に配置された耐久性ゾーンを含み得る。耐久性ゾーンは、耐久性ゴムから形成され得る。耐久性ゾーンは、トレッドパターンを含む底面を含み得る。
【0010】
例示的な多機能スニーカーは、アウトソールに隣接して配置されたミッドソールを備え得る。ミッドソールは、凹部がその中に形成された発泡材料を含み得る。
【0011】
例示的な多機能スニーカーは、ミッドソールの凹部内に少なくとも部分的に配置されており、かつミッドソールの中足部からミッドソールの前足部まで延在する縁取りプレートを備え得る。
【0012】
例示的な多機能スニーカーは、アウトソールに結合されたアッパーを備え得る。アッパーは、つま革部分と、内側クォータ部分と、外側クォータ部分と、踵部分と、を含み得る。
【0013】
例示的な多機能スニーカーは、アウトソールの踵ゾーンの少なくとも一部及びアッパーの踵部分の少なくとも一部にわたってアウトソールの第1の端部に配置されるように構成されたカップ形状を有する踵グリップを備え得る。踵グリップは、第2のクライミングゴムなどのクライミングゴムから形成することができ、カップ形状の垂直から水平への丸みを帯びた縁遷移部を含み得る。踵グリップの底面は、トレッド付き部分と滑らかな部分とを含み得る。
【0014】
例示的な多機能スニーカーは、アッパーのつま革に隣接して配置されており、かつアッパーのつま革の内側部分のみを覆うように構成されたつま先グリップを備え得る。つま先グリップは、第2のクライミングゴムなどのクライミングゴムから形成され得る。
【0015】
例示的な多機能スニーカーは、アッパーの一部にわたって配置されており、かつアウトソールの内側及びアウトソールの外側に結合された調節可能なストラップを備え得る。調節可能なストラップは、アッパーのフィットを制御するように構成され得る。
【0016】
本明細書には、多機能スニーカー及び/又は多機能スニーカーを作製する方法が記載されている。例示的な多機能スニーカーは、アウトソールを備え得る。アウトソールは、アウトソールの第1の端部に隣接して配置された踵ゾーンを含み得る。アウトソールは、アウトソールの、第1の端部とは反対側の第2の端部に隣接して配置された前足部ゾーンを含み得る。前足部ゾーンは、第1のクライミングゴム又は粘着性ゴムから形成され得る。アウトソールは、踵ゾーンと前足部ゾーンとの間に介在するアウトソールの中足部に配置された耐久性ゾーンを含み得る。耐久性ゾーンは、耐久性ゴムから形成され得る。
【0017】
例示的な多機能スニーカーは、アウトソールに結合されたアッパーを備え得る。アッパーは、つま革部分と、内側クォータ部分と、外側クォータ部分と、踵部分と、を含み得る。
【0018】
例示的な多機能スニーカーは、アウトソールの踵ゾーンの少なくとも一部及びアッパーの踵部分の少なくとも一部にわたってアウトソールの第1の端部に配置されるように構成されたカップ形状を有する踵グリップを備え得る。踵グリップは、クライミングゴムから形成され得る。
【0019】
例示的な多機能スニーカーは、アッパーのつま革に隣接して配置されたつま先グリップを備え得る。つま先グリップは、第2のクライミングゴムなどのクライミングゴムから形成され得る。
【0020】
本明細書には、多機能スニーカー及び/又は多機能スニーカーを作製する方法が記載されている。例示的な多機能スニーカーは、アウトソールを備え得る。アウトソールは、アウトソールの第1の端部に隣接して配置された踵ゾーンを含み得る。アウトソールは、アウトソールの、第1の端部とは反対側の第2の端部に隣接して配置された前足部ゾーンを含み得る。アウトソールは、踵ゾーンと前足部ゾーンとの間に介在するアウトソールの中足部に配置された耐久性ゾーンを含み得る。前足部ゾーン及び耐久性ゾーンは、互いに異なる摩擦係数を示し得る。
【0021】
例示的な多機能スニーカーは、アウトソールに結合されたアッパーを備え得る。アッパーは、つま革部分と、内側クォータ部分と、外側クォータ部分と、踵部分と、を含み得る。
【0022】
例示的な多機能スニーカーは、アウトソールの踵ゾーンの少なくとも一部及びアッパーの踵部分の少なくとも一部にわたってアウトソールの第1の端部に配置されるように構成されたカップ形状を有する踵グリップを備え得る。踵グリップは、耐久性ゾーンの摩擦係数よりも高い摩擦係数を示し得る。
【0023】
例示的な多機能スニーカーは、アッパーのつま革に隣接して配置されたつま先グリップを備え得る。つま先グリップは、クライミングゴムから形成され得る。
【図面の簡単な説明】
【0024】
以下の図面は、概して、本開示に論じられる様々な例を、限定としてではなく、例として示す。図面において、
【0025】
図1】本開示による例示的な履物の斜視図を示す。
図2図1の履物の分解図を示す。
図3図1の履物の正面図である。
図4図1の履物の背面図である。
図5図1の履物の上面図である。
図6図1の履物の底面図である。
図7図1の履物の側面図である。
図8図1の履物の内側側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
本明細書には、多機能スニーカー、及び/又は多機能スニーカーを作製する方法が記載されている。
【0027】
本明細書で使用される場合、耐久性ゴムが、濡れた状態及び乾いた状態の良好なグリップのために、柔らかいハイキング用ゴムであるか、又はそれを含み得る。耐久性ゴムは、ブロモブチルゴム、天然ゴム、及び/若しくはポリブタジエンゴムの混合物であるか、又はそれを含み得る。一例として、耐久性ゴムは、硬さ60A(+/-5)、Din摩耗180mm3損失最大、トラウザ引裂16N/mm、引張11MPa最小、400%最小破断伸び、又は最大弾性28%のうちの1つ以上を示すゴム組成物であるか、又はそれを含み得る。
【0028】
本明細書で使用される場合、第1のクライミングゴム(例えば、粘着性ゴム)は、最良の摩擦のために、高い引裂抵抗、低い弾力性、及び低い(30%)弾性率を示すゴム複合体であるか、又はそれを含み得る。クライミングゴムは、高シスポリブタジエンを含む高レベルのブロモブチルゴム、及び天然ゴムであるか、又はそれらを含み得る。一例として、クライミングゴムは、硬さ70A(+/-5)Din摩耗220mm3損失最大トラウザ引裂18N/mm最小、引張11MPa最小、400%最小破断伸び、又は最大弾性18%のうちの1つ以上を示すゴム組成物であるか、又はそれを含み得る。
【0029】
本明細書で使用される場合、第2のクライミングゴムは、1つの天然ゴム、高シスポリブタジエンゴム、及び/又はEPDMゴムの混合物であるか、又はそれを含み得る。第2のクライミングゴムは、高弾性、高引裂、並びに耐候性及び耐オゾン性であるか、又はそれらを含み得る。一例として、第2のクライミングゴムは、硬さ62A(+/-5)Din摩耗120mm3損失最大、トラウザ引裂14N/mm、最小、引張11MPa最小、又は450%最小破断伸びのうちの1つ以上を示すゴム組成物であるか、又はそれを含み得る。
【0030】
図1~7に示されるように、例示的な多機能スニーカー100は、アウトソール110を備え得る。アウトソール110は、地面と係合するように構成され得る。アウトソール110は、クライミングホールドなどのクライミング面に係合するように構成され得る。アウトソール110は、スケート又はクライミングなどの特定の用途に合わせて構成された1つ以上のゾーン又は表面を含み得る。一例として、アウトソール110は、耐久性に関して、ストリート靴又はスケート靴などのスニーカーとしての使用をサポートするように構成され得る。更なる例として、アウトソール110は、クライミングをサポートするように構成された1つ以上のゾーン又は表面を含み得る。したがって、アウトソール110は、クライミング活動を容易にする特殊なゾーン又は表面を提供しながら、毎日のストリートウェア又はスケートウェア用に構成され得る。
【0031】
アウトソール110は、アウトソール110の第1の端部114に隣接して配置された踵ゾーン112を含み得る。踵ゾーン112は、耐久性ゴム及び第2のクライミングゴムのうちの1つ以上を含み得る。踵ゾーン112は、耐久性ゴムの領域と、第2のクライミングゴムの領域とから形成され得る。一例として、踵ゾーン112の底面116は、トレッド付き部分116aと滑らかな部分116bとを含み得る。トレッド付き部分116aは、耐久性ゴムを含むか、本質的にそれからなるか、又はそれから形成され得る。滑らかな部分116bは、第2のクライミングゴムを含むか、本質的にそれからなるか、又はそれから形成され得る。アウトソール110の踵ゾーン112は、アウトソール110の内側162からアウトソール110の外側164まで延在し得る。一例として、踵ゾーン112は、垂直から水平への丸みを帯びた縁遷移部を含み得る。
【0032】
アウトソール110は、第1の端部114とは反対側のアウトソール110の第2の端部120に隣接して配置された前足部ゾーン118を含み得る。前足部ゾーン118は、第1のクライミングゴムなどの粘着性ゴムを含み得る。前足部ゾーン118は、本質的に第1のクライミングゴムからなり得る。前足部ゾーン118は、第1のクライミングゴムから形成され得る。前足部ゾーン118は、滑らかである底面122を含み得る。アウトソール110の前足部ゾーン118は、アウトソール110の内側162からアウトソール110の外側164まで延在し得る。
【0033】
アウトソール110は、踵ゾーン112と前足部ゾーン118との間に介在するアウトソール110の中足部125に配置された耐久性ゾーン124を含み得る。耐久性ゾーン124は、耐久性ゴムを含み得る。耐久性ゾーン124は、本質的に耐久性ゴムからなり得る。耐久性ゾーン124は、耐久性ゴムから形成され得る。耐久性ゾーン124は、トレッドパターン128を含む底面126を含み得る。耐久性ゾーン124の底面126のトレッドパターン128は、複数の交互のリッジ128a及びチャネル128bを含み得る。アウトソール110の耐久性ゾーン124は、アウトソール110の内側162からアウトソール110の外側164まで延在し得る。
【0034】
例示的な多機能スニーカー100は、アウトソール110に隣接して配置されたミッドソール130を含み得る。ミッドソール130は、コンフォート部分132を含み得る。コンフォート部分132は、発泡材料を含み得る。コンフォート部分132の発泡材料は、エチレン酢酸ビニル(EVA)を含み得る。他の発泡体及び材料が使用されてもよい。コンフォート部分132は、その中に形成された凹部134を有し得る。
【0035】
例示的な多機能スニーカー100は、縁取りプレート136を含み得る。縁取りプレート136は、ミッドソール130に隣接して配置され得る。一例として、縁取りプレート136は、ミッドソール130の凹部134内に少なくとも部分的に配置され得る。縁取りプレート136は、概ね涙滴形状を有し得る。縁取りプレート136は、剛性プレートであり得る。縁取りプレート136は、剛性プレートに柔軟性を提供するために1つ以上のスリットを含み得る。しかしながら、様々な形状が使用され得る。縁取りプレート136は、ミッドソール130の中足部137からミッドソール130の前足部138まで延在するようにサイズ決めされ得る。
【0036】
例示的な多機能スニーカー100は、アウトソール110、ミッドソール130、又はその両方に隣接して配置されたアッパー140を含み得る。アッパー140は、アウトソール110に結合され得る。アッパー140は、つま革部分又はつま革142と、内側クォータ部分144と、外側クォータ部分146と、踵部分148と、を含み得る。アッパー140の部分142~148は、例示的であることが意図され、アッパー140の構成要素を限定することは意図されない。アッパー140は、様々な部分又は構成要素を含み得る。
【0037】
例示的な多機能スニーカー100は、踵グリップ150を含み得る。踵グリップ150は、アウトソール110の第1の端部114に配置される凹状カップで構成されたカップ形状を有し得る。踵グリップ150は、アウトソール110の踵ゾーン112の少なくとも一部、及びアッパー140の踵部分148の少なくとも一部にわたって配置され得る。踵グリップ150は、踵ゾーン112の少なくとも一部を形成し得る。踵グリップ150は、第2のクライミングゴムを含み得る。踵グリップ150は、本質的に第2のクライミングゴムからなり得る。踵グリップ150は、第2のクライミングゴムから形成され得る。踵グリップ150は、カップ形状の垂直から水平に遷移する丸みを帯びた縁152を含み得る。踵グリップ150の底面が、アウトソール110の踵ゾーン112の底面116を含み得る。踵グリップの底面は、トレッド付き部分と滑らかな部分とを含み得る。踵グリップ150は、単一の成形品として形成され得る。
【0038】
例示的な多機能スニーカー100は、アッパー140のつま革142に隣接して配置されたつま先グリップ154を備え得る。つま先グリップ154は、つま革142の一部のみにわたって配置され得る。つま先グリップ154は、アッパー140のつま革142の内側部分156のみを覆うように構成され得る。つま先グリップ154は、第2のクライミングゴムを含み得る。つま先グリップは、本質的に第2のクライミングゴムからなり得る。つま先グリップ154は、第2のクライミングゴムから形成され得るつま先グリップ154は、その中に形成されたチャネル158を含み得る。
【0039】
例示的な多機能スニーカー100は、調節可能なストラップ160を備え得る。調節可能なストラップ160は、アッパー140の一部にわたって配置され、アウトソール110の内側162及びアウトソール110の外側164に結合され得る。調節可能なストラップ160は、着用者の足の周りのアッパー140のフィットを制御するように構成され得る。
【実施例
【0040】
実施例1:多機能スニーカーであって、アウトソールであって、アウトソールの第1の端部に隣接して配置された踵ゾーンと、アウトソールの、第1の端部とは反対側の第2の端部に隣接して配置された前足部ゾーンであって、前足部ゾーンが、第1のクライミングゴムから形成されており、前足部ゾーンが、滑らかである底面を含む、前足部ゾーンと、踵ゾーンと前足部ゾーンとの間に介在するアウトソールの中足部に配置された耐久性ゾーンであって、耐久性ゾーンが、耐久性ゴムから形成されており、耐久性ゾーンが、トレッドパターンを含む底面を含む、耐久性ゾーンと、を含む、アウトソールと、アウトソールに隣接して配置されたミッドソールであって、ミッドソールが、凹部がその中に形成された発泡材料を含む、ミッドソールと、ミッドソールの凹部内に少なくとも部分的に配置されており、かつミッドソールの中足部からミッドソールの前足部まで延在する縁取りプレートと、アウトソールに結合されたアッパーであって、アッパーが、つま革部分と、内側クォータ部分と、外側クォータ部分と、踵部分と、を含む、アッパーと、アウトソールの踵ゾーンの少なくとも一部及びアッパーの踵部分の少なくとも一部にわたってアウトソールの第1の端部に配置されるように構成されたカップ形状を有する踵グリップであって、踵グリップが、第2のクライミングゴムから形成されており、カップ形状の垂直から水平への丸みを帯びた縁遷移部を含み、踵グリップの底面が、トレッド付き部分と滑らかな部分とを含む、踵グリップと、アッパーのつま革に隣接して配置されており、かつアッパーのつま革の内側部分のみを覆うように構成されたつま先グリップであって、つま先グリップが、第2のクライミングゴムから形成されている、つま先グリップと、アッパーの一部にわたって配置されており、かつアウトソールの内側及びアウトソールの外側に結合された調節可能なストラップであって、調節可能なストラップが、アッパーのフィットを制御するように構成されている、調節可能なストラップと、を備える、多機能スニーカー。
【0041】
実施例2:アウトソールの踵ゾーンが、アウトソールの内側からアウトソールの外側まで延在する、実施例1に記載の靴。
【0042】
実施例3:アウトソールの前足部ゾーンが、アウトソールの内側からアウトソールの外側まで延在する、実施例1~2のいずれかに記載の靴。
【0043】
実施例4:アウトソールの耐久性ゾーンが、アウトソールの内側からアウトソールの外側まで延在する、実施例1~3のいずれかに記載の靴。
【0044】
実施例5:耐久性ゾーンの底面のトレッドパターンが、複数の交互のリッジ及びチャネルを含む、実施例1~4のいずれかに記載の靴。
【0045】
実施例6:ミッドソールの発泡材料が、エチレン酢酸ビニル(EVA)を含む、実施例1~5のいずれかに記載の靴。
【0046】
実施例7:踵グリップが、単一の成形品として形成されている、実施例1~6のいずれかに記載の靴。
【0047】
実施例8:つま先グリップが、その中に形成されたチャネルを含む、実施例1~7のいずれかに記載の靴。
【0048】
実施例9:多機能スニーカーであって、アウトソールであって、アウトソールの第1の端部に隣接して配置された踵ゾーンと、アウトソールの、第1の端部とは反対側の第2の端部に隣接して配置された前足部ゾーンであって、前足部ゾーンが、第1のクライミングゴムから形成されている、前足部ゾーンと、踵ゾーンと前足部ゾーンとの間に介在するアウトソールの中足部に配置された耐久性ゾーンであって、耐久性ゾーンが、耐久性ゴムから形成されている、耐久性ゾーンと、を含む、アウトソールと、アウトソールに結合されたアッパーであって、アッパーが、つま革部分と、内側クォータ部分と、外側クォータ部分と、踵部分と、を含む、アッパーと、アウトソールの踵ゾーンの少なくとも一部及びアッパーの踵部分の少なくとも一部にわたってアウトソールの第1の端部に配置されるように構成されたカップ形状を有する踵グリップであって、踵グリップが、第2のクライミングゴムから形成されている、踵グリップと、アッパーのつま革に隣接して配置されたつま先グリップであって、つま先グリップが、第2のクライミングゴムから形成されている、つま先グリップと、を備える、多機能スニーカー。
【0049】
実施例10:アウトソールの踵ゾーンが、アウトソールの内側からアウトソールの外側まで延在する、実施例1~9のいずれかに記載の靴。
【0050】
実施例11:アウトソールの前足部ゾーンが、アウトソールの内側からアウトソールの外側まで延在する、実施例1~10のいずれかに記載の靴。
【0051】
実施例12:アウトソールの耐久性ゾーンが、アウトソールの内側からアウトソールの外側まで延在する、実施例1~11のいずれかに記載の靴。
【0052】
実施例13:耐久性ゾーンの底面のトレッドパターンが、複数の交互のリッジ及びチャネルを含む、実施例1~12のいずれかに記載の靴。
【0053】
実施例14:アウトソールに隣接して配置されたミッドソールを更に備える、実施例1~13のいずれかに記載の靴。
【0054】
実施例15:ミッドソールが、発泡材料を含む、実施例1~14のいずれかに記載の靴。
【0055】
実施例16:ミッドソールの発泡材料が、エチレン酢酸ビニル(EVA)を含む、実施例1~15のいずれかに記載の靴。
【0056】
実施例17:ミッドソールに隣接して配置された縁取りプレートを更に備える、実施例1~16のいずれかに記載の靴。
【0057】
実施例18:ミッドソールが、その中に形成された凹部を含み、ミッドソールの凹部内に少なくとも部分的に配置された縁取りプレートを更に備える、実施例1~17のいずれかに記載の靴。
【0058】
実施例19:アッパーとアウトソールとの間に配置された縁取りプレートを更に備える、実施例1~18のいずれかに記載の靴。
【0059】
実施例20:縁取りプレートが、ミッドソールの少なくとも中足部からミッドソールの前足部まで延在する、実施例1~19のいずれかに記載の靴。
【0060】
実施例21:踵グリップが、単一の成形品として形成されている、実施例1~20のいずれかに記載の靴。
【0061】
実施例22:踵グリップが、カップ形状の垂直から水平への丸みを帯びた縁遷移部を含み、踵グリップの底面が、トレッド付き部分と滑らかな部分とを含む、実施例1~21のいずれかに記載の靴。
【0062】
実施例23:つま先グリップが、その中に形成されたチャネルを含む、実施例1~22のいずれかに記載の靴。
【0063】
実施例24:つま先グリップが、アッパーのつま革の内側部分のみを覆うように構成されている、実施例1~23のいずれかに記載の靴。
【0064】
実施例25:前足部ゾーンが、滑らかである底面を含む、実施例1~24のいずれかに記載の靴。
【0065】
実施例26:耐久性ゾーンが、トレッドパターンを含む底面を含む、実施例1~25のいずれかに記載の靴。
【0066】
実施例27:アッパーの一部にわたって配置されており、かつアウトソールの内側及びアウトソールの外側に結合された調節可能なストラップであって、調節可能なストラップが、アッパーのフィットを制御するように構成されている、調節可能なストラップを更に備える、実施例1~26のいずれかに記載の靴。
【0067】
実施例28:多機能スニーカーであって、アウトソールであって、アウトソールの第1の端部に隣接して配置された踵ゾーンと、アウトソールの、第1の端部とは反対側の第2の端部に隣接して配置された前足部ゾーンと、踵ゾーンと前足部ゾーンとの間に介在するアウトソールの中足部に配置された耐久性ゾーンと、を含み、前足部ゾーン及び耐久性ゾーンが、互いに異なる摩擦係数を示す、アウトソールと、アウトソールに結合されたアッパーであって、アッパーが、つま革部分と、内側クォータ部分と、外側クォータ部分と、踵部分と、を含む、アッパーと、アウトソールの踵ゾーンの少なくとも一部及びアッパーの踵部分の少なくとも一部にわたってアウトソールの第1の端部に配置されるように構成されたカップ形状を有する踵グリップであって、踵グリップが、耐久性ゾーンの摩擦係数よりも高い摩擦係数を示す、踵グリップと、アッパーのつま革に隣接して配置されたつま先グリップであって、つま先グリップが、第2のクライミングゴムから形成されている、つま先グリップと、を備える、多機能スニーカー。
【0068】
実施例29:アウトソールの踵ゾーンが、アウトソールの内側からアウトソールの外側まで延在する、実施例1~28のいずれかに記載の靴。
【0069】
実施例30:アウトソールの前足部ゾーンが、アウトソールの内側からアウトソールの外側まで延在する、実施例1~29のいずれかに記載の靴。
【0070】
実施例31:アウトソールの耐久性ゾーンが、アウトソールの内側からアウトソールの外側まで延在する、実施例1~30のいずれかに記載の靴。
【0071】
実施例32:耐久性ゾーンの底面のトレッドパターンが、複数の交互のリッジ及びチャネルを含む、実施例1~31のいずれかに記載の靴。
【0072】
実施例33:アウトソールに隣接して配置されたミッドソールを更に備える、実施例1~32のいずれかに記載の靴。
【0073】
実施例34:ミッドソールが、発泡材料を含む、実施例1~33のいずれかに記載の靴。
【0074】
実施例35:ミッドソールの発泡材料が、エチレン酢酸ビニル(EVA)を含む、実施例1~34のいずれかに記載の靴。
【0075】
実施例36:ミッドソールに隣接して配置された縁取りプレートを更に備える、実施例1~35のいずれかに記載の靴。
【0076】
実施例37:ミッドソールが、その中に形成された凹部を含み、ミッドソールの凹部内に少なくとも部分的に配置された縁取りプレートを更に含む、実施例1~36のいずれかに記載の靴。
【0077】
実施例38:アッパーとアウトソールとの間に配置された縁取りプレートを更に備える、実施例1~37のいずれかに記載の靴。
【0078】
実施例39:縁取りプレートが、ミッドソールの少なくとも中足部からミッドソールの前足部まで延在する、実施例1~38のいずれかに記載の靴。
【0079】
実施例40:踵グリップが、第2のクライミングゴムを含む、実施例1~39のいずれかに記載の靴。
【0080】
実施例41:踵グリップが、単一の成形品として形成されている、実施例1~40のいずれかに記載の靴。
【0081】
実施例42:踵グリップが、カップ形状の垂直から水平への丸みを帯びた縁遷移部を含み、踵グリップの底面が、トレッド付き部分と滑らかな部分とを含む、実施例1~41のいずれかに記載の靴。
【0082】
実施例43:つま先グリップが、その中に形成されたチャネルを含む、実施例1~42のいずれかに記載の靴。
【0083】
実施例44:つま先グリップが、アッパーのつま革の内側部分のみを覆うように構成されている、実施例1~43のいずれかに記載の靴。
【0084】
実施例45:前足部ゾーンが、滑らかである底面を含む、実施例1~44のいずれかに記載の靴。
【0085】
実施例46:耐久性ゾーンが、トレッドパターンを含む底面を含む、実施例1~45のいずれかに記載の靴。
【0086】
実施例47:アッパーの一部にわたって配置されており、かつアウトソールの内側及びアウトソールの外側に結合された調節可能なストラップであって、調節可能なストラップが、アッパーのフィットを制御するように構成されている、調節可能なストラップを更に備える、実施例1~46のいずれかに記載の靴。
【0087】
実施例48:アウトソールの耐久性ゾーンが、耐久性ゴムを含む、実施例1~47のいずれかに記載の靴。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【国際調査報告】